（　＾ω＾）ブーンの願いは叶うようです

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本日が最終日です！
ハンカチの用意はいいか！！！！！
イヤッフウウウウ！！！！

ひゅーひゅー

待ってました！

wktk

代理ありがとぉぉぉぉ！！
ドキがムネムネするけど頑張るよぉぉぉぉぉぁ！！

いきまああああすぅ！！

「そこまでだお！」

風が吹きすさぶビルの屋上。

日が沈み、月明かりだけが照らすその場所に、人影と男が対峙していた。

「極悪非道な人の皮を被った悪魔め。
お前は僕が成敗してくれる！」

人影がビルの隅に追いやられた、長いロングコートを羽織り、黒いサングラスを掛けた男を指差して言った。

「貴様なんぞにやられてたまるか……！」

男は、胸元を探って拳銃を取り出す。

「死ねぇ！！」

引き金が引かれ、銃声と共に銃弾が回転しながら発射された。

「フンッ！！」

しかし、狙われた人影はそれを手の甲で弾き飛ばす。

「な、何ぃ！？」

「そんな物で、僕を倒せると思ったのかお？」

信じられない、と言った表情を、サングラスの下からでもありありと分かるほどに顔に出した男とは対照的に、
人影は余裕を見せて言い放つ。

支援

支援

「畜生！」

男が立て続けに発砲する拳銃の銃弾を、立て続けに弾き返し、人影は男に迫った。

「ま、待て！待ってくれ！！」

敵わないと悟ったのか、男はゆっくりと後退りながら、両手を前に突き出して懇願した。

「今更何を……。
自分の罪の重さを、身を持って思い知るがいいお！」

しかし人影は聞かず、握り締めた拳を振りかぶった。

「必殺！ｂ ジリリリリリリリリリリリリリリリリリ！！！

（；＾ω＾）「ぬわッ！？」

ｶﾞﾀﾝ!

（；＾ω＾）「あでっ！」


突如響き渡ったベルの音に、ブーンは驚いてベットから転がり落ちた。

ジリリリリリリリリリリリリリリリｒ　(＃＾ω＾）「うるさいお！！」

ベットの脇でけたたましく鳴る目覚まし時計を上から叩いて黙らせ、ブーンは溜め息をついた。

（；＾ω＾）「はぁ……せっかく良い所だったのに……」

ついさっきまで浸っていた夢の世界を思い出し、少しでもその余韻を感じようとする。

しかし、現実は非情だった。

（；＾ω＾）「！　な、なんでこんな時間なんだお！？」

目覚まし時計がブーンを叩き起こしたのは予定よりも一時間遅れだったのだ。

（；＾ω＾）「こうしちゃいられないお！」

ブーンは最低限の身なりを整え、自らの住む集合住宅の一室を飛び出した。

しぇーん

朝日が射す空の下。
幾何学的な高層ビルの立ち並ぶ都市の街路のあちこちで、人の形を模ったロボットがせわしなく動き回っている。

その間を縫うように、ブーンは全速力で駆け抜ける。

（；＾ω＾）「ゴメンだお！」

車から降りてきた、宅配物を持ったロボットの背中を手で押しよけて、ブーンはひたすらに走る。

その後も何度か人やロボットとぶつかりそうに……あるいはぶつかって多少の被害を生み出しながら、
ブーンは都市の外れ、この一帯にしてはかなり年季の入った貸しビルに到着した。



入口から、地下へと続く階段に歩を進める。

階段を下りきると、「戯古」と達筆な字が書かれた木の看板が掲げられたドアの前に到着した。

（；＾ω＾）「おはようございまー……(＃ﾟДﾟ)「今何時だと思ってんだこの馬鹿野郎！！」

ドアを恐る恐る開けた瞬間に、耳をつんざく怒声が響き渡り、ブーンは反射的に身を竦めた。

ブーン（　＾ω＾）

（；＾ω＾）「す、すいませんお！」

ブーンはドアの向こう、こぢんまりとした和風のカウンター式料亭のカウンターの奥に立つ、強面の男性に頭を下げて謝った。

( ＃ﾟДﾟ)「頭下げてる暇あったら早く支度して手伝え！」

強面の男は手を動かしながら怒声を飛ばす。

ブーンは今度は答えず、そそくさと店の奥にある倉庫兼従業員用スペース……従業員はブーンと男だけなのだが……に続くドアに向かった。

（；＾ω＾）「ヤバかったお……ギコさんの事だから、もう少し遅かったら包丁が飛んで来たかもしれないお……」

この小さな居酒屋「戯古」の主人である強面の男、ギコの怒りに冷や汗をかきつつ、ブーンはロッカーの前で白い割烹着に着替える。

大急ぎで着替えを終えて、ロッカーに荷物を放り込んで閉め、ブーンはカウンターに入った。

( ,,ﾟДﾟ)「割り箸と爪楊枝が切れそうだから買ってこい。
開店まで時間はねぇぞ！」

（　＾ω＾）「はい！」

入るや否や買い出しを命令され、ブーンは再び大急ぎで店を出た。

（；＾ω＾）「買い付け頼むなら着替える前に言ってくれれば良いのに……人使いの荒さは天下一品だおね……」

ギコが買い付けを言い付けた、質の良い割り箸は、お世辞にも近くにあるとは言い難い量販店にしか売っていない。

ブーンは息を切らしながらその量販店へと急いだ。




（；＾ω＾）「割り箸と爪楊枝も積もれば重いお……」

帰り道。

ギコにまた怒鳴られる位なら、買い溜めをしてしまおうとしたのが祟って、
ブーンはかなり重い荷物を持って帰路を急がねばならなくなった。

（　＾ω＾）「……」

ふと、ブーンの頭に状況を打開する案が浮かぶ。

（　＾ω＾）「……ダメだお」

その考えを自ら却下し、掻き消すように頭を横に振って、ブーンが出来る限り速く歩こうとした、その時。

「火事だーっ！」

（　＾ω＾）「！」

声のする方に振り向いたブーンは、高層ビルの一角から煙が立ち上っているのを捉えた。

しえしえ

支援

走って辿り着いたビルの真下には野次馬が集まり、ガヤガヤと騒いでいた。

「助けてぇー！」

煙に包まれつつあるビルの上層の窓から、一人の女性が苦しそうに咳き込みながら身を乗りだし、
眼下の人々に助けを求めている。

が、野次馬は騒ぐ声のボリュームを上げこそすれ、誰ひとりとして彼女やその他の逃げ遅れた人々を助けようとビルの中に入ろうとはしない。

（　＾ω＾）「……」

他の誰かの助けが必要だ。

ブーンは身体が疼くのを感じた。
腕に力が入る。

（　＾ω＾）「……！」

気付いた時には、ビニール袋を地面に放り出してビルに向かって歩きだしていた。

支援

歩幅を大きくし、歩く速度を速めつつ、ブーンは割烹着を脱ぎ捨てようと服の裾を掴む。


しかし。


(°°)「危険デス」

（；＾ω＾）「！」

彼は突然横から押さえ付けられ、そうすることは出来なかった。


(°°)「危険デス。下ガッテクダサイ」

ブーンを押さえ付けたのは、世界でも機械産業で他の追随を許さない不動のトップ企業、ワロスロボティクス社製のロボット、通称SLEDだった。

簡素化された純白の人型のボディは、普通体型の成人男性とほぼ同じ大きさで、四肢が直線的な円柱で構成され、
肘と膝、肩に当たる部分には間接の役割を果たす球体がはめ込まれている。

頭部は人のソレの形状を真似て鼻や目や唇が付いているが、それは飾りで、
その半透明の表面の下では個別にほぼ360°可動出来る二つのカメラアイや各感知センサーが、
内部から外部への透過性は極めて高い装甲を通じて回りの状況を捉えているはずだ。


側頭部と肩、背中に排熱ファンがあり、手には指があるが足には無い。

支援

(°°)「ビルカラ離レテクダサイ」

極めて凡用性が高く、あらゆる分野で利用されている、ワロスロボティクス社の傑作は、
ブーンをその両手でガッチリと掴み、飾りの赤いランプアイで見つめ、警告した。


ブーンが気を取られている内に、数体のSLEDが何処からともなく現れていた。

彼等は完璧なチームワークで素早く野次馬を安全地帯に追い払いつつ、ビルの中に入り込む。


摂氏数千度まで耐えられる耐熱加工を施された体をもってして、
突入していった彼等はすぐに、先程助けを求めていた女性を抱えて再びビルの入口から脱出した。


やがてビルから立ち上る煙が、ビル内からの消火活動により勢いを失い、やがて完全に消えた。


巻き起こる拍手喝采。



（　　ω　）「……」

もう危険は無いと判断したSLEDに解放されたブーンは暫くそれを眺めていたが、
やがて踵を返し、置いておいたビニール袋を再び両手に持ってその場を去った。

支援

(　　ω　）「……」

いつだったろう。サイボーグヒーローとしての自分を諦めたのは。


どんな状況においても、人より格段に正確かつ迅速に活動出来るSLEDの開発は、
瀕死の重傷を追い、サイボーグとして復活し、かつては沢山の人を救って来たヒーローの活躍の場を奪い、
もはや過去の人物として、人々の記憶の片隅に追いやってしまったのだ。

今やこうやって街中を歩いていても、自分がそのヒーローだった男だと気付くものは誰ひとりいない。

（　　ω　）「……」

自分の心に、受け入れなければならないことなのだと何度言い聞かせても、
その強靭な肉体にリミッターを掛け、持て余す力を押さえ付けても、
ブーンはどうしてもあの頃の自分を忘れることが出来なかった。

支援

支援

支援

（；＾ω＾）「ただ今戻りましt パカーン！！ （；＾ω×）「うあ」

覇気の無い声と共に再び戯古へと戻って来たブーンの顔に、ギコの投げた割り箸入れがしたたかに命中し、
小気味よい音がしてブーンはひっくり返った。

( ＃ﾟДﾟ)「遅ぇよこのノロマ！開店まで時間が無いって言ったろうが！」

（；＾ω＾）「あうあう……すいませんお……」

ひっくり返った拍子にいくつかビニール袋から零れ落ちて閉まった割り箸の束を、ブーンはしょんぼりと拾い集めた。

( ,,ﾟДﾟ)「……また何か考え込んでんな」

そんなブーンの様子を見て、ギコは手元の包丁を動かす手を止めて呟いた。

( ,,ﾟДﾟ)「気持ちは分からんでもないがな、しかしそうやって凹んでいたって解決しないだろう？」

ブーンの事情を唯一知りながら、自分の店で働かせている彼は、
時たまに買い出しからこうやって凹んで帰ってくるブーンにいつもそう言う。

割り箸を拾い終えたブーンは、ギコの励ましに無言の頷きで答えた。

( ,,ﾟДﾟ)「言っとくがな、お客さんの前でもそんな顔してやがったら承知しねぇぞ」

（　＾ω＾）「……分かりましたお」

三度目にしてようやく返事をしたブーンは、何とか笑顔を取り戻してカウンターに立ったのだった。

支援

支援ー

「親父、熱燗くれや」

( ,,ﾟДﾟ)「あいよ！熱燗一本！」

日が暮れた頃に戯古は暖簾を出し、お世辞にも若いとは言えない客が入って来る。

ギコが反復した注文に従い、ブーンは徳利をお湯の張った鍋から取り出し、お猪口と一緒にお盆に沿え、注文したお客のところへ運んだ。

（　＾ω＾）「どうぞですお」

「ああ、ありがとう。
まだ相変わらずギコさんに怒鳴られてるのかい？」

ブーンよりも長くこの店に通っている常連であるこの男性客は、少し酔った調子でブーンに聞いた。

（　＾ω＾）「怒鳴るどころか、物を投げ付けられてますお」

「ハハハ！そりゃおやっさんらしい」

( ,,ﾟДﾟ)「ソイツの物覚えの悪さとノロマさにゃ呆れてるよ」

手を止めることなくギコが言う。

「まぁそう言ってやるなよ、おやっさん。
今時アンタに弟子に取って貰おうなんていう珍しい心意気のヤツなんだから」

同じく常連の男性が窘める。

「そうそう。こんなボロい居酒屋やってる親父に付いていこうなんて言ってくれる輩は中々いないぜ？」

酒が二人を饒舌にして、会話は続く。

支援

支援

支援っ！

「そもそも、この時代にロボット一体も置いてないって言うのはスゲェよなぁ。
ワロスロボティクス社から格安レンタルできるのに」
「おやっさん、大のロボット嫌いだからな」

( ,,ﾟДﾟ)「あんなモン使ってたらまともな料理なんかだせるもんかい。
ワロスボロナントカか何か知らないが、余計なモノを作ってくれたもんだ」

ギコは憤慨しつつ、男性が注文していた料理を彼の前に出した。

「確かに。
おやっさんの料理はロボットには真似出来ねぇかもなｗ」

料理を箸でつまみ、口の中に放り込みながら客が笑う。

( ,,ﾟДﾟ)「アレに真似出来ちまう程に腕が落ちたら、俺は包丁を置くよ」

鋭く切り替えして、ギコは断言した。

「ご馳走さん。また来るよ」

閉店間際。

最後の客が暖簾を潜り、店を後にした。

（　＾ω＾）「ありがとうございましたおー」

レジに立つブーンは頭を下げた。

( ,,ﾟДﾟ)「さて、暖簾を下げてくれ」

（　＾ω＾）「分かりましたお」

店の前に掛かる暖簾を下げ、ブーンは店内を綺麗に清掃する。

支援

( ,,ﾟДﾟ)「おい」

最後の床掃除を終え、私服に着替えてロッカールームから出て来たブーンに、カウンターの清掃を終えたギコが話しかけて来た。

（　＾ω＾）「何ですかお？」

( ,,ﾟДﾟ)「その……何だ」

ギコが珍しく言葉を濁す。
( ,,ﾟДﾟ)「……この店についてなんだが」

（　＾ω＾）「？」

彼の言いたいことが分からずに、ブーンは怪訝そうな顔をした。

支援

( ,,ﾟДﾟ)「昼間にあんな事言っといて何だがな……。
もしお前が良ければ、俺ァこの店お前に譲ろうと思ってるんだ」

（；＾ω＾）「え！？」

唐突な内容に、ブーンは驚きの声を上げた。

( ,,ﾟДﾟ)「いや、勿論、お前がやりたいと言えばの話だし、今すぐにって訳でもねぇ。
俺だってまだまだやれるし、お前は店を任すにはまだ未熟者だしな。
……ただ、選択肢の一つとして頭の片隅に置いといてくれっつー……そういう事だ」

そう言って、ギコはいじくっていた手ぬぐいを軽くまな板に軽く叩きつける。

( ,,ﾟДﾟ)「返事はゆっくり考えてくれれば良い。
……お疲れさん」

（　＾ω＾）「お疲れ様ですおー……」

あれ、夜尿は？

戯古の定休日である次の日。

ブーンは自身に足りなくなった日用品を買い足しに街に出ていた。

片手で事足りる量の買い物を済ませたブーンは、ふと帰り道の近くにある公園を通ろうと思った。

公園はかなりの広さを持っていて、高層ビルの立ち並ぶ街の中で唯一木々の生い茂る場所でもある。

ブーンが立ち寄る気になったのも、その清々しい空気を吸ってみたいとふと思ったからだった。


（　＾ω＾）「気持ちいいおねー」

青々とした葉を風がザワザワと揺らして、陽の光によって形取られる影もそれに合わせて踊っている。
林に敷かれた道を、そんな景色を満喫しながら歩いていたブーンは、
ふと自分の進行方向に立ち尽くしている二つの人影を見た。

支援

それはまだ幼い子供と、SLEDだった。

二人、正確には一人と一体が見る先は同じで、それにブーンも視線を合わせる。

そこには、木の枝に紐が引っ掛かっている一つの風船があった。

どうやら持ち主は幼い少女らしい。

少女が心配そうに見つめるその先で、SLEDが風船の紐をつかみ取った。

(° ° )「ドウゾ」

*(‘‘)*「ありがとう！」

SLEDが腰を落として渡した風船を受け取って、少女は屈託の無い笑顔で笑った。

（　＾ω＾）「……」

気が付けば、ブーンは足を止めてその光景を眺めていた。

胸の中で妬け付くような感情が渦巻くのを感じる。

もし、SLEDがいなければ……。
あの風船をあの少女に渡し、あの屈託の無い笑顔でお礼を言われていたのは自分ではなかったか。


……違う。
自分が言われる筈だったのではない。
そんなこと有り得ない。
そんな考えは妬みからくる妄想だ。
自分が言われたかった、という、全くもって自分本位な。

しかし、自分が望む場所に立っているのはSLEDだった。

そもそもたかが木に引っ掛かった風船を誰が取ってあげるかなど小さな問題だろう。

そんな小さな問題にすら固執している自分に、猛烈な嫌気がさした。

そこまで考えたブーンの肩に、ポツリと微かな感触がした。

やがてそれは回数を増し、ブーンの全身を打ち始める。

（　　ω　）「雨……かお」

ブーンはそこで二人から視線を反らし、歩き始めた。

ブーンは帰宅を再開したものの、家に着く前に雨は本格的になってしまった。

雨宿りすることにしたブーンは、とりあえず近くの雨を防げる屋根のある場所に逃げ込む。

（；＾ω＾）「酷い雨だお……」

服に付いている雨の雫を払い落として、もう数メートル先の光景が靄かがって見えないほど激しく振る雨を眺めたブーンは、
デジャヴを覚えてその元を辿った。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

