1 :
はっさく:
自分は最初には絶対死なないよな?
自分が死ぬのは中盤か終盤だよな?
でも絶対最後まで生き残らないよな?
2 :
うど:2007/01/07(日) 15:45:18.42 ID:N4x3Tm0J0
>>1は自分の将来の見通しもろくに出来ないダメな子
3 :
うめ:2007/01/07(日) 15:45:30.20 ID:lekqzZ020
あるあるwww
4 :
音速2ゲッター ◆.9soTmpngI :2007/01/07(日) 15:45:34.19 ID:juJ7zz5l0
俺は始まる前に死ぬタイプ
5 :
鯵:2007/01/07(日) 15:46:32.66 ID:87yoJvFi0
最後までは妄想しないだろ・・・・・
6 :
鮎:2007/01/07(日) 15:46:36.91 ID:I+ZOP0HjO
クラス?
冬厨ですか?
7 :
はっさく:2007/01/07(日) 15:46:49.66 ID:vH0kAioy0
好きな子は最初には死なない
8 :
鴎インフルエンザ:2007/01/07(日) 15:47:03.04 ID:NujfsQVO0
妄想して実際ぜんぶ文章にしたwwwwwwwww
黒歴史wwww
9 :
アナルン ◆ANAL...yOA :2007/01/07(日) 15:47:17.85 ID:O+gPBr730
ハリセンでどうにか切り抜けてみる妄想
10 :
ほうれんそう:2007/01/07(日) 15:47:48.77 ID:nLOVvNZ8O
11 :
はっさく:2007/01/07(日) 15:48:34.80 ID:vH0kAioy0
>>8 PC内に4年前のテキストフォルダ発見
↓
学級でバトロワしてる妄想文
↓
なんてこったい
12 :
鰒:2007/01/07(日) 15:48:44.74 ID:Cs+qqpvX0
途中でクラスのアイドルと自分が恋に落ちる妄想するよな?wwwww
13 :
はっさく:2007/01/07(日) 15:49:29.41 ID:vH0kAioy0
>>12 あるあるwwwwwwでも結局自分は盾になって死ぬ
何故か最初自分は強い武器を持っていない
14 :
とよのか:2007/01/07(日) 15:50:08.84 ID:tLsz7rBD0
とりあえず自分の武器は銃
15 :
グリ−ンボ−ル:2007/01/07(日) 15:50:09.80 ID:YqgDrKreO
バトロワの妄想といえば女子を犯す物ばかり
16 :
鴎インフルエンザ:2007/01/07(日) 15:50:56.21 ID:NujfsQVO0
>>10-11 印刷したやつ探してくるwwwwwwwwwwwwwww
でもPC内のテキストフォルダは削除したからうpするにも打ち直しだwwww
17 :
はっさく:2007/01/07(日) 15:51:05.18 ID:vH0kAioy0
相討ちが何故か多い
18 :
はっさく:2007/01/07(日) 15:51:47.91 ID:vH0kAioy0
19 :
鰒:2007/01/07(日) 15:52:03.11 ID:Cs+qqpvX0
自分は死んじゃって怒った彼女が教室では見せたこと無い表情で
冷酷なクラスメートに特攻して返り討ちに遇う
んで二人で幸せそうな顔で\(^o^)/
俺きめえええええええええええええええええええええええええええええええ
20 :
オクラ:2007/01/07(日) 15:52:14.82 ID:1I1JepIu0
俺のあたまの中ではバトルロワイアルVがすでに完成している
バトルロワイアルなんてなくなった数年後の話
バトロワの狂気に酔いしれた元政府の人間たちが
俺たちを誘拐して大きな廃校に(ry
ごめん今考えた
21 :
サニ−レタス:2007/01/07(日) 15:52:19.08 ID:J0X+72fr0
まじめに練習した記憶がないのに何故かそこそこ戦えてしまう
相手の攻撃にあわせて回り込むとか出来ちゃう
22 :
アンデス:2007/01/07(日) 15:53:10.13 ID:YzSusKrG0
好きなこと二人だけ残って「君の子と好きだったよ。いままでありがとう。」って言って自分は自殺しました
23 :
オクラ:2007/01/07(日) 15:53:10.71 ID:1I1JepIu0
おまえらどうせ妄想の中でも1人なんだろ
24 :
鴎インフルエンザ:2007/01/07(日) 15:53:37.92 ID:NujfsQVO0
>>18 見つけたがひどい惨状だったw
長杉て打ち直しむりぽ
25 :
はっさく:2007/01/07(日) 15:53:45.27 ID:vH0kAioy0
無口な存在感無い奴がものすごく強い設定になる
26 :
ふき:2007/01/07(日) 15:54:14.17 ID:xlHReQhdO
あるあるwwwwwwwww
まあ完結した事は無いが
27 :
はっさく:2007/01/07(日) 15:55:31.22 ID:vH0kAioy0
>>24 俺の作品より痛々しくはないだろうから安心しろ
28 :
トマト:2007/01/07(日) 15:56:13.53 ID:WqLKeS1F0
俺「お前さ、俺の事何とも思っちゃいないだろ?
――奇遇だな、俺も全く同じなんだ」
眼中にない存在だから単独で奇襲攻撃かけまくりんぐwwww
でも中盤でイケメンに殺される設定
29 :
はっさく:2007/01/07(日) 15:57:02.06 ID:vH0kAioy0
絶対狂う奴がいる
しかも大人しい女子
30 :
みつば:2007/01/07(日) 15:57:25.21 ID:ijU5r6ZPO
銃があったら間違いなく生き残る自信がある。
でも間違いなくその前にヤリマンに殺される
31 :
VIP皇帝:2007/01/07(日) 15:58:04.78 ID:vH0kAioy0
説明時に殺される奴はある程度存在感のある男子
32 :
鴎インフルエンザ:2007/01/07(日) 15:58:08.94 ID:NujfsQVO0
33 :
鰒:2007/01/07(日) 15:58:35.06 ID:Cs+qqpvX0
クラスの中心的人物は誰かを守って死ぬケースが多い
34 :
葉しょうが:2007/01/07(日) 15:58:35.41 ID:Zs7dwvA4O
むん
35 :
VIP皇帝:2007/01/07(日) 15:59:40.46 ID:1I1JepIu0
人数が半分になったところで放送が流れる
「えー。ただ今人数が半分になりました。
この殺し合いから抜け出す方法を教えます。
その首輪をとるための道具を金庫の中にいれてあります。
金庫の場所は○○さんが知っています・・・
そしてその鍵と番号は○○君(俺)が持っていますよ・・・では頑張ってくださいねw」
そして俺は支給された番号が掘られた鍵をポケットから徐に取り出す
「クソッ。やつらはゼッタイ俺のことを(ry」
(^ω^;)
36 :
あさつき:2007/01/07(日) 15:59:47.93 ID:jByfXnEsO
多分自殺する
37 :
はっさく:2007/01/07(日) 15:59:55.11 ID:vH0kAioy0
あまり喋らないけど可愛い女子が最後に生き残ったりする
>>32 痛いぞ?
38 :
とうがん:2007/01/07(日) 16:00:38.51 ID:1I1JepIu0
絶対にブスとキモメンは生き残れないんだよな、俺たちの頭の中では
39 :
みつば:2007/01/07(日) 16:00:50.82 ID:VCwCBIYbO
俺だけ単独、残りは皆で行動するって設定。
40 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:01:42.69 ID:vH0kAioy0
俺の中ではキモメンそこそこ強かったぞ?
ブスは情け容赦なく殺されてたが
41 :
鮹:2007/01/07(日) 16:01:42.83 ID:WjO1sU2e0
後ろの奴と会話して頭にナイフ刺される役俺な
42 :
刀根早生:2007/01/07(日) 16:02:33.74 ID:u/GBmUSB0
友達と語り合ってた
「まずお前を殺すwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「うはwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
43 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:02:35.44 ID:vH0kAioy0
銃弾が当たっても死なない
44 :
鮟:2007/01/07(日) 16:02:35.67 ID:Cs+qqpvX0
じゃあ俺トラップ作って脱出しようとするやつの親友な
45 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:04:13.99 ID:vH0kAioy0
じゃあ俺「戦いは止めてください!」ていう女を殺すやつな
46 :
鮑:2007/01/07(日) 16:04:28.72 ID:zV+edl/BO
仲良い奴を殺すかどうかで悩む
47 :
鱒:2007/01/07(日) 16:05:12.11 ID:r2QJoEul0
じゃあ俺女犯してる最中に後ろから撃たれるやつな
48 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:05:18.23 ID:vH0kAioy0
忘れてた奴をどう消化するかに悩む
49 :
グリ−ンボ−ル:2007/01/07(日) 16:05:33.03 ID:T28obprx0
友達がいないから必然的に単独になる
50 :
そらまめ:2007/01/07(日) 16:05:38.90 ID:xEqgzkdM0
ブーン系小説でもこういうのあったなぁ…
51 :
鮟:2007/01/07(日) 16:05:44.41 ID:Cs+qqpvX0
>>46 悩んでたらそいつから先制攻撃食らうんだよな
52 :
食用菊:2007/01/07(日) 16:06:34.38 ID:QtEOiQlTO
DQNは最初にナイフ投げられて死ぬ
53 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:06:53.49 ID:vH0kAioy0
>>32 あったあった
薄暗い。
佐藤凌は教室を見渡す。
どこから見ても3年2組の教室である。
皆机に伏していた。
確か、俺らは終業式が終わって通知表とか貰って、給食食べて帰りの会してたはずだけど。
何が起こったんだろ?
時計を見る。午後5時。道理で薄暗いわけだ。
「なぁ、直ちゃん。直ちゃん!」
三浦マミは後で寝ている暁天直久に声をかける。
「……ん? 何?」
「何? じゃないよ! 起きてよ! 何か皆寝てるんだよ!」
「そりゃ見ればわかるよ」
「うわ、何これ!」
大きい声を出したのは神田祐香。首を触って蒼白な顔をしている。
「……みんな、首になんか変なのついてるよ…」
「……まさか、ね」
岩崎弥生は、呟く。
「この世の中に、バトルロワイアルなんて…あるわけないよね」
^^;;;;;;;;
54 :
ミニトマト:2007/01/07(日) 16:08:18.10 ID:WqLKeS1F0
このクラスはチャラ男、厨房、茶髪女、根っから文化部のオタ女で構成されている
馴れ合い好きな奴らは、友達を殺す事なんて出来ないだろう
――俺の勝ちだ!
イケメソ、ヤリマンめ……後悔させてやる!
そう思ったのも束の間、俺は自分がデブスである事を激しく後悔した。
「ちょwwwwwww首輪キツスwwwwwwwww息wwwデキナスwwwwwwwww」
55 :
鮟:2007/01/07(日) 16:08:53.28 ID:Cs+qqpvX0
>>53 ∧_∧
( ´・ω・`) ∧_∧
/ \ ( )何言ってんだこいつ
.__| | .| |_ / ヽ
||\  ̄ ̄ ̄ ̄ / .| | |
||\..∧_∧ (⌒\|__./ ./
||. ( ) ~\_____ノ| ∧_∧
/ ヽ キモイ \| ( )
| ヽ \/ ヽ. 誰か警察呼べよ
| |ヽ、二⌒) / .| | |
56 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:10:24.86 ID:vH0kAioy0
>>55 一番死にたくなるのは自分
原稿用紙200枚分とか終わってる
57 :
鮟:2007/01/07(日) 16:11:12.20 ID:Cs+qqpvX0
>>このスレにいる段階で罵れる立場じゃなかったよ
ごめんな
58 :
とうがん:2007/01/07(日) 16:11:26.58 ID:1I1JepIu0
>>56 つまりこのスレはレス2個=原稿用紙1枚として
>>400までは確実にいくってことか
59 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:12:42.31 ID:vH0kAioy0
>>58 っをまwwwwwwまじかよwwwww俺を殺す気かwwwwwww
60 :
ジョナゴールド:2007/01/07(日) 16:13:38.70 ID:w2uZ9jEf0
クラスの名前が知られる
61 :
食用菊:2007/01/07(日) 16:14:09.15 ID:QtEOiQlTO
キモオタデブは邪気眼開放してきそう
62 :
鱒:2007/01/07(日) 16:14:18.00 ID:44fIvWK20
63 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:16:01.54 ID:vH0kAioy0
64 :
ごぼう:2007/01/07(日) 16:19:21.30 ID:u7y8IOaM0
自分のクラスではないけど、オリジナル
のバトロワを妄想したことはあったな
65 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:19:31.83 ID:vH0kAioy0
じゃ皆で黒歴史晒そうぜ
66 :
鱒:2007/01/07(日) 16:20:21.36 ID:44fIvWK20
山田「私、山田君の、ことが、好き、だっ・・・」 バタッ
山田「嘘だろ!?おい、山田!山田ぁぁぁぁぁぁ!」
山田「ここはもう駄目だ!逃げるぞ山田!」
山田「山田!山田ぁぁぁぁぁ!」
山田「オラ!死ねぇぇぇぇ!」 パララララララ
山田「ギャー!」
山田「ギャー!」
山田「ギャー!」
山田「ギャー!」
67 :
ジョナゴールド:2007/01/07(日) 16:20:29.30 ID:w2uZ9jEf0
絵がしょうがくせいレベルなのにサイト作った
バトロワコーナーとかいってただの赤
68 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:21:27.98 ID:vH0kAioy0
ガラガラとドアの開く音。
3年2組担任が姿を現す。
「おいお前ら、起きろ」
明るい声が教室に響く。
ぞくぞくと起きるクラスメイト達。
ザワザワとうるさくなる教室。
「山田、起きろ」
空虚に響くその声。
「早く起きないと、殺すぞ」
山田恭兵は目を覚ます。
「先生、俺らなんで寝てたんですか?」
山田亨太が担任に問いかける。
「……うるせぇ。今話すところだから静かにしろ」
落ち着いた口調が余計怖さを増した。
シーンとなる教室。
「じゃ、説明始めるな」
作り笑いを浮かべる担任。
「今日はお前らに、ちょっと殺し合いをしてもらうわ」
69 :
ミニトマト:2007/01/07(日) 16:21:30.03 ID:WqLKeS1F0
二次創作小説のHPを持ってた
まだ消えてない
70 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:26:59.88 ID:vH0kAioy0
一気に過疎ったが。
貼り付けてって良いのか?
71 :
ごぼう:2007/01/07(日) 16:27:25.92 ID:u7y8IOaM0
じゃ俺のオリジナルバトロワ設定晒し
主人公の開始武器は日本刀
ヒロインの開始武器はハンドガン
んでだんだん仲間が増えてって最終的に超人の敵と主人公と仲間
のみが生き残る
そして繰り広げられる敵と主人公達の戦い
戦っている間に殺されていく仲間達
最後に残った主人公とヒロインが敵を倒す
72 :
プリンス:2007/01/07(日) 16:28:44.49 ID:wzKu7LrD0
膝の裏あたりがヌルヌルしてる
73 :
ねぎ:2007/01/07(日) 16:29:49.11 ID:KhQVggD/O
74 :
アムス:2007/01/07(日) 16:29:54.74 ID:YzSusKrG0
さあ来いポンカン!!
75 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:31:53.70 ID:vH0kAioy0
「は?」
山田拓朗は素っ頓狂な声をあげる。
「……な…何言ってるの?」
「言葉のままだが?」
担任は真顔で問いかえす。
「何か?」
また騒然となる教室。
泣き出す山田尚美。頭をかかえる山田翔太。
「……うるせぇ。次喋った奴、殺すからな」
担任の言葉で一瞬にして静かには、ならなかった。
声は収まるどころか、余計に広がり、騒がしくなっていく。
銃声。
担任はニヤリと笑う。
噴出す血。飛び散るゼリー状の脳。
教室が静まり返った。と思うと悲鳴。
誰も後ろを振り返らない。
山田啓悟の頭が、半分欠けた。
「言いつけを守れないとこうなる」
担任は微笑んだ。
教室は完全に静まり返った。
じゃしばらくお付き合い下さい。
76 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:32:28.28 ID:vH0kAioy0
「さて、お前らにはまた眠ってもらう」
担任は話し出す。
「この次は、学校のどこかで目覚めることになるだろう。鞄に説明書を入れとくから、それちゃんと読めよ。
説明すんの、時間もったいないからな。わかったな? 質問は受け付けない」
少しの間。
「では、お前ら。健闘を祈る」
【34人】
77 :
ごぼう:2007/01/07(日) 16:32:29.77 ID:u7y8IOaM0
そして二人は政府のいる事務所に乗り込んで二人同時優勝を認めてもらおうとする
しぶしぶ承知する政府
そして二人は船で自分の居た家に帰った
数年後、すっかり大人びた主人公とヒロイン
二人は廃校に集められた生徒達にこういった
「今日はみなさんに殺し合いをしてもらいます」
完
78 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:33:29.62 ID:vH0kAioy0
ピピピピ、ピピピピ。
ピピピピ、ピピピピ。
単調な電子音で、山田千恵は目を覚ます。
……ここは、どこだろう?
何が起こったのかわからない。
短い間に色々なことが起こりすぎて、何が起こったのかわからなかった。
確か、先生が殺し合いをするとか言って……
猛烈に吐いた。
ケイゴの死体を思い出したからだ。
……嘘、嫌だよ。殺し合いなんて。
ていうか、どうやってやんのさ? 説明なんて全然されてないじゃない。
…気持ちを落ち着かせろ。まずここがどこかを判断しろ。それからだ。
山田は、辺りを見渡す。
雑然と並ぶ、机。
前方には二段の黒板とクラヴィノーバ。左には定期演奏会の手作りポスター。
……音楽室、か。壁に貼ってある肖像画が不気味だ。
さらに、あるものを発見する。
リュック。というよりナップサックに近いだろうか。
それは彼女の頭の近くに置かれていた。
何だろ、これ。
手を伸ばして、中を確認する。
79 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:34:22.67 ID:vH0kAioy0
真っ先に手に当たったのが、目覚まし時計。
そういえばまだ音が鳴っている。急いで音を止めた。
時計の針は7時ちょっきりをさしている。
それ以外には、給食で出るコッペパン一個、500mペットボトル1本。中身はただの水。
コピー用紙一枚。それに……何これ?
最初、何かそれが何かわからなかった。
10秒ほどして、何かがわかった。
小型銃。
名前はわからない。
けど、武器だった。
山田はおそるおそるそれをリュックに戻す。
……これで、殺しあえってこと?
外の僅かな明かりにコピー用紙が照らされている。
コピー用紙には、文字が書かれている。
第1回 校内バトルロワイアル大会 大会規約
・最後の1人になるまで、学級のメンバーで殺しあう。
・殺す手段はどんな方法を使っても良い。
・武器はランダムで支給される。
・制限時間は3日。
・1日ごとに、3階から順番に禁止エリアに指定されていく。
・禁止エリアに居た者は、首輪が爆発し死亡する。
・校外に出た者(学校の敷地外に出た者)は、首輪が爆発し死亡する。
・3日以内に優勝者が決しない場合、全員の首輪を爆破する。
彼女がそれを読み終えた時、遠い所から銃声が聞こえた気がした。
80 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:36:22.61 ID:vH0kAioy0
<殺人>
「……で、どうしよ」
3階給食室に山田弘幸は居た。
いきなり殺し合いとか言われても、正直困る。
夢かと思い頬をつねってみたが、痛い。これは夢ではない。
鞄の中には、食料と大会規約の他に、竹刀が入っていた。
……山田じゃあるまいし、これでどうやって戦えって言うんだ。
とりあえず、落ち着け俺。考えよう。
無闇に歩いたら殺される恐れがある。
まだ校内は暗いし、明るくなってから行動を開始しよう。
それまで仮眠でもとるか……いや、駄目だ。寝ている間に殺されるかもしれない。
誰か強い奴と合流できたら、心強いんだがなぁ。
給食室のドアが、開いた。
山田は体を強張らせる。幸いなことにエレベーターの前に居たこともあって、ドアを開けた人の視界に入らない。
だが、足音が近づいてくるのを感じる。
山田は体を硬直させた。どうする? 殺されるかも知れないぞ?
だが待て。協力できそうな奴かもしれない。穏やかな女子であれば、俺を殺すことはできまい。
そう……例えば、山田とか山田とかだったら、殺せないだろ。たぶん。
そんなことを考えている間にも、足音は無情に近づいてきていた。
「だ……誰だ?」
山田は声を出してみる。頼む、好戦的な奴じゃありませんように!!
「……ひっ!」
短い悲鳴。……女子っぽい。
「……い、いや、俺、山田だけどさ。お、俺はお前を殺す気はない」
声が震える。じょ……女子だよな?
足音は止まっている。どうする? 顔を出すか?
「だ……誰だ?」
問いかけるが返事がない。
思い切って顔を出してみることにした。何、相手は女子だ。いきなり襲い掛かってくるとかはないだろ。
山田は顔を出してみる。
81 :
ポンカン:2007/01/07(日) 16:38:27.14 ID:vH0kAioy0
ちょいと風呂入ってくる。
……痛い。
82 :
VIP皇帝:2007/01/07(日) 16:40:38.26 ID:YzSusKrG0
ほんとに全員山田かよwwwwwwwwwwwwwwww
テラカオスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
83 :
鮟:2007/01/07(日) 16:41:09.34 ID:Cs+qqpvX0
84 :
鱒:2007/01/07(日) 16:42:52.37 ID:44fIvWK20
>……山田じゃあるまいし、これでどうやって戦えって言うんだ。
>そう……例えば、山田とか山田とかだったら、殺せないだろ。たぶん。
テラ吹イタwwwwwwwwwwwwwwww
85 :
ねぎ:2007/01/07(日) 16:46:23.91 ID:RFgG8HTO0
山田吹いたwwwwwwwwww
86 :
まつたけ:2007/01/07(日) 16:49:38.47 ID:STVAsMT1O
俺の友達の山田が………
87 :
せり:2007/01/07(日) 16:54:37.92 ID:u5BNqwi3O
わっふるわっふる
「毒入りチロルチョコロワイアル」とかいうの最近まで妄想してたなあ…
88 :
かいわれだいこん:2007/01/07(日) 16:59:41.18 ID:R6cEdjsQO
あげる。コークスクリューはでかい火の玉の意味はでかい火の玉の意味はでかい火の玉
89 :
平核無:2007/01/07(日) 17:01:24.21 ID:s936oG6t0
帰還。
全員山田で書くか?
それとも原文コピペする?
90 :
おおば:2007/01/07(日) 17:04:48.30 ID:R6cEdjsQO
分かる程度に山田で
91 :
みょうが:2007/01/07(日) 17:05:03.96 ID:q3rdxNtwO
山田でよろしくってよ
92 :
にら:2007/01/07(日) 17:06:00.40 ID:u5BNqwi3O
山田とか山田とかって感じで
93 :
平核無:2007/01/07(日) 17:06:13.69 ID:s936oG6t0
おk 山田で行く
暗くて、シルエットしか見えない。
そのシルエットは、少し後ずさりした。
「……こ、来ないで!」
この声。山田の頭の中で何かが弾けた。
「お前、山田…」
言いかけた途端、銃声。
足元の床のタイルが割れる。
銃弾が山田の足元の着弾したのだ。
その破片が山田の顔を襲う。
「来るな!! こないで!!」
頭の中が、真っ白になった。
……あいつ、俺を殺す気なんだ。
あいつ、俺を殺す気なんだ。
あいつ、俺を殺す気なんだ。
あいつ、俺を殺す気なんだ。
体が、勝手に動いた。
足元の竹刀を手に取る。体がやけに軽い。
立ちすくんでいる山田の眉間に向かって、叩き込む、叩き込む、叩き込む!!
悲鳴とともに坪田彩が倒れる。
山田はすかさず山田の手から落ちたピストルを奪い取った。
「いやあああ!! 止めて!!!」
「お前から仕掛けてきたんじゃねぇかよ!!」
言うより早くからだが動いていた。
自然に手が、引き金を引いていた。
「…………」
94 :
鰰:2007/01/07(日) 17:07:11.88 ID:zlhvzk8w0
【レス抽出】
対象スレ: 自分のクラスでバトロワする妄想した奴ちょっとこい
キーワード: 死姦
抽出レス数:0
(´・ω・`)
95 :
平核無:2007/01/07(日) 17:07:41.03 ID:s936oG6t0
>>93 ちとミスした 坪田彩→山田彩に脳内変換よろしく
銃声が響いた。
山田の制服に赤い返り血が飛び散った。床が赤黒く染まった。
【33人】
<泣声>
銃声が聞こえた。
悲鳴が漏れそうになるのを口を押さえて堪える。
……何で私が、こんな思いを。
ユカは職員室の隅に居た。
……今日って、終業式じゃなかったの?
これ終わったら、学校から帰って、冬休みが始まるんじゃなかったの?
ねぇ、誰か教えてよ! 殺し合い? そんなの嫌だよ!!
大会規約を読んでから、ユカはずっと泣いていた。
私、どうしよう。たぶん、殺されるんだ。
まだ14歳なのに、殺されるんだ。
涙がとめどなく溢れる。
声が、漏れてしまう。
物音がした。
ドアが、開く音だ。
どうしよう。どうしよう。私、どうしよう。
頭の中が真っ白になる。
ドアのほうを覗く勇気もなかった。
バッグの中には、フライパンしか入っていない。
もし相手が殺す気できたら、私、死ぬしかないんだ。
96 :
高尾:2007/01/07(日) 17:08:02.59 ID:Zorl3wft0
今北
なんか山田ばっかだね
97 :
平核無:2007/01/07(日) 17:08:39.52 ID:s936oG6t0
「誰だ? ユカか?」
気付かれた! もう、おしまいだ。
ユカは目を硬くつむる。
「さっきから泣き声が聞こえてたんだよね。あ、俺はお前を殺す気は無いから」
……大丈夫なのかな?
ユカは目をゆっくりと開く。
山田凌の顔が目の前にあった。
「うわっ!」
ユカは後の壁に頭をぶつけた。
「イタタタタタ…」
「……何やってんだよお前」
凌はユカを見て少し微笑む。
……あぁ、良かった。私、まだ殺されて無いよ。
「さっきから泣き声が相談室まで聞こえてたぞ」
「え? 私そんなに大きい声で泣いてた?」
「そりゃぁもう」
凌は笑う。
ユカも笑う。
「凌、私を殺すとかそんなこと思ってないよね?」
「ん? うん。俺、殺し合いとかそういうのあんまり好きじゃないから」
「…凌らしいや」
「いや、むかつく奴いたらブッコロスけどね!」
「凌は僕のことムカつかないんだ」
「梅組からの付き合いだろ」
山田凌はユカの肩を叩いた。
ユカの目から、また涙がこぼれそうになる。
「でさぁ」
凌の声。
「これからお前、どうするんだ?」
「……どうするって言っても」
98 :
平核無:2007/01/07(日) 17:09:08.34 ID:s936oG6t0
ユカは鞄の中を凌に見せる。
「これじゃ、殺されちゃうよ。絶対」
「ハリセン、ね。俺のカッターの方が戦えるな」
凌は苦笑いして手に持ったカッターを見せる。
「でもお互いこんなしょぼい武器じゃ、死ぬのは目に見えてるな」
「……そうだね」
5秒ほどの間。
「私、まだ……死にたくないな」
ユカの涙声。
「そんなの誰だってそうじゃないか? この学級の奴ら全員思ってるよ」
「そうだよね。……こんな理不尽な…理由も知らされないで殺しあうなんて、間違ってるよ絶対!
みんな、死にたくないと思う。死にたいなんて思う人、このクラスに居ないもん!!」
「ユカ、声大きい」
凌が口に手を当てる。
「ご、ごめん」
「……じゃあ、さ。皆に、戦いを止めるように呼びかけよ」
凌はまた微笑む。
「呼びかけるっていっても……どうやってさ?」
「校内全体に呼びかけられるところ。放送室」
凌はドアの方を指差す。
「放送室から、皆に戦いを止めるように呼びかけよ。で、皆で知恵を出し合えばきっと戦いを止める方法も見つかるよ」
「……凌って、頭良いね」
ユカが涙を袖で拭いながら言う。
「何言ってんだ。俺なんてユカと比べたら全然頭悪いだろ」
「いや、頭良いよ。私なんて、ずっと隅っこにうずくまって泣いてただけだもん」
「なぁーに、俺だって一人じゃ行動できませんよ」
凌は立ち上がる。
「じゃ、行くか。放送室」
99 :
平核無:2007/01/07(日) 17:10:01.55 ID:s936oG6t0
<探検>
……腹、減ったな。
山田直久は時計を見る。午後八時。
そして周りを見渡す。これは3年1組。
丁度一時間前に大きい銃声が聞こえたのは、夢じゃなさそう。
それにしても、腹減ったな。
直ちゃんは鞄の中をちらっと見る。
……ヌンチャク。
ふざけてるよな。
こんなもんで戦えっての。いくら俺がブルース・リーに似てるからって、こりゃないよな。
あーストーブも効いてないし、制服で動きづらいし、あーもー嫌だー。
どーせ俺死ぬんだよなーちくしょー。
どーせ死ぬんなら、ちょっくら探検でもしてきますか。
直ちゃんは立ち上がる。
そして3年1組の後のドアを出た。
廊下は、ガランとしている。
誰も居ないように見える。
……夜の学校って、地味に怖いんだよな。
誰も居ないってのがまた怖いね。うん。
誰かいれば怖くないのに。
で、えーっと、何処に行こうかな。
そーだ、腹減ったから調理室でも行くか。
冷蔵庫の中に何か入ってるかも知れないしな。
そう思った直後に、調理室の方から悲鳴が聞こえた。
……嗚呼。物騒な世の中ですな。合掌。
直ちゃんはC階段の方へ行くことにした。
100 :
平核無:2007/01/07(日) 17:11:39.17 ID:s936oG6t0
<馴合>
「ひっ! だ、誰?」
「そっちこそ、誰?」
調理室に女子の声が響く。
「……山田?」
「ヤマダ?」
二つの陰は、机の陰から出、抱き合う。
「ヤマダぁぁぁ! 怖くて死ぬかと思った!!」
「私も!」
二人とも涙目だ。
「いきなりこんな校内で殺しあえって言われても、何すればいいのかわからなくて」
「うん。そうだよね! いきなりナイフ渡されても、ね」
……あの女子共、こんな時にまで馴れ合う気かよ。気持ち悪ぃ。
「それに、学級の皆を殺すなんて無理だよ無理!」
「だよね! 私殺すくらないなら自殺してるかも知れない!!」
じゃ自殺してくれ。うざったい女子共。殺すぞ?
「これから、どうしよ?」
「3階が禁止になるまでここに隠れてよ? その方が身が安全だしさ」
何が身が安全だ。殺してやるよ。
もともとあいつら気に食わなかったからね。
よし、殺そう。
琢磨はボウガンを発射した。
赤いものが飛び散る。
「ぎゃああああああああ!!」
「え? あ、ヤマダ?」
よく見えないが、おそらく山田にヒットしたのだろう。
ものすごい声がこだまする。
「何? 何? どこから? え、止めてよ。ねぇ?」
山田が当たりをキョロキョロしている。は、良い眺めだな! お前も殺してやるよ。
101 :
平核無:2007/01/07(日) 17:12:41.10 ID:s936oG6t0
良い機会。このバトロワを企画した奴に感謝するぜ!!
琢磨はもう一発、ボウガンを発射した。
調理室の真ん中で、何かが光った。
ものすごい爆音。
琢磨は教卓の後に伏せる。
あ……山田の野郎、手榴弾でも支給されてたのかよ?
机の破片や木端が、琢磨の目の前に降ってくる。
手も、琢磨の目の前に降って来る。
……ギョッとした。
リアルだった。
それは、紛れもなく、山田の、千切れた、1パーツだった。
【31人】
102 :
平核無:2007/01/07(日) 17:13:46.19 ID:s936oG6t0
<地図>
……なんて運が悪いんだ僕。
コウタは頭を抱える。
こりゃないよ。普通の状況じゃないよ。
めちゃくちゃに寒い。寒すぎる。
ずっとここに居たら、凍え死ぬ。
野球部独特の匂いが、鼻をついた
目覚めると、そこは野球部の部室だった。
こんなことがありえるのか? と思ったが、大会規約には「学校の敷地内」と書いていたので、こんなこともあるんだなと思った。
武器は、ゲームボーイ。
ふざけるな! とGBを床に叩き付けそうになったが辛うじて堪えた。
何かに役立つかもしれない。
1時間ほどボーっとした後、そんなことをふと思いスイッチを付けてみる。
……何これ。GBじゃないじゃん。
地図が、表示された。
目をこすった。間違えない。学校の敷地内の地図だ。
地図の上には、赤い点が何個もある。その赤い点には番号が表示されている。
野球部の部室のコウタがいる位置につけられている番号は、15。
どうやら出席番号らしい。そーか。これは学級の奴らが居る位置がわかる、貴重な地図なのか。
右下には、分数と時計が表示されていた。時計は午後11時15分を、分数は35分の31。
分数の右下にはdeadと表示されているので、おそらく死んだ人の人数だろう。
もう4人死んだのか、という思いと、まだ4人しか死んでないのか、という複雑な思い。
そして、学校にたくさん点在する赤い点。
103 :
おおば:2007/01/07(日) 17:14:13.83 ID:R6cEdjsQO
>>なぁーに
ワロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
山田分かりづらい
104 :
平核無:2007/01/07(日) 17:15:01.87 ID:s936oG6t0
………たくさんあるなー。
ボケーっと一通り地図を眺めてみる。
もちろん、外に居るのは15番の僕しかいない。よな?
……おい待てよ。外にもう一つだけ点があるじゃないか。
33番。サッカー部の部室に33と表示された点が、ある。
33番33番。女子は31番からだよな? じゃ、山田、山田……山田。
山田……か。
正直、複雑な思いだ。
というか、早くここ離れないと、やばいんじゃないか?
でも、物音を経てない様に逃げるなんて、不可能だしな。
「え………山田?」
コウタは、おそるおそる声を掛けてみる。
反応は、無い。
「山田?」
「コウタ?」
コウタが問いかけるのと同時に答えが帰ってきた。
数秒の間が空く。
「コウタでしょ? こっちは山田だよ」
普段の落ち着いた声とは違う、上ずった声が聞こえる。
105 :
平核無:2007/01/07(日) 17:15:47.63 ID:s936oG6t0
>>103 じゃ山田やめるね
地図はGBからDSに変える
106 :
平核無:2007/01/07(日) 17:16:13.72 ID:s936oG6t0
「あー遠藤。僕はあなたを殺すような武器もって無いから」
「え……うん。エンドーも」
少し間が空いたのが気になったが、今は合流するのが先だ。何故かそう思った。
「じゃ、お互い外に出よう。それから作戦を練ろう」
「……了解っ」
コウタは立ち上がると、部室のドアを開いた。
その途端、外の冷気がコウタの体を包み込む。
「寒っ」
コウタはリュックを肩にかけて、サッカー部の部室の方へ歩く。
吹雪だった。顔に雪が貼り付いてくる。
遠藤は、すでに外に出ていた。
「……遠藤」
何気なく声をかけるコウタ。
「寒いから……学校の中行かない?」
「そ、それもそうですね」
雪で前があまり見えない。学校が雪に覆われてあまり見えない。
「じゃ……ほら、一階ののグランド側のドア、割って入ろう?」
「わかった」
前にコウタ、後に遠藤がついて歩いた。
ガラスは、割るまでもなかった。
ドアが開いていたのだ。
「……ラッキーだね」
遠藤が呟く。
コウタは無言で中に入り、遠藤も入ったのを確認すると急いでドアを閉めた。
107 :
平核無:2007/01/07(日) 17:16:41.40 ID:s936oG6t0
「……これで、一息つけるな」
コウタは7組の前の壁に寄りかかる。
「敵、居るかもしれないよ」
遠藤がコウタの耳元で話す。
コウタはDS型マップに目をやる。赤い点は……あった。6組の中にある。
「こっち来て!」
「な、何いきなり……」
「人が居る!」
コウタは7組の方へ遠藤を引っ張っていった。
ナンバーは……6。祐川翔太、スケショウか。
「コウタ! ちょっと引っ張らないで…」
「いや、隣のクラスにスケショウ居るから」
コウタは囁くような、今にも消えそうな声で呟く。
そして遠藤にDS型マップを手渡す。
「え? 何これ? 何これ? すごいじゃん!」
「……こんなものでテンション高くなるのねぇ」
コウタはため息をつく。
「でもさ、コウタ」
遠藤がマップをしげしげと見つめながら呟く。
「6組に点なんて、無いよ」
「え?」
遠藤から地図を引っ手繰った。
おかしい。さっき確かに居たはず。遠藤の見間違えか?
だが6組の中に、点は無かった。何度見直しても、無かった。
「……ごめ、僕の見間違いだったみたいだ」
コウタは遠藤にまたDSを手渡す。
108 :
平核無:2007/01/07(日) 17:17:03.32 ID:s936oG6t0
「いやいや。人間だもん、そんなことあるって」
遠藤はコウタに向かって微笑みかける。そして話しかける。
「それにてしても、もう5人も死んでるんだね」
「へ?」
「あの画面の下の分数って死んだ人の数でしょ? 今生き残ってるのが30人だから5人死んだんだな、て思ってさ」
嫌な予感がした。……あいつならやりかねない。
「遠藤、6組についてきてくれない?」
「ん?」
遠藤は少し不思議そうな顔をするが、コウタの真面目な声に押されて頷いた。
7組から6組へ、出来るだけ音を立てないように移動する。
6組の扉の前に来た時、天井から何かが釣り下がっているのが見えた。
……嫌な予感的中。
「遠藤、やっぱり良いや。5組に行こう」
「へ? 予定がコロコロ変わる人だね」
「良いから良いから」
コウタは遠藤を5組へ誘っていく。手には汗をかいていた。
……スケショウ、首、吊ったのか。
【30人】
109 :
びわ:2007/01/07(日) 17:17:52.68 ID:LI5/0os20
自分のバトロアの武器はデスノートでしたがなにか?
110 :
平核無:2007/01/07(日) 17:18:35.76 ID:s936oG6t0
<放送>
「ホント、夜の学校って怖いね」
「いや、今お前の方が怖いから」
「何か言った?」
「いや、何でもありませんミキカ様」
直ちゃんはため息をつく。
岩崎もため息をつく。
直ちゃんの顔面からは血の気が引いていた。
……俺、ピンチだろ。
3階のC階段前で岩崎に銃口を突きつけられてるんだから。
「あの……ミキカさん?」
「何?」
「ここは平和に解決しません?」
「嫌だ」
「……そうですか」
気まずい沈黙が流れる。
「俺殺しても、何の特にもならないよ?」
「いや……わかってるけど、何となく」
「俺、ヌンチャクしかもって無いしさ、その銃口止めてくんない?」
「直ちゃんが私の首絞めて殺すかもしれないじゃん」
直ちゃんはまたため息をついた。
……俺、どうしよ。
遺言書書くの忘れてたよ。
2秒後、放送のチャイムが鳴り響いた。
111 :
平核無:2007/01/07(日) 17:19:14.17 ID:s936oG6t0
「皆、聞こえてる? 私ユカだよ! 佐藤祐香だよ!」
数秒の間。
「みんな、殺し合いは止めようよ! 話し合えば解決するよ! 皆で放送室に集まって話し合おう?」
ユカの涙声が聞こえる。
「皆だって、死にたくなんてないでしょ! 全員で話し合えばいい考えも浮かぶよ! だから、皆放送室に来て!
