1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :
2006/07/10(月) 23:54:55.36 ID:C0JE8hU60 テンプレは任せる
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/10(月) 23:55:28.28 ID:iEFMsFIk0
ものすごく期待していたのに俺はがっかりしたよ
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/10(月) 23:58:24.26 ID:z2amZr670
4 :
テンプレ :2006/07/10(月) 23:58:27.01 ID:C0JE8hU60
ここは筆力のある人・ない人がお題をもらって自由に小説を書き、それぞれの筆力を向上させるスレです
■まとめ
http://novel.news4vip.org/?BNSK ▽初めて投下する人へ
安価指定をしてお題をもらいましょう。
基本的に過疎スレなので↓で次レスを指定するのもありです。
人のお題を使うのもありです。たくさん投下すればスレも盛り上がります
▽投下の際の注意
他の方が投下中の場合は投下終了まで待ちましょう
読む人にわかりやすいように、タイトルをつけましょう
タイトルが付けれない人はお題で構いません
また『現在のレス数/総レス数』を加えると投下待ちの人に優しいです
小説の最後に「終」「完」などをつけると投下待ちの人に目印となります
▽読み手の方へ
感想をくれることは書き手側の意欲向上にも繋がります
感想や、ここはこうした方がいいかも、等の意見は出来れば書いてあげてください
▽保守をしてくれる勇士へ
保守は大体15分おきが効果的です。保守ついでの投下も勿論OKです。
まとめのスレ取得も行ってもらえると助かります。
5 :
週末品評会テンプレ :2006/07/10(月) 23:59:55.38 ID:C0JE8hU60
毎週土曜日の午前中に、お題が出されます。 作品は日曜日の24:00までに投稿してください。 その後、それぞれに評価をしていただき、火曜日の24:00まで投票を受け付けます。 《作品投稿》 ・目安は2〜3レス程度のSSでお願いします ・ジャンルは書き手に一任します ・スムーズな流れを保つため、メモ帳等の機能を使って、全部書き終わってから投下するように お願いします ・一人当たりの投稿数に、特に制限はありません。思う存分、表現してください ・時間を過ぎての投稿も、選考外ではありますがまとめサイトに掲載します ・毎回同じコテや酉で出続けると周囲にわかりやすいです ◆お題の他に、作品にタイトルをつけてください 《投票》 ・本スレへの書き込みでお願いします ・絞りきれない、選び難い場合には、気になる作品を複数挙げていただいても構いません ・ぜひ書き手の方も他の人への感想や投票を行ってください ・投票はひとりで複数作を挙げてもOKです。 ・簡単でよいので、感想、批評等書いてください。書き手の次への糧になります! ◆レスには【投票】と分かりやすいワードを付けてください ・投票で一番支持を得た作品の作者の方には、次回品評会のお題決定権が与えられますので よろしくお願いいたします。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:00:12.30 ID:HXtnMT770
>>3 ごめん、続いてるスレだったんだね
最初誰かが立て逃げしたスレかとおもったから
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:00:58.10 ID:WixT4FwQ0
すごい面白そうだな 初心者でも参加していいのかな?
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:01:06.19 ID:52MRJids0
結局テンプレもやったww 補足あれば任せる
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:02:51.53 ID:52MRJids0
10 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 00:03:01.89 ID:wAvjdEeD0
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:03:05.25 ID:flqaxKLk0
>>6 そうなんです。
>>7 全然おk
ただしお題はここで「↓」にて頂いてください。
>>8 乙津
12 :
7 :2006/07/11(火) 00:04:01.92 ID:WixT4FwQ0
ふむ
ではためしにお題をもらおうかな
>>10 さんお願いしますw
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:04:30.28 ID:hVNN9fr60
14 :
7 :2006/07/11(火) 00:05:13.76 ID:WixT4FwQ0
(´・ω・`)ミスった… お題くださいな↓
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:05:24.81 ID:wJSebxUV0
未来安価でお題をもらうのでは?
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:05:40.69 ID:52MRJids0
gdgdwwwwwwwww
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:06:04.65 ID:hVNN9fr60
お題【未来安価でお題をもらうのでは?】
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:06:15.37 ID:WixT4FwQ0
(´・ω・`)やることなすこと全て裏目に出るとは
19 :
@boh :2006/07/11(火) 00:06:45.54 ID:NdXeiva/0
スレ違いですが、質問、サイトのほうでも、こっちでも引き続き答えますね♪ ざっと全体の作品を見たのですが、言いたいことはさっきの作品とほとんど変わりません。 使う言葉に気をつけて、雰囲気を壊さないことぐらいじゃないでしょうか。
20 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 00:11:06.56 ID:wAvjdEeD0
呼ばれた気がした… とりあえず、先ほどいただいたお題「高濃度」で書き終えたので もうちょっと推敲してから投下しようと思います。 批評などよろしく
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:12:07.27 ID:DFWJN8qu0
22 :
週末品評会15th :2006/07/11(火) 00:14:49.28 ID:0pnPvK4p0
告知です。
只今、週末品評会15thの投票を受け付けています。
今回のお題は『雨宿り』でした。
作品はここからご覧下さい→■まとめ
http://novel.news4vip.org/?BNSK 作品投票締め切り:2006/07/08(火) 24:00となっています。
単に一票を投じていただくだけでも結構ですが、
選考理由やその他感想などもいただけると幸いです。
何卒、投票にもご協力ください。
詳細は
>>5 をご覧下さい。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:16:23.73 ID:0pnPvK4p0
>>22 の訂正
作品投票締め切り:2006/07/11(火) 24:00となっています。
です。
本日一杯まで受け付けておりますので、よろしくお願いいたします。
24 :
7 :2006/07/11(火) 00:21:45.97 ID:WixT4FwQ0
未来安価で頑張ろうと思ったけど どうもうまく行かないんで 「未来」に勝手に変えちゃってもいいでしょうか?
25 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/11(火) 00:24:23.88 ID:WbjnUAI90
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:24:33.30 ID:0pnPvK4p0
ごめんね、前スレ
>>1000 つまらなくてごめんね
>>24 拡大解釈すればいいんじゃね?
無理やりでもお題を活かすのが、このスレの肝でもあるし。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:25:10.79 ID:vmmjWiiR0
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:25:32.60 ID:JmrMF+wAO
>>19 意外と2ちゃん慣れしてるんだな
ハルヒ見てるみたいだし…もしかしてVIPのぞいたりしてるのか?
あと前スレ
>>853 とか、未評価のやつかわいそうだからちょっと見てやってくれないか。
31 :
◆Xenon/nazI :2006/07/11(火) 00:26:43.72 ID:xY69M/wK0
>>1 乙。
でもなんで前スレとタイトル同じなんだかwwwww
32 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/11(火) 00:27:52.80 ID:HbCYoy6Q0
っと、sage続けてた。 また明日までの宿題を頂きたい。お題よろ↓
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:28:16.27 ID:wJSebxUV0
おやじぎゃぐ
34 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/11(火) 00:29:12.68 ID:HbCYoy6Q0
おやじぎゃぐ…難題だな。 把握した
35 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 00:30:03.41 ID:wAvjdEeD0
投下します。 お題「高濃度」 批評してくれると、喜ぶと思います。
36 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 00:30:48.15 ID:wAvjdEeD0
高校三年間と聞いて、ほとんどの人は青春だとか熱血だとかそんな単語を思い浮かべるだろう。 勉強に部活、恋愛にアルバイトなど。人生で一番大切なことを学ぶ時期なのだと、 ある人はいうかも知れない。 ただ、俺に言わせてみればそんなのはただの幻想であり、 美化された思い出の反芻でしかないんだ。 実際、俺の部活は帰宅部だし、学校の成績は中の下がいいとこ。 アルバイトなんて年末年始毎度お馴染みの郵便局臨時配達員くらいしかやったことがない。 恋愛は……まあ、ここではあえて伏せておく。しかし過度な期待は禁物である。 以上のように、人生の無駄遣いを体現している俺が、これから先で高濃度な青春時代をすごせるという 保障はどこにもなく、時間はこうしている間にも無駄に過ぎていくのだった。 いや、言い換えよう。無駄に過ぎていく予定だったのだ。 その予定は本日をもって大幅に変更することを余儀なくされた。 何故かって? うむ、驚かないで聞いてほしい。 今俺の目の前で、一人の少女が倒れている。それも、超がつくほどの美少女だ。 いや、ちょっと待て。誤解しないでほしい。 これは俺の辺鄙な頭脳が作り出した妄想でも空想でもなんでもない。エロゲでもない。 実際に、目の前に倒れているのだ。美少女が。
37 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 00:31:17.90 ID:wAvjdEeD0
先ほどまでのことを振り返ってみよう。 俺は、普段のようにマイ自転車に乗って下校していたんだ。 平素となんら変わりの無い帰り道を、いつもと変わらない時間に、いつものように通りがかった。 以前雨宿りをしたボロアパートの路地を曲がったところだった。 不意に、俺の目の前になんと言ったらいいか分からない色の亀裂が走った。 色は、そうだな。ドブの水に油を垂らした感じ……他に例えても、例え切れないような気がする。 さらに、驚かないでほしいのだがその亀裂は道の真ん中にできていた。 何も無い、道の真ん中の空間を引き裂くかのように亀裂が走ったんだ。想像できるか? 俺はできない。実際にその光景を見なければできないだろうね。 俺はしばらく自転車に乗ったまま呆然としていた。 しばらく呆けていると、突然亀裂の中から「何か」が出てきた。 一瞬の出来事だった。何だろうと思う間もなく、その亀裂は強い閃光を放った。 まるで目の前にスタングレネードを落とされたような閃光だ。 そして時系列は今に戻る。 今、その亀裂から出てきたであろう女の子が倒れている。俺の目の前に。 状況報告にしかならなかったことを詫びよう。しかし、そんな感じだったんだ。 今俺の目の前で起こったことを有りのまま伝えた。 俺自身、自分の置かれている状況を全く把握できていない。
38 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 00:31:47.80 ID:wAvjdEeD0
「おい、大丈夫か!?」 自転車を投げ出し、駆け寄ってみた。流石にこの状況で声をかけないのはないだろう。 しかし、返事がないな。 「ええっと……生きてるのか?」 依然として呼びかけには答えないが、息はしているようだ。 それに、人の温かみがある。少し安心した。 少し落ち着こう。とりあえず、周囲に人はいないようだ。俺一人ではどうしようもないし、救急車でも呼ぶべきだろうか。 そう思いながら、俺が携帯電話を鞄から取り出したときだった。 膝元から、小さな呻き声が聞こえた。 「ん……んぅ……」 気がついたようだ。 しかし……なんだこれは。 目覚めたその少女の両眼は、まるで宝石のような緑色をしていた。 どうみても明らかに人間の目の色ではない。この世にこんな目を持つ人がいるのだろうか。 「え?ここは……?」 あたりをキョロキョロと見渡すその年端も行かない美少女に、俺はなんて言葉をかけたらいいのだろうか。 我が脳内辞書をいくら検索しても、その状態に則した言葉は出てこなかった。 「あなたは誰ですか?ここはどこ……なの?」 翡翠色の目を持つその少女の頭の上には、次々と疑問符が浮かんでくるようだ。 俺だって色々聞きたい。お前は誰なんだ。何処から来たんだ? ああ、そうか。俺のつまらん人生は、たぶんこの時をもって徐々に狂い始めたんだろう。 歯車の音まで聞こえそうだ。 キリキリとかみ合わない運命仕掛けのブリキの旋律が、耳の奥のほうでね。
39 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 00:32:44.24 ID:wAvjdEeD0
以上です。 お題難しかった… ほとんどお題と関係ない作品になっていることをお詫びします。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:37:18.96 ID:flqaxKLk0
>>29 できれば分かるやつだけでもリストアップしてくれないか。
すまんが最近流れが早くて探すのが億劫だ。
前スレ
>>853 >諦観することなく
この使い方はアリなのか?
非常に面白かった。
スラスラ読めて落ちも驚愕。
なるほどなあ。
面白かった。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:48:29.19 ID:JmrMF+wAO
>>40 すまん俺携帯からなんだ。手元にPCあったらやるんだが…。
前スレ
>>853 俺も好き。もう一回あの映画見たら違う意味で泣けそうだよな。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:49:09.32 ID:HbCYoy6Q0
>>36 読みました。面白かったです。
話としては分かりやすく、この先を読ませるとするならば、引き込む力は十分にあるかと。
つまり長編の出だしのような書き方が出来ています。逆に言うと3レス内で話が落とせなかった様な感じ。
もう少し、オチ周辺を充実させてもよかったのではないかと思います。
あと、無理やり使った表現があったと思います。
閃光はスタングレネードである必要はなかったのでは?
読み手はスタングレ喰らったことはない筈なので発想がつき難いのではないでしょうか。
もう少し身近な表現の方が伝わりやすいと思います。
43 :
◆Xenon/nazI :2006/07/11(火) 00:50:59.44 ID:xY69M/wK0
これはアレか。さっさと前スレの投下作品纏めやがれって事か。
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:55:38.16 ID:flqaxKLk0
や、無理すんなよwww
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 00:56:09.63 ID:HbCYoy6Q0
46 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 00:57:57.46 ID:wAvjdEeD0
>>43 乙です。
>>42 感想ありがとうございます。
書いているうちにありきたりな設定が頭の中をかき回し始めた結果
こんな感じになってしまいました。w
確かに、オチはすごく弱いですね。
あと、スタングレネードの件ですが。これは個人的な趣味で入れてみました。
やはりわかりにくかったか…
精進します。
47 :
@boh :2006/07/11(火) 00:59:16.21 ID:NdXeiva/0
スレ落ちてるみたいで、
>>853 の評価ができん…。サイトでみりゃいいのかな?
48 :
7 :2006/07/11(火) 00:59:22.46 ID:WixT4FwQ0
題 未来安価でお題をもらうのでは? 改め 未来予知 未来予知ってのは古今東西いろんな人が実現させようとしつつも、 いまなお誰も実現させることのできない。 せいぜい頑張っても予測どまりだ。 予測とはいえ不確定要素、そう例えば赤の他人が大勢集うような掲示板などでは 自分の「予測」が当たるなんて考える奴のほうが少ないだろう。 朝起きて軽く準備をして駅まで自転車で行く途中にはマンションのベランダから鉢植えが落ちてきたり、 道ですれ違う車がコンビニに駐車したり、子供たちが段差でつまづいたりするのを 何故かその出来事が起こる前に理解できてしまったのだ。 「やっぱ変だよなぁ…」と呟いてみる。 既視感ってやつなのだろうかと考えてみたが既視感が二つ三つ連続で起こるわけないし、 やはりこれは未来予知なのだろうか。 それからのオレはそれを確かめるために出社しないでパチンコをするために 駅前のパチンコ店に出かけた。 パチンコ台を見ながら五周もしたときだろうか、唐突に目の前に パチンコ台に向かっている自分が見えた。 そのオレは煙草を片手にこの上なく上機嫌そうだった。 その光景を確認したオレは迷わずその光景でオレが座っていた台に腰を下ろす。 「さて、未来予知が本物か確認するか」 気づけばオレはプラスマイナス7万は儲けていた。 パチンコでこんなに儲けられるんならもう働くのが馬鹿馬鹿しいな。 競馬にも手を出してみようか…
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 01:00:12.77 ID:HbCYoy6Q0
>>46 俺にはスタングレでも想像ついたんですけどねw
ただ、あまりこういう表現をすると、内容がしっかりしていてもラノベチックになりがちかな〜と。
それが狙いならかまわないのですが。
趣味が読書で携帯厨の俺が参加したい場合は…?
51 :
7 :2006/07/11(火) 01:00:34.88 ID:WixT4FwQ0
そんなことを思いながら馴染みの居酒屋で早めの晩飯を勝利の美酒とともに味わった。 お酒に酔ってくると未来予知が頻繁に起こってきた。 黒いセーターに身を包んだ優男 そして彼の驚いた形相、蹲る男に駆け寄る人々。 そのうちの一人が「救急車を!」と叫んでいる… 「ちょっと、青野さん いつもより飲みすぎじゃないかい」と心配そうに声をかけられる。 顔は認識できるが名前がどうしても出てこない… もう少しで分かりそうなのに分からない。 まるでくしゃみが出そうで出ないようなむず痒さを感じながら、生返事を繰り返す。 それが現実なのか未来のことなのか徐々に区別がつかなくなってきたので会計を済ませ、店を出ようとした 瞬間 腹に鋭い痛みがはしった。 思わず店の前で蹲る。 イッタイ ナニガ オキタ…? すると急に痛みが嘘みたいに引いた。周りの視線が急に気になったのですぐに立ち上がろうとした。 が俺の身体は右に―車が大勢走っている車道へと倒れていった。 その瞬間オレはさきほど居酒屋で見た未来予知を思い出した… 完
52 :
7 :2006/07/11(火) 01:02:18.23 ID:WixT4FwQ0
(´・ω・`)感想・批評・文句などお待ちしております
53 :
◆Xenon/nazI :2006/07/11(火) 01:05:00.08 ID:xY69M/wK0
>>47 で喧嘩売られた気がする。・゚・(ノД`)・゚・。
54 :
@boh :2006/07/11(火) 01:05:10.10 ID:NdXeiva/0
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 01:06:19.70 ID:flqaxKLk0
パート2になると思ってるところが凄いよお前wwww
56 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 01:07:39.70 ID:wAvjdEeD0
>>52 読みましたよ。
なかなか興味のある分野なので、さらさらと読むことができました。
しかし、少々「おやっ」と思う表現があったので…指摘してみます。
>既視感ってやつなのだろうかと考えてみたが既視感が二つ三つ連続で起こるわけないし、
>やはりこれは未来予知なのだろうか。
ここは既視感をニ回使うよりは、後のほうの既視感をなにか他の言葉に言い換えたほうがいい気がします。
なんかクドイ気がする…
>気づけばオレはプラスマイナス7万は儲けていた
プラス?マイナス?ちょっとわからないかな。儲けたとあるからプラスなんだろうけど。
>お酒に酔ってくると未来予知が頻繁に起こってきた。
何かおかしい…起こってきたという表現がひっかかるのかな?
「様々な光景が、自分の目の前でメリーゴーラウンドのように渦巻きはじめた」
こういう感じに表現できたらよかったかなぁと。
全体的に、もっと比喩とか入れられたらなと思いました。
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 01:08:32.25 ID:HbCYoy6Q0
>>48 >>51 挟まってしまい申し訳ない。
未来予知という題を上手くこなしたと思います。
ただ、物語の始まりが唐突すぎで話の展開が読めませんでした。
原因は
>朝起きて軽く準備をして駅まで自転車で行く途中にはマンションのベランダから鉢植えが落ちてきたり、
>道ですれ違う車がコンビニに駐車したり、子供たちが段差でつまづいたりするのを
>何故かその出来事が起こる前に理解できてしまったのだ。
の文が一文が長く、主語がないので、誰の話なのかつかめないからだと思います。
また、言い回しに癖が感じられます。
プラス・マイナスと儲・損は重複する表現かなと。
>気づけばオレはプラスマイナス7万は儲けていた。 は
気づけばオレは、7万は儲けていた。
のほうがスマートではないでしょうか。
58 :
@boh :2006/07/11(火) 01:08:38.42 ID:NdXeiva/0
>>48-51 一文が長すぎなよな希ガス。
後、自分が考えていることは、回想の形でするよりも、
実際それが起こったときを起点に物語を始めたほうがいい。
例→
朝起きて軽く準備をして駅まで自転車で行く途中にはマンションのベランダから鉢植えが落ちてきたり、
道ですれ違う車がコンビニに駐車したり、子供たちが段差でつまづいたりするのを
何故かその出来事が起こる前に理解できてしまったのだ。
こういうことが起きたときを、起点にしてみたら?
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 01:11:54.01 ID:A57IDa+q0
書いてみたいので誰かお題下さい↓
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 01:12:11.96 ID:HbCYoy6Q0
遠距離恋愛
61 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 01:12:13.39 ID:wAvjdEeD0
電話
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 01:13:30.34 ID:A57IDa+q0
それじゃあ遠距離恋愛で、 出来たら電話も入れて書いてきますねー
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 01:13:54.66 ID:vmmjWiiR0
64 :
◆Xenon/nazI :2006/07/11(火) 01:14:24.27 ID:xY69M/wK0
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 01:15:03.77 ID:HbCYoy6Q0
>>64 お疲れ様でした!
さて…オヤジギャグでショートショートか…
66 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 01:16:10.83 ID:wAvjdEeD0
あの
>>853 って、どっかから抜いてきたものなの?
67 :
7 :2006/07/11(火) 01:16:57.02 ID:WixT4FwQ0
>>56 既視感でも二回目使うときはデジャビュとかいう風にしたほうが良かったのかな
全体的に比喩を入れたら〜というのはおっしゃるとおりなんでこれからは
意識してみますね
>>57 >>58 がいう一文が長いと言うのは言われてみたら確かに長いwww
文を分かりやすく細かく分割する癖をつけたいと思います
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 01:17:08.72 ID:HbCYoy6Q0
>>66 いや、オリジナルだと思うよ。「となり」というお題をもらって書いたらしい。
秀逸でした。
69 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 01:17:46.94 ID:wAvjdEeD0
すげえw
70 :
◆Xenon/nazI :2006/07/11(火) 01:19:00.61 ID:xY69M/wK0
>>66 基本的に此処は『お題をもらって書く』スレだから、
『(お題もらわずに)こんなん書いてみた』とか『こんなの書いてあったよ』ってのはお断りだwww
71 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 01:23:49.48 ID:wAvjdEeD0
10 名前:@boh[] 投稿日:2006/07/11(火) 01:22:32.71 ID:NdXeiva/0
あざ〜す。
>>3-6 なんだか、太宰治にちっとだけ似てますね。
ボキャブラが微妙に僕とかぶってます。
この作品、いいですね。
もうすこし、文章を読みやすくまとめたほうがいいかもしれませんけど。
リズムカルな文章にすれば、名文になると思いますよ♪
----------------------------------
前スレ
>>853 を評価してもらいました。
てか、前スレ
>>853 はすごいな。普通にすごいとおもった。
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 01:25:54.27 ID:flqaxKLk0
投下してよろしか? お題は線香花火と蚊取り線香。
73 :
◆X3vAxc9Yu6 :2006/07/11(火) 01:28:55.31 ID:flqaxKLk0
ひとり夕げを終えて、書斎を兼ねた仏間にてまどろんでいたときだ。 ぱちぱちぱち、と小人が拍手をしているような小さな音と火薬の匂い――これは誰かが花火をしているに違いない――に私は気付いた。 座椅子に座ったまま薄目を開けると、縁側に浴衣を着た女性が座っているようだ。 外を向いているのでこちらからは表情は見えない。 手には白く光る曼珠沙華。 いや、線香花火か。 その光は両まぶたの狭間で、まるで写真の一枚のように静止して見えた。 ……はて、この女性は誰であろうか。 私は妻を若くして亡くしてからずっと一人暮らしである。 あれが生きていた頃ならこんなことも一度あったが、今そこに人がいるはずがないのだ。 「ねえ、まさゆきさん。お久しぶりです」 女性が聞き覚えのある柔らかな声で、私の名を呼んだ。 みち子、と私は思わず応えた。 彼女は振り向かないままだ。
74 :
◆X3vAxc9Yu6 :2006/07/11(火) 01:29:14.11 ID:flqaxKLk0
「私のことなんてあまり頓着しちゃくれませんでしたけど、名前くらいは覚えていてくれましたか?」 少しだけ笑いを含んだ、楽しそうな声だ。 ――誤解だよ、みち子。忘れるわけないじゃないか。私は。 「意外と元気そうで安心しました」彼女は私の言い訳を遮った。 「ごめんなさい、あまり時間はないのです。 この花火が消えたらもうお仕舞いです。だからこれだけ言わせてください」 すう、と彼女の短い息を聞いた。 彼女は重大なことを話すとき、いつもこんな仕草をしてたっけ。 私は耳を澄ませる。 「ねえ、わざわざこんなところまで来て言うことじゃないかも知れませんが、 私のことはもう気にしてくれなくて良いんですよ。 さっきはああ言いましたが、あなたが私を気にしてくれているのは知っているのです。 毎日仏壇に向かいながら仕事をして、月命日にはわざわざ墓まで来て頂いて、 生きているころよりもまめに世話していただいてるじゃありませんか。 こんなあばら屋で。失礼。 小さな家でひとり隠居するには少々若過ぎると思いますよ。 可愛がって頂くのはこちらにいらしてからで結構ですから、そんな汚い格好。失礼。 崩れた格好は止めてくださいな。 私が惚れたおひとですから、磨けばそれなりに格好をつけられるんですからね。 それでいいひと見つけちゃくれませんか。 私を安心させちゃくれませんか」
75 :
◆X3vAxc9Yu6 :2006/07/11(火) 01:29:56.92 ID:flqaxKLk0
そこまで一気呵成に言い放って、彼女はまた息をついた。 「ふふ。言いたいことはこれで終わりです」 ――そちらに行ってまで小言を言うのか。 今度は私も笑いながら、答えた。 「こ五月蝿くてごめんなさい。 でも、なんだかあんまり気の毒でしたから。 ねえ、考えておいてくださいね」 ――みち子、私は。 君とまたこうして会えてよかった。 君が生きていたころのことを後悔している。 君とまだ話がしたい。 心から君を。 今しか言えないと思うほどに、言葉は千々に乱れ、私は先を言うことができなかった。 胸の中で思いだけが火花のように回っていた。 「もうお仕舞いです。ごめんなさい。 また来年、あなたがまだ独りだったら、小言に来ますから。 さようなら、あなた」 ――みち子! 叫んで手を伸ばすと、もうそこには誰もいなかった。 彼女がいた場所には豚の蚊取り線香が暖まって、ゆらりと香っている。 感じようによっては、花火の匂いのようでもある。 ……私は夢を見ていたのだろうか? しかし、あのぱちぱちという音は。 そして彼女の声は、鮮明に耳に残っている。 呆然としながら縁の下を見下ろすと、真新しい線香花火の燃え殻が、まだ少しけむりをあげていた。
76 :
◆X3vAxc9Yu6 :2006/07/11(火) 01:30:31.73 ID:flqaxKLk0
以上でーす。感想等お待ちしております。
77 :
◆X3vAxc9Yu6 :2006/07/11(火) 01:32:24.93 ID:flqaxKLk0
あ、辛口でお願いします。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 01:33:10.84 ID:0pnPvK4p0
>>71 とても凝縮されていて、面白いのは確かだけど、残念ながら、二次創作に当たるね。
次はぜひ、オリジナルの世界をみせて欲しいもんだ。
79 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 01:34:40.64 ID:wAvjdEeD0
>>76 いいですね。情景が目に浮かんでくるようです。
感情など、もう少し知りたい部分がありましたが。読み手としてはこれで十分な気もします。
普通にすごくいい作品だと思いますよ。
80 :
◆Xenon/nazI :2006/07/11(火) 01:36:03.10 ID:xY69M/wK0
81 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 01:44:07.67 ID:wAvjdEeD0
二次創作と見て、二次元という単語がでてきてしまったおれはちょっと休憩してきますね。
82 :
◆X3vAxc9Yu6 :2006/07/11(火) 01:47:10.24 ID:flqaxKLk0
>>79 お褒め頂いてありがとうございます。
ちょっと物足りないでしょうかね。
地の文と会話文のつなぎ目が自分ではやはり気になるのですが、気になりませんでしたか?
83 :
◆X3vAxc9Yu6 :2006/07/11(火) 01:47:51.91 ID:flqaxKLk0
84 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 01:48:46.42 ID:wAvjdEeD0
>>82 正直、少し感じましたね。単調という感じがしたような気がします。
でも、気にならないはんいじゃないですか?
あと、ラノベとか中心に読んでる人はとっつきにくいかも。別にそこをターゲットにしているとは思いませんが。
85 :
◆X3vAxc9Yu6 :2006/07/11(火) 01:52:02.83 ID:flqaxKLk0
やっぱりそう? なるべく誤摩化すようにはしましたが、 我ながら小手先の技術って感じがぬぐえないです。 独り身のおっさんと死んだ女房の話ですからその辺の人は興味ないんじゃないですかねw
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 01:53:30.22 ID:0pnPvK4p0
>>73-75 比喩がいいね。表現がユニーク。
ミチコの独り語り、月命日の件は、いかにも故人を大事にしているのがよく伝わってよかった。
ただ、同じ語りの中の「失礼」はきっと彼女の口癖なんだろうけど、
前後にクッションがないので、音に直すと「コンナアバラヤデシツレイ」と続けて聞こえちゃう。
ここは口語なので、「あら」や「ふふふ」などの間を表す無駄な余白が欲しかったかな。
セリフが続いて、地の文が挟まれないだけに、会話の中にも間を置く工夫があれば、と思いました。
作品としては、情感たっぷりで、お題も効いてるし、流れもスムーズだし、
どこをどう、というほどのところは感じませんでした。
個人的には、これだけ硬い表現を使っていたりする作品なので、
「!」「?」はいらなかったかな、と。
それにしても、死人と夏と花火はよく合うなw
面白かったです。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 02:02:24.88 ID:vmmjWiiR0
只今、週末品評会15thの投票を受け付けています。
今回のお題は『雨宿り』でした。
作品はここからご覧下さい→■まとめ
http://novel.news4vip.org/?BNSK 作品投票締め切り:2006/07/011(火) 24:00となっています。
単に一票を投じていただくだけでも結構ですが、
選考理由やその他感想などもいただけると幸いです。
何卒、投票にもご協力ください。
詳細は
>>5 をご覧下さい。
88 :
◆X3vAxc9Yu6 :2006/07/11(火) 02:06:09.36 ID:flqaxKLk0
>>86 月命日ってけっこう一般的なんですかね。
これは読んでるひとに通じないかもな、と思いながら書いたのですが。
>ただ、同じ語りの中の「失礼」はきっと彼女の口癖なんだろうけど、
>前後にクッションがないので、音に直すと「コンナアバラヤデシツレイ」と続けて聞こえちゃう。
>ここは口語なので、「あら」や「ふふふ」などの間を表す無駄な余白が欲しかったかな。
>セリフが続いて、地の文が挟まれないだけに、会話の中にも間を置く工夫があれば、と思いました。
言われてみれば確かにその通りですね。
ほとんど自分で音読しながら書いていたのでそのあたり気付きませんでした。
うーんまずったなあ。
読んでいただきありがとうございました。
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 02:30:11.52 ID:flqaxKLk0
ほ
90 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 02:42:24.16 ID:wAvjdEeD0
一気に人が消えましたね…
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 02:49:55.39 ID:flqaxKLk0
まあそろそろ三時だし。 俺も寝ま。 かゆ
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 02:50:13.38 ID:fv1kFJHLO
初めて北。 お題なんか戴けるんだろか(´・ω・`)
93 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 02:51:22.64 ID:wAvjdEeD0
94 :
◆Np5nTM7Mnk :2006/07/11(火) 03:10:41.33 ID:ytTvHUkU0
お題↓
95 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 03:11:49.70 ID:wAvjdEeD0
高原
96 :
◆Np5nTM7Mnk :2006/07/11(火) 03:15:04.66 ID:ytTvHUkU0
把握した
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 03:16:41.31 ID:KWtM1lI80
お題ください↓
98 :
◆Np5nTM7Mnk :2006/07/11(火) 03:24:20.32 ID:ytTvHUkU0
チロルチョコ
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 03:25:11.91 ID:KWtM1lI80
>>98 チロルチョコ一回しか食べたこと無いよwww
だが頑張る
100 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 03:26:52.67 ID:wAvjdEeD0
一回しか食べたこと無いってのも結構まれじゃないか? そろそろ寝ます。ホシュ職人の方、よろしくおねがいします。 あと、品評会の投票は明日の夜あたりにする予定です。
101 :
92 :2006/07/11(火) 03:32:23.13 ID:fv1kFJHLO
お題『夏休み』 ふと付けたNHKに映る甲子園中継。 言いしれぬ喜びを仲間達と分かち会う勝者と、泥まみれでむせび泣く敗者の姿。 両者が交互に映ることで視聴者には喜びと悔しさがよりハッキリと印象づけられる。 勝者には次の戦いが与えられ、敗者にあるのは同級生より短い夏休み。 そんな事を思いつつ、テレビの電源を落とし、寝床に横たわる。 学生でなくなって数年を経た今、短いはずの夏休みから抜け出せず、僕は今日も昼間からまどろむ。
102 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 03:41:43.41 ID:wAvjdEeD0
寝ようと思ったら、自分の出したお題で書いてくれたようなので…
>>101 これで終了でしょうか?
もしそうならば、とてももったいないと思いました。
あなたは第三者の心情描写が上手いと思います。
夏のけだるさなども、よく出ている感じです。
ただ、やはりちょっと短いかな。もったいないです。
次はもっと長く書ければ面白くなってくると思います。
携帯からお疲れ様でした。
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 03:44:54.42 ID:KWtM1lI80
>>101 終わりなら、最後に「完」とか「終」とかつけてもらえるとわかりやすい。
三行目は息が続かないので、読点をつけてほしいな。
>>102 さんも言ってるけど、上手いと思った。
やっぱり短いけど、ふとした日常の風景というか、一時というか
そんな感じがして、いいと思った。
104 :
101 :2006/07/11(火) 03:52:20.13 ID:fv1kFJHLO
評価どもです(´・ω・`)
>>102 書いてるうちに焦点が合わなくなってしまったので、テーマに合うよう削ぎ落としたらこの短さにorz
>>103 『完』『了』付けるようにっててんぷれにありましたね('A`;申し訳ないです
105 :
◆Np5nTM7Mnk :2006/07/11(火) 03:56:02.32 ID:ytTvHUkU0
お題「高原」 冬はスキーで賑わうこの班部高原も、夏には全く人が来ない穴場へと変貌する。 「やっぱり来て良かったな」 「ここなら誰にも見つからないもんね」 ひそひそ話をしている声が二つ。 「ああ、この前いた国立競技場の入り口なんかは、もの凄い人が集まって死ぬかと思ったよ」 男の声のほうがやれやれ、と言う。 「熱狂的サポーターってやつね。彼らはサッカーを見にきてるんじゃないわ」 女声も同調した。 班部高原は広い。その上静かだ。競技場とは雲泥の差と言える。 「俺達だけだな」 「この世に私達しかいない、って錯覚しそう」 静かに時が流れる。 「少し寝ようか」 「そうね」 春には大きく成長できる夢でも見るのだろうか。 大きなタンポポになる夢を。 終
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 04:08:50.00 ID:fv1kFJHLO
眠れないのでお題ください(´・ω・`)
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 04:11:57.34 ID:S8lGnUTi0
散髪
108 :
◆Np5nTM7Mnk :2006/07/11(火) 04:12:01.11 ID:hvC5pe8G0
駅弁
109 :
◆Np5nTM7Mnk :2006/07/11(火) 04:12:23.70 ID:hvC5pe8G0
かぶったwww
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 04:15:47.47 ID:fv1kFJHLO
111 :
タカシの一日 1/4 :2006/07/11(火) 04:16:10.98 ID:S8lGnUTi0
前スレ
>>829 にもらったお題「夏」ができました。ちょっと長いです。
だるい身体を畳の上に横たえ、い草の匂いなんぞ嗅ぎながら、ただただぼけーーーーっと窓の外を見上げてみる。
でっかい綿菓子みたいな入道雲をふたつ浮かべている青い空、ギラギラと今日も絶好調に燃えている太陽、
一向に揺れることのない金魚の絵の風鈴。
ジージージージーミーンミンミンミンツクツクボーシ、ここぞとばかりにセミが叫びまわっている。
うるさいうるさい、だまれだまれ。
お前らが鳴くだけで、気温が五度くらい上がってる気がする。
空を見るのにも飽きてしまって、今度は天井に視線を移す。
天井が見たいんじゃなくて、ただ視線の先に天井があっただけだ。
宿題でもやろうか、なんてあらぬことを一瞬だけ考える。
無理無理絶対に無理。こんな暑い日に宿題なんて、なにかの罰ゲームだ。やる気がしない。
夏休みとは夏の長期休暇のことを言うのだから、当然ずっと夏だ。ずっと暑い。
暑いから宿題やらないという思考は、全国のガキどもが夏休みラスト三日前くらいから、冷や汗を垂らしながら
宿題を大急ぎでやり始める理由の要素のひとつである。
中には最後の日になって初めてヤバいと気づくやつもいて、一日頑張るけど焼け石に水の結果で終わったりする。
宿題の話はもうやめよう。頭が痛い。
坊主頭を汗が伝うのを感じる。背中がぐっしょりと塗れていて、気色が悪い。
暑い。夏の間は使い放題の学校のプールに、今から忍び込むべきか。
そうだそうしよう、と学校指定の海パンを探してるときに、外からセミの声に混じって人間の声が聞こえてきた。
112 :
タカシの一日2/4 :2006/07/11(火) 04:17:00.92 ID:S8lGnUTi0
「ターカーシー、遊ぼーぜーーーっ!」 友達のケンタの声だ。 一秒で窓から半身を出し「おー!」と返事をして、二秒で麦わら帽子をひっつかみ部屋を飛び出し、二十八秒で靴を はいて玄関のドアを通過した。 「どっち行く?」 ケンタが言った。山と川のどっちに行くか、という意味である。 「おとといは川だったから、今日は山行こうぜ」 物置から虫取りアミと虫カゴをふたつ出しながら言う。 虫カゴはチャリンコの前カゴに入れ、アミは背中にさす。山に挑む際の完全武装だ。 「よし、行こう」 「れっつごー!」 ミーンミンミンミン。セミが鳴いている。 山は町中より涼しい。 青々とした葉が太陽光線をさえぎってくれているのだ。ありがたい。 セミの輪唱もここでは暑気を帯びていない、ように思う。 「勝負しようぜ。セミ1点トンボ2点、クワガタが3でカブトが5」 ケンタが不敵に笑いながら言った。 「よし、じゃあ負けたほうはアイスおごるんだぞ」 「いいぜ、ぜってー負けないからな」 「言ったなこのー」 「日が暮れたら集合な」 日が暮れたら、なんとも適当な時間決めだが、充分だった。 そうして、ケンタと別行動することになった。 ――それが、ケンタの最後の姿になるとは、知る由もなかった。
113 :
タカシの一日 3/4 :2006/07/11(火) 04:17:22.86 ID:S8lGnUTi0
タカシはケンタと別れると、まっさきに手ごろな木に蹴りを入れた。 クワガタ、願わくばカブトムシが落ちてくるといい。 クワガタやカブトを捕まえるには、夜のうちに木に密を塗っておき、朝方に狩りに出るのが手っ取り早い。 木を蹴っても落ちてくることがあるが、前者よりも確率は低い。 が、タカシの蹴りによって落ちてきたものがあった。 セミの小便だった。 ……日が暮れた。 結局、カブトムシもクワガタムシも見つからなかった。 戦果はクマゼミ4、ミンミン2、ヒグラシ1、トンボ2だった。 「ケンタはどうだった?」 ケンタはチッチッチと指を振る。 「俺はケンタじゃない」 「はあ?」 「俺は……、虫取り大王だ」 ケンタは、虫取り大王になっていた。黙って虫カゴをタカシに突き出す。 クマゼミ3、ミンミン1、ニイニイ2、トンボ1、クワガタ2、カブトのツノ付が1 完敗だ……。 タカシはソーダ味のアイスを虫取り大王におごった。 くそ、負けたらアイスおごるなんて言うんじゃなかった。 まだ暑い日は続くというのに、財布の中がちょっぴり寒くなった。 子供の小遣いは少ないのだ。
114 :
タカシの一日 4/4 :2006/07/11(火) 04:19:00.25 ID:S8lGnUTi0
家でまた身体を仰向けにし、また天井を見ている。 ぼりぼりと腕を掻く。 山では気にならなかったが、やぶ蚊にかなりやられた。 ちょっと涼しくなってきたし宿題をやろうか、あらぬことを考える。 やめやめ、夏はまだ長いんだ。 「ご飯よー」 丁度、晩飯の時間になったようだ。母親が呼んでいる。 どたどたと階段を踏み、食卓につく。 もうちょっと静かに下りてきなさい、と母親に咎められる。 はーい、と生返事を返して箸を手に取る。 今日の晩飯は素麺だった。 食べながら、一生に一度は流し素麺をやってみたいと思っていた。 腹も膨れたし、今度こそ宿題をしようかとやや本気で考える。 よし、宿題をしよう。 夏休みの宿題をまとめたプリントと、ノートと、筆記用具を用意して、テレビをつける。 竜のような怪獣が暴れまわる映画を放送していた。 しかし、タカシは宿題をやると決めたのだ。リモコンを手にする。 音量を上げて、プリントとノートと筆記用具を脇にどかせる。 布団に潜りこんで快適な状態で映画を見る。 宿題やるんじゃなかったのか? もちろん、後回しだ。 宿題は後でできるけど、テレビは今しか見られない。 テレビを見始めて一時間、テレビの中の怪獣は敵の宇宙怪獣に火を吐いていた。 タカシは眠っていた。 終 感想、批判、ここはこういう風に書いた風がいいんじゃないか、などなどなど随時受け付けます。
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 04:42:01.04 ID:fv1kFJHLO
ほ
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 04:58:55.46 ID:0pnPvK4p0
ふう、ようやく書けた。投下します。
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 04:59:41.08 ID:0pnPvK4p0
船室から甲板に上がると、頭上では真っ白な翼を広げて、かもめが大空を飛んでいた。 風と一つとなって、どこまでも、どこまでも、飛んでいく。 視線をおろすと、どこまでも続く大海原が広がっていた。 雲のない空から降り注ぐ光の波が、僕の体を飲み込んでいくと、 噴き出す汗が、水玉になって肌を滑り落ちる。 僕はたまらず、全身でしょっぱい空気を取り込んだ。 いつも、液晶画面の行列世界に生きていた僕は、そのまま息を吐くことさえ忘れてしまった。 全身で世界を感じる事が、こんなにも気持いいなんて知らなかった。 潮風が焼ける肌に吹きつけて、僕を通り抜けていく。 世界は何もいわない。 でも、海も風も光でさえも、何よりも雄弁に僕に教えてくれる。 情報の海で生きてきた僕は、物知り顔で日々を過ごしてきたけれど、本当はこの世界のことを何も知らないんだ。 そう思うだけで、僕は自分の体と対話ができた。 目、耳、鼻、口、肌のひとつひとつが、沢山の情報を僕に伝えてくれている。 僕はこんなにも何も知らなかったんだ。 再び見上げた青い空には、まだ何も描かれていない。 だから、僕は考えた。 そうだ、大空いっぱいに夢を描いて、大海原を駆け巡るんだ。 いざ、行かん。 まだ見ぬ世界への旅へ。 さあ、進もう。 未来はいつでも、光り輝いているんだ。 世界は僕を待っている。
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 05:01:16.74 ID:0pnPvK4p0
──で、あなたは小五にもなっておねしょをしたっていうのね。 てへ、お布団に世界地図書いちゃいました>< -fin- どうみてもポンキッキです。本当にありがとうございました。
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 05:02:36.29 ID:0pnPvK4p0
>>117-118 いかん、お題書くの忘れた。
「海」「風」「光」の三本です。
お題くれた人ごめんね。
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 05:05:34.32 ID:DFWJN8qu0
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 05:24:43.39 ID:fv1kFJHLO
ほ
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 05:48:10.59 ID:fv1kFJHLO
ほ
123 :
お題『水滴』 :2006/07/11(火) 06:08:00.27 ID:MXqU96AJ0
数日前にもらったお題投下します
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 06:09:17.67 ID:JSLLDdDlO
おはほっしゅ
暑い。思わず心の中で文句を言いたくなるくらい暑い。 この学校に二つある体育館のうちの一つに私はいる。 世間はゴールデンウィークで校舎には人気がないが、そんなことは関係なく、 体育館にはいつも通りの部活の声が響き渡っている。 とはいっても、私たちは休憩中なので卓球部の声だけだけど。 そして私は、体育館の横の扉を開け、一人ぼーっと外を眺めている。 「岡野ー」 呼びかけられて振り向くと、部長でありキャプテンでもある先輩がこっちに来た。 「ちゃんと水分取っておかないと倒れるぞ」 「あいさー、ありがとうございます」 先輩にお礼を言い、スポーツドリンクの注がれた紙コップを受け取る。 普通なら、私が先輩に持っていくべきと思うだろう。だけど、部員が少ないからか、 この部活ではあまり上下関係というものがない。 もちろん、それでも最低限の礼儀はわきまえているつもりだ。 「ぼーっと外見て、どうしたんだ?」 一人で体育館の淵に座ってる私を見て聞いたのだろうが、正直たいしたことは考えてなかった。 それでも、会話を切らすのも悪いと思い、なんとなく思ったことを口にする。 「最近伸び悩んでましてー」 「身長が?」 「部活のことに決まってるじゃないですか」 「ふーむ……」 結局会話が止まってしまった。というか先輩が考え込むのは、大抵まじめに物事を考えてるときだ。 大して考えもせずに言った言葉で悩ましちゃいましたか。ごめんなさい、先輩。 とはいえ、ここ最近スランプ気味なのは事実。もしかしたら、何かいいアドバイスでも…… 「見てみろ、そこのコンクリートにくぼみがあるだろう」 唐突に何をいうんでしょうかこの人は。 まあ確かに、示す先には、硬いコンクリートに出来た円形のくぼみがある。
「どうして出来たのだと思う?」 「先輩が破壊した跡ですか?」 「そうそう俺が去年、っておい、そんなわけあるか。てかお前の中で俺はどんな奴なんだ?」 「先輩のその筋肉なら、あれやったとしても私納得してあげますよ」 先輩は趣味が筋トレとでも言いそうなほど、すごい身体をしている。 いや、じっくり観察したわけじゃないですよ? 「まあいいが……水滴だ。雨が降るたびに屋根伝いに垂れる水滴が穴を開けてるんだ」 そりゃまあわかりますけど。まだ話が続くようなのでじっと聞いてみる。 「小さい水滴でも、積み重なれば岩に穴を開ける 部活だって同じだ。積み重ねていけば、必ず何か形になる」 「それどっかで聞いたことがありますよ」 「ん、そうか」 私の突っ込みも、軽々受け流しこちらを見る先輩。 「というわけで練習再開するぞ」 …………まあ予想通り。先輩はこういう臭いことを真顔で言える人だ。 しかもそれがあまり違和感なかったりするから恐ろしい。 ラケットを持ちながら、休んでる他の部員に声を張り上げる先輩。 「おーし、二対一やるぞー。余った一組は試合だー!」 改めて言うことではないかもしれないけど、私は先輩を、バドミントン部のキャプテンとして尊敬してる。 顧問もあまり来ないこの少人数の部活において、率先して動き、何事にも一生懸命だ。 性別が違うとはいえ、実力もすごいと思う。 そんな先輩の最後の大会も、あと一ヶ月ちょっとでやってくる。 一体先輩が積み重ねてきたものは、どんな形を残すんだろう。 「岡野ー。練習始めるぞー」 その言葉に、私は慌てて紙コップの中身を飲み干す。 そして空になった紙コップを、コンクリートに出来たくぼみの上で逆さにしてみる。 一滴だけ垂れた、スポーツドリンクの残りがくぼみに落ちた。 「はーい、今行きまーす」
終了です もし感想などもらえたら喜びます
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 06:24:21.20 ID:68T5BIcX0
スレ発見ほすぅー
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 06:33:16.86 ID:68T5BIcX0
>>125 読んだ!最後のしめ方(・∀・)イイ!!
