ローゼンメイデン百合雛苺

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
ここはローゼンメイデンの百合妄想スレです。
絵師、文士求む。
雑談や一文字レスは保守代わりなので、気にせず、流れぶった切ってガンガン投下してください

エロ、グロ、鬼畜などは事前に注意書きをお願いします。

荒らし、煽りは構ってちゃんなのでスルー。
いい保守代わりなので生暖かい目で見守りましょう。



ローゼンメイデン百合アーノ パー速詰所
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1208357096/

ローゼンメイデン百合スレまとめ@wiki
http://www11.atwiki.jp/rozen-yuri/pages/1.html

VIP過去スレ一覧
http://rozen-thread.org/series/yuri/
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 19:01:45.22 ID:9siggq/fO
>>2
それをその速さで貼れるってことは
お前それをコピってずっと待機してたんだろ?
リロードしまくって。誰かスレ立てるの待って。
まじきめーな。氏ねよ童貞。
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 19:19:14.94 ID:r8QrwfJIO
>>2
そうですねw

1乙です
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 19:24:08.93 ID:/UqNdwgdO
いちご色の唇に
ちゅうをして
おでこ合わせて
つぶやくの


「大好きですよ、蒼星石…」

「僕もだよ…」
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 19:31:32.17 ID:Hgn4y0vK0
パー速でのテンプレのやつが抜けてるよ。

・スレ建ては金土日曜、もしくは祝日、連休です。この期間に落ちたなら再建OKです。

何はともあれ一乙。さてSSの続き書くか。
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 19:47:22.83 ID:5WtFkfuJO
>>1乙です!
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 19:52:22.46 ID:kFROZCcEO
>>1>>5おつ
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 19:54:04.19 ID:Sqgd3Hoa0
>>5
スマソ


ここはローゼンメイデンの百合妄想スレです。
絵師、文士求む。
雑談や一文字レスは保守代わりなので、気にせず、流れぶった切ってガンガン投下してください

エロ、グロ、鬼畜などは事前に注意書きをお願いします。

荒らし、煽りは構ってちゃんなのでスルー。
いい保守代わりなので生暖かい目で見守りましょう。

スレ建ては金土日曜、もしくは祝日、連休です。この期間に落ちたなら再建OKです。

9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 20:11:33.16 ID:EJw2x5oVO
1乙!
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 20:12:30.10 ID:tB/Eww/kO
>>1
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 20:32:19.99 ID:LSdzNB++O
コンスタンティノー!!
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 20:36:01.50 ID:7GLdCtd20
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 20:41:20.48 ID:Hgn4y0vK0
>>犯したい

直球過ぎです真紅さまw
翠星石も嬉しそうだw
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 20:51:36.73 ID:/UqNdwgdO
人いないけどお題募集
雛受け・紅銀・翠蒼
ジャンルなんでもおk
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 20:54:26.40 ID:+bp1AMdrO
初々しい翠蒼、を…
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 21:04:37.06 ID:LSdzNB++O
蒼雛でヤンデレっぽいのを
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 21:16:02.49 ID:XAVm27Vo0
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 21:26:56.62 ID:+bp1AMdrO
 上を見上げると、灰色のどんよりとした空が、ざあざあと雨を降らせていた。先程から様子を見ていたが、雨の勢いは弱まる事を知らなかった。
 仕方ない、と溜め息を吐くと、覚悟を決めて雨の中へ――行けなかった。ぐい、と片腕を引っ張られたから。と、同時に掌に温もりを感じた。

「風邪、ひくよ?」

 聞き慣れた優しい声が、耳を通っていった。確認するまでもない。その声の主は、自分の愛しい人だった。

「入っていきなよ。送るから」

 どうしようか、とほんの少し悩んだけれど、どうやらもうひとりの私が温もりを欲しがっているらしい。……という言い訳を想像しつつ、本心で言った。

「…お言葉に…甘え、ます……」

―――――
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 21:28:08.12 ID:Sqgd3Hoa0
>>12
好きなシーンきたあああああああああああああああ
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 21:29:33.80 ID:+bp1AMdrO
>>18
 自分は傘の半分の空間に入り、愛しい人の隣を歩いていた。時々ちら、と隣を見つめて。
 とくに言葉が交される事はなく、周りを支配するのは雨音と時々聞こえる虫の声だった。

「……雨、止みません、ね…」
「そうだね」

 すぐに会話は途切れてしまった。気まずい、という訳ではないが、無言なのもちょっぴり寂しかった。何気無く空を見上げると、やはり空はどんよりと曇っていた。
 不意に、片方の掌に温もりを感じた。先程学校の玄関で感じた、あの優しい温もり。気が付けば、自分の頬は無意識に緩んでいた。くす、と笑いたくなった衝動を抑え、代わりにぎゅ、と掌を握り返す。
 再び何気無く空を見上げると、どんよりとした雲の隙間から、一筋の光が伸びていた。


end
21>>15:2008/09/19(金) 21:33:45.87 ID:/UqNdwgdO
「大好きですぅ、ずっと一緒ですよ」


その言葉、最近聞かなくなった
僕のこと好きじゃあ無くなったかな

ずっと一緒にいれないことは解ってたよ
僕らもいつか、戦わなきゃいけないんだから
7つは1つ 二人で一人

いつか離れて いつかくっつく

その日が、早く来ただけだから だから悲しくないよ


君は僕がいなくても大丈夫になったんだよね
だから さよなら 翠星石

僕の涙は気にしないでね
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 21:34:31.22 ID:/UqNdwgdO
「いつまでも一緒に居たいね」

最近言ってくれなくなったですね
翠星石が、蒼星石のことを好きになる程に 蒼星石は遠くなっていく気がして

一緒に居ても苦しいけど 離れたらもっと苦しくて
でも蒼星石が願うなら 苦しさも愛しさになるですから

だから さよなら 蒼星石
私が泣いても ほおっておいて




‐素直に好きと言えない僕らは

やっぱり不完全な子なんですぅ‐


END
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 21:36:27.98 ID:5WtFkfuJO
>>20
んあまぁぁぁぁぁぁい!!
雨の寒さと手の温もり…萌え殺す気かww
あんたの書く蒼薔好きだぜ
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 21:36:42.11 ID:/UqNdwgdO
初々しいっていうのは、相手のことを好きだと気付いたときに素直にお喋りできなくなっちゃうようなことだと思うんだ
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 21:39:16.69 ID:5WtFkfuJO
GJ!
すれ違いな翠蒼も…いいねぇw
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 21:41:16.28 ID:Sqgd3Hoa0
>>20
蒼薔薇萌え

>>22
原作っぽいな〜原作双子切ない
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 21:51:05.54 ID:+bp1AMdrO
>>22
シリアスな双子も良いな
thx
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 22:05:51.81 ID:LSdzNB++O
>>20
この組み合わせ好きだ
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 22:10:18.26 ID:LSdzNB++O
>>22
泣いた
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 22:19:43.24 ID:D/N8njxI0
何かシリアスなSSを書こう!・・・と思ったら何だかよく分からなくなったけど投下します。
翠×蒼? 蒼×翠? よく分からなくなったけど、投下します。

今までずっと気がつかなかったけれど、気づいてしまってからはもう自分を止められなかった。
ただただ君を求めて、抱きしめて、キスして。
そして、気がついたら、

「・・・すい、せ・・・せき・・・?」
「・・っ、・・・そう、せ、・・・せき・・・っ」

君の宝石のような瞳からは雫が流れていた。
そう、それはまるで、雨のように、それでいて嵐のように、
僕の胸には強く響いた。
でも、それは静かすぎて、聞こえないぐらいの静けさで、
この時百年が経っても、僕は気付かないだろうと、思えるくらいだった。

「・・・?そう、せぇ、せき・・・?泣いて・・?」
「・・っ・・・!ごめ、ごめん、・・・すい、せぇせき・・・、」
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 22:20:26.86 ID:D/N8njxI0
何でだろう。
どうして、僕まで?
これは嬉しくて、とかじゃない。
自分の哀れさに、
悲しくて、
辛くて、
泣きたくて。
涙が溢れてきたんだ。

「・・・っ、ごめ、・・・本、当に、・・・ごめん。」

君の泣き顔の上に、僕の涙までもが流れ落ちた。
それは君の上に、僕が覆いかぶさるようにしているから。
そして、それは不意打ちだった。

「・・そう、せい、・・・せき。」

両手をできる限り僕に伸ばして、何をするのかと思ったら。

「・・・え?」
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 22:21:01.32 ID:D/N8njxI0
その両手は、今、自分の背中に回っている。
そして、少しだけ遅れて自分が今どういう状況に当たるのかが明確になる。

「・・・すい、せい・・・せき・・?あの、・・・どうして?」
「・・う、うるさいですぅっ。」

一所懸命強がってるけど、その肩は震えてる。
今の僕にしてみれば、何でこんな事するの?って状況。

「・・・何で?どうして僕に・・・、こんな・・。」
「・・・・・罰です。」

罰?
その言葉の意味を理解するのに僕は数秒だけ時間が掛った。

「え?・・・罰?」
「・・・・・・・勝手に大人になろうとした、蒼星石への罰です。」
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 22:21:57.74 ID:D/N8njxI0
勝手に・・・大人?
えっと、それは・・・僕が押し倒したから・・?
そう聞こうとしたけど、声が出なかった。
それはどうしてかって?・・・だって。
喋ろうしたら、それを塞がれてしまったから。
唇で。

「・・・ぷはっ、・・・す、すいせ・・・?」
「・・・・えっと、・・・だからその・・・、うぅ・・・。」

そして、一息おいて彼女は言った。

「・・・、翠星石を、・・・置いていくなです。」
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 22:22:36.86 ID:D/N8njxI0
あー、もう、変になったんでスルーしてくださいw
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 22:26:49.92 ID:tB/Eww/kO
よし、今から前は思い付かなかった銀めぐを頑張って書いてみる
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 22:30:47.43 ID:tB/Eww/kO
「死んだら、星になってキラキラ輝くのかな」

白いシーツに足をいれ、めぐがそんなことを呟く。

「そうしたら、ずっと綺麗なままね」

本当にバカなことを言う。
頭のネジどころか、体中のネジが抜けているんじゃないだろうか、と思ってしまう。

「ねぇ水銀燈……私の命、早く使ってね」

「…………おバカさぁん…あなたの命なんて使わなくても大丈夫よぉ」

全く調子が狂う。
始めは無理矢理にでも使ってやろうと思っていたが、こうも素直に差し出されると、さすがに躊躇してしまう。
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 22:32:38.73 ID:7GLdCtd20
>>34
素晴らしい・・・スルーできるわけがない 続きを読みたいです><><

>>35
wktk
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 22:33:49.40 ID:tB/Eww/kO
「おいで水銀燈……」

めぐが手招きをし、ニコリと笑う。

「ほら……私の天使さん」

スッと、めぐは両腕を軽く広げる。
無視をしても、そのまま続けていそうなので、私は仕方なくめぐに近づく。

私の顔が、めぐの胸にあと少しで触れそうになる位まで近づくと、めぐは私をそっと抱きしめた。
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 22:36:15.08 ID:tB/Eww/kO
――温かい

1番の感想はそれだった。

顔を少し上げ、めぐの顔を見る。
笑顔だ。
でも、嬉しそうな感じはなく、ただ寂しさだけがその笑顔にはあった。
何故だか、その表情に私は不思議な感情を覚える。

死にとりつかれた少女。
私はそんな少女と抱き返す。
あなたにはもう少し生きて欲しい。
そんな願いを込めて……
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 22:38:38.92 ID:tB/Eww/kO
やっぱり水銀燈の描写は苦手だ
次はカナみつでも……

>>34
もっと続きを!
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 22:54:31.95 ID:Hgn4y0vK0
あとちょっとでSS完成する保守
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 22:55:55.99 ID:LSdzNB++O
めぐ銀いいな
こちらもどこか哀しいな
原作でまためぐでてくるかな
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 22:57:45.85 ID:LSdzNB++O
>>34
翠蒼キスおいしいです(^p^)
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 23:07:27.45 ID:Hgn4y0vK0
人間×人間だけでも珍しいのに、更に珍しい巴×オディール投下します。

眠り姫を覚ますには

 通いなれた廊下を進みナースステーションへと行くと、そこの看護婦が花束を持った巴を見つけて笑顔を浮かべた。
 もう既に顔なじみであり、誰の見舞いに来たのかは何を言わずとも分かる。
「フォッセーさんのお見舞いですよね?」
「ええ。どうですか様子は…」
 巴がそう聞くと看護婦は少し表情を曇らせて首を横に振った。
「…まだ眠ったまま。どこも悪くないはずなのにね…」
「そうですか…」
 大方予想していた答えだが、それでも少し残念に思う。
 その巴に看護婦は表情を笑顔に戻して口を開く。
「さ、行ってあげてください。お見舞いに来てくれる人もいないから…きっと喜んでると思いますよ」
「…はい、いつもありがとうございます」
 看護婦にお辞儀をしてナースステーションからその病室へと向かう。
 病室の前に来ると、一応ノックをした。返事が返ってくる訳が無いけれど。
「フォッセーさん、お邪魔します」
 そう扉に声を掛けてゆっくりと扉を開く。
 病室の中には、ベッドの上で目を閉じて横になっているオディールだけがいた。
 巴が見舞いに来るようになってから変わることの無い光景。
 巴は病室に入っていき、ベッド脇に置いてあるイスに腰掛けてオディールの顔を見る。
 一見すればただ眠っているだけに見えるその穏やかな表情。
 だがこの状態がずっと続いており、腕に繋がっている栄養の点滴が彼女が普通じゃない事を示している。
「また来ちゃいましたよ、フォッセーさん」
 話し掛けても当然反応は無い。巴はそれを意に介さないように柔らかな笑顔で話を続ける。
「今日は外も温かくて、長袖じゃ暑いくらいです。半袖で良かったかなって思いました」
 着ていたカーディガンを脱ぎ、それを床に置いた鞄の上に置いた。
 それから膝の上に置いておいた花束を持って立ち上がる。
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 23:08:01.51 ID:Hgn4y0vK0
「前持って来た花枯れちゃったから、新しい花持ってきました。綺麗でしょう?」
 花瓶に生けてある古い花をゴミ箱に捨てる。
 持ってきたときはカラフルだった花だが、今ではしおれ色もくすんでいる。
 それから花瓶の水を新しくし持ってきた花をそこに生けた。
 それをしながら、巴は今までの事を思い返していた。

―※―※―※―※―

 初めて出会ってジュンの家で話をしてから、二人は家を後にすると道すがら少し話をした。
 話題に上がるのは当然雛苺の事。
 オディールは雛苺の事を直接あまり知っていないから巴がその事を話すと興味深そうに目を輝かせていた。
「へえ、そうなんですか…可愛いわね」
「ええ。訳あって雛苺とは別れちゃったけど…今でも雛苺の事は大切」
「そう…おばあさまもきっと同じだったのね」
「そうね…おばあさまの気持ち、分かるような気がします」
 そうしていると分かれ道に差し掛かり、二人はそこで別れる事になった。
「それじゃあ私の学校はこっちだから…失礼しますね」
「私はこっちだから…また会えたら会いましょう」
「こちらこそ」
 そう言って二人は別れた。雛苺が取り持つ縁だからまた会えるだろうと思っていた。

