淡々としたい
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:34:39.55 ID:fvy2faHG0
いちおつ
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:35:15.67 ID:RSCgP4a90
乙一
':::-、
/: : :彡ヽ
r`/: :彡: : ノ
.///@@@\
>>1 Good boooooy!!!!
// | : : : : : : : : :ヾ_
// /: : : : ; ζ: : : : : \
/ ' /: : : : : : :∧: : : : : : :ヽ
/ i: : : : : : : /__,ヽ: : : : : : i
i: : : : : :/__ ヽ_::_:_:_:フ
i: : : ::/-'Tテァ]-|rtテ]|:.i
ヽ:f !'"  ̄ , ̄""|:i
|ヽヽ_ 'ー=-. /:i
|: : : :>,、_____, イ: :i
|: :,イ:::::::ヽ、/ 「ヽ|: :i ;`\ __,,,,,ri
|/::::::';::::::::::::|::::::::i:::Y ∠/⌒/__)|
ri::::::::::::!::::::イ ̄ヽ:!::::i /\(◎)___)|
/"'''''⊃ソ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:38:56.73 ID:rep5a1E50
いちおつ
すまん、つまらないので1000とってしまった・・・加速急すぎ
>>1乙
R.O.D1〜7巻と10巻が105円で売られていたのでつい買ってしまった。
,.::二....---ー-、 、 `ー――' ヽ
/ | ヽ└-------ァ /
/ _,..一、 へ 〉、 / /
l/ヽ ヽ,.-- V丶l / /
i ,.-:; : "' i .」 / / |\
l ノ >、 ヽヽ | { j ヽ こ、これは
>>1乙やなくて
i i''__.:::..ヽ ) ', `ー――‐" ノ 大銀杏が乱れただけなんやから
ヽ \''""ノヽ / / ` ----------‐´ 変な勘違いせんといてや!
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:39:53.76 ID:/VRR+6CcO
>>6 積み本が増えるとかそーいう呪いよりマシじゃww
詩じゃなくて、俳句だけど、
黛まどかと茂木健一郎さんの、「俳句脳」ってのはよかったよ。
俳句なんて一ミリも興味なかったのに、興味持てた
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:40:29.11 ID:jzMW2sU60
乙一
ってことで乙一の『暗黒童話』読んだんだけど何あれ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:40:30.03 ID:JcifEvqC0
詩論なら 高橋源一郎「大人にはわからない日本文学史」をすすめる
現代詩をサンプルにしたほうがいい
うまってしまった・・・ポォはユリイカ読んでグッときたので詩論読んでみます。
なんだかんだで朔太郎さんのような切れ味ある詩を書けるようになりたいなぁ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:41:20.21 ID:zUWFgP4j0
刀、 , ヘ
/´ ̄`ヽ /: : : \_____/: : : : ヽ、
,. -‐┴─‐- <^ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
/: : : : : : : : : : : : : :`.ヽl____: : : : : : : : : : : : : : : : : : /
,. -──「`: : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : :\ `ヽ ̄ ̄ ̄ フ: : : : :/
/: :.,.-ァ: : : |: : : : : : : : : :\: : : : :: : : :ヽ \ /: : : :/
 ̄ ̄/: : : : ヽ: : : . . . . . . . . . . .、 \=--: : : :.i / /: : : : :/
/: : ∧: \: : : : : : : : : : ヽ: :\: : : 〃}/ /: : : : :/ 、
. /: : / . : : :! ヽ: : l\_\/: : : : :\: ヽ彡: : | /: : : : :/ |\
/: : ィ: : : : :.i: : | \!___/ ヽ:: : : : : : :\|:.:.:.:/:! ,': : : : / |: : \
/ / !: : : : :.ト‐|- ヽ \: : : : : l::::__:' :/ i: : : : :{ |: : : :.ヽ
l/ |: : :!: : .l: :| \: : : l´r. Y {: : : : :丶_______.ノ: : : : : :}
l: : :l: : :ト、| 、___,ィ ヽ: :| ゝ ノ '.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
|: : :ト、: |: :ヽ ___,彡 ´ ̄´ ヽl-‐' \: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ
!: :从ヽ!ヽ.ハ=≠' , ///// ///u /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
V ヽ| }/// r‐'⌒ヽ イ〉、
ヽ、______ー‐‐' ィ´ /:/:7rt‐---、 こ、これは
>>1乙じゃなくて
ィ幵ノ ./:/:./:.! !: : : : :!`ヽ ポニーテールなんだから
r‐'T¨「 |: | !:.∨:/:./: :| |: : : : .l: : : :\ 変な勘違いしないでよね!
/: : .|: :| !:.!ィ¨¨ヾ、:.:/ !: : : : l: : : : : :.\
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:41:38.52 ID:6Y21uGYR0
>>13 黛まどかの句会東京ヘップバーンは女性限定なんdぜ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:41:59.86 ID:fvy2faHG0
そういえば、とても今更だけど半年くらい前に
プロペラ天国教えてくれた人ありがとうとても気に入りました
>>1乙です
前スレ
>>986 ちょっと前に話題に出して、名前思い出せなかった本が出てきた。
大岡信『現代詩人論』(講談社文芸文庫)
勉強になるかシランけど、単純に面白い本だったよ。
あとは最近再読した、
三好達治『月の十日』
もなかなか。こっちはただのエッセーだから、詩の勉強にはならないだろうけど。
詩論としてはポオが有名なんだけど、
あまりにも胡散臭すぎてw おまえぜったいこんなふうに書いてないだろw って感じの、
でも読み物としては面白いのがあるね。
まあでも誰か書いてたけど、詩の勉強したいなら、
詩そのものをまずはたくさん読むのが一番オススメだよ。
日本なら古典的な和歌や俳句から、現代詩まで。
草野心平、三好達治なんかが俺はオススメだな。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:42:18.15 ID:EFUMtfov0
あ、あれ?ヘミングウェイの課題って今日はなしかね?
明日になってくれても嬉しい
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:42:19.28 ID:rep5a1E50
>>16 その時期の詩が好きなら、三好達治『詩を読む人のために』
>>15 日本文学史ですか。難しそうですけど読んでみます。ありがとです
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:42:54.42 ID:JcifEvqC0
三好達治、散文はへたくそなんだよなあ
詩はあんなにすばらしいのに
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:43:18.87 ID:0YrWs5lk0
クリスマスイブがネロの命日ということでフランダースの犬借りてきた
/ ̄\
| |
\_/
|
/  ̄  ̄ \
/ ::\:::/:: \ 乙一
/ .<●>::::::<●> \ マイナーラノベ指定しちゃってサーセン
| (__人__) |. ここからは今週の課題図書について語るのかな?
\ ` ⌒´ /
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
>>18 なにそのハーレム・・。
抜群の句、作って披露して一網打尽にしちゃおうかな、だおww
なんてなめてると駄目らしい。それぐらい考えて俳句と言うのは
作られているらしいことを知ったよ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:44:10.42 ID:airYvzwOO
詩人なら大手拓次とか好きなんだがイマイチ知られてないんだよなあ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:44:11.65 ID:xaiGPEpC0
一乙!
長門さんに代わりまして今回の敗残兵たち
岡本綺堂『影を踏まれた女』/中村九郎『樹海人魚』/中原昌也『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』/後藤明生『挟み撃ち』
レイモン・ラディゲ『ドルジェル伯の舞踏会』/スティーヴン・ミルハウザー『三つの小さな王国』/
青木淳悟『四十日と四十夜のメルヘン』/トーベ・ヤンソン『誠実な詐欺師』/清野静『時載りリンネ!(1)』
杉井光『すべての愛がゆるされる島』/アルトゥル・ショーペンハウア『読書について』/新井円侍『シュガーダーク』
藤原正彦『若き数学者のアメリカ』/矢作俊彦『ららら科学の子』/折口信夫『死者の書』/ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』
イタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』/坂手洋二『屋根裏/みみず』/遠藤寛子『算法少女』/
ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『天才哲学者の思い出』/大樹連司『ほうかごのロケッティア』/
オノヨーコ『グレープフルーツ・ジュース』/前田司郎『愛でもない青春でもない旅立たない』/倉橋由美子『蛇/愛の陰画 』
デイ・トリッパー 『時に消えたキミと歪曲の十日間』
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:44:30.12 ID:rep5a1E50
かがみんドコー
そういえば静岡だかの自信で唯一亡くなった人の死因が本による圧死でしたけど皆さん大丈夫ですか
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:45:13.04 ID:rep5a1E50
>>29 若き数学者のアメリカ、面白かった覚えがあるなあ
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:45:55.16 ID:/VRR+6CcO
茂木健一郎という名前を見ると直後に殊能センセーを思い出してしまうようになってしまった・・・
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:46:43.00 ID:6Y21uGYR0
>>29 何度でも蘇えるさ
l゙:r i:i′ .| ど ん な か な し い こ と が あ っ て も
:i^¨''iノー-i (_.vv,、
i.、/:::::::::::::::::゙彳_ >
_,ノ i::::::::::::::::::::.('`,.ヽ や せ が ま ん で も い い
( 、:|:::::.i;i;i:::::::::::i:.'^゙'<
'' ::.!:::::.ii;i.|::::::::::.i‐ ,フ''
.< :::i::::::.ii;i;|:::::::::.,「=( ひ の あ た る ば し ょ で
`ー::|,.:::::i;i;::::::::::/.\^':、
./゙,r|:::::::::::::::::,i゙.'!'=;^′
.) ,/ソ,:::::::::::,l'_ .).:r つ よ く い き て い こ う と お も ふ
゙'レ'´i''!゙ー/'(゙゙ | .|
| ._,i'!(冫.;i .|
.. |. | そ う た ん ぽ ぽ の よ う に
.! .i ._,,,‐''^^'''''>
、....,,,,..,,_ ! .;! .,/'゙`,_ .,ノ
\ .⌒\ │ .|!.,,iミ/ ._,,,./′
i '^'''‐、..゙'hノ| .|厂 . ̄′
.ヽ_ ゙メリ| .|
 ̄ ̄ |. | ._,,,‐''^^'''''>
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:46:47.78 ID:jzMW2sU60
茂木健一郎の胡散臭さときたら・・・
ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『天才哲学者の思い出』
って普通の人が読める文章で書いてあるの?
こんばんわおじゃま致しまー2週間分のさらし。
ディケンズ『クリスマス・キャロル』
キャロル・オコンネル『クリスマスに少女は還る』
ターハル・ベン=ジェルーン『聖なる夜』
関根栄一・ぶん/横溝英一・え『かもつれっしゃのワムくん』
トーベ=ヤンソン『ムーミン谷の冬』
ジョイス『ダブリン市民』
ガブリエル・バンサン『天国はおおさわぎ 天使セラフィーノの冒険』
アガサ・クリスティー『クリスマス・プティングの冒険』
綾辻行人『Another』
折原みと『制服のころ、君に恋した。』
ピエール・ルイス『ビリティス』
シャトーブリアン『アタラ・ルネ』
ビアズレー『美神の館』
アルフォンス・アレー『悪戯の愉しみ』
ギヨーム・アポリネール『壹萬壹千鞭譚』
ジョイス・マンスール『充ち足りた死者たち』『有害な物語』
ゲーテ『ファウスト 第一部』『ファウスト 第二部』『ゲーテ詩集』
新渡戸稲造『ファウスト物語』
ttp://viploader.net/ippan/src/vlippan047691.jpg ヴィットコップ『ドイツ戦歿学生の手紙』
ブルーノ・ベテルハイム『フロイトと人間の魂』
マンフレート・オステン『ファウストとホムンクルス ゲーテと近代の悪魔的速度』
ピエール・クロソウスキー『ローマの貴婦人 ある種の行動の祭祀的にして神話的な起源』
とにかく濃い本ばかりでした。前回「クリスマス」教えてくれた方に感謝。
古い書物って良いですね。
殊能先生「小説の一体どこに人間がいるというのだ!」
>>34 積んであるから挙げてみたけど残念でした。
海辺のカフカ上下巻を土日に読んだら学校の朝読書で読む本がなくなった
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:48:02.89 ID:JcifEvqC0
俳句の本なら「角川春樹句会手帖」は面白かったぞ
角川春樹のはちゃめちゃぶりを楽しめる一方で結構本格的な句論も学べる
そして何より俳句以外のジャンルの作家たちの俳句が面白い
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:48:11.21 ID:rep5a1E50
>>39 著者はウィトゲンシュタインじゃなく、友人のノーマン・マルコム
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:48:22.47 ID:6Y21uGYR0
>>40 ワムくんはクリスマスと全く関係ないのにwwwありがとうww
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:48:34.53 ID:CFrAsIIk0
>>29 珍しく(?)現代文学の書き手が色々挙がったなあ
シュガーダークもこの際読んでみたかった
というか作者名調べまで乙です
前スレの「愛」もありがとう
一回でいいから、二週間の読書リストを「愛」で埋め尽くしてみたかったんだ
コレラの時代の愛6000度の愛生きてるだけで愛腑抜けども悲しみの愛を見せろ好き好き大好き超愛してる……
読むだけで胸焼けがしてくるぜ
>>20 大岡信さんと草野心平さん興味湧きました。ありがとうです
>>22 あの本韻のふみ方とか勉強になりました。にしても奥が深すぎて恐縮してしまいました
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:49:29.28 ID:xaiGPEpC0
>>40 濃っ! 胸焼けしそうだw
『ムーミン谷の冬』は名作ですよ、ええ。
クリスマスなら『ムーミン谷の仲間たち』のほうが合ってたかもしれないけど
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:49:59.96 ID:aas7Is05O
大日本帝国万歳!ってなる本あります?イケイケだった頃の日本の楽観的な感じが伝わってくる本
>>46 どこが「クリスマス」なのかと思ったら・・・。そういうの嫌いじゃないです。
こちらこそ、ありがとう。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:50:11.65 ID:6Y21uGYR0
>>47 じゃ、ついでに「愛と幻想のファシズム」も足しといてくれやー
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:50:48.55 ID:xaiGPEpC0
>>45 あ、ウィトゲンシュタインはタイトルの一部だったのか
失敬失敬
>>45 そうなのか、伝記?なら面白そうだなウィトゲンシュタイン
>>40 ごめんね、天国はおおさわぎ薦めたけどバンサンだったら「ちっちゃなサンタさん」があったよw
天国はクリスマス関係なかったよ……
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:51:31.74 ID:rep5a1E50
かがみん寝落ちかしら
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:51:37.10 ID:zUWFgP4j0
、____,、__
,.一'′: : : : :|: :. ̄`ヽ
/:,ィ/:.:.:./: : : :|: : : : : : : \
/イ7/: : : :./: /l: :,イ:.;ハ: : : :ヽ: :.Y^マ 、
//:/: : :/:_/_|_/ |:.| ヒ__: : :.:i: :| | 〉
. 〈_,/;イ: : l:|´/ l/ Vl ´\:` : :|: :| !/ なんかPCの調子が悪い…。
l/ |:.:.:.|:|えテミ fテ斤トl、|:ハ!__」
|:.:.イ } ftッノ ftッノ |/Y: | 今読んでる種村季弘の『山師カリオストロの大冒険』って本がなかなか
|:.:.:トハ xx. , xx ,ハノ:.:|:.:| 面白いわ。モーリス・ルブランが『ルパンの冒険』にカリオストロ伯爵夫人って
|:.:.:|: :|>-、._ 、 , </: : /: :| 名前のキャラを登場させた頃には、まだこの名前はリアルだったのかも
|:.:.:ト、|/ ,ィ-ぅ</: :/: : /ヽ:.:| しれないわね。
|:.:∧/ /「丁¨7: :/: : / i:.|
l:./ / i Y__/ィ'/: :./ .| |
爪/ | f'¨艾¨Y:./ | |
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:51:51.66 ID:6Y21uGYR0
>>52 まあ、ワムだから一応クリスマスではあるかなw
気づいてくれたのは嬉しいww
>>50 普段はあえて口にしないこと(口にしないことで忘れがちなこと)を
はっきり言葉にして書いてくれていますね。
その中でも特に、おしゃまさんの発言が逐一心に響きました。
名作でしたーありがとう
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:52:29.91 ID:EFUMtfov0
ぐああ、もうだめねむり
明日まで残ってたら遅刻で参加させてもらうの
>>58 逆に作品がきっかけでリアルにも浸透する名前もあるな
ピーターパンのウェンディとか昔は使われていなかったらしい
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:53:58.10 ID:CFrAsIIk0
俺も課題図書の流れになる前に二週間
生田耕作「ダンディズム―栄光と悲惨」
宇野常寛「ゼロ年代の想像力」
青木淳吾「四十日と四十夜のメルヘン」
〃 「このあいだ東京でね」
笠井潔「社会は存在しない――セカイ系文化論」
久住昌之・谷口ジロー「孤独のグルメ」
佐々木敦「ニッポンの思想」
佐藤友哉「クリスマス・テロル」
諏訪哲史「アサッテの人」
〃 「ロンバルディア遠景」
種村季弘「怪物のユートピア」
松井冬子「MATSUI FUYUKO (1)(2)」
三島由紀夫「太陽と鉄」
村上春樹「中国行きのスロウ・ボート」
〃 「回転木馬のデッド・ヒート」
〃 「カンガルー日和」
〃 「象工場のハッピーエンド」
〃 「螢・納屋を焼く・その他の短編」
〃 「レキシントンの幽霊」
〃 「TVピープル」
〃 「夜のくもざる―村上朝日堂短篇小説」
〃 「夢で会いましょう」
「長編に続き、村上春樹の短編読破してやるぜ!」と意気込んだのに三日で終わってワロタ
あとは昭和論壇の懐古とか。ゼロ年代が終わる前に読みたかったゼロ年代論とか。
>>31 親・親戚・友人その他にいつも言われる。
とりあえず本棚にクギを打って壁に固定しろと言われた。
おかしいよね。本棚の本より、壁を埋め尽くすバベルの塔のが高いのに。
>>40 こゆい。こゆいなあ。
>>46 ワムウ関連かwww
>>51 高い城の男……はちょっと違うか。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:55:03.70 ID:rep5a1E50
>>56 とてもおもしろくていい本だよ。『論考』から、冷徹で論理的な人柄を想像してる人には、とくに新鮮な驚きがあると思う
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:55:06.38 ID:/VRR+6CcO
>>40 おっ、ひさしぶりに俺が薦めた本(『クリスマスプディングの冒険』)が入ってる!
>>64 「アサッテの人」
気になってるんだけどどうだった?
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:56:46.02 ID:AotQ7/dEP
床に積んでる本やCDが増えてきたので棚探してるんだけどなかなか良いのが見つからない
>>47 小杉健二「原島弁護士の愛と悲しみ」も追加して
>>62 じゃあ、なんて読むんだよw
今じゃつぶやき作家だもんなあ〜www
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:56:57.80 ID:Athd+zXi0
課題図書が難しそうだどうしよう・・
っていっても次回参加できなさそうだし
>>51 前に課題図書になった『大空のサムライ』は後半まで楽観的だったな
著者が劣勢になってからは負傷して出撃しなかったのが要因らしいが
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:57:47.34 ID:/VRR+6CcO
>>64 ロンバルディア遠景が気になる。
俺は読んでないのだけど、どうだった? 結局一発屋で終わるのかどうかがコレに懸かってると思うのだが。
>>68 小林は、まだ存命の大ベテラン作家なのに、なぜ現代ではほとんど読まれてないのだろう。
相当面白い作家の一人だと思うけどなあ。それこそ筒井と比較できるレベルの。
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/20(日) 23:58:03.85 ID:JcifEvqC0
アサッテの人は面白くて帰りの電車だけでいっきに読んじゃったなー
言語学に興味ある人には面白いと思う
>>71 ことによく?
まだmemo作家の方がマシだったという……。
今年、例の追悼文しか書いてねーんじゃねえか?
>>67 おかげさまでアガサ・クリスティーを初体験。
訳者がバラバラなのがちょっと気になりましたが、面白かったです。
表題作が一番好きです。ありがとうー
>>76 あれそういう本なの?
俺はよんだことないから知らないけど
ロンバルディア遠景は割と評判いいみたいよ
少なくとも前作よりは
忘年会から帰宅
男オンリーの会は年をとるごとに飲みより食いにシフトするな
課題図書は決まったの?
殊能センセーの新作が読めるのはtwitterとmemoだけ!
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:01:12.47 ID:RSCgP4a90
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:01:22.64 ID:O0CInnKe0
m_shunou あとから聞いたら問題になったらしい。「笠井潔との
対談を断るやつがいるのか」とw。
m_shunou そういえば、昔、殊能センセーは笠井潔との対談を
わずか1週間で2回断ったことがあるな。これはたぶん日本新記録だと思うw。
m_shunou 仕事って断りつづけてると来なくなるねえw。
これだもんなぁ……
暇だから俺も2週間分を晒しておこう
川原礫 『アクセル・ワールド』 3
川原礫 『ソードアートオンライン』 2、3
嬉野秋彦 『彼女は戦争妖精』 3、4、小詩篇1
清家未森 『身代わり伯爵の冒険』
津田大介 『Twitter社会論』
ふぅ… 来年はラノベ以外の本読む時間があるといいな‥
あったかいイン・トゥ・ザかがみん
俺も今回読んだもの
桐生操「世界情死大全―「愛」と「死」と「エロス」の美学」
池上 嘉彦「記号論への招待」
宮永 美知代「美女の骨格」
三田誠広「いちご同盟」「深くておいしい小説の書き方」
村上春樹「めくらやなぎと眠る女」
志賀浩二「数学が歩いてきた道」
舞城王太郎「ビッチマグネット」
平山夢明「異常快楽殺人」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:01:46.18 ID:FK0Mw02f0
仕事&忘年会より帰還
と思ったら課題獲り合戦が終わっていたでござるの巻
>>82 ちょ・・・長編小説・・・・・・
>>38 胡散臭さもあるけど、そこを切り捨てたら
なかなか面白いこともいってると思うけどなあ
>>79 ほう。読んでみようかな。
アサッテの人が、面白いんだけど、それこそ一発屋で終わりそうな作風で、
思ったとおり次作が撃沈したから、どうかなあと思ってたんだ。
個人的にはまだ読んでみたい作家だったのでがんばって欲しい。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:02:35.76 ID:8MSakM/v0
銀河ヒッチハイクガイドがブコフで100円だったから買ってきた
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:02:51.44 ID:el9wwMFf0
、____,、__
,.一'′: : : : :|: :. ̄`ヽ
/:,ィ/:.:.:./: : : :|: : : : : : : \
/イ7/: : : :./: /l: :,イ:.;ハ: : : :ヽ: :.Y^マ 、
//:/: : :/:_/_|_/ |:.| ヒ__: : :.:i: :| | 〉
>>62 . 〈_,/;イ: : l:|´/ l/ Vl ´\:` : :|: :| !/ 別に必殺技じゃないわよ!…まあ、元ネタはこれだけど。
l/ |:.:.:.|:|えテミ fテ斤トl、|:ハ!__」
>>63 |:.:.イ } ftッノ ftッノ |/Y: | へ〜、そうなんだ。作品からリアルに浸透する名前かぁ。日本にもあるのかな。
|:.:.:トハ xx. , xx ,ハノ:.:|:.:|
>>64 |:.:.:|: :|>-、._ 、 , </: : /: :| 笠井潔の評論ってどんなんなんだろう。そっちの方は未読なのよねぇ。
|:.:.:ト、|/ ,ィ-ぅ</: :/: : /ヽ:.:|
>>72 |:.:∧/ /「丁¨7: :/: : / i:.| 別に無理して課題図書談義に参加する必要もないし、気楽に眺めてたら
l:./ / i Y__/ィ'/: :./ .| | いいんじゃないかな。
爪/ | f'¨艾¨Y:./ | |
>>90 ありがとう。顔射します
少女小説っぽい雰囲気かぁ。かなり好きそうだわ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:04:49.63 ID:8JzSiy9v0
帰省で新幹線乗ってる間に読む本の選択に迷う
いつもと違う環境での読書はちょっと楽しいな
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:04:53.36 ID:HOlMDKBvP
>>83 ありがとう。
こういうタイプは引っ張り出す時に棚を倒さないか心配なんだよなあ
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:04:59.16 ID:6qyVNc+40
日本にナオミという名前が浸透したのは谷崎の小説からだな
もともと英語圏ではよくある名前を輸入したんだが
>>80 あ、あとがきしてるんだ。
掲載のウフ持ってるからノーチェックだった。読んでおこう。
>>84 これはひどい
犯すぞ、このやろう!
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:05:01.70 ID:IEp4ILI70
>>88 あの人のちゃんとした著書を読んでないから科学者としてはどうなのか知らないけど
少なくともTVパフォーマンス的には「考えることが脳にいい」ですべて片付けてる印象だからなぁ
面白い主張としてはどんなのがあるか知りたい
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:05:22.24 ID:DCW1/WNM0
>>69 面白かったよー
形式で奇を衒ったタイプの小説かと敬遠してたのは失敗だった
小説という形式で物語を伝える限界についてよく自覚している(うえで面白さを創出している)と思う
最近ボードリヤール読んでるんだけどもうあんまり流行らないの?
>>86 >桐生操「世界情死大全―「愛」と「死」と「エロス」の美学」
どうでした?
スティーブン・カーン『愛の文化史』ブラム・ダイクストラ『倒錯の偶像』
みたいな感じでしょうか。読んでませんが。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:06:36.90 ID:vSQarCci0
ナオミ・カムバック・トゥ・ミー♪
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:08:12.56 ID:yMidCPAwO
文庫本 空の境界を買いたいんだか面白いのか?
殊能といい舞城といい福井県民は恥ずかしがりすなぁ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:08:22.49 ID:O0CInnKe0
>>83 こういう広告見ると、つい何の本が入ってるのか隈なくチェックしちゃうよね。
>>99 ンー、面白いというか、やる気にさせてくれる感じかな。
思い切ってやってみろというのに、一応科学的(?)な論拠とともに
言われるとがんばろうかなと思えて。
ただ、そこに胡散臭さを感じるなら、そこでもう理解しあえないね・・
論拠としては確実とは言えないし・・なんとなくそう思えるからこその
力なのかも
>>62 面白いからこれを機会にフルメタ集めてみるといいかも
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:10:06.56 ID:mkAjti1+0
このスレのみんなの読んだ本を見ると新書はあまり読まないのかな
小説と違ってちょっとした時間が出来たらパラパラって読めるしいいんだが
最近読んだ本で為になった新書あった?
>>100 ほうほう
俺もキワモノってカンジがしてて手を出してなかったんだ
「ロンバルディア遠景」とやらと一緒に読んでみる
サンキュー
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:10:28.68 ID:O0CInnKe0
>>106 中二病ちっくなのが平気なら楽しめると思うよ。
何だかんだ言って俺は好きだ。Fateは知らないけど。
>>106 まず上を買う。読めるようなら中を買う。中が読めたら下は読める。
>>104 澁澤先生が利き手じゃない方の手でエッセイや小話を書いた感じ
かなり軽めだったよ
>>106 中二病な人なら楽しめるんじゃないかな
俺は好き
しかしフルメタはこのまま未完の大作で終わる気配が濃厚
空の境界は映画化してDVD出てるからそれ見たほうがいいと思う
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:12:23.22 ID:YxBGFYvO0
>>94 安さなら自分で組み立てのスライド式かね?
>>96 一応ストッパーと補助ベルトがあるけど地震とかで勝手に出て来るとか来ないとか
>>111 「日本辺境論」
「世界財閥マップ」
日本辺境論はかなり面白かった。自分の日本人論が変わったまさにアハ体験
世界財閥マップは、タイトル通りの本で、ざっくばらんに世界のいわゆる財閥を紹介していく本
これも雑学的には非常に面白かった
>>111 橋爪大三郎「はじめての構造主義」
かなり古いけどね
課題、とりあえず、雨の中の猫まで進んだぜ。
>>110 これ読んで面白かったらそうするww
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:13:36.81 ID:O0CInnKe0
>>111 さっきも出てたね
矢田部英正『たたずまいの美学 日本人の身体技法』
森博嗣『自由をつくる自在に生きる』
山田玲司『非属の才能』
……最後はまぁ読まなくてもいいや。
>>111 まだちゃんと読んではいないんだけど、
「2円で刑務所、5億で執行猶予」浜井浩一
パラパラめくってみたけど面白いと感じた。
悔しいが良いタイトルだ
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:14:09.79 ID:M95c4P6WO
>>106 先にブギーポップを読んでたら読めたもんじゃない
>>111 新書とかだと昔著者が書いた論文の再考や再掲載の類しか読まないからわかんない
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:14:22.54 ID:+fL+LpOFO
ここのやつらの面白いと思った本が気になる
>>122 構造主義ってリアリズムやリベラリズムに対する奴のこと?
ちょうどそのてのが読みたかったんだけど
>>111 新書って判型の事じゃ無くて啓蒙書とかサブカル系のあれの事か
積んであるけど読んで無いな
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:15:21.74 ID:FK0Mw02f0
読んだ本さらし
『NOVA1』大森望 編
『天来の美酒/消えちゃった』A・E・コッパード
『喜劇綺劇』井上雅彦 編
『怪物園』同上
『冬の薔薇』パトリシア・A・マキリップ
『閉じた本』ギルバート・アデア
『思考する物語』森下一仁
今はダン・シモンズ『へリックスの孤児』読んでる
マンガ読んだ点数のほうが今週は多いな
>>111 最近のだと『物理学と神』は面白かった
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:16:11.20 ID:el9wwMFf0
、____,、__
,.一'′: : : : :|: :. ̄`ヽ
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>>111 . 〈_,/;イ: : l:|´/ l/ Vl ´\:` : :|: :| !/ こないだ読んだ、松浪信三郎『実存主義』って新書がなかなかよかった。
l/ |:.:.:.|:|えテミ fテ斤トl、|:ハ!__」 昔の新書はレベル高いなぁと思ったけど、やっぱちょっととっつきにくい
|:.:.イ } ftッノ ftッノ |/Y: | のよねぇ。
|:.:.:トハ xx. , xx ,ハノ:.:|:.:|
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爪/ | f'¨艾¨Y:./ | |
>>111 新書は全く読まないな〜
光文社新書で鉄道の本が出た時に買ったけど積んだままだ
よいしょっと。
過去2スレで教えてもらった本と課題を、ざっと安いとこ探して注文しといた。
年内に届くといいなあ。
>>111 最近ではないけど『旨味の誕生 〜 醗酵食品物語』(タイトルちょっと違ってるかも?)というのが面白かった。
料理に興味があれば楽しめると思うなあ。
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:17:27.79 ID:Mo8NdXlaO
新書は中身空っぽでもタイトルがよければ売れる
>>129 それは構成主義のことです、ほんとうにry
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:18:12.10 ID:PBpgVZA90
今年出た本でよかったものをいくつか
立花胡桃『ユダ(上)(下)』
小谷野敦 『「こころ」は本当に名作か』
春日武彦 穂村弘『人生問題集』
みうらじゅん『みうらじゅん対談集 正論。』
ブルボン小林『ゲームホニャララ』
能町みね子『呻け!モテない系 』
宮崎吐夢『諦女 宮崎吐夢のOL短編集』
尾谷幸憲 『ヤリチン専門学校』←ベストネーミング賞
年末にスレ立ったらさらに発掘してリストアップします
大賞も決める
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:18:19.86 ID:IEp4ILI70
>>109 じゃあやっぱり理解は出来そうにないな。そのうち暇があれば本も読んでみたいが
昨日から何度か引き合いに出してるけど『唯脳論』を読んで、
いかにもな理由を付けて脳を語るというのが馬鹿馬鹿しく思えてきた。
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:18:31.13 ID:FK0Mw02f0
>>118 ネタばれになりそうだからうかつなこと言えんが最後の黒桐と例のあれとの対話アニメ化するって本当なんだろうかな
劇場で全作みたんだがソフトにつけるのだろうか
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:18:48.98 ID:YxBGFYvO0
>>128 ジェニイ ポールギャリコ
猫好きなら是非
>>111 最近読んだのは
森博の自由がなんとかってやつと
橋本治の『分からないという方法』が面白かった
>>137 その通りだと思う。どうやっておっさんに手にとらせるかが重要なんだろう。
中身は普通のことを書いていれば、それなりに見えるから不思議。
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:19:16.78 ID:I6TqDmmN0
>>128 今読んでるヘミングウェイ、結構面白いわ。
どっちかというと苦手だったんだけど。
>>135 地味にちんこがラノベ系課題に参加するのは初なんじゃなかろうか。
まえのガガガラッシュの時は失踪してた気がするし。
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:20:28.43 ID:PBpgVZA90
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:20:28.70 ID:1PMh7tvWO
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:21:04.68 ID:O0CInnKe0
>>140 唯脳論はどうだった?
てか、茂木サンは別に金目当てじゃないだろうから
ポジ的に受け止めて、いい気分に浸ってればいいのではないかという
楽観論なんだ俺は。
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:22:15.21 ID:DCW1/WNM0
そういや「四十日と四十夜のメルヘン」は雑誌掲載時・単行本・文庫本でまったく中身が違うそうで…。
俺が読んだのは文庫版で、あと何故か単行本がブクオフオンラインから無料で届く予定なんだが
保坂に「ピンチョンだ!」と言わしめた雑誌掲載分もチェックしておいたほうがいいんかな
佐藤友哉なんかもだいぶ変えてるみたいだし、文芸評論って大変だよなぁ
まあ俺は論じる機会もないからいいんだが……
久しぶりに来てもみんな相変わらずだなぁ、なんか安心するわ
キリスト教の教義とかそういう関係で分かりやすい本のお勧めあるかな?