武器は捨ててきて! 殺し合いなんて止めよう!!」
ボリュームは、おそらく最大。耳がキンキンする。
「どう思う?」
岩崎がいつの間にか銃口を下げていた。
「ま、俺は腹が減った」
「人の質問には答えろ」
岩崎に殴られる。痛い。
「ん……確かに正論だけどさ。危ないんじゃないかな?」
「確かにね。自分の場所を教えるって危険だよ」
岩崎はうんうんと頷く。銃怖ぇ。
「……行って見る?」
「放送室、かい?」
直ちゃんは聞き返した。
「うん」
「……貴方にお任せします」
「直ちゃんって、優柔不断だよね」
岩崎は少し笑った。直ちゃんは笑わなかった。
廊下中に、最大音量で、悲鳴が響き渡ったからだ。
廊下のスピーカーから、ユカの悲鳴と凌の怒鳴り声、それと……誰かの声が響き渡った。
112 :
平核無:2007/01/07(日) 17:20:05.87 ID:s936oG6t0
<死際>
「……止めて。痛いって。痛いから、もう止めてよ」
ユカの悲痛な声。足から血が滝のように流れている。
凌が、放送室の扉の前に赤くなって転がっている。
「こんなことして、アホにも程があるってもんじゃないの?」
ユカの痛がる声に混ざった醒めた声。
「自分の居場所教えて、殺してくださいって言ってるようなもんじゃん?」
刀を持って立っているのは、祐川美沙希。
返り血を浴びてその制服は真っ赤に染まっている。
「……痛い。痛いよ。ミサキ……」
「自分の愚かな言動を恨むのね」
スケミは刀をユカの首に近づける。
「聞いてあげるよ。遺言」
「……え、」
私、死ぬんだ。
そう思った。足が痛い。熱い。とても痛い。
……殺されるんだ。私。
スケミに。友達に。殺されるんだ
まだ生きたい。バスケがしたい。皆と遊びたい。大人になりたい。
でも、もう私は死んでしまう。
あと数秒で、私は何が出来る?
「……今まで」
ユカは弱弱しく微笑んだ。
最後くらい、笑おう。
それが、私に出来る、最後の、良いこと。
「ありがとう」
「こちらこそ」
首が、熱い。
意識が、遠のく。
113 :
平核無:2007/01/07(日) 17:20:22.01 ID:s936oG6t0
薄れゆく意識の中で、スケミがこう呟くのが聞こえた。
「ごめんねユカ。私、生きたいんだ」
ああ、私、最後に、良いこと、したな。
「……が…」
声にならない。
「…ばってね」
がんばってね、と言おうとしたが、声にならなかった。
最後に呻いた。それだけ。
【28人】
114 :
平核無:2007/01/07(日) 17:20:50.28 ID:s936oG6t0
追記:
これは校内バトロワっぽい。
115 :
平核無:2007/01/07(日) 17:21:23.35 ID:s936oG6t0
<災難>
マミは、腹が立っていた。
バトルロワイアルという残酷な競技に巻き込まれた上に、目覚めた場所がとんでもない所だったからだ。
……わざわざ、こんなところにおかなくてもいいだろ。ねぇ?
マミは、屋上の雪の上で目覚めた。
寒さで、死ぬかと思った。
急いで3階に戻ろうとしたが、鍵がかかっていて出られない。
だがこのままだと凍死してしまう。
そこで、やむ終えなく武器の手榴弾(1個)を使うことになってしまった。
これでマミの武器はゼロ。最悪だ。もう戦うことができない。
3階の階段をおそるおそる下りる。
そこで爆発音が聞こえた。調理室からだ。
理科室のT字路へ駆け込んだ。そこでしばらく息をつく。
30分程して心が落ち着くと、今度はリュックを屋上に忘れていることに気がついた。
食料も水もなく、腹が減り、ものすごくブルーな気持ちになった。
そんな中、ユカが何者かに殺されるグロ放送が大音量で流され、気分がさらに悪くなる。
……俺、絶対生き残れないな。
そう思った瞬間でもあった。
そんな中、また物音が聞こえた。小さい音だが、辺りが静かなのでT字路の響いてくる。
左側の第一理科室の方からだ。どうする? 行って見るか?
正直、このときは感覚が麻痺してたのだと思う。
行ってみよう、と思った。
殺されそうになったら、その時はその時だ。
行ってみよう。
116 :
わけぎ:2007/01/07(日) 17:21:56.61 ID:xUxW7XA6O
邦楽アーティストでのバトロワならあったな
117 :
平核無:2007/01/07(日) 17:22:24.28 ID:s936oG6t0
<同盟>
パリン。
ガラスの割れる音。
塩酸の入った試験管を床に落として割ってしまった。
……今ので、誰かに気付かれて無いよな?
西村拓朗は、机の上に置いてある次の試験管を手に取った。
第一理科室で目覚めて、リュックの中を見たとき入っていたのは水鉄砲。水鉄砲だった。
……ふざけるな。これでどうやって人を殺すんだ。無理だろ。死ぬだろ。
しかし、2時間ほど理科室でブラブラしている間に、ある考えが浮かんだ。
そうだ、塩酸をこの中に詰めれば良いんだ。
そうすれば相手が襲ってきた時の時間稼ぎになる。
それどころか、大量にかければ人を殺せるかもしれない。
思いついたときには体は自然に理科準備室へ向かっていた。
「塩酸」とかかれたプラスチックボトルをとり、試験管に移し、水鉄砲の移した。
そして「塩酸」「硫酸」「石灰水」「ヨウ素液」
「フェノールフタレイン液」「BTB溶液」等、あらゆる薬品をリュックの中につめこんだ。
そんな時である。
理科室の扉が勢い良く開いたのは。
「おーい、誰か居るのか?」
少し低い、聞き覚えのある……マミの声だ。
拓朗はポケットの中に入れておいた水鉄砲を取り出し、教卓の陰に隠れる。
「あ、俺丸腰だから攻撃とかしないでくれよー」
間延びした声が聞こえる。何て気楽な奴。マミらしいといえばマミらしい。
マミの陰が見える。両手を上に上げてこちらに近づいてくる。
……大丈夫だろう。あいつに人を殺す勇気なんて、あるわけないし。
そう思い、顔を上に上げた。
118 :
平核無:2007/01/07(日) 17:22:57.00 ID:s936oG6t0
「た……拓朗か」
「何だ、不満か?」
「いや、そういうわけじゃないけど……」
マミは一歩後ずさりする。
「拓朗、武器なによ?」
「水鉄砲」
「へー。そりゃ災難なこって」
微笑むマミ。こいつ、一体なにが目的なんだ?
「俺は先ほど武器使っちまってさ、今は丸腰なんだよね」
……おいおい。もう使ったのか武器。
こいつ、少し危ないな。
「なーに、屋上の扉破壊するのに使っただけだよ。俺に人を殺す度胸なんてこれっぽっちもないしね」
ま、そうだろうな。拓朗はため息をつく。
「マミ」
「何」
「これから、どうする?」
少しの沈黙。マミは腕を組んでみる。
「……その話し方は、俺と一緒に行動したいってことかい?」
「……そうなるね。マミさん、嫌なの?」
「いや、俺も拓朗を行動したいと思ってたとこさ」
マミは手を差し出す。
「じゃ、お互い頑張りましょうか」
「……まず、生き残るのが先だけどね」
両者は握手する。
今は、マミを信じるしかないか。
こっちには武器もあるしな。
拓朗は水鉄砲をポケットの中に戻した。
119 :
平核無:2007/01/07(日) 17:23:16.54 ID:s936oG6t0
補足:三浦マミは男
120 :
平核無:2007/01/07(日) 17:25:07.47 ID:s936oG6t0
<霜月>
図書室に、明かりが一つ灯る。
前田恭平は、図書室のカウンターの中でPSPを操作していた。
俺、こんな殺し合いの最中にPSPでネットなんかしてていいのかな?
………………まいっか。
さっきのユカが死ぬ放送にはちとびびったが、学ぶことがあった。
それは位置が敵に知られなければ殺されはしないということだ。
あいつは馬鹿だ。自分から敵に位置をしらせようとするなんてな。
しかし、最初武器がPSPだったときは泣く所だったが、ネットが出来るのは暇潰しに最適だ。
これで長時間隠れるときも心が癒されるだろう。てか暇しないしね。
3階が禁止エリアになる前には、おそらく放送がかかる。
その時まで、ここでゆっくりネットサーフィンを楽しみますかね。
前田は何気なく○○高校の掲示板へ行ってみた。
そこの○○中学校の話題をするスレッドを閲覧。うむ。相変わらず荒れているな。
ざっと下まで目を通す。
何ら変わりはない。誹謗中傷が書いてある掲示板だ。
いや、いつもと違う点が一点。こんな書き込みがあった。
投稿日:12月26日 0時30分
これを見ている3−2組の人
ここへ
http://www.simotukibbs.cgi.net ……シモツキ…BBS?
投稿者を見る。霜月玲。やっぱりな。
霜月も飽きない奴だ。確かあいつは消滅したと言われていた。
噂によれば、3年2組の人の可能性が高いらしい。だが、どんな証拠も確証に欠け、未だに奴が誰かはわからない…
121 :
平核無:2007/01/07(日) 17:26:46.33 ID:s936oG6t0
だが、行ってみることにした。
どうせ暇だし。霜月と口論するのも面白い。
こっちは殺し合いの現場からネットをしているのがあいつにわかるだろうか?
前田はURLをクリックした。
「3−2掲示板」
赤文字でそんなタイトルが浮かび上がる。少し気味が悪い。
下のほうには、投稿が一件。
名無し
これを3−2の人、即座に書き込んで下さい。
頭より先に、指が動いていた。
「あなたは誰だ?」
そう打ち込む。
……こいつ、誰だ? この学校でネットが出来る所は、コンピュータ室。そして職員室。
そのどちらかの部屋からこいつはこの掲示板を見ているのだ。
「私は、霜月玲です」
即座に返事がきた。
「は? だから誰なんだよ?」
「そういう貴方こそ誰ですか?」
さっきのユカが殺された放送を思い出す。
自分の名前を教えるのは、タブーだ。
「教えられない」
「私もです。貴方は、3−2の人ですか?」
「そうだよ。お前も?」
「はい。今コンピュータ室から通信しています」
何故か頭が良いと感じた。
122 :
おおば:2007/01/07(日) 17:26:55.96 ID:R6cEdjsQO
PSPって随分最近だけどもしかして若い?
123 :
平核無:2007/01/07(日) 17:27:28.73 ID:s936oG6t0
「貴方はどこから通信しているのですか?」
「図書室」
「無線ランが使える端末ですか?」
「PSPだ」
「そうですか」
こんな他愛のない会話でも、安心してしまう。
正直な所、少し寂しかった。
この殺し合いという異様な状況に気持ちが耐えられなかった。
……こいつも、同じことを考えているかもしれない。
「なぁ」
「何ですか?」
「会わないか?」
「良いですよ」
あっさりと返事が来た。
少し不気味に感じた。
「では、コンピュータ室に来てください」
「了解」
前田は立ち上がる。カウンターを乗り越えて、扉の前に立つ。
そーっと、扉を開けコンピュータ室のほうへ走った。
幸いなことに、3階には誰も居ないように思えた。物音一つしない。
それがまた少し不気味だが、誰か居るよりはましかもしれないな。
コンピュータ室に勢い良く突入した。
一番奥のパソコンが、光っている。
「図書室とパソコン室が隣って、知ってた?」
124 :
平核無:2007/01/07(日) 17:28:36.72 ID:s936oG6t0
>>122 一時期PSPとDSの戦いあったろ。
そんでPSPでネット使えるってのが話題になったと思ったな。
2004年12月に書いたと思うぞ。
125 :
平核無:2007/01/07(日) 17:29:09.07 ID:s936oG6t0
補足:前田はウホッではない。
126 :
平核無:2007/01/07(日) 17:29:37.71 ID:s936oG6t0
「あ……知ってたけど」
「わざわざB階段の前の入り口から来るなんて、頭悪いね」
「館入?」
館入はモニターから目を逸らし、こちらを向く。
「幸運だね前田。俺と組んだら、最後の二人になるまで生き残れるよ」
モニターには、わけのわからないアルファベットがいっぱい表示してあった。
127 :
おおば:2007/01/07(日) 17:30:02.40 ID:R6cEdjsQO
なるほど。
面白いから携帯から期待してますww
128 :
平核無:2007/01/07(日) 17:30:10.20 ID:s936oG6t0
<早朝>
「遠藤、朝ですよ。もう7時だぞ。明るくなったら敵に見つかりやすいだろ。起きろ。遠藤!」
コウタはマップに目をやる。
35分の28。昨日の内に7人死んだのか。多いのか少ないのかよくわからない。
だが、タイムリミットは確実に僕の前に近づいてきている。
赤い点は、僕達の周りにはない。
一番近いところにある点は、1年2組にある3番、友也の点だ。
昨日から赤い点はどれもあまり動かない。
おそらく身を隠しておきたいのだろう。それは僕も同じだ。
3階では館入と前田、拓朗とマミ、直ちゃんと岩崎が同じところに居る。
2階では……長谷と竹原。
1階では渡部と高田。
あとは全部ばらばらに散らばっている。それにしても、これからどうしよう。
さっきからそればかり気にしていた。
「……あ、コウタ。おはよ」
遠藤が目覚める。良く寝たあとのすっきりとした顔だ。
「顔洗いたいけど、駄目かな?」
「……ま、良いと思うけどさ。少し危ないような気もする」
「…じゃ、やめとく」
時計を見る。午前7時30分。
朝が、始まる。
129 :
うど:2007/01/07(日) 17:30:17.01 ID:goL5qxyDO
130 :
平核無:2007/01/07(日) 17:31:27.03 ID:s936oG6t0
名簿 男子
ケイゴ 前田
蔵根 真玉橋
小松 三浦
近藤 水上
庄内 水谷
祐川翔太 村端
高橋
西村
131 :
にら:2007/01/07(日) 17:32:47.09 ID:k53HRRluO
クラスにいるやつの死に台詞で朝まで語った自分バカス
『俺だよ、一緒にこうd』
『ばーん』
132 :
平核無:2007/01/07(日) 17:34:12.95 ID:s936oG6t0
<仇討>
「お前ら、頑張ってるか? 先生だ。連絡がある。
まず、12月25日午後7時から12月26日午前8時までに死んだ生徒を発表する。
1番啓悟、6番祐川、14番水谷、39番佐藤、45番坪田、46番中尾、50番和田。
次に禁止ゾーンの発表。
正午12時に3階は禁止ゾーンとなる。連絡は以上だ」
「おい拓朗、今の聞いたか?」
三浦マミは西村拓朗の方に目をやる。
「……ん? 何を?」
「何を? じゃなくて。禁止ゾーンのこととか」
「いやごめん。俺ウォークマン聴いてたから」
拓朗は耳のイヤホンをとる。
「ほら、マミも聴くか?」
「いや、遠慮しとく、てか何でお前そんなもの持ってるんだよ?」
「制服に入れといた」
マミはあきれたようにため息をつく。
……つくづくすごい奴だ。色んな意味で。
「3階が昼の12時で禁止エリアになるんだと」
「そかそか」
「で、その前にここ出た方がいいんじゃなのか?」
「いや、ぎりぎりまで居ていいだろ。面倒だし、ここ敵来ないし」
拓朗は再びイヤホンを耳につけていた。
「……ったく、凌も死んだってのに呑気な奴だよ」
「へ?」
拓朗の表情が変わった。
「今、何て言った?」
「いや、さっき放送で凌が死んだって言ってたからさ」
「……そうか。あいつが……ねぇ」
神妙な顔をして俯く拓朗。
133 :
平核無:2007/01/07(日) 17:34:47.15 ID:s936oG6t0
沈黙。
「俺さ」
「ん」
拓朗はマミの方に向き直る。
「凌と何回も喧嘩はしたけど、あいつとは一番の友達だった。小さい時から、同じアパートなのもあったけど…良い奴だった」
「……俺も、かな」
俺って、凌が死んだのにそんなに何も思わなかったな。
小学校の時はあんなに仲良かったのに、中学に入ってからだんだん…お互いの間に壁が出来てるような感じがして、二人の位置が急に遠くなったみたいだった。当たり前といえば当たり前だ。興味も部活も友達関係も違ったから。
そんで、今凌が死んでも特になにも感じなかった。
殺し合いだから当たり前か、くらいしか思わなかった。
俺って、冷たいんだな。
「マミ」
「ん」
「俺、凌の仇をとるわ」
「そうか。俺も付き合う」
二人は立ち上がる。そして歩き出す。
134 :
平核無:2007/01/07(日) 17:35:23.47 ID:s936oG6t0
<突然>
「でさ」
直ちゃんが呟く。
「3階が禁止エリアになるっぽいんだけど」
おいおい。私も聴いてたからそんくらいわかるよ。
「私達は2階なんだから大丈夫でしょ」
「美術室って暖房入ってないから、寒いんだよねー」
「直ちゃんいちいちうるさい、殺すぞ」
「その言葉が本当に思えて困る」
直ちゃんは窓の外に目をやる。
辺りはすっかり明るくなったが、外の通りには人っ子一人歩いていない。
おそらく封鎖かなにかされているのだろう。
で、私はなんで直ちゃんと一緒に居るのか。
それは、偶然C階段で鉢合わせてしまったから。
ノリで銃をつきつけてしまった。
直ちゃんはおそらく人を殺すことなどできまい。出来るはずが無い。
だって、あの直ちゃんだからね。
だから私も殺す気は、ない。
銃をポケットにしまった。
「ミキカ、俺さ」
「ん? 何?」
「髪洗うわ」
「……勝手に洗って来い」
135 :
平核無:2007/01/07(日) 17:35:43.45 ID:s936oG6t0
補足:直ちゃんはAB型
136 :
平核無:2007/01/07(日) 17:36:01.76 ID:s936oG6t0
直ちゃんは美術室の水道に向かってヨタヨタと歩いていった。
私達が殺しあっているという実感が沸かない。
だがさっき放送ではすでに7人が死んでいた。
ユカはともかく、凌やはるなまで死んでいる。きっと、この殺し合いに乗り気な奴がいるに違いない。
そういう奴らには、警戒しなければ。
でも、もし万が一最後まで生き残ったとしても、私は直ちゃんと殺しあわなければならなくなる。
……どうしよう。
「ミキカ、タオルとか持ってない?」
「持ってないよっ!」
ま、その時考えれば良いか。
私は美術室の自分の席に座った。
気配を感じた。
誰かに見られている。直ちゃんじゃない、誰かに。
私は周りを見渡す。
直ちゃんが髪を整えている。それ以外に人はいないはず。
なのに、何で気配を感じるのだろう。
ぐるっと辺りを見渡した時、美術準備室の方へ目がいった。
目が合った。
琢磨が、こっちを見ている。
137 :
平核無:2007/01/07(日) 17:36:28.84 ID:s936oG6t0
「直ちゃん伏せて!」
「え? 何々?」
直ちゃんがこっちを見る。
畜生この緊急事態になにお気楽やってんだよ!
私はポケットから銃を抜き、引き金を引く。
目の前を、何かが通過した。
それは、矢……小さい矢。
「うっ」
小さな声と共に、倒れた。
直ちゃんの首に矢が刺さっていた。
白い肌に赤い血が流れ、血の存在を際立たせていた。
「ち」
舌打ちの音が準備室から聞こえる。
私に当てるつもりだったらしい。私は撃った。撃った。何発も撃った。
ガラスも割れ、準備室のドアがボコボコになった。それでも撃ち続けた。
目からは、涙がこぼれる。怖い。
人の死体を、初めて、生でみた。怖い。殺される。殺されるかもしれない。
そこにはもうすでに人がいないとわかったのは、銃に補充してあった弾が無くなった時だった。
138 :
平核無:2007/01/07(日) 17:36:50.75 ID:s936oG6t0
直ちゃんはすでに死んでいた。当たり前か。
矢が首にささって、ただでさえ赤い床が、こんなにも赤くなって。
目は、半開きになっていた。ポカンとした表情。
私は自分のリュックを片手に持つ。直ちゃんのリュックの中のパンとボトルも取り出し、自分のリュックに写す。
……タオル、あげれなくてごめんね。
直ちゃんのまぶたを、私はそっと閉じさせた。
首から血が出ている以外は、寝ている直ちゃんだ。
涙が、こぼれた。
【27人】
139 :
平核無:2007/01/07(日) 17:37:21.59 ID:s936oG6t0
<苛立>
畜生。岩崎殺し損ねたじゃねぇか。
あいつは殺しときたかった奴ナンバー2くらいに入るのによ。
琢磨はの美術準備室から廊下に出た。
誰も居ないように思えるが、注意しなければならない。
誰がどこで俺を狙ってるかわからない。俺は不良だから当然馬鹿な奴らの恨みを買ってるに違いないのだ。
とりあえず辺りを見渡す。誰も見当たらない。
ほっとして少し小走りで後ろの扉から2年4組へ入った。
雑然と並ぶ机。琢磨はすぐさま伏せる。人が居たら間違えなく殺されるからだ。
伏せていればまず銃弾は当たらない。だが物音一つしないので、やはり誰も居ないのかと思う。
恐る恐る立ち上がる。
誰も居ない。良かった。これで少し体力を回復することができる。
琢磨は真ん中の机の上に座った。そこで一息ついた。
140 :
平核無:2007/01/07(日) 17:37:54.49 ID:s936oG6t0
補足:1年生の教室は1階
2年生の教室は2階
3年生の教室は3階
141 :
平核無:2007/01/07(日) 17:38:30.46 ID:s936oG6t0
<初見>
……いや、ちょっと待って。
どうしよどうしよあたし琢磨に殺されちゃう。こりゃ冗談抜きにやばいって。
小原千明は、焦っていた。
2−4組で目覚めてから、ずっとボケーっとしていた。
寝たり、起きたり、寝たり、起きたり。その繰り返し。
それが一番安全だから。誰とも会わない。誰とも話さない。
2階が禁止エリアになるのも明日のこと。だからそれまではここでゆっくりしていよう。
そんな考え。敵がくるなんて微塵も考えていなかった。
どうしよう。
リュックを意味も無くごそごそと漁る。
……何これ?
黒い…チョッキと紙切れ。
「防弾チョッキ」
そうか。これを着れば、琢磨が発砲してきても助かるということか。
……本当にそう上手くいくのかね。
千明は教卓の下に隠れながら、音もなく防弾チョッキを着る。
「誰か居るのか?」
気付かれた。無音の室内では少し音がしただけでも気付かれる。
琢磨が辺りを見渡している。うわ身動き取れないよ。千明は教卓の下のスペースで身を強張らせる。
……でも、もし琢磨が私の顔に発砲してきたら?
どうしよう? ……死ぬじゃん。
体が震える。体が強張る。こんなに体が震えたのは、生まれて初めてかもしれない。
142 :
平核無:2007/01/07(日) 17:38:47.78 ID:s936oG6t0
「誰か居るのはわかってるんだぜ」
琢磨がこっちに近づいてくる。そして乱暴に教卓を蹴った。
「ひっ!」
思わず悲鳴を漏らす。……終わった。
「……そこに居るのかっ!!」
琢磨は教卓を思いっきり蹴る。体に振動が走った。千明は急いで立ち上がる。
「小原か…」
琢磨はニヤッと笑う。
「俺今獲物をとり損ねてイライラしてんだ。不運だったな」
あいつがなにか言っているが、そんなの聞こえない。
必死だった。頭の中が真っ白とはまさしくこのことをいうのであろう。
次の瞬間、琢磨の体が床に押し倒される。
「死ね! 死ね!! 死ね!!!」
頭で考えるよりも先に体が動いていた。
琢磨の体を押し倒し、そして首に手をかけて首を絞める。
「グ、な、止めろ…!」
片方の手は千明の手を振りほどこうと、もう片方の手はポケットの中を弄っている。
……早く死んで。早く死んで。じゃないとあたしの命が、危ない。
千明はさらに手に力をこめた。助かるために。
まだ、生きたいから。
「や……めろ……」
143 :
平核無:2007/01/07(日) 17:39:08.66 ID:s936oG6t0
どのくらいたっただろうか。
スゥ、という空気が抜けるような音。
白目を向いて、琢磨の首が下にダランと垂れ下がった。
「はぁ……はぁ…」
死んだか。私……勝ったのか…
千明はその場にへたりこむ。
「人……殺したんだ…」
私、人を殺したんだ。
ワタシ、ヒトヲコロシタンダ。
「あああああああああああああああああああ!!!」
嘘だ、嘘でしょ、いや仕様がなかった。あの状況だとワタシが死んでた。
抵抗しないと確実に昇天してたっ!
でも人を殺したと言う事実に変わりは、ない。
「……これは、夢だ。これは、夢だ。これは夢だ。これは、夢だ。これは、夢だ。これは夢だ。これは夢だ」
うわ言のように繰り返した。
これは、夢なんだ。だから早く醒めてくれ。
明日から冬休みが始まるんだ。
口から泡を吹いている琢磨。
144 :
平核無:2007/01/07(日) 17:39:50.93 ID:s936oG6t0
ねぇ、夢でしょ。これは、夢なんでしょ?
誰か教えてよ! これは夢だよ!!
嫌だよ、嫌! 誰か助けて! 遠藤!!
【26人】
追記:俺のクラスに山田は居なかった
145 :
みょうが:2007/01/07(日) 17:40:03.65 ID:OwYs37uAO
146 :
平核無:2007/01/07(日) 17:40:14.37 ID:s936oG6t0
<天才>
「水上琢磨が小原千明に殺された」
館入が呟く。
「え? あの空手やってる琢磨がチビの小原に殺されたの?」
「殺し合いってのはどんなことでも起こる」
前田は館入のパソコンを改めて凝視する。
3年2組35人の名前がアルファベットで表示されている。
その中に、takuma mizukami dead AM9:02 by tiaki obara という行があった。
全員の名前がローマ字で表示されていて、誰が死んだか、いつ死んだかがわかるようになっていた。
「……つくづく思うよ館入。お前って、天才だな」
「いや全然」
館入はそっけなく答える。さっきからキーボードをせわしなく打っている。
「この首輪は常に電波を発している。だから俺がそれを解析するプログラムを作って、それぞれの居場所を表示してる」
「……そんな淡々というけど、やっぱすごいよお前」
「いや全然」
正直、館入は怖い。
仲間にいるからこそ頼もしいが、敵に回していたらとても厄介だろう。
容赦なく殺しそうだし、計算しつくした作戦で挑んでくるだろう。
でも今は仲間。頼もしすぎる。
「よし。盗聴ソフト完成」
館入は人差し指でエンターキーを押す。
「と…と、盗聴?」
「うん。盗聴」
147 :
平核無:2007/01/07(日) 17:41:14.84 ID:s936oG6t0
>>145 男子1〜15 女子31〜50という変な中学校だったもんで。
ここまででどのくらい痛い?
148 :
平核無:2007/01/07(日) 17:41:57.70 ID:s936oG6t0
館入は前田の方を向く。少しだけ微笑んでいた。
「どういう仕組みで、何を盗聴するんだ?」
「この爆弾つき首輪にはマイクがついてる。その電波を乗っ取れば、好きなときに好きな奴の声が聞こえる」
館入は前田のPSPを引っ手繰る。
「ちょ、何するん…」
「今このソフトを前田のPSPに移す。そして3階が禁止エリアになった後も使えるようにする」
館入はUSBケーブルをどこからともなく取り出すと、PSPに接続した。
そしてヘッドホンも取り出す。こいつのリュックは四次元ポケットか?
「少し時間がかかるから、盗聴のチェックでもしといてよ」
「お……おお」
少し展開についていけなくなりかけた。館入って本当にすごいんだな。前から不思議な奴とは思ってたが、まさかここまですごいとは。
前田はヘッドホンを頭にかける。
「誰の様子が知りたい?」
「ん……誰にしよっかな」
前田は少し考え込む。
真っ先に浮かんだのは、友也だ。
友也は今、何をしているのか気になった。
だがあいつのことだ。黙ってどこかに隠れているのかもしれない。
盗聴の意味がそれではない。
ならば……誰でもいいや。誰でも。
「館入の好きな人でいいよ」
「了解。じゃ、適当に」
これは、……誰の声だ。
女子同志で話をしている。
149 :
平核無:2007/01/07(日) 17:42:48.00 ID:s936oG6t0
追記:男子名簿に館入忘れてた
<平和>
「これで誰も入ってこれないね、尚美ちゃん!」
「そうだね」
快活な声。川原瞳はいつだってそうだ。
八方美人。誰にだって話を合わせることが出来る。それが彼女のすごいところ。
私にはとてもではないが、出来ない。
「うん。このバリケードを張るのは時間がかかったよ」
「ひっと! ちょっと休憩しない?」
「わかった!」
私と瞳は、2階保健室にバリケードをはって、立てこもっていた。
最初は保健室の向かい側にある大きい会議室で私が震えていたところに偶然にも瞳が訪ねてきてくれた。
そして保健室に移動。あそこはシップや包帯、治療するための道具がたくさんあってとても便利だ。
明日までここは禁止エリアにはならない。ならばいっそここに立てこもればどうだろう?
そんな考えを私が提案すると、瞳は
「お! 尚美ちゃん頭良すぎるよ!」
と快活に笑った。そして今に至る。
ドアの前には身体測定の時に使う体重計、身長測定機、座高測定機。
それに冷蔵庫やベッドの一個までごちゃごちゃと置かれている。
「これで絶対敵は入れないよ」
「でもさ、ひっと」
「ん?」
「私たちが出る時はどうするの?」
「………ま、どうにかなるって!」
150 :
こねぎ:2007/01/07(日) 17:43:01.24 ID:9oy5z2qdO
やったことあるあるあるwwwwwwwwww自分は生き残らないんだけど好きな奴をかばってカッコよく死ぬ創造してたwwwwwwwwww
151 :
平核無:2007/01/07(日) 17:43:15.84 ID:s936oG6t0
瞳は笑ってごまかした。嗚呼。普段の教室で話してるみたいだ。
「私たちさ、殺し合いしてるって実感がわかないよね」
「うん……確かにね」
私は瞳と一緒に少しだけ笑い合う。
本当に実感が沸かない。
昨夜に保健室に来てから、ちゃんと睡眠もとっているし、ケガもしていない。
私たちがまったりと時を過ごしている間にも他の皆は殺し合いをしているんだ、と考えると少し複雑な気分になる。
「ところで尚美ちゃん、武器なんだった?」
「え?」
予想外の質問に、私は少し驚く。
「私は、地雷二個。こんなのどうやって使うのか、わからないよね」
「えっと……ちょっと待って」
そういえば、私のカバンは他の人より少し……いや数段大きい。
吹奏楽でチューバを入れる袋がある。それくらい大きい。
一体なにが入っているんだろう。私は怖さと好奇心が入り混じった気分で鞄を開けた。
「何これ……大きい」
「え? え? うわ、おっきい!尚美ちゃんこれすごいよ!」
鞄の中に入っていたのは、とても大きい銃だった。
抱えないと撃てないし、とても重い。
「これって、たぶん一番強い武器じゃない?」
「えへへ、そうかな」
私は何故か少し照れる。そりゃそうだろう。
こんな大きくて破壊力もありそうな銃、そんなにあるもんじゃない。
152 :
平核無:2007/01/07(日) 17:43:43.24 ID:s936oG6t0
「尚美ちゃん、その銃すごいねー! 私感激しちゃったよ!」
「そんなに感激しなくても良いと思うんだけどな…」
瞳は少しのことでも大袈裟にリアクションする。それが皆から好かれるコツかもしれない。
「もっと近くでみたいな。尚美ちゃん、その銃とって」
「え、うん。わかった」
銃を持ち上げる。結構な重量だ。
「じゃ、重いから気をつけてね」
「うん、わかってるわかってる」
瞳は笑顔で銃を受け取る。だがその重さに驚いた顔をした。
「あ、本当だ。めちゃ重たいよ!」
瞳と私は顔を見合わせる。そしてまた笑う。
平和だ。殺し合いなんて、無いみたいだ。
もしかしたら、私たち生き残れるかもしれないな。
2人で生き残って、瞳は頭が良いから2人で生き残れる方法を考えて、実行するの。
そしたら来年もまた2人で面白い話が出来るのにな。
突然、鋭い音が室内に響いた。
目の前が、真っ暗になった。
153 :
平核無:2007/01/07(日) 17:44:03.21 ID:s936oG6t0
<残酷>
「悪いねー尚美ちゃん」
私は渋谷の体を見る。
粉々。そんな言葉がぴったりだ。体が、ない。ばらばらに割れた破片みたいだ。
この銃、どんだけ威力があるんだ。私も反動で椅子から落ちてしまった。
……うわ。これはインパクトが強いな。ちょっと吐きそうだよ。
首だけはそのまま。床に転がっている。
「幸せそうな顔だね、尚美ちゃん」
私はその首を蹴ってやる。即死か。ごく普通の表情。それが逆に気味が悪い。
恨まないでほしいな。この密室で確実に相手を殺せるとわかったなら、誰でも絶対に殺すよ。
今、私たちは殺し合いをしているの。それを忘れていた渋谷が悪いんだから。
最初から私は渋谷を捨て駒程度にしか思っていなかった。
二人で居ればそれなりにあいつは協力してくれるし、いざと言う時の盾にもなる。
こういう時のためにも、友達というものは作っとくべきだったな。
制服が血と肉でどろどろになった。着替えよう。
私は吐き気を堪えながら替えのジャージが入っているタンスを開けた。
【25人】
154 :
平核無:2007/01/07(日) 17:44:25.04 ID:s936oG6t0
<恐怖>
「前田、インストール終わったぞ。PSP返す」
館入の声で俺は我に返った。
怖い。怖すぎる。あんな奴だったっけ川原って?
……ものすごい銃声がした。何かが飛び散る音。
その後、川原が「悪いねー尚美ちゃん」と呟いた。
そこで俺は耐えられなくなってヘッドホンを外したんだ。
「どした前田? 具合でも悪いか?」
館入が俺の顔を覗き込んでいる。
「いや……別に」
「さっきまで川原のマイクをonにしていたが、そのせいだろ」
図星。
「別に驚きもしないだろ。最初から川原はあんな奴だったんだからな」
まだ鼓動が収まらなかった。しばらく身動きがとれなかった。
これが……殺し合い、か。友也はまだ生きてるだろうか。
俺はPSPの画面を見る。もうそこには館入が操作しているPCと同じ画面が映っていた。
tomoya komatsu 大丈夫だ。まだ死んでいない。ほっとした。
「おい、あと1時間でここ禁止エリアになるから移動するぞ前田」
「うん、わかった」
館入の声に、俺は出来るだけ明るく対応する。
大丈夫。館入と居る限り、絶対俺は死なない。確実に生き残れる。
心の中で少し笑うと、俺は出口へ向かった。
「アホ。さっきも言っただろ前田」
155 :
平核無:2007/01/07(日) 17:44:57.10 ID:s936oG6t0
館入の感情の篭っていない声。俺は振り向く。
「B階段は人がいる可能性が極めて高い。C階段なら人のいる確率は20%弱。C階段側の出口から出るぞ」
「わ、悪い」
さっきから俺、館入に圧倒されまくってるな。
少し恥ずかしい思いがこみ上げて来た。違う出口に向かっている館入を小走りで追いかけた。
「あ、それとさ」
館入が前を向いたまま呟くように言う。
「さっき蔵根佑が益田奈央に殺されたよ」
一瞬、ほんの一瞬だが目の前が真っ暗になった気がした。
急いでPSPを確認する。
yu kurane dead AM 10:47 by nao masuda
tomoya komatsu と書かれた上にそう表示されていた。
【24人】
156 :
平核無:2007/01/07(日) 17:45:37.12 ID:s936oG6t0
<実感>
何故だろう。何故何も感じないのだろう。
人を、殺したのに、何故私は平然としていられるのだろう。
私は蔵根の死体に突き刺さった鎌を抜く。血が溢れ、私の制服にもべったりとこびりつく。
……おかしい。私はおかしいのか。
自分が怖いほど冷静だ。
今までの出来事を思い返してみる。
体育館の横の女子更衣室からすぐ前の水飲み場に行った。
ペットボトルの水が切れ、とても喉が渇いたのだ。
敵が居るかもしれないとかそんなことは考えてなかった。
むしろ、この水飲み場は死角だ。目立たない。
私は堂々と更衣室から出て、水飲み場で水を飲んだ。
まずかった。一日だしていない水は、鉄のような味がする。
それでも喉が渇いていたので、たくさん飲んだ。
飲み終わり、私は鏡で自分の顔を見る。
いつもの私。益田奈央だ。
……桂湖は今何してるだろう? まだ生きてるかな。
朝の放送では桂湖の名前は読まれなかった。
「まだ生きてるよ。彩那と合流して、なんとかやってるよ」
私は鏡の自分に言い聞かせる。
そしてものすごく驚いた。
157 :
平核無:2007/01/07(日) 17:46:07.97 ID:s936oG6t0
鏡に、男が映っていた。
背後に、蔵根が居たのだ。
そこから記憶が曖昧になる。格闘したような、しないような。
何故かその時武器である鎌を持ってたので、蔵根の体のどっかに突き刺したら倒れた、と思ったんだけどな。
蔵根が首を絞めてきたような気もする。だが定かではない。
曖昧だ。
本当に私が殺したのは、蔵根なのか。
私はもう一度死体を確認する。
女っぽい顔つき。まぁまぁのルックス。蔵根だ。間違いない。
死体の匂いがだんだんきつくなってきた。
とにかく、こんな水飲み場の狭い空間で殺しあったなど信じられない。
血が上履きを赤く染めている。赤いというより、黒い。
理科で二酸化炭素が一杯の血液は黒くなると教わった。
死体というのは、気持ち悪い。ここに居ると欝になってくる。
私は移動することにした。
……桂湖でも、探そうかな。
158 :
平核無:2007/01/07(日) 17:46:51.27 ID:s936oG6t0
<状況>
よく考えろ、僕。
一番の危険人物は誰だ、よく考えろ。
そいつの位置を把握しておく必要がある。
「コウタ、さっきから2時間くらい地図見てるけどさ、何か面白いことでもあんの」
……ったく、何て気楽な奴なんだ。口からため息が漏れる。
「全員の位置をだいたい把握しようとしてるんだよ」
「へー。コウタえらいね」
「いや、えらいとかそういう問題じゃなくて」
5組に来てからずっと誰がどこにいるかを大会規約の裏に書き殴っていた。
だが2時間もすると場所が変わってくる奴もいるし、死んだ奴も2、3人居た。
渋谷や直ちゃん、蔵根はともかく、琢磨が死んだのは少し驚いた。
あいつは確か空手を習っているし、直ちゃんを殺したのも琢磨だ。
何か協力な武器を持っているのかも知れない。
だが、それ以上に驚いたのが琢磨を殺したのが小原だったという点だ。
一体どんな武器を持っているのだろう?
