ローゼンメイデン百合翠星石

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県)
ここはローゼンメイデンの百合妄想スレです。
絵師、文士求む。
雑談や一文字レスは保守代わりなので、気にせず、流れぶった切ってガンガン投下してください

エロ、グロ、鬼畜などは事前に注意書きをお願いします。

荒らし、煽りは構ってちゃんなのでスルー。
いい保守代わりなので生暖かい目で見守りましょう。



ローゼンメイデン百合アーノ パー速詰所
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1208357096/

ローゼンメイデン百合スレまとめ@wiki
http://www11.atwiki.jp/rozen-yuri/pages/1.html

VIP過去スレ一覧
http://rozen-thread.org/series/yuri/
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/13(土) 07:14:54.22 ID:NMrGOu64O
1乙!!
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(樺太):2008/09/13(土) 07:18:31.14 ID:4DiKdQ2JO
1乙です
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(ネブラスカ州):2008/09/13(土) 07:23:24.64 ID:ncPUWUMuO
朝ですぅ
蒼星石、起きるですぅ
起きねば舌をねじ込むですよー
あげ
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/13(土) 08:32:01.01 ID:OqC8hll3O
いちよつ
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(樺太):2008/09/13(土) 08:42:56.44 ID:eva3udqvO
いちおつ!
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/13(土) 09:16:17.04 ID:oei/HuhMO
>>4
「んんー…」
「ほら、蒼星石…。起きないと本当に舌ねじ込んじゃうですよ?」
「…むにゃ……」
「………起きない…ですか………………ニヤリ」



「わひゃぁっ!?」
「おはよーですぅ、蒼星石」
「お、起こす時は普通に起こしてよ!…もう…」


>>1
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(ネブラスカ州):2008/09/13(土) 10:13:07.50 ID:ncPUWUMuO
(;´Д`)ハァハァ
投下しますですぅ。蒼翠 バレンタインネタ

二月十四日。St.バレンタインデー。
恋人同士が愛を誓う日。…まぁ正確には男女が愛を誓い合う日なのだが。

兎にも角にも、毎年この季節になると頭を悩ませる少女が、ふたり。
その悩める少女のうちのひとりである蒼星石は、本命からのチョコレートを手にするべく、様々な作戦を練っていた。


当の本人である姉には気付かれないよう努めて振る舞い、日々の日常生活を送る。
そうして試行錯誤を練って迎えた、バレンタイン前日。

その作戦を実行に移すべく、蒼星石は動いた。



「♪〜」
「………」

姉がリビングで楽しそうに何かを作っている。部屋に香るカカオの匂いと砂糖の匂いで、それが言うまでもなくチョコレートだとわかる。
しかし、問題はそれではない。
テーブルの上にある数個のチョコレートの型を目の前に、蒼星石は顔を顰めた。

一人分のチョコレートにしては、ちょっとばかし量が多い、ように思う。
いつもはこんなに大量には作らないはずなのに、今年はいったいどうしたというのか。

「…翠星石。さっきから何作ってるんだい?」
「何って、バレンタインのチョコレートですよ?」

翠星石はソファーに座る蒼星石を振り向かず手作業を続けながら答えた。
チョコレートを刻んで、湯煎で溶かして…──。鼻歌混じりに楽しそうに作る姉に、蒼星石の眉根が寄る。
やはり、今年はやけに気合いが入っているような…とも思いつつも、そんな様子をただ見ていた。

「…当然、僕にくれるんだよね? チョコレート」
「え?」

訊かれた声に、それまで作業をしていた翠星石が振り向いた。
じっと見つめてくる蒼星石の視線から逃れるようにまたすぐに前を向き、作業を再開する。
先程まで無駄のなかった手つきが、小刻みにカタカタと揺れて。その顔にはうっすらと赤みが差していた。

「僕にだよね? 翠星石」
「え…あ、えと……し、心配しなくても蒼星石の分はちゃんとあるですよ…」

真剣な声色で訊いてくる蒼星石に赤みが差していた頬がどんどん上気していく。
顔をあわせないように、ごまかすように、手元のメレンゲをがしがし掻き混ぜて。
蒼星石は少しの間考えた後、微かな笑みを浮かべゆっくりとソファーから腰を上げ流しの方へと歩を進めた。
翠星石の背後まで近付いていって、そのまま後ろから抱きすくめた。

「っ!? 蒼星…っ」
「『僕の分』ってどういうこと?」
「え…、ひぁ!?」

訊き返そうとした矢先、かる〜く耳を舐められ体が跳ねる。
危うくチョコレートを落としそうになるが何とかこらえ、抱きすくめられて動かない体を動かそうともがく。
が、力は蒼星石の方が強く、腕の力は弱まることなく強くなって。両腕でがっちりと固められてしまった。

「どうして僕の分だけじゃないの?」
「そ、それは…、っひゃぁあ!?」

首筋に鋭い刺激が走る。きつく吸われそのまま舌が這って。
片手が服の中へと潜り込んできて、肌を縦横無尽に辿る。

「ぁ…っ…蒼、せ…せき…っ…やめっ…」

背筋にぞくぞくしたものが込み上げ、足が震え力が抜けてくる。膝が落ちないよう踏ん張ってはいるが、いつまでもつかわからない。
当の蒼星石は然して気にした様子もなく、澄ました顔で行為の手を進めていく。

「何? 聞こえないよ」

姉の声を無視し、首筋に舌を這わせながらそのまま耳へと辿り、甘噛みしていく。
服の中へと潜り込ませた手を腹部からゆっくり上へと滑らせていって…胸の辺りへと到達する頃には、翠星石の身体はすっかり出来上がっていた。

「いつも僕だけにくれてたのに、今年は違うんだ?」
「う……ぁ……っ」
「僕以外にあげる人がいるんだ? 誰?」
「…ち、ちが…、あぁ…っ」

ガチャンッと音を立て手に持っていた絞り袋が流しに落ちる。幸い中身はさほど零れていなかったが、今重要視すべきは、そこではなかった。
肌を辿る手とは違う空いているもう片方の手が、下へと伸びて──

「っ!…そう、せ…っ…チョコ、レート…落ち…っ」
「他の人に渡すようなものは台無しになった方がいいよ…あげるなんてもったいないし」
「あ…っ…ち、ちがう、です! このチョコレートは…、ひぁああ!」

肌を滑る手が、指先が、くすぐったくて。言い返そうにも言い返せない。
毎年毎年のことだが、蒼星石はバレンタインデーになるとちょっと様子が変わる。というか、性格が変わる。
前日は幾分か大人しくしてはいるものの当日になるとそれはもうすごくて。我慢していたのか何なのか、枷が外れすぎて始末に負えない。
これが、悩めるもうひとりの少女である翠星石の、迷宮入りの大問題であった。

いつもチョコレートは渡すのだが、問題はその後。
渡した直後、必ずと言っていいほど、押し倒される。それも、毎年。
いや、押し倒されるのはその日に限ったことではないのだけれど。
しかも押し倒されるだけでは済まされないのだけれど。

兎にも角にも、蒼星石は日に何度かは、こうした暴走した狼のようになってしまうのだ。
意地悪で、強引で。こうなると正直、手がつけられない。

「『このチョコレートは…』何? 誰にあげるんだい?」
「〜〜…っ…そ、蒼星石、です!」

顔を真っ赤にどうにか声を張り上げる。言った途端、蒼星石の手の動きが止まったのを感じた。
その隙を狙い、慌てて蒼星石の腕を解き勢いよく後ろを振り向いた。
身なりを整えつつすぐ目の前の妹に視線を向けた先、少しばかしほけっとしているような顔つきの蒼星石がいた。

「このチョコ…全部僕に?」
「…そ、そうです。こ、今年はちょっと特別なんです。だから…」
「特別…?…あ。」

それだけ言って視線を逸らした姉を見遣り、蒼星石は言葉を反芻する。
そうか、今年は…─。思い出したのか、ああ、と頷いて、再び意地悪そうに微笑みながら、顔を背けている姉の耳元に顔を寄せる。

「そういうこと、ね…」
「! ちょ、蒼星石…!?」
「フフ…」


数秒後。
夜を抜けるような甲高い声が、響き渡った。







そして一夜明けて迎えた、バレンタイン当日。
部屋の一室ではめくるめくメロドラマが展開されていた。

「バレンタインだよ、翠星石」
「そ、そうですね…」
「美味しいよ、このチョコレート」
「よ、よかったですね…」
「もういいよね?」
「な、なにがですか…」

蒼星石は翠星石からもらったチョコレートを美味しそうに食べながら、嬉しそうに話しかける。
翠星石は蒼星石の顔を直視できず、かけられる言葉にも、ただただ顔を真っ赤に俯いて小さく答えるだけ。
これから何があるのか、自分がどうなるのか、わかりきっているから。

そんな恥じらう姉を察してか、蒼星石はやわらかな微笑みを意地悪そうな笑みに変えた。
毎年いつも手作りのチョコレートをもらっているし、その味は絶品だ。だが、今年のは格別に美味しい気がする。
理由を思い出し微かに緩んだ頬はそのまま、蒼星石は再度、声をかける。
今、自分の股の間にすっぽりと収まっている姉に。

「"こっち"も、もう、食べてもいいよね?」

蒼星石はゆっくりと手を伸ばし翠星石の頬に触れる。


鼻先をくすぐる、微かな香水と砂糖の甘さ。
苦くも甘いチョコレートの匂いが、部屋に香り、溶けていった。



投下しゅーりょー。蒼翠が好きすぎます。

18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(樺太):2008/09/13(土) 10:42:28.02 ID:GwDPubcVO
うおおおおおオオオ!!!!!!!!1
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/13(土) 11:07:47.24 ID:Ek9B8tgU0
乙ですぅ
蒼星石はそのうち翠星石にチョコ塗りたくって食べそうだ
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(ネブラスカ州):2008/09/13(土) 11:20:19.34 ID:ncPUWUMuO
嫉妬石可愛い
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/13(土) 11:35:10.71 ID:MBj/3nyD0
夜勤明けで良いもの読ませてもらった
男(百合だから女だけど)のロマン! エロス! だがそれがいい!
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(ネブラスカ州):2008/09/13(土) 12:18:50.53 ID:ncPUWUMuO
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(ネブラスカ州):2008/09/13(土) 13:24:38.71 ID:ncPUWUMuO
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/13(土) 13:41:32.31 ID:MBj/3nyD0
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(樺太):2008/09/13(土) 14:01:24.93 ID:8OXDK5CHO
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(ネブラスカ州):2008/09/13(土) 14:38:54.85 ID:ncPUWUMuO
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(ネブラスカ州):2008/09/13(土) 15:34:18.47 ID:ncPUWUMuO
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/13(土) 16:08:37.47 ID:OqC8hll3O
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(香川県):2008/09/13(土) 16:15:34.05 ID:09FWD85S0
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(樺太):2008/09/13(土) 16:22:20.62 ID:eva3udqvO
綺 蒼翠いいですね!
自分も蒼翠大好きだ !
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(ネブラスカ州):2008/09/13(土) 16:49:05.00 ID:pd98pgpoO
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(樺太):2008/09/13(土) 17:14:08.65 ID:eva3udqvO
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/13(土) 17:19:51.85 ID:MBj/3nyD0
規制とけたよばんざーい

というわけで人間×人間でお題くだしあ。
大まかなシチュもあるとありがたい。
エロ、グロ、鬼畜NGで。
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(ネブラスカ州):2008/09/13(土) 17:32:22.21 ID:ncPUWUMuO
巴×のり

巴の積極アピールにのりタジタジな感じで
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/13(土) 17:46:08.14 ID:NMrGOu64O
>>11
前回の変化っていう小説もそうだけど読んだことあるんだが
もしやあのサイトの管理人さんですか?
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/13(土) 17:47:22.25 ID:NMrGOu64O
>>11
前回の変化って小説も今回のも読んだことあるんだが
もしやあのサイトの管理人さんですか?
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/13(土) 17:50:16.13 ID:MBj/3nyD0
>>34
把握しました。いつ出来るか分からないので首を長くしてお待ち下さい。
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(ネブラスカ州):2008/09/13(土) 18:10:30.55 ID:ncPUWUMuO
wktk
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/13(土) 18:51:54.66 ID:oei/HuhMO
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/13(土) 19:24:29.31 ID:eva3udqvO
保守
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/13(土) 19:24:31.42 ID:ncPUWUMuO
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/13(土) 19:50:31.86 ID:MBj/3nyD0
保守!
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/13(土) 20:14:28.97 ID:OqC8hll3O
しんきょち を はっくつして しまった

http://rozeen.rdy.jp/up/ksgz6964.jpg
http://rozeen.rdy.jp/up/ksgz6965.jpg
http://rozeen.rdy.jp/up/ksgz6966.jpg

擬人化・鬼畜注意
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/13(土) 20:25:53.14 ID:Ek9B8tgU0
>>43
きたああああGJ
レンピカかわいいよレンピカ
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/13(土) 20:37:29.55 ID:oei/HuhMO
銀×レンだと…?





