ハルヒ「ちょっとキョン！あたしのプリン食べたでしょ！？」

長編投下の際の注意

・超長編（もしくはSS職人）の場合はコテトリ付けようっ！ でも住人の空気もよく読まないとだめにょろよ？
・前の文章とレスが離れてしまう場合は、文頭に安価つけてくださぁいですぅ……あの、お茶どうですかぁ？
・基本はお題フリーです。しかし、主に恋愛系（特にハルヒ）が人気の様ですよ。フフフ、僕とキョンたんの恋愛話も大歓迎ですよﾏｯｶﾞｰﾚ
・当初の題目は「キョン×ハルヒ」結婚ネタ……けど、今はほとんど皆無。別に時事ネタでなくてもいい…気にしないで
・キョン君、過度な性的描写はやめようね〜、タンスにエロビデ隠してるのハルにゃんに言っちゃうよ
・台詞や他者への呼称等、その人物に対する統一性は違和感が生じないように推敲が必須だね。もし不安であるのならば、まとめ等を参照すること。
・1レスには最大30行、全角で2048文字まで入るのね。文章構成の参考にして欲しいのね
・要するに気楽に投下してくれ。メモ帳にまとめて投下、ってのがお勧めだな
・次スレは950を踏んだヤツが立てれば立ててくれ！無理なら他のヤツらに頼むってのもありだな…すまん！ごゆっくり〜
・自分で投下した長編はなるべく自分で編集してください、わかりましたか？んん…！もうっ！
・それじゃ、さっさと投下しなさいっ！ いい？ あたしを退屈させたら罰金だからねっ！


DAT保管庫.　　　　http://haruhiss.xxxxxxxx.jp/

まとめサイト 　　　 http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip

DATうｐろだ　　　　http://www.uploader.jp/home/harussdat/
雑談所（避難所）　http://yy42.60.kg/haruhizatudan/
携帯用.　　　　　　 http://same.u.la/test/p.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/

いきなり落ちたからびっくりした。保守

＝＝＝＝＝業務連絡＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

・まとめｗｉｋｉの管理人さんが忙しいから、せめて長編だけでもＳＳ作者は自分でまとめなさいっ！
・「ＳＳ作者だけど自分ではまとめられん！」と言うヤツは「まとめ要請とまとめ人たちの報告スレッド」にまとめ要請を書き込んでみるのも一つの手だな。

　まとめ要請とまとめ人たちの報告スレッド
　http://yy42.60.kg/test/read.cgi/haruhizatudan/1175805203/　ＰＣ用　
　http://same.u.la/test/r.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/1175805203/　携帯用

>>1乙

落ちちゃったか

このスレまだあったのか。
一番最初のが7月8日だからそろそろ1年だね。

1さん乙ですー

>>1
乙なのね

>>1乙

>>1乙！
まぁ、また早朝に立つよりは良かったかな？

693までかな？

>>1
乙！

保守

風呂入って糞踏ん張ってたら落ちてた･･･
ｶｺｲｲ谷口の続きだったのに( ´Д⊂ヽｳｪｪｪﾝ
>>1乙

流れに追いつこうとみくるの日々読んでたら落ちてた･･･
>>1古泉乙樹

俺の力が足りないから落ちちゃった。
一乙〜。

>>13-14
気になるよ〜。夕方から見てなかったから。
またまとめwikiにあがるかな？

SS書けたら　みくるの日々読んでもいい！って自分に枷はめてたのに
残念だー

みくるの日々の方はともかく、谷口の方は気にしないでいいレベルだからｗ
まあ、いきなり落ちたしね…

保守

キョンの選択　野球大会編 〜長門の助言はちゃんと聞こう〜
「なぁ、試合当日だが雨を降らせてくれないか。雨天中止になりそうな、デカイやつを」
「できなくはない。ただし推奨はできない」
「なぜだ？」
「局地的な環境情報の改善は個人の個室からから惑星の生態系まで様々な後遺症を発生させる可能性がある」
「後遺症ってどのくらい後だ」
「場合による」
「構わん。やれ」
「…………」
数分後……
「キョン！　何よこの雨！　ケンカ売ってるの！？　しかも試合中止だし！」
「わかったわかった。とりあえず今日は解散したほうがいいんじゃないか？」
「せっかくの休みなのに仕方ないわね！　今日は解散！」
「さてと俺もすたこらさっさと……どうした長門」
「……出かける前に窓を確認したほうがいい」
「おい、ちょっとまてどういうことだよ。おーい、長門やーい……行っちまったか。一体なんだったんだ……」



「俺の、俺の部屋があああああああああああああ」
「キョン君うるさーい」

ん？

保守

hosyu

かなり以前に書いたものの続きです。今まではこんな感じです。
今回は３レスほどになります。
http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2802.html

ここはハルヒの家の風呂場で俺は入浴中だ。
ハルヒの雰囲気に呑まれてしまい、気が付いたら俺は帰らないことを約束していた。
というかあの上目遣いは反則だ、是非とも法律かなにかで禁止して欲しいね。
そしてそのまま強引に入浴を命じられ今に至っている。

しかしハルヒと二人きり……どうしたもんか…
確かにあいつの泣き顔をみたらほっとけないのはわかるんだが…。
「キョン、バスタオルおいとくね」
んっ、ハルヒありがとう。
「湯加減はどう？」
あぁ、いいんじゃないかな。
「ねぇキョン……」
ハルヒはさっきからひっきりなしに俺に声をかけてくる、脱衣所の前に常駐してるのだろうか？
俺がいなくならないかどうか未だ心配しているのだろう。

なぁハルヒ…、俺は黙って帰ったりしないから安心しろ、それに服を着たりするんだからその間にわかるだろ？
流石に裸じゃ帰れないしな。
「そ、そうよね。確かに裸じゃ……、ごめんなさいキョン」
気にするなハルヒ。
「そうだキョン、背中…流してあげよっか？」
ちょ、ちょっとハルヒ、流石にそれは……ってなに風呂を覗いてんだ！
「冗談に決まってるじゃない、でもちょっとは期待しちゃった？」
……知らん、というか冗談を言ってくるだなんてハルヒも多少は回復してきたようでなによりだな。
「じゃぁ晩御飯の支度するから、焼き蕎麦でいい？」
あぁ宜しくたのむ、ハルヒは安心したのか台所へと姿を消した。

>>24
まったく元気が出てきたのはいいんだが冗談がすぎるぜ。
大体ハルヒに背中を流して貰った日にはこっちの理性が……っていやその……あれだあとでどんな無理難題を押し付けられるかわかったもんじゃないからな、ホントに。

……ぼんさんがへをこいた、ぼんさんがへをこいた、と

さてあがるとするか、さっきハルヒにからかわれたせいかちょっと湯あたり気味だな。
えーとハルヒがおいてくれたバスタオルがこれだな。
あれ？ おれの服は……、おーいハルヒ俺の着てたものは？
脱衣所の扉に身を隠しながら俺は台所にいるであろうハルヒに声をかけた。
「そこに新しいのを一通り出してあるでしょ。うちの親父の買い置きだけど背格好が同じくらいだから入るはずよ」
あぁこれかそれじゃ遠慮なく、この寝間着もいいんだな？

さてとどうかな？
「馬子にも衣装ってトコね」
ようやくいつものハルヒらしさが戻ってきた感じだな。
それで俺の服はどこに？ 携帯とか入ってたんだが。
「キョンの着てたものは全部洗濯中よ、乾燥機一体型だから明日の朝までには乾くわよ」
……それって俺のパンツまででしょうか？ ……一体どんな羞恥プレイだ？
「キョンの携帯やお財布とかはこっちにおいてあるわよ」
そうかスマン、洗濯までして貰ってかえって悪いな。
「いいから気にしないで…それに……」
それになんだ？ ハルヒはちょっと表情を曇らせた。
「寝間着なら……キョンも家の外に出られないかなって……、ごめん」
……そうか、本当に一人になるのが嫌なんだな。
俺は別に気にしてないし、ちゃんと約束した通りにここにいるから安心しろ。
「ありがと、…キョン」
だから上目遣いはやめろというのに！
そ、そうだ焼き蕎麦作ってたんだよな、出来たのか？

>>25
「いいことキョン、お風呂覗いたりしたら罰ゲームよ！」
食事の前にお風呂といったハルヒは、俺にずびしっとばかりにさらにそう宣言した。
わかったわかった、俺はここから動かない。
これでいいか団長様？
「そうねいい心がけだわ、でもあたしが助けを呼んだらすぐに駆けつけるのよ」
……あぁ、わかった、助けだな…それでそん時は目を瞑らなくていいのか？
「ちょ、ちょっとだけなら……って違うわ、目を瞑ったまま駆けつけなさい！」

さてハルヒもいったことだしお袋に外泊の連絡をいれとくか、古泉のトコに泊まるとでも言っておけば問題はないだろう。
流石にハルヒと二人きりともいえんしな。
どれと……あぁお袋？……それで古泉の家に泊まることに……。

おっハルヒ随分早かったな。カラスの行水か？
「うるさいわね、早く焼き蕎麦をたべましょ」
そうだな、多分…本当は長風呂してる間に俺がいなくならないかと心配だったのだろう。
しかしハルヒは怒ったように焼き蕎麦の皿を持ってきた。
「おなか空いちゃったわね、早く食べましょう」

ハルヒの作った焼き蕎麦はとても美味しかった。
ハルヒは俺と向かい合わせで焼き蕎麦を食べる。
湯上りで寝間着姿で洗い髪でいつものカチューシャはしていない。
俺が焼き蕎麦の味をほめるとちょっと照れ気味に笑う。
そんなハルヒがなんだかとても綺麗に見えたのは俺の目の錯覚では無い筈だ。

−−　今回はここで終わりです。続きは書けたら書くです。

ぜひ続き書いてくれ！

支援

是非続きを！

焼き蕎麦に違和感が・・・

そしてGJ

HOHOHO保守〜♪

「昨日はすごく楽しい夢を見ちゃった！　夢だけど…、これは忘れたくないから書いておく(笑)。

部室で、あたしとキョンの２人きり。何をしてるってわけでもなくて、ただ正面に立って見つめあってた。
そしたらキョンが言うの。

「ハルヒ、俺、おまえが好きだ」

気がついたら、キョンがすぐ目の前に来てて、あたしはそのまま優しく抱き締められた…。
すごく嬉しかった。だから、キョンの耳元で「ありがとう、キョン。あたしもずっと好きだったのよ」って囁く。
ちょっと泣いてたかもしれない。

キョンはあたしを見て笑うと、「おまえと一緒に行きたいところがあるんだ」って言う。
あたしは、どこへ行くのかなんて聞くことなく、自然と「うん、一緒に行こう」って答える。
そしたら、キョンはあたしの手を握って、部室の窓から出ようとするの。
落ちたら死んじゃうはずなのに、あたしは全然恐くなくて、むしろ笑って、それについていく。

窓の枠を潜り抜けると、突然世界が変わって、あたしたちは宙に浮いた。
下を見るとすごい高さで、森とか川とか、湖の中に家があったり、巨人が歩いてたりするの。
あたしたちは空を飛んでて、上下左右、自在に動くことができる。すごく気持ちがいい！
その世界にあたしが驚いてると、キョンが
「いままで黙っててごめんな、ハルヒ。俺、じつは、異世界人だったんだ」って。

不思議な世界には驚いたのに、キョンの衝撃的な告白には、あたしはなぜか驚かなかった。
それどころか、「そうなの。じゃあ、ここがキョンの住んでるホントの世界？」なんて平然と尋ねる。
キョンは「ああ、そうだよ」って言って、「ここで暮らそう、２人で」

―――そこで終わりってう、不思議な夢だった。
キョンが異世界人だったらすごいわよね。ありえないけど(笑)。
でも、実際「おまえが好きだ」なんて言われちゃったら…。それで、それで、ぎゅって抱き締められちゃったりしたら…。

もう寝ます。
期待age
明日の朝が楽しみ。

もう驚愕発売したの？

……ふう。
…キョンに告白されるとこ想像したら、鼻血が出た(笑)。いま止血中…。
い、いくらお風呂の後で血行が良いとはいえ、こんなマンガみたいなことってある！？
妄想で鼻血なんて、なんか変態みたいじゃない、あたし…。さすがにそろそろヤバイかしら。
だいたい、妄想くらいで鼻血出してるようじゃ、もし万が一、そういう状況になったときどうなるのよう！
失神してまったく覚えてない、とか嫌よ、あたし。…しっかり！

さ、明日は不思議探索ね！　変な夢見ちゃったし、何か見つかったりして。なんてね。
そんなことより、明日はキョンとペアになりたいなあ。神様、お願いしますっ！」


今日は以上です。
これからの乙女ハルヒですが、もしかしたらだんだん保守ネタらしさがなくなっていくかも…。
そのうちまた大量投下することになるかもしれません。
そのときはどうかよろしくです。では。

>>35
もう乙女ハルヒ大好きだわ

えと…
日記風ってことでおｋ？
こういうの大好きなんだが

乙女ハルヒを見ないと一日が終わらない気がする
じゃ、寝ようかね

乙女すぎだろ…ｗ
続きｗｋｔｋ！

これは素晴らしい乙女っぷりだｗ

>>1乙！

>>35
俺もこういうのは好きだ。なんか癒さる

乙女ハルヒ保守

保守ですぅ

近すぎる距離？


「もう少し寝させろ……」
　今日もわたしの一日はキョンくんの上に乗って起こすことから始まる。
「早く！　今日はわたしとデートなんだよ？」
　その言葉を聞くとキョンくんは飛び起きた。なんで？
「いいか。妹よ。デートはしてやるが彼女にはならなくていいからな」
　ちょっとショック。わたしじゃダメって言われてるのが。やっぱり妹だからかな？
「ただでさえ今日だって……いや。なんでもない。とりあえずさっさと行くか」
　……ううん。妹だからじゃないはず。たぶん、わたしはまだこどもだからダメなんだ。
　わたしも中学生になったら身長も伸びて体もハルにゃんみたいになるもん。そしたらキョンくんだってわたしでも良いってなるはず。
　とりあえず今日はキョンくんとの初デートだもん。楽しもうっと。


　夕方４時。楽しい時間はさっさと終わっちゃうんだなぁ。
　今わたしはキョンくんと手を繋いで帰り道の途中。
　キョンくんはさっきから落ち着きがない。どうしてかな？
　お金が足りなくなってバスで帰れないからってそんなに慌てなくてもいいのに。
　わたしはずっと手を繋いでられるから歩きのほうがうれしいし。
　なんて気持ちで歩いてたら急にキョンくんが止まってわたしはこけそうになった。
「もう。キョンくん危ないよ……」
　わたしが顔をあげると、キョンくんはシャツの襟を掴まれてた。ハルにゃんに。
「……なにしてんのよ」
「…………」
「答えなさい」
「妹とデート……もとい。家族サービスだ」
　わたしは黙って見てるだけしか出来ない雰囲気が流れてた。
　ハルにゃんはゆっくりとキョンくんの襟を離して背中を向けた。……すっごく怒ってるみたい。

「あたしっていう彼女を差し置いて妹ちゃんとデート……ね。やっぱりあんたは最低だわ。もう話しかけないでね」
　ハルにゃんが彼女？　初めて聞いた……。
「……２週間前から楽しみにしてたのに」
　そう言ってハルにゃんはそのまま走って行った。
「ねぇキョンくん。今の……」
「ハルヒ！　待ってくれ！」
　わたしの手は振りほどかれてキョンくんは走って追いかけて行った。
「キョンくん！」
　……振り向いてすらくれない。
「お兄ちゃん！」
　……何と呼んでも一緒。キョンくんの頭の中にはハルにゃんしか映ってないみたい。
　結局わたしは邪魔しちゃっただけ？　キョンくんの中にわたしは家族ってだけ？
　……もうイヤだ。辛いよ。帰ろう。キョンくんのこと本当に好きだったのに。
　……？　……あれ？　道がわからないよぅ……。
　キョンくん。帰れないよぅ……。


　どうにかこうにかハルヒを探し当て、今度埋め合わせをすることと家に泊めることでようやく俺は許しをもらえた。
　本当に疲れたな……。
「言っとくけどまだ許してないんだからね。まだ保留なんだから！」
　はいはい。わかってるって。……ん？
　家の前でチカチカと光る赤い光。白黒の車。なぜパトカーが家の前に？
「あんたとうとう捕まっちゃうのね。エロすぎて」
「黙ってろ。とりあえず家に入るぞ」
　そう。家に入るまで完全に忘れていた。
　妹と一緒に出かけたことを。そして妹の知らない場所で遊んだことを。……置き去りにしてしまったことを。
「……キョンくんのバカ。死んじゃえ」
　妹は泣きはらした目で俺を見上げてそう言って、自分の部屋に閉じこもってしまった。
　警察はアレか。妹を家まで連れてきてくれたのか。

お？　この場合は支援だな

支援

支援

　……ってそんな場合じゃない。すまん。悪かったから顔を見せてくれ！
「…………」
　部屋の中からは音はしない。鍵までかけてやがる。
　今回のことは完全に俺の責任だ。それはもう謝っても謝りきれないくらいだ。
　だから顔を見て謝らせてくれよ。頼むから。
　……なにを言っても無駄か。返事もくれやしねぇ。
「じゃああたしが話してみるわよ。あんたは自分の親にも謝ってきなさいよ」
「親はあとでいい。今は妹だ」
「……ふーん。まぁいいわ。妹ちゃん。あたしと話をしましょ。ドアを開けてちょうだい」
「……ハルにゃんも嫌い。帰って」
「つ、冷たいわね。そんなこと言わないでちょっと開けてよ」
　まぁ無駄だろう。小学生が知らない所に一人で置き去りにされたんだ。しかも実の兄にな。
　そりゃ不安で寂しくて怖いだろう。……くそ。今すぐ誰か俺を殴ってくれ。
　それも全力でだ。なんなら朝倉に腕の一本くらい刺されたって構わん。
　最悪だ、俺は。確かにハルヒは大切だ。だけどさっきまでは妹とデートをしていたんじゃないか。
　せめて家まで連れて行ってからハルヒを探すべきだった。あー。違う違う。
　今考えるのはそういうことじゃなくてだな……。
　一人で自己嫌悪に陥っているとハルヒがドアを叩いていた。
「いいから開けなさい！　あたしのことは嫌いでもいいから開けなさい！」
「おい。頼むからやめろ。あいつの気持ちをわかってくれ。だから代わりに俺を殴れ」
「……あんたバカ？　あんたを殴ってどうすんのよ」
「どうもならないがとりあえず殴ってくれ」
　なんてアホな台詞を吐いた時だった。妹が鍵を開けて口を開いてくれた。
「すごく怖かったんだよ？　……キョンくんのこと絶対に許さない。ハルにゃんも」

支援

支援

支援

支援

　言ってすぐ妹は俺に抱き付いて泣き出した。頭を撫でるくらいしかできん。不甲斐ない兄ですまん。
「……あたし何かしちゃったかな？」


　妹が落ち着いてからだが特に何もなくはなかったが……まぁなんだ。今はハルヒと三人で川の字で寝てる訳だ。
　俺とハルヒの間に妹が入る形だな。
「妹ちゃん。あたし何か悪いことしちゃったかな？　もしそうなら謝るからさ」
　そういえばそうだ。ハルヒは直接的には何もしていないのに妹に嫌われたしな。
「……わたしのキョンくん取っちゃったから。わたしはハルにゃんよりずっと前から好きだったのに」
　……はい？
「そういうことね。でもしょうがないじゃない。あたしがキョンの心を射止めちゃったんだから」
　お前もそれで納得してんじゃない。しかもどさくさに紛れて歯の浮くような台詞を言うな。
「む〜……。でも、でもわたしだってキョンくんとチューしたもん！　まだ諦めないもん！」
　あー。そういえば昨日されたな。……って怒るな。ハルヒ。
「ふーん。そうなんだ。別に怒ってないわよ。あたしもしたから構わないじゃない。『みんなのキョン』だもんね」
　怖いから。頼むから落ち着いてくれ。そして妹よ。頼むからハルヒを刺激するな。
「みんなのキョンくんじゃないよ。ハルにゃんのキョンくんだよ。今は……だけど」
　だからやめろって……。
「一生渡さないわよ。あたしのキョンはね！」


　そして気付かないうちに俺は二人の真ん中に入り、両方に腕枕をしていた。
　そしてどちらの方も向けないくらい近付かれている。
　確かにみんな仲がいいのはうれしいが近すぎる距離ってのも困りものだな。やれやれ。

おわり
以上です、ありがとうございましたorz

>>54
なかなかよかったよ。ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ

キョンが妹ちゃんにハサミで刺されるんじゃないかとヒヤヒヤだったぜ…
ヤンデレ化しなくてよかったｗ
GJ！

キョンW腕枕は男前過ぎwww
GJです！

ほしゅ

焼き蕎麦ってよりはヤキソバだよね・・・。

>>59
そ　れ　だ

>>54
乙
グッジョブｂ

2レスもらいますー　前スレの続き。後でwikiにあげときます

今日の食卓はいつもより品数が増えていて、若干豪華に見えた。
母：『お味噌汁もポテトサラダもみぃんなハルヒちゃんが作ってくれたのよー。手際もいいし完璧ね！』もう下の名前で呼んでいる。たいした信頼感だ。
ハ：『さぁ　キョン！妹ちゃん！お腹やぶけちゃうくらい召し上がれ！！』
ハルヒも料理中にすっかり母と意気投合し、猫っかぶりも控えめだ。
妹：『おいしーぃ！お母さんのよりもおいしいよっ』
実際ハルヒの料理は美味かった。それもかなり。　なんていうか家庭的それでいて無駄がなくかつとろけるようにまったりと…
…すまんボキャブラリーが無くて。とにかく美味い　それは保証する。
さっきから一口食べるごとに「どう？おいしい？」的な視線をびんびん感じるが、脅されてる訳じゃない、よな？
母：『これなら毎日ハルヒちゃんに作ってもらいたいわよねぇ？キョン君。』
ベタなネタをふるな母！賛同するな妹！睨むなハルヒ！怖さ３割増だ！！
流石のハルヒも「こんなヤツの飯炊き係なんてゴメンよ！むしろあんたがやりなさい！雑用団員なんだから！！」
と家族の前で罵倒する気はないらしく、机の下で俺の足をケリケリするくらいにとどめている。
だが知ってるか？そこはかの弁慶も泣いたと言われるくらい痛い場所で……痛い。

