1 :
あおらー(東京都):
爪'ー`)y‐―――● ○―――(^ω^主)
2 :
経済評論家(佐賀県):2007/03/15(木) 21:39:15.76 ID:sC+h3n9/0 BE:1071955788-2BP(6755)
え、ホント?君もアマカダミンだったの?
3 :
文学部(アラバマ州):2007/03/15(木) 21:41:11.72 ID:ejCVSd1T0
4 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 21:41:12.98 ID:eAqpFNCs0
l リ ゚ -゚ノリ「でも、私……敵だよ」
从 ゚∀从「女性に敵も味方もないです! 人類みな女です!」
(;'A`)「それちょっと違う」
(主^ω^)「でも敵なのは変わらないお。
戦っても構わないけど……今の状態で戦えるのかお?」
l リ ゚ -゚ノリ「え?」
手元を見る。
先ほどまで必死に握っていたはずのリングがない。
何処かと視線を這わせれば
(主^ω^)「じゃじゃーん! 実は僕が持ってるのでしたー!」
l リ;゚ -゚ノリ「う……」
(主^ω^)「わははは! これで僕も鎖使いだおー!」
ブンブンと振り回す。
しかし、リングに集った三本鎖という慣れないモノを振り回せば
(;'A`)「ごがっ!?」
ドクオの後頭部にフライパンが直撃。
そのまま崩れ落ちるように地に伏せた。
5 :
保育士(富山県):2007/03/15(木) 21:41:44.47 ID:ZDdGHO5d0
6 :
狩人(北海道):2007/03/15(木) 21:41:45.58 ID:Uvx3H6kn0
5wktk
7 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 21:41:55.44 ID:zHHknVRU0
ドクオ━━━━━━━━!!
8 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 21:42:11.20 ID:u5SZujsNO
支援
9 :
主婦(北陸地方):2007/03/15(木) 21:42:12.33 ID:FyRS4BX6O
10 :
代走(関西地方):2007/03/15(木) 21:42:15.53 ID:3U/PUkKJ0
前スレ1000に感動した
11 :
別府でやれ(東京都):2007/03/15(木) 21:42:17.68 ID:pg2gPeX10
前スレ1000が俺と同じ事を書いたので。1000とれなかったけど、何か嬉しい
12 :
AA職人(関西・北陸):2007/03/15(木) 21:42:34.68 ID:yKenpXXRO
ちょwww
13 :
宇宙飛行士(東日本):2007/03/15(木) 21:42:41.87 ID:VVHXBbM40
支援
14 :
名無しさん@(関東・甲信越):2007/03/15(木) 21:42:44.82 ID:uolCFFAHO
15 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 21:42:47.38 ID:eAqpFNCs0
(主;^ω^)「…………」
从;゚∀从「…………」
l リ;゚ -゚ノリ「………」
沈黙が流れる。
その静寂を打ち消すように
(主;^ω^)「こ、こうなりたくなければ降参するお!
しなかったら、次はハインリッヒさんが倒れることになるお!」
从;゚∀从「えぇ!? 僕ですか!?」
l リ;゚ -゚ノリ「……理解出来ない」
汗を浮かべ、『でも』と呟きながら両手を軽く挙げた。
l リ ゚ -゚ノリ「降参する……もう戦えないし、戦う気力もない……よ」
(主^ω^)「こうして僕らは多大な犠牲の上で勝利を収めたのだったお」
从;゚∀从「全て同士討ちというのがネックですけどね」
16 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 21:43:15.46 ID:u5SZujsNO
支援
17 :
週末都民(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 21:43:48.43 ID:zJ+gv6Zu0
なんつーw
まじで仲良しだなこいつらw
18 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 21:44:21.01 ID:eAqpFNCs0
(主;^ω^)(ん、待てお?
DATの欠片を狙ってきたってことは……フォックスの手下かお?
待て待て。
もし手下ならDATの欠片を持つ僕に対抗するために、先にジェイルさんのを狙うはずだお。
でも彼女はそんな素振りを見せていないお……)
つまり最低でも、あと一人はビル内にいる可能性がある。
ということは
(主;^ω^)「意外とまずい気がするお!
ハインリッヒさんは、その人を見張ってて下さいお!」
弾かれるように、内藤二号が駆け出した。
从;゚∀从「は? あの? えぇ!?」
l リ ゚ -゚ノリ「心配しなくても良いよ……勝手に消えるから」
从;゚∀从「え? そうですか……あ、でもちょっと待って下さい!」
ゴソゴソとポケットを探り、取り出したのはトランプのケース。
呆けているリリオルに向かって
从*゚∀从「じゃ、じゃあ、ちょっと遊びましょうよ!
最後に、この世界での楽しい思い出でも作りましょう!」
と、満面の笑みでトランプを差し出すのだった。
19 :
公務員(愛知県):2007/03/15(木) 21:44:26.75 ID:jcSmXjjJ0
わくわく
20 :
AA職人(関東・甲信越):2007/03/15(木) 21:44:36.75 ID:PPEcxiHeO
まとめはないにょか(´・ω・`)
21 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 21:45:16.94 ID:7ckZhFMv0
弟者→けっこうかっこいい
ドクオ→リーダー
ハイン→かわいすw
兄者→すごい
22 :
宇宙飛行士(東日本):2007/03/15(木) 21:45:21.09 ID:VVHXBbM40
ハイン可愛いなwww
23 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 21:45:38.02 ID:u5SZujsNO
支援
24 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 21:45:59.34 ID:eAqpFNCs0
FC七階。
この広範囲の空間では
縦横無尽に駆け回る蜘蛛女と、翻弄される三人が戦っていた。
床を砕き、壁に足を刺しながら豪快に移動する。
天井も壁も床として歩く彼女にとって、天井が高いこの部屋は最高の戦場だ。
ノwリ ゚∀゚ノル「おりゃりゃりゃー!」
(;^ω^)「くっ! なかなか捉えられないお!」
(´<_` )「人外だからな……これは流石に経験ないから難しいぞ」
川 ゚ -゚)「だがやるしかない」
三人は部屋の中央に固まっている。
足をやられた弟者を護るためだ。
その周囲を、ズシャンという音を響かせながら這い回るのは機械蜘蛛女。
ノwリ ゚∀゚ノル「ふーははー! もうお前らは逃げらんねーぞ!」
この無邪気な空気を纏っている彼女は、『ノリルメリー』という名を持っていた。
身体を機械化しており、どのような戦場も縦横無尽に駆け回る姿は、まさに足長蜘蛛だ。
本人が言うには、単に『跳び回るのが好き』らしい。
25 :
経済評論家(茨城県):2007/03/15(木) 21:46:01.79 ID:BsBoBWBe0
大貧民やろうぜ!
26 :
通訳(-長野):2007/03/15(木) 21:46:02.56 ID:67qCKnHHO
紫煙
27 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 21:46:24.43 ID:u5SZujsNO
支援
28 :
代走(関西地方):2007/03/15(木) 21:46:30.42 ID:3U/PUkKJ0
ハインが可愛いキャラに変貌することは当時の僕たちには考えられなかった
29 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 21:46:53.91 ID:zHHknVRU0
兄者=神
30 :
主婦(関西地方):2007/03/15(木) 21:47:10.56 ID:Y1Xo3jwL0
31 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 21:47:18.54 ID:eAqpFNCs0
(´<_`;)「だが、この場に兄者がいなくて良かった……。
『ノワールたん萌え』とか言って、裏切る可能性があるからな」
(;^ω^)「それって戦ごk(ry」
川 ゚ -゚)「おい、来るぞ!」
鋭い声に、思わずブーンは背筋を伸ばす。
その直上を機械足が鋭く通過していった。
(;^ω^)「…………」
川;゚ -゚)「君はおそろしく油断が多いな……下手すれば首が飛んでいたぞ」
(;^ω^)「ま、真面目にしますですお……」
ノwリ ゚∀゚ノル「真面目ぇ!? んなことしたって勝てやしねぇよ!」
32 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 21:47:30.18 ID:7ckZhFMv0
OK、ここは社長が何とかしてくれる
33 :
週末都民(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 21:47:44.14 ID:zJ+gv6Zu0
ああもうハインかわいいなぁ!
34 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 21:48:29.02 ID:u5SZujsNO
支援
35 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 21:48:44.59 ID:eAqpFNCs0
(´<_` )「というか、お前は何だ?
あれか? モララーが作った趣味の悪い産物か?」
ノwリ ゚∀゚ノル「あぁん!? あたいはノリルメリーさ!
DATの回収を望み、この建物に上手に溶け込んだ知性派さね!」
(´<_` )「思い切り浮いてるよな」
ノwリ ゚∀゚ノル「でも回収途中にイライラして
弱いものイジメしてはスッキリして帰っていく、超ものすげぇ狡猾な手下さ!」
(´<_` )「色々とおかしいところがあるが、つまり弱者=俺達だと?」
ノwリ ゚∀゚ノル「何か間違いでもあんのかコラァ!」
(´<_` )「じゃあね、上を見て御覧よ」
ノwリ ゚∀゚ノル「上ぇ?」
見上げる。
そこには白い天井が広がっていた。
ノwリ ゚∀゚ノル「んだよ、何もねぇ――」
( ^ω^)「もらったお!!」
死角から攻め込んでいたブーンが、見事にノリルメリーの直下を位置取る。
そのまま身を立ち上げる勢いを利用してのアッパーが炸裂した。
36 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 21:49:35.17 ID:u5SZujsNO
支援
37 :
ロマンチック(アラバマ州):2007/03/15(木) 21:49:36.25 ID:Wu+3FNZB0
くそっ……。未だにハインと見ると黄色くて瑞々しい、しかし歯ごたえのしっかりしたアレが……!
止まれ俺の思考……。こんな時に……!
39 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 21:50:14.74 ID:eAqpFNCs0
ノwリ;゚∀゚ノル「ぬごぉ!?」
腹部に直撃。
そのまま威力は貫通し、数百kgはあるノリルメリーの身体が浮いた。
(#^ω^)「おぉぉぉぉ!!」
続いて左拳。
腰を捻り、突き出した右腕を引きながらの一撃。
それは俗に言う『腰の入った一撃』だ。
ノwリ;゚∀゚ノル「へぶぁ!?」
更に浮く。
今や彼女の身は二連撃によって傾いていた。
そして
( ^ω^)「クー、頼むお!」
川 ゚ -゚)「任せろ!」
背から透明色の翼――14th−Wを変化させた10th−W『レードラーク』――を生やしたクーが突撃する。
たった一回の羽ばたきで充分な速力を得た彼女は、翼を前面に展開して
川 ゚ -゚)「喰らえッ!!」
そのまま身体ごとぶつかった。
鐘を打ち鳴らすような激音が響き、火花が大量に散る。
40 :
保育士(富山県):2007/03/15(木) 21:50:51.81 ID:ZDdGHO5d0
紫煙
しかしハインかわいいな
41 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 21:51:07.28 ID:u5SZujsNO
支援
42 :
文学部(アラバマ州):2007/03/15(木) 21:51:09.89 ID:ejCVSd1T0
>>38 たくあんかと思ってしまった俺はどうすればいいんだ
43 :
電力会社勤務(北海道):2007/03/15(木) 21:51:13.57 ID:SLwp3uKlO
44 :
主婦(新潟・東北):2007/03/15(木) 21:51:21.28 ID:PiX1sb2MO
支援
45 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 21:51:23.34 ID:zHHknVRU0
>>37 ちょwwwwwww
多分これからハインがパインに見えるんだろうな……
46 :
噺家(栃木県):2007/03/15(木) 21:51:27.61 ID:FmIydxpz0
ここだ!支援
47 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 21:51:36.34 ID:eAqpFNCs0
ノwリ;゚∀゚ノル「うがぁぁあ!?」
バランスを崩し掛けていた状態での一撃は、彼女の身を倒すのに充分であった。
そのままグラリと傾き、重力にしたがって背から地へ。
轟音と共に床が揺れる。
(´<_` )「やったか?」
(;^ω^)「これで起きれるんだったら厄介だお……」
川 ゚ -゚)「いや、心配はいらないようだぞ」
視線の先。
機械足を動かしながら慌てふためく、仰向け状態のノリルメリー。
ノwリ;゚∀゚ノル「ぬぁぁぁぁ! 起き上がれねぇぇぇ!!」
(´<_` )「やっぱりか。
機構から考えて、裏返しにされると動けないってのは当たったな」
( ^ω^)「アホで良かったお」
川 ゚ -゚)「どっちもどっちだが、勝てたので良しとしよう」
48 :
ブロガー(千葉県):2007/03/15(木) 21:52:07.01 ID:iQ8wZFwd0
バーボン組と社長はまだか!支援
49 :
張出横綱(アラバマ州):2007/03/15(木) 21:52:40.20 ID:lGySskbi0
支援
ナッポーwwwwwww
50 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 21:52:41.23 ID:u5SZujsNO
支援
51 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 21:53:10.36 ID:eAqpFNCs0
と、その時だ。
階段を駆け上がる音と共に、一人の少年が飛び込んでくる。
(主;^ω^)「ふへぇ……何でエレベーター動いてないんだお……」
川 ゚ -゚)「む、内藤二号じゃないか」
(主;^ω^)「無事でしたかお。
ってか、そこで寝てるのは何だお?」
( ^ω^)「おっおっ、何かDATの欠片狙ってたから倒したんだお!」
(主^ω^)「おぉ! ありがとうだお一号!」
ノwリ;゚∀゚ノル「ふざけんなテメェ! あたいはまだ負けてねぇよ!!」
(´<_` )「じゃあ、立ち上がってみろよ」
ノwリ;゚∀゚ノル「おりゃぁぁあ! ふんがぁぁぁ!」
暴れるのみで、起き上がれる気配は無い。
52 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 21:53:27.08 ID:7ckZhFMv0
ぬおおおおおお!
誰か!誰か!ハインのイメージ画像を!
53 :
宇宙飛行士(東日本):2007/03/15(木) 21:53:30.04 ID:VVHXBbM40
今回のDAT回収の敵はユカイだな
54 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 21:53:46.89 ID:u5SZujsNO
支援
55 :
主婦(新潟・東北):2007/03/15(木) 21:53:55.12 ID:PiX1sb2MO
ショボンは、まだ来ないのかなぁ…
支援
56 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 21:54:40.70 ID:eAqpFNCs0
ノリルメリーの戦闘不能を確認した弟者は
(´<_` )「んじゃ、お前達は上に行け。
俺はちょっと歩くのつらいから、ここで待ってるよ」
( ^ω^)「把握ですお」
川 ゚ -゚)「よし、急ごう」
(主^ω^)「おっしゃー! あと一息だお!」
川*゚ -゚)(内藤が二人……両手に華……)
三人は上階への階段を上っていった。
ノwリ;゚∀゚ノル「あっ! ちょっと待てよ! せめて起こしてから行けよ!」
(´<_` )「お前は馬鹿か……何か俺の兄を思い出すなぁ」
ノwリ ゚∀゚ノル「お? やっぱりカッコよくて天才なのか?」
(´<_` )「うん、誰かさんと一緒で想像を絶する馬鹿だ」
ノwリ;゚∀゚ノル「ねぇ誰? 誰それ?」
57 :
プロスキーヤー(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 21:54:53.21 ID:tTwoMYQN0
59 :
容疑者(コネチカット州):2007/03/15(木) 21:55:05.59 ID:u5SZujsNO
支援
60 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 21:55:30.26 ID:zHHknVRU0
このコンビいいなぁ
61 :
プロスキーヤー(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 21:55:44.42 ID:tTwoMYQN0
62 :
生き物係り(アラバマ州):2007/03/15(木) 21:56:08.01 ID:VhpFm1Gs0
63 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 21:56:16.29 ID:eAqpFNCs0
モララーがいる社長室。
護衛隊の隊員が気絶している横で、ジェイルは扉のノブに手を掛けた。
開く。
落ちかけている夕日が室内を照らしているが、それでも内部は薄暗かった。
不意打ちを警戒しながら足を進める。
そして気付く。
爪゚ -゚)「……いない?」
社長用のデスク。
そこに本来いるべき人物はいなかった。
安堵の気持ちが湧き上がるも、しかしそこで疑問が浮かぶ。
一体、何処へ?
暴走したシステムと、ジェイルの思考は同一の内容を思う。
最重要ターゲットを探し出すため、身体が社長室の外へと向いた。
64 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 21:56:22.70 ID:zHHknVRU0
ちょっっっっっっっっ
65 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 21:57:16.16 ID:u5SZujsNO
支援
66 :
主婦(新潟・東北):2007/03/15(木) 21:57:34.95 ID:PiX1sb2MO
67 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 21:57:44.53 ID:eAqpFNCs0
屋上。
本来、空戦隊以外はあまり使わない場所だ。
ヘリの発着場も兼ねているので、障害物にあたる物はほとんどない。
夕日が落ち、夜が闇を引っ張ってくる時間が近付く。
中央部に、一人の人間が立っていた。
( ・∀・)「……やれやれ」
モララーだ。
正面から来る風をものともせず、彼は自身の中で思考を続ける。
今回の件の原因は明確だ。
DATの欠片という妙な力を持つ物質が、ジェイルを中途半端に暴走させている。
それは部下も仲間も知って、更には納得しているはずだ。
しかし。
怪我人が出た。
建物が壊された。
階下で暴れている襲撃者は、DATを求めているらしい。
だから、これから死人が出る可能性もある。
それらの要素が出ているというのに、ジェイルを止めて終わり、などと出来るのだろうか?
( ・∀・)「……出来ないだろう、ね」
暴走状態だったとはいえ、ジェイルという個体が被害を生み出したのは事実。
今回の原因はDATだったが、また違う理由で暴走しないという保証は何処にもない。
68 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 21:58:16.65 ID:7ckZhFMv0
>>58 ふっ予測どおりだ…
で、誰かマジな絵を持ってないですか?AAだけじゃ想像しづらいとです
69 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 21:58:17.01 ID:u5SZujsNO
支援
70 :
イラストレーター(コネチカット州):2007/03/15(木) 21:59:07.65 ID:Jk4nvUVNO
しかしハインリッヒって名前は完全に男だよな
いつのまにか女キャラで扱われることが多くなったけど
71 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 21:59:10.59 ID:eAqpFNCs0
廃棄処分、という言葉が頭に浮かぶ。
( ・∀・)「……せっかく『御主人様』を憶えてもらったというのに、勿体ない」
背後へ振り向く。
( ・∀・)「そうは思わないかね?」
屋上の東側出入り口。
そのドアの傍らに、一人の大男が立っていた。
ノ(!i† ゝ゚ノ「……はて、何の話か解らんなぁ」
( ・∀・)「あぁ、マジレスの必要は無い。
どうせ解るまいと思っていたからね」
両者、静かに睨み合う。
ノ(!i† ゝ゚ノ「DATの欠片を持つ女……お前を狙っていると聞いたが」
( ・∀・)「間違いない」
ノ(!i† ゝ゚ノ「ふぅむ……では、漁夫の利を狙おうか」
その視線はモララーを見ていなかった。
彼がいる空間を通り過ぎ
爪゚ -゚)「……ここにいましたか」
72 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 22:00:16.30 ID:7ckZhFMv0
しゃちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
死なないで絵えええええええええええええええ
73 :
経済評論家(茨城県):2007/03/15(木) 22:00:19.72 ID:BsBoBWBe0
三つ巴
74 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:00:28.16 ID:u5SZujsNO
支援
75 :
主婦(新潟・東北):2007/03/15(木) 22:00:45.78 ID:PiX1sb2MO
支援
76 :
旅人(岡山県):2007/03/15(木) 22:00:58.61 ID:iwj34K880
77 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:01:12.74 ID:eAqpFNCs0
ジェイルだ。
屋上の西側出入り口から現れた彼女は、そのまま立ち尽くすようにこちらを見ている。
( ・∀・)「遅かったね」
東側には巨躯の男、西側にはジェイル。
出入り口は東西二つしか存在しない。
どうするか。
思った瞬間、モララー以外の二人が同時に足を踏み出した。
ノ(!i† ゝ゚ノ「漁夫の利も良い……が、我は待つことを好まぬ」
爪゚ -゚)「御主人様ピンチ」
( ・∀・)「言動が噛み合っていないということが、どれだけ怖面白いか解ったよ」
言いながら考える。
男はジェイルを、ジェイルはモララーを狙っているはずだ。
ならば、自分はどうするべきか。
( ・∀・)「流れ的にあの男、か……だが男を狙うのは性的に面白くない……うぅむ」
直後、風が動いた。
巨躯の男が地を蹴り飛ばし、こちらに接近を仕掛けてきたのだ。
ノ(!i† ゝ゚ノ「遅延も好かんなぁ! さっさと殺させてもらうぞ!」
78 :
電力会社勤務(北海道):2007/03/15(木) 22:01:16.61 ID:SLwp3uKlO
>>68 ここに投下するのスレ汚しな気がするから控えてる俺がいる
79 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:02:28.71 ID:u5SZujsNO
支援
80 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:02:49.78 ID:eAqpFNCs0
狙いはジェイルではなくモララーだった。
彼を殺した後で、悠々とDATを回収するつもりらしい。
それに気付いたモララーが、指輪を取り出しながら構える。
目の前に、金の色が広がった。
爪゚ -゚)「危険と判断します」
色の正体はジェイルの後姿。
まるでモララーを護ろうとしているかの如く、大男の前に立ちはだかった。
ノ(!i† ゝ゚ノ「ぬぅぅん!!」
強烈かつ豪胆な気合の声。
それはジェイルによって視界が阻まれたモララーでさえ、一つの汗を浮かべるほど。
一瞬、彼女の背中が震えた。
爪゚ -゚)「――ッ!!」
それは本当に一瞬だった。
直後、ジェイルの背中から男の拳が突き出される。
数々の小さな部品を、モララーに向かって飛び散らせた。
ノ(!i† ゝ゚ノ「脆い、な」
拳を収める。
支えを失ったジェイルは、そのまま崩れ落ちるように伏す。
81 :
主婦(新潟・東北):2007/03/15(木) 22:03:36.68 ID:PiX1sb2MO
支援
82 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 22:03:38.10 ID:7ckZhFMv0
>>76 見れない…orz
俺のPCどっか変なのかなあ
>>78 つべこべいわずに投下しる
83 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:03:40.12 ID:u5SZujsNO
支援
84 :
ロマンチック(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:04:10.24 ID:Wu+3FNZB0
>>58 パイン吹いたwwwwww
つーか最初にパイン言い出したやつ誰だよ。投下中は支援に専念しとけ。
85 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:04:11.57 ID:eAqpFNCs0
( ・∀・)「ジェイル君……?」
爪゚ -゚)「暴走していたとはいえ、システムは正常に動いておりました」
火花を散らす身体。
しかし、彼女の声はまったく濁っていない。
爪゚ -゚)「おそらく、敵接近による『主人防衛』という最優先行動が――」
ガクン、と彼女の身が跳ねた。
そのまま動かなくなる。
( ・∀・)「……これは」
貫かれた腹部。
内部から、光る物体が見えた。
DATの欠片。
思っていたよりも小さな石だ。
それを右手に握りながら、モララーは少しだけ目を瞑る。
( ・∀・)「……案外、呆気ない御別れになったね」
騒ぎが終われば、彼女は廃棄されることだろう。
せっかく、FCの技術レベルでは作れない貴重な機械を手に入れたと思っていたのだが。
しかしこうなってしまったのだから、今更何を言っても仕方ない。
とりあえず、目の前でニヤニヤしている男をどうにかせねば。
86 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:04:39.86 ID:u5SZujsNO
支援
87 :
プロスキーヤー(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 22:05:21.16 ID:tTwoMYQN0
88 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 22:05:42.99 ID:7ckZhFMv0
支援
89 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:05:47.86 ID:eAqpFNCs0
そこまで思った時だ。
「あぁ!?」
西側出入り口から、幾つのも悲鳴ともいえる叫びが聞こえる。
視線を向ければ、唖然と口を広げているFCの部下達。
彼らはジェイルの姿を見るや、すぐさま駆け出してきた。
「ジジジ、ジェイルさんがぁぁぁぁ!!」
「とりあえず運べ運べ! 部品も全部だ!」
「地下の爺さん達に連絡入れろ! エレベーター動かせ! 速攻で運ぶぞ!」
巨躯の男やモララーが見えていないかのように、彼らはジェイルの身体を抱きかかえる。
「社長!」
( ・∀・)「……何か?」
「俺、見てました! あのデカブツがジェイルさんをやっちまうとこ!
だから、絶対に絶対に絶対にアイツをブッ飛ばして下さい!」
( ・∀・)「しかし……彼女は君達に牙を剥いていたよ?」
「それが何だって言うんですか!?
彼女は俺達の仲間だ! それを傷付けたあのデカブツは万死に値する!」
そうだそうだ、と全員が首を振る。
「だから社長! 俺達の怒りの分まで、アイツにかましてやって下さい!」
90 :
プロスキーヤー(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 22:05:48.71 ID:tTwoMYQN0
91 :
主婦(新潟・東北):2007/03/15(木) 22:06:12.05 ID:PiX1sb2MO
支援
92 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:06:46.96 ID:u5SZujsNO
支援
93 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:07:18.95 ID:eAqpFNCs0
真っ直ぐな瞳が幾つもモララーを見つめる。
彼は少しだけ黙った後、
( ・∀・)「……解った」
それを聞いた彼らは安堵した様子で、しかし急ぎ足で退散していった。
ジェイルを複数人で抱え、地下の研究施設まで持っていくつもりだろう。
ノ(!i† ゝ゚ノ「ふン、御涙頂戴の陳腐な話にもならん……下らんな」
( ・∀・)「あぁ、確かにそうだね……私も笑いを堪えるのが大変だったよ。
しかし私は少々、難しく考え過ぎていたようだ」
ノ(!i† ゝ゚ノ「ほぅ?」
( ・∀・)「廃棄処分は確かに必要なのかもしれない。
だが私は忘れていたよ……この私こそがFCのルールだということを」
ノ(!i† ゝ゚ノ「上に立つ人間として、その意見は最悪だと解っておるか?」
( ・∀・)「私は元より底辺に属する最低人間だよ……『彼女』が死んだその日から、ね」
94 :
名無しさん@(関東・甲信越):2007/03/15(木) 22:07:23.21 ID:uolCFFAHO
支援
95 :
主婦(新潟・東北):2007/03/15(木) 22:07:33.38 ID:PiX1sb2MO
支援
96 :
プロスキーヤー(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 22:07:47.71 ID:tTwoMYQN0
支援
97 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 22:07:51.82 ID:7ckZhFMv0
支援
98 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:07:58.74 ID:u5SZujsNO
支援
99 :
プロスキーヤー(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 22:08:18.90 ID:tTwoMYQN0
支援
100 :
張出横綱(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:08:19.95 ID:lGySskbi0
支援
101 :
中二(東日本):2007/03/15(木) 22:08:35.36 ID:gWn+cdZE0
102 :
プロスキーヤー(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 22:08:41.33 ID:tTwoMYQN0
支援
103 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:08:42.98 ID:eAqpFNCs0
懐から煙草のケースを取り出し、一本だけ指に挟む。
( -∀-)「――――」
目を瞑り、何かの呟きを吐く。
音は吹き込む風によって掻き消されていたが、口の形は女性の名を表していた。
( -∀-)(……もう顔さえも憶えていない君に願おう)
指先に力を流し込みながら
( -∀-)(今だけは――今だけで良いから、これからの行動を許して欲しい)
力の限りを籠めて煙草を握り潰した。
粉々になったそれを風に流しながら、もう片方の手に力を入れる。
その手の中には、DATの欠片。
( ・∀・)(DATは想いを力に具現する、か……)
ノ(!i† ゝ゚ノ「その力を以ってしても我は倒せんよ」
大男は格闘の構えをとった。
ノ(!i† ゝ゚ノ「我が名は『ラバン』。
貴様のような人間が、想いの力を得た程度で太刀打ち出来るわけがない」
殺気が発せられる。
それは如何なる鈍感を持つ者であっても、はっきりと感じ取れるほど禍々しい。
104 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 22:09:21.98 ID:7ckZhFMv0
支援
105 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:09:22.20 ID:u5SZujsNO
支援
106 :
噺家(栃木県):2007/03/15(木) 22:09:46.62 ID:FmIydxpz0
竜騎将…
107 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:10:03.74 ID:eAqpFNCs0
( ・∀・)「ふむ」
対して、モララーは腕を軽く掲げる。
一瞬の発光後、その手には2nd−W『ロステック』が握られていた。
ノ(!i† ゝ゚ノ「武器を使うか……弱者には御似合いだな」
( ・∀・)「否定はしないし、出来ない。
だが要は勝てば良いのだよ、勝てば」
ノ(!i† ゝ゚ノ「何故戦う? DATの欠片さえ渡せば、我は貴様らに手を出すことは無い」
( ・∀・)「可愛い部下に頼まれたからね。
私の考えが無駄だった、ということを知らせてくれた礼もしなければなるまい」
モララーが突如として姿勢を低下させ、音も無く走り出す。
( ・∀・)「ふっ!」
身を立ち上げる力を利用してロステックを叩き上げる。
豪速のそれは、的確にラバンの顎を捉えようとするが
ノ(!i† ゝ゚ノ「むぅん!」
首を上げていたラバンが、いきなり頭を下げた。
それは槌頭へ向かっての頭突き。
撃音が、その場に大きく響く。
108 :
生き物係り(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:10:30.82 ID:VhpFm1Gs0
ジェイル愛されてんなー
支援
110 :
派遣の品格(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 22:10:49.91 ID:emq4J25g0
モララー大好きな俺にとっては
最高にwktk
111 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 22:11:12.98 ID:7ckZhFMv0
支援支援支援支援支援
112 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:11:24.21 ID:u5SZujsNO
支援
113 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:11:33.22 ID:eAqpFNCs0
( ・∀・)「ッ……」
ノ(!i† ゝ゚ノ「我に接近戦を挑むとは愚か也ッ!」
ラバンの周囲に風が収束。
腰を軽く落とし、腕を引き、体重を背後へ傾けた。
――来る。
ゾクリ、と前方から冷気の壁を感じた。
それは錯覚ではあるが、情報として真実を伝えてくる。
今、モララーの体勢は崩れていた。
つまり、ラバンの攻撃を身に受けることは必至。
予想は現実となった。
形容し難い音が腹から響き、内部を通って脳に『直撃』を伝える。
全身の神経が麻痺したかのような感覚。
モララーの腹部を抉りこんだ拳は、そのまま勢いを止めることなく更に押し進む。
( ∀ )「――くぁっ」
苦悶の声を残しながら背後へと弾け飛んだ。
低空飛翔し、推進力を失った身体は地を滑走する。
( ∀ )「……げほっ、がはっ」
激痛に耐え切れず、身を折るようにして悶える。
その口の端から一筋の血液が流れ出ていた。
114 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:12:21.11 ID:u5SZujsNO
支援
115 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:13:04.15 ID:eAqpFNCs0
ノ(!i† ゝ゚ノ「弱いのぉ」
( -∀・)「ッ……あぁ、私は……弱いさ」
痛みが脳を揺さぶるも、しかしモララーはゆっくりと身を起こした。
( -∀・)「強い人間なんて、この世にはいない……誰しも心の支えを必要とする。
この私も同じく……しかしその人は、もうこの世にはいないがね」
荒い息が、段々と整えられていく。
( -∀・)「……これは、ジェイル君や部下を裏切ろうとしていた分の痛みだ。
そして『彼女』との約束を一時的に破る罰でもある……」
少しだけ足を震わせながら立ち上がった。
腹部への一撃とはいえ、その衝撃は全身に影響を与えているらしい。
それほどの力を、ラバンという男は持っていた。
ノ(!i† ゝ゚ノ「戯言を……今すぐに殺してやろう」
モララーにトドメを刺すため、地を蹴る。
満身創痍で迎撃するには分が悪過ぎる相手。
そんな状況下で、彼は笑みを浮かべながら呟いた。
( -∀・)「――速度、が欲しいね」
キィン、という何かが鳴り響く音。
同時にラバンの正拳突が腰から飛び出す。
高速かつ破壊的。
直撃を受ければ内臓が潰れ、骨が砕け、皮膚はその衝撃に耐え切れずに破れるだろう。
116 :
ディトレーダー(-長野):2007/03/15(木) 22:14:11.83 ID:ACR0chlCO
支援
117 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:14:29.44 ID:u5SZujsNO
支援
118 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:14:42.42 ID:eAqpFNCs0
ノ(!i† ゝ゚ノ「!?」
それほどの迫力を醸し出す拳は、しかしモララーを捉えなかった。
ありえない、と咄嗟に思う。
あの速度とタイミングの攻撃を回避するなど、それこそ神速を生み出す身体を持っていなければ――
( ・∀・)「これが神の速度か」
真横。
突き出した右腕のせいで死角になっているが、右側面にモララーがいる。
独特な静寂から判断するに、既に攻撃体勢に入っている状態で、だ。
( ・∀・)「次は……腕に力が欲しいね」
またしても応えるように音が響く。
想いを力に変換する音。
そしてそれは、彼の想いを忠実に具現化した。
音は無い。
その速度故に、音が音として発せられる時間さえ与えられないのだ。
それほどの一撃がラバンの脇腹に突き刺さる。
ノ(!i† ゝ゚ノ「ぐふぉ……!?」
信じられない一撃だった。
まるで拳が身体内部に入りこみ、直接暴れているような感覚。
119 :
経済評論家(茨城県):2007/03/15(木) 22:15:02.86 ID:BsBoBWBe0
まさか主軸以外の味方がDAT使うとは…wktk
120 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 22:15:35.16 ID:7ckZhFMv0
かっこいい社長支援
121 :
ブロガー(千葉県):2007/03/15(木) 22:16:05.87 ID:iQ8wZFwd0
社長主人公だよなもう
122 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:16:06.80 ID:u5SZujsNO
支援
123 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:16:16.81 ID:eAqpFNCs0
( ・∀・)「は――はは、ははははは! これぞ『ずっと私のターン』だね!」
音、具現化、攻撃。
その三連事象が流れるようにラバンに襲い掛かる。
( ・∀・)「あぁ! 何と素晴らしきことだろう!
