【ここより】ローゼンメイデンが普通の女の子だったら【永久に】

このエントリーをはてなブックマークに追加
1VIP村人x
このスレはもしもローゼンメイデンが普通の女の子だったらという妄想を垂れ流すスレです

ローゼンメイデンが普通の女の子だったら @Wiki
ttp://www9.atwiki.jp/rozenmaidenhumanss/

ローゼンメイデンが普通の女の子だったら画像保管所@Wiki-トップページ
ttp://www9.atwiki.jp/nanasi/

女子高スレ練習用wiki@幼稚園
ttp://www9.atwiki.jp/rosen_kindergarten/

ローゼンメイデンが普通の女の子だったら@雑談所(近日移転予定)
ttp://yy36.60.kg/nanasi/
携帯からは↓
ttp://yy36.60.kg/nanasi/i/

nのフィールド@休憩所(新規雑談所)
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/7014/
携帯からは↓
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/otaku/7014/

前スレはどうなったの?なんて言う時は・・・・・
2ch RozenMaiden過去ログ倉庫
ttp://rozen-thread.org/
2VIP村人x:2006/11/25(土) 13:45:02.05 ID:1CxM3MVh0
・『原則「コテ」禁止』
 コテハンの人の書き込みが悪いんじゃなくてコテを付いてるということが荒れる原因になりやすいので原則コテは禁止で。

・スレ・作品と関係ない雑談は控え、気に入らない作品や書き込みはスルーお願いします。

・非常時はまずWikiや雑談所で状況を確認してください。(本スレの消失など)

・投下するときは「○○ネタだから注意」とか「○○系につき苦手ない人スルーよろ」などと付けた上、さらにNGワード指定するなどの各自配慮をお願いします。
例:yuriyuri(百合)  sinineta(死)  uhouho(男色)  guroino(グロ)

・長編でレスを大きくまたぐとき(前回の投下は>>51で今回は>>462とか)や前スレから の続きはタイトルやあらすじ、アンカー等付けると読者に優しい職人になれる。

・なるべく自分でWikiを編集できるようになりましょう。どうしても編集できない場合は雑談所の掲載状況スレで依頼しましょう。(簡単な説明の項目の通りである程度できます)

・性的描写はエロパロで。(投下するなら少年誌レベルぐらいまで)

・投下混雑時以外の「投下いいかな?」は不要。投下終了後の「やっぱグダグダだったorz=3」とかも不要。もっと自信持って投下しよう!
(目安として:投下ラッシュは大体22時前後。それ以外なら特に混む事は無し。)

・投下時、他の人と被るが嫌なら投下前のログの再取得は必須!

・未来アンカーやリレー小説はスレストの原因になったり投下し辛い空気にしたりするので控えてください。

・上記の他、Wikiの「簡単な注意事項」を読んだ上、分からない質問などは>>1のリンクから行ける雑談所やWikiでお願いします。
3VIP村人y:2006/11/25(土) 13:58:47.70 ID:hynrEgux0
薔薇>>1乙女
4VIP村人r:2006/11/25(土) 14:24:23.37 ID:2vhtw5SmO
乙!
5VIP村人v:2006/11/25(土) 14:30:35.62 ID:9ldNuwq3O
乙です!
6VIP足軽roop:2006/11/25(土) 14:31:17.98 ID:Be7VEhlE0
>>1
乙かレンピカ
7VIP村人o:2006/11/25(土) 14:32:06.51 ID:8qJni+3c0
>>1
乙ですー
8VIP村人xxx:2006/11/25(土) 14:44:39.59 ID:IzuMTvcYO
>>1
9VIP村人z:2006/11/25(土) 15:28:14.54 ID:1CxM3MVh0
保守
10VIP村人s:2006/11/25(土) 15:53:22.36 ID:2vhtw5SmO
11VIP村人x:2006/11/25(土) 16:07:29.73 ID:Z+qP8lGe0
「一つ屋根の下 第八十五話 JUMと冬休み」

「俺はいつも思う。冬ってのは嫌いなんだ。」
「そうなのか?何でだ?お前くらい暑苦しかったら寒くもないだろう?」
僕は体育館で立っている。そう、お馴染みの校長の長話のせいだ。
「ヴァカか!!冬ってのはな、みんな寒くて厚着するだろう!?」
「まぁ、寒いからな。」
僕は、その長話の中べジータと小声で呑気にくっちゃべっていた。
「見ろ!!夏なら薄着と汗で、式の最中ブラ透け鑑賞できたのに!!ああ、ちくしょー!ちくしょー!!」
そして絶叫。とりあえず他人のフリをしとこう。うん、他人他人。
「やぁ、べジータ。担任の梅岡だよ。そんなにブラ透けが見たいのかい?じゃあ、先生の見せてあげるよ。
さ、こっちこっち。先生思うんだ。ブラ透けっていうのは頑張る元気の……」
「え、ちょ、何で着けて……こ、ここからが本当の……」
ズルズルと梅岡に引っ張られていく馬鹿。ツッコミ所があったが、スルーしとこう。
「……JUMは……見たいの…?」
「あのなぁ、あいつと一緒にしないでよ薔薇姉ちゃん。」
隣から小さな声がする。言うまでもなく、薔薇姉ちゃんだ。薔薇姉ちゃんは少し寒そうに手を擦り合わせてる。
「そう…でも…夏の式の時は…何気に鑑賞してたよね…」
「うっ……あれはタマタマで……」
「JUMのムッツリ…」
多分僕にしか聞こえてこないだろう声で喋る薔薇姉ちゃん。まぁ、これがある程度大きな声だったら色々僕が
ヤバイ訳だけど。そう思ってると、急に僕の手が温かくなる。
「JUMの手…温かい…暴露されたくなかったら……式の最中手を握ってて……」
薔薇姉ちゃんが少し企み顔で言う。まぁ、悪くない条件かな。手も温かくなるし。だから、僕がギュッと
薔薇姉ちゃんの手を握った。やっぱり、それまでより断然僕の手は温かく式を過ごす事ができた。
12VIP村人x:2006/11/25(土) 16:07:45.67 ID:Z+qP8lGe0
>>11
「さぁ、みんな!!通知表を返すよ!!」
梅岡がテカテカしながら教壇に立っている。手元には学生の恐怖通知表。無駄なハイテンションで次々に
梅岡は通知表を渡していく。どっからそのエネルギーが出てるんだろうと思う。多分、近くで何故かグッタリ
してるべジータからだな。べジータよ、永遠に。安らかに眠ってくれ。
「JUM……見せあいっこしよう?」
「ん?ああ、いいよ。でも薔薇姉ちゃん成績いいからなぁ〜。」
「JUMだって結構いい……家庭科とか私じゃ勝てない……」
それは男としてどうなんだろうとも思うけどね。僕は薔薇姉ちゃんの前で通知表を広げる。薔薇姉ちゃんも
僕の前で通知表を広げた。見事なまでに8や9と高い数字が並んでいる。
「むぅ…やっぱり家庭科勝ててない……国語もJUMのほうがいい……」
後は薔薇姉ちゃんの方がいいんだけどね。ともあれ、我が家は通知表を親に見せる恐怖のイベントが
ないから、相当成績が酷くなければ問題ない。
「じゃあ、みんな!2学期もこれで終わりだよ!!次に会うのは年が明けてからだね!!それまで
我慢できずに先生に会いたい人がいたら、何時でも僕の家に来ていーんだよ?グリーンだよ!」
誰もそんな人いないと思います。よりにもよって暑苦しい梅岡に会おうなんて人はいないだろう。
多分、補習とかで運悪くコイツに会う人はその日の運勢は悪いと思ったほうがいい。
「先生、みんなが来てくれたら餃子やキムチ鍋パーティーでもしようと思って、食材沢山買ってあるんだ!
何時でも来てくれよ!!」
バチコーンとウインクをする。多分、冬の間一人でしょの食材を処理することになると思いますよ。
さて、こんな感じで戦死したべジータを教室に残して、僕と薔薇姉ちゃんは学校を後にした。
次に来るのは短い短い3学期、かぁ……

13籠屋の銀二:2006/11/25(土) 16:07:52.18 ID:1gxYdVBV0

何故か天文・気象板にポケモンスレが・・・。

ポケットモンスターダイヤモンド・パール攻略・AA
http://science4.2ch.net/test/read.cgi/sky/1160215405/
いつもの突撃のクオリティ、たまには役立てようぜ。
14VIP村人x:2006/11/25(土) 16:07:59.37 ID:Z+qP8lGe0
>>12
「あ……あれ、銀ちゃんと真紅じゃない…?」
帰り道。僕は薔薇姉ちゃんと街をブラブラしながら歩いていた。その時、大きな袋を抱えている銀姉ちゃんと
真紅姉ちゃんを発見した。とりあえず、近づいてみると二人は少しイライラしている様子だった。
「はぁ、おっもぉ〜い。何で私がこんな事しなくちゃいけないのかしらぁ〜。」
「不本意なのは私も同じよ。仕方ないでしょう?昨日ジャンケンで負けたのだから。」
どうやら、ジャンケンで負けて沢山買い物させられているらしい。
「銀姉ちゃんと真紅姉ちゃん。どうしたの?」
僕が後ろから声をかける。すると、まるで二人はいい獲物が来たと言わんばかりに僕を見た。
「あら、JUMと薔薇水晶。丁度いいわ。この荷物持ちなさい。」
真紅姉ちゃんが僕が持って当然といった感じに袋を押し付ける。おもっ!中身は大量のお菓子?
「JUM〜、お姉ちゃんのも持ってぇ〜。そしてら、家でイイコトしてあげるからぁ〜。」
「いや、別にそれはいいけどさ。なに、このお菓子の山は。」
僕は銀姉ちゃんの色仕掛けを適当にスルーして両手で二つの袋を持った。うわ、これは重い。
「感心感心……ちゃんと買ったんだね…二人とも……」
袋の中身を見て薔薇姉ちゃんが満足気に言う。
「不本意だったけれどね。でも、負けたのだから仕方ないわ。それに、JUMが来たお陰で楽になったわ。
さすがは私の下僕ね。なかなかの働きよ。」
女王様は自分の鞄だけを持って身軽に歩いてる。あのさ、せめて僕の鞄くらい持ってくれないかなぁ?
「ほらぁ、JUM頑張ってぇ〜。帰ったら水銀燈がマッサージしてあ・げ・る♪」
何の、どこのマッサージなんでしょうか、銀姉様?僕に必要なのはマッサージなんかより、鞄を持ってくれる
人なんですが……

15VIP村人x:2006/11/25(土) 16:08:19.52 ID:Z+qP8lGe0
>>14
「そういえばさ、まだ聞いてなかったけどこのお菓子は結局何なのさ?」
僕は両手にお菓子が山ほど入った袋を持って家へと歩いていた。鞄は気を利かせた薔薇姉ちゃんが持って
くれてる。『エロ本入れてないかな…』とか言って鞄を漁ったのはこの際目を瞑っておこう。
「何って。今日の夜から旅行じゃなぁい。そのお菓子よぉ?」
銀姉ちゃんがサラリと言う。ん?旅行?何だソレ?
「え、ちょっと待って。旅行なんて僕は聞いてないぞ?」
「……JUM、貴方聞いてなかったの?先週くらいから水銀燈が言っていたじゃない。」
真紅姉ちゃんが言う。あれ?もしかして、聞いてないの僕だけ?そういえば、先週くらいから家の中が
慌しいというか、姉ちゃん達が色々買ったり荷造りしてたりしてたような……
「はぁ、聞いてなかったようねぇ。帰ったらすぐ荷造りしなさいよぉ?夜には迎えが来るんだからぁ。」
さすがに銀姉ちゃんが呆れたように言う。話を纏めると、こういう事らしい。
何でも、めぐ先輩の家が経営するスキー場があるそうで。めぐ先輩も、うちの銀姉ちゃんとカナ姉ちゃんも
一足先に受験が終わってるので、気晴らしに遊びに行かないかって事らしい。
それに便乗して、僕らローゼン一家も一緒についていくと。つまり、そういう事らしい。
スキーかぁ……正直行くのは久しぶりだ。一応、多少は滑れる……はず。
このお菓子は、その旅行中で食べる奴か。そこでようやく辻褄があった。
しかし、相変わらずお嬢様だなぁ、めぐ先輩って。

16VIP皇帝:2006/11/25(土) 16:08:45.62 ID:Z+qP8lGe0
>>15
「はぁ〜、荷造りやっと終わったぁ〜……」
僕は一気に荷造りを終えて荷物を持ってリビングへ降りていった。あ、携帯の充電器忘れないようにしないと。
「お、JUM間に合ったですね。まぁ〜ったく、ちゃんと話聞かないからそうなるんですよ?」
全くもってその通りだなぁ。これは耳が痛い。と、銀姉ちゃんの携帯が鳴り響く。
「あ、めぐぅ?うん、うん……分かったわぁ〜、すぐに行くわねぇ。」
どうやらお迎えとやらが来たようだ。
「じゃあ、行くわよぉ。戸締りもOKねぇ?」
とりあえず家を一回りして戸締り確認。うん、おっけーおっけー。最後に玄関のドアに鍵をかけて門を出る。
門の前には、一台の少し小さなマイクロバスが止まっていた。プシューと音を立ててドアが開く。
僕等は順番にそのドアから車内に入っていった。しかし、凄いな。もしかして、これ柿崎家の所有物か?
「あ、みんないらっしゃい。ささ、適当に座ってね。」
「こんばんわ、みんな。」
車内に居たのはめぐ先輩は当然。そして、もう一人。
「トゥモゥエー!!」
ヒナ姉ちゃんが駆け寄って抱きついた人は、言うまでもなく柏葉だった。どうやらお呼ばれしたらしい。
「御邪魔します、めぐ先輩。それから、こんばんは柏葉。」
僕は適当に挨拶を済ませて荷物を置き、適当に椅子に座る。
「水銀燈、家の鍵は大丈夫?いいなら出発させるけど。」
出発させるって事は、やっぱりこれ柿崎家のバスか。しかも、お抱え運転手。夜に出発って事は多分
明日の朝にはスキー場に到着してるって事だろう。ん?ってことは……もしかして、このバスの中で。
男は僕一人で一夜を過ごすのか?それ、改めて考えなくてもヤバイのでは?
「いいわよぉ、それじゃあスキー場へ出発よぉ〜。」
銀姉ちゃんが言う。バスがブルルルと音をあげて発進する。その中で僕は思った。
冬休みは明日から。つまり、今日はまだ冬休みじゃないのでは?いや、どうでもいいんだけどね。
END
17VIP商人:2006/11/25(土) 16:35:26.76 ID:nXSI+YF6O
屋根ktkr。夏の海の次は冬のスキーか!今回はめぐと巴も参加でどうなるのかwktkしてます。
後はまあ



梅岡キメエwwwwwwwwwwww
18VIP村人r:2006/11/25(土) 16:42:31.13 ID:2Fm0KVJl0
一つ屋根キテター
しかしイベントの多い家ウラヤマシスw
各キャラのスキー風景がすごく楽しみだw
遭難>暖め合うフラグに期待していいのか?www

