1 :
◆ct9JfRCXVU :
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:07:08.38 ID:HA1d7NKG0
第9話 「荒巻屋前」
海神祭りの日の朝、ドクオは廃ホテルで作業をしていた
ひとり屋上でなにやらひたすら長い銅線を大きな木枠に巻きつけている
('A`)「こんだけ巻けばいいだろ」
作業が終わる頃には銅線でぐるぐるまきにされた箱のようなものが完成していた
('A`)「AMラジオのもこんな感じだし・・・イケル!」
(´・ω・`)「何作ってるの?」
('A`)「お、しょぼくれ遅かったな」
(´・ω・`)「ぶち殺すぞ」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:07:27.75 ID:B7Qf7EwNO
超伝導!支援!
(´・ω・`)「で、なにこのぐるぐる巻き物体」
('A`)「アンテナだよアンテナ、ちょっとした無線機を作っててな」
(´・ω・`)「無線機とはまた・・・まぁ秘密基地にはアンテナだけどね」
('∀`)「だろ?送信機能はついてなくて受信機能だけなんだけど雰囲気は出るだろ?」
(;´・ω・`)「そんなことより昨日とんでもないことがあったんだよ」
('A`)「そんなこと扱いすんなや」
( ^ω^)「おいーす、とんでもないことってなんだお?」
('A`)「お、ブーンも来たか」
(´・ω・`)「・・・いや、やっぱりなんでもないや」
(;'A`)「なんなんだよ、寝ぼけてんのか?」
つまんないから
これ好きなんだけど読むと自分の学生時代が懐かしくて鬱になる支援
待ってたぜ支援
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:09:49.13 ID:HA1d7NKG0
( ^ω^)「意味不明だお」
(´・ω・`) (ここが僕らの土地になったなんてみんなに教えちゃったら、秘密基地の楽しさが減っちゃいそうだからね)
(´・ω・`)「それよりブーン、僕たちも水道の仕上げをやっちゃうよ」
( ^ω^)「了解だお!」
ショボンとブーンが昨日水をためたドラムカンを見に行くと、3つ目のドラムカンまで水が満杯にたまり、床にあふれ出ていた。
(´・ω・`)「うわー、床がびしょびしょだよ」
( ^ω^)「タンク満タンだおショボン、これにどうやって穴を開けるんだお?」
(´・ω・`)「あ・・・」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:10:39.40 ID:B7Qf7EwNO
作者可愛いよ作者
支援
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:12:40.97 ID:HA1d7NKG0
(´・ω・`)「うっかりしてたよ、じゃあこの水一回捨てないとね」
ショボンたちが昨日作ったドラム缶の貯水タンクは3段にドラム缶が横に並べられていて、1番上のドラム缶に水がたまりきるとあふれた水が2番目に、といった構造になっている
今は3つ目の一番下のタンクまで満水になっていて、ホースをつなぐ穴を開けることができない
( ^ω^)「もったいないお・・・こう、がっと穴あけてグッとホースをすぐに差し込んだらいけないかお?」
(´・ω・`)「・・・まぁ、ブーンがやりたいんならやれば良いんじゃないの・・・」
( ^ω^)「じゃあ早速やってみるお!」
(´・ω・`) (本気だったのか・・・)
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:15:51.29 ID:HA1d7NKG0
ブーンはドラム缶の前にしゃがみ、底の近くの側面に大きな釘で穴を開けようとする
(´・ω・`)「あ、もうちょっと上にしてよ、ゴミが入らないように」
( ^ω^)「把握だお!」
そういうとブーンは釘をハンマーで勢い良く打ちつけた、
重い鐘を鳴らしたような鈍い音を響かせて、釘は無事ドラム缶に突き刺さった
(*^ω^)「ショボンできたお?」
(*´・ω・`)「・・・そうだね、後は抜くだけじゃない、はいこれ」
そういいながらショボンがブーンにバールのようなものを手渡す
(*´・ω・`) (まさか・・・このまま行けば・・・)
( ^ω^)「了解だお!一気に完成させるお!」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:16:47.34 ID:B7Qf7EwNO
支援
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:17:25.01 ID:HA1d7NKG0
バールのようなものを釘に引っ掛けると、ブーンは両足の裏でドラム缶を抑えながら勢い良く釘を引き抜く
( ゚ω゚) フンッ!
