毎日新聞「日本は財政赤字でもODAを続けろ(キリッ」
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1249859617/ 1 : ヒメシャガ(東京都):2009/08/10(月) 08:13:37.06 ID:yMPA2oK5 ?PLT(12000) ポイント特典
社説:ODAの今後 予算の増額が必要だ
これまで日本は海外援助を主要な外交手段としてきたことは間違いない。
しかし、一般会計ベースでの削減が続き、じり貧状態に陥りつつある。政府は円借款を拡大することで事業量を確保し、
国際公約を果たすとの方針で臨んでいるが、それにも限界がある。貧困削減などは無償が大半なのだ。
JICAや外務省などによる現場に根差した案件の発掘、手早い調査や援助決定、
そして実施と、日本のODAを被援助国に印象付けるための改革は欠かせない。
ただ、それだけで、日本の援助がソフトパワーとして機能するわけではない。何か足りないものがある。
第一に援助のための資金手当てができないことには、絵にかいた餅に終わってしまう。
この点で与野党とも態度を明確にしていない。ODA予算の増額を実現すべきだ。そうはいっても、
予算制約は厳しい。案件の形成に当たっては、国際協力銀行の資金や民間資金との組み合わせを推進すべきだ。
第二に援助に戦略性を持たせることは外交手段としてある程度やむを得ないが、
ODAの原点は貧困や低開発からの脱却対策にあることを忘れてはならない。
景気後退局面では政策は内向きになりやすい。そうした時だからこそ、ODA戦略の展開が必要だ。
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090810k0000m070091000c.html?inb=ro