ハルヒ「ちょっとキョン！あたしのプリン食べたでしょ！？」

長編投下の際の注意

・超長編（もしくはSS職人）の場合はコテトリ付けようっ！ でも住人の空気もよく読まないとだめにょろよ？
・前の文章とレスが離れてしまう場合は、文頭に安価つけてくださぁいですぅ……あの、お茶どうですかぁ？
・基本はお題フリーです。しかし、主に恋愛系（特にハルヒ）が人気の様ですよ。フフフ、僕とキョンたんの恋愛話も大歓迎ですよﾏｯｶﾞｰﾚ
・当初の題目は「キョン×ハルヒ」結婚ネタ……けど、今はほとんど皆無。別に時事ネタでなくてもいい…気にしないで
・キョン君、過度な性的描写はやめようね〜、タンスにエロビデ隠してるのハルにゃんに言っちゃうよ
・台詞や他者への呼称等、その人物に対する統一性は違和感が生じないように推敲が必須だね。もし不安であるのならば、まとめ等を参照すること。
・1レスには最大30行、全角で2048文字まで入るのね。文章構成の参考にして欲しいのね
・要するに気楽に投下してくれ。メモ帳にまとめて投下、ってのがお勧めだな
・次スレは950を踏んだヤツが立てれば立ててくれ！無理なら他のヤツらに頼むってのもありだな…すまん！ごゆっくり〜
・自分で投下した長編はなるべく自分で編集してください、わかりましたか？んん…！もうっ！
・それじゃ、さっさと投下しなさいっ！ いい？ あたしを退屈させたら死刑だからねっ！

DAT保管庫.　　　　http://haruhiss.xxxxxxxx.jp/

まとめサイト 　　　 http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip

DATうｐろだ　　　　http://www.uploader.jp/home/harussdat/
雑談所（避難所）　http://yy42.60.kg/haruhizatudan/
携帯用.　　　　　　 http://same.u.la/test/p.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/

＝＝＝＝＝業務連絡＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

・まとめｗｉｋｉの管理人さんが忙しいから、せめて長編だけでもＳＳ作者は自分でまとめなさいっ！
・「ＳＳ作者だけど自分ではまとめられん！」と言うヤツは「まとめ要請とまとめ人たちの報告スレッド」にまとめ要請を書き込んでみるのも一つの手だな。

　まとめ要請とまとめ人たちの報告スレッド
　http://yy42.60.kg/test/read.cgi/haruhizatudan/1175805203/　ＰＣ用　
　http://same.u.la/test/r.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/1175805203/　携帯用

おつ

>>1乙！

>>1 乙

>>1乙！

>>1乙！

>>1 乙

>>1ちょーつ

ちぃっち「ちょっと>1！あたしのスレタイ間違えたでしょ！」

保守

前スレ埋め立て完了。

前スレ埋め完了
>>1乙

前スレ>>1000乙ｗ

この時間だとさすがに大変だったな

今夜は一段と人居ない…

今夜は投下少ないみたいだな。
もう寝るﾎｼｭ　ﾉｼ

保守

みんなおやすみ　ﾉｼ

保守

保守

ほしゅ

「ん……」
「おはよ、キョン」
「おはよ。……なんで俺の頭撫でてんだ？」
「あんたが撫でてくれてたお返しよ」
「そっか。……けっこう気持ちいいな、これ」
「でしょ。だからあたしは好きなのよ……わぷっ！」
「俺もしてやるよ」
「撫であいっこね。うふふ……気持ちいいわ」
「気持ちいいな……」

バカップル保守
深夜組を支援したいが今日はネタが出ないorz
これで勘弁してくれﾉｼ

>>23
乙！

ねるほしゅ

保守

ホシュウ

ほしゅ

ホ、ホァッシュ

保守

ふんもふ・ふんもふ・ふんもっふ！！！！！！

ホシュ

>>1
乙なのね。

保守

キャン「・・・俺は尻尾を踏まれた犬か?｣
凉官八ルヒ「こらVIPPER！ 朝っぱらからあたしの名前で遊ぶな！」

保守

ほす

期北奔みるく「・・・ふえええん、あたしの名前なんか原型を留めてません。みるくじゃないですよう」

吉臭―柎「もっと原型を留めていません。どう読むのですか?」

表問右肴「・・・ユニーク。ちょっと強引」

保守

>>37
長門はひどい改変だｗｗｗ

>>38
やりすぎた。ほんの少し反省している。

保守
前スレdat誰かお願い

えっ！前スレ1000までいったの？
途中で寝落ちして気が付かなかった（-ω-）
優しい人どうか愛の手を〜

前スレのDATをください。よろしくお願いいたします。m(_ _)m

岡陀力耀「――――レスラー―――」
バンクシー萌原「・・・もう何も言わん・・・」

保守

保守

保守

保守

前スレDAT上げました。
http://www.uploader.jp/dl/harussdat/harussdat_uljp00153.zip.html

前スレラスト近くの佐々キョンＳＳはまとめに載せないの？

保守

あげ

168 名前： ◆UW1cwqXO4. ：07/05/16 01:27:23 ID:Z6ehycaF
えー、見切り発車で書き始めたツケが回ってきて
オチを付けるのにえらく難儀してしまっておりましたがorz
ようやくメドが立ちましたので、予告させて頂きます。

「生徒会長の悪辣」の最終回、本日１６日の２３時頃に
投下の予定です。
今回は１０レスほどありますので、支援とかして頂けると
ありがたく思います。では、最後までよろしくお付き合いの程を〜ﾉｼ

保守

>51
らじゃー

保守

ほ

谷口「やべぇ・・・」
キョン「ん？」
谷口「携帯からまとめ依頼しようとしてたのにレス番号メモるのＷＡＷＡＷＡ忘れてた。携帯から過去ログ見れねぇしうぜぇ」
国木田「あるある」



今日の学校は全て寝ようと決心した

保守

プリン保守

ほ

し

ゅ

>>48
どんなの？

高校3年間、ほぼ毎回隣の席だった女子がいたことを思い出した
よく考えたらクラブもいっしょだった

一応実話保守

中学時代、過去最弱の人数──男女各一人──で2年間（３年で進入部員が一気に入ってきた）
頑張ったのを思い出した。
彼女とは特に何も無かったが。というかお互い男女では無かったな。中学なんてそんなもんだ。マセてるやつもいるけどさ。

>>64
そんなお前が後のキョンになる

保守

毎回隣の席だった男子が今の旦那

高校時代、ほぼ毎日一緒に下校してた女子と何もなかったなぁ
あーんやらされたり、自転車の後ろに乗せろとせがまれたり、家に招待されたり、よく考えると変だった気もするが保守

キョン「おいハルヒ！俺のこと好きだろ！？俺も好きだ！」

保守

前後左右の席が全員男
そんな中学時代

高校時代、「カップルか？」とはたから言われてしまうほど仲が良かった後輩との思い出。
・・・大学に入ってから全然青春してないなぁorz
ということで、このスレでひたすら糖分を補充する毎日。

人生にはモテ期というものがあってだな……

キョンは高校時代がモテ期なんだな

それなのにフラグクラッシャー('A`)
まあ、どちらにせよハルヒと結ばれるので無問題だが。

ハルヒと結ばれるのが先か刺されるのが先か・・・


って、もう刺されてるじゃん！！ｗ

キョンがハルヒをゲットしたように、チャンスを逃しちゃいかんぜ。
……と絶賛独り者の俺が言ってみる。

>>47
ありがとうございました

⊂二二二（ ＾ω＾）二⊃ ﾌﾞｰﾝ

俺にモテ期なんてないぜ(｀・ω・´)

保守

ｵﾏｲﾗみんな切ねえなw
話題降った俺が言うのもなんだがwww

糖分補給plz

タッチタイピングの授業何て元々できるのにイラネ・・・
暇だからSS書こうと思ったけどかなり難しいな・・・

●＜ガンガレ

九曜「―――ん。ここで食べる」
キョン「・・・CoCo壱番屋？」
九曜「―――うん」
キョン「俺は九曜を壱番食べたいんだけどな・・・やらないか」
九曜「―――やってくれないか」
キョン「じゃ、食べ終わったらな」
九曜「―――ん」

ほ

「なあ、ｷｮﾝ…」

―伝えるべきか否か―

「なんだよ、どうかしたのか？」

―何故―

「おい。呼んでおいて無視か。」

―こんなに胸がざわつくのか―

「聞いてるのか？」

―ただ想いを伝えたいだけなのに―






「保守だ、ｷｮﾝ」

「そんくらいで呼ぶな！」

国木田「キョン」
キョン「なんだ」
国木田「じつは僕は女なんだ」
キョン「結婚しよう」

たっぷりホイップクリームプリンを食べながらプリンスレを見る
なんという幸せ

>>87
即答ｗｗｗ

ﾎｼｭ

さすがはキョンッ！　普通の男子ならアホみたいに
執着するであろうフラグを、平然と粉砕してみせるッ！
そこに痺れる憧れるゥ！


キョン「何か言ったか、国木田？」
国木田「えっ？　ううん、別に何も」

キョン「おい長門。お前は誰かに恋愛感情持ったりするのか？」

長門「…多少は。」

保守

谷口「挿絵付ＳＳを書くという馬鹿を授業中にやる俺は文化祭でDir en greyをやる事が決まった」
朝倉「なんてク〜ル、結婚して」
谷口「だが断らない」

あんまり鈍感で無自覚ってのを強調し過ぎるとつまらなくなる。
土壇場で「好きだハルヒ」ってパターンも食傷気味。

どうせ鈍感なら、自分の想いが片思いに違いないと思い込んで煩悶するキョンとか。
中学時代のハルヒの男性遍歴で勘ぐり過ぎて凹むキョンとか、嫉妬するキョンとか。

そういうのも見てみたい。あ、最後は砂糖で溺れる展開じゃないと駄目だけど。

つまり少し付け足して短絡化すると、キョンがヤンデレで甘く書けという訳だな





上等だ！やってやろうじゃねぇか！！

保守

ハルヒ「ねぇキョン」
キョン「なんだ」
ハルヒ「実はあたし男なの」
キョン「結婚しよう」

ハルヒ「消しゴム落ちたよ〜」

国木田「じつは僕、女の子なんだ」

朝比奈「キョンくぅぅぅううんッッッ！！大好きでぇぇぇえすぅッッッ！！」

長門「・・・米」



キョン「これはないわ」
九曜「―――だよね」

すごく…新ジャンルです…

ジャンルにするなｗｗ

>>100ちょwwwww

焼失読みながら保守

昨日の予告通り、涼宮ハルヒの驚愕発売延期を記念してオリジナル版驚愕投下します。

第４章

　α-７

　次の日。
　数学の時間に行われたテストは、ハルヒに厳選された問題を少しばかりかじったお陰で
危うい点数ではないはずだ。谷口は知らん。
　放課後、いつも通りの部室で古泉が新しく持ち寄ってきた連珠とやらをやっていると、
コンコンと扉を叩く音がした。
「はぁい」
　パタパタとメイド姿の朝比奈さんが扉を開けると、
「あ」
　目をぱちくりさせて言葉を失っている。
「これはこれは」
　と、古泉は微笑と苦笑の入り混じった顔でアゴをさする。
「ああの、涼宮さん」
「どうしたの？」
　ハルヒが廊下へ出る。この位置からじゃなにも見えないので俺も立ち上がってハルヒと朝比奈さん
の間からのぞく。そこには。
　

支援

>>104

　五人の一年生徒がいた。男が四人、女が一人。
　ちなみに、その唯一の女子生徒は俺が昨日品定めの最中に注目していた娘だった。
「あら、昨日より減った？まぁいいわ。とにかく入りなさい。少ないほうがやり易いし」
　ぞろぞろと部室へ入る五人。昨日の電波演説を聴いてもなお来るなんて正気かこいつら。ていうか
やり易いって例の入団試験か？
「そ。というわけだから、あんたたちにはこれからSOS団入団筆記試験を受けてもらうわ！」
　圧倒されている一年生に向かって声高らかに宣言し、ハルヒはプリンターから吐き出された、
現団員の誰も内容の知らないプリントを素早く取り、叩きつけるように長机に置いた。
「じゃ、ここ座って。みくるちゃん、お茶出してあげて」
「は、はい」
　萎縮気味の一年生たちの向かい側にどかりと腰掛けたハルヒは、
「制限時間は５０分。頑張ってあたしの期待に応えてちょうだい」
　そう言って手にしたストップウォッチのタイマーを始動させた。「試験官」と書かれた腕章を
つけたハルヒの顔が、どこか嬉々としているのは気のせいでもなんでもなく、その通りの心情なの
だろう。

しえ・・・る

ラルクアン支援

>>106

「そうですね。春休み最終日の閉鎖空間は杞憂だったのかもしれません」
　ニキビ治療薬のおまえが言うんだからそうなんだろうよ。
「その例えはミステイクだったかもしれませんね」
　古泉は微笑みを絶やさずにそう言った。
　朝比奈さんは十人分のお茶を配り終えるとパイプ椅子に座って一年生たちをながめている様子で、
俺と古泉はこれ以上余計なプレッシャーをかけるのもアレなので、連珠を再開させた。目の前で
ハルヒが見ているだけで重力の三倍は肩が重いだろうに。もちろん、長門は部屋の隅で静寂を体現
させつつ、ハードカバーのページをめくっていた。

こんな感じでおｋならβ-７もおとします

>>109
щ(゜Д゜)щｶﾓｫｫｫﾝ

>>109
長門「……きて」

記念ってｗｗｗｗｗｗ

支援

>>109

β-７
　
　ハルヒを先頭に慌ただしく部室を後にした俺たちは、校門のところで意外な人物に会った。
「おおっ、本当に来たよっ」
　なにやら驚いているのは鶴屋さんだった。
「どうしたんですか？」
「うん、キョンくん。キミにこれを渡しておこう」
　まるで繁栄を極めた一国の王のような口調で四角に畳まれたハンカチを渡してくれた。

　これは―――

「じゃあそれだけだからねっ。急いでるみたいだし、お姉さんはこれで退散するっさ」
　と言って木枯らしのように走り去って行った。俺たちがしばしキョトンとしていると、
「なんだったのかしら・・・そんなことより、早く行きましょ！」
　俺はハルヒが再び走り出すのを見てハンカチをポケットに突っ込み、それに続いた。

支援

支援

>>114

赤信号に引っ掛かってハルヒがイライラしている間、古泉が話しかけてきた。
「先ほどのハンカチはまず間違いなく、この騒動に一枚噛んでくるでしょう」
　だろうな。
「ですが疑問なのは、なぜそのようなものを鶴屋さんが所持していたのか、そしてなぜそれを
あなたに渡したのか、です」
　おまえにわからんことが俺にわかるかよ。
　信号が青に変わる。
　古泉はフッと嘲るように笑い、
「そうとは限らないかもしれません」
　と言った。ハルヒは朝比奈さんを抱えてすでに走り出していた。
　古泉にわからないことは俺にもわからない。
　それはヤツの言う通りそうとは限らない。実は、俺にはあのハンカチの正体がわかっているのだ。
ハンカチを渡されたとき、明らかにそれの質量とは違った重みを感じていた。
　畳んだハンカチに入る大きさでこの重さ。鶴屋さんが持っていたもの。間違いない。

　―――あのオーパーツだ。

支援

支援

支援サンクス

構成はほとんどできてるんだが、文章にしたのはまだこれだけ。
なので続きはもうちょい後になりまする

>>120
また支援できなかったorz

が、これはかなり楽しみだ

乙

続きｗｋｔｋ

乙

乙！
オーパーツは本編でも鍵になりそうだな。

保守

ほ

⊂二二二（ ＾ω＾）二⊃ ﾌﾞｰﾝ

保守

ほ

>>117

α-８

　その日は入団テストが実施されただけで、長門の合図とともに、
「じゃあ、今日は解散っ！」
　ハルヒの号令で幕を閉じた。一年生たちはテスト終了後すぐに帰宅している。結局テストって
どんな感じなんだ？
「秘密よ、ひ・み・つ」
　そう言ってハルヒは答案用紙を回収してさっさと帰ってしまった。なんでそこまで隠すんだ。
「涼宮さんにだってプライベートなことはありますよ」
　風力発電以上に無害なニヤケ面をした古泉が言う。一年生には見せてもいいプライベートって
どんなことだ。
　さぁ、どうでしょう？とでも言いたげな顔で古泉は両腕を広げた。
　・・・どうでもいいか。俺も帰って飯食って寝ちまおう。
　こうして残された四人は帰路についた。

支援

支援

>>130

　翌日。
　三時限まで安泰に過ごし、四時限目に数学の答案が返却されて昼休みをむかえる。点数は・・・
まぁ悪くはないな。少なくとも谷口よりは。
「たく、なんでおめーはそんな点いいんだよ」
　嘆く谷口。努力の賜物だよ、谷口くん。
「でも昨日涼宮さんに教科書開いてなんか指摘されてたよね」
「涼宮ぁ？」
　ああ、国木田。余計なことはいわんでくれ。
「俺もあいつに教わるっきゃねーかなー」
「朝倉さんがいればよかったのにね」
　きっと、いや絶対に何気無くそう言ったのだろうが、俺には不自然に反応するだけの要素は
十分にあった。
「どうしたんだい、キョン。箸が止まってるよ」
「あ、あぁ・・・」
　朝倉涼子。表向きはカナダへ引っ越したことになっているが、実際は俺を殺そうとして失敗し、
長門によって情報連結を解除された急進派インターフェース。
　あれも去年の今頃だっただろうか。

支援

>>133

五限、六限を睡魔のなすがままに過ごし、放課後。文芸部室。
　俺がやって来たときには、ハルヒを除いた正式メンバー三人がすでにいつも通りの構図を描いていた。
「ハルヒは？」
「まだ来てないみたいです」
　朝比奈さんがお茶を淹れつつ応える。
「そのうち来られるでしょう。それよりお相手願いたいのですが」
　懲りねえな、昨日散々だったじゃねえか。とは言ったものの、最終的には相手する俺。
「ありがとうございます」
　しばらく各々の好きなことを過ごしていたが、ふと思いつく。
　そういや、あの一年生たちの名前ってなんだろうな。
「僕もいちいち記憶していませんので名前はわかりかねますね」
　団長机に目をやる。プリントが五枚置いてあるな。どうやらハルヒは昼休みにここで採点でも
していたようだ。
　あれだけハルヒが隠していたものなので多少の罪悪感を感じつつ、名前くらいは知ってないと
呼称に困るからな、と内心で天使と悪魔を対抗させ、プリントに目を通す。古泉と朝比奈さんも
後ろからのぞいている。
　一人目、二人目・・・と見ていき五人目。そこの名前蘭には可愛らしい、見覚えのある字体でこう
書かれていた。

　朝比奈みちる、と。

支援

支援

>>135
ミスった！オチを先に書いてしまた・・・ちょい訂正します。

支援ｗ

まさかｗ
支援

支援

>>135 訂正版

五限、六限を睡魔のなすがままに過ごし、放課後。文芸部室。
　俺がやって来たときには、ハルヒを除いた正式メンバー三人がすでにいつも通りの構図を描いていた。
「ハルヒは？」
「まだ来てないみたいです」
　朝比奈さんがお茶を淹れつつ応える。
「そのうち来られるでしょう。それよりお相手願いたいのですが」
　懲りねえな、昨日散々だったじゃねえか。とは言ったものの、最終的には相手する俺。
「ありがとうございます」
　朝比奈さんの淹れた砂漠のオアシスをも超越するお茶をすすり、窓の外を眺める。
　うむ。今日も平和だ。
　こんな日はこう思っちまうのさ。
　こんなモラトリアムで気楽な日常が続けばいい、とな。

しえん

支援

支援

>>138　　　　　　　　　 一章から三章がみたいんだがwikiにあがってないみたいだけどあげないのかな？

支援

>>146
実際の涼宮ハルヒの分裂で三章で終わってるのでそれの続きってことす
わかりにくくくてすまん

>>148
そういうことかーありがとう
心置きなく読ませていただきます

そして乙

さらにGJ

キョン妹「ちょっとミヨキチ！あたしのキョン食べたでしょ！？」

乙！

こなキョンって需要ある？

こなたとキョンってことか？

>>155
そうです。前スレの最後の方に、こなキョンを書かせていただきました。
というか、アレが初めてだったのですが…

こなキョンはアナルの方じゃないかな？
こっちでは受け入れてくれるだろうか…？

プリンでこなキョンは不向きかな……？

俺はいいと思うけどね

面白そうではあるんだが所詮は別の作品のキャラだしな
極端に言えばこなたがいいならピーチ姫でもいいことになる
大袈裟に言ってみただけだからスルーしてくれ
俺は読んでみたい気がする

>>160
日本語でおｋ

落ち着けｗ

ピーチ姫か・・・



フライパン・・・(マリオＲＰＧ)

おねがいカムバック

わかりました。
次の物も１レスのみのネタとして考えていたので、出来上がったらアナルスレの方にうpしたいと思います。

>>142

β-８

　長門のマンションへレーザーポインタの照準を合わせ、そこへ目がけて撃ち出された弾丸の
ごとく到着した俺たちは、スピードを緩めることなく自動ドアへ突っ込もうとしたそのとき。
　自動ドアが開き、二人の男女が現れた。
「あら、こんにちは」
　こいつが朝比奈さんを誘拐した犯人です、と告げなければ気づく事のできない無垢な笑顔で
挨拶したのは橘京子だった。もちろん、そいつの隣で苦虫を噛んだような表情をしている男は
未来人藤原。
「長門はどうした」
　俺は怒りの炎を奥底で煮えたぎらせつつ、あえて冷淡に尋ねた。そんな俺の様子にハルヒは
首をかしげていが、説明は後回しだ。
「そんな怖い顔しないでよ。わたしたちは別にあなたたちに危害を加えようとしてるんじゃない
んですから」
　じゃあなんでこんなところにいやがる。精一杯威嚇して言ったのだが、
「それも、あなたたちにはわからないことです」
　ひまわりのような笑顔で返された。どういう意味だ？
「キョン！こんなところで時間を潰してるヒマはないの。早く有希の部屋へ行くわよ！」
　ハルヒが俺を引っ張る。
「そいつの言う通りだ。せいぜい、哀れな人形を演じてこい」
　古泉が俺の後ろにいなけりゃ、藤原の左頬に思い切り右フックを見舞ってやるところだった。
「抑えてください。現段階では彼らと争うよりも、長門さんの救出が先決です」
　わかってる。
　こうして俺たちはすれ違い、マンションへ入った。

支援

支援

>>166

エレベーターで七階へ昇り、708号室前に来た。
　おそらくこの部屋には天蓋生命体、周防九曜が待ち構えているだろう。
　玄関ドアを開け、室内へ上がる。
「有希ー？いるんでしょ？」
　ハルヒが叫ぶ。が、その声は壁に跳ね返されて室内に響くだけだった。誰もいないのだろうか。
　俺は畳の部屋のふすまを開けた。
　そこには、和式の布団に顔だけ出し目を閉じた状態の長門がいた。
「長門！」
　と叫んで近寄ろうとした刹那。
　俺は吹き飛ばされ、フローリングの床の上で転がっていた。
「キョン！？」
　ハルヒが振り向く。
　何だ、何が起きた？脳が疑問を提示するより早く、俺の網膜には薄青いバリアのようなものの
向こう側にたたずむ周防九曜と―――　
　
　不敵に微笑む佐々木が映し出された。

支援

支援

支援

支援

支援

支援

支援

支援＆保守

佐々木＋消失を書こうと思ったが長くてめげた保守

⊂二二二（ ＾ω＾）二⊃ ﾌﾞｰﾝ

佐々木「素直クールか…。素直になるべきなのか」
と書きかけて挫折 保守

>>169

「佐々木・・・」
　和室のふすまの形に沿って張られたバリアを抜けて、佐々木がゆっくりとこちらへ来る。
　その右手にまがまがしいナイフを持って。
「なんの冗談だ佐々木！」
　だが佐々木はなにも応答しない。仕方なく立ち上がって古泉たちに助けを求めようとしたが、
俺と佐々木、そして九曜以外誰もいない。それどころか、部屋の壁に幾何学記号が浮かび上がり
婉曲し、ねじれている。これはまさか。
「キョン、もう無駄な抵抗はよそう。この空間は彼女の管理下にあるらしい」
　やっと佐々木がサイレントを解いたが、今度は体が動かなくなった。ありかよ、反則だ。
「いくらコピーとはいえ・・・抵抗するキミを殺したくはないんだ」
　そう言って勢いよく走ってくる。今回は長門はいない。終わった。
　ナイフが腹まで数センチと迫ったとき―――

　―――コピー？

　ナイフが刺さる。

キョン「CoCo壱番屋で絵書いてたらカレーが付着した」
九曜「―――あるある」

支援＆保守

保守＆支援

谷口「んっふっふっ。国木田さぁん」
国木田「帰れ」

保守＆支援

>>181

α-９

　しばらく各々の好きなことを過ごしていたが、ふと思いつく。
　そういや、あの一年生たちの名前ってなんだろうな。
「僕もいちいち記憶していませんので名前はわかりかねますね」
　団長机に目をやる。プリントが五枚置いてあるな。どうやらハルヒは昼休みにここで採点でも
していたようだ。
　あれだけハルヒが隠していたものなので多少の罪悪感を感じつつ、名前くらいは知ってないと
呼称に困るからな、と内心で天使と悪魔を対抗させ、プリントに目を通す。古泉と朝比奈さんも
後ろからのぞいている。
　一人目、二人目・・・と見ていき五人目。そこの名前蘭には可愛らしい、見覚えのある字体でこう
書かれていた。

　朝比奈みちる、と。

>>185 一行目訂正

しばらく各々の好きなことをして過ごしていたが、ふと思いつく。

とりあえずこれで第四章は終わりです
今日は再び脳内カオスなので明日か明後日か土日に書きます
支援サンクス＆保守

ＧＪ〜！！

ｇｊｇｊｇｊｇｊｇｊｇ

これはgj

乙

乙です。

乙！
続きｗｋｔｋ！

乙です。続きが気になる

ＧＪ言うついでに今更ながら



>>1乙

GJ！

保守

そして乙

なぁ…
驚愕発売延期とか冗談だよな？

乙です！

こなキョンその２(？)を向こうのスレに落としました。
皆様のご意見、ありがとうございました。

キョンは昆虫博士だったり、ハルヒの知らない事を結構知っているのに
成績悪いのは何でだろうな

そんなこと考えながら保守

>>200
普通の人が知らない事を知ってるからこそ、普通の人が知ってる事を知らないんだ。と考えるんだ

ヒント:家で勉強してるシーン

>>199
GJ！なんか萌えるｗｗｗ

>>199
GJ！萌えてきたぜｗ

>>199
GJ！萌えたぜｗ

すまん、ミスって何回も書き込んじまった

>>206
わざわざ書き直して２分毎に書き込んでいるミスとは
いったいどういうミスなのだろうか・・・

>>206
どんまい、ナイス保守。

アナル落下

アナル落ちた？

>>207
更新してもしたように出なくてな・・・・
すまんかった


そしてアナル落下

あーれー…orz

たった15分で落下とは…

こなた（あれ？かがみ・・・・・・）
かがみ「いい！？これは義理チョコなんだからね！形がいびつで悪かったわね！」
キョン「馬鹿なこというなよ。俺はかがみが作ったのが大事なんだ・・・・」
かがみ「え・・・ばか・・そんな・・・」

