1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 20:19:07.82 ID:1UB8zO+R0
おわり
以降 蛇足
しかし瞳術の扱いはゲンガーの方が上だった。朱い光はすぐにかき消えた。
「もうやめて……おねがい……」
ゲンガーは刃と化した腕を天高く振り上げた。
一点で静止。
そのまま、ずっと振り下ろさないで。
振り下ろされたとしても、どうか、外れて――。
何かを突き立てるような鈍い音のすぐ後に、耳を塞ぎたくなるような苦悶の呻き聞こえてくる。
キュウコンは今や血塗れになっている。
咄嗟の祈りはやっぱり神様に届かなかった。
『……元に戻って、ゲンガー』
でも、無意識に呟いたその一言は、あの不器用で心優しいゲンガーに届いていた。
「……うー……」
影の刃はキュウコンに向かうことなく、ゲンガーの胸を深々と貫いていた。
暴走状態なのかそうでないのかは確認するまでもなかった。
前世の記憶に乗っ取られたゲンガーは、あのヘンテコな鳴き声を出さない。
でも、尋ねずにはいられない。
「……ゲンガー? ゲンガーなの?」
「うー、うー」
大きな口を三日月の形に歪む。
ポケモンタワーで出会ってからというもの、ずっと不気味にしか思えなかったその表情も、
今見直すと、ゲンガーの精一杯の笑顔であることが自然に理解できた。
『心配しなくていい』
穏やかな赤色の瞳が語っていた。
『もう二度と暴走したりはしないから』
痛くてたまらないくせに、苦しくてたまらないくせに、
間延びしたチェロの音のような、昔聞いた子守歌のような鳴き声で、
涙が止まらないあたしを宥めようとしてくれている。
「あたしが憎くないの? あたし、あなたのことを利用したわ。
その所為で傷つけたくないポケモンを傷つけて、あともう少しのところで殺しそうになって、
それで、それで――」
「うーう」
ゲンガーはゆるゆると首を振った。刃が引き抜かれる。
黒々とした血がどっと噴き出し、足許のキュウコンの身を濡らす。
「うぅ……」
それを境にして、ゲンガーは輪郭を失っていった。
ゆっくりと闇に溶け出していく。
まるで水に浮いた氷が溶けて、見分けがつかなくなるみたいに。
「待って! 消えないで!」
咄嗟にハイパーボールを投げる。
閃光がゲンガーを周りの暗闇ごとボールの中に取り込む。
それでもあたしは安心できなかった。
跳ね返ってきたボールを拾い上げ、僅かに増えた重みを確かめてみても、中にゲンガーが入っていると実感できなかった。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 20:24:49.21 ID:4wVbyBOmO
2日ルールか
wktk
作者ドンマイ支援
ほ
再開忘れてて慌てて前スレ読んだおもしろイヤッフゥオォォォ!
全てが悪い夢の中の出来事だったような気がした。
「キュウコンっ」
瞳術が解けたのだろう、
たたた、とアヤがキュウコンの元に駆け寄ってくる。
雪のように白い手が血濡れた毛を撫でる。
アヤは言った。
「よく頑張りました……ええ、あなたはわたしの誇りです……」
「…………」
キュウコンは応えなかった。
閃光。
ポケモンのいなくなった血溜まりの真ん中で、アヤは静かに顔を上げた。
小さな瞳から流れる大粒の涙が、
キュウコンがゲンガーに嬲られる間に感じた怒りや悲しみの度合いを示していた。
殺意の籠もった視線に、今度はあたしが身動きがとれなくなる番だった。
「わたしは二つ、間違いを犯していました」
今なら俺でもアヤを落とせ……ないな
ほ
キュウコンのボールがガーターリングに装着され、
別のボールのアタッチメントが解放される。
「一つは、キュウコンはわたしが思っていた以上に大切なポケモンだったことです。
あなたのゲンガーがキュウコンを瀕死にした時、
わたしは心の底からキュウコンを救いたいと感じました。
今し方のポケモンバトルは、わたしの固定概念を変えてくれました。
それには感謝しなければなりません。
この切欠がなければ、わたしはきっとこれからも、
キュウコンに上辺だけの愛情を注いでいたに違いありませんから」
ボールが掌の上で膨らむ。
Hを模した黄色のラインがあたしの目にはっきりと映る。
ハイパーボールだと
何が…現れるんだ……!?
2匹目・・・まずいな・・・
何を出すんだ
空を飛ぶでエスケープ
・・・だよね?そうだよね?
それでもうーうーなら……うーうーならなんとかしてくれるはず!
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 21:08:35.77 ID:4FgV132L0
頼むから唯一王に出番を下さい
うーうー保守
リザードン…?