途中で ぁ、バドミントン部だったのか っておもった
せっかく物語りに入り込んで読めてたのに 勿体ナス
暑さと、臭さと、水滴の爽やかさが綺麗なSSだと思うよー。
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 06:41:20.13 ID:AWiCKI58O
御題『夏休み』 坊主は屁をこいた。 すると『ブッフォン!』という奇怪な爆発音と供に、妖精は現れた。 「お呼びですか?ご主人サマー。夏だけに!wっうぇwwっうぇw」 坊主は妖精に面白くない旨を告げた。 すると妖精は肩を落としながらイタリアに帰国した。 イタリア スイス ←→ 〇| ̄|_ 坊主は後悔した。 なぜなら妖精に夏休みの宿題を頼んでいたからだ。 (了)
>>125 読んでいただきありがとうございます
読み直してみるとやっぱり蛇足でしたね……
イメージが先行して、どこかで入れなければと必死になっていたようです
132 :
106 :2006/07/11(火) 06:43:28.27 ID:fv1kFJHLO
『散髪』 目の前にいる笑顔の男の手には、家庭用電動バリカンがしっかりと握られている。 どうして好き好んで高校球児でも減ってきている坊主頭にならねばならないのか? この男の頭 には早急にメンテナンスが必要だ。 当然のように皆に拒否される提案。だが、波多野は必死だ。 「いいじゃないか、またすぐ生えるんだし」 「坊主の方が気合が入るって!」 「おまえら勝ちたくないのかよ!」 「少ない小遣いはたいて買ってきたんだぜ?」 「思い出を作りたいんだよぉ」 笑顔だった波多野の表情はどんどん暗いものになり、発言はほとんど脅迫まがいになっていくく 。 終には「辞めてやる」と言い出した波多野をおいて僕らは部室を出た。 続
133 :
106 :2006/07/11(火) 06:49:58.50 ID:fv1kFJHLO
アップが終っても波多野は部室から出てこようとはしない。波多野は頭はアレだが悪い奴では ない。 そして彼の力はチームに必要な物だ。「アイツほんとに辞めんの?」と、次第に波多野を心配する空気が流れはじめた。 そんな空気を割って、人がよくチームの副主将を務める磯部が「心配だから覗いて来る」と部室へ向かった。人望のある磯部だったら なんとかしてくれるだろうという気持ちが不安な空気 を和らげ、僕らは練習を再開した。 練習も半ばを過ぎた頃、二つのてるてる坊主がこちらへ向かってきた。満足気なてるてる坊主 とすっかり沈とすっかり沈んだてるてる坊主。どちらがどちらとはもはや言うまい。 仲間が出来て満足した のか、すこぶるご機嫌になった波多野は、その後大会までに後輩を次々に毒牙にかけていった。 『大会前には坊主で気合いを入れる!』 僕らの部に新しい伝統が生まれた瞬間だった。 了
134 :
106 :2006/07/11(火) 06:53:16.58 ID:fv1kFJHLO
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 07:04:04.88 ID:68T5BIcX0
>>36-38 文章が面白くてぐいぐい読めたんだが オチがよくわかんねー
ごめんオイラの読解力が無いだけなんだろうが 解説頼む><
>>73-75 うはーwwwwww凄く好きな空気だww
ほかのレスにもあったけど「失礼」が気になる
音読した場合は多分変な気しないんだろうけど
文字面? 文章のみてくれ? が気になるのかも
次作も期待してるよー。
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 07:11:46.58 ID:68T5BIcX0
>>132-133 読むのが好きなだけなので添削は出来ないけど
わらったーwwwwww
最後にぷぷって笑えた 凄い奇麗にまとまってると思う
さいご 僕ら〜って淡々としてる語り手が面白いwwwww
ただ 最初の言い合いの部分誰が誰がか数回読み返さないと解らなかった('A`)
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 07:24:39.59 ID:aXZmo1efO
>>132 >>133 >どうして好き好んで高校球児でも減ってきている坊主頭にならねばならないのか?
は
高校野球児の中でも減って来ているというのに、どうして坊主頭にならねばならないのか?
の方が好み。
個人的な意見なんでヌルーしてくれていいけど。
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 07:25:52.46 ID:94MDi6xr0
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 07:27:06.00 ID:aXZmo1efO
>>137 に付けたし。
そのままの文だったら句読点をいれた方が読みやすいかも。
面白かったです。
なんで坊主に固執してるのか気になったw
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 08:22:07.37 ID:VpqvaZ/y0
* おおっと ほしゅぽーたー *
安価キボン
142 :
◆Xenon/nazI :2006/07/11(火) 08:26:13.38 ID:sgHvTi4WO
ほす。
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 09:05:34.02 ID:68T5BIcX0
ほしゅ ズサー
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 09:08:19.74 ID:DFWJN8qu0
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 09:43:16.86 ID:vmmjWiiR0
只今、週末品評会15thの投票を受け付けています。
今回のお題は『雨宿り』でした。
作品はここからご覧下さい→■まとめ
http://novel.news4vip.org/?BNSK 作品投票締め切り:2006/07/011(火) 24:00となっています。
単に一票を投じていただくだけでも結構ですが、
選考理由やその他感想などもいただけると幸いです。
何卒、投票にもご協力ください。
詳細は
>>5 をご覧下さい。
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 09:53:38.33 ID:sluj9+nJ0
本ッ当に文才ないけど、いいのかな。
実際に書かないと上達しないと思うから、ここ使わせてもらえる?
とりあえず初めてだから無難な御題をお願いするよ。
>>160
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 09:56:06.59 ID:AWiCKI58O
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 09:56:21.43 ID:KWtM1lI80
>>146 基本まったりとした進行のスレだから
安価より↓とかのほうがいいと思うよ。
というわけで、お題リクエスト。
「忘れないで」
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 09:57:10.49 ID:z4aMEqCt0
このスレで未来安価は無理だ。矢印の方が無難。
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 09:57:35.68 ID:DFWJN8qu0
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 09:57:46.90 ID:vmmjWiiR0
こんなに人がいたのかwww
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 10:03:42.64 ID:sluj9+nJ0
>>148-149 把握したよ。次からそうするね。
そんじゃとりあえず御題「忘れないで」で書いてみる。
けどこれから学校だから、ちょっと席外すw;
空きコマ使って五時までには上げるよー。
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 10:06:02.65 ID:z4aMEqCt0
154 :
◆Xenon/nazI :2006/07/11(火) 10:15:11.02 ID:sgHvTi4WO
>>130 非常に難解。
まぁ、ナンセンスなのは嫌いではないのだけどね。
坊主ってのはお坊さんなのか坊主頭なのか。それとも子供って意味合いで坊主なのか。
多分最後だと思うんだけど説明なしに坊主って言われるとまずお坊さんを想像する。
文中にwは会話文であっても俺は好みではないね。
VIPらしいと言えばそうなんだが、小説って意味では意味不明な記号でしかないし。
○| ̄|_も同様。
イタリア←→スイスに至っては単純に意味不明。
辛口ですまんが。
155 :
106 1/2 :2006/07/11(火) 10:15:26.19 ID:fv1kFJHLO
テーマ『駅弁』 私は異常に乗り物に弱い。おかげで移動前にはまともに食事ができない。理由は食べると出てしまうから。 逆に言えば、食べなきゃ出ない。食事を普段の三分の一に抑えることで遠足などには参加できた。 そのせいか、校外へ行く時は『お腹すいた』ばかり考えていた気がする。 そんな訳で今日も私はいつものようにガムを噛みながら特急列車の指定席についていた。 そんな都合を知らない隣の席のおばさんが、今まさに特製幕の内弁当(税込み1470円)を食そうとしている。 肉、魚、海老などのバリエーション豊かなおかず達。見てはいけないと目を逸らせば、漂ってくる煮物の香り。うぅ…… ――キュルル―― 抑えきれない食欲が腹の虫という形で姿を現す。 こんなの聞かれちゃ恥ずかしくって耐えられない。速やか席を立ち、車両前部のトイレへ移動する。 ――パタン―― いけないいけない。別にあの人はなんにも悪くない。 あの人は忙しくって移動中しか食事ができないんだ。そうだそうに違いない……。 ――キキーッ!!―― 不意に車両が揺れる。扉にもたれかかっていたおかげで、さほどバランスを崩すことはなかったが、不意の衝撃には驚いた。 続
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 10:17:38.76 ID:h3BG0fu30
駅弁ファック
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 10:19:10.59 ID:AWiCKI58O
>>154 いやあ批評をどうもありがとう。
←→O| ̄|_は挿絵のつもりだったんだ。
158 :
106 2/2 :2006/07/11(火) 10:30:04.62 ID:fv1kFJHLO
すぐに車内アナウンスで、線路に鹿が飛び出したための急停車だという説明が流された。 鹿なんか修学旅行でしかみたことないぞ。そう言えば空腹に負けてかじった鹿せんべいはなんにも味がしなかったなぁ……。 そんないやしい修学旅行を思いだしつつ席へ戻ると、なにやらおばさんの動きがおかしい。ひどくキョロキョロしている。 近寄ってみると、なんとおばさん弁当を見事にひっくり返したらしい。 『ワッハッハおばさん運がなかったねぇ。私が空腹で苦しんでるのに自分ばっかり幸せになるからだよぅ。』 悪の心が顔をのぞかせる。 せめて表情には出すまいと何事もない顔で席に着く。が、この爽快感はなんなんだろう。 そんな私の爽快感はまもなく消し飛ぶことになる。到着までの間、床にこぼれた煮物の汁は私の食欲を刺激し続けた。 『人の不幸は蜜の味』 『人をのろわば穴二つ』 古人の言葉のなんと重いことよ 了 添削評価よろしくお願いします(´・ω・`)
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 10:39:15.21 ID:KWtM1lI80
>>158 うーん、101読んだ時にもいったけど
やっぱり時々読点足りなくならない?
そう思ってるのが自分だけだったらいいんだけど。
>近寄ってみると、なんとおばさん弁当を見事にひっくり返したらしい。
は、個人的に
近寄ってみるとなんとおばさん、弁当を見事にひっくり返したらしい。
のリズムのほうが好きなんだけど。
内容自体は面白いと思う。ってこればっかりだな、自分…。
160 :
106 :2006/07/11(火) 10:46:46.13 ID:fv1kFJHLO
レスありがとうございます
>>136 あそこは全部波多野のセリフのつもりでした(´・ω・`)セリフのたびにみんなから総スカンをもらう感じで…
縦に並べるのはわかりづらいですかねぇ
>>137 >>139 そのほうが舌の回りがいいですね(`・ω・´)
最初に書いたら『無意味な伝統』を全面に押し出した文章になってしまいまして、
修正したら伝統から坊主だけが残ってしまいましたwww
>>138 裏切ったみたいですいません(´・ω・`)もっとがんばります
>>159 句読点は難しい…
付けすぎは見苦しいので最後に削ってるんですが(´・ω・`)方法が悪いですかねぇ
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 10:51:13.82 ID:KWtM1lI80
>>160 大体、読点はつけるとしても一文に二つまでらしい。
あと、何度も読んでテンポを掴む?といいと思うよ。
息が続かないところとか、ここはこうしたほうがテンポがよくなるな、とかあると思うから。
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 10:53:15.06 ID:8sxNwOHI0
まだ誰も投票してない?
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:08:54.55 ID:68T5BIcX0
まだ 全部よみてにゃい^^^^^^^
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:09:24.33 ID:vmmjWiiR0
俺含め2〜3人投票してたはず みんなドンドン投票しようぞ
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:10:26.04 ID:D69oiCB8O
合間をぬって考えて、家に帰ってから書こうと思うので 次のレスの人お題頼む。
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:11:19.22 ID:68T5BIcX0
167 :
◆Xenon/nazI :2006/07/11(火) 11:12:22.98 ID:sgHvTi4WO
確か誰か投票してたはず。 覚えてる限りでは投票数1。
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:13:23.37 ID:D69oiCB8O
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:14:44.12 ID:fv1kFJHLO
>>161 把握(`・ω・´)推敲がいるってことっすね
お題頂きたいです
↓
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:17:37.28 ID:8sxNwOHI0
ほんとにあった怖い話
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:22:17.86 ID:5w/VdJMoO
こんなスレあったのか 誰かお題ちょ
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:22:51.45 ID:KWtM1lI80
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:26:06.23 ID:JSLLDdDlO
時間空いたので、少しひねったお題ください。↓
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:28:54.02 ID:SM+9IqQ7O
青い地面 コンクリートの空
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:31:06.87 ID:z4aMEqCt0
投票は前スレだけでも2あった希ガス
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:32:36.41 ID:JSLLDdDlO
>>174 ひねりすぎwwwwwwwww
了解しましたwww
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:34:03.82 ID:vmmjWiiR0
只今、週末品評会15thの投票を受け付けています。
今回のお題は『雨宿り』でした。
作品はここからご覧下さい→■まとめ
http://novel.news4vip.org/?BNSK 作品投票締め切り:2006/07/011(火) 24:00となっています。
単に一票を投じていただくだけでも結構ですが、
選考理由やその他感想などもいただけると幸いです。
何卒、投票にもご協力ください。
詳細は
>>5 をご覧下さい。
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:34:55.29 ID:z4aMEqCt0
俺の記憶が確かなら、前スレでの投票は 死は雨上がり◇Dw4Wqzjq0氏 Oneday in the Rain◆2LnoVeLzqY氏 に一票づつ。 誰かログ持っている人がいたら確認してみてくれないか。
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:45:20.17 ID:vmmjWiiR0
確認してきた ↑ので間違いないです
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:45:49.30 ID:Xj3Sz3b60
つか、前スレはまとめサイトにログうpされてるっての。
ついでに
>>161 の読点については、あくまでも参考。
どんな文章を書くかは、それぞれが自分のスタイルをみつけるべきだろ。
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:48:52.51 ID:G4NZDiox0
お題頂きたいです。↓
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:54:28.09 ID:3RgD6qjR0
しんみり 俺もお題下さい↓
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 11:57:12.88 ID:G4NZDiox0
じゃ、お返しに。 のぞき見
184 :
◆Xenon/nazI :2006/07/11(火) 12:23:53.64 ID:sgHvTi4WO
お、投票数2だったか、すまね。 とりあえずおぼろげな記憶頼りでの発言だったから気にしないでおくれ。 まとめてる時はすぐにわかるんだがなぁwww
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 12:32:27.96 ID:68T5BIcX0
ゴメンナサイ、選べないので3つ【投票】しちゃっていいですか? 夏の欠片◇tEu145nu0 絵本みたいな空気が(・∀・)イイ!! 情景描写?が丁寧でアタマの中に綺麗な絵が浮かぶです 読み易かったし読後感が激しくよろしいです>< 二人の行方 ◆Qvzaeu.IrQ 氏 身悶えそうなほど甘酸っぱいwwwごちそうさまですw 最後が過去形になってるのはワザと? 一番雨宿りのタイトルをフルに活用した作品だと思う。 星降る街で◆oGkAXNvmlU レスの途中から読み出したんだけど 面白くて最初から読み返してしまいました。 ファンタジックな設定なのに違和感なく読めるのがすごいー 途中届け物のピザを平らげてみたり コミカルなのもイイヨー大好きだ。 ....投票の仕方間違ってないか不安 このスレでいいだよね?
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 12:33:15.92 ID:68T5BIcX0
あ ◆Qvzaeu.IrQ 氏だけ氏が付いてるwwwwww(・ε・)キニシナイ!!
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 12:40:09.11 ID:G4NZDiox0
出来ましたので投下しますー。 お手柔らかに!
188 :
しんみり 1/2 :2006/07/11(火) 12:41:03.69 ID:G4NZDiox0
「アナタも気楽なものよね。」 とりあえず口をついて出るのはいつもその台詞だ。 彼は黙ったまま。ただ、その表情だけは崩れずに微笑みをたたえている。 その姿はまるで「そうかな?」とでも言いたげなように。 「・・・そうよ。」 私はムスッとした顔でそう言い放つと、そっぽを向いてしまう。 本当に言いたいのはこんな言葉じゃないのに。 「・・・・・。」 テーブルの上に摘み重ねられるように置かれているビールの缶は、全部私の仕業だ。 わざと片付けないようにしているのは、こんな自分をひけらかして彼に責任を負わせたいからなのだろう。 でも、そんなのは無駄な努力。 視線を戻すと、「やれやれ」と少し困り気味のような彼の微笑が待ちかまえている。 ・・・困り気味に見えるのは、彼の頼りなげに垂れる細い眉毛と、何か言いたげなままに閉ざされている小さな口元のせいなのかも知れない。 「・・・文句があれば」 言えばいいのよ・・・。黙ってないで、私がその優しさに甘えてしまわないように。 ふと、涙がこみあげる。きっと飲み過ぎたせいだ、なんて自分で自分を誤魔化してテーブルに突っ伏した。
189 :
しんみり 2/2 :2006/07/11(火) 12:41:24.68 ID:G4NZDiox0
こんな姿、本当は見られたくないのに。もう、幾度も繰り返してきてるのに。 どうせなら、優しく抱きしめてもらいたい。 でも、彼は決まってだんまりを決め込むだけで肩を撫でるくらいの事もしてくれない。 ただ、お決まりの微笑で私を見守るだけなのだ。 いつも繰り返してきたこと。涙は次第に嗚咽に変わるだろう。 顔を上げたらきっと彼はそこにいる、お決まりの微笑をたたえたままの表情で。 「どうしたの?」 って何も言わずに聞いてくるんだ。 私は手を伸ばして写真立てを引き倒した。アナタみたいな無責任な人には、このくらいの意地悪は許されるだろう。 ビールの空き缶が何本か弾かれて床に落ちる。カタンコトンと不規則な音が少し私の気分を落ち着かせる。 そうして私は眠りにつく。片手にアナタを、片腕に自分を抱えて。 袖口についた二つのシミはまだ当分消えそうにない。
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 13:12:29.17 ID:vmmjWiiR0
只今、週末品評会15thの投票を受け付けています。
今回のお題は『雨宿り』でした。
作品はここからご覧下さい→■まとめ
http://novel.news4vip.org/?BNSK 作品投票締め切り:2006/07/011(火) 24:00となっています。
単に一票を投じていただくだけでも結構ですが、
選考理由やその他感想などもいただけると幸いです。
何卒、投票にもご協力ください。
詳細は
>>5 をご覧下さい。
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 13:44:03.86 ID:vmmjWiiR0
投票は多ければ多いほど盛り上がります。 また作品を投稿した人にも、投票権があります。 ふるってご参加ください。
192 :
-のぞき見- :2006/07/11(火) 13:55:28.53 ID:3RgD6qjR0
――――覗かれている。 なんかそんな気がする。どうしよう。 何か急にピッキーンてきた。多分デコのあたりに白い閃光走った。 そしてこれは気付いたことを相手に気取られたら負けだ。多分そこに待つのは死。 理由なんて知らない。人ってのは常に理不尽な状況に唐突に陥るものだ。 だから俺は今までどおりvipをあてもなく駆け回る。果てしなく、自然に。 ・・・何か良さ気な得ろ画像へのリンクがある。 誰かに覗かれている手前クリックするのは気が引けるが・・・ しかしやめたらやめたで俺が感づいていることに気付かれるかもしれない。 ここは自然に。自分に素直に。カチッ グ ロ 画 像 ・・・何、よくあることだ。光の速さでウィンドウを閉じたのも至って自然。ナイスだ俺 さて、次に開くスレは・・・ん?オナクール?何だそれkwsk おぉ・・・これはどうやらすばらしそうだ。氷か。冷蔵庫にあるよな 頭痛?吐き気?ノープロブレム。 快感のためなら多少のリスクは気にしない。それがオナニスト、いや、男ってもんだ。 早速氷を取りに行くため席を立・・・ しまった!覗かれてるんだった!しかしここで引き返したらえらい不自然!どうする俺! ・・・死ぬか、何者かわからない第三者に見られるの覚悟で抜くか・・・これは究極の選択だぞ ・・・・・・ 何を迷ってるんだ、俺。多少のリスクは気にしないのが男じゃなかったのか 決まりだ。 おぉぅ
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 13:56:40.55 ID:3RgD6qjR0
さて、夕飯も食べたし、後は風呂入って寝るだけだ いつもは風呂入った後こっちまで来て服着るんだが・・・いつもと違う行動は不自然だろう。 この際だ。見たいならとことんまで見せてやる さて、寝る前にちょっと巡回、っと・・・ お、今度こそ良さ気なオカズが。よし、もう一発済んだら寝るか。 あーそういや覗かれてたんだ俺。まぁ気付いてないから関係ないけど ふぅ。おやすみ。 ********** うらめし〜ぃ・・・って一日後ろに張り付いてるんだから気付きなさいよ、馬鹿! 本当こいつどうしようもない鈍感・・・この霊感無し・・・(///) 明日こそ気付かせてやるんだから! け、決して変な目的とかじゃないんだからねっ!
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 13:58:41.95 ID:3RgD6qjR0
・・・覗き見っていうとこんなのしか浮かばないのはきっと暑さのせい とりあえず昨日から今日にかけてvipで拾ったネタを使いたかった。 お題はどんなのでもよかった 今は反省している 初だったわけで。酷評よろ
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 14:38:07.54 ID:flqaxKLk0
今日もあっついなー。 読むから待たれい。
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 14:39:35.94 ID:2sSLMNMg0
…ほんとに酷評していいのか? ならする。ちょっと待って。 ついでに保守。
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 14:44:28.50 ID:flqaxKLk0
>>161 そろえる、と言う意味では読点は二つくらいに抑えたほうが確かに読みやすいと思う。
ただ、文を強調する目的で意図的にそこだけ読点を増やしたり、
語り手のバカっぽさやどんくささを出したいとき、
もしくは重厚な文章を書きたいとき、
それに会話文なんかはそんな縛りを入れてしまうと書きづらいんじゃないかな。
自分が良いと思う形で書くのが一番だと思いますが。
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 14:52:38.99 ID:flqaxKLk0
>>155 -
>私は異常に乗り物に弱い。おかげで移動前にはまともに食事ができない。理由は食べると出てしまうから。
>逆に言えば、食べなきゃ出ない。食事を普段の三分の一に抑えることで遠足などには参加できた。
ここの設定部分が一番面白いからもっと細かく描いて欲しかったな。
遠足の思い出とかを。
擬音の使い方がちょっと荒っぽい。
扉を閉める音・急ブレーキの音は使わずに済みそうですし、使わないほうがよかったんじゃないでしょうか。
腹の音が目立ちませんよ。
また、「私」の思っていることが少々ストレート過ぎて、読んでて軽く感じます。
もう少し比喩的表現を使うようにしてみたら良いんじゃないかな。
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 14:59:15.80 ID:flqaxKLk0
ごめん昼休み終わっちゃうわ。 読んだのに感想かけなくてごめんね
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 15:00:15.40 ID:2sSLMNMg0
基本的に誤字脱字が多い。「白い閃光走った」は接続詞が抜けている。「得ろ画像」は 「エロ画像」。「カチッ」「冷蔵庫にあるよな」「おおぅ」などの後の句点忘れ。 さらに沈黙を表す「・」は「…」二つであらわすのが小説においては常識。 顔文字や文字の見せ方で表現するのはよっぽどの理由がない場合NG。 VIPでしか通じない用語、表現を多用しすぎ。kwskなんて知らない人が見たら理解不能だろ。 「果てしなく」の後に「自然に」という言葉が来ることに違和感を感じないか? 言葉の意味をちゃんと捉えてから使用しないとぎこちなさが生まれる。 「お前十分気づいてるのに今更なに言ってんだ」ってオチにしたかったんだろうけど それも表現が不十分で読み手からすれば「なに言ってんだこいつ」と受け取ってしまう。 VIPで小説書いている人によくある傾向だと思うけど、文章を書く時にエロゲやラノベを 基盤にしている人がすごく多い。別に前述の二つを否定してるわけじゃないけど ここで書くのは「小説」なんだ。ということをちょっと頭に入れてもらいたい。 一人称セリフ調とか台本小説は読みいいし、書くほうにとってもとっつきやすくてついその方向に 流れてしまいがちだけど、文章による風景の描写とか、動作から表れる人間の情緒とか 文章でしかあらわすことのできない機微が小説の最大の醍醐味だということを 「小説を書こう」と思ったうえで忘れないでもらいたい。と思った。 で、オナクールはどうだったんだkwsk
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 15:10:06.02 ID:2sSLMNMg0
時間空いたので片っ端から評価していくよ
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 15:13:43.99 ID:Xj3Sz3b60
俺の作品じゃないけど、
>>105-115 辺りは未評価みたいだから、感想をつけてあげて欲しい。
203 :
◆Xenon/nazI :2006/07/11(火) 15:14:15.66 ID:sgHvTi4WO
>>194 まぁ、あまり書き慣れてないんだろうなって印象。
色々
>>200 が言ってるんでその辺参考に。
俺は得ろ→エロは意図的に誤字ってると思ったけど。
発想はありがちとは言え中々面白かったので精進して欲しい。
>>200 うはwwwww俺ラノベベースwwwwwwwwww
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 15:30:29.53 ID:2sSLMNMg0
>>36-38 文中で「エロゲでもない」と入れなかったら、誰もが「これはエロゲだ」と思うだろう。
辺鄙とか、そういうむずかしい漢字は使わないほうがいい。
パソコンだと簡単に変換できてしまうからおもわず漢字を多用してしまいがちだけど
それを読者が理解できないと意味がない。読んでもらってなんぼの小説だからね。
同じことがスタングレネードにも言える。カメラのフラッシュとか、マグネシウム燃やした時
とどう違うんだ。その説明ができないかぎりその表現を使う必要はないし
>一瞬ののち、俺の眼前はいっぺんにホワイトアウトし、気を失ったのかと困惑したが、
>それはどうやら目の前の亀裂が発した光が視界いっぱいに広がったのだと遅まきながら理解した。
とか、いくらでも表現しようがあると思う。
物事を順序だてて説明するのには慣れているみたいだから、あとは発想力と語彙の問題。
「表現しようのない」事象は小説においてあまり気持ちのいいものではない。
なぜなら「表現する」のが小説の仕事だからね。
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 15:38:21.73 ID:z4aMEqCt0
>>194 に限ったことじゃないけれど、今回の品評会作品は全体的にセリフや言い回しが不自然なものが多い。
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 15:44:24.16 ID:2sSLMNMg0
>>202 そこまでいくか微妙だけどがんばってみる
>>48-51 言葉足らず、文章構成の間違いが目立つ。
「今なお誰も実現させることのできない。」は、後ろに修飾する名詞をつけないとおかしい
「今なお誰も実現させることのできない技術だ。」とかね。
「プラスマイナス7万」ってのは、儲けてるんだかそうじゃないんだか不明瞭だし
「それからのオレは〜」に続く文ではパチンコが連続して四回もでてきてあまり美しくない。
「予知なんて誰もできない」という文章から「でも俺は予知ができる」という文章のつながりまで
まったくクッションをおくことなく進んでいるから、読んだときに「え?」と思ってしまう人が多いと思う。
せめて間に「昨日までは、そう思っていた」などの、接続詞「だが」、「しかし」の役割を持つ
言葉を入れると、ぐっと読みやすくなる。
文章の間違いに気づくために、やっぱり推敲は必要なことだと思う。
自分で書いたものを印刷してペンでチェック入れてみたりとか、音読して違和感のある部分を直せば
それだけでしっかりした文章にはなるはず。
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 15:46:55.23 ID:2sSLMNMg0
>>203 意図的に誤字使ってるのはいいんだけど
VIPPER以外に伝わらないのがちょっとなあ…と思って。
基本的に読み手に伝わらなければ意味ないからさ。
普段なら言わないけど酷評してくれって書いてあるから、いいかなと思ったんだ。
俺ラノベあまり読んだことないけど、なんかおすすめある?
208 :
1/2 :2006/07/11(火) 15:46:56.67 ID:JSLLDdDlO
>>174 より
『青い地面とコンクリートの空』
いい加減、この生活にも飽きてきた。
捕まったのは、10年前。
それから、俺はずっと牢屋の中で過ごしてきた。
それにしても中学生ごときが同級生殺して無期懲役なんて、おかしな国だ。
こんなコンクリートの部屋の中に閉じ込めていったい何の意味があるのか。
ただ、おかげで勉強だけは好きなだけできた。
どうせ俺みたいな奴は自由の効かないところじゃないと堕落するだけだろう。
それだけはよく分かっていたから、この不自由な環境には多少なり感謝している。
俺と同い年の連中が高校に行ってる頃、俺は六法全書を開いていた。
俺と同い年の連中が大学に行ってる頃、俺は地政学の研究をしていた。
22才になった時、俺は自衛隊に志願した。
この、コンクリートに覆われた世界から抜け出すにはこれしか方法がない。
近いうちに有事になるだろう。
俺みたいな犯罪者は捨て駒にちょうどいい。
ただし逆に、そこで戦果を上げれば、俺は堂々と表を歩ける。
そして、俺は効果的に戦果をあげる方法も知ってる。
俺は、自由になれる一番の近道を知っている。
209 :
2/2 :2006/07/11(火) 15:47:41.37 ID:JSLLDdDlO
2年待って、許可がでた。 懲役5年、10年で恩赦を待ってる連中は、笑っていた。 「今にも戦争が始まりそうだってのに、ご苦労なこった。」 同じ部屋の男もニヤニヤしながら話し掛けてくる。 品のない笑顔を見ていると、自分がいる場所がどんなところかはっきり自覚できる。 ご苦労はお前らだ。こっちの気持ちを盛り上げてくれる。 ほどなくして、俺は出所した。 コンクリートみたいな色の空は、どしゃぶりの雨を落としている。 海上自衛隊に入る俺には歓迎に思えた。 これから、もっと水をかぶるだろう。 地面は海、そこにいくまでもう少し苦労しないといけない。 「やっと一歩。」 雨で青白く霞んだ地面を踏みしめ、俺は刑務所を後にした。 感想と指摘お願いします。
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 16:01:44.09 ID:2sSLMNMg0
>>73-75 お題となる線香花火と蚊取り線香が、十分に生かされていない気がする。
線香花火を「曼珠沙華」と表現した以降、まったく描写されていないのが残念。
話の主軸となる女性、もしくはテーマなのだから、もっと詳しく、美しく表現していくことが必要
だと思う。線香花火に照らされる女性のうつくしさ、はかなさ、あでやかさが欠け、
いまいち登場人物に感情移入ができない。
「一気呵成」という表現は…まあ、人それぞれだからとやかく言わないようにするけど
俺だったら、「ひといきに」とかにする。
ひらがなは女性のやさしさとか柔らかさを表現するという持論に基づいてね。
日本的な母性は読んでいて幸せな気分になる。
みち子の人物像は魅力的で実に読ませてくれたと思う。
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 16:03:00.30 ID:zvdMkC3v0
お題くださいな↓
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 16:03:16.14 ID:3RgD6qjR0
>>200 うーん、話し言葉だし「白い閃光走った」は使えないか?
ただその話し言葉自体を否定してくれたのは重く受け止めとく。
本当一人称って楽なのよね
それとラノベに引かれてる所は多々あるやもしれん
要は「ラノベ却下」「一人称却下」「テキストサイト却下」ってことだな
vip表現は・・・ここでくらい使っちゃ駄目なの?
まぁ普段から使ってるわけじゃないから言われたら直すけどな
オチはノーコメント。正直そこまで考えてなかった
っていうかラノベは小説じゃないのか?いや、俺は何も思わんが
しっかしvipだというのに思いの外まともなとこでびっくりだ
これは本腰入れて書いてみたいかな
次はきっとあんたのおめがねに適うようなのを書かせてもらうよ
オナクールは今夜試すつもりだww
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 16:11:28.97 ID:2sSLMNMg0
>>101 「まいにちがなつやすみ」な人のお話かな?
文章に特におかしいところはない。「ふと付けた」は「点けた」が正しいとは思うけど。
また、結果的に「この人は何が言いたかったんだろう…?」という結論を
自分なりにしっかり持っていなければいけないと思う。
こんな短い文章でそれが曖昧になっているところを見ると、長文を書くときにきっと大変になる。
主人公は高校球児だったのか?それとも甲子園の出場者と自分を照らし合わせただけなのか?
なんにせよ、この短い文章では説明不足だと思う。
でもなんとなく、主人公の周りに広がるけだるい雰囲気が伝わってくるのはなんでだろう。
それはもしかしたら
>>101 の文章の持ち味なのかもしれないね。
214 :
◆Xenon/nazI :2006/07/11(火) 16:15:54.89 ID:sgHvTi4WO
>>207 うん、俺もそれは思ってる。
出来ればVIPPERじゃなくても楽しめる文章を書いてもらいたいとこだね。
楽しけりゃいい、って気持もあるがw
あんまりスレ違いにならない程度に。
『悪魔のミカタ』『伝説の勇者の伝説』『Missing』辺りが最近読んだ中ではオヌヌメ。
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 16:20:19.42 ID:2sSLMNMg0
>>212 「白い閃光走った」が故意だったのなら申し訳ない。
でも話し言葉としてもちょっと不自然じゃないか?
いや却下してるわけじゃあないって。ただ、ここで書くのはラノベとかテキストサイトで用いる
文章じゃなくて「小説」なんだってことを…まあ、これも俺の独りよがりなのかもしれないけどさ
ラノベは…どうなんだ。わざわざ自分たちで「ライトノベル」って分野を作って
その土壌で売ってるんだから、小説と分野分けしてもいいんじゃないかと思うけど
むしろ自分たちで「小説ではありません」って言ってるように俺には見える。
VIP表現は、使ってもいい。というか、人それぞれ。
ただ酷評してくれって書いてあったから、あくまで普通の小説読む観点で指摘してみただけ。
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 16:21:21.03 ID:F9lL5vbGO
>>208 携帯から失礼。感想を
なかなかハードな展開で面白いと思いました。
書き方には、若干違和感を感じた部分も。
>俺と同い年の連中が〜
が二回繰り返される部分ですが、対比にしては多少長すぎると感じました。無理に使った印象を受けます。
上手い表現だとは思いますが、話をクドくしてしまったかも…
同じ事を二回言うときには省略するのもいいかも知れません。
例えば、二回目は「連中」という言葉だけで伝わると思います。
217 :
投票 :2006/07/11(火) 16:29:43.77 ID:8sxNwOHI0
「難しい雨宿り」 先輩の素直クール?なキャラに惹かれた。 「星降る街で」 SF風味な世界観だけど、受け入れやすかった。 住んでみたい世界だなと思った。 「死は雨上がり」 題材からして好み。タイトルは直球過ぎるんじゃないかと思った。 こんなかんじでいいのか?