聖書が一番なんだろうけど
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:23:02.71 ID:mkAjti1+0
みなさん新書レスありがとう
最近日本人のありかたについて考えることが多いし『日本辺境論』読んでみようかな
皇室は大切にしなきゃいかんですよ
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:23:42.84 ID:FK0Mw02f0
>>136 『郵便局と蛇』の作品群もそうだが変としかいいようがない
なんでこんな話を思いついてこんな展開にするのかまったくわからない
でも意味不明なわけじゃないんだよな
それが凄い
表題にもなってる「消えちゃった」と「去りし王国の姫君」が好きだ
よくこんなものを新訳古典で出してくれたと感謝したい
>>128 さんざん書いた気がするけど、
筒井全般とか、『キャッチ=22』、『人生使用法』、『どーなつ』
『抱擁家族』、『夫婦茶碗』、『あ・じゃ・ぱん』、春樹の初期作、
『アンナ・カレーニナ』、『小説の自由』シリーズ
この辺が面白いと思う本かなあ。
>>146 課題では初めてだね。
むかーしこのスレでハルヒを薦められて、
買ってきて平日に実況しながら読んだことはある。
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:24:02.86 ID:qlYlXTHk0
未定稿たくさん残ってるほうが、創作過程が透けて見えて、話の種に困らない
>>152 「図解 これだけは知っておきたいキリスト教」山我哲雄
簡単でわかりやすいとは思う。
>>152 聖書読む前の準備ってことで
山室静『聖書物語』とか結構読みやすい
>>152 むかしかがみんに薦められた小説「聖書」はわかりやすかった
課題図書の話は明日スレが残ってたら遅刻参加する
お先に失礼
おやすみなさい
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:25:13.25 ID:PBpgVZA90
>>150 俺も模擬には悪いイメージないわ
斎藤孝よりまだ信用できる
>>141 まだ全部見てないがあれだけのためにアニメにするのかw
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:26:31.60 ID:el9wwMFf0
、____,、__
,.一'′: : : : :|: :. ̄`ヽ
/:,ィ/:.:.:./: : : :|: : : : : : : \
/イ7/: : : :./: /l: :,イ:.;ハ: : : :ヽ: :.Y^マ 、
//:/: : :/:_/_|_/ |:.| ヒ__: : :.:i: :| | 〉
. 〈_,/;イ: : l:|´/ l/ Vl ´\:` : :|: :| !/ 私も読んだ本晒し。今回はあまり読めなかったわ。
l/ |:.:.:.|:|えテミ fテ斤トl、|:ハ!__」 西澤保彦『七回死んだ男』
|:.:.イ } ftッノ ftッノ |/Y: | ナイジェル・ニコルソン『ナポレオン 1812年』
|:.:.:トハ xx. , xx ,ハノ:.:|:.:| 三枝零一『ウィザーズ・ブレイン』
|:.:.:|: :|>-、._ 、 , </: : /: :| ディケンズ『クリスマス・カロル』
|:.:.:ト、|/ ,ィ-ぅ</: :/: : /ヽ:.:| 松本清張『渇いた配色』
|:.:∧/ /「丁¨7: :/: : / i:.| アナトール・フランス『エピクロスの園』
l:./ / i Y__/ィ'/: :./ .| | 多木浩二『ベンヤミン『複製技術時代の芸術作品』精読』
爪/ | f'¨艾¨Y:./ | | ヘミングウェイ『われらの時代・男だけの世界』
ジョルジュ・バタイユ『宗教の理論』
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:26:40.03 ID:O0CInnKe0
>>155 ちなみにハルヒはどうだったの?
気になる
>>161 斉藤さんも俺は好きだったりww
また孤立したwww
>>163 七回死んだ男どうだった?
ループものの傑作だとよく聞くが
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:27:14.93 ID:FK0Mw02f0
>>162 最後の劇場版のパンフに「どのような形でもアニメ化する」って監督が言ってる
どのような形でもというのが非常に気になる
>>128 池波正太郎「真田太平記」
隆慶一郎の伝奇時代小説
山風の明治もの
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:28:28.18 ID:+fL+LpOFO
面白い本たくさんあるんだな
とりあえず目を惹かれたのを読んでみるよ
お前ら本読みすぎワロタ
>>111 完全教祖マニュアル:ユーモラスな語り口の勝利。新興宗教や宗教をあざ笑う目的でもなく、宗教とは人をハッピーにするものとおいて突っ走る、宗教とは何かという入門書。
社会主義と個人:タイトル負けというかそういう本ではなくて興ざめ。だが、後半のポーランドについての記事は考えさせられた
>>151 うちのサークルで読書会やったが、その肝心なとこが単行本と新書で変わってて本当に困った。というか、文庫版の解説が単行本の方によってるのがひどい。解説も前半はものすごい面白かったけど。
まぁ単行本版の方が内容を露骨に出してるっぽいね
>>153 あ、はじめに言っとくと、天皇とか皇室とかそういう本ではないから注意ね
「日本人は『辺境人』である」という論の元に、日本人の特性を論じて行く感じ
むしろそういった「中心」を自分の中に求める方向にはいっていない
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:28:53.27 ID:UQzCJFzpO
海外の小説とかキリスト教は知ってる前提だったりするしな
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:28:58.68 ID:IEp4ILI70
>>150 そうか、別に彼の主張でポジティブになれるんなら否定はしないよ。
ただ、科学者として彼を見るとどうも・・・
唯脳論はハイパーわかりづらい
科学的で筋の通った主張を持ってるんだろうけど幅広い専門用語と専門知識が散りばめられてるから意味がわからなくなる
やっぱ専門的な話をするとなると思いっきり難しくするか思いっきり簡単にするべきなんだろうなぁ
そういう意味では茂木氏は簡単な方向で成功してるのかも・・・
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:29:15.19 ID:PBpgVZA90
>>165 あの人が身体論とか古武術の本で語ってても信用できねえもんwww
運動を全然しなさそうだろw
>>158 山室静は神話関係でお世話になった
あの人は著書も訳書も鉄板
>>155 実況て。スレ立てたの?ww
丸サーラって美味いのかな……。
雑穀のどぶろくを想像したんだが、ぐぐったらポートワインの類だったw
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:29:56.37 ID:O0CInnKe0
>>163 おお、七回死んだ男はいいねぇ。
一発ネタだけど、西澤の初期作品はやっぱりどれもいい。
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:29:56.18 ID:uw/dl/N/0
やばい。エッセイにはまってしまった。読書日記とか面白い。
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:30:29.30 ID:el9wwMFf0
、____,、__
,.一'′: : : : :|: :. ̄`ヽ
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/イ7/: : : :./: /l: :,イ:.;ハ: : : :ヽ: :.Y^マ 、
//:/: : :/:_/_|_/ |:.| ヒ__: : :.:i: :| | 〉
>>167 . 〈_,/;イ: : l:|´/ l/ Vl ´\:` : :|: :| !/ 読めた、と思ったオチなのにどんでん返し(というほどでもないんだけど)
l/ |:.:.:.|:|えテミ fテ斤トl、|:ハ!__」 があってちょっとやられた。最近このパターン多いなぁ。私が読めるくらいの
|:.:.イ } ftッノ ftッノ |/Y: | オチではミステリにならないってことか。
|:.:.:トハ xx. , xx ,ハノ:.:|:.:|
|:.:.:|: :|>-、._ 、 , </: : /: :|
|:.:.:ト、|/ ,ィ-ぅ</: :/: : /ヽ:.:|
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l:./ / i Y__/ィ'/: :./ .| |
爪/ | f'¨艾¨Y:./ | |
>>175 茂木もそうだけど専門外の話するから胡散臭く見えるんだよなw
>>148 導入部を読んでヴィリエ・ド・リラダンの小篇を連想しましたが、展開としては
「後半に加速する恩田陸さん」という感じですかね
『球形の季節』や『三月』、『小夜子』を連想したので
600p超の長篇ですが、内容的には全然詰まってないので読後の感覚としては200pちょっとの本を読んだぐらい。
改行が多くて読みやすく、中学生の語りということで語彙も平易、文章も整ってるので全然疲れません。
そして、既に語られた内容や思わせぶりだった部分を、主人公が丁寧に拾って反芻してくれるのでとても解り易いです。
本で読むより映画で見たほうが楽しめるのでは?と思いました。
片目が碧眼の、眼帯をつけた華奢な少女、棺に入った球体間接の人形等々。
>>142 ギャリコの動物・自然描写はいいよな
情景がありありと目に浮かんでくる
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:31:18.67 ID:qlYlXTHk0
武術といえば、前田英樹はもっと読みたいと思ってる
>>174 全くそう思うよ。
俺も唯脳論に関しては20%も理解してないと思う。
それぐらい養老さんの教養の深さが短く集約されてるのだろう。
茂木さんは、日本全体の憂慮からそういうふうに動いてるんじゃないかな?
確かにもはや科学は半分捨ててるような側面は見えなくもないね
>>179 土屋賢二とか良いような気がするけど感覚がふるいかな
>>153 戦後日本人のアイデンティティの拠り所となった
「日本文化論」を論じているのなら青木保とかいいんじゃない?
『日本文化論の変容」とか
>>163 多木が木になるのはもちろんとして、
『ナポレオン 1812年』はどんなのかな?
単純に『1809 ナポレオン暗殺』が面白かったので、タイトルから興味を持っただけだけど。
>>164 読んだ瞬間は、なかなか楽しめた。
ただ再読する気になるタイプの本ではないなあと思った。
文章的・構成的にはつたないところも散見したかな。
ちょっと唐突と思う展開(いきなり主人公が死に掛けたり)もあった。
ネタ(ネタバレになるから詳しく書かないけど、中心人物たちの設定配置のことです)は
なかなか面白いんじゃないかな。
同じのを再読しようとはあまり思わないけど、
こういうのなら数冊また読んでもいいなあと思った。
読んでる間は「なかなか面白い・楽しめる」
読了後は「まあまあ面白かった」
という感じの評価かな。読了後ちょっと落ちるのが残念。
>>163 >アナトール・フランス『エピクロスの園』
アナトール・フランスってどんな感じですか?
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:33:29.31 ID:PBpgVZA90
>>175 身体論はさておき、コミュニケーション論などは
日本が今失いつつある(失った?)ものの回復して
もう一度立て直そうと言う意気込みを感じるんだよね
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:33:36.71 ID:YxBGFYvO0
>>183 好きなのがよくわかるよな
女性観も自分と同じ様な感じだから好きだ
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:34:27.89 ID:IEp4ILI70
ちなみに今回の課題はどうすんの?
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:34:42.61 ID:qlYlXTHk0
茂木は、脳科学者としての面と、小林秀雄フォロワーとしての面を区別してとらえたほうがいい
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:35:30.24 ID:hAVzZuZzO
茂木とか自己啓発の胡散臭いおっさんにしか見えない
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:35:52.92 ID:LWYEJ40EO
茂木さんは似非科学者だからなあ
バキに出てきてたし
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:36:05.83 ID:O0CInnKe0
>>188 なるほど。あのいろんなジャンルから引っ張ってくるのは俺も斬新だと思った。
というかハルヒのネタバレなんか今更気にする必要ないんじゃないかw
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:36:09.46 ID:6qyVNc+40
どう見ても啓発はしてないような
>>188 せっかくハルヒ読んだのなら、筒井も褒めてた「消失」も読むと良いぞ。
(前提として、憂鬱、笹の葉ラプソディが必要なのが難)
そのあとは要らんけど。
>>194 そろそろ話さないとおねむになっちゃうな。
おれは猛追中で、スレが終わるまでには追いつく予定だw
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:36:32.82 ID:FK0Mw02f0
>>195 小林秀雄フォロワーなの?
茂木なんかトンデモっぽい人という評価なんで興味なかったがちょっと気になる
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:36:56.88 ID:PBpgVZA90
>>192 確かにその関連では悪くは思わない
ただ、頭がよくなるとか出来る人とかいうのもよく書いてるから
なんか和田秀樹臭がする
とは言えども和田本も使いようによっては有益に働くことは働くが
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:37:16.02 ID:UQzCJFzpO
>>188 憂鬱に関してはほぼ同じ評価だな
ただハルヒはシリーズ全体で評価したほうがいいようなところもある思う
読まなくていいけどw
まあ何が言いたいかというと早くハルヒの新刊出せ
>>180 オチ読めるといえば最近だと米澤穂信の追想五断章は読めたけど面白かった
>>189 そういえば『北欧神話と伝説』復刊したんだな
文庫にしては高いけど北欧神話の入門書としては外せないから良かった
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:38:05.62 ID:qlYlXTHk0
せめて著作は読んでやれよ・・・w
哲学ではすでに古くさく、手垢にまみれたテーマを、新しい用語で新しい問題として提起しようとしてる
「不毛地帯」を読んでいるのだけれど、壹岐正の超人的な活躍を描きつつ、
壹岐を好人物にし過ぎ無い山崎豊子のバランス感覚がハンパないな
その一方で商社の仕組みから日本の戦後高度成長からオイルショックの流れまで
うーまく作品の中に組み込むからすごいや
ハルヒよりも学校(ry
もう何回書いたかわからない
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:38:32.56 ID:FK0Mw02f0
>>203 そんなまだ新刊も出てないのにシリーズ全体で評価なんてするもんか
ハルヒ新刊いつ出るんだろうな・・・
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:38:34.38 ID:1PMh7tvWO
>>182 dです。その説明だけでテンション上がってきた。
買う決心ついた。ありがとう
>>202 和田秀樹はクズです。
あれはホントに受験生を食い物にしてるだけ。
でも受験に関しては的を射てるので、それはそれでよし。
というのは同じ意見だね。
斉藤さんは、単にコミュニケーションの質をあげて日本全体の
知的レベルをあげていこうよということなんだとおもってるよ
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:39:59.42 ID:el9wwMFf0
、____,、__
,.一'′: : : : :|: :. ̄`ヽ
/:,ィ/:.:.:./: : : :|: : : : : : : \
/イ7/: : : :./: /l: :,イ:.;ハ: : : :ヽ: :.Y^マ 、
//:/: : :/:_/_|_/ |:.| ヒ__: : :.:i: :| | 〉
>>179 . 〈_,/;イ: : l:|´/ l/ Vl ´\:` : :|: :| !/ 読書日記なエッセイって面白いわよね。桜庭一樹のを少し前に読んだけど
l/ |:.:.:.|:|えテミ fテ斤トl、|:ハ!__」 面白かったわ。まあ、新作の執筆に差し掛かったときの思わせぶりな態度は
|:.:.イ } ftッノ ftッノ |/Y: | ちょっといただけなかったけど。
|:.:.:トハ xx. , xx ,ハノ:.:|:.:|
>>188 |:.:.:|: :|>-、._ 、 , </: : /: :| ナポレオンのロシア遠征を扱ったノンフィクションって感じかなぁ。筆者が
|:.:.:ト、|/ ,ィ-ぅ</: :/: : /ヽ:.:| イギリス人のせいか、ナポレオンに辛すぎる感じがしたけど。あと、敗残の
|:.:∧/ /「丁¨7: :/: : / i:.| フランス軍がかなり悲惨。
l:./ / i Y__/ィ'/: :./ .| |
>>190 爪/ | f'¨艾¨Y:./ | | 読んだのはエッセイ集なんだけど、すごく現代的な感じがしたわ。懐疑的
姿勢と古典人文学的教養を両立させたような、というか。この教養がなかなか
古びた感じにならない理由なんだろうなぁ。
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:40:07.80 ID:LWYEJ40EO
>>208 もう出ないよ(笑
分裂で話を広げすぎて収容がつかなくなったからね
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:40:08.23 ID:+fL+LpOFO
ハルヒは読めたが、学校を出よう!(だっけ?)は読めなかった
同じ作者なのに読めないのは何でなんだろうな
>>177 そうそう、スレ立てて実況した覚えがあるwww
探してみたが出てこないなw 二年くらい前だと思うw
>>200 「憂鬱」「笹の葉ラプソディ」「消失」の順に読めばいいのかな。
茂木は自分の専門分野を専門用語ぬきで一般大衆にもわかりやすく説明しようと
するから胡散臭く感じるだけなんじゃないの?
あの手の研究者って閉じこもったまま出てこない人が多いからまだ表に出てくるだけマシ
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:41:13.37 ID:qlYlXTHk0
>>201 たぶんいま日本でいちばん小林好きを公言してる人だよ、無邪気といっていいくらいw
(小林秀雄はいまアカデミズムではウケが悪い、はっきりいえば嫌われているらしい)
ただ、著作じゃなく、講演の録音をテープで聞いて、ひと目惚れ的に惚れこんだそうだ
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:41:28.11 ID:O0CInnKe0
今回はかがみんの反応がなんだか鈍いね?
青チンに進められそうなラノベを思索してみたがイマイチ思いつかない。
とりあえず
一柳風『みすてぃっく・あい』
うえお久光『紫色のクオリア』
橘公司『蒼穹のカルマ』
成田良悟『世界の中心、針山さん』
森田季節『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』あたり薦めておこうか。
>>214 それなら普通に4巻の消失まで順番に読んだほうが・・・
>>211 面白そうだけど、難しそうです・・・ありがとう
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:42:40.63 ID:LWYEJ40EO
下手なSFなんかに手をつけず
SOS団の日常やら謎に迫っていけば良かったのにね
>>207 あれは2巻だけ妙に面白いな。
キャラクタとしてはあのエロい娘は好きなんだが。
1巻はむしろ下手すぎて「ハルヒまでに何があったの?」的な意味で驚愕した。
>>214 それでおk
笹の葉は短編集に収録されてる。
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:43:14.81 ID:PBpgVZA90
>>210 言葉に関する著作は読む価値はあるとは思う
さっき叩いた身体論でもでたらめを言ってるわけじゃないが何でこの人なの?って言うのが大きいしなw
>>215 なるほど、だから脳科学おばあちゃんも胡散臭く感じるのか
>>215 もっと言えば、当人は専門用語をバンバン出すような形で
テレビをやりたいというような文脈は何度かみた。
ほんとはあんな形でのテレビ出演は望んでないと思う
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:43:43.70 ID:6qyVNc+40
SFに手をつけなかったら何もなくなりそうだが・・・
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:44:04.59 ID:FK0Mw02f0
>>216 ほう
一目惚れが気にかかるがそういう面もあるんだ
茂木のそういう面がもっともでてる本ってある?
あるならちょっと読みたい
>>218 >橘公司『蒼穹のカルマ』
一巻まで読んで凄い面白いと感じて、2巻のあらすじ見て
「ウザい系の男が出るのか・・・」とちょっと足踏みしてるんだけど、
そこから先やっぱりこの男が出ずっぱりなの?
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:44:48.57 ID:el9wwMFf0
、____,、__
,.一'′: : : : :|: :. ̄`ヽ
/:,ィ/:.:.:./: : : :|: : : : : : : \
/イ7/: : : :./: /l: :,イ:.;ハ: : : :ヽ: :.Y^マ 、
//:/: : :/:_/_|_/ |:.| ヒ__: : :.:i: :| | 〉
>>218 . 〈_,/;イ: : l:|´/ l/ Vl ´\:` : :|: :| !/ なんかPCがカクカクする…。再起動した方がいいのかな。
l/ |:.:.:.|:|えテミ fテ斤トl、|:ハ!__」
|:.:.イ } ftッノ ftッノ |/Y: | じゃあ、そろそろ課題図書の話に入ろうか。
|:.:.:トハ xx. , xx ,ハノ:.:|:.:|
|:.:.:|: :|>-、._ 、 , </: : /: :| ここから、E.ヘミングウェイの『われらの時代・男だけの世界』の話題が
|:.:.:ト、|/ ,ィ-ぅ</: :/: : /ヽ:.:| 多くなります。未読の人はご注意下さい。
|:.:∧/ /「丁¨7: :/: : / i:.| ネタバレの怖れのあるレスをする時は、名前欄と本文一行目に「ネタバレ含む」
l:./ / i Y__/ィ'/: :./ .| | と記入して、未読の人の注意を喚起してください。
爪/ | f'¨艾¨Y:./ | |
>>223 いいじゃんw
でも、ガタイ結構良さそうじゃね?w
そういうことではないのかw
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:45:19.75 ID:LWYEJ40EO
みんな茂木に興味があるの?
俺はないよ
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:45:25.56 ID:qlYlXTHk0
齋藤孝は文学研究者じゃなく、あくまでただの読書好きの立場を離れないのがいい
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:45:46.97 ID:FK0Mw02f0
>>221 SF設定すっ飛ばすと本当にただの萌えラノべになってしまうからな
さすがにそれは嫌だったんじゃないか
SFオタ的に
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:46:03.74 ID:bjHmw3Aw0
胸骨まで読んだけど百鬼夜行シリーズ最高です
『蒼穹のカルマ』よく出てくるなあ。
3巻?の冒頭パラパラめくったら、なんかパンくわえて走ってたから
しょうもないラノベかと思っちまった
>>230 まったくないけど、センセーのmemo読んでたら目にするなあ……くらいww
ツァラトゥストラはかく語りき(こう語った)ってどういう内容なの?
訳者は誰がお勧めなのか教えてくれ
>>211 イギリス人にフランスを語らせたらそれはもう……
お互いに嫌い抜いているらしいからねえ。
今でもフランスのスーパーのレジで、英語使おうもんなら、
突然店員が席を立って帰ってこなかったりするらしいしw
そういえばパリ時代のヘミングウェイなんかの、
パリにアメリカ人が群れてた時期はどうだったんだろうね。
(イギリス人ではないけれど)
>>218-219 おk オススメメモ帳にコピーした!
>>223 いや脳科学おばあちゃんは問答無用で胡散くせえだろw
あの胡散臭さをテレビ局が売りにしたいんだからww
齋藤考はあんだけ成功に関する本を出しておきながら何もしてないってイメージが・・・
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:48:24.62 ID:O0CInnKe0
>>227 3巻では、カルマたちと一緒にVipを護衛しに高校に編入するんだけど、
なぜか一人だけ違うクラスになって学校生活を満喫してる間に全部事件が終わっちゃって
最後に「え、皆もう帰っちゃったの?」って言うだけの役
>>234 三巻は特別なんだw
というか俺も三巻読み始めたときは一体何が起こったのか困惑したわ
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:48:41.20 ID:LWYEJ40EO
>>232 谷川みたいなバカにSFは無理だし
商業的に成功したから今はクルーザーに乗って毎日おもしろおかしく過ごしてるみたいだよ
上下巻にしておいて下巻を出さないというやり口といい
エンドレスエイトといい
ハルヒは最低最悪なコンテンツだね(笑
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:49:07.91 ID:IEp4ILI70
だが、茂木は(TVで見る限りでは)論拠に乏しい
専門用語を使わなくともそこに説得力を持たせるのが科学者の役割だと思うのに
あれじゃ宗教の教祖みたいな胡散臭さがあって当然でしょう
何がいやって脳開発ものがむやみに増えたこと
茂木効果じゃないかもしれんけど
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:49:11.14 ID:qlYlXTHk0
>>226 『クオリア降臨』という、雑誌に連載したエッセイをまとめた一冊が、ほぼ全編、小林へのオマージュに費やされてる、っぽい
というのも、パラパラ見て、買ったまま、絶賛積読中なので・・・
その雑誌というのも『文学界』で、小林が創刊に中心的にかかわったものだし。ほんとただのファンw
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:49:12.95 ID:FK0Mw02f0
>>230 いや小林秀雄という固有名詞がでてこなければあんまり興味はない
小林がアカデミズムで嫌われてるかどうかまでは知らないけど確かに批判的な読解とかそういうのは増えてきてるので
そういう中で「好き」というって言うのはどういう意味でなのかなという
>>237 でも初めにボンジュールって挨拶するとフランス人は軟化するって、
うちの塾長が言ってた。英語も読み取ってくれようとするらしい。
>>222 2巻だけは異端だよな。あれ単体でも読めなくはない
>>227 3巻では相応の役に収まってるよ
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:49:45.99 ID:PBpgVZA90
>>229 運動に興味なさそうに見えたというか研究対象としてしか見て無さそうってとこかな
模擬に注目が集まってるけど苫米地はどうかな?
ネタバレ含む
あんまり含まないけど。
かなり久しぶりの再読で、印象が多少違うのも多かった。
新たな発見もあったし、評価もいくつか変わった。
>>236 火神の力を得たゾロアスターさんが、民衆を救うためにアフラマズダと戦う異能バトル。
……というのはもちろんうそで、「こんなん」って説明できないほど難解。
俺の中の結論は「ニーチェはキチガイ」
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:50:15.79 ID:mkAjti1+0
ツァラトゥストラを解説抜きで読める気がしないというか俺には無理
お 前 ら 課 題 図 書 は ?
>>240 おk。2巻飛ばして3巻から読むわ
流れ切ってスイマセン
__
/ヽ) / /\
< / ̄Y ̄丶>
`〈X ≡ ム〉
丶) i (/
// ̄\\
/ 彡 ^ ミ \ 浅学寡読な私に、
\幺ノノ i 丶> / 「お酒」と云えばコレ!と
\マソノソア/ 頭に浮かんだ一冊を教えてくださいませ
丶ミュ Zノ
なにかとお酒の入る集まりの多いこの時期だからこそ、
お酒が出てきた、酒豪作家が著した、
お酒を飲みながら誰かと語り合いたい、そんな小説を。
>>252 酒といえば中島らも『今夜、すべてのバーで』しかあるまい
>>239 別に彼自身は、過去、現在に渡って天才を標榜してるに過ぎない。
その意味で凡人だ。
でも、天才たちの言行、それをおざなりにして生きてきた日本が
もう一度そこに立ち返って、考え直す時期にあるのではないかという
警句を立てているという意味では、非常に有益なことをやっているという
感じがするよ
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:51:51.00 ID:IEp4ILI70
>>252 マルコム・ラウリー『活火山の下』
翻訳は超入手難易度が高いかも。
大きな図書館ならあるから、探してみるといいと思う。
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:52:22.18 ID:UQzCJFzpO
>>251 ヘミングウェイ買おうとして大きな本屋に行ったのに、家に帰ったらなぜかMW文庫をまとめ買いしてたんだ・・・
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:52:33.10 ID:FK0Mw02f0
>>243 ありがとう読んでみる
クオリアから真っ先に『紫色のクオリア』想起するから困る
うえおもSFJコレでなんか書いてほしい
>>241 少なくとも、谷川はバカじゃない。
バカじゃないが、天才でもない。
ハルヒ賛美するわけじゃないけど、褒めるポイントはいくつかあると思うんだ。
あのキャラクター構成だとか、それぞれの目的だとか、発想とか。
国木田を出してるあたりを、俺はすごく評価したいんだが。
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:53:05.44 ID:PBpgVZA90
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:53:25.58 ID:FK0Mw02f0
>>252 上でもだしたがA・E・コッパード『天来の美酒』
あと半村良『赤い酒場』
>>249-250 R.シュトラウスの交響詩を買うからついでにと思ったが、
やめておこう。thx
264 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 00:54:17.92 ID:V3i6x3V+P
ネタバレ含む
兵士の故郷はニートものとして
エリオット夫妻はヲタ的メンタリティの純潔主義
で読むというのはどうだろう?ww
>>252 今夜すべての〜は誰か挙げるだろうから
南條 竹則「酒仙」中華料理が美味そうでいいぞ
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:54:38.46 ID:qlYlXTHk0
>>244 小林の持ち味を印象批評としてとらえて、そういうスタイルは批評としてはいまは流行ってないけど、
自身のクオリア論と結びつけて、それを実践したらこうなる、という見本として小林を挙げてる感じかな
でも小林を通じてベルクソンの脳機能論を読んでることのほうが影響でかいっぽい
本人も、そういう指摘は受けたことがあると認めている(「茂木は小林秀雄を通して、やっとベルクソンを知った」と揶揄された)
>>242 だって、残念ながらにして、視聴者はあまりレベルの高いものを
好まないからね。深いところに立ち入った所での論拠を出したところで
視聴者はきっと理解しないでしょう。
噛み砕くっても限界はあるでしょ
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:54:52.56 ID:FK0Mw02f0
>>251 す、すまん
年度末なんで忙しくて自分の趣味充実させるので精一杯だったんだ・・・
>>252 『麦酒の家の冒険』
このシリーズはどれも飲み会しながら推理してるんだけど、特にこれは事件もビールでできあがってる
>>259 >あのキャラクター構成だとか、それぞれの目的だとか、発想とか。
発想はともかく、前者二つに関してはかならい批評的という意図をもってつくってるのにね
そういうとこは濃いラノベオタにしか評価してもらえてないのがかわいそうだよなぁ
>>252 「酒乱になる人、ならない人」
しかし、「酒」「音楽」「タバコ」「写真」あたりは小説の中での扱いが現実以上に良いな
ものすごい、人間の人生や精神になにか影響を及ぼすものとして描かれすぎ
271 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 00:55:23.02 ID:DxrXNdPr0
ネタバレ含む
心が二つある大きな川
登場人物が一人しか出てこない小説って初めてだったから妙に興奮した。
すごく遅い速度で読まされたんだけど、読まされたがゆえにすごいと感じた。
二ーチェはキリスト教を無力化させたという実績があるから凄いと言われているけど
ぶっちゃけ、別に勝手にキリスト教が廃れたんじゃな(ry
>>260 俺としては、おまえらがどう読んだのかに非常に興味があるのだが……
ていうか、ぶっちゃけると俺いまだに「二つの心臓の大きな川」がワカランのよね。
いろいろと因縁のある短編で、面白い、非常に面白いと思うのだけど、
何が面白いのかとか、どうして面白いのか、そしてこれはいったい何を書いてるのか、
どうしても説明できないんだよな。
で、いろんな読み方や意見を聞いてみたいなあと
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:56:11.71 ID:PBpgVZA90
>>252 ごめん・・・小説だったか
中野重治『五勺の酒』
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:56:13.70 ID:el9wwMFf0
、____,、__
,.一'′: : : : :|: :. ̄`ヽ
/:,ィ/:.:.:./: : : :|: : : : : : : \
/イ7/: : : :./: /l: :,イ:.;ハ: : : :ヽ: :.Y^マ 、
//:/: : :/:_/_|_/ |:.| ヒ__: : :.:i: :| | 〉
>>252 . 〈_,/;イ: : l:|´/ l/ Vl ´\:` : :|: :| !/ 青木正児『中国飲酒詩選』。小説じゃないけど、なんかこれが思い浮かんだ。
l/ |:.:.:.|:|えテミ fテ斤トl、|:ハ!__」 お酒を題材にした漢詩を集めたものなんだけど、たぶん私なんかよりお酒が
|:.:.イ } ftッノ ftッノ |/Y: | 好きな人のほうが楽しめそう。
|:.:.:トハ xx. , xx ,ハノ:.:|:.:|
|:.:.:|: :|>-、._ 、 , </: : /: :|
|:.:.:ト、|/ ,ィ-ぅ</: :/: : /ヽ:.:|
|:.:∧/ /「丁¨7: :/: : / i:.|
l:./ / i Y__/ィ'/: :./ .| |
爪/ | f'¨艾¨Y:./ | |
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:56:21.10 ID:vSQarCci0
>>252 田村隆一編纂「日本の名随筆(11)」
内田百閧ゥら後藤明生まで、様々な作家の
酒に対するエッセーが入っております
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:56:45.97 ID:mkAjti1+0
>>172 なるほどね別に日本人の在り方を示してるわけじゃなくて客観性を重視した特性を導き出してるだけなのね
戦争の歴史とか入り込まない日本人観って面白いよね
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:57:22.36 ID:6qyVNc+40
ニーチェってどれ読んでも入りにくいんだけど
どっから読み出せば理解が速そう?
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:57:33.44 ID:YxBGFYvO0
ゲド戦記読もうと思うんだけど外伝まで読むべき?
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:57:44.29 ID:O0CInnKe0
>>251 まあ二巻は飛ばしてもさほど問題ないと思うからいいけどw
>>252 そらあ何といっても西澤保彦だ。
タックシリーズならなんでもいいけど特に『麦酒の家の冒険』。
あと『瞬間移動死体』。
他には成田良悟『バッカーノ! The Rolling Bootlegs』
鯨統一郎『邪馬台国はどこですか?』『九つの殺人メルヘン』
にも酒が重要なアイテムで出てくる。
後は石川雅之『もやしもん』かなw
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:58:24.69 ID:DCW1/WNM0
>>251 どうせちんこ無双だしなぁ……
>>252 春樹はベタだしなぁ
チュツオーラ「やし酒のみ」
ユイスマンス「さかしま」(一章が酒に割かれてる)
既読でなかったら
なんかオサレ小説全然読んでないな
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:58:32.46 ID:FK0Mw02f0
>>265 ほほう
詳しい説明ありがとう
印象批評をクオリア論とむすびつけるか
想像がつくようなつかないような微妙な感じだ
ベルクソンの話は面白いな
なまじ原テキストに当たるよりよい注釈者にあたったほうがより意味がわかるというのはとてもよくある
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 00:58:42.53 ID:Hp4dnZUF0
_ .'⌒
'´,ヘ^´ ヽ⌒
rxァ!リ从リ))ァ 桜庭一樹といえば、書店でGOSICK新装版1,2巻が
. ノハ(|!゚ ヮ゚ノi|、 でていたけど、表紙がかっこいのだけど挿絵が全くなくて
'(( (と」介iつ)) 挿絵つきを愛読していた私は複雑なのだけど
`` く/_j_〉 " 旧作を読んでいた人どう思う?