こなた「っていうのはないの？」
キョン・かがみ「ねえよ。」

保守

アナル立ててくる。

ほいアナル。

http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1179318662/

ありがとう…本当にありがとう……！

ほっしゅ

ほ

落ちるの早いなー。
15分じゃOUTか…

スレ保持数増えたり減ったりいい加減にしろ！

ハルヒ「なんて夢見ちゃったんだろう……。私がキョンと…キスするなんて」
ハルヒ「それにしても変な夢だったわ。青白い巨人が出てきて学校こわすなんて。でもなんか、うれしいな……ふふふ」
ハルヒ「今日は、ポニーテールにしてみようかな。べ。別に夢を意識してるわけじゃないわよ。今日はたまたまそういう気分なだけなんだから！」

キョン「ハルヒ、今日はなんかご機嫌だな。いいことでもあったのか？」
ハルヒ「そうでもないわよ。それより、みくるちゃん、なんか嬉しそうね」
みくる「ええ。実はゆうべ、夢の中でキョンくんに褒めてもらったんですよ。朝比奈さんのお茶はおいしいですねって」
キョン「まあ、それは夢の中じゃなくても言ってるような…」
みくる「その後、朝比奈さんの髪はきれいですねって言って、私の髪をキョンくんがなでてくれたんですよ」
キョン「ゆ、夢の中の俺が、そんなことを……？　くそ、羨ましい……」
ハルヒ「そ、そうなんだ……」
長門「………私も今朝、彼の夢を見た。夢の中で髪をなでてもらった」
キョン「夢の中の俺が長門の夢にまで！？」
長門「………私の髪をひとしきり褒めた後、少し伸びていると言って切ってくれた。嬉しかった」
キョン「う、嬉しかったのか…」
長門「………そう。床屋に行かずにすんだ」
キョン「床屋に行かずに済んだのは夢だろう」

キョン「何ふてくされてるんだ？」
ハルヒ「別にふてくされてなんかいないわよ！　ゆうべ、悪夢を見たからそれを思い出しちゃったの！」

準備ができたので今日も投下しますねー
５分後くらいから落とします。暇な人いたら支援お願いします

wktk

支援

　古泉が病室を出て行き、部屋の中には俺とハルヒの二人っきりとなった。

　……何だ、この沈黙は？　なぜだか全くわからないが微妙な空気が流れる。
　おそらくまだ１、２分程度しか経っていないだろうが、10分くらい経った気がする。
　やばいぜ、ちょっと緊張してきた。何か喋らないと。




『涼宮ハルヒの交流』
―最終章―




　沈黙を破るため、とりあえずの言葉を口にする。
「すまなかったな。迷惑かけて」
「別にいいわ。けどいきなりだったから心配したわよ。……もちろん団長としてよ」
「なんでもいいさ。ありがとよ」
　再び二人とも言葉に詰まる。
「……あんた、ホントにだいじょうぶなの？」
「どういう意味だ？」
「だってこないだ倒れてからまだ半年も経ってないのよ。何が原因なのかは知らないけどちょっと異常よ。
ひょっとして、あたしが無茶させすぎちゃったりしてるからなの？」
　確かに、普通はそんなにしょっちゅう意識不明にはならないよな。
　けど今回の原因はハルヒだなんて言えねぇし。
　どうでもいいが無茶させてる自覚があるならもっと優しく扱ってくれ。

支援

「だいじょうぶさ。もうピンピンしてる。別に体に問題があるわけでもない」
「そう……、ならいいけど」
　ハルヒに元気がないな。そんなに心配してくれてたってのか？
　それともここも実は異世界で、これは違うハルヒだったりするのか？いやいや、そんな馬鹿な。
　……ん？そうだな、そういえば言わなきゃいけないことがあったな。
「ハルヒ、昨日はすまなかったな」
　ハルヒは不思議そうな顔で目を向ける。
「だから、別にいいって言ったでしょ」
「……ああ、いや、そのことじゃない。昨日の昼のことだ」
「ああ、……あれね」
　途端に不機嫌な顔になる。やっぱかなり怒ってんのか。
「つい、つまらないことでムキになっちまったな。すまん。
けどな、お前からはつまらないことかもしれないけど、俺にとっては結構大事なことだったんだ」
「………」
　あのハルヒと同じように黙ったままだ。
「別にＳＯＳ団として不思議を探すのは構わん。宇宙人、未来人、超能力者を探すのも構わん。
お前が手伝って欲しいってんならできる限りのことはやってやりたい。できる限りはな。
けど、な。……そいつらを見つけたら、俺は用済みになるのか？」

支援

しえｎ

ごめん寝る

最後の支援

「そんなことは言ってないでしょ！」
「言ってはないかもしれんが、ひょっとしたらそうなんじゃないかって思ってしまったんだ。
そうしたら、きっと怖くなっちまったんだろうな」
「そんなことあるわけないでしょ。あんたあたしが信じられないの？」
「そうだったのかもしれない。いや、信じられなかったのは俺自身なのかもしれない。
そんなやつらがいる中で、いつまでもお前の側にいられるような資格がないと思ったのかもしれないな」
「そんなことないわ。だってキョンは、……キョンはあたしにとって……。あたしはキョンが……」
「でも、もうそんなことはどうでもよくなった」
　ハルヒは驚いて悲しそうな顔になった。心なしか、涙が浮かんでいるようにも見える。
「まさか……もうやめるって言うの？なんでよ！？」
　ああ、そういう風に捉えますか。というか言い方がまずかった気はしないでもないな。すまん。
「いや、すまん。そういう意味じゃない。俺はこれからもＳＯＳ団の一人としてやっていくつもりだ。
俺が言いたいのは、そのなんていうか……簡単に言うと自信が付いたってこと、か？」
「何言ってるのあんた。全然意味わかんないわよ」

支援

支援

しえｎ

支援

>231
はや！と言いながら支援

支援

　だろうな。俺もよくわからん。どうやって話を進めたらいいやら。

「昨日言っただろ。普通じゃない人間なんて見つかりこないって。あれは本当のことだ。
けど、それはそういうやつらがいないって意味じゃない。こっちからは見つけられないって意味だ。
だっていきなり『お前は宇宙人か？』って聞かれて、はいそうです、って、本物だとしても答えるわけないだろ？」
「じゃあどうしろっていうのよ！」
「別に何もしなくていいと思うぞ。強いて言うなら、そういうやつらが現れるのを願い続けることだな。
そうすれば、お前の周りにいるそいつらは、時がくれば自分からそのことをお前に告げてくれるさ」
「あのねぇ、あたしには気長に待ってる暇はないのよ。時っていつよ？こないならこっちから探すしか――」
　俺はハルヒの小さな肩に手をやり、ほんの少しだけこちらに引き寄せる。

「その時ってのは今だ」
「あんた何言ってんの？」
「あのな、ハルヒ。実は俺、異世界人なんだ」
「は？」
　さすがに目が点になってるな。そりゃそうか。
「俺は異世界人なんだ」
「ちょっと、あんた。本気で言ってんの？んなわけないでしょ」

支援

支援

おおお
支援

「本気だ。俺は異世界人なんだ。まぁそりゃあ普通の人間には簡単には信じられないかもしれないだろうがな。
それにしてもせっかく待ちに待った異世界人が現れたってのに、信じないなんてもったいない話だよな」
「わ、わかったわ。仕方ないから信じてあげるわよ」
　なんて簡単に挑発にかかるんだ。こいつは。
「だからな……」
「だから何よ」
　ハルヒの肩に置いていた手に、ギュッと力を込める。
　やべぇ、めちゃくちゃ緊張してきた。
「俺は普通の人間じゃない異世界人だから、俺と付き合ってくれないか？」
　ああ、ついに言っちまった。
「は！？あ、あんたちょっとまじで言ってるの？」
「ああ、俺は大まじだ。お前言ってただろ？普通の人間じゃないやつがいたら付き合うって。ありゃ嘘か？」
「嘘なんかつかないわよ。けど……、まぁあんたが異世界人だってんならしょうがないわね。
わかったわ。そこまで言うなら付き合ってあげるわよ」
　意外とすんなりいったな。『あんたが異世界人だっていう証拠は？』とか言われたらどうしようかと思ってたが。

しえｎ

思念

ktkr!!!!!!

支援

　証拠なんてないしな。行き方も知らない。まぁハルヒは実は自分で知っているわけだが。
　俺が本物かどうかなんてたいした問題じゃないってことなのか？
　まぁなんでもいいさ。
「一つ聞いてもいい？」
「なんだ？質問にもよるぞ」
「あんたの言う異世界ってどんな世界？」
　どんな世界、か。どう言えばいいものか。ここと変わんねぇんだよなぁ。
「基本的にはこことほとんど同じだな。よくいうパラレルワールドってやつか？人もほとんど同じだ」
「ふーん、てことはあたしとかもいるわけ？」
「ああ、いるぜ。ちゃんとＳＯＳ団もある」
「じゃあ、何が違うの？全く一緒ってわけじゃないんでしょ」
　そうだな？何が違うんだ？あまり違和感がなかったからな。
「なんだろうな。人の性格とかに微妙に違和感があるくらいか？」
「例えば？」
　例えば、か。何かあったかな。
「あ、長門の料理がうまかった。昼の弁当もうまかったし」
　ハルヒの目付きが変わる。
「へえー、有希に弁当とか作ってもらってたんだぁ」
　いや、まて、それはだな。いろいろあって、とりあえず落ち着け。な。
「……まぁいいわ。そっちのあたしはどんな感じ？」

>>237
やっぱり気になって眠れないｗ

ということで支援

しえん

ｗｋｔｋ支援

　どんなって言われてもなぁ。確かにちょっと違ってはいたが。力のこともあるし。
「……お前をさらに強気にした感じだ」
　としか言いようがない。
「なるほどね。まぁいいわ」
「というかお前案外簡単に信じるんだな」
「嘘なの？」
「いや、そういう意味じゃないが」
「ならいいじゃない。あんたが本当って言ってるならそれでいいのよ。何か問題あるの？」
「いや、ちょっと話がうまく行き過ぎてて。ハルヒ、本当に俺でいいのか？」
「あたしがいいって言ってんだからそれでいいのよ。何？取り消したいの？」
「そんなわけあるか！俺はお前のことが、……本当に好きなんだから」
　空いているもう片方の手もハルヒの肩に置く。
「ならさっさと好きって言いなさいよね。全く。こっちだって不安なんだから」
「そうだな、すまん。……ハルヒ、好きだ」
「あたしもよ。……キョン」

両の手に少し力を入れて引き寄せると、それに従いハルヒも近づいてくる。
　……あと20cm。
　俺が顔を近付けるとハルヒも顔を近付ける。
　……あと10cm。
　残りわずかのところでハルヒが目を瞑る。
　……あと５cm。

>>249
それが良いと思うぞｗ
支援

支援

しえーん

支援

古泉空気を読めるのか・・・・・・・？
支援

　顔を少し傾け、目を閉じているハルヒの唇に俺の唇をそっと重ね――
　コンコン！
　バッ！！
　ドアがノックされる音に慌ててハルヒの体を引き離す。
「入りますよ」
　そういって古泉が入ってくる。そういえばジュースを買いに行ってたんだっけ？
　というか手ぶらじゃねぇか。どういうことだ？その満面の笑みは何だ？
「いえいえ、なんでもありませんよ。」
　古泉の後ろには隠れるようにしている二人の姿が見える。
　お見舞いのフルーツセットと、それとは別にお見舞いの品の袋を持った朝比奈さんとなぜか大量の本を持った長門の姿が。
「長門、それに朝比奈さんも。来てくれたんですね」
「……来ていた」
「キョ、キョンくん、具合はどうですかぁ？」
　ん？なんか様子が変だ。朝比奈さんに至っては顔が真っ赤だし。
　ってハルヒも顔が真っ赤になってるな。しかも口を開けたまんま固まっている。どういうことだ？
「古泉、何かあったか？ジュースはどうした？」
「ああ、そういえば飲み物を買いに出たのでしたね。うっかりしてました」
「は？じゃあお前はジュースも買わずに今までどこ……って、お前まさか！？」

しえｎ

支援

「いやあ、この部屋を出たところで偶然このお二方と会いましてね。中に入ろうかとも思いましたが……ねえ？」
　と、長門の方に振る。
「……いいところだった」
　嘘だろ？まさかこいつら全部聞いてたんじゃ。
「……古泉、どこからだ？」
「そうですね。『すまなかったな。迷惑かけて』からですね。最初の方でしょうか？」
　最初の方っていうか一番最初だぜこのヤロー。
　……そこから全部聞かれてたってことなのか？そんな馬鹿な。ぐあっ、死にてえ。
　思わず頭を抱える。ハルヒはまだ固まっている。
「キョンくん、気を落とさないでください。だいじょうぶですよぉ。カッコ良かったですぅ」
　いえ、朝比奈さん。それ全くフォローになってませんから。
「まぁいいじゃないですか。一件落着ですよ」
　くそっ、こいつに言われると腹立つな。
　どうでもいいけどお前間違いなく開けるタイミング狙ってただろ。
「さて、なんのことでしょう？」
　くそっ、いまいましい。
　ハルヒいい加減正気に戻れ。
「わ、わかってるわよ。うっさい」

　まぁいいさ。これでこの一件は無事に終わったってわけだ。やっぱりこういう世界が一番だな。

支援

　あんな悪夢のような時間は出来ればもう過ごしたくないものだ。
　俺はここでこのＳＯＳ団のみんなと俺は楽しく過ごしていくさ。
　だからそっちのＳＯＳ団もそっちで楽しくやってくれ。そっちの俺たちも仲良くな。頑張れよ、『俺』。

「とりあえず元気そうで良かったですぅ」
「安心した」
　二人からちゃんとしたお見舞いの言葉をもらっていると、
「やっぱりキョンを雑用係にして酷使し過ぎたのがまずかったのかしらね」
　だから自覚あるならやめろっての。
　ハルヒは朝比奈さんが持ってきた俺へのお見舞いのメロンを食べ終えて言った。
　ってお前、そのメロン全部食ったのかよ。それ俺のだろ？
「そうかもしれませんね」
　古泉、お前思ってないだろ。とりあえずその手に持ったバナナの束を置け。
「だからキョンには新しい役職を与えて、雑用はみんなで分担することにするわね」
　そう言ってハルヒはどこからともなく腕章とペンを取り出した。
　って、どこから出したんだよ。ってかなんでそんな物持ってんだよ。
　キュキュっとペンを走らせ、それを俺に突きつける。
「これでどう？嬉しいわよね」

支援

支援

やっぱ眠れねえｗｗｗｗ

>>257
先読みすぎｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

　渡された腕章には大きな字でこう書かれていた。

　『団長付き人』

　やれやれ、これからも大変そうだな。
　今日からは俺も異世界人、これでＳＯＳ団の一員として新しくスタートってわけだ。

　確かに向こうに行ってた時間は悪夢のような時間だったかもしれない。
　けど、こうなってみると、この結果になったのは間違いなく異世界のおかげと言えるだろう。
　異世界でのＳＯＳ団の出会い、ハルヒとの出会いがなければ俺はハルヒに告白なんてできなかったたろう。
　ハルヒ。ひょっとしてこれもお前の望んだとおりの結果なのか？
　異世界との交流を通して、俺に答えを出すことを望んだのか？

　まぁなんでもいいさ。
　お前も望んでくれるなら、俺はいつまでもハルヒの隣にいたいと思う。
「ああ、ありがたく頂くよ。これからもよろしくな」
さて、これからはどんな新しいものとの交流が待っていることやら。
今から楽しみだぜ。

「ちょっとキョン！あたしのプリン食べたでしょ！？」

支援

乙

>>267
GJ！乙なんだぜ

乙！

「いや、それ朝比奈さんが俺のお見舞いに持ってきたやつだから。しかも俺は食ってないぞ」
　周りを見渡す。長門が食べていた。
　長門はハルヒの方を向いて僅かだけ微笑みを感じさせる顔で言う。
「プリンくらいはあなたから貰ってもいいはず」


◇◇◇◇◇


以上です。ご愛読、支援ありがとうございます
スレタイのフレーズが使いたくてやった。反省はしている


「やっと私の出番があって良かったですぅ」
「……朝比奈みくるの出番は第一章の一言だけで十分だった」
「な、何か言ったか？長門」
「何も」
「そ、そうか。それにしても告白の様子ってあんなのでいいのか？」
「不明。何しろ作者自身告白に成功したことがな――」
「長門さんいけません。それ以上言うと作者が傷ついてしまいます」
「もう手遅れっぽいですぅ」
「あと、実は未回収の伏線とかまだあるのよね」
「そうですね。題名の交流の意味も微妙ですしね」
「それは作者が題名だけで一週間悩んだの知ってて言ってるんだよな？」
「最後の交流の使い方は強引」
「ま、いいわ。たぶん次回わかるでしょ」
「次回ですかぁ？」
「……次回、涼宮ハルヒの交流、最終章後編」
「ひえぇ？続くんですかぁ？」

乙です。

やっぱり古泉って奴は････ｗ

少しばかり補足の説明しときます

いちおう次には続きますが、今回のが本編エンドで、次回のはおまけ的なものと考えてもらえればいいです
そういう意味で、あえて今回のを最終章としました

実はいろいろと手直しを加える中でできたのが今回の方で、最初の段階では次回の方が正規エンドでした
せっかく作ったので、つじつま合わせをして、なんとか両立を可能としました
最後の方がカオスになってるかもしれませんが気にしないでください


もう全部書き上がってはいるんだが、いちおう明日に投下予定
どうでもいいが全て書き終わった瞬間にものすごい無気力になった
これが、さ……五月病か

乙です
古泉は空気の読めない子ｗ

テスト前にGJ！

GJ！
これで終わりかと思ったらまだシメがあるんだな。
wktkして待ってる

乙！
さすが古泉ｗ

ラストもｗｋｔｋ！

乙！！
やっぱりいいねぇｗ

あと>>257に敬意を表したいｗ

大躍進だぁー！＞団長付き人

まじでGJ！
交流読んでたら俺もss書きたくなってきたぜー

スレタイをオチの台詞に使う、ってのはいいアイディアだねぇ。

乙

団長付き人はいいなｗ

乙！！

みんなありがとう

>>257
投下中にちらっと見えてパニクったぜ
やっぱ古泉はそういう扱いか？

今度こそ本当に寝る
>>223乙でした

>>257-258の間が一秒も無い事に激しく感動したｗ

保守

佐々木「キョ…」
どかーん
キョン「佐々木が爆発した！？」
古泉「これも涼み宮さんが望んだ事です。誰かが龍の玉に涼宮さんの能力が戻ることを望んだのでしょう」
キョン「そっか」
ハルヒ「ちょっとキョン！あたしのプリン食べたでしょ！」

涼宮ハルヒの驚愕END



交流の人マジ乙

>>288
おいコラｗ
爆死ってｗｗｗｗ

俺はうつ病かもしれない。


そう思ったのは、２年前の春。
高校を卒業し、ハルヒ達と別れてちょっとした時の事だ。
ハルヒ達と別れて俺の生活は一変した。
ハルヒ達と過ごした非日常的な生活から（俺にとってはすでに日常化していたが）本当になんの変わりもない平和な日常へと戻ったのだ。

ハルヒ達と過ごした日常に刺激がありすぎたのか。
俺はハルヒ達のいないこの不変的な日常に退屈するようになった。

お、続くのか？続くよな？

支援？

�C

支援

支援

そろそろ予告時間だけど、投下中かな？
もしそうなら、時間ずらしますが。

死燕

紫煙

>296
うーん、何か来ないっぽいねぇ。投下していんじゃね？

支援

>>296たぶんおk

>>299　>>301
んー、そのようですね。
では『生徒会長の悪辣』最終回を始めさせて頂きます。
間が空いちゃってすいませんが、とりあえず前回までのお話はこちら↓
http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2552.html

それでは、会長大ピンチ状態からスタートぉ！

ｗｋｔｋ支援

ｗｋｔｋ


だけど寝る

驚愕発売延期で激萎支援

地平線が蜃気楼に霞むほど果てしなく広がる砂原に、食器と湯飲みと
花瓶の乗ったテーブルを挟んで対峙する、男と女。客観的に見れば、
これはなかなかにシュールな光景なのでしょうね。
それでもわたしの脅し文句によって、逆に平静になったのか。会長は
浮かせかけた腰を椅子に落ち着け、わたしと、金属質に光る
わたしの腕とを、ためつすがめつ眺めていました。

「なるほど。古泉から一応の説明は聞いていたが、これが
　情報制御空間という奴か。
　想像以上のスケールだな。もし何の予備知識もなかったら、
　さしもの俺もパニックに…」
「そんな戯言を言っている場合ですか？」

ひゅっと、わたしは突きつけていた右腕を横に振り払います。
会長のワイシャツの胸ポケットはやすやすと切り裂かれ、そこに
収められていたタバコは両断されて風に散り、地に落ちたライターから
流れ出た液化ガスは、砂面に小さな染みを作りました。
会長の身体には傷ひとつ付いてませんが、それがわざとだという事は
説明するまでもなかったのでしょう。会長は、む、と真一文字に
口を結びます。

「お察しの通り、この局地的非侵食性融合異時空間は、わたしの
　情報制御下にあります。要は、この空間でわたしの意にそぐわない事は
　無いという事です。聡明な会長ならばお分かりですよね、この意味が」

身じろぎも出来ずにいる会長に、わたしは再度、ぴたりと槍の右腕を
突きつけました。その穂先には１厘のブレもありません。

「さて、次は目玉でもえぐりましょうか？　それとも腕の一本でも
　削ぎ落としますか？」

支援

wktk支援

冷酷な抹殺者然とした声色で、わたしは会長に問いかけました。
ところが、これに。

「ふん、俺の命などいつでも奪える、とでも言いたげだな。だが喜緑江美里、
　それははたして、お前でなければ出来ない事なのか？」
「えっ？」

腕組みをして椅子の背もたれに上体を預けた会長は、ふてぶてしくも
そんな質問を浴びせてきます。
予想外のこの反応に、一瞬たじろいでしまったわたしの前で。会長は
これ見よがしに首を傾げてみせました。

「確かにこんなふざけた空間を作り出すのは、宇宙人でもなければ
　出来ない芸当だろう。
　だが俺を殺すくらいの事は、普通の人間にだって出来るぞ。普通の
　刃物で、普通にブスリと刺せば済む事だ」
「それは…」
「では何の為に必要なのだろうな、こんな大掛かりな舞台装置が」

言うなり、会長はガタッと席を立とうとします。わたしは慌てて、
会長の顔の真正面に切っ先を向け直しました。

「か、勝手に動かないでください！　わたしは本気ですよ！？」
「本気？　ほう、いったい何に本気だと言うのだ？
　俺を殺すつもりなら、こうしてのんびりお喋りしている間に、もう
　一千回は殺されているはずだが？」
「う………」

すいません>>290ですが、投下が遅れたのでまたの機会に投下します。

会長何者ｗ

その質問にも明確に答えられず、口をつぐんでしまうわたしを。
会長はしばらくじっと見据えていましたが。やがて、はーっと嘆息すると、
億劫そうな顔でこう言い放ちました。

「ともかく、お前は本気なわけだな？
　よし、ではひとつ勝負と行こう。俺は今からそちらへ行く。無事に
　たどり着ければ俺の勝ち、それを阻めればお前の勝ちだ。
　いいな？　では、始めるぞ」

こちらの了承も取らずに、会長は勝手にそう宣言します。
わたしはしばし呆気に取られてしまいましたが、「まあ、いいでしょう」と
すぐに頭を切り替えました。改めて言うまでもありませんが、ここは
わたしの情報制御空間なのです。会長がどんな悪知恵を絞った所で、
流砂を作り出すなり会長の動き自体を封じるなり、対処方法はそれこそ
幾らでも――。

ところが次の瞬間、わたしは驚きに目を見開いていました。
あろう事か、会長は正面に一歩、まっすぐ踏み込んだのです。目の前の
槍の先端に向かって。

「なっ！？」

咄嗟に、わたしは後方へ腕を引きました。が、さすがに想定外の事で
わずかに間に合わず、会長の左頬がビッと皮一枚切り裂かれます。
カミソリを引いたような一条の傷跡から、たらりと鮮血が流れ出し、会長は一瞬
痛みに顔をしかめました。
けれどすぐに素に戻って、彼はふふんと軽い笑みさえ浮かべてみせます。
あまりにも無謀、無策すぎるその立ち振る舞いに、わたしはむしろ
戦慄しました。

支援

「どういうつもりですか、会長！」
「ふん？　何がだ」
「もう少しで、あやうく…。い、命が惜しくはないんですかっ！？」
「馬鹿を言うな、命は惜しいに決まっている。
　いきなりこんなワケの分からん空間に放り込まれ、目の前に
　刃物を突きつけられて、正直、今すぐにでも悲鳴を上げたいくらいだ」

そんな言葉とは裏腹に、会長は片手で無造作に槍の先端を横に払い、
テーブルを回り込んでこちらに歩み寄ってきます。
あり得ない展開に混乱したわたしが、そうして進む事も退く事も
出来ないでいる間に。会長はあっさりと、わたしの目前に
立ちはだかっていました。

無言のまま、スッとわたしの顔に向けて伸ばされる、会長の右手。叩かれる…と、
わたしは反射的に身を強張らせます。ところが、意に反して。会長の手は
子供をあやすように、わたしの頬を優しく撫ぜていました。

「だが、俺にも男の意地という物がある。どんなに恐ろしくても、
　のん気に腰を抜かしているわけにも行かないだろう。
　お前にそんな泣き出しそうな顔をされていたのでは、な」