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 16:29:49.43 ID:2sSLMNMg0
>>105 「声の主は実は、東京からはるばるやってきたタンポポの種でした」
というオチを最後まで守ろうとしているのがよくわかる。
だけどそのわりにオチ方が弱いがために、いまいち読者に伝わりきれていない気がする。
俺は最初に読んだときに、「男と女の会話を、タンポポが聞いているのか?」と思った。
最後のオチできれいにしめたい時は、会話の中で伏線を十分に張っておくことが重要。
タンポポたちが旅したのが、競技場だけではなかったらどうだろう。
誰かの家に入りこんだかも知れないし
コンクリートの床にぽつりと落ちたこともあったかもしれない。
下水道の中で迷子になったり、空を飛ぶ鳥についばまれることだってありえる。
そういうところから、「あれ、これ話してるの人間じゃないな…」といった
読者の理解を自然に得られるんじゃないかと思う。
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 16:43:11.83 ID:8sxNwOHI0
ほ
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 16:44:08.21 ID:zvdMkC3v0
お題ください↓
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 16:49:02.56 ID:vmmjWiiR0
みるきーうぇい
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 16:54:51.43 ID:KWtM1lI80
チロルチョコ…チロルチョコ… と考えて、何時間経ったことやら。 何か良い感じの批判人もきているようだし、自分のもみてもらいたいので 新しいお題ください↓
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 16:59:34.12 ID:68T5BIcX0
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 17:02:30.97 ID:vmmjWiiR0
只今、週末品評会15thの投票を受け付けています。
今回のお題は『雨宿り』でした。
作品はここからご覧下さい→■まとめ
http://novel.news4vip.org/?BNSK 作品投票締め切り:2006/07/011(火) 24:00となっています。
単に一票を投じていただくだけでも結構ですが、
選考理由やその他感想などもいただけると幸いです。
何卒、投票にもご協力ください。
詳細は
>>5 をご覧下さい。
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 17:03:51.28 ID:ue49vvjWO
試験終わったし何か書きたい ↓お題頼む
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 17:04:48.63 ID:KWtM1lI80
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 17:05:56.47 ID:KWtM1lI80
228 :
◆Np5nTM7Mnk :2006/07/11(火) 17:07:23.98 ID:GGS83JuQ0
>>218 うーん、書きながら伝わりにくそうだなーとは思ってました。
サッカーの高原と勘違いさせるのが目的だったんですが、欲張りすぎましたね。
めげずにお題↓
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 17:12:39.38 ID:X95Vuifn0
焼け石
230 :
◆Np5nTM7Mnk :2006/07/11(火) 17:13:53.36 ID:GGS83JuQ0
把握
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 17:20:36.95 ID:2sSLMNMg0
>>111-114 「――それが〜」のフレーズを見たときには、なんだずいぶん急だなと思ったが
見事に裏切られた。どっちかというと俺はそっちのほうをオチとして持っていくのがいいと思う。
不思議に思うんだが、ここで小説書いている人って文章一文で改行することが多いよな。
ひとつひとつ区切って書けば、確かに間違いや文章構成に悩まされることは少ないと思うけど
テンポとかを考えた時にあんまりいいとはいえない。
例えば…例を出すの難しいな。例えば、エロ小説を書くとする。
> 美咲はそのうるんだ眼差しに肉欲の輝きを灯し、その細い体を隆に預けた。空いた手を使い屹
>立した隆の剛直にそっと触れる。勃起したままずっと空気に晒され、敏感になっていた肉棒は、突
>然の刺激を嬉々として受け入れ、美咲の手の中でびくんと跳ねた。
> 白く細いその手が、優しく緩やかな反復を始める。布団を手でこすりつけるような、しゅっしゅっ
>という音が、静かな部屋の中で響く。急に気恥ずかしくなった隆は顔を赤らめながらも、たびたび
>訪れる快感の波に翻弄され続ける。
> その様子をじっと見ていた美咲と、不意に目が合った。美咲はすべてを包み込むような微笑み
>を見せて、そうして僕の耳元で一言、呟いた。
>「かわいいね。おにいちゃん」
この場合、一段落は一画面。
つまりエロゲでいうところの一つのスクリーンショットのようなものを描写している。
段落1は「美咲が隆にしなだれかかる場面」
段落2は「美咲が隆に行為を仕掛ける場面」
段落3は「美咲と隆の目が合った場面」
ひとつひとつの絵ごとに描写の区分けを作るのが、段落と言うものの役割。
一つの文ごとに段落を変えていれば、読みやすいことは読みやすいと思うけど
作品自体にテンポというものがなくなってしまう。
つまり前戯の文章もフィニッシュの文章も、勢いが一緒になってしまうということ。
ずいぶん長文だけど、一意見として聞いてもらいたかったので…調子乗ってすまん。
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 17:30:09.69 ID:2sSLMNMg0
>>117-118 夢のお話。
夢にはその人しか理解できないような独特の理解があるから、なんとなく不明瞭な部分も
それが味かなと思えてしまう部分がある。
ただ、結論から言えば「夢オチ」は、小説を始めとする創作の中では
ベタ中のベタであることは事実。
短い文章の中で自分の伝えたいことをはっきりと伝えるスキルは素晴らしいと思う。
233 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 17:34:55.50 ID:X95Vuifn0
それでは、少しずつ品評会の作品を批評して行こうと思います。
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 17:35:15.55 ID:2sSLMNMg0
席外します。 たぶん夜あたり戻ってくると思います。
235 :
146 :2006/07/11(火) 17:38:04.39 ID:XWBex6sP0
「忘れないで」1/2 杜撰な舗装の山道を車で一時間。 目的地は山の上の共同墓地。見晴らしは良いが、交通の便は最悪だ。 砂利にハンドルをとられないよう、細くくねった道を慎重に進んでいく。 「傘、持ってきたほうが良かったかな?」 俺の言葉に、助手席の女性が困ったような笑みを浮かべる。 忙しなく往復するワイパーの向こうに目を向けると、色を濃くする一方の曇天が広がっていた。 (場面反転の記号って決まってるもの?) 丁度七年前になる。最愛の人を亡くした日。 昨日のことのように思い出せる。 薬臭い白い部屋も、疲れたような医者の顔も。…やつれはてた、彼女の顔も。 高校の文学部で出会って、哲学書で気が合って。付き合い始めるのに時間はかからなかった。 …ただ、彼女と付きあうのは少々骨が折れた。なにしろことあるごとに約束を取りつけてくる。 そのうえ俺を試していたのか、大概は無茶な約束ばかり。 その多くを俺は破ってしまったが、そのたび泣きそうになりながら謝っていた。 決まって彼女は意地の悪い笑みを浮かべてこう言うのだ。『仕方ない。これっきりだからね』と。 いつからだったろうか。彼女が約束をとりつけることをしなくなったのは。 自分を認めてくれたのだと、勝手な解釈をしていた。実際は違っていたというのに。 彼女が倒れたのは大学受験を控えた高三の十二月。とても寒い日だったことを覚えている。 何度か見舞いに行ったが、闘病生活は短いものだった。病院に担ぎこまれたときには、もう手遅れだったのだから。
236 :
146 2/3 :2006/07/11(火) 17:40:37.26 ID:XWBex6sP0
最期の立会に彼女の親族は現れなかった。 不仲だとは聞いていたが、せめて子供の最期を看取るぐらいはするものだろうに。 一人憤慨する俺に、弱々しい笑顔を向けた彼女。最期の最後で、またも約束。それもまた、やはり無茶な約束だった。 『一年…ううん、三年ぐらいは引きずっても良いけど。私のことはさっさと忘れて、新しい幸せを探して』 有無を言わせるつもりはなかったのだろう。 俺の返事を聞くより先に、彼女は天に召されてしまった。 (場面反転の記号ってry) 小ぢんまりとした駐車場に車をつける。助手席の女性には待っているように言って、一人で墓地への坂道を上っていく。 湿度は高いが、幸いなことに雨は降っていない。 一回忌、二回忌、三回忌。今回は七回忌。実に四年ぶりの来訪だが、彼女の墓は覚えている。 真っ直ぐにソレに向かうと、まず頭を垂れた。そして詫びる。 「やっぱり忘れるなんて出来なかったよ」 声が、聴こえた気がした。 「…ごめんな」 そして顔を上げる。毅然と言い放つ。 「悪いんだけど、約束の半分は守れない。守らない。お前は、やっぱり大事な人だから。 もう半分は守ったんだし、許してくれるよな? …ずっと、覚えていても」
237 :
146 3/3 :2006/07/11(火) 17:40:54.35 ID:XWBex6sP0
少しの間、墓の前で立ち尽くす。もう感傷はない。前に進む決意だけがある。 気がつけば雲の切れ目から太陽が覗いていた。薄い光が眼下の町並みを照らしている。 小さく息を吐き、ゆっくりとした足取りで墓地を後にした。 車の前で待っていた彼女が、小さく笑いかけてくれる。俺も軽く微笑んで答える。 運転席に座り、彼女が乗り込むのを確認してからドアロックをかける。前を見据える。 気持ちの整理はついたが、帰り道を考えると気が重い。溜息を吐いて、アクセルを踏みこんだ。
238 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 17:53:40.76 ID:X95Vuifn0
ほ 品評会の批評書いているので、今投下されている作品はあとで時間のあるときに批評します。
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 17:59:16.40 ID:VaradmBg0
おまえらマジで文才ねーなwwwwwwwwwwwwwwwww カワイソスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
240 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 18:01:44.38 ID:X95Vuifn0
youも書いちゃえばいいじゃない。
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 18:02:39.87 ID:1Q78iEyP0
――――何だ・・・夢か・・・ 鴇色に染まった空を窓越しに見上げながら俺は溜息を搗いたのだった。 俺の名前は女郎花 蒼夜(おみなえし そうや)だ。俺の先祖はキリストを裏切ったユダだ。 だから俺の家系は代々左右の目の色が違う。俺の右目は蘇芳香色、左目は芝翫茶色だ。 父の目は左が宗傳唐茶色で、右目が赤白橡だった。 「やれやれ、起きるのかったるいなぁ」 「蒼夜! アンタいつまで寝てるにゃ?! 食らいなさいにゃ、にゃーたんの必殺技、超高速伝導的Verlag正拳突きーーーーーーー!!!!!!!」 デュクシ! デュババ! ボヘミフホヘゴヴャーーーーーーー!!!!!!!?!!! 「うわああああああ!!!!!」 「どうだ、まいったかにゃ!」 「厭、兎に角五月蝿い奴だなお前は!」 「にゃんだとぉー????!!!! 」 そして俺は突然唇を奪われたのだった。彼女の名前は聖天使 猫姫(ほーりーえんじぇる にゃーこ)だ。 ふさふさとした白い毛に覆われた正三角形のネコミミを持ち、艶やかでしっとりとした髪はあのクレオパトラよりも長く美しいのだった。 また、その目は小野小町よりも輝き、小野妹子よりも―――― トム「やあジェシー! 元気かい?!」 ジェシー「あらトム! 久しぶりじゃない?!」 トム「そんなことないよ、昨日遭ったばっかりじゃないか。HAHAHA!!!」 「おいこら作者!」 「なんだね、蒼夜君」 「美少女描写ができないからって行き成り外人出して誤魔化してるんじゃねぇよ!!!」 「いやぁー、ばれちゃったか、HAHAHA!」 「小説や漫画じゃないんだからちゃんとやれよ?!」 「臓躁的だな、蒼夜君は」 ――――こうして、新撰組隊長の蒼夜の待機室では今日も鶸茶の匂いが漂っているのだった。
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 18:04:42.14 ID:ue49vvjWO
やっぱり北かwwwwwwwww
243 :
146 :2006/07/11(火) 18:08:46.76 ID:hy8IE9jfO
改行大杉って言われたので、三つに分けさせていただきました。 時間もオーバーしてるし、踏んだり蹴ったり。 おまけに最後の辺り、大分急ぎ足になってしまいましたorz それでは偉大な先輩方、遠慮なく叩き斬ってくださいまし。
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 18:28:35.22 ID:vmmjWiiR0
只今、週末品評会15thの投票を受け付けています。
今回のお題は『雨宿り』でした。
作品はここからご覧下さい→■まとめ
http://novel.news4vip.org/?BNSK 作品投票締め切り:2006/07/011(火) 24:00となっています。
単に一票を投じていただくだけでも結構ですが、
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何卒、投票にもご協力ください。
詳細は
>>5 をご覧下さい。
245 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 18:28:46.00 ID:X95Vuifn0
ほ
246 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 18:40:32.73 ID:X95Vuifn0
ほ
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 18:47:34.25 ID:8sxNwOHI0
批評文もある意味作品のひとつだよな、とふと思った
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 18:52:02.31 ID:G4NZDiox0
暇なのでお題。↓
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 18:56:26.70 ID:8sxNwOHI0
お風呂でリラックス
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 18:58:31.04 ID:G4NZDiox0
うはwwww把握www
251 :
171 :2006/07/11(火) 18:59:01.89 ID:5w/VdJMoO
投下しますね
252 :
171 :2006/07/11(火) 19:00:56.67 ID:5w/VdJMoO
『ちよこれいと』。 この難解なキーワードを前に、状況は進展を止めた。 大の大人二人の頭をもってして未だこのキーワードの意味の最初の一歩を踏み込むこともかなわず、紙コップのオレンジジュースは時間の経過とともに、味を薄めていった。 クーラーの轟々とした音と、流行もののJPOPの飽きたフレーズだけが支配する。 「なあ」と、大の大人二名の内の片方、目にも鮮やかなプリントのTシャツの男が声を出した。 「そもそもだ、何故ち“よ”これいと、とここだけ強調しているんだろうか」 「さあねぇ」と白いTシャツの男。 「指摘を上げればまだある。例えば、何故カタカナではなく、ひらがなで書かれているのか。それも気になる」 「いやさぁ」 とあきれたように白いTシャツ。 「深い意味はないって、な。ちよこれいと、そのまま“チョコレート”って読めるんなら、それでいいじゃない。そ、それで終わり、ジエンドだよ」 「いや、しかし……」 プリントが唸る。 困ったもんだ、もう何度目だ? プリントの目の前に置かれた小さな、それでいて丁寧にラッピングされた包みは、常識的な人間……いや、普通なら一発で理解できるだろう。 リボンが飾られ、カードが添えられたそれは紛れもなく、『プレゼント箱』。 しかし、だ。 プリントは納得しない様子で、かれこれ一時間このプレゼントとにらめっこ中である。 カードに添えられた言葉、“ちよこれいと”に納得がいくまで、プリントは粘り続けるのだろう。 そう、プリントは……絶対に納得がいくまでことを起こさない、変人だからだ。 白Tが出会った最初の時は、クラス分けの意味に葛藤すること二時間。 学食のメニューの選定基準で一時間。 時間割で三時間。 とにかく、自身が納得するまで、この男は動かない。 学校行事やらは今まで、校則だからとかなんとか折り合いをつけて納得させてきた。(最も、校則に疑問視しだしたらこの理由づけも意味はなくなるんだろうな) 今回も、この可愛らしい小包に疑問を巡らせている。 最初に大の大人二人が、なんて書いたが……二人の考えは別物であり、その苦労は同等のものであった。 プリントは、何故こうなのかと頭を巡らせ。 白Tはどう納得させるかに頭を抱えた。
253 :
171 :2006/07/11(火) 19:04:02.98 ID:5w/VdJMoO
このプリント男、変人ではあるが見てくれは悪くない。 このプレゼントも、かなり可愛い子がご丁寧に本人に直接渡したものだ。 悔しいと同時に、白Tはこのラッキーを理解出来ていない友人に対して怒りを覚える。 実に腹立たしい。 ぶつくさと(心の中で)文句を唱えていると、白Tのケータイが鳴った。 よし来た。 「ほれ、みろ」 白Tはケータイのディスプレイをがっと見せつけた。 これは切り札だった。 ######### ハル Re:頼むよ〜 わかった、説明するからみせてあげてね。 ごめんね成二君、別に意図があってこういう書き方をしたんじゃないの。 ただちょっとだけ、可愛らしいかなって思ってやっただけだから、気にしないで。 それじゃ、早く食べてね。 ######### 「わかったかよ」 「なにがだ」 「その“ちよこれいと”の意味、真相だよ。書いてあるだろ? 可愛らしいかなって思ってやった……って」 心底羨ましい。 最初に目をつけて、メルアドも確保していたというのにだ。 まあいい、これで長かった議論に終止符は打たれたわけだ。 本人が言ったのだから、間違いなく納得のいく答えのはず。
254 :
171 :2006/07/11(火) 19:06:02.83 ID:5w/VdJMoO
「ほら、ちゃっちゃと出ようぜ」 と急かす白Tの声を 「駄目だ、まだそのメールがあの子からのものだと決まったわけじゃない」 「は?」 「お前が文面を偽造した可能性だってある。メールアドレスを二つ確保している可能性もある。そして俺は、この文章が可愛げのあるものには見えない」 気づけばプリントの口調はヒートアップしていた。 「第一、何故可愛げのあるものにしなければならないのか、俺には全く理解できない」 理解し難いのはお前の発想力だ。 「ともかくこの件、まだ裏はとれていない以上、未だ進展無しだ。長い1日になりそうだな」 こうやって気づけば何時間も経つわけだ。 白Tのハルに対する内なる恋心はこの男に当然理解されることなく、ハルの胸の内もまた、こいつにとっては解明せねばならない問題にすぎない。 哀れだな、ハル。 自分もか。 そうやって俺はまたオレンジジュースを買って、こいつの難題につきあわされる。 今日は何時に終わるだろうか? 「それと、何故この時期にチョコレートなんだ?」 それは、俺も思っていたよ。 ややこしいことばかりだな。
255 :
171 :2006/07/11(火) 19:06:57.74 ID:5w/VdJMoO
終わりです。 詰め込みすぎた、キャラクターが甘い、描写が甘い文章が甘い。
256 :
◆Xenon/nazI :2006/07/11(火) 19:09:59.25 ID:sgHvTi4WO
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:12:17.44 ID:5w/VdJMoO
>>256 美味いwwwwwwwwwうはwwwwwwww甘wwww
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:14:45.08 ID:Hd6seiBY0
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:21:03.41 ID:5w/VdJMoO
ほ
260 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 19:24:53.32 ID:X95Vuifn0
それでは、作品の批評をしたいと思います。 作品数が多いので、中途半端な感想になってしまったことをお許しください 以前批評した作品の批評は割愛しました。ご了承ください。
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:25:14.80 ID:WbwXlK230
このスレ息長いな
262 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 19:26:41.73 ID:X95Vuifn0
「雨に宿る」 昔話に出てくるようなお話ですね。面白いです。 最初のほうは、なかなか順調なのですが後半にいくにつれて徐々に表現にムラがでてきてしまっている気がします。 会話文が続くところは、もう少し表現や心情描写をできればよい作品になったと思います。 「くもりがらすにFBA」 妹さんかわいいですね。 ほんわりした感じのいい作品だと思います。 しかし、状況をただ報告して終わる文が多いです。 〜だった。〜だ。が続いてしまうのはどうかと思いましたね。 そこを改善できればいい結果を生むと思います。 あと、最後の終わり方は個人的に好きです。
263 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 19:26:57.74 ID:X95Vuifn0
「死は雨上がり」 以前批評したので、あまり深くは言い及びません。 この手の作品は、それなりの予備知識がないと読めないと思うので。 そこをうまく克服できるのならば、読者が増えると思います。 「shooting star」 前半部の描写中心、状況報告中心の文とは一転して 後半は会話でほとんどが成り立っていますね。 ちょっとアンバランスだと感じました。 もうちょっと会話と描写を織り交ぜながらかければいいのかと思います。 あと、全体的に文が硬くて、最初はとっつき難いと感じてしまうと思います。 しかし、文の途中から題名を挿入するやりかたはとても斬新で心を打たれました。
264 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 19:27:13.77 ID:X95Vuifn0
「雨宿りID:TG6U2m8o0」 会話と表現を交互に書いていますね。 それはいいことなのですが、やりとりが一辺倒で飽きてしまいます。 また、表現ももう少しほしかった気がしますね。 やわかな物語で、心が優しくなる感じはとてもいいと思います。 「黒い雲」 おもしろいですね。私自身、とても時代劇や小説が好きな人なので読んでいてわくわくしてきました。 もうすこし、人物自体の表現ができればよかったのですが。 どのような表情でどのような服を着ているのかとか。 終わり方も良かったです。好きですこういう作品。 「夏の欠片」 とても読み応えのあるいい作品でした。 落ちもすごくよくて、読んでいて楽しくなってくる感じです。 一人称ということもあり、多少は読みやすいでしょうか。 ただ、主人公は女性なのに少しそれを感じさせない表現が見えました。(背骨を鳴らす等) あと、一人称小説なのに少し硬いかなと思いました。全体的に重厚な感じが否めません。 しかし、個人的にはかなり高評価だと思います。
265 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 19:27:29.62 ID:X95Vuifn0
「雨宿りID:heJQ22ra0」 その後が気になる作品ですね。 まさかそういう展開をするとは思いませんでしたよ。 前半部はどうなるかと思いましたが、文が進むに連れてちゃんと読んでいけるものになっていったと思います。 欲を言うのであれば、もう少し背景などの描写をしてほしかったなと思います。 「雨宿りID:gRGMNkEd0」 柔らかい、詩的な作品ですね。 設定や、コーラを使った部分はとても面白いと思います。 しかし、一年前〜濡らさない雨の部分はちょっともったいないかな。 むしろそこで味を出しているのなら申し訳ないですが、もうちょっといろいろな表現をつかってほしかったです。 そうすれば、もっといい作品になると思いました。 「雨宿りID:1tWhFQwG0」 いいですね。某2chの有名コピペを思い出しました。感動しました。 少女の名前を祭としたのはちょっといただけなかったかもしれません。 作者さんの特別な思い入れがあるのかもしれませんが、祭と遊園地という書き出しで少々混乱してしまいました。 祭と遊園地が一緒になる場所なんてあるのかと… 終わりも面白いです。お題をこういう使い方するとは思っていませんでした。 「いつもの風景」 前半部、箇条書きのように状況報告にしかなっていない文が続いているのがもったいないですね。 一人称なので、どうしても過去形のような表現がつづいてしまうのですが、そこは腕の見せ所だと思います。 また、後半部は詩的な表現が多いですね。それが作品の不思議さをかもし出していると思います。 あと、ちょっとまだ推敲不足かなというところもあるような気がしました。 ただ、日常繰り返されるルーティーンワークを上手く表現できていていいと思います。 少し、考えさせられる作品でいいと思いました。
266 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 19:28:09.87 ID:X95Vuifn0
「二人の行方」 会話が多く、その面では読みやすいのではないでしょうか。 しかし、逆に。もっと表現がほしいです。会話と会話の繰り返しでは、飽きてしまいます。 前半部は、なかなか良いなと思ったのですが、文が進むに連れてそうなってしまったのがとても残念です。 「難しい雨宿り」 描写も読みやすく、学院生の表情など想像しやすかったです。 しかし、設定がそうさせるのかもしれませんが、専門用語が出てくるところをもう少しなんとかできればと思いました。 あと、薬品に対する比喩などが後半進むに連れてなくなっていくのが寂しかったです。 前半の勢いで後半もかければ、いい作品になったと思います。 「雨宿りID:lPlk2jgW0」 個人的に野球は大好きなので、感情移入しやすかったです。 しかし、短いのがもったいないですね。もう少し長く書けそうな気がします。 また、最後の「あ、お前代打」という言葉にすごいひっかかりを感じてしまいました。 もう少し、他の言葉に言い換えられればと思いました。 「雨宿り◆BCh5gXvzSs 」 どこか悲しげな作品なのですが、すっきり読める作風でとてもよかったです。 しかし、作品が暗いということもあるでしょうが、ちょっとわかりにくい部分があると思います。 登場人物の背景や、過去なにがあったのかなど もうちょっと詳しく知りたくなる作品ですね。
267 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 19:28:25.66 ID:X95Vuifn0
「二人」 書き方が、私ととても似ている気がします。読んでいてそう思いました。 どこか幸せな二人がとても印象深いですね。 しかし、ちょっとあっさりとしすぎている気がします。 もうちょっと比喩を織り交ぜながら作品を完成させることができれば よくなっていくと思いました。 「星降る街で」 某プラネテスを思い出させる作品ですね。 宇宙には、結構興味があるのでどういう背景で描かれているのか気になりました。 なかなか読み応えのある文章なので、読んでいて楽しかったです。 最後の落ちも楽しくて、いい作品だといえます。 しかし、比喩が少ない気がします。これではただなにか漫画をそのまま書き写している感じがしてしまいました。 そこさえなんとかできればよくなるのではないでしょうか? 「雨、宿る男」 まさかこういう発想でくるとは思わず。衝撃を受けました。 ただ、発想力はあると思うのですが、もうちょっと文章を続けさせる力をつけたほうがいいかもしれません。 非常にリアルな心情描写は、とてもいいと思いました。 「Oneday in the Rain 」 まさか最後にこんな展開をするとは思わずに、驚いてしまいました。 落ちまでの流れは、嫌いじゃないです。ただ、ちょっと淡々としすぎているのが玉に瑕でしょうか。もったいない気がしました。 雨の日の、バス停での一期一会の出会い。何か心打たれるものがありました。 落ちへのつなぎはもうちょっと深くしていければなと思いましたが。
268 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 19:28:44.81 ID:X95Vuifn0
以上です。 投票は、もう少し考えてからしてみようと思っています。
269 :
◆O8W1moEW.I :2006/07/11(火) 19:29:45.84 ID:8sxNwOHI0
あれ、俺のが(ry
270 :
111-114 :2006/07/11(火) 19:30:28.72 ID:S8lGnUTi0
>>231 感想ありがとう。
ケンタ擬似死亡フラグは、ストーリーに急展開性を加えるのと同時に
後々それを裏切る形に持っていきたかったから入れました。
懐かしい「夏」の日の話にしたかったので、ケンタに死なれるとちょっと困る。
何言ってるかわかんなくなってきたけど、とりあえずまとめると。
俺は、ネットで小説書く場合は一行で区切った方が見やすいと思うんですわ。
あまり字をつめすぎると、読む気がなくなるような気がします。
縦書きのちゃんとしたの書くなら、適当なところまで改行しない方がいいのだけどね。
271 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 19:30:55.67 ID:X95Vuifn0
>>269 題名はなんでしたか?以前批評した作品は触れていないのですが。
もしあれなら読ませていただきますよ。
272 :
◆O8W1moEW.I :2006/07/11(火) 19:31:29.99 ID:8sxNwOHI0
あ、以前批評していただいたんですね。 すんません、なんでもないです
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:31:48.73 ID:vmmjWiiR0
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:31:57.13 ID:wTDlg7uS0
(´・ω・`)やあ このレスを見てしまったね。
君には一生セックスできない呪いをかけた。この呪いを解くには
http://music5.2ch.net/test/read.cgi/musicjg/1152511685/711n- ↑のスレに行って
../ __ __ ヽ D__ ヽ
ノ __ヽ__ ヽ
/__/ ● ●、 モアイ像ドドインドインドイーンwwwwwwwwwwwwww
|.Y ヽ ___ \
| | |__// ̄ ̄||_. ▼_|___ /|
..| ̄ ̄| \_| ̄ ̄|_|(___l⌒l__)‐'━━≡
. .|_,,、-''\___)'' ̄ ( ( / `ー'
\ / ̄. `-`
. | | |
.(__)_)
と書き込むのだ。
書き込めば書き込むほどオナニーの時の快楽が増すから何度も書くように。
それだけだ。健闘を祈る。
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:34:11.22 ID:0JaiTJp90
>>273 書いてみるか。どの賞取れるかなwwwwwwうはwwwwwwwwww
276 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 19:35:56.13 ID:X95Vuifn0
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:37:52.69 ID:5w/VdJMoO
自分の投下したやつの文字数把握してない どんくらい必要なんだ原稿用紙3〜8て
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:38:32.72 ID:vmmjWiiR0
あー ペンネームに@VIPでも付けて、と思ったのに 公式発表はないんだな
279 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 19:39:41.16 ID:X95Vuifn0
通ったら御の字だし。とりあえず、いい経験になるからみんなでやってみればいいんでない?
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:40:24.85 ID:vmmjWiiR0
>>277 いつもどおりに3〜5レスくらい書けば
原稿用紙3枚以上は余裕でいくよ
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:42:17.54 ID:5w/VdJMoO
282 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/11(火) 19:42:48.30 ID:CqfE27Rk0
>>273 やべぇ、自分の家族があまりに普通なんで物語にならない。
まぁ、平凡に感謝って奴か。
もう少ししたら批評いきますね。
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:43:55.40 ID:S8lGnUTi0
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:44:07.66 ID:JmrMF+wAO
ID:2sSLMNMg0の批評文が美しいな…なんか毅然としてるというか、軸がしっかりしてる気がする。
>>231 とかでさらっと書いた文章が普通にうまいし、説得力あるよな。美咲ちゃんにおっきした。
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:44:12.00 ID:52MRJids0
>>268 乙。
感想もらえなかったから悲しかったんだ。
次もまた書いてみようと思えたよ。
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:45:38.99 ID:JmrMF+wAO
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:46:11.02 ID:8sxNwOHI0
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:47:07.43 ID:8sxNwOHI0
あ、遅かったか
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:47:48.49 ID:G4NZDiox0
出来たので投下しますね。
290 :
お風呂でリラックス 1/2 :2006/07/11(火) 19:50:57.73 ID:G4NZDiox0
「半自動」という分かるような分からないような仕組みの引き戸を開くと、むせかえるような熱気が体に当たる。訪れた時間が中途半端だった為か、銭湯には他の客はいない。 女湯は自分の身の丈一つ半程度の壁で仕切られた向こう側にある。 とっかかりを利用すれば上から覗ける程度の隙間が壁と天井の間にあるが、別に興味はもてない。 近頃のアパートはユニットバスやらなんやらで、銭湯を利用する若い一人暮らしの女の子なんていないだろう。 番台だって申し訳程度の仕切りがついてるだけで、仏頂面の親父が新聞を読みふけっている。それでやっていけるんだから、苦情を言ってくるような若い子は来ないに違いない。 誰もいないのだから、と思ってタオルで前を隠すようなこともせずに浴室に入る。 タイルのつるりとした感触が心地よい。入り口横に積まれたバケツと腰掛けを取ると、シャワーの前に向かった。元来熱い湯が苦手でもあり、とりあえず蛇口からバケツにぬるま湯を汲んで足下からかけていった。 バケツ三杯分程度の水で体を濡らし終えると、シャワーの栓をひねってまた改めて体を流していく。 シャンプーは切らしている為に頭も体も同じ石鹸で洗う。リンスの類も無い為に、元々硬い髪が一層パサパサになってさわり心地が張り付くような感触になった。 脱衣所の方のドライヤーに目を向ける。まぁ50円以下ならドライヤーを使って髪でも乾かそうか、などと考えた
291 :
お風呂でリラックス 2/2 :2006/07/11(火) 19:52:17.52 ID:G4NZDiox0
一通り体を洗い終えるとバケツと腰掛けを元の位置に片付けて浴槽へと向かった。 浴槽は二つ、普通の奴と、ツボを刺激するやらなんやら書いてある、聞こえよく言えばジェットバスだ。 とりあえず普通の方から入ろうと思いつつ、横に設置された温度計を見ると針は45度前後を指している。 自宅の風呂では41度でも多少熱いと感じるくらいだ。つま先を入れると案の定突き刺すような刺激に襲われた。 正直湯気に当たっているだけでも十分のような気がしてきた。しかし折角銭湯に来てそれは無いだろうと思い、片足からゆっくりと踏み入れていく。 刺激が徐々に足全体を包んでいったが、一度覚悟を決めてしまえば容易いものだった。両脚が完全に水に浸かってからゆっくりと浴槽の縁に腰掛ける。思わずふぅ、と声が漏れた。 両脚は徐々に45度に慣れてきたが、流石に体まで一気に浸かる気はしない。 昔テレビで江戸っ子の老人が熱い湯に浸かりつつ矍鑠としているのを見て印象に残っていたが、自分じゃああはいかない。むしろ足湯で既に根を上げているのが現状だ。 せめて半身浴、と思い足を伸ばして体を沈めようと試みる。刺激に慣れた両脚から、また新しい刺激が太ももにかけて伸びていく。おまけに湯に顔が近付く度に、湯気もまたその濃度を増すように私をむせかえらせた。 腰まで浸かったところで、ギブアップ。濡れないようにシャワーの柄に引っかけたタオルを取ると、体に張り付いた水滴を落として浴室から逃げ出すように滑り出す。脱衣所の空気を吸って、ようやく一息つくことが出来た。 番台では親父が依然として新聞を読みふけっている。じろじろ見られても困るが、有り体に無関心を装われるのも寂しいものだ、とふと思った。
292 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/11(火) 19:53:30.15 ID:CqfE27Rk0
最近、というか、2ヶ月くらい前だけど、自分の批評力の無さに愕然としたことがあった。
批評って、小説書く以上に、自分の感性とかボキャブラリーとかが大事な気がするよ。
上手に批評できる人が心底羨ましい。
>>283 2000字ってだいたい1.5レスぐらいぶん?
その中でそれだけのキーワードを詰め込むのはつらそうだ。
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:54:35.70 ID:G4NZDiox0
段落分けして普通に書いて貼り付けたら掲載に手こずった罠orz ここならではの改行のテクニックなんかも考えられますね。
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:55:48.03 ID:0JaiTJp90
「批評は小説を書くよりも創造的な仕事だ」って文章をどこかで読んだな。 その通りだと思う。
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 19:57:01.03 ID:S8lGnUTi0
>>286 ロウね。おk把握。
>>287 それは電撃のお題ジャマイカ?
>>292 1.5〜2ってとこだと思うよ。
実際2000字はキツくて、色々考えて書かないとすぐにオーバーする。
296 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 19:59:32.49 ID:X95Vuifn0
>>290 -
まず、一番最初に違和感を感じたところは
>番台だって申し訳程度の仕切りがついてるだけで、仏頂面の親父が新聞を読みふけっている。それでやっていけるんだから、苦情を言ってくるような若い子は来ないに違いない。
の部分でした。
最後の「来ないに違いない」は、ちょっと言い換えることができるのでは?
あと、全体的にただの報告でとどまっている文が多いと思います。
これは一人称の宿命らしいのですが、「〜だ。〜だった」が繰り返されてしまうと、読んでいてつまらなく感じてしまう気がします。
あとは、全体的に改行に苦労しているようですね。
これは、ここに投下しているうちになれると思うのでそこまで気にかけずに自分のペースでやっていけばいいんじゃないでしょうか?
そのうちなるようになると思います。
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 20:07:13.81 ID:G4NZDiox0
>>296 素早い批評どうもです。
>最後の「来ないに違いない」は、ちょっと言い換えることができるのでは?
確かに違和感を感じますね。
くるを前で使ってるのにすぐ後ろで来ないって使っちゃってリズムが狂ってしまったようです。
>あと、全体的にただの報告でとどまっている文が多いと思います。
淡々とした文章も好きなモノで・・・って言っちゃえばそれまでなんですが。確かにSSとしてはヒネリに欠けましたね。
他にもリーマンが奥さんと仲良くお風呂ってのと、女子高生が入浴しながら恋煩いってのが思い浮かんで恥ずかしかったので全く女っ気の無いモノを選んでしまいました。正直すまないと思ってる。
慣れてきたのでテーマに合わせてこれからは色んな感じの小説を書いていきたいと思います。
と言うわけでお題↓
298 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 20:10:14.17 ID:X95Vuifn0
(セリフ)「そんなこといっても」
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 20:10:15.45 ID:vmmjWiiR0
よしゃー 電撃文庫のほうも書いてみよー
300 :
○G4NZDiox0 :2006/07/11(火) 20:12:57.33 ID:G4NZDiox0
301 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 20:13:30.95 ID:X95Vuifn0
【投票】 いろいろと悩みましたが、この方に投票します。 「夏の欠片」ID:tEu145nu0氏作 表現豊かで、落ちも中々感動的でした。 他にも、数品迷った作品がありました。みなさん上手いですね。
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 20:22:07.84 ID:BdGrwT9Q0
書こうと思う お題↓
303 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/11(火) 20:22:13.36 ID:/KfnMNRi0
昨晩の宿題「おやじぎゃぐ」投下します。
304 :
おやじぎゃぐ ◆qygXFPFdvk :2006/07/11(火) 20:22:38.91 ID:/KfnMNRi0
病院から自宅へ帰ると、看護婦から渡されたバッグを開けた。 洗濯する必要がある主人のパジャマや下着を取り出し、洗濯機のある風呂場へと向かう。 ふと、パジャマの匂いを嗅ぐ。しかし、そこには嗅ぎ慣れた主人の匂いは微塵も感じられなかった。 鼻を衝くのは消毒液の臭いだけ。心が沈むのを感じる。 涙は出なかった。このところ、涙も流すことは少ない。 主人の病名を医師から聞かされた日は、一晩中泣き明かした。 しかし、自分の病状を知らない主人の前で、弱い自分を見せるわけにはいかない。 悲しいという感情を無理やりに押さえつけてきた。 否、その他の感情も表に出すことは減った。 主人を襲う病魔が、私の感情までも奪い去っていくかのよう。 毎日、作った笑顔を主人に向けている。 洗濯機に放り込もうとしたときに、パジャマのポケットから一枚の紙が落ちた。 拾い上げ、中を見る。オヤジギャグが箇条書きに並んでいた。 私が病室に行くと主人の顔は、ぱぁっと明るくなる。彼が好きなひまわりの花のように。 そして、くだらないオヤジギャグを言うのだ。私はそれに、出来るだけ面白そうに笑顔を返す。 幾つかには、○や△などの印が見えた。その後に続くのは聞いたことがあるギャグ。 きっと、私の反応で評価していたのだろう。 見慣れた主人の字だが、幾分小さく線も弱弱しい。 今もとってある、主人から初めて貰った手紙とは似ても似つかない字。 気がつくと、頬を涙が伝っていた。震える喉から嗚咽が漏れる。 一しきり泣くと、洗濯を始め、紙をバッグに戻す。そして、心に決めた。 紙は黙って返しておこう。そして、明日からは主人の言葉で心から笑おう。
305 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/11(火) 20:23:27.84 ID:/KfnMNRi0
終わりです。
会話文を封印して見ました。
批評をお願いします。
>>302 申し訳ない。
つ「応援」
306 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 20:26:22.33 ID:X95Vuifn0
>>304 泣けますね。こんな難しいお題をここまでの作品にできる人はそういないと思いますよ。
自分も同じような状況に立たされたことがあったので、ちょっと感情移入してしまいました。
>見慣れた主人の字だが、幾分小さく線も弱弱しい。
細かいところですが、ここの弱弱しいはちょっと目に止まるので弱々しいのほうがいいのではないでしょうか?
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 20:26:46.00 ID:BdGrwT9Q0
>>305 テンポがいい。
ただ、「看護婦」→「看護師」のほうがいいかもしれない。
「応援」把握した。書いてくる。
308 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/11(火) 20:29:38.99 ID:/KfnMNRi0
>>306 ありがとうございます。
幾つかオヤジギャグを考えてはみたのですが無理でしたw;
弱弱しいは、わざと弱を残してみたのですが蛇足だったようですね。
読む人に優しい文を書くことが目標なので今後参考にさせていただきます。
309 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 20:32:11.57 ID:X95Vuifn0
>>308 そうなんですか、確かになにか意図があって弱弱しいと書いていたのかとも思いました。
読者にやさしく文を書くことが目標であるならば、もうちょっと難しい漢字を減らした方がいいのでは?
例えば。嗚咽など。漢字をもっと工夫して表現できれば良くなる気がします。
310 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/11(火) 20:32:26.27 ID:/KfnMNRi0
>>307 ありがとうございます。
既に看護婦といわないのは知っていたんですが、なんとなく女性の看護士というのを強調させてみたくて
看護婦を用いました。
なんとなく、着替えなんかを世話してくれるのは女性の看護士だという印象があったので。
でも、こういう呼称も小説では細かく設定したほうが良いんですよね。以後注意します。
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 20:32:27.56 ID:vmmjWiiR0
只今、週末品評会15thの投票を受け付けています。
今回のお題は『雨宿り』でした。
作品はここからご覧下さい→■まとめ
http://novel.news4vip.org/?BNSK 作品投票締め切り:2006/07/011(火) 24:00となっています。
単に一票を投じていただくだけでも結構ですが、
選考理由やその他感想などもいただけると幸いです。
何卒、投票にもご協力ください。
詳細は
>>5 をご覧下さい。
312 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/11(火) 20:34:38.79 ID:/KfnMNRi0
>>309 なるほど。パソコンで書くとどうも難しい漢字を使ってしまいがちなんですよね。
嗚咽は、自分では紙に書くことは無理だと思いますw;
難しい漢字を違う言葉で表現することも練習してみようと思います。
313 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 20:42:04.40 ID:X95Vuifn0
書くのに時間掛かるかもしれないけれどお題↓
314 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/11(火) 20:45:08.31 ID:/KfnMNRi0
では。 つ「坂道」
315 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 20:45:29.60 ID:X95Vuifn0
把握しました。ってか二人しかおらんのかい。
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 20:46:48.50 ID:vmmjWiiR0
みんな執筆中なんじゃね?
317 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 20:48:16.72 ID:X95Vuifn0
文芸社と電撃文庫の力恐るべし
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 20:53:27.00 ID:vmmjWiiR0
しかし、投稿数のわりに投票が少ないね 読むのメンドイのかな……
321 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 20:55:03.02 ID:X95Vuifn0
いや、おそらくいつも投票してくれる人が投稿してるんじゃないかな? だから、投票する人の数が減ってるように見えるんだと思う。 前に比べたら明らかに人は増えてるしね。
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 20:55:38.09 ID:G6xmb+kS0
これから買い物いって帰ってきて読んで投票しようと思ってるのだが・・・。間に合うかな・・・。
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 20:55:51.23 ID:2sSLMNMg0
ただいま戻りました。
>>228 班部高原というフレーズが先に登場してしまっている以上
サッカーの高原を想像させるには若干無理がある。
お題「高原」と書かれた時にはたぶん、二つの可能性を想像していたと思うが
一行目見て「あっ、そっちの高原でいくのね」と理解した、と思う。よくは覚えてないけど。
>>270 違うんだ。ケンタが虫取り大王になるのはまったく想像の埒外だったから
読んで面白いなあ、と素直に感心しただけなんだ。
だから、主人公を帰宅させずに虫取り大王を
大オチに持っていけばよかったのに、と意見したまで。
でも、ちゃんとしたのを書こう、と思う気概も大切なんだと思うよ。
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 20:58:36.56 ID:vmmjWiiR0
みんなー 投稿している人も投票していいんだよー
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 20:59:38.75 ID:JSLLDdDlO
>>216 今更ながら感想ありがとうございます。
繰り返し表現は確かにちょっと狙いすぎたかと。
じゃ、それを踏まえて書いてみます。
お題PLZ↓
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:01:15.80 ID:52MRJids0
高速道路
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:01:16.67 ID:2sSLMNMg0
はち
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:01:50.83 ID:S8lGnUTi0
>>323 ああ、なるほど。
確かに3/4で終わらせてもそれはそれでよかったかも知れない。
でも、個人的には夜寝るまでの話をやりたかったんだ。
夏に素麺食ってて、流し素麺したいと思うとか、
テレビでやってる映画見て、最後まで見れずに寝ちまうとか、
そういう誰もが(男限定かもしれないが)一回は経験したであろう夏を書きたかったんだ。
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:08:38.41 ID:2sSLMNMg0
>>328 書きたいものを書くのが一番だと思う。
批評に惑わされずに自分の道を歩むべし。
どうでもいい話だが、そうめんはどの瞬間に流しそうめんになるのか?みたいな
なんか哲学にかぶれた話をちょっと思い出した。
331 :
そんなこといっても 1/2 :2006/07/11(火) 21:13:42.80 ID:G4NZDiox0
「あのさ、キヨツグ。」 うん?と振り返ると、神妙そうな顔をしたアキラの顔があった。 「キヨツグの事、好きになっちゃったみたいなんだ。」 「そんなこといっても・・・。」 と慎重に返す。予想外の事態に言葉を選ばざるを得ない。 「・・・はっきりと返事が欲しい。」 勘弁してくれ。 「俺、男だよ?」 「うん、分かってる。」 「お前も男だよ?」 力強くうなずくアキラ。思わず拳を握り固めた。 「そんなこといっても、好きになったモノはしょうがないだろ!」 いや、そんなこと言われても俺にそういう趣味はない。 「俺の事・・・嫌いか?」 しおらしくなるアキラ。 「ぶっちゃけ、嫌いになりそうだ。」 冷たいようだが、ここは突き放すしかないと決心した。
332 :
そんなこといっても 2/2 :2006/07/11(火) 21:14:12.08 ID:G4NZDiox0
「そ、そんな!俺のドコがいけないって言うんだ!」 「いや、おもに性別かな。」 当然すぎる答えだ。 「たかが性別、そんな壁二人なら越えられるって!」 いや、俺は越える気無いし。 「第一、俺のどこをどう好きになったんだよ。」 はにかむアキラ。この状況下に置いてはその仕草は鳥肌しか生まない。 「厚い胸板、とか。」 芽生える殺意。 「広い肩幅、とか。」 背筋を伝う不快感。 「もう、ぶっちゃけ全部かな・・・。」 「いい加減にしてくれ。正直無理すぎる。」 「そんなこといっても・・・。」 上目遣いに憐れみの表情を浮かべるアキラ。 次の瞬間、思わず右ストレートが飛んだ。 勢いで書いた。後悔はしていない。
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:20:36.95 ID:SM+9IqQ7O
殴った後が欲しい
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:22:22.99 ID:G4NZDiox0
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:26:26.75 ID:KbmXDdpT0
vipにこんなスレがあったのか。 小説とか書いた事ないけどやってみたいので 誰かお題お願いします↓
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:27:18.30 ID:DFWJN8qu0
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:27:18.33 ID:52MRJids0
キーボード
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:27:19.70 ID:alA2qG770
つ ギャンブル
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:27:20.63 ID:2sSLMNMg0
>>331-332 短い小説を書くにあたって、『オチ』の存在は、その作品の良し悪しを大きく左右する。
そういった視点で見ると、このスレに投稿されている小説の作品の中には
オチが弱すぎるか、そもそもオチなんてつける気がない長編作品の導入のような
文章が傾向として多いと思う。
この作品にも、同じことが言える。構成次第でいくらでも文章の中に
サプライズを作ることはできるはずだ。今のままの文章だと、まず最初の四行で
先の展開が読めてしまい、面白みがない。十分に工夫の余地があると俺は思う。
文章自体はムダがなく語彙も豊富そうなので残念。
340 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 21:27:27.20 ID:X95Vuifn0
飲み水
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:29:05.94 ID:52MRJids0
よし。俺も書く。 お題頼む↓
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:29:23.54 ID:3RgD6qjR0
>>215 まぁ次からはまともな言葉使うことにするよ
ところで
>>231 の件だが
ここで発表されるのは確かに小説だけど、
掲示板の書き込みとして読みやすいように配慮するのも大事なんじゃないか?
きちんとするのも大事だけど、その場に合わせるってのも俺はありだと思うよ
実際文法の勉強に役立つ小説ってあんまりないと思うし、
そういう意味でも面白い小説はルールに則ればかけるってもんでもない、と思う
あと、ここで文章の切れ目で改行しないとなるとどこでしていいのかわからないんだよ
原稿用紙みたいな目印ってないし、自然に形が整うわけでもない
横にずらーっと書くとメチャクチャ読みにくいんじゃね?
それはともかくクーラーつけないと焼ける焼ける焼けるってマジで死ぬ
風呂上りに涼しい部屋で一本書きたいんでお題よろ↓
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:30:56.28 ID:S8lGnUTi0
風呂上り
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:33:45.65 ID:G4NZDiox0
>>339 確かにそうかも知れないですね。
完結とした作品としては起承転結をしっかりと作り、もうちょい練り込むべきでしたね。
テンポを重視して、トリックはお題の部分だけにしようと思ったので薄っぺらくなってしまったかも。
次はじっくり腰を据えて書いてみようと思います。
と言うわけでお題↓
天に唾吐く愚か者
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:37:29.11 ID:2sSLMNMg0
>>342 うーん、俺も文法の授業をしたいわけじゃなくて
単に「段落使うと場面一区切りがわかりやすくなっていいですよ」
っていう話をしたかっただけなんだ。
俺が言っていることがルールだといいたいわけでもない。
でもこのスレの小説からテンポという要素が抜け落ちてるのは事実だと思う。
でも読みやすさっていうのもあるのかな。俺も気になる時は段落ごとに一行空けてたりするけど
> 美咲はそのうるんだ眼差しに肉欲の輝きを灯し、その細い体を隆に預けた。空いた手を使い屹
>立した隆の剛直にそっと触れる。勃起したままずっと空気に晒され、敏感になっていた肉棒は、突
>然の刺激を嬉々として受け入れ、美咲の手の中でびくんと跳ねた。
> 白く細いその手が、優しく緩やかな反復を始める。布団を手でこすりつけるような、しゅっしゅっ
>という音が、静かな部屋の中で響く。急に気恥ずかしくなった隆は顔を赤らめながらも、たびたび
>訪れる快感の波に翻弄され続ける。
> その様子をじっと見ていた美咲と、不意に目が合った。美咲はすべてを包み込むような微笑み
>を見せて、そうして僕の耳元で一言、呟いた。
>「かわいいね。おにいちゃん」
↑みたいな感じで。
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:40:09.91 ID:vmmjWiiR0
只今、週末品評会15thの投票を受け付けています。
今回のお題は『雨宿り』でした。
作品はここからご覧下さい→■まとめ
http://novel.news4vip.org/?BNSK 作品投票締め切り:2006/07/011(火) 24:00となっています。
単に一票を投じていただくだけでも結構ですが、
選考理由やその他感想などもいただけると幸いです。
何卒、投票にもご協力ください。
詳細は
>>5 をご覧下さい。
【残り時間がわずかです】
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:47:40.25 ID:B6HRbXF20
>>345 なんだが……
自分のお題自分で書くのはアリかな?