僕は蔵根の文字の横にバツ印をつけた。
「へー、コウタよくそんな面倒臭いことするねー」
「いや、僕お前とは脳の構造が違うから」
「そりゃそうでしょ。脳の構造が同じ人なんていないから」
表情を変えずに沙耶は言った。
遠藤は感情をあまり表情に出さない。
特に怒りの感情。たまにあいつが何を思っているのかわからなくなる時がある。
とにかく、普通の女子とは少し違うのだ。遠藤は。
159 :
平核無:2007/01/07(日) 17:47:16.69 ID:s936oG6t0
「お、すごいすごい。こんなによくまとめたねー」
「たった今完成したとこだよ」
ケイゴ:説明の時死亡
蔵根:男子更衣室→女子水のみ場→死亡
小松:1年3組
直ちゃん:美術室→死亡
近藤:2階給食室
スケショウ:6組→死亡
タカちゃん:栄光の間
「栄光の間って、あのトロフィーがあるところだよね」
遠藤は紙を見ながら僕に問いかける。
「たぶんね」
「いいな、私もそこで目覚めたかったな」
「確かにあの寒い部室よりは良いかもしれないね」
遠藤は少しだけ笑う。
「それと、直ちゃんと近藤が逆だよ」
「……あ、間違えた……」
160 :
平核無:2007/01/07(日) 17:47:33.99 ID:s936oG6t0
カズマ:コンピュータ室→第二美術室
拓朗:左の理科室→手前の相談室
前田:コンピュータ室→第二美術室
タマハシ:
「ねぇ」
「また出席番号間違ってた?」
「いや、そうじゃなくて」
紙から俺の方へ視線を移動させた。
「マタマのところ空欄なんだけど」
「え?」
忘れてた。確かタマハシは見当たらなくて保留にしておいたんだった。
死んでないし。死んでたとしても下の分数と数が合わないし。
あとでもう一回探してみるか。
「玉橋ね、保留にしといたんだ。見当たらないから」
遠藤はもうすでに紙の方に視線を映していた。
161 :
平核無:2007/01/07(日) 17:47:58.36 ID:s936oG6t0
マミ:左の理科室→手前の相談室
「マミは拓朗と行動してるわけか」
「うん。何でだろーね。あの二人が一緒に行動なんて、少し不思議」
「いやそうでもないよ。マミと拓朗って案外仲いいじゃん」
……そういわれてみればそうかも知れないな。
拓朗とマミが喧嘩しているのはあまり見たことが無い。
凌:死亡。場所不明
タクマ:美術準備室→2年4組→死亡
岩崎:美術室→視聴覚室
植木:1年4組
遠藤:5組
「コウタ、遠藤のことまで書いてるんですか」
「……いちいちいいだろそんなこと」
「へへへへ」
なんか照れくさいような顔をしている。
よくわからない。
162 :
平核無:2007/01/07(日) 17:48:20.78 ID:s936oG6t0
小原:2年4組→2階廊下(保健室前)
「え? チャーキ廊下に居るんだ!」
「廊下って言っても保健室と放送室前のへこみだよ」
「でも危ないよ。昨晩放送室で……」
遠藤はそこで言葉を切った。そしてまた紙を見た。
少しだけ心が痛くなった。
潟端:2年2組
瞳:保健室
佐藤知香:2年2組
佐藤美咲:金工室
ユカ:放送室→死亡
渋谷:保健室→死亡
みさき(祐):印刷室
「ねェコウタ」
「……お前は黙って読めないのかよ」
「印刷室ってどこ?」
「あの相談室が2部屋ならんだ一番奥にある部屋だよ」
遠藤は曖昧な相槌を打つ。
163 :
びわ:2007/01/07(日) 17:48:50.04 ID:L+rbiihr0
ごうけん「いやだぁあぁっぁぁぁあああぁぁぁあぁあぁああっぁあ」
鈴蚊「フヒヒヒヒヒ・・・」
ごうけんは音もなく崩れ去った。
鈴蚊「やってない(泣」
数日後
鈴蚊「やった」
164 :
平核無:2007/01/07(日) 17:49:25.59 ID:s936oG6t0
高田:職員室
瀧口:音楽室
竹原:2年2組
坪田:死亡。場所不明
中尾:死亡。場所不明
長谷:2年2組
奈央:女子更衣室→音楽室前廊下→木工室
渡部:教官室
和田:死亡。場所不明
「私の友達が二人も死んでるよ」
遠藤の感情が篭っていない声。
正午12時のサイレンが鳴り響く。
同時に、放送が入った。
165 :
平核無:2007/01/07(日) 17:49:49.18 ID:s936oG6t0
<微笑>
「あと5分で3階が禁止エリアになるぞ」
放送。先生の声。そっか、もう12時か。
横では奈々子ちゃんが足を伸ばして座っている。
「チホちゃん」
私は横を向く。
「あたし、良いこと考えたよ」
何だろう。何をする気だろう。
「こいつら、3階に捨ててこよう」
前では佐藤知香と潟端翔が気絶している。
5分前くらいに私がスタンガンで気絶させた。
かなり危険な任務だった。2年2組にこっそり侵入。気付かれないように忍び寄り、スタンガンで気絶させた。
奈々子ちゃんの持っているサーベルは、殺傷能力こそ高いものの外れれば相手に反撃される恐れがある。
その点スタンガンは一発で相手を気絶させられるという利点があった。
それにしても奈々子ちゃんは恐ろしい。
166 :
愛のVIP戦士:2007/01/07(日) 17:57:16.93 ID:syGZILpQ0
167 :
インフルエンザ:2007/01/07(日) 18:05:17.80 ID:PE8ob2tK0
面白いなwwwwwwwwww
168 :
えのきだけ:2007/01/07(日) 18:06:07.34 ID:aNo/rtD1O
読んじゃう
169 :
みょうが:2007/01/07(日) 18:11:16.96 ID:R6cEdjsQO
痛さMAX
面白さMAXだな
170 :
ハウスすいか:2007/01/07(日) 18:19:43.40 ID:YzSusKrG0
つづきキボンヌゥ
171 :
鮑:2007/01/07(日) 18:27:38.60 ID:R6cEdjsQO
期待age
172 :
生しいたけ:2007/01/07(日) 18:29:24.00 ID:cQaNH1e40
規制か…?
173 :
みょうが:2007/01/07(日) 18:35:11.66 ID:R6cEdjsQO
山田にしとけば規制にはかからなかったかな…
174 :
生しいたけ:2007/01/07(日) 18:36:26.95 ID:cQaNH1e40
175 :
鯒:2007/01/07(日) 18:36:40.19 ID:bhF+rmdd0
俺も書いた書いたwwwwwww
けど俺の学校男子校だったからホモのやつとかでてきて悲惨だったアッー!
176 :
せり:2007/01/07(日) 18:48:57.75 ID:d4Q4Uj0IO
そのときだった。背中で突き刺さる感触がした。
「な…奈々子?」
「ごめんね、裏切って」
そして何も感じなくなった。
残り25名
177 :
にら:2007/01/07(日) 19:16:30.06 ID:nuFIUFjAO
あげ
178 :
あさつき:2007/01/07(日) 19:19:49.44 ID:V2TXLk0EO
ザラキーマ
残り2名
179 :
根しょうが:2007/01/07(日) 19:23:04.05 ID:Wzdw8FJEO
中学の時クラスの腐女子(ドン引きするレベルのキモブサ)がバトロワの小説書いてた
内容は主人公(本人)を巡ってジャニーズ事務所の連中が殺し合う話
「お願い翼くん!アタシに構わず逃げて!!」
とか書いてたのを見て死にたくなった
しかもエロシーン満載で嘔吐した
180 :
次郎:2007/01/07(日) 19:31:07.21 ID:RnMHEdphP
181 :
にら:2007/01/07(日) 19:42:03.30 ID:nuFIUFjAO
ほ
182 :
蜜屋:2007/01/07(日) 19:52:18.46 ID:s936oG6t0
今帰ったっす
お待たせしました
183 :
しゅんぎく:2007/01/07(日) 19:53:03.64 ID:R9FHhnG40
いや、そんな待ってないけど
184 :
はくさい:2007/01/07(日) 19:53:17.69 ID:W/DG9Ac20
ktkr
185 :
蜜屋:2007/01/07(日) 19:54:12.03 ID:s936oG6t0
186 :
蜜屋:2007/01/07(日) 19:55:07.03 ID:s936oG6t0
先ほどからどうやってこいつらを殺そうかと涼しい表情で考えている。
ちなみに知香と翔ちゃんを殺すのを提案したのも奈々子ちゃんだ。
ついていけない。この人には。
「そこのテレビ置く台に二人を載せるよ」
奈々子ちゃんは教室の前方を指差す。
何故かそこには保険や理科の授業の時たまに使うテレビとその台車があった。
「うわ、こいつ重いなぁ。チホちゃんそっち持って」
私は知香のほうへ歩み寄る。……いきなり起きたりしないだろうか?
「念のためにもう一回スタンガンやっといてよ」
まるで私の心を読んだかのようだ。私はそれに従う。
もし従わなかったならば、何をされたものかわかったものじゃない。
殺される。サーベルで、切り殺される。そして捨てられるだろう。
「いや、やっぱり良いや。チホちゃんストップ」
187 :
1:2007/01/07(日) 19:55:38.44 ID:s936oG6t0
私の視界に、銀の塊が顔を現す。背中に毛虫が這っているような寒気がする。
「もう時間が無いから、私が殺しちゃうね」
奈々子ちゃんは微笑む。満面の笑み。
微笑みながらサーベルを勢い良く振り下ろした。
見ていられなかった。後を向いた。
バケツから水がこぼれたような音がした。
足音が、私の後ろを通過した。おそらく翔ちゃんも殺すのだろう。
少しの間が空き、やはり水が飛び散る音。酷い。酷い。酷すぎる。
腐った肉のような匂いが鼻を突く。吐きそうになる。
「ねぇ、臭いから窓からこの死体なげるよ。チホちゃん手伝って」
手伝わなければならない。
スタンガンをポケットにしまい、恐る恐る後ろを向いた。
「うん。わかった」
出来るだけ明るく返答した。
奈々子ちゃんは笑っていた。
私も笑った。
足元が、赤かった。
人形のように、死体が2つ転がっていた。
【22人】
188 :
1:2007/01/07(日) 19:56:21.90 ID:s936oG6t0
<変化>
「お、あと5分で3階が禁止エリアか」
放送の後、拓朗が呟いたので、俺は時計を見る。
正午12時ちょっきり。あと5分で3階が禁止エリアになる。
何気なく首輪を触った。冷たい鉄の感触。
「まさかこんな時に3階に居るお馬鹿さんは居ないよな、マミ」
「わかんねぇぞ、案外鈍い奴は3階で寝てたりするんだ」
拓朗は寂しげに笑った。彼はあまり気分が優れないようで、顔色が悪い。
ま、俺もそんなに気分は良くない訳だが。
気分が良いやつなんて、居るわけ無いよな。俺らは今殺し合いをしているのだから。
「マミ」
「ん?」
「俺、ちょっと便所行ってくる」
拓朗は相談室の座り心地の良い椅子から立ち上がる。
怒られる部屋なのに座り心地が良い椅子を置く学校の意図はよくわからない。
俺も今行っとくかな。一人で行くのも少し怖いし。
何があるかわからないし。
「拓朗待って。俺も行く」
俺は拓朗を呼び止めて、一緒に部屋から出た。
189 :
1:2007/01/07(日) 19:57:17.00 ID:s936oG6t0
職員便所は、狭い。
当たり前といえば当たり前だ。職員しか使わないのだから。
だが助かった。相談室の隣にあって、3歩も歩けば到着する。
俺と拓朗は無言で用を足した。便所のなかは少し冷えた。
「おいマミ、手洗わないのか」
便所から出ようとすると、拓朗が俺を呼び止めた。
「実はな、俺便所で手を洗う習慣が無いんだ」
「汚ねぇな。それだからモテないんだぞ」
「余計なお世話だ!」
俺も拓朗も少しだけ笑った。
気分が、ちょっとだけ和んだ。
何気なく便所から出た。
廊下はストーブが入っているらしく、暖かい。
殺し合いの時にストーブをつけるなんて、学校側はサービスが良いな。
「マミ! 避けろ!」
背後で叫び声が聞こえた。
とっさに体を職員室側の壁に寄せる。そして後を振り向いた。
190 :
1:2007/01/07(日) 19:57:47.74 ID:s936oG6t0
A階段側に、女子……祐川美沙希が立っていた。
一瞬ジャージを着ているのかと思った。だがそれは血がついた制服。
赤い手袋をはめているのかと思った。だがそれは血のついた手。
赤い刀を持って、こっちを向いている。
「……ちっ! 拓朗、余計なことを!」
いつもと声のトーンが違うスケミ。拓朗は俺の背後から飛び出し、水鉄砲を構えた。
「なぁスケミ、お前、俺を殺そうとしてたわけじゃないんだろ?」
全身から汗が吹き出てくる。足はガクガク震え、歩こうと思っても歩けない。
金縛りにあったみたいだ。
「え? マミ、なに寝ぼけたこと言ってるの? 今私たち殺し合いしてるんだよ?」
スケミは静かに言い放つ。
「殺そうとしてたに決まってるじゃない」
「てめぇ、失せろや!」
怒鳴った拓朗の声が耳を刺した。水鉄砲の先から液体(拓朗曰く、塩酸と硫酸を混ぜたもの)が吹き出る。
「あはははは! そんなもので人が殺せるとでも思ってるの?」
液体はスケミの赤い制服に命中する。血が、みるみるうちに落ちていく。
「洗剤でも発射したの? 洗濯してくれてありがとう」
「今度は顔面を狙う」
拓朗の顔が完全に強張っている。それに対してスケミの顔は余裕だ。
心なしか、拓朗がスケミに気圧されている。そう感じる。
191 :
1:2007/01/07(日) 19:58:15.96 ID:s936oG6t0
「その前に私がお前を殺すけどね」
叫びもせず、怒鳴りもせず、静かにそう言ったが早いか、スケミは状態を低くした。
「避けろ!」
叫ぶことしか出来ない自分が恨めしい。だが怖くて足が動かない。
拓朗は完全にスケミの動きに翻弄されていた。素早くスケミが拓朗に近寄る。
「さよなら」
刀を振り上げ、スケミは呟いた。拓朗が、死ぬ。
何でお前はそんなに淡々と人を殺せるんだよ?
畜生、足が動かない。周りの風景がスローモーションに。
刀が、ゆっくりと拓朗の肩に振り下ろされる。
銃声。
職員便所の、ガラスが割れた。
192 :
1:2007/01/07(日) 19:58:42.08 ID:s936oG6t0
ガラスの破片が飛び散る。俺はとっさに手で顔をかばう。
「……痛っ!」
高い声。ガラスの破片で、拓朗の顔のところどころから血が出ていた。
だが、その声は拓朗ではなかった。拓朗はポカンとした表情で前を見ていた。
足元に、スケミが肩を抑えてうずくまっている。
血が、俺の上履きに流れてきていた。
スケミの表情は、見えない。だが相当痛がっているに違いない。
呻き声が細切れに耳を突いた。
「マミ、けがとかしなかった?」
また高い声。職員便所の方からだ。
ガラスの割れた扉が開く。
銃を持って姿を現したのは……こいつが。
こいつが、スケミを撃ったのか。
真玉橋光が立っていた。少しだけ怯えたような表情で。
「うわ……ミサキに当たっちゃったか」
俺の足元でうずくまっているスケミを一瞥し、マタマは俺に近寄る。
「お互い生きててよかった、マミ」
状況が、理解出来なかった。
193 :
1:2007/01/07(日) 19:59:14.41 ID:s936oG6t0
<献身>
僕が目覚めたのは、あろうことかA階段手前の2階廊下だった。
今までの展開、ケイゴが殺されて殺し合いをするとかいうのは夢かと思った。だが違った。
大会規約とかいう紙の入ったリュックがすぐそばに転がっていたから。
直感で、こんなところに居たら殺されると思い、すぐそばの職員便所に駆け込んだ。
怖いので明かりをつけ、個室に逃げ込む。
1時間くらい怯えて過ごしたが、幸いなことに誰もこない。なので僕は寝た。リュックを枕にして。
次起きるのが拓朗とマミの話し声でとは、想像もつかなかった。
声を出してマミ達と合流したいという思いと、殺されるかもしれないという恐怖。
考えているうちに結局マミと拓朗は出て行ってしまった。
畜生、僕の馬鹿。おそらく2組で一番気が弱いのは僕だ。
こんなんだから近藤や岩崎を始め、ケイゴからもからかわれる。
……畜生。畜生。
たぶん、僕はこの殺し合いで生き残るなんて絶対無理だろう。
194 :
りんご:2007/01/07(日) 19:59:36.11 ID:OZPsKizF0
桐山クラスの相手を後半でスナイパーライフルで倒すとか妄想してたわ
あと首輪いじって死んだことにしたりとか
195 :
1:2007/01/07(日) 19:59:45.46 ID:s936oG6t0
補足:マタマは男。いじめられっ子。
196 :
1:2007/01/07(日) 20:00:32.90 ID:s936oG6t0
ドアの向こうで、言い争う声が聞こえた。
拓朗の怒鳴り声。ミサキの声。怒っている時のミサキの静かな声。
マミが危ない。直感で、そう思った。
リュックの中をまさぐる。昨夜のうちに弾を詰めておいた小銃、
カラシニコフ。小型なのに威力はあると兄が言っていたのを思い出す。
僕は個室のドアを急いで開け、便所と廊下をつなぐドアのガラスを狙って、撃った。
ドアの外には、ガラスの破片が少し刺さって、顔から血を流している拓朗。
壁に張り付いて呆然としているマミ。
そして、血を流して倒れこんでいるミサキ。
どうやら、僕はマミを助けてみたいだ。
安心した。僕はマミの肩を叩く。
「お互い生きてて良かった、マミ」
マミは固まっていた。
無理もないか。いきなり弾がとんできたんだもんな。
僕がマミの立場なら驚いて腰が抜けているに違いない。
「……ヒカル?」
足元から声がした。静かな、震えた声。
「光なの? もう少しで止めをさせたのに、邪魔をしたのは光なのね?」
早口でミサキが何か言っている。
「死なないよ。私、貴方達を殺して、生き残るよ。絶対、生き残るんだから!!」
突然、強い力で手を引かれた。
僕とマミはA階段側に倒れこむ。
「マミ! 玉橋! 危ねぇ!死ぬぞ!!」
拓朗の怒鳴り声。どうやら拓朗が僕らの手を引っ張ってミサキから引き離したらしい。
197 :
1:2007/01/07(日) 20:01:51.98 ID:s936oG6t0
「逃げよ!」
「そうだな! とにかく、逃げよう!!」
マミはA階段を登っていく。拓朗もそれに続く。
……確か、3階は12時5分から禁止エリアのはずだ。
「逃がすか! 待て! 殺す!! 殺す!!」
肩から血を流しながら、ミサキがこちらに向かってくる。
普段なら絶対見せない鬼のような表情だ。
一度だけ、こんな表情をしたミサキを見たことがある。
確か小学校の時、瞳と殴り合いの喧嘩をしているミサキはこんな顔をしていた。
迫ってくるミサキから逃げるべく、僕もA階段を登る。
登っている間に、気付いたことがあった。
……銃を、落とした。
拓朗に腕を引かれたときに、職員便所の前に落としてきてしまった。
だが、取りに戻れるわけもない。ミサキが刀を振り回しながらこっちに迫ってきている。
198 :
1:2007/01/07(日) 20:02:13.85 ID:s936oG6t0
A階段を登りきる。
拓朗とマミは、理科室の扉の前で隠れるようにうずくまっていた。
「マタマ! スケミは来てるか!」
「聞かなくてもわかるでしょうが!!」
マミの問いかけに拓朗が叫ぶ。
それもそうだな。わかるな。
さっきから叫びながら階段を登っていたミサキは、もう僕達の目の前に居るのだから。
「……光。あんた、許さないから」
静かに言い放つスケミ。
絶体絶命って言葉の意味を、身をもって知った瞬間だった。
ピピピピ ピピピピ
ピピピピ ピピピピ
199 :
1:2007/01/07(日) 20:02:43.43 ID:s936oG6t0
単調な電子音がすぐ近くから聞こえた。
皆、自分の首を見ていた。
その音は首輪から鳴っていた。
「畜生、3階禁止エリアじゃねぇかよ!」
マミと拓朗は立ち上がって、A階段へ走る。
だが、ミサキが立ちふさがった。肩で息をしながら、不適に笑っている。
「駄目だよ。あんた達はここで死ぬの。しかも首の爆弾でじゃなくて、私に切られて死ぬの!!
アハハハハハハハハ!!」
刀を振り上げるミサキ。動きが止まっているマミと拓朗。
そして、勝手に動く、僕の体。
僕は、確かに弱虫だ。
皆からからかわれる。豚とかデブとか言われる。でも反抗出来ない。怖いんだ。負けるのが。
でも、変わろう。今、僕はあの二人を助けよう。
弱虫でも、出来ることがあるんだ。それを証明してみせる。
かっこよくなるんだ。
皆を、見返すんだ。
200 :
1:2007/01/07(日) 20:03:07.93 ID:s936oG6t0
僕は、ミサキの体に思いっきり体当たりをかました。
スケミと僕は家庭科室の方に転がっていく。
「な、何すんのよ!」
ミサキは怒鳴る。わめいている。僕はミサキの体をがっちりと抑える。
「放しなさいよ! 生意気なんだよ! 死ね! 消えろ! クズ!」
怒鳴り散らすミサキ。でも僕が抑えているから、動けない。
死ぬ気でミサキの動きを止めて、僕は叫んだ。
「行って! マミ、拓朗!! 行って!!」
ピピピピ ピピピピピピピピ
電子音が早くなっている。
拓朗とマミが階段の方へ走っていく。
あー、これで僕の人生、終わりか。
僕、かっこよかったかな。マミの助けになれたかな?
A階段の前で、マミが立ち止まっていた。
「マミ、何やってんだよ! 早く行けよ!」
しだいに大きくなる電子音に負けないような声で、僕は叫んだ。
僕は、マミを助けるんだ。
僕が、マミを助けるんだ。
脇腹が痛い。ミサキが、刀を持って、死に物狂いで刺していた。
痛い。熱い。痛い。生まれて初めて味わう。痛み。
僕は転げまわった。だけどミサキの体を離さない。
201 :
1:2007/01/07(日) 20:03:44.65 ID:s936oG6t0
「行って!!」
「マタマ!!」
マミが泣いている。
「ありがとう!!」
僕はミサキを放し、マミの方へ走る。
そして、突き飛ばす。
マミは階段を転げ落ちていった。
「……またね」
電子音が、途切れた。
【20人】
補足:マタマは少しウホッ気味な奴
202 :
1:2007/01/07(日) 20:04:53.17 ID:s936oG6t0
<訪問>
かなり大きい爆発音で、私は飛び上がった。
そしてドアの方を確認した。
……良かった。誰も居ない。
教卓にふらふらと座り込む。
疲れた。怖くて寝ることが出来ない。
ユカが殺される放送。遠くから聞こえる銃声。そして今の爆音。怖すぎる。
鼻水が出そうになり、私は後ろのロッカーに入っていた箱ティッシュを使った。
1年4組に、私植木結は篭っている。
目覚めたのも1年4組。
寝ずにずっと机の陰に隠れていた。
あーミキカ、何やってるのかな。生きてるかな。
誰かと喋りたい。出来ればミキカが良いな。
「植木ー、生きてるかー!」と声をかけて欲しい。
そして「うるさい! お前なんて死んでれば良かったんだ!」みたいな感じで少し口喧嘩して。
一緒に行動したいな。
実はあの扉のむこうから、覗いてたりしないのかな。
私は、もう一度扉のガラスを見てみる。
誰も居ない。
203 :
1:2007/01/07(日) 20:05:24.78 ID:s936oG6t0
むしろ居ないほうが良い。ミキカが居るなんて限らないし、殺される確率の方が高いから。
憂鬱だ。私みたいな人が、殺し合いなんかで生き残れるわけもない。
でももしかしたら、ずっとここに隠れれて気がついたら最後の一人になってる、みたいなことがあるかも知れないな。
そうだと良いな。死ぬのはとても怖い。まだこの世には未練がたくさん残っている。
「植木ー」
扉が音をたてて開いた。
私は声をあげて驚いてしまう。そして無意識に扉の方を見た。
「……ミキカ?」
「いや、岩崎じゃないよ」
低い、だけど優しい声。
小松友也が居た。
片手にリュックを持っている。彼は私に微笑みかけた。
「生きてるか?」
「う……うん」
大丈夫だろうか? 小松のことはあまりよくわからない。
無口で、前田と蔵根といつも一緒に居て、バスケ部だ。
そのくらいしかわからない。良い奴なのか? 私を殺さないかな?
204 :
1:2007/01/07(日) 20:05:55.21 ID:s936oG6t0
小松は私の方に近づいてくる。
私はそれにあわせて後へ下がった。
「い、いや。俺武器持って無いから。安心して」
小松はホールドアップする。
頭の中では、大丈夫、小松は殺さないと主張する自分と、いやいや安心させて殺す気なんだと叫ぶ二人の自分が喧嘩していた。
「俺さ、武器でおにぎりが5個当たったんだ」
「え?」
小松がいきなり話すので、聞き取れなかった。
「いや本当に。武器の変わりにおにぎりが5個入ってたんだ」
「え、本当?」
さっきから声が震える。だが小松に私を殺す気はなさそうな気がしてきた。
小松はリュックの中をまさぐって、アルミニウムでまかれたおにぎりらしき物体を2個とりだした。
「だから、おすそ分けに来たんだ」
毒。
毒だ。
毒なんだ。
私の頭の中の自分が猛烈な勢いで叫んでいる。
落ち着け私。普段全然私と話さない小松が、善意でおすそわけにくるはずなんてない。ありえない!
私を毒殺するつもりだ。絶対そうだ。
どうしよう。どうやって断ろう。
205 :
1:2007/01/07(日) 20:06:18.75 ID:s936oG6t0
「いや、毒は入って無いよ。俺すでに2個食べたし。なんなら毒見しようか」
おにぎりのアルミニウムを剥がすと、小松は一口それを食べて見せた。
「大丈夫」
そしてその一口食べたおにぎりと、まだ包まれているおにぎりをを私に手渡す。
「植木になんの恨みも無い。殺すわけないじゃん」
お腹が鳴った。そういえばこの殺し合いが始まってから何も食べていない。
そして何故か涙がこぼれてきた。
私は猛烈な勢いでそのおにぎりにかぶりついた。
味はあまり感じない。少ししょっぱいのを感じる。だが、おいしかった。
「良かった。やっぱり、コッペパンだけだったら腹減るよな」
私の顔を見ながら小松は微笑んだ。
206 :
1:2007/01/07(日) 20:06:47.92 ID:s936oG6t0
私は30秒と立たないうちにそのおにぎりを平らげた。
お礼が言いたかった。危険を冒してまでおすそ分けにきてくれた小松に。
だがあまり話さない男子にどうやって感謝の言葉を述べればいいのか、わからない。
「……わざわざありがとう」
「いやいや」
小松は一礼してから、ドアのほうへ向かって歩いていく。
そしてドアの前で立ち止まる。
「俺さ」
彼は振り返った。真面目な表情を浮かべている。
「こんな理不尽な殺し合いなんて納得いかないんだ。
だから、皆で助け合ってで生き残る方法を探したい。頑張って、最後まで生き残りた
いんだ」
そういうと、私の返事も待たずに小松は教室を出て行った。
あとには、呆然としている私とまだ手をつけていないおにぎりが一つ残された。
207 :
1:2007/01/07(日) 20:07:26.42 ID:s936oG6t0
<半端>
「真玉橋光と祐川美沙希が禁止エリアに引っかかって死んだ」
PSPを見ていた館入が唐突に喋りだす。だがその唐突さにも慣れてきたところだ。
「……禁止エリアに? マタマはわからないでもないけど、スケミがひっかかるなんて信じられない」
「そこがバトルロワイアルの面白い所じゃん」
さっきの爆発音はそのせいか。ついさっき佐藤知香と潟端翔が長谷に殺されたから、これで生存者は20人か。
俺は窓の外を眺める。ごく普通の風景が広がっている。
自転車小屋の前に立っている木が風でゆれている。天気は昨日とはうってかわって晴天。
雲ひとつない。だが理科で先生が雲が無い日こそ寒いとか言ってたっけ。
「前田」
「何?」
館入の声がして、俺は館入の方を見る。
「今日は居眠りしないんだな」
「……お前、俺=居眠りとか思ってるだろ」
「そうじゃないのか?」
「馬鹿野郎、俺だってこんな非常事態に居眠りするような愚か者じゃないよ」
「そうだったのか」
館入は少しだけ微笑む。
奴の微笑みを久しぶりに見た気がした。
208 :
1:2007/01/07(日) 20:07:44.90 ID:s936oG6t0
「さっきからヘッドホンつけて、誰を盗聴してるんだ?」
「近藤」
近藤、か。
確か館入は近藤にいじめられていた。
たまにブチ切れる館入が怖かったのを覚えている。
「で、何か面白いことやってるか?」
「うーん。予想通りの展開すぎてつまらないかな」
館入はヘッドホンを頭から外し、俺を手招きする。
俺は少しためらった。朝聞いた川原の渋谷殺しが頭の中に蘇る。
「俺……いいよ」
「そうか」
館入はヘッドホンを自分の頭にかけなおした。
俺は再び窓の外を眺める。
そういえば、人が全然歩いていない。
封鎖でもされているのか。
そんなことを考えた。
そのうち、睡魔が襲ってきた。
まぶたが重い。
209 :
1:2007/01/07(日) 20:08:23.44 ID:s936oG6t0
追記:この中に出演してる俺は誰だかわかるか?
210 :
1:2007/01/07(日) 20:09:03.29 ID:s936oG6t0
<激痛>
畜生、畜生、畜生! 何で俺が。何で俺が。
こんなはずじゃなかった。
足があったところから血が猛烈に溢れ出す。
何で、そんな、嘘だろ?
「あー、ごめん。うちさっきそこに地雷置いといたから」
さっきから川原がそこで笑っている。
何も出来ない俺を見下して、笑っている。
ただ俺は湿布が欲しかった。
2回の給食室で隠れてると、何か体が熱っぽくなってきた。
風邪をひいた。体中が心なしかだるい。
そんで湿布をでこに貼って、熱を冷まそうと思った。
湿布はどこにあるか考えると、保健室が真っ先に思いついた。
だから、保健室へ向かった。
それだけ。
なのに、いきなり足元が爆発して向かい側の会議室に吹っ飛ばされた。
猛烈な痛み。やばい、敵が来る。死ぬ。殺される。
立ち上がろうとした。だが、立ち上がれない。
足が、無かったんだ。
足が根元からまるごとなかった。
211 :
1:2007/01/07(日) 20:09:34.51 ID:s936oG6t0
「まさか保健室の入り口に地雷がしかけてあるなんて、思いもしなかったでしょ?」
川原は普段浮かべないニヤニヤ笑いを浮かべている。
こいつ、こんな奴だったっけ。可愛くて、頭が良くて、男子からモテる。そんな奴じゃなかったっけ?
「痛いでしょ? 苦しいでしょ? そりゃ足が1本ないんだもんね! 痛いに決まってるよ!」
急に俺の体を痛みが襲った。いや川原に気をとられていて痛みを忘れていた、と言った方が良い。
猛烈……激烈…死ぬほど…いや、そんな言葉でこの痛みを表すことはできない。
痛いのだ。とにかく、痛いのだ。生まれてこのかたこんな痛み味わったことがない。
俺は床をのた打ち回った。
「はははは! 無様だね! 私が手を下さなくても全然OKみたーい」
川原は保健室の方へ戻っていった。
「じゃあね弘幸。運が悪かったね。アハハハハハ!」
扉を閉める音がした。
ああ……誰かこの痛みをなんとかしてくれ。
足がもげそうだ。もうもげているが、痛い痛い痛い痛い痛い。
いっそ、誰か殺してくれ。
痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。
畜生! イテェ! 痛いんだよ!! 誰か、助けてくれよ! 痛いんだよ!!
212 :
1:2007/01/07(日) 20:09:59.79 ID:s936oG6t0
突然、痛みがやわらいだ気がした。
視界が白くなっていく。
【19人】
213 :
御所:2007/01/07(日) 20:10:10.41 ID:OREBbwCT0
214 :
1:2007/01/07(日) 20:10:33.28 ID:s936oG6t0
<悪夢>
ボウガンを下ろした。
近藤はもう死んだみたいだ。
さっきまで狂ったみたいに床を転がりまわっていたが、今はもうピクリとも動かない。
ボウガンの矢は近藤の頭に刺さっている。
……瞳も、ひどいことするな。
琢磨を殺した私は、琢磨の荷物を自分のリュックに入れてあてもなく廊下を彷徨った。
誰も見当たらない。爆発の音と銃声はしたけど、それ以外は何も。
皆どこに居るのだろう? 教室の中に入っているのかな?
何だか、何もかもどうでも良くなった。
どっと、疲れた。
私は放送室の前のちょっとしたスペースに座った。そして眠りについた。
そして、夢を見た。
215 :
1:2007/01/07(日) 20:11:01.38 ID:s936oG6t0
暗いところで、遠藤がこっちを見ている。
私は遠藤に近づこうとする。だけど、近づけない。
どんどん遠藤はそっちに行ってしまう。
どれだけ頑張って近づこうとしても、遠藤は向こうに行ってしまう。
……怖かった。
何だか、遠藤が死んだような気がした。
行かないで、行かないで! 遠藤、行っちゃ嫌だよ、遠藤!!
必死で叫んだ。でも無理。遠藤はどんどん離れていく。
そして、消えてしまう。
私は、暗闇にポツンと取り残された。
耳が壊れそうになるくらいの轟音。
暗闇から学校に戻る。
すると、近藤と瞳が居た。
216 :
1:2007/01/07(日) 20:12:03.31 ID:s936oG6t0
>>213 男の中であんまり活躍してないやつ
誰かわかったらすごいな…
217 :
1:2007/01/07(日) 20:12:19.20 ID:s936oG6t0
話の内容から推測して、近藤は地雷を踏んで足が無いらしい。
狂ったようにもがいている。
英語の教科書で地雷を踏んだマラソンランナーが出てきていた。
その影響か、地雷を踏んでも生きられるのだ、と思い込んでいた。
だが、そんなに甘っちょろいものじゃないみたいだ。
確かに生きることは出来る。だが、激痛を伴う。
近藤を見て、地雷の恐ろしさが改めて感じられた。
でも、この感じは何だ?
すぐ目の前に死にそうな人がいるのに。
まるで映画を見ているみたいだ。
218 :
1:2007/01/07(日) 20:12:44.30 ID:s936oG6t0
近藤を痛みから解放してあげた私は、ボウガンをポケットにしまった。
琢磨の血が少しだがこべりついている。
……遠藤を、探そう。
私は遠藤のことが、好きだ。恋愛感情とかじゃなくて、親友だ。
リュックを背負って立ち上がる。まず1階を探してみよう。それから2階を探そう。
神様、お願い。願いをかなえて。
「遠藤が、まだ死んでいませんように」
「あら、千明」
振り向かなくてもわかった。
だが振り向いた。予想通り。瞳だ。
「どこに行くの? うちにも教えてよ」
彼女は微笑んでいる。
大きい銃を抱えている。
体が、固まってしまった。
嫌、だ。死にたく、ない。
219 :
1:2007/01/07(日) 20:13:25.55 ID:s936oG6t0
<放物>
何気なく木工室に入ったのは、やはり正解だった。
誰もいないし、凶器が山ほど存在したからだ。
ノコギリ、カンナ、鉄やすり。
その他大工用具色々。これで近距離の武器には不自由しないな。
あとは桂湖を探すだけだ。色々詰め込んだせいで少しリュックが重くなった。
私は机の上に寝転ぶ。普段なら怒られるだろうが、今は誰も居ない。少しだけ得した気分だな。
そうだ、私益田奈央は蔵根を殺したんだよな。
相変わらず殺し合いをしているという実感が沸かない。時計は2時をさしている。
もう殺し合いが始まって12時間が経つ。だけど、全然わからない。
夢じゃないかな。まだそう思う。とても長い夢。
そんなことありえないんだけど、でもそう思ってしまう。
……普通こっちの方がありえないんだけどね。バトルロワイアルなんて。
220 :
1:2007/01/07(日) 20:14:23.55 ID:s936oG6t0
憲法が改正されたのは、親が言っていた。学級通信にも書いていた。
だが、まさかその中にBR法が入っていたなんて。両親がちらっと言っていたのを思い出す。
「試験的にBRを日本でやるんだって。岐阜は大丈夫かしらね」
「大丈夫だろ。全国で一校だって首相が言ってたし。こんな田舎の学校が選ばれるわけないよ」
お父さん。選ばれたんだよそれが。
私は可笑しくなって一人で笑ってしまった。傍からみたらただの怪しい人だろう。
だが見ている人など居ない。笑うのを止めた。虚しくなる。
機械の音。
音が、聞こえる。
起き上がって耳を澄ましてみる。
何かを切るような音。ウィーン。そんな音が聞こえる。
これは……何の音だろう。
音の出所は、黒板側の出入り口。
あの向こう側で、何かが動いている。
221 :
1:2007/01/07(日) 20:15:12.61 ID:s936oG6t0
少し眠たい目をこすり、立ち上がる。
次第に恐怖という心が芽生えてきた。
……まさか、凶器か。
誰か居るのは間違えない。
誰だ。誰が居るんだ。
冷静に考えてみる。そして、あるものが頭のなかに浮かんだ。
チェンソー。それだ! チェンソーが動いている。
向こう側にいる奴は、私をチェンソーで切り殺そうとしてるんだ!
とっさにリュックの中をまさぐる。
鎌。ノコギリ。鉄やすり5本ほど。
……威嚇しよう。
こっちにも武器があるってことを知らしめてやるんだ。
そしたら相手も少しは驚くだろう。その時がチャンス。
相手は扉の下側に隠れている。だから、扉のガラスを割れば多少ダメージを与えられるだろう。
ガラスが相手に突き刺さる。そしたらこの部屋を出よう。出来ればあまり殺しはしたくない。
……チェンソーの音が耳障りだ。何となくむかつく。
私は鉄やすりを手に持ち、黒板の横の扉めがけて思いっきり投げつけた。
放物線を描いて鉄やすりは飛んでいく。少し大きめのやすりだったので飛んでいくか心配だったが、見事扉のガラスに命中した。
222 :
1:2007/01/07(日) 20:15:53.92 ID:s936oG6t0
「うわっ!」
ガラスが派手な音を立てて割れる。それと同時に、ものすごい悲鳴が聞こえた。
「ぎゃあああああああああああ! ちょ、な、痛っ! ああああああああああぁぁぁぁぁ!!」
ガラスが刺さったにしては少し大袈裟すぎるリアクション。相変わらずチェンソーの音は鳴り続けている。
何かが飛び散る音。味噌汁をこぼしたような、そんな音も聞こえた。
少し怖くなった。悲鳴が大きすぎる。動物のような悲鳴が私の鼓膜を破きそうなくらい聞こえてくる。
……出よう、木工室を。怖い。
リュックを背負った。武器が増えたせいで、少し以上重くなっている。
チェーンソーの音は、まだ響いていた。
【18人】
223 :
1:2007/01/07(日) 20:16:55.69 ID:s936oG6t0
ちょwwwwwwwwww
224 :
1:2007/01/07(日) 20:17:20.39 ID:s936oG6t0
すみません半分から下のファイルがありません
完結してませんこれ
225 :
1:2007/01/07(日) 20:17:34.13 ID:s936oG6t0
<極端>
あー。
私、何やってんだろ。
大の字になって視聴覚室で寝ていた。
広々とした部屋なだけあって、開放感がある。
だが気分は一向に優れない。
直ちゃんの無表情な死体がまた頭に浮かんでくる。
……気持ち悪い。
私は起き上がった。お腹が減った。
さっきコッペパンは食べてしまった。水も飲んだ。もう何も無い。
また大の字になって寝転ぶ。
……奈央、何やってるかな。
ケイコ、アヤナ。何やってるかな。
生きてるかな。死んでるかな。
まだ、楽しくやってるかな。
もしかしたら、もう死んでるかもしれない。
……止めよう。欝になるだけだ。
226 :
1:2007/01/07(日) 20:18:07.95 ID:s936oG6t0
扉が開く音がした。
私はゆっくりと体を起こす。
本当は逃げるべきなのだろう。銃を構えるべきなのだろう。
だが、何だか体が重くて思い通りに動かなかった。
目をこすった。
え、こんなことありえるの?