――泣き出しそう？　わたしが？
にわかには信じられません。でも、そっとわたしの目許を拭った
会長の指先は、確かに濡れて光っていました。
途端に、わたしはハッとします。まったくもって合理的でも論理的でもないように
思われた、会長の言動。でもそれが、わたしの不安定な心情を
慮ってのものであったなら…？

「ご…ごめんなさい、会長。わたしは…」
「構わん。今回は不問に処しておいてやる」

支援

会長、漢だぜ

わたしが示そうとした謝意を、呆気なく遮って。前髪から耳の横、
そしてうなじへと、わたしの髪を櫛すくように撫ぜながら、
会長はそう言いました。

「悪趣味なドッキリ番組のような目に遭わされたのは、もちろん
　腹立たしいがな。しかし俺がＴＦＥＩ端末の何たるかを
　理解していなかったのも、また事実だ。
　もしも俺が、お前の真実の姿を知ったなら。その途端、化け物でも
　見るような顔をして逃げ出すんじゃないか――と、お前が
　そんな不安に襲われたとしても、無理はあるまい」

かーっと、わたしは羞恥に顔を赤らめます。会長とわたしが
相思相愛であった事があまりに嬉しくて、でもだからこそ、その嬉しさが
裏切られた時の事が恐ろしくて。そんな恐怖心から
わたしがあんな行動に出た事を…会長は全てお見通しなんですね。

「まあ、『これは夢じゃないのか？』と疑うほど嬉しい時は、
　自分の頬をつねって確かめるものだがな、普通は」
「う…。も、申し訳ありません」

慌てて右腕を元に戻し、ついでにこの部屋の位相情報も正常に
書き戻したわたしは、右手の人差し指の先で会長の頬の傷を撫ぜました。
元通りのマンションの一室で、こちらも元通り傷ひとつ無い状態に
修復された会長の怜悧なお顔に、わたしはホッと安堵の息を吐きます。
と、その間隙を突いて。

「むぐっ！？」

なんという早業でしょう。わたしの右手を掴み引き寄せた会長は、
あっという間にわたしの唇を奪っていました。

wktk支援

TFEIの隙を突くとは、何たる早業か！

「ん、ん〜っ！」

突然の事に、わたしは思わず彼を突き放そうとしますが、会長は
右手でわたしの首元を、左手でわたしの右手首をがっしり捕まえて、
完全ロックの構えです。
いえ、それでも抵抗しようとすれば出来ます。出来るはずなのですが…
強引に、舐め上げるように、わたしの存在そのものを
貪欲に味わい尽くすかのような情熱的なキスに、脳の髄から
ぽや〜っとしてしまったわたしは、しばらく好き放題の
されるがままになってしまいました。

「はあっ、はあっ…。ひ、ひどいです、会長。わたし、初めての
　キスだったのに、こんな、いきなり…」
「何がいきなりだ。さっきの勝負に勝ったのは、俺のはずだぞ。
　敗者には勝者に文句を言う権利など無い」
「か、勝手な事を言わないでください！　そんな条件を承諾した
　憶えはありませ…んうーっ！」

わたしの抗議を、会長はまたもや強引なキスで掻き消してしまいます。
あまつさえ、髪を撫ぜていたはずの会長の右手はいつの間にかわたしの腰に
添えられ、そこを支点に後方へ体重を預けられて。
気が付いた時にはもう、わたしの身体はリビングのカーペットの上に
横たえられていました。

今夜のディナーはわかめ三昧ですかーっ、会長！

危険！危険！と。
頭の中で、再び警告ランプとサイレンが鳴り渡ります。このまま
雰囲気に流されてはいけないと。ええ、理性でそれは分かっています。
分かってはいるのですがでも、なぜだか体に力が入りません。

蛍光灯の灯りの下、逆光になってもなお鋭い、会長の切れ長の眼。
それを、とてもまともに見ている事など出来なくて、わたしは
ふいと顔を横を逸らします。
すると、そんなわたしの顔の上で。会長は何やら正方形のビニールが
連なったような物を、ひらひらと振ってみせました。

「安心しろ、最低限のエチケットは守る。俺にはまだ、子供を
　養育できる程の甲斐性は無いしな」
「そ、それって…」

“それ”が何かを理解して。わたしはかーっと、全身を火照らせて
しまいました。あまりの生々しさに、もはや正常に物事を判断する事さえ
出来ません。とにかく猛烈に気恥ずかしくって、わたしはただ、

「い、いつもそんな物を持ち歩いてるんですか…。ずいぶんと
　準備がよろしいんですねっ！」

そんな皮肉めいた一言を言うのが精一杯でした。
ところが、これに。会長は、真顔でこう答えたのです。

「何を言っている。こいつは、この家の冷蔵庫の中に置いてあった
　代物だぞ」
「は………？　え、えええっ！？」

ごくり……
支援

かいちょーーｗｗ

ちょっと会長を抹殺した上でジョン・スミスして来る

これからは例のぶブツは冷蔵庫の上に保管することにしようｗ

かっけぇ支援

わっふるわっふる

そんな馬鹿な！　わたしには全く身に憶えがありませ…。
そう言いかけた所で。わたしは、ハッと思い当たりました。そう、わたしと
会長以外で唯一、今日この家に侵入した人物に。
すぐさまわたしの脳内で、無表情なのになぜか得意げな顔に見える
無口短髪貧乳娘が、ビッ！と親指を突っ立てている映像が構成されます。

なーーがーーとーーさーーん！？　なんて、なんて余計なお節介を
焼いてくれやがりますかあなたはッ！！
もしや、あなたが以前に言っていた『協力』って、コレの事じゃ…。
いえそれ完全に逆効果っていうかむしろ嫌がらせですから！
まかり間違って会長に「はしたない娘だ」とでも思われたりしたら、
一体どうやって責任を――。

「いや、きゅうりの横にこれを見かけた時には、さすがに俺も
　ショックだったが。
　まあＴＦＥＩ端末と言えども、年頃の娘の肉体を有しているのであれば、
　時に劣情を催す事もあるのだろう。
　それならそうと早く言ってくれれば、俺としてもだな」
「ち、ちちち違います、会長！　変な勘違いをしないでください！
　コレはあくまで長門さんのイタズラであって、わたしは、そんなっ…」

ほとんど錯乱状態のわたしが、先程までとは違う意味で顔を真っ赤にして
弁明しようとした、その時。会長は堪りかねた様子で、クックッと
むせぶように笑い始めました。
まさか…？　あ、あなたという人は！　全部察した上で、わざと
わたしをからかっていたんですね！？

キュウリの横とか卑猥すぎます支援

ちょ、キュウリwwwwwww
支援

きゅうりがまた平仮名表記なのが余計に猥褻感を煽るwww

さすが長門支援

長門容赦ナスｗｗｗ支援

それはさすがにショックだなwww＞キュウリの横

「くっくっく。ああ、普段のお前はいかにも生徒会役員然とした、
　凛として楚々な面立ちをしているからな。
　それはそれで趣きがあるんだが、だからこそ二人きりになると、
　どうにもそれを突き崩してみたくなる」

うくっ…以前から薄々は察していましたけど、今ハッキリと確信しました。
この人は根っからのサディストです！

「ふふん、敢えて否定はしないでおこう。
　で、そのサディストとしては、やられっ放しというのはやはり
　気に喰わんわけだ」
「えっ…？」
「お前はさっき、ＴＦＥＩ端末の能力がいかなる物かを、わざわざ
　俺に『身体で教え込んで』くれたからな。代わりに俺も――」

そう、わたしの罪悪感を煽るように、わざとらしく左頬をトントンと
指先で叩きながら。会長は薄い笑みで、こう告げてきたのです。

「――俺とお前がどういう関係にあるかを、みっちり教え込んで
　やろう。お前の身体に、な」
「い、いえあのですから会長、わたしまだ心の準備がっ…」
「あいにく俺は聖人君子では無いから、人の弱みに付け込むのに
　遠慮はしない。では、そろそろ覚悟して貰おうか」

わたしの懇願を平気でスルーして、ずいっと覆い被さるように
身を乗り出してきた会長に。
一瞬それを阻もうと、わたしは彼の胸に手を当てます。が、結局わたしは
会長のついばむようなキスを受け入れてしまっていました。
まったく…何が『遠慮はしない』ですか。今だって余計な体重を
掛けないよう、こっそりとわたしを気遣っているくせに。

喜緑さん、さりげなく受け入れ態勢万全ですかっ？

わっふる

本当にずるいですよね、この人は。口では何やかやと酷い事を言いながら、
それとなくわたしを思いやってくれるのですから。
わたしが身体の奥底ではあなたを待ち望んでいる事も、とっくに
お見通しなのでしょうに。「俺がお前を欲しいから強引に奪うんだ」なんて、
そんな物言いをされたら…
胸がきゅっと切なくなってしまって、もはやあなたを拒みようが
無いじゃないですか。

北風の厳しさと太陽の大らかさを、巧みに織り交ぜたような。この人の
悪辣ぶりには、まったくもって勝てる気がしません。ふう、と諦めの
吐息を洩らして、わたしは会長の背中に両手を回しました。

いいですよ、もう。どうぞわたしを好きなようになさってください。
わたしをあなたの物に、してください――。

初めて経験する、官能の波に揺られながら。わたしは彼の腕の中で、
小さくそう呟きました。
テーブルの上では白とピンクのアネモネが２輪、花瓶の中で
寄り添って揺れていました。



生徒会長の悪辣　　　おわり

ﾜｯﾌﾙﾜｯﾌﾙ

乙！

TFEIでも官能にやられるんだなｗｗ


コンピ研部長とはしてないよな？

乙！そしてGJ！
１８禁はないのか

終わるのかーーーーーーーーーーーーーーっ！

タイトルを「作者の悪辣」に訂正することを要求する！

おふぅ……

また1組、すごいカップルが結ばれました。
GJ！

sugeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!
作家になれ！

乙
いい話だった

>>339乙
gj！！！！これはいい

以上です。こんなキャラのぶっ壊れたお話に多数のご支援と
長きに渡るお付き合い、本当にありがとうございました。
あと>>310の人、割り込むような形になってスマン。

とりあえずこのお話はひとまずここでピリオドですが、
喜緑さんと生徒会長は永久に不滅かつらぶらぶですｗｗｗ
そんじゃ、機会がありましたら、またね！

喜緑さんにも萌えたが、それ以上に会長に萌えた俺は異端？

乙！
また続きも気が向いたらヨロ

>>343
同士よ、しかしここはプリンスレだ。エロ過ぎるのは・・・わかるなorz

>>349
おれもそうだがｗ会長がいい味出してたなあ本当に。会長になら掘られてもいいわ

一方、その頃。

長門有希は、自室でただ正座しているかに見えたが、その実は
全神経を動員して同じマンション内のある部屋をモニターしていた。
「……みっしょん、こんぷりーと」
誰にともなく親指をたてて見せる長門の姿が、そこにあった。

ＧＪ
喜緑さんお幸せに

さて、俺は２０年に満たないこの人生を終了させるとしようか

よし、俺も書く気力がアップアップ

>>352
ちょｗｗｗ

めがっさGJ
やはり会長はSで手が早かったwww
っていうか無口短髪貧乳娘ってえみりん…

>>341
喜緑さんによると「初めて経験する官能」のはず。

いや本当にたくさんのご感想ありがとう。
しかし、おまいらのきゅうりに対する喰い付きっぷりにはマジ吹いたｗ
まあ酢の物なんかでもワカメときゅうりの相性は抜群だしな！
…あれ？　こんな夜中なのに誰か来た…？

ＧＪ！
風呂上がりに読んだから体が沸騰しそうだぜｗｗｗ

親指立てた長門にも、もちろん萌えました。

悪辣の投下に立ち会って火がついた、かもしれない。
推敲が終わったら、投下します！
24：30頃を目処で。

wktkで待つ
保守

何だか、わかめ食いたくなってきた。
うどんに大量に『ふえるわかめ』でも投入するか…

>>361
絶対に振り返るなよ…

>>361
こえぇｗｗｗｗ

おい、まさかやっちゃったのか？やっちゃったのか？！

つーか、長門がゴム買う姿想像できないんだが。

>>365
長門ならゴムを作り出すくらいなら出来そうな気がする

情報結合でおｋ

会長はキョン以上のツンドラ

>>366
そこはあえて長門に買いに行かせねばｗ

あえて自販機で近藤さんを買うながもん。

長門「ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ……まずい」

>>371
食べるなｗｗｗ

長門「ぷ〜、ぷ〜、ぷ〜……ﾊﾟﾝ!!　……割れた」

遊ぶなｗｗ

この時だけ４歳児ｗｗｗｗ

お前ら楽しそうだなｗ

>>373
やめろｗｗｗ保健の授業でゴム破裂させようとしてる女子を思い出したｗｗｗｗｗｗ

>373
ふくらまして割るには、なかなか凄い肺活量が必要なんでないか？

>>378
ながもんなら一息ですよ。

おそるべし宇宙パワーw

長門「ちなみに一つだけ針で穴をあけておいた…」

ほしゅ

>>381
ロシアンルーレットｗｗｗ

時間になったので、投下開始します。

ｗｋｔｋ

ﾊﾞｯﾁｺｰｲ

ｗｋｔｋ

『長門有希の報告』第20話、前回までのお話はこちら
http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1230.html

今回は13レス。正直、難産でした。1ヵ月半ほど開いてしまいました。
ほな、行こか〜

支援

中学の頃水道に近藤をつけて破裂させてるDQNいたな

Report.20　長門有希の憂鬱　その9〜You only live three times〜

それから数日後。
朝倉涼子の辞令が内示された。正式な交付は任務引き継ぎ完了後。

――長門有希任務代行解除・朝倉涼子
――有機情報連結解除を命じる。

その週の金曜日。
朝のHRで、涼子が再びカナダに戻ることが発表された。
クラスはどよめきに包まれた。
涼子は、当初の予定通り日本での用事が済んだので、カナダに戻ることを説明した。
つまり、そのような理由で姿を消すと言う設定。
本当は、涼宮ハルヒの事後処置状況を見極めた上で、問題ないと情報統合思念体が判断したため。
涼子はその日の授業が全て終了すると、帰りのHRで別れの挨拶を行った。
挨拶を終えると、またいつでも日本に戻ってきて、顔を見せて欲しいと級友達に声を掛けられた。
そしてハルヒは、こう宣言した。
「あんたは今日から我がSOS団の海外特派員や！　北米地域での不思議探索は任せたで！」
団員ではない涼子を勝手に海外特派員に任命するあたり、実にハルヒらしい行動と言える。
こうして涼子は、クラスの誰からも、そして教師達からも惜しまれながら、北高を後にした。
恐らくはもう二度と足を踏み入れることはない、その場所を。

支援

明けて土曜日、708号室にて。
「明日1日くらいは、余裕あるよね？」
涼子がわたしに言ってきた。任務の引き継ぎは、もうあとわずかで終了する。
それが終われば涼子は……また有機情報連結が解除される。
現状は、その最後の引き継ぎが遅滞していた。
わたしも涼子も、未整理の膨大な情報の処理に手間取っていた。
……嘘だ。本当の理由は分かっている。
引き継ぎを終えたくないのだ、わたしは。そして、たぶん涼子も。
お互いにこの情報の引き継ぎを終えることが、最後の別れの時だと認識している。
それが、嫌。
別れたくない。もっと一緒にいたい。
これは、端末にはありえない考え方。でも、わたし、いや、わたし達は、そのように考えている。
人間達と共に過ごしたわたし達に芽生えた、人間のような考え方。
今の状態を人間の言葉で表せば、『未練』という言葉が該当する。わたしは言った。
「今のところ、最終期限は設定されていない。」
「折角だしさ、2人でお散歩でもしましょうよ。」
その行為に何の意味があるのか、とは問わない。以前のわたしなら問うていただろうが。
わたしは黙って首肯した。
その日の夕食は、わたし達が台所で一緒に作ることにした。
「カレー缶は十分にある。」
「ダメよ、レトルト食品ばっかりじゃ。たまにでも良いから、ちゃんと作らなきゃ。」
「……」
「食べ物に気を使うのも、人間にとっては重要な行動なんだから。」
爛れた私生活を送るわたしと、それを窘める涼子。
いつの間にか、かつてわたしが暴走して世界を改変した時のような関係になっていた。
「といっても、冷蔵庫にはキャベツしかないのね……どうしようかしら。」
涼子は額に手を当てて考え込んでいた。もとよりわたしは、
わざわざ食材から料理を作るという生活は送っていない。諦めるべき。
その時、何の前触れもなく玄関のドアが開いた。このようなことができる者は、限られている。
「勝手にお邪魔しますね。お困りかと思いまして。」

支援

喜緑江美里が、両手に買い物袋を提げて入ってきた。
「どうしたの、こんなにたくさん！？」
「夕食の支度を始める時間ですが、長門さんのことだから、
食材の買い置きがないだろうと思って、調達してきました。」
2人は手際よく、食材を仕分け始めた。2人とも楽しそうに見える。江美里はこのような性格設定だっただろうか。
「漫画でも、料理は学べるんですよ？」
結局3人でそれぞれ料理を分担することになった。
「このキャベツを活用しましょう。」
江美里は回鍋肉。
「今炊けてるごはんは、冷凍した方がおいしさ長持ちね。」
涼子は炊飯器を使っておでん。
わたしはカレー……
『阻止。』
……これにはわたしも苦笑い……はしない。それにしてもこのインターフェイス達、ノリノリである。
「わたしも手は空いてるし、一緒に何か作りましょ。」
協議の結局、わたしと涼子は、ひじき豆と、わかめともやしのスープを作ることになった。
調理開始。
ひじきとわかめを水で戻す。増えていくわかめ。なんとなく江美里の方を見てみた。
「……長門さん？　その視線にはどういう意味があるのでしょうか？」
江美里は笑顔を若干引きつらせながら言った。他意はない。ないが。視線が向かうことを抑制できない。
その時、江美里の手が動いた、ように見えた。情報操……
「くしゅん！」
間に合わなかった。江美里の手には、胡椒の瓶が握られていた。
「あ〜ら〜、ごめんあそばせ。ほほほ。」
顔は笑っているが、額に『怒りの四つ角』が出ているのを、わたしは見逃さなかった。
「い〜え〜、これは下味を付ける為であって、決して他意はございませんことよ。」
「……2人とも食べ物で遊ばないの。」
やれやれといった面持ちで、涼子が窘めた。鼻の穴に丸めたキッチンペーパーを詰めているので、少しも様になっていないが。
「玉葱が目にしみるのには、これが一番手軽で効果的な対策なのよ。」
まな板には微塵切りにされた玉葱の姿が認められた……もはや何も言うまい。

しえん

しえｎ

支援〜

インターフェイス3人娘の、賑やかな台所。
わたしはかつてSOS団の女性陣3人で夜通し、手作りチョコレートケーキを作った時のことを思い出していた。
あれは『楽しい』出来事だった。
3人で手際よく調理に勤しむことしばし。
「なかなかの出来栄えじゃない？」
和・洋・中と、この国で食される代表的な分類の料理が食卓に供された。
『いただきます。』
人間に紛れて怪しまれずに生活するために身に付けさせられた、人間風の生活習慣。
人間との接触が極度に少ないわたしは、無用なものと考え、早々にしなくなったが、彼女達は続けていたらしい。
「こら、そんな機械的に食べちゃ変でしょ！？」
「ふふふ、そんなに慌てなくても、料理は逃げませんよ。」
妹の世話を焼く、タイプの違う姉2人。人間の目にはそのように見えるだろうか。
あの改変世界のわたしの周囲に江美里はいなかったが、
もしいたら、今のような光景が展開されていたのかもしれない。
いつもより『おいしい』食事を終え、各自思い思いの格好でくつろぐ。
これもインターフェイスの行動には何ら意味はない。
「だめよ長門さん。そういう些細なところも、正確に踏まえないと、正確な観測とは言えないわ。」
「そうですよ。人間達の間で有名な、パーソナルネーム黒澤明という映画監督は、
撮影の際は、画面に映らない箪笥の中身まで精密に時代考証をして設置するほどの徹底振りだったそうですから。」
……江美里の解説は、的を射ているのかいないのかよく分からない。
とにかく、人間である涼宮ハルヒの観測をするのなら、自らも人間と同じ生活をして、
人間の行動を体感する必要がある、という趣旨だと認識した。
「そのためには、見えない所まで手を抜かないことが大切なんです。」
横では、涼子が頷いていた。
休憩が終わったら、後片付け。使用した食器を洗浄する。
調理器具は、ある有名な料理人のように、調理中に全て洗浄が完了している。
「それじゃ、私はこれで。……ごゆっくり。」
洗い物を済ませると、江美里は帰っていった。
涼子はわたしの部屋に泊まることになった。今までは江美里の部屋で過ごしていたのに。

支援

翌朝。
どこまでも晴れ渡る空、眩しく差し込む朝日に照らされて、
わたしは、涼子の腕の中で目を覚ました。
「……」
また、状況に流されてしまった。懲りていない。反省。
一頻り反省した後、周囲の状況を改めて確認してみる。
わたしは涼子に抱きしめられた状態。お互いに全裸。至近距離に涼子の寝顔がある。
しばらく涼子の寝顔を眺める。起きない。
寝顔を眺めていると、あることを思い出した。ハルヒがわたしの寝顔を眺めていて、したこと。
わたしは涼子の顔に自分の顔を近づける。規則正しい寝息。やはり起きない。わたしは実行した。
涼子に口付け。ハルヒが行っていたことをエミュレートしただけ。……他意はない。
だが行為はそこで終わらなかった。突然、わたしの頭が両手で固定された。
わたしの口に侵入してくる舌。わたしはすっかり口中を蹂躙されてしまった。
「んふ。おはよう、長門さん。朝から積極的ね。」
小悪魔のような笑顔を浮かべた涼子の顔がそこにあった。
「……ごちそうさま。」
この台詞は、わたしのせめてもの抵抗。無駄な抵抗であることは分かっている。
「きゃー、食べられちゃったー♪　長門さんのえっちー♪」
この通り、有効打撃にはならなかった。むしろ重いカウンターを食らった気さえする。
このままの体勢でいると、またハルヒの時の二の舞になってしまう。
わたしは無言で布団から出て、下着を身に着けると洗面所に向かった。
人間の言葉で言うところの『情事の跡』を消すために。
いわゆる『キスマーク』だけでなく、『歯型』まで付いているのは如何なものかと思う。
わたしが洗面所から出ると、涼子は台所で朝食を準備していた。……裸にエプロンだけを着けて。
「朝ごはんは、昨日の残り物を活用するわね。」
その服装には何の意味があるのだろうか。
「うふふ。これで長門さんをの・う・さ・つ♪」
そう言って腰をくねらせる涼子。……わたしを何だと思っているのだろうか。
「きゃー、長門さん、鼻血、鼻血ー！」
……最近、実感したことがある。すなわち、『身体は正直である』と。

支援

しえｎ

涼子による、『はい、長門さん、あーん。』などの攻撃をかわしつつの朝食も終わり、わたし達は出掛けた。
涼子がする取り留めのない話を聞きながら、わたし達はこの街を歩き回った。
不思議探索で歩き回った街。そして、わたし達の……唯一の『思い出』と呼べるものがある、この街を。
こんなに長い時間、涼子と行動を共にしたのは初めて。
街を歩きつつ、買い物をするなどして、わたし達はずっと一緒に行動した。
とある雑貨屋の前で、涼子が足を止めた。
「長門さんも、もっとアクセサリーとか身に着けた方が良いんじゃない？」
わたしは雑貨屋の窓から見える棚に並ぶ、安いアクセサリー類を眺めながら答えた。
「アクセサリーは校則違反。」
「……別に学校に着けて行けっていう意味じゃなくて。」
「涼宮ハルヒは、わたしがアクセサリーを身に着けた姿を望んでいないと思われる。」
涼子は溜め息をついた。
「分かってないなぁ、長門さんは。普段飾り気の無い娘がさりげなくおしゃれしてる姿は、
いわゆる一つの『萌え要素』なのに。」
「涼宮ハルヒの中で、『萌え』という概念は朝比奈みくるの担当。」
わたしは素っ気なく答えた。涼子が苦笑する。
「わたしはそうじゃないと思うんだけどな……。ま、いいわ。折角だし、覘いていきましょ。」
涼子はわたしの手を握ると、店に入っていった。
店内には、様々な商品が陳列されている。客の9割は、女性だった。
人間の女性は、このような店舗を好む傾向にあると資料にはある。
しかしわたしは、見た目は女性に設定されているが、あくまで観測者。そのような趣向を理解することはできない。
だから、今、目の前で涼子が、
「あーなーたーと〜わーたーしーは〜どーこか〜似ーてーるーかーも〜♪」
鼻歌を歌いながら、とても楽しそうに商品を物色している姿もまた理解できない。
「長門さんは、こういうのに興味は……全く無いみたいね。」
「素材も造形も、全てが甘い。端的に表現すれば安っぽい。」
「まあ、ここは基本的にそんな高級品を扱うお店じゃないからね。」
「わたしには、これらの商品の価値が理解できない。」
「……雑貨屋に連れてこられた男のコみたいな台詞よ、それ。」
涼子は苦笑しつつも、1人で店内を隈なく歩き回った。

＞鼻の穴に丸めたキッチンペーパー
女同士だと恥も外聞もないな支援ｗｗｗ

やっぱりエロいなｗ
支援

やがて店内を全て見終わった涼子が、ある一角で手を振りながらわたしを呼んだ。
「長門さん、ちょぉこっち来てー。長門さんにぴったりのモノ、見付けたでー。」
実に嬉しそうに手招きする涼子の元へ向かう。そこは主に文房具を陳列してある場所だった。
「ほら、これ。」
涼子の指差す方を見る。そこには『ブックマーカー』、つまり『栞』が並べられていた。
「長門さんは、大の読書好きだもんね。だから、こういうのはどうかなと思って。」
「栞なら、書籍を購入すれば付いてくる。」
「そういう味も素っ気もない物じゃなくて、ずっと使い続けるような物よ。」
「栞を使用する機会は滅多にない。」
彼にメッセージを伝える時ぐらい。
「……まあ、あの読む速度じゃ、読みかけになることは滅多にないでしょうね。」
涼子は栞を物色しながら、
「でも、人間の行動原理は、単なる実用性以外の部分にも、大切な要素があるのよ。例えば……ほら。」
そう言って、ある栞を手にとってわたしに見せた。
「透明な容器に金魚や蛙の形をした物が入ってて、透明な液体で満たされてるの。
傾けると、ほら、こういう風に、中の物がまるで泳いでるようにゆっくり動くのよ。面白いでしょ？」
「ユニーク。」
「それとか、ほら、これなんか、クリップ型なんだけど、掌の形をしてるのよ。
それで、実際に本に挟むと、こう、まるでページを手で押さえてるように見えるの。」
他にも、どこかの美術館が建築物の意匠を再現したものや、宝石やベネチアングラスで装飾した華麗なもの、
遊ぶ子供をデフォルメした形、着物の布地を使ったものなど、意匠も素材も様々な栞が並んでいる。
「確かに『ページを示す』という目的を果たすだけなら、買った時に付いてくる栞や付箋とか、
極端な話、それこそいらない紙の切れ端でも良いわけよ。でも、人間はそれを良しとはしなかった。」
様々な工夫を凝らした栞が現にここにある。これでも、この地上に存在する様々な栞の、ごく一部なのだろう。
わたしは楽譜を模った栞を手に取りながら、涼子の話を聞いていた。
「目的達成には関係しない、端的に表現すれば『無駄』な部分。
無駄であるにも関わらず、人間はしばしばこのような部分を重視し、
わたし達では考えられないほど熱心に、工夫することに情熱を傾けることがある。
こういうのを、人間は『ゆとり』とか『遊び心』と表現するわ。」