続きワクテカ
19VIP足軽e:2006/11/25(土) 17:29:01.15 ID:rpI0cypG0
20VIP魔法使い:2006/11/25(土) 17:30:37.73 ID:P9ekW0XyO
保守
21VIP村人y:2006/11/25(土) 17:38:49.63 ID:9ldNuwq3O
誕生日保守
22VIP村人g:2006/11/25(土) 17:46:04.99 ID:NKk16eY90
「ジュン、紅茶を煎れなさい」
「はいはい、葉は何かな?」
「アールグレイ」
「承知しました、ってね」

えらそうに紅茶を注文してくる真紅。
だが僕はそれが嫌ではなく、慣れた手つきでお湯を沸かし煎れる葉の準備をする。
一体今までに何回煎れてるんだろうな。
暫くするとお湯が沸騰するので僕はそれを止める。
そして茶を煎れる。
カップに煎れた後、上から蓋をして蒸す。

「偉いわ、ちゃんとおいしい煎れ方をしてるじゃない」
「そりゃお前に何回も煎れさせられてたらな」

僕が自分の為に紅茶を煎れることはまずない。
煎れるとしたら何時もえらそうな真紅の為だけに。

「はい、どうぞ」
「ありがとう」

蓋を外し、香りが漂う紅茶を渡す。
23VIP村人g:2006/11/25(土) 17:46:33.02 ID:NKk16eY90
>>22

そして何時ものようにカップに口をつけて飲み始める。
うーん、優雅だなぁ。

「おいしいわ」
「そりゃどうも」

そう言って静かにまた飲み始める。
結構熱いのによくそんなにすいすい飲める。
猫舌という言葉が似合わないな。

「ご馳走様」

暫くして飲み終わりカップをテーブルに置く。
そして椅子を立ち僕の横の椅子へと来る。

「ん?どうしたんだ?」
「あなた寒いでしょう?
 紅茶で私は暖まったからぬくめてあげるわ」

そして真紅は僕にもたれかかる。
うん、確かに体が火照っていて暖かい。
24VIP村人g:2006/11/25(土) 17:46:57.65 ID:NKk16eY90
>>23


「素直に甘えたけりゃ黙ってもたれかかればいいのにな」
「な、何を……私は暖めてあげたいだけ」
「はいはい」

真紅の顔を撫でる。
紅茶を飲んだせいもあってか顔が赤くなってる。
可愛い奴。

「やっぱり気が変わったわ、抱っこして」
「はい、お嬢様」

僕は真紅の膝の裏側に手を回して
何時ものようにお姫様抱っこの形になるように抱っこする。
そして立つ。軽いので余裕だ。

「いい紅葉ね」
「ああ、もうすぐ季節も終わりそうだけどな」
「その時はその時で冬が来るのだわ」
「そして寒いからまた紅茶か?」
「ええ、そうよ」
「はは……ワンパターンだな」
「けど悪くないでしょう?」
「ああ、悪くない。ずっとそうしたい」
25VIP村人g:2006/11/25(土) 17:47:38.88 ID:NKk16eY90
>>24

「あ」

紅葉がちょうど真紅の手のひらに落ちてくる。

「真っ赤だな」
「ええ」
「そうだ」

僕はそう言って真紅の手から紅葉を取って髪の毛にさす。
うーん、こんな事しても似合うな。

「な、何をやってるの?」
「いいじゃない、可愛いよ?」
「……もう、もう少しだけそうしてあげるわ」
「そりゃ嬉しい」




季節の紅葉を頭にさしたえらそうな貴方とのひと時
26南蛮ムキトス:2006/11/25(土) 18:18:58.40 ID:nXSI+YF6O
>>25
ケハァ!キャハァ!アンマァーイ!
27VIP足軽v:2006/11/25(土) 18:31:17.67 ID:Be7VEhlE0
>>20
口から上白糖吹いた。
28南蛮ムキトス:2006/11/25(土) 18:55:45.92 ID:nXSI+YF6O
何だ今日の過疎は保守
29VIP商人:2006/11/25(土) 19:25:16.61 ID:P9ekW0XyO
保守
30VIP村人w:2006/11/25(土) 19:28:02.46 ID:2vhtw5SmO
>>18
屋根GJ!
スキーもwktk

>>25
あますぎるよww
31VIP奴隷:2006/11/25(土) 19:50:41.76 ID:RXB+YYooO
保守
32VIP神:2006/11/25(土) 20:23:52.35 ID:RXB+YYooO
保守
33VIP村人xxx:2006/11/25(土) 20:35:17.43 ID:z6YCdVZqO
保守
34VIP村人u:2006/11/25(土) 20:44:32.69 ID:8qJni+3c0

※あらすじ:薔薇水晶の退屈しのぎにジュンがつきあうよ

「ふひひ。今日の私はおしゃれさん。どこがどうだかわかるかな」
「全然。そういうの、昔から苦手なんだよ」
「む。苦手なら苦手なりにがんばれ。ガッツとか乳首とかいろいろ見せろー」
「珍しく正論だな。乳首はともかく努力してみる」

「……髪切った?」
「はずれ。それは先週。ジュンはちょっと安直すぎる。次」
「……リップの色か」
「ベビーピンクにした。先月気づけばキスしてあげた。次」
「……下着とかは無しだぞ」
「下着はいつでもおしゃれです。乙女はひねもす常在戦場、年がら年中勝負ぱんつ。ちなみに今日は」
「みだりに人前でスカートをまくるな」

「ま、期待はしてなかった。ジュンだし」
「じゃあ訊くなよ。僕はそろそろ帰る。――あ、そうだ。薔薇水晶」
「?」
「お前、眼帯が左右逆だぞ? 今朝から気になってたんだけど。
どうせ遅刻ギリギリで焦ってうっかりとかそんなんだろ。みっともないから直しとけ」


「それから口きいてくれないんだ。どうしたらいい、ベジータ」
「黙れそして飯を食え。それ以上のろけるようならギャリック砲だ」
35VIP村人x:2006/11/25(土) 20:48:58.94 ID:2vhtw5SmO
眼帯の左右逆がお洒落なのかwwwww
ばらしーはかわいいよね
36VIP村人l:2006/11/25(土) 20:50:41.14 ID:IYZtwiFp0
よし、ギャリック砲だ!
37北町奉行:2006/11/25(土) 20:57:32.99 ID:nXSI+YF6O
薔薇しーは可愛いなぁ。そんな俺はジュンにファイナルフラッシュ!
38VIP村人y:2006/11/25(土) 21:19:57.44 ID:2vhtw5SmO
金「ファイナルフラッシュ!」




金「さっきの技でデコを連想したあなたは精神科に行くべきかしら!」
39VIP村人xxx:2006/11/25(土) 21:25:16.03 ID:Z+qP8lGe0
>>25真紅がかわええ…真紅は可愛いって言われる事に慣れてなさそうなのがイイ。
>>34薔薇しー乙女心が傷ついたのかwwジュンがキラキーの間違えてても面白かったかも?

保守小ネタシリーズ
真紅・水銀燈・翠星石の三人がなにやら言い争ってるようです。
JUM「何喧嘩してるんだよ?」
翠「イイトコに来たですぅ!JUM!ツンデレと言えば翠星石ですよね!?」
真「甘いわ、翠星石。私こそ今巷で話題のツンデレと言う奴なのだわ。」
銀「あらあらお馬鹿さぁん。ツンデレといえば水銀燈でしょぉ?」
真「何言ってるのよ。あなたはタダのサドでしょう?飴と鞭を使い分ける私こそ王道よ。」
翠「ふざけんじゃねぇーです!最萌で優勝した翠星石こそキングオブツンデレですぅ!」
JUM「お前はクイーンオブだと思うけどな。」
翠「そ、そんな事はどうでもいいです!さ、JUM!この際おめぇでいいです!!誰が一番ツンデレですか?」
雛「あ、JUMなの〜!JUM登り〜〜〜〜!!」
JUM「ははっ、雛苺は甘えん坊だなぁ。雛苺は僕のこと好きか?」
雛「う?ヒナはJUM大好き〜!」
JUM「って事なんだ。僕は安易なツンデレよりデレデレが好きなんだよ。」
真・銀・翠「…………………」
真「J、JUM……じ、実は私も前から貴方の事が……」
銀「ちょっとぉ!抜け駆けするきぃ!?本当は私も甘えん坊なのよぉ?ねぇ、JUM〜。」
翠「J、JUMがわりぃんですぅ。翠星石が素直じゃないのは知ってるじゃねぇですかぁ……
そのぉ、翠星石はJUMと一緒に居たいのが本心でぇ……」
JUM「ははっ、そっかそっか。じゃあ、とりあえずみんなで僕の家に行こう。」


JUM「……計画通り!!」 JUM デスノート キラ風保守
40VIP村人xxx:2006/11/25(土) 21:32:02.55 ID:9ldNuwq3O
ジ「今日はすき焼きか。」
翠「やっぱ寒い日には鍋ものに限るですぅ。」
真「もうじきできるようなのだわ。」
金「お待たせかしら〜♪」
銀「あらぁ、美味しそうじゃなぁい。」
金「えへへ、カナの自信作かしら。」
蒼「じゃ、温かいうちにいただこうか。」
金「あ、みんなの分の卵もといてるかしら〜。」
真「あら、用意がいいわね。」
雪「鍋鍋♪」
ジ「ではみんな…」
一同『いただきま〜す!!』

パク…

金糸雀以外『ゴブファー!!』
ジ「な…なんだこの以上な甘さは…」
翠「よく見たらとき卵にも溶けきらない砂糖が入ってやがるです…」
銀「ち…ちょっとぉ!!貴女どんな味付けしたのよぉ!?」
金「へ?普通にお醤油とお酒とお砂糖かしら。」
雪「す…すでに醤油とお酒が微塵も感じられませんわ…」
真「虫歯になりそうな鍋は初めてなのだわ…」
金「へ?でもうちじゃいっつもこれくらい…むしろ今日はちょっと控えめにしたぐらいかしら。」
一同『……』

それ以来金糸雀はすき焼きの味付け担当から永遠に外されることとなった…

金「納得いかないかしらー!!」
41VIP村人w:2006/11/25(土) 21:37:08.96 ID:2Fm0KVJl0
>>39
JUMはそのあと家に連れ込んでいったいナニを・・・・!!!!

>>40
なぜみっちゃんはあのスタイルを維持出来ているんだwww
42VIP足軽hentai:2006/11/25(土) 21:52:45.27 ID:J6ZMJuyL0
h
43VIP村人y:2006/11/25(土) 21:52:53.45 ID:2vhtw5SmO
>>39
そのあともきっとジュンの計画どおりに事が進むんだろうなwwww

>>40
カナリアが作ったものなら死ぬ気で食べてやる!
44VIP村人P:2006/11/25(土) 22:09:54.59 ID:9ldNuwq3O
金「はい♪>>43今日もお砂糖たっっぷりの卵焼きとシチューとご飯かしら〜♪」

…それでも貴方は愛を貫けますか?
45VIP村人P:2006/11/25(土) 22:17:22.30 ID:Z+qP8lGe0
もう一個小ネタ

引き篭もりだったJUMがようやく学校に来た体育の日の事……
JUM「ふっ……待ちに待った時が来たのだ…今までの妄想が無駄でなかった事の証の為に!」
ベジ「復活早々何言ってるんだ?ほら、そろそろ始まるぞ。」
JUM(馬鹿め……お前だってブルマが好きなのは知ってるぞ。さぁ、女子よ!早く来い!!)
真「ふぅ、今日も暑いわね。」
雛「かなりあ〜、早く早く〜〜!!」
金「ちょ、ちょっとまって雛苺……」
翠「まぁ〜ったく、お馬鹿苺は体育の時間だけ元気すぎるですぅ。」
蒼「いいんじゃないかな?僕も体育は大好きだし。体動かすのは気持ちいいよ?」
ベジ「HEY!!蒼嬢!!俺と一緒に体を動かして気持ちよく……ぶべらぁ!!」
翠「翠星石の蒼星石に近寄るんじゃねぇーです!!このM字ハゲ!!」
JUM(ふっ…馬鹿な奴だべジータ。ブルマの蒼星石で興奮が倍増したからって先走りすぎだ。
さぁ、僕みたいなプロはゆっくり拝むのさ……さぁ、ブルマ!カムオン!!!)
JUM「……………あれ?」
真「あら、JUM。しっかり体育出るのね。なかなか感心だわ。」
JUM「………はーふぱんつ?」
翠「?何言ってやがるですか?このヒッキーは。今の時期にジャージの訳ねぇですよ。」
JUM「い、いや……ブルマ……」
蒼「やだなぁ、JUM君。今時ブルマなんて学校、多分ないよ。」
JUM「なっ……そ、そんな……ブルマがないだなんて……」
真「ちょっと、JUM大丈夫?どうしたというの?」
JUM「ブルマじゃないなんて……夢見させるような事言うな!三井!!」
真「誰が三井よ……」
JUM スラムダンク メガネ君風保守
46VIP下手人:2006/11/25(土) 22:28:16.14 ID:nXSI+YF6O
>>39ジュンテラ策士wwww薔薇乙女は操作しやすそうだよなあ。
>>40カナ、きらきーさえ食べれない物を…
>>45ジュン、ブルマはね、ブルマはね、もういないの…
47VIP村人z:2006/11/25(土) 22:30:50.91 ID:2vhtw5SmO
>>44
当たり前www
それも魅力の一つなんだぜ?