 だがそれから彼女は消息を絶ち、もう国に帰ったのだろうかと思った。
 せめて挨拶の一つでもしたかったが、考えれば連絡し合える物なんて無いんだから仕方が無い。
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 23:08:37.72 ID:Hgn4y0vK0
 しかし、彼女の消息を知ったのは意外なところからだった。
 それは学校で友達と話をしていた時のこと。
「ねえ巴知ってる? 病院に眠り姫がいるんだって」
「眠り姫?」
 話を切り出したのは由奈。眠り姫なんて胡散臭い話に巴は訝しげに聞き返した。
 それに満足そうに由奈は続ける。
「看護婦さんの噂話で聞いたんだけど、十階に眠り続けて入院してる人がいるんだって。何でも金髪が凄く綺麗なフランス人みたい」
「…フランス人…?」
 フランス人、という単語を聞いて巴はハッとする。オディールも確かフランス人だ。
 嫌な予感がして、巴はその先を急かす。
「…もっと詳しく聞かせてくれる?」
「ええ。何だか一週間ぐらいにホテルから搬送されたんだけど、どこも異常無いのに目が覚めないって…」
 一週間、最後に会ったのもその時期だ。ちょうど時期的にも合う。
「怖いけど、何だか神秘的じゃない? 眠り姫なんて呼び名…憧れるわ」
「ちょっと、不謹慎よ。本人の身になってみなさい」
「あ…ごめん…」
 一人うっとりする由奈を注意すると、ちょうどチャイムが鳴って二人は席に戻って行った。
 教科書を準備し、先生が来るまでの間巴はオディールの姿を思い出していた。
(…まさか…フォッセーさん…)
 言い様の無い不安を感じ、心臓の鼓動が早くなる。
 それを落ち着かせようと深く息を吐き、学校が終わったら病院に行ってみようと決めた。
47眠り姫を覚ますには :2008/09/19(金) 23:09:28.86 ID:Hgn4y0vK0
 学校が終わった後、巴は部活を休んでその病院へ向かった。
 病院に入り、その十階まで行くとナースステーションでその“眠り姫”の事を尋ねてみた。
「あの、すいません。ここで眠り姫って言われてる人が入院してるって聞いたんですが…」
「眠り姫…ああ、オディール・フォッセーさんですね」
「っ…!!」
 嫌な予感は的中し、冷水を浴びせられたような気分がした。
 前に会った時はあんなに元気だったのに、まさか本当に入院してるなんて信じられない。
 その凍り付いてる巴に、看護婦は問いかける。
「…えっと、お友達ですか?」
「え…え、ええ。友達です…」
 多少戸惑いながらも意識を戻すと、看護婦は笑顔で頷いた。
「そうですか…よろしかったら案内しましょうか」
「…はい、お願いします」
 それから看護婦について行った先の病室で見たのは、穏やかな表情を浮かべて眠るオディールの姿。
 その姿を見て巴は言葉を失う。これが病人だ何て信じられなかった。
「…フォッセー…さん…」
「安らかな表情でしょう? でもずっとこのままなのよ…体に異常は無いのにね」
 巴の背後から看護婦がそう説明する。それを巴は立ち尽くしたまま聞いていた。
「…不思議でしょう? 異常が無いのに眠り続けるなんて…」
「…ええ…」
 そう搾り出すのがやっとだった。
48眠り姫を覚ますには :2008/09/19(金) 23:10:39.38 ID:Hgn4y0vK0
「家族の方にも連絡しようと思ったんだけど…海外の方だから連絡取れるものが無くて…あなた、分かる?」
「…いえ…私にも、それは…」
「そう…。日本の知り合いの人もいないみたいだから、お見舞いに来てくれたのあなたが初めてよ」
「そうなんですか?」
 巴は体を返し、そこでやっと看護婦と向かい合った。
 看護婦の表情は同情といえる物だった。
「ええ…だからちょっと不憫で…」
「そう…」
 もう一度オディールの方を見る。安らかな顔が余計に辛い。
 押し黙ると看護婦は巴にオディールを任せて出て行き、巴はベッド脇にあったイスに腰掛けた。
 そのまましばらくオディールの顔を見て黙っていたが、巴は一つ息を吐くと口を開いた。
「…お久しぶりですね、フォッセーさん。まさかこんな形で再会するとは思いませんでしたよ…」
 眠るオディールに話し掛けるが、反応は無い。
「雛苺の事色々話がしたかったのに…ちょっと残念です。まだ話はあったんですよ?」
「……」
「…とても安らかな顔ですね…どんな夢見てるんですか? …目が覚めたら教えて下さいよ…」
 話をしていると、ポタリと涙が膝に零れた。居た堪れない気持ちになり、オディールの手をギュッと握る。
 その手はとても温かく、確かに生きているということを示している。
 でも、目を覚まさない。その矛盾が辛かった。
「…なんで…なんでこんな…! あなたは…あなたはただ、雛苺に会いたかっただけなのに…どうしてこんな目に…!」
 やり場の無い哀れみと悲しみが涙となって零れ落ちていく。
 出来るなら一週間前の彼女に戻って欲しい。起きても可笑しくない顔なのに…。
49眠り姫を覚ますには :2008/09/19(金) 23:11:44.59 ID:Hgn4y0vK0
 どれくらいそうしていただろうか。不意に病室の扉をノックされ、巴は涙を拭ってその方を見る。
 それから湯気の立っている濡れタオルを幾つか持った看護婦が現れた。
「今から清拭の時間なので、申し訳ありませんが…」
「…分かりました。それでは、私はこれで…」
 巴は帰ろうと、鞄を持って出口へと向かう。
 だが看護婦とのすれ違い様に足を止め、彼女に尋ねた。
「…また来ても良いですか?」
「ええ。むしろ、こちらからもお願いするわ。話すことで刺激になって、目が覚めるかもしれないから」
 看護婦は笑顔でそう答え、巴も微笑んで頷く。
「…ありがとうございます。それじゃフォッセーさん、また…」
 オディールにお辞儀をして病室を後にし、病院を出た頃にはもう既に日は沈んでいた。
(…眠り姫…か…)
 病院を見上げ、オディールがいるであろう病室の方を見た。
 明日は部活が無い。明日も来よう…そう決めた。

 それ以来巴は足しげくオディールの元を尋ねるようになった。
 いつか目が覚めることを信じて、色々な話を聞かせて笑い掛ける…いつしか部活が無い日はそれが当然になっていた。

―※―※―※―※―
50眠り姫を覚ますには :2008/09/19(金) 23:12:23.32 ID:Hgn4y0vK0
「よし、と…綺麗な花でしょう? 私が好きな花なんですよ、これ」
 花瓶に花を生け終え、満足そうな笑みを浮かべてオディールの方を見る。
 当然目を閉じたままだが、巴は笑顔のままベッド脇のイスに座った。
「お金がたくさんあったら、病室を埋め尽くせるぐらい花を買ってきてあげるんですけど…。それでお花だらけの病室でフォッセーさんが眠る…」
 ファンシーなその病室を想像し、まるで本当に童話の世界に入り込んだような気がした。
「…まあ、そんな事したら看護婦さんに叱られるでしょうけど。でも、本当に素敵な光景に思いますよ。本当の眠り姫みたいで」
 どこかうっとりしたような表情で巴は続ける。
「そう言えば、童話の眠り姫って王子様のキスで目が覚めるんですよね。もしかしたら、フォッセーさんもそれで目覚めたりして…」
 自分でそう言って、見知らぬ男…王子がオディールに口付けをしているシーンを想像してしまった。
 すると、言い様の無い不快感が込み上げてきてその表情から笑顔が消える。
 もし仮にそれで目が覚めたとしても、自分は素直に喜べるだろうか。…今の気持ちでは、素直に喜べるわけが無さそうだ。
 血色の良い、綺麗なその唇…これを誰かに取られるのは想像したくなかった。
 想像の中とは言え、思い出したくない光景だ。
(…私じゃ王子様になれないかも知れないけど…)
 吸い寄せられるように顔を近付けていき、その唇をじっと見つめる。
 そして意を決すると、そのまま唇を自分のそれで塞いだ。
 やわらかく、温かい…そして、不思議と甘い気がした。
 たっぷり数秒間その唇を味わい、口を離すと変わらない表情のオディールが目に入った。
 それと同時に、罪悪感が巴を襲う。
(…何…してるんだろう私…)
 相手が眠り続けてるのを良い事に、勝手に唇を奪ってしまった…。
 目覚めるわけが無いのにそんな事をした自分が情けなく、恥ずかしかった。
「…ごめんなさい…」
 それだけ呟くと、巴は鞄を持って早足で病室を出て行った。
51眠り姫を覚ますには :2008/09/19(金) 23:13:01.36 ID:Hgn4y0vK0
 それから数日後、家の電話が鳴り響いた。
 部屋で勉強していた巴は誰かが取るのを待ったが、なかなか出ないので部屋を出て代わりに自分が出た。
「はい、柏葉です。…え? フォッセーさんが目覚めた!?」
 電話は病院からで、その知らせを聞いて巴は思わず大声をあげた。
 キスして以来お見舞いに行く暇が無かったが、まさか今目覚めるなんて思わなかった。

 その次の日、巴は学校が終わると大急ぎで病院へと駆けつけた。
 そして病室に入ると、これまでとは違ってオディールが窓から外を眺めていた。
 オディールは巴の方を向き、優しく微笑んで軽く頭を下げた。それに巴も頭を下げて返す。
「お久しぶり…でもないわね。よくお見舞いに来てくれてたんですってね」
「フォッセーさん…」
「…ありがとう。一日会っただけなのにお見舞いに来てくれて…」
「ううん。雛苺が縁で会ったから、他人の気がしなくて…」
 オディールはベッドに腰掛け、巴も病室に入って慣れた動作でベッド脇のイスに腰掛ける。
 そこで改めてオディールと向かい合ったが、その新鮮な光景に巴は少しドギマギしていた。
 眠っていないオディール…これが当然の姿なのに動揺している自分が可笑しかった。
「私、一ヶ月近く眠ってたんですってね。どうしてなのかしら…」
「看護婦さんも不思議がってましたよ。異常ないのにって…それで眠り姫って、みんな言ってました」
「眠り姫? 私が?」
 不思議そうな表情をして尋ねてきて、巴は微笑んで頷いた。
 それでオディールは少し照れたようにはにかむ。
「…何だか、恥ずかしいわね…。そんなふうに言われてたなんて」
「でも寝顔は凄く綺麗で…本当に眠り姫みたいでしたよ」
「ちょっと、からかわないで」
 二人とも笑い、穏やかな空気が部屋に流れた。
52眠り姫を覚ますには :2008/09/19(金) 23:13:50.73 ID:Hgn4y0vK0
 それから二人は色んな話をしていった。
「…そうそう。私ずっと夢を見ていたわ」
「夢?」
「ええ。雛苺とずっと一緒にいたの。でも今思うと、何だか凄く寒くて怖いような夢だった…」
「雛苺と?」
「雛苺なのに、雛苺じゃない気がして…。ずっとそんな夢を見てた」
「そう…」
「…でも、素敵な事もあったわ」
 頬を赤く染めて、少し俯いて話を続けるオディール。
 それに巴も興味深げに耳を立てる。
「…王子様に、キスされた夢」
「キッ…!!」
 キス、と言う単語を聴いて巴の顔に血液が集まっていくような気がした。
 まさかあの時の事がばれるのではないかと冷や冷やする。
 それに気を止めずオディールは話を続けた。
「暗くて寒い、偽者の雛苺がいる中で王子様がキスしてくれて…凄く温かくて幸せで…素敵だった」
「そ、そう…」
 うっとりした様子のオディールとは対照的に、巴の心中は複雑だった。
 王子様は自分だと気付いてもらいたいが、同時に気付かれたらどうしようという矛盾が心の中で渦巻く。
 それに、王子という事は巴ではない男の姿かもしれない…認めたくないが。
「…どうしたの? 汗かいて…」
「え、いや…何でも…」
 ばれるかと思ってその場を誤魔化したが、オディールはそれ以上何も追求せず二人とも話をし続けた。

―※―※―※―※―
53眠り姫を覚ますには :2008/09/19(金) 23:14:30.72 ID:Hgn4y0vK0
「もう帰っちゃうんですか…せっかく仲良くなれたのに」
「本来ならもうとっくに帰ってる予定だったから。家族にも心配掛けたから早く帰らないと」
 オディールが目覚めてから数日後、退院した彼女はこれからフランスへ帰る為に空港へ来ていた。
 巴もその見送りでついて来ていて、名残惜しそうにオディールと話を交わす。
「結局、雛苺はここに残る事になりましたね」
「…残念だけど、本人が決めた事だから…でも、素敵なあなたと出会えてよかった」
「素敵だ何て…でも、私もフォッセーさんと出会えてよかったです」
 少し頬を染めて微笑む巴。そこでオディールは腕時計を見た。
 時刻はもうそろそろ飛行機に乗り込まないといけない時間だ。
 オディールは腕時計から巴へと目を移す。
「名残惜しいけど、そろそろ…」
「そうですか…」
「色々ありがとう。…私の王子様」
「え?」
 王子様、と不意に言われて驚いたと同時にオディールが近付いてきて唇に軟らかい物が触れた。
 それは、あの時キスしたのと同じもので…オディールが顔を離し、自分がキスされた事を理解した。
 それからオディールは顔を赤くして口を開く。
「…王子様って、あなたよね?」
「…き、気付いてたんですか?」
「ええ…目が覚めて、あなたが来てくれた時からずっと」
「…嘘…」
 呆気に取られている巴をオディールも名残惜しそうに見つめる。
 だけど、涙が出る気配は無い。
54眠り姫を覚ますには :2008/09/19(金) 23:15:11.18 ID:Hgn4y0vK0
「また夏休みになったら日本に来るわ。今度はあなたに逢いに…ね」
 話し掛けられて巴も意識を取り戻し、笑顔を作って頷き返す。
「ええ。楽しみにして待ってます。色々な所、案内してあげますね」
「楽しみにしてるわ。…それじゃ。向こうに着いたら、手紙送るから」
「うん。…またね」
「またね、王子様」

 そうしてオディールは飛行機に乗って行き、フランスへと帰って行った。
 その飛行機を、巴はずっと見上げて見送った。
(…私が王子様か…童話みたいにいつか…一緒に…)
 異国の恋人を思いながら、巴は飛行機が見えなくなってもその空を眺め続けた。
 真っ青に晴れ渡った、雲一つ無い青空を。

終わり
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 23:16:31.48 ID:Hgn4y0vK0
投下完了ー。オディールのキャラってこれで合ってるのかな?
オディールなんか書いたの短編ぶりだ…。
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 23:35:21.72 ID:kiJZ6ctnO
保守
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/19(金) 23:52:10.83 ID:7GLdCtd20
>>44-55
GoooooooooooooooooooooooooooodJob!!!
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 00:01:43.54 ID:xVCF7W77O
読んでる途中のほ
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 00:11:52.16 ID:xVCF7W77O
>>54
乙&GJ!おもしろかった
この二人新鮮でイイ!
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 00:23:02.34 ID:V94AGKdHO
>>40
うわー早速嫌がらせですか
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 00:23:53.46 ID:V94AGKdHO
>>40
スレ立ってるの見ていきなり嫌がらせとかもうね
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 00:24:47.28 ID:V94AGKdHO
>>40
何で気に入ってるスレにこんな嫌なことさせるんだろうね〜
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 00:25:43.56 ID:V94AGKdHO
>>40
はいはい無駄レス増えてますよー嬉しいですかー(棒読み)
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 00:26:22.80 ID:V94AGKdHO
>>40
あーめんどくさい
でもやるって言った以上は実行しなきゃねー
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 00:26:56.05 ID:V94AGKdHO
>>40
嫌がらせ1回につき10レス
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 00:27:39.76 ID:V94AGKdHO
>>40
僕にとってもスレにとっても何のプラスにもならない
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 00:28:14.11 ID:V94AGKdHO
>>40
誰が得するんだよこの流れ
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 00:28:51.70 ID:V94AGKdHO
>>40
で、投下も減ると
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 00:30:18.38 ID:V94AGKdHO
>>40
何回も同じこと言わせないでほしいよね
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 00:48:41.63 ID:esu0oXD20
あげるよ
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 00:57:59.86 ID:tbH8DdSW0
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 01:22:46.21 ID:PKZcyeiI0
えっと、>>34 です。
まさか、続き言われると思ってなかったので、正直びっくりです。
今、書いてるんで、今日中には投下できると思います。
73 ◆HL/R/yyH/. :2008/09/20(土) 01:30:08.45 ID:w0uSy3rMO
住人も増え、作品も増え嬉しいですね
しかし、深夜の鬼畜枠(笑)は譲らない…
と、言うわけで白桃伝説投下します
毎度ながらエロ鬼畜ですので苦手な方は酉をNG登録お願いします
74 ◆HL/R/yyH/. :2008/09/20(土) 01:32:33.88 ID:w0uSy3rMO
第十五話『捕食者』


不安で眠れない夜も、極度の疲労には勝てないもので、今ではすっかり夢の中
どんな夢を見ているのだろう…
苦しい経験が蘇る悪夢か、それとも再び掴んだ平和な夢か
真紅は姉の、けれども自分より幼く感じる翠星石の寝顔を見つめていた

このまま起こさず見ていようか?いやいや、もうお昼だから起こさなければいけない

「起きなさい…翠星石」

そう言える日がまた来た事に感謝し、翠星石の体を揺すった

「ほぁ?ふへぇぁぁぁぁぇ〜」

だらしない、大きな欠伸をしながら起き上がる

「よく寝たですぅ〜むにゃむにゃ」

そう言う割には、寝足りないオーラを全面的に出しているが、気にしない
75 ◆HL/R/yyH/. :2008/09/20(土) 01:36:00.71 ID:w0uSy3rMO

「おはようです真紅。蒼星石かと思ったです」
「私で悪かったわね」
「べ、別にそういう意味で言ったんじゃねぇですよ!?」
「そう…もう少ししたら来ると思うわ。蒼星石も」
「まだ来てないですか?」
「寝坊してるんじゃない?どこかの姉と同じように」
「うぅ…今日の真紅は棘があるです…お昼を食べ終わっても来なかったら迎えに行くです」

そんな会話をしながら、二人はリビングへと向かった

―†―†―†―†―†―

眠りから覚めて最初にする事は?
時計を見る?目を擦る?背筋を伸ばす?
その初動が完全に封じられていれば、あなたはどうする?

「───!!」

動かない体、しかし、そのお陰で意識をハッキリと取り戻した
この感覚は、つい最近味わった事がある
忌まわしい記憶、目の前で姉が陵辱される光景

「す…翠星石!?」

…の声はしない
安堵のため息をつくと共に、状況の整理を始めた
ベッドのような台に寝かされ、手を頭上で交差させて柵のようなところに縛られている
足は…自由に動くが、それだけでは何もできない
76 ◆HL/R/yyH/. :2008/09/20(土) 01:38:14.39 ID:w0uSy3rMO

寝る前、何があったっけ?