やべぇな・・・・
sage忘れてごめん
ピカチュウ
「そしてもう一つは、わたしがあなたのことを過小評価していたことです。
今までの言動、情動、行動から、
あなたは冷徹にはなれないタイプの人間だと思い込んでいた。
しかし、それは大きな間違いでした。
あなたはわたしよりもずっと冷酷なポケモントレーナーです。
そしてあなたに忠実だったあのゲンガーは、
わたしのキュウコンよりもずっと残虐なポケモンです。
もし最後の"妖しい光"でゲンガーが錯乱し自傷しなければ、
確実にキュウコンは死んでいたでしょう」
違うわ、ゲンガーは"妖しい光"によって錯乱したんじゃない。
暴走を止めるために自分を傷つけたのよ……。
誤解を解くための言葉は、所詮、アヤにとっては言い訳の羅列でしかない。
それに、一時でもポケモンを道具扱いしたあたしに反論する資格なんてないように思えた。
まさかのミュウスリー?
ほ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 21:29:55.46 ID:16FxcguE0
「あなたには……報いを受けてもらいます」
一瞬の逆光が、暗闇を背景に大きな獣の姿を浮彫にする。
キュウコンと対極に位置するような黒い肢体のそのポケモンは、
写真を含めて、あたしが初めて目にするポケモンだった。
呼吸に合わせて漏れる炎が鋭い牙を照らし、
反り上がった角は月光を静かに弾いていた。
アヤは言った。
「予告します。
今からわたしはあなたを一度だけ攻撃します。
ポケモンを盾にするか、そうしないかはあなたが選択することです」
もうそろそろ来るはず保守
ヘルガー!かな?
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 21:31:26.88 ID:R5D2LLSo0
ピカチュウ懐古で厨ってか
ヘルガーきたこれ
へるがあ?
ピカチュウ版しかやったことないぜorz
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 21:39:22.08 ID:16FxcguE0
「そんなの、考えるまでもないわ」
ベルトから全部のボールを取り外していく。
アヤは失望を深めた白い視線をあたしに向け、
「あなたがポケモンを盾にする選択をすることは分かって――」
困惑したように下唇を噛んでいた。
取り外したボールは、今では遠く離れた草むらのどこかに転がっている。
アヤは炎ポケモン大好きなんだな
ヘルガーか?
ウインディだろ
角って言ってるんだからケンタロスに決まってるだろ
唯一王に角は・・・・ないorz
ガルルモンktkr
オニゴーリなめんなし
「さあ、あたしを攻撃して」
それであなたの気が済むのなら。
あたしが犯した罪が償われるのなら。
「手加減はしませんよ。考え直すなら今の内です」
「これでいいの」
――怖くなんかない。
そう強がってみたところで震えはちっとも止まらなくて、
あたしは両腕で自分を抱き締めた。
膝が笑う。へたり込む。
恐怖で身体の自由が利かない。
それでも視線だけは真っ直ぐにしていようと努力した。
ゴクリ・・・・・
ほ
なんだかんだでポケモン思いなんだなヒナタは
ほ
何度も言う、ヒナタは良い嫁になる
アヤは攻撃させないよね……?いい子なんだろ?
wktk
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 22:29:17.74 ID:ZgDlP5WdO
昨日見忘れたー
ほしゅ
あら?
「ヘルガー……」
アヤは傍らのポケモンにそう呼びかけてから、長い間沈黙を保っていた。
でも、キュウコンの無残な姿が脳裡を過ぎったのかもしれない、
太股のあたりの視線に落とし、次の瞬間には毅然と命令を下していた。
「"火炎放射"」
キュウコンの"火炎放射"と比べものにならないほどの劫火が、視界を埋め尽くす。
庇ってくれるポケモンはいない。
あたしにあの炎が避けられるはずもない。
不意に、カントー発電所の中枢であたしをキュウコンの"炎の渦"から守ってくれた男の子のことを思い出す。
ねえタイチ。
自分の身体を盾にしてあたしを助けてくれた時、あんたはどんな気持ちだったの?
あたし、怖いの。
迫り来る炎が怖い。
熱いのが怖い。
火で肌を炙られるのが怖い。
いつかタイチがあたしに追いついた時、あんたはあたしの醜い火傷の痕を見てなんて言うのかしら。
折角あのとき俺が庇ってやったのに……とか言って怒るのかな。
ううん、それ以前に、あたしがあたしだと分からないかもしれない。
それはとても寂しいことのように思える。
諦めが全身を支配する。
そうして次の瞬間には、あたしは空を飛んでいた。
「助けに来たぜ、お姫様」
固く捕まれた右腕から力が抜けていく。
飛びっ切りに気障な台詞を責める言葉が出てこない。
代わりに込み上げてきた熱い塊が、「タイチ……タイチ……」と何度も喉を震わせた。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 22:39:15.53 ID:16FxcguE0
風呂
戻れるかも戻れないかも
ちょwwwwえーーーーーー!この男前!