もう一度目をこすった。
それは消えない。
「……あ…あやな?」
扉の前に立っていたのは、高田彩那だった。
「あやななの?」
涙がこぼれそうになるが、堪える。
こんな久々の再開で、かっこ悪いところは見せられない。
嬉しかった。やっと友達と再会できた。
仲間割れしたこともあった。けど、仲直りした。
かけがえのない、私の友。
去年の9月にアヤナが転校してきて、気がついたら友達になっていた。
アヤナは人によく気を使う。そして優しい。たまに毒舌。
ガサツな私にはないものを持っている人だ。
「生きててよかった!」
「来ないでミキカ!」
アヤナが叫んだ。
私は面食らった。
227 :
1:2007/01/07(日) 20:18:28.54 ID:s936oG6t0
「ど……どうしたの?」
アヤナは泣きそうな顔でこっちを見ている。
「とにかく、来たら駄目!」
「アヤナちゃん、何余計なこと言ってるの?」
静電気が流れたような音がした。
鈍い音とともにアヤナが倒れる。
「言った通りにすればいいのにさ」
扉から、また新たに人が出てきた。
……今度こそ死ぬかもしれない。
探知機のような小型機械をもったチホと、サーベルを持った奈々子ちゃんがアヤナの体を踏みつけて視聴覚室に入ってきた。
「ミキカちゃんは、良い人? 悪い人?」
奈々子ちゃんは微笑む。サーベルの血を舐めながら、微笑む。
228 :
ピ−ス:2007/01/07(日) 20:18:36.95 ID:f0dTfeEo0
嫌いな奴を*して有頂天になってる所で禁止エリアに引っかかって死にそうだ
229 :
1:2007/01/07(日) 20:19:09.83 ID:s936oG6t0
<直感>
「喉渇いた」
遠藤の声で目が覚めた。「喉渇いた」という言葉で目が覚めたのは生まれた初めてだ。
「……水切らしたのかよ」
「いつの話してるのコウタ。もうとっくの昔に切らしてるよ」
時計を見る。4時ちょっと前。外は薄暗くなり始めていた。
遠藤が空のペットボトルを指差している。
「水汲みにいかない?」
「危なくないか?」
「何言ってるのコウタ」
チッチッチと言いながら、遠藤は指を振った。
「その便利マップは何の為にあるのさ」
「あ……」
そうでした。このマップがありました。1本とられた気分。遠藤は誇らしげに微笑んだ。
「じゃ、行こっか」
「え? 僕も行くの?」
もう一眠りしたい気分だった。
あまり睡眠をとっていないので、安全な今のうちに寝ておきたかったのだ。
だが遠藤は残酷である。
「当たり前じゃん。女の子を護衛するのは男の子って昔から決まってるんだよ」
そんな決まり聞いたことないぞ。
230 :
御所:2007/01/07(日) 20:19:11.38 ID:OREBbwCT0
マジかww
PSPの人か、地図持ってる人?
231 :
1:2007/01/07(日) 20:20:03.48 ID:s936oG6t0
232 :
1:2007/01/07(日) 20:20:25.46 ID:s936oG6t0
でも、遠藤一人で出て行ってそのまま殺されるってのは……嫌だな。
後味悪いし、仲間は一人でも多いほうが良いもんな。
「よしわかった。僕が遠藤の周りに敵がいないか調べるよ。それなら危なくないだろ? 安全に水汲めるだろ?」
「コウタさ……もし誰かが襲ってきたら戦える武器あったっけ?」
「う……」
そういえば、無い。
敵が襲ってきたとしても対応できない。津波が来るとはわかっているけど家に居るのと同じだ。
これじゃ、水汲みどころか生き残るのが不可能になってしまう。
「そ、そういえばさ。遠藤の武器って何なんだよ?」
「遠藤の武器?」
自分のことを自分の苗字で呼んだよな遠藤って。珍しい。
「催涙スプレー」
「何とも微妙だな」
しまった。思ったことがそのまま口から出てしまった。
銃とかナイフとかそういう武器じゃないのか。使えない。
……でも無いよりはましか。少なくともDSで殴るよりは使えるだろ。
「よし。じゃその催涙スプレー持って水汲みに行こう」
「おっけー。コウタ、遠藤がピンチになったときは助けてよ」
「逆に僕が助けて欲しいくらいだ」
マップにちらっと目を通す。
35分の18。丁度半分くらいが死んでいる。
233 :
1:2007/01/07(日) 20:20:49.24 ID:s936oG6t0
234 :
1:2007/01/07(日) 20:21:13.06 ID:s936oG6t0
結構ペースが早いな。3階が禁止エリアになったから、2階で殺し合いが勃発してるのかもしれない。
2階のマップを見ると、瞳と小原の番号がついた点が保健室の前に居るのが目に入った。
……異色のコンビだな。
「おい遠藤、小原と瞳が一緒に行動してるみたいだよ」
何気なく遠藤に声をかけた。
ドアの前で、遠藤が固まった。
少し驚く。僕、なんか悪いこと言ったかな?
「……コウタ」
さっきまでとは、確実に声色が違う声で遠藤が言う。
「2階行くよ」
「は?」
「2階行く」
遠藤は僕のほうを向いた。
その目は、怒ったときの中山先生の目に似ていた。
抗議しても聞いてくれなそうだ。
「……小原のとこに行くのか?」
「早く行くよ」
遠藤はドアから出た。
僕も慌ててそれに続いた。
5組から出る時、片手に持った地図をまた見た。
保健室の前の点が、一つ消えていた。
【17人】
235 :
1:2007/01/07(日) 20:21:49.24 ID:s936oG6t0
<偶然>
私はその場に寝転がる。体中が痛い。
目の前には、死体が二つ。
近藤の足がない死体と、瞳の首から血が流れている死体……まだ死んでいるかはわからないが。
でもあれだけ首から血を流せば、普通死ぬだろう。
死なないとおかしい。頼むから、死んでいてくれ。
ついさっきまでの出来事が、走馬灯のように私の頭の中に浮かんだ。
「どこに行くの? うちにも教えてよ」
瞳が優しげな微笑みを浮かべる。手に大きな銃を抱えて、優しげな微笑みを浮かべている。
体が、動かない。
私、死ぬのか。
ポケットにはボウガンが入っている。だけどあんな銃に抵抗できるわけがない。
しかも矢はあと1本しかないのだ。そのボウガンも体が固まって、出すことが出来ない。
「何、教えてくれないの?」
瞳がこっちにゆっくりと近づいてきた。
「当ててあげようか。あなたがどこに行くか」
全身から汗が滝のように流れ出す。
何か、言わなくちゃ。じゃなきゃ、何をされるかわかったもんじゃない。
「ど、どこにも、行かない、けど」
やっとのことで一文捻り出した。
マラソンを終えた後のように、息がものすごく上がっていた。
236 :
えのきだけ:2007/01/07(日) 20:21:58.82 ID:EjKjPUfNO
>>1 がありすぎるwww
いつも最初に死ぬのはクラスの中心的な強そうな奴
237 :
1:2007/01/07(日) 20:22:21.73 ID:s936oG6t0
「へぇー」
瞳には私の言動がとても面白いようで、満面の笑みを浮かべている。
蛇に睨まれた蛙というのは、こんな感じなんだろうな。
「うちはね、こう思うの。千明は沙耶に会いに行きたいんだ」
図星。その通りだ。……何故わかっのだろう。
「さっき千明、遠藤のところに行こうって呟いてたじゃない。それでわかったんだよ」
瞳はアハハハと笑う。
「な…何が可笑しいの」
「え? だってさっきから千明、面白いほど怯えてるんだもん。アハハハ」
いつもの瞳じゃない。いやこっちが素なのか。
とにかく怖い。ここから離れたい。
だが逃げたらあの大きい銃で撃たれるような気がする。でも逃げたい。だが体が動かない。
「そうだ千明、面白いこと教えてあげようか」
耳を塞ぎたかった。瞳の声を聞きたくない。さっきの近藤にかけていた言葉を思い出す。
怖い。助けて。助けて遠藤。
「うちさっきね、沙耶殺したんだよー」
「え?」
急速に周りの風景の色が無くなっていく。
白黒の空間に、私と瞳だけが居るような錯覚。
うちさっきね、沙耶殺したんだよー
うちさっきね、沙耶殺したんだよー
その言葉が私の頭の中で何重にもなって響いた。
「この銃で、撃ったんだ。あっけなかったね。人間って、死ぬのはかなりあっけないからね」
「少し黙れ」
少し黙レ。お前の声などキキタクナイ。
頭がくラくラすル。ドコかに寝転がリたい
238 :
御所:2007/01/07(日) 20:22:32.05 ID:OREBbwCT0
239 :
王林:2007/01/07(日) 20:22:46.44 ID:HJtRg7AX0
あるあるwwww
おかしいよね・・・俺30歳なのに
240 :
えのきだけ:2007/01/07(日) 20:22:57.45 ID:EjKjPUfNO
ごめん空気読んでなかったねwwww流石携帯
241 :
1:2007/01/07(日) 20:23:09.25 ID:s936oG6t0
補足:小原は遠藤にウホッの反対だと思って下さい。
242 :
1:2007/01/07(日) 20:25:30.45 ID:s936oG6t0
243 :
1:2007/01/07(日) 20:26:01.03 ID:s936oG6t0
「何千明ムキになってるのさー。嘘に決まってるでしょ嘘」
また瞳の軽薄な笑い声。
突然、体が軽くなった気がした。
私はとっさに後ろを向き、走り出す。
ここに居てはいけない。心が変になる。殺される。
今は遠藤に会わなきゃ。合流しなきゃ。
まさか、死んでるはずないよね。
そんなこと、あるはずないよ、ね。
銃声とともに体が、宙に浮いた。
何が起こったのかわからない。景色がスローモーションで動いている。
周りの景色が回って、回って。
だんだん体が下に落ちて。落ちて。落ちて。
激痛が走った。放送室の扉に体が叩きつけられる。猛烈な吐き気。内臓が上に上がってくる感覚。
そして、笑い声。
「逃がすわけないじゃない」
高い、勝気な瞳の声が聞こえた。
目を半分開けて、瞳を見上げてみる。
瞳は銃を抱えて保健室に入ろうとしていた。
とても大きい銃だ。さぞかし威力があっただろう。
一つありえないことに気がついた。
なんで、私は撃たれたのに生きてるんだろう。
244 :
1:2007/01/07(日) 20:26:38.87 ID:s936oG6t0
素早くポケットからボウガンを取りだす。そして狙いを定めるまもなく撃った。
あっけなかった。瞳の言う通りだった。
首に刺さっている矢。体がその場に倒れた。銃も床に音をたてて落ちた。
血が、すごい勢いで床に広がっていった。
私、生きてる。
生きてるよ。なんとか、生きてるよ。
かすかに瞳が呻いたのが聞こえた。
「うち……が…なんで…」
245 :
生しいたけ:2007/01/07(日) 20:31:56.65 ID:R6cEdjsQO
まさかバトロワ作者はマタマか?
246 :
1:2007/01/07(日) 20:32:57.28 ID:s936oG6t0
247 :
1:2007/01/07(日) 20:33:22.35 ID:s936oG6t0
<索敵>
「川原瞳が小原千明に殺された」
館入の棒読み声。俺は驚く。
あいつ、今日の朝琢磨も殺している。一体、どんなすごい武器持ってるんだよ。
「そうか……小原、すごいな」
「そう?」
PSPを眺めながら、館入は呟く。
さっきから激しく操作しているが、一体何をしているのだろう。
外を眺める。もう外は暗くなりかけている。
電気がつけたり消えたりしている古い街灯が見えた。
「この首輪の爆弾を解除するのは、どうやら無理らしい」
「そりゃ無理だろ」
即座に返答する。いや、無理だろ。
中学生に解析されたらこのバトルロワイアルが成り立たない。
逃げる奴が続出だ。館入を通常の中学生として捉えていいのかは謎だが。
「正確に言えば時間が少し足りない。あと3日あればこんなプログラム、簡単に解析して壊している」
「……もう腐るほど言ってるけどさ、館入。お前って、本当に天才だよな」
館入は答えない。興味がないようだ。
昼が、終わる。
248 :
御所:2007/01/07(日) 20:33:31.22 ID:OREBbwCT0
249 :
1:2007/01/07(日) 20:34:02.01 ID:s936oG6t0
館入の死人リポートを聞いていると、川原の前に死んでいる佐藤美咲で学級の半数が死んだらしい。
ちなみに佐藤美咲の死因はチェーンソーによる自殺。
度胸ある奴だ。俺なら絶対そんな自殺はしないだろう。第一想像するだけでも痛い。
「前田」
「ん」
「そろそろ俺たちも行動を開始する」
ヘッドホンをリュックの中にしまいながら館入はそう言った。
「ずっとここに隠れているわけにもいかない。83%の確率で高橋孝幸か小松友也がここを訪れる」
「高ちゃんが?」
存在を忘れていた。そういえば、高ちゃん居たな。
そして、友也。まだ生きてるってことか。
「友也と合流出来るなら、ここに居ていいんじゃないか?」
館入は俺のほうを見る。すでに第二美術室は薄暗くなっていたので、表情はよく見えなかった。
「前田。俺たちの目的は何だ」
「何って、生き残ることでしょ」
「生き残るのに小松友也は必要ない」
言い放った。少しだけ腹が立つ。だが、口には出さないことにしよう。
下手なことを言うといつ殺されてもおかしくないからな。
250 :
1:2007/01/07(日) 20:35:08.76 ID:s936oG6t0
>>248 ………ノーコメントじゃ駄目だよね。
俺にまとわりついてきてた記憶がある。もしかしたらもしかするかも。
251 :
1:2007/01/07(日) 20:35:38.13 ID:s936oG6t0
「じゃ、これからの行動を説明するぞ」
館入の背負っているリュックは、俺のリュックの倍くらいの大きさがある。
何が入っているのだろう。気になったが、だいたいは予想が出来る。パソコン関係の何かだろう。
「渡部桂湖が潜む教官室へ向かう」
「え? な、何でだよ?」
館入は面倒臭そうな顔をこっちにむける。おい館入。俺はお前と違って凡人なのだよ。
わかるわけないじゃない。お前の作戦の目的なんて。
「今俺の手には、ガソリン入りペットボトルがある」
そう言って館入は自分のリュックから2ℓペットボトルを取り出した。
暗くてよく見えないが、その中にガソリンが入っているのだろう。
「そして渡部桂湖はライターを持っている。彼女が所持しているライターとガソリンがあれば、一網打尽が可能になる」
何故渡部がライターを持っているのがわかったの? という質問が頭に浮かんだが止めて置くことにした。
盗聴してわかったのであろう。位置も、所持物も。ああ恐ろしい。
「今からC階段を降りる。そして止まらずに教官室へ行く」
館入は、教室を出た。
「おい館入、大事なPSP忘れてる」
「それ前田の武器だぞ」
俺たちは、第二美術室を出た。
252 :
鰰:2007/01/07(日) 20:36:53.95 ID:HeRIpUjQ0
なかなかおもしろいぞ、うん
学校でバトロワとは考えなかったな
いいとこディズニーランドだったw
253 :
生しいたけ:2007/01/07(日) 20:37:42.97 ID:R6cEdjsQO
作者凌だな?
254 :
御所:2007/01/07(日) 20:37:57.35 ID:OREBbwCT0
>>250 そうかw
だから、ああいう設定なわけだww
255 :
1:2007/01/07(日) 20:39:23.13 ID:s936oG6t0
>>252 あざーす
最初は孤島だったが、前田のアイディアで学校になったような気がする。
いまあいつ、何やってるかな…
>>253 凌は俺の友達です。
256 :
1:2007/01/07(日) 20:39:54.32 ID:s936oG6t0
<回顧>
マミはまだ寝ていた。
気持ち良さそうに、すやすやと。
もうそろそろマミを起こして、作戦を練りたい。
しかし、マミの精神的なショックは大きいだろう。
疲れているだろう。それを思い、もう少し寝かせてやることにした。
俺は3時間前のマミの様子を思い出す。
放心状態。そんな言葉がぴったりだった。
マミはA階段からふらふらと降りると、そのまま倒れこんだ。
一瞬死んだのかと思い焦ったが、ちゃんと息をしていた。
なので相談室に運び、しばらく寝かせている。
あれから3時間。銃声が数えるほどしたが、あとは全然音沙汰なし。
一体あとどのくらい生きているのだろうか。
ポケットに入っているマタマのカラシニコフを取り出し、眺める。
黒い銃身がカッコイイ。だが、これはモデルガンではなくて本当の銃。
心なしか、重かった。まだ弾も入っている。
マタマは俺らを庇って死んだ。
複雑な思いがこみ上げてくる。2学期にあいつをおちょっくていたことを思い出した。
からかってもあいつは少し怒る素振りを見せるだけで、決して切れなかった。
……マタマは、弱虫なんじゃなくて優しかったんだな。
そんな思いが頭をよぎった。
マミはまだ寝ている。
257 :
アスパラガス:2007/01/07(日) 20:42:04.13 ID:LPnJr+Lv0
自分のクラスでバトロワする妄想した奴にありがちな設定
・自分の武器はなぜか銃などの使える武器
・実際喧嘩で勝てない相手にもサバイバル精神で勝っちゃう妄想
・好きな女の子をレイプ
・どこからか沸いてくる「絶対死なない」という自信
258 :
1:2007/01/07(日) 20:42:31.16 ID:s936oG6t0
<必然>
「千明!!」
職員室の前の廊下にさしかかると、急に遠藤が走り出した。
よくよく目を凝らすと、保健室の前に黒い塊が3個あるように見える。
その黒い塊が死体だとわかったとき、猛烈な吐き気を催した。
そういえば、この殺し合いが始まってから僕は死体を一体も見ていない。
スケショウが首を吊っているのは見たが、影だけでリアルではなかった。
今目の前には足が無い弘幸、首に矢が刺さって倒れている瞳、そして小原が倒れている。
腐敗臭が鼻を突く。目まいがする。足の力が抜けて僕は廊下に座り込んでしまった。
「……えんどー?」
今にも消えて無くなりそうな小原の声。
「千明! 大丈夫? ケガとかしてない?」
「ん……大丈夫」
早口でまくしたてる遠藤の声と小さくか細い小原の声が対称的だ。
どうやら小原は生きているらしい。だが、あの様子だと弱っているな。
「コウタ。 千明をおんぶして5組に戻ろう」
遠藤の声。僕は辛うじて立ち上がる。
「……自分で持たないのかよ」
「早く!!」
「了解っ」
怒鳴り声が2階に響く。
力が入らない足で僕はよたよたと小原と遠藤の方へ向かった。
遠藤に抱えられて小原は眠っていた。
いや、気絶していたのかもしれない。
259 :
1:2007/01/07(日) 20:43:35.91 ID:s936oG6t0
>>257 今読み返すと、自分の設定が思い切り低くなっていた。
レイプもないなwwwwwwwそういえばw
260 :
1:2007/01/07(日) 20:48:37.96 ID:s936oG6t0
安らかな寝顔。まさか、こいつが瞳と近藤を殺したなんて考えられない。
瞳と弘幸が相討ちになった。そこに偶然小原が通りかかった。刺激が強すぎて気絶した。
これしか考えられないな。
僕は小原を背中に背負う。予想以上に軽かった。
「じゃ、戻ろうか」
反応せずに無言で歩き出す遠藤。
僕は地図を制服の右ポケットに放り込み、ゆっくりと歩き出した。
皆、僕達が知らない所で派手に殺しあってるんだな。
薄暗い廊下に、瞳と近藤の血が飛び散っているのが見えた。
A階段前で、人に出くわしてしまった。
時間が停止するのを感じた。
僕の目の前に、拓朗とマミが立っていた。
お互いの時間が、停止する。
「行け」
一言拓朗が言った。その瞬間、僕は走り出した。
さっきまで軽かった小原がやけに重く感じた。
261 :
鯣:2007/01/07(日) 20:51:47.54 ID:AhYIiXpj0
追いついた 拓郎死亡フラグktkr
262 :
1:2007/01/07(日) 20:52:25.21 ID:s936oG6t0
*
自分が何をしたか、わかっているのか。
私の前には、ポカンとしている美樹佳ちゃん。まだ倒れている彩那ちゃん。
そして、気絶している奈々子ちゃん。
私が、やったのだ。
私のスタンガンで、奈々子ちゃんを気絶させた。
仕様がなかった。気絶させなかったら、美樹佳ちゃんと彩那ちゃんが殺されてた。
汗で手が湿っている。何だか寒くなってきた。
「……どうしよう」
視界が歪む。
逃げなくちゃ。奈々子ちゃんが、目覚める前に。
「チホ」
背後から声が聞こえた。美樹佳ちゃんだ。
「逃げよ」
「うん」
スタンガンをリュックに急いでいれて、私は視聴覚室から逃げた。
美樹佳ちゃんが彩那ちゃんを背負ってその後に続く。
とにかく走った。美術室の方へ。奈々子ちゃんが目覚める前に。
疲れなど感じない。走った。走った。恐怖から、逃げた。
C階段前、2階の突き当たりまで逃げた。
とにかく走った。怖くて、怖くて。
後ろを振り向く。
263 :
1:2007/01/07(日) 20:52:58.31 ID:s936oG6t0
誰も居ない。
美樹佳ちゃんは、どうなったのだろう。
まさか。まさか……ありえない。
奈々子ちゃんが気絶している限りそれはありえない。
ものすごい悪寒に襲われた。
264 :
つまみな:2007/01/07(日) 20:53:17.54 ID:gFmtSsMMO
おもろwww
265 :
1:2007/01/07(日) 20:53:38.14 ID:s936oG6t0
<加害>
「別に………そんなこと、思ってないよ」
声が聞こえる。
「……別に、私は殺し合いなんてしたくないよ」
「それも嘘なんでしょ?」
……ミキカ。そして……奈々子ちゃん?
「いや、嘘だね。だったらその血のついたサーベルは何さ? え?」
「…………これは、ね」
お腹に激痛が走る。
「身を守るための道具、だよ。ニヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」
痛い。痛い。とにかく痛い。
悲鳴もあげられない。痛すぎる。
「アヤナっ!」
ミキカちゃんの叫ぶ声が耳の中に入ってくる。
「安心してよ、ミキカちゃん」
奈々子ちゃんの声がする。お腹の痛みがだんだんと激しくなっていく。
「あなたもアヤナちゃんと一緒に昇天させてあげるから」
「死ぬのはお前だろ!」
銃声。
「…っ……っ!」
「死ね! 死ね! 死ね!」
銃声で鼓膜が破けそうだ。私はしばし痛みを忘れた。銃声があまりにも大きくて。
266 :
1:2007/01/07(日) 20:54:44.49 ID:s936oG6t0
補足:ニヒャヒャヒャヒャが謎ですが、コピペですので。
本物の奈々子ちゃんはおしとやかで、可愛い天然系でした。
267 :
1:2007/01/07(日) 20:55:28.12 ID:s936oG6t0
何かが倒れる音がした。
私の、そばに倒れる音がした。
「アヤナ! 大丈夫、アヤナ!!」
ミキカのすがるような声。私は声を出そうとする。
が、出ない。
そういえばお腹の痛みもだんだん引いて来ている。
ミキカが騒いでいるのもだんだん聞こえなくなってきた。
また、何かが倒れる音がした。
「……痛っ」
ミキカの声だ。
おかしい。奈々子ちゃんはミキカに銃殺されたんじゃなかったのか。
「死ぬかと思ったじゃないの」
包丁が、肉に刺さる。
そんな音が聞こえた。
【16人】
268 :
御所:2007/01/07(日) 20:57:16.05 ID:OREBbwCT0
>>266 そうなんだw
奈々子ちゃん序盤からやばかったのにww
269 :
1:2007/01/07(日) 20:59:07.83 ID:s936oG6t0
「ぎゃあああああああああああああああああああああああ!!」
脇腹の次は、背中。
背中の次は、右肩。
右肩の次は、左肩。
奈々子ちゃんが、私の肩にサーベルを刺している。
「防弾チョッキとか、思いつかなかったでしょ?」
左肩に何度もサーベルを刺され、私の喉は悲鳴も出すことが出来なくなった。
「……痛いでしょ? 痛いでしょ? 私も痛かったのよ? 防弾チョッキでも、痛いものは痛いのよ?」
意識が遠くならない。それどころか研ぎ澄まされていく。
「そーだ、あなたを使って桂湖ちゃんと奈央ちゃんをおびきよせようかなっ」
奈々子ちゃんは私の髪の毛を掴む。
激痛とともに、私は引きずられる体制をとってしまう。
「ほら、一階に行ったら助けてって叫ぶのよ。そしたら命は助けてやるからね。もっとも、私が手を下すまもなく死ぬでしょうがねっ」
アヤナは死んだだろう。おそらく。
そして私も死ぬ。絶対。
命乞いなんて、しない。
そして、奈央と桂湖にも手を下させない。
口に力をこめた。
思いっきり舌をかんだ。
口の中が生暖かくなる。
「ゲフッ……」
痛みは、なかった。
「へぇ……自殺、か」
奈々子ちゃんが私の頭から手を離した。
「あんた、案外勇気あったんだね。ニヒャ」
270 :
1:2007/01/07(日) 21:01:48.56 ID:s936oG6t0
意識が遠ざかっていく。
無意識に手がポケットに伸びた。
冷たい鉄の塊。おそらく、……直ちゃんのヌンチャク。
思いっきり奈々子ちゃんの足目掛けて叩きつけた。
「……痛い!」
その瞬間、奈々子ちゃんの体制が崩れる。
視界が狭くなっていく。
今、私に出来ることはなんだ。
それはさ、ミキカ。自分に言い聞かせる。
今ここでこの殺人鬼を倒して、桂湖と奈央の戦況を有利にすることだよ。
私は立った。
271 :
1:2007/01/07(日) 21:05:41.06 ID:s936oG6t0
「……っ……まだやる気なのかい…」
奈々子ちゃんは脛を押さえながらこっちを睨んだ。
「当たり前だ!!」
叫んだら、何だか体が軽くなったみたいで。
ヌンチャクを振り上げる。
鉄と鉄の触れ合う音。
奈々子ちゃんはサーベルで私の攻撃を受け止めていた。
「あなた、そんなに苦労しなくてももうじき死ぬのよ?」
「知ってる!!」
ヌンチャクを力の限り振り下ろす。上下運動を続ける。
「私は!! お前を殺して死ぬ!!」
「……お馬鹿さん」
突然、目の前が真っ暗になった。
何も見えない。だけど聞こえる。
「さよなら、ミキカちゃん」
【15人】
272 :
1:2007/01/07(日) 21:09:01.17 ID:s936oG6t0
<風流>
そして、あたしは思うわけだ。
アヤナの武器がペレッタで助かった、と。
そしてあたしはしみじみと思う。
友達の武器で殺されるなんて、幸せじゃない?
ミキカちゃんの死に顔は、安らかではなかった。
そして、あたしが今一番みたい死に顔。
裏切りもののチホちゃんを探さなきゃな。
ニヒャ。ニヒャヒャヒャヒャ。
視聴覚室の床の黄色い絨毯が、血で黒く染まっていた。
273 :
1:2007/01/07(日) 21:10:41.58 ID:s936oG6t0
<地味>
「で、その植木にあげたおにぎりは何だったわけよ」
「毒入りだよ? 決まってるじゃん」
高橋の笑い声が空虚に響く。
窓の外の街灯の光がトロフィーに反射して怪しく光った。
「……小松、お前案外悪い奴だったのか」
「え? 俺はこの殺し合いで生き残る為に頑張っただけだけど」
「そういうもんか」
小松が突然たずねてきたときは少しだけ驚いた。
なにせ、この部屋には誰もこないと思っていたからだ。
一階の一番隅っこ、しかも普段は誰も訪れない。
だが、奴はやってきた。笑顔で。
274 :
1:2007/01/07(日) 21:12:53.36 ID:s936oG6t0
「で、高橋。お前の武器はなんだ」
「……これなんだが」
俺は小松に武器を見せた。……武器といえるがどうか。
「アイスピック……ねぇ」
小松が苦笑いする。俺もつられて笑った。
「いや、あながち馬鹿には出来ないぞ。映画のバトロワでそれで相手を殺した奴がいる」
「え、あれってR15じゃなかったっけ?」
小松は少しだけ馬鹿にしたように笑った。
よく笑う奴だと思った。
「馬鹿、そんなのあってないようなもんだよ」
「……ったく、お前は悪いよな」
275 :
うど:2007/01/07(日) 21:14:18.67 ID:IsdLtj+3O
wktk
276 :
なのはな:2007/01/07(日) 21:15:16.49 ID:E4S2TQAP0
あるあるwww
でも俺は最後まで生き残る
277 :
1:2007/01/07(日) 21:16:04.51 ID:s936oG6t0
<意外>
「前田。作戦変更」
暗くなった廊下に、天才館入の声が気味悪く響く。
あいつの声のトーンは少し高い。なおさら怖みが増した。
「……何すんの」
「栄光の間に突撃」
館入は一つ壁を置いて存在する栄光の間を指差した。
「確か……あそこってさ、トロフィーとか置いてあるところだよね」
「ああ。で、そこに手ごろな奴らが居たからよ」
手ごろなやつって誰だよ。
そういいそうになったが堪える。
館入の計算に間違えなど存在しない。
館入は間違わない。
奴についていけば、確実に生き残れる。そう確信している。
278 :
まつたけ:2007/01/07(日) 21:17:07.49 ID:R6cEdjsQO
前田館入脂肪フラグ?
279 :
1:2007/01/07(日) 21:18:34.27 ID:s936oG6t0
「じゃ、行くぞ」
館入はPSPをリュックの中にしまった。
電源は付けっぱなしだった。
「電池切れないのか?」
「大丈夫。バッテリーをかっぱらってきてるから」
改めて尊敬した。館入は無言で栄光の間へ歩いていく。
微かに声が聞こえた。
栄光の間から。
嫌な予感が、した。
多分……いや、違うだろ。
小松友也の声じゃ…ない。空耳だな。たぶん。
俺も館入の後を追った。
280 :
愛のVIP戦士:2007/01/07(日) 21:19:47.03 ID:nnlGNZWS0
俺はクラスのやつら好きじゃなかったけど、それでも誰も死なずに終わらせる方法を考えまくった
281 :
1:2007/01/07(日) 21:22:39.09 ID:s936oG6t0
<選択>
「……お前」
ドアが開いたのに気付いた時はもう遅かった。
トロフィーが軒並み崩れる音。
そして一直線にこっちに歩いてくる足音。
「小松!」
高橋の焦ったような声がした。俺も正直少し焦っている。
「高橋、俺に考えがある」
「何?」
「とりあえずお前はアイスピック持って入り口の方へ走れ」
「……お前、俺を殺す気か?」
ったく、臆病な野郎だ。手持ちのおにぎりを投げつけてやりたい。
「良いから走れ!」
「……死んだら呪うからな」
高橋が嫌々ながらも走っていった。
よし。俺の仕事を始めよう。
282 :
1:2007/01/07(日) 21:25:54.43 ID:s936oG6t0
即座にトロフィーを入り口の方へ放り投げた。
何個も、何個も。
ものすごい音がする。案外トロフィーって重いんだな。
高橋の声。少しくらいの負傷は仕様が無いだろう。
相手がほんの少しでもひるめば、それで十分。
俺は先が剣のようになったトロフィーを持って入り口の方へ走った。
「小松! 早く来てくれ!!」
息絶え絶えな高橋の声。
……一体、誰が来たんだ?
「俺じゃ一人が限界だ! 早く!」
目を凝らすと、高橋の下に何かが刺さった死体が転がっていた。
前田。
283 :
1:2007/01/07(日) 21:27:13.60 ID:s936oG6t0
ここからのテキストデータがありません。
おそらくどっかで消したorどっかに隠しファイルで保存してるんだと思うのですが。
さっきから探し回ってるのですがありません。
284 :
1:2007/01/07(日) 21:27:36.16 ID:s936oG6t0
………要望があれば、続き書きますがどうしましょうね。
285 :
うど:2007/01/07(日) 21:27:53.44 ID:IsdLtj+3O
前田死んだのか?そのコンビ気に入ってたんだが…
286 :
きょうな:2007/01/07(日) 21:28:09.90 ID:W/DG9Ac20
続きwktk
287 :
おおば:2007/01/07(日) 21:28:37.04 ID:EFdt5z1aO
今追い付いた。
痛いとか言いながら普通におもしろいぞ
288 :
筆柿:2007/01/07(日) 21:28:42.65 ID:OREBbwCT0
前田・・・。
ってここで終わりなのかw
289 :
まつたけ:2007/01/07(日) 21:28:49.08 ID:R6cEdjsQO
今から作れば良い
290 :
えだまめ:2007/01/07(日) 21:29:00.35 ID:9GboKZmJ0
書いてくれ。
291 :
1:2007/01/07(日) 21:29:19.61 ID:s936oG6t0
みんなに失礼なので続き書こうと思います。
相変わらず痛いところはあまり指摘せずに。
292 :
おおば:2007/01/07(日) 21:29:31.61 ID:AwwbFXPOO
前田ーーー!!!!
やはりか
293 :
みつば:2007/01/07(日) 21:29:37.33 ID:cSfS5FMXO
続きtkwk
294 :
筆柿:2007/01/07(日) 21:30:18.48 ID:OREBbwCT0
wktk
295 :
1:2007/01/07(日) 21:33:23.26 ID:s936oG6t0
……記憶たどりながら書くのって大変だな。
<過去>
足の力が抜けて、その場にへたり込んだ。
前田。お前……本当かよ?
前田と俺は幼いころからの親友だった。
マミとマタマ、小原と遠藤、そして前田と小松。
3−2同性愛コンビとも言われたもんだ。
正直、少し前田のことが好きだったかもしれない。
あいつはいつも素直で、でもなんか意地っ張りで。
馬鹿正直に物事を信じ込む。
バレンタインに一度冷やかしでチョコを入れたときも、笑顔でこういった。
「友也、ありがとな! 俺チョコなんて貰ったことねーよ!!」
そして、また人影。
296 :
みつば:2007/01/07(日) 21:35:23.22 ID:cSfS5FMXO
ウホッ
297 :
1:2007/01/07(日) 21:36:39.10 ID:s936oG6t0
「使えない駒ってのは、要らないんだよね」
聞いたことないような声。
俺は顔をあげる。
トロフィーを構えた、館入がそこに居た。
無表情。トロフィーに光が反射して色白の顔が浮かび上がっている。
「ま、あいつの価値ってのはPSP持ってた。そんだけだね」
「……あいつって…誰だよ」
高橋が怯えて後ずさりしているのがわかる。
「あいつ? そこに倒れてる馬鹿のことだが?」
前田の体を無造作に蹴る館入。
「小松……ここは逃げたほうが良いと思うぞ」
「お前ちょっと引っ込んでろ」
決めた。決めたぞ前田。
俺はここで館入を殺す必要があるみたいだ。
298 :
1:2007/01/07(日) 21:39:15.10 ID:s936oG6t0
「へぇ」
館入は無表情のまま、話している。
「お前、人殺せたのか?」
「ま、そこそこには」
何も考えるな。何も考えるな。
全神経を館入を殺す為だけに集中させろ。
トロフィーの矛先を館入に向ける。
早く、殺さなきゃ。早く、殺さなきゃ。
だが無意識にこんな言葉が口をついた。
「謝れよ」
「は?」
「前田に、謝れよ!!」
館入は一瞬表情を崩したがすぐに元通りの顔に戻った。
299 :
1:2007/01/07(日) 21:42:14.67 ID:s936oG6t0
「気が触れたか」
「謝れっつってんだろ!!」
あー俺かっこ悪ぃ。なにやってるんだ。
ただ向かい側の館入を殺せばいいだけなのに。殺せない。
「話すと時間と体力の無駄だということが今判明した」
館入は一歩だけ後ずさりする。
「盗聴と普段の生活の様子から、お前は人を直接的に殺すことは不可能だ」
そしてゆっくりと俺のほうへと近づいてくる。
「ほら、殺してみろ?」
そうだ俺。あいつを殺せ。
それだけで前田の償いになるんだ。さっさと殺せよ。
殺せ。殺せ。
体が硬直して動かない。
300 :
1:2007/01/07(日) 21:46:41.37 ID:s936oG6t0
「お前に殺しなんて無理だ、小松」
瞬間、激痛が走る。
体にトロフィーを投げつれられた。
そう気付いたか気付かないかの間に、館入が俺の目の前に立っていた。
そして、すばやく俺の、首を、絞める。
「前田の野郎、友也は大丈夫か友也は大丈夫かってうるさかったぞ。
さっさとあの世行って報告してやってくれ」
苦しい。
前田に、俺が、できる事。それは何だ?
さっさと死んで、前田と合流することか?
うっすらと目を開けると、館入が少しだけ虚しそうな顔をしているのに気がついた。
「……し…ね」
精一杯の声を絞り出したつもりだ。
館入の締め付けが弱くなった気がする。
301 :
1:2007/01/07(日) 21:49:58.84 ID:s936oG6t0
「なぁお兄ちゃん。俺の存在忘れてただろ?」
気がつくと、館入が入り口の方向へ吹っ飛んでいた。
「……小松。なんか知らないけど、俺あいつが憎たらしくなってきたよ」
高橋が不適に微笑む。
前田には、似ても似つかない。
クラスの地味な奴ランキング1位を独走中。
そんな奴だ。高橋は。
なのに、一瞬だけかっこよく見えた。気のせいか?
「……計算通り。ここでお前が俺に抵抗するのも全て計算通りだよ高橋」
館入は、笑った。
もう教室の中は真っ暗に近かった。
302 :
鮎:2007/01/07(日) 21:52:49.17 ID:Azx1TpvdO
おもしろい(>_<。)
303 :
カリフラワー:2007/01/07(日) 21:54:12.64 ID:11w4MiHc0
304 :
1:2007/01/07(日) 21:54:19.49 ID:s936oG6t0
「高橋。お前は人が殺せるか?」
「………あれ、お前人だったっけ?」
高橋はわざとらしく大笑いした。
「お前さ、人間コンピュータだろ? 俺自作コンピュータ作るのが好きでさ。
んで、出来損ないのパソコン分解するのは慣れてるんだ。一丁、お前を分解してみるかな」
「かっこつけたセリフを長々と」
館入は入り口に手をかけた。
「じゃぁな。お前らがいつまで生きてられるか楽しみだぜ」
そして慌しく廊下に出る。
10秒ほどの間。
「……逃げたのか」
高橋が呟いた。
後に残されたのは、前田の死体。
アイスピックが突き刺さっている。
「前田……」
涙は、出なかった。
前田が死んでいるという実感がわかない。
修学旅行を思い出す。寝ている前田の顔に落書きをした。
寝顔を写真にとった。その写真は今でも俺のデスクマットの中にある。
305 :
1:2007/01/07(日) 21:54:58.82 ID:s936oG6t0
>>303 ありがとうございます。
いや、なんか痛い文書いてると感覚麻痺してくる。
痛かったら容赦なく言って下さい。
306 :
うど:2007/01/07(日) 21:56:42.25 ID:Qs9xXi5hO
このスレでVIPが馬鹿にされてるお(#^ω^)
ここの住人に荒ぶる鷹のポーズの何たるかを教えてやるんだお!