しえｎ

涼子は遠い目をした。
「……わたし達は、これを『ノイズ』として処理するんだけどね。」
ノイズ。わたし達にとってそれは、不要なもの、目的達成のための障害として認識される。
しかし、人間は違う。人間はそれを、好意的に捉える。その充実に情熱を注ぐ。
もしかしたら、そのような『空き領域』……『マージン』の存在が、
人間を人間足らしめる要素なのかもしれない。
「そんな人間の遊び心を知ってもらうために、長門さんには、こういう物にも触れて欲しかった。」
そう言って涼子は、
「だから、わたしはこれを長門さんに贈ろうと思うの。」
と、わたしにある栞を示した。それは紐を主体とした栞で、
紐の両端に小さな『本』と『眼鏡』を模った飾りが付いていた。
その『本』は革の表紙が再現されており、その『眼鏡』にはプラスチック製のレンズが入っていた。
どちらの飾りも、かなり精巧に作られている。人間の言葉で言うと、『いい仕事』をしている。
「本に挟む栞が、本と眼鏡。ユニークでしょ？」
わたしは肯いた。確かにユニーク。
「気に入ってもらえたかしら。でもね、これを選んだ理由は、それだけじゃないのよ。」
涼子はわたしに向き合うと、わたしの顔に両手を添えて、わたしの顔をじっと見つめながら言った。
「これが、『わたしが見ていた頃』の長門さんの姿を象徴するもの。」
ハッとした。
わたしが眼鏡を掛けなくなったのは、まさに涼子が消滅した時のこと。
涼子の有機情報連結を解除した後、わたしは教室の物品を再構成して、空間封鎖を解除した。
しかし、戦闘のダメージが残っていたのだろう。
わたしは、戦闘によって亡失した眼鏡の再構成を忘れた。
すぐに気が付き再構成しようとしたが、結局再構成はしなかった。
なぜなら、彼が「眼鏡がない方が良い」と言ったから。
そう。わたしが眼鏡を掛けなくなった直接のきっかけは、彼の言葉。
でも、その彼がその言葉を口にした出来事のそもそもの発端は、涼子との戦闘だった。
彼を殺害し、涼宮ハルヒの出方を見る、という涼子と、
彼を保護し、涼宮ハルヒの環境を守る、というわたしとの。
そして涼子は、それ以降わたしの姿、すなわち眼鏡を掛けていない姿を見ていない。

支援

戦闘中に眼鏡を失った時、わたしは涼子に背を向けていた。
そしてあの改変世界でも、わたしは眼鏡を掛けていた。
もし涼子が、眼鏡を掛けていないわたしの姿を見ていたとすれば、
それはわたしが涼子の有機情報連結を解除する時以外にない。
……人間の言葉で言えば、眼鏡を掛けていないわたしの姿は、
わたしが涼子を『殺す』瞬間の姿。涼子にとって、最期に見た光景。
「わたしの中では、普段の長門さんは眼鏡を掛けた姿だった。
だから、わたしが再構成され、そして長門さんも再構成されて再会した時、
長門さんが眼鏡を掛けてない姿を見て少し……そう、感慨深かった。
もちろん、情報として事前に知ってはいたわ。でもね、やっぱり伝えられる情報と、
実際に自分の目で見て経験する現実は違う。」
涼子にとって、眼鏡を掛けていないわたしは戦闘状態、それも涼子を『消す』時の姿。
わたしは、ふと思った。
そんなわたしの姿を、今まで涼子はどんな思いで見ていたのだろうか、と。
「……」
涼子はわたしの顔を、慈しむように撫で回していたが、名残惜しそうに手を離した。
そして本と眼鏡の栞を二つ手に取ると、レジに持って行った。
「両方ともプレゼント包装、お願いします。」
涼子は、わたしと涼子の分、二つの栞を購入した。
雑貨屋を出ると、涼子は今買ったばかりの栞を一つ、わたしに手渡した。
「2人でお揃いね。」
――もう、二つ買っても意味がないのに――
この言葉は言えなかった。言いたくなかったから。

しえｎ

しえｎ

支援

その後もあちこち散策したわたし達は、海辺に来ていた。
「今になって思うの。わたしは、何だかんだ言って、『人間』としての生活を楽しんでたんだなって。」
既に日没を迎え、辺りは夜の帳が下り始めている。
「知ってた？　ここって、夜景のきれいな場所なのよ。」
西宮大橋。
歩道には展望スペースとベンチが設けられていて、夜景を楽しむ設備が整っている。
「本格的な夜景も良いけど、わたしはこの日没後すぐ、まだ明るさが残ってて照明も点いてる、
そういう時間帯の景色が好きなの。昼でもなく、夜でもない、昼と夜の狭間……」
涼子はわたしに向き合い、言葉を続けた。
「人間でも人形でもない、生物と機械の狭間……今のわたし達みたいだと思わない？」
ドキリとした。
『驚く』という行為自体、端末としてはおかしな動作の部類に入るが、わたしは驚いた。
こんなにも的確に、わたしが考えていることを指摘されたこと。そして、『わたし達』と言われたこと。
つまり、涼子もまた、わたしと同じ考えであると言うこと。
「……」
わたしは沈黙した。言葉を発しないのは普段通り。それだけではなく、通信でも沈黙した。
「ふふ、驚いてるみたいね。まあ、無理もないけど。」
涼子はわたしから視線を外し、夜景の方を向いた。
「わたしはね、人間で言えばたった3歳。なのに、もう『死』を経験してる。」
涼子の意識の上では何回になるか分からないが、いずれにしても『死』に至らしめたのはわたし。
「人間の3歳って、ちょうど『第一反抗期』に当たるんですって。
つまり、『自我』が芽生える時期ってこと。自我が芽生えて、親の言うことに反発したくなる年頃。」
涼子はにやりと笑った。
「去年の冬。長門さんが『コト』を起こしたころも、やっぱり3歳ぐらいよね。」
涼子の意識の上でも、あの事件はあったことになっているのか。だがそれよりも。
「何が言いたいの。」
涼子は満面の笑みで言い放った。
「つまり、あなたもわたしも、反抗期にすることがあるっていうこと。」
反抗期の行動……『親』への反抗。
わたしは、『親』を『殺し』た。情報統合思念体の存在を一時的にとはいえ、消滅させた。

支援

しえんー

「わたしは対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイス。
生きる自由も、死ぬ自由も与えられてはいない。生殺与奪の権限は、情報統合思念体が握っている。」
涼子は胸の前で両手を組んだ。それは人間のする『祈り』の姿に似ていた。
「それでも、わたしは反抗してみたい。せめて消え方くらい、自分で選んでみたい。」
何を言っているのか理解できない。
「わたしは、インターフェイスとして消滅するんじゃなく、ヒトとして死んでやるの。」
分からない。理解不能。エラー。
「これはわたしの……ささやかな、反抗。」
そう言うと涼子は、欄干に飛び乗った。わたしは身動きが取れないでいた。
どうしていいか分からなかったから。
「さすがに感付かれたか。」
涼子の視線を追い振り返ると、江美里がいた。
「また独断専行ですか？　いい加減にして欲しいですね。」
江美里は微笑を浮かべたまま。涼子も笑顔のまま応じる。
「見逃しては……もらえなさそうね。」
「ええ、それは出来ない相談ですね。」
なぜなら、と江美里は背筋を伸ばし、手を後ろに組んで宣言した。
「『抵抗する場合は強制的に当該対象の有機情報連結を解除せよ』と言い渡されていますから。」
「なるほど。『抜け忍』の抹殺命令自体は想定の範囲内だけど、
まさか穏健派のあなたが実行役とはね。」
「今のわたしは、長門さんのいわば『お目付け役』。
その長門さんの任務代行であるあなたにも、当然に監督権限は及ぶと解されます。
それに長門さんには……『荷が重い』でしょうしね。」
「情報統合思念体も、少しはヒトの心の機微が分かるようになったんだ。感心感心。
……できればもうちょっと早く、それぐらいは成長してほしかったんだけどな。」
涼子は眉尻を下げて嘆息した。
「わたしに対しては、扱い悪いままなのよね。あーあ、やっぱりわたしは『いらない子』だったかぁ。
そりゃ確かに異にそぐわない事をしたかもしれないけど、それなりに貢献もしたと思うんだけどな。」
涼子は、やれやれ、と肩をすくめた。

支援

朝倉さんがいとおしい支援

「それじゃあ、ターミネーター喜緑さんに質問。あなたにとって、
強制有機情報連結解除を実行するほどの『抵抗』って、定義は何なのかしら。」
「そうですね。端的に言えば、わたしに攻撃することでしょうか。」
涼子はニヤリと、
「ということは、喜緑さん的には、喜緑さんに危害を加えようとしない限り、
積極的に強制有機情報連結解除を実行する要件を満たさないと解釈して差し支えないかしら。」
「定義から言うと、そのように解釈して差し支えありません。」
「じゃあさ、例えばの話だけど。ここでわたしが、何か突拍子もないことを始めても、
喜緑さんに攻撃しない限り、あなたはそれを邪魔する理由はないということで良いわね？」
「恐らくその場合は、すぐに命令が変更されて何らかの行動を起こすことでしょう。
しかし、それでも行動開始までには少し時間が掛かるでしょうけど。」
「……なるほど。予想通りの回答ありがとう。」
「どういたしまして。」
2人は、何かを確認し合うかのように視線を交わらせた。
「後はよろしく。じゃあね。」
涼子は欄干から一歩踏み出した。
真っ暗な水面目掛けて落ちていく涼子。江美里は動かない。わたしが何とかしなければ。
……何とか？　一体何をしようというのか。例えここで涼子を上に引き上げても、
彼女の有機情報連結解除は既定事項。時期が早いか遅いかだけの違いしかない。
それでもわたしは何かをしようというのか。何を？　分からない。皆目分からない。
その時、江美里が動いた。
「強制コード受領。Auto-execution Mode...[CR+LF] KILL /ALL[CR+LF]
SELECT シリアルコード FROM データベース WHERE コードデータ ORDER BY 攻性情報戦闘 HAVING ターミネートモード。
パーソナルネーム朝倉涼子を反乱分子と判定。当該対象の有機情報連結を解除する。」
『物騒な』コマンドラインスイッチと共に、江美里の口から有機情報連結解除のコードが紡がれる。
その時わたしは、違和感を覚えた。何故情報統合思念体は、ここまで涼子を目の敵にするのだろうか。
所詮は涼子も、情報統合思念体にとっては一端末に過ぎないはず。それはもちろんわたしにも、江美里にも言えること。
なのに何故、涼子だけをこうも執拗に付け狙うのだろうか。涼子がまた独断専行しようとしていたから？
そのような些事、捨て置けば良いはず。たかが一端末に、何が出来ると言うのか。

支援

確かにわたしは、一端末でありながら、一度は情報統合思念体を消滅させた。
でもそれはハルヒの能力を掠め取って利用しただけ。わたし自身の能力ではない。
情報統合思念体との接続を断絶してしまえば、たちまち端末は無力化する。なのに、何故。
一端末に過ぎないわたしには、情報統合思念体の考えが全て分かるわけではない。ないが。
違和感が拭い去れない。何かが引っ掛かる。接続を断絶できない理由があった？
断絶して困ること。端末の動向を把握できない？　確かにそう。それはもはや『端末』ではない。
……まさか。
涼子が端末でなくなることが困る？　……涼子の『変容』を恐れている？
……恐れる？　情報統合思念体が？　一端末を？　ありえない。ナンセンス。
「朝倉涼子の有機情報連結解除を確認。効果空間内、残存反応なし。」
江美里の声が響く。水音こそしたものの、何も浮かんではこない。有機情報連結が解除され、何も残らないのだから当然。
わたしは黙って、暗い水面を見つめていた。そこには何の痕跡も残ってはいなかった。
「Mode Release...」
江美里が通常動作に復帰した。わたしの後ろに回ってくる。
「こういう時、人間は……わたしの胸で泣いても良いんですよ？」
そう言って優しく……とても優しく抱き締めてきた。
「わたしにそのような趣味はない。昨夜は状況に流されただけ。勘違いしないで。」
「嘘ばっかり。」
江美里は後ろからわたしの顔に頬を寄せた。
「わたしの頬に感じる、この熱くて冷たい水は何でしょうか。」
それは水じゃなくて、もっと寂しい粒。
「泣いてない。泣いてなどいない。」
「はいはい。」
よしよし、と頭を撫でられる。この感触、嫌いではない。
「わたしも長門さんと同じになりましたね。この手で、同胞である朝倉涼子を……」
江美里がわたしの耳元で囁く。
「でも心配はしてません。あなたも受け取ったのでしょう？　彼女の最期のメッセージを。」
有機情報連結が解除される瞬間、涼子からの通信。
『ここから、わたしの抵抗が始まるの……』
謎の言葉を残して、涼子は消えた。

支援〜

支援

>391-423
以上です。

参考サイト
http://plaza.rakuten.co.jp/mizuyokan/diary/?ctgy=1
参考画像
・液体入り
http://www.rakuten.co.jp/k-i-r-i-e/698419/724831/769442/#903166
・掌の形
http://item.rakuten.co.jp/bunguya/b82939/
・建築物の再現
http://www.rakuten.co.jp/intrecs/420677/422263/440195/440199/#389816
・宝石付き
http://item.rakuten.co.jp/jwell/kt3-0003gs/
・ベネチアングラス
http://www.rakuten.co.jp/zanze/448936/672101/#676978
・遊ぶ子供
http://www.rakuten.co.jp/nuts-alessi/139822/408296/#338801
・着物（韓服）の布地
http://www.rakuten.co.jp/tamoa/671708/680239/#699135
・楽譜型
http://www.rakuten.co.jp/ototebako/638699/716434/760325/697330/#589319
・本と眼鏡
http://www.rakuten.co.jp/zakkalogic/623622/690904/#776673

乙！
これは泣ける…

朝倉の復活を待つぜ。

乙！　非常にエロ哀しいお話だった…
描写が丁寧で引き込まれますたＧＪ！

乙っす。
この何とも言えない後味が（・∀・）ｲｲ！

乙！
何やら激動の予感

　……っだあ！　違ーうっ！　これ間違えるの何回目かしら？
　さっきも言ったでしょ、これは運動方程式使うの！
　……ああ、これもダメ！　……んもう、この公式も暗記リストに追加よ。
　ふう、一旦休憩。……でも、思ったより壊滅的よ。……うん、知ってたハズなんだけどね。
　……いいかしら、キョン。『頭の出来が違う』なんてね、言ってもしょうがないの。
　というか、余程の天才と救いようのない大馬鹿を除けばあとは努力と工夫次第よ、テストなんて。
　あたしがあんたでそれを証明してあげるわ！　……ってそんな疑わしい目で見ないの。
　まあ、いきなりトップに立てとは言わないわ。
　でも、大学受験の時までにはあたしと同じレベル位までには引き上げたげるから。
　……え、『理由』？　……ねぇ？
　……あ、あ、あんたの後ろはあたしの特等席なのっ！
　これでいいでしょ！　……ふん。
　さ、十分休んだから、続き行くわよ……、って思ったけどやっぱやめぇ。
　だって十二時回ってるもん。寝惚け頭じゃ入る物も入らないしね。
　せっかく布団も用意してもらったし、「ここで」寝ようかしら。
　なーに慌ててんのよ。……ふーん、『間違いが起きる』、ねえ。……ケダモノ。
　なーんて、冗談よ、じょーだん。……あんたのベッドで寝るから。
　……。
　……『は』じゃないわよ。
　だってそうすれば万一あんたが不穏な行動に出てもすぐ分かるし。
　さあさあ、さっさと半分スペース開けなさい。大丈夫よ、大丈夫。
　……だってあんたにそんな甲斐性あったらもっと早く……。
　ううん、なんでもなーい。じゃ、お休み。
　……あ、ちょっと狭いかも。でも暖かい。……ぐぅ。

連投ｽﾏｿ。ああ、眠い。自分で書いててキョンに殺意が芽生えたぜ
……まあ、毎回テスト終わるとBAD ENDのSS書くんだけどね
ﾉｼ

今回は本当に書くのが辛かった。
前半に執拗にほのぼの描写が入っているのも、作者の苦悩の表れです。
突破口は、栞の画像を見つけたこと。
朝倉から長門に何か贈るとしたら、やっぱり栞かなと、調べてみて発見しました。
そしてそれを選ぶ理由も一気に浮き上がりました。ここまでぴったりなものがあったとは。
『安易に人死にを使うな』とは常々言われていますし、わたし自身もそのとおりだと思っているので、
どうしようかと。安易に消えてほしくなかった、それなりの理由がほしかった。
だから朝倉さんには、抗ってもらいました。『黙って消されてやらない』と。

で、今回はNGシーンありです。
せっかくなので、おまけとして公開。

そして誰もいないようなので、この好機を逃さずに懲りずに
書いてきたハルキョンもの投下しちゃう。

>>431
ＧＪ！
ネタの幅が凄いなｗ

涼子はわたしの部屋に泊まることになった。今までは江美里の部屋で過ごしていたのに。

そしてさも当然であるかのように、わたしと一緒に入浴した。
「……」
「何よ、別に変なことはしないわよ！」
百歩譲って背中を流し合うのはともかく、湯船の中でわたしを後ろからしっかりと抱きしめることは、
変なことではないのだろうか。
「良いじゃない、これくらい。涼宮さんとは一緒に入って、『あんなこと』や『こんなこと』したんでしょ？」
涼子はわたしの肩に顎を乗せて言った。それを言われると、反論できない。
「長門さんって、胸は控えめだけど、お肌はすべすべね。」
どこかで聞き覚えのある台詞を聞きながら、わたしは湯船から上がるまでずっと涼子に抱き締められていた。
風呂から上がれば、あとは寝るだけ。涼子はさも当然であるかのように、枕を抱いてわたしの布団に入る。
「……」
「なぁに、長門さん？　わたしの寝る格好、そんなに珍しい？」
彼女は大きなTシャツだけという格好。下着は着けていない。だが指摘の着眼点はそこではない。
「……なぜ、わたしの布団に……」
「ほら、早く寝ましょ？　明日は朝から忙しいんだから。」
わたしの指摘は流された。
わたしも床につくと早速、涼子の腕が伸びてくる。

>>431
乙っす！　今夜はなかなかに粒揃いだなあ

そして>>433にもｗｋｔｋなんだがさすがに眠いので
支援ができない。すまん、頑張ってくれ！

今回のもあっさりと10レス分くらい。
今回はベロベロな甘味は無く、渋みの中の甘味を感じ取るような感じかも。
プリン向きではなかったかもしれないが反省などしない。
以下本文です。


「占いですか？」
「はい。今日の血液型占い第一位だったんですよ〜」
見る者を無条件で癒しの境地へと誘う朝比奈さんの笑顔が今日は一段と輝いている。
その笑顔を見れただけで俺の運勢は大吉確定ですよ、朝比奈さん。
「いいわね。あたしは星座占いだったけど、三位だったわ」
朝比奈さんの占いの話題に、意外なことにもハルヒが食いついてきた。
お前も占いに興味があるとはね。
ちょっとばかし意外だ。
「キョンはダメねぇ。ほんと、女心ってのがわかってないわ」
悪かったな。
どうせ俺は鈍感で女心なんて理解できないニブチンさ。
何とでも言ってくれ。
「わかってるなら少しは気を配れって言うのよ……」
ん？
「何か言ったか？どうせ俺の悪口でも言ってたんだろ」
「な、何でもない！とにかく！」
コホンと咳払いをして空気を改めるハルヒ。
「女の子はね、例外無く占いがすきなの」
そんなもんかね。
あいにくと俺は男なんでよくわからん。

「……」
「ほら、長門さん、もっとくっついて。」
「……えっち。」
「長門さんがこんなに可愛いのがいけないのよ♪」
そこまで言うと涼子は、少し声の調子を落とした。
「……最後くらい、一緒にいたい、もっと温もりを感じていたい。
この気持ち、長門さんには分かってもらえると思うな。」
「……」
わたしは涼子に抱き締められながら、こくりとうなずいた。
「……ありがと。」
涼子は静かに呟いた。しばらくわたし達は無言で抱き合っていた。やがて涼子が口を開く。
「ねえ、よく人間は、ヤらなくて後悔するより、ヤって後悔した方が良いって言うじゃない？」
……何となく、『やる』の文字がおかしいような気がする。
「手をこまねいているとジリ貧になるのが分かってるとき、何でも良いから変えてみようと行動するよね？」
……鼻息が荒い。
「だから、ねっ？」
……何が『だから』で、何が『ねっ？』なのか、説明を要求する。
「お願い。」
……ウィンクされた。既視感を覚える。
わたしはあっさりと涼子に組み敷かれた。ぱんつ穿いてないのはそのためだったのか。迂闊。
「じゃあ、いただきます♪」
……またわたしは、同じ展開に陥った。
「今夜は寝かさないんだから♪」
……明日は朝から忙しいのではなかっただろうか。
そんなことを考えながらわたしは、生涯2人目の女性を相手した。

以上

>>426
楽譜栞欲しくなってきたｗ
本読まないけどｗ

激しく支援します

>>438
エロいｗ

支援

>>438
かぶっちゃってごめんなさい(つд｀)

「長門はどうなんだ？」
これは個人的に興味深いことだぞ。
定位置に陣取って、朝比奈さんが淹れてくれたお茶を定期的に口にしながら本を読み進めていた長門は、視線を膝元から中空へと移し数秒間考えをまとめていたようだが、
「非科学的なもの。根拠すら無い。占いなど心の拠り所がない者がすがるだけ」
その口から出てきた言葉は完全否定だった。
身も蓋も無いな、おい。
「ふぇ〜、そんなぁ〜」
エンジェルスマイルを崩して、がっくりとうなだれる朝比奈さん。
長門よ、もう少し言い方ってものを考えようや。
自分は信じない、ってだけで十分だろ。
そんな長門にハルヒが笑顔で諭すように言う。
「有希。こういうのはね、理屈じゃないの。気持ちの問題よ」
「……そう」
興味無さげに呟き、また活字の世界へと身を投じる長門。
まあ、長門には理解できない世界だろうな、占いなんて。
それはそうと、ハルヒに聞こえないように朝比奈さんに聞いてみる
「未来にも占いはあるんですか？」
「えっと、それは……」
少し困った行状を浮かべて逡巡していた朝比奈さんだったが、
「禁則事項です」
「禁則ですか」
それじゃ仕方ないな。
占い自体無くなっているのかもしれないし、あるとしても、現代の常識を覆してしまうほどのものになっているのかもしれないが勝手に想像する分には構わないだろう。
「あ、でも、未来人にも血は流れていますよ」

支援

冗談めかしてウインクを一つ。

「そうですか」
それはよかった。
すなわち、人間が人間の形を保っているってことだもんな。
この朝比奈さんの見目麗しいお体は仮の姿ではない、ってことだ。
そんなことを考えていると、唐突にハルヒが口を開いた。
「みんな。帰る準備をしなさい」
帰る準備って、まだここに集って一時間も経っていないぞ。
「まだ時間はたっぷりあるだろうに。どうしたんだよ？」
俺だけじゃない。
朝比奈さん、古泉、長門も同じことを思っているだろう質問を代表して言う。
「これから神社に行くわよ！」



「見えてきました。あそこです」
学校から一番近くて一番ご利益がありそうな神社はどこかというハルヒの無茶な注文を受け、その手に詳しいという人間に古泉が携帯で聞いた神社がここだった。
機関ってのは本当に便利だな。
欲しいものが何でも手に入る何でもデパートでも開業したらいいんじゃないか。
「いえいえ。機関の人間といえども普段は普通人として生活しているわけですから。それぞれの家庭などもありますしね、そううまくはいきません。無論、僕もこうして普段は学生として──」
「ああ、そうかよ」
別に深く知りたいわけでもない古泉の話を適当に切り上げ、神社の境内へと足を踏み入れる。
まさか初詣以外でおみくじをひくことになるとはな。
「あれね」
ハルヒが指差した先には、赤い小包サイズの箱が台の上に設置してあった。

しえん

収入らしい収入は一年のうち正月の賽銭が大半を占めるという神社だが、
大きな神宮でもない限り常勤の巫女さんを雇ったりするのは厳しいと聞いたことがある。
こういうおみくじ自販機もその産物なのかもな。
仕方ないといえば仕方ないが、どこか物悲しくもあるが。
おっと、別に巫女さん属性とか、そういうことじゃないぞ。
一番におみくじ箱の前に到着したハルヒが俺に向かって言う。
「キョン、お金」
胸を張って、堂々と手のひらを突き出してきやがる。
何のつもりだ。
「何言ってんのよ。あんた、今日部室に来るのビリだったじゃない」
「はぁ？」
何を言い出すんだ、こいつは。
今日は俺が日直で日誌を提出しに行ってたのを知ってるだろ。
この理不尽大魔王め。
俺とハルヒが見えない火花をはじけさせていると、
「あのぅ、たまにはわたしが……」
おずおずと朝比奈さんが、それはそれは朝比奈産らしいかわいい財布を
手に切り出してくるが、朝比奈さんにおごらせるなどたとえ大宇宙の法則が
崩れようとも認めるわけにはいかない。
「いや、朝比奈さんは──」
「みくるちゃんはいいの！」
きっぱりと朝比奈さんの申し出を断るハルヒ。
ていうか、お前がそれを言うか。
俺に言わせろよ。
「え、でも……」
「いいから！ここの支払いはキョン持ち。これはね、もう決定したことなの」
俺の意見どころか、意見する機会すら与えられかったけどな。
魔女裁判も真っ青だ。
申し訳なさそうに小さく「すみません」と謝る朝比奈さん。