その後も、俺達がどういう学生生活を送っていて、いかに有意義な青春真っ盛り中なのかを談笑を交え、明るい雰囲気で発表している。ありがたいことにSOS団の方針云々はケント紙並のオブラートに包まれて会話がなされているので、母に面倒な疑問は抱かせずにすみそうだ。
もっとも　代わりに話題のタネになっているのは、俺が遅刻常習犯であったり、朝比奈さんのメイドコスにニヤケ面をさらしながら日々を生きている等という恥ずべき行為大全集だったりする。
ちょっとは美化とかしろ！俺にだって立場ってもんがあるんだ！！
ハ：『いつも集合場所で待っている私達を気づかって飲み物を振る舞ってくれるんです。』
おぃ！お前が奢らせてるんだろ！それは美化じゃねぇ 虚言だ！
などとツッコムこともかなわず、そのまま姦しい会話を続けて下さいと白旗を揚げた。

俺達は夕食を済ませ、後片付けを手伝い、今度は各種テレビゲームを部屋に持ち込んだ。
と言っても俺が所有しているゲームのほとんどはRPGであり、１人用のものなので、
始めはおもしろがってザコキャラを切りまくっていたハルヒが、しまいに
「あと3秒でボス出てこなかったら死刑よ！」と言い出したのは規定事項であり、時間の問題だったのかもしれない。
早々に飽きたハルヒはレベルもロクにあがらないままで妹にバトンタッチした。
さらにラスボス登場に時間がかかることになりそうだ。

外は相変わらずの雨、カミナリもさっきよりは遠のいているが、いつ落ちてもおかしくない膠着状態が続いていた。
ときおり強ばった表情を見せるハルヒはいつもより少しかわいかった。
さすがに騒ぎ疲れたのかベッドに腰掛けてただ窓の外を見ている。

ハ：『ねぇ　明日の不思議探索…できるかしら？』
さぁな。　天気予報では明日も雨だってよ。カミナリの方はわからんが。
ハ：『もしも明日も外　出れなかったらまた泊めてくれる？』
一瞬---すごく真剣な顔をしたハルヒがいた。
まるで、この世の行く末が俺の回答に詰まっているかのように。
キ：『お前は永住する気か。勘弁してくれ。さすがに俺もクラスメイトとドキドキ☆１つ屋根の下！
なんてエロゲ的展開を黙って現実にできるほどの理性は持ち合わせてない。』
ハ：『じょ　冗談に決まってるじゃない。何　考えてんのよエロキョン！』
エロキョンはよせ。限りなく紳士な対応で欲望の壁の前で体育座りしている俺に向かって。
冗談…とは思えないくらいの目を見ちまって、なんていうか気まずい…というか　その
恥ずかしさが勝ってしまった俺は、はぐらかして逃げてしまった。このチキン野郎。
だが実際、外見美少女から「泊めて」と言われて気の利いた言動ができるヤツがいたらその術をご教授願いたいね。
雨はやみそうにも無かった。


続

いつかこのキョンは暴走するｗ
続きｗｋｔｋ！

さあ、キョンがいつ狼になるのかな(*´Д｀*)/ヽァ/ヽァ

ほしゅ

保守

>>54
終わりか・・・寂しいね・・・
でもGJ

ほ

保守...ZZZ

ほしゅ

保守

ほさう

保守

ほ
あ

保守

ここってハルヒとらきすたのクロス禁止だったっけ？保守

>>77
クロスはアナル向けかな？
一応アナルは総合スレだし。

まぁ、クロス事体ダメな人も居るけどね。

なるほど

気になったのは何個かクロス長編をこっちで見たがらきすたはアナルの方でやってるなってことだったんだ

らきすたクロスはアナルスレが盛んだな…
まぁ、アナルはやりたい放題だからなｗ

保守

保守

☆

　　(ё　)　うしろがガラ空きだぜ！
　 （⊃⌒*⌒⊂)
　　/__ノωヽ__



(　ﾟдﾟ) ・・・
　
(つд⊂)ｺﾞｼｺﾞｼ
　
(；ﾟдﾟ) ・・・
　
(つд⊂)ｺﾞｼｺﾞｼｺﾞｼ
　　_, ._
（；ﾟ Дﾟ） …！？


ちょっと通りますよ
　　λ……

マッスル自重ｗｗｗ

ハルヒ「ちょっとキョン！あたしのニーソックスはいたでしょ！？」

保守

hosyu

保守

保守ついでに

涼宮ハルヒの24-Twenty Four-

僕は機関に所属する超能力者、古泉一樹

今日、キョン暗殺が決行されるという情報を機関がキャッチしました
なんとしても暗殺を阻止しなければなりません…

今日は僕の人生で最も長い１日になるでしょう
やれやれ、困ったものです…

次回へは続かない

プリンスレ177 (693まで)　
http://www.uploader.jp/dl/harussdat/harussdat_uljp00173.zip.html

風邪が治らない保守

保守なのね

保

志

油

火

里

村

字

なにこの暗号

烏龍茶のSSスレ落ちたのか
今夜の完結楽しみにしてたんだがな…

あの作者はいつも突然だから
仕方ないのかもしれんが

>>102
あの作者は本当に凄いｗ



スレの乗っ取り方が。

葡酒

長門有希「」スレは楽しかった保守

そろそろage保守

長門「……保守」

wawawa

酢

保守

ワッフルおいしい保守

保守

ほ

ほ

ほ

ほ

ほ

ほ

ほ

は

谷口を変換しようとしたら、他に愚痴と変換されて思わず吹いた保守

ほ

ほ

ほ

ほ

し

い

ほ

ほ

ほ

も

保守

保守

谷口保守

ほ

い

み

ん

sage保守なのです

保守

　　　　,.、,､,..,､､.,､,､､..,_　　　　　 　／i
　　　;'｀;、､:、. .:、:,　:,.: ::｀ﾞ:.:ﾞ:｀''':,'.´ -‐i
　　　'､;: ...: ,:. :.､.∩.. .:: _;.;;.∩‐'ﾞ ￣ ￣
　　　　｀"ﾞ' ''`ﾞ //ﾞ｀´´　　 | |
　　　　　　　　//Λ＿Λ　 | |
　　　　　　　　| |（　´Д｀）// 　　保守
　　　　　　　　＼　　　 　 |
　　　　　　　　　 |　　　／
　　　　　　　　　/ 　　/
　　　　 ＿＿　 |　　　|　　＿_
　　　　 ＼　 ￣￣￣￣￣　　 ＼
　　　　　||＼　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　||＼||￣￣￣￣￣￣￣||
　　　　　||　 ||￣￣￣￣￣￣￣||

ほしゅ

　　　　,.、,､,..,､､.,､,､､..,_　　　　　 　／i
　　　;'｀;、､:、. .:、:,　:,.: ::｀ﾞ:.:ﾞ:｀''':,'.´ -‐i
　　　　　　　　//Λ＿Λ　 | |
　　　　　　　　| |（　´Д｀）// 　　
　　　　　　　　＼　　　 　 |
　　　　　　　　　 |　　　／
　　　　　　　　　/ 　　/
　　　　　　　　 |　　　|　　
　　　'､;: ...: ,:. :.､.　.. .:: _;.;;.;‐'ﾞ ￣ ￣
　　　　｀"ﾞ' ''`ﾞ 　ﾞ｀´´　　

　　　　,.、,､,..,､､.,､,､､..,_　　　　　 　／i
　　　;'｀;、､:、. .:、:,　:,.: ::｀ﾞ:.:ﾞ:｀''':,'.´ -‐i
　　　　　　　　//Λ＿Λ　 | |
　　　　　　　　| |（　´Д｀;）// 　　
　　　　　　　　＼　　　 　 |
　　　　　　　　　 |　　　／
　　　'､;: ...: ,:. :.､.　.. .:: _;.;;.;‐'ﾞ ￣ ￣
　　　　｀"ﾞ' ''`ﾞ 　ﾞ｀´´　　

　　　　,.、,､,..,､､.,､,､､..,_　　　　　 　／i
　　　;'｀;、､:、. .:、:,　:,.: ::｀ﾞ:.:ﾞ:｀''':,'.´ -‐i
　　　　　　　　| |（　´Д｀;）// 　　
　　　'､;: ...: ,:. :.､.　.. .:: _;.;;.;‐'ﾞ ￣ ￣
　　　　｀"ﾞ' ''`ﾞ 　ﾞ｀´´　　

　　　　,.、,､,..,､､.,､,､､..,_　　　　　 　／i
　　　;'｀;、､:、. .:、:,　:,.: ::｀ﾞ:.:ﾞ:｀''':,'.´ -‐i
　　　　　　　　//Λ＿Λ　 | |
　　　　　　　　| |（# ´Д｀）// 　　 ＜まだだ！まだ終わらんぞ！
　　　　　　　　＼　　　 　 |
　　　　　　　　　 |　　　／
　　　'､;: ...: ,:. :.､.　.. .:: _;.;;.;‐'ﾞ ￣ ￣
　　　　｀"ﾞ' ''`ﾞ 　ﾞ｀´´　　

　　　　　　　　　∩　　　　∩
　　　　　　　　 //　　 　　 | |
　　　　　　　　//Λ＿Λ　 | |
　　　　　　　　| |（　´Д｀）// 　　
　　　　　　　　＼　　　 　 |
　　　　　　　　　 |　　　／
　　　　,.、,､,..,､､.,/ 　　/　　　 　／i
　　　;'｀;、､:、. .:.. .:: _;:;::.;:ﾞ:｀''':,'.´ -‐i
　　　'､;: ...: ,:. :.､.　.. .:: _;.;;.;‐'ﾞ ￣ ￣
　　　　｀"ﾞ' ''`ﾞ 　ﾞ｀´´　　

保守

キョン！保守するわよ！！

　　　　,.、,､,..,､､.,､,､､..,_　　　　　 　／i
　　　;'｀;、､:、. .:、:,　:,.: ::｀ﾞ:.:ﾞ:｀''':,'.´ -‐i
　　　'､;: ...: ,:. :.､.∩.. .:: _;.;;.∩‐'ﾞ ￣ ￣
　　　　｀"ﾞ' ''`ﾞ //ﾞ｀´´　　 | |
　　　　　　　　//Λ＿Λ　 | |
　　　　　　　　| |（　´Д｀）// 　　 おうさ！
　　　　　　　　＼　　　 　 |
　　　　　　　　　 |　　　／
　　　　,.、,､,..,､､.,/ 　　/　　　 　／i
　　　;'｀;、､:、. .:.. .:: _;:;::.;:ﾞ:｀''':,'.´ -‐i
　　　'､;: ...: ,:. :.､.　.. .:: _;.;;.;‐'ﾞ ￣ ￣
　　　　｀"ﾞ' ''`ﾞ 　ﾞ｀´´　　

「あたしブルーハワイ！ キョン！ あんた何にすんのっ？」
「俺はスイで」
「爺むさいわねぇ」
「これが一番氷の味がわかるんだよ。かき氷はスイに限る。スイに始まってスイに終わる、ってな」
「僕はメロン味でお願いします」
「わたしは氷イチゴ。氷は粗めのつゆだくで」
「ふぇ〜〜、な、なんでですか？ なんで酢醤油味がないんですかぁ〜？」

保守

かき氷は、イチゴ卵黄落としだろ。と保守

スイってなんだ？

「スイ」をググって初めて知った…

水（すい）：砂糖水（さとうすい）を略して水と言い、砂糖を煮詰めて作る無色のガムシロップをかけたもの。
「氷水（こおりすい）」・「みぞれ」・「せんじ」と呼ばれることがある。

「ほらほらっ、キョン！ 見て見てっ♪」
「あー、はいはい。舌が青いな、っておまえは俺の妹と同レベルだな」
「氷は、イチゴに限る」
「ご存じですか？ イチゴシロップによく使用されている、赤い着色料のコチニール色素は、エンジ虫の一種コチニール虫を煮詰めて――――――」
「古泉一樹を敵性と判断。情報連結の解除を申請する―――」
「ふぇ〜……。焼き魚に乗せたらびちょびちょに溶けちゃいましたぁ〜。焼きたてだったのに……、冷たいよぉ……。ふみぃ〜……」


「みぞれ」の方が良かったか……保守

>>158
みくるは今までよく生きれたなｗｗｗ

補充

>>153
美味しんぼを思い出した

>>158
氷イチゴが食えなくなった……
俺はコーヒー＋練乳だからいいんだけどＮＥ！

保守

>>157
ｻﾝｸｽ
みぞれとおなじだったか

スイってなんだ？
って思って脳内でみぞれに変換したら当たってたｗｗｗｗ

それ大根おろしじゃないぞみくるww

>>１６６
みくる「キョンおろしですか」

hosyu

今北
スレタイがちょっとキョンあたしの両腕食べたでしょに見えた件

ハルヒ「ちょっとキョン！　あたしのプリン食べたでしょ！？」
キョン「俺は食べてないぞ」
ハルヒ「怪しいわね。調べさせてもらうわ！」 ﾍﾟﾛｯ

ハルヒ「ちょっと！　プリンのキャラメル味じゃないの！」
キョン「バレたか…」

保守

〜〜〜〜〜〜〜〜普通の日が一番いいな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今日も眩くて熱い日、学校なんてクソ食らえな気分だが、いかなければハルヒに殺される･･･

キョン「たぁーく、今日も暑いなぁ･･･」
そして俺が坂道を歩いていると、ハルヒがいた
キョン「あれ、ハルヒの服装がかわってる･･･そうか、今日から衣替えの日だったな･･･(心･やべぇ･･冬服きてきてしまった･･･」

意外と夏服が似合うハルヒ････おれは後ろからずっーと見ていた
キョン「あっ･･俺何やってんだろ･･おーいハルヒー」
ハルヒ「あら、キョンおはよ････ってあんたそれ冬服じゃない！馬鹿じゃないの？」

キョン「ほっとけ、人のことは気にするな」
ハルヒ「そんな格好じゃ熱いでしょ！はやく脱ぎなさい！」

キョン「はっ！？何いってんだおまっ･･･ちょぃまて･･」
無理やり脱がされた
ハルヒ「その方が涼しいでしょ？」
キョン「おまえなぁ･･････」

そして放課後

なんという生殺し

放課後どうしたｗ

>>172
続く？続かないなら投下よろしいですか？
２１時くらいからプリン騒動の最終回いきます
全部で１４レスです。ちょっと長くなってしまいました
暇な人いましたら、支援よろしくお願いします


ぶっちゃけちゃんとしたオチが思いつかなかったので
最後の方gdgdかもしれませんがご容赦ください


いちおう昨日までのです↓
http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2788.html



日曜日に試験(国家試験)があるってのに、俺なにやってんだろ……
でも仕方ないよね





俺、この試験合格したら次のss書くんだ……

支援！

ｗｋｔｋ保守

>>175
１４レスくらい全然多くないぜ！
と言ってみる。

ｗｋｔｋ

『涼宮ハルヒのプリン騒動』
　―最終日―



　昨日は酷い目にあったな。まさか鶴屋さんまでがあんなことをするなんて思ってなかったぜ。
　それにハルヒも……あんなに怒るとは思わなかった。
　まさかハルヒも俺のこと……いや、まさかな。さすがにそんな都合のいいことはないだろう。
　鶴屋さんのおかげというべきか、とりあえずなんとか機嫌がよくなったみたいで一安心だ。

　……今日は何もないよな？順番的には長門の番な気もしないではないんだが。
　いやいや、長門だぞ？いくらなんでも長門はそんなことしないだろ。いや、頼むからしないと言ってくれ。
　なんてことを考えながら部室のドアをノックするも、中からは何も反応がない。
　鍵は……開いてるな。ということは？
　案の定、部屋の中では無口な宇宙人が一人黙々と読書にふけっていた。

「よう。長門だけか。……他のやつらはまだか？」
「そう」
　軽く挨拶を交わしながら、いつもの席へと腰を下ろす。
　背もたれに思いっきり寄りかかり、伸びをしながら大きく欠伸をついた後、再び視線を正面に向ける。
「……うおっ！？」

支援

支援

　すると、いつの間に移動したのか、目の前に長門の姿があった。

「い、いきなりはびっくりするからやめてくれ。なんだ？」
　長門はそっと右手を差し出す。……長門、お前もか。
「これ、プリン」
　おいおい、長門さん？俺がいくら間抜けでもここでこのプリンに手をつけることはありえないぜ？
「プリン、いらない？」
「あ、ああ、遠慮しとくよ。長門が食べていいぜ？……お前のプリンなら、な」
「そう、なら食べる」
　そう言うと再び自分の指定席に戻りプリンを食べ始め――
　バタンッ！！
　やっぱりこのタイミングで来たか。危ないところだったぜ。

「あら、今日は有希とキョンだけ？……ちょっとキョン！あたしのプリン食べたでしょ！？」
「な、なに言ってんだ？俺じゃないぞ。長門だ。ほら、見ろ」
　そう言って長門の方を見ると、確かにプリンを食べている。うん、おいしそうに食べてるな。
「あんたこそ何言ってんのよ？あれはあたしのじゃないわ。有希の自分のプリンじゃない？そうじゃなくて……」
　ハルヒは俺の方を……ではなく、俺の目の前にあるプリンの空き容器を指差す。
　……なんだこりゃ？

支援

支援

「それのことよ！今日鶴屋さんからもらってものすっごく楽しみにしてたのに！」
　ちょっと待て！なんでだ？さっきまでこんなのなかったはずだ。……まさか！？
　長門の方をちらっと見ると、微かに笑っているように見える。
　くそっ、あのときか。さっき長門が差し出したプリンはフェイクだったってわけだ。……やられた。

「落ち着けハルヒ。確かに何故かこれは俺の目の前にあるが、食べたのは俺じゃないんだ！信じてくれ」
「……有希、どういうこと？」
「私は食べてない。誓う」
　くそっ、長門。お前までそうやって俺をいじめるのか？……そろそろ泣いてもいいか？俺。
「ほら、キョン。有希はこう言ってるわよ？」
「違う、俺じゃないんだ！……そ、そうだ。これはきっと古泉の陰謀だ。古泉が食べたに違いない」
「……なんでそこで古泉くんが出てくるのよ。根拠でもあるの？」
「それはないが……俺の勘だ。だが間違いない。いや、もはや超能力と言ってもいいかもしれん」
　などと苦し紛れに言ってみたところでどうなるものでもないし、誰かが助けてくれるわけでもない。

支援

支援

「何言ってんのよ。あんたなんかに超能力使えるくらいなら今ごろ宇宙人が服着て歩き回ってるわよ」
　いや、そこに服着てプリン食ってる宇宙人がいるんだ。まじで。

　しかし、これが今目の前にこうしてある以上、どう考えても俺が不利だ。
　どうすりゃいい。落ち着け、クールになれ、キョン。
「あんたが今食べたんでしょ！？早く謝りなさいよ。今なら土下座で許してあげられるかもしれないわ」
　かもって、お前。絶対許す気ないだろ。

　その時、天啓とも言うべき考えが俺の頭の中に閃いた。
　いつまでも泣き寝入りばかりしてる俺じゃない。見てろよ、長門。
「わかった、ハルヒ。……今から俺じゃないってことを見せてやる」
「どうするつもり？」
「このプリンの容器を見てもらおう。……空だ。中にはスプーンが入っている」
「それがどうかしたの？普通じゃない。あんたが食べたから空なんでしょ？」
「俺が言いたいのはそうじゃない。……このスプーンを見てくれ」
「それがなんなのよ？普通のスプーンじゃない」
「確かに普通だ。だが俺はこれを使っていない。ということは、これは長門が使ったスプーンだ！」
「そ、それがなんだって言うのよ？」

支援

>>172続き
そして放課後
キョン「あーつーい････なぁハルヒ今日部活やすんでいいか？」
ハルヒ「何寝ぼけたこといってんの！早く来なさい！」

そして強引に手をひっぱられ部室についた
ハルヒ「はーいみんな聞いて！今日から新メンバーがはいるのよ！」
長門「････････････････」
古泉「･････(ニコッ」
みくる「････(ゴクッ」

キョン「一体だれだよ････」
ハルヒ「はい、はいってー！」

谷口「どーも谷口っす」


キョン「え･･････････････････････」

続く

支援

「くっくっくっ、甘いな長門。甘すぎる。このプリンより甘いぜ」
「……やっぱあんたが食べたんじゃない」
「あ、いや、違う。今のは口がすべった。じゃなくて言葉のあやってやつだ。……俺は食べてない」

　ここで俺は再び長門の方に視線を移す。
　長門は何事かといった表情で俺の目を見つめ返している。
「これは長門が使ったスプーンだが、長門はこれを俺が使ったと言い張るんだよな？」
　長門はじっと見つめたまま微動だにしない。俺はそれを肯定と受けとる。

「なら例えば、……そうだな。俺がこのスプーンを今から舐め回しても文句はないよな？」
「あ、あんた。……なんて恐ろしいことを……」
「ハルヒも俺が食べたと思ってるんなら文句ないよな？」
「そ、そうだけど。……でももしそうじゃなかったら……」
　もらった。完璧だ。少なくともこれでハルヒは疑心暗鬼に陥るはず。ノン・リケットってやつだ。
　どうだ長門？さすがにこれで俺の勝ちだろう。
　そう思って長門の方を振り返ると、……なんと、長門が笑っていた。

　うっすらと微笑みを浮かべるというレベルではなく、明らかに笑っていた。

支援

「甘いのはあなた。甘すぎる。CoCo壱の甘口カレーよりも甘い」
　……いや、CoCo壱の甘口カレーって別にそんなに甘くないだろ。
　なんてツッコミを入れている場合じゃなかった。
「私は誓ってそのプリンを食べていない。だからあなたがそのスプーンを舐めたとしても私には一切の不都合を生じない」
「いやいや、待てよ。だってこれは――」
「そして、仮にあなたの言うようにこれを私が食べたのだとしても私には不都合が生じない。困らない」
　どういう意味だ？
「もし私の使ったスプーンをあなたが舐めたいというなら、……むしろ望むところ。それでも……」
　長門は本を置いたうえで、立ち上がり、体ごとこちらに向き直る。
「それでもあなたが自分の言うことが正しいと言い、スプーンを舐めるというなら、それはもはや変態と言うべき」
「そ、そうよ！どっちにしろそんなことするなんて変態よ！」
　なんてことだ。よくわからんがこのままスプーンを舐めると俺がただの変態ということになってしまう。
　くそっ、どうすりゃいい。きっとまだ方法は――、そうだ！！この手があった。

