【悲劇は】ローゼンメイデンが普通の女の子だったら【繰り返される】
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:40:57.49 ID:Z2C6wn+40
・スレ、作品と関係ない雑談は控えてください。
・『原則「コテ」禁止』
コテハンの人の書き込みが悪いんじゃなくて
コテを付いてるということが荒れる原因になりやすいので原則コテは禁止で。
・気に入らない作品や書き込みはスルーお願いします。
・今の所・・・
ドールズは人形ではなく普通の人間。
スレタイが女の子なので基本的に10代〜20代前半かな?
・長編でレスを大きくまたぐとき(前回の投下は
>>51で今回は
>>462とか)や前スレから の続きはタイトルやあらすじ、アンカー等付けると読者に優しい職人になれる
・投下するときは「○○ネタだから注意」とか「○○系につき苦手ない人スルーよろ」などと付けた上、さらにNGワード指定するといいかもしれない
例:yuriyuri sinineta uhouho koizumi guroino
・なるべく自分でWikiを編集できるようになりましょう。
どうしても編集できない場合は雑談所の掲載状況スレで依頼しましょう。
(簡単な説明の項目の通りである程度できます)
・エロはエロパロで。どうしても投下したいのであればテキストで投下するか大人の時間に。
・投下混雑時以外の「投下いいかな?」は不要。
もっと自信持ってよいんだよ?
・投下が終わったあととかに「やっぱりグダグダだったorz=3」とかは馴れ合いと呼ばれ る事もあるので注意。
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:43:09.41 ID:i40aBkrr0
お疲れ様です。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:43:34.87 ID:W98VHAbw0
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:43:35.68 ID:zkJkHz670
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:43:45.93 ID:n1BVFn1w0
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:45:15.12 ID:nhe+D8qtO
最近スレタイが暗いと思うのは俺だけか?
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:45:54.34 ID:GTkU6Ki90
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:47:57.34 ID:+IQNsn190
ラプラス勝ったね
俺2秒差で負けたwwwww
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:48:39.13 ID:n1BVFn1w0
久々にラプラス来たよ!
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:48:45.22 ID:dxgsZpvZ0
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:49:06.88 ID:EbTKv+W00
1000 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/04/14(金) 00:47:08.24 ID:h0O574Js0
―嗚呼、その願いは叶わぬと知っていたのに、
―嗚呼、星屑に手を伸ばして願った。
…闇夜に光る朧月―カーテンから透けるその光…
…それは水に映り…揺れる。
…まるで己の思いを映したかのように。
―さぁ、届けましょう…
その思いを…
その願いを…
その気持ちを…
――少女らに……
――此の空に……
―此の世界に……
ローゼンメイデンが普通の女の子だったら〜さよならは突然に〜
―終幕―
―次幕―
ローゼンメイデンが普通の女の子だったら〜悲劇は繰り返される〜
GJJJJJ
>>10 悲劇ってのはアレだ、ばらきらに調教されるJUMとか蒼に襲われる翠とかそんなのだろう?
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:50:14.78 ID:+IQNsn190
さて、馴れ合いとか言われそうだけどマジでネタがないんだ
なんかJUMと真紅でシチュ頼む
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:51:34.74 ID:4zaDWq8m0
>>17 若奥さん!!!
……正直すまん。ドラマCDのエンジュに毒されている漏れが居る。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:52:30.59 ID:+IQNsn190
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:55:57.79 ID:IYMP1n640
1乙。
シチュは健全エロで。エロっつーより「えっち」キボンヌ。
ガンガレw
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:56:20.38 ID:sI5CEVHK0
おまいら素敵杉!
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:56:38.76 ID:1aAEWk4CO
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:57:45.86 ID:IYMP1n640
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:58:09.51 ID:+IQNsn190
>>20 えーと健全エロというか「えっち」をどうにかして入れ込もうと思うけどあんま期待すんな
取りあえず陸はこれで締め切る
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 00:59:40.85 ID:IYMP1n640
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:00:31.58 ID:UJU0jgEz0
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:01:04.83 ID:IYMP1n640
妖精話、第三弾投下準備ー。
NGワード鬱&horror&guroino指定。
再びノーマル/百合コンパチ。好きな主役で読んでくれ。むしろオマエ様主役抜擢。
マゾっ子にお勧めだww
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:02:12.32 ID:IYMP1n640
>>27 【MADE'N MOOR - 月夜にお別れ】
最近よく夢を見る。決まって満月の夜で、どこかものすごく広く、美しい庭園に
いる。四方の遠くには瀟洒な柵のついた壁があるようだけれど、行き着いたことはない。
一本だけ巨大な糸杉の木があって、時々風もないのに枝を揺らす。なにか枝に
かけられているような気もする……ぶらんこだろうか。あと、庭番の小屋と思われる
小さな小屋が一つ。やはりどちらにも、行き着いたことはない。
起伏のある庭園は、奇妙な形の美しい花に満ちている。だが、きちんと花壇が
造られているわけではない。雑草みたいに生え放題になっていて、足を下ろす場所を
探すのが時々難しいくらいだ。どの花も、名前はわからない。
そして、ここには二人の少女がいて、庭の手入れをしているらしい。一人は
シンプルな翠のドレスの少女で、如雨露を手にしている。もう一人はシルクハットに
蒼い半ズボンで、大きな鋏を携えている。二人は互いによく似ていて、人間離れした
感じがする。翠の少女は右目が赤、左目が緑のオッドアイ。蒼の少女はその逆。
それが、人間離れした感じに拍車をかけている。
「翠星石、これはどうしようか」
「そうですね……これはもういらんです。 見込みなんてまるでねぇです」
「そう」
ちょきん
===============================================================================
おはようございます。朝の臨時ニュースです。
先ほど、××××市××××駅で鉄道自殺がありました。この影響でダイヤが大幅に
乱れており、ラッシュアワーであることも手伝って××××市内の交通は……
===============================================================================
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:02:43.58 ID:IYMP1n640
>>28 【MADE'N MOOR - 月夜にお別れ】続き
次の晩。
「うっ……ちょっと! 蒼星石! これ!」
「え? ……うわ」
「まったく、できの悪い妹でマジ困るですぅ。すっかり虫にやられて台無しですぅ」
「ごめん」
「あぁ、もう! なんでもっと早く気付かねぇですか! 広がったら大変ですぅ!」
ちょきんちょきんちょきんちょきん
「念のために焼いておこうか」
===============================================================================
こんにちは。お昼のニュースの時間です。
本日午前9時40分頃××××市で起きた火災は、放火による一家心中事件であるとの
見解を、警察が発表しました。
出火元である××××氏宅では、今年に入ってから家族の……
===============================================================================
次の晩。
「翠星石! 翠星石!」
「うるせーですねぇ。なん……大変! 水! 水!」
……
「持ち直すかな……気をつけてね」
「油断しちまったです。ここのところ死ぬほど元気にピンピンしてやがったくせに……」
===============================================================================
続いて、明るい話題です。
昨晩急に倒れた人形職人、サー・××××の容態ですが、入院先の××××病院
から、回復に向かっているとの公式発表がありました。
氏は××××年、伝統技術の復興とその大胆な現代的解釈による多数の創作により
叙勲を……
===============================================================================
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:03:15.11 ID:IYMP1n640
>>29 【MADE'N MOOR - 月夜にお別れ】続き
次の晩。
「う〜ん……どうするですかねぇ。これ……蒼星石、どう思うです?」
「もう難しいんじゃないかな……翠星石が決めてよ。どうなるかしばらく見てみたい、
って言ったの翠星石だし」
「……ぶった切っちまうです。まとめて。この変種は失敗でしたわ」
「わかった」
ばっちん
===============================================================================
再び臨時ニュースをお伝えします。
警察発表によりますと、つい先ほどの××××市××××地区での爆発は、
××××系過激派武装集団、××××が、SWATによる強制捜査を受けて自爆したもので
ある、とのことです。
幸いなことに一般市民の死傷はなかった模様ですが、この爆発は周辺の民家に被害を
及ぼした模様です。また、SWATに多数の殉職者が出たとのことで、改めて当局の……
===============================================================================
次の晩。
……
「翠星石……あんまりえこひいきはよくないよ?」
「わ……わかってるですそんなことくらい! でも……」
「まぁ、ほどほどにね」
===============================================================================
---- ニュースになることはなかったが、一人の少女が先天的な障害を克服した。
===============================================================================
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:04:46.85 ID:IYMP1n640
>>30 【MADE'N MOOR - 月夜にお別れ】続き
次の晩。
「ちょっと! そこの!」
何日目かで、初めて声をかけられた。
「まったく、人が忙しいってぇのに、毎日毎日のんびり散歩なんかしくさりやがってうざったい
ったらありゃしないですぅ! どうせだったら手伝いくらいしてみやがれです! そこのしおれてるの、
まとめて引っこ抜きやがれです!」
もう枯れかかっている花が足元に何本もある。少女の剣幕に押されて手をかけた。
=========================================================================================
こんばんわ。今夜の話題は、つい先ほど入ってきた、飛行機事故についてのニュースからです。
××××空港を離陸した××××社の××××〜××××間××××便が、
突如エンジンから火を噴き、トラブル発生から××××分後、××××湾に墜落
しました。不運なことに、この時墜落地点に××××社所有の……
=========================================================================================
「翠星石っ! 素人に頼んだりしちゃだめじゃないか!」
「いいじゃないですか、ちょっとぐらい。そんなに怒鳴らなくても……あぁっ? てめーなに
やってるですかっ!?」
手元をよく見ると、何本か健康な花も抜いてしまっていた。
彼女たちは花を奪い取ると、慌てて植え直した。翠の少女の如雨露から、水が撒かれる。
「……ちょっと難しいかもしれねぇですぅ……」
「仕方がない、緊急事態だ。他から少しもらおう」
蒼の少女は、近くの花から蕾や若い葉を少しづつ切り取ってきた。翠の少女がそれらを植え直した
花に押し付け、手が濡れるのにも構わずその上から水を注いだ。
不思議なことに、葉や蕾は、まるでもとからその花のものだったように、違和感なくくっついてしまった。
作業が終わると、蒼の少女はひたと私を見詰めた。
「ぼくたちがやっていることは大体わかっているよね。きみは時々ここに来るだけみたいだから、
きちんと昼の世界では起きているんだろうし。
今、きみは取り返しのつかないことをするところだったんだ。姉もちょっと軽はずみだったのは
謝るけど……ここに来ちゃうのはきっと仕方ないんだろうけど、くれぐれも余計なことはしないでほしい。いいね?」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:06:09.56 ID:IYMP1n640
>>31 【MADE'N MOOR - 月夜にお別れ】続き
次の晩、やはり夢を見た。いつもの満月、いつもの庭園。だが、池のほとりだった。花と少女以外のものの近くに出たのは初めてだ。
昨日のことを思い出した。
……自分の花がどこにあるかはわかっている。なんとなくわかるのだ。庭園を歩き回っている時、こちらだ、
という妙な確信のある方向に行くと、決まって同じ場所に出て、同じ花に行き当たる。枯れている、というほどでは
ないが、新しい蕾も芽もついておらず、元気がない。先が長くないのは、夢の中でも現実でも、見当はついている。
どうせ夢の中だから、と思って、強く念じながらポケットを探ると、案の定コップが出てきた。
水を汲んで、急いだ。
周りの花から、適当にぶちぶち花や葉をむしって、自分の花に貼り付けて、コップの水をぶちまける。
手を離すと、貼り付けたものは落ちてしまった。
急に、硬いもので殴られて突き飛ばされた。
「まったく、なにしてやがるんですの……?」
冬の月光のような、底冷えした声。見上げると、翠の少女が憎憎しげにわたしを見つめていた。
「翠星石が馬鹿でしたわ。あんなこと覚えさせたばっかりに……こんな腐れ下種とは思いもよらなかったです。蒼星石、ごめんなさい」
「……いいよ。けど、これからはほんとに気をつけてよ?」
「えぇ……こん畜生、覚悟は……決めねぇでいいです。そのほうが面白いから」
彼女は、言うなり花を一本引き抜いた。あの花だ。止めようと縋り付いたが、蹴り倒されて踏みつけられた。
かかげられた花の根は、奇妙に太く枝分かれしていて、まるで人間のようだ。
彼女が根から茎をぶつりと引き抜くと、体から首が落ちて転がった。痛みは感じなかった。
「蒼星石。これ」
蒼の少女は無言で根を受け取り、鋏で切り刻み始めた。体が傾いたと思ったら、右足の膝から下が取れていた。
左足も取れて倒れた。腕が外れる。真っ二つにされて、腹と胸が分かれた。
バラバラにした根に翠の少女が如雨露から水を注ぐと、バラバラにされた体の切り口から溢れる血が急に勢いを増した。
鼓動にあわせて限界を越えた激痛が走る。
「うふふふ……魅力的な(いい)表情(かお)……とろけてしまいそうですぅ」
蒼の少女がじっと見詰める中、翠の少女は靴のかかとで、バラされた一つ一つを、念入りに踏みにじった。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:06:47.42 ID:IYMP1n640
>>32 【MADE'N MOOR - 月夜にお別れ】おしまい
行数ぎりぎり……どころじゃなかったんで、またこっちで。
- 了 -
最後のあたりで、1行に入れる文字数の俺的制限、突破しちまったよ。
ちょっと黄昏てるけど、最後はむしろもっと書き込みたかったかもな。
ネチョなくらいw
BGM:ALI-PROJECT '月光夜' ( from "Noblerot" or "神々の黄昏" )
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:11:24.35 ID:IYMP1n640
>>33 今見直したら翠の子の台詞まだ甘いよ……
次があったらもっと翠の子らしくしてやる!
みてやがれです!
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:15:10.75 ID:VZ2eMHdw0
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:17:08.48 ID:4zaDWq8m0
>>36 スマン・・・・ちょっと萌えたwwwwwww
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:21:10.27 ID:Ts69FqnM0
>>36 JUNがんばれw
『罰』じゃなくて『罪』になってますよ。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:23:02.14 ID:4zaDWq8m0
>>39 あ、マジだ。指摘されて気づいた。
若奥さん保守
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:37:07.01 ID:Wvd6C6uA0
>>34 翠星石に大して寒気を憶えた
なかなか怖い話
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:37:21.39 ID:nhe+D8qtO
保守
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:37:33.52 ID:+IQNsn190
以下エンジュ…じゃなくて若奥さんです
伏線というか引っ張ってきた設定があったりするので文章に飽いたら探してみるのも余興かもしれないです。
不安、それは誰しもが持つもの、弱い自分が作り上げた恐怖のそれ。
不安を包み込むもの、それは弱い自分すら包み込む他者の愛のそれ。
これはそんな不安に打ち勝った二人の愛の形…。
目覚ましのけたたましい音に頭が痛くなる思いで真紅はベッドから起き上がる。
大きめのダブルベッドの中にまだ幼さを残した寝顔のジュンがいた。
この光景を見るたびに真紅は実感した、私たちは結婚したのだと…。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:38:31.58 ID:+IQNsn190
>>42 高校から出会った二人は紆余曲折ありながらもめでたくゴールインした、最初は色々とあったが今では傍目から見ても夫婦仲は良い。
ジュンは普通のサラリーマンで真紅は専業主婦で今日の真紅の朝は夫の朝食を作ることから始まる。
因みに真紅は和風料理が苦手だった、帰国子女である彼女にとって朝食と言えばトーストに紅茶(コーヒーにあらず)にサラダにフルーツと決まっている。
しかしジュンは日本で生まれ日本で育った純和人だったのでその辺の衝突はないこともなかった。
その妥協案が毎朝交代で朝食を作ることだった。最初はジュンも納得いかなかったようだが今ではすっかり手馴れてしまっている。
トーストをトースターに入れ野菜と果物を包丁で切る、そう言えば卵があったから今日は目玉焼きでも作ろうと思い冷蔵庫から卵を出しフライパンに油をひいて熱する。
そのうちにジュンがベッドから這い出てきた。
J「ふぁ…おはよう真紅…」
真紅「おはよう、ジュン、朝食はまだだから顔でも洗って来なさい。」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:39:27.79 ID:+IQNsn190
>>43 返事の代わりに欠伸で答えてジュンは洗面台へ向かう、朝起きて真紅が家にいることが、胸がくすぐったくなるぐらい嬉しい。
最初はジュンも結婚には少なからず不安を抱いていた、高校生や大学生で付き合うのと結婚とは想像以上に違いがある。
彼氏、彼女の関係だけならばお互いの嫌な部分は『眼を瞑れば見えない』、しかし結婚となると話は別だ、例え眼を瞑っても露骨に相手の嫌な部分が見えてしまう。
ジュンは自分にあまり自信がなかった、真紅に嫌だと思われるようなところを見られて幻滅されたくない。
だがそれはただの杞憂、主観的にしか見れなかった浅はかな考えでしかなかった。
真紅はこんな僕を毎日見ていても毎朝微笑んでおはようと言ってくれる。僕のすべてを見て、聞いて、触れて、感じてくれる。
高校生の頃の彼女からは考えられないほど彼女は大きくなったのだとジュンは感心していた。
クラスに馴染めずに悩んでいたり大好きな先輩が卒業したときにお別れを言わずに逃げ出してしまったり…
何時の間にか真紅は僕よりも大きくなり逆に僕を包み込んでくれていた。
嬉しいような、淋しいような…まるで真紅の親のような気持ちになってしまっている。
顔を洗い鏡の向こうにいる自分を見つめる、僕は成長できたのだろうか…鏡の中の自分に問いかける。
けれども答えは返って来ない、まるで自分で答えを探せと言わんばかりに。
忌々しい鏡の中の自分に一瞥をくれて真紅の待つリビングに向かう。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:40:25.00 ID:+IQNsn190
>>44 J「おお、今日はスクランブルエッグもあるんだな。」
真紅「え、ええ…召し上がれ。(目玉焼き作ろうとして黄身が割れたなんて言えないのだわ…)」
多少真紅の表情がひきつっていた気がするが朝なので余り思考の働いてない僕は気にせずにバターを塗りスクランブルエッグを乗せたトーストを頬張る。
時間を見ると余りゆっくりしていられない、熱い紅茶にミルクを入れて冷まし口の中のトーストを一気に流し込む。
J「お先にご馳走様!」
食器を洗い場に置いて部屋に行きすぐにスーツに着替えて鞄を引っ掴み玄関に向かう。
急いで靴を履こうとする、けれどもそんな時に限って革靴が固く感じられてこずる。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:40:49.28 ID:+IQNsn190
>>45 その間に真紅が玄関まで見送りに来てくれた。悪戦苦闘の末、靴を履き終えた僕は立ち上がる。
真紅「ちょっとジュン、ネクタイが曲がっているわよ?」
J「え?」
真紅のか細く綺麗な指が僕の首筋に向かいネクタイを締めなおす。
自然と僕と真紅の距離が縮まる、お互いに向き合い少し躊躇い勝ちに僕は真紅の顔を引き寄せた。
朝から何をやっているんだと自分の行動を非難したがそれでも僕は真紅から離れようとしない。
真紅もまた僕の首に手を回して来る、受け入れてくれたことが本当に嬉しかった。
やがて満足した僕は熱い抱擁を解く…真紅は真っ赤になりながらバカと言った。
真紅「つ、続きは夜にしてさっさと仕事に行きなさい!」
J「わかった、それじゃあ今度こそ行って来るよ。」
玄関のドアを開けたら其処には明るく晴れ渡った朝日のまぶしい青空が広がっていた。
真紅が僕にとって太陽なのならば僕は空のようになりたい…太陽に照らされながらも太陽を包み込んでいる青い空のように…。
The End
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:43:18.72 ID:4zaDWq8m0
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:48:10.49 ID:+IQNsn190
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:56:50.81 ID:Wvd6C6uA0
>>48 J真紅はとてもしっくりきていいね
二人の幸せな生活、もっと見守ってみたい
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 01:57:06.25 ID:+IQNsn190
寝る前の保守
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:17:08.68 ID:1aAEWk4CO
保守
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:26:22.04 ID:n1BVFn1w0
よっしゃ、今日も書き終えた。今の内に、さくさく投下。
〜前回までのあらすじ〜
スレを跨ぎましたので、今回は、一応主役の雪華綺晶が説明してみましょう。
一流の誉れ高き退魔師の真紅は、夢のお告げに従って同志を探す旅に出たのです。
私、雪華綺晶も、遂に八人目の犬士として覚醒できました。
桜田藩に攻めてきた鬼祖軍団の先鋒を撃退して、私たちは余勢を駆って逆襲に転じましたわ。
國境を越え、目指すは鈴鹿御前の居城。
濃霧に遮られた盆地を、覚醒した睡鳥夢の能力で乗り越え……。
私たちは遂に、最終決戦の地、鈴鹿御前の居城に足を踏み入れた――
というのが、前回までの話ですわ。
翠「遂に、きらきーも出たですか」
蒼「大雑把な部分もあるけど、きらきーは途中出場だし仕方ないよね」
銀「そう言えば、今回のサブタイはどんなのかしらぁ?」
紅「なんだか怪しい臭いがするのだわ」
金「契約の儀式・・・とは、一体なにかしら〜?」
それでは次から八犬伝モノ〜第三十二章〜を投下します。
仮題 『退魔八紋乙女・狼漸命伝』〜契約の儀式〜
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:27:22.02 ID:n1BVFn1w0
>>52 〜第三十二章〜
翠「ここは任せるですっ! 真紅たちは、先に行きやがれですぅっ!」
いきなりの台詞に、束の間、誰もが言葉を失った。
睡鳥夢が強大な能力を秘めている事は、目の当たりにしてきたから解っている。
しかし、これだけの敵を前に、たった独りで何が出来るだろう?
蒼星石は穢れの者を両断しつつ、掴みかからんばかりの勢いで、姉の言葉に噛み付いた。
蒼「何を言い出すのさ、姉さんっ! 無謀もいいところだよっ!」
彼女の言い分は、翠星石を除いた全員の言葉でもあった。
振り下ろした神剣で、陣笠ごと穢れの頭蓋をかち割った真紅も――
冥鳴を駆使して櫓を破壊していた水銀燈も――
高所から狙撃を試みる鉄砲足軽を、精密射撃で撃ち落とした金糸雀も――
剣舞を演じるように、穢れを斬り祓っていく薔薇水晶も――
恐怖に打ち震えながらも、懸命に精霊を駆使する雛苺も――
獄狗に跨り、八面六臂の活躍を見せる雪華綺晶も――
誰もが、翠星石を独り残して先に進む事に強い拒否反応を示し、
彼女の勝手な言い種に、あからさまな不快感を表していた。
蒼「忘れちゃったの? 姉さんは約束したじゃないか。
もう、無謀な真似はしない――って。それなのに、何故なの?」
今にも泣き出しそうな蒼星石に、翠星石は、にっこりと笑いかけた。
翠「そんな約束、とっくに破っちまってるですぅ」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:28:02.84 ID:n1BVFn1w0
>>53 翠星石は、ゆるゆると流れる霧を衝いて襲ってきた足軽の頭にクナイを投じて、沈黙させた。
翠「こんな所まで来て、こんな風に穢れの者と闘ってること自体、無謀なコトです」
蒼「そうだけど……だからって、独りで敵を引き付けることないじゃないか!
ただの自殺志願だよ、そんなの」
翠「……バカですね、蒼星石は」
ふっ……と吐息して、翠星石は優しい眼差しを、血を分けた妹に向けた。
翠「死ぬつもりなんて、これっぽっちも無ぇですよ」
蒼「だったら……何故、独りで残ろうとするの?」
翠「城門を閉じて、挟撃されるのを防ぐ為です。それが可能なのは、睡鳥夢だけです」
確かに、翠星石の言う通りだった。
鈴鹿御前は疎か、鬼祖軍団の四天王とすら、まだ刃を交えていない。
膠着状態に陥ったところに、明伝藩に侵攻していた部隊が引き返してきたら、
袋の鼠にされてしまう。
姉が発した、至極まともな意見に反論できず、蒼星石は苦しげな表情を浮かべた。
翠星石は何も言わず、蒼星石に背を向けて、睡鳥夢で城門を塞いだ。
翠「心配すんなですぅ。適当にあしらったら、必ず追いかけるです」
紅「……そう」
彼女の決意が固いと見た真紅は――
紅「貴女を信じるのだわ。みんな、行くわよ!」
翠星石の背中に告げると、天守閣を目指して走り出した。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:28:48.66 ID:n1BVFn1w0
>>54 ――私たちの使命は、一刻も早く鈴鹿御前を斃し、穢れの元凶を祓うこと。
真紅は、心の中で自分に言い聞かせていた。
情に流され、物事の根幹を見誤ってはならない……と。
翠星石を残していくのは、忍びない。
御魂という絆で結ばれた姉妹を、敵の真っ直中に置き去りにするのだから、
胸が痛むのは当然と言えた。
けれど、あのまま彼女と共に城門前で踏み止まっていても、何の解決にもならない。
やがて体力の限界を迎えて、全滅するだけだ。
本当に翠星石の身を案ずるのであれば、早急にケリを付ける様に尽力すべきだった。
銀「真紅が信じると言うんだから、私たちも翠ちゃんを信じてあげないとねぇ」
水銀燈は前髪を掻き上げると、翠星石を一瞥して、真紅を追いかけた。
彼女に触発されて、他の娘たちも心を決める。
金「同感。さっさと片付けて来るかしら」
雛「ヒナも、翠ちゃんを信じて頑張ってくるのっ」
雪「真紅を追いかけましょう。お二人は獄狗に乗って下さい」
薔「それじゃ、翠ちゃん……後はヨロシク」
真紅と水銀燈に続いて、四人が城の奥へと切り込んでいく。
そして――
蒼「姉さん……きっと、追い付いてよ。きっと……きっとだからね?」
翠「バカタレ! つべこべ言ってる間に、さっさと行きやがれですっ!」
後ろ髪を引かれる思いを、姉の叱責に断ち切られて、蒼星石は全力で駆け出した。
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:29:30.78 ID:n1BVFn1w0
>>55 城郭に近付くにつれて、穢れの者どもは数を増していく。
一体、何処にこれだけの数が隠れていたのかと、呆れずにはいられなかった。
しかも、単なる烏合の衆ではないから、余計に質が悪い。
絶妙な連携攻撃をしてきたかと思えば、波が引くように退いて、誘いをかけてくる。
変幻自在な動きは、兵法を知り尽くした武将が采配を振っている事を意味した。
戦力の集中・分散を速やかに行えるほどの、非常に統率の取れた部隊だ。
紅「今までの敵とは、明らかに違うわね」
雪「鬼祖軍団にだって、四天王の他に何名もの猛将・智将が居りますわ。
この鮮やかな采配ぶりは、多分――」
金「心当たりが、あるのかしら?」
雪華綺晶は眉間に深い皺を寄せた。それは、金糸雀の問いに対する肯定の返事。
僅かな表情の変化から、水銀燈は何らかの事情が有ると勘付いた。
雪「私の部下だった者が、指揮しているのでしょう」
やっぱり、そうだった。水銀燈は、雪華綺晶の苦衷を察した。
彼女もまた、嘗ての仲間や友人たちと、斬り合わねばならない運命を背負わされたのだ。
この十八年間、大願成就の為に戦い、共に暮らしてきた同胞達……。
彼等と紡いだ記憶は、雪華綺晶にとって第二の人生そのものだ。
八犬士となった今、嘗ての同胞を斬り捨てなければならない。決別ではなく拒絶という形で。
それはつまり、自らの手で、過去の自分を破壊する事に他ならなかった。
穢れの者を砕くとき、雪華綺晶は自分の心が同様に砕かれ、小さくなっていくのを感じた。
その苦痛たるや、筆舌に尽くしがたい。
だが、雪華綺晶は絶対に辛苦を表に出さず、穢れを祓い続けようと決意していた。
たとえ、この戦いの果てに、自らの心が砂の山と化していたとしても――
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:29:59.19 ID:sI5CEVHK0
ほす
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:30:14.49 ID:n1BVFn1w0
>>56 激しい戦闘を続けながら、つづら折りの、緩やかな登り斜面を進んでいく。
誰の服も所々が裂け、傷付いた肌から、うっすらと血が滲んでいた。
真紅や蒼星石など、前線で戦い続けてきた娘には、疲労の色も見え始めている。
雪「最短距離で城郭に入るには、この先の門を突破しなければなりません。
左右を石垣で挟まれ、上の壁には、幾つもの銃眼が設けられていますわ」
銀「門扉くらい、冥鳴で吹き飛ばせるけど……正直、疲れてきたわぁ」
蒼「確かに、さっきから水銀燈は、精霊を駆使し続けているからね」
金「だったら、カナが一計を案じたかしら!」
喧噪の中、全く手元を見ずに廃莢と再装填を行いつつ、金糸雀が叫んだ。
どんな策だか解らないが、この際、選り好みはしていられない。
真紅は足軽と鍔迫り合いを演じながら、金糸雀に問い返した。
紅「具体的に、どうすれば良いの?」
金「取り敢えず、銀ちゃんの冥鳴で、左右の壁の銃眼を潰して欲しいかしら」
銀「解ったわ。それだけで良いのねぇ?」
金「ええ。その次に、蒼ちゃんの煉飛火で、篝火を作ってくれないかしら」
蒼「それなら、お安い御用だよ」
水銀燈は鉄砲の射程距離外から冥鳴を撃ち出し、銃眼の並ぶ壁を粉砕した。
防護壁さえなくなれば、後は金糸雀の短筒で事足りる。
鉄砲による射撃の心配が薄れたところで、蒼星石は敵の一団に斬り込み、
瞬く間に全ての足軽を松明へと変えていた。
ぼわっ……と燃え上がった炎で、周囲が一時的に明るくなる。
金糸雀の足元にも、影が色濃く現れていた。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:30:29.67 ID:sI5CEVHK0
あれ
誤爆orz
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:31:06.93 ID:n1BVFn1w0
>>58 金「この時を待ってたかしらっ! 出ておいで、氷鹿蹟」
金糸雀の影から、水晶の牡鹿が躍り出た。
影が落ちている間だけの起動だが、門を破壊するのに、大した時間は必要ない。
金糸雀は、固く閉ざされた門扉へと、精霊を突進させた。
氷鹿蹟は、矢と鉄砲の集中砲火に晒されながらも、猛然と突っ走る。
どぉん! と、角の一撃が門扉を打つ。ビリビリと、空気が振動した。
しかし、まだ開いていない。
もう一度、突撃を試みる氷鹿蹟。破壊された左右の壁から氷鹿蹟を狙う穢れの者たち。
金糸雀は短筒で、雪華綺晶は獄狗で、それぞれ氷鹿蹟を援護する。
石垣の上から弓足軽と鉄砲足軽が投げ落とされる中で、氷鹿蹟は二度目の突撃を敢行した。
重々しい衝突音に、閂の割れる音が続き、蝶番が弾け飛ぶ金属音が余韻を残す。
様々な音の競演は、分厚い門扉が地響きを立てて倒れた音で締め括られた。
門扉の下敷きになった足軽も居ただろうが、骨の砕け散る音までは聞こえなかった。
金「やった! これで先に進めるかしらっ」
してやったり。金糸雀は精霊を格納して、歓声を上げた。
だが、漆黒の鎧兜を纏った武者が倒れた門扉を踏み鳴らして現れると、表情を凍り付かせた。
ここの指揮を執っていた武将なのだろう。
雪華綺晶の部下だったのだから、剣の腕も、それなりに立つのかも知れない。
目深に被った兜の奥で、紅い光が二つ、灯った。
両の手に太刀を握り、のっしのっしと近付いてくる。
紅「……そう簡単には、通してくれないみたいね」
雪「でしたら、私が交渉してみましょうか。手出しは無用ですわ」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:33:10.00 ID:n1BVFn1w0
>>60 >>59 お気になさらず
勿論、交渉の余地など無いことは、双方とも承知している。
答えは、二つにひとつ。
殺るか……殺られるか……。
解答に、言葉は必要なかった。実力こそが全て。
篝火と化した足軽が燃え尽きようかと言う頃――
全身から殺意を吹き出して、二つの影が走り出す。
凄まじい衝突音を立てて、神槍と穢れの太刀が、真っ向からぶつかり合った。
敵の武将は、右腕の太刀で雪華綺晶と熾烈な力比べをしつつ、
左の太刀で彼女の身体を刺し貫こうとする。
対する雪華綺晶は、精霊に頼らず、半身を捩って切っ先を躱した。
突き出された太刀の柄を、右手で鷲掴みにして、敵の手首ごともぎ取る。
形勢逆転。雪華綺晶は奪った太刀を、武将の鎧に突き立てていた。
無論、これで斃した訳ではない。だが、気勢を削ぐことは出来た。
二、三歩と後ずさる鎧武者の兜に、神槍の穂先が食い込み、後頭部へと突き抜けた。
雪「……さようなら。貴方の来世が幸福でありますように」
神槍を引き抜くと、鎧武者は仰向けに倒れていき、地面にぶつかる寸前で消滅した。
また一人、嘗ての仲間を斬り祓って――
またひとつ、心に刻まれた思い出を削り落とした。
心の端っこが、また……小さな欠片となって、砂の山に降り積もった。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:33:57.85 ID:n1BVFn1w0
>>61 今まで門が閉じていた為か、門を潜った広場に、霧は立ちこめていなかった。
これなら、雛苺の精霊が存分に能力を発揮できる。
紅「今よ、雛苺。精霊を起動しなさい!」
雛「は、はいなのっ! 縁辺流っ」
雛苺が精霊を起動して、周囲の闇を、温かい光で照らし出す。
指揮官を討たれ、統率を失った穢れの部隊は、光の中で土へと還っていった。
周囲の穢れが祓われたのを確かめて、雛苺は精霊を格納した。
それを待っていたかの様に、天守閣に続くもう一つの門が、徐に軋んだ。
蒼「真紅! あれを見て」
観音開きの門扉が、ぎしぎしと軋みながら、開いていく。
そして、人が一人、擦り抜けられるだけの隙間が出来た。
あからさまに罠の臭いがするものの、ここまで来た以上、進むしかない。
真紅を先頭に、七人の薔薇乙女は、扉の隙間に身を滑り込ませた。
七人が踏み込んだ途端、扉が大きな音を立てて閉まり、漆黒の闇だった室内に篝火が灯った。
広さ百畳は有ろうかという長細い部屋に、男の声が響き渡る。
笹「よく来たねえ。待っていたよ、八犬士の諸君」
銀「……出たわね、笹塚っ!」
笹「おやおや……そんな怖い顔をしたら、折角の美貌が台無しだよ?
もっとにこやかに、僕の心尽くしの歓待を愉しんで欲しいもんだなあ」
そう言うと、笹塚は耳障りな声で、下品に哄笑した。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:34:46.34 ID:n1BVFn1w0
>>62 姉妹たちが立ち去って、翠星石はクナイと短刀を手に、孤軍奮闘していた。
睡鳥夢は城門を塞ぐことに集中させているため、大掛かりな攻撃が出来ない。
だが、細い枝を伸ばして、敵の斬撃を止める事くらいは可能だった。
足軽の数は、先程と比べて、かなり減った。
敵の主力部隊が、真紅たちの方に向かったからだろう。
翠(あと少し祓ったら、みんなを追いかけるです)
……と思ったところへ、槍が突き出された。
減ったとは言え、まだまだ独りで相手をするには、数が多すぎる。
翠星石は身軽に飛翔して槍の柄に乗ると、柄の上を走って、足軽の頭蓋骨を蹴り飛ばした。
着地と同時に、周りの敵にクナイを投じようと思っていたが、めぐに刺された傷が疼き、
断念せざるを得なかった。
大きく飛び退き、睡鳥夢を背にして、胸の傷に手を当てた。
翠「なんだって、こんな時に痛み出すですか」
外観的には傷も塞がり、ここ暫くは痛み止めの薬も必要なかったのに……。
睡鳥夢の潜在能力を覚醒させたり、大立ち回りをしたりと、無理をし過ぎたのか。
忌々しげに舌打ちした翠星石の周りを、穢れの足軽たちが取り囲んだ。
包囲網の後ろから、がしゃがしゃと鎧の音が近付いてくる。
うっすらと棚引く霧の向こうに目を凝らすと、大柄な影が浮かんで見えた。
その影は、足軽を左右に掻き分け、翠星石の前へとやって来た。
漆黒の鎧兜を纏い、槍を握り締めた、鬼祖軍団の武将だ。
翠星石は、自分の身の丈を遙かに上回る敵を見上げて、生唾を呑み込んだ。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:35:39.59 ID:n1BVFn1w0
>>63 四天王には及ばずとも、かなりの強敵だと言うことは、一見して察しが付いた。
しかも、鎧兜を着用しているため、クナイの効果が期待できない。
鎧の隙間を貫き通すなら話は別だが、敵だって絶えず動き回る。
余程の幸運にでも恵まれない限り、そんな神業は実現不可能と思えた。
翠(それなら、肉薄して……直接、攻撃してやるです)
穢れの武将は槍を構えると、翠星石の予想を上回る素早い動きで、槍を薙いだ。
翠星石は一瞬早く睡鳥夢の枝を掴んで、垂直上昇していた。
武将を見下ろす高さに達した所で、枝を手放す。
そのまま武将の兜に組み付き、顔面に短刀を突き刺すつもりだった。
しかし、敵は組み付かれるより早く、翠星石の身体を左腕で殴り飛ばしていた。
脇腹から鳩尾にかけて、もの凄い衝撃が走り、息が詰まる。
体重の軽い翠星石は、木の葉の様に跳ね飛ばされ、睡鳥夢の幹に背中から激突した。
腹と背中、二重の激痛に苛まれて、立ち上がるどころか呼吸も儘ならない。
俯せに倒れて呻き、僅かに身悶える翠星石の元に、穢れの武将が歩み寄る。
そして、徐に翠星石の長い髪を鷲掴みにして、ぐいと吊り上げた。
翠「ああっ!! い……痛いっ! 痛いっ! や、止め……ろですぅ――!!」
両腕を上げて悲鳴を上げる翠星石。周囲の足軽どもが、カタカタと顎を鳴らした。
すぐには殺さず、じっくり、たっぷりと嬲り殺すつもりだ。
自ら死を選びたくなる程の苦痛を、一秒でも長く与えて、負の感情を搾取するために。
これから行われるのは、穢れの者の謝肉祭。
哀れな生け贄の羊――翠星石を前にして、足軽どもは得物を天に掲げ、地面を踏みならした。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:39:09.24 ID:n1BVFn1w0
>>64 よしっと、第三十二章も投下完了っ。
軽くヤバい展開になってまいりました。ごめんよ翠星石・・・orz
翠「あぁ・・・マジで痛かったです。酷ぇ目に遭ったですっ。
この恨みはらさでおくべきか、ですぅ!
