( ´_ゝ`)新年のご挨拶のようです(´<_` )
1 :
◆RlTQEud5f. :
2 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/02(水) 22:57:13.83 ID:SbHTA6gM0
一行説明登場人物まとめ
( ´_ゝ`):変態ニート、弟者とは双子
(´<_` ):フラグメイカー、鈍感
(*゚∀゚):弟者ラブ、オレ様っ子
(*゚ー゚) :弟者ラブ、妹だけどお姉さん属性
( ・∀・):しぃの兄、変人発明家、シスコン
ξ゚听)ξ:彼氏持ち、料理は微妙
( ФωФ):サボテンが恋人
从'ー'从:オタク少女、女装少年趣味
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 22:57:22.96 ID:pmIeZjQW0
キタ━━━( ´∀`)・ω・)゚∀゚) ̄ー ̄)゚ー゚)・∀・)´_ゝ`)━━━!!!!
4 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/02(水) 22:57:50.81 ID:SbHTA6gM0
( ´_ゝ`)「も〜〜ういぃくつ寝ぇる〜とぉ〜〜〜JASRACK!!」
(´<_` )「時に落ち着け兄者、もうとっくに年は明けているぞ」
( ´_ゝ`)「もー弟者ったらー、またまたご冗談を」
(´<_` )「いやマジで」
( ´_ゝ`)「…………」
\( ´_ゝ`)/
〜( ´_ゝ`)新年のご挨拶のようです(´<_` )〜
5 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/02(水) 22:59:26.17 ID:SbHTA6gM0
(´<_` )ノ
俺がそう答えた瞬間、兄者は物凄い勢いであばばばばばばと妙な動きをしながら
部屋の中を走り始めた。うっとうしいなあ、おい。
すでに元旦からは少しだけ日にちが過ぎているが、俺たちは相変わらずのコタツ虫だった
外は野良犬が庭をアホのように駆け回り、家のコタツの中にはどっかから入ってきた猫が
勝手に丸くなっている。
そんな暢気な寝正月をぐだぐだと送るのが俺たちの日常だ
しかし兄者はどうしたことか、やばいやばい!と叫びながらコートを着込んでいた。
何がやばいんだ。
お前の頭か、とは言わないでおこう。
(´<_` )「どうした兄者、どっか行くのか」
(;´_ゝ`)「弟者、のんびりしているお前はアホか。もう正月はすぎているんだぞ!?」
(´<_` )「それくらい知っている。だが兄者には特に関係のないことだろう?」
(#´_ゝ`)X「クロスチョップ!!」
(´<_`;)「うおっ危ね」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 23:00:13.32 ID:ieRO2Skv0
支援
7 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/02(水) 23:01:26.67 ID:SbHTA6gM0
突然両手をクロスさせて突進してきたので、俺は素早く横に避けてかわした
運良くかわすことは出来たが兄者の方は勢い余ったのか
そのまま本棚にぶつかり、本たちの攻撃にあっていた
(メメ; _ゝ )「おぅっふ!!」
(´<_`;)「大丈夫か兄者…!傷は浅いぞ!しっかりするんだ!」
(#)´_ゝ`)「…は、八割方お前のせいだが心配してくれてありがとう!」
(´<_` )「それで?正月に何かあるのか?」
(#)´_ゝ`)「あ、もうこの怪我に関しては終わりなんだ…」
床にのの地を描きながら蹲る。
なんとなくうっとうしいのでその後ろ頭を蹴飛ばし、俺はもう一度聞いた
(´<_` )「で? 何があるんだ? まさかこの年になってお年玉でも貰うつもりじゃあるまいな」
( ´_ゝ`)「ぎくり」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 23:01:34.38 ID:pmIeZjQW0
支援
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 23:05:39.44 ID:3h3Ozhpf0
あんた楽しいから好きだ
10 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/02(水) 23:05:41.35 ID:SbHTA6gM0
(´<_` )「……………」
口でぎくりって言う奴初めて見た。
目をきょろきょろと中に漂わせ、決して俺の目と合わせまいとするその姿は、
いくらなんでもわかりやすすぎだろう。
俺は元から細い目をちょっとだけ細めて、憐れみの眼差しで兄者を見つめた
(´<_` )「………兄者…」
( ;_ゝ;)「やめて! そんなかわいそうな生き物を見る目で見ないで!
仕方ないじゃない!ニートなんだからっ」
(´<_` )「働けよ」
コタツに伏せっておうおうと鳴いている兄者に冷静に突っ込みながら、みかんを一粒口に放り込んだ。
うん、美味い。
やっぱ冬はコタツにみかんだよな。
しばらくみかんの冷たさと酸味を味わっていると、しばらく泣いていた(フリ)をしていた兄者が、突然思い立ったように立ち上がった。
その口元には嬉しそうな笑みが浮かんでいる。
(*´_ゝ`)「そうだー!」
(´<_` )「今度は何だ」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 23:06:14.69 ID:SvKIw1GW0
支援
12 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/02(水) 23:08:38.50 ID:SbHTA6gM0
俺よりもちょっとだけ高い鼻を更に高くし、にんまり笑いながら俺を見下ろしてくる。
な、なんだこいつ
何を企んでいる?
兄者は立ち上がったくせに寒くなったのか再びコタツに入ると、俺に言ってきた
( ´_ゝ`)「時に弟者よ、お前年賀状は来たか?」
(´<_` )「きたよ。兄者は全然来てなかったみたいだがな」
( ´_ゝ`)「死ね! …まあそれはいいとして、人として新年の挨拶は大切だよな?」
(´<_` )「引きこもりが何言ってやがる」
ありのままのことを言ったのに、なぜかむっとした表情で俺の鼻先に指を突きつけた
口を尖らせ顔を引き寄せる
(#´_ゝ`)「ええい!だからだな、愚弟!」
(´<_` )「なんだ愚兄」
(*´_ゝ`)「新年の挨拶に行こうじゃないか!」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 23:14:35.75 ID:pmIeZjQW0
支援
14 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/02(水) 23:15:33.84 ID:SbHTA6gM0
顔を綻ばせ、高々と叫んだ。
酒でも入っているのではないかと疑うほどにハイテンションな兄者はにこにこと
俺に語りかけてくる。
というよりも一人で勝手に喋っている
(´<_` )「………は?」
(*´_ゝ`)「お世話になったお友達にする新年のご挨拶! それは人としてとても大切なことだと思わないか我が弟よ!
それにうまくすれお年だ…おおっとこれ以上は言えないぜ!フッフーゥ!」
(´<_`;)「…………」
ダメだこの兄。
早くなんとかしないと。
こう思うのももう何度目かもわからないが、それについては今は追及すまい
そして言っておくが、お友達といっても俺たちと同年代かそれ以下なんだから、特にお年玉はもらえないと思うぞ。
しかしそんなセリフも、嬉しそうな兄者の顔を見ているとなんだか言う気が失せてしまった。
まあ、こんなに嬉しそうにしているんだ、何よりこの引きこもりが外に出ようとするのを止める理由も無い。
(*´_ゝ`)「な、な、いいだろう、行こうぜ弟者よ!」
(´<_` )「う〜む…」
15 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/02(水) 23:17:40.89 ID:SbHTA6gM0
友達に会うのもそれはそれで楽しいし、………別にいいか
挨拶するだけして帰ろう。
(´<_` )「いいだろう」
( ´_ゝ`)「よしよし、それでこそ俺の弟だ!行くぞー!」
(´<_` )「はいはい」
俺も兄者にならってコートを羽織った。
正月のせいか人通りは少ないが、それは逆に好都合だ
さて、まずは何処の家に挨拶に行こうか?
>>17 1(*゚∀゚)
2( ・∀・)(*゚ー゚)
3ξ゚听)ξ
4( ФωФ)
5从'ー'从
6| ^o^ |
7('A`)
8川 ゚ -゚)
4
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 23:19:24.11 ID:pmIeZjQW0
8
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 23:20:01.34 ID:3h3Ozhpf0
7
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 23:23:24.96 ID:pmIeZjQW0
wktk
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 23:24:47.83 ID:lqiW2G4lO
wktk
21 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/02(水) 23:28:15.69 ID:SbHTA6gM0
( ´_ゝ`)ノ
それじゃあ、まずはクーの家に行こう、とか言い出した弟に俺は思わず顔を顰めた。
顰めた俺に弟者は怪訝そうな顔をしたので慌てて引っ込める。それもそのはず
弟者は知らないのだ。
俺とクーが知り合いで、しかも仲が悪いということを。
弟者は知らないのだ。
俺の大切な魔法少女隊アルスたんのフィギュアが奴の手によって粉砕されたことを
弟者は知らないのだ。
俺がクーの服を間違ってブルセラに売ったことを
それが原因でフルボッコされたことを
弟者は……
(´<_` )「兄者?どうした?」
(;´_ゝ`)「あ、いやその」
しかしここで嫌と言えば「じゃあ、やっぱり家に帰ろうか」ということになりかねない。
それどころか家にいる母者にさっさと働け!とどつきまわされ、妹者にお年玉をせびられかねん
それならばクーにさっさと挨拶を済ませて他の家を回ったほうが得策だろう、と俺は頭の中で言い聞かせた
そうさ、クーがなんだ!
あんなやつ、単にアンチ幼女なだけじゃねえか!俺は断じて屈しないぞ!屈しないとも!
幼女の可愛さは不滅!