己を抑える必要を消去するDAT、また面白い玩具だと思わないか!?」
ノ(!i† ゝ゚ノ「馬鹿な……! 想い程度で、そんな力を――」
( ・∀・)「理由は簡単、私の想いは常識外というわけだよ!」
ク、と喉を震わせて笑う。
( ・∀・)「気持ちが良いものだね……これが自在の力か。
笑いが止まらない。
さて、次は……指が鋭く硬くなったら嬉しいね」
音、具現化。
指が硬質化したモララーは、一足飛びでラバンの顔面へ跳ぶ。
そのまま左手で彼の後頭部を固定し
( ・∀・)「まず、その目が気に入らない」
ラバンの両目に、指を根元まで突き刺した。
124 :
生き物係り(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:16:17.75 ID:VhpFm1Gs0
主軸の影が薄い……
125 :
経済評論家(茨城県):2007/03/15(木) 22:17:20.53 ID:BsBoBWBe0
だんだん怖くなってきたぞ…
126 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:17:35.29 ID:u5SZujsNO
支援
127 :
旅人(岡山県):2007/03/15(木) 22:17:35.45 ID:iwj34K880
モララーがダークサイドにwwwww
128 :
バイト(関西・北陸):2007/03/15(木) 22:17:36.57 ID:3MxZe7jPO
ずっと私のターンwwwwwww
129 :
噺家(栃木県):2007/03/15(木) 22:17:37.02 ID:FmIydxpz0
ずっと俺のターンwwwww
130 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 22:17:40.46 ID:gxBJp4b+0
むしろ主軸が脇役。
そして社長が目潰し。
131 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:17:49.17 ID:eAqpFNCs0
ノ(!i† ゝ ノ「お、おぉぉぉっぁぁぁぁ!!?」
そのまま指を折り曲げ、内部を蹂躙。
粘着質な音が響く中で
( ・∀・)「おや、だいぶ深い。
少々人間のそれとは違うようだね」
引き抜く。
血液が付着した指を、ラバンの服で拭って距離をとった。
ノ(!i† ゝ ノ「き、貴様ぁ! 貴様はぁぁぁぁ!!」
( ・∀・)「その声も気に入らない」
再度接近。
モララーの姿を視認出来ないラバンは、ただただ呻きながら位置を探すだけだ。
彼の技量を持ってすれば、音と気配で充分に割り出せたはず。
しかし、両目からくる激痛のせいで集中力が失われていた。
ノ(!i† ゝ ノ「ガッ……ア゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙!?」
叫声。
声として発せられる予定だったそれは、喉を文字通り潰されたことにより異音として奏でられた。
( ・∀・)「ジェイル君を突き抜いた、その拳が気に入らない」
更なる激音。
骨が割れ砕ける音だ。
モララーの右足が、地に着いたラバンの右拳を踏み砕いている。
132 :
生き物係り(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:18:36.55 ID:VhpFm1Gs0
どっちが悪役だかわからねぇww
133 :
宇宙飛行士(東日本):2007/03/15(木) 22:18:45.65 ID:VVHXBbM40
社長黒いwwww
134 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:18:50.40 ID:u5SZujsNO
支援
135 :
公務員(愛知県):2007/03/15(木) 22:18:54.01 ID:jcSmXjjJ0
怖いぜ
136 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:19:06.86 ID:eAqpFNCs0
( ・∀・)「何の理由も無いが、君の腕が気に入らない」
その右足を軸に回転し、回し蹴りを叩き込んだ。
鋭い軌跡を描くそれは、ラバンの右上腕部を真っ二つに粉砕。
同時に右踵が砕けた拳の上で捻られ、粉々になった骨肉が混ぜ込まれる。
( ・∀・)「くく、くは……はは、はははははは!!」
声を無くし、そして尚も苦痛にもがくラバンを睥睨しながら
( ・∀・)「さて、次は何を潰そうか」
腕を組み
( ・∀・)「耳? いや、私の美声が聞こえなくなるなど可哀想過ぎるね」
137 :
週末都民(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 22:19:09.18 ID:zJ+gv6Zu0
社長が社長発言w
モララーぶっちぎりで強すぎワロタ
138 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 22:19:15.50 ID:gxBJp4b+0
ダークサイドに落ちたwwwwwwwww
139 :
女性音楽教諭(北海道):2007/03/15(木) 22:19:29.49 ID:Zwyn9ep30
主軸ホント薄いなw
でも社長TUEEEEEEEEEEE!
この展開が好きだ
140 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 22:19:39.23 ID:zHHknVRU0
ワルカコイイw
141 :
保育士(富山県):2007/03/15(木) 22:19:48.77 ID:ZDdGHO5d0
社長黒杉wwwwwwwww
142 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:19:50.06 ID:u5SZujsNO
支援
143 :
主婦(北陸地方):2007/03/15(木) 22:19:53.06 ID:FyRS4BX6O
なんというメリハリ…
さっきまでのムードが一変した
144 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 22:20:01.16 ID:7ckZhFMv0
モララーやめて!ラバンのライフはもう0よ!
145 :
通訳(九州):2007/03/15(木) 22:20:17.69 ID:Bz3wF6pgO
黒いwwwww
146 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:20:20.15 ID:eAqpFNCs0
ふむ、と思考の声を出しながら、視線は苦しむラバンの一部分を捉える。
それは、股間と呼ばれる部位だった。
( ・∀・)「君は異世界の人間……いや、人間ですらないようだが――やはり睾丸はあるのかね?」
ノ(!i† ゝ ノ「げヴぁ!?」
( ・∀・)「何を言っているのか解らん。
まぁいい……実際に潰してみれば解る」
硬質な床を蹴る音。
つまり接近。
ノ(!i† ゝ ノ「ばべッ……ぶるあぁぁぁぁ!!」
( ・∀・)「もがき苦しみ死にたまえよ阿呆」
グシャリ、という耳障りな音が、一際大きく響いた。
147 :
AA職人(関西・北陸):2007/03/15(木) 22:20:29.37 ID:yKenpXXRO
社長……一生ついていくぜ!!
148 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 22:20:33.22 ID:gxBJp4b+0
社長がフォックスに入られてるんじゃねぇかwwwwwwwwwwwwww
149 :
プロスキーヤー(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 22:20:50.33 ID:tTwoMYQN0
ぎゃあああああああああああああああああああ
150 :
通訳(九州):2007/03/15(木) 22:21:08.14 ID:Bz3wF6pgO
ぎゃぁあああああああ股間はらめえええええええええええええ!!
151 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:21:09.01 ID:u5SZujsNO
支援
152 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 22:21:14.69 ID:gxBJp4b+0
想像するだけでも痛いぞおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
153 :
バイト(関西・北陸):2007/03/15(木) 22:21:16.49 ID:3MxZe7jPO
ちょwwwww
154 :
旅人(岡山県):2007/03/15(木) 22:21:27.11 ID:iwj34K880
いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいちあいちあいたいたたtrftgyふじこlp
155 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:21:32.09 ID:eAqpFNCs0
「――――」
首から上を無くしたラバンが、そのまま地面に崩れ落ちる。
( ・∀・)「冗談だよ、冗談。
やはり人間はユニークを失ったら駄目だね」
ラバンの頭があった場所には、ロステックの槌頭が叩き込まれていた。
砕かれ、細分化した骨肉は周囲にぶちまけられている。
しかしすぐに黒色の砂となって消滅した。
( ∀ )「ッ……」
表情が歪む。
顔を伏せ、口元を引き攣らせながら
( ∀ )「……下らない、私は本当に下らない人間だ。
やはり復讐などという感情的な行為は、どうしても好きになれない……」
風に吹かれて消えていくラバンの死体。
取り出した煙草を口にくわえながら、ポツリと呟いた。
156 :
宇宙飛行士(東日本):2007/03/15(木) 22:21:35.09 ID:VVHXBbM40
社長おおおおおおおおおおおおおおおお
もうやめてやれええええええええええええええええ
157 :
主婦(新潟・東北):2007/03/15(木) 22:21:44.30 ID:PiX1sb2MO
社長怖い(((( ;゚Д゚)))ガクガク
支援
158 :
女性音楽教諭(北海道):2007/03/15(木) 22:21:48.03 ID:Zwyn9ep30
あああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!11
159 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:22:00.70 ID:u5SZujsNO
支援
160 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 22:22:15.06 ID:gxBJp4b+0
社長首吹っ飛ばしたwwwwwwwwww
やはりお前がフォックスの(ry
161 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 22:22:42.76 ID:zHHknVRU0
ラバン…いや若本ぉー!
162 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:23:03.19 ID:eAqpFNCs0
と、そこで屋上の西側入り口が開かれた。
飛び込むように出現したのは、三つの人影。
(主^ω^)「屋上キター!!」
( ^ω^)「わーい」
川 ゚ -゚)「む、もしかしてもう終わったのか?」
耳で、入ってきた人間を判別。
片手で顔を押さえつけ、浮かばせていた表情を無理矢理潰す。
一瞬で落ち着きを戻した彼は顔を上げ
( ・∀・)「……あぁ、こちらはもう終わったよ」
(主;^ω^)「アウチ、僕らが一生懸命走ってきた意味がなかったお」
( ・∀・)「もう一つ言わせてもらえば、先ほどからエレベーターは動いている」
(;^ω^)「鼻折り損のくちびる儲けだお」
川 ゚ -゚)「意味が解らない」
この時点で、皆の意識は『安堵』へと向けられていた。
これから起こる『危険』を、誰もがまったく感じ取れていない状態。
163 :
公務員(愛知県):2007/03/15(木) 22:23:11.41 ID:jcSmXjjJ0
さっきから震えるのが止まらんww
164 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:23:44.20 ID:u5SZujsNO
支援
165 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 22:23:45.73 ID:gxBJp4b+0
『危険』クル━━━━(゚∀゚)━━━━!!
166 :
張出横綱(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:24:24.35 ID:lGySskbi0
まさかショボn(ry
167 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:24:36.62 ID:eAqpFNCs0
そこでモララーの目が見開かれた。
煙草を落としつつある口が動いたのは直後。
( ・∀・)「何、だと……?」
( ^ω^)「え――」
(主;^ω^)「えぇ!?」
立ち尽くしていたモララーが前のめりに倒れる。
その背後には
ノ(!i† ゝ゚ノ「まだだ……! まだ終わらん!!」
巨躯の男がモララーの後頭部目掛けて拳を突き出していた。
その腕や目、身体の輪郭は闇に揺らいでいる。
(主;^ω^)「無理矢理に復活した……!?」
ノ(!i† ゝ゚ノ「我が身は元々は闇!
意思さえ残ればこの程度の復活は容易い……!」
川 ゚ -゚)「だが、その身体もボロボロだな」
ノ(!i† ゝ゚ノ「ハッ! そんなものコレがあれば――」
その手にはモララーが持っていたはずのDATの欠片が握られている。
168 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 22:24:37.60 ID:zHHknVRU0
169 :
ブロガー(千葉県):2007/03/15(木) 22:24:40.43 ID:iQ8wZFwd0
170 :
主婦(新潟・東北):2007/03/15(木) 22:25:13.97 ID:PiX1sb2MO
これから、ショボンが(ry
支援
171 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 22:25:14.94 ID:gxBJp4b+0
そういやショボンはwwwwwwwwwwwwwwww
172 :
AA職人(中国・四国):2007/03/15(木) 22:25:36.25 ID:FIJExt73O
モッ、モララー……
173 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:25:49.62 ID:eAqpFNCs0
(;^ω^)「な、なんだってー!!」
ノ(!i† ゝ゚ノ「ふははは! これがあれば勝ったも同然……!」
DATが闇に染まり、その波動がラバンに力を与える。
消えかけていた身体がはっきりと浮き上がり、更に存在感を増す。
ノ(!i† ゝ゚ノ「は、はははは! ははははははは!!」
轟、とラバンを中心に風が唸る。
その迫力たるや、かつてのハインリッヒに匹敵するほどだ。
(;^ω^)「これは負けたかも解らんね」
川 ゚ -゚)「諦めが早いぞ。 とはいえ、相手が悪過ぎるが」
(主^ω^)「まだだお!」
内藤二号がDATの欠片を取り出す。
(主^ω^)「力を貸してくれお! アイツに対抗出来る力が欲しいお!」
彼の願いを、DATの欠片は忠実に具現した。
ラバンの闇色とは対象の、まさに光色と呼べる神々しい光が展開。
内藤二号だけではく、それはブーンとクーの身体も包み込んだ。
174 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:25:59.18 ID:u5SZujsNO
支援
175 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 22:26:20.07 ID:7ckZhFMv0
ブーンてめえwww支援
176 :
通訳(九州):2007/03/15(木) 22:26:35.71 ID:Bz3wF6pgO
創聖合体!!
177 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 22:26:53.06 ID:gxBJp4b+0
ここで主軸の見せ場が!!
178 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:27:03.75 ID:eAqpFNCs0
川 ゚ -゚)「こ、れは……」
( ^ω^)「凄いお……何か力が湧いてくるお!」
機械音が響く。
限界突破命令を出していないにも関わらず
ブーンの持つ8th−W『クレティウス』が巨大手甲へと姿を変えていた。
変化はそれだけに留まらない。
川;゚ -゚)「!?」
クーの持っていた透明色の刀である14th−W『ハンレ』。
本来、限界突破が無いはずのそれも光と共に姿を変える。
それは『十三本の刀』だった。
それぞれが鞘に収められ、何かが書かれた符によって一つにまとめられている。
川;゚ -゚)「何だこれは……こんなモノ、見たことがないぞ……!?」
直後、クーの視界が白に染まる。
まるで時間を止めたかのように彼女の身体が止まった。
(;^ω^)「クー……?」
ブーンの心配そうな声に引き戻されたかのように、ビクリと身体が震える。
179 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 22:27:04.23 ID:zHHknVRU0
GO!アクエリオン!
180 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:27:52.58 ID:u5SZujsNO
支援
181 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 22:27:55.00 ID:7ckZhFMv0
ジョグレス進化か・・・
182 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:28:25.79 ID:eAqpFNCs0
川;゚ -゚)「今のは……」
ありえない。
しかし確かに今、自分の心の中に現われたのはハンレの擬似精神だった。
そして彼女は間違いなく、クーに自分の使用方法を教えてくれた。
何故――
ノ(!i† ゝ゚ノ「行くぞッ!」
(主^ω^)「おっしゃ来いお!!」
闇色と光色が、同時に地を蹴り駆け出す。
互いに拳を構え――
「――――!!」
一瞬で距離を無にしてぶつかり合う。
最初から全力だ。
衝撃波が巻き起こり、屋上にあるものを吹き飛ばす。
(主#^ω^)「おぉぉぉぉ!!」
ノ(!i† ゝ゚ノ「ぬぁぁぁぁぁ!!」
連打――いや、瞬打といえるほどの速度で放たれる拳。
それぞれが相手の身体を穿つも、しかし互いに一歩も退かない。
183 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:28:44.89 ID:u5SZujsNO
支援
184 :
主婦(新潟・東北):2007/03/15(木) 22:29:09.56 ID:PiX1sb2MO
支援
185 :
造園業(石川県):2007/03/15(木) 22:29:33.84 ID:Dnii49+e0
支援
186 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:29:40.69 ID:eAqpFNCs0
(主;^ω^)「おっ!?」
衝突は互角に見えるも、押され始めたのは内藤二号だ。
互いが同等の力を持つ場合、勝敗を決するのは『速度』と『体格』と『経験』である。
そのどれもが劣っている内藤二号が押されているのは、当然の結果といえるだろう。
しかし
ノ(!i† ゝ゚ノ「!?」
今度はラバンが押される。
しかも横に、だ。
その方向から向かってくる力は『白色』の力。
(#^ω^)「二号だけに良い格好はさせないお!!」
ブーンだ。
手甲を全展開し、至る所に強化符を撒き散らしながらの連撃。
踏み込み、腰の捻り、肩の力動、拳の速度、身体の筋力。
強化符が攻撃挙動をサポートし、威力速度を底上げする。
そこから発せられるのは限界突破の四文字。
1+1=2。
単純計算で二倍の力がラバンに襲い掛かる。
187 :
張出横綱(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:29:48.44 ID:lGySskbi0
支援
188 :
保育士(富山県):2007/03/15(木) 22:30:21.67 ID:ZDdGHO5d0
紫煙
189 :
名無しさん@(関東・甲信越):2007/03/15(木) 22:30:58.06 ID:uolCFFAHO
支援
190 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:31:03.34 ID:eAqpFNCs0
そして更に一が足された。
ノ(!i† ゝ゚ノ「ぐっ……!?」
逆方向からの一撃。
それは光を発する透明の刀。
川 ゚ -゚)「これでどうだ……!!」
十三本の刀を束ねて持つクーだ。
初撃に続いて二連、三連、四連とコンビネーションアタックを仕掛ける。
その全てに特色があった。
一本目は引力を操り、二本目は粉砕力を持ち、三本目は刀身が伸び、四本目は自然を操る。
そう、ハンレが変化したこの武器の能力とは
川 ゚ -゚)「全ウェポン能力の同時使用――!!」
何故、この能力が開花したのかは見当がついていた。
内藤二号が発したDATの欠片、それが各々の能力全てを増強させたのだ。
これを言葉にするならば、14th−W『ハンレ』の擬似的限界突破。
全十三の力が、一斉にラバンへと牙を剥く。
ノ(!i† ゝ゚ノ「ガッ……ぐぉ……!?」
三倍の攻撃がラバンに襲い掛かり、その身を砕いていった。
そして遂に攻撃の手が失せる。
すぐさまクーの十三本刀がラバンの足を貫き、位置を固定。
191 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:31:03.28 ID:u5SZujsNO
支援
192 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:32:45.76 ID:eAqpFNCs0
( ^ω^)「今だお! 二号!」
(主^ω^)「解ったお! 一号!」
二人同時に右足を引き、左手を前へ。
右拳を限界まで握り締め、思い切り振りかぶる。
そして腹の底から思い切り声を発した。
(主#^ω^)「「こ の 世 界 か ら 出 て 逝 け ぇ ぇ ぇ ぇ !!!」」(^ω^#)
神速轟撃。
衝撃波が発生する暇も無いほどの一撃、いや二撃が炸裂した。
ノ(!i† ゝ゚ノ「ぐあぁあぁぁぁぁぁ!!?」
一号の拳が腹を、二号の拳が胸を穿つ。
拳を纏っていた光がラバンの身体を蹂躙し、内部で荒れ狂った。
ラバンの目、口、鼻、耳、亀裂が入った皮膚……その他至る場所から光が漏れる。
ノ(!i† ゝ゚ノ「も、うしわけ――ま、せん――ふぉっくs――」
言葉が終わる前に身体が光に包まれる。
一陣の突風と、一柱の光と共に闇色が消滅。
(主^ω^)「……やったお」
落ちたDATの欠片を手に取り、内藤二号は歓喜の溜息を吐く。
今度は、残りカスさえも残らなかった。
193 :
通訳(九州):2007/03/15(木) 22:33:00.57 ID:Bz3wF6pgO
クーのオバゼニ強すぎワロタwwwww
支援
194 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:33:13.69 ID:u5SZujsNO
支援
195 :
経済評論家(茨城県):2007/03/15(木) 22:33:33.62 ID:BsBoBWBe0
で、しょぼn
196 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 22:33:37.45 ID:7ckZhFMv0
しかしそこには狂鬼とかしたショボンが!
197 :
右大臣(新潟・東北):2007/03/15(木) 22:34:09.51 ID:noCujFQsO
バーボン組とショボンは!?
198 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:34:23.15 ID:eAqpFNCs0
(主^ω^)「ありがとうございましたですお」
全てが終わり、既に夜の時間が来ている屋上。
そこに十名近い人間が集っていた。
彼らに向けて、内藤二号は頭を下げる。
( ^ω^)「とりあえず事が収まって良かったお」
川 ゚ -゚)「あぁ、そうだな……色々と被害は少なくないが」
(´<_` )「ま、結局こうやってDATの欠片は得られたんだ。
ここは愚痴を抑えて内藤二号を見送ろう」
ちなみに彼らの隣では、全裸の兄者が横たわっている。
('A`)「……邪魔くせぇから蹴飛ばしていい?
っていうか、何で記憶が一部だけ無いんだろ……」
从;゚∀从「ささささぁ? 何ででしょーね?」
(主;^ω^)b(ハインリッヒさん、GJだお)
冷や汗を拭った内藤二号は、モララーの方へ向き直る。
(主^ω^)「あの、ジェイルさんのこと……すいませんでしたお」
( ・∀・)「いや、君の責任ではないから謝る必要はない。
とりあえず修復は可能だと連絡はあったから、安心して良いよ。
その後を伝えられないことが少しだけ心残りだが……」
199 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 22:34:23.90 ID:gxBJp4b+0
駄目だ。ショボンが気になりすぎる。
200 :
浪人生(静岡県):2007/03/15(木) 22:34:25.13 ID:GhdS3PvD0
お留守番じゃね?
201 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 22:34:41.66 ID:zHHknVRU0
またもやふぐりの存在を忘れていた
202 :
公務員(愛知県):2007/03/15(木) 22:35:09.61 ID:jcSmXjjJ0
ショボンどうなった
203 :
主婦(北陸地方):2007/03/15(木) 22:35:13.10 ID:FyRS4BX6O
さすがに全能力同時は反則だわwwww
204 :
宇宙飛行士(東日本):2007/03/15(木) 22:35:16.14 ID:VVHXBbM40
ここでショボン登場
205 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:35:17.54 ID:u5SZujsNO
支援
206 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:35:36.50 ID:eAqpFNCs0
ちなみに戦意喪失したリリオルとノリルメリーは、既にこの世界にはいない。
リリオルはトランプで遊んだ後、闇となって消えた。
ノリルメリーも、弟者の話す兄者珍妙伝を散々聞かされ、泣きながら消えていったらしい。
前者はともかく、後者には同情を隠せない。
(´<_` )「……そういえば、お前はこれからどうするんだ?」
(主^ω^)「別の世界へ行くんだお。
DATの欠片は、まだ全部集まってないから」
川 ゚ -゚)「何か支援出来ると良いのだがな……流石に世界を渡る術は持っていない」
('A`)「でも、応援してるぜ」
从 ゚∀从「頑張って下さい!」
(主^ω^)「おっおっ、嬉しいお。 頑張るお」
突如、彼の持っているDATが光を発する。
それは世界を越える合図だ。
( ・∀・)「では、これで御別れだが……君の目論見の成功を願っているよ」
( ^ω^)「また来れたら来るお! 今度は一緒に遊ぶお!」
川 ゚ -゚)「今回は色々と騒がしかったからな。
また次に来れたら、観光案内でもしたいところだ」
(主^ω^)「おk、把握したお!」
207 :
プロスキーヤー(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 22:36:05.49 ID:tTwoMYQN0
レードラーク(飛行能力)の力持った刀ってどんなんだろうね
208 :
赤ひげ(九州):2007/03/15(木) 22:36:12.00 ID:6zmGLJufO
レードラークどうなるんだ?
209 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:36:24.26 ID:u5SZujsNO
支援
210 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 22:36:38.80 ID:gxBJp4b+0
爽やかに分かれるなぁ。
そこに鬼が来るとも知らないで。
211 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 22:36:43.32 ID:zHHknVRU0
またがって飛ぶんじゃね?
212 :
ブロガー(千葉県):2007/03/15(木) 22:36:46.01 ID:iQ8wZFwd0
ちょwwショボンはともかくジョルジュとか何もしてねーぞww
213 :
プロスキーヤー(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 22:36:57.95 ID:tTwoMYQN0
214 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:37:12.63 ID:eAqpFNCs0
光が強くなる。
それはまるで内藤二号を包み込むように展開された。
風が渦巻き、空間が震える。
(主^ω^)ノシ「ありがとうだお! さよならだお!」
手を振る内藤二号。
そのままの姿勢で、光の中へ包まれていった。
直後、その光は収束しながら消滅。
光の残滓を残しながらも、内藤二号は別世界へと旅立った。
(´<_` )「ふぅ……何気に貴重な体験だったような」
从 ゚∀从「とにかく疲れましたね……帰ってお風呂に入りたいです。
今日のことは絶対に日記に書きますよ! 友達も出来ましたし!」
( ^ω^)「それは良いことだお。
……ところで、兄者さんはどうするお?」
('A`)「放っておきゃいいんじゃね? 面倒だし」
川 ゚ -゚)「だが、風邪をひいてしまうぞ」
(´<_` )「馬鹿は風邪をひかない、という名言を昔の人は残してくれた」
というわけで、寒空の下に置いていかれる兄者であった。
( ・∀・)「…………」
215 :
プロスキーヤー(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 22:37:17.74 ID:tTwoMYQN0
俺だった
216 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 22:37:21.64 ID:zHHknVRU0
ユストーンもだな
217 :
文学部(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:37:41.03 ID:ejCVSd1T0
むしろギルミルキルは
218 :
通訳(九州):2007/03/15(木) 22:37:42.62 ID:Bz3wF6pgO
>>207 ブリーチの千本桜みたいに刃が飛ぶんじゃね?
219 :
電力会社勤務(北海道):2007/03/15(木) 22:37:49.89 ID:SLwp3uKlO
ショボンは次回予告か
220 :
噺家(栃木県):2007/03/15(木) 22:38:07.02 ID:FmIydxpz0
ヒント:ヤイバの最終話
221 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 22:38:15.54 ID:zHHknVRU0
222 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 22:38:21.67 ID:gxBJp4b+0
(´・ω・`) 「ヒャハハハハはハハハハ!!」
223 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 22:38:38.37 ID:7ckZhFMv0
30秒後、そこには復讐の鬼となったショボンが!
224 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:38:46.02 ID:eAqpFNCs0
二週間後。
事後処理が大部分終わったFC。
修理などの作業に追われていた日々も過ぎ去り、いつもの雰囲気が戻ってきていた。
とはいえ、未だ部下の一部は都市ニューソクへ派遣されている。
バーボンハウスの修理のためだ。
ギコ達に何とか取り押さえられたショボンは、鬼と化していた時の記憶を失っていたため
周囲の人間が適当な事情を話したらしい。
よって責任はジェイルへ向けられることは無かったのだが、それでも破壊した事実は変わらない。
というわけでFCが、特別サービスという名目で修復しているのである。
( ・∀・)(ま、もちろんそれ以外にも理由はあるがね)
社長室にあるデスク。
大きな椅子を軋ませ、モララーは思う。
そう、まだバーボンハウスの工事は終わっていない。
主であるショボンでさえも知り得ぬ、ある秘密工事が。
ちなみに最近、夜の社内に全裸の幽霊が出るとの噂がある。
そういえば弟者が、帰ってこない兄の心配をしていたが何処で何をしているのやら。
225 :
通訳(九州):2007/03/15(木) 22:39:01.71 ID:Bz3wF6pgO
226 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 22:39:26.59 ID:zHHknVRU0
数レス後、そこに流行を持って暴れる(´・ω・`)の姿が!