おっ? 午前0時ですね。ネットに繋いでポチッとな、ですぅ」
♪ぴろりん♪
【生き地獄通信】
『ココ↓に、拷問したい人の名前をカキコすると・・・』
[| ]
翠「イ〜ヒッヒッヒ・・・って、よく考えたら鎧武者の名前、知らねぇですぅ」
薔「・・・・・・こんばんわ」
翠「うぉわぁ!? ば、薔薇しぃ、いつの間にっ?」
薔「呼んだでしょ」
翠「まだ呼んでねぇですっ。真昼の幽霊なみに、出てくるの早すぎですぅ」
薔「だって・・・退屈だったんだもん。取り敢えず・・・コレあげる」
翠「? この黒い藁人形・・・なんか・・・太ってるですぅ」
薔「・・・納豆入り。おいしいよ?」
翠「いらねぇです、こんなモノ! 大体、なんで納豆ですか」
薔「納豆と言えば、水戸。水戸拷問」
翠「・・・・・・カ・エ・レですっ」
薔「蒼さん紅さん、お銀の入浴シーンも有るでよ。組んず解れつ・・・」
翠「! そ、蒼さんが入浴シーンで・・・く、組んず解れつぅ?!」ハァハァ・・・
薔「見どころ満載・・・だよ? 契約するなら・・・納豆を食べて」
翠「わ、解ったです・・・納豆、食ってやるですぅ」モグモグモグ・・・
・・・煩悩、聞き届けたり。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:41:50.73 ID:Wvd6C6uA0
>>65 翠星石がすごい心配だ・・・
続きwktk
そしていつも最後に書かれる文で笑ってしまう
煩悩のほうも期待してます
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:43:47.43 ID:lW6xLf4x0
>>65 緊迫の展開!翠星石がどうなってしまうのか気になって夜も眠れない!
次回もwktk 煩悩の方もwktkwwwww
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:44:24.86 ID:7Fcky0mC0
>>65 だ、だれか、来てくれ! このままじゃ翠星石が・・・!!
こんな緊迫した所で終わられると続きが気になってしょうがありませんww
続きをwktkして待ってます
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 02:59:08.76 ID:lW6xLf4x0
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 03:00:20.78 ID:Wvd6C6uA0
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 03:06:59.50 ID:LJWk+KZWO
真「最近、私の出番が少ないのだわ」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 03:07:59.86 ID:LJWk+KZWO
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 03:17:45.02 ID:n1BVFn1w0
>>65です
例によって深夜の投下ながら、レスありがとうです。
困った。煩悩の方は冗談のつもりだったのですが・・・
取り敢えず、余力があれば書くかも、です。
>>69 色使いが、とても巧いです。美しさと怖さが、よく表現されてますよ。
背後の花を暈かしてあるところが絶妙。
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 03:23:06.45 ID:UC34SKiH0
桜の咲く季節の過ぎた、それでもうららかな陽射しと、暖かな風は春真っ盛り。
雲ひとつない真っ青な空に、ひこうきぐもが一筋。
校舎を出た私達は、朝には苦しいだけの(と言うと運動不足だからと言われた)勾配の穏やかな坂道
を、朝とは逆に軽い足取りで歩く。
先頭を駆けるように歩く雛苺は、年齢の割りに幼い体躯を大きく動かし、気を付けなければ駄目かし
ら。と言う金糸雀の手を引いて、もう片方の手を大きく、私達に振った。次いで、大きな、少し舌足らずな
幼い声で、早く来るのー。とどこか落ち着きのない、そわそわした面持ちで、ゆっくり歩く私達に言った。
どこか非難めいた響きの言葉だったけれど、確かに、これから行く場所を考えると、雛苺のはしゃぎようも理解できる。
仕方ない奴ですぅ。と言う翠星石が先頭を歩く二人を追うように歩を速めると、そんな彼女を心配して
か、坂道なんだから走ったら駄目だよ。と金糸雀と同じような台詞を言いながら、待ちやがれですー。と
どこか楽しそうに先頭二人を追いかける彼女を追って、蒼星石も駆け出した。
全く仕方のない子たちなのだわ。
そう言ったのは真紅。彼女もまた、前を走る四人を追うように、けれども決して走ったりはせずに、早
歩きに、走った方がまだ安心できる様な、不慣れな競歩みたいに歩く真紅を見て、水銀燈は笑いなが
ら、そんなんじゃ貴女の方が転ぶんじゃなぃ? とこちらは駆け足気味に、わざわざ真紅を煽るように
ぴったりと並走して笑った。
そんな六人を見て、最後尾を歩く私と雪華綺晶は、顔を合わせて微笑みあった。
先頭を歩く二人を追う双子、そんな四人を追いかける、一見すると仲の悪そうな、けれどその実驚く
ほど息の合った足取りの二人。
先頭から順に、皆が皆を心配しながら歩いている、そんな素的な連鎖。
私達も、行こう。
そう呟いた雪華綺晶に腕を引かれて、私は皆を追う。
空に浮かぶひこうきぐもの様に、私達は同じ道を歩く。前を歩く素的な彼女達を追って、私と雪華綺晶
も駆ける。
この呟きが、皆に届くだろうか。
私のしようとする行動を察したのか、雪華綺晶は、お腹に力を入れるといいらしい。と的確なアドバイス
を与えてくれた。
――みんな、走ったら危ないよ。
そうして素的な連鎖は、私達八人全員に行き渡った。
ある晴れた、春の日の途中の話。
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 03:40:50.41 ID:kKra8JtUO
保守するのだわ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 03:42:23.78 ID:LJWk+KZWO
今投下おK?
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 03:50:26.11 ID:LJWk+KZWO
>>74が居るのか分からないが投下しまつ
>>71で酷く誤爆ったが
言わないと分からないスレタイに合わせた物投下いきまつ
※鬱物かどうかは読者の判断ですが、今回のスレタイがあれだから……
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 03:51:24.78 ID:LJWk+KZWO
真「最近、私の出番が少ないのだわ」
薔「……私も」
真「薔薇水晶!? 居たの?」
薔「……居た」
真「私はもう出番の少ない悲劇のヒロインは嫌なのだわ」
薔「ならあれしかない、手伝うよ」
真「あれ?」
薔「そう、あれ」
真「そうね、あれなら幸せのヒロインになる事は間違いないのだわ」
薔「善は急げ」
真「けど、それなら貴女は……」
薔「大丈夫、キューピッドの方がいいから」
薔「ジュン」
ジ「なんだ? 薔薇水晶」
薔「今、好きな人とか……居る?」
ジ「好きな人?」
薔「気になる人でもいいよ」
ジ(これってまさか……)
薔(本当はじっくりいきたいけど、チャンスは良くて2レスしか無いから一気に攻めないと……)
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 03:52:26.00 ID:LJWk+KZWO
>>78 ジ「……分かった」
薔「えっ!? (早くも成功?)」
真(流石、薔薇水晶なのだわ)
ジ「付き合おう、薔薇水晶」
薔「えっ?(///)」
真(ええっ!!??)
ジ(あれっ? もしかして違った?)
真(大丈夫、薔薇水晶は分かっているはずなのだわ)
薔「……よろしく(///)」
ジ「こちらこそ(///)」
真( ゜д ゜)
薔「真紅が見てる……恥ずかしい(///)」
ジ「二人きりになれる所に行こうか?」
薔「うん(///)」
真「悲劇は繰り返されるのだわorz」
〜おわり?
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 03:55:38.34 ID:LJWk+KZWO
>>78-79 お蔵入りするの忘れてたし1レスで収まらなかったorz
まだまだ未熟(別に何かを目指してる訳じゃない)ですが楽しんでもらえたら嬉しい……ですぅ
>>1 乙
鬱系のスレタイは久々だったかも
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 04:13:03.09 ID:Wvd6C6uA0
ほ
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 05:41:17.29 ID:8+BaGP+l0
保守
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 05:41:34.66 ID:1aAEWk4CO
保守しなければ…
とりあえず保守と参る
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 06:28:06.98 ID:vkoGKos80
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 06:55:44.51 ID:B20aHql70
例の八犬伝版翠星石…
こりゃあ朝からいいもの見せてもらった
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 07:36:28.11 ID:zkJkHz670
>>65 今回も面白かったです。次回もwktkしております。
ただ、無印○ー○ー○ー○みたいになりそうで怖い…
まだ宣教師ベジ子とか未登場の化け兎とかもあるしまだ大丈夫じゃね?
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 08:27:25.08 ID:nhe+D8qtO
保守
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 08:39:47.49 ID:SohtKp5AO
>>1
少し遅いがお疲れでスイドリーム
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 08:57:12.25 ID:tHukVlYg0
保守 へやー
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 09:19:35.68 ID:E0Hq+vXBO
体育館倉庫に閉じ込められたジュンと水銀燈
銀「うふふ…二人っきりねぇ…」
ぎゅ
J「わ、な、何を…」
銀「どぉしたの…顔真っ赤よぉ…♪」
J「そ、そ、それは………は!」
ガチャン
雪「ジュン君助…」
薔「ジュン…大丈…」
J「こ、これは…その…」
銀「あ、あははは、ありがとねぇ助けてくれて…そ、それじゃ私は」
ガシガシ!
銀「ひ…ちょ、ちょっと…二人とも…?」
雪「お仕置が必要ですね…銀ちゃん」
薔「…ジュンに手を出した」
銀「ちょ、止めて、あ、あやまるわぁ!」
雪「ばらしーちゃん、手足と口を」
薔「…らじゃー」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 09:20:52.45 ID:E0Hq+vXBO
銀「むー!むー!」
J「………(今のうちに逃げr)」
雪「逃げちゃだめですよ?」
J「…………」
薔「逃げたら…どうなるか分かってるよね?」
J「(三日前回想中)…………はい」
雪「うふふ…いい子ですね…」薔「後からご褒美あげるね…♪」
雪「さあ、それでは行きましょうか」
薔「……ごー」
J&銀「……………ガクガクブルブル」
悲劇ってこうですか><?
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 09:32:27.43 ID:tHukVlYg0
繰り返されるか・・・。
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 09:55:35.07 ID:nhe+D8qtO
保守
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 10:31:20.61 ID:nhe+D8qtO
保守
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 11:00:27.43 ID:nhe+D8qtO
さらに保守
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 11:29:03.55 ID:07traolY0
ほしゅ
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 11:52:34.94 ID:R42OJhZfO
ですぅ
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 12:28:22.19 ID:Wvd6C6uA0
保守
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 12:28:37.17 ID:ZqTSVv4kO
ほ
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 12:38:18.53 ID:E0Hq+vXBO
薔「ねえ」
J「なに」
薔「聞いた話なんだけど」
J「ん?」
薔「私たちの生理周期に詳しいってほんと?」
J「……なんの話だ」
薔「詳しくないの?」
J「当たり前だろ」
薔「じゃあ私の生理周期知りたい?」
J「だから知らな…え?」
薔「知りたい?」
ジュン
1.興味ある
2.別にない
3.まだ関係ないんじゃ?
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 12:39:54.19 ID:UcmhYChP0
1
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 12:48:55.37 ID:E0Hq+vXBO
1→
薔「そう…今日は安全日だから大丈夫だよ」
J「な、なにする貴様ー」
2→
薔「そう…なら興味が出るようにしてあげる」
J「な、なにする貴様ー」
3→
薔「そう…そんなこと言う人はお仕置だね」
J「な、なにする貴様ー」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 12:53:26.57 ID:nhe+D8qtO
結局同じかいwwwww
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 12:54:35.62 ID:KZ8vH6X4O
展開全部一緒かよwwwww
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 13:09:08.23 ID:E0Hq+vXBO
真「ジュン……脱ぎなさい」
銀「ジュン…やらなぁい?」
翠「ジュ、ジュン…私…ジュンなら…」
蒼「ジュン君…僕…」
J「僕の貞操が狙われている…!」
ベ「羨ましい」
J「助けてくれベジータ!」
ベ「まあ別に良いけどな…隠れ場所紹介しよう」
J「ありがとう…やっぱり君は親友だ!」
雪「ようこそ私達の屋敷へ」
薔「………歓迎」
J「いやあああああああ!」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 13:09:50.87 ID:tHukVlYg0
様式美ってやつさw
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 13:23:40.76 ID:nhe+D8qtO
どこに逃げても助からない wwwww
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 13:56:26.74 ID:nhe+D8qtO
保守
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 14:13:21.70 ID:io2FRkrt0
保守
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 14:14:47.11 ID:UcmhYChP0
前スレ
>>548【愛の行く末】の続きを投下します。ノシ
ーあらすじー
幼馴染の水銀燈に告白されたジュン。しかし水銀燈を幼馴染以上に見られないことを理由に、
彼女の思いを拒絶した。だが今の関係を続けたいとも思っていたジュンは、
自分が水銀燈の親友薔薇水晶と付き合っていることはぼかしてしまった。
後日薔薇水晶に今回のことがばれて、中途半端なことはするなと怒られる。
うろたえるジュンに薔薇水晶はこう囁いた。
「私が本当に好きなら水銀燈と縁を切れ」と。
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 14:15:52.25 ID:UcmhYChP0
+++桜田ジュン(6/19PM12:55薔薇学園校舎裏)+++
薔「銀ちゃんとさよならして」
J「え………それって……」
薔「意味がわからなかったの?銀ちゃんとは縁を切ってってことだよ」
水銀燈との縁を切れ?そんなこと……そんなこと……
J「そんなこと……出来るわけ……ない」
薔「そう、なんで?」
J「水銀燈は僕の大切な友達なんだ……だから縁を切れって言われても……」
薔「あ、そう。じゃあ私たちもう別れよう。さよならジュン」
薔薇水晶はそう言うと、僕に背を向けて来た道を戻り始めた。
僕は慌てて引き止めた。
J「待ってくれよ薔薇水晶!別れるってどういうことだよ!!」
薔薇水晶は振りかえると僕に言った。
薔「だってジュンは銀ちゃんのことが好きなんでしょ?」
J「違う、僕が好きなのは薔薇水晶だ!!」
薔「だったらなんで銀ちゃんとさよなら出来ないの?私が好きなら出来るはずだよ?」
J「だからそれは……」
薔「……ジュンも私を置いて行くの?」
J「え?」
そう言った薔薇水晶の表情はひどく寂しげな物だった。
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 14:16:38.61 ID:UcmhYChP0
薔「私……不安なの……銀ちゃんにジュンを取られちゃうんじゃないかって……私を捨てちゃうんじゃないかって……」
J「薔薇水晶……」
薔薇水晶は涙を流しながら言った。
薔「私にはもうジュンしかいないの……だから……だから……」
ああ、そうか。やっとわかった。薔薇水晶がなんであんなことを言ったのか。薔薇水晶は繋がりを失うのが恐いんだ。
薔薇水晶には家族が居ない。母親は彼女が生まれてすぐにこの世を去り、父親は彼女を省みずに仕事に没頭し、
もう五年以上も家に帰っていないらしい。それに加えて周囲からイジメにあい、友達も出来なかった彼女は、
今までの人生の大半を一人で過ごしてきた。それはどんなに辛いことだっただろう……。
家に帰っても家族はいない。周りは全部敵だらけ。そんなのに僕は耐えられない……。でも薔薇水晶は、
僕に会うまでずっとその地獄に耐えてきたんだ。薔薇水晶からその話を聞いたとき、
僕は彼女を守りたい、彼女の力になりたいと、心から思った。
J「薔薇水晶……」
僕は泣いている彼女をそっと抱きしめた
J「僕は君から離れない。ずっと側にいるから」
薔「ジュ……ン……」
薔薇水晶は僕を抱きしめ返してきた。そのまましばらくの間僕たちは抱きしめあっていた。
薔「…ねえジュン」
J「なんだ?」
薔薇水晶は僕から離れた。
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 14:17:55.64 ID:UcmhYChP0
薔「私……今のままじゃダメなの……ジュンが銀ちゃんや他の女の子と仲良くしてるのを見てると、
胸がすごく苦しくなるの……それから心の中に黒いどろどろしたものが溢れてきて、
頭の中で声が聞こえてくる…『あいつらを消せ、そうすればジュンはお前の物だ』って」
J「………」
薔「今はまだ抵抗できるの。でもこんな関係を続けてたらいつか『声』に抵抗出来なくなって、
ジュンや銀ちゃんにとりかえしのつかないことを……そんなことになったらみんな悲しむし、
私だって悲しいの」
彼女は本気で僕を愛してくれている。僕のために一人で悩んで……傷ついて……
薔「だから、ついあんなこと言っちゃった。ジュンが銀ちゃんと縁切ってくれたら、もうあんな『声』
聞こえなくなるんじゃないかって……。でもそんなの私のわがままだよね。そんなことのために、
ジュンに銀ちゃんとの縁を切らせようなんて……私、最低だね」
薔薇水晶はそのまま黙り込んでしまった。僕は、彼女に掛ける言葉が見つからなかった。
こんなときはなんて慰めたらいいんだ……
薔「……あんなこと言っちゃったけどね。私はジュンも銀ちゃんも大好きなんだよ。二人とも大事な人だから
傷つけたくないの……傷つけるくらいなら私が二人から……離れるから……」
J[えっ?」
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 14:18:32.13 ID:UcmhYChP0
薔「私がいなくなったら全部解決するの。ジュンと銀ちゃんはいつも通り仲良くできるし、
私も変な嫉妬はしなくなる。オールオッケー万々歳だね。」
J「まてよ!そんなことしたらお前また一人になるんだぞ!ほんとにそれでいいのかよ!!」
薔「私?私はいいから。だって一人はなれてるもん」
薔薇水晶は笑っている……
薔「一人ってね、慣れたら結構楽しいよ?なんでも好きなこと出来るし、なにしても怒こられないし」
涙を流して笑っている……
薔「だからね、ジュンはなにも心配しなくていいんだよ?私なら……大丈夫だから……」
僕はそんな彼女を……
ぎゅっ
薔「え……?」
心から守りたいと思った
J「大丈夫なわけないだろ……」
薔「え……ジュン?」
僕は薔薇水晶を抱きしめた。体の震えが止まるように強く。でも痛くないように優しく。
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 14:19:21.85 ID:UcmhYChP0
J「そんなにメソメソ泣きながら大丈夫だって言われても全然説得力ないんだよ」
薔「……ごめん」
J「謝るなよ」
謝らなきゃいけないのは僕のほうだ。薔薇水晶がどんな気持ちで居たのか、どんなに苦しんでいたのか、
今の今まで気付かなかったなんて……恋人失格だ。
J「僕はお前が好きだ。お前が泣いているならその涙を拭ってやりたい、苦しめるものからは守ってやりたい、
それに、お前が望むことなら僕がなんだってかなえてやる」
薔「それって……まさか……」
J「ああ……」
―――薔薇水晶と水銀燈。僕は二人を天秤にかけて――――
J「水銀燈と縁を切る」
―――薔薇水晶を選んだ――――
薔「ゴメン……ジュン……ゴメンね……私のせいで……」
薔薇水晶は僕の胸に顔を埋めると、体を震わせながら静かに泣き始めた。
J「いいんだよ、薔薇水晶のせいじゃない」
―――――『ジュン』――――――
一瞬水銀燈の悲しげな顔が頭に浮んだ。でもすぐにそれを振り払った。
忘れないといけない。だって、僕は薔薇水晶の恋人なんだから……
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 14:20:18.94 ID:UcmhYChP0
+++薔薇水晶(6/19PM1:05薔薇学園校舎裏)+++
私は今、最愛の人に抱きしめられて涙を流している。でもこれは悲しみの涙じゃない。
その証拠に今の私の心の中は勝利の喜びで満ち溢れていた。
(勝った……私は銀ちゃんに勝ったんだ……)
そう、すべては私がジュンを銀ちゃんから完全に自分の物にするための作戦だった。
銀ちゃんがジュンにフられたせいで、今二人は距離を置いている。でもこれが一番危険だった。
――――離れたからこそ見えてくるものもある―――――
――――近くにいないからこそわかることがある――――
それに気付いてしまったら、もうおしまいだ。
ジュンと銀ちゃんの絆はとても強い。それが今以上に強くなってしまったら、私に打つ手はない。
ジュンを自分の物にするためには、ジュンがまだなにも気付いてなくて、銀ちゃんがいない今しかなかった。
……正直かなり危なかった。一歩間違えればジュンが銀ちゃんのもとへ去ってしまう危険性があった。
それでも私は勝った。あの銀ちゃんに!いつも私の前を行って、背中を眺めることしか出来なかった銀ちゃんを
初めて追い抜くことが出来たんだ!!私は最高の形で勝利したんだ!!
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 14:20:59.03 ID:UcmhYChP0
ごめんねジュン。さっきジュンにちょっとウソついちゃった
あのね、ほんとは『声』なんて聞こえてないの
アレはウソ、真っ赤なウソ
でもね、ジュンのことが大好きなのはほんとだよ
ジュンは私の初めてのお友達
私のことを弄ぶために友達のふりをして近づいてきた人は何人も居た
でも私のことを本当に思ってくれたのはジュンだけだった
私のことを心配して、あいつらから守ってくれたのはジュンだけだった
私はあなたが好き、大好き、狂いそうになるほど愛してる
だからね、ジュンが私のことを好きだって言ってくれたときは本当にうれしかったんだぁ
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 14:21:25.39 ID:UcmhYChP0
私を守ってくれたジュン 側にいてくれたジュン 銀ちゃんの思いを知っても私を選んでくれたジュン
これは神様がくれたチャンスなんだ。やっと私も幸せになれるんだ
………だから私からジュンを奪おうとすることは
たとえそれが誰であっても
絶対に……絶対に許さない
ねえ銀ちゃん……私は銀ちゃんも大好きだよ
でもね、銀ちゃんはジュンに告白したんだよね?私からジュンを奪おうとしたんだよね?
知らなかったっていってもダメだよ。いけない子だね、人のものを取ろうとするなんて
そんな悪い子には……お仕置き……しなくちゃね
私は最愛の人を手に入れた喜びの涙を流しつつ、これから起こることを想像して笑みを浮かべていた。
続く
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 14:23:16.69 ID:UcmhYChP0
書いてて飢餓の子供とジュースの話を思い出したのは内緒だ。
それではまたノシ
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 14:26:27.94 ID:qK7gD1lp0
保守
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 14:41:33.71 ID:XWA7sSfyO
薔薇水晶…
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 14:56:58.16 ID:y972o41W0
そんな事よりお前らよ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
このあいだ、近所の吉野家行ったんです。吉野家。
そしたらなんか雛苺がめちゃくちゃいっぱいで楽園なんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、150円引き、とか書いてあるんです。
もうね、店側よくやったと。超GJと。
お前らな、150円引き如きで普段来てない吉野家によく来てくれました、ありがとう。
150円だよ、150円。
なんかトモエ連れとかもいるし。仲良く2人で吉野家か。微笑ましーな。
よーしヒナ特盛頼んじゃうなのー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、お腹壊すから並盛りにしてくださいと。
吉野家ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
Uの字テーブルの向かいに座った金糸雀といつぽこぽこ喧嘩が始まってもおかしくない、
泣くか拗ねるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。俺以外の男は、すっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣の雛苺が、大盛つゆだくなのー、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、つゆだくなんてカロリー高杉なんですよ。ボケが。
嬉しそうな顔して何が、つゆだくなのー、だ。
つゆだくは太っちゃうからやめてと撫でたい。撫で回したい。小1時間撫で回したい。
お前、つゆだくはもっと大きくなってからな。
雛苺通の俺から言わせてもらえば今、雛苺通の間での最新流行はやっぱり、
苺だく、これだね。
大盛り苺だくジャム。これが通の頼み方。
苺だくってのは苺がたくさんに入ってる。そん代わり肉がない。これ。
で、それに大盛りジャム(苺)。これ最恐。
そしてこれを頼むと雛苺にうらやましがられるという幸せが伴う、至極の極み。
俺以外にはお薦めしない。つか、するな。
まあお前らは、くんくん定食でも食ってなさいってこった。
オハリ保守
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 15:10:42.23 ID:q/bhaX820
どこをたて読み?
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 15:11:39.47 ID:tHukVlYg0
>>122 こういう話が本当に好きだ。
薔薇しぃの危機感とかぐっと来るね。
>>126 いやぁ読んだなってところにこれだから噴いた。
吉野家が肉苺予備軍で占拠w
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 15:32:56.77 ID:E0Hq+vXBO
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 15:47:43.08 ID:nhe+D8qtO
保守
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 15:50:40.30 ID:7/atZFUk0
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 16:12:30.65 ID:y972o41W0
昼時に紅茶を飲む真紅を眺めながら、積年の疑問を考えていた。
それは「なぜ真紅は赤いのだろうか」という問いである。
簡単に見えて、奥の深い問題だ。
「真紅だから赤いのだ」などと言って悦に入る浅薄な人間もいるが、
それは名前のイメージに他ならず、知性の敗北以外なにものでもない。
「赤方偏移」という現象がある。
宇宙空間において、地球から高速に遠ざかる天体ほどドップラー効果により、
そのスペクトル線が赤色の方に遷移するという現象である。
つまり、本来の真紅が何色であろうとも、真紅が我々から
高速で遠ざかっているとすれば、毒々しく赤く見えるはずなのだ。
目の前の真紅は高速で動いているか否か?
それは真紅の真下に回ってみることでわかる。
運動の逆方向から観察することで、スペクトルは青方遷移し、
青く見えるはずなのだ。
下に回ってみたところ、意外にも黒だった。
よって今日の真紅は勝負下着なのだろうと言える。
直後、私の目の前は真っ黒になった。
オハリ保守
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 16:30:06.00 ID:zkJkHz670
ナポリタンwww
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 16:35:16.97 ID:lW6xLf4x0
ナポリタンバロスwwwwwwww
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 16:55:03.12 ID:p3hzrZjC0
HOS
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 17:06:01.21 ID:E0Hq+vXBO
薔「薔薇リン早押しクイズ…開催」
J「いきなり何だよ」
薔「出題者は私…解答者はジュン」
J「なに勝手に決めてるんだ」
薔「ジュン…早く席について」
J「だから…」
薔「その椅子に座ってね」
J「………………」
薔「それでは…第一問」
J「どうせ足掻いたって運命は変わらないんだ…」
薔「薔薇水晶のスリーサイズはいくつでしょう」
J「しるか」
薔「残念、正解は上から〇〇〇と〇〇〇と〇〇〇でした」
J「言うな!」
薔「それじゃ…第二問…薔薇しぃの今日の下着の色は?」
J「知るか」
薔「黒でしたー」
J「 見 せ る な 」
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 17:06:26.16 ID:E0Hq+vXBO
薔「最終問…薔薇水晶の好物はなんでしょうか」
J「…シューマイだっけ?」
薔「…ちゃんと早押ししてから」
J「ボタンはどこだよ」
薔「はい」
J「…………」
薔「私の胸の天ぺn」
J「やめい!」
薔「三問中一問正解……賞品…ぱぱーん…」
J「早く帰りたいんだが」
薔「賞品は…薔薇リンでした…ぱちぱちぱちぱち」
J「腹減ったから帰るぞ」
薔「ご飯作ったげるね」
J「いつも悪いな」
薔「未来の旦那様の為だもん」
J「はいはい」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 17:07:33.17 ID:4cQi9Ykd0
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 17:26:04.65 ID:nhe+D8qtO
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 17:34:27.82 ID:E0Hq+vXBO
インスパイア
翠「ベジータって暑苦しいてすぅ」
真「人間味溢れるともいうわね」
銀「やめなさいよぉ、調子に乗るから」
ベ「ふはははは!俺は情に溢れる人間だ俺は!」
薔「…くさい」
蒼「お、男くさい!男くさいだよね薔薇水晶!?」
薔「……ジュンドコー?」
蒼「ちょ、薔薇水晶…!べ、ベジータ君泣いて…!?」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 17:43:57.29 ID:UJU0jgEz0
>>65 翠星石ぃぃーーーつ!!!
気になってしょうがない!!
続きwktk!
>>123 薔薇しぃー・・・恐ろしい子!!
今後の展開が気になる・・・
銀さまの幸せも願いつつwktk!
>>140 蒼がフォローにまわるの久々に見た気がするwww
だが、元ネタがわかんないorz
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 17:45:16.20 ID:7/atZFUk0
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 17:59:30.73 ID:LJWk+KZWO
軽く電波が来た……
薔「姉さん今日の晩御飯は何?」
の「今日はシュウマイよ」
薔「やったー」
ジ「ちょっと待て薔薇水晶なんでのりを姉さんって呼んでるんだ?」
薔「何を言ってるのジュン? それは勿論……あの晩から……」
の「あらあらまあまあ」
ジ「何だよあの晩って」
薔「……酷い遊びだったの?」
の「まぁ、ジュン君駄目よ、男の子はちゃんと責任をとらないと」
ジ「だから俺はなんもしてねー」
薔「……ふふっ」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 18:13:12.98 ID:E0Hq+vXBO
既成事実ktkrwww
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 18:16:26.63 ID:7/atZFUk0
義姉さんwwwwwww
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 18:36:41.88 ID:kWOlHObt0
名前変換ドリーム小説の奴。
結構前にリク頂いてた、蒼星石夢、出来上がったんで報告致します。
また付加シュチュエーションは
・雨の日
・「……だめ?」
・「なんでそんなこと言うかなぁ」
の三本。(最後の一本はちょっと変えました。ごめんさい)
おあたせいっしたー! こちら蒼星石夢になにあーす! ごゆっくりどーぞー!
http://www.geocities.jp/hyakumaru0313/futago/rese10.html 【あらすじ】行きたい場所はどこ? 遠慮せずに言うといい。 どこへでも連れてってあげるから。
わー、10本達成ー 嬉しいんだか微妙なんだかー。
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 18:40:39.94 ID:E0Hq+vXBO
夢小説ktkr!
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 18:55:50.61 ID:WH7gpgHc0
ほ
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 19:12:14.82 ID:nhe+D8qtO
保守
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 19:22:38.12 ID:R8dx+THR0
保守がてら投下。
前スレ
>>903 〜チビ蒼星石とチビ翠星石〜朝靄の湖、お酒の力?・・・NO7
〜朝〜
蒼星石はいつもよりも早く目が覚めたそれがお酒のせいであるかはわからないが。
蒼星石「んっ・・・・・うん?・・・・・おはよう・・・・。」
ジュン「ん?おぅ。おはよう。」
ジュンはすでに目覚めていた。
蒼星石「きのうは・・・・・ゴメンね。いっしょにごはんたべれなくて。」
ジュン「ん?ああ。別にいいよ。」
蒼星石「ところできのうのきおくがすこしないんだけど・・・・・・なにかあった?」
ジュン「おぼえてないのか?」
蒼星石「なんか・・・・おみずみたいなののんでから・・・・・よくわかんない・・・。」
ジュン「蒼星石は昨日、間違ってお酒飲んじゃったんだよ。」
蒼星石「おさけ?おさけってあかいさかなじゃないの?」
ジュン「それもおさけだけど・・・・・ちがうおさけなんだ。(翠星石から聞いたんだろうな。)」
蒼星石「そうなんだ・・・・ゴメンね。」
ジュン「別にいいが、大丈夫なのか?」
蒼星石「すこし・・・・あたまがいたいかも・・・」
ジュン「じゃあすこし風にあたるか?」
蒼星石「でも、すいせいせきはおいていくの?かわいそうだよ」
ジュン「ちょっとそこから外に出るだけだよ。翠星石がおきてもすぐわかるだろ。」
ジュンは縁側とそこに広がる中庭を指差した。
〜続く〜
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 19:23:21.78 ID:R8dx+THR0
>>150 蒼星石「ならだいじょうぶかな?・・・・・あっ」
蒼星石は残っていたお酒のせいか少しふらついた。
ジュン「大丈夫か?・・・・・よっと。」
蒼星石「えっ・・・・ありがとう(/////)」
ジュンは蒼星石を抱き上げ、縁側に備え付けてあったスリッパを履くと外へ出た。
外は薄く朝靄があり、昨日露天風呂から見た湖とは別の表情をのぞかせた湖とご対面した。
ジュン「どういたしまして。・・・うわぁ。・・少し寒いかな。・・・でも空気は澄んでるし・・・きれいだ。」
蒼星石「あぁ。すごいね。きれい。・・・・・ちょっとさむいかも(ジュンくんがあったかいからだいじょうぶだけど・・・。)」
ジュン「寒いなら戻るか?」
蒼星石「ううん。もうすこしここにいよ。(ジュンくんのにおい・・・・すき・・・・)」
・・・・・・。
ジュン「そろそろさむくなってきたな。もどるか?」
蒼星石「う、うん(もっといたいけど・・・・わがままはダメだよね)」
戻ってくると翠星石がちょうど目を覚ましていた。
翠星石「どこにいってたです?」
ジュン「ちょっと外に空気吸いに出てただけだよ。・・・おまえもいくか?」
翠星石「さむいのはかんべんですぅ。つーかおなかぺこぺこです。」
ジュン「そうか。なら二人とも顔洗って来い。そのあとメシくいにいくぞ。・・・はい。タオル。」
蒼星石「うん。わかった。いこう、すいせいせき」
翠星石「わかったですぅ。
〜続く〜
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 19:23:56.60 ID:R8dx+THR0
>>151 〜洗面所〜
翠星石「そうせいせきは・・・ジュンのことすきなんですか?」
蒼星石「え!?・・・・・どうして?」
翠星石「だってきのうジュンに抱かれてすきっていってたじゃないかですぅ」
蒼星石「え?・・・・そんなこと・・いった?」
翠星石「いったですぅ。すごいしあわせそうなかおしながら。」
蒼星石「・・・・(///////)」
翠星石「なんだ、おぼえてなかったですか」
・・・。
ジュン「お、おわったか。」
蒼星石と翠星石が洗面所から出てきたらジュンは翠星石と蒼星石のぶんの布団をたたんでいた。
蒼星石「(だってきのうジュンに抱かれてすきっていってたじゃないかですぅ・・・・・)(///////////////)」
ジュン「ん?蒼星石、どうかしたのか?」
蒼星石「んっ・・・(///)だ、だいじょうぶ・・・。」
翠星石「いいからはやくいくですぅ。」
・・・・。
〜続く〜
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 19:24:33.83 ID:R8dx+THR0
>>152 〜広間〜
広間にはご飯、味噌汁などのまさに日本の朝!という感じの朝食が並んでいた。
翠星石「わぁ、おいしそうですぅ。」
蒼星石「そうだね。なんかすごいや」
ジュン「んじゃ食うか。・・いただきますっと。」
翠星石「いただきますですぅ」
蒼星石「いただきます」
・・・。
翠星石「おいしいですぅ。ほっぺがおちそうですぅ。」
蒼星石「このやきざかななんてとってもおいしいよ。」
ジュン「そうだな。なんか懐かしい感じの味だな。これがお袋の味って言うのかな?」
女将「それはそれは、ありがたい限りです。」
・・・・・・・・・・・。
〜客間までの廊下〜
翠星石「ふぅー。くったくったですぅ。」
蒼星石「うん。おなかがいっぱいだよ。」
ジュン「あーそうだな。ふぅー。」
蒼星石「ジュンくん?このあとどうするの?」
ジュン「あぁ、確か一泊二日だった気がするからもう一度風呂に入った後に帰るか。」
翠星石「もうかえっちゃうですぅ?」
ジュン「まぁ近いんだし来ようと思えばいつでもこれるんだけどな。」
翠星石「じゃあはやくおふろにいかないとですぅ。」
ジュン「まてまて、前TVでメシ食った後すぐ風呂に入ると体に悪いってやってたからすこし休憩だ。」
翠星石「(じゃあそのときはジュンにいっぱいあまえてやるですぅ。きのうはそうせいせきがいっぱいあまえたから、ばちはあたらないはずです。)」
〜続く〜
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 19:25:03.13 ID:R8dx+THR0
>>153 〜客間〜
ジュン「いまのうちできることはやっとくか。えっとタオルっと。んで着替えっと。・・・・いやに静かだな。」
異様な静けさに疑問を持ち振り返ると蒼星石と翠星石はTVのまえでじっとしていた。
くんくん「また犠牲者が・・・。」
ジュン「(あ〜。TVのせいか。なら続き続きっと・・・。)」
ジュンはこれから使わないであろう物を必死で鞄に突っ込んでいた。
ジュン「まぁ、こんなもんだろ。そろそろ大丈夫かな?おーい。おまえらふろにいく・・ぞ・・。」
ジュンが見たものはTVの前で方を寄り添えあって寝ている双子の姿だった。
ジュン「(だから静かだったのか。起こしちゃまずいし。おきるの待つか。)」
そういうとジュンは双子の横に座りTVを眺めていた。
ジュン「(寝てるとやっぱ子供だよな。寝顔はかわいいし。静かだし。)」
そんな思いが通じてか否かもうすこし双子は眠り続けた。
眠れる二人の可愛い子供を前にしてジュンは親の気持ちを理解した気がした。
〜続く〜
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 19:28:01.16 ID:R8dx+THR0
今回の投下は以上です。
この物語も佳境に入ってきましたが、
温泉編が終わってもまだ続き書きたいと思いますが文句のある人はいますか?