22 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/02(水) 23:29:46.92 ID:SbHTA6gM0
( ´_ゝ`)「よし……行くぞ弟者よ」
(´<_` )「それはいいが兄者、なんで震えてるんだ?」
( ´_ゝ`)「……………」
本当、怖いとかそういう感情は全然ないんです。はい
またフルボッコされたらどうしようとか、全然心配してないんで、むしろこっちが
叩きのめしてやりますよ。ははは
(´<_` )「ま、行くか」
そんな思いと供に、俺たちはクーの家へと向かった。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 23:29:51.70 ID:3h3Ozhpf0
誰か前回のhtmlもってない?
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 23:34:24.91 ID:qeFszYIxO
お、来てるね!
支援
25 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/02(水) 23:37:39.84 ID:SbHTA6gM0
―――川 ゚ -゚)の家―――
ピンポーヌ
弟者がチャイムを鳴らすと見知らぬ少女が振袖姿で出迎えてくれた。
うはwwww美少女ktkrwwwww
長い髪を右上の鈴簪で一つにまとめ、藍色の振袖に身を包んだ少女は俺たちを見て一つ首を傾げる
その仕草がまた可愛らしい
lw´‐ _‐ノv「…………なにやつ?」
(*´_ゝ`)「俺やつwwwwwなんつてwwwwww」
(´<_` )「おちつけ兄者、つまらないぞ」
lw´‐ _‐ノv「いや、なかなかだよん」
(´<_` )「え」
( ´_ゝ`)「ほれ見ろ!それ見ろ!美味しいミロ!」
lw´‐ _‐ノv「なかなかにつまらない。座布団−5くらいなのだ」
( ´_ゝ`)「……………あ、そう」
期待させて突き落とす、ぬくもりの後の絶対零度。
この娘、……出来る!
ここは男として何か言っておくべきか?
>>27
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 23:38:25.04 ID:pmIeZjQW0
kskst
あばばばばばけましておめでとう!!
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 23:43:33.51 ID:pmIeZjQW0
これはwwww
29 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/02(水) 23:48:17.88 ID:SbHTA6gM0
一瞬の静寂の後、藍色振袖の少女が敬礼するように頭に手を寄せた。
lw´‐ _‐ノv「それはそうと、この家に何かようかなー?」
(´<_` )「ああ、それなんだけど、君、確かシューちゃんだよな、クーの妹の。お姉さん、今家にいる?」
弟者の説明的なセリフにシューちゃんとやらはこくこく頷くと、2階を指さして教えてくれた
lw´‐ _‐ノv「ふむ、クーねねなら今自分の部屋におるが」
(´<_` )「なるほど、ありがとう。おい兄者、早いところ挨拶すませ―――」
(;´_ゝ`)「あばばばばばけましておめでとう!! 」
lw´‐ _‐ノv「………………」
(´<_` )「………………」
タイミング間違えた……
30 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/02(水) 23:53:39.49 ID:SbHTA6gM0
玄関先で何をやっているんだと聞かれれば逃げ出したくなるような状況だったが
このちょっと糸目の少女はちゃんと答えてくれた。
lw´‐ _‐ノv「あばばばばばけましておめでとう」
( ´_ゝ`)「…………!!」
lw´‐ _‐ノv「新年の挨拶とはよきかなよきかな」
をおちょぼ口にして笑うシューちゃんの手を握り、俺は頭を下げた。
ありがとう、ありがとう!
糸目仲間として礼を言おうじゃないか!
( ´_ゝ`)「結婚してください!」
lw´‐ _‐ノv「無理」
(;´_ゝ`)「ちくしょう!」
ノリでなんとかなるかと思ったけど流石に無理だったらしい。
弟者が呆れ顔ですでに二階へと向かっていた。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 23:53:57.94 ID:nNYfHI+/O
支援
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/02(水) 23:57:53.87 ID:3h3Ozhpf0
支援
33 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 00:00:08.31 ID:uKK0mBHs0
部屋に着き、ノックをするとすぐに扉が開いた。
中から煌びやかな振袖に身を包んだクーが…
(´<_` )「お、ようクー」
( ´_ゝ`)「久しぶり」
川 ゚ -゚)「なんだ、バカ兄弟か」
…出てくるわけもなく、綺麗な振袖の変わりに男物の着物を着ながらキセルを吹かしていた。
ていうかそのキセル絶対オモチャだろ。
クーは俺を横目でちらりと見ると興味をなくしたらしく、すぐ部屋に戻ろうとした。
ので慌てて引き止めた。
(;´_ゝ`)「おいおい、なんでそうマイペースなんだ」
(´<_` )「そうだぞ、兄者はともかく、俺はバカではない。部屋に戻るのは訂正してからにしろ」
(;´_ゝ`)「お、弟者、俺今ちょっと傷ついた…」
(´<_`;)「あ、ごめん…」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 00:00:52.40 ID:pmIeZjQW0
支援
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 00:08:19.34 ID:KJl5HEBtO
支援
36 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 00:09:18.77 ID:uKK0mBHs0
そうこういっている間に目の前の扉が音を立てて閉じられた。
あ、と言う暇もない。…本当に閉じられるとは思わなかったよ。
しかしまたすぐに開かれ、その先でクーがはがきを持って立っていた。
男物の服を好んで着る変態女だが、見た目は上々。
こうして立っていると本当絵になる。
思わずごくりと喉を鳴らすと、クーは持っていたはがきを俺に差し出しながら言った。
川 ゚ -゚)「忘れていた。あけましておめでとう」
(;´_ゝ`)「え、あ、うん。おめでとー」
(´<_` )「そのはがきは?」
川 ゚ -゚)「年賀状だ」
( ´_ゝ`)「……!」
驚いた。クーからの年賀状、もちろん俺には来なかったが。
ていうか一枚も来なかったが
37 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 00:13:35.72 ID:uKK0mBHs0
まさかこんなところでもらえるとは思わなかった。
俺がクーの服を売ったことや、下着とか色々盗んだこと、まだ怒っているかと思っていたのに。
こんな形で許しを得るとは、正直拍子抜けだ。
( ´_ゝ`)「クーお前…なんていったら良いかわからないが、その…ありが」
川 ゚ -゚)「書き損じたやつ、銀行行って交換してきてくれ」
( ´_ゝ`)「……………」
正月にやってるわけねえだろこのバカ女
川 ゚ -゚)「弟者もあけおめ、ふふふ、どうだ、似合うかこの格好」
(´<_` )「なんてコメントしていいのかわからねーよ」
川 ゚ -゚)「バカだな、そういう時は嘘でも『猪木みたいで可愛いよ』とか言うものだぞ」
(´<_`;)「嬉しいか?それ?」
( ;_ゝ;)
38 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 00:14:03.61 ID:uKK0mBHs0
しかもすでに俺のことを空気扱いとかもう本当…ねーよ。弟者ももうちょっとフォローとかさぁ…しろよ!
もういい、こんな嫌味女の所になんていられるか!俺は他の家を回るぜ!
というわけで
>>40次は何処へ行く?
1(*゚∀゚)
2( ・∀・)(*゚ー゚)
3ξ゚听)ξ
4( ФωФ)
5从'ー'从
6| ^o^ |
7('A`)
4
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 00:15:57.86 ID:GPpgILtRO
6
6
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 00:16:31.96 ID:bqLg+MxN0
3
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 00:16:45.61 ID:FDyk6Kw2O
5
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 00:19:40.60 ID:zuNK1cfH0
wktk
45 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 00:22:52.81 ID:uKK0mBHs0
(´<_` )ノ
兄者がなぜかクーに泣かされ、半泣きの状態で家を出たので、俺たちは他の家に挨拶することにした。
今の兄者に女の子とか合わせたら更に泣きそうだから、なるべく男にしよう。
奇抜だったり、うるさいのだとダメージ大きそうだから、優しい奴で。
笑顔の奴とかいいかもな。
というわけで、俺は最近あまり会っていなかった友人、ブームの家へと向かうことにした
ブームは中学時代友達だったわけだが、最近はめっきり会っていない。
一体どうしていることやら
( ;_ゝ;)「ちくしょう、年賀状なんてメールで済ませよ…」
未だに泣いている兄者を引きずりながら、高級住宅街の方へと足を進ませていった
46 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 00:29:27.98 ID:uKK0mBHs0
―――| ^o^ |の家―――
| ^o^ |「きょうも いい てんきですね」
| ^o^ |「いいえ 今は 曇りです」
| ^o^ |「ゆうくんは なにを いっているんですか」
| ^o^ |「そちらこそ 何を言っているんですか? ばかなの?」
| ^o^ |「このやろー」
| ^o^ |「ぐわっ やったなこのやろうー」
(´<_` )「……………」
( ´_ゝ`)「……………なあ弟者」
アレはなんだ、という問いに、俺は何も答えなかった。
…いや、おかしいな。昔はもうちょっとこう、知的な感じだったと思ったんだが。
今は一回り小さいブームみたいなやつと、ぽかすか暢気な擬音を立てながら殴り合っている。
久しぶりに会うにはあまりにもほのぼので、衝撃的だった。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 00:33:44.29 ID:LdEMdPQpO
シェン
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 00:34:11.68 ID:GPpgILtRO
支援なのじゃ
49 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 00:36:47.93 ID:uKK0mBHs0
しばらく物陰に隠れて様子を伺っていたが、そのうち向こうもこっちに気づいたらしく
手を振って笑顔で呼び寄せてきた
| ^o^ |「そこにかくれているやつ さんびょういないに でてきなさい」
| ^o^ |「ぶちころしますよ」
しかし内容はちっともほのぼのではなかった。
俺と兄者は一瞬だけ顔を見合わせたが、すぐにカウントが始まったので立ち上がり手を上げた。
| ^o^ |「さん」
| ^o^ |「2−」
(´<_`;)「よよよよ、ようブーム!久しぶり!」
(;´_ゝ`)「おおお、俺の場合初対面だけど久しぶりー!」
| ^o^ |「1」
| ^o^ |「0ー 時間切れです」
二人が、近くにおいてあったスコップをコチラに向けてきた。
| ^o^ |「しになさい」| ^o^ |」
(;´_ゝ`)「えええええええええ―――!?」(´<_`;)
50 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 00:38:36.61 ID:uKK0mBHs0
ごめんなさい、今日はここまでにします。
なるべく全員の家回れるようがんばります。
落ちたらまたスレ立てるので保守は結構ですー
それでは
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 00:42:39.16 ID:4hZ5f7PEO
のおおおおおおおおおお
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 00:42:54.56 ID:LdEMdPQpO
オトゥカレーンヌ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 00:48:30.81 ID:GPpgILtRO
おつー!また逢えることを願って……
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 00:49:24.00 ID:pS212xhP0
ぬおおおおおおおおおちょっとひどいいいいいいいいいいいいいい
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 00:57:07.30 ID:bqLg+MxN0
まってえぇぇぇぇぇぇぇ
乙!