キン、と音を立てて釘は無事抜ける
それと同時に勢い良く穴から水が噴出して釘が抜けた反動で床に転がるブーンを襲う
ちょうど両足をドラム缶に向けるようにしていたため、水は主にブーンの下半身を攻撃した
(;^ω^)「ぬわあああぁああああ!!!」
(*´・ω・`)「うっわあwwwブーンお漏らししたみたいwwww」
(*´・ω・`)「ドクオー!ドクオー!ブーンが!ブーンがああ!」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:17:58.86 ID:B7Qf7EwNO
死閻
このほのぼのが続いて欲しいねえ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:18:52.21 ID:HA1d7NKG0
(;'A`)「なんの騒ぎだ・・・ってあれ?」
(*'A`)「ブーンだっせwww股間水浸しwwwww」
(;^ω^)「ちょwwwマイサンが冷たいおwww」
(*´・ω・`)「あーあーこれは着替えてこないとねー」
(;^ω^)「大丈夫だお、ちょっと絞ってその辺に干しておけば大丈夫だお、夏だし大丈夫だお!」
(;'A`)「お前その間フルチンじゃねーか、良いから一回帰れよ」
(;´・ω・`)「さすがに下半身露出してる人と作業は無理だよ」
(;^ω^)「おー・・・すぐ戻ってくるお」
(;^ω^)「家に帰るまでに人に見られたくないお・・・」
('A`)「もしクラスのヤツラに目撃されたらお前のあだ名がハムっぽい人からムーニーマンにランクアップしちまうな」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:20:07.08 ID:HA1d7NKG0
(´・ω・`)「そこでどうだろう」
( ^ω^)「お?何か解決策があるのかお?」
ブーンがショボンの方を振り返ると、そこには水の入ったブリキのバケツを抱えたショボンの不敵な笑みがあった
(;^ω^)「まさか・・・」
('∀`)「そりゃあ名案だwwww」
( ^ω^)「・・・こうなったらもうヤケだお、バケツをよこすお」
( ゚ω゚)「修行だおおおおおおおおおおおおお!!!」
そう叫びながらブーンは渡されたバケツの水を一気に頭からかぶった
(*'A`)「ちょwwww」
(´・ω・`)「うっわあ」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:20:40.98 ID:t8sv5ux5O
待ってた!!
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:21:31.65 ID:HA1d7NKG0
バケツいっぱいの水をかぶったブーンは全身びしょぬれになり、着ていた白いTシャツは肌にぺったり張り付いている。
(;;;^ω^;)「・・・これならもらしたとは思われないお・・・?」
('A`)「まぁそうだけど・・・」
(´・ω・`)「あやしさ満点だね」
(;;;^ω^;)「じゃあブーンは一旦帰宅するお・・・」
そういってブーンは水跡を残しながら階段を下っていった
(´・ω・`)「普通わかるだろ・・・水がかかることくらい」
('A`)「まぁ、ブーンだからな」
(´・ω・`)「まさか本当にかぶるとは思わなかったよ」
('A`)「まぁ、ブーンだからな」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:22:04.68 ID:B7Qf7EwNO
しえしえ
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:24:05.38 ID:HA1d7NKG0
残された二人の間に奇妙な沈黙が流れる
(´・ω・`)「ちょうどお昼だし荒巻屋にパン買いに行こうよ」
('A`)「おう」
二人は海岸まで延々と続く一本坂を並んで下っていく、足元には濃い影が作り出されていた
('A`)「今日もクソあちーな・・・」
(´・ω・`)「もうすぐ8月だしね」
('A`)「あ、逃げ水が見える・・・」
('A`)「逃げ水とか嫌がらせ以外の何もんでもねぇよな」
('A`)「砂漠で迷ってるときに 水ダー!って近づくと消えるんだぜ」
(´・ω・`)「蜃気楼に文句言われてもね」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:26:57.02 ID:HA1d7NKG0
('A`)「あと蝉どももうるさい」
(´・ω・`)「蝉だって泣きたいときもあるさ」
('A`)「なぁしょぼくれ」
(´・ω・`)「なんだいナナフシ人間」
('A`)「付き合うってなんなんだ?」
(;´・ω・`)
(´・ω・`)「なんだい藪から棒に」
(;'A`)「いやこないだ弟者とつーさんが手をつないで歩いてるのを見かけてな、まぁどうでもいいんだけど」
(´・ω・`) (どうでもいいんなら聞くなよ・・・)
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:28:21.13 ID:Xj4pKXKFO
支援