>>45
現実はそうだよね(´・ω・`)
ブルマは絶滅の危機にあります
48VIP村人P:2006/11/25(土) 22:50:25.08 ID:9ldNuwq3O
ベ「もし俺様が生徒会長になったら体育で女子は全員ブルマ!そしてスカートの下にハーフパンツを履いた場合は処罰することを宣言する!!」
男子『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉ〜!!!!』

薔薇乙女『……』

ジ「…転校しようかな。」
49VIP村人a:2006/11/25(土) 23:26:14.52 ID:4XGncyEs0
ホシュ
50VIP女神:2006/11/25(土) 23:31:48.79 ID:RXB+YYooO
保守
51散髪とめきち:2006/11/25(土) 23:39:54.70 ID:69IfX/mQ0
NGワード:yuriyuri、biero かも知れない。

  《お茶目だね、きらきーさん》11


冬の訪れも間近になって、この頃は朝夕どんどん冷え込んでいる。
もうじき、毎朝ベッドから出るのがイヤになるんだろうなぁ。
でも、お姉ちゃんは冬が大好きみたい。

「この時期になると、お魚も脂がのって美味しいですよねぇ♪」

うん……好きな理由なんて、こんなもの。
雪の字を名前に持っていることなんて、全く関係なかったりする。
お姉ちゃんらしいと言えば、まあ、そうなんだけどね。

「お姉ちゃん、お魚が食べたいの?」

今夜はお父様がいないから、私たち二人だけの食事。
折角だから、ちょっと羽目を外してみようかなーと思っていた私にとって、
お姉ちゃんの真面目な反応は、正直、意外だった。

「そうですわねえ、薔薇しーちゃん。今夜は、お魚にしましょう」
「うん、いいよ。とりあえず、最近めっきり寒くなってきたし、鱈ちりにしようかな。
 あ、お鍋ならアンコウ……いやいやいや、やっぱり寒ブリの方が美味しいよねー」

なんて独り言を呟いていると、横で涎をすする音が……。
52NG付け忘れた・・・スミマセン orz:2006/11/25(土) 23:41:08.90 ID:69IfX/mQ0
>>51
はしたないけど、自分の気持ちに素直なお姉ちゃんって可愛い――と、思った刹那。
「でもぉ――私、アツアツの鍋物は苦手ですわ」
「あ、そっか……お姉ちゃんって猫舌だったっけ。じゃあ、無難にお刺身にするね」
「それがイイですわ」

言って、やおらポン! と手を打ち鳴らすと、お姉ちゃんは突拍子もないコトを口にした。
「いいこと思いつきましたわ。私の身体で、女体盛りを試してみましょう」
「え――っ!? それ、お茶目のレベルを超越してるよ!」
「女は度胸! 何でも試してみるものですわ。お刺身が人肌に温められて、きっと美味しいですわよ」

自分の身体にお刺身を盛りつけさせるなんて、なんて人なんだろう……。
しかし、ブラウスに隠されたお姉ちゃんのスレンダーな肢体を想像している内に、
そんな変態じみたことを試してみたい欲望が……。
「おk! じゃあ、お姉ちゃんはシャワー浴びてきて。私、ダッシュでお魚買ってくるから」

  〜  〜  〜

というワケで、ビキニ姿で横たわるお姉ちゃんの身体に、お刺身を盛りつけたのでした。
「ぢゃーん! それじゃあ、いっただきまーす…………ウマー」
「……あの、薔薇しーちゃん。いま気付いたんですけど、これじゃ私、お刺身を食べられませんわ」
「いまごろ気付いたの? お姉ちゃんってば、ホントにおばかさぁん」
「ひ、ひどいですわ! お願いっ! 私にも食べさせてぇっ!」

涙目で哀願するお姉ちゃんに「ヤダ」と舌を出して見せ、私は一切れ残らず、お刺身を食べちゃった。
またムチャシヤガッテなことを言い出さないように、たまには懲らしめないとねっ♪
53VIP足軽v:2006/11/26(日) 00:04:00.61 ID:BZW1/TX70
お前のお陰で女体盛りの素晴らしさがわかった
54VIP村人q:2006/11/26(日) 00:29:47.48 ID:WMmgj3zFO
55VIP下手人:2006/11/26(日) 00:30:43.18 ID:0LIjDp740
56VIP村人r:2006/11/26(日) 00:36:52.99 ID:0rdeO/G9O
>>52
ばらしーヒドスw
57VIP悪魔:2006/11/26(日) 00:51:23.61 ID:PZoqrbOV0
保守
58VIP村人q:2006/11/26(日) 01:08:45.53 ID:KrBU8rG3O
ひょひゅ
59VIP村人c:2006/11/26(日) 01:19:32.58 ID:ywZp8Nm80
>>52
きらきーさんのチャレンジャー精神は異常
あと密かにばらしーがヤマジュンに汚染されつつある件
60宿屋の女中:2006/11/26(日) 01:48:25.28 ID:gfZ6HFcCO
61はぐれVIPPER:2006/11/26(日) 02:27:42.33 ID:s3RTHFGD0
>>52
きらきー気づくのおせえwwwwww
62VIP村人l:2006/11/26(日) 03:34:53.89 ID:ztHd2cg6O
保守
63VIP村人q:2006/11/26(日) 04:32:09.79 ID:gOQOFfPk0
ほしゅ
64VIP村人n:2006/11/26(日) 05:17:00.67 ID:ztHd2cg6O
保守
65VIP村人v:2006/11/26(日) 05:47:53.01 ID:D36Jw7QHO
保守
66VIP村人w:2006/11/26(日) 06:42:29.47 ID:D36Jw7QHO
保守
67花魁:2006/11/26(日) 07:15:05.85 ID:c1E+mTby0
ほしゅ
68VIP皇帝:2006/11/26(日) 07:22:01.79 ID:nJ/V2pDiO
69VIP足軽になりたい:2006/11/26(日) 07:44:42.63 ID:I/MA8oZ40
コンセプト:原作っぽいきらきーを広める。

並木道を歩いていた。
から、から、と木枯らしが身に染みる。
つい一月前までは真っ赤な葉を纏っていた街路樹も今では丸裸だ。
手袋を身に着けたままコートの中に手を突っ込んで歩く。
「寒い」
ふと空を見上げると、薄いグレーの雲が満遍なく広がっていた。
――そういや、天気予報じゃ今日が初雪って言ってたっけ。
意識して歩調を速める。
いっその事覆面でも被りたいくらいに、空気が冷たい。
前に進んでいくことも億劫になってきてしまう。
あー。それにしても、寒い。

並木道が続く。
「お帰りなさい」
そんな、誰ともつかない声が聞こえた。
ハイネックのセーターの背後に緩やかなウェーブの掛かった長髪がなびいている。
僕はその姿を見て、
「雪華綺晶」
その名を漏らす。
声の主はにこり、と微笑んで僕の側に歩み寄る。
あまりにもスムーズな動きだったので、息の掛かるくらいに接近されたと気付いたのはしばらくしてからの事だった。
近い。
ピントがずれてぼやけて姿が見えるほどに近い。
いわゆる"唇までリンゴ一個分"みたいなヤツだ。
「お帰りなさい」
彼女が先刻と同じような音程でそう繰り返した。
「まだ、家じゃないだろ」
70VIP足軽になりたい:2006/11/26(日) 07:45:14.94 ID:I/MA8oZ40
>>69

とりあえず、見慣れている我が家は視界に無い。
むしろ目の前は雪華綺晶で覆いつくされている。
ついさっきから目が合いっぱなしだ。誰か助けてくれ、恥ずかしすぎる。
「あなたが」
ふわふわとした髪が揺れて僕の正面から左へと流れていく。
するり、と腕と腕とを絡められる。
「私の側にいるでしょう?」
僕の二の腕に頬を寄せて、彼女はそう呟いた。
コートの生地越しに多少の圧迫感。
確かに触れているのに、触れていないと思わせるような力加減だった。
「だから、お帰りなさい」
――ああ、なるほど。そんな理屈か。

並木道はまだ続く。
「あ、雪だ」
一粒、二粒。そして数え切れないほどの結晶が空から降りてくる。
そんな中を腕を組みながら二人で歩く。
「……で、家までこの状態なのかよ」
ふと思った疑問を口にする。
「いいえ」
はっきりとした声だった。
「帰ってからも、ずっと」
――まあ、そう言うとは思ってたけどさ。

「さて、肉まんでも買ってから帰るか」
「とても、良い考えね」
他愛も無い会話を続けて、のんびりと道を進んでいく。
並木道はまだ、もう少しだけ続いている。
71VIP足軽になりたい:2006/11/26(日) 07:47:29.93 ID:I/MA8oZ40
>>70
資料が少なすぎた・・・ええい8巻はまだか!?
72VIP村人m:2006/11/26(日) 08:55:04.14 ID:Y7phEMBzO
>>70
きらきーここでは暴飲暴食キャラだからなwwww
こういう感じのもいいね
73愛のVIP戦士:2006/11/26(日) 09:05:24.91 ID:Bw2BRlBzO
>>70 どうしても雛を食べたってインパクトが強すぎるからね。ドールとはいえ、自分と同じくらいのサイズにを食べるきらきー…
74VIP村人XL:2006/11/26(日) 10:13:34.98 ID:D36Jw7QHO
保守
75VIP侍:2006/11/26(日) 11:11:04.30 ID:/aOy4iXx0
hosyu
76VIP村人d:2006/11/26(日) 11:49:11.13 ID:I/MA8oZ40
hosyu
77VIP足軽zip:2006/11/26(日) 12:24:06.72 ID:u+Pyy16E0
保守
78はぐれVIPPER:2006/11/26(日) 12:51:23.80 ID:PZoqrbOV0
ほすほす
79ただの戦士:2006/11/26(日) 13:01:22.68 ID:kZf9upyVO
ほす
80VIP皇帝:2006/11/26(日) 13:42:45.81 ID:9yrxTDTV0
81VIP村人f:2006/11/26(日) 13:45:46.16 ID:I/MA8oZ40
ほしゅ
82VIP村人g:2006/11/26(日) 14:16:03.80 ID:I/MA8oZ40
ほしゅ
83VIP村人f:2006/11/26(日) 15:01:27.59 ID:BZW1/TX70
ほし
84VIP村人x:2006/11/26(日) 15:05:57.32 ID:f9ffO7lz0
「一つ屋根の下 第八十六話 JUMとバス」

「ちょっとぉ、誰よスペードの4止めてるのぉ〜。」
「さぁ、誰だろうね。水銀燈が私にキスしてくれたら出してあげてもいいかもよ?」
席の近くからワイワイ声が聞こえる。ここはめぐ先輩の家のバスの中。そして、バスはスキー場へ向かって
夜間運行中だ。元気な事に、すでに12時近いというのに姉ちゃん達やめぐ先輩、柏葉はトランプを興じて
いた。若干眠い僕は早く寝たいけど、騒がしくて寝れない。それに、この面子の前で一番初めに寝るのは
いささか危険な行為な気がした。
「JUM君は一緒に遊ばないのかな?」
僕が窓から外を見てると、ギシッと横の席から音がすると共に、蒼姉ちゃんの声がした。スキー場ってのは
山の中に多いせいか、今僕が見てる景色は、街のように明かりはあまり点いていない。
「ん?僕はちょっと眠いしね。遊んでてもいつの間にか寝ちゃってそうだし。蒼姉ちゃんこそ。」
「あはは、僕は早く負けちゃったからね。端の数字ばっかりで真ん中の数字がなかったんだよ。」
なるほど、7並べでそれは後半に入れれば強いだろうケド、序盤は間違いなく弱い。下手したら、あっと言う間に
パスを積み重ねて終了だろう。
「ははっ、そうなんだ。そういえば、蒼姉ちゃんって冬になると翠姉ちゃんとかとスキー行ってるみたいだけど、
やっぱり滑るの上手だったりする?」
「どうかなぁ。スキーは最近はあまりしないかな。僕と翠星石はボードばかりだからね。あ、でも多少は教えて
あげれるよ。でも、JUM君も小さい頃は一緒に滑ってなかったっけ?」
小さい頃。つまり、父さんがまだ家に居た頃はよくスキーに行っていた覚えはある。でも、父さんが海外での
仕事が多くなると、僕はわざわざスキー場には行かなかった。

85VIP村人x:2006/11/26(日) 15:06:14.23 ID:f9ffO7lz0
>>84
「うん、よく家族で行ってたね。でも、父さんが海外行ってからは全然だからね。」
「それなら大丈夫だよ。勘を取り戻せばきっとすぐだからさ。一緒に滑ろうよ、JUM君。」
蒼姉ちゃんがニッコリ笑う。果たして、蒼姉ちゃんに着いて行けるかは怪しいんだけどね。
「あー、面白かった。水銀燈で遊ぶのはこれだからやめられないなぁ。」
僕が蒼姉ちゃんと話していると、めぐ先輩が満足そうに毛布を持ってやって来た。
「あれ、めぐ先輩も負けたんですか?」
「うん、水銀燈のカード止めてたら負けちゃった♪でも、いいんだ。水銀燈が可愛かったから♪あ、JUM君と
蒼ちゃん、これ寝るときの毛布ね。バスの中は暖房入れてるけど寒いだろうから。」
めぐ先輩はそう言って、僕と蒼姉ちゃんに毛布を渡してくれる。確かに、これいあから行くところはスキー場だ。
気温だって相当に低いだろう。着いてからも暖房入れっぱなしって訳にもいかないだろうし、毛布が
なかったら凍えてしまいそうだ。
「有難う、めぐ先輩。そういえば、何時ごろ着くんですか?」
「そうだね、朝の5時頃にしか着かないかな。で、8時くらいまではバスの中で寝てて貰う予定だよ。」
着くまでにもまだ5時間以上ある。案外早く着くなら、ホテルで寝させてもらおうと思っていたが、どうやら
そうもいかないようだ。そう思うと、何だか急に眠気が襲ってくる。
「くぁ……ふぁ…そういう事なら僕は一足先に寝させてもらおうかな。」
「あら?寝ちゃっていいのかなぁ〜?JUM君の額に肉って書いちゃおうかなぁ〜?」
めぐ先輩が悪戯っ子のようにニヤニヤしてる。せめて、書くなら水性ペンにして下さいね。
「ふふっ、嘘嘘。ゆっくり寝てていいよ。ちゃんと起こしてあげるから。それじゃあね!」
めぐ先輩はそう言って、再び遊びに行く。
「じゃあ、僕もさっきから翠星石が呼んでるし行くね。おやすみ、JUM君。」
「うん、おやすみ蒼姉ちゃん。」
僕はそれだけ言うと、眼鏡を外して傍らに置く。そして、目を瞑るとそのまま意識を落とした。
86VIP村人x:2006/11/26(日) 15:06:32.78 ID:f9ffO7lz0
>>85
「……M……なさい……JUM……起きなさいJUM!!」
体をガクガク揺さぶられる。そういえば、誰か呼んでる気がする。そして、僕は意識を覚醒させた。
「ようやく起きたのね。全く、本当に使えない下僕だこと……」
バスの中は暗い。というか、バスはまだゴトゴト言いながら走っている。何だ、まだ着いてないのか?
「ふぁ……何だよ真紅姉ちゃん……僕は眠い……」
「べ、べつに……ただ私は貴方が、その…暗くて一人で寝れないと思って…」
真紅姉ちゃんがボソボソと小さな声で言う。ああ、そういう事ですか。
「えーっと?つまり、寝てはいたけど起きちゃったと?」
真紅姉ちゃんがコクリと頷く。
「で?起きちゃったはいいけど、暗いのが怖くて寝られないって事?」
「な、なに馬鹿な事言ってるの!?私が暗闇が怖くて一人で眠れない子供だと言うの?」
いや、実際そうなんじゃないんですか?まぁ、言わないけど。
「じゃあ、いいじゃん。僕は一人で問題ないから。おやすみ真紅姉ちゃん。」
僕は再び毛布に包まって眠ろうとする。が、その毛布を真紅姉ちゃんに剥ぎ取られる。
「寒いんだけど……」
いや、暖房効いてても寒いぜ。これは毛布なかったら風邪引いていたかもなぁ。
「ふぅ……もういいわ。JUM、抱っこしなさい。そうしたら毛布返してあげるわ。」
おっと、人質を取りました。全く、翠姉ちゃんもそうだけど、どうしてこう素直じゃないのか。一度やってみるか?
「はいはい…じゃあ、真紅姉ちゃんこっち来て。べ、別に勘違いするなよな。僕は毛布が欲しいだけだからな。」
「何翠星石みたいな事言ってるの?」
「ははっ、何となく言ってみただけだよ。」
そう、あくまで何となく。僕は真紅姉ちゃんを抱っこすると、再び毛布に身を包んだ。