家出のときからファンだ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 01:20:05.47 ID:zq/dldSgO
乙!
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 01:52:40.03 ID:OSQZZv0TO
読む保
乙でしたァァー
やっぱり面白いのうwwwww
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 03:02:45.94 ID:crQS0Vnr0
乙ww
俺は!!モララーの家編が見られるまで寝ない!!
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 03:39:56.22 ID:MvAoEFTsO
よむほ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 04:40:05.04 ID:MvAoEFTsO
ほ
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 05:29:14.20 ID:6crK2XGAO
イマヨム
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 07:11:28.39 ID:d1CMxQTsO
よむほ
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 08:20:44.40 ID:GPpgILtRO
保守なのじゃー
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 09:12:21.85 ID:lvZ766GuO
きてたのか
保守
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 10:43:44.31 ID:e2FBg2SaO
ほ してやんよ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 10:45:03.39 ID:fq/w0us+0
穂
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 11:24:51.12 ID:46p8BNDqO
保守
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 12:26:31.14 ID:IPADprvhO
保守
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 12:48:44.34 ID:cLNLwgaxO
なぜ…鍋パーティーのようですはまとめられてないんだ…?
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 13:16:30.19 ID:hO7vH/gt0
ほっしゅ
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 14:22:40.26 ID:fq/w0us+0
保守
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 14:34:12.30 ID:1B71EIed0
相変わらず面白いなぁ
続きwktk
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 14:38:32.75 ID:FFJ0SXkS0
保守
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 14:40:46.00 ID:teUpg67T0
ラン…パク?
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 15:40:17.85 ID:qIubBoLaO
前、鍋パーティ読んでたら途中でスレが落ちた・・・
どこかまとめてくれるとこはないのか?
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 15:41:46.92 ID:zuNK1cfH0
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 16:00:44.24 ID:FFJ0SXkS0
保守
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 16:56:26.54 ID:fq/w0us+0
保守
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 17:32:07.54 ID:1jvP6Q+V0
>>79 おおおおお!!
遅れたけどありがとう、助かるよ
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 18:25:24.16 ID:1jvP6Q+V0
ほ
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 18:28:03.67 ID:HS5zuzc+O
まだかなまだかな〜(∀゜)
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 18:57:51.14 ID:HS5zuzc+O
ほ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 19:24:36.99 ID:khFkGEnEO
ほ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 20:08:56.85 ID:fq/w0us+0
保守
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 20:26:59.07 ID:34/8bn9N0
ほ
ほ
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 20:59:49.84 ID:ki+coBkKO
ほ
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 21:15:17.82 ID:VPRXVLXtO
保守いらないんじゃね?
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 21:48:26.52 ID:qIubBoLaO
一応保守
93 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 22:07:26.52 ID:uKK0mBHs0
まさか残っているとは…
再開します
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:08:08.69 ID:GPpgILtRO
キター!!!
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:08:46.60 ID:77vGroHy0
ktkr
96 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 22:11:24.10 ID:uKK0mBHs0
( ´_ゝ`)ノ
| ^o^ |「まったく びっくりしましたよー」
| ^o^ |「知り合いなら知り合いと 最初に言って欲しいものです」
(´<_`メメ)「途中で言ったと思うんだが…」
(メメメ_ゝメ)「そして俺のダメージが弟者の倍なのは一体どういう了見だ?」
スコップで滅多打ちという、殺人犯じみたことを散々犯した後、
ようやくブームという男は俺たちを解放してくれた。
どうやら弟者の顔を思い出したらしい。
にこにこした柔和な顔立ちは見るものを和ませてくれそうなもんだが、
傍らにはまだ血がまとわりついたままのスコップが置いてある
…近寄りづれえー。
ていうか弟者、お前忘れられてるような相手の所に挨拶とかしようとするなよ…
そのせいで新年からスコップで滅多打ちにされるとは思わなかった
| ^o^ |「こーら どうぞ」
家の中に入りテーブルにつくとブームが俺たちに黒い液体を差し出してきた。
どうやらお詫びのつもりらしい
ktkr
98 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 22:16:04.22 ID:uKK0mBHs0
俺たちはお互いコップを手に取り口元へ寄せた。
ここにくるまで何も口にしていなかったからこれは嬉しい。だが
(;´_ゝ`)「…これは…」
(´<_` )「醤油の匂いがするんだが」
| ^o^ |「いいからさっさとのみなさい」
あきらかに甘い香りのしないその液体をそのまま俺の口にコップを押し付けてきやがった
ちょ、待て、なんで俺に!
(; _ゝ )「うぼぇあ!!」
弟者の言葉どおり、口の中にしょっぱい味がいっぱいに広がり、舌がぴりぴりと痛み出す
味覚が可笑しくなるんじゃないのかと問いかけたくなるほど涙が出てきた。
やめろ!高血圧で殺す気かこの男は!?まだ俺を殺すことを諦めてないのか!?
| ^o^ |「それにしても おひさしぶりですねえ」
(´<_` )「ああ、中学卒業以来だな」
おい!無視かよ!
| ^o^ |「本当、久しぶりですー」
(´<_` )「…いや、君とは会ったことないけど」
| ^o^ |「ぼくのいとこの ゆうたろうです ゆうくんと よんであげてもかまいませんよ」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:17:08.67 ID:zuNK1cfH0
支援
100 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 22:17:37.54 ID:uKK0mBHs0
しょっぱいしょっぱいしょっぱい!
| ^o^ |「よろしく おとーちゃん」
(´<_` )「やめてもらえる…? その呼び方」
( ;_ゝ;)
総シカトとか本当ふざけんなよ。
ブームも、ゆうたろうも、話しやすそうな顔はしてるけど、とんでもない。
とんでもない鬼畜だこれ。
今まさに俺が醤油のしょっぱさにのたうち回っているというのに、
自分達だけアップルティーとか飲んでやがる
畜生!俺にもよこせよ!
| ^o^ |「ところで なにしにきたんですか めいわくだなあ」
(´<_`;)「あ、ごめん…」
| ^o^ |「これから ブームと かるたをするところだったのに」
2人でかよ。
つまんねえだろそれ
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:19:02.84 ID:1B71EIed0
ktkr支援!
102 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 22:21:47.21 ID:uKK0mBHs0
(´<_` )「…一応、新年のご挨拶に来たんだが」
| ^o^ |「もう みっか ですよ」
| ^o^ |「作者が 書くのを怠ったせいで どんどん元旦から遠ざかります」
(´<_` )「ははは」
何を言ってるんだか全くわかりません。
| ^o^ |「あんかたくさん とかいいながら 全然ないですし」
| ^o^ |「正直 まんねりです」
『小うるさい奴らだ』
と、誰かが俺に言わせた気がするがきっと空耳だろう。
というかそこをつかれては元も子もないので、これからの行動を示してほしい
>>104よ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:22:35.09 ID:WiTcPJIGO
ラインダンス
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:23:12.72 ID:1vPoSA/+0
お年玉強奪
勿論、ブーム君とゆう君が( ´_ゝ`)の財布から
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:28:54.97 ID:zuNK1cfH0
支援
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:29:48.85 ID:xh8Df63G0
来てたのか!wktk支援
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:31:01.72 ID:5WzoE8y50
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
支援
108 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 22:31:03.11 ID:uKK0mBHs0
| ^o^ |「はっ」
| ^o^ |「ぴこーん」
こいつらと話しているとなんだか異常に疲れる、だから弟者にも出るよう言ってそろそろ違う家に回ろうか
そう思ったとき、ブームとゆうたろうが神の啓示を受けたように立ち上がった。
(´<_` )「どうした?」
| ^o^ |「いま なにか」
| ^o^ |「神の啓示が 下ったような 気がします」
(;´_ゝ`)(本当に下ってた…!)
瞬間、ブームとゆうたろうがじろりとこっちを睨んできた。
いや、二人とも目が笑ってるら睨んだような気はしないが、寒気がしたのだ。
これは…嫌なフラグが立った気がする!
| ^o^ |「じろり」
| ^o^ |「にやり」
(;´_ゝ`)「お、弟者!もう帰ろう!」
(´<_` )「え?おい、兄者?」
戸惑う弟者の手を引いて玄関へと走る。
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:32:16.08 ID:1B71EIed0
wktkwktk
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:32:32.72 ID:1vPoSA/+0
支援
111 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 22:37:58.93 ID:uKK0mBHs0
此処にいたらなんだかとんでもないことをされてしまいそうだ!