思い出す前に、聞き覚えのある声が響いた

「あらぁ…起きて第一声がそれなんて…どんな夢を見てたのぉ?」
「水…銀…燈」

ベッドの横に立って見下ろしている、ローゼンメイデンの長女
クスクスと笑うその顔を見て、全てを思い出した

「くっ…痛っ…!」
「ふふ…今さら抵抗しても無駄よぉ」
「なんで…どうして…!」

暴れる度にギシギシと虚しい音だけが空間を満たす
その時、ドアが開いた

「あっ!起きたの?早いねぇ〜」

陽気なテンションで入室する水銀燈のマスター、柿崎めぐ
彼女が蒼星石を眠らせた張本人だが、その際に僅かな攻撃の気配すら感じなかった事を不覚に思う

「よく言うわぁ…看護婦にバレないために、このぐらいに目が覚めるよう調整したんでしょぉ?」

ここは病院
医療関係者が出入りしても不自然ではない
昼過ぎ…ということは病院食も持って来たはず
つまり、拘束されたのはその後…ついさっきという事を蒼星石は悟った
77 ◆HL/R/yyH/. :2008/09/20(土) 01:41:03.87 ID:w0uSy3rMO

「…なんで…」

計画的であればあるほど、益々意味がわからない
めぐとはたった数分、顔を合わせただけなのだから

「理由は特にないなぁ♪」
「理由が欲しいなら…そうねぇ…"私へのお礼を体でしてもらう"っての事でぇ」

この状況が冗談半分であるかのような軽快さ

あの時キミはお礼は要らないと言ったじゃないか──

もう声にすらならない音
水銀燈が庭師の鋏を手に、蒼星石に跨った

「や…」

僅かな声すら、ジャギジャギと布を切る鈍い音に掻き消される
今まで当然のように武器として他の姉妹に向けてきた鋏が、自分の服を切り刻むという皮肉

「やっ…やめて…!!」

完全に腹部や胸が外気に晒される
その両乳房を無遠慮に触れるめぐ
78 ◆HL/R/yyH/. :2008/09/20(土) 01:42:55.36 ID:w0uSy3rMO

「おっきくはないけど…悪くはない…かな?」
「この子、感度は良好よぉ」
「そう?じゃあいただきま〜す」
「ひっ…!」

右の乳首を舌で味わいながら、左胸を弄くる
水銀燈と同じ乱暴な攻め
今回は薬がないせいか、純粋な不快感のみが蓄積される

「いや…いやだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ようやく出せた叫び声
それも口内に侵入する二本の指によって防がれた
人差し指で舌を押さえ、中指を喉に届きそうな位置まで挿入する

「病院では静かに…ね?」

嘔吐しそうになるのを堪え、苦しそうな表情をする蒼星石とは逆に、加虐の悦楽に恍惚するめぐ
さらに奥へ入れると多量の唾液が溢れ、シーツを濡らし、それがまた興奮を煽った

「もう大声出さない?」
「うぅ…ぐ…んぅ…!!」

頷けば指がより深く入るため、別な方法で意思表示を試みる…が

「よくわからないなぁ」
「んぅぅぅぅぅぅ!!」
79 ◆HL/R/yyH/. :2008/09/20(土) 01:46:03.92 ID:w0uSy3rMO

思いは伝わらず、口内への攻めは続く
正確には伝わらないのではなく、伝わった上でやめようとしないので、
始めから蒼星石にはどのような手段も残されていないわけだが、

「んっ…ぅぅっ…んぅぅぅ!!」
「ふふ♪いい顔…」

そんな必死さを充分楽しんだめぐは、指を引き抜いた
唾液に塗れ光る指
それを舐め取ると、次は唇を重ねた

「もっとちょうだい…んっ…」
「くっ…ぅ」

口周りや口内に溜まった唾液を啜る行為が、病室を卑猥な音で包み込む
一人、輪から省られている水銀燈は、半ば呆れたようにそれを見つめていた

「…そろそろねぇ…」

そして時計を確認し、呟く
水銀燈のターゲットは蒼星石ではない
だから退屈そうに待っていた
しかし噂をすれば何とやら、
鏡が光り──

「そぉぉせぇぇぇせきぃぃぃぃぃ!!どこですかぁぁぁぁ!!ぐはぁ!!」

けたたましい声と共に、翠星石がすごい勢いで飛び出し、
そのまま壁にぶつかり呻きながら悶えだした
80 ◆HL/R/yyH/. :2008/09/20(土) 01:47:56.83 ID:w0uSy3rMO

「痛いですぅ…うぅ…」

頭を上げ周囲を確認する
と、同時に痛みを失った
むしろ感じなくなった
ベッドで縛られている蒼星石と、それに跨る人間らしきモノを見て───
有り得ない、有り得て欲しくないその光景

「…そ、蒼星…石…?誰…ですか…お前…」
「翠星石!!来ちゃダメだ!!」

パニックになり、近寄ろうとする翠星石に怒鳴る蒼星石

「えっ…ひゃっ!!」

突如、上から何かに組み伏せられるように倒れる
その背後には水銀燈が乗っていた

「いらっしゃい…1日だけでもいい夢見れたぁ?」

これはあくまで罠
自然界では、蜘蛛の巣にかかる方が悪い

翠星石の耳元で、水銀燈はそう囁いた
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 01:49:35.63 ID:w0uSy3rMO
投下終了です


コテについての賛否両論(?)が最近話題に出ましたね。
個人的にこのトリップは白桃伝説における
エロ、鬼畜(たまにグロレベル)、用のNGワードであるが故に投下時のみは多目に見て欲しいというのが本音です…。
もうすぐ完結し、トリップを付ける事もなくなるのでどうかそれまで、辛抱して頂けたら幸いです。

長文失礼致しました。
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 02:28:42.76 ID:w0uSy3rMO
寝る保
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 03:22:45.07 ID:Iqni69s8O
>>81

これで心置きなく寝れる
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 03:37:25.48 ID:nfSfQM+Z0
>>73-81
最高。前回までの内容を見ていないので今から過去ログ漁ってくる。
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 04:54:45.33 ID:7HImRjubO
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 05:17:24.22 ID:WB9rBA0rO
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 06:12:57.91 ID:Iqni69s8O
結局寝なかった保守
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 06:32:30.91 ID:k/Sk7TX3O
二度寝ほ
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 07:21:14.65 ID:WB9rBA0rO
登校保守
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 08:36:36.21 ID:xVCF7W77O
>>81
乙!
鬼畜最高!フォー
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 09:14:01.06 ID:esu0oXD20
おはようホ
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 09:37:05.58 ID:zKnDBnsV0
>>34
ふいんき(何故か変換(ry)えっちぃですぅ

>>39
この二人もどこか切ないな
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 09:43:55.92 ID:OXMUrrCjO
「おはよぉ」

 ラフな格好でリビングに現れた女性、水銀燈。まだ少し眠そうな目を擦り、台所に立つ女性に笑みを溢した。

「おはよう、水銀燈」

 振り向き、眠そうな水銀燈を向かえる女性、蒼星石。薄い青のエプロンを纏い、小さめのお鍋をかき混ぜていた。

「もうすぐご飯出来るからね」
「その前に貴方を食べて良いかしらぁ?」
「……ご飯抜きにするよ?」
「ふふ、冗談よぉ。そんな怖い顔しないの」

 白く、長い両腕を蒼星石の首に回した。耳元で囁くと、一瞬だけ蒼星石の体が震えた。
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 09:44:53.25 ID:OXMUrrCjO
>>93
「っ…ご、ご飯出来るまでテレビでも見ててよ…!」
「あら、冷たいわねぇ。…まぁいいわぁ」

 す、と両腕を首から離す。水銀燈がその場から離れようとしたその時。

「……す、水銀燈…!」

 突然蒼星石に呼び止められ、振り向くと唇に何かが当たった。

「……これって、おはようのキ」
「さ、さて、ご飯作らなきゃ!」

 水銀燈の言葉を誤魔化すように、蒼星石は台所に戻っていった。

「……ふふ、顔真っ赤にしちゃって……可愛い」

 ひょっとしたら、双子の姉に似てツンデレなんじゃないかと思った水銀燈だった。


end
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 09:47:18.14 ID:zKnDBnsV0
>>55
初めて見た組み合わせだけどいいね巴可愛いよ巴

>>81
めぐの攻めがものすごくえっちです(;´Д`)'`ァ'`ァ
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 09:52:01.05 ID:zKnDBnsV0
>>94
むしろ蒼がツン(ry
朝からいいの見せてもらいました乙
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 10:46:30.08 ID:esu0oXD20
>>94
ツンデレ蒼星石もいいなw
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 11:12:29.70 ID:xVCF7W77O
ツンデレで僕っ子とか完璧にストライクゾーンなのだわ
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 11:43:29.45 ID:w0uSy3rMO
>>94
ラブラブな銀蒼萌えた…!
何だかんだ言って攻められたいのかw
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 12:23:06.56 ID:w0uSy3rMO
>>100ゲット保守
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 12:43:30.14 ID:tbH8DdSW0
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 13:41:50.49 ID:OXMUrrCjO
「蒼星石ぃ、お昼ご飯ま……」
「…すー…すー……」
「……寝ちゃってるのねぇ……可愛い寝顔……」
「……ん……水、銀…と……」
「!……たまにはお昼寝も良いわよねぇ……フフフ……」


保守
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 14:08:42.32 ID:tbH8DdSW0
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 14:34:44.43 ID:tbH8DdSW0
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 15:26:00.33 ID:KvjzkBfi0
銀蒼激しくキボン
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 15:46:00.90 ID:tbH8DdSW0
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 16:01:13.07 ID:xVCF7W77O
蒼銀
翠紅
雛紅
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 16:01:36.18 ID:WB9rBA0rO
>>16を書きながら保守
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 16:31:58.21 ID:w0uSy3rMO
wktk保
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 16:50:47.53 ID:tbH8DdSW0
ほしゅ
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 17:23:18.23 ID:xVCF7W77O
ワクテカ
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 17:24:09.49 ID:k/Sk7TX3O
土日なのに仕事だ、そして休憩終わる保守。
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 17:37:02.93 ID:uXvYqumOO
蒼翠かいて欲しいほ。
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 17:46:58.24 ID:xgpWjXr+O
蒼翠やっと出来たから後で投下するよ
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 17:59:28.73 ID:sa3P4yl80
wktk
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 18:20:22.67 ID:xVCF7W77O
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 18:30:52.48 ID:sa3P4yl80
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 18:36:49.26 ID:PKZcyeiI0
双子は正義。
ってことで、トレースだけど、描いたからうp。
バーズの4巻最後は萌えた。
YJで復活しないのかなぁ・・・。

http://www.uploda.org/uporg1680695.jpg_kO8uOukaq3hixNqzmCV1/uporg1680695.jpg
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 18:50:49.53 ID:xVCF7W77O
>>118
おおお、GJ!
あの蒼星石が巨乳に見えるやつか
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 18:51:04.53 ID:ydZ/ki2HO
二人とも可愛すぎるw
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 18:52:42.55 ID:KvjzkBfi0
何が何でも銀蒼!

保守
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 18:59:45.08 ID:PKZcyeiI0
何が何でも蒼翠!

って事で保守ですぅ。
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 19:21:15.51 ID:OXMUrrCjO
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 19:32:15.88 ID:sa3P4yl80
いやいや紅翠もよござんすよ!

保守
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 19:58:50.11 ID:w0uSy3rMO
紅雛こそ帝王だ

保守
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 20:03:42.44 ID:sa3P4yl80
たまには雪華綺晶も思いだしてあげてください

保守
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 20:19:17.95 ID:OXMUrrCjO
「私の事も…忘れないで、下さい…!」
「薔薇水晶?どうしたの?いきなり…」
「…言わなきゃ、いけない…ような気がして…」
「…よく、分からないけど……僕は薔薇水晶の事、一時も忘れたりしないよ」ギュッ
「……蒼星石…」キュン


そんな保守
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 20:27:10.65 ID:xVCF7W77O
槐さんがテレビ出てたアゲ
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 20:47:10.96 ID:xVCF7W77O
薔薇水晶が蒼星石抱き寄せてる画像をどこかで見た気がする
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 20:52:11.95 ID:KyaUK5Vu0
前スレ最後で誤字した上にだらしなく寝落ちした者です。
書きながらになりますが続き投下してもよろしいですか?
多分翠星石の出番はほぼ終了、覚醒鬼畜蒼い子のターンの予定
内容的にこの時間はどうなんだろう…
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 20:55:56.85 ID:WB9rBA0rO
>>16投下するよー
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 20:57:02.99 ID:WB9rBA0rO
>>130
すまん お先にどうぞ
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 21:01:53.63 ID:KyaUK5Vu0
>>132
いやまだ何も書いてないんでそっちからどぞw
その間に書くよ。
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 21:05:01.04 ID:WB9rBA0rO
じゃあ>>16いきまーす



わかっているんだ
君は沢山の人達と、沢山のお菓子と、沢山の幸せに囲まれていることが良いってことは
誰よりも幼いのに、誰よりも深い孤独を味わった君を包む暖かさが、何よりも君の笑顔を輝かせることも

だけどさ
それじゃあ僕は心から笑えないんだよ


―――――


「…………」
「どうしたの?雛苺」
「皆に…会いたい…」
「僕がいるじゃないか」
「…………」
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 21:05:59.22 ID:WB9rBA0rO
そうだよ これなら二人とも幸せだ
雛苺も寂しくない 僕も悲しくならない
ずっと一緒 片時も目を離さないよ


ねえ なんでこんなに幸せなのに
幸せになるはずだったのに

僕らは笑顔でいられないんだろうね


暖かみを失った部屋に二人で向かい合って
笑顔になれるはずないなんて わかってるさ

だけど もう 戻れない


もう 雛苺は
僕のものって決めたんだ―――


END
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 21:06:47.87 ID:WB9rBA0rO
投下完了 お題dでした
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 21:14:47.81 ID:w0uSy3rMO
うわぉ…GJ!!
何か監禁してる感があるが、それがまたたまらんのぅ!
雛受けジャスティス!!乙っした!
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 21:35:59.50 ID:OXMUrrCjO
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 21:36:29.33 ID:esu0oXD20
おおお蒼星石恐ろしい…暗い部屋で雛苺を縛り付けて歪んだ笑みを浮かべる蒼星石が見えた。
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 21:41:27.19 ID:zKnDBnsV0
うおお投下乙ですぅ!
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 21:59:27.60 ID:xVCF7W77O
>>135
トンクス&乙!ヤン蒼星石素敵
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 22:18:23.35 ID:esu0oXD20
最近人間×人間ばっかり書いてたせいでドール×ドールの書き方忘れたorz
そんな保守。
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 22:23:12.41 ID:xVCF7W77O
ここはドール×人間で肩慣らしをするのはどうだろう?
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 22:30:46.63 ID:WB9rBA0rO
そうだな、例えばオディール×雛苺なんてどうだろうか?
おいおいなんだいその顔は?例えばと言ってるだろう?ははは子猫ちゃんめ
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 22:47:13.23 ID:esu0oXD20
ドール&人間か…昔いくつか書いたなぁ。けど以来良いのが浮かばない…。
そして浮かぶのは人間×人間の妄想ばかり。
特にのりめぐが止まらない俺きめえww
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 22:51:15.57 ID:xgpWjXr+O
投下するって言ってから遅くなったけど今から蒼翠投下するよ
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 22:52:38.98 ID:xgpWjXr+O
「NEVER ENDHINGU LOVE」


「はぁ…やっと今日で終わるですか…」
「うん、この公演が終われば後は後夜祭だよ」

普段ならばこの日は休日と称されはずなのだが、翠星石と蒼星石は学校の体育館の舞台裏にいた。否、ただいる訳ではく待機中なのだ。
その証拠に二人は「台本」と呼ばれる本を手にしており、着ている服も制服でなく「衣装」である。

「二日間も劇なんて…」「まだ言ってる…いいじゃないか。
今日だけじゃなくて、昨日もやったんだから。
たかが二日間だよ。
劇なんて早々やる機会ないしさ」

二人の通う学校の文化祭は二日目を迎えていた。学校の三大イベントの一つ文化祭。
皆、この日のために張り切って準備をしその成果を発揮している。しかし、翠星石は乗り気でなかった。

「どうせ今日で終わるんだから」
「そうですけど…はぁ…コスプレ喫茶やりたかったですぅ」
「それは絶対駄目だ」
「め、目が怖いですよ」

今、二人が身につけている衣装は王子と姫の衣装。
二人のクラスの出し物は劇で「眠れる森の美女」。
翠星石は主役のオーロラ姫、蒼星石は王子役という二人共大役を担っている。
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 22:54:54.57 ID:xgpWjXr+O
その他の配役は同じクラスの真紅が監督兼脚本係、水銀燈は魔女、雛苺と薔薇水晶と雪華綺晶は妖精役である。
因みに金糸雀は生徒会と被っているため、その他の生徒と共に演出などを担当する。
配役は監督兼脚本担当である真紅により決められた。

因みに翠星石が先程言ったコスプレ喫茶とはクラスの出し物を決める際に劇の他にもう一つ出された案である。
コスプレ喫茶という案を提案したのは水銀燈だった。
出し物は投票形式で決められ、コスプレ喫茶もクラス劇に引けを取らない票を集めたのだが…却下という形になってしまった。
理由は、ある二人の生徒から猛烈な抗議があったためである。

「水銀燈にコスプレなんてさせたらどんな際どい服を着てくるかわからないのだわ!そんなことになったら私たちのクラスだけ活動停止になってしまうわ!」
「当日は他校の男子も見に来るんだろう?男子だらけになるかもしれない!冗談じゃない」

…というような猛烈な抗議の結果、劇になったのだった。

(ただでさえ翠星石は可愛いって人気があるのにコスプレなんて…これ以上悪い虫が付いたら困る)

表面上クールな蒼星石の胸中で嫉妬の炎が激しく燃えていた。

「まあ、今日で最後ですし…いいですけど」

小さく溜め息をつきながら呟く翠星石の中でも実は嫉妬の炎が燃えていた。劇が嫌な訳ではない。姫という大役を貰えたことも、蒼星石が相手役だということも嬉しい。
…けれど

(また女の子たちが蒼星石を見てキャーキャー騒ぐじゃないですか…)

蒼星石は女子に人気がある。
その人気は絶大で、廊下を少し歩くだけで女の子たちが蒼星石を取り囲む。
ただでさえ格好いいと人気があるというのに王子様など演じてしまったら…そう考えると嫉妬と焦燥に駆られる。
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 22:58:25.40 ID:xgpWjXr+O
小さく溜め息をつきながら呟く翠星石の中でも実は嫉妬の炎が燃えていた。劇が嫌な訳ではない。姫という大役を貰えたことも、蒼星石が相手役だということも嬉しい。
…けれど

(また女の子たちが蒼星石を見てキャーキャー騒ぐじゃないですか…)
蒼星石は女子に人気がある。
その人気は絶大で、廊下を少し歩くだけで女の子たちが蒼星石を取り囲む。
ただでさえ格好いいと人気があるというのに王子様など演じてしまったら…そう考えると嫉妬と焦燥に駆られる。
現に一日目がそうだった。
これが、彼女が劇に乗り気でない理由。