馬鹿馬鹿しいネタを思いついちゃったんだが。
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:51:57.77 ID:2sSLMNMg0
>>348 思いついたならどんどん書くといいと思うよ。
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 21:52:43.22 ID:vmmjWiiR0
基本的にVIPだからなぁ 『叩かれても泣かない』、『批評感想がなくても泣かない』に我慢できるなら何したっていいんだよね でもまぁ、いいと思うよ。私の場合はね。
とりあえずケレン好きとして。 投票 星降る街で◆oGkAXNvmlU コメントはいらんかな。お題のイジリ方も起承転結もバッチリ。 次点 雨宿り◇heJQ22ra0 こえーよww 部分部分で違和感あるかな。「本当に子供のようにはしゃぐ男と〜」とか。はしゃいでないじゃん。
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 22:03:29.27 ID:2sSLMNMg0
【投票】 ◆WGnaka/o0o氏 「ShootingStar」 エントリーされていた作品の中では、情景の描写や心象の表現が もっとも安定しており、細かな部分まで場面を想像できる。 主人公の心情を後半部分で一気に書き連ね 最終行の一言に収束させる落し方は どこか少女漫画を彷彿とさせるものがある。 楽しく読ませてもらいました。
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 22:07:40.57 ID:zvdMkC3v0
数時間前のお題だけど……。 お題:みるきーうぇい 1/3 美砂はテレビを見ていた。 夕方の、くだらないワイドショーやくだらないアニメしかやっていない時間にである。 もちろん、美砂はアニメ派だ。 さて、7月7日といえば。そう、七夕である。 が、北海道や仙台その他では8月7日に七夕があるということを知っているだろうか? それは天の川が見える時期の差であるらしい。 だから、そこらの子どもたちの認識は、8月7日は短冊書く日、である。
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 22:09:40.92 ID:zvdMkC3v0
お題:みるきーうぇい 2/3 「みるきーうぇい……? みるきーうぇいって何?」 アニメ中に出てきた単語に疑問を持った美砂は、隣にいた兄の聡史を頼っていた。 聡史は頭の中で、みるきー、ミルク、白濁色の……なんて、下品なことも考えたが、それらを全て振り払ってから頭を捻り、真剣に彼の辞書を探る。 ――ミルキーウェイって……、ミルクでできた道? さっぱり解らん! 一瞬、聞いたことがあると思ったりもしたが、彼の頭の中には該当する言葉はないようだった。 「んー、わかんない」 聡史は、自分の語彙が無かったばっかりに、妹にいいところを見せられなかったのを悔やみながら、きちんと書店から出版されている辞書を引こうと、しぶしぶ部屋に戻った。 しかし結果から言うと、彼らの辞書にもそんな単語は存在しなかった。 ――ミルキーウェイ……、ミルキーウェイ、ミルキーウェイ。 数日たったが、知りたがりや、かつ人の手を借りない主義の聡史は余計な意地を張り、自分の中に疑問をしまい込んでいった。 リビングの妹はそんなこと訊いたっけ? と既に興味を失っていたが、反比例して彼の探究心は膨れ上がっていった。 「なんだなんだなんだなんだあ!」 イライラが募る中、ふと窓を見ると日が暮れているのが目に入った。 空一面に星が広がり、一つ一つがきらめいていた。 そして、窓の端に大きく上弦の月が一つ。ああ綺麗だ、と聡史は感動の溜息を吐いた。 頭を落ち着かせた聡史はひらめいた。英和辞典の存在を。 「ミルキーウェイの綴り、milky way か?」 Mの印の付いたところをバッと開き、行ったり来たりしていると、天の川が見つかった。 ――あー、そっか! 天の川か! 引っかかっていたものが取れて、心を開放しきった聡史は、数日間使いっぱなしだった精神を休めるべくベットに倒れこみ、一つだけ深呼吸した後、着替えもせずに眠りについた。
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 22:10:40.83 ID:zvdMkC3v0
お題:みるきーうぇい 3/3 次の朝のことである。 聡史が美砂にミルキーウェイ=天の川の真相を伝えると、彼女には新たな疑問が浮かんできたらしく、あからさまに、頭上に疑問符を浮かべていた。 「天の川って何?」 なんだそんなことか、と聡史は安堵した。 「天の川っていうのは、8月の7日の夜、空にできる川みたいな星の集まった奴のこと。 本州の……、地図の下の方では、7月の7日に見えるんだよ」 聡史の自称わかりやすい説明にもかかわらず、妹は疑問符を取り払っていない様子だった。 「なんで、星で攻撃するの?」
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 22:13:01.77 ID:zvdMkC3v0
すまない、反省してる。謝罪の気持ちでいっぱいだよ。 こんなんしか出てこないんだ。 まあ、何がいいたいのか解らんとか、 オチが意味解らんとか、 こんなん小説じゃないやい!とか、 まってます。
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 22:16:38.23 ID:G4NZDiox0
>>356 本当にすまない。オチの意味を教えてもらえると・・・たすかる・・・。
358 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/11(火) 22:16:54.67 ID:CqfE27Rk0
時間が迫ってきたので、品評会の批評投下。 いつもどおり、気になったもの批評&そのあと総評で。
359 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/11(火) 22:18:07.82 ID:CqfE27Rk0
死は雨上がり◇Dw4Wqzjq0氏 すごく、すごく惜しいです。 着眼点はすごくいい、構成もすごくいいけれど、表現が全体的に安っぽい感じがします。 特にラストの部分。大尉から受け取った遺留品は、「思っていた以上に重い」だけで表せるほど意味は薄くないはずです。 それでも、しっかりと読者を引き込ませるストーリーづくりは上手いの一言に尽きます。 夏の欠片◇tEu145nu0氏 1レス目を読んで、お、これは凄いと期待を持たせてくれました。 それほどに表現も豊かだし、なにより面白い。 だけど、なんだか2レス目以降はその表現力があまり見受けられなくなりました。 それでも起承転結はきっちり守っていますし、表現力自体は参加者の中でも飛びぬけているので完成度はとても高いと思います。 最後に細かいことですが、「持って帰ろうと直ぐに判断した」には少し違和感を感じました。 ”そうしようと決める”のであって、”判断する”はそこに来る言葉として不適当な感じがします。 二人の行方◆Qvzaeu.IrQ氏 いやはや(死語)、毎度ながら会話を書かせたらピカイチですね。 主人公が1レス目で質問した、「私の幸せか、愛する人の幸せか」は、 こうくんの答えを聞いて、諦めるための伏線なんだとてっきり思ってましたけど、 読んでいくうちにだんだん思っていたのとは逆の方向に; この質問で主人公は、自分の気持ちを暗黙のうちにこうくんにアピールしてると思うんですが、 せっかくそうしたのだから、後の心情に影響が出るとか、もっと効果的に使ってもいいかなと思いました。 主観ばかりですいません; 2人◆4Dz19Yo7yc氏 やべ、大好き。表現が俗に言う”ラノベっぽい”けれど、それがまた良い味出してます。 2レス目から3レス目にかかるあたりは最高ですね。主観丸出しでごめんなさい。 3レス目のラストの部分は表現が少しつたないと思いました。 ラストもきっちり書けていれば、文句無く素晴らしい作品だったと思います。 続いて、総評及び投票。
360 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/11(火) 22:19:35.71 ID:CqfE27Rk0
今回は、2人◆4Dz19Yo7yc氏に一票を投じたいと思います。 ラストは少しぐちゃっていたけれど、何より読者を楽しませる作品だ、という点では、今回の品評会の中で群を抜いていると思いました。 1レス目と2レス目に関しては非常に良かったと思いますし。 もっともっと腕を磨いてもらいたいという気持ちも込めて、今回の投票作品に選びました。 続いて総評。 ダークな雰囲気を雨と重ねるor男の子と女の子が2人っきり、が今回多かった形式ですね。 モチーフに関する話はこれだけにして、 今回気になったのは、起承転結がある話が少ない、ということ。 確かに品評会作品は3レスほどに収めなければいけないという制限はありますが、 だからこそはっきりとした起承転結が、オチが欲しいです。 それともう1つ。ステレオタイプを大事にして下さい。 登場人物が不自然なセリフを話したり、不自然な行動をすると、一気に読む気が減退しちゃいます。 会話は確かに難しいです。話し言葉を文字にするんですから。 ですが、それが第三者に読まれる、ということを常に念頭において下さい。 話し言葉をそのまんま文字にしたんじゃ、せっかくの小説が台無しですからね。 薄っぺらな総評でごめんなさい。最低限のことだけ書いてみたつもりです。 それと個人的なことなのですが、 今回、自作品は最後に投稿したので、wikiでも一番最後の表示となっていました。 よくよく考えたら、21作品読んだあとだと読者の方もかなりダレますね。 今度からは、もう少し早く投稿しようかなと思った次第です。
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 22:22:49.86 ID:cHY6dxkZ0
投票 ◆WGnaka/o0o氏 「ShootingStar」 コメントなんて出来る立場でもないですが・・・ 主人公の淡い恋心、淡いがゆえに純粋なその想いを丁寧に書けている。 終盤部分は主人公の心情を書き連ねていて思わず胸きゅん(死語) すいません・・・こんなコメントしかできなくてorz
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 22:23:27.48 ID:vmmjWiiR0
>>356 読みますた。
オチはすぐにはわからなかったけど、10秒後くらいにわかりました。
それくらいの難解さは意外と好きです。
文章自体は、全体的に密度が薄い気がします。
で、それにたいしてオチが突飛すぎるような。
勢いは充分感じました。
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 22:25:47.90 ID:2sSLMNMg0
>>353-355 オチはわからなかったけど、たぶんアニメのなんかなんだろう。予想だけど。
文章ひとつひとつは、句点が少々足らない点を除けばしっかりとしたもの。
でも問題点は、やっぱり「自分の頭の中をしっかりと読者に伝えること」だと思う。
例えば、「〜、真剣に彼の辞書を探る。」という部分は、
「脳内の知識からミルキーウェイというフレーズの意味を引っ張り出そうと苦心している」
様子のことだと思うけれど、
>>353 の文章では言葉足らずだし、理解しづらい。
同じように、書いている文章に「わかりやすさ」を求めれば、自ずと構成は整頓されていく。
七夕についての説明は冒頭に持っていったほうがいいとか、そういうたぐいのことね。
>>267 感想ありがとうございます。精進いたします。
>>360 感想、及びに投票ありがとうございます。通算8作目、最近はなんだか小難しいものばっか書いていたので原点回帰してみました。
ラストは…確かにグダグタ的な感じになってしまいました。書きたいこと書いて結びが思い付かなくなったのですorz
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 22:44:26.76 ID:zvdMkC3v0
>>357 >>362 >>363 読んでくれてありがとう。
>>357 オチは、
数日間悩みぬいた答えが「天の川」だとわかったのに、
妹の質問の本当の答えは、実はアニメ中の武器か何かだった。
というもの。
わかりづらくてごめん。
>>362 好きと言ってくれると嬉しい。
文章の密度って具体的に? 表現の細やかさ、とかかな。
>>363 はい。
「句読点の少なさ」は多少試したところもあったんですけど、
以後気をつけます……。
でも、今一度読み返してみると、解りづらい部分はあるね。
今後、わかりやすい文章を志します。
読んでくれた方々、改めてありがとうございました。
精進します。
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 22:46:48.08 ID:G4NZDiox0
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 22:48:12.80 ID:5w/VdJMoO
投下明日になると思うけどお題くだちゃい
正義
天に唾吐く。 まさしく愚者の象徴として用いられる言葉である。 だが、果たして天に、ああそうだ、あの天に唾を吐きかけるのは、本当に愚者の行いであろうか? 否。断じて否である。 その少年が、初めて天に唾を吐いたのは6才の夏だ。 何故だか理由はわからない。子供らしい好奇心ゆえかもしれない。 祖父がその日に事故死したからかもしれないし、祖父を事故死させた天に対する怒り由かもしれない。 ともかく確かな事に、彼はその日天に唾を吐いた。 ああしかし、無常なるかな万有引力。 彼の吐きあげた唾液は、一尺も上る事なく彼の鼻頭を打った。 「フフフ、神様に唾を吐いても、自分にかかってしまうだけですよ」 母親が彼の顔を拭き優しく諭す。周囲の人々はその微笑ましい光景を見てニコニコと笑っている。 その少年だけが笑わない。 彼はしっかりと上空を見据え、再びそこに唾を吐き、そして再び自身の唾を顔に受けた。 その夜、少年は母の元から消えた。誰もが彼は誘拐され、殺されたものと信じ、嘆いた。 誰が知ろうか。これこそが人類史上最大の事件の始点であった等と。 それから35年。夏。 彼は再びその地へ立っていた。初めて天に唾を吐いた因縁の地へと。 その躯の隅々まで刻まれた深い傷跡。潰れた片目。失われた左脚。 故郷を出た彼が向かった先こそは、人ならぬ人の里、鬼ならぬ鬼の里、風魔。 地上最強の血縁的忍者軍団に、彼はその執念のみを武器に入党を果たした。 彼の35年に修行と血闘で塗りつぶされぬ日は一つと無い。
何の為に? 見よ。彼が大きく息を吸う。 木の葉はさざめき、水は波立つ。体が風船の様に膨らみ行く。 硝子が砕けるような音と共に、 彼は今こそ再び、天に唾を吐いた。 渾身の力で噴出された唾液は一条の線となり、忽ち余人の目に見えぬ高みに辿り着く。 その行方を確認できるのはもはや彼の超視力のみ。 唾液は雲を見下ろすまでに昇り尚、その速さを損なわない。 ああ!なんということか!! その唾液がみるみる内に、まるで金属の様へと硬化してゆくではないか! 瞬く間にそれは槍そのものの形状となる。 これこそが、彼が風魔で痛め削り改造しきった肉体と、 1000年の昔から伝わる秘伝の薬品を合わせて得た魔人の技 「巌烈唾液槍」。 槍は雲を超え、空を見下ろし尚上昇する。 その先にいる存在こそはッ!! そうだ、35年の昔に自らに唾を吐いた少年を嘲笑ったもの。 そうだ、悠久の長きに渡り、我々人類を嘲笑い続けたもの。 彼の放った執念の矢は、遂にYHVH、「神」の脳天を打ち貫いた。 彼はそれを見届けると、満足そうにニヤリと笑い―― 一言だけ呟くと群集の中へと消えていった。 「神は死んだ」と。 ――後のニーチェである。
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 22:55:18.58 ID:vmmjWiiR0
只今、週末品評会15thの投票を受け付けています。
今回のお題は『雨宿り』でした。
作品はここからご覧下さい→■まとめ
http://novel.news4vip.org/?BNSK 作品投票締め切り:2006/07/011(火) 24:00となっています。
単に一票を投じていただくだけでも結構ですが、
選考理由やその他感想などもいただけると幸いです。
何卒、投票にもご協力ください。
詳細は
>>5 をご覧下さい。
残り時間がわずかですが、今ならまだ間に合います!
常連さんも一見さんも投票よろしくお願いします。
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 22:56:13.88 ID:5w/VdJMoO
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:02:06.07 ID:G4NZDiox0
>>369-370 ちょwwww面白wwww
そのテーマもらったのに書ける気しなくなったどうしてくれr
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:02:06.80 ID:vmmjWiiR0
>>365 情景の描写とか比喩表現とか、もうちょっとあるといいよね。
俺も出来ないんだけど。
>>370 ニーチェTUEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
一軒堅い様に見える文章とそれに似合わない中身とのバランスが好きです。
よくわかんないんだけど、「雨宿り」を題に書けばいいんだよね? 真面目に文章批評してもらいたいと思ってたとこなので、適当に書くよ!!
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:04:38.12 ID:vmmjWiiR0
>>370 もうムチャクチャwwwwwwwwww
ワロタwwwwwwwwwww
>>376 雨宿りはもう終わったお題。
俺からでいいなら代わりに「カップ麺」はどうでしょうか。
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:07:05.78 ID:vmmjWiiR0
>>376 ちょっとまて、それは先週のお題だから、今なら『お題ください↓』でお題貰うのがベター。
あとは、今週末の品評会のお題がそのうち出るから、それで書こう。
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:08:18.77 ID:Q84PZxOb0
げ、ちょっと書き始めちゃったよ。 モチベーション下がったので寝るお
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:08:46.27 ID:2sSLMNMg0
>>369-370 面白いけれども、少年が向かった先が風魔である理由が最後までわからなかった。
貫く神はエホバだし、ヨーロッパの羊飼いじゃあダメなのか。不条理はわからん。
「祖父が〜」の文にある重複は気になったけど
おそらく言葉をかぶせるのが好きな作風なんだろうなと解釈することにした。
祖父がなくなった日に微笑ましい光景に和む母親や周囲の人々に疑問を感じたりしたけど
そういう仔細なことはオチを見るとどうでもよくなってきてしまうのも事実だ。
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:09:25.88 ID:az998KnB0
>>380 別に雨宿りで書いても全然おkだおお()^^
384 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 23:09:54.94 ID:X95Vuifn0
お題「坂道」で書きあがりました。投下します。
385 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 23:10:21.79 ID:X95Vuifn0
きれいに舗装されたアスファルトの坂道を走っているのはいつもの光景 で、俺はあと二年以上この道をこの自転車で疾走することを義務付けら れている。 時間が過ぎるのはとても早く、この道を使いはじめてからもうすぐ半年を 迎えようとしていた。 前カゴに押し込んである学校指定のカバンは、自転車の振動と共にカタ カタと楽しげに歌っている。 この緩やかな坂道、普段から車はあまり通っていない。 学校帰りは颯爽と駆け下りることが可能なのだが、朝早く登校する俺か らしてみればとても鬱陶しい通学路である。 その道は両側にはイチョウが等間隔に植林されており、この時期に散歩 などしている人にとってはちょうどいい場所ではなかろうか。俺からして みれば、ただの道だがな。
386 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 23:10:43.81 ID:X95Vuifn0
む、ちょっとおかしくなってる。 投下しなおします。
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:11:07.25 ID:dP3NZEy/0
>>380 別に雨宿りで書いても全然おkだおお()^^
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:12:04.18 ID:G4NZDiox0
>>381 >面白いけれども、少年が向かった先が風魔である理由が最後までわからなかった。
察するに、山風あたりのパロディをやりたかったのでは?
389 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 23:12:32.75 ID:X95Vuifn0
なぜか変な行間ができているので、ちょっと作業してきます。
390 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 23:16:56.85 ID:X95Vuifn0
「坂道」 きれいに舗装されたアスファルトの坂道を走っているのはいもの光景で、 俺はあと二年以上この道をこの自転車で疾走することを務付けられている。 時間が過ぎるのはとても早く、 この道を使いはじめてからもうすぐ半年を迎えようとしていた。 前カゴに押し込んである学校指定のカバンは、 自転車の振動と共にカタカタと楽しげに歌っている。 この緩やかな坂道、普段から車はあまり通っていない。 学校帰りは颯爽と駆け下りることが可能なのだが、 朝早く登校する俺からしてみればとても鬱陶しい通学路である。 その道は両側にはイチョウが等間隔に植林されており、 この時期に散歩などしている人にとってはちょうどいい場所ではなかろうか。 俺からしてみれば、ただの道だがな。
391 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 23:17:19.93 ID:X95Vuifn0
そんな溢れんばかりの木漏れ日の中を駆け下りていると、 ふと木の裏から小さな人影が飛び出してきた。 危ない! と情けない悲鳴を上げる間もなく、 急ブレーキをかけた俺の体は見事な月面宙返りを決めて着地を失敗してしまった。 はっと正気に戻ると、俺は天を仰ぎながら倒れていた。 不幸中の幸い、頭を打ち付けなかったことに関しては神に感謝したい。 「いっ……ってー。なんだ?」 飛び出してきた人影を探すが、姿を発見することができない。 確か小さな子供だったはずなのだが。 しかし、よく考えてみろ。このあたりは公園はおろか、住宅街すらない。 人通りもまばらで、 たまに暇な人が散歩に訪れるくらいしか使用用途のない場所である。 そんなところに、あんな小さな子供がそれも一人で来るのだろうか。 「んぅ?なんだこの木は」 ふと、人影が出てきた木を見上げてみる。 この木だけ、他と違う気がするのだが。 しかし、いくら見たってそれはただの木という範疇を出なかった。 しょうがないだろう、俺には草木の知識は全く無いのだからな。
392 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 23:17:36.07 ID:X95Vuifn0
「まあ、いいか。事故らなくてよかった」 放りだしたままにしてある自転車を起こし、 カバンとその中身を集めた後、俺はふたたび自転車で坂道を下り始めた。 どうやら、自転車はどこも壊れていないようだ。よかった。 俺の右ひじは壊れたように痛いがな。 ズキズキと痛む右ひじをかばいながら、その後は無事に帰宅することが出来た。 ところで、これは後日談なのだが。 数十年前、まだちゃんと舗装されていないあの坂道では事故が頻繁に起こっていたようだ。 その当時の状況を、夕飯を作っている母親から詳しく聞いた俺は鳥肌が立った。 事故を起こした人は口々に、 「子供を轢きそうになったからハンドルを切った」といったそうだ。 それも、決まって。大きなユリの木の裏から、飛び出してきたんだと。
393 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 23:18:21.86 ID:X95Vuifn0
以上です。 いつもと違う状態で作業したので、改行など少しおかしいですが もしよかったら感想や批評などくれると喜びます
じゃカップラーメンで書くね
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:18:36.60 ID:2sSLMNMg0
>>388 そうなのか。山田風太郎読んだことないんだ。
そういうことなら真意が読み取れてなかったなあ。
今日の朝起きたら、股間の辺りに妙な感覚があったんだ。 どうやら人の頭が上下してて、股間が何かぬめぬめしたもので (省略されました・・・続きを見る場合はバンコクの正式名称を書き込んでください。。。)
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:20:51.14 ID:G4NZDiox0
>>390-392 ゾクッと来る怖さを感じさせるオチですが、全体的に爽やかな筆調のためか、暗さは感じさせませんね。
このくらいのホラー(ファンタジー?)の方が安心感があって好きです。
398 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 23:21:16.58 ID:X95Vuifn0
>>396 グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国
>>395 「天に唾吐くと自分に被る」→「じゃあマジ強力で唾吐けば被らないジャン!」→
「吐いた唾は神をさすんじゃね?」→「神は死んだ」→「ニーチェ」→「ニーチェが修行」→「忍者」
とのプロセスを踏んで出来上がりました。
普段お察しの通り山田風太郎とか隆慶一郎とか荒山徹とかバッカリ読んでるので、
二行の一度は「忍者」とか「柳生」とか「侍」とか書かないと死んでしまうのです。
>貫く神はエホバだし、ヨーロッパの羊飼いじゃあダメ
羊飼いの神とユダヤの神とアッラーは同一の存在では?
微笑ましい〜のくだりは完全にミスです。お恥ずかしい。
400 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/11(火) 23:28:59.50 ID:X95Vuifn0
>>397 どうも感想ありがとうございます。
いくら暗い話にしようとしても、こんな感じになってしまうんですよ。
別に悪いことではないと思いますが。
401 :
カップラーメン :2006/07/11(火) 23:29:03.89 ID:Q84PZxOb0
カップラーメンって、便利な食いものだよなぁ。 だって、お湯を注げば三分で食えるんだぜ? 正直俺はアレをラーメンだとは認めていないが、(あんなもんタダの炭水化物の塊だ)インスタント性についてだけは認めてやってもいい。 いつだって時間が全てを解決してくれる。そう、三分でイナフだ。 寸分の狂いもない台形の回転体を優しく包み込むビニールを今日も俺は力強く引き裂いて、慣れた手つきで蓋を半分だけ開く。 電気ケトルが沸かした熱湯を注ぎ込み……ってこんな時に電話かよ! 「もしもし?」 彼女からだった。話はもう分かってる。 別れよう。 そういうことだ。 なんで、とか聞かない。そりゃ聞きたくないわけじゃないけど。 わかってるから。 要するに俺が悪い。 俺の努力が足りなかったのだと。 うん、ごめん。俺が言ったのはそれだけ。 電話は彼女から切った。 どのくらい話してたのかな。カップラーメンの食べごろにはまだ早そうだ。
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:30:23.55 ID:2sSLMNMg0
>>399 >羊飼いの神とユダヤの神とアッラーは同一の存在では?
あら、そうなんだ。無知でごめんなさい。広大な草原で天に唾吐く羊飼いを想像して
よく考えずに書いてしまった。でもそこにこだわるのだったらなぜ忍者に…!とも思う。
「好きなんだからしょうがないじゃん!」って言われると身も蓋もないけど。
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:30:44.07 ID:Q84PZxOb0
批評が欲しいとか言っていた割りにこれはひどいなんて何?って感じになってしまったのはまじですまなかったが反省はしていない
404 :
◆qezNH3iUko :2006/07/11(火) 23:37:33.43 ID:G4NZDiox0
>>401 3分間も立たずに別れが決まってしまったというギミックだったのかな?
話の展開が早くて少しびっくりしました。
発想は良いですね、少し弄ればもっと面白く出来そうです。
405 :
◆qezNH3iUko :2006/07/11(火) 23:38:48.31 ID:G4NZDiox0
ニーチェにしてやられたので、申し訳ないけど新しいお題↓頂けると有り難いです。
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:39:39.26 ID:flqaxKLk0
「お姫様」
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:40:15.89 ID:5w/VdJMoO
熱帯夜
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:41:13.34 ID:flqaxKLk0
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:43:48.09 ID:Q84PZxOb0
>>404 ごめんね。めんどくさくて……。
せめて本気で珠玉の短編を書き上げたかったけど。
410 :
◆qezNH3iUko :2006/07/11(火) 23:44:59.99 ID:G4NZDiox0
>>409 いえいえ、カップメンに珠玉の想いを込めるのは並大抵の作業じゃないですからw
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:45:53.50 ID:1CmmRQtg0
初めてですがお題くださいな↓
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:48:00.51 ID:SM+9IqQ7O
ソナタ
413 :
【残り10分です】 :2006/07/11(火) 23:48:42.20 ID:/KfnMNRi0
【残り10分です】只今、週末品評会15thの投票を受け付けています。 【残り10分です】
今回のお題は『雨宿り』でした。
作品はここからご覧下さい→■まとめ
http://novel.news4vip.org/?BNSK 作品投票締め切り:2006/07/011(火) 24:00となっています。
単に一票を投じていただくだけでも結構ですが、
選考理由やその他感想などもいただけると幸いです。
何卒、投票にもご協力ください。
詳細は
>>5 をご覧下さい。
残り時間がわずかですが、今ならまだ間に合います!
常連さんも一見さんも投票よろしくお願いします。
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:48:48.84 ID:SM+9IqQ7O
カタカナで書いたけど、漢字にしても
>>412 どうも
音楽関連の内容で書くのかぁ・・・
かなり題材と関係ない話ができそうだ
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:55:25.32 ID:8sxNwOHI0
投票人数を増やすのが今後の課題だな
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:56:26.65 ID:/KfnMNRi0
>>417 批評家も増えるといいね。
何も批評っつってもケチ付けるだけじゃない。面白かったと言って貰えるだけで、次の作品への意欲3倍増しだ。
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:58:01.54 ID:JmrMF+wAO
ランキングのCGIをまとめに設置したりしたほうがいいんじゃないかな…。 感想書きたい人はコメント欄に、みたいなかんじで。
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:58:12.43 ID:vmmjWiiR0
投稿22 投票13(たぶん) せめて投稿者は自分以外の作品に投票するのを義務付けなきゃだめじゃない?
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:59:33.01 ID:3z4IGJse0
シロートなんですけど挑戦してみます。 何かお題はありませんか?
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:59:53.73 ID:8sxNwOHI0
寿司
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/11(火) 23:59:56.21 ID:CvG5moKV0
>>418 ホント。そうだよなあ。
過去スレ読み返して自分のレスに付いた「面白かった!」にどれだけニヤニャさせられる事か。
>>421 亡骸
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:01:05.79 ID:UcofX7DX0
>>423 あるあるwww
お褒めの言葉を何度も読み返してみたりなwwww
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:01:54.72 ID:2klMHIpO0
>>419 気軽に投票できるのはうれしいね。
ただ、ここがVIPであることを忘れると痛い目見るかもw
>>420 それはありかもしんない。
思ったんだが、平日のお題小説あるじゃない?
あれを、バンドの対バンみたいにしたらどうかね?
お互いに題を出し合う(同じ題でもいい)。で、期限を決めて出し合う。
評価を互いに出し合って、ありがとうございました。みたいな。周りからの感想も当然ありだし。
やりたい人だけでかまわないけど。
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:03:16.37 ID:PweDJu9H0
亡骸でいってみることにします
>>425 平日のものについてはいじらないほうがいいんじゃないかな
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:04:35.95 ID:2klMHIpO0
>>427 まぁ、全部をそれにしろって言うわけじゃないんだ。
積極的に評価を貰いたければこういう形式もありかなと。
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:04:59.35 ID:jBWif84fO
>>419 そこが批評の難しいところだな…
自分の思ったことを書かなきゃいけないんだけど
変に指摘してやっかみ買われるのも嫌だし
誉めるところを誉めて、でもここはおかしい。っていうスタイルを貫くのも必要なんだよな。
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:05:19.43 ID:u1gNAo5mO
>>425 下のアイデアはいいかも
感想批評くれる人が確実に一人はあるのは嬉しい
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:05:28.29 ID:eLX97Wrp0
今北 レポート進まないから暇つぶしに
432 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 00:05:32.63 ID:n646E/py0
今北。 今回の週末品評会纏まってる? 纏まってないなら纏めてくる。
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:06:01.92 ID:K6EqMIfoO
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:07:06.45 ID:2klMHIpO0
>>433 やってみますかw
では、題はどうしよう?
ここは一つ、二人同じ題で行ってみないか?
「気軽に参加できる」っていう平日のメリットを無くす気ですか
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:07:59.02 ID:eLX97Wrp0
小説って評価するもんじゃないと思うけどな
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:08:17.64 ID:2klMHIpO0
>>435 いや、だから全部そうしろって言うわけじゃないのよ。
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:08:29.12 ID:EqhfZZMIO
対バン希望とお題出して、もう一人お題だして希望だした人のお題を受ける ↓ 互いに感想 でいいのか
440 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 00:08:53.06 ID:n646E/py0
ありゃ、すっげーいいタイミングで誰か纏めてくれたのか?
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:09:09.33 ID:K6EqMIfoO
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:09:10.52 ID:UcofX7DX0
>>435 対戦(?)やりたい人がいればってことでしょう
気軽に書く人はそれでいいと思うよ
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:09:32.95 ID:2klMHIpO0
>>439 形式はもっと話し合って詰めた方がいいかも。
今の流れだと受け入れられないようだし
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:09:36.32 ID:A1igf9uD0
これ以上馴れ合い度をあげるのもどうかと思う
445 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 00:09:56.56 ID:n646E/py0
やりたい奴が試しにやってみる。 それでいいんじゃね? 全部が全部そうする必要は無いんだし。 新しい試みってのは大事だ、うん。
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:10:00.87 ID:UcofX7DX0
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:10:09.07 ID:jBWif84fO
>>435 対バンする相手を「募集する」ってかたちにすればいいんじゃないか?
希望者だけ募れば他の人は自分のペースで書けると思う。
小説書くのすらほぼ初めてだが、やってみたいのでお題をくれ。
>>450 勉強しなきゃならない身分なんで完成は遅くなると思うけど・・・
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:10:35.51 ID:wz/087ei0
5日ぶりにきたけどなんか人増えた?
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:10:44.51 ID:u1gNAo5mO
コテだらけのスレなんだから馴れ合い上等だろ
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:11:25.07 ID:u1gNAo5mO
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:12:52.56 ID:2klMHIpO0
とりあえずまとめを読んだ。 ちょっと興味わいた。今のお題ってなに? 趣味に合うようなら書く
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:14:01.69 ID:jBWif84fO
>>436 でも何もリアクションない状態で書き続けるのがあまりおもしろくないってのも一つの意見としてはあるよな
感想がえてして評価と受けとめられてしまうこともあるわけだし
455 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 00:15:06.89 ID:n646E/py0
>>450 すまんね(´・ω・`)
>>453 お題もらって書く。
週末は品評会でみんな同じお題だけどそれ以外は↓でもらってー。
>>454 面白ければ感想の方からネギ持ってやってくると思うけどね。
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:16:00.65 ID:K6EqMIfoO
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:17:14.83 ID:2klMHIpO0
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:17:32.83 ID:wz/087ei0
感想もらえなかったら感想もらえるようにまた頑張れいいだけの話だろ
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:17:33.35 ID:sxWLbv3a0
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:18:11.51 ID:wz/087ei0
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:19:34.78 ID:jBWif84fO
>>456 だからこそ作品をおもしろくするためのアドバイスみたいなものをしていくべきなんじゃない?
誰でも最初からうまく書けるわけじゃないんだし、添削されてうまくなっていくのは悪いことじゃないと思う
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:20:11.93 ID:2klMHIpO0
>>461 ありがたい。まぁ、評価が貰えない時は、それまでの出来だったと思ってあきらめるんだけどね。
ただ、ここは下手なりに書いて、評価貰って上手くなるスレっしょ?
書き手が増えたのに読み手が増えないのは残念かなと。
まぁ、言いだしっぺですのでがんばってみます。
>>457 お題「砂漠」で。
期限は明日の22:00とかでどうかな?
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:20:25.20 ID:A1igf9uD0
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:20:31.02 ID:K6EqMIfoO
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:21:33.19 ID:UcofX7DX0
投稿作品数の向上より、評価コメント数(投票数)の向上のほうが スレの活性化及び、レベルの底上げにはつながるよな
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:23:26.41 ID:8VndKVpH0
俺
>>448 だけど俺野球全然わかんないんだ_| ̄|〇
ここはいろいろ考え広げてひねり出すべきなのかもしれないが、初めてということでもっかいだけ違うお題を貰わせてくれ
わがままでスマン
お願いします↓
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:23:47.01 ID:X6UHnJrG0
お題プリーズ
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:24:06.83 ID:K6EqMIfoO
470 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/12(水) 00:24:24.64 ID:2klMHIpO0
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:24:34.04 ID:A1igf9uD0
>>466 評価コメント数の増加は投稿作品数の増加に繋がるが
投稿作品が増えたからといって評価コメント数が増えるわけではない。
だから投稿作品数<評価コメント数の関係を作るのは難しいかと
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:25:29.82 ID:8VndKVpH0
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:25:53.61 ID:jBWif84fO
>>466 でもその二つは比例した関係にあるよね。いい作品があれば人は寄ってきて感想書いてくれるし
感想とかアドバイス見て「よし俺も書いてみよう」と思う人もいるだろうし
今日の活気は夕方ごろからしっかりした感想書いてくれてる人がいたからなんだろうな…
475 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/12(水) 00:25:55.03 ID:mc4KFdP90
なにやらまた討論が活発になってますね。 とりあえず、自分がいるときに投下された作品を評価することを心がけていればいいんじゃないですか?
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:27:32.07 ID:eLX97Wrp0
お題下さい
477 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/12(水) 00:27:53.31 ID:mc4KFdP90
森林浴
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:28:05.22 ID:8VndKVpH0
ちょ、重なったw 13日の金曜日・カラオケ・挫折者www 最安価した身だしここはなんとかしてみる_| ̄|〇 だめくさいときはどれかひとつ選んでも良いよね
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:28:06.96 ID:UcofX7DX0
各々が他人の作品を読む、そして感想なりを書く、だな。 難しいけど筆力向上に繋がるのは明白だし。
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:28:32.70 ID:eLX97Wrp0
481 :
遠距離恋愛・電話 :2006/07/12(水) 00:31:38.33 ID:fxcgWnSy0
昨日貰ったお題を書き終えたから、投下してみます。
482 :
遠距離恋愛・電話 :2006/07/12(水) 00:32:19.17 ID:fxcgWnSy0
「――うん、じゃあまた明日」 携帯を閉じて、ベッドの上に放り投げる。 深夜十二時、時計の針は体を寄せあう様に重なっている。 高校を卒業するまでは、ここからが今日の本番だと言わんばかりに元気一杯だったが 十時までのバイトに自炊や洗濯、その他もろもろの家事のせいで今はもうそんな元気など無く パイプベッドの甘美な誘いに惑わされて倒れこむ様な毎日だ。 それでも、毎日一時間の電話だけは絶対に欠かさない辺りに我ながら誠実なものだ。 僕達が遠距離恋愛を始めて一ヶ月が経とうとしている。 いや、もう十二時を過ぎたから丁度一ヶ月になったのか。 その間彼女には一度も会えていないが、毎日一時間、計三十一時間の電話は僕達の絆を 日々補強して、それを太く強いものに仕上げていった。 ――でも、やっぱりまた会いたい。 そんな儚い願いを抱きつつ、開けっ放しだった缶ビールの残りを飲み干す。 生温いビールは、決して美味いとは言えない物だった。 何でビールはぬるくなるんだ、なんて馬鹿みたいな事を心の中で呟きながら、 体を投げ出すようにベッドに飛び込んで寝転がる。 ――明日、日曜日か。会いに行ってみようかな… 電気を消していなかったが、いちいち起き上がるのが億劫なのでそのまま目を閉じた。
483 :
遠距離恋愛・電話 :2006/07/12(水) 00:33:47.55 ID:fxcgWnSy0
蝉の合唱で目覚めたら、かなり疲れていたのか、もう正午過ぎだった。 窓からは目が痛くなるような強い日の光が差し込み、部屋では蛍光灯が白い光を放っている。 まったく、何で昨日電気を消さなかったのか、と昨夜の自分を責める。 一応少しは節約になるだろう、と蛍光灯の紐を引いて、床に散らばっている服を適当に着る。 今日は彼女に会ってみる、と決めたのだ。 期待と不安が入り交ざり、急ぐ必要も無いのに僕を焦らせる。 ベッドの上の携帯と財布をポケットに入れて、足早に駅へと向かった。 電車を降りて駅を出ると、周りの風景との協調を無視した真っ白な建物が 夏の太陽の光を反射して、激しい自己主張をしていた。 それを見て、何となく豆腐を連想する。 ――そういえば朝何も食べてないな。 そう考え出すと、暑さだけでなく空腹感までもが体を蝕んでいく。 だけどそこらのファミレスに入ってゆったりランチタイム、なんて気分にもなれなかったので 結局、空腹を我慢しながらさっさと病院に向かった。 病院に入ると、病院独特の臭いが鼻腔を刺激する。 別に食べ物の臭いでもないが、何故か空腹感が増した。
484 :
遠距離恋愛・電話 :2006/07/12(水) 00:34:33.24 ID:fxcgWnSy0
「すみません、斉藤さんと面会をしたいんですが…」 既に顔見知りになってしまった受付の看護婦に面会を申し込む。 まだ五回くらいしか来ていない筈だけど、どうやら僕は印象に残る人間だったらしい。 前に来た時は、受付の前に立っただけで用件がばれてしまった。 「あら、ごめんなさいねぇ…。まだ親類の人以外は面会謝絶なのよぉ」 いつもの間延びした声で、いつも通りの返答をしてくれる看護婦。 いくら粘っても無駄な事は、最初来た時に嫌というほど承知している。 早々に諦めをつけて、病院から出ることにした。 ――彼女が事故に会ったのは一ヶ月前。 数日間の意識不明の後、意識が戻ったという話は聞けたが、そこまでだった。 医者に必死に頼んだが、結果は追い出されるだけ。 彼女の両親も同情はしてくれるが、会わせてくれる訳ではなかった。 最終的に、リハビリの段階に入ったら面会を許してくれる、という所まで譲歩してもらった。 逆に言えば、そこまで回復するまでは絶対に会わせてくれないという気持ちの表れか。 同じ建物の中に居るのに、僕達の距離は果てしなく遠い。
485 :
投票纏め ◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 00:34:37.31 ID:n646E/py0
雨に宿る◆Np5nTM7Mnk くもりがらすにFBA◇tgzZgYiG0 死は雨上がり◇Dw4Wqzjq0【2票】 ShootingStar◆WGnaka/o0o【2票】 雨宿り◇TG6U2m8o0◇TG6U2m8o0 黒い雲◆aY6eiqeyuY 夏の欠片◇tEu145nu0【1票】 雨宿り◇heJQ22ra0◇heJQ22ra0 雨宿り◇gRGMNkEd0◇gRGMNkEd0 雨宿り◇1tWhFQwG0◇1tWhFQwG0 いつもの風景◆SORIDw8K0U 二人の行方◆Qvzaeu.IrQ【1票】 難しい雨宿り◆qygXFPFdvk【1票】 田舎で緑なこの木の下で◇Kp7pNxEl0 雨宿り◇SGxgKRlH0◇SGxgKRlH0 雨を見たかい◆O8W1moEW.I 雨宿り◇lPlk2jgW0◇lPlk2jgW0 雨宿り◆BCh5gXvzSs◆BCh5gXvzSs 2人◆4Dz19Yo7yc【1票】 星降る街で◆oGkAXNvmlU【3票】 雨、宿る男◆XS2XXxmxDI OnedayintheRain◆2LnoVeLzqY【1票】
486 :
遠距離恋愛・電話 :2006/07/12(水) 00:35:32.09 ID:fxcgWnSy0
コンビニでパンとコーラを買い、駅のホームでそれを食べた。 昼食としては量は少ないが、家に帰るまでの足しにはなるだろう。 それらを食べ終えると、暇になってしまった。 仕方が無い、まだ夜じゃあないけど彼女と電話しよう。 ポケットから携帯を取り出して、開く。 すると、それはボタンを押さずとも留守録再生の画面を映した。 再生ボタンを押して耳に当てる。 「――もしもし、夜遅くにごめんね…」 「いや、大丈夫だよ」 「いきなりだけどさ、私、何で生きてるんだろう、って思うの」 「…理由なんか、いらないよ」 「今さ、…っく、交差点の近くにいるの…」 彼女の声が、段々涙声になっていく。 「車がいっぱいいてさ、私がさ、あそこに入ったら、どうなるのかな…って」 「…違うよ、僕は君が必要なんだよ」 「ごめんね…、私、あなたにさ、もう会えないと思うんだ…」 「会えるよ、もうすぐ」 そう、もうすぐ会えるんだ。 この夏が終わる頃までには、僕は君に会いに行けるようになる。 同じ事しか喋らない留守録じゃなくて、その日あった事や見た事、色んな事をいっぱい。 君に会えるようになったら、毎日の電話は留守録じゃなくて本当の会話になる。 それを信じて僕は、君の残した最後の言葉を聞き続ける。 遠く離れた僕らの絆が、君に会えるまで切れないように。 絶対に聞き続ける、この暑い夏が終わる頃まで、ずっと。
487 :
遠距離恋愛・電話 :2006/07/12(水) 00:36:30.15 ID:fxcgWnSy0
完 誰か、批評お願いします
488 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/12(水) 00:37:58.93 ID:mc4KFdP90
>>487 鳥肌が立ちそうなオチでした。
ストーリーを通して、なかなかのものです。普通に面白かった。
しかし、文としてはまだ工夫ができると思います。
ただ状況を伝えるだけの文を、どうにかもう一工夫して比喩や表現技法を入れてみると
さらに文章が輝いて見えると思いますよ。
発想力はすごいものを持っていると思います。
489 :
投票纏め ◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 00:38:06.10 ID:n646E/py0
>>487 挟まってすまんかった。
後で読ませてもらう。
まとめミス。
夏の欠片◇tEu145nu0【2票】
に訂正。
投稿作品数:22
投票数:13
優勝作品は3票を獲得した『星降る街で◆oGkAXNvmlU』です。
491 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/12(水) 00:39:24.26 ID:mc4KFdP90
>>489 乙。
優勝おめでとうございます◆oGkAXNvmlU氏
492 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/12(水) 00:40:34.90 ID:2klMHIpO0
>>489 集計お疲れ様でした。
優勝された◆oGkAXNvmlU氏おめでとう。
自分も次回は喰らいつけるようがんばります。
投稿数が多かった為か、投票数が伸びなかったのは残念ですね。
493 :
投票纏め ◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 00:42:57.35 ID:n646E/py0
>>492 誤解のないように言っておくと今回集計したのは俺じゃなくてID:UcofX7DX0氏。
俺は今回あまり何もwww
これから、感想とか批評とかの纏めはさせてもらうけどもw
ID:UcofX7DX0氏、超thx。
494 :
◆qezNH3iUko :2006/07/12(水) 00:43:14.18 ID:UlUwb0ZT0
>>482-487 ゾクッと来ました。バッドエンドktkrと思いきやそういう訳でも無かったんですね。
ただ、事故に遭う直前に留守電を吹き込んだ彼女と、その留守電を聞き続ける主人公っていうのはお互いに凄惨な雰囲気があります。
面会謝絶云々の辺りはギミックの肝なんだと思いますが、そのせいで少しオチに気付くのが遅れた感じがしたかも。
でも自分にはこれよりマシな仕掛け方が思いつかないのでやはりこのままの方が良いのかも知れませんね。
良く練り込んであるなぁ、と感心するばかりです。
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:43:49.20 ID:sxWLbv3a0
>>487 最後まで読ませてもらいました。
文章力?がいい感じで細かい描写がされてるのに正直感心した。
ただ逆に肝心の遠距離恋愛の部分が薄く感じられ
他のお題と関係ない部分で行を使いすぎてる。
でもスレ内投下で長編なんて無理なのか今北な俺にはちょっとわからないんだけど
え?これで終わり???続きくれよ。まとめが短いからもうちょっとkwskほしい。
って思ったのが正直な感想です。
496 :
美味 1/5 :2006/07/12(水) 00:45:04.52 ID:bl1ZvgFO0
「ジム・ハリスくん、少し君に話がある」 「はあ、何でしょうか」 「いいから、着いてきなさい」 朝の点呼が終わり、今日もつまらない一日が始まろうとしていたところ、 俺はいきなり消防署長に呼び出されることとなった。 言われるままに着いていくのだが、どうにも脳の半分はまだベッドの中である。 俺は今の事態の把握をするどころか、 署長の目の前であくびをこらえるだけで精一杯だった。
497 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/12(水) 00:45:12.78 ID:2klMHIpO0
>>487 読ませていただきました。遠距離恋愛は私のだしたお題です。
まずストーリーから。
実はお題は私の経験からきたものだったのですが、この話では私の考えていた「距離」とは違いました。
面白い設定だったと思います。感動しました。
表現ですが、なかなか上手い表現が多く使われていて参考になります。
ただ、一文が冗長になりがちかもしれません。
たとえば、
>高校を卒業するまでは、ここからが今日の本番だと言わんばかりに元気一杯だったが
>十時までのバイトに自炊や洗濯、その他もろもろの家事のせいで今はもうそんな元気など無く
>パイプベッドの甘美な誘いに惑わされて倒れこむ様な毎日だ。
の文は、途中で区切ったほうがよかったかもしれません。
元気いっぱいだった。しかし、〜
などはいかがでしょうか。
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:45:36.06 ID:wz/087ei0
>>487 面白かったです。
オチに衝撃を受けました。
その発想力がうらやましいwww
499 :
美味 2/5 :2006/07/12(水) 00:45:41.85 ID:bl1ZvgFO0
一歩ずつ歩みを進める毎になんとか、頭を醒ましてゆく。 鼻腔より入る朝の爽やかな空気が、俺に何故連れて行かれてるのかを問うたらどうだと言ってくる。 「あの、一体何なんです?」 俺はその強い催促に負ける。 「まあ、ここでも良いだろう」 署長は俺の方を振り返り、エラく真剣な顔でこう切り返した。 「君は、この前の商社ビルの火事を覚えているかね」 「はい、まあ」 忘れるわけもない大火事である。犠牲者の数が両手両足の指で数えても足りないくらいの、 随分悲惨な火災だった。 「あの時、君はビルに突入して、ある女性の救出に成功した。それで正しかったかな」 「はい、ビルの階段で倒れていたところを」 俺は当時の状況を脳の片隅から引きずり出し、すぐさま署長の問いに答えた。 今から思えば、自分の人生のクライマックスのシーンであるようなあの手柄を、 何故今問われるのかはわからない。だが、言われて気を悪くするようなことでもないので、 俺はただ署長に応答することだけに脳の神経を集中させた。 「どうやらその娘さんの父親が、あの商社ビルに入ってた会社の社長らしくてな」 「はい」 「君の行動にとても感謝しているらしい」 「はあ」 「そこで、その社長から申し出があってな」 「はい」 「一緒にディナーでもどうかね、とのことだそうだ。高級フランス料理店で」 「はあ…………って、ええ!?」 良く事態を咀嚼し飲み込んでいなかった俺に、理解不能の現実が押しよせる。 こうして、俺は俺の救った娘さんの父親が催す、 「こうきゅうふらんすりょうりてんでのでぃなー」とやらに出席することと相成ったのだ。
500 :
美味 3/5 :2006/07/12(水) 00:46:06.86 ID:bl1ZvgFO0
当然、消防服や消防署の制服でのこのこ店に行くわけにもいかない。 スーツを新調するための費用は経費で落ちるかと署長に問うたところ、 「俺はそれ以上は知らん」 と、何とも有難い訓辞を頂いたので、俺は仕方なく自腹を切って新しいスーツを買う羽目になった。 面倒な出費はこれ以外にも嵩む。 「10分でサルでも分かる!フランス料理のマナー」 「食事中でも失礼でないジョーク集」 「子供のしつけ ナイフ&フォーク編」 といった本達が、俺の寂しい本棚に並べられることとなった。 まあ、そうこうしている内に審判の日は来てしまう。 俺はあちこちが自分の体に馴染んでいないスーツを身にも纏って、 フランス料理店という、得体の知れない世界へと飛び込むことになっていた。 「やあ、君がジム・ハリス君かね」 目の前に立つ初老の男は、まるでハリウッドスターの様な洒落た格好をしている。 「君みたいな英雄と会えて光栄だよ」 と、これまたハリウッドスターの言うようなセリフと共に彼は俺に握手を求めてきた。 「英雄なんてとんでもない、私は一消防隊員として、するべき職務を果たしただけです」 なんてセリフが俺に吐ければ、 この状況は十分ハリウッド映画のワンシーンとして通用するのではないかと思われたのだが、 現実は非情である。 「は、はあ。そんな大したもんじゃないです」 と、半ば裏返った声で出された握手を握り返すのが、俺にできる精一杯の行動だった。
501 :
美味 4/5 :2006/07/12(水) 00:46:27.08 ID:bl1ZvgFO0
清潔そうな店員に案内され、俺たちは椅子に座った。 「何でもとにかくレディファースト」 という「10分でサルでも分かる!フランス料理のマナー」の一節を俺は思いだしたのだが、 ここには肝心の女性がいない。そう、俺が助けたはずの娘さんが、社長の隣にはいなかったのだ。 「あの、娘さんは今日はどちらに」 「ああ、娘なら今日来るようにと散々誘ったのだがね。どうやら、君に会うのが恥ずかしかったようでね」 まあ、本当は別の理由があったのだろうと俺は思うことにする。 年頃の(と言っても20代くらいだったか、じゃ年頃は不適当かもしれん)娘は、 概して父親に隠し事をするものである。 ナプキンについては、散々「10分でサルでも分かる!(以下省略)」を呼んだはずなのだが、 すっかり俺は忘れてしまっていた。ナプキンに苦戦する内に、 目の前には小さなグラスに注がれたシャンパンが置かれてある。 どうやら、社長が知らぬ間に食前酒として頼んでいたらしい。 社長の顔を見てみれば、「どうしたのかね」と言わんばかりの表情で、 俺のナプキンとの異種格闘技戦を眺めていたので、俺はただ、笑って 「いや、何でもないんです」 と答えることにした。 前菜は得体の知れない皿に盛られた得体の知れないバター味のする何かだった。 「ナイフとフォークは外側から取れ!」という「10分で(以下省略)」の有難い言葉に随い、 俺はこの前菜を攻略する。 前菜の攻略の次はスープ。スープの攻略の次は肉料理とサラダ。 次々と出されるコース料理のそのどれも、マナーとやらに縛られて俺はろくに味も分からぬまま、 ただ、平らげるのみだった。 せっかく覚えた食事中に言うべきジョークも、とっくの昔に吹っ飛んでいる。 幸い、社長の方が親切にも様々なジョークを飛ばしてくれたので、俺が言う必要は無かったのだが。
502 :
美味 5/5 :2006/07/12(水) 00:47:07.51 ID:bl1ZvgFO0
デザートを食べ終わり、いよいよディナーも終焉に近づいた頃だった。 「いや、今日は楽しいディナーだった。君はどれが一番美味いと感じたかね?」 社長は気さくに俺に話しかけてくる。 何が美味いかを味わうどころではない精神状況であったので取りあえず、一番印象に残っていた 「あの、前菜ですか。奇妙な皿に乗ったあれが一番美味いと思いました」 と答えてみた。 「そうか、アレが一番君は好きだったか」 そういい、社長はニヤニヤと笑みを浮かべている。 何かおかしな所でもあったのだろうか。 俺はすぐさま「10(以下省略)」の不備を呪う。 ところが、社長は衝撃的な一言で、ブードゥーの呪術者の如き心境であった俺に 華麗なボディーブローを見舞ってくれたのだった。 「アレは、エスカルゴなんだよ」 「へ!?」 「普通なら殻と一緒に盛られてるんだけど、どうやら今日は盛りつけ方が違ったようだね」 どうやら、俺は知らない間にカタツムリを食ってしまっていたらしい。 家に帰った後、俺はゲーゲー言いながらトイレの便器に向かってカタツムリの救出作業を行った。 その日はショックで眠ることすら敵わなかったものである。 そして、その次の日食べたハンバーガーの美味さと言ったら!