ぞくぞくと寒気が募っていく
(;´_ゝ`)「ブームとゆうたろうとやら!あけましておめでとうございましたぁ! ばいばい!」
| ^o^ |ノシ「ばいばーい」
□| ^o^ |ノシ「この 財布は お年玉として 頂いておきますね」
( _ゝ )「ぶふぉお!」
(´<_`;)「兄者ーーー!」
走っていた途中、足を滑らせ壁に追突。
床に這い蹲りながらも慌ててポケットに突っ込むと、俺の財布が綺麗に抜き取られている。
冗談じゃない、あれには金は入ってないが大事な会員証とかポイントカードが沢山入っているんだ!アニメイトとかの!
(;´_ゝ`)「い、いつのまに…!」
| ^o^ |「ふふふ くうふくのてんさいじとは わたしのことです」
| ^o^ |「そして私が スリのゆうちゃん」
(;´_ゝ`)「天才児なら漢字使って喋れよ!」
(´<_`;)「落ち着け兄者、突っ込むべきところはそこじゃないだろう」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:41:05.32 ID:1vPoSA/+0
犯罪だろこれwww
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:44:28.73 ID:hO7vH/gt0
支援www
114 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 22:44:46.49 ID:uKK0mBHs0
| ^o^ |「じつは さっきあなたを ふるぼっこしているあいだに ぬきとらせてもらいました」
(;´_ゝ`)「あれ最初から計画的な犯行か!」
神の啓示とか嘘だろ絶対!
にやにや笑う二人組みから奪い返そうと手を伸ばすが、あっさりと避けられてしまう。
ああ、そういえば今朝弟者にもクロスチョップ避けられてたっけ
もしかして俺、喧嘩が弱いのかもしれない。いや、そもそも喧嘩とかしたことないや
今日から通信空手始めよう……
| ^o^ |「それでは さようなら」
| ^o^ |「大人になったら またきなさい ボウヤ」
( ;_ゝ;)「うっ…うっ……」
鼻で笑われ玄関まで追いやらた。
こいつら性格悪すぎる…、いつか必ず復讐してやると、堅く胸に誓った
その意思を伝えようと隣を見ると、弟者が携帯片手に電話をかけている最中だった
(´<_` )】「もしもし、警察ですか?」
| ^o^ |「あう」
| ^o^ |「そんなばかな」
悪は滅びた
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:45:49.53 ID:ufth+zv00
弟者流石wwwwww
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:47:08.01 ID:1vPoSA/+0
当然の処置だろwww
117 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 22:50:04.79 ID:uKK0mBHs0
(´<_` )ノ
しかし、酷い目にあったなー
と隣で兄者が笑う。
実際酷い目にあっているのはほとんどが兄者なのだが、それでもこの兄は新年挨拶をやめる気はないらしい。
正味な話、こんな思いまでしても得るものはほとんど無いだろうに。
むしろ失うものの方が多いだろうに
どうしてここまでするんだ。
そう問いかけると兄者は誇らしげに俺へと微笑んだ
( ´_ゝ`)「決まっているだろう、弟者…」
(´<_` )「………?」
( ´_ゝ`)「いつか、お年玉がもらえることを信じて…!」
危険だ
その言い方はもう二度ともらえない予感さえしてくる!
しかしそれも俺にはどうでもいいことか
なにはともあれ
>>120 次の家を指定してくれまいか
1(*゚∀゚)
2( ・∀・)(*゚ー゚)
3ξ゚听)ξ
4( ФωФ)
5从'ー'从
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:50:43.41 ID:LdEMdPQpO
1
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:51:27.78 ID:hO7vH/gt0
支援
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:51:31.13 ID:34/8bn9N0
4
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:52:24.61 ID:pS212xhP0
修羅場の予感wwwwwwwwwwwwwwww
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:52:31.21 ID:GPpgILtRO
杉浦キター
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:52:59.02 ID:hO7vH/gt0
ロマネスクktkr!!
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:54:20.33 ID:qIubBoLaO
やっと追い付いた
杉浦ktkr
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:56:05.72 ID:kCpSurAm0
ブームどもざまぁwwwww
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:57:07.74 ID:1vPoSA/+0
つーはメインディッシュなのだろうか?
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 22:57:11.15 ID:1B71EIed0
好きキャラだらけで迷ってる間に安価が…!!
GJ
なかなかつーが選ばれないなwwwwww
129 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 22:59:45.11 ID:uKK0mBHs0
しばらく無言で雪道を歩いていると突然兄者が立ち止まった
( ´_ゝ`)「よし、じゃあ次は杉浦の家に行こう!」
ぽん、と手を叩き俺の前に出る
杉浦というのは兄者の友人らしい。俺も話したことはあまり無いが、サボテン好きの変人だという
ことだけは知っている。
引きこもりの兄者にとって、数少ない心許せる友人の一人だ。
( ´_ゝ`)「あいつは単純バカだから、うまくすれば何かもらえるやもしれん」
(´<_` )「友達じゃねーのかよ」
(*´_ゝ`)「杉浦の家は確かこっちだったな。 弟者早く早くーー」
(´<_` )「…………」
聞いちゃいなかった。
基本的に自分の行動第一に考える男だから、あまり周りを省みない。
単純バカなのはお前も一緒だ、と思わず突っ込みたくなったが、ここで揉めるのも面倒だ
とりあえずそのままついていくことにした。
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:03:24.21 ID:hO7vH/gt0
しえーん
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:04:14.80 ID:VQz/yy340
支援
この作者の描く流石兄弟は格別だ
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:04:33.43 ID:1vPoSA/+0
支援
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:07:59.62 ID:1B71EIed0
皆仲良くていいなーwktkwktk
134 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 23:08:32.38 ID:uKK0mBHs0
―――( ФωФ)の家―――
( ФωФ)「帰れ」
家に着き、インターホンを押した瞬間、不機嫌そうな男が顔を出し、最初に言った言葉がこれだ。
ご丁寧にキーチェーンまでかけてむすっとした顔でこちらを睨みつけてくる。
兄者、あんた一体何をしたんだ。
( ´_ゝ`)「ちょwwwwwwいきなり帰れとかwwwwww」
(#ФωФ)「ええいうるっさいわバカ者! 貴様この間我輩に嘘をついただろう!」
( ´_ゝ`)「嘘?」
兄者がチェーン越しに首を傾げる。どうやら何も覚えていないらしい。まあ忘れやすい男だしな。
しかしそれを見た杉浦さんは納得いかないのか、更に顔を歪め怒鳴りつけてきた
(#ФωФ)「とぼけるな! この間貴様が『夜空に向かって幼女!と三回叫べばサボテンが喋る』
と言ったではないか! あれやったら近所の人に通報されたぞ!
しかもセザンヌ喋らなかったぞ!」
( ´_ゝ`)(あれやったんだ…)
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:09:44.65 ID:pS212xhP0
バカスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:10:11.24 ID:hO7vH/gt0
杉浦純粋すぐるwwwwwww
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:11:04.77 ID:VQz/yy340
セザンヌ?
サボテン何個目だwwwwwwwww
138 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 23:11:12.36 ID:uKK0mBHs0
ちなみにセザンヌ、というのはこの人が大事にしているサボテンの名前らしい。
どうしてそこまでサボテンに肩入れするのかは未だにわからない。
( ФωФ)「バーカバーカ! お前の母ちゃんケンシロウ!」
(;´_ゝ`)「なんだとー! お前のサボテンなんて枯れてしまえ!」
子供の喧嘩かよ。
ここは何か言っておくべきか?
>>142
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:11:14.25 ID:1vPoSA/+0
純粋ってレベルじゃねーぞ!!!1
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:12:11.91 ID:hO7vH/gt0
ksk
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:12:11.77 ID:zuNK1cfH0
kskst
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:12:41.14 ID:1B71EIed0
謝れ兄者
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:14:19.73 ID:hO7vH/gt0
wktk
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:15:20.14 ID:1vPoSA/+0
母者のケンシロウ呼ばわりは良いんだなw
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:15:42.70 ID:pS212xhP0
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:18:37.94 ID:1vPoSA/+0
お前……消されるぞ……
147 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 23:19:37.70 ID:uKK0mBHs0
このままいくと騒音で近所迷惑にもなりかねない。
俺は兄者を扉の前に差し出し言った
(´<_` )「謝れ兄者」
( ФωФ)「……!」
( ´_ゝ`)「えー、だって騙される方にも問題があると思うぞー」
(´<_` )「いいから、嘘ついたのは本当なんだろ、謝るべきだ」
むっと不満そうな顔でこっちを見ていたが、俺が譲らないと察したのか。
ふてくされた表情で杉浦さんにむかって頭を下げた。
( ´_ゝ`)「ごめんなさい」
杉浦さんがキーチェーンを外してふんぞり返りながら兄者の肩を叩いた
( ФωФ)「わっ、わかればよいのだ! もうあんな嘘つくなよ」
(´<_` )「杉浦さんもちょっとは疑問に持ってください」
(;ФωФ)「え、我輩も…?」
普通、ありえないだろう
あんな嘘。
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:22:13.42 ID:kCpSurAm0
ロマネスクかわいいなw
149 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 23:25:07.01 ID:uKK0mBHs0
家に入ると、そこはサボテン屋敷だった。
大きいのも小さいのも、とげのあるものないものと、種類は様々。
いたるところに敷き詰められていて俺はあんぐりと口を開けた。
兄者の方は家に来たことがあるのか、特に驚いた様子はない。
ぼんやり部屋を眺めながら突っ立っていると、後ろからエプロン姿の杉浦さんが出てきた
( ФωФ)「適当に座っていろ。 実は料理の最中でな。雑煮が余っているが…食うか?」
(´<_` )「あ、いやお構いなく」
( ´_ゝ`)「俺の餅は3個な!」
( ФωФ)「貴様なんぞそこにある塩昆布でも食ってろ」
( ´_ゝ`)「うめぇwwwwwww」
そう言ったまま台所に引っ込んでしまった。
兄者は渡された塩昆布を美味そうに食っている。頼むからちょっと自重しろ
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:26:45.70 ID:1B71EIed0
wwwww
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:27:16.27 ID:hO7vH/gt0
あwにwじゃwwwww
152 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 23:31:25.07 ID:uKK0mBHs0
杉浦さんは料理が美味い。
この間、ある事情からオデンを作ってもらったのだが絶品だった。きっと雑煮も美味いんだろう。
ちょっとわくわくしながらちかくにあるサボテンを触った。
棘がないタイプらしく触っても痛くない。
(´<_` )「なあ兄者」
( ´_ゝ`)「なんだ?これはやらんぞ」
驚いた顔で塩昆布を懐に仕舞う。いや、いらねーよ
(´<_` )「杉浦さんはなんであんなにサボテン好きなんだ? なんか理由でもあるのか?」
( ´_ゝ`)「んー、まあ俺もよくは知らんが、なんか昔好きだった子がサボテンに良く似てたとかで」
人類か、それは?