もっとやれ
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/13(土) 20:54:02.09 ID:oei/HuhMO
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/13(土) 20:58:02.25 ID:MBj/3nyD0
銀さま鬼畜! 無表情なレンピカ可愛いよ
他の擬人化の勝手に期待
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/13(土) 21:08:40.76 ID:OqC8hll3O
>>47
一応皆考えてるから いつかうpしたいな
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/13(土) 21:23:53.34 ID:ncPUWUMuO
これはたまらん
足舐め(;´Д`)ハァハァ
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/13(土) 21:40:45.17 ID:eva3udqvO
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/13(土) 21:58:19.68 ID:MBj/3nyD0
そういえばフタナリ蒼星石でエロゲ作ってた人どうしたのかな…途中経過知りたいな。
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/13(土) 22:13:23.11 ID:ncPUWUMuO
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/13(土) 22:15:23.42 ID:QdEU9j+QO
>>51
そういえば確かに見ないな
雛苺を縛って犯してる画像だけは公開してくれたが
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/13(土) 22:17:55.78 ID:ncPUWUMuO
蒼雛縛りプレイとかデラ萌え
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/13(土) 22:32:48.85 ID:MBj/3nyD0
hosyu
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/13(土) 22:32:57.59 ID:QdEU9j+QO
雛苺の場合は他の姉妹より犯罪臭が濃厚だぜ…
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/13(土) 22:45:34.87 ID:eva3udqvO
保守
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/13(土) 23:10:59.61 ID:MBj/3nyD0
保守!
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/13(土) 23:27:56.85 ID:MBj/3nyD0
早め保守

しかし過疎…前は盛り上がったのに
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(北海道):2008/09/13(土) 23:33:52.14 ID:4DiKdQ2JO
絵師とか文士さんが少ないもんね…
でも保守
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/13(土) 23:55:02.16 ID:ncPUWUMuO
マターリまちましょう
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 00:05:12.30 ID:eva3udqvO
いきなりだけど蒼翠投下するよ

「傍にいたいと思うのは」


「もう暦の上では秋だっていうのに今だに暑いですね〜…」

学校からの帰り道。
日が暮れ始めた空を仰ぎながら隣を歩く翠星石が呟いた。
日が暮れると言っても空はまだ明るい。
彼女の言う通り、暦の上では秋なのだが、蒸し暑く、蝉さえ鳴いている。秋どころかまだ夏だと言ってもおかしくはないと思う。

「寒いよりはいいじゃないか。翠星石は寒がりだし。」
「う〜…そうですけどぉ…暑いのだって嫌ですよ。
夜は暑さで寝にくいですし、髪だって汗で肌に張り付いてべたつくですし…とにかく暑いのも嫌なんですぅ!」

「…何それ。我が儘だなぁ。」

気持ちはなんとなくわかるが、筋の通っていない理屈に呆れつつ吹き出してしまう。

「もうっ!何で笑うですか!」
「だって…言ってることがめちゃくちゃだからさ。
夏も冬も何回だって来るのにそんなこと言ってたらキリがないよ?」

頬を膨らませる彼女にからかうように言った。

こんなことを言ったらまた怒るだろう、ということを予想しながら言ったことだったのだが…予想は外れ、彼女は言い返しては来なかった。
それどころか突然大人しくなってしまった。
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 00:08:18.61 ID:FCXiOXftO
少し間が空いてから、翠星石は口を開いた。

「…わかってるですよ、それくらい。
でも…翠星石だって少しずつ好きになってるですよ。」
「え?」

なかなか口を開かない彼女の様子に、傷つけてしまったのではないかと内心焦っていた僕は安堵したと同時に翠星石の発言に驚いた。

季節が巡る度、特に夏と冬を嫌っていた翠星石がそんなことを言うなんて…。

「…どうして?」

僕が尋ねると、翠星石は歩みを止めた。
僕もそれに倣い、歩みを止める。

「気づいたから…ですかね」
「…気づいたって何に?」

再び尋ねると、翠星石が僕の方に向き直る。
頬が微かに赤く染まっているのは気のせいだろうか。

「今年も、今までの夏もお祭りに行ったり、花火見たりしましたよね、一緒に」
「え? …うん、花火綺麗だったね。」
「冬は一緒にクリスマスケーキ食べたりこたつに入ったり紅白見たりしましたよね」
「うん、ケーキ美味しかった。イルミネーションも見に行ったっけ…懐かしいなぁ」

色々な思い出が鮮明に蘇ってくる。
その時の光景を思い出すごとに自然と温かい気持ちになる。
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 00:09:12.11 ID:FCXiOXftO
「…でも、それがどうかしたの?」

何が言いたいのだろう?翠星石が夏と冬が嫌いでなくなった理由とどこが関係しているのだろう。そんなことを思案していると視線を感じた。
視線を感じる方に目を移すと、翠星石がじと目で僕を見ている。

「…わからないですか?」
「何を?」

首を傾げた僕に、はぁ…と呆れたように溜め息を一つついて翠星石は言った。

「翠星石は…夏と冬が好きじゃなかったです。
でも…こうやって今までのことを思い返すと楽しいことばかりなんです。…変ですよね、嫌いな季節なのに。
だから、どうしてなのか考えてて…気づいたんです。」

そして、ふっと笑って彼女は言った。

「今まで当たり前すぎて気づかなかったですけど…どんな時も蒼星石が一緒だったんですよ」
「え…」
「貴方が一緒だったから、嫌いな物が楽しいとか嬉しいとか思えるのですぅ。
…だから、夏も冬もそこまで嫌いじゃなくなったのですよ」
「…!」

目の前の翠星石の頬はやっぱり赤く染まっている。どうやら言った本人も照れているらしい。
…気のせいじゃなかったみたいだ。
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 00:10:52.82 ID:FCXiOXftO
そういう僕も、顔が熱くなるのを感じる。
何を言い出すのかと思ったら…そんな可愛い笑顔で、そんなこと言わないでよ。…恥ずかしいじゃないか。

…でも…わかるよ、その気持ち。


「…そっか」
「まあ、悪魔でそこまではってことですけど…って、ふぇ!?」

目の前の彼女の腰に腕を回し、包み込むように抱きしめる。

「…そっ蒼星石?」
「…同じだね」
「え?」

…嫌いな物は違うけど、気づいたことは同じだよ。僕もそうだ。
眩しい太陽も、自分自身も、嫌いだった。
太陽はいつも輝いていて、迷いなど微塵も見せはしない。
その点、僕はいつも物事を深く考えすぎて、結局解決策は見つからず後ろめたさが残る。
そんな太陽が妬ましくて、それに嫉妬する自分が嫌いだった。
だけど、君と歩けば太陽の眩しさなんて気にならなくて、君が僕を好きだと言ってくれる度、自分に自信が持てていく。
君と一緒にいるだけで、嫌いな物も好きになっていける。

66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 00:11:43.69 ID:FCXiOXftO
「…君と同じで僕も、君と一緒なら嫌いな物があっても好きになれる。好きな物は…きっと、もっと好きになる」
「好きな物はもっと好きに…?ふふっそうですね。…蒼星石、大好きですよ」
「うん…僕もだよ」
腕の中の翠星石が嬉しそうに、それまで躊躇うようにしていた腕を僕の背中に回してくる。

「これからもずっと…ずーっと一緒ですよ?
翠星石の傍にいて下さい…」
「もちろん。…ずっと傍にいるよ…」

言うと同時に彼女を抱きしめる力を強め、そっと唇を重ねた。

ずっと傍にいる。
例えどんなに季節が巡ろうと、どれほど時間が流れても。今も昔も傍にいたいと思うのは、一緒にいたいと思うのは…
ただ一人、君だけだから。

http://kjm.kir.jp/?p=196087
END
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 00:13:16.74 ID:FCXiOXftO
投下終了
始めてまとも?なSS書いた
gdgdでごめん
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/14(日) 00:20:54.62 ID:Et8OvjLF0
絵もSSもGJGJ!! 幸せな双子いいなあ。
絵もSSも書けるとは…恐ろしい子!
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/14(日) 00:38:21.70 ID:Et8OvjLF0
保守ですぅ!
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/14(日) 01:06:35.87 ID:Et8OvjLF0
保守なのよー
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(新潟・東北):2008/09/14(日) 01:12:29.54 ID:0aOdp87gO
9月13日、翠星石は朝から慌てていた。

「遂にこの日が来ちまったです!今日は大地震が来て、日本終了するかもしれないですよ?!」
「ジュセリーノの予言のことかい?」
蒼星石が尋ねると、翠星石は怯えた表情で訊き返す。
「そうです…。蒼星石は怖くないのですか?」
「僕はその手の話は…」
蒼星石がそう言いかけた時、ガタガタと音がして急に部屋が揺れ始めた――。

「はわわわ…。た、大変ですぅ!本当に地震が来たですよ!!」
驚いた翠星石は蒼星石の腕にギュッとしがみつく。
「落ち着いて、翠星石。そんなに激しい揺れ方じゃなかったから、きっと大丈夫だよ」
蒼星石は翠星石に言い聞かせながらテレビをつけて、震度を確認した。

「ほら見てごらん、翠星石。大きくても震度3だから被害もないと思うし、大丈夫だよ」
「でも、これは前兆かもしれないですよ?もしかしたら、この後に大きいのがドーンと来るかも…」
不安が拭いきれない翠星石は更に強く蒼星石の腕を握りしめる。
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(新潟・東北):2008/09/14(日) 01:13:37.33 ID:0aOdp87gO
そんな彼女を見た蒼星石が苦笑いしながら言った。
「これじゃ、どっちがお姉さんだか分からないね」
その言葉を聞いた翠星石は直ぐ様反撃に出る。
「なん…だと…ですぅ!こう見えても翠星石は、お姉ちゃんなのですよ。
 今度地震が来たら、ちゃんと蒼星石を守ってやるです!お前の為なら、例え火の中・水の中ですぅ!!」
「うん。ありがとう、翠星石――」

ムキになって話す自分の姉が何だかとても可愛らしくて、蒼星石は翠星石を優しく抱きしめた。
「今日は僕がこうして君を守ってあげるから、もう少しこのままでいてもいいかな?」
「…まぁ、たまにはこういうのもいいかもしれないですね。
 しゃーねぇですから、今日は特別に許可してやるですよ」
そう言って、翠星石は蒼星石の肩に頬を寄せた。

肌から伝わる温かなぬくもり――。
二人はお互いに守るべきものを抱きしめて、しばらく離れようとはしなかった。

73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 01:48:46.22 ID:FCXiOXftO
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/14(日) 01:48:53.06 ID:Et8OvjLF0
乙! そういえば地震こなかったな。
怯える翠星石と対照的に冷静な蒼星石可愛いよ。もうずっと抱き合ってなさい。
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 02:23:59.18 ID:FCXiOXftO
保守
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/14(日) 03:02:31.61 ID:Et8OvjLF0
大丈夫かな?寝る保守
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 03:47:08.82 ID:Eu8wXcHaO
紅銀読みたいよ、紅銀

いかん、もう寝よ
>>77
何故にアメリカ…?
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 06:20:50.42 ID:2gCd8oZEO
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 06:56:12.62 ID:2gCd8oZEO
>>67
乙!双子可愛いよ双子
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 06:56:58.53 ID:2gCd8oZEO
>>72
乙!翠星石は色々と信じそうだw
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/14(日) 07:45:41.74 ID:zArlwfKo0
朝ですぅ
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/14(日) 09:03:51.51 ID:zArlwfKo0
夜に投下きてた
お二方乙ですぅ!
蒼翠おいしいです(^q^)
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/14(日) 09:21:50.13 ID:Et8OvjLF0
>>34のリクエストが出来たので投下しますー。
85ヘタレと本音と欲望と(愛知県):2008/09/14(日) 09:22:52.37 ID:Et8OvjLF0
 とある週末、今日は巴が桜田家に止まる日だ。
 ジュンには「雛苺と過ごしたいから」と言ってあるが、一番の目的は恋人ののりと一緒に時間を過ごす事。
 もちろん雛苺と遊ぶのも楽しみなのだが、やっぱり付き合ってるんだから週末は甘い時間を過ごしたかった。

 そして今の時間は夜九時過ぎ。
 雛苺達は鞄の中に戻り、ジュンは部屋に戻っている…今はからは甘い二人の時間。
 二人は誰もいなくなったリビングで、ソファに二人並んで座っている。
 もちろん、お互い手は握り合ったままで。
「雛ちゃん達も寝たわねぇ」
「そうですね、変わらず元気そうで安心しました」
「ええ、毎日元気いっぱいよ」
「そう…いつも雛苺の相手してくれてありがとうございます」
「ううん、雛ちゃんと遊ぶの楽しいから全然迷惑じゃないわよ」
 のりはそれだけ言うと巴へともたれかかって来た。
 巴からものりにもたれかかり、お互いの密着度がより高まる。
 テレビも消してあり、お互いの息以外聞こえない静かな空間。
 心地良い沈黙、お互いがそこにいるだけで十分な安心感が二人を包む。