タイチ・・・今日は許すb
うわああああタイチぃぃぃいいいい!!!!!!
タイチカッコイイ………
ここで切っちゃう作者も男前
意外すぎるwww
アヤ「ヒナタのパンチラGET!」
タイチ来なかったらヤバかったなwwwww
ヘルガーの吐く炎って毒含まれてるって図鑑にあった気がする・・・
夢精野郎かっけええええええええええええええええ
>>63 やwwwwめwwwwろwwwwwwwwwww
雰www囲www気がwwwwwww
タイチKAKKEEEEEEEEEEEEEEEE!
プラグが鉄壁になったか
夢精したくせにかっこいい
これがタイチの夢である可能性も否めないな…
あだ名は夢精君に決定したようです
夢精の存在忘れてたwwww
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 22:56:52.94 ID:NIJUSPjg0
取り外したボールはどうなるんだ・・・
拾う描写あるか分からないけど放置はしないだろww
ボールも夢精野郎がなんとかするはずさ
む・せ・い!む・せ・い!
タイチせっかくの復活なのにこの扱いwww
夢精夢精うるせーぞ
と言いたいが作者がまいた種だからしょうがないwwwww
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 23:10:56.38 ID:gEHqN/3qO
私タイチ様じゃないけど、夢精野郎とか言わない方がいいと思う
鳥肌立ったわ
夢精野郎GJ
この感動シーンで夢精とか言ってるやつ空気読め
タイチかっこよすぎワロタwwwwwwwwww
夢精GJ
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 23:19:34.79 ID:16FxcguE0
朝立ちのつもりで書いたのに夢精ってことになってる……
まあいっかwwwww
以下再開
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 23:21:04.66 ID:kNM7sdeUO
やっぱ作者女じゃねーよw
作者おかえり!
夢s…じゃなかった、作者キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
続きwktk
「ほらよっと」
タイチが軽々とあたしを引き上げてくれる。
「落ちないように手はここ……ってわざわざ言うまでもなかったな」
あたしはタイチの腰に手を回して、背中に頭を預けていた。
タイチの心臓の音が聞こえる。温かい。安心する。
泣き顔を見られたくなくてこうしているのに、次から次へと涙があふれ出してくる。
「怪我はないか」
「……うん」
「遅れて悪かったな」
「……うん」
「あれから俺も色々あってさ」
「……うん」
「でも話せば長くなるから、それはまた落ち着いた時に話すよ」
「……うん」
「今はアヤをなんとかしなきゃな」
「……うん」
「ま、俺が来たからにはもう大丈夫だ」
タイチは力強く言った。
「だから泣くな、ヒナタ」
するとまるで魔法がかかったように、涙がすっと引いていった。
顔を上げる。丁度振り向いたタイチと視線がぶつかる。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/17(土) 23:50:50.92 ID:2WsEzHBJO
炎VS炎の対決か
ヒナタハァハァ
涙の数だけ強くなれるって言うしな・・・タイチも別の意味で泣いて強くなったんだ・・・
やっぱ朝だちのことだよな!?
夢精夢精言ってるから読み直してきたけど、でちゃった描写はなかった気がして…
ヒナタにフラグ立ちまくりでカエデ涙目だな
色々起ったり出したり大変だったよな……
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 00:00:25.26 ID:xLoNoizd0
「うわおっ」
と大袈裟に仰け反るタイチ。
あたしたちを乗せた鳥ポケモンがぐらぐら揺れる。
あたしは片手でタイチにしっかり掴まりながら、もう片方の手で急いで頬を拭った。
涙でべちゃべちゃだった。
顔が熱くなるのを感じる。
「なによ……あたしの顔、びっくりするくらい酷かったの?」
「いや、違えよ」
「じゃ、じゃあなんであんな声出したの?」
「そりゃあ、あの、近かったから」
「……はぁ?」
「予想外にお前との距離が近かったから」
バカじゃないの、と思う。
でも何故かその答えが嬉しくて、おかしくて、
あたしは涙の痕を頬に残したまま笑っていた。
朝立ちで泣くって無いだろwww
やっぱり作者は女なんじゃないか
しかし、すごいな
一気に流れが変わった
男だろうが女だろうがどっちでもいいよ
二人の乗れるくらいの鳥ポケモンって何が居たっけ?
お、女医さんに見られてんねんぞっ!
>>101をファイアーがにらみつけてますよ
まぁ伝説だしないか、リザードンだとうれしい
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 00:04:00.39 ID:tahUsNVC0
俺の嫁のオニドリルとか
ところでだ
ヒナタはモンスターボールを手放してないか?
鴨ネギだろjk
メタルグレイモンだと思ったのになぁ。
グリーンおじ様はピジョットが主力鳥だっけ
人が二人くらい乗れそうな飛行ポケモンは
トロピウスしか思いつかない
エアラザーとかバードラモンもあり得る気がしてきた
アニメで大きめのピジョットに2人乗ってなかった?