「わかったハルヒ。これから証明してやる。」

　俺は立ち上がり、ハルヒの方へと近づく。

支援
>>191
書きながらの投下は注意なんだゼ☆

「な、なによ。……なんのつもり？」
　俺はハルヒの肩に手を置き、いつか言ったあのセリフを再び口にする。
「あのな、ハルヒ。……俺、実はポニーテール萌えなんだ。」
「は、はぁ？」
「いつだったかのお前のポニーテールは、反則的なまでに似合ってたぞ」
「ちょっ、えっ？その言葉！？そんな、なにこれ？どういうこ――」
　そう言って、いつかのときと同じように、ハルヒと唇を重ねる。

　しばらくそのままの状態で固まった後、どちらからでもなく、二人同時に離れる。
「……どうだ？プリンの味なんてしなかっただろ？」
「そ、そうね。プリンの味はしなかったわ。……でも、……とても甘かったわ……」
「そうだな。俺も甘かった。……大好きだ、ハルヒ」
　そのままハルヒを引き寄せ、ギュッと抱きしめる。
「……あたしもよ、キョン。……大好き」

「ハルヒ。……もう一回、キスしてもいいか？」
「えっ、こ、ここで？……そりゃ、あたしはいい――」
「外でして」
　いかん、長門がいるのすっかり忘れてた。
「す、すまん長門。出るよ」
「そ、そうね、ごめん、有希。じゃああとよろしくね」

>>191
自重

支援

　そうしてハルヒと二人で部室を出る。

　後ろで「惜しかった」と聴こえた気がしたが、おそらく気のせいだろう。
　惜しかった？なんのことだ？

「今日もあのケーキ屋に行くか？」
「今日？……うーん、あたしん家は？あたしがプリン作ってあげるわ」
「ホントか？あれうまかったらから楽しみだ。」
　そうして二人でハルヒの家へと向かう。


　ん？その後どうなったかって？


　もちろん、プリンとハルヒはおいしく頂いたさ。


◇◇◇◇◇


『涼宮ハルヒのプリン騒動』
　―最終日(裏)―



「うまくいった」
「さすがに長門さんですね」
「そうですねぇ。私もドキドキでした。これからお二人はどうするんでしょうねぇ」
「ふふっ、そんなこと決まってるじゃありませんか」
「あんなことやこんなこと」

支援

支援

支援

「ものすごい抽象的ですね……それで伝わっちゃうのもすごいですけど」
「まぁどちらにしても僕たちの仕事は終わりですね。お二人が仲良くして頂けるというのは良いことです」
「でも少しつまらない」
「それは私もちょっとありますよねぇ。お二人をこうやって見てるとおもしろかったですし」
「まぁそううまくばかりもいきませんし、そのうち何かあるかもしれませんよ？」

「……朝比奈みくるで遊ぶという手もある……」
「……な、長門さん？何か言いました？」
「何も」
「朝比奈さんで遊ぶ手もある、と言ったんですよ！」
「……なんでそんな強気なんでしょうか？……やめてくださいよ」
「まぁそれもそのうち計画を立てておきますよ」
「そのうち」
「やめてください。……それにしてもキョンくんがスプーン舐めたらどうするつもりだったんですかぁ？」「……問題ない」
「実はですね。……あのプリン、僕が食べたんです。つまりあのスプーンも僕が使ったものです」
「昨日頼んだのはこのこと」
「えっ、ええぇぇ！？古泉くんが？な、なんのためにそんなことを？」
「仮に彼がスプーンを舐めた場合に後でショックを与えるため」

「ちなみに長門さんは彼との会話で一切嘘は吐いてませんよ。それも驚きました」
「……ひ、ひどい。キョンくん立ち直れなくなっちゃうところだったんじゃ……」

「というのは建前。本当の理由は別にある」
「おや、どういことでしょう？それは僕も聞いていませんね」
「実は……」
「実は……なんですかぁ？」
「実はあのスプーンは私があらかじめ舐めていた」
「な、なんということです！？」
「ほぇぇ、すごい展開になってきました」
「つまり僕は長門さんの舐めたスプーンを知らずに使っていたというわけですか……」
「ちなみにその後、私がもう一度舐めた」
「……やっぱり最終的には長門さんだったんですねぇ」
「……じゃあ僕と長門さんは知らないうちにかなりディープな間接キスをしていた、というわけですか……」
「そう」
「ひえぇぇ、まさか裏でそんなことになってしまってたなんて、びっくりですぅ」

「間接の次は直接しなければならない」
「って、ええぇぇ！？それは長門さん、いくらなんでも……」
「いえ、そのとおりです。ここまできてしまったからにはもはや直接以外に選択肢はありませんね」
「ない」

支援
ってまたsegaｗｗｗ

「……もうどうでもいいですぅ、好きにしてください……」
「では長門さん、これから二人でプリンでも食べに行きましょう。二人で」
「……行く。二人で」
「ちょっと『二人で』を強調しすぎじゃないですか……？別にいいですけど……」

「では朝比奈さん。またいつか会いましょう」
「はい。……もうツッコミませんよ」
「……いつか」

「はあぁ、一人になっちゃいましたぁ」
「そんなことはないっさ！」
「えっ、あれ、鶴屋さんですか？」
「そうさ、みくるが一人きりになっちゃったもんで遊びに来たのさ」
「そうですかぁ。ありがとうございます。……ってなんで知ってるんですかぁ！？」
「そりゃそうさ。なんせハルにゃんとキョンくん、有希っ子と古泉くんがくっつくように仕向けたのはこのあたしさ」
「ふぇっ、どういうことなんですかぁ！？」
「やけに計画が出来るの早すぎだと思わなかったかい？まるで最初っから全部出来てたみたいにさ？」
「そ、それは……確かに、おかしいかなぁ、とはちょっと思いました」

「あたしが全て計画を予め考えておいたのさっ。そしてそれを有希っ子と古泉くんに指示してたってわけさ」
「えっ、そうだったんですかぁ？」

支援
sega俺もﾊﾟｸｯたるwwwww

「そしてこの計画の裏の目的は実は有希っ子と古泉くんをくっつけることにあったのさっ！」
「つ、鶴屋さん。あなたはなんてことを。涼宮さんとキョンくんはおとりだったなんて……」
「そして二つのカップルを作ることの真の目的は、こうやってみくるを一人ぼっちにすることなのさ」
「そ、そんなぁ。鶴屋さんひどいですぅ……」
「うっひゃっひゃっひゃ。面白いほど簡単にいったさ。ハルにゃんとキョンくんがくっついた後だったしね」
「そ、そんな……、どうしてそんなことを？」
「ふっふっふ。あたしの最終的な目的はここでそのプリンを頂くことっさ！」
「えっ、プ、プリンですかぁ？ここにはないですよぉ？」

「あるじゃないかい。……そこにでかいプリンが、それも二つも」
「ふえぇ、ま、まさか鶴屋さん、それをねらってたんですかぁ！？なんですかぁ、その手は？」
「へっへっへ、じゃあみくる、覚悟はいいかい？……答えは聞いてないにょろ！」
「ひええぇぇぇぇ！！！誰か助けてぇぇ！！」
「諦めるっさ！もうこのあたりには誰もいないよ」

ちょｗｗｗ
sagawww

支援

「つ、鶴屋さぁん……許してくださいぃ。……………………なんて言うとでも思いましたかぁ？」
「なっ！？み、みくる？どういうことだい？」
「うふふっ、鶴屋さんはこのために二人をくっつけようとしていたみたいですね」
「そ、そうさ。うまくいったじゃないかい？」
「残念ですが古泉くんと長門さんはすでに付き合ってたんですよぉ？」
「な、なんだって！？……じゃああたしのやったことって……」
「それに実は私と二人っきりになるのもこんなことする必要もなかったんですよ」
「み、みくる？……まさか？」
「鶴屋さんがなかなか言ってこないから、引っかかったふりまでしちゃったじゃないですかぁ」
「じゃ、じゃあ全部わかってやってたのかいっ？なんでわかったさ！？」
「うふふっ。もう決まっていることなんですよ？……まぁそんなことはどうでもいいじゃないですかぁ」
「……そうだね。あたしたちもプリンでも食べに行くかいっ？みくるプリンは後にとっておくさ」
「そうしましょう。私も楽しみにしておきますぅ」

なにこの超展開ｗｗｗｗ

「あっはっは！大好きだよ、みくる」
「私もずっと鶴屋さんが好きだったんですよぉ？」
「気付かなくてごめんにょろ。……さぁ行くっさ！」
「はぁい、行きましょう」

「それにしても……なんでみくるにばれちゃったんだろうね……？」

「うふふっ。……禁則事項ですっ！！」


涼宮ハルヒのプリン騒動　―完―



以上で終わりです
最後まで読んで頂いた人、支援の人、ありがとうございました

「キョン、最後こんな終わり方でいいの？」
「俺に聞かれても知らん。読んだ人に聞いてくれ」
「まぁよろしいのではないでしょうか？若干、作者の考えていた方向からはそれてしまいましたが」
「完全に想定の範囲外」
「実は３つも没endができちゃってましたよねぇ」
「速攻で削除してたみたいだけどね」
「そりゃそうだろ。……あれはひどかったからな」
「私も最後の方『うひゃひゃ』って笑ってましたもんね……」
「そのくらいいいじゃないですか。僕なんか……」
「……私は主役だった」
「まぁなくなっちゃったもんはどうでもいいのよ。ってことで、みんな、またね！」
「またそんな無責任なこと言って。……ちゃんと書くかどうかわからないぞ」
「……また次回作に」

やり過ぎだろｗｗｗ
支援

オチが強烈だったぜ
ＧＪ！！

ＧＪ！
なんという終わり方ｗｗｗ
全く予想していなかったぜｗｗｗ

くっ････俺の書いてる奴がどんだけクソかわかった･････

小説は奥深い･･･ＧＪ･･･････！

ＧＪ！

すげえｗｗこれはＧＪだ！！
しかしsegaとsagaのお陰でいちども下がってないってのもすごいなｗ
乙だっぜ！

>>212
試験前なのに投下するというお前のクオリティに感動した！
まるで少し前の俺と一緒じゃないかｗ

ってことで、俺も投下したくなってきた。

争奪戦の続きを6スレくらい投下しようかと思います。
本当は土曜日予定だったんだけど、思ったより長編になってきたので、少しずつ投下したいと思います。

・・・あ、ちょっと待って。推敲するから。

まさか、長門と小泉がくっついてしまうとは、想定外だったぜ、ＧＪ！

>saga
・・・つまりその後の二人の様子を暗に示してると、

キョン「快感(ダメージ)を与えるッ！！」

プリン騒動乙でしたー！b

ＧＪ．
全世界が驚きに包まれたなｗ

次の話来るまで、保守でもしますか。

思った以上に反応があって嬉しい

ここまでやっといてなんだが
ハルヒとキョンの掛け合いがうまく書けん。違和感がありまくる

２人の甘さは世界一ィィーーーーーーー！！な保守

すみません、１０時くらいから投下します。

一応、前回までの話です。

http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2790.html

争奪戦だよね？
ｗｋｔｋ

SS書けたんだけど、>>227氏の跡の方がいいかな？
5レスくらいで終わる比較的短め切ないストーリーなんだが。

判断しあぐねる

アナル落下

>>229
焦らなくてもプリンは逃げないさ。
>>227殿の投下完了後にゆっくりと行けばよろし。

投下しちゃいなよＹＯＵ
投下したもん勝ち＞229

この時間は投下が多くてありがたい。
>>229長さが問題じゃないさ。

>>229
すみませんね。プリン騒動に感銘を受けて投下したくなったｗ


因みに今回は比較的短編（３スレ）が２つです。
もう少ししたら投下します。

>>231
把握した。
プリン食べながらじっくりと待つとしよう。

アナル保守しようとしたら、プリンに書き込んだ直後だったらしく４０秒の所で規制喰らって、再度書き込もうとしたら落ちてたorz
何か悲しくなってきた

じゃあそろそろ・・・

―――――――――――――――――――――――――――――――――

適性検査の後、「試練その1 知能テスト」を行うことになった。問題は中学生レベルの五教科総合百点満点の試験を行なうというものであった。
試験の内容は盛り上がりも何もない、単なるテストなので割愛させていただく。
分かっているかもしれないが、先ほどのハルヒの宣告により、俺もテストを受けさせられていた。
しかも俺の点数を基準にし、俺の点数未満のものを失格にするという。
『あんたわかってるんでしょうね？この前の期末テストみたいな点数取ったらタダじゃおかないからね！』と死の宣告を受けつつ。
…夏休みに宿題以外の勉強をさせられるハメになるとは、やれやれだぜ。

テストが終わると鶴屋家の助っ人数十人が採点をした。さすがにこれだけいるとあっという間だ。
先ほどのハルヒの宣言により、試験を受けるハメになった俺はひぃひぃ言いながらも問題を解いていた。
信じられないことは起きるものだな。俺自身が一番吃驚しているのだが、夏休みの宿題のおかげだろうか？
俺の頭は冴えていたらしい。なんと93点というかなりの高得点を叩き出すことができた。

俺の点数が基準ということで、92点以下の参加者は脱落と言うことになった。この試験で人数はおよそ半分にまで減った。
だが、俺の生涯五本の指に入るであろう高得点をあっさり100人弱が上回っているとは。かなりレベルが高いぞ。こいつら。
ああ、ちなみに谷口は36点だ。採点が終わった回答用紙を見て、俺は笑いを堪え切れなかった。後日いじめてやろう。
不憫なのは、点数が低かろうがこいつは最後まで強制参加という点だ。ここで早々と帰りたかったろうに。
はっきり言って余談だが、コンピ研の奴等は俺より点数が高く、古泉と国木田は満点であった。腹立たしい。

「あんたにしてはまあまあね。でも、うっかりミスしてるわよ。不等式の不等号は両辺を乗除したとき入れ替わるの忘れてたでしょ。しっかりしなさい！」
この点数を前にしてもハルヒは厳しかった。やれやれ。俺に住み着いた不機嫌の座敷童は相変わらず動く気配が無いな。

続いて、「試練その２ 体力勝負」となるらしい。ホールから先ほどの庭園へと舞台を移した。
舞台は先ほどと代わり、50m四方の白線による区切りがされており参加者はその中に入らされた。
俺はハルヒに呼び出され、何かのお面とロジンバッグを手渡された。…なんだこれは。
「いいから、このお面を付けて、手に粉を付けなさい。早く！もうすぐ鶴屋さんが開始の合図を送るわ！」

１０時まわってるな
そろそろか・・・
支援

支援

支援

支援

「みんなー！知能テストお疲れっさ！頭は働いたけど体が堅くなってないっかな！？そこで『試練その２ 体力勝負』だよ！
ルールは簡単！あそこの『鬼』に捕まらないよう、逃げるだけさ！鬼の手には白い粉が付いているから、それが触れた時点で失格だい！
ちなみに、白線の外側に逃げた場合も失格だから気をつけてよ！制限時間は一時間！！よーい！始め！！！」

同時にピストルの撃鉄が火薬を叩いた。…なるほどわかった、今から鬼ごっこをすればいいわけだな。鬼は俺で、一時間捕まらなければ次の試験に進める訳か。
…ちょっと待て。一時間も走り回れと言うのか？参加者の体力試験だよな？俺の体力試験をしてどうするんだ？

「こーらー、キョーン、しっかりやりなさーい！目標50人！！」
無茶を言うな。確かに鬼ごっこの参加人数が100人なのは多いが、2500メートルスクエアの中では少な過ぎる。人口密度は0.04人/m2だぜ？

俺がいくら文句をいおうが、ハルヒがやめてくれる訳はなく、俺は一時間、ダッシュを延々繰り返すハメになった。
「キョーン、右！右！違う！そこは左！そこっ！前！！あー、もうじれったい！！」
ハルヒは大きな日傘の下、特等席でレモンスカッシュを飲みながら俺に号令を出していた。
いつの間に用意したのか、『ミスSOS団 麗しの団長 涼宮ハルヒ』などという襷をかけていた。ノースリーブのドレスでは、腕章は無理だからな。
いや、突っ込むのはそこでは無い。襷の名前を変えて朝比奈さんにかけるべきだ。若しくは『天下無双の我儘女 涼宮ハルヒ』にしろ！

「はい、終了ー！みんなお疲れっさ！」
鶴屋さんの終了宣言後、俺は大リーグボールを打った後ダイヤモンド上でぶっ倒れた花形満の如く動けなかった。
―燃えたぜ―燃え尽きたぜ―真っ白にな―　…あれ？それは違うキャラだったか？

「なぁーに倒れているのよ！バカキョン！！」
俺は水をブッかけられ、息を取り戻した。
「っぱはぁ！何しやがる！！！」
「いつまでも寝てんじゃないわよ！あれくらいの鬼ごっこでへばってるんじゃないわよ！
おまけにあんた30人くらいしか捕まえてないじゃない！このペナルティは次に回すから覚悟なさい！！」
…少しは俺を労ってくれよ、ハルヒ…

後番まってんだからちゃっちゃといこうぜ

支援

支援

支援

「…本当は、鶴屋さんとこの非番のボディーガードが鬼をやる予定だったんだけど、急用ができたから参加できないって言われてね。
それでキョンが良いってあたしが提案したの。鶴屋さん家のボディーガードとか侍従も居たんだけど、キョンは試験官だもんね。
それに、あんたに捕まるような柔な男には興味ないわ。足切りに最適よ。
…いつまで寝てるのよ。早く起き上がって…これでも飲みなさい」

俺はハルヒに促され、起き上がり、ぶっきらぼうに突き出されたものを受け取った。それは可愛らしい水筒袋に入った、ダイレクトタイプの水筒だった。
「…いつまでもあんたがぶっ倒れたままだと、この後に影響するからね。あたしが作ってやったわ。有り難く飲みなさい」
ハルヒから差し出された水筒の中身はスポーツドリンクであった。
飲んでみると普通のそれとは違い、程よい酸味が疲れた体に活をいれてくれた。
「市販のBCAA入りスポーツドリンクに、ライムとカボスの果汁、あと蜂蜜を少し加えたのよ。クエン酸と糖分は疲労回復にもってこいよ」

「…ああ、スマン。だがこれはお前の水筒じゃなかったのか？」
「…！ち、違うわ！鶴屋さんの家にあったのを拝借しただけよ！」
「そうか。お前と間接キスしたかと思ってちょっとビビッたよ。」
「…だ、だからあたしのじゃ……ビビッたって、どう言う意味よ？」
「い、いや、特に深い意味は…」
「なぁーに言ってんのよ！間接キスを気にするなんて、お子様も良いところだわ！気にするんならあげないわよ！返しなさい！」

そう言ってハルヒは水筒を強奪し、あろう事か水筒の中身を全部飲み干してしまった。
「…っぷはっ！どう？間接キスなんてなんてことはないのよ！」
「…分かったよ。お前が気にしないのはな。でも、もう少し俺のために残してくれても良かったんじゃないか？」
「あれだけ飲めば十分でしょ！」
「ああ、確かに体がひき締まったよ。ありがとうな、ハルヒ。」

「………ふん！」

…ハルヒは顔を反らせ、飲み干した水筒を片手に自分の席へ戻っていった…

後ろがつかえてるんだから早くいこうぜ。
推敲済ませてからきなよ。

俺は濡れたモーニングを鶴屋さんに返却し、着替えることにした。鶴屋さんから渡されたディレクータズスーツに。しかし、やっぱり礼服なんですね。
「開会式は正装がいいけど、争奪戦中は準礼装でもかまわないっさ！」
いや、そうゆう意味では無いんですが…どうせなら紋付袴の方が楽そうでいいです。
「おや？キョン君は和装派だったのかい？何なら今から準備するかい？そうするとハルにゃんも和装にしなきゃね。
文金高島田も十二単もあるし、ハルにゃんなら何着ても似合うっさ！」
…いや、このままでいいです。しかし、何故ハルヒと俺の衣装を合わせる必要があるのだろうか？
…もしかして本当に結婚式でも挙げさせたいのだろうか？この名誉顧問様は？

俺の着替えが終わると、ステージ近くでは何やらいい香りがしてきた。これはカレーの匂いである。
昼飯の準備をしているようだ。参加者全員に振る舞うのだろうか。流石鶴屋家、羽振りがいい。

「みんなー、鬼ごっこお疲れサマサマー！もうすぐお昼ご飯だね！ここまで残ったみんなにはななななんと、お昼ご飯をご馳走するっさ！」
参加者から歓声がわき上がる。鶴屋家の昼飯を1000円で相伴できるとは、二度と無いことだろうしな。
「でも、ただ食べるだけじゃないよ！『試練その３ 料理当てクイズ』をやるっさ！
今からハルにゃん、有希っこ、みくるがそれぞれ作ったカレーとサラダが配られるよ！
その中から、ハルにゃんが作ったのを当てるんだ！愛情があればハルにゃんが作ったのがどれかなんて、すぐ分かるっさ！」

…これはかなり厳しい。三人がどんな料理を作るか知らない奴がほとんどだし、それに俺ですら分かる気がしない。
バレンタインの時のチョコケーキみたいに、アイデンティティが分かる文字やらキッチンペーパーの切れ端なんて入れてないだろうしな。

俺は自分の席に座り、一息ついていた。
遠くを眺めてみると、3つの寸胴が用意され、それぞれ鶴屋家侍従が参加者達にカレーを振る舞っているよだ。
予想通り、みんな苦悩と苦悶の顔をして考えていた。遠目なので分からないが、見た目に違いは無さそうである。