支援

あなたが気にすることではありませんよ。
「わかったよ。払えばいいんだろ、払えば」
しぶしぶ全員に百円を手渡す。
何やってるんだろうね、俺は。
「キョン、あんたが一番槍でいいわ。感謝することね」
俺が出した金だぞ。
お前にそこまで偉そうに指示される理由がわからん。
「……ありがとよ」
コインを投入すると、封がされた紙切れが出てきた。
早速中身を見てみるが、
「……小吉か」
コメントしづらいことこの上ない。
学業だの恋愛だのについても、当たり障りのないことしか書いてない。
こんなことに百円使ったことが勿体なく思えてきた。
俺のおみくじを覗き込んだハルヒが言う。
「微妙ね。ま、いきなり大吉大凶ってのも興ざめしちゃうし、キョンにしてはよく空気読んだほうじゃないかしら。ほめてあげるわ」
嬉しくも何ともないね。
「じゃ、次はあたしよ」
ハルヒの奴が腕まくりまでして自販機の前に仁王立ちする。
どれだけ気合を入れようが出てくるものは変わらねえよ。
「ふふん。絶対大吉引いてやるんだから」
不敵な笑みを浮かべて、「とりゃー！」と無駄な掛け声とともに百円を機械に飲ませる。
引きあてることが目的ではないだろうに。
いわば運試しなんだからな。
そして吐き出されたおみくじをハルヒは乱暴に開く。

支援

「うげっ……」
なんつー声を出すんだ。
あと、その顔やめろ。
仮にも年頃の女子高生がするような顔じゃない。
「……こんなの迷信よ、迷信」
さっきまでの興味津々ぶりはどこへやら、手のひらを返したようにあっさりとそう言った。
「お前、部室で女の子は例外無く占いが好きとか──」
「うっさいわね！好きと信じる信じないは別問題でしょうが！……ったく、百円損したわ」
吐き捨てるように言って、手にしていたおみくじを投げ捨てる。
その金は俺の金だってことを忘れていないか、ハルヒよ。
まあ、それはともかく、だ。
ハルヒの言い分も理解できないことはない。
運動にしろゲームにしろ、好きだから上手いというわけではないからな。
少しばかり例えが間違っている気もするが気にしてはいけない。
でも、俺がお前に怒鳴られる理由にはならないと思うんだ。
何をそんなに怒ってるんだよ。
「涼宮さん。いくら結果が好ましいものでないとしても、境内の美観を損ねるのはどうかと思いますよ？」
困ったような笑顔を浮かべながら、やんわりとではあるがハルヒを諌める古泉。
珍しいこともあるもんだ。
古泉は地面に落ちているおみくじを拾い上げ、そこに書かれていた運勢を述べた。
「なるほど、涼宮さんは凶ですか」
「だからか……」
まさか自分が凶を引くとは思ってなかったんだろうな、こいつは。
腕を組み頬を膨らませてそっぽ向いてやがる。
どこのやんちゃ坊主だ。

支援

「だからって俺に八つ当たりするな。それと、捨てずにちゃんと木に結んどけ」
「？　それに何の意味があるのよ」
なんだ、知らないのか。
「いいか？引いたおみくじを木に『結ぶ』という行為を、恋愛の『縁を結ぶ』にかけているんだ。神様との縁を結ぶっていう意味もあるらしい。神様と縁を結べば、占いの結果が悪くても多少融通してくれるかもしれないだろ」
俺の話を吟味するように黙って聞いていたハルヒだったが、
「……別にそんなのあたしは信じないけど、まあ、キョンがそこまで言うならやってやらなくもないわよ？」
意地っ張りな奴め。
もっと素直になれってんだ。
「それでこそ涼宮さんです。我々団員の意見にも真摯に耳を貸すその姿勢、まさに団長の器と言えます」
いつものキザったらしいスマイルで古泉が言う。
相変わらずおべんちゃらが上手いな、お前は。
もしかして、そのお世辞もお前の超能力なのか。
古泉から手渡されたおみくじをどの木に結ぼうか迷っているハルヒ。
焚きつけておいてなんだが、どれでも変わらないと思うぞ。
そんなハルヒの後ろ姿を眺めながら、古泉が俺に話しかけてくる。
「僕らにとっての神である涼宮さんがよその神と縁を結ぶというのもおかしなものですね」
「勝手に言ってろ」
古泉の話を一蹴する間にハルヒはターゲットを定めたらしく、一本の木の下に佇んでいた。
だが、それからしばらく待っても動かない。
どうしたってんだ。
「僕が様子を見てきましょう」
「ああ、頼む」
まるで飼い主に忠実な犬のように、古泉はハルヒの元へと駆け寄っていく。

支援

遠目から二人を観察していると、何か相談しているようだった。
ハルヒの問いかけに、したり顔でペラペラと何かを語る古泉。
そんな構図に見える。
どうせ適当な作り話でもしてハルヒをだまくらかしているに違いない。
サル回しならぬハルヒ回しだな。
ま、何でもいいから早くしてくれ。
いい加減腹も減ってきたしな。
今日の夕飯は何だろう。
ああ、今日も朝比奈さんはかわいかったな。
きっと明日もかわいいんだろうな。
そんなことを頭の中で考えていたが、
「ん？」
ふと気付けば、古泉の話を聞いているハルヒが俺のほうをチラチラと
見ているような見ていないような。
何か変なことを企んでいるんじゃないだろうな。
妙な災難に巻き込まれるのはイヤだぞ。
可能な限り手は打っておくべきだろう。
「おい！何してるんだ！？」
俺も二人の元へと向かいながら叫ぶが、
「あ、ダメ！キョンは来ちゃダメ！」
両手でバッテンを作って拒否られた。
どうしてだよ。
「減るものじゃあるまいし、別にいいじゃないか」
だがハルヒは俺の意見などに全く耳を貸さず早口で、捲くし立てた。
「うるさいうるさい！古泉君、これ、結んどいて。できるだけ高い場所に」
俺を牽制するように見据えながら、後ろ手でおみくじを古泉に手渡す。

支援

「お任せください」
おみくじを受け取った古泉はそう言うなりひょいひょいと木を登っていき、
俺がハルヒの横にたどり着いたときには、俺じゃとても手が届かない場所に
ハルヒのおみくじをくくりつけていた。
「これでいかがですか？涼宮さん」
「うん、バッチリ！さすがは古泉君ね」
満足げにハルヒが言う。
その晴々とした表情は、俺に逆ギレしたときとは百八十度異なるものだ。
しかし、たかが紙切れの一枚で一喜一憂するとはね。
ハルヒにもかわいらしいとこあるじゃないか。
ここは一つ励ましてやるとするか。
「ま、あんまり落ち込むなよ、お前らしくもない。大体だな、占いなんてのは当たるも八卦、
当たらぬも八卦ってなもんだろう？気持ちの問題だよ。それに、信じてないんだろ？」
ハルヒの肩を叩き、そう言ってやった。
「そうよ！それに、あたしにかかればどんな不吉なことだって幸運に変えちゃうんだから！」
「……そうかよ」
こいつにはそれを本当に実現する力があるんだよな。
今までの出来事が頭の中を一瞬にして駆け巡る。
しかし、いくら凶だからってそんなに人に見られたくないものなのかね。
「やれやれ……」
女心ってのは難しいね。
俺には一生わかりそうもない。
「今日はこれにて解散！」
ハルヒの終了宣言をもって本日の活動は終了となったが、何が面白かったのか、
長門は俺から渡された百円でおみくじを引いたあとにも自腹でおみくじを引き、五連続で大吉を引き当てていた。
これはどうでもいいことだな。

支援

試験前だが支援

「キョン。あんた、今日一日コレを使いなさい」
朝のホームルームから一時間目が始まるまでのちょっとの時間のことだ。
ハルヒがそう言ってシャーペンを俺に突き出してきた。
「……借りる理由が無いんだがな。筆箱を忘れたわけでもないし」
しかもそれ、どピンクじゃねえか。
丁重に辞退させていただくよ。
「いいから使いなさいよ。あんたのラッキーアイテムなんだから」
「ラッキーアイテム？」
朝っぱらから変なこと言い出しやがった。
「そう。朝の占いで言ってたわ。一介の平団員の幸福を願うあたしってば、
まさに上司にしたい理想の団長ナンバーワンね」
「なんだそりゃ……」
ハルヒは満面の笑みだ。
「とにかく、今日はそのシャーペンを使いなさい。団長命令！」
おまけに俺の筆箱まで没収される始末だ。
こんな横暴が許されていいのかね。

そして放課後。
特にすることは無いとはわかっているが、ここに足を運ぶのが当たり前に
なってしまった俺は、文芸部室という名のＳＯＳ団アジトにいるわけで。
最初にハルヒが来ていたんだが、用事があるとかで今はいない。
暇をつぶそうにも、さすがに長門のハードカバーには手を出し辛く、
」自分で淹れた微妙なお茶をすすっていた。
こうしてみると、朝比奈さんの偉大さがよくわかるってもんだ。
朝比奈さんは上級生だし、何かで遅れているんだろう。
無断欠席するような人じゃないしな。
長門は今日はコンピ研に顔を出す日のようで、直接向こうに行ったようだ。
「こんにちは。掃除当番ゆえに少々遅れてしまいました」
崩れることの無い笑顔を張り付かせた古泉が現れた。
心配しなくても団長様はお留守だぜ。
「そうですか、それはラッキーですね」
本当にそう思ってるのかも怪しいもんだ。
鞄を机に置き、既に俺に何度負けたかもわからないボードゲームを引っ張り
出してきた古泉が俺の前に座る。
そこで古泉は気付いたようだった。
「そのシャーペン、どうされました？」
俺の胸ポケットに差さっているどピンクシャーペンに。
そう。
俺の胸ポケットには、朝にハルヒから受け取ったどピンクシャーペンが
その存在感をありありと示している
筆箱も無いから胸ポケットに差すしかなかったんだよ。
「いや、ハルヒの奴がな──」
事のあらましを一通り古泉に話してやる。
「あいつには振り回されてばっかりだよ」
少しでも汚したら死刑らしいしな、気が気じゃなかったぜ。
おかげで俺の溜息生産工場はフル稼働だ。

支援

支援

「それでも、涼宮さんの言ったことをしっかり守っているあなたも立派だと思いますよ」
そこで古泉はニヤッとした笑みを浮かべた。
気持ち悪い野郎だな。
「何だよ」
「いや、たいしたことではないのですが……」
勿体つけずにさっさと言え。
「短気は損気ですよ。……涼宮さんのその行動についてですが、
単刀直入に言えば昨日のおみくじです」
「昨日の？」
何言ってるんだ古泉。
ハルヒは今朝の占いと言ってたんだぞ。
人の話をちゃんと聞いてるのか、お前は。
「慌てずに最後まで聞いてください。あなたの言っていることも間違いでは
ありませんが、やはり濃厚なのは昨日のおみくじです。占いの件に関しては僕も予想外でしたがね」
「あん？」
予想外ってのどういうことだ。
「しかし、俺はハルヒのおみくじの中身を見てないからな」
「まあ、とにかく聞いてください。実は──」

ガチャッ！

古泉の話は、乱暴に開かれたドアからの来訪者によって阻まれた。
見慣れた顔だが、さっきここを出て行ったときと比べておかしい部分があるな。
「ハルヒ……どうしたんだ？」
「別に、気分転換よ。文句あんの！？」
すごい剣幕で俺を睨んでくる。
俺が何をしたってんだよ。

支援

「いや、実にお似合いだと僕は思いますよ」
「……そ。ありがと」
この古泉のフォローには礼を言わなければならないのだろうか。
俺に落ち度は無いと思うんだがな。
ドカッと音を立てて団長席に座り、ハルヒがありがたいお言葉を俺に投げかけてくる。
「キョン、そのシャーペンあげるわ。大事に使いなさいよね」
「……これをか？」
思わずハルヒの顔とシャーペンを見比べてしまう。
「ごめんなさい。進路相談があって遅れました〜。あれ？」
遅れてやってきた朝比奈さんも、ハルヒの異変に一目で気付いたようだった。
「涼宮さんも朝の星座占い見たんですね。そのピンクのカチューシャ、『ピンクのアイテムで
気になるあの人と急接近』ってやつですよね」
柔らかな笑みを浮かべて朝比奈さんが言う。
ということは、だ。
「お前のカチューシャは……」
俺の下世話な質問の内容を察したハルヒは、鬱陶しげに手をひらひらさせながらも答えを返した。
「バカキョン。脊髄反射だけでものを言うんじゃないわよ。……あいにくあたしはピンクの
アイテムがラッキーアイテムの星座に該当してないわ」
「ふむ……」
となると、そのピンクのカチューシャは本当にただの気分転換なのか。
頭の中がこんがらがってきたところで、古泉が耳元でこっそりと囁いた。
「そう。ピンクのシャーペンは涼宮さんの言ったとおり、あなたにとっての
ラッキーアイテムなのでしょう。その証拠にあなたの星座と合致します。
そしてあのピンクのカチューシャは──」
それ以上古泉の言葉は俺の耳に入らなかった。
団長席で不機嫌そうに頬杖をついているハルヒの横顔に見入っていたからだ。

しえｎ

その日ＳＯＳ団の面々が思い思いに過ごすという素晴らしく生産性の無い活動の最中、
ハルヒは見た目はそっくりではあるが色が違うカチューシャをやたらと気にしていた。
そのカチューシャにどんな意味があるのか、ちゃんと古泉から聞いておけばよかったな。


おしまい

ＧＪ！
ラッキーカラーが黄色だったら、カチューシャをキョンにあげてたのだろうかｗ

以上でおしまいです。こんな時間なのに支援ありがとう。
文章力が無いせいで読み手の読解力に頼ることになってしまったよ。
おみくじに書かれていた内容は、想像に任せます。
待ち人が来るのか来ないのか。

次は甘〜いヤツもってきます。そっちのほうが書いてて楽しいし。
ﾉｼ

ほ

>>469
甘いの待ってますｗ

でもツンデレっぷりが好きなんだぜ？

>>469
甘いの待ってるよー

保守

投下おｋ？
某歌詞を試験的に物語化してみたんだが……

>>475
かもん

タイトルは飾りだけどｗｗ
支援はいりません投下行きます


「５年後よ！　５年後なんだからね！　来なかったら絶対に死刑なんだから！」
　この言葉を言ったハルヒは涙を流していた。あのハルヒが、だ。
「わかってるよ。みんなわかってる。だからもう泣くな」
　こんな月並みなセリフでハルヒを慰めた。気がついたら俺も含めてみんなが涙を流していたけどな。
　……長門は少し悲しそうな顔をしただけだったが。
　あの約束から５年。今日は駅前に集まる予定の日だ。みんな来るかな……。


　何をどう間違えたのか、俺は地元でそこそこ大きい企業に就職していた。
　進学なんて出来る頭じゃなかったが、まさかこの企業に就職出来るなんてな。
　古泉は首都圏の一流大学、朝比奈さんは一浪して隣りの隣りの県の国立大学、長門は地元の大学でハルヒはよくわからん新設の大学に行った。
　まぁ、みんなわかりやすい感じに収まったよな。そして全員地元に戻ってきて就職しているらしいが、連絡は取らないことにしている。
　そう。みんなが５年前の約束を守るためだ。
　偶然会うということが無いのも毎度お馴染み、ハルヒの能力のおかげだろう。
　そして楽しみにしている今日この日。集合は朝の９時のはずだ。

　誰も連絡なんて入れてはいないがみんな来るだろうか？
　俺は９時ちょうどに着くように歩いていた。
　お、信号によく引っ掛かるな。これじゃ間に合わん。……まぁいいか。遅刻したほうが俺らしいかもな。
　特に慌てることもなく、１０分後くらいに俺は駅前についた。みんなは……いた。
　古泉はエリートサラリーマンっぽいな。長門は変わりない。制服がスーツになっただけだ。
　朝比奈さんは……朝比奈さん（大）になってるな。あんまり驚かん。
　そしてハルヒは……変わったな。グッと綺麗になりやがった。
　つーか俺も含めて全員スーツってなんだ？　今日は休みだってのに。
　お？　なんでハルヒの奴はしゃがんだんだ？　コンタクトでも落としたのか？
　……早く話の輪に入りたいな。声かけるか。おーい！
「……？　あ、バカキョン……」
　ゴシゴシと目をスーツで拭うっつーか擦るハルヒ。スーツがダメになるぞ？
「う、うるさい！　あんた遅刻よ！　罰金よ！」
　何を怒ってんだよ。久し振りの再会だってのに。……元気にしてたか？
「う……ば、ばか……。泣かせないでよ……」
　何を泣いてるんだ？　遅れたのは悪かったって謝ったはずなんだが。
「ふふふ、違いますよ。涼宮さんはあなたが来なくて『わーっ！』……ですよ」
　肝心な所がハルヒの声で聞こえなかったんだが。
「涼宮ハルヒはわたし達に会った時にも涙ぐ『あーっ！』……いた」
　なんだ？　叫ぶのは趣味なのか？　ハルヒよ。
　つーかこの二人は久し振りの再会でも淡々としてるな。朝比奈さんなんて涙ぐんでくれてるぞ。
「キョンくん。お久しぶりです……。うふふ、わたしも頑張って全部わかるようになりましたよ」

　涙ぐんでいても対応が大人になったな。立派な朝比奈さん（大）だ。
　そして俺はもう一回、団長に目を向けた。
「な、なによ……」
　目が真っ赤だ。大学生、そして社会人になって泣くという感情をやっと覚えたか。
　つーか涙もろくなってやがるな。……それが綺麗さを際立たせるんだが。
「……見ないでよ」
　と言われても目が離せん。どうした、俺。
「……しばらく二人の時間を作って差し上げましょうか。長門さん、朝比奈さん。先に喫茶店に行きましょう」
　おい、ちょっと待て。っていうか二人の背中を触るな古泉。セクハラだぞ。
　二人も黙ってついて行かないでくれ。ハルヒと二人になったら余計になんだか気まずいぞ。
「……あ、会いたかったわよ」
　は？　今、俺はこの世で一番信じられないセリフを聞いたかもしれん。ワンモアプリーズ。
「ふざけないでよ。あたしは、ほんとにほんとに……」
　そう言ったハルヒの表情は真面目だった。そう、あの学園祭ライブで歌っている時のような真面目なまなざし。
「会いたかったんだから。みんなにも会いたかったけど、あんたに一番会いたかったの夢にも出て来たんだから」
　俺の夢を見たのか。奇遇だな。俺も週一でお前の夢を見ていたんだ。
「え……ほんと？」
「冗談だが」
「し、死ね！」
　ようやくハルヒらしさが出てきたな。大人っぽいお前もいいがやっぱりガキっぽいお前がいいぞ。
「それは暗に高校時代のあたしがガキだっていってんの？　怒るわよ？」
　もう怒ってるだろ。頬から手を離してくれ。
「……バーカ」
　あぁ、これだ。この感覚。日常に足りなかったこの感覚だ。
　高校を卒業して数人と付き合ってきても一度も楽しいことなんて無かった。

　なんとなく、何をしても虚しさが残っていた。
　だけどこいつと話してるとなんだかんだで楽しいんだよな。
「あんた笑いすぎ。どうせみくるちゃんのさらに進化した体……っていうか胸を思いだして笑ってたんでしょ」
　くくく……。今ならわかるぞ。高校の時もあったこのセリフは朝比奈さんにヤキモチ妬いてたんだろうな。
「笑うな！　あんた笑いすぎだって言ってるでしょ！　何を笑ってるのよ！」
　いや、悪い。何でもない。時にハルヒよ。
「なによ」
　幸せってなんだろうな。
「いきなり何よ。人生論？　あんたっぽくなくてキモいわ」
　俺は今が幸せだって言いたいけどな。敢えて伏せておくよ。
「ハルヒ」
「だからなによ！」
「今日から一緒に生きて行こうぜ」
「はいはい、いいわよ！　……へ！？」
　そりゃ驚くだろうな。そんな話の流れじゃなかったし。やっぱりハルヒといると楽しいぜ。
　今は表情の移り変わりも楽しめるから２倍楽しい。
　ハルヒは真面目に考えている顔に変わり、赤くなってなにやらブツブツ言いながら俯いていた。
　気長に待つよ。答えをだしてくれるまでな。
「ほ、ほんとにあたしで……いいの？　有希とかみくるちゃんじゃないわよ、あたしは」

だが支援

　あんなにおしとやかな二人とお前を誰が間違うっていうんだよ。
「わ、悪かったわね。なんならあたしもおしとやかになってあげよっか？」
　お前はそのままが一番良いんだよ。……涼宮ハルヒ。
「なによ、フルネームで呼んじゃって……」
「俺が幸せにするから」
「……うん」
　俺は幸せだからな。ハルヒから『イエス』をもらった時点で。
　さてと、喫茶店に……。
「ようやくですね。おめでとうございます」
「……オメデトウ」
「よかったです。キョンくんの言葉……感動しちゃいました」
　……盗み聞きか。警戒してなかったな。そして長門の『おめでとう』ってなんか棒読みだったぞ。
「……気のせい」
　ならいいんだが。
「みんな聞いてたのね……。だ、団長の話を盗み聞きなんて重罪だわ！」
　どうせなら罰金にしてくれ。俺の払う分が無くなるから。
「あ……ば、罰金は無しよ！　みんな一人ずつ……幸せになりなさい！」
　おい、なんてことを言うんだ。今なら遅くない。さっさと３人に罰金を……。
「了解しました」
「……わかった」
「わかりました」
　くっ……結局俺が罰金か。……ハルヒらしいよ。

支援

「さ、みんな社会人になってるんだし豪勢に行くわよ！　キョンのおごりでステーキよ！」
　ばっ……給料日前だぞ！？　やめろ！
「うるさいっ！　あ、タクシーがあるわ。これもキョンのおごりねっ！　へい、タクシー！」
　……幸せだけど財布は不幸せか。やれやれ。
　まぁいい。その分たくさん幸せをもらうとするよ。
　ハルヒの心から……な。


おわり
以上です
ありがとうございましたorz

ＧＪ！
甘いな。凄く甘い。

虫歯必至だｗ

ＧＪ！
もうやめて！キョンの財布の中身は既に（ｒｙ

乙ですー ５年は長かったろうなぁ……

そして元ネタがわからん…orz

みんな感想くれてありがとうorz

>>488
ヒント：タイトル

まあハルヒが死ねっていうのだけは違和感だけどなｗ

>>490
それは自分で思ったけどなｗｗ

まとめ要請はいらないよな？
深夜投下だし、みんなスレをさかのぼって見てくれそうだしｗｗ

>>489
おおこれか。
良い歌だ。

>>491
掲載すべきだ！

とりあえず寝るｗｗ

覚えてたらまとめ要請してみるよﾉｼ

ふぉしゅ

ﾌﾋﾋｗｗｗｗｗｗこれから寝て６時になんか起きれないっすよｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

保守頼んだ ﾉｼ

ﾌﾋﾋ　乙

みんなでスタビに一斉投稿するおｗｗｗｗｗみんな集まるんだおｗｗｗｗｗ
DQNをいっぱい釣るおｗｗｗｗｗ

東京
28歳
女
件名　味の大運動会やー！
内容　あなたのヒルズで私のまんこを東証一部上場にして

とりあえずこのスレに集合だお！！！！！！１１１
安価指定でスタビに一斉投稿しようぜｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1179335754/

保守

保守

hosyu

プリン

保守
二度寝してくるﾉｼ

保守

寝れねぇｗｗ活動開始ｗｗ


「あーん……かぷっ」
「痛え！　……バカかお前は！　唇に噛み付くな！」
「だって……美味しそうだったんだもん」
「どうせならこういうことしろっての……」
「ん……むぅ……ん、む〜！　む〜！」
「あー……ご馳走さま」
「……エロキョン」

バカップル保守

起きてて良かったこの甘さｗ

「……ちょっと」
「ん？」
「あんたの手つき、１８禁よ」
「……感じるってことか？」
「違う！」
「冗談だ。なんかたまたまそこに手が当たったからな」
「手が当たったら揉むの？　極度の変態ね」
「……いたずらするぞ？　泣くまで」
「ちょ……やめてよね。今日なんかあんたおかしいわよ！」
「理由を聞きたいか？」
「う、うん……」
「お前を撫でてたら先に寝ただろ？」
「先に寝たのは謝るわ……」
「手が顔面に３回も当たった」
「ふ、不可抗力よ」
「くすぐり地獄といやらし地獄どっちがいい？」
「い、いやらし地獄が……いいわ……」
「冗談だ。お前エロいな」
「く……バカっ！」

バカップル保守

「……いやらし地獄」
「なにをいきなり」
「して欲しいわ」
「ハルヒ。お前エロいな」
「うん」
「……正気か？」
「そこは『本気か？』って聞いて欲しかったわね」
「……加減はしないぞ？　何せプライベートな時間が減って俺も溜まってるわけだからな」
「……レベルは１０を最高としたら？」
「まぁ６くらいは触りまくるだろうな」
「ぱ、パス……」
「だろ？」
「やっぱり抱き締めて」
「わがままだな」
「前からでしょ？」
「……自覚してたんだな」

バカップル保守

大人の甘さですなぁ。

さっき……つまり深夜に書いたからしょうがないｗｗ


「んっ……。ちょっと」
「どうした？」
「抱き締めてるからってダメよ」
「なにがだ？」
「今お尻触ったでしょ。エロキョン」
「……触ってないぞ？」
「う、うそ……。じゃあシャミセン？　……はいないわよね」
「いないな」
「ちょっと！　じゃあ幽霊じゃない！　カメラ持ってきなさい！」
「……だから冗談だって。俺だよ」
「最っ低……。やっぱ離して。おやすみ」
「あ、おい……」
「半分からこっち来ないで」
「（ま、まず……。久し振りに怒らせちまった）」

バカップル保守

大人の時間だからおｋだｗｗｗ


早朝だけど。

「なぁ。悪かったって」
「うるさい。寝れない」
「許さないと触るぞ？」
「あたしは寝るから邪魔しないで」
「……ごめんって。正直、お前が許すまで待つって言ったけどけっこう我慢が辛いんだよ」
「……最初っからそう言いなさいよ。それなら触らせるくらいならしたげるのに」
「悪い。お前のことばかり考えちまって自分のことがな……ダメ彼氏だな、俺」
「ちょっと。あんた誰に許可取ってダメなんて言ってんのよ」
「俺のことだからな」
「あんたはダメじゃない！　あたしが認めない限りあんたはダメじゃないんだから！」
「ハルヒ……ありがとな」
「ふ、ふんっ！」