し'ノ
ネタバレ含む
>>264 「兵士の故郷」はまごうことなきニートものだねw
これは「嘘」と「語ること」に関わる話というのが面白い。
この辺は仕掛けがしっかりしていて、また読みやすいかもしれない。
「エリオット夫妻」は、じつはちょっと表面的には書いてないウラがあるんだよね。たぶん。
>>271 これはなんていうか、いい話なんだよなあ。たぶん。
>>284 むしろ角川文庫の棚に移動してて探すのに手間取ったけど
とりあえずその髪型直した方が良いよ
288 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:00:02.47 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
自分は、時間性に着目して読んだ。もっとも目につくのが、過去と現在の対比
「二つの心臓の大きな川」から行くと、序盤でまず「火事で焼けた街」がでてくる
「火事で焼けた街」とくれば、読者は、火事で焼けるまえの街を頭におもいうかべるのが当然
ニックの現在と、過去が、そこですでに対比されている
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:00:07.30 ID:LWYEJ40EO
けいおん!や らき☆すたでも人気がでるんだから
キャラクター人気に関しては
京アニだからと言わざるを得ないよ
290 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:00:07.37 ID:DxrXNdPr0
ネタバレ含む
心が二つある大きな川
何が書いてあるのかわからんが、感覚的に、アイデンティティ回復のためだったんじゃないかって思う。
冒頭からテント張るまで、結構な描写があるじゃない。あそこでなんらかの傷を負っていて、
それを自然で癒す、という感じというか。いずれにしたって、自然に対する優しい視線はあると読んだ。
>>279 煽りでもなんでもなく、一人で本読んで「理解」とか無理だと思うぞ。
どっか哲学科でもなんでも入って、専門で履修するべき
>>282 チュツオーラさん、このスレで一時、話題になったなww
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:00:58.19 ID:FK0Mw02f0
>>280 外伝はそこそこ面白いから読んで損はないと思う
だが本編の最終巻も読まなくていいと思う
ル・グィンは余計な蛇足をつけちゃったなという感じなんで・・・
人によって感じ方は違うだろうけど
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:01:36.73 ID:PBpgVZA90
296 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:01:53.47 ID:V3i6x3V+P
>>291 理解する為だけに哲学科とか人生を棒に振るようなアドバイスやめて!
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:02:12.44 ID:YxBGFYvO0
>>284 表紙は凄くいいと思う
それよりも新刊だせというかGOSICK売れたのは武田さんの力もあるだろうんたらかんたら
>>294 アースシーってやつ?
299 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:02:34.40 ID:l2xk22Uq0
※ネタバレ含む
斜め読みした上に一週間前に読んだから内容が噛み合わないかもしれないけど
鱒と釣りが大好きなんだなヘミングウェイそれが第一印象だった
心が二つある大きな川は、昔の俺を彷彿とさせるな。
思春期の少年が一人で冒険するとことか、デジャヴを感じたよ。
昔は良くママチャリであてどもなく日帰りの旅を楽しんだもんだ。
後は川辺の黒人に殴られそうになる話とかなんとも言えない独特の恐怖感が滲み出てた。
鱒をさばく描写といい、端々に恐怖感が滲み出てるね。
他に面白かったのは野球の話してたおっさんたちの話。
外人のノリってのはなんかいいよね、あんな感じの友人がほしかったよ。
>>280 外伝も読んだほうが本編4巻あたり以降の世界観理解には役立ちそう
…ツンデレ巫女ヒロイン最高!
>>291 まじかっ。
どしよ・・・敷居他界ねそれ
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:03:08.84 ID:O0CInnKe0
>>289 いくらなんでもけいおんと一緒にしちゃあ谷川が可哀想だべさ
ハルヒ一巻はある意味絵本的だと思う。
同じパターンを何度も繰り返すことで、却って突拍子もない登場人物にリアリティを
与えていく手法はなかなかのもんだと思った。
結局課題図書は読めなかったZE!HAHAHAHA
>>252 川上弘美「センセイの鞄」
あとは、NHKでドラマも始まった司馬遼太郎「坂の上の雲」は秋山兄が酒を飲むシーンがかっこいい。
あと、漫画で「もやしもん」と「BARレモン・ハート」
305 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:04:05.47 ID:0EwgXYDu0
ネタバレ含む
とりあえず敗れざるものの途中までしか読めてないけど
正直、わからん部分が多い。背景に何かあったり、語られてない部分が多いんだろうということは推測がつくけれど。
あと、文体の作家だって言われるのはこれを読んでみてすごく、実感した。
後で、ニックの話だけでも読み返して見ようかなあ。
306 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:04:36.70 ID:V3i6x3V+P
ネタバレ含む
わり、ミスった。
>>285 これだけニートが増えた上だと、やっぱ読まれ方も変わると思うのよねー。
今クロスカントリースノウに到達。
まってろ、二つの心臓の大きな川。
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:04:38.01 ID:IEp4ILI70
>>262 だから胡散臭いと結論付けておこう
寝たばれ服務
時間なくて読むの諦めてたから結局二つの心臓の大きな川を半分くらいしか読めてないけど
なかなか雰囲気は良いよね
素人目で見させてもらうとこれは感覚の共有みたいなものがいい味出してるように思えた
目に留まったのが、料理をして「いい匂いがしてきた」とか感覚を直で感じ取れるような描写かな
恐らく他の小説でもありそうなもんだけどパッと思い浮かんだ感想がこんなもんですおやすみなさい
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:04:39.69 ID:LWYEJ40EO
>>302 おいおい けいおん!に対する侮辱行為はよせよ
ハルヒのキャラより紬や律ちゃんのほうが可愛いだろ
309 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:05:25.06 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
「川」は、その対比を調停する存在。川には、流れ続ける水、そこにあり続ける川底、の二面性がある
執拗なまでの、といっていい川の描写にも、そのことがよく書きあらわされている
鱒の描写も、同じように執拗で徹底している
街のそばの川で見た鱒は、静止していて生命力に乏しい。上流で見た鱒は、ライズしまくりでまるでお祭りさわぎ
結論からいうと、
>>290とまったく同意見
青チンの二ーチェに対する解釈を聞いてみたいもんだ
311 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:06:47.59 ID:JLBLi6Cf0
ネタバレ含む
これまでの短編のニックをふまえた上で
二つの〜の環境で彼がどんなことを考えたのか想像する話だと思ったけど
そのまま釣りやアウトドアの話として楽しんでしまった
なぜか「やったぁ」「こいつはすげぇや」で大爆笑してしまったしきっとニックの独り言が話を解く鍵になる
それにしても日曜はテンションが上がらんなぁああ
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:07:02.92 ID:FK0Mw02f0
>>284 新キャラきた?
>>298 そう
最後の書で綺麗にしまってるんだからもうこれ以上続けてもな、っていう感じに
あとこれは勝手な深読みのしすぎかも知れないけど説教くさいんだよな
もともとフェミに傾斜し始めた頃からその兆候はあたんだけどなんかそれが全開になってるような・・・
まあ最後まで全部読みたいなら読んでもいいと思うけど
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:07:18.11 ID:PBpgVZA90
>>301 タモリは早稲田の哲学科時代に存在と時間を読んでわからないから
壁に本を投げつけたらしいぞ
>>304 酒のほそ道もいいですよ
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:07:19.39 ID:el9wwMFf0
、____,、__
,.一'′: : : : :|: :. ̄`ヽ
/:,ィ/:.:.:./: : : :|: : : : : : : \
/イ7/: : : :./: /l: :,イ:.;ハ: : : :ヽ: :.Y^マ 、
//:/: : :/:_/_|_/ |:.| ヒ__: : :.:i: :| | 〉
>>236 . 〈_,/;イ: : l:|´/ l/ Vl ´\:` : :|: :| !/ 10年間山中の洞窟で瞑想生活を送ったツァラトゥストラが、人間のもとに
l/ |:.:.:.|:|えテミ fテ斤トl、|:ハ!__」 戻って説教を始めるという話。ツァラトゥストラの口を借りてニーチェの思想が
|:.:.イ } ftッノ ftッノ |/Y: | 語られるんだけど、比喩表現とかが多くてちょっと難解かなぁ。
|:.:.:トハ xx. , xx ,ハノ:.:|:.:|
>>279 |:.:.:|: :|>-、._ 、 , </: : /: :| 普通に年代順が一番いいかと。『悲劇の誕生』から入って、『反時代的考察』
|:.:.:ト、|/ ,ィ-ぅ</: :/: : /ヽ:.:| 『人間的、あまりに人間的』、『悦ばしき学問』。ここまで読んでからツァラトゥストラ
|:.:∧/ /「丁¨7: :/: : / i:.| かなぁ。
l:./ / i Y__/ィ'/: :./ .| |
爪/ | f'¨艾¨Y:./ | | ヘミングウェイ、久しぶりに読んだらなんかマッチョイズムみたいなものを感じて
しまった。なかなかうまく語れないけど。
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:07:40.71 ID:Hp4dnZUF0
_ .'⌒
'´,ヘ^´ ヽ⌒
rxァ!リ从リ))ァ 挿絵つき新装版も出るのね、ありがとう
. ノハ(|!゚ ヮ゚ノi|、 わたしはみゆきさん、じゃないわ
'(( (と」介iつ)) 千堂 瑛里華 よ
`` く/_j_〉 " 昔からこのスレは楽しく見させてもらっていたけど、今日から書き込むわね
し'ノ
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:07:52.25 ID:YxBGFYvO0
>>300 外伝は読んでアースシーはいらないという事?
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:08:12.99 ID:O0CInnKe0
>>308 まあ可愛さは主観だから何でもいいけどw
しかしけいおんはなぁ、きららオタの俺から見てもレベルが高いほうの四コマではないし……
読むに耐えないほどつまらないわけでもないけど……
>>313 いや、俺も
「何いってんねんこれ」
ってなって放り投げて、また読み直すの繰り返しだよ
ネタバレ含む
ヘミングウェイ自身が後に、「二つの心臓の大きな川」について、
この中に戦争に対する直接的な描写はほとんど無い(実際には、ちょっとだけそれらしいのがある)
だがニックは戦争で受けた傷を癒しに原野に入っていくのだ
てなことを言ってはいるんだよね。もちろん、このとおりに読む必要はないけれど。
>>288 >>290 その上で、失ったものと、そこからの回復という話という読みになっていくと思うんだが、
昔、これをある種の「儀式」と捉えて論文を書こうとしたことがあるのな。大失敗したけど。
結局、俺にわからなかった(論文が失敗した)のは、
儀式という捉え方は、今も、たぶん間違ってないと思うんだけど、
どういうふうに回復させていくのか、そうした儀式なら儀式としての側面が
きちんと説明できなかったんだよなあ。
>>299 ファイターもなかなか面白い短編だよね。
ああいうのを書けるのがヘミングウェイの持ち味の一つだと思う。
ヘミングウェーと言えば、ドラマ花男の「ハミング・イェーだ!」ってセリフが妙に記憶に残ってる
>>315 だからなんでもいいけど髪型直した方が良いよと
AAずれてるの俺だけじゃないよね?
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:10:14.87 ID:FK0Mw02f0
>>316 外伝は外伝で各短編ごとに話が完結してるから読んでもそれなりに面白いと思う
>>314 ツァラトゥストラはゾロアスターのドイツ語訛りと聞くが
関係あるの?
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:10:58.21 ID:YxBGFYvO0
>>312 蛇足が外伝か最終刊かわからなかったd!
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:11:18.03 ID:PBpgVZA90
>>315 すんません、アニメとか疎いので
>>318 俺もリルケの若い女性への手紙で投げてそのままにしている
タモリは哲学書を読まなくても芸で1つの哲学を形成してると思うな
325 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:11:35.95 ID:JLBLi6Cf0
昨日も言ったけどファイターがどことなくジーン・ウルフっぽくて好きなんだが青チンはどう思った?
>>316 いんや、アースシーの風も読んどこうぜ。
評判だけで読まなくていいと判断するのは損する可能性高い。
…まあフェミ傾倒は賛否あるけど
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:12:09.24 ID:YxBGFYvO0
>>315 アニメキャラと思ったらエロゲキャラかよ!
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:12:32.43 ID:FK0Mw02f0
>>323 ああすまん
蛇足というのは最終巻のほうをいってる
あくまで個人の感じ方なで適当にあらすじ見るなりして判断してください
>>279 >>310 >>314 以前独文の人たちがニーチェの読書会を開いてたのだけど、
彼らの訳したタイトル『うきうきがくもん』に吹いた覚えがある。
ニーチェは俺が読むと、なんか頭に入ってこないうちにページが進むという、よくない傾向がある。
ハイデガーを読まずに弟子のレーヴィットを読み始めたら意味がわからなかった
で、ハイデガーを読み始めたら意味がわからなかった。
>>314 悲劇の誕生からして、難解だよね・・
なんか時代背景やら前提知識をさらっと吸収できるような本ないかな。
デュオニソスとかアポロンとかアレルギー出ちゃう
まぁがんばってみるよ
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:13:45.03 ID:mkAjti1+0
9割9分理解できてないけどニーチェが好きです
絶対主義の否定をしてる感じが自分と合うからかなぁ
でもだからって相対主義の立場に立つことにもいささか疑問が残る
何故なら絶対なんてものはないのだから
毎回ジレンマに陥って分けわからなくなる
334 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:13:48.77 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
「鱒が動くにつれて、ニックの心臓も引き締まった。遠い日々の、あのさまざまな感動がよみがえってきた」
ニックの心の動きは、過去へ過去へと向かっていることが示されている
上流へ向かうことが、そのまま過去へ向かうことに等しい
ニックが背負っている重い荷物は、そのまま、彼の現状が抱えてしまった重荷。
街が焼けてしまっても、自然は、過去のまま変わらないから、安心して戻れる
料理や森の描写などで、執拗に「香り」が持ちだされてくる(この短編集のなかでも際立って)
この「香り」は、プルーストのマドレーヌ&紅茶とおなじで、過去をよみがえらせるものとして機能している
どの匂いも、ニックの過去の思い出とむすびついている
>>282 さかしま好きです。
「ユイスマンスの『さかしま』とともに、この『美神の館』は私のもっとも気に入っている自分の翻訳の一つである。」
――澁澤龍彦
ってことで、ビアズレー『美神の館』を未読でしたらどうぞ
「お酒」教えてくれた方ありがとう
ビール飲めないので読むの限ら・・・出来るだけ読んでみます
好きなお酒晒して、おやすみなさいー
ダイアモンドダスト
ガルフストリーム
フラミンゴレディ
スプモーニ
アリス(ノンアルコ)
>>324 タモさんはあらゆるものを舐めてかからないという指針の元に
色んなものと向き合ってるからね。だからとても下らないと思えるものが
すごく豊に語られたりするんだろうね
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:15:09.85 ID:DCW1/WNM0
>>332 ちくまの「ニーチェ入門」は良かったよ
主著の書かれた背景とか、思想の変遷とか大体わかる
ハイデガーとか普通に解説書ないと無理
>>333 その場その場で使い分ければ良いじゃん
なんでそう真理を求めたがるのか
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:15:26.85 ID:YxBGFYvO0
>>326、329
ほほう・・・意見が分かれてるな
とりあえず帰還まで読んでみてからパラ見してみる
二人ともdd!
ツァラトゥストラはまだ読めるが権力への意志はさっぱり
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:16:14.21 ID:PBpgVZA90
>>320 ハミングウェイはFF4に居るねwネミングウェイも
>>339 安部公房は高校生でハイデッガー読んでたみたいだけどどの程度理解してたんだろうか
筒井康隆は50過ぎてからハイデッガーを面白く読めるようになったと言っていた
344 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:16:43.22 ID:i9AOtNt50
ネタバレ含む
「僕の父」がとてもおもしろかった。
子供から見た父親は英雄というか偉大なもので、絶対に正しいもんだと思ってるけど
実際は周りからは嫌われてるっていうのは子供にはほぼわからないからね。
おれも小学生のときは先生が絶対的なものだと思ってたけど成長して歳が近くなるにつれて、
親から嫌われてたり、パチンコしたり結局は同じ人間なんだなあって思うことばっかり。
そんなのを思い出す話でした。
345 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:16:44.62 ID:DxrXNdPr0
ネタバレ含む
心が二つある大きな川
ニックは自然という他者を見て、自分がいかに生きていくかを悟ったんじゃないかな。
んで、釣りの場面はすごく「老人と海」だったんだな。釣りの純粋な力の駆け引き。
こういう緊張状態にいるニックは、非常に必死。むしろ、生き生きとしている。
バッタやら木やらに見せる愛情(に似た視線)とは違った視点(ライバル、というか)で
鱒やらカジキマグロを見てたんじゃないかなぁ。
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:16:49.33 ID:O0CInnKe0
>>337 坂道の話だけでずーっと喋ってたりするからねぇ
あの人はスゴイ
ゲストが料理作り始めるとそっちに夢中になって喋らなくなるタモリもかわいい
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:16:57.60 ID:LWYEJ40EO
ラノベや哲学書か。
なんだかアレだな
読書好きな一般人が入ってこれない感じがする
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:17:00.25 ID:i/tVhm9L0
ニーチェは未だに読みきれないが
『ニーチェが泣くとき』は大好き
レス代行スレより、ID:hEMoUyB+0氏からレスが届きました
↓↓以下当該レス本文↓↓
ヘミングウェイを久しぶりに再読したけど、やっぱヘミングウェイの描く「アメリカ」って、
ヨーロッパ人(特にフランス人)がかくあれかし、と思っている「アメリカ」なんだなー、って思った。
その辺はマルカム・カウリーあたりが言ってたけど。
『二つの心臓の大きな川』はまあ、ニック=茶色いバッタなんだな、と普通の読みをしちゃった。
焼け跡のバッタが象徴するものや、最初に釣った魚を「疲れているだけなんだ」といって放流するのも、
「上流で流れに翻弄されたくない」「下流の湿地の深い場所で釣りたくない」というあたりも、
すべての要素が今ここに生きている世代=青春時代を全力で肯定する物語なんだと思った。
しかし『インディアンの村』のニックの「ぼくは絶対に死なないさ」=自殺なんてしてやるもんか、
って言葉は、皮肉というかなんというか、ちょっとうすら寒いものを感じたなあ。
これもある意味でヘミングウェイ神話なのかな。
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:17:47.28 ID:FK0Mw02f0
ハイデガーは昔ナチス方面調べてたときに興味持ったが用語が難解すぎて歯がたたんかった
>>338 おー、それは良さそうだね。抑えておくよん
>>343 公房で理解できなかったら、誰も理解できないぐらいできるひとだと
思ってる。高校生の段階でどうかは、ほとんど憶測の領域だが、たぶん
理解してたのではないだろうか
ベートーヴェンやオームの写真、肖像画を見てからドイツ人=気難しい顔している
というイメージが俺の中で作られた
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:18:26.02 ID:Hp4dnZUF0
_ .'⌒
'´,ヘ^´ ヽ⌒ ごめんなさい、髪型が整っていないのに今気付いたわ
rxァ!リ从リ))ァ 328さん、よろしくね
. ノハ(|!゚ ヮ゚ノi|、 ちなみにラノベから漫画まで幅広く読むわ
'(( (と」介iつ))
`` く/_j_〉 "
し'ノ
>>341 ルグウィンの他の作品(SF)も読んでみてね
なんでも気になったら先ず読んでいくしかないぜ
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:18:36.17 ID:LWYEJ40EO
ラノベや哲学書は中高生やモラトリアムな大学生が読んだりするものだしなー
まあ偏見だがそんな感じだ
悪いとは言わないが、普通の人はミステリーとかを読むな
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:18:36.97 ID:alMrLenQi
正直哲学書は解説読んじゃいかんな。数学と同じで、彼の中の論理を彼の言葉で理解しないといけない
本当に理解するには10年ほどかかるらしいので人生捨てる気ならどうぞといったもの
357 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:18:48.99 ID:V3i6x3V+P
ネタバレ含む
鱒はいわゆる「ブラウン」でええの?
俺は釣りをしないのだけれども、こいつは他の小説でも目にするし、魅力的な獲物なのだろうとおもうのだけれども。
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:18:56.82 ID:mkAjti1+0
>>340 真理は求めてないよ自分の納得いくものや面白い考えがあるのか探してるだけ
まず真理なんてないと思ってるよ今の自分ではね
何もわからん
359 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:19:43.87 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
>>319 自分は、ホプキンズが鍵だとおもう
いまのホプキンズは変わってしまった。けど、昔いっしょに釣りに行ったホプキンズは
上流というニックにとっては神話的な場所に、思い出として生きている
キャンプ地をあんなに吟味して選んだり、コーヒーの調理のしかたのことで脳内で対話したり
「だから、ほかの人間と川で魚を釣るのをニックはあまり好かない。仲間じゃない人間が一緒だと、きまって釣りの楽しみが失われてしまうからだ」
他人はもちろん、いまのホプキンズもきっとこのなかに含まれているのじゃないかな
だから、ニックはいま独りで行動することが必要。昔のホプキンズに会うためには
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:20:38.96 ID:DCW1/WNM0
>>336 逆にオススメされてしまうとは
思わず注文してしまったよ
渋澤はだいたい押さえたと思いきや、絶版だから見逃してたなぁ
こう言っちゃああれだけど、哲学を理解するのに恐ろしく歳月かかるのに
理解しても何も実にならないのが虚無すぎるというか・・・
結局、「2つの心臓」って何のことだが教えてエロイ人
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:21:14.12 ID:FK0Mw02f0
>>354 俺はル・グィンってSFのほうが好きだな
課題になった『闇の左手』といい『天のろくろ』といい説教くささをほぼ感じないし面白い
短編集が絶版なのが残念だ
ネタバレ含む
>>309 川がそういうふうに二面性を提示してるのは気がつかなかった。
これは面白い指摘だね。
確かにタイトルからして、川に二面性を含ませているんだもんなあ。
>>311 ちょーと、あのセリフの訳は問題がある気がしたな、俺はw
たいした問題ではないけど、あれ原文読むと、やっぱ熱すぎてさ、舌を火傷してるんだよねw
それがあの訳で分かるかなあ? と思った。
>>314 解説に書いてあるけど、
ヘミングウェイは「敗れざる者」とか、マッチョなヒーローを確かによく書いている作家なんだよね。
で、マチズモの典型として批評されてきたのだけど、
最近ではその評価がいろいろ転倒してさ、実際にはもっと弱弱しくて女々しい側面があったとか、
少なくともニックは、マッチョなヒーローではない、という読みのが一般的になってきている。
四人目の奥さんが死後に出した告白本で、
晩年のヘミングウェイの性的嗜好が、女装した上で女性役をやる、で鞭打たれたりする、
という趣味なのをあかされてしまって、それはもう……
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:22:02.75 ID:YxBGFYvO0
>>354 闇の左手は読んだぜ
だから取りあえず読みやすそうなゲドでもとね
終わったら所有せざる〜とか知ってるタイトル読んでみるつもり
>>361 知を愛して地上の利をもとめないのが西洋的哲学じゃないんか?
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:22:48.52 ID:PBpgVZA90
タモリは子供の頃から人が興味を持たないことを知るのが快感だったと言ってるから
下らないと思えるものが豊かに語られたりするんだろう
一応彼にも舐めてかかってる分野はある
俺の知ってるのは暗黒舞踏とさだまさし
>>361 金銭的には本でも出さない限り何の意味もないけど、
学べば学ぶほど、見方、視点が広がって、世界を面白がることが
できるんだとかってに思ってるよ。
それで培った知恵でこうやってみんなと話すことは、なにより楽しいしね
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:24:08.06 ID:FK0Mw02f0
>>367 おっと熾烈なバトルを繰り広げた小田和正を忘れるな
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:24:20.56 ID:mkAjti1+0
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:24:27.50 ID:DCW1/WNM0
絶対主義も問題あるんだろうけれど
絶対は絶対にないよ(キリッ な相対主義もどうもなぁ
な俺は
とりあえず「相対主義の極北」でも読んどく
372 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:25:13.35 ID:el9wwMFf0
、____,、__
,.一'′: : : : :|: :. ̄`ヽ
/:,ィ/:.:.:./: : : :|: : : : : : : \
/イ7/: : : :./: /l: :,イ:.;ハ: : : :ヽ: :.Y^マ 、
//:/: : :/:_/_|_/ |:.| ヒ__: : :.:i: :| | 〉
>>315 . 〈_,/;イ: : l:|´/ l/ Vl ´\:` : :|: :| !/ 「せんどう えりか」さんでいいのかな。こんばんは。
l/ |:.:.:.|:|えテミ fテ斤トl、|:ハ!__」
>>319 |:.:.イ } ftッノ ftッノ |/Y: | 勝手な感想だけど、傷ついたのはやっぱりニック個人だけじゃなくて時代
|:.:.:トハ xx. , xx ,ハノ:.:|:.:| 精神そのものって感じがするのよね。巻末にも似たようなこと書いてあった
|:.:.:|: :|>-、._ 、 , </: : /: :| けど。それを回復するために、戦争で破綻したのがわかりきってるはずの
|:.:.:ト、|/ ,ィ-ぅ</: :/: : /ヽ:.:| 「正しい父親」世代の生き方をなぞってみざるをえない、ニックもヘミングウェイ
|:.:∧/ /「丁¨7: :/: : / i:.| 自身も、それが結局徒労に終わることを承知しつつ…みたいな。幼い日に
l:./ / i Y__/ィ'/: :./ .| | 見た父親の姿から戦後の青年期に移る構成で、なんかそんな風に感じたわ。
爪/ | f'¨艾¨Y:./ | |
>>364 ヘミングウェイのマッチョさどこか、虚構的というか
本来の自分を隠すためのモノだったんじゃないのかなあ、とかちょっと思ってしまう。
若い頃の無茶っぷりとかも。しかし、性癖はばらさずに墓まで持っていってあげてー
俺には小田和正とさだまさしの区別がつかない
375 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:25:53.87 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
「ニックは興奮した。早朝の清浄さと川の眺めに興奮した」
ホプキンズと幻想的に再会し、過去にたどり着く目的が果たされて、こっから未来志向がはじまる
「あの湿地で釣りをする日は、この先いくらでも訪れるだろう」
という明るい終わり方
>>349 代行乙です
火事によって黒くなったバッタは、余計なものを背負わされてしまった現在のニックの仲間かな
>>367 そういうことじゃなくて、頭からゴミだと決め付けないという態度のことね。
変なものだけに興味を持つんだったら、あんなに多方面で楽しそうにしてないんじゃないかな
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:26:50.32 ID:LWYEJ40EO
タモリと同じだな
俺も興味のない本ばかり読んでる
興味のない板やスレばかり見てる。
食べ物板やら、建築関係や音楽関係の本やらな
まったく興味がない
379 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:28:42.11 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
>>364 ニックがマッチョなんじゃなくて、やわらかい心をもったニックが、マッチョな存在に出会い、驚き、変革を経験する
のがニック・ストーリーズの典型なんじゃないかな
いつも「○○の世界に入門するニック」という形をとる
「ファイター」がもっともわかりやすい例
380 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:29:21.86 ID:DxrXNdPr0
ネタバレ含む
コーヒーのホプキンスかー。
ホプキンスの物語に格好の結末がついたわけだ=清算したって言ってるし(という風に読んだ)、
その直後で物思いを留めようとしているんだよね。何かを忘れたがってるように見える。
>>373 それ三島と同じかな?
ニックは全然なよっちい奴だと思ってた。
>>364 全然関係ない話なんだけど。
ヘミングウェイ女装で、ゲイの世界では受けをやりたがる人が多いというのを思い出した。
惚れさせた方(関係の中で強い方)でもやりたがるのは「受け」て聞いて不思議な感じがしたな。
戦争から帰ってきて荒れた気持ちの兵士でも「受け」希望が多いとか。
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:29:50.75 ID:FK0Mw02f0
>>377 何の役にもたたない娯楽でもあり、ためになったりする利益もあり両方あるから本って面白いのにな
つまらん結論だがどっちも大事だろうと
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:30:01.28 ID:alMrLenQi
>>377 昔からそうだよ。でも、100年後に残るのは利のあるものだ
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:30:07.14 ID:mkAjti1+0
>>371 ウホッ!amazonであらすじ見たけど面白そう!
はぁどんどん本が増えていく・・
ネタバレ含む
>>325 言われるまで思わなかったけど、人物関係なんかが「デス博士」とかと似てるかもしれないなあ。
>>334 香りの機能はまったく同意。全篇に匂い立つような香りの描写がなされている。
>>344 「僕の父」は俺も好きなんだけど、一般的な評価はこの短編集の中で一番低いんだよね。
というのは、やっぱヘミングウェイは「氷山の理論」文体あってこその作家と目されてるけど、
これはホントに初期の初期、習作と言っていい段階のもので、まだぜんぜんそんな文体じゃないんだよね。
あとはシャーウッド・アンダソンという先輩作家の影響を受けすぎていて、
「僕の父」はアンダソン短編集に紛れ込ませても、誰も気がつかないんじゃないか、ってよく言われるw
>>345 あの沼(湿地って訳してたっけ)をどう読むか聞いてみたいなあ
>>349 上流・下流をそういうふうに読むのは
>>309とかに通じるね。
肯定と取るか、逃避と取るかはまた、問題になるかもしれない。
「ぼくは絶対に死なないさ」は、やはり弱いニックが、自分を元気付けるために
必死に言い聞かせているセリフなんじゃないかなあ。
>>357 俺は魚の種類までは分からないけど、原文ではトラウトだね。
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:30:55.32 ID:PBpgVZA90
>>369-370 和解したらしいから言わなかった
名古屋とか埼玉はネタにしてるだけな可能性もあるから言わなかった
>>376 頭からゴミだと決め付けないという態度という意味で
>>367の上2行を書いたのだが
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:31:10.73 ID:LWYEJ40EO
土壌学とか畜産学や育種学、あとコンクリート、経済学とかまったく興味ないのに、本を読んで勉強してる
農学部でも建築学科でも経済学科でもなかったのに…
まったく興味ないです
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:31:41.97 ID:O0CInnKe0
読んでないけど釣りの話がよく出てくるのな
ブローティガンの『アメリカの鱒釣り』とは関係あるのかしら
久々にこのスレ見たなー
最近はあんま本読めてないけど
>>381 高校時代男子校だった自分の意見では
「攻め」をやっちゃうと完全に「自分はゲイだ」と100%認める事になっちゃうからじゃないかな
「受け」でいる限りは戻ってこれるというか、「気の迷いだった」で済む雰囲気はある
久しぶりにVIPの読書スレ見たけど大分雰囲気が変わったな
はてなを見てる気分になってくるわ
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:33:55.55 ID:PBpgVZA90
>>389 文字だけだから誤解されることはよくある
せめてコンピュータで語調だけでも伝えることができればもう少し円滑に進むのだがなー
>>377 知は力だよ、アニキ。
ニーチェせんせはそんなインテリの高踏ぶりにルサンチマンをみたんだっけ?