503 :
◆oGkAXNvmlU :2006/07/12(水) 00:54:59.74 ID:UcofX7DX0
読んでくれた方や投票してくれた方、そして切磋琢磨してくれるライバル諸君に、本当に感謝しています。 ここでの優勝はマジで嬉しいんです。 さて、次回の週末品評会ですが……。 勝手ながら、【木曜日の夜】に発表させていただきます。 以前、僕がお題を出したときに、『投稿数3』という過去最低記録を作ったのが主因です。 あと提案なんですが、次回の優勝者の特典として『Wikiでの個展開催権』などはいかがでしょうか。 優勝者の過去の投稿作品や、日の目を見ずに沈んでいった作品などを集める感じで。 Wikiの中の人にはお手数かけると思いますが……。なるべく自分も手伝いますので。 ぜひ、皆さんの意見もお聞かせください。
504 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/12(水) 00:55:12.27 ID:2klMHIpO0
>>496 >>499-502 挟まってしまって申し訳ない。
読ませていただきました。
お題は「美味」だったのかな?今回は多少無理に使ってしまった感があります。
普段食べなれない美味しい物<普段食べているもの の構図は読めたのですが、前半部がそこに生きてこなかった。
ジムが普段エスカルゴを食べないような生活をしているという表現がないので、なぜ吐き出したのかが分かりにくかった。
でも、全体を通しておかしいところは見当たりません。表現力も十分だと思います。
次回作に期待します。
505 :
◆qezNH3iUko :2006/07/12(水) 00:55:29.44 ID:UlUwb0ZT0
>>499-502 全編を通して主人公の狼狽振りや情けなさが面白いですねw
やることなすこと裏目にでる主人公には好感が持てます。
美味という主題を考えた時に、余計な設定が色々つきすぎかな?と少し思いました(結局登場しない令嬢とか)が、主人公のツイてなさはそれによって一層引き立ってますね。
文章のテンポも良くサクサクと読めましたが、欲張りを言えばオチの面白さに流れ的な説得力が欲しかったかな?
伏線とその消化が矢継ぎ早に行われてるから少しついて行けないのか、まぁそこらへんは識者の見解を待ちましょうw
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 00:57:20.50 ID:cQtEtlah0
>>499-502 なんだかんだで、食べなれたものが一番おいしいってことですね。
全体を通してすっきりした文章で面白かったです
あと、お題のソナタ書けました次より投下させていただきます
507 :
投票纏め ◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 01:01:00.95 ID:n646E/py0
>>503 まずは、優勝おめw
個展に関してだけど。
酉持ちならサイト内検索かけれるから纏めるのも楽で良いんだけどねw
例えば酉なしの人が優勝した場合、過去の作品を纏めるのはちょいと一苦労。
っつーかぶっちゃけどれがその人の作品かわかんないんで無理スwwwww
あと、やっぱりWikiはあくまでも纏めであって、ベースはこのスレなんだよね。
その点を考えると、『日の目を見ずに沈んでいった作品』をどうすればいいのかとw
まぁ、何か特典があるといいなと思うのは同意。
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 01:01:39.51 ID:jBWif84fO
>>503 個展おもしろそうだけど、誰がwiki編集するんだろ?
509 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/12(水) 01:02:43.20 ID:mc4KFdP90
自分の投下した作品を自分で保存してるならそれも実現可能っぽいけどねぇ でも、なにか特典があるのはいいと思った
初参加。とりあえずお題キボン
あと、
>>5 以外の時も何か書いていいん?
511 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/12(水) 01:05:42.79 ID:2klMHIpO0
>>506 はバーボンでも喰らったかな・・・
個展はいいアイデア。でも酉無しさんが優勝掻っ攫った場合はまとめの中の人泣かせの仕事になりそうw;
優勝者にはもっと特典を与えてもいいとは思う。
今の次回のお題決定権も、幽白の魔界統一トーナメントみたいで好きだがw
512 :
◆oGkAXNvmlU :2006/07/12(水) 01:06:10.75 ID:UcofX7DX0
じゃあWikiに個展のベースを作って 優勝者がそのスペースで自作品を披露して良い っていうのはどうだろう
>>510 普段はお題を貰ってそれについての作品を書くよ。
詳しくはテンプレよんで見ればわかるさ。
>>512 スペースもらえるのはいいかもしれんね。
>>504-506 感想有り難うございます。
オチは巻きすぎたし、お題は消化不良。
精進したいと思います。
516 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/12(水) 01:12:13.52 ID:mc4KFdP90
話変えて悪いけど、例のやつに応募してみようってやつはどんくらいいるんだ?
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 01:14:03.80 ID:UcofX7DX0
>>516 俺は文芸も電撃もどっちも送ってみるぜwwwwwwwwww
今週の品評会参加出来ないしwwwwwwwwwww
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 01:16:04.57 ID:CCofw26uO
ソナタのお題の人なんだが PCから書き込めないので明日にします(′・ω・ `) お休み
519 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/12(水) 01:17:18.40 ID:mc4KFdP90
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 01:22:20.83 ID:fxcgWnSy0
521 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 01:23:43.44 ID:n646E/py0
>>508 Wikiを使用する上での要望などがあれば俺が出来る範囲で実現しよう。
>>511 実質不可能www
今までに投下した時のID全部くれるならまとめるがwwwww
522 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 01:25:26.58 ID:n646E/py0
>>520 みんなが感想言ったから俺はいいか、とか思ったw
文章力に問題あり、って程ではないと思う。
構成力とか発想については素直に感心した。ウラヤマシスwwwww
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 01:30:56.60 ID:fxcgWnSy0
>>522 あー、意外といい感じに言われて画面の前でニヤける俺キモスwww
どうも、感想批評をくれた人ありがとうございました。
これを参考にして精進します。
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 01:33:32.55 ID:UcofX7DX0
>>487 すごくよく出来たお話で、感心しっぱなしです。
もうなんか批評とかできないね。面白かった。
ぜひ今週末の品評会にご参加ください。
>>499 合間の小ネタがいいですねw
お話は全体的にもうちょっと煮詰めたい感じがします。
オチの『カタツムリ』や『娘』の部分に甘さが見られるような気がします。
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 01:34:05.18 ID:7Zne3kT80
書いてみたいんだけどいまいちよくわからない。 土曜日じゃないと批評させてもらえないの??
526 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/12(水) 01:36:03.28 ID:mc4KFdP90
>>525 そんなことはない。平日はお題をもらって書いた作品を投稿すればいい。人がいれば批評もしてくれるだろう。
詳しくはテンプレあたりを読んでくれればわかると思うけど。
527 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 01:36:12.86 ID:n646E/py0
>>525 いや、土曜日にあるのは品評会で、その時だけはみんなが同じお題で書く。
それ以外は↓とかでお題もらって好きに書くヨロシ。
批評してもらえるかどうかはその時にスレに居る人間次第。
批評したければ存分にしてくれて構わないのだが?www
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 01:37:12.40 ID:qz60IzpO0
さて、どうせ寝れないからお題希望
529 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/12(水) 01:39:04.82 ID:mc4KFdP90
鉛筆
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 01:39:28.19 ID:7Zne3kT80
そういうことか。把握した。 じゃあ誰かお代ください!
531 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 01:40:03.15 ID:n646E/py0
お代はあげません。 つ『お題:蜂』
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 01:40:48.13 ID:UcofX7DX0
テンプレに【積極的に感想&批評を書き込もう】みたいな1文があると良い起臥す
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 01:42:53.97 ID:FkghgWdK0
個展ねぇ。 Wikiに載せられる作品は、原則、このスレに投下された作品に限定して欲しいな。 そもそも、スレに関係なく特定の人間の作品を集めるだけなら、 自サイト立ててやってろよ、って話だと思うし。 前にもいったけど、このスレを品評会メインにはして欲しくないんだよな。 そもそも、品評会は勝ち負けの場所でもなかったはずだし。 もっと言えば、品評会は作品投下すると、感想一杯もらえてウマー って場所じゃなくて、「読み」を鍛える場所だと思ってたんだよね。 何のために、同じお題で作品を書くのか。短いレス数でSSを作り上げるのか。 それはひとえに色んな人の視点や発想力を見習える場所。 だからこそ、「投票をする」「感想をつける」ことにも意味がある。 言葉を返せば、作品を投下するよりも、投票や感想をつけることに意味がある。 自分の書き手としてのレベルを知る以上に、自分のレベルを押し上げる機会。 それが本来の品評会の姿だと思うんだよね。 品評会のご褒美が「お題決定権」しかなかったのも、その辺が理由だと思ってた。 まぁ、今のこのスレも夏休みを控えて、新しい人が増えるだろうし、 一番の方法を探すのはいいことだとは思うけど。
534 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 01:43:08.46 ID:n646E/py0
>>532 全員が全員感想が欲しかったり批評して欲しかったりするわけじゃないだろうからなんとも。
一応
>▽読み手の方へ
>感想は書き手側の意欲向上にも繋がります。
>感想や、ここはこうした方がいいかも、等の意見は出来れば書いてあげて下さい。
とはなっている。
逆に感想&批評が欲しい人がそういう風に書いてくれる方が良いかも。
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 01:45:07.19 ID:7Zne3kT80
>>531 また難しいなw
じゃあちょっとがんばってみようかな
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 01:47:13.98 ID:FkghgWdK0
>>532 テンプレはスレのルールになっちゃうから、できるだけ増やしたくないね。
今のテンプレですら、読まない連中が多いんだから。
今の、
>▽読み手の方へ
>感想をくれることは書き手側の意欲向上にも繋がります
>感想や、ここはこうした方がいいかも、等の意見は出来れば書いてあげてください
これで十分だと思うんだけど。
537 :
お姫様 :2006/07/12(水) 01:47:17.64 ID:UlUwb0ZT0
「では、採決の結果。学祭の出し物は『白雪姫』でいこうかと思います。」 HRなんぞいつだって聞き流しだがその宣言には耳を疑わざるをえなかった。 「あの、ここ男子校だよな?」 おずおずと挙手をして発言をする。委員長は聞いてなかったのかと言わんばかりの表情で 「だから女装してやるのが受けるんだろ。」 と返した。いやまぁ、それは分かるんだけどね。 「配役はやっぱくじ引き?」 教室の隅の方から声が飛ぶ。俺が一番気になっていたのもそこだ。 「まぁ、立候補がなければそうなるが・・・。」 と、委員長。奴はどうせ脚本担当とか言って逃げる気満々なんだろう。 「あの・・・。」 今度は真後ろの方で声がした。 「俺、やっても良いよ白雪姫。」 クラスメートの視線がそっちに集中する。マジかよ、と失笑する声も聞こえたが、それ以上に俺はいわゆるイヤな直感に悪寒を感じていた。 「いいのかアキラ。」 と確認する委員長。冷静(時折冷徹)で通っている彼奴もこの事態に驚愕を隠せていない。 「でも、条件が一つ、いや二つかな?」 ホラ来た。 「言ってみろ。」 と、聞き返す委員長。 「王子役は・・・キ、キヨツグをリクエストしたいんだけど・・・後」 すでに所々でヒソヒソ声が飛び交っている。拳を握り固める俺。 「つ、ついでにキスシーンなんかも有れば・・・。」 次の瞬間振り向き様に放った左ジャブが、アキラの赤らんだ顔面にクリーンヒットした。 願わくばクロスカウンターで死にたかった、そう思いながら俺は笑い声の渦巻く教室で立ちつくした。
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 01:47:37.54 ID:FkghgWdK0
>>532 テンプレはスレのルールになっちゃうから、できるだけ増やしたくないね。
今のテンプレですら、読まない連中が多いんだから。
今の、
>▽読み手の方へ
>感想をくれることは書き手側の意欲向上にも繋がります
>感想や、ここはこうした方がいいかも、等の意見は出来れば書いてあげてください
これで十分だと思うんだけど。
539 :
◆qezNH3iUko :2006/07/12(水) 01:49:06.35 ID:UlUwb0ZT0
またやってしまったorz 美味しいお題だったので、もっと良いアイディア浮かんだら再チャレンジします。
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 01:53:45.65 ID:FkghgWdK0
>>539 終わり? じゃなかったら、二重投稿で邪魔してごめん。
541 :
◆qezNH3iUko :2006/07/12(水) 01:56:12.79 ID:UlUwb0ZT0
542 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/12(水) 01:56:48.93 ID:mc4KFdP90
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 01:58:49.77 ID:UcofX7DX0
>>534 >>536 このスレの魅力って、読み手の感想がダイレクトに伝わってくるところにあると思うんだ。
だから、感想が増えればなーと思って言ってみた。
たしかにテンプレに書くと絶対ルールになるね。
544 :
◆qezNH3iUko :2006/07/12(水) 02:00:08.50 ID:UlUwb0ZT0
545 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/12(水) 02:07:59.44 ID:mc4KFdP90
とりあえず、会話の部分が前面に押し出されすぎてる気がする。 これだと、会話を読みながら行動を常に把握していなければならなくなる。 会話の部分と描写の部分をわけると多少よくなると思う。 会話の部分を数行書いたら描写。んで、状態や表情の描写が終わったら会話文を挿入すればいいんじゃない? これで多少まとまると思う。 あとは、全体的に表現方法とか描写をもっと練習すればちゃんとしてくると思うよ。
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:09:20.72 ID:UcngB2sI0
547 :
◆qezNH3iUko :2006/07/12(水) 02:10:30.67 ID:UlUwb0ZT0
>>545 参考になった。会話文中心の文章に慣れてないので精進します。
話題は逸れるけど、こういう風な感じで続きモノのような感じで書くっていうのはアリなんだろうか?
アリなら結構投稿できるネタの幅が広がるので助かるんだが。
548 :
◆ct0G69Z3/Y :2006/07/12(水) 02:12:57.83 ID:mc4KFdP90
>>547 俺もそうやってるけど、あんまりオススメできないっぽい。
ここは、お題に側して短い文章を中心に力をつけていくところだから。
そのお題お題にあわせた状況でストーリーつくったほうが、発想力もあがっていいと思う。
まあ、たぶん作者の自由だから好きにやったらいいんじゃないかな?俺もそうやってるし。
549 :
◆qezNH3iUko :2006/07/12(水) 02:14:55.09 ID:UlUwb0ZT0
550 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 02:17:30.17 ID:n646E/py0
>>543 気持ちはわかる。俺も感想とか批評もらうと嬉しい側の人間だwww
ただ、やっぱり人それぞれなわけで。
最低限の決まり事はあっても、ルールに捕らわれるような事態にはなって欲しくないしね。
>>547 俺的にはアリ。
ただ、それぞれの作品は独立させて欲しい。
続けて読まないと意味がわからない、だとこのスレに投下する意味も薄れるし。
それぞれの作品は完成されたものであり、そしてまた続き物でもある、と。
逆に難しそうではあるがwww
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:18:47.14 ID:Q0iR1tOgO
久しぶりに北 お題下さい↓
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:18:58.64 ID:/5zLlpTO0
もうあとは寝るだけなんですが 眠気がきません。お題下さい。
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:20:35.74 ID:/5zLlpTO0
>>551 ちょwwwww何かスマンwwwwww
お題「缶詰」
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:22:03.41 ID:Q0iR1tOgO
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:26:16.19 ID:mc4KFdP90
今日はもう寝ようと思います。 ホシュするかた、お疲れ様です。先にきえます。
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:29:18.62 ID:FkghgWdK0
>>543 ここ最近は数名の方が積極的に感想をつけてくれてるけど、
そういったことを続けていって、スレ全体でいい空気がつくれるといいね。
>>537 俺も便乗して。
なんてのかな。安価小説スレの作品になってるね。
お題がお題じゃなくて、単なるキーワードとなっている。
ぶっちゃけ、お題がなんでも通用するんじゃね?って感じ。
もしも、こういった作品を書くのなら、
単にキーワードとしてお題を用いるだけじゃなく、
地の文や設定などにお題にまつわるエピソードを盛り込む。
関連性を含める。といった工夫をするべきだと思う。
また連作でもなんでも、完全に独立した物語とするべき。
何かの二次創作を含めて、読者に予備知識(俺設定)を要求する作品は、
物語をするものとしての重要な条件を、手抜きしてることになるので。
その点において、この作品は評価のしにくいものになってる。
オチはオチといいにくいレベルだし、何をみせたいのか、というものがみえてこない。
レス数に捉われることなく、まずは「完成した作品」を作るように心掛けると、
よいのではないでしょうか。
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:34:32.08 ID:UlUwb0ZT0
>>556 なるほど、把握しました。
明日の朝までの宿題にするのでお題を↓
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:43:23.95 ID:K6EqMIfoO
『ガラス』か、もしくは『艦隊』で
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:44:52.71 ID:PGedtzAs0
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:47:16.96 ID:K6EqMIfoO
スマンwwwwww だめなら『最果』で
561 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 02:48:59.64 ID:n646E/py0
『2重人格』携帯から書くには軽くなかった。投下してみる。
562 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:49:48.29 ID:eMmQfGS+O
スレ見付けて一気に読んだよ 自分に批評を書く能力があれば… 書いてみたいのでお題お願いします↓
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:50:05.51 ID:UlUwb0ZT0
>>560 把握wwwwそのうちのどれかで書くwwwww
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:50:50.03 ID:PGedtzAs0
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:51:14.83 ID:UlUwb0ZT0
>>562 ちょwwwwミスwwww
つ[お題:飲み屋]
566 :
「2重人格」1/2 ◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 02:54:54.35 ID:n646E/py0
解離性同一性障害という精神疾患を知っているだろうか。 私自身、そこまで詳しいというわけではないのだが。 2重人格、あるいは多重人格という言葉に置き換えれば聞いた事くらいはあるのではなかろうか。 小説や映画の題材に使われる事も多く、それが格好良いとでも思っているのか自分の事を多重人格だと言う人間も居る。 そういった者の多くは実際には解離性同一性障害ではなく、単なる『かっこつけ』である。 それが果たして格好良いのかどうかの議論はさておいて。 この精神疾患の原因として考えられるものは心的外傷、所謂『トラウマ』であるらしい。 性的虐待などの現実から逃れようとした結果、自我の同一性が損なわれてしまうと聞いた事がある。 言ってしまえば現実逃避なのだが。多くの人間が誤解しているように、解離性同一性障害は架空の病気ではない。 立派な、という言い方もおかしいが、病気なのである。 小難しい話になってしまったわけだが、これはまず、2重人格というものがどういったものなのかを知ってもらいたかったためだ。 今述べた知識を踏まえた上で、少々私の話に付き合って頂きたい。 離性同一性障害の人間には、しばしば高度な記憶喪失が見られるらしい。 昨日の晩御飯のメニューすら覚えていない私にしてみればよくある事だが。いや失礼、なんでもない。 現実逃避、という意味合いで考えれば記憶が無くて当然。覚えていたら逃避にはなり得ない。 しかし、記憶は残らなくとも記録は残る。 例えば昨日の晩御飯のメニューを紙に書いておけば、後で見た時に思い出せるわけである。人間の記憶とはそういうものだ。 記録を見て尚思い出せないのであれば、それは自分以外が残した記録という事になる。 それが数年前のものであるとか、年月が経っていれば話は別であるが。 こういった、自分が残した記憶の無い記録が、最近私の周りでしばしば見られるのである。 今まで私は、自分が2重人格であるなどとは思った事がない。 確固たる自我を持って、今日まで生きてきたつもりである。そうであるにも関わらず。 正直言えば、不安だ。考えてみて欲しい。自分が自分でないという事の恐ろしさを。 私の言いたい事は理解してもらえただろうか?助けが欲しいのだ。 それでは、実際に見てもらいたいと思う。 私の記憶に無い、私の残したと思われる記録を――
567 :
「2重人格」2/2 ◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 02:55:10.10 ID:n646E/py0
399 名前: ◆ih5a/uuYUk :2006/07/04(火) 16:21:43.16 ID:20oEDqrB0
学1年生♀ですけど
>>1000 までkskしてくれたら
おっぱいうpします><
完。
----------
解説:
◆ih5a/uuYUkは俺の以前使っていた酉。当然、↑の書き込みは俺がしたものではないwww
『文才がないなら小説を書けばいいじゃない』スレから居る人にしかわからないネタですまん。
しかも2回目wwwうはwwwww俺ダメスwwwwwwwwww
解説補足↓ こんな事もあったw
600 名前: ◆Xenon/nazI :2006/07/04(火) 23:06:11.77 ID:CJFr0IR20
>>504 遅くなったけど、thx。
かなり読み手に投げっ放しな作品になってしまったようだね、今回は。
幻想的なイメージで書きたかったんだけどね。
イメージを伝えきれなかったのは明らかに俺の落ち度だから、精進する。
784 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/05(水) 18:04:05.32 ID:olR/zdOu0
昨日のIDだと
>>600 等
学1年生♀ですけど全レスっていうのやってみます
http://ex16.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1151997456/ 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/04(火) 16:17:36.06 ID:CJFr0IR20
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:55:46.92 ID:eMmQfGS+O
569 :
552 :2006/07/12(水) 02:55:55.59 ID:/5zLlpTO0
お題【太陽】 「何が撮りたいんだか、よく解んないね。」 と自称写真評論家のおっさんは言った。 幼い頃に見た『真っ白な写真』を撮るためにカメラマンになろうと思った。 今になってみると、 何でそんな小さな出来事でここまでエネルギー燃やせたのか全然わかんないけど、 なんとなく自分の人生に確信めいたものを感じたんだと思う。 小中高とカメラ片手に青春を謳歌した。 初めて見た異性の性器も撮ってきた。 でもこれはいつか自分の手で『真っ白の写真』を撮るための布石。 地元で取った写真が市の公報に掲載されたりして、 妙な自信をつけたあたしは高校卒業と同時に上京した。 東京で生活を始めて三ヶ月。 撮影は勿論、バイト、出版社への持込、家事、恋愛、 生活は多忙を極めてたけどなんとかあたしは生きていた。 撮影の合間にたまたま立ち寄った某有名カメラマンの個展で、 樹液を吸う虫の写真の前に立って腕組みしてるオヤジに話しかけられた。
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:56:24.47 ID:PGedtzAs0
>>567 ま た そ の オ チ か !
だが笑ってしまった私がいる。悔しい…でも(ry
571 :
552 :2006/07/12(水) 02:56:26.66 ID:/5zLlpTO0
「君も、写真を撮るの?それカメラだよね。」 「え、ええ。」 「見せてもらえないかな?」 「え、ええ。」 見知らぬ人に話しかけられたら誰だってそうなる。 あたしだって例に漏れずおっさんの話に引き込まれちゃった。 写真を数十秒見つめた後、おっさん言われたのが最初に話した事。 一体どういう事。あんたが見せてって言ったんじゃない。 だいだいその写真なんて、あたしが目標を達成するまでの練習台に過ぎないのに。 言われっぱなしじゃ気が済まないから、あたし言ってやったの。 「私は『真っ白な写真』を撮るためにカメラマンになったんです。 今見せた写真なんて、それに辿り着くまでの練習みたいなもんなんです。 風景や人物を撮った写真の評価なんて、気にしませんから。」 ほら、言ってやった。おっさん、目を白黒させてる。 そりゃそうよね。こんなにキッパリと、意思を持って発言する女性なんて きっとこのおっさんの周りにはいないはずよ。
572 :
552 :2006/07/12(水) 02:56:46.00 ID:/5zLlpTO0
でも気付いたら、おっさんなんか震えてるの。 あたしの迫力にビビって泣いてるのかと思ったら、笑ってるみたい。 「それ、きっと太陽の写真だよ。シャッターを開いたまま太陽を撮ったんだ。」 その時のあたしの絶望感、あんたにわかる? あたしが人生を賭けて撮ろうと追い続けたものは、 ずっとあたしの頭の上にあったってわけ。 おっさんに無言で会釈をして立ち去ったあたしは 帰り道でこんな事を考えてたの。 ―――――オーケー、そういう事ならいいわ。 次は何を目標にしようかしら。 もうこのままフリーターやってようかしら。 だって結局探しものなんてて、 見つからないままかもしれないけど ずっと、身近にあるみたいだから。 終りです。
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 02:58:54.48 ID:1OoamyZm0
◆Xenon/nazI氏よ・・・そのお題出した者だけど・・・。 予想通りやってくれたな。
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 03:00:28.61 ID:UlUwb0ZT0
>>566 ちょwwwww
オチに爆笑しました。
VIPしか使えないネタでしかも内輪ネタっぽいけど、前置きが長い分にオチをスクロールした時の意外性は凄かったです。
このスレならではって事で、こういうのアリじゃないかな?と思いました。
で、本当に身に覚えが無いのかkwsk
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 03:00:53.20 ID:PGedtzAs0
576 :
552 :2006/07/12(水) 03:01:15.12 ID:/5zLlpTO0
初めて書きました。 自分でも意味わかんねぇwwww 何だこれwwwwww オマイラ暇だったらあーだこーだ言ってくれ。
577 :
「2重人格」2/2 ◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 03:06:06.66 ID:n646E/py0
>>569-
なるほど、そういうオチかwww
落とし方は巧いと思った。
ただ、そこに行き着くまでの表現に少々物足りなさを感じる。
時間軸のずらし方とか、もう少し工夫が欲しいかも。
>>571 の最初だけ会話が連続しててちょっと不自然。
>見知らぬ人に話しかけられたら誰だってそうなる。
>あたしだって例に漏れずおっさんの話に引き込まれちゃった。
此処の繋ぎもちょっと不自然に感じた。
後、俺は見知らぬ人に話し掛けられたら引き込まれる前にこっちが引くw
重箱の隅をつつくようで申し訳ないが。
>写真を数十秒見つめた後、おっさん言われたのが最初に話した事。
おっさん『に』が抜けてるかと思われ。
あと、文法的な事に関して。
『会話文の最後に句点は不要。』
『――(ダッシュ)は2本。』
あと、この作品では使われてなかったけど、
『・・・(中黒)はつかわず、……(3点リーダ)2つ』
これがよく言われるから注意。
ちょっと辛口っぽくなったけど、最初に言った通り落とし方に関しては巧いと思ったwww
578 :
◆qezNH3iUko :2006/07/12(水) 03:06:13.73 ID:UlUwb0ZT0
>>571 お題の使い方が上手いですね。太陽を取ると白く写るのは始めて知りました。
ポジティブで直向きな女主人公には好感が持てますね。
ただ、あっさりとカメラマンになるのを諦めたのは前半の流れから考えてちょっと残念だなぁ、と思う所も。(目的を達成したってのを踏まえても、「でもあたしは続けてやる!」ってなるのを予想してただけに。)
とはいえ、逆にさばさばしてる所も非常に魅力的なんですけどねw
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 03:13:29.53 ID:gU1WXTqG0
580 :
552 :2006/07/12(水) 03:16:54.85 ID:/5zLlpTO0
>>577 >>578 dクス。ためになります。
写真が白くなるかは知りません。
テレビかなんかで見た気がするから、
たぶんなんじゃねwwwwwwくらいの勢いでした。
繋ぎが不自然なのはご最もです。
感じてはいたものの修正できず、で力不足が出ました。
581 :
◆lVMTSNIFdk :2006/07/12(水) 03:18:12.73 ID:n646E/py0
名前かえるの忘れてたwwwww
>>570 うん、またなんだ。済まないwww
>>573 そんな予想してお題出したのかお前さんはwwwwwそれはそれでワロスwww
でも俺は『携帯から軽くかけるお題plz』って言ったはずなんだが?w
>>574 kwskも何も俺じゃねーよwwwww
逆に言うと『此処でしか使えない』ネタになるから、本来こういった落とし方は避けるべきなんだが。
楽しんではもらえたようなので何よりw
まとめサイトに過去ログあるからそれの
『文才がないなら小説を書けばいいじゃない』スレ
>>399 ,775-776,780-781,783,785-786,820
の辺の流れを見た上で
>>842 にある『黎明』って作品を読んでもらうとより一層今回の作品がわかってもらえるかと思う。
……自分で書いてアレだが面倒だなwwwww
582 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 03:19:24.81 ID:n646E/py0
酉違ぇwww半角と全角がちがったっぽwwwww
>>581 も俺ですwwwww
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 03:21:20.17 ID:KcJpBDbW0
>>566-567 序盤のごちゃごちゃした説明から、2レス目で落としたやり方がよかた。
説明も筋が通ってるみたいだし、言葉の硬さが概ね自然な感じだった。
ただ、
>いや失礼、なんでもない。
ここだけ浮いているかな。
大小あれど、他は淡々と独白してるのに、ここだけ誰に対してだか分からない、いい訳してる。
そして最後に、
や は り 本 人 だ っ た の か
584 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 03:25:54.30 ID:n646E/py0
>>583 thx。
やはりそうか。
ちょっとおどけた感じで表現したかったのだが、浮いてしまってるな。
だから俺じゃないと何回(ry
585 :
◆qezNH3iUko :2006/07/12(水) 03:26:53.10 ID:UlUwb0ZT0
>>580 自分も言って置いてなんですが、これと言ってしっくりくる改良案が思い浮かばないですね・・・。
やはり主人公の思いが強い、っていうのが話の起点になってる為に、上手く動かせないですしね。
SSはやはり伏線の詰め込み方やキャラクターの肉付けが困難になりますからねぇ。
完全に違和感の無い作品を書くのは難しいって事で一つw
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 03:27:28.87 ID:1OoamyZm0
>>581 いやなに・・・本人であろうとなかろうと、一度そーゆーネタで書いてるってのも知ってたから。
つまりは二度目も簡単であろ・・・、ごほっいやなんでもないよ。
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 03:38:15.89 ID:KcJpBDbW0
>>569 >>571-572 気になった点。
1レス目は私の語り口調に説明しようという、いくらかの落ち着きがあるのに、
2レス目の会話文以降から、地の文までが口語全開になっちゃって、崩れまくってるところ。
地の文の語りは、主体の思考の部分でもあるので、
文体が変化をしてしまうのは、好ましくないかな、と思います。
よほどの狙いがない限りは、文体は統一。これが基本かな、と。
この作品で言えば、
>〜ちゃった
>〜たの
>〜よ
ポイントはこの辺の言葉遣いをどう処理するか、ですかね。
崩れた口調で綴るなら、最初から、がよいと思われます。
588 :
552 :2006/07/12(水) 03:42:47.32 ID:/5zLlpTO0
>>587 貴重なご意見ありがとうございます。
途中からテンション上がっちゃいました。
やっぱ書き手が支配してなんぼですね。
じゃあ漏れはもう寝まつ。
楽しかったのでまたスレ汚しにきまつ
おやすみなさいノシ
589 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 03:53:36.55 ID:n646E/py0
590 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 03:56:38.45 ID:K6EqMIfoO
>>589 自分で忘れてとか書いてたのにwwwwwww
591 :
◆qezNH3iUko :2006/07/12(水) 03:59:28.14 ID:UlUwb0ZT0
>>589 ようやく真実にたどりついた。
俺 と 結 婚 し よ う
592 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 04:12:56.18 ID:n646E/py0
>>590 ネタとして活用できるものは活用すればいいのさwwwwwうはwwwこれがVIPクオリティwwwww
……うん、あんまりクオリティ高くないんだ。済まない(´・ω・`)
>>591 真実なんて、そんなに簡単には見つからないんだぜ?
お前さんが美少女なら考えてやってもいいwwwww
593 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 04:19:23.60 ID:n646E/py0
酉変えてから普通の小説書いてない気がしてきたorz 元々大した物書きでもないがなwww お題plz↓
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 04:24:47.30 ID:cQtEtlah0
ひよこ
595 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 04:31:16.30 ID:n646E/py0
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 05:08:51.23 ID:n646E/py0
ほ
597 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 05:20:23.79 ID:W7wRGtGK0
チュンチュン...
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 06:22:29.93 ID:W7wRGtGK0
>>496-502 オイラが出したお題で書いてくれてるーヾ(*´▽`*)/
難しいお題だったみたいでゴメスwwwww
面白かったよー、親近感の持てる主人公だww
てか、エスカルゴごときで吐かなくてもいいじゃないwwww
比喩表現が洋書を和訳したようなギコチなさを感じるのはオイラだけか?
ワザとか?
途中で飽きさせる事無く 最後まで読ませる力が有ると思う。乙!
599 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/12(水) 07:54:15.70 ID:fbL/sRZd0
>>273 「家族」でSSを書くキャンペーン。
いつもこのスレで書く感覚でいけば字数規定はOK。
奇想天外摩訶不思議な家族がいる奴は要チェックや!
7月31日までなので注意。
>>283 かの電撃主催の企画。
テーマは「8月31日」。そしてその中に”日焼け”と”トライアングル”というキーワードを絶対に組み込まなければいけない。
字数制限は2000字。だいたい1.5〜2レス分で、これを超えるとアウトだ。
期限は8月31日。まだまだ余裕あるぜ。
2つの賞をまとめてみた。上にスクロールで戻るのがめんどかったからね。ほぼ自分用。
俺は電撃の方は出すつもり。できたらこのスレに載せるけどw
2000字という制限をどうするかな・・・。
600 :
◆6CJMlHu4u6 :2006/07/12(水) 08:04:41.56 ID:nJAoX3n8O
↓お題お願いします、書けないかもしれないですけど;
601 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/12(水) 08:06:14.85 ID:fbL/sRZd0
イルカ
602 :
◆6CJMlHu4u6 :2006/07/12(水) 08:08:57.57 ID:nJAoX3n8O
把握。時間かかりそうだけどいってきます。
603 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/12(水) 08:40:40.69 ID:fbL/sRZd0
保守
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 09:01:52.18 ID:NX1Fb/xz0
↓お題くれ。
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 09:07:05.64 ID:W7wRGtGK0
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 09:07:43.99 ID:NX1Fb/xz0
おk thx
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 09:12:57.18 ID:NX1Fb/xz0
出勤前保守
608 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 09:15:05.81 ID:aIj6qn1D0
らめぇええええええらめぇえぇぇぇええええ おkkkkkおkkkkkk らめぇえええぇぇぇぇぇえらめぇえぇえぇっぇぇぇ うはwwwwwwwおkkkkkkkk らめぇぇぇぇぇぇぇぇらめぇぇぇぇぇっぇぇぇえ ハァハァハァハァ ・ ・ ・ おかしいよね、僕魔術師なのに立ち入り禁止区域に息子が入れるわけないよね( ´・ω・`)
609 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/12(水) 09:25:36.48 ID:fbL/sRZd0
ほ
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 09:30:55.03 ID:mc4KFdP90
おはよう保守
↓お題くれ。
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 09:32:46.28 ID:K6EqMIfoO
戒
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 09:43:13.15 ID:4y1/7TdM0
お題くださいな↓
614 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 09:45:09.81 ID:l1bwzhKSO
スク水
615 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 09:45:52.40 ID:4y1/7TdM0
616 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 10:30:06.75 ID:K9wVY5nr0
お題おくれ↓
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 10:35:34.53 ID:jBWif84fO
翼
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 10:52:35.18 ID:oYf3DOpg0
個展いいなあ。書き手なんて大方自己顕示欲強いからモチベーション高まる。
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 10:54:08.39 ID:2oZ4PQCYO
ケータイよりお題求む。 書くのは家に帰ってからだけど。
620 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 10:54:38.42 ID:6LvErN0G0
八つ裂き
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 10:57:19.51 ID:2oZ4PQCYO
622 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 11:12:36.93 ID:NG48tMLE0
>>599 まとめてくれてありがたい!
最近見てなかったんで、気付かないところだった。
こんなのあるんだな。
とりあえず自分の締め切りが間際で、週末の品評会すら参加できてないけど…。
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 11:34:12.97 ID:7lcvmLGH0
>>599 よし、俺も電撃だそう。
おまいらには悪いが、最優秀作品の座は俺がもらったぜ
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 11:56:53.06 ID:54l06P8e0
何かお題をおくれ↓
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 11:58:32.16 ID:9+bc0prvO
昨日もらったお題より 『高速道路』 久しぶりに、高速道路で渋滞に巻き込まれた。 よりによってこんな時に。 私は苛立たしげにハンドルを叩いた。 にぶいクラクションの音が鳴る。まるで私をからかうように―― 先週の日曜日、恋人にフラれた。 デートが終わった後、ごめん、だって。 あいつもいろいろ考えたんだろうけど、言われた私には突然だったわけで。 だから散々あたり散らした挙げ句にあいつのほっぺたを思い切り張り倒すくらいは当然の権利だと思う。 家に帰って、やっと涙が出てきた。 お酒を飲んだらもっと出てきた。 おかげさまで、月曜日は二日酔いだった。 会社に電話を入れると、有給から引いとくから、と含みたっぷりに言われる。 そういえば、有給なんかしばらく使ってなかった。 残りの日数を聞くと、あと15日。私は一週間の有給をもらった。 傷心旅行は、北陸の温泉地。貯金を少し崩して、2、3日遊ぶことにした。 私は、それなりに満足した。 気持ち良く帰るはずだった。 いつまでも動かない行列に思わず叫ぶ。 「道端にトイレくらい置いときなさいよ!」 私は涙目になりながら、込み上げてくるものに耐えていた。 ― 完 ― 感想と指摘ください。
一人称多いだな。 この長さだと三人称は難しいのか?