 その沈黙を破ったのはピピピと言う無機質な電子音。
 お風呂が沸いたという合図だ。それを聞いて、二人はその音がした方を見る。
「お風呂沸いたみたいですね」
「そうね、巴ちゃん先入っていいわよ」
「いえ、のりさんの家なんですからのりさんが先にどうぞ」
「気にしなくても良いのに。…そうだ、じゃあ一緒に入る? 背中洗ってあげよっか?」
 ちょっと含みのある笑みでのりがそう問いかけると、巴は顔を赤くして立ち上がった。
「い、いいです一人で。…じ、じゃあ、お風呂借りますね」
 巴は赤い顔が見られないようのりから顔を背け、少し早足でお風呂場へと向かって行った。
86ヘタレと本音と欲望と(愛知県):2008/09/14(日) 09:23:58.47 ID:Et8OvjLF0
―※―※―※―※―

「…はあ…まただ…」
 お風呂に浸かりながら、巴はさっきの自分を思い出して自己嫌悪に陥っていた。
 普通に部屋の中で甘えたりするのは平気なのだが、そこから先…例えば一緒にお風呂に入るとか、そう言うのは変わらず平気でいられな

い。
 恥ずかしくて緊張して、どうすればいのか分からなくなってしまうのだ。
 当然、体を重ねる時なんてもう全身が固まり頭が爆発しそうで、とても愛撫がどうのこうのとか言ってる場合じゃない。
 自分からは十分に感じさせてあげることもままならず、行為が終わった後は情けなくて落ち込んでしまう。
 のりはそんな巴を励まし庇ってくれるのだが、それが余計に申し訳なく感じて来る。
「…どうしてなんだろう…」
 何とかしてもっと積極的に、そして緊張しないようになりたいのだが。いつまでもこうだとのりに失礼だ。
 十分に自分からものりを感じさせ、お互いに体も心も満足させたい。
 …まあ、キスが出来るようになったのは、少しは成長した証拠かもしれないが。
「…ああもう!」
 不甲斐ない自分が嫌で、ネガティブな思考を振り払おうとお風呂の中へと沈み込んだ。
87ヘタレと本音と欲望と(愛知県):2008/09/14(日) 09:25:45.04 ID:Et8OvjLF0
「…のぼせたかな…フラフラする…」
 エッチな考え事をしていたのと、それで少し長風呂したせいか足元が覚束ない。
 少しフラフラとした足取りでリビングに戻ると、のりがソファに座ってテレビを見ていた。
 ドアを開けるとのりは巴に気が付いてこっちを向く。
「お湯加減はどうだった?」
「ええ、ちょうど良かったですよ。ただ長風呂したせいかのぼせたっぽいですけど…」
「あら…大丈夫?」
 お風呂上りで赤くなった巴の顔を、のりは心配そうに覗き込む。
「そうだ、冷蔵庫にジュースがあるからそれ飲んで」
「いいんですか? ただの水でいいですけど…」
「だから遠慮しないで。私と巴ちゃんの仲なんだから。これはお姉ちゃん命令、分かった?」
「お姉ちゃん命令って…」
 真顔でそんな事を言うのりがおかしく、思わず笑みがこぼれた。
 そんな巴の額に一つキスを落とし、巴は少し驚いてそこに触れる。
「ちゃんと飲まなきゃダメよ? それじゃ、私もお風呂入ってくるわね」
「…はい…」
 少し惚けている巴に手を振ると、のりはリビングから出て行った。
 残された巴はのりに言われたとおりジュースを飲もうと、キッチンの冷蔵庫へ向かう。
 それを開けると、確かに手前側に果物の絵が書かれた缶が幾つかあった。
「これで良いか…」
 まだ少しフラフラする頭で、適当にオレンジが書かれている缶を手に取った。

―※―※―※―※―
88ヘタレと本音と欲望と(愛知県):2008/09/14(日) 09:27:10.19 ID:Et8OvjLF0
「ふう。巴ちゃん、ちゃんとジュース飲んでるかな」
 風呂から上がってさっぱりしたのりがリビングに戻ると、巴はソファに座ってボーっとしていた。
 よく見るとその手にはオレンジの書かれた缶が握られていて、ちゃんと飲んだことを知って一人頷く。
「ちゃんと飲んでるわね、えらいえらい」
 そう声を掛けると、それで巴はのりに気が付いてこっちを見た。
 巴はのりを確認すると立ち上がり、そのままつかつかと歩み寄ってくる。
 少し様子が違う巴に、のりは少し訝しんだ。
「? どうしたの、巴ちゃ…!」
 刹那、台詞を全て言い切る前に巴に唇で口を塞がれてのりの目が大きく見開かれる。
 更にのりの口をこじ開け、巴の生温かく湿った舌が入り込んできた。
「んんっ! んむ、あふ…!」
 激しく動揺するのりの口内を、巴の舌が水音をたてて動き回り犯していく。
 舌と同時に巴の唾液も一緒に口の中へ送り込まれ、どうする事も出来ずそれを飲み込んだ。
 それはまるで一種の媚薬のようにそれはのりの神経を痺れさせ、頭をクラクラさせる。
 いつもと違う巴の様子に恐怖を感じ取り、意識と力を振り絞り巴を引き離した。
 巴の口とのりの口を銀色のアーチが繋ぎ、蛍光灯に反射して輝き酷く淫靡な光景となる。
「はぁ…巴ちゃん、どうしたの…? いつもの巴ちゃんじゃない…」
「何言ってるの? 私は私だよ、のり」
 普段とは違う口調で呼び捨てにされ、背筋をゾクリとした物が走る。
 だがその中、巴の息から普段なら感じられない匂いを感じ取った。
「…巴ちゃん、まさかお酒飲んだ…?」
 変わった匂いはお酒の匂いに間違いない。
 そう言えば前に両親が帰って来た時に残して行った缶チューハイを冷蔵庫に入れっぱなしにしたままだった気がする。
 それを飲んでしまったのか。
89ヘタレと本音と欲望と(愛知県):2008/09/14(日) 09:28:23.57 ID:Et8OvjLF0
「お酒…ああ、あれお酒だったんだ。道理で変わった味だと思った」
「気付かなかったの!?」
「開けちゃったし捨てるのももったいなかったから、全部飲んだよ」
「もう…」
 呆れと驚きと諦めと色んな感情が入り混じって溜息を吐いた。
 巴はそんなのりに顔を近付けてきて、欲望の混じった目で顔を覗き込む。
「私にお酒を飲ませて、どうしようとしたのかな?」
「飲ませてって、そんなつもりじゃ…!」
「そんな悪い恋人にはお仕置きが必要かな。フフフ…今まで上手く出来なかった分、十分悦ばせてあげるからね…」
 とても中学生とは思えない程の色気を含んだ雰囲気の台詞に飲まれ、のりの体から力が抜けていく。
 そのまま押し倒され、フローリングの床のひんやりした冷たさが背中に伝わる。
 もはや抵抗する力も無くなり、そんなのりを巴は満足そうに見下ろした。
「可愛いよのり…愛してる…」
「…巴…ちゃん…」
 耳元でそう囁かれて完全に抵抗する気を失い、全てを巴に預けようと目を閉じる。
 そののりに巴はもう一度口付けようと顔を近付けていく。
90ヘタレと本音と欲望と(愛知県):2008/09/14(日) 09:29:12.78 ID:Et8OvjLF0
 ガチャッ。
「なんか腹減ったー。何か食べるも…の……」
 あと少しで唇と唇が重なるという所でリビングの扉が開き、ジュンが廊下から現れた。
 その瞬間、場の空気が完全に凍りつき、巴とのりはモロにジュンに見られてしまった。
 その時間はたっぷり数秒はあっただろうか、ジュンが口を開いた事で時間は動き出した。
「な、な、な、二人とも何して…!」
「…桜田君…よくも邪魔したわね…」
 完全にパニックになったジュンを、巴は怒りに満ちた目で睨みつける。
 そして立ち上がり、近くに置いてあった自分の竹刀袋から竹刀を取り出しジュンを見据える。
 殺される、そう察したジュンは慌てて弁明をし始めた。
「…ぼ、僕は何も見てない! 何にも何にもほんとに…!」
「ダァァァイ!!」
 ドゴッ!
「げふぅっ!!」
 必死に弁明をするジュンに、巴は情け容赦なく突き攻撃を放った。
 避ける間も無くそれを喰らったジュンはそのまま後ろにぶっ倒れて気を失ってしまった。
 さすがにのりもこれには驚き、思わずジュンに駆け寄る。
「じゅ、ジュン君大丈夫!?」
「大丈夫、急所は外してあるわ。明日には目を覚ますはず」
「ほ、本当…?」
「ええ、これは私とのりの邪魔をした…報…い…」
91ヘタレと本音と欲望と(愛知県):2008/09/14(日) 09:30:13.51 ID:Et8OvjLF0
 竹刀を袋にしまう巴だったが後半には力が抜けてきて、そのままその場に崩れ落ちてしまった。
 ジュンから慌てて巴へと駆け寄り何とか支えると、可愛らしい巴の寝息が聞こえて来た。
「…寝ちゃってる…」
 やれやれといった様子で笑みを浮かべ巴をお姫様抱っこすると、そのまま自分の部屋のベッドに寝かしつけた。
 顔を覗き込めば、さっきまでの様子が嘘のようなあどけない表情で眠りについている。
 頬をそっと撫でてあげると、嬉しそうな笑顔を浮かべた。
「…でもビックリした…巴ちゃん酔うとあんなふうになるんだ…」
 さっきまでの巴を思い出し、のりは少し恐ろしくなった。それと同時に、別な感情が浮かび上がる。
「…けど…ああいうふうに迫られるのも良いかも…」
 …意外と満更でもないのりだった。

 ちなみに、巴もジュンも目を覚ました時には昨日の事など全て忘れていた。

終わり
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/14(日) 09:31:17.61 ID:Et8OvjLF0
投下完了ー。40秒規制うざいですorz
遅くなって申し訳ない、期待に沿えていたら光栄です。
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 09:34:21.20 ID:S1R9r2n8O
乙&GJ!
ダァァァイに吹いたwwジュン哀れww
酒で大胆になるが、記憶がなくなるとは何と都合いい…
悪用すればのりの欲望も満たされそうだなw
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/14(日) 09:52:24.71 ID:zArlwfKo0
うおおお巴ぇぇぇぇぇええ
GJ!酒乱巴素晴らしい
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/14(日) 10:14:56.18 ID:Et8OvjLF0
保守
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 10:24:22.60 ID:2gCd8oZEO
>>92
リクしたものです。トン&乙&gj!
巴×のり(;´Д`)ハァハァ
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 10:42:09.78 ID:kyQ3wvccO
保守
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 11:05:52.60 ID:kyQ3wvccO
早いかな?保守
「………な、なな、なななっ……!?」
「うるさいわよ、翠星石。この役に問題でも?」
「も、もも、問題大アリですぅ!何で白雪姫が水銀燈で、王子様が蒼星石なんですかぁ!ぶっちゃけありえないですぅ!」
「あら?私は良いと思うけど?」
「そ、それはクラス委員長だからって真紅が好き勝手に決めてるからですぅ!」
「す、翠星石……、大丈夫だよ、舞台の上では一緒に居られるし……ね?」
「……バカ、白雪姫のラストを知らないんですね……?」
「え?ラスト?………あっ。」
「思い出しましたか?魔女の毒で眠った白雪姫をキスで目覚めさせるというラストなんですよ?水銀燈とキスですよ……?」
「た、確か僕達ってファーストキスもまだだったよね……?付き合い始めて結構経つのに……。」
「水銀燈とキスするのと、翠星石とキスするの……どっちが良いですか……?」
「………翠星石。」
「……私も蒼星石とじゃなきゃ……、いやです。」

みたいな、蒼翠ネタ誰か書いてくれ。
保守。

100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 11:27:26.96 ID:2gCd8oZEO
水銀燈(!!キタコレ!舌入れてやるわぁ〜ウフフ)

真紅(キスシーン録画するのだわ…ムフフ)
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 11:34:47.74 ID:2gCd8oZEO
雛苺姫役、蒼星石王子役でキスするフリだけっていう設定なのに本番でディープキスする蒼星石
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 11:39:19.23 ID:2gCd8oZEO
ディープキスじゃなくて普通のキスの方がいいか…
あれ?今……キス…?って感じの方が
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 11:50:49.41 ID:V/VRBnv0O
雪「白雪姫様を真に愛すると誓うなら…」
薔薇「…誓い、の…口付け…を……」

雛(じゃあ、くっつく一歩前になったら合図するの)
蒼「………」ニコ
雛(ふぇ…?そうせ………んっ……)
蒼(ほら、お姫様。目覚めの時間だよ)
雛(み、皆が見てるのに……もう…!)