( ,,ﾟДﾟ)「あんな所で何してた？」
酷い土砂降りだったある日の戯古店内。

カウンターに座る男に、ギコは湯気の立つ茶を出して尋ねた。

（　−ω−）「……」

無言の男は全身がずぶ濡れで、雨水を吸った髪の毛から時折雫が落ちて床を濡らしている。

( ,,ﾟДﾟ)「答えなきゃ何も始まらんと思うんだがな」

ギコは怒るでも強要するでもなく、淡々とした口調で言った。

しえしえ

支援

支援

支援

（　−ω−）「……生き甲斐が、無くなっちゃったんですお」

依然俯きつつも、男性の口がようやく開いた。

( ,,ﾟДﾟ)「生き甲斐か。そりゃ大事なモンを無くしたもんだな」

（　−ω−）「……正確には、僕の生き甲斐が世の中に必要とされなくなったんですお」

重い口調のまま、男性は続けた。

（　−ω−）「SLEDって、知ってますかお」

( ,,ﾟДﾟ)「ああ、あのロボットか」

（　−ω−）「アレが、僕の役目を丸ごと持って行っちゃって……」

( ,,ﾟДﾟ)「そうかい」

ボソボソと喋る男に、ギコは適当な相槌を打った。
あくまで聞き役に徹する。
（　−ω−）「……気が付いたらアソコでボーッとしてましたお」

( ,,ﾟДﾟ)「土砂降りの下の歩道橋の真ん中で傘もささずに立ち尽くされてりゃ、
誰だって何か良からぬ事でもするんじゃないかと思っちまうぜ？」

（　−ω−）「……すいませんでしたお」

( ,,ﾟДﾟ)「まぁその気が無かったなら良いさ」

再び沈黙する空間。

先に口を開いたのはギコだった。

( ,,ﾟДﾟ)「余計なお世話かもしれんが、そんなにふさぎ込む程ならいっそ吐き出しちまったらどうだ」

男は黙ったままだ。

( ,,ﾟДﾟ)「こんな職業なモンでな、愚痴は聞き慣れてる。
……嫌なら言わなくてもいい。好きにしな」

それっきり、ギコは椅子に座り、腕を組んで黙った。


（　−ω−）「……ちょっと前、「謎のヒーロー」が時々ニュースやら新聞やらに出てたの、覚えてますかお」

( ,,ﾟДﾟ)「ああ。引ったくり捕まえたり、火事の中から人助けて去って行くっていうアイツか」

（　−ω−）「……アレ、僕なんですお」

それから、ギコは男……後に名を聞くとブーンと名乗った……がポツポツと話始めた内容を静かに聞いていた。

ブーンはとある事故から機械の身体を手に入れたサイボーグであり、
その代償に得た常人離れの運動能力で、自らの正体を隠し、時間の自由が利くように定職にも就かず、人助けをしてきたこと。

しかし、ワロスロボティクス社が開発したSLEDの爆発的な普及によって、ブーンの活躍の場はあっという間に無くなったこと。

突然自分の生き甲斐を失った彼は、途方に暮れるしかなかったこと。


そして、そんな茫然自失としていたブーンを見かけ、自らの店に招き入れたのがギコだったのだ。

彼はブーンの話を最後まで黙って聞き、そして唐突にこう言った。

( ,,ﾟДﾟ)「お前、ウチで働くか」

（；＾ω＾）「え……？」

顔を上げたブーンに、ギコは続けて言う。

( ,,ﾟДﾟ)「要するに何をしていけば良いのか分からないんだろう？
……実を言うとな、俺は今この店の従業員を一人募集しようかと思っていたんだ
聞いた話、定職には就いていないようだしな。
……今のまま途方に暮れていても良い事なんて無いと思うんだが」

ブーンは半ば強引にも見えるその勧誘に、しばし返答に迷った。

彼の願望が少しばかり見え隠れはしているが、しかし彼の言い分に間違いは無い。

（　＾ω＾）「……お試し期間って、ありですかお？」

ブーンの質問に、ギコは一瞬呆けた表情をした後、思わず吹き出した。

( ,,^Д^)「ギコハハハ！好きなだけ試していけ！」

そして、今もなおブーンは彼の店で怒鳴られつつ働いているのだった。

支援

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

気が付くと、雨は上がっていた。
どうやら通り雨だったようだ。

（　＾ω＾）「……」



今の生活に文句は無い筈なのだ。

厳しいながらも気遣ってくれるギコの下で板前の技術を学ぶこともまんざらでもないし、客との会話を楽しんでもいる。

言わば普通の人が暮らす日常を過ごしていけているのに、
自らの中に蟠る未練は、時々ブーンを悩ませてやまなかった。

そんな自分に嫌気が射す。
ブーンはそんな煙の様に自分を取り巻く思いを振り切るように、軒下から歩き出した。

把握、ガンバレ支援

支援

支援

それは唐突だった。



ブーンは、その瞬間を戯古店内の天井の片隅に吊されるテレビを通じて見ていた。

爪'ー`)「皆さん。この度、我がワロスロボティクス社は世界を変える画期的な開発を成し遂げました」

テレビに映るのはワロスロボティクス社社長、FOXだ。

教壇に立ち、愛想の言い微笑を浮かべ、彼は続ける。

爪'ー`)「我が社が既に開発、運用し、社会に貢献している人型ロボット、SLEDの統括ネットワークがこの度完成したのです。
これにより、全てのSLEDのあらゆるデータをこのネットワークを通じて、ネットワーク中枢「TSUBO」に集積する事が可能となりました」

（；＾ω＾）「何だって……！？」

FOXが淡々と述べた内容に、ブーンは目を剥いた。

( ,,ﾟДﾟ)「何だ、またロボット様が便利になったのか」

ギコがうんざりしたような呆れるような口調で問う。

（；＾ω＾）「それどころじゃありませんお！」

テレビを一瞥しながら手元を動かすギコに、ブーンは声のボリュームを上げて答えた。

（；＾ω＾）「今、SLEDはそれぞれの個体が色んな企業に色んな用途で使われて、各自がデータを蓄積して学習していますお。
今の発表によれば、それが、全てのSLEDの間でそのデータが共有されることになるんですお」

(；-Д-)「あー……もっと分かりやすく説明してくれ。さっぱりだ」

しかめっ面をしてかみ砕いた説明を頼んだギコに向き直って、ブーンは言う。

（；＾ω＾）「全てのSLEDの挙動がワロスロボティクス社の監視下に置かれるってことですお。
企業に利用されているSLEDを例に上げれば、SLEDが担当している作業工程の効率や、精度はワロスロボティクス社の思いのまま……。
つまり、SLEDを利用している企業がワロスロボティクス社の思いのままになるんですお」

だいすき、しえん

ブーンの語った内容を少しは理解したらしく、ギコの顔に微かな不安の色が浮かんだ。

( ,,ﾟДﾟ)「つまりワロスロボティクス社が他の企業の色んな部分を好き勝手出来る訳か……？」

（；＾ω＾）「そうですお」

つまるところ、ワロスロボティクス社は今まで本領を意図的に発揮していなかったということになる。

（；＾ω＾）「まさかこんな事を企んでいたなんて……」

先のFOXの発言を言い換えれば、世界に対する占領宣言に等しい。

SLEDはもはや現代社会において切り離せ無い存在であり、それを掌握するのだから。

しぇん

支援

しえん

ｗｋｔｋ

爪'ー`)「我がワロスロボティクス社は更なる発展を遂げるでしょう。
これは皆々様の我が社製品のご利用のお陰であります。
これからも何とぞ、我が社製品のを御愛顧下さいますよう、お願い申しあげます」

そういった事情を踏まえて聞くと皮肉たっぷりに言っているとしか思えない挨拶を最後に、
FOXを映していたテレビ画面は真っ暗になった。

( ,,ﾟДﾟ)「だからあんなモンに頼ってりゃいつか痛い目に遭うぞと言ったんだ」

（　＾ω＾）「ギコさん……痛い目に遭うのはSLEDを利用していた人だけじゃ無いですお……」

ほら見ろ、と憤慨して言い放ったギコに、ブーンは何故か申し訳なさそうに言った。

しかし、その口調と裏腹に、ブーンの心は静かに、しかし確実に高鳴っていた。

SLEDを統率するワロスロボティクス社の発表は、言わば世界を自らの物にするという宣言に等しい。

SLEDが人々に敵対する。
人々の重要な支えが無くなる。
その代わりを務めるのは？

ブーンは拳を握り締めた。

否定しながらも待ち侘びていた瞬間が、目の前に迫りつつある。


（　＾ω＾）「多分……世界はとんでもない事になりますお……」

そして、そのブーンの予感は的中したのだった。

支援

ワロスロボティクス社の発表に警鐘を鳴らしたのは当然のようにブーンだけではなかった。

世界中の人々がそのネットワークの普及に反対し、世界政府がワロスロボティクス社に対して即刻ネットワークの廃止を命じた。

しかしワロスロボティクス社はそれを鼻で笑うかのように無視。
結果として、世界政府が武力による制圧を決定した。

そこまで事態がとんとん拍子に進んでしまうほど、ワロスロボティクス社の開発したネットワークは、深刻な危機以外の何物でも無かった。

そして、その危機はもはや手の施しようがないほどに進んでいた。

世界政府が武力制圧を開始した三日後。

政府は制圧する側から制圧される側に見事としか言いようの無い転身を遂げていた。

ワロスロボティクス社は武装したSLEDによって構成した軍隊で、政府軍を簡単に退けてしまったのだ。

なおもワロスロボティクス社に異議を唱えるものはことごとく鎮圧され、
もはやワロスロボティクス社を止められるものはいなかった。

たった一人、しがない料理店に弟子入りしている男を除いて。

この展開はちょっと好みかもしれない

支援

「来たぞ！！」

大通り。
本来ならば平日のこの時間には沢山の人が行き来する、都市交通の中心とも言えるこの場所に、
今やそんな活気は無く、代わりに乾いた銃声がしきりに響いていた。

そんな場所に立っている男の握るサブマシンガンが、立て続けに弾丸を連射するその先には、
隊列を組んで行進してくるSLEDの姿があった。

「畜生！！」

男はサブマシンガンを乱射しながら悔しそうに叫ぶ。

キリが無いとは正にこのことだろう。


政府軍を退けたSLED達は、今度は民衆の弾圧を行い始めた。

民衆を武力で脅し、住居に押し込め、監視する。

太刀打ち出来ずに大半の地域が監視下に置かれていく中、
ここ一帯の地区は未だに抵抗を続けていた。

しかし、生身の人間と機械の軍隊では話にならず、ささやかな抵抗も虚しく制圧されるのも時間の問題だった。

支援

熱いな、支援

支援

(° ° )「抵抗ハ止メテ指示二従ッテ下サイ。
私達ハ危害ヲ加エ二来タ訳デハアリマセン」

体内に内蔵された拡声スピーカーを通してSLEDの機械音声が響き渡る。

(° ° )「私達ハ皆サンノ平和ノ為ニ行動シテイマス。
銃器ヲ捨テテクダサイ」

「ふざけるな！！監禁して監視することが俺達の為になるものか！！」

男は怒声と無数の弾丸で返事を返す。

弾丸は隊列の先頭を歩いていたSLEDを蜂の巣にして、SLEDは火花を散らし崩折れたが、
それを後ろのSLEDが踏み越えて迫ってくる。

(° ° )「……説得不可能。武力行使ニ移行」

今度は拡声スピーカーを通さず呟くように、SLEDが静かに言った。

瞬間、SLEDが高く跳躍して男の面前に着地した。

「クソッ！」

咄嗟に向けられた銃口を右手で払い、男の手からサブマシンガンを弾き飛ばして、
SLEDは男性の首を左手で掴んで身体を空中に持ち上げた。

「ぐっ……がっ……！」

苦しそうにもがく男を、無機質な顔の下に潜む無感情なカメラアイで捉える。

少し左手の力を増やせば、男の頸動脈はたちまち絞められて男はすぐに気を失うだろう。

そしてSLEDが実際にそうしようとした瞬間だった。

一陣の風が上からたたき付けるように吹いたかと思うと、SLEDの左腕が肘の部分で身体と分離した。

鋭利な刃物で切断されたかのようだったが、実際は人の手によってブッた切られたのだ。

そう。

男性とSLEDの間に着地した、一人の男の手によって。


その男は素早く体勢を立て直し、SLEDの右腕を引っ張った。
SLEDは掴まれた部分を支点に半回転、
投げ飛ばされて大通り脇の建物の一階、ガラス張りのショーウインドーに激突、ガラスを粉砕してビル内に消えた。

支援

首の圧迫による呼吸困難から解放された男が落下して、苦しそうにむせた。

（　＾ω＾）「大丈夫ですかお？」

その男に、SLEDを投げ飛ばした張本人、ブーンが手を差し延べた。

「あ、ああ。ありがとう」
男は困惑しながらもその手を握って起き上がる。

ブーンはSLEDの隊列を一瞥した。
どうやら今ので全SLEDが武力行使を決定してしまったらしい。
タイミングさえあれば今すぐ飛び掛かってきそうだ。

「アンタ、一体……」

（　＾ω＾）「ここは危険ですお。
一刻も早く退避してくださいお」

男の質問に聞こえないフリをして、ブーンは退避を促した。

「は、反対側からも奴らが来てるんだ。
あっちにはまだ逃げ遅れた人が……！」

（　＾ω＾）「……分かりましたお。
とにかく貴方は避難してくださいお」

「わ、分かった！」

（　＾ω＾）「……さて、行くかお……！」

男が慌てて立ち去るのを見届けたブーンは、陸上走種目を軽く総なめ出来そうな速さで走り出す。

その顔は笑っていた。

心を踊らせて。

熱いぜ

しえしえ

大通りの反対側は、かなりの混乱を巻き起こしていた。

逃げ遅れた民衆とSLEDが半ば入り乱れるようになっている。

ブーンは到着するなりSLEDの排除に乗り出した。

人々を確保するために人々に襲い掛からんとするSLEDを、その拳でガラクタに変える。

彼を危険分子と見なし、襲い掛かってくるSLEDにも容赦無い一撃を叩き込んだ。

（；＾ω＾）（一体何体いるんだお……）


終わりの見えない攻防に、ブーンは無駄な逡巡をした。
こんな大社会にあのSLEDが何体いるかなど考えるだけ馬鹿馬鹿しい。

自分は戦うだけだ。

人々を守るヒーローとして。

自分はかつての自分を取り戻すのだ。

そう思った。

支援

しかし。

「やめて！」

（；＾ω＾）「！？」

その一声にSLEDの胴体を打ち据えんと振りかぶられたブーンの手が止まった。

そしてその一瞬の隙に、SLEDがブーンの腕を掴んで投げ飛ばした。

（；＾ω＾）「！」

数秒空を舞って地面に落下、転がったブーンは、声にならないほど小さな呻きを上げながらも、素早く起き上がる。

ブーンを投げ飛ばしたSLEDは、先の声の主……ウサギのヌイグルミを持った小さな少女に迫っていた。

ブーンはその少女に見覚えがあった。

あの公園で見かけた少女だった。

熱く支援

*(‘‘)*「ロボットさん！何でこんなことするの！？」

少女は今にも泣き出しそうな目でSLEDを見つめながら言った。

*(‘‘)*「またこの前みたいに優しくしてくれないの？
どうして皆をいじめるの？
どうして……？」

少女の目から涙が零れ落ちる。

*( ； ；)*「風船取ってくれたじゃない！
「はい」、って私に渡してくれたじゃない！
いつだって、皆の役に立つ事がロボットさんのお仕事なんでしょ！？」

*( ； ；)*「皆ロボットさんのおかげで喜んでたのに！
ロボットさんが優しくなくなったら皆困っちゃうよ！
私も悲しいよ！？」

少女は塞きを切ったように泣き出した。

(° ° )「貴方ノ為デス」

SLEDはあらゆる意味で機械的な回答をして、そんな少女に手を伸ばした。

その機械の手を、素早く肉薄したブーンが掴んだ。

ブーン（　＾ω＾）

支援

支援

支援

SLEDがその手を振りほどこうと抵抗したが、びくともしない。

ならば、とばかりにブーンの側頭部に目掛けてもう片方の腕を振るうが、
それもブーンがそれを上回る力で迎え撃って、
SLEDの腕はまるでまだ完全に固まっていない飴細工のようにぐにゃりと曲がった。

間髪入れずにブーンの腕がSLEDの首を掴む。

視界の端で、少女が涙ぐみ、唇を噛み締めながらこちらを見ているのを見る。

（　　ω　）「……ゴメンだお」

SLEDの首を持つ腕に、力を込めた。

中を通る回線が傷つき、シャフトが軋み、SLEDの頭部、飾りで点いている二つのランプアイが光を失った。
SLEDはマリオネットのように機能を停止する。

*( ； ；)*「どうして……？」

（；　ω　）「……」

何故ロボットは変わったのか。
何故ロボットを破壊するのか。

二つの疑問を込めて、少女はその言葉を繰り返して泣きじゃくった。

そしてその姿を、ブーンは自らが破壊した何体ものSLEDが火花を散らして倒れている中、答えることも出来ず、呆然と眺めるしかなかった。

支援

支援

（　＾ω＾）「……」

ブーンは戯古の扉を開けた。

店内のカウンターに立っていたギコは、ブーンの姿を目にして一瞬驚いたような顔をしたが、
すぐにいつもの顔に戻ってブーンに尋ねた。

( ,,ﾟДﾟ)「何しに戻って来た」

あの日から、ブーンはヒーローとして再び立つ事を選び、
都市の地下に建設されていたシェルターに避難するようにブーンに勧められたギコは、しかしそれを拒んだ。

( ,,ﾟДﾟ)「この店を手放す気はねぇよ。
誰が何をしようがな」

そう言って、彼はあの日からもいつもと変わらない生活を送っている。

幸い郊外に近い位置にあるこの店は、辛うじてまだSLEDの侵攻の手が伸びていなかった。

( ,,ﾟДﾟ)「まだ奴らはワンサカいるんだろう？
ヒーローがこんなところでのんびりしてる暇なんてあるのか」

（　　ω　）「……僕はヒーローなんかじゃないですお」

入口に立ち尽くしたまま、ブーンは呟いた。

支援

（　　ω　）「さっき、小さい女の子に「何でSLEDを壊すの？」って聞かれて、ようやく気付いたんですお。
僕はSLEDを壊すことに何の躊躇も持っていなかったんだって。
今のこの世界で、SLEDを壊すことは、人々の生活を壊すことに繋がりますお。
僕は……実際に壊して、誰かを傷つけて初めて気付きましたお」