「…翠星石?」
「え!?な、なんですか?」
「なんだかさっきより浮かない顔してるけど、平気かい?」

顔を覗き込まれて心臓が跳ねる。

「へ、平気ですよ!大丈夫ですぅ」
「…そんなにコスプレ喫茶やりたかった?」
「え?そういう訳では…」
「本当?」

じっと見つめられて目が逸らせない。胸の鼓動を宥めながらやっとのことで口を開く。

「ほ…本当ですよ!
お姫様の役が出来るなんて嬉しいですし!
もう二回目ですし今更ですぅ!」
「そう…良かった。
本当によく似合ってると思うよ、そのドレス」
「え…」
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 22:59:11.99 ID:xgpWjXr+O
「可愛い。…昨日は初日で忙しかったから言えなかったけど」

蒼星石の素直な言葉に翠星石の顔が真っ赤に染まった。

「なっなにを言って…」「本当だよ。僕は、嘘は言わない。それは君が一番知っていると思うけど?」

悪戯っぽい笑みを浮かべる蒼星石に翠星石は改めて思う。

(…そんなだから、モテちゃうんですよ…)

「…蒼星石だって、よく似合ってるです…格好いいです」
「…ありがとう」

お互い照れ臭くなって笑みを交わす。
辺りが和やかな空気に包まれたその時、ガチャッとドアを開ける音がした。
視線を移すとそこに立っていたのは気合いが入っているのか、頭に鉢巻きを締め、台本を手にしている真紅。

「二人共、そろそろ時間よ。準備して頂戴。
あと、仲が良いのは良いことだけれど劇にもそれを生かして頂戴ね」
「わかった。行こう、翠星石。これでラスト…頑張ろう」
「はいですぅ」

二人は手を繋ぎ舞台へと向かった。

―*―*―*―*―*―
「お前が姫に呪いをかけたという悪い魔女だな!?」

一日目は緊張や不安もあってかぎこちなかった劇が二日目は慣れたせいか皆、緊張も解けスムーズに進み、劇もラストへ向かっていた。

151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:00:38.22 ID:xgpWjXr+O
王子の衣装に身を包んだ蒼星石が黒い魔女の衣装に身を包んだ水銀燈に剣を向ける。

「おーほほほほ!
よくここまで来れたわねぇ。褒めてあげる。
けれどお前はここで死ぬのよ!
皆の者、やっちゃいなさぁい!」

王子が魔女の家来たちと剣を交え、次々と倒していく。そして、最後に残った魔女との激闘の末、とうとう魔女を倒した。

「おのれ…王子め…この私が負けるだなんて…」
倒れる魔女。王子にスポットライトが当たる。

「よし!魔女を倒したぞ!これで姫を…」

王子の目の前がスポットライトで照らされる。
照らし出されたのは呪いにより、ベッドで今も眠り続ける姫。

「なんと美しい姫君なんだ…!早く目覚めさせて差し上げなければ。
しかしどうすれば…」
「…案ずることは…ありません」

王子の前に三人の妖精が現れる。

「…姫にかけられた呪いは姫を本当に心から愛せる者の口づけで解くことが出来るのです」
「心から愛せる者の口づけ…?」

白い衣装に身を包む妖精の言葉を引き継ぐようにピンク色の衣装に身を包んだ妖精が言った。

「王子様がお姫様を本当に大好きなら、お姫様の口にちゅーするのよ!
そうすればお姫様は起きることができるの!」
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:01:43.86 ID:xgpWjXr+O
「さあ…姫を心から愛せるのなら…口づけを…」
王子は三人の言葉に頷くと、眠る姫へと向き直る。

「僕は姫を心から愛している。
だからきっと、呪いを解いてみせる」

王子は眠る姫へと顔を寄せる。すると観客席から女子生徒たちの黄色い声が飛び交った。

(あ〜もう!さっきからうるさいですぅ!
少しは黙りやがれですぅ!)

美しい面立ちで眠る姫はその面立ちとは裏腹に胸中では悪態をついていた。眠っている役というのは一見、楽そうに見えるが精神的に疲れる。否、彼女の場合、嫉妬心からというのもあるだろう。
そんな姫の胸中を知らない王子は続ける。

「姫よ、どうか目覚めて…」

徐々に蒼星石との距離が近づくのを感じる。
ここでキスをするフリをしてフィナーレ…などともう先のことを考えていた翠星石だが、何か違和感を感じた。
先程うるさかった観客席から何も聞こえない。
それに…なんだろう。
唇に柔らかい何かが当たっている。

( ? なんでしょう…この感じ…?)

気になって薄目を開けて見ると…

( !!? )

なんと目の前には蒼星石の顔。そして、自分の唇が蒼星石の唇に塞がれている…つまり本当にキスされているということを理解した。
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:01:57.45 ID:V94AGKdHO
>>148
はいまたクズの名前が出たので無駄レス続きまーす
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:03:40.19 ID:xgpWjXr+O
(なっなななな!?
何がどうなってるんですか!?)

昨日は確かにフリだけだった。それなのに、今日は本当にキスされている。

「んっ…」

困惑している翠星石に気づいたのか、ようやく蒼星石は唇を離した。
翠星石はガバッと飛び起きると思わず自分の唇に触れる。
熱い。唇に残る感触。頬が後から熱を帯びてくる。誰もが驚き、暫しの間舞台に重苦しい沈黙が流れた。
その時、

『オーロラ姫が目覚めました!姫を心から愛する王子の口づけにより呪いは解け、姫は長い眠りから目覚めたのです』

機転を利かせた真紅がナレーションを始めた。
それをきっかけに皆それぞれ役割を思い出し動き始めた。客席からは歓声や拍手を浴び、フィナーレを迎え、劇は波乱を呼びつつも無事に終了した。

―舞台裏の控室―

「ちょっと蒼星石!」
「何?」
呼び止められた蒼星石は立ち止まる。

「何、じゃないですよ!さっきの…どうしてあんなことしたですか!?」「さっきの…?ああ、キスのこと?」

顔を真っ赤して抗議する翠星石とは反対に蒼星石は冷静である。

「なっ…そ、そうですよ!どうしてあんな…フリだけのはずですぅ!」
「確かに台本はフリだけっていう設定だったね」
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:03:49.88 ID:V94AGKdHO
>>148
糞キム死ねやクズが
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:06:06.39 ID:V94AGKdHO
>>148
あーあまた何の存在価値もないクズの名前出したせいで投下の邪魔になった
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:06:18.82 ID:xgpWjXr+O
「台本は、って…私たちは台本通りに…」
「翠星石は僕とキスするの嫌だった?」
「え?」

蒼星石がゆっくりと翠星石を振り返る。質問しているのはこちらなのに逆に返されてしまった。
無視しようとしたが、こちらを見る蒼星石の目は威圧的でそれを許さなかった。

「どうなんだい?」
「え…えっと…翠星石は…その…嫌じゃない…ですよ…日常茶飯事ですし」
「そう、良かった」
「良くないですぅ!
翠星石が聞いてるのはどうして人前であんなことしたのかと…きゃ!?」
突如、詰め寄られ、左手首を捕まれて壁に抑えつけられた。

「蒼星石!?何を…」
「したいからキスした。それが理由」
「なっ…だからって人前であんな…」
「人前だから、だよ。
ああすることで、君にも僕にも言い寄る人は減るはずだから」

そう言って翠星石を見る蒼星石の瞳は真剣だが、どこか楽しんでいるように見える。

「それに…言っておくけど、僕はあれだけで満足してないよ」
「そうせ…んむ!んっ…」
開こうとした唇に突如舌が入って来て、深く口づけられた。息が苦しくなる程口づけ、蒼星石は唇を離し唇と唇の間に架かる銀の糸を指で断ち切る。
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:07:02.90 ID:V94AGKdHO
>>148
ほんとクズは作品にもスレにも悪い影響しか与えませんねー
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:07:19.62 ID:xgpWjXr+O
「…本当はあの場でしても良かったんだけど、我慢したんだよ。これでも」
「はぁ…はぁ…蒼星石…」
「コスプレ喫茶でなくても結局は君は可愛い格好をするんだから劇に変わっても意味がない。
…だから、最後だから見せつけてやろうと思ったんだ。でも…ごめん。自分勝手なことして…」

申し訳なさげに言う蒼星石。しかし蒼星石には悪いが、正直嬉しいだなんて思っている自分がいることに翠星石は気づく。蒼星石も同じように嫉妬していたのかと。

「…今回は真紅がなんとか場を取り繕ってくれて終わったから…もういいですよ。無事に終わったことですし」
「ありがとう…。
…じゃあ、翠星石。今もしていい?」
「なにがですか?まだなにか…ひぁっ!」

お互い和解し、安堵したと思ったのも束の間。
再び強く壁に抑えつけられ、今度は首筋に舌が這って来た。

「なにして…あっ」
「言っただろう?
まだ満足してないって…続き、しようよ」
「ふぇ!?続きって…こんなところで…ちょっ…待つで…」
「嫌だ。まだ着替えてないけど、劇も終わったしね…」
翠星石が必死に抗議するものの、蒼星石は聞く耳を持たず、それどころか衣装に手をかけ始めた。
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:07:47.35 ID:V94AGKdHO
>>148
せっかくの投下がクズのせいで台無しだー
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:09:00.27 ID:V94AGKdHO
>>148
クズの名前さえ出さなきゃこんなことにならなかったのにねー
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:10:55.65 ID:V94AGKdHO
>>148
はいはい無駄レス無駄レス
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:13:32.22 ID:V94AGKdHO
>>148
せっかくの投下もこれじゃ冷めるわー
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:17:39.86 ID:nu7s8XEpO
「トモエー!」

外から元気の良い声が聞こえてくる。そういえば、この近くには公園があったかしら。
おそらく自分がよく知っているであろう女の子の声を聞きながら、ため息を吐いている自分がいる。あぁ、何故これが私の名前じゃないのかしら。

「あ、オディールなの!」
「こんにちは、雛苺。それと…」

気が付けば日傘を持って家を飛び出していた。一度も来たことのないこの公園に迷いもせず来れたのは自分の想いが強いからだと、心の中で呟いてみる。
そうよ、貴女になんて、負けていないわ。

「…巴さん、だったかしら?こんにちは。」
「…どうも」

あら、そっけない返事ね。少し気を悪くしたけれど、そんな素振りを見せずに誘う。
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:17:42.42 ID:V94AGKdHO
>>148
気に入ってるスレにいちいちこんなことさせるのやめてほしいですねー
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:17:46.72 ID:esu0oXD20
猿さん喰らったのかな?
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:19:44.66 ID:V94AGKdHO
>>164
出たwwwww
これがクズの信者の民度wwwwwwww
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:20:12.52 ID:xVCF7W77O
たまらねぇですぅ
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:21:22.91 ID:V94AGKdHO
>>164
ほんと陰湿ですねー
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:22:48.30 ID:nu7s8XEpO

「ねぇ雛苺、巴さん。この近くに私の家があるのだけど、一緒にお茶でもどうかしら」
「オディールのお家、近くにあるの?雛、行ってみたいわ!」

ちょうど苺大福も買ってあるのよ、と付け足して、彼女の気を引こうとする。食べ物がなきゃ付いて来ないなんてことは、とりあえず考えない。

「巴さんはどうしますか?雛苺は、来るみたいですけれど」
「…私はいいです。久しぶりに貴女に会えて嬉しいみたいですし。…お邪魔になると、思うので」

少し雛苺の部分を強調しすぎたかしら。まぁいいわ。本当は凄く嬉しいけれど、ここであまり彼女と睨み合うのも、ね。

「お邪魔してごめんなさいね。それじゃあ雛苺、行きましょう」
「トモエ、また明日ね!」
「…ええ、また明日、雛苺」


黒い気持ちを隠すのって、意外と難しいのよ。作った笑顔は解りやすかったみたいだし。
まぁ、彼女も「雛苺」を強調していたとか、帰りぎわに目が鋭かったとか、そんなのはどうでもいいわね。
私の可愛い雛苺、今日は私がもらっちゃうわ。

最後に小声で呟くの。
「「貴女なんかに、渡さない」」

負ける気なんて、全く無いわよ? 
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:30:29.11 ID:nu7s8XEpO
>>144
オディール×雛苺
即席で書いたからクオリティ低くても許してね
>>167
これオディール×雛なんだけど、お前オディールも嫌いなの?
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:31:52.02 ID:xgpWjXr+O
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:32:40.51 ID:xgpWjXr+O
書き込み出来なかったんですが出来たので続き投下してみます
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:35:07.31 ID:xgpWjXr+O
なんとかやめさせようと翠星石が声を張り上げたその時、

「やっ…本当に待って…」
『生徒会からのお知らせです。間もなく後夜祭が始まります。
まだ校内にいる生徒はホールへ移動して下さい。繰り返します。生徒会からの…』

文化祭最後のメインイベントの後夜祭の開始を告げる放送が流れた。

「あ…あの蒼星石…」
「……仕方ない。文化祭が終わるまでは劇と同じの純粋な王子様でいてあげる。
君も僕もまだ王子と姫の衣装着てるし」
「え…?」

まさかこんな素直にやめるとは思わなかった翠星石は驚きと共に内心安堵した。…が、

「だけど、悪魔で「終わるまでは」だよ。
終わったら…続きするから」
「えぇ!?」

端正な顔がにやりと笑みを浮かべる。
やはりそう来たかと翠星石は項垂れた。翠星石だけが知る、普段クールな蒼星石の裏の顔。
彼女がこの顔を見せた以上、逆らえる術はないに等しい。
「さて。そうと決まれば行こうか、翠星石。」
「?行くって更衣室ですか?」
「後夜祭だよ。今年は生徒会主催のダンスパーティーだろう?」
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:36:08.13 ID:xgpWjXr+O
「へ!?この格好のままでですか!?」
「もちろん。どうせ皆も着替えるんだから目立たないよ。
それに、ダンスと言えば王子と姫の出番だよ」
「そうですけど〜…」

劇であんなことがあったというのにこの格好でというのはかなり恥ずかしい。
翠星石が迷っていると、それを見透かしたように蒼星石が翠星石の前に手を差し出した。

「そ…蒼星石?」
「王子となれば、姫をダンスに誘わないとね」
「…!!」
「美しい僕のお姫様…僕と踊ってくれませんか?」

優しい眼差しで自分を見つめ、手を差し出して来る蒼星石に、翠星石の頬が再び赤く染まる。
先程迫って来たのが嘘のように思えてしまう。
けれど、この手をとればこの後に起こる事も了承したことになるだろう。強引で、意地悪な王子様。
…それでも、答えは決まっている。

(…望むところですぅ)翠星石はふわりと微笑んで手を延ばし、差し差し出された蒼星石の手に重ねた。

「はい、王子様」

聞こえてくるのはワルツの曲。
王子は姫をエスコートしながら光へと歩いていく。
例え劇が終わっても、二人の愛に終わりなどないのだから。
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:39:05.75 ID:xgpWjXr+O
―*―*―*―*―*―
後日、クラス劇「眠れる森の美女」は校内人気投票で総合優勝一位に輝いた。
そして、新聞部による校内新聞の文化祭の記事には、禁断のベストカップル賞というタイトルと共に後夜祭での翠星石と蒼星石の写真、そして何故か探偵のコスプレをした真紅とそれに付き合わされている水銀燈の写真が載せられた。
また、劇の効果か、蒼星石の目論み通り、翠星石や自分に言い寄る者はいなくなり、校内ならず他校まで認める公認の恋人同士として有名になった…が、密かにファンクラブだけは増えつつあったのだった。


http://kjm.kir.jp/?p=196850

http://kjm.kir.jp/?p=196851
END
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:40:45.88 ID:xgpWjXr+O
投下終了
途中書き込み出来なくて焦りましたがなんとか…長い上にgdgdですみませんでした
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:44:46.78 ID:nu7s8XEpO
>>177

銀様可愛すぎwwww
この二組はやっぱりいいね
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:46:53.33 ID:KyaUK5Vu0
>>130です…
せっかくのいい雰囲気を壊滅させるようなアレがアレしてしまったのですが…
いいですか?w
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:54:13.25 ID:KvjzkBfi0
もちろんですとも
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/20(土) 23:55:03.59 ID:esu0oXD20
>>177
乙です、やっぱ嫉妬深い双子はいいw
イラストも上手いし羨ましい。

>>171
オディール×雛苺、新境地乙&GJ!
雛苺を巡って負けん気の強い二人、これが自然な姿かも

>>179
投下に許可を求めるな、ガンガン投下してくれ!
ごめんなさい投下してくださいお願いします
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 00:01:03.88 ID:s9y/IGyV0
〜前回までのあらすじ〜
今週のワンピを読んだ蒼星石の股に感情移入しすぎでキノコが生えたZOY!