こうですか?><
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 11:57:53.09 ID:2gCd8oZEO
そうです><

てかきらきーとばらしーがかわいすぐるw
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 12:01:03.47 ID:FCXiOXftO
今、蒼翠でそういうネタ書いてるから出来たら投下するね
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 12:03:52.74 ID:V/VRBnv0O
>>105
wktk
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 12:08:01.04 ID:2gCd8oZEO
イヤッホーゥ
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(埼玉県):2008/09/14(日) 12:13:26.66 ID:nn6dt2QM0
何かSS投下したいんですけど、CPが決まりません。
蒼翠、雪蒼、蒼真。どれがいいでしょうか?
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 12:26:05.50 ID:Aog89A1TO
>>108
あえて雪蒼
妹攻めが良い
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(北海道):2008/09/14(日) 12:27:48.96 ID:wMAYy6k3O
蒼翠でお願いします
双子は正義
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 12:30:17.22 ID:2gCd8oZEO
蒼真紅が見たいのだわ
今日初めてこのスレに来てとりあえず書いてみたんですが投下してみていいですか?
微妙に内容スレチかもしれませんが。濡れ場は作るつもり。
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 12:40:32.48 ID:2gCd8oZEO
もちろん、どうぞどうぞ
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(埼玉県):2008/09/14(日) 12:40:40.49 ID:nn6dt2QM0
まったりと3つとも書きたいと思います。
まずは雪蒼からやりますね。どれくらいかかるかは分からないですけど。
気長にお待ちください
翠星石「今日も暇ですぅ…蒼星石、何とかしてくださいですぅ!」
蒼星石「アリスゲームやってなきゃ基本僕らニートだからね。」
翠星石「悲しいこと言わないで欲しいですぅ…何か面白いことはないですか?」
蒼星石「うーん…じゃあお医者さんごっこでもするかい?」
翠星石「ぅ…ぇ?」カーッ///
蒼星石「(ちょっ…本気にしてる…かわいい///)」
翠星石「そ、蒼星石?どうしたです?」
蒼星石「翠星石が悪いんだからね…そんなリアクションするから…」がばふ
翠星石「え…きゃ!?」
蒼星石「前から翠星石の服を僕の鋏で切り刻んでやりたかったんだ…」
翠星石「えっ!蒼星石、それちょっとヤバイ人ですぅ」
蒼星石「問答無用!」
翠星石「き、きゃあああ!!」

その時廊下を駆ける足音と共に勢いよく部屋の扉が開かれた!

続けていい?
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 12:48:01.51 ID:kyQ3wvccO
良いぞもっともっとやってください
ズバァン!
真紅「ちょっと待つのだわ!蒼星石!」
蒼星石「なっ!どうして君がここに…」
真紅「話は全て聞かせてもらったのだわ!蒼星石、あなた全然なってないのだわ!」
蒼星石「ど、どういうこと!?」
真紅「せっかくのふりふりドレスなのに全部切り刻むのなんてもっての他なのだわ!
   玄人は生地を残しつつ幼女を嗜むものよ!」
蒼星石「うるさい!余計な口出しをするな!
    (でもこの妙な説得力に心惹かれるのも事実…)」
真紅「ふふふ、あなたの動揺が見て取れるようなのだわ、蒼星石!」
蒼星石「く、くそぅ…」
翠星石「もう私おいてけぼりですぅ…」

その時風を切る音と共に勢いよく窓が割れる音が!
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 12:57:53.53 ID:FCXiOXftO
おぉ!活力になる!
どうぞ続けて下さい!
バリィン!
蒼星石「何もn…」
真紅「何者なのだわ!?」
蒼星石「ちょ、それ僕のせりf・・・」
水銀燈「ほほほほほ!出歯亀するしか能のない哀れな真紅を笑いにきたのよぉ!」
蒼星石「僕を仲間はずれにするなー!」
真紅「いいわ、水銀燈、ここで決着をつけるのだわ!」
蒼星石「っ…」ぷるぷる
翠星石「あ…蒼星石の顔が真っ赤ですぅ。蒼い子なのに。」
真紅&水銀燈「ギャーギャーワーワードタドタくんくんビシッバシッバタバタ」
蒼星石「…」
翠星石「あっ!蒼星石が無表情ですぅ!石みたいですぅ!
    これは正に蒼星石石ですぅ!」
蒼星石「もういいや。続けようか?翠星石。」ニコッ
翠星石「ひゃっ、ひゃい!(こ…怖いですぅ…)」

そして濡れ場へw
蒼星石は翠星石に笑いかけると、一気に舌を口に押し入れた。
翠星石はなす術もなく身を任せている。目の端にはうっすらと涙が浮かんでいる。
蒼星石「ん、んぅ…ぷはっ!翠星石、かわいいよ」
翠星石「そ、そんな…恥ずかしいですぅ…」
蒼星石「うふふ、恥ずかしいの?」
蒼星石は翠星石の頬に軽くキスをする。
そのまま首筋へと舌を這わせ、鎖骨をピチャピチャと音を立てて愛撫してく。
そして胸をはだけさせると、意外と大きい膨らみを弄っていく。
蒼星石「意外と着やせするんだね…」
翠星石「そんな…///二人もいるのに…」
蒼星石「大丈夫だよ。あの二人なら――」
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 13:15:45.57 ID:2gCd8oZEO
鎖骨責めキター!!!!!
真紅「これは意外と…もしかするかもしれないのだわ」チラチラ
水銀燈「な、なぁによぉ!あたしは負けないわよぅ!」
真紅「やれやれ…怪しいものなのだわ」
水銀燈「んなっ!ほんとにほんとよぅ!」
真紅「ならば確かめさせてもらうだけなのだわ」ふにふに
水銀燈「えっ…ちょっとそんな…んっ!いきなりすぎるわよぅ///」
真紅「ほらほらそのだらしない胸を晒すがいいのだわ」
水銀燈「ふぁっ…そんな、そんな…だめよぅ///」
真紅「そんなこと言っても体は正直なのだわ。下までこんなにはしたなく濡らして…
   お二人に見てもらうがいいのだわ。」
水銀燈「だっだめぇ!こんなのはずかしすぎるわぁ…///」
真紅「そんなこと言ってほんとは感じているんでしょう。
   まったくはしたない雌豚なのだわ!この変態!変態!変態!」
水銀燈「ご、ごめんなさい!わたしははしたない雌豚ですぅ!
    こんな姿を晒して、もうお父様に顔向けできませんっうっ!
    あっ、もうだめぇ、いっちゃう、いっちゃううぅぅぅ!」
水銀燈が盛大に吹き出した潮が蒼星石と翠星石に降りかかる。

蒼星石「なんだこれ…」


てかほんとになんだこれ…
乱入あってもなんだかんだ普通に蒼翠オチの予定だったのに…orz
こんなしょうもないのでいいですか?w
希望があればそれなりにちゃんとした蒼翠のオチも考えますが…
なんか恥ずかしいなぁ…
やっぱり慣れないことをするもんじゃないですね…
他の方も書かれてるみたいなのでROMに移りますねorz
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(埼玉県):2008/09/14(日) 13:30:15.58 ID:nn6dt2QM0
鬼畜真紅と水銀燈にやられました。
蒼翠のオチ期待しますね
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 13:32:17.85 ID:2gCd8oZEO
nice yuri
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 13:44:23.17 ID:kyQ3wvccO
ROMに移らないでもっと投下もしてくれ!
期待してるよ!
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 14:23:03.82 ID:kyQ3wvccO
保守
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 15:01:51.59 ID:kyQ3wvccO
保守よぉ
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 15:24:35.52 ID:kyQ3wvccO
保守
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 15:52:00.23 ID:2gCd8oZEO
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 16:05:43.81 ID:FCXiOXftO
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 16:39:53.41 ID:2gCd8oZEO
子猫翠蒼
先週とは違って今週は蒼翠豊富で嬉しい。
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 17:02:41.04 ID:FCXiOXftO
激しく同意です
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 17:03:34.17 ID:vDrA/6fLO
同じく禿同です
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 17:04:51.31 ID:S1R9r2n8O
見事に双子が大量だな
雛好きの俺としちゃ>>101のシチュに期待するぜ
「双子祭開催中ですぅ。」
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 17:39:50.34 ID:S1R9r2n8O
まぁ双子も好きだけどさ
ってかあんたまだコテ付けてたのかwww
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 17:50:53.82 ID:fMB1FDi9O
翠蒼も見たいでよ
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(dion軍):2008/09/14(日) 18:08:51.50 ID:cYdiZHzN0
ho
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/14(日) 18:29:56.90 ID:Et8OvjLF0
たまには自分以外の人間カプSSも読んでみたい保守
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 18:43:02.40 ID:fMB1FDi9O
巴×雛が見たい保守
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 18:56:28.76 ID:S1R9r2n8O
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(dion軍):2008/09/14(日) 19:00:42.28 ID:cYdiZHzN0
めぐぎんがみたい。保守。

でも双子は正義。
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 19:11:56.09 ID:2gCd8oZEO
全部見たい、ふしぎ!
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 19:12:36.13 ID:FCXiOXftO
今SS書いてるけど長くなるかも
どうしよう…長くてもいいかな?
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 19:19:27.65 ID:Aog89A1TO
むしろ長いのはOKじゃないかと?

>>113
ありがとうごさいます。
どうぞゆっくり書いて下さい
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(埼玉県):2008/09/14(日) 19:32:43.54 ID:nn6dt2QM0
雪蒼出来ましたー。
晩御飯食べたら投下しますねー
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 19:54:47.76 ID:2gCd8oZEO
wktk
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/14(日) 20:03:37.65 ID:Et8OvjLF0
>>146
俺なんて20レス以上の作品投下したことあるぜ
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 20:22:53.50 ID:V/VRBnv0O
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(dion軍):2008/09/14(日) 20:39:02.05 ID:cYdiZHzN0
hoshudesu
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/14(日) 20:58:52.74 ID:Et8OvjLF0
ho!
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/14(日) 20:58:58.63 ID:FCXiOXftO
そうかわかった
ありがとう
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 21:17:08.56 ID:V/VRBnv0O
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(dion軍):2008/09/14(日) 21:19:52.67 ID:cYdiZHzN0
SSじゃないが動画で「ローゼン百合アンケート」を作ったので、うp出来たら報告に来ます。
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(埼玉県):2008/09/14(日) 21:26:51.05 ID:nn6dt2QM0
投下します

【デザート】

「……まだ食べるの?」
「ええ」

雪華綺晶の食欲にはいつも驚かされる。
まさにその胃袋はブラックホール。彼女が満腹になることなどあるのだろうか、と思うほどに。

「お前の胃袋はどんなってんですか……」

キッチンから翠星石の、呆れたように呟いた声が聞こえる。
そもそも彼女を我が家の食卓に招いたのは翠星石。だから当然料理をするのは翠星石。
キッチンは戦場のように翠星石が慌しく歩き回って、休む暇もなく料理を作り続けている。
僕も手伝おうとはしたけど「てめえはあいつのペースを落とす努力をするですぅ!」と一蹴された。
二人に使うには少々広すぎたテーブルも、彼女の手にかかれば一斉に皿に埋め尽くされる。
翠星石のいうことに頷けた。適度に話しかければ、そのときだけは雪華綺晶の手が止まるからだ。

「彼女を家庭の晩御飯に誘わないほうがいいわよ」

水銀燈の声が頭に響き渡る。今日帰るとき、翠星石と一緒に言われた。
全く、そのとおりだった。
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(埼玉県):2008/09/14(日) 21:28:05.92 ID:nn6dt2QM0
「お姉さまは食べないのですか?」
「いや……もうお腹いっぱいだから」

全く食べていないけれど。彼女の食べっぷりを見たら、すぐに箸を置いてしまった。
彼女の食べ方はとても綺麗だけど。彼女の胃袋が今戦場になってると思うと、とても食べられなかった。
雪華綺晶がちょうどテーブルにある料理を食べきる頃に、翠星石が両手にのった料理をテーブルに置く。
その顔には疲労が溜まっていた。

「もうそろそろ、腹も一杯になったですか?」
「そうですわね……、でも何とか食べられますわ」

翠星石に安堵の色が浮かぶ。僕もホッとした。
彼女に使った食料は恐らく僕達が、一週間生活できただろうの分。
数分して、翠星石の作った料理が完全に彼女の胃袋に収まった。
何故か水銀橙の言葉が次々と一言ずつよみがえった。

「彼女はとりあえず満腹になるまで食わせなさい。さもなければ」
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(埼玉県):2008/09/14(日) 21:28:36.17 ID:nn6dt2QM0
「ご馳走になりましたわ。」
「全くですう」
「さて、デザートなんてございますか?」
「は?」

僕は聞かないことにして、ゆっくりと席を立つとすぐ近くにあるソファーに座った。
テレビはつけないで、ただぐったりとソファーに体を預ける。
この場は翠星石に任せようと思う。

「この期に及んでまだ食う気ですか!?」
「あら、デザートは別腹といいますわよ?」
「んな訳あるわけねえです! デザート用の食材なんてねえです!」

翠星石の怒号が響く。
ああ、近所迷惑だろうな。ていうか雪華綺晶も遠慮っていう言葉知らないのかな?