あるんだったら口には出さずにそっと心の中にしまってください。へこんでしまうんで。
次回の投下は明日の朝か、昼ごろにできたらいいなと思っております。それでは・・。
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 19:31:18.99 ID:7/atZFUk0
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 19:33:32.60 ID:io2FRkrt0
やたら和んだ
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 19:36:56.81 ID:Wvd6C6uA0
ちび星石たちの破壊力は異常
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 19:37:08.58 ID:OIEuOhVv0
>>155 もちろん文句なんか無いっスよww
次もwktk
電波が……
>>143 蒼「そうだ僕もあーすれば」
蒼「姉さん」
翠「何です?」
蒼「テメーじゃねーです」
翠「そ……蒼星石がグレたです」
ジ「どーしたんだ翠星石?」
翠「蒼星石がグレたです」
ジ「お前の教育が悪かったんじゃないのか?」
翠「そんなこと……そうだジュン良かったら二人で蒼星石を育てなおさねーですか?」
ジ「何か言い方が変だな」
翠「どーなんです?」
ジ「別にいいけど」
翠「なら決まりです(///)」
流石に電波はもう切れたorz
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 19:55:44.41 ID:nhe+D8qtO
蒼星石、報われない子……。
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 20:02:13.80 ID:OIEuOhVv0
とりあえずJUM×蒼分を補給
蒼「ジュンくん……! ジュンくんが居なくなったら、僕、僕……」
J「蒼星石……」
蒼「どうして僕を置いて行っちゃうの!? ジュンくん、僕の事嫌いになった?」
JUMはため息をつき、あきれた顔になって答えた。
J「……そんな事あるわけ無いだろ。ていうか一日空けるだけで大袈裟過ぎ……」
蒼「だって、ジュンくんに会えないと寂しいんだもん……」
JUMは優しく蒼星石の頭を撫でる。
J「大丈夫、すぐ帰ってくるから」
蒼「……ぎゅ」
J「え?」
蒼「……ぎゅってして? 二日分……」
JUMは軽く笑って答えた。
J「わかったよ」
JUMは蒼星石をぎゅっと抱きしめる。
蒼「……もっと」
J「うん」
JUMは抱きしめる腕に更に力を込めた。
蒼「ジュンくん……」
J「蒼星石……」
……蒼星石はそれからも、JUMに二日分色々なことをしてもらったとか。
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 20:04:08.43 ID:7/atZFUk0
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 20:15:46.26 ID:KZ8vH6X4O
>>162 あまいなぁ。糖尿の患者が一気にふえそうだ
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 20:16:19.54 ID:7/atZFUk0
ジュン「あ、く・・・薔薇水晶・・・・なんで、こんなこと・・・」
薔薇水晶「ふふ・・・ジュンが悪いんだよ・・・私以外の人を見るから・・・」」
ジュン「こ、こんなことして・・・一体何に・・・あ、くう!?」
薔薇水晶「意味ならあるよ・・・貴方を・・・私だけのものに・・・」
蒼星石(く!ついに一線越えちゃったのかい!?薔薇水晶!!)
バターン
蒼星石「ジュン君!助けに来たよ!!」
ジュン「蒼星石?」
薔薇水晶「・・・どうしたの?」
蒼星石「可愛く首を傾げたって無駄だよ!今日こそ君からジュン君を・・・って、一体何を・・・?」
ジュン「ああ、今度の学園祭での演劇でね。僕と薔薇水晶が出るんだ。僕が王子で薔薇水晶がヒロインの魔女。それで練習してたんだ。」
蒼星石「ええ!?聞いてないよそんなこと!」
薔薇水晶「蒼星石・・・学校休んでた・・・ちなみに蒼星石は村人A」
蒼星石「村人A!?」
ジュン「うん、確か薔薇水晶に疑いをかけようとするもう一人の魔女によってカエルにされる役だったかな?」
蒼星石「・・・orz」
薔薇水晶「蒼星石・・・練習の邪魔・・・」
蒼星石「く、くそぉ!覚えてろー!!」
ジュン「・・・・悪役の方が似合ってたかも」
薔薇水晶「こてこて・・・それよりも・・・続きしよ?」
ジュン「いや、僕もう疲れて・・・あ、ちょ・・・」
薔薇水晶「うふふ、だーめ・・・♪」
終
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 20:17:39.99 ID:E0Hq+vXBO
報われない→アンマー→また報われない
これはいいコンボですね
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 20:31:10.30 ID:nhe+D8qtO
保守
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 20:47:47.78 ID:E0Hq+vXBO
1:事実に対して仮定を持ち出す
薔「もしもジュンによって既に私が孕まれていたら・・・」
2:ごくまれな反例をとりあげる
薔「まだ婚約だけかもしれない」
3:自分に有利な将来像を予想する
薔「この先ジュンが私を襲わないという保証は誰にも出来ないもの」
4:主観で決め付ける
薔「ジュンが私と結ばれるのを嫌がるはずがないよね」
5:資料を示さず自論が支持されていると思わせる
薔「近所では私とジュンはらぶらぶカップルとして認識されているんだよ」
6:一見関係ありそうで関係ない話を始める
薔「ところでお姉ちゃんとデートしたって本当?」
7:陰謀であると力説する
薔「これは私とジュンがらぶらぶだと都合の悪い真紅や翠星石たちの陰謀だよ」
8:知能障害を起こす
薔「神のお告げ、ジュンを寝取れ」
9:自分の見解を述べずに人格批判をする
薔「いい加減私を襲いなさい」
10:ありえない解決策を図る
薔「ひとまず私がジュンを襲えば万事解決」
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 20:48:47.70 ID:Wvd6C6uA0
それなんて朝鮮人?
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 21:02:49.77 ID:OIEuOhVv0
授業が終わって放課後。
蒼「ジュン君、一緒に帰ろ?」
J「ああ」
?「ふふふ……」
J「ん?」
?「WING きらめく粒子放ち…… 烈風 暗雲 切り裂いて……」
J(サイバスター? つーかこんな前振りで登場する奴は一人しかいないな)
薔「WIND 彼方へ 想い飛ばす…… 熱風 疾風 薔薇水晶参上……」
JUMと蒼星石の前に薔薇水晶が姿を現した。
J「……何か用か? 薔薇水晶」
薔「……コレ」
薔薇水晶はJUMの前に何かを差し出す。
それを見た途端にJUMの眼の色が変わった。
J「コレって、もしかしてJAMの新しいベストアルバムか!?」
薔薇水晶は無言でコクリと頷いた。
J「そっか今月だっけ…… しまったな、今はお金が……」
JUMは頭を掻いた。そんなJUMの様子を見た薔薇水晶は呟く。
薔「私も買ったばかりだから貸せないけど……聴く……?」
薔薇水晶はポータブルCDプレイヤーを取り出した。
J「いいのか?」
薔「うん……」
J「それじゃあ、っ――」
JUMは蒼星石が少し寂しげな顔をしていることに気付いた。
J「……やっぱりいいや、今度自分で買うよ」
薔「そう……」
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 21:04:24.31 ID:OIEuOhVv0
>>171 J「それじゃ帰ろうぜ、蒼星石」
蒼「うんっ」
蒼星石は笑顔で返事をした。
J「じゃ、またな薔薇水晶」
薔「バイバイ……(ちっ……)」
二人通いなれた道を歩くJUMと蒼星石。
蒼「ジュン君、良かったの? 聴きたかったんでしょ?」
J「ん、まぁな。でも……(お前が寂しそうにしてたから……)」
蒼「でも?」
JUMはフッと笑う。
J「……お前と一緒に帰りたかったからな」
その言葉を聞いた蒼星石は顔をぱぁっと輝かせる。
蒼「ジュンくんっ♪」
J「うわっ」
蒼星石はJUMの腕にしがみついた。
蒼「ふふふっ♪」
J「どうしたんだよ」
蒼「別に、ただこうしたかっただけ。イヤ?」
蒼星石は上目遣いで聞いてくる。
それにJUMは蒼星石に笑いかけながら答えた。
J「イヤなわけ無いだろ?」
蒼星石はしがみつく腕に更に力を込める。
蒼「ジュンくん大好き♪」
J「知ってるよ」
そして二人は家に着くまでずっとそのままだったとか。
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 21:12:01.20 ID:FyxR6cJh0
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 21:23:50.07 ID:E0Hq+vXBO
薔薇水晶が占いに興味を持ったようです。
薔「ジュンを占ってあげる」
ジ「いいえ」
薔「そんな、ひどい……。 …ジュンを占ってあげるよ」
ジ「いいえ」
薔「そんな、ひどい……」
ジ「…わかった。占ってくれ」
薔「把握」
ジ「どうだ?」
薔「近い将来子供が生まれるでしょう」
ジ「ははは、そんなバカな」
薔「私の占いは当たる。それを今から証明してあげる」
ジ「な、何をする貴様ーっ」
実力行使かよwwwwww
177 :
:2006/04/14(金) 21:43:51.31 ID:1D3wzTJj0
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 21:46:53.19 ID:t1m61Jwu0
只今より短編を投下させていただきます。
春、といえば旅行シーズン。世間には旅行を楽しむ人々が溢れる。
今日は休日。春らしいとても陽気な天候。
ここにも例に漏れず、旅行を楽しむ二人組が。
ジュンと真紅である。
旅行といっても飛行機で大空を渡るわけでもなく、船で広大な海を渡るわけでもなく、
新幹線で風を切って走るわけでもない。普通の電車である。
だが、手段が豪華でなくても、二人が楽しければそれでいいのだ。
………いや、真紅の方は楽しいわけではないようだ。
「まったく、いきなり二人でハイキングに行こうだなんて言い出すなんて…馬鹿馬鹿しい。」
休日の昼間のためほとんど乗客が乗っていない車両で、真紅が愚痴をこぼす。
愚痴の原因は、やはりこの閑散とした電車のせいか。
それほど大きな声で話しているわけではないのだが、乗客が少なければ声は車両によく通る。
少し離れた席に座っていたおばさんが、クスリと笑いをこぼす。
「まあいいだろ。暇だって言ってたじゃないか。本の虫の真紅も、たまには自然に触れてみたらどうだ?」
どうやら真紅は暇だったらしく、そのことをジュンに言ったときにハイキングへ行くのを提案されたらしい。
「本の虫とは失礼ね。私だって別に年中本ばかり読んでいるわけじゃないのだわ。ジュンこそ、たまには本でも読んで
自分の見解を広めてみたら?アウトドアな思考はいいことだと思うけれど。」
真紅の、ジュンへの右ストレート。
ジュンはたしかに本など滅多に読まない。読むのは大体がマンガや雑誌の類である。
痛いところを突かれてうなだれるのかと思いきや、
「ふーん。馬鹿馬鹿しいだなんて言ってる割には、目の下にクマができてるぞ?もしかして真紅さん、
今日が楽しみで昨夜眠れなかったんですか?」
「………………」
図星らしい。ジュンの真紅への強烈なカウンター。真紅ダウン。
「…電車で行くだなんて言っておきながら、財布を家に忘れて取りに戻った下僕はどこのどなただったのかしら?」
「う。そ、それを言われると…」
今乗っている電車に乗る前、ジュンは財布を家に忘れた。財布がなければ切符が買えるはずもなく、
仕方なくジュンは家へと走って取りに戻った。おかげで乗ろうと計画していた電車に乗れず、というか3本も乗り逃し、
真紅は駅で何十分も待たされるハメになった。ちなみに、罰として今回の電車賃はすべてジュン持ち。
>>179 起きあがった真紅の渾身の一撃で、ジュンノックアウト。頭を抱えてがっくりとうなだれる。
「まぁいいわ。それで、今回ハイキングに行く山はどんなところなの?」
「…ん?あー…きちんとは調べてない。日帰りになるから、そんなに険しくも高くもないのはわかってるけど。」
「…呆れた。行くつもりならあらかじめ下調べしておくのは当たり前でしょう?財布のことといい、情けない下僕ね…」
真紅の意見ももっともである。こういうのを『後先考えない』と言うのだろう。
そんなジュンには杖をプレゼントしたい。転ぶ前に。
さて、そこからまた電車に揺られて、場所は登る山のふもとへと移る。
山を見て真紅が開口一番、
「…十分高いじゃないの。ちゃんと調べておきなさいよまったく。」
ピシャリと言い放つ。実際、山の頂上は首をずいぶんと上に向けないと見えない。
適当に昼食をとり、太陽を見る。太陽はちょうど天の真上に位置している。今から登れば頂上でしばらく過ごしても、
暗くなるまでには戻って来れるだろう。
というわけで登山開始。
ハイキングコースには、いわば新緑というやつが溢れている。色とりどりの花やかわいらしい鳥などはもちろん、
木々にも若葉が芽生え、サワサワ…という爽やかな音と共に道を通り抜けていく風が心地よい。
今回の日帰り旅行の目的は、この自然に囲まれ、精神的にのんびりとすることだった。が…
「ち、ちょっとジュン…ま、待ち…待ちなさいっ!」
「ホラ見ろよ真紅、この花、ずいぶん綺麗に咲いてるなぁ!ん、この鳴き声はウグイスかな?
あ!あれもしかしてリスじゃないか!?待てー!真紅も早く来いよー!」
さすがは本の虫、真紅。登り始めて20分足らずで息が切れている。一方ジュンはアウトドアモード全開。
真紅の声などまったく耳に入らず、見つけたリスらしき動物を追いかけて一人で真紅の何メートルも先を突っ走り始めた。
「あ、ジュン…」
止める間もなく、どんどんジュンの背中が遠ざかっていく。少しして止まったかと思えば、また離れていく。
自然は人間を開放的にする。ジュンもその法則にのっとり、疲れを完全に感じない状態で、しかも真紅を完全に
無視している状態で、目の前の自然と触れ合っている。
一応ジュンが言っていたとおり道は険しくはないのだが、何が悲しくてハイキングコースを一人で登らなければならないのか。
この状況は、真紅の機嫌を完全に悪くするには十分すぎた。
>>180 「お、やっと来たのか。おーい真紅、こっちだこっちだ。」
ヘトヘトになって真紅がようやく山の頂上に着いた頃には、ジュンはとうの昔にリュックからシートを出して広げてあった。
真紅の方を見て、手招きする。真紅は黙ってジュンのもとへと向かう。
「一人で先に登って行っちゃって悪かったな。でも見てみろよ、ここからの…」
「帰るわ。」
「……へ?」
突然の真紅の発言に驚くジュン。
「せっかく誘ってくれたから期待していたのに、これじゃあんまりなのだわ。楽しめそうにないから、帰らせてもらうわ。」
そう言ってさっさと歩き出す真紅。ただ、向かっている方向は森の中。
「お、おい真紅…そっちは森だぞ?危ないって。」
「ほっといて頂戴。」
森の中は危険なので真紅を止めようとするジュンだが、返ってきた返事からして、真紅が相当怒っているのがわかった。
完全に自分が悪かったとジュンはわかっていたので、それ以上は何も言うことができなかった。
ジュンを置いてけぼりにして、森の中でずんずんと歩を進めていく真紅。
鬱蒼と茂ったシダ植物をかき分け、狭い木々の間を通り抜け、時折地面から飛び出している木の根を飛び越え、
少し湿り気を帯びた土を踏みしめ、奥へ奥へと進んでいく。
目的があるわけではない。ただ、怒りのあまり半分ヤケになっているのだ。
この森の先には何があるのか?この森を抜けたらどうしようか?そんなことは全く考えていない。
「バカね…私は。何を期待していたのかしらね…?」
誰に問いかけるわけでもなく、自嘲気味に一人つぶやく。
そして、ジュンにハイキングに行こうと誘われて、とても楽しみにしていた自分を思い出す。目の下のクマがそれを表している。
「…やっぱり、言い過ぎたわね…謝りに戻りましょうか。」
そう言って、今来た道を引き返す。だが…進んでも進んでも元の場所に戻れない。
真紅は少しずつ怖くなってきた。食べる物もない。飲み物もあまり残っていない。元の場所に戻れない。
真紅は今、完全に森の中で道に迷ってしまっているのだ。つまりは、真紅は遭難のような状態になってしまった。
真紅は後悔した。ジュンとケンカして、怒りにまかせて森の奥へ進んできたことを。ジュンの厚意を裏切ったことを。
そして何より、ジュンの誘いを受けて喜んでいた自分の気持ちに嘘をついたことを。
悲しさ、寂しさ、悔しさ、後悔、自分への怒り…そんな気持ちが合わさって、その場に座り込み、感情を雫にして流し始める。
>>181 「おいおい、泣かなくてもいいだろ?」
その真紅の背中に向かって放たれた言葉は、今真紅が最も会いたい人のもの。
涙を拭い振り返ると、そう、ジュンが少し照れくさそうに立っていた。
「…ジュン?どうしてここに?」
「…心配だったから、ずっと後をつけてたんだ。さっきは、ごめんな。」
ジュンが深々と頭を下げる。
「いえ、私も少しカッとなってしまって、悪かったわ。ごめんなさい。…ところで、ここから元の場所には戻れるの?」
ジュンがずっと自分のことを心配してくれていたのは嬉しかった真紅だが、
果たしてジュンも元の道に戻れるのか不安になって尋ねる。
「大丈夫。コンパスもハイキングコースの地図もあるよ。でも、今度は二人で一緒に頂上へ行かないか?」
「そうね、行きましょうか。」
コンパスやら地図やらは持ってきているのに財布は忘れるのかと内心呆れた真紅だったが、
ここから戻るにしても自分ではどうしようもないので、とりあえずはジュンについていくことに決めた。
ジュンのコンパスと地図、そして協力によってなんとか無事頂上へと戻れた二人。
やれやれ、とほっと一息つく真紅。
ジュンはというと、脇目もふらずにある場所へ向かって歩いている。
どうしたのだろうかとジュンを追いかける真紅。そして先程ジュンがシートを広げていた場所にたどり着くと、
ジュンは立ち止まり、真紅は驚きのあまり言葉を失ってしまった。
上に見えるのは、どこまでも広がっていく凛と澄んだ大空。
その大空をゆっくりと流れていく白い雲。
前を見れば、遠く離れた場所にある青々とした山脈。
この山と向こう側の山脈の間に広がる、緑色の広大な平地。
周りを見回せば木々の若葉、耳に入ってくるのは鳥たちのさえずり。
柔らかな風が真紅の頬を撫で、髪を揺らす。
――この景色を早く一緒に見たくて、あんなに急いで登ってたんだ。
――この景色って…山についてはほとんど調べてないんじゃなかったの?
――ごめん、それ嘘なんだ。この山からの景色について聞いて、真紅を驚かせたかったから黙ってたんだ。
――まったく…なかなか嘘が上手じゃないの。驚いたわ。ありがとう、ジュン。
>>182 どれくらいこの景色を眺めていたのだろうか。
一時間だろうか?それともほんの5分ほどだろうか?
時間感覚を狂わせてしまうほど、この景色には見る人を魅了するものがあった。
おもむろにジュンは自分の左手にはめられている腕時計を見て、言う。
「名残惜しいけど、そろそろ降りようか。暗くなりそうだし。」
たしかに、風は少しずつ肌寒いものになってきていた。
「そうね…戻りましょうか。」
カメラには収めない。この目に焼き付けた景色が、永遠に色あせないように。
形としてではなく、思い出として残すために。
「よし、じゃあまたコースへ…ん?」
ジュンが回れ右をしてコースへ戻ろうとしたとき、後ろから思い切り引っ張られる感覚が。
見ると、真紅がジュンの服の裾をしっかりとつかまえていた。
「ど、どうしたんだ真紅?戻るんじゃないのか?」
戻ると言っておきながら自分を進ませないようにする真紅に、いぶかしげに聞くジュン。
「……歩き疲れたのだわ。おんぶして頂戴。」
一瞬とても困ったような顔をするジュン。だが、歩き疲れさせたのは自分の責任でもあると思い、
「仕方ないな。ほら、乗れよ。」
歩き疲れたお姫様のために背中を差し出す。
何のためらいもなく当然のように乗る真紅。
「ちゃんと乗ったな?よし、降りるか。」
真紅が乗ったことを確認し、歩き始めるジュン。
左右をゆっくりと流れていく木々を見ながら、小さな、本当に小さな声で真紅はつぶやく。
「情けない下僕だと思っていたけれど、ジュンの背中はこんなに広かったのね。たまには頼りにしてみるのもいいかしら。
………………大好きよ、ジュン。」
真紅のこの小さなつぶやきは、ジュンには聞こえていたのだろうか……?
〜FIN〜
以上です。読んでいただきありがとうございました。
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 22:04:46.42 ID:iYhjy4+F0
真紅ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 22:05:59.27 ID:BazAdGMK0
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 22:10:31.53 ID:OIEuOhVv0
4月14日、JUMの部屋。
J「そういえば、今日はブラックデーらしいな」
蒼「ブラックデー?」
J「うん、なんでもバレンタインデーやホワイトデーに贈り物を貰えずに恋人が出来なかった人達が集まって、
なんか食べるイベントらしい」
蒼「ふ〜ん、そんな日があったんだ。でも僕達には関係ないね」スリスリ
J「そうだな」チュッ
ベ「チャジャン麺美味いぜ、ちくしょぉぉおおおおおおおお!!」
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 22:15:07.36 ID:DfVAplg3O
保守
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 22:17:35.66 ID:1D3wzTJj0
47氏祭り前の保守
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 22:18:26.99 ID:FyxR6cJh0
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 22:20:57.36 ID:M+pc+Sw00
もう日が暮れようとしている河原で淳と水銀燈が寄り添うように腰をおろしている。
翠星石は土手の上に立って、じっとそれを見下ろしていた。
眼下の二人は幸せそうだった。
翠星石の胸に様々な想いが去来しては渦巻き、それは段々膨れ上がっていって、
何時の間にか翠星石は其の手に石を握りしめていた。
歪む視界の中で、石を持つ手を大きく振りかぶり、投げ――
――ようとして、誰かに手首を掴まれた。
振り向くと真紅だった。
真紅は黙って首を横に振り、ゆっくりと手を降ろさせた。
翠星石の右手から、握りしめていた石がポロリと落ちる。
(そうだ……。そうだったんだ。私は淳が好きだったんだ……。)
張り詰めていた何かが切れ、翠星石の目から堰を切ったように涙が溢れだした。
其の涙に、いつしか絞り出されるような嗚咽が混じり、
真紅の胸に顔を埋めたまま、翠星石は赤ん坊に戻ったように泣いていた。
哀切が胸を締め付け、湿った胸の奥から絞り出されるように、涙は後から後から湧いてきた。
彼女は、自分が素直になれなかった事、すべては遅すぎた事を悔やんで泣き、
そして自分の淳を想う気持ちの重さ故に涙を流した。
翠星石が泣いている間、真紅はずっと優しく抱き締めながら髪を撫でていてくれていた。
やがて嗚咽がおさまり、翠星石が涙で濡れた顔を上げると、
真紅は優しく微笑んで翠星石の右手を開かせ、
さっき捨てさせた石の代わりにそっと手榴弾を握らせた。
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 22:23:19.08 ID:nhe+D8qtO
ちょwwww真紅wwww
おいwwww
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 22:25:11.04 ID:FyxR6cJh0
いいはなしだなぁ・・・とおもったらオチそれか?!
爆殺ですか?!
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 22:25:50.99 ID:Rx5+t4RK0
手榴弾wwwワロスwww
なんてこったww
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 22:39:13.62 ID:io2FRkrt0
オチに吹いたww
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 22:50:53.89 ID:E0Hq+vXBO
薔「今日はジュンの誕生日…プレゼントして……告白…よし」
笹「そういえば今日はあの日だな」
J「そういえばそうだな」
薔(あ……ジュン……プレゼント…渡す)
笹「嬉しいだろ?」
J「かなりね」
薔「あ、あの…じゆ…」
J「ん?なんだ薔薇水晶」
笹「………おっと…俺急用思い出したわ…それじゃな(頑張って)」
薔「あ…う、うん……ジュ、ジュン、今日は何の日?」
物影
笹(遠回しな言い方だね…)
J「今日は…駅前のPCショップのセールの日だ」
薔「ジュンの馬鹿ー!!」
笹「……鈍っ感」
J「鈍感…?僕の事か?」
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 22:51:57.55 ID:FyxR6cJh0
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 22:53:53.18 ID:nhe+D8qtO
一瞬ナルトのうちはサスケに見えた
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 23:08:45.77 ID:1D3wzTJj0
∩゚∀゚∩age
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 23:12:29.24 ID:E0Hq+vXBO
薔「…ジュン」
J「ん?」
薔「しよ?」
J「なにを?」
薔「セッ○ス」
J「また直球できたな」
薔「たまには基本に戻るのが大事だと思う」
J「戻ったところでやったりはしないぞ」
薔「じゃあ頭撫でて」
J「はい(なでなで)」
薔「はぅ……」
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 23:16:02.69 ID:io2FRkrt0
>薔「はぅ……」
萌えた(*´Д`)
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 23:31:11.66 ID:zkJkHz670
保守
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 23:45:00.51 ID:WH7gpgHc0
ほ
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 23:53:09.15 ID:E0Hq+vXBO
真「ジュン!どういう事!進学じゃなくて就職なんて聞いてないのだわ!」
J「あれ?言ってなかったけ?」
銀「聞いてないわぁ」
J「まあそういう事もあるさ」
翠「そんな…ジュンと一緒の大学いこうとしてたのに…」
J「悪いな…それじゃ、僕は面接の練習あるから」
蒼「ジュン君…」
J(すまない皆…けど僕は皆に搾られたり嫉妬で病院送りになったりするのはもう嫌なんだ…)
金「…逃げられたかしらー」
雛「うー…」
薔「どうしよう…」
雪「…私に秘策あり、です」
雪「という事なんですの」
?「それじゃあまずこの辺一帯の企業を…」
J「面接直前に不採用ってなんだよ…ひとまずハローワークに…」
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/14(金) 23:53:34.31 ID:E0Hq+vXBO
J「………求人無しってどういう事だ!?」
?「やあ君、仕事を探してるのかい?ならばウチで住み込みで働かないかい…月給は…ボーナスは…」
J「(他に求人ないんじゃしかたないか…)」
?「ここで使用人として働いて欲しい」
J「はあ…」
ガチャ
真「遅いわよ下僕」銀「ねぇ〜背中流してぇ」翠「ジュ、ジュン一人に家事押しつけちゃアレだから一緒に料理してやるですぅ」蒼「ジュン君…足を舐めt」
金「ジュンー!レポート手伝ってかしらー!」雛「遊んでなのー」雪「いつでもお仕置してあげますね」薔「………しよ?」
ローゼン「娘達を頼んだよ」
J「ここからが本当の地獄だ」
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 00:05:50.08 ID:V2xDWZxxO
今日こそ夜這いを成功させたい薔薇リンです
薔「…今日こそ……」
ガチャ…
薔「…ジュン?」
J「……Z」
薔「………ジュン(ゆさゆさ」
J「ん……薔薇水晶……可愛いよ……Z」
薔「…………大好きだよ、ジュン」
今日もこっそり添い寝する薔薇リンでした
翌朝
J「ん…朝か…ふぁ〜……ってなんで薔薇水晶が…?」
薔「……スー……スー……」
J「はは…黙ってるとほんとに可愛いな…」
薔「……スー……スー……ジュン…」
J「いつになったら好きだって言えるのかな……ん、まあ良いか…
さて、今日は休日だし。もう一眠りするか…おやすみ、薔薇水晶…」
>>211 朱の風使い。
俺の名前は、桜田ジュン。
身体的特徴は肺ではなく、皮膚が直接呼吸をすること。
皮膚が直接呼吸するから、どんだけ走っても肺が痛くなることは無い。
それに何故か分からないが、血を自在に操る事(飛ばしたりとか)が出来る。
そんな俺の、ある死ぬかもと思った日の話。
J「あーめんどくさい。」
梅「如何したか?何か顔色悪いぞ?」
J「何時もの事だ。」
梅「あ・・・すまん・・・」
J「謝ることは無いさ。」
梅「そうか。」
>>212 この先生は、梅岡この学校の先生であり、この学校の風紀委員長の顧問である。
この学校は気に入っている、何も嫌がらせが無い、だから平穏に暮らせる。
前の学校は・・・クソッ!今でも胸糞悪くなる。
それより最近、周りの学校が家の学校に目をつけているらしい。
何かと暴力事件が多い、しかし僕の学校は特別だ何故なら、人を殺さなければ良しなのだから。
普通なら、そんな学校は成り立たないのだが、僕の学校は、目には目で通っている。
だから、相手に襲われたら反撃しても構わない。
もし、相手が刃物を使ったら、殺しても良いという、この学園だけ適用の、ゴリ押しで作った法律がある。
梅「・・・最近何か、妙なことがあるらしい。」
梅「何でも、この学園を潰そうと、考えている輩が居るらしい。」
J「そうか・・・調べてみるか。」
そう言うと僕は其処を離れた。
梅岡の情報力と来たら、普通の先生の中では、計り知れない物がある。
僕は、この学校の風紀委員を務めている。
この学校では暴力事件が多いので、戦闘が得意な男女が選ばれるのである。
序に風紀委員は、東大にも簡単に入れるように、推薦してくれる。
>>213 J「調べてくるか。」
梅「行ってらっしゃい。」
そう言うと、ジュンはそこら辺に居る友人に、情報を集めに行った。
まずは・・・真紅、彼女は皆から一目置かれている存在である。
J「真紅、最近変なこと無いか?」
真「特に無いわ、それより、紅茶を入れて頂戴。」
J「言うと思った、はい紅茶。」
真「あら、手際がいいのね。」
J「それじゃ、またな。」
真「ええ、さようなら。」
そう言うとジュンは、水銀燈の元に向かった。
彼女は学校で1位2位を争う美人で、男子からヤクルトを奢ってもらう代わりに、愚痴を聞いたりしている。
早速、同じ部屋の水銀燈を探した。
J「水銀燈〜居るか?」
銀「はぁい、後ろよぉ。」
J「うおっ!・・・ビクッた、薔薇水晶も一緒か。」
雪「私も居ますわ。」
J「どうも、皆御揃いで。」
>>214 彼女達は、とても仲が良いと、この学園では有名である。
一部では、彼女達はレズビアンで無いか、と囁かれているが、彼女達は気にしていないようだ。
銀「それで何の用なのぉ?」
J「実は、最近この学園で、宜しくない噂が流れててな。」
雪「もしかして、学園を潰すとかですか?」
J「雪華綺晶、何か知ってるか?」
雪「噂ですが、この学園の近くに、この学園を牛耳ろうとしている、学園があるとか無いとか。」
J「そうか、情報有難う。」
銀「今度、何か奢ってねぇ?」
J「・・・分かった。」
雪「姉さま、そろそろ・・・」
銀「分かったわぁ、それじゃあねぇ。」
J「それじゃ。」
・・・レズの噂はあながち、外れていなさそうだ。
次は・・・雛苺と金糸雀・・・こいつ等はこの事件と、一番関連性が無い存在である。
奴らには人を傷つける、技術も力も知恵も何も無い、この前個人であったときも、そんな事を考えている様子は無かった。
次は・・・双子か、あいつ等は意外と顔が広く、意外な所まで顔を出したりしている。
そう考え、園芸部まで走った。
>>215 J「翠星石〜蒼星石〜。」
先「はい?ああ、彼女等は奥に居ますよ。」
そう言うと先生は、奥まで入れてくれた。
しかし、双子は居ない。
その瞬間、ザクッ!と言う音と共に腹が裂けた。
赤い深紅の液体が、腹から流れる。
ナイフを後ろから刺されたらしい。
J「・・・双子は?如何した?」
先?「ククク、先入観は恐ろしいねぇ、あいつ等はもう俺らの学園さ。」
先?「冥土の土産に教えてやるよ!あいつ等はこの学園を潰す、糧になってもらうんだからな!!」
J「お前の・・・名前は・・・?」
ジ「ジェインだ、ククク!聞いても何も成らんがな。」
J「そうか・・・ジェイン・・・お別れだ。」
ジ「はぁ?」
その瞬間、ジュンはナイフを抜き、血で刀を生成し相手を斬リ刻んだ。
相手はさぞ驚いただろう、しかし俺は平気だった。
生憎刺されたところは、急所を外していた。
即座に血を固め、傷口を補強した。
>>216 J「ちっ!時間が無い・・・急ぐか。」
そして、龍毒に急いだ。
翠「やい!お前ら、一体私たちを如何する気です!?」
生徒1「人質になって貰うんだよ、お前らの学園を潰すためのな。」
蒼「それは・・・させない!」
生徒2「余りに五月蝿いと、今此処で傷物にするぞぉ?あぁん!?」
生徒3「ひゃははは!こいつ等、ラブレターに釣られてきたんだぜ!?笑っちまうよな!?」
生徒一同「ひゃははははは!腹いてー!」
翠「くっ、悔しいです。」
蒼「ジュン君さえ居れば・・・」
生徒3「うるせぇなあ?そんな奴俺ら軍勢に勝てるわけねぇんだよ!!」
翠(クッ!こんな奴ら、とっとと捕まっちまえば良いんです!!)
生徒4「今此処で慰め物にしちまわねぇ?」
生徒1「良いねー!!それじゃあ、やっちゃいますか?!」
生徒一同「犯ッチマイナー!!」
蒼「やっ、止めろ!」
翠「その汚らわしい手を退けろですぅ!」
生徒はそう言うと、二人の言葉に目を止めず、服に手を掛け始めた。
蒼「いやぁ!止めてぇ!!」
翠「うわぁぁん!!誰か!!」
>>217 その瞬間、放送が入る。
生徒一同「チッ、今良いところなのに。」
放「侵入者、侵入者、今すぐ校庭に集まれ!」
生徒「まぁ、之は之で、殺っちゃいますか!」
そう言うと、全員一斉に外に出て行った。
翠「な、なんですか、助かったんですか?」
蒼「ヒック、グスン・・・」
蒼星石は恥の余り、泣き始めていた。
翠「だ、大丈夫です、助かりますって!」
蒼「・・・うん、今を信じよう・・・」
その時、ジュンはと言うと・・・
J「・・・お、集まってきたな。」
生徒「ひゃっはぁぁぁ!!見ろよ!雑魚が一人だぜ!?」
J「おい!死にたい奴から、前に出て来い!!」
生徒「おい?あいつ馬鹿か!?死にたい奴は出て来いだってよ!?」
生徒「ぶあっはっはっはっは!!」
J「早くしろよ!手前等なんか、数に数えてねぇんだからよ!」
生徒「何?殺ッチマイナー!!」
>>218 その瞬間、5人が武器を持って襲ってきた。
その瞬間、風が朱に染まり、5人が吹き飛び気絶した。
よく見ると、大きな鎌に切られたような、そんな跡があった。
生徒「!?てめぇ!!何をしやがった!!!」
J「知りたきゃ、かかって来いよ。」
その言葉に切れた数人が、襲ってきた。
しかし、ジュンは血の風を手に収めると、日本刀に型を変えた。
よく見るとジュンはさっきの傷口から、ほんの少し血を取り出し、操り、かまいたちを作り出し、龍毒の生徒を切っていた。
残りの残った生徒は、さっきの血の剣で切り伏せた。
しかもよく見ると、斬るたびに剣の切れ味と大きさが、徐々に大きくなっている。
それはまるで、怒り狂う朱の神龍の如く、生徒をなぎ倒す。
そろそろ150人位かな、と思うとその剣に怯えた奴が、やけに大きい奴を連れてきた。
巨人「・・・何だ?おめぇ?」
J「さらわれた生徒を、連れ戻しに来た。」
巨「ははは!?おめぇがが?チビが!倒せる物なら倒して見ろ!!」
J「(・・・やばい・・・な、血が切れかけてきた。)やって・・・やらぁ!!」
相手の武器も大剣だった。
正直、きついなと思いながら、戦いを始めた。
最初は五分五分だったが、どんどん追い込まれていく。
>>219 巨「なかなかやるな!、しかし之で終わりだ!」
J(・・・アレだ!!)