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 00:14:47.50 ID:GxlOKtOzO
エアームドだったらいいなぁ
一度は離れたサファリの草原に再び降下していく。
タイチの鳥ポケモンは暗闇の中でも、地上との距離を完全に把握しているようだった。
まだ震えが残っている膝の所為で上手く歩けないあたしに、タイチは無言で寄り添ってくれた。
……本当、女性の扱いに不慣れなのか手馴れているのか分からない。
アヤはあたしたちを睨み付けて言った。
「離脱したのではなかったのですね。何をしに戻ってきたんですか。
ボールの回収なら放置しますが、これ以上わたしの邪魔をするというのなら、
本気でヘルガーに攻撃させます」
ドードリオってどう飛ぶんだ?
ポッポwwwwwwはとポッポwwwwwwwwww
たぶんデリバード
多分ムクホークだな
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 00:17:40.72 ID:GxlOKtOzO
ヨルノズクか
ヨルノズクだな
ムクホークとヨルノズク間違えた
ここまでオオスバメ無し
夜行性ならヤミカラスに決定じゃないか。全く・・・
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 00:28:04.19 ID:xLoNoizd0
傍らのシルエットが唸り声とともに荒々しい炎のブレスを吐く。
早く攻撃したくてたまらない、主人、今すぐ命令を――。
ヘルガーはそう言っているようだった。
歪んだ菱形の目からは獰猛な性格が伺えた。
「ヘルガー? 聞いたことのない名だな」
「新種の炎ポケモンよ。キュウコンより強いわ」
例えあれからタイチが成長していたとしても、勝てる相手じゃない。
せめてあたしのポケモンが万全で、それとタイチのポケモンが連携して初めて勝機が見えるくらいにヘルガーは強い。
でもタイチはあたしの言葉を軽く流して言った。
「へえ、じゃあ戦って確かめてみるか」
「後悔しますよ。わたしは滅多にこのポケモンを使いません。
それはヘルガーが加減を知らず、ほとんどの場合において相手ポケモンを死に至らしめるからです」
「面倒くせー御託はナシにしようぜ」
タイチがベルトからボールを外す。
閃光。
「行け、バクフーン」
ヘルガーはまだ新種なのか
ルビー以降のポケモンは期待できないな、ってバクフーンに進化してるし
最終形態ktkr
ばくばくやっちまえ
ポケモンスタジアムではドードリオ足じたばたしてそらをとぶ使ってたな
夢精進化しすぎww
よく場所分かったな
実はタマムシ出発のあたりからストーカーしてました
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 00:32:51.02 ID:DHLPxtIwO
まだやってたのかよwwwwwww
二ヶ月ぶりに見た
俺の嫁ktkr
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 00:38:56.91 ID:xLoNoizd0
秋の涼気が一気に吹き飛ばされ、真夏の熱帯夜のような熱気が辺りを覆う。
マグマラシから進化を遂げたバクフーンは、
揺らめく陽炎の中で静かに主の命を待つ。
「一撃で葬ってあげます」
「やれるもんならやってみな」
「ヘルガー――」
「バクフーン――」
下された命令が同じなら、
「「"大文字"」」
放たれた爆炎も同等だった。
寝る
明日は昼くらいにこれたらいいな
最悪夕方
おつー、俺も風呂入って寝るか
乙
乙うーうー
おつおつお
バンギラスとヘルガーは俺の嫁
作者「"大文字!!"」
おっつおっつ
おつ
俺「絵文字!!」
おつうー
作者乙
これは・・・・
乙です
おつううううう
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 00:57:05.02 ID:IE3VubxKO
乙
毎日読ませてもらえることに感謝
2日ルールあるから遠慮なく書き込めるな
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 01:01:37.15 ID:nenRcBG50
乙乙
進化してるのに気づかなかったなんて言えないぜ……
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 01:19:06.51 ID:IE3VubxKO
ほ
二日ルールってなんなんだ?
今までそんなのあったっけ
保守してても勝手にスレ落ちちゃう
前は3日だったかな
いつできた?
二日ルール♪二日ルール♪
ほ
ほ
ほ
ほ?
しゅっしゅっ
ヒナタ巨乳設定だったよな?タイチにしがみついた(?)時って…
うーうー
ハガネールの格好良さは異常
おやすみの保守
ほ
おはようの保守
ほ
ほし
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 06:39:47.83 ID:+GAHk1Wc0
の
カビゴン
星のカビゴン
あながち間違ってない気が・・・するわけねぇだろ
うほっ
いい
オクタン
ふふん
ほ
ほ といえば ほのおのうず
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 10:33:18.39 ID:zjPej9BB0
ほ
センター会場からほしゅ
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 11:32:00.01 ID:BI9bSWG00
ho
mo
ほす
>>168 妄想した
星のカビゴン
カビゴンは食べるポケモンによって使えるワザが変わるぞ!