そうこうしている間に杉浦さんが鍋を抱えて戻ってきた。
ふわん、と雑煮の良い匂いが部屋の中に立ち込める
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:35:04.63 ID:lmvES3at0
wktk
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:35:17.96 ID:hO7vH/gt0
支援
155 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 23:37:08.23 ID:uKK0mBHs0
鍋から汁をすくい、焼きたての餅を中に入れる。
香ばしいかおりが鼻腔を擽った
( ФωФ)「弟君は餅3個でいいな」
(´<_` )「あ、どうも」
( ´_ゝ`)「なあ、俺の餅入ってないんだけど」
( ФωФ)「スマンが品切れだ」
( ´_ゝ`)「そこに見える買い置きの餅の山は」
( ФωФ)「幻覚だろう」
(#´_ゝ`)「……セイ!」
(;ФωФ)「あっ、こら貴様、我輩の餅を取るなー!!」
奪われた餅を取り返さんと、箸で戦い始める兄者と杉浦さん。
……なんというか、平和だな。ここは
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:39:14.07 ID:1B71EIed0
なかよしww雑煮くいてー
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:39:16.58 ID:VQz/yy340
ロマネスクとか、始めは全く知らなくて好きじゃなかったけど
この小説読み始めてから一気に好きになった
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:40:53.62 ID:5KJaMxlEO
セイセイセーイ…支援
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:43:33.00 ID:pS212xhP0
ウチじゃあ焼もちはいれんなあ
160 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 23:43:48.13 ID:uKK0mBHs0
********
( ФωФ)「ところで貴様ら、一体何しに来たのだ? まさかお年玉をせびりに来たのではあるまいな」
(*´_ゝ`)「その通りだっ」
一通り戦い終えた後、コタツに包まりながら兄者が言った。
その頭をはたきながら訂正する
(´<_` )「違う、新年のご挨拶にきました」
( ФωФ)「え、もう三日なのに?」
そのネタはさっきやったんだよ。
ひとまず先に挨拶をした方が早いか?頭を下げて定例のあのセリフを口にする
(´<_` )「あけましておめでとうございます」
( ´_ゝ`)「あけおめ」
略すな
(*ФωФ)「…うむ、あけましておめでとう。やはり挨拶とは良いものだな
リリー、マトマト、イリアス、オデット、たけし、ココシュリカ、パッテントリュッシェ」
杉浦さんも満足そうに言うと近くにあったサボテンに語りかけていた。
この人のネーミングセンスがわからない
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:44:43.14 ID:1vPoSA/+0
マトマトが居るwwww
俺の名前あって吹いた
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:46:23.08 ID:hO7vH/gt0
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:46:37.72 ID:1vPoSA/+0
パッテントリュッシェですね、わかります
165 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 23:47:33.95 ID:uKK0mBHs0
( ФωФ)「そういえば貴様ら、家から直接我輩の家に来たのか?」
( ´_ゝ`)「いや、その前にクーとか犯罪者の家に寄ったけど」
( ФωФ)「そうか、では次はどこぞの家かに行くつもりか?」
ああ、そういえばそれもまだ決めてなかったな、でも雑煮も食ったしそろそろ帰りたいんだが…
この様子じゃ兄者はまだ帰らないだろうなあ。
なぁ
>>170、次はどこの家に行こうか
1(*゚∀゚)
2( ・∀・)(*゚ー゚)
3ξ゚听)ξ
4从'ー'从
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:48:08.86 ID:hO7vH/gt0
ksk
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:48:20.22 ID:zuNK1cfH0
kskst
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:49:12.65 ID:1vPoSA/+0
1だ!
つーだ!
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:49:14.66 ID:G4SbTKxL0
3
2
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:49:45.68 ID:0ae8H1YU0
ktkr
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:49:48.07 ID:iHBKWSrT0
3
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:49:49.42 ID:5KJaMxlEO
3だな
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:49:51.18 ID:1vPoSA/+0
まぁ、しぃでも良いか
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:50:05.47 ID:hO7vH/gt0
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:52:22.14 ID:5KJaMxlEO
23:49の戦いが凄まじいwww
177 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/03(木) 23:56:36.11 ID:uKK0mBHs0
(´<_` )「一応、モララーんちに行こうかと」
(;´_ゝ`)(え、そうだったの?)
( ФωФ)「ならこの雑煮持っていけ。どうせ一人暮らしでは食いきれんしな。それにモララーは餅好きだろう?」
と、大量の餅と共に鍋を俺へと手渡した。
モララーが餅好きかどうかは知らんが、ありがたく受け取っておこう。
思えば家を出て初めて嬉しいものを貰った気がする。ありがとうとお礼を言っていると
隣から兄者が餅に手を伸ばしていた。が、すぐに叩き落されていた。
( ФωФ)「嘘つきに食べさせる餅などありませんーーー!」
(;´_ゝ`)「くっ…このケチネスクめ…!まだ根にもっているのか!」
( ФωФ)「フフン、お前の父ちゃん一反木綿!!」
(#´_ゝ`)「なんだとこのやろう!」
…もう放っておこう。
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:58:05.37 ID:VQz/yy340
影のことか…
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/03(木) 23:59:16.53 ID:1B71EIed0
モララーktkrwktkwktk
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:01:55.56 ID:5maR8/SX0
う、む……安価争奪戦から脱さざるをえなくなったぜ……
明日まで残っていることを祈る
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:03:24.73 ID:PrNU5+7f0
ケチネスクwwwwww
182 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 00:05:42.80 ID:bJoEuvUH0
( ´_ゝ`)ノ
―――( ・∀・)の家―――
そんなこんなで杉浦の家を後にした俺たちはさっさとモララーの家へたどり着いた。
道中滑って転んで鍋をこぼしそうになったり、野良犬に追いかけられて空き地へ逃げ込んだりと、
色々あったがなんとかたどり着いた。
そして現在、色んなものが散乱している部屋の中、モララーの妹であるしぃちゃんにお茶を入れてもらっている。
(*゚ー゚) 「ゆっくりしていってくださいね」
にこりと笑う顔はまさに癒し系。
モララーが妹大好きになる気持ちもわかるというものだ。
まぁその笑顔は俺じゃなく弟者に向けられたものだろうが。
当の本人は暢気な顔でお茶をすすってやがる。死ね
( ・∀・)「まったくずうずうしい兄弟だねっ!正月くらい妹と二人っきりにさせてほしいものさっ!」
俺の目の前に座っていたモララーが大げさにため息をついた。
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:08:04.52 ID:xRvbJf9W0
このモララー好きだ支援
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:08:34.66 ID:bZxwRqqC0
支援
185 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 00:13:42.07 ID:bJoEuvUH0
悪かったな
けどお前いつも妹と一緒にいるだろう。後ろからしぃちゃんがモララーの頭をカップで軽く叩いた
(*゚ー゚) 「やめてよお兄ちゃん!失礼でしょー!」
( ・∀・)「けど残念だったねぇ二人とも、元旦ならばしぃの晴れ着姿が見れたものを
可愛かったよ美しかったよ! 流石は私の妹さ! 世界遺産だようふふふ!」
(´<_` )「酔ってるのかお前」
普段もこんな感じだから判別しづらいが、確かに頬が僅かに朱色に染まっている。
そして良く良く見れば散らかっていたから気づかなかったが、空いたビール缶が何本も置いてあった
(*゚ー゚) 「元旦からずっと飲みっぱなしなんです…」
( ・∀・)「ついでだ!君たちも飲んでいきたまえよっ!あはははは!」
勢い良く肩を叩かれ、前につんのめった。
するとモララーは弟者が持っていた鍋に目をつけたらしく、正月だというのに
相変わらず薄汚れた白衣を翻し、近くへと酔ってくる
( ・∀・)「おおっとなんだいその鍋は!? お兄さんに教えて欲しいなっ!」
…どうするよ、
>>190
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:15:21.80 ID:qZzamopKO
至高の一品です
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:16:56.52 ID:xRvbJf9W0
kskst
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:17:03.86 ID:PrNU5+7f0
あにじゃ「しぃさんのために俺が作ったものです」
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:17:19.96 ID:bZxwRqqC0
kskst
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:17:24.65 ID:5KqOfA4p0
ひ・み・つ
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:17:25.72 ID:Af9n52190
闇鍋
192 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 00:22:25.00 ID:bJoEuvUH0
別にやってもいいんだが、というかやるように頼まれたのだがこの酔っ払いにそのままやるのは
気分が悪い。
ここは一つオチャメなジョークをかましてからだな!俺はユーモア精神に溢れているから!