その瞬間ジュンは刀を解除し、鎧に変えわざと飛ばされた。
そして、其処に有ったパチンコの玉を飲み込んだ。
鉄は鉄分つまり血の元、大急ぎでジュンは、鉄を血に変えた。
巨「なかなか、だな!だが之で最後だ!!」
その瞬間、ジュンは血風を纏わせた剣に変え、巨人を切り刻んだ。
巨「クソ・・・!・・・こんな・・・はず・・・では・・・」
J「・・・やれやれ、死ぬかと・・・思ったぜ・・・調節は・・・しといた。」
そう言い、ジュンはパチンコの玉を飲み、血に変えて中に入っていった。
もう人はいないらしく、探すのは楽だった。
>>220 J「えーっと?ここ?」
蒼「!!ジュ、ジュン君!?」
翠「た、助かったです・・・」
J「お疲れ、それじゃあ帰りますか・・・」(ドスン!!)
J「くっ・・・油断した・・・まだ・・・居たのか・・・」
そう言うとジュンは、飛んできたほうに向かってかまいたちを飛ばすと、断末魔が聞こえた。
どうやら、さっきの様にはいかず、心臓を刺されたらしい。
J「・・・病院・・・」
翠「?!今のは一体!?・・・」(バタン)
蒼「ああ!?そ、それより、病院!呼ばなきゃ!」
心臓を貫かれた姿を見た翠星石は気絶し、蒼星石は急いで救急車を呼んだ。
5分後救急車は来た、翠星石は別に救急車に入れられ。
蒼星石は、ジュンと同じ救急車に乗った。
J「げほっ・・・蒼星石か・・・?」
蒼「ジュン君!!喋らないで!!死んじゃいやだ!」
J「・・・もし・・・駄目だったら・・・」
蒼「嫌!!言わないで!!」
J「もう・・・駄目だったら・・・大変・・・だぞ?」
蒼「!ジュン君!好きだ!!好きだから死なないで!彼女にしてよ!!」
J「かはっ・・・」(ガクン)
蒼「ジュ・・・ジュン君!!!僕を置いてかないで!彼女にしてよぉぉ・・・」
>>221 それから、蒼星石は緊急治療室の前に、座っていた。
彼女は、自分のことを責めていた、何故あの時気が付かなかったのか、と。
それから約10時間後蒼星石はめざめた、どうやら手術は終わったらしい。
医者に聞いた、手術は成功したのかと・・・
蒼「あの・・・此処の人の手術は?」
医(無言で首を振る。)
蒼「そ、そんな・・・う、うわ、うわあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
>>222 蒼星石はその場で泣き崩れた、その時医者は言った。
医「残念ですね、ジェインさん良い人だったのに。」
蒼「ヒック・・・え・・・ジェ?・・・い、今なんて、言いました?」
医「ジェインさんが、亡くなりました。」
蒼「そ、それじゃあ、桜田さんは?」
医「ああ、彼は205号室に居ますよ。」
それを聞いた蒼星石は、205に走った。
医「・・・しっかし彼の場合は、奇跡としか言いようが無いな。」
蒼(ガチャン)「ジュン君!!」
J「ん?ああ蒼星石か、如何した?」
その瞬間蒼星石は、ジュンに抱きついた。
蒼「う、うぇ、うええええぇぇぇぇぇぇん!!!!」
J「うわ、如何したんだよ?」
蒼「うわぁぁぁん!!死んじゃったかと思ったよぉ!!」
J「・・・ごめんな、変な心配かけて。」
蒼「ひっく、ぐすん。」
>>223 泣き止まないところを見ると、ジュンは蒼星石の涙を舐め取ってキスをした。
蒼「!?」
J「・・・泣き止んだ?」
蒼「う・・・うん。」
J「怖かったか?」
蒼「え・・・うん。」
J「約束したしな・・・」
蒼「え?」
蒼星石は、救急車の中でのことを思い出して、頬を赤く染めた。
しかし、蒼星石は急に何で助かったのか、聞きたくなった。
蒼「何で、ジュン君は生き残れたの?」
J「残った血の一部を、DANに戻してそれから、心臓の一部に変えた。」
蒼「そ、そうだったのか・・・」
J「気絶して、蒼星石の声が聞こえたのも有るけど。」
蒼「ジュン君・・・」
J「あと、約束何だけど、蒼星石がキスしてくれたらいいよ。」
蒼「うん、分かったよ、それじゃあ、目つぶって?」
そう言うと両者は目をつぶってキスをした。
>>224 その瞬間だった。
真「!!!・・・蒼星石・・・」
銀「おあついわねぇ。」
翠「あー!!一体何をしてるですか!!」
蒼「!!」
J「よぉ、真紅たち。」
真「・・・蒼星石に・・・まさか蒼星石に・・・」
翠「折角、心配してきてやってるのに一体それは何なんですか!!」
その後、15分位雑談をした後、蒼星石以外は帰っていった。
J「それじゃあ、宜しくな?」
蒼「こちらこそ、宜しくね?」
そう言うと蒼星石はジュンのベットにもぐりこんで来た。
蒼「僕疲れたから、寝るね?」
J「まぁ、人居ないから、良いよ。」
蒼「御休み、ジュン・・・」
J「御休み、蒼・・・」
そう言うと二人は長い夢に付いた。
翌朝、学校でラブラブだったが、梅岡が気を使って見てみぬフリをしてくれた話は、また別の機会に・・・・
〜fin〜
>>225 真「・・・」
翠「だ、大丈夫ですよ、あんな奴よりいい奴、すぐ見つかりますって!」
真「翠星石・・・今日貴女の家に泊まって良い?」
翠「真紅・・・良いですよ、ちょうど寂しくなって来た所ですから・・・」
その夜、翠星石の部屋から、嬌声が溢れた・・・
>>226 ふー疲れた、その後のストーリは・・・
要望強けりゃやります、無ければそれも良し。
結構長くなったなぁ・・・
228 :
:2006/04/15(土) 00:29:15.38 ID:V1smM7ih0
∩゚∀゚∩age
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 00:54:39.43 ID:jxt49zKX0
寝☆
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 01:13:59.62 ID:WPYQJK9a0
age
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 01:15:35.31 ID:7iwNSI6WO
穂紙湯
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 01:32:40.83 ID:XoQY8UR1O
保守
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 01:41:38.23 ID:z5DDR8Tq0
保守
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 02:15:19.26 ID:5U6aNXM30
保守
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 02:34:42.63 ID:L7c5fZou0
脳汁が出ない…
保守
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 02:50:42.32 ID:V1smM7ih0
ガン( ゚д゚)ガレ
保守
妖精話、第四弾投下。一応〆。
NGワードguroino,horror。
鬱、スプラッタにつき注意。
再びオマエ様主役抜擢。
年齢制限高め、マゾっ子お勧め。太くて硬くて熱いのでグリグリされたい椰子ちょっとこいww
>>240 【MADE'N MOOR - 雨夜にとりこ】
ナビが使えなくなるなんて、思いもよらなかった。
辺りは凄まじい雷雨で、フロントワイパーすらほとんど役に立たない。田舎の一本道
にもかかわらず、20km/hも出せれば上出来といったところだ。脱輪は御免被る。
対向車もなければ、ラジオからはホワイトノイズばかり。こんな時こそ気晴らしが
必要なのに……プレイヤーくらい積んでおくんだった。
周囲が一層暗くなった。迸る稲妻にシルエットが浮かび、森の中に入ったのだと
わかった……たどっている道に森があっただろうか……地図など頭にしまわないから、
全然思い出せない。
少なくとも、灯りが見えないのだけは確かだ。進むしかない。
ふと我に返って時計を見た。もう午前1時を過ぎている。それで、一気に目が
覚めた。ほんの少し前に見たときはまだ午後11時少し前だったはずだ。眠っていたに
違いない。カーブの少ない道でよかった。
目が覚めると、雨脚の弱まりに気がついた。前方の見通しも多少ましになって
いる……なんともありがたい話だ。きっと、雨音が子守唄代わりになってしまって
いたのだろう。だからきっと、雨が弱くなって目も覚めたのだ。
出発前に読んだホームズの筋をちまちま思い出して、眠気と戦うことにする。
そして負けた。負けたことに気付いて気を取り直し、改めて前を見つめた瞬間、
反射的にブレーキを踏んで盛大にスリップした。
灯りが、見えたのだ。
華麗とは言い難いドリフトをキメながら、運よく私道らしきものに滑り込んだ。
そこでようやく、車体が立ち直る。こんどは慎重にブレーキをかけて、徐行させた。
雨はさらに弱くなり、ヘッドライトにはっきりと、巨大な鉄の門扉が浮かび上がる。
両側に優雅なアンティーク調の灯りを備えた、瀟洒で豪勢な造りだ。もしこれに
突っ込んでいたらと思うと、恐ろしい。
>>241 【MADE'N MOOR - 雨夜にとりこ】 続き
目でインターホンを探すうちに、勝手に門扉が内側に開いた。
……入れということだろうか? インターホンらしきものは見つからないままで、
声もかからない。
バックミラーには、雨に閉ざされた森が黒々とそびえている。雨脚が、また強く
なりだした。
選択の余地はない。
途中で呆れるくらいの距離を走らされ、ようやく車寄せに車を入れた。
目の前には薔薇の彫刻がちりばめられたオーク材の、年季が嫌ほど入って見える
大きな扉。首を横に向ければ、屋敷の端は雨の中に消えている……いったい、どういう
金持ちの隠居だろう。
不躾なことを考えた瞬間、扉が開いた。慌てて威儀を正す。精一杯の礼を取り
繕おうとして……見事に失敗した。相手をまじまじ見つめてしまったのだ。
上品な薄い薄薔薇色のドレスを着こなした、怜悧な金色の眼差しの麗嬢。左眼を
悪くしているらしく眼帯をかけているのだが、それが全く痛々しくない。むしろ、
そこに刺繍された青い薔薇が、鋭い美貌をさらに研ぎ澄ませていた。
「……どうぞ」
彼女は燭台を……燭台だ! この21世紀に! ……掲げて、薄暗い屋敷の中に、
案内してくれた。不躾を咎めるでもなく。
中は驚くほど大時代的だった。玄関は吹き抜けのホールになっており、灯りが一切
無いため天井が闇に沈んでいる。セピア色になってしまった、もとは緋色であったろう
絨毯が、足音を吸い取ってしまう。
長い長い階段の途中、三つ目くらいの踊り場に、大きな姿見がかかっていた。建物
自体の装飾も控えめ、絵や彫刻は何ひとつ無い中で、初めて出あった飾り気らしい
飾り気だ。
彼女は前を滑るように歩いていく。会話は無い。横顔が見てみたくて、鏡に視線を投げた。
そこに、純白の彼女がいた。胸元に覗く淡雪の肌がわずかに見え、頬に血が上った。
>>242 【MADE'N MOOR - 雨夜にとりこ】 続き
思わず振り向き、彼女の後ろ姿を確認した。確かに薄薔薇色のドレスだ。もう一度
振り向き……鏡の奥に、階段を登って歩み去っていく、薄薔薇色のドレスを見た。
鏡の奥に眼を凝らしてみる。別段色が変わったりはしない……嵐の中をずっと運転
してきて、疲れているのだろう。まして、こんな古典の中から抜け出してきたような
屋敷の薄暗い中だ。枯れ尾花があったら幽霊にも見えるだろう。
深呼吸をしているうちに、彼女が階段を登りきったのが、鏡の中に見えた。階段の
終わったすぐそこで扉が開き、白い服の人影が彼女を招き入れる。
一瞬ぎょっとしたが、驚くようなことではない、と思いなおした。こんな手間の
かかる広大な屋敷に、一人で住めるわけは無い。
部屋にいたのは、彼女一人だった。奥に扉は無い。
扉は無い。彼女は一人で、部屋の燭台に蝋燭を立て、灯している。再び激しくなった
嵐に、二つの窓の鎧戸が音を立てる。
侍女の方は? と聞いてみた。彼女は、鸚鵡返しに繰り返して首をかしげただけだった。
ベッドにへたりこんだ。彼女の方は、そのまま無言で出て行ってしまった。
夜食にスコーンかベーグルでも欲しいところだが、余計なことは言わないことに
決めた。寝られるだけで充分だ。余計な好奇心にはフタをする。
服を弛めながらベッドに倒れこんだ。頭の中がはっきりぐらつく。思ったよりよほど
疲れていたようだ……治まるまで少し眼を閉じた。
閉じた眼の奥に、はっきり浮かんでくる。彼女の美貌が。自分で自分が嫌になり
かけたが、そんな自制心はすぐに吹き飛んでしまった。彼女はそれほどに美しい。
高尚な意味でも、あるいはもっと下品な意味でも。
初めて見た切れるような眼差し、青褪めた頬、招き入れてくれた白魚の指、階段を
登る脚の運び、腰のしなり……
>>243 【MADE'N MOOR - 雨夜にとりこ】 続き
不意にノックの音が聞こえ、あわてて身を起こした。ドアの方を見ようとして、
巨大な姿見に目を吸い寄せられた。部屋全体をほとんど映しこんでいる。
姿見はドアのすぐそばだ。入ってきたときはそのまま真っ直ぐベッドに倒れこんだ
から、ちょうど背中になっていて気付かなかったのだろう。
燭台に揺れる炎は、灯りというよりもむしろ、灯りの届かない闇を際立たせ、鏡に
映しこんでいる。
鏡の中の闇に、純白のドレスをまとった人影が浮かび上がる。
薄薔薇色に血の気が失せて、奇妙に両端を引き上げた笑みを浮かべる唇。アラバスタの
顔(かんばせ)に嵌め込まれたサファイアの瞳と純白の薔薇。波打つブロンド。
ベッドに這い上がり、背後に迫って来ている。向こうの壁とベッドの間には、わずかな
隙間しかなかったはずだ。
前に跳び出していればよかった。
しかし、体は彼女を求めて振り向こうとし、間に合わずに囚われていた。頬を摺り寄せられ、
無理に前を向かされる。鏡の中で絡め取られてゆく。
耳元に、含み笑いの微かな息遣い。
「……いい匂い」
胸元に伸ばされた指が、優雅なつくりに似合わぬ乱暴さで服を引き剥いていく。身を
よじっても、縄で厳しく縛められているかのように、抜け出すことが叶わない。固く抱き
すくめられている感触はあり、鏡に彼女の姿は映るのに、ここにあるのは自分の体だけだ。
「……とてもいい匂い」
耳に歯が立ち、噛み破られた。血が滴る感触、舌が這う感触。
「美味しい……」
陶然とした声。背中で、彼女の動悸の高まりを感じる。
現実のドアが開いた。出迎えてくれた、薄薔薇色の彼女だ。鏡に映る二人の顔立ちは
よく似ている。見事なシルバーブロンドとブロンドが、一つづつの黄金の瞳とサファイアの
瞳が、見事な対を成して揺れる火影の中で輝く。
>>244 【MADE'N MOOR - 雨夜にとりこ】 続き
「欲しい?」
「欲しい」
問うた薄薔薇色の彼女は一振りの剣を握っていた。答えた純白の彼女の体が、一層強く絡み付いてくる。
剣は透き通る水晶。振り上げられた刃が、揺れる炎を透かして見せる。
一撃。声の代わりに、血を吐いた。背中の方で、背筋を撫で上げるような柔らかな悲鳴が
上がる。きつくきつく、抱きしめられる。
突き立てられた刃が、血を吸って薔薇色に染まる。霞み始めた目が、鏡の中で朱に染まり
始めた純白のドレスを辛うじて捉えた。
剣がゆっくりとこじられ、派手に血が噴き出した。ごりごりと音がし、あばらが折れていく。
あやまたずに心臓を貫いているのだろう。半分を朱く染め分けられた、薄薔薇色のドレス。
純白のドレスが、赤黒いまでにしっかりと血を吸い、満足の溜息をついた。
白い白い薔薇の花びらが一枚、どこかからどこかへ落ちていく。
耳の中で、ホワイトノイズが囁きだし、世界が色を失っていく。
* *
「……まだ染まりきらないのね。雪華綺晶」
「そうね……まだ足りないのね」
「ごめんなさい……こんな少しづつで」
「ごめんなさい……こんなにたくさん貰ったのに」
「でも、いつか」
「きっと、いつか」
「待ちましょう」
「貴女となら。薔薇水晶」
猫がミルクを舐めるような、てちてちとした音が暗がりに響く。
- 了 -
>>245 【MADE'N MOOR - 雨夜にとりこ】おしまい
最後の蛇足。
BGM:Emilie Simon 'chanson de toile' ( from "Emilie Simon" )
もうここまでくると妖精だか妖怪だか悪魔だかわからんが気にしたらだめ。よい子の約束。
……今までメル欄入れるの忘れてやがったです。超スマソです。
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 03:27:54.11 ID:5U6aNXM30
ヴァンパイアっぽくてコワー
人食う設定みたいなのうまく使ってると思う
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 03:28:22.19 ID:S+9rpgws0
>>246 GJ!!!
やばいです。文が美しすぎる。
ほ
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 04:02:36.93 ID:wDSfbM4S0
保守
>>247 248
&GJ thx. イカした隣人の加護を祈る。みたいな。
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 04:35:16.13 ID:KODB974uO
>>246 すごい!見入ってしまった!!
高レベルの文才だな!!こんな俺でも、この話の中の情景がこと細かく思い浮かぶからね!www
ともあれGJ!!
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 04:38:18.08 ID:Rm+OzGYM0
めぐを書けば良いと思うよ
韓国ドラマに影響を受けたまったorz
久々のスレ活性化計画第(たぶん)14弾
〜ジュン争奪戦(仮)〜
水「なかなか落ちないわねぇ」
薔「なら、今日決着を着けよう」
翠「方法は何です?」
薔「北風と太陽」
翠・水「北風と太陽!?」
薔「勿論、チャンスは一人一回」
金「楽してズルしてジュンはいただきかしら」
真「貴女には無理なのだわ」
金「そんなことないかしら」
翠「金糸雀に真紅いつの間に……」
水「燃えてきたわぁ」
かくして薔薇乙女による
第1回ジュン争奪戦・北風と太陽
が幕を開けた
〜途中で寝たら続かない
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 05:02:06.09 ID:oRsvSdCc0
>>246 遅くなったが、GJと言わせて下さい。
一話から読ませて貰ってますが、どの話も雰囲気がとても良い。
ケルト神話っぽさを感じて、魅せられました。
文章も秀麗ですよ。
>>253 ジ「ただいま……って今日は部活か」
水「おかえり」
ジ「何で居るんだ?」
水「そんなことはいいじゃない」
ジ「そんなことって……何か暑くないか?」
水「ジュンと我慢大会するために暖めておいたのぉ♪」
ジ「♪じゃないよ」
水「いいじゃない、やりましょ」
ジ「やったら帰ろよ」
水「ふふっ交渉せいりつぅ」
水「暑ぃ〜」
ジ「なら、こんな事するなよ」
水「脱いじゃおっかな ピラッ」
ジ「あぢ〜」
水「少しは見なさいよぉ」
ジ「やばい、もう……限界」
水(決まったぁ〜)
ジ「……ちょっと外に行って風に当たってくるわ」
水「えっ?」
バタッ
薔「……残念」
水「……ええ」
薔「……暑い」
水「……えぇ」
薔「……」
水「……」
>>255 翠「ヒッヒッヒッ太陽が駄目なら残るは北風です」
ジ「何してんだ翠星石?」
翠「いつの間に!?」
ジ「今だよってお前もいつの間にいるんだよ」
翠「翠星石はただ水銀燈が暑くした部屋を冷ましてるだけです」
ジ「なんだそうか……(んっ? 誤魔化されてないか?)」
ジ「寒くないか?」
翠「そっそんなことはねーです」
ジ「あっそ」
モゾモゾ
翠「あっ!! 何かってに布団の中に入ってるです」
ジ「別にいいだろ」
翠「……寒くなってきたです、翠星石もそこに入れろです(棒読み)」
ジ「あっおいこら」
翠「あったけーです(///)」
ジ「ったく……ちょっとトイレ行ってくる」
翠「行ってらっしゃいです」
バタッ
翠「ジュンの温もりです(///)」
水「失敗したら諦めるのがルールよね」
翠「ギクッ!!」
薔「ルール違反には鉄槌を……」
翠「ひい〜」
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 05:21:57.08 ID:Y8hLvJe3O
>>256 ご愛読ありがとうございましたm(_ _)m
作者が睡魔に負けた為、次回分の゙翠星石゙が書けてこのスレが残ってたら続き書くかも試練です
とりあえず
>>256で終わりにさせていただきます
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 05:23:30.17 ID:5U6aNXM30
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 05:51:18.78 ID:oRsvSdCc0
>>257 同じく。翠星石の、その後が気になってしまった。
それと、途中で割り込んでスミマセンでした。orz
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 06:26:44.15 ID:KODB974uO
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 06:52:14.69 ID:nR70q8ExO
保守
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 07:26:08.25 ID:MxCZm3pVO
ほしゆ
今なら行っても平気そうなので・・・保守がてら、ささっと投下。
それでは次から、八犬伝モノ〜第三十三章〜行きます。
仮題 『退魔八紋乙女・狼漸命伝』〜別れ〜
金「こ、このサブタイは不吉かしらっ?!」
紅「残念ながら、今回は、死にネタが含まれているのだわ」
銀「まぁ、敵役が斬られるのも、死にネタと言えるわよねぇ」
雛「うぃ。と言うわけでNGワードは『sinineta』なのっ」
蒼「それでも読むという方は、次へと進んで欲しいな」
〜第三十三章〜
武将が右腕に握る槍の穂先が、松明の炎を受けて、ぎらりと残忍な輝きを放つ。
翠(生贄になんか、なって堪るかですっ!)
翠星石は痛みを堪えて、左手のクナイを、武将の顔面に投じた。
クナイは兜の内へと吸い込まれていった……が、頭蓋を砕くには、力が足りない。
穢れの武将は槍を地面に突き立てると、右手で翠星石の頸を掴み、彼女の髪を手放した。
翠星石は息苦しさに堪えながら、右手に握った短刀で、頸を掴む武将の腕を斬りつけた。
しかし、その行為は武将の激昂を誘っただけ。
穢れの武将は、怒りに任せて翠星石を地面に叩き付けた。
翠「ぐっ!」
喉の奥から息が漏れて、出したくもないのに、呻き声を発してしまった。
カタカタカタ……。
穢れの者どもの嘲笑に、憎悪と憤怒の感情が燃え上がる。
仰向けに倒れたまま、翠星石は緋翠の瞳に憎しみを宿して、穢れの者どもを睨み付けた。
翠(こんなっ……こんな連中、睡鳥夢で捻り潰してやるですっ!)
しかし、精霊の名を口走りそうになって、翠星石は思い留まった。
そんな事をしたら、城門の向こうに居る敵を、城内に呼び込む事になる。
全くもって、本末転倒だ。
そういう事態にならないように、自分は此処に残ったと言うのに――
翠星石の苦悩などお構いなしに、穢れの武将は地面に刺してあった得物を引き抜いた。
彼女の腹を、汚らしい足でズシンと踏み付け、躙る。
>>264 穢れの武将は、槍を逆手に持ち替え、翠星石の鳩尾に穂先を宛った。
槍の柄を掴もうとした彼女の手を、脇から進み出た二匹の足軽が抑え付ける。
翠「お、お前らっ! 止めるですっ! 放しやがれですぅっ!」
激しく藻掻くものの、盤石の重みで抑え付けられ、殆ど動けない。
槍の穂先が柔肌を突き、食い込んでくるのが解った。
一気に貫き通すのではなく、じわりじわりと力を加えて……恐怖を長引かせる。
翠星石は、ぎゅっ……唇を噛み締めた。双眸から、止めどなく涙が溢れてくる。
――悔しい。
そして、怖かった。
すぐ側まで迫った死が、どうしようもなく怖くて……。
穢れの者の思惑どおりに蹂躙されていることが、悔しくて悔しくて……。
翠星石は、声にならない嗚咽を漏らした。
結局、自分は妹との約束ひとつ満足に守れない、駄目な姉なのだ。
真相を思い知らされて、翠星石は現実逃避するように、固く目を瞑った。
翠(ごめんなさいです、蒼星石……バカタレなのは、私の方です)
鳩尾に食い込んだ穂先の周囲が、焼けるように熱い。
けれど、無様に痛がって、穢れの者どもを喜ばすのは癪だった。
歯を食いしばり、迸りそうになる悲鳴を呑み込み、堪える。
意地にかけて、声は出さない。出したりなんかしない。
翠(お前たちの思い通りになんか、絶対にならねぇですっ!)
突然の破壊音が鳴り響いたのは、翠星石が決意した、正にその時だった。
>>265 驚愕に眼を見開いた彼女の視界に、自分の両腕を掴んでいる頭蓋骨のない足軽と、
兜ごと頭を破砕されて消滅する穢れの武将が飛び込んできた。
一体、何が起きたというのだろう?
茫然と視線を彷徨わせる翠星石に、ぶっきらぼうな感じの声が呼びかけた。
?「よぉ、生きてるか?」
翠「へっ? あ――」
声の方へ顔を向けると、そこには諸肌を脱いで仁王立ちする男の背中が有った。
黒髪を野性的に逆立てて、筋骨隆々たる肉体を、惜しげもなく晒している。
首に掛けた鎖の先には、純銀製らしい黒ずんだ十字架。
彼の両手には、片仮名の『ト』に似た形状の得物が握られていた。
翠「お、お前は確か……金糸雀の診療所に来てたですね」
ベ「二度も命を救った恩人を、お前呼ばわりかよ」
翠「あ……ご、ごめんですぅ」
ベ「まあ、構わねぇがな、別に。俺はベジータだ。次からは、そう呼んでくれ」
言い終えるが早いか、ベジータは穢れの群に飛び込んでいき、
瞬く間に全ての足軽の頭を粉砕していた。
ベ「これで、少しは話をする時間が出来たな」
翠「す、凄ぇですぅ。それに……そんな武器、見たことねぇです」
ベ「これか? 香港って街で手に入れた物でな。トンファーって言うらしいぜ」
翠「へぇ。あ、えっとぉ……助けてくれて……ありがと、ですぅ」
ベ「礼なんかいらねぇよ。お前の方こそ、怪我は平気なのか?」
ベジータは、顎で翠星石の鳩尾を指し示した。
>>266 翠星石は半身を起こして、鳩尾に手を当てた。
指先が傷口を抉って、ズキン! と、激痛が走る。
だが、痛みや出血の割に、傷は浅かった。切っ先で肌を裂かれただけらしい。
小さく呻いて、顔を顰めた翠星石の様子を、ベジータは心配そうに眺めていた。
ベ「金糸雀は、どうした? あいつなら、直ぐに治療を――」
翠「みんなと一緒に、先に行ったです。それに、この程度なら自分で手当できるです」
ベ「……そうか」
ベジータの表情が、翳る。翠星石は怪我の応急処置をしながら、穏やかに訊ねた。
翠「ベジータは、金糸雀の事が心配で、追ってきたですか?」
ベ「……ああ。あいつって、一見しっかりしてそうで、危なっかしいだろ。
なんて言うか、放っておけねえんだよ」
翠「ふぅん? なんだか、私と似てるですね」
てっきり、からかわれると思っていたのだろう。ベジータは意外そうに右の眉を上げた。
そして気付けば、彼女の背中に「どんなところが?」と訊き返していた。
翠星石は、ベジータに眼を向けることなく答えた。
翠「私には、双子の妹が居るです。蒼星石って名前ですぅ」
ベ「良い名前だな。その妹さんの事が心配で、つい世話を焼きすぎちまう……と?」
翠「あぁっ! 人の台詞を取るなですぅっ!」
ベ「へへっ、悪ぃな。似てるって言うから、俺なりの解釈を語っただけさ」
翠「……やっぱり、似てるですね」
ベ「そうらしいな」
そこで漸く顔を見合わせた二人は、ふっ……と微笑みを交わした。
>>267 ベ「どんな具合だ。行けそうか?」
翠「ん、と……平気そう、ですぅ」
緩く身体を動かして、怪我の調子を見ていた翠星石は、満足そうに頷いた。
思いの外、出血は早く止まった。痛みも、さほど酷くない。
傷が浅かったせいもあるのだろう。
これなら、少しくらい派手に動いても、傷は開きそうもなかった。
翠「それじゃあ早速、みんなを追い掛けるですぅ」
ベ「あまり無茶すんじゃねぇぞ。戦闘では俺が前衛に出るから、援護してくれ」
翠「任せろですぅ」
二人は、真紅たちが進んだ方角へと、足を向けた。
彼女たちの足跡を辿るのは、とても簡単だ。破壊の痕跡を探して、追っていけば良い。
途中、散発的に穢れの者どもの襲撃を受けたものの、少数だったので容易く撃退できた。
翠「真紅たち、随分と派手に暴れまくってやがるです」
ベ「良い事じゃねえか。裏を返せば、みんな健在だってことだろ」
翠「まあ、そうとも言えるですね」
幸いにして、此処まで来る間に、多量の血痕やら仲間の遺体は見当たらなかった。
必死に戦い続けている娘たちの――わけても蒼星石の――姿を思い浮かべ、
翠星石は心の中で祈った。
――みんなが無事で居ますように。そして、みんなで朝日を見られますように。
翠星石の願いは、たった……それだけの事だった。
>>268 城内の広間に、笹塚の哄笑だけが木霊する。
七人の犬士を前にして、この余裕は、何処からくるのだろうか。
何らかの罠を張り巡らせて、挑発しているのかも知れない。
ならば――と、金糸雀は短筒を笹塚に向けて、間髪入れずに二連射した。
一発は心臓。もう一発は眉間へ。
彼女の精密射撃は、寸分の狂いも無く、狙った箇所を穿った。
着弾の衝撃で、笹塚は仰向けに倒れた。
金「呆気ないわね。虚仮威しだったのかしら?」
拍子抜けしたとばかりに、頸を傾げる金糸雀。
蒼星石と薔薇水晶、それに雛苺も、呆気なさ過ぎる幕引きに、茫然自失の状態だった。
けれど、真紅、水銀燈、雪華綺晶の三人は、硬い表情のまま、倒れた笹塚を睨み付けている。
以前、水銀燈に胴を真っ二つにされても、しぶとく生きていた男だ。
短筒で撃っただけで簡単に斃せる相手なら、何の苦労も無かった。
案の定、笹塚はダルマの如く、ひょこっと立ち上がって、ニタリと嫌らしく口元を歪めた。
穿たれた銃創は既に塞がり、こびり付いた血が、僅かに痕跡を留めるのみである。
笹「そんな豆鉄砲で、僕を祓えるとでも思ったのかい? 浅はかだねえ。
まあ、歓迎会の余興としては、面白かったけどさあ」
紅「まったく、ゴキブリ以上の生命力ね。辟易するのだわ」
笹「脆弱な人間の妬みなんか、聞く耳持たないよ。
さあ、八犬士の諸君! 君たちの強運を試してあげようじゃないか」
笹塚が指を鳴らすと、天井から数本の縄が、するすると彼の手元に降りてきた。
>>269 笹「方法は、至って簡単。僕がこの縄を引けば、当たりハズレが判る仕組みだ」
銀「どうせまた、くだらない罠なんでしょぉ?」
蒼「こんな戯れ事に付き合うつもりは無いね。速攻でケリを付けてあげるよ」
蒼星石と水銀燈が、精霊を起動する。
しかし、笹塚は慌てず騒がず、垂れ下がっている縄を適当に引いた。
途端、雛苺と金糸雀の足下が、バックリと口を開けた。
雛苺は悲鳴を上げる間もなく穴に吸い込まれてしまった。
金糸雀の方は、背負った行李が落とし穴の縁に引っかかって滑落を免れたが、
胸を撫で下ろしたのも束の間――
ぶつっ!
金「ひぇっ! い、厭あぁぁぁ――――」
背負い綱が音を立てて切れ、彼女もまた、行李を残して奈落へと消えていった。
銀「ヒナちゃんっ! 金糸雀っ!」
水銀燈が、二人を呑み込んだ穴を覗き込んで、奈落の底に呼びかける。
けれど、彼女たちからの返事は、幾ら待っても届かなかった。
笹「あ〜あ、残念。あの二人はハズレだったねえ。ひゃははは!」
銀「笹塚ぁっ! 貴様よくもっ!」
笹「おおっと……怒る暇があったら、彼女たちを助けに行くべきじゃないのかな?