「そこまで言うなら、蒼星石でも食ってろです!」

……はい?
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(埼玉県):2008/09/14(日) 21:29:10.59 ID:nn6dt2QM0
「ちょっと翠星石……」

ソファから僕は抗議の声をあげる。冗談でもそんなこと言わないでほしい。
僕は翠星石に任せようとした仕返し?いや、あの翠星石が人の意図なんて察せるわけない。

「成る程。そうさせて頂きますわ」
「ええ!?」
「ちょっ、何言ってるんですか!」

君のせいだよ翠星石!
そう叫びかけて、ハッと思いとどまる。雪華綺晶は冗談が上手だ。
今回もそうに違いない。僅かに見えた希望に僕は安堵するけど。

「デザートに蒼薔薇のお姉さま……。素敵ですわ」

ソファーに歩み寄ってくる雪華綺晶。ゆっくりとソファーの前に近づいてくる。
何かその目が食べ物を見る目で、思わず身をすくめてしまった。

「きっと蒼薔薇のお姉さまは、普通のデザートよりも甘美なんでしょうね」

雪華綺晶の手が僕の肩にかかって、ゆっくりと体重をかけられる。
僕はそのとき半分パニックになっていて、成されるがままにソファに横たわる形となった。
雪華綺晶が僕の上に上乗りになると、シャツに手をかけた。

「デザートを要求されるわ」

デザートっ人だったの?ねえ?水銀燈?
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(埼玉県):2008/09/14(日) 21:29:48.54 ID:nn6dt2QM0
「きっ雪華綺晶さん? 冗談ですよね?」

声が震える。
雪華綺晶はウットリとした目で、僕の言葉をスルーすると僕のシャツをめくりあげた。
胸の下着が見えるか、見えないかくらいまで肌が露になる。

「す…翠星石助けて……っ」

雪華綺晶の手が僕の胸に触れる。
その感触に思わず身をすくめてしまって、息が詰まった。

「雪華綺晶やめるですぅ!」

ハッとしたように翠星石が、ソファに駆け寄り雪華綺晶を引き剥がそうとする。
けれど彼女は動かない。
しばらく翠星石は頑張っていたけど、そのうち力つきるように手を離した。

「貴方達がデザートにならないことを祈ってるわ」

ごめんね水銀燈・・・・冗談だと思ってた。
僕は、涙目になりながら頭の中で水銀燈にひたすら謝っていた。
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(埼玉県):2008/09/14(日) 21:30:45.40 ID:nn6dt2QM0
「安心してください。美味しく頂きますわ」
「うわああ! ちょっ、やめ……」
「やめるですぅ!」
「翠星石! 君は何処を触ってるんだ!」
「他人に蒼星石を奪られるくらいなら、私が先に奪るですぅ!」
「うわあぁぁぁぁぁ……」

結局僕は何故か二人に美味しく頂かれた。
次の日の朝、ボロボロの僕を見た水銀灯は、可愛そうなものを見るような目をして。

「あなたも同士ね……」

と黙って頭を撫でてくれた。
何だか無性に泣きたくなった。

end          雪×蒼+翠?

御免なさい、変な文章で。
あと誤字脱字は見なかったことにしてスルーして下さい
うほっすげー直接的なスレタイで立ってた!いちおつ
そしてみんな投下おつ!さてよむぞー
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 21:35:09.07 ID:S1R9r2n8O
美味しくいただきました!
別腹というか、何はともあれ雪華綺晶は満腹になったようですな…水銀燈も犠牲者かw
誤字脱字の多さが逆にこの作品への必死さを物語ってるぜ!乙です!
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 21:55:08.13 ID:2gCd8oZEO
雪と翠に食われる蒼たまらん
上下の口を吸われてるのを妄想するとハァハァが止まりません
乙!
乙!
肝心なところが省略されたw
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 22:18:48.03 ID:S1R9r2n8O
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(九州):2008/09/14(日) 22:21:11.23 ID:WX4gO8eLO
今なら言える!
蒼星石って受けだよな
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(埼玉県):2008/09/14(日) 22:25:53.63 ID:nn6dt2QM0
改めて見直すと無駄に多い誤字脱字orz
次の作品はもっとゆっくり作ることにしますね。
感想ありがとうございます
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/14(日) 22:37:13.68 ID:zArlwfKo0
百合ゲージがたまっていくぜええええ
ありがてぇありがてぇ
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/14(日) 22:50:36.59 ID:Et8OvjLF0
________________________
|蒼「ねえ翠星石、ご飯食べさせて。あーん」   |
|                       |
| 珍しく蒼星石が甘えてきているですぅ…。   |
| どうする?                 |
|                       |
| 素直に食べさせてあげる           |
| 食べさせる振りして自分で食べる       |
| むしろ蒼星石を食べる            |
|→スティンガー                |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

な百合ゲー出ないかな保守
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/14(日) 22:51:23.08 ID:Et8OvjLF0
ずれ過ぎワラタ
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 23:00:24.80 ID:2gCd8oZEO
ローゼン百合ゲーやりたい
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(茨城県):2008/09/14(日) 23:06:27.12 ID:hmFyEvCv0
>>123
慣れない事をしている風には見えなかったぞw
お世辞でも何でもなく、すごくいいからもっと続きをじゃなくてSSをwktk
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(千葉県):2008/09/14(日) 23:09:07.45 ID:r4h5AbMA0
>>173
8体のドール+人間メンツから
任意のカップリングを選べるシステムか…
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 23:14:18.40 ID:82w6iC0LO
>>171
こういうことですね、わかります
http://rozeen.rdy.jp/cgi/sym/1221401617.jpeg
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 23:16:00.57 ID:Aog89A1TO
>>157
リク書いて頂いてありがとうございました。
翠星石がどさくさに紛れて3Pなんて羨ましいですねw
乙でした!次もまったり期待してます。
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/14(日) 23:20:39.70 ID:Et8OvjLF0
>>176
おおお、アホな妄言がイラストに…ありがとう!
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/14(日) 23:22:23.97 ID:zArlwfKo0
>>176
ふぁああああああああああああああああああああああ


ふぁああああああああああああああああああああああ
>>176
あんたかwGJwwwぐへへへ
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 23:27:24.73 ID:82w6iC0LO
>>178
wikiの方のブルーローズもよろしくね!
>>179
ちょんびいいいいいいいあああああああん
>>180
d
>>178
人肌で朝まで温めるんですね、わかります^o^
あれっ?なんかよくわからんレス番しとる俺…w
ハァハァしすぎて動揺したかwww
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/14(日) 23:36:45.24 ID:82w6iC0LO
>>183
蒼い子があんなだったらな、仕方ない
>>178
お前もしかしてアホな妄言を現実化する能力があるんじゃね?
試しに「人肌で温めるを選択」って言ってみろよ
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/14(日) 23:37:51.13 ID:2gCd8oZEO
>>175
即家宝レベルだ

>>176
乙!暖める連打
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/14(日) 23:51:44.16 ID:zArlwfKo0
昇竜拳
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/14(日) 23:52:31.38 ID:Et8OvjLF0
>>171
よし、体で温めようかウヒウヒ…
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/14(日) 23:53:16.84 ID:Et8OvjLF0
安価間違えた>>176
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/15(月) 00:00:07.77 ID:Gv9zQb7Q0
翠星石は看病するって張り切って、色々な汁が混ざったものを飲ませそう
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 00:08:58.97 ID:yX3v2ggYO
>>175
糞キムだけイラネ
何の存在価値もないクズだし
>>191
■!■■■■■■■!!■連打!!■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■xxxっぁぁぁぁぁああああ
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/15(月) 00:24:20.94 ID:UwJ/JHXxO
>>191
早くベッドにいくんだ翠星石ぃぃぃ
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/15(月) 00:30:11.31 ID:AMgRX+jc0
>>191
■連打!!
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 00:38:02.86 ID:yX3v2ggYO
>>196
はははっはでかしたぞ翠星石!!w
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 00:48:57.30 ID:yX3v2ggYO
>>197
薬わかる?
あのなんかヌルヌルしてて、胸に塗るとスーってするやつ。
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/15(月) 00:54:55.73 ID:AMgRX+jc0
>>196
どんどん展開していく…!!
もっとやれ!
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/15(月) 01:05:48.21 ID:AMgRX+jc0
明日も仕事だ、もう寝る…
連休? なにそれ、美味いの?
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 01:14:24.29 ID:yX3v2ggYO
>>198
ああ、ローションのこと?えっ違う?いやローションに間違いないよ。ローションだよ。ローションなの。ローションry
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(茨城県):2008/09/15(月) 01:15:33.03 ID:C3dJSY3G0
わっふるわっふる!!わっふhるるうる!!
>>115書いた者です。
用事で席をはずして結局ROMもできなかったんですが
なんだか予想外に反応いただいて嬉しいかぎりです。
後で保守がてら何か書くかもしれません。
まあ期待せずにお待ちいただけるとっていうか>>201わっふるわっf
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(茨城県):2008/09/15(月) 01:43:01.30 ID:C3dJSY3G0
これはダブルで期待保守
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(北海道):2008/09/15(月) 02:31:18.04 ID:x/itwSDZO
祝日にて保守
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(北海道):2008/09/15(月) 03:00:51.59 ID:vSTKJVFv0
ほす
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/15(月) 03:16:04.25 ID:XlUbfDFdO
保守
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(九州):2008/09/15(月) 03:41:43.45 ID:mJ/S1OD5O
210誤爆代理人 ◆qcbM3EUVEE (千葉県):2008/09/15(月) 03:45:09.91 ID:q8HBJTsT0
俺もストラいってやろうか?
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/15(月) 06:06:14.76 ID:UwJ/JHXxO
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/15(月) 07:02:04.79 ID:0q/4g1ePO
保守
わっふるわっふるせざるをえない
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/15(月) 08:16:22.60 ID:UwJ/JHXxO
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 08:28:52.66 ID:M/39ZPI9O
おはよう百合ども
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/15(月) 09:22:49.02 ID:AMgRX+jc0
>>201
わほーわっほー
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/15(月) 10:05:12.42 ID:UwJ/JHXxO
ほっし
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/15(月) 10:22:29.01 ID:AMgRX+jc0
みっちゃん×のり書きたいけどいいネタが浮かばない…
というわけでお題下さい。
エロ、グロ、鬼畜NGで。

ただ投下は次スレになる可能性大。
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/15(月) 10:35:46.76 ID:Gv9zQb7Q0
紅翠で!
5巻の感じで慰めながらってのを見たいです><
220名無しさん@涙目です。 (神奈川県):2008/09/15(月) 10:37:59.77 ID:KpLoitGL0
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/15(月) 10:50:19.80 ID:AMgRX+jc0
>>219
悪いけどみつ×のりなんだ、すまない…。
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 10:53:44.80 ID:M/39ZPI9O
俺も雛受けでお題募集
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/15(月) 10:55:22.97 ID:Gv9zQb7Q0
や、やだ、恥ずかしいじゃない・・・///

みつ×のり か
服飾の勉強とかで体の色々な部分を・・・って感じはどうだろう
いいモデルだわ、とかで
う〜ん難しいな
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/15(月) 10:56:47.22 ID:Gv9zQb7Q0
>>222
翠→雛←蒼 で!
225(*゚Д゚)さん (東日本):2008/09/15(月) 11:03:08.67 ID:8eVOMHXS0
同じノリの女の子どうしで
ドールを飼ってる苦労や萌えポイントを話してるうちに
みっちゃんが「そういえば人形だけじゃなくて人間用の服も作ってるの」
とのりを人形代わりにして着せ替え遊びをしているうち
二人とも何だか変な気持ちになってきて突入
蒼翠で。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4624579
動画ですまないけど、アンケート動画作ってみましたので、よろしければどうぞ。
ただ、雪蒼とか蒼薔薇は今回は無いので・・・
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 11:08:12.29 ID:CCRStJVqO
>>222
紅が雛を野外調教する話が見たいです
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 11:32:25.58 ID:CCRStJVqO
>>226
今見てきた
なかなかよかった
まぁ確かに少しCPが少なかった気がしたけど
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 11:34:15.41 ID:gr6KwmE5O
【君に言えなかったことがある。】

 何気ない一言を、言い逃してしまったことはありませんか?

 言えなかったことを後悔していませんか?