( ´_ゝ`)m9「ひ・み・つ」
というわけで小指を立ててウィンクしてみせた
( ・∀・)「……………」
(*゚ー゚) 「…………」
(´<_` )「……すいません」
何故か弟が謝った。
なんでだよ畜生。
( ・∀・)「酔いが一気に冷めたよ」
(*゚ー゚) 「あの…あまり気にしないで下さい。弟者さん」
(´<_` )「ありがとうしぃさん」
(#´_ゝ`)「なんだよー!なんだよー!軽いジョークだろ!」
本当、失礼な奴らだった。
193 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 00:23:27.84 ID:bJoEuvUH0
今日はここまでにします。続きは書ければまた明日
どんどん元旦から遠ざかっていって本当にごめんなさい。
何か質問あればちょっとだけ受け付けます。
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:25:40.76 ID:bZxwRqqC0
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:26:06.30 ID:+EpTQBpF0
乙!!
全員の家行ってくれると期待してるぜ!
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:26:31.24 ID:PrNU5+7f0
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:26:39.28 ID:xRvbJf9W0
乙!!いつのまにかあんたのファンだ!
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:27:49.12 ID:/u1GPk170
乙カレー
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:28:05.44 ID:cmfjlY4bO
乙!
続き楽しみにしてるぞ!
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:28:29.32 ID:qZzamopKO
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:28:34.95 ID:phr2wP/AO
オツカレ〜ション
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:28:56.95 ID:KwbXdiPe0
ぬおぉぉぉっぉ今日も楽しかった 乙
203 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 00:34:19.32 ID:bJoEuvUH0
>>194 やらないか
>>196 いませんよー
>>200 安価次第で増えます
オマケ
解りづらい人物相関図(ズレたらごめん)
┌――――――――――――――――从'ー'从
|お持ちかえりぃ〜V | ↑
| | |嫌い
友人 ↓ 兄弟 ↓ 好き |
( ФωФ)―――――( ´_ゝ`)←―→(´<_` )←――――(*゚∀゚)
| / ↑ / |
|友人 / 好き| / 友人 |
| / 妹ラブ | / |
( ・∀・)―――――→(*゚ー゚)――――ξ゚听)ξ
兄妹 友人 |
|好き
好き 友達 ↓
('A`)←――――(´・ω・`)――――――――( ^ω^)
では、おやすみなさい
204 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 00:35:07.07 ID:bJoEuvUH0
予想通りズレまくりだ…
まぁいいや。
失礼しました
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:37:14.61 ID:bZxwRqqC0
乙です!
206 :
>>200:2008/01/04(金) 00:37:22.76 ID:qZzamopKO
>>203なるほど。ありがとうございました!
お疲れ様でしたm(_ _)m
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:40:02.29 ID:Mpud7IHU0
相関図さっぱりわかんねえwwww乙wwww
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 00:44:46.37 ID:+EpTQBpF0
ズレのせいでモララーの好き矢印が
しぃと兄者に向かってるように見えるwww
明日は見れない残念
安価はまかせた
お持ちかえりぃ〜V
┌―――――――――――――从'ー'从
| | ↑
| | |嫌い
友人 .↓ 兄弟 ↓ 好き .|
( ФωФ)―――――( ´_ゝ`)←――→(´<_` )←―――(*゚∀゚)
| / ↑ / |
|友人 ./ 好き| /友人.|
| / 妹ラブ | / .|
( ・∀・)―――――→(*゚ー゚)―――ξ゚听)ξ
兄妹 友人 .|
|好き
好き 友達 ↓
('A`)←――――(´・ω・`)―――――( ^ω^)
ズレ修正して見たんだが間違えてる可能性が高い・・・
まぁスルーしといて下さい
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 01:09:48.96 ID:bZxwRqqC0
しぃが兄者好きになってるw
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 01:10:26.67 ID:KwbXdiPe0
勝手に改変
┌――――――――――――――从'ー'从
|お持ちかえりぃ〜V| ↑
| | |嫌い
友人 ↓ 兄弟 ↓ 好き |
( ФωФ)―――――( ´_ゝ`)←―→(´<_` )←―――― (*゚∀゚)
| / ↑ / |
|友人 / 好き| / 友人 |
| / 妹ラブ | / |
( ・∀・)―――――――――→(*゚ー゚)――――― ξ゚听)ξ
兄妹 友人 |
|好き
好き ↓
('A`)←――――(´・ω・`)―――――――― ( ^ω^)
友達 友達
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 01:22:20.57 ID:cmfjlY4bO
携帯の俺涙目www
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 01:42:24.24 ID:Y9arBjY2O
☆
ほ
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 02:46:01.93 ID:cmfjlY4bO
し
の
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 05:08:49.34 ID:D6NSXAn60
あ
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 07:48:01.15 ID:mk2TcSB+O
き
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 08:09:13.68 ID:MhQ6OIv70
の
ま
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 08:36:00.04 ID:MJObw870O
ん
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 08:44:30.57 ID:1VL2Og5nO
こ
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 09:49:39.95 ID:NVJdr+6SO
を
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 10:44:05.73 ID:xRvbJf9W0
俺
が
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 11:26:06.11 ID:xRvbJf9W0
保守
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 12:31:19.09 ID:/07N9mxQ0
す
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 12:55:18.45 ID:QvUD9JH50
おつ
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 13:02:44.28 ID:cHcRdglB0
ほ
ho
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 13:43:15.90 ID:bZxwRqqC0
syu
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 14:09:23.01 ID:Y9arBjY2O
☆
保守
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 15:06:03.23 ID:xRvbJf9W0
ho
ほ
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 15:51:42.60 ID:ayPa0WfQO
落ちちゃらめぇ
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 16:06:22.46 ID:+RDyzHMu0
保守
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 16:25:06.47 ID:xRvbJf9W0
ほっしゅほしゅにしてやんよ
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 16:31:20.16 ID:ucTIBgq2O
ほ
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 17:03:53.43 ID:MhQ6OIv70
し
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 17:28:18.67 ID:+RDyzHMu0
ゅ
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 18:05:48.49 ID:/07N9mxQ0
う
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 18:28:03.57 ID:Af9n52190
ば
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 19:19:56.64 ID:nbaa8/JfO
ほ
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 19:53:01.97 ID:SD0bGS2lO
し
247 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 20:00:55.68 ID:bJoEuvUH0
再開します。今日中に終わらせるよー
>>211 GJ ありがとう
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 20:01:09.76 ID:zGzum//I0
ktkr
249 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 20:03:14.05 ID:bJoEuvUH0
杉浦お手製の雑煮を引き渡すとモララーはぱっと顔を輝かせた。
どうやら餅好きというのは本当だったらしい。
早速しぃさんにお椀を持ってくるよう頼んでいた。
…それにしても可愛いなあしぃちゃん。
エプロン姿テラ萌えwwwww
( ・∀・)「いいねえいいねえ!餅を持ってくるだなんて気が利いてるじゃあないかロマちゃんっ!」
(´<_` )「餅しか見えてねーのかよ」
( ・∀・)「きなこもち味のチロルチョコにはまった時から、私の餅好き人生は始まりました。ええはい」
(´<_` )「ごく最近じゃねえか」
突っ込む弟者に耳を傾けながら、俺は部屋の中を勝手にあさっていた。
挨拶に来たものの、ここに来るとついつい長居してしまう。
この家の外見は不気味な洋館だが、中身は至って普通の一軒家と変わらないから、くつろいでしまうのだ
( ´_ゝ`)(何かないかな〜)
ごそごそと部屋の中を見て回るが、物がありすぎて何があるのか解らない。
何に使ったのかは知らないが鉄塊や鉄くずが無数に散らばっている。危ないだろコレ
戸棚にある血圧計のような機械をかきわけていると、ようやく正月っぽいゲームが見つかった。
( ´_ゝ`)「お、これは…」
何だ?
>>252
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 20:09:35.60 ID:CUKCeXbxO
ksk
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 20:10:36.02 ID:9xen4Ix+O
スト2ターボ
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 20:13:52.80 ID:D6NSXAn60
人生ゲーム
253 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 20:22:28.57 ID:bJoEuvUH0
人生ゲームだ。
久しぶりに見た、俺はすぐさま埋もれたボードゲームを引っ張り出すと、暢気に雑煮を食ってる
奴らに掲げて見せた。
( ´_ゝ`)「おーい、そこのイカレ発明家と愚弟と萌え妹!これやろうぜ!」
俺の声に呼ばれた3人が振り向いた。
( ・∀・)「天才発明家と言いたまえ!」
(´<_` )「愚兄に言われたくない」
(*゚ー゚) (萌え…?)
( ´_ゝ`)「んなこたどうでもいいからさwwwwちょっとこれで遊ぼうぜ。負けた奴はお年玉俺に払うの」
にやにやと笑いながら近づいていく。
そうだよ、うっかり忘れていたが俺の目的は新年の挨拶兼お年玉収集だったんだ。
まだ一つも集まっていないが、ていうかむしろ失ったものの方が大きいが
こいつは地味に金持ちだからな。もしかしたら何かいいものくれるかもしれない。
期待に胸を膨らませながら提案する。
( ・∀・)「君が負けたらどうするんだね?」
( ´_ゝ`)「この家で働こう!弟者が!」
(´<_`;)「おい!」
254 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 20:25:25.64 ID:bJoEuvUH0
( ・∀・)「よし乗った!」
(´<_`;)「ちょっと待て、俺の意思は!?」
(*゚ー゚) 「……………」
ごちゃごちゃとうるさい弟者は放っておいて、俺はさっさとゲームの準備を始めた。
(´<_`;)「俺がいたら妹と二人じゃなくなるぞ」
( う∀・)「わ…私は妹の幸せを優先するんだもん!」
(*゚ー゚) 「ちょっと!な、何言ってるのよお兄ちゃんてば!もうバカ!」
がちゃーんとという破壊音と、モララーの悲鳴が聞こえたがそこは無視しておく。
きっと準備が出来ればあいつも復活しているだろう。
( ´_ゝ`)「〜〜〜〜♪」
さあ、ゲームを始めよう
キタ━━━━ (*゚∀゚)━━━━!!