支援

>>225
おまいの向上心はハルヒ並だなwww
十分GJだったと思ったんだが、次回作にも期待してるぜ!!
とにかく乙!!試験めがっさｶﾞﾝｶﾞﾚ m9っ`･ω･´)ｼｬｷｰﾝ

支援

「あんたも当ててみなさい」
ハルヒはそう言いながら、俺の分のカレーを持って来てくれた。
皿には番号が振ってあり、左から順番に、『1.ポークカレー』、『2.ビーフカレー』、『3.チキンカレー』となっていた。
「当てたらさっきの不祥事はチャラにしてあげるわ。精々頑張りなさい」
そう言ってハルヒは鶴屋家の厨房に戻っていった。

やれやれ。これは何とかして当てないとな。
3つのカレーを眺める。入っている具が違う物の、それ以外に差異は見られなかった。
俺はそれぞれ一口ずつ口に運んでみた。どれも美味である。しかし、これだけでは全く分からん。
辛さは辛い順にビーフ、チキン、ポークとなっており、具の大きさは大きい順にチキン、ビーフ、ポークとなっていた。
それぞれ使用しているスパイスが微妙に違うみたいだが、三人の特徴が表れているとは言い難く、判別に困難を極めた。…こりゃ、ギブアップかな？

―ふと、俺は夏の暑さには心地よい、しかし冷たい目線が、俺の体を冷却していくのを感じていた。
「……………」
…長門！？いつの間に？？
「……食べて」
これは…サラダか？そう言えばサラダ付きだったんだよな。
「……この試練は私が考えた。涼宮ハルヒは自分の料理だと理解できる人、自分の料理を美味しいと言ってくれる人が彼になって欲しいと願っている。
だから私がこの試練を提案した」
なるほどな。
「同時に私は、あなたにこの問題を正答してくれることを希望している。必ず当てて欲しい」
とはいっても、難しいぜ。古泉みたいに性格や深層心理から当てることなんてできないぜ？
「…大丈夫。あなたならできる。ヒントは、このサラダ」
サラダがヒント？
「…そう。よく味わって欲しい」

そう言って、長門も厨房に戻って行った。サラダがヒントだと？どれも同じサラダじゃないか？
三つのサラダはどれもトマト、キャベツ、キュウリ等の野菜にローストビーフが乗っかり、パルミジャーノがかかって……

あれ？…これはどこかで……？

支援

支援

支援

俺は順番に食べてみた。1のサラダには和風ドレッシング、2のサラダには中華風ドレッシング、
そして3のサラダにはハーブが薫る、バルサミコ酢とオリーブオイルのドレッシングがかかっていた。
…なるほど、そうゆうことか。ありがとうよ。長門。

食事終了後、いよいよ正解発表となった。
「さあさあ、みんなわかったっかなー！今から正解を超！発表するよー！答えは、ｼﾞｬｶｼﾞｬｶｼﾞｬｶｼﾞｬｶｼﾞｬｶｼﾞｬｶ… 3番！チキンカレーっさ！！」
参加者から歓喜や怒号、様々な声が飛んでいた。

正解発表後、ハルヒは俺の元まで来て、ニヤケ顔で問いかけてきた。
「あんた、正解だったわよね？まさか間違えたなんて言わせないわよ！？」
ああ、バッチリ正解だ。あの勉強会の時、長門が作ってくれたサラダと一緒だ。
「なによそれ。それなら有希のサラダ当てたってことでしょ。あんた有希とあたしを間違えて、まぐれで当てたのね？それじゃ正解とは言わせないわよ！」
…長門もお前も言ったじゃないか。このドレッシングを考えたのはお前だって。
だから長門は敢えてここでは使わなかったのさ。お前のオリジナル料理がわかってもらえるか、っていう試練だったんだろ？

「…なによ、あんたそうやっていっつも有希のことばっかり考えているの？いやらしい。変態。
…でも正解は正解ね。約束通りチャラにしてあげるわ。午後からもしっかりやんなさい！」
そう宣言してハルヒは去ろうとした。

「…ハルヒ」
「何よ」
「美味かったぞ。ありがとな」
「………………」

…ハルヒはこちらを振り返りもせず、自分の席へと戻って行った。さっきと同じように…

――――――――――――――――――――――――――――――
今日はこんなもんです。書き込み感覚がちょっと長いかな？もう少し短くても大丈夫なのかな？

支援

乙

>>248
支援もしないやつが何言ってんだか…


支援

うお、終わってたか・・・
まぁいいや次の人ドゾー
支援

乙！
俺はだいたい１分ごとに投下してるぜ

乙！

>>257
込んでる時間帯に６レスで十数分もスレを占拠するのはやりすぎだぜ。
もっと感覚を詰めると吉。

乙！
投下間隔はも少し短くても良いと思うぜ

それはともかく続きwktk！

某携帯ハルヒSSサイトに投下してるのをこっちに投下なんて事はしない方がいいかな？

>>262　>>264
了解です。もう少し短くしてみるよ。感覚短くてさるったとか話聞くから、
そっちの方が迷惑書けるかなと思ってたよ
これから気をつける

>>266
お好きなように。
転載じゃなかったらおｋ

アナル立てました
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1182950844/

ほしゅ

ハルヒには関係ないんだけど・・・まぁ、ＳＳは関係あるんだが質問。

ディズニーランドに停電起きた時、二人きりだったら良い雰囲気なアトラクションってホーンテッド以外に何かある？

次の人カモン！

高校最後の12月も末に差し掛かり、鶴屋邸でのクリパでうっかりハルヒが酒を飲み、散々な目に会わされた挙句、当のハルヒ自身はくたばっちまった。
まあ、ハルヒ及び鶴屋さん手製の料理をたらふく食うという戦略的目標その1は達成できたわけなので、とりあえずそれはいい。
いまハルヒは急性アルコール中毒というわけでもなさそうなので、隣の襖に寝かせてある。
俺も勢いに乗せられてそこそこ飲んじまったわけなんだが、どうも体質的にそれほど弱くは無いらしい。
酩酊感はあるものの前後不覚までとはいかず、適度にハイテンションでHappyHappy今なら竹槍でニミッツ級原子力空母を撃沈できるぜｷｬｯﾌｫｰ!的状態だ。どうってことはない。

酒は素晴らしい。
飲める量をわきまえれば、な。

そういうわけで、飲める量をわきまえないバカ約1名が隣の部屋で眠っており、帰りが非常に心配なところがあるが、まあ鶴屋さんの力を持ってすればなんとでもなるだろう。
些か責任擦りな気がしないでもないが。
ヘタな宴会場より余程良い造りの鶴屋邸和式食堂ではアホの谷口を始め、SOS団と関りを持った大半の人物が宴も酣、激しく盛り上がっている。
昨年卒業したOB部長含むコンピ研の連中までいるのには少々驚いた。
朝比奈さんは鶴屋さんに絡まれもみくちゃにされている。ハルヒと違って鶴屋さんはアノ手の行為に及ばないのでまあ心配はないだろうが。
長門はまるで鶴屋家貯蔵の酒を殲滅せんとばかり黙々と眼前の酒瓶を開け続けている。しかもコンピ研の連中と難解なコンピューター用語のやり取りをしながらな。他人事とはいえ、後々バグその他トラブルの嵐にならないか微妙に心配なところだ。
古泉は佐々木と抽象的で具体性に欠ける理解不能なプロトコルを楽しげにやり取りしている。なぜか時々視線がチラリと俺の方を向くが、会話の内容がワケワカメなので気になってしょうがない。
なるほど、暗号通信という概念とその有用性を少し理解できた気がするぜ。

そんなこんなで楽しく宴は展開されているわけだが、俺には一つやるべきことがあった。
　「すいません、トイレどこでしたっけ？」
　「そこを出て右に行った突き当りだよ！」
常日頃からだが、アルコールが入っていないとは思えないハイテンションで答える鶴屋さん。
ハルヒに類似するこの極上に輝く笑みは、朝比奈さんとはまた別の癒しを感じるね。
貴女と朝比奈さんが卒業して、北高は少し色が褪せましたよ。
ハルヒのおかげでその損害は最小限に抑えらましたけど。
などと感傷に浸っている場合ではない。戦略的目標2を遂行しなければならない。
この2つの目標を達成するためにここに来たんだからな。

涼宮ハルヒの光臨スレって今日立った？
次の投下ってどうなってるか知らないんだが

しえん

俺は宴会場の襖をあけ、しっかりと閉めると左側に向かって歩き出した。
トイレ？本当そんなもんどうだっていいのさ。
あ、いや訂正。トイレがないと中世ヨーロッパのパリみたく悲惨なことになるから、トイレは重要な設備だ。
かの有名なヴ●ルサイユの薔薇の時代のパリは悲惨だったんだぜ？
興味があって、且つ現実に絶望したくないやつ以外はググッてみるといい。
いやいや、話が脱線した。ここで俺が言ったどうだっていいというのは、超短期的に見た場合の話だ。
『今は』どうでもいい。
そういうこと。OK？

廊下に出て左手に数歩進むと、そこには別の部屋に繋がる襖がある。
俺は軽くノックをして返事が無い事を確かめると、襖をそっと開いた。
豆電球だけついた薄暗い部屋には、我らが誇るべきSOS団団長、涼宮閣下がご就寝されていた。
別名、『潰れた』ともいうのだが、そんな瑣末事は気にしない。
薄暗い電灯の下でもわかる、元気に満ち溢れたその寝顔。
今はアルコールが添加されているせいか、若干上気し、緩んだようにもみえるがな。
そろそろ酔いも多少は醒めているころだろう。

俺はこの顔を、いつからか愛しいと思うようになっていた。
勿論寝顔だけじゃないぜ。
団員専用の100W級極上スマイルも、ちょっと凹み気味な表情も、全部ひっくるめてだ。
認めてやる。俺はハルヒのことが好きだ。
好きで好きでどうしようもない。
こいつが離れると寂しく、愛しくてたまらない。
今まで生きてきてこんな感情を抱いたことはない。
いつもこいつの思いつきにえらく振り回されてばかりなのに、どこをどうシフトミスしたんだろうね俺の心は。
ま、なっちまったもんはしょうがないのさ。

支援

タイミング悪かったスマン

支援

布団に横たわるハルヒの横に座ると、俺は小さく囁いた。
　「ハルヒ…。起きてるか？」
　「…いや、寝てるわよ」
…あえて突っ込まないでおこうかね。
　「3年間色々あったな」
我ながら無駄な哀愁を漂わせたつもりで呟く。
　「そうね…」
　「この3年間、俺はお前に振り回されっぱなしだったぜ」
　「………」
ハルヒは真意を読みかねて、沈黙する。
気を紛らわせるためか、布団の中で小さく身動ぎした。
　「そして振り回され続けた挙句、この有様だ」
　「何よそれ。悪態ついてるようにしか聞こえないわよ…」
それは、いつもの怒った調子ではなく、悲しさを含ませる声だった。
そんな声をしないでくれよハルヒ。
俺が伝えたいことはそんなことじゃないんだ。
　「今の俺の気持ちを知りたいか？」
　「何よ、言いたいことはハッキリいいなさい」
　「そうだな…。じゃあハッキリというよ」
一世一代の大勝負。
否が応にも心拍数は向上し血圧も急上昇している。
血圧計ないかな。
　「お前に振り回されて、俺は劇的に変わった。お前のことが…好きだ」
ああ、ついにいっちまった。
もう後戻りはできねえ。
返事はなんだろうね。顔を赤らめてツンデレっぽくOKと答えてくれるのか？
それとも鼻っ柱への強烈な正拳突―――！

支援

支援

俺の心身に衝撃が走った。
結果は予想のどれでもなかった。
ふと気がつくと、呆然と佇む俺の唇に、味覚ではない、甘く暖かい感触だけが残っていた。
俺は今までどのくらいそうしていたんだっけ。
何秒？何分？ヘタすりゃ何時間か？
既にハルヒは布団でスヤスヤと眠りについていた。
これ以上、睡眠を妨害するのも気が引けたので、俺は部屋を後にした。
そして夜は更け、宴会はハルヒを鶴屋邸に残して解散となった。

支援なのね

支援

支援

翌日、俺はハルヒからの唐突な呼び出しを喰らった。
まあもう3年目だから想定内だったがな。
場所はいつもの駅前。
だが今回は定例の不思議探しではなく、団長と団員その1のみによる特別協議だがな。
と、駅前に向かう道中、路地の曲がり角で見覚えのある顔と対面した。
　「よう、長門」
いつのものように無表情アンドロイドは、微かに頷くだけの返拶をした。
通常ならば会話が途切れるか、俺が話を振るかのどちらかなのだが、今日は違った。
　「貴方と、涼宮ハルヒのこと」
長門なら、知っていても不思議は欠片もない。
そう言われた瞬間、俺は脳幹を鷲づかみにされたような錯覚を覚えた。
ちなみに脳幹というのは呼吸やら心拍やらの動作を司る重要な脳組織であると解説を付け加えておこう。
　「…何かまずかったか？」
　「何も問題はない」
なら、一体何なのだろう。
長門がこれまで用も無しに話し掛けてきたことなどなかったのだが…。
歩みを少し進め、情報不足による不安に駆られる俺の前にたった。
　「私は一言、彼方達に言いたいことがあるだけ。何も問題は無い」
繰り返される『問題は無い』という言葉に、多少の安心感を得るが、それでは一体長門の目的はなんだというのか？
次の瞬間、事態は激変を迎えた。
崩れたのだ。
今まで、何一つゆらぐことのなかったそれが。
何の前触れも無く。

支援

支援

そう、長門の無表情が。
柔和で優しさに満ちた長門の笑顔。
それが今正に、俺の眼前にあった。
http://www.uploda.org/uporg877528.jpg
　「彼方と、涼宮ハルヒの幸福を願う」
意外な事態ではあったが、俺は不思議と動揺していなかった。
　「ありがとうな。長門」
俺は短く受け答えた。
　「それじゃ、俺はいくよ。遅刻寸前なんだ」
SOS団には、集合の最終到着者に罰金が課せられる総統命令があるんだ。
いや団長か。まあ実体に変わりはない。
俺はなぜかその常連だった。
陰謀の香りがプンプンしてるが、最早習慣と化しているので今更どうこうするつもりもないし、不快感も無い。
純粋に満ちている長門の笑顔は、彼が立ち去った後もそのままだった。
そして一言、思い出したように付け加える。
　「私の分まで…」
またいつもの無表情に戻り、帰途につく長門。
笑顔の真意を知るものは、誰も居ない。



fin


------------------

絵は拾いもの。
この絵を見て、この話を思いついた。

文章とかいかがですかね？

ＧＪ！
書き方はもうちょっと勉強した方がいいかな？

gjだっぜ！
この絵いいな

>>274
明日の早朝に立つかもって言ってたような気がした

hosyu

>>291
そうか、ありがと！
20時まで残ってるといいんだが

ＧＪ！

>>267
10レスだと危ない可能性が出てくるが、それ以下だと多分、大丈夫。というわけで期待。

確かバイさるは6連投だったかな？

ほしゅ

そろそろage

>>296
そんなもんか。以前は１２くらいで喰らったから、そんなもんかと。やっぱ時間帯によるかね。

生を受けて間もないためまだ世の中の常識というものをよく知らない宇宙人が
ラブレターを殺人予告と勘違いしたりひぐらしな警察から自転車で逃げたり
ハイスペックな着ぐるみを着て不審者を撃退したりラグビー部とか893を鍛え直したり
学校に細菌兵器ばらまいたりするような学園ラブコメを読みたくてたまらない

>>299
やっぱ時間帯だろうね…

スレの保守間隔はだいたい解ったけど、支援間隔は何ともねぇ……

>>300
悲惨なことになっても知らねぇからな。

>>300
教えて頂戴。
マナーを守るためにも。

>>63の続き　今日は1レスだけいただきますー　展開遅くてごめんなさい;;;

いわゆるゴールデンタイムには、落ちモノゲー大会、アルバム披露＋「全然変わってないじゃない！あんた真面目に生きてんの？」という失礼な疑問を向けられたりと、
これといって困るようなことは起きず夜は更けていった。
まぁ　途中で「エロ本チェッーク！！」とか言い出してヤツがベッドの下を漁りだしたのには焦ったが、
それは全力で阻止した！いや 高校生にもなってベッドの下を隠し場所としている男はまずいないだろうが、
敢えてベッドのゴールキーパーとなることでヤツの意識を定着させたのだ。
結果、やましいもんは見つからずにすんだオーライ。
っつかお前はもし古泉の部屋に行くようなことがあったら同じことをやってくれるんだろうな？
その時はベッド以外の捜索をおすすめしとこう。

ハルヒと攻防戦を繰り広げている間、妹のことをすっかり忘れていた。ふっと見るとコントローラーを握ったまま眠りこけている。
画面にはゲームオーバーの文字が浮かんでいた。
キ：『母さんの部屋で寝かせてくるよ。お前はこいつの部屋で寝たらいい』
コントローラーから離れない指をひっぺがしながら妹を抱きかかえた。
ハ：『…うん』
キ：『どした？　あ…そうか』
ハ：『怖くないったら』
ならそんな目で見つめてくれるな。勘違いしちまうだろうが。
ハルヒの肩肘はって、でも弱気になっているみたいなカンジがどうしたらいいのか惑わせる。
キ：『怖くなったらこっちにくればいい。』
ハ：『はぁ！？あんた何言って！！！』
キ：『冗談に決まってんだろ。　何考えてんだエロハルヒ？』
ハ：『なっ！　うるさい！なんでもないわよ！』
俺のみぞおちにいい拳をいっぱつ入れて「もう寝るんだから！あんたこそこっちこないでよ！」とかなんとかブツブツいいながら妹の部屋に入っていった。
これでよかったんだよな？いや　いいも悪いもないか。
窓の外を見ると、さっきは少し回復していた天気がまた悪い方向に向かっているのがわかった。
音こそ小さいが、時々空が明滅している。ハルヒは大丈夫なんだろうか？

続

乙！

>>300
それなんて『ふもっふ』？

長門「コッペパンを要求する」
ワーワー
長門「コッペパンを要求する」
ワーワーワー
長門「コッペパンを……」
ワーワーワーワー
長門「………」

長門「じょうｈ」
キョン「やめろ」


的なやつか

ageとく

>>300
ガトーじゃねぇかwww

すまぬ。皆の者、先に寝ます。
それでは楽しんで下さいね。
あげ

保守

保守

土曜日の乙女です。ちょっとだけ長いです。

「今日は土曜日だから、不思議探索の日！
いつもどおり駅前にみんな集合したんだけど、喫茶店へ行こうとしたところで、あたしの脚が、思わず止まった。

「おはよう、涼宮さん」って声をかけてきたのは―――佐々木さん。
そう、キョンにじゃなくて、あたしに声をかけてきた。それにはキョンも驚いてたみたい。
なるほど、あくまで正々堂々と勝負ってわけね。恋敵ながらさすがだわ。あたしも「おはよう」って返す。
けど、「今日はどこへ行くの？」っていうあたしの質問に、佐々木さんがにこっと笑いながら返してきた答えには、
さすがに絶句したわ。

「今日だけ、ＳＯＳ団の活動に交ぜてもらえないかと思って」

ＳＯＳ団全員の思考が止まったでしょうね。あたしも含めて。……でも、これくらいで怯むあたしじゃないもん。
「いいわよ」
あたしのひと言が、キョンの「佐々木、あのな―――」って言葉を遮った。
「たまにはこういうのも面白いわね。今日は、佐々木さんを特別団員として迎え入れて、探索することにしましょう！」
そう言うと、佐々木さんは可愛い笑顔で「ありがとう、涼宮さん。今日一日、よろしくお願いします」って返してきた。
キョンが、あたしと佐々木さんにむかって何か言ってたみたいだったけど、あまり耳に入ってこなかった。
…正直に白状すると、あたしは、この展開にけっこう動揺してた。

喫茶店で班分けをすると、見事にあたし、キョン、佐々木さんが３人でグループを作ることになった。
これ以上ないってくらいに公平だわ。

出発してから、キョンが佐々木さんに訊いた。「なんでいきなり俺たちに交ざろうなんて思ったんだよ」
そしたら佐々木さんは、
「キミとは中学時代の頃のように親交を取り戻したかったし、涼宮さんとも親密になりたかったのさ」とかなんとか。
佐々木さんの喋り方って独特だから、正確には覚えてないけど、なんかそんな内容のことを言ってたはず。
ま、でもたしかに、その言葉には嘘はないんでしょうね。
あたしだって、キョンとのことを抜きにすれば、ぜひ仲良くなってみたい人ではあるし。佐々木さんって。

ただ…、それからキョンと佐々木さんは、中学時代の思い出話を始めちゃった。…あたしの入る余地なし…。
あたしは黙って、２人の前を独りで歩く。ううぅ、何なのよ、この疎外感…。
でも、これぐらいで圧されちゃうようじゃダメよ！　何か違う話題、何か違う話題…。あああ、何も出てこないよう！
話題を切り替えるための鍵を探して困ってると、佐々木さんが訊いてきた。
「涼宮さんは中学時代、何をしてたの？」って。

つまらなかった中学時代。……それを話せって言うの？
あたしの中学時代なんて、何もなかった。
面白いことを探してるのに、何も見つからなくてイライラして、まわりからは孤立するいっぽうで…。
そんなことを、あたしは佐々木さんに話した。

でも話しながら、そういえばって、中学１年生だった頃の七夕の出来事を思い出してた。
今年ももうすぐなのね、七夕…。
北高の制服を着た変なやつに会って、そいつに手伝ってもらいながら、校庭に大きく絵文字を書いた夜。
あれは、中学３年間のなかで、唯一楽しいと思えた出来事だった。
「ジョン・スミス」なんてバレバレの偽名を名乗ったあいつとの出会いは、その一度きりだったけど、
だからこそ、なんだか神秘的な感覚が、はじめからあったのよね…。

それを思い出したけど、佐々木さんには話さなかった。
あの出来事は、誰にも教えない。あたしだけの思い出にしておくの。キョンにでさえ、言っちゃダメ。
キョンにも佐々木さんにも、あたしの中学時代はつまらないことしかなかった、そう思われてていいんだ。
中学時代なんて、問題じゃない。大事なのはいまなのよ。