利の為に知を求める読書家もいるんだろうけど、このスレには少なそうだw
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:34:54.43 ID:el9wwMFf0
、____,、__
,.一'′: : : : :|: :. ̄`ヽ
/:,ィ/:.:.:./: : : :|: : : : : : : \
/イ7/: : : :./: /l: :,イ:.;ハ: : : :ヽ: :.Y^マ 、
//:/: : :/:_/_|_/ |:.| ヒ__: : :.:i: :| | 〉
>>330 . 〈_,/;イ: : l:|´/ l/ Vl ´\:` : :|: :| !/ 独文の人には悪いんだけど、Froehliche Wissenschaftってたしかにそう
l/ |:.:.:.|:|えテミ fテ斤トl、|:ハ!__」 訳せないこともないと思うけど、本来中世の詩人の技芸のことを言ったもの
|:.:.イ } ftッノ ftッノ |/Y: | なのよね。だからそこまで訳してしまうと、ちょっと…と。まあ、白水社の
|:.:.:トハ xx. , xx ,ハノ:.:|:.:| 『華やぐ智慧』よりはいいと思うけど。
|:.:.:|: :|>-、._ 、 , </: : /: :|
>>332 |:.:.:ト、|/ ,ィ-ぅ</: :/: : /ヽ:.:| 西尾幹二の『ニーチェ』が、ニーチェの生い立ちから悲劇の誕生出版までを
|:.:∧/ /「丁¨7: :/: : / i:.| 扱った力作でオススメかな。
l:./ / i Y__/ィ'/: :./ .| |
>>342 爪/ | f'¨艾¨Y:./ | | あれは妹のエリーザベトがニーチェの死後に勝手に遺稿を切り貼りして
作ったものだからなぁ。「捏造」とまで言い切る研究者も多いし。
396 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:34:59.35 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
>>380 「頭が冴えてきはじめた」といってるのは、苦いコーヒーのせいだけじゃなさそうだよね
ホプキンズのこと考えてたら、というふうにも読める
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:35:03.74 ID:LWYEJ40EO
DTBに出てきた能力者の対価なんだろうか
興味のない本やスレや音楽ばかり聴くんだな
不思議だな
好きな事や興味のある事はやらないんだよな
まったく関係ない話なんだけど、
俺たち川ってきくと上から下に流れるものだと思うじゃない
でもアイヌの人たちってその逆で、川は海からやって来て山奥に入っていくものだと思うんだって
故郷に帰ってくるシャケが関係してくるみたい
>>375 まったく面白みがないけど、バッタは「一次大戦に狩り出されて傷つき疲れた若者たち」
を象徴してるものだと思う。そしてそのバッタは大不況によってずっと黒く染められたままになるんだけど。
ホプキンスについてだけど、ホプキンスはいわゆる典型的な「20年代の成金」だと思う。
それこそフィッツジェラルドのような、パリから帰って一夜にして大金持ち、みたいな。
ただ、『キリマンジャロの雪』で金持ちに憧れているフィッツジェラルドを貶していたヘミングウェイだけど、
『二つの心臓の大きな川』でのホプキンスへの複雑な感情を鑑みるに、ヘミングウェイもそうした「成功者」に対して、
嫉妬と羨望と「かつてはあいつも仲間だったのに」的なものを抱いてるんだなあと思った。
そしてヘミングウェイもそうした「成功者」の仲間入りをするんだけど、そのことに関して微妙な後ろめたさ、みたいなのがあって、
『キリマンジャロの雪』でのフィッツジェラルドの罵倒に繋がるんだと思う。
>>392 今、ヘミングウェイと哲学タイムになってるからなw
401 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:37:28.43 ID:DxrXNdPr0
ネタバレ含む
生と死を扱っている作品というと、インディアン部落と殺し屋。
インディアン部族では、なぜかニックは最後で「死ぬようなことはないのだ」って言ってる。
訳の関係かもしれないけど、これがわけわからんかった。自殺をテーマにしているけれど、
普通は「自分は殺されることはない」という意味になるでしょう? チンコと同様、虚勢だと思った。
殺し屋では、元ボクサーがいつか殺されることを覚悟しながらどうにも改善できない場面で、
ニックは町を出ることを決意する。で、考え続けないほうがいいよってマスターが言うってことは、
ニックは相当死に対して恐れを持っている、ってことなんじゃないかなぁ。
>>393 そだね。漫才なんかも文字だけ追ったら、結構えげつないこと言ってるなみたいな
こともあるからね。
コンビ間で認め合ってるからこその「アホ!」であり「しんだらええねん」
であるのだろうからね。
相手が見えないと恐怖の増長の歯止めが利かなくて、戸惑うことはよくある
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:37:51.28 ID:FK0Mw02f0
>>381 それはやけっぱちということなのかそっちのほうが気持ちいいということなのか
実際男のあれはそういう器官ではないので相当熟練しないと快楽を得るのは難しいというがな
受け役の感じる性の快楽は排泄物の放出の際にともなう快楽の誤反応でつまりかなり慣れないと快楽を得られないわけで
一体どれだけの経験を積めば快楽を得られるのか皆目見当もつかない
>>381 最近読んだ本に似たようなことが書いてあったな。ちょっと引用するけど
作家サルトルによると、「受動的な愛が男に波及すると彼を同性愛に向かわせる」というから
愛されたいという欲求が彼を同性愛に向かわせたと考えることもできるだろう。
だそうだ。やっぱみんな誰かに罰してもらいたいんだろうかね
405 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:38:38.45 ID:i9AOtNt50
ネタバレ含む
>>385 「僕の父」はストレートすぎるってことか。
「氷山の理論」覚えたから「老人と海」とかもっとヘミングウェイ読んでみようかな。
今回「スルミナの埠頭」でなんだこれは、と思って、「インディアンの村」で意味深な終わり方で謎だらけだったから
これから読んでいけるんだろうかと不安になったw
ジョージ叔父はどうしたんだ。
>>391 あー、100%ゲイじゃないって揺れ動いてる時か!なるほど
なんとなく攻めの方が物理的に性的快感が大きいような気がして、不思議だったんだよね。
でも普通にゲイのハッテン場でも受け希望が多いっていうことは、物理的にも受けの方がいいのかと。
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:38:48.96 ID:Hp4dnZUF0
_ ,'⌒
'´,ヘ^´ ヽ⌒ かがみん、よろしくね!
rxァ!リ从リ))ァ
. ノハ(|!^ヮ゚ノi|、 ビシッ!! 最近読んだ本は
'(( (く」介i,9m) Σ 西澤保彦(彼女が死んだ夜、子羊たちの聖夜)
`` く/_j_〉 " 伊坂幸太郎(重力ピエロ)
. i_ハ_) ランニング状態で足をとめた山田さんの(DUST)
諸富 祥彦 (生きるのがつらい。「一億総うつ時代」の心理学
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:39:27.64 ID:qlYlXTHk0
>>398 おもしろいね。生まれてから一度もその発想はしたことがなかったww目からウロコ、海からシャケ
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:40:42.73 ID:FK0Mw02f0
>>398 P・K・ディックの『逆まわりの世界』みたいだな
面白い
>>397 DTBスレとこのスレ交互に見てたから
そのレスで危うく誤爆したかと思ったわ
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:41:24.07 ID:PBpgVZA90
>>402 対談集なんか読んでると8割方こいつら性格悪いんじゃないか?と思ってしまうからなーwwwww
なのによく読むんだけどww
読んで嫌な思いをするジャンルなのにでも見てしまうっていうのは何故かある
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:41:54.68 ID:FK0Mw02f0
>>407 >諸富 祥彦 (生きるのがつらい。「一億総うつ時代」の心理学
AAの明るさと正反対にもほどがあるw
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:41:56.62 ID:O0CInnKe0
>>391 男性は自分にホモセクシャルな部分があるってのを恐れるからね。
しかし、なら「バイ」でいいのになぁ。人間多かれ少なかれバイ的要素は誰にもあるものだし。
415 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:42:09.34 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
>>399(代行レスおつかれさまです)
時代の網目をとおして見ると、なにもかもがバッチリ固定される感じだねw
ホプキンズのことは、たんなる「嫌い」では片付けられない感情がある気がする
ネタバレ含む
>>359 俺も、この中で一番ホプキンスのエピソードが好きなんだよな。
読み方もほぼ同じ。
だが、結局その過去はどうやっても戻らないと思い知らされてしまうのが、
コーヒーの描写なんじゃないかなあ。
>>362 俺も知りたいw 実際にそういう名前の川があって、それからタイトルを取ったらしいんだけどねw
>>372 >戦争で破綻したのがわかりきってるはずの
>「正しい父親」世代の生き方をなぞってみざるをえない
かなりキッツイネタバレになるけど、これに関しては指摘しておきたいことがある。
ニックの父は「医師とその妻」などに語られるけど、夫婦関係がうまくいってなくて、
おそらく最後は猟銃自殺してる(「二つの心臓の大きな川」の時点で故人)んだよね。
これはこう読むのが100%正解って解釈じゃなくて、
そうとも読める、解釈しうる、というレベルの読みだけれど。
ネタバレ含む
>>375 湿地(原文"swamp")なんだけど、
俺は原野に分け入っていくこの行程をニックの心の中に入っていく儀式と解釈しているのだけれど、
川や湿地はニックにとって、いわばトラウマや癒すべき傷を表していると思うんだよね。
で、この湿地を避けているのは、ある意味、そこから逃げているとも取れてしまうのだけど、
一方で、ご指摘のように
「あの湿地で釣りをする日は、この先いくらでも訪れるだろう」
とも言ってるんだよね。
そうした未来への希望としての読みを後押しするように、
ここでヘミングウェイは変な文法を使ってるんだよね。
「あの湿地で釣りをする」を"fish the swamp"と書いている。
普通"fish in the swamp"だろう、と。
もちろん、fishはつりをする場所を直接目的語に取ることもできるんだけど、
きわめて稀な用法で普通は使わない。
それをあえて使ったのは、一番大きな傷であるswampそのものを、
釣りあげることを示唆しているのではないかなあと。
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:43:03.19 ID:Qs3GDZLAO
紅玉いづきは過大評価だと思っているのは俺だけかな
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:43:15.92 ID:UQzCJFzpO
うん、俺もバイ的なところは少しあるな
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:44:04.76 ID:YxBGFYvO0
このスレは男の娘好き多いからな
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:44:51.94 ID:alMrLenQi
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:45:12.51 ID:LWYEJ40EO
俺はまったくないなあ
二次元ならともかく三次元はありえないよ
カイチューは好きだけど
>>404 その本なんてタイトル?読んでみたい
罰してもらいたくて受け、というのはなんとなく解るんだけど、どうして関係の強い方が受けになるのかがよく解らないんだよね。
最中はMで終わった後S、って態度がコロッと変わってるのか?
昨日も同性愛が話題だったな…つーか意外と普通なんだろうか、ちょっと信じがたいんだけど。
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:46:04.66 ID:Qs3GDZLAO
>>424 自分がそういう性癖か、という意味では俺はその気はないけど
話としては面白いなーと思ってる
>>395 把握した。
>>412 典型はゴシップだけど、人間の性みたいなもんだから仕方ない。
俺は他の楽しみを高めることによって、そちらへ向かわないようにしてるよ。
>>423 桐生の世界情死大全だけど本当にちらっとちらっと出ただけだから期待しないほうがいいよw
でも昨日話題になった都合のいい女性像と通じそうだね
相手に攻めを強要するってことかな
ネタバレ含む。
>>379 確かに、ニックのビルドゥングス・ロマンとしての読みは、主要な解釈の一つだね。
>>380 忘れたいのは確かだろう。
おそらく、忘れるために必要な儀式として、コーヒーを彼の流儀で入れたんじゃないかなあ。
>>381 それは知らなかったw 面白いねw
>>396 >>399 すぐ破綻してしまうんだけどねw
ホプキンスのことを〜頭がさえてきた。
たぶんホプキンスのエピソードから、蚊を焼き殺すことにつながると思うんだけど、
そこが俺にはいまいちつながらないんだよな。そこはどう読んだ?
>>401 こう言ったら怒られるかもしれないけど、今回再読して一番思ったのは
「ニックは相当チキンだなあw」ってことだったw
戦争を経験する前から、ずっと、かなりいろんなことを恐れてるよねw
>>405 若書き、ってヤツだろうね。
あ、ヘミングウェイは正直、長編はハズレが多いと言うか、はずればかり、
短編も後になるほどつまらなくなっていくので、あまり期待して読まない方が……
ラノベオタとしては、たいしたことなくても紅玉みたいなのの居場所奪いたくないというかあの手の作風の足場にして欲しいので批判はしない
別に評価もしてないけど、そういった意味で影響力のある奴や供給側がそれなりにいい評価してるのはわからなくもないと思う。
>>429 ありがとう、でも面白そうだから読んでみるw
攻めを強要というのも解るような…相手に罪悪感?相手がゲイなんだ、と押しつける気持ち?かな
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:54:08.30 ID:O0CInnKe0
現代の性別観では、性別は
・生物的性(Sex)
・性自認(Gender Identity)
・性的指向(Sexual Orientation)
・社会的性(Gender)
の四つの要素で成り立っていると考えられているんですね。
このうち上の三つの要素はグラデーションのようになっていて、例えば精巣と卵巣が両方ある人とか(生物的性)、
男性も女性も好きになる人、あるいはどっちも好きにならない人(性指向)、
自分が男だと思っている人や自分の性別がよく分からない人(性自認)なんてのもいるわけです。
で、この三つの組み合わせがどうなるかによって性別ってのは決定されるわけです。
だから組み合わせによっては体は男性だけれど性自認は女性、で女性が好きな「トランスセクシュアル・レズビアン」
みたいな人も生まれ得るわけです。実際俺も一人知り合いにいます。
それに対して、社会的性だけは「男」と「女」の二つのカテゴリィしかない、このことが
ジェンダー、フェミニズムを考える上での大きな障害になっているんですね。
なんで俺はこんな話をしているのか。
>>395 なるほど、技芸なのか。
学問ではそもそもないのね。
とりあえず何が「うきうき」なのか非常にツッコミたかったのだけれど。
437 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:54:20.37 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
>>417 第二部はしっかり読み込めなかったんだけど、湿地でニックはずっと鱒と対話している感じだね
鱒のことをものすごい丁寧に扱ういっぽう、それはあくまで狩りの対象であり
鱒もホプキンズとおなじく、なにやら両義的な存在・・・
川がトラウマや傷だとすると、ニックが川にたいして向ける熱心さがうまく説明できないとおもう
湿地に関しては、そうかも!
わずか2字、inのあるなしがいろいろ思惑を呼ぶ、まさに文芸の醍醐味w
湿地がそのまま女の代わり・・・という解釈はいやらしすぎるか
ギリシャでは生殖でないために同性愛が崇高。
日本の武家では忠誠のために同性愛がお盛ん。
聖職者は禁じられてるが故にお熱。
でも被虐や自らを辱しめる為にってのはよくわからん文化だな…
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:55:44.17 ID:alMrLenQi
>>434 15,6才の美少年が男としてしまったあとに罪悪感を感じている姿はいいよな。そういうことだと思うけど
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:56:17.42 ID:UQzCJFzpO
紅玉の新作が来月のMW文庫から出るらしいから読んでみるかな
まだ1冊も読んだことないし
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:56:32.74 ID:el9wwMFf0
、____,、__
,.一'′: : : : :|: :. ̄`ヽ
/:,ィ/:.:.:./: : : :|: : : : : : : \
/イ7/: : : :./: /l: :,イ:.;ハ: : : :ヽ: :.Y^マ 、
//:/: : :/:_/_|_/ |:.| ヒ__: : :.:i: :| | 〉
>>377 . 〈_,/;イ: : l:|´/ l/ Vl ´\:` : :|: :| !/ 地元ながら痛々しいわよねぇ…。
l/ |:.:.:.|:|えテミ fテ斤トl、|:ハ!__」
>>398 |:.:.イ } ftッノ ftッノ |/Y: | すごいな、まったく思いもよらなかった感覚だわ。
|:.:.:トハ xx. , xx ,ハノ:.:|:.:|
>>402 |:.:.:|: :|>-、._ 、 , </: : /: :| はい、よろしくー。西澤保彦は私もこないだ読んだところだし、少し追って
|:.:.:ト、|/ ,ィ-ぅ</: :/: : /ヽ:.:| みてもいいかなーと巻末の後書き読んで思ったわ。
|:.:∧/ /「丁¨7: :/: : / i:.|
>>412 l:./ / i Y__/ィ'/: :./ .| | 対談集は両者の話がかみ合ってなかったりすると正直読んでるのがつらい
爪/ | f'¨艾¨Y:./ | | わね。特に批評家による作者へのインタビューとか。
442 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:58:25.95 ID:V3i6x3V+P
ネタバレ含む
よし、ざっと読んだ。
・冒頭のカワセミが「状況を超越したポジションにいる存在」なのかなと思ったら、そのあと全然でてこなかったでござる
バッタに対するもう一つの捕食者かなーって……出てこねえし。
・ニックのメシは当人はえらく満足しているけど、作者はどうなんだろうか量りかねる。
缶詰のスパゲティとかおれには「喰えたもんじゃない」代物にしか思えないのだけれど。
ほんとうに「悪くない食事をしてる」のかな?
・鱒を素手で触るシーンで、鱒へのダメージを気にして手を濡らすけど、これの意図。
手を濡らそうが、冷えきるくらいに浸さないのなら、人間の体温は魚には高すぎるので、マスには火傷したに等しいダメージを与えてるはず。
これは、ニックが意図せず害を加えてるのか(鱒のカビ云々の下りがあるが、ニックも少なからず酷い事をしている)
はたまた、本当に鱒に不要なダメージを与えてないのか
……飯喰ってからもっかい読もう。
ところで西条八十の詩集で年末のこのスレにぴったりなのを見つけた
ある大晦日の夜の記憶
その夜は粉雪がふつてゐた、
わたしは独り書斎の机の前に坐って
遠い除夜の鐘を聴いてゐた。
風の中に断続するその寂しい音に聴き入るうち、
わたしはいつかうたた寝したやうに想つた、
と、誰かが背後からそっと羽織を着せてくれた。
わたしは眼をひらいた、
と、そこには誰もゐなかつた、
羽織だと想つたのは
静かにわたしの身に積った一つの歳の重みであつた。
444 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 01:59:00.85 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
>>431 なんかすごい印象的なんだよね、蚊を焼き殺すエピソードが
わざわざ焼くあたりが
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 01:59:44.60 ID:bWD/mWrWO
ある事情で女装をよくするが、性別って不安定なんだなって思うときあるわ
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:00:01.64 ID:6sFhxiyjO
>>435 なんか納得した
俺は完全に男だな
ただし草食系
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:00:05.91 ID:JrOujxrf0
>>418 ミミズク評価いいから読んだら大したことなかった
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:00:39.63 ID:mkAjti1+0
>>398 帰着点が山?世界を創造したのは山なのか・・山なんだな!
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:01:01.92 ID:qlYlXTHk0
>>443 これはウマイ!と思わせられる詩だね
なんか、やわらかい俳句のあじわいが、成長して詩になった感じ
>>445 スカート履くと仕草もなんとなく女っぽくなるのな。座るとき内股になったり
もしかすると服装がジェンダーの根源ではないかと思ったことがある
ネタバレ含む
>>437 最初に、川に出る場所を計算して歩いていく場面なんかは、
自分の傷と対峙するための準備をしていると読んでたのだけど違うかな?
そして川で鱒と格闘し、釣り上げること自体が、
自分自身の癒しへとつながっていくのだと思っていた。
>>442 ちょっと前にスレで話したけど、ニックもヘミングウェイもアングロ・サクソンだから……
アングロ・サクソンのメシに何も期待しちゃいけないと思うwww
鱒に関しては、十分気を遣ってるとして書いているんじゃないかなあ。
現実に同じことをしたら、多大なダメージを与えているのかもしれないけど、
あの部分ではニックの気遣いはそれなり十分だったと書かれてると思う。
あの鱒への自己投影はなかなか面白いよね。
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:02:06.02 ID:FK0Mw02f0
>>438 被虐は露悪思考というかなんかちょっとそういうのを感じる
性行為とは一種の破壊行為でもあるという話をきいたことがあるがそういうのの裏返された形なんだろうか
>>434 相手というか自分の哲理というかそういった深いところで自分自身に罪悪感を抱いてると
それを誰かに罰してもらいたくなって受けになると俺は思う
この過程を経て受身になったことでさっき引用した男性への波及が起こって
ようこそ…男の世界へ…状態に
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:02:46.09 ID:PBpgVZA90
>>445 だからこそ古人は男らしさ、女らしさにこだわったのかも知れない
長い歴史から見てもそのほうが合理的なんだろうな
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:02:59.91 ID:6sFhxiyjO
ミミズク読んだときなんか気づいたら読み終わってたって感じだった
展開が早かったからかな
でもああゆう絵本のようなラノベってあまりないよな
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:03:00.66 ID:Hp4dnZUF0
_ ,'⌒
'´,ヘ^´ ヽ⌒ 詩集、お気に入りの本を読みながら、除夜の鐘を聴いて
rxァ!リ从リ))ァ 新年を迎えるのも素敵ね
. ノハ(|!^ヮ゚ノi|、 ビシッ!!
'(( (く」介i,9m) Σ
`` く/_j_〉 "
. i_ハ_)
>>439 この場合、美少年は攻め?
その罪悪感持った姿をいいな、と思っているのは相手?
単なる第三者が美少年を愛い奴、て思うのは解るんだけど、
やられちゃってる方が相手に優越感みたいなのを感じるのが解るような解らないような
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:03:07.82 ID:O0CInnKe0
>>443 西条八十はいいねぇ
トミノの地獄ばっかり話題に出されるけどw
>>445-446 まあ、「男」と「女」で片付けられるものではないのは確かだね。
千堂 瑛里華さん?は帰ったのかね?
たまにAAやる勇者がでるけど大概は1スレ持たないね
ふと我に帰って「ああああああ」ってなるのかな
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:03:45.83 ID:LWYEJ40EO
ショタは心理学的には異性愛の一種でゲイではないらしいが…
まあゲイだろうと思うよ
俺はショタにはまったく興味ないし
ロリにはあるが
リアル男の娘か
ネタバレ含む
>>444 第二部でマスを叩き殺すシーンの予兆でもあると思うんだけど、
やっぱり蚊のシーンはやや意味がつながらないんだよね。
マスのシーンは、この短編中最大の山場として挙げる批評家が多いんだけど、
俺はそれこそ「生贄」の儀式なのだと解釈している。
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:05:30.88 ID:UQzCJFzpO
女装したことある人にはスカート穿くと本当にスースーするのか訊いてみたい
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:05:32.29 ID:FK0Mw02f0
>>460 ショタは男性生殖器もった幼女とどう違うのかよくわからん
もっとも愛好家にいわわせるとまったく違うようだな
>>456 ごめんミスった
そういえば「除夜の鐘」って今まで生で聞いた事ないなぁ
自宅にいると聞こえるもんなのだろうか
>>438 ローマの同性愛について、
男性の女性に対する感覚と言うのは、現代に比して考えればペットのようなものだと、聞いたことがある
一方で男性同士というのは、度重なる戦争でかなり親密に関係を感じるって
本当かどうかなんて、しらないけどね
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:06:49.13 ID:LWYEJ40EO
バイは多いって聞くけど(笑
潜在的にバイな人は多いんじゃないかな?
俺はまったく同性に興味ないけどな
カイチューやひばり君みたいな男の娘モノやらは面白いと思う。
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:07:28.05 ID:O0CInnKe0
川上弘美の『ゆっくりさよならをとなえる』も冬の夜に読むにふさわしい。
冬の夜にすること。
ハンカチにアイロンをかける。
天津甘栗をむく。
こたつの上のみかんを眺める。
手の爪をきる。
あたためた牛乳をのみながらつげ義春を読む。
みたいな調子で3ページぐらいひたすら淡々と進む。
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:07:46.36 ID:PBpgVZA90
>>459 何ヶ月構えのAA祭りで笑犬褸やったことあるけど名無しの方が楽だ
AA使ってるとだんだんと面倒になってくる
>>445に対して、全く動じずにマジレスつけるお前らは何者だよ
471 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:08:16.73 ID:el9wwMFf0
ネタバレ含む
、____,、__
,.一'′: : : : :|: :. ̄`ヽ
/:,ィ/:.:.:./: : : :|: : : : : : : \
/イ7/: : : :./: /l: :,イ:.;ハ: : : :ヽ: :.Y^マ 、
//:/: : :/:_/_|_/ |:.| ヒ__: : :.:i: :| | 〉
>>416 . 〈_,/;イ: : l:|´/ l/ Vl ´\:` : :|: :| !/ 私の読み方としてはそういう事実背景があったところで困らないというか、
l/ |:.:.:.|:|えテミ fテ斤トl、|:ハ!__」 むしろ歓迎かなぁ。「正しい父親」なんてどこにもなかったわけだし(実際
|:.:.イ } ftッノ ftッノ |/Y: | 破綻してるし)。かといって戦後の精神にも同調できない、だからどこにも
|:.:.:トハ xx. , xx ,ハノ:.:|:.:| なかったはずの男像みたいなのにこだわってる感じがある。なんか本来
|:.:.:|: :|>-、._ 、 , </: : /: :| どこにもなかったものを「保守」しようとする辺り、一次大戦後ドイツの
|:.:.:ト、|/ ,ィ-ぅ</: :/: : /ヽ:.:| 「保守革命」論にも似た雰囲気があるかも。もっとも、それがしょせん消え
|:.:∧/ /「丁¨7: :/: : / i:.| 行くものだとわかってる点でヘミングウェイは彼らより敏感だったと言える
l:./ / i Y__/ィ'/: :./ .| | だろうけど。
爪/ | f'¨艾¨Y:./ | |
>>435 ジェンダーが二つしかないのは、
人間が集団として社会を営む上の必然な気がした。
社会を維持しようとする圧力というか。
>>463 そういう性癖ではないけど、
男子校で10人くらいで女装劇やった時はスースーした。
はっきり言って、なんでこんなもん巻いてるだけで不安じゃないんだろうって思ったw
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:10:00.35 ID:FK0Mw02f0
ひばりくんは続きかかれないんだろうな・・・
>>466 そしてその親密さが結束力を高め戦争に強い理由だった
って聞いたことがあるが本当なんだろうかな
俗説っぽいが
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:10:34.31 ID:mkAjti1+0
>>445 俺もすぐブリッコしちゃう
うにゃ〜とかみょーんとかw
あ・・ただのアホか
476 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:10:38.46 ID:DxrXNdPr0
ネタバレ含む。
ダメだ、ホプキンス話についていけない……象徴読みは得意じゃないんだ……
>>431 ニックってチキンだけど自活できるんだよね。
それこそ、心が二つある大きな川ではサバイバルしてるんだし。
ついでに言えば、彼はそこで楽しんでる。まあ、過去を思い出したりもしてるけど。
時系列でどうなってるのかわからんが、最後の「これからさき、まだいくらでもあるんだ」
ってそこに永住したがっているようにしか見えない。
バトラーでは、いきなり豹変する男に対して恐れおののいてるんだよな。
んで、黒人とボクサーのホモっぽい関係(自分にはこう読めたんだよな)に、最後まで気づかない。
そもそも気づいてないかもしれない。俺はドキっとしたんだけど。
でも黒人からやんわりと拒絶されてる気がするんだよな。
インディアン部落でも、殺し屋でもバトラーでも、ニックはそれと相容れない。
しかし、われらの時代ってこの4つしか読んでないんだよな……orz
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:10:48.90 ID:Hp4dnZUF0
_ .'⌒
'´,ヘ^´ ヽ⌒ 家では、近所の寺から除夜の鐘が聞こえるわ
rxァ!リ从リ))ァ 紅玉ってだれか思えば、ミミズクの人だったのね
. ノハ(|!゚ ヮ゚ノi|、 私は読んだことないけど、面白いみたいね
'(( (と」介iつ))
`` く/_j_〉 "
し'ノ
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:10:49.92 ID:bWD/mWrWO
>>463 スースーする
スカート履いてみればわかるけど恥ずかしくて内股にならざるをえない
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:11:08.44 ID:LWYEJ40EO
ヤンジャンでやってるカイチューって漫画がひばり君を完結させてくれると思う
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:11:43.15 ID:O0CInnKe0
>>467 潜在的バイはそこそこいると思う。
ただ自分で気付かないようにセーブするだろうね。気付くとシンドイし。
そういう人が男子校とか女子高行くと目覚めたりするんだけど、
卒業したら同性と付き合い続けるのはやっぱりシンドイもんでやっぱり異性と付き合い始める。
で、「あれは思春期特有のなんたら」ってことになるんだと思うよ。
思春期だろうが何だろうが同性に惹かれた経験があるなら多かれ少なかれバイの素質が
あるんだと思うけど、押さえつけちゃうんだね。
わざわざ同性と付き合い続けるメリットはないし、しんどいからね。
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:11:48.70 ID:LWYEJ40EO
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:11:51.48 ID:UQzCJFzpO
青チンコが女装したら青マn……おっと誰かがry
確かに女装するある事情ってのもなwww
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:12:15.71 ID:alMrLenQi
>>457 汚していくのが楽しいんだよなあ。自分が入れるほうだと少年は痛いだけだから、やられてるってだけなんだよ
少年が入れるほうだと少年も気持ちよくなるわけだから、男相手に快楽をえていいのだろうかとなるよね
おっさん同士でやるのはよくわからん
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:12:16.43 ID:DCW1/WNM0
>>469 文字数的な制約もきつい
AA祭りなんてあったのか。一見さん帰りそうだなw
ロリ癖も一歳ぐらいまで下るともう文学でも扱ってくれないよね
486 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:12:18.65 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
「二つの〜」まだ語りたいけど、「ファイター」についてもいきたいので
時間性の対比はこっちでも明確。こんどは過去-現在-未来の対比で、それがご丁寧に3人の人物に担われている
ニック…暴力に関して、「タフ」でない、力なき存在
でも未来が開けている
アド…力はあるが、頭がおかしい
過去に多くのものを手にしたが、それらはみな失ってしまった
バグズ…分別があり、適度な力を行使することもできる
「しかし」黒人。当時の文脈では差別される存在で、あまり明るい未来が開けていない
これら三者が、なにやら神話的な場所で重なり合う
アドとバグズは世間から隔絶した、さびれた場所にとどまり、時間の止まったような世界に生きている
それにたいしてニックは、まさに移動の途中の旅人であり、流れている時間のなかに生きている
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:12:24.84 ID:ZtoTYuFxO
やっぱり幽霊ものホラーは少なくなってきたのか
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:12:34.50 ID:YxBGFYvO0
>>463 結構開放的でいいよw
服飾やってたからスカート穿いてる人がそこらにいたから普通だと思ってた
卒業して奇異の視線に気づいたw
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:12:35.18 ID:PBpgVZA90
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:12:40.30 ID:LWYEJ40EO
青チンコは年齢的に女装はできん!
意外と男でもスカート履いてる人いるんだなー
このスレ見てたらもっかい大きな二つの心臓の川読み返したくなってきた。
ネタバレ含む
>>471 ふむふむ。
「父性」ってのは、実はキーワードの一つなんだよね。
ニック・アダムズ物語の年代(どの順番か)ってことに関わる問題でもあるんだけど、
かがみんは「二つの心臓の大きな川」のニックが
・結婚を控えて、しかも相手が妊娠している
という読みについてどう思う?
俺は一応、ペンディングにしている問題なんだけど。
俺が思う年代順に考えると、前後の短編などから推測して、
確かに結婚を控えて、相手は妊娠している「可能性がある」、のだけれど、
そのことが「二つの心臓の大きな川」についてどれだけ重要かは分からない。
という感じなんだよね。
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:13:19.98 ID:el9wwMFf0
、____,、__
,.一'′: : : : :|: :. ̄`ヽ
/:,ィ/:.:.:./: : : :|: : : : : : : \
/イ7/: : : :./: /l: :,イ:.;ハ: : : :ヽ: :.Y^マ 、
//:/: : :/:_/_|_/ |:.| ヒ__: : :.:i: :| | 〉
. 〈_,/;イ: : l:|´/ l/ Vl ´\:` : :|: :| !/ そういえば、サマセット・モームがヘミングウェイ嫌いだったわね。
l/ |:.:.:.|:|えテミ fテ斤トl、|:ハ!__」 訳文だとよくわからないんだけど、そんなに毛嫌いされるほど品のない
|:.:.イ } ftッノ ftッノ |/Y: | 文体なんだろうか。
|:.:.:トハ xx. , xx ,ハノ:.:|:.:|
|:.:.:|: :|>-、._ 、 , </: : /: :|
|:.:.:ト、|/ ,ィ-ぅ</: :/: : /ヽ:.:|
|:.:∧/ /「丁¨7: :/: : / i:.|
l:./ / i Y__/ィ'/: :./ .| |
爪/ | f'¨艾¨Y:./ | |
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:13:37.17 ID:O0CInnKe0
>>472 そうだねぇ。しかし、こんだけ多様な生活観が(表面的にとはいえ)認められるようになったんだから、
そろそろ男女二元論から脱却し始めてもいいんじゃなかろうかと思うんだがね。
>>478 しばらく外にいると慣れない?
女装して怖かったのがその「慣れ」というか、そのまま過ごしてるだけだと
まるで自分が女だと錯覚しそうになること。
鏡とか写メ見て「ああ、俺って男だったんだ」と思い出した感覚が未だに忘れられない
496 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:14:23.44 ID:V3i6x3V+P
ネタバレ含む
>>451 ニックが美味そうに喰ってる(こんなに酷い物を)とか
十分に気は使ってる(けどものすごい残酷なことをしてる)
では無い訳ね。
まず表面的な所で躓いて、やっぱ事前に読んどかなきゃなと反省するのであった。まる
>>463 民族衣装っぽい格好をしてた痛い子だったころに、巻きスカートはいてたけど
「夏はけっこう快適だな」
ってカンジ。
俺ももう少しして髪の毛伸びて胸も出てチンチンとれたら女装しよう
いややっぱりチンチンはあったほうがいいな
>>463 中学のとき、劇で継母役をやったときにはいたことあるけどスースーしたよw
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:15:06.36 ID:PBpgVZA90
>>494 むしろ男女二元論がなかった時代があってその上で二元論にまとめたと思うのだが
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:15:37.12 ID:nEbsXeEF0
歩くときに内ももがスリスリする感覚ってのは新鮮だよね
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:15:53.79 ID:bWD/mWrWO
>>481 21歳だが?
ジェンダーといえば、フェミ野郎がラカンが〜とかなんとか言ってたのを思い出す
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:16:48.59 ID:FK0Mw02f0
高校やら大学やらでふざけて女装企画とか結構あるような
俺の母校でも大学で女装喫茶やってるのがいたな
>>487 そういうのは実話怪談に取って代わられたのではないかと
最近のホラーはモダンホラーに影響を受けたような怪物がでてくるものやサスペンスと合体したようなサイコホラーなんかが増えてるので
どうしても脇においやられてしまうんだよな
短編で何人かそういうの書いてる人はいるけど
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:17:47.65 ID:LWYEJ40EO
>>501 なら大丈夫だ。
年くったやつが女装は気持ち悪すぎるからな(笑
504 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:17:49.68 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
時間のほかに、知力と腕力も、キャラクターを分けるうえでの血液型になっているようで
力 分別
ニック 未来 × これから
アド 過去 ○ ×
バグズ 現在 ほどほど ○
二人の世界にニックという異物が入りこみ、ちょっと波風を立てるけど、相手にとってはほとんど影響がない
ニックのほうはそこから新鮮な印象を得る
「そりゃ、これからいろんなことを経験なさる歳だからな」
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:17:59.65 ID:O0CInnKe0
>>499 あ、そうかも。
だからまぁ、そのほうがまとめやすいってのはあるだろうね。
民衆の自由はお上の厄介だからね。
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:19:17.39 ID:akudtQ280
時代小説読む奴いる?