支援するぞ
256 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 20:30:31.38 ID:bJoEuvUH0
ここから先は音声のみでお楽しみください
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「うはwwwwwwwww子供二人目wwwwwwktkrwwwwww」
「おおっとぉ兄者くん!そこは私のターンだよ!」
「あ………宝くじに当たっちゃった……」
「しぃさんはトップ独走かー」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「あばばばばばばばちょっと待って俺もう金がない」
「ふふん、むやみやたらに子作りするからこういうことになるのだよ!それ、ずっと私のターン!
兄者くんを借金地獄に突き落としてくれる!」
「お兄ちゃんやりすぎだよ! あ、今度は一攫千金が…」
「うーん、中々増えないなあ」
257 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 20:33:14.64 ID:bJoEuvUH0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「もうだめだ…これやめよう」
「自分が不利になったからといってそう言い出すのはよくないね、次はしぃの番だよ」
「うん」
「といってももう殆ど勝利が確定しているけどな」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「うおおお!俺最下位かよ!」
「しぃが一位ならば私は何も望まないさー!」
「あの、いいのかな」
「いいんじゃないか?おめでとう」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
というわけで、あっという間にゲームが終了してしまった。
結果は一位しぃさん二位弟者、三位モララー四位俺、という大変不本意な感じになってしまった。
畜生、こんなはずでは…
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 20:36:26.94 ID:/07N9mxQ0
キテタ─ ̄─_─ ̄─(゚∀゚)─ ̄─_─ ̄─!!!!
wktk支援
259 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 20:42:41.65 ID:bJoEuvUH0
モララーが愉快そうに笑いながら俺の肩を叩いた。
あからさまにバカにしている顔だった。腹立つなあ
( ・∀・)「兄者くんが負けた、ということは弟者くんはうちで働くのかい?」
( ´_ゝ`)「まあそうなるね」
(´<_`;)「ふ、腑に落ちねえー…」
(*゚ー゚) 「あの、いいんですよ弟者さん。 兄はただ冗談で言ってるだけなんですから」
しぃちゃんが俺の前を素通りして、直接弟者に言った。
ちょっと照れながらも嬉しそうに話しているしぃちゃんを見ていると
多分、本当に弟者のことが好きなんだろうなあ、と思えてくる
畜生、納得はできるけどなんか悔しい。
(*゚ー゚) 「それに、遊びに来てくれただけで十分嬉しいですから…」
(´<_` )「あ、ああ…」
にっこりと笑って頭を下げる。
お前せっかくそんな可愛い子が喜んでるんだから何か言ってやれよ!愚弟!
隣ではモララーが複雑な表情で二人を見ていた。兄としては悔しいが妹が嬉しそうだから
何も言えないんだろうな。
まぁお前にしてはよく我慢してるよ。
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 20:47:31.78 ID:toWn8BtdO
支援
261 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 20:47:37.14 ID:bJoEuvUH0
弟者はちょっとだけ黙り込んだ後、すぐしぃちゃんに向き直り、彼女の肩に手を置いた。
(´<_` )「しぃさん」
(*゚ー゚) 「は、はい?」
(´<_` )「明けましておめでとう」
(*゚ー゚) 「え…あ、はい。おめでとうございます」
(´<_` )「今年も身内が迷惑かけるような気するけど、よろしくね。」
なんだとこの野郎!
と思ったが今は何も言わないでおいた。しぃちゃんがぽっと顔を赤らめてもじもじしていたからな。
うむ、自重する兄とは、流石だな。俺かっこいい!
(*゚ー゚) 「えへ……はい! こちらこそよろしくお願いしますね!」
嬉しそうに笑ったしぃちゃんの顔に隣のモララーが目頭を押さえていたのは、見なかったことにした。
さあて、次はどこに行こうかね。
>>262 1(*゚∀゚)
2ξ゚听)ξ
3从'ー'从
1
1
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 20:48:47.30 ID:Af9n52190
1
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 20:54:00.05 ID:ayPa0WfQO
つーktkr
安価取ったと思ったらwwww
全員ツー希望ktkr
268 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 20:57:22.40 ID:bJoEuvUH0
(´<_` )ノ
モララーの家を後にした後、俺たちは再び雪道を二人で歩いていた。
陽も大分傾いた赤橙の景色の中、肌寒さが増している
もうそろそろ終わりにしようか、と兄者に言うと、やはりお年玉なんて貰えないと踏んだのか、もういい加減諦めたのか
そうだな、とだけ言った
じゃあ、次で最後。
その言葉に兄者が提案した次の目的地は、つーの家だった。
つーは俺の後輩の女の子で、結構一緒に遊んだりするいい友達だ。
思えば去年は色々と迷惑もかけたし、もしかしたら一番最初に行くべきだったのかもしれないな
高級住宅街を抜けた先に高く聳える巨大なマンション。
その最上階を目指して、俺たちはインターホンを押した。
ピン、ポ――――ン
『ふぁ〜い?』
寝ぼけたような声が、インターホン越しに聞こえてくる。
269 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 21:04:07.91 ID:bJoEuvUH0
(´<_` )「あ、つー?俺弟者だけど―――」
『ガシャーン!バン!パリーン!』
名乗った瞬間、聞こえてきたのは何かの破壊音。
…一体中で何が起きているんだ?
シン、と一瞬の静寂の後、聞きなれた声が耳に飛び込んできた
『おおおおお弟者!?』
(´<_` )「うん、ちょっと新年の挨拶に来たんだけど、もしかして寝てた?」
出た声が眠たそうだったから、もしかして起こしてしまったんだろうか。と心配になる。
しかし対してつーは必死にそれを否定した。
『あっ、うっ、いや、寝てない! 全然寝てない! 一睡もしてないぞ!』
いや、ちょっとは寝ろよ。
(´<_` )「もし迷惑じゃなければそっち行っても……」
『もちのろんろんだ! でもちょっと部屋散らかってるからゆっくり来い!いいなっ!』
(´<_` )「ああ、わか」
った。と言う前に通信の切れる音がした。
同時に開くマンションの扉。…お邪魔します。
支援
271 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 21:13:12.15 ID:bJoEuvUH0
*********
部屋に着くと、振袖姿のつーが俺を出迎えてくれた。
大きな椿が描かれた赤い振袖は華やかで、つーによく似合っている
俺に近寄りにっこりと笑った。
(*゚∀゚)「アヒャヒャヒャ! 良く来たなっ良く来たなっ! どーだコレ似合うか!?」
くるん、と一回りして俺に見せびらかした。
頭を撫でながら可愛い可愛い、と言うと嬉しそう笑う。う〜ん、もう一人妹が
いたらきっとこんな感じなんだろうな。
(´<_` )「似合ってる、一人で着たのか?」
(*゚∀゚)「ま、まぁな!着付けとかできるんだぜオレ様っ!スゲーだろ!(ジャージから着替えてよかったー!)」
( ´_ゝ`)「多少七五三っぽいところはあるけど、中々似合ってるんじゃね?」
横から兄者が拍手をしながら茶々をいれると、つーが兄者の腕に噛み付いた。
おま、大丈夫か
(#*゚∀゚)「うるせー! 大体なんでお前までいるんだよ!」
( ´_ゝ`)「うはははは!つーちゃん、俺は弟者の兄なんだよ! 弟と兄が一緒に出かけるのはごく自然のことさー!」
(#*゚∀゚)「このお邪魔虫ー!」
剣呑ともほのぼのとも取れる雰囲気になっているが、何か言ったほうが言いのだろうか…
>>272
支援
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 21:14:40.13 ID:Z2UMSKLO0
あれま
やってしまった((((;゜Д゜)))
弟者が兄者を支援か
276 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 21:16:03.61 ID:bJoEuvUH0
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 21:17:51.12 ID:ayPa0WfQO
すごく似合ってるよ
↑
なら二人っきりにしてやるか?