空中浮遊はできません。
……けっこうイケるんじゃね?
>>181 食べた後の昼寝でゲームにならないほどにイライラするんじゃね?
ほ
>>182 カッターカビゴン、ストーンカビゴン、パラソルカビゴン
ライバルはエンペルトのレレレ大王か
ほっしゅほっしゅ
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 13:53:49.60 ID:FR+LkpYe0
ほす
ほげ
188 :
◆ihjpPTk9ic :2009/01/18(日) 14:37:24.50 ID:xLoNoizd0
ちまちま再開する
余談だけど、今しがた読了した宮部みゆきの「火車」は良かった
>>188 おかえり
魔術はささやくと誰かもオススメ
おかえり
おかえり
お帰り
やっぱり本を読むと為になるのかね
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 14:48:41.80 ID:5WFsPRJPO
今日の俺はなんて運がいいんだ!
おかえり
水ポケ対策にバクフーンに雷パンチ覚えさせるよね
>>189 「魔術〜」は読んでたけど「誰か」は知らなかった
調べてみると現代ミステリみたいだね
また借りて読んでみる
炎と炎が互いを飲み込み合い、食らい合い、
そこに存在していた物を遍く焼き尽くし、灰燼に帰す。
暴れ回っていた炎と風が収まって、あたしがやっと直視できるようになった時、
ついさっきまで草原だった空間は地面ごと灼かれて、荒涼たる大地に様変わりしていた。
しばらくはこの場所に新しい命が芽吹くことはないだろうと確信できる光景だった。
「互角……!?」
「どうやらその通りみたいだな」
アヤは狼狽していた。
「有り得ません。わたしのヘルガーは特別です。
お父様だって認めてくれました。
バクフーンのような普遍的なポケモンとは違うんです」
「知らねえよ、そんなこと」
タイチはアヤとは違う意味で項垂れていた。
「ショックなのはアヤ、お前だけじゃないんだぜ。
俺としちゃあここで軽く力比べに勝ってカッコつけるつもりだったんだが……。
これじゃあ発電所の時から進歩したってヒナタに胸張れねえじゃねえか」
なんというイケメン
くそ、夢精野郎のくせに・・・
ヘルガー「あなたとは違うんです」
>>197 失礼だぞ ちゃんと「朝立ちんこ野郎」って呼んでやれ
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 15:18:10.95 ID:xLoNoizd0
そんなことない。
あんたがあたしを間一髪のところで助けてくれたとき、タイチは凄く格好良かったわ。
それに今、こうやって目の前で戦っているタイチは、あたしの知っている誰よりも頼もしく思えるもの。
――なんて言葉は、今は胸に仕舞っておく。
タイチは聞こえよがしに言った。
「さあて、これからどうするかな。
あと数分かそこらで増援が来るから、
それまで時間稼ぎするだけでもいいんだが、それもつまんねえよな?」
「あ、あたしに聞かないでよ。それに増援ってどういうこと?」
「俺がヒナタの元にやってこれたのは、何も奇跡が起こったからじゃない。
一旦ポケモンセンターに行って、そこでカエデと派手な女の子二人から話を聞いて、
慌ててコイツで飛んできたんだよ」
タイチが指の関節で、鳥ポケモンが入ったスーパーボールをコンコンと叩く。
「だからあともう少ししたら、カエデとその子たちもやってくると思うぜ」
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 15:21:26.71 ID:ac8YYmOe0
タイチルートなんて認めません!
カエデとの百合百合しか認めません!!
>>201 いや、ヒナタ、カエデ、アヤの3Pしか認めない!