87VIP村人x:2006/11/26(日) 15:06:50.03 ID:f9ffO7lz0
>>86
「暑い……」
真紅姉ちゃんと密着して、さらに毛布を被ってるせいかさっきまでより遥かに暑かった。
「そう?私はそうでもないわ。」
真紅姉ちゃんがサラリと言う。暗闇の中でも分かる金色の髪が綺麗だ。
「これさ、別に抱っこしたまま寝るのはいいんだけどさ……朝、姉ちゃん達に見られたらマズイんじゃない?」
「問題ないわ。だって、貴方は私の下僕でしょう?貴方が私を抱っこしたいと言った事にしておくわ。」
相変わらず無茶苦茶なお人だ。いつの間にか僕が真紅姉ちゃんを抱っこしたいから、抱っこしてるって事に
されている。まぁ、真紅姉ちゃんらしいっちゃらしいけどね。
「……JUM、少し寒いわ。もっと抱きしめなさい。」
「は?僕は暑いくらいなんだけど……」
「口答えする気?貴方は私が抱きしめろと言ってるのだから、そうすればいいのよ。」
イエス、マスター。そもそも真紅姉ちゃんに逆らっても無駄なのはこの10年でよく分かってるはずだ。
僕は、言われるままに真紅姉ちゃんを強く抱きしめた。小さな細い体を包み込む。
「んっ…いい子ね、JUM。聞き分けのいい子は……好きよ。」
何故か『好きよ』という言葉に僕はドキドキしてしまう。暑さのせいか、顔も随分熱い。
「ま、まぁ…真紅姉ちゃんに逆らっても無駄だしね。」
ちょこっと強がり。僕は動揺を隠すのが下手だなって心底思う。
「ふふっ……貴方は温かいわね……お陰で眠くなってきたわ……おやすみ、JUM…」
真紅姉ちゃんはそう言って、少しだけ僕にキスをすると、そのまま寝息を立て始めた。
「……おやすみ、真紅姉ちゃん…」
僕はそれだけ言って、再び眠りに落ちた。次に目が覚めるときはきっと、白銀の世界が待っているんだろう。
END
88VIP遊び人:2006/11/26(日) 15:20:07.59 ID:WMmgj3zFO
89VIP足軽a:2006/11/26(日) 15:20:14.36 ID:pMALz0Iq0
屋根キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
90VIP魔法使い:2006/11/26(日) 15:24:43.47 ID:qLq99ivnO
ジュンのチビが引き込もって一年がたった
思えばこの一年、ジュンを学校に連れ出す為に説得日々だった
だけど今日は強力な味方がいる
「今日は蒼星石を連れてきたです、あと何故か薔薇水晶も着いてきたです」
「勝手に上がらせてもらうよジュンくん」
「…いぇーい」
「うるさい!なんて言われようが、誰を連れてこようが僕は学校なんか行かない。
あんなところなんかに行かないんだ!」
「そんな事じゃ将来生きてけいけないよ」
「そうですぅこのままじゃジュンが死んじまうです!」
「…じゅんいず…でっど……げーむおーばー」
91VIP無職:2006/11/26(日) 16:07:35.31 ID:qLq99ivnO
>>90
「どうだって良いだろ!それにな、人間不味い飯でも我慢して食べて、眠くなくても寝て、リリカルの憂鬱を見ていれば生きていけるんだ!!」
蒼薔「「?!」」
翠「そんなの御両親が何時までもお前を養って」
蒼「ジュンくんも見ているのかい!?」
薔「のか?」
ジ「もしかしてお前らも?」
蒼「えへへ(///)実は文庫から一発でファンに」
薔「エロゲー時代から見てきたぜー」
翠「あの〜」
ジ「マジか?!原作やってないんだ今度貸してよ薔薇水晶!」
薔「お安いごよう…だが変わりに今度のコミケは手伝ってもらう…同人誌を出す」
蒼「僕も手伝って良いかい?一度売り子をやってみたかったんだよ」
翠「蒼星石!?」
薔「おっけぇ……どの衣装きる?」
ジ「なあ?どんなの書いてる?」
薔「今はキョン×クロノ」
蒼「薔薇水晶もそのカップリングが好きなんだ(///」
ジ「BLかよwwww」

ガヤガヤワイワイ
翠「………」
次の日から翠星石が引き込りになった
92油売りの左暮:2006/11/26(日) 16:08:33.05 ID:ONOq63VQ0
http://http://www.gendama.jp/invitation.php?frid=516392

ここに登録しないと3日後に下半身と上半身バラバラになって死にます^^

登録すればポイントもらえるがね。
93散髪とめきち:2006/11/26(日) 16:15:58.12 ID:Bw2BRlBzO
>>87屋根キテタコレ。ツンデレジュンwwww真紅姉ちゃんはこの絶妙な態度が最高だ。
94VIP遊び人:2006/11/26(日) 16:22:22.97 ID:OBcjnmYhO
>>91
ワロスwwwwww
95VIP村人u:2006/11/26(日) 16:38:18.65 ID:Y7phEMBzO
>>91
予想外wwww
96VIP遊び人:2006/11/26(日) 16:42:36.42 ID:KrBU8rG3O
屋根キテタコレ!
真紅はやはり真のヒロインなだけあるな
97南蛮ムキトス:2006/11/26(日) 17:22:33.29 ID:Bw2BRlBzO
保守
98VIP足軽c:2006/11/26(日) 17:47:19.13 ID:pMALz0Iq0
意表を突いてめぐと…


ないな
99VIP村人w:2006/11/26(日) 18:17:24.84 ID:Y7phEMBzO
100かなりあ:2006/11/26(日) 18:28:19.11 ID:Bw2BRlBzO
1000はこのかなりあがげっちゅーかしらー
101VIP足軽zip:2006/11/26(日) 18:35:48.92 ID:tmoZWCyd0
>>100
カナ、0が一個多いwww
102VIP村人e:2006/11/26(日) 19:19:54.39 ID:2N8vcOpb0
ho
103北町奉行:2006/11/26(日) 19:46:03.50 ID:Bw2BRlBzO
保守しようかね
104VIP村人y:2006/11/26(日) 20:06:53.37 ID:Y7phEMBzO
105VIP皇帝:2006/11/26(日) 20:33:49.35 ID:Y7phEMBzO
106VIP村人f:2006/11/26(日) 20:33:59.70 ID:2N8vcOpb0
ほし
107愛のセーラー戦士:2006/11/26(日) 20:54:07.86 ID:/aOy4iXx0
ho
108VIP村人P:2006/11/26(日) 21:20:30.98 ID:ztHd2cg6O
「新説JUN王伝説〜序章〜」第10話

あらすじ…「僕は更に強くなる!!」 そう決意したジュンはかつての武術の師である雪華綺晶のに稽古を願い出る
しかし彼女がその条件として出したのは試合で彼女に勝たねばジュンは1日彼女のペットというものであった…
自らの誇りと貞操を賭けたジュンの修行が今幕を開ける!!

雪「はあああぁ!!」
試合開始と同時に雪華綺晶が疾走しジュンとの間合いを一気に詰める
ジ「!!」
『ガキィ!!』
彼女の繰り出した拳をジュンが左手で受ける…
ジ「くっ…」
雪華綺晶の拳撃は女性のものとは思えぬほどの衝撃となりジュンの腕を痺れさせた
雪「はあああぁ!!」
ジ「!?」
『ドガガガガガガガァ!!』
その直後、雪華綺晶の手足は高速の連撃となりジュンに襲いかかった
だが…
ジ「はあああぁッ!!」
『ガキイイィッ!!』
雪「!?」
ジュンはその連撃を寸前で全てガードしてみせる
ジ「ふぅ…」
109VIP村人P:2006/11/26(日) 21:21:39.09 ID:ztHd2cg6O
>>108
雪「…くっ!!」バッ
全ての攻撃を阻まれた雪華綺晶は一旦後退し間合いを取った
雪「…流石ですわね、ジュン様。私の連撃を全て受けきるとは…」
ジ「痛つつ…相変わらずの勢いだな…お前の拳…『錬鋼拳』は…」

錬鋼拳…それは内気功を応用した拳法である。
体内の闘気を一点に集中し瞬間的に体を鋼鉄の如く強靭にする拳法である。
まさに攻防一体であり女性であるが故攻撃力の劣る雪華綺晶にとってまさにうってつけの闘法といえるものだ…
雪「くすっ…嫌ですわジュン様。錬鋼拳ならば貴方もすでに習得済みではありませんか…でなくては最初の一撃で腕の骨は砕けてるでしょう?」
ジ「ふっ…そうだな。なら僕もそろそろ攻めさせてもらうとするかな…」スッ…
ジュンが両拳を握りしめ構える

ジ「はあああああああああぁぁ…!!」
ジュンの唸りと共に凄まじい闘気が両腕に集まってゆく…
110VIP村人P:2006/11/26(日) 21:22:30.72 ID:ztHd2cg6O
>>109
雪「やはりそうでなければ私も楽しみ甲斐がありませんわ…はあああああああああぁぁ…!!」

そして雪華綺晶もまた同様に闘気を全身に漲らせる

ジ「うおおおおおおおおおぉぉ!!」
今度はジュンが雪華綺晶に向かい疾走する
ジ「覇あぁッ!!」
『ドガァ!!』
闘気により強化された拳が雪華綺晶に放たれた…
雪「ッ!!」
それを受けた雪華綺晶の表情が一瞬歪む…
ジ「ホアタタタタタタタタタタタタ!!」
続いて先程雪華綺晶が放った以上の連撃が彼女に襲いかかった
雪「くぅっ…!!」
雪華綺晶はその攻撃を全て紙一重で捌いていく…だが!
ジ「錬鋼拳奥義…『天響』!!」
『グワァッ!!』
雪「!?」
雪華綺晶の体が宙を舞った…
雪「きゃあああああぁぁ!!」
111VIP村人P:2006/11/26(日) 21:23:26.52 ID:ztHd2cg6O
>>110
『天響』…それは錬鋼拳の奥義1つである。
体に纏った闘気を一気に解放、放出することで至近距離の敵を吹き飛ばす技であり、かつてジュンが通り魔の投げナイフを手を触れずに全て弾き落としたのもこの天響のなせる技である…

雪「くぅっ…!!」
だが宙を舞った雪華綺晶は器用に空中で身を翻し大地に降り立った
雪「ふぅ…流石ですわ、ジュン様…やはり錬鋼拳では貴方のほうが一枚上手のようですわね…」
ジ「ふっ…なんたってお前が最初に教えてくれた流派だからな…」

ジュンが雪華綺晶に一から武道を教わった際、最初に仕込まれたのがこの錬鋼拳である
そして彼女から指導を受けるうちにジュンは徐々にその才覚を表し、いつしか師である雪華綺晶を押すまでにこの拳法を極めるようになっていたのであった…
雪「ふふっ…そういえばそうでしたわね。」
雪華綺晶が懐かし気にくすりと笑ってみせた
112VIP村人P:2006/11/26(日) 21:24:39.95 ID:ztHd2cg6O
>>111
薔「お姉ちゃん…」
薔薇水晶が姉の様子を心配そうに見つめる
雪「心配には及びませんわ、ばらしーちゃん…私にはまだ切り札がありますから。」
雪華綺晶が妖しく微笑む…
ジ「…切り札?」
雪「そうですわ。最近やっと習得に至り、まだジュン様にはお見せしていない拳ですわ…」
雪華綺晶はジュンにいつもの上品な微笑みを向ける…だがジュンにとってそれは限りなく不気味な感じがした
雪「ふふっ…では…行きますわよ?」
『ゆらぁ…』
雪華綺晶は両腕をゆっくりと前に構えると体をゆらりと揺らし始めた…
ジ(あの構え…自ら打って出るようには思えない…恐らくはカウンター狙いか!?…だとしたらうかつな攻撃はできないな…)
ジュンはその得体の知れない構えと動きに慎重な態度を見せた
雪「くすっ…如何なさいましたか?ジュン様…貴方が来ないのなら…私から行きますわよ!?」

『ドンッ…』
113VIP村人P:2006/11/26(日) 21:25:38.01 ID:ztHd2cg6O
>>112
ジ「なっ!?」
ジュンが気付いた時には雪華綺晶はすでにすぐ目の前まで距離を詰めていた
ジ「くっ!!」
ジュンが半歩下がり攻撃に備える
…だが雪華綺晶はジュンとの距離を保つだけで何故か攻撃は加えない
ジ「はあぁッ!!」
その隙を突いてジュン高速の拳を放った

『グシャァ…』

ジ「ぐぁ…!!」
だが次の瞬間その拳をすり抜け雪華綺晶の拳がジュンの脇腹に突き刺さっていた
雪「くすっ…」
再び雪華綺晶が小さな笑みを浮かべる
ジ「ぐっ…はあああああぁ!!」
ジュンは脇腹の鈍い痛みをこらえ今度は中段蹴りを放つ
雪「ふっ…無駄ですわ。」
『ボグゥ…!!』
ジ「ぐ…あっ…」
だが今度も先程と同じようにジュンの攻撃は当たることなく代わりに雪華綺晶の攻撃がジュンにヒットしていた
彼女のしなやかな体は舞い落ちる木の葉のようにジュンの攻撃をすり抜けると同時に雷のように速く鋭い一撃を放ってゆく…
114VIP村人P:2006/11/26(日) 21:26:57.58 ID:ztHd2cg6O
>>113
ジ「くぅっ…」バッ!!
接近戦は不利と判断したジュンがバックステップで後退しようとしたが
雪「あら…逃がしませんわよ?」バッ!!
雪華綺晶もまた同様にぴったりとジュンに張り付いてきた
ジ「くっ…天きょ…」
雪「させませんわ!!」
ジュンが再び天響を放とうとした一瞬に雪華綺晶はジュンの顔面に高速の拳を放った
ジ「うぐっ…」
そしてこれがフラッシュとなりジュンの意識が一瞬飛んだ
その刹那…
雪「貰いましたわ!!」
雪華綺晶がジュンの懐に入る…そして
雪「はああああぁッ!!」
『ズガガガガガガガ!!』
ジ「ぐああああぁ!!」
ノーガードのジュンに向かい再び雪華綺晶の高速の連撃が振るわれた
雪「これで…終わりですわ!!」
『ドガァ!!』
そして雪華綺晶の全力を込めたであろう拳がジュンを宙に舞わせた…