ひょっとしたら、まだ生きてるかも知れないよ?」
笹塚はニヤニヤしながら、水銀燈がどういう行動に出るのか、興味津々と眺めていた。
>>270 まだ、金糸雀と雛苺は生きているかも知れない。
その一言で、水銀燈は衝動的に、縦穴に身を躍らせていた。
敵の言葉に乗せられるなんて、どうかしている。迂闊と言うより暗愚だ。
それは、彼女とて承知していた。
銀(でも……見捨てるなんてコト、出来ないわよぅ)
どうせ助からない命だからと、あっさり見限るだけの冷徹さを備えていたなら、
めぐの事で苦しんだりしなかった。
それが出来なかったから、水銀燈は彼女のために、単独で旅に出たのだ。
特別な絆で結ばれた姉妹たちの安否なら、尚更のこと。
暗い穴の底で、苦痛に喘ぐ雛苺と金糸雀の姿を思うと、居ても立ってもいられなかった。
水銀燈が縦穴に飛び込むのを見て、笹塚はまた、腹を抱えて爆笑し始めた。
笹「ひゃはははっ! 飛び降りやがったよ! バカだねえ、まったくさあ!」
紅「……貴様みたいな下衆だけは、赦さないわ。絶対にっ」
笹「だったら、どうすると?」
ぎりぎりと歯噛みする真紅に侮蔑の眼差しを向けて、笹塚は更に、手元の縄を引っ張った。
立て続けに床が抜ける。真紅と蒼星石の身体は、闇に呑み込まれていった。
笹「くっはははっ……これもハズレだったかあ。今日はクジ運が悪いねえ」
雪「笹塚……貴様という奴は」
薔「芯まで腐ってるね」
笹「なんとでも言うがいいさ。甘ったれて、馴れ合ってるから早死にするんだよ」
>>271 笹塚は、薔薇水晶と雪華綺晶を交互に見比べて、にたぁ……っと嗤った。
笹「決めたよ。君らは、僕が殺してあげようじゃないか」
徐に右手を掲げ、指を鳴らす。
すると、周囲の襖がタンッ! と乾いた音を立てて開き、穢れの者どもが踏み込んできた。
全員、鉄砲足軽だ。点火用の火縄が燻り、ちらりちらりと煤を巻き上げている。
穢れの者どもは、薔薇水晶と雪華綺晶を遠巻きに取り囲んで、一斉に鉄砲を構えた。
その輪を掻き分けて、笹塚が歩み出る。
彼の手には、他の鉄砲と明らかに形状の異なる銃が握られていた。
笹「特に、雪華綺晶。薄汚い裏切り者の君は、念入りに処刑してやらないとね。
この試作兵器、屍銃『覇伝』の実験台になって貰おうか」
薔「お姉ちゃんは……薄汚い裏切り者なんかじゃ……ないっ!」
薔薇水晶は防御精霊を起動して、笹塚を討ち取るべく斬りかかった。
至近距離で弾丸を食らっても貫通はしないが、受ける痛みの度合いが違う。
圧鎧の装甲を以てしても、着弾の衝撃を完全に吸収、或いは反射する事など不可能だ。
しかし、姉を侮辱された憤りで、そんな問題は二の次になっていた。
突如として放たれた雷鳴のような炸裂音が、場の空気を瞬く間に支配した。
獄狗と共に、敵に肉迫して、周囲の鉄砲足軽を潰していた時のことだ。
時ならぬ銃声に、雪華綺晶は肩を震わせた。
そして、思わず振り返った先に、彼女が見た光景は――
二の句を奪い去られてしまうほどに、衝撃的だった。
それは、薄桃色の花弁が風に舞い散るように……。
鎧の間から血を迸らせながら、薔薇水晶はもんどり打ち、頽れた。
>>272 雪「薔薇しぃっ!?」
名前を叫びながら、雪華綺晶は妹の元に走り寄った。
周りに蠢く敵のことなど、既に眼中に無い。瞳に映るのは、力無く横たわる妹の姿だけ。
跪き、半身を抱き起こすと、薔薇水晶は間断なく押し寄せる苦痛に顔を歪めた。
薔「痛い……よぅ。痛い……お姉ちゃ……ん」
雪「気を確かになさい! 薔薇しぃ!」
呼びかけた直後、薔薇水晶は激しく咳き込み、喀血した。
胸を覆う部分鎧の左側に穿たれた、小さな穴。
その穴からも、薔薇水晶の鼓動に合わせて、血が溢れ出している。
呼吸が、徐々に荒く……小刻みになっていく。
薔「私……死ぬの? ヤダ……そんなの……ヤダよぉ」
雪「落ち着きなさい。この程度の傷なら、死んだりしませんわ」
薔「ヤダ……怖いよ…………死にたく……ないよ」
雪「大丈夫! 薔薇しぃは、死なないから。死なせないからっ!」
薔「……やっと……会えた……のに。また……お別れなんて…………厭だよ」
雪「もう喋らなくていいからっ! 絶対に助けるからっ!」
雪華綺晶は叫び、力強く抱き締めて、薔薇水晶の髪に頬を擦り付けた。
腕の中で、薔薇水晶は心地よさそうに、小さく吐息した。
薔「もっと……して」
雪「ええ。幾らでも。薔薇しぃが望むだけ、してあげますわ」
右眼から溢れ出した涙が、眼帯の隙間から流れ出して頬を濡らした。
>>273 その涙は、薔薇水晶の髪に吸い込まれていく。
雪「これからだって、ずっと……こうしてあげるから」
薔「……あは。嬉し……いな。約束……だよ?」
雪「ええ! ええ! 約束ですわ。指切り、しましょうか?」
言って、雪華綺晶は小指を立てた左手を、薔薇水晶の目の前に差し出した。
薔薇水晶が微かに頷き、右腕を持ち上げる。
薔「あれ? なんで……だろ? 震え……が止まら……ないよぉ」
雪「大丈夫。大丈夫だから――」
薔「なんだ……か怖い。暗……いよ。独り……にしない……でよ」
雪「する訳ないですわ。もう二度と、薔薇しぃを独りにしないから。
だから、ね? 指切りをするのよ」
薔薇水晶の荒い呼吸が、段々と弱くなっていくのが分かった。
それでも、震える右腕が、ゆっくりと……だが確実に、雪華綺晶の左手に近付いてくる。
薔薇水晶の右手の小指が、雪華綺晶の小指と……あと少しで絡み付く。
薔「……大好き……だよ」
たった一言。
薔薇水晶の右腕は、姉の小指と触れ合うことなく床に落ちた。
その一言を伝える為に、最後の力を使い果たしたのだろう。
遊び疲れて眠っているように、薔薇水晶は穏やかな表情をしていた。
その瞼が開かれることは…………もう二度とない。
雪華綺晶は、薔薇水晶の亡骸を抱き締めて、慟哭した。
>>274 よしっと、第三十三章も投下完了です。
う〜ん・・・ベジの登場を読まれていたとは・・・。
しかも、薔薇水晶の人気が高いこのスレで、なんたる暴挙を・・・orz
《気を取り直して、前回の続き》
♪じーんせーい楽ありゃー苦もあーるさー♪
翠「・・・なんで、暴れん坊将軍のテーマで、水戸黄門の歌を謳ってるです?」
薔「暴れん坊副将軍・・・水戸拷問だから」
紅「そんな事も解らないから、うっかり翠ちゃんなんて呼ばれるのだわ」
翠(うっかり・・・って、私の配役は、それですか。だったら役に成り切って・・・)
翠「ご隠居! そろそろ休憩するですぅ。お茶と団・・・ふぎゃっ!」
薔「・・・ご隠居って言うな」
翠「ふがふが・・・だったら、どう呼べば良いです?」
薔「じゅげむじゅげむゴボウでキンピラ禁煙パイポの・・・」
翠「・・・薔薇しぃって呼ぶです。それで、お茶と団子の件について・・・」
薔「うむ。蒼さん紅さん、お銀・・・・・・やってしまいなさい」
翠「え? え? な、なんで私を簀巻きにするですかっ?!」
翠「あのぉ〜。ここって・・・」
銀「見て解らなぁい? 旅籠で、ご休憩よぉ」
蒼「ほぉら、姉さん。お団子だよ〜」
翠「! それは団子じゃなくてボールギャ・・・もごもご・・・」
紅「お茶は勿論、ご老公特製の玉露よ。黄金の聖水なのだわ」
薔「人を呪わば穴二つ・・・」
翠「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
・・・放送、打ち切り。(下品で失礼)
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 07:55:22.28 ID:V2xDWZxxO
ばらしー……(´・ω・`)
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 07:55:22.90 ID:5U6aNXM30
>>275 ぎゃあああああああああ泣いた
あぁ・・・うん悲しいけどしょうがないよね
死んでいった仲間のためにも仇をきっちり討ってほしい・・・
続きwktk
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 07:58:51.21 ID:xYxVzAEc0
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 08:05:42.31 ID:veVP1mNx0
八犬伝キタ━━━──---ウワーーーーン(つД`)薔薇水晶・・・
相変らずクオリティが高くていいですね
続きもwktk
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 08:25:23.96 ID:XoQY8UR1O
保守
>>275 …興を削ぐような真似をして申し訳ない…
そろそろベジ子が出てくると読んでレスしたらほんとに出てきたのにビックリしたのは秘密
だが代わりに薔薇水晶が…
まもなく怒涛の最終章、いつもwktkして待っています
いつもレスをありがとうです。
>>281 お気になさらず。
むしろ、ずっと読んで貰えてるんだなぁと、嬉しくなりましたよ。
・・・ではでは。
>>275 後、重箱の隅をつつくような真似をして申し訳ないのですが
トンファーという武器は元々は大陸から当時の琉球(沖縄)に伝わったもののようです
確か戦国〜江戸中期には琉球にはトンファーを使用した武術もすでに存在したものと思われます
その時代に交易港としての香港は存在していなかったことも(ポルトガル領マカオはありましたが)
当時の海外貿易港としてならトンファー武術も存在した那覇の町の方が該当にあってるような気がします
(現実に宣教師、南蛮商人はじめ様々な外国人が来航していたようです)
…作者氏にこんなこと言ってしまって申し訳ないです
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 09:28:50.70 ID:jxt49zKX0
>>275 今回も面白かったです。
……でもよもや薔薇しーが…(´;ω;`)ウッ
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 09:29:07.84 ID:oRsvSdCc0
>>283 指摘サンクスです。確かに、香港は安直すぎましたね。
やはり琉球にすべきでしたか・・・orz
これ以上は雑談になるので、レスは控えます。それでは
>>285 いえ、こちらも出すぎた真似までしてしまい申し訳ないです…
ではこちらもレスは再び控えます、どうかお気になさらぬようお願いします
そしてスレの皆様にもご迷惑をかけてしまいました、この場を借りて謝ります
どうか空気を読めない者をお許し下さい
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 10:12:16.11 ID:XoQY8UR1O
保守
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 10:16:03.61 ID:V2xDWZxxO
薔「…ジュン、お弁当」
J「……このタッパ一面にぎっしりとシューマイが詰められたのが?」
薔「お弁当」
J「………………」
薔「………シューマイ嫌い?」
J「嫌いじゃないけど…この数は」
薔「…………シュン」
薔「…おいしかった?」
J「ん、ああ、薔薇水晶の料理美味しいよ」
薔「ありがと、無理して食べてくれて…」
J「はは…今度は別の物も食べたいな」
薔「うん…じゃあ明日早速…作ってくるね」
J「楽しみだな」
薔「今度はギョーザを詰めて見ました…」
J「………………」
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 10:23:23.84 ID:GpVL+xyj0
ちょwwwwそれは口臭が気になるwwwww
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 10:49:55.61 ID:XoQY8UR1O
保守
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 11:07:18.60 ID:g+4FoLzQ0
>>275 うはwwwベジータテラカッコヨスwww
と、思ってたら薔薇しぃー・・・
色んな感情が同時に攻めてきたよ・・・
次回、超wktk!
>>288 薔薇しぃーwww今度はギョーザか!!wwww
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 11:20:07.70 ID:V2xDWZxxO
薔「タイムカプセル…埋めよう」
J「タイムカプセル?」
薔「うん…高校生活の思い出…」
真「いいわね…それじゃあ皆で埋めましょうか」
J「僕は…眼鏡の割れたレンズでも入れるか」
真「私は紅茶の使用済みパック」
銀「私はヤクルトの瓶よぉ」
翠「壊れたじょうろですぅ」
蒼「刃が欠けたハサミを」
金「切れたバイオリンの弦かしらー」
雛「うにゅーの包み紙なのー」
雪「ラプラスの破片を」
薔「……壊れちゃったアッガイ」
一同「………………」
J「……このままごみ捨て場直行か」
薔「大丈夫…タイムカプセルがなくったって私たちの思い出は色褪せない」
J「なに綺麗にまとめてるんだ」
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 11:21:11.17 ID:veVP1mNx0
>雪「ラプラスの破片を」
( ゚Д゚)
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 11:28:50.77 ID:ZNwHBAUbO
経年変化というか腐敗しそうなもの埋めんなってw
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 11:29:40.55 ID:g+4FoLzQ0
オチがワロスw
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 11:51:37.59 ID:/dIfnk80O
アッー
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 11:52:59.54 ID:V2xDWZxxO
薔薇水晶の日記
○月×日
朝、通学路にある橋付近で待機
発信機にジュンの反応が出たら行動開始
この橋は横風が強い。上手く風のタイミングを読むことが大事。
ジュンが来る。ジュンが私に気付く。私の方に来る。私がジュンの方を振り向く。風が吹く。
来た。
今日はくまさん柄を履いて来た。
それを見たジュンは顔を真っ赤にする。
このタイミングでジュンに近付き息がかかるぐらい耳元で
「……見た?」
こう囁く。さらに顔を真っ赤にさせて否定するジュン。
そこで私は
「…ひどい…見るだけ見て…私を捨てるんだね…」
さらに焦って自棄になって見たと言うジュン
まだ私には手がある
「そう…見たんだ…可愛かった?」
ジュンは顔を真っ赤にして何処かに走って行ってしまった。
次からはジュンが逃げられないようにしようと思う。
終わり
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 11:55:47.50 ID:veVP1mNx0
>今日はくまさん柄を履いて来た。
(*´Д`)ハアハアハアハア
さ…策士だw
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 12:19:43.88 ID:V2xDWZxxO
メール受信ボックス
番号:015
件名:無題
送信者:薔薇水晶
内容:好き
:
番号:095
件名:自作SS
送信者:薔薇水晶
内容:そしてジュンと薔薇水晶の唇が…(略
:
番号:254
件名:見てね
送信者:薔薇水晶
内容:画像のみ
添付ファイル:着替え.JPG 入浴.JPG 寝顔.JPG
:
番号:546
件名:好き
送信者:薔薇水晶
内容:好き好き好き好き好き好き好き大好きだよ
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 12:20:42.10 ID:V2xDWZxxO
:
番号:969
件名:このSSの感想聞きたいの
送信者:薔薇水晶
内容:そう言うとジュンは自分自信を薔薇水晶の花園に(略
:
番号:999
件名:今…
送信者:薔薇水晶
内容:今エッチな本読んでたでしょ?本だなの奥の奴。もー…ダメだよ。私には今ジュンが何してるか分かるんだから。
ベ「………………」
J「可愛いだろ?普段は無口だけどメールじゃこんなに…」
ベ(だからこれはストーカーだと教えた方が良いんだろうか)
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 12:25:51.75 ID:veVP1mNx0
ちょwwwwwストーカーwwwwwwwwwwwwwwwwww
どんどんばらすぃー壊れとるww
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 12:27:30.53 ID:g+4FoLzQ0
>>298 くまさん柄だと!?
最近、自分の息子の制御ができない時があって困るwww
>>302 これも愛の形です。
ウラヤマシスwww
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 12:44:20.43 ID:aYmiwbPV0
保守がてら投下
>>154 〜チビ蒼星石とチビ翠星石〜甘える姉、羨ましがる妹・・・No08
蒼星石「んっ・・・・(ねちゃったのかな?)」
ジュン「お?おきたか?」
蒼星石「あ、ゴメン。・・・・どのくらいねてた?」
ジュン「いつ寝たのかわかんないけど、だいたい1時間くらいかな?」
翠星石「んっ・・・・おはようですぅ。」
ジュン「あぁ、おはよう。」
翠星石「・・・・・・。あ!おふろにはやくいくですぅ。」
ジュン「いや、寝てたからいけなかったってことを認識してね。」
翠星石「うっ・・・・・。ど、どうでもいいですぅ。はやくいくですぅ。」
ジュン「わかったわかった。えーっと、タオルっと。」
蒼星石「ゴメンね。ぼくたちがねてたから。」
ジュン「別にいいよ。ちょうど荷物の整理もできたし。」
翠星石「(そうせいせきばっかりジュンにあまえてずるいですぅ。)」
・・・・・・・。
〜脱衣所〜
翠星石「(どうやってあまえようかですぅ)」
蒼星石「どうしたの、すいせいせき?ふくぬがないの?」
翠星石「え?あぁ、いまぬごうとしていたところです。」
ジュン「また全部一緒に脱ごうとするなよ。案外あれ大変なんだから。」
翠星石「そ、そんなことわかってるですぅ。(ど、どうしようかなですぅ)」
蒼星石「・・・。(どうかしたのかな?)」
ジュン「・・・。(なんか考え事してるようだけど、どうしたんだろう・・・。顔が少し赤いかも。)」
〜続く〜
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 12:45:55.24 ID:aYmiwbPV0
>>306 〜室内風呂〜
翠星石「・・・。(どうしたらジュンにあまえられるのかですぅ。)」
ジュン「翠星石?体洗わないの?」
翠星石「あ、ああ。今から洗うですぅ。」
翠星石は甘えられる方法を考えながら体を洗っていたので蒼星石が髪を洗ってもらい、体を洗ってもまだ体を洗い続けていた。
蒼星石「すいせいせき?だいじょうぶ?」
ジュン「体調悪いのか?」
翠星石「え?だいじょうぶですぅ。からだはあらいおわったから、さっさとかみをあらうですぅ。」
ジュン「う、うん。(本当に大丈夫か?)」
翠星石はジュンのほうへ歩いていったが、泡がまだ残っており少し滑った。
翠星石「きゃっ」
ジュン「翠星石!・・・・大丈夫か?」
翠星石「え?あ、だいじょうぶですぅ。」
翠星石はジュンに抱きかかえられていて、大事には至らなかった。
翠星石「(ジュンがこんなにもちかくに・・・。ジュンっていいにおいがしますぅ)(/////////)」
翠星石はジュンに抱っこされたことにより、すこし照れ、顔が赤くなった。〜続く〜
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 12:46:51.79 ID:aYmiwbPV0
>>307 ジュン「ん?(顔が赤い。)大丈夫か?」
ジュンは熱でも出ているのかと思い、翠星石を立たせ、翠星石の額に自分の額をくっつけた。
ジュン「熱はないみたいだが・・・・・。どうした?」
翠星石は大好きなジュンの顔がいきなり近づいたのでびっくりした。
翠星石「え?あ・・・あ・・」
ジュン「ど、どうした?」
翠星石「あ・・・ジュン!・・・・・抱っこして・・・。」
作戦も何もなかった。ただ自分が思ったことを口にしただけ。
ジュン「うん?いいよ。」
ジュンは快い返事をし、翠星石を抱き上げた。
翠星石「ずっとこのままで・・・。」
翠星石は緊張と興奮が混ざり合い、自分が何をいっているのかわからなくなった。しかしジュンに抱かれ、幸せであることは認識している。
蒼星石「・・・。(すいせいせきがなんかうらやましい)」
ジュン「ずっとは無理かもな。しばらくならいいが。」
翠星石「なら・・・・・しばらく・・・。」
しばらく翠星石はジュンに抱かれ、甘えまくっていた。
・・・・・。
〜続く〜
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 12:47:49.04 ID:aYmiwbPV0
>>308 〜しばらくして〜
翠星石はまだ抱かれたままだった。
ジュン「そろそれ髪洗わないとな。」
翠星石「うん。ジュン、やさしくしてですぅ。。あ、あと、」
翠星石はジュンの右足と左足の間に座った。
翠星石「このままでやってですぅ。(////////)」
ジュン「なにをいってるんだか。はい。目閉じて。」
翠星石「はいですぅ。(ジュンのおおきいて・・・。)(ごしごし)」
ジュン「もうちょっとだからまってろよー(ごしごし)」
翠星石「は、はいですぅ・・・・。(つつまれるようにあったかいですぅ。)」
ジュン「んーっと・・よし。泡流して・・・。(ジャー)」
翠星石「・・・。(ジュンのてがとおくにですぅ・・・・)」
ジュン「タオルで顔ふいって・・・っとよし。」
翠星石「あ、ありがとうですぅ。」
ジュン「ほら、先に行ってる蒼星石のところに行ってこい。」
翠星石「ジュ・・・ジュンがすいせいせきをおんせんにいれてですぅ。」
ジュン「え?別にいいけど・・・。(なんか急に甘えてきたなぁ。)」
翠星石「ならいま、いれてくれですぅ」
ジュン「いいよ。じゃあ・・・」
そこまでいうとジュンは翠星石を抱き上げ、そのまま温泉につかった。翠星石はジュンが温泉のなかでかいているあぐらの上に座っている。
〜続く〜
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 12:48:33.21 ID:aYmiwbPV0
>>309 ジュン「ふぅ。やっぱ温泉って疲れが取れるなぁ。」
翠星石「あったかいですぅ(ジュンのうえはしあわせですぅ。)」
蒼星石「(すいせいせきばっかりいいなぁ。ぼくもあんなふうにあまえたいなぁ。)」
軽く落ち込む蒼星石をジュンは気づき、
ジュン「蒼星石、おまえも僕の足の上にくるか?」
蒼星石「え?・・・・う、うん。いく。・・・・」
ジュン「じゃあこっちこい。・・・翠星石、半分くらいつめてくれないか?」
翠星石「わかったですぅ。」
・・・・。
今の温泉の状況は温泉の中であぐらをかいて座っているジュン、
ジュンの左膝辺りに座っている蒼星石、ジュンの右膝くらいに座っている翠星石である。
ジュンは二人が落ちないように各々の腕で各々を支えている。
ジュン「(二人とも甘えん坊だな。)」
蒼星石「(ジュンくんのうえでジュンくんにだかれてるなんて、しあわせだ。)」
翠星石「(きょうはジュンにいっぱいあまえたですぅ。でも、もうちょっとあまえたいですぅ・・・・・。まぁいまがしあわせだからいです。)」
温泉には各々の思いが渦巻き各々の行動へと変えていく。さて、幸せはまだまだ続くようですよ。
〜続く〜
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 12:50:33.88 ID:aYmiwbPV0
今回の投下は以上です。
次回の投下で第1部は終了となります。
なんとか翠星石を甘えさせてみましたが、少し強引なところもあったかもしれません。
次回の投下は今日の七時から八時ころに投下したいと思います。
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 12:54:30.20 ID:V2xDWZxxO
ちび双子ktkr(*・∀・)
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 12:55:15.45 ID:5U6aNXM30
ちび星石萌える
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 12:58:45.89 ID:QKoeu+xE0
ちび達可愛杉
超欲しいwww
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 13:02:50.23 ID:BEuEeW0/O
チビ翠星石テラカワイスwwww
翠のデレに吐血寸前wGJ
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 13:17:18.52 ID:jxt49zKX0
やべえwww悶えそうwww
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 13:19:10.70 ID:zyDqgaZr0
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 13:20:27.41 ID:zyDqgaZr0
あ…ホラー?注意で
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 13:21:02.39 ID:dYS/hZzv0
うはwキター!!貴方の絵好きだw
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 13:22:25.44 ID:V2xDWZxxO
ビビった
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 13:23:39.74 ID:5U6aNXM30
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 13:38:18.81 ID:QKoeu+xE0
─いつも 考えている─
私はいつも考えているのだわ。
どんなに願って、望んでも、
手に入らないものなんていくらでもあるのだわ。
だから今手の中にあるもの位はいつまでも守り続けたいと思っているのだわ。
私はいつも考えているの。
空は青い。言ってしまえば簡単だけど、
私の持っている絵の具じゃこの空は描けそうにないの。
だからただ空を見上げてそのまぶしさに微笑んでいるの。
私はいつも考えているのです
たくさんの命が育っては消えていく。
私じゃその流れを変えることはできそうにはないです。
だから少しでも綺麗な花でいてくれるよう頑張っているのです。
僕はいつも考えているんだ。
どんなに綺麗な言葉を並べられても、
不安はこの先いつまでも消えることはないと思う。
だからいつもみんなの存在を確かめながら生きているんだ。
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 13:38:21.43 ID:veVP1mNx0
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 13:38:48.68 ID:QKoeu+xE0
>>323 私はいつも考えているかしら。
どんなに美しい音楽を作り上げても、
この星が奏でるものにはかなわないかしら
だから私は寝転がって風の中に身を任せているかしら。
私はいつも考えているわ。
誰もが仲良く平和に暮らそうなんて、
そんな綺麗事で世界は回っていかないのよ。
だから私は悪魔のふりで皆の共通の敵としてこの身を捧げているのよ。
私はいつも・・・考える
毎日たくさんの事を感じているけど、
私の知っている言葉じゃ、その全部を語るには足りない。
・・・だから感じた全ての事を忘れないように、ただ願ってる。
オハリ
思いついたらキーを叩く。それが俺のジャスティス
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 13:45:11.18 ID:5U6aNXM30
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 13:45:38.35 ID:veVP1mNx0
それぞれの心情がよく出てるとオモタ
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 14:02:29.77 ID:XoQY8UR1O
保守
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 14:25:17.49 ID:oXjdhgyn0
前スレ125の続きを投下します。
<あらすじ>
ある夜の空に現れた、見事なオーロラ。
それは日常の終わりを示すものだった。
予測時間、という名目で区切られた「時間」の中、彼女達は生きてゆく。
──残り、88時間。
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 14:25:50.20 ID:oXjdhgyn0
>>329 その朝、私は現実から非現実へと身を投じた。
88時間の後、果たしてどうなるのか全く予測がつかない。
いや、そもそも未来自体予測のつかないものなのだ───
-Hands of doom〜運命は手の中に〜 第02話-
20XX年4月11日 09時
蒼星石は何かを隠したいようだ。
テレビを点けようとした私を慌てて制止し、新聞を手にしようとしたらそれを奪い取る。
本人はさりげなさを装っているが、しかしその実何かを隠したい事が丸解りでどこか面白かった。
多分、蒼星石が隠したいのは水銀燈がメールで知らせてくれた「昨日の報道」の事だろう。
知っているからそんな事をしなくても良いと言うのは簡単だ。
けれど、彼女の心遣い──恐らく、私に不安を与えたくないのだろう──を無にする事もあるまい。
ならば、「日常」を生きるのもいい。私は蒼星石と居られれば、それでいいのだから。
20XX年4月11日 10時
事実を翠星石に隠す、というのは少しだけ心が痛い。
でもそれ以上に不安に顔を歪ませる翠星石を見たくなかった。
幸いだったのは、街そのものが大きな混乱も無く「いつもと変わらない」姿だった事。
諦念か、それとも逃避かはわからないけれど、兎に角僕達の住むこの街はいつもの姿を見せていた。
このままなら、僕は事実を姉よりも少しだけ小さいこの胸にしまっておける。
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 14:26:15.22 ID:oXjdhgyn0
>>330 20XX年4月11日 08時
お気に入りのピンクのリボンが見つからない。
テレビではアナウンサーが何かを喋っているけれど、私には良く解らなかった、
ただ、パパとママがやけに深刻そうな顔をしていたから、きっと大事なんだろう。
でも大丈夫。大事になっても、どうにかなる。
根拠の無い自信だけれど、この国はそうできていると信じているから。
くるくるとカールさせた、ママゆずりの綺麗な金髪にブラシを通して、やっと見つけたお気に入りのリボンを結ぶ。
なんでもない一日の始まり。
私の周りは、何があっても、きっと変わらない。
「パパ、ママ、いってきますなのー!!」
20XX年4月11日 09時
学校への道を歩いていると、一際目立つピンク色のリボンがぴょこぴょこ動いていた。
私よりも小さい背を、私よりも大袈裟に上下させながら歩く姿。
クラスでの評判によると、彼女─雛苺と私はワンセットらしい。
お子様な雛苺とワンセットというのは少しだけ癪だけど、マスコットと呼ばれるのは悪い気分ではない。
だから、私は文句を飲み込んで今日も雛苺とワンセット。
世界がどうとかテレビで騒いでいるけれど、結局は「なんとかなる」のだから私達には関係無い。
世の中は、そう出来ている。
うんとひとつ頷いて、私は雛苺に抱きついた。
「ヒナ、おはようかしらー!!」
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 14:26:41.63 ID:oXjdhgyn0
>>331 20XX年4月11日 08時
朝、幼馴染で腐れ縁の水銀燈が口にした「非現実」。
聞いた直後はまったく性質の悪い冗談だと思ったが、様々なメディアの報道により嫌でもそれが現実だと知らされた。
この分だと街は大騒ぎだろう。そう思っていたが、外に出るとそこは何時もと変わらない─どこまでも変わらない朝の風景だった。
スーツを着たサラリーマンが、満員電車にすし詰めにされ揺れている。
派手な服を着た女性が疲れた顔で流れに逆らい、自宅への道のりを往く。
ランドセルを背負った小学生が、けらけらと笑いながら通学路を歩いている。
制服を着た、私達とそう変わらない年代の学生が、半分眠っているような表情で自転車を漕いでいる。
そんな、全く持って日常の風景。
中心部の電光掲示板がひっきりなしに伝える政府発表だけが、その風景から浮いていた。
20XX年4月11日 14時
水銀燈と共に通う「学校」も、それは例外ではなかった。
生徒が集まり、教師の授業を受け、休憩時間になれば実の無いおしゃべりに興じる。
ただ違うのは、いつもよりサボリの生徒が多い事と、それを咎めない教師の姿。
日常の中の非日常。
どこか奇妙なそれは、しかしなぜか安心感を伴うもので、確実に迫るタイムリミットを忘れさせてくれた。
どっと起こる笑い声の方を見れば、クラスの名物にもなっている「ヒナカナ」のコント──本人たちはそんな意識など無いのだが──で皆が笑っている。
どこまでも、違和感があるほど「普通」な風景だった。
-タイムリミットまで、残り80時間-
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 14:27:37.92 ID:oXjdhgyn0
今回の投下分はこれにて終わり。
複数の視点を切り替えて書くというのは難しいですな……
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 14:29:20.94 ID:veVP1mNx0
wktk
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 14:30:20.83 ID:V2xDWZxxO
うお…地震ktkr
続き超wktk
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 14:31:28.68 ID:jxt49zKX0
変わらない…いや、変わるはずがない日常。
認めてしまえばそこで何もかもが崩れてしまう。
世界もそして自分も。
…重いですね
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 14:37:18.57 ID:oXjdhgyn0
>>330-332  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「という話はどうですか?」
「いや、どうっていうかいきなり何さ翠星石」
「う。えーとそのつまりー……」
「つまり?」
「………いつも通りって大事ですよね、って話です」
「うん、まあ大事だね。そしてこれもいつも通りと」
「きゃー!?やめろです押し倒すなです脱がすなですー!!!」
「だっていつも通りが大事って言ったじゃないか」
「そそそそういう意味のいつも通りじゃねえです!っぴゃー!!!」
「台無しね」
「台無しだわぁ」
「台無しかしらー」
「台無しなの」
「……台無し」
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 14:39:25.58 ID:oXjdhgyn0
そしてNGワード忘れる俺が一番台無しにしている、とorz
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 14:39:44.48 ID:veVP1mNx0
ちょwwwwwwwwwwwwwww
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 14:40:05.20 ID:V2xDWZxxO
ダメじゃんwwwwww
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 14:40:49.23 ID:yVRgmU35O
ちょ、蒼星石w
台無しだなww
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 15:13:52.88 ID:oXjdhgyn0
ほ
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 15:30:56.38 ID:XoQY8UR1O
保守
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 15:50:23.27 ID:V2xDWZxxO
J「あー風邪ひいた…頭いてぇ…ごほっごほっ」
薔「…大丈夫?」
J「…せめてチャイムとノックくらいしてくれ薔薇水晶」
薔「もう全部見せあった中だから問題無し」
J「見せあった覚えは……頭痛いから帰ってくれ」
薔「…お見舞い…看病しにきた」
J「ん…そうなのか…?わざわざすまんな」
薔「ちゃんと色々買って来た…まず近藤さん」
J「その時点で間違ってる」
薔「あと…元気が出るように…すっぽんとニンニクと(ry」
J「…何作る気だ」
薔「あと…お薬」
J「まあそれは有り難いな」
薔「あと…長ねぎ」
J「…………一応聞くけど何に使う気だい?」
薔「…民間療法…さあ…ズボンを」
J「脱がんぞ」
薔「……ひどい」
J「何がだ…」
薔「はい…ジュン……あーん」
J「別に自分で食えるって」
薔「ダメ…病人なんだから…言う事聞きなさい…」
J「はあ…わかったわかった」
J「……眠い………」
薔「…寝た方がいいよ」
J「ん…悪いな…帰る時は…鍵閉めてってくれ…いつもの場所にあるから…」
薔「うん…わかった…おやすみ」
J「おや…すみ………」
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 15:50:51.97 ID:V2xDWZxxO
J「う…ん…?随分寝てたな……」
目を覚ますと窓から夕日が差し込んでいた
薔「……スー……スー」
J「あれ…薔薇水晶…帰ってなかったのか…?」
ジュンのベットの傍らの椅子に座って寝てる薔薇水晶
薔「……スー……スー……」
J「……今日はありがとう、薔薇水晶(なでなで」
薔「ん……ジュン……」
J「ん?起きてるのか?」
薔「……スー……スー……」
J「…寝言か」
薔「……ジュン……大好き……」
J「……僕も……大好きだ……薔薇水晶」
翌日
J「ここまでお約束に風邪が移るとはね」
薔「ごほっごほっ………ジュンに看病して貰える……嬉しい……」
J「はいはい、何かして貰いたい事あったら言えよ?」
薔「じゃあ……キス」
J「…また風邪が移るからダメ」
薔「むー……」
終わり
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 16:02:26.58 ID:L7c5fZou0
アマスw
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 16:14:43.46 ID:V2xDWZxxO
薔「映画鑑賞会…」
真「ジュン、紅茶の用意は?」
J「出来てる」
銀「ヤクルトも持って来たしぃ」
翠「お菓子も沢山あるですぅ」
蒼「ジュースもあるし」
金「DVDも沢山レンタルしてきたかしらー」
雛「うにゅーも買ってきたのー」
雪「おやつ…というより軽食ですね…兎料理も沢山ありますよ」
J「準備はOKだな」
薔「じゃ…部屋暗くして…DVDセットして…再生開始」
J『ん…もう寝るか…寝る前に…最近してなかったしな…』
薔「…間違えた…これは私がジュンの部屋を隠し撮りしたDVDだ」
一同「……………………」
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 16:17:10.78 ID:L7c5fZou0
バロスw
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 16:37:25.60 ID:XoQY8UR1O
保守
保守
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 16:59:00.46 ID:z5DDR8Tq0
保守
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 17:01:25.60 ID:WQ4OmyVsO
薔薇水晶のキャラが変やがな(´・ω・`)ぶち殺すぞ
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 17:14:13.66 ID:ZNwHBAUbO
だがそれがいい
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 17:19:05.44 ID:ZAa6ENTc0
薔薇しぃ盗撮www
ばらすぃー本編でキャラ薄いし…
それにここの薔薇乙女達は全員相当性格いじられてる
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 17:27:25.68 ID:QKoeu+xE0
原作の性格なんて土台にすぎないの
そこからどう積み上げてキャラにするかは作者さん次第なのよー
変に見えてもそれがその作者さんの特徴だから怒っちゃだめなのよー!
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 17:31:05.33 ID:WQ4OmyVsO
毎度のことだがシバきたくなるこの性格
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 17:37:49.57 ID:veVP1mNx0
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 17:42:33.09 ID:WQ4OmyVsO
他に言いたいことはありません><
本当にありがとうございました
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 17:56:26.77 ID:veVP1mNx0
保守
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 18:18:32.64 ID:L7c5fZou0
保守
キャラのリクとかある?↓
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 18:19:12.95 ID:16AsPM/n0
銀様
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 18:19:21.51 ID:QKoeu+xE0
雛苺、たのむ。
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 18:21:46.86 ID:L7c5fZou0
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 18:42:15.57 ID:peIEgUJJ0
保守させてください
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 18:58:55.68 ID:SQqOiowBO
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 19:05:53.11 ID:MxCZm3pVO
アジャパー
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 19:07:32.16 ID:xYxVzAEc0
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 19:16:38.99 ID:QKoeu+xE0
>>364 ダメなら無理しなくてもいいなのよ
保守
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 19:33:39.55 ID:XoQY8UR1O
保守かしら〜。
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 19:47:00.08 ID:a8MzcsPD0
唐突に投下
>>310 〜チビ蒼星石とチビ翠星石〜終焉は次なる旅立ち・・・No9
ジュン「それじゃあありがとうございました。」
蒼星石「あ、ありがとうございました。」
翠星石「あ、ありがとうですぅ。」
女将「それでは気をつけて。」
一泊二日の温泉旅行は幕を閉じようとしている。
ジュン「それでは・・・・ほら、いくぞ。」
翠星石「またこれるのですぅ?」
ジュン「大丈夫だ。来ようと思えばすぐこれる。近いんだし。」
蒼星石「(またジュンくんとおふろにはいれるのか。ふふっ。たのしみだな。)」
そんなやり取りをしながらジュンたちは出口へと向かっていく。そして出口のところで
女将「ありがとうございました。またのおこしを・・・」
そんな言葉を背に受けながらジュンたちは外に出る。
〜続く〜
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 19:47:26.63 ID:a8MzcsPD0
>>371 外にはタクシーが待っている。しかも来るときの運転手と同じだ。
運転手「お!あんたたちだったか。どうだ?楽しめたか?」
蒼星石「すごくたのしかったよ」
翠星石「広いおふろがあって、あったかかったですぅ」
運転手「おぉ、そりゃよかったな。お嬢ちゃん。」
そんなやり取りをしているうちにジュンはトランクに荷物を詰め込んだ。
ジュンも乗り込み、タクシーは出発した。
運転手「場所って、この前乗せたところでいいんだろ?」
ジュン「あ、はい。おねがいします。」
なんなくタクシーはジュンの家に着いた。
翠星石「ありがとうですぅ。」
蒼星石「ありがとうございます。」
そういうと双子はタクシーから飛び出した。
ジュンはいつもどおり荷物を持ち、お金を払った。そして自宅の鍵を開けた。
ジュン「ふぅ。やっとかえってこれたな。」
ジュンの中には積みかさなった問題は存在しなかった。それは唐突に直面することになる。
〜チビ蒼星石とチビ翠星石〜第1部、温泉編・・・・・・END
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 19:49:42.74 ID:a8MzcsPD0
今回の投下は以上です。
第1部の温泉編が終わりました。第2部も今書いていますのでそれもよろしくおねがいします。
今日中に第2部のプロローグを投下できればと思っております。
それでは、次回また会いましょう。
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 19:52:28.15 ID:8d6fyDt/0
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 19:53:27.63 ID:jxt49zKX0
>>373 どんな生活が待ってることやらwwwww
wktkします!
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 19:53:29.91 ID:5U6aNXM30
wktk
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 19:53:36.38 ID:CNE6TZXa0
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 20:15:20.96 ID:MmuRhZu40
保守
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 20:17:31.20 ID:QKoeu+xE0
>>373 第2部の生活にもすごくwktkしておきます!