「中学時代のことなんてもういいの。いまはこうして、キョンやＳＯＳ団の仲間がいるし、他にも友達はいるわ。
不思議な出来事はなかなか見つからないけど、面白いことだったら、自分から動けばできるんだもん。
野球大会に出たり、夏休みや冬休みに合宿をしたり…。
イベントとしては平凡かもしれないけど、実際やってみると、意外と面白いことになったりもするからね」
そんなようなことを、あたしは言った。佐々木さんやキョンにだけじゃなく、自分自身にたいしても。

佐々木さんは、あたしの話を聞いて、「そうなんだ…。なんだか…、羨ましいなぁ」って。
意外だった。言葉だけじゃなくて、佐々木さんの表情が、純粋に、本当に、憧れてるような感じに見えたから。
「私の高校生活は、充実はしてるはずなんだけど、友達とそういう交流をする機会があまりないから…」
そう言った佐々木さんに、なんだか親近感を覚えた。

それから、あたしたちは急激に仲良くなった！
こんどはキョンをのけ者にして、あたしと佐々木さんだけでおしゃべり(笑)。
恋敵ってことはべつにして、あたしたちはすごくいい友達になれそうって、ホントにそう思った。
こんどから気が向いたときはいつでも、佐々木さんもＳＯＳ団の活動に加わってもらうことにして、
午前中の不思議探索は終了。

でも、佐々木さんは塾があるからって、ここでお別れ。佐々木さんも楽しんでもらえたみたいだし、よかったかな。
ただ、帰っていくときに佐々木さんは、あたしの耳元に口を寄せて、「それでもキョンは渡さないよ」って。
あたし、自分の顔が一瞬引きつるのを感じたわ…。佐々木さん…、恐ろしい子…。
でも、佐々木さんと仲良くなれたことは、本当に嬉しかった！　仲間がまた１人増えたみたいね。

午後は、あたしは有希とペア。暑くなってきたから、近くのデパートの中を歩き回ってた。
地下の食品売り場に行って、試食コーナーを２人で制覇したり(笑)。有希も食べるの好きだもんね。
こんなところじゃ不思議も見つかるわけないけど、まあいっか。外は暑いんだもん。

４時になって解散するときに、キョンに明日のことを確認。明日は、１０時にキョンの家に行くことになった。
でもやっぱり…、ＳＯＳ団のほかのメンバーがいないところで、２人で会うってなると、緊張してくるわね…。
明日は、キョンのお父さんも家にいるみたいだし…。
楽しみだけど、このドキドキが一日中続くと思うと、耐えられるかどうか心配だわ。すっごく疲れそう…。

うぅ〜、ダメダメ！　明日は、キョンをみっちりと鍛え上げることが第一の目的なんだからね！
勉強して、おしまい！　それだけよ！　何も恐がることはないわ！……でもやっぱりドキドキする…。あうう…。

と、とにかく頑張ろう。あたしもちょっとは勉強しなきゃだしね。
おやすみ、キョン！　あ、あと言っとくけど、佐々木さんには渡さないからね、あんたのこと！」


以上です。日曜日は勉強会なので、次回も長めになりそうです。すみません…。
ではまたﾉｼ

>>316
激乙

乙女きたあ…
佐々木かっこいいなｗｗ
さて、寝るか

乙女読んだら寝ようって決めてたんだGJ

面白くなってまいりましたｗｗｗｗ

面白くなってきましたｗｗｗ
続きｗｋｔｋ！

>>316
ＧＪ
俺も寝るかなｗ

　うーん……。暇ねえ。空から宇宙人を載せた隕石でも墜ちて来ないかしら。
　ん、電話だ。この番号……誰？　見たことあるんだけど、……ま、誰でも良いか。
　――もしもし。……あら、あんただったの。どうしたの家からかけて来るとか、携帯ぶっ壊れた？
　――へぇ、『行方不明』なの？　……うっかり者ね。
　――鳴らしてみれば？　案外すぐ見付かるかもしれないわ。
　――うん、じゃあ一旦切るわよ。
　……。
　はれ？　何か鳴ってるわ。
　……あ。
　そうだ。そういや今日の部活の時にあいつから携帯借りてたんだった。
　それで確かポケットに入れっ放しだわ。あちゃー……。止まったわね。
　――もしもし、キョン？　あのね、すっかり忘れてたけどあんたのあたしが持ってた。
　――うん、……うん。明日朝一で渡すわ。
　――え、そう言われると見たくなるじゃない。
　――な、何よ。冗談よ、冗談に決まってるじゃない。マジになりすぎ。
　――大体あたしはあんたのプライバシー侵害するほど落ちちゃいないわよ。
　――本当よ。……うん。じゃ、また明日ね。バイバーイ。
　……なーんてね。覚悟しなさいよ、キョン。といってもちょっと確認するだけ。
　あいつがあたしをどんな風に登録してるのかだけ。
　……。
　……ああああいつ何、何考えてんのよ！　かかか『可愛いハルヒ』とか！
　人に見られたらどーする気ぃ？
　……うん……寝よう。見てはいけないものを見た気分だわ。
　――うぅ、顔が熱い、熱いわ……ふみゅ。

　なんだかやり辛いなw
　俺も寝る

ミッドナイトｋｔｋｒ
なんか久しぶりだな。

>>323
なぜか、彼女をドンキホーテ〇〇店で登録してるコピペを思い出した

ほしゅ

GJふみゅ！

>>313>>323
GJ!!和むね。
無意識にも頬の筋肉が弛緩するよ(〃￣ー￣〃)
ってなことで俺モネル

寝落ち保守

保守

保守

寝る前保守

ほしゅ

ほしゅ

保守

ほっしゅ

ふ
も

っ

ふ


ちょいと質問。
長門の住むマンションって分譲だっけ？

分譲

>>340
ｔｈｘ！

あげほ

　　　　　　 　　　｜　　　　｜　　　／　　／
＼　　＼　　　 　｜　　　　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／
　　 nMn　　　　　　　　　　ｎMｎ
　 ／／　　　　　　　　　　　 ＼＼　　　｜　　　　　　　　　　　　 ｜ 　　　　　　　　　　　 ｜ 　　　　　　　　　　　　┃┃
　 |　|　　　 ／￣￣＼　　　　 |　|　　　├──　　 / 　＼ヽヽ　 ├──　　 / 　＼ヽヽ ├──　　 / 　＼ヽヽ 　┃┃ 　　
　｜｜　　｜　 ^o^　｜　　　｜｜　　 ��＿ 　ヤ /　　　＼　　　��＿ 　ヤ /　　　＼　 ��＿ 　ヤ /　　　＼　 　 ・ ・ 　
　　＼＼　　＼　　　／　　　／／
　　　＼ ￣￣　　　　￣￣￣／　　　　-　　-
　　　　 ￣￣|　　　　　 |￣￣ ――
　　　　　　　|　　　　　　|　　―　　　　　　-
　　　　　　　|　　　　　　|
　　　　　　　i　　　　　　 ＼　　　　　　　　＼
　　　　　　　|　/＼＿／ヽ　ゝ　　　　＼
　　　　　　　|　ｌ　　　　／／　　＼
　／　　　　|　|　　　／／　　　　 ＼
　　　　　　と ノ　　　ｌ　ｒ
　　／　　　　　　　　し’
　／　　　／　　　｜　　　＼　　＼
　　　　　　　　　　｜　　

巫女服着ながら書いていた。投下よろしいか？

誰も居ないようだ。やめよう。

かもん


って遅かったかな…？

ちょっと待て。とりあえず、巫女服からパジャマに着替えさせてくれ。

居るぜｗｗｗ

たぶん一人だけど。

どんな重装備してんだよｗｗｗ

　　　　　　　　　　 　 -‐ '´￣￣｀ヽ､
　　 　 　 　 　 　 ／　／" ｀ヽ ヽ　　＼
　　　　　　　　　//, '/　　　　 ヽﾊ 　､　ヽ
　　　　　　　　 〃 {_{　　　 　　　ﾘ| ｌ.│ i|
　　　　　　　　 ﾚ!小ｌノ　　　 ｀ヽ 从　|、i| 一度上げとく
　　　　　　　 　 ヽ|l　●　　　●　 |　.|ﾉ│　　　　　にょろ
　 　 　 　　　　　 |ﾍ⊃ ､_,､_,⊂⊃j 　|　, |
　　　　　　　　　　|　/⌒l,､ __,　イァト |/ |
.　　　　　　　　　 | /　 /::|三/::/／　 ヽ |

死んだか…？

ちょっくら幽体離脱してた。じゃあ、いくぞゴルァ！！

第三話「遊園地で捕まえて　後編」

・前回までのあらすじ。
世間的にはダメダメ。

さて、今回来た遊園地というのは他でもない、あのディズニーランドだ。
知っての通り、東京という冠を背負っているが実際にあるのは・・・まぁ、その話はよそう。
とにかくここに来たわけだ。
「わぁー・・・」
年相応に目を輝かせて周りを見渡して喜ぶミヨキチ。やっぱり幼いのだと自覚させられる。
見てるこっちまで嬉しくなる。うん、本当に嬉しい限りだ。
こういうのを幸せな気分、というのだろうか。
人ごみの中でその姿を離さないように肩に腕を回したまま俺は歩く。
ミヨキチはそんな俺の腰に腕を回して歩く。
他から見たらきっと仲の良い兄妹に見えるんだろうな。
でも、俺達はそう・・・恋人、なんだ。

世　間　一　般　的　に　ヤ　バ　イ　小　学　生　と　高　校　生　で　す　が　何　か　？

まぁ、良い。世間体とか関係ないさ。俺はもう覚悟出来てるんだから。
これだけの短期間で覚悟も何もあったものじゃない。けど、覚悟は覚悟だ。
何があっても、ミヨキチが望まない限り、俺はミヨキチを離さない。
「さて・・・じゃあ、どれに行きたい？」
おおよそディズニーランドの中央部。そこで俺達は一回立ち止まった。
「えっと・・・じゃあ、キャッスルカルーセルに乗ってみたいです・・・王子様」
「ん？王子・・・？ふふっ。了解した、お姫様」
俺達はそう会話をして歩き出す。
あー、バカップルだな。若いな俺達。青いな俺達。
青春謳歌してるな。蒼い春だ。・・・いや、普通に夏だけどな？
「キャッスルカルーセルってだいたい空いてるらしいんですよ、他に比べて。ほら」
指差された先にはメリーゴーランドがあった。
言われてた通り確かにあのメリーゴーランドは他のアトラクションに比べて空いている。
そんなに人気がないのだろうか。まぁ、今時の子供がませているのが原因だろうけど。

生きてたか。
支援

支援

「これなら少し待てば乗れそうだな」
面白い奴を時間掛けて乗るよりも時間内でどれだけ乗れるかが案外楽しいか楽しくないかの境目なんだよな。
と、なるとあれか。某黄色いクマのアトラクションは難しいか。
さて、どう回るか・・・多少は時間を掛けてでも定番にも乗った方が良いんだろうしな・・・。
映画見て昼飯見てここに来た訳だから残り時間は少ない。んー・・・。
「お兄さん、順番来ましたよ」
「え？あ、そうか」
ミヨキチに引っ張られるがままに俺は白馬に跨った。その後ろからミヨキチが抱き付いてくる。
・・・え？

ち　ょ　っ　と　待　て　。　こ　れ　は　や　ば　い　よ　や　ば　い　よ　。　っ　て　出　川　か　よ　！　！

ミヨキチの吐息が衣類越しに背中をくすぐる。
「背中、大きいですね・・・」
ミヨキチが前半面を俺の背中にぴったりくっ付けるのを感じた。
よりくっ付いてきたおかげで吐息がもっと感じるようになった。
まだ小さいながら形を俺に感じさせるぐらいにはある胸が当たってドキッとした。
心臓がバクバクと巨大な音を立てているのが解る。
ミヨキチに気付かれるのではないだろうか。
そこでふと自分の鼓動とは別の鼓動が背中から伝わるのを感じた。
「お兄さん、心臓凄いですよ・・・」
「お前もな、ミヨキチ・・・」
そんな極度の緊張状態のまま俺達は回り始めた。
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
ただ俺達はその動きに合わせていた。

支援

ぎゅっ、とミヨキチが俺に抱きついている手の力を強くした。
両手をメリーゴーランドから離すのは危ない。だから俺は片手だけ離してその手に重ねる。
そして、俺達は終わるまでずっとそうしていた。
「えっと・・・次、どこに行きましょうか？」
「ん？そうだなぁ・・・コーヒーカップなんてどうだ？」
「アリスのティーパーティーですか？解りました」
再び俺はミヨキチの肩に腕を回して抱き寄せるとそのまま歩き出した。
コーヒーカップも定番の癖になんだか微妙に空いている。
順番は予想通りあっさり回ってきた。
対面、ではなく隣同士で俺達は座る。なるべくくっ付いて。
「どうする？回しちゃうか？」
「えっと・・・お兄さんのお好きなように」
「思いっきり回しても大丈夫か？」
「えっと・・・多分・・・？」
「じゃあ、途中で無理だと思ったら言ってくれ」
「はい」
一抹の不安が残る中、コーヒーカップが動き始めた。
それと同時に俺はハンドルを思いっきり回し始める。
日頃SOS団で無理矢理鍛えられた二の腕はすぐにその速度を急なものにした。
「ミヨキチ大丈夫か？」
「は、はい・・・！」
物凄い必死の様子で俺にしがみつくミヨキチ。
その様子が可愛らしくて、もっとしがみついて欲しくて、苛めたくなった。
だから、更にハンドルを回した。
「あぅあぅー・・・みゅぅー・・・あうあうあー・・・！！」
ミヨキチの口から変な声が漏れる。流石に心配になって回転速度を落とそうと思った時、

支援

こんな時間に目覚めた支援

支援

ガクンッ。
コーヒーカップの回転が急に止まって変な遠心力が発生した。
「きゃ・・・・・・・」
「おっと・・・・・・・」
俺の方向にのめり込むようにきたミヨキチを抱きとめる。
「あ、ありがとうございます・・・」
「気にするな。立てるか？」
「はい。・・・あ」
ふらり。
ミヨキチの体が傾く。俺はそれをそっと受け止める。
「回しすぎたな。すまん」
「いえ・・・大丈夫です」
あくまでも笑顔。そんな様子にいたいけさを見出して俺は
「よいしょ、と」
「お、お兄さん・・・！？」
何故かミヨキチを抱っこした。しかも、お姫様抱っこな。
「は、恥ずかしいですよ」
「良いじゃないか、俺達はその・・・恋人なんだからさ」
「・・・はい」
あぁ、くそ。顔赤くしての上目遣いは反則だ。

俺達は、そんな風にして色々なアトラクションに乗った。途中でパレードに見入った。
そして、もう太陽も沈んだ夜。まだなおディズニーランドは人がごった返していた。
ふと、そこで俺はある事に気付いた。

支援

支援

「やべぇ。ミヨキチの両親に何て言おう・・・」
いくらなんでもこれは遅い。閉館時間もそろそろ近い。そんな時間だ。
そんな俺に対してミヨキチはにっこりと微笑んだ。
「大丈夫です。今日は、妹ちゃんに泊めてもらうって嘘言ってきましたから。
　ですけど、妹ちゃんにはまだ何も言ってないんです。だから、家に泊めてもらえませんか？」
「え・・・ふふっ。あはは、なかなかの策士。おぬし、なかなかやりおるのぉ〜」
俺はミヨキチの頭を撫でた。
なるほど。友達のお兄さんに泊めてもらうと言わずに妹を使ったか。
まぁ、そう言えば親も安心だろうな。あぁ、そうだ。高校生の男の家なんて言語道断だろう。
「さて、最後はホーンテッドマンションで締めようか」
「はい！」
そして、ラストになったホーンテッドマンションへと向かう。
もちろん抱き寄せたままな、お互いに。
ホーンテッドマンションはディズニーランド唯一のオバケ屋敷、ってな感じのアトラクションだがさほど怖くは無い。
コメディなホラーという感じだろう。あぁ、そんな感じだ。
伸びる壁ってか、エレベーターの所でも。ほら、幼稚園児もニコニコ顔で笑っていらっしゃ―――
「おぎゃー！！」
・・・泣いておられるお方も居るようだ。
「うぅ・・・」
見ればミヨキチも震えている。見た目ほど、どうやら大人ではないらしい。
そりゃそうだ。まだ、小学生なんだからな。
「大丈夫だ。俺が居るぞ、ミヨキチ」
「・・・はい」
ミヨキチがぎゅっと俺にしがみついた。くぅ、可愛い・・・。
って、べ、別にロリコンってわけじゃないんだからね！単純にミヨキチが好きなだけなんだからね！！

支援

しえｎ

そして、俺達は乗り物に乗る。
オバケたちのパーティー。明るい雰囲気は怖さをやわらげてくれる。
「ひっ！あぅー！？」
・・・ミヨキチは非常に怖がっているようだが。
先程から俺に抱きついて全く離れない。凄いガクガク震えている。
か細く悲鳴を上げながら、目を閉じては目を開けて閉じる。そんな事の繰り返しだった。
宙に浮いている蝋燭の場面等、完全にミヨキチはびくんと跳ね上がっていた。
そして、鏡の所。そこでついに
「ぐすっ・・・うぅ・・・」
完全に泣き出した。これは予想外です。いくないよ。グリーンじゃないよ。
「大丈夫か、ミヨキチ？」
アトラクションを終えて外に出た俺達。
「ぐすっ・・・怖かった、です・・・怖くない、って聞いたのに・・・ぐすっ・・・・・」
そりゃ怖くないのが普通なんだぞ。
などとは言えない。俺は黙ってミヨキチをそっと抱きしめてあやすことしか出来ない。
ミヨキチも俺を抱きしめてひたすらに泣きじゃくる。
そのまましばらくずっとそうしていた。
「ぐすっ・・・そろそろ、帰りましょうか」
「あぁ、そうだな。早く帰ろう」
「えっと・・・今夜は、一緒に寝てくれますか？怖くて・・・怖くて・・・」
「もちろん。ミヨキチが望むなら。俺は叶える者だからね」
俺達はそんなこんなで帰路に付いた。

そんでミヨキチが家に宿泊する事になって、色々ごちゃごちゃうるさい事になるわけだが。
それはまぁ、どうでも良い。今はな。

支援

今回は以上。まとめ要請は眠いから今の俺には出来ない。

乙！
なんとも犯罪のにおいがプンプンする作品ですなｗ

保守

30分保守

保守

hο∫hμ..._〆('A｀)

ほしゅ

ほしゅ

ほしゅ

保守であります

http://rozen-thread.org/34X8eoLSfWvSFeYXC-yi5UkqNh7/news4vip-1179667089-19-1

ほ

ほ

ほ

た

る

ほ

ﾎｼｭ

ほしゅ

ﾛﾘｰﾀのまとめ行き待ってるよぉ

保守

キョンテレカ、やたら売れてるらしいね

>>392
http://www.haruhi.tv/fanclub/img/movic_kyontelcL.jpg
http://pict.or.tp/img/8497.jpg

妹　「キョン君、このプリン食べて良い？」

>>393
このキョン無駄にかっこいいな

誰が一番多く買ってるのかな？

◎ハルヒ
○佐々木
△長門
×古泉

>>393下
俺をササキョン派にするつもりかぁぁぁ!!!