（　　ω　）「僕は……人々を守りたいんじゃなくて、人々を守ってるカッコイイヒーローになりたかっただけなんですお。
だから、人々の生活のことなんか考えもせずに、ヒーローらしくみえる行動をすることばかり考えてましたお。
こんなの、あのFOXと同類ですお」

（　　ω　）「結局僕は、僕の願いを叶えたいだけで、人の迷惑なんて省みもしない、最低な人間なんですお……」

支援

支援

( ,,ﾟДﾟ)「別に良いじゃねぇか」

（　＾ω＾）「え……？」

ギコの心外な発言に、ブーンは驚いた。

( ,,ﾟДﾟ)「ヒーローだって人間だ。
自分の願いが叶うことを望んだって問題無いだろ」

あっけらかんとした口調でギコは続ける。

( ,,ﾟДﾟ)「そもそもな、人間の行動の原動力なんざ利己的な欲求だろうが。
自己犠牲の精神だってそうやって「自分は自分を犠牲にして人々を救っているんだ」っていう自己陶酔の精神の裏返しだ。
100％完全な自己犠牲の心なんて、世界中のどんな奴でも持てないんだよ。
例え神様だろうがヒーローだろうが何だろうが、俺は絶対にそうだと思うね」

( ,,ﾟДﾟ)「問題なのは、自分勝手かどうかじゃなく、願いを叶える為に何かを背負う覚悟があるかどうかだ。
願いっていうのはな、その中身がどうあれ、ただ指くわえて待ってれば叶うわけじゃない。
自分から行動して初めて叶うかどうかの分かれ道にやっと立てるんだ。
あの社長もそういう意味じゃ、お前の遥か先を行っているだろうよ」

( ,,ﾟДﾟ)「そして、その過程には色んな事がある。それは努力だったり、苦痛だったり、犠牲だったりする。
日常を生きていく中で、どんな形であれ、何かしらそういったモンを背負う覚悟が無い奴に、
本当に望む願いが叶うチャンスなんて絶対に来ないと俺は断言する」

( ,,ﾟДﾟ)「人々はそれを忘れたから、ロボットに頼って願いを叶えようとして、そして今の有様だ。
小さな願いすら任せっきりなんだから当然の結果ともいえる……ああ、もう、回りくどいな」

珍しく饒舌に語っていたギコはまどろっこしくなったらしく、言った。

支援

( ,,ﾟДﾟ)「お前がへたれな奴らどもに願いはどうやって叶えるものか見せてやれば良いじゃねぇか。
その女の子には辛い話かもしれない。
でも、逆にこのまま奴らをのさばらせたら、それこそ奴らの思うがままだ」

( ,,ﾟДﾟ)「後は、お前が背負わなければならないものを背負えるかどうかだ。
人々の生活を壊すことになってもなお、人々を本当に守るヒーローでありたいと思うのなら、迷うことなんかない。
あの社長とかその他諸ともぶっ飛ばして来いよ。
お前なら楽勝だろ、そんなモン。違うか？」

ギコかっけえよ支援

（　＾ω＾）「……ふふ」

ブーンが、下を向きながら笑った。

（　＾ω＾）「ギコさん、意外に語るタイプだったんですおね」

( ,,ﾟДﾟ)「ああ？ 語らせたのは何処のどいつだってんだ」

ブーンはまた笑う。

（　＾ω＾）「ありがとうございましたお。
もう少し……やってみる気になりましたお」

( ,,ﾟДﾟ)「おお。 さっさと行けや。
……帰ってこいよ」

（　＾ω＾）「把握ですお！」

擬古の扉を勢い良く開け放って、ブーンは駆け出した。

所変わって。

ワロスロボティクス本社周辺は、大量のSLEDによる鉄壁とも言える警備体制が敷かれていた。

爪'ー`)「フフフ……」

そんなワロスロボティクス本社の最上階、社長室の豪華な椅子に腰掛けて笑う男性こそが、
若きカリスマ、ワロスロボティクス社社長、FOXだった。

爪'ー`)「実に愉快だな」

椅子を回転させ、正方形の部屋のガラス張りになっている一辺から、沈黙した街を見下ろしてFOXは呟く。

爪'ー`)「しかし思えば長かった……。
SLEDが普及するまで苦労したよ」

先代からこの大企業を受け継いだとき、彼は既に明確な野望を抱いていた。

世界を、掌握する。

その為に、彼は今までその才能を遺憾無く発揮し、社会を大きく変えた。

そして今、社会は彼の手中に収まりつつある。

彼の野望はもうすぐ成就しようとしているのだ。

その事実を噛み締め、口の端を吊り上げた、その時だった。

「第一本社防衛ラインに侵入者。
本社に向け進攻しています」

爪'ー`)「何……？」

爪'ー`)「……SLEDを退けているのか……」

部屋に音声として流れた情報に、FOXは一瞬顔をしかめたが、しかしすぐにまた微笑した。

爪'ー`)「ちょうど良い。
アレを試すチャンスだ……」

ワロスロボティクス社から数キロ離れた位置。

（＃＾ω＾）「オオオオオオオオ！！」

ブーンは両手を広げたポーズで街を駆け抜けていた。

既にワロスロボティクス社が敷いた警備の網に入り込んだことは、目の前に立ち塞がるSLEDの数からして明らかだ。

何体ものSLEDがブーンを阻止しようと立ち塞がり、立ち向かってくる。

しかし、ブーンはそのSLED達をものともしない。
飛び付く者は振り払われ、攻撃してくる者には最低限の一撃でその機能を停止させる。

視線の先にそびえ立つワロスロボティクス社だけを見据えて、ブーンは疾走した。

支援！

かなりの距離を走った後、コーナーを減速を最小限に抑えて曲がり、
ブーンはとうとうワロスロボティクス社の正面に通じる大通りに辿り着く。

しかしそこには、先とは比べ物にならないほどのSLEDの隊列がひしめいていた。

(° ° )「侵入者発見。排除」

先頭に立つSLED達が、ブーンに一斉に指先を向ける。

（　＾ω＾）「！」

次の瞬間、その指先から閃光ともに無数の弾丸が放たれた。

完全に武力行使のみに特化したSLED達からの容赦無い銃撃だ。

（　＾ω＾）「……なら、こっちも容赦は不要だおね」

ブーンは意を決し、極端な蛇行で弾丸の狙いを逸らしつつも、隊列目掛けて突撃した。

頬を弾丸が掠めて、赤い筋が走る。

SLED達の目前まで加速を続けながら接近し、
弾丸を回避する為の時間的な余裕が極限まで無くなったところで、ブーンは跳躍した。

道路の上方に設置されているアーチ状の電光掲示板に飛び付いて、一瞬力を抜く。

身体がくるりと反転して、電光掲示板の底に逆さまで屈んでいるかのような体勢になる。

と同時に、全てのSLEDが凶器と化した指先をブーンに向けた。

支援

銃声。

しかしブーンには当たらない。

そこにブーンはいない。

既に足を蹴り出してSLED達の隊列ど真ん中へ急激な速度で落下している。

轟音。

衝撃。

無数のSLEDと地面が砕けた瓦礫が衝撃波の拡がりに合わせて次々と舞い上がる。

そして次々と落下する。

無機質な音が立て続けに響く。

舞い上がる土煙の中、立ち上がったのはブーンだけだった。

(；＾ω＾）「……」

乱雑した道路を見渡して、ブーンは大きく呼吸した。

ブーンはあくまでもサイボーグだ。機械と生身の融合した身体は、疲労や痛みと無縁なわけではない。

しかしだからといって立ち止まっている暇も無かった。


ワロスロボティクス社に突撃すべく体勢を整えたブーンは、
しかしそのワロスロボティクス社の入口前の地面が、ゆっくりと口を開けていくのを見た。

さーるさーんがやってきたー。
しばしお待ちを。

支援

ＰＣ使えるのになぜ携帯で投下ｗｗｗ
携帯ならさる解除する方法なかったっけ

支援支援

支援

支援

面前で開かれたハッチから現れたのは巨大な人型ロボットだった。

爪'ー`)「ようこそ。ワロスロボティクス社へ」

スリムなSLEDとは正反対な、重厚な装甲を備えたそのロボットから、FOXの声が聞こえた。

爪'ー`)「誰かと思えば、昔世間を騒がせたヒーロー気取り君じゃないか。
一体何の用かな？」

嘲笑うかのような口調のFOXの声が響く。

（　＾ω＾）「言わずとも分かっているはずだお、FOX。
お前の野望を成就させるわけにはいかないお」

爪'ー`)「なるほど。だが、せっかく来てもらって申し訳ないが、今我が社は立て込んでいてね……お引き取り願おうか」

（　＾ω＾）「それは出来ない相談だお」

ロボットの巨体に臆することなく、ブーンは即答した。

爪'ー`)「ふむ。確かに……敵前逃亡するヒーローなど聞いた事がないな」

FOXは納得するように呟く。

爪'ー`)「仕方ない。お引き取り願えないのなら……」

そして、巨大ロボットの持つガドリングガンの銃口がブーンに向けられた。

爪'ー`)「実力行使だ」

支援

支援

その六つの銃口が付いた銃身が回転を始めて、銃弾を吐き出した。

（　＾ω＾）「ッ！」

ブーンは素早く前斜めに跳躍、大通りに面したビルに張り付いて、そのまま重力を無視するように疾走する。

ガドリングガンの弾丸がその軌道を追うようにビルに銃痕の線を引いて、穿たれたビルの破片が舞った。


ブーンはビルを蹴って巨大ロボットの頭上を舞い、その背後に着地。

爪'ー`)「む」

（　＾ω＾）「貰った！」

機械の身体が、筋肉のバネを最大まで縮めた後、巨大ロボットに向けて突撃する。

鉄板を思いきり殴るような音が響いた。

支援

ブーンの放った拳は巨大ロボットの強固な装甲に凹みを造った。

しかし、ただそれだけだ。

巨大ロボットが何か大きな損傷を負った様子は微塵も無い。

（；＾ω＾）「硬っ……！」

爪'ー`)「まだ改良の余地があるな」

実際に搭乗していないためか余裕を失わないFOXの声と共に、巨大ロボットが腕を振るい、ブーンを跳ね退けた。

空中に放り出されたブーンは体勢を回転して立て直して着地する。

（＃＾ω＾）「まだまだッ！！」

爪'ー`)「フハハ！来たまえ！」

再び地を蹴って突進。
その拳はまたも腕に阻まれたが、今度は吹き飛ばされなかった。

爪'ー`)「！」

（；＾ω＾）「クッ……！」

身体が軋むのを感じつつ、ブーンは巨大ロボットとの力比べに挑む。

ブーンもビームサーベル装備すれば良いのに

支援

爪'ー`)「今更姿を現して何のつもりかね？
君の役目はSLEDが受け継いだはずだが？」

巨大ロボットの力を緩めることなくFOXが問う。

（＃＾ω＾）「武力の下に抑圧することを計画しておいて……「人助け」とは笑わせてくれるお……！」

爪'ー`)「抑圧されてしまうまで気付かない愚かな民衆が悪いのさ。
それに彼等にはSLEDと我々が責任を持って安全な生活を提供する」

（＃＾ω＾）「そんな偽りの平和……！
クソ食らえだおッ！！」

ブーンは耐え切って、腕を思い切り押し返した。

爪'ー`)「！」

押し返され勢いがついた自身の腕に引っ張られるように巨大ロボットの身体が揺らぐ。

（＃＾ω＾）「たああッ！！」

ブーンはすぐさまその懐に潜り込み、強烈な一撃を見舞った。

巨大ロボットが完全にバランスを崩して後ろに傾き、重い音と共に転倒した。

爪'ー`)「ふむ……」

仰向けの巨大ロボットから聞こえるFOXの声は、何かに納得したかのような呟きだった。

爪'ー`)「伊達にヒーローは名乗ってはいないな。
こちらもそれなりの対応をせねばならないということか」

突然、巨大ロボットの身体が手足を使わずに起き上がった。
理由はすぐに分かった。
巨大ロボットの背部装甲が剥がれ落ち、収納されていた四基のブースターが展開、
莫大な推力を持つそれらを噴射して巨体を浮き上がらせたのだ。

爪'ー`)「君に敬意を払って、コイツの真価をお見せしよう」

完全に宙に浮いた巨大ロボットが、その頭部のモノアイでブーンを見据えた。

瞬間。

更に出力を上げたブーストにより、噴射音と共に巨大ロボットが滞空しつつブーンに肉薄した。

支援

（；＾ω＾）「！」

ブーンを押し潰さんと上から打ち下ろされた鉄拳を、ブーンは辛うじてバックステップを踏んで避けた。

地面に無数のヒビとクレーターのような凹みが出来上がる。

（；＾ω＾）「なんつー威力だお……」

アレを受ければブーンといえども命の保証すらないだろう。

しかし脅える暇も無い。

着地したブーンはベクトルを浮遊する巨大ロボットに向けて再び突撃した。

強靭な足腰のバネを活かし、幅のあるサイドステップを交えて巨大ロボットが構えるガトリングガンの狙いを翻弄しながら接近。

巨大ロボットはブースターを真正面に向けて噴射、ブーンと距離を取ろうとしたが、ブーンの方がスピードで勝っていた。

屈み込むような体勢から跳躍、巨大ロボットの胸板に飛び付く。

（＃＾ω＾）(貰ったおッ！)

そのまま頭部に拳を叩き込むつもりだった。

しかしブーンは瞬間、巨大ロボットの頭部、モノアイの脇が開き、小型のバルカン砲の銃口が顔を覗かせるのを見た。

（；＾ω＾）「なっ！？」

ブーンは反射的に巨大ロボットの胸部を蹴りバック転。

しかし一瞬間に合わず、火を噴いたバルカン砲の弾がブーンの右肩を掠めた。

（；＾ω＾）「うぐっ！」

ブーンは苦悶の声を上げながら、それでも体勢は整えて宙を舞う。

爪'ー`)「甘いな」


次の瞬間、巨大ロボットの両肩のハッチが開き、
そこにあったミサイルハッチから大量のミサイルが一斉に発射されて、
ミサイルは煙で軌道を描きながらブーンに向かった。

（；＾ω＾）「！！」

空中でそれを見たブーンは、回避行動を取れないことを察し、両腕を面前に構えた。

立て続けに響き渡る爆音。

ミサイルはブーンに収束するように飛んで、彼の辺り一帯を爆炎で包み込んだ。

支援

支援

爪'ー`)「おしまいかね」

一瞬の静寂。

聞こえるのはミサイルの着弾を確認しながら高度を上げた巨大ロボットのブースター噴射音だけ。

それを破ったのは巻き起こった土煙から飛び出したブーンだった。

（＃＾ω＾）「だあああっ！」

所々人工皮膚が溶けて中のマニピュレーターが垣間見える身体で、巨大ロボットに迫る。

爪'ー`)「君はよく頑張ったよ」

しかし彼は薙ぎ払うように振るわれた巨大ロボットの腕部に弾き飛ばされた。

支援

支援

支援

身体をくの字に曲げ、自由落下以上のスピードで地に向かっていき、轟音と共に地面に叩きつけられる。

（；　ω　）「ぐふうっ！」

爪'ー`)「お陰で良いデータが取れた。
これからの我社の発展に活かさせてもらう」

それでも立ち上がるブーンの面前に、既に巨大ロボットが急降下してくる。

爪'ー`)「もう用無しだよ」

（；　ω　）「ガッ……！」

一撃。

防御も満足に出来ない体勢のブーンに直撃した巨大ロボットの拳は、彼の身体をビルに向けて吹き飛ばし、
ブーンはビルを破壊しながらその内部に吸い込まれるように消えた。

爪'ー`)「幕引きだ」

巨大ロボットを地上にゆっくりと着地させながら、FOXが嘲け笑った。

支援

爪'ー`)「やれやれ……今後はヒーローもこれきりで引退してほしいものだ」

これからは我々の時代なのだよ、とFOXは笑う。



「……それはお前の目論みを失敗に終わらせてからさせてもらうお……」

その笑みが、瓦礫の中から聞こえた声に掻き消されるようにFOXの顔から消えた。

爪'ー`)「……何だと」

ガラリ、と瓦礫の崩れる音がして、FOXはビルの内部に立ち上がるブーンの背中を見た。

爪'ー`)「……何故だ」

FOXの声のトーンが落ちる。

爪；'ー`)「何故！そこまでする！？
貴様が助けようとした民衆は君を捨てSLEDを取った！
貴様を見捨てた奴らを何故助けようとする！？」

全く理解出来ない、とFOXは毒づいた。

支援

（　　ω　）「民衆が今、僕の事をどう思ってようがそんなこと関係ないお」

ブーンは片膝をついて呟くように言った。

（　　ω　）「僕は僕の願いを叶える為に戦うんだお。
僕は僕が今この瞬間、皆を守るヒーローである為に、皆が自分自身で願いを叶えてゆく日常を取り戻せるヒーローである為に、戦うんだお」

左腕を失った身体でよろり、と立ち上がる。

（　　ω　）「その為に僕にのしかかるモノを背負う覚悟もあるお。
犠牲も、代償も、全部。
……だから」


目線を巨大ロボットに……そのモノアイからの情報を傍受している社長室のモニターを観ているFOXに、突き刺す。

支援!!