227 :
文学部(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:39:31.82 ID:ejCVSd1T0
228 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 22:39:52.29 ID:gxBJp4b+0
珍妙ォおおおおおおおおおおおおおおお―――――――!!!!!
229 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 22:40:07.51 ID:7ckZhFMv0
あにじゃああああああああああああああああああああ
230 :
宇宙飛行士(東日本):2007/03/15(木) 22:40:10.73 ID:VVHXBbM40
兄者wwwww
231 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:40:12.36 ID:eAqpFNCs0
と、そこで社長室の扉が開く。
入ってきた人物は音も無く扉を閉め、そのまま一直線に歩いてくる。
両手で盆を持ち、その上には湯気が立ち上るコーヒーカップ。
「モララー様、コーヒーをお持ちしました」
モララーは答えた。
( ・∀・)「『モララー様』ではなく、『御主人様』と呼んで欲しいと言ったはずだが?」
彼女も答える。
爪゚ -゚)「申し訳ございません。
未だに指定言語がシステムに着床していないので」
( ・∀・)「ま、私は心が異常に広いので五月蝿くは言わない。
のんびりと慣れたまえ」
爪゚ -゚)「ありがとうございます……しかし」
( ・∀・)「しかし?」
爪゚ -゚)「このやり取り、以前にもしたような記憶が微かに残っております。
記憶素子に異常があるのでしょうか」
232 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 22:41:02.97 ID:zHHknVRU0
どうせなら1つの刀にまとめたほうが使いやすそうだよな
13本とかw
233 :
F-15K(新潟県):2007/03/15(木) 22:41:32.25 ID:zqmEkSMV0
メイン13人全員出した作者に感激した。
234 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:41:34.87 ID:eAqpFNCs0
それを聞いたモララーが、少しだけ口元を歪ませた。
( ・∀・)「いや、それは異常なんかじゃない。
大切なものだから、ずっと大切に保存しておきたまえよ」
主人の言葉の意味が解らなかったのか、彼女は無表情に首を傾げる。
爪゚ -゚)「どういう意味か、詳しく御願いします」
( ・∀・)「今の君が知っても意味を持たぬモノだ」
爪゚ -゚)「以前の私などあるのでしょうか。
それならば、何処から何処までが私なのでしょうか」
モララーは、彼女の言葉が可笑しくて仕方ないような様子で笑い始める。
( ・∀・)「君は君だよ……かつてもこれからも何処から何処までも、ね」
尚も首を傾げるジェイル。
しばらくの間、社長室に嬉しそうな笑い声が響き続けた。
―終―
235 :
電力会社勤務(新潟・東北):2007/03/15(木) 22:41:55.28 ID:05ijBykNO
クー最強だろ…クーのオバゼニ本編に出るか?
236 :
経済評論家(茨城県):2007/03/15(木) 22:41:54.92 ID:BsBoBWBe0
オツウウウウウウ
237 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 22:41:56.70 ID:gxBJp4b+0
ジェイル(´;ω;`)ウッ…
238 :
宇宙飛行士(東日本):2007/03/15(木) 22:42:20.84 ID:VVHXBbM40
ジェイルうううううううう
239 :
通訳(九州):2007/03/15(木) 22:42:23.47 ID:Bz3wF6pgO
乙
240 :
プロスキーヤー(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 22:42:26.61 ID:tTwoMYQN0
おつ
241 :
派遣の品格(千葉県):2007/03/15(木) 22:42:32.06 ID:I8X3cOBM0
乙
242 :
生き物係り(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:42:36.45 ID:VhpFm1Gs0
あれ、ツンの出番は……?
243 :
文学部(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:42:41.02 ID:ejCVSd1T0
乙
244 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 22:42:41.54 ID:zHHknVRU0
245 :
造園業(石川県):2007/03/15(木) 22:42:42.62 ID:Dnii49+e0
乙!
246 :
主婦(北陸地方):2007/03/15(木) 22:42:52.61 ID:FyRS4BX6O
乙
面白かった
247 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:42:57.57 ID:eAqpFNCs0
ξ゚听)ξつ===【次回予告】)´_ゝ`)
次回予告出演者審議中
川 ゚ -゚)(^ω^ )
( ,,゚Д゚) U) ( つと ノ(´<_` )
| U ( ・∀)(・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノ u-u
`u-u'. `u-u'
248 :
F-15K(新潟県):2007/03/15(木) 22:42:58.40 ID:zqmEkSMV0
ジェイルの記憶がぁーーーーーーーーー(´;ω;`)
249 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 22:43:01.14 ID:zHHknVRU0
おつ!
250 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 22:43:28.74 ID:zHHknVRU0
ぜひモララーか珍妙を!
251 :
別府でやれ(東京都):2007/03/15(木) 22:43:53.97 ID:pg2gPeX10
まさか、モララーメインとは・・・・w
乙
252 :
F-15K(新潟県):2007/03/15(木) 22:44:02.59 ID:zqmEkSMV0
珍妙とハインで!
253 :
プロスキーヤー(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 22:44:02.72 ID:tTwoMYQN0
ハイン!ハイン!!
254 :
経済評論家(茨城県):2007/03/15(木) 22:44:08.13 ID:BsBoBWBe0
出番少ないやつか兄者だろwww
255 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 22:44:10.96 ID:gxBJp4b+0
作者モララー好きだなぁwwwww
256 :
公務員(愛知県):2007/03/15(木) 22:44:15.70 ID:jcSmXjjJ0
乙ー
257 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:44:31.84 ID:eAqpFNCs0
( ・∀・)「さて、明日の投下作者さんは誰かね?」
爪゚ -゚)「◆HGGslycgr6氏です」
ミ,,"Д゚彡「『( ^ω^)ブーンがピアノを弾かされるようです』を筆頭に
数々の素晴らしい作品を書いている方ですね」
ノハ#;゚听)「あ、あの……何で私まで引っ張り出されたの? 私、戦護には出てないよ?」
( ;∀;)「ヴぉぇあぁぁぁ」
(´<_` )「どうしたジョルj……って誰だお前モララーの亜種かよ気持ち悪いな」
( ;∀;)「だってブーンがぁぁぁぁツンがぁぁぁぁ」
(´<_` )「すごいキモイんですけど」
(´・ω・`)「あぁ、僕が『( ^ω^)ブーンがピアノを弾かされるようです』を読むように言ったんだ。
最初はニョロニョロ読んでたんだけど、途中からまったく返事さえ寄越さなくなってね。
読み終わったらこれさ」
川 ゚ -゚)「ふむ、それほどのパワーを持つ作品というわけだな」
( ^ω^)「これは期待するしかないお」
从 ゚∀从「◆HGGslycgr6さんは一体どのような感動を僕達にもたらしてくれるのでしょーか!
次回、( ^ω^)ブーンが世界を巡るようです第七回! 問答無用でお楽しみに!!」
ノハ#;゚听)「えっと、個人的にはGさんが好きでした、はい……何か出てきてすいません……」
258 :
カラオケ店勤務(関西地方):2007/03/15(木) 22:44:34.08 ID:3Q25uyws0
乙!!
259 :
通訳(四国):2007/03/15(木) 22:44:35.97 ID:tl9DgRSaO
乙
260 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 22:44:36.74 ID:7ckZhFMv0
ハインと珍妙!
261 :
ブロガー(千葉県):2007/03/15(木) 22:44:50.14 ID:iQ8wZFwd0
フサギコ達にもスポットを当ててくれええ
262 :
書記(兵庫県):2007/03/15(木) 22:45:04.84 ID:adCzcdAb0
珍妙はでるだろw
263 :
プロスキーヤー(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 22:45:08.66 ID:tTwoMYQN0
ヒートwwww
264 :
F-15K(新潟県):2007/03/15(木) 22:45:26.16 ID:zqmEkSMV0
ヒートォォォォォ!
265 :
噺家(栃木県):2007/03/15(木) 22:45:52.94 ID:FmIydxpz0
乙!
266 :
クマ(東京都):2007/03/15(木) 22:45:56.55 ID:7ckZhFMv0
あにじゃああああああああああああああ!?
267 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 22:46:01.41 ID:zHHknVRU0
ミィルナァ!
268 :
生き物係り(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:46:02.21 ID:VhpFm1Gs0
乙!!
269 :
宇宙飛行士(東日本):2007/03/15(木) 22:46:04.45 ID:VVHXBbM40
珍妙はあああああああああああああああああああああ
270 :
通訳(九州):2007/03/15(木) 22:46:04.38 ID:Bz3wF6pgO
ヒートゥゥゥ!!
271 :
経済評論家(茨城県):2007/03/15(木) 22:46:05.13 ID:BsBoBWBe0
次回も2chにぃぃぃスイッチ、オン!!!!
乙ウウウウウウウ!
273 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 22:46:15.18 ID:gxBJp4b+0
珍妙首かwwwwwwwwwwwwwwww
274 :
バイト(関西・北陸):2007/03/15(木) 22:46:20.50 ID:3MxZe7jPO
乙
275 :
銭湯経営(大分県):2007/03/15(木) 22:46:24.16 ID:eAqpFNCs0
これにて終了。
支援等ありがとうございました。
抗護二話にて、ジェイルの記憶が曖昧なのはこの件のせい。
どうでもいい裏話終了。
ショボン達参戦という案もあったのですが、物凄く詰め込み過ぎ感があったのでボツ逝き。
というわけで明日はピアノさんですよ。
ピアノは予告ジョルジュのような状態で読んだということで、かなり記憶に残ってます。
正直言ってどんな話になるのかまったく予想出来ないわけでして、今からwktkが止まりません。
誰か助けて下さい。
ピアノさんにバトンターッチ!
ではでは。
276 :
あおらー(東京都):2007/03/15(木) 22:46:25.33 ID:zHHknVRU0
サービスサービスゥ
277 :
張出横綱(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:46:29.71 ID:lGySskbi0
乙乙乙乙乙!!!!!
278 :
保育士(富山県):2007/03/15(木) 22:46:30.31 ID:ZDdGHO5d0
乙
279 :
プロスキーヤー(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 22:46:56.99 ID:tTwoMYQN0
AAすすまねえええええええええええええええええええええ
280 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/15(木) 22:46:59.99 ID:u5SZujsNO
ジョルジュおまwwピアノはお前が一番悲惨だろがwwwww
作者乙でした
281 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 22:47:06.53 ID:gxBJp4b+0
ショボン鬼は抗護でも出して欲しいなwwwwwwwwwwwwww
282 :
プロスキーヤー(山梨県):2007/03/15(木) 22:47:09.77 ID:F0gfXomr0
乙!
283 :
F-15K(新潟県):2007/03/15(木) 22:47:31.03 ID:zqmEkSMV0
乙だぁーーーーーーーー!
284 :
宇宙飛行士(東日本):2007/03/15(木) 22:47:49.41 ID:VVHXBbM40
記憶曖昧っつうもんは切ないな
そして抗護での鬼ショボンに期待www
285 :
F-15K(新潟県):2007/03/15(木) 22:47:53.50 ID:zqmEkSMV0
正直ピアノは予想がつかない
286 :
ディトレーダー(-長野):2007/03/15(木) 22:47:57.88 ID:ACR0chlCO
乙でした
287 :
右大臣(新潟・東北):2007/03/15(木) 22:48:11.70 ID:noCujFQsO
正直、ショボン達出して全員集合してほしかった。
作者乙
288 :
三銃士(ネブラスカ州):2007/03/15(木) 22:48:53.70 ID:Sabq/09VO
乙です!
289 :
カラオケ店勤務(関西地方):2007/03/15(木) 22:49:00.61 ID:3Q25uyws0
抗護で珍妙の妄想技に期待するのは俺だけでいい
290 :
通訳(九州):2007/03/15(木) 22:49:07.43 ID:Bz3wF6pgO
ピアノはどういう話にするんだろうか
何はともあれ乙でした
291 :
電力会社勤務(新潟・東北):2007/03/15(木) 22:49:42.61 ID:05ijBykNO
戦護さん本編期待してるぜ乙
292 :
電力会社勤務(北海道):2007/03/15(木) 22:50:51.17 ID:SLwp3uKlO
293 :
別府でやれ(東京都):2007/03/15(木) 22:51:00.59 ID:pg2gPeX10
「抗護二話にて、ジェイルの記憶が曖昧なのはこの件のせい。」
てことは、本編2話より先にこれを書き終えてたのか・・・?半端ねぇ、生産力に驚愕
294 :
通訳(-長野):2007/03/15(木) 22:51:03.51 ID:67qCKnHHO
乙です!
295 :
客室乗務員(茨城県):2007/03/15(木) 22:51:14.04 ID:z6jQ9O+20
相変わらず演出と展開がうまい
乙でした
296 :
F-15K(新潟県):2007/03/15(木) 22:51:22.82 ID:zqmEkSMV0
戦い護るは俺の中では一番好きな作品なんだ。
( ´∀`)の話を没にしたのはちょっと寂しいけどな
297 :
プロスキーヤー(不明なsoftbank):2007/03/15(木) 22:52:10.88 ID:tTwoMYQN0
298 :
留学生(関西・北陸):2007/03/15(木) 22:52:26.47 ID:l+wIYNwkO
己
299 :
共産党幹部(関東):2007/03/15(木) 22:52:37.22 ID:TZihZtMIO
乙でやんした!
300 :
山伏(北海道):2007/03/15(木) 22:59:26.92 ID:WgQJYIWZ0
戦護さん乙!
明日は20:00位から始めようかなと思います。
もしかしたら間に合わないかも知れないけど。
この素晴らしい予告で間違いなくハードルが上がった\(^o^)/ワーイ
301 :
宇宙飛行士(東日本):2007/03/15(木) 23:01:39.14 ID:VVHXBbM40
ピアノはほんとに想像つかんな
302 :
バンドマン(東京都):2007/03/15(木) 23:02:46.10 ID:yF3+LOwd0
もしかして一号と二号って仮面ライダーなのかな
考え過ぎか
いま目潰しのところまで読んだけど
黒いjなぁああああああああああああああ!!
>(!i† ゝ ノ「ばべッ……ぶるあぁぁぁぁ!!」
…穴子?
305 :
名無しさん@(関東):2007/03/15(木) 23:10:17.91 ID:rwcYREy4O
作者乙
あと合作のまとめサイトの異能者がケータイで見れんかった(容量オーバーで)から分割お願いします
乙
読み終わった
乙。
308 :
高校中退(東京都):2007/03/15(木) 23:18:05.40 ID:mv2vkiP60
やっと追いついた
塾というものは辛いね
乙!
そしてピアノの展開に期待
309 :
車内清掃員(コネチカット州):2007/03/15(木) 23:19:10.11 ID:yq1FUecxO
やっぱ戦護は最強
乙
310 :
高校中退(東京都):2007/03/15(木) 23:21:01.18 ID:mv2vkiP60
何か戦闘時の描写がうまいよね
311 :
赤ひげ(九州):2007/03/15(木) 23:21:42.89 ID:6zmGLJufO
312 :
ディトレーダー(関東):2007/03/15(木) 23:22:55.71 ID:ZLLds98OO
乙
313 :
事情通(コネチカット州):2007/03/15(木) 23:27:44.40 ID:Ap12FTKFO
乙
戦護はやはり期待を裏切らないすばらしい出来ですた
ピアノwktk
>>300 俺を泣かすんじゃないぞwww絶対だぞww
今からピアノ読み直してくるwwww
315 :
赤ひげ(関東・甲信越):2007/03/15(木) 23:32:47.04 ID:yNAxWG5rO
誰かまとめサイトをあげてくれないか
気がついたら投下が終わってた(´・ω・`)
316 :
パート(コネチカット州):2007/03/15(木) 23:35:31.43 ID:cGpbB9EsO
今更だが言わせてもらう
しゃちょおぉぉおぉおおおうぅぅううぅうぅ!!!!
317 :
黒板係り(コネチカット州):2007/03/15(木) 23:38:44.06 ID:LQwLB0VaO
作者さん乙でした
318 :
ブロガー(神奈川県):2007/03/15(木) 23:43:40.70 ID:/9NndZuU0
作者乙彼!モララーワロスwww
319 :
僧侶(コネチカット州):2007/03/15(木) 23:46:38.62 ID:qE1e5I8fO
まとめまだ?前スレ落ちちゃってた(´;ω;`)
320 :
新宿在住(栃木県):2007/03/15(木) 23:46:54.49 ID:BZ/aymwC0
( ^ω^)系RPGって
・天空のブーン
・内藤戦記サーガ
ぐらいしかないのか?
321 :
キンキキッズ(関西地方):2007/03/15(木) 23:47:24.52 ID:gxBJp4b+0
おまいはこのスレに何しに来たんだ。
322 :
相場師(関東・甲信越):2007/03/15(木) 23:48:27.05 ID:XjJGUys5O
天空のブーンは面白いよね そんだけ
323 :
新宿在住(栃木県):2007/03/15(木) 23:48:35.54 ID:BZ/aymwC0
( ^ω^)RPGスレがないんだよね><
スレ違いスマソ
今ピアノ読み直してきた。どうやってこの世界に(主^ω^)を登場させるんだ?
wktkがとまらない。
ちょっと目に何か入ったみたいだから拭いてくるよ。
326 :
書記(関東・甲信越):2007/03/16(金) 00:02:57.12 ID:D3BeT/HHO
どうやら見逃したようだな…
327 :
名無し募集中。。。(コネチカット州):2007/03/16(金) 01:10:14.75 ID:jQNaMqAEO
まとめの者です。
今、残業から帰宅しました。
リアルタイム逃した('A`)
今からまとめ作業に入ります。
ところで、容量オーバーは異能者さんの4でしょうか?
328 :
お宮(大阪府):2007/03/16(金) 01:19:32.49 ID:t+k2KMHj0
329 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/16(金) 02:03:52.73 ID:y6N8kY9ZO
ほ
330 :
農業(福島県) :2007/03/16(金) 02:07:05.88 ID:13cgga5C0
331 :
二十四の瞳(アラバマ州):2007/03/16(金) 02:14:24.18 ID:9rVhXLWF0
332 :
通訳(東京都):2007/03/16(金) 02:29:14.02 ID:KJpla5nI0
流石は戦護さん、戦闘描写にスピード感がある。
ハインとモララーが良い味出してるな。
モララーの ( ・∀・)「その眼が気に入らない」 にはゾクリと来た。
明日はピアノか……。
これは、ちょっと、最近緩みっぱなしの涙腺を打ちのめしてきそうだ
333 :
タイムトラベラー(ネブラスカ州):2007/03/16(金) 02:40:40.57 ID:PoHN6kDqO
334 :
タイムトラベラー(ネブラスカ州):2007/03/16(金) 02:41:20.16 ID:PoHN6kDqO
335 :
配管工(千葉県):2007/03/16(金) 04:36:31.72 ID:lN+JNNMv0
ほ
336 :
車内清掃員(コネチカット州):2007/03/16(金) 06:20:27.65 ID:TUx57+ihO
ピアノはどんな感じでDATが絡んでくるのか楽しみだな
337 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 06:22:17.52 ID:HaZSYCylO
してん
りきてん
さようてーんwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
338 :
容疑者(コネチカット州):2007/03/16(金) 07:52:59.50 ID:I0/tRSBuO
匍鬚
339 :
黒板係り(コネチカット州):2007/03/16(金) 10:17:51.81 ID:5HVaUyeJO
ほ
340 :
僧侶(コネチカット州):2007/03/16(金) 11:05:39.45 ID:0BaISQPZO
保守
341 :
タイムトラベラー(兵庫県):2007/03/16(金) 12:01:28.48 ID:Rtf8mwjZ0
保守
342 :
狩人(アラバマ州):2007/03/16(金) 13:11:02.84 ID:mJhlJI8I0
へ
343 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 13:45:30.11 ID:xuOcGNAJ0
さーて今から読むか
344 :
造園業(-長野):2007/03/16(金) 14:22:44.43 ID:nveaIvHYO
ほ
345 :
乳母(コネチカット州):2007/03/16(金) 16:05:32.12 ID:TKhwwIJbO
う
346 :
クリエイター(関西・北陸):2007/03/16(金) 16:29:15.84 ID:2KnOuSOaO
ほす
347 :
美容師(愛知県):2007/03/16(金) 17:50:56.98 ID:Gmzg9IEJ0
保守
348 :
高専(ネブラスカ州):2007/03/16(金) 18:27:27.19 ID:QP/0spo5O
ほしゅ
349 :
クリエイター(関西・北陸):2007/03/16(金) 18:55:34.26 ID:2KnOuSOaO
今日もワクテカ
350 :
通訳(東海):2007/03/16(金) 19:08:01.90 ID:azGsnaXtO
ピアノは何時からだっけ?
351 :
渡来人(千葉県):2007/03/16(金) 19:08:26.67 ID:dEa+h2lv0
352 :
代走(宮城県):2007/03/16(金) 19:39:47.11 ID:ti+4fa6R0
wktk
353 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 19:40:52.67 ID:VhVDFRkv0
20分前でございます wwwwwwwwwktk
354 :
クリエイター(関西・北陸):2007/03/16(金) 19:42:08.78 ID:2KnOuSOaO
ワクテカ(・∀・)ワクテカ
355 :
ジャーナリスト(東京都):2007/03/16(金) 19:43:40.97 ID:tU4aFlLq0
ピアノwktk
356 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 19:51:40.23 ID:VhVDFRkv0
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・) ワクワクテカテカ
(0゚∪ ∪ +
と__)__)
357 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 19:52:18.76 ID:esCQefnB0
+(0゚・∀・) + ワクテカ +
358 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 19:57:29.14 ID:KOstlCF50
wktk
359 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 19:59:17.34 ID:m/17PBsnO
1分前wktk
360 :
僧侶(コネチカット州):2007/03/16(金) 19:59:33.82 ID:0BaISQPZO
さぁ
361 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:00:35.68 ID:GFGpUJzm0
ぼんやりと、先の見えないぬかるみの中を歩いていた。
近付くほどにその量は増し、やがては口の中には汚泥が入り込んで、体の芯までもが暗闇に
侵食されていくような感覚。
僕はどうしてこんな所に居るのか。そして何故口の中がこんなにもドロドロなのだろうか。
しかし答えを見つける前に僕は頭の天辺までをもその泥に囚われ、やがて五感を失った。
( ^ω^)ブーンが世界を巡るようです
『 IN ( ^ω^)ブーンはピアノを弾かされるようです 』
362 :
すずめ(チリ):2007/03/16(金) 20:00:37.11 ID:7u8jddib0
さぁ時間です...
363 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 20:00:56.96 ID:esCQefnB0
北。
364 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 20:01:03.60 ID:m/17PBsnO
作者キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
365 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:02:35.64 ID:GFGpUJzm0
(主;^ω^)「へぶっ!」
顔面に鈍痛が走った。
何事かと反射的に首を後ろに反ると、どうやら僕は着地に失敗して床に突っ伏しているようだった。
(主;^ω^)「うわ、なんか髪の毛みたいなの口に入ったお! 汚い!」
口の中に異物感を感じながら強か打ち付けた下唇を摩り僕は起き上がる。
慌てて辺りの状況を確認してみるが、屋内と言うこと以外は蛍光灯の光が眩しいばかりで
予想がつかなかった。
(主^ω^)「え〜と……?」
ただ長い廊下が続くばかりで、何を見ても手掛かりになりそうなものは無いのだ。
リノリウムの床は天井さえも映してしまうほどに綺麗に磨かれ、真っ白なペンキを塗られた壁は
指紋1つ付いていないかのような白さを保っていた。
366 :
すずめ(チリ):2007/03/16(金) 20:03:48.24 ID:7u8jddib0
本日最初の支援
367 :
容疑者(コネチカット州):2007/03/16(金) 20:04:06.05 ID:I0/tRSBuO
時間軸がまったく見当つかないな
368 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:04:13.89 ID:GFGpUJzm0
(主;^ω^)「もしかして僕1人とかだったりして……」
あまりに無機質な空間なものだから、僕はSF映画に出てくるようなロボットだけの研究所に
来てしまったのではないかと1人不安になった。
(主^ω^)「でもそれならそれでいいお! とにかくDAT探すお!」
自分を奮い立たせるために大声を出したは良いものの、状況は変わらず何も無い長い廊下であり
DATの気配すら感じられない。
(主^ω^)「……まぁ、簡単に見つかったら苦労しないっていう話なんだお」
「おい!」
そこへ突然聞こえてきた大声に僕は驚き、身を縮めた。
見ると、白い制服姿の男が眉を顰めてこちらを睨んでいた。
どうやら人の様で、ロボットには見えなかったので僕は少し安心する。
369 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:06:18.01 ID:GFGpUJzm0
男「お前か、今日入ってきた新人は」
(主;^ω^)「……お?」
男「たく、ウロチョロするなよ。さっさと着替えて持ち場に行け! 誰だよこいつの担当……」
男は一頻りがなりたてるなり、踵を返してまたどこかへ行ってしまった。
いきなりで何が起きたのかさっぱり理解は出来なかったが、とにかくここにのんびりしていられる
状況ではないと言うことはわかった。
急かされるように僕は早足で歩き出したものの、どこに行ったらいいかは全く分からなかった。
歩いていると色々な部屋の扉が目に入った。
それらは皆同じデザインの鉄の扉で、重厚な造りからはその頑丈さが窺われた。
中には猛獣でも居るのだろうか。そんなことを考えながら僕は半ば見物気分で歩いていた。
あちこちに自分のDATを掲げてみるものの、全く反応が無いものだからすっかりやる気が
なくなっていたのだ。
370 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 20:06:57.72 ID:esCQefnB0
ブーンが収容されてたところか。
371 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:07:01.00 ID:xuOcGNAJ0
支援
372 :
すずめ(チリ):2007/03/16(金) 20:07:37.26 ID:7u8jddib0
つC
373 :
造園業(四国):2007/03/16(金) 20:07:53.34 ID:l4DggRlwO
wktk
374 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:08:05.77 ID:GFGpUJzm0
そんな中、どこからか微かにBGMのようなものが聞こえてきて、僕は立ち止まる。
ホテルのロビーを想起させるその音楽は、どうやらクラシックのようだった。
何か時間を知らせるためのものなのだろうか。
しかしいきなり曲の途中で止まったり、何度も同じところが再生されたりしているのを聞くと、
それはどうやら今どこかで誰かが弾いているらしい。
当ても無い僕は、ふらふらとその音色に誘われるようにまた歩き出した。
程なくして到着した場所は、あの見飽きたデザインの重々しい扉の前だった。
特別な部屋と言うわけでもなく、音楽が無くなってしまえば二度と辿り着けなさそうなその扉を
まじまじと観察して僕はあることに気が付いた。
(主^ω^)「V……085?」
扉の上、枠の外に部屋番号らしきものの書かれているプレートがあるのを見つけたのだ。
( ゚∀゚)「はい、どしたどした〜」
(主;^ω^)「お!」
ぼーっと立ち尽くしていた僕の脇から、突然陽気そうな男の顔が現れた。
初対面とは思えぬほどに顔を近付けられ、僕は思わず一歩後ろに下がった。
375 :
和菓子職人(コネチカット州):2007/03/16(金) 20:09:14.45 ID:/PpkAgRIO
懐かしい
376 :
すずめ(チリ):2007/03/16(金) 20:09:23.17 ID:7u8jddib0
ジョルジュ〜〜〜〜〜!!