黼數

>>398よめん保守

期待

ほしゅ

>>393
これらきすたの奴じゃないかｗアニメ店長対決の。販売してたんか

>>396
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1182520734/207-210

ﾎ☆ｼｭ

星主

干す

hosyu

保守

h

ﾎ

ほ

　　　

今週の絶望先生のネタにされてたね保守

保守

ＰＳＰなんか買わねーぞ保守

でもやってみたい保守

ＰＳ３なんか買わねーぞ保守

「ねえキョン！ウイニング・ザ・レインボーって知ってる？」
「はてどっかで聞いたことがあるようなないような」
「やってみてもいい？」
「いや、（なんだっけ思い出せない…）谷口に一回やってみろ」
「おーい谷口」
「なんだよキョ「ドカーン　　ﾋﾟｸﾋﾟｸ　
「やれやれ」
保守

保守

ほ
い

っ
と
に
｜

ひ
ゅ
｜

す

Toooooon！！！！

保守なのね

ほ

どっかで見た古泉の誕生日ネタ思い出して書いた、後悔はしてない。文章が稚拙なのは許してくれ

「みんな！今日は古泉くんの誕生日らしいわ！！」
とまぁいつものように部屋のドアを豪快に開け放ちハルヒは叫んでいた
ホントに今日が誕生日なのか？と言うよりもお前みたな胡散臭い超能力者に誕生日なんて概念が存在するのか？
「えぇ、本当ですよ。いくら僕でも誕生日くらいありますし、疑うなんていささか心外ですね。」
いつものようにムカつくほどのスマイルで古泉が返してきやがった
でもまぁ信じてやることにするか、こんなとこで嘘を言っても仕方がないしな。
「でハルヒ、コイツが誕生日だなんて急に言われても俺はプレゼントの用意なんてないぞ。」
まぁこれが朝比奈さんであれば今すぐにでもプレゼントを用意するところだがな
「あたしもよ！なにせ今日聞いたもんだからね、もっと前にいってくれればちゃんと準備できたのに。」
「じゃあどうすんだ、みんなでバースデーソングでも歌ってやるか？」
「没ね！普通すぎなのよアンタは、もっと面白いこと考えないとダメね！」
「普通すぎるって、バースデーソングは誕生日のお約束だろうが。」
「私たちはＳＯＳ団なのよ！そんなお約束なんて滅ぼしてしまいなさい。」
やれやれ、相変わらずぶっ飛んだ奴だ。誕生日プレゼントとしてあげるためにツチノコを探す、なんて言わないでくれよ。苦労するのは俺なんだからな
「じゃあお前の案を出してみろよ。」
「そうね〜・・・、じゃあ今日は古泉くんはあたしも含めてＳＯＳ団全員に１つお願い事を出す事！出された人はどんなお願いだろうとそれに従うこと！！」

↑の続き

ハルヒらしいプレゼントだな、頼むからケツを差し出せなんてお願いはするんじゃないぞ！！
「それはそれは、ありがたく受け取らせていただきます。では・・・どうしましょうか？」
考えながらチラチラこっちを見るな、気色悪い！
「どんなお願いでもいいわ、なんったって我がＳＯＳ団の副団長なんだからね。」
「そうですね〜・・・、では朝比奈さん、長門さん。」
「はっ、はい！」
「・・・。」
「今日僕と一緒に３人だけで帰って頂けますか？」
中途半端なお願いをしやがるな、コイツは。
「あら？みくるちゃんと有希にはそれだけなの？」
「えぇ、これだけで結構ですよ。」
「じゃあみくるちゃん有希はこれで決まりね」
「はっ、はい！」
「・・・、了承した。」
「じゃああたしのお願いはどうする！？」
「そうですね〜・・・。ではキスをお願いできますか、もちろんほっぺではなく口に。」
な、なんだってー！？
おい、今コイツはキスって言ったのか！？しかも恐れ多くもハルヒなんかにか！？
当のハルヒも俺のほうをチラチラ見ながら困惑してやがる。流石のハルヒもこれには驚いてるようだな・・・。
こんな変な女にキスして・・・、って俺も１回あったか。あの時のハルヒはの唇は柔らかかった・・・、なんかいい匂いもしたし・・・って！俺は何を思い出してる！！
まさか古泉がハルヒをそんな目で見てたとは、要注意だな、ってなんで俺が注意する必要がある！？たっ、たかがキスの１回や２回、俺だったしたじゃないか！！
「あ、あんたはそれでもいいの？」
なぜ俺に聞く？
「はっハルヒがいいなら、そっそれでもいいんじゃないか・・・？」
「そう、ならいいわよ！」

↑の続きの続き

とハルヒは俺にそうなぜか怒りをまじえながら言い、古泉に近寄って行き肩に手をかけた。
二人の唇が近づいていく・・・、待てこんな事をしても古泉は後でハルヒに殴られるんじゃないか？よ、よし！やはりここは『古泉のためにも』辞めとくように言っておくか！！
と、俺が言い出そうと口をあけた瞬間、爽やかスマイル超能力者が言いやがった。
「おや、お二人とも勘違いされてるようですね。涼宮さんにキスして欲しいと言うのは僕ではなく彼にですよ。」
ななななな！なんだってえええええぇぇ！！
おい！どういうことなんだ！？説明しろ！！
「別に言葉通りの意味ですよ。ただあなたと涼宮さんがキスをしてもらいたいのですよ」
そんな事ぐらいわかるがしかしだ、ハルヒとキスだと！？なぜにＷｈｙ・・・？
「何よ、そんなにあたしとキスをするのがいやなの！？あ、あたしだってキョンなんかとキスするのなんていやだけど古泉くんの命令だから仕方なく従ってるだけよ！！」
いや俺だって嫌じゃないが、物事には順序ってもんがあるだろ？？なぜこんなにハルヒは受け入れ態勢がばっちりなんだ？
「さ、さぁ！早く済ますわよ！！」
少しハルヒの顔がにやけてるのは気のせいか？？
「ちょ、ちょっと待て古泉！俺に対しての願いはどうするんだ！？」
スマン、ただの時間稼ぎだ
「では涼宮さんとキスした後、素直に自分の気持ちを彼女に打ち明けてください。」
またこいつはわけの分からんことを言いやがって！！！！！素直になれと！？
「では朝比奈さんと長門さん、僕らはさっき言ったとおり３人だけで帰りましょうか？」
おい待て！二人きりにする気か！？ってもう出てってるし！
それに朝比奈さん、頑張って下さいって何のことですか？わけが分かりません！それに長門素直になることを推奨するって新しい宇宙的ジョークかなんかか！？
こんな謎なメッセーシを残して３人は去ってしまった、俺の目の前には真っ赤になったハルヒがいる。ちくしょう、やるしかないのかな〜俺・・・。




「ふふふ、閉鎖空間が発生していないということは、どうやら上手くやってくれたようですね。これでやっと僕のバイトも無くなりそうです、新しいバイトでも探しますかね・・・。」

ちょうどおやつが欲しかったんだ。
ありがとうっ！

これはいい糖分補給が出来たｗｗｗ

いいよーいいよー。甘いのいいよー。もちろん、古泉のバイト先はCoC（ｒｙ

保守

保守

保守

佐々木画像ねーかな

>>436
ttp://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=13869

保守

ほしゅ

保守

保守

保守

保守

保守

閉鎖空間保守

ほしゅ

文芸部室の扉をノックすると、朝比奈さんの「は〜い」という澄み渡った声がした。
ハルヒの野太い不機嫌声とはちがい、一日の疲れもすっかりキッチリ取れる思いだ。
俺は自然と頬がゆるむのを感じながら部室の扉を開けた。
部室の中にはメイド服を着た朝比奈さんと、いつものとおり長門がパイプイスに腰をかけて黙々と本を読んでいた。

俺は心臓が止まるほどに驚いた。朝比奈さんが…。俺の朝比奈さんが……！
コーラを飲んでいるじゃないか！　分かるか？　コーラだぞ？　あの炭酸度のきついコーラだぜ。ファンタなんてかわいらしいもんじゃない。コカコーラゼロなんだ。
「炭酸ジュースっておいしいですよね。シュワシュワして、なんか爽快な気分になれるっていうか」

やめてくれよ、お願いだ！　俺の中の朝比奈さんはそんな劇物は飲んだりしないんだ！
ジュースを飲むとしたらオレンジやグレープのフルーツジュースか、カルピスあたりだ。百歩ゆずっても豆乳までだ。
一瞬にして、俺の心の大事な部分にあったサムシングがガラガラと音をたてて崩れ落ちていくのが感じられた。
朝比奈さんはもう俺の中では、かわいらしい上級生でも愛らしい小動物のような人でもなく、ただの炭酸ジュースの刺激に魅せられただけの女になっていた。
「キョンくんも飲みます？」
「そんなの……そんなの俺の朝比奈さんじゃないッ！」
神は死んだ。

炭酸ごときでｗｗｗ

長門　「炭酸飲料の情報結合を解除」

夕飯はチキンカレー保守

うちもチキンカレー保守

>>447
ワロタｗｗｗｗ

捕

炭酸ジュースなんてしばらく飲んでない。うちはバーモントカレー。
もし谷口関連のＳＳをみかけたら一つよろしく。

奇遇だな・・・
俺んとこもカレーだぞ、残り物だが

>>447
なんというか・・・これはＧＪと言わざるおえないなｗ

保守

俺もカレー保守

今夜カレー家庭多すぎだろｗ

カレー食ったって長門は出て来ねぇぞｗｗｗ

>>459
え？お前んち長門出てこないの？

>>460
レオパレスみたいなこと言うなｗｗ

●＜陣内ー！

>>459
(　´д)ﾋｿ(´д｀)ﾋｿ(д｀ )

>>461
盛大にカレー吹いた
つっこみのセンスがいいな

カレー旨かった

やはりカレーは昨日の残りに限る

>>447
コーラのおいしさはどこで決まる？――PEPSI NEX
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0706/28/news042.html

>>466
キョン「カレーは一晩寝かせると美味しいっていうな」
長門「それは初耳。今日の分少し多めに作って明日食べてみることにする」
翌日--
長門「ぐすっ…カレー…一日おいておいたら腐っちゃった」
キョン「はぅ！？あー、うん、その、なんだ、…ドンまい長門」

ほし

>>468
こなたｗｗｗ

保守

保守

なんか夕飯カレーなとこ多いな
俺もカレーだったけどなｗ

うちはカレーうどんだったぜwwwwww俺だけ異端児だwwwww

さて、バイト行くか

>>474
いてら

電王カレーを無理矢理開けて話題に入ろうとしてる私が通ります

うちはシーフードカレーだぜ保守

うちのカレーは甘かった。俺甘いの苦手なのに。
明日にはおいしくなってるかな。
あと、ジャガイモが異様にでかかった。

カレー食いたくなってきた

>>477
メ欄がegaてどーいうことだ、おいｗｗｗ

涼宮ハルヒの憂鬱がWiiにも登場
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1183034673/

>>477
シーフードって言えば･･･今日無人島spだったの忘れてた(ﾉД`)ｼｸｼｸ
スレ違いｽﾏｿ

明日の晩飯がカレーなヤツも多そうだな

ごめんな、俺が夕飯チキンカレーだとか言ったばっかりに…。

夕飯がカレーだった奴らは、長門さんが夢に出てくるはずだぜ。

>>480
ばれたｗ特に意味は無いのねｗ

mageｗｗｗｗｗｗ

>>485
そんなメ欄ってことはお前はアナルスレの住人だな？ｗｗｗ

立ちくにょんを作ったのは俺だぜｗ

"アレ"創ったのお前だったのかｗｗｗ

みんなメ欄で遊びすぎｗ

>>489
オマエモナーｗ

>>447　解決方法
みくる　「キョン君、私の飲みかけコーラでよかったら飲みますか」
キョン　「はい」

age

そういえば妊娠スレ終わったのに性欲スレはまだなのか

今日は投下が少ないのね

目欄で遊ぶとなかなか下がらないから困るな

>>493
メ欄やり過ぎだろｗｗｗｗｗｗ

>>495
ごめん。おれが『ega』なんて書くから…

俺のまとめサイト
http://www4.pf-x.net/~vip/

みんなメ欄で遊ぶなよｗｗ

>>497
とか言いながら反省してないだろｗ

>>447のつづき

地獄だった。あれ以来、朝比奈さんも古泉も長門も、連日のようにコーラを飲んでいる。
俺以外の奴らがまとめてシュワシュワいってるんだ。シュワちゃんですか、お前らは。
俺も炭酸ジュースは好きな方だったが、今はもうトラウマ化して飲めと言われても飲める気がしない。

俺の脳裏に楽しかったＳＯＳ団の日々がよみがえる。
朝比奈さんがいれてくれたお茶、おいしかったな。長門も古泉も、ここで飲むものといえば朝比奈さんのいれてくれたありがたいお茶だけだった。
いつからだろう。こんな生活になってしまったのは。
キャリアウーマンが寿退社すると、それまでの生活とのギャップで精神を病んだりするという。
その気持ちも、今の俺ならよく分かる。
そしてとうとう、俺は朝比奈さんがジンジャーエールを飲み始めたところで部室を逃げ出した。
ＳＯＳ団はもう、不思議探索団体じゃない。炭酸シュワシュワ同好会でしかない。くそっ！

ハルヒ「どうしたの、キョン？　泣きそうな顔して」
ハルヒ「それより、家からインスタントコーヒー持って来たの。お茶もいいけど、たまにはこれもいいんじゃない？」
ハルヒ「私、あんまり炭酸ジュースとか好きじゃないのよね。のどの奥の方でジョアジョアする感覚が気持ち悪くて……って、どうしたのよキョン！？」
キョン「ありがとうございます！　一生ついていきます！」


　ハッピーエンド

涼宮ハルヒの光臨て新しいのたった？
スレチガイですが教えてください！

>>501
炭酸シュワシュワ同好会ｗｗｗ

>>501
(　；∀；) ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ

>>502
スレ違いわかってんならきくな

Ｓ シュワシュワ

Ｏ おーｗ

Ｓ シュワシュワ

団

でおｋ？

>>501
ハッピーエンドｗｗｗｗ
面白かったGJ！

炭酸シュワシュワ団→ＴＳＳ団→鶴屋さんのＳＳを希望する団

　みくる日記
『暑いです。見事に夏です。
あたし、……バテても良いですか？
駄目と言われてもバテますけど。クーラー万歳。
……夏風邪かなあ、少し気分がハイです。気を取り直して。
今日は帰り道にネコさんを見たんです。どこにでもいそうな三毛さん。
その子は近寄ったら逃げるんです。ほんの数メートルだけ。
また近付くと、また少しだけ逃げるんです。
それを延々と繰り返してたら知らないところに着きました。
三毛さんもいつの間にかいなくなってました。
……。
何とか家に辿り着いたときにはもう時計が十二時を指していました。
律儀にも日記を付けるあたしを誉めてあげたいです。
……お腹空いたなあ、夕飯何にしよう。今夜は徹夜かもです。
――みくる』


いやホント暑い。俺は夏を乗り切れんのか？

>>509
汗男の俺には地獄だせ。

ちょｗ朝比奈さんﾅﾆｼﾃﾊﾙﾝﾃﾞｽｶｗｗ

みくるｗｗｗｗ幼稚園児かｗｗｗｗ

俺は乗り切れる自信がある
なにせ室内でガキ相手に勉強教えるだけ
今の時代どこでもクーラーきいてるから教師ってのは楽な仕事だよな

>>508
その意見には激しく賛成したい
俺はまとめの長編ＳＳに鶴屋さんの欄ができるのをずっと夢見てるんだ・・

>>304の続き　2レスいただきますー


あ パジャマ用意してくれてる。キョンの…ではなさそうね 　よし。
はぁ…それにしても カミナリが苦手ってこと さすがにバレちゃったかな？
うん 明らかに不自然だったもんね。気づかれないはずがない。
うぅ〜このこと他のみんなにしゃべったりしたら死刑なんだからね！
平団員が団長様の弱みを握ろうなんて一億光年早いんだから！…なんて１人で息巻いててもしかたないわ。
妹ちゃん、ありがたくベッド使わせてもらうわね。

それにしても、またカミナリ近づいてきてない？
音もヤなんだけど、この空チカチカが光るとことか、万が一でも落ちてきたら死んじゃうってことがものすごく怖い。
宇宙人でも降りてくれば別だけど、そんな見返りはなさそうだしね。
やっぱりもうちょっとキョンの部屋にいればよかったかなぁ…でも もう夜も遅いし、それにあのままずっと一緒にいたら…
べ 別になんでもないけど！キョンなんかに何ができるってわけでもないでしょ！
でも一応危険回避はしとかないと そうよ なんてったってエロキョンなんだから！
…はぁ バカみたい。うん もぅ寝よう。
電気は…付けとこうかな これなら外 光ってもそんなに怖くないだろうし。

本当はハルヒも女の子らしい子なんだよな

寝れん。
疲れきった体を回復させるためにさっさと眠ることを選んだのだが、 ゼンゼン睡魔は襲ってこない。
真っ暗な部屋。静かな環境。ついさっきまで騒がしかったのが嘘みたいだ。
目を瞑ると今日１日のことがエンドレスリピートで再生される。
妹みたいにはしゃぎまわるハルヒ。自分たちの活動を誇らしげに語るハルヒ。
自分の退屈しのぎ、なんて言っていたが、楽しかったのは俺のほうだ。
なんでもないことのように思うが、時間は何をしたかじゃなくて誰と過ごしたかでおもしろさが何割も違うってことを身を持って実感した。
だから余計に、さっきの不安そうな表情が目に焼き付いて離れない。
でも、そうといってハルヒと一晩過ごせる自信は申し訳ないが、無い。
自分のことを信用してないってことがそれにあたるなら、情けない話だが無理っぽい。
あんな弱い部分を持ってるハルヒを見てしまって、それをどうこうしようとする自分が垣間見えたりしたらものすごく後悔することになりそうなんでな。
そこ！おいしいもん逃して後悔するのはどっちだ、とか言わない！
自分でも痛いくらいわかってる。まぁ　ここで俺が悩んだところで、触れなば切れんヤツが相手なもんで、ご期待にお応えすることは鼻からスパゲティ食うより難しいってな現実がドカンと居座ってやがるからな。
そんな男心あふれる自問自答を繰り返したらちょっとだけ落ち着いて来た。割り切るって大事だな。
よし　眠れそうだ…その時
ドーーーーン

部屋が揺れた。空色が反転した。
あまりの大きな音に驚くこともできなかった。さすがにこれはビビる。
外の様子を伺おうとカーテンを開け…かけた。
ハルヒはどうしてる？もう寝てるのか？今ので目が覚めたかも。
何にせよ確認しにいこう　心配だ。
カチッカチ　あれ　電気がつかない。しまった　停電か。
俺はケータイのライトをの明かりを頼りにとなりの部屋へ駆け込んだ。
キ：『ハルヒ！！大丈夫か！！？』
返事はなかった。やっぱりこっちの電気もつかない。
ライトを強くしてベッドの方向へ向かって行くと
ハ：『こないで！』

>>513
鶴屋さんはエロパロで不動の名作があるぜ。

は！？　なんだよそれ。
ハ：『顔　見ないで　うぅ　見たらしけっいなんだからぁ…』
だんだん目が慣れてうっすら状況がわかってきた。
ハルヒはベッドの端っこでうずくまり、　泣いていた。
ハ：『…それ以上　こっち　っぐ　来たら　ダメよ！』
キ：『顔までは見えない。見えないから座ってもいいか？』
俺はベッドに腰掛けライトを消し、ハルヒの方は見ないようにした。
沈黙ーーーーーーハルヒは泣き止んだ後も口を開かなかった。

静かになったハルヒを見届けて、部屋を出ようとした。すると、
ハ：『…怖かったの。』
キ：『え？』
小さな声で、ぼそぼそと訴えかけて来た。
ハ：『怖くて眠れなくて、電気もつけてたんだけど、いきなり真っ暗になって…
　　　カミナリ…苦手…なのもあるんだけど…
　　　もし…キョンが来てくれなかったらって考えてたらもっと　怖くなったの　　それで…』
泣いてたのか？
ハ：『暗い中１人で…ううん　１人なんて慣れっこのはずなのにね。でも、辛くなったの。
　　　だけど　来てくれた。』
真っ暗な中で、見えないはずなのに　ハルヒは少しだけ笑っているように見えた。


続...改行もっと少なく作れるようになりたい;;;

いい話をありがとう。ハルヒかわいいよハルヒ。

そして↓空気嫁てない発言ですまん。

＞ドーーーーン
笑うセールスマンの顔が浮かんでﾜﾗﾀｗｗｗ
俺だけだよな…

乙！

>>519
お茶吹いたｗｗ

>ドーーーーン
自分で書いたもんに責任持てないのもどうかと思うけど
言われると黒いおっさんの顔しか浮かばなくなって来たwwww

>>519
m9(^д^)ドーーーン
こんな感じだっけｗ

ﾄﾞ━━━m9っ=ω=.)━━━ﾝ!!

m9(^д^)ﾌﾟｷﾞｬｰwwww　がっ　こなた！！

>>517
ｋｗｓｋ

エロパロでも、鶴屋さんや喜緑さんは人気だよな。
ここの喜緑さんの作品がベタ褒めだったぜｗ

>>501
おま、そこは「コーヒーなんて酸味のあるモン飲んでられるか！」だろ

>>528
バーローｗｗｗ
コーヒーは酸味のあるブラックが一番うまいんだよ。
少なくとも個人的には大好きだ。

おまいらスパークリングカフェを飲んでみろ。

>>530
あれは猛毒だ！
一口飲んで捨てたからなｗｗｗ

保守

＞＞５３１
なんかスレ番号がおかしいぞ。

>>530
俺に中山駅構内の自販機で120円を無駄遣いさせられた忌まわしきドリンクのことか？

sage

wikiに繋がらないのは自分で書けという暗示か

微妙に日本語おかしい


訂正：　俺が中山駅構内の自販機で120円を無駄遣いさせられた忌まわしきドリンクのことか？



sage

書こうと思ったらwiki復活

ネタ詰まり中保守
甘い物を書いていたのにカオスな展開になってきたｗ

>>538
ドロドロ三角関係化でもしたのかい？
個人的にwktk

ほす

保守

保守

今日は投下少ないね。

ではおやすみなさい。

こんなときこそ保守ネタの出番ですね
というわけで、乙女ハルヒ間もなく投下開始します
日曜日、２人きりの勉強会のために、キョンの家へ行った乙女です
ちょっと長めで７レスほどです

ｗｋｔｋ！！

「きっかり１０時にキョンの家に行って、まずはご家族にキチンとご挨拶。最初の印象って大事だもんね。
お母さんには何度か会ってるけど、明るくて楽しい人。妹ちゃんはたぶん、お母さん似なのね。
初めて会うお父さんは、静かで優しそうな感じだった。キョンは見た感じ、お父さん似かな。

キョンの部屋に入る。…やっぱり緊張しちゃうのよね、あたし。
ふ、２人きりってだけでもドキドキするのに、こんな密室に…、しかもキョンの部屋に押し込まれたら、そりゃ緊張もするわよう！
あああダメダメ、変なこと考えすぎてまた鼻血が出たりしたら、そっちの方が困るもんね。落ち着け、あたし…。スー、ハー…。

そんなイッパイイッパイのあたしの気持ちを知りもしないキョンは、
「何やってんだハルヒ、そんなとこで。とりあえず座れよ」なんて言って。
あんたも、もうちょっと緊張とかしたらどうなのよ！
自分の部屋で乙女と２人きりなんつー状況を、いったい何だと思ってるのかしら、まったく…。

でも、座らないと勉強もしづらいからとりあえず座って、カバンの中から教科書を取り出し、勉強開始！　やり方は、

　１．あたしがテストに出そうだと思う部分をピックアップ。
　２．そこに関連する問題をキョンに解かせてみて、考え方まで含めてあたしがチェック。
　３．理解してなさそうなところは、ポイントから説明。
　４．最後にもう一回、ほかの問題を何問か解かせて、できてたら次。できてなかったら、できるようになるまで４を繰り返し。

こんな感じ。

途中でちょこちょこ引っかかりながらも、キョンは、少しずつ数学の問題を解いていく。
あたしはキョンが解いてるあいだ、次の問題を探したり、自分の勉強をしたり。
それから…、キョンが、頭をガシガシ掻きながら問題と格闘してるところを、たまにチラッと覗いたり(笑)。

ｗｋｔｋ

１２時半ごろ、部屋のドアをコンコンとノックする音が。
キョンは問題を解いてたから、あたしが開けに行くと、
きれいに並べられたサンドイッチと、オレンジジュースをお盆に乗せた、キョンのお母さんだった。
「そろそろお腹空いたでしょ？　そのままお部屋で食べていいから、ご飯にしたら？」って。
……しまったあ！！　あたし、何も手伝ってない！！　なんて気が利かない子！！
「すみません、お母さん！　あたし、お邪魔させていただいてるのに、何のお手伝いもしなくて…」ぺこぺこ頭を下げると、
「あら、そんな、お手伝いなんていいのよ！　この子の勉強見てもらってるだけで、こっちが感謝したいくらいなんだからね」
そう言って、お母さんは楽しそうに笑ってたけど…、キョンの恋人の座を狙う女の子としては、やっぱり手伝うべきだった…。