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gal/1163584868/176 200:名無しくん、、、好きです。。。 :2006/11/29(水) 13:23:52 ID:megUM8FQ [sage]
またVIPモドキがわきましたね(笑)
まだまだそんな季節じゃないと思ってたが、
X'masや新年などのイベントがもうすぐなんだなぁって
考えると 暇人が沸いてくるのも納得か(笑)
いやーこれから糞どもが必死に書き込みする様を
楽しませて貰おうかねw
307 :
しゅんぎく:2007/01/07(日) 21:57:34.40 ID:snW3ro19O
ハマって読んでしまう。
才能あるんじゃね?
308 :
1:2007/01/07(日) 21:57:55.03 ID:s936oG6t0
前田を抱きかかえてみる。
まだ暖かい。
前田の顔を少しだけ触ってみる。
まだ柔らかい。
前田の心臓に耳を当ててみる。
音は、していない。
「……前田」
返事は、しない。
「前田」
返事は、しない。
「恭兵」
返事は、しない。
「おい前田! 起きろ! 前田!! 頼む! 起きろ!!」
返事は、ない。
「………前田。頼む」
返事は、ない。
その時、目から液体がこぼれた。
泣いた。目から涙がとどめなく、零れ落ちる。
309 :
鮎:2007/01/07(日) 21:59:29.88 ID:Azx1TpvdO
続き読みたいけど…バイトなので落ちます(>_<。)明日までありますように…
310 :
1:2007/01/07(日) 22:00:48.88 ID:s936oG6t0
数秒後。
俺は前田の隣で、死に絶えようとしていた。
ありがたいのか、悲しいのか。
何が起こったのか。わからない。
でもこれで、きっと、前田に、会えるはずだ。
俺はもうすでに吹っ飛んでしまった手で前田の体に触れようとした。
前田の体は、そこにはなかった。
あるのは、生々しい内臓だった。
良い。それが前田の一部なら。
【13人】
311 :
1:2007/01/07(日) 22:01:39.02 ID:s936oG6t0
>>307 俺が数学の時間考えた妄想を文章化したものなんだぜ?
312 :
孔雀インフルエンザ:2007/01/07(日) 22:02:20.96 ID:ZlF1gOwf0
じゃあ俺=館入な! こういう性格の奴好きだわ 大概終盤で死ぬけど
313 :
ブロッコリー:2007/01/07(日) 22:04:18.40 ID:1EyqIN8yO
面白ス
314 :
1:2007/01/07(日) 22:05:18.45 ID:s936oG6t0
<緻密>
爆弾を栄光の間に投げ込んだ後、一息つく。
全て、計算通り。
飛んできたガラスの破片が俺の頬を少しだけ切った。
後で消毒でもしておこう。
それにしてもバッテリーを爆弾に改造してしまった以上、PSPの電源が持たないかもしれないな。
電源を切っておかなければいけない。
おっと、その前に渡部のところへライターを強奪しに行くんだったな。
教官室へ向かうか。
ふと視線を下に落とすと、前田の首があった。
あの爆弾、相当な威力だ。死体の首を廊下まで飛ばすとはな。
……それにしても。
一息ついて、俺は立ち上がる。
前田、幸せそうなツラしてるな。
315 :
鰌:2007/01/07(日) 22:06:05.78 ID:R6cEdjsQO
じゃあ俺遠藤
316 :
1:2007/01/07(日) 22:06:49.98 ID:s936oG6t0
次誰のエピソード書こうか?
>>320 拓朗・マミ
コウタ・遠藤・千明
益田・渡部
館入
奈々子ちゃん
チホ
その他
317 :
しめじ:2007/01/07(日) 22:07:12.71 ID:cQaNH1e40
高橋死亡?
318 :
鰌:2007/01/07(日) 22:08:38.35 ID:R6cEdjsQO
コウタ
俺の中で千明はめちゃ可愛い
319 :
平核無:2007/01/07(日) 22:09:37.75 ID:OREBbwCT0
コウタ・遠藤・千明で
あのあと、どうなったか気になる
320 :
しゅんぎく:2007/01/07(日) 22:11:57.67 ID:cSfS5FMXO
俺の中で千明はサエコ似
321 :
びわ:2007/01/07(日) 22:12:36.87 ID:s936oG6t0
じゃ千明・遠藤・コウタ行きますね。
322 :
アスパラガス:2007/01/07(日) 22:12:57.63 ID:+L+kJJjsO
やっと追い付いた
俺の名前がコウタな上に性格も似てる様な気がするから死なれると困る
323 :
びわ:2007/01/07(日) 22:18:21.40 ID:s936oG6t0
<休息>
遠藤は人が変わったように千明を看病している。
ま、敵が居ないのだから良いのだが少しは気をつけた方がいいだろうが。
俺はもう一度マップを見る。
さっき、爆発音が聞こえたがその発生源は栄光の間らしい。
小松と高ちゃんが死んだ。前田も死んだ。
そして、館入が今教官室の方へ歩いていっている。
「コウタ!」
遠藤の声。さっきからやけにいらいらしているオーラが漂ってくる。
「何だよ」
「タオルの水変えにいくからマップ貸して」
「はいよ」
遠藤は切羽詰った顔で俺を見た。そんなに小原千明が心配か。
つい一時間前の遠藤とは大違いだ。
俺はDSマップを遠藤に手渡した。
324 :
びわ:2007/01/07(日) 22:22:18.22 ID:s936oG6t0
遠藤は勢いよくドアを開けて、水のみ場の方へ走っていった。
つくづく思う。あいつ、一体どんな性格なんだろう、と。
「……コウタ?」
背後で声がした。優しい声。俺は振り向く。
机を二列に5台ほど並べたベッドの上で、小原がこっちを向いていた。
「……なんで、私ここに居るの?」
「色々と事情を説明したいところだけど」
小原は不思議そうな顔でこっちを見ている。
「まずは遠藤が帰ってきてから話そうか」
「え、えんどう?」
小原の顔が一気に明るくなる。
「遠藤ここに居るの?」
「さっきまでお前の看病してたよ。小一時間ほどな」
小原はベッドから飛び降りた。そして奇声を上げて飛び回った。
325 :
びわ:2007/01/07(日) 22:23:08.35 ID:s936oG6t0
326 :
キヌヒカリ:2007/01/07(日) 22:25:29.79 ID:qj2zdnJ30
まさに、『官製談合 by AU 』。 AU 開発責任者、ブログで放言。 大炎上、閉鎖。 auユーザーは真実を知るべきです。
---------------------------------------------------------------------
Q:機能はどうやって決めるの?
A:『殆どは、1機能三社にしぼります。メーカーは全部の機能を入れたがります。
私がauの全メーカーの状況を把握しているので、機能を散らす工夫をします。
どれも同じ機能だと、機種比較⇒キャリア比較(即ち、乗り換え)になりますよね?
また、機能はつくりこみ過ぎてはいけません。次がなくなりますから。
全体のバランスを取るのには毎回悩まされますよ、本当』。
---------------------------------------------------------------------
そして、論文が発見される。。。
---------------------------------------------------------------------
日本人間工学会シンポジウム( 2004/3/17-18、パルスプラザ)
http://media.dj.kit.ac.jp/members/morix.html 戸田絢子:『携帯電話の機種変更によるユーザのメンタルモデルの変容』
(「ケータイ・カーナビの利用性と人間工学」、pp.135 -140 、)
…
多少、デザインや機能に物足りなさを加味することが重要である。この事が
更新期間を短めに導くと共に、購買意欲を維持させる2大要件といえる。
メーカーは、携帯のビジネスモデルの何たるかを全く分かっていないんです。
家電+ネットの、検索+比較(価格.COM)モデルで考えられると困るんですよね。
メーカーが勝手な競争を始めないよう、常に私たちの指導が必要なんですよ。
団塊の世代などと異なり、たまごっち世代・ゆとり世代はカタログや契約書を
理解できない傾向があります。彼らには、感覚的な満足感のみが重要なので
自らが選択・決定している気分を常に与えてあげ続けるがあります。
---------------------------------------------------------------------
au端末のデザインを糞にした「戸田絢子」は5
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/keitai/1168054534/l50
327 :
びわ:2007/01/07(日) 22:26:46.95 ID:s936oG6t0
「えんどー居るんだ! えんどー居るんだ! まだ生きてるんだ!!」
ただでさえ狭い5組を走り回る。
こいつ、さっきまで倒れてたのは一体なんだったんだ?
小原の性格もよくわからない。あまり話したことがない。
強いて言えば、小さくて、子供っぽいような。そんな感じ。
今見ている感じでは、その印象に間違えは無さそうだ。
「千明! 起きたんだ!」
俺が振り返るまでもなかった。
遠藤は扉を開けるなり、小原に駆け寄った。
小原が駆け寄ったのか遠藤が駆け寄ったのかはよくわからないが、
二人は抱き合った。そして何故か泣いた。
「生きてて……よかったね」
「……うん」
それから、しばらく無言。
俺は気をきかせるつもりで電気をつけてやった。
328 :
かんしょ:2007/01/07(日) 22:29:27.07 ID:9GboKZmJ0
下手なSSスレより面白いんじゃないのか?コレ。
329 :
びわ:2007/01/07(日) 22:29:48.18 ID:s936oG6t0
聞きたいことが小原には何個かある。
瞳や弘幸を殺したのはお前か、とか。どうやって生きてたのか、とか。
お前の武器はいったいなんなんだ、とか。
でもその質問をする必要はなさそうだ。
こんな小さくて子供っぽい奴がヒトゴロシなんて出来るわけがない。
いや出来ない。
遠藤と小原が感激した声でなにやら話していたが、俺は耳を傾けなかった。
ベッドの近くの血まみれのショットガンは、ありゃおそらく弘幸か瞳が使ったものだな。うん。
そういえば、DSマップをまだ返してもらっていなかった。
330 :
びわ:2007/01/07(日) 22:30:32.61 ID:s936oG6t0
>>328 苗字を少々いじくればまとめサイトを作っても良いような……まず完結させることだな。
331 :
鰤:2007/01/07(日) 22:32:19.87 ID:9sxmO0UwO
コウタ……。嫌な予感。
332 :
びわ:2007/01/07(日) 22:33:35.67 ID:s936oG6t0
「遠藤。おい遠藤!」
涙でボロボロになった顔で千明と話している遠藤。
三回呼びかけたところでやっと振り向いた。
「何さ?」
「マップ返してくれ」
「ああ! 忘れてた!」
遠藤は手を叩いて自分のポケットの中をまさぐって、DSマップを出した。
「ほら、ありがとさん」
小原看病してた時のテンションと全然違うな。B型恐るべし。
俺はほんわりと暖かいDSマップを手にとった。
死人が、一人増えていた。
……高ちゃん、か。完全には息絶えてなかった高ちゃんが今死んだようだ。
【12人】
333 :
びわ:2007/01/07(日) 22:38:01.45 ID:s936oG6t0
<誤解>
「で」
マミが銃をおろした。
「お前は何をして欲しいんだ?」
俺たちの目の前では竹原チホが泣いている。
普段から大人しいのもあるが、これほど取り乱している竹原を見るのは初めてだ。
「な、奈々子ちゃんを、殺して下さい!!」
「………え? 何で?」
長谷。あいつを? あの天然で頭の周りに蝶が飛んでそうなお嬢様、長谷をか?
「わたし、このままだと絶対奈々子ちゃんに殺されるんです!」
「……あのさぁ竹原。俺らも命がけでここまで来てるわけ。自分で撒いた種は自分で責任取ろうよ」
竹原は今だに泣くのをやめない。
一体こいつ、長谷に何をしたんだろう。
334 :
鯰:2007/01/07(日) 22:39:51.96 ID:STVAsMT1O
335 :
みつば:2007/01/07(日) 22:41:04.75 ID:IsdLtj+3O
俺の中でマミはイケメン
336 :
平核無:2007/01/07(日) 22:41:18.33 ID:OREBbwCT0
コウタ達が拓朗とマミに遭遇した時は何も無かったの?
そこはこれから書くの?
337 :
びわ:2007/01/07(日) 22:42:28.97 ID:s936oG6t0
「無理なんです! 私じゃ絶対殺されますよぉ!」
マミは困った顔をしている。俺も同じような表情をしていたと思う。
「………どうする、拓朗」
「どうするって言われても、な」
まずここは職員室前のA階段だ。
ここで誰かに声を拾われるのは非常にまずい。
そして竹原に恨みをもった長谷がここへくるかもしれない。
そうなった時に、俺たちの命は危ない。
「まずお前、長谷に何したんだ?」
マミが俺も言いたかった質問をしてくれた。
「え? 何って……特に何もしてません」
竹原が涙を堪えながら返答する。
「何もってお前そんなはずないだろうが」
「いや、何もして無いんです! ただスタンガンで気絶させただけなんです!!」
……こいつ、少々頭の中がおかしくなっているらしい。
スタンガンで気絶させたらそりゃ、怒るわな。
338 :
びわ:2007/01/07(日) 22:44:13.95 ID:s936oG6t0
>>334 あざーす。
今日にも書ききれなかったら明日にでも書く。
>>335 無い。けどそう想像してくれると嬉しい。
>>336 拓朗がコウタに「行け」と言って通した。もう描写してるっす。
339 :
びわ:2007/01/07(日) 22:46:59.10 ID:s936oG6t0
「マミ、行かない?」
俺はA階段を降りながらマミに向かって手招きする。
「ラチがあかないじゃん」
「いや! 行かないで! 私死んじゃうから! 嫌だ! 行ったらいやだ!!」
竹原の狂ったような叫び声が耳に突き刺さる。
マミは竹原をじっと見つめていた。
「……俺さ、拓朗」
「何だよ? 早く行こうぜ?」
「長谷と話し合って竹原と和解させるよ」
マミの顔は真剣だった。
竹原は叫ぶのを止めた。
そして、静かにこういった。
「……無理です。あの人はもう人間超越してます」
340 :
びわ:2007/01/07(日) 22:48:36.25 ID:s936oG6t0
「でもさ、話し合ってみる価値はあると思うんだよね」
「マミさん、殺されますよ?」
何故竹原がそこまで長谷を怖がっているのだろう。
それがわからない。長谷に人が殺せるわけないのに。
そう思っていた。
甘かった。後悔した。
後悔したときには遅かった。
人影が見えたが早いか、銃声が聞こえた。
341 :
平核無:2007/01/07(日) 22:49:23.75 ID:OREBbwCT0
>>338 あれで終わりだったのか・・・。
何か続きがあるのかと思ってた。
342 :
印度:2007/01/07(日) 22:50:47.68 ID:rARbiyB90
お前ら単独だろ?
343 :
びわ:2007/01/07(日) 22:51:00.58 ID:s936oG6t0
「いや! いや!! 死にたくない! 助けてぇぇ!!」
竹原が狂ったように叫んでいる。
俺はその人影を確認するのに数秒かかった。
こんな奴、俺のクラスに居たっけ?
振り乱している髪。
血で元の色がわからなくなっている制服。
右手にはペレッタ。
左手にはサーベル。
そして、いつもの優しい笑顔。
「チホちゃん? さっきのこと、忘れて無いよ?」
ゆっくりと、でも確実に、長谷は竹原に近寄っていった。
344 :
みつば:2007/01/07(日) 22:51:03.84 ID:IsdLtj+3O
うわあああああああああああマミ死ぬなああああああ
345 :
しゅんぎく:2007/01/07(日) 22:51:38.02 ID:BSHmCVYFO
やっと追いついたー
面白い!
346 :
アスパラガス:2007/01/07(日) 22:51:41.52 ID:2xBegO7mO
よっしゃ追い付いた
そして猛烈に漫画のバトロアを読みたくなってきた。明日買うかな
それにしても面白いよ。
>>1頑張れ
347 :
びわ:2007/01/07(日) 22:51:48.42 ID:s936oG6t0
>>341 すまんな。コウタと拓朗は野球部で、少々面識があったんだ。
348 :
びわ:2007/01/07(日) 22:55:30.09 ID:s936oG6t0
とっさにマミの方を見る。
怯えているような、何か決心しているような。
テストの答案を返してもらうときの表情。もう諦めているような。悟っているような。
そんな表情をマミは浮かべている。
「長谷」
マミは落ち着いた……無理に自分を落ち着かせようとしているような声を出した。
「ここは……話し合わないか?」
「え?」
長谷が竹原の方からマミの方へ向き直る。
「話し合う? 何を?」
「えっと……俺は何も知らないけど、何かトラブルがあったんだろ? 長谷と竹原の間で。
んでお前らいがみ合ってるんだろ? だからここで話し合えよ」
5秒ほど、静かな時間が流れた。
長谷は一瞬微笑を崩した。
「な、何言ってるのマミ。あなた、今私たちが何してるかわかってる?」
「殺し合いだろ」
349 :
アスパラガス:2007/01/07(日) 22:55:33.03 ID:+L+kJJjsO
>>347 コウタが野球部となると益々応援したくなるぜ
350 :
びわ:2007/01/07(日) 22:56:03.21 ID:s936oG6t0
>>346 漫画版は少しグロすぎて引いた。面白いのかな?
351 :
鯰:2007/01/07(日) 22:56:17.84 ID:STVAsMT1O
マミ死ぬなよ…!!!!
352 :
びわ:2007/01/07(日) 22:57:30.66 ID:s936oG6t0
<恩恵>
正直、怖い。
もうこいつは長谷じゃない。血の匂いが猛烈にする。
きっと、長谷が一方的に竹原を追い詰めていたに違いない。
そして俺も下手すれば…下手しなくても殺される。
だが。俺は、決めたことがある。
マタマ。お前のかっこよさを、俺は忘れない。
353 :
平核無:2007/01/07(日) 22:57:33.38 ID:OREBbwCT0
>>347 遭遇した割りにあっさりした描写だったからなんかあるものかと、ね。
マミ、どうなるんだ・・・。
354 :
パパイア:2007/01/07(日) 22:58:46.73 ID:SHtJYQzr0
355 :
アスパラガス:2007/01/07(日) 22:58:55.03 ID:2xBegO7mO
>>350 後半から手で相手の指切ったり、有り得ないことがおこるが面白いよ
グロは…慣れるしかないなw
356 :
印度:2007/01/07(日) 22:59:14.48 ID:rARbiyB90
バトロワになったらレイプしようと考えたことあるやつ挙手
ノ
357 :
カリフラワー:2007/01/07(日) 23:01:04.96 ID:+L+kJJjsO
>>350 漫画版はとても中学生とは思えない
映画が一番いい
358 :
たけのこ:2007/01/07(日) 23:01:52.52 ID:GQyosbi/0
今北産業
359 :
もも:2007/01/07(日) 23:02:00.02 ID:s936oG6t0
「あのさ、長谷。そのセリフさ、スケミからも聞いたよ」
なるべく長谷の目をみて話す様に努力する。
長谷の目は、笑っていた。尚更怖い。
何故今笑えるのか。
「そう。ミサキちゃんも同じこと思ってたのね。当然だわ」
長谷は一歩俺に近づく。そしていっそうニヤリと笑う。
「だって、それが真実でしょ? これは馴れ合いじゃないのよ?」
「わかってる」
拓朗がA階段を登ってきていた。
「マミ大概にしとけ。逃げよう」
逃げたいさ。そりゃ逃げたいよ。
でも、俺。ここで逃げたらなんか申し訳ないような気がして。
「でもさ、こういうときだからこそ協力するのが友達かなー、なんて」
「……いいわ」
長谷は俺から目線を逸らす。
「私はあなたを殺さない。この状況にそんなかっこつけたことが言えたご褒美としてね」
嫌な予感がした。
360 :
鰊:2007/01/07(日) 23:03:01.70 ID:STVAsMT1O
バトロワは小説が1番だろ
映画はイマイチだったし漫画はグロすぎるし
361 :
しゅんぎく:2007/01/07(日) 23:04:36.97 ID:IsdLtj+3O
>>357 いや映画は色々と省かれててあまりいいとは思えなかった
やっぱり小説が一番リアルに描かれてて俺は好きだ
362 :
もも:2007/01/07(日) 23:05:08.36 ID:s936oG6t0
「チホ」
長谷の声に竹原は悲鳴で答える。
「ちょっとお願いがあるんだけど」
「い、嫌! 私、人殺すなんて、いや!!」
竹原はまた狂ったように叫びだす。
「そこの馬鹿マミさんを殺したら、私をスタンガンで気絶させたことを忘れてあげてもいいわよ?」
「え?」
途端、竹原の表情が引き締まる。
おいおい嘘だろ……竹原。
「じゃこれであいつの体を打ち抜くのよ」
長谷は竹原にペレッタ…よく見ると血がべっとりとついている…を渡した。
「よーく狙ってね。あと弾5発しか入ってないんだから」
363 :
もも:2007/01/07(日) 23:05:44.78 ID:s936oG6t0
>>360 俺も小説が一番好きかな。
千草のエピソードが大好き。
364 :
VIP皇帝:2007/01/07(日) 23:07:14.18 ID:OREBbwCT0
>>360 小説版は厨房の時に1日で読破した記憶があるw
今は一度にそんなには読めないな・・・。
365 :
もも:2007/01/07(日) 23:08:50.75 ID:s936oG6t0
「……撃つなら、撃ってもいいよ」
心にも無い言葉が口をついた。
何だが自分が不死のような気分になる。
竹原は、今にも泣き出しそうだった。
銃口は震え、照準は定まらず、今にも泣き出しそうで。
「……い、嫌だ。嫌だよ!」
「伏せろ竹原!!」
拓朗の声がした。
銃声。
倒れた。竹原がその場に倒れた。
バケツから、泥がこぼれたような音がした。
366 :
カリフラワー:2007/01/07(日) 23:09:18.49 ID:2xBegO7mO
そういや小説だけ見たこと無いな…
漫画は止めて小説を買ってみよう
367 :
もも:2007/01/07(日) 23:10:55.24 ID:s936oG6t0
「私があなたをそう簡単に許すわけないじゃない」
長谷が呟く声。
瞬間、拓朗が何か叫んだ。
それは聞き取れない。意味不明なことを叫ぶ。
そして、長谷の方へ飛び掛る。
長谷は冷酷な笑みを浮かべながら拓朗の猛攻を華麗に交わし、銃を構えた。
「……なんでこうも人間って、無駄に死ぬのかしらね」
また銃声。
368 :
もも:2007/01/07(日) 23:12:22.46 ID:s936oG6t0
倒れた。
竹原が倒れたのと同じ音がした。
悲鳴も何もあげずに、長谷はその場に倒れた。
頭から、血が綺麗に流れていた。
369 :
カリフラワー:2007/01/07(日) 23:13:07.48 ID:2xBegO7mO
俺の名字が長谷だから複雑な気分。
370 :
マッシュル−ム:2007/01/07(日) 23:13:53.45 ID:cQaNH1e40
あれ?もう敵いなくね?
371 :
刀根早生:2007/01/07(日) 23:14:42.96 ID:OREBbwCT0
館入がいる
372 :
ばれいしょ:2007/01/07(日) 23:14:44.51 ID:9GboKZmJ0
あと絵師でも来れば最高だな
373 :
しゅんぎく:2007/01/07(日) 23:14:42.41 ID:IsdLtj+3O
た 拓朗まさか
374 :
もも:2007/01/07(日) 23:14:58.96 ID:s936oG6t0
「マ……マミか」
拓朗の声。
「今撃ったの、マミか?」
気付くと、俺は銃を手に持っている。
その銃からは煙が出ている。
どうやら長谷の頭を打ったらしい。
長谷の血が、白い上靴にしみこんできている。
「……人って変わるよな。スケミにしても、長谷にしても」
拓朗が呟く。寂しそうな声で。
「誰も悪い人なんていないのかもね」
「確かに、な」
竹原と長谷の周りには、真っ赤な絨毯が敷き詰められているかのようだった。
【10人】
375 :
鯱:2007/01/07(日) 23:15:16.02 ID:CcyWNpeRO
今北。
パソコンが使えるようになったらまとめてもいいが
376 :
あさつき:2007/01/07(日) 23:15:50.56 ID:U3rXzTok0
真っ赤な毬藻?
377 :
もも:2007/01/07(日) 23:16:30.86 ID:s936oG6t0
忘れてた奴ら
瀧口(最初の音楽室で目覚めた奴)・植木(毒おにぎり持ってる奴)
生き残ってる奴ら
コウタ・遠藤・千明・マミ・拓朗・館入・渡部・益田
378 :
えのきだけ:2007/01/07(日) 23:17:16.16 ID:R6cEdjsQO
うぉぉーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マミカッコいいぞーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
379 :
もも:2007/01/07(日) 23:17:49.49 ID:s936oG6t0
380 :
鰤:2007/01/07(日) 23:18:18.86 ID:R6cEdjsQO
まとめ良いね
381 :
あさつき:2007/01/07(日) 23:19:56.65 ID:U3rXzTok0
コウタはチャックを下ろし、巨根をとりだした。
館入「すごく・・おおきいです・・・」
アッアッアッーー!
382 :
もも:2007/01/07(日) 23:22:25.28 ID:s936oG6t0
<仲間>
渡部桂湖と私は、男子更衣室に隠れていた。
最初教官室で私と桂湖は合流した。
桂湖は私の思っていた以上に衰弱しており、私が来ると泣き出した。
私にはよくわからないが、おそらく怖かったのだろう。おそらく。
何度も言っていることだが、私益田奈央には殺しの実感がわかない。
わからない。殺し合いってのが。
もう2人殺しているのに、人を殺した実感がわかない。
「ねぇ奈央」
「ん?」
桂湖が笑顔で話しかけてくる。
「もう敵なんて、この学校には居ないかもしれないよ」
「そうかもしれないねぇ」
桂湖の笑顔に少しだけ心が休まる気がした。
「この学校には私と桂湖しか居ない、とか」
「いやまだ早いよ。あと1日余ってるもん」
笑いあう。平和だ。これは日常と大差ない。
383 :
もも:2007/01/07(日) 23:23:13.54 ID:s936oG6t0
>>381 ねーよwwww
前田と小松ならまだしも、館入は天才だぞ?
384 :
あさつき:2007/01/07(日) 23:24:19.46 ID:U3rXzTok0
385 :
えのきだけ:2007/01/07(日) 23:24:42.83 ID:R6cEdjsQO
みんな山田を忘れるなww
386 :
もも:2007/01/07(日) 23:26:11.12 ID:s936oG6t0
「じゃあさ、生き残ったらまず何する?」
桂湖に聞かれて、私は戸惑う。
何をしよう?
受験勉強。もちろんする。
高校入学。もちろんする。
でも、私は具体的に何をするのだろう?
「わかんないや」
「そっか」
桂湖は少しだけ微笑む。もう外は暗くなっていた。
「私はね、奈央。みんなで遊びたいなーって思うよ」
……遊ぶ、か。
「アヤナとミキカと私と奈央で、人生ゲームしたりスマブラしたりさ」
「でもみんな生きてるかな」
387 :
あさつき:2007/01/07(日) 23:26:46.80 ID:PL+cMzlYO
追い付いた
俺の勉強時間をどうしてくれよう・・・
388 :
もも:2007/01/07(日) 23:27:14.76 ID:s936oG6t0
>>385 説明しときます。
最初に音楽室で目覚めたの→瀧口
給食室で殺したの→近藤 殺されたの→坪田
です。山田じゃわかりにくいからなw
389 :
カリフラワー:2007/01/07(日) 23:29:03.67 ID:2xBegO7mO
近藤人殺してたのか
390 :
もも:2007/01/07(日) 23:29:31.47 ID:s936oG6t0
「大丈夫」
少し間をおいて、桂湖は言った。
「きっと生きてる。そう信じる」
そしてまた笑う。無邪気に、でも寂しそうに。
なんでこんなに桂湖は笑えるのだろう。少しだけ不思議に思う。
「ちょっと臭い言葉だったね」
「いやいや、そうでもないよ」
桂湖の問に私はそう答えた。今の私には、足りないものかもしれない。
信じる、とか。仲間、とか。そういう言葉。
ドアが、音をたてて、開いた。
391 :
マッシュル−ム:2007/01/07(日) 23:31:37.38 ID:CcyWNpeRO
や ら な い か ?
392 :
もも:2007/01/07(日) 23:33:21.39 ID:s936oG6t0
<誤差>
立っていたのは、館入。
無表情。無反応。まるでロボのような男。館入。
館入は素早く私たちに駆け寄った。
そして、迷うことなく桂湖の首に手をかける。
「な、……何するの…」
桂湖は何が起こったのか飲み込めないような顔。
……自分が殺されようとしてるってのに、桂湖は。
リュックから素早く鎌を取り出す。
そして投げつける。
瞬間、館入は素早く桂湖から手を放し、右に跳んだ。
また、わたし、人、殺すんだ。
今度殺したら、実感沸くかな?
人を殺したっていう、実感、沸くかな?
393 :
あさつき:2007/01/07(日) 23:33:25.19 ID:U3rXzTok0
>>391 阿部さんがでてきた。
阿部「アラ〜、かわいいヒヨコちゃんがいっぱいじゃなーい」
394 :
カリフラワー:2007/01/07(日) 23:34:54.72 ID:+L+kJJjsO
舘入キター
395 :
あさつき:2007/01/07(日) 23:35:14.30 ID:U3rXzTok0
あああああああ
あああああああ
あああああああ
396 :
もも:2007/01/07(日) 23:36:10.70 ID:s936oG6t0
*
何故だ。
何故こいつは俺にむかって平然と鎌を投げつける?
予想外。想定の範囲外。
畜生。今までのデータと盗聴記録から、益田奈央は人を殺せないことになっている。
なのに、何故こうも平然と人を殺せるんだ?
まず落ち着こう。落ち着け。
計算しなおそう。ターゲットを渡部から益田に変更。
そして確実に殺す。
どうやったら殺せるか? 絞殺? 刺殺?
また爆弾を使うか?
それしかないか。
畜生、それにしても想定外だった。あいつが人を殺せるとは。
俺はドアノブに手をかけた。
……ライターが手に入らなくなるな。まぁ、良い。命には代えられない。
397 :
鰊:2007/01/07(日) 23:37:53.26 ID:STVAsMT1O
続きが気になる…!!
wktkwktk
398 :
鰤:2007/01/07(日) 23:38:19.00 ID:R6cEdjsQO
館入キタキタキタ!!
399 :
あさつき:2007/01/07(日) 23:39:04.49 ID:U3rXzTok0
wktkwktk
400 :
もも:2007/01/07(日) 23:39:14.75 ID:s936oG6t0
足の力が、抜ける。
俺は足元を見てみる。右足のふくらはぎに鎌が、刺さっていた。
……何で。
何でこうも平然と人を殺せる。
「……まだ、終わらないぞ」
俺は自分を励ましてみる。自己暗示って奴だ。
「お前ら! 殺すぞ!!」
そう叫んでみる。自分を鼓舞する。
突然、地面に体を押さえつけられた。
いきなりだったので状況を瞬時に理解することが出来ない。
その状況を理解した時、俺はどんな手段をもってしてもこいつに抗えないことを知った。
401 :
鯔:2007/01/07(日) 23:39:46.07 ID:pry1Brq0O
追いついた。課題終わらないの確定w
402 :
鰍:2007/01/07(日) 23:40:01.81 ID:Uimsf8Tn0
俺の妄想は最初にばれないよう隠れてて終わったかなぁって顔出したらやられるんだよなぁwww
403 :
マッシュル−ム:2007/01/07(日) 23:40:23.22 ID:cQaNH1e40
館入みたいなのがリアルにいたら失禁しちゃう><
404 :
刀根早生:2007/01/07(日) 23:40:56.44 ID:OREBbwCT0
館入ここで死亡か。意外だ・・・。
405 :
もも:2007/01/07(日) 23:41:36.44 ID:s936oG6t0
益田奈央が、ノコギリを持って、俺の上に馬乗りになっていた。
そして無言で、数瞬も待たずに俺の首にノコギリの刃を当てる。
死んだ、な。俺。
ゲームセット。
一つの計算ミスで、人生が変わることがある。
これは数学教師が言ってた言葉。
その通りだった。もう少しだけ、益田奈央に警戒しておけば、良かった。
俺は舌を噛み切った。
406 :
カリフラワー:2007/01/07(日) 23:42:26.79 ID:2xBegO7mO
そうそう。天才も死ぬときはあっさりて死ぬんだよな
桐山とかありえん
407 :
えのきだけ:2007/01/07(日) 23:42:39.93 ID:R6cEdjsQO
館入の反撃は始まらないかorz
408 :
もも:2007/01/07(日) 23:44:25.61 ID:s936oG6t0
*
「桂湖。終わったよ〜」
切断し終わった館入の首を私は床にそっと置く。
制服が血で汚れて仕様が無い。着替えたい。
「な………」
桂湖は更衣室の片隅でうずくまっていた。
顔面蒼白。これほどこの言葉が似合う人は今の桂湖以外に考えられない。
「どうしたの? もう終わったよ。安心していいんだよ」
「来ないで!!」
頭の中に、桂湖の言葉が響く。
【8人】
409 :
鰤:2007/01/07(日) 23:45:43.35 ID:R6cEdjsQO
数学教師に会いたいww
410 :
あさつき:2007/01/07(日) 23:47:42.48 ID:PL+cMzlYO
奈央好きだわ
411 :
もも:2007/01/07(日) 23:48:25.13 ID:s936oG6t0
<信頼>
植木の叫び声。……だよな、おそらく。
「拓朗さん」
俺は拓朗に呼びかける。
「今どっから声した?」
「音楽室の方じゃないか?」
まだ時間はたっぷりある。午後8時。
2日目。まだまだだろ。
考えてみれば、2日で決着がつくなど思ってもいなかった。
「案外あっけないんだな、みんな」
拓朗は小さい声でそう言った。
「今どんくらい生きてるんだろうな」
412 :
鰊:2007/01/07(日) 23:50:17.07 ID:STVAsMT1O
俺の中で拓朗はGLAYのTAKURO
413 :
もも:2007/01/07(日) 23:51:58.68 ID:s936oG6t0
「……10人くらいか」
「もっと居るだろ」
拓朗は二マニマと笑う。
「君、この殺し合いをなめているのかな」
「いや、でもあと10人しか居ないってのはないだろ」
「案外8人くらいだったりするんだよ」
どうでもいいような雑談をしていると、俺たちはもう音楽室の前に来ていた。
音楽室は、体育館の前。
その前には男子更衣室と女子更衣室がある。
「……どうする? 音楽室に植木居るみたいだけど?」
「ま、覗いてみるだけ覗いて危なくなったらかえるって方向で」
俺たちは音楽室のドアを開けた。
……え? 何これ? 戦場?
414 :
あさつき:2007/01/07(日) 23:52:10.60 ID:U3rXzTok0
俺のなかでは館入はhyde
415 :
レタス:2007/01/07(日) 23:52:27.39 ID:1EyqIN8yO
今年一番のスレ!
416 :
カリフラワー:2007/01/07(日) 23:54:22.04 ID:2xBegO7mO
俺の中で千早は椎名林檎
417 :
もも:2007/01/07(日) 23:54:40.28 ID:s936oG6t0
椅子。机。電気。全て、散乱。崩壊。
窓ガラス。割れている。雪が舞い込んでいる。
そして、遺体。散乱している。
瀧口の首。クラヴィノーバの下に置いてある。
それ以外にも、臓物や手、足。散乱していた。
「……爆弾、だな」
「お? マミよくわかるねー」
拓朗が気楽な口調で話しかけてくる。ある意味すごい奴だな。
「前館入がグロ画見せてきて、んで爆弾で破壊された部屋ってこんな感じだったんだよね」
418 :
もも:2007/01/07(日) 23:57:21.22 ID:s936oG6t0
「で、植木は?」
辺りを見渡してみる。
瀧口の遺体が散乱している。周りの楽器類も原型を留めていない。
だが、植木は居なかった。
「さっきの悲鳴は空耳かな?」
「2人揃って空耳なんてありえねーよマミさん」
拓朗はそう言うが、植木は居ない。
そして瀧口の首が怖い。
「……違う部屋…行こうか」
「そだな」
俺たちは音楽室を出た。
そして気付いた。
死体見ても、あまり驚かなくなってきてるな、俺たち。
419 :
せり:2007/01/07(日) 23:57:41.48 ID:cSfS5FMXO
420 :
カリフラワー:2007/01/07(日) 23:58:28.80 ID:2xBegO7mO
正直面倒になってきてると予想
421 :
新水:2007/01/08(月) 00:00:56.21 ID:btZWRyC10
<枯渇>
「あと、8人だって」
遠藤と小原に俺は声をかける。
「早いね」
遠藤はそう言った。
「……やっとそんなに、ね」
小原はそう言った。
5組の教室は電気がつけてある。
だけど、その電気は切れそうだ。チカチカして目に悪い。
しかしそれにも関わらず、遠藤と小原は楽しそうに会話して、笑いあっている。
畜生。俺は蚊帳の外かよ。二人の仲の良さに少し嫉妬してしまう。
それにしても居心地の悪い部屋だ。
俺は移動することを決めた。
422 :
新水:2007/01/08(月) 00:01:37.66 ID:btZWRyC10
423 :
新水:2007/01/08(月) 00:03:14.76 ID:btZWRyC10
「なぁ遠藤」
「ん?」
遠藤がこっちを向く。明るい表情は変わらない。
「移動しないか?」
「別にいいけど」
即答。本当に考えて発言しているのか、こいつ。
424 :
新水:2007/01/08(月) 00:05:42.18 ID:btZWRyC10
眠いです。
いつ撃沈するかわかりません。
ご了承下さい。
425 :
きょうな:2007/01/08(月) 00:06:07.09 ID:j3i5RBfdO
おいついた!