ジ「ぐはぁ……」
ジュンは口から赤い飛沫を上げながら芝生に叩きつけられ転がった
115VIP村人P:2006/11/26(日) 21:28:19.11 ID:ztHd2cg6O
>>114
薔「お姉ちゃん…凄い…」
薔薇水晶は姉のあまりの凄まじさに眼帯のない右目を丸くさせていた

雪「ふぅ…どうでしたか?ジュン様、私の新しい拳のお味は…」
ジ「ぐぁ…くっ…ぐうぅ…」ギリィ…
ジュンは全身に走る凄まじい痛みに顔を歪めながら懸命に立ち上がろうとしていた
雪「あら…私の『華鏡水鳴拳』を受けて意識があるとは…流石といったところですわね。」
ジ「くっ…華鏡…水鳴拳…?」
雪「はい♪今ご覧にいれた拳法ですわ。華鏡水鳴拳はいわば同体の先…つまりカウンターの極意。
敵の攻撃のタイミングや軌道を瞬時に把握し流れる水の如くそれをかわし、その勢いを利用して攻撃を放つ。
…つまり私に攻撃を仕掛けるということは鏡に映る自分に攻撃を加えるようなものですわ。」
それはまさに川に落ちた時、もがけばもがくほど流れに飲まれ溺れてゆくようなものでった

雪「さあ、潔く負けをお認めくださいませ。私も今はジュン様をあまり痛めつけたくはありません故…」
116VIP村人P:2006/11/26(日) 21:30:11.03 ID:ztHd2cg6O
>>115
ジ(…今は?)
ジュンがその言葉に嫌な予感を感じた次の瞬間…
『ピシィ!!』
空気を鋭く切り裂くような音が聞こえてきた
ジ「!?」
ジュンが気になって音のした先に首を向けると…
薔「うふふふふ…♪」
そこには満面の笑みを浮かべながら鞭を振るう薔薇水晶の姿があった…
薔「ジュン…その傷は私たちがじっくり癒やしてあげる…だから…ね?」

ジ(ま…負けられない!!このまま立たなければ間違いなく僕の操は塵と消える…!!)
ジュンの頭にその答えが浮かぶ
ジ(立たなければ間違いなくヤられる…ならば…ならば!!)
ジュンの本能が体を突き動かした!!
ジ「うがああああああああああああああぁッ!!」
『ガバァ!!』
雪・薔「なっ!?立ち上がった!!」
ジ「はぁ…はぁっ…雪華綺晶…勝負はまだついてないぞ?」
ジュンは震える足を懸命にこらえ再び構えを取った

続く
117VIP村人P:2006/11/26(日) 21:34:53.69 ID:ztHd2cg6O
今日はここまで…
続きは明日にでも投下できたらいいなと思っております。
お付き合い感謝<(_ _)>
118VIP村人g:2006/11/26(日) 21:50:17.09 ID:2N8vcOpb0
JUMが死ぬ気になる理由があまりに馬鹿らしくてワロタwww
きらきーつええw
119VIP足軽になりたい:2006/11/26(日) 21:53:09.83 ID:47rhb50l0
ジュ王ktkr!!……にしてもキラ強いな。
120VIP村人XL:2006/11/26(日) 22:04:00.21 ID:Y7phEMBzO
きらきー強いな……
ヤられるの字が違っててバロスwwwww
121VIP村人a:2006/11/26(日) 22:29:03.54 ID:47rhb50l0
hosyu
122VIP村人h:2006/11/26(日) 22:57:08.25 ID:2N8vcOpb0
ho
123VIP村人Ecup:2006/11/26(日) 23:12:27.00 ID:Y7phEMBzO
124VIP番長:2006/11/26(日) 23:27:38.22 ID:WMmgj3zFO
125VIP奴隷:2006/11/26(日) 23:50:20.96 ID:qnFO+rcs0
保守
126VIP遊び人:2006/11/26(日) 23:50:49.64 ID:ztHd2cg6O
薔「…う〜ん。」
金「あら、バラバラ何を悩んでるかしら?」
薔「あ…金糸雀、うん…ちょっと考え事があったの…」
金「お悩みならこの薔薇乙女一の策士金糸雀にどーんと任せるかしら!!」
薔「…本当?」
金「当然かしら。ささ、遠慮なく相談してみるかしら。」
薔「うん…なら…」
金「うんうん♪」

薔「…金糸雀は『顔がえなり君のジュン』と『中身がえなり君のジュン』どっちがいい?」
金「んなっ!?」



結局金糸雀はそれに答えることはできなかったという



薔「…それ以前にえなり君はいつえなりさんに格上げなんだろうね?」
金「しらんがな。」
127花魁:2006/11/26(日) 23:50:52.07 ID:Bw2BRlBzO
保守
128VIP村人f:2006/11/27(月) 00:05:46.62 ID:pxAOkcVlO
>>126
究極の選択だなwwwww
129VIP村人f:2006/11/27(月) 00:26:37.51 ID:pxAOkcVlO
130VIP村人j:2006/11/27(月) 00:34:39.56 ID:DP1m67HP0
NGワード takyara「Rozen Lineage エピソード014 さらなる力」


「子供……?こんな子供が私の体を傷つけたと言うの……?」
ケレニスの体に巻きついた薔薇の蔦。巨大なトゲの蔦を召還し、敵に傷を負わせる魔法アースジェイル。
蔦は、致命傷には遠いもののケレニスの白い肌の至る所に食いつき、皮膚を破り血を滲ませた。
「雛苺……?」
「真紅ぅ、今ヒナが助けてあげるのよ〜!」
膝を突いたまま雛苺を見る真紅。ケレニスも、視線を真紅から雛苺に向け殺気を放つ。
「こんなガキが……許さない…殺してあげるわ……!」
「いけない、雛苺!!」
ケレニスが雛苺に掌を向ける。極めて冷静であるケレニスだが、雛苺のような子供に傷を付けられた事に逆上
したのだろう。すぐ自分に迫る白刃に全く気づかなかった。
「はぁぁあぁああああああああああ!!!」
斬!雛苺が居て、彼女が居ない訳がない。巴の鋭い剣閃はケレニスの腹部を切り裂いた。
「かっ!?っつ……癒しの光よ 汝は優しき女神の抱擁……グレーターヒール……」
斬撃は、少し浅かったか。仕留めるには至らずにケレニスは、後退しながら魔法でその傷を癒す。
「雛苺!!みんなの手当てをしてあげて!!ケレニスは私が引き受ける!!」
「う、了解なのーー!!」
雛苺が真紅に駆け寄って治癒の魔法を施す。
「真紅、大丈夫?」
「ええ……私はもう大丈夫。翠星石を先に治療してあげて頂戴。あの子も治癒魔法が使えたはずよ。」
「はいなのー!」
真紅の命令通りに翠星石に駆け寄って治癒を施す雛苺。真紅は、再び力の戻った体で剣を握った。
131VIP皇帝:2006/11/27(月) 00:35:04.97 ID:DP1m67HP0
>>130
「くっ……小賢しい!!」
ケレニスの両手から氷の剣が放たれる。水属性の魔法、コーンオブコールド。しかし、巴はそれを軽やかな
ステップで回避し、ケレニスに切りかかる。
「その魔法の連射力は驚異的……でも、魔法も剣も、当たらなければ意味はない……」
巴が左から右へカタナを薙ぎ払い、さらにそのまま諸手で突きを放つ。流水の動きと言うのだろうか。
その一連の動きは、水が流れるほどに華麗にして軽やかな動きだった。
「くっ、チョコチョコ動き回って……いいわ、貴方でもかわせない魔法を使うだけよ……死を運ぶ冷たき風よ 
罪深き者を無慈悲に葬れ……」
ケレニスの詠唱した魔法は、巴と雛苺が到着する前に真紅達4人を一気に全滅させたブリザード。
広範囲に吹雪を発生させるが故に、回避は不可能!!
「死にぞこないと一緒に死になさい!!ブリザ……あうっ!?」
「それはもう使わせねぇですぅ!!」
ケレニスが魔法を唱えるその瞬間、1本の白き矢が飛来し、ケレニスの腕を貫く。その攻撃で精神集中を
途切れさせたケレニスは、ブリザードを発動させれなかった。
「うっ……貴方達がどれだけ群れても無駄な事を死ぬまで教えないといけないようね……」
「それは是非教えてもらいたいね…!!」
瞬間、ケレニスは体を捻らせ後ろから叩きつけられた大剣をかわす。
「馬鹿な!?私のサンバーストを受けて生きているの…!?」
その大剣の主は言うまでもなく、ケレニスのサンバーストを直に受けて吹き飛んだ蒼星石だった。
「残念だったね。元々エルフは魔法防御力が高いんだよ。それに、僕の属性は火……もちろん、並の
人間なら跡形もなく燃え尽きていたとは思うけどね……」
ケレニスを中心に、巴、翠星石、蒼星石が三角形に取り囲む。これで3対1。
132VIP村人j:2006/11/27(月) 00:35:28.72 ID:DP1m67HP0
>>131
「覚悟しろよ、ケレニス!!お前はここで終わりだ!!」
「そうなのそうなの!!悪い奴はヒナが絶対やっつけちゃうんだから!!」
さらに、雛苺に回復してもらったJUMと、全員の回復を終えた雛苺も参戦する。
「3人も4人も5人も同じよ……私に向かう者は全て殺すわ……」
「だったら、6人ならどうかしら?」
そして、遂に真紅までもが取り囲み6対1。
「ケレニス、貴方の負けよ。4人では私達は勝てなかった。ならば、5人で。それでもダメなら6人で……
一人の力は貴方には遠く及ばない…それでも、集まれば貴方にも勝る事が出来る。一人の力はみんなの
為に……みんなの力は一人の為に……ここで終わりよ、ケレニス!!」
ケレニスは真紅達を見回す。すっかり囲まれている。見れば、さっきまで優勢に運んでいた戦いも今は劣勢。
ギランの守備兵と、ブラックナイトの戦いも旗色が悪い。引き際……か。
「ふふふっ……あっはっはっはっはっはっは!!なぁに?仲間?みんなの力?本当に下らない。
そんな戯言に頼らなければ生きられない人間は、やはり脆弱な生き物ね……ふふっ…
私は魔女ケレニス……私は戦場にいる限り無限の魔力を持つ……勝てると思うな!!」
咆哮、同時にケレニスの開放した魔力が烈風となって吹き荒れる。砂が草が、空気までもがケレニスの
魔力に圧されて震える。
「っ……ケレニス……まだこれだけの魔力が…」
真紅はその威圧感に潰されないようにホーリエをしっかり握る。ローゼンから託されたこの宝剣は
どんな時でも真紅に勇気と力を与えてくれた。ならば、今回も彼女に力を貸すだろう。
「さぁ、はじめましょうか。貴方達には、死ぬ以上の苦痛を与えて殺してあげるわ……」
ケレニスの狂気に滲んだ目が真紅達を見る。しかし、その戦いを中断させたのは彼女の部下の白銀の鎧
を着た騎士。ブラックナイトリーダーの一声だった。
「ケレニス様!!戦況は不利!さらに、シルバーナイトタウンより、『メルクリーランペ』と名乗る軍勢が
進軍!!このままでは、我々は挟撃されてしまいます!!!」
133VIP村人j:2006/11/27(月) 00:35:51.60 ID:DP1m67HP0
>>132
ブラックナイトリーダーの声を聞いたケレニスは、途端に魔力の開放を止め出して言った。
「ふぅ、少し遊びすぎたわね……いいわ、全軍アデン城に帰還させなさい。」
「ケレニス、私達が貴方を逃がすと思ってるの?」
反王の軍勢は一気に退却をしていく。しかし、ケレニスは真紅達に囲まれたままだった。
「逃げる?違うわね、退却とは弱者が強者から逃げる事……吠えろ猛き炎 汝に触れし愚者を滅せよ 
そは怒りし火龍の咆哮……」
ケレニスが詠唱する。そして、その場から飛び上がると魔法を発動させる。
「私は飽きたから帰るだけよ……ファイアウォール!!!」
「逃げすかっ、待て!!……うおああああ!?」
悠々と城を後にするケレニスを追うJUM。しかし、そのJUMの前に巨大な炎の壁が発生した。
「その炎に触れれば坊やも骨も残らないわよ?ふふっ、焦らなくても貴方達が生きてればまた会えるでしょう?
それじゃあ、また会いましょう。坊や、エルフのお嬢さん。そして、お姫様。」
ケレニスと反王軍は撤退していった。こうして、手痛い被害を受けながらもギランの戦いは一応の勝利で
終わったのだった。

「姫!!反王軍、ギランより撤退した模様です!!如何なさいますか?」
「あらぁ、そうなの?そうねぇ……わざわざ挨拶されても、ギラン城主は困るでしょうしぃ。戻るわよぉ。」
姫、と呼ばれた白銀の長い髪と腰に長剣を差した少女が言う。
「はっ!了解しました。全軍、シルバーナイトタウンに引き返せ!!」
側近の男が全軍に命令をかける。すると、その軍勢は来た道を引き返したいく。
「さぁ、姫。我々も戻りましょう。」
姫と呼ばれた少女は、ギランの方向を見据える。そして、その美しい髪を翻した。
「そうねぇ。私達もハイネを取り戻す準備、しないといけないわねぇ。」
少女はジャキっと腰から長剣を抜き、太陽の光に当てる。刀身に刻まれた逆十時が光を反射させた。
134VIP村人j:2006/11/27(月) 00:36:11.25 ID:DP1m67HP0
>>133
「真紅様、もう行かれるのですか?何ならばギランを拠点に反王を攻撃されては……」
ギラン防衛線から1週間。城の修復や、怪我の治療を終えた真紅達は槐達と城門に居た。
「ええ、でも私達はまだまだ魔女には敵わなかった。だから、さらなる力が必要なの。それまで、ギランの事を
貴方にお願いするわ、槐。」
「真紅様……命に代えてもこのギランを守り通します。真紅様もどうか、御武運を……」
「ええ、貴方達こそね。それじゃあ、もう行くわ……必ず戻ってくるわ。」
真紅がその身を翻す。真紅達は、槐達に見守られてギランを後にするのだった。
「それで、真紅。次はどこに行くのかな?」
蒼星石が次の目的地を真紅に訪ねる。真紅は、そうね……と考えて言った。
「象牙の塔に行きましょう。あそこなら、ウィザードの力を借りれるかもしれないわ。」
象牙の塔。ギランの北に位置し、オーレン地方と呼ばれる常に雪に覆われている地方に存在するアデン大陸
最大の魔法研究所である。
「象牙の塔と言うとオーレンだね……じゃあ、ドラゴンバレーを抜けて先ずはウェルダン村に行こう。」
巴が地図を広げて指で道を示してくれる。
「ウェルダン……火竜ヴァラカスの棲む火山の麓にある村ね。よし、それじゃあ行きましょう!!」
真紅達6人は、歩き出す。次なる目的地は、火竜の棲家の麓の村、ウェルダン……
To be continued
135花魁:2006/11/27(月) 00:55:52.84 ID:u9pcKdJI0
h
136門番の娘:2006/11/27(月) 01:04:06.09 ID:soJjDMSSO
>>116 ジュン王キテタコレ。きらきーテラツヨス。でも、ジュンの立ち上がる理由がwwww
>>126大事なのは、その人がジュンて事だぜ?でも、中身がえなり君は、えなり君な気がするよ。
>>134リネもキテタ。一リネプレイヤーとしては、かなり面白くて楽しみです。ケレニスのバカみたいな強さや、魔法はあるけど必殺技がないのがイイ!メルクリーランペって訳すと水銀燈か。銀ちゃんが姫なら喜んでクラン入ります。
137VIP村人d:2006/11/27(月) 01:11:31.08 ID:47UEo6Dw0
>>126
このばらしーは良いばらしーだ
あと薔薇水晶をバラバラって呼ぶのは金糸雀だけなんだよな
この2人の絡みはなんかおいしいかもしれん