そういうわけで、お昼休憩。サンドイッチ、美味しかった！
「ふむふむ、キョン家はこういう味付けが好みなのね…」なんて、「キョンのお母さんの味」を勉強したかったけど、
サンドイッチだけから判断するのは、ちょっと無理ね(笑)。
けど、すごく美味しかったです、お母さん！　ありがとうございますっ！


いただき終わって、食器を台所へ持っていく。
「ごちそうさまでした、お母さん。とても美味しかったです」って言ったら、お母さん、
「ホント？　よかったわ〜。ね、ハルヒちゃん、せっかくだから夕飯も食べて帰らない？」って！
…えええっ！？　そ、そんな、これ以上お世話になるわけにはっ…！
でもお母さんは、「いいじゃない。若い女の子にいてくれたほうが、あの子もお父さんも喜ぶし」なんて言って、なかなか断れない…。
あんまり強く断るのもなんだか悪いし、かといってお世話になるのも申し訳ないし…。
話を聞き付けた妹ちゃんは、早くも「やったあ、ハルにゃんとご飯だあ！」って喜んでくれてるけど、
こ、こういう場合、どうすればいいのよう！

でもそのとき、さっきのお昼ご飯でお手伝いができなかったことを思い出して、ひらめいた！
「お夕飯の準備を、お手伝いさせていただけるのであれば…」ってあたしが言うと、
お母さんは、「え〜、そんな、いいのに〜」って言いつつも、その提案をＯＫしてくれた。はあ、よかった…。

…って、ホントにこれでいいの！？　あたし、手伝うなんて言っちゃったけど大丈夫なの！？
不安を抱えつつ部屋に戻ると、キョンが「どうしたんだ？」って訊いてきた。

台所でのやり取りを話すと、キョンのやつ、
「いつものお前なら、即決で食べて帰るっていいそうなのに、お前らしくねえじゃねえか」なんて。それであたしは、
「だ、だって、緊張するじゃないの！　それに、少しでも心象よくしておきたいと思…」

……いやああああ！！　また流れに任せて言っちゃった！！　この発言は完全に、キョンへの気持ちの表れじゃない！！
途中までしか言ってないけど、核心部分をすでに言っちゃってるんだから、ぜんぶ言ったも同然よ！
「緊張」はまだいいとして、「少しでも心象よくしておきたい」なんて、
「今後のお付き合い」を視野にいれた発言以外に、どう捉えろっていうのよう！

あたしは突然言葉を失って、体ごとぷいっと後ろ向くことしかできないし、キョンもさすがに口をつぐんだ。
……沈黙…。…最近、ちょくちょくこの展開あるわね…。

たっぷり１分か２分、無音の時間が流れてから、ようやくキョンが、
「まあ、なんだ、その…、せっかくだし、楽しんで帰れよ。な。よし！　勉強すっか」って、ひとりごとみたいに言った。
はあぁ、こ、恐かったよう…。


自分で勝手に際どい発言しておきながら、あたしはそれから、あまり勉強に集中できなくなった。
問題を探してても、解いてても、解説してても、英単語を暗記してても、すぐ隣にいるキョンのことを考えちゃう…。

キョンはあたしのこと、どう思ってるの…？
あたしの気持ちはとっくにバレてるはずなのに、どうしてキョンは、変わらずに振る舞おうとするの…？
あたしとの関係を、いまよりも深く、したくないってこと…？

そんなの、苦しいよ…。

支援

そんな状態のまましばらく経って、午後３時をすぎたとき、またしてもドアをノックする音が。
こんどは妹ちゃんが、お盆を抱えてやってきた。その上に乗ってるのは、２つのプリン。
「お母さんが、おやつの時間だってー」って、可愛い声で言う妹ちゃん。ううう、また気を使わせちゃった…。
「ありがとう。お母さんにも、お礼を伝えてくれる？」
あたしがそう言うと、妹ちゃんは元気に返事をして、リビングに戻っていった。

キョンがいまの問題を解き終えるのを待ってから、せっかくだしってことで、また休憩することにした。
キョンは、もうすっかり元の雰囲気に戻ったみたいだったけど、あたしはさっきからずっと、キョンのことしか考えられない。

そんなぼんやりとした気持ちのまま、プリンをスプーンで掬ったら…。「あっ」
滑って、テーブルの上に落ちちゃった！　あうう、今日のあたし、やっぱり失敗ばっかり…。

「ハルヒ、大丈夫か？　服には付いてないか？」

キョンがティッシュを手早く取って、落ちたプリンのかけらを拭き取ってくれた。もちろん、服には付いてなかったから、大丈夫。
けど、そんなキョンの優しさに、あたしの心はまた、ドクン、と音を立てた。

キョン、優しい…。

しええええええええええん

ぎゅっと、心をキョンに鷲掴みにされたまま、あたしはようやく、プリンを口に運ぶ。
生地がすごく甘くて、カラメルがほろ苦い、美味しいプリンだった。

食べながら、あたしはいつか書いた日記を思い出してた。
たしか、キョンへの気持ちに気づいてまだそんなに経ってないころ、恋する気持ちの頼りなさを、もどかしく感じて…。

―――いっそのこと、どっちかはっきりしてくれればいいのに。
―――虫歯になっちゃいそうなくらい甘いか、頭痛がしてくるほど苦いか。

いまのあたしに、このプリンはぴったり。
キョンの見えない気持ちがときどき苦くて、でも大きな優しさがすっごく甘くて…。

恋って、やっぱりそういうものなのかもね…。
苦味がなくなったら、恋じゃなくなっちゃうんだ。
カラメルがかかってなかったら、プリンとしては物足りないのと同じように。


あたしたちは、静かに勉強を再開した。
それから夕方までは、今日でいちばん、気持ちが穏やかになった時間だったと思う。
キョンへの恋心は、ドキドキの時間をようやく抜けて、トクン、トクンと、柔らかく「好き」を脈打ってた。

支援！

５時くらいまで勉強してから、あたしはお手伝いをするため、キョンの部屋を出て、台所へ行った。
「ゆっくりしてていいのに〜」って、お母さんは言ってくれたけど、
「勉強にももう飽きちゃったし、何でも言ってください」ってあたしが言うと、
「じゃあ」って、エプロンを持ってきてくれた。

お手伝いは楽しかった。学校での話をしたり、キョンの家での話や、昔の話を聞いたりして。
さすがにちょっと緊張はしてたけど、お母さんの話が面白かったし、妹ちゃんも手伝ってたこともあって、賑やかなキッチンだった。

７時前くらいに夕飯の準備が整ったから、キョンとお父さんを呼んで、５人で食卓を囲む。
お料理の数が多くて、すごく豪勢なお夕飯だった。
キョンが「ハルヒはどれを作ったんだ？」って聞いたけど、ぜんぶ作ったのはお母さん。あたしはお手伝いをしただけよ。
でも、お母さんは「ハルヒちゃん、手際がよくてねえ。お家でよくお料理してるっていうし、さすがね！」ってすごく褒めてくれて。
ほっ、よかった…。と、思ったら、
「そういえば、あんたこの前、ハルヒちゃんにお弁当作ってもらったらしいじゃない」

それを聞いて、あたしはむせそうになったし、隣のキョンは実際むせた。お、お母さん、それは、……あうう。
「いくらハルヒちゃんがいい子でも、あんた甘えてばっかりいると、いつかハルヒちゃんに逃げられちゃうわよ」
お母さんはそう言って、楽しそうに笑う。
そのうちお父さんまで、「お前もなかなかやるじゃないか」とか言って、キョンをからかいはじめた。
あたしの顔、トマトみたいに赤くなってたと思う。それでもじつは嬉しかったから、隣で咳こんでるキョンの背中を叩いてあげた。
でもしまいには、そんなあたしたちを見た妹ちゃんが、「キョンくんとハルにゃん、新婚さんみたい」って。
さすがのお母さんとお父さんも、これにはビックリしたみたい。
あああああ、も、もうダメ……。あたしは、キョンの背中を叩くのも止めて、ただ黙って俯くしかなかった…。

支援！

楽しい時間はあっというまに過ぎて、片づけが終わるともう９時。あたしは帰ることにした。
お父さん、お母さん、妹ちゃんに挨拶。３人とも、「また来てね」って言ってくれた。
すごく嬉しくって、あたしは…なぜだろう、ちょっと目頭が熱くなった。

帰りは、この前みたいに、キョンに送ってもらった。
勉強の話、家族の話、夏休みの話なんかをしながら歩いてると、結構遠いはずなのに、もう家の近くまで来てた。
そこでキョンが言った。「明日は七夕だな。今年も笹を部室に置くのか？」
そうだった。あたしとしたことが。もう七夕は明日だったのね。
「じゃ、明日の放課後、また学校の裏の竹林から１本貰ってこなきゃね。キョン、手伝ってよね」
「ああ、いいぜ」
珍しく、キョンが素直に頷いてくれた。なんでだろう？　去年は「あそこの竹は私有林だ」とかなんとか言ってたはずだけど。

家に到着。あたしはキョンに、「今日はありがとう。ご家族のみんなにも、お礼言っといて」って言った。
キョンは、「俺の方こそありがとな。勉強見てもらって。今回の期末は、ちょっと頑張れそうな気がするぜ」って。
当たり前よ。頑張らなかったら許さないからね。それで今日はバイバイ。



今夜はぐっすり眠れそう。疲れたけど、すごくいい一日だったなあ。
キョンのお父さんにもお母さんにも、気に入ってもらえそうでよかった。
あたしの家族にも、そのうち会ってよね、キョン。…って、あたしたち、まだ付き合ってもいないんだった。よく考えたら(笑)。
付き合えるように、なるといいなあ。明日、短冊にお願いしてみようかな…。
おやすみ、キョン…。大好き…。」

今日のぶんは以上です
なんか保守ネタのくせに、長かったり支援受けたり申し訳ないです
七夕に合わせて投下しようかと思ってたのですが、七夕ならこのスレもネタに困らないだろうということで、
ちょっと先取りさせていただきました
この保守ネタの世界では、翌日が七夕です

これから保守ネタというよりもｓｓっぽくなっていきそうなのですが、どうかご理解ください
ではまた次回ﾉｼ

何という甘さ…
カラメル無しプリンどこじゃない

>>559
一つの作品として楽しみにしてるぜｗｗｗ

乙！！ そしてＧＪ！！！！
ハルヒかわいいよハルヒ
ｓｓ化 超歓迎です。
次は七夕編、ｗｋｔｋ！！！

乙！
また虫歯が(ry

練乳直接飲むような甘さ乙！

>>559
あまりの壮絶な甘さに、目と鼻と耳から砂糖水が噴き出しそうだ(ﾟ∀｡)

もはやガムシロップだ

保守

もはや保守ネタの域を脱している m9っ`･ω･´)ｼｬｷｰﾝ
いい意味で、もちろんいい意味で！！
これ見ないと寝れないしwww
wikiにまとめて載ってたとしても一向に構わない。うん。

保守

くあぁ　甘すぎてなんか涙でてきました保守
恋っていいな...

ほ

保守

昨日から体調が更に悪化して３８度超えてるからさっさと投下したい。

投下よろしい？

>>573
かもん。

だが無理するなよｗｗｗ

んぁー。ちょっと待ったtえ。
投下する前に何人いるか解らないけど一つ聞きたい。
この作品を読んだことある人に聞きたいんだが、

キョンの前での少女シャミの姿のイメージってどんな感じでしょうか？

>>575
従順な甘え盛りの子供って感じかな…
イメージ的にはミヨキチ＋妹ちゃんみたいな

保守なのね


支援？

>>575
もろ猫娘な感じｗｗｗ
赤ワンピースの。

>>575
あんまりイメージ化はしてないｗ
純粋そうな普通の猫耳尻尾の女の子みたいな感じかなぁ

ちょっと待ってて下さいな〜。スキャナー起動したらフリーズした。
先に投下したい人が居たらどぞー

保守age
俺も579と一緒かな〜

ダブルブッキングネタを書こうと思ったけど佐々木にてこずる保守

羊羹なら作れるけどプリンは難しいな

>>582
心から応援しているぞ
だから諦めずに佐々木を書ききるんだ！

・分岐その１

〜魔之宴之章〜（阪中さんメインルート）

このルートにおける注意：
阪中さんの喋り方難しいので変な口調になっても怒るないで下さい。

前回のあらすじ
・相変わらず血だらけ。

雄猫だった少女　〜魔之宴之章〜　第二話「輪舞死」


なおこの作品に出てくる著者・著書などはほぼフィクションであり、本屋で探しても絶対に見付かりません。

ごめん。タイトル第三話の予定タイトルと間違えてた。

あくまでも殺人とは即興曲のようなものだ。
確かに一部は計画性はあれど、いざ本番という時期になると計画通りに行くとは限らない。
例えば、標的が右に行くと思って右の道に待ち伏せていたらその時だけ左に行くという場合もある。
そう、それはまさにカデンツァ。血のカデンツァ。鉄の臭いがする即興曲、ね。

　　　　　　　　　　　　　Arakawano　Coco　Umeshiba著「殺人における情景描写」より

雄猫だった少女　〜永久ニ君之唄〜

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　魔女夜会章　第二話「Kadenz des Blutes」

支援

私怨

・・・・・・・・・・・・・・・・。

「ん・・・・・・」
ずっと、眠っていた気がする。どれぐらいだろう。
俺は時計を見たいから起き上がりたかった。だが、どうもそれはままならぬらしい。
何せシャミセンが俺に抱きついて眠っているんだから。
「すー・・・すー・・・」
今はそれはもう朝比奈さんやハルヒに負けず劣らずの可愛い女の子。
抱きつかれていて平静を保つことに凄く精神を削っている。
素数を数えたってどうしようもないぐらいだ。
あぁ、もう・・・半開きの唇が・・・。誘ってる？誘ってるんだよな？

妄　想　が　止　ま　ら　な　い　！　！

じゃあ・・・キスぐらいなら、別にいいよな？だって、あれだ。うん、飼い猫とのスキンシップだし。
って自分を正当化したって世間の目はごまかせないぞ！！
そうだ！これはれっきとした犯罪だぞ！！
「・・・・・」
とりあえず抱き返してみた。
んー、人の温もりの抱き枕。なんだか知らないが結構落ち着くもんだな。
「・・・そういや、阪中大丈夫かな・・・」
俺と関わる人間は例外なく今まで酷い目に合っている。
今回は阪中が怪しいと見るべきだろう。あとは、佐伯か？
ただ佐伯より阪中が俺としては気になる。何でかは知らん。
そういや、ハルヒはどうなったんだ？あいつ、最近学校で見ないぞ。

支援

寝た方が良いんじゃね？


と、言いながらも支援

・・・って、この前ＳＯＳ団全員でハルヒの様子見たばかりじゃねぇか。生きてる生きてる。
と、突然シャミセンが目をぴくりと上げて物凄い速さでクローゼットに飛び込んだ。
シャミセンは人前に出ないようにと俺は厳しく言い聞かせている。
という事は、誰か来るのか。
俺のそんな予想を裏付けるようにそれからしばらくしてドタドタという音共に俺の部屋が開かれ、
「キョンくん電話だよー起きてー」
と妹が飛び上がって起きているのにボディプレスを叩き込んできた。
「ぐぎゃっっ！」
腰にジャストミート！！かなり逆方向に曲がった。
こ、これは・・・うがあがあああがああああ！！！
痛いなんてものじゃない。死ぬかと思った。マジでマジで。チョベリバ？って感じか。古いな。
俺は呻きながら渡された電話を受け取った。
「誰？」
『私、阪中なの』
「あぁ、お前か・・・どうしたんだ？」
『・・・佐伯さん行方不明だって』
暗い調子で阪中の声がそう言った。
もうここ数日連続して起きる事件に慣れてきた俺ではあるが、やはり強い衝撃を受けた。
「・・・行方不明・・・？」
『うん・・・何だか、不安なのね・・・。キョンくんは、大丈夫だと思う？』
「・・・解らない。けど、大丈夫だと信じたい」
『うん・・・そうなのね。・・・大丈夫かな、私達は』
「・・・大丈夫さ。俺が手出しさせない」
『クスッ・・・頼もしいのね。じゃあ、また学校で。ごきげんようなのね』
「あぁ、またな」
電話を切り、未だに近くに立っていた妹に電話機を渡した。

支援

だが、渡されても動かずしばらくぼうっとしていた。
「どうした？」
その様子に思わず問う。
「なんでもない・・・かな、かな」
酷く曖昧に我が妹は答えた。その顔は何処か不審な事があったかのようだった。
それも、今まさに居るこの部屋。俺の部屋に。
キョロキョロと目を動かして部屋の中を探っている。

まさか、シャミの事がバレたか？

いや、それはない。あぁ、ないさ。こいつに限ってそんな事があるわけがない。
我が妹はとことこと受話器を片手に俺の部屋を出て行った。
出て行く際に一回、振り向いてから。
一体何がどうしたというのだろう。兄としては心配である。色々とな。
しばらくしてクローゼットからそろりそろりとシャミセンが顔を出した。
「ご主人様、ご主人様の妹様の様子おかしかったですね。心配ですにゃ」
「あぁ・・・なんだろうな」
俺達は首を傾げた。

＜ＳＩＤＥ　SAIKI＞
―――五時間後。

私は、家に居た。傷だらけの包帯だらけの状態で。
何があったのかは覚えていない。けど、何をされたのかは覚えている。
痛みに耐え忍んでいたのを覚えている。腕を千切られたのを覚えている。

―――ぴちゃん・・・ぴちゃん・・・・・。

水が染みた服が冷たい。ここはどこだろう。とにかくふらふらとしながら立ち上がる。
水を管理している所。
どういうところかは解らないけどそれだけは何とか汲み取った。
片腕は無く、その断面図を醜く晒している。これでよく生きているなと思う。
外に出ると。そこは学校のプールの横。つまりはプールの管理室だった。
「っ・・・職員室に行けば、誰か居るかな・・・・・」
ふらふらとしながらも、私は何とか学校へと向かう。
辺りは夜。学校は電気が消えて暗い。だけど、職員室には電気が点いていた。
私は事務室前の扉を開ける。夜間でもそこだけは開いているから。
と言うよりも、学校内に入るためには事務室を通さないといけない。
だけど誰も居ない。事務室の奥に居るのだろうか。
「すいませーん・・・」
私は、呼ぶ。片方しかない手で事務室の窓を叩てみた。
だけど誰も居ない。事務室に居ないという事は皆職員室か。
それとも見回りの時間なんだろうか。それはないか。
とりあえずフラフラになりながらも職員室へと向かう事にした。
今は、助けが欲しい。

支援

そして、私は、職員室の扉を開けた。

―――ガラッ

刹那。その光景に私は呆然とした。と、同時に後悔した。
一瞬何か理解出来なかった。簡単に理解出来るのに。
ただ、理解したくなかった。それはただの幻想だと思いたかった。
時間が経つに連れて、嫌なのに理解していく頭。それと同時に私の頬が引きつっていく。
「い・・・い・・・」
駄目だった。恐怖が限界だった。
口が勝手に開く。
「いやぁぁぁぁああああああああっっっ！！！！」
職員室に居た、いや、”あった”のは
　　　　　　　　　　　　　
天井からぶら下がる無数の惨殺された首吊り死体だった。

何本もぶら下がった死体は窓から入る風でゆらゆらと揺れている。
皆一様に血を滴らせて、職員室の空気を血の匂いで充満させていた。
首に巻きつくのは沢山の”イト”。
電話線、毛糸、縄、ビニールロープ。髪の毛が長い女性教師は己の髪で首を吊っていた。
「いやぁぁぁっっ！！やぁああああああっっ！！」
私は恐怖の限界を超えた限界に理性を失って揺らめきながらその場から走り出した。
この学校に居ること事態が無理だった。
恐怖？もはやそんなものではない。それ以上に異常というものから逃げていた。
事務室が見えてきた。
錯乱しながらも私は先程とは違う事に気付く。

・・・窓が、紅い。

私は立ち止まった。近付くのが怖かった。
「・・・・・・・・・・」
急に冷静になってしまって、今の状況の異常さに気付いた。
職員室から警察に連絡すれば良かった、なんて考えたりした。
だけど、

―――ずるっ

「！！」
上から音がした。この上は職員室。

何かが、居る。

もうそうゆっくりとはしていられない。だけど、慎重に。
私はゆっくりとゆっくりと事務室の窓に近付いた。
紅い。窓がただ紅い。
「はぁ・・・はぁ・・・・・」
息が荒くなっていく。
窓はやはり紅い。その中に、白い点が見える。
「はぁ・・・はぁ・・・・・」
それを凝視する。

それと”目”が、合った。

「―――――！！」

支援

「―――――！！」
窓一面に乱れ飛ぶ血と肉、臓物の中にへばりついていた白い点。

眼球。

眼窩から何らかの理由によって飛び出した眼球がへばりついていたのだ。
もう悲鳴も上げられない。何も考えられない。
「ひっ・・・」
私は、その時、ゆっくり近付いている気配に気付いた。
思わず後ろに行きそうになった視線を前に戻す。

怖い。見たくない！見たくない！！

だけどそれは叶わない願望だった。だって後ろを見ずとも前を見てしまったんだから。
事務室の紅い窓。そこに映ってしまっていた。
紅い紅い笑顔の少女が。私の背後に居る少女が。
動けなかった。恐怖で身が竦んでしまっていた。
動いて欲しかった。体にただ動いて欲しかった。
でも、動いたのは私の目だけ。私達は窓ガラス越しに視線を重ねた。
狂気が私を見ている。
「ひっ・・・・・！！」
「うふふ・・・うふふふふ、あははははははははは・・・・・・・げてげてげてげて！！！」
狂ったような笑い声が後ろから聞こえて、
それは一瞬だった。
足の感覚が無くなって、血が噴出した。床に倒れた私は何が起きたか解らなくて足を見る。
折れた白い骨が見えた。