支援

支援

（＃ﾟωﾟ）「僕は今！

　　　　　　僕自身の為に！！

　　　　　　命を賭けて！！！

　　　　　　お前の野望を！！！！

　　　　　　打ち砕くお！！！！！

　　　　　　FOXッ！！！！！！」

ブーンの身体が……傷付き、ボロボロになり、しかしそれでも力尽きない機械の身体が、立ち上がった。

（＃ﾟωﾟ）「リミッタァァァオォォォォォフ！！！」

覚悟を、言葉にする。

鼓動がビートを刻む。

機械の身体が限界を超えて唸りを上げる。

空気が震える。

（＃ﾟωﾟ）「オオオオオオオオオオオンッ！！！」

湧き出る力を余すところ無く身体中に伝達して、ブーンは吠えた。

爪＃'ー`)「クソがッ！！貴様などに！！」

FOXは巨大ロボットを構えさせ、ブーンに向け突撃させる。

爪＃'ー`)「私の野望を食い止められてなるものかッ！！」

ブーンはそれに真っ向から立ち向かった。

地面をその勢いで陥没させながら跳躍し、右手に全てを込めて振りかぶる。

爪＃'ー`)「果てろ！！俗物！！」

（＃ﾟωﾟ）「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ！！！！」


ブーンと、巨大ロボットの拳が、激突した。

エクシード！！

響き渡る轟音。

その中心でせめぎ合う二つの力。意志。全て。

人々を押さえ込み、自らの思い通りにしようとした男の野望の具現化した存在とも言える機械の巨体の、
その凶悪とも言える腕部に亀裂が生じる。

相対する一人のヒーローの力に負けて。

何故勝てない。

男は考える。

お前は勝てない。

ヒーローは確信する。

そして、男の野望は砕け散った。

巨大ロボットの腕を木っ端微塵に破壊してもなお止まらないブーンの渾身の拳は、巨大ロボットの胴体を豪快に殴った。

巨体が目を疑うほどのスピードでブッ飛び、そのまま……
ワロスロボティクス本社に激突する。

支援

（　−ω−）「……お」

ブーンは真っ暗な空間に意識を取り戻した。

自分は生きているのか。

目の前が真っ暗なのは目を閉じているからだと気付くのに数秒を要した後、ブーンは目を開けた。

(° °)「オ目覚メデスカ」

（　＾ω＾）「……」

（；ﾟωﾟ）「うおわぁぁぁ！！」

面前で自分を見つめているのがSLEDであることに気付いたブーンは、慌てて病院の個室のベッドに横になっていた自分の身体を跳ね起こした。

「安心しろ。ソイツは無害だ」

SLEDの中性的な声とは別の男性の声がして、ブーンは病室の隅に座って笑っている男を見つけた。

（　＾ω＾）「ギコさん……！」

( ,,ﾟДﾟ)「よう。やりやがったな」

ギコの満足そうな笑みを見たブーンは、どうして自分がこんな状況にあるのか回想した。

支援

支援

光。爆発。音を立てて崩れる巨大複合企業の本社ビル。

ブーンは身体を蝕む疲労と苦痛に膝をつく。
所々が機械部分の酷使による痙攣を起こしていた。

（；＾ω＾）「……」

疲労困憊した身体に鞭打って立ち上がる。

しかしブーンは右肩から衝撃を感じてバランスを崩した。

地面に倒れ込んだ後に肩を見ると、モクモクと黒煙を上げていて、ほとんど動かせなくなっていた。

（　　ω　）「……」

立ち上がれない。

ブーンはそれを悟って力の入らない拳を握り締めた。
まだやらねばならないことはあるのだ。
ネットワークを破壊せねばSLED達は止まらない。

しかし、ブーンの身体はその意志に答えることは出来なかった。

ここまでか。

薄れゆく意識の中、そう思ったブーンの耳に……

「急げ！ヘリを降ろせ！」
突如、無数の足音とヘリコプターのフロペラ音が聞こえた。

支援

「大丈夫ですか！」

ヘリから飛び降り、自分に駆け寄って来た迷彩服の男性が声をかけてきた。

政府のマークが胸に刺繍されている。

ああ、来てくれたのか。

ブーンは安堵感が込み上げてくるのと同時に、自分を辛うじて意識のある状態にしていた細い糸のようなモノが、プツン、と音を立てて切れるのを感じた。

（　　ω　）「……」


ブーンは男性に返答をすることが出来ず、そのまま意識を手放した。

……そう、手放したのだった。

支援

ブーン、よくやった……

支援!!

支援！

支援

( ,,ﾟДﾟ)「頭がハッキリしてきたか？」

（　＾ω＾）「大体は思い出しましたお」

( ,,ﾟДﾟ)「そうか。
……ワロスロボティクス社は制圧されたそうだ」

ブーンのベッドの脇に寄って、ギコは彼が一週間眠っていたことと、その間に起きた出来事を教えてくれた。

( ,,ﾟДﾟ)「ネットワークは政府の管理下に置かれて、各地のSLEDはすぐに活動を一旦停止したらしい。
で、よくわからんが政府がそのネットワークを上手く使って、SLEDを元に戻して、出来る限り元の生活を送れるように奮闘中らしい。
……それから、ワロスロボティクス社の社長は逮捕されたよ。
社長室で茫然自失としていたそうだ」

（　＾ω＾）「……そうですかお」

( ,,ﾟДﾟ)「まぁ、これで皆も思い知ったろう。
人任せならぬロボット任せはろくな事にならんとな。
……ああ、それから、お前をこの病院に連れて来て、お前を治した連中がお前に会いたいってよ」

（　＾ω＾）「……あ、左腕ついてるお」

( ,,ﾟДﾟ)「気付くの遅ェなｗ」

それを皮切りに、ブーンとギコはひとしきり笑った。

その時、ドアが開いた。

（´･ω･`）「やぁ、意識を取り戻したようで何よりだ」

二人の笑い終わるタイミングを見計らったかのように、スーツ姿の男とその両脇の黒スーツの男達が病室に入って来た。

（　＾ω＾）「あの……どなたですか？」

( ,,ﾟДﾟ)「お前な……ショボン大統領を知らんのか！」

（　＾ω＾）「……ああ」

（´･ω･`）「ｼｮﾎﾞｰﾝ」

支援

し

（´･ω･`）「まずお礼を言わせてくれ。ありがとう」

ショボン大統領は、そう言ってブーンの手を握った。

（　＾ω＾）「どうも……」

（´･ω･`）「君の活躍が無ければ、世界はFOXの思うがままになっていただろう。
本当に何度感謝しともしたりないほどだ」

（　＾ω＾）「はぁ……」

（´･ω･`）「君のお陰で世界は再び元の姿を取り戻しつつある。
ワロスロボティクス社の遺物は我々が責任を持って管理するよ」

（　＾ω＾）「……」

（´･ω･`）「そこでだね、私達は君を再構築される新政府の役職に（　＾ω＾）「だが断る」

（´･ω･`）

支援

かっけえ・・・・

熱いねえ

( ,,ﾟДﾟ)「いいのか」

邪魔者を追い出し、再び二人きりになった病室。

ギコはブーンに尋ねた。

( ,,ﾟДﾟ)「願いが叶うチャンスだったじゃないか」

そう言われて、ブーンは笑って言った。

（　＾ω＾）「別にそうしなければ願いが叶わないわけじゃありませんお。
それはギコさんが僕に教えてくれた事ですお。
……それに、僕の願いは一つじゃないですお。
ギコさんのお店、僕しか受け継ぐ人いないでしょ？」

その言葉を聞いたギコの目が目一杯開いた。

( ,,ﾟДﾟ)「……こんな出来の悪い奴に俺の店を任せるしかないなんて泣けてくるな！」

しかしすぐに彼らしい答が返ってくる。

（；＾ω＾）「まぁそれは気長に待ってもらうしか……」

( ,,ﾟДﾟ)「待てるか阿呆。逃げ出したくなるくらい扱いてやる」

（；＾ω＾）「あぅあぅ……」

病室の窓。

その先に広がる空は、何処までも澄み渡る青空だ。

その綺麗な空を眺めながら、ブーンは思った。
そう思うことが出来る自分がいることに、気付いた。

……この空の下、この日常の中、僕は生きて行こう、と。

支援

支援

しえ

支援

っしゃああ終わったあああってタイトル付け忘れたあああああ

以上で、（　＾ω＾）ブーンは覚悟するようです はおしまいです。

ロボット書いてみたかったりリミッタァァァァァオォォォォフ！！と言わせたいだけた゛ったり没になったお題をちょこっと使ったりして暴走しましたガ、

支援してくださった皆さんありがとうございました！！

乙！！！

お疲れ様！！

乙

乙

浮浪さん乙ですた
それではヒーロー共通後半投下します
あひゃー

わーわー

＊


＊


＊


（メ＾ω＾）「うおおおお―――――――！！」



―――ブーンが掌をかざしたその先に、古今東西、異空間、魔空間、
一次元二次元三次元あらゆる世界から光の塊が、覇音を伴って集う。
それはブーンの頭上で巨大な球を成し、辺り一面を眩く照らした。
砂が舞い、草が揺れ、風の流れを殺していた。


（メ＾ω＾）「なっ、なんて強い力！！　これがヒーローの意思なんですかお！？」

（そうだっ！！　だが、あの化け物を倒すにはまだ、まだ足りないっ！）

（メ＾ω＾）「くそ――！！」

轟々と揺らめく元気だｍ　もとい”ヒーロー玉”を打ち破るべく、
フォックスも対抗し、ドス黒い邪悪な気を放出した。
そして、ブーンを目掛けうねった軌道でその身体が飛んでいく。


爪'ー`)y「そんなチャチなものォォオオオ！！！　打ち砕いてみせるわァァアアア！！！」

（メ＾ω＾）（や、やばいお！！）



バキィ！！！




爪；'ー`)y「なっ！！！」

（メ-ω＾）「・・・！！」


フォックスがエネルギーの塊に接触しようとしたその瞬間。
見えない壁のような、膜のようなもう一つのエネルギーがフォックスの突入を弾いた。
フォックスは猛スピードの反動によって、遥か遠方に吹き飛ばされた。
青い血が、空中で弧を描いていた。

（間一髪だったな！！）

（メ＾ω＾）「ショボンさん！！！」

爪；'ー`)y「ゲッ、ゲハァアアア！！！」

ダメージは喰らったが、すぐさま立ち上がる。
血をぬぐい、フォックスは両手を組んだ。
そして、ブーンに向けると、赤黒い龍の形を成した波動弾が放出された。


爪'ー`)y「くだらん小細工を…　打ち破れェエエエエ！！！！！」

爪'ー`)y「黒・龍・波――――！！！！」



巨大な黒の龍がブーンを目掛けてグイグイと迫ってくる。
耳を塞ぎたくなるほどの唸りをあげて。
光の壁を掻き消されるほどの邪気を纏って。

支援、にしてもフォックス随分強いな

（メ＾ω＾）（黒龍波！！　やつの必殺技だ！！）

（メ＾ω＾）（その威力は町一つが容易く消し飛ぶほど！！）

（メ＾ω＾）（もう終わりなのかお―――）


そのとき、ブーンのヒーロー玉に、ある一つの大きな大きな力が加わった。

これは――――


（メ＾ω＾）（ショボンさん！！！！！）

（今だ！！　打てえええええええええええええええええ！！！！！！！！！）



一気に球が肥大化する。それと同時に、透き通るような白銀に色が変わった。
打て！　と言われなくとも、ブーンはこんなにも強いエネルギーの塊を支えることができない。



邪悪なる龍に向かって、いや、諸悪の根源…　フォックスを目掛けて――――



放つ。

邪王炎殺黒龍波！！！！

爪'ー`)y「ぬうおおおおおおおおおおおおおッッッッ！！！！」


フォックスの体躯が、立っている地面を掻き混ぜるほどに揺れる。
拳から放たれた黒龍が悲鳴を上げる。

フォックスとブーンを繋ぐ線の中心で、正義と悪が、ぶつかり合っていた。


爪'ー`)y「こ、こんなものォ―――！！！」


フォックスの顔面に浮き出た血管が、ぷちんと大きな音を立てて切れた。
鬼のような形相に青い血をダラダラ流しながら、
もはや焦点を合わせていない真紅の眼をぎょろりとさせる。

支援

支援

互いの叫び声が、虚空に轟く。


爪'ー`)y「去ねッ―――！！！！！！！！！」
（メ＾ω＾）「ヒーローは最後に勝つんだお―――――！！！！」

その叫びに続いたのは、

爆音。

轟音。

破壊音。


辺り一面を、煙が包んだ。全てを隠すような、全ての終わりを示すような、煙。

しえーん！！

支援

煙が消えていく中、遠目ならば、
もはやボロ切れのように見える一人の男が、立ち上がった。


（メ＾ω＾）「はあはあ……　やったお。僕は…勝ったんだお」


悪は、去ったのだ。
ヒーロー・ブーンは、拳を固く握りなおした。
そして、青く晴れ上がっていく空を仰いだ。


（メ＾ω＾）「さあ…　帰るお」


ブーンは服に付いた砂を軽く払い、後ろを振り向いた。

―――そこに見えたのは…



爪'ー`)y「ウ…　ううっ。　クケケケ、俺はこれしきでは死なないぜ…　ケケッ！」


（＾ω＾　）「―――フォックス！！！！！！！！！！！」

支援

フォックスは、生きていた。
全ての世界から寄せられた力を借りても、倒せなかった。
ブーンの心を、負の感情という魔物が傷つける。

…無常。

…無力。

…無駄。

…不可、抗力。


（メ ω ）「……」


ブーンは落胆する。ボロボロになった身体を持ち上げ、
フォックスがすかさずその隙を狙う。

爪'ー`)y「死ねええええぇぇぇええ！！！！！」

フォックスの両手が触手状に変化し、
凄まじいスピードでブーンの体躯を捕らえる。
ブーンは必死に抵抗するが、触手が締まっていくばかりだ。





爪'ー`)y「もがけばもがくほど、キツくなっていくぜェエエエ！！！！」


（メ＾ω＾）「うっ！　くっ！　ちっきしょおおおおオオ！！！！！！！！！！！！！！！！」

支援

触手責めｋｔｋｒ

支援

ブーンの瞳に、涙が滲んだ。
もう、駄目だ。終わりだ。本当に、終わった―――

そのときだった。眼下の大岩が動き、なんかでてきた。





　　　 　
　　　 　 　　　　　　　　
　　 　（´・ω・｀）＿ 　　おっぱっぴー
　　 ／ /　　　ヽ／
　　"￣U￣￣"U









（メﾟωﾟ）


爪ﾟーﾟ)y

支援斬

支援

えええええっ！

(´･ω･`) 「よ、っと。」


ショボンはゆっくりと穴から姿を現し、フォックスにこう叫ぶ。


　　　　　　　 ＿
　　　　　 　/　ｊｊｊｊ　　 　　　＿
　　　　　／　タ　　　 　 　{!!! _ ヽ､
　　　　,/　　ﾉ　　　　 　　　~ `､　 ＼　　＜容赦しねえぜヒャッハー
　　　　`､ 　`ヽ.　　∧＿∧　, ‐'` 　ﾉ
　　　　　＼　　`ヽ（´・ω・｀）"　.ノ／
　　　　　　 ｀､ヽ.　　｀`Y"　 　r '
　　　　　　　　ｉ. ､ 　　　　 　ﾉ
　　　　　　　　`､.` -‐´;｀ー ｲ
　　　　　　　　 　 ｉ 彡　ｉ　ミ/
　　　　　　　　　　｝　　　　｛
　　　　　　　　 ／　 　　)　`＼
　　　　　　　 /　　　／ヽ、　　ヽ.
　　　　　　　/　　ノ　　　 ヽ.　 　）
　　　　　　　＼　 `ヽ　　 　{　 　ｆ
　　　　　　 　　＼　＼　　 |　　i
　　　　　　　　　ノ　　_>　 ｊ　　ｷ
　　　　　　　　<.,,_／~　　〈　 　`、
　　　　　　　　　　　　　　　`ー-‐'


爪ﾟーﾟ)y

爪ﾟーﾟ)y



爪；'ー`)y「…けっ！！！　ブーンがどうなってもいいのかい」

(´･ω･`) 「ぶち殺すぞ」

爪ﾟーﾟ)y

(´･ω･`) 「くらえ、ショボンナックルだー」

ガッシボカ、デュクシデュクシ、キョワワー

爪'ー`)y「いたいいたい〜」

(´･ω･`) 「とどめだっ、ショボンスプラッシュ！」

ドドドン！！

爪 ー )y「……」

(´･ω･`) 「フォックスは死んだ。良かった」

（メ＾ω＾）「やりましたお！！」

いやいやいやｗ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

(´･ω･`) 「何の音だ〜」



※フォックス第二形態※


　　 ／￣＼
　　| ^o^ |　＜ ほんとうの　きょうふは　これからだ
　　 ＼＿／
　　 ＿|　|＿
　　|　　　　　|
　　　　　　　　 ／￣＼
　　　　　　　　| 　　 |　＜いいえ　あなたはブームくんです
　　　　　　　　 ＼＿／
　　　　　　　　 ＿|　|＿
　　　　　　　　|　　　　|