>>134
リネージュは知らないけどなんか読んでる
戦闘の組み立てが緻密だよなーと思う
桃種先生もこれくらいなあ…
138南蛮ムキトス:2006/11/27(月) 01:46:41.17 ID:InaeeXZYO
J「蒼星石・・・覚悟!フェルエリア・フォン・エターナリティ!!!」
蒼「ら、らめぇーッ」



翠「毎回会えばあんなんだぜ?もうやめてくれよな、ベッドギシギシ鳴らしてさ」
真「貴女もノンアルコールビールを酔う程飲むななのだわ」
雛「そういう貴様も紅茶やめろや、中毒野郎なの〜。ついでにてめぇもだ乳酸菌婆なの〜」
水「・・・」
薔「返事がない。ただの屍のようだ」
雛「そいつ寝てるだけなの」
139北町奉行:2006/11/27(月) 02:10:38.72 ID:DegV8fCD0
ほしゅ
140VIP村人q:2006/11/27(月) 02:19:23.50 ID:TNENzQlpO
141高校の女教師:2006/11/27(月) 02:46:39.01 ID:5vKJ7s8f0
142暴れん坊VIPPER:2006/11/27(月) 03:12:46.62 ID:DegV8fCD0
ほしゅ
143愛のVIP戦士:2006/11/27(月) 04:15:59.37 ID:CL9Gc/DI0
保守
144VIP村人w:2006/11/27(月) 05:53:44.40 ID:rBVWw1hGO
保守
145花魁:2006/11/27(月) 06:17:26.50 ID:DegV8fCD0
保守&保守
146愛のVIP戦士:2006/11/27(月) 06:24:52.61 ID:5vKJ7s8f0
147籠屋の銀二:2006/11/27(月) 07:35:32.27 ID:hi2EQoiL0
hosyu
148高校の女教師:2006/11/27(月) 07:40:00.74 ID:03lszOXKO
保守
149VIP盗賊:2006/11/27(月) 08:03:16.55 ID:myaZtQLf0
>>134
ktkr
どんどん面白くなってるな
150一生足軽:2006/11/27(月) 08:24:21.93 ID:iZUPu2NX0
保守
151VIP村人XL:2006/11/27(月) 09:10:27.02 ID:rBVWw1hGO
保守
152VIP村人v:2006/11/27(月) 09:26:39.90 ID:RYEBoiccO
>>134
Lineage2しかやってないから自分のイメージとちょっと違うけど、モトネタわかると先の展開予想しながら読めるから、また違った面白さがあるなw
まぁ、良作GJ
153VIP村人Ecup:2006/11/27(月) 10:15:31.18 ID:rBVWw1hGO
保守
154VIP村人xxx:2006/11/27(月) 11:12:01.37 ID:rBVWw1hGO
保守
155VIP村人xxx:2006/11/27(月) 11:29:20.69 ID:umqzXuh0O
神話バカにしてる・・・?
156VIP村人l:2006/11/27(月) 11:54:02.26 ID:PznOOA0B0
めくじら立てなさんな。よく知らんが元ネタがそういうファンタジーなんだろ
ゲームじゃよくあることwww
157VIP村人P:2006/11/27(月) 12:24:23.19 ID:rBVWw1hGO
保守
158VIP村人r:2006/11/27(月) 12:47:56.35 ID:pxAOkcVlO
159花魁:2006/11/27(月) 13:24:46.59 ID:v94pbjGz0
肉便器図鑑ハケーン!
http://skyst.net/a/src/sky0873.bin
160VIP無職:2006/11/27(月) 13:35:24.04 ID:soJjDMSSO
お昼保守
161VIP皇帝:2006/11/27(月) 14:03:48.66 ID:03lszOXKO
保守
162VIP皇帝:2006/11/27(月) 14:22:00.48 ID:7dNnyejt0
hosyu
163VIP賢者:2006/11/27(月) 14:59:59.66 ID:bMr37jonO
ほー
164棒またぎ姫:2006/11/27(月) 15:23:21.43 ID:u22beGoP0
保守
165VIP足軽c:2006/11/27(月) 16:14:11.95 ID:rc/8tYkW0
保守
166VIP神父:2006/11/27(月) 16:41:22.08 ID:RcC1TPSnO
星湯
167VIP村人xxx:2006/11/27(月) 16:44:08.55 ID:RYEBoiccO
現代文が評価毎回1の俺がなにか書いてみる
お題よこせ
>>170
168VIP村人xxx:2006/11/27(月) 16:57:00.39 ID:ehpa7RBlO
>>167
未来安価は控えた方がいいぜ
お題募集は雑談所でやるのが吉だ
気分を害したらごめんな
期待して待ってるよう
169VIP皇帝:2006/11/27(月) 17:05:45.25 ID:RYEBoiccO
ローゼンスレは初めてだったんだ。すまんうぇ
170籠屋の銀二:2006/11/27(月) 17:24:35.55 ID:u22beGoP0
保守
171VIP足軽y:2006/11/27(月) 17:55:20.72 ID:hR9DTpSi0
さて>>167のお題も決まったことだし保守するか
172VIP村人u:2006/11/27(月) 18:37:08.95 ID:47UEo6Dw0
保守するよ
173暴れん坊VIPPER:2006/11/27(月) 19:08:07.38 ID:soJjDMSSO
保守
174南蛮ムキトス:2006/11/27(月) 19:08:36.27 ID:03lszOXKO
保守
175南蛮ムキトス:2006/11/27(月) 19:27:55.59 ID:Xoqdu34H0
保守
176VIP乙女:2006/11/27(月) 20:00:23.60 ID:u22beGoP0
保守
177VIP村人P:2006/11/27(月) 20:07:41.37 ID:BLRx2bo9O
これから
親説JUN王伝説〜序章〜第11話
を投下します。思いのほか長くなったため途中休憩をします。
ではしばらくお付き合いのほどを…
178VIP村人P:2006/11/27(月) 20:09:45.61 ID:BLRx2bo9O
「新説JUN王伝説〜序章〜」第11話


雪「あれだけの拳をマトモに受けて立ち上がれるとは…驚きましたわ。」
薔「ジュン…しつこい…」
ジ「こちとら貞操が懸かってるからな…それに、僕もただ倒されに来たワケじゃない…」
そう言ってジュンは上着に手を掛けた
『ズシャア…』
重りの入った上着が鈍い音を立てて地面に落ちる
『パチン…パチン…』
続いてジュンは両腕のウェイトバンドを外し同様に投げ捨てた
ジ「さぁ…ここからが本番だ!!」
ジュンが再び構えを取る…
雪「どうやら…本気になられたようですわね…分かりました、今度こそ引導を与えて差し上げますわ…」
『ゆらぁ…』
そして雪華綺晶もまた再び華鏡水鳴拳の形を取った
ジ「はあああぁっ!!」
次の瞬間今度はジュンが間合いを詰める
雪「くす…また返り討ちにしてあげますわ。」

雪華綺晶がジュンの体全体から繰り出されるであろう攻撃を予測する
179VIP村人P:2006/11/27(月) 20:10:46.43 ID:BLRx2bo9O
>>178
だが…
雪「!?」
ジュンは間合いに入った途端に拳をほどき攻撃を繰り出さなかった
雪「あら…どういうおつもりですか?」
ジ「さぁな…」
だが2人からは決して闘いを止める気配は感じられない
雪「まさかこの拳がカウンターだけだとでもお思いですか?…だとしたらとんだ勘違いですわ!!」
雪華綺晶が再び連続拳を放つ
雪「はああああああああああああ!!」
鞭のようにしなやかな腕から繰り出された無数の拳がジュンに襲いかかった…
ジ(ぐぅ…速い…だが、僕も舐めてもらっちゃ困るぜ!!)ジ「うおおおおおおお!!」
『ガガガガガガ!!』
雪「な!?」
ジュンは雪華綺晶の繰り出す拳をことごとく受け流してゆく
ジ「覇あぁ!!」
そして雪華綺晶の気が僅かにズレたその刹那にジュンは高速の掌底を放った
180VIP村人P:2006/11/27(月) 20:11:49.73 ID:BLRx2bo9O
>>179
雪「くっ…!!」バッ…
だが雪華綺晶はその一撃をバックステップ間一髪かわした
雪「く…一体何故…はっ!?」
次の瞬間雪華綺晶は信じられない光景を目にした
『ゆらぁ…』
ジ「ふぅ…付け焼き刃だったが…何とか上手くいったか…」
ジュンの構え…それはまさしく雪華綺晶が使ってみせた華鏡水鳴拳であった
雪「ば…馬鹿な…私が長年かけてやっと習得した水鳴拳を…一度その身に受けただけで真似たとでもいうのですか?」
ジ「お前の拳を例えるなら川の流れ…それに逆らい飲まれるのなら逆に同じ流れに乗るのはどうかと考えたんだ…
そしていかに川の流れといえど何かを飲み込む時には必ず崩れスキができる…僕はそこを狙ったんだ。」
雪「そんな馬鹿な…私は認めませんわ!!」
ダッ!!
再び雪華綺晶が間合いを詰める
181VIP村人P:2006/11/27(月) 20:12:39.96 ID:BLRx2bo9O
>>180
雪「貴方の水鳴拳と私の水鳴拳…どちらが上か証明しましょう!!」
ジ「望むところだ…はああああああああああああ!!」

『ズガガガガガガガガガガガガガガガ…』
2人の両手、両足が凄まじい速度で技を放つ…そしてその技を捌き再び次の技を放ってゆく

薔「二人とも…凄い…」
薔薇水晶には2人の繰り広げる凄まじい技の応酬をただ見つめることしかできなかった

ジ「うおおおおおおお!!」
雪「はあああああああ!!」
『ガキイィ!!』
2人の腕が交錯する…そしてその拳は互いの鳩尾にヒットしていた
ジ「ぐぅ…」
雪「かはっ…」
2人がほぼ同時に芝生に膝をつく
182VIP村人P:2006/11/27(月) 20:13:33.83 ID:BLRx2bo9O
>>181
雪「くうぅ…はぁ、はぁ…」
だが基本攻撃力の勝るジュンの一撃のほうが雪華綺晶により一層のダメージを与えていたようだ
雪「くっ…信じられませんわ…ジュン様の水鳴拳は…まだ荒削りでありながら私のものとほぼ互角…」
ジ「はぁ…はぁ…へっ、僕だって伊達に武術を教わってたワケじゃないんだよ…」
ジュンが鳩尾を押さえながらゆっくりと立ち上がる
ジ「さぁ、これ以上やるか?」
ジュンが雪華綺晶に問いた
雪「うふ…うふふふふ…あはははははははは!!」
ジ「!?」
すると雪華綺晶は何故か高らかな笑い声を上げてみせた
ジ「な…何がおかしいんだよ!?」
雪「くす…いえ、この程度で私に勝ったつもりでいる貴方がついおかしくて…」
ジ「…どういうことだ?」
雪「つまり…私はまだ本気を出していないということですわ!!」
183VIP村人P:2006/11/27(月) 20:14:35.65 ID:BLRx2bo9O
>>182
そう言うと雪華綺晶はゆっくりと立ち上がり右目の眼帯に手を掛けた
そしてその紐を勢いよく引きちぎった
雪「うふふ…本気を出すのは何年ぶりでしょう?」
彼女は露わになった金色の右目を妖しく光らせ呟く
ジ「くっ…どうやらハッタリってわけでもなさそうだな。」
ジュンが雪華綺晶の攻撃に備えて再び水鳴拳の構えをとる…
雪「くすっ…貴方はまだ華鏡水鳴拳の真の恐ろしさを知らない…今から私がそれをたっぷりと教えて差し上げますわ…」
『ブォン…』
雪華綺晶が構える…だがそれは先程の水鳴拳の構えとは明らかに違っていた
雪「華鏡水鳴拳、裏の形『荒河乱砕』…さぁ、行きますわよ!?」
ヴン…
ジ「!!」
次の瞬間ジュンの眼前には一瞬で間合いを詰めた雪華綺晶の姿があった
184VIP村人P:2006/11/27(月) 20:15:47.24 ID:BLRx2bo9O
>>183
ジュンが雪華綺晶の放つ拳を瞬時に読みそれを流そうとするが…
『ドグゥ…』
ジ「ぐぁ…!!」
その拳はジュンの回避を更にすり抜け脇腹にめり込んでいた
雪「さぁ…お受けなさい!!」ブォン…
再び雪華綺晶が連撃を放つ
ジ「くっ…うおおおおおおお!!」
ジュンが先程と同様にそれらを受け流そうとした…
しかし
『ドグァ…グシャア…ズガガガガガガガガガガガガガガガ!!』
ジ「ぐわああああああああああああぁ!!」
雪華綺晶の拳はそれを全てすり抜けジュンに襲いかかる
雪「ふっ…」ヒュン…
ジュンの眼前から雪華綺晶が姿を消す
『ドグアァ!!』
ジ「ぐううっ!!」
一瞬で高く跳躍した雪華綺晶が空中で体をひねりジュンの左肩に右踵を振り下ろした
ジュンが左肩から『メキィ…』という嫌な音を聞いた次の瞬間、もう片方の右肩に重みが加わった
185VIP村人P:2006/11/27(月) 20:18:13.65 ID:BLRx2bo9O
>>184
雪「…おやすみなさいませ、ジュン様…」
『グワァ!!』
ジュンの体が捻られながら宙を舞った
雪「はああああああ!!」
雪華綺晶はジュンの首を両脚で挟んだまま体を回転させ
そしてその勢いを利用しジュンを頭から大地に叩きつけたのであった
『グワシャァ!!』
防御も取れぬまま地面に叩きつけられたジュンには最早立ち上がれる力は残っていない…
ジュンの瞳は光を失い全身は小刻みに痙攣を繰り返していた
雪「あら、ちょっとやりすぎてしまいましたわ…」
薔「お…お姉ちゃん…大丈夫なの?」
雪「えぇ、私は大丈夫ですわ♪」
薔「そうじゃなくてジュンが!!」
珍しく薔薇水晶が大声を上げる

ジ(体が…動かない…僕は…負けたのか?)
ジュンは失いかけの意識で必死に思考を巡らせていた…
ジ(なんで?…何で雪華綺晶の拳が防げなかったんだ…?)
186VIP村人w:2006/11/27(月) 20:31:33.06 ID:47UEo6Dw0
支援いるかな
187VIP村人P:2006/11/27(月) 20:35:49.07 ID:BLRx2bo9O
>>185
今にも消えそうな意識の中…全身の感覚もないにも関わらず何故かジュンの思考はスッキリと冴えていた
ジ(あの時…確かに僕はあの拳の軌道を読んだ筈なのに…思い出せ…思い出すんだ…)
ジュンの頭に雪華綺晶の放った拳が徐々に再生されてゆく
ジ(何か…何かがある筈だ…それを…それを!!)
ジュンの思い浮かべるビジョンは更に鮮明になってゆく…


ジ(…そうか!!)