バカップル保守

「こないだはどこまで触ったんだったか？」
「胸……かしら」
「胸触ったか？」
「（あ、マズいわ。あれはキョンが寝てる時だったわ……）」
「（寝てるフリの時に勝手に押しつけられたんだよな……）」
「お、お尻までよ！」
「声がでかい」
「ごめん……」
「シャツ捲ってみてくれ」
「ブラ……取らなくていいの？」
「徐々にだからな」
「うん……」

ちょっと大人なバカップル保守

「だ、騙された……」
「…………」
「ねぇ、触ってよ」
「…………」
「お、お願いだからぁ……」
「…………」
「ジーッと見られるほうが１００倍恥ずかしいのよ！」

ちょっと大人なバカップル保守

これ以上は青少年に悪影響を(ry


wawawaっふる

「お尻……なんか気持ち悪いわね。触られるの」
「そうか？　お前も触るか？」
「あ、え……う……遠慮しとくわ」
「俺ばっかり悪いな」
「ん……気にしないでよ。あたしが悪いんだし。ねぇ、なんか気持ちよくなってきた」
「さっき飲ませたジュースに入れた薬が効いてきたか」
「う、うそ……。あんた真性の変態？」
「知らなかったのか？」
「なんか……体が……っていうか頭が変……」
「……もちろん冗談だぞ」
「あ、あたしは冗談じゃないわよ。熱い……」
「（やっべ……ハルヒの顔、エロいな）」

ちょっと大人なバカップル保守

妙にエロく感じるｗ

「キョン。熱いってば……」
「ごめんな」
「謝ってないでやめてよ……」
「わかった」
「……やっぱりやめないで」
「どっちだよ」
「あたしなんか変……」
「ちょっとキスするか。ちゅっ……」
「ん……いひゃい。おれこが当ひゃってふはひょ……」
「お前バカだな。いろいろ考え過ぎて熱でてるぞ」
「…………」
「知恵熱かどうかはわからんが」
「…………」
「いやらしいことについて考えてたら知恵熱ってか。恥ずかしいな」
「…………あたしってエロハルヒ？」
「たぶんな」

ちょっと大人なバカップル保守

エロ支援

「熱引いたわね。やっぱり知恵熱だったみたい」
「じゃ、楽になった所でまた寝るか？」
「ちょ、ちょっと待ってて。待ってなさい」
「なんだよ……」

「お待たせ」
「う……お？」
「恥ずかしさを克服していく練習よ」
「キャミソール……逆効果！」
「あんたが暴走したら意味ないっ！」
「痛ぇっ！」

ちょっと大人なバカップル保守

あぁ妄想が…

支援

徹夜でss書いてた俺だがバカップル保守のおかげで
いろんな所が元気になってしまった
最高だぜー

「いい！？　揉んじゃダメよ！　触るだけだからね！　乳首もダメよ！」
「こんな感じか？」
「んんっ……」
「こうか」
「ふむっ……」
「ほれ」
「ふぅう……」
「よし、ここまで。ほら、こっち来い」
「あたし頑張ったからギュッとして！」
「はいはい」
「えへへ〜。これのために頑張るわ！」
「（この時に胸が当たっても問題ないんだな）」

ちょっと大人なバカップル保守

訓練かｗｗｗ

「キスとか抱き締められるのはいいわ〜……」
「なぜだ？」
「個人的によ」
「そうか。なら試しに同時にやってみるか」
「……同時にやったこと無かったっけ？」
「おう。こんな感じだ。チュッ……」
「あ、んっ……む……むぅ……んぅ……」
「……感想は？」
「幸せ２倍！　キョン大好きっ！」
「何キャラだ」

バカップル保守

「うふふ……。あたしは変わるわよ」
「どうした？」
「こんなの見つけたのよ！」
「俺の秘蔵のエロ本……」
「これで勉強して耐性を身につけてやるわ！」
「無駄だと思うけどな」
「…………」
「…………」
「…………」
「さてと。お前のせいで収まりつかなくなってきたからトイレに行ってくる」
「…………」
「フリーズしてるな。そんなに過激な本じゃないが」
「…………」
「ハルヒ。今の気分は？」
「キョンに抱き締められたい」
「…………」
「ありがと。幸せ……。やっぱりこれがいいわ」
「無理するからだろ。焦るなって言ってんのに」
「あたしの目標はね、キョンが１８歳になったら初エッチすることよ！」
「……ほう」
「あたしってこういうの恥ずかしいから訓練しとくのよ！」
「ハルヒ……頑張れ！」
「へ……？　う、うん！」

バカップル保守

保守を支援

保守

「結局の所さ、心の準備と気合よね」
「知らん」
「というわけで、明日！　あんたにあたしの大事な部分を触ってもらうことに決めたわ！」
「…………」
「あたしは心の準備しとくから！」
「…………」
「とりあえず今日は抱き締めなさい！　……幸せ〜」
「（思春期っていうか……バカだな。ハルヒは……）」

バカップル保守

「寝辛い……」
「すー……すー……」
「エッチの練習のあとはメチャクチャ抱き付いて寝るからな、こいつ」
「すー……すー……」
「可愛いな」
「すー……すー……」
「この関係でも幸せだな」
「すー……すー……」
「……ハルヒの可愛い顔見たからよく眠れそうだ。おやすみ」

バカップル保守

ただのちょいエロ話になったがこれでラストｗｗ


「キョン……すー……すー……」
「ハルヒ……くー……くー……」
「すー……大好き……すー……」
「くー……大好きだぞ……くー……」

バカップル保守
最後だけ軌道修正してみた
全体的な内容は反省している

果たしてキョンは理性を保てるのかｗ


支援

フヒヒｗｗｗ６時に起きれたぜｗｗｗｗｗｗ

バカップル保守のでアレが治まらないんだが…

今回のはまとめ要請しないほうがよさげか？

内容おかしいしｗｗ

>>530
乙！
これは…深夜版になりそうだなｗｗｗ

>>533
これはなんか今までと感じが違うよなｗｗｗ


任せますｗ

バイト行ってくる保守

保守

テスト行ってきます保守

保守っておいしいの保守

保守

ぬお、朝からエロい保守！

人のこと言えないけどね……
「やっぱりエロいな」との感想を頂く位だからね。
「やっぱり」って一体！？

保守

>>541
百合の魔術師め！



いや、百合は好きですけどね。

この時間帯の保守間隔がよくわからない保守

>>530
たまにはこういうのも良いと思うよーGJ！
それにしても理性保ててるキョンスゴイなww
自分だったら確実に襲っ（ry

朝からやばい保守

電車の中でみる内容じゃなかったｗｗｗｗ
いろんな意味でやばいｗｗｗｗｗ

保守

保守

「済みません、ちょっとお話が」
顔が近い。キモい。暑苦しい。
「はは。ではちょっと廊下までお願いします」

古泉に連れられて廊下に出る。
で、何だ？またハルヒがどうこう言うんじゃなかろうな。
「残念ながら、お察しの通りです。今までに無いほどの閉鎖空間が発生しています」
お決まりのポーズを取る古泉は少し疲労が見える顔で言った。

ふむ。それは由々しき事態だな。
で、俺に何か出来るのか？
「はい。今回の原因はあなたにありますからね」
何？俺が何かしたか？
最近は喧嘩だってしてないし、浮気なんかもしてないぞ。
「いえ、それは承知していますよ。今や全校公認のカップルですからね」
自分で言うのもなんだが、その通りだ。

つい先日、俺はハルヒに告白してＯＫをもらった。まぁハルヒも満更では無かったらしく、今や谷口に「ウザいぞ、キョン！」と言われる程だ。
で、何がいけないんだ？
「あなたは涼宮さんと付き合い始めてから…キスはしましたか？」
い、いや。そういうのはもっとな…
「涼宮さんは痺れを切らす寸前だと言うことです。あなたに求めて欲しいんですよ」

支援？

そうか…。
俺は勢いよく部室のドアを開けた。
ハルヒ、ちょっと屋上でも行かないか？と、いかにもなんかあるぞ的アピールをしてみる。
「な、なによ？今は神聖なる団活中よ？」
そうだな。
だがちょっと二人きりで話したい事があるんだよ。夕日も綺麗だしな。
「わかったわよ…。みんな、ちょっと自習してて！」
自習て。
そして俺とハルヒは屋上へ向かった。

「わぁ…」
適当に言った夕日だが、本当に綺麗だった。
なんつーか、夜とはまた違ったロマンチックさと言うか、切なさ炸裂と言うか。

なぁハルヒよ。
「何よ」
俺達ってラブラブだよな？
「ラブラブってあんた、もっと他に言い方ないの？」
まぁ俺の脳ではこれが限界なんだ。
「まぁいいわ。そうよ、その…ら、ラブラブよ」
うむ。
そう言うと俺はハルヒの肩に手を置いた。
そして見つめ合う。

「ハルヒ…」
「な、なによ！」
「一度しか言わないぞ？聞いてくれ」
「……うん」

>>548
アッー！

「ベロチューしようぜｗｗｗｗｗ」
「あばばばばばばｗｗｗｗｗ」

END


眠くなったからやめといた保守

古泉「糞もっふ」
キョン「誤字」

>>552
投げやがったｗｗｗ
だがＧＪ！

違うんだ、言い訳を聞いてくれ。
朝倉SSか鶴屋SS以外は書いちゃダメだってばっちゃが言ってた。

なら俺が続きを書く！幸いにも現代文の授業中だからな

>>556
ではあばばばばの後からお願いしますｗｗｗ

うはｗｗｗテラディフィカルティーｗｗｗぉｋ

>>552　こらぁ！>>550ラストのときめきを返しやがれwww
土砂降りで出勤したくないが行かねば…の保守ﾉｼ

なんかみなぎってきたから>>556が書いてる間に鶴屋×朝倉SSでも考えるわ。

夢の中で。

>>556
勉強しろ！ と言いたいがｗｋｔｋ

明日また会う時、笑いながらフルボッコ保守

保守

「なにがあばばだ」
「キョンこそいきなりベロチュウって・・・」
「言葉を間違えたんだ、朝に梅しば食うの忘れたから」
「なによそれ」
実際はしたかったけどな。あんな反応されちゃ仕方がないだろ。
ま・・・いつかやってみせるさ。
「改めて言うぞ、ハルヒ」
場に物凄い緊張感が流れる。張り詰め過ぎだろ。まるでCoCo壱番屋にＩＷＳ２０００で武装した強盗が押し寄せるみたいに。
しかし、緊張した空気なんていう目に見えない存在に俺のキスは阻めない。
ハルヒに対する愛は山より高く海溝より深く宇宙より広くダイエーよりしっかりした経営状況なのだ。
「キス、しないか？」
やっと、言えた。ハルヒを見るとどこか呆けた表情をしていた。が、突如吹き出して笑い出した。
「なに改まって言うかと思えば・・・ふふっ。バカね」
「結構緊張したんだぞ。バカはねぇだ―――」
俺の言葉はそこで封じ込められた。すぐそこに迫った赤い顔のハルヒの甘い匂いと柔らかい唇で。
「私今までただの人と付き合ったけど・・・今のがファーストキスよ。・・・ちゃんと責任取りなさいよ？」
「もちろん。ハルヒを幸せにすると約束する」
「プロポーズには早いわよ・・・約束、守りなさいね？」
大好きな少女は無邪気に照れながら笑った。

>>564
乙！
このＣｏＣｏ壱狂がｗｗｗ

ハルヒ「ちょっとみくるちゃん！私のキョン食べたでしょ！？」

みくる「ふぇ？食べたのは私じゃないでしゅ。長門さんでしゅ。」

保守

保守

保守

長門「………ご馳走様。」

☆

ハルヒ「じゃあキョンの骨からダシを取ってラーメン作りましょう」

キョン「おい谷口！俺のハルヒ食べただろ！？」

谷口「もちのロンロンでございます」

国木田　「おい　キョン　また　変な女食べただろ！」

古泉『ではいきますよ…ﾂｯｸｰﾚ！』

長門「……美味」

朝倉「人間はさあ、よく『食べなくて後悔するよりも、食べて後悔するほうがいい』って言うよね。これ、どう思う？」

キョン「俺には塩コショウが合うぞ」

ミヨキチ「つっくりましょーつっくりましょーさてさて何が出来るかな？」

朝倉「とりあえず何でもいいから食べてみようと思うんじゃない。どうせ今のままでは何も変わらないんだし」

キョン「だから、俺は塩コショウが合うんだってばよ！早く俺を食べれ！」

⊂二二二（ ＾ω＾）二⊃ ﾌﾞｰﾝ

長門「……お帰りなさい。食事(カレー)および入浴の準備は完了している。選択により今後の私の行動基準を選定する。
……、…………、……………………私？」

岡部｢いいから黙って喰え。何だその目は｣

アナルかと思ったｗｗ

キョン「ちぃっち・・・君は今どこに居るんだい？」

ちぃっち「私はあなたの心の中に…」

やはり昼間はカオスｗ

谷口「よぉ、キョン、俺の彼女を紹介するぜ」
ちぃっち「…初めまして」
キョン「…そ、そんな」

⊂二二二（ ＾ω＾）二⊃ ﾌﾞｰﾝ

>>591
雨が凄いせいで変な電波を受信した。数学の時間だが勝手に続き書いてくる

>>593
ちぃっちｗｋｔｋだｗ

テスト＼(^O^)／ｵﾜﾀ
>>593wktk

お前ら……勉強してんのか？

仕事サボって見てますが何か？

>>596
受験は運であって実力ではない

ちいっちﾜﾛｽｗｗｗ

>>564
ホントに続きだｗｗｗさんくすこｗｗｗ

ホントに続きだｗｗｗさんくすこｗｗｗ

⊂二二二（ ＾ω＾）二⊃ ﾌﾞｰﾝ

>>564
現代文と学年主任で思い当たる節があるんだが…
その教師の名前、Ｔで始まってたりする？

敢えて言おう





教師の名前知らん

>>604
おいｗｗｗ

>>596
勉強してるならここには居ない

いちいち覚えらんないしさ。好きな先生の名前は即刻記憶するけど。



・・・ちなみにだが>>603よ、一応聞くが君は君の学校で何年何組の人かな？場合によっては思い当たる節があるかもしれないから襲撃する

残念ながら去年の卒業生だ
浪人中だけどなｗ

学校のイニシャルはＩ？で、理事長はＫ？

ありゃ、全然違う(ヾ(´・ω・｀)

age

「・・・何でだよ。ちぃっち・・・」
俺は部屋のベッドの上でただ泣いていた。谷口の連れてきたあいつ。
よくよく考えたら俺達は別に恋人同士でもなかったし、口に出して好きとも言った訳じゃない。
「俺の独りよがりか・・・？ははっ・・・」
自嘲の笑みが漏れる。心にぽっかり空いた穴を笑い声が通り過ぎる。少し、いや、凄く寒い。
ふとその時、携帯が鳴った。メールだった。相手は谷口。
―――今から公園に来い。お前のＷＡＷＡＷＡ忘れ物を届けたい。
「忘れ物？何かしてたっけ・・・」
とりあえず外に出る事にした。谷口と顔合わせるのは少し嫌な気分だったが慣れさせるついに気分晴らしに外へ出たかったからだ。
俺は傘を手に取り外へ出た。そして公園に着いたころ。
―――悪い。滑り台の下に置いておいた。風邪引かないように早めに迎えに行けよ。そして忘れ物にお前が忘れた事を伝えろ。
・・・忘れ物が風邪を引く？俺はその言葉の意味を理解出来なかった。そして見てようやく理解した。
そこにはびしょ濡れになりながら座り込み、こっちを見上げるちぃっちの姿があった。
理解出来なかった。何が言いたいのか谷口。ちぃっちが忘れ物？どういう意味だ？

ちぃっちは考え込む俺をただ見つめる。寒そうに震えなから。何も出来ず、とりあえず傘を差し出す。ふと携帯が鳴る。
―――忘れ物、確かに届けたぞ。
忘れ物―――ちぃっちを俺に渡す。・・・あぁ、そうか。
谷口・・・確かに忘れ物は受け取ったぞ。
「ちぃっち、好きだ・・・心の底から愛してる」
「・・・うん。私もずっと大好きでした。そして、これからもずっと大好きです」
俺はちぃっちを抱き締めた。どれだけ長い間、雨に打たれていたのかその体は冷たい。
「・・・キョンくんの温もりだ・・・暖かい・・・」
「もう・・・離さないからな」
「・・・うん」

翌日。俺はとりあえず谷口を殴っておいた。あのあと、やっぱり風邪をちぃっちは引いた。
その事に対する気持ちを拳に込めたかったのだ。感謝はするが、そこだけは許せない。再び殴ろうとしたら
「ＷＡＷＡＷＡ忘れ物〜」
と、あいつは言って逃げ出した。だから追い掛けてやる。あと９９発は殴らないと気がすまないからだ。
そんなこんなで今日も学校は終わった。無論、谷口には９９発きちんと殴り込んだ。感謝ついでにな。
で、ちぃっちはと言えば今俺の家にいる。スレの具現化した存在であるちぃっちには家が無いからだ。

「キョンくんおかえりー！！」
まず妹の体当たりにただいまをする。そして二階に上がり部屋に入る。
そこには大好きな奴が居る。俺を見るなりにっこりと風邪でつらい筈なのに微笑む。
「お帰りなさい、キョンくん」
「ただいま、ちぃっち」

風邪が移るかもしれない。でも良いさ。
俺はちぃっちを抱き締めて口付けた。

>>610
なんてヽ(゜▽、゜)ノこった

ちぃっちかわいいよちぃっち

ちぃっちスレつくらないとw

ダメだ！どうしても某人型ＰＣしか出てこねえｗ
主人公の声も一緒だしｗｗ

ちぃっち「私だけの人」



これを考えた奴は即刻首吊れ




|　プラ〜ン
○
|ト
||

>>619
or2

まさかこんな感動作が誕生する事になるとはｗ
ID:7Z/t+TTSOの人GJ

ほ

勉強の為の勉強。私はそれに疲れて仮病を使い、町を歩いていた。でも、何もする事もなく、歩き回ったせいで余計に疲れた。
それでも歩くのはキョンに会えたら良いなと少し期待していたからだ。
ふと、私は目の前にあるCoCo壱番屋の中を見た。すると、そこでキョンがカレーを食べていた。
足が勝手に動いた。私はキョンの横に座る。
「やぁ、奇遇だね。僕達がここで出会うのも何かの縁かな？」
キョンはビックリしたらしくまん丸と目を開けて私を見つめてきた。とりあえず僕はハーフチーズカレーを頼んだ。
そこでキョンがぽつりと口を開けて言葉を漏らした。
「会いたいと思った相手に会うなんて確かに縁かもな」
少しだけドキッとした。
「会いたい？僕にかい？」
「あぁ、精神病だからな俺は。お前に恋をしたというな」
「そうかい？大変だなキョンも。しかしね、治そうにも同じ精神病の僕には治せないね・・・」
言って気付いた。ついつい口を滑らせてしまった。キョンが首を傾げる。
「同じ精神病？」
「・・・もうこの際だ。僕は君が大好きなんだ」
「あぁ、なるほど。確かに治せない精神病だな、お互いに。治したくないしな」
「だろう？・・・なぁ、キョン。付き合ってくれないか？」
「・・・喜んで」

それ以来、CoCo壱番屋は特別な店になった。
保守

またCoCo壱かよ！ｗ
カレー食べたくなっちゃったじゃないか、どうしてくれるｗｗｗ

http://ura.tanteifile.com/anime/2007/05/17_01/index.html
ブス宮

はて、誰か少しぐらい前に投下した佐々木の囁きのレス番とＵＲＬ知ってる奴いないか？
今まとめ要請出しＷＡＷＡＷＡ忘れてたのに気付いて要請しようと思ったんだが携帯じゃ過去ログ見られナッシングで調べられなくてね。

>>624
食べたら良いさ。俺も食す

>>626
ttp://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1179058497/
の>>744-754
かな多分

ＣｏＣｏ壱マスターと名高い俺が来ましたよ。

俺は今、ハルヒとカレー屋に来ている。
当然ＣｏＣｏ壱だ。
ひとつき程前からハルヒはカレーにはまった。きっかけは「ビーフカレーにチーズと納豆トッピングで」から始まったんだと思う。
あんたそんなん食べるの？なんて言ってたハルヒも今や立派なナッター（納豆カレーを好む人）だ。
俺はいつも通り、チーズチキンカツ納豆ミックス500で。あと辣韮。
ハルヒはチーズチキンカツ×２納豆ミックスの800だ。
しかしよく食うな。

俺が半分食う頃には食べ終わるハルヒ。
相変わらず早食いだ。
もっとよく噛めよ。

「何いってんの！カレーは飲み物ブヒ！」

今のハルヒに、美しかった一ヶ月前の面影はもう、ない。


涼宮ハルヒのＣｏＣｏ壱 FIN



ハッピーエンドっていいよね。

>>624
長門「カレー・・・！」

>>628
カレーは崇高な食べ物・・・愚弄してはわかめ神の天罰が落

>>627
サンキュー３９Thank you！

地元にCoCo壱がないorz

ないなら他県までいけばいいのだよ。
俺は学生時代に隣がＣｏＣｏ壱だったもんで毎日カレーだった。

そして、今も…

電車に乗って違う駅に行かないとないんだぜ。明日食いに行く

大好きなCoCo壱番屋よ！南柏にあって何故柏に無い！！

ここは
ハルヒ「ちぃっちキョン！あたしのトッピング食べたでしょ！」
スレになりました。

まだちぃっちって言ってるのか？

長門はトッピング全て頼みそうだな。





想像できねぇ

>>634
長門　「柏のCoCo壱番屋の情報結合を解除した。　カレーは私の物・・」

>>639
九曜「―――許さない」





こうしてラグナロクは起きた

トッピング全部頼んでるサイトあったよな。いつかやってみたいものだ。

すいません。
ちぃっちの元ネタってなんですか…？

っつか１０辛ヤブァイよな。死ぬかと思った。


ちなみに

南柏店:微妙にあっさり
松戸店:微妙に辛い
北松戸:まったり
二十世紀:ノーマル

>>642
真の恐怖はトイレに行ったときに始まるｗ

>>641
2つぐらい前のスレを立てた人がスレタイを
「ちぃっちキョン！」にしたのさ。

おまえらどんだけCoCo壱好きなんだよｗｗｗ
とりあえず辛さ１でひぃひぃ言ってる俺の気持ちをわかってくれ

よし決めた
今日の晩飯はCoCo壱

どんなメニューがいいかあげてくれ。

ポークカレー

納豆チーズクリームコロッケ大盛り2辛とソーセージサラダ

季節限定すきやきカレー

貧乏学生な俺にはココイチは高く感じる。
ココイチの向かい側にあるびっくりラーメンで十分さorz

家の半径100ｍにCoCo壱、松屋、マック、モス、なか卵が集合している俺はすっかりジャンクフードジャンキーなんだぜ

まとめにアクセス出来なくなった

ホントだ、一時的なもんかな？

本当だ

CoCo壱は>>648か>>649の案で。さすがにポークカレーだけは寂しい

アクセスできないことはないが超不安定だな。
>>651
吉野家と松屋はあるがゼンショー系の店が一切無い。
すき家のハーブチーズ豚丼が大好きなんだがなぁ・・・

CoCoってカレー屋初めて聞いたんだが、市川にある？

PCｻｲﾄﾋﾞｭｰｱ通してもまとめ見れないね

ＣｏＣｏ壱はチキン煮込み(?)カレーが好きだな

今日の晩飯はこんにゃく刺身ﾎｼｭ

>>658
美味しいんだけど食べてて空しくなるんだよねｗ

>>656
妙典駅店がある

>>656
総武線市川駅周辺なら無いな

ふぉしゅ

キョン「おすすめCoCo壱番屋トッピング
」

九曜「―――チーズ」
喜緑「オムエッグ」
長門「チキン煮込み」
朝倉「１辛〜１０辛」

キョン「ちなみに５辛以上に挑戦する際は卵系をトッピングに入れると多少辛さが和らぐので練習にどうぞ。
　無理すると俺みたいに１０辛にスパイス丸々入れて翌日学校休むみたいな状態になるので無理禁物」

>>660
>>661
サンクス、妙典なら近いｗｗｗｗｗ
てかハルヒとこの店なんか関係あるの？

敢えて言おう


関　係　あ　る　わ　け　が　ね　ぇ　だ　ろ　う　が　！　！

食欲をそそるスレだｗｗｗ

キョン「なんか考えてみた」


CoCo壱番屋カレー女体盛り


キョン「うそうそごめんなさ」
九曜「―――やって欲しいならやる」
キョン「お願いします」

カレーネタなのに長門の陰が薄すぎる点

>>667
マニアックなプレイだな…

>>665
頻繁に名前が出てるから関係あるかとオモテタ
YOUは柏に住んでいるのか。

>>659
何、酢味噌と出汁醤油さえあれば中々飽きないもんだぞ。
今日はそれと麦飯。




・・・ひもじいよ・・・長門カレー食いたいよぅ・・・

というわけで融合ラストスパート中ﾎｼｭ
明日夜には投下できるかと思われます。

ところで、書いたものに自信がないから流れを切らずにずーっと待ってたのだが、ＴＳモノ投下してよろしいか。
キャラスレ用に書いてたけど、萌えなくて困った微妙なブツだ。