翠星石は流し込まれた精と共に下腹部に広がる熱と快感で意識を朦朧とさせ、
焦点の定まらない視線を彷徨わせている。
最早自分の状況すら認識できていないようだった。
一方、蒼星石にはそんな状態の翠星石を気にかけるだけの余裕が無かった。
自分が生み出されて以来、初めて味わう衝撃によって、ある一つの思考以外は完全に停止していた。
蒼星石「すごい…こんな快楽がこの世に存在したなんて…もっと…出したい…」
翠星石の膣内に埋もれたままの肉棒を、一心不乱に動かす。
蒼星石「はぁっ、はぁっ、…翠星石、これじゃ駄目だよ。
     もっと締めてくれないと…射精せないじゃないか…翠星石?」
翠星石の耳にはその声は届いていない。
相変わらず虚空を見つめたままの翠星石の全身は弛緩しており、
口の端から流れ出た唾液が煌いていた。
蒼星石「駄目だなぁ翠星石は。これなら自分でした方が早いよ。」
不機嫌そうな声を漏らした蒼星石はいまだ熱くたぎるそれを翠星石から荒々しく引き抜くと、
自らの手で扱き始めた。
蒼星石「んっ、あっ、はぁっ…!全くこんなに気持ちいいことを知らないなんて…
     人類の半分は相当損してるな…ふぅっ、いいよっ!」
腰から背骨を通って走る軽い電撃によって体を仰け反らせると、
そこには興味深々といったふうな様子できらきらと瞳を輝かせた雛苺がいた。
雛苺「蒼星石、何してるなのー?」
蒼星石「……………雛苺、ちょっとおいで」

>>180
すいません本当に…
>>181
文章力の無さを抜きにしても内容自体アレですから…
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 00:01:30.92 ID:JlPq6NnYO
>>171
乙!これが女の闘いか…黒オディールw

>>177
乙!絵もイイ!蒼のキスエロすぎてワロタw
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 00:14:42.96 ID:s9y/IGyV0
何も知らない雛苺。かわいそうな雛苺。でもいいよね?だってきっと…
とっても気持ちいいに違いないもの。

蒼星石「……………雛苺、ちょっとおいで」
雛苺「はいなのー!」
雛苺がにこにこしながらてってって、と蒼星石に駆け寄ってくる。
雛苺「さっきからおちんちんで何してるなの?」
蒼星石「そんな言葉を知ってるのかい?雛苺。」
雛苺「当たり前なの!ヒナは物知りなの!」
蒼星石「そう…悪い子だね、雛苺は。」
蒼星石は微笑むと、雛苺を優しく撫でる。
雛苺「…?えへへー」
蒼星石は軽く頷いて見せると、雛苺を抱き寄せた。
雛苺「…蒼星石?」
蒼星石「大丈夫だよ……多分。」
発せられた言葉を雛苺が解する前に、既に蒼星石は雛苺の下着を下ろしていた。

改行は…どうなんでしょうか。
無駄に改行多すぎ!とか一行が長すぎ!とかありましたら言ってくれると助かります。
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 00:23:05.43 ID:JlPq6NnYO
>>814
そ、そのまま、つ、続けてくれ
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 00:30:06.03 ID:s9y/IGyV0
雛苺は怯えるというよりは驚いた表情を見せていた。
雛苺「蒼星石?何してるなの?」
蒼星石「大丈夫だよ。うん、大丈夫。」
ほんとにちっちゃいな、翠星石のとも全然違う、ほんとに大丈夫かな、
うん大丈夫、さっきの翠星石の愛液と僕の精液と、うん、さっき自分でしたから先走りも出てる、
だから濡らさなくて大丈夫、ほんとに大丈夫かな、うんいいんだよ、気持ちいいからいいんだよ
普段の蒼星石ならば雛苺の顔が段々と恐怖に歪んでいく様を楽しむ程度の余裕はあったかもしれないが、
(日頃蒼星石がそのような性癖を持っているかどうかは別にして、だが)
今の蒼星石は射精することだけが思考の全てを占めていて、
全ての脳細胞が雛苺のそれを犯せと要求しているのであった。


>>185
ご、ごめんね…やっぱおかしいよねこんなの…
別にSなわけでもローゼン嫌いなわけでもないのに…
というか明らかに人いなくなっちゃったよな…
いい加減止めたほうがいいのかな?
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 00:35:56.09 ID:uqpYrs5p0
読んでるよ、続けてくれ
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 00:36:41.99 ID:S3Vs9LRC0
おれもおれも
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 00:36:52.93 ID:UxkF4fFWO
>>185は賢者に転職しようとしてるだけだと思うよ!
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 00:41:34.84 ID:JlPq6NnYO
鬼畜物大好物です
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 00:45:01.02 ID:FPP87WZkO
>>171
なら最初にそう書いてください><
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 00:47:21.42 ID:UxkF4fFWO
>>191
そうか、じゃあ次から書くようにするよ
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 00:54:04.02 ID:uqpYrs5p0
おやすみ、保守は任せる…ノシ
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 01:14:49.41 ID:JlPq6NnYO
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 01:19:20.75 ID:s9y/IGyV0
ごめん通夜の後片付け手伝ってた。
この後一区切り付けたらまた手伝い戻るつもり。

結局、雛苺が全てを理解したのは己の体を貫かれてからであった。
いや、雛苺がその行為自体の意味を解していたとは考え難いという点では、
やはり雛苺は最後まで何も知らなかったのだと言うべきかも知れない。

雛苺「っ!?ひっ!?っっっあっ!?」
蒼星石「ふぅっ、ふぅっ、すごいよ…やっぱり思った通りだ。素晴らしい穴を持っているね、雛苺。」
雛苺「っくっうっ!?っふっっんぅっ!?」
雛苺の瞳から光が消え、顔色が青ざめていく。
対照的にきつく噛み締められた唇には赤く血が滲んでいた。
蒼星石はそんなことはお構いなしといった風で、
まるで道具を扱うかのように一心不乱に雛苺に腰を打ち付けていた。
また雛苺も自分の身に起こっていることを理解することができずパニック状態に陥り、
蒼星石のされるがままになっていた。
そのような光景が何分か続いた。


あと読んでくれてる人一杯いてうれしい限りです。
でも調子に乗ると色々な意味でろくなことにならないので頑張ります。
ちなみにこのシリーズ(?)終えたら一旦まじめに銀めぐ書くつもり。
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 01:32:57.15 ID:s9y/IGyV0
しばらくして蒼星石の全身が強張ると同時に、雛苺の中に蒼星石の欲望が注ぎ込まれた。
蒼星石「っくぅっ…はぁっ!はぁっはぁっ…良かったよ…雛苺。」
そう言って蒼星石は雛苺の頭を撫でたが、雛苺は先ほどのように笑いかけてはくれなかった。
目は蒼星石のほうを向いていたが、それはどこか空ろであった。
性の知識に乏しい雛苺は、蒼星石の事を単純に暴力を加えてくる、
畏怖すべき対象として見たのかもしれない。
どちらにせよその光の灯らない瞳の奥底に恐怖という感情が広がっているのは間違いなかった。
蒼星石はその雛苺の無機質な表情を見て満足したのか、
先程とは異なる、ある意味邪悪な笑みを見せた。

真紅「随分とひどい事をするのだわ。蒼星石。」
椅子に腰掛けた真紅が蒼星石に語りかける。
蒼星石「ずっと見ていたのかい?真紅。彼女達を見殺しにしていた君が言えたことなのかな?」
真紅「彼女たちは愛すべき姉妹であると同時に忌むべき敵でもあるのだわ。」
蒼星石「…そしてそれは君と僕についても同じことだ。」
真紅「蒼星石、あなたは壊れてしまっているのだわ。
    でもね、そこらのジャンクよりよっぽどタチが悪い。
    私が正しい方向に壊してさしあげるのだわ。水銀燈のように。」


一旦終わりで。
じゃあまたノシ
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 01:41:28.09 ID:S3Vs9LRC0

通夜に何やっとるww

ここから蒼×紅がくるのか?!くるんだよな?
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 01:44:56.42 ID:uqpYrs5p0
結局起きてた。
通夜中に何やってんだバカタレwwww

鬼畜蒼星石怖…続きwktk
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 01:48:16.15 ID:uqpYrs5p0
めぐのり小ネタ投下します。

「のりってウサギっぽいよね」
 休日、のりの部屋でゆったりとした時間を過ごしているとめぐが不意にそう言った。
 それを聞いて、のりは読んでいた雑誌を置いてめぐの方を見る。
「そう?」
「ええ。特に耳の垂れたロップイヤー系ね」
 めぐの目がのりから手元の雑誌に移る。そのページは流行の小動物特集とか言うものだった。
 のりはいまいち自分がウサギだと言う事に納得できず、首を傾げた。
「私がウサギ…なんでそう思うの?」
 そう尋ねると、めぐは少しイタズラっぽい笑みを浮かべて口を開いた。
「まず見た目が小動物っぽいわ。少なくとも肉食獣には見えないわね」
 まあ自分はおっとりしてるからそうは見えないだろうとは思う。
 更にめぐは続ける。
「それに寂しがり屋で、一人にしてると寂しさで死んじゃいそうな気がするもん」
 イタズラっぽく言われたその台詞に、のりは少しムッとして拗ねて見せた。
 まあそれくらいじゃめぐは動ずる事は無いが。
「…それはめぐちゃんも同じじゃない? 寂しがり屋なのは」
「まあ確かに会えないと寂しいけど、のりのイメージだとそんな感じがするわ」
「…そこまで弱くないわよぅ」
 頬を膨らませてみせるのりが可笑しくて、めぐは思わず少し吹き出した。
 それでますますのりはすねて、反撃とばかりに口を開く。
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 01:48:53.40 ID:uqpYrs5p0
「…じゃあめぐちゃんはネコよ」
「ネコ?」
 めぐは少し興味深そうに聞き返した。
 それからのりはワザと目を逸らしたまま続ける。
「イタズラっぽくて、でもしょっちゅうじゃれてきて…ネコで間違いないわ」
「…そうね。確かにそうかも」
 意外にもあっさりとそれを認め、のりは少し肩透かしを食らわされた気分だった。
 もう少し反論してくるかと思ったのだが。
 だけどめぐはそれでますます目付きをイタズラっぽくしてのりを見た。
「ネコは肉食だし…ウサギは肉食獣に食べられちゃうのよ」
「え?」
 その台詞に少し嫌な予感がして、少し体の距離を離そうとする。
「それっ!」
「きゃっ!」
 だが次の瞬間には、のりの体はめぐの胸の中に収まっていた。
 少し驚いたが、すぐに抵抗しても無駄だとのりは悟って胸の中で大人しくする。
「ほら、ウサギは猫に食べられちゃったよ」
「もう…本当にイタズラ好きなんだから…」
「いいじゃない。こうしてじゃれるのはのりだけなんだから」
「…まあ、それはそうだけど…」
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 01:49:30.66 ID:uqpYrs5p0
 それからはお互いの体温を感じるように、静かに抱き合っていた。
 さっきまでの騒ぎが嘘のように、二人とも大人しい。
 密着する体の体温が心地良く、心の底から安らげる。
 めぐは気持ち良さそうに目を細め、胸に顔を埋めてくるのりの頭を撫でながら思った。
(やっぱりウサギだ…)
 と。
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 01:51:43.29 ID:uqpYrs5p0
とりあえず投下できて満足した。おやすみ。

こうなったらドール×ドールは他の人に任せて自分は人間×人間を重点的にやっていこうかなと思ったり。
…だめ? とりあえず前にリク貰ったみつ×のりを書かないと。
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 02:21:04.34 ID:s9y/IGyV0
>>202
乙です。おやすみなさい。
最後に焦って投下したのが冷静になって読んだらイミフだったので手直ししますw
ちなみにうちは親戚やたら多くてしょっちゅう顔も知らない爺さんの葬式とか行ってるので
まあこういう言い方は良くないが正直あんま感慨は無い。
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 02:32:01.80 ID:s9y/IGyV0
修正版。やっぱり微妙なのは流してください…

しばらくして蒼星石の全身が強張ると同時に、雛苺の中に蒼星石の欲望が注ぎ込まれた。
蒼星石「っくぅっ…はぁっ!はぁっはぁっ…良かったよ…雛苺。」
そう言って蒼星石は雛苺の頭を撫でたが、雛苺は先ほどのように笑いかけてはくれなかった。
目は蒼星石のほうを向いていたが、それはどこか空ろであった。
性の知識に乏しい雛苺は、蒼星石の事を単純に暴力を加えてくる、
畏怖すべき対象として見たのかもしれない。
どちらにせよその光の灯らない瞳の奥底に恐怖という感情が広がっているのは間違いなかった。
蒼星石はその雛苺の無機質な表情を見て満足したのか、
先程とは異なる、知性を秘めた、ある意味邪悪な笑みを見せた。
自分の行為による結果が目に分かりやすく見える形で出てきたため、
蒼星石には既に自分の中でそれを吟味、反芻できるだけの余裕、思考力が回復してきていた。

真紅「随分とひどい事をするのだわ。蒼星石。」
椅子に腰掛けた真紅が蒼星石に語りかける。
蒼星石「ずっと見ていたのかい?真紅。
     でもそれは彼女達を見殺しにしていた君が言えたことなのかな?」
真紅「彼女たちは愛すべき姉妹であると同時に忌むべき敵でもあるのだわ。」
蒼星石「…そしてそれは君と僕についても同じことだ。
     こんなお喋りに興じていていいのかな?」
真紅「それでも私たちは姉妹なのだわ。
    せっかのく姉妹がただ壊れ行くのを見守るのも味気ないもの…
    そう、蒼星石、あなたは壊れてしまっているのだわ。
    でもね、そこらのジャンクよりよっぽどタチが悪い。
    私が正しい方向に壊してさしあげるのだわ。水銀燈のように。」
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 02:32:30.27 ID:S3Vs9LRC0
>>202

是非、人間×人間書いてくれ
たまにドール交ぜて3Pしてみたり
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 02:33:58.79 ID:S3Vs9LRC0
>>204
修正版乙

あ〜ちょっと翠星石が早くベッドに来いっていってるから寝てくるわ・・・
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 02:38:47.81 ID:47+l8bAS0
↑蒼い子乙
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 03:03:04.85 ID:s9y/IGyV0
真紅が椅子から降りると同時に、蒼星石が真紅を組み伏せた。
しかし真紅に動揺の色は無い。
真紅「やはり低脳は一度色気付くとセックスすることしか考えられないのね…
呆れを通り越して同情するのだわ。」
蒼星石「そんな風に偉そうにべらべらとさぁ…
     今から君は僕に犯されるんだよ!」
蒼星石は真紅のドレスを荒々しく切り裂くと、未だ膨らんでもいないその胸を貪った。
鎖骨に軽くキスをすると、段々と胸の頂に向かって舌を滑らせていく。
そのまま乳輪の周りを攻めて焦らし、そして唐突に乳首に吸い付く。
そのまま口の中で小さな突起を転がす。
しかし真紅は落ち着いた表情のままである。
真紅「下手糞。どうせ子種を撒き散らすことしか考えられないのなら
    もっと上手くやってみせるがいいのだわ。」
蒼星石「言われなくたって!
     泣いて許しを請うまで虐め抜いてやるよ!」
蒼星石は荒々しく真紅の下着に手を差し込むと、入り口周辺を執拗に嬲った。
一方で真紅の耳を舌で嬲り、甘噛みをしてその感触を楽しむ。
真紅は耳に侵入してくる熱い吐息を感じると、
高揚かあるいは嫌悪感か、表情を若干歪ませた。
蒼星石はそれを見て満足すると、陰核を攻めていく。
真紅は途端に表情を強張らせると、足をきつく閉じようとする。
蒼星石「どうしたんだい?さっきまでの威勢は。
     ここが気持ちいいの?」
真紅「そんなっ!違うのだわ!ただ慣れてな…から…」
蒼星石には意味がよく分からなかったが、
先程効果があったと見られる部分とあわせて攻めていくことにした。
そして両者ともに大分息が上がってきた頃には、
真紅が蒼星石を受け入れる準備はすっかり整っていた。

長すぎたかな…蒼い子おやすみw
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 03:21:56.94 ID:s9y/IGyV0
蒼星石「もういいみたいだね?真紅。」
真紅「仕方が無いのだわ。本番で発情犬との違いを見せ付けてやるのだわ。」
蒼星石「…こんな状態でも口は減らないね。じゃあ、行くよ。」
真紅「…」
真紅の中に蒼星石が飲み込まれていく…その途中で何かにつかえた。
蒼星石「…え?」
真紅は処女だった。その事に蒼星石は驚きを隠せなかった。
勿論処女を奪うことに抵抗があるわけではない。
翠星石も雛苺も、処女だったからだ。
蒼星石「あれだけのことを言っておいて…処女だったの?」
真紅「性感については、水銀燈の痴態を通じて知識を得ているのだわ。
    つべこべ言わずにさっさと始めなさい。」
蒼星石は言うとおりにするしかなかった。
というより、元よりそのつもりだったのだから今更どうという訳でもない。
蒼星石「手加減はしないからね…」
一気に奥まで押し込んだ。いくら下準備をしていたとはいえ、真紅の全身を激痛が駆け巡る。
真紅「っっっっくっ!」
蒼星石はこれで真紅が壊れてしまったのではないか、それだと詰まらないなぁなどと考えていたが、
真紅の瞳には未だ強い意志の光が満ちているのだった。
それを見た蒼星石はそれでなくちゃ、とつぶやくと、一気に腰を動かし始めた。

みんなそろそろ寝ちゃいましたかね。
保守がてら行けるところまで行こうとは思ってます。
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 03:37:45.15 ID:s9y/IGyV0
蒼星石は考えていた。
真紅をどのように堕とせばいいのか。
真紅は必死に苦痛に耐えているようである。
蒼星石にそうした弱みを見せまいと努めてはいるようだが、目が若干潤んでいた。
翠星石はこうした苦痛を感じることなく蒼星石を受け入れることができたようだし、
雛苺に関しては射精への衝動のみで体が動いていて、相手の体を慮る余裕など皆無だった。
勿論苦痛によって真紅を壊してしまうこともできるのだが、何だか気が進まないのであった。
それは真紅の言葉に対して完膚無きまでに勝利してやりたいという欲求のせいかもしれないし、
あるいは気丈な真紅の態度に多少なり傷つけられたプライドのせいかもしれなかった。
しかしそれらを認めることすら蒼星石にはなんだか癪で、
「どうやら骨が折れそうだ」という一言でごまかそうとしていた。
何にしても。
とりあえずは真紅に合わせていくしかないようである。
このような逡巡を真紅には悟られたくない。
蒼星石は口元に軽く笑みを浮かべたまま、わざと勢いよく一息ついた。