377 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:10:03.16 ID:GFGpUJzm0
( ゚∀゚)「ん、お前誰だ? 見ない顔だと思ったら本当に知らない奴だな」
(主;^ω^)「ぼ、ぼくはその……新人……というか……」
僕は咄嗟に先ほどの情報を利用し、身分を偽った。
( ゚∀゚)「あぁ、そういやそんな話があったような、無かったような。……あったかな?」
(主^ω^)「失礼ですが、お名前は?」
我ながら機転の利いた質問だと思った。
( ゚∀゚)「あぁ、ショボンの方なのか。どうりで知らないはずだ。俺はジョルジュ、よろしくな新人!」
自己紹介をすると、ジョルジュは肩を組んでぐっと僕を引き寄せ笑った。
随分とフランクな人だと思いながらも僕は釣られて笑ってしまった。
378 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 20:10:12.25 ID:VhVDFRkv0
支援
379 :
クリエイター(関西・北陸):2007/03/16(金) 20:10:18.35 ID:2KnOuSOaO
始まったか(・∀・)ワクテカ
380 :
造園業(四国):2007/03/16(金) 20:11:20.44 ID:l4DggRlwO
支援
381 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:11:36.48 ID:xuOcGNAJ0
しえん
382 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:12:05.53 ID:GFGpUJzm0
( ゚∀゚)「ところでショボンのとこはもう行ったのか? 早めに行かないとアイツは神経質だからな」
(主^ω^)「え〜と……そうだお、道に迷ったんだお」
( ゚∀゚)「迷ったぁ? ん〜まぁ、ここはややこしいからなぁ。よし、ちょっとここで待ってろ」
そうジョルジュは言うと鍵の束を取り出し、どこからか現れたやはり同じ白い制服の男3人に
目配せをしてV085と書かれた部屋の扉の鍵を開けた。
程なくして開かれた鋼鉄の扉の、油が足りてなさそうな音の向こうから、今しがた聞いたばかりの
滑らかなピアノの音色が聞こえてきた。
演奏はすぐに止み、その音色は僕の耳先をくすぐっただけだったが、きっと中には燕尾服を着た
ピアニストが真っ白な指を巧みに動かしていたに違いないと想像をした。
そしてジョルジュ以外の男3人はと言うと、中に入るわけでもなくただ中を険しい顔で覗いている
ばかりであった。
( ゚∀゚)「おまたせ。じゃあ行くか」
ここは一体何処なのだろうか。
改めて考えながらも、僕は黙って彼について行くことにした。
383 :
外資系会社勤務(東京都):2007/03/16(金) 20:13:30.83 ID:tEQJo8Wu0
私怨
384 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:14:06.87 ID:GFGpUJzm0
同じ景色ばかりが流れる中で、よくこの人は迷わないものだと僕は思った。
建物だから『使い勝手が悪い』とは言わないのかも知れないが、デザイナーは相当悪趣味だと思った。
こんなデザイン、人を迷わせるためのものだとしか思えなかった。
( ゚∀゚)「ほい、着いたぞ」
指された先の扉は何枚目か分からなかったが、唯一の目印としてプレートにA480と書いてあった。
アルファベットからするに区分が違うのだろうか。しかし相変わらず扉は重厚なままだった。
じろじろと扉の観察する僕を尻込みしているのと勘違いしたのか、ジョルジュは軽く僕の背中を
叩くとにこやかに笑って見せた。
その笑顔に促され僕は扉を開けた。
部屋の中は至ってシンプルな造りだった。
目立つ物といえば簡素なデスクのみで、その上には小型のノートパソコンと何枚かの書類、
それに暖色のライトがあるだけだった。
例えるなら、人の居なくなった社屋に残された事務室のような、そんな寂しい印象だ。
少し肌寒い室温もそれに一役買っている気がしたが、それ以上にデスクに座っている男から
温度を感じなかった。ジョルジュとはまるで正反対の男だった。
(´・ω・`)「ん? ……君か。ちょっとごめん、今話中なんだ。」
小型の携帯電話のような物を耳に当てた男が、キィ、と回転椅子の背もたれから錆付いた音を出し、
顔だけをこちらに向けた。
柔和な顔つきだとは思ったが、やはり僕は緊張したままであった。
385 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 20:14:22.65 ID:esCQefnB0
地の分多いなぁ。
昔はこんなんだっけ。
386 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:14:41.97 ID:xuOcGNAJ0
支援
387 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/16(金) 20:15:19.75 ID:I0/tRSBuO
わくてか
388 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:16:12.81 ID:GFGpUJzm0
(´・ω・`)「あぁ、なんでもない。それで、侵入者はどうした?」
侵入者と言う単語を聞き、僕は俄に汗が吹き出るのを感じた。
大丈夫だ。僕じゃないはず。
(´・ω・`)「そうか……いや、そのまま処分してくれ。……ああ」
終話をし、耳に当てていた物を仕舞うと、男は体ごとこちらに向けて言葉を待っているようだった。
とにかくここでは余所者であることが命の危機に繋がるとわかった。
どうにもDAT回収の協力は仰げなさそうだ。
果たして僕1人で目的を達成することは出来るだろうか。
フォックスの手先だっていつ現れるのか分からないのに。
( ゚∀゚)「ほれ、お前んとこの新人だ。迷子ってたぞ」
(´・ω・`)「新人?」
話の雲行きが怪しくなりそうだと感じ、僕はすかさず言葉を挟む。
(主^ω^)「お、おねがいしますお」
(´・ω・`)「あ、よろしく。まぁそこら辺に座っててよ、今これ片付けちゃうから」
手元の書類を僕に見せると彼はまた机に向かい、ペンを走らせ始めた。
どうしたらいいものかと僕はジョルジュの方を見たが、既に彼はそこに居なかった。
389 :
イベント企画(アラバマ州):2007/03/16(金) 20:18:10.11 ID:ClhoojuA0
しえん
390 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:18:10.40 ID:GFGpUJzm0
椅子の軋む音に目をやると、大きく伸びをしている彼が目に入った。
どうやら書類は片付いたようだった。
(´・ω・`)「さて、君さ……」
(主^ω^)「お?」
(´・ω・`)「誰だ?」
掌からじわ、と汗が滲むのを感じた。
(主;^ω^)「ぼ、ぼくは今日からここでお世話になる……」
(´・ω・`)「……居ないなぁ」
(主;^ω^)「?」
(´・ω・`)「居ないんだよ。今日、僕のとこに入ってくる新人なんて」
心臓が跳ね上がったような錯覚を起こした。
一体この男は何を企んでいるのだろうか。
何故さっき僕をこの部屋に入れたのだろうか。
こんなことならば最初から身分を明かせばよかったのか。
尽きぬ思考にうろたえる僕は、ただ彼の顔を見つめることしか出来ずにいた。
(´・ω・`)「……まぁいいさ、どこかで手違いがあったんだろう。よし、地理に慣れる意味も含めて
僕についてきて。丁度人手が足りなかったんだ」
(主;^ω^)「えっと……」
(´・ω・`)「僕は、ショボンでいい」
(主^ω^)「……」
(´・ω・`)「しかし……やれやれ、仕事がまた増えそうだ。とりあえず着替えなよ」
計れない男だ。そう僕は思った。
391 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 20:18:15.75 ID:KOstlCF50
時間軸はここなんだな
支援
392 :
40歳無職(栃木県):2007/03/16(金) 20:18:22.42 ID:fKBqqzKJ0
うひょー!もう我慢できねえ!支援だ
393 :
電話番(東京都):2007/03/16(金) 20:18:51.70 ID:LBmViZ/y0
394 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:19:11.31 ID:xuOcGNAJ0
しえん
395 :
すずめ(チリ):2007/03/16(金) 20:19:42.40 ID:7u8jddib0
私怨
396 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:19:58.71 ID:GFGpUJzm0
白い制服に着替えた僕はショボンに連れられて廊下を歩いていた。
話題なんてあるわけが無かったが、新人らしくここの建物の構造なんかを質問したりしていた。
特徴が無い建物だと思っていたが、どうやら色々と仕掛けもあるらしかった。
まるで自分が何か釘を刺されているようで怖い気持ちもあった。
(´・ω・`)「まぁ、そんなわけで他にも色々な仕掛けがあるんだ。逃げるのも捕まえるのもお手の物さ」
(主^ω^)「全部覚えきれるのかお?」
(´・ω・`)「それは自分に言ってるのかい?」
そうして暫く当たり障りの無い会話をしていると、ショボンが思い出したように1室の前で立ち止まった。
(´・ω・`)「ここは僕が担当している部屋の1つだ。ただ、鍵は僕が持ってるから君が1人で
来ても入れないけどね」
そう言ってジャラジャラと音を出して鍵の束を取り出すと、それを鍵穴に挿した。
ここの部屋番号は何番だろうか。そう思い僕は扉に近付いた。
(´・ω・`)「そうだ、君。危ないからそこから――」
途端に扉が勝手に開き、ショボンの言葉に反応する前に顔面を途轍もない衝撃が襲って、
世界が真っ暗になった。
397 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:21:32.35 ID:xuOcGNAJ0
しえん
398 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 20:21:39.68 ID:m/17PBsnO
支援
399 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:21:54.16 ID:GFGpUJzm0
(主;^ω^)「へぶっ!」
たまらず床に転がったが鼻の奥がツーンとして前歯がジンジンと痛む。
勝手にくしゃみが2,3回出た。今日1日で大分顔面が歪んだんじゃないだろうか。
軽いデジャヴを覚えつつも、僕は何が起こったのかを把握するためにゆっくりと目を開いた。
そこには開け放された分厚い扉と、その横で少女を抱きながら僕に哀れみの視線を向けている
ショボンが居た。
(*゚ー゚)「おかえり!」
(´・ω・`)「あぁ、今日も扉の前で待っていたのか?」
(*゚ー゚)「うん!」
あの少女がこんな重そうな扉を一気に開けたのだろうか。
顔を擦りながら考えていると、指先に滑りを感じた。
見ればやはり鼻血が出ていた。
(主;^ω^)「あうあう……鼻血が……」
(*゚ー゚)「……変態?」
(´・ω・`)「あぁ、変態だ」
(主;^ω^)「……」
疎外感を覚えつつも、僕は少女の愛らしい笑顔に結局何も言えなかった。
400 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 20:23:48.61 ID:esCQefnB0
ブーンが閉じ込められる前の実験か……。
401 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:24:00.74 ID:GFGpUJzm0
少女の部屋を目にして、まずは白すぎると思った。
所々に少女らしい小物が置いてあるが、それさえも塗りつぶしてしまうほどに真っ白だったのだ。
そして次に何故少女がここに居るのかと疑問に思った。
鍵を別な人に管理されている、それはまるで監禁のようではないか。
しかしながら少女の顔に苦痛の色は無い。
ますます僕はここが何処なのかが分からなくなっていた。
(*゚ー゚)「ねぇ、今日は何して遊ぼうか」
(´・ω・`)「だから遊びに来てるんじゃないんだって。……そうだ、新人くん」
(主^ω^)「お?」
(´・ω・`)「この子と遊んでてよ。僕はこれからまだ用事があるんだ」
(主;^ω^)「え、でも……」
(´・ω・`)「頼んだよ」
一方的に世話を押し付け、ショボンはどこかへと行ってしまった。
知らない女の子の面倒なんて見れるはずも無い。それなら僕もいっそ抜け出してDAT探しをしようか。
そんなことを考えていた。
(*゚ー゚)「ねぇ、変態さん」
(主;^ω^)「な、変態とは失礼な!」
(*゚ー゚)「また鼻血出てるよ」
(主;^ω^)「お?」
僕は慌てて鼻の辺りに掌を当てた。
402 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 20:24:45.09 ID:m/17PBsnO
支援
403 :
共産党幹部(北陸地方):2007/03/16(金) 20:24:46.84 ID:JDdYvQX0O
ブーンとツンの時間軸じゃないのか…
支援
404 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 20:25:00.91 ID:KOstlCF50
ブーン達が来る前の話だったんだな
405 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:25:05.85 ID:xuOcGNAJ0
しえん
406 :
すずめ(チリ):2007/03/16(金) 20:25:45.21 ID:7u8jddib0
どうやらココはブーンたちが捕まる前のようだね 支援
407 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:26:13.63 ID:GFGpUJzm0
(*゚ー゚)「なんちゃって。焦った?」
(主^ω^)「……変態を怒らせたらどうなるか、その体に教えてやるお」
(*゚ー゚)「キャー」
そうして結局僕は少女とドタバタと戯れあった。
勿論いやらしい事は何ひとつとしてしなかったが、第一印象に比べ随分と彼女は大人びていた。
体つきも少女と言うよりは殆んど女性のそれだったし、会話の端々に出るどこか憂慮を込めた
言い回しには知性を感じた。
そしてこんな自分は確かに変態に違いないと心の中で笑った。
(*゚ー゚)「変態さんはいつからここに居るの?」
(主^ω^)「今日からだお」
すっかり僕の名前は変態さんで定着していた。
(*゚ー゚)「そっか。じゃあまだよくここは分からないんだね」
(主^ω^)「さっぱりだお」
(*゚ー゚)「……」
そこで少しの間、少女が沈黙した。
宝石のような瞳がキョロキョロと行ったり来たりして、やがてそれらが僕の瞳と向き合うと
少女は再び口を開いた。
408 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:27:02.27 ID:xuOcGNAJ0
しえん
409 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:27:57.81 ID:GFGpUJzm0
(*゚ー゚)「あのね、私のお兄ちゃん絵描きさんなの」
(主^ω^)「絵描きさん?」
(*゚ー゚)「うん。すっごい綺麗な絵をね、いっぱい描くの」
(主^ω^)「有名なのかお?」
(*゚ー゚)「ううん、全然。でもね、お兄ちゃん言ってた」
(主^ω^)「?」
(*゚ー゚)「たとえ貧乏でそのまま餓死しても、死ぬまで俺は絵を描き続けるんだ〜って」
(主^ω^)「……すごい決意だお」
(*゚ー゚)「いや、馬鹿なだけかもよ」
その時少女が見せた横顔に、僕はやはり憂いの色を覚えるのだった。
(*゚ー゚)「でもね、だから私も待ってるんだ。私待ってるくらいしか出来ないし」
(主^ω^)「待ってるって?」
その先を聞こうとした時、扉の軋む音に会話が途切れた。
(´・ω・`)「お待たせ。それじゃあ戻ろうか」
(*゚ー゚)「え〜もうおしまい?」
(´・ω・`)「あぁ、随分仲良くなったみたいだね。でもまだ彼にはやってもらいたいこともあるんだ」
(*゚ー゚)「あ、ねぇショボン。アレは?」
(´・ω・`)「あぁ、ゴメン。忘れた」
(*゚ー゚)「また? もう、部屋中滅茶苦茶になっても知らないんだから!」
僕は膨れる少女に一瞥を投げると、彼女の名残を惜しむ台詞に幾許かの喜びを感じながら、
ショボンに従って部屋を後にした。
410 :
造園業(四国):2007/03/16(金) 20:28:13.65 ID:l4DggRlwO
支援
411 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/16(金) 20:28:22.88 ID:I0/tRSBuO
ここの世界での名前は『変態』でFA?www
412 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:28:37.60 ID:xuOcGNAJ0
しえん
413 :
40歳無職(栃木県):2007/03/16(金) 20:28:49.15 ID:fKBqqzKJ0
ああ、涙の予感支援
414 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 20:29:16.15 ID:VhVDFRkv0
今回の主軸、名前変態さんかよwwwwひでぇwwwww
C
415 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:29:56.94 ID:GFGpUJzm0
帰り道の途中に僕は質問を投げかけた。
(主^ω^)「ショボン、あの女の子は……」
(´・ω・`)「君は新人だからここのシステムもよく把握してないのかな」
(主^ω^)「……お」
僕の返事にショボンは深く溜息を吐き、短く唸ると、歩きながら喋り始めた。
(´・ω・`)「ここは素晴らしい芸術を生むための施設なんだ」
ト、ト、と靴が床を叩く音が響く真っ白な廊下は、確かにその言葉に重みを感じさせた。
(´・ω・`)「芸術には何が必要だと思う?」
(主^ω^)「必要……」
先ほどの少女との会話からか僕の頭には真っ先に筆や絵の具などの画材が浮かび上がった。
しかしどれもがショボンの質問の意図に合っていない気がして、僕は口を開かなかった。
(´・ω・`)「簡単さ。人とエネルギーだ」
(主^ω^)「でも、人だけ居てもどうしようもないお」
(´・ω・`)「揚げ足を取らないでよ。……でも、そうだな。確かに才能のある人じゃなきゃ駄目だ」
やはり道具は論外だったらしい。エネルギーと言う言葉からして抽象的な話のようだった。
416 :
イベント企画(アラバマ州):2007/03/16(金) 20:30:26.07 ID:ClhoojuA0
この展開は……
417 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 20:30:29.73 ID:esCQefnB0
変態は未だかつて無い蔑みwwwwww
418 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:30:39.54 ID:xuOcGNAJ0
しえん
419 :
造園業(四国):2007/03/16(金) 20:31:50.32 ID:l4DggRlwO
支援
420 :
野球選手(静岡県):2007/03/16(金) 20:31:57.12 ID:AjwcWQb/0
今回のは合作では未だかつて無い重い話になりそうでFA?
421 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:32:01.49 ID:GFGpUJzm0
(´・ω・`)「彼女はエネルギーの元だった。今言えるのはそれくらいかな」
(主^ω^)「……だった? 空になったってことかお?」
(´・ω・`)「いや、必要が無くなったってことさ」
(主^ω^)「?」
ますます話がややこしくなってまるで理解できなかった。
彼女がエネルギーとは一体どういうことだろうか。必要が無くなったとはどういうことなのだろうか。
どうしてもはっきりさせたくて僕はショボンに食いついた。
(主^ω^)「必要がなくなったってどういうことだお」
(´・ω・`)「……もう画家は居ないってことさ」
(主^ω^)「?」
何故唐突に画家の話なのか。エネルギーと画家の接点が見つからない。
少女、エネルギー、画家、必要、人。宙ぶらりの単語が頭の中を漂う。
そしてその中に1つの可能性を見出した。
(主;^ω^)「まさかそれって……」
(´・ω・`)「喋りすぎた。忘れてくれ」
(主:^ω^)「でも居ないってどうして……」
(´・ω・`)「……」
その時にはもう僕の中に部屋を出たときの喜びは、残っていなかった。
422 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:33:38.70 ID:xuOcGNAJ0
しえん
423 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:34:01.00 ID:GFGpUJzm0
暫く嫌な気持ちで廊下を歩いていた。
あの子の思いが踏みにじられた気がして、僕はショボンに嫌悪感を覚えていたのだ。
勿論ショボンにとってみればいい迷惑なのだろうけれども、僕は歩きながら彼の背中を睨みつけていた。
と、その時唐突に僕の持っていたDATが強い反応を示した。
(主;^ω^)「!」
立ち止まり、うろたえた様子で辺りを見回す僕に気付きショボンが振り返った。
(´・ω・`)「どうした?」
(主;^ω^)「え、いや、その……」
誤魔化しつつも僕はどこに反応しているのかを突き止めようと必死になった。
なし崩し的にここの一員になってしまったけれども、それだって永久にと言うわけじゃない。
僕の目的はDATを集めることであって、ここで感傷に浸ることではないのだ。
やがて僕はDATの在り処を1室の中に確信した。
(´・ω・`)「そこがどうかしたのかい?」
(主^ω^)「ここは何の部屋だお?」
プレートを見るとV103とあった。どうもVの付く部屋が多い。
(´・ω・`)「ここは差し詰め謁見室と言ったところかな」
(主^ω^)「?」
(´・ω・`)「いやいや、中に居るのは猛獣かもしれないな。まぁ、君には関係ないさ。行こう」
僕は歩きだすショボンに急かされながらも、もう一度プレートの文字を目に焼きつけ、
その後を追った。
424 :
扇子(大阪府):2007/03/16(金) 20:34:01.80 ID:SsNtXMTZ0
sienn
425 :
造園業(四国):2007/03/16(金) 20:34:38.55 ID:l4DggRlwO
支援。この静けさが不気味だ……
426 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:34:59.42 ID:xuOcGNAJ0
しえん
427 :
共産党幹部(北陸地方):2007/03/16(金) 20:35:03.22 ID:JDdYvQX0O
あれ?やっぱりブーン達と同じ時間軸なのか?頭こんがらがってきたwwww
428 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 20:35:03.67 ID:esCQefnB0
狂った奴が持ってるのか……。
今回の話は重いな……。
429 :
通訳(アラバマ州):2007/03/16(金) 20:35:43.28 ID:UwIGpi/p0
なんか先が読めてきた
もう泣きそう
430 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:36:10.25 ID:GFGpUJzm0
ショボンと共に部屋に戻った僕は、あれこれと規則を教わっていた。
勿論真面目に聞いていたわけではないが、郷に入っては郷に従えと言う言葉もあるし、
帰るまでの間スムーズに事を運ぶには必要だろうと頭には入れておいた。
(´・ω・`)「じゃあちょっと見張りの奴らにも色々指導してくるけど、勝手にパソコンは弄らないように」
(主^ω^)「わかってるお」
そう言ってショボンは大きな鞄を抱えて部屋を出て行った。
薄々感じてはいたけれども、やはりここは社会から隔離されている施設のようだった。
監禁に見張りと来て芸術だなんて言っている時点で常軌を逸しているのだ。
でも未だに監禁については確信が持てないのも事実だった。
(主^ω^)「……まぁ、関係無いお。今の内にDATを回収しに行くお」
関係無いと独りごちた傍から浮かんだ少女の笑顔を、僕は振り切るようにして部屋から出た。
431 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 20:36:45.46 ID:KOstlCF50
ブーン達と同じ立場に置かれた人達が他にもいたってことでFA?
それにしても今回は重いなww
432 :
講師(埼玉県):2007/03/16(金) 20:37:07.66 ID:arlgbIZf0
しぃの部屋って本編でツンが途中で移された部屋?
433 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:37:39.05 ID:xuOcGNAJ0
しえん
434 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:38:05.32 ID:GFGpUJzm0
目印の無い廊下だと思っていたが部屋番の並びにはちゃんと規則性があって、先ほどの
部屋には難なく着くことが出来た。V103と書かれたプレートを確認すると、僕は取っ手を握り
扉を開けようとして、はたと鍵を持っていなかったことに気が付いた。
(主;^ω^)「あっちゃー……そう言えばさっきショボンがジャラジャラ鍵持ってたお」
ここにも錠前がついている以上、鍵が掛かっているに違いなかった。
僕は腹いせに取っ手をガチャガチャと煩く鳴らそうと手に力を込めた。
(主^ω^)「お?」
するとどう言うことか扉は何の抵抗も受けずに開き始めたのだ。
偶然なのか壊れているのか、どちらにしても幸運なことには変わりなく、僕は期待に胸を
膨らませて鉄の扉を開けた。
ξ゚听)ξ「ショボ……え?」
(主;^ω^)「お?」
これも予想外だった。いや、予想は出来た筈だったけれども全く考えて居なかった。
中には可愛らしい女の子がいたのだ。年の頃は僕と同じか、もしくは少し若いようにも見えた。
435 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 20:38:47.50 ID:esCQefnB0
時間軸一緒か。
一体どうなってるんだ。(*゚ー゚)は火災で死んだって事か?
436 :
野球選手(静岡県):2007/03/16(金) 20:38:58.47 ID:AjwcWQb/0
俺も今先読みできた。間違えなく新しい人類になれる気がする。
437 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:39:08.69 ID:xuOcGNAJ0
しえん
438 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:40:04.89 ID:GFGpUJzm0
ξ゚听)ξ「……ブーン?」
(主;^ω^)「ブーン?」
いきなりブーンとは一体その擬音はどういう意図なのだろうか。
僕にはすぐに理解できなかったが、女の子はどうやら酷く驚いているようだった。
丸々と見開かれた瞳と僅かに開いた唇が、1度微かに震えるのが見えた。
しかしそれで平静を取り戻したのかそれらが一旦閉じられると、溜息と共に女の子は
しっかりとした目つきで僕を見つめてきた。
ξ゚听)ξ「誰?」
(主^ω^)「えーと……ちょっとこの部屋に危険物の反応が出たから調べに来たお」
僕は咄嗟にこの施設の一員になりきって話を展開し始めた。
そんな僕の言葉を聞いた彼女は口をへの字に曲げ、不愉快そうな顔をした。
ξ゚听)ξ「無いです。お帰り下さい」
(主^ω^)「でも放っておくと大変なことになるお。すぐに終わるから頼むお」
ここで引き下がっては目的が果たせなくなってしまう。
出来るならやはり事は静かに運びたいと思っていた僕は、更に丁寧に頼み込んだ。
そんな僕の顔をチラチラと見ながら、彼女は更に不機嫌さを増しているようだった。
439 :
造園業(四国):2007/03/16(金) 20:40:56.16 ID:l4DggRlwO
時間軸は同じ
ピアノの音が聞こえたシーンがあっただろ
440 :
神主(コネチカット州):2007/03/16(金) 20:41:26.38 ID:HCAf9GdKO
しぃ…
441 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 20:42:00.06 ID:KOstlCF50
先読みできた奴ら、わかってるだろうがここは静かに支援な!
442 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:42:07.13 ID:GFGpUJzm0
ξ゚听)ξ「帰って。今忙しいの」
(主;^ω^)「でも……」
しつこく食い下がる僕の声を大音量のピアノの音が掻き消した。
部屋に入ったときにピアノなど無かった筈だと音のほうに視線を向けると、そこには小さな
ラジカセがあった。
そしてそのラジカセは、目を釘付けにするほどの異様な光を放っていた。
それも全体からではなく、液晶ディスプレイの下部、恐らくはメディアが挿入されているであろう
部分だけが異彩を放っていたのだ。
(主;^ω^)「せめて話を聞いてくれお!」
ξ#゚听)ξ「いや! 近づかないで!」
騒音とも言える音楽の中、必死に僕は訴えかけたが彼女は嫌の一点張りだった。
しかし僕だってこれが無いと世界を元に戻せないのだ。
僕はラジカセを奪い取るような勢いで手を伸ばした。
が、それと同時に伸びてきた彼女の手が僕の腕に触れたかと思うと、そこを裂くような痛みが走った。
(主;^ω^)「ひっう!」
反射的に腕を庇い床に転がった僕は、何が起こったのかと軽いパニックを起す。
顔を上げた先にあったのは、彼女の白い手に握られたスタンガンだった。
ξ#゚听)ξ「帰って!」
痛みに加えその一言で、僕は情けないことに這いずるようにして部屋を後にしてしまった。
443 :
40歳無職(栃木県):2007/03/16(金) 20:42:08.23 ID:fKBqqzKJ0
擬音吹いたwそういえば擬音だよな
444 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 20:42:24.46 ID:esCQefnB0
先読み出来てしまった……。
すまん。先に泣かせてもらうぞ。(´;ω;`)
445 :
造園業(九州):2007/03/16(金) 20:42:52.52 ID:LPgnzW86O
これは鬱の予感
支援
446 :
すずめ(チリ):2007/03/16(金) 20:42:56.25 ID:7u8jddib0
本編とラップして先が全く見えないヨwwwwwwwwwwwww
支援
447 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 20:43:26.76 ID:VhVDFRkv0
>>441みてとっさに書いてること消した 黙って支援
448 :
容疑者(コネチカット州):2007/03/16(金) 20:43:51.22 ID:I0/tRSBuO
芸術か……
音楽、造形、絵画以外になにがあるかな
449 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:43:56.34 ID:xuOcGNAJ0
しえん
450 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:44:09.40 ID:GFGpUJzm0
やっとの思いで廊下に出た僕は、四つんばいのまま移動して壁にもたれ掛かると深呼吸をした。
腕は未だにヒリヒリしているし、DATを手に入れようにもあんな見張りが居るとは思いもしなかった。
フォックスの手先だろうか。
しかしそれならば僕を知っていてもおかしくないし、もうDATを持ち去っていてもおかしくない。
何と言うか、考えたくないことだけれども、ただ単に僕が嫌われているだけのように思えた。
( ゚∀゚)「おいーっす」
(主;^ω^)「お!」
突然ジョルジュが目の前に現れ僕は短く声を上げた。
近づく気配を全く感じなかったが、それほどに考え込んでいたと言うことだろうか。
( ゚∀゚)「こんなとこに座ってどうした?」
(主^ω^)「……ちょっと疲れただけだお」
説明しようかとも思ったが、どこか後ろめたい気持ちがあり僕は適当にはぐらかした。
( ゚∀゚)「そういやお前アイツに似てるな」
(主^ω^)「アイツ?」
( ゚∀゚)「あぁ、俺の担当にブーンって奴が居てな、そいつにそっくりだわ。うわ、そっくりだ。気持ち悪い」
ブーンとは名前だったのかと僕はここで初めて気が付いた。
そう言えば今までにもそんな名前の人に出会った。
とすると彼女はブーンの知り合いなのだろうか。
だとしたら何故僕は避けられたのだろうか。
その意味も知りたかったが、それ以上にDATを手に入れる上でこれに関しては知っておいて
損は無いと思い、僕はジョルジュに色々と尋ねることにした。
451 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:45:49.84 ID:xuOcGNAJ0
しえん
452 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:46:13.97 ID:GFGpUJzm0
(主^ω^)「その、ブーンって人は何をしているんだお?」
( ゚∀゚)「ブーンはピアノだな。楽器系は沢山居たけどピアノは初めてなんだよなぁ」
(主^ω^)「楽器系ってどういうことだお?」
( ゚∀゚)「ん? 芸術って言っても色々区分があるだろ? 絵画だったり、造形だったり」
なるほど、と相槌を打って僕は続きを促した。
(主^ω^)「えーと、ブーンって人の知り合いもここには来てるのかお?」
僕のその一言にジョルジュは顔の筋肉を緩め、肘で小突いてきた。
( ゚∀゚)「おいおい、なんだなんだ。お前もあの子が気になるのか?」
(主;^ω^)「え? あ、気になると言うか……」
( ゚∀゚)「まぁ、あの子は可愛いからなぁ。でもブーンの彼女なんだから手は出すなよ?」
(主^ω^)「彼女?」
( ゚∀゚)「あぁ、そうだ。残念だったな、諦めろ」
(主^ω^)「その彼女は何をしてるんだお?」
( ゚∀゚)「さぁ、そんな毎日張り付いて見てたら変態だしな」
(主;^ω^)「違うお。楽器をやってるとか絵を描いてるとか……」
( ゚∀゚)「ん? あぁ、そっちか。でもブーンがピアノ弾いてるんだから何もしてないんじゃないか?」
(主^ω^)「どういうことだお?」
( ゚∀゚)「どういうことって聞かれてもなぁ……大体2人1組でここに来るんだよな。俺は、担当外だから
知らないけど、片方は本人にやる気を出させるために来てるらしいぜ」
(主^ω^)「応援とかをするのかお?」
( ゚∀゚)「さてなぁ……」
と言うことはあの少女も兄弟で1セットだったと言うことなのだろうか。
そこで僕はずっと引っかかっていた疑問をジョルジュにぶつけた。
453 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:47:41.41 ID:xuOcGNAJ0
しえん
454 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:48:02.84 ID:GFGpUJzm0
(主^ω^)「皆、自分からここに来たのかお?」
( ゚∀゚)「……そう言う奴も居ないわけではないってとこだな」
(主^ω^)「……わかったお」
やはり拉致されてきていたのだなと、ここで確信が持てた。
( ゚∀゚)「悪いとは思ってる。だけどすごい芸術が出来たらさ、そいつだって嬉しい筈なんだよ」
(主^ω^)「……」
この人は良い人なんだろうなと僕は思った。
そしてそれと同時に良い人足る程度しか知っていないのだなとも思った。
良い人が出来ることには限度があるのだ。
( ゚∀゚)「さて、と話が長くなったな。そうだ、ついでだからブーンに会ってくか?」
(主^ω^)「僕が?」
( ゚∀゚)「あぁ、つっても見るだけだけどな。中にいれたら俺怒られちまうから」
別段断る理由も無かったので僕は軽く頷いてジョルジュの後に付いて行った。
体が回復していたのに気付いたのはブーンの部屋に着いてからであった。
部屋の前には僕の他にも3人男が居た。あの時見た男達だ。
1人は背が低く長髪、他の2人は僕と同じくらいの背で、片方は眼鏡をかけていた。
3人に共通しているのが、体つきがしっかりしていると言うことだった。
ジョルジュは男達に軽く挨拶を済ませると部屋の前にあったコンテナから、トレーに乗った
食事を取り出した。
( ゚∀゚)「んじゃま行って来るわ」
背の低い男が扉を開けたのを確認して、ジョルジュはそう言うと部屋の中へと入っていった。
僕はそれを見届けた後、男達の様子を気にしつつも、ゆっくりと部屋の中を覗いた。
455 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:48:41.05 ID:xuOcGNAJ0
しえん
456 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:50:07.16 ID:GFGpUJzm0
歌うようなピアノの旋律が流れている部屋の中はやはり真っ白で、ピアノさえも真っ白
だったものだから何か映画のワンシーンを見ているような気分だった。
白い部屋に差し込む陽光がまるでスポットライトのように部屋に佇む2人を照らしていた。
その片方、ピアノを弾いている人物は確かに僕に似ているような気がした。
( ゚∀゚)「おーい、ブーン、飯だぞー」
ジョルジュがトレーをテーブルに置きながら話しかけたが、ブーンは聞こえていないのか
ピアノを止めようとはしない。随分無愛想な男だなと僕は思った。
( ゚∀゚)「腹減ってないのか? 今日のは結構旨そうだぞ?」
(#^ω^)「うるさい!」
全力で鍵盤に五指を叩きつけながらブーンが立ち上がるのが見えた。
部屋中に不協和音が響き渡り、僕は思わず息を飲んだ。
( ^ω^)「……ごめん」
( ゚∀゚)「……」
ジョルジュも何かを感じたのか、そこから一言も喋ることなく部屋に置いてある食事を済ませた食器を
持ち、そのまま部屋から出てきた。
( ゚∀゚)「さ、行くか」
なんでもない風にそう言って歩き出すジョルジュを見て、僕は何も言い出すことが出来なかった。
457 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:50:29.29 ID:xuOcGNAJ0
しえん
458 :
イベント企画(アラバマ州):2007/03/16(金) 20:51:24.18 ID:ClhoojuA0
このときか
459 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 20:51:28.94 ID:KOstlCF50
このシーンか!