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:28:51.47 ID:HA1d7NKG0
(´・ω・`) (っていうかドクオにそういう事を聞かれるとはね)
(´・ω・`)「そんなこと僕もわからないよ」
('A`)「じゃあさ、なんでみんな付き合いたがるのかね」
(´・ω・`)「さあ、わかんないねぇ」
('A`)「皆で駄弁ってる方が楽しいのにな」
(´・ω・`) (・・・・・・・・)
ショボンはドクオのその一言を聞いて自分の中でのもやもやの原因も理解できた気がした
僕たちの今の関係は恵まれすぎているんだ、今の関係が心地よすぎるから
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:30:44.88 ID:HA1d7NKG0
('A`)「おい、なにボーっとしてんだよ 荒巻屋着いたぞ」
(´・ω・`)「え、ああ」
2人は荒巻屋の薄暗い店内で昼食を物色する、所々塗装のはげたスチール棚の上には菓子パンが並べられ
店の置くのくすんだガラスの棚の向こうでは店主の荒巻爺さんが寝転びながらぼんやりテレビを眺めている
('A`)「おまえまたメロンパンかよ」
(´・ω・`)「ドクオこそまたコロッケパンじゃないか」
二人がすみませーんと呼ぶと、はいはいと言いながらのそりと荒巻爺さんが起き上がり古びたレジスターの前に立つ
/ ,' 3 「メロンパンとコロッケパン、両方とも100円じゃ」
支払いを終えて店の前に出ると岬のほうからかすかに祭囃子が聞こえてきた
('A`)「もう始まってるみたいだな」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:33:46.60 ID:HA1d7NKG0
(´・ω・`)「今12時だからまだ練習じゃない?」
('A`)「おい、あれギコ先輩じゃねーか?」
二人の視線の先には沈鬱した顔で歩くギコの姿と、それを心配そうにしている女の人の姿があった。
(,, Д ) 「・・・・・・」
(;*゚ー゚)「ギコくん大丈夫?」
(´・ω・`)「ギコ先輩、こんにちわー」
('A`)「こんちわー」
(,,゚Д゚)「おう・・・おまえらか・・・」
(´・ω・`)「なんか顔色が悪いですね」
(,,゚Д゚)「今日は海礼の日だからな・・・」
(,,゚Д゚)「あの断崖から海に飛び込まなきゃなんねえなんて考えるだけで、ちょっとな・・・」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:35:24.08 ID:HA1d7NKG0
(*゚ー゚)「ギコ君なら大丈夫だよ!」
('A`)「あの、先輩、こちらの方は?」
(,,゚Д゚)「ああ、しぃって言ってな、俺の彼女だ」
(´・ω・`)「そうなんですか、はじめまして、僕ショボンっていいます」
('A`)「俺はドクオっていいます」
二人はしぃにペコリと頭をさげる
(*゚ー゚)「はじめまして、ギコ君の彼女のしぃです」
(´・ω・`)「先輩彼女とかいたんですね」
(,,゚Д゚)「おう!まぁ一応な!」
('A`)「今日の海礼、みんなで見に行きますよ」
ドクオの言葉を聴いた瞬間、またギコはうなだれてしまう
(,, Д) 「・・・・・・」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:36:42.18 ID:HA1d7NKG0
(;*゚ー゚)「ごめんね、ギコ君実は高所恐怖症なの・・・」
(;´・ω・`)「え〜・・・大丈夫なんですか?」
(*゚ー゚)「大丈夫!・・・だと思うわ!・・・多分!」
(,, Д) 「・・・多分って・・・」
(;*゚ー゚)「あっ、ギコ君なら大丈夫だよ!ギコ君ならできるって!」
(;*゚ー゚)「ギコ君のかっこいいところがみたいなぁ〜」
(*゚ー゚)「あ、じゃあ二人とも後でね〜」
そんな感じでしいはギコを励ましつつドクオとショボンを残して海神神社のほうに歩いていった。
('A`)「あのギコ先輩があんなになってしまうとは・・・」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:38:44.55 ID:HA1d7NKG0
(´・ω・`)「まぁ誰だって崖から飛びおりたくは無いだろうし」
('A`)「いや、そうじゃなくてさ」
(´・ω・`)「何が?」
('A`)「あの伝説のギコ先輩も、彼女に励まされたりするんだと思って」
(´・ω・`)「あー・・・」
('A`)「付き合うってあんな感じか」
(´・ω・`)「あんな感じかぁ」
('A`)「へー・・・」
(´・ω・`)「・・・さっさと戻って仕事を終わらせちゃおうよ」
('A`)「ああそうだな あ、その前に自販機でジュース買って来るわ」
(´・ω・`) (どっくんもお年頃だもんね)
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:40:14.94 ID:HOGK1HhxO
はい支援
ズボン脱いだ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:45:18.92 ID:jRQ33/AbO