台詞が無い…だと!
眠気と反比例して思考力が落ちてます。うん。頑張る。
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 03:51:05.08 ID:s9y/IGyV0
真紅は荒い息を吐きながら、身体を走る痛みに耐えていた。
とはいっても先程から蒼星石がピストンしながらも真紅の弱点を的確に突いてくるので、
意識的には痛みの割合は大分軽減されていた。
蒼星石「そろそろ良くなってきたんじゃない?あんまり痛くないでしょ。」
真紅「そんなのどうでもいいのだわ。犬は犬らしく射精することだけ考えていればいいのだわ。」
前戯をあそこまで長引かせてしまったのは失敗だったかも知れない。
蒼星石は明らかに真紅のツボを的確に押さえて刺激してくるのだった。
でも…悪い兆候じゃない。
こちらに気を配るようになったということはそれだけ心に付け入る隙を作るということ。
蒼星石「強がっちゃって。膣内も大分ヒクヒクしてきたよ?」
真紅「そう思うのならばもっとよくしてみるがいいのだわ。私の理性が飛ぶぐらいに。」
蒼星石「望むところだよ。真紅。」
真紅の反応を見つつ、蒼星石は更に少しずつ腰の動きを早めていった。

しかし何を間違えたら最初のノリからこんなことに…
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 04:02:53.90 ID:s9y/IGyV0
蒼星石「どう?真紅。気持ちいい?」
真紅「聞く前に腰を動かしなさい。犬が頭を使う必要はないのだわ。」
しかし実際、真紅は段々と快楽と蒼星石の体に身を預けていた。
もちろんここで飲み込まれては元も子もない。しかし同調しなければ、蒼星石の心に近づくこともできない。
真紅はゆっくりと手を伸ばし蒼星石の頬に触れると、そのまま首に腕を回して抱きしめた。
蒼星石は驚き、頬を赤く染めたが、何も言わなかった。
二人の息はどんどん荒くなり、絶頂へと近づいていくことを示していた。
二人がほとんど最高点に達しかけていたとき、真紅が不意に蒼星石に話しかけた。
真紅「ねぇ蒼星石、もう気付いているのでしょう?」
蒼星石「…何がだい?」
真紅「今更虚勢を張る必要は無いのだわ。あなたの私に対する行為が全てを物語っているもの。」
蒼星石「だからなんだって…」
真紅「あなたと翠星石との絆はその程度の物だったの?」
蒼星石「!!」
真紅「あなたにだって『愛』はあるのでしょう…?」
蒼星石がひるんで硬直するのと、真紅が優しく口付けしたのは同時だった。
そしてそのまま二人は果てた。

また方向性がずれてきた予感…
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 04:14:31.14 ID:s9y/IGyV0
真紅は寝ている。肉体的にも精神的にも限界に達していたようだ。
蒼星石は苛立っていた。
それは自分の心を見透かしていた真紅に対してか、或いは…
ふと部屋の隅に目をやると、水銀燈がいた。
様子が変である。
水銀燈「真紅っ!真紅ぅ!んふぅっ、ふっ、はぁっ!」
水銀燈の右手が股間に伸びていた。
蒼星石はどうにも押さえられない負の感情の遣り場を見つけた。
蒼星石「水銀燈?そこで何をしてるの?」
水銀燈「ふぁっ!?なっ…何でもないわよぅ!」
蒼星石「嘘吐き。オナニーしてたんだろう?真紅が僕に犯されるのを見て。」
水銀燈「なっ…そんなっ、そんなっ!」
蒼星石「ご主人様の危機を目の当たりにして自慰に耽る犬、ねぇ。
     そんなんじゃ使い物にならないよな。僕が調教しなおしてあげるよ。」
蒼星石が部屋に詰まれた荷物を漁る。
蒼星石「あ。あった。」
水銀燈「なっ…何よぅ…」
蒼星石「縄。」

もう4時かよ…
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 04:28:45.35 ID:UxkF4fFWO
保守
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 04:30:30.40 ID:s9y/IGyV0
蒼星石は見つけ出した縄を使って水銀燈を縛り上げていく。
勿論水銀灯も抵抗はしたのだが、自慰に耽っていて足腰が立たなかったことと、
若干の蒼星石の仕置きに対する期待のせいで大した効力を発揮せず、
蒼星石はあまり苦労すること無く水銀燈を緊縛することに成功した。
それは締め付けて苦痛を与えるというよりは、体の動きを完全に封鎖して自由を奪うための縛り方であった。
水銀燈「い、今から私に何するのよぅ!」
期待が水銀燈の頬を若干紅潮させていく。
蒼星石「何もしない。」
水銀燈「えっ…?」
蒼星石「何もしない、と言ったんだ。
     君にはもう指一本触れない。触れてあげない。」
水銀燈「えっ?…えっ?」
水銀燈は期待を裏切られ、呆然としている。
蒼星石「さーて、じゃあオナニーでもしようかな!」
そう言うと蒼星石はおもむろにペニスをさらけ出し、ゆっくりと扱き始めた。
水銀燈は先程までの自慰の余韻も手伝って、それに過剰なまでに反応する。
水銀燈「そっそれっ!それちょうだい!さっきまだ途中だったのよぅ!」
蒼星石「駄目。絶対に触らせない。」
水銀燈「そっそんな…ずっとそんなの見せられてたら頭おかしくなっちゃうじゃないのよぅ…」
蒼星石「いいんじゃない?なっちゃえば。」
水銀燈「おっお願いっ!何でもしますぅ!それが欲しいのぅ!堪らないのぅ!」
蒼星石は涙を流して懇願する水銀燈を見て大分機嫌を直したようである。
蒼星石「じゃあ僕がイクまでに水銀燈がイッたら許してあげるよ。」
水銀燈「…えっ?そんな…手も足も…羽だって使えないのに…」
蒼星石「じゃあ駄目だ。」
水銀燈「そ、そんな!頑張りますぅ!頑張りますからぁ!」
蒼星石「そう?じゃあ頑張って。」
そう言うと蒼星石は自身を再度扱き始めた。

保守ありがとうございます。
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 04:48:55.95 ID:s9y/IGyV0
蒼星石がいやらしく水銀燈の鼻先にペニスを突きつける。
すると水銀燈は必死になってそれを舐めようと舌を突き出す。
でもそれは届かない。鼻腔に届くツーンとするような匂いが余計に水銀燈の脳を麻痺させていく。
水銀燈「らめぇ…届かない…届かないのよぅ…」
蒼星石「匂いから想像してごらんよ。温度、硬さ、味、精液の量…
     君ぐらいのどうしようもない変態ならそれぐらいお安い御用だろ?」
水銀燈「でも…でもぉ…」
蒼星石「まあ君ができなければずっとこのままだよ。ただそれだけのことさ。僕には関係無い。」
水銀燈「やっ!やりますぅっ!頑張りますぅ!」
水銀燈は涙で赤くなった目を見開いて言った。
しばらくそんなやりとりが続き、蒼星石の絶頂が近づいてきた。
蒼星石「あっ…水銀燈っ…僕イクよっ…もうイッちゃうよ!」
水銀燈「ふぇっ…あっ!そんなっ…すごいわぁ…あんなに大きく膨らんで…はちきれそう…」
蒼星石「射精すよっ!水銀燈の顔とだらしない胸に全部かけるよっ!」
水銀燈「はぁっ…そっ…そんなことしたらもうあたし…」
水銀燈の言葉は途中で遮られた。
ものすごい量の精液が水銀燈を襲ったからだ。
水銀燈はできる限り舌を前に突き出し、精液を舐め取ろうとしている。
胸にかかった白濁も谷間の間を伝って流れ落ちていった。
蒼星石は全てを出し終えると、大きく息をついた。
蒼星石「ふぅ…さて…おや?」
水銀燈の股関節あたりがぐっしょり濡れている。失禁していた。
水銀燈はそのまま仰向けに倒れこみ、微かに痙攣している。
蒼星石「…流石にこれは驚いたね…おめでとう、雌豚。」
蒼星石は水銀燈を蹴り飛ばしてうつ伏せにさせると、拘束していた縄を解いた。
といってもまだ水銀燈は動ける状態ではない。
蒼星石は大きなため息を一つつくと、「ばかみたい」と呟いた。

さっきから行数ギリギリの長文ばっかだな…
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 04:55:24.50 ID:03O2cgTR0
>>177
文章は言うに及ばないが絵も超うめえええええええええええ!!!!!!!!!!!!
内容も素晴らしかったです。おいしく頂きました、ありがとう
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 05:03:04.75 ID:03O2cgTR0
>>209-216
続き始まってたwww今から読ませていただきます
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 05:09:45.41 ID:s9y/IGyV0
翠星石はゆっくりと目を覚ました。目の前には、見知った顔があった。
蒼星石「おはよう、翠星石。」
翠星石「おはようですぅ、蒼星石。」
どうやら蒼星石に膝枕されていたようだ。慌てて飛び起きる。
蒼星石「うわっ、翠星石?どうしたのさ?」
翠星石「だ、だって、恥ずかしいですぅ…それに真紅達に見つかったら何て言われるか…ですぅ。」
蒼星石は微笑むと、翠星石の肩を抱き寄せた。
蒼星石「いいじゃないか。そんなの気にしなくたって。僕らは僕らだよ。」
翠星石「そりゃーまぁそうですけどー…そういや蒼星石、ちんこはどうしたですか!?」
蒼星石「ち、ちんこって…なんか無くなっちゃった。出すもの出したからかな?
     それとも、付いてない僕は嫌い?」
少し憂いを秘めた表情の蒼星石に向かって翠星石は満面の笑みを浮かべる。
翠星石「あんなキノコあったって無くたって蒼星石は蒼星石ですぅ!」
蒼星石「そう…良かった。…愛してるよ。翠星石。」
翠星石はそれには答えず、ただ蒼星石にキスをした。
蒼星石「…っ!///」
翠星石「ほら!たまに見せるそんな顔もかわいー!ですぅ!」
蒼星石「全くもう翠星石は…適わないな。」
そして二人は笑いあうのだった。
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 05:10:36.72 ID:s9y/IGyV0
翠星石「で、それより、ですぅ。」
蒼星石「な、なんだい?翠星石?」
翠星石「この粘っこい部屋はどうするつもりですぅ?」
蒼星石「それはその…えと…ほんとに、ごめんなさい。」
部屋中が粘着質な匂いと液体に覆われているのだった。
まああれだけのことをしでかせば当然である。
翠星石「大体これなんですぅ?まさか蒼星石…」
蒼星石「ちっ!違うよっ!こ、これはね…あの…その…そう!JUMがやったんだよ!また通販で!」
翠星石「あの変態糞ニート!ついに真紅達にも手出しやがったですか!その上雛苺まで!
     首を洗って待っていやがれですぅ!」ダダダダダ
翠星石が走り去っていく。そしてしばらくしてこの世のものとは思えない悲鳴が…
ごめんね、JUM。
                              (了)
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 05:11:48.63 ID:s9y/IGyV0
正直ここまでやっといてハッピーエンドはどうかとも思ったんですが、もうJUMに転嫁してしまえとw
JUMがふたなり蒼を犯すのも挟む予定でしたが、
予想以上にいい話っぽくなってしまった真紅パートを台無しにしてしまいそうでw没にしました。
機会があればまた。
とりあえず今度はめぐ銀だか銀めぐだか書くつもりです。エロは抜きでw
ではここまで書かせていただいてありがとうございました。ごめんなさい。本当におやすみなさい。
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 05:56:02.09 ID:UxkF4fFWO
乙、良かった
めぐ銀にも期待
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 06:19:19.09 ID:03O2cgTR0
>>221
乙でした
乙女がちんこちんこと口に出しているそのギャップに萌えたw
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 07:44:59.46 ID:AIHUbPCoO
>>171
亀だけどオデ雛言った者です
禿萌え!SPGJ!


多分「かしら」に反応したんだな
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 08:30:57.15 ID:JlPq6NnYO
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 09:09:41.68 ID:FPP87WZkO
>>224
僕の話題出してもスレの雰囲気が悪くなるだけなのでスルーした方がいいですよ^^
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 09:26:37.90 ID:uqpYrs5p0
おはようほ
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 10:04:20.26 ID:47+l8bAS0
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 10:54:07.31 ID:z31VHWLnO
おはよ

保守
230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 10:59:57.01 ID:uqpYrs5p0
仕事行く保守
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 11:27:54.15 ID:S3Vs9LRC0
>>221

蒼紅みれて幸せです
気丈な真紅萌え
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 11:53:35.34 ID:47+l8bAS0
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 12:14:43.25 ID:47+l8bAS0
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 12:43:45.60 ID:47+l8bAS0
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 13:16:33.31 ID:z31VHWLnO
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 13:40:16.60 ID:D30TB13fO
ただいまほ
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 14:06:01.36 ID:AIHUbPCoO
なんか書きたいほ
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 14:23:13.81 ID:D30TB13fO
自分も今ネタ考え中だほ
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 14:42:30.56 ID:PjS7p4Iz0
夜になったら蒼翠投下してもいいですかね?
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 14:50:01.58 ID:D30TB13fO
いつでもどうぞ!
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 15:05:59.47 ID:9x5x8u/vO
むしろ夜になったら投下ラッシュになる可能性もあるため、昼のがいいかも知らん

いや、決して今すぐ見たいとかじゃなくてだぞ!?
そりゃできれば今すぐ見たいが決してry
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 15:33:38.56 ID:S3Vs9LRC0
スーパーパンパンタイム!!
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 16:12:30.28 ID:9x5x8u/vO
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 16:19:07.71 ID:AIHUbPCoO
ドール×人工精霊って需要あんのか
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 16:29:18.74 ID:S3Vs9LRC0
あるある
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 16:37:17.66 ID:9x5x8u/vO
マイナーな部類には入るかも知らんが
それより需要とか気にせず、書きたい事を書いて欲しい
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 16:38:16.16 ID:UxkF4fFWO
>>244
大好物
俺は人工精霊×人工精霊も好きだ
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 17:04:56.20 ID:nWTNd8t7O
自分雑食ですサーセンww
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 17:05:54.49 ID:AIHUbPCoO
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 17:23:22.69 ID:PjS7p4Iz0
ピチカートとカナ可愛すぎる・・
次は是非蒼とレンピk・・
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 17:25:04.35 ID:nWTNd8t7O
おおおピチカートもカナも可愛い!
ピチカートはメイドさんか
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 17:32:22.94 ID:AIHUbPCoO
>>251
人工精霊はお手伝いさんなイメージがあるから自分の中では皆メイド服
最初は妖精みたいな格好だったんだけどセンスがなかった
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 17:38:56.80 ID:9x5x8u/vO
>お手伝いさん
>皆メイド
素晴らしい発想だ…
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 17:56:09.31 ID:S3Vs9LRC0
>>249
ε=\_○ノ イィィヤッホォーゥ
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 18:19:04.03 ID:PjS7p4Iz0
予定より早く出来たので蒼翠投下します

距離感


彼女への気持ちを自覚したのは、最近のことじゃない。
何個か前の時代から。
気づいてからは、彼女と少し距離を置くようになった。

「蒼星石、最近どうしたんですか?」

今の一つ前の時代に、一回だけ聞かれた。
そのときの僕は、確か曖昧に濁したはずだ。
君を意識していた、なんて言えるわけないから。

「だったら良いんですけどね……」

そう呟いた彼女の顔は、心配そうに眉が下がっていて。
その顔を僕がさせている、と思うと申し訳ない気持ちと嬉しい気持ちが混じって複雑になる。
けれど。

「蒼星石は大事な妹ですから」

その言葉が嬉しくて、嫌いだった。
彼女にとって僕は大切な『妹』でしか無いという事を示していて。
僕が望んでいるのは、姉妹の絆じゃない。もっと違う――
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 18:21:59.71 ID:PjS7p4Iz0
今のマスターの目的を聞いたとき、悩んだ。
ある女を殺したいと。けれどもすぐに分かった。
マスターが、その女性を愛していたことも。自分の影に縛られていたことも。
薔薇乙女の力を悪用するべきではない。
彼女にその目的を告げたらきっと拒否するだろう。
だから先に僕が契約した。もう後に退けぬように。

「君の姉も起こしていいかね」

マスターの言葉に僕は頷いた。
彼女に選ばせなくてはいけない。
もういつまでも二人で一人ではいけないから。
今の関係から抜け出すためにも。僕は『一人』にならなくてはならない
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 18:23:26.68 ID:PjS7p4Iz0

予想通りだった。
彼女はマスターを拒否して、すがるような目でこちらを見つめた。
僕は決して彼女に同意しない。双子でいつも一緒に居たけれど。
考え方までもが同じではないから。

「いくら蒼星石でも……!」

彼女は僕からマスターを庇うように、僕に立ちはだかった。
その瞳には、戸惑いとわずかな敵意に似たようなものが入っていて。
そこで僕は気づくことができた。
お互いがお互いに依存していたわけじゃない。
僕が彼女に依存していたことを。
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 18:24:18.06 ID:PjS7p4Iz0
屋敷に彼女達を呼んだとき僕は覚悟を決めた。
マスターの影を打ち破ったときの、衝撃は凄まじいもので。
意識がどんどん遠のいていって、そもそも人形には痛覚なんてないはずなのに、胸がとても痛い。

「嫌です……嫌ですよ蒼星石ぃ」

僕の体からローザミスティカが抜けたとき。
彼女の顔は涙で濡れていて、僕はそれを指でぬぐった。
間接がギシギシと悲鳴をあげている。
彼女の声が、どんどん遠のいていって。
視界が、まるでジグソーパルズのピースが外れていくように、所々映らなくなる。
もう自分が何を喋っているのかさえ分からない。
聴覚が視覚が失われていく。

大好き……いや。


愛しているよ翠星石。

僅かな視界に写った彼女の泣き顔と黒い羽を最後に、僕の意識は完全に途絶えた。


                                    end
アニ蒼より原作蒼のほうが好きです。
駄文すいませんでした。
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 18:31:17.72 ID:lmum4M6v0
・・・泣きました。
GJすぎます!乙!良い意味でヤバい!私もコミック版の方が好きですから嬉しかったです!
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 19:03:28.07 ID:JlPq6NnYO
乙ですぅ!
うぅっ…
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 19:21:58.98 ID:9x5x8u/vO
乙…!
これはジーンと来る…
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 19:22:29.25 ID:lmum4M6v0
蒼翠投下しますですぅ、凄い下手な文章ですが・・・大目に見てやってくださいw