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 12:13:49.21 ID:54l06P8e0
>>626 おk、把握。
>>625 中々悲惨なww
オチは上手いけど、この状況に対する主人公の焦りとか苛立ちの感情をオチの直前まで入れてみてもよかったかも。
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 12:17:25.87 ID:mWWpWj6DO
流されても泣かない、挫けない。 孤軍奮闘大いに結構。 それこそがvipクオリティだと信じて。 さあ、今日も御題を頂戴しに馳せ参じた。 なんであろうと構わない。 plz
630 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 12:19:44.12 ID:RN1WYUxl0
>>625 ちょwwwwwwセツナスwwwwwwwwww
おもろかったおwwwwww
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 12:20:13.03 ID:RN1WYUxl0
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 12:22:30.45 ID:mWWpWj6DO
>>631-632 把握。
睡眠薬とほうき星だな。
こいつはコラボのし甲斐がありそうだぜ…ッ!
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 12:27:49.72 ID:9+bc0prvO
感想ありがとうございます。 もうちょっと時間あるかな。お題ください↓
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 12:28:25.45 ID:7lcvmLGH0
>>625 倒置が多すぎるな。文章の歯切れはいいけど、流れが悪い。
体言止め、倒置法を多用すると文章が上辺だけになって、ポエム化する危険が大。
強調したい表現、単語、場面、etc. に使ってこそ、初めて効果を発揮する手法なので、
単に文章のリズムを生みたいだけなら、安易にこれらに頼らずに、ちゃんと文章を練った方がいいと思う。
>よりによってこんな時に。
これをオチまで引っ張ってるけど、引っ張りすぎ。
読者はなんでそんなことを言われたのか、まったく情報がないまま、長い述懐を経て、オチまで進まされる。
そこでようやく説明されても、なんだ、そんなことか。で終わる可能性が高い。
なぜなら、苛々しているはずなのに、道中の語りはいたって普通で、焦りが全然みられない。
ちゃんと苛らついている理由、あせっている理由を、匂わせないと、読者はついていけないんじゃないかな。
>有給
これ、どこかで有給休暇と書かないと、何のことだか。
口語じゃ「有給」でいいかもしれないけど、文章では分かりにくい。
電話の記述もなく「携帯」と書いて、携帯電話をさすとは限らないのと同じ理由で。
オチ自体は悪くなかったと思う。
>>627 主観視点で書きたい人が多いだけじゃね?
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 12:33:00.66 ID:UcofX7DX0
>>625 文章が読みやすく、面白かったです。
ただオチへの展開が急すぎて、もう少し段階を踏んでも良かった気がします。
637 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 12:33:10.27 ID:3v2QS8rvO
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 12:41:33.05 ID:9+bc0prvO
うおっ、こんなに感想がっ><
ありがとうございます。
いくつか狙った表現はありますけど、伝え切れてないのは技量不足。
ひねり具合のさじ加減はまだまだ勉強中なので指摘もらえたとこは有り難いです。
>>637 把握しました
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 13:12:43.19 ID:UcofX7DX0
ほ
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 13:27:10.43 ID:54l06P8e0
>>626 の「海開き」。バカな話だけど寒かったらスルーしてくれ
641 :
男溺れる :2006/07/12(水) 13:28:28.42 ID:54l06P8e0
「ぎゃー!ちょ、待って、足攣った!足攣った!助けて死ぬ!」 「まて、落ち着くんだ、まだ慌てるような時間じゃない」 「慌てろよ!溺れてんだよ俺!下に足着かないんだよ!滅茶苦茶怖ぇえんだよ!お母さーん!」 「あははは、俺溺れてるヤツって初めて見た」 「意外に面白いもんだな」 「ああ。特にあのいっぱいいっぱいの顔が間抜け過ぎて笑える」 「手前等人でなしか!?早く助けろよ!てか助けて!助けてください!」 「でもさ、思うんだけど、溺れてるワリには声はっきりしてるよな」 「ホントだ。何だ、演技か?つまんねーぞー!」 「ごばがぼげぼがば、ごれで、い、いいがばがやろヴがばば」 「うわ胡散臭っ」 「どうじろっづーんだよ!がぼがばば」 「しゃーねーなー。ほーら、浮き輪投げんぞー」 「ごばばば」 「あ、何か全然飛ばねー」 「そうだ、あれ穴開いちまったんだよ。結構豪快に」 「何だそれ先に言えって」!!」
642 :
男溺れる :2006/07/12(水) 13:28:56.38 ID:54l06P8e0
「だずげごぼがぼぼ」 「あ、沈んだ」 「手だけ出てもがいてるのが何だか悲しいね」 「ちょ、ちょっとそこ何やってるのー!?」 「おお、筋肉ムキムキライフセーバー」 「なんだそのキャッチフレーズ」 「すみませーん、ちょっと友達が溺れててー」 「なんですって!?あたしにまかせなさい!直ぐに助けて人工呼吸してあげる!!」 「……カマ言葉?」 「あたしの胸に飛び込んでおいでぇぇぇぇぇ!」 「……。助けとけばよかったかな……」 「ぶは、げほげほ、よかった治った、危ねぇぇぇ……ってうおーい!何!?何!?」 「危なかったわね坊や!さあ、陸に上がって人工呼吸よ!」 「え?いやいやいや待って待って大丈夫ですよ俺平気ですからちょっと待ってってうわ速ッ!?もう浜!?やだ、待って、やだやだ無理無理無理無理!」 「いざ、マウスチューマウスッ!」 「ちょ、ま、いや、ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」 「――っていう夢を見た」 「うっわ」 「最悪だなお前」 電車に揺られて男三人、海開きの海へ行く。 「正夢ってあるじゃん?」 「死んでください」 終。
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 13:32:58.88 ID:54l06P8e0
:昨日花火を見たんで ヒューン… ドンッ! パラパラパラ… 「きれいねー…」 「牡丹」 「…うん」 ドンッ!パラッ、パラパラパラパラ………ドドン!! 「わ、おっきー。すごいきれーい…」 「うん。」 「…」 「…君の方が…」 「…え?」 「…なんでもない」 「気になるよー。ちゃんと言ってよー。」 「やだよ。似合わんもん」 「だめ、最後まで。」 「ガラじゃない」 「いいじゃない。物は試し。」 「…あー、ホラ、大玉来る。」 「はいはいw」 …ドンッ! パラパラパラ…
うん。寝よ。疲れてる。
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 14:10:44.02 ID:UcofX7DX0
647 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 14:33:34.31 ID:EqhfZZMIO
ほ
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 14:47:35.18 ID:9WCFSnnB0
ほ
649 :
◆sTg068oL4U :2006/07/12(水) 14:53:37.49 ID:S5oWuOgm0
今回も品評会出れなかったな(′・ω・ `) 品評会のお題で書いてみたんですけど、投下してもいいですか?
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 15:01:08.47 ID:UcofX7DX0
いいと思うよ
651 :
◆sTg068oL4U :2006/07/12(水) 15:01:56.98 ID:S5oWuOgm0
じゃあ投下 お題:雨宿り タイトル:雨の商店街
652 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 15:02:23.76 ID:w1DHH/qHO
>>649 何を確認する必要がある。
投下したまえ。
うはwww俺偉そうだwwwww
653 :
雨の商店街 (1) ◆sTg068oL4U :2006/07/12(水) 15:02:57.07 ID:S5oWuOgm0
雨に濡れた地面が凍結したように滑りやすくなり、僕は派手に転んだ。 起きあがろうと手をつくもツルっと滑り、何度も倒れ込む。 立ち上がろうと悪戦苦闘する人、自転車が止まらずそのままの勢いで壁にぶつかる人、 突然の雨と満足に歩けない道に邪魔され雨宿りをする人、寂れた商店街でも大騒ぎになった。 僕は歩道から今居るシャッターの閉まった商店の前まで転がり、そこで手を貸してもらい漸く立てた。 なかなか起きあがれない僕を助けてくれたのが、横にいる夏服の女の子だ。 彼女は傘を持っていなかったので、雨が降り出してすぐ軒下へ駆け込み難を逃れたのだ。 「この雨、何なんでしょうね」 夏服の女の子が呟く。僕は手に傘を持ち、軒下から雨の降る通りを眺める。 「油でも降ってきたみたいだよね」 「コンクリートに油を撒いたら滑りそうですけど、もっとさらさらしてますよね。油って」 庇から水滴が垂れる。トロっとした透明の液体が、ゆっくりと地面に落ちる。 「そうだね、少なくともトロっとはしてない気がする。糊みたいな粘り気があるよね。 透明じゃないけど、小学校のあったアラビックヤマトって糊みたいだ」 屋根で寝ていて逃げ遅れたのだろうか、庇から猫が3匹落ちてくる。 生まれて初めて、猫が着地に失敗するところをみる。 「糊の雨も大惨事ですけど、滑る性質は無いですよね?粘り気と滑る性質を持ち合わせたもの、 なんなんでしょう・・・・・・うまい例えが見つかりませんね」 ”これはローションの雨だね”と言えばスッキリしそうだが、それはいえない。 無色透明で適度なトロミ、そして滑りが良くなる液体、 空から降ってきた液体は、まるでローションのようだった。 吉原辺りにドラム缶を持っていけば相当な経費節減になるだろう。 今ならドラム缶一杯で赤字覚悟の3割引、そんなにローションが経費の割合を占めてないか。 「なんなんでしょうね、この雨」 今考えていたことを悟られぬよう、顔を背ける。
654 :
雨の商店街 (最後) ◆sTg068oL4U :2006/07/12(水) 15:03:39.29 ID:S5oWuOgm0
”ローションみたいな雨”といって説明をするのが親切だろうか? でも「それ何に使うんですか?」と真っ直ぐな目で聞かれたらなんと答えればいいんだろう? 車がスリップしたのだろうか?遠くの方で自販機の倒れたような音がする。 それから暫くして、大量の金色の缶が右から左へずらずらと流れていく。 リアルゴールドの一群は、転がらずに地面を滑って僕らの前を横切る。みんな濡れてる。 「こうして水滴を見てると糊みたくトロッとしてるのに、滑るなんて不思議ですね」 彼女は雨が体にかからないギリギリのところまで身を乗り出し、滴る水滴を観察していた。 それを掌に受けて貯め、もう片方の手で上に持ち上げる。もう一度掌に戻して今度は伸ばす。 「ベタベタするけど面白い、これせっけんみたいですよ!」 彼女は石鹸を泡立てるように手と手を擦りあわせる。細い指一本一本がテカテカしている。 次に右手を左手で握り、左手を何度も出し入れさせる。滑りの良さに新鮮な驚きを感じ、はしゃぐ。 念入りに手洗いをする幼児みたく、細い指をひとまとめにして激しく動かす。 時々指を回し、または握った方の手を動かす。彼女のテンションが上がると共に、動きも速くなる。 雨宿りの退屈凌ぎで他意は無いのに、僕は彼女を真っ直ぐ見ることが出来ない。 「やめろ!」 声を荒げた後、激しい自己嫌悪が襲ってきた。一点の曇りもなく自業自得だ。 「こんな異常な雨、体に何か害があるかもしれないし・・・・・・軽い気持ちで触らないほうがいいよ」 あっけにとられ振り向いた彼女に取って付けたような注意をする僕、最低だ。 「そうですよね、すいません」 僕はポケットに入ったティッシュを摘んですぐ離し、別のポケットに入れたハンカチを手渡した。 その時だったろうか、徐行していたはずの救急車が歩道へ乗り上げ、僕の方へ近づいてきたのは・・・・・・ 終わり
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 15:38:18.41 ID:54l06P8e0
えっと、今度はマジメに書くんで、お題ください
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 15:38:33.74 ID:UcofX7DX0
発想がすごく面白いのですが、活かし切れなかった感じがしてしまいました。 途中で挫折したのでしょうか。もう少し先を読みたいです。 せめてローションの謎だけでも……。
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 15:39:10.84 ID:UcofX7DX0
658 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 15:40:33.49 ID:54l06P8e0
659 :
◆Xenon/nazI :2006/07/12(水) 16:05:55.16 ID:w1DHH/qHO
>>653 そこはかとなくエロスwww
面白かったんだけど謎が謎のままで終わるから消化不良気味。
もうちょっと煮詰めてくれるとよかったかな。
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 16:43:44.24 ID:54l06P8e0
ほ
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 17:03:41.03 ID:EqhfZZMIO
ほ
662 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 17:24:01.72 ID:7lcvmLGH0
に
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 17:29:12.16 ID:6LvErN0G0
べ
664 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 17:51:51.20 ID:UcofX7DX0
に
流れを読まない俺がお題求む
666 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 18:02:36.73 ID:cQtEtlah0
ポケットティッシュ
667 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/12(水) 18:02:58.46 ID:bl1ZvgFO0
オレンジジュース
668 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/12(水) 18:04:56.05 ID:bl1ZvgFO0
敗北orz
ってかこのスレの
>>496 の人とID被った。
他人とID被ったのは初めてだけど、なんだか変な感じだなw
まぁ、どっかの誰かみたいに女子中学生のフリしてないだけマシか。
669 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 18:06:01.49 ID:mc4KFdP90
お題くらさい
672 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 18:26:35.42 ID:5wJKUEQ70
age
673 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 18:27:57.11 ID:Si6dyUBEO
サンドイッチマン
674 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 18:30:17.47 ID:5wJKUEQ70
675 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 18:35:42.08 ID:coxewuSF0
676 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 18:41:21.13 ID:U7+Svyai0
お題PLZ↓
677 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 18:42:03.26 ID:PGedtzAs0
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 18:45:35.49 ID:U7+Svyai0
おk把握
679 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/12(水) 18:46:58.17 ID:bl1ZvgFO0
>>675 超短編はかなり面白そう。空白込みで800字って、1レスにも満たないワンダーランドだな。
まだ2週間くらいあるから、ちょっと参加する気になったww
作品作り次第このスレに載せたいな。
680 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 20:49:46.79 ID:UcofX7DX0
ほ
681 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/12(水) 20:52:28.43 ID:qxKNCQim0
おっと、ようやく復活した
>>675 の超短編に参加しようと思ってる人挙手
682 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 20:54:09.69 ID:UcofX7DX0
>>681 10編までおkらしいから、過去の作品でも送ってみようかと。
683 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 20:54:31.28 ID:FQXh8L190
やっと復活したか
とりあえずこのスレの過去自作でも送ってみようか。 しかし投稿フォームが解り辛い…… せめて例示の一つもしてくれんものか。
685 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 20:57:56.84 ID:FQXh8L190
長編メインでやってきた俺が
>>675 に応募しようと思ったら、
超短編というか、歌詩に近いもんしか書けんな
686 :
スク水 :2006/07/12(水) 21:00:03.01 ID:4y1/7TdM0
今日は待ちに待ったプール開きの日だ。 雨や予想外の寒さのせいで予定より遅くなったが、ついにこの日がやってきた。 紺色の水着に身を包んだ天使達がついにプールに舞い降りるのだ。 想像するだけで、まさに天国と言える光景だ。 そして!この学校の水着はいまだに旧スク! グレート、最高だ。 キーンコーンカーンコーン む、始業のベルだ。 こんなところで妄想してる場合ではない。 急いでプールに向かわなければ授業に遅れてしまう。 待っててくれ俺の天使達! 今行くからな! プールへ着くと天使達が皆一斉に俺を見つめてきた。 そんなに俺の到着が待ち遠しかったのか。 遅れてきてすまなかった許せ我が天使達よ。 「……あの」 やはりスク水は濡れてる状態が最高だな。 「あの!」 おっと、我が天使の1人が俺のことをお呼びのようだ。 「どうしたんだい? 我がエンジェル」 「エンジェルじゃありません。木村先生なんでプールにいるんですか?」 何故、ここにいるかって? そんなの決まってるじゃないか。 「天国を見に来たのさ」 「いや、意味がわかりません。ていうか先生の担当国語じゃないですか」 「そんな些細なことはどうでもいいじゃないか我がエンジェル。さぁ俺のことはいいから泳ぎたまえ」 「エンジェルじゃありません。私達のプール覗きに来たんですか?」 「覗きじゃないさ、俺はただ君達、スク水の天使がいる天国に来たかっただけさ」 「もう帰れ」 終
687 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/12(水) 21:01:14.11 ID:33egd9PB0
せっかく今まで書いてみたからね、ただでプロに見てもらえるならだしてみようかなw
688 :
スク水 :2006/07/12(水) 21:01:49.82 ID:4y1/7TdM0
流れぶった切って投稿 スク水ってお題は夢が広がりすぎてなかなかまとめられなくてこんなのになってしまった よければ感想お願いします
689 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 21:02:44.18 ID:Eg/+oOMf0
へー未発表じゃなくてもいいのか。送り放題だな
690 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 21:04:19.18 ID:FQXh8L190
過去作一つ一つ文字数カウント機能で見てみたら一作品もねぇwwwwwwwww
691 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 21:04:38.49 ID:8I9Mh2bf0
692 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/12(水) 21:13:36.19 ID:qxKNCQim0
>>675 の超短編だけど、改行後の空白も字数に数えますってあるじゃん。
その改行後の空白を、テキストエディタでどう測ればいいかわからん。
やっぱり原稿用紙に習って1行20文字でやった方が安全なのかなぁ。
693 :
691 :2006/07/12(水) 21:15:29.14 ID:CGEvwuwY0
694 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 21:21:33.04 ID:UcofX7DX0
400字詰め原稿用紙2枚ってことでしょ? ほとんどの作品がオーバーしてた件。
695 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 21:25:09.12 ID:CGEvwuwY0
過去作品全滅だった……
696 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 21:30:10.36 ID:NG48tMLE0
お題希望
697 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 21:33:28.58 ID:8VndKVpH0
やまびこ
698 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 21:35:49.02 ID:8VndKVpH0
699 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/12(水) 21:38:08.31 ID:qxKNCQim0
>>693 言い方が悪かったかなぁ。
たとえば、
「ありがとう」
ぽつりと、彼は言った。
だと、普通に字数数えたら18だけど、原稿用紙なら改行してるから31文字計算じゃん。
そのへんはどう数えたらいいのかなぁと思って。
俺が単にエディタを使いこなしてないだけだったらごめんね。
700 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 21:41:45.97 ID:FQXh8L190
>>699 原稿用紙換算って規定には書いてあるから、多分31字だと思う
問い合わせもしてないし、あくまでも推測ですが
701 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/12(水) 21:45:59.29 ID:33egd9PB0
様は、「」後の空白もあわせて800文字しかお前らにスペースやらんぞ。ってことだろう。
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 21:47:10.61 ID:K6EqMIfoO
過去の作品は公開されてんの?
703 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 21:49:31.92 ID:CGEvwuwY0
704 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/12(水) 21:50:39.18 ID:qxKNCQim0
>>700 >>701 うん、やっぱ31文字だよね。
問題は、というか俺が言いたいのは、
自分で書いてるときにどうやって自作品の原稿用紙形式の文字数を測ればいいか。
素直にテキストエディタを20×20にする?
705 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 21:52:25.06 ID:UcofX7DX0
706 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 21:55:55.79 ID:FQXh8L190
>>704 それが手っ取り早いかも
俺のエディタは一行の文字数を指定すれば勝手に折り返してくれるから便利だ
スレに投稿する作品は一行50文字でやってたりする
707 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/12(水) 21:58:47.29 ID:33egd9PB0
>>704 まだ全部使いこなしてるわけではないから分からんが、
>>691 のソフトだと原稿用紙出力が出来るみたいだよ
708 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 22:06:13.07 ID:coxewuSF0
>>704 >>273 の文芸社のHPにwordのテンプレートがあった
それは20×20になっているので使うといいかも
709 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 22:08:28.33 ID:hypbNIjwO
よかったらお代くれないか↓↓
710 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 22:09:05.61 ID:K6EqMIfoO
>>703 それ見たら、入選しなかった時の事を考えると怖くなったwwww
711 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 22:09:35.91 ID:52GRK8Lh0
受験生の夏
712 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 22:11:09.40 ID:K6EqMIfoO
713 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/12(水) 22:12:27.91 ID:qxKNCQim0
>>705-708 thx、しばらくエディタいじってみて、無理ならWord使うわ。
それにしても、改行込みで800字は死ねる。
モチーフ厳選しないとちょっと無理だな。
過去作品ってHPに載ってたっけ?
714 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 22:12:38.72 ID:A1igf9uD0
初めてだがお題頼む↓
715 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/12(水) 22:13:09.03 ID:qxKNCQim0
高速道路
716 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 22:14:09.53 ID:A1igf9uD0
717 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 22:18:02.18 ID:UcofX7DX0
718 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/12(水) 22:30:03.64 ID:qxKNCQim0
保守 このスレの癖で、テーマが決まらないと800字で書けない俺ガイル
719 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 22:30:46.50 ID:Eg/+oOMf0
>>718 そこはほら、あれだ。
安価↓でテーマぼしゅ(ry
部屋は赤橙色に染まっていた。 時計の長針と短針は一直線となっている。 私は包丁を手に握り、「それ」と長い対峙を続けていた。 包丁の重みは私の手に汗を滲ませる。 私は包丁の刀身を見た。 鈍色の刀身は、夕日の光を跳ね返す。思わず目が眩み、瞑る。 溜まる唾が口内を埋め、私はごくりと飲み込んだ。 「さあ、やろう」 自分を鼓舞するべく、私は決意を込めて呟く。 これは、積年の宿題で、私はその宿題を片づける。ただ、それだけの事なのだ。 そう心で繰り返し、私は「それ」に刃を突き立てて、八つ裂きにする作業へと移った。 俎上にあると言える「それ」に刃を立てようとして、改めて私は気づくことがあった。 「それ」の纏われた物を取り除かねばいかないという事である。 「ちっ」 舌打ちが「それ」と私以外誰も居ない部屋に響き、私は傍らに包丁を置く。 「それ」が動く事なんて有り得ないことではあるのだが、 私は慎重にその衣を剥がす作業を進めた。 剥かれたその隙間から、白い身がその姿を現す。 「面倒臭いもんだ」 と、なかなか初期の目的へ到達できない事に苛立つ私だったが、 1分も経たぬうちに、全てそれを取り払うことができた。 「よし」 私は再度包丁を握る。 一種の感激と共に、私は包丁をその白い身へと突き立てた。 少し手が震える。白い身に刻まれる切り口は荒いものとなるが、私は一向に構わなかった。 だが。
「ただいまー」 その瞬間、玄関のドアが開く音と共に、妹の無邪気な声が響いてきた。 いつもより、帰ってくるのが早い! 私の心拍の間隔は突然、短くなってゆく。 マズい、マズい、マズい、マズい! この光景を見られるわけにはいかない。突如暴れ出す心臓をなんとか宥め、私は「それ」をあわてて隠す。 「あー、疲れた」 声と足音はだんだん近くなる。早く隠せ!だが、心の叫びとは裏腹に、一向に手も体も動いてくれない。 「あれ?お兄ちゃん何してるの?」 「!」 間に合わなかった。全てが終わったと、冗談ではなく心の底から、私は思った。 「……どう、したの?」 答えようとしない私に彼女は異様な雰囲気を感じたのだろう。言葉が少し途切れながら出た。 それから私の背で隠れている「それ」を彼女は覗き込んで、 「…………」 絶句した。 何を言って、彼女は私を詰るだろう。そう思って顔を見る。 しかし、彼女は私を怒鳴りつけるわけでもなく、ただ一言微笑んでこう言った。 「これは、お兄ちゃんのする仕事じゃないよ」 「だけど」 「私が、やる」 彼女の発言は、普段の彼女と同じ、優しい私を思いやってくれる物だった。 だが、彼女の手を患わせるわけにはいかない。 私が「それ」を切り刻まなければならない。 そうでなければ、積年の宿題を果たせぬまま、私は今日という日を終えるのだ。 包丁を取ろうとした彼女の手をはねのけて、私は三度、包丁を握り直す。 そして、「それ」に刃を立て切り刻み、八つ裂きにする。 何故か、目から酷く涙が出ていた。隣にいる彼女も泣いていた。 そして。
「お兄ちゃん、何も玉ねぎにしてないでしょ」 「え?」 「涙がなるべく出ないようにするやり方があるの」 結局、彼女が全て調理した。 今日の晩飯はハンバーグである。 玉ねぎの八つ裂き、もといみじん切りすらできぬ私は、席に座り込み自分に深い絶望をしていた。 せっかく家族のいない隙を縫って玉ねぎ、挽肉、パン粉などを買い揃えたのだが……。 その努力も全て水泡に帰した。 ハンバーグをナイフで切りながら彼女は言う。 「でも、驚いた。お兄ちゃんが料理だなんて」 私は、ニンジンのグラッセにフォークを突き立て、 「悪いか」 と一言抗弁した。 「悪くはないよ。今年の春から自炊しなきゃいけないんでしょ?」 「ああ」 「でも、料理本とか見ないで作るのはちょっと無謀じゃない?」 「……」 見ないでもできる。なんて思っていたとはさすがに言えず、私はただ黙りこむ。 「誰にも教わりたくない、誰にも見られたくないってのはお兄ちゃんらしいけどね」 「……」 「恥ずかしいことじゃないんだから。今度は私が一から教えてあげる。まあ、任せなさい」 「……お願いします」 胸を軽くポンと叩く彼女に私は有難く教えを請うことにした。
723 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 22:48:13.66 ID:K6EqMIfoO
保守
724 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/12(水) 22:59:43.77 ID:33egd9PB0
>>720-
>>722 読ませていただきました。
面白い。八つ裂きという物騒なお題を上手くコメディにまとめたと思います。
表現が上手いので、初めは普通にヤバイことやるんだと思って読みました。
一つ、贅沢を言えば、オチを出すのが早すぎたかも。
もっと引っ張って引っ張ってからオトしたほうが作品の起伏を付けられたかもしれません。
>>720 う〜ん。話自体はベタだから、
この手の話はどれだけミスディレが上手くできるかに掛かってる訳だが、
これはちょっとわかりやすすぎだなあ。
あ、なんか酷評みたいな感じになっちゃったけど、 文章自体は言うまでもなくしっかりしてるし、 話もベタだけど面白いよ。あくまでミスディレについての文句だから。
727 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 23:08:59.38 ID:Eg/+oOMf0
>>686 それなんてあずまn(ry
勢いはあるけど、変態度合いが弱いかな。
らしい描写といえば、
>やはりスク水は濡れてる状態が最高だな。
くらいなものか。
ここはとても良かったです。
もっと見てる人が引くくらいにフェティッシュな部分や、
マニアックな部分を表現できると、よかったのでは、と。
後は、水→人魚のイメージを外して、あえて天国→天使を使ったんだから、
天使が天使たる所以を感じさせるような描写も欲しかったかと。
お題がお題だし、まぁ、四コマ漫画のようなノリは良かったと思った。
>>720-722 あえて、細かい部分を。
>部屋は赤橙色に染まっていた。
で時刻は夕暮れだと分かるけど、
>時計の長針と短針は一直線となっている。
18:00なのか、19:05なのか、時間は分からない。ぼやかしたなら、それはそれでおkだけど。
>「さあ、やろう」
>自分を鼓舞するべく、私は決意を込めて呟く。
これは既に発言したセリフの補足ダカラ、「〜呟いた」が妥当かと。
積年の宿題、がキーになってるけど、なぜそれが宿題なのかが語られてない。
それゆえに、オチが弱いと思った。
728 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 23:22:48.80 ID:4y1/7TdM0
>>727 感想ありがとうございます。このままスルーされるかと思いましたw
最初はもっと変態度合い高かったのですが、流石に行き過ぎかなと思って減らしたんですが
減らしすぎたみたいですね。
読む人が引くかなと思って減らしたんですが逆効果だったみたいですね。
先生の名前は変態教師=木村ってイメージなんでそのままつけましたw
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 23:23:00.16 ID:2oZ4PQCYO
>>724-727 感想ありがとうございます。こういう物は初挑戦してみたのは良かったのですが、やっぱり難しかったなあ。
後積年の宿題は素で説明するの忘れてたorz
精進したいと思います。
730 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 23:30:43.31 ID:+v1E8kSa0
暇だから御題くれろ ↓
731 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 23:32:11.67 ID:EqhfZZMIO
サンシャイン
732 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 23:32:55.86 ID:+v1E8kSa0
733 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 23:33:04.78 ID:K6EqMIfoO
ストナー
734 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 23:34:26.62 ID:p1aZTb5g0
目だ!耳だ!鼻だ!
735 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 23:42:05.24 ID:8qi33n/7O
骨粗しょう症
736 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/12(水) 23:57:48.75 ID:1OoamyZm0
保守
737 :
◆Xenon/nazI :2006/07/13(木) 00:08:37.51 ID:rixoDLJcO
>>668 ちょwwwおまwwwww
俺じゃねぇって何度言えばwwwwwwwwww
738 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 00:15:24.01 ID:SMgnKOnJ0
保守
739 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 00:34:43.69 ID:nPgYZn4e0
ほ
740 :
ボクの世界 0/4 :2006/07/13(木) 00:39:16.06 ID:8cpX/+R20
昨日(もうおとといか)にもらったお題『鉛筆』で書いてみたので投下。 駄作だが私は謝らない。っていうかお題むずいよ(つД`)
741 :
ボクの世界 1/4 :2006/07/13(木) 00:39:41.26 ID:8cpX/+R20
○月○日 変化なし。 進展なし。 「ボクの手の中にある鉛筆。これはボクの世界そのもの」 ――どうしてだい? 「どうして?ボクはこれを使って、世界の色々なものを描くんだ。だからこれは、ボクにとっての世界なんだよ」 ――今日は何の絵を描いてるのかな? 「りんご」 ――さっきから、りんごを触ってるだけで描いてないじゃないか。 「そりゃそうだよ。ちゃんと触ってみないと、その質感とかが描けないからね」 ――それだけ? 「大事なことだよ?」 ――……
○月☆日 変化あり ――今日は、何の絵を? 「この窓の外の景色」 ――……上手に、描けてるね。 「かなぁ? よくわかんないや」 ――触ってみないと描けないんじゃなかったっけ? 「そうだけど、たまにはね。ボクはここから出られないから」 ――ところで、なんで君は絵を描いてるんだい? 「世界を表現するためさ」 ――表現するって? 「言葉通りさ。色々な世界を描いて、いつかボクの世界をみんなにも見てほしいんだ!」 ――…… 進展、なし……
□月△日 患者Hのデータより抜粋 ――最初から、落ち着いて、ゆっくり話してね。何で、こんなことをしたのかな? 「ボクの絵を、お母さんに見せたんだ」 ――何の絵? 「“ボクの世界”。鉛筆はちょっとちっちゃくなっちゃったけど、スケッチブックいっぱいにたくさん。良く描けたんだ」 ――良かったじゃないか。 「でも、お母さんはそう思わなかったみたい。ボクの絵を見て、いきなり泣き出しちゃうんだもん」 ――それは、感動の涙だと思うよ。 「ううん。だって、なんだか悲しそうな声だった。それから、“ごめんね”って」 ――そう言われて、君はどう思った。 「お母さんが悲しそうだったから、ボクも悲しかった。お母さんは何が悲しいんだろうって考えた」 ――何で悲しそうだったのかな? 「多分、ボクと同じ世界が見えないのが悔しかったんだと思う」 ――だから、あんなことを? 「うん。だって、ああすればお母さんも、ボクと同じ世界を見れるでしょ?」
744 :
ボクの世界 4/4 :2006/07/13(木) 00:42:17.14 ID:8cpX/+R20
患者H。23歳・男性。 母親の手が誤って衝突した際、瞳孔内の血管が破裂したことにより、失明。 精神的ショックのが大きく、退行の傾向が見られる。 真っ黒なスケッチブックを母親に見せ、その直後、手に持った鉛筆で母親の眼を突き刺そうとする。 幸い母親は軽症。眼球に損傷はなく、今は心身ともに安定している。 Hは殺人未遂の容疑で逮捕。その後、精神病院に送られる。 治療は難航し、3年たった今でも、病室で絵を描き続けている…… 完 あああああ、駄目ぽorz
745 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 00:49:37.05 ID:LvNvtt220
746 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 01:08:56.09 ID:kPJmbczJO
母親の手が誤ってぶつかったのいつ?とか もしそれが23歳のときだったら母親は成人男性に誤って強烈な鉄拳くらわしたの?とか 失明してんのに眼を狙ったの?とか 無粋なことは言わずよくそのおだいで頑張ったね、と言いたい
747 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 01:24:25.41 ID:TZZGioMAO
頑張って小説を初めて書き上げたのに、パソコンが何故かネット接続不能に_| ̄|〇 出来たら明日にでも投下します ではおやすみなさい(´・ω・`)
748 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 01:25:44.10 ID:sSzAuNN10
>>731 誰も居ない狭い空間を一人の少年が駆け続けていた。
何者かに追われるように、ただ闇雲に足を前へと踏み出す。
一体どれくらいの間、同じ動作を繰り返しているのだろう。
すでに膝は笑い始め、膨張した脹脛は悲鳴を上げている。
密閉されたように通気性が悪くて暑い。おかげで喉は渇き切って呼吸すら困難だった。
段差を踏み受ける衝撃で、額から幾重にも流れる汗が目に沁み入る。
涙を拭う仕種で少年は目元を何度も擦った。思いがけない痛さなのか表情が歪む。
少年の目前に広がる空間は、数十分前から一向に変わる気配が無い。
申し訳程度に備え付けられた蛍光灯が、何箇所か弱々しく点滅している以外は。
荒い息遣いと小さな足音だけが、打ちっ放しのコンクリート壁に反響して木霊する。
まるで出口の無い迷宮。終わりの無い螺旋階段のようだった。
足に力が入らないのか、少年は段差を踏み外した勢いで踊り場まで転げ落ちる。
大の字になった格好で深呼吸をする。低い天井が朦朧とした視界を埋めた。
首に掛けた銀のロケットペンダントを握り締め、意を決して少年はまた起き上がり走り出す。
少年の体力が底を尽きる頃、やっと目的地が見えてくる。
僅かに残った力を振り絞って60と書かれた鋼鉄の扉を開け放つ。
唐突に切り開かれた広い世界に少年は思わず目を細めた。
地上240メートルからの眺めは最高だ。
背負い込んでいた疲労も吹き飛ぶほどの絶景に、しばし酔いしれるのも無理はない。
360度見渡せる展望台の一角で、都内の街並みを見下ろしながら、満足そうに少年は笑う。
「オレ……ねぇちゃんの代わりに辿り着いたよ」
少年が首元のロケットペンダントを開くと、一人の少女が笑っている顔写真が飾られていた。
「ほら、見えるだろ。あのとき見たいって、言ってた景色……だよっ――」
大きなガラス窓から差し込む強い陽光を受け、頬から伝い堕ちる雫が輝く。
少年はそれを拭うこともせずに、震える唇を噛み締めて天を仰いだ。
長かった夏休みは今日で終わるというのに、空は憎たらしいほどの晴天だった。
749 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 01:26:11.65 ID:sSzAuNN10
田舎へと帰る少年は、疲れ果てて眠る電車の中で夢を見た。 姉がまだ健全だった頃の、遠く懐かしい昔の夢を。 面倒見の良い姉と少しやんちゃな弟はとても仲が良かった。 弟は姉を心から信頼し、姉も弟を純粋に可愛がっていたほどだ。 その日もいつものように二人並んで寝転びながら、テレビを見ていたときだった。 『わたし、あそこのビルのてんぼーだいから空が見たいな』 画面に映る壮大な建物を指差し、姉はそんな願望を口ずさむ。 『じゃあさ、おねーちゃん、いっしょに行こうよ』 姉の隣で同じテレビ番組を眺めていた弟が言う。 『うん、やくそく……だからね』 『やくそく。ぜったい忘れないよ、おねーちゃん』 寝転んだまま固く指切りをしながら、姉弟は笑い合った。 いつか叶うと思っていた約束を胸に刻みつけて。 しばらくして姉は重い病で床に伏ることとなる。それは短すぎる生涯を終わりへと誘う始まり。 そして、2年半後の8月31日に目覚めぬまま姉は息を引き取る。 少年が約束を果たそうとあの場所に訪れたのは、丁度5年前に姉が亡くなったその日だった。 「約束……遅くなってごめん」 ロケットペンダントの中で笑う幼い姉の顔を、その胸に抱きしめながら静かに泣き崩れた。 今日という日が終わる午前零時が過ぎる。 遺影も無い小さな仏壇の前には、僅かな所持金で買ってきたポストカード一枚。 その展望台からのパノラマ写真は、きっと色褪せることは無いだろう。 サンシャインシティの名物ビルは、今日も忙しなく移り変わる世界を見守っている。 了
750 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 01:27:45.85 ID:sSzAuNN10
一レス目で終わる予定だったのにだらだらと続けてしまった サンシャインマンしか思い付かなくてやばかったwwwww
751 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 01:37:29.37 ID:kPJmbczJO
『空は憎たらしいほどの晴天だった。』 に、なにかを感じた
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 01:38:47.80 ID:RXdYU/pS0
初めてこのスレ北。 みんなコンテスト出るなら俺も参加しようかな。 ファンタジーしか書けないがな!