（メﾟωﾟ）

(´ﾟωﾟ`)

ねーよwwww

　ビーム　だします
　　∨
　　 ／￣＼
　 　| ＾o＾|
　　 ＼＿／ 　　　　　 ）
　　 ＿|　|＿ 　　　　 ／
　 （二⊃　　 二二⊃〜〜
　　　 |　　 | 　　　　＼〜
　　　 |　　 |　　　　　 ）
　　　 |　|　| 　　　　（
　　　 ○　　○ 　　　　 ）







（メﾟωﾟ）「ぎゃああああ！！！！」

(´ﾟωﾟ`) 「うべらおぶぇあああああああ！！！」


壊滅状態。…そのとき、天上から声が聞こえた。


「―――――またせたなっ！！」

（メ＾ω＾）「だ、誰だお！？」

>>216
顔ズレてるｗｗ

支援

支援ｗｗｗ

（　＾ω＾）('A`)「やった！間に合った！」

（　´Д｀）「力を合わせて戦えば」

（　＾ω＾）(,,ﾟДﾟ) 「きっと勝てるさ！！」



（メ；ω；）「みんな！　…よし！！！！！！　いこう！！」

(´･ω･`) 「せーの」





「「「「「「「僕たちの戦いはこれからだ！！！！！！！！！！１」」」」」

なんという感動巨偏ｗｗｗ

ひでーw

　 　 ∩∩　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 V∩
　　　　　　　　　　 (7ヌ)　　　　 　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （/ /
　　　　　　　　　　　/　/　　　　∧＿∧　　　　　　　　　　 ∧＿∧　　　　　　　　　 ｜｜
　　　　　　　　　　/　/　 ∧＿∧´∀｀ ) ∧＿∧　 ∧＿∧　（´∀｀　） 　　 ∧＿∧　　. ｜｜
　　　　　　　　　　＼ ＼（　´∀｀）―--（ ´∀｀ ） （ ´∀｀ ）￣　　　　⌒ヽ（´∀｀　）　／／
　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　 ／⌒ 　　　　Y　　　　　ヽ、　　　　/~⌒　　　　⌒　/
　　　　　　　 　　　　　｜　　　　　|ｰ、　 　　　　 | 　　　　 　.| ∧＿∧／`i　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　.|　　　　　| （ミ. 　　　　ヽヽ ∧＿∧(ﾐ（ ´∀｀ ）　 ｜　　　 ｜
　　　　　　　　　　　　 　|　　　　 .|　 |　　∧＿∧ヽ（ ´∀｀ ）/´　　　　＼ ｜　　　 ｜
　　　　　　　　　　　　 　|　　　　 |　 /　 （ ´∀｀ ）∪　　　　Y　　 　　 /　） |　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　/　　　ノ　| /　　/　 　　ヽ |　|＿＿_.(⌒＼___/　/　）　　ゝ　｜
　　　　　　　　　　　　　|　　 ｜　　| 　　 |　　 　　ヽ、＼　　　~＼_____　ノ＼.｜　｜　｜
　　　　　　　　　　　　. ｜　 ｜　 .｜＿_|　　　　|ヽ、二⌒)　　　　　　　 　　＼　/　　/
　　　　　　　　　　　　. ｜　　　　　 |＼　.|　　　　ヽ＼..||￣￣￣￣￣￣￣￣||　　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.| 　＼ヽ、＿＿　　||￣￣￣￣￣￣￣￣ ||
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　.＼　　　　＼||　　　　　　　 ||




二日間のご愛読ありがとうございました！！！！
各先生方の次回作にご期待ください！！


-fin-




爪ﾟーﾟ)y「こんなにいねえだろ！！！！！！！」

乙ー！！

乙

Ending

乙


あと全作者に乙

ひゅーひゅー

――――僕は、友人が見つけたスレに、魅入ってしまった。
…何回「支援」と衝動的に書き込んでしまっただろう？　数え切れない。







日付が変わる頃、
最後のレスは投下された。











そして、物語は、終わった。

堪らず僕は「乙」という文字に、
幾多の装飾を付けて、作者に最大の感謝を込める。
今更、煽ったり荒らしたりする奴らなんかいない。
みんな各々の感想を書き込んでいる。絵まで書いて投下する人もいた。




（＊＾ω＾）「乙ですた！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
　　　　　　　久しぶりにいいもん読めた！本当に良かった！乙乙乙乙！！」


（＊＾ω＾）「あばばばばｗｗｗｗｗ　こんなにテンション上がったの、久しぶりだお！！」　



（＊＾ω＾）「……」　

支援

なんだろう。

この気持ちは。

この温かいものは。

僕はずっとニヤニヤが止まらなかった。

だって嬉しかったんだ。

その文章を書いたのは、僕じゃないのに。

おかしいよね。

でも、嬉しかったんだ……

乙支援

支援

支援

支援

―――温かい気持ちのまま僕はIEを閉じ、専用ブラウザを開いた。
あのスレのログを残したいからだ。
もう一度、「ようです」を検索バーに入れて更新してみる。


そこには、驚くべき光景が広がっていた。


（　＾ω＾）「…？」

（　＾ω＾）「現行スレがこんなにたくさん！！！？？？？」

（　 ﾟωﾟ）「あ、アルファベット167話だ！！！　悪のヒーローになれない第五部だお！！！」

（　 ﾟωﾟ）「百回死ぬもきたお！！！　総合も立った！！！」

（　 ﾟωﾟ）「”ブーンなようです”まで！？　おっおっ！！　どーなってんだ！！！！！！！！」



（　 ﾟωﾟ）「ｱｯ――――――――――――――――」



僕は果てた。
椅子から転げ落ちた。
きっと、あのスレに誘発されて、みんなまた書きたくなったんだ。
投下したくなったんだ。

今夜は、祭りだ。

支援

わっしょい

（　＾ω＾）「…はっ！　こんなところで固まってる場合じゃないお！」

そう、僕はあのスレへ、
とあることを頼みに行かなければならない。


（　＾ω＾）「この一文を書き込むのも久しぶりだお！！！！」

（　＾ω＾）「えいっ！！！！」




894:　名無しに変わりましてVIPがお送りします

まとめてもいいですか？




（　＾ω＾）「こんな良作まとめない訳にはいかんお！
　　　　　　　もう、アップロードの準備は実は出来てるお！！」

（　＾ω＾）「あとは作者さんの了解を待つだけ…　ふひひ」

まつりじゃゃゃぁぁあああ!!!!!!!!!

※

僕は、PCの前で待ち続けた。
リロードを何度も押した。しかし、付くレスは賞賛と感想の内容だけ。
作者さんは、どこへ行ったんだ……？


（　つω-）「うーん。眠くなってきたお」　

（　つω-）「眠気覚ますためにドクオに電話でもかけるお！」　


寝惚けまなこを擦って、携帯電話を手に取った。
ドクオと、この異常事態についてでも語り合おうと思った。
かなり盛り上がるだろう、きっとパソコンに噛り付いて騒いでいるに違いない。
しかし…


（　＾ω＾）「あれ？　出ないお？」

（　＾ω＾）「どうしたんだお？」


僕はしばらくドクオに電話をかけ続けた…

百死・・・

支援

十氏戻ってこいよ……

まさかドクオは……

支援

死んで…

がちゃ


（つA`)「なんだよもう」

（　＾ω＾）「あ！ドクオ！　やっと出てくれたお！」

（　＾ω＾）「…寝てたお？」

（つA`)「ああ、寝てた。くそ眠いわ・・」

（　＾ω＾）「今、すごいことなってるお！　現行たくさん来てるお！」

（　＾ω＾）「総合も久方ぶりに立ったお！！」

（　＾ω＾）「起きて、その光景を見る価値あるお！」

（つA`)「あーいいよー。めっちゃ眠いんだ」

（　＾ω＾）「残念だお…」

しえん

支援

支援

支援

うわあああ支援

支援

（　＾ω＾）「あ！　ところで！」

（つA`)「まだ何かあるのかよぉ」

（　＾ω＾）「ドクオが教えてくれたスレ！　あれまとめたいんだけど、
　　　　　　　作者さんが顔を出してくれないんだお！」

（つA`)「もう寝たんじゃねーのー？」

（'A`)「……勝手にまとめちゃえば？」

（　＾ω＾）「む…、やっぱりそうかお？　それじゃ勝手にまとめさせてもらうお。　
　　　　　　　………今夜は本当に楽しかったお！」

（　＾ω＾）「ドクオ！ありがとうだお！」

（つ∀`)「へへ…　照れるな。俺も嬉しいよ
　　　　おまえが元気になって、本当に良かった」






（　＾ω＾）「？？　ドクオが書いた訳じゃないのに、
　　　　　　　なんでそんなにドクオも喜んでるんだお？」

（;つA`)「あ、いや、なんでもねぇよ」

（つ∀`)「じゃ、おやすみな！」

参加したかったんだぜ……支援

支援

ガチャ　


ツーツーツー・・・



（　＾ω＾）「いきなり切りやがったお」

（　＾ω＾）つ纏

（つ纏＾ω＾）ぺたり





（纏＾ω＾）「新時代の幕開けだお――――――！！！！」　

俺の子供産んでぇな……

＊







＊







＊






（　＾ω＾）ブーンの願いは叶うようです

なんかこう、切なくなってきた

★―――――★―――――★


('A`)『今日の晩御飯はなんだい？』

川 ﾟ -ﾟ)「煮干しだよ」

(*'A`)「うにゃ〜」

川*ﾟ -ﾟ)「…ふふ」

(　ﾟ∀ﾟ)「クーちゃんおっぱい揉ませて」

川 ﾟ -ﾟ)「刺すぞ」



('A`)（こんな素敵な毎日が、できるだけ長く続けばいい。　いつまでも……）

★―――――★―――――★



('A`)は星に願うようです
　　　　　　　　　　　　　　　◆U9DzAk.Ppg

★―――――★―――――★

(　＾ω＾)「ろまー　きょうもはたけにいくんじゃお」

(　ФωФ)「にゃー」

(　＾ω＾)「よしよし。ことしも、とってもおいしいやさいができそうじゃお！」

(　ФωФ)「ふにゃあ！」

(　＾ω＾)「おっおっおｗｗｗ　へいわがいちばん！」

(　ФωФ)「にゃ！」

★―――――★―――――★



(　＾ω＾)ねがいじぞうとくろねこのようです(ФωФ　)
　　　　　　　　　　　　　　　◆aQrp5SsEyk

支援

支援

しえんするよ！

★―――――★―――――★

ξﾟ�听)ξ「これ飲んでみてよ！　すっごくおいしいわよ♪」

(*ﾟДﾟ)ｳﾏｳﾏ

ﾉﾊﾟ�听)「ギャァ――――！！！　今度は何飲ませたのよ！！」

ぼわわわわわん…

∧＿∧
(　'∀`)ノ　「僕の子供生んでえな！！！！！！！」



ﾉﾊ;�听)ξ;�听)ξ「ギャーーーー！！！」

★―――――★―――――★



(,,ﾟДﾟ) ジュニアのようです
　　　　　　　　　　　　　　　◆pGlVEGQMPE

ヘボ作者の俺に夢をありがとう。　

期末中の俺に追試をありがとう……

全作者に乙!!!!

★―――――★―――――★

（　´_ゝ`）「雪だるま、溶けちゃいそうだなあ…」

（´<_｀　）「残念かい？　妹者」

l从･∀･ﾉ!ﾘ「ん…　だけど、大丈夫なのじゃ！！」

（´<_｀　）「流石だな妹者」

l从･∀･ﾉ!ﾘ「…」



l从*･∀･ﾉ!ﾘ（来年もまた…　きっと………）
★―――――★―――――★



l从*･∀･ﾉ!ﾘ　妹者が夢を届けるようです
　　　　　　　　　　　　　　　◆b9GMyAdwDA

しえん

★―――――★―――――★

（´･ω･`) 「僕はまたいつか必ず君に会いに行こう」

（´･ω･`) 「君からもらったこの鞋が、擦り切れるほど歩いたら……」

〜〜〜〜〜〜〜

ﾉﾊﾟ�听)「よっし、これで体はバッチリだよ！！」

ﾉﾊﾟ�听)「私が調合した薬は江戸でイチバンだからね！！！！！」

ﾉﾊ-��-)（ショボン…　風邪なんかひいてないかな？　大丈夫かな？）

★―――――★―――――★



（´･ω･`) サトリのショボンのようです
　　　　　　　　　　　　　　　◆Cs058I7w36

支援

支援

★―――――★―――――★

ξﾟ�听)ξ「そろそろクリスマスね」

(　＾ω＾)「だお」

ξ �� )ξ「クリ…　スの…　予て…　どう…なの？」

(　＾ω＾)「え？　何言ってるかわからないお」

(　＾ω＾)「もしかして…」　

ξ*///)ξ「べ、別にアンタと喫茶店でお茶飲んだりプレゼント渡したりしたいってなんか
　　　　　これっぽちも思ってないんだからねっ！！」


(　＾ω＾)（ありがとう、クロマラ…）

ξﾟ�听)ξ「あ！　今あのときの猫が横切ったような！」

(　＾ω＾)「え？　ど、どこだお！」

★―――――★―――――★



(　＾ω＾)は考えるようです
　　　　　　　　　　　　　　　◆PORNOqm4Ug

支援

★―――――★―――――★

「君、どこ出身？　サークルは何やるの？」

（　＾ω＾）「え…　えっと…」

（　＾ω＾）（勉強一筋だったから選択に悩むおｗｗｗｗ）

（　＾ω＾）「…」

（　＾ω＾）（ドクオ、おまえも必ずここへ来るんだお）

（　＾ω＾）（――約束だお！）

★―――――★―――――★



（　＾ω＾）ブーンが別れを告げるようです
　　　　　　　　　　　　　　　 ◆QGVrMyUvvQ

支援

★―――――★―――――★

「お雑煮食べなさい、ほら、おせちもこんなに余ってるのよ」

(-＿-)「あ…　うん」

(-＿-)「あのさ…　やっぱ手書きって違うよね」

「なに言ってるのよあんた」

(-＿-)「ぬくもりとか、そういうの…　あ、いいやなんでもない」

「変な子ねえまったく」

(-＿-)（ふふっ……　やっぱり実家はいいなあ）

★―――――★―――――★



(-＿-)ヒッキーと一枚の葉書のようです
　　　　　　　　　　　　　　　◆CH.NEET/..

支援

支援

支援

ひたすら支援

　　＋　　　　　ﾟ　　.　＋　　　　　　　　　　　　.　.　．ﾟ .ﾟ。ﾟ　。　,ﾟ．。ﾟ.　ﾟ．。　.。
　　　．　.　　　ﾟ　　.　o　　　　ﾟ　　。　　.　　,　.　.o 。　*　.ﾟ　+　。☆　ﾟ。。．　　.
　　　　　　　　　　　　　　　。　　　　　 　｡　　*。,　+　。.　o　ﾟ,　。*,　o　。.
　　ﾟ　　o　　　.　　。　　　.　　.　　　,　　.　,　ｏ　。ﾟ.　,ﾟ　。　＋　。　。,ﾟ.。
　ﾟ　,　　　,　。　.　　　＋　　ﾟ　　　。　　。ﾟ　.　ﾟ。,　☆　*　。ﾟ.　o.ﾟ　　。　.　。
。　.　　．。　　　　o　　　．.　。　ﾟ　 ﾟ　,　。.　o　。*　。　.　o．　。　．　.
　　　　　　　　。　　　.　　　。　　．　.ﾟo　。　*．　。　．.　☆　.　＋.　.　　.
　。　.　　．　.　　　.　　　．　　。　ﾟ。,　☆　ﾟ.　＋　。　ﾟ　,。　.　。　　,　.。
　　　　ﾟ　　。　　　ﾟ　　.　　+。　ﾟ　*　。.　,　。ﾟ　+.　。*。　ﾟ.　　　.　.　．　　.
　。　　.　　　.　。　。ﾟ.　。*　。,　´。.　　☆。。.　ﾟ。+　。　.。　　.　　｡　　　.
　　.　　　。　　ﾟ　ﾟ。　。,　.。o　☆　+　,ﾟ。　*。.　。　。　.　　　　。　　　　.
　ﾟ　.ﾟ　ﾟ　　。ﾟ　+　。.　+。　*　。ﾟ。ﾟ.,　,+　。ﾟ.　。　.　.　　　,　　　　,　　　.
ﾟ。ﾟ+ﾟ`,　o。。.ﾟ*。ﾟ　。.ﾟ　。　☆＋。。ﾟ.　°　。　.　　　,　　　　　　ﾟ　　　　ﾟ
　。,　.ﾟ。　+　☆。,ﾟ.　o。 。+　。ﾟ.,　　.　ﾟ　　　,　　　。　　　　　。　　　.　　　.
　ﾟ.　ｏ　*　。ﾟ。ﾟ.。ﾟ。+ﾟ　。　。　ﾟ。 ﾟ　。　　ﾟ
ﾟ`　.ﾟ　.ﾟ.　ﾟ.　.　ﾟ　　.　　ﾟ　　.　　　,　　.　　　　　.　　.　　　。　　　　　　ﾟ　.
　.　　.　　　　　.　,　　　　　。　　　　　　　.　　　　　　　　　　　.　　,　　　　.
　　　　　　。　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾟ　　　.　　　　　　　　　　　。
　,　.　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　,　　　　　　　.　　　　　.
　　　　　。　　　　　　　　　　 ∧∧ ∧∧　　　　。
　　　　　　　　　　　　　　　 ( :;;;;;:::)( :;;;;: )
.　　　.　　　　　　　　　　　　 /:;;;;;: | | :;;;:ヽ
　　　　　　　　　　　　　 〜（::;;;;;;:/.　 |:;;;;;;: )
　　　　　　‐''"´'''"""''"｀''""｀"""''''''"´'''"""''"｀''""""'''"''''''"｀"""''''｀`'‐