「・・・す、すごい雨ですぅ。」
「・・・、うん、そうだね。」

修学旅行先でいきなりの大雨。
しかも運悪く、山登りの最中。
遅れた私たちは、近くにあった山小屋で雨が止むのを待ってる・・・が。

「い、いつまで降るんでしょう・・・これ。」
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 19:25:13.16 ID:lmum4M6v0
もう、一時間ほどは降っているであろう。
しかも大粒、きっと真紅達は同級生達ともう合流をしているであろう。
・・・羨ましいにも程がある、けど。
こうして雨が止むのを待っている時だけでも、大好きな妹と二人きりになれるから正直言って少し嬉しい。

「・・・早く止まないですかねぇ・・・。」

本心と、少しの嘘が混ざった今の気持ちを口に出した。
・・・その時だった。


   ドンッ

264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 19:26:47.45 ID:lmum4M6v0

・・・あれ・・・?
・・・気づくのには数秒間かかった。
その鈍い音は・・・

「・・・!?・・・翠星石!」
「・・・え?あ、あれ・・・?あはは。少しふらついたかも、で、すぅ・・・。」

私がそう呟くと、支えるように後ろに回る蒼星石。

「・・・ちょっ!ちょっと!しっかりして!翠星石!・・・そうだ!」

心配してくれてる蒼星石がゴソゴソと鞄から何かを取り出す。
・・・?
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 19:27:49.30 ID:lmum4M6v0
「・・・変なことを、聞きますが、それは・・・?」
「桜田先生から貰った栄養ドリンク。・・・緊急時以外は飲むなって言ってたけど。」
「・・・チビ野郎から貰ったドリンクなんか飲みたくねーですっ!蒼星石が飲みやがれですぅ!」
「でも、・・・そうだ。」

・・・通販なんかしてる先生の飲み物・・・、嫌な予感がしまくりだし・・・。
・・・ん?
ふと見たら蒼星石が口にさっきの飲み物を含んでいる。

「ふっふっふ・・・本当に飲むんですねぇ?バカな妹です。」

静かにそう呟いたその瞬間だった。

「・・・むぐ!?」

口の中に入る異物感。
・・・生暖かいような、ぐにゅっとしたような・・・、・・・これって!?
・・・・口移し!?
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 19:29:26.32 ID:lmum4M6v0
「・・・ぷはっ!?・・・ちょっ!」
「・・・飲めた?」
「飲めはしましたけど・・・何か頭がポーッと・・・。」

不意に蒼星石を見る。
・・・何だろう、この感じ。
蒼星石を見てると胸が熱くなって・・・。

「・・・そうせぇせきぃ〜♪だぁいすきですぅ〜♪」
「へっ!?翠星石・・・!?ちょっ!」
「えへへ〜♪愛してますぅ〜♪」

何だか無性に甘えたくなって、気がついたら頬ずりしてた。

「す、翠星石!それ以上やられると・・・僕も理性が・・・。」
「・・・そおせぇせきぃ・・・、・・・すきぃですぅ・
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 19:30:39.47 ID:lmum4M6v0





「・・・ん、あれ・・?」
「あっ、気がついた・・?翠星石。」
「蒼星石・・・あっ。」

しばらく寝ていたらしい。
起きたら蒼星石のコートがかけられていた。

「・・ありがと、です。」
「・・・・どういたしまして。」
「・・・・・え?」
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 19:54:35.44 ID:z31VHWLnO
猿か?
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 20:04:40.16 ID:lmum4M6v0
さっきの続き、・・・規制やっと外れたから続き。


にこっと笑いかける蒼星石の顔は何故か血色が悪い、それに何か震えている。
・・・まさか。

「ちょっと触るですよ?」
「えっ?ちょ、ちょっと待って!・・・あう。」

ぴたっとおでこを触る。
・・・やっぱり。

「・・・すごい熱いですよ?」
「・・・そんなことないって、それより翠星石は大丈夫なの?」
「・・・・人の心配するより自分の心配しやがれです。・・・バカ。」
「・・・ごめん。」

・・・蒼星石は本当に馬鹿だ、と、時々思う。
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 20:08:43.96 ID:lmum4M6v0
自分の心配はしないで私の心配をするなんて、・・・まぁ、こんな所も好きだけど・・・。
申し訳なさそうに謝る蒼星石に、自分が飲まされた栄養ドリンクを渡す。

「飲めば良くなるはずです。ほらっ。」
「・・・副作用とかないといいんだけど。」
「え?」
「いっ、いや!何でもない!飲むよ!うん!飲む飲む!」

奪い取るかのように慌てて私の手から栄養ドリンクをとる、そして・・・。
グビッという音がした、・・・が。

「ぶふっ!」

・・・口に含んだものを噴き出す。

「ど、どうしたんですか!蒼星石!」
「……な、なにこれ、激マズなんだけど。」
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 20:11:26.90 ID:lmum4M6v0
「・・・はい?そんな訳・・・だって・・・私は飲みましたよ?」
「それは僕が飲ませたから!・・・普通に飲むと凄いマズイよ・・・。」
「・・・・もう。」

今度は蒼星石から栄養ドリンクを奪って私が口に含む。
蒼星石からは一瞬、笑顔が消えた。

「え?ちょ、ちょっと待っ・・・むぐ!」
「・・・ん、」

今度は私から。
・・・しょうがないと言えばしょうがないけど、何だかドキドキする。
・・・・・。

「・・・ん、ちゃんと、飲めましたか?」
「・・・・・。」
「・・?そうせ・・・?きゃあっ!」

・・・いきなり押し倒された。
びっくりして、一瞬動きが止まる。
・・いや、だってこんな展開、普通は想像できないし!
272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 20:13:09.61 ID:lmum4M6v0
「ん・・・♪翠星石、可愛い・・・♪」
「・・い、いきなりそんな事言われても!・・・困ります。」

突然でびっくりしてる私にいきなり、普通に話し始める蒼星石。
・・・耳元で。

「・・・・・・・ね、翠星石、今までさ言いたかったのに言えなかった事、ある?」
「へ・・?」
「くす、僕はね、あるよ。・・・教えてあげよっか。」
「・・・なんです、か・・・?」

・・・・こんな状況なのにドキドキしてるなんて・・・おかしいにも程があると自分でも思う。
・・いつもと違う妹に押し倒されて耳元で囁かれて・・・。
あー!もうっ!何が何だか分からなくなってきた。
心の中では頭を抱えて悶えている私がいるのを安易に想像できた。
・・・・あれ?
自分に乗っかる重い感触。
・・・まさか。
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 20:14:38.52 ID:lmum4M6v0
「・・・そ、そーせぇせき・・・?」
「・・・・すー、・・・」
「・・・寝てますし・・・。」

案の定寝てた。
・・・後に聞いた話だが、あのドリンクは飲むと本性(?)が出るドリンクらしい・・・。

「・・・はぁ、まいったですぅ。」

・・・。
ザーザー振り続ける雨に、ゴロゴロと鳴り響く雷。
そして。
愛しい妹の可愛い寝顔。

「・・・・。」

ファーストキスは、・・・しょうがなかったから。
セカンドキス、つまり二度目だ、・・・それも、半分はしょうがなかったから。
・・・そして。

「・・・覚悟、決めたです。」

・・・これは、三回目の正直。
行為を求めるための、愛しい相手にする、本当のキス。
・・・・叶わぬ恋だけど、永遠に。

「・・・大好きです。」

そして、唇を重ねた。
274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 20:16:37.91 ID:lmum4M6v0




・     2日後

「・・・いや〜、一昨日は本当に大変でしたね〜。・・・はっきりと覚えてますよぅ。」
「・・、本当。・・・はぁ。」

あれから2日経った。
あの後、すぐ、雨がやんで真紅達が助けに来てくれた。
・・・ドキドキしたけど正直言ったら・・・。
・・死ぬかと思った。
・・・・あっ、そういえば。

「覚えてますか?蒼星石。」
「・・・ん?」
「・・あの時の事ですよぉ!私に言いたいことがあるって!」
「・・・!い、いいや!し、知らないよ!そんなの!・・・言いたい事なんて大した用事じゃあ・・・。」
「・・・・教えてください。・・何ですか?」
「・・・・・いや、恥ずかしいし・・・、えっと、その、」
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 20:17:29.55 ID:lmum4M6v0
・・・えっと、正直こんな赤面してて恥ずかしがってる蒼星石、見たことないんですけど・・・。
何て思ってると覚悟を決めたようにグッとこっちを見て蒼星石はいった。

「・・・・こんな僕だけど、・・・君を好きになっても・・・良い・・?」
「・・・・えっ・・・?そ、それって・・・まさか、・・・・」

・・・・告白?
そう続けようとしたとき、ぎゅっといきなり抱きしめられた。
・・・・・この状況、かなりヤバい気がします・・・。

「・・・答えは・・・?」
「・・・こ、答えっていうと・・・?」
「僕を好きかどうかに・・・決まってるでしょ?」
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 20:19:31.06 ID:lmum4M6v0
「・・・・そ、そりゃあ・・・もちろん・・・好き、です。」

・・・正直言って叶わぬ恋だと思ってた。
でも、まさか・・・状況が信じられない。
両想いだった・・・なんて。

「・・・ほ、ホント・・?す、翠星石・・・。」

顔を真っ赤に染めながら言ってるんだろうなぁ、と簡単に想像が出来る。
・・・・嬉しすぎて死ねます・・・。

「・・・・・翠星石は嘘なんて言いませんよ?・・・・あと。」
「・・・あと・・?」

少し蒼星石から離れて笑顔でこう告げる。

「・・・四回目はロマンチックにしてくださいねっ♪」

・・・もしかしたらこれが私からの一番の告白になるかも、・・・・知れません。
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 20:32:18.77 ID:YMiBbIxDO
投下終わってるかな?
終わってるみたいだから銀紅【君に言えなかったことがある。】第二話投下
見てない人は一話からどぞー↓
http://www11.atwiki.jp/rozen-yuri/pages/280.html?PHPSESSID=70595947e96385aaf664f70c9020252c&flag_mobilex=1
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 20:34:15.36 ID:YMiBbIxDO
【君に言えなかったことがある。】


 相手を気遣うが故に言えなかったことがあります。
 負担になるといけないから。

 一緒にいるだけで良かった。

 だから、何も言わなかったのです。


 ──ごめん。君に謝りたかったこと。
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 20:36:27.17 ID:YMiBbIxDO
>>278

 どうやってそこに着いたかは最早覚えていなかった。
 男の人に変わり果てた真紅を見せられて頷いて、両親がいないことを伝えた。
 救急車に同乗させてもらって、真紅の手を握らされていた。
「真紅……?」
 いつもの彼女とは思えないくらい冷たい手。その手で彼女が危険なことを理解した。
「真紅、真紅……」
 ぴくりとも動かなくて、ピッピッという音だけが真紅が生きているのを知らせていた。
 何やら細い管みたいなものを繋げられている彼女は機械みたいだった。
 病院に着くと慌ただしく真紅は集中治療室に運ばれていった。
 もちろんだけど私は入れなくて傍らにあったソファーに沈み込んだ。
 真紅が。あの真紅が。
「危ない状態……?」
 そんなバカなことがあるもんか。
 強情で頑固で女王様気取りで我が儘で、そして誰より優しくて──。
「おばかさぁん……」
 ぼろぼろと大粒の涙が頬を伝うが、それ拭う気力はなかった。
 寒くもないのに体がガタガタと震える。真紅が死ぬかもしれないと考えると。
 真紅が死ぬ?そんなわけない。そんなバカなことがあってたまるもんか!
 それからどのくらいたったのだろう。数分──いや、数時間かもしれない。
「水銀燈!」
「大丈夫ですか!?」
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 20:38:24.44 ID:YMiBbIxDO
>>279

 バタバタと蒼星石と翠星石が駆けつけてくれた。
「何で……二人知って……」
「何言ってるですか!?お前ぇが連絡してきたんじゃないですか!」
 あれ?そうだったっけ?どこかに連絡した覚えがない。
 ──あぁ、何だかした気がしてきた。病院着いて他の知り合いも呼んでくれと言われて。
「ありがとぅ……二人とも」
 蒼星石の腕に手をかけてすがった。誰かに支えてもらわないと倒れてしまいそうだ。
 翠星石がしゃがみこんで心配そうに私の顔を見つめた。
「真紅は大丈夫だよ」
「ですよ!」
 何の根拠もない言葉だったが、気休めの言葉にすごく安心感を感じた。
 翠星石が私の手を握る。人の暖かみが妙に安心できる。
 それと比例して先ほどの真紅の手の冷たさが蘇る。
「真紅の手ぇ……すっごく冷たかったぁ……」
 ぼろぼろとまた乾きかけた涙が溢れだしてきた。
 自分は何を言おうとしてるのか。言ってはいけない言葉なのに、もう止められなかった。
「まるで……まるで、死んじゃったみたいに……っ」
 その瞬間、左頬に刺すような痛みを感じた。翠星石の右手で弾かれたのだ。
 その様子を見ていた蒼星石はゆっくりと右手を下ろした。
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 20:39:30.63 ID:YMiBbIxDO
>>280

「翠星石がやらなかったら僕が殴ってた」
「次言ったら今度は蒼星石がするですよ!蒼星石は強いですから、ボッコボコのギッタギタですよ!」
 歯を食い縛りながら泣く蒼星石の隣で、私と同じくぼろぼろと涙を流す翠星石。
「大丈夫。真紅は大丈夫ですよ」
 翠星石が強くうなずいた。
「水銀燈さん、いらっしゃいますか?」
 一人の看護師がこちらに近づいてきた。手を上げて返事をすると、小走りに近づいてくる。
「何か……」
「これ、真紅さんの鞄から出てきたんです」
 と、手渡してくれたのはダークブラウンのリボンの飾られた小さな白い箱。
「水銀燈さんと真紅さんへ、と書いてあったので」
 とメッセージカードも手渡された。
「っ……」
 では、と看護師は会釈して去っていった。
「それ、何……?」
 蒼星石は恐る恐る尋ねてきたが、それは私の耳に入らず、そのまま私は膝をついた。
 ──……そうだ。今日は二人の……。
 心配そうに背中に手を回そうとしてきた翠星石にいきなり掴みかかる。
「謝らなきゃ!あの子に!私が……私がぁ!」
「お、落ち着けです!ゆっくり話せです!」
 翠星石からゆっくりと手を離すと崩れるようにソファーに座り込んで項垂れた。
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 20:40:28.41 ID:YMiBbIxDO
>>281

「ちょうど二年前の今日、私達は付き合い始めたのよ」
 でも、今年はお互いに忙しくてお祝いできないからその代わりに、とペアリングを購入したの。
 記念日の今日、一緒に取りに行こうねって。カレンダーの丸はその日の印だった。
「すっかり忘れてたのよぉ……」
 私が面倒くさがらなければ、一緒に着いて行けば。真紅は……彼女は助かったかもしれないのに。
「だから、謝らなきゃ、真紅に!……謝ったって全然足りないけど、謝らなきゃぁ……真紅は、真紅は……」
 その時、手術室のドアが開き、一人の医者が出てきた。
 私は思わず、その医者にすがりつき大声で問い詰めた。
「真紅は……真紅はどうなんですか!?」
 医者はゆっくりとマスクを取ると、優しい笑みを浮かべた。
「出血量の割りに傷が浅く、輸血も足りていたので大丈夫です。夜には目を覚ますでしょう」
 私を安心させるように私の両肩を医者は支えた。私はぼろぼろ大粒の涙を流しながら崩れた。
 蒼星石達が慌てて私を支えてくれたおかげで倒れずに済んだ。
「今から病室に運びますので、ちょっと待っててください」
「本当にありがとうございます……」
 普段の私ならとても言わないような言葉がすっと出てきた。
283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 20:42:26.85 ID:YMiBbIxDO
>>282

 少し料金の高い一人用の病室を用意してもらう。
 出したのは私ではない。成績優秀で生徒会長の真紅に奨学金という形でなら、と学校側が出したのだ。
 まだ呼吸器をつけているが顔色はほとんど良くなっている。ただ眠っているだけのように見えるほどに。
 真紅の手をきついほどに握り、前髪をすいてやる。
「目が覚めたら言いたいこといっぱいあるのよぉ……」
 とにかく謝らなければ。怒られて殴られても、真紅が目覚めてくれるならそれで構わない。
「真紅、ごめんね」
 背後に蒼星石と翠星石が立ってるのも気にせず形のよい富士額に口づけをする。
 すると、ひくり、と少しだけ瞼が揺れた気がした。
 力の入ってなかった真紅の指にもわずかに力が戻った。
 驚いて思わず手を離して一歩下がってしまった。
「真紅……?」
「っ……」
 私が呼び掛けると真紅は低く一回呻くと瞼をゆっくりと開いた。
「……あれ……私……」
 真紅は虚ろな目で辺りを見回すと小さく呟いた。
「何で……」
「真紅っ!」
 翠星石は体を起こした真紅にきつく抱きついた。
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 21:09:10.93 ID:YMiBbIxDO
>>283
「よかったです!本当によかったです!」
 言いたいことがいっぱいあるのに。いざとなると何も言えずただ涙が溢れてくる。
「翠星石……蒼星石も……私、確か車に……」
「そうですよ!でもよかったですよ、助かって……」
 翠星石の目尻に大粒の涙が溜まる。
「……ほら、謝るんでしょ」
 なかなか近づこうとしない私に痺れを切らした蒼星石が私の背を押した。
 翠星石も空気を読んでくれたらしく、パッと真紅から離れた。
「…………」
 真紅は無言でこちらを見ている。その表情からは何も読めない。怒ってるのか、悲しんでいるのか。
「……ごめん、なさい……真紅」
 膝を床に着いて、真紅の手を握りしめながら呟いた。
 気まずさのあまり、真紅の顔を見ることができず、今どんな表情をしているのか分からない。
「……貴女」
 真紅がポツリと呟く。私は勇気を振り絞って真紅の表情を見つめる。
 その表情には困惑の色が浮かんでいた。
「貴女……誰?」
 薔薇をモチーフにした指輪は冷たい音を立ててポケットから落ちた。


続く
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 21:10:38.54 ID:YMiBbIxDO
さるさん規制により最後が遅れてしまったすまない
とりあえず今回は以上です
病院関係の描写は、専門的知識がないため変なとこあるかもしれませんが、そこはヌルーしてくだしあ
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 21:21:49.99 ID:uqpYrs5p0
仕事から帰ってきたら何という投下ラッシュ…素晴らしい、風呂上がったらじっくり読むw
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 21:27:09.28 ID:S3Vs9LRC0
>>276
乙!!にやけまくりで俺きめぇwww

>>284
な、なん・・・だ・・と
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 21:32:28.33 ID:S3Vs9LRC0
>>258
俺と翠星石涙目
蒼い子って原作とアニメで全然違うよな
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 21:39:35.06 ID:AIHUbPCoO
>>284
うわあああああああ
こういう展開好きよおおおおおお
290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 21:54:35.75 ID:9x5x8u/vO
>>276
すげぇ甘いwおいしく頂きました
宣言ないけど一応投下終了かな?