支援
ドクオとショボンは秘密基地に戻り昼食を済ませると作業を再開した
作業といってもブーンが穴を開けたドラム缶にホースをつないで4階まで引いていき、濾過器につなげるだけだった
なので器用な二人はあっという間に作業を終わらせてしまった
濾過器の下部にはショボン手製の簡単なコックが取り付けられていて、蛇口の役割を果たしている
しかし濾過器の上部には絶えず屋上から水が送り込まれてくるので濾過器の上部からは常に水があふれている
溢れる水の処理を考えていたドクオはあることを思いついた
('A`)「おいショボン、この水トイレに使おうぜ」
(´・ω・`)「水洗トイレって事?」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:50:27.55 ID:jRQ33/AbO
支援支援
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:50:32.33 ID:HA1d7NKG0
('A`)「和式にして足の間を常に水が流れるようにすればいいんじゃね?」
('A`)「その前にワンクッション置いてバケツかなんかに一旦貯めておけば水量も増やせるし」
(´・ω・`)「なんか社会の教科書に乗ってた平安時代のトイレみたいだね」
(´・ω・`)「じゃあぱぱっと作ろうか」
二人が50分ほとで作り上げたトイレは濾過器から溢れる水を集めてさらに2階まで落とし、
半分に切った換気ダクトの便器の上に常に流し続けるといったものだった
ちなみに便器に流れる前に水は一旦バケツを経由しており、バケツを使えば一気に大水量を得ることもできる
トイレの排水はホテルの裏手に掘った穴に流れ込むようになっていて、穴は臭気防止のために汚水流入部分以外は板でふさいである。
('A`)「これは・・・なんだろう、なんか気分がいいな」
ドクオが絶えず水の流れる便器をまたいで仁王立ちしながら言う
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:52:18.86 ID:HA1d7NKG0
(´・ω・`)「ダイナミックだね」
('A`)「全て流されるがいい!みたいな」
(´・ω・`)「アホなことやってないでもう4階に行こうよ・・・そろそろ3時だしみんな来るよ?」
('A`)「うぃー」
ドクオは工具をしまうとショボンに続いて階段を登っていった、4階まで登ると海風のせいか此処でも微かに祭囃子が聞こえてくる。
笛や太鼓の楽しげな拍子はドクオたちは気持ちをはやらせる、眼下に広がるVIP島も今日はどこか生き生きしているように見えた。
第9話 「荒巻屋前」 おわり
20分後くらいに10話投下します
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:56:16.51 ID:HOGK1HhxO
ほら保守だよ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:57:48.32 ID:jRQ33/AbO
ほ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 00:58:48.94 ID:B7Qf7EwNO
胃腸炎は辛かったよ保守
支援!
第10話 「海神神社」
(´・ω・`)「今日は海風が強いね」
ドクオとショボンは作業を終えて、みんなが集まってくるのを待っていた
海のほうから吹いてくる風が夏の暑さをいっとき和らげてくれる
('A`)「もうすぐ3時だな、そろそろ誰かくるんじゃね」
(´・ω・`)「誰が最初に来ると思う?」
('A`)「んー・・・クーがヒートを連れて来ると見た!」
(´・ω・`)「僕はブーンに賭けるね」
('A`)「あー、そういえばブーン戻って来なかったな」
( ^ω^)「ただいまだお!」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:12:19.47 ID:HA1d7NKG0
(´・ω・`)「やぁ、噂をすればだね 遅かったじゃないか」
(;^ω^)「ツンに待たされてたんだお」
ξ;゚听)ξ「ちょっとブーン歩くの早いわよ、アタシ草履なんだから」
そういいながら浴衣姿のツンがあたふたとブーンの後に続いてやってきた
ツンの浴衣は白い生地に淡い藍色で蝶の模様をあしらったもので白地にツンの金色の髪がよく似合っている
(;^ω^)「ごめんだお」
ξ゚听)ξ「アラあんたたちはずっといたの?」
(´・ω・`)「まあね」
('A`)「やることなかったからな」
ξ゚听)ξ「どう、浴衣似合ってる?」
ツンが浴衣の袖をヒラヒラと振る
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:15:39.77 ID:HA1d7NKG0
(*^ω^)「似合ってるお!」
(´・ω・`)「いいんじゃない?」
('A`)「ツンは浴衣の似合う体系だからな」
ξ*゚听)ξ「そう?」
ξ゚听)ξ (浴衣の似合う体系・・・?)