460 :
カメラマン(東京都):2007/03/16(金) 20:51:49.22 ID:krwq9keA0
wktk
しぃは手とか切られた人だと思ったが・・・違うか
461 :
女(茨城県):2007/03/16(金) 20:52:11.85 ID:so5M7lhu0
胃がいたくなってきたしえん
462 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:52:12.83 ID:GFGpUJzm0
部屋に戻ると僕は一人考え込んでいた。
勿論DATをどうやって手に入れようかと言うことについてだ。
この世界は僕にとっては例えるなら夢のようなものだ。現実とは非常に細い糸でしか繋がりを持ち得ない。
だから薄情なようだけれども、この世界がどうなろうと僕にはなんら影響は無いのだ。
彼らが彼らの世界で必死に生きようとするように、僕も自分の世界に必死になればいいのだ。
そうだ、彼女を殴ったっていい。果てには殺してしまったとしても僕は次の瞬間には全く関係ないのだ。
それならば僕は――
(´・ω・`)「ただいま」
(主^ω^)「……え? あ……お、おかえりだお」
呟き始めた途端ショボンが部屋に帰ってきた。そこで僕の考え事も霧散してしまった。
部屋に帰ってくるなりショボンは大きな鞄を置いて溜息を吐くと、デスクの椅子に座った。
僕は床にそのまま座っているのだが、未だに気遣うような言葉は1つも無い。
すると、ぼーっとPCの画面を見たままのショボンが、そのまま視線を僕へ向けずに小さく呟いた。
(´・ω・`)「悪いけど頼まれごとをしてくれるかな」
独り言かとも思えたが、僕は一応曖昧に返事をした。
するとやはり問いかけだったのかショボンがまたゆっくりと呟いた。
(´・ω・`)「あの子をV103に連れて行ってくれ」
(主^ω^)「あの子って……僕を変態呼ばわりした?」
(´・ω・`)「……あぁ、頼む」
少しは笑ってくれるかとも思ったのだが、ショボンは自分の脇に鍵を1つ置いただけで、
こちらを向きもしなかった。
僕はそんな空気に耐えかねて、立ち上がると静かにV154と彫られていたその鍵を取り
そそくさと部屋を出て行った。
463 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:52:38.35 ID:xuOcGNAJ0
しえん
464 :
造園業(-長野):2007/03/16(金) 20:52:43.12 ID:nveaIvHYO
支援
465 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 20:53:07.49 ID:esCQefnB0
466 :
イベント企画(アラバマ州):2007/03/16(金) 20:53:33.08 ID:ClhoojuA0
今回のブーンはずいぶんと……
467 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 20:53:38.71 ID:INRq8Fea0
( ゚∀゚)「腹減ってないのか? 今日のは結構でかいうんこだぞ」
(#^ω^)「うるさい!」
468 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:53:57.78 ID:GFGpUJzm0
ショボンの様子は気になったが、僕は深く考えることは止め真っ直ぐ部屋に向かっていた。
そう言えば彼女のお兄さんは一体どうなったのだろうか。
もう居ない。その言葉にどれだけの意味が潜んでいるのか、今の僕には計り兼ねた。
(主^ω^)「152……153……154」
迷うことなく部屋の前に辿り着いた僕は、右手の鍵を暫く見つめてから、ゆっくりとそれを鍵穴に
押し込んだ。
そして、開錠し終え扉の取っ手に手を掛け、僕は違和感を覚えた。
その違和感の形もよく分からぬままに扉を開けると、少女は壁に向かって座ったままで、どうやら
僕には気付いていないようだった。
(*゚ー゚)「ら〜ららら〜る〜う〜」
何かのメロディを口ずさんでいるが、壁に向かって歌う癖でもあるのだろうか。
(*゚ー゚)「え? わ!」
僕の存在にようやく気付いたのか少女はこちらを見ると、驚いたような声と共に近くの台を
無理矢理引っ張って自分と壁の間に引き寄せた。
そうだ、僕が違和感を抱いたのは彼女が飛び出して来なかった所為だ。
469 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:54:27.71 ID:xuOcGNAJ0
しえん
470 :
カメラマン(東京都):2007/03/16(金) 20:56:05.44 ID:krwq9keA0
471 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:56:25.43 ID:GFGpUJzm0
(*゚ー゚)「ちょっと! いつから居たの?」
(主;^ω^)「え? あ、えーと……ついさっき……」
つい罪悪感から僕は言葉を濁してしまった。やはりノック位はするべきだったのだろうか。
(*゚ー゚)「も〜……本当に変態だね」
(主;^ω^)「いや、その……」
(*゚ー゚)「ところで用事は、なぁに?」
僕が言い訳を始めるより先に少女は話題を変えてしまった。
思考が追いつかない僕はとりあえず質問に答えた。
(主^ω^)「えっと、なんかショボンがV103に連れてけって」
(*゚ー゚)「V103って?」
(主^ω^)「お? ……あ、えーと違う部屋だお」
(*゚ー゚)「ふ〜ん。なんだろ」
話しながらも僕は変態の汚名は返上できないものかと、話題とは別なことを考えていた。
(主^ω^)「ところで何をしていたんだお?」
(*゚ー゚)「え? 何が?」
(主;^ω^)「何がじゃないお。明らかに僕が来た時、そこに何か隠したお」
(*゚ー゚)「あはは、バレちゃったか」
少女はそう言って軽く苦笑いをすると、目を伏せながらもじもじとし始めた。
472 :
女(茨城県):2007/03/16(金) 20:56:33.19 ID:so5M7lhu0
支援
473 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 20:56:42.72 ID:esCQefnB0
ピアノ = 北海道
( ^ω^)小説作者って全国に散らばってるんだな
474 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:56:54.41 ID:xuOcGNAJ0
しえん
475 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 20:57:48.24 ID:INRq8Fea0
まさか…こっから怒涛のエロシーン?
476 :
野球選手(静岡県):2007/03/16(金) 20:57:49.36 ID:AjwcWQb/0
477 :
カメラマン(東京都):2007/03/16(金) 20:58:01.46 ID:krwq9keA0
478 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 20:58:02.23 ID:GFGpUJzm0
(*゚ー゚)「誰にも言わない? 特にショボン」
(主^ω^)「言わないお」
(*゚ー゚)「あのね……落書きしちゃった」
(主;^ω^)「……お?」
それがここまで人に隠匿を頼む事実なのかと僕は拍子抜けした。
それと同時に急に彼女が幼い子供のように見えてきて、僕は噴出しそうになった。
(主^ω^)「別にそれ位大したことじゃないと思うお」
(*゚ー゚)「甘いよ。ショボンにこれが知られたら……今度は、お説教5時間だよ〜」
まだバレたわけでも無いのに急に涙目になりながらふにゃふにゃと崩れる少女を見て、僕は
勝手にネチネチと説教をするショボンを想像した。
それは想像するだけでとても粘っこくてイヤなものだった。
(主;^ω^)「……わかったお。僕は何も見て無いし何も聞いて無いお。だから安心するお」
(*゚ー゚)「ホント? やった!」
喜び、僕に飛び掛ってきた彼女が満面の笑みを見せた。
僕は照れながらも、なんだか釣られて一緒に笑ってしまった。
479 :
イベント企画(アラバマ州):2007/03/16(金) 20:58:16.55 ID:ClhoojuA0
480 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 20:58:21.33 ID:xuOcGNAJ0
しえん
481 :
僧侶(コネチカット州):2007/03/16(金) 20:59:53.21 ID:HCAf9GdKO
これがアレなわけか
482 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:00:05.78 ID:GFGpUJzm0
(*゚ー゚)「えへへ、キョウハンシャだね」
(主^ω^)「キョウ……なんだお?」
(*゚ー゚)「んっふ〜。さ、行こ行こ」
話題を完結させるまで喋らないのは、この子の癖なんだろうか。
そう考える僕の腕を引っ張って少女は部屋の外へ飛び出した。
しかし、何を思ったのか少女は廊下に出ると先ほどまでの勢いを失い、立ち止まってしまった。
(主^ω^)「……どうしんだお?」
(*゚ー゚)「どこに行けばいいのかわかんないや」
なるほど、と笑って僕は少女の手を握りV103に向かって歩き出した。
少女の手は想像よりもずっと小さくて、薄っぺらく感じた。
それでも伝わってくる暖かさは、たしかに少女がそこに息づいていることを感じさせた。
僕は吐息と足音しか聞こえない現状を打開しようと、少女に話を振った。
(主^ω^)「なんでまた落書きしようと思ったんだお?」
(*゚ー゚)「あ、落書きだなんてひどーい!」
(主;^ω^)「お、お? さっき自分で言ってなかったかお?」
(*゚ー゚)「あれ? そだっけ」
おどけた様子でそう言うと少女はケラケラと笑い出した。
(*゚ー゚)「これでも絵描きの妹ですから。そうそう、この前だってショボンに絵を描いてあげたら
結構褒められたんだよ!」
そう言って余っている手を腰に当て胸を張る少女を見て、僕は上手く笑えなかった。
僕はそれを誤魔化すために更に質問を加えた。
483 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:00:18.64 ID:INRq8Fea0
最後に伴奏を引いてるのはしぃというわけか。
484 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:00:21.38 ID:xuOcGNAJ0
しえん
485 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/16(金) 21:01:52.44 ID:I0/tRSBuO
ってことは作者はもともとしぃの話も書くつもりだったのか。
486 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:02:09.25 ID:GFGpUJzm0
(主^ω^)「ショボンが? なんか冷たく一蹴される気がするお」
(*゚ー゚)「イッシュウ?」
(主^ω^)「お。僕は、あんまりショボンが好きじゃないお」
(*゚ー゚)「そう? 私はショボン大好きだよ。ワガママも結構聞いてくれるし……いや、ちょっとかな。
それにいっぱい面白い話知ってるんだよ」
(主^ω^)「そうなのかお」
(*゚ー゚)「そうなのだお」
僕の口調を真似してまた少女はケラケラと笑い出した。
それを聞いて僕はと言えば、照れ笑いのようなものをするばかりだったが。
(*゚ー゚)「ショボンが画用紙持ってきてくれないからこうなるんだよ。あと3日もあればあの部屋は
メルヘンワールドになるよ」
メルヘンワールドだなんて一体どんな落書きをしていたのだろうか。
そう思いながら何気なく僕は要らぬ気遣いをしてしまう。
(主^ω^)「そうしたらお兄さんに見てもらうといいお」
(*゚ー゚)「……うん、そうだね」
そのせいで会話は霞み、消えてしまった。
487 :
カメラマン(東京都):2007/03/16(金) 21:02:13.26 ID:krwq9keA0
本編の最後の
「そこには、焼け落ちたモナリザの絵らしきものが・・・」
ってのはしぃが描いたのか
488 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 21:03:07.58 ID:esCQefnB0
あんまり予想すんなよ。
作者がやりにくくなるだろ。
489 :
イベント企画(アラバマ州):2007/03/16(金) 21:03:12.96 ID:ClhoojuA0
泣きそう……
490 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:04:18.57 ID:GFGpUJzm0
V103はどうやら無人のようだった。
微かに部屋に残る廊下とは違う暖かな匂いに、僕はヒステリックな彼女を思い出していた。
そう言えば彼女はブーンのガールフレンドだったか。
2人揃ってイライラしていたのは、会えないストレスからだったのだろうかと僕は憶測をした。
(*゚ー゚)「誰も居ないね」
(主^ω^)「お」
ショボンには連れて行けと言われただけで、その後の行動は指定されていなかった。
一体この先は何をしたらいいんだろうか。
そう言えばこの部屋にはDATがあったんだ。今なら持ち出すチャンスかもしれない。
(*゚ー゚)「ねぇ、変態さんのお名前は?」
(主^ω^)「僕かお?」
突然名前を聞かれて答えようと開いた僕の口は、しかし名前を紡ぎ出せずに硬直してしまった。
名前が思い出せなかったのだ。
いや、思い出せないと言うよりは空白。名前があった場所にぽっかりと穴が開いているのだ。
予想厨は死にな
そして無駄な雑談すな
492 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:04:37.47 ID:xuOcGNAJ0
しえん
493 :
名無しさん@(関東):2007/03/16(金) 21:05:29.37 ID:2KRTjRdHO
本編未読の俺でもお前らのレスのおかげで大方の予想がついた
これはひょっとしてクーが護り〜の続編か?
495 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:05:58.88 ID:GFGpUJzm0
(主;^ω^)「う……あ……」
(*゚ー゚)「まさか、すっごい恥ずかしい名前とか?」
(主;^ω^)「その……」
(*゚ー゚)「わかった! 実は女の子みたいな名前だったとか!」
盛り上がる少女をよそに、僕は突発的なアイデンティティクライシスに陥っていた。
思春期に感じるようなものではなく、本当に自分と言う存在がバラバラに砕け散って、
いつの間にか無くなってしまうかの様な危機感。
僕は本当にここに居るのだろうか。
(*゚ー゚)「ねぇ、どうしたの? そんなに名前を言うのがイヤなの?」
(主^ω^)「僕は……」
DATを取り返さなければいけない。世界の為と言うよりは寧ろ自分自身の為に。
改めて僕は決意を固めた。話が一段落したらあれを持って行こう。
(*゚ー゚)「ねぇ、聞いてる?」
(主^ω^)「聞いてるお」
(*゚ー゚)「もう……。あ、そういえば私の名前知ってる?」
僕は首を横に振った。
496 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:06:00.68 ID:INRq8Fea0
ショボンって確か死ぬんだよな…。
じゃあしぃの兄って死(ry
497 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 21:06:12.98 ID:KOstlCF50
男は黙って支援
予想は胸の内にしまっとけ
499 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:06:36.37 ID:xuOcGNAJ0
しえん
501 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:08:12.52 ID:GFGpUJzm0
(*゚ー゚)「私は、しぃ。お兄ちゃんは、よく『しぃのすけ〜』とか『しぃたけ〜』とか変な呼び方するけど
間違えないでね」
その言葉だけで僕は容易に仲の良い兄妹を想像することが出来た。
兄思いの妹に、妹思いの兄。この2人には出来るなら幸せになって欲しいと、僕は思った。
(主^ω^)「わかったお。しぃちゃん」
(*゚ー゚)「しぃちゃんはなんか子供っぽくてヤだよ。それになんか、気持ちわるい」
(主;^ω^)「きも……」
確かにちょっと照れはあったけれども気持ち悪いと言われるのはショックだった。
自分では気付いていないだけで、僕はそんなにも挙動が変態染みているのだろうか。
(*゚ー゚)「いつになったら会えるんだろ……」
唐突に、ぽつりとしぃが呟いた。
それを聞いた僕は途端に切ない気持ちになってしまう。
(主^ω^)「……」
しかし思い浮かぶ慰めの言葉全てが今のしぃには軽すぎるような気がして、僕は何も言えなかった。
502 :
すずめ(チリ):2007/03/16(金) 21:08:21.00 ID:7u8jddib0
紫煙
503 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/16(金) 21:08:28.33 ID:I0/tRSBuO
504 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 21:08:37.42 ID:KOstlCF50
支援
505 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:09:05.34 ID:INRq8Fea0
>>494 これはピアノをひかされるって作品だぞ。
これだから素人は
506 :
カメラマン(東京都):2007/03/16(金) 21:10:01.00 ID:krwq9keA0
僕はそんなにも挙動が変態染みているのだろうか。
珍妙を思い出してしまったのは俺だけのはず
支援
507 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:10:08.68 ID:GFGpUJzm0
(*゚ー゚)「あ、忘れ物した!」
澱んだ空気の中、弾ける様な声でしぃが大きめの独り言を発した。
(主^ω^)「忘れ物?」
(*゚ー゚)「うん、お兄ちゃんとの写真。あの台の引き出しの中に入れっ放しだった」
(主^ω^)「別に無くなったりはしないと思うお」
(*゚ー゚)「でも不安だよ〜。あれ1枚しかないし。お願い! 持ってきて!」
(主;^ω^)「ぼ、僕が?」
(*゚ー゚)「だって私はここに居なきゃショボンが困っちゃうでしょ」
けれども僕はそこにあるDATを早く手に入れたい。
写真なんて引き出しに入れておいて先ず無くなるわけがない。
そうだ、このままDATを取って僕は帰るべきだ。
だってあのDATには世界が掛かっているんだから。
(*゚ー゚)「どうしたの?」
(主;^ω^)「……お? い、いやなんでもないお」
僕はチラチラとラジカセの方を見ながらも、結局はしぃに言われたとおりに写真を取りに
行くことにした。
この世界なんて僕には関係ないとあんなに思っていたのに、僕は何をしているのだろうか。
でも、それにしても少し自分勝手な考えをしていたかもしれない。
508 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:10:27.66 ID:xuOcGNAJ0
しえん
509 :
書記(関西地方):2007/03/16(金) 21:10:30.37 ID:C9clLttL0
スマン勘違いしたようだ
511 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:10:49.51 ID:INRq8Fea0
しぃ逃亡フラグか
512 :
果樹園経営(兵庫県):2007/03/16(金) 21:12:03.96 ID:K9sMOeDV0
黙って支援
513 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:12:05.00 ID:GFGpUJzm0
しぃの部屋に戻り言われたとおり引き出しを開けると、確かにそこには1枚の写真があった。
兄がしぃを抱えているのか2人の顔の高さはほぼ同じで、しぃはそんな兄の肩にしがみ付いていた。
2人は互いの頬を寄せながら、こちらに笑顔を向けピースサインをしている。満面の笑みだ。
頭にリボンを結ぶしぃは今よりもまだ少し幼いようだった。
照りつける日差しは夏のものなのだろうか。2人の服装も薄着で背景には真っ青な空が
ずっと広がっていた。
その写真には間違いなく幸せが写っていた。
(主^ω^)「……」
僕は写真を胸ポケットにそっと仕舞うと、夏の匂いを思い出しながら部屋を後にした。
夏の匂いは思い出すだけで僕の心を暖めてくれた。
514 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:12:29.18 ID:xuOcGNAJ0
しえん
515 :
ソムリエ(東京都):2007/03/16(金) 21:12:50.15 ID:NYOLhwRY0
本編を見たときに、残ってた謎は脳内保管か・・・。とか思ってたけど
こんな機会に巡り会えるなんて、運命に感謝。
516 :
乳母(コネチカット州):2007/03/16(金) 21:13:14.56 ID:Fo3otWejO
支援
今回は重いな
517 :
ひちょり(千葉県):2007/03/16(金) 21:13:37.83 ID:EI2v9UTq0
四円
518 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:13:55.25 ID:GFGpUJzm0
再び戻ったV103の扉の前には、どう言うことか大きなベッドがあった。
V103にあったものだろうか。事態は把握できなかったが、僕はベッドの脇に佇んでいた
ショボンを見つけると挨拶の意を込めて手を上げた。
(´・ω・`)「何処に行ってたんだ」
ショボンの表情はいつもの通りだったが、どうにもその声色がワントーン低いように感じられ、
僕は多少尻込みした。
(主;^ω^)「その、忘れ物を……」
(´・ω・`)「忘れ物? ……まぁ、いい。このベッドをV154まで運んでくれ。あとこのラジカセもな」
そう言ってベッドの上に置かれたのは間違いなくDATの入っているあのラジカセだった。
思わぬ形で転がり込んできたチャンスに、僕は嬉しさを表に出すまいと我慢しつつ頷いた。
(´・ω・`)「わかったら行ってくれ。僕はまだまだやらなきゃいけないことがあるんだ」
(主^ω^)「わかったお」
多少の冷たい言い草も今の僕には関係なかった。
今すぐDATを持ってこの世界とさよならをしてもいいのだが、最後に一仕事するくらいは
良いだろうと、僕はベッドを引き摺りながらV154を目指して歩き出した。
519 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:14:10.75 ID:xuOcGNAJ0
しえん
520 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:14:20.88 ID:INRq8Fea0
俺も妹が欲しかったな……。しぃorz
しぃの部屋にツンは移動したのか?
522 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/16(金) 21:15:17.15 ID:I0/tRSBuO
今回の主軸はあっさりしてるな
ブーンのAAが妙にあってないwww
523 :
女(茨城県):2007/03/16(金) 21:15:40.57 ID:so5M7lhu0
支援
524 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:16:19.44 ID:GFGpUJzm0
部屋の適当な場所にベッドを置いてそれに腰掛けると、僕は早速反対側にあるラジカセに
手を掛けようと体を伸ばした。
すると自分のポケットから何かがヒラヒラと掛け布団の上へ落ちるのが見え、視線を移した。
それはついさっきしぃに頼まれて持ち出した写真だった。
(主^ω^)「……」
関係ない。僕はここでDATを取って帰るだけだ。
写真なんてここに置いておけばきっと後で戻ってきた時に気付くはずだ。
何か悪いことをしているだろうか。僕はたまたまこの世界に来ただけで関係者ではない。
世界を救うDATと写真、そのどちらが僕にとって重要かなんて考えるまでも無い。
だが僕の腕はそれきり全くラジカセに近づくことは無く、ただ視線は写真の笑顔に釘付けに
なっていた。
(主^ω^)「……ふう」
焦ることは無い。写真を持って行くくらい良いじゃないか。どうせすぐそこだ。
そう思い僕はベッドから勢いよく飛び降りると、早足でしぃの居る部屋に向かった。
滑稽だ。行ったり来たり、僕は本当に何をしているのだろうか。心が、落ち着かない。
525 :
不動産鑑定士(コネチカット州):2007/03/16(金) 21:16:25.28 ID:Fo3otWejO
支援いたす
526 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:16:29.22 ID:xuOcGNAJ0
しえん
527 :
女(茨城県):2007/03/16(金) 21:17:08.14 ID:so5M7lhu0
支援
528 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:17:27.21 ID:INRq8Fea0
主軸としぃの関係が近くなって、
最後は死に別れになっちゃうんだろうか…(´・ω・`)
この想像が外れて欲しい
529 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:18:03.19 ID:GFGpUJzm0
それを聞いたのは丁度道のりの半分位に差し掛かったときだった。
ここの制服を着た男が2人、何かを話しながら向こうから歩いてきていた。
そして擦れ違い様に聞こえてきた話が妙に僕の心に引っかかったのだ。
「で、もうバラしちゃったわけ」
「いや、ヌいたただけ。あとは今日中にバラして各家庭へ……ってな」
(主^ω^)(……?)
僕は立ち止まり耳を澄ませた。
「哀れと言うか何と言うか」
「わざわざ戻ってくるなんて頭おかしいよな」
「D221は通り道なのによぉ、なんか不気味で仕方ないわ」
「よく言うぜ。出荷前のスパイスだとか言って鉢合わせさせたことあるくせに。あいつも確か妹居たよな」
その会話に僕は更に興味と不安を覚え、2人の男の跡をゆっくりとつけ始めた。
「そうそう、こんなちびっ子な。もう買い手付いたんだっけ?」
「あぁ、もう何件かには絞ってるってさ。面白いことに兄貴の肉を予約した奴も要るぜ」
「胃袋で感動のご対面ってか! ははは! でもずっと生き地獄よりは良いだろうな」
「兄貴の肉が豚のエサじゃなけりゃあな」
「ははは!」
そこまで聞いて次の瞬間には既に、僕はD221を目指していた。
ただの偶然に決まっていると心の中で呟きながら。
530 :
組立工(富山県):2007/03/16(金) 21:18:05.47 ID:uMZxd4Ha0
紫煙
今日のNGID:INRq8Fea0
総合を荒らした挙句、ここで予想までするか。
532 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:18:49.73 ID:xuOcGNAJ0
しえん
533 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:19:42.75 ID:INRq8Fea0
そんなに邪険にしなくてもいいじゃん(´;・ω・;`)
俺だって合作みたいんだよう
534 :
ネコ耳少女(コネチカット州):2007/03/16(金) 21:19:59.27 ID:XQpIiQNgO
>>528 さすが中学生。
空気も読めないし礼儀も知らないか
535 :
女(茨城県):2007/03/16(金) 21:20:03.81 ID:so5M7lhu0
支援
536 :
果樹園経営(兵庫県):2007/03/16(金) 21:20:36.50 ID:K9sMOeDV0
予想を心内に納めとけ
537 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:20:50.85 ID:GFGpUJzm0
Dなんて付く場所には行ったことは無かったが、それでも迷うことなく着くことが出来た。
空気が澱んでいるのを肌で感じるほどに嫌な場所だった。
見た目には他と変わらないにもかかわらず、だ。
(主^ω^)「……D221」
程なくして目的の部屋に辿り着くと、僕は声に出してその部屋番を確認した。
気味の悪さから肌寒く感じているのかと思っていたが、握った取っ手がひんやりと冷たかった。
躊躇うことも無く、考え込むことも無く、僕はただ扉を開けた。
中からは一層冷たい空気が溢れてきて、それと同時に僕の目にはこちらに足を向けて
大の字に寝る裸の人が見えた。
言い知れぬ不安を感じながらも、僕の胸には既に確信めいたものが湧いてきていた。
しかし僕はそれを否定して欲しくて部屋の中へ踏み入った。
(主;^ω^)「……」
予想はしていてもショックは抑えられなかった。
眠っているかのようなその顔は、写真で見た優しそうなしぃのお兄さんのものだった。
そして、やはり既に事切れていた。
(主^ω^)「……」
恥ずかしいことではあるけれども、僕はこの時頭の中では既に帰るまでの手順を考えていた。
しぃに会いたくなかった。会ってしまったら僕はきっとしぃに勘繰られてこの事実を関節的に伝えてしまう。
そんな気がしていた。
だから早足にその部屋を出て、僕はV154を目指した。
心の赴くままに。早くDATを回収するために。
もう、全てから逃げ出したかった。
538 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:21:13.48 ID:xuOcGNAJ0
しえん
539 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:21:33.97 ID:INRq8Fea0
>>534 そういうあなたは礼儀とか言えるんですかね(´・ω・`)
予想が嫌ならみなきゃいいのに(´・ω・`)
540 :
ソムリエ(東京都):2007/03/16(金) 21:22:04.48 ID:NYOLhwRY0
本編に混ぜるのは辛いだろうし、パラレル的なハッピーエンドを期待してた。
しかし、そうはならない。それがピアノクオリティ
支援
541 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:22:11.84 ID:GFGpUJzm0
V154の扉をなんら躊躇うことなく開けると、僕は一目散にDATに向かおうとして、見えた光景の
予想との相違に面食らった。
部屋の中にはブーンの彼女が居たのである。
(主;^ω^)「な、何で居るんだお」
ξ;゚听)ξ「あんたこそなんで入ってきてんのよ」
(主^ω^)「お?」
前回に比べ数段柔らかい彼女の物腰に、僕は軽い親近感を覚えた。
(主^ω^)「怒らないのかお?」
ξ゚听)ξ「……あんたに怒っても仕方ないもの。似てるけど、やっぱり全然違う。この前は
ちょっとびっくりしただけ」
(主^ω^)「それは良かったお。ところで……」
僕はチラリと視線をラジカセの方へ向けると、彼女の様子を窺いながら言った。
(主^ω^)「あの中に入ってるメディアが欲しいお」
ξ゚听)ξ「絶対ダメ」
(主;^ω^)「あぁ……」
即答だった。
OKを貰える自信なんて無かったが、ここまで即座に拒否されるとは思っていなかった。
542 :
果樹園経営(兵庫県):2007/03/16(金) 21:22:37.22 ID:K9sMOeDV0
ガチで厨かよ
痛杉
543 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:22:56.88 ID:xuOcGNAJ0
しえん
544 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 21:23:25.50 ID:kbkJB7OCO
黙って支援しろ
545 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 21:23:38.36 ID:esCQefnB0
>>539 いい加減に煩い。
これ以上何も言わないから、黙ってwktkしとけ。
546 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:23:55.31 ID:GFGpUJzm0
(主^ω^)「どうしてもかお?」
ξ゚听)ξ「どうしても」
(主;^ω^)「……なんでそんなに大事にしてるんだお?」
ξ゚听)ξ「だって、今の私にはこれしかブーンを感じることが出来るものが無いんだもの。
絶対に渡せない」
(主^ω^)「そんなにブーンが好きなのかお?」
ξ゚听)ξ「……当たり前じゃない。止めてよ、改めて言うまでも無いわ。どうしてブーン以外を
好きになれるのよ」
いまいち回答としてずれていると思ったが、話の中身は掴めてきた。
つまり彼女にはメディアじゃなくて、中身が重要なのだ。
(主^ω^)「そうだ、じゃあダビングをするとか」
ξ゚听)ξ「私にコピーを聴けって言うの? イヤよ。これは私だけの物なの」
(主;^ω^)「えー……」
名案だと思ったのに簡単に一蹴され、僕は唸りながら床に座り込み頭を抱えた。
さっき取っておけば良かったと、今更ながらに後悔せずには居られなかった。
そう思いながら先ほどの無人の部屋を回想していると、ふと写真の事を思い出した。
そしてこちらもさっき渡しておけば良かったと、やはり後悔せずには居られなかったのだ。
(主;^ω^)「……」
ξ゚听)ξ「……」
苦悩の表情で見つめてみたが、やはり駄目だった。
こんなにも僕が困っているのに意地悪をして何が楽しいのだろうか。
僕は段々と腹が立ってきて思考が定まらなくなってきた。
頭の中にDATが欲しいという思いだけが、ぐるぐると渦巻いている。
547 :
カメラマン(東京都):2007/03/16(金) 21:23:56.78 ID:krwq9keA0
ID:siEnsItok
548 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 21:24:04.77 ID:KOstlCF50
支援
549 :
VIPからきますた(コネチカット州):2007/03/16(金) 21:24:06.72 ID:I0/tRSBuO
>>539 礼儀ってさ……この世に必要ないと思わない?