ブーン系小説に花束を
　　ブーン速！
　　　　ブーン系ＮＥＷＳ速報
　　　　　　ゲリラに投下してくださった皆様

支援

しつこく支援

★―――――★―――――★

（´･ω･`) 「違うよ、そこはＸに５を代入するんだから…」

（　＾ω＾）「すんばらしくいい天気だお！　こんな日は、勉強じゃなくて外を走るのに限るお！！」

（´･ω･`) 「あ、待ってよ内藤君！」


⊂ニニニ（＊＾ω＾）ニニ⊃「ブーーーン！！！」　

★―――――★―――――★



（´･ω･`) は雨男のようです
　　　　　　　　　　　　　　　 ◆ps3CKPkBXI

支援

★―――――★―――――★

（　＾ω＾）「生きるんだお…　自分の為に。そして未来の為に」

（　ﾟ∀ﾟ)「それにしても気持ちいいくらいの晴天だ。なあブーン」

（　＾ω＾）「うん…」





（　＾ω＾）「神様が、泣き止んだんだお」

（　ﾟ∀ﾟ)「泣き止んだ…　ね」

★―――――★―――――★



（　＾ω＾）ブーンとやまない雨のようです
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆P7LJ8EbA6M

支援

★―――――★―――――★

（　＾ω＾）ノシ　「ドクオー！　逢いたかったお！　今いくおー！」

ズシーンズシーン

('A`)「ちょっｗｗｗ　おまｗｗｗ　ここは都心地だぞ！！」

(´･ω･`) 「ビルが！！ビルが次々と倒壊していくうううう」

（　＾ω＾）「ジュワ！」

（；・∀・）「撃て！　撃つんだあああ！！」

（'A`)「正義って一体なんだろおおおおおおお！！！！！！」

★―――――★―――――★



（　＾ω＾）ウルトラマンブーンのようです
　　　　　　　　　　　　　　　 ◆zS3MCsRvy2 　

支援

支援

支援

★―――――★―――――★

（　・∀・）「トンファーさん…　あなたのおかげで世界は救われた」

（　・∀・）「僕はあなたの功績を後世に伝えるために全力を尽くすつもりだ」

（　・∀・）「畜生・・　今宵の星がトンファーさんに見えちまう」


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊　　　　*
　　　　　　　　　　　　　　　　　＋　　　　　　　　　　　　　＋
　　　　　　　　　　　　×
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣￣￣￣＼　　　　　*
　　　　　　　　　　　　　　┼ 　　　/　　/￣￣￣￣　|　　＋
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　/　⌒　　⌒　｜　　　＊
　　　　　　　　　　X　　　*　 　　｜ ／　　(･)　　(･) ｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　..(6　　　　　　⌒)　 ｜　　┼
　　　　　　　　　　　　　*　　　　　|　　 ）　 ＿＿＿　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　+　　＼　　　 ＼＿/　／ 　　　　＊　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼＿＿＿_／

　　　　　　　　　　　　　　　　おれはいつでもおまえらをみまもっている・・・

★―――――★―――――★



（　´Д｀）トンファーさんと恋空のようです
　　　　　　　　　　　　　　　◆TR2vneJwo2

しえｎ

支援

しえ

トンファー！！！！

トンファー支援

とんふぁーｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

支援だあ

★―――――★―――――★

（　＞＜）「びえーーーん！！　風船があーーー！！」

ｼｭﾀｯ！

（　＾ω＾）「ほら、取ってあげたお！」

（　＞＜）「ありがとなんです！」



（　＾ω＾）（地位も名誉も僕はいらない）

（　＾ω＾）（ただ…　すぐそばにいる人たちを救いたいんだお！）

★―――――★―――――★



（　＾ω＾）ブーンは覚悟するようです
　　　　　　　　　　　　　　　◆L66fmP/Ue6

支援

支援

＊




＊




＊

支援支援

しえん

支援

しえ

＿＿朝方


（A`)「…ｚｚZ」

（つA`)「ふぁ…　起きちゃった。しょんべんしょんべん」



（'A`)「…あ！　パソコン落としてねえじゃん！」

（;'A`)「そうかあー、投下終わったら速攻でベッドインしちゃったもんな」






ドクオは開いていたテキストファイルを閉じ、
パソコンの電源を落とした。


テキストファイルの名前は…



「ブーンの願いが叶うようです」

支援！

支援

支援！！！！！！

支援

※

トイレから戻ってきたドクオは、窓を開け、朝の空気を感じる。
そして、早朝の蒼く澄みきった空を仰いだ。
１日で最も短く、美しい時間に、彼は叫ぶ。











（'A`)「いやあー、いい朝だ！」

支

支援

支援

しえ

支援

支援

…願いは叶う

そんな奇跡は、


貴方の”すぐそば”に


転がっているのかも、しれませんよ？

あの物語の主人公たちのように、
今度は貴方が


立ち止まって思い出してみませんか

　　　自分の願いを


歩き出して探してみませんか

　　　それを叶える方法を　　　　　　



-完-

支援

言えるのは乙ただ一言だな……

おつ

超乙！！！！

乙

おつー

もう一度　　



乙!!!!!!

作者みんな乙！！！！

乙乙乙！

乙でした！

乙！

あの時にしたらば立ててから数カ月……合作が無事に終わってよかったな。本当に乙！

これからも頑張ってくれよ！

みんな乙！
よかったよ！！

おつ

何だかんだあったけど面白かったよw
お疲れちゃーん

いやっほおおおつ

乙でした！

http://boooonbouquet.web.fc2.com/desire/mokuji.html

全てまとめました

ゲリラを含む投下した全ての作者に”乙”の一文字を
ありがとうございました

合作メンバーと支援してくれた全ての人へ




乙

http://boonpict.run.buttobi.net/cgi-bin/up/src/boonpic_1311.jpg

代理で絵貼り
ヒーロー

お疲れー短編集だから凄い読みやすかったよ

長い間お疲れ！！
心から乙でした！

ぼんぼに、ばびべ、ぼぶがれざまっした！
なげでぎだようああああ！

あとがき


色々ありましたが無事に終わらせることができました。
自分から言えることはないです。というかありすぎて言葉にできないのです。小田和正の歌のように。


参加者のみなさんは、どんな”願い”をこめてこの合作に挑んだでしょうか
また、それは叶いましたでしょうか？
読者のみなさんも本当にありがとうございます。ゲリラもあんなに沢山書いてくれるとは・・
感無量でございます。



今後もブーン系に光あれ！！！！




残りのレス数は全部大富豪さんがあとがきに使うようです
さあ支援支援

ちょｗｗｗｗ

乙

　　　　　　　　　ナ ゝ　　　ナ ゝ　/　 　 十＿"　 　 ー;=‐　　　　　　　　　|! |!
　　　　　　　　　　cト　　　　cト　/＾､_ﾉ　 | ､.__　つ　 （.__ 　 ￣￣￣￣ 　 ・ ・
ミﾐ:::;,!　　　　　　u　　　　　　　｀ﾞ"~´　　　ヾ彡::l／VvVw、 ,yvヾNヽ　　ゞヾ　 ,.　,.　,.　、､ヾゝヽr＝ヾ
ﾐ::::;/　　￣ﾞ`ｰ-.､　　　　　u　　;,,;　　　j　　 ヾk'!　' l　/ 'ﾚ ^ヽﾍ＼　　 ,rﾞゞﾞ-"､ノ /　l!　!ヽ ､､　|
ミ/　　　　J　　　ﾞ`ｰ､　　　"　;, ;;;　,;;　ﾞ　　u ヾi　　　 ,,./　,　,､ヾヾ　　 | '-- ､..,,ヽ　 j　 !　| Nヾ|
'"　　　　　　　_,,.. -─ゝ.､　　　;, "　;;　　　_,,..._ゞｲ__／/〃 i.! ilヾゞヽ　 | ､　 .r．　ヾ-､;;ﾉ,.:-一'"i
　　j　　　　／　　 ,.- ､　 ヾヽ、　;; ;;　_,-＜　　/／_,,＼' "' !|　:l ﾞi !_,,ヽ.l　`ー─--　 ｴｨ' (． 7 /
　　　　　　:　　　　' ・丿　　￣≠Ξｲ´,-､　ヽ /ｲ´ r．　`ー-'ﾒ ,.-´､　　i　　　　 u　　ヾ｀`ー' ｲ
　　　　　　 ＼_　　　 _,,......::　　　´ﾞi､　`¨　/　i　ヽ.__,,... '　 u ﾞl´.i･j.冫,ｲﾞl　 ／ ｀`-､..-　ノ　:u l
　　　u　　　　　￣￣　　彡"　　　、ヾ￣｀`ﾐ::.l　　u　　　j　　i､｀ー'　.i /　/､._　　　　｀'y　　 /
　　　　　　　　　　　　　　u　　　　　　｀ヽ　　ﾞ:l　　 ,.::- ､,,　,.　ノ　ﾞ u　!　/_　　￣　ー/　u　/
　　　　　　　　　　　_,,..,,_　　　　,.ｨ､　 ／　　　|　 /__　　 ｀`- ､_　　　 l　l　 ｀`ｰt､_　/　　／
　　ﾞ　　　u　　,.／´　"　 ｀`- ､_Ｊ　r'´　 u　丿　.l,...　｀ー一''/　　　ノ　 ﾄ ､,,_____　ﾞ/　／
　　　　　　　 ./＿_　　　　　　　　ｰ７　　　　/、　l　　 'ﾞ　ヽ/　 ,. '"　　＼｀ｰ--- ",.::く､
　　　　　　　/;;;''"　￣￣ ───/　　ﾞ　 ,::'　 ＼ヾﾆ==＝'"／ ｀- ､　　　ﾞー┬ '´　/　＼..,,__
、　　　　　 .i:⌒`─-､_,....　　　　l　　　／　　　　 ｀ー┬一'　　　　　 ヽ　　　 :l　 ／　 , '　｀ソヽ
ヾヽ　　　　 l　　　　　 `　 ｀ヽ、 l　 .／　　ヽ　　　　　 l　　　　　　　　　）　　,; ／　　　,'　　　　'^i

以前から好きな作者さんの作品を楽しむだけでなく
「この作者さんはこんな作品書くのか！」という新たな楽しみを見つけることができた

皆さん乙でした！
これからも頑張ってくれい

大富豪ガンバｗｗｗｗｗｗｗ

………さて。

（え、これ何？無茶振り？後書きつーか何か書くべき？）

支援

(　ﾟ∀ﾟ)o彡゜大富豪！　大富豪！

支援

wktk

がんばってｗｗｗｗっうぇwwwwwwwww www

支援支援っと

>>354
何か書け。
たぶん三人ぐらい期待してる人がいる

これから超大作が始まるのかｗｗｗ

さ、支援しますか

さて、ｗｋｔｋ

ダメだこいつら…早くなんとかしないと…

後書きもくそもなー、
今回はポケモン対戦みたく濃いネタじゃないから特に話すべき事もないし。

あ、あんとき後書きでスレ立てたのは空気読めてなかったです。
言い訳するとvipに普段来てなかったしブーン系書き始めてすぐだったからそういうのよく分かってなかった。
あーいうのは自分の日記帳に書けと今思う。サーセン。

支援

支援

支援

＞ あ、あんとき後書きでスレ立てたのは空気読めてなかったです。

今なにも書かないほうがKYな件

なんという静かな書き出し……これはハンカチを用意すべき

支援

みんなハンカチ用意した？

支援

モチのロンっすよ

えー、やはり今回もっとも苦心したのは、お題の組み込み方ですね
あまりわざとらしくなく、かつ薄すぎず
ちょうどいい案配を探るのに……










ごめん

支援

チリ紙片手に支援

みんな！
ティッシュは用意したか！？

もうやめて！！
大富豪のＬＰはもうゼロよ！！

大富豪……よぉく分かった。お前はがんばった。
だが一つ思い出してほしい。トランプの大富豪では、自分が出せないときに何かをしたはずだ。

きっとまとめも空気読んで「大富豪が後書きを書くようです」でまとめるんだろうな・・・支援

じゃあ、まあ。少しだけ。
つーかこれやっていいのか！？

今回の合作、短編がたくさんバーッと並んでいく形式。
皆はどうだったろうか。
気軽に一見さんでも読める形式の合作、というのを一度やってみたかった。
今までの合作は（これは決して他の合作を非難するわけでもないですが）、
なんかまとめサイトで見ても読みにくそうな、そんな印象が俺の中であって。
それで合作やりたいっていうレスを見て、こういう短めなのを集めた形式やりたいなーって意見したら、
まあ何がなんだかよく分からないうちに合作が始まってしまった。

参加者が続々集う中、「え、マジでやんの？ｍｊｄ？」的な事を考えてたのは俺だけでいい。

うっ……支援

ホァアアアーーーーッ！大富豪！ほぁぁーーーーッ！！１！！

>>380
自分の地域ではザパーンしますね

(　；∀；)ｲｲｱﾄｶﾞｷﾀﾞﾅｰ

それでなんだか知らないが、
全くネタが出ないまま作品を作る立場になってしまった。

つーか俺の完結作品ってポケモン対戦だけだしなー、
あれ、地の文もへったくれもないしなー、
どーしよーと悩んでた。

そう悩んでる間もなく参加表明する作者の数、数、数！！



…どうしよう、ブーン速さん（大富豪まとめてもらってたので知ってた）しか知らねぇ。

支援

これは支援

支援薄いよ！何やってんの！

>>387
うそんｗｗｗｗ

支援

こうなったらトコトン付き合う

支援

この後書きマジキテる( ;ω;)

やばい涙出てきちまった……支援

支援

脳裏にトンファーさんの勇姿が……

　　――全米が、泣いた――

少し自分語りになるが、俺はブーン系を小説ほとんど読んでいなかった。
参加表明するまでに読んだのは両手で足りる。
その内完結したのなんか片手で数えるほど。

失礼だけどあんたら誰？状態だった。最低だな俺。
そういうわけで、まずは皆の作品を読む事から俺の合作は始まった。
途中でジャンプ読みに行ったりしたのは内緒だ。

支援

これは泣けるわ……

何という潔さ・・・。
シエンタ！

支援

支援

でまあ、皆の作品読み終えたりして。
おーこういう作品もあるのかー、おもすれーと世界が広がる。

さて、相手の顔が見えたところでしたらばで会議。
成り行き上俺が進行役というか書記的な何かを勤めて、話し合いが進む。
そこで感じたこと。



やべぇこいつらマジだ。パねぇ。

そくどあげて！

http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/male/1194440227/

ちょーおまｗｗなにこの廃墟スレｗｗｗ

ゆとりVIPバカにしてるしｗ
ｵﾏｴらなんか言ってやれｗｗ

マジこのあとがきパねぇ……支援

支援

パwwwwwwwねwwwwwぇwwwww
これは流行る

マジパねぇ！

(　；∀；)ﾏｼﾞﾊﾟﾈｪﾅｰ

あの時の俺の気分はあれだ、
やる夫が汗かきながら？浮かべてキョロキョロしてるＡＡそのもの。

え、この人達マジなの？という。
顔が見えないから動揺して、顔が見えても動揺して。

何やってんだ俺は。
よーしパパ頑張っちゃうぞ的なテンションがここら辺で上がり始める。

ﾏｼﾞﾊﾟﾈｪ

支援ッ

支援

しえん

上がり始めたところでお知らせです

よーしお父さんF5×10/秒くらいパねっちゃうぞ！

ん！？

（　＾ω＾）「はー。投下疲れたお」

（　＾ω＾）「ＣＰＺオンラインで抜いて今日はもう寝るお」


ぷるるるるるるるん

ガチャ


（＃＾ω＾）「なんだお！！　精子ぶっかけられてえのか！」


め＾ロ＾ん「打ち上げｗｗｗｗｗｗｗ」

（　＾ω＾）「？」

め＾ロ＾ん「しようよｗｗｗｗｗｗｗ」


「ラ　ジ　オ　や　ら　な　い　か」

（＾ω＾　）「―――！！！」


壁｜ω･`)　「ふふふふ」

（；＾ω＾）「ま・・・まんもの！！！！！」

(´･ω･`) つhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/8789/1197212325/5n-