ピカチュウのハーレムルート・・・いや、なんでもない。
しえ
タイチはアヤに向き直って言った。
「かかってこいよ、アヤ。
せめて多勢に無勢になるまでの間は純粋なポケモンバトルを楽しもうぜ」
あたしは溜息を吐く。
まったく、すぐに調子に乗るんだから……。
アヤはタイチの挑発を無視して、指で輪を作り、それをそっと口に入れた。
ピィ―――――ッ。
甲高い指笛の音が夜空に響動む。
一時の静寂を経て、大きな羽音が聞こえてくる。
オニドリルだった。
「逃げるのか」
「計算に基づいた合理的な策です。
わたしは負け戦はしない主義なのです」
ヘルガーをボールに戻し、オニドリルの大きな背に跨るアヤ。
それまでタイチに向けられていた視線が、冷ややかにあたしを一瞥する。
喉は震わせずに、唇だけが動く。
――卑怯者――
そう読み取れた。
「…………ッ」
返す言葉が見つからなかった。元より、無かった。
タイチがいらんことしただけなのに・・・
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 15:55:11.71 ID:xLoNoizd0
「行きなさい」
オニドリルは不気味な嗄れ声でそれに応えた。
アヤが、ピカチュウの端緒が、あたしの手の届く範囲から離れていく。
やがて羽音が聞こえなくなり、
アヤとオニドリルの姿が夜空の闇に紛れた頃、
タイチはベルトからボールを外して言った。
「追え、エアームド」
ついさっきあたしを背に乗せてくれた鳥ポケモンの名はエアームドと言うらしい。
無駄な突起のない流線的な身体は、あたしにジェット機を連想させた。
鈍色の表皮は僅かな光を反射していて、まるで鋼の鎧のようだった。
エアームドktkr
エアームドだったんかww
タイチ強すぎんだろjk…
さりげにスーパーボール使ってるし
漫画とかじゃジムトレーナー級か
まあ、仮にも元チャンピオンにして現トキワジムリーダーである
シゲルの息子だしな
天性の才能は十分ありそうだ
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 16:23:28.03 ID:xLoNoizd0
「隠密飛行だ。追跡はアヤが着陸するまで続けてくれ」
頷き、一陣の風を残してエアームドは羽ばたいていった。
あたしが空を見上げた時、その姿は既に見えなくなっていた。
「ふうっ、これで一仕事終わったな」
タイチがどっかと草原に座り込む。
「あとはカエデたちが来るのを今か今かと待つだけだ」
「今か今かって、すぐにやってくるんでしょ……?」
「あれはブラフだ」
「え、じゃあカエデたちは、」
「まあ落ち着けよ」
タイチはあたしを遮って、仰向けになりながら言った。
「来るのは確かだ。けど空からヒナタを捜せた俺と違って、
この夜中に地上から俺たちを見つけ出すのは結構時間がかかると思う。
俺たちだけでサファリを脱出する手もあるが、
ヒナタのポケモンはみんな瀕死の状態にあるみたいだし、
バクフーン一体じゃ前から襲ってくる野生ポケモンを蹴散らせても、
背後から奇襲されたときにヒナタを守り通す自信がないからな」
「タイチ……」
「いやー、それにしてもアヤがすんなり撤退してくれて助かったぜ。
まさか自信満々で繰り出したバクフーンの必殺技が、
あっさり相殺されるとは思ってなかったからな――」
話すタイチを余所に、あたしはタイチが調子に乗っていると思い込んでいた自分を恥じた。
タイチはあたしよりもずっと深く考えていた。
ずいぶんのんきだが、ラッキー始め瀕死のポケモンがそこらじゅうに
ゴロゴロころがっているんじゃないのかw
つーかゲンガーが原型ととどめられないくらいのダメージ受けてる筈じゃ
ぶっちゃけここでゲンガー死ぬと思った
ゲンガー死んだらまたゲンガーになるんじゃww
あのまま真正面からヘルガーと戦ったとして、
もしもタイチのバクフーンが負けていたら、状況は最悪へと逆戻りしていただろう。
また、もし仮にタイチが勝利したからといって、
アヤがピカチュウの居場所を教えてくれるとは限らない。
アヤが固く口を噤んでしまえば、それで終わりだ。
タイチはそれを考慮してアヤに嘘をついた。
わざと泳がせ、アヤの拠り所の位置を探ろうとした。
「ありがとう、タイチ」
あたしはタイチに近づいて言った。
「あたし、どうしてこんな使い古された言葉しか言えないのかな。
もっと色々言いたいことがあるはずなのに、上手く言えないの」
「別に語彙ひねることねえよ。ありがとうの一言で充分だぜ」
「本当に?」
「本当に」
温かい沈黙が流れる。
あたしが心の中に渦巻く感情を頑張って言葉にしようとしたその時、
不意に近くの木立がざわめき、カエデが飛び出してきた。
「変な空気禁止ッ!!」
うーうーが死んでしまうぅ(´;ω;`)
カエデww
恥ずかしいセリフ禁止!