そしてジュンの頭は一つの答えを紡ぎ出した
ジ(あの時…僕が雪華綺晶の拳に合わせた時…拳が直前で妙な方向に曲がっていた
…そうだ、あれは超高速で繰り出されるフェイントの嵐だったんだ…)

ジュンは雪華綺晶の拳の正体を見事見破ってみせた…
だが今のジュンに立ち上がれるだけの力は残ってはいない…
188VIP村人w:2006/11/27(月) 20:53:21.84 ID:47UEo6Dw0
 
189VIP女神:2006/11/27(月) 20:55:05.49 ID:95ZoC3SAO
初投稿します…駄文スマソ





真紅「ベジータ!! 私のブラを返すのだわ!!」

ベジータ「やなこった!! おまえのブラは俺の物だ!」

真紅「仕方がないのだわ…
ガジェットツゥゥゥルッ!!!!!!」

ベジータ「ちょwwwwwwwwwww」

真紅「ヘル、アァァァンド、ヘヴン!!

ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォー…」

真紅「はぁぁぁぁぁっ」

ベジータ「ここからが本当の地獄だ…」

-ガシィッ!!

真紅「ウィィィタ!!!!!!」

-メメタァ!!

真紅「確かに返して貰ったのだわ」
190VIP魔王:2006/11/27(月) 21:00:27.59 ID:BLRx2bo9O
>>187
ジ(はは…ざまあないな…いくらそのカラクリがわかったところで…僕にはもう…闘う力が…)
ジュンの意識が徐々に闇に堕ちていったその時であった…

『お立ち上がりください我が主!!』

ジュンの耳に怒声が飛び込んできた
ジ(!?)
ジュンは残った力を振り絞り顔を上げた、そこには庭の向こうからこちらを見つめる黒王号の姿があった
ジ(黒…王?)
黒『その顔はなんですか…その目はなんですか!?貴方のそんな諦め切った瞳を私は見たくはありませぬ!!』
ジ(…)
ジュンに黒王の一語一語が突き刺さる
黒『私は貴方の中の揺るぎない誇りと強さに感銘を受け貴方に仕えた…
さぁ!お立ちください!!
ここで諦めて…この先一体貴方は何を守れますか!?誰を救えますか!?』

ジ「!!」
191VIP魔王:2006/11/27(月) 21:02:02.71 ID:BLRx2bo9O
>>190
ジュンの脳裏にこれまでのことが浮かんできた…
不良にはね飛ばされる雛苺…
強盗に殴られ倒れた蒼星石…
自慢の長い髪を掴まれ涙を流す翠星石…
自分が間に合わず通り魔に襲われたみっちゃん…
その姿を見て泣き崩れる金糸雀…
その一つ一つがジュンの体を突き動かす力となってゆく…
ジ(動け…動けよ!!今立ち上がらなきゃ…僕は前に進めない…強くなんかなれない!!動け…動けええええええぇッ!!)
ジュンは渾身の力を振り絞る…今の彼の瞳は再び獅子のような輝きを取り戻していた
ジ「ぐぅ…うおぉおおおぉおおおおおおおぉおおぉ!!」
そしてその体が徐々に起き上がってゆく
雪「なっ…何ですって!?」
雪華綺晶が目の前の信じられない光景に両目を見開く
黒『それでこそこの黒王の主…それでこそ拳王となる者です!!』
ジ「うおおおおおおおおおおおおッ!!」

そして雄々しき叫びを響かせてジュンは立ち上がった!!
192VIP魔王:2006/11/27(月) 21:04:47.17 ID:BLRx2bo9O
>>191
ジ「ぐぅ…雪華綺晶…僕は…まだ闘える…さあ、いつでも来い!!」
ジュンは震える足をこらえながら構えをとった
雪「ジュン様…わかりましたわ、私の最大の力をもって貴方を討ちます…」
雪華綺晶もまた荒河乱砕の構えをとる…
薔「ジュン!もうやめて…死んじゃうよ!!」
薔薇水晶が叫ぶ
ジ「すまない…だけど僕は…ここで諦めるわけにはいかないんだ…」
薔「…ジュン…わかった…」
薔薇水晶はジュンの気持ちを汲み言葉を飲み込んだ
雪「では…参ります!!」ヴン…
再び雪華綺晶が一瞬でジュンの間合いに入る
ジ(僕は…僕ができる精一杯をするんだ!!)
刹那、ジュンにあの連撃が振るわれた
雪「はああぁあぁッ!!」
ジ「錬鋼拳奥義…『鋼皇』!!」
ジュンが残った全ての闘気を体に纏う
『ドガガガガガガガァ!!』
その直後、雪華綺晶の拳がジュンにヒットする
しかしジュンはしっかりと大地を踏みしめその連撃に耐えていた
193VIP魔王:2006/11/27(月) 21:06:22.09 ID:BLRx2bo9O
>>192
『鋼皇』…それは闘気で体を強化する錬鋼拳の奥義である
闘気を全身に纏うことで防御力を最大限に引き上げる技だ

雪「ふっ…いくら体を強化しようが…この荒れ狂う流れは全てを砕きますわッ!!」
雪華綺晶の拳が更にスピードを上げる
雪「はああぁあぁッ!!」
『ガガガガガガガガガガガガ!!』
ジ「ぐ…うっ…」
そしてその荒れ狂う高速の拳はガードを固めたジュンの体力を少しずつだがじわりじわりと削ってゆく…
ジ(くっ…このままじゃジリ貧だ……なら…イチかバチかだ!!)
『バッ!』
ジュンがガードを解く
ジ「うおおおおおお!!」
ジュンはそこから高速の三段蹴りを放った
雪「くす…ヤケを起こしましたか?こんなもの!!」
だが雪華綺晶はそれを楽々とかわした
至近距離で放たれた三段蹴りは威力が乗り切っていなかったのだ
ジ「くっ…しまっ!!」
直後ジュンが体制を崩した。消耗した体力で放った強力な蹴りをかわされたのならばそれは当然の結果といえる
194VIP魔王:2006/11/27(月) 21:08:58.32 ID:BLRx2bo9O
>>193
体制を崩したジュンはガードを組めない、雪華綺晶の眼にはガラ空きとなったジュンの頭部が映っていた
雪「さぁ…今度こそ最後ですわ!!」
『ヴォン!!』
雪華綺晶の渾身の力を込めた拳がジュンの頭部に降り下ろされた…

だが…

『ガキィ!!』
雪「なっ!?」
ジュンの左腕がそれを遮る
雪(まさか…わざと…!?)
そう、ジュンがイチかバチかで行った賭け…それはわざと不利な体制を取り雪華綺晶の攻撃を頭部へと向けさせるというものであったのだ
そしてそれは見事に成功した…
刹那、ジュンがガラ空きの雪華綺晶の懐に飛び込む
雪「しまっ…」
ジ「やっと捕まえたぜ…雪華綺晶。」
ジュンは右手に残った全ての闘気を集中させた
ジ「覇あぁあああぁあぁあああぁあああぁああッ!!」
『グボォアァ!!』
雪「ぐぁ…!!」
雪華綺晶にジュンの全力を込めた掌底がめり込む
195VIP魔王:2006/11/27(月) 21:09:57.22 ID:BLRx2bo9O
>>194
雪華綺晶の体は後ろ向きに吹き飛び地面に転がった
雪「ぐうぅ……かふっ…かはぁ!!」
呼吸を乱しながら雪華綺晶は必死に立ち上がろうとするが
ジ「これで…最後だ…」
その前にジュンが雪華綺晶の顔面に拳を振り下ろす
雪「!!」
防御もできない雪華綺晶はぎゅっと目を閉じ歯を食いしばった…
『ぺちん…』
雪「…へ?」
しかし雪華綺晶が感じたのは予想外の小さな衝撃であった
驚いて目を開けた彼女が見たものは自分の鼻に人差し指を乗せたジュンの姿であった
雪「ジュン…様…どうして?」
ジ「ふぅ、勝負アリ…かな?
それに僕が女の子の顔を狙うわけなんかないだろ?」
確かにジュンはこれまでただの一度も雪華綺晶の顔面を狙った攻撃を放ってはいない…
ジ「それに…今のでもう僕に拳を放つ力は残ってないよ…」
そう言うとジュンもまた芝生に両膝をついた
雪「ふふ…貴方らしいですね…どうやら私の完敗のようですわ。」

そして雪華綺晶もまたいつもの優雅な微笑みを上げて芝生に寝転がった
196VIP魔王:2006/11/27(月) 21:11:52.52 ID:BLRx2bo9O
>>195
ジ「そっか…ふふ…ははははは…」
雪「うふふ…あははははははは…」
激闘を終えた2人はそうやってしばらく笑い続けていた…


そして夕方…
ジ「じゃあな、2人共、今日はありがとう。」
雪「いえ、私のほうこそ楽しかったですわ♪」
薔「でもちょっと残念…せっかくジュンを私達のものにできそうだったのに…」
薔薇水晶が残念そうに呟く
雪「ばらしーちゃん、いけませんわよ?勝負は勝負です。」
薔「…うん、わかってるよ…」
ジ「は…ははははは…(よかった、本当によかった…)」
もしあの時あの賭けが成功していなければ今夜は家に帰れはしなかっただろう…そう思うとジュンは背筋が寒くなった
黒『我が主…ではそろそろ…』
ジ「あぁ、じゃあまた明日学校でな…」
雪「あ、お待ちになってくださいまし、ジュン様。」
去ろうとしたジュンを雪華綺晶が引き止める
ジ「どうかしたのか?」
雪「ジュン様に渡すものがありますわ。」
197VIP魔王:2006/11/27(月) 21:13:34.53 ID:BLRx2bo9O
>>196
ジ「渡すもの?」
雪「はい、これですわ…」スッ
そう言うと雪華綺晶は一本の古びた巻物を取り出しジュンに渡した
ジ「…これは?」
雪「はい、中国は漢の時代に生まれ…以来最強の暗殺拳といわれた伝説の拳法『北斗神拳』の秘伝書の写本です。」
ジ「北斗…神拳?」
雪「はい、以前私の祖父が中国を訪れた際、偶然手に入れたものです…私もそれを習得しようと試みましたが駄目でした…
ですがジュン様でしたらきっと北斗神拳を習得できることでしょう。」
ジ「雪華綺晶…わかった、ありがとうな!大事にするよ。」
雪「はい♪」
ジ「じゃあ…僕はこれで、黒王!」
黒『はっ!!』
パカラ…パカラ…

雪「ジュン様…御武運を…うふふっ♪」
薔「お姉ちゃん…嬉しそうだね?」
雪「ええ、私はお強い殿方が好きですの…きっとジュン様はまだまだ強くなられる…そう思うと私のものになる時が楽しみで楽しみで♪」
薔「むぅ…いくらお姉ちゃんでも負けないからね?」
雪「あら、私こそ♪」

姉妹は小さくなっていくジュンの背中を見ながらまた違う闘気をみなぎらせていた…

続く
198VIP魔王:2006/11/27(月) 21:15:51.07 ID:BLRx2bo9O
本日は以上です
途中猿に引っかかってしまいご迷惑をおかけしましたm(_ _)m
支援してくださった方に感謝します。
199VIP女神:2006/11/27(月) 21:43:55.79 ID:rBVWw1hGO
保守
200VIP魔王:2006/11/27(月) 21:51:50.81 ID:BLRx2bo9O
「新説JUN王伝説〜序章〜」外伝
本日のNG

ジ「はあぁああぁあぁあああ!!」
雪華綺晶の懐に飛び込んだジュンが掌底を繰り出す
雪「しまっ…」
その時であった!
『グラッ…』
ジ「!?」
深刻なダメージを受けていたジュンの体がもつれバランスを崩した
ジ「うわっと!!」
『ふにゅ…』
ジュンの掌に柔らかな感触が伝わる…
ジ「へ?なんだこれ…」
雪「あん♪いやですわジュン様ったら…」
ジ「へ?…えええええぇぇ!?」
バランスを崩したジュンの掌は雪華綺晶の胸を鷲掴みにしていた
ジ「ち…違う…これは…」
雪「もう…恥ずかしがらずとも結構ですわ。そんなに私のことが…」
ジ「いや…だからこれは…」
薔「…ジュン?」
ジ「(ビクゥ!!)ば…薔薇水晶?」

そこには満面の笑みを浮かべながらも鬼のような闘気を纏った薔薇水晶がいた
薔「お仕置き…だね♪」
薔薇水晶がピシィと鞭を鳴らす…

ジ「ここからが本当の地獄だ…」
201VIP村人h:2006/11/27(月) 21:57:09.38 ID:DeY3QpCI0
JUMつええ上に紳士的だなw


>>200
ワロタwwww
202VIP毒蛇:2006/11/27(月) 21:59:03.13 ID:RcC1TPSnO
>>200
JUMの成長スピードヤバス!
遂に北斗神拳を覚えるのか!?
続きをかなりwktkしている
203VIP皇帝:2006/11/27(月) 21:59:30.03 ID:pxAOkcVlO
>>200
乙!
これからどんな展開が待っているのかwktkが止まりません
続きwktk!
204VIP村人Ecup:2006/11/27(月) 22:26:25.76 ID:pxAOkcVlO
205VIP村人Ecup:2006/11/27(月) 22:49:45.27 ID:pxAOkcVlO
206VIP村人i:2006/11/27(月) 23:09:08.80 ID:JRQihR6kO
保守
207VIP侍:2006/11/27(月) 23:36:45.63 ID:rBVWw1hGO
保守
208VIP村人q:2006/11/27(月) 23:44:27.14 ID:oJM+24LL0
いまなら投下できそう。
というわけで、例によって激しくスレまたぎ。

タイトル未定の第四話。
前々スレ【神様に】【お願いをして】129-135 の続きになります。


・三行あらすじ
  蒼星石
  巴
  友達になれそう

一応 NGワード:yuriyuri
209VIP村人q:2006/11/27(月) 23:45:04.35 ID:oJM+24LL0
>>208

静かな教室の中で、カツカツと響く乾いた音だけが、時の経過を告げている。
チョークが黒板を叩く音は、さながらマエストロの振るタクトが、
リズムを刻んでいるかのようだった。
合間を縫って、中年の男性教師の、伸びのあるバリトンが谺する。
プレイヤーたちは、ノートにシャーペンを走らせ、各々のパートを奏でていた。
時折、くしゃりと紙が縮れる音。それは、四分休符の微妙なアクセント。
授業という名のオーケストラに耳を傾けながら、蒼星石は教科書の陰で欠伸をかみ殺した。