ここで夏旅がインターセプトｗｗｗ

ぱねー

ば……………っか！！！携帯に対する嫌がらせだ！
市ね！まんもの市ね！！！！！

〜〜以下何事もなかったかのように再開〜〜



支援支援！！！！

PSPじゃ聞けネェェェェアアアアアアアアアアアアイイアアアア

大富豪おいてけぼりｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

悔しい、聞けないｗｗｗｗｗｗｗ

おまっｗｗ

ちなみにラジオ、俺も誘われたが辞退した。
９８じゃスカイプは使えないし、マイクとか器材持ってねぇよ！

まあぶっちゃけ、俺が呼ばれた事事態疑問だったから辞退して正解だったのかもしれない。


あ、ラジオ聞けなくて涙目だけど俺はここで夏旅さんに任された使命を完遂すっから！！

これから寝るんだがｗｗｗｗｗｗｗｗ

誰か録音頼むｗｗｗｗｗｗｗ後日うｐしてくれｗｗｗｗｗｗｗｗ

大富豪さん・・・。
アンタ、パねぇよ・・・！

これはｗｗｗｗ
ラジオ聞けないから支援してやんよｗｗｗ

ああああああん聞きたいよおおおおおおおお

もう知らん！俺は大富豪の支援するから！からから！

支援

目指せ>>1000！！

ラジオぉ

あとがきＶＳラジオか・・・

そういうわけでいつしか会議が楽しくなっていった俺。
形式に関しても特に不満なく進む。
大きな共通テーマがあって、さらに各グループに与えられたお題に沿って書くと。
グループ分けされた直後まで勘違いしていたが。

ちなみに俺の希望したグループは「もう一度言って」



ウリナリのモーニング息子しか浮かばなかった俺は死ね。

結局夜尿症ってのは逃亡かい？支援

さて、このグループのメンバーはヒート全力（ヒー全）さんと部屋さんか…


両方ケータイ。

あ、ＰＣ厨の俺がまた進行役ですね。

あんたパねぇよ支援

ラジオ聞きながら後書き見てる奴なんか悔しくないよ！しんじゃえばかばかまんこ！

支援支援

涙の支援

>>440
残念ながら音信不通みたい

とりあえず日程とか色々割り振る。
途中経過報告する日とか、色々。

後はネタ出して製作だ。

プロットも出来て少なくとも俺は順風満帆だった。
ドラクエで言えばメラミと鋼の剣が一遍に来たような順調さだった。


はい、人生万事挫折はつきものですよね。

>>446
ｔｈｘ
あんたも乙だぜ

支援

し

出来ることなら一緒に投下したかったよ・・・。

パソコンがぶっ壊れた。
４年半も使っていたからそろそろかと思っていたが、よりによってこんなタイミングで。

プロット？消えました。
書き溜め？消えました。
やる気？消えました。

こうしてしばらくはＰＣが使えない状況が続く。
幸いにも古いノートＰＣを引っ張り出してきたが、ネットにつながらない。
モデムだか何かを買いに行く。

支援

エクシード

本格的に執筆記録になってきたｗｗｗｗｗｗ

いよいよノート（９８）がネットにつながる。
しかしさすがは９８、さすがは低容量。氏ね。

動作が凄くのろく、せっかく書いたのを保存できないエラーまで出たりする。


こうして、やる気の上がらないまま合作が始まってしまった。

ドキュメンタリー「大富豪・新人合作・挫折・苦悩・そしてパねぇ伝説へ」

ししし支援

支援だ！支援だ！

支援

そして伝説へ

なんだこのノートは。
ノートってのはもっと多機能シンプル高速度なのがノートじゃないのか。
俺の装備は一気にボミオスとこん棒になった。
さようならメラミ。さようなら鋼の剣。


あー合作始まってるよあははーと笑って過ごす。

あ、そういや俺も参加者じゃん。他人事じゃねぇ。

花束がどうまとめるかが楽しみでならない
花束はできる子

支援

ボミオスわろたｗｗｗｗｗｗｗｗ

マジ泣ける支援

メラミは主力

さて、そろそろ重い腰を動かすかな締め切り的に考えて。
そう思い立ったのが１１月３０日。
俺の投下予定日は１２月３日。

死ぬにはいい日だ。

ラジオってまさか夏旅も出てたりする？

うおおおおおおおおお！！！めろんぬっ殺す！！！！！
だが今は大富豪！！！！！

カメラ回せ！
大富豪だけ撮れればいい！

40℃の熱がおさまらない俺を置いて逝くな

おまｗｗｗ書き始め合作前日からかｗｗｗｗｗｗ

ちなみに俺のが１００レスを越えるのはプロットの時点で確定してる。
下手に削っても俺が投下する日は俺しか投下しない。それはそれで気まずい。

ヒー全さんと部屋さんは長さ的に二人で１日というシフトにしたからだ。
シフト組んだ人に無理言って代わってもらうかと思ったがシフト組んだのは俺。



逃亡へのカウントダウンが始まった。

逃亡なんて悲しいこと言うなよ

いろんな意味で泣けてきた支援

いかん、逃亡はいかんぞ。
やると言ってやらないのは無責任にも程がある。
しかし間に合う気がしない。焦るだけでやる気も出ない。
何か、俺のやる気を上げるものは無いか、無いか。


こうして、一日書いたらすぐにうｐ〜狂気の俺〜作戦が始まった。

今こそ尻に刺さったこん棒を抜く時だ

支援

ねーわｗｗｗｗｗ

つまり、人の目が無いからやる気が起きないのであって。
だったら進行度を曖昧な表示ではなく、
メモ帳を丸ごとうｐしていってしまおうと。それも１日ごとに。

幸いにもネタバレを避けるための、したらばが存在した。
そこに俺は、１日ずつ書いていったものをうｐしていった。



名案だがやっぱり逃亡したくなった。めんどい。

支援

ｗｗｗｗ

大富豪がんばれ

眠いけど支援

あれ、明日って

支援

（ここからはそのしたらばの俺のレスを、ノーカットでお送りします）

24 ：大富豪 ◆QGVrMyUvvQ：2007/11/30(金) 03:27:42
http://www3.uploader.jp/dl/boonnews/boonnews_uljp00011.txt.html

何かいつの間にか締め切りがやばいらしいので、
これから毎日（といっても残り2回か3回）アップしていく事にします。
というかもう合作始まるのに終わってなくてごめんなさい。
誰かしら見てるかもしれないという、下手に見られてるより怖い緊張感で自分を追い込みます。
パスは全部「daihugou」で。
これで全体の２０％くらいですかね。
明日は５０％くらい出来るようにします。

気になったところとかあれば教えてください。
（俺のメアド）
まで。

★―――――★―――――★
ちなみに上のは消してないから見ようと思えば見れる。
合作始まったのに２０％しか終わってない。よく皆、俺に怒らなかったと思う。

支援

25 ：大富豪 ◆QGVrMyUvvQ：2007/12/01(土) 04:00:33
うｐできないとかｗｗｗｗｗｗｗ　orz
完成度：４５％

明日はうｐ出来るといいな


★―――――★―――――★
ごめん、うｐ出来ないってのウソ。
この日書いてないのをごまかすためのウソ。
つまりまだ２０％のまま。
ごめん、本当ごめん。終わりよければ全て良しって事でカンベン。

支援

真面目な人ってイメージがｗｗｗｗｗｗｗｗ

ワロッシュｗｗ

土曜ってお前の投下まで２日じゃねえかｗｗｗｗｗｗ

>>489
あんたまんまと騙されてたのかｗｗｗｗｗ

29 ：大富豪 ◆QGVrMyUvvQ：2007/12/02(日) 04:02:26
http://www3.uploader.jp/dl/boonnews/boonnews_uljp00012.txt.html

一回保存できなくてリアル涙目
泣く泣く書いた３０レス近くを諦めるも、コピーしといてメモ帳にペーストすれば良い事に気が付いてまた涙目
９８とか低スペック死ねよおおおおおおおおおおおおお

そういうわけで完成度：６０％（内容的に）
やっと高２の春になりました。

あー月曜日で良かった…
★―――――★―――――★

高２の春に〜ってのは、作中での話ね。
実はコピペすればいいとぼんやり考えてたのに、なぜか消してしまっていた。
あれ、逃亡しろっていう神様の思し召し？とか考えた。

でもこの日は随分頑張った！
これならギリギリいける！つーかいく！！
大人の階段上る！！
ちょっと余裕ぶっこいてた。



そして、禍福は糾える縄の如し。

支援

前日でｗｗ半分ｗｗｗｗ

本当、よく追い込んだもんだよｗ

30 ：大富豪 ◆QGVrMyUvvQ：2007/12/03(月) 01:28:19
皆さん、今年の風邪は腹と頭に来ます。
注意してください。

さーて今から追い込むぞ〜＾＾


31 ：大富豪 ◆QGVrMyUvvQ：2007/12/03(月) 04:10:36
http://www3.uploader.jp/dl/boonnews/boonnews_uljp00013.txt.html
http://www3.uploader.jp/dl/boonnews/boonnews_uljp00014.txt.html

完成度：８０％

すいませんが明日続きは書きます。
もう頭痛が限界…

★―――――★―――――★
うん、風邪引いた。
もう頭がガンガンして思考回路もショート寸前、っていうかショート。
しかしここで寝るのはまずい。
月曜日は朝８時に出て帰ってくるのが１８時。
投下するスレ立てリミットは２２時が限界。
帰ってきてなんだかんだで書ける時間は３時間もないだろう。
１時間で書けるのはどう考えても１０レスが一杯一杯。
残ってるのはどう見ても４０レス以上。



大人の階段転げ落ちた。

マジ頭キてるパねぇ支援

日付が変わるあたりで寝落ちしてしまった。
起きたらイミフなことになっとるwww

誰か産業でまとめてくれ

当日でそれは真剣にやべえよｗｗｗ

>>499
ハイパー
あとがき
タイム

>>499
この
あとがき
キてる

したらばに書かれてるのはここまで。

結局その日は寝た。
合作？翌日の俺がなんとかしてくれる！！
名案を思いついた。
出かけ先にノートＰＣ持ってって書けばおｋ。
時間が無いなら作ればいい。まさに発想の転換。これだね。





風邪引いた頭で作品なんて書けません。

泣けるｗｗｗｗｗ

まじパねー過ぎる話だな

支援

階段というか、もはや綱渡りレベル

絶対二学期の始業式の日も夏休みの宿題やってたタイプだｗｗｗ

結局俺は、この古くてくそ重いノートＰＣを筋トレ代わりに連れ出しただけだった。

そして帰宅。時計はきっかり１８時。
あーそうだ、家中の時計ずれちゃってました☆って言い訳はどうだろう？
ダメだな。

帰りに風邪薬と栄養ドリンクを買って胃に流し込む。
効いたかどうかなんてどうでもいい。飲んだ事実が重要なんだ。




死の４時間が幕を開けた。

ふんふん

その言い訳はお茶目すぎる

俺は飛んだ。
屋根まで飛んだ。

手が動く。動く！
薬の効果か思い込みか知らんが、頭が多少痛くない。
ガンガンな痛みがズキズキな痛みになってくれている。
腹痛もギリギリからキリキリにパワーダウンしている。

これならいける！いける！！
俺は必死に追い込んだ。






屋根まで飛んだら壊れて消えた＼(^o^)／

何というシャボン玉

パねぇ

泣いたｗｗｗｗｗｗｗ

パネェぜ・・・！

ごめん、面白いｗ

その歌、作詞家の愛娘の死を哀しんで作られた歌じゃねかったっけ……。

がんばれｗｗｗ

これはポケモンの後書き越えたな

>>518
あの歌にはそんな背景があったんだ……

タイムリミットの１０時になった。
書きあがったのは…３０レスちょい。
丁度センター試験が始まる直前まで。

まだ山場は４つも残っている。
センター試験、ドクオの足切り、二次試験、合格発表。
終わるはずがない。もうスレ立てる時間だ。どうすればいい。







ま、なんとかなるべーと俺はスレを立てた。

オーバーエクシード状態になったわけか

死亡フラグｗｗｗ

ちょっとキツいだろｗｗｗｗｗｗ

支援

ドンドンと投下していく俺。

さーて、どうやって謝ろう…と真剣に落ち込みながら話は進んでいく。

しかし投下の合間ってのは暇だな。
書きあがってるのを推敲して微調整して書き込むだけだからな。





ﾋﾟｺｰﾝ!

ﾋﾟｺｰﾝ！

！

コペルニクスもびっくりの超展開

電球ktkr

閃きやがったッ！

続きが気になるｗｗｗｗｗ

投下から次の投下までは、さるさん防止のために数分空ける。

その数分を利用して書いていけばいいじゃないか！！
なんなら、さるったって言って時間を稼げばいい！！
さる解除までは１０分ほどかかるからな！！！





こうして、投下しながらすぐ書き溜め〜狂気の俺〜が始まった。

まさかｗｗｗ

どんだけｗｗｗｗ

猿偽装ｗｗｗ最低だｗｗｗ

なん・・・だと・・・？

オープンコンバット

この発想はなかったwww

パねぇ……！！

やべえｗｗｗｗｗｗ

なんという隠蔽工作

投下した瞬間から３分が俺のゴールデンタイム。
投下してすぐにメモ帳へ移動。書いていく。
頃合を見てまた投下。以下繰り返し。

幸いにもプロットが出来上がっているから話の進行で躓く事はない。
なるほど、プロット作れってよく聞くがこういう時のためなんだな。しみじみ。

猿偽装はひどいｗｗｗ

しみじみ。じゃねえｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

勉強になる・・・

＞なるほど、プロット作れってよく聞くがこういう時のためなんだな。しみじみ。

いやいやいやｗｗ

＞こういう時のためなんだな


絶対違うｗｗｗｗｗ

普段は憎むべきさるさんを逆手に取るとは！

褒めていいんだかわかんねぇｗｗｗｗｗ

大富豪の願いは叶うようです

まさに猿との戯れ……！！！！

大富豪の株急上昇

こうしてさる偽装をする事もなく、俺の書き溜め分投下は平穏に終わった。
１回さるった時は歓喜で震えた。さるGJ！






そして後には、まだ終わってない投下が残った。
あれ？

偽装は無しかｗｗｗ

＞１回さるった時は歓喜で震えた。さるGJ！


どんなレアケースｗ

さるにGJとか言う作者初めて見たｗｗｗ

ってｵﾜﾀｗｗｗｗｗ

さるにｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

思いつくのはそれほど不思議ではない。
それを実行するというのが何より恐ろしいww

褒められるとはさるさんもさぞやびっくりした事だろうｗｗｗ

実は狙ってただろｗｗｗｗ

書き溜め分がない。でも作品は終わってない。さるもいない。

落ち着け、まずは現状把握だ。
選択肢は５つあるな。
・素直にここで力尽きましたサーセンと謝罪する
・さるったとケータイで書き込み、時間を稼ぐ
・ノートPCがいかれまして続行不能ですサーセンという事にする
・逃亡する
・ここでこの話は終わりです。続きはあなたの心の中にENDにする




落ち着け。今切るべきカードはどれだ。

頼むから時間稼いでｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

まともな選択肢がないｗｗ

・ケータイから荒らしを装ってスレを埋める

心の中にENDがなぜか素晴らしく見えるｗｗｗ

もうなんかｗｗｗなんだこれｗｗｗｗｗ

運命の決断ｗｗｗ

落ち着け。今切るべきカードはどれだ。








抽出レス数：34

大富豪はじまった＼(^o^)／

冷静に考えたら逃亡か時間稼ぎかの２者択一じゃないか。ダメだこりゃ。

さる偽装はないな。さすがにウソはつきたくない。
かといって逃亡もなー。無責任すぎる。
まあ合作投下中に終わってないのも大概な無責任だが。
ごめんね部屋さん、ヒー全さん。あなたが選んだグループリーダーはこんなヘナチョコでした。






こうして俺は、第三の道を選んだ。

さすがに嘘はつきたくない、だと……？

なんで一人だけ投下がドラマチックになってんだよwww
ずりーよこれwww

何をしたｗｗｗ

>>348が実現に近付いてる件

ながらか、ながらなのか？

もしかしてこのスレの速度、あとがきになってから上がってる……？

大富豪・・・たいしたやつだ・・・

合作でながらとかｗｗｗｗ

結局俺には、この茨の道しか残されていなかった。

ながら投下である。


ストックが尽きたにも関らず作品を完結させるには、それしかない。
しかし、はーいこれからながらですよごめんなさいねー、等とは言えたもんじゃない。
興をそぐし、合作参加者にも迷惑をかける。

間隔が空きすぎるとさるったとか疑われる。
１レスにかける許された時間は、せいぜい５分。




頑張れ、俺！！

書きあがったときの（性的）快感はすさまじかっただろーなwww

リアルに泣けてきたから困る

支援

追い込まれて強くなるんだなｗｗｗ

涙が止まらねぇｗｗｗｗｗｗｗｗ頑張れ大富豪ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

書いて、書き込みして。
書き込みして、書いて。
終わりの無い道を俺は歩き続ける。
それはさながら回し車のようで。


それでも、終わりが見えてきた。
いよっしゃー最後は歌の引用！！
ググッて、コピペして、おしまいだ！！







終わった。

多分これ、ブーン系史上に残ると思うよｗ

火事場の馬鹿力かｗ

(　；∀；)ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ

乙としか言えねぇｗｗｗｗｗ

マジキてる

なんという努力ｗｗｗｗｗｗ見上げた根性ｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

深夜のテンションにこれはｗｗｗ

天ww才www

良かった。全て終わった。

おお、乙がついてる。ごめんねこんなヘナチョコ製作現場で。
これを読んだ受験生は本当頑張れよ。ｍｊｄ頑張れよ。

そして…

ヒー全さん、部屋さん、終わったよ！！


最後の方で地の文が激減したのはこういう事情があったからです。
あ、分からないですかそうですか。

こうして「もう一度言って」グループにも、合作にも迷惑をかける事なく、俺の合作は幕を閉じた。






はずだった。

まだ何かあるというのかｗｗｗｗｗｗｗｗ

！？

ｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

もうおっぱっぴーだわｗｗｗｗｗｗ

非参加者も閲覧可能な表したらばに、その書き込みはあった。


120 ：大富豪 ◆QGVrMyUvvQ：2007/11/30(金) 00:33:21 ID:RIjQ9qf.0
【合作】残り８５％　さて頑張るぞ、と
【大喜利】大元のネタは決まった　こっちは少し短めかなぁ
　　　　　一般の部が出せるかどうか微妙なのが残念