まあ、あんだけ派手に闘えば、ある程度離れていても
居場所はわかるわなw
「カエデ!?」
「ず、随分早かったな?」
驚くあたしとタイチを見据え、
「このあたしに不可能はないの。
視覚なんて必要ない。匂いで分かるもの」
ふぁさっと髪を掻き上げる。引っ付いてた葉っぱが舞い落ちる。
格好いいのか格好悪いのか分からない。
「あーあ、イイトコだったのに」
「もったいなーい……」
遅れて出てきた二人組を、カエデは恐ろしい形相で睨み付けた。
「今なんて言ったか聞こえなかったんだけど? もう一度言ってもらえる?」
「な、なんでもありません」
匂いwwww
支援
その反応で満足したのか、再びあたしたちに視線を移し、
「タイチくんのエアームドは?」
「"空を飛ぶ"での離脱なら諦めてくれ。エアームドにはアヤを追わせてる」
「じゃあ、本当にアヤがここに居たのね?」
厳しい口調に、あたしはおずおずと頷きを返す。
「どうして、どうしてあたしに一言、声をかけてくれなかったのよ」
「それは……急がないと見失うと思って……」
二の句が継げない。
カエデは感情を抑えるように一息吐いて言った。
「とにかくここを抜けましょう」
「ここまで来たカエデなら承知してると思うが、
サファリのポケモンは今、普通の野生ポケモンと比べてずっと警戒的になってる。
無難なのはそいつらを刺激しないよう迂回路をとる方法だが、」
「ダメよ、それじゃあ傷ついたポケモンの体力が持たない。
四方をあたしたちのポケモンで固めて、追い払いながら突っ切るの」
出来るわね、という確認に、茶髪ショートと金髪ロングがぎこちなく首肯する。
カイロスはサファリにいるからごまかせるんじゃない?
ほ
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 17:32:19.77 ID:xLoNoizd0
ただ漠然と、あたしは無力だな、と思った。
コアに罅が入ったスターミー。
自ら刃を胸に突き立てたゲンガー。
全身のいたるところに火傷を負ったピッピ。
そして、そのピッピよりも酷い火傷を被ったラッキー。
今あたしできるのは、この子たちが命を繋ぎ止めること、ただそれだけ。
強くなりたかった。
他の誰にもポケモンを傷つけさせないくらいに、強くなりたいと願った。
第十六章 下 終わり
休憩 20:00に戻る
視点変更
ラッキー・・・はともかく コンパンかわいそす
とりあえず乙
ラッキー仲間フラグが建ったはいいが、今んとこ
父親と全く同じ道を歩んでいる気が…
乙
ピカ視点か
俺の中でカエデ(cv.斉藤千和)で確定してしまった
ほ
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 18:15:54.81 ID:FR+LkpYe0
ほし
ほしるこ
ホエルオー
ほ
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 19:00:11.16 ID:k3lEAdzEO
ほ
うけい
お、面白すぎる…
どんな本を読んだらこの文章力と発想力が付くんだ
エアームドかっこいいよエアームド
ジョジョを混ぜたら更に面白くなるんだが
作者の好きな作家とか知りたいな
メンドクサイカラヨンデナイケドネ
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 19:20:09.90 ID:nixP7MS0O
ラッキーゲットだぜwwwwピッピカチュウwwwwwwww
一章よんでるけど、これはおもしろい。
ほ
も
wktk
251 :
◆ihjpPTk9ic :2009/01/18(日) 20:05:01.02 ID:xLoNoizd0
少し遅れる
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 20:06:21.26 ID:uzevEhx8O
まとめ更新しろぉぉお!
253 :
1:2009/01/18(日) 20:07:29.46 ID:btDpcjmr0
Wikiは誰でも編集できるからつくったんだぜ
ほす
ほ
wktk
ワクテッカー
すーぱーwktkたーいむ
再開する
でも今日はお風呂タイムで終わりになりそう
色々と課題を残してしまった
無理せんでいいよ
マイペースにどうぞ
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 21:13:47.96 ID:xLoNoizd0
元ロケット団の三人組が見舞いに来てから三日後の朝、
花瓶に瑞々しい花を生けながら、看護婦さんはまだ微睡みの中にいる僕に語りかけた。
「あともうしばらくで、サカキ様がお見えになります。
今のうちに準備をしましょうね」
「ピィカ……」
身体を起こしてもらい、濡れたタオルで身体を拭かれる。
口を開く。舌下に体温計を添えられる。口を閉じる。
やがて電子音が鳴り、看護婦さんが体温計の指数を確認する。
体温計を取り出すときにさりげなく頬をつままれたことは、眠気もあって不問にする。
彼女は点滴の薬液パックを手際よく交換し、調節弁に微妙な加減をする。
ジョーイさん自重してください
サカキのハゲ
僕は余計な身動きをせずに、彼女の動きをじっと眺める。
この三日間の間に、僕は彼女を信頼できるようになっていた。
彼女が非常に優秀なポケモン医療従事者であることは明らかだった。
ただ、患者への献身的姿勢が倒錯的な保護欲に繋がることが間々あり、
その所為で僕は彼女に見守られながら午睡したり、
なんとか一人で食事ができるほどに回復しているのにも関わらず、
ポケモンフードの一粒一粒を彼女の手で食べさせてもらわなければならなかった。
このままでは怠け癖がついてしまう。
そう分かっていても、面と向かって彼女の『医療行為』を拒否できない。
「ピ、ピカチュ」
やれやれ、いつから僕はこんな優遊不断な性格になってしまったんだ?