 そんな擦れ違いの積み重ねで縛られた物語。

 少し聞いてみませんか?


 ──寂しい。君にそばにいて欲しかったこと。
230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 11:35:23.78 ID:gr6KwmE5O
>>229

 ピピピ、と冷たい電子音が部屋に響いた。
 あのお節介者、と心の中で毒づく。そのお節介者とは同室の真紅のこと。
 超のつくお嬢様学校は全寮制で同級生と二人組で一部屋に入る。
 今日はカレンダーの青色の日で記された日。とどのつまり土曜日、そして休日。
 只今の時刻は午前10時。健全な学生ならばまだ夢の中。少なくとも、私はそう考える。
 辺りを見回すと誰もいないのを良いことに、大きな欠伸を隠すことなくした。
 ここで真紅が傍らにいれば「行儀悪い」だの「レディとしつ相応しくない」だのお小言が並べられる。
 とりあえずまだ鳴り続ける目覚まし時計のアラームを少々乱暴に止めると、枕に再び顔を押し付ける。
 お嬢様学校と唱うだけあって部屋に揃えられている家具は良質のものばかり。
 特にこのベッドは低反発の素材が使われていて、胸の圧力でうつぶせに寝れなかった私もこれのおかげでうつぶせで寝る心地よさを知った。
 もう一眠り、と目を瞑るが何故か睡魔が襲ってこない。
 まだ頭はぼぅっと眠いのだが、目が冴えてしまったようだ。
「お間抜け真紅ぅ……」
 恨みがましそうに一つ呟いてベッドから抜け出した。
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 11:36:46.06 ID:gr6KwmE5O
>>230

 うーん、と全身を伸ばして首をコキコキと鳴らす。
 真紅の勉強机──ありがたいことに部屋には人数分の勉強机が完備されている──を見るとメモが置かれている。
『昼頃帰宅予定』
 あぁ、そういえば出掛けに起こされてそんなことを言われた気がする。
 一緒に出掛けようとせびられたが結局めんどくさくて適当にあしらってしまったようだ。
 メモを手に取ると、くしゃと拳で丸め、ゴミ箱に放る。
 いささか酷い行為かもしれないが、これで真紅は私がメモを読んだと理解する。
 以前、良かれと思って置いたままにしておいたら、見てないのかと怒られた。
 それからというものこれを習慣にしているのだ。
「よくこんな朝っぱらから出掛けるわねぇ」
 チラリと真紅のカレンダーを見ると今日の日付に赤のペンで丸がうってある。
 何やらあるのだろうか。うん、何かあった気がする。その証拠に私の持ってるカレンダーにも丸がうってある。
 しかし、どうしても思い出ないので、あまり気に止めないことにし、クローゼットに向かう。
 帰ったら真紅に聞けばいいか。
 校内と言えども、パジャマで出歩くわけにはいかないので適当な黒いワンピースを手に取る。
 この時間なら食堂も空いているし、朝食に困ることもないだろう。
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 11:37:51.90 ID:gr6KwmE5O
>>231

 部屋のドアを開けると隣室の二人もちょうど出てきたようだ。
「あれ、おはよう水銀燈」
「珍しい──ですね。水銀燈がこんなに早いなんて」
 妙な間があるのはそこで彼女が大きく欠伸をしたからだ。
「たまには、ねぇ」
「とか言っちゃって。どうせ真紅に起こされたんでしょ?」
「まぁね」
「で、真紅は?」
「買い物にでも行ったみたいよぉ」
「ふぅん、これから朝ごはん?一緒に行こうか?」
 断る理由もないので、目の前の双子──翠星石と蒼星石──を連れて食堂に向かう。
「何食べるですか?」
「Aセット」
「僕も」
 トースト二枚と卵のサラダ、コーヒーか紅茶がついて300円。味のことを考えても、まぁ安い方だろう。
「真紅は何買いに行ったの?」
「さぁ?出掛けに起こされたんだけどぉ、覚えてないのよぉ」
「君らしいや」
 ペロリと朝食を平らげてさして用事もないので自室に戻った。
「うーん、思い出せないなぁ」
 自室に入ると自分のカレンダーを見つめる。
 気にかかるのはカレンダーの今日の日付についた丸印。
 真紅とは違う予定だったのだろうか?しかし、わざわざ起こしたということは二人の用事だったはずだ。
「真紅も前々から何か言ってくれれば……」
 そこでふと気づいた。言いたくても言えなかったのだ。
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 11:39:19.53 ID:gr6KwmE5O
>>232

 文化祭が近くて生徒会長を勤めていて大忙しだった真紅と、受験を間近に控えて塾に缶詰めだった私。
 お互い寮には寝に帰るような生活を行なっていた。
 挨拶程度ならまだしもまともに会話したのは……。
「7、8、9、10……あー、ダメ!それ以上覚えてないわぁ」
 記憶を辿り、指折り数えてみるが、二桁に入ったとこで数えるのを諦めた。
 ひょっとしたら2週間程まともに会話してないのかもしれない。
「そんなに会話してなかったっけぇ?」
 自分を決して奥手とは言わないが、恋人と寝食を共にしておいて全くそういうことをしてないのだ。
 それどころか会話もまともにしてないとは。
「はぁー……結構ショック」
 今までなんとも思っていなかったが、この状況を理解すると以外に凹んだ。
「真紅は気づいてたのかしらぁ?」
 そうかもしれない。だから今朝、あんなに一緒に行きたがったのかもしれない。
 ならば、悪いことをしてしまった。
 人一倍、他人に気を使ってしまう子だから自分にも構ってほしいとは言えなかったのだろう。
 そうと決まれば帰ってきたらまず謝ろう。2週間ほったらかしにしてごめん、と。
 そしたらカレンダーのこと訊いて、あぁ、でも忘れてたって知ったら怒るかな?
 じゃあとりあえずそれは保留にして、素直になれない性格をどうにかしてやろう。
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 11:40:21.76 ID:gr6KwmE5O
>>233

「寂しいなら寂しいって言ってくれなきゃね……おっと」
 机に起きっぱなしにしていた携帯のバイブレータが着信を知らせる。
 サブ画面に表示されている名前を見るとどうやら真紅のようだ。
 大方、起きたかどうかの確認だろう。
「そういうとこお母さんみたいなのよねぇ……もしもし?真紅ぅ?」
『…………』
 おかしい。外からかけているのは分かるのだが、やけにガヤガヤと五月蝿い。
「ちょっと真紅ぅ?聞こえてるのぉ?」
『もしもし?』
「……!」
 聞こえて来たのは真紅の声ではなく中年の男性の声。
『金髪の少女の友人かい?』
 その男性が言う金髪の少女とは恐らく真紅のことだろう。
 頷いてもいいのだろうか。まさか、誘拐じゃあるまいな。
「あ、あんた誰よぉ…」
『警察の者だが』
 あぁ、一昔前に流行った詐欺か。しかし、何故そんな詐欺が真紅の携帯から?
「で、警察が何の用よぉ」
『金髪の少女が車に轢かれて重態なんだ。身元確認できるものを所持していないため、失礼ながら携帯で一番最近着信があった者に連絡させていただきました』
 携帯がスルッと手から滑り落ちた。
『直ちに来て身元確認して頂きたいんですが。場所は……あれ?……聞いてますか?……もしもし?もしもーし』


続く
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 11:42:36.87 ID:gr6KwmE5O
以上です
やっとこさ書きたかった長編が纏まったので頑張りますよ
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 11:42:56.55 ID:CCRStJVqO
え…?えぇぇぇぇ!?
真紅に何が…死ぬとかないよな…え?
ちょっ…続きがぁぁぁぁ!!
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 11:53:29.69 ID:M/39ZPI9O
>>224投下するよ
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 11:54:13.54 ID:M/39ZPI9O
「翠星石、双子である僕らだから、こんなことになるのは、仕方のないことなのかも知れないね」
「蒼星石…いつかはこうなる日が来るとは、思っていたですぅ」

「「絶対、譲れない!!」」



それはほんの数時間前のこと


「…最近、チビ苺の様子がおかしいです」
「翠星石もそう思うかい?」
「蒼星石も気付いてたですか?」
「流石は双子だね、感づく所は同じみたいだ」

二人は一瞬笑うと、また真面目な顔に戻った
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 11:55:46.51 ID:M/39ZPI9O
「おかしいんですよ…最近、翠星石が遊んであげようとするんですけど、家にいないんですぅ!」
「………」
「翠星石に黙ってどこかへ出かけるなんて…怖いところにいってたらどうしましょう!」
「…翠星石、雛苺なら、日中はうちに来ているよ」
「………え?」
「そんなことより変なんだよ!雛苺をうちへ招待してお菓子を沢山あげようとしたらさ、」

『ごめんね、いらないのー』

「って言うんだ!おかしいと思わないかい?雛苺がお菓子をいらないと言うなんて、よっぽどお菓子を食べすぎた時ぐらいだろう?でものりさんがそんなに食べさせるとは思えないし」
「…チビ苺には毎朝、翠星石特製の苺大福を好きなだけ食べさせてやってるですぅ」
「…………」
「…………」
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 11:56:57.27 ID:M/39ZPI9O
「…ねぇ蒼星石」
「…なんだい」
「蒼星石は…雛苺のこと、好きなんですか?」
「…好きだよ、僕らは恋人同士だし」
「はああ!?」
「この間、告白したんだよ、好きだ、って そうしたらさ…」

『ヒナも好きよー』

「って言われたんだ! だから僕らは恋人同士なんだよ!」
「ちょっと待ったーです!寝言は寝て待てですぅ! 雛苺の恋人はこの翠星石ですぅ!」
「ええ!?」
「翠星石も前雛苺に好きって言われたですぅ! だから翠星石が恋人ですぅ!」
「ぐぬぬ…」
「むうう…」


「妹なら姉に譲るですぅ!」
「嫌だよ! 甘い林檎も、次行く街の行き先も、全部君に譲ってたけど、これだけはダメだ!」
「ぬぅ…」
「むぅ…」

「「絶対、譲れない!!」」
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 11:57:47.41 ID:M/39ZPI9O




*その頃の雛苺*

「カ、カナはヒナのこと大好きかしら!」
「ヒナもカナのこと大好きよー」
「ほ…本当!?」
「うん!」
「み、みっちゃぁん! 遂にあのウェディングドレスを使うときが来たかしらー!!」
「うい…?」



おしまい
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 11:59:08.67 ID:M/39ZPI9O
お題d
書けたら>>227も書きます
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 12:00:35.85 ID:CCRStJVqO
はぇぇw
だがGJ!
ヒナモテモテだな〜
その好きってのは誤解を招いてるのかw
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 12:01:32.21 ID:CCRStJVqO
>>242
おぉ…ありがとう…ありがとう!
待ってます
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/15(月) 12:14:36.26 ID:Gv9zQb7Q0
>>235
真紅(´;ω;`)ブワッ
乙です!続編wktk

>>241
おお!ありがとう。乙です
雛苺wwwたらしまくりww
雛苺と3Pでいいんじゃね?w
「もーいーかしらー?」
「もーいーのー!」

 二人きりのかくれんぼ。貴方が私を見付けたら、今度は私が貴方を見付けるの。何度も何度も、見付けて、見付けられて。
 でも時々、中々見付けられない事がある。必死に探しても、貴方の姿が見えない事がある。そうなると、なんだか悲しくなってしまう。
 でも、見付けられない私より、見付けて貰えない貴方が悲しい。だから、涙を拭いて、一生懸命探すの。
 きっと、貴方は見付けられるのを待ってるから

「…雛苺!みーつけた!」
「ぐす…えへへ…見付かっちゃったのよ」

 今度は、貴方が私を見付けてね?
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/15(月) 12:48:26.95 ID:Gv9zQb7Q0
>>247
可愛い
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 12:58:01.45 ID:CCRStJVqO
>>247
子供っぽい遊びなのに大人っぽい感情が…ぐす
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 13:14:24.45 ID:M/39ZPI9O
>>247
萌え
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 13:49:16.95 ID:CCRStJVqO
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 14:18:16.17 ID:Rh1x7XDyO
今回は長生きだね
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(北海道):2008/09/15(月) 14:35:04.19 ID:vSTKJVFv0
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 14:41:24.21 ID:gr6KwmE5O
今日は調子いい
文に続いて二投下目


デフォルメ薔薇乙女劇場
第四回「謎は謎のままで」

http://rozeen.rdy.jp/cgi/sym/1221456853.jpeg
http://rozeen.rdy.jp/cgi/sym/1221456920.jpeg
http://rozeen.rdy.jp/cgi/sym/1221456991.jpeg
http://rozeen.rdy.jp/cgi/sym/1221457074.jpeg
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 14:43:48.56 ID:gr6KwmE5O
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/15(月) 14:57:02.10 ID:UwJ/JHXxO
投下沢山キテルー!