！？

ガチであとがきが本編かよｗｗｗｗｗｗｗｗｗ最高ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

おまｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

久々に！？で吹いたｗｗｗ

さあ後書きがもう少しでこのスレの半分を占めますｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

こんな深夜に笑いが止まらんｗｗｗｗｗｗｗ

ガチで面白いから困る

腹筋壊れそうｗ

ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

すっかり忘れていた。大喜利である。

大喜利とは、言うなればゲリラ。
土壇場で飛び入り投下したり出来ちゃう素敵システムである。
当然、誰が参加するかなど未定。

一度参加すると言った以上は参加しなくてはならない。

やっとたどり着いたマラソンのゴールで、はい後１００ｍね〜と言われたようなもんだ。




風邪が悪化した。

大富豪ってこんな面白い奴だったのかｗｗｗ

なんなんだろう。
責任感あんのかないのかよくわかんねーwww

ちょｗｗｗｗｗ

風邪悪化ｗｗｗｗｗｗ

パねぇｗｗｗｗｗ

ヤバいｗｗｗまじヤバいｗｗｗｗｗｗ

とりあえずその日は寝た。
嫌いな食べ物は最後まで食べないのが俺の流儀だからだ。

フラフラのまま、俺は出かけ先でプロットを考える。

もうすまん、クオリティとか気にしてられない。
とりあえず参加さえすればおｋだ。きっと。





ガンガンどころかグワングワンする頭で俺はノートPCの電源を入れた。

なんという嘘くさい理由ｗｗｗｗｗｗｗｗｗ風邪ｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

がんばれ大富豪ｗｗｗｗあと400レスだｗｗｗ

だから最終日投下だったのかｗｗｗ

風邪の体を押してまで・・・・ウッ(´；ω；｀)

流石に>>1000の壁は遠いｗ

ｶﾞﾝｶﾞﾚｗｗｗｗ

>>622
今日の大富豪ならいけるはずｗｗｗｗｗｗｗ間違いなく俺は力貸すｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

皆さんお元気ですか？俺は風邪で頭痛が酷い中、息抜きのブーン小説書いてます。

本当はもっとレス数長くして面白くしたかったけど、色々端折った２０レス前後のそれを書き上げた。
ちなみに、これのせいかしらないが風邪が悪化して完治したのは昨日である。

ゲリラは誰が何人来るか分からないのが怖い。
ここで閑散としたものになると、次の参加者にも影響が出るかもしれない。
そういう考えで、俺は拙作を投下した。






スレは大盛況だった。
俺いらねぇじゃん！！

>>624
おっと俺もいるぜ！

大富豪涙目ｗｗｗｗｗｗｗ
俺は褒めてやるｗｗｗｗｗ

WOO...

涙目ｗｗｗ

息抜きwww

合作本編おもすれーｗｗｗ今までの前フリを全く読んでない俺は勝ち組ｗｗｗｗｗ

ザンネンデースｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

そう、スレは大盛況。
1000まで行って次スレが立っちゃう程の大賑わい。

なんだこれは、おかしい、おかしいぞ。




相変わらずゲリラに参加してるのが誰か分からなかったのは俺だけでいい。

これ絶対あとがきじゃねえｗｗｗｗｗ

ちょｗｗｗｗｗ

そこは喜ぼうよｗｗｗ

ひでぇｗｗｗｗｗ

>>634
あとってなんだよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗこれがｗｗｗｗｗ本編だろｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

作者としては褒めたいが、読者としてはかなりキてるなｗｗｗｗｗ

正直言って、皆すげぇ。
○○の人かｗｗｗとかすぐにレスがついてる。
トリだけで分かるのがもうすげぇ。

何あれ、そういう一覧とか皆作ってるのか？
暗記カードの表にトリ書いて、裏に作品名書いて。
このトリの人は○○で…とかやってるんだろうな。尊敬する。




俺ももっと、頑張ろうと思った。

>>634
すまん、勘違いしてたｗｗｗｗ

さあ支援支援！

本音www

俺、明日大富豪の過去作品読んでみようと思うんだ・・・

誰もやってねえよｗｗｗｗｗｗｗｗ

そんな事してねぇよｗｗｗ

>>643
俺がいるｗｗｗｗｗｗ

何と無く覚えちゃうもんなんだよｗｗｗ

試験でねーよww

アホかｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

今日で大富豪大先生の酉は覚えたんです＞＜

そこまでする奴見てみたいわｗｗｗ

加速ぅ！

支援ｗｗｗｗｗｗ

暗記ｗｗｗｗｗリストｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

そもそも俺って、かなりライトな読者なんだろうか。
トリ見ても誰か分からないし、読んだ作品も１０に満たない。
「ようです」で検索した事も数えるほどだ。

それでも俺はブーン小説書いてる。
おまけにまとめでチラ見だけした、合作という別世界のようなものに参加までしてしまっている。





…何がなんだか分からない。

俺、つくってみようかな
大富豪のために

暗記…暗器……
大富豪＝暗器？

こっちが聞きてえよｗｗｗｗｗｗｗ

ちょｗｗｗｗｗ正直すぎるｗｗｗｗｗｗ

>>657
ねーよｗ

もうブーン系やめちまえｗｗｗｗｗｗｗｗ愛してるぞｗｗｗｗｗｗｗｗ

駄目だｗｗｗこいつｗｗｗｗ早くｗｗｗなんとかｗｗｗしないとｗｗｗｗｗｗ

「あ、こいつ今抜いたな」
とか思ってしまったwww

なにその冷静さwwwww

そもそも俺はなんでブーン系書いてるんだっけ？
ああそうだ、俺の好きな作品が更新休止しちゃって、その間ずっと暇で。

だったら俺が書いてやんよと思って書いたのが始まりだった。
おまけに本もろくに読まないのに地の文が多いスタイルだ。
だから最初はやけに怖かった。これで、読める？読みやすい？という不安がずっとつきまとってた。





一方、俺が追っていた作品は更新を再開していた。
俺いらねぇじゃん！！

アルファかな？

今日で大富豪のファンになったｗｗｗｗｗ

>>664
何の作品よ？

ぱねぱねー

>>665
アルファはとまってなくね？

その作品kwsk

ワロスｗｗｗｗ

>>665
はあ？
大富豪に決まってんだろｗｗｗｗｗｗポケモン書いてるうちにいつの間にか再開してんだよｗｗｗｗｗｗ

似たようなエピソードをつい先日聞いたなｗ

そもそもあれだ、ブーン速さんが悪い。
あんな俺の文章をいきなりまとめたいとか言い出して。

まとめられるとか総合とかその辺のシステム全く知らない俺が、
勇気と知恵を振り絞って立てたスレにいきなりやってきてまとめていいですか？だなんて。

もうちょっと初心者には優しくしてほしい。




さすがにビビる！

責任転嫁ｋｔｋｒｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

人のせいにしおったｗｗｗｗｗｗ

吹いたww

おまえは感謝の気持ちを持てよｗｗｗｗｗ

人のせいにｗｗｗしだしたｗｗｗｗｗｗ

ビｗｗｗｗｗビｗｗｗｗｗｗルｗｗｗｗｗｗｗｗ

テラ駄目人間ｗｗｗｗｗｗ

眠気が限界だから先に言っておく


乙！！

まとめの基準ってイマイチ分かってないのだが、
サイトによって方針が違うのだろうか。
誰か偉い人が、お前のトコはこういう作品をまとめろ、みたいな指示を出していたりするのだろうか。

イマイチ分からないが、まとめられたというのは正視に耐えうる文章だったのだろう。
嬉しかったがやっぱり不安だ。

ぜってーまとめるとかウソ、ウソをウソと見抜けない人には（ｒｙネタだと思っていた。





本当にまとめられていた。
サイトぐるみで俺を担ぐ…のか？

なんという疑心暗鬼ｗｗｗｗｗｗｗｗ

これはL5ｗｗｗ

だめだもう眠気が限界だ
乙、1000まで頑張れ

↓メロンがネタばらし

陰謀説とは斬新なｗｗｗｗｗｗ

大富豪は御輿ですｗｗｗｗｗｗｗブーン系の大御輿ですｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

しかしどうやら、本当にまとめてくれたらしい。ありがたい。
続き書くときはメモ帳うｐしていくかーとか考えていたから助かる。

気がつけば俺はいつの間にか、作者の端くれとなってしまっていた。


それはいい。
しかしやっぱり、不安がつきまとう。






あ、ごめん。ちょっとだけマジネタ続く。

もう思う存分やってくだちい

ちょっとだけ…

1000いくな、これwww

ここで俺は、あるスレの存在に気がついた。

（　＾ω＾）ブーンのようです

よく分からないが、ここは作者が来ていい場所らしい。
そんな腐ったジャムのように甘く間違った認識で俺はそのスレにいるようになった。






半年ROMれとはよく言ったものである。

ここで名言ｗｗｗｗｗｗｗｗｗ半年ROMれｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

いっちゃらめぇ

当時の俺はリアルで色々と抱えており、
誰かに嫌われたくないという一心が強かった。

だから俺は名前を聞かれたらバカ正直に答えたし、
変なご高説（今見たらねーよｗｗｗｗと書いた俺本人が思うもの）をぶちまけたりもした。






はーいターゲットロックオーン

先生・・・あんた最高だよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

当たり前だが自己主張の強い奴はうざい。
場の空気を読めていない奴はなおうざい。

Wのうざさが見事に調和した俺は、某スレからフルボッコにあった。






本当は大富豪完結してから言おうと思ったが、今言う。
ごめん。

何というｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

素直www

暴露ｗｗｗｗｗｗｋｔｋｒｗｗｗｗｗｗｗｗ

それからは名前を極力出さないようにして、
たまに某スレを見たり書き込んだりするようになった。


そしてある日、合作についての書き込みがあった。

合作かー。まとめでチラ見したけど、
参加者の作品まで読んでなきゃ話が分からなそうで、読めなかったんだよなー。
ふと思いついた俺は、何の気なしに、そのレスを書き込んでみる。




どうせならこういう合作を見てみたい。
今までの合作は敷居が高かったから、
話が皆一緒で、書き方によって違ったりするような。
そういう、誰でも読める合作が読みたい。

そういや大富豪の提案がなかったら新人合作はなかったワケか

支援

>>702
なるほど！！！１！！！！
つまり総合みたいにお題を募集してそれを元に書けば（ｒu

良い発想だったぜ

それからはそれいいな、というレスが続く。
色々と議論していって、短編を作る合作なんてどうだ、というレスが出る。

面白そうだ。俺はそう書き込んだ。
まずはトリ晒せよと誰かがけしかけてくる。

しかし俺は遠慮した。
某スレで評判の良くない俺が出たってダメだ。人が集まるはずがない。
何より俺は有名作者じゃないからトリ出したって意味ない。
いつか有名になれたらまた提案するさ。


そんな書き込みに、あるレスがつく。





トリ晒せ。晒さないと誰もついてこないぞ？

いまお前がトリ晒せばｗｗｗｗｗｗ俺はついてきますｗｗｗｗｗｗｗｗ

俺はその書き込みでトリを晒した。
どーせ皆言ってるだけだおｗｗｗｗｗ
俺なんかが晒したって誰もついてこないおｗｗｗｗｗｗｗ
持ち上げて落とすんすねｗｗｗｗｗｗｗｗｗ





なぜか続々とトリが出てきた。
誰かさっぱり分からないが、なんか俺と一緒でブーン小説書いてるらしい。

そして次々と決まる段取り。
作られるしたらば。
移動する皆。

慌てて移動する俺。






え、マジで今から合作やんの？

─そして、合作が始まった！！

た！

とうとう開始か！！！！！
楽しみだぜ！！！！！！

後書きというか夏旅さんに任せられたつなぎはこれで終わりにしようかと思ったけど、
ラジオはまだ続いてるみたいだな。





ああ、言い忘れていた事があった。

まだなんかあんのかｗｗ

wktk

じらしちゃらめえ

上に書いたように、俺は某スレでの評判が良くなかった。
そういう俺が合作に参加していた事、非常に不安だったと思う。
それは読者ももちろんだが、参加者も。

その気になれば参加者一致団結したり、読者が凸したりで俺を追い出す事だって出来たはずだ。
そういう事をせずに地雷のような俺を合作に参加させてくれたこと、心から感謝する。



ありがとう。

大富豪・・・・

おいおい・・・なんんだこの汗・・・目から・・・

あれ、目尻から汁が……

よく考えなくてもさ、大富豪ってちょっとおちゃめさんなだけで
誰かの事悪く言ったわけでも荒らしたりしたわけでもないんだよな・・・

なんだよ…良いこといってんじゃねえよ
感動しちゃったじゃねーか

>>722
お茶目とかじゃなくてただの大富豪なんんだよ・・・だからKYなのは仕方ないよ・・・

これで俺の言いたいことというか、
合作作成過程〜ギリギリチョップ編〜は終わりました。

俺は３０分ほど抜けます。
馴れ合いになるのかもしれませんが、何か質問とかあれば出来る限り答えます。

現行はどうするのかな

>>725
乙！！！
合作の頭領として、部下達に言いたいことはありますか？

質問じゃないけど、俺はあんたが空気読まなかったおかげで助かったぜ。
ありがとう

>>726
ぼちぼち再開しようと思ってます。
ゆっくりなスピードなので、期待しないで待っててください。
ありがとうございます。

>>727
頭領は夏旅さんかブーン速さんか万物さんでしょｗ
俺はほら、合作さえながら投下するような人ですからｗｗ

>>728
１行目ｋｗｓｋ

今ラジオ終わりました。

おれがまとめたおかげで、この場に大富豪さんがいるなら
まとめてよかったなぁと、本気で思いました。

コメディを交えつつ、この合作に対する熱さ


大富豪…お前がナンバーワンだ…！

マジでパねえよ

本当かなわねえ。
あんたと合作やれて良かったよ。お疲れ様でした。

>>729
こういうことさ！
大富豪さん以外添削してくんねーんだもんなー
困っちゃったよ。

>>730
あなたがまとめていなかったら樹海はあんな話にはなりませんでした。
この場を借りてありがとう

なんだ、なんだこの怒涛のトリタイムは…！

>>730
ブーン速さんへ
冨樫でごめんなさい
年内には再開するからよろしくね！

>>731
夏旅さんへ
リーダー大変だったと思いますがお疲れ様でした
無茶振りでも何とかする辺り、やっぱり俺は語り好きなのかもしれません
こんな俺が合作中は色々出張ってごめんね

>>732
樹海さんへ
裏したらばでは別グループなのに出張って添削とか偉そうな事やってしまいました
思えば、ネタバレを読みたくない気持ちが皆強かったのだと思います。俺は誘惑に負けたバカですがｗ
今の出方がカッコよくて少し嫉妬したのは内緒だ。

>ヒー全さんへ
>>375で俺を騙っていた事、しっかり見てますよ＾＾

>他の参加皆へ
こんなひどい後書きでごめんね
でも、ありがとう

>読者皆へ
この後書きは全てノンフィクションです

なんかすごく伸びてると思ったらｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

脳味噌使い過ぎていい言葉が出ませんので普通に一言
お疲れさまでした

あー生まれて初めて寝落ちしたわ。
大富豪さん株急騰おめ！

最後の最後で寝落ち
300レス以上も消費する後書きだなんて、前代未聞に違いないｗ
これからもブーン系後書き界の帝王として頑張って下さい！

……もちろん本編も！

大富豪乙！

またもや寝落ちしてしまった……

乙
正直あれだけ叩かれて辞めちゃうんじゃないかと思ってた
これからも頑張ってくれ

本編もゲリラも楽しめた！
新人達乙！

でもホントに気持ち悪いな、大富豪。
もうネタでやってるとしか思えんわ。
作品的には良かったのに後書きで大無しだろ、マジレスして悪いけど。

乙！

ｲｲﾊﾅｼｶﾅｰ？（　;∀;）

このスレのしか見てないが初めのは本当に良かった
乙

次のはショボンが顔出した辺りから良かった
乙

後書きは駄目だ
読まなきゃ良かった
ポケモン対戦は良かっただけに切実

ラジオで夜更かししたせいで頭痛い……


何だかんだでお疲れ様でした
疑心暗鬼の下りは少なからず共感を覚えさえしました
これからは時雨沢さんみたいな後書き使いを目指して下さいｗ

後書きしか読んでない俺は勝ち組
叩いてる奴は何なんだろうね
ノリだろノリ

むしろゲリラとあとがきこそがこの合作の本番
他は取るに足りない

ほ

で、大富豪の言ってる「俺の好きな作品が更新休止しちゃって」

好きな作品って何なんだー
ポケ対戦のあとがきの時から気になってるんだが

くそー乙！
これからも頑張れ

大富豪さん1000まで頑張れ！
えと、読み手側のみなさん本当にありがとうございました。
読者さんがお気に入りの作者さんのしか読んでない！って言っても、それだけでもこの合作は大成功なんじゃないかなと思います。

日本語おかしいのでこの辺で。

本当にありがとうございましたです。

乙！！！！！！！！！！

村人、ドクアル、ショボン一家、水酸素、退魔、地図無、惑星、クーネジ・・・

こいつらのゲリラ投下が無かったら興味もなかった合作だったんだがな。
ゲリラ作者に感謝しろよ新人ｗｗｗｗｗｗｗ