ξ゚听)ξ「ねぇブーン、浴衣が似合う体系ってどんなの?」
( ^ω^)「お?でもツンはとっても似合ってるお?」
ξ*゚听)ξ「そ、そうかしら?」
ξ*゚听)ξ (まぁいっか)
(;'A`) (あぶねぇ所だった・・・)
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:19:47.02 ID:HA1d7NKG0
(´・ω・`)「あ、また誰か来たいみたいだよ」
ショボンに言われてみると、確かにカラコロと下駄で歩く音が近づいてきている。
足音はどこか不慣れなようで一定のリズムを刻んでいない
ドクオたちが階段の入り口に視線をおくると、ヒートとクーが入ってくるところだった。
ノハ*゚听)「今きたぞおおおお!!!」
川 ゚ -゚)「下駄はさすがに歩きにくいな」
('A`)「ういーす」
ξ゚听)ξ「あら、ヒートも浴衣着てきたのね」
ノハ*゚听)「そうだぞおおおお!!!ドクオ、似合ってるかあああああ!!?」
ヒートの着ている浴衣は黄色の生地に赤で牡丹の華があしらわれたもので、赤毛のヒートにはまさにおあつらえ向きだろう
('A`)「え?ああ、よく似合ってると思うよ」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:21:35.95 ID:HA1d7NKG0
ノハ*゚听)「そうかぁあああ!!うれしいぞぉおお!!」
浴衣姿をほめられたヒートは顔のニヤケが止まらない、恥ずかしいのかドクオの肩をバシバシと叩いている
('A`)「ハハハ・・・イテッ、ちょ、イテッ」
川 ゚ -゚)「私も浴衣を着てきたのだが」
クーの浴衣は薄めの青地に白で金魚の形を抜いた模様が入ったもので、涼しげな印象を与えられる。自慢の長く伸ばした黒髪もあいまってまさに大和なでしこという感じがする。
(´・ω・`)「クーも似合ってるよ」
( ^ω^)「オトナって感じだお」
川*゚ -゚)「そうか、ありがとう」
ξ゚听)ξ「あとはハインね」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:22:58.70 ID:HA1d7NKG0
(´・ω・`)「ハインは午前から来ると思ってたんだけどね」
川 ゚ -゚)「案外浴衣を着るのに手間取っていたりしてな」
( ^ω^)「それはないおwww」
从///从「悪かったな・・・」
ブーンの背後には浴衣を着たのハインが立っていた
黒地に花火の絵柄が入った浴衣で、細身のハインによく馴染んでいた。
普段は制服以外ではスカートすら履かないハインが浴衣を着てきたことにみんな一様に驚きを隠せない。
一気にみんなの視線を集めたハインは少し恥ずかしそうに頬を赤らめている
(*'A`)「ハイン似合ってんじゃん」
从*゚∀从「そ、そうか?なんかうちのカーチャンが着ろってしつこくてな」
支援
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:26:29.68 ID:HA1d7NKG0
('A`)「いやホントに似合ってるわ、びっくりした」
ξ゚听)ξ「ホントよ、すっごく綺麗じゃない」
( ^ω^)「なんか普段と大分印象が違うお・・・」
ノハ;゚听)「ぉお・・・・」
ノハ;゚听) (これは強敵だあぁああ!!)
(´・ω・`)「これはびっくりだね」
川 ゚ -゚)「ああ、新たな発見だ」
从*゚∀从「そんなにジロジロ見んなよ、照れるだろ」
('A`)「ジロジロとは見てねぇよ」
从*゚∀从「見てたじゃねーか、ホラここんとこ」
そういいながらハインは胸元の襟を少し指でずらして見せる
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:28:00.39 ID:HA1d7NKG0
(*'A`)「ちょwwやめろww」
从*゚∀从「遠慮すんなってwwwドックンは巨乳派なんだろwww」
川 ゚ -゚)「さすがに性格まで変わるとかそういったのは無いんだな」
ξ゚听)ξ「まったく、何やってるのかしらあの2人・・・」
ノパ听) (むぅ・・・・!)