一時限目は、代数幾何。
数学全般があまり好きではない蒼星石にとって、毎週、この時間が苦痛だった。
いつも、忍び寄る睡魔に抗いながら、早く授業が終わることを祈るのである。
昨夜の不眠もあって、今日は殊更、辛かった。
ちょっとでも気を緩めたら、コクリコクリとうたた寝してしまうだろう。

蒼星石はペンを置いて、重い瞼を指先で擦り、腕時計に目を落とした。
あと15分。それだけ我慢すれば、この苦行から解放される。
授業が終わったら、急いで彼女に会いに行こう。そして……いろいろな話をしよう。

教師の話など上の空で、蒼星石は巴に合いそうな話題を模索していた。



  第四話 『今日はゆっくり話そう』
210VIP村人q:2006/11/27(月) 23:45:32.94 ID:oJM+24LL0
>>209

夢の境界でウトウトと彷徨っていた蒼星石を、チャイムが現に引き戻す。
ビクリと肩を竦めた拍子に、肘で押し出した教科書が、机の上から滑り落ちた。
何やってるんだろ、みっともない。早く拾おうと、椅子に座ったまま腰を屈める。
だが、蒼星石の指が触れるより先に、脇から伸ばされた手が教科書を掴み上げた。

「貴女って、この時間は、いっつも眠たそうよねぇ」

たおやかに微笑みながら、教科書に付いた埃を払うのは、見目艶やかな銀髪の娘。
毎週、観察されていたなんて、ちっとも気付かなかったなぁ。
蒼星石は内心で苦笑して、彼女の手から、教科書を受け取った。

「ありがとう、水銀燈」
「どういたしましてぇ」

水銀燈は、にこやかな表情を崩さずに背を丸め、蒼星石の耳元に顔を近付け、囁いた。
「今日は一段と眠気が強そうじゃなぁい。夜更かしの理由は……なぁにぃ?」
「……実はね」

――と、蒼星石は辺りを憚って、声を潜める。

「昨夜は……そのぉ…………朝まで、姉さんと……えっちなコトを」
「ウソっ!? kwsk!」

弾かれたように身を引いた水銀燈の双眸は、まん丸く見開かれていた。
211VIP村人q:2006/11/27(月) 23:46:11.11 ID:oJM+24LL0
>>210
驚愕を露わにする彼女を見て、蒼星石が会心の笑みを浮かべる。
してやったり。深く澄んだ緋翠の瞳には、そんな小悪魔的な色が垣間見えた。
普段、水銀燈にからかわれている意趣返しだった。

「残念、釣りでした」
「なっ!? わ、私としたことが……その程度の餌で釣られたなんてぇ」
「キミが好きそうなネタだからね。呆気なく釣れちゃったから、拍子抜けだよ」
「だってぇ……貴女が、そんな冗談を言うなんて思わなかったんだものぉ」
「だろうね」

クラスの中で、蒼星石は真面目でクールな生徒として認知されている。
あの人が、品のない冗談なんて言うはずがない。
生徒ばかりか、教師たちもが、そういう目で蒼星石を見る。
だから、彼女もその雰囲気を察して、だんだんと自粛するようになっていた。
周囲を気にして、自分を偽るような人生を歩むことには、もう慣れっこだった。

「たまには、ボクだって冗談を言ってもいいじゃない?」
「ふふ……意外に茶目っ気もあるのねぇ。知ってたけどぉ」

蒼星石は、屈託のない笑顔を水銀燈に向けると、席を立った。
少しばかり時間をムダにしてしまったが、まだ休み時間は残っている。
今朝の約束どおり、巴に会いに行って、話をしよう。
しかし、蒼星石の動作は、そこで止まった。移動する必要が、なくなったからだ。

「おはよう、水銀燈。二人で、なにを話してたの?」
212VIP村人q:2006/11/27(月) 23:46:40.69 ID:oJM+24LL0
>>211
水銀燈に挨拶しつつ、蒼星石の前に立ったのは、柏葉巴その人だった。
窓から射し込む陽光を受けて、彼女のきめ細かい白皙が、艶めかしさを増す。
いつもながら、左眼の下のホクロに目が惹きつけられてしまった。

「はぁい、巴ぇ。珍しいわねぇ、貴女がこっちに来るなんてぇ」
「廊下で待ってたけど、なかなか来そうにないから、わたしの方から出張しちゃった」
「ごめんね、柏葉さん。ちょっと、水銀燈と話し込んでたものだから」
「あらぁ? 巴と蒼星石って……前々から知り合いだったぁ?」
「じっくりと話をしたのは、今朝が初めてよ」

不思議そうに二人を眺める水銀燈に、巴が応じた。「わたしたち、意外に気が合いそうよ」


それから、三人で他愛のない雑談に花を咲かせた。
内容は専ら、剣道についてである。共通の話題となると、そのくらいしかない。
蒼星石は、昨日の夕方、体育館で二人の対決を見たと伝えた。

「二人とも、防具も着けずに激しく打ち合ってるんだもの。
 すごい気迫で、見てるだけでも背筋が震えて、鳥肌が立ったよ」
「私と巴が勝負するときは、いっつも防具なしよ。息苦しいんだものぉ」
「わたしの場合は、気を引き締めるため……かな。
 防具を着けてると、どうしても気持ちに甘えが出てしまうから」

随分と荒っぽい練習をするものだが、高段者は得てして、そういうものかも知れない。
確かな実力が有るから、多少の無茶をしても、大した怪我もせずに済んでいるのだろう。
213VIP村人q:2006/11/27(月) 23:47:09.13 ID:oJM+24LL0
>>212
程なく、休憩時間の終わりを告げるチャイムが鳴り、二限目が始まる。
そしてまた、二限と三限の合間にも、蒼星石は巴と会った。今度は、二人だけで。
彼女たちは廊下に並んで、教室の壁に背を預けながら、心おきなく話をした。


「なんだか、不思議だなぁ」
「ん? なにが?」

話題が途切れて、二人の間に少しの沈黙が横たわったとき、巴が独り言のように呟いた。
間髪入れずに聞き返した蒼星石に、彼女は顔を斜に向け、ふっ……と頬を弛める。

「わたしって、あまり自分の考えとか……上手に伝えられないの。
 誰かに期待されると、ホントは嫌だったとしても、うんって答えちゃうのよ。
 みんなを失望させて……見限られて、独りぼっちにされるのが怖くて――
 いつの間にか、自分を誤魔化しながら生きるようになっていたわ」
 
淡々と語られる話を耳にして、蒼星石は言葉を失っていた。
この娘は、自分と似ている。その衝撃に、打ちひしがれていた。
周囲の目を気にして、自我を偽ってきた蒼星石には、巴の存在がとても身近に感じられた。

「だけどね、わたし……蒼星石さんとは、本音でお喋りできるの。
 肩肘はらず、とても安らいだ気持ちになれるの。
 不思議でしょ? 今朝まで、わたし達……そんなに話をしてこなかったのに」
「そうだね。お互い、話すキッカケを掴むどころか、その努力すらしてこなかった。
 今だから言うけど、実は――ボクね、キミのこと遠くから眺めていて、羨んでたんだよ」
214VIP村人q:2006/11/27(月) 23:47:38.28 ID:oJM+24LL0
>>213
蒼星石は今まで、巴という娘が輝いて見えていた。自分とは違う世界の人間なのだ――と。
だって、彼女は学級委員長を務め、人当たりがよくて、いつも友達に囲まれていたから。
それが仮初めの姿だったなんて、思いも寄らなかった……。

「でも、いま解ったんだ。キミとボクは、とても似ている」
「そう……かな?」
「うん。だから、ボク達はすぐに打ち解けたし、もっと仲良くなれると思うんだ」
「ホントに?」
「きっとね。で、早速なんだけど……今日の放課後、暇?」

訊ねたのと、ほぼ同時に鳴るチャイム。次は、土曜日最後の三限目。
今日は部活が無いことは、水銀燈を交えて話していた時に、確認済みだった。
だから、放課後も、ゆっくりと話が出来たらいいなと思っていたけれど――
「ごめんね。今日は、ちょっと先約があるの」



三限目の授業も終わり、帰り支度を整えていた蒼星石の元に、水銀燈が近寄ってきた。
「ねえ、たまには一緒に帰らなぁい?」

本当なら、翠星石か巴と過ごそうと思っていたのに、その予定は完全に狂っていた。
家に帰っても、独り。それなら、水銀燈の誘いに乗る方が、有意義そうだ。
了承の返事をして、カバンを手に立ち上がった蒼星石は、ふと……窓越しに校門を見遣った。
何気なく目を向けただけだった。なのに、門柱の向こうに消える人影が、見えてしまった。
……それは、楽しげに連れ立って帰る、翠星石と巴の姿だった。
215VIP村人q:2006/11/27(月) 23:48:33.74 ID:oJM+24LL0

  第四話 おわり


三行で【次回予定】

 偶然に見かけた、二人の姿。
 どうして、キミ達は一緒にいるの? その事が心に引っかかって――
 水銀燈と遊んでいる最中にも、彼女たちの姿が、頭を離れなかった。

次回 第五話 『もう少し あと少し…』


翠「やっぱり冬はコタツですぅ♪」
蒼「うわぁ…………コタツの中、とってもあったかいナリ」
翠「つまみと酒はタップリ用意したですから、今夜は朝まで、生でダラダラ、ゆ〜っくり話すですぅ」
巴「秋の夜長に、泊まり込みで座談会……なんか風流で、いいね」
銀「折角、コタツで4人、卓を囲むんだからぁ――やっぱりアレやらなきゃぁ」

お約束の麻雀――――は、ガチャガチャと音がウルサイので却下。
代わりに、季節を無視した『水銀燈のノロイ(鈍い)百物語』独演会に決定。
ゆっくり話したそうな。
216VIP村人j:2006/11/27(月) 23:53:23.95 ID:DeY3QpCI0
>>215
もっと互いを知ろうと思った、目に入ったのは彼女と姉の姿。
蒼い子の内に湧き上がる気持ちは……
続きwktkしてます。
217VIP村人z:2006/11/27(月) 23:59:16.24 ID:47UEo6Dw0
>>215
生活風景とかの丁寧な描写に惹かれる
まさに「普通の女の子」の学園生活というか
日付変わる前にGJって言う
218VIP足軽zip:2006/11/28(火) 00:26:34.92 ID:WLiwFbuy0
ほしゅ
219VIP勇者:2006/11/28(火) 00:52:52.24 ID:+Eh8KAJB0
>>215
ちょw口調がwwwww
220VIP村人d:2006/11/28(火) 00:58:27.90 ID:jbzfDEcT0

※あらすじ:薔薇水晶の退屈しのぎにジュンがつきあうよ

「廻る……廻る……もっぱら教室が」
「そろそろ眼鏡返せ、薔薇水晶。それがないと見えない」
「だいじょうぶ。私もよく見えてない」
「そうかそれなら安心だ。――お前、本当に眼鏡好きだよな」
「うん。アイウエアだからね」
「?」
「眼帯も好き。アイウエアだから」
「さっぱりわからん。説明」
「だって。あー、いー、うー、えー、『あー』だよ。酷いよね。せっかくの努力がみずのあわだ」
「わからなくもないがあれだ、日本語でおk。あと酷い話だったのかそれは」

「……廻りすぎた。ちょっときぼちわるい」
「世話焼かすなよ」
「うう。くらくらする。まわってまわってまわって、おちーるー……」
「いや、落ちちゃだめだろ、そこは」
「ううん。落ちなきゃだめ、ここは」
「でもオチてないぞ、実際」
「めんごめんご」
「今時めんごは無い」
「ふひひ」
221VIP村人e:2006/11/28(火) 01:03:06.33 ID:jbzfDEcT0
先日ログをwikiにまとめてくれた方、ありがとうございます。
この場を借りてお礼を申し上げます。
後ほど加筆修正すると思いますが、予めご了承願います。
以上私信でした、失礼しました。
222VIP村人u:2006/11/28(火) 01:12:39.92 ID:I29RdVyHO
>>215
最初のオーケストラの件とかウマーって思った

>>220
このシュールな感じが最高なんです
223北町奉行:2006/11/28(火) 01:45:27.61 ID:69H7RYGv0
ほしゅ
224VIP村人e:2006/11/28(火) 01:47:16.65 ID:jbzfDEcT0
保守して寝ます。おやすみなさい。
>>222レスどうもでした。
225暴れん坊VIPPER:2006/11/28(火) 02:17:10.21 ID:69H7RYGv0
ほしゅ
226VIP村人g:2006/11/28(火) 02:32:40.07 ID:0MECtKNK0
227VIP神父:2006/11/28(火) 02:45:49.72 ID:1RcKAIHM0
>>226
スゲェ少女漫画チックwwwwww
228VIP村人m:2006/11/28(火) 02:56:28.46 ID:de4w1K6mO
>>226
もはや誰かわからないな…
229駅前食堂のメグ:2006/11/28(火) 03:21:37.70 ID:B2A9AwUr0
hosyu
230VIP村人s:2006/11/28(火) 03:38:18.20 ID:GEvlCxBrO
231VIP足軽q:2006/11/28(火) 03:46:34.00 ID:BfK7G0JzO
232VIP村人t:2006/11/28(火) 04:07:17.49 ID:GEvlCxBrO
233油売りの左暮:2006/11/28(火) 04:21:20.15 ID:4lDqRHWf0
234VIP村人o:2006/11/28(火) 05:40:41.91 ID:RB0BD+dL0
保守
235VIP毒蛇:2006/11/28(火) 06:52:07.60 ID:DE6pPvEr0
ほしゅ
236籠屋の銀二:2006/11/28(火) 07:09:26.52 ID:uZ7CLx4r0
保守
237VIP村人z:2006/11/28(火) 07:55:47.99 ID:NByncVWUO
保守
238愛のセーラー戦士:2006/11/28(火) 08:35:43.23 ID:D0x5SlROO
保守
239悲しい一人暮らし:2006/11/28(火) 09:04:01.32 ID:D0x5SlROO
保守
240VIP村人p:2006/11/28(火) 09:26:44.09 ID:gOeoYW1gO
>>215
すごいな
文章もさることながらストーリーも引き込まれる
続きwktk

>>220
バロスwwwww
シュール過ぎるwww
241VIP村人k:2006/11/28(火) 09:32:20.19 ID:iKvE7NNp0
>>226
BL系にありそうな顔でワロタ
だがそのオーラマークはヤバイだろww
242VIP村人q:2006/11/28(火) 10:46:56.32 ID:gOeoYW1gO
243VIP皇帝