課題の山どうしてくれるんだw
おもしろすぎw
426 :
ゴールデンデリシャス:2007/01/08(月) 00:07:34.75 ID:WX/x+swh0
おもしろかった とりあえず乙
427 :
新水:2007/01/08(月) 00:08:21.45 ID:btZWRyC10
「小原、お前は?」
「どうせなら、広いところに行きたいっ!」
テンションもトーンも高い声が耳にキンキン響く。
幸せそうだな。小原も遠藤も。
「じゃ、体育館でも行ってくればいいじゃない」
「お! そりゃいいねぇ!!」
「賛成〜」
遠藤と小原が同時に言った。てか叫んだ。
「……じゃ行って来い。俺はちょっと用事があるからさ」
魔が刺した。
悪気はなかった。ただ生き残りたかった。
428 :
さといも:2007/01/08(月) 00:09:49.16 ID:wUM1cuFJ0
課題せずに見てるやつ多いな
俺もだ\(^o^)/オワタ
429 :
新水:2007/01/08(月) 00:10:53.12 ID:btZWRyC10
「え? 用事って何?」
「ん? ちょっとこのDSマップ調子が悪いみたいだからさ。直してから行く」
俺はでまかせを言った。
マップは壊れてなどいない。
今も死者の数を性格に示している。
「そう。体育館には誰も居ないんだよね?」
「うん」
「わかった! じゃ先行って待ってるね!!」
満面の笑みの小原。少しだけ罪悪感を感じる。
「いってらっしゃい」
「コウタ」
遠藤が、振りむく。笑顔。そして罪悪感。
430 :
新水:2007/01/08(月) 00:12:27.22 ID:btZWRyC10
「生き残ろうね!」
俺は。
……俺は。
いや、良いんだ。
これで、良い。
「当たり前だろ!!」
無理に笑顔を作って、送り出した。
おそらくあいつらは、死ぬ。
431 :
くわい:2007/01/08(月) 00:12:27.49 ID:g4rDKYjXO
>>428 特別課題4つ+宿題
何もやっていない
学校明日から
ガチ
432 :
さといも:2007/01/08(月) 00:13:43.10 ID:0e4FMQKyO
最後まで書きなさい
433 :
かぶ:2007/01/08(月) 00:13:47.08 ID:bkxjC5kAO
コウタ…
434 :
チコリ:2007/01/08(月) 00:13:48.46 ID:3K64IZzW0
435 :
えだまめ:2007/01/08(月) 00:14:13.04 ID:hZeBJ1Ow0
436 :
ふじ:2007/01/08(月) 00:14:34.08 ID:nRTLnnag0
おいおい。コウタ。
437 :
おうとう:2007/01/08(月) 00:14:41.00 ID:kt87zMQ60
438 :
新水:2007/01/08(月) 00:14:43.04 ID:btZWRyC10
体育館に至るまでには、音楽室と更衣室の前を通らなくてはならない。
そこには、マミ・拓朗・奈央・渡部・植木。
百戦錬磨の強豪。その言葉が似合う。
さっき奈央は館入を殺した。
その館入は音楽室に爆弾を投げ込み、瀧口を殺害。
植木は今体育館に一人でいる。
マミと拓朗は音楽室前の廊下。
命ないな、あいつら。
小原と遠藤の赤い点が、廊下を歩いていった。
439 :
新水:2007/01/08(月) 00:15:30.91 ID:btZWRyC10
440 :
もも:2007/01/08(月) 00:17:16.22 ID:k/VJEls0O
宿題せずにこれみてるよ…
441 :
かぶ:2007/01/08(月) 00:17:37.69 ID:bkxjC5kAO
マミと拓朗さえ生き残ってくれれば課題なんてどうでもいいと思ってる自分がいる
442 :
新水:2007/01/08(月) 00:18:16.27 ID:btZWRyC10
<戦争>
「来ないで!!」
その言葉が頭に反響する。
一瞬、何も考えられなくなる。
「ど、どうして……」
「こないでよ人殺しっ!!」
桂湖は、ただ叫ぶ。
「おかしいよ桂湖。だって私、桂湖を守ったんだよ? 私が行動起こしてなかったら、
桂湖は館入に殺されてたんだよ?」
「そんなの知らないっ!!」
完全にパニックを起こしている桂湖。
このまま騒ぐと敵に見つかる。
……おかしいな。私、そんなに生き残りたいとか思ってないのに。
443 :
ピ−ス:2007/01/08(月) 00:18:33.25 ID:JzBgR3sgO
コータ氏ねww
444 :
そらまめ:2007/01/08(月) 00:18:41.04 ID:Wg+PUr0eO
445 :
さといも:2007/01/08(月) 00:19:15.49 ID:ghJWNdJPO
446 :
くわい:2007/01/08(月) 00:19:23.67 ID:g4rDKYjXO
留年の危機だってのに焦りを感じない俺オタワ
特別課題とかマジで終わらない
447 :
さといも:2007/01/08(月) 00:19:46.65 ID:wUM1cuFJ0
>>431 俺はお前のある意味での勇気に乾杯するぜ
ちなみにノロ手前的体調不良で冬休みと課題がほぼ全滅。
明後日課題テスト。もういいかなと思ってる(´・ω・`)
1が書き込む数分の間に数学をできる限りやってたほうが早く解ける件について
448 :
新水:2007/01/08(月) 00:20:41.73 ID:btZWRyC10
「死んで! ねぇこの部屋から出てよ! 私に人殺しの友達なんていないんだからっ!!」
そうかい。
私は、その程度だったのかい。
人を確かに殺した。コロシタさ。
お前を守るためにな、渡部。
あんた、私が居なかったら間違えなく死んでたよ?
しかも武器がライター? 笑わせるなよ。
「お望みとあらば、出て行きましょう」
私は静かにそう言った。
449 :
くわい:2007/01/08(月) 00:22:30.22 ID:g4rDKYjXO
450 :
ふじ:2007/01/08(月) 00:23:16.87 ID:nRTLnnag0
そういえば植木は毒入りおにぎり食べなかったのか。
451 :
新水:2007/01/08(月) 00:23:25.35 ID:btZWRyC10
「出て行ってよ! そう早く! そして死んで!!」
壊れたラジオのように叫ぶ渡部が何だかむかついた。
なので、血まみれになっている館入のリュックを掴み、渡部の方へ投げた。
ものすごい爆発音。
目を閉じる。
熱い。熱気が、渡部の方から伝わってくる。
「ぎゃあああああああああああああああああああ」
目を開けると、そこには、火だるまになった渡部がいた。
魔女狩り。火あぶりの刑。
そんなのが教科書に載っていた記憶がある。
魔女って、こんな感じで殺されたんだろうな。
452 :
新水:2007/01/08(月) 00:24:21.34 ID:btZWRyC10
>>450 植木はダミーの毒なしおにぎりを食べた後、毒ありおにぎりをまだ持っている。
岩崎に食べさせるために。空腹を紛らわさせてあげようと思って。
453 :
くわい:2007/01/08(月) 00:26:21.61 ID:g4rDKYjXO
焼身自殺が一番苦しいんだってな
すぐには死ねないから
454 :
新水:2007/01/08(月) 00:27:11.97 ID:btZWRyC10
「熱い熱い!! ぎゃあああああああ! 助けて! 助けてよ奈央!!」
知らない。
恩知らず。死ね。
私が居なければ、何もできないくせに。
何が信じてる、だ。嘘つき。
私は更衣室から出て、扉に鍵をかけた。
細い鉄やすりがあれば外側から鍵をかけるなんて、簡単だ。と前近藤が言っていた。
叫び声はそう長くは続かなかった。
渡部の死体を確認する間もなく私は歩き出した。
【7人】
455 :
さといも:2007/01/08(月) 00:28:15.92 ID:wUM1cuFJ0
>>449 確かに
渡辺から女の友情の脆さがにじみでてるなぁ。
そこだけ何回か読み返しちゃった。
456 :
新水:2007/01/08(月) 00:30:35.38 ID:btZWRyC10
<恩赦>
「やぁ遠藤」
マミが声をかけてきた。
「調子はどうだい?」
20秒ほど私たちは見つめあった。
汗がとめどなく背中から溢れ出る。
「あ……マミと拓朗は…私たち、殺す?」
「その質問そのまま返す」
拓朗に即答された。
でも、何だか変な安心感。
この2人なら、私たちを殺さないのではないか。
奇妙な安堵。何故だろう。
「でもな遠藤。小原がショットガンこっちに向けてるのはどうにかならないのか」
457 :
さといも:2007/01/08(月) 00:30:36.46 ID:ghJWNdJPO
後7人か
wktkwktk
458 :
ピ−ス:2007/01/08(月) 00:31:12.17 ID:JzBgR3sgO
女って怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
459 :
わけぎ:2007/01/08(月) 00:31:29.58 ID:vuaXmlc+0
460 :
くわい:2007/01/08(月) 00:31:43.58 ID:g4rDKYjXO
生半可な友情でバトロワで組むとかただの馬鹿
いや、したことないけど
461 :
チコリ:2007/01/08(月) 00:34:04.53 ID:3K64IZzW0
今追いついたが女って怖いな
462 :
新水:2007/01/08(月) 00:34:07.04 ID:btZWRyC10
後ろを振り返ると、千明が大きな銃…ショットガンと言うのか…をマミたちに向けて、震えていた。
「大丈夫だよ千明。マミたちは」
「なんでそんなこと言えるの!!」
叫び声。
数瞬、固まる。
「マミだって拓朗だって、武器持ってるじゃん! 私、もう殺し合いは嫌! 嫌!!」
暗い廊下に声だけが響く。
「千明。ちょっと落ち着いてくれ」
マミが困ったような顔をする。
とりあえず、どこかで一回落ち着きたい。
落ち着いて話がしたい。
「じゃとりあえず、体育館で話し合わない?」
「え? 何を?」
拓朗が少しだけ警戒心を露わにする。
「今後のこととか、色々さ。皆疲れてるでしょ?」
463 :
新水:2007/01/08(月) 00:36:09.91 ID:btZWRyC10
「……ま、俺たちは構わんよ。な、拓朗」
「…そうだな。じゃ、体育館へ行きますか」
体育館、寒いんだろうな。
何だか生き残れる気がする。
マミも、拓朗も、千明も、コウタも、みんな良い人だから。
だから、生き残ったら一緒に家まで帰ろう。
464 :
ピ−ス:2007/01/08(月) 00:38:02.91 ID:JzBgR3sgO
コータ…
期待されてるのにorz
465 :
はくさい:2007/01/08(月) 00:38:23.15 ID:0OGK790cO
桐山とは違うタイプのマーダーになる気がする
466 :
新水:2007/01/08(月) 00:38:57.24 ID:btZWRyC10
<終わりへ>
もう何もかもが、どうでも良かった。
口では強がっていても、渡部に裏切られたのは結構心に響いている。
体育館に行くと植木が寝息を立てて寝ていた。
なので、ノコギリで静かに首を切断した。
何の抵抗もなく、ただ自転車のタイヤから空気が抜けるような音を出してのこぎりは首に入っていった。
……ここまで来たんだから、全員殺しちゃおうか。
そうしよう。
友達なんて、要らない。
だから神様、願いを聞いて下さい。
私は、生き残りたい。そして本当の友達を作りたい。
それだけ。
467 :
ふじ:2007/01/08(月) 00:39:05.16 ID:nRTLnnag0
>>452 なるほど。って岩崎は死んだ描写あったけ?
468 :
くわい:2007/01/08(月) 00:39:07.31 ID:g4rDKYjXO
体育館で最後の戦争か…
469 :
チコリ:2007/01/08(月) 00:39:15.56 ID:DI4kSEh70
体育館で乱戦…か?
470 :
新水:2007/01/08(月) 00:40:54.79 ID:btZWRyC10
何が起こったか、最初はわからなかった。
ただドアを開けたら、奈央が居て、
なんか鎌を持って
襲ってきて、
そんで、
条件反射で、
鉄砲撃って、そしたらなんか、いっぱい、
いっぱい、
死んで。
マミが、倒れて。
奈央も、倒れて。
471 :
かいわれだいこん:2007/01/08(月) 00:41:01.30 ID:JzBgR3sgO
なんか植木カワイソスwwww
472 :
くわい:2007/01/08(月) 00:41:32.19 ID:g4rDKYjXO
心の中で結果を予想しとこう
当たったら留年しない
473 :
チコリ:2007/01/08(月) 00:41:44.27 ID:3K64IZzW0
>>371 出番ほとんどないもんなwwwwwwwwwwwwwwwww
それに死に方もしょぼいしwwwwwwwwwwwwwww
474 :
新水:2007/01/08(月) 00:41:44.87 ID:btZWRyC10
>>467 確か奈々子ちゃんに殺されたと思ったな。描写はある。
475 :
チコリ:2007/01/08(月) 00:41:46.96 ID:DI4kSEh70
マミーッ!!
476 :
ピ−ス:2007/01/08(月) 00:42:15.18 ID:JzBgR3sgO
マミーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
477 :
チコリ:2007/01/08(月) 00:42:22.88 ID:3K64IZzW0
478 :
ばれいしょ:2007/01/08(月) 00:43:07.65 ID:cGV75KpiO
とりあえず好きな娘レイプすることしか考えないなww
479 :
さといも:2007/01/08(月) 00:44:08.19 ID:ghJWNdJPO
マミ…orz
480 :
新水:2007/01/08(月) 00:44:47.30 ID:btZWRyC10
ばららららららららららららららららら
ショットガンの音が、空虚に響く。
「マミ!」
拓朗の声だ。
「マミ、大丈夫か! 死ぬなよ! 死ぬなよ絶対!!」
「……馬鹿、おまえ、逃げろって…」
マミのかすれた声。
拓朗の激しい声。
交互に聞こえる。
いいな、友達。
いいな、友達。
私もあんな友達が、欲しかったよ。
心から信じあえる、友達が、欲しかった。
今度生まれてくるときは、男の子がいいな。
なんか、熱い友情みたいのが、生まれそうじゃん。
……馬鹿だ私。死ぬ間際にこんな想像して。
血が腹から容赦なく流れている。
481 :
くわい:2007/01/08(月) 00:45:48.99 ID:g4rDKYjXO
桐山…ぱらららららら
482 :
新水:2007/01/08(月) 00:46:18.77 ID:btZWRyC10
そういえば、交換ノート、私の番だったな。
次、誰だっけ?
【5人】
483 :
ピ−ス:2007/01/08(月) 00:46:45.48 ID:JzBgR3sgO
書籍化したら良い感じだな
484 :
ふじ:2007/01/08(月) 00:47:21.51 ID:nRTLnnag0
>>474 流れ切ってスマンが、
岩崎ミキカだよね?
なんか
>>53で岩崎弥生ってのがいるけどこれは誤植?
485 :
たけのこ:2007/01/08(月) 00:47:39.92 ID:qMefPddWO
やっと追いついた…
生き残るの拓朗??
486 :
かぶ:2007/01/08(月) 00:48:04.83 ID:bkxjC5kAO
マミイイイイイイイイイ!!!!!
487 :
新水:2007/01/08(月) 00:48:42.90 ID:btZWRyC10
「千明!! 何やってるのさ!」
遠藤が私の方に駆け寄ってくる。
かなり怒ってる。私は遠藤のことはなんでもわかる。
「マミ撃ってどうすんのよ!!」
「遠藤」
私は冷たく、できるだけ落ち着いてこういった。
「2人で生き残るって、そう言ったでしょ。私たち、生き残るんだよ。
だから、マミなんかに当たっても良いの」
情けなく私は笑った。
遠藤の目から涙がこぼれていた。
「……そうか、小原」
拓朗の声。
488 :
かぶ:2007/01/08(月) 00:48:44.10 ID:lIJIgBPBO
MAC-10は当たらない
489 :
復活屋:2007/01/08(月) 00:49:14.22 ID:qWnZaicQ0
マミ…………orz
490 :
新水:2007/01/08(月) 00:49:22.40 ID:btZWRyC10
>>484 すまん誤植。最初名前かえる方向性で行ってたから。
491 :
チコリ:2007/01/08(月) 00:49:22.40 ID:3K64IZzW0
小原死ね氏ねじゃなくて死ね
492 :
おうとう:2007/01/08(月) 00:49:40.58 ID:r2gz+2IrO
奈央好きだったのに
493 :
さといも:2007/01/08(月) 00:50:40.70 ID:wUM1cuFJ0
これだから女なんて!!
俺女だけど(´A`)
494 :
さといも:2007/01/08(月) 00:50:43.04 ID:ghJWNdJPO
千明このやろう………
495 :
VIP皇帝:2007/01/08(月) 00:51:01.06 ID:qMefPddWO
マミカワイソス
現実でもマミと拓朗はうほっに近いの?
496 :
新水:2007/01/08(月) 00:51:40.28 ID:btZWRyC10
「俺たちも……俺たちも、2人で生き残る予定だったんだぜ」
決して怒鳴っていない。
だが、今まで見た拓朗でこれほど怒っている拓朗を見たことがない。
「止めろ拓朗」
下に視線を落とすと、マミがまだ辛うじて生きていた。
「それじゃ、同じことだろ」
「お前は黙ってろマミ」
拓朗が前に進み出る。
「小原。お前、許さないぞ」
「そう」
銃声が響いた。
497 :
くわい:2007/01/08(月) 00:52:22.28 ID:g4rDKYjXO
498 :
あいちのかおり:2007/01/08(月) 00:52:44.01 ID:3scPH20PO
追いついたぜ
マミ、危ない!
499 :
ふじ:2007/01/08(月) 00:53:03.71 ID:nRTLnnag0
>>490 把握しました。
岩崎弥生とミキカが別人だと思って混乱してた。
500 :
チコリ:2007/01/08(月) 00:53:40.52 ID:3K64IZzW0
そろそろ終わりそうな予感
501 :
新水:2007/01/08(月) 00:53:59.53 ID:btZWRyC10
「拓朗。簡単なことじゃないか」
誰の声だ?
遠藤が、その場に倒れる。
「さっき音楽室によって瀧口の小銃を拝借させてもらったのだが、中々いい具合に打てるね」
コウタ。
コウタだ。村端コウタ。
マミと拓朗とコウタはと千明は、信じてるから。
遠藤が、5組でそう笑いながら言っていた。
502 :
くわい:2007/01/08(月) 00:54:11.36 ID:g4rDKYjXO
コータはよ来いやwwwwwwwwwwww
503 :
新水:2007/01/08(月) 00:54:30.13 ID:btZWRyC10
504 :
ふじ:2007/01/08(月) 00:55:13.26 ID:nRTLnnag0
ついにクライマックスか!
505 :
かぶ:2007/01/08(月) 00:55:28.97 ID:bkxjC5kAO
コウタきた!!
506 :
さといも:2007/01/08(月) 00:56:05.06 ID:ghJWNdJPO
wktkwktk!!!!
507 :
新水:2007/01/08(月) 00:56:10.93 ID:btZWRyC10
目の前が、真っ暗になる。
「小原にも、思い知らせてあげたよ。相棒が居なくなるってことをさ」
コウタの、抑揚の無い声。
「……………」
遠藤。
遠藤。
遠藤。
死んでないよね?
助けてくれたもんね? 遠藤! 死ンじゃ嫌だ。
仇をウツ
508 :
たまねぎ:2007/01/08(月) 00:56:21.77 ID:ay/8Kawl0
コウタ馬鹿だろww
509 :
くわい:2007/01/08(月) 00:57:48.71 ID:g4rDKYjXO
コータは探知機あるならもっと遅れて出ればいいのに
510 :
新水:2007/01/08(月) 00:58:50.06 ID:btZWRyC10
「何勝手に人殺してるんだよ」
乾いた音。銃声だった。
コウタが倒れた。
「俺はまだ死んでないっての……いやもうやばいか。ハハハ」
マミが微かに笑った。
手にはカラシニコフが握られている。
「なんで……なんで生き残ってるのさ…」
「コウタ。誰も居なくなってから来ればしなかったの………」
マミの言葉は、途中で切れた。
【3人】
511 :
復活屋:2007/01/08(月) 00:59:14.93 ID:qWnZaicQ0
マミ!?
512 :
にんじん:2007/01/08(月) 01:00:27.89 ID:bkxjC5kAO
ちょっとマミに抱かれてくる ノシ
513 :
れんこん:2007/01/08(月) 01:01:04.48 ID:qMefPddWO
え、マミ死んだ!?
マミイイイイイイイイイイ
514 :
王林:2007/01/08(月) 01:01:17.07 ID:nRTLnnag0
マミーーー!!!11
515 :
豊水:2007/01/08(月) 01:01:28.69 ID:btZWRyC10
「で」
俺は一歩進み出る。
「お前は、俺をどうする」
小原の方へ歩く。
「た……たくろうは…どうするの?」
「俺はお前に質問しているのだが」
……遠藤。あなたならこんなとき、どうしましたか?
「……遠藤、まだ生きてる?」
声をかけてみる
「……きる…」
本当にかすかに、声がした。遠藤の声が。
516 :
ながいも:2007/01/08(月) 01:01:43.23 ID:wUM1cuFJ0
マミ生きてた!って言いたいのに最後最後!OTZ
517 :
ながいも:2007/01/08(月) 01:01:56.49 ID:ghJWNdJPO
マミーーー!!!!!!!!
518 :
ネクタリン:2007/01/08(月) 01:02:54.24 ID:k/VJEls0O
マミャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!
519 :
キヌヒカリ:2007/01/08(月) 01:03:44.33 ID:3scPH20PO
生きる
520 :
豊水:2007/01/08(月) 01:03:44.45 ID:btZWRyC10
「千明。今日さ……一時間目なんだったっけ?」
遠藤の声が急にはっきりする。
「え?」
「今日確か体育だよね? 私からだ動かすの苦手でさ、千明も確か苦手だよね? うん。
でも近藤とか凌とか、マミとか拓朗とかはいっつも楽しそうに運動してるわけよ。
あいつらってちょっと変わってるよねー」
夢でも、見ているのだろうか。
遠藤は、何を見ているのだろう。
521 :
ごぼう:2007/01/08(月) 01:04:45.07 ID:81ct1EQ2O
マミと結婚して良いですか?
522 :
にんじん:2007/01/08(月) 01:05:32.42 ID:bkxjC5kAO
マミ…遠藤…
(´;ω;`)ブワッ
523 :
ながいも:2007/01/08(月) 01:05:40.78 ID:wUM1cuFJ0
524 :
豊水:2007/01/08(月) 01:06:17.29 ID:btZWRyC10
「で、今日私掃除当番だからちょっと遅れるよ。だから、待っててね。先帰ったら嫌だよ?
そんで帰りにコンビニよって千明の大好きな午後の紅茶でも買おうか?」
「もうやめてよ遠藤!!」
もうやめてくれ。
苦しい。
もうやめてくれ。
「遠藤待ってるよ。ずっと待ってるからぁ!!! 玄関ででも体育館でも、待ってるから!!
だから……」
だから………だから…
525 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:06:19.21 ID:g4rDKYjXO
マミーAが あらわれた!
526 :
豊水:2007/01/08(月) 01:07:06.94 ID:btZWRyC10
「一緒に、帰ろう」
527 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:07:51.35 ID:s/kIhz+xO
コウタアホス(^ω^;)
528 :
なのはな:2007/01/08(月) 01:08:24.72 ID:3K64IZzW0
生存者誰々?
拓郎と小原と沿道でFA?
529 :
れんこん:2007/01/08(月) 01:09:18.96 ID:qMefPddWO
530 :
豊水:2007/01/08(月) 01:09:26.06 ID:btZWRyC10
「当たり前……ケホッ」
遠藤の流暢な声がいきなり途切れた。
「千明……これって…夢?」
夢かもしれない。夢かもしれないな。
夢から醒めよう。
またみんなで、楽しい学校生活を送ろう。
マミと拓朗。小松と前田。
ちょっと意味がわからない館入。お調子者のコウタ。
凌。ユカ。ミキカ。植木。マタマ。スケミ。瞳。
みんなと、一緒に。
531 :
にんじん:2007/01/08(月) 01:09:49.50 ID:bkxjC5kAO
小原はただ遠藤がすごく大事だっただけなんだよな
532 :
ごぼう:2007/01/08(月) 01:11:42.96 ID:81ct1EQ2O
あれれー?目から何か水が出てきたよー?
533 :
ながいも:2007/01/08(月) 01:11:47.57 ID:ghJWNdJPO
やばい…泣きそうだ………
534 :
しめじ:2007/01/08(月) 01:11:52.81 ID:QDT12faR0
誰か残った3人の関係図を
535 :
豊水:2007/01/08(月) 01:12:17.92 ID:btZWRyC10
「拓朗」
私は拓朗にショットガンを手渡した。
「これって多分、夢だよ。だってこんなことわるわけないもん。だから」
「いや、お前ら二人で生き延びれば良いよ」
拓朗は少しだけ微笑んだ。
「お前、遠藤のことがすきなんだろ?」
「うん!!」
「そりゃ……な。俺もお前の事、」
好きだった、とは言えないな。
せめて最後くらい、かっこよく。
536 :
にんじん:2007/01/08(月) 01:13:46.93 ID:bkxjC5kAO
やばい涙が…
537 :
ながいも:2007/01/08(月) 01:13:54.57 ID:wUM1cuFJ0
たくろぉぉぉぉぉぉぉ。゚・(ノД`)人(´Д`)人(Д` )・゚。
538 :
わさび:2007/01/08(月) 01:14:26.98 ID:6X9otlkoO
うんこー
539 :
復活屋:2007/01/08(月) 01:14:37.07 ID:qWnZaicQ0
拓朗……………!!!!!!!!!!
(´;ω;`)ブワッ
540 :
豊水:2007/01/08(月) 01:14:54.07 ID:btZWRyC10
「またな、千明」
千明、お前の事好きだったよ。
……最後までいえなかったな。マタマやマミと違って、勇気ないよ俺。
遠藤と二人で、幸せにな。
あー。学校って、楽しかったのかもな。
銃声とともに、拓朗の頭が飛ぶ。
ゼリー状の物体が、そこらじゅうに飛び散る。
【2人】
541 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:15:14.16 ID:g4rDKYjXO
やっぱりバトロワ 最高だな
542 :
しろうり:2007/01/08(月) 01:15:29.71 ID:9+OCI7tgO
自分のクラスの男子でバトロワする小説を書いて、クラス全員に読ませた。
自分は担任に真っ先に殺される役。
543 :
れんこん:2007/01/08(月) 01:16:16.76 ID:qMefPddWO
あああああああ拓朗ぉおおおおおお
544 :
なのはな:2007/01/08(月) 01:16:23.20 ID:DI4kSEh70
たくろぉぉぉぉぉお!!
545 :
にんじん:2007/01/08(月) 01:16:29.80 ID:bkxjC5kAO
学校行きたくなってきた…勉強は嫌だけど友達っていいな
546 :
ながいも:2007/01/08(月) 01:16:35.48 ID:ghJWNdJPO
たくろーーー!!!!!!
547 :
豊水:2007/01/08(月) 01:16:37.50 ID:btZWRyC10
「遠藤」
もうすでに、事切れているかもしれない。
もう心臓の音も聞こえない。
それでも私は呼びかける。遠藤に。
遠藤が反応するまで、ずっと。
私の声が、届くまで。
548 :
ネクタリン:2007/01/08(月) 01:16:36.78 ID:k/VJEls0O
549 :
しろうり:2007/01/08(月) 01:17:34.35 ID:9+OCI7tgO
>>542 「えー、きょ、今日は、みみみなさん、といっても男子限定に、ちょっとしたこ頃し会いをしていただきますごちそうさまでした。バトルウカイヤル!!」
「イェーイ!!!!!!!!」
盛り上がる女子達。
「先生!!!!!!!!」
一人の勇敢な男子生徒が右手を高々と上げた!!
そう、その男こそ北川である!!
「トイレ行っていいですか?」
「そ、そこうるさい」
鵜飼はダンボールをだんぼうに投げた。
ザクッ。
北川の眉間にダンボールが刺さった。北川は死んだ。
「マジかよ……ダンボールって……ガクッ」
8番北川 刺殺
残り20名
あと拓郎ってうちのクラスにいた
550 :
王林:2007/01/08(月) 01:17:39.77 ID:nRTLnnag0
拓郎・・・。ウッ
551 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:18:05.19 ID:g4rDKYjXO
千明か…
552 :
豊水:2007/01/08(月) 01:18:14.26 ID:btZWRyC10
一緒に、帰ろう?
遠藤、一緒に、帰ろう?
気のせいかもしれないけど、
遠藤が少し、ほんの少しだけど、
微笑んだ気がした。
……千明、帰ろうか?
【1人】
553 :
ごぼう:2007/01/08(月) 01:18:19.75 ID:81ct1EQ2O
TAKUROOOOOOO!!!!!!
554 :
にんじん:2007/01/08(月) 01:18:29.73 ID:bkxjC5kAO
555 :
豊水:2007/01/08(月) 01:19:15.30 ID:btZWRyC10
この先
CDやMP3ある方はひぐらしのなく頃に解エンディング「空のむこう」ききながら
読んで下さい。
556 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:19:26.98 ID:ockbUck/O
死に直面する事でしか、生きてる事の素晴らしさを実感出来ないのって…辛いな…
俺こういう話見ると、今生きてる事が奇跡って思えるんだ
557 :
なのはな:2007/01/08(月) 01:19:37.95 ID:DI4kSEh70
くそっ…眼が霞む…
558 :
VIP皇帝:2007/01/08(月) 01:19:53.83 ID:qMefPddWO
最初は山田とかいってふざけた感じだと思ったけどまさかこんな良作とは…
559 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:20:41.47 ID:g4rDKYjXO
ないからラルクのドラハイでいいや
560 :
マッシュル−ム:2007/01/08(月) 01:21:00.91 ID:BHBthXj60
感動した
出版しる
561 :
ながいも:2007/01/08(月) 01:21:25.22 ID:ghJWNdJPO
最後まで山田じゃなくて本当に良かった…
562 :
ながいも:2007/01/08(月) 01:21:35.68 ID:wUM1cuFJ0
あるけど圧縮状態だな
解凍するか
563 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:22:05.05 ID:g4rDKYjXO
>>556 俺は生に喜べる瞬間を得たいからバトロワしたいなーって思ってる
564 :
なのはな:2007/01/08(月) 01:22:05.91 ID:DI4kSEh70
くそぉ…スレタイと合ってねぇ…
誰かスレタイ今から変えらないのか?
565 :
豊水:2007/01/08(月) 01:22:31.00 ID:btZWRyC10
<うちへ>
救出され、私は他の学校へ通うこととなった。
私は、何度も自殺しようとした。
けど、出来なかった。寸前で思いとどまった。
夢に遠藤が出てくることがある。
遠藤はいつも決まってこう言う。
「さき帰って、ごめんね。待っててくれたのにね」
でも私はこう言う。いや言いたい。
「また明日会おうよ。学校で」
566 :
ごぼう:2007/01/08(月) 01:22:53.87 ID:81ct1EQ2O
567 :
マッシュル−ム:2007/01/08(月) 01:23:11.96 ID:BHBthXj60
やはり転校か・・・
568 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:24:08.87 ID:s/kIhz+xO
今年初のネ申スレ
569 :
マッシュル−ム:2007/01/08(月) 01:24:18.64 ID:BHBthXj60
570 :
にんじん:2007/01/08(月) 01:25:09.75 ID:IvFHt/EcO
素晴らしい
571 :
にんじん:2007/01/08(月) 01:25:18.13 ID:bkxjC5kAO
572 :
豊水:2007/01/08(月) 01:25:29.74 ID:btZWRyC10
小原千明は、今でも生きている。
でも一人じゃない。遠藤が、マミが、拓朗が、居る。
それだけ。
たまに、元の学校に行って見る。
もう綺麗に掃除されて、殺しあった形跡なんてないけど。
でも、玄関に座って、こう呟いてみたりする。
「待ってるよ、遠藤」
573 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:25:44.68 ID:g4rDKYjXO
良質な上に一晩で終わり、投下が早く1スレで終わり、感動させられる
574 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:26:19.86 ID:ockbUck/O
>>563 そんなのむなしいよ…
誰も死なずに生を実感しなきゃ…
575 :
ふじ:2007/01/08(月) 01:26:30.33 ID:zfFdmpKo0
全米と俺が泣いた
576 :
豊水:2007/01/08(月) 01:26:56.30 ID:btZWRyC10
第一回 校内バトルロワイアル
完
577 :
かんしょ:2007/01/08(月) 01:27:44.90 ID:hZeBJ1Ow0
コウタの使い方が惜しいな…
578 :
さんとうさい:2007/01/08(月) 01:27:50.87 ID:yKD1oXz5O
追い付いたら終わってたorz
課題何も終わってねーよ、どうしてくれる
まぁ課題消化するのに一週間は必要だけどなwwwww
579 :
豊水:2007/01/08(月) 01:27:54.36 ID:btZWRyC10
このバトロワのイメージソングです。
いやひぐらしなんだけどさ。
そらのむこう
Artist:dai Vocal:結月そら
閉じた目をそっと開いてごらん
見渡せば暖かい光
一人では出来ないことばかりでも
みんなが居ればきっと出来るから
いつもの町並みいつもの声も
目に映る物全てがゆらぎ
手探りで一人で探していた
解かるはずの答え
信じられずにまた迷い込む未来なら
僕は君にこの手を差し伸べられるから
580 :
豊水:2007/01/08(月) 01:28:16.16 ID:btZWRyC10
そらのむこうから呼びかける声
どうか気づいてその顔上げて
優しい世界を夢に描いた
あの場所に戻ろう
ここに居るすぐそばに居るよ
どんな時でも
君のことを信じているよ
そらのむこうまで広がる未来
手を取り合って飛び立っていこう
笑顔で居たいとそう願ってた
あの頃に戻ろうみんなで
581 :
なのはな:2007/01/08(月) 01:28:20.15 ID:DI4kSEh70
絵師は…絵師はいないのか…
582 :
復活屋:2007/01/08(月) 01:28:20.77 ID:qWnZaicQ0
583 :
にんにく:2007/01/08(月) 01:28:23.32 ID:ay/8Kawl0
>>576 乙
先生も含まれてて小原爆発END
とか期待してた自分
584 :
キヌヒカリ:2007/01/08(月) 01:28:33.05 ID:3scPH20PO
うおおおおおおおおおお!
585 :
ながいも:2007/01/08(月) 01:28:38.80 ID:ghJWNdJPO
586 :
ネクタリン:2007/01/08(月) 01:28:57.82 ID:k/VJEls0O
素晴らしいぜえええええええ
587 :
うめ:2007/01/08(月) 01:29:05.19 ID:r2gz+2IrO
激しく乙
588 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:29:08.17 ID:s/kIhz+xO
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
ワンダフル
589 :
サラダ菜:2007/01/08(月) 01:29:12.85 ID:8rlioEoT0
乙!感動させてもらった
590 :
ごぼう:2007/01/08(月) 01:29:21.18 ID:81ct1EQ2O
乙!!!!!!!!
>>1感動をありがとう!最後の千明のセリフに全俺が泣いた
591 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:29:26.48 ID:g4rDKYjXO
592 :
かいわれだいこん:2007/01/08(月) 01:29:31.37 ID:GgOBdfthO
メインPCが規制受けて書き込めないから携帯から失礼
〉〉1乙
本当に面白かった
593 :
食用菊:2007/01/08(月) 01:29:36.15 ID:jqhaev7oO
第1回ってことは…?
594 :
うめ:2007/01/08(月) 01:29:34.43 ID:r2gz+2IrO
激しく乙
595 :
かんしょ:2007/01/08(月) 01:29:43.17 ID:hZeBJ1Ow0
596 :
グリ−ンボ−ル:2007/01/08(月) 01:29:47.60 ID:XcWIsyby0
クラスメイトの顔と名前思い出せないがなぁ
つか、最初から知らない臭いぜ
597 :
ふじ:2007/01/08(月) 01:29:53.25 ID:zfFdmpKo0
まだあるのか?
598 :
マッシュル−ム:2007/01/08(月) 01:30:06.35 ID:BHBthXj60
乙うううううううううううううう
599 :
かぼちゃ:2007/01/08(月) 01:30:19.30 ID:vhyD9EXU0
感動した
最初と最後しか読んでないけど
600 :
王林:2007/01/08(月) 01:30:19.91 ID:nRTLnnag0
最高に面白かった!こんな時間まで起きててよかったよ。
明日バイトだけどな・・・。
601 :
にんじん:2007/01/08(月) 01:30:20.09 ID:bkxjC5kAO
いい歌だ…
まさかVIPで大泣きするとは…
マジで涙止まらねぇよ…
602 :
なのはな:2007/01/08(月) 01:30:22.85 ID:DI4kSEh70
感動した。
今年初めて泣いた。
603 :
さんとうさい:2007/01/08(月) 01:30:27.68 ID:yKD1oXz5O
コレはブログに載る!!
604 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 01:30:34.02 ID:YzAEwWYT0
今北だがあったあったwwwwwwwwwww
俺は人を極力殺さないような熱血正義少年だったわwwwwwwww
主人公に似てるが中盤辺りで同じ志を持って行動してた冴えない雑魚キャラの仲間に寝込みを襲われて死ぬんだろうな、というシナリオだったがwwwwwwwww
605 :
れんこん:2007/01/08(月) 01:30:43.11 ID:qMefPddWO
感動した。本当に乙!!
606 :
ばれいしょ:2007/01/08(月) 01:30:46.69 ID:erAVIivwO
課題がやばいのはみんな一緒なんだな。
俺もなんだorz
607 :
豊水:2007/01/08(月) 01:31:17.07 ID:btZWRyC10
あとがき
最後の小原と遠藤やマミ拓朗ばかり目だってしまいましたが。
この話は35人中35通りの死に方があります。
そして、35人とも意思を持っています。
友達が欲しかった奈央。
マミを守りたかったマタマ。
前田を守りたかった小松。
暴走した川原、奈々子ちゃん。
もう一度読み直して(痛い)そういうところも味わっていただけたらいいなーとか
思ったり思わなかったり。
今日は遅くまで付き合っていただきありがとうございました。
ちなみに俺はこの話では前田が好き。
608 :
ながいも:2007/01/08(月) 01:32:14.39 ID:wUM1cuFJ0
無駄がないし早いしすごいな
>>1は。尊敬する。
なんか最近忙しくてなんにも書いてなかったけどまた書きたくなった。
課題終わったら書きかけの話の続きでも書こうかな。
俺の昔書いたバトロワは一年前ガムテでぐるぐる巻きにして処分した。
このスレをみて逆に処分してよかったと思う(´・ω・`)
609 :
豊水:2007/01/08(月) 01:32:48.72 ID:btZWRyC10
小原と遠藤が良かったか? それとも拓朗とマミが良かったか? そのほかか?
意見を聞きたいです。
そして絵師&まとめサイト&ブログ掲載はあるのでしょうか?
610 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 01:33:23.64 ID:YzAEwWYT0
611 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:33:34.81 ID:g4rDKYjXO
生きてる実感って何?
612 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:34:06.63 ID:s/kIhz+xO
コウタには期待してた分がっかりさせられたぜ
613 :
ながいも:2007/01/08(月) 01:34:51.00 ID:ghJWNdJPO
遠藤の台詞、泣かせてくれる…
614 :
キヌヒカリ:2007/01/08(月) 01:34:51.68 ID:3scPH20PO
拓郎とマミだろ一番印象に残ってる
615 :
豊水:2007/01/08(月) 01:35:03.92 ID:btZWRyC10
616 :
なのはな:2007/01/08(月) 01:35:07.85 ID:DI4kSEh70
まとめできたらいいねぇ。
とりあえず今は無理だろ、皆泣いてるだろうから。
617 :
富有:2007/01/08(月) 01:35:15.62 ID:7BS3F09e0
特徴書いとけばその内絵師が漫画化する時良いのかもしれないんだぜ?
618 :
ごぼう:2007/01/08(月) 01:35:35.37 ID:81ct1EQ2O
TAKUROとマミに大感動した。こいつらは死ぬと思ってなかったからな……マミ…!やっぱ俺マミと結婚するわ
619 :
れんこん:2007/01/08(月) 01:36:01.29 ID:qMefPddWO
やっぱり拓朗とマミが好きだなー。
悪役の方だと館入がよかった。
620 :
豊水:2007/01/08(月) 01:36:34.83 ID:btZWRyC10
>>617 絵師が来ないのはスレタイが悪いからかな。
拓朗&マミ。マミは一応俺なんだがもはや別人になってるな。
621 :
ながいも:2007/01/08(月) 01:36:39.76 ID:wUM1cuFJ0
つか絵師がいても外見描写がないから描けないんでね?
いや、すごくみたいけど
622 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:37:19.27 ID:g4rDKYjXO
奈央が一番好き
623 :
豊水:2007/01/08(月) 01:37:32.61 ID:btZWRyC10
いや、お前らが想像するみたいな感じでいいんじゃね?
それぞれのマミやそれぞれの拓朗や千明がいるし。
脳内で違うだろ?