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:19:59.53 ID:LWYEJ40EO
少年時代に女装して制服着て歩いてみれば良かったな?(笑
まあ美少年なら楽しかろうな
>>471 ちょっと政治・歴史系の話で話が横に逸れるけど・・・。
ヘミングウェイのタテマエ的なところを考えると、ファシスト的なものの見方に同調しそうなもんだけど(それこそ三島のように)、
作品のなかでイタリアの黒シャツ連中を軽蔑してたり、
先の話になるけどスペイン内戦に共和国側として戦いに行ってたりと、そうした当時の「新保守」の側に行かなかったのが不思議。
それは慧眼だったのか、ヘミングウェイのマチズモがまた特殊だったのか、
それともアメリカっていう国特有の精神だったのかは分からないけど。
ネタバレ含む
>>476 永住はともかくw 数日キャンプするのは間違いないだろうねw
確かに下界に戻りたくないって感じは受ける。
あそこはニックにとって、隠れ里というか、異界で、
けれどいつかは現実に戻らないといけないんだよな。
ファイター("The Battler")のアドとバグスをゲイカップルとして読むのは、
なんかの批評で読んだことがあるな。
『男だけの世界』の「簡単な質問」の少佐は完全にクロなのでw
ヘミングウェイは、妊娠中絶とか、ゲイとか、レズとか、
この時代はおおっぴらに書くことに社会的な圧力があった話題を、
ややぼかしながらも書いて見せるのが好きだったってとこがあるね。ちょっと鼻につくけど。
ちなみにレズビアンは、たぶん「エリオット夫妻」の奥さんとその友人たちです。
>>486 その読み方は面白いね。オリジナリティがあると思う。
少なくとも俺はそういう意見を読んだことが無い。
ある種の神話原型読みになるんだろうけど、確かに一本評論が書けそうだw
>>490 女装劇やったのは高校の学祭だからwww
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:21:20.57 ID:LWYEJ40EO
>>506 俺だ 俺は時代小説好きだ
司馬遼太郎好きだ
池波正太郎もな
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:21:39.18 ID:PBpgVZA90
>>506 一時期嵌って買ったはいいけど積んでいますがそれでもよろしければ
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:21:44.48 ID:i9AOtNt50
ヘミングウェイの長編は微妙なのか。
これが一番おもしろい短編集っぽいし他はいいかな。
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:22:45.79 ID:bWD/mWrWO
>>495 たしかに慣れるw
男だったことを思い出すことより、化粧とって普通に戻ったときに
鏡で見た自分を自分でうまく認識出来ないときがあって、それはちょっと怖かった
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:22:56.48 ID:boL4f4tzO
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:23:18.69 ID:FK0Mw02f0
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:23:22.42 ID:rkBOhw8t0
この深夜の全方位カバー的なテンションは何なのか
まあLOからryってことだな
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:23:34.98 ID:O0CInnKe0
どうも深夜になるほどろくな発言をしなくなるな。
そろそろ寝よう。オヤスミ。
520 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:25:02.49 ID:V3i6x3V+P
ネタバレ含む
ファイターとかスタンドバイミーみたいな、線路に沿って延々と歩くってのさ、
アメリカ人は郷愁を覚えたりすんのかな?
521 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:25:28.61 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
気ちがいのアドが、ニックにぶち切れるのは、すべてを失ってしまった自分の過去への怒りが、暴走してニックに向いたもの
ニックは、騙されやすい、ウブなぼっちゃん
バグズがいっしょにいる理由が、よくわからなかったけど
>>476そうか!なぞはすべてとけた
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:25:52.41 ID:LWYEJ40EO
変態だらけだな
実際に近くにいたら気持ち悪いけど
ネットなら普通に接することができるよ(笑
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:26:19.87 ID:akudtQ280
おお結構時代小説好きな人多いのな
米村圭伍さんの本大好きです
>>485 そこまで行くならもうちょい頑張ってあと1年と10ヶ月くらいさかのぼってみてはどうだろうか
525 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:28:05.30 ID:V3i6x3V+P
>>517 前々スレが、小説、漫画、詩歌、写真とカオスすぎて面白かったww
久々の感覚
ネタバレ含む
>>493 少なくとも「氷山の理論」文体は、嫌われるようなクセは少ないと思う。
簡潔に、短文を好んで使う。また語も一音節語が大好きで、三音節以上の語はめったに使わない。
(こうした特徴から、英語初心者が洋書に挑戦する時、真っ先に読める小説家の一人と言える。英語は実に簡単w)
ただし、はっきりと書かず、断片的に物語を提示する。
たまに特殊な語り手の例として挙げられる。
三人称の語り手は、登場人物全員の知ってることをすべて知っている語り手(全知の語り手:今は流行らない)
一人だけの知っていることしか知らない語り手(普通の三人称の語り手)なんかがよくあるんだけど、
ヘミングウェイの語り手は、「登場人物よりも知っていることが少ない語り手」なんだよねw
こういう特徴が鼻につく人はいるかもしれない。
また長編になると、せっかくの緊密な文体もだらしなく間延びしがちで、
あまり読めたものではなくなってしまう。
>>513 後年になると短編の質もだいぶ落ちるけど、面白いのが無いわけじゃないな。
「蝶々と戦車」はまあまあだし、「清潔で、とても明るいところ」は最高傑作のひとつと言ってもいいと思う。
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:29:07.15 ID:boL4f4tzO
読書メーターやってる人いる?
あれって使いやすい?
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:29:40.78 ID:UQzCJFzpO
志水辰夫の時代小説が面白そう
この前文庫落ちしてたから買ってみよう
お前らインテリだな
川上未映子読んで喜んでる俺にはとてもついていけん
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:30:47.17 ID:nEbsXeEF0
>>527 いろんなのに手伸ばしたけど結局読書メーターに戻っちゃう
あとコミックダッシュでラノベと漫画の新刊チェック
>>527 積読とかの管理が楽だから俺は利用してる
>>527 読了本・積読本の整理には丁度よく使える
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:31:26.54 ID:IRmyxYT1O
久しぶりに今日出かけるから小説かラノベ買おうかと思うんだけど、電撃文庫で何かお勧めないですかね?
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:31:54.96 ID:rkBOhw8t0
>>524 むしろひり出した母親に欲望を転移させ、また徐々に年齢を下げていくことで無限円環を形成とか
>>529 東野読んで大満足してる俺もいるから大丈夫だ
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:32:07.10 ID:FK0Mw02f0
>>508 三島のマッチョはあれはあれでまた特殊だからなんとも
ダンヌンツィオへの同化作用、ぶっちゃけコスプレという筒井康隆の見方が正しい気がしてならない
538 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:32:19.04 ID:V3i6x3V+P
象徴読みとか、氷山ってさ、保坂が嫌いそうだよね。どーでも良いんだが。
>>529 自分が面白いと思ってる本を読んでいるだけで、そこに貴賤優劣は無い
てか、川上そんなに悪くねーと思うんだが。
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:32:30.01 ID:YxBGFYvO0
>>527 読みたい本をまとめれるのが他より使える
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:32:49.44 ID:uw/dl/N/0
読書メーター、私自身が飽きっぽい性格のせいか3日続かなかった
542 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:33:21.12 ID:JLBLi6Cf0
ネタバレ含む
ファイターでバグズがアドの面倒を見てたのはやっぱゲイだからではなく
キチガイという純粋な存在(子供)の面倒を見る保護者のように見えたけどな
それにしてもこの黒人の不気味なところはしきりに「アダムズさん。」って呼ぶところだな
>>504 確かに、ニックが通り過ぎても、
彼ら二人にはなにごともなかった、という感じが印象に残るんだよな。
>>520 想像でしかないんだけど、
アメリカの中学生くらいの子供がよくやる、ちょっとした冒険の類型かもしれない
>>521 多分だけどアメリカのネイティブ読者は、
バグズが最初出てきた時に「典型的な悪役」という先入観を抱くと思うんだよね。
それが実はひっくり返されて、バグズがニックを救ってくれる、という話の展開があると思う。
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:33:49.05 ID:FK0Mw02f0
>>529 全然インテリではないから困らない
読書メーターは面倒だからやってないな
積みもそもそもそんなに溜めないし
546 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:34:20.91 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
>>508 ヘミングウェイのマチズモは、柔らかい自分を守るための防壁だったのでは
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:34:54.21 ID:akudtQ280
好きな探偵ものあるか?
俺はガキっぽいが青い鳥文庫の名探偵夢水清志郎事件ノートシリーズだ
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:35:58.80 ID:rkBOhw8t0
>>527 便利だよ
ただ一日平均のページと冊数がプレッシャーになる人はいるらしい
549 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:36:08.82 ID:DxrXNdPr0
ネタバレ含む。
>>509 >永住はともかくw 数日キャンプするのは間違いないだろうねw
>確かに下界に戻りたくないって感じは受ける。
そうそう、そういうことが言いたかったんです。永住は言い過ぎたw
>ヘミングウェイは、妊娠中絶とか、ゲイとか、レズとか、
>この時代はおおっぴらに書くことに社会的な圧力があった話題を、
>ややぼかしながらも書いて見せるのが好きだったってとこがあるね。ちょっと鼻につくけど。
黒人も結構出るよね。
んで思ったんだけど、ヘミングウェイって実はかなりコンプレックス持ってたんじゃないのかと。
性癖に関してもだけど、自分を投影させたニックはすべからく隔絶されてる。あるいは拒絶する。
まあ、4作品だけしか読んでないから多分違うんだろうけど、そうやって距離を保ってたんじゃないかな。
で、なんでキワモノを書いたのかといえば、読者と距離を保ちたかったのではないか、と。
バーストゾーンとまでは言わなくとも、なんか嫌な部分が出てるってだけで毛嫌いする人はいるわけで。
まあ、多分違う。
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:36:18.98 ID:mkAjti1+0
>>529 川上未映子が新潮で連載してるオモロマンティック・ボム読むと感受性の豊かさに驚く
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:36:59.04 ID:boL4f4tzO
なるほど、読書メーター便利そうだしやってみようかな
しかしこれまでに読んだ数百冊を登録するのは骨が折れそうだな・・・
552 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:37:34.89 ID:el9wwMFf0
ネタバレ含む
、____,、__
,.一'′: : : : :|: :. ̄`ヽ
/:,ィ/:.:.:./: : : :|: : : : : : : \
/イ7/: : : :./: /l: :,イ:.;ハ: : : :ヽ: :.Y^マ 、
//:/: : :/:_/_|_/ |:.| ヒ__: : :.:i: :| | 〉
>>492 . 〈_,/;イ: : l:|´/ l/ Vl ´\:` : :|: :| !/ 「異国にて」を読むとたしかにそう見えるわね。これといってうまいことも思い
l/ |:.:.:.|:|えテミ fテ斤トl、|:ハ!__」 つかないんだけど、そう聞くと、最後の魚を捌くシーンで「いずれも雄だった」
|:.:.イ } ftッノ ftッノ |/Y: | ていうのがちょっと感慨深く見えるかも。
|:.:.:トハ xx. , xx ,ハノ:.:|:.:|
>>508 |:.:.:|: :|>-、._ 、 , </: : /: :| むしろファシズムみたいなのって、保守一般とも対立するもんじゃないかな。
|:.:.:ト、|/ ,ィ-ぅ</: :/: : /ヽ:.:| まあ、ヘミングウェイが一般的な保守だったというわけじゃないけど。
|:.:∧/ /「丁¨7: :/: : / i:.|
l:./ / i Y__/ィ'/: :./ .| |
爪/ | f'¨艾¨Y:./ | |
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:37:40.17 ID:FK0Mw02f0
>>547 ベタで申し訳ないがやっぱり金田一耕助
探偵としては無能なところが好きだ
554 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:37:43.02 ID:V3i6x3V+P
ファイターは、当時の黒人のポジションを鑑みるとものすごくバグズを「優れた存在」として書いてる感があるな
>>544 あんまり上手じゃないんだけど「鉄塔武蔵野線」が書こうとしたような感覚なのかなあ?
なんつーか、日本を走ってる鉄道とアメリカ大陸を走ってる鉄道は「違う」ような気がするんだよなあ。
一回くらい渡米してみたい気もするが、おれは恐ろしく出不精なのでそんな機会はないだろうなあww
ネタバレ含む
>>538 保坂の主張とは対極だろうなあw
>>542 クィア読み以外では、
「単純に気があった&一緒にいれば食うにこまらない」というのがある。俺はこれに賛成かな。
ほか、バグズはより金銭目当てという読みの人や、アドの妹と関係があった、という読みもある。
「アダムズさん」の連呼については、クィア読みの人から、
ゲイの習慣だとか、そういう関係に誘っているのだ、
いや逆に二人のカップル関係から距離を置かせようとしているのだ、なんて意見があるね。
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:39:46.14 ID:FK0Mw02f0
>>552 ファシズムはそもそも革命思想だからな
伝統的なもの一般に価値おく保守思想とは相容れないだろう
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:39:56.54 ID:UQzCJFzpO
>>547 1つに絞るならベタだけどエラリー・クイーンかなぁ
キャラとしてはあまり好きじゃないけど
559 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:40:56.70 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
>>542 態度だけ見れば、ふつうの種類の好意だよね。謎だったのは
「これがめっぽう器量のいい女だったな」「めっぽういい女でね、彼女は」
妹が好きなのかとも思ったけれど、妹の美貌をほめるふりして、昔の彼の美貌をほめてたのかも・・・と
>>476みて思ったw
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:42:07.41 ID:rkBOhw8t0
最近乱歩幾つか読んだが、明智小五郎がまったく好きになれんかった
わりとある?よね?
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:42:54.20 ID:qlYlXTHk0
562 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:43:09.74 ID:9MGMG9LpO
食べ物の描写の綺麗な小説が好きだ
小川洋子とか恩田陸とか、変わりどころで長野まゆみ
腹減るけど
>>555 なるほど
でもやっぱアダムズさん。も子供をいさめる大人のように感じられたし
あの場を支配していたバグズの下位でニックとアドを同位に置いて対比してるように見えたよ
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:43:45.79 ID:UQzCJFzpO
>>560 明智はキャラ変わるしよくわからんな
乱歩ならどれも犯人のほうが魅力的
>>547 好きな探偵はたくさんいるけど、1人にしぼるならコロンボかなw
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:44:43.15 ID:FK0Mw02f0
>>560 初期の短編でも後期の少年探偵団ものでも普通に嫌な奴だからなw
つーか初期と後期でイメージ違いすぎ
北村想の『怪人二十面相・伝』はこの辺をうまく書いてて面白かった
>>556 乙
567 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:45:01.22 ID:Hp4dnZUF0
_ .'⌒
'´,ヘ^´ ヽ⌒
rxァ!リ从リ))ァ
. ノハ(|!゚ ヮ゚ノi|、 私の電撃文庫のおススメは
'(( (と」介iつ)) 9s、神様のメモ帳ね
`` く/_j_〉 "
し'ノ
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:45:59.70 ID:el9wwMFf0
、____,、__
,.一'′: : : : :|: :. ̄`ヽ
/:,ィ/:.:.:./: : : :|: : : : : : : \
/イ7/: : : :./: /l: :,イ:.;ハ: : : :ヽ: :.Y^マ 、
//:/: : :/:_/_|_/ |:.| ヒ__: : :.:i: :| | 〉
>>551 . 〈_,/;イ: : l:|´/ l/ Vl ´\:` : :|: :| !/ 私は登録してから読んだ本を入れてるわ。今までの入れるとたしかに面倒
l/ |:.:.:.|:|えテミ fテ斤トl、|:ハ!__」 よね。
|:.:.イ } ftッノ ftッノ |/Y: |
>>547 |:.:.:トハ xx. , xx ,ハノ:.:|:.:| パッと思いつくのは火村英夫かなぁ。最近全然追ってないけど。あと、
|:.:.:|: :|>-、._ 、 , </: : /: :| ドラマのノベライズだけど最近「相棒」の右京さんが好き。なんか可愛いと
|:.:.:ト、|/ ,ィ-ぅ</: :/: : /ヽ:.:| いうか。
|:.:∧/ /「丁¨7: :/: : / i:.|
>>560 l:./ / i Y__/ィ'/: :./ .| | 私もなぜかあまり明智先生は好きになれない。まあ、明智小五郎が出る
爪/ | f'¨艾¨Y:./ | | のを読んだのは子供向け版でだけだから、元々のを読めばもっと面白い
のかも、とは思うけどね。
569 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:46:27.73 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
>>563 バグズさんはまるで賢者のように描かれてるな。おれはかなり好きだった、この人w
たしかにバグズさんは二人の調停者だね。むすびつける、とまでは成功してないけど、ニックになにか大事なことを伝えた気がする
570 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:46:39.77 ID:V3i6x3V+P
かがみ落ちた?
>>555 保坂はさ、
おまいの云う事はよーく分かるが、絶対にそれが主流にはなり得ない
って感じがするんだよな。
なんというかもうちょっと影響力を持ってほしいけど、これ以上メジャーにもならねえだろうなと云う気がする人。
好悪で云えば間違いなく好きなんだが。
>>562 恩田のナスとトマトのスパゲティ理論は妙に印象に残ってるな。
オチ無しと、短編でも「おかず」突っ込み過ぎなのがキツくて最近読まなくなったな、恩田。
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:47:48.58 ID:6sFhxiyjO
読書メーターの登録ラノベだと1作品で何巻もあるからめんどくてしてないや
新しく読む本探すときは結構使うな
あと読みたい本がどんどんたまって読むスピードに追いつかない
572 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:47:52.16 ID:FK0Mw02f0
>>565 ピーター・フォークの現状が悲しすぎる・・・
数年前まで元気そうだったのに
ネタバレ含む
>>546 >>549 ミスチルの曲じゃないけど、「つよがり」なんじゃないかなあと思ったw
読者と距離を保ちたい、というのは間違いないね。
>>552 そうそう。白子をきれいに取り出して捨てるシーンね。
解説で指摘されてるけど、両短編集にわたって、
女性性への嫌悪感というか、もっと言えば妊娠や子供ができることへの強烈な嫌悪感がある気がするんだよね。
ヘミングウェイの政治的立場はようワカランなあw
最後には袂をわかつけれどキューバにコミットしたりしてるし。
エズラ・パウンドとかT.S.エリオットなんかは
実に分かりやすいガチガチのファシストで人種差別主義者なんだけどね。この辺とも交流あるしなあ。
>>554 バグズはなかなかできた人間に書かれてるよね。
黒人とか、外国人について、結構いろいろ書いてるんだよな。
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:49:14.59 ID:qlYlXTHk0
読書メーターは、本の検索がamazonで直接検索するよりもレスポンスが早くて、見やすいので
検索でいちばん使ってる
576 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:49:35.40 ID:V3i6x3V+P
かがみ起きてたww
>>547 ぼくはディスコ・ウェンズディちゃん(AA略
577 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:49:46.50 ID:DxrXNdPr0
ネタバレ含む。
>>559 >「これがめっぽう器量のいい女だったな」「めっぽういい女でね、彼女は」
これを、憚られるように言うんだよな。
瓜二つというよりもこっちを強調しているように読めた。
「いい女」が彼のそばに居た、という事実を黒人が言いたいのだとしたら、
アドの男としての器量の大きさにつながるんじゃない?
それって、間接的にアドを褒めている。ちなみに、黒人は自分のことを語らない。
こーいうところがホモっぽかった。
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:52:10.26 ID:Hp4dnZUF0
_ .'⌒
'´,ヘ^´ ヽ⌒
rxァ!リ从リ))ァ 舞城王太郎の探偵は好きね
. ノハ(|!゚ ヮ゚ノi|、
'(( (と」介iつ))
`` く/_j_〉 "
し'ノ
580 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:52:30.00 ID:V3i6x3V+P
>>578 ああ、彗星はカコイイな。
だが「探偵」なのかね? ってのはある。マイジョーの云う所の
581 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:52:40.71 ID:JLBLi6Cf0
ネタバレ含む
どこがジーンウルフっぽいか分かったわ
まず孤独な主人公の旅とキチガイ
さらに線路のそばで焚き火という異様な孤立した環境だ
>>569 あの場で食料を支配していたのもバグズだったしなw
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:53:55.79 ID:UQzCJFzpO
流水のJDCの探偵もみんな好きだな
ピラミッド水野ちゃんとか
583 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:54:21.22 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
>>577 ただ誉めるにしては、二回とも「双子といっても」を持ち出すのが、すごく目立つ。しかも、血がつながってないのに!
やっぱりなにかプンプン臭うよね・・・腐臭が
おっと、奇しくもスレの流れにおいついたか
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:55:15.57 ID:FK0Mw02f0
>>579 舞城の探偵は力技すぎるところがいいな
ずっとミステリ書いてくれるといいのだけど
585 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:55:26.33 ID:PBpgVZA90
__, ノ} _,
ヾミ、 ,イl| ,ィツ
ヾミ、 ノリlj'; ,ィ彡イ
〉ミミY杉ハ='杉彡"
'^".:.:.:.:.:.:.::.:`丶{
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.ヾミ三ニ≡=-ッ-
ウチのカミさんがね・・・ / :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'.彡''"´ ̄
r==〈r==≦ミ :.:.:.:.ヽ.:.:.}
{:.::::儿_:::::.:::.:}}≠======--、:}
弋彡'iゞr-=彡 f⌒ハ
レ;;公^;ヽ . : :.: :. r' リ
爪rェェ弍 . : :.: :.:::.r-イ
川ーニ´jj{ . : :.: :.:: : イ
巛爪z从} ∠ニ=ヘ
ゞ巛巛lリ _ _,∠二二、\
 ̄ {/ ̄ \ \
/ ヘ. ヘ
/ ∨ ,ハ
{ __ 「::レフ r::v‐ァ く::∨ '、
/(::c' |:::;〈 〉:::/ `ヘ |
{ヘ `¨└^¨ `¨´ Y' | |
/.ハ | | |
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586 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 02:55:59.57 ID:V3i6x3V+P
分かりやすい「強キャラ」を配置するのってやっぱ効果的なんだな、と思う次第。
ヘミングウェイさんにしてもラノベにしても。
ネタバレ含む
>>559 なにかありそうなんだよね、あの美貌の褒め方はw
>>563 二人を(悪い意味ではなく)子供扱いしてる、って読みだよね。それは大いにあると思う。
>>569 ニック・アダムズ物語をビルドゥングス・ロマン(ニックの成長物語)として読むのには、
必ずしも賛成ではないけれど、
「ファイター」ではニックは何かを学んで、ちょっとだけ大人になった気がするんだよね。
何を学んだかまではハッキリ示せないけれど。
>>570 俺は保坂は大好きです。
確かにメジャーにはなれないだろうなあ。
かつて島田雅彦がつこうとしてつけなかった立ち位置におさまって欲しい、と思った。
亡くなった小島や田中のような、話し相手できて、かつ保坂よりもっと若い作家が出てくるといいとよく思う。
>>577 自分を語らない、というのは重要なポイントだなあと思った。
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:56:49.05 ID:CkcqEEkW0
だれかビンゴ読んだやついね?
589 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 02:58:14.74 ID:Hp4dnZUF0
_ ,'⌒
'´,ヘ^´ ヽ⌒ 流水のJDCは文庫をみたらなんだか、文字びっしりで読むのをためらったわ
rxァ!リ从リ))ァ 先に舞城の、九十九十九を読んじゃったしね
. /⌒`ノハ(|!゚ ヮ゚ノi|、⌒\ バッサバッサ
/ '(( (と」介iつ)) ゝ
(⌒Y´ ⌒rく/_j_〉ゝ⌒Y⌒)
`ー'ー'
ネタバレ含む
>>581 なるほど、「孤児」としての見方か。
ただ「ファイター」では、孤独であることは確かなんだけど、
その原因の一つがニックの小冒険というか、異界巡りにあると思う。
さっき誰か神話的な読みを言ってたけど、ある種の異界として読めると俺も思った。
食料の支配者&暴力(ナイフ)の支配者というのは重要だねw
>>583 あんな執拗に妹の話を出すのは、やっぱ不自然なとこもあるんだよなw
実際に血のつながりはない、双子と言ってもいい、
などウラを読みたくなるよね。
591 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 03:03:16.83 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
>>587 「そのとき、ハム・サンドイッチを手に持っているのに気づいて、ポケットに入れた」
ニックはそんなことにも気づかないくらい、目の前のイメージに圧倒されてるらしいんだよね
あえて教訓をひきだすのは、好きじゃないけれど
ニックは殴られても「タダ乗りの報いはそれくらいのものだ」と、平和主義的であっけらかんとしてる
でもアドにそそのかされて、復讐のことを考えたり、心のどこかに「タフ」さへのあこがれはあったんじゃないかと思う
それが、力はあっても気ちがいのアドをみて、「やっぱ力だけあっても、ダメだわあ・・・」と、思いなおした、とか
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:05:14.92 ID:el9wwMFf0
/: : : : : : /: : : ://:.:/ / |: : : : : :.!: : : : : : \
/: :/: : : : :./: :'⌒メ、_|:_ノ ,′│:.: : : :.:|.:. : :/|: :∨`>、_
∠://: : : : : ,': : : :/ j/ ヽ|ー- : :│l: / i|: : | ト、 \
,': : : : : : | : : / ハ ∨\: :`ト:|(. .八: | |: :ヽ
|: : : : .: :.:|: : ,'ャ行テ=ミ 、_ _ ヽ∧|: : : : ヽ! |: : | 〉
|: : : /|: : l: : | マ辷ソ 行テ=ッ-、|: : :.,': : ! |: : |_/ 他の人の読み方見るのは面白いんだけど、
{; イ: :{: : :ヽ:j ////ゞ辷ソ イ|: : /: : :|_|:.: :| そろそろ限界みたいです。
|:.:∧: : : リ |: /: : : :|: / : : | おやすみなさい。残ってたらまた明日来る
|:/:.∧: 八 f>―-、 j/|:/ヽ|:/i: : : | わね。
|: :/: :ヽ{:个: 、 `ーu┘ 、_ノ' : : :/: i: : : |
| ;': : : :.:l:/: : :|> ,、____....., 、-=勹: :/: : : :/: : |:. : :|
|;': : : : :.レ ‐┴/∧ ノ ト、_// : : : /i : : |:. : :|
l: : : : : / / {___/ │/ : : : : : /:.:i : : |:. : :|
|: : : : / / {_/ j/ : : : : : ∧:.:l : : |:. : :|
|: : !:.,′| { 〇/\ /: : : : : : ;ハ|:.:l : : |:. : :|
593 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:05:49.50 ID:YxBGFYvO0
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:05:52.61 ID:H+HpnP/CO
もう過疎ってるかと思いきやずいぶん伸びてやがる
やっぱコテは影響力すごいな
>>592 おやすみかがみん
あぁよだれが…ちゅるっ
597 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:07:26.20 ID:LWYEJ40EO
人の一生は短すぎるな
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:07:39.88 ID:qlYlXTHk0
かがみんのアヘ顔がかわいすぎるwwwwおっもちかえりいいいいいい!!おやすみ〜
599 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 03:07:48.76 ID:V3i6x3V+P
>>587 純文系の小説書こうと志した人は、賛同するにせよ、背を向けるにせよ
……なんだっけ、書きあぐねてる人のための〜、を読んだ上で書けよ、くらいには思うな。
>>589 どうでもいいが、おまいの名を画像検索したら大変なことになった。
リビドー的な意味で。
>>590 フランシスの場で一番の腕力(?)もバグズの口を通してからしか語られない、ってのがポイントの気もするんだが。
流し読みの上、不覚にも酩酊しちゃったんだよなあ……。
>>592 待て、その橋は渡らせないぞ
ネタバレ含む
>>591 タフさへの憧れと反省か。ちょっとこれは考えてみないとわからないな。
ありえるテーマだとは思う。
ふと気がついたけど、そのサンドイッチをもらって持ち帰ってるよね。
それこそ神話的類型だと、冥界の食べ物は持ち帰れなかったり、
口にしたら異界にとらわれてしまったりするんだよなw
あるいは逆に、異界の力を(何かを代償にして)得たり。
>>592 おやすみなさい〜
寝不足してそうだったねw よい夢を。
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:09:52.10 ID:FK0Mw02f0
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:09:59.95 ID:akudtQ280
ホレ、よだれ拭いとけよ
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:10:04.79 ID:mkAjti1+0
>>592 おやすかがみん♪ヨダレは俺が受け止めるぜ
604 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 03:10:34.96 ID:JLBLi6Cf0
ネタバレ含む
>>590 確かにバグズとアドの世界は停滞したというか既に完成した世界ではあったね
神話的な読み方をするとなると、まず貨物列車のただ乗りという禁忌を犯してから
その報いとしてあの世界に放り込まれるてるしあながち間違えではないかも
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:10:39.79 ID:qnCCVaeC0
このジャニーズ投票所でぼくらの「稲垣五郎メンバー」が50位と悪戦苦闘してます
みんなで稲垣五郎メンバーに投票しようじゃありませんか
ちなみにこの投票所は特殊なルールがあり、管理人の裁定で好き勝手票数を操作できる仕様です
絶対にそれを利用し、嫌いなジャニタレに暴言コメント書きながら投票するということをしちゃだめだぞ
投票ルール一部抜粋
得点差減点(随時実施中)
・組織票による大量投票・・・−全得票数 ←どう判断するんだw
その他減点について
・不正な連続投票・・・−10Pから−50P
・2台以上のPCでの投票・・・−50P ←おまえが2台以上って思ったら2台のPCなのかw
・中傷、卑猥なコメント、ギャグ等・・・−50P
・同一コメントの繰り返し・・・−50P
・同一IPでの連続コメント・・・−50P
・意味不明なコメント・・・−50P
・複数IPアドレスでの投票・・・−50P ←だったら、普通の投票もアウトだろwww
・プロキシサーバ経由投票・・−任意P
・連ドラ出演無し、ヒット無し・・・−10−50P
・連続する不正投票・・・ホスト拒否指定
・ベストコメント・・・10P ←おまえが気に入ったら加点ってwww
・大ヒット・
連ドラ主演高視聴率・・・20−100P
・人気番組メインアシスタント・・・20P
http://jfk.2ch.net/test/read.cgi/netgame/1261309077/l50 ↑
遊戯王オンラインスレ、またの名をVIPPER嫌いスレ
過去の彼らのVIPPERに対する誹謗中傷
88 名前:名も無き冒険者[sage] 投稿日:2009/12/21(月) 02:47:53 ID:U3NfoOlS
VIP(失笑)
654 名前:名も無き冒険者[sage] 投稿日:2009/12/20(日) 02:33:14 ID:4Cu9PGdD
糞VIPPERには荒らされてもすぐ追い返せるもんなwww
92 名前:名も無き冒険者[sage] 投稿日:2009/12/21(月) 02:50:51 ID:U3NfoOlS
アホVIPって大したことないわw
特攻召集で全然荒れないねww
104 名前:名も無き冒険者[sage] 投稿日:2009/12/21(月) 02:57:38 ID:+MUu0lRq
ただ「なんかVIPで呼ばれた」ってレスがたくさんつくだけなんだから荒れるわけがない
こんな夜中に突撃されても誰も会話してないから邪魔にすらならないのに
何がしたいんだろうね、頭悪いのかな
78 名前:名も無き冒険者[sage] 投稿日:2009/12/21(月) 02:42:57 ID:+MUu0lRq
ageてんじゃねーよカスVIPPER
ガキははやく寝ろ
95 名前:名も無き冒険者[sage] 投稿日:2009/12/21(月) 02:53:17 ID:IhTgPX6+
VIPは終わりだな
もう潰せよ
お前らの力が必要だ!!突撃するぞ!!!
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:11:50.75 ID:Hp4dnZUF0
_ ,'⌒
'´,ヘ^´ ヽ⌒ かがみん、おやすみ 今度血を吸わせてね
rxァ!リ从リ))ァ
. ノハ(|!^ヮ゚ノi|、 ビシッ!!
>>591 私の魅力はふとももよ
'(( (く」介i,9m) Σ
`` く/_j_〉 "
. i_ハ_)
608 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 03:13:14.28 ID:qlYlXTHk0
ネタバレ含む
>>600 異界のおみやげなんだなそういえば!玉手箱か。たしかにあそこは龍宮城みたいな場所だった・・・
ニック=未来志向の象徴とするおれの読みによれば、ニックはあのあと
あのサンドイッチのあまりの旨さに驚き、バグズの製法でサンドイッチを作るお店を開き
それがやがて全米チェーンにまで発展する・・・
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:14:51.52 ID:Hp4dnZUF0
_ ,'⌒
'´,ヘ^´ ヽ⌒
rxァ!リ从リ))ァ 上のやつ間違えたわ
>>599さんね
. ノハ(|!^ヮ゚ノi|、 ビシッ!!
'(( (く」介i,9m) Σ
`` く/_j_〉 "
. i_ハ_)
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:17:13.70 ID:PBpgVZA90
_,,.、-─-、
,r'"´ ,r‐i`ヽ
,! ,; /ツツイ `i }
| j レ''/ { |
>>609 { ,!リ l j こんばんは笑犬楼です
{ノ, リ AAだと文字打つのやや面倒だね
`!、 ノヽ、
i´ `ー-、___,.r'" |
L_________」
ヨダレの色は腐食性の緑なのかしら、とか思った。
ネタバレ含む
>>604 あー、なるほど。列車のタダ乗りから、ってのは気がつかなかった。
神話類型にだいぶぴったり合ってきたなあ。
>>608 停滞した異界から、持ち帰ったものは確かにあると思うんだよな。
>>609 >>610 二行以上打つのがかなり面倒そうに思えるんだがw
612 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 03:18:58.77 ID:V3i6x3V+P
|┃三
|┃
|┃ __
ガラッ. |┃ /´ _`ヽ_
|┃ ノ// fi⌒ヽ/ ,二ゝミヽ)
|┃三 ,ゞ ._,ノ,∠_・ ) r',)
|┃ // _,/⌒fぅ く
|┃ ィ<´ {ゝ-(__,ハヘ <画期的!
|┃三 \ゝ _にノ ノノ
|┃三 ` ーヘ´`′
……いや。特に意味はない
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:19:18.53 ID:qlYlXTHk0
千堂瑛里華が、な、なぜ俺に・・・とドキッとした
奇遇ですな、ワタクシ、ふとももは少々たしなむほうでして
614 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:20:37.58 ID:qlYlXTHk0
長いレスのときは、したらびあんとかAAエディタつかうと楽かも
615 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 03:22:08.62 ID:V3i6x3V+P
>>607 ふともも……か。
>>613 後学のために、ふとももの嗜み方と云ふものをレクチュアしてくれんかね?