支援

「痛い・・・・あがあぁあぁっ！！」
口の中に手を突っ込まれた。

―――ぐちゃり。

引っこ抜かれた舌が床に叩きつけられた。
口から血が出て、血が出て、血が出て、呼吸が難しかった。
溢れ出る血を飲むか、吐くかしか出来ない。
「苦しい？大丈夫だよ、もう楽にしてあげるから」
少女の顔は、髪の毛で見えない。けど、口元だけは見える。

にんまりと、楽しそうに笑う子供のような口元。

それが近付いてきて、変な感触がした。体の支えが抜ける感触。
後ろを振り返ると私の背中から重なった骨が無理矢理引っこ抜かれるのが見えた。
背骨だった。
「ぎ―――」
激痛に血で叫べない口で叫ぼうとした。だけど、その前に頭がごろりと転がる感触がした。
それからすぐに、痛みはしなくなった。ただ、意識が遠のいていくだけ。

視界の隅。

最後の私は中身を撒き散らされている自分の”体”を”見た”。

支援

＜ＳＩＤＥ　ＩＭＯＵＴＯ＞

―――キョンから電話を受け取って受話器に返した直後。
―――佐伯が絶命する約五時間前。

「キョンくん、女の子からばっかり電話がくるー・・・」
もててる感じじゃないのに。わたしのお兄ちゃんだって、安心してるのに。
うー。最近、いつもいつも女の子から電話が来ている。
不安が募るじゃないの。ぷんっ！ぷんっ！
・・・なんちゃって。てへへっ♪でも、嫉妬してるのは本当なの。
大大大大大大大だーーーーーい好きな私のお兄ちゃんだもん、キョンくんは。
「・・・それにしても」
部屋を開けたとき。何故かシャミの雰囲気がした。
わたしの気のせい？でも、確かにしたような・・・あれれ？
「・・・幽霊でも居るのかな」
何となーくそんな気がしてぽつりと呟いた。

支援

今回は異常です。

本当は少女シャミの絵を投下する予定だった。
けど最後の最後で失敗しちまったので、とりあえず本棚に封印。
次回には投下したいな、と思うこのごろ。

さて、ふらふらするけど続きでも書くか・・・。

乙！
寝ろｗｗｗ

乙

>今回は異常です。
早く休めｗｗｗｗ

仕事帰りにはビールとつまみとプリンスレ

保守

保

死
祖
羽
異
血
露
雨

古泉「故居図魅 胃津危だ！４６４９ゥァ！！」
キョン「んだごるぁ！」



キョン「こうして俺たちは結婚したんだ」
佐々木「懐かしいなぁ・・・」
谷口「すまん。途中の経緯がさっぱりだ」

保守

ｱｹﾞ

仕事終了したよほしゅ

あいつの良い所。あたしが好きな所。


「だからな……他人ばっかりこき使ってないでたまには自分で動け！」
「うるさい！　あたしは団長なの！　そもそもあんたは女に力仕事させる気なの？」
　……またやった。ごめんねって言えないあたし。
　ほんとはキョンに苦労かけたくないんだけどダメなのよ。好きの裏返しでどうしても苦労かけちゃうの。
「……そう言われるとやるしかないじゃねーか」
　あぁ、ごめんごめんごめんごめんごめんごめん！　ほんとはあたしが自分でやればいいのに！
「ハルヒ」
「な、なによ」
「一人じゃ無理だから手伝いが欲しい。古泉は別のを持ってるし朝比奈さんと長門は無理そうだから手伝ってくれ」
　キョンと合法的に二人になれるチャンス……なのに勝手に動かないでよ！　あたしの口！
「……それってあたしは女らしくない力の持ち主ってこと？　ちょっと傷つくわね」
　ほんとはうれしいのになんでそんなこと言っちゃうのよ……はぁ。
「違う。そんなつもりで……」
「まぁいいわ。ほんとに重そうだから手伝ってあげる。ほら。そっち持ちなさい」
「あ、あぁ……」
　でもショックだったのはほんとなのよね。あたしもみくるちゃんみたいに可愛らしくて有希みたいにおしとやかだったらよかったのに。
　せっかくのキョンとの二人きりの作業なのに会話は一言も無かった。
　こんなあたしだから好きになれないのよ。自分が。
「ハルヒ。休憩しようぜ。何飲む？」
　ちょうど自販機の前でキョンはいきなり止まった。
「あんたね。みんな待ってるんだから休憩してるヒマなんてないの！」
　あたしのバカバカバカ！　ベンチでキョンとゆっくり話せばいいじゃない！
「俺が疲れたんだ。休ませてくれ」

　……キョンのこういう所が好き。あたしを気遣ってくれてる台詞を言ってくれるから。
「まったくしょうがないわね。５分だけなんだからね！　あたしはオレンジでいいわ！」
　妙な微笑みを見せて財布からお金を取り出し始めるキョン。大人っぽいその姿にあたしはドキドキしちゃう。
　あーもう好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き……冷たっ！
「なにボーッとしてやがる。ほら、オレンジだぞ」
　この声が好き。優しさが好き。この想いは疑いようが無いわ。
　あたしの負け。認めてあげる。だからさ、少ーしだけ近付いて話がしたいわ。
　……って言葉に出来たらどんなに楽なのかしら。キョンがあたしの考えをほんの少しわかってくれたらうれしいのに。
「ハルヒ」
「あ、え？　なに？」
　いきなり呼ばれるなんてびっくりするじゃない。なんの話かしら？
「そろそろ５分だぞ」
　……ほんとだ。もうちょっといいのに。みんな待ってくれるわよ。
　だけどそうやってみんなに優しいのがキョンのいい所なんだもんね。
　だから困らせない。あたしは困らせないわよ。
「そうね。それじゃ戻りましょ」
　あたしはまたキョンと二人で荷物を持って部室へと歩いて向かう。
　でも今はそれでいいの。いつかは荷物の代わりにキョンの手を握って歩くから。
　だからそれまでは団長と団員。あたしはキョンに厳しくしてやるんだから。
　でもそれはもちろん愛情の裏返しってことでね！


おわり

ほしゅ　
後は任せた

早朝から俺を砂糖まみれにする気か！
最近はハルヒが乙女でなんともｗ

保守

保守

保守

お前ら少しは現実と向き合えヤｗ

保守なのね

ハルヒ今日始めてみたけどおもしろいな

ハルヒ「あんた知ってる？長門さんak君達のグループに苛められてるらしいわよ」
キョン「あー、なんか最近長戸にちょっかい出してたようなところを見てないこともないな」
ハルヒ「あんた男なんだから何とかしなさいよ！」
キョン「おまえが・・・」（扉を開ける音・・・・そしてそこには小泉がいた）
小泉「ういっすぅ！今日さぁーミクルとデートするから帰るわｗ」
ハルヒ・キョン「・・・・・」

保守

age保守

hosyu

ほ

長門「…」

保守ついでに続き出します。

俺は７０８号室のインターホンを鳴らし細い声の返答を受けドアを開いた。
昨日文芸部室で別れてから全然変わりのない姿の蒼髪の少女が立っていた。
情報統合思念体によって造られた、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース長門有希である。
さすが回想噛まずに言えた。
俺の肉体が４年前に戻ったこともあってか、俺と長門の身長差が少なくなっていたのはある意味新鮮だ。
しかし、この長門に俺は違和感を感じないのがおかしいと思った。
前回過去に来た時と違う、部屋の中同じ、長門の制服同じ、長門の胸同じ……冗談だ。初めて会った時と昨日との違い。
そうか、過去の長門なのに眼鏡をしてないからだ。
どうしてだと思い俺は長門に問いかけると、
「あなたがしないほうが良いと言った」
確かに俺は言ったよな、３年後に。まさかこの長門は、俺のよく知る北高２年生の長門か？
俺の足りない灰色の脳で考えているうちに長門が、
「飲んで」
いつものようにお茶を出されて俺はお茶を一口飲んでからすぐに長門に質問をした。
「長門ここは過去の世界か？それともあの時みたいな改変世界なのか？」
「ここは涼宮ハルヒが構築した４年前に似せた世界。
だから実際には今日は４年前の４月７日ではなく５月……」
長門が俺が初めて(３ヵ月後の七夕ではなく３年後のＧＷ明けに)この部屋に来た時のように長々と話を始めたのだが、
難しい単語などが多くて俺の頭ではあまり理解できないのが長門にもわかった様で簡単にまとめくれた。
ハルヒが多分昨日の食堂での話しをヒントに改変世界を作ったしかし時間を戻すことは出来なかったのか、
全世界の人間の記憶と肉体を４年前の状態に戻しさらに地球の気候を４月の状態に変化させたという事だ。
相変わらず無茶苦茶で何でもありな能力だな。
まあ、関心してる場合でもないので長門に今後の事を聞かなくてはいけないのだが、
「取り合えずどうすれば元の状態に戻るんだ？」
「涼宮ハルヒが望んだこと、願望を満たせば恐らくは元に戻る、でもそれが何かは私にはわからない」
まあ、ハルヒの願望なんぞ一杯ありすぎて逆に想像つかんからな。

俺は冷めた茶を一気に飲むと、もうひとついやある意味もっと重要なことを聞くのを忘れていたのを思い出した。
「ところで朝倉が東中のしかも俺のクラスの担任として居るんだがあれはいったい？
まさか前みたいにプスリとはいかないよな？」
朝倉から二度も襲われている俺はあいつとは出来るだけ関わりたくないのだ。
もし朝倉があの宇宙人的な力で襲ってきたら俺の力では到底対抗できないからな。
長門はお茶を一口飲んだ後俺の質問に答えてくれた。
「あの朝倉涼子は涼宮ハルヒが世界を改変する時に創られた架空の人物。情報統合思念体とは関係ない」
そう聞いて俺は安堵の息をついた。
安心したとこで腹が減ったことに気づき、時間を見るともう１４時を過ぎたところだったので俺は、
「長門、飯でも食いに行かないか？　安心したら腹が減って仕方がない」
かなり気が抜けたことを言ってるなとは思ったんだが、長門は
「大丈夫、ご飯がもう炊けている。カレーも暖めるだけ
それと今は私のほうが年上、有希おねえちゃんと呼ぶのが適切」
えーと、長門さんどうやらあなたも改変に巻き込まれてるようですが？
「長門それは本気で言ってるのか？」
「冗談、でもそう呼んでもらいたくもない」
突っ込む気力もない俺は長門もとい有希おねえちゃんの特製（といっても缶詰だが）カレーを食べた。
もちろん有希おねえちゃんは大盛り３杯もしていたが、相変わらずどこにそれだけ蓄えているんだ？
食べ終わった俺はまた明日来ると言い残し、有希おねえちゃん……もういいな、長門の家を後にした。

次の日、早速６限までの授業があるので弁当を持って俺は東中への道のりを歩いていた。
ふと前を見ると長い髪に黄色いカチューシャをしたハルヒが前を歩いていた。
ああ、あれだけあればポニーテールもさぞ……まてまてさすがに中１に萌えてはいかんだろ、俺中身高２。
さすがに危険なお兄さんの仲間入りはしたくないぞ俺は。
　
馬鹿な考えは置いといて俺はハルヒの後姿を見ながら登校をしていたのだが、そのハルヒの足取りに少し違和感を感じた。
ただ、俺にはその違和感が何かわからなかったのでハルヒに遅れながら教室に向かった。
午前中の授業は教師の挨拶と小学校と中学校での授業の違いなどが大半で特に板書するような事もなかった。
昼飯の時間俺は今朝のハルヒの状態が気になっていたんだろう、後ろに居るハルヒに
「よかったら一緒に弁当でも食わないか？」
まあ、このハルヒとのファーストコンタクトを取り様によってはナンパとしか言えない台詞で取ったのだが、
「うん、いいよ」
なんていう高校時代からでは想像も出来ないような素直な返事をもらい俺は驚いた。

続く
今日はここまです。

素直なハルヒ可愛いな

ﾎｼｭ

　保守

ほしゅ

ｱｹﾞ

保守

保守

ほ

ほ

夏風邪ひいたから早退させられたorz
SS書く時間できた
ひゃっほー

>>646
風邪大丈夫かと心配しつつｗｋｔｋ

消失の長門はカワイすぐる保守

ほ

ほ

ああいう眼鏡文学少女が、ゆきりんの理想なのかな

ほ

は

ほ

は

保守

ほ

　　　　　　　　　　 　 -‐ '´￣￣｀ヽ､
　　 　 　 　 　 　 ／　／" ｀ヽ ヽ　　＼
　　　　　　　　　//, '/　　　　 ヽﾊ 　､　ヽ
　　　　　　　　 〃 {_{ノ　　　 ｀ヽﾘ| ｌ │ i|
　　　　　　　　 ﾚ!小ｌ●　　　 ● 从　|、i|
　　　　　　　 　 ヽ|l⊃　､_,､_,　⊂⊃　|ﾉ│
　 　 　 　 /⌒ヽ__|ﾍ　　 ゝ._）　 　j /⌒i !
　　　　　　＼ /:::::|　l＞,､ __,　イァ/　 /│
.　　　　　 　 /:::::/|　|　ヾ:::|三/::{ﾍ､__∧ |
　　　　　　　｀ヽ< |　|　　ヾ∨:::/ヾ:::彡'　|

保守なのね

>>658目欄
よし、なら鶴屋さんは俺の嫁保守

ﾎｼｭ

保守

ほ

ё

ほ

ほしゅ

復活

復帰？

45秒規制？

保守

保守

驚愕は9月以降発売かな…？

保守

発売日発表もまだだしなぁ…
待ちどおしい…

長門が熱で寝込んだままじゃないか…
スニーカー鬼畜すぎるぜ……

ﾌｧﾐ通にハルヒ
なんかへそだし剣士だった

　「キョンよ、久々に釣りにでも行かんか？」
キ「あ、悪い。今日も部活の集まりがあるからさ。」
　「SOS団だったか？随分と楽しそうじゃないか。俺も混ぜてくれよ。」
キ「俺たちの財布になる覚悟があるなら、いつでも皆大歓迎かもな。」
　「おいおい、厳しいなぁ…」
キ「冗談さ。じゃ、行ってくるわ。」
　「おう。気をつけて行ってこい。」

キョンの親父的保守

おまけ

父「娘よ、久々にお父さんとお出かけでもしないかい？」
妹「今日はミヨちゃんとデート！ごめんね〜お父さ〜ん。」ﾊﾟﾀﾝ
父「…　(´･ω･｀)」

父「母さん、たまには夫婦二人でデートでも…」
母「あ、あなた。これからお隣さんとお茶してくるから留守番よろしく〜♪」
父「…　(´･ω･｀)」
母「あ、ついでにお風呂掃除とご飯炊いておくのお願いね♪」
父「…　orz」

父「お、シャミセン。コッチ来いコッチ来い。」
シ「ﾌﾟｲｯ　ZZZZzzzzz…」
父「…　(´･ω･｀)(´･ω･｀)(´･ω･｀)」

パパさん…

(　´　･　ω　･　｀　)

(｀･ω･´)

プリン今日落ちるのか

>>681
だね。

>>677
デート？

ttp://www.vipper.net/vip263813.jpg

携帯からじゃよく見えない俺にkwsk

>>684
キョン居なくね？

キョン視点でプレイって事なのかね

>>684
「古泉の急接近にドキ！？」
ってなんだｗｗｗｗ

あ、キョン視点か。
なら古泉とのアッー！も期待できるなｗｗｗ

ゲームのハードを何一つ持ってない俺は確実に負け組。

>>690
俺がいる

まぁ、お金がかからなくて良いですけどねーｗ

保守

どーせやりもしないのに両方買うんだろうな、俺は

保守

☆★☆★☆★☆乱立祭開催☆★☆★☆★☆
★　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★
☆　　VIPのスレ一覧を真っ白にしよう 　　 　☆
★　　20:00開始　　　　　　　　　　　　　　　　　★　　　　　　　　
☆　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆
★　　【スレタイ】.　　　　　　　　　　　　　　　 　★
☆　　スペース３２コマ（空欄で入るだけ）　　☆
★　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★
☆　　【本文】　　　　　　　　　　　　　　　　　 　☆
★　　なんでもおｋ　　　　　　　　　　　　　 　　★
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★☆★

本部
ちょっとVIP掃除しよう
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1183111597/

多すぎるくらい保守した方が良いかも

保守がてら…
原作一冊分くらいの長さある超々々長編って需要ある？

今回は落ちそうな予感。
俺はアナルの保守頑張るかな…

PS2「涼宮ハルヒの戸惑」2008年1月

需要はある。ただ供給がないだけだ。

ごみん
言ってみたかっただけ

こまめに保守

ほす

>>698
俺は見たい
最近長編不足だし

勝てる気がしねえ

ほしゅ

どうせ今日で落ちるしムキにならなくて良いのかな？

保守

つーかたいした乱立じゃねーな

ふぉすふぉす

何回リロードしてもアナルが上位にある

http://l12.chip.jp/nineyamax/

>>698
あるけど、スレ丸々使う投下ならｗｉｋｉ直投下が良いかな？

ほし

分けて投下すればヨロシ

そろそろ飽きてきたのかな

トス

やべ！！
バカが多いぞ！！

20分からまたやるとか言ってるな

ほし

>>718
まじで！？

なんで乱立してんの？

掃除だってさ

なんとなくだろ

ほし

ageちゃった

みんな暇なんだよ。

今のvipに飽きたニートだろう
学生や社会人はパートスレ潰そうと思わない

あげ

もいっかい
あげ

ひとまずさげますね

保守

とりあえず保守

保守

age

ほしゅ

もう一周年なった？
古参いるか？

古泉はいます

>>737
「プリンスレ」は7/8が誕生日かな？
俺は21日から居るけど。

自分は、五月からの新米でありますっ！

>>740
ﾅｶｰﾏ

俺そういや黎明期からいるな

アナルは古参ばっかりだろうなｗｗｗ

保守

なつかしす
最初の内はアイス食べたでしょ！？とか
腕章食べたでしょ！？とかあったな

俺は２，３ヶ月くらいかな。

「10月8日」は泣いたなぁ…
あぁ懐かしい…

もう十ヶ月くらいかな

誰かキョンの最初のモノローグ改変してくれ

俺が来たときは中秋がやってたなあ

実は俺プリンの初代２なんだ……

ほしゅ

ここで一ヵ月の超新参がきましたよ保守

このプリンあと１時間？

プリンが初2ちゃんで、１週間目の素人が来ました。

>>754
wikiに行けばもっと楽しいかもしれないぜ

エイリアンズの続きが気になってしかたがないんだけども作者さんは投げちゃったんだろか
もしそうなら勝手に続き書いちゃうのはアレだろうから
似たような設定の別SSみたいな形で誰か書いてもらえないだろか

>>750
あんたが最古かｗ？

前に入院するといった作者さんがいたがどうなったんだろうか

>>755 wikiから来ましたー
楽しいですよねっ　読んでるといつのまにか朝になってます。

>>756
実は俺もなんだ･･･
「〜の交流」なんかと微妙にダブらせて自分の中で自己完結した気になってたが
やっぱ気になる。

夏頃だったかの荒らしは酷かった・・・
なんかもう懐かしいけどな

そんな>>759のお勧めｓｓは？

そういやX-FILEの人とかコーヒーの人とか近頃見ないなぁと>>758を見て思ったり
特にX-FILEの人は無事だろか？

>>761
夏休みの時期はまた保守が大変だろね…

>>763
コーヒーの人懐かしいなｗ
あの登場のセリフが大好きだったｗｗｗ

>>762
いっぱいありますけどー　基本あま〜い短編が好きです。
長編でもキョンハルのノーマルで　お見舞い　とか
あま展開ばっか読んでます。

たまに鬱っぽいのはさむといい具合に読めます。

>>757
プリンの１がいないならプリンスレ限定ではそうだろね。
初めて見たときはなんじゃこりゃと思って書き込んだのもいい思い出

俺は去年の夏くらいかな。正確には忘れた
俺が来たころ鬱っぽいのが多かった気がする

おいらは去年のWiki移転直前あたりからだな
X-FILESの人は確かに心配だな・・・

ＳＯＳ団ｖｓとりごや高校サッカー部の練習試合という電波を受け取った
しかし、清杉知ってる人どんくらいいるんだろか・・・

俺がここにきたのはちょうどハルヒの妊娠が投下されてた頃だな…
あれ見てこのスレはＮＴＲスレなのかって思ったよ…

>>769
知ってるからその電波を是非モノに

>>767
その頃はかなり荒れてたせいか、
職人さんたちも鬱ものが多かった気がする

>>763
X-FILEの人で思い出したが、あの人を断筆に追いこんだ烏賊王のやつ、今度は「らきすた」で同じことしてる。
アニメ２にらきすたいじめSSスレ建てて、セリフとか設定もハルヒでやったのとおんなじで吹いたｗ
全然反省してないよ、コイツ。

当時は花嫁消失の評価が良かった気がする

>>771
わかった、やってみる
内容よりもキョンのモノローグに苦労しそうだが・・

.　　　　　　　　　　　　　, -‐―‐- 、
　　 　　,. ‐-ｰ- 、　　 /rシ/ニニヽヽ
　　　 ノ　/　　　 ヽ.　ﾊ芥.lﾉﾒ从从|ﾞt
.　　　ﾉﾊハハハﾊ.!　i l (| | ┃ ┃ i |
　　　 !|┬　┬；iﾘ）!　i从リ､''' ヮ''ノﾘl　 さ 次スレに着いたわよ
　　　 ’ 、 -　,ノﾙ━━○} |{Ｈ}l'il〉　　　
.　　 ⊂}/†/!´｛つ　　　　く_/_i_l_ゝ　　
.　　 「二「二ノ　　.　　　　/_ヽ__〉

俺的には覚醒と敬愛の人は引退ですか？　と言いたい。

>>772
だよな。それもまたいい思い出
その後、夏企画のSSVでまじ泣きしたのもいい思い出

>>773
しかしアイツの作品は、あっちでは結構評価されてたなｗ

邁進の作者の新作が楽しみでVIPがやめられない
あと性欲と降臨完結してないし

敬愛の人は自分のサイトを持ってたんだな

>>769
マテリアル・パズル描いてる人のだっけ？