「もう少し眠っていてもかまいませんよ」
看護婦さんが僕の口元まで毛布を引き上げてくれる。
お言葉に甘えて二度寝しようかと考える。
しかしその試みは呆気なく中断を余儀なくされた。
皎潔の密室が開け放たれ、臙脂色のスーツを着こなした杖突の男が入ってくる。
サカキだった。
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 21:34:34.97 ID:xLoNoizd0
久々に訂正
しかしその試みは呆気なく中断を余儀なくされた。 ×
しかしその試みは中断を余儀なくされた。 ○
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 21:35:12.45 ID:M3cfSSZpO
手にのせたら鳴くピカチュウの人形あったよな
俺もピカチュウのほっぺ摘みたいむしろ噛みたい
あの人形、電池切れ間際になったら恐ろしい声をだすよな
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 21:44:59.67 ID:nixP7MS0O
ゆうゆうふだん
入れ替わりに看護婦さんが退室するのを、僕は薄く開けた目で見送った。
サカキに忠誠を誓い絶対の信頼を置きながらも、
僕のことが心配でたまらないという風な二律背反の瞳が印象的だった。
「起きているな」
とサカキは言った。ここに来て分かったことだが、
多くの支配者がそうであったように彼もまた無駄を嫌い極力省く性格をしている。
何故ノックをしなかったのかと非難の視線を浴びせても、
『事前に看護婦を通して伝えてあったのだ、問題はあるまい』と切り替えされるのがオチだ、
僕は毛布から首を出して答えた。
「ピィ」
起きているとも。
「今日この場に訪れたのは、昨日一昨日のような見舞いめいた容態確認のためではない。
お前と対話するためだ。来い、ペルシアン」
ワクワク
テカテカ
優雅な足運びで現れた白猫は、サカキの傍らで彼を仰いだ。
「翻訳しろ。一字一句、可能な限りな」
「ニャー」
その従順な様に、僕はこのペルシアンがかつてムサシとコジロウの間に収まっていたニャースの進化した姿であることを忘れそうになる。
「ピーカ?」
君は本当に元ニャースのペルシアンなのか?
「失礼だニャ。ニャーはニャーであってそれ以外の何者でもないニャ!」
サカキは穏やかな笑みで静かに言った。
「"翻訳"しろと言ったはずだが?」
「ニャッ……すみませんニャ。ピカチュウはニャーが、その、
昔ピカチュウを追いかけ回していたあのニャースと同一のポケモンかどうか尋ねてきたんですニャ」
なんだかんだと言われたら、支援するのが世の情け
スレのdat落ち防ぐため
スレの平和を守るため
愛と正義の保守を貫く
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/18(日) 22:11:06.78 ID:xLoNoizd0
「なるほど」
サカキは感慨深げに言った。
「ピカチュウが覚醒してからお前と話すのはこれが初めてだ。
お前が現在私の手許にいることについて違和感を感じるのも無理はない。
そうだな?」
「そ、その通りですニャ」
ペルシアンは誰の目に見ても明らかなくらいに狼狽えている。
サカキはペルシアンが秘密で僕に会っていたことを知った上で、あんな質問をしているのだ。
「ピカピーカ」
意地の悪い性格をしているな、まったく。
「ニャ、ニャーにそんな翻訳は出来ないニャ!」
「全て翻訳しろ。どんな内容であれ仲介のお前に責任はないのだからな」
よほど主を貶す言葉を口にしたくなかったと見える、ペルシアンは口をモゴモゴさせた後、
「ボスは意地悪だと言っていますニャ」
と苦しそうに言い、拳骨が飛んでくるのを怖がるみたいに頭を抱えた。
サカキは愉快そうに言った。
「いかにも、私は意地悪だ。
しかしお前にそれを指摘されたところで、だから何だというのだ?」
……ただの感想だよ。
ラブリーチャーミーな支援役!
サカキの話が本題に入る前に風呂タイムきてもた
明日も20:00から再開
今日の分は
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\ヽ, ,、
`''|/ノ
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\`ヽ、|
\, V
`L,,_
|ヽ、)
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/ ,、
/ ヽYノ
.| r''ヽ、.|
| `ー-ヽ|ヮ
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ヽ, ハ,,ハ |
. ヽ( ゚ω゚ )、ノ
/ ヽ
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し| i |J
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.し ヽJ
┼ヽ .-|r‐、. レ |
d⌒) /| _ノ __ノ
お風呂の時間が決まっているのかw
おつかれ〜
ニャースかわええww
シエン! シエロウ!
なんだかんだサカキかわゆす支援
作者乙!
おつん
乙!
もうサカキとピカチュウで漫才やれよw
おつ
明日も楽しみにしてるぜ
乙カチュウ
ニャース可愛いよニャース
ラッキーとの出会いを見逃した…
まとめ更新してくれないかなぁ
おつかれさま