624 :
復活屋:2007/01/08(月) 01:37:42.77 ID:qWnZaicQ0
前田が好きだった
625 :
にんにく:2007/01/08(月) 01:37:42.93 ID:ay/8Kawl0
隔離スレだったみたいだな
626 :
パラインフルエンザ:2007/01/08(月) 01:38:02.29 ID:peWSHEbm0
627 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:38:10.11 ID:g4rDKYjXO
マミは髪長いイメージ
628 :
なのはな:2007/01/08(月) 01:38:22.43 ID:DI4kSEh70
絵師いたとしても時間が時間だしな…
629 :
ながいも:2007/01/08(月) 01:38:25.24 ID:ghJWNdJPO
とりあえずマミはイケメソだ
630 :
にんじん:2007/01/08(月) 01:39:08.55 ID:bkxjC5kAO
マミと拓朗と遠藤が好きかな
最後拓朗も潔くて…ウッまた泣けてきた
631 :
豊水:2007/01/08(月) 01:39:08.79 ID:btZWRyC10
明日まで細々と保守すれば読んでくれるかもな……
マミそんなにかっこよかったか?
俺は小原をどうやって可愛くかくかに一番ry
632 :
たかな:2007/01/08(月) 01:39:24.20 ID:j3i5RBfdO
おもしろかった!
ざっと
>>1の脳内のクラスメイトの外見書いてほしいなー
633 :
VIP皇帝:2007/01/08(月) 01:40:18.31 ID:nRTLnnag0
ひょっとしてマミは小原のこと好きだった?
リアルで。
634 :
なのはな:2007/01/08(月) 01:40:32.26 ID:DI4kSEh70
保守、30分に一度くらいか?
635 :
豊水:2007/01/08(月) 01:40:47.44 ID:btZWRyC10
ケイゴ:目が細い 剣道部
蔵根:イケメン 女っぽい外見 バスケ部
小松;色黒 バスケ部
近藤:背が少し低い サッカー部
直ちゃん:AB型 色白 もやし サッカー部
スケショウ:色白 帰宅部 意志薄弱
636 :
ふじ:2007/01/08(月) 01:41:25.07 ID:zfFdmpKo0
一人称が多すぎて少し読みにくかったが
感動した
637 :
なのはな:2007/01/08(月) 01:42:23.35 ID:DI4kSEh70
まとめを…誰かまとめを…頼む
638 :
豊水:2007/01/08(月) 01:42:35.29 ID:btZWRyC10
>>633 それはねーわwwww小原はリアルだったらチビでちょっと落ち着き無い奴だしな。
高橋:帰宅部 背が少し高い
拓朗:活発 野球部 髪短い イケメン
前田:女っぽい顔立ち
マタマ:ピザ
マミ:眼鏡 長髪
水上琢磨:色黒 空手部
639 :
ごぼう:2007/01/08(月) 01:43:25.14 ID:81ct1EQ2O
まとめ誰か作るって言ってなかったっけ?
640 :
豊水:2007/01/08(月) 01:43:48.34 ID:btZWRyC10
凌:背が結構高い 優しい
コウタ;背が低い 眼鏡かけてる 野球部
岩崎:背が高い 剣道部 凛々しい
植木:あんまり美人ではない
遠藤:さっぱりした感じ ショートヘア
641 :
マッシュル−ム:2007/01/08(月) 01:44:12.10 ID:BHBthXj60
館入の紹介希望
642 :
王林:2007/01/08(月) 01:44:42.46 ID:nRTLnnag0
>>638 そうかw
生き残らせたのになんか意味があるのかなーと思ってね
643 :
モーガン:2007/01/08(月) 01:45:01.36 ID:MWfT4a/90
644 :
豊水:2007/01/08(月) 01:45:32.09 ID:btZWRyC10
千明:チビ 可愛い ロリっぽい
潟端:関西っぽい感じ
佐藤知香:ヤンキー
佐藤祐香:いいんちょ
佐藤美咲:ちょいピザ 四葉五月みたいな感じ
渋谷:気が良い 長髪
川原:アイドルっぽい 目がでかい
645 :
豊水:2007/01/08(月) 01:46:26.97 ID:btZWRyC10
>>641 館入:背は中くらい デスノのL想像してくれれば良い
646 :
ながいも:2007/01/08(月) 01:46:48.61 ID:ghJWNdJPO
ずっと気になってたんだけど館入って何て読むの?
647 :
食用菊:2007/01/08(月) 01:47:12.75 ID:jqhaev7oO
今作りたいところだがこのままじゃ昼くらいまでパソコン使えない。
誰か頼む
648 :
豊水:2007/01/08(月) 01:47:21.29 ID:btZWRyC10
スケミ:クロカン部 目が細い だが可愛い
中尾:女子バスケ 思い出せない
和田:帰宅部 色白 ふくよかなお方
649 :
マッシュル−ム:2007/01/08(月) 01:48:11.07 ID:BHBthXj60
650 :
豊水:2007/01/08(月) 01:48:54.63 ID:btZWRyC10
>>646 たていりと読む。
坪田:テニス部 小さい キャピキャピした感じ
高田:落ち着いた感じ 黒髪色白
益田奈央:ショートヘア 顔は小さい 背は普通 基本的に無表情
渡部:和風美人みたいな感じで
瀧口:チョイ悪
忘れてる奴いる?
651 :
サラダ菜:2007/01/08(月) 01:49:09.93 ID:8rlioEoT0
652 :
豊水:2007/01/08(月) 01:49:15.29 ID:btZWRyC10
653 :
豊水:2007/01/08(月) 01:49:37.31 ID:btZWRyC10
654 :
モーガン:2007/01/08(月) 01:49:59.51 ID:MWfT4a/90
光子と桐山のファックシーンを妄想してシコリン
655 :
マッシュル−ム:2007/01/08(月) 01:50:23.85 ID:BHBthXj60
うはwww館入についてはkwsk頼む。
656 :
豊水:2007/01/08(月) 01:50:40.29 ID:btZWRyC10
そしたら俺は寝ますよーかなり眠い。
出来れば明日の朝まで保守してくれてたら嬉しいっす。
絵師来てくれたら嬉しい。それではノシ
追伸:遠藤殺したときちょっと心が痛かった
657 :
ながいも:2007/01/08(月) 01:50:43.67 ID:ghJWNdJPO
658 :
豊水:2007/01/08(月) 01:51:40.85 ID:btZWRyC10
>>655 中3にて微分積分 プログラミングの達人
テストの裏は「気が向かないから書かない」
理数系は100点以外取らない
いや本当に
659 :
新高:2007/01/08(月) 01:51:47.34 ID:wlkax+sS0
ここで本当にBRに参加させられた俺がきましたよ
660 :
鯑:2007/01/08(月) 01:52:00.35 ID:JVYdBGpa0
661 :
ながいも:2007/01/08(月) 01:52:20.96 ID:wUM1cuFJ0
瞳って苗字なんだっけ(・3・)
662 :
マッシュル−ム:2007/01/08(月) 01:52:26.45 ID:BHBthXj60
663 :
なのはな:2007/01/08(月) 01:52:28.46 ID:DI4kSEh70
保守、頑張るかw
664 :
すもも:2007/01/08(月) 01:53:17.29 ID:T9AHDk/7O
665 :
王林:2007/01/08(月) 01:53:23.25 ID:nRTLnnag0
666 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:53:36.59 ID:s/kIhz+xO
667 :
つがるおとめ:2007/01/08(月) 01:53:37.66 ID:UiioP9sJ0
サーベル使ってたの誰だっけ?
668 :
斉藤マンゼン:2007/01/08(月) 01:54:08.38 ID:MWfT4a/90
669 :
サニ−レタス:2007/01/08(月) 01:54:15.11 ID:fj6Iw6fU0
スレ見つけた時に666で吹いた
670 :
豊水:2007/01/08(月) 01:54:22.12 ID:btZWRyC10
何か心の中整理つかなくて寝れない。俺カッコワルス
671 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:54:41.56 ID:g4rDKYjXO
いや…舘入かっこよすぎだろ…
672 :
ネクタリン:2007/01/08(月) 01:54:53.63 ID:k/VJEls0O
奈々子
673 :
豊水:2007/01/08(月) 01:55:13.97 ID:btZWRyC10
674 :
さんとうさい:2007/01/08(月) 01:55:19.47 ID:yKD1oXz5O
>>480 ショットガンって散弾銃だよな…どう考えてもマシンガry
675 :
ネクタリン:2007/01/08(月) 01:55:30.33 ID:k/VJEls0O
奈々子
676 :
豊水:2007/01/08(月) 01:55:35.03 ID:btZWRyC10
間違えたスケミは日本刀だったorz
奈々子です。
677 :
さやいんげん:2007/01/08(月) 01:55:52.88 ID:9FU3jjVIO
678 :
豊水:2007/01/08(月) 01:56:03.89 ID:btZWRyC10
679 :
サラダ菜:2007/01/08(月) 01:56:08.19 ID:8rlioEoT0
舘入になら掘られてもいい
680 :
豊水:2007/01/08(月) 01:56:46.65 ID:btZWRyC10
正直小原と川原戦う時、どっち生かすか迷った。
小原生かしといてよかったな。
681 :
そらまめ:2007/01/08(月) 01:56:51.25 ID:qDIlCcU9O
探したら俺の書いたバトロワも出て来たwww
682 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:57:09.37 ID:s/kIhz+xO
ペレッタ?
ベレッタ?
683 :
鮗:2007/01/08(月) 01:57:28.11 ID:uRwygqfX0
684 :
そらまめ:2007/01/08(月) 01:58:08.44 ID:qDIlCcU9O
685 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:58:10.76 ID:g4rDKYjXO
クラスに一人は変に凄くて顔良い奴居るんだよな
686 :
鮗:2007/01/08(月) 01:59:14.15 ID:uRwygqfX0
687 :
はくさい:2007/01/08(月) 01:59:17.04 ID:g4rDKYjXO
レベッカ
688 :
なのはな:2007/01/08(月) 01:59:18.74 ID:DI4kSEh70
今このスレが必要としてるのは
まとめサイトと絵師と保守人とあと何だ?
689 :
みょうが:2007/01/08(月) 02:00:08.56 ID:JzBgR3sgO
まとめる?
690 :
鰆:2007/01/08(月) 02:01:15.19 ID:uRwygqfX0
>>688 絵師と保守人はいらねーだろ
一次で十分なのに
わざわざ虹にして盛り下げるのは勘弁
691 :
VIP皇帝:2007/01/08(月) 02:01:16.05 ID:qDIlCcU9O
692 :
さやえんどう:2007/01/08(月) 02:02:01.79 ID:CLmLoJBOO
舘入←たていり?
693 :
くわい:2007/01/08(月) 02:02:26.48 ID:K5DFFbP7O
今更追い付いたorz
マジ神だよ……
最高に面白かった
694 :
やまといも:2007/01/08(月) 02:05:05.62 ID:ghJWNdJPO
妙に興奮して寝れない…
695 :
さんとうさい:2007/01/08(月) 02:06:17.72 ID:g4rDKYjXO
課題多くて寝れない…
696 :
鯣:2007/01/08(月) 02:06:34.10 ID:JVYdBGpa0
697 :
クレソン:2007/01/08(月) 02:06:43.15 ID:DI4kSEh70
まとめて戴けるのであれば是非ともお願いしたい
まとめるとしても最初のほう山田しかいねー
全然わかんね…
699 :
ばれいしょ:2007/01/08(月) 02:12:51.73 ID:jqhaev7oO
WIKIでまとめれば後でいじれる。
700 :
ほしのゆめ:2007/01/08(月) 02:18:30.83 ID:iQdpyP/5O
スマン凌ってどんな殺され方したっけ
701 :
すもも:2007/01/08(月) 02:19:44.07 ID:k/VJEls0O
刀で切り殺された
702 :
ほしのゆめ:2007/01/08(月) 02:24:19.68 ID:NoL5qH160
>>1乙
途中まで読んだけどすごいな
俺のPCに永久保存だぜ
703 :
ほしのゆめ:2007/01/08(月) 02:25:20.75 ID:iQdpyP/5O
704 :
クレソン:2007/01/08(月) 02:27:57.95 ID:DI4kSEh70
>>702 なぁ、txtとかだったらうpしてくれないか?
欲しい奴多いだろうし・・・いや、正直に言おう、俺が欲しい。
705 :
やまといも:2007/01/08(月) 02:31:33.47 ID:wUM1cuFJ0
画力がないことを悔やんだのはかなり久しぶりだ
自分の絵で感動を崩しかけたOTZ
706 :
千秋:2007/01/08(月) 02:34:06.22 ID:FTQftTw80
俺の中では拓郎はなぜか逆転裁判の矢張
707 :
ばれいしょ:2007/01/08(月) 02:37:46.15 ID:KLr/5uOH0
708 :
ピ−ス:2007/01/08(月) 02:43:06.32 ID:zFGbi5YPO
面白かった
>>1乙
数学の授業中の妄想が活用される瞬間を見た
709 :
ほしのゆめ:2007/01/08(月) 02:45:04.24 ID:NoL5qH160
>>704 あまりうpはしたくないんだ
本当にすまない
710 :
みしらず:2007/01/08(月) 02:46:26.76 ID:XqzhGN4bO
早く寝るつもりだったがつい全部読んでしまった…
>>1ありがとう
711 :
葉しょうが:2007/01/08(月) 02:47:44.01 ID:wGYObYbOO
なんだかんだで読み入ってしまった・・・作者乙!
コウタが主人公キャラかと思ってたらこうなるとは・・・
マミもたくろうも遠藤も奈央も館入も好きだー
712 :
こまつな:2007/01/08(月) 02:50:45.21 ID:4FEVTamoO
713 :
ごぼう:2007/01/08(月) 02:52:01.04 ID:bkxjC5kAO
714 :
VIP皇帝:2007/01/08(月) 03:02:44.20 ID:Jrqe9u5L0
>>1 感動した!!!!才能あるよ、凄い才能あると思う 最高だった!!!
715 :
たまねぎ:2007/01/08(月) 03:03:28.95 ID:wUM1cuFJ0
716 :
鮑:2007/01/08(月) 03:06:38.74 ID:ZGJHKLEJ0
乙。普通に泣いた。
VIPに居て、よかった。
717 :
たまねぎ:2007/01/08(月) 03:32:39.82 ID:cO2bf4IbO
718 :
鮒:2007/01/08(月) 03:40:48.85 ID:s+XWEQsA0
719 :
能登ひかり:2007/01/08(月) 03:42:32.63 ID:N5e5GL4V0
720 :
たけのこ:2007/01/08(月) 03:45:33.42 ID:9DBmuC6/O
今追い付いた
携帯が熱い
これだから携帯厨は
721 :
むつかおり:2007/01/08(月) 03:51:14.35 ID:iQdpyP/5O
722 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 04:06:08.79 ID:YzAEwWYT0
やっと全部読み終えた。
オレ的には遠藤>岩崎>小川かな。
男はAB型共感で直ちゃんを一番応援してたけど・・・死んだ。あっけねぇ;それからはマミ>前田で。
普通に面白かったしサクサク読み易かった。ただ、みんなが「泣いた〜」などのレスが付く中俺は全く泣けなかったのがなんだか悔しい。漫画とかで泣く事はあるし、涙腺は緩んでる方だと思ってるんだが。
泣けないとかっこ悪いとかそんな気持ちじゃないんだがww
まぁなんていうか
>>1乙。この短時間で人が随分時間をかけて学ぶ大切なものを学ばせて貰った気がするよ。
撃沈するまで保守をさせてくれ。
723 :
生しいたけ:2007/01/08(月) 04:14:12.17 ID:JzBgR3sgO
人間って頑張ればこんな感動的な妄想も出来るんだな(´∀`)
何より
>>1乙
724 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 04:24:37.67 ID:YzAEwWYT0
にしても瀧口の説明が少し不足してるような気がする。
タテイリに殺される描写もなくてコウタの補足説明的な感じで片付けられてるし。
つか寝ます;
725 :
さやいんげん:2007/01/08(月) 04:30:50.62 ID:cJVJKLk40
726 :
さんとうさい:2007/01/08(月) 04:31:50.79 ID:uLw4TGzTO
727 :
エコーウイスル:2007/01/08(月) 04:40:03.96 ID:y8C13TtHO
728 :
こまつな:2007/01/08(月) 04:51:46.90 ID:MCh5y+esO
宿題が…
まさか館入があんな殺られ方するとは思わなかったぜwww
原作より良かったかもw
729 :
鯨:2007/01/08(月) 04:51:51.77 ID:b/y6yyoW0
今読み終わった。
登場人物多い話だと段々誰が誰なのかわかんなくなってくるお馬鹿さんなので
途中から案の定よくわからなくなりつつだったけど面白かった。
けど5時とかwwwwwww
730 :
ネコ-:2007/01/08(月) 05:32:47.64 ID:uxj37WulO
携帯から保守
731 :
くまさん+:2007/01/08(月) 05:39:51.39 ID:l6z/mkiE0
732 :
すずめ♂:2007/01/08(月) 06:08:13.48 ID:RQy8+9KRO
733 :
おこじょ♂:2007/01/08(月) 06:22:58.49 ID:p0uCBR3WO
保守
734 :
レッサーパンダ♂:2007/01/08(月) 06:53:18.38 ID:k+8rMsc6O
保守
735 :
愛情:2007/01/08(月) 07:13:17.47 ID:ygVWPpPcO
読み終わっても興奮して寝れない。才能あるなんてレベルじゃないな、神じゃん。出版されたら買うぜマジ
736 :
ブロントサウルス♀:2007/01/08(月) 07:22:31.83 ID:shqHNEvx0
これはすごい
737 :
チョコボ♀:2007/01/08(月) 07:35:34.28 ID:shqHNEvx0
絵師と保守人が少ないから困る
>>715の小原はもっと評価されるべき
738 :
1:2007/01/08(月) 07:38:57.93 ID:5OrLsm4d0
おはようございます。 1です。
酉ないからわからないかもしれないけどとにかく1です。
いや、みんな……感動しすぎじゃねーか。常識的に考えて……
739 :
もぐら♂:2007/01/08(月) 07:48:31.96 ID:NqT83/R5O
本になるんじゃない?
740 :
あひる♀:2007/01/08(月) 07:48:32.36 ID:gPpU2UA1O
やっと追い付いた。携帯遅えwwwwwwwwwwwww
つか
>>1の才能やばいな。原作より全然好きだ。
あとまとめwktk
この感動を他の人にも
741 :
1:2007/01/08(月) 07:51:39.52 ID:5OrLsm4d0
>>739 出版社の人が見てたらね^^;
>>740 どなたかまとめてもらえませんかねぇ……とにかくVIPのもっと多くの人に読んでもらいたいです。
おかしいよね、これ痛い小説のつもりで晒したのにね……みんな泣き出すしさ…
742 :
1:2007/01/08(月) 07:57:58.54 ID:5OrLsm4d0
>>715 千明可愛いよ千明
本当にありがとうございます。
743 :
くじら♀:2007/01/08(月) 07:59:21.21 ID:NqT83/R5O
イミフとかにのったら誰か出版社の人に見られて本になるかもしれない!?
744 :
1:2007/01/08(月) 08:00:35.53 ID:5OrLsm4d0
>>743 時間帯が時間帯ですしねぇ……ちょっと難しいのではないでしょうか。
それと最初の山田改訂版を貼っておきます。
745 :
1:2007/01/08(月) 08:01:09.00 ID:5OrLsm4d0
<前置>
薄暗い。
水谷凌は教室を見渡す。
どこから見ても3年2組の教室である。
皆机に伏していた。
確か、俺らは終業式が終わって通知表とか貰って、給食食べて帰りの会してたはずだけど。
何が起こったんだろ?
時計を見る。午後5時。道理で薄暗いわけだ。
「なぁ、直ちゃん。直ちゃん!」
三浦マミは後で寝ている庄内直人に声をかける。
「……ん? 何?」
「何? じゃないよ! 起きてよ! 何か皆寝てるんだよ!」
「そりゃ見ればわかるよ」
「うわ、何これ!」
大きい声を出したのは佐藤祐香。首を触って蒼白な顔をしている。
「……みんな、首になんか変なのついてるよ…」
「……まさか、ね」
岩崎美樹佳は、呟く。
「この世の中に、バトルロワイアルなんて…あるわけないよね」
746 :
1:2007/01/08(月) 08:01:27.37 ID:5OrLsm4d0
ガラガラとドアの開く音。
3年2組担任が姿を現す。
「おいお前ら、起きろ」
明るい声が教室に響く。
ぞくぞくと起きるクラスメイト達。
ザワザワとうるさくなる教室。
「前田、起きろ」
空虚に響くその声。
「早く起きないと、殺すぞ」
前田恭兵は目を覚ます。
「先生、俺らなんで寝てたんですか?」
村端亨太が担任に問いかける。
「……うるせぇ。今話すところだから静かにしろ」
落ち着いた口調が余計怖さを増した。
シーンとなる教室。
「じゃ、説明始めるな」
作り笑いを浮かべる担任。
「今日はお前らに、ちょっと殺し合いをしてもらうわ」
747 :
1:2007/01/08(月) 08:01:44.88 ID:5OrLsm4d0
「は?」
西村拓朗は素っ頓狂な声をあげる。
「……な…何言ってるの?」
「言葉のままだが?」
担任は真顔で問いかえす。
「何か?」
また騒然となる教室。
泣き出す渋谷尚美。頭をかかえる祐川翔太。
「……うるせぇ。次喋った奴、殺すからな」
担任の言葉で一瞬にして静かには、ならなかった。
声は収まるどころか、余計に広がり、騒がしくなっていく。
銃声。
担任はニヤリと笑う。
噴出す血。飛び散るゼリー状の脳。
教室が静まり返った。と思うと悲鳴。
誰も後ろを振り返らない。
門脇啓悟の頭が、半分欠けた。
「言いつけを守れないとこうなる」
担任は微笑んだ。
教室は完全に静まり返った。
748 :
1:2007/01/08(月) 08:01:59.70 ID:5OrLsm4d0
「さて、お前らにはまた眠ってもらう」
担任は話し出す。
「この次は、学校のどこかで目覚めることになるだろう。鞄に説明書を入れとくから、それちゃんと読めよ。
説明すんの、時間もったいないからな。わかったな? 質問は受け付けない」
少しの間。
「では、お前ら。健闘を祈る」
【34人】
749 :
1:2007/01/08(月) 08:02:15.61 ID:5OrLsm4d0
<開戦>
ピピピピ、ピピピピ。
ピピピピ、ピピピピ。
単調な電子音で、瀧口千恵は目を覚ます。
……ここは、どこだろう?
何が起こったのかわからない。
短い間に色々なことが起こりすぎて、何が起こったのかわからなかった。
確か、先生が殺し合いをするとか言って……
猛烈に吐いた。
ケイゴの死体を思い出したからだ。
……嘘、嫌だよ。殺し合いなんて。
ていうか、どうやってやんのさ? 説明なんて全然されてないじゃない。
…気持ちを落ち着かせろ。まずここがどこかを判断しろ。それからだ。
瀧口は、辺りを見渡す。
雑然と並ぶ、机。
前方には二段の黒板とクラヴィノーバ。左には定期演奏会の手作りポスター。
……音楽室、か。壁に貼ってある肖像画が不気味だ。
さらに、あるものを発見する。
750 :
1:2007/01/08(月) 08:02:29.67 ID:5OrLsm4d0
リュック。というよりナップサックに近いだろうか。
それは彼女の頭の近くに置かれていた。
何だろ、これ。
手を伸ばして、中を確認する。
真っ先に手に当たったのが、目覚まし時計。
そういえばまだ音が鳴っている。急いで音を止めた。
時計の針は7時ちょっきりをさしている。
それ以外には、給食で出るコッペパン一個、500mペットボトル1本。中身はただの水。
コピー用紙一枚。それに……何これ?
最初、何かそれが何かわからなかった。
10秒ほどして、何かがわかった。
小型銃。
名前はわからない。
けど、武器だった。
瀧口はおそるおそるそれをリュックに戻す。
……これで、殺しあえってこと?
外の僅かな明かりにコピー用紙が照らされている。
コピー用紙には、文字が書かれている。
751 :
1:2007/01/08(月) 08:02:42.14 ID:5OrLsm4d0
第1回 校内バトルロワイアル大会 大会規約
・最後の1人になるまで、学級のメンバーで殺しあう。
・殺す手段はどんな方法を使っても良い。
・武器はランダムで支給される。
・制限時間は3日。
・1日ごとに、3階から順番に禁止エリアに指定されていく。
・禁止エリアに居た者は、首輪が爆発し死亡する。
・校外に出た者(学校の敷地外に出た者)は、首輪が爆発し死亡する。
・3日以内に優勝者が決しない場合、全員の首輪を爆破する。
彼女がそれを読み終えた時、遠い所から銃声が聞こえた気がした。
752 :
1:2007/01/08(月) 08:02:58.14 ID:5OrLsm4d0
<殺人>
「……で、どうしよ」
3階給食室に近藤弘幸は居た。
いきなり殺し合いとか言われても、正直困る。
夢かと思い頬をつねってみたが、痛い。これは夢ではない。
鞄の中には、食料と大会規約の他に、竹刀が入っていた。
……岩崎じゃあるまいし、これでどうやって戦えって言うんだ。
とりあえず、落ち着け俺。考えよう。
無闇に歩いたら殺される恐れがある。
まだ校内は暗いし、明るくなってから行動を開始しよう。
それまで仮眠でもとるか……いや、駄目だ。寝ている間に殺されるかもしれない。
誰か強い奴と合流できたら、心強いんだがなぁ。
給食室のドアが、開いた。
近藤は体を強張らせる。幸いなことにエレベーターの前に居たこともあって、ドアを開けた人の視界に入らない。
だが、足音が近づいてくるのを感じる。
近藤は体を硬直させた。どうする? 殺されるかも知れないぞ?
だが待て。協力できそうな奴かもしれない。穏やかな女子であれば、俺を殺すことはできまい。
そう……例えば、竹原とか高田とかだったら、殺せないだろ。たぶん。
そんなことを考えている間にも、足音は無情に近づいてきていた。
「だ……誰だ?」
近藤は声を出してみる。頼む、好戦的な奴じゃありませんように!!
753 :
1:2007/01/08(月) 08:03:13.59 ID:5OrLsm4d0
「……ひっ!」
短い悲鳴。……女子っぽい。
「……い、いや、俺、近藤だけどさ。お、俺はお前を殺す気はない」
声が震える。じょ……女子だよな?
足音は止まっている。どうする? 顔を出すか?
「だ……誰だ?」
問いかけるが返事がない。
思い切って顔を出してみることにした。何、相手は女子だ。いきなり襲い掛かってくるとかはないだろ。
近藤は顔を出してみる。
暗くて、シルエットしか見えない。
そのシルエットは、少し後ずさりした。
「……こ、来ないで!」
この声。近藤の頭の中で何かが弾けた。
「お前、坪田…」
言いかけた途端、銃声。
足元の床のタイルが割れる。
銃弾が近藤の足元の着弾したのだ。
その破片が近藤の顔を襲う。
「来るな!! こないで!!」
頭の中が、真っ白になった。
754 :
1:2007/01/08(月) 08:03:28.34 ID:5OrLsm4d0
……あいつ、俺を殺す気なんだ。
あいつ、俺を殺す気なんだ。
あいつ、俺を殺す気なんだ。
あいつ、俺を殺す気なんだ。
体が、勝手に動いた。
足元の竹刀を手に取る。体がやけに軽い。
立ちすくんでいる坪田の眉間に向かって、叩き込む、叩き込む、叩き込む!!
悲鳴とともに坪田彩が倒れる。
近藤はすかさず坪田の手から落ちたピストルを奪い取った。
「いやあああ!! 止めて!!!」
「お前から仕掛けてきたんじゃねぇかよ!!」
言うより早くからだが動いていた。
自然に手が、引き金を引いていた。
「…………」
銃声が響いた。
近藤の制服に赤い返り血が飛び散った。床が赤黒く染まった。
【33人】
755 :
1:2007/01/08(月) 08:03:53.30 ID:5OrLsm4d0
<泣声>
銃声が聞こえた。
悲鳴が漏れそうになるのを口を押さえて堪える。
……何で私が、こんな思いを。
ユカは職員室の隅に居た。
……今日って、終業式じゃなかったの?
これ終わったら、学校から帰って、冬休みが始まるんじゃなかったの?
ねぇ、誰か教えてよ! 殺し合い? そんなの嫌だよ!!
大会規約を読んでから、ユカはずっと泣いていた。
私、どうしよう。たぶん、殺されるんだ。
まだ14歳なのに、殺されるんだ。
涙がとめどなく溢れる。
声が、漏れてしまう。
物音がした。
ドアが、開く音だ。
どうしよう。どうしよう。私、どうしよう。
頭の中が真っ白になる。
ドアのほうを覗く勇気もなかった。
バッグの中には、ハリセンしか入っていない。
もし相手が殺す気できたら、私、死ぬしかないんだ。
756 :
1:2007/01/08(月) 08:04:08.15 ID:5OrLsm4d0
「誰だ? ユカか?」
気付かれた! もう、おしまいだ。
ユカは目を硬くつむる。
「さっきから泣き声が聞こえてたんだよね。あ、俺はお前を殺す気は無いから」
……大丈夫なのかな?
ユカは目をゆっくりと開く。
凌の顔が目の前にあった。
「うわっ!」
ユカは後の壁に頭をぶつけた。
「イタタタタタ…」
「……何やってんだよお前」
凌はユカを見て少し微笑む。
……あぁ、良かった。私、まだ殺されて無いよ。
「さっきから泣き声が相談室まで聞こえてたぞ」
「え? 私そんなに大きい声で泣いてた?」
「そりゃぁもう」
凌は笑う。
ユカも笑う。
「凌、私を殺すとかそんなこと思ってないよね?」
「ん? うん。俺、殺し合いとかそういうのあんまり好きじゃないから」
「…凌らしいや」
「いや、むかつく奴いたらブッコロスけどね!」
「凌は僕のことムカつかないんだ」
「梅組からの付き合いだろ」
凌はユカの肩を叩いた。
757 :
1:2007/01/08(月) 08:04:35.94 ID:5OrLsm4d0
ユカの目から、また涙がこぼれそうになる。
「でさぁ」
凌の声。
「これからお前、どうするんだ?」
「……どうするって言っても」
ユカは鞄の中を凌に見せる。
「これじゃ、殺されちゃうよ。絶対」
「ハリセン、ね。俺のカッターの方が戦えるな」
凌は苦笑いして手に持ったカッターを見せる。
「でもお互いこんなしょぼい武器じゃ、死ぬのは目に見えてるな」
「……そうだね」
5秒ほどの間。
「私、まだ……死にたくないな」
ユカの涙声。
「そんなの誰だってそうじゃないか? この学級の奴ら全員思ってるよ」
「そうだよね。……こんな理不尽な…理由も知らされないで殺しあうなんて、間違ってるよ絶対!
みんな、死にたくないと思う。死にたいなんて思う人、このクラスに居ないもん!!」
「ユカ、声大きい」
凌が口に手を当てる。
「ご、ごめん」
「……じゃあ、さ。皆に、戦いを止めるように呼びかけよ」
凌はまた微笑む。
「呼びかけるっていっても……どうやってさ?」
「校内全体に呼びかけられるところ。放送室」
凌はドアの方を指差す。
「放送室から、皆に戦いを止めるように呼びかけよ。で、皆で知恵を出し合えばきっと戦いを止める方法も見つかるよ」
「……凌って、頭良いね」
758 :
1:2007/01/08(月) 08:04:51.45 ID:5OrLsm4d0
ユカが涙を袖で拭いながら言う。
「何言ってんだ。俺なんてユカと比べたら全然頭悪いだろ」
「いや、頭良いよ。私なんて、ずっと隅っこにうずくまって泣いてただけだもん」
「なぁーに、俺だって一人じゃ行動できませんよ」
凌は立ち上がる。
「じゃ、行くか。放送室」
<探検>
……腹、減ったな。
直ちゃんは時計を見る。午後八時。
そして周りを見渡す。これは3年1組。
丁度一時間前に大きい銃声が聞こえたのは、夢じゃなさそう。
それにしても、腹減ったな。
直ちゃんは鞄の中をちらっと見る。
……ヌンチャク。
759 :
1:2007/01/08(月) 08:05:05.39 ID:5OrLsm4d0
ふざけてるよな。
こんなもんで戦えっての。いくら俺がブルース・リーに似てるからって、こりゃないよな。
あーストーブも効いてないし、制服で動きづらいし、あーもー嫌だー。
どーせ俺死ぬんだよなーちくしょー。
どーせ死ぬんなら、ちょっくら探検でもしてきますか。
直ちゃんは立ち上がる。
そして3年1組の後のドアを出た。
廊下は、ガランとしている。
誰も居ないように見える。
……夜の学校って、地味に怖いんだよな。
誰も居ないってのがまた怖いね。うん。
誰かいれば怖くないのに。
で、えーっと、何処に行こうかな。
そーだ、腹減ったから調理室でも行くか。
760 :
1:2007/01/08(月) 08:05:20.50 ID:5OrLsm4d0
冷蔵庫の中に何か入ってるかも知れないしな。
そう思った直後に、調理室の方から悲鳴が聞こえた。
……嗚呼。物騒な世の中ですな。合掌。
直ちゃんはC階段の方へ行くことにした。
<馴合>
「ひっ! だ、誰?」
「そっちこそ、誰?」
調理室に女子の声が響く。
「……和田?」
「アミカ?」
二つの陰は、机の陰から出、抱き合う。
「あみかぁぁぁ! 怖くて死ぬかと思った!!」
「私も!」
二人とも涙目だ。
「いきなりこんな校内で殺しあえって言われても、何すればいいのかわからなくて」
「うん。そうだよね! いきなりナイフ渡されても、ね」
……あの女子共、こんな時にまで馴れ合う気かよ。気持ち悪ぃ。
「それに、学級の皆を殺すなんて無理だよ無理!」
「だよね! 私殺すくらないなら自殺してるかも知れない!!」
じゃ自殺してくれ。うざったい女子共。殺すぞ?
「これから、どうしよ?」
761 :
1:2007/01/08(月) 08:05:34.87 ID:5OrLsm4d0
「3階が禁止になるまでここに隠れてよ? その方が身が安全だしさ」
何が身が安全だ。殺してやるよ。
もともとあいつら気に食わなかったからね。
よし、殺そう。
琢磨はボウガンを発射した。
赤いものが飛び散る。
「ぎゃああああああああ!!」
「え? あ、アミカ?」
よく見えないが、おそらく中尾にヒットしたのだろう。
ものすごい声がこだまする。
「何? 何? どこから? え、止めてよ。ねぇ?」
和田が当たりをキョロキョロしている。は、良い眺めだな! お前も殺してやるよ。
良い機会。このバトロワを企画した奴に感謝するぜ!!
琢磨はもう一発、ボウガンを発射した。
調理室の真ん中で、何かが光った。
ものすごい爆音。
琢磨は教卓の後に伏せる。
あ……あの野郎、手榴弾でも支給されてたのかよ?
机の破片や木端が、琢磨の目の前に降ってくる。
手も、琢磨の目の前に降って来る。
762 :
うしくん♂:2007/01/08(月) 09:05:27.30 ID:81ct1EQ2O
763 :
わらじむし♂:2007/01/08(月) 09:16:32.14 ID:WIkCoBkOO
渡辺「あれぇ、私のSTGW90がないよぅ」
764 :
いたち♀:2007/01/08(月) 09:22:31.40 ID:WB+rE8k80
今読み終わった
>>1に敬服
ものすんごく面白かった。小原可愛いなw
765 :
はむちゃん♂:2007/01/08(月) 09:28:11.87 ID:grGMA49l0
追いついた。
>>1 これは学生時代に書いたんだっけか? お前才能あるんじゃね?
ぜひ暇だったらオリジナル作品を書いてくれww
766 :
ゴキ♀:2007/01/08(月) 09:32:23.43 ID:tTCzXHlmO
>>1 > ____________
> | (^o^) | < おやすみー
> |\⌒⌒⌒ \
> \|⌒⌒⌒⌒|
>  ̄ ̄ ̄ ̄
>
767 :
タツノオトシゴ♀:2007/01/08(月) 09:34:46.08 ID:WB+rE8k80
これほどの作品をどこのVIPブログも取り上げていないとは、少し意外
新堵社の少年VIPだったっけ? そこに載せてもらえるんじゃね?
768 :
りす♂:2007/01/08(月) 09:36:47.28 ID:cK4N1Yv3O
まとめなしか…外にいる俺、無力
769 :
かめ♀:2007/01/08(月) 09:39:45.26 ID:WB+rE8k80
ここまで居てまとめを作る人が一人もいないとな
俺も作れないのだが。誰か作ってくれ。本気で作って欲しい
>>715 小原萌えの俺にクリティカルヒット
770 :
のらいぬ♀:2007/01/08(月) 09:51:53.68 ID:WB+rE8k80
お前らどの生徒と喋りたい?
俺は小原と言いたいところだが緊張して話せなさそうなので気さくそうな遠藤
771 :
パンサー♀:2007/01/08(月) 10:06:01.86 ID:JzBgR3sgO
良すぎる
772 :
シーラカンス♀:2007/01/08(月) 10:06:35.75 ID:DApLOVOw0
すげえな
773 :
くろうさぎ♀:2007/01/08(月) 10:08:00.21 ID:WB+rE8k80
スレタイ変えれば確かに人来たかもね。
絵師によって書かれた遠藤&小原が見たい
774 :
ラッコ♂:2007/01/08(月) 10:08:32.67 ID:9FU3jjVIO
775 :
ラッコ♀:2007/01/08(月) 10:08:51.14 ID:gPpU2UA1O
>>770 マミタソ。
まとめ誰か頼む…携帯厨には無理なんだぜ(´;ω;`)
776 :
いたち♂:2007/01/08(月) 10:15:09.10 ID:WB+rE8k80
マミがもし奈々子ちゃんに殺されてたら、今頃生き残ってるのはコウタなんだよな。
777 :
あざらし♀:2007/01/08(月) 10:24:34.23 ID:wN+Ql+s+0
バトロワ見てないんだが何でこんなことするようになったの?
778 :
タツノオトシゴ♂:2007/01/08(月) 10:27:00.84 ID:WB+rE8k80
>>777 見せしめとか子供に危機感を持たせる為とかそんな感じじゃね?
漫画化したら絶対ハンターハンターより面白いなこれ
779 :
か♀:2007/01/08(月) 10:37:35.45 ID:9Q94enVk0
俺は初めに死ぬ妄想
780 :
しろうさぎ♂:2007/01/08(月) 10:44:51.38 ID:nodfZMJE0
ほしゅ
面白いだろ、常識的に考えて
781 :
か♂:2007/01/08(月) 10:56:06.30 ID:I0rkzjh+O
まとめ期待age
782 :
トリケラトプス♂:2007/01/08(月) 11:05:32.99 ID:iQdpyP/5O
リアルでも拓郎は千明のこと好きだったのか?
783 :
チワワ♂:2007/01/08(月) 11:09:10.70 ID:yyQRAmZ70
ここは大変痛いインターネッツですね
784 :
カラス♂:2007/01/08(月) 11:12:21.90 ID:DI4kSEh70
今更だが、マミのスペックkwsk
785 :
ハエ♂:2007/01/08(月) 11:14:51.86 ID:rg8gVM8XO
786 :
ヒトデ♀:2007/01/08(月) 11:14:55.66 ID:dQYhXSrMO
はぁ、読めた…今更ながら
>>1乙です!
目から汁が止まらない
787 :
タツノオトシゴ♀:2007/01/08(月) 11:20:17.74 ID:nodfZMJE0
まとめ、まとめはまだかぁ!!