753 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 01:50:39.20 ID:kPJmbczJO
寝たか…
754 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 02:02:32.92 ID:jHXPs2QhO
さて、残り20時間切ってるのに砂漠で1行も書けてない件
755 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 02:03:41.18 ID:kPJmbczJO
おれは書…かないでほしゅしてよう
756 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 02:15:03.89 ID:KgMCnQ7AO
『あの雲間の月…なんだか悲しそうね…』
『吾輩はニートである』
758 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 02:25:36.08 ID:jQdJafjr0
こんなスレあったんか。 書けるかどうかわからんが、誰か御題ギブミー
759 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 02:33:02.53 ID:5W0ZlPV+0
お題『コンクリート』↑ 漏れにも誰かお題くれろ。
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 02:33:18.91 ID:ErDcVKP8O
座布団
761 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 02:34:02.60 ID:jQdJafjr0
>>759 コンクリートか、一時間弱待つがよい。
そして座布団ガンガレ
762 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 02:49:08.69 ID:i0iKbeec0
通りすがり保守
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 03:19:34.45 ID:nPgYZn4e0
いま散歩していたらある光景に出会った。 凄いショックを受けた。 人生観が変わったかもしれない。
764 :
座布団 :2006/07/13(木) 03:20:20.97 ID:pN9jHNZ9O
いいお題だな。少し借りるぞ。 座布団 「おいてめえ、なんだよこれ」 「なんだ急に」 「だからなんなんだよコレは」 山本が丸山に突っ掛かるも、丸山はきょとんとした目をピクピクさせるばかりであった。 何せ彼には感謝こそされども咎められる心当たりが全く無いのだ。 遊びにきた友人に座布団と飲み物を出してやったというのにこの態度は解せない。 丸山は自らに過失があったのではないかと考え、周囲を見渡した。 そしてテーブルに置かれた汗をかいているグラスを見つめ、やがてはっとした顔で切り出した。 「すまん、やっぱ牛乳に氷は入れないほうが良かったよな。」 「確かに全くその通りだが、そこじゃあねぇよ。」 「でもぬるいよりはマシだろう?そんなに怒るなよ。」 「人の話を聞け!」 さらに怒らせてしまった。丸山は自らの座布団の上で足を組み替え、切り出した。 「じゃあなんなんだよ。何をそんなに怒っているんだ。」 「どうしてお前だけ座布団に座っているのだ。俺は客だろう。」 「ちゃんと座布団を渡したじゃないか。」 「お前馬鹿にしてるだろ?これ小学生が椅子の上に敷くようなアレじゃねーか。」
765 :
座布団 :2006/07/13(木) 03:21:15.55 ID:pN9jHNZ9O
山本は小汚いくたびれたそれを掲げた。山本の顔面には似合わないかわいらしいキャラクターがプリントされていた。 「しょうがないだろ。それしか無いんだから。」 「まず未だにこんなもん持っている意味がわからんし、普通客に出すか?」 「だって俺イボ痔だもん。」 「知ったことか!取り替えろ!」 「嫌だね。氷入れた牛乳くらい嫌だね。」 「お前なんで普通に自分だけお茶飲んでるの?」 「だってその牛乳ぬるいし。賞味期限も切れてるし。」 「ああ、今わかったことがある。」 山本はそういうと牛乳を一息に飲み干し、一呼吸置いて口を開いた。 「お前、俺のこと嫌いだろ。」 「うん。」
766 :
コンクリート1/2 :2006/07/13(木) 03:35:38.32 ID:jQdJafjr0
実体験ではないのであしからず。 文化祭に向けた会議が終り、辺りが暗くなり始めた頃、 近道の為に校舎の裏を通りかかると、壁に生乾きのコンクリートが塗ってあった。 僕はそれを見た瞬間、呟いていた。 「足跡つけてみたい……」 自分で言うのもなんだが、僕は眼鏡にお坊ちゃん狩り、さらに学級委員長と、クラスで一人は居るであろう、委員長キャラだ。 この僕には、そんな事をできるはずがない。 僕はそう自制心を聞かせて、家に帰ろうとしたが、一度心に浮かんだ気持ちはどうにも消しようがなく、目が壁から離せなく足が動かない。 そして、壁を見つめながら5分ほど考えていたら、閃いてしまった。
767 :
コンクリート2/2 :2006/07/13(木) 03:38:21.27 ID:jQdJafjr0
生真面目な性格だと先生に知られているこの僕が、コンクリートに足跡をつけるなんて幼稚な事をするとは思わないはずだ……! 僕は心の中で「やるぞ! 僕だってたまには羽目を外したいんだ!」と叫び、なけなしの勇気を振り絞りつつ、右足を後ろに振り上げ、思い切り前へと伸ばした! すると、足の裏からグニャリとした感覚が伝わり、僕の心に「やってやった!」という思いが波の押し寄せてきた。 ゆっくりと足を下ろすと壁には綺麗な靴の跡が残っていた。 僕はその光景に満足して、家に向かって飛ぶように帰って、布団に飛び込んだ。 当たり前だけど、興奮して中々寝ることができなくて、ずっと枕を抱きしめていた。 次の日、寝て起きてすぐに学校に向かって足跡の確認しに行くと、上からコンクリートで塗り重ねてあった。 僕の初めての悪戯は、白いコンクリートで上から塗り固まれて、終ってしまった。 終
768 :
コンクリート おまけ :2006/07/13(木) 03:44:03.31 ID:jQdJafjr0
「って事があってさぁ、幼心にショックだったねぇ」 「いやさ、その上からまた足跡つければよかったじゃん」 「うるさいな、あれで何事も些細な事って気づけたんだよ」 「どうでもいいわよ、そんな事。 それより明日から赴任する学校にそんな思い出あるのって、つらくないの?」 「とてもつらいよー、だから愛の力で助けてハニィー」 「暑いんだから抱きつかないでよ!ほら、さっさと寝る!」
769 :
座布団1/4 :2006/07/13(木) 03:49:34.34 ID:5W0ZlPV+0
高橋はいつもと同じように縁側で茶を啜っていた。 下校中の子供達の声が垣根の向こうから聞こえる。 今日は近所の用水で魚釣りをするようだ。 膝に抱いた老猫がなんとも面倒そうに伸びを一つし、 朱色がかってきた初夏の日差しに目を細め、にゃあと鳴いた。 高橋は平和な一日を心穏やかに過ごす事を喜びとしていた。 両親は三年前に亡くなっている。 同じように初夏の気持ちよく晴れた朝に、両親の乗った車は対向車と衝突した。 二人は即死し、高橋は母方の叔父を頼り葬式を執り行った。 悲しみにくれながらも立派に喪主を務め上げた三日後、高橋は大学を辞め、 三十年前に祖父母の住んでいて、死後そのままにしておいた田舎の家に移り住んだ。 莫大とまでは言わないが、人一人八十年はゆうに暮らせる額の遺産を受け取り、 まったく何も不自由な事は無い生活だろう、とその時の高橋は考えていた。 事実、今日まで何も不自由な事は無く高橋は暮らしてきた。
770 :
座布団2/4 :2006/07/13(木) 03:50:04.15 ID:5W0ZlPV+0
ぴりりりりと旧式の呼び鈴がなり、続いてぎしりと引き戸の開く音がした。 高橋はさほど動じた様子も見せずに首だけを室内に向ける。 床が数回軋んだ後、若い女性が玄関側から入ってきた。 「やあ、また来ましたね」と高橋が言う。 女は部屋の真ん中に置いてあるちゃぶ台の横に腰を下ろすと、 「また、お父様が様子を見て来いと仰ったので。 その様子だと何も変わったことはなさそうですね」と言い、 これほど嬉しい事は無いとでも言いたげな顔で高橋を見た。 高橋はおどけたように顔をしかめると、 「ええ、まったく。叔父さんの気持ちはありがたいですが、 きっとこれから先も、僕の人生はこのまま過ぎていくはずです」と言った。
771 :
座布団3/4 :2006/07/13(木) 03:50:20.41 ID:5W0ZlPV+0
高橋は、相変わらず首から下を動かさないまま、手探りで湯飲みをつかむと茶を啜り、続けた。 「志穂さんも毎月わざわざここに来るのは面倒でしょう。 もう来ていただかなくても結構ですから。僕から叔父に電話をしておきますよ」 志穂は少し悲しげな顔をしたが、すぐに笑顔に戻り、 「そんなことはありません。私の通っている大学はここからもっと先にあるんです。 通学のついででこちらには寄られるんです。ですからどうかお気になさらずに」 そう言いながら、志穂はちゃぶ台の上にそろしと木製の弁当箱を置いた。 「これ、食べてください」と空気に溶けてしまいそうなほど小さな声で言うと、 頬を赤らめ立ち上がり、一度よろけて部屋から出て行った。 続いてぎしり、がたんと引き戸の閉まる音がした。
772 :
座布団4/4 :2006/07/13(木) 03:50:37.38 ID:5W0ZlPV+0
陽はもう既に地平に隠れようとしている。 高橋はのそりと縁側から立ち上がり、ちゃぶ台の方へと歩みを進めた。 ちゃぶ台の横で立ち止まり、何やら神妙な顔をして座り込む。 ちょうど土下座をするような形で、先ほどまで志穂の座っていた座布団に顔を押し付けると、 すううと音を立て大きく息を吸い込んだ。 その体勢のまま、何度か呼吸をし、 やがて立ち上がると、また縁側に戻った。 すっかり冷たくなった茶を啜り、 高橋は頬を伝う涙の意味を考えた。
773 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 03:53:33.28 ID:jHXPs2QhO
>>765 嫌いな人を家に上げる状況が気になる
会話中心で、字の文との割合は個人的には良かった
>>768 「一文が長い」と誰かに書かれそうだな、と読んでて思った
少年の『喪失感』という内容は好きだった
でも、それに繋がるオチがあっさりし過ぎた感が
悪戯した後から終わりまでが、特に展開が早すぎる気がした
おまけはwwwwwwwおまけだな
774 :
769 :2006/07/13(木) 03:56:29.48 ID:5W0ZlPV+0
771の最後にコピペし忘れた一文があるのは秘密。
>>764 ちょwwww
どう考えても俺よりお題が生きてるwwwwwwwwww
お前の才能分けろwwwwwwwwww
>>766 文化祭ということなので、舞台は中学か高校なのでしょうが
何故か小学生時代を思い出しました。
後日談ウラヤマシス
775 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 03:59:41.34 ID:jHXPs2QhO
776 :
764 :2006/07/13(木) 04:06:23.31 ID:pN9jHNZ9O
>>769 暇すぎてつい横から勝手に割り込んで申し訳ナス。
ごめんね、おかあさんモノ書くのはじめてだったから、ごめんね。
短い中で表現するって難しいですね。やってみてわかりました。
>>769 見て、座布団の使い方が実に巧いとオモタ。同時に安易に割り込んだ自分がハズカシス
777 :
受験生の夏1/2 :2006/07/13(木) 04:07:06.62 ID:2mOP43wZ0
はじめまして。駄文投稿させていただきます 「ちょっと話聞いてくれないかな」 反省文を担任に提出し終え(五時限目に居眠り見つかった。ダサッ) 彼女との約束の時間が刻一刻と迫りつつある状況で(彼女短気ヤヴァイ!) 不意に後ろから声をかけられた。振り向くと黒崎が立っていた。 「なんだよ黒崎?」(黒崎ぃ?あんま親しくねーけど) 黒崎はキョトキョトと落ち着かない様子だったが、しばらくためらった後ようやく口を開いた 「あのさ、俺とお前って三年間同じクラスじゃんか、そんで…そのー、俺の存在価値っていうか 存在理由みたいなの教えてくれないかなーと思って」 「はあ?」(はあ?こいつ暑さのせいで訳わからんこと言ってんぞ) 俺が顔全体に?マークを浮かべたのを見て、黒崎は手をひらひらさせながら言った 「あ、あ、ようするに俺がいてよかったと思ったこととか、やっぱりこれは黒崎じゃないと ダメだとか、何でもいいんだよ」 「急にそんなこと言われてもなあ、ちょっと今忙しいから明日までの宿題ってことで勘弁してくんない?」 黒崎は俺が提示したご機嫌な妥協案をブンブンと激しく首をふり拒否の意思を示した 「お願いだから何かないか考えてよ、…最近気づいちゃったんだよ、人間てさ誰からも必要とされ なくなったら存在してる意味ねーじゃん。俺家族と全然話しないし、親しい友達もいないし、自分 が何なのかわかんなくなっちゃってさ、ぶっちゃけ煙みたいに消えちゃいそうで不安なんだよ」 「わかった、わかった、ちょっと待って今考えるから」(受験勉強のしすぎか?まさかね)
778 :
受験生の夏2/2 :2006/07/13(木) 04:09:03.31 ID:2mOP43wZ0
「あ!お前、なんとかっていうゲームのトレカってやつ?いっぱい持ってて小学生に囲まれてたじゃん あの時すげー人気者ってオーラが出てたぞ」 一瞬、黒崎の顔が誇らしく輝いたように見えたが、すぐに元の必死な表情に戻ってしまった 「そんなんじゃなくて、もっと他のやつ!」 「えーと、担任だったらさ、お前の良い所とかちゃんと見てくれてると思うよ、きっと」(これで逃げよう) その時、聞き慣れた怒鳴り声が廊下のほうから飛んできた 「おい!コウヘイと……お前らグズグズしてないで早く帰りなさい!」 (アチャー!先生せめて名字くらい呼んであげて下さい) 黒崎はうつむいたまま小刻みに震えていた。 「もう俺行くわ、彼女待たせてるし」 教室を出る時、もう一度黒崎のほうを振り返った。寂しげな表情をうかべたまま立ちつくしていたが なにか違和感を覚えた。目をこらしてよく見ると、黒崎の姿がかげろうのように揺らぎながらスウッ とその場の空気に溶け込み消え去ってしまった。 「あー消えちゃった…まじかよ」 (そんなことより遅刻だ!どうやって機嫌を取ろう、俺もあいつに必要とされなくなったら 消えちゃうかもわかんねーからな、気をつけねばならん) 俺は下駄箱に向かって勢いよくダッシュし始めた 完
779 :
769 :2006/07/13(木) 04:17:47.24 ID:IHHGGyLEO
>>775 オチはあれ?何でだ?って思わせたかった。
深読みいくらでもできるようにしよう、
とした実験でした。
結果はもちろん惨敗さ。
>>776 ありがとうございます。
楽しく読ませて頂きました。
だからその才能を俺にくれと何度(略
780 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 04:31:20.88 ID:kPJmbczJO
おもしろいねぇ〜
781 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 04:41:24.10 ID:jHXPs2QhO
>>779 読み直したらさっきよりオチは分かった
ただ漠然とした感じ
含みのある終わり方は面白いと思った
782 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 05:10:39.62 ID:DCml122Z0
なんかおもしろそう。 こんなスレあったんだな。 保守ついでに参加してみる お題↓
783 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 05:14:27.31 ID:jHXPs2QhO
ホライゾン
784 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 05:42:24.53 ID:kPJmbczJO
お題
785 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 05:53:44.92 ID:jHXPs2QhO
786 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 06:00:36.00 ID:kPJmbczJO
わかった。 できるだけはやくみせれるようにする
787 :
ホライズン1/6 :2006/07/13(木) 06:20:50.62 ID:DCml122Z0
ここは四方を海で囲まれた島。島の真ん中にある山の上から見渡す 限りの水平線だった。まるでこの島が世界から隔絶された存在なので はないかと言う不安を僕に与えてくれる。しかし、そんな不安は二日 に一回しかないこない定期船が水平線の先から現れることによって打 ち消される。 学校が終わり、いつもの様に学校の裏から山道を登り島の中心へ向 かう。そこで特別何かをしているって分けではないけれど。僕は毎日 のように山の上から島の四方を見渡している。これが僕の日課。 この島はあまりにも退屈すぎる。だから、山の上から四方の水平線 をじっと眺めて変化を待っているんだ。でも、まるで変化は見当たら ない。いつか訪れる変化を求めて島の中心に通っている日々が続いた。
788 :
ホライズン2/6 :2006/07/13(木) 06:21:16.52 ID:DCml122Z0
夏休みにはいり、僕は友達と遊ぶ事もせずせっせといつもの場所へ 通っていた。相変わらず変化はないと思っていたが。夏休みの中ごろ だったろうか、いつものように山道を登っていつもの場所に行くと自 分以外の人がいたのだった。女の人だ。 「あら…あなたこの島の人?」その女性はいった。 それは、島の人ではなかった。この島の住人は約五百人とあまり多 くは無かったので、知らない人はいなかった。でもこの人は知らなか った。だって、島の住人にこんな綺麗な人はいなかったから。 「お姉さん…だれ?」僕はいった。 お姉さんと呼ばれたその人は、笑顔で答えた。 「私は島の外から来たんだけど、定期船のエンジンが壊れたみたいで しばらく島から出れないんだ」 「ふーん・・・」 僕はそっけない態度でいった。
789 :
ホライズン3/6 :2006/07/13(木) 06:21:36.52 ID:DCml122Z0
なぜだかわからないけれども、その日は僕はそのお姉さんとずっと 喋っていたんだ。僕は自分がここで何をしているのか、日常生活のこ と。何でこんな事まで喋ってるんだろうって思ったけれども。悪い気 分ではなかった。僕は一人っ子だったからお姉さんにしろお兄さんに しろ兄弟がほしかったんだろうな。そんなこんなで話していた。お姉 さんも自分のことをいろいろと話してくれた。今通っている大学の話 だとか、自分の兄弟の話だとかだ。でも、何度聞いても答えてくれな かったのは、この島に来た理由。気になって何度も聞いたけどとうと う教えてはくれなかった。
790 :
ホライズン4/6 :2006/07/13(木) 06:21:52.30 ID:DCml122Z0
船が直るまでの期間はあの場所でずっとお姉さんと話をしていた。 お姉さんと出会ってから数日がたった。船が直ったらしく帰る事にな ったそうだ。 僕はお姉さんの見送りにいった。お姉さんはなにか悲しい表情をし ていた。そして、船はこの島を後にした。 お姉さんは最後に僕にだけ聞こえる声でこういって去っていった。 「この船が出たらすぐに、あの場所へいってちょうだい。振り返って はダメ。走らないければ間に合わない。急いでね。」 なんだかわからなかったけどその日、僕はとても嫌な感じがしてい た。その感じがどこから来るものかはわからなかったけど。お姉さん がいったことを忠実に守れば大丈夫…そんな気がした。
791 :
ホライズン5/6 :2006/07/13(木) 06:22:07.53 ID:DCml122Z0
お姉さんがいっていた通りに、走った。あの場所へ。向かっている 途中島に異変が起こった。空が凄い早さで突然暗くなり始めた。しか も、結構強めの地震が断続的に続いている。 あの場所へついたときには、空は真っ暗になり、たっていられない ほど強い地震が続いた。 僕は頭を抱えてうずくまっていた。気がついたときには空は明るく なっていた。立ち上がって四方を見渡すと驚いたことに、島が水没し ていた。この場所はこの島で一番高いところにあったので、助かった のだろう。
792 :
ホライズン6/6 :2006/07/13(木) 06:22:24.59 ID:DCml122Z0
しばらくすると、異変に気がついた定期船のが戻ってきた。定期船 の船長は酷く驚いていたが、生存者は僕だけのようだった。 僕は定期船に乗せられた。定期船に乗っているはずのお姉さんを探 してみたが、どこにもいなかった。船長に聞いてみたがそんな人は乗 ってないといった。結局のところ、今回のことは僕の望んだ変化とは かけ離れたことだった。あのお姉さんは何者だったんだろう? そんな疑問がでてくるも、なんかオチがみつからないので グダグダで終わります。 (´・ω・)正直スマンカッタ。
793 :
墓場 :2006/07/13(木) 07:06:42.09 ID:kPJmbczJO
なんか気になる。どーかんがえても気になる。 僕はかれこれ3時間ほど前からある男の子をつけていた。 どうにもその子は僕以外の人にはみえてないふしがある。 まずなにが気になるかって、その子の頭に乗ってる未確認生物が気になる。 どー考えても、生物学的上ありえない体の構造をした生物だ。 第2に男の子の髪がたまにさかだつのが気になる。 異常体質なのだろうか。 昔ぬ〜べ〜にでてきた静電気を常に浴びてるみたいな。 そして第3に格好がおかしい。 ゲタに、青いYシャツに青い短パンに、黄色と黒のボーダー柄のベスト。 常軌を逸してるとしか思えない。
794 :
墓場 :2006/07/13(木) 07:07:52.45 ID:kPJmbczJO
彼は、池袋で西武池袋線に乗り、 飯能で秩父線に乗り換え、お花畑駅で降りた。 空はもう濃いオレンジ色に染まってきている。 彼は、どんどん歩いて行く。僕も気付かれないように後をついて行く。 なぜか彼の頭からは湯気がでている。 途中で『この先墓地』という看板。 彼はどうやら墓地に向かっているようだった。
795 :
墓場 :2006/07/13(木) 07:08:50.41 ID:kPJmbczJO
墓地に着くと、彼の動きが止まった。 僕は近くの木の後ろに隠れて観察する。 空から彼のもとへなにやらふんどしのようなものが落ちてきた。 と、思うと同時に近くから奇怪な生物が湧いてでてきた。 砂を撒いて喜んでる婆さんに、 奇抜で変態的なファッションに身をつつんだ爺さんに 猫目の女の子に 出っ歯の男etc… 男の子は彼らに何かを渡している。
796 :
墓場 :2006/07/13(木) 07:10:57.78 ID:kPJmbczJO
あれは…赤白帽だ!他にも…バトン?バトンを渡してる! いったい何をするつもりなんだ? 僕が不思議に思っていることとはおかまいなしに奇怪な生物たちは順調になにかを進めていた。 どうやら赤と白に組を分けているようだ。 巨大な蟹は自動的に赤組になっていた。 よし、寝るか。 ここまでくればおちもなにもあったもんじゃない。駄作
797 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/13(木) 07:54:02.53 ID:sbHPBHDx0
保守
798 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/13(木) 08:49:03.65 ID:sbHPBHDx0
保守
799 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 08:49:49.16 ID:Qs4/LsNE0
おはようほしゅ 書き始めてからもう三日も経つのに完成しないよオイ
800 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 09:18:39.86 ID:N9GBxbaH0
俺なんか貰ったお題を、もう2ヶ月以上も熟成してるぜ
801 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/13(木) 09:19:30.56 ID:sbHPBHDx0
>>800 それは熟成を通り越して腐敗してるんじゃないのか・・・
802 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 09:42:52.08 ID:nPgYZn4e0
ho
803 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 10:00:09.96 ID:9hCPaAyi0
syu
804 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/13(木) 10:25:23.88 ID:l0tccjJq0
>>787-792 読ませていただきました。話は面白かったです。
でも最後まで投げ出さずに書いて頂きたかったな。
書いたときに、自分でgdgdとか言わないほうがいいですよ。
読み手も、読む気無くなっちゃいますから。
>島の真ん中にある山の上から見渡す限りの水平線だった。
この文は少し変かも。
>島の真ん中にある山の上から眺めると、見渡す限りの水平線だった。
こうかな?全体を通して読点が少ないです。
少年視点の話にするためにわざとやったのかもしれませんが、読むほうには辛いかも。
>>793-796 読ませていただきました。面白いw
なぜ彼が池袋にいたのかがとても気になります。
>巨大な蟹は自動的に赤組になっていた。
この一文が非常に気に入りました。
でもやっぱり、途中であきらめてしまったのでしょうか?
折角書いたのだから最後まで頑張ってほしかった。
二人とも表現力が豊富なので、非常に読みやすかったです。
次も期待します。
805 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 10:40:32.52 ID:Jikzd30b0
お題wktk
806 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/13(木) 10:42:00.07 ID:sbHPBHDx0
バンジ―ジャンプ
807 :
すまん :2006/07/13(木) 10:45:04.42 ID:Jikzd30b0
品評会お題wktk
808 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 10:52:41.27 ID:ErDcVKP8O
お題求む
809 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 10:55:08.50 ID:inHKqtQr0
喜劇
810 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 10:58:58.44 ID:yYS8i2N60
暇つぶしにきてみた お題下さいな
811 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 11:00:26.53 ID:ErDcVKP8O
813 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 11:14:35.51 ID:JTkWeV8D0
>>625 主人公は女性?
人物像が見えてこないのが、やや難点かなぁ
主観的な話筋意外に、客観的な言い回しがもう少しあったら分かりやすいかも
814 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 11:45:40.99 ID:yrk3jOmS0
h
815 :
エコですねー、エコですか? :2006/07/13(木) 11:54:46.43 ID:yYS8i2N60
俺って何だっけ? 所詮僕は人に作られた物でしかない。 そんな俺は使命を果たしてからもまだダラダラと惰性のように存在している。 我ながら滑稽だ、涙が出てくるよ。 ------------今日は何回蹴られたっけな。 ここは汚い街さ、いつも灰色の風が吹いている。 どいつもこいつもニコニコと偽善者ぶってさ、心の中の魔物に餌をやっていやがる。 物に八つ当たりすんじゃねえねェよ! お前らに作られたけどよ、俺はそんな為に存在しているんじゃねェ! 何の為かなんて言うまでもねェ! ほんの短い間人間に奉仕して、役目を果たした俺は次の瞬間薄暗い路地裏に転がっていた。 なにしたってんだよ? 美しかったフォルムは歪んで、あたかもこの街を象徴しているかのようだ・・ 世界が汚れて、人々の心も汚れた・・ 俺は蹴られる為に作られたんじゃねえっつーの。 お前ら俺にもっと感謝しろよ! それともあれか?釣った魚には餌をやらないタイプ? はッ!いつか痛い目遭うよ。 俺達はあんたらに奉仕してるだけで満足なんだけどよ、流石にこれはないだろ?なぁ。 おい、聞いてるか?偉大なる人間様よ。 あんたらにはこれくらい簡単なことだろ? "空き缶はくずかごへ" よかったら感想お願いします。 もっとエコでいきましょう(´・ω・`)
816 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 12:42:12.10 ID:C+uEey9l0
>>815 謙虚さがいいなーwwwwww
小説になるのかよくわからんが 面白い。
817 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 12:48:07.43 ID:yYS8i2N60
わーレスthxです お世辞でも嬉しいです。 小説じゃよく考えたら無いかも・・orz 空き缶を蹴る側の小説(こっちはそのはず!)を書いてたけど、 落ちが思い浮かばなくて180度変えて書きました。 うん、また機会があればお願いします(´・ω・`)ノ
818 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/13(木) 12:48:15.61 ID:l0tccjJq0
>>815 面白いですねw
上手いこと擬人化した文だと思います。
文章中で俺と僕が混在しているのが気になりました。
あと、ダッシュや中黒についてはまとめサイトにコラムがあるので
目を通すといいかも知れませんよ。
819 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 12:49:32.05 ID:t/0AnmUD0
ヒント:テレビ局の自作自演。
820 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 12:53:48.88 ID:yYS8i2N60
>>818 ああ・・見直しで見逃してましたorz
初め「僕」称で書いて、途中からもう少し破壊力もたした方が落ちが決まるかな?と思って
全部「俺」称に変えて他の文も色々変えたつもりでした。
ダッシュとかについては経験不足ですね、いつ役に立つか分からないけど読んできます
レスありがとうございましたー
821 :
1/3 :2006/07/13(木) 13:12:03.38 ID:Ja65r0zgO
昨日もらったお題を投下。 『暑中見舞い』 風鈴の音が鳴る。 縁側から流れてくる風は、こぼれる汗を優しく拭き取ってくれる。 さっきまで詩歌の本を読んでいた瑞江は、畳に身を投げ出していた。 「こら、はしたない。」 麦茶を持ってきた母は、瑞江の姿を見て口を尖らせている。 瑞江はうとうとしていたが、母の声に目が覚めたのか、大きなあくびをしながら起き上がった。 硝子のコップに入った麦茶は透き通るような琥珀色で、コップの表面には大粒の水滴が浮かび上がっている。 瑞江は麦茶を受け取ると、そっと頬に当ててみた。 「ひゃあ、冷たい。」 母は隣で呆れていたが、瑞江のそばに座ると、一通の葉書を取り出した。 「お父さんから手紙が来てますよ。」 葉書はところどこれ破けており、不規則な折り目がついている。 瑞江は母から手紙を受け取ると、丁寧に書かれた字に目を通した。 手紙には近状と季節のこと、それと戦闘に勝利した事が書いてある。 「父様、旅順で戦ってらっしゃるんですって。」 日露戦争も佳境に近づいた七月の事であった。
822 :
2/3 :2006/07/13(木) 13:12:57.43 ID:Ja65r0zgO
麦茶を飲みながら、瑞江は何度も手紙を読み返し、そのたびに字面をなぞっていく。 「父様かわいそう、こんなに暑いのに戦ってらっしゃるなんて。」 しばらく手紙を眺めていたが、ふとさっきまで読んでいた本が目に入ると、瑞江は母の方を向いた。 「父様に手紙を送れないかしら。」 そういって、本の表紙を母に見せる。 表紙には、「君死にたまふことなかれ」と書いてある。 「本当はこんな事送っちゃいけないんだろうけど……」 ばつが悪そうな顔をしている瑞江に、母は一瞬不思議な顔をしたが、瑞江の胸中を察したのか、すぐに便箋を持ってきてくれた。 「葉書だと検閲にみつかってしまうでしょう。」 反戦の歌はご法度である。封をすれば、少なくとも中身を悟られる事はない。 瑞江は便箋を受け取ると、2、3枚ほど筆を走らせた。 手紙とお守りを入れて少し膨らんだ封筒の裏側に、「暑中見舞い」としたためる。 「あら、陣中見舞いじゃないの?」 母は不思議そうに手紙を覗き込む。 瑞江はぬるくなってしまった麦茶を口に含み、意地悪そうにほほえんだ。 「父様にこっちの暑さも知ってもらわなきゃ。」 思わず笑ってしまった母につられて、瑞江も一緒に笑う。 風は相変わらず風鈴を揺らし、蝉の声と風鈴の音が午後の日差しを彩っていた。
823 :
3/3 :2006/07/13(木) 13:14:33.31 ID:Ja65r0zgO
旅順の攻防戦は、いよいよ熾烈を極めていた。 五十人中五人、井上小隊の残存兵数である。 塹壕の中で、井上は負傷した左足に包帯を巻いていた。 「小隊長殿、援軍が到着しました!」 部下の一人が、塹壕に駆け込んでくる。 「場所はここより5キロ程行ったところであります!」 興奮を抑え切れず、息を切らせながら報告する仲間を見て、部隊の雰囲気はぱっと明るくなった。 「それと、小隊長殿に届け物だそうです。」 うやうやしく差し出された封書を受け取ると、裏側に「暑中見舞い」と書かれていた。 中を開くとお守りと手紙。 手紙には「君死にたまふことなかれ」と書いてある。 井上はしばらく天井を見上げていた。 そして、沸き上がっている部隊を見回した後、おもむろに口を開いた。。 「よし、これから友軍と合流する。」 部隊はいよいよ沸き立つ。 「ただし、俺はこの通り動けん。無事合流できたら、救出に来てくれ。」 二つ返事で、部下達は準備をはじめる。 夜、部下達が塹壕を出発すると、井上はもう一度手紙を読み返した。 ――暑中見舞いなんて考えたなあ。 苦笑しながら何度も手紙を読み返す。 せっかくやってきた援軍をわざわざ危険にさらすわけにはいかない。 井上の腹は決まっていた。 「すまんな。」 手紙に謝ると、井上は腰にぶら下げた手榴弾のピンを抜いた。 ― 完 ― 拙いところもありますが、感想と指摘お願いします。
824 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 13:57:41.71 ID:+RkJ5bL0O
お題↓
825 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 13:58:18.53 ID:C+uEey9l0
826 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 14:00:34.53 ID:+RkJ5bL0O
827 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 14:36:29.59 ID:yYS8i2N60
828 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 14:50:23.45 ID:EZHGo1iw0
何か軽いの書いてみたい ↓よろしく
829 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 14:56:23.51 ID:cSY+aEqT0
830 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 14:57:06.17 ID:kPJmbczJO
じゃあ俺には重重しいのを
831 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 14:57:48.23 ID:EZHGo1iw0
832 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 15:05:31.80 ID:kPJmbczJO
おk
833 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 15:08:40.65 ID:0VrFj6li0
834 :
ラドン :2006/07/13(木) 15:32:42.38 ID:kPJmbczJO
僕たちは今、三朝温泉に来ている。 ラジウム泉と呼ばれていて、健康にいいらしい。 妹の虚弱体質も少しは改善されるかもしれない。 妹はさっきから部屋の窓の外を真剣に眺めている。 僕は問いかける。 「どうした?アイ。」 「お兄ちゃん、あそこみて」 妹が指指す方を僕はみる。そこには、源泉なのだろうか、湯気がでている池があった。 「なんか源泉っぽいな。アイはあれが気になるのか?」 妹は首を横にふる 「よく見てよ。なんか、池の真ん中あたりから、顔みたいの、でてない?」 僕は、眼をこらしてよくみてみる。 …いた。確かに、顔がでている。 しかしそれは、人間のものではなく、恐竜のような、爬虫類のような顔だ。 「な、なんだありゃ?」 と、僕がほうけた声をあげると同時に、その顔は池から飛びだした。 そしてそのまま、みずからについている羽で、大空へと飛び立って行った。 秋の、よく晴れた日の出来事だった…。
835 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 15:41:46.33 ID:kPJmbczJO
ワカルカナァ、ワカンネェだろうなぁ〜保守
836 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 15:44:49.16 ID:jHXPs2QhO
誰にでも分かるのを書いて下さい><
837 :
766 :2006/07/13(木) 16:01:48.21 ID:jQdJafjr0
改行がいくつか抜けていた。 長いのはスマンカッタ 次回からは頑張ろうと思う。 って事でこれから仕事だが、休み時間に書くので御題くださいませ。
838 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 16:02:34.07 ID:yrk3jOmS0
>>834 じゃないけど「天然ラドン温泉」とか聞くと、怪獣の煮込みを想像するのは俺だけじゃないはず。
839 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 16:02:57.22 ID:cSY+aEqT0
840 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 16:06:30.86 ID:kPJmbczJO
>>838 おれ、そのコメントだけで救われたきがする
841 :
766 :2006/07/13(木) 16:08:53.32 ID:jQdJafjr0
>>839 ありがと、屋根裏だね。
|Д゚)頑張るぜ
842 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 16:12:19.78 ID:yrk3jOmS0
ちょっとまじめに感想も述べる。 >恐竜のような、爬虫類のような顔だ。 言いたいことはわかる。 でもあの間抜け面のラドンを見たこと無い人にはわからないね。 もっと色々例えて欲しかったなあ >秋の、よく晴れた日の出来事だった…。 たぶん主人公たちは呆然としてるんだろう、と推測できるけど これだけじゃちょっとあっさりし過ぎだと思う。
843 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 16:16:38.71 ID:kPJmbczJO
>>842 真面目感想さんくす。
おれは描写技術がまだまだだなぁ。
頑張ってみるよ
844 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 16:20:56.73 ID:EZHGo1iw0
VIPで怪獣のラドン知らない奴っているのか
845 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 16:26:19.89 ID:yrk3jOmS0
ガキは知らないんじゃね? と思ったんだけど 最近のゴジラにも出てるのか?
846 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 16:39:22.05 ID:EZHGo1iw0
そうか……若い子も多いのか……
847 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 16:48:59.31 ID:yYS8i2N60
今一度何かお題をば↓
848 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 16:50:27.00 ID:C+uEey9l0
849 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 16:54:03.95 ID:yYS8i2N60
850 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 17:02:11.68 ID:N9GBxbaH0
>>821-823 実在の地名、時代的な言葉遣い、丁寧な描写はリアリティを出していて、とてもよかった。
全体的な文章の語り口も、作品にあっていたと思う。
やや表現に足りない部分や、練りこみが足りない部分が目立つけど、
ラストの山場の部分とか、見せ所を持っていて、終わり方もよかったです。
大きなポイントで、ひとつ疑問だったのは、、
>「葉書だと検閲にみつかってしまうでしょう。」
>反戦の歌はご法度である。封をすれば、少なくとも中身を悟られる事はない。
そうなの?
戦況にもよるだろうけど、戦地を行き来する文書は、すべて検められるものだと思ってた。
だから、みられて困るものは、文章を暗号や暗喩にしたり、編み物の中に手紙を織り込んだりするのかな、と。
他で気になったところは、瑞江の年齢が分からないところかな。
イメージは小学生なんだけど。
個人的には、父親からの手紙が、
>丁寧に書かれた字に
とあるので、最後に届けられた手紙をみたときに、
「不恰好ながらも、真心のあふれる筆跡で」などと表現して、
父親と娘の文字の対比から、親子のつながりを感じさせて欲しかったです。
全体的に気になったのは、同じ言葉や表現が重なってる部分があるところかな。
言い回しや、文章の組み立てを考え直すと、スマートな情景描写が出来ると思います。
851 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 17:28:28.01 ID:jHXPs2QhO
保守
852 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 17:37:08.32 ID:el5Dy6he0
やっぱ深夜に投下しても感想貰えないのかね それとも感想を書く価値も無い作品だったのだろうかwww
853 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 17:40:04.50 ID:N9GBxbaH0
>>852 どれ?
今、暇がないけど、後でよければコメントするよ
薄暗い路地裏に、少年がひとり。 辺りには、誰もいない。 少年は眠るようにして何かを考えていたが、やがて何かを呟きながら表へと歩き出した。 夕刻。 学校帰りの涼一は、いつものように一人で帰り道を歩いていた。 周りには人影がない。 沈みゆく太陽の光が世界を包み込み、見慣れた風景は異様な程に朱く染まっている。 彼は少し不機嫌だった。 学校での話題は二週間ほど前から起こっている無差別連続殺人事件の話題で持ちきりだ。 現在までの被害者は四人で犯人は未逮捕、どの殺害現場も言語に絶する惨状であったという。 だが、結局は他人事。 クラスメイトたちはああだこうだと議論を交わしていたが、その殆どは危機感を持っているようには見えなかった。 特に女子たちは、一体何人死ぬんだろうね、今日は十三日の金曜日だから五人目の被害者が出るかもね、などと盛んに囁き合っていた。 涼一は呟く。 「くだらない狂人談義は聞き飽きた。狂った人間のやることなんて理解できるもんか。 しかも十三日の金曜日だなんて、馬鹿馬鹿しい。奴らはいつからキリスト教徒になったんだ?」 見飽きた風景がなんとなく腹立たしくて、足元にあった石を蹴飛ばす。 石は二十歩ほど先まで飛んでゆき、道路脇の溝に転がり落ちた。 太陽は段々と遠方の山間に沈み、朱い世界は色を失ってゆく。
公園の前を通りがかったとき、涼一は見知らぬ少年が自分を見つめていることに気付いた。 目が合うと少年は微笑み、こっちへ来い、という風に合図を送ってくる。 「何だ? 多分知り合いにあんなのはいなかったと思うけどな……」 涼一が面倒そうに公園内に足を踏み入れると、少年も自ら近付いてきた。 近くで見ると背は少し低め、年齢は涼一と同じか少し下くらいだろうか。 地味で、何となく穏やかそうな雰囲気を纏った少年だった。そう見えた。 「で、何の用だ? というか、こんな時間に一人で何やってるんだ」 「ねえねえ、今日って十三日の金曜日だよね。君、今日が不吉な日だって信じる?」 涼一の問いを全く無視して、少年は問う。 「質問に質問で返すなよ……。あのな、そんなの信じるわけないだろ。俺はキリスト教徒じゃないんだよ」 「だよねー。僕もそういうのは信じない。占いとかも好きじゃないな。 幸福も厄災も予告なしに突然降りかかってくるものであって、そのサイクルは誰にもわかんないよ。 でもね、厄災が降りかかってきたのが偶然、不吉とされてる日であるってことは当然あるよね」 早口で一気に喋る少年を前に、はあ、と涼一はつまらなそうに相槌を打つ。 「で、何が言いたいんだ?」 「つまりはさ、今日が十三日の金曜日であることなんて、恐らく偶然でしかないんだ。 偶然でしかないんだけどさ、やっぱり君にとって今日という日は不吉な日なんだよ」 言い終わらないうちに、少年は素早く涼一に飛びかかった。 何もかもが一瞬のことだった。あまりにも速い。
856 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 18:13:45.26 ID:s2IqSwlUO
ふむ。 余計なお世話だったか。
涼一は、何が起こったかを知る暇もなく、自らの不用意を呪う暇もなく、痛みを感じる暇すらなく、絶命した。 数分後、辺りは静まり返っていた。 その身を赤く染めた少年がけたけたと笑う声が、唐突に夜の静寂を破る。 右手には、血の滴るナイフ。 足元には、見るに絶えない惨劇。 先程まで彼が纏っていたはずの穏やかな雰囲気は、もはやどこにもない。 口元は大きく歪み、目は大きく見開かれ、その瞳にはただ純粋な狂気のみが宿っている。 「あはははははははは。今日は十三日の金曜日。とてもとても、不吉な日。 君にとっては――命日だね。くくくくくくきひひひひひひひひひひひひひ」 闇夜の公園に、狂人がひとり。 辺りには、誰もいない。 生きた人間は、誰もいない。 狂人は壊れたように笑い続けていたが、やがて奇声をあげながら闇の中へ駆け出した。 ― 終 ― 小説初挑戦です(´・ω・`)ガンバッタ まだまだ拙いですが、感想および批評のほど、よろしくお願いします。
858 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 18:20:58.98 ID:s2IqSwlUO
>>857 割り込みごめん
家に帰ったら読ませていただきます
859 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 18:46:51.83 ID:SMgnKOnJ0
保守
860 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/13(木) 18:48:56.40 ID:NZQDEMh+0
なんか上の方でラドンの話が出てて、ちょっと嬉しくなったw
861 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 18:58:33.88 ID:GaFQJ70f0
>>825 「やじるし」
次から投稿行きます。さっき携帯からだったんでID違うけど気にしないでね。
862 :
やじるし(1/3) :2006/07/13(木) 18:59:50.41 ID:GaFQJ70f0
"間違った方向に進んではいけません" 看板にはそのように書かれてあった。白地の布生地に、ゴシック体で大きく印刷された文章の 上には、一軒家を子供にもわかるようにディフォルメしたものを黒く塗りつぶし、そのまま横倒しに したような太い矢印が、はっきりと右を指していた。一見すると、どこかの家で不幸があった際に見 受けられる、葬儀会場の方向を示してくれる指標を彷彿とさせるその看板が、交差点の左隅に立 つ電柱に針金でくくりつけられ、どこか悠然と男たちの前に立ちはだかっているのだった。 「どう思います?」 「どうだかなあ」 幾度も繰り返した不毛なやりとりを、飽きもせずに男たちは再び反芻した。片方の青年が苛立ち を隠せずに、伸ばしたえりあしを神経質に撫でつける。その様子に、残る一人が羨望のまなざしを わずかの間だけ見せ、しかし次の瞬間にはそのようなことを微塵も感じさせないような難しい顔で うむ、とうなった。その中年の頭には、額のあたりから後頭部にかけて、実に見事な肌色のUの字 が描かれてあった。 「やっぱり僕、右に進んでみることにします」 自分を奮い立たせるような大きな声で、決意を確かに青年は一歩を踏み出した。 「待ちなさい。そう安易に物事を決めるものではない」 中年は表情を曇らせて、気のはやる青年を先輩ぶって諭す。 「だって、この看板が指す方向は"右"じゃあないですか」 出足を挫かれた青年が、渋い顔をして中年に向き直った。 「だからって、"右"に進んでもいいということにはならないだろう。この看板が"進んではいけない 方向"を示しているかもしれないじゃあないか」 真剣な表情を見せる中年に気圧されて、一歩進めたままになっていた足を青年は元に戻した。 「だ、だったら、やはり、左でしょうか」 「いや、反対方向に進むのも危ない」 どこか演技ぶった仕草で、中年はかぶりをふって否定の意を示した。 「想像したまえ。もしこれを書いた人間が、"右に進んで欲しい"と考えてこの看板を作ったのだっ たら?人を遠ざけたいのだとしたら、逆に"もっとも進んで欲しくない"のは反対の"左"なんじゃあ ないかね。それを君がわざわざいらない気を使って、"間違った方向"に進んでしまったら、元も子 もない」 最初に「右に進んではいけない」と言ったのはあなたじゃないかという言葉を必死に飲み込んで
863 :
やじるし(2/3) :2006/07/13(木) 19:01:38.60 ID:GaFQJ70f0
青年は更に意見を挙げる。 「それでは、真っ直ぐ進めばいいのですか?」 「いや、そうとも言い切れない」 「何故なんですか。それは」 抑えようとしても、苛立ちは徐々に青年の語気を荒げた。 「矢印の方向でもないし、その反対でもない。もっとも安全じゃあないですか」 まあ落ち着きなさい、と詰め寄る若者をいさめながら、中年はこう続ける。 「この看板をよく見なさい。我々から向かって斜めに立てかけられている」 確かに、そうだった。電信柱に丁寧に固定されたその立て看板は、正面を向く男たちから見て、 右斜めに四十五度ほど、やや傾けて置かれているのだった。 「それが、どうかしたのですか?」 なんとなく中年の言いたいことが伝わった青年は、それでも往生際悪く説明を求める。 「もしこの看板が、我々から見て右方に向けて立っているのだとしたらどうする?」 「それはつまり、僕たちがこの看板を真横から見ているのではないか。ということですか」 「そうとも、そしてもしそうだったとした時、我々から見てこの看板はどちらを示す?」 その言葉を認めたくない青年は、しかし反論の言葉が見つからずに渋々答えた。 「まっすぐ、ですね」 「だろう。直進も危険だ」 「ということは、その反対も危ない、ということですよね」 「そういうことだな」 そこまで話して、二人の間にしばしの沈黙が流れた。 「…じゃあ、僕たちは一体どうしたらいいんですか」 青年が、半ばやけ気味に呟いた。その質問を受けて、中年は大げさに息をついて腕を組み、や がて一言だけ呟いた。 「どうだかなあ」 その言葉に青年はついに我慢の限界を感じた。引きつった顔で中年に詰め寄り、ふつふつと腹 の中に沸いた文句を並べてまくしたてた。 「いい加減にしてくださいよ。いつまで経っても答えが出やしないじゃないですか」 「いや、私に言われても困るよ、君。これを作った本人に怒ってくれ」 「だいたいあなた、なんなんですか。突然ふらっと現れて、人のする事にああでもないこうでもない
864 :
やじるし(3/3) :2006/07/13(木) 19:02:14.49 ID:GaFQJ70f0
って口挟んで。あなたが余計な、混乱させるようなことを言わなければ、僕は自分で自分なりの答 えを出せていましたよ。こんなところで貴重な時間を浪費することもなかったんだ」 「それは違う。自分の優柔不断さを棚に上げられちゃあ困るよ」 中年はひるむことなく、そのかわり心外だとでもいうふうに眉をひそめて青年に睨みをきかせた。 「決めるのは誰でもない。君だよ。私のことは、そうだな、外野とでも思ってくれていい。気にするこ となんて何もないんだ。私も仕事としてやっているのだし」 「仕事だって?」 青年の頭上にいくつかの疑問符があがる。 「そうとも。れっきとした、私の仕事だ」 「人の横に立って、ちゃちゃを入れるのが?」 「もちろん」 なんのはばかりもせずに、中年は誇らしげに胸を張る。 「そんな仕事、聞いたこともない」 「知らないなら教えるさ。認知度は低いが、同業者は多い」 何のことやらわけもわからずにぽかんと口を開けて佇む青年に、もったいぶるように十分な間を おいて、中年は厳かに一言、告げた。 「私の仕事は、『野次る師』さ」 おあとがよろしいようで。
865 :
やじるし :2006/07/13(木) 19:02:48.69 ID:GaFQJ70f0
以上です。 感想・ご指摘お待ちしています。
866 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 19:22:57.63 ID:9hCPaAyi0
補習
867 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 19:37:17.12 ID:SMgnKOnJ0
保守
868 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 19:39:09.14 ID:3tpNRdG7O
>>865 うはーおもしれー
なんで誰も感想書いてないんだ。人いないのか?