550 :
美容師(catv?):2007/03/16(金) 21:24:08.54 ID:mDvhONHi0
支援
551 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:24:15.32 ID:xuOcGNAJ0
しえん
552 :
ソムリエ(東京都):2007/03/16(金) 21:24:25.76 ID:NYOLhwRY0
>>539 常識的に考えて思えがわるいだろう・・・。本スレで予想するってのは・・・。
部外者がスマソ。殺伐とした空気の中での投下は作者に申し訳ないと思ったが、一言だけ言いたかった。
553 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:24:34.86 ID:INRq8Fea0
年齢とか関係ないっしょサーセン。
いちいち突っかからないでくれ自治厨(´・ω・`)
554 :
造園業(四国):2007/03/16(金) 21:24:34.88 ID:l4DggRlwO
予想はご法度。
黙って支援
555 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:26:13.62 ID:GFGpUJzm0
ξ゚听)ξ「なに?」
(主^ω^)「……」
そう、大丈夫だ。何も怖いことなんて無い。
この世界には、もうこれきり来ることなんて無い。
躊躇うな、僕。今手に入れなければまたややこしいことになる。
ξ;゚听)ξ「ねぇ、ちょっと……」
(主^ω^)「……」
気付けば僕は彼女のすぐ目の前まで歩み寄っていた。
頭の芯がふわふわとアルコールに浮かんでいるような感覚。
僕はそのまま彼女の首筋に手を伸ばして――突然しぃの顔が目の前に浮かんだ。
(主;^ω^)「!」
ξ;゚听)ξ「……」
(主;^ω^)「……また来るお」
走り去るようにして、僕はその場を後にした。
何を考えている。あり得ない。一時の感情に流されそうになった。何故、どうして。
夜まで待とう。夜まで待って寝静まった頃にこっそり取ってしまおう。その方が良い。
混乱する頭を整理しながら、僕は胸の辺りを手で押さえて廊下を早足で歩いていた。
その途中ショボンと擦れ違ったが、酷く疲れた顔をしていて、どうやら僕にも気付いていない
様子だった。仕事が忙しいのだろうか。
しかしながら僕も人の心配をする余裕が無かったので、話し掛けずにそのまま部屋へと戻り、
まだ陽は落ちていなかったが夜に備えてそのまま寝ることにした。
556 :
ネコ耳少女(コネチカット州):2007/03/16(金) 21:26:14.44 ID:XQpIiQNgO
やたらあぼーんが増えたな
厨発狂プゲラwwwwwwwwwwwwwwwww
557 :
美容師(catv?):2007/03/16(金) 21:26:23.01 ID:mDvhONHi0
支援
558 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:26:28.07 ID:INRq8Fea0
>>552 作者のレスを抽出すればおk
レスは自由に書き込む権利があると思うんだけど、何か間違ってる?(´・ω・`)
559 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:26:44.63 ID:xuOcGNAJ0
しえん
560 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 21:27:17.08 ID:aSz5LidP0
ID:INRq8Fea0は今日のNGだな……ゆとりめ
黙ってwktkしてろ
561 :
果樹園経営(兵庫県):2007/03/16(金) 21:27:34.51 ID:K9sMOeDV0
これは予想しちゃいけないんだ
これだから素人は
支援
562 :
カメラマン(東京都):2007/03/16(金) 21:28:44.24 ID:krwq9keA0
横からすまないがやはり自由の中にもルールってもんがあるんじゃないかな
支援
563 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:28:54.56 ID:GFGpUJzm0
僕は何て馬鹿なんだろうと燦々と窓から降り注ぐ陽に涙した。
寝過ごしてしまったのだ。
慣れない場所で疲れていたとは言え、まさかこんなに馬鹿みたいに
眠ってしまうとは思わなかった。
(主;^ω^)「……参ったお。これじゃあ台無しだお」
(´・ω・`)「何が台無しなんだい?」
僕の独り言を聞いていたのか、ショボンが質問をしてきた。
こうなったら駄目元でショボンに相談をしてみようと思い、僕は口を開いた。
(主^ω^)「実はV154にあるメディアをちょっと借りれないかと思ってて……」
(´・ω・`)「……V154? ……君、彼女に会ったのかい?」
(主^ω^)「お? 会ったお」
(´・ω・`)「そうか」
そう言うとショボンは引き出しを開け、中を探り始めた。
何か役立ちそうなアイテムでもあるのだろうかと、俄に僕の期待が膨らむ。
そうして程なくして出てきたのは金属で出来た足錠だった。
564 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:29:37.44 ID:xuOcGNAJ0
しえん
565 :
野球選手(静岡県):2007/03/16(金) 21:29:44.06 ID:AjwcWQb/0
(゜д゜)
(゚д゚)支援
566 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:29:51.54 ID:GFGpUJzm0
(主;^ω^)「いや、幾らなんでもそれは……」
しかしその足錠は手渡されること無く、そのままあろうことか僕の足にかけられた。
(主;^ω^)「……お?」
(´・ω・`)「あの子に感謝しなよ、本当なら殺した方が早いんだ。……いや、あの子なんて居ない」
(主;^ω^)「……」
僕を見ているのかよく分からない虚ろな視線のショボンに、それ以上何を言うことも出来なかった。
そしてここから数日間、僕は足錠を部屋の隅の杭と鎖で繋がれ、この部屋に監禁された。
食事は与えられたしトイレにも行けた。
無駄に時間を過ごすイライラが募るだけで、一般的な監禁のイメージに比べれば大したことは無かった。
そんな僕よりも寧ろショボン本人の方が、日に日に磨耗していっているような、そんな印象を受けた。
厨房晒しage
568 :
イベント企画(アラバマ州):2007/03/16(金) 21:29:58.35 ID:ClhoojuA0
黙々としえんを続けるID:xuOcGNAJ0にほれた。
569 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:30:23.17 ID:INRq8Fea0
>>561 そのルールってやつに捕らわれると自治厨ってことになっちゃうんじゃないかな(´・ω・`)
スレのレスが支援だけだと作者も寂しいだろうし
570 :
ソムリエ(東京都):2007/03/16(金) 21:30:28.97 ID:NYOLhwRY0
もう何も言わない。無視が一番と言う人がどんだけ正しいか改めて思い知ったよ。
支援支援
571 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 21:31:02.74 ID:esCQefnB0
>>558 電車内で携帯を使うのはを禁止じゃない。迷惑行為。
お前がやってるのはまさにそれに等しい、迷惑行為。
572 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 21:31:05.83 ID:KOstlCF50
支援
573 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:31:22.39 ID:INRq8Fea0
574 :
酒類販売業(アラバマ州):2007/03/16(金) 21:31:44.26 ID:mqkByVDr0
ルールを守るからこその自由だろ
支援
575 :
果樹園経営(兵庫県):2007/03/16(金) 21:31:53.17 ID:K9sMOeDV0
中傷しないだけましか
支援
576 :
講師(埼玉県):2007/03/16(金) 21:31:53.63 ID:arlgbIZf0
厨はほっとけ
支援
577 :
造園業(九州):2007/03/16(金) 21:31:57.77 ID:LPgnzW86O
お前らはスルーもできんのか
578 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:32:02.07 ID:GFGpUJzm0
何日経っただろうか。恐らく5日から7日程度だと思うのだが、確信は持てない。
この日は朝から天気が悪かった。
蛍光灯の点く部屋から眺める暗い空は、日常からの軽い離脱感を覚えた。
(´・ω・`)「……」
そんな窓の外を眺めていた僕の元にショボンが近寄り、何も言わないまま僕の足錠を外した。
僕は何事かと戸惑いショボンに問いかける。
(主;^ω^)「ショボン、一体これは……」
(´・ω・`)「今日で終りだ」
(主^ω^)「?」
(´・ω・`)「今日で何もかも終りなんだ。君は僕の勝手な罪滅ぼしの対象だ。何処にでも行ってくれ」
(主^ω^)「……ショボン?」
しかしショボンは僕の呼びかけに応じることは無く、そのまま僕に背中を向け部屋を出て行ってしまった。
恐ろしいほどに静まり返った部屋で1人、僕は言い知れぬ予感を覚えていた。
579 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 21:32:07.04 ID:aSz5LidP0
もういいから黙ってNGして無視しようぜ
580 :
ひちょり(千葉県):2007/03/16(金) 21:32:13.23 ID:EI2v9UTq0
支援
581 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:32:23.34 ID:xuOcGNAJ0
しえん
582 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 21:32:24.92 ID:kbkJB7OCO
作者の投下中にだらだら言うな
スルーしとけばその内消える
583 :
ミトコンドリア(西日本):2007/03/16(金) 21:32:34.96 ID:jB5mAyEE0
なにはともあれ支援
584 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:32:47.16 ID:INRq8Fea0
>>571 ここは電車内じゃありませんが?
VIPのスレですが、支援以外をかいてはいけないという規則は無いはずです。
ローカルルール見直してからおいで(´・ω・`)
585 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 21:33:19.46 ID:aSz5LidP0
黙って支援
586 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 21:33:32.94 ID:isA7+WLhO
支援
587 :
ひちょり(千葉県):2007/03/16(金) 21:33:46.18 ID:EI2v9UTq0
いいから静かに支援
588 :
通訳(北海道):2007/03/16(金) 21:33:50.99 ID:zqfuWchdO
支援
589 :
不動産鑑定士(コネチカット州):2007/03/16(金) 21:33:53.18 ID:Fo3otWejO
>>558 作者が投下しにくいから予想は本スレではやらないでほしいってこと。
とにかくここで争っても仕方ないから今は黙ってwktk支援しようぜ
もういい
始めに触った俺が言うのもなんだけど
スルー推奨。
臭いものに触れたら臭いがうつる
591 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 21:33:54.54 ID:KOstlCF50
しえん
592 :
果樹園経営(兵庫県):2007/03/16(金) 21:34:07.12 ID:K9sMOeDV0
はいはいするーするー
支援
593 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 21:34:09.08 ID:VhVDFRkv0
支援
594 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:34:13.71 ID:GFGpUJzm0
監禁されている間に僕はいろいろなことを考えていた。
DATのことは勿論だけど、しぃの事をよく考えていた。
お兄さんがあんな事になって、この写真を僕が持っていってしまったらきっとしぃは辛いだろう。
だから僕は、やはりこの写真だけは渡さなくてはいけないのだ。
そう思い、今僕はV103を目指し歩いていた。
けれども、しぃに会った時僕はなんて言ったら良いのだろうか。
写真を取ってくるのにこんなに時間が掛かったんじゃ何かを問われるに決まっている。
でもきっとしぃなら、笑って冗談の1つでも言えば終りのような気もした。
暗い顔をしていては駄目だ、楽観的に行こう。
僕はそう心に決めて辿り着いたV103の扉をゆっくりと開けた。
そして、それを見た。
(主;^ω^)「……」
言葉が出なかった。
目の前に横たわっていたのは、いや、転がっていたのは、人形の出来損ないのようなもの。
人間か作り物かの判断が一瞬では付かないほど現実離れしたそれは、人間足るべきならば
腕と足が一本ずつ少なかった。
しかし微塵も動かないそれは、まるで本当に作りかけの人形の様でもあった。
595 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:34:48.48 ID:xuOcGNAJ0
しえん
596 :
和菓子職人(コネチカット州):2007/03/16(金) 21:34:51.98 ID:/PpkAgRIO
597 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 21:34:54.54 ID:aSz5LidP0
支援
598 :
造園業(九州):2007/03/16(金) 21:34:59.99 ID:LPgnzW86O
599 :
野球選手(静岡県):2007/03/16(金) 21:35:29.51 ID:AjwcWQb/0
ハイハイ支援支援
600 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 21:35:30.91 ID:esCQefnB0
もう分かった。
説得できると思った俺が馬鹿だった。NG登録しといた方がいいな。
601 :
イベント企画(アラバマ州):2007/03/16(金) 21:35:36.82 ID:ClhoojuA0
何故殺した
602 :
ひちょり(千葉県):2007/03/16(金) 21:35:48.91 ID:EI2v9UTq0
支援
603 :
ソムリエ(東京都):2007/03/16(金) 21:35:49.25 ID:NYOLhwRY0
ついさっき、本編見てきたから、この時点で何か泣ける。
支援
604 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 21:36:02.30 ID:VhVDFRkv0
支援
605 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:36:03.09 ID:GFGpUJzm0
(主;^ω^)「……うぐっ……」
目眩と同時に吐き気を催した。
だが僕の足は近づこうとしていた。僕の目は確かめようとしていた。
僕の手が目隠しをゆっくりとずらし、僕の口は呼吸を忘れた。
そして僕の頭はそれがしぃであることを認識して、心はそれを否定しようとした。
更に猿轡を外すも、だらしなく開いたその口は、確信を高めさせるばかりだった。
目隠しをされ、猿轡をかまされ、服も着させてもらえずに、しぃは床に放置されていたのだ。
こんな姿にまでされてこの子は独り、辱めを受けていたのだ。
その事実は僕の心には入りきらずに、形を変えて目から溢れ出た。
(主;ω;)「……」
大きな喪失感は、僕から言葉をも奪った。
そしてぽっかりと空いた空虚を埋めるように、心の奥から怒りが湧いてきた。
しぃをこんな目に合わせた奴は一体何を考えているんだ。絶対に頭がおかしい。
未だに、しぃの瞳はこちらを見ることなく何処か虚を眺めている。
しぃはこんな顔だっただろうか。
『(*゚ー゚)』
あの笑顔は、何処だ。
606 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:36:36.47 ID:xuOcGNAJ0
しえん
607 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:36:48.11 ID:INRq8Fea0
>>589 んーじゃあ予想は控えるよ。外野がうるさいし…。
ただ、暴言はいてる人はやめてほしい、せっかくの作品が汚れる。
(´・ω・`)
608 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 21:36:52.98 ID:aSz5LidP0
ああ
609 :
野球選手(静岡県):2007/03/16(金) 21:37:25.93 ID:AjwcWQb/0
支援支援
610 :
ひちょり(千葉県):2007/03/16(金) 21:37:34.83 ID:EI2v9UTq0
支援
611 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 21:37:41.30 ID:KOstlCF50
支援
612 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 21:38:02.40 ID:aSz5LidP0
支援
613 :
造園業(四国):2007/03/16(金) 21:38:10.88 ID:l4DggRlwO
変態……。
614 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 21:38:24.90 ID:kbkJB7OCO
支援
615 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 21:38:28.00 ID:VhVDFRkv0
支援
616 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:38:40.02 ID:INRq8Fea0
ちょ!!!
しぃ……ねーよorz
勘弁してくれ…
617 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:39:01.71 ID:GFGpUJzm0
不意に扉の開く音がして、僕はただそのまま後ろを振り返った。
そこに居たのは白いポリタンクをぶら下げたショボンだった。
(´・ω・`)「……君、見たんだね」
(主;ω;)「……」
何故ショボンはあんなに落ち着いているんだろうか。
その時突然、僕の頭の中で全てが繋がった。
(主^ω^)「ショボン……なのかお」
(´・ω・`)「……仕事の邪魔だ。出て行け」
(主^ω^)「イヤだお」
(´・ω・`)「……」
今はっきりと自分の意思の様なものを感じた。僕は確かにここに居た。
(主^ω^)「しぃをこれ以上傷つけることは許さないお」
(´・ω・`)「……しぃ? 誰だいそれは」
(主^ω^)「とぼけるなお。目が見えないのかお?」
(´・ω・`)「煩いな。しぃなんて居ないんだよ。そんな子は居ない。僕はただ人形をバラしただけなんだ」
(主#^ω^)「いい加減に……」
(´・ω・`)「このままにしろと? このままが幸せだとでも?」
(主#^ω^)「何を言ってるんだお……こんな目に遭わせたのはショボン自身だお!」
怒りは静まるどころか、ますますその勢いを激しくしていた。
奥歯がガタガタと熱に震え、背筋を粘っこい嫌悪の念が這い回る。
もう少し近ければ僕は間違いなく怒りに任せてショボンを殴っていたに違いない。
618 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 21:39:08.89 ID:VhVDFRkv0
・・・ああ、うるせぇ・・・・・・
619 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:39:29.73 ID:xuOcGNAJ0
しえん
620 :
クリエイター(関西・北陸):2007/03/16(金) 21:39:45.00 ID:2KnOuSOaO
しぃぃぃぃぃ・゚・(ノД`)・゚・。
621 :
野球選手(静岡県):2007/03/16(金) 21:39:50.55 ID:AjwcWQb/0
作戦
→しえん しようぜ
622 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 21:39:50.31 ID:aSz5LidP0
支援
623 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:40:06.75 ID:INRq8Fea0
ショボンが殺したのか…。
しぃカワイソス…(´;・ω・;`)
624 :
絢香(神奈川県):2007/03/16(金) 21:40:18.24 ID:0IJ3Rzrz0
sien
625 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 21:40:27.69 ID:isA7+WLhO
師援
626 :
美容師(catv?):2007/03/16(金) 21:40:31.58 ID:mDvhONHi0
支援
627 :
果樹園経営(兵庫県):2007/03/16(金) 21:40:34.75 ID:K9sMOeDV0
支援
628 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:40:39.85 ID:GFGpUJzm0
(´・ω・`)「教えてあげるよ新人。この人形は予約済みだったんだ」
(主^ω^)「?」
(´・ω・`)「もう用が無いと判断されると、色々な人達に買ってもらうんだ。僕達の活動もお金が要るからね」
(主^ω^)「だからなんだお」
(´・ω・`)「なに、お手伝いさんにするなんてものじゃないこと位は予想が付くだろうに」
(主^ω^)「……?」
(´・ω・`)「例えば昨日、先月引き渡した子の左中指が手紙と一緒に届いたよ。
『こんなに大きくなりました。自慢の娘です』だそうだ」
(主^ω^)「……」
(´・ω・`)「勿論自分を正当化するつもりは無い。僕は悪人だ。でもどうせ買われた先で酷いことを
されるなら役に立ってもらった方が良いじゃないか」
(主^ω^)「……本気で言ってるのかお? 命を天秤にかけられるとでも思ってるのかお?」
(´・ω・`)「逆さ。この世に天秤に掛けられるものなんて、ごく僅かしかないんだ。『自分』が圧倒的で」
いつの間にか僕の怒りは半ば呆れへと変わっていた。
つまずいた石に怒ることをしないように、僕はこの怒りが徒労に終わってしまうことを感じていた。
しかし、だからと言ってこの怒りが消えるわけではなかった。
(主^ω^)「それ以上近付かせないお」
(´・ω・`)「……」
戦う術だとかそんなものは全く考えていなかったが、とにかくしぃを守りたい一心で僕はショボンを
睨みつけていた。
629 :
不動産鑑定士(コネチカット州):2007/03/16(金) 21:41:10.49 ID:Fo3otWejO
支援
630 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:41:29.56 ID:xuOcGNAJ0
しえん
631 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 21:41:38.04 ID:kbkJB7OCO
空気を読んで支援
632 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 21:41:45.22 ID:aSz5LidP0
支援
633 :
ソムリエ(東京都):2007/03/16(金) 21:42:00.42 ID:NYOLhwRY0
支援
634 :
美容師(catv?):2007/03/16(金) 21:42:01.52 ID:mDvhONHi0
支援
635 :
パティシエ(コネチカット州):2007/03/16(金) 21:42:04.81 ID:9R80HEEPO
私怨
636 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:42:12.80 ID:GFGpUJzm0
(´・ω・`)「世の中が全て君の思い通りに行くと思うなよ」
(主^ω^)「その言葉そのままそっくり返してやるお」
(´・ω・`)「違うね。これは当然だったんだ。より確率の高い事象になるのは当然だ」
(主^ω^)「僕はここを退かないお」
(´・ω・`)「自惚れるなよ。1人の人間が書き換えられるのは本の世界までだ。君が出来ることなんて
せいぜい僕を回り道させることくらいだ」
(主^ω^)「でも!」
反論しようとしたその時、後ろからか細い声が聞こえてきて、思わず僕は震え上がった。
(*゚−゚)「……ショボン……何処」
振り向くと、相変わらず何処を見ているか分からないしぃが、間違いなくショボンの名を呼んでいたのだ。
僕はあまりの衝撃に、一切の事を忘れその場に立ち尽くしてしまった。
そんな僕の横をすり抜けショボンがポリタンク片手にしぃの脇にしゃがみ込んだ。
それでも僕は何故しぃがショボンの名を呼ぶのかが理解できず、ただ見ていることしか出来なかった。
637 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:42:17.84 ID:INRq8Fea0
殺人者ショボン。
くそみそと違って怖すぎるwwwwwwwwwwwwwwwwww
638 :
果樹園経営(兵庫県):2007/03/16(金) 21:42:23.79 ID:K9sMOeDV0
紫煙
639 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:43:22.98 ID:xuOcGNAJ0
しえん
640 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 21:43:25.63 ID:aSz5LidP0
支援
641 :
野球選手(静岡県):2007/03/16(金) 21:43:37.80 ID:AjwcWQb/0
氏縁
642 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:43:42.54 ID:INRq8Fea0
どういうことだ…?
ショボンが兄貴なのか?
643 :
美容師(catv?):2007/03/16(金) 21:43:56.18 ID:mDvhONHi0
支援
644 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:44:00.22 ID:GFGpUJzm0
(´・ω・`)「……」
(*゚−゚)「……あ……う」
ショボンがしぃの上半身を支えて起こしてあげると、彼女はしばらくショボンの顔を見つめた後、
脇のポリタンクに視線を移した。
(*゚−゚)「がようし……」
(´・ω・`)「……それは、画用紙じゃない」
訂正する言葉には全くの熱がこもっておらず、まるであの時見た2人とはかけ離れていた。
だが、しぃは笑ったのだ。ショボンに抱えられながらゆっくりと眉尻を下げ、口元をほころばせて。
(*゚ー゚)「がようし……ショボン、ありがとう」
(´・ω・`)「……」
その頃には、僕の心に怒りなんて少しも残ってはいなかった。
ただ、悲しかった。
645 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 21:44:05.18 ID:isA7+WLhO
師援
646 :
司会(茨城県):2007/03/16(金) 21:44:12.10 ID:HbpFQy5y0
支援
647 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:44:15.37 ID:xuOcGNAJ0
しえん
648 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 21:44:28.78 ID:aSz5LidP0
支援
649 :
ひちょり(千葉県):2007/03/16(金) 21:44:41.95 ID:EI2v9UTq0
支援
650 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 21:44:52.00 ID:m/17PBsnO
支援
651 :
講師(埼玉県):2007/03/16(金) 21:44:55.59 ID:arlgbIZf0
支援
652 :
果樹園経営(兵庫県):2007/03/16(金) 21:45:21.95 ID:K9sMOeDV0
市円
653 :
ネット廃人(千葉県):2007/03/16(金) 21:45:32.42 ID:LUA0kFQ10
ぱーぷるへいず
654 :
ひちょり(千葉県):2007/03/16(金) 21:45:36.55 ID:EI2v9UTq0
支援
655 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 21:45:36.61 ID:VhVDFRkv0
支援
656 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:45:53.59 ID:GFGpUJzm0
(´・ω・`)「……昔担当していた女の子が居た。あぁ、今となっては昔の話だ」
(主^ω^)「?」
しぃを床に横たえると、ゆっくりと呟きながらショボンは立ち上がった。
(´・ω・`)「彼女には絵描きの兄が居てな、そのおまけと言うわけさ」
ショボンがポリタンクの蓋を開け、ゆっくりと中を覗きこんだ。
薄らと透けて見える桃色は、僕に容易に中身を連想させた。
(´・ω・`)「だが兄はここを逃げ出した。妹は取り残され、その価値を失った」
ポケットをまさぐり、取り出したのはブックマッチ。
おもむろに1本をちぎって点火させると、ショボンはふっと息を吹きかけそれを消した。
(´・ω・`)「僕はその子に全てを話したよ。逃げ出した兄の事も、売られていくことも。そうしたら
その子は言ったんだ。待ちくたびれたって」
(主;^ω^)「ショボン、それは……」
(´・ω・`)「もう少し黙っていてくれ」
ショボンはもう一度しゃがむとしぃの頬をそっと撫で、目を瞑った。
657 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:45:58.39 ID:INRq8Fea0
しぃ……(´・ω・`)
黙祷をささげるお(ー人ー)
658 :
映画館経営(熊本県):2007/03/16(金) 21:46:12.54 ID:+pDwtPVP0
659 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:46:17.11 ID:xuOcGNAJ0
しえん
660 :
美容師(catv?):2007/03/16(金) 21:46:40.30 ID:mDvhONHi0
支援
661 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 21:47:01.00 ID:m/17PBsnO
支援
662 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 21:47:09.40 ID:VhVDFRkv0
支援・・・・!
663 :
ソムリエ(東京都):2007/03/16(金) 21:47:13.31 ID:NYOLhwRY0
支援・・・
664 :
クリエイター(関西・北陸):2007/03/16(金) 21:47:30.87 ID:2KnOuSOaO
この作品は好きだけどグロ描写だけは苦手な俺orz
けどワクテカ
665 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 21:47:43.02 ID:aSz5LidP0
男は黙って支援
666 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:47:46.40 ID:INRq8Fea0
あれ?
ショボンは悪人じゃなかったのか?
混乱してきた・・・・・・・難しいってレベルじゃねーぞ!
667 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:48:02.70 ID:GFGpUJzm0
(´・ω・`)「確かに逃げ出した兄を待つなんて正気で出来ることじゃない。僕ならその場で
発狂しているだろうさ」
違う。それは間違いだ。
立ち上がりこちらを見るショボンの悟ったような表情に、僕は反論した。
(主^ω^)「違う! 僕は見たお!」
(´・ω・`)「止めろ」
間髪入れずにショボンの静止が入った。だが僕は止めない。
(主^ω^)「戻ってきたんだお! 会いに来たんだお! しぃのお兄さんはここに帰って来たんだお!」
(´・ω・`)「……何を考えているんだ。君は、僕より残酷だ」
伏し目がちに呟いたショボンの言葉に僕はドキリとした。
何故妹を思う兄の心が残酷なのかが分からない。
(主;^ω^)「何が残酷なんだお?」
(´・ω・`)「……戻ってきて無事で居られるか? ……もし無事なら何故会いに来ない」
消え入りそうな小さな声で、ショボンは呟いた。
そして僕は自分の犯した行為の重さに戦慄した。
(*゚ー゚)「……やっぱり……死んで……たんだ……」
(主;^ω^)「……あ、ちが……」
(*゚ー゚)「……ありがとう」
ありがとう? どうして?