さて、人に陸して置いてただ待っているのもアレなので自炊した。
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 20:18:37.57 ID:QKoeu+xE0
雨の日は好きじゃない。
歩くと靴が汚れちゃうし、みんなと外で遊べないから。
「学校行きたくないなのー…」
外は薄暗いから、気分も暗くなって、心なしか歩く歩幅も小さくなる。
周りの人の頭上には赤、青、オレンジ、黄色…色とりどりの綺麗な模様が浮かんでる。
それはとても綺麗で、お花畑のようだった。
果たして自分はといえば…
透明なビニールごしに灰色の雨雲が見える。
たかが傘。でもそれだけでも気分は沈んでゆく。
「もっとかわいいのもってくればよかったのー…」
帰って別の傘に替えてこようかな…
でも今家に帰ってしまうともう学校には行けなくなると思う。
だから少し遠回りをして、人が少なくなった頃に学校に行こう。
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 20:19:31.79 ID:QKoeu+xE0
>>380 いつもは右に曲がる交差点をまっすぐ進む。
しばらく進めば普段は子供が駆け回り、大人がお花見を楽しむ大きな公園。
けど、雨のせいで今は誰の姿も見えない。
たくさんの桜の木も雨に少しずつ花を散らしていく。
それがなんだか寂しく感じて、少しうつむきかげんで歩いてく。
とても静かな中で、雨が傘を叩く音だけが聞こえる。
それが雨の日の憂鬱さと寂しさをさらに震わせる。
「やっぱり、今日は帰っちゃおうかな……あっ!」
ふと空を見上げてみる。
そこにあったのは、透明なビニールにたくさん小さなピンクのハート。
それを見て、心の憂鬱さが、ふっとどこか遠くにいってしまった。
まだ誰かいるかな。カナリアはお寝坊さんだから、急げば会えるかも。
傘に咲いたこの小さなお花達を誰かに見て欲しい。
そう思うと次第に足が速くなる。模様が消えないようにそっと、でも急いで。
靴は汚れちゃうけど、外で遊べないけど、
ちょっとだけ雨は嫌いじゃなくなったような気がする。
そんな雨の日の小物語。
オハリ
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 20:31:05.17 ID:jxt49zKX0
子供っぽくていいな。雛苺書きたくなったよ。
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 20:45:15.88 ID:w/PwfJXtO
保守美品
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 20:53:37.65 ID:peIEgUJJ0
保守させてください
>>229 質問、
朱の風使いの続編ですが。
ジュンのその後(30代)、みたいな感じでいいですね?
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 21:05:18.82 ID:9vJrgSj30
ずいぶんアダルトな真紅様で^^
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 21:08:51.25 ID:9vJrgSj30
(´;ω;`)ごめんねごめんね絵心なくて…
389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 21:11:58.90 ID:veVP1mNx0
(*゚Д゚)ムッハー
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 21:28:52.28 ID:dzUSoRd90
真紅は本当は夜の女王なんだよ
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 21:49:39.76 ID:XoQY8UR1O
な、なんだてー!
保守
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 22:04:54.51 ID:4Udn8hze0
hosyu
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 22:06:07.81 ID:V2xDWZxxO
コンコン
J「ん・・・?はい。」
ガチャ
薔「・・・・・・・」
J「薔薇水晶・・・どうしたんだ?」
薔「・・・・・・・」
J「・・・・えーと」
薔「・・・・あげる」
J「・・・なにを?」
薔「・・・・わたし」
J「ば、何言って!」
薔「嘘」
J「・・・・・・・」
薔「欲しい?」
J「・・・・・・・」
薔「残念、あげない」
J「・・・・用は?」
薔「・・・おやすみ」
ガチャン
J「なんだったんだ・・・」
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 22:09:13.26 ID:9vJrgSj30
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 22:09:35.19 ID:veVP1mNx0
電p・・・不思議少女
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 22:10:38.07 ID:veVP1mNx0
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 22:25:15.23 ID:jxt49zKX0
ほしゅ
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 22:33:30.37 ID:VLueWBEw0
保守がてらに
薔「JUNえっちしよう。」
J「やだ。」
雪「じゃあ強硬手段ですわ。」
薔「だね。」
J「・・・・・・。」
JUN無言で逃亡
薔「あ」
雪「逃げましたわ。」
薔「逃がさない。」
J「だから毎度毎度勘弁してくれぇー!!」
薔「逃げられた?」
雪「どこへいったのかしら?」
その頃のJUN
J「はぁはぁ。今日は逃げられたか・・・」
紅「何をしているの?」
J「真紅か・・・」
紅「あなたがいないから自分で紅茶をいれてしまったわ。」
J「すまんな。一杯もらっていいか?」
紅「いいわ。」
JUN、紅茶を飲む
J「あれ?」(くらっ)
バターン!(JUNが倒れる音)
紅「・・・JUNは渡さないのだわ。」
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 22:38:08.57 ID:4Udn8hze0
ついに真紅まで………
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 22:50:27.25 ID:jxt49zKX0
保守
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 23:00:43.44 ID:FhYeenTx0
〜チビ蒼星石とチビ翠星石〜第2部のプロローグを投下します。
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 23:02:28.63 ID:FhYeenTx0
〜プロローグ〜
物語は突然はじまるものだ。いや、正確には無駄なところを省いているからそう思えるだけかもしれない。
だが、私、桜田ジュンの物語は人為的に唐突にはじまったものだ。
〜チビ蒼星石とチビ翠星石〜第2部
本当にすべては突然だ。両親が双子を置いて外国へ行き、姉は合宿といい家を出た。
その後、双子を温泉に連れて行ったが、前よりなついた。一泊して帰ってきても現実に目の当たりするだけ・・・。
さてこれからどうしたものだろうか?
〜続く〜
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 23:06:43.35 ID:FhYeenTx0
本編の投下は明日の昼ぐらいにしたいと思います。
それではまた次回の投下であいましょう。
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 23:09:08.52 ID:4Udn8hze0
wktk!!
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 23:19:49.17 ID:peIEgUJJ0
保守させてください
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/15(土) 23:36:05.21 ID:jxt49zKX0
hoshi
407 :
:2006/04/15(土) 23:57:21.46 ID:BYhGALoz0
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 00:06:51.41 ID:hzUunOLj0
ほ
409 :
:2006/04/16(日) 00:23:03.86 ID:irTHRF9y0
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 00:38:21.67 ID:krALxvbm0
hosu
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 00:44:20.80 ID:SOeJ2MZD0
hosyu
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 00:46:23.87 ID:4MDHqWXo0
ほしゅ授業は雛苺と梅岡の二人きり
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 01:00:15.64 ID:x1TtNSbR0
ho
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 01:11:33.53 ID:5oBIvP+80
保守
今日は特に人田舎
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 01:37:50.49 ID:Zv0sr83D0
水銀燈がメイデンのお母さんって話重要性あるぅ?
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 01:42:40.35 ID:X45uwyAe0
ある!
とりあえずコォ━━━━щ(゚Д゚щ)━━━━イ!!!!
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 01:45:50.14 ID:Zv0sr83D0
いや、ごめ、ネタとして出来てるんだが・・・
文としてできあがってないんだこれが・・・
いや、まじスマン。
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 01:49:56.19 ID:LGR0yxmb0
>>122【愛の行く末】弟5話を投下します。
今回は銀様メインですノシ
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 01:50:26.84 ID:LGR0yxmb0
+++水銀燈(6/19PM4:35自宅リビング)+++
母「え、銀ちゃん今なんて……」
銀「ええお母様、明日からちゃんと学校に行くわ」
母「無理しなくってもいいのよ……」
銀「無理なんてしてないわぁ。もう心の整理もついたし、準備もちゃんと出来てるからぁ」
母「その調子だと本当に大丈夫みたいね。よかったぁママ安心したわぁ」
銀「うふふ……あれ?お母様、もうそろそろ行かなくていいのぉ」
母「え?あらやだ!急がないとタイムセールが始まっちゃう!それじゃあお留守番おねがいね」
銀「はぁい、いってらっしゃぁい♪」
母を送り出した私はそのまま二階の自分の部屋へと向かった。
部屋の中はカーテンを開けてないので薄暗い。まるでいまの私の心の中のようだ。
そのまま椅子を引っ張り出した私は、そこに腰掛けてこれからの事について考え出した。
(準備は出来た……あとは実行するだけ)
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 01:51:20.71 ID:LGR0yxmb0
ジュンにフられたあの日、アレからどうやって家に帰ったかまったく覚えてない。
気がついたら自分のベッドで横になっていた。母の話では、帰ってきたときの私はまるで死人のような顔をしていたらしい。
それから今日あったことを思い出した私は一晩中泣き続けた。泣いて泣いて泣いて、いくら泣いても涙が止まらなかった。
まるで体中の水分が涙となって流れ出て行くような感じがした。
次の日、私は冗談じゃなく本当にご飯も喉を通らないような状態だった。学校にも行く気がしなかった。
もうジュンの隣にはいられない私が、いったいどんな顔をして彼に会えばいいのかわからなかったから。
でもその深い悲しみも、時間がたつにつれてしだいにジュンを奪った相手への深い憎しみへと姿を変えた。
(ジュンは私の他に好きな人がいるって言った。それは誰?誰なの?だれが私からジュンを奪ったの?)
そのとき、一瞬薔薇水晶の顔が頭に浮かんだ。
(………ありえないわぁ)
私はすぐにその考えを否定した。だって彼女が私を裏切るはずないもの。
薔薇水晶は私が中学二年のときにジュンに紹介されて知り合った。初めは薔薇水晶のことを、
臆病で意気地なしで何を考えてるのかわからない変な子だと思っていた。
でも、ジュンを通して薔薇水晶と深く関わって行くうちにこう思うようになった。
『この子は私とよく似ている』と。
薔薇水晶も外見が人と違うことでよく他人にイジメられていた。その苦しみはよく分かる、だって私もそうだったから……
でも私には守ってくれる人が……ジュンがいた。ジュンがいたからこそイジメと戦うことが出来たし強くなることも出来た。
でも薔薇水晶には守ってくれる人なんてだれもいなかった。薔薇水晶はずっと一人で戦ってきたんだ。
私にもしジュンがいなかったらこの子のようになっていたのかも……そう思うとまるで他人のような気がしなかった。
私は薔薇水晶への態度を改めるようになった。そんな私に彼女もしだいに心を開いてくれるようになり、
気がつくと私たちは親友とも呼べる関係になっていた。
そんなある日、私は薔薇水晶の思いを知ってしまった。
あれは、中学二年の秋、二人で昼食をとっていたときのことだった。
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 01:51:43.67 ID:LGR0yxmb0
薔『ねえ、銀ちゃん』
銀『ん?なあに薔薇水晶』
薔『銀ちゃんは、ジュンのことが好きなの?』
銀『ジュンのこと?ええ、もちろん大好きよぉ♪』
薔『それは幼馴染として?それとも男の子として?』
銀『もちろん男の子としてに決まってるじゃなぁい♪私は小さい頃からずっとジュンが大好きなのよぉ♪』
薔『そっかぁ……好き……なんだ……』
銀『ええ好きよぉ♪でもどうしたのぉ。いきなりそんなこと聞いてくるなんて』
薔『え、ううん、なんでもないよ』
銀『………あなたまさか、ジュンのことが好きなの?』
薔『え、それは……』
銀『どうなのぉ?』
薔『……うん』
銀『そう………』
薔『………』
銀『………』
銀『……ねぇ』
薔『応援……するよ』
銀『えっ?』
薔『応援するよ。だって私じゃ銀ちゃんに敵わないもん』
銀『薔薇水晶……あなた本当にそれでいいの?』
薔『うん。私はジュンも銀ちゃんも大好きだから、二人には幸せになってほしいの』
銀『薔薇水晶……』
薔『だから約束して、絶対に幸せになるって』
銀『うん、わかった。約束するわ』
薔『えへへ……早くジュンの恋人になれたらいいね』
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 01:52:09.06 ID:LGR0yxmb0
薔薇水晶は私のために自分から身を引いてくれた。
そんな彼女が今になってジュンを私から奪おうとするはずがない。
(一番の親友を疑っちゃうなんてね)
私は一瞬でも親友を疑った自分を少しだけ嫌悪した。
(薔薇水晶じゃない。だったら誰?誰がジュンを奪ったの?誰が誰が誰が誰が誰が誰が………)
(………………………)
(……………………)
(…あの子達ねぇ)
(証拠はない、けどこんなことをするのはあの子達以外にはいない)
(真紅 雛苺 金糸雀 翠星石 蒼星石 柏葉巴 雪華綺晶)
(あの子たちの誰かが私たちの絆を引き裂いた!!)
(絶対に!!絶対に許さない!!)
私は確信した。彼女たちは以前から私のジュンにちょっかいをかけていた。
私からジュンを奪った可能性があるのは彼女達以外に考えられない。
ジュンは優しい。でも彼女たちの誰かはその優しさにつけこんで私のジュンをたぶらかした。
私が、ジュンを助けないといけない。
私はこの四日間、犯人を始末するための準備をしていた。その準備も今日全て終わった。
あとは学校に行って犯人が誰なのかを特定するだけ……でも私はこうも考えていた。
彼女たち全員がジュンに好意を抱いていて、ジュンを奪った可能性が全員にある。だったら……
銀「だったらみんな始末するってのもありねぇ」
そう呟くと、私は机の引き出しに隠してあったある物を取り出した。
闇の中で銀色に輝くそれを見つめながら、これからの事に思いを馳せた。
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 01:53:22.31 ID:LGR0yxmb0
ねえジュン、あなたは騙されているのよぉ
でも大丈夫、この私が助けてあげる
あの子たちって本当におばかさぁん
ジュンに相応しいのはこの水銀燈だけなのにぃ
まとめて叩き潰さなきゃ……
どいつもこいつも邪魔なんだもの
ジュンに近寄る泥棒猫は、みぃんなジャンクにしてあげる
ピンポーン
誰か来たみたい。私は手に持っていたそれを引き出しに直して玄関へ向かった
ガチャ
銀「どちらさまですかぁ」
J「や、やあ水銀燈」
そこには、最愛の彼の姿があった
続く
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 01:55:33.67 ID:LGR0yxmb0
なんか…銀ちゃんも薔薇ちゃんも黒いです。
続きは来週辺りに投下します。それではノシ
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 01:58:46.16 ID:5oBIvP+80
>>426 どんな展開になるんだろうか。
続きwktk!!!!!
429 :
:2006/04/16(日) 02:19:50.20 ID:pDhiahfC0
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 02:30:33.21 ID:yfKm2K4J0
保守宣言
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 02:33:53.87 ID:RE3CiMRs0
保守もしてみようか
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 02:45:18.50 ID:lo6hKnSj0
水銀燈・・・
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 02:50:36.84 ID:03tpNGj20
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 02:55:36.99 ID:Zv0sr83D0
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 03:10:15.65 ID:I6vDFqSmO
寝る前に保守
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 03:25:51.76 ID:UVAsT2YFO
>>426 俺はアンタを待っていたよ。
ずっと気になってたんだよ、続きがさ!
なんか不穏な空気もでてきたし、たまらんね〜!こういうの大好き!!
次回wktk!!
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 03:30:09.77 ID:HrZYeCU30
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 03:33:17.85 ID:lo6hKnSj0
>>437 エロス
絵師さんも増えてきて活気づきそうだ
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 03:40:08.65 ID:UVAsT2YFO
>>433 携帯じゃ見れないだろ・・・と、半分諦めてボタンを押してみたら・・・
ミレタ━━(゚∀゚)━━っ!!
保存させていただきました!!
>>437 トゥモエ、可愛いよ、たまんないね!!
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 04:23:30.56 ID:HgI9svoJO
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 04:23:49.99 ID:04BBtYLwO
保守!
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 04:44:22.23 ID:yfKm2K4J0
蒼「あれ、翠星石のパソコン、つけっぱなしじゃないか……って、これネットゲームかな? ログ残ってるけど……」
――ジェイ:そうなんだ。同じクラスの子がねぇ……
――翠夢:はいですぅ……危なっかしくて目が話せないというか……
――ジェイ:わかるよ翠夢さん。僕のクラスにもそんな子がいてね
――翠夢:そうなんですか!? ジェイさんはどう接してるですか?
――ジェイ:それが僕も君と同じでね。素直に接するのが恥ずかしくて、ついツンツンしちゃって……
――翠夢:翠夢も同じですぅ……
――ジェイ:でもまあ、後になってみるとそういうのもいいかな、なんて思っちゃうんだよね
――翠夢:ジェイさんはその人のこと好きですか?
――ジェイ:……どうだろう。少なくとも嫌いじゃないかな。翠夢さんは?
――翠夢:多分、翠夢もジェイさんと同じと思いますです
蒼「…………」
翠「ただいまですー……って、蒼星石何してるですか?」
蒼「翠星石、パソコンつけっぱなしだよ」
翠「ちょっとAFKしてたですぅ」
蒼(なんだろAFKって……) ※Away From Keyboardの略。要するにパソコンから離れるの意。
翠「それじゃちょっと狩りしてくるです」
蒼「そのジェイさんって人?」
翠「はいですぅ。どっかの誰かさんと違って優しいいい人ですぅ」
蒼「ああ、まあ……楽しむといいよ。それとさ、翠星石」
翠「なんですか?」
蒼「おめでとう。ごちそうさま」
翠「……?」
――ジェイ:あ、そうだ翠夢さん。今度ギルドの面子でオフ会あるんだけど、どう?
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 05:33:11.09 ID:yfKm2K4J0
コレは・・・・「その後」を期待!!
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 06:24:42.70 ID:HgI9svoJO
うぅ〜!先が気になる!
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 06:24:56.15 ID:JwDYiId9O
雛「おちちゃうの〜」
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 07:00:13.50 ID:JwDYiId9O
あげ
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 07:07:16.94 ID:Zv0sr83D0
注:このお話は、水銀燈がローゼンメイデンたちの母親と言う設定です。
早朝。
まだ薄暗い空の中、目を覚ます。
一度伸びをした後、欠伸が出て口に手を当てる。
もう一度伸びをした後にベットから降りて寝室を後にする。
そして、台所に立ち七人分の朝食の準備をする。
台所に小気味の良い音が響く。
朝食を作る匂いで目を覚ましたのか、三女の蒼星石が少し眠そうな顔で台所に入ってくる。
「お母さんおはよう」
ちょっと舌足らずな口調で、そう挨拶する蒼星石にはい。おはよう。と笑顔を浮かべてそう言うと
蒼星石は、顔洗ってくる。と、台所を一旦後にする。
しばらくして、シャッキリとした顔で蒼星石が台所に戻ってきてまたおはよう。と言う。
「お母さん。僕なに手伝おうか?」
と、進んで朝食の準備を手伝ってくれる蒼星石にそうねぇ〜と、食材を刻む手を休めず考える。
今日は、ご飯と野菜炒めと味噌汁だからぁ〜。と、小さく口で呟き。じゃぁ味噌汁作ってくれないかな? と蒼星石に言うと
蒼星石は、うん。と、頷いて手馴れた感じに鍋を取り出し味噌汁の準備を始める。
具材は? と、蒼星石が尋ねるとお豆腐と長ネギよ。と答える。
ちょうど食材をきり終えたので、食材をザルに移しまな板をあける。
そして、フライパンを取り出し油をひきガスコンロの火をつけた。
「ねぇ、お母さん」
ふと、蒼星石が長ネギを切りながらたずねてきた。なぁに? と、首をかしげる。
「僕たちお母さんの重荷になってない?」
蒼星石の言葉を聞きながら、ザルに移してあった食材を熱したフライパンに放り込み菜箸で全体に熱が通る様にかき混ぜていく。
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 07:07:33.98 ID:Zv0sr83D0
しばらく台所は、野菜を炒める音と小気味の良い長ネギを切る音だけになる。
「無いわぁ〜なぁに? 蒼ちゃん。悩み事かなぁ?」
と、答え野菜炒めに塩コショウを振り味付けをしてまた、野菜をフライパンの中でかき混ぜた。
「んーん……なんでもないよ」
蒼星石は、ネギを小皿に移し豆腐を切りながらそう言った。
蒼星石の言葉に、そう。と短く返した後。悩み事がったらちゃぁんと言うのよ? と、告げた。
それ以後の会話は、ほとんど無かった。
朝食の準備が終わり、時間的にも皆を起こすにはちょうど良い時間。
あら、皆起こさないとねぇ〜と、エプロンで濡れた手を拭いながら台所を後にする。
台所を後にする時、蒼星石は僕は皆の分のご飯を盛り付けて置くよ。と告げた。
その言葉に、ありがとう。と、笑みを浮かべてそう言う。
心なしか蒼星石の顔が、赤かった気がしたが気のせいね。と、台所を後にした。
まずは、長女の金糸雀を起こさないとね。と、金糸雀の部屋の扉を二回ほどノックした後。
起きてるぅ? と、扉越しから声をかける。かしらー。と、どこか寝ぼけた返事が返ってきて大丈夫ね。と、思い別の部屋へ
次女の翠星石を起こし、四女である真紅を起こしに行く。
真紅は、すでに起きており、あらお母様おはよう。と、パジャマ姿ながらも優雅にそう挨拶した。
そんな真紅にはい、おはよう。と、にっこりと微笑んでから五女の雛苺の元へと行く。
「雛ちゃーん? おきてちょうだーい」
「うにゅー………ねむいのー」
「もう、朝よー?」
「ねむねむなのー」
と、また布団の中にもぐりこんでしまう雛苺に、こまったわぁ〜と頬に片手を当てて短いため息をつく。
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 07:07:52.94 ID:Zv0sr83D0
そこで水銀燈は、何故か娘たちが好いている男性の名前を出す事にした。
「ジュン君と一緒に学校に行くんでしょぅ?」
「そうなの! おきなきゃなの!!」
過剰なまでの反応を示し、布団から出てくる雛苺。あら、雛ちゃんおはようは? と、水銀燈の言葉に
「おはよーなの!」
と、元気良く返事を返しパタパタと慌てた様に部屋を出て行く雛苺。
「うにょー!? 金糸雀ぇ!! 危ないのー!!」
「いきなり衝突事故かしらー!!!」
そんな声と共に派手なぶつかる音を聞き、あらあら。元気ねぇ〜と、その言葉で済ませる水銀燈。
そして、六女と七女の薔薇水晶と雪花綺晶を起こしに行く。
二人には、ちゃんと一部屋ずつあるのだが……ほとんど二人一緒の部屋で眠っているのだ。
「薔薇ちゃん、きーちゃん起きて頂戴」
二人の体を揺するが、二人はびくともしない。しょうがいなわぁ〜と、本日二度目のあの男性の名前を出す事に
「あぁジュン君がぁ〜〜〜〜他のみぃいんなとぉ〜いっちゃうわぁ〜〜〜〜」
「「!!」」
演技じみたその言葉に、ガバッと同時に起き上がる二人。
「薔薇ちゃん、きーちゃんおはよう」
「……まただまされた………おはよう。ママ」
「………くっ………ママには、かなわない……おはよう」
ちょっと不貞腐れた表情をしながらそう言う二人に、はい、おはよう。と微笑みながら言う。
そして、全ての部屋を回り終えた後リビングに戻り自分の席に座り皆を待つ事にした。
既に、朝食を並べて座っていた蒼星石は、水銀燈が戻ってきたのを見てもうそろそろ来るかな? と、時計をちらりと見た。
それから五分後、食卓には水銀燈と娘七人全てがそろって食事をしていた。
ちなみに水銀燈の分は無い。彼女は決まって娘たちが食べ終えた後に一人で食べているからだ。
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 07:08:39.40 ID:Zv0sr83D0
>>450つづき
「ん〜この味噌汁は蒼星石が作ったのかしらー?」
「うん、わかる?」
「この薔薇乙女一家の長女たる金糸雀には、バーッチリわかるかしら!」
「なぁに言ってやがるですか、母さんの作る味噌汁と蒼星石が作る味噌汁は味が違うです! 一発でわかるですよ!」
「そうね……でも、お母様の味噌汁も蒼お姉さまが作る味噌汁も美味しいのだわ」
「カナねぇー! 雛のピーマンあげるのー!」
「こら……雛ねえちゃん……自分で食べる」
「そう……じゃないと、胸が……」
「胸?! そ、それは! ちゃ、ちゃーんと食べるの!!」
賑やかな朝食。毎日毎回繰り返される事だが、そんな七人を見てクスリと微笑んでいる水銀燈。
そして、丁度七人が朝食を終えた頃。チャイムが鳴る。
「ジュンが来たかしら!」
「そうね、ジュン以外居ないわね」
「チビ人間め。相変わらず時間に正確ですぅ」
「ジュン君って僕たちの朝食が終わった時に決まって来るよね」
「ジュン〜〜〜!」
「………ジュンが来た」
「えぇ……来た」
そんな七人の言葉を裏切らず、チャイムを鳴らした男性は七人の娘の幼馴染である桜田ジュンその人である。
「おはよーございまーす!」
「あらあら、おはよう」
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 07:09:05.17 ID:Zv0sr83D0
>>451つづき
と、玄関先にジュンを通しちょーっとまってねぇ? みぃんな準備してるからぁ〜と、いつもどおりの言葉を言う。
「はい。あ、そうだ水銀燈さん」
「なぁに?」
「今日、駅前のスーパーラプラスで特売らしいですよ?」
「あら……新聞のチラシでも読んだのぅ?」
「えぇまぁ。一応と思いまして」
「ありがとねぇ〜」
と、いたずらにジュンの額にキスする水銀燈。それに顔を真っ赤にするジュン。
「「「「「「「あぁーー!! ジュンになにしてるのー!!(だわー! ですー! かしらー! なのー!)」」」」」」」
娘たちがソレを目撃して、見事なシンクロでそう水銀燈に言う。
しかし、水銀燈は慌てた様子も無く
「あらぁ〜ただのお礼じゃなぁ〜い。ほらぁ、皆ジュン君が待ってるんだからねぇ?」
と、返すとそうだったと、あたふたと学校の鞄やら何やらを自分たちの部屋に戻り取りに行く娘たち。
そして三分後、いってきます! と元気の良い声を水銀燈にかけてジュンと共に自宅を後にした。
さて、娘たちが行ったわね。と、水銀燈は自分の朝食を取る事にした。
台所に立ち、娘たちが食べたメニューと変わらないモノ。ただ、量が少ないが……
朝食を終えた後、娘たちにあけちゃだめよ? と、厳重に言ってある戸棚からいくつかの錠剤を取り出す。
それらの錠剤を包装から取り出し口に含むとコップの水で一気に流し込む。
錠剤の正体は、肉体疲労回復や眼精疲労にビタミン剤と言ったモノである。
娘を見送るついでに取ってきた新聞を開き、世界の情報を見る。
「あらぁ〜また政治家の汚職ねぇ……あらあら、この会社新薬開発したのねぇ〜」
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 07:09:34.43 ID:Zv0sr83D0
>>452つづき
と、一人呟きながら新聞を読んでく。
一通り読み終わった後今度は新聞に挟まれていたチラシを読む。
スーパーラプラスの火曜日は、ファイアーラビットデイ! と、デカデカと書かれたチラシを見てクスリと笑った。
そしてチラシを一通り見終わった後、食器洗いをする。それが終われば次は娘たちの下着の洗濯。
一通り全ての事が、終わった後水銀燈は、外行きの服に着替えると自宅に鍵をかけ後にした。
七人の娘たちを女手一つで育ててきた水銀燈。
一応、今は亡き夫が死亡した際に振り込まれた金はあるにはあるが、それは殆どつき掛けている。
まぁそれ以外のお金を埋める為に、亡き夫から教わった株取引の儲けや会社で働いて稼いでは居るが
結構ハードな一日を送っているのである。まぁ、株取引がハードな訳じゃなくて会社がハードなのだが……
水銀燈は、会社では平社員として働いて居るが給料は、普通の平社員より多い。
それは、水銀燈のカリスマ性と能力の為でもある。
何せ彼女が、本気で動けば全ての企業が平伏すとまで言われる凄まじい女性なのだ。
まぁ……他社へ訪問するだけで株価が、変わると言うのだからその影響力は凄まじいを超えて恐ろしいの域である。
と、言ってもやっぱり社員である事に代わりは無く七人の娘たちを女手一つで育てるのは凄まじく苦労する事である。
水銀燈は、何より家族を大事にする女性で、いつだったか……
体の弱い薔薇水晶が、高熱を出したと金糸雀から連絡が入り重要な会議中にあるのにもかかわらず
速攻で自宅へ帰宅すると言う……普通ならクビ間違いなしの行為を行っている。
それでもクビにされないのは彼女のカリスマ性と能力の為である。
もし、彼女をクビにした! だ、なんて事になればその会社は倒産しかねないと言うのだから……
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 07:10:55.76 ID:Zv0sr83D0
>>453つづき
大げさかもしれないが真実だったりするあたりが恐ろしい。
それに彼女は、家族も大事にするが会社の社員も大事にする人で社員からの人望も厚く
妬まれると言う事無い。(100%という訳ではないが、殆どの社員からはソレが無い)
本当に会社に居なければならない人材である。
「さぁ、今日も皆の笑顔の為がんばりましょうか」
と、呟いて愛車のトヨ○のウィッシュ1800に乗りエンジンをかけニュートラルからドライブに入れアクセルを踏んだ。
続く……と、思う。
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 07:12:24.83 ID:Zv0sr83D0
投下途中から、あれ? 安価いれるべきだったっけ? と混乱し
中途半端に安価を入れる。
ん、まぁ気にしないでくれ。
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 07:15:28.86 ID:Zv0sr83D0
あぁ、それと水銀燈の設定が凄まじいがそれも気にしないでくれとありがたい。
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 07:59:23.28 ID:yz3YdkLRO
続きにwktk!
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 08:16:25.21 ID:VKag00d20
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 08:32:04.95 ID:UVAsT2YFO
>>456 銀ママ設定・・・アリだな!!www
スーパーママさんってのが、さらにツボwww
続きwktk!
あと、銀ママとジュンの関係に萌えたのは内緒だ
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 08:36:38.74 ID:EFOwqfB/0
真紅=おでこのあれを投げるやつ
水銀燈=炎をだすやつ
蒼星石=泡をだすやつ
翠星石=雷をだすやつ
薔薇水晶=ビーナス
雛苺=ちびうさああああ
ってセーラームーンな感じに思えるのだが。
名前覚えてなくてスマソorz
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 08:40:48.86 ID:Zv0sr83D0
おでこ=ムーン
火=マーズ
泡=なんだっけ?
雷=ジュピター
ビーナスで
ちびうさ?
おぼえてねぇw
>>461 ヒント:マーキュリー
ってうっかり雑談になりかけたので
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 08:45:35.11 ID:8SCMNWnpO
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 09:19:30.88 ID:z9XMA+B80
保守なのー
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 09:37:03.87 ID:RZ4Gv23iO
保守
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 09:38:08.88 ID:wE9gsiI10
おでこは金だろ!!!!!!
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 09:57:38.01 ID:yz3YdkLRO
保守
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 10:11:21.25 ID:Zv0sr83D0
少しばかり百合が混じってますのでご注意を?