788 :
かも♂:2007/01/08(月) 11:21:15.68 ID:dQYhXSrMO
デスノートみたいに作:
>>1、絵:小畑健みたいになったら良いのになー
連続すまん。ちょっと思ったww
789 :
かも♀:2007/01/08(月) 11:31:53.13 ID:bo97Sf8DO
館入に掘られたい
790 :
かも♂:2007/01/08(月) 11:34:03.47 ID:81ct1EQ2O
791 :
あびる:2007/01/08(月) 11:35:58.73 ID:wUM1cuFJ0
792 :
うまさん♂:2007/01/08(月) 11:36:09.98 ID:DI4kSEh70
793 :
かも♀:2007/01/08(月) 11:37:04.25 ID:81ct1EQ2O
794 :
あひる♀:2007/01/08(月) 11:39:17.54 ID:wUM1cuFJ0
>>790 萌えす(´∀`*)イイネイイネ
同士よ。千明はやっぱセミロングだよな!
795 :
うまさん♀:2007/01/08(月) 11:39:34.35 ID:DI4kSEh70
>>791 もうアンタも十分絵師だぜ?
あと、なんか眼から汗でてきたんだが
796 :
しろうさぎ♀:2007/01/08(月) 11:42:34.45 ID:nodfZMJE0
>>791 TAKURO、マミたん、館入、奈央を希望する
797 :
しまうま♀:2007/01/08(月) 11:46:15.23 ID:wUM1cuFJ0
>>795 ありがとう!(;ω;`)俺もなんか汁でてる・・・味噌汁かな
>>796 俺男は書き分けできないんだぜ!でも課題一段楽したら描いてるかもしれん(・ω・`)
798 :
かまきり♂:2007/01/08(月) 11:46:31.77 ID:LDgYTrJw0
イミフにおくっといた
799 :
まむし♀:2007/01/08(月) 11:48:37.59 ID:nodfZMJE0
>>797 GJすぎると言っておくぞ
W奈(奈央と奈々子ちゃん)を書いて欲しいな……
800 :
あざらし♀:2007/01/08(月) 11:51:34.25 ID:YZfvFsKvO
何だただの絵師様(笑)スレかよ
期待外れもいいとこだな
801 :
白熊♂:2007/01/08(月) 11:55:19.08 ID:7eSy1fQo0
802 :
ヒトデ♀:2007/01/08(月) 11:58:35.59 ID:7QQya07c0
>>800 黒歴史小説うpから流れが変になったな。
803 :
わらじむし♂:2007/01/08(月) 12:10:07.43 ID:54xy6YrhO
今北 館から順番にでてくる奴を、みんなでてきた瞬間に殺す
804 :
プテラノドン♀:2007/01/08(月) 12:10:13.53 ID:x4CcM7Rz0
ブログで途中までだけどまとめてるとこみっけたぞ
805 :
おこじょ♀:2007/01/08(月) 12:11:05.52 ID:nodfZMJE0
正直、すまんかった。反省してる。
>>804 URLうp
806 :
おこじょ♀:2007/01/08(月) 12:13:22.89 ID:t9EmbFN6O
807 :
わらじむし♀:2007/01/08(月) 12:14:11.11 ID:jqhaev7oO
昼だな
809 :
きじ♂:2007/01/08(月) 12:15:06.22 ID:eofXPQFlO
流れ読まずに
どう試行錯誤しても俺は絶対やられ役だと思った
810 :
とんび♀:2007/01/08(月) 12:16:46.58 ID:UxsLz8oV0 BE:474705375-2BP(3001)
811 :
かめ♂:2007/01/08(月) 12:18:00.40 ID:nodfZMJE0
812 :
スナメリ♂:2007/01/08(月) 12:21:36.00 ID:kz/ZxeCG0
今追いついた
何この芥川賞
813 :
わらじむし♂:2007/01/08(月) 12:24:52.56 ID:wUM1cuFJ0
>>809 ここにいるような奴の大半はバトロワで活躍できるタイプじゃない気が
つかまた妄想バトロワ語りに軌道修正でFA?
814 :
シーモンキー♂:2007/01/08(月) 12:30:28.51 ID:UxsLz8oV0 BE:759528678-2BP(3001)
>>811 個人名でてるから、ブログに勝ってに載せちゃうと
>>1さんの身元バレとかもあるかも知れんし、確認をとろうと思ったんですわ
815 :
ヤドカリ♂:2007/01/08(月) 12:30:54.30 ID:kz/ZxeCG0
>>813 「何これ?そういえば俺も痛いバトロワ妄想書いたな」
↓
「意外に面白くね?」
↓
「拓朗おおおおおおおおおおおおおおおお!!」
なわけで軌道修正は無理じゃね?
816 :
ヤドカリ♂:2007/01/08(月) 12:32:46.82 ID:kz/ZxeCG0
>>814 貴方は載せたいのか?
でも最初に「この小説はフィクションであり実際の人物・団体には一切関係ありません」とか
書いたら良いんじゃないか?
817 :
マングース♀:2007/01/08(月) 12:33:29.95 ID:+7Z4YS6yO
友達と、もしバトロワになったらどうする?ってくだらない会話で 裏切る(^O^)/って言った以来いじめられつづけてるおれがきますたよ
818 :
チンチラ♂:2007/01/08(月) 12:36:39.56 ID:NzyXihDu0
819 :
ニホンザリガニ♂:2007/01/08(月) 12:38:59.85 ID:kz/ZxeCG0
820 :
しまうま♂:2007/01/08(月) 12:39:01.05 ID:wUM1cuFJ0
>>815 あぁ拓朗じゃ軌道修正は無理だな。まぁぽつぽつ話す位でも十分だしいいか(・ω・`)
ちなみに俺も「TAKUROOOO!!!」だったな(・ω・`)
俺も校内バトロワ書いたことあるけど何故か好きな奴じゃなく弟みたいに思ってるやつを助けてた。
鉄パイプでたこ殴りしてたけど現実だと女の腕力じゃまず殺す前にやられてるよな。
821 :
ニホンザリガニ♀:2007/01/08(月) 12:40:36.26 ID:kz/ZxeCG0
>>820 これ全員名前変えれば遠慮なく載せられるんだけどな
俺は頭の中の妄想だけに留めてる。けど
>>1みたいに書ける自身はない
822 :
VIP皇帝:2007/01/08(月) 12:42:24.48 ID:NzyXihDu0
823 :
ひよこ♂:2007/01/08(月) 12:43:12.26 ID:zsgAXR4N0
途中で魔法使える設定がでてくるのって俺だけ?
824 :
七面鳥♂:2007/01/08(月) 12:44:23.06 ID:kz/ZxeCG0
>>823 あるあ……ねーよwwwwww
魔法使えたら現実味がないよ
825 :
セイウチ♂:2007/01/08(月) 12:46:43.80 ID:7eSy1fQo0
>>307 やったろうじゃないか
・アナルミラーズ
安い。貫通式。ゆるめ。
値段の割にかなり使えた。
・ナオミ
新感覚。なんかベトベトするんだけど。
ローションいくら使ってもうまく出来なかった。残念。
・ダブルヘブン(性春編)
割とよかった。長いから亀頭がコンニチハしないし。
どっかで奇跡的に1600円で買えた。
・おしりカンタービレ
これもローションをいくら使ってもダメだった。
ローションがどっか行って摩擦熱でホットチンコ。
で、一昨日スウィートラブ・お尻っ娘 里奈を注文した。
ラブシスターズつかさも買いたくてウズウズしてる。
826 :
ワニ♀:2007/01/08(月) 12:47:04.97 ID:wGYObYbOO
うお、まだ残ってた
やっぱいいわ、このバトロワ
827 :
まむし♀:2007/01/08(月) 12:49:09.89 ID:k/VJEls0O
誰か本出して〜〜〜〜
500万部突破だろこれ
828 :
ウナギイヌ♂:2007/01/08(月) 12:50:21.77 ID:UxsLz8oV0 BE:244135229-2BP(3001)
>>816 「あれ? 俺がいたクラスのやつの名前ばっかりだぞ?」ってなったら方々に迷惑がかかるかと
全員の苗字が最後まで山田だったらよかったんだけどwww
まぁいいや。
載せる載せないは後回しにしてとりあえずまとめてみますね。
829 :
アイガモ♂:2007/01/08(月) 12:50:37.61 ID:kz/ZxeCG0
>>827 本は無理だろ 名前を少し変更すれば行けるかもしれないが
でも小原は小原、遠藤は遠藤、拓朗は拓朗のままが良いな
830 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 12:53:12.43 ID:YzAEwWYT0
>>827 これを本にするって、薄っぺら葦ってレヴェルじゃねーぞ!!
831 :
チョコボ♂:2007/01/08(月) 12:54:18.39 ID:kz/ZxeCG0
832 :
アイガモ♀:2007/01/08(月) 12:54:59.13 ID:+KqcSz4L0
俺の場合は・・・
表の演出で外れた銃弾に裏側で当たって死ぬ
よって俺が出演できるのは教室で全員が着席してるシーンのみ
833 :
イルカ♂:2007/01/08(月) 12:57:11.60 ID:k/VJEls0O
>>830 >>1は最後にこう言った
「第一回バトルロワイアル終了」
って事は第二回、第三回があるかもしれない
その第二回、第三回をまとめて
第一回・第二回・第三回をセットでまとめたら結構な量になるぜ??
834 :
チョコボ♀:2007/01/08(月) 12:58:41.98 ID:kz/ZxeCG0
>>833 これ以上の作品が出来るとは思えない
いや、
>>1なら出きるかな……
小原の転校先でのバトロワは止めて欲しい
835 :
かんがるー♀:2007/01/08(月) 13:05:53.72 ID:7QQya07c0
いや・・・文才ないだろ・・・
小説とか読んだことないの・・・?
836 :
けむし♂:2007/01/08(月) 13:06:25.66 ID:MCh5y+esO
館入の過去が知りたい
837 :
むささぴ♂:2007/01/08(月) 13:09:11.59 ID:c9yTGFwi0
>>303です
全部読みました。
久しぶりに真剣に読んだぞ
これが数学のとき妄想なんてsugeeeeeeeeee!!
838 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 13:18:29.75 ID:YzAEwWYT0
839 :
おおかみ♀:2007/01/08(月) 13:19:34.12 ID:qcnJuHNf0
840 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 13:21:50.24 ID:YzAEwWYT0
>>839 俺の中の奈央に似すぎwwwwwwwww
GJ
841 :
ししゃも♀:2007/01/08(月) 13:22:41.74 ID:DI4kSEh70
>>839 うめぇwwwGJ!!
まだ男キャラが一度も書かれてないのは何でだぜ?
842 :
こうもり♀:2007/01/08(月) 13:25:28.25 ID:sLz/VTagO
俺も描こうかな
いらないかな?
843 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 13:26:30.71 ID:YzAEwWYT0
すごく・・・欲しいです・・・
844 :
うしくん♀:2007/01/08(月) 13:28:58.54 ID:DI4kSEh70
絵スレ最近風当たり強いの何で?
845 :
1:2007/01/08(月) 13:34:17.26 ID:v/uzbCgN0
>>839 上手ですね。いや本当に上手です。
……ブログに載ってる…
846 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 13:35:24.23 ID:YzAEwWYT0
>>844 俺も詳しくは解らないがマルチ宣伝がウザいのと、絵師様降臨を待ちわびるあまりに厨が宗教徒バリにあり得ないほど絵師様ワッショイし始めるからじゃね?
あくまで憶測だが
847 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 13:36:12.61 ID:YzAEwWYT0
>>845 キターーーーーーーーー
実名載ってるのやばいんだったらブログの運営者に直接言った方が良いぜ。それも早めに
848 :
1:2007/01/08(月) 13:36:19.35 ID:v/uzbCgN0
ブログに私の痛い文を載せる皆様。
最初に「この物語はフィクションです。実際の人物や団体には一切関係ありません」
と赤文字で書いておいてくれないでしょうか?
注意書きを書いて下さるならなら載せて下さって結構です。
849 :
あしか♀:2007/01/08(月) 13:36:32.56 ID:sLz/VTagO
俺も絵師様(笑)の枠に入るからなぁ
850 :
839:2007/01/08(月) 13:37:32.32 ID:qcnJuHNf0
>>845 うゎぁあぁぁああありがとう!!!!!!111
851 :
1:2007/01/08(月) 13:38:26.52 ID:v/uzbCgN0
絵師様。千明や遠藤、そして奈央をありがとう御座います。
可愛いです。
マルチ宣伝……やってる人居るんですか。そこまでする作品じゃない気がするけど…
852 :
しまうま♂:2007/01/08(月) 13:38:36.80 ID:wUM1cuFJ0
>>839 GJ(´∀`)b
渡辺を燃やした後っぽい表情。だがそれがいい(゚∀゚)
853 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 13:38:58.24 ID:YzAEwWYT0
つうか、ああやってすぐ転載するブログってのも空気読まなさ過ぎてうざいな。まとめサイトで十分だっての。
所詮は自分のサイトのアクセス数アップと、広告料目当てで血眼なんだろうがな。
んで、
>>1は一旦時間を空けて実名を全部仮名に直した完全版を作り直して投下しなおした方が良いと思う。
ブログに載せるならこっちでお願いしますって感じで。面倒ならいいけど
854 :
ラッコ♂:2007/01/08(月) 13:39:30.12 ID:NzyXihDu0
>>844 大体
>>846で合ってる件
そいで絵スレ叩きスレがでてきたんだな
個人的には過疎スレで細々とやってる好きです
スレチスマン
855 :
1:2007/01/08(月) 13:39:58.11 ID:v/uzbCgN0
主張まとめ
・ブログの載せてもいいが、フィクションだと書くこと。
・マルチ宣伝は止めてください
・絵師様ありがとうございます。
856 :
やもり♂:2007/01/08(月) 13:40:05.11 ID:UxsLz8oV0 BE:325512083-2BP(3001)
857 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 13:40:46.08 ID:YzAEwWYT0
858 :
1:2007/01/08(月) 13:41:20.57 ID:v/uzbCgN0
>>853 いずれ完全版作り直します……いやそこまでするのか本当に。
時間は置きますよー
859 :
1:2007/01/08(月) 13:42:43.70 ID:v/uzbCgN0
>>856 いえいえ、載せてくださって光栄です。
4年前に書いたのと完全に終わり方が違うと昼飯食ってる時に気付いた
860 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 13:43:20.38 ID:YzAEwWYT0
861 :
1:2007/01/08(月) 13:45:10.77 ID:v/uzbCgN0
>>860 確か
・生き残るのは奈央
・館入は渡部を殺す
・千明と遠藤はコウタに殺される
・小松は爆弾で死なない
そんな感じだったような気がする。もうデータ残ってないのでうpも出来ません。
862 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 13:46:13.92 ID:YzAEwWYT0
863 :
エチゼンクラゲ♂:2007/01/08(月) 13:46:42.14 ID:vkDPscQD0
やるならやれと言いたい
864 :
1:2007/01/08(月) 13:48:40.48 ID:v/uzbCgN0
載せたブログの方は一応このスレに連絡下さい。
……いやそんなに偉いことは言えないけどね。痛い文だし。
>>863 何をっすか?
865 :
か♂:2007/01/08(月) 13:49:20.54 ID:wUM1cuFJ0
ということは館入が渡部を殺すとき奈央は見捨てるのかな?
正直wktkが止まらない
866 :
とど♀:2007/01/08(月) 13:49:20.85 ID:sLz/VTagO
867 :
1:2007/01/08(月) 13:51:45.57 ID:v/uzbCgN0
>>865 その前にいざこざがあって、奈央が渡部を売ったんだと思った。
>>866 感激してますwwwww
ですが、もうちょっと落ち着いた感じ。
868 :
いたち♀:2007/01/08(月) 13:54:48.24 ID:sLz/VTagO
869 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 13:55:23.61 ID:YzAEwWYT0
オレ的にタテイリは細身で清潔なオタク系なんだが。
NHKへようこその眼鏡みたいなイメージ
870 :
もぐら♂:2007/01/08(月) 13:56:08.44 ID:wUM1cuFJ0
>>866 舘入カッコヨス。見た目はみんな大体同じ想像なのかな。
これで冷静系だったら脳内舘入ほぼ一緒ぽい。
>>865 な、なんだってー!
871 :
1:2007/01/08(月) 13:56:22.29 ID:v/uzbCgN0
それと微々たる違い
・マミ&拓朗VS館入があった。
・遠藤&千明VSコウタがあった。
872 :
けむし♂:2007/01/08(月) 14:04:05.38 ID:MCh5y+esO
>>869 俺も同じこと考えてたずwww
館入は眼鏡だよな
873 :
きじ♂:2007/01/08(月) 14:15:36.35 ID:cK4N1Yv3O
ksk
874 :
1:2007/01/08(月) 14:16:35.78 ID:v/uzbCgN0
アナザーストーリーは俺が書くより皆様が書いたほうが楽しいんじゃないでしょうかね…
875 :
きじ♀:2007/01/08(月) 14:18:08.01 ID:MCh5y+esO
全登場人物のスペックと支給武器をまとめてほしい
876 :
1:2007/01/08(月) 14:19:10.75 ID:v/uzbCgN0
>>875 個人名出るので、一部カタカナでも良いですか?
877 :
こうもり♀:2007/01/08(月) 14:21:37.21 ID:qcnJuHNf0
あとよかったら制服どんなんか頼む
俺は勝手に自分の高校の制服イメージしてた。
878 :
1:2007/01/08(月) 14:24:11.17 ID:v/uzbCgN0
門脇 開戦前に射殺
蔵根 顔が女っぽい 益田奈央に殺される
小松 前田の親友 武器はおにぎりと毒 地黒
こんな感じでいいっすか?
879 :
とかげ♀:2007/01/08(月) 14:24:46.93 ID:k/VJEls0O
880 :
VIP皇帝:2007/01/08(月) 14:24:51.52 ID:DI4kSEh70
881 :
がらがらへび♀:2007/01/08(月) 14:26:54.91 ID:kqIk5h7W0
882 :
1:2007/01/08(月) 14:26:57.59 ID:v/uzbCgN0
近藤 川原に殺される 武器は竹刀 少しかっこつけてる奴
直ちゃん 水上に殺される 武器はヌンチャク 色白でAB型 もやしっ子
スケショウ 自殺 色白 意思薄弱 魚座
高橋 地味 これといった特徴がない 館入の爆弾によって殺される
館入 デスノのLみたいな感じ 天才 奈央に殺される
拓朗 活発少年 野球部 自殺した どんな時でもポジティブ
883 :
1:2007/01/08(月) 14:28:17.92 ID:v/uzbCgN0
>>879 どうしましょうか。このキャラでもう一度殺し合いするか、小原の転校先でやるか。
迷ってます。書くとしても一週間は置きます。
884 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 14:30:19.32 ID:YzAEwWYT0
>>880 これの髪がツンツンしてない感じが俺の中のタテイリw
885 :
うまさん♀:2007/01/08(月) 14:32:56.52 ID:DI4kSEh70
>>884 なんか物足りないと思って描き足しちまった自分が憎い
886 :
あしか♀:2007/01/08(月) 14:33:01.12 ID:qcnJuHNf0
887 :
1:2007/01/08(月) 14:34:30.87 ID:v/uzbCgN0
前田:お人よし 館入に殺される なんでも信じる 少しウホッ傾向あり
マタマ:ピザ だが優しい 柔道部 マミにウホッ傾向あり
マミ:てか俺 小原によって殺される 最初はパッとしない奴 スケミ戦以後覚醒 長髪
水上:小原によって殺される 少し肌が黒い 空手部
凌:長身 気さく 優しい不良 スケミによって殺される
コウタ:気弱 キョンみたいな感じ マミによって殺される 背は低い
888 :
あざらし♂:2007/01/08(月) 14:34:38.92 ID:MCh5y+esO
889 :
あざらし♀:2007/01/08(月) 14:36:47.70 ID:MCh5y+esO
マミが1で屋上で寝てた奴?
890 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 14:37:10.79 ID:YzAEwWYT0
891 :
1:2007/01/08(月) 14:39:24.07 ID:v/uzbCgN0
ミキカ:長身 少し厳格 固めの表情 奈々子ちゃんに殺される だが友達思い 武器小銃
植木:背は低い どこのクラスにも一人はいそうな奴 奈央に殺される
遠藤:B型 千明と親友 短髪 普段はものすごくマターリしている コウタに殺される 武器催涙スプレー
千明:背は低い 今までスレに出てきた絵でだいたい合ってる ロリ
潟端:関西ってイメージ 奈々子ちゃんに殺される 武器判明せず
佐藤知香:不良 奈々子ちゃんに殺される 武器判明せず
ユカ:いいんちょ 争いが嫌い 泣き虫 正義感が一番強い スケミに殺される 武器ハリセン
佐藤美咲:腐女子を想像してくれればいい 奈央によって殺される 武器チェンソー
892 :
1:2007/01/08(月) 14:40:04.71 ID:v/uzbCgN0
893 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 14:42:13.20 ID:YzAEwWYT0
チェンソーのヤツはガラス割れてこけてその表紙で自分を切り気斬ぢゃったんだよね?
894 :
しかさん♀:2007/01/08(月) 14:42:54.36 ID:wUM1cuFJ0
895 :
1:2007/01/08(月) 14:43:18.93 ID:v/uzbCgN0
渋谷:長髪 気弱 川原に依存 武器ショットガン
川原:アイドル的存在 残酷 目が大きい 千明に殺される
坪田:武器ペレッタ 近藤に殺される
チホ:気弱だが正義感は強かったりする 体は小さい 目が細い 奈々子ちゃんに殺される
瀧口:ちょい不良っぽい 武器:小銃 館入の爆弾によって死亡 貞子を可愛くする
奈央:さっき絵師様が描いてくれた感じ 千明に殺される 武器は鎌 実は寂しがりや
896 :
まぐろ♂:2007/01/08(月) 14:43:40.56 ID:QHc3xd5mO
897 :
1:2007/01/08(月) 14:44:15.15 ID:v/uzbCgN0
898 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 14:44:23.50 ID:YzAEwWYT0
899 :
1:2007/01/08(月) 14:46:41.65 ID:v/uzbCgN0
中尾:水上に殺される
和田:水上に殺される 武器手榴弾 ふくよかなお方
渡部:奈央・高田・ミキカと友達 上辺だけの友人 和風美人 奈央に殺される
高田:転校生 少しだけ負けず嫌い 奈々子ちゃんに殺される
奈々子ちゃん:普段は天然っ子 マミに殺される 説明しなくてもいいでしょ 武器:サーベル
スケミ:ネギまのせっちゃんを思い描いてくれ 武器:刀 性格はまぁまぁ良い
900 :
1:2007/01/08(月) 14:47:35.66 ID:v/uzbCgN0
これで全員です。
901 :
パンサー♂:2007/01/08(月) 14:47:45.01 ID:MCh5y+esO
誰か川原描いてくれよwww
902 :
1:2007/01/08(月) 14:50:10.54 ID:v/uzbCgN0
川原名言集
「まさか保健室の入り口に地雷がしかけてあるなんて、思いもしなかったでしょ?」
「痛いでしょ? 苦しいでしょ? そりゃ足が1本ないんだもんね! 痛いに決まってるよ!」
「はははは! 無様だね! 私が手を下さなくても全然OKみたーい」
「悪いねー尚美ちゃん」
「うちさっきね、沙耶殺したんだよー」
903 :
1:2007/01/08(月) 14:53:38.96 ID:v/uzbCgN0
スケミ名言集
「その前に私がお前を殺すけどね」
「死なないよ。私、貴方達を殺して、生き残るよ。絶対、生き残るんだから!!」
「逃がすか! 待て! 殺す!! 殺す!!」
「……光。あんた、許さないから」
「駄目だよ。あんた達はここで死ぬの。しかも首の爆弾でじゃなくて、私に切られて死ぬの!! アハハハハハハハハ!!」
904 :
けむし♀:2007/01/08(月) 14:54:09.65 ID:DI4kSEh70
マミ長髪って書いてあるけどどの辺まで?
905 :
バター犬♀:2007/01/08(月) 14:54:43.68 ID:w3/smj4/0
ガンダム“閃光のハサウェイ” 映像作品化へ
サンライズは8日、ガンダムファンから根強い支持があるSF小説作品、
『閃光のハサウェイ』をOVA作品として製作する事を発表した。同作品は
機動戦士ガンダムに登場するホワイトベースの艦長、ブライト・ノアの息子
ハサウェイ・ノアを主人公として描かれており、その悲劇的な内容が一部の
ファンに熱狂的な支持を得ており、長い間映像化が渇望されていた。
紆余曲折を経て、遂にファンの想いが現実のものとなった格好だ。
第1巻の発売は今年の末頃になる予定。
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/x3/1158923817/l50 *ブライトの声優に関しては未定とのこと
906 :
1:2007/01/08(月) 14:54:46.88 ID:v/uzbCgN0
>>904 ん……想像で良いけど、普通より少し長いくらい。心持ち
907 :
がらがらへび♀:2007/01/08(月) 14:56:41.77 ID:cK4N1Yv3O
このスレ見てたらBR1(小説)読みたくなってきた(´・ω・`)
今でも売ってるだろうか…出かけてくる。
908 :
1:2007/01/08(月) 14:56:55.21 ID:v/uzbCgN0
あつかましいのですが、お願いがあります。
死に際の遠藤と千明のシーンをどなたか描いてくれませんでしょうか。
……千明、帰ろうか?
「また明日会おうよ。学校で」
「さき帰って、ごめんね。待っててくれたのにね」
のシーンです。お願いします。
909 :
1:2007/01/08(月) 14:59:57.88 ID:v/uzbCgN0
館入描きの皆様
死んだ、な。俺。
ゲームセット。
一つの計算ミスで、人生が変わることがある。
これは数学教師が言ってた言葉。
その通りだった。もう少しだけ、益田奈央に警戒しておけば、良かった。
館入の死に際も見たいっす……いやすみません調子乗ってました
910 :
かも♂:2007/01/08(月) 15:07:40.63 ID:MCh5y+esO
漫画化してくれ
911 :
かまきり♂:2007/01/08(月) 15:08:32.65 ID:YCLUISAv0
漫画化wktk
912 :
しまうま♀:2007/01/08(月) 15:10:12.44 ID:NqT83/R5O
欲しい
913 :
かも♀:2007/01/08(月) 15:11:17.58 ID:cK4N1Yv3O
編集社求む!!
914 :
むささぴ♂:2007/01/08(月) 15:13:40.84 ID:YCLUISAv0
漫画化したら間違えなく買う
915 :
か♂:2007/01/08(月) 15:18:19.16 ID:NqT83/R5O
次スレいる?
916 :
しゃけ♀:2007/01/08(月) 15:20:20.31 ID:NzyXihDu0
917 :
りす♂:2007/01/08(月) 15:20:24.80 ID:MCh5y+esO
まとめサイトが欲しいところ
918 :
はむちゃん♂:2007/01/08(月) 15:24:08.38 ID:YCLUISAv0
とりあえずマミ中心のストーリーで頼む
919 :
うまさん♂:2007/01/08(月) 15:25:46.63 ID:DI4kSEh70
マミのビジュアルがイマイチよく浮かばないorz
920 :
しかさん♂:2007/01/08(月) 15:29:04.39 ID:W/5HEcquO
921 :
かわうそ♂:2007/01/08(月) 15:30:46.94 ID:EZZZ+0No0
今来て全部読んだ
理解力のない自分が怨めしい・・・・・・・!!orz
922 :
インコ♀:2007/01/08(月) 15:35:04.85 ID:YCLUISAv0
マミは何か気が弱そうなイメージがあるのは俺だけ?
923 :
1:2007/01/08(月) 15:37:18.94 ID:Fi/PIel10
1ですが。
漫画化は別に構いませんよ。
そしてリア友が見ていないのを祈りばかりです。
924 :
1:2007/01/08(月) 15:38:19.45 ID:Fi/PIel10
>>922 確かに特徴ないっすよ。orz
漫画化されたら泣いて喜ぶと思う。
925 :
カラス♂:2007/01/08(月) 15:45:34.59 ID:NzyXihDu0
ふうむ
ありがとう
しかしイマイチ誰が誰だか分からない
見直してきます
926 :
1:2007/01/08(月) 15:45:58.06 ID:Fi/PIel10
>>920 小松はもっと色黒ですかね。
でもその爽やかな雰囲気はあってると思います。
連投すみません。
927 :
1:2007/01/08(月) 15:46:32.90 ID:Fi/PIel10
>>925 え? 本当に漫画化してくれるのですか?
928 :
がらがらへび♂:2007/01/08(月) 15:48:16.23 ID:MCh5y+esO
漫画フラグ?
929 :
がらがらへび♂:2007/01/08(月) 15:49:19.88 ID:cK4N1Yv3O
まとめの前に漫画フラグ
930 :
けむし♀:2007/01/08(月) 15:52:59.53 ID:DI4kSEh70
今ざっと(マミの登場シーンだけ)読み直してきた。
とりあえず俺の脳内じゃマミは黒髪センター分けのイケメン
931 :
1:2007/01/08(月) 15:54:04.67 ID:Fi/PIel10
>>930 そんな感じです^^
リアとは程遠いが。
932 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 15:56:11.35 ID:YzAEwWYT0
イケメン認めたかwwwwwwwwww
933 :
いぼいのしし♀:2007/01/08(月) 15:57:43.91 ID:Wex+Davg0
今読み終わった
間に合って良かった
934 :
かにさん♂:2007/01/08(月) 16:01:30.32 ID:Wex+Davg0
感動した
人生で2回目だから貴重な感動
935 :
がらがらへび♂:2007/01/08(月) 16:01:51.81 ID:wUM1cuFJ0
937 :
すずめ♂:2007/01/08(月) 16:04:58.59 ID:DI4kSEh70
938 :
VIP皇帝:2007/01/08(月) 16:09:34.06 ID:Wex+Davg0
正直名字と名前が一致しない人は俺だけ?
939 :
ひぐま♀:2007/01/08(月) 16:10:48.48 ID:NzyXihDu0
940 :
きじ♀:2007/01/08(月) 16:12:03.38 ID:RQy8+9KRO
まとめ欲しいな
941 :
1:2007/01/08(月) 16:18:06.29 ID:Fi/PIel10
三浦マミ
西村拓朗
小原チアキ
遠藤サヤ
岩崎ミキカ
長谷奈々子ちゃん
川原瞳
小松友也
942 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 16:20:06.23 ID:YzAEwWYT0
全部実在する人物のフルネームだろ?少し慎んだ方がいいんじゃねぇか
943 :
ペンギン♂:2007/01/08(月) 16:21:41.95 ID:cK4N1Yv3O
ちゃん付けと呼び捨てに1の人間らしさを感じた
944 :
アホウドリ♂:2007/01/08(月) 16:21:42.85 ID:z5ZGBzj00
945 :
あざらし♂:2007/01/08(月) 16:29:06.30 ID:MCh5y+esO
下の名前はカタカナ、実在の団体等とは関係(ry
これでOK
946 :
ウズラ♂:2007/01/08(月) 16:29:28.32 ID:JVYdBGpa0
頑張ってクラス全員描こうと思う
おかしいよね、明後日からテストなのに
947 :
あざらし♀:2007/01/08(月) 16:31:57.37 ID:RQy8+9KRO
今猛烈にメールにコピペしてる
携帯まとめなら作れそうだが、名前は全部変えた方がよくないか?
948 :
1:2007/01/08(月) 16:32:56.61 ID:Fi/PIel10
了解っす。
じゃ三浦マミ以外変えましょうか。
拓朗と凌は良いと思われます。それ以外。
949 :
ワニ♀:2007/01/08(月) 16:34:00.64 ID:ViYZU62L0
950 :
1:2007/01/08(月) 16:34:55.35 ID:Fi/PIel10
>>949 すんでる県は言えませぬ。
それでは変える作業をしたいと思います。
951 :
ねずこう♂:2007/01/08(月) 16:36:18.19 ID:ViYZU62L0
952 :
1:2007/01/08(月) 16:36:54.93 ID:Fi/PIel10
>>945 下の名前カタカナだったらOKなんですかね……
このまま使えるのは
・三浦マミ
・西村拓朗
・水谷凌
・水上琢磨
は確実に使えます。
館入も、連絡ついたら許可を得たいと思ってます。
953 :
シーモンキー♂:2007/01/08(月) 16:37:47.42 ID:9B9GtBtT0
954 :
愛のVIP戦士:2007/01/08(月) 16:38:13.10 ID:YzAEwWYT0
955 :
もぐら♀:2007/01/08(月) 16:39:04.34 ID:W/5HEcquO
956 :
はむちゃん♂:2007/01/08(月) 16:39:57.77 ID:2OMesbzX0
>>1 最後まで生きていたのは俺と好きな子だったwww
957 :
1:2007/01/08(月) 16:40:20.31 ID:Fi/PIel10
村橋コウタ→上妻恭輔
近藤弘幸→古林研介
直ちゃん→佐野直久
岩崎ミキカ→菅野ミキカ
変えるとしたらこんな感じでしょうか。
958 :
パンサー♂:2007/01/08(月) 16:40:45.75 ID:MCh5y+esO
人気の館入www
959 :
もぐら♀:2007/01/08(月) 16:41:42.60 ID:Che0cR0gO
最初からマシンガン持ってる設定wwwww
960 :
1:2007/01/08(月) 16:42:21.45 ID:Fi/PIel10
>>954 以前ネット上で小説を公開した時に、名前を使用させてもらいました。
そして名前を使用するだけで、決して本人ではないので良いと思われます。
後々許可は取ります。
この話はフィクションであり実際のryを活用しようかと。
961 :
か♀:2007/01/08(月) 16:42:51.46 ID:wUM1cuFJ0
962 :
1:2007/01/08(月) 16:45:39.22 ID:Fi/PIel10
963 :
ふんころがし♂:2007/01/08(月) 16:53:18.00 ID:MCh5y+esO
館入の下の名前って出てないよね?
964 :
1:2007/01/08(月) 16:54:25.04 ID:Fi/PIel10
>>963 ……そういえば、出て無いね。
名前ない設定でいいと思われます。
965 :
くじら♀:2007/01/08(月) 16:54:46.72 ID:wUM1cuFJ0
舘入のこと名前で呼ぶほど仲がいい人がいないということk(ふぉんぐしゃ
シャワー浴びてる間に1000いってたら泣く
966 :
1:2007/01/08(月) 16:55:08.40 ID:Fi/PIel10
前田から許可とりました。
前田恭兵は使えます。
967 :
アザラシ♀:2007/01/08(月) 17:00:09.06 ID:KOETXl73O
968 :
1:2007/01/08(月) 17:01:12.11 ID:Fi/PIel10
>>967 館入は天才すぎました。
それ故、あまり仲が良い人がいなくなりました。
そして感情を次第に失っていきました。
こんな設定。
969 :
1:2007/01/08(月) 17:02:17.01 ID:Fi/PIel10
kwskとksk間違えた。
岩崎美樹佳の名前が使えます。許可とりました。
970 :
かも♀:2007/01/08(月) 17:03:53.87 ID:MCh5y+esO
個人的に館入の下の名前は絢哉
リア友に外見が館入っぽい奴がいてそいつが絢哉だからさ
971 :
1:2007/01/08(月) 17:03:54.12 ID:Fi/PIel10
972 :
あひる♂:2007/01/08(月) 17:04:48.33 ID:XUVZ7d5F0
973 :
イルカ♀:2007/01/08(月) 17:06:19.99 ID:NzyXihDu0
974 :
がらがらへび♀:2007/01/08(月) 17:06:24.65 ID:HG3Au5aFO
まとめまだー
↓
975 :
かも♀:2007/01/08(月) 17:08:00.78 ID:MCh5y+esO
前原さぁん、バトロワですかぁ?
976 :
おおかみ♂:2007/01/08(月) 17:08:26.22 ID:qcnJuHNf0
977 :
1:2007/01/08(月) 17:08:34.64 ID:Fi/PIel10
【漫画とか】校内バトロワ2【館入とか】
978 :
1:2007/01/08(月) 17:09:12.10 ID:Fi/PIel10
>>975 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
979 :
くまさん♂:2007/01/08(月) 17:09:31.99 ID:W/5HEcquO
980 :
1:2007/01/08(月) 17:10:40.68 ID:Fi/PIel10
んっふっふっふ 前田さぁん、わかったことがありましたらここに電話を下さいねぇ
981 :
かも♀:2007/01/08(月) 17:10:58.68 ID:RQy8+9KRO
982 :
かも♀:2007/01/08(月) 17:11:51.62 ID:MCh5y+esO
うはwwwやっちまたぜwww
>>973 便所前のシーンktkr
983 :
あひる♂:2007/01/08(月) 17:13:37.75 ID:jqhaev7oO
携帯wktk
もうまとめ作る人って決まってる?
984 :
ふんころがし♂:2007/01/08(月) 17:13:48.48 ID:wUM1cuFJ0
>>967 貴方って人は・・・!絶対誰かすると思ってたぜ!
>>975 ちょwwひぐらし好きが集まっちゃう!確かに傾向は似てるけどクラウドはダメだ!ww
985 :
きじ♂:2007/01/08(月) 17:13:46.79 ID:87pRiOBUO
BR厨がきましたぁあ゛ああああいッ!!!あ゛ヅー!
986 :
おおかみ♀:2007/01/08(月) 17:14:11.47 ID:7tcvLlfS0
自分のクラスでバトロワする妄想した奴ちょっとこい (982)
おまえらwwwwwwwwwwwwwwwww
987 :
こうもり♂:2007/01/08(月) 17:14:24.68 ID:kFLEZyek0
おもしれえええええええええwwwwwwwwwwwwww
バイトいってくるわ
988 :
さるさん♀:2007/01/08(月) 17:15:12.08 ID:jqhaev7oO
それと、〜章とかで区切らないか?
989 :
1:2007/01/08(月) 17:15:45.45 ID:Fi/PIel10
次スレ立てられないので誰か立ててください。
お願いします。いやさっきからお願いしすぎだよ俺。
990 :
きじ♂:2007/01/08(月) 17:16:48.12 ID:MCh5y+esO
991 :
おおかみ♀:2007/01/08(月) 17:17:10.85 ID:qcnJuHNf0
992 :
かめ♂:2007/01/08(月) 17:17:13.15 ID:k/VJEls0O
1000なら漫画化
993 :
かめ♂:2007/01/08(月) 17:18:03.80 ID:k/VJEls0O
バチョールロワイアル
994 :
携帯まとめ人:2007/01/08(月) 17:18:36.36 ID:RQy8+9KRO
コピペ終わる前に落ちたらdat誰か拾ってくれないか?
こりゃ次スレ要るな…1000で終わりたかったけど
995 :
かめ♂:2007/01/08(月) 17:18:48.14 ID:k/VJEls0O
1000なら
たていり府
996 :
1:2007/01/08(月) 17:18:50.40 ID:Fi/PIel10
【小原は】校内バトロワ2【渡さない】
次スレ立てお願いします。
997 :
イルカ♂:2007/01/08(月) 17:19:14.57 ID:VxkfJyuw0
998 :
かめ♂:2007/01/08(月) 17:20:06.27 ID:k/VJEls0O
1000ならバチョールロワイアル
999 :
くじゃく♂:2007/01/08(月) 17:20:22.77 ID:b2tlNu3j0
1000なら痴漢男漫画化した人が漫画化
1000 :
1:2007/01/08(月) 17:20:22.91 ID:Fi/PIel10
【拓朗になら】校内バトロワ2【掘られてもいい】
1001 :
1001:
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
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