僕はしぃにこれ以上無い残酷なことをしたのに、どうして彼女は笑っているんだ。
その笑顔が、途轍もなく僕の心を締め付けた。
668 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:48:27.40 ID:xuOcGNAJ0
しえん
669 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 21:48:38.48 ID:isA7+WLhO
師援
670 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 21:49:05.12 ID:KOstlCF50
支援
671 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 21:49:15.71 ID:aSz5LidP0
4円
672 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 21:49:29.30 ID:m/17PBsnO
支援
673 :
絢香(神奈川県):2007/03/16(金) 21:49:47.80 ID:0IJ3Rzrz0
死遠
674 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:49:59.44 ID:GFGpUJzm0
(主;^ω^)「僕は……」
(´・ω・`)「君は外に出ていたほうが良い」
(主;^ω^)「あ……う……駄目だお……」
外に出たらおしまいだ。
けれども僕は、これ以上ここに居るとさらにしぃを傷付けてしまうのではないかと怯えてもいた。
その2つがせめぎ合い、動けなかった。
(´・ω・`)「君は何も分かってない。誰の心も理解して無い。まるで自分だけが何かに
立ち向かっている気でいるんだ。……僕は腹立たしくて仕方ないよ」
(主;^ω^)「僕は……」
しぃがこれ以上苦しむのを防ぐためには終りにするべきなのか。僕の心に迷いが生まれていた。
そんな棒立ちの僕を尻目にショボンはポケットから取り出した何かをしぃの口元にやった。
そしてショボンはそのままその手をしぃの頬に添え、しばらくの間その顔を見つめ続けた。
僕がようやく事態を把握した頃、しぃは小さく痙攣を始めていた。
(´・ω・`)「さよならだ。すまないが出て行ってくれないか」
(主;^ω^)「……駄目だお。まだしぃは……僕が……」
(´・ω・`)「出て行け」
(主;^ω^)「……」
一喝された僕は頭の中が真っ白になってしまい、ただそれに従って部屋を後にした。
扉を閉めた後しばらくその場に立ち尽くしていたら、中からショボンの叫び声が聞こえた。
悲鳴に近い泣き声のように、僕には聞こえた。
僕はそれを聞いてはいけないような気がして、部屋に戻った。
675 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:50:10.59 ID:INRq8Fea0
主軸の思いやりが逆効果か。
しぃの為なら死ねる・・・(´・ω・`)
兄は死ね
676 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:50:10.84 ID:xuOcGNAJ0
しえん
677 :
クリエイター(関東・甲信越):2007/03/16(金) 21:50:34.99 ID:kXFIvhBHO
紫煙
678 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 21:50:40.24 ID:kbkJB7OCO
支援
679 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 21:51:12.35 ID:VhVDFRkv0
支援
680 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 21:51:16.05 ID:m/17PBsnO
支援
681 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:51:31.99 ID:INRq8Fea0
しぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちくしょう・・・・・・・残酷すぎだろ常識的に考えて・・・(´;・ω・;`)
682 :
美容師(catv?):2007/03/16(金) 21:51:42.93 ID:mDvhONHi0
支援
683 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 21:51:43.65 ID:aSz5LidP0
4円
684 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:52:05.99 ID:GFGpUJzm0
部屋に戻ってから僕はしばらく写真を眺めていた。勿論しぃの写っている写真だ。
写真の中には楽しそうに笑う2人の幸せそうな笑顔がある。
そう、僕は笑顔を見ている。なのに心はどんどんと沈んでいくのだ。
いつか僕はこの世界の事を夢に例えた。
夢の中で何をしようとも、目が覚めた後の現実にはなんら関係が無いと。
けれどもそれはやはり的外れだったのだ。
(主^ω^)「僕は……」
呟いた言葉が次を待たずに消えてなくなるのを感じた後、僕の足は再びV103に向かっていた。
部屋の中は暑く、ガソリンの臭いが立ち込めていた。
そして未だ燃え続けるものがそこにあった。
僕はそこに向かって歩いていく。
(´・ω・`)「……」
ショボンは一度こちらを見たが、すぐに視線を戻した。
僕はおもむろにポケットから写真を取り出すと、一度ショボンの方を窺ってからそれを投げ入れた。
炙られる写真は、炎から2人を守ろうとするかのように内側へ丸まっていく。
僕はそれを見ていられず、目を瞑り黙祷した。
黙祷を終えると僕は無言のままショボンの頬を1回殴った。
しかしショボンはその表情を変えることは無く、また視線をこちらに向けることも無かった。
彼もきっと今は夢を見ているんだろう。しぃは最初から居なかったと言う夢を。
その夢は覚めるのだろうか。もしくはそれがそのまま現実になってしまうのだろうか。
どちらにしろ僕の心の痛みは、夢から覚めてもずっと残りそうだった。
685 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:52:34.19 ID:xuOcGNAJ0
しえん
686 :
ソムリエ(東京都):2007/03/16(金) 21:53:05.04 ID:NYOLhwRY0
支援
687 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:53:18.96 ID:INRq8Fea0
皆、支援の変わりに黙祷しようぜ…(ー人ー)
しぃ、やすらかにねむれ
688 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 21:53:21.73 ID:m/17PBsnO
支援
689 :
ひちょり(千葉県):2007/03/16(金) 21:53:49.31 ID:EI2v9UTq0
支援
690 :
果樹園経営(兵庫県):2007/03/16(金) 21:53:52.74 ID:K9sMOeDV0
紫煙
691 :
美容師(catv?):2007/03/16(金) 21:54:07.60 ID:mDvhONHi0
支援
692 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:54:09.38 ID:GFGpUJzm0
部屋を出た僕は、ただ歩いていた。
ぼやけた思考の中でしぃを思い浮かべながら、ろくに前も見ずにぶらぶらと廊下を歩く。
歩いている途中急に胸が苦しくなって涙が出た。
今更になって喪失感を肌に感じたのだ。
ぼやける視界を戻すために涙を拭い顔を上げると、どうにも僕は道を間違えたようだった。
近くのプレートには部屋番ではなく『鑑賞室』と書かれていたのだ。
芸術を扱うと謳うだけあってそういった部屋もあるのだろう。
もしかしたらしぃのお兄さんの絵なんかが無いだろうか。
僕はそう思い、扉を開けた。
最初はその赤に気品を感じた。赤い絨毯が敷いてあるように見えたのだ。
しかしそれは一瞬で吹き飛んだ。
それは全てが血だったのだ。むせ返るような臭気がそれを如実に伝えていた。
そして部屋の中には男が3人。
2人が僕に背中を向けたまま銃を構え、1人が反対側にナイフを片手に立っていた。
僕がそれだけ把握すると、銃を構えていた1人がこちらに振り向き、僕を見て目を見開いた。
男「おい、お前も! こいつをヤれ!」
(主;^ω^)「え……あ」
未だに事態の整理が出来ていない僕は、ろくに返事をすることも出来なかった。
そうやって後ろを振り向いた男に、ナイフの男があっという間に接近するのが見えた。
693 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 21:54:17.72 ID:KOstlCF50
支援
694 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:54:20.57 ID:xuOcGNAJ0
しえん
695 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 21:54:28.72 ID:aSz5LidP0
4円
696 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 21:54:30.37 ID:isA7+WLhO
師援
697 :
fushianasan(東海):2007/03/16(金) 21:54:58.99 ID:x/+rnNTOO
男は黙ってwktk支援
698 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 21:55:01.47 ID:kbkJB7OCO
支援
699 :
赤ひげ(東海):2007/03/16(金) 21:55:16.42 ID:h+IPzg1GO
支援
700 :
クリエイター(関東・甲信越):2007/03/16(金) 21:55:19.87 ID:kXFIvhBHO
支援
701 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 21:55:23.12 ID:VhVDFRkv0
支援
702 :
ソムリエ(東京都):2007/03/16(金) 21:55:40.90 ID:NYOLhwRY0
支援
703 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:55:50.85 ID:INRq8Fea0
やべえ、ギター弾きながら見てたら泣けてきた。
しぃに贈る曲を弾き語るか・・・。
そんな実力は無いけどね、うん、言ってみただけだすまん
704 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:55:56.40 ID:GFGpUJzm0
(主;^ω^)「あ!」
僕はそれを伝えようと言葉を発したが、男が正面を向いた時には既に2人は肉薄しており、
彼はただ悲鳴を上げることしか出来ずに膝から崩れ落ちた。
そして崩れ落ちる男の向こうから現れたのは、血飛沫を浴びたジョルジュだった。
男「うわぁぁぁぁ!」
残っていた1人が叫びながら銃を乱射し始めた。
僕は身の危険を感じ思わず両手を顔の前に出して縮こまる。
1発くらいは当たってしまうのかもしれない。
そんな風に思ったが、気付けば銃声は既に鳴っていなかった。
恐る恐る顔を上げると、男は胸を刺されたまま泣き顔でジョルジュの顔目掛けて何度も弾切れの
銃の引き金を引いていた。
やがて男がぐったりと腕を下ろすと、ジョルジュはナイフを男の胸から抜き、ゆらり、とこちらを見た。
その感情の窺えない表情に僕は恐怖し、竦み上がってしまった。
そんな僕に向かってジョルジュは一歩一歩近づいてきて、ついには手を伸ばせば届くだろう
位置まで来てしまった。
( ゚∀゚)「倒れろ」
(主;^ω^)「……え?」
倒れろとは殺す前の決め台詞か何かなのか、僕は目眩を覚えながらその意味を探る。
705 :
司会(茨城県):2007/03/16(金) 21:56:00.67 ID:HbpFQy5y0
支援
706 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:56:12.05 ID:xuOcGNAJ0
しえん
707 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:56:40.26 ID:INRq8Fea0
うわ、グロい…・・・
708 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 21:56:54.00 ID:aSz5LidP0
4円
709 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 21:56:57.39 ID:KOstlCF50
支援
710 :
美容師(catv?):2007/03/16(金) 21:57:46.91 ID:mDvhONHi0
支援
711 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 21:57:59.05 ID:GFGpUJzm0
( ゚∀゚)「早く倒れて死んだフリをしろ。誰か来る前に。あと、出来るだけ顔を上げるな」
(主;^ω^)「え、あ……」
訳も分からず言われた通り床に手足を広げてうつ伏せになった。
床は血だらけだったがそんなことを気にしている場合ではなかった。
( ゚∀゚)「俺が居なくなったら自分で判断してこの建物から出ろ。良いな?」
依然死への恐怖はあったが、思いの外優しさのこもっていたジョルジュの声に、僕はなんだか
このまま生きていられるような気がしていた。
うつ伏せになってみるとジョルジュの歩く音が良く聞こえた。
顔を上げるなと言われた僕はそれに従っていたため、ジョルジュが何をしているのかは分からない。
しかし僕から遠ざかっていくジョルジュの足音はどこかで一度止まると、再び引き返してきた。
続いて足音とは違う何か柔らかく重いものが床に落ちる音がした。
そしてそこからしばらくの間、湿った衝突音が繰り返された。
声も無く、ただ断続的に漏れる気息の音と共に聞こえる生々しい音。
何をしているか想像できない訳では無かったが、恐ろしくて僕はそれ以上考えることはしなかった。
712 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 21:58:18.38 ID:xuOcGNAJ0
しえん
713 :
配管工(千葉県):2007/03/16(金) 21:58:26.70 ID:lN+JNNMv0
支援
714 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 21:59:06.45 ID:INRq8Fea0
ジョルジュかっけぇぇぇぇwwwwwwww
てかラジカセのDAT早くもって逃げればいいんだよ主軸は…・・・
しぇんしぇい
716 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 21:59:41.83 ID:aSz5LidP0
紫煙
717 :
美容師(catv?):2007/03/16(金) 21:59:50.95 ID:mDvhONHi0
支援
718 :
ソムリエ(東京都):2007/03/16(金) 21:59:53.57 ID:NYOLhwRY0
支援
719 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 22:00:01.63 ID:isA7+WLhO
師援
720 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:00:09.46 ID:GFGpUJzm0
しばらくして不気味な音が止まった。一体次は何をするのだろうか。
もしかしたら気が変わったジョルジュに僕は殺されてしまうのではないだろうか。
心の中にえも言われぬ不安が渦巻き、僕は床に寝ているのにグラグラと地面が回っているような
錯覚を覚えた。
そうして平衡感覚の失われた世界に身が沈み始めた時、扉の開く音がした。
殺し合いが始まってしまう。息が詰まるような感覚と共に僕はそう思った。
しかし扉を開けた主の第一声は酷く力ないものだった。
(;´・ω・`)「何してるんだ……」
そしてその声はショボンのものだった。
(;´・ω・`)「何してるんだよ、ジョルジュ」
( ゚∀゚)「……ショボン」
冷静に考えればショボンの主張はもっともだった。
何故ジョルジュはこんなところで殺人なんてしているのか。
( ゚∀゚)「ショボン、逃げろ」
(´・ω・`)「あ、あぁ……でも君は」
( ゚∀゚)「あいつらが幸せならそれでいい。俺はこいつらが殺した人数だけ、こいつらを殺した。もう満足だ」
ごと、と重いものが落ちる音がした。僅かに身じろぎしてしまったが、ばれてないだろうか。
721 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 22:00:26.66 ID:xuOcGNAJ0
しえん
722 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 22:00:35.19 ID:esCQefnB0
支援
723 :
配管工(千葉県):2007/03/16(金) 22:01:25.82 ID:lN+JNNMv0
支援
724 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 22:01:43.64 ID:VhVDFRkv0
支援・
725 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 22:01:57.68 ID:INRq8Fea0
,-ー──‐‐-、
,! || |
!‐---------‐
.|:::i ./´ ̄ ̄.ヽ.i
|::::i | |\∧/.|..||
|::::i | |__〔@〕__|.||
|::::i |.(´・ω・`)||
|::::i | キング ||
|::::i | カワイソース.||
|::::i L___________」|
|::::i : : : : : : : : : |
`'''‐ー------ー゙
人の命のとおとさを知れよ…・・・
726 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:01:59.66 ID:GFGpUJzm0
(´・ω・`)「でも、ジョルジュ……僕は」
( ゚∀゚)「……俺はもう同じ人数の人を殺した。だからショボン、お前はもう誰も殺すな。でないと
俺はお前を殺さなきゃならない」
そこで会話は途切れ、どちらかの足音が遠ざかるのが聞こえた。
顔を上げるべきか上げないべきか。
残っているのがショボンだとして、僕がここに居ることがばれて何か不都合があるだろうか。
あらゆる身の危険を考えているうちに、いつしか今まで立ち込めていた臭いとは別な臭いが
僕の鼻を刺激し始めた。
(;´・ω・`)「……ジョルジュ! あいつ!」
ショボンが何かに気付いたように走り去っていくのが聞こえた。
残っていたのはショボンだったのかと僕はゆっくりと顔を横に向けた。
すると開け放された扉の向こう、白い廊下を灰色の煙が浮かんでいた。
(主;^ω^)「え?」
鼻を突く何かの焼ける臭いに加え、この煙。
僕は人が居ないのをざっと確認すると、立ち上がり廊下に飛び出した。
(主;^ω^)「ゲホッ! おぇ!」
飛び出る際に吸い込んでしまった煙にむせながらも、左右を確認する。
何かを少し焼いただけでこんなにも煙が出るわけが無い。
間違いなく今この建物で火事が起こっていた。
727 :
スレスト(北海道):2007/03/16(金) 22:02:02.26 ID:urf9p7Um0
追いついた、支援
728 :
クリエイター(関東・甲信越):2007/03/16(金) 22:01:59.08 ID:kXFIvhBHO
支援
729 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 22:02:21.71 ID:xuOcGNAJ0
しえん
730 :
美容師(catv?):2007/03/16(金) 22:02:29.74 ID:mDvhONHi0
しぇん
731 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 22:02:54.72 ID:INRq8Fea0
主軸はやく逃げろ!!!!
732 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 22:03:07.41 ID:isA7+WLhO
師援
733 :
ネコ耳少女(コネチカット州):2007/03/16(金) 22:03:22.75 ID:EwNbqL8SO
しえん
支援
735 :
書記(東海):2007/03/16(金) 22:04:02.79 ID:hcafNkSdO
支援
736 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:04:05.80 ID:GFGpUJzm0
煙は天井近くを雲のようにただ浮かんでいるだけで、どちらから流れて来ているのか分からなかった。
一体どっちに逃げたらいいのか。
迷っていた僕は更にDATの存在を思い出す。
このまま建物が焼け焦げてしまったらDATも埋もれてしまう。
最悪駄目になってしまう可能性だってあるのかもしれない。
でも、どうあってもDATの回収だけはしなければいけないのだ。
自分の命惜しさに世界を捨てるなんて、トーチャンの期待を裏切ることは出来ない。
しかしここが何処なのか全く分からず、DATのある部屋へはどう行けばいいのかが分からない。
(主;^ω^)「そうだ! 僕のDAT!」
僕は閃き、仕舞っていた自分のDATを取り出した。
DATはDATに共鳴する。
しかしこれだって万能ではない。条件が良くない場合はほぼ反応が無いといって良い。
だがゼロではない。
(主^ω^)「頼むお……」
微かな反応をも見逃すまいと僕はDATを両手で包み込むように握ると、目を閉じ精神を集中した。
意識は奥深くへと潜り、真っ暗だった世界にぽつりと青白い光が灯る。
光は頼りなくふわふわと空中を漂い、ある1点で僅かにその光度を増した。
(主^ω^)「左だお!」
本当に僅かな共鳴だったが、僕はそれを信じ左へ駆け出した。
737 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 22:04:14.88 ID:xuOcGNAJ0
しえん
738 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 22:04:31.93 ID:INRq8Fea0
これは次スレ必要か?
必要なら早めにたてとかないとやばい希ガス
739 :
配管工(千葉県):2007/03/16(金) 22:04:47.60 ID:lN+JNNMv0
支援
740 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 22:04:55.55 ID:aSz5LidP0
紫煙
741 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 22:04:59.26 ID:VhVDFRkv0
支援
742 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 22:05:08.11 ID:isA7+WLhO
師援
減速したほうがいかも。
744 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:05:54.76 ID:GFGpUJzm0
一体何のためかと思うくらいに道は入り組んでいた。
僕はその分かれ道の度にDATの共鳴を探る。
もしかしたら遠回りをしているのかもしれない。
迫る火事と言う恐怖を感じながらも、しかし段々と強くなる共鳴に僕は励まされるようにひたすら走った。
そうやって走り続け、いくつ目かの曲がり角に差し掛かったとき、僕は急に地理勘を取り戻した。
何度か通ったことのある場所に来たのだ。
プレートを確認してみたが、ここからなら十分DATのある部屋を目指すことが出来る。
そうして喜び、曲がり角を曲がったその先の地面に、誰かが倒れていた。
ここでも何かがあったのだろうかと考えながら通り過ぎようとして、僕は愕然とした。
倒れていたのは先ほどまで元気にいた筈のジョルジュだったのだ。
(主;^ω^)「ジョルジュ!」
僕は思わず立ち止まりジョルジュを抱え上げる。
途端、背中に回した手にぬるりとした感触を覚えた。
目を閉じ青白い顔で微動だにしない彼に、僕は何度も呼びかける。
(主;^ω^)「ジョルジュ! ジョルジュ!」
だが、ぴくりとも反応しない。
嫌な予感に僕は耳を口元に近付け呼吸を確認した。
するとどうだろうか、確かに彼は呼吸をしていたのだ。
僕は一先ず安堵し、溜息を吐いた。
745 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 22:06:06.49 ID:xuOcGNAJ0
しえん
746 :
果樹園経営(兵庫県):2007/03/16(金) 22:06:13.81 ID:K9sMOeDV0
支援
747 :
ネコ耳少女(コネチカット州):2007/03/16(金) 22:06:19.53 ID:EwNbqL8SO
しえん
748 :
配管工(千葉県):2007/03/16(金) 22:06:32.70 ID:lN+JNNMv0
支援
749 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 22:06:54.08 ID:VhVDFRkv0
wktkシエン
750 :
通訳(関東):2007/03/16(金) 22:06:57.46 ID:nVvR22EzO
支援を少し控えりゃいいんぢゃねぇのか?
またROMに戻るよ
751 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 22:07:08.43 ID:INRq8Fea0
ジョルジュ脂肪フラグ・・・orz
752 :
書記(東海):2007/03/16(金) 22:07:20.70 ID:hcafNkSdO
支援
753 :
配管工(千葉県):2007/03/16(金) 22:07:41.48 ID:lN+JNNMv0
支援
754 :
果樹園経営(兵庫県):2007/03/16(金) 22:07:44.03 ID:K9sMOeDV0
支援
755 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:08:04.95 ID:GFGpUJzm0
(主;^ω^)「でも……」
しかし、彼を助ける手立てが見つからなかった。
僕には何か医療の心得があるわけでも無いし、その行為を行えるような道具も持っていない。
おまけに今建物は火事で、僕はいち早くDATを探し出さなくてはならない。
これから僕が何かをしたとしても、彼はきっとすぐに死んでしまうだろう。
ならば徒労に終わる人命救助は諦めて、DATを探しに行くのが合理的だと言えた。
でも今の僕はそう思わなかった。
(主^ω^)「トーチャン、ごめんお……僕はもう誰にも死んで欲しくないんだお」
僕はそのままジョルジュを背負い、DATの部屋へと再び走り出した。
何か考えがあるわけでもないし、背中が重くて走るスピードは全く上がらない。
それでも僕にはこれ以外に取るべき行動は存在しなかった。
曖昧な僕は結果として1人の不幸な少女を生んだ。
別に僕が全ての采配を握っていたなんて大それたことを言うつもりは無い。
ただ僕はそれに心残りがあって、今もそれが痛いから、だから僕は僕の為に今走っているのだ。
そう考えると何だか僕の中から黒い影が消え、心が軽くなった。そんな気がした。
756 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 22:08:19.96 ID:VhVDFRkv0
ラスト支援
757 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 22:08:39.84 ID:INRq8Fea0
頑張れ主軸!!!!!!!!
それでいいんだよ・・・!!
758 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 22:08:55.91 ID:xuOcGNAJ0
しえん
759 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 22:09:00.92 ID:aSz5LidP0
紫煙
760 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 22:09:02.84 ID:isA7+WLhO
支援
761 :
乳母(コネチカット州):2007/03/16(金) 22:09:09.23 ID:Fo3otWejO
支援
762 :
果樹園経営(兵庫県):2007/03/16(金) 22:09:24.61 ID:K9sMOeDV0
私怨
763 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 22:09:49.50 ID:m/17PBsnO
支援
764 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:09:59.58 ID:GFGpUJzm0
幸いなことにV154は無人だった。きっと火事に気付いて逃げ出したのだろう。
僕は一度ジョルジュをベッドに下ろすと、すぐさまラジカセからメディアを取り出した。
眩しく輝くそれはやはりDATに間違いなかった。
これがここにあると言うことは、きっと彼女はブーンに出会えたのだ。
僕はそれに安堵しポケットにDATを入れた。
しかし僕の目的はまだ達成されていない。僕は再びジョルジュを背負って走り出した。
だが廊下に飛び出てはたと気付いてしまった。
僕はこの建物の何処に出口があるのか、それを知らなかったのだ。
けれども立ち止まっている暇は無かった。
ジョルジュの命は勿論、既に廊下は真夏のような熱気で、涙が出るほどの煙が充満している。
走ってきた方向を見ると、何と言うことかゆらゆらと踊る大気の波が見えた。
炎がすぐそこまで来ていたのである。
僕はそれから逃げるように反対へと走り出す。
出来るだけ姿勢を低くしながらも、背負うその重さにあまり足は曲げられない。
(主;^ω^)「はぁ……は! ゲホッ!」
立ち込める煙は更にその色を濃くし、まともに立ち上がると視界が殆んどきかない程になっていた。
煙は勿論の事、その熱気で気管支や肺がチクチクと痛い。
やがて目眩と共に足が震え始めた頃に、僕の目の前に大きな壁が現れた。
つまり僕は行き止まりに掴まってしまったのだ。
765 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 22:10:18.10 ID:xuOcGNAJ0
しえん
766 :
配管工(千葉県):2007/03/16(金) 22:10:40.44 ID:lN+JNNMv0
支援
767 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 22:10:52.58 ID:m/17PBsnO
支援
768 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 22:11:01.36 ID:INRq8Fea0
(´・ω・`)「人の為に全力を出すのは素晴らしいことなんだ。
その瞬間、君が一番輝く。頑張れ主軸、お前しかいない」
769 :
書記(東海):2007/03/16(金) 22:11:17.10 ID:hcafNkSdO
支援
770 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 22:11:24.29 ID:aSz5LidP0
しえん
771 :
ソムリエ(東京都):2007/03/16(金) 22:11:48.13 ID:NYOLhwRY0
スピードワゴンはクールにROMるぜ。ラス支援〜
772 :
絢香(神奈川県):2007/03/16(金) 22:12:13.11 ID:0IJ3Rzrz0
シエーン
773 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:12:15.70 ID:GFGpUJzm0
(主;^ω^)「う……うぇ……ゴホ!」
しかしそれでも僕は立ち止まらない。
行き止まりであることを把握すると僕はすぐに引き返し、近くの扉を手当たり次第で開けにかかった。
どこかに出口のようなものは無いか、出口ではなくても何か役に立ちそうな物は無いか。
だがどれもこれも鍵が掛かっていてまるで開く気配が無い。
(主;´ω`)「……ぐ……う……」
どうにも煙の所為だけでなく、目自体も霞んできたようだ。
全身あちこちが痛い気がするけれども、痛みに憂いている場合ではないのだ。
僕は背中のジョルジュが一層重くなったのを感じつつも、ただ次々と扉を引き続けた。
(主;´ω`)「……ごめんお」
誰に向けたわけでもなく自然と侘びの言葉が口から出た。
朦朧とする意識の中に色々な人の笑顔が浮かんでは消えていく。
僕は結局何1つ守れなかった。
心を蝕んでいく無力感はやがて体の機能をも食んでいく。
(主;´ω`)「……」
突然聞こえた地鳴りのような音と同時に、急に足に力が入らなくなって僕は崩れ落ちそうになった。
しかしジョルジュを傷付けてはいけないと咄嗟に僕は何かに掴まった。
すると掴まった何かが僕にどんどんと近づいてくるではないか。
あぁ、やっと当たりを引いたのか。遅すぎるなぁ。
そんなことを考えながら、僕は暗闇の底へと意識が落ちていくのを感じていた。
落下していく僕の上から、悲しげなピアノの音色が、聞こえてきたような気がした。
774 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 22:12:18.33 ID:isA7+WLhO
支援
775 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 22:12:54.45 ID:xuOcGNAJ0
しえん
776 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 22:13:19.01 ID:INRq8Fea0
ポンポンすぽんぽん!
主軸が逃げると思ったら、ジョルジュを助けるかっこいー
ぽんすぽんぽん!
777 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 22:13:56.56 ID:m/17PBsnO
支援
778 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:14:11.95 ID:GFGpUJzm0
真っ白だった。
世界が真っ白かと思ったのだが、白いのは天井だった。
白い壁、白いテーブル、白い柵、白い布団。
そこまで確認してここが病室であることに気付いた。
(主;^ω^)「!」
バサ、と音を立てて掛け布団を撥ね除けながら僕は起き上がった。
ベッドに備え付けられた小さなテーブルに両手を付いて辺りを見回してみたが、周りを白い
カーテンに遮られていて良く分からない。
左腕には点滴の針が刺さっていたが、他は目立って怪我をしている様子は無かった。
酷く炎に炙られていた気がしたのだが、あれは夢だったのだろうか。
「カーテン、開けてもいいですか?」
突然柔らかな女の人の声がカーテン越しに聞こえてきた。
僕が短く「はい」とだけ答えると、カーテンの向こうから痩身の看護師が現れた。
('、`*川「気分はどうですか?」
(主^ω^)「あの、僕はどうしてここに……」
質問に答えずに僕は何故自分がここにいるかを尋ねた。
看護師は僕の顔を一度見ると、目を真ん丸に開いて首を捻った。
779 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 22:14:29.03 ID:xuOcGNAJ0
しえん
780 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 22:16:03.25 ID:m/17PBsnO
支援
781 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 22:16:04.78 ID:isA7+WLhO
師援
782 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:16:10.05 ID:GFGpUJzm0
('、`*川「私もその場に居たわけじゃないから分からないんですけど、病院の前に倒れてた
って聞きましたよ」
(主^ω^)「病院の前? ……僕の他には誰か居なかったのかお?」
そう聞くと看護師はまたも首を捻って考える仕草をした。
('、`*川「さぁ……でも服がボロボロになっているのに、こっちは全然何とも無いって皆驚いてましたよ」
(主^ω^)「他には居なかったのかお? 僕と同じくらいの背で、そう、僕と同じ服を着た!」
('、`*川「……さぁ。1人だったって聞いたような気がしますけど……」
(主;^ω^)「……」
看護師が知らないのなら少なくともジョルジュはこの病院には居ないのかもしれない。
となると、ジョルジュはつまり助からなかったと言うことなのか。
僕は結局ジョルジュを助けられなかったのか。
('、`*川「あ、そうだ。今荷物持ってきますね。ポケットとかに入ってたのをこっちで預かってますから」
(主´ω`)「……お願いしますお」
急に体の力が抜けて、全てがどうでも良くなってきた。
世界を救おうと意気込んでいた僕は、結局1人の人さえも救えないのだ。
783 :
配管工(千葉県):2007/03/16(金) 22:16:36.33 ID:lN+JNNMv0
支援
784 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 22:16:39.26 ID:xuOcGNAJ0
しえん
785 :
牛(コネチカット州):2007/03/16(金) 22:16:41.54 ID:i4N5/rQDO
ラスト支援
786 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 22:16:45.72 ID:esCQefnB0
支援。
787 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 22:17:02.00 ID:INRq8Fea0
ジョルジュは死んだのか・・・。
てか、ブーンとツンは?
788 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 22:17:13.72 ID:m/17PBsnO
支援
789 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:17:59.04 ID:GFGpUJzm0
(主´ω`)「はぁ……」
「助かったのに悩み事ですか?」
ふと右手のカーテンの向こうから誰か男の声が聞こえてきた。
いきなり話しかけてくるとは一体なんだろうか。
(主^ω^)「いや、別にそこに不満を持ってるんじゃ無いんですお」
男「そりゃそうだ。体中傷だらけの僕から言わせればあなたは幸せですよ」
(主^ω^)「何かあったんですかお?」
男「……何があったんでしょうね」
(主^ω^)「……?」
男「あなたはこれからどうするんですか?」
(主^ω^)「僕は……僕はまだまだやることがあるから、その続きですお」
男「それはどんな?」
(主^ω^)「……世界を救う旅ですお」
男「……こりゃ参った。まるで僕なんかとはスケールが違う」
そう言ってカーテンの向こうで男が息苦しそうに笑った。
重症なのだろうか。
(主^ω^)「あなたはどうなんですかお?」
男「僕ですか……」
考えているのか言い辛いのか、男はここで少しの間を挟んだ。
790 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 22:18:16.82 ID:xuOcGNAJ0
しえん
791 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 22:18:32.18 ID:INRq8Fea0
ブーーーーーーーーーン!
792 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 22:18:42.60 ID:isA7+WLhO
師援
793 :
書記(東海):2007/03/16(金) 22:18:59.15 ID:hcafNkSdO
支援
794 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 22:19:04.07 ID:m/17PBsnO
支援
795 :
果樹園経営(兵庫県):2007/03/16(金) 22:19:30.78 ID:K9sMOeDV0
私怨
796 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 22:19:50.71 ID:INRq8Fea0
続きまだ?
797 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:19:57.43 ID:GFGpUJzm0
男「僕は正直なところ死んだ後の事を考えていたので、何をするかはまだ分かりません」
随分とヘビーな話題に僕は思わず息を飲んだ。
男「だからしばらくはこれまでと同じ事をしようかなと。幸い指は完治しそうなので」
(主^ω^)「細かい作業なんですかお?」
男「ええ。その、ピアノをやってたんです」
(主^ω^)「ピアノを? 他には何かすることは無いんですかお?」
少し失礼な言い方だったかと思ったが、時折漏れてくる唸り声に気分を悪くした様子は無かった。
そして、一通り考え終えたのか男はゆっくりと口を開き始める。
男「……なんだかそれじゃないと落ち着かないんです。そう、何かが居るんです」
(主^ω^)「何かが居る?」
男「えぇ。僕自身にはそれが良いものなのか、悪いものなのかは分かりません。
でも、いつの間にか僕の中に巣食ったその何かが、早く弾け、早く弾けと僕を
急き立てては不安にさせるんです」
(主^ω^)「……」
男「そして僕はこれからもきっと、そうやって見えない何かにピアノを弾かされるんです。
ずっと、ずっと……」
それきり僕らは互いに黙ってしまった。
798 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 22:20:14.31 ID:xuOcGNAJ0
しえん
799 :
公務員(石川県):2007/03/16(金) 22:20:42.64 ID:tr1AWyA00
支援
800 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 22:20:51.19 ID:esCQefnB0
支援。
せ
802 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 22:20:54.36 ID:isA7+WLhO
師援
803 :
美容師(catv?):2007/03/16(金) 22:21:01.00 ID:mDvhONHi0
支援
804 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 22:21:08.35 ID:INRq8Fea0
題名ktkr!!!