御題くらさい↓
870 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/13(木) 19:50:37.95 ID:NZQDEMh+0
カレーライス
御意
872 :
やじるし :2006/07/13(木) 19:52:04.83 ID:GaFQJ70f0
>>868 ありがとう。その言葉だけでも救われるよ。
873 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/13(木) 19:54:18.41 ID:NZQDEMh+0
>>862-864 うぉ、おもしれぇ。
俺以上の筆力を持ってることは確かだし、
特に突っ込みどころもないのでノーコメントでお願いします。というかコメントできません。
874 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 19:55:39.89 ID:9hCPaAyi0
感想、批評待ちの人たちは、まず他人の作品に感想付けてみたらいいと思うよ。
875 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/13(木) 19:58:08.18 ID:HdbWUA9M0
>>862-864 読ませていただきました。
上手い。正直面白かったです。
文章表現にも突っ込める部分はなかったです。
一つ引っかかったのは、野次なのに最初から話し込んでいたところでしょうか。
始まりは外野から突っ込んできたほうが面白かったかもw
876 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/13(木) 19:58:34.89 ID:NZQDEMh+0
そういえば今日って品評会のお題発表? 飯から戻ってくる頃には発表されてるかな。wktk
877 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 20:00:08.74 ID:C+uEey9l0
>>562-568 おおおお、すげー
けったいなお題出してしてしまって投下した後良かったのかなーと思ってたけど
見事です><
読みはじめ 矢鱈細かい描写が多くてくどいように感じたがすぐ慣れた
この摩訶不思議空間を短時間で作り出せるの凄いな ごちそーさまっす
878 :
喜劇 1/4 :2006/07/13(木) 20:05:47.04 ID:4YWO+igV0
西暦21XX年。宙域に浮かぶコロニーの諸都市が、 地球の諸国家に対しての独立を叫んで始まった第三次世界大戦も佳境に入った頃の話である。 シカゴを陥落した宙域国家群同盟は、北米方面司令官ジョン・バローの号令の下、 ニューヨークへと進撃を始めた。 当時のニューヨークは既に世界の中心と呼べるような都市ではない。 だが、依然として北米地域の経済の中心地ではあったし、 文化の発信地として世界に多大な影響を与えてはいた。 そして、何よりも旧世紀の世界の統合の象徴、 国際連合の本部ビルがイースト川のタートル・ベイにそびえ立っていたのである。 同盟軍進撃の報以来、ニューヨークから下る道は全て渋滞することとなった。 ニューヨークに集まっていた人々が、四分五裂に逃げだしたのである。 これから廃墟になると思われる都市に居残り、 静かに死を待とうというのは、この街を長く愛した老人達くらいしかいなかった。 ただし、その酔狂な老人の中に、壮年の男も一人混じっていた。 当時の国連事務総長、イグレシアスである。 その時、国連も逃げだす人々の中に混じり、慌てて北米を脱出したのだが、 彼は「ニューヨークには、まだ仕事が残っている」と、一人そこを動こうとしなかったのだった。 数日もしない内にニューヨークは同盟軍の手によって陥落した。 多くの人が予想した、ビルの倒壊した姿が連なるニューヨークの光景が広がる事はなかったが、 それでも結構な被害が、人・物を問うことなく出ていた。 そして。 「お会いできて光栄です。イグレシアス事務総長」 「こちらもです。ジョン・バロー司令官」 陥落した翌日、二人は占領下の都市で相まみえたのだった。 この二人の会談は非公式の会談であり、無論記録は残っていない。 だが、幸いにもジョン・バロー司令官が戦後に出した回顧録に、この会談の様子が一部始終描かれている。 そういう理由もあるので、ここより先は、彼の眼を通してこの話を綴ろうと私は思う。
879 :
喜劇 2/4 :2006/07/13(木) 20:06:14.48 ID:4YWO+igV0
イグレシアス事務総長は髪に白いものが混じっていない、非常な若さを保った人間であった。 ニュースなどで彼の顔は見慣れているものであったのだが、こういう事は直接目を通して見た方が 強く印象に残るものである。 「お会いできて光栄です。イグレシアス事務総長」 「こちらもです、ジョン・バロー司令官」 一通りの挨拶を交わし、我々は握手をした。 用意された白いテーブル。備え付けられた間に合わせの椅子に我々は共に座る。 「今日は、あなたに頼み事があってやってきました」 「何でしょうか」 手を組み、彼は私に真剣な顔でこう告げた。 国連の事務総長という男は一体何を私に頼むのか。 この様な経験など、滅多にあるものでもないので、私は純粋にこの状況を楽しみ、 次の彼の発言を待った。しかし、その彼の言葉は実に意外な物だった。 「あなたに、私と共に喜劇を演じて欲しいのです」 「はあ」 私はその瞬間、なんとも気の抜けた返事をしてしまっていた。 「喜劇……とは、一体どういうことでしょうか」 「あなたの手に持つ矛を収めて頂きたい」 「……というと」 「国連は、あなた方の国家の独立を保証します。 その代わり、どうかこれ以上無用の血を流すような悲劇を 演じないで欲しいのです」 瞬間、私の身体は沸騰した。 何故、彼はこの期に及んでそのような事を言うのだろう。 我々が彼の言葉一つで引き下がるような決意でもって、 怒りの矛を挙げるわけがないのだ。 思えば。宇宙に住む人々に課せられた本国からの鬱屈は、 悲惨の域に達していたのだ。だから、我々は矛を挙げ、今戦っているというのに。
>>862-864 オチの言葉遊び感とか、ちょっとした台詞のやり取りが面白かたです。
ただ、もうちょい表現とかコンパクトにした方がいいところもあった気がします。
881 :
喜劇 3/4 :2006/07/13(木) 20:06:35.39 ID:4YWO+igV0
「申し訳ない。私はその様な事はできない」 私はきっぱりと断った。 「だが、これ以上争いを続ければ」 尚も抗弁を続ける彼の言葉を私は遮る。 「そのような喜劇が、今まで人の命を救ったのでしょうか」 「……」 「人と人が憎しみ合う中で、上辺だけで手と手を取り合う喜劇などが、 何の役に立つのでしょうか」 私は癇癪と握り拳をテーブルに叩きつける。コップに注がれた水が倒れたが、私は一向に構わなかった。 「我々はもう、このような小芝居で解決できぬ境地に辿り着いているのです。 どちらかが相手を完全に屈服させる。そうしなければ、根本的な解決などできようはずがない!」 私は我を失っていたのかも知れない。 ただ、縮こまる彼に対して私は宇宙に住む人々の苦しみをぶつけていた。 「あなたに我々の気持ちがわかりますか? 彼らとは数桁違う量の宇宙放射線を浴び続け、我々は重労働を務めてきました。 しかし、彼らは奴隷でも使役するかのように、我々を扱い続けました。 平均寿命が彼らとは二十年も違う状況で働く我々に、彼らは報いてくれませんでした。 それどころか!更に彼らは重税を課して我々の首を縛ろうとしたのです。 人口が爆発した時代に新天地を求めて旅立った者たちの子孫として 生まれた事が、いったい何の罪だというのですか!」 眼前の彼はぴくりとも動かない。私は思いつくままに言葉を吐き捨ててゆく。 「あなた方の喜劇はいつも最悪な結果で終わる。 私はそれを歴史を学ぶことによって知っています。 コンゴでは一人の独裁者を生んだだけでした。ソマリアでは国家を分裂させただけでした。 余計な悲劇を生むだけの喜劇など、私には必要ありません」
882 :
喜劇 4/4 :2006/07/13(木) 20:06:56.36 ID:4YWO+igV0
床に落ちたコップを私は取った。 それに水を注いで私は飲み干す。 喉がひりりとした事で私は有り得ないほどの声量で弁を振るっていたことに気づいた。 「……わかりました」 彼はようやく口を開いた。随分と久しい間、私は喋っていたようだった。 その時の私はおそらく、鬼のような形相をしていたに違いない。 そして、最後に私はこう付け加えた。 「私は、このような絶望的な事態を打破するために戦っています。 ですが、あなたのやっていることは、それから逃げだすものでしかありません。 ただ、哀れです。あなたは哀れな道化師でしかない。 どうか、お引き取り下さい。事務総長」 この非公式会談の翌日の彼のニューヨーク市占領に際しての演説である。 「大国たちが腹の底を見せずにその顔だけで笑う。 そのような三文喜劇の時代は終わりました。 残念ながら我々は、お互いの感情を心の底からぶつけ合う、悲劇の時代を迎えねばならないのです」
883 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 20:12:56.13 ID:V2m/+zxS0
>やじるし 出来ておる喃。 「一軒家を子供にもわかるようにディフォルメしたものを黒く塗りつぶし、そのまま横倒しに したような太い矢印が」とかはもっとコンパクトな表現でもこの雰囲気は崩れないと思うなあ。 や、マジで上手い。星進一をまさしく思い出したよ。
884 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 20:13:52.52 ID:ZI1asBTI0
小説を書くというのは人生初の試みなのですが、挑戦してみたくなったのでお題を下さい↓
885 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/13(木) 20:13:56.34 ID:HdbWUA9M0
886 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/13(木) 20:14:14.87 ID:HdbWUA9M0
887 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 20:15:29.60 ID:ZI1asBTI0
888 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 20:16:48.24 ID:3qZchp4d0
>>862-864 これは面白い。
オチのつけかたに感動しました。
そのお題からこういう発想ができるってのは凄いと思います。拍手。
889 :
やじるし :2006/07/13(木) 20:20:52.91 ID:GaFQJ70f0
おお、感想ついてる!嬉しい…!
>>873 ありがとう。本当に嬉しいわ。
>>874 今日は批評文書いてなかったから…すみません。
このスレの前半のほうで感想とかはちょくちょく書いてたんだけど。
>>877 さっきはお題ありがとう。
描写を細かくしたのは、テーマにしたモノがモノだったので
ちょっと事細かに書かないとわけわかんなくなっちゃうかなと思ったからなんだけど
蛇足だったかな…アドバイスくれて助かる。
>>880 やっぱりそうかあ。難しい。精進します。
>>878-882 割り込んでごめんなさいです。
視点に少し分かりづらい所があった気がします。あと、
>「あなたに、私と共に喜劇を演じて欲しいのです」
というイグレシアスの台詞ですが、「喜劇」というのはいわゆる「滑稽物」なので、 イグレシアスの提案=喜劇を演じること にはならないと思います。
891 :
やじるし :2006/07/13(木) 20:24:34.40 ID:GaFQJ70f0
>>883 アドバイスありがとう。
自分の頭の中のイメージを伝えたいがための失敗だったね。
精進します。
>>888 ありがとう。励みになります。
892 :
849 :2006/07/13(木) 20:26:04.48 ID:yYS8i2N60
お題頂いたにもかかわらず、自分の想像力では無理でしたごめんなさい('A`) NGOを使って途中まで書いたものの、NGOに関する知識の乏しさから構成が無理でした 出直してきますm(_ _)m
893 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 20:28:27.59 ID:C+uEey9l0
>>889 アドバイスじゃねー 読み専のただの感想です><
読み手が「読み慣れてない文章(作風?)でも引き込む魅力がある」って言いたかったんだわ
894 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 20:33:45.55 ID:4YWO+igV0
>>890 喜劇は西洋では悲劇の対義語らしいのですが、言い訳なんて見苦しいですね。
止めます。
反省しました。精進します。
↓というわけで、お題plz
895 :
やじるし :2006/07/13(木) 20:35:41.27 ID:GaFQJ70f0
いちごみるく
896 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 20:39:09.24 ID:4YWO+igV0
>>895 やべえ、AV女優しか思いつかねええええええええ
把握した
897 :
やじるし :2006/07/13(木) 20:40:50.55 ID:GaFQJ70f0
>>896 軍事モノが得意そうだから
たまには違うもの書いてみたらいいんじゃないかなあと思って。
898 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 20:41:35.02 ID:GaFQJ70f0
ごめんいい加減名無しに戻ります。 未評価分の感想書こう…。
899 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 20:42:40.83 ID:7J0hxuTZO
( #^ω^)VIPがアホと同等に見られてるお
475:なまえを挿れて。 :2006/07/13(木) 04:35:10 ID:idHk517l
こんな現実逃避真性基地外童貞キモオタヒキニート犯罪者予備軍厨だらけの
スレで質問したって煽られるだけだろw
悪質なサイトにひっかかる低能もVIPPERみてぇに煽る池沼も死ねよ
正直VIPPERだらけのスレでつね^^^^見ていて吐き気がします^^^^^
偉そうな事言ってばっかの所が阿呆なVIPそっくりでワロスw
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/kageki/1148123331/ 本当のVIPPERってものを思い知らせてやるお!
スクリプト使う神も募集中!
900 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 20:50:52.83 ID:GaFQJ70f0
901 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 20:51:12.33 ID:9hCPaAyi0
偉そうなこと言った俺もそろそろみんなの作品を読むか
902 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/13(木) 20:51:19.46 ID:NZQDEMh+0
保守
903 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 20:59:05.06 ID:Ek2KO6U40
>>854-857 さっきは割り込みすまん
>少年は眠るようにして何かを考えていたが、やがて何かを呟きながら表へと歩き出した。
オープニングの世界観の提示で、不明瞭で不安な部分を出して、
未来への暗示としたんだろうけど、余りにも不明すぎる。
「何かを考えて」「何かを呟いた」のを描写で表現できるといいんじゃないかな。
描写をすることで、読者に「何かを考えたんだろう」「何を呟いたんだろう」
と思わせるようににすると、今後の展開のwktk感も強まります。
道中の描写はなかなかのものだと思うけど、ちょっと設定や展開が安易かな。
結局、少年がなんで殺人を犯すのか。
涼一は殺されなければいけないのか。
十三日の金曜日なのか。
この辺について、作品を通して「何を語りたかったのか」がまったくみえない。
何もはっきりと書けってことはないんだけど、作者が考えた世界観や設定が、
文章の中から嗅ぎ取れるような描写をしないと、読者は「ああ、そういうオチですか」で終わっちゃう。
現状では、何かの長編の中の第一話、って感じかな。
初めて書いたにしては、とりあえず纏まってるし、よかったのでは、と思いますよ。
おつかれさま。
904 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:12:20.97 ID:GaFQJ70f0
>>741-744 >>746 のツッコミを度外視するとして話を進めると
サイコホラーな雰囲気がよく出ていると思う。自分の勝手な想像で言わせてもらうと
なんか日本よりもアメリカとかイギリスのイメージ。
映画の「セッション9」とかの独特の空気を思い出させる。
ただ、ラストあたりのセリフまわしは工夫次第でもっとよくなると思う。
>「ううん。だって、なんだか悲しそうな声だった。それから、“ごめんね”って」
>――そう言われて、君はどう思った?
>「ボクも悲しかった。褒めてもらえると思ったのに、何で泣くのって」
>――どうしてだと思う?
>「多分、ボクと同じ世界が見えないのが悔しかったんだと思う」
>――だから、あんなことを?
>「うん。見せてあげるって、言ったんだ。僕の鉛筆でね」
とすれば、お題との繋がりももっと濃くなると思う。
905 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:14:29.22 ID:kPJmbczJO
906 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:16:49.76 ID:9hCPaAyi0
ってかまた1000までいきそうだね 落ちまくってた頃が懐かしいね
907 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:18:49.89 ID:kPJmbczJO
908 :
いちごみるく 1/2 :2006/07/13(木) 21:28:39.15 ID:4YWO+igV0
私は、いちごみるくという物を心の底から嫌っている。 一体何故って顔を君はしているね。宜しい。説明してあげよう。 まあ理由を挙げればキリがない。そうあの空に見える星の数だけ 私にはいちごみるくが嫌いな理由があるのだが、 「今日は曇りだよ」 黙っていてくれ。まあ、星が例えとして駄目なのならば、そうだな……。 そう、この爪楊枝だ。この爪楊枝のパックに入ってる全ての爪楊枝の数くらい…… 「スケールが急に小さくなりすぎなんじゃ……」 何だって?今の言葉は聞き捨てならないね。 君、スケールが小さくなったというだけで物事をバカにするべきではないよ。 スケールの恐ろしく小さな原子の世界には、我々が未だ知らぬ八次元、さらには九次元なるものが、 「八次元で検索したら、やたらアレな宗教系のサイトが出てくるんだけど」 そんなバカな。この記事は確か私はネイチャー辺りで読んだんだよ。 早くそのポンコツパソコンを貸しなさい。 ……ホントだね。見事に宗教だね。 K福の科学とかそういう系統みたいだね。うん。言及は避けておこう。その方が無難だ。 さて、ようやく理由に移ろうと思う。 そもそも、それは自然の摂理に反している物なのである。 よくよく考えてみたまえ。 苺は練乳を被ったまま収穫されるのかね?違うだろう。 スイカが塩をかけられた姿で収穫されるなんてことは無いし、 鴨が葱をしょってやってくるなんてことも有るわけがない!つまり、 「ひょっとして、料理とかも全否定するつもり?」 いやいや、それとはまた違うんだよ。 何が違うのかって?うーん。そうだな……。 よし、良い例えを思いついた。聞いてくれ。
909 :
いちごみるく 2/2 :2006/07/13(木) 21:29:21.02 ID:4YWO+igV0
君とは長い間の付き合いになるが、 君は私の前に亀甲縛りされた姿で出てきたことがあったかね?無いだろう? まぁ、つまりはそういうことなんだ。 練乳を被って苺が生えてこない以上、私はそんな物は毛頭認めるつもりはないし…… え?何、セクハラ?その握り拳はナンデスか? 言うまでもないだろうって顔をしているね。うん。わかった。 よーくわかった。反省する。確かに今のは私の失言だった。 だから、その握り拳をおとなしく、ぐへぇ! まあ、そういうわけで私はいちごみるくなんて大嫌いなんだ。 今まで一度も食ったことがないから嫌いとかそんなんじゃ決してないぞ。 うん。一度くらい、食ったこともあったような無かったような……、 あれ?無かったかな? 「……いーから、黙って食え!もうかけちまった物は仕方ないでしょ!」 な、何をする!暴挙だ!それは!やめろ!やめ!むぐ……。くちゃくちゃ。ごくり あーあー……。うん。うん。前言を撤回する。 私はいちごみるくが嫌いである。 撤回していないじゃないかって顔を君はしているね。 君、人の話は最後まで聞くものだよ。 この組合せは、なんとも極悪じゃないか。 こんな物を野放しにしていたら、君の体重はまた増えて。 お願いします、君は確かに美しい。出会った時から少しも変わらない美しさだ。 僕は今の君が大好きだ。今食べたいちごみるくの味と同じくらい好きだ。 だから、一刻も早く私の体を拘束している4の字固めを解いてください。
910 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:30:50.82 ID:GaFQJ70f0
>>748 心が和む、というか、洗われるようなお話ですね。
少年の純粋な心が「階段を駆け上がる」という
単調な重労働の中によく現されてると思います。
エレベーターで一気に昇ってしまってはあの雰囲気は出せませんね。
気になった点をいくつか。
「ふくらはぎ」は漢字で書かないほうがいいと思います。比較的知名度の低い読み方ですし
ひらがなのほうが肉感があってリアルに表現できるんじゃないでしょうか。
「まるで出口のない〜」の一節についてですが、…おそらくサンシャインの階段は
らせん状なのではないでしょうか。
実際はともかく、文章のイメージから見るとそんな想像ができます。
ということはこの節は
「終わりのない螺旋階段がひたすらに続いている」
などの表現でも十分に描写しうるのではないでしょうか。
それと、全体的にもう少し疾走感を表現すると、感情移入しやすかったと思います。
筋肉が悲鳴を上げ、息がつまり喉がひゅうひゅうと笛のような音を鳴らす。
一時でも立ち止まればたちまちに心は折れてしまいそう。それでも上へ上へ上へ!
身体表現を伴う心情の描写は見ている人へ効率よく訴えてくれるので
活用しない手はないと思います。
午前零時って、サンシャイン閉まっているのではないですか?
侵入したのなら、その部分の描写も欲しいところだと思います。
911 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:32:12.35 ID:Ek2KO6U40
>>903 誤字が多すぎ、推敲汁
>>900 ついでなんで、利用させてもらいます
>>741-744 ちょっと分かりにくい部分があるかな。
対話相手の話し方が、目の見える人を相手にしているようにみえる。
目が見えないっていうオチを際立たせようとしたんだろうけど、
こういう部分は僅かでも読者に疑問をもたせてしまうと、逆にオチが弱くなる。
個人的には2レス目の展開で、
「ボクの世界」を言葉じゃなくて、描写して欲しかったかな。
誰にもみえない世界、ボクだけの世界がみえる、みたいな。
>>907 的確な指摘だったとおもう
912 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:33:16.05 ID:GaFQJ70f0
>>907 あ、度外視するってそういう意味じゃなくて
もうツッコミ入ったから二回言わないよってことです。
>>908 早いなーwwww乙です。
今読みます。ちょっと待ってて。
913 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:33:59.18 ID:vWXJM2rz0
http://zwok-game.com/en_GB/ 登録無しでもプレイできるお
移動は矢印左右で投げるのはマウスで調整
登録すれば名前付けられる・キャラEDIT・特殊ボール追加等があるお
とりあえず緑軍劣勢っぽいからそっち入ろうぜwwwwwwww
面白かったら布教な
914 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:34:09.36 ID:TwHLPn3s0
915 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:45:34.70 ID:Ek2KO6U40
>>908-909 話のわき道への逸れ方がいいね。
捏ねくり回した屁理屈と、力に屈する弱さとのコントラストもよく出てると思います。
ただ、このオチじゃ、どれくらい「君」のことが好きなんだか分からねぇw
それを含めた間の抜けた感じがおもしろかった。
地の文=セリフで、徹底したのも面白かったかな。
ツッコミを入れるなら、いちごみるくじゃなくても、書けそうなお話ってところか。
916 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:46:44.19 ID:p2R7z7yY0
ほ
917 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:46:57.52 ID:GaFQJ70f0
>>908-909 完全に彼女に論破されてますねwwwww
たぶん主人公にとっては、いちごみるくは酢豚のパイナップルとか
そういうものと同じイメージで食わず嫌いなんだろうなあとか思いました。
とすると酢豚のパイナップルは自然の摂理に反しているのか…むむ、深い。
軍事モノから一転、柔らかいタッチで描かれていて、物書きとしての幅の広さを感じました。
日常の一風景を自然なタッチで描くのはそう簡単にできるものではありませんね。
ただ一つ気になった…というか、「俺だったらこうするな」という意見を言わせてもらうと
この文章は全編を通して主人公とその彼女の会話によって成り立っているのですから
すべてを地文にする、もしくはすべてせりふとして会話文にしたほうが
見栄えがよくなると思います。
>私は、いちごみるくという物を心の底から嫌っている。
>一体何故って顔を君はしているね。宜しい。説明してあげよう。
というやり方を最後まで通すか
>「……いーから、黙って食え!もうかけちまった物は仕方ないでしょ!」
>な、何をする!暴挙だ!それは!やめろ!やめ!むぐ……。
という会話を、二つともセリフとして書くかに統一すると
文章としてまとまりが出てくるのではないでしょうか。
918 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:51:46.34 ID:kPJmbczJO
>>912 あ、なんだ、そゆことか。
>>908-909 ベタな感はあるけど、面白いww
オチがピースフルなあたりとか、なんか和んだwww
ホントにうまいし、おれからはこうしたほうがいい、っていうのはないなぁ
919 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/13(木) 21:51:59.52 ID:HdbWUA9M0
えー、私と「砂漠」のお題で対バンを行う方、いらっしゃいますでしょうか? 22:00になりましたら、投下させていただきます。 何もなければ言いだしっぺの私が先行で投下しますがよろしいでしょうか?
920 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/13(木) 21:52:27.30 ID:NZQDEMh+0
ひ、品評会まだー
921 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:54:01.64 ID:XNDP+CPQ0
922 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:59:06.68 ID:kPJmbczJO
お題くだはい
923 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:59:21.98 ID:GaFQJ70f0
>>777-778 存在価値は人に見出されるものと自分で見出すものの二種類ありますよね。
耳に痛いお話です…俺ももしかしたら明日あたりにふっつりいってるかもしれませんね。
スレの上のほうで批評人さんが言っていることですが
物書きは「表現することが仕事」と言っても過言ではありません。
そして小説において表現しなければいけないことは、主に「情景」と「心情」の二つです。
「受験生の夏」という作品の中では、主人公の思ったこと、心の動きが
おもに()に括られて、「胸中のセリフ」として綴られていますが
ここは本来、地の文によって細かく表現しなければいけない部分であり
心の表し方は、それによって小説家の評価が決まってしまうほどデリケートで重要なものです。
その点に気をつけて、次はがんばって地の文を使って主人公の心情を
表現してみてはいかがでしょうか。
発想自体かなり斬新なものですし、主人公のドライな反応も僕としては好みだと思います。
924 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 21:59:45.47 ID:SMgnKOnJ0
品評会について 前回の品評会、テストもかね通常土曜のところを早く出題されました。 ただし、基本的に土曜日出題は変わってない(特にその後話し合いがありませんしね)ようですので、 今回の出題者さんの気分にもよりますが、基本的には土曜日まで気長にお待ちください。
925 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:00:01.22 ID:GaFQJ70f0
926 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:00:53.93 ID:kPJmbczJO
927 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/13(木) 22:01:07.03 ID:HdbWUA9M0
えぇと、それでは投下させていただきます。 お題は「砂漠」。二人で同じ題で創作してます。 互いに品評しあおうという企画ですが、周囲の方も指摘、感想などいただけたらうれしいかと。 それでは。
928 :
砂漠(1/3) ◆qygXFPFdvk :2006/07/13(木) 22:01:31.90 ID:HdbWUA9M0
――俺はツイている。 足枷のように重く、歩きにくい船外服のブーツを見ながらそう呟いた。 薄く堆積した砂は、滑稽なほどに丸いブーツを引っ張るようにまとわりつく。 ――俺はツイている。 航空宇宙大学校の同期の中で、一番に宇宙に飛び出すことが出来た。 ――俺はツイている。 船外活動員としての腕を認められ、月資源を開拓する先遣隊の一員に選ばれた。 ――俺はツイている。 先遣隊のメンバーは、気のいいヤツばかりで最高の仲間達だった。 ――俺はツイている。 あれだけの事故でも、俺だけはほとんど無傷で助かった…… 歩いているのは月の北半球、危難の海と呼ばれる盆地の中。 大昔の馬鹿野郎が、物騒な名前を付けてくれたお陰でこのザマだ。 それに、この景色のどこが海なんだ。どこから見ても砂漠だろう。 現場に来ないで遠くから眺めてやがるから、ここに海なんて名前を付けてしまうんだ。 救難信号を飛ばし、最寄の有人基地に向けて歩き出したのが三時間、いや、四時間前だったか。 船に残してきた仲間達は大丈夫だろうか。船内の酸素はまだ数時間持つはずだが。 事故は、大きめの宇宙ゴミが船に接触したために起こったらしい。 低空飛行中だったこと、下が柔らかい砂場であったことが幸いして、船は落下しても大破せずに済んだ。 船外活動から戻りエアロックで調圧をしていた俺は、落下のショックこそあったが、 クッション材に包まれた壁のお陰で助かったわけだ。 しかし、船内の仲間達は違った。機材や機器にあちこちぶつけ、意識がない者もいた。 歩けるのは俺だけだった。
929 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:01:44.86 ID:GaFQJ70f0
930 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/13(木) 22:01:49.53 ID:NZQDEMh+0
931 :
砂漠(2/3) ◆qygXFPFdvk :2006/07/13(木) 22:02:01.83 ID:HdbWUA9M0
一歩ごとに足を取られる砂の上を、さらに歩くこと一時間。既に二十キロは歩いただろう。 もう少しで基地に辿り着くはずだ。 自分を励ましながら、鉛のように重い足を前へと運ぶ。 ――俺はツイている。 月の夜側に落ちて良かった。昼間に落ちていたら高温と宇宙線にやられて、あっと言う間にミイラになっていた。 ――俺はツイている。 事故が船外にいる時だったら、今頃俺も宇宙のゴミになっていた。 ――俺はツイている。俺はツイている。俺はツイて…… 酸素を省消費モードにしているためか、意識が朦朧としてきた。 気温は高くないはずだが、汗が流れ息も上がる。吐き出す息は熱く、気管が張り付くように痛んだ。 ――やっぱりここは砂漠なんだ…… 何度か基地の蜃気楼が見えた。いや、宇宙で蜃気楼なんか出るわけがないから単なる幻覚か。 そして今も、岩石と砂の地平線の奥に基地が揺れている。 ――あぁ……もう駄目なんだな……
932 :
砂漠(3/3完) ◆qygXFPFdvk :2006/07/13(木) 22:02:17.68 ID:HdbWUA9M0
足を前に送り出すのを止めた。膝を突き、前のめりに倒れこむ。丸い船外服の頭に鈍色の砂が被る。 仰向きになると、おびただしい数の星の光が、馬鹿にするかのように見下ろしていた。 だが、俺には見えていない。目には船に残してきた仲間が映る。 ――ごめん。結局、助け呼ぶの無理だった…… 目に映った仲間は、優しく手を差し伸べてくれた――そして、俺を担いでくれた。 「おう、ここまでお疲れさん」 ――え? お前ら、何言ってんだ? 「お前が出した救難信号で基地から救援が来たのさ。 お前には悪いが、俺たちは一時間前にシャワーも浴びたぜ」 ――くそったれ……俺の頑張りは無駄だったのかよ。 基地に着き、無事だったメンバー全員の顔をみたら、不意に涙がこぼれてきた。 ――やっぱり、俺はツイてるんだ。またこいつらと仕事が出来る。 完
933 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:02:51.26 ID:GaFQJ70f0
934 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/13(木) 22:03:35.36 ID:NZQDEMh+0
935 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/13(木) 22:04:14.98 ID:HdbWUA9M0
936 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:05:12.55 ID:ErDcVKP8O
937 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:07:09.61 ID:87/y60Y20
お題くださいな↓
938 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:08:24.42 ID:GaFQJ70f0
NとMの間
939 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:08:27.45 ID:ripluW/X0
GUN=KATA
940 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:09:17.29 ID:GaFQJ70f0
>>935 どんまいwwwwww
大丈夫感想今から書くから
941 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:10:15.59 ID:p2R7z7yY0
お題くださいませ↓
942 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:10:23.53 ID:87/y60Y20
943 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:10:59.10 ID:87/y60Y20
945 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:11:26.01 ID:SMgnKOnJ0
>>929-930 マジすまん。読んでなかったわw ・・・orz
んーまぁ、過去の事例から土曜日緊急で発表できず代理の人が〜とかあったから焦らず待とうぜ
ってのが言いたいだけです。しかし読んでなかったとは言え失礼した。
946 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:12:45.07 ID:bTAKlQ4L0
>>657 の夜の国でございます。
何だかお題が端っこの方へ行っちゃったけど。
947 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:13:40.27 ID:bTAKlQ4L0
『最後の最後に――星を、見に行こう』 終わりの星空 かんかんかんかん、と足音を響かせながら、俺たちは赤く錆付いた階段を駆け上がる。 足を踏み出す度ぎしぎしと揺れる階段は酷く頼りなく、今すぐにでも壊れて無くなってしまいそう。 だけど、俺たちには時間がない。やっと見つけたこの場所を諦めてしまえば、もう二度とこんな機会はなくなってしまう。 これ以上、他の場所を探し回っている余裕はないのだ。 肩で息をする彼女と手を取り合い、お互いに支えあいながら、俺たちはこの建物の屋上を目指す。 溜まり積もった埃が一気に舞い上がり、俺たちの通った後に白い軌跡を残していく。 もうすぐだ。 もう少し。長い階段を上りきって、邪魔なドアを蹴り破る。 長い間放置され続けた鉄の扉は、予想外な程にあっさりと前に倒れ込んだ。 吹き曝しの屋上へ駆け出る。そして同時に空を見上げて、その美しさに見とれてしまった。 「うわぁ、凄いね、これ。こんなの、初めて見た」 彼女が感嘆の声を上げる。 確かに、これは凄い。高い廃墟の屋上の、切り取られるモノが何も無い、まるで絵に描いたような満天の星空。 「向こうは空気が淀んでるからなぁ。おお、小さいのまでくっきりと」 今日の夜は新月だ。月明かりが存在しない分、小さな星たちが自らの存在を示そうと、精一杯輝きながら自己主張する。 「あと、どれくらい?」 安物の腕時計を確認する。 「えっと……あと二分くらいだな」 そっか、と彼女は呟いた。 「……、寒い、ね」 「ああ」 ぶるりと一度身体を震わせてから、彼女は繋いでいた手を振り解く。 そうして、踊るように屋上の淵へと歩いていった。
948 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:14:02.27 ID:9hCPaAyi0
>>821 文章の作りも描写も丁寧で好感が持てます。
ただ、オチが悪い意味で予想通り。
意外性を求めている物語では無いと思うので、【良い意味で予想通り】にして欲しかったです。
悲しい話なのにジーンと来ませんでした。
ショートでは難しいとは思いますが、そこを何とか。
次回作に期待しています。
>>834 誰にでもわかる話を作れ、と決まりごとがあるわけでは無いのですが、これは伝わらない人のほうが断然多いと思います。
もう少し、読み手に伝えようという作り方を望みます。
『思いつきで書きなぐった』、と『読み手のために作った』では大きな違いがありますよ。
>>854 情景や行動の描写は、そつなくといった感じと思いますが、全体としてのストーリー性が不足がちと思います。
伝えたいことが何かわからない、やおい文になりがちです。ヤマはあるのでしょうが、オチと意味がわかりませんでした。
初挑戦ということなので、これからの投稿に期待します。
>>862 会話の進め方がうらやましいほど上手に思えました。
手に取るように二人のイメージが膨らみ、引き込まれてしまいました。
オチは古典的でしたが、それを悟られぬような文章の運びで、輝きを増しています。
まぁ、厳密に野次とはちょっと違う気もしますがwwwその筆力には脱帽です。
949 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:14:03.86 ID:bTAKlQ4L0
「第三区画が『真昼の国』なら、ここは『夜の国』だね」 眼下に広がる廃墟の群れを見渡してから、彼女は少しはにかんでこの場所を例えた。 『真昼の国』第三区画、俺たちが住む町の中でも最も栄えた繁華街だ。 昼間も夜中も関係無く、一日中ネオンの明かりで満たされた、人間たちの娯楽場。 俺たちも何度か行った事はあったが、二人ともあまり好きにはなれなかった。過剰なまでに蠢く膨大なエネルギー。 だけど、ここにあるのは静寂と停滞だけだ。 誰一人として人間なんて存在しない。電灯の明かりのない真っ暗闇の中、星の光だけがこの廃墟たちを照らしている。 きっとこれこそが、本当の夜の形なのだろう。 「えへへ。ごめんね、あたしの我がままにつき合わせちゃって」 彼女が俺に向き直って、照れたように笑う。 「何だよ、今更。どうせこれでもうお仕舞いなんだ。最後までとことん付き合ってやるよ」 「……ん。ありがと」 ふわり、と彼女が俺に身を寄せる。 「――っ、おっ、とと」 ぐらり、と身体がよろめいた。 「え?あ、きゃ」 そのまま、俺たちは屋上の床へ倒れこむ。じゃりりと砂を擦る音が耳元に聞こえた。 「……星、綺麗だね」 「……そうだな」 俺たちは起き上がる事もせずに、抱き合うように空を見上げる。 ――いや、正直。もう、起き上がる気力もなかった。 身体が重い。
950 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:14:51.09 ID:bTAKlQ4L0
「しかし、皮肉だよな。汚染区画の星空が、結局どこ区画の空よりも、一番綺麗なんて」 「うん。そうだね。でも、あたしは見れてよかったよ、この星空。ずっと、憧れてた」 身体がだるい。この真っ暗闇の『夜の国』は、俺たちのような人間が住める場所ではない。 夜とは本来、人間たちが恐れ縮こまって眠る時間だ。だから、この時間も、すぐに終わってしまう。 背中が汚れるのも気にせず、廃墟の屋上に俺たちは仰向けに寝転がる。 「ねぇ、そろそろだよね?」 「ああ――始まった」 満点の星空の中、突然幾つもの光が現れ、一定方向へ走っていく。 その数は徐々に増え続け、まるで雨のようにこの星空を覆っていった。 果てしなく降り続く光の雨。この世の終わりの風景は、それ相応に鮮やかだ。 「これも綺麗だけど、あたしはやっぱり、星空の方が好きだな」 彼女の言葉に同意する。 こんなのはネオンの光と同じだ。ミサイルの光に埋め尽くされ、星たちは輝きを失ってしまう。 「――焦土作戦、ねぇ。連中も随分と過激になったもんだ」 遥か彼方で赤い光が上がる。終末の炎が俺たちの町を焼き尽くし、沢山の人が死んでいく。 いずれはここも炎の海の中に落ちるだろう。 どんなに逃げた所で変わらない。連中は一人だって逃す気はないのだ。 だから、俺たちはここまで来た。 どうせ死んでしまうのなら、最後の最後に、汚染区画の星を見に行こう、と。 「何だか、眠いね」 「汚染区画だからなぁ」 「うん、やっぱり、そういう事、だよね」 二人だけの夜の国で、俺たちは世界の終わりを待っている。 だからせめて星たちよ、今は精一杯に輝いてくれ。 無駄だと分かっていても、この不条理な光の雨に、少しでも立ち向かえるように。 終。
951 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:15:37.77 ID:9hCPaAyi0
挟まってスマン……。
952 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:24:03.40 ID:GaFQJ70f0
>>928 >>931-932 SFには砂漠が似合います。宇宙に放り出された、息の詰まるような孤独感や
くじけそうな自分を必死に奮い立たせる主人公の姿には好感が持てます。
自分がもし月の中の砂漠に一人放り出されたら、ということを考えさせられる作品でした。
広大な砂漠の中ひたすら歩き続けて、聞こえるのは己の荒い息遣いと鼓動の音だけ。
想像しただけで発狂できそうなシチュエーションですね。
そのぶん、最後のシーンでの安堵感が大きく、「ああよかった。安心した」と
読んだ後いい気分になれる作品だと思いました。
ですが、若干の描写不足が目立っているなと思いました。
せっかくの壮大なスペクタクルで描かれている物語なのに、肝心の砂漠や宇宙に関する
情景の記述が少ないな、もったいない、と感じました。
どうせなら、これでもかというくらいに事細かに、自分の頭の中で想像した風景を
文面に叩きつけてみたらいかがでしょうか。
953 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:27:05.92 ID:i5c2bwtk0
お題ください↓
954 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/13(木) 22:27:14.45 ID:BZ3V8bPS0
ちょっとトラぶってIDが変わったかも・・・
>>952 感想ありがとうございます。
いやぁ、初めは同じような話を本当の砂漠でやってみたんですが、個人的な趣味で宇宙にしてしまいました。
砂漠という題から多少外れたかも…
描写不足…認識しております。地の文が苦手なんですよね。
今回は主人公の感情を比喩を使って表してみようと思ったのですが、背景についてはさっぱりでした。
もっと背景にもこだわって書いてみようと思います!ありがとうございました。
955 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/13(木) 22:27:29.53 ID:BZ3V8bPS0
956 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:28:13.55 ID:i5c2bwtk0
957 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/13(木) 22:34:13.83 ID:BZ3V8bPS0
お願いだー! AC3は後回しにしておくれ><;
958 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:35:06.28 ID:Ek2KO6U40
>>928-932 発想の飛ばし方がよかった。
展開もしっかりと組まれていて、分かりやすい描写もよかった。
大事故なのに、死人が一人もでなかった説得力に欠けるけど、
それはそれとして、死人を出さない終わり方をさせたのもよかった。
>――ごめん。結局、助け呼ぶの無理だった……
>「お前が出した救難信号で〜
ここの間に、救難信号を出したことを分からせる描写が欲しかったかな。
959 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/13(木) 22:35:06.51 ID:BZ3V8bPS0
誤爆いたしました><;
何この神スレ
961 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:36:52.03 ID:Qs4/LsNE0
神とか言われるとちょっと照れるな
962 :
◆qygXFPFdvk :2006/07/13(木) 22:38:23.86 ID:BZ3V8bPS0
>>958 ありがとうございます。
ふむ・・・死人が出ないのは確かにおかしいですね。その辺ももっと考えたほうが良かったです。
救難信号を出したのは事故直後、歩き出す前の設定なのですが、その辺も伝わりにくかったみたいです。
次はもっと伝わるように頑張ります。
963 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:42:30.37 ID:GaFQJ70f0
>>947 >>949-950 終末世界って美しいですよね。有終の美を感じます。
独自に作った世界観をすんなりと読者に理解させてしまう説得力があるなと思いました。
最後のシーンはまるで頭の中で一つの絵を描いているような感動を覚えました。
寄り添う二人の影の向こうに満天の星空。廃墟と化した街の上に降りそそぐ幾重もの
凶暴な光の平行線。鳥肌ものですね。
思うことはやはり、
>>952 で指摘したことと同じような、描写不足でしょうか。
段落始めの一字空け忘れや、句読点の位置などの細かい指摘は
すみませんが省略したいと思います。
964 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:42:47.00 ID:cC9YFmeO0
>>910 お題サンシャインで書いた者ですが、感想有難う御座います
指摘を頂いた箇所の何点か言い訳をw
ふくらはぎの漢字表記は完全に推敲ミスです
一文を一気に変換するのでそのまま載せてしまいました
終わりのない螺旋階段は完全に後付けで前文と矛盾してますね、すいません
疾走感についてはあえて殺してみました
最上階間近ということと少年の体力の消耗を表すために
午前零時は前文に家へ帰る描写と、その後文に仏壇前と書いたで、
もう帰宅してることは判るかなと思ったのですが…
やっぱり一レス目で終わらせとけば良かった
…小説って難しい('A`)
965 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:46:55.68 ID:GaFQJ70f0
>>964 うわ、すみません。午前零時の件は完全な誤読でした。
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:47:13.72 ID:T/2se9CbO
正義できました 投下しますー
967 :
正義 1/2 :2006/07/13(木) 22:48:24.78 ID:T/2se9CbO
正義 夫は結局、私たちの子どもの出産に立ち会わなかった。 最後までそりの合わない終わりかただった、と思う。 後悔はない。 彼が気弱だけれど仕事熱心なところにわたしは惹かれ、その熱意は認めているつもり。 彼のそういったところに憧れたのに、子どもを思うと……不思議とその気持ちが憂鬱なものになる。 結婚して、以前よりもずっとすれ違うことが増えたなと感じることや、出会ったときよりずっと理解できる部分が増えたりもした。 それでも、やっぱり心の奥底では、もっと彼と深く分かり合いたいという気持ちのほうが強かった。 強い分、それが重圧になったのだろうか。 彼も、わたしも。 せめて自分の子どもが生まれるときくらい……。 そういう彼への願望は、ある意味では仕事に徹する彼の姿を醜悪なものと勝手に決めた、女ならではの押し付け正義なのかもしれない。
968 :
正義 2/2 :2006/07/13(木) 22:49:51.53 ID:T/2se9CbO
そのちっぽけな正義感を、まじめな彼になんとか持っていてもらいたい。 なんてわがままなのだろう。 喧嘩もしたこともない彼が、酔っ払いを注意して女性を守ったなんて。 彼がよれよれのネクタイ姿で現れて、そう聞いたとき、必死に謝る彼をわたしは許した。 ちっぽけな正義感、そんな卑しいものを求めた自分を恥じた。最初から“ちっぽけ”であることを期待して、盲目になっていたのはわたしだったのだ。 立派じゃないか、わたしの夫は。 決めた。 子どもの名前は、正義にしよう。 誕生日であり、記念日であり、再出発の日に。
969 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:50:47.64 ID:T/2se9CbO
以上です なんでこんな内容にしたんだろうか、自分でも不思議 適当によろ
970 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:51:19.15 ID:bTAKlQ4L0
>>963 感想どうもです。
『段落始めの一字空け忘れ』だけに関して弁解すれば、
同じ段落だけど長くて書き込めなかった時にああやってます。
やっぱり書き方変えた方がいいのかな。
971 :
◆2LnoVeLzqY :2006/07/13(木) 22:54:28.42 ID:NZQDEMh+0
次スレの季節なのか・・・品評会初期の頃と比べると奇跡だ
972 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:55:22.99 ID:3qZchp4d0
>>903 確かにいろいろな部分が曖昧すぎました。
初投下ということで気負いすぎて、内容よりも文章の体裁を整えるほうに力を入れてしまってた気がします。
もう少しはっきりと大きな筋を通せるように気をつけます_| ̄|〇
長文アドバイスありがとうございました。
>>905 戯言シリーズ大好きですw
全然意識はしてなかったんですけどねぇ。
>>854 やはり
>>903 で指摘されてるとおりですね。
テーマを明確にするように意識していきたいと思います。
とうもありがとうございました。
973 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/13(木) 22:57:45.78 ID:Ek2KO6U40
>>962 >救難信号を飛ばし、
ごめん、思いっきり読み飛ばしてたよ。(´・ω・`)
完全に俺の読みとりミスなんで、気にしないで。
>>947-950 >今すぐにでも壊れて無くなってしまいそう。
他が常体(だ・である)で書かれてるのに、ここだけ文体が違うみたい。
独特の世界観が背景にあるのがよかったです。
描かれた情景からは、カタルシスを感じました。
ただ、その世界を語りきれていない感じが残ってます。
世界が終末世界であること、「夜の国」は何で汚染されたのか、
この辺の分かりやすい描写がラストまでないので、ちょっと読み取りにくいかな、と。
後は「国」って表現。
街なのに、国なの? って思った。世界の規模が把握しにくいです。
974 :
かくれんぼ :2006/07/13(木) 23:02:22.70 ID:i5c2bwtk0
……出ておいで、お前たち。 言い方こそ優しいが、どこかに威圧感を含む声。 ……いい子だから。 言葉が付け足される。やはり、優しさだけの声ではない。 幼い私と夏子は、白い家の汚れた床下に身を潜めていた。 はっきり言って、梅雨も明け切らない時期のこの場所は、不快だった。湿気が立ち込め、薄暗い。 私の足の露出された部分を、草が刺し、地面についた手からは、水気を含んだ土のぐにぐにとした感触がした。 しかし今は動くわけにはいかない。この家の主であり、夏子の父であるあの声が立ち去るまでは。 汗が次から次へと流れ出す。湿気と温度だけのせいではない。 喉だけを使い唾を飲み込む。私の脳天にはその音が鳴る。ふいに、隣に居るはずの夏子のことを思い出す。 私の視線は、床下の外の、太陽があたる一輪の花に注がれていた。自然にその上に、夏子が重なる。 夏子は今、どのような表情をしているだろうか。 私の視界の中で、妙にはっきりとしていた花が、ぼんやりと霞む。まばたきをすると、乾いた眼球に熱いものがこみ上げた。 夏子の方を見ようと、この数分の間に固定されていた首を、傾げた。夏子の横顔を目の端に、捕らえる。 真剣なその横顔には、土が頬についていた。瞳に、床下からみた空が映りこんでいる。 今までは聞こえていなかった、夏子の息遣いが、耳に届いた。 おわり
975 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :
2006/07/13(木) 23:02:48.01 ID:ripluW/X0