>>284
何でぇぇぇ!!
水銀燈だけぇぇぇ!?
どうなるの…マジで…
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 22:01:17.19 ID:lmum4M6v0
>>276です。
あれで一応投下終了です。
猿が来て報告できませんでした・・・、さーせん。
あと、一部の蒼い子のセリフはもものたねの某少女漫画を参考にしてます。
・・・・気づく人いるのかな?
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 22:04:49.78 ID:JlPq6NnYO
>>276
ウマウマ(^p^)

>>284
oh.../(^0^)\
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 22:33:24.17 ID:nWTNd8t7O
保守よぉ
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 22:53:51.57 ID:47+l8bAS0
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 23:06:57.55 ID:9x5x8u/vO
甘い悪魔の囁き投下します
エロ鬼畜なので苦手な方はスルーしてください
296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 23:08:15.72 ID:9x5x8u/vO
欲しいモノは手に入れたい
それは人として普通の事
だが、それぞれ欲しい度合いによって境界線を引き、金銭面や手間を考えて諦める場合も少なくない
それも人として普通の事
誰も面倒な事はしたくない
苦労に見合うモノじゃなければ、諦めるのは当然の事だ
そういう意味では、私は少し普通とは違ったのかも知れない
金で手に入るモノなら糸目は付けなかったし、友人の所有物なら尚更、どんな手を使ってでも譲ってもらった
だけど本当に欲しいモノだから…
100万円する品物でも、100万円貯めるまでに興味がなくなる場合がある
でも、その時まで欲しいモノであるならば、貯めた金を一気に使う事に抵抗はなかった
それだけの価値が、自分の中にはあるから
そしてアナタを、一目見た時から欲しくなった
未だにその気持ちはなくならない

だから私は──アナタを手に入れる──


第三話『流されて行き着く先は』
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 23:09:32.67 ID:9x5x8u/vO


馬乗りになり、両手を押さえつけた

「やっ…先生っ…!」
「大丈夫…私に任せなさい」
「んぅっ…」

口付けをして舌を絡ませる
嫌がってるのが手に取るようにわかるが、同時に逃げられない事と内申の条件が彼女から抵抗する気持ちを奪っている状況も読みとれた
試しに右手を離してみる
すると、左腕が自由になったにも関わらず軽い抵抗をするだけに留まった

「んっ…ふっ…」
「ぅ…くっ…」

体液の交換をしながら、こちらも自由になった右手で制服のボタンを外す
アンダーシャツをたくし上げると、薄い青のブラと対面した

「先生っ…やだっ…!」

強引に上にズラすと、未発達だがそれなりの膨らみがある乳房が露出する
先程は触っただけで泣きそうになって抵抗していたけど、もう逃がさない

「やっ…あっ!」
「ふふ…感じてるのぉ?」

右手で左胸を弄りながら、右の乳首を口に含む
受けたことのないであろう刺激に、蒼星石の体が小刻みに震えた
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 23:10:51.40 ID:9x5x8u/vO

「んむ…自分で触った事は?」
「あるわけ…ないじゃないですか…あっ…やっ…」

普段の彼女からは、想像もできない可愛らしい声
もう少し堪能していたいけど、ここは学校。いつ誰が来てもおかしくない
ならば今は楽しむより手っ取り早く終わらせよう
そう考え、スカートに右手を入れ、パンツ越しに割れ目に触れた

「せ、先生っ!!そこはっ…ぁ!」

ビクッと体を反らせ、足を固く閉じて抵抗する
胸への愛撫をやめ股の間に移動し、無理矢理足を開かせた

「やめてっ…下さい…」

ブラと同じ色のパンツが、一部だけ僅かに変色している

「濡れてるじゃない…淫乱ねぇ…」

そう言われ顔を真っ赤にする蒼星石
この程度の濡れ、触られれば普通になるのだが、そうとう恥ずかしかったのだろう…両目が涙で潤んでいた
パンツを脱がせると、そういう処理はしているのか、
薄く整えられた毛と湿り気を帯びた秘部が露わになった

「ふふ…可愛いわぁ」
「あっ!…ひぅ!!やぁっ…汚いです…やだぁっ…!」
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 23:12:16.98 ID:9x5x8u/vO

外側から両手をまわしフトモモをがっちりと掴み、その入り口に吸い付く
無闇やたらに挿入したがるのは男性の欲望
女性としては、中より入り口付近を弄られて感じる方が多い
特にこのような…何も受け入れた事のない処女となれば尚更

「やぁ…あぁっ…!」

案の定、かなり濡れてきた
溢れる愛液は一滴も残さず舐め取る
…スカートが邪魔で表情が見えないのが唯一の不満だが、大きくなる喘ぎ声が感じてる事をわからせてくれる

「やっ…やめっ…てぇ…!!」

トドメとばかりに舌を少しだけ挿入し、指でクリトリスを摘み上げた

「あっ…ひぅぅっ!!」

膣内が強張り、体がビクビクと痙攣を起こす
絶頂を迎えた…そう理解した私は口を離し、蒼星石の苦悶の表情を見て満足感に浸った
荒い息を整える…が乱された服を着る気力はないようで寝転んだまま絶頂の余韻に浸っているのだろう…
そんな彼女の姿を、私は携帯のカメラに収めた
独特のシャッター音が、静かな教室に響く
蒼星石が驚いた様子で飛び上がった

「何…してるんですか…!」
「撮ってるんだけどぉ?」
「やめてください!!やだっ…いやだっ…!」
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 23:13:43.81 ID:9x5x8u/vO

顔を向けてくれるなら好都合
一枚だけの予定だったが、何度もシャッターを押した
顔を隠したり制服で肌を隠したり…それも全て、携帯に収納する

「これでもう…逃がさないわぁ…ムダな抵抗はやめて、これからの学校生活楽しんでねぇ」
「………」

そういうセリフを吐いて、私は教室を後にした
さて、これからどうやってイジメてあげようか…
考えだすと、胸の高鳴りが止まらない

―†―†―†―†―†―

外はだいぶ暗くなった
明かりを消している教室は、近くの物がようやく見える程度だ
脱がされた下着を履き、乱された制服を着直す
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 23:14:48.26 ID:9x5x8u/vO

──何で一線を越える前に、殴り飛ばしてでも抵抗しなかったんだろう──

悪い癖だ…どうにもならない後悔…
バスケでもそうだ…負けた試合をグチグチ言っても始まらない…
もう…従うしかない…

さっさと帰ろう
楽しい事を考えよう
翠星石が何か美味しい夕食を作ってくれてるかも知れない…

そうだよ…嫌な事ばかりじゃない…

嫌…な…

「うっ…うぅ…」

帰り道
降り出す雨
それに流されるように

涙が…止まらなくなった──
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 23:16:23.94 ID:9x5x8u/vO
投下終了です

週一投下を目標にしつつも不定期になるな…
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 23:26:48.52 ID:hieZo1C6O
続きキター!エロいw
水銀燈先生鬼畜だな〜
蒼い子がかなり可哀想だけど続きが気になる
また投下待ってます
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 23:31:44.74 ID:S3Vs9LRC0
制服蒼い子の破壊力ありすぎだろJK
脳汁でちゃううう
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 23:41:46.29 ID:b5l/Tw/g0
>>302
こいつは神がかり的なエロだぜ、フヒヒ
蒼い子、どうなっちゃうんだろうな・・・続きが楽しみだ
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/21(日) 23:46:48.33 ID:JlPq6NnYO
>>302
乙!テラ鬼畜ww鬼畜万歳ww
続きwktk
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 00:12:15.20 ID:Prf+rKyC0
ほす
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 00:19:08.82 ID:BA++NuGjO
>>249
あーあ
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 00:21:35.82 ID:BA++NuGjO
大半のスレ住民の本音:うわー>>249のせいでまたあいつが来る…空気読めや
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 00:23:21.81 ID:BA++NuGjO
>>249
スレの雰囲気悪くさせてんじゃねえよクズが
死ね
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 00:23:25.66 ID:vCKfMpN00
>>258
ジグソーパルズ吹いたw

>アニ蒼より原作蒼のほうが好きです。
激しく同意

>駄文すいませんでした。
激しく同意しない

gj
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 00:25:54.83 ID:BA++NuGjO
>>249
ほんとクズの話題さえなきゃりゃ平和なスレなのになー
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 00:27:10.83 ID:BA++NuGjO
>>249
あーあクズのせいで平和なスレに無駄レスの山が
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 00:29:17.26 ID:BA++NuGjO
>>249
クズの話題1レスにつき10ほど無駄レスさせてもらいますね^^
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 00:31:15.18 ID:BA++NuGjO
>>249
ちなみにさるさん食らっても解除されたらまた続きからやるんでよろしく^^
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 00:32:37.87 ID:BA++NuGjO
>>249
しかしスレの雰囲気は悪くなるだけだし僕もめんどくさいだけだし得するのは糞キム信者さんだけですね^^
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 00:34:01.88 ID:BA++NuGjO
>>249
さすがドールも信者も一番嫌われてるだけありますねー
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 00:35:40.76 ID:/2L6aRiiO
鯛のおかしら付き
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 00:36:12.67 ID:vCKfMpN00
>>262->>275>>276
語り手が翠星石っていうこの形式・・・・・たまらん
読んでる間俺ずっとニヤニヤしてただろうな イケメンとはいえ流石にキモイよ俺

>>284
この展開は読めなかった/(^o^)\

>>296-302
水銀燈先生が課外授業してくれるんなら休日でも学校に通うね俺は
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 00:36:36.95 ID:BA++NuGjO
>>249
糞キム死ねやクズが
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 00:58:03.47 ID:/2L6aRiiO
>>319
蒼星石乙
322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 01:08:28.23 ID:79vKZZCt0
水銀燈先生のマンションに呼び出されて食べられる蒼星石を想像してしまう
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 01:28:01.40 ID:12dEhGyfO
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 01:28:55.89 ID:xsuJyRvS0
投下が多すぎて感想が書ききれん、みんなGJ!!
こんな不甲斐ない自分を許してくれ…orz
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 01:30:17.13 ID:BA++NuGjO
>>250
はいまたクズの名前出したせいでスレの雰囲気悪くなる時間延長しまーす
326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 01:31:23.88 ID:BA++NuGjO
>>250
はいはい嫌がらせ嫌がらせ
327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 01:33:19.16 ID:BA++NuGjO
>>250
はいはい無駄レス無駄レス
328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 01:36:02.95 ID:BA++NuGjO
>>250
クズの名前出しただけで無駄レスが増えてスレの雰囲気が悪くなるのってどんな気分?
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 01:37:36.82 ID:BA++NuGjO
>>250
きっと嬉しくてたまんないんでしょうね^^
330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 01:39:20.79 ID:BA++NuGjO
>>250
ほらどんどん無駄レスが増えてますよ^^
喜んでくださいよ^^
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 01:40:55.15 ID:BA++NuGjO
>>250
まあスレの雰囲気は悪くなる一方ですけどね^^
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 01:43:16.92 ID:BA++NuGjO
>>250
いつまでスレの雰囲気悪くさせるんでしょうねー
333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 01:45:01.32 ID:BA++NuGjO
>>250
クズの名前出すな死ね
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 01:46:43.94 ID:BA++NuGjO
>>250
無駄レスうぜー
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 01:55:33.10 ID:xsuJyRvS0
寝る保守
完走行けるかなー
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 02:31:11.85 ID:QfFvhW6AO
ほす
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 03:07:47.62 ID:4OSPqHhY0
ほす
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 03:47:35.30 ID:0zuQ5sHMO
「ん……む……ふ、翠、せ……」
「はっ……あぁ……蒼せ……せきぃ…」

 どのくらいの間こうしているのだろうか。口の端から唾液を垂らしながら、
二人は更に深く口付けを交わした。

 お互いの歯列を舌でなぞる。時折歯茎に当たる舌の感覚がくすぐったく、同時に凄まじい快感だった。

「ん……ちゅる……む……」
「ちゅ……じゅ……ふ……う」

 互いの舌を舐め合い、吸い合い、絡ませる。
 絡ませた舌が溶けそうな感覚とその快楽に腰がガクガクと震え、
二人はより一層強く抱き合った。

「翠星石……翠星石っ……」
「蒼、せ、せき……蒼星石ぃ……」

 足りない。もっと、もっと繋がっていたい。
 抱き合い、伝わってくる相手の温もりが、早鐘を打つ互いの鼓動が。
 交わした唇から送られて来る唾液の甘さが、温かく柔らかい舌の感触が。
 全てが、愛しくて堪らない。

「……してる、愛してる……翠星石……」
「わた、しもぉ……愛して、ます、蒼星石……」

 分かりきっていながらも、伝えられずにいられなかった言葉。
 なんだか可笑しくて二人は少しだけ笑い、互いのオッドアイを見つめながら、また唇を重ねた。
339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 03:51:07.66 ID:0zuQ5sHMO
キスっていいよなーと。蒼翠保守
340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 03:57:22.51 ID:4OSPqHhY0
けしからん双子だ、もっとやれ
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 05:05:24.82 ID:lNSlJ8LiO
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 06:04:33.34 ID:JyCBmI2AO
蒼翠のキスいいよね保守
343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 07:11:35.68 ID:/2L6aRiiO
けしからん
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 07:25:11.54 ID:h4PImjR1O
保守ですぅ
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 07:29:16.31 ID:79vKZZCt0
翠星石の目の前で蒼星石を陵辱したいのだわ
346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 08:26:23.73 ID:0zuQ5sHMO
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 08:53:21.92 ID:79vKZZCt0
>>157の蒼星石のキス後の行動を想像するとエロいw
そして赤面してる翠星石が思い浮かぶ

>>338
もの凄く・・・えっちぃです・・・
ε=\_○ノ イィィヤッホォーゥ
百合キスやべえええうぉあああああおいおおあああああ
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 09:14:54.36 ID:/2L6aRiiO
雛苺無邪気責め
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 09:58:05.67 ID:p2rYtjyNO
薔薇乙女たちが雛苺ファンクラブ勝手に結成
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 09:58:34.65 ID:kq64XkIh0
誰か、蒼翠を・・・蒼翠分が少なすぎて・・・あぁ、天国が見えてきた・・・。
351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 10:25:39.62 ID:/2L6aRiiO
いっぱいあるじゃまいかw
352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 11:37:27.70 ID:Zg1YoKLcO
翠蒼こそ足りないじゃないか!!
353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 11:52:54.38 ID:12dEhGyfO
先週は双子が大量だったから今週はバランスとれてていい感じだ
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 12:17:32.26 ID:kq64XkIh0
保守ですぅ
保守なのだわ
保守だよ
保守なの〜
保守かしらぁ〜?
保守よぉ
保守りますわ、黒薔薇のお姉さま。
・・・保守。
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 12:55:19.59 ID:QfFvhW6AO
とも×のりもいい
356以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 13:20:49.44 ID:12dEhGyfO
357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 14:11:46.48 ID:0zuQ5sHMO
完走できそうかな
358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 14:46:28.62 ID:/2L6aRiiO
359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 15:30:14.81 ID:XWTu+zfS0
×
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 15:32:35.98 ID:lNSlJ8LiO
(−雛)
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 15:49:12.77 ID:Du4I96xB0
保守なのだわ
362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 16:17:25.31 ID:JyCBmI2AO
保守
363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 16:21:24.87 ID:XWTu+zfS0
黒苺翠攻め保守
364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 16:44:58.95 ID:Prf+rKyC0
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 17:00:25.42 ID:O5Jh2i9rO
今日の夜に完走?
明日の夜に完走?
今日なら明日祝日だけどまた立てるの?
366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 17:01:12.22 ID:Prf+rKyC0
>>365
今日の夜
367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 17:24:51.52 ID:p2rYtjyNO
保守
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 18:02:12.09 ID:Zg1YoKLcO
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 18:12:14.14 ID:12dEhGyfO
一時間切ったね
370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 18:17:55.30 ID:79vKZZCt0
明日祝日かー
今日また立てる?
371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 18:24:09.17 ID:CKfZqTQ10
>>221です
一応銀めぐかな?
まとまったので投下しようかと思ったんだけど
次立てるならその方がいいかな?
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 18:32:07.86 ID:Prf+rKyC0
どうするべきだろうな。
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 18:38:12.80 ID:CKfZqTQ10
とりあえず落ちるまで待ってまた立ったらそこに投下でもいいんだけど。
来週来れるか分かんないので…
374以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 18:41:50.76 ID:12dEhGyfO
早く見たいってのはあるけどね
まぁ任せるよ…
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/22(月) 18:45:05.45 ID:79vKZZCt0
soreja立てるよ
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
>>375
どうもです