( ^ω^) (相変わらずツンに分けてあげてほしいお・・・)
(´・ω・`)「そろそろ移動しようよ、海礼前の方で見れなくなっちゃうよ?」
(;'A`)「ああそうだな、とっとと行こうぜ」
ドクオたちが神社のある岬まで行くと、既に最前列のよく見えそうな場所には人だかりができていた、
笛や太鼓のお囃子が響き、祭りを見に来ている人たちの表情はみな楽しげだ
よし、秘密基地作ってくる
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:28:46.83 ID:qo+xS/HoO
僕は死にま支援
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:30:27.86 ID:HA1d7NKG0
神社の前の道には露店があふれて、元気な子どもたちで賑わっている。
境内では白木で舞台が組まれてなにやら神主や巫女さんが儀式を執り行っているようだ、
(´・ω・`)「思ったより混んでるね」
('A`)「ここ数年観光客が増えてるみたいだな」
ノハ*゚听)「そんなことより射的をしたいぞおおおお!!!」
('A`)「まぁ待てって、もうすぐ海礼なんだから見てから店は回ろうぜ」
( ^ω^)「お?あそこにいるにはギコ先輩じゃないかお?」
見てみると、数名の白装束を着た男たちが舞台に上っていた
川 ゚ -゚)「どうやらそのようだな」
从 ゚∀从「飛び込む前の清めの儀式ってトコロか」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:30:38.33 ID:l2/Bmi/xO
ヒート→ドクオ→ハインか
羨ましいなこの野郎支援
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:32:06.27 ID:HA1d7NKG0
ξ゚听)ξ「ギコ先輩すっごく顔色悪いわよ」
(´・ω・`)「高所恐怖症なんだって・・・」
なるほど舞台の上のギコの顔色はもはや蒼白を通り越して紙のようだ
(,, Д )
('A`)「崖に移動するっぽいぞ」
(´・ω・`)「じゃあ僕たちも早めに移動しよう」
ドクオたちが崖のそばまでいくと、紅白の垂れ幕がかけられた飛び込み台が設えてあった。
遥か下では波がぶつかり合って飛沫を上げている
ξ゚听)ξ「なんとか最前列に陣取れたわね」
ノパ听)「ギコ先輩がんばれえええ!!」
('A`)「かわいそうに」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:33:25.13 ID:HA1d7NKG0
川;゚ー゚)「まさかあのVIP島の熱核弾頭ことギコ先輩が高所恐怖症とはな」
(´・ω・`)「うわぁ・・・高いなぁ」
ショボンが崖の下を覗き込みながら言う
( ^ω^)「始まるみたいだお!」
岬の上にいる漁師たちが海にいる漁船に太鼓を叩いて合図を送る、
漁船の船団は大漁旗を揚げて準備の完了を知らせた
(*゚ー゚)「ギコ君がんばれー!」
飛び込み台を挟んで反対側ではギコの恋人のしぃが心配そうにしながらも声援を送っていた
从 ゚∀从「とーべ!とーべ!」
('A`)「ハインちゃんはしたないでしょ!めっ!」
_,
从 ゚∀从「えー?」
(´・ω・`)「あ、一人目が逝くよ」
(;^ω^)「逝くとか言うなお・・・」
飛び込み台に白いふんどし一丁の若い男が上ってくる
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:34:54.01 ID:HA1d7NKG0
(;´ー`) 「無理無理、こんなのできるわけねーよ」
( ・∀・)「とっとと飛べよ」
(;´ー`)「え?モララーせんぱ 」
おそらく先輩だと思われる漁師が躊躇していた男を蹴り落とした
< ウアアァアアァアアアアァ!!!!
男が落ちると同時に周囲からどっと歓声が沸く
( ・∀・)「次、ギコな」
ノパ听)「おぉおおおお!!飛んだなぁああ!」
崖の下では突き落とされた男が漁船に拾い上げられている
ξ;゚听)ξ「毎回のこととは言え残酷よね」
('A`)「俺漁師にだけは絶対ならない」
( ^ω^)「ドクオは体力無いからもともと無理だお」
しえーん
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:36:22.05 ID:HA1d7NKG0
从 ゚∀从「ギコ先輩は自力で飛べっかな」
(´・ω・`)「高所恐怖症だよ」
川 ゚ -゚)「それでも・・・それでもギコ先輩ならやってくれる!」
('A`) (スラムダンク・・・)
(,,゚Д゚)「おし・・・行くぞゴラァ!」
覚悟を決めたギコは一歩ずつ飛び込み台の階段を登っていく
( ・∀・)「おー?ギコは一人で落ちれるかー?」
落ちる、という言葉をきいたギコの足取りが止まる、固かったはずの決意は0.2秒で崩れ去った
(*・∀・) (毎年これが楽しみでしょうがない)
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:38:11.62 ID:HA1d7NKG0
(*゚ー゚)「ギコ君頑張ってー!」
(,, Д ) (うわ・・・高けぇ・・・)