>>255
ワロタ
GJ!
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(北海道):2008/09/15(月) 15:33:27.89 ID:vSTKJVFv0
女王w
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 15:59:50.66 ID:M/39ZPI9O
「早く、早く来るですよ〜」

太陽が頂点より少し沈み、小鳥がさえずる昼下がり。
片手にバスケットを持って、可愛い妹とともに草原に来ていた。

「翠星石、あんまり急ぐとこけてしまうよ」

そんなことを言いながら、駆け足で私に追い付いき、私の隣に並ぶ蒼星石。
その顔は優しく微笑んでいた。

「翠星石はそんなドジなんかじゃねーですよ」
「この前、こけて涙目だったのは誰だったかな」

うっ……
たしか一週間位前にこけて、蒼星石に慰めてもらったんだっけ。

それを思い出すと、急に羞恥の念にかられる。
あまりの恥ずかしさに、ポカポカと無言で蒼星石を叩いた。

「あはは、痛いよ。冗談だから許しておくれよ」
「しょ、しょうがねーから許してやるです」
「ふふ、ありがとう」

そう言って、ニッコリと笑う蒼星石。
私はそんな、優しくて、私に笑顔を向けてくれる蒼星石が大好きだった。
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/15(月) 16:05:25.53 ID:6AYskYCPO
岡の上に一本だけ生えている大きな樹。

「………すぅ……すぅ…」

その木陰、そして私の膝の上で蒼星石は眠っている。
すぅすぅと、リズムの良い寝息を立てて。

蒼星石の小さな頭をそっと撫でる。
不意に、その可愛い顔が笑顔に染まった。
それにつられて、私の顔にも微笑みが溢れる。
一体どんな夢を見ているのだろう。
その夢に私は出て来ているのだろうか。
そんなことを考えるだけで嬉しかった。


私はこんな日常が……こんな幸せが……
いつまでも続きますようにと、心の中でひそかに祈った。
思い付きで書いたら、微妙に誤字があってショックだ……
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/15(月) 16:12:07.19 ID:UwJ/JHXxO
泣いた
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(北海道):2008/09/15(月) 16:23:08.03 ID:vSTKJVFv0
GJ
>>260-261
わんだ。そして泣いた。
『かくれんぼをしましょう雛苺』

コリンヌは私を鞄に置いてそう言った。

『静かに
見つかるまで
鞄に隠れて待っていてね』

いや、ダメ……

「わかったわ
ずっと待っているわ」

私の意思とは関係なく声が出る。
いや、行かないで!!

『…pardonnez-moi(ごめんね)』

謝らないで……
そんな言葉じゃなくて一緒にいて…!

『un petit bebe…』

バタンと鞄が閉められる。
暗いのはいや…
開けてコリンヌ!コリンヌ!
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/15(月) 16:57:57.84 ID:UwJ/JHXxO
双子が子猫で二匹仲良くじゃれあっていたら、片方が売れてしまい離ればなれになってしまった
残された方は、相方が売れていくのを悲しそうに心配そうに見ていた
ってのを絵でみたな
嫌な夢に目が覚める。
それと同時に鞄が開けられ、光が差し込んだ。

「ただいま雛苺」
「トモエ……うん、おかえりなのよ」

トモエは軽く微笑み、私を抱き上げた。
トモエの腕の中は、とても温かくて、とても安心した。

「今日は何をして遊ぼうか?」

トモエがそんなことを聞いてくる。
私は、トモエが学校に行っている間に、鞄の中で考えていたことを思い出す。
トランプ、しりとり、あやとり、そしてトモエのお話も聞きたい。
そんな楽しみがいっぱいあった。
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/15(月) 17:00:05.47 ID:6AYskYCPO
鞄の中で考えていたことを思い出すと、不意にあの寂しい夢も思い出した。
今まで楽しい気持ちでいっぱいだった胸の中が、一気に悲しい気持ちで溢れる。
そして、急に不安になる……

「ねぇ、トモエ……?」
「なに?雛苺」
「トモエは、私の前からいなくならない?」
「え?」

私のその質問にトモエが戸惑いを見せたが、すぐに笑顔で「いなくならないよ」と言った。

「じゃあずぅっと一緒ね」
「はい」

その言葉が嬉しくて、本当に嬉しくて、私は笑顔でこう言った。

「トモエ、ヒナはね。
世界の誰よりもトモエが大好きよ」

だから絶対に……
絶対に私を一人にしないでね?
調子に乗って、巴と雛苺……

翠蒼より難しいねorz
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/15(月) 17:08:23.97 ID:UwJ/JHXxO
乙!割り込んでもうたゴメンorz
雛苺…うぅっ
272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 17:08:33.25 ID:M/39ZPI9O
>>270
GJ!GJ!
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 17:09:48.88 ID:M/39ZPI9O
>>241

「はあはあ…埒があかねぇですぅ」
「そうだね…こうなったら…」

「「どっちが雛苺を悦ばせられるか勝負!」」



ダダダダダッ バタンッ



「ういっ!?」ビクッ

「雛苺! 今すぐ僕の愛の力と指テクで気持ち良くさせてあげるからね!」
「おちび苺! 翠星石の甘い台詞と舌テクでヘブン状態にしてあげるです!」

「な、なんなの!? 二人とも恐いの! なんで服を脱がすの―――!!??」



<省略されました ワッフルワッフルと書き込めば続きが表示されるかもなのです…>
274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/15(月) 17:11:03.43 ID:UwJ/JHXxO
ワッフルワッフル
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 17:12:40.62 ID:yX3v2ggYO
わっふる!わっふる!
http://rozeen.rdy.jp/cgi/sym/1221466304.jpeg
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 17:22:43.19 ID:CCRStJVqO
>>273
ワッフルワッフル!!

しかし少し目を離すと素晴らしいのが大量に投下されてるな…
皆GJ!!
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/15(月) 17:34:22.95 ID:UwJ/JHXxO
>>275
ちょwwwなんでwww
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 17:43:36.77 ID:yX3v2ggYO
>>277
続けていいのか迷ったし、ネタが無かった。反省はしている。
>>276
3Pエンドでいいじゃんwwwww
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/15(月) 17:49:34.24 ID:UwJ/JHXxO
>>278
/(^0^)\
また安価間違えた…
>>275
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 17:57:10.72 ID:yX3v2ggYO
>>279
風邪っぴき蒼星石が誰と3Pするんだよwwwwww
>>282
翠星石と雛苺でおkwwwwwwwww
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/15(月) 18:33:49.94 ID:UwJ/JHXxO
蒼星石を看病する雛苺もいいな
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/15(月) 19:06:13.85 ID:UwJ/JHXxO
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/15(月) 19:34:12.37 ID:UwJ/JHXxO
しゅ
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 19:34:23.09 ID:Rh1x7XDyO
保守
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 20:07:29.40 ID:Rh1x7XDyO
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/15(月) 20:37:24.23 ID:UwJ/JHXxO
さっき書いた
翠と蒼、雛苺と巴みたいに銀とめぐを書こうと思ったんだけど
なんかイイ場面ないかな?
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/15(月) 21:08:49.61 ID:AMgRX+jc0
帰宅保守
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 21:11:06.15 ID:M/39ZPI9O
>>290
めぐが死ぬ直前 とか
携帯小説(笑)みたいのが意外といいかも試練
>>292
死ぬ直前か……

覚えてるかは分かんないけど
前にここで、翠星石が蒼星石を女の子っぽくするってやつ書いたんだ
だから一応、台本風には書けることは書けるんだけどね……
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(北海道):2008/09/15(月) 21:32:08.26 ID:vSTKJVFv0
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 21:54:24.94 ID:Rh1x7XDyO
保守
「……大丈夫ぅ?」
「…だい、じょ…ぶ……」
「…全然大丈夫には見えないわぁ」

 ベッドの中で、弱々しく答える彼女。そんな彼女の手を、私は握っている事しか出来なかった。
 なんとなく、朝から様子がおかしかった。ボーっとしていたし、視点が定まっていなかった様な気がする。
 顔色を窺ってみると、顔は赤く、目はうるんでいた。何でも無い、とその場から立ち去ろうとした時、糸が切れた人形のように崩れ落ちてしまった。
 こうして、今に至る。

「何か食べたいものある?」

 彼女は微かに、首を横に振った。

「……そう」

 こういう時は、とりあえず胃に何か入れて、薬を与えれば良いと聞いた事があるが、この様子では難しいようだ。今はただ、見守る事しか出来ない。
>>296

「……何も出来なくて、悪いわね……」
「……そんな、事…無いよ……」

 弱々しい、だけど何処か強い言葉が、瞳が私を見つめた。

「…傍に…いてくれる、だけで…嬉し…いよ…」
「…蒼星石…」

 そう言い残し、彼女は寝息を立て始めた。

「……………」

 私はただ、静かに眠る彼女の顔を見つめていた。
 ふと、唇が視線に入った。真っ赤で、熟した果物のように、美味しそうだった。
 そんな果物に吸い寄せられるように自分の唇を近付け――寸前の所で止めた。

「……貴方が元気になるまで、おあずけねぇ」

 微かに苦笑いすると、額に口付けを落とした。

「…おやすみなさぁい」


end
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 22:10:22.64 ID:CCRStJVqO
銀ちゃん優しいなぁ…
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/15(月) 22:26:58.82 ID:Gv9zQb7Q0
これは素晴らしい
絵スレにも載せたけど双子の落書き下手でごめん

http://rozeen.rdy.jp/cgi/sym/1221484908.jpeg

双子大好きだ
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/15(月) 22:35:45.06 ID:UwJ/JHXxO
>>297
ハァーン(;´Д`)ハァハァ

>>300
お姫様抱っこキタコレ
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 22:52:53.86 ID:Rh1x7XDyO
蒼翠が読みたいようぅぅ・・・!
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/15(月) 23:00:48.59 ID:Gv9zQb7Q0
>>300
蒼い子の愛情溢れる笑顔が素敵、GJ!
>>241
あーあ
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/15(月) 23:04:00.51 ID:6AYskYCPO
ダメだ
めぐ銀は難しい……

でもなんか書きたいから
なんか案ください

出してほしいキャラ、展開で
展開によって、携帯小説(笑)か台詞だけか決めます
>>241
また何の存在価値もないクズのせいでスレの雰囲気が悪くなった
>>241
死ねやクズが
>>241
何で気に入ってるスレにこんな嫌なことさせるんだろう
>>241
おーい見てますかー?
あなたのせいでどんどん無駄レスが増えてますよー
いつもはいい雰囲気で進んでるのにたまに>>241みたいな空気の読めない馬鹿のせいでスレの雰囲気が悪くなる
>>241
ドールが空気読まないクズだから信者も空気読まないクズなんですね^^
>>241
で、どうしてくれるのこの雰囲気?
完全にあなたの書き込みが原因ですよ^^
>>241
とりあえずこれ以降もクズの名前や話題が出るたびに無駄レスを10レスほど増やさせていただきますね^^
>>247
はいまたクズのせいで無駄レスが増えまーす
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/15(月) 23:32:02.26 ID:AMgRX+jc0
>>223
遅くなったけどそれで考えてみます。
みっちゃん可愛いと思うからもっと投下されても良いと思うんだけどなあ。
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 23:37:53.41 ID:gr6KwmE5O
>>303
投下するときならまだしもコテ(メ欄)の自己主張やめたほうがいいよ
投下するときも本当はやめたほうがいいよ
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/15(月) 23:40:22.48 ID:Gv9zQb7Q0
>>306
翠が銀めぐの所に蒼のローザミスティカ返せ、と乗り込んできて決闘
翠が負けて動かなくなり、それをみていためぐに
二人もの妹の命を奪ったのだと言葉責めされながらハァハァプレイ

死にネタあれだったら蒼のミスティカを銀が奪ったことをめぐに知られ言葉責めされなが(ry

なんてどうざんしょ?
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/15(月) 23:41:10.43 ID:CCRStJVqO
>>316
ドール同士でも絡みが少なかったら書きづらい時あるから、人間同士だとさらに書きづらいんじゃないかな?
みっちゃんやめぐは他キャラとの絡みが少なくて泣きそうになる
だからあんたはマジ尊敬できるよ
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/15(月) 23:41:59.63 ID:Gv9zQb7Q0
>>316
wktk
みっちゃん可愛いねぇ
ドールと絡ませても良さそう
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(北海道):2008/09/15(月) 23:56:20.99 ID:vSTKJVFv0
>>318
めぐ不謹慎にも程があるだろwww
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/16(火) 00:01:30.36 ID:nJVZF7GuO
あと6時間で三日落ち?
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/16(火) 00:02:00.22 ID:bokegj/RO
>>318
めぐのイメージ的に、ちょっと難しい