616 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 03:22:39.22 ID:DxrXNdPr0
ネタバレ含む。
これで最後にしよう。3時だし、予備校がある……
>>590 >実際に血のつながりはない、双子と言ってもいい、
すごく穿った見方。
これを説明したのは黒人。黒人は元ボクサーが好き(むしろ離れられない)。
で、さっき自分はボクサーの所有物である女を強調したって書いたわけだけど、
これは更なる強調なのではないか。
ヘミングウェイが近親姦を描いていたかどうかわからないけど、彼の脳内に
そんなインモラルな現象がなかったとする。=兄妹でセックスするなんて!
血のつながりはない(兄妹ではないが)、双子と言っていい(めっちゃ似てる)→兄妹
つまり、ボクサーと女の関係を否定したかったんじゃないか。っていう。
まあ、ないなw
んじゃ、おやすw
ふとももは毛がぼーぼーになるまで可愛がればいいって変態のおじさんが言ってた
ふともももいいけど、二の腕とふくらはぎの方がそそられるw
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:26:00.30 ID:qlYlXTHk0
>>615 いいのかい?俺はノンケでも構わずホイホイホホホーイ♪
620 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:26:13.17 ID:PBpgVZA90
_,,.、-─-、
,r'"´ ,r‐i`ヽ
,! ,; /ツツイ `i }
| j レ''/ { |
{ ,!リ l j
>>614 そんな便利なものがあったとは
{ノ, リ 昔のかがみんはこのようにしょっちゅう体が切れていたよ
`!、 ノヽ、
エロ短篇とか書いてても下ネタは好きそうじゃないな筒井さん
i´ `ー-、___,.r'" |
L_________」
621 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 03:27:40.70 ID:JLBLi6Cf0
ネタバレ含む
ってかアドと妹の近親相姦とか思いっきり神話っぽいな
ということは結果として得たバグズが子供の位置か?
いやなんかしっくりこないなこれは
622 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 03:28:48.40 ID:V3i6x3V+P
>>619 うーむ、性別のような小さな事に拘るつもりは無いのだが、男子を好きになった事は無いな……。
>>620 涼宮ハルヒの手コキはいつ纏まるんだろう?
623 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 03:32:58.99 ID:JLBLi6Cf0
ネタバレ含む
>>611 この見方をすると制動手の延長線上にアドが置かれることになりそうだね
どっちもニックを殴ったり殴ろうとしたりしたし
そして現実に戻るお助け役がバグズか
ネタバレ含む
>>616 ありうる読みというか、
バグズは「実際に兄弟ではない」と言ってるのだけど、
やっぱホントは血のつながりのあった兄弟と読むのが正しいんじゃないかなあと思っている。
それをどういう理由でバグズが否定したかは、解釈が分かれうると思うけど。
その、バグズ自身の欲求から否定したかったというのはアリだと思う。
クィア読みをしないなら、ニックに説明する際の世間体、というのは十分あるだろう。
>>621 ああ、確かに近親相姦テーマは神話的だねえ。
バグズは子供では無いと思う。ヘルメス的というか、
アザトースに対するナイアルラトテップ的というか。
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:37:33.24 ID:PBpgVZA90
_,,.、-─-、
,r'"´ ,r‐i`ヽ
,! ,; /ツツイ `i }
| j レ''/ { |
>>622 { ,!リ l j 金に困ればすぐまとまるさ
{ノ, リ
`!、 ノヽ、
i´ `ー-、___,.r'" |
L_________」
ネタバレ含む
ボスがルルイエで深き眠りにつかれてスレも遅くなってきたので、
短編集をざっと読み返しながら、気がついたことをコメントしてみよう。
ファウストが出ないだけの気が・・・
628 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 03:43:04.80 ID:V3i6x3V+P
>>626 今回はちんこ先生のヘミングウェイ講座になる気がしていたのだが、思ったほどでもなかったのが意外というか。
>>627 いろんな意味でO田は氏んだほうが良いと思う今日この頃。
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:46:51.13 ID:PBpgVZA90
_,,.、-─-、
,r'"´ ,r‐i`ヽ
,! ,; /ツツイ `i }
| j レ''/ { | そういや筒井先生はヘミングウェイが好きで
{ ,!リ l j 中でも日はまた昇ると誰がために鐘は鳴るが好きだとか
{ノ, リ
`!、 ノヽ、
i´ `ー-、___,.r'" |
L_________」
>>629 それは初耳。というかムチャ意外だなあw
筒井先生はヘミングウェイ受け付けなさそうとか思ってたw
『日はまた昇る』はヘミングウェイ唯一、読める長編だと思う。ホント唯一。
『たがために』は残念です、非常に残念です。
ネタバレ含む
「インディアンの村」ニック一番幼年の短編。
妊娠して子供を産むことへの嫌悪感と不吉さ。それから死。
「医師とその妻」ニックの父母は、そのままヘミングウェイ自身の父母をモデルに。
クリスチャン・サイエンス。創価レベルで嫌われているトンデモ新興宗教。
それにはまって家族のことを省みなくなった母と、孤独感を増していく父。
ニックの父もヘミングウェイの父も、それを苦にして後にショットガン自殺する。
「ある決別」ニック青年期。従軍前。17くらいか?
「三日吹く風」 「ある決別」の直後。この短編の最後でニックの父が自殺している。
「ファイター」ニック少年期。13くらいか?
第六章冒頭スケッチ ニック従軍中。短いが非常に面白い、重要な短編。
昔詳しく書いたことがあるので、こちらを読んでもらうといいかもしれない。
http://padrone.nobody.jp/book/4072600.html 「ごく短い物語」スケッチから発展させただけの物語。ヘミングウェイの入院体験を下敷き。
第七章冒頭スケッチ 言及はないが、この人物もニックとして読む批評家もある。
「兵士の故郷」きわめて面白く、また言及すべきことも多いので、また人が多いときに別個に。
筒井先生はル・クレジオのファンだったような
「虚人たち」はLes Geants 「巨人たち」から取ったタイトルだとか
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 03:55:39.82 ID:PBpgVZA90
_,,.、-─-、
,r'"´ ,r‐i`ヽ
,! ,; /ツツイ `i }
>>630 | j レ''/ { | むしろかなり好きな方だったと思うけど
{ ,!リ l j 全作品読んだのはカフカとヘミングウェイくらいと豪語してた
{ノ, リ
`!、 ノヽ、
>>632 i´ `ー-、___,.r'" | ル・クレジオファンは寺山修司のイメージが強いな
L_________」
>>628 俺も正直よくワカランのも多いし、
何よりいろんな人の意見や読みを聞くほうが楽しいからね。
>>632-633 そうなんだ。確かにハードボイルドとかは好きそうだが。
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 04:01:41.91 ID:PBpgVZA90
_,,.、-─-、
,r'"´ ,r‐i`ヽ
,! ,; /ツツイ `i }
| j レ''/ { | 文学板だったかで見たのだがヘミングウェイをフェイバリットに挙げたり
{ ,!リ l j 影響を受けたりする作家は珍しいらしいのだがどうなの?
{ノ, リ
`!、 ノヽ、
i´ `ー-、___,.r'" |
L_________」
ネタバレ含む
「エリオット夫妻」子供を作ることへのテーマがあらわれる作品のひとつ。
最初盛んに行われていた子作りも、詩作が成功してくるとおろそかになる。
体のあいた妻は集まった友人たちとレズに興じるようになる、というお話。
「雨の中の猫」夫婦、と書かれているが実際の夫婦ではない。愛人関係。
女は子供を欲しがるが、関係上それは許されない。子供作りのテーマの一つ。
彼女が産めない自分の子供の代わりに欲しがるのが猫。
最後に支配人が届ける猫は、もちろん彼女が欲しがった猫とは別の猫。
彼女は既に妊娠しているが、堕胎させられることになっている。とまで読むのは読みすぎかもしれない。
余談だけれどヘミングウェイは猫好き作家の一人で、
近親交配と遺伝子異常で6本指になった猫を「幸運の猫」として飼っていた。
この猫の子孫は今も飼われていて、6本指の遺伝子を受け継いでいる。
「季節外れ」一貫する、うまくいかない、齟齬のあるカップルを描いた短編。
うまくいかないのの中和役として、狂言回し的にペドゥッツィを使おうとしているが失敗する。
これはもうちょっと読み込めそうな感じがする短編。
「クロス・カントリー・スノウ」戦争から帰ってきた直後。ニック20過ぎくらいか?
「俺の脚じゃ、テレマークは無理なのさ」これは戦争の傷への言及。
ヘレンが妊娠していて、結婚を控えていることが語られる。
ネタバレ含む
「ぼくの父」いい話で個人的に好きなんだけど、若書き。アンダスンの短編と言ってしまえる。
アンダスンが好む、子供の視点から、子供には分からない大人の世界を書く、という筆致。
これが好きな方は、アンダスンを読んで見られるとおもしろいと思う。
「二つの心臓の大きな川」 「クロス・カントリー・スノウ」のほぼ直後だろう。
後に書かれた、作家になったニックとその子供を描いた短編などを除いては、
ニック・アダムズ物語の中で時間的には一番最後のものになる。
どこかに「クロス・カントリー・スノウ」で言及された、戦争による脚の傷への言及があったと思うんだけど、
ちょっと見つからない。思い違いかも?
>>635 俺は珍しいと思う。
ただフェイバリットはともかく、影響を受けたのはまったくいないわけじゃないと思う。
特に文体的には、いわゆるハードボイルドや、あるいはミニマリストなどに多大な影響を与えたわけだし。
それらを通じて間接的に、SFなどの分野にも影響を与えていったはず。
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 04:15:10.07 ID:PBpgVZA90
>>638 いわゆる熱狂的ファンというのはいないタイプかありがとう
640 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 04:16:20.95 ID:V3i6x3V+P
ものすごく些末なことなのだが、パラレルクリスチャニアを「クリスチャニア」と呼称することには違和感を覚えるな。
あれは「パラレル」というのが普通だと思っていた。おれの育った環境では。
>>635 ミニマリストつうとどうしても音楽分野を連想しちまうなあ。ライヒとか。
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 04:17:32.34 ID:ZhjzRXcj0
おまえら1か月何冊ぐらい読んでる?
おれはだいたい20冊ぐらいなんだけど、300ページのラノベ読むのにも4時間ぐらいかかってるんだけど、多分読むの遅いんだろうな
ネタバレ含む
「北ミシガンで」レズ、ゲイ、妊娠中絶などと同じように、
当時の社会ではおおっぴらに書けない性行為を書こうとして、
しかし出版社にこれはマズイとハネられたもの。
今見るとたいしたことはまったくない。
「敗れざる者」ヘミングウェイ・ヒーローの典型。マチズモ的な側面を押し出している。
別の読みとしては、失敗作を出版社にボツにされ続けた作家自身の投影というのも。
「異国にて」名前の言及は無いが、「ぼく」はニック・アダムズでしょう。
従軍し、傷を負って傷病兵になった後。脚の傷への言及。
アメリカに帰って結婚したいとニックは語る。
「白い象のような山並み」氷山の理論の文体の極北の一つとしてよく挙げられる短編。
「ごく簡単な手術」「空気を入れるだけ」これは堕胎手術を指している。
当時はおおっぴらに語れるものではなかったが、盛んに行われた。
余談だけど、時代はもう少し後だったとおもうけれど
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアはこれと同じ手術の失敗で子宮を失い、
それが元で最初の夫と離婚している。
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 04:21:31.08 ID:Hp4dnZUF0
_ ,'⌒
'´,ヘ^´ ヽ⌒
rxァ!リ从リ))ァ
. ノハ(|!^ヮ゚ノi|、 ビシッ!!
>>610さん,こんばんわ、何かのキャラかしら
'(( (く」介i,9m) Σ
`` く/_j_〉 "
>>614 一応かおぷーとかいうのを使っているけど使い方がイマイチわからないわ
. i_ハ_)
なんだか、スレの雰囲気が少しかわったわね
644 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 04:22:21.18 ID:V3i6x3V+P
ちげえ。
ハイパーリンクは
>>638のつもりだった。
……そろそろ限界かww
>>641 活字離れと云われてどんくらい経つかもはや分からない昨今、十分読んでるんじゃね?
>>640 スキー詳しくないからよくわかんなかったんだよなw
普通にパラレルというと、滑ったり、曲がったりする時の、ボーゲンに対するものだと思ってたんだけど、
止まるテクも「パラレル」に入るのかな?
>>641 早くていいことは無い、って師匠が言ってたな。
一番多かった時期で、日によっては20冊くらい。まあ普通に考えて10冊前後。
少ない時期だと数ヶ月に一冊とかだったり。
月20冊はけっこう多い方だと思うよ。
少なくとも今の俺よりぜんぜん多い。
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 04:25:30.59 ID:PBpgVZA90
_,,.、-─-、
,r'"´ ,r‐i`ヽ
>>641 ,! ,; /ツツイ `i } 3冊くらいかな1日100pも読めないww
| j レ''/ { |
>>643 { ,!リ l j キャラというか本の表紙ですw
{ノ, リ
`!、 ノヽ、
i´ `ー-、___,.r'" |
L_________」
めっちゃ読んでるやん。アガサクリスティは集中途切れるとすぐ放り出してしまうことに気がついた
はやく努力論読みたいのにすすまねぇ
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 04:28:00.44 ID:FK0Mw02f0
>>641 10冊
ぺらい新書やジャンル小説だと余裕で達成できる
筒井御大のラノベ続刊はまだか マジで太田さん頼むわ
650 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 04:32:29.04 ID:V3i6x3V+P
ボーゲン:スキーをハの字にしての滑降
プルークボーゲン:ターン時のみ、スキーをハの字にする滑降
パラレル:滑降時、ターン時ともにスキーは平行のまま
ウェーデルン:スキーを平行にしたまま、小刻みなターンを繰り替えす
って感じかな……。
いちおう、体育のペーパーテストで「パラレルクリスチャニア」が正式名称だとは認識していた。
>>649 O田はマジで氏んだ方が良いと思う。いろんな意味で。
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 04:32:54.16 ID:Hp4dnZUF0
_ .'⌒
>>641 何冊読んだかは考えないわね
'´,ヘ^´ ヽ⌒ 大切なのは、読んでどう感じたかしら?
rxァ!リ从リ))ァ
. ノハ(|!゚ ヮ゚ノi|、
>>646 筒井康隆トークエッセーのやつだったのね
'(( (と」介iつ))
`` く/_j_〉 " 彼の本は細菌人間とエンガッツィオ司令塔を読んだわね
し'ノ
小説は半年に一冊くらい
漫画はたくさん読んでるw
後、哲学、宗教、数学、一般科学、人文社会科学などなどの本を横断的に読んでる
必要な部分しか読んでないから、ページ数にするとかなりの量になるけど、
冊数としてはゼロw
>>650 よくO田さん叩かれてるけど一体何が問題なんだ
ネタバレ含む
「殺し屋」名作と名高い短編。俺もいいと思ってたのだけど、
今回読み返してみたら、昔ほどいいとは思えなかった……。
ニック青年期のはじめくらい? 14、15というところか?
あるいはファイターより前になるのかもしれない。年代がややつかめないところがある。
「ケ・ティ・ディーチェ・ラ・パートリア」
いまいちよく分からない。スケッチの延長としか思えないような短編。
「五万ドル」
前はあまり評価してなかったが、今回読み直したら非常に面白かった短編。
これもヘミングウェイ・ヒーローの典型として語れるだろう。
モーガンとスタインフェルトがやってきて、語り手が席をはずさせられる時点で、
ネタ(イカサマで負ける)が割れてしまうのがやや残念。
「簡単な質問」あからさまにゲイを書いている。
ネタバレ含む
「十人のインディアン」ニックの初体験と失恋。
伝記研究者によると、ヘミングウェイ自身が10歳の時にインディアンの少女と初体験を済ませているので、
おそらくここのニックも10歳でしょう。
「ただ地面を転げまわる音が聞こえただけだ」ニック父、具体的で吹いたw
「贈り物のカナリア」「アルプスの牧歌」結婚への嫌悪や否定的なテーマ。
「アルプス」はもう少し何かあるかもしれない。
「追い抜きレース」ヘミングウェイ・ヒーローを書こうとして、やや失敗した例か?
「今日は金曜日」これは当然、十三日の金曜日。
キリスト教圏では一般に、キリストが磔にされたのが十三日の金曜日と信じられている。
試み自体が失敗で、話も面白くもなんともない。
「陳腐なストーリー」まさに陳腐。最後のパラグラフひとつあればいい。
「身を横たえて」従軍中のニック。「異国にて」の直前。
父母の問題や自身の結婚などについて。
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 04:43:27.66 ID:PBpgVZA90
10歳ってwwwまだ皮も向けていないのにどうやって?
アメリカンは恐ろしい・・・・・・
>>650 ほうほう
やっぱこの辺のは専門用語辞典を引かないといけないな。
>>651 筒井からなぜそんなのをwww
その系統なら
『俗物図鑑』と『宇宙衞生博覽会』をオススメしておく。
色々あるだろうが、俺はこのどちらも筒井の中でも特に大好きな本だw
659 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 04:52:00.05 ID:Hp4dnZUF0
_ ,'⌒
'´,ヘ^´ ヽ⌒
rxァ!リ从リ))ァ
>>657 図書館にハードカバーで色々あって表紙が面白かったから読んでみたの
. ノハ(|!^ヮ゚ノi|、 ビシッ!! おススメのやつもチェックしておくわね
'(( (く」介i,9m) Σ 私もそろそろ寝るわ
`` く/_j_〉 " 楽しかったわ、おやすみ〜
. i_ハ_)
660 :
ネタバレ含む:2009/12/21(月) 04:58:41.89 ID:V3i6x3V+P
>>653 もはやO田が氏なない理由が分からない。
さて俺も休みます。
またスレが残ってたら来ますね。それではおやすみなさい。
662 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 05:06:15.77 ID:mkAjti1+0
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 05:51:00.56 ID:YxBGFYvO0
ほ
結局この時間まで起きていてしまった
665 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 06:42:03.69 ID:mkAjti1+0
ソシュールの青い本の一般言語学講義欲しい
太田結構好きだな
667 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 07:32:02.35 ID:LWYEJ40EO
太田?
ああ、あいつはきめぇか
政治家になる気じゃね?
芸能人は知名度生かして政治家になんのがブーム(笑 じゃん
668 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 07:55:01.98 ID:32BJ0oBMO
太田ってメフィストの?
669 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 08:01:08.43 ID:sxFT9GOX0
歴女って隆慶一郎とか読むのかな
よむんじゃね
あれ、もう終わり?
じゃあ春秋左氏伝について語ろうか!
673 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 09:43:48.63 ID:O0CInnKe0
おはやう
上のほうで話題になってるのは講談社の編集者の太田克史だね
ワンマンすぎたり鳴り物いりで強行した企画が無茶すぎてすぐ頓挫したり
イマイチ読者・作家のことを考えていないように見えるので叩かれる。
674 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 09:46:08.57 ID:YxBGFYvO0
太田って異動したんじゃなかったっけ?
まだ関係あるの?
675 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 09:53:11.70 ID:O0CInnKe0
講談社BOX編集長(部長)を異動となり講談社文芸局付き担当部長となった。
って書いてある……よく分からんね。
でもBOXはまだ続ける気みたいよ。
676 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 09:58:48.60 ID:YxBGFYvO0
あそこは何かいつももたもたとして発売が遅れるんだよな
図書館で借りた煙か土か〜を今日中に読まないといけないけど
寝不足の状態で読んだら脳みそ爆発しそうだ
BOXはBOXってだけで著しく購買意欲が下がるんだけれど、何か面白い本ある?
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 11:47:46.57 ID:6sFhxiyjO
五冊とか一気に買ってくると全部読みたくて五冊同時進行とかしちゃうわwwwww
みんなそうか?
五冊買ってくると3,4冊積読になる・・・
一冊に集中するけど、未練がましく脇に置いてある本もペラペラめくったりするww
効率悪いと思うけどww
数冊同時進行はよくあるなあ。
本を大量に読んでいた時期は、半日かけて古本屋・本屋めぐりをして
デパートの紙袋にいっぱい本を買ってきて、数日かけて読んだりしたけど、
そういう時はきまって同時進行になってた。
たまーに、そのせいか記憶の中で混ざって(それこそ『どーなつ』の物語のように)
別の本と混乱して覚えていたりするw
仕事でイタリア語漬けだとイタリア人みたいな気分になってくるぜ
でもイタリア文学は意外に陰気なの多いな
来年度の院生試験の為に、趣味の本も参考書に切り替えたら、まったく読書しなくなってしまった・・・
手元に銀河乞食軍団の合本版があるんだけど、これも読まなきゃ
>>683 俺内部進学だから比較的余裕だわ
やっぱ段々読書しなくなってくるんだろうな
早い内にリタイアして、読書する余生を過ごしたいわ
>>683 あの本、でかくて読もうという気にならんよw
イタ文ってあんま読まないな。
有名ドコはカルヴィーノ、エーコ、それからダンテか。
シェイクスピアとのからみで詩をいくつか読んだことがあるな。
関係ないけど、たまに慣れない言語を読むと、ほかの言葉がガタガタになるなw
マジャール語ってハンガリーで使われてる言葉があるんだけど、
アルファベットのAを「オ」って発音するのな。
しばらくこれ読んでたせいで、もともとおかしな俺の英語の発音がさらにめちゃくちゃになって、
ひとに呆れられたことがあるw
>>684 俺も内部進学だったけど、院生って八割がたは、
外部からの、ロンダ組とか呼ばれたりする人々の方が、成績いいんだよなw
それこそ試験とか論文とかのために本読んでると、
何かと同時進行になりやすいね。
687 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 13:06:23.54 ID:UtcQ594+0
_ .'⌒ 講談社BOXは化物語がまぁまぁ面白かったわね
'´,ヘ^´ ヽ⌒
rxァ!リ从リ))ァ アニメ見た後に読んだので、期待してただけに残念
. ノハ(|!゚ ヮ゚ノi|、
'(( (と」介iつ)) 微妙に値段が高く感じるし、講談社BOXは作品の評価が
`` く/_j_〉 " わかりにくいのよね
し'ノ
>>684 内部進学か外部か
学歴も気になるけれど、やはり気に入ってる教授がドコにいるかなんだよねぇ
しかも文系だし
>>685 30ぺージまで読んだよw
やはり面白かった、さすがノダコウ
>>684 それは励みになるなぁww
689 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 13:21:47.88 ID:l2xk22Uq0
縦書きと横書きじゃ読書の効率が10倍くらい違う件
縦読みに慣れすぎてて専門書とかが横書きだったらきつい
>>688 いわゆる偏差値が高い「一流」とか言われる大学ほど、
大学入ったら勉強やめちゃう学生も多いしねw
大学自体に、学生を半ば強制的に勉強させる制度や風土があるとこならマシなんだけど
放任主義的な校風のとこだと、ホンキで4年まったく勉強しないヤツとか多いw
そんなのが一夜漬けで内部から修士入っても、
厳しい競争を潜り抜けてきた、4年みっちり勉強した外部の、いわゆるロンダ組みにかなうわけがないよw
そういう大学の、修士から博士への進学率を内部と外部で調べてみると一目瞭然。
博士に行けるのは外部から修士に入った院生のが圧倒的に多い。
内部は修士の段階で落ちこぼれるのがいっぱいいるからねw
>>691 なるほど・・・
けれど、そこで恐ろしいのは内部進学でかつ勉強を怠らなかったヤツか。
自分もあまり勉強してきたと言えるかどうかは微妙な所なので、
例えばロンダして、その先の進学先でそういう人達とやりあって勝てるのか、ということが問題なんだ。
そういった人たちに打ち勝てないまでも、どこまで近づけるか、という目標で頑張るべきなのかもしれないな
いや、でもやはり勝ちたいなー
最近は不況のせいか、就職出来なさそうだから院に行くというケースをみるんだけど
あれはどうみても死亡フラグだよなぁ・・・
693 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 14:08:44.87 ID:H+HpnP/CO
イタリアならアントニオ・タブッキでしょう
このスレで名前見たことないから課題図書に挙げればよかった
694 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 14:13:55.97 ID:vSQarCci0
モラヴィアも有名どころですね
軽蔑しか読んだことないけど
このスレの人って勉強できそうなイメージだ
本たくさん読む人って頭よさそうなんだよなあ
受験勉強全然だめで泣けてくる
>>695 浪人中に戦闘妖精雪風を読んで、結果的に受験で滑った
だから、SFだけは読むんじゃない
>>693-694 イタリアはほとんど読んでないなあ。そう考えると。
タブッキはスレで何回か名前は見た覚えがある。
>>695-696 最高神アザトース並みの知性を誇ります。いや、マジで。
勉強なんかできなくてもいいと思うけど、
受験とか将来のこと考えると必要なこともあるんだよなあ。
698 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 14:30:36.48 ID:vSQarCci0
山折哲雄さんと話したときに
あの人は「本さえ読んでいなければ東大に行けていた」的なことを言っていた覚えがある
熱心な読書家こそ、勉強が疎かになる人も
おぉ…まだやってたか
規制解除来てたけど、もう月曜日…完全に乗り遅れた…
アザトースって何かと思ったらクトゥルーの白痴の神か
701 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 14:59:34.55 ID:LLLAVQwvO
高卒なのに本読んでるだけで頭いいと思われることがあって困る
703 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 15:05:59.21 ID:nEbsXeEF0
MW文庫の太陽のあくび
似非伊予弁過ぎて生きるのがつらい…
あと3章まで読んであんまり盛り上がりがないなぁ、と
704 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 15:56:21.36 ID:pgoY3WysP
谷川俊太郎、高卒なんだよな。親は大学の学長務めてたのに
昔の文豪は正規の教育を受けてない人が多いイメージあるけど今じゃあ無理だろうなあ
昔の文豪ってだいたい旧帝大みたいなイメージがあるけどなあ
すまん外国のが抜けてた
セルバンテスとかオーヘンリ思い浮かべてた
708 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 16:44:57.08 ID:/QsBDkqa0
本よく読んでるよねーって言う女子がよくいるが、こいつらは俺を本の虫だとでも思ってバカにしてるのか?
俺から言わせると何のために生きてるのってくらいのレベルなんだが
709 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 16:51:19.13 ID:57/SLlGHO
馬鹿だけど本読むのは好きだ
難しいのはあんまり読まないけど
やっぱ生きるのに物語は必要だよね
ミス舞城によると愛は物語らしいし
711 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 16:52:13.02 ID:TDacOxxO0
ファンタジー要素無しの純粋な学園モノで面白いラノベあります?
712 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 16:55:09.40 ID:/QsBDkqa0
>>711 ラノべでファンタジー要素無しはキツイな
ラノべじゃなきゃ
包帯クラブ
必要とか考えず適当に読んでるな
小説は必要ないひとにとっては必要ないかも
書きかけのラブレター
とみゆきさんなら言うだろう
716 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 16:59:53.34 ID:UQzCJFzpO
>>711 とらドラとか?
学園ものってのは主要な舞台が中学や高校の作品ってことでいいのかな
717 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 17:09:14.38 ID:YxBGFYvO0
719 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 17:30:27.48 ID:+fL+LpOFO
次は雪迷宮読めばいいのか?
720 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 17:43:32.51 ID:PBpgVZA90
_,,.、-─-、
,r'"´ ,r‐i`ヽ
,! ,; /ツツイ `i }
| j レ''/ { | >SFだけは読むんじゃない
{ ,!リ l j まさにその通りだ
{ノ, リ 人生を狂わしたくなければな!
`!、 ノヽ、
i´ `ー-、___,.r'" |
L_________」
/´~`‐- ─ -/´`ヽ、‐-──-.、_
/ / / `ヽ、/´`,.ィ"´``ヽ、
j ノ | `Y´/~`ヽ、 ハ
>>711 | / | | i `ハ、.:: |: | 誉田哲也『武士道シックスティーン』
jノ / ,.ィ| | |ヽ、 i ヘ 、 〈:::.i | | 『武士道セブンティーン』(文藝春秋)はいかがでしょう。
/ / ,-ァ‐-| |: | ∨.-i‐-、 λ } {:.:| | | ライトノベルレーベルではありませんが
/ / / |:|:: { ∨ ハ、 ハ | 〃リ:; | | 女子剣道部員の少女ふたりを中心としたお話です。
/ ,ィ ..:j / ___ |:|::: | _レ'___ヽ、 ヘi/::::::|:i | |
/ /7 :::| /,.ィfチオ、l;j::: | ,ォテマ:ャ、∨、 ::ヘ::::;ノ{:| | | 『やられた瞬間、可笑しくなった。同時に、今日は負けだな、とも思ったが、
/ / j ..::::||,ハ f ん';ハ `}:: ,ィ| ん':r:;ハ`ヽiヽ、 ::ハ:;/'|:i | | それを恥だとは今も思っていない。
〈 :| | :::::.{(´:} V:z:;j j:;ノ .リ ヒ::z:ィ:;リ |:.:::ヽ :::i 〉 |:| ! | むしろ自分が、彼女の力量を読み誤らなかったことが嬉しい。』
ヽ| ∨ :::: | ヽj `‐~' ノ冖{、 `‐-~´ ,ノ |:.:.:/:〉ノノ |:| : |
ヽ、 | |:::;ゝ‐-‐ '´ ´ ` ‐-‐ '´ ,.|:::/::'"j´ | | | 頑張って剣道で日本一になるぞ、というような
ヽ{ |::i:::ヽ、 丶 ,.イ´ |:/ | |:| | スポーツで勝ち上がるお話ではなく、
|::|:::.:::| `,>‐ァ-‐‐τ´::::`ヽ|:| | |:| . | 自分の生活サイクルの中に、ただ剣道の練習が
|;j ::: メ'^ j ,ィ::j ト`ヽ ノ:;j j || ::. /:j 習い事や部活として在る中高生を描いています。
{ :::: j | /‐-、 ,-─‐// ノ`ヽ、 | ::: {::::|
/ ::: ノ | / ,ヘ^ヽ、 /' / ./ \{ .::. |:::::| 練習をわざわざ続けることの自問自答や、
{ ::. j |/ j´\丶`ヽ //__,λ :::: !::::| 勝ち負けにこだわることへの否定・肯定の視線など
| : { ./ {´ヽ } / ̄´ ハ :::: ::::λ 剣道に限らずどんな武道・スポーツにもある悩みに
∧ ヘ.i ヽ_,ゝ ,/ ./ i / }i :::: ::::::ヘ、まっすぐに向き合う主人公たちの様が清々しいですよ。
/ ヽ{\{ { 〈/|,/ | / . :ハ ::::::::::::i:::ヘ、
{ ノ /::\ ,' /:: ハ. λ :| / : : / ヽ、 :::::::|:::::::\
/ { j:: :: ::\,/:: :: :λ ヘ. |: / : : /{ 〉 :::λ:::::::::::\
みゆきさん、お久しぶりです
>>692 まぁ理系だから、正直進学しない方がリスクだし。
どう転んでも博士は無いしなー。
逆に文学部とかの院試って何やるのか気になる
英文訳とか?
>>721 ん?みゆきさんか
724 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 17:58:08.44 ID:pSsfHAou0
AAでかすwww
_
'´ ノ.ヽ
!. ノノリ)) )
リ(.(゚0.゚0
. /ノ 〈=i∩リ
(, ( くU_l〉)
)ヽし'ノ
>>722 お久しぶりです。これからまたすぐ用事で出かけるのですが
ちょっと顔を出したくなってしまいました
講談社BOX、私もこの前「化物語」シリーズを手に取ったのですが
登場人物たちの漫才のような掛け合いがとても面白かったですよ。
ほとんどすべての会話文がある種のネタのキャッチボールのような感じで、
よどみなく軽快に会話を繰り広げるキャラクターたちに頬がほころんでしまいました。
>>723>>724 大きすぎて
文章がわかりにくいですね……
申し訳ないです。
では来て早々ですみませんが、失礼します。
>>725 お疲れ様です。
色々お忙しい時期かと思いますが、無理のなさらぬよう。
また時間がありましたら是非語りましょう。
727 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 18:26:39.35 ID:AoTF3HdkO
俺のピンk…みゆきさんおかえり〜
728 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 18:28:59.46 ID:5YT+HRhH0
お、このスレまだあったのか。
今ギリシャ神話読んでるんだが面白いなぁ。エコーの話とか秀逸すぎる
>>723 遅くなってすまん
東大に例を限って言えば、英語と専門用語の説明
英語は共通だから置いておくとして
専門用語の語句説明は、
24個の用語から、8項目を選んで100文字ぐらいで論ぜよとかだったかな
ただいま帰りました。まだ残ってたのね。
みゆきさん来てたんですか。お帰りなさい。
早速課題図書買って来たぜ。
731 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 19:38:14.92 ID:pgoY3WysP
はやいね
732 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 19:40:38.84 ID:UQzCJFzpO
今頃になって本屋でヘミングウェイを見つけてしまった
733 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 19:43:07.82 ID:pgoY3WysP
「簡単な質問」だけ立ち読みすればおk
734 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 20:20:47.28 ID:pgoY3WysP
積んで熟成しておいた田中未知太郎『ソクラテス』でも読むか
カテキョとかジュクコはさんざんやったけど、
コツというか、効率のいいやり方というのはあるね。それこそゲームの攻略みたいなもんだけど。
課題でまだ語ってないのでは、「兵士の故郷」("Soldier's Home")はなかなかいい短編で、
また大きなテーマがあると思うので、みんなの読みを聞いてみたいなあ。
まだ残っていたか
しかし話すことがない
幻狼FANTASIA NOVELS って普通どの棚にあるの?