( ・∀・)「早く飛べよ」
(,, Д ) (モララーうっぜぇ・・お前が飛べよ・・・)
( ・∀・)「おら皆見てるぞー?飛べないなら手伝ってあげるけど?」
( ・∀・)「せーの!」
(,,;゚Д゚)「ちょっ!タンマ!」
( ・∀・)「だめー」
モララーがギコを突き落とした瞬間
ギコは反射的にモララーの袖をガッチリつかんでしまった
(;・∀・) 「 え 」
(,,;゚Д゚) 「 あ 」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:38:42.04 ID:hn7B3cjoO
しえん
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:40:28.85 ID:HA1d7NKG0
そのまま引っ張られて落ちていくモララーと引っ張るギコ、二人は同時に着水し、2つの大きな水柱をあげた」
从*゚∀从「ちょwwwwそんなwwwwwwww」
(*'∀`)「さすが伝説の先輩wwwwwwwwwww」
(;^ω^)「これは予想GUYだおwww」
周りの観客からもなぜか割れんばかりの拍手と笑いが送られていた
そんなこんなで海礼の儀式も近年に例を見ない盛り上がりを見せて終了し、
ドクオたちは興奮冷めやらぬまま夜店を回っていた
(´・ω・`)「それにしても壮絶な落ち方だったよね、ギコ先輩w」
川 ゚ -゚)「おいしいところをみんな持っていってたな」
ξ゚听)ξ「あのあと船の上でリアルファイトしてたものね」
('A`)「さらにその後はしぃさんにもやられてたしな」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:41:49.33 ID:HA1d7NKG0
( ^ω^)「それはもういいからタコヤキたべるおwwww」
ノパ听)「アタシは綿アメだあああ!!!」
从 ゚∀从「いいやっ!屋台といったら焼きそばだろ!」
ノパ听)从 ゚∀从「ドクオはどっちがいい!」
(;'A`)「え、じゃあタコヤキで」
_,
ノパ听)
_,
从 ゚∀从
( ^ω^)「だおwww夜店はやっぱりタコヤキだおwwww」
(´・ω・`) (テンション上がりすぎだろブーン)
支援
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:43:15.87 ID:HA1d7NKG0
( ゚∀゚)o彡゜「ヘイラッシャイ!ウチのタコヤキはうまいよお!」
( ^ω^)「1箱くださいですおww」
( ゚∀゚)o彡゜「はい500円ね!ちなみにウチのタコヤキは1つだけ激辛だからね!」
(;^ω^)「お?」
( ゚∀゚)o彡゜「ロシアンタコヤキだから!上に書いてあるっしょ?」
ジョルジュがビニールの看板を指差しながら言う、確かに「ロシアンルーレットタコヤキ、1/8で激辛!と書かれている」
('∀`)「みんなで勝負しようぜ」
川 ゚ -゚)「ハズレを引いた奴の奢りだな」
(´・ω・`)「面白そうじゃないか・・・その勝負乗ったよ、とりあえず500円は僕が払っておくよ」
从 ゚∀从「8個だからもしかしたら当たらないかもしれないぜ?」
(´・ω・`)「そのときはワリカンだね」
ノパ听)「面白そうじゃないかぁああ!!」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:45:12.15 ID:HA1d7NKG0
ξ゚听)ξ「受けて立つわよ!」
ショボンが500円玉を店主に渡し、タコヤキを受け取る、見た感じはどれも同じでおいしそうに湯気を立てている
( ゚∀゚)o彡゜「話は聞いてたぜ、激辛おまけしといたから!あと楊枝も人数分あげるよ!」
(;'A`)「なん・・・だと・・・」
タコヤキの入ったパックを囲んで7人は対峙していた、
(;^ω^)「じゃあみんないっせーので食べるお?」
ξ;゚听)ξ「なんか緊張するわね」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:47:14.04 ID:HA1d7NKG0
( ^ω^)「じゃあ、せーの!」
7人同時にタコヤキを頬張る
('A`)「うまい」
( ^ω^)「おいしいお!」
(´・ω・`)「セーフだね」
ノパ听)「おいしいぞおおおお!」
川 ゚ -゚)「うむ、普通だった」
ξ゚听)ξ「おいしいわ」
从 ゚∀从「・・・・うまいぞ?」
全員の視線がのこった1個に集中する
('A`)「なんだよ・・・ありえねー」
从 ゚∀从「まさか全員セーフとはな」
ξ゚听)ξ「この場合ワリカンだっけ?」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:49:10.00 ID:HA1d7NKG0
( ^ω^)「残ったのは激辛だお、誰が食べるんだお・・・」
(´・ω・`)「ブーンが食べなよ」
(;^ω^)「お断りだお」
川 ゚ー゚)「ツン、ブーンにあーんしてあげたらどうだ?」
ξ*゚听)ξ「そうねブーン、アタシのタコヤキが食べられないって言うの?」
ツンが楊枝に刺した爪楊枝をブーンの口元までゆっくり持っていく
ξ*゚ー゚)ξ「はい、あーん」
('A`)「何このバカップル」
ノハ*゚听) (おおおぉぉおお!)