きらきー攻め、めぐ受け、銀傍観ならできそうかも
>>247
退散したと思った?
残念wwwwまだいますからwwwwww
>>247
とりあえず糞キム関連の書き込みがあれば無駄レスが増えてスレの雰囲気が悪くなるのは確実ですから^^
>>247
目欄見て思ったんだけどあなたって前にこのスレで何回も嫌がらせしてた人ですよね^^
>>247
クズのせいで雰囲気最悪wwwwwwwwwww
ここ何スレですか?
>>247
で、いつまで無駄レス増やさせるつもりですか?
>>247
ほんと糞キムが他人に迷惑かけるだけのクズってことがよく分かる流れですねー^^
>>247
まあ何度も警告してるのにクズの名前や話題出してる人はこんな流れになっても構わないって思ってるんでしょうねー
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(dion軍):2008/09/16(火) 00:20:48.77 ID:r4R4B7fj0
「めぐ銀のSSのイメージ、考えるのてつだってあげなくもないですぅ。」

カチカチ、カチッ。

「・・・そんなことより、愛の営みに励もうか、翠星石。」
「あー、もう!今忙しいから、あとにするですぅ!」
「・・・・(ジュン君のせいで、ネットばっかり・・・、はぁ。)
「・・・・(構ってもらえなくて落ち込んでる蒼星石、かぁいいですぅ♪)

めぐ銀にするはずが、蒼翠に。
蒼翠にするはずが、翠蒼に。


・・・・ねるほ。
>>247
たくさん無駄レス増やしてスレの雰囲気悪くできましたね^^
満足しましたか?^^
>>247
たぶん自分のことしか考えてないんだろうなぁ
他人の投下にも迷惑かける可能性だってあるのに
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/16(火) 00:23:10.94 ID:nJVZF7GuO
何がそんなに気に入っているのやら
>>247
せっかくの連休最後の日がクズのせいで台無しですねー
あー後味悪い
蒼×翠投下

 とある日の昼下がり、蒼星石がいつものように読書をしていると、
 けたたましい音を立てて姉の翠星石が部屋に転がり込んで来た。

「そ、そ、蒼星石い!翠星石とぽ、ぽ、ポッキーゲームをするです!」

 何事か、という思考をするより前に、愛しの姉はポッキーの箱を自分の目の前に突き付けてきた。
 姉の行動が突然で脈絡無いのはずっと一緒に過ごして来てわかっていたことなので、
 蒼星石は特にこの突然な姉の乱入に対して驚く事は無かったのだが、それとは別の一つの事実が激しく蒼星石の心を揺さぶった。
 それは、翠星石が「積極的に」ポッキーゲームを要求してきた、ということである。

 常日頃、求めるのは殆ど自分からであり、こういうことに奥手の翠星石は
自分から蒼星石といちゃいちゃしたいと要求することはなかった。
 雰囲気や仕草などから蒼星石がそれを読み取り、デートに誘ったりキスしたりするのが基本だった。
 故に、きっと勇気を振り絞ったのであろう、翠星石から求めてきたという事実は、蒼星石の意識を一瞬吹き飛ばす程に協力だった。
「……そ、蒼星石?もしかして嫌だったですか……?」

 本を取り落としたまま何も言わない自分の姿を拒否と受け取ったのか、半泣きで翠星石が尋ねて来た。

「いやいやいや!全然嫌じゃないから!ちょっとびっくりしただけ!」

 ようやく意識を取り戻した蒼星石は、頭と手をぶんぶんと振りながら答える。端から見るとすごく滑稽だ。

「そ、そうですか?じ、じゃあ……ん」

 翠星石はほっと息を付き、ポッキーをくわえて蒼星石に突き出してきた。
 凄まじい破壊力を持ったその姿に危うくまた意識が飛びそうになるが、何とか持ちこたえる。
 蒼星石は静かにポッキーの端をくわえると、ゆっくりと噛み始めた。


 段々、段々と唇が近づく。早くもなく遅くもなく、二人のペースで静かに。
 そして唇が触れ合うと、二人はそっと抱き合い、深く口付けを交わした。

「ん、ふむ、ちゅ……」
「……ん、ふ、んぅ……」

 お互いの歯列をなぞり、舌を絡め合う。互いに互いを知り尽くした舌が気持ち良くて、甘美だった。

「………ぷはっ」
「は……ぁ…」

 口付けが終わり、見つめ合う。お互いの事がたまらなく愛しくて、二人はまたぎゅっと抱き合った。

「翠星石」
「何ですか?」
「今、僕すごく幸せだな」
「私もですよ」

 またお互い見つめ合って、二人はまた、笑った。
339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州):2008/09/16(火) 00:36:26.95 ID:RqBuzOgWO
いじょ。
初投下だったがこんな感じでよろしいのでしょうか
340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(沖縄県):2008/09/16(火) 00:43:33.26 ID:DPK0EU5v0
>>339
よろしずぎるですぅ。GJ!
双子のでぃーぷきすは破壊力すげぇ
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(愛知県):2008/09/16(火) 00:43:51.52 ID:6A2BqiSt0
いいよいいよー。もっとやってくれ
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関西):2008/09/16(火) 00:47:58.59 ID:SnwfzjhrO
寝る前にいいもの見れた乙
>>204です。
結局2回もすっぽかしてしまって申し訳ないです。
3時回ってもPCから離れなかった親父を恨むぜ…
今からでも書きましょうか?
蒼翠も含め。
ほしゅ
皆さん寝てしまわれたようですね…
保守がてらということで駄文お許しください。
一応>>122の続きという形でw

水銀燈が盛大に吹き出した潮が蒼星石と翠星石に降りかかる。
蒼星石「なんだこれ…」
翠星石「何だか粘っこいですぅ…それに…すごい臭い…ですぅ」
蒼星石「なんか…身体が熱い…」
翠星石「私も…って蒼星石!?それ…」
雛苺「おちんちんなのー!」
蒼星石「えっ…うえええぇぇぇぇ!?」
翠星石「す、すごいですぅ…すごく熱くて…大きい…もう…もう、辛抱たまらんですぅぅぅ!!!」がばふ!
蒼星石「ふぇっ、す、翠星石?」
>>339
おっきした。最高。もっとやってください!!!!!!!!!!

>>345
ちょwwwなんだこの展開wwwww                         わっふる
翠星石がそのふっくらとした唇で蒼星石のペニスに口づけをする。
尿道口から段々と根元に向かって、何度も何度も。
蒼星石「翠星石っ、や、やめてよ!汚いよ!」
翠星石「うふふ、そんなことないですぅ。
     それに蒼星石はいつもいじめる側なんですから、たまにはいじめられる側の気持ちも味わうべきですぅ!」
そして今度は舌を出すと、チロチロと、時にはねぶるようにして、先端に向かって攻め立てていく。
蒼星石はもう諦めたのか、頬を紅潮させ、荒い息づかいで翠星石の舌の動きに見入っている。
翠星石はそれを見て勝ち誇ったように笑むと、一気に根元までをくわえ込んだ。
口の中ではまるで血が煮えたぎっているように海綿体がうごめく。
翠星石は今まで味わったことの無い快感に脳を溶かされながら一心不乱に首をうごかした。
しばらくすると蒼星石のそれは引き付けを起こしたかのように痙攣し始めた。
蒼星石「そんな、もうだめ、で、出ちゃううっ」
翠星石「むっ、そうはさせないですぅ!」
翠星石は口から蒼星石のものを引き抜くと、根元を両手できつく締め付けた。
尿道を狭められ、蒼星石のペニスはただビクビクと震えるしかできない。
蒼星石の目には大粒の涙が溜められていた。
蒼星石「もうやめてよぉ、頭おかしくなりそうだよぉ…」
翠星石「ふふふ、こっちも満足させてもらわないと、ですぅ。」
そう言うと翠星石は長いスカートをたくし上げ、下着を下ろすと、濡れそぼった秘部を露わにした。

この時間は微妙な眠気とテンションのせめぎ合いだぜ…
しかも下ネタ語彙が少ないから思ったより苦労する…(´・ω・`)
起きてる方いらしたのですね。書きながらなので時間かかると思いますが…
気にせずいつでも寝ちゃってくださいw
翠蒼の後は覚醒蒼のターンの予定ww
何でVIPって文章や話を作るのが上手な人がこんなに多いの?
羨ましさを通り越して妬ましささえ覚えるんですけど
お前らなんかもっとSSを書いちまえばいいんだ
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(関東・甲信越):2008/09/16(火) 01:57:46.27 ID:NU8xLBR5O
寝る保守

まあどっちにしても寝てる間に3日落ちか…
覚醒蒼のターンに期待しつつ保守
保守がてらSSに挑戦
初作品なのでエロくも面白くもないゴミのようなSSになってしまいましたが、どうか読まないでやってください

私は翠星石。モテカワスリムの女の子よ。そんなわけで今日も××公園のベンチ前にやってきたのですぅ。
蒼「やぁお嬢さん、こんな夜更けに外を一人でうろついてると危険だよ。どこに狼が潜んでいるかも知れないからねw」
振り向くと、そこには息を飲むほど美しい女性が立っていて、私はレイプされた。
翠「ちょ、ちょっと・・・!やめてです・・何・・・するんでs・・・あっ?!」
私がそう言い終えるのとほぼ同時に彼女の秘部から秘部がニョキニョキと生えてきた。
マジでありえないと思ったのも束の間、私は口内を犯された。
ヌチャッ・・・ヌチャっと卑猥な音が夜の公園に響き渡る。そんな・・・マジありえない。彼氏にもされたことないのに。
だけど身体の方は正直で、いつしか私は自分から頭を振っていた。
蒼「ふふふ、君は変態だね。自分で首を動かすなんて・・・この変態!痴女!淫乱!www」
翠「へふぅ・・・ふぉんふぁほふぉ、ひはふぁいへぇ・・・///(そんなこと言わないで・・・///)」
それから私は一晩中犯され続けた。終わる頃には身も心も、すっかりあの女性の虜になってしまっていた。

駄目だ何をどう書けばいいのやら全く訳が分からん
翠星石が蒼星石の胸に片手を付き、ゆっくりと腰を下ろしていく。
そしてもの同士が触れ合ったとき、二人に衝撃が走った。
お互い初めての感覚を味わいながら、ゆっくりと蒼星石のものが翠星石に飲み込まれていく。
蒼星石「んっ…すごい…あったかくて絡み付いてくる…全部吸い出されてしまいそうだ…」
翠星石「あっ、はぁっ…蒼星石に貫かれてるですぅ…内側から全部支配されてくみたい、ですぅ…」
翠星石が体勢を維持できなくなり、蒼星石に倒れこむ。
蒼星石の耳元に向かって囁かれるように吹きかけられた吐息が、熱とある種の震えを伴って脊髄を下っていく。
蒼星石「すっ、翠星石、翠星石いい!」
翠星石「ふっ、ひゃっ!?」
翠星石は突然激しくなった蒼星石の腰の動きに順応できず、あっという間に主導権を握られる。
自分が蒼星石に覆いかぶさる形でいたため、リードし続けられるはずだと驕る心理も影響していたのかもしれない。
蒼星石「翠星石っ!翠星石っ!好きだよ、大好きだよっ!」
翠星石「わ、私もですぅ!蒼星石が大好きですぅ!幸せですぅ!」
二人の動きはさらに激しさを増し、そして今頂点を迎えようとしていた。

なんだか集中力途切れてミスタイプ増えてきたぞ…
ていうかやたらに無感情に文字を打ち続けてる自分がいる…
>>348
自分はSS投下…というかこういう文章を書いたの自体このスレが初めてです。
本は割と読みますが京極とか森博嗣みたいのばっかなのでw難しい…
>>349
おやすみなさい。
自分としてはこんな拙い文章晒すのは恥ずかしいので…
できるだけ人少ない方がw
覚醒きたああああああ
途中でゴミのようなSSを投下してしまった事を激しく後悔している
蒼星石「も、もう射精るっ!」
翠星石「わ、私もイクですぅっ!」
蒼星石から放たれた白濁液が勢いよく翠星石へと流れ込んで行く。
その衝撃は蒼成績の思考回路を焼ききるのに十分な破壊力を持っていた。

多分続くかも

>>351
心の動きがある場合はそれが起きるポイントを決めて描写したほうがいいかもしれません。
あと個人的には地の文は客観的な描写に徹したほうが素人は書きやすいかと。
まあ素人の戯言ですが僕はそれを注意して書いてます。

すいません寝かせてください…orz
ちょっと寝落ちしてました。ついでにこれ以上まともな日本語を書ける自信がありません…
次スレが建ってからできればそこで続きを…
明日には立ちますか?それとも週1だったり?
もう無理だ…死にそう…
聞くだけ聞いて先に落ちるとか失礼極まりないですがどうかお許しを…orz

おやすみなさいノシ
多分明日には立つよw
乙でした、おやすみなさいノシ
なんかすげぇことになっとる…w
乙!!蒼と翠のよっこらセクロスは最高
358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(コネチカット州)
乙!
週一だから次は金曜じゃない?