本屋行ったが見つけられなかった
>>736 ざっと読んだけど、人称の移動はあるけれど、「一人称小説」の域を出ない。
域を出ないと言うのは、80年代二人称小説が流行った頃によくあったのだけど、
二人称を使ってるものの、「俺」を「おまえ」に書き換えただけってレベルのが多かったんだよね。
これもそう。二人称を使ってみましたってだけで、それを「俺」に書き換えてもそのまま通用してしまう程度。
こんなものは「一人称小説」の範疇でしかない。
740 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 20:32:47.80 ID:UQzCJFzpO
ラノベ棚かノベルス棚
741 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 20:33:45.88 ID:32BJ0oBMO
なるほどサンクス
二人称小説で秀作ってなんかある?
完全な二人称小説ってあるのか?
743 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 20:34:33.01 ID:pgoY3WysP
>>736 ここに出てくる「おまえ」は、ぜんぶ「おれ」に見られた姿で、「おれ」から独立していないから、一人称体
最後の行はランボーの「夜明け」の引用か
>>741 80年代にムチャ流行ったから、その頃のを探せばいくらでも出てくるけど、
俺のオススメは
ジーン・ウルフ「デス博士の島その他の短編」
ただし翻訳が悪すぎるのが難点なんだよな……。
745 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 20:35:10.14 ID:gw0SdcdKQ
ソードアートオンラインみたいなラノベとしては固い文体の似たようなテーマのラノベない?
746 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 20:38:07.89 ID:32BJ0oBMO
747 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 20:38:46.83 ID:nU8NZfGm0
また大規模規制と聞いて
>>742 難しい問題だけど、小説として成立しうる範囲の話でなら、
「ない」と俺は思う。
小説として語る以上、二人称で語られていても、
結局は一人称と同じところに収斂せざるを得ないと思う。
その上で、良質の、いわゆる「二人称小説」は、
二人称であることを、文章や語などほかの面で、きちんと活用してはいると思う。
749 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 20:46:37.51 ID:32BJ0oBMO
横光の機械の四人称とかもよくわからん
750 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 20:47:19.08 ID:LLLAVQwvO
そろそろ青チンの課題の短編解説を聞きたい
わけわかんないのがいくつかあったので。
751 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 20:56:21.16 ID:32BJ0oBMO
次回の課題はラノベか
図書館に無さそうだ
まだラノベを書店で買う勇気が持てない
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 20:58:00.31 ID:O0CInnKe0
ベルカ、吠えないのか? は二人称小説だったような。
『まぬけのウィルソンとかの異形の双生児』読了。物凄く面白かった。
しかしこの二篇は骨組みがほとんど一緒なのにここまで雰囲気が違うのが面白いな。
かたやある黒人の数奇な運命を描いた悲劇、かたや奇妙なドタバタ喜劇。
しかし『まぬけのウィルソン』はミステリィとしても読めるね。
753 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 20:59:21.39 ID:+fL+LpOFO
ラノベが900円だなんて…
重松清の『疾走』って二人称じゃなかったっけ
755 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:00:25.69 ID:Hp4dnZUF0
⌒ヽ_
⌒'´ `^ヘヽ
ャ((リ从リirxァ
|i、゚ヮ ゚i|)ハ
>>745 よくわかる現代魔法 はどうかしら?
と(介(つ))
. 〈_i_ヽ> " 一巻読んでみて、構成が微妙に感じたけど
. し'J
756 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:02:52.75 ID:UQzCJFzpO
今回の課題はあまり萌え萌えしたイラストじゃないから買いやすいほうだと思う
人によって感じ方は違うかもしれんが今までの課題ラノベは
萌え萌えしてるのはあんまないな
>>750 昨晩遅くに軽く概説したので、それでいいかな?
一部激烈なネタバレを含むので、気になる方は注意です。
あと、あくまでこれは俺の個人的な読み方なので、
そうじゃない読みをする人もいっぱいいると思います。
>>631 「インディアンの村」〜「兵士の故郷」
>>636 「エリオット夫妻」〜「クロス・カントリー・スノウ」
>>637 「ぼくの父」〜「二つの心臓の大きな川」
>>642 「北ミシガンで」〜「白い象のような山並み」
>>654 「殺し屋」〜「簡単な質問」
>>655 「十人のインディアン」〜「身を横たえて」
どの短編のどこが、どういうふうに分かんなかったか教えてもらえれば、
俺限らず他の方からも、こういうふうに読んだって教えてもらえると思うよ。
>>745 SAOの文体が特に硬いとは思わないけれど、MMOを題材にした作品というのであれば、
「クリス・クロス」「千の剣の舞う空に」「Avalon 灰色の貴婦人」「スラムオンライン」この辺り。
MMO関係ないけど「All You Need Is Kill」も勧めてみる。
>>752 あれは名作だね。
後期トウェイン全般に言えることだけど、(日本では)あまり読まれてないのが残念。
ミステリとしての読みは、結構一般的かな。そういう批評も多い。
ちなみに指紋で個人を特定するのは、トウェインの時代の最新科学だったそうな。
761 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:12:17.87 ID:gw0SdcdKQ
762 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:16:16.13 ID:YU1MEvl00
戯言シリーズがなんか知らんが全部百円だったので買ってきた
これで当分は読むに困らない
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:16:38.73 ID:O0CInnKe0
>>760 うん。これは絶対にもっと読まれるべきだと思う。『不思議な少年』もそうだけど。
しかし最後の最後、化けの皮が剥がれた瞬間に人間としての罪と罰さえ剥奪されて
所有物になってしまうのがなんとも皮肉というか物悲しいというか。
あと、ウィルソンが間抜けと呼ばれる理由になった「あの犬、半分が俺のものだったらいいのになあ。
そうだったら自分の持ってる半分を殺してやるのに」っていうエピソードは、これが
「かの異形の双生児」から派生した物語であることの名残なのかな。
なんだあさっきまで書き込めてたのにアク禁になったぞ
ところでみゆきさんやこのスレの精鋭方に少女まんがについてまた助言をあおぎたいんだけどいいかな
「医師とその妻」で旦那がポーチに出て行く時に妻がハッとするじゃない?
あれって単に旦那が返事もせずに戸をバタンと閉めて行っちゃったから
「あ、怒らせたかな?」
と思ったって事?
>>763 あの結末は、奴隷制に対するトウェインの激烈な皮肉だろうね。
殺人を犯しても、奴隷は人でなくてモノだから、法で裁くことはできないという。
ああ、もちろん双子ってモチーフから来てるんだろうね。
しかしこれもそうだけど、英語圏(あるいは欧米圏?)では
二つ組みの、テーマやモチーフが通底する短編ってのがたまにあるね。
メルヴィルなんかも「乙女の地獄」と「独身男性の天国」など
いくつか「二つ折り」短編を書いてるね。
767 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:24:47.32 ID:O0CInnKe0
ネタバレ含む
>>765 妻はクリスチャン・サイエンスという新興宗教の信者で(ヘミングウェイの母が実際そうだった)
暴力的なものに対してものすごい嫌悪感を感じている。
たとえば夫がショットガンを所有していることに関しても、非常に嫌だと思ってるフシがある。
死とか暴力に反対するのではなくて、むしろ目をつむって、見えないとこに追いやってしまえ、という感じかな。
そんな性格の彼女が、夫がいらだって暴力的に扉を閉めたことに対して、過敏に反応している。
これを夫の(後の)自殺の予兆として受け取って、恐れている、
と俺は読みたくなるんだけど、さすがに読みすぎかもしれない。
769 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:31:30.29 ID:Ls3CNkcu0
「氷山の理論」ってあったけど、俳句ってそんな感じだよね。
いかに五七五で表現するか、みたいな。
770 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:31:37.55 ID:O0CInnKe0
>>766 チェンバーズがついに本当の白人に戻ることができなかったってのもなかなかの皮肉だったと思う。
しかしこれは本当に面白かったな。教えてくれてありがとう。
772 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:37:48.48 ID:O0CInnKe0
>>771 分からん……こういうのは出展書かなきゃダメだと思うけど書いてないのかな?
ロリータ漫画なら竹宮恵子の『私を月まで連れてって!』が非常に可愛くて面白い。
カララララ・・・
774 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:39:42.81 ID:+fL+LpOFO
お前らって本を中古と新品どっちで買うの?
>>768 ありがとう
普通の反応とはちょっと違うんだね、妻は。
>>774 コレクションしてる本は新品、面白そうだと思った本も新品
ブックオフで安いと思った本は中古、絶版になった学術書は綺麗な中古
嫁は新品が良いと思っています
777 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:42:16.81 ID:O0CInnKe0
>>773 ┃| 三
┃| 三
┃| 三
┃| 三
┃| 三
┃|
┃| ピシャッ!
┃| ∧∧
┃| (; ) 三
┃|⊂ \
>>774 とりあえず好きな作家の新刊とかは新品で買う。
古いのは中古で妥協しちゃうかも。
778 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:43:16.50 ID:+fL+LpOFO
>>776 やっぱ新品か…
でもハードカバーたけえ
>>769 やや違う面があるけど似てるね。俺は洗練度は、ヘミングウェイの文体より俳句のが上だと思うけど。
たまーに、論文や批評で見かけるけど、実際に俳句の影響があったという人もいる。
(学界的には、トンデモ論の扱いだけれど)
ヘミングウェイが氷山の理論を作り上げたパリ時代に世話になったガートルード・スタインという詩人がいるのだけど、
彼女はちょうどひと世代前、モダニズムの思潮に属する詩人なのね。
で、このモダニズム(同時期の絵画で言えばそれこそ印象派)の時代に、
俳句であったり浮世絵であったり、日本の文化がヨーロッパの芸術に多大な影響を与えた最初なんだよね。
ガートルード・スタインもそうだし、モダニズム詩人の中心人物、エズラ・パウンドやその弟子のT.S.エリオット、
それからイェイツ(もっとも彼はモダニズムを超越している。ジョイスがそうであるように)なんかは
日本文化に多大な影響を受けた。
エズラ・パウンドはヘミングウェイなんかともスタインを通じて交流があったそうだけど、
俳句を翻訳したり、自分で英語の俳句を作ったりしているね。
(しかし不思議なのは、パウンドはものすごいファシストで第二次後戦犯として投獄されたりする、
人種差別主義者で、黄色人種なんて豚と同じくらいの扱いのはずなんだけどね。エリオットもものすごいレイシストだね)
このへんを通じて、ヘミングウェイが、もしかしたら俳句の精神に触れていたかもしれない、
なんてお話もあります。
友人に「中古では買わないのか」と尋ねたことがあった。
なんでも、本は人が長く触っているもの、だから中古は嫌だと言っていたのを聞いて
なるほどとおもったよ
781 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:47:03.95 ID:+fL+LpOFO
青チンは何なの?なんでそんなに頭が良さそうなの?たくさん本読んでるからなの?
陰陽師シリーズ面白い
>>774 どちらでもこだわらない。
翻訳や誤植、版や改定の問題で、コレがほしいというのはままあるけど。
(伝説の誤訳の宝庫・初版『走れウサギ』とか)
最近は、第一に場所を取らないこと(ハードカバーより文庫)
第二に値段が安いこと、だなあ。
むしろ小説よりマンガの方が、新品できれいなのをほしいと思う。
>>777 |┃三 / ̄\
|┃ . | |
|┃ \_/
ガラッ. |┃ |
|┃ ノ// ./ ̄ ̄ ̄ \
|┃三 / ::\:::/:::: \
|┃ / <●>::::::<●> \
|┃ | (__人__) |
|┃三 \ ` ⌒´ /
|┃三 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
784 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:49:55.91 ID:O0CInnKe0
>>780 俺は別に人がどんだけ触ってようと気にならないけどね。煙草臭いのはイヤだけど。
新品で買うのは、作者への敬意を疎かにしないため。あとお布施。
>>781 「ゆこう」
「ゆこう」
そういうことになった。
>>781 わしの知能はアザトースくらいまであるぞ。
知識ってそういうもんだと思うけど、
基本的に受け売りというか、誰かに教わったり、なんかで読んだりしたものだよ。
そこに自分なりの考察を加えられたら、よりよいと思うけど、そういうのは少ないね。
>>772 今直近にある作品名を調べたけどどれもちがうっぽい
巻末の参考文献にあるのでそれっぽいのは
吾妻ひでお 夜の帳のなかで
SFファンタジア1 地上編
だけど絵がでてこない
787 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:51:49.78 ID:CJbgHJdSO
森博嗣の話しようず!
>>774 貧乏学生なので中古105円が圧倒的に多い。
基本的に綺麗好きではあるが、古本買うのも図書館で借りるのも同じだろうと思っているので、古本に抵抗はない。
問題は105円という価格の安さである。安いからといって馬鹿みたいにバカバカ買うもんだから、積み本が増えてしょうがない。
ちなみにラノベはまんだらけで買うことが多い。流石は専門店なだけあってラノベの品揃えが良いね。
>>784 あー、そういうのはわかる。
思い入れのある作家のは、たとえその一冊がつまんなくても、
新品で買おうってなるね。
むしろ本より音楽のが多いかな。
カボスその他どっかで絶対音源が手に入るのは分かってても、
好きなアーティストのだけは出たら必ず新品で買うなあ。
790 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:53:10.69 ID:O0CInnKe0
>>785 京極夏彦が、明石散人について
「あの人は物を知っているんじゃなく、何がどこに書かれているかを知っているのだ。だから頭がいい」
って言っていたなぁ。小説の中でだけど。
791 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:54:36.88 ID:H32dCj010
かがみんスレ流行本大賞あるとしたらなんだろう
話題性では「とらドラ」最終巻、伝播性では「幼女と煙草」が印象に残ってるけど
>>774 amazonマーケットプレイスをよく使う
絶版からハードカバー本まで1円出品が結構ある
>>791 マーケットプレイスで商品を1円で買い叩かれていく本屋の店主のことを考えると
非常に興奮してくる
793 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 21:56:47.73 ID:O0CInnKe0
>>786 吾妻の絵は大分近いと思うが、確信がもてない。
そのころのお色気漫画はちょっと弱いんだ。
>>787 本当にあと数冊でシリーズ全部まとめられるのか、と問いたい。
>>789 俺も好きなアーティストのCDは必ず新品で買う。
借りてもいいっちゃいいんだが、お布施みたいなもんですなぁ。
ライブなんかもなるべく行くようにしてるし。
応援している人のものはやっぱり新品を買ってあげたい。
>>787 シリーズ多くてイマイチ把握してない。SMシリーズは読んだ。Vシリーズ途中まで読んだ。
新書が意外と面白くてびっくりした
>>793 ありがとう
私を月まで連れてってを読んでみるよ
798 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 22:00:29.01 ID:pgoY3WysP
>>792 もらう送料と実際の送料の差額でもうけを出してるらしいけど、微々たるもんだろうね
いま読んでる本によれば
ギリシャでは男は30歳すぎ、女は15歳ぐらいで結婚するのがふつうで、伯父と姪の結婚も珍しくなかったらしい
799 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 22:00:43.07 ID:+fL+LpOFO
参考になるレスたくさんでありがたいサンクス
ただ好きな作家がまったくいないからお布施とか思えねえワロタ
800 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 22:01:45.95 ID:UQzCJFzpO
流行語なら、もし運命が(ryとイントゥ・ザ・ブルーだな
801 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 22:01:49.50 ID:O0CInnKe0
802 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 22:01:49.62 ID:Ls3CNkcu0
>>779 ちょっと思ったことを書いたら非常にためになる話がかえってきて驚いたw
ありがとう!
やっぱりそう考える人はいるんだね。でもトンデモなんだw
803 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 22:02:07.58 ID:32BJ0oBMO
さっき二人称小説挙げてくれた人サンクス
サンドバーグのシカゴ詩集みたいな詩集ってなんかありますか?
上手く言えないけど、みずみずしいけど弱々しくない作風の
804 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 22:03:22.48 ID:nv/XZDZnO
ヘミングウェイはシックスワーズっていう短詩を考案したんだけど、これは俳句にリズムが似てるね
アメリカ文学と俳句といえば、ギンズバーグはじめビート系詩人が熱中していた
>>786 漫画ブリッコってあるから白倉由美じゃない?
知らんけど
>>801 森博嗣公式ファンクラブの会誌
SMシリーズの書き下ろし短編が載ってる。もう入手困難と思われる
807 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 22:07:46.09 ID:UQzCJFzpO
白倉由美は小説しか読んだことないけど、結構面白かったな
808 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 22:08:22.52 ID:Hp4dnZUF0
_ ,'⌒
'´,ヘ^´ ヽ⌒
rxァ!リ从リ))ァ
>>762私も今クビツリハイスクールの途中までよんでるわ
. ノハ(|!^ヮ゚ノi|、 ビシッ!! 時系列的にとばしちゃったみたいだけど、零崎しきしきの人間ノックが一番面白かったわ
'(( (く」介i,9m) Σ
`` く/_j_〉 " できるだけ新品を買うけど、ブックオフで探すのも楽しいのよね
. i_ハ_) ラノベは学校の図書館にも近所の図書館にもあまりないから新品ばかりね
シェイクスピアを読もうかと思ってるんだけど、
四大悲劇だけ読めばおk?
>>805 漫画ブリッコは映ってないけど下にあるんだ
ラノベは富士見や電撃だと割と図書館にあるけど他レーベルはあまり見かけないな
812 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 22:11:34.97 ID:O0CInnKe0
813 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 22:18:18.49 ID:Hp4dnZUF0
_ ,'⌒
'´,ヘ^´ ヽ⌒
>>811私の知ってる、市立の図書館ではあまりラノベ系は入れたくないみたいね
rxァ!リ从リ))ァ 借りパクする人が多いみたい
. /⌒`ノハ(|!゚ ヮ゚ノi|、⌒\ バッサバッサ ハイぺリオンのハードカバーもあったんだけど、ずっと返却されてないみたいだし
/ '(( (と」介iつ)) ゝ
(⌒Y´ ⌒rく/_j_〉ゝ⌒Y⌒)
`ー'ー'
やけに二ーチェにかぶれまくってる友人がいるんだが
どうしたら止めれるんだ?俺が二ーチェって自分の思想を実践することも叶わなかったよねと言うと
なんか宗教を無力化したから十分だ!と言い張るし、これが超人というものなのか・・・
>>811 関係ないがうちの生協のラノベ比率は
電撃6、ガガガ3、一迅社1
何かがおかしい
816 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 22:21:17.66 ID:+fL+LpOFO
向日葵の咲かない夏読み終わったんだが、この結末は…
聞いていいか分かんないけど、課題図書の感想っていつぐらいに書くもんなの?
>>813 図書館の本、借りパクとかする人いるんか・・・度し難いな
>>814 若い頃にかかる病気みたいなものなので、生暖かく見守ってあげてください。
本人が忘れた頃に蒸し返すと精神にダメージを与えられる
>>815 ガガガと一迅・・・その生協の人と友達になりたいな
ニーチェかぶれるのは年取れば勝手に治る
嫌でも肉体の衰え他の現実にぶつかるし
>>815 一迅社1に異常なこだわりを感じる
820 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 22:33:50.63 ID:H32dCj010
いつか「超人計画」も滝本竜彦にとっての黒歴史になるんかなw
>>814 二ーチェって自分の思想を実践することも叶わなかったよねと言うほうも
無神経だと思うが・・・・もう少し言葉選んだら?
>>821 あーいわゆる理想は高くて口だけはって人は苦手というのもあったから
ついそんな事を言ってしまったのは反省しとるけど
どっちかといえばサルトルのような思想は実行する為にある、というようなのが好きだからなぁ
滝本の場合はエヴァとか結婚とかもっと酷い黒歴史を抱えてるからな
それらと比較したらニーチェごときなにほどの事もないんじゃないか
ただいまー。
このミス買ってきたんだが、……なんという詰まらないメンツ。
825 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 22:49:22.06 ID:Hp4dnZUF0
_ .'⌒
>>814もう手遅れね、修羅の道を行くか人生の戒めになるぐらいの覚悟をこれからも持つように助言してはどうかしら
'´,ヘ^´ ヽ⌒
rxァ!リ从リ))ァ
>>815私の知ってる生協では最近は目立つところに、俺の妹がこんなにかわいいわけがない、生徒会の一存をプッシュしていたけど
. ノハ(|!゚ ヮ゚ノi|、 あの学生が密集した中で、おれの妹を買う勇者はいるのかしら?
'(( (と」介iつ))
`` く/_j_〉 "
>>817本当にそうね わざわざ本が汚れないように加工してくれているのに
し'ノ
>>824 まだ買ってないや
短編載せなくていいからバカミスコーナー復活させてほしい
828 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 22:52:26.18 ID:yMidCPAwO
えむえむっ!みたいな
変態的で面白い感じの本って他にある?
あったら読みたいと思う
>>819 創刊1年くらいは全タイトル入荷してた猛者
殆ど売れてなかったようだが><
>>826 新人とか、再評価、みたいなのがそれなりに入ってるとか
今月唯一の丸一日休みが過ぎ去っていく
アーアー
>>830 6位の飴村行と20位の詠坂雄二で新人はこんなもんじゃね
>>827 うむ、バカミスは必要だよな。
バクシンオーの短編とか要らなすぎる。
さ、隠し球のページでも読むか。
>>832 そういや、両方ホラー系ね。新人さん。
まー仕方が無いのだが、よねぽ3作、道尾2作とかさ。
なんかぱっと見て新鮮味がないというかww
>>833 このミス作家の短編とか誰得なんだかw
詠坂雄二は本格の人だよ
835 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 23:10:16.42 ID:O0CInnKe0
ミステリに未来はあるのか……
新本格もすっかり古いジャンルになっちゃったな。
836 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 23:11:53.03 ID:UQzCJFzpO
最近のこのミスは改悪しすぎ
・バカミスがなくなった
各ジャンルごとのまとめもなくなった
・このミス大賞の選評もなくなった
・各投票にいちいち書影が入って見づらい
・小説いらねぇ
あと新人賞のまとめのページもクロスレビューより前の座談会形式のほうが楽しかったな
未来があるといっても、なんだろうな島田の新作のような
ロジック的のようじゃないと売れないんじゃないの?いや、ミステリーはロジック的だけど
なんだろうな、ゼロ世代的なロジックというか
838 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 23:13:06.20 ID:32BJ0oBMO
このミスってあてになんの?
839 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 23:15:28.25 ID:nv/XZDZnO
「この詩歌がすごい!」をやってみたい…
>>838 ミステリ好きな人にはそこそこアテにはなる
流行を追える、という意味だけど。
841 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 23:16:20.53 ID:UQzCJFzpO
新本格なんてただの時代区分だから20年もたったら古くなるでしょ
本格は新人も出てるし復刊とかも一時期ほどじゃないけどされてるし十分だと思うな
>>834 あ、そうなのか。
表紙からしてホラーなのかとおもたww
>>838 国内はともかく、海外はこのミス参考にしてる、おれは
>>835 ミステリーというジャンルは廃れないけど、新本格は衰退するだろうな
てか新本格はすでに衰退してる気がする
844 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 23:19:01.69 ID:32BJ0oBMO
へー
まあミステリはもう古いやつしか読まないからなあ
まだ読み終わって無いけどせっかくだから簡単に課題図書の話させてもらおう
ネタバレ含む
ニックの野営のくだりは自立した自己を表現している
川は生命の源、女性である考えると、そこに踏み込むことは母体回帰である
釣り竿は男性器の象徴であり、釣りは性交を意味し、それによって得られる物、鱒は子供を暗示している
湿地の中の堤は踏み込めば大きな獲物を得られる一方、大変な苦難を強いられることから結婚生活を意味する
若い鱒は逃がし、大きな鱒は誇らしいが最後に自らの手で引き裂く様子は、幼い我が子とは上手く付き合えるが、
立派に成長した息子とは対立するだろうことを暗示している
また、釣りは至福の時間ではあるがあくまで娯楽であり、それに対して責任や義務を負うつもりもない
つまり、現時点で結婚するつもりは無く、子供は必要ないと感じている
というのはどうだろう
846 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 23:23:59.57 ID:32BJ0oBMO
フロイトもびっくり
あと、
>>803誰か頼む
詩集詳しい人
じゃあ、新本格も叙述も飽きてきた俺にオススメのミステリーをお願いしまする
849 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 23:28:02.63 ID:nv/XZDZnO
サンドバーグ読んだことないんだよなあ
みずみずしさと力強さを併せ持ってるという点なら池井昌樹とか初期の天沢退二郎とかそうだけど
サンドバーグとはだいぶ違うかも
850 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 23:30:55.88 ID:32BJ0oBMO
サンクス
2人とも名前も知らんわ
読んでみるよ
フロイトさん、なんでもちんこちんこって、割礼の恐怖でPTSDになってんじゃねーか? と思う
>>847 ファウンデーションシリーズ。
ミステリとして楽しめるよ、割とマジで。
852 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 23:34:24.43 ID:UQzCJFzpO
>>847 ハヤカワミステリ文庫の現代短篇の名手たちってシリーズがいろんなジャンルのミステリーがあって面白い
>>847 ハヤカワ・ポケット・ミステリー全冊読破に挑戦だ!
854 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 23:39:10.93 ID:ZWdYOxQrQ
なんでここまで残ってるんだw
「人類は衰退しました」2,3,4巻一気読みした。新刊が楽しみだ
855 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 23:45:36.55 ID:+fL+LpOFO
お前らいつもこのスレにいていつ読んでるんだよwwww
やべぇ アサッテの人 好きだわ面白い
_
'´ ノ.ヽ
!. ノノリ)) )
リ(.(゚0.゚0
. /ノ 〈=i∩リ
(, ( くU_l〉)
)ヽし'ノ
>>846 サンドバーグという人は読んだことがないので
的外れかもしれませんが
自然風景の描写が凄いものということでしたら
ワーズワース詩集(岩波文庫・田部重治選訳)はいかがでしょう。
自然というものへの尊敬や畏怖など、
こんな視線で自然を見つめることができるのか、と衝撃を受けました。
それと寺山修司なんかも私は好きですね。
自分の過去の青春を振り返るさびしさや後悔など、
作者が過ごしたふるさとの田園風景の匂いを感じて
読んでいるこっちまでさびしくなります。
・すでに亡き父への葉書一枚もち冬田を越えて来し郵便夫
>>847 過去のスレではあまり評判が良くなかったのですが、
個人的な好みで、日向まさみち「本格推理委員会」(産業編集センター)
を推してみます。
「犯人が誰かは分かるんだよ。けど、何が目的でこんなことをしたのか分からない
――だから、私たちにはこの事件をどうやって解決したらいいのか、分からないんだよ」
858 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 23:56:35.97 ID:H32dCj010
総決算として、読書メーターに今年読んだ本全部入れてた
一行も覚えていない本もあって申し訳なさで泣きたくなったけど、
なぜか本を手に取った経緯とか、そのとき財布には幾ら入ってたかとかはどれも鮮明に覚えていた不思議
>>856 その人ので「りすん」だけ残していたので今日読んでみた
ラストでなぜかボロボロ泣いてしまった
859 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/21(月) 23:59:48.11 ID:O0CInnKe0
>>857 きゃーみゆきさんお久しぶりー
Vixiにもずっとログインしてないみたいだったので気になってましたが
お元気そうで何より。
860 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 00:02:03.30 ID:UQzCJFzpO
>>857 そういう句やセリフは読んだときにメモしてるの?
かなりかっこいい
861 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 00:04:11.92 ID:K9DVFIi/O
読書メーターはAmazon頼りだから古いやつとかマイナーなやつとか記録出来なくて困る
結局ノートに書いてる
みゆきさんサンクス
_,,.、-─-、
,r'"´ ,r‐i`ヽ
,! ,; /ツツイ `i }
>>857 | j レ''/ { | どうも、笑犬楼です
{ ,!リ l j たまに出没するのでよろしく
{ノ, リ
`!、 ノヽ、
i´ `ー-、___,.r'" |
L_________」
イエイイエーイ、ラノベ含む読書の話、やってるかーい?
主人公の私生活が普通だけどなんか充実してるみたいな小説ないですか?
ストーリー覚えてないけどねじまき鳥クロニクルの無職だけど朝きっちり起きて昼は自分でつくってクリーニング屋へ行ったりプールに行ったりそのへんをプラプラするみたいな主人公がいたのですが普通だけど何かすごくうらやましい生活でした。
自分でも何言ってるかわかんなくなった
_
'´ ノ.ヽ
!. ノノリ)) )
リ(.(゚0.゚0
. /ノ 〈=i∩リ
(, ( くU_l〉)
)ヽし'ノ
私は、今年は去年の半分も読めていないですね……
大晦日まで挽回できるといいのですが。
最近はこんな本を読みました
誉田哲也『武士道シックスティーン』『武士道セブンティーン』(文藝春秋)
今関敏子編『涙の文化学 人はなぜ泣くのか』(青簡舎)
西尾維新『化物語(上下)』『傷物語』『偽物語(上下)』(講談社)
イタロ・カルヴィーノ『不在の騎士』(河出文庫)
(写真集)マーティン・グレイ『世界の聖地』(東洋書店)
>>859 お久しぶりです。一度遠ざかってしまうとなかなか戻りづらくて……
自分でもすごく気にしていたりします。
>>860 句集であれば、感じるものがあった句の上に小さい付箋を貼って、
それを目印に読み返して感想メモを書いたりしますね。
寺山修司はこのスレで、詩歌の入り口として薦められた作家でした。
万人にもとっつきやすいと思いますよ。
>>862 はじめまして。よろしくお願いします。
去年も半分も読めてないって、それはもう水を失った金魚のようじゃないか!
ちなみにみゆきさんが今年の締めくくりとしてベスト5を教えてくれると俺は救われるかもしれないんだ
867 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 00:23:53.48 ID:LNYPAuPe0
化物語と神様のメモ帳とやらは面白いのか?
868 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 00:24:25.79 ID:3WZ5+W7y0
どなたかいい俳句集はありませんか?
アバウトですみません。
有名なのがいっぱいあるような
869 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 00:27:01.44 ID:K9DVFIi/O
>>868 古典?
筑摩日本文学大系くらいしか思いつかん
870 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 00:28:59.00 ID:hdSI+HO40
最近月曜になっても残ってるなここ
871 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 00:30:02.91 ID:EqutmORmO
>>868 セレクション俳人プラス 新撰21 邑書林
現代俳句最若手(20代から30代)のアンソロジー
872 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 00:31:41.97 ID:3WZ5+W7y0
>>869 古典とか考えてませんでした。
そうですね、比較的新しいのです。
>>871 ありがとうございます。
チェックしました!
>>845 フロイト読みかw ちょっと笑ったw
前にアーサー王伝説は、ランス(馬上槍)を持った騎士が聖杯を求めるという、
分かりやすいセクシュアルモチーフだと言ってる教授がいたなあ。
一面的にはそれでも読めると思うんだけど、
ホプキンス挿話なんかを軽く扱わざるをえないのが欠点かな。
_
'´ ノ.ヽ
!. ノノリ)) )
リ(.(゚0.゚0
. /ノ 〈=i∩リ
(, ( くU_l〉)
)ヽし'ノ
>>864 ただ私生活の描写が大半ある、というのは思いつかないですね。
たとえば『クローディア秘密』(岩波少年文庫)という
成績オール5の少女が
「リュックひとつで衝動的に飛び出す家出なんて不愉快だ」と
お小遣いを貯めて、寝泊まりできる場処も見つけて、お金の管理が出来る仲間を連れていく、
平静とした心理で準備を重ねてメトロポリタン美術館へ家出しに行くというお話がありますけれど
ちょっと求めているものとは違うでしょうか。
>>866 とりあえず本棚をぱっと見て人に薦めたい(他人の感想を聞きたい)と思うものを挙げてみます
ちょっと待ってくださいね
_,,.、-─-、
,r'"´ ,r‐i`ヽ
,! ,; /ツツイ `i }
>>865 | j レ''/ { | 不在の騎士の感想聞きたいです
{ ,!リ l j 立ち読みしても概観がつかめなかったので
{ノ, リ
`!、 ノヽ、
i´ `ー-、___,.r'" |
L_________」
>>864 保坂『プレーンソング』みたいな感じ?