では、投下
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 10:11:55.30 ID:Zv0sr83D0
注:水銀燈がお母さんです。(略しすぎ
蒼星石は悩んでいた。
何についてかと言うと、時折自分の母である水銀燈に抱く想いについてだ。
こんな事を姉妹に話す訳にはいかず……ましてや、ジュンやベジータと言う男性に話す訳にも行かない。
どうすればいいんだよぅ〜と、自室のベットでゴロゴロと悶絶する蒼星石。
そんな蒼星石を見ている存在が一つ。
蒼星石の姉であり、薔薇乙女家の次女である翠星石である。
蒼星石と一緒にゲームをしようと思って蒼星石の部屋まで来たのだが、少し扉を開けて居るか居ないかを確かめようとして
今のベットの上で悶絶する蒼星石を見た訳である。
さて、姉としてはこのまま出て行って何を悩んでいるのか聴くのが言いと思うのだが
どうも、自分では解決できそうに無い悩みっぽい。
蒼星石が、ベットの上で悶絶する。と、言う事は滅多に無い悩み方で
前に一度、そんな状態の蒼星石の相談を受けて自分には解決できなかった事を覚えている翠星石だった。
んーと、ベットの上で悶絶する蒼星石を見ながらどうしたものかと悩む。
長女の金糸雀に相談なんてしたら事態は、悪化する事は見えてるし……。
と、考えていくと他の姉妹も全滅する。
真紅は、どこか悟った所があるが……どこかやっぱり抜けてるし……
雛苺なんて論外。金糸雀と一緒で悪化する事間違いなし。
薔薇水晶、雪華綺晶の二人は? と、考えてもやっぱり悪化すると用意に予想できた。
むぅ〜と、眉間に皺を寄せて最善の策を考える。
考えて考えて考え抜いて思いついたのが、我らが母水銀燈である。
まぁ翠星石は、正しい結論をだしたと思う。それが、蒼星石にとって正しいのかは別として。
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 10:12:22.99 ID:Zv0sr83D0
>>469つづき
翠星石は、この事を水銀燈に伝えると、水銀燈は覗き見と盗み聞きはしないでねぇ? と、翠星石に告げる。
好奇心旺盛な翠星石としては、したい所ではあったが……前回同じ様な事で非常に恐怖な事をさせられたので、速攻で頷いた。
そして、水銀燈は立ち上がり蒼星石の部屋へと向かう。
自分の悩みの元凶が、自分の部屋に向かっているとも知らず蒼星石は、相変わらずベットの上で悶えていた。
うわーん。神さまー! 僕どうすればいいのー! と、居るはずも無い神にたずねて見る蒼星石。
(俺にきかれてもなー)
そんな言葉を返された気がして余計に悶絶するという悪循環に陥る蒼星石だったりする。
「蒼ちゃーん? はいるわよぅ〜?」
いきなりの母親の訪問に、え? と、一瞬の混乱の後にどうしようどうしよう!? と、慌てる蒼星石。
「蒼ちゃん?」
どうする事も出来ずに、自分の部屋の扉は開かれ其処に居たのは、蒼星石が初めて出会った頃から容姿が、全然変わってない母親だった。
「……蒼ちゃん? その……自慰するならぁ……コッソリしないとぉ……ねぇ?」
違う!!!! と、水銀燈のコメントに心の中で涙する蒼星石。
「まぁ〜冗談はおいて置いてぇ……蒼ちゃん何か悩んでるのぉ?」
悩み事があるならこのお母さんにまかせなさぁい! と、自分の胸を軽く一度叩く水銀燈。
えっとどうしたものだろう? と、蒼星石はとりあえずベットの上で布団に包まりながら考える。
はなしちゃえよ! 悩むのやめよう! と囁く自分も居て。
いや! ここははぐらかそう! と囁く自分も居る。
「えっと……その……あの……」
どうしよう? と、悩みはじめる蒼星石。
そんな蒼星石を見て何故かニンマリとした笑顔を浮かべる水銀燈。
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 10:13:03.08 ID:Zv0sr83D0
>>470つづき
そして
「わかったわぁ〜蒼ちゃん!」
え? 何がわかったの!? と、水銀燈の言葉に驚く蒼星石。
「さては、恋愛について悩んでるのねぇ!」
あ? え? そ、そうかな? ……そ、そうだよね。うん。と、もう混乱しすぎてちゃんと考えれない蒼星石を余所に
水銀燈は、自分が蒼ちゃんぐらいの頃は〜などと、昔の思い出を話し始める始末。
「で? だぁれが好きなのぉ? ジュン君かしらぁ? ジュン君だったらぁがんばらないとねぇ〜」
「ち、違うよ!」
「あら? 違うのぉ?」
あれ? ジュン君じゃないの? と、水銀燈は小さく首をかしげた。
「じゃぁだぁれ?」
「……お母さんだよ……」
言っちゃった! 言っちゃったよー! と、心の中で悶絶する蒼星石と、意外な言葉に目を丸くしている水銀燈。
「そう、それで悩んでたのねぇ」
「うん……おかしいよね? お母さんに恋愛感情なんて」
「別におかしくないわよ?」
と、普通に答える水銀燈にえ? と言う表情になる蒼星石。
そんな蒼星石を見て水銀燈は、ニッコリと微笑み蒼星石に顔を近づける。
うわ!? ち、近い?! 近いって?! と、突然の事に顔を赤らめる蒼星石。
「初恋てねぇ? 高確率で自分の親になるって聴いた事あるぅ? だぁかぁらぁ〜良く初恋はみのらなぁいって言うのよぉ?」
クスリと微笑んで、蒼星石の唇を人差し指で触れる。
「んーとねぇ? 蒼ちゃんは私が好き?」
と、水銀燈のたずねに頷く蒼星石。
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 10:13:32.37 ID:Zv0sr83D0
>>471つづき
じゃぁ、ジュン君は? と、再度たずねられソレにも頷く蒼星石。
「じゃぁお母さんとジュン君どっちが好きぃ?」
え? と、水銀燈の言葉に僕は……と、また悩む蒼星石。
お母さんも好きだし、ジュン君も好きだ。恋愛感情が発生するぐらいに。
でも……どっちかを選ぶなら……選ぶなら……
「あ……」
「答えみつかったぁ?」
クスリと微笑み蒼星石の頭を撫でる水銀燈。
数十秒ぐらい蒼星石の頭を撫でた後水銀燈は、蒼星石の部屋から出て行った。
「そっか……初恋は実らないって……そっか」
そんな呟きが、聞こえた気がした。
パタンッと静かに蒼星石の部屋の扉を閉めた水銀燈が、まず目にしたのは次女の翠星石と長女の金糸雀が絡み合うと言う
いろんな意味で貴重な光景だった。
「なぁにしてるの二人とも?」
とりあえずたずねて見る水銀燈。
「か、かな姉さんが覗こうとしてたのを防いでいたです!」
「ち、ちがうかしら! 決して覗こうとしてないかしら! どちらかと言うと翠星石を阻止して」
「かな姉さんの嘘つきですぅ! 蒼星石とお母さんのツーショットかしらー! とかいって覗こうとしてたですぅ!」
とりあえず……話を聴いていると金糸雀が覗こうとして翠星石が阻止したのねぇ〜と、結論付ける水銀燈。
何故? と聞かれれば、金糸雀の「決して覗こうと」の言葉である。
覗こうとしていないのなら、決して覗こうと……などと普通言わないものである。
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 10:14:04.89 ID:Zv0sr83D0
>>472つづき
「カナちゃぁーん?」
「ひゃ、ひゃい!?」
「……ちょぉーっとお母さんとお話しましょうか」
清清しい……が、どこか威圧感満載……な笑顔を浮かべながら水銀燈は、金糸雀の襟首をつかむとどこかへと引きずっていった。
「か、カナは無実かしらー!!! や、やめてー!! はなしてかしらーー!!」
「人の秘密を知るのにはぁ〜リスクをしょぅのよぉー? さぁー逝きましょうかぁ〜」
「ニュ、ニュアンスがなんか違うかしらー!!!」
家の奥へ消えていく二人を見て、成仏しやがれです……と、合掌する翠星石。
それと同時に、ちょっぴり同情するです。と心の中で思っている翠星石だった。
「や、やめてかしらーーー!!!!!!」
「カナちゃぁーーーん!!!!!!!」
「ぴぎゃーーーー!!!!!!!!」
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 10:15:10.95 ID:Zv0sr83D0
>>454 の続きというわけではないので、安価はつけなかった。
銀ママの話はこんな感じで投下していこうと思う。
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 10:16:43.96 ID:8SCMNWnpO
良いねこれ
和んだ
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 10:22:40.97 ID:lo6hKnSj0
ママ頑張れママ
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 10:28:03.98 ID:6ddWBw2W0
銀ママを応援する
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 10:51:51.73 ID:jwKR+BQ90
保守させてください
蒼×銀も見てみたいやねw
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 11:34:05.67 ID:6ddWBw2W0
保守
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 11:47:13.21 ID:6ddWBw2W0
ジュンハーレム、抵抗有る人は注意
薔「日帰り温泉旅行券が当たった」
銀「商店街福引で二等とはやるわねぇ」
雪「というわけで私たち三人とジュン君で温泉行きましょう」
ジ「ちょっと待て、なんで僕が」
というわけで温泉にきた四人
ジ「・・・・まあ、いい湯だからいいか」
がらがら
銀「どお?いい湯ぅ?」
ジ「ああ、いい湯だ・・・ってなんで水銀燈がここにいるんだ!?」
雪「大丈夫ですよ、ちゃんと隠してます」
薔「ここ混浴・・・知らなかった?」
ジ「知らないって!と、とにかく僕は上がるぞ!」
銀「あらぁ、だめよ〜折角だし皆で入りましょう?」
ふに
ジ「す、水銀燈!後ろから抱きつくな!」
銀「ほらほらお湯に浸かって」
ざぷん
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 11:47:35.93 ID:6ddWBw2W0
ジ「て、ていうか胸が!!」
銀「もちろん当ててるのよぉ」
薔「じゃあ・・・・・・私は右腕」
雪「そ、それでは私も・・左腕に」
ふにふに
ジ「ば、や、やめろ!」
銀「いやよぉ」
薔「・・・・・ダメ」
雪「ジュン君、嫌・・・ですか?」
ジ「ほ、ほら、あんまり騒ぐと他のお客さんに迷惑になるし」
雪「それなら大丈夫ですわ、この宿は貸切です」
ジ「商店街にそんな財力あるのか!?」
薔「もちろん私たちが貸切にした」
ジ「なんで!?」
銀「もちろん私たちだけになる為よぉ・・・ね、ジュン・・・」
ジ「な、なに・・・?」
銀「もぉ、分かってるくせに・・・♪」
薔「大丈夫・・・婚姻届けを出さなくても幸せになれるよ」
雪「私たちのお屋敷で暮らしましょう・・・」
ジ「ちょ、ま、ま・・・・!!」
結局話してる間に皆のぼせて一線を越えることはなかった、残念(薔薇水晶)
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 11:51:09.83 ID:8SCMNWnpO
俺も背中と両腕ふにふにされたい(*´Д`)
>>227 >>229さん、続編出来ましたよ。
未来の話。
俺の名前は、桜田ジュン。
34歳で結婚14年目を迎えている、妻の名前は蒼星石、この歳でもまだ周りに人気がある。
子供は13歳が二人双子の姉妹である、名前は妻の兄弟の名前からもじって、翠蘭石と蒼蘭石だ。(以後チ翠、チ蒼。)
妻は私にも皆にも、優しく接してくれている、最近熟年離婚が増えているが、私たちが離婚することは、まず無い。
訳は二つ有る、この歳にもかかわらず、まだ姿形が20歳のときと変わらずにいる上に、永遠の愛を誓っているからだ。
何故姿形が変わらないのかと言うと、メタモルフォーゼ(突然変異)によって、血を自在に変化させる事が出来るからだ。
之を応用すれば、(説明は死ぬほどつまらないから、略。)私が女や子供になること、蒼星石が男や子供、子供達が逆をする事も可能だ。
お陰で最近、荒木と桜田家は吸血鬼じゃないか?という噂も流れていたりする。
私は年収5000万と平均以上なのだが、並の生活で満足している。
この力のお陰で、半不老不死なので、子供を大人にしてみたりと、色々して遊んでいる。
そんな日々のとある日。
J「翠蘭、蒼蘭ちょっと来てー。」
チ翠「如何したんですか?」
チ蒼「何か有ったんですか?」
しかしこの双子、一見ピッタリ来ないが、学園では仲の良さでは、1,2を争うほどらしい。
しかし、翠星石も之を見て、この野郎自分の子供に何しやがるんです!!この変態!!と殴って来た。
けど、これは之で良いと思う、翠蘭石悪口言わないし。
>>485 J「ま、いいや今度、翠星石姉さんが来るから、静かに・・・別にしなくて良いや。」
チ翠「それは、お姉さんに失礼じゃあ無いんですか?」
J「いやな、その姉さんが、養子に数人連れてくるんでな。」
チ蒼「何故?」
J「暇だから。」
チ翠「皆何歳なんですか?」
J「12〜13ぐらい。」
チ蒼「不思議ワールドが展開する確立は?」
J「100%」
チ翠「回避は不可ですか・・・」
J「間違いない」(某芸人風に)
チ蒼「アボカド、バナナかと。」
J「さーて、そろそろ来るようだ。」
チ蒼(まぁ、確かに財政面では無理もクソも無いけど・・・あの子供達に幸あれ・・・」
そんなこんなで、蒼蘭石がそんな事を考えていると、蒼星石が養子の子供を連れてきた。
子供達は計6人、それぞれ名前は、水銀燈、金糸雀、真紅、雛苺、薔薇水晶、雪華綺晶。(以後チ水、等と呼んでいく、注意この後大人の方出てくるし。)
正直ジュンは、こ,これは!と思った、あの中学から大学そして、今も同じ会社の面子の、子供の頃を生き写しにしたような、そんな風景だったからだ。
正直皆もたまに遊びに来る、だがしかしそんな事したら、20代のまま過ごさせてくれみたいな奴が・・・良いか増えても。
そんなこんなを考えていると、皆が挨拶に来た。
>>486 チ水「これから、よろしくお願いするわぁ。」
チ真「よろしくお願いするのだわ。」
チ雛・チ金「よろしくお願いします」(のー・かしら)
チ薔「・・・以後よろしく・・・」
チ雪「ばらしぃー、ちゃんとお辞儀しなきゃ、よろしくお願いします。」
正直、悶絶物だった、あれ?之は・・・みたいな風景が映し出されていた。
あの真紅が!あの水銀燈が!!僕に礼をしたのだ、昔なら有りえない風景だろう。
・・・今度皆呼ぼう。
J「えーグダグダ言うのは好きじゃないんで、之からよろしくお願いします。」
チ水「・・・随分若いわねぇ?」
J「あはははは、それはそのうち分かるよ。」
そんな会話をしながら、時は過ぎていった、序に雛苺は毒舌家だった。
>>487 要望道理続けて行きたいと思います。
・・・ここにいる方で、この先どうして欲しいって要望が有ったら、聞きます。
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 12:09:02.81 ID:lo6hKnSj0
>>489 OK要望はジュンが、男にも女にも、何歳にでも変えられるので。
どんなに細かくてもOKです。
序に、チビ薔薇乙女と薔薇乙女が居ることになっています。
要望は好きなだけ出してください。
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 12:35:20.47 ID:RZ4Gv23iO
保守
>>490 起きたら来てたwwww
面白いことになりそうですねwww
チビ雛・金が反抗期で結託してJUNを困らせる為
家出をし近くの森林公園で迷子になって後日お仕置きされてみるとか
>>492 お仕置きは2日間男の子の刑・・・
・・・やべえオラwktkしてきたぞ!?
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 13:12:59.98 ID:uc86Szr20
保守
ほ
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 13:35:30.71 ID:Ztu9ts0S0
保守
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 13:53:46.24 ID:yz3YdkLRO
保守
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 13:58:26.36 ID:moymV8gi0
保守ついでに、投下
>>402 〜チビ蒼星石チビ翠星石〜山積みの問題、消える問題、増える問題。・・・No01
〜桜田家〜15:00
ジュン「ふぅ。やっと家だ。なんか楽しかったが疲れたな。」
ジュンは周りを見渡してみる。両手には鞄、そして目の前には双子。これだけでも問題なのだが・・・。
ジュン「問題はいっぱいあるな・・・。メシに、学校に行ってるときの蒼星石と翠星石に、寝る場所・・・・。ほかにあったかな?」
ジュンは大きなため息をつくと家の中に入っていった。
蒼星石「ジュンくん?なにかてつだおうか?」
ジュン「いや、いいよ。翠星石と一緒にテレビでも見てて。」
蒼星石「そう?・・・・なら・・・」
そういうと、蒼星石は翠星石のいるリビングへ走っていった。
ジュン「(メシは今日中にインスタント味噌汁とか買ってくるか。僕はシリアルでいいけど、蒼星石と翠星石は味噌汁とかご飯のほうがいいだろう。成長期だし。)」
ジュンは食事の準備はおろか、家事全般をやらないので急にこんなことになると自分ではできないのでモノに頼ろうとする。
ジュン「(明日は・・・・休むか。・・・1週間ずっとやすんで姉ちゃんと相談でもするか。)」
ジュンは真紅と水銀燈といつも一緒にいるためにイジメのターゲットになりやすい。そのためか時々家にひきこもることがあるのだ。なので学校を休むことを悪いことだとは考えたことはない。
ジュン「(寝る場所は・・・・。今は姉ちゃんの部屋とパパとママの部屋を使えばいいか。)」
ジュンの考え方は今しのげればいい。なので後がどうなろうとしったこっちゃない
そうおもうと、またジュンは大きなため息をつくと
ジュン「(とりあえず、メシ・・・だよなぁ。どうしよう。あいつら連れて行っても、なんかひと騒動起きそうだし、おいていくのは心配だし・・・。)」
ジュン「(う〜〜〜ん。どうしよう)」
ジュン「(まぁ、夕食をどこかで食べて、そのときに近くのコンビニかスーパーによればいいか。)」
そんなことを考えながら洗濯物をジュンは洗濯機の中に放り込んだ。
ジュン「・・・・・・・・・。(これって僕が洗うん・・・・だろうな・・・どうやるんだろ)」
・・・・・。
〜続く〜
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 13:58:58.13 ID:moymV8gi0
>>498 〜十数分後〜
ジュンは洗濯機の説明書をみつけた。
ジュン「・・・・んで、洗濯物いれて・・・・洗剤・・・・・ふた閉めて、・・・・・スタートっと」
ジュン「案外かんたんだな。」
基本的にメカに強いジュンにとって、説明書があれば基本的な動作はうまくいくものだ。
ジュン「あと、60分ね。・・・・暇だな。」
暇になったジュンは買い物で必要なものをメモ帳に書いていく。
ジュン「(インスタント味噌汁に、ご飯、冷凍食品っと・・あとは僕のシリアルと牛乳。あとはあの双子のためにおかしとか、ジュースとかかな?)」
ジュン「(あとは・・・・。あっちにいってから見つけるか。)」
そんなことを考えていると、もう60分たっていた。
ジュン「えっと、乾燥機、乾燥機っと・・・・かんそうき?」
〜数分後〜
ジュン「ふむふむ・・・・・洗濯物を入れて・・・・・・これか。・・・・・・スタートっと」
乾燥機は無事動き出した。説明書片手に・・・。
ジュン「あぁ、そういえばあの双子は?」
そう思うとジュンはリビングへ向かった。
翠星石「すぅ〜」
蒼星石「くぅ〜」
ジュン「やっぱり寝てるか。ならちょうどいいな。」
ジュン「この間に全部おわらせてしまおう」
・・・・・・・。
〜続く〜
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 13:59:24.55 ID:moymV8gi0
>>499 〜約1時間後〜
翠星石「んっ・・・・・ん?」
蒼星石「すい・・せい・・・せき・・・・・?どうかしたの・・・?」
二人は同時に目覚めた。そこで目にしたものとは!
〜続く〜
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 14:00:52.86 ID:moymV8gi0
今回の投下は以上です。
文章が支離滅裂かもしれませんがそこはなんとか脳内補完しておいてください。
次回の投下は今日の夜にでもできればと思っています。それではまた。
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 14:02:50.11 ID:8SCMNWnpO
ちび双子ktkr
ジュンの苦労wktk
>>501 wktk!!!脳内は脳汁で一杯一杯!!!・・・にしたい。
疲れたから、投球練習行ってくるね。
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 14:04:03.83 ID:8cq32lw+0
ちび双子は和む
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 14:24:17.09 ID:jwKR+BQ90
保守させてください
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 14:39:34.46 ID:yz3YdkLRO
ジュンの裏作業
前スレ
>>772 粗筋、ジュンは薔薇乙女達に散々いじられた挙句。
死ぬ・・・みたいな状況なので、薔薇乙女が飯を作ることに。
第23話「倉庫」
銀「所で何を作るのぉ?」
金「肉系統が体力作りにはいいのかしら。」
雛「甘いのがいいの。」
真「隠し味に紅茶を入れなさい。」
銀「やっぱり乳酸菌よぉー。」
翠「…チョコ…」
雪・薔「カレー」
蒼「えーっと、金糸雀と真紅、雛苺で紅茶を隠し味に鶏肉の酢豚ね?」
雛「…甘いの?」
蒼「甘い味のお酢を使うから、甘くなる分かった?」
雛「分かったのー!」
蒼「水銀燈は…キムチ。」
銀「そぉねぇ、ヤクルトを使うわけにはいかないものねぇ。」
蒼「チョコレートか…」
雛「チョコレートソースが有るの、チョコレートソースはカレーにも合うのよ。」
流石超極甘党、普通の人が知らない甘い料理を知っている、其処は僕も見習わなきゃ。
>>507 蒼「あ、有難うそれじゃあ、薔薇しぃ達と翠星石でカレーを、料理は僕と…後は誰が作れる?」
銀「私は作れるわぁ。」
真「私も作れるのだわ。」
銀「真紅は以外ねぇ?」(クスクス)
真「(カチン)貴女も意外ね、ジャンクフードでも食べてるのかと思ったわ。」
銀「何ですってぇ!?」
蒼「まぁまぁ、二人とも落ち着いて。」
真「そうね、イライラしたら小皺が増える物ね。」
銀「…キレテナイッスヨ?ワタシヲキレサセタラタイシタモンダ。」
周りには、バレバレの嘘をつくと、水銀燈は首に青筋を立てながら調理室に入っていった。
蒼「後は誰?」
雪「私が作れます、それとあそこは初心者が入ると危険ですので、銀ちゃんを呼び戻さないと。」
蒼(ど、どんな物が…)
雛「此処は遊ぶのが一番なのー。」
金「私は何か色々な所に、行ってるのかしらー。」
翠「私もなんかしてるですぅ。」
雛「雛も行く!」
薔「銀ちゃんと一緒に行く…」
そう言うと各自は行動を開始した。
>>508 蒼「…確かに此処は危ないね。」
銀「何なの!?この動く人参は!?」
真「全く、小さいのに素早いのだわ…」
雪「之は、マンドゴラです、このタイプは抜くと叫ばずに、襲ってくるタイプです。」(ヒュンドスッ!!投げたナイフがマンドゴラ刺さった。)
真「皆ちょっと離れるのだわ。」(そう言うと、スタンドを出し広範囲照射弾を連発した。)
2分もすると、マンドゴラは人参に変わっていた。
銀「あいつ等は如何したのぉ?」
雪「マンドゴラは死ぬと、最高級人参に匹敵する人参に変わります、此処から先も色々な物が出てきます、気をつけて下さい。」
銀「まるで、マザーね…」
薔「ぽえーん。」
>>509 そう言いながら、バーカ!!と言って来る黄色い鳥や野菜、飛んでくる調味料を狩りながら進んでいた。
銀「もうそろそろ、頃合じゃあないの?」
雪「…そうですね、もう材料は集まったようです。」
蒼「それじゃあ、帰りましょう。」
雪「私に捕まってください。」
そう言うと皆は、雪華綺晶に捕まって其処を出た、その刹那向こうのドアから、巨大なスライムが出て来ていた。
雪「!…危なかった。」
蒼「どうかしたんですか?」
雪「キングスライムが出ました。」
銀「弱いんじゃないのぉ?」
雪「正直、まともに戦うと負けます。」
銀「それじゃあ、どうしてあんな物が?」
雪「それが、一番奥にある謎のもの達が原因だと思われています。」
薔「…今度いこ?」
雪「そうですね、ちょうど修行場所はあそこですから、丁度良いですね。」
蒼(あそこに行くときは、心して掛からないとね…)
その頃、あの3人はと言うと…
>>510 此処で投下完了です。
水銀燈がマザーを知っているのは、ばらしーに教えてもらったからです。(前そういう短編があった。)
>>488 要望はまだまだ受付中です。
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 14:58:02.46 ID:6ddWBw2W0
どんな倉庫だよw
>>512 マンドラゴラが襲ってきて、黄色いバーカ!とか言って来る、鶏?が住まう倉庫・・・
如何考えても夜の果てです、本当に有難う御座いました。
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 15:33:30.19 ID:6ddWBw2W0
保守
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 16:02:40.68 ID:yz3YdkLRO
保守
>>489 出来ましたー
朱の風使いの未来の話(第2話)
サブタイトル:チビ銀とチビばらしーとチビきらきー
家の説明と、親族や親戚、知り合いの説明で3日が経った。
彼女達も、個人差はあるものの、徐々にこの生活に慣れてき始めた。
水銀燈と、薔薇、雪華は特に仲が良いようだ。
もしハタから見たら、こいつ等・・・レズなんじゃねーの?ってぐらい、仲が良い。
そんな、親ジュンと妻、蒼星石の日々。
蒼「ジュン〜、水銀燈と薔薇水晶、雪華綺晶は仲が良いわね。」
J「そうだなぁ、まるで昔の俺とお前みたいだな。」
蒼「ジュン、今もでしょ?」
J「はははは、そうだったね。」
蒼「今日・・・しない?」
J「ああ分かった、いつもの部屋でな?」
蒼「ジュン君・・・」
J「蒼星石・・・」
この風景は、あの馬鹿ップル二人が心身ともに、何時までも老いることが無いため、ずっと見ていたら目から砂糖が出そうなのを。
それをまるで、いつもの会話のように生暖か〜く、見守るチビ薔薇乙女ズ。(蒼星石命名、理由、昔、真紅達8人が、そう呼ばれてたのを取って。)
>>516 チ翠「何時も見てるけど、よく飽きないですねぇ。」
チ蒼「そうだねぇ、けれど何故か、何処か微笑ましい所があるよ。」
チ真「何時もあんな感じなのかしら?」
チ雛「あの二人も私もアホの子なのー。」
チ水「呆れたわぁ。」
チ真「あら、貴女とばらしぃ達が、言えたものではないわ。」
チ水「どぉして?」
チ真「だって貴方達、人がいないところだと・・・」
チ水「!・・・真紅ぅ、ちょっと・・・」
席を離れる二人。
チ真(あら?何の用かしら?)
チ水(くんくん人形と取引しなぁい?)
チ真(!それはプレミアムくんくん・・・それなら良いわ。)
チ水(宜しくねぇ?)
チ真(分かったわ。)
そんな会話をしていると、チビ銀燈は、他の所にいるチビばらしぃとチビきらきーの所に行った。
チ水「ばらしぃー、きらきー来たわよぉ。」
チ薔「わーい、姉さま好きぃ。」
チ雪「私もですわ、お姉さま。」
>>517 そう言うといきなり、二人はチビ銀に抱きついた。
チ水「全く、二人とも甘えん坊ねぇ。」
チ薔「うふふ。」
チ雪「姉さま、暫くこのままで良いですか?」
チ水「良いわよぉ、その代わり其処の壁に座らしてねぇ?」
チ薔・チ雪「はーい。」
そう言うと、チビ銀から二人は離れて、チビ銀等が座ると。
チビばらしぃーは右、ちびきらきーは左に座った。
チ薔「ふぁーあ、眠く・・・なっちゃた・・・御休みぃ・・・」(スースー)
チ雪「お姉さま・・・私も眠いです・・・」
チ水「あらあら、全く、二人は甘えん坊さんねぇ。」
チ水「寝ても良いわよぉ。」
チ雪「有難う・・・」(スースー)
チ水「私も寝ようかしら。」
その顔は、満更でもない様な、そんな笑顔をしていた。
>>518 それを遠くで感じ取る者が一人。
J「やれやれ、布団でも持って行ってやるか。」
蒼「何か有ったの?」
J「ちょっと待っててね?」
蒼「はーい♪」
そう言うとジュンは、撫で撫でしていた手を止め、チビ銀の所に行って、布団を掛けてやった。
その後、何処からか取り出した、デジカメで三人の寝顔を取ると満足して、早足で下の部屋に戻っていった。
その後、チビ銀がジュンのブログを見て、泣きながらジュンをポコポコしているという、微笑ましい姿が見られた。
>>519 投下完了です。
又後で、投下します。
どんな感じがいいかは、要望が有れば聞きます。
要望はジュンが、人を男にも女にも、何歳にでも変えられるので。
どんなに細かくてもOKです。
序に、チビ薔薇乙女と薔薇乙女が居ることになっています。
要望は好きなだけ出してください。
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 16:22:20.77 ID:6ddWBw2W0
>その後、チビ銀がジュンのブログを見て、泣きながらジュンをポコポコしているという、微笑ましい姿が見られた。
(*´∀`)
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 16:32:55.97 ID:pDhiahfC0
∩゚∀゚∩age
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 16:33:43.40 ID:pDhiahfC0
さて、要望募集(
>>492は出来ているが、連投が気に入らない。)
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 17:01:51.93 ID:8SCMNWnpO
きらきーが天然ボケでジュンを困らせる
ばらしーが電波ボケでジュンを困らせる
>>524 それなら、様子を見て投下すれば・・・・・
528 :
:2006/04/16(日) 17:14:15.46 ID:pDhiahfC0
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 17:35:34.70 ID:lo6hKnSj0
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 17:53:34.25 ID:RZ4Gv23iO
保守
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 17:59:54.16 ID:p55+146MO
ほす
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 18:05:39.09 ID:6ddWBw2W0
学校のクラスにて
水銀燈を探す蒼星石
蒼星石「水銀燈いる?」
ジュン「いらない」
水銀燈「('A`)」
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 18:07:51.75 ID:8SCMNWnpO
吹いたwww
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 18:07:56.37 ID:tDCli8Lc0
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 18:31:55.74 ID:6ddWBw2W0
保守
>>520 要望募集中。
要望はジュンが、人を男にも女にも、何歳にでも変えられるのを前提に。
どんなに細かくてもOKです。
序に、チビ薔薇乙女と別の所に薔薇乙女が居ることになっています。
要望は好きなだけ出してください。
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 18:48:38.48 ID:lo6hKnSj0
>>536 水銀燈薔薇雪華とそのチビ銀チビ薔薇チビ雪華でどこか遊びに行くものでも。
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 18:49:35.07 ID:12MC1OcW0
ほしゅ
>>537 把握した、最近その3人、人気だなぁ。
他にもこんなのがいい!ってのあったら言って下さい。
>>539 ならまだ出てこないチビ真・蒼・翠のお使いで大冒険(初めてのお使いのノリで)
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 19:12:29.24 ID:yz3YdkLRO
>>539 何回も何回も要望募集するのはいい加減やめてくれませんか?
ただ『保守』よりは遥かにましだと思うが?
別にそれで荒れてるわけでないし。
>>542 うーん、それなら募集を少なめにします。
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 19:21:22.18 ID:8SCMNWnpO
薔「ジュン……クッキー作って来た」
J「え……また?」
薔「…………またって何?」
J「いやなんでも…味見は?」
薔「……銀ちゃんもお姉ちゃんも食べてくれなかった」
J「……薔薇水晶は食べた?」
薔「うん、美味しかったよ…?」
J「……………わかった、いただきます」
薔「………わくわく」
J「………サク………ぐぼぁ!?」
薔「………大丈夫?」
J「……美味しい物をとは言わない、食べられる物を頼む…」
薔「………もっと頑張る」
J「いや、レシピ通りに作ってくれ」
薔「最高のクッキーを作ってジュンに褒めて貰う」
J「僕は普通で十分なんだけど」
薔「そしてご褒美としてキスとか…(以下妄想)」
J「………………」
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 19:22:21.61 ID:d/VLteVn0
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 19:26:19.51 ID:JwDYiId9O
募集はwikiでね。wikiはそういう事するために有るからね。
ゆうこうに かつよう して くれ
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 19:47:12.02 ID:6ddWBw2W0
J「やべ、宿題忘れた・・・」
銀(ここで宿題見せてあげれば好感度アップねぇ)
銀「・・・・て私もやってないわぁ」
蒼「ジュン君、僕の見せてあげるよ」
J「お、悪いな蒼星石・・・後から何か奢るよ」
蒼「いいの?それじゃあ今日一緒に帰ろう♪」
J「ああ、いいよ」
銀「・・・・・・・・・」
次の日
銀「ふふ、今日はちゃんとやってきたわよぉ」
J「今日は忘れなかったぞ」
蒼「良かったね」
雛「うー、宿題忘れちゃったのー」
J「雛苺、僕の見せてやるよ」
雛「うゆー、ジュンありがとなのー」
銀「・・・・・・・・・」
次の日
銀「今日はわざと忘れてきたわよぉ」
J「あれ?やばい宿題持ってくるの忘れた・・・」
薔「私の・・・・ノートに写していいよ・・・」
J「ありがとう薔薇水晶、助かるよ」
薔「その代わり・・・帰り遊びに行こ・・・?」
J「ああ、いいよ」
銀「・・・・・・・・・」
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 19:49:16.94 ID:0nGVW2Jk0
_ -───- _
, '´ `ヽ
/ \
/ ヽ
/ __, ィ_,-ァ__,, ,,、 , 、,,__ -ァ-=彡ヘ ヽ
' 「 ´ {ハi′ } l
| | | |
| ! | |
| │ 〈 !
| |/ノ二__‐──ァ ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
/⌒!| =彳o。ト ̄ヽ '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ ! 普通でもいい
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l |
| | /ヽ! | |ヽ i !
ヽ { | ! |ノ /
ヽ | _ ,、 ! , ′
\ ! '-゙ ‐ ゙ レ'
`! /
ヽ ゙  ̄  ̄ ` / |
|\ ー ─‐ , ′ !
| \ / |
_ -‐┤ ゙、 \ / ! l |`ーr─- _
_ -‐ '" / | ゙、 ヽ ____ '´ '│ ! | ゙''‐- 、,_
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 19:53:49.93 ID:yz3YdkLRO
銀ちゃん不憫な子
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 19:57:18.03 ID:wIWQhbNw0
唐突に投下。
>>500 〜チビ蒼星石とチビ翠星石〜子供の寝顔、大人の寝顔・・・No2
二人がそこで目にしたものは・・・・。
ソファーで寝ているジュンだった。
翠星石「なんだかとってもしあわせそうにねているですぅ。」
蒼星石「そうだね。・・・あ、すいせいせき、おこしちゃだめだよ。」
翠星石「なんでですぅ?すいせいせきはおなかがへったですぅ。」
蒼星石「ぼくだってへったけど、ジュンくんはぼくたちがおきるのを、まっててくれたんだよ?ぼくたちもまたなきゃ。」
翠星石「そこまでいわれたらおこすにおこせないですぅ。ならすこしまつですぅ。」
蒼星石「うん。ごめんね。」
翠星石「べつにきにするなですぅ」
・・・。
〜続く〜
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 19:57:53.41 ID:wIWQhbNw0
>>552 〜十数分後〜
ジュン「ん?・・・・寝てたのか・・・・」
翠星石「あ!やっとおきたですぅ。」
蒼星石「あ、ジュンくん。おはよう」
ジュン「ん?あぁ、おはよう・・・・。」
ジュンが外を見てみると少し暗くなってきている。
ジュン「・・・・・。腹減ったか?」
翠星石「あたりまえですぅ。すごくがまんしてるです。」
蒼星石「ぼ、ぼくもおなかへってる・・・。」
ジュン「んじゃあ何食べたい?」
翠星石「ハンバーグ!」
蒼星石「ぼくは、なんでもいいよ・・・。」
ジュン「んじゃあファミレスにいくか。ちょっと準備するから玄関で待ってて。」
蒼星石「うん。玄関だね。」
翠星石「さっさとするです。」
・・・。
〜続く〜
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 19:58:15.27 ID:wIWQhbNw0
>>553 〜ファミレスまでの道路〜
ジュン「んじゃあいくか。」
翠星石「ところでファイレスってどこにあるんですぅ?」
ジュン「駅前のところだな。まあ結構近いから歩いていけるよ。」
蒼星石「ちかいんだ。よかった。」
ジュン「あと、帰りに買い物にどっかよるから。」
蒼星石「なにかかうの?」
翠星石「どーせろくでもないものですぅ。」
ジュン「ろくでもなくねーよ。明日のメシとかお前らのおかしとかだよ。」
翠星石「わーい。ジュンだいすきーですぅ〜。」
ジュン「げんきんなやつだな。翠星石って。」
蒼星石「(すいせいせきがうらやましいな。あんなにじぶんのきもちをことばにだせて・・・。)」
ファミレスへの道のりは短いが蒼星石と翠星石と一緒に歩いた距離は長く感じられた。いい意味で、そして前向きな意味で・・・。
〜続く〜
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:00:07.65 ID:wIWQhbNw0
今回の投下は以上です。
次回の投下は明日の夜にしたいと思います。
パターンがマンネリ化してきているところもありますが、飽きずに楽しんでいただけたらなと思っています。
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:02:14.55 ID:6ddWBw2W0
ちび双子は凄く和む
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:10:01.31 ID:krALxvbm0
子供はいい…
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:19:00.39 ID:8SCMNWnpO
ロリ(ry
和むな
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:19:26.21 ID:e/Z2wtaQ0
百合 yuri
翠「まったく…毎日毎日めんどくせーです…学校なんて無くていいですのに…」
下駄箱を開けるとそこには…。
翠「また入ってやがったです…。」
水「あらぁ…またラブレター?モテモテねぇ…うふふふ…。」
蒼「……貸して…。」
翠「蒼星石?何を…」
ビリビリィッ!!
蒼「これでよし。」
翠「ちょっと、蒼星…ひゃっ…!」
抵抗する間もなく、翠星石は蒼星石に抱きすくめられる。
翠「蒼星石…!人が見てるですぅ!!」
蒼「良いじゃない…見せ付けてあげれば…。」
翠「はあぁ?」
蒼「そうすれば、君にいい寄るクズもいなくなるさ…。」
翠「なんか、キャラ違うですぅ!」
蒼「翠星石…君は僕の事嫌いかい?」
翠「え…?」
蒼「嫌いなのかい…?」
翠「そ…そんな事は無いですぅ…。」
蒼「翠星石…。」
翠「蒼星…石…。」
金「蒼星石と翠星石の禁断の花薗写真集、一冊2000円でどうかしら〜?」
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:20:01.67 ID:d/VLteVn0
チビかわいいな
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:20:20.43 ID:6ddWBw2W0
ちょw金糸雀儲けてるwww
562 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:27:31.81 ID:wE9gsiI10
キムシジャンwwwwwwwww
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:28:48.03 ID:8SCMNWnpO
カナリアバロスwww
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:30:55.17 ID:yz3YdkLRO
つ【二千円札】
一冊くれ
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:34:56.25 ID:6ddWBw2W0
ジュン「やばいやばい遅刻だ!」
学校への道を疾走するジュン。
急ぐあまり曲がり角での注意を怠ってしまった。
ジュン「うわ!?」
?「きゃ・・・!?」
ジュン「あ、ば、薔薇水晶、ごめん!」
薔薇水晶「ジュン・・・ううん、大丈夫・・・痛・・・」
ジュン「あ、足怪我したのか?ごめん・・・そうだ」
薔薇水晶「きゃ・・・!?」
ジュン「学校まで連れてくよ」
薔薇水晶「・・・・・・お姫様・・・だっこ・・・(///)」
ジュン「急がないとな」
薔薇水晶「・・・・・・・・王子様?」
ジュン「え?」
薔薇水晶「な、なんでもない・・・・(///)」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
。O
薔薇水晶「というお話だったのさ」
ジュン「またか」
薔薇水晶「春の新刊のお話」
ジュン「こんなコテコテのベタベタでいいのか?」
薔薇水晶「・・・・意表をついて」
ジュン「あんまりインパクトないような」
薔薇水晶「・・・じゃあ・・・ジュン×ベジーt」
ジュン「やめろおおおおおおお!!」
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:36:58.41 ID:8SCMNWnpO
コテコテ杉wwwwww
567 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:38:07.62 ID:6ddWBw2W0
薔薇水晶「な、なにするの・・・やめて・・・ジュン・・・」
ジュン「ふふ、可愛いね薔薇水晶は」
薔薇水晶「あ・・・だめ・・・ひ、人を呼ぶよ・・・?」
ジュン「呼びたいの?」
薔薇水晶「・・・・・・・」
ジュン「そうかぁ・・・じゃあしょうがないなー、ここまでだね」
薔薇水晶「え・・・・そんな・・・・」
ジュン「ん?なにがそんななの?嫌なんでしょ?こういうことされるの?僕も薔薇水晶が嫌がることしたくないからね」
薔薇水晶「あ・・・・そ、その・・・・」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
。O
薔薇水晶「・・・して、ほしい・・・・ジュン・・・と・・・・したい・・・・・」
ジュン「人がやってるゲームの台詞を勝手に改変して耳元で音読しないでくれないかい?」
薔薇水晶「・・・・・エッチ」
ジュン「ドラクエのどこがエロイんだ」
薔薇水晶「・・・・・さあ?」
ジュン「・・・・・・・・・」
薔薇水晶「・・・ところで」
ジュン「ん?」
薔薇水晶「エッチな気分になってきた?」
ジュン「ねーよ」
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:38:54.53 ID:6ddWBw2W0
ベジータ「おらぁ!嬢ちゃんこっちこいよぉ!!」
薔薇水晶「や、やめてください!」
水銀燈「や、やめなさい!!薔薇水晶を離して!!」
ベジータ「は、てめえら俺に敵うと思ってるのか!!?」
???「待てい!!」
ベジータ「!?」
???「己の力に溺れる者は、より大きな力の持ち主の前には必ず破れ…己が不明を悔いる羽目となる。人、それを必滅という…!」
ベジータ「な、なにやつ!?」
ジュン「お前に名乗る名前はない!!」
ベジータ「なんだてめえは!!ぶっ殺すぞ!!」
ジュン「ふ、貴様で敵わん」
薔薇水晶「ジュ、ジュン!!」
ジュン「大丈夫かセニョリータ、いま君を助けるよ」
ベジータ「て、てめえ!舐めんなよ!!」
ジュン「やめろというのに・・・よろしい、ならば鉄拳制載を!!」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
。O
薔薇水晶「というお話だったのさ」
ジュン「・・・・・・・・・・・だれ?」
薔薇水晶「クロノスの勇者」
水銀燈「あ、あはは・・・」
ジュン「・・・水銀燈からも何か言ってやってくれ」
水銀燈「そうねぇ・・・ひとまず鉄拳制"載"じゃなくて鉄拳制"裁"よぉ」
薔薇水晶「あ・・・本当だ」
ジュン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:40:04.71 ID:d/VLteVn0
ばらしー好きになった
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:41:26.84 ID:8SCMNWnpO
ROM兄さんwwwwwwセニョリータてwwwwwwワロスwww
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 20:51:18.92 ID:4MDHqWXo0
薔薇しーが最近妄想癖な件が、気になる事と
雛苺に抱きしめられて窒息死したい俺の妄想癖な件
>>520 投下します。
朱の風使い(第3話)
サブタイトル:金雛の反抗期とお仕置き
チ金「この私金糸雀は思う、何故!私は大事にされないのかと!」
チ金「そこで明日、同士(雛苺だけ)を集めて、公園に隠れるかしらー!」
チ真「夜遅く五月蝿いのだわ。」
チ金「はい・・・すみません・・・」
J「うふふふふ〜」(にぱー、撫で撫で)
蒼「あはははは〜」(にぱー、すりすり)
今日も朝から、蒼星石がジュンほお擦りして、ジュンが撫で撫でしている。
>>572 そんな感じに朝が始まる、桜田家、しかし今日は違った。
チ蒼「お父さん、雛と金がいないんだけど。」
J「・・・なんだってぇ!?」
蒼「何かあったら如何しよう・・・」
J「探しに行って来る!!」
蒼「頑張ってね!」
J「ああ!」
チ蒼(二人で探す必要は・・・無いかあの能力有るし。)
今は春休み真っ最中、人があんまり居ない。
よってジュンは、人気が無い=危ない所に、チビ雛金を出してしまったことになる。
急いでジュンは、能力を最大活用して、あの二人を探した。
金「・・・何なのかしら!この獰猛そうな犬は!!」
雛「ひいぃぃ、こ、怖いのー。」
それもその筈、1M50あんじゃねーの?ランクの獰猛そうな犬が、二人に牙を向きかけているのだから。
金「と、取り合えず、落ち着くのかし。」
犬「グルルルルル・・・バオン!!」
金「ひいぃぃぃ!!」
雛「取り合えず、逃げるのー!」
金「賛成かしらー!!」
>>573 そういって逃げる二人、しかし、二人は余りに足が遅く、あっと言う間に回り込まれてしまう。
金糸雀達が諦めて目を閉じた瞬間、犬が赤い風に撥ねられた!!