>>670
いや、松戸だ。盆踊り系の祭りでバハナママが流れててかつ「ヘイヘイ！」騒ぐ眼鏡付けてる高校生(見た目は中学生)が居たら間違いなく俺だ

もしかして佐々木スレの人？
いいんじゃないか

>>674
そのとーり
では１０レスほど借ります

　朝起きると、私は男になっていた。
　滑稽無等な話だけど事実だ。
　昨日までの私は普通の女子高生だった。あなたが神ですと自称超能力者に迫られ、自称
未来人と宇宙人との会合を持つのが普通と言うのかはさておいて、高校2年女子だ。私は
確かに生物学的にも精神的にも女性だった。
　しかし突然、体が異性に変化していた。
　寝起きはいいほうなので目線がいつもと違うことにすぐ気づいた。変だなぁと体に注意を
向けてみれば、最近やっと大きさが増して来た胸はまっ平らになってるし、なんというか、
下のほうに変なモノがついている。そして鏡を見たら知らない男の子が映ったというわけだ。
　ああ、涼宮さんの能力か――なんて冷静に思ったのは完全に頭が働いてないからなのか、
私の性格のせいなのかは定かではない。取り乱して解決するなら今一人だしいくらでも
取り乱すけど、と考える私は可愛げがないのだろうか。とりあえず男の姿で取り乱しても
全く可愛くないに違いない。
　鏡の中にいる男の子は、自分で言うのも何だけど、かなりカッコイイ。雰囲気と顔立ち
から怜悧な印象を受ける。髪型はキョンよりさっぱりしてるかな。背はキョンよりちょっと
低いくらい。
　ふと思いついて、伊達眼鏡をかけてみた。うわぁ、似合う。
　でも外していくことにした。結構邪魔だし、変化した自分の顔を眺めてうっとりするほど
ナルシストでもない。かなり変わってるんだけどね。これが自分の顔だと思うと違和感がある。
「あー、声も違うのかぁ」
　喋りながら確認する。
「うふふ、私女の子なんだけどな……声が太いよぅ」
　……変。自分でもこの声で女言葉は聞きたくない。
　元に戻るまで男言葉でいようと決意する。
「あーあー。ド〜シラソファミレド〜」
　声域は男の子の中では高いほうかな。テノールだ。
　って、こんなことしてる場合じゃないよ。支度しなきゃ。
　不思議現象が起こっても学校はあるのだから。
　でも私を取り巻く社会環境にまで涼宮さんの力が及んでいないのなら、私は異端だ。
就寝前までの私の立ち位置に付くことは許されない。

　高校の学生証を確認した。写真は男の姿で映っている。どうやら神の能力は私を構成する
情報全てを変えたらしい。でたらめだ。
　部屋を出る前にキョンに短いメールを送った。時間があるなら思いの丈をぶつけるところ
だけど、今は1分が惜しい。
『奇妙なことが僕に起きている。心当たりはないか』
　涼宮さんが力を行使したなら、キョンにも何かしら影響が出ている可能性が高い。むしろ
私は巻き込まれた立場じゃないだろうか。
　返信を待つ時間で出かける支度をする。
　……ヒゲがちょっと生えてるのはどうしたらいいのでしょう。剃るしかないけど。
　う〜ん、これは、男にしては薄いほうなのかな。お父さんは2日に1度で大丈夫って
言ってたから、遺伝的に私も濃くないはずだ。
　まあ、お父さんのカミソリを借りよう。父はカミソリ派だ。電気シェーバーと何が違うのか
私は知らない。詳しく教えてくれる相手は不在だ。両親は共働きで、平日に顔を合わせる
機会はほとんどない。
　均整の取れた形をしたシェービングセットの脇に、エッセンシャルオイルが置いてある。
これらを使えばいいのだろう。
　シェーバーは予想したより重かった。ずしっと来る。金属製だもんね。オイルのラベル
には無香料ってあるけど、ちょっと匂いがする。
　うわ〜このカミソリって剃りやすい。私も欲しい。女の子は別の部分の手入れがある。
お父さんにどこで買ったのか聞いてみよっと。いつ帰って来るか知れないから、メールで。
　こうやって顔のヒゲを剃ってると今は男の子なんだなぁって再認識する。男性特有の行為
だよね。とっても変な感じだ……。
　剃った後、顔を洗って髪を整えた。
　食事は自分用に簡単なトーストとサラダを用意した。もちろん一人だ。食卓にはニュースの
報道だけが響く。いつもの朝食風景。自分で料理する点だけが幼い頃と違う。
　教育上良くないのだろうけど家庭の事情というものだ。
　両親に文句を言ったことはない。昔から小賢しかった私は、そうやって働く両親に
養われていることを十分に理解していたのだ。中学に上がった時には自分で作ると両親に告げた。
既に夕飯を作るのは珍しくなかったので苦じゃなかった。
　そういえば、中3の時に泊まったキョンの家の朝は賑やかだったな。

　普段私は一人で朝食を食べるから、慣れなくて実はちょっと照れていた。
　修学旅行でキョンと一緒に食べた時も、私の家にキョンが泊まった朝も、私は密かに
そわそわしていたのだけど、キョンには絶対秘密だ。そんな感情のノイズは余計なものだし、
知られるのは恥ずかしい。

　朝食が終わり、後回しにしていた最終事実確認――トイレに行った。
　うら若き乙女として直接的な表現は控えるけど、面倒だった。経験が一切ないんだから。
別の意味での男の子的な生理現象も、大変だったとだけ記しておこう。
　ああ、もう、はっきり言って気分が悪い。自分に変なものがついてるんだから。
　元に戻りたいよぉ。
　ちなみに、どういった選択か、私はトランクス派らしい。多分涼宮さんが決めたことなので
私にどうこう言われても困る。いや、言う人もいないんだけど。
　
　あとは制服に着替えて出るだけだ。リップは塗らないでおこう。
　私の制服は男子の物になっている。スカートのままじゃなくて良かった。登校の最中に
変質者として交番に連れて行かれるのは遠慮したい。
　初めて着たけど、特に苦労はしなかった。
　出発前になってもキョンから返信は来なかった。まだ寝てるのかな？
　通学に時間がかかるので私が早く起きただけだ。キョンが睡眠中というのは十分に有り得る。
不安になるから早く返信したまえと『僕』の口調で訴えてみたけど、想像のキョンは眠そうに唸った。
まったくもう。
　駅に向かいながらキョンの状態を考える。
　キョンの記憶まで改竄されていたら面倒だ。でも真剣に話せばわかってくれるだろう。
今キョンの一番近くにいるのは別の人だけど、その程度の信頼はあると私は信じている。
　話を聞いてくれるだけならキョンの他にも何人か心当たりはある。でも本当に聞くだけか、
私の意志を無視して暴走しそうだ。ダメだ。「やっぱりあなたが神になるべきです」と
主張する姿が思い浮かんだ。
　うん、キョンに相談するのが一番良い。
　結論を出したところで、キョンから返信が来た。
『心当たりはバッチリあるぜ。お前も変化しちまったのか』

　どうやら頼って良いようだ。
　歩きながら携帯を操作する。満員電車に詰め込まれる前に一区切りつけたい。メールより
直接通話したほうが時間短縮になるけど、早朝とはいえ道を歩いてる人は結構いる。人前で
神だの性転換だの話したくない。
『僕と同じ症状の人がいるのだね。キョンもかな？』
『ああ。多分お前と同じだ』
『是非見てみたい。物理法則を無視して発現した神の力の証をね。純粋にキミがどのよう
な姿になっているかも興味がある』
『見てもつまんねえぞ。つーか、お前やけに落ち着いてるな。ハルヒの変態パワーに巻き
込まれるのは初めてだろうに』
『慌てて何か利点があるのかい？』
『そうだな、お前はそーいうやつだ』
『褒め言葉と受け取ろう。それよりも事情説明はしてくれるんだろうね？』
　無意味なやり取りもあったが、私たちは放課後に近くの駅前で会う約束をした。キョン
もまだ事態を把握してないので、他のSOS団員に意見を聞いてみるつもりらしい。
　いいなぁ、頼りになって。
　自称超能力者が連れてきた宇宙人はそもそもコミュニケーションを取るのが難しいし、
未来人はかなり捻くれてるので、相談どころではない。あれはあれで面白いのだけど……。

　駅に着いて、電車に乗る前に気を引き締めた。
　ここから多くの人と接触することになる。男の子としての振る舞いをしなきゃいけない。
とりあえず、女の子と話す時は気をつけなきゃね。
　きっと大丈夫。私は私に暗示をかける。
　私は、僕は仮面をかぶるのは得意だから。




　特に事件もなく放課後になった。
　通常では体験できないことも多かったけど普通の範囲内だ。

支援

下駄箱を開けたら可愛らしいラブレターが落ちて来たり、男子から猥談を振られたり、
男子トイレに入ったり、女子に告白されたりと、表面上は平凡な生活だ。
　特に、女子から告白されるのは初めてじゃない。でもこの場合は特殊な嗜好を持たない
人たちだからなぁ。開き直ってない普通の女の子相手は初めてだった。
　クラスの男子の話では、去年のバレンタインに63個のチョコレートをもらっていたらしい。
他校生がかなり来たとか。なによその都市伝説。女の時よりモテている。『僕』が障壁に
ならない分なのだろう。

　満員電車に乗って、地元の駅に戻る。
　待ち合わせ場所は人が多くてキョンを見つけるのは難しそうだった。いつもの姿なら
簡単だけど、今のキョンは女の子だ。
　待ち合わせ時刻から10分後、一人の少女が目に止まった。私と同じ年頃の女の子だ。
美人ではないけど、悪くもない普通の顔。キョンを女の子にしたらこんな感じだろう。
雰囲気が彼そのものだ。
　キョン（多分）はポニーテールだった。元が男の子なせいかボーイッシュな感じ。背は
元の私よりちょっと高いかな。むむ、私より胸が大きい！　ズルイ。
「もしかして、キョン？」
　私は近づいて声をかけた。
「あ、ああ……」
　答えるキョンの顔には、でっかく『誰だお前』と書いてあった。
　私は一目でキョンだってわかったのに。
「薄情だなキョンは。外的要因の大部分は変化したが、僕の特徴は残っている。しかし鏡
を見た時は僕も驚いた。有り得ないことが起きているのだからね。彼女について聞いて
いなければ錯乱したかもしれない。これが彼女の力によって発生したものなら、神と表現するに
相応しい能力だ。実に興味深い」
　一気にまくしたててやった。
　これで気づかなかったら、どうしてくれよう。奢らせちゃおうか。でも今は私が男なんだから
奢らなきゃかな。うん、レディ扱いしてあげようじゃないの。彼はきっと嫌な顔をするだろう。
「すまん、今わかった。お前は…」
「佐々木さん！」

支援

　キョンの言葉を遮って、甲高い声が私の名を呼んだ。うーん、判定は無効かな。
　声の主はツインテールを揺らして走り寄って来る。やや童顔の美少女だ。私もキョンも
彼女を知っている。橘京子さん。
　キョンは顔を引きつらせた。キョンはこの子に悪感情を持っているようだ。悪い子じゃ
ないと思うんだけどなあ。
　２人の間に何があったんだろう。
「佐々木さん、あなたこそ相応しい人なの！　もう一度話を聞いてください！」
　私をすぐに私とわかり、私の性別について言及しないってことは、橘さんはこの事態を
知らない。完全に記憶を改竄されている。
　こうして突きつけられると、かなり嫌な能力だ。
「僕は今忙しい。橘さんの見解も聞きたいが、さらにややこしい事態になると推測する」
「お願いです！　佐々木さんじゃないと駄目なんです！」
　橘さんは食い下がった。前々から感じていたけど、熱中すると周りが見えなくなる性格
みたい。私を神と崇めるならもっと気を配って欲しい。それ以前に、神扱いしなくていい。
「橘さん」
「はいっ。なんでしょうか」
「自由と権利は現代日本で浸透している概念だ。フランス革命以後、多くの国に広まった。
我が国に持ち込まれたのは幕末だ。西洋が日本よりも発達した最大の理由は高い技術では
なく、libertyとrightにあると感じた福沢諭吉は、その概念に日本名をつけて形にした。
僕らが暮らす社会の根幹となる重要な物と言える。妄信はしてないつもりだが、僕が信じる
概念のひとつではある。僕はキミがどこで何を言おうと、特殊なことを自称しようと
自由だと思っている。freedom of speechだ。だけど、各々の権利がぶつかることがある以上、
譲り合いが大事だ」
　うーん、『僕』だとついついこういう話になっちゃうな。話を聞き取ろうと、一所懸命に
耳を傾けてる橘さんを見るのも楽しい。
　彼女は私の言葉をどこまで理解できただろうか。まあ、私の意図は汲めないに違いない。
「これは譲れないのです。4年前からずっと変わりません！　それと、自称ってなんですか！　
あたしは」
「橘さん」
　余計なことを口走る前に割り込んだ。

支援

　彼女が「超能力者です！」と言ってしまったところで、漫画かアニメに影響された痛い子と
思われて終わるけど、私とキョンまで同類と見なされるのは避けたい。
「0点」
「な、何がですか！？」
　やっぱり全然わかってないもん。
　会話を見守っていたキョンは呆れ顔だった。あ、キョンには伝わったみたいだ。
「佐々木が言ってるのは多分そういうことじゃねえぞ。というか、佐々木の言い方が回り
くどすぎる。それじゃこいつには絶対伝わらない」
「ふむ」
　私は少し顎を引いて、新たな言葉を考えた。
「他人の会話に耳を傾けて立ち聞きするのは良い趣味ではない。しかし大声で他人の興味を
引くことを喋っている人間たちが、声高に周囲への配慮を求めることは少々お門違いでは
ないだろうか」
「はあ」
　橘さんは困惑して生返事。期待通りだ。からかうと面白い。
　でも理解力はもうちょっと欲しいなぁ。
「俺がわかりやすく訳してやると、だ。ここは天下の往来だ。人がたくさんいる」
「はい」
「女が『あなたじゃないと駄目』『4年前から変わらない』と男にすがっていれば、どんな
誤解を招くか、ちょっと考えればわかるだろ？　しかも佐々木は俺と話し始めたところ
だったんだ。今も近くにいる。他人の目には三角関係に映っても不思議はない」
「あ……」
　橘さんは口を押さえた。きょろきょろ周囲を見回して、やっと状況が飲み込めたようだ。
道行く人々は好奇心を含んだ視線をこちらに送っている。全員が立ち止まって見物してる
わけじゃないけど、歩きながらこっちを見てる人も結構多い。
「ご、ごめんなさい、佐々木さん」
「改めてくれればいい」
　小動物のように縮こまる彼女へ、ちょっと笑ってみせた。
　私は別に怒ってない。
「それで、お話したいのですけど……」

支援

支援

>>673
松戸か行ったことないな。

「すまない。僕はキョンと至極個人的な話があるんだ。時間ができたらまた話そう」
「……はい」
　橘さんは肩を落として帰っていった。ああいう姿が似合うなあ、あの子。
「なんか楽しそうだな、佐々木。あの女をどう思ってるんだ」
「面白い人だ。今までいなかったタイプだよ」
「そりゃそーだろうよ」
　キョンは仏頂面だ。キミがここで機嫌悪そうだと、またあらぬ誤解を受けてしまうよ？
　落ち着いて話せる場所に移動しようじゃないか。


　喫茶店に入り、ホットコーヒーを２つ注文した。
　向かい側に座るキョンは北高のセーラー服を着ている。会った時から感じていたけど、
どことなく落ち着かない様子だ。変にそわそわしているようだ。女装のせいかな。
「制服、似合ってるじゃないか」
「嬉しくないね。足がスカスカして落ち着かねーし」
　キョンの嫌そうな顔が面白い。
「くっくっ。そのスカスカした頼りない物が女子の規定の服なのだがね」
「選択式にして欲しいとマジで思ったぜ」
「キミは、男子がミニスカートで登校する世界がお好みかな。男女平等の観点から見れば
正しいのだろうが、僕はいささか抵抗がある」
「俺もメチャクチャあるわい。極端なことを言うな」
「スカートが女性の服装であるのは日本的価値観であり、男性の服のカテゴリにスカート
が入っている国もあるのだ。さすがに男性装はミニスカートではないようだが。ともあれ、
僕らはこの国の価値観に縛られているのを感じるよ」
「いいんじゃねえの。すね毛丸出しのミニスカ親父が歩く国より美観を損ねないと思うぜ」
「剃ってあればいいのかい？」
「そういう問題じゃねーよ」
　ああ、剃るといえば、顔のヒゲ剃りについて聞いておこう。
　尋ねると、キョンは複雑そうに顔を歪めた。
「そっか、男だもんな今」

支援

支援

支援

支援

支援

　キョンによると、ヒゲの生え具合はかなり個人差があり、自分に合わせたペースで剃れ
ばいいらしい。剃る際はオイルやジェルよりも石鹸を泡立てて代用にすると、その後に顔
を洗い直さなくて楽。なるほどね〜。
　まさかキョンとこんな話をすることになるとは……。

　やがてウェイトレスがコーヒーを運んで来た。
　目の前にコーヒーが置かれる。椅子に深く腰掛けてたキョンが体勢を直し、何故か居心地
悪そうな顔になった。
「キョン、さっきから落ち着かないようだな。どうしたんだ」
「あー、いや……」
　苦い顔。視線は私を外れてテーブルへ。
「そんなに制服が嫌なのかい？」
「制服もあるんだが……それよりもだな……」
　言いにくそうだ。
　制服よりもキョンが気にして、男の精神に影響する事。きっと軽い動作で気になる身近な物だ。
「もしかして下着かい？」
「あ、ああ。上半身のな。どうも、なんていうかだな、変態みたいで落ち着かないんだ」
　歯切れが悪い。
　さもありなん。体が女の子でも、キョンの精神は男の子だ。ブラをつけるのは非常に
抵抗があるはずだ。倒錯的な趣味だと認識している行為をするのは辛いだろう。いくら
用途を理解していても割り切れないよ。
「身につけないこともできるだろう？」
「出掛けにお袋に捕まって一悶着あったんだ。それに、健全な男子の気持ちはよくわかるしな」
「苦労しているな、キョンも」
「佐々木も辛いんじゃないか？　その……下が」
「ああ。いろいろ不慣れでね」
　トイレではかなり困った。
「この体になって男性諸君の忍耐力を見直したよ。特にキミの紳士ぶりには頭が下がる思いだ。
ついでに呆れ果ててしまったが」
「なんでだよ」

>>694
落ち着けｗ
支援

「いや、なに。どうも今の状態は性欲が強くてね。衝動を抑えるのが大変だ。こんな話を
してると近くの相手を襲いたくなる。ねえ、キョン」
　キョンは心持ち、後ろに身を引いた。
　むう、本気で言ってると思ったのだろうか。失礼な。
「さ、佐々木さん……？」
　そんなに脅えないでよ。
　私は、喉をくっと鳴らしてみせた。
「冗談だよ。僕の性的対象は変化していない。恐らくキョンがそうであるようにね。どんなに
持て余しても今のキミを犯すことはないから安心してくれ」
　いじめると楽しそうだな、とは思うけれど。言葉だけにしておこう。
「驚かすなよ」
　安堵した表情になるキョン。ふふ、早いよ。
「キミの体も変化していたのは僥倖だった」
「元のままだったら犯す気だったのか？」
「逆だ」
「逆？」
　キョンがカップに手を伸ばし、口をつけたタイミングを見計らって続きを言った。
「抱いて欲しいと迫ったかもしれないね。男の体で」
　ごぼっと音がした後、キョンが盛大にむせ始めた。コーヒーが気管に入ったようだ。
「冗談に決まっているだろう」
「がへっ、けほっ、気色悪い冗談を言うな！」
「失敬。キョンのリアクションが面白いものだから」
　ここまで期待通りだと、ついおちょくってしまう。
　でもずっとキョンで遊んでるわけにもいかないし、真面目にやりますか。
「さあ、本題に入ろうか」
「脱線させてたのお前じゃねーかよ」
　ますます無愛想になったキョンに対し、私はすまし顔でコーヒーを飲んだ。


つづ……くかどうか知らない……

>>696
ばいさるかと。
支援

支援ありがとう。途中でさるったorz
ハルヒが2人を変化させた理由が思いつかないので、今のところここで停止中

>>699
乙！
続きｗｋｔｋ！

女性化モノはあっても男性化モノはなかったので非常にwktk!

>>699
乙！
佐々木の男ってどんなんだろうｗ
キョン子はこんな感じだと想像してる
http://www.vipper.org/vip508799.jpg

>>699
乙〜
十分萌えたぞｗ
男佐々木×キョン子は珍しいな
ｗｋｔｋして待ってるよ〜

>>702
俺はこっちより性転換キョンって方が良いなｗ

ハヒルの消失がamaｚｏｎで買えるぞ

ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000QJLT9Q/

>>702
いつ見てもかわいいから困るｗ

ttp://www.vipper.org/vip508803.jpg
個人的にキョン子はこっちだな。

>>702,707
正直、どっちが良いか決められない

ﾎｼｭ

wikiの雑談室の調子悪くない？

>>710
いつも通りだけど…

投稿する前に他のユーザによってうんたら出る。

いま>>648を注文した
店員が引きつってたぞw

>>713
バーローｗｗｗ



ま、CoCo壱番屋のカレーはたいてい旨いけどな

>>712
あぁ、それたまになるよ。2週間前ぐらいにも出たし。

地味に塾の備品ぶっ壊しちまったorz

CoCo壱の話が広がってるなｗ
週１ぐらいで行ってるが、ロースカツカレーとソーセージカレーの旨さはガチ

>>716
ダイエーで新しいの買って鯉

ttp://www.uploda.org/uporg812692.jpg
女体化キョンはこれしか思い浮かばない

「あたしの本が発売延期って、どういうこと？説明してみなさいよ！」
ハルヒが悪戯生徒を説教している先生のような顔つきで叫ぶ此処は、角川書店の編集部である。
先日発売された『涼宮ハルヒの分裂』は、上下二巻構成であり、焦らされたり待たされたりするのを嫌うこの女は、
とうとう編集部まで乗り込んでしまったのだ。

秋田、やっぱ俺にはこういう文章書くの向かないな
>>719
これはこれで何かいそうだな

久しぶりにたくさん食べたな
一応写真も撮ってきたけど、そろそろ本業の時間だろうし、やめとく。
明日の昼間保守ついでにあげときます

>>719
これキョンの面影も残ってるし上手いよなぁ

俺と朝比奈さんは結婚した。
彼女は気立てもいいし、愛らしいし、癒しを与えてくれる。
日々の生活はもちろん良好であり、夜の方も……いや、これは俺の胸に秘めておこう。

彼女は今、俺にご飯をよそってくれている。
あ、こぼした。彼女は相当なドジっ子だか、それが可愛くてついつい抱きしめたい衝動に狩られてしまう。

「どうぞ♪」

聖母マリアのような微笑をたたえながら茶碗を俺の前に置いてくれる彼女。

キラキラ光る白米からは、いつものように、台所用洗剤の香りがした。

俺はもう長くないかもしれない。

>>723
まさかのバッドエンドｗｗｗ

天使に殺されるなら本望だろう・・・

>>723
彼女はみ黒の可能性がある。

>>718
やなこった！五香店復活させない限りダイエーに貢献してやることなんてないぜ

>>727
売上が伸びねーと復活しないだろｗ

ちょっと確認して、今日は10時から投下します
暇な人いたら支援とかお願いします

保守

ｗｋｔｋ

　先ほど言ったと思う。

　これからは何との交流が待っているのか。
　それが楽しみだ、と。

　こうしてとりあえずのハッピーエンドを迎えたからにはもうそれほど無茶なことはないだろうと思ったからだ。
　ここで言う無茶なことってのは誰かに危険が訪れたり、世界におかしな現象が起きたりってことだ。
　きっとハルヒはもうそんなことは望まないはずだ。
　だってそうだろ？こうしてＳＯＳ団がいる。ハルヒがいる。少なくとも俺は幸せだったからだ。

　悪夢はもう終わった。いや、あれは悪夢ではなくいい経験ですらあった。そう考えて俺は安心しきっていた。
　だからその前触れに全く気付かなかった。
　ハルヒのあの言葉を完全に失念していた。俺はあのとき微かに聞こえた言葉の意味を理解していなかった。

ひょっとすると、この悪夢はまだ始まってさえいなかったなのかもしれない。


◇◇◇◇◇


　少年は空を見上げていた。
　おそらくはもう会うこともないであろう少年の姿を思いながら、少しずつ赤く染まる空を見上げていた。
　そのとき彼の携帯電話が着信を告げ、彼はそれに答える。

　その電話は彼の良く知る少女から呼び出しだった。
　その少女の楽しそうな声を聞きながら彼は思った。おかしい、と。
　なぜなら、彼が想うその少女は、今は別の少年と共にいるはずだから。
　そう、彼が先ほどから思い浮かべていたその少年と。
　不安を胸にしまいながらも、少女の言葉に従い、彼は自分の過ごし慣れた場所へ足を向ける。
　文芸部、もといＳＯＳ団の部室へと。




『涼宮ハルヒの交流』
―最終章　後編―




　とりあえず俺の元気そうな様子にみな安心したのか、病室であるにもかかわらず、５人での会話は盛り上がる。
　これからのＳＯＳ団について、これからの俺の仕事について、先ほどの三人の盗み聞きについて。
　とは言っても長門はいつものようにあまり喋ることはなく、時々相づちを打つ程度だったが。
　それでも今の俺からはそんな長門もなんとなく楽しそうに見えた。

　話が一段落した後にハルヒが提案する。
「キョンも病み上がりだし、あんまり無理させてもあれだし、ちょっと休憩しましょ」
　……休憩？病み上がりだからゆっくり寝させてあげましょうって発想はこいつにはないのか？
　いや、ないんだろうな。

支援

「そうですね。では何か飲み物でも買ってきますよ」
　古泉が椅子から立ち上がる。
「今度はちゃんと買ってくるんだろうな？」
「もちろんですよ。信用がないようですね」
　当たり前だ。こいつは信じられん。
「そうね。一人でみんなの分は持てないだろうから有希も古泉くんと一緒に行ってきて。
あたしはこいつの家族にキョンが目を覚ましたってことを連絡してくるわ。
みくるちゃんはこいつが変なことしないように見張ってて。あ、変なことされないようにね」
　しねぇよ。何だよ。変なことって。
　そういえばこんなことになって親は心配してるだろうな。……申し訳ない。
「じゃあ連絡は頼むな。元気だと伝えてくれ」
「ま、心配しなくていいわ。変なことは言わないから」
　そう言ってニヤリと不気味に笑う。
　こいつは言う。間違いなく変なことを言う。まじでやめてくれ。
「それでは行きましょうか。長門さん」
「行く」
　長門は古泉の後ろについて部屋を出る。
「じゃあ、また後でね」
　ハルヒも二人に続いて部屋を飛び出し、二人とは反対の方向に走り出す。

　……何だ？この感じは？

　何かが変？いや、違う。少し前にも同じことがあった気がする。

　同じこと？何か忘れているのか？
　何だ？思い出せ。この感じは重要なことのはず。とんでもないことになるんじゃないか？あれは確か――
「どうかしましたか？具合良くないんですかぁ？」
　朝比奈さんの言葉で思考が中断される。
「いえ、問題ありませんよ。少し考えごとをしてただけですから」
「それなら安心です。良かったですぅ……」
　呟くように言葉を発して、朝比奈さんはそのまま思いつめた顔でうつむく。
「……？朝比奈さん？」
　少し間があり、小さく頷くと、朝比奈さんは真剣な表情でバッと顔を上げた。
「キョンくんは異世界に行ってたんですよね？」
「ええ、そうですけど。……ひょっとして嘘だと思ってます？」
「いえっ、そんな。……キョンくんが異世界に本当に行ってたことは知ってるの。……知ってたの」
「知ってた？どういうことです」
「詳しいことはわからないんだけど……、キョンくんが異世界に行くということは既定事項だったの」
　なんだって？既定事項？
「てことは元々俺は異世界に行くことになってたってことですか？」
「そうなんです。そしてそのことを私は前から知っていました」