あとは佐伯一麦『ア・ルース・ボーイ』の学生生活みたいな。
老人だけど筒井の『敵』とかはどうだろう。
あとエッセイで、しかも普通とは言えなくて貧乏してんだけど、
百閧フ生活録みたいな随筆は面白いよ。
>>874 『クローディアの秘密』は面白かったよね。
あの手の児童文学は下手な小説よりよくできたのがいっぱいある。
『トムは真夜中の庭で』などと一緒に読んだ覚えがあるな。
このスレ的に丸山健二はどうよ?といってもエッセイしか読んだことないが
879 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 00:44:18.47 ID:8x0pgjkX0
ああ、『クローディアの秘密』はいいねぇ。確か俺が薦めたような気もするけど。
冒険するどきどき感がすごくよく出ていた作品だった。
「みんなのうた」の「メトロポリタン美術館」の元ネタだね。
>>878 このスレの評価は知らないけど、
俺の個人的評価としては、きわめてつまらない、とるに足らない作家。
小説そのものがガキの思いつきをそのまま出版したようなもので、
前衛なら前衛で読者を楽しませるところがあればよいのだけれど、そんなものはまったくなく、
ただだらしなく思いつきをそのまま並べただけという、惨憺たる小説。
そういう駄作ばかりを世にだしてるくせに、
エッセイや雑文でいっぱしのえらそうなことを言うので、きわめて幼稚に見える。
>>881 なんとなくモヤモヤしてたものが青チンの解釈によって明晰になれてスッキリしたよ
というか、知名度的にそんなには無いのに丸山まで把握済みとは
なんて恐ろしい子・・・
_
'´ ノ.ヽ
!. ノノリ)) )
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)ヽし'ノ
>>866 コラム・マッキャン『ゾリ』(みすず書房)
『年を取ったからといって、悲しみは見逃してくれないから、にぎやかな日々をいつもなつかしんでいるよ。
いいことだけが起こればいいって考えていたのを後ろめたく感じたこともあるし、いいことが二度と起こらないって悲観したのがバカだったって思ったこともある。』
一人のジプシー詩人女性の、少女から老婆になるまでの人生を描いた物語です。
国に迫害され、戦後には一方的に民族の文化を尊重せず定住アパートに押し込まれるような一方的な保護。
文字通り「まわりの世界に翻弄されながらもあきらめず生き続けた」老婆の人生に尊敬・尊重の念が湧いてきます。
文章に関しても、小説のなかの匂いや音や風景や人物の心情を、
読者が本を読む自由なペースのままつまずくことなく経験できるような、とても読みやすく、かつ印象に残る訳文です。
フリオ・リャマサーレス『黄色い雨』(ヴィレッジブックス)
廃村になって住人が居なくなった村に、ただ一人住み続ける男のお話。
老いていく男の身体と精神、崩れかけてゆく建物、滅びてゆく村。
もと詩人である作者の語彙力・文章力による、人も物も現象も関係なく
自由に多彩に描写される物語にただただ感嘆するばかりです。
はやみねかおる『虹北学園文芸部』(講談社)
小説好きの中学校新入生の少女が、過去に廃部になってしまっている文芸部を復活させるため、
部員集めに奔走するお話。
つい先日まで小学生であったという年齢、小学四年生に間違われる体格でありながら、
眠眠打破とサロメチールを眠気対策に愛用し、小説執筆のためキーボードを叩き続けた握力はリンゴをまっぷたつ。
体力維持のためのトレーニングも欠かさない。
そんなパワフルな彼女からほとばしる「小説が好き」というエネルギーが読んでいて心地がよいです。
884 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 00:55:25.82 ID:K9DVFIi/O
黄色い雨いいね
まだ落ちてなかったのか・・・
しぶといな
>>867 どんな本でも合う合わないはあるけど化物語のほうは言葉遊びとかあわなきゃつらいと想うな
神様のメモ帳はそこまで強烈ではないと思う
それなりに楽しい
886 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 01:00:17.85 ID:K9DVFIi/O
化物のあれって言葉遊びなの?
暗い部屋の中、窓を通してひどく青い空をみているような本ってあるかな
みゆきさんが来ていたのか
リャマサーレスはいいな
>>886 冒頭の駄洒落とか掛け合いとか俺の語彙ではあれは言葉遊びとしか表現の仕様が無い
ああいうのつまらない人にとっては多分とてもつまらないと思う
俺は割りと好き
889 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 01:07:54.51 ID:8x0pgjkX0
>>887 閉鎖的なのか開放的なのかよく分からんイメージだな。
乙一『暗い所で待ち合わせ』とか
中井英夫『虚無への供物』とか?
>>883 ありがとう、救われたよ
さっそくアマゾンで取り寄せたよ、特に小説好き娘のが楽しみだ
今までこなた派だったけど、これからはみゆき派に履き変えるよ
来年はもっと読める年になれることを祈りまする
>>887 『ライ麦畑』の最後はそんな感じなんじゃないかな。
最後というか、物語全体を回想し語っている時間、ということだけど。
ほかカポーティの『遠い声、遠い部屋』
『人生使用法』は、だいぶ、いや、ぜんぜん違うなw
これは暗い百部屋を通して、はてしなく広がる世界に物語がどんどん脱線していく、って話だったw
>>887 トマス・M・ディッシュ『歌の翼に』の飛ぶシーンやJ・G・バラード『結晶世界』『沈んだ世界』の思索するところはそんな感じかも
的外れだったらすまん
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>>866 北条民雄『いのちの初夜』(角川文庫)
当時、不治の病であったハンセン病患者のお話です。作者は享年24才。
病気によって、もはや人間じゃないと思えるほど朽ちてゆく身体、そんな手足を自分で眺めながらも、しかし心は狂うことなく人間のまま。
そういった人間の集まりである病院内の雰囲気の重さも含め、
そうした病気と”いのち”との関わりを描く力強さが半端ではありません。
患者たちの反応として、病院内の惨めな暮らしを世間に晒したという非難がある一方で
文章力のある人間が、ようやく病院内の人間の気持ちを代弁してくれたという肯定の意見もあったそうですね。
乾由紀子『イギリス炭鉱写真絵はがき』(京都大学学術出版会)
・綺麗な絵葉書だと思いませんか。あんなに汚いところなのに
炭坑の時代の労働の様子を、絵はがきを通じて論じている本です。
絵はがきの風景と、それに添えられたひとことふたことのメッセージから
1900年代の炭鉱労働に従事した”人間”を見ていける、読んでいてとても楽しい本でした。
絵はがきという”風景のミニチュア”をコレクションする心理などにも言及されています。
長く、読みづらくなってしまいましたが、とりあえずの五冊です。参考になればさいわいです。
894 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 01:17:11.45 ID:TC+YcBcK0
北条民雄は渋い
青空で読んだままだったから
一度手に取って読んでみるかな
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)ヽし'ノ
>>875 主人公である騎士・アジルールフォは剣の腕も素行も完璧な、まさに騎士の規範ですが
しかし彼の鎧の中は空っぽ。そこに人間は存在せず、ただ”完璧な騎士の意識”があるだけ。
いつかは我もと、騎士に憧れる新米の兵士と、完璧ではあるが人間ではないアジルーフォ。
自分は何なのだ、と悩む普通の人間と、悩みなど無く戦場で活躍するからっぽの騎士。
そういった”存在”の対比から人間というものを、誇りというものを考えていくお話ではないかと思います。
また物語が途中で三人称から一人称へ変わっていき、
そしてその(一人称の)語り部すら他の何者かにとって代わられる(襲われる?)のですが
そういったギミックを仕組んで、破綻せず書ききった作者の技量に唖然とするお話でもありました。
「ここで視点変更なのかな」と思う間もない、凄く自然な描写。
読んでいてまったく違和感のない構成はちょっと他では見られないと思います。
買う価値ありですよ。
>>879 ホームシックにならない自分たちを不思議に思いながら会話をするシーンが好きですね。
>>877 トムとお婆さんの抱擁のシーンはいいですよね
>>889 俺もよくわからないけれど、心をうたれるシーンなんだ。
虚無への供物って、凄いの一言に尽きる。ミステリはあまり読んだことはないのだけれど
読んでみるよ
>>891 「ライ麦」は考えてみれば近いような気がする。
なにかこう、空ってのが広大なものを示しているのかもしれない
カポーティは読んだことがなかったな。
もっとイメージの意図するところを明確にするために、読んでみるのも良いかもしれない
人生使用法はちょっと高いよww
>>892 J・G・バラードはいいな。「時間都市」は凄い好きだよ。この際「結晶世界」を買う事にする
「歌の翼に」これは面白そうだぜ!!
曖昧なイメージなのに、良い本を教えてもらった
明日休みだから、教えてもらったの全部買ってくる
897 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 01:28:12.12 ID:8x0pgjkX0
>>898 そのレスで思いついたが、ヤンソンの『誠実な詐欺師』は近いかもしれない。
これも追加で。
>>896 自分は暗い部屋の中に(ある種)束縛されてるのだけど、
窓を通して見える澄み切った、果てしなく高い空に憧憬を感じ救われる
こんなイメージなのかな? 視点は子供で。
もしかしたら、もうちょっと陰惨なのかと思って、
『サンクチュアリ』や『八月の光』を薦めそうになったじゃないかw
>>895 カルヴィーノ好きなんでみゆきさんの評価の高さがうれしい
カルヴィーノのどんな奇妙奇天烈な設定でもそれだけに頼らず話組み立てて深遠さや楽しさを作り上げてくところはとても好きだ
しかしAAとはいえ筒井康隆が他人にカルヴィーノについて聞くところを見るというのはなかなかシュールだ
>>898 空に関するイメージは的確だと思う。
これを言うと少し怒られてしまうかもしれないけれど
暗い部屋に関しては、そうだな、単に電気がついていないだけで、ネガティブなものはないように思う
>サンクチュアリ
うわああああああああああああなんだこりゃああああああああ
901 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 01:39:03.25 ID:8x0pgjkX0
>>897 これもいいなー
長いたくらみ」がどういうものだかわからないけれど、いいなぁこれ
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'´ ノ.ヽ
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)ヽし'ノ
>>887 宮沢賢治の作品群が、そんなイメージがありますね。
具体的にどこがといわれれば言葉に詰まってしまうのですけれど……。
森崎ビンゴ『三月、七日』『三月、七日〜その後のハナシ〜』(ファミ通文庫)はどうでしょうか。
こころのどこかで、自分は幸せになってはいけないと感じながらも、
それでも「幸せになりたいッ!」と厳しい規律の学校の屋上で叫ばずにいられなかった普通科一年、宮島七日と、
優等生を周囲に向かって演じる生き方を決めて以来、生きていても楽しいと思えず、厭世観を抱いている進学科一年、渋谷三月。
普通科と進学科、エリート意識とか劣等感とかそんなもののせいで、学科が違えばまったく雰囲気の違う環境のなか、接点のないはずなのに惹かれ合うふたり。
ただの一目惚れ同士で済めば良かったのだけれど、その恋はぜったいに叶わないことがのちにわかる。
だけれど、ひとつの恋が終わっても、日々は変わらず続いてゆく。
恋が終わっても。お互いを一番好きだったということは、お互いの将来の自慢になるから。というお話です。
(恋が叶わない理由は『その後のハナシ』の裏表紙のあらすじであっさりバラされてしまっているのがなんともいえないのですが)
どこかでしあわせをあきらめている、荒涼としたふたりの心理と、
どこかでしあわせを求め続ける、青臭いふたりの青春。この描写のバランスがとてもいい雰囲気をつくっています。
>>890 本を読めるように、というよりは本を読もうとする自分で在りたいですね。
ついつい怠けてしまって、そしてそれを後悔することが多かったりします。
>>899 次は『マルコヴァルドさんの四季』を読もうと思ってます。
『不在の騎士』ではじめてカルヴィーノに触れたのですが、この作家はほんとうに凄いですね。
>>900 ネガティブではないのか。
すると「少年期」の夜の町に立つ子供みたいな感じなのかな。
>サンクチュアリ
あ、書き忘れたけどフォークナーの小説ねw
マンガでも、ばななのでもなくw
まあフォークナー自身が失敗作と言ってるし、そんなオモロイもんでもないけど。
おっさんが、人目をはばかって暗い納屋とかから、そとを睨むように眺めるイメージがあった。
陰惨な暴力小説だよw
『八月の光』は似たモチーフがあるけど、こちらはかなりマシ。
というか非常にいい小説です。
_,,.、-─-、
,r'"´ ,r‐i`ヽ
,! ,; /ツツイ `i } 青チンとアマゾンのレビューをぶつけて
| j レ''/ { | カスタマーレビュー批評やってみたくなるなw
{ ,!リ l j 講談社文芸文庫の短篇に茂木さんが
{ノ, リ 丸山健二の文学性はジョイスに通じると書いてるけど青チンはどう思う?
`!、 ノヽ、
i´ `ー-、___,.r'" |
L_________」
>>903 『マルコヴァルドさんの四季』か
いらんこと言うと興を削ぎそうなんでやめておくけど面白いよ
ロアルド・ダールやマルセル・エイメもだけどカルヴィーノの奇想って童話ととても相性がいい
暇なら同じカルヴィーノの『見えない都市』や『宿命の交わる城』も読んであげてほしい
_,,.、-─-、
,r'"´ ,r‐i`ヽ
,! ,; /ツツイ `i } みゆきさんありがとうございます
| j レ''/ { | 代行スレ経由なので返事が遅くなりました
{ ,!リ l j
{ノ, リ
>>899 `!、 ノヽ、 筒井康隆についても訊いたことがあるよw
i´ `ー-、___,.r'" |
L_________」
>>903 こんな曖昧なイメージのまま聞いてしまったんで、皆に手を煩わせてしまったなぁ
ライトノベルで恋愛をテーマにした小説は、今まで読んだことはなかったかもしれない
というか、それはライトノベルに限らない事のようにも思えるのだけれど。
そのことも含めて、もっと明確にすることが出来るかもしれないし、進めてもらったいい機会なんで読みますよおおおお
>>904 考えてみれば、今まで読んできた小説とかけ離れたモチーフが示されるのに少し驚いた。
その違いを突き詰めていくのも楽しそうだ。
八月の光か、この恋人に捨てられたという前提だと成立しないというところに安心したよ
ちゃんとフォークナーの説明を読んだから大丈夫だよww
>>908 『おれに関する噂』を聞いたのかw
青木淳吾がデビューしたときに現代のピンチョンだ、とか言われてたっけ
そんなの作家にとっても重荷にしかならないだろうに
>>908 筒井のAAを使ってる人にぜひ聞いてみたいのだが、
筒井では何が好き?
どんなとこがいいと思うかもあわせて教えてほしいな。
茂木はクラシック評というか芸術論みたいなものを
以前書いててそれも酷かったなw
頼まれてもわからないのなら断ればいいのにwww
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'´ ノ.ヽ
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)ヽし'ノ
今年読んだ本でもう一冊、
残雪『廊下に植えた林檎の木』(河出書房新社)が印象深いですね。
常識からかけ離れた不気味な情景の描写がとても怖かったです
フィクションだからこそのめちゃくちゃなものだ、と割り切れるたぐいのものではなくて
これまでの人生のうちのいつか、寝ている間の悪夢で似たような光景を見たことがあるような既視感。
読者にその場面を伝えるための情景描写というよりは、作者の気ままな夢のひとりごとを聞かされているような。
この感性はほんとうに心に残ります。
>>906 たまたま書店でみかけたので「〜の四季」だけ今は手元にあったりするのです。
他の河出文庫のカルヴィーノ作品も読みたいと思ってますよ。
感想を語る機会に会えたら、そのときはよろしくお願いしますね。
>>908 いえ、参考になったなら幸いです
正直、私も『不在の騎士』はちゃんと読み込めているか自信がありませんので、
今度感想を聞かせてほしいですね。
>>909 ライトノベルをあまり読まないのでしたら、入り口には
ヤマグチノボル『描きかけのラブレター』(富士見ミステリー)がおすすめです。
少年と少女。両思いを自覚しているくせに、意地を張ってそっぽを向いて、
不機嫌な応酬をやりとりする。そんな彼らの様子が、読んでいるこちらの頬をほころばせてくれます。
914 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 02:21:08.15 ID:gGGyGvl3O
とある飛空士の恋歌買ってきたが追憶とは完全に別なの?
追憶のふたりが好きだったのに
_,,.、-─-、
,r'"´ ,r‐i`ヽ
,! ,; /ツツイ `i }
| j レ''/ { |
>>907 { ,!リ l j >変わった思いつきで物語を書いたら
{ノ, リ これはカットアップ期のバロウズにも言えるけど
`!、 ノヽ、 彼も単なる思い付きの領域を出ないのかな?
i´ `ー-、___,.r'" |
>>910 L_________」 『敵』が多いものでw
>>818 一応時代が違えど世界観は同じなんじゃないかとあらすじ見て思った。追憶しか読んでないけど。
茂木はトンデモと言われたりするんで敬遠していたが昨日ここで小林秀雄好きと聞いて興味がわいた
>>915 うまいw
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'´ ノ.ヽ
!. ノノリ)) )
リ(.(゚0.゚0
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)ヽし'ノ
では今日ここではおいとまさせていただきますね。
みなさん、楽しい時間をどうもありがとうございました。
風邪などひかれませぬよう、寒さに気をつけてください。
よいお年を。
>>915 バロウズは、うーん、難しいね。ほとんど語ることを拒絶するような作風だからなあ。
まして分析なんて……、という感じだし。
『裸のランチ』以外でまともな論文を見たことがない気がする。
カットアップに関しては、シュルレアリスムの自動書記もそういうところがあるけれど、
ほとんど技法としては認められないんじゃないかなあ。それこそ思いつきの産物以上にはなりえないと思う。
事実上読めたものではないことが多い上、書いてあることも内容もなにもない。
内容のない文芸というのはアリだけれど、内容がないことに価値も意味も見出せない。
せいぜい、最大限好意的に評価して、
カットアップなどの類は、そこで生み出されたものの価値うんぬんよりも、
そうした行為を試みたことそのものが芸術なのだ、くらいに主張するしかないだろうなあ。
というわけで、きわめて否定的な評価になると思う。
>>918 乙
ウィリアム・バロウズに関しては山形浩生の『たかが、バロウズ本。』一冊で十分という気がする
カットアップって技法がバロウズ本人の意図を裏切ってバロウズ本人が逃れたかった感傷やトラウマ、ノスタルジーなどを
作品内に浮かび上がらせてきてるって指摘は非常に興味深い
『裸のランチ』も『ノヴァ急報』も二度と読み返したくないけど最晩年の『おぼえていないときもある』はカットアップ使ってるが普通に読めるし割りと好きだな
感傷とノスタルジーがかなり前面に出てきててそれが文章の無茶さと奇跡的なのか長年の修練の成果なのか知らないが
綺麗に嵌ってて読んでてちょっと切なくなってくる
>>920 ああいう技法が、書き手が隠蔽しようとしたものを浮かび上がらせる、
無意識化に隠れているものを掘り起こす、
という主張は確かにあるんだけど、よく「ホンマかいな?」と思ってしまうんだよな。
実際、精神分析などでは臨床でも、似たようなものを使うらしいので、
まるっきりウソではないのかもしれないけれども、
精神分析自体がまるっきりウソかもしれない、ってとこもあるので……。
読んでないので判断はできないけど、山形のその指摘には俺はマユにツバつけてしまうなあ。
『おぼえていないときもある』
確かに読んだ覚えがあるけど印象にほとんど残ってないな。でもイイ感想だね。
ちょっと探して読み返してみたくなった。
922 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 03:17:57.76 ID:YXSzZc0h0
,. -‐ '´  ̄ ̄ヘヽ、
/ /ヽ ` ̄\_
/ / , / ', 卞ニヽ、
__//:| / | | | ヽ ヽ\
弋X::::ノ ! 斗┼ 、! ! ハ ! | ヽ}
|小::::| | 小ハ弋乂/Tナト、 ! リ i|
V弋::| |∨ rテト、! i / ハ
/|.|::::|\| ==ヲ ト少イ从从 用事を済ませて、ちょっとのぞいてみたけどまだ落ちてなかったのね
/:::://::::| ∧ 、 `¨ 八人 おやすみ、みゆきさん、さすがみwikiさん素晴らしい説明ね
 ̄ヽ厶イ !. \ 「 ア , イ \`ー- 、
| 八 ヽ>- 、. < _八 \. \ ヽ ) 青さんもすごいわね
/ ,厶イ\\`卞ミ ーy‐ヘミヽ Y/
/ /: : : :\ :\\VLト、リ\:_: 乂从リ__
>>921 その辺は俺のレス読むよりは山形の本文読んだほうがいいな
カットアップって技法はただランダムに言葉つなぎ合わせてるわけじゃなくバロウズが感じた感情やビジョンを元に
その場の選び取っているものなんでまったくの無意識というわけではない
その辺はシュルレアリスムの自動書記とは違うところ
上の本で山形が指摘してるバロウズのトラウマというのは具体的には奥さんを射殺したことなんだが山形は
バロウズは終生その事実を直視してなかったと解釈してる
そしてカットアップという技法はそれだけではないにせよトラウマを隠蔽するものとしてあったんではないかと
しかしそのバロウズの意図を裏切って、というような展開で進んでる
解釈としての正しさにも説得力感じたけどそれ以上に面白い
バロウズ本人の作品より面白いw
カットアップとコンピュータが生み出す文学の未来とかそれ以外の項目も含めて作家論としてはかなり好きな本
_,,.、-─-、
>>911 ,r'"´ ,r‐i`ヽ がっかりされるかもしれませんがAAのデザインに惹かれて使っているだけなので
,! ,; /ツツイ `i } あまり読んだことがないんですwwww
| j レ''/ { | メタモルフォセス群島とジャズ大名は良かったですね
{ ,!リ l j どこが良いかというと言われると困っちゃいますねw
{ノ, リ 抽象的で単純な理由ですが作品に見える著者の人柄ですかね
`!、 ノヽ、 読んでて安心感があるというか
i´ `ー-、___,.r'" |
L_________」
>>923 ふむふむ。ちょっと面白そうだと思った。
>カットアップという技法は……トラウマを隠蔽するものとしてあった
ここがキーだね。この部分がきちんと論証されてるなら面白いと思う。
いずれ読んでみるよ。
さて、俺もさすがにそろそろ寝ますね。おやすみなさい〜。
あ、なんかまた大規模な規制があったみたいだけど、
避難所なども活用されるとよいかと。
それでは。
926 :
えりりん:2009/12/22(火) 03:37:03.76 ID:YXSzZc0h0
⌒ヽ_
⌒'´ `^ヘヽ おやすみ青さん
ャ((リ从リirxァ 筒井 康隆の本ってなかなか書店でみないのよね
|i、゚ヮ ゚i|)ハ 時をかけるは大抵の本屋にあるけど
と(介(つ)) 文学部唯野教授が気になるわね
. 〈_i_ヽ> "
. し'J
927 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 04:58:55.34 ID:UPxWgqSgP
俺100円コーナーとかで大量に見るけどな
毎回回収してたら筒井だらけに・・・
929 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 05:53:42.80 ID:UPxWgqSgP
古本市の10円コーナーの方がさらに殺人的積本メーカーだぜ
スキル「潔癖症」を手に入れた俺に死角はなかった
潔癖症を進化させると、局所的潔癖症になるんだぜ
932 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 10:02:49.85 ID:qeQeGPKYO
あげとこう
まだあったのかよ
934 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 10:42:58.06 ID:u+wcbRhr0
ほっしゅほっしゅ
935 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 10:58:45.31 ID:ffkKOr3g0
残ってたのか
夜盛り上がってたのかー
早く寝たことを後悔してしまう
938 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 12:21:58.19 ID:qeQeGPKYO
頼むー。俺が忘年会から帰るまでは生きててくれ。
ならば保守
940 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 12:49:44.56 ID:4CLE2zWA0
woo...
941 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 12:54:18.75 ID:AfTLLHmMO
保守しとくか。
今からの講義が「言葉」と「暴力」についてだ退屈しそうになくていいわ。南直哉の老師と少年が文庫化されてた…ハードカバーで買ったばかりなのにorz 帯に茂木と土屋アンナが絶賛と書いてあってさらにテンション下がった…
942 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 13:47:05.76 ID:4CLE2zWA0
j
943 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 14:33:08.42 ID:XncfTQ7MO
赤い夢の迷宮読んだ
この人いっぱい本だしてんだね
最近読んだ本でも
・フィッシュストーリー(伊坂)
→いまいち?
・魏晋学術孝(狩野)
→旧字かつ文語体だけど、講義ノートなのでなかなか面白い
・西晋の武帝司馬炎
→司馬炎が表題なのに本人以外の治世の記述がはるかに多い。面白いからいいけど。
・資治通鑑・世説新語・捜神記
→漢文趣味にドップリ…
・医者と殺人者
→ロンブローゾを中心にベルエポック期の犯罪学と科学の関係について。捜査方法の発達とかは小説的で面白かった。
ほ
>>926 筒井は発行部数が多いのはブクオフやら古書店の50円棚やらにいくらでも転がってるね。
でもレアなのはなかなか見つからないという……。
筒井好きで、いろいろ集めてて、ほぼ9割以上は読んだ自信があるけど、
まだ見つからなくて読めてないのもいくつかあるなあ。
避難所の方でやるべき話題かもしれないけど、
そういえば年末年始スペシャルな特別回って何日くらいから始まるんだろうか?
ていうか、もう始まってるのか?
30日くらいからでいいんじゃないかしらん
つか忙しくて本よめねえw
スレがあるかどうかは細かくチェックしないとなぁ
大晦日はみんな気合入ってたから立つ(立てる)だろうけど
クリスマスもクリスマスで立ってたら参加したい
「かがみん来ないね……」って空気になってそうだが
>>948 来ちゃったら来ちゃったで面倒な空気になるなw
今図書館行ってきたけどまた返す本三冊だけ家に忘れてた・・・
前は一冊、その前はニ冊・・・
951 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 18:12:37.59 ID:AfTLLHmMO
文学少女二巻購入
遠子先輩目つぶって原稿食べたら無味なのかな
今日初めてラノベ読んだ
もっと早く出会いたかった
953 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 18:48:39.56 ID:wAjr9dfAO
954 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 18:59:26.24 ID:NSip8eQaO
「灼眼のシャナ」ってやつ
正直ラノベ馬鹿にしてたけど、もうwkwkが止まんない。
詳しい方どういう評価なのか教えて下さい><
>>954 ユウジって奴が蛇になるところまで読んだがずいぶん昔のことなので忘れた。
終盤結構いちゃいちゃしてたようなしてないような
ヴィルヘルミナは俺の嫁
956 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 19:09:59.77 ID:d4j2pTv70
自分の欲望に忠実に書いてるラノベ:マーケティングを意識して書いてるラノベ
割合的にどんなもんだろう
その中間がほとんどなんじゃね
どんな本でもマーケットを意識せずに書けるのはよっぽどの大御所くらいだろうからなあ
959 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 19:22:19.21 ID:+D4q/3Oz0
売れたい、評価されたいというのも自分の欲望
960 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 19:25:16.94 ID:aDOcFudo0
マーケット意識しないで書いたという化物はどうなん
あれは謙遜?
>>960 あれはたまたま編集者がいいと思っただけで何も言わなかっただけだろう
962 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 19:27:59.63 ID:EzxMnWfUO
クリスマス前に胸糞悪くなるスレみてしまって鬱だ
ガガガは割りとなんでも好きにやらせてくれるらしじゃない
963 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 19:30:14.64 ID:SSBstLL40
あー!
今日うさぎさん惑星の発売日だったの忘れてた
964 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 19:44:40.19 ID:LxkdHeHu0
まだ残ってるw
今回のスレはよくもつなww
>>963 ヒヒヒはあんま好きじゃないけどイラストにホイホイされて買ってきちまったぜ
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 19:52:45.93 ID:LxkdHeHu0
5000円の図書券が気づけばもう600円…
何買おうかな?
そういえば、講談社創業100周年の図書カード1万円分プレゼントに当選しましたよ。
絵柄的に使うのがもったいないです。
>>967 裏山
応募したけど全然あたらない
1万円分もあればいろいろ買えるのに〜〜〜
某雑誌の懸賞(図書カード)とかサイン色紙は何度か当選したことあるけど、
使うのもったいないし色紙はすぐに古本屋に売るわけにもいかないしなあ
年末宝くじ買うの忘れてたのを思い出したw
かならず当たる形式だけど、角川文庫のマグカップはインスタントラーメンやスープにピッタリでお気に入り。
NHKのノルマンデーを見てきます
971 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 21:20:29.96 ID:+D4q/3Oz0
ここまで来て、落としてたまるものか
落としたら、好きな作家が来年新刊を出さない呪いをかけときました
さっそく青木淳悟と『雪迷宮』が届いた。
他、オススメされて注文された本も年内に届くといいんだが。
年内に読めるかは微妙だけどね。
積んでる中では『ベルクソン』二冊。
ルルイエの深淵から勧められた『思想としての翻訳』
やたら前に教えられてそのまま積んでた『アウステルリッツ』と『イリヤの空』
この辺を年内に片付けたいところだ。
974 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 21:31:36.07 ID:aDOcFudo0
のりりんならッ……のりりんならやってくれる……!
975 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 21:45:31.03 ID:DeUZnvHDO
イリヤの空はいいものだ
『ケルベロス』読了
やはり古橋は良い。戦闘も分かりやすいし燃えるし
問題は続きが出るのかどうかだ。特に秋山の方のが
976 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 22:02:21.02 ID:4CLE2zWA0
ノルマンディ終了
一万円の図書カードか…学術書だったら一瞬で吹き飛ぶな…やはり図書館か
977 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 22:03:39.17 ID:hw19jdOp0
今日図書館行ってどさっと本を返してきた
いつもだとそのついででやっぱりどっさり本を借りるんだが
年末で返す時期が変則的になりそうだし忙しいので止めといた
さて、積み本崩すか
図書カードと言えば金券ショップでわざわざ買ってる俺は少数派か
そんなに金無いなら本買わないで図書館ででも借りろと言われそうだが
>>978 大阪人はデフォルトな気がする
デパートとか行く前に、必ず梅田地下街とかの金券ショップで
使う分だけ7%引きくらいで買ってるイメージ
でも新刊はともかく、そうでないならそんなことするより古書が安いと思うけど
将来一軒家をもって隠遁生活をおくるなら、
地震のすくない治安の良いところがいいな・・・
981 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 22:34:12.65 ID:oGKfs8dZO
星の王子さま読んだやついる?
読んだんだが、何がそんな評価されてるかまったく分からん
沖縄に越したいけど本にとっての天敵が多すぎる
983 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 22:40:36.22 ID:mDHxJRur0
>>981 子供の頃に読んだが
哀愁漂う独特の孤独感が何とも言えない感じだったと記憶している
でも神林・森岡・あと野尻 後忘れたな
989 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 22:59:32.62 ID:oGKfs8dZO
>>986 あと何年かしたら理解できる日が来るだろうか…
語解力がないだけかもしれないが
とりあえず筒井の本を沢山買ってきたから読んでみる
星の王子さまは子供向けと一般に言われるけどありゃ大人が読むものだ、というのも良く言われますね
>>989 夜間飛行を読んだ時に小さい星にひとりぼっちというあの寂寥感は飛行機乗りにしか解らないのかと思った
星の王子様は、確かに独特の雰囲気がある点は認められるけど、
本としてはさほども面白くないんじゃないかな。
むしろ褒めるべきは『夜間飛行』だと思う。あとは『戦う操縦士』かな。政治的色彩が強いけど。
飛行機乗りとしては、落第の部類だったらしいねw
けれど敵軍(ドイツ軍)にも愛読者はいて、彼の乗機が行方不明になった時には、
ドイツ軍が部隊をあげて捜索したって話があるね。
993 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 23:21:00.47 ID:TC+YcBcK0
砂漠で何日も行方不明になって
よく生き残れたよなあ
星の王子様は挿絵が素敵。
多才だったんだろうなぁ
次スレはどうする?
挿絵はすべて自筆らしいね。
フランスでは英雄扱いで、紙幣にもなったことがあるはず。
その紙幣には、彼の自筆の挿絵が載ってるんだとか。
997 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 23:29:51.04 ID:aDOcFudo0
次スレ立ててくれ
クリスマス的に考えて
1000ならクリスマスはかがみんとにゃんにゃんできる
1000 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/22(火) 23:31:43.81 ID:TC+YcBcK0
1000なら積み本の数が階乗する
1001 :
1001:
16歳♀暇だから全レスします☆ こちらスネーク 1990年生まれ集まれ〜☆ 安価でお絵描き
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>>1 そっヵ、残念やわ(´・ω・`)
お 付き合ってくだしあ>< 今から元カノに痛メする
>>3 ウチは高校生だぉ☆
>>9 うはwwこれがVIPクオリティw
∩∩ V I P は ぼ く ら の 時 代 だ !! V∩
>>2 自重しろwwwww Be
ハ (7ヌ) (/ /
>>7 ブラウザゲーやらないか?
ル / / ∧_∧ || モリタポ
ヒ / / ∧_∧ ∧_∧ _( ゚ω゚ ) ∧_∧ || 埼
>>5 2chって有料なんですか?
\ \( ゚ω゚ )―--( ゚ω゚ ) ̄ ⌒ヽ( ゚ω゚ ) // 玉
>>6 え?俺マジ貧乏なんだけど
\ /⌒ ⌒ ̄ヽ ゆとり /~⌒ ⌒ / O
>>8 お母さんに何て言えば
| |ー、 / ̄| //`i構って女/ F 安価で絵描くお
低 | 恋愛 | | 厨房 / (ミ ミ) | | F 14歳♀中学生処女だけど質問ある? ハ
年 | | | | / \ | | ム
齢 | | ) / /\ \| ヽ PCに詳しい人ちょっときて!!! イ ス
化 / ノ | / ヽ ヽ、_/) (\ ) ゝ | 電車男 ミ タ
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