何時までも襲ってこない犬を見ると、犬は鳴きながら逃げていった。
其処を見回すと、例のあの人が居た。
金「お父さん!!」
雛「た、助かったのー」
J「二人ともお仕置きだな、分かったら家に帰るぞ、罰は飯を食べてからだ。」
2人とも安心して、振り向いたジュンの肩に飛びついた。
J「うぐは!」
金「ウワーン、死ぬかと思ったのかしら!!」
雛「ウワーン!!」
J「おー良し良し。」
その後、そのまま背中で眠った二人を、負ぶさりながら、帰ってきた。
そして、家に帰り飯を食べて、お仕置きをする事に成った訳だが。
J「さて、一体何がいいかねぇ・・・」
蒼「男の子がほしいなぁ・・・」(期待の目で見る)
J「・・・という訳で、今日一日2人は男の子の刑。」
金「・・・や、やれるものなら、やって見るのかしら!」
雛「普通、出来るわけが無いのよー」
J「言ったね?」(ニヤァ)
>>547 その瞬間、2人は外に行ったのを一番後悔した。
赤い風に包まれて、次の瞬間身体の到る所で、奇妙な違和感を醸し出したのだから。
雛「・・・なーんか、又に着いてるのー。」
金「・・・もしかして・・・アレかしら?」
J「イエス。」
金「反抗なんかするんじゃなかった・・・」
その後、蒼星石の子供の頃の服を、借りに行った2人、その後帰ってきた2人の容姿はと言うと。
金糸雀の容姿は、眼鏡に少し長めの金髪、長めのズボンにボタン服という姿で。
一方、雛苺は少し短い膝から下位のズボンに白い洋服、金髪のショートヘアという姿だった。
2人とも童顔で、その道のプロならすぐ反応するような、そんな容姿だった。
金「こ、この姿で一日過ごすのかしら!?」
雛「けど、結構似合うのー。」
J「うーん、如何しようか。」
蒼「写真とって、ブログに乗せたら?」
J「ああ、それなら良いか。」
金・雛「此処からが本当の地獄。」(かしら・なのー)
その後、とあるブログが女性に絶対的な支持を得たのは今度の話。
>>575 チ水「お父さん、あの人だれぇ?」
J「金糸雀と、雛苺。」
チ翠「あ、有りえないです!!如何したらあんな顔になるですか?」
J「飯をちゃんと食べる。」
チ翠「うぐっ・・・こ、今度からちゃんと食べるです・・・」
チ金「何か、結構この姿も気に入ったのかしら!」
チ雛「外に出たら、女の人にほっぺプニー、ってされたの!」
J「あれ?罰になってないような・・・」
チ蒼「・・・キャラが被った・・・」
その後チビ銀はジュンのブログを見て2人の姿を自分のファイルにコピーした。
今日も一応平和そうです。
>>576 一応第三話終了です。
こんな感じに話を進めて、いこうと思います。
578 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 21:09:08.16 ID:6ddWBw2W0
雛金カワイソス(´・ω・`)
そうきたかww(≧∇≦)b
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 21:24:16.63 ID:6ddWBw2W0
諸君 私はジュンが好きだ
諸君 私はジュンが大好きだ
ジュンが好きだ
ジュンが好きだ
ジュンが好きだ
ジュンが好きだ
ジュンが好きだ
ジュンが好きだ
ジュンが好きだ
ジュンが好きだ
ジュンが好きだ
学校で ジュンの家で
ジュンの部屋で 私の部屋で
妄想の世界で 駅前で
喫茶店で ホテルで
異世界で 宇宙で
このスレで存在するありとあらゆるジュンが大好きだ
ジュンとおしゃべりするのがが好きだ
ジュンとデートした時など心がおどる
ジュンに告白されるのを妄想するのが好きだ
本当にジュンに告白された時など胸がすくような気持ちだった
ジュンのことを妄想するのが好きだ
銀ちゃんと二人でジュンを襲うときなど感動すら覚える
581 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 21:24:39.33 ID:6ddWBw2W0
雪華綺晶お姉ちゃんとジュンを調教する様などはもうたまらない
ジュンとの恋愛をSSに書くのも最高だ
ジュンの部屋の隠しカメラから自家発電を見たときなど絶頂すら覚える
ジュンの恥かしい事言わせて蒼星石に勘違いさせるのが好きだ
必死に守るはずだった妄想SSがジュンに消去されるのはとてもとても悲しいものだ
脳内でジュンと恋愛するのが好きだ
妄想してる間に他の女にジュンを取られるのは屈辱の極みだ
諸君 私はジュンを地獄の様なジュンを望んでいる
諸君 私の脳内で付き従う薔薇水晶諸君
君達は一体何を望んでいる?
更なるジュンを望むか?
情け容赦のなくジュンを襲うことを望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様にジュンを襲うか?
『ジュン! ジュン! ジュン!』
よろしい ならばジュンだ
我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り水晶だ
だがこの桃色の妄想の中で幾年もの間妄想してきた我々にただのジュンではもはや足りない!!
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 21:24:59.76 ID:6ddWBw2W0
大ジュンを!!
一心不乱の大ジュンを!!
我らはわずかに十個大隊 一万人ぐらいの脳内兵に過ぎない
だが諸君は一騎当千の妄想者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力1000万と1人のジュン追っかけ集団となる
我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけているジュンを叩き起こそう
両手を縛って衣服を脱がし快感を与え思い出させよう
ジュンに薔薇水晶の味を思い出させてやる
ジュンに我々のこの想いを思い出させてやる
今自分の部屋で眠っているジュンには哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
およそ一万ぐらいの薔薇水晶(脳内)の戦闘団で
ジュンを私のものにしてやる
「最後の大隊大隊指揮官より全薔薇水晶へ」
目標桜田家二階ジュンの部屋!!
第一次ジュン攻略作戦 状況を開始せよ
征くぞ諸君。
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 21:25:25.50 ID:6ddWBw2W0
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
。O
[ノート]
薔「・・・すー・・・すー」
J「・・・・・・・・・・」
僕は机に向かったまま寝ている薔薇水晶をベットに運び毛布をかけてやった。
明日からは少しぐらい薔薇水晶と遊んであげようと思った。
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 21:26:01.87 ID:d/VLteVn0
(脳内)でビールふいたw
>>583 ちょっwwwそれ見た感想そんだけかよwww
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 21:27:34.01 ID:8SCMNWnpO
なんだこれwwwオチで吹いたwwwwww
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 21:31:14.78 ID:krALxvbm0
ワロスwwwwwwww
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 21:45:20.11 ID:8SCMNWnpO
保守
589 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 21:49:41.30 ID:1VIQo7hJ0
〜チビ蒼星石とチビ翠星石〜朝靄の湖、お酒の力?・・・NO7
NO1から観たいです。。
できればもう一度投稿してくれませんか???おもしろいです!はまりました!
wikiのまとめで見れるんじゃない?
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 21:53:56.63 ID:BXoZC1CB0
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 22:00:43.16 ID:EFOwqfB/0
蒼「〜♪」
ドンッ
蒼「キャッ!」
ヤ「イテテ・・・お!いい女。このヤムチャ様とやらないか?」
蒼「ひいぃ、いやだーーー!誰か助けてー!」
ベ「待てい!」
ヤ「だ、だれだ。おまえは!」
蒼「ベジータ・・・」
ベ「蒼嬢、俺が来たからには安心しろこんなの10秒でゴミにしてやる。」
ヤ「なにいってんのおまえ?かかってこいよ」
ベ「ふ・・・食らえ ギャリック砲ー!」
ヤ「ただの風じゃねーかwwwくらえ 狼牙風風拳!!」
ベ「ふぐおぉぉ」
蒼「頼りになんね〜なオイ」
ヤ「さて、やらないk」
ドゴ
ヤ「ぐふぉおお」
J「まったくへたれはヘタレ同士で戦ってろよ」
蒼「ありがとうジュン君、抱き」
J「ちょwwww胸wwww」
蒼「さて、ジュン君の家でやらないか?」
J「ウホッ」
ベ「くそう、ジュンならともかくヤムチャにまで負けるとは・・・俺はどうすればいいんだ」
梅「どーもーUGで〜すオッケェ〜ィ」
ベ「コレからが本当の・・・らめぇ」
593 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 22:02:26.05 ID:8SCMNWnpO
ジュン漁夫の利wwww
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 22:03:49.14 ID:krALxvbm0
これはひどいwwwwwwwww
595 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 22:12:13.64 ID:rbxe0tRoO
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 22:14:07.76 ID:8SCMNWnpO
薔(ジュンにプレゼント…)
ピンポーン
J「ん?はーい!」
宅配便「ちわー、宅配便でーす。印鑑を…」
J「なんだこのデカい箱は…?なんか頼んだっけ?」
パカ
薔「………じゃーん」
J「……なぜに?」
薔「…これが本当の…私をプレゼント」
J「……………」
薔「……………」
雪「ばらしーちゃんどうしたんですか?」
薔「………クーリングオフされた」
>>596 昔それで、洒落にならない事件があったような。
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 22:30:15.36 ID:8SCMNWnpO
J「…………はあ」
薔(ジュン元気がない…)
薔「ジュン…プレゼント」
J「ん?ああ、ありがとう…」
薔「開けて見て」
J「いいのか?開けるぞ」
パカ
J「……これは?」
薔「ばらしー人形」
J「は、はあ…」
薔「お腹押して見て」
J「…こうか?」
ぐい
ばらしー人形<頑張れ頑張れジューン!ふれーふれージューン!
J「…………………」
薔「……元気出た?」
J「……ありがとな(なでなで」
薔「ん……………うん♪」
599 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 22:31:07.87 ID:4MDHqWXo0
俺は荷物着ても直ぐに開けないから窒息(rk
600 :
:2006/04/16(日) 22:45:42.43 ID:Lfwr7KPM0
601 :
:2006/04/16(日) 23:00:06.78 ID:Lfwr7KPM0
602 :
:2006/04/16(日) 23:12:04.31 ID:Lfwr7KPM0
603 :
:2006/04/16(日) 23:22:37.82 ID:Lfwr7KPM0
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 23:28:27.77 ID:8SCMNWnpO
薔(ジュンとキスしたい…)
薔「ああ…!」
J「なに人の顔みた途端倒れるの?僕は熊か?」
薔「…………」
J「おーい?」
薔「…………」
J「本当に気絶してるのか?………ん?なんだこの紙?えーとなになに?」
ばらしーは魔女の呪いを受けました。王子様(ジュン)のキスがないと目を覚ましません。
J「……………」
薔薇水晶の横に座る
薔「…………(どきどき)」
10分後
J「……………」
薔「…………(……………)」
1時間後
J「…………………」
薔「私の事嫌いなの?」
J「その露骨なとこがな」
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 23:29:52.61 ID:6ddWBw2W0
ジュンテラヒドス
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 23:32:36.34 ID:FQ2msjyp0
薔薇しぃ放置wwww
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 23:34:23.27 ID:krALxvbm0
だがそれがいい
「ううっ・・・ぐすっ」
「水銀燈・・・どうしたの?」
「薔薇水晶・・・。あなたが死ぬお話があってね、それ読んでつらくなっちゃったのよぉ」
「そっか。でも大丈夫・・・私は絶対どこにもいかないから・・・」
「ありがとぉ。でも言葉だけじゃ不安なの。お願い、抱きしめさせて。すごく安心するの。ね、いいでしょ?」
「うん、どんと・・・こい!」
薔薇水晶のあたたかさを感じながら私は別世界の薔薇水晶に彼女にも救いの手を、と祈りを捧げた。
一方薔薇水晶は水銀燈の肩越しに熟睡していた。
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 23:44:03.11 ID:JxlcaVZt0
どうやってもシリアスにならんなw
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 23:44:39.58 ID:6ddWBw2W0
良い話だ
611 :
610:2006/04/16(日) 23:45:15.09 ID:6ddWBw2W0
最後の文よく見たら全然良い話じゃねぇw
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 23:50:07.43 ID:8SCMNWnpO
バロスwww
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/16(日) 23:59:24.45 ID:7mZo9Edo0
>>610-
>>611 バロスwwwwwwwwちゃんとよめwwwwwww
614 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 00:10:43.01 ID:BIGI4yPM0
寝☆
615 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 00:13:54.37 ID:3cII7tObO
ジ「・・・あの娘、美人だな」
薔「私たち以外に美人っていった?いったよね」
雪「お仕置ですね」
ジ「ちょ、ごめ・・・」
ジ「お、あれ可愛いな・・・」
雪「いま他の人に可愛いっていいましたね?」
薔「・・・お仕置」
ジ「いや、ただミッ○ーの人形可愛いって…や、やめr」
ジ「あれ、新しい服買ったの?すごい似合ってる、可愛いよ」
薔「そ、そう・・・・・?(///)」
雪「あ、ありがとうございます・・・(///)」
ジ「お・・・可愛い猫」
薔「また他の人に可愛いっていったね、お仕置だよ」
雪「もう一度躾が必要なようですね」
ジ「いや僕は猫を・・・あー」
616 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 00:24:39.34 ID:1uKHORsIO
ほっしゅーしゅー
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 00:25:15.38 ID:kCQZDfmoO
ちょwwww二人ともwwwww
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 00:50:17.64 ID:StWAQzm80
ほしゅ
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 01:07:40.89 ID:+ICPQdnlO
蒼「なんだよJUM君!!いつも真紅の言いなりになって!!そんなに好きなら真紅と付き合えば!?」
JUM「あいつは昔からああだったから言うこと聞くのはもう癖みたいなもんなんだよ。大事な存在には違いないけどそれは友達としてだ」
蒼「ふん、どうだかね。どうせえっちなJUM君はあわよくばとか思ってるんじゃないの?」
JUM「そ、そんなこと思ってるわけないだろ!!自分だってたまに翠星石と危ない世界に行こうとしてるじゃないか!!」
蒼「す、翠星石とは姉妹だから仲がいいだけじゃないか!!そんなふうに思ってたなんて見損なったよ!!このエロメガネ!!」
JUM「蒼星石だって僕と真紅のこと疑ってたじゃないか!!妄想レズ女!!」
蒼「JUM君が疑われるようなことしてるから悪いんだよ!僕はちゃんとJUM君のこと愛してるもん!!まあそのJUM君は浮気することで頭が一杯みたいだけどね!!」
JUM「僕のほうが愛してるさ!!例え蒼星石が姉にしか興味もってない変態でもな!!」
蒼「はじめて愛してるって言い合ったね!!このエロメガネ!!」
JUM「ああそうだな!!レズ女!!キスするぞ!!」
蒼「望むところだよ!!」
真紅「・・・ダシにされたのだわ」
翠「・・・きっとあれでも真面目にケンカしてるんですよ」
保守
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 01:20:24.87 ID:kCQZDfmoO
622 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 01:34:02.65 ID:w3Cdq3wF0
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 01:42:03.06 ID:q/3f/YNaO
>>619 見てるこっちが恥ずかしいwwww
最近あっちこっちに誤爆しまくるんだよな…ボケてんのかな…
銀「真紅! 勝手に高い葉っぱ買っちゃダメって言ったでしょ!」
銀「雛苺! 床にラクガキして遊ぶなって何度言ったら……!」
銀「金糸雀! あんたまたミッションとか称して置物壊したわね!?」
銀「翠星石! レンジ de エッグボムはやめなさい!!」
銀「蒼星石! 庭の手入れは普通の鋏でやりなさい! そんな大鋏使ってたらご近所のお子さんの教育に悪いわよ!」
銀「薔薇水晶に雪華綺晶! 『増えない掛け算』本を幼稚園児に薦めちゃダメでしょう!」
銀「あぁ……目元に小じわが……しくしく……」
J「ん? どうしたんだ水銀燈」
銀「えっ、あっ、み、見ないでええええ!」
J「……あいつらで苦労してるんだな」
銀「……ひっく……えぐ……」
J「なあ水銀燈。今度の日曜、空いてるなら一緒に遊びにでも行かないか?」
銀「ぐす……え?」
J「気分転換は必要だろ? まあその、僕なんかで良ければだけど……」
銀「い、行く行く! 絶対行く!」
銀(ああ、神様……日々の苦労はちゃんと幸せで以って報われるのですね……)
妹s(……いい子になろう)
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 02:03:54.76 ID:w3Cdq3wF0
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 02:13:17.74 ID:t8ketPxaO
銀ちゃん報われて良かったね
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 02:24:19.07 ID:dwWHO/jp0
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 02:35:24.45 ID:+ICPQdnlO
JUM「なんだよカナリア。朝っぱらからこんなとこ呼び出して。授業にゃまだ早いぞ」
金「いいからカナのお願い聞くかしら。カナが合図だしたらあの曲がり角に向かって歩くかしら」
JUM「はいはいわかったよ。」
金「じゃあカナも向こうで準備するかしら」
JUM(自分は先に曲がり角の向こう行って・・・なにするつもりだ?)
金「もういいかしらー」
JUM「はいよ」
そう返事をすると僕は歩きはじめた・・・
タタタタッ
JUM「ん?なんだこの足音・・・」
金「遅刻するかしらー!!」
ドゴッ!!
JUM「げふっっ!!」
金「痛いかしらー、あっカナの朝ご飯が・・・」
JUM「ろ、肋骨が・・・」
金「っ!!カナのパンツ見たかしら!!」
JUM「て、転校生キタコレ・・・」
ガクッ
金「出会いはこんなもんかしら。次は教室で運命の再会と・・・あら?JUMどうしたかしらー?」
保守
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 02:38:39.32 ID:dwWHO/jp0
カナ、パンツはいて(rk
630 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 02:40:36.40 ID:c5HhkQ4cO
>>624 銀ちゃんよかったね(*⌒▽⌒*)
>>628 策士もなにもあったもんじゃないなwww
でも、策士ktkr!www
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 03:03:00.80 ID:q/3f/YNaO
ほす
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 03:17:57.20 ID:93QcIUvt0
銀ママ書きながら保守
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 03:18:17.00 ID:w3Cdq3wF0
ほっすぃんぐ
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 03:32:29.95 ID:93QcIUvt0
注:水銀燈がお母さん
私のママは、ママじゃないけど。やっぱりママ。
私とママの出会いは、今はもう居ないパパが私をあの寂しい場所から連れて来たから。
私の他にも、あと六人あのさびしい場所から連れて来られた。
パパは、今日から家族だぞ。と、笑顔で言ってママに紹介していた。
その時のママの顔は、驚いた表情をしていた。そして泣いちゃった。
ソレを見た私は、嫌われたと思った。けど、ちがった。
ママは、私たちを抱きしめて。
「今日から私がアナタたちのお母さんよ」
と、涙声で言ってくれた。パパは、そんなママを見て微笑んでいた。
本当のママに捨てられた私に、ママの愛は本当に柔らかくて暖かくて嬉しかった。
他の子も同じで、嬉しかったと思う。
私たちは、すぐにママをママ(お母さん)と呼んだ。
初めてママ(お母さん)呼んだとき、ママは嬉しそうな笑顔を浮かべて私たちの頭を優しく撫でてくれた。
本当にそれが嬉しかった。
私たちがママとパパの所に来て、すぐにパパは居なくなった。
その時、ママは泣いていた。私たちはどうすればママが泣かない様になるか考えてた。
でも、私たちもパパが居なくなった事に泣いてて……ほとんど何も出来なかった。
しばらくして、ママはいつもどおりのママ戻ってた。
なんで? と、ママに涙ぐみながら聞いた。
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 03:32:57.96 ID:93QcIUvt0
>>634つづき
ママは、笑顔で
「いつまでも泣いてても、あの人は帰ってこないし……ずーっと泣いてたらあの人に悪い。それにあの人だから逆に怒るわ」
と、私に答えてくれた。その時のママの表情はどこかさびしげなモノだった。
その言葉を受けて、改めてパパの人柄を思い浮かべ確かにそうだと頷いた。
多分、ママとパパの娘たちの中で、立ち直りが一番早かったのは私。
私は、その後ママの言葉を他の子たちにも伝えた。他の子たちも時間をかけて立ち直った。
パパは居なくなったけどママが居る。これから自分たちが何をすればいいのか何をするべきか。
今思えば、その年齢に合わない難しい事を考えていたと思う。
カナねぇは、今まで以上に勉強を始めた。科学関係の勉強をして今ではノーベル賞を受賞するまでに至った。
スィねぇは、料理の腕を磨き上げた。今では、テレビなんかに出演してその人柄もあってか笑って毒舌料理人とも呼ばれる。
本人も、あ、そりゃぁ〜私の事を其のまま表した言葉ですぅ〜なんて言ってる。
ソゥねぇは、武術の腕を磨き上げ空手・柔術・ボクシング……日本に溢れる武術を磨き上げている梁山泊と言う所に住み込みで
習っていて偶に帰ってきては、何をしたんだと笑顔で話してくれる。
真紅ねぇは、良くわからないけど万能とでも言うのか? ママを追いかけて今ではキャリアウーマンとしてバリバリ働いている。
バラちゃんは、昔からミステリー関係が好きだったので好きな事を極め占い師なんてやってる、一日中予約だらけらしい。
私も占ってもらった事があるけど、ほとんど100%の確立で当たった。
キラちゃんは、バラちゃんと同じ道に行くと思ったんだけど、軍に所属し今ではフリーの傭兵でバラちゃんのボディーガードをしている。
雇い主はバラちゃんで、姉妹であるキラちゃんだけどちゃんと給料は他の人と変わらない分しかださないよ? と、キラちゃんに言ってた。
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 03:33:26.47 ID:93QcIUvt0
>>635つづき
そして私は、小さい頃から絵を描く事が好きだった。
だから、今では絵描きとして頑張っている。初めの頃は、まったく認められなかった絵。
だけど、ある一つの絵を描いて出品した所すばらしい賛美を受けた。
そのある一つの絵は、私の思い出が、ママとの思い出、カナねぇとの思い出、スィねぇとの思い出、ソゥねぇとの思い出、
真紅ねぇとの思い出、バラちゃんとの思い出、キラちゃんとの思い出、ジュンとの思い出、そしてパパとの思い出が
そう、思い出がいっぱいいっぱい詰まった絵だった。
今では、画家として世間に認められ私は絵を描き続けている。
画家として認められた時、ママは自分の事のように喜んでくれた、姉たちも妹たちも喜んでくれた。幼馴染のジュンも
たぶん、天国のパパも喜んでくれてると思う。
そうそう……私たちの思い出が詰められた絵の名前は……
Family
家族。私もいつかママの様な家族を持ちたいと思う。
ソレがいつになるかは分からない。
でも、きっといつか……愛する人を見つけて子どもを得て
ママもお姉ちゃんたちも妹たちを呼んで、笑顔で紹介したいと思う。
『画家 薔薇乙女 雛苺 の日記より』
637 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 03:34:22.98 ID:93QcIUvt0
いつかの未来〜雛苺編〜終わし
……銀ママでてねぇしw
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 03:58:58.93 ID:LJAYCmSQ0
雛・・・・・・・
感動の大作ktkr!
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 04:27:16.97 ID:hZTJdWRJ0
和んだwww幸せな未来GJ!
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 04:27:20.38 ID:bhaz4x420
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 04:51:08.33 ID:hZTJdWRJ0
今ならいけるか。こっそり投下…
642 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 04:51:51.28 ID:hZTJdWRJ0
このお話は、機械や鉄砲が存在せず、
八百万の神々、そして森の生き物や妖怪達が、まだ人々にとってとても身近であった頃の物語…
都の外れの荒れ屋敷。崩れた塀と草に埋まる庭。朽ち、倒れかけた建物群。
化け物屋敷と恐れられ、今は人すら近寄らぬそれらは、しかし過去の栄華を示すかのように、
月に照らされその半ば崩れかかった威容をさらしていた。
暗く、静かに、ただ虫の音のみが響き渡る屋敷の中、小さく聞こえる衣擦れの音。
人など居らぬ屋敷の中で、荒く弾む息遣いは誰のものか。
未だ倒れぬ離れの中に小さな悲鳴の上がる時、几帳を照らす青い炎が風も受けずにゆらめいた。
狼禅百鬼夜行 六つ目の話 都姫狗妖話 みやこのひめとてんぐのあやしげなるはなし
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 04:57:04.34 ID:hZTJdWRJ0
>>642 枕の横に聞こえるは、何処ぞの寺の名高い坊主が発する気合と念仏の声。
焚き締められた香の匂いもその念仏も、「私」にはさして気になるものでもない。
けれど、私の中に居る誰か。何時ものように、唐突に乱暴に私の体を占拠した何者か、は、
そのどちらにもに苦しんで…勝手に人の口を使って呪詛と恨みの言葉をとめどなく吐きだしていく。
時には体を大きく跳ねさせて、のたうちまわることすらあった。
けれど、私は慌てて押さえる僧達の手の感触も、苦しく締め付けられる胸の痛みも、
すべてはまるで、夢の中のように……遠く、遠く感じるだけ。
私と体のつながりは、もうきっと切れかけている。
小さい頃、初めて何かに憑かれた時は、それこそ激しい痛みと苦痛で気が狂いそうになったほど。
それが、徐々に遠くなっていく、というのは…きっと、私自身が体から剥がされかけている証拠。
いつか私は完全に、この体に憑くたくさんの何かに蝕まれ、追い出され、そして消えてしまうのだ。
遅かれ早かれ、いつの日か。
続く遠い痛みと叫び声を考え事で紛らわせるうち、私の体は断末魔の悲鳴を上げて倒れ伏す。
とたんに体に感触が戻って、私は大きく息をついた。
「終わりました」
「ありがとうございます。お礼とお食事は、母屋の方に…」
目をつぶって体を弛緩させる私の隣で、坊主と父の声が聞こえる。
聞きなれたこの遣り取りも、この月に入り既に何度目であろうか。
もはや叫び続けて声は枯れ、暴れ続けて疲労困憊。今は体も動かない。
私に出来る事はただ、侍女たちに姿勢を整えられ、寝具をかけられるままに
疲れた体を眠って休める事くらいだった。
644 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 05:02:56.73 ID:hZTJdWRJ0
>>643 次に目を覚ました時は、日は既に高く上り、傍には誰も居なかった。
何時もの朝だ。このような、数日に一度は何かに憑かれて奇声を発する化け物憑きの娘の傍らには、
侍女すら長くは居たがらない。
けれど、それくらいが丁度よいと思う。私だって気味悪がられながら一緒に居るなど気分が悪い。
小さく伸びをして起き上がろうとすると体の節々が痛んだが、そんなのは何時もの事だ。
並べられた服を纏って、傍に置かれた膳を寄せて冷えた朝餉を口にする。
……半分も食べ終わらぬうちに、面倒になって箸をおいた。
このような今にも他の何かにくれてやらねばならぬ体など、いたわったとして何になる。
むせ返るほど焚き染められた、魔除けの香から逃げるように部屋を出る。
自らの手で御簾を上げて格子を開いて縁側へ。
見渡せる庭は、月の半分は床に伏せる私を置いてにいつの間にやら夏を過ぎ、
青々と茂っていた緑の木々も、今は秋の装いも色鮮やかに、周囲にそれを誇示してみせていた。
誰も見ていないのをいいことに、私は廊下に腰を下ろしてその光景をぼんやり眺める。
どうせ人などこの離れまではめったにやって来ないのだ。
多少はしたなく外に姿をを晒したとて、注意をされる事も無い。
そうして、赤く赤く血のような色に染まりざわめく紅葉を眺めていると、
ふっ、と自分のことなどすっかり忘れてしまいそうになる。
中納言の姫である事も。化け物憑きであることも。この世に存在していることすらも。
そう、無理に私がこの世に存在し続けたとしても、
私のたった一つの所有物である体は、これからも化け物に、生霊に何度も奪われ続けるのだろう。
その最中に、きっと「私自身」も消えてなくなってしまうのだ。
……どうせなくなってしまうのならば、
いっそこのまま風に溶けて、紅に溶けて、綺麗に消えてなくなってしまえばいいのに。
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 05:07:32.26 ID:hZTJdWRJ0
>>644 柱に体をあずけながらそのようなことをぼんやりと考えて、一体どれくらいの時間が過ぎたのだろう。
いつの間にやら夕暮れ時になり、木々だけでなく空すら朱に染まり始める頃…
ギャァ――――――――――――――!!
大きな悲鳴が響き渡る。それは人ではない何か別の生き物の声。
我に返って空を見上げると、何かがどさりと屋根に落ちる音。
程なくそれは端から転げ落ちて、その姿を現した。
「からす…?」
その鳥は、落ちかけたところで羽ばたいて、再び空に舞い上がろうとする。
しかし、矢に貫かれた羽ではそれも無駄であったのだろう。
必死の羽ばたきも空しく、私のすぐ近くに落ちた。
烏は地に落ちてなお羽ばたこうと足掻き、もがき苦しんでいる。
その姿に興味をそそられた私が、近寄ろうと柱から身を起こしたとき…
塀の外に、馬のいななきと鎧兜の鳴る音。そして男たちの騒がしい声。
屋敷に落ちたぞ!物の怪め!また中納言様に祟りを為そうと言うのか!
早く屋敷の者に伝えて捕まえねば!
次第に遠ざかってゆく声を聞きながら、私はひざをついて烏に近づいていく。
羽を貫かれて、無様にのた打ち回るかの鳥は、やっと私の姿に気がついたようにこちらを見上げた。
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 05:12:58.90 ID:hZTJdWRJ0
>>645 そこにあったのは赤い瞳。普通ならば黒く濡れ、漆器のように光るはずのその瞳は、
今の空のように、庭の紅葉のように、血のように赤く光っていた。
思わず引き込まれて手を差し伸べるが、烏は威嚇するようにコウ!と一声。
しかし躊躇せずに、私はその体を抱き上げた。暴れて辺りに黒い羽が飛び散ったが気にしない。
片手で押さえて背中をなでてやるうちに、烏は次第に大人しくなっていった。
そのうちに、ドタドタと騒がしい足音が近づいてくる。
見れば、屋敷に仕える侍女の一人が渡り廊下を急ぎ足で歩いてこちらにやってきた。
「何をやっておられるのです!御簾の中へお入りください!今からこちらに人が参ります!」
抱いた烏を長い上着の袖で覆って振り返ると、
あれよあれよという間に御簾の中に押し込められてしまう。
程なく庭をどかどかと歩く数人の足音が聞こえて、外から声がかけられた。
挨拶の口上のあとに続いたのは…
「私が先ほど射落とした、物の怪と思しき黒い影がこちらに落ちてゆきました!
姫はご無事であらせられるか!?」
案の定、先の烏のことと思しき話。
武士の言葉に、侍女がこちらを振り返る。私は静かに頷いて、おかしくない意思を伝えた。
すると侍女は向き直って、御簾の外へ言葉を放つ。
「姫様はご無事で居られます!」
「ならば、落ちた黒い影をお見かけになりませんでしたか?」
振り返る侍女に、今度は小声で言葉を伝えた。
647 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 05:17:35.28 ID:hZTJdWRJ0
>>647 「悲鳴をあげて落ちてきた影は、のた打ち回った後に再び空を飛び、
西の空の彼方へ消えた、とおっしゃっておられます!」
逃げたか!物の怪め!と男達の色めき立つ声が聞こえてくる。
しかしそれは直ぐに先ほどの呼びかけの声によって静められた。
「わかりました!ご協力感謝いたします!」
良く通る、張りのある声が響いた後、足音は、どかどかと音を立てながら再び遠ざかっていった。
その気配が遠くへ消える頃、残った侍女はひとしきり心配して、
物の怪に中てられていませんか、体の調子はおかしくありませんか、などと聞いて来る。
しかし何時もと変わった所は無い、とうんざりしながら告げると、すぐに離れを出て行った。
やっと部屋に静寂が戻る。袖の陰に隠した烏の様子を見てみると、
なにやら憮然とした様子でこちらを見上げていた。
「……私はただ助けたかったから貴方を助けたの。別に感謝なんてしなくてもいいけれど
少なくとも怪我が治るまではここにいたら?」
物の怪だ、と男達は言っていたけれど実はただの鳥であるかもしれない。そんな事などわかっている。
けれど、その物問いたげなその様子に、私は思わず語りかけてしまっていた。
烏は、そんな私をあの赤い瞳で見上げて…思い出したかのように、鳥らしく小首を傾げて見せた。
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 05:18:35.90 ID:hZTJdWRJ0
今は此処まで。 続きはまた後ほどに…
では、書いてきます。
649 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 05:20:32.80 ID:jBwbaBEC0
>>648 GJ!!!! 続きwktkなのです! なんてうまい文なんでしょう……
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 05:52:16.01 ID:hZTJdWRJ0
>>649 GJありがとう!褒められると空も飛べる気がする(ぁ
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 05:56:09.77 ID:3cII7tObO
朝からktkr
このシリーズ本当に大好き
652 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 06:08:29.53 ID:XFV5S6D+0
起きたところに、名作が投下されてましたよ〜
寝起きの頭がスッキリ目覚めた。
ホントにGJです! 続きも楽しみにしてます。
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 06:44:53.65 ID:yqHzFxP0O
保守
654 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 07:02:52.53 ID:kCQZDfmoO
保守
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 07:03:03.56 ID:yqHzFxP0O
保守
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 07:44:24.09 ID:Q3lgQZK50
hosy
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 07:44:26.57 ID:vpPjk4H70
658 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 08:01:13.82 ID:cLPL/HWW0
>>648 このシリーズ大好き
水銀燈とめぐの話か、薔薇水晶が嫉妬しそうだw
659 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 08:03:20.89 ID:1FuI6MZ30
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 08:05:10.78 ID:1FuI6MZ30
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 08:26:36.67 ID:Q3lgQZK50
保守
662 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 08:49:48.35 ID:kCQZDfmoO
保守
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 09:30:57.50 ID:X4cw5IL20
ほ
664 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 09:31:53.80 ID:3cII7tObO
J「今日は暑いな…」
銀「ほんとねぇ」
雪「もう少し薄着にするべきでした…」
薔「……暑い」
J「あー上着一枚脱ぐか…」
銀「私も…」
十分後
J「更に暑くなったな」
雪「もう一枚脱ぎましょう…」
三十分後
J