支援

支援

私怨

支援

「なら、先に教えてくれるってのはできなかったんですか？結構大変だったんですよ。……って、すいません。」
　つい声が大きくなってしまった。
　朝比奈さんはまたうつむいてしまう。
「……ごめんなさい。詳しくはわかりませんがそれをあなたに先に教えることは禁則事項だったんです。
おそらくは……キョンくんが何も知らないまま行くということが大事だったんだと思うの」
　そう言われてみればそうかもしれない。もしそのことを知っていたなら俺の行動は全く違っていたはずだ。
　そうだとしたら、俺が異世界に行ったことが無意味だということにもなりかねないということか？
「なるほど、それは朝比奈さんの言うとおりかもしれません」
「でも、それを伝えられなかったことをキョンくんにちゃんと謝っておきたかったんです。ごめんなさい」
　まったく、正直な人だな。言わなかったらわからないってのに。
　そういえば、と、今の話を聞いてみて思い出した。
　これだけ大量のお見舞いの品を持ってきたってことは、今日俺が目を覚ますって知ってたってことだよな。
　この量は朝比奈さんからの謝罪の気持ちなのかもしれないな。

支援

「それと、もう一つ謝らないといけないことがあるんです」
　まさか、これからまた何かあるのか？
「キョンくんが異世界でどんな風に何をしてきたのかについて私は何もしりません。
でも、キョンくんがこっちに帰ってから何かがあるということはわかっていました」
　つまり、その何かってのはさっきのあれ、告白のことですか？
「実は上からの指令で、キョンくんに問題が起こりそうになったらそれに対処するように言われていたんです。
それについても詳しくは聞かされていないのでよくわかりませんけど……。
それでさっき部屋の外で古泉くんと会って、キョンくんから目を離さないように話したんです」
　ってことは、その指令のせいでさっきの告白が筒抜けだったってことですか！？
　くそっ、許せん。未来人め。なんという羞恥プレイだ。
「本当にごめんなさい。まさかいきなり告白するなんて思ってなかったの」
　まぁそりゃしょうがないか……。
「ってことは、とりあえず何も問題は起こらなかったってことですよね？」
「……今のところは、そうみたいです」

支援

まろのプリン食べたじゃろ？

　未来人は何を考えてんだ？何が見たかったんだ？俺が一体何をするってんだ。
　……いや、そんなことしないっつーの！って、どんなことだよ。
「あのぉ、どうかしましたかぁ？」
　いえいえ、なんでもないです。なんでも。
　どうやら不審な様子が思いっきり出てしまっていたようだ。気をつけないと。
「正直言うと何が起こるのか少し怖かったんですけど、何もなさそうで安心しましたぁ」
　そうですね。そんなこと言われると俺も怖くなってきます。
「まぁきっとなんとかなりますよ。特にどうしろって言われてないってことはそんな無茶なことはないでしょう」
「そうですね」
　朝比奈さんも俺の言葉に頷き、ニコッと笑う。
「あまり心配し過ぎも良くないですよ。気楽に行きま――」
　ガチャ、ドンッ！！
　突然轟音を上げてドアが開かれた。
　俺の知り合いでこんな荒い開け方をするやつは一人しかいない。しかもノックなしで。
「あら、みくるちゃん。キョンの調子はどう？」
「別にどうということはないぞ。健康だ」
　びっくりして固まっている朝比奈さんに変わって答える。

支援

支援

支援

「あらそう。ま、とりあえずは元気そうね」
　ん？なんかおかしなこと言ってないか？さっきから元気だったろ？
　なんだろう、この違和感は。
「まぁいい。うちの家族はなんて言ってた？」
「家族？なんのこと？」
「は？何言ってんだ？俺の家に連絡してくれてたんじゃないのか？」
「連絡？……ああ、連絡ね。したした。ちゃんとしといたわよ」
　いや、してないな。こいつはしてない。今まで何やってたんだ？
　なんか変だぞ。この感じは少し前にも……。あれは――
「そんなことはどうでもいいのよ。それより……」
　そこで最悪に不気味な笑みを浮かべ、
「あんたにおもしろい客を連れてきたのよ」
　と言った。

　嫌な予感がする。
　たぶんこの嫌な予感は当たっている。
　さっきの言葉、『じゃあ、また後でね』という言葉が頭に浮かぶ。
　そう、さっきの言葉だ。　しかし、もう少し前にも聞いたような気がする。
　あれはいつだったか。思い出せ。思い出すんだ。あれは……。
　……って、あのときか！
　しまった。なんでこんな大事なこと忘れてたんだ。ぐあっ、最悪だ。

　あの時ハルヒは、『後でね』と確かに言ったんだ。
　そう、このハルヒが。

「じゃ、呼んでくるわね」
「おい、ハルヒちょっと待っ――」
　遅かった。
　ハルヒはドアを勢いよく開け、
「いいわ。入りなさい」
　と声をかけた。
　満面の笑みを浮かべたハルヒの後ろから入ってきたのは、ほんの数時間前に別れたはずの『俺』だった。
　見つめ合う二人。
　止まる時間。
「ほら、挨拶しなさいよ」
　『俺』がハルヒに引っ張られて前に出る。
「あ、キョンくんもお見舞いに来てくれたんですかぁ？」
　って、朝比奈さん知ってるんですか？まさか、これも既定事項？
「……どうも朝比奈さん」
　『俺』は朝比奈さんの方に軽く挨拶した後、俺の方に向き直る。
「……よぉ」
「あ、ああ」
　はい、挨拶終わり。
　戸惑う二人を楽しそうにニヤニヤ眺めるハルヒ。

　しばらくの沈黙の後、『俺』が話しかけて来る。
「とりあえず元気そうで安心したぜ」
「ああ、おかげさまでな。心配かけてすまなかったな」
　『俺』が首を振って答える。
「俺はいい。けど長門は心配してたぜ」

支援　

支援

支援

「そうだな。長門には本当に世話になった。こっちでちゃんと元気でやっていると伝えてほしい。
あと、弁当うまかった、ありがとう。って言っといてくれないか」
「ああ、長門に言っとくよ」
「へえー、有希に弁当とか作ってもらってたんだぁ」
　こっちのハルヒと全く同じこと言いやがる。しかも同じ表情で。
　話を変えるためにとりあえず状況を『俺』に聞いてみる。
「で、どうしてお前がここにいるんだ？」
「よくわからん。とりあえずハルヒに無理矢理連れて来られた」
「どうやってこっちに来たんだ？」
　ハルヒは得意気にふふっ、と笑う。
「あんたが出入りしたおかげで異世界への行き方がわかったのよ」
　ぐあっ、俺のせいかよ。いや、実際はこっちの世界のハルヒのせいだが。
「とりあえず、今はちょっとまずいん――」
「ひええぇぇぇええぇ！！」
　突然朝比奈さんが絶叫する。
「キョキョキョ、キョンくんが、キョ、キョンくんが二人いるぅぅうぅ！！」
　って今まで気づいてなかったんですか？
「あ、朝比奈さん、とりあえず落ち着いて下さ――」
　コンコン。

支援

支援

支援

「入りますよ」
　挨拶と同時に入って来る古泉と長門。
「ああ、涼宮さんももう戻って来て……なっ！？」
　ガッシャーン！！
　古泉の手の中にあったジュースの缶が激しい音をたてて床を転がる。
　ああ、なんという混沌とした状態だ。とりあえずみんな落ち着くんだ。
「こ、これは一体どういうことですか？何があったんですか！？」
　二人の俺を見比べ、尋ねる古泉。
　さすがの古泉も取り乱しているようだ。長門ですら少し目に動揺の色が見える。
　とりあえず落ち着け、クールになれ古泉。今説明してやる。
「簡単に言うと、ここのハルヒとそっちの『俺』は異世界からきたハルヒと『俺』だ。で、合ってるよな？」
　『俺』の方に目を向けると頷いて肯定する。
「どうやらそのようだ。俺はハルヒに無理矢理ここに連れて来られた」
「無理矢理って何よ。人を誘拐犯みたいに言わないでよ」
「いや、大差ないだろ。いきなりこんなところに」
「いきなりとかどうでもいいのよ。ついてきなさいって言ったらわかったって言ったじゃない」
「まぁ、それは言ったが……」
　とりあえず二人で遊ぶのはやめてくれ。

支援

支援

私怨

「古泉、この状況はどうだ」
「おおよそしか把握できていませんが、正直あまりよろしくないですね。僕らの方の涼宮さんは？」
「まだだ。たぶん俺の家に電話中だろう。帰って来る前になんとかしないと」
「長門さん何か手はありませんか？」
「ないことはない」
「ではそれをすぐにお願いします」
「あまり推奨できない」
「とにかく時間がないかもしれません！お願いします」
　必死だな、古泉。
「……わかった。情報連結解除開――」
「って、ちょっ、待て待て長門。それはダメだ」
　長門、まさかお前までパニクってんのか。落ち着け、長門。お前もクールになれ。
　それはさすがにまずいだろ。別の方法を考えよう。
「………」
「長門？」
「……今のはジョーク」
　前言撤回。余裕ですね、長門さん。
　さすがの古泉も口を開けて完全に固まっている。ちなみに朝比奈さんはとっくに固まっている。
「そうだ、あの見えなくなるフィールドみたいなやつは、どうだ？」
「私の権限では涼宮ハルヒという個体に対して力を行使することは許可されない。つまり……」

支援

麻呂のプリンはまろやかプリン
支援

支援

　つまりなんだ？
「私には打つ手がない」
　でもこれは違うハルヒだぞ。ならいいんじゃないのか？
「それでも無理」
　なんてこった。こっちからは何もできないってわけか。
「とりあえずお前ら一旦帰ってくれないか？」
　いちおう二人に言ってみる。
「嫌よ。せっかく遊びに来たのに」
「んなこと言うなって。また来ればいいじゃねえか」
「そんな簡単に言うけど結構疲れるのよ」
　知らねえよ。俺の方が疲れるぜ。
「あのなハルヒ。こっちのハルヒに知られるのはまじでやばいんだ。頼む」
「そんな心配することないわ。あたしの方だってなんともないんだし」
「とりあえず迷惑っぽいし帰ろうぜ。何か起こってからじゃ大変なんだし」
　さすが『俺』。話がわかるぜ。
「何かって何よ。そんなにたいしたことないかもしれないわよ」
「あのなぁ……たいしたことないって、あの古泉の様子を見てみろ」
　そう言って『俺』は古泉の方を指差す。
　古泉は完全に機能が停止している。目が虚ろだ。
「な、あのくらい大変な事態なんだよ。わかるか？」

支援

支援

「……わかったわよ。しょうがないわね。帰るわ！じゃあまた――」
　ガチャ！

　……例えて言うなら地獄の扉が開いたような気がした。悪夢はまだ終わらないのか？
　ひょっとしたら俺たちの交流はここからが始まりなのかもしれない。


◇◇◇◇◇


以上。こんな感じ。支援ありがとう
最後ちょっと無茶ですがご勘弁を

「確かにおまけとは言ったが……これで終わりでいいのか？」
「おそらくは。俗に言う『俺達の冒険はこれからだEND』ですね」
「作者のしたかったのは三つ」
「あ、きっと私の出番を増やすことですねぇ？」
「……伏線の回収、投げっぱなしEND、涼宮ハルヒとの再開」
「わ、私のためじゃないんですかぁ？」
「一つ言えることは、作者は最も私を愛している。そして私も作者を愛し――」
「長門ぉぉ！何を言ってるんだ。作者も変なこと言わせるなよ！」
「最後だからってやりたい放題ね。で、交流ってこれでいいの？」
「きっと作者はこのSSで住人との交流を深めたかったのではないでしょうか？」
「お前それうまいこと言ったとか思ってんのか？」
「次回どうなるんでしょうねぇ？」
「みくるちゃん次回なんてないわよ？」
「あっ！き、禁則事項ですぅ」

乙

乙

乙！GJだぜ

乙

ｵｯﾂｰﾚ

支援...できなかった

SSのネタ用に本屋で女性誌（特にティーンズ）を読んでたんだが、かなりの羞恥プレイだったorz

ＧＪ！
修羅場間近ENDかｗｗｗ

消失+佐々木という設定を書いてたけど何かもうめげそう保守

>>770
乙
これ、異世界側のキョンの視点も見てみたいな
書いてくれないか！

>>770
乙カレー壱番屋

>>700
乙！
おもしろいなｗ

>>778
おもしろそうだな
ガンガレ〜

保守

>>779
実は少しそれも考えたんだが
オチと気力がなかった

余裕があればまた考えてみるぜ

保守

保守

あげほ

キョン「ハルヒ、ヤらせてくれ！」
ハルヒ「何言ってんのよ！あたしは神聖にして不可侵なの！」
キョン「朝比奈さん、ヤらせてください！」
みくる「ふ、不潔ですぅ！」
キョン「長門、ヤらせてくれ！」
長門「…拒否する」
キョン「古泉、ヤらせてくれ！」
古泉「ｹﾞｲはキャラ作りなんですよ。実はヘテロタイプなんです」



キョン「まさか全員にフラられるとは……はぁ」

ガチャ

キョン「ただいま〜」
ｼｬﾐｾﾝ「にゃ〜ご」




キョン「もう…ｼｬﾐｾﾝでもいいか……」

>>787
キョンしっかりしろｗｗｗ

遠野志貴を思い出したｗ

ｼｬﾐｾﾝ「ちょ、勘弁してくださいよう」

キョン「キョンク死・七夜！！」

キョン「もうこいつしかないか……」
妹「なーに？　キョンくん」
キョン「ヤらせてくれ」
ハサミ「いいよー」
キョン「え？あ、ああぁぁぁあぁぁー！！」

キョン自重汁

古泉「ついにやってくる・・・この、わしの時代がな」

ほしゅ

ハルヒ「ちょっとキョン、あたしのプリン食べたいんでしょ？」
キョン「いや、そんなことは……ないぞ」
ハルヒ「いいのよ。食べちゃっても」
キョン「う……（ｺﾞｸﾘ）」
ハルヒ「でもその代わり、あんたのプリンもらうわよ！」
キョン「お、おい！　そんなにホイップばっかりとるなよ！」

保守

保守

ハルヒ「ちょっとキョン！あたしのプリン食べたでしょ！？」
キョン「俺が食べたのは右のプリン？左のプリン？それとも真ん中のプリン？」
ハルヒ「何言ってんのよ？全部に決まってるでしょ！？」
キョン「おまっ、何で知ってんだよ！」
ハルヒ「それは……あんたのことずっと見てたから」キョン「ハルヒ……」
ハルヒ「キョン……」





長門「うっとうしい。外でやれ。………………保守」

>>794
元ネタなに？
リアルアンパンマンでジャムが言ってたんだが

wikiつながらないの俺だけ？

データの取得に失敗しましたってでるなあ

つながらない
携帯からだとわけわからんくなった

ｗｉｋｉ逝ったな…

昼間も調子悪かったよね

age

>>801
俺もwiki見れないぜ
携帯から接続すると文字化けして、表示されるぜ（俺はau）

ありゃ……見れん

まとめが繋がらなくなっていますが原因は不明です。
ただ、近々@wiki共通スパム対策の強化を行うという旨がきているのでそれかもしれません

ちなみに他のwww25系列サイトも繋がらないのでメンテ中だと思いますけどね。
最近は連絡無しにすること多いですから

DoCoMoな俺も見れね。まぁ気長に待ちますか…

>>809
お疲れ様でーす。


まぁ、待つしかないって事ですね。

>>809
わざわざどうも

この状態が長く続かなければいいけどね

管理人さん乙です
復旧を願いつつ保守

ほしゅ

さっきまで寝てた保守ー

4レス借りてきます

「夏だな……」
　まるで猫のようにグデグデゴロゴロバテバテしながら部屋に引きこもりつつ、
　クーラーの涼風を浴びつつ、過ごしていたある夏の日の事である。
「キョンくーん、お客さんだよー。ハルにゃーん！」
　俺は妹のセリフに軽く顔をしかめてから、上体を起こし、
「キョンは池に落ちて死にましたと伝えてくれー」と言った。
　今ハルヒの相手をしたら正直死ねる。俺はまた体をベッドに沈めて、一瞬まぶたを閉じた。
　ああ、まさに至福の一時。
「なーにバカな事ほざいてるのよ」
「うおぅっ！」
　突然なハルヒの声に目を開けるといつのまに侵入して来たのか、ハルヒがいた。
「まったく、居留守ならもうちょっとましな嘘をつきなさいよ」
「断る」
　俺がすぐに答えるとハルヒの唇がなにかを堪えるかの様にヘの字を描いた。
「バーカ」
　自覚してる事をわざわざ言わんでよろしい。
「で、何しに来たんだ？　……まさか、俺の至福の一時を奪おうと言うのかっ！」
「……暑さで頭やられたんじゃないの？　キャラが変わってるわ」
「そんなもんだろ、夏なんざ。……ああ、手順前後だが、何か飲むか？　麦茶くらいしかねえけど」

しえん

「んじゃ、それよろしく。氷入れてキンキンに冷やしといてね！」
　気の無い返事を聞かせる代わりに俺は手を軽く振り、冷蔵庫へ向かった。
　コップを二つ取りだし、山ほど氷を入れてから麦茶を注いだ。
　氷が弾ける様な音をたてる。やはり夏だね。これに風鈴でも吊しとけば完璧だと思うぜ。
　俺は両手にコップを持ち、部屋へ戻った。
「遅いっ！」
　とか何とか喚きながら俺の手の内にあったはずのコップをいつの間にやら自分の手中におさめ、
　これでもかと言わんばかりの男っぷりで麦茶を飲み干すハルヒ。
　そして空のコップを俺につきつけ、ニコリと笑いながら言った。
「キョン、お代わり！」
　おいおい、まだ俺は一口しか飲んでねえってのに。しょうがない奴だ。
「わーったから、そんな焼き豚のごとくコンガリと焼けそうな怪光線を出すな」
　ボヤキながら重い腰を再び持ち上げ、ハルヒの手からコップを受け取った。
　不可抗力で触れたハルヒの手は少し冷たかった。
　そのまま俺は台所へ向かい、冷蔵庫を開けて麦茶を取り出した。
　ハルヒのコップに夏場の命の源を注ぎ終えてから、俺は部屋へ向かった。
「遅ーい」

支援

　錯覚かな、……違うよな。お前の手にしているコップは俺のじゃないかね？
「遅いのがいけないのよ」
「馬鹿言うな、これでも頑張った方だ。ほら、こっちやるから返せ」
　俺はハルヒの眼前にコップを付きだした。するとハルヒは案外すんなりと返してくれた。
　普段からこんな感じなら文句のつけようがないんだがな。
「おー、おー。随分飲みやがったな、お前。半分も残ってないぞ」
　ハルヒは心外だと言いたそうな顔をしている。
「半分も残してあげたんじゃない。そこはあたしの優しさに感謝するところよ」
　……ありがたや、ありがたやぁ。ハルヒ大明神様ぁ。南無ハルヒ仏、南無ハルヒ仏……。
「縁起でもない事言ってないでさっさと飲んじゃったら？　……いらないなら貰うけど」
「まさか」
　俺は残りを一息で飲み干す。……うん生き返るね。
　だがこの麦茶は心なし普段と違う味がしたような……。
「ま、いいか」
　それにしても、今日は暑いな。こんなにクーラーきかせてんのにハルヒの顔が紅い。
　俺はクーラーのリモコンを手に取り、ワガママな団長様が「暑い、暑い」と騒ぎ始める前に温度を少し下げてやることにした。

FIN.

　……よし、じゃあ今日はここまで！　昨日に比べたらまあまあな進歩ね。
　と言うかあんた、普段から手を抜いてるだけとか……？
　『ちがう』の？　……まあ、どっちでも良いけどね。
　さあ、寝ようかしら。……何よ。『昨日みたいのはお断り』？　何で？
　……ふんふん。
　まあ、要するに持て余して眠れなかったのね。エロキョン。
　……あたしは昨日は良く眠れたんだけどな。何て言うのかしら、安心とか、そんな感じだったわ。
　……。
　ふふふふふ……。そう。んー、別にぃ。ふふ。
　実はあたしに良い考えがあるのよ！
　その名も！
　……ちょっと、少しはノリなさいよ、つまんないでしょー。……そうそう。
　では改めて。
　その名も、コアラ作戦！
　まあ、これは口で言うよりやった方が早いわね。……ほら、布団に入りなさい。
　へへぇ、……よいしょっ、と。
　んー？　何慌ててんのよ。『昨日と変わらない』？　そうでもないわ。
　だって、まだ続きがあるの。ほら、こうやって、……。
　昨日より近いし。暖かいし。
　何か幸せぇ……。
　おやすみなさい、キョン。

『……抱きつかれたら昨日より持て余すっての。やれやれ』


ああ、眠い、眠すぎる。
もう……、ダメ……だ――。
ﾉｼ

ＧＪ！
上手い事さらっと甘いのを落として行きやがるなｗ

甘いのがWで来たぁああ！！
>>820、>>821両者ともGJ！

保守

ねるぽ

直った。
それじゃあ寝ます。ﾉｼ

wiki直ったっぽいぜ

直ったか。
よかった。

保守

保守

ち

ゃ

骨

保守

保守させてもらいますよ

hosyu

保守

保守

保守

キャンの�･「ほしゅ〜！　ねぇキャン君、�･って何て読むの〜？」
鷦属さん「・・・めがっさ変な名前だねぇ〜、何て読むんだいっ！」

>840
人のことが言えるのかwww

>>840
読めねぇｗｗｗ

寝る保守

保守

夜勤帰り保守

可愛い子がエロい話してるラジオ
http://203.131.199.131:8060/icy_94.m3u

このスレで質問してエロいことを言わせよう
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1179418019/l50

誰かいいタイトル考えてスレ立てて

ほっしゅ

hosyu

おはよう保守

保守

保守

保守

保守

ふんもっふ

長門「やっと金曜日…………保守」

へ

朝から打ち合わせで鬱鬱真っ盛り保守

>>857 ｶﾞﾝｶﾞﾚ

はしかになったorz
＼(＾O＾)／

>>859
この流行もの好きのおちゃめさんめw
お大事にﾉｼ

>>859
お大事にｗｗｗ



保守

保守

保守

九曜「―――古典の授業暇保守」

長門「……保守。」

保守

本日のテスト終了










色んな意味で

ハルヒ「さあ、フェラをはじめるざますよ！」
キョン「イクでがんす！」
古泉「ふんもっふ！」
みくる「・・・早〜い！」

長門「・・・うるさい」

保守

キョン「おいハルヒ！俺の白濁液飲んだだろ！？」

おととい見終わったばっかなんだがこんなｽﾚﾀｲのセリフあったっけ？

ちぃっち「なんで最近こんなにカオスってるのでしょう・・・」
キョン「君が居ないからさ・・・みんな君が欲しいんだ」

まとめWiKiみれないの俺だけ？

てゆ〜か
最近このスレがアナル化しているような気がしてならない

方向修正が必要？

>>872
見れるけど重いっぽい

>>873
プリン向けギャグとアナル向けギャグの境界線が曖昧だから多少は仕方ないだろ。
まぁ、マッガーレとかは間違いなくアナルだろうな。

保守

バカップルシリーズでのほほんとした

ゴメンネポスターを見ると春麗の挑発にしか見えない保守

>>877
あ、あたしだって悪いと思ってるわよ…
みたいなのだったら良かった

age

保守

age

>>877
さくらに決まってんだろ保守
>>878
それは逆にハルヒじゃないな。
あれはまだハルヒ（猫被り）の範疇。ぎりぎりだけど。

保守

体中に赤い斑点がでてる保守

ほ

「今日もいい天気だな、ってうわっ！」
　ドテッ！
「だいじょうぶ？」
「ああ、靴のヒモが切れただけだ」
「だいじょうぶではない。これは非常に危険な事態」
「な、長門？」
「もしあなたがテリーマンなら誰か死んでいるところ」
「そ、そうか」
「そう」




靴ヒモが切れた、保守

ハレ晴れ歌いながらら帰宅してたら後ろに女子が居てめっちゃ笑ってたぜ。






保守

保守

テスト終わったし、ラノベに手を出すか検討しながら保守

Wiki数時間前から重かったが今落ちたっぽい

ごめ、復帰したみたい

アナル死んだ

ご愁傷様です…

アナルｗｗｗｗｗｗｗ

>>886
ゲゲェーッ！？

hosyu

は

アナルスレが落ちてしまったので、ここに、こなキョン落としていいですか…？

割と過疎時間帯だからいいんじゃないかなあ

こなたとキョンの試験勉強
その六ぐらい
前回までのあらすじ
中間試験を翌日に控え、キョンはこなたの家で一緒に勉強する事になった。こなたのマイペースに参りつつも、必死に勉強するはずだったが…。

こなた「で、どこが試験範囲〜？」
キョン「一日前に、そりゃないぜ…軌跡と領域、三角関数の加法定理の前までだ」
こなた「げ…全部わかんないヨ」
キョン「お前が数学でわかる部分なんてあるのか？」
こなた「…式と計算」
キョン「…それって一年生の最初の方じゃねえか…」
こなた「そんな事はともかく、折角家に来てくれたんだし、ゆっくりしてってヨ」
キョン「実際ゆっくりしていく暇無いんだがな」
こなた「じゃあ、飲み物持って来るけど、何がいい？」
キョン「人の話を聞けよ！」
こなた「まだまだ時間はたっぷりあるんだし、だいじょぶ、だいじょぶ」
キョン「時計を見ろ、もう五時を過ぎてるぞ」
こなた「手伝ってくれるって言ったのは、誰だったかな(=ω=.)？」
キョン「わかった！寄るな、止めろその顔！」
こなた「ふん、それでいい」
キョン「(コイツはアイツ以上に厄介かもしれん…)」

つづく！

式と計算わからねえのかよｗて言うかこなた勉強する気ねえだろｗｗ
おもろかったよ。まあアナルが生き返ったら向こうにも投稿するといいと思うよ。

>>901
ありがとうございます。

脳内ミヨキチからの呼び掛けで居眠りから目覚めた保守

まだやる気なくても勉強に集まるだけましだなｗｗｗｗｗ
俺なんて




＼(^O^)／