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:49:45.32 ID:HOGK1HhxO
支援
ひでえw
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:51:25.39 ID:HA1d7NKG0
最初は口を閉ざしてイヤイヤと首を振っていたブーンだったが、結局は折れてツンが差し出すタコヤキを口の中に入れた。
ξ*゚听)ξ「おいしいでしょぉ? ブーン?」
(;^ω^)「おいしいお・・・」
( ^ω^)「お?ホントにおいしいお?」
(´・ω・`)「どういう事だい?」
(;゚∀゚)o彡゜「おっかしーなー?確かに通常の3倍のを入れたんだけどなぁ?」
(;゚∀゚)o彡゜「ゴメンネ?」
ノパ听)「気にするなあ!ちょっと辛くておいしかったぞおお!!」
ヒートの発言にドクオたちの視線が一気に集まる
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:53:23.96 ID:HA1d7NKG0
('A`)「すんません自己解決しました」
(´・ω・`)「確かに入っていたようです」
从;゚∀从「3倍じゃなかったのかよ・・・」
ヒートは一人理解できない様子でキョトンとしている
ノパ听)「・・・?何かあったのかああ!?」
ξ;゚听)ξ「代金はワリカンで良いわよね?」
(;^ω^)「ブーンはそれでかまわないお、悪気はないんだお」
川;゚ -゚)「もう少し味覚を発達させないといけないな・・・・」
ノパ听) ?
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:55:19.46 ID:HA1d7NKG0
从 ゚∀从「それより次の店に早く行こうぜ?」
ノパ听)「次は綿アメがいいぞおおおお!!」
ξ゚听)ξ「また食べ物?金魚すくいなんかどうかしら」
(´・ω・`)「金魚すくいかぁ、いいね、秘密基地で飼おうよ」
川 ゚ -゚)「実は私は金魚すくいの魔女と呼ばれるくらい金魚すくいは得意だぞ」
( ^ω^)「聞いたこと無いお」
('A`)「じゃー次は金魚掬いにすっか」
祭りの夜は更けていく・・・けれどもドクオたちの夜店めぐりはまだまだ続きそうだ
第10話「海神神社」 おわり
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 01:57:52.92 ID:HA1d7NKG0
以上で書き溜め分終わりました
たくさんの支援ありがとうございました
次回投下は4日以内を目指してがんばります
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 02:00:04.58 ID:GvaNWxBX0
乙
乙 楽しみにしてんぜ!
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 02:01:10.53 ID:HOGK1HhxO
乙でした
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 02:02:19.72 ID:HA1d7NKG0
投下って9時頃からのほうが良いのかなやっぱり
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 02:04:17.88 ID:HA1d7NKG0
っていうかトリップ記憶するの忘れてて>>1以降ついてないことに今気づいた
ごめんなさい・・・・
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 02:08:43.83 ID:HA1d7NKG0
あとこの場をかりて前のスレでナイスな絵を描いてくださった絵師の方に心から御礼申し上げます
ナイスオッパイでした、ごちそうさまです
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 02:17:09.42 ID:0NOTvDaTO
よむほ
乙
乙
乙!
祭り行きてぇ
でも着ていく服が無いわ
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 02:37:34.80 ID:0NOTvDaTO
だれか浴衣の四人描いてくれんかのぅ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 02:43:14.58 ID:HA1d7NKG0
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 02:52:32.63 ID:Yg+5Ok0g0
なんか後半ひぐらしみたいなホラー系になりそうでwktk
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 03:01:43.31 ID:0NOTvDaTO
支援
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 03:26:29.14 ID:0NOTvDaTO
支援する
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 05:09:28.82 ID:/FQt9SF9O
支援
前回の地図?の再うpキボン
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 07:58:02.45 ID:0NOTvDaTO
きーぷ!
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 08:13:14.29 ID:IeP+AzHwO
干す
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 09:46:54.81 ID:MCCkh+mkO
乙
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 09:53:44.62 ID:QzayLLMi0
乙
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 10:13:21.28 ID:0NOTvDaTO
ほ
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 11:14:41.97 ID:IUK/7iWcP
初めて読んだけどこれ面白いわ
乙!
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 11:18:01.70 ID:5IYUj5dD0
今見つけた
とりあえず乙!
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 11:46:20.02 ID:0NOTvDaTO
乙
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 12:14:32.96 ID:khr55Q970
まさか残ってるとは・・・
101 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/31(火) 12:23:29.66 ID:khr55Q970
tst
祭り終わってから規制解けてるorz
前回投下時に貼られた廃ホテル、一本坂、素直家、ハインの家の画像です。
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 12:55:41.03 ID:UpbzBfgh0
一応ほ
105 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/31(火) 12:56:33.12 ID:khr55Q970
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 13:12:06.86 ID:UpbzBfgh0
ID:sx7nAp2y0見たかな?
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/31(火) 13:41:20.88 ID:khr55Q970
見てたらいいんだけどね
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
支援