280 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 21:26:47.27 ID:bJoEuvUH0
まあなんにせよ、ここは一度収めた方がよさそうだ
俺はつーの腕を掴み正面を向かせた。
(´<_` )「つー!」
(*゚∀゚)「?」
(´<_` )「その格好すごく似合ってる!めちゃめちゃ可愛い!」
(*゚∀゚)
(*゚∀゚)
(*////)ボッ
そう言った瞬間、つーの手が俺の袖を引っ張りぶんぶんと振り回した。
(*//∀//)「なななな何言ってるんだよ弟者!やーだなーもー!アヒャヒャヒャ!」
(´<_`;)「いだだだだだだ!おい、あんまり振り回すなよ」
( ´_ゝ`)(何この空気…)
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 21:31:34.41 ID:Af9n52190
つれえwww
282 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 21:36:14.17 ID:bJoEuvUH0
助けてやったのに何故か恨めしそうな視線を寄越す兄者。
なんだよ、助けてやったんだろうが。
(*゚∀゚)「と、とにかく此処じゃなんだからさっ!部屋入れよ! 兄者は帰ってもいいぞ!」
( ´_ゝ`)「今日の俺の扱いが酷い件」
それはいつものことだろう。
つーの部屋に入ると、ほっこり暖かい空気が俺を包んだ。
流石は高級マンション、暖房設備も完璧だ。
節約で気温が低すぎる俺たちの部屋とは大違いだな。
きょろきょろと辺りを見回すと、部屋の中は女の子らしく綺麗に整っている。
相変わらず片付けられた部屋だ。
(*゚∀゚)「コーヒー?紅茶?何がいい?」
( ´_ゝ`)「梅昆布茶」
(´<_` )「あ、じゃあコーヒーで」
(*゚∀゚)「わかったコーヒーな! ちょっと待ってろー!」
ブーン、と両手を広げてつーは台所に走っていった。
兄者は暗い表情でソファにのの字を書いているが、構うと面倒なので気にしないでおこう。
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 21:38:01.37 ID:YW+yWgkgO
あまりのフラグに苛立った今こそ私怨
284 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 21:41:06.60 ID:bJoEuvUH0
紅茶を運んできたと同時に、俺はひとまず頭を下げた。とりあえずはこれをやっておかないとな
つーは不思議そうに首を傾げる
(*゚∀゚)「?」
(´<_` )「あけましておめでとう」
それを聞いてすかさず兄者も頭を下げた
( ´_ゝ`)「あけましておめでとう! つーちゃんお兄さんにお年玉…」
(*゚∀゚)「お、おめでと! でもオレ様年賀状弟者に送ったぞ?」
しかし兄者のセリフは綺麗にスルーして、俺の前へ座る。
いや、まあ確かに貰ったんだけど。
(´<_` )「ま、それとこれは別ってことで。今年もよろしくな」
(*゚∀゚)(と、特別扱い!?)
( ´_ゝ`)「いい加減泣きそうなんだけど」
つーかわいいwwwwwwww
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 21:42:15.94 ID:ayPa0WfQO
支援
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 21:44:31.11 ID:KlNdthZv0
兄者に救いの手をやってくれ
兄者空気・・・
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 21:46:17.83 ID:BjAceF+NO
支援
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 21:47:12.25 ID:sw17E8sWO
支援
291 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 21:49:22.93 ID:bJoEuvUH0
兄者が隣でずっとブツブツ呟いているが、相変わらずそのセリフも綺麗に無視
つーが俺に抱きついてきた。
振袖姿だからかちょこまかしていて、気分は小動物を相手にしているムツゴロウだ。
(´<_`;)「うおっ!?」
(*//∀/)「アヒャ!アヒャヒャヒャ! よ、よろしくなーっ! 絶対だぞ!!」
(´<_` )「あ、ああ……」
( ´_ゝ`)「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね花ね死ね死ね死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
いい加減、何か突っ込まないとダメかもしれない。
死ねの中に一つ花ねが混じっていたぞーと…。いや、ダメか。
どうしようか思案していると、俺に抱きついたままのつーが兄者に向かって手を伸ばした。
(*゚∀゚)「兄者も」
( ´_ゝ`)「死ねし…んあ?」
(*゚∀゚)「ヨロシクな! 兄ちゃん!」
( ´_ゝ`)「……………」
292 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 21:54:32.76 ID:bJoEuvUH0
ふわり、と柔らかい空気が部屋の中を包み込んだ。兄者が泣きながらつーの手を握り頷く。
どうでもいいけど、兄者今日泣きすぎだろう。
( ;_ゝ;)「…………うん」
(*゚∀゚)「アヒャ!」
(´<_` )「……やれやれ」
まったく、扱いやすいんだか悪いんだか解らないな。
つーに頭を撫でられている兄者を見ながら、どっちが上なのか悩んでしまいそうだった。
窓の外はもう完全に陽が落ち、きらきらと星が輝いている。
つーに入れてもらったコーヒーを一口飲んで、ほっとため息をついた。
ああ、このコーヒー美味い。
今年の始まりもなかなかじゃないか。
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 21:56:32.92 ID:sw17E8sWO
シェーン・ウレイドバーグ
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 21:56:44.46 ID:toWn8BtdO
イイハナシダナァ
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 21:57:50.03 ID:xRvbJf9W0
やっぱり始まってたか…支援!
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 22:06:50.24 ID:ayPa0WfQO
支援
297 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 22:09:48.70 ID:bJoEuvUH0
( ´_ゝ`)ノ
それから、俺と弟者はつーちゃんの家を出て岐路へとついた。
また来いよ、と手を振るつーちゃんに対して、弟者は無駄にジェントルなスマイルを向けていた。
正直、さっきのは弟者を好きなつーちゃんが俺を丸め込むための巧妙な罠だったのかもと思うこともあるが
それはいくらなんでも邪推というもの、嬉しかったのは事実だから素直に喜ぶことにした。
夜空を二人、てくてくと歩いていく
( ´_ゝ`)「あー寒ぃー 結局お年玉一つももらえなかったしー」
(´<_` )「当たり前だろ。常識的に考えて」
( ´_ゝ`)「ちぇー」
二人でこうして雪道を歩いていると、いつか弟者が家出したことを思い出す。
あれは去年のことだったっけ、いなくなった弟者を探しまくったっけなあ
ちょっと前のことなのに結構な遠い思い出に感じる。
隣に視線を向けると、俺とそっくりな顔をした男。
俺とそっくりな顔をしているくせに、俺よりもモテて無駄にフラグ立ててる男。
(´<_` )「なんだよ」
じっと見ているのがバレたらしい。不審そうな顔をして俺を見てくる
支援 (*゚∀゚)
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 22:12:54.78 ID:2/BAcMXY0
支援
300 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 22:13:13.80 ID:bJoEuvUH0
(;´_ゝ`)「あ、いや…」
(´<_` )「まったく、そんなにお年玉が欲しいのか? 仕方ない兄者だな」
いやいやいや、今はそんなつもりで見ていたわけではないんだ。
ただ、どうしてこんなに俺とそっくりなのに違うのかと思っていただけで…
別にこの野郎お前ばっかりモテやがってとは全然おもっていないんだ。本当に
(´<_` )□「ほらよ」
(;´_ゝ`)「え?」
す、と目の前に小さな封筒を突きつけられた。
兄者へ、と整った文字で描かれているそれは明らかに…
(´<_` )「お年玉だ。 欲しかったんだろ」
( ´_ゝ`)「…くれるのか?」
(´<_` )「今年は働けよー」
ぽん、と懐に入れられ、俺は言葉を失った。
301 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 22:13:42.76 ID:bJoEuvUH0
弟からお年玉を貰う、なんて情けないことこの上ないが、それでもやっぱり嬉しいものは嬉しい。
おれは笑いながらそれを受け取った。
( ´_ゝ`)「ありがとう」
(´<_` )「ああ」
うむ、今年の始まりもなかなかなものだ
夜空を見上げればぽっかりと浮かぶお月様。
なんだよ、満月じゃねえか、久しぶりに見た。星もキレイだし、今年はいい年になりそうだぜ
( ´_ゝ`)
(´<_` )
隣を見れば俺にそっくりな男
そっくりな弟。
( ´_ゝ`)「弟者よ」
(´<_` )「なんだ兄者」
( ´_ゝ`)「あけましておめでとう」
(´<_` )「あ?」
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 22:13:47.55 ID:+RDyzHMu0
感動のクライマックス
303 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 22:14:04.25 ID:bJoEuvUH0
今度は呆けたような顔でこっちを見てきた
( ´_ゝ`)「いやー、そういえばお前に言ってなかったからさ!」
そういうと弟者は不敵に笑う。
おま、なんだよその笑み、バカにしてんのか!?仕方ないだろう、忘れていたんだよ!
しかしそれは別に弟者的には不敵でもなんえも無かったらしく、ごく普通にこう返してきた
流石だな弟者
(´<_` )「ああ、明けましておめでとう」
( ´_ゝ`)「……………」
(´<_` )「な」
( ´_ゝ`)「…………うん」
まあ、なんだ。
今年もよろしくおねがいします。
おしまい
〜( ´_ゝ`)新年のご挨拶のようです(´<_` )〜
304 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 22:15:03.03 ID:bJoEuvUH0
これで終わりです。
日にちまたいでしまってごめんなさい
保守してくださった方、読んでくださった方、ここまで付き合って下さった方々に
深くお礼申し上げます。
ありがとうございました!
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 22:15:54.50 ID:xRvbJf9W0
乙!!次も期待してるぜー!
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 22:16:41.75 ID:F4So2h6v0
乙!
初めて見たけど面白かった!
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 22:17:31.18 ID:2/BAcMXY0
流石兄弟大好きだからと、アンタの作品好きだからすっげえ面白かった!乙!!
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 22:17:51.21 ID:+RDyzHMu0
お疲れ様でした
乙!!!
このシリーズ好きだぞ!!
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 22:22:54.12 ID:/CazxPc9O
乙!今回は安価とる以前にこのスレに気付かなかったからなー
次の作品に期待してますぜ。そしてあけおめ
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 22:35:54.41 ID:BjAceF+NO
乙!このシリーズのふいんき(ryが好きだ。
次回作楽しみにしてます。
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 22:37:37.48 ID:cmfjlY4bO
乙!
次回作楽しみにしてるぞ!
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 22:59:19.52 ID:n8EGKfbUO
ひ
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金) 23:02:25.35 ID:0hI2NqpqO
乙です このシリーズ大好き
ところで、くそみそイズムというサイトを作ってるんですが
よかったら前回の鍋パーティーと今回の話を
まとめてもいいでしょうか?
正確にはまとめサイトじゃないし、
ちょっと個人的女性向けな要素のあるところなので
もしアレならページだけ作ってサイトに直接のリンクは外すので
遠慮なく言ってください
315 :
◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金) 23:15:53.05 ID:CUKCeXbxO
>>314 ありがとうございます
好きにしちゃって構いませんよー
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
このシリーズ大好き乙