805 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 22:21:08.50 ID:m/17PBsnO
支援
806 :
公務員(京都府):2007/03/16(金) 22:21:54.68 ID:vMhHLFhI0
しえーん
807 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:22:10.36 ID:GFGpUJzm0
('、`*川「はい、一応これで全部です。もし無くなってた物があってもごめんなさいね」
そう言って差し出されたのは僕のDATと、集めたDAT。
それらを眺めながら僕は考える。
僕はこれからもいろいろな世界へ行ってDATを集める旅を続ける。
目的は勿論、僕の世界を元に戻すためだ。
そのためにはDATがどうしても必要だ。DATが一番重要なのだ。
でも、DATよりも大切なものは本当に無いのだろうか。
『この世に天秤に掛けられるものなんて、ごく僅かしかないんだ』
なるほど、悔しいけれど確かに彼の言う通りだったのかもしれない。
僕は僕の世界も、この世界も守りたい。天秤には掛けられない。
なぜならここも既に僕の世界なのだ。
そして次の世界もまた、僕の世界なのだから。
808 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 22:22:37.22 ID:m/17PBsnO
支援
809 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 22:22:37.28 ID:xuOcGNAJ0
しえん
810 :
書記(東海):2007/03/16(金) 22:22:37.84 ID:hcafNkSdO
支援
811 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 22:22:57.75 ID:INRq8Fea0
ちょwwwwww
主軸納得すんのかwww
812 :
カメラマン(東京都):2007/03/16(金) 22:23:19.94 ID:krwq9keA0
支援
813 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:24:05.08 ID:GFGpUJzm0
(主^ω^)「看護師さん、絆創膏が欲しいお」
('、`*川「絆創膏? えーと……はい」
絆創膏を受け取ると僕はDATを手に取りベッドから降りた。
('、`*川「何処に行くんですか?」
(主^ω^)「ちょっとトイレだお」
('、`*川「あ、ごめんなさい」
僕は笑顔を向けてカーテンの向こうに出た。
窓から差し込む日差しに背中を押されるようにして、点滴架台を押しながら僕は廊下へと歩く。
扉に手を掛けたとき、僕はふと思った。
それにしてもフォックスの手先はこの世界に来なかったのだろうか。
多少は心の黒い人も居たかもしれないけれど、DATに執着していたような人はいなかったような気がする。
(主^ω^)「……あ」
居た。1人居た。
僕はそれに気付いて思わず笑ってしまった。
なんてこった。こんなにも近くに居た。
勿論本当にフォックスの手先が居たのかなんて確かめようは無いし、あれが地だったのかもしれない。
いや、あるいはまだ居るのだろうか。
けれども、それならばこの心の痛みも全てフォックスのせいにしてしまおうか。
そんな冗談さえ浮かんだ。
814 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 22:24:24.71 ID:xuOcGNAJ0
しえん
815 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 22:24:24.60 ID:m/17PBsnO
支援
816 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 22:24:55.16 ID:INRq8Fea0
主軸が真犯人だ!
Ωなんだってー^
817 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 22:25:34.10 ID:aSz5LidP0
紫煙
818 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 22:25:42.55 ID:isA7+WLhO
師援
819 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:26:06.96 ID:GFGpUJzm0
男「世界を救う旅、頑張ってください。あぁ、あと力抜くと痛くないですよ」
カーテンの向こうから掠れた笑い声が聞こえてきた。
何も見ていないのになかなか切れる男だと思った。
彼が看護師だったら僕はベッドに縛り付けられていただろうに。
(主^ω^)「あなたも早く良くなるといいですお」
僕も笑って部屋を後にした。
トイレに入った僕は一度用を足すと、個室へと入った。
テープを剥がして点滴の針を抜き、その上に絆創膏を貼る。
少し腕が張っている感じがするけれども、たいしたことは無い。
(主^ω^)「まだまだ……まだまだだお」
呟きながら僕はDATを握り締める。
本当にまだまだだ。僕も、これからの旅も。
次の世界では1人でも幸せな人が増えるように。
僕はそう願いながら暖かな光に包まれ、そしてこの世界から旅立った。
−続−
820 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 22:26:31.55 ID:xuOcGNAJ0
しえん
821 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 22:27:02.05 ID:aSz5LidP0
紫煙
822 :
名無しさん@(関東):2007/03/16(金) 22:27:04.01 ID:2KRTjRdHO
乙
↓中学生は帰れ
824 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 22:27:11.63 ID:m/17PBsnO
支援
825 :
公務員(石川県):2007/03/16(金) 22:27:13.44 ID:tr1AWyA00
乙!
826 :
赤ひげ(東海):2007/03/16(金) 22:27:13.75 ID:h+IPzg1GO
乙
827 :
野球選手(静岡県):2007/03/16(金) 22:27:16.72 ID:AjwcWQb/0
乙
828 :
付き人(関西地方):2007/03/16(金) 22:27:20.78 ID:esCQefnB0
乙!!!
感動した!!
829 :
空気コテ(東京都):2007/03/16(金) 22:27:30.08 ID:k41EK4lc0
乙
830 :
クマ(埼玉県):2007/03/16(金) 22:27:49.79 ID:Yxm9ULat0
乙、心に来るな
831 :
中学生(神奈川県):2007/03/16(金) 22:27:51.16 ID:INRq8Fea0
お疲れ!!!
結構おもしろかった!!!
(m`∀´m)←よければ次回作にでも使ってください。
んじゃ、風呂いってくる
832 :
元原発勤務(兵庫県):2007/03/16(金) 22:27:51.87 ID:CTkJa8F20
乙
833 :
通訳(関東・甲信越):2007/03/16(金) 22:27:52.48 ID:vzsislWEO
お疲れ様
834 :
短大生(東京都):2007/03/16(金) 22:27:58.34 ID:aSz5LidP0
乙カレー
835 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:27:59.89 ID:GFGpUJzm0
=======爪'ー`)y‐――● ○――(^ω^主)=======
人人人人人人人
< >
< 次回 予告 >
< >
∨∨∨∨∨∨∨
836 :
配管工(千葉県):2007/03/16(金) 22:28:09.12 ID:lN+JNNMv0
乙!
837 :
お猿さん(catv?):2007/03/16(金) 22:28:16.97 ID:xuOcGNAJ0
乙!
最高で下!
838 :
通訳(北海道):2007/03/16(金) 22:28:21.34 ID:zqfuWchdO
乙!
839 :
社会科教諭(滋賀県):2007/03/16(金) 22:28:21.87 ID:Znzjei9U0
乙!!
840 :
ソムリエ(東京都):2007/03/16(金) 22:28:23.69 ID:NYOLhwRY0
初めのは手先の伏線みたいなものだったのか・・・。
「そう考えると何だか僕の中から黒い影が消え」これが最後みたいな感じか。
超乙!最高した!!
841 :
カメラマン(東京都):2007/03/16(金) 22:28:44.19 ID:krwq9keA0
ピアノ天才だな
842 :
絢香(神奈川県):2007/03/16(金) 22:29:09.21 ID:0IJ3Rzrz0
乙彼!
843 :
書記(東海):2007/03/16(金) 22:29:16.43 ID:hcafNkSdO
乙かれ!
844 :
造園業(九州):2007/03/16(金) 22:29:17.80 ID:LPgnzW86O
乙
今までで一番好きかもわからんね
845 :
ネコ耳少女(コネチカット州):2007/03/16(金) 22:29:22.20 ID:OkAblz/PO
乙!!
846 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:29:23.36 ID:GFGpUJzm0
( ゚∀゚)「おいーっす。次回予告の時間だぞー。司会は俺とショボンがさせてもらうぜ」
(´・ω・`)「司会? 僕はただの『傍観者』だよ。それ以上でもそれ以下でもない」
(;゚∀゚)「影響されんなよ! まだここピアノだぞ! えーと、次の世界は◆y7/jBFQ5SYさんの
『( ^ω^)ブーンが運命に喧嘩を売るようです』だ」
(*゚ー゚)「ショボン何やってんのー?」
(;゚∀゚)「こら入ってくんな! 次回予告くらいちゃんとやらせろ!」
(´・ω・`)「……本当に残念だ。妹を自分の手で殺害しなければいけないとはね」
(;゚∀゚)「微妙に噛みあってて笑えねーよ!」
ξ゚听)ξ「何よ、全然駄目じゃない。やっぱり私と代わりなさいよ。私がワカンナインデスの
魅力について小1時間語るわ」
( ^ω^)「いや、やっぱりここは主人公の僕が……」
(;゚∀゚)「だー! お前ら一堂に会したら話固く作った意味なくなるじゃねーか! ここだけ祭りか!」
(´・ω・`)「それが喧嘩を売るって事だよ」
(;゚∀゚)「あーもういいや。次回、( ^ω^)ブーンが世界を ((((*゚ー゚)ξ゚听)ξ<飽きたわ、帰りましょ。
( ゚∀゚)「……最後の最後まで俺の扱い酷くない?」
(;^ω^)「……えー、と言うわけで、次回の 『( ^ω^)ブーンが世界を巡るようです』 は
第8回 『( ^ω^)ブーンが運命に喧嘩を売るようです』 編です。皆さんお楽しみに」
847 :
ひちょり(千葉県):2007/03/16(金) 22:29:35.43 ID:EI2v9UTq0
おつかれー
乙
849 :
牛(コネチカット州):2007/03/16(金) 22:29:40.83 ID:i4N5/rQDO
乙。本編との絡みがいいな
乙。
851 :
女工(岩手県):2007/03/16(金) 22:29:44.93 ID:lksinjdU0
激しく乙!!
852 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 22:29:57.70 ID:VhVDFRkv0
乙!・・・くそったれのせいで気分悪いけど作品自体は最高でした!
853 :
造園業(-長野):2007/03/16(金) 22:29:57.96 ID:nveaIvHYO
乙!
854 :
野球選手(静岡県):2007/03/16(金) 22:30:41.32 ID:AjwcWQb/0
乙!!!
855 :
不動産鑑定士(コネチカット州):2007/03/16(金) 22:30:52.37 ID:Fo3otWejO
乙!
感動した!
856 :
練習生(北海道):2007/03/16(金) 22:31:00.63 ID:GFGpUJzm0
えー、と言うわけで終りです。
実は今日でこの作品が投下されて丁度1年になります。
この1年間で良くも悪くも変わったなぁ、と感じることが出来ました。
それだけでも本当に合作に参加した意義はあったなと、そう思います。
とりあえず後先何も考えずに好き放題やったから、後続の人たちの罵倒が怖くてもう楽屋に帰れない。
さようなら。大好きでした。
とにかく、読んでくれた方、支援してくれた方、まとめの方、そして他の合作の作者の方々
本当にありがとうございました。
それじゃあ運命喧嘩さん、後は任せました。
857 :
桃太郎(茨城県):2007/03/16(金) 22:31:04.14 ID:z4Iee6qt0
乙
素晴らしすぎる
鳥肌が立ったいい意味で
乙
859 :
相場師(関西・北陸):2007/03/16(金) 22:31:39.43 ID:m/17PBsnO
乙。
860 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 22:31:54.99 ID:isA7+WLhO
文章の巧さに引き込まれっぱなしだった
伏線も見事としか言えない
流石はピアノ、超乙でした
861 :
司会(茨城県):2007/03/16(金) 22:31:55.80 ID:HbpFQy5y0
乙!最高でしたぜ
862 :
解放軍(岡山県):2007/03/16(金) 22:32:02.34 ID:hxt7aBOd0
涙腺が物故輪れた
863 :
ソムリエ(東京都):2007/03/16(金) 22:32:09.23 ID:NYOLhwRY0
クラシックMIDIのサイト開きながら見てたが、使う機会はなかったか。
864 :
イベント企画(アラバマ州):2007/03/16(金) 22:32:12.75 ID:ClhoojuA0
乙!
865 :
果樹園経営(兵庫県):2007/03/16(金) 22:32:20.10 ID:K9sMOeDV0
乙
最高でした
866 :
カメラマン(東京都):2007/03/16(金) 22:32:24.70 ID:krwq9keA0
本編はブーン編とツン編があったけど主軸編があっても違和感ないな
867 :
高専(ネブラスカ州):2007/03/16(金) 22:32:26.43 ID:QP/0spo5O
乙。
868 :
講師(埼玉県):2007/03/16(金) 22:32:34.47 ID:arlgbIZf0
乙!内容と見事すぎる伏線に全俺が感動した!
869 :
電力会社勤務(関東・甲信越):2007/03/16(金) 22:32:41.94 ID:RjWOc6lIO
どこをどう見ても最高だった 乙
870 :
相場師(関東・甲信越):2007/03/16(金) 22:33:02.27 ID:HkY3TvMKO
本編との繋がりに鳥肌たったわ
超乙!
871 :
ネコ耳少女(コネチカット州):2007/03/16(金) 22:33:12.74 ID:EwNbqL8SO
乙
すっげえ面白かった
872 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 22:33:18.13 ID:KOstlCF50
乙!やっぱりあなたの伏線はすごい
873 :
fushianasan(東海):2007/03/16(金) 22:34:20.80 ID:x/+rnNTOO
本当にお見事でした!
乙!!!
874 :
造園業(四国):2007/03/16(金) 22:34:35.06 ID:l4DggRlwO
乙!
鳥肌たちまくった。こんなの久しぶりだ。
875 :
渡来人(山梨県):2007/03/16(金) 22:34:39.35 ID:PbE0RqSb0
ピアノさん、お疲れ様でした! 素敵な予告ありがとう
明日は19:30から、次スレを立ててはじめようと思います
順調にいっても4〜5時間かかるので、お暇な方だけどうぞ
また、若干のグロ描写があるので、耐性のない方はご遠慮下さい
876 :
コレクター(コネチカット州):2007/03/16(金) 22:35:01.87 ID:5HVaUyeJO
やっぱ凄い。ここまで鳥肌たったのは久しぶりだよ。
乙
877 :
野球選手(静岡県):2007/03/16(金) 22:35:43.08 ID:AjwcWQb/0
なんだか本編での疑問が本当に解消できたキガス乙
878 :
造園業(北海道):2007/03/16(金) 22:35:43.31 ID:v67J+xk/0
いま追いついた
乙
879 :
配管工(千葉県):2007/03/16(金) 22:35:47.17 ID:lN+JNNMv0
明日は運命喧嘩か
読んだの結構前だから補完してくるかな
880 :
ソムリエ(東京都):2007/03/16(金) 22:35:59.41 ID:NYOLhwRY0
>>875 暇?無理にでも時間作って見てやるからな!!覚悟しろ!!
wktk
881 :
相場師(九州):2007/03/16(金) 22:36:32.85 ID:kbkJB7OCO
乙
882 :
ロマンチック(アラバマ州):2007/03/16(金) 22:36:53.61 ID:8j7WJ4Y90
883 :
相場師(関東・甲信越):2007/03/16(金) 22:37:56.42 ID:pes1K6XaO
やはり、どの作者も、自分の持ち味を最大限に生かしてる
本当、どの作品もすげーよ
884 :
クリエイター(関西・北陸):2007/03/16(金) 22:38:20.65 ID:2KnOuSOaO
乙ぅー面白かった(・∀・)
まとめの人も乙
885 :
カメラマン(東京都):2007/03/16(金) 22:38:26.52 ID:krwq9keA0
今から運命喧嘩を読んでも遅くないはず・・・
886 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 22:39:11.69 ID:VhVDFRkv0
なんかみんな乙!www
明日に向けて新スレ作るべきだと思うのですがどうでしょう?
887 :
相場師(新潟・東北):2007/03/16(金) 22:40:32.64 ID:m0Wt5fZCO
今追いついた 作者乙
888 :
美容師(catv?):2007/03/16(金) 22:40:50.21 ID:mDvhONHi0
乙でした!
見事としか言い様がないわwwwwww
889 :
学生(東日本):2007/03/16(金) 22:41:09.94 ID:KOstlCF50
890 :
和菓子職人(コネチカット州):2007/03/16(金) 22:43:44.45 ID:/PpkAgRIO
乙。
ピアノが終わって次は運命喧嘩…豪華過ぎる、これが合作クオリティか
891 :
書記(東海):2007/03/16(金) 22:44:24.27 ID:hcafNkSdO
まとめの中の人乙!
892 :
代走(北海道):2007/03/16(金) 22:44:32.46 ID:VhVDFRkv0
>>886 明日は19:30からはじめようと思いますってみえた
教えてくれてありがとう^^
893 :
すずめ(チリ):2007/03/16(金) 22:47:58.63 ID:7u8jddib0
作者乙!
本編発表からもう一年経つんですね...
894 :
留学生(関東・甲信越):2007/03/16(金) 22:50:10.18 ID:IyQvH5KBO
ピアノさん乙!!!!
運命喧嘩は意外と少ないから早く読めるぜ
895 :
三銃士(関西地方):2007/03/16(金) 22:56:19.32 ID:EM1cRhvG0
乙としか言いようが無い
896 :
AA職人(新潟・東北):2007/03/16(金) 22:59:27.02 ID:dR+n42NWO
すごい作品だな…。美しいとしかいいようがない。
乙
897 :
日本語習得中(ネブラスカ州):2007/03/16(金) 23:07:41.74 ID:+D+M7Gt9O
お疲れB
898 :
右大臣(関東):2007/03/16(金) 23:09:38.76 ID:v3M9uS/aO
遅れたが乙
運命喧嘩はもっかい読み返しとかないとな
899 :
宇宙飛行士(コネチカット州):2007/03/16(金) 23:17:39.05 ID:TUx57+ihO
ピアノ作者乙
伏線回収うますぎ鳥肌立ちっぱなしwwwww
さすがっす
900 :
通訳(関東):2007/03/16(金) 23:26:28.86 ID:nVvR22EzO
今ピアノを全部読んできた。
合作→ピアノの順に読んだが、落ちが途中で読めたのに泣けた(´;ω;`)
作者乙
901 :
インテリアコーディネーター(東京都):2007/03/16(金) 23:33:22.94 ID:HbWIikJ70
やばすぎるだろピアノ…
正直お前がナンバーワンだわ
まったく恐れ入るぜ……これがピアノクオリティってやつかい
903 :
相場師(関東・甲信越):2007/03/16(金) 23:39:55.42 ID:pes1K6XaO
もう俺は個々にナンバーワンとかを決めてる余裕はない
作者たち、最高だわ。
904 :
銭湯経営(新潟県):2007/03/16(金) 23:52:06.80 ID:I/7Bae/R0
ピアノ最高でした!
それと今日は運が悪かったと思うことにした
予告まで神。
中学生香ばしすぎてワロタwwwwwwwwwwww
906 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 00:05:05.38 ID:bR59Y/quO
907 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 00:10:00.23 ID:bR59Y/quO
今日は予想厨うざかったな
908 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 00:13:23.01 ID:bR59Y/quO
909 :
手話通訳士(千葉県):2007/03/17(土) 00:20:57.97 ID:Y6Ere5Cm0
>ピアノ作者
きっちり読ませてもらいました。
結果的にとはいえ、あなた一人を槍玉に挙げてしまったこと……
ごめんなさい。あれは僕の失策です
次の世界では誰かが救えるといいですね
僕は僕を救うために、少し日本の中を歩いてみたいと思います
910 :
留学生(千葉県):2007/03/17(土) 00:27:01.53 ID:IasuNbp20
911 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 00:29:59.03 ID:bR59Y/quO
よし埋めのためにも今から予想厨に不満ぶつけて寝るか。
912 :
光圀(茨城県):2007/03/17(土) 00:31:19.27 ID:A2XpCsKi0
埋めるぜうめうめ
913 :
留学生(千葉県):2007/03/17(土) 00:32:12.52 ID:IasuNbp20
『ゴキリ』
914 :
名人(愛知県):2007/03/17(土) 00:33:59.72 ID:SwHt3ANF0
埋め
915 :
光圀(茨城県):2007/03/17(土) 00:34:18.75 ID:A2XpCsKi0
よいしょーっ!
916 :
アナウンサー(東京都):2007/03/17(土) 00:36:56.22 ID:ysCtBoE+0
パンッ
埋めます
918 :
留学生(千葉県):2007/03/17(土) 00:39:04.34 ID:IasuNbp20
パンッ!パンスパンッ!!
919 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 00:40:08.89 ID:bR59Y/quO
>>831てめえの考えたくだらねえキメェ顔文字なんて誰も使わねえよwwwwww^^;もうVIP来んな^^;…とりあえず作者乙
920 :
経営学科卒(静岡県):2007/03/17(土) 00:40:52.10 ID:gKy/78H+0
「ゴキリ」
「ゴキリ」
「ゴキブリ」
921 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 00:41:03.53 ID:bR59Y/quO
予想厨マジでもう来るなよ埋め
922 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 00:41:57.09 ID:bR59Y/quO
予想厨マジでもう来るなよ埋め
923 :
留学生(千葉県):2007/03/17(土) 00:42:07.91 ID:IasuNbp20
同じ神奈川県の人がかわいそうなんです!><
924 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 00:43:04.11 ID:bR59Y/quO
次は運命かあれもかなり好きだ期待wktk埋め
925 :
光圀(茨城県):2007/03/17(土) 00:43:29.06 ID:A2XpCsKi0
パンッ!
926 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 00:43:58.82 ID:bR59Y/quO
明日は19時半か。埋め
927 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 00:45:13.62 ID:bR59Y/quO
埋め明日は荒れなきゃいいな
928 :
受付(滋賀県):2007/03/17(土) 00:46:26.84 ID:3kkGlx8y0
埋め
929 :
赤ひげ(-長野):2007/03/17(土) 00:47:51.70 ID:o0kQFiRDO
豪華すぎる祭りに、明日もwktk!
埋め
930 :
DCアドバイザー(ネブラスカ州):2007/03/17(土) 00:50:21.55 ID:bco1gi7VO
作者には乙を!
予想房には…
なんか、今回のジョルジュの扱いに救われた気がする。
あと、合作の時系列って投下順なのかな?
505 名前: 中学生(神奈川県)[] 投稿日:2007/03/16(金) 21:09:05.34 ID:INRq8Fea0
>>494 これはピアノをひかされるって作品だぞ。
これだから素人は
553 名前: 中学生(神奈川県)[] 投稿日:2007/03/16(金) 21:24:34.86 ID:INRq8Fea0
年齢とか関係ないっしょサーセン。
いちいち突っかからないでくれ自治厨(´・ω・`)
サーセンの使い方おかしいwwwwwwwww
703 名前: 中学生(神奈川県)[] 投稿日:2007/03/16(金) 21:55:50.85 ID:INRq8Fea0
やべえ、ギター弾きながら見てたら泣けてきた。
しぃに贈る曲を弾き語るか・・・。
そんな実力は無いけどね、うん、言ってみただけだすまん
これは釣られたwwwwwwwww
743 名前: 中学生(神奈川県)[sagr] 投稿日:2007/03/16(金) 22:05:52.29 ID:INRq8Fea0
減速したほうがいかも。
sageれてないですwwwwwwwwwwwww
埋めまーーーーーす!!!!
936 :
塗装工(兵庫県):2007/03/17(土) 01:21:29.71 ID:zRTPltSG0
明日は厨来ないといいなとか言う前に
いいかげんスルー覚えろお前ら
埋め
937 :
fushianasan(関東・甲信越):2007/03/17(土) 01:32:11.33 ID:PFVJhhrTO
なんだかんだ言ってスルーできない厨乙
938 :
受付(滋賀県):2007/03/17(土) 01:37:57.97 ID:3kkGlx8y0
埋め
939 :
光圀(茨城県):2007/03/17(土) 01:43:41.62 ID:A2XpCsKi0
うめ
940 :
張出横綱(ネブラスカ州):2007/03/17(土) 02:18:44.96 ID:dFQiROwiO
埋め
941 :
渡来人(関西・北陸):2007/03/17(土) 02:40:38.55 ID:PGtNAac3O
明日に期待埋め
942 :
キャプテン(アラバマ州):2007/03/17(土) 02:50:12.57 ID:EfYr4pNz0
じゃあ、俺も埋め
943 :
光圀(茨城県):2007/03/17(土) 02:52:19.56 ID:A2XpCsKi0
負けじと生め
944 :
2軍選手(九州):2007/03/17(土) 03:05:22.79 ID:GxcXFQs5O
大人がおらんな
945 :
経営学科卒(静岡県):2007/03/17(土) 03:06:39.18 ID:gKy/78H+0
>>944 そんなのが大人なら僕は子供のままでいい!!
946 :
事情通(コネチカット州):2007/03/17(土) 03:09:53.89 ID:4+2tr2VBO
じゃあ僕は警察官だ!!
947 :
留学生(千葉県):2007/03/17(土) 03:11:50.14 ID:IasuNbp20
よいしょーっ!
948 :
2軍選手(九州):2007/03/17(土) 03:18:28.41 ID:GxcXFQs5O
ついでにいうと、ぼくは公務員だ
949 :
DCアドバイザー(ネブラスカ州):2007/03/17(土) 04:21:31.51 ID:bco1gi7VO
じゃあ僕はクマ太陽
…ごめんorz
951 :
受付(滋賀県):2007/03/17(土) 04:46:27.29 ID:3kkGlx8y0
ume
952 :
ネコ耳少女(コネチカット州):2007/03/17(土) 05:50:18.89 ID:Yujh0D7RO
梅
953 :
きしめん職人(コネチカット州):2007/03/17(土) 06:11:10.18 ID:RElsxSDTO
梅
今日はリアルタイム来れなそうだ。まとめでまったり読むからみんな俺の分まで支援頼んだぜ
あと厨はスルーしようぜ
954 :
ネコ耳少女(コネチカット州):2007/03/17(土) 07:31:07.48 ID:k6mPVBYtO
いいなショボン。惚れそう
955 :
銀行勤務(関西地方):2007/03/17(土) 07:34:22.52 ID:JDkF8GDc0
梅
956 :
保母(石川県):2007/03/17(土) 07:36:12.15 ID:N1bo/XAx0
埋め
957 :
電力会社勤務(新潟・東北):2007/03/17(土) 08:13:46.18 ID:x1BtN4BTO
( ^ω^)が埋まるようです
うめ
958 :
コレクター(コネチカット州):2007/03/17(土) 08:25:57.07 ID:XLYSnbE0O
datって一つ一つばらばらに持ってんの?それとも吸収するの?
959 :
不老長寿(北海道):2007/03/17(土) 10:18:49.34 ID:3WcyvwRY0
吸収じゃない?どう見ても主軸ひとつしかDATもってないし(多分)
やべえ、予想したら昨日のカスと同列に!やっぱなしでww
960 :
水道局勤務(茨城県):2007/03/17(土) 11:28:41.52 ID:d2A8yY6j0
960
961 :
高校生(大阪府):2007/03/17(土) 11:36:38.04 ID:MzTBMayd0
( ´∀`)「キャッチだ よいしょー!」
962 :
水道局勤務(茨城県):2007/03/17(土) 11:43:42.12 ID:d2A8yY6j0
(;´∀`)「すいません。僕…もううめます」
963 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 11:56:17.20 ID:bR59Y/quO
もう厨房来るなよ埋め
964 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 11:57:24.43 ID:bR59Y/quO
埋め
965 :
不老長寿(北海道):2007/03/17(土) 11:57:49.67 ID:3WcyvwRY0
正直次キタら我慢できないかもわからんね
すべての怒りを支援の一言に込めてたw
966 :
キャプテン(アラバマ州):2007/03/17(土) 12:00:00.83 ID:EfYr4pNz0
お昼の埋め
967 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 12:00:25.11 ID:bR59Y/quO
埋め
968 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 12:01:29.01 ID:bR59Y/quO
埋め
969 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 12:03:06.48 ID:bR59Y/quO
つーかギターたいした弾けもしないのにギターで曲とか^^;マジでキメェwwwwww
970 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 12:05:40.71 ID:bR59Y/quO
埋め
971 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 12:06:44.90 ID:bR59Y/quO
埋め
972 :
造園業(新潟・東北):2007/03/17(土) 12:07:35.60 ID:bR59Y/quO
埋め
973 :
水道局勤務(茨城県):2007/03/17(土) 12:10:30.42 ID:d2A8yY6j0
うめ
974 :
造園業(関東・甲信越):2007/03/17(土) 13:28:56.67 ID:EwZ0t4ioO
975 :
造園業(関東・甲信越):2007/03/17(土) 13:30:12.76 ID:EwZ0t4ioO
うめ
977 :
渡来人(関東・甲信越):2007/03/17(土) 13:48:22.49 ID:9VoEK6naO
うめ
978 :
付き人(岩手県):2007/03/17(土) 13:48:34.49 ID:oUrtB2jS0
wktk埋め
979 :
水道局勤務(茨城県):2007/03/17(土) 13:53:15.93 ID:d2A8yY6j0
うめ
980 :
キャプテン(アラバマ州):2007/03/17(土) 13:54:20.52 ID:EfYr4pNz0
あと20
981 :
図書係り(コネチカット州):2007/03/17(土) 13:55:58.23 ID:Wh1NZIdIO
梅
982 :
渡来人(関東・甲信越):2007/03/17(土) 13:56:51.73 ID:9VoEK6naO
梅
983 :
2軍選手(北海道):2007/03/17(土) 13:59:03.62 ID:PYTlMvyQO
とにかく反応するなよw
あぼーん登録を増やすのマンドクセ
984 :
通訳(関東・甲信越):2007/03/17(土) 14:04:53.12 ID:oYL1EejAO
('A`)とか(´・ω・`)をレスに使う奴は大体厨房かクソガキ orzも個人的にはうざい
985 :
クリーニング店経営(関西・北陸):2007/03/17(土) 14:08:20.80 ID:kfqELN3lO
うめ
986 :
経営学科卒(静岡県):2007/03/17(土) 14:14:26.25 ID:gKy/78H+0
('A`)ウツダシノウ
987 :
ハンター(ネブラスカ州):2007/03/17(土) 14:14:58.47 ID:/ISodd6EO
うーめー
988 :
AA職人(関東):2007/03/17(土) 14:19:24.69 ID:z4+Z3YkSO
運命喧嘩に期待うめ
989 :
アリス(千葉県):2007/03/17(土) 14:19:49.69 ID:RtfarmMw0
うめ
990 :
旧陸軍高官(西日本):2007/03/17(土) 14:21:10.82 ID:qINXW2z90
_,. -─-- 、
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` ---- '"  ̄ i、 | | |/ /ヽ
\ 〉 i >c `''- | | / ヽ
` ' ヽ ! | |/ ヽ
991 :
水道局勤務(茨城県):2007/03/17(土) 14:22:47.79 ID:d2A8yY6j0
うめ
992 :
張出横綱(ネブラスカ州):2007/03/17(土) 14:25:56.61 ID:S9sAw2NQO
梅
993 :
張出横綱(ネブラスカ州):2007/03/17(土) 14:26:35.39 ID:S9sAw2NQO
梅
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1001 :
1001:
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
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* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
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/ ュヘ | * + 。 + 。 + このスレッドは1000を超えました。
〈_} ) | 次スレも…VIPクオリティ!!
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ガタン ||| j / | | |||
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VIPがT-bananaを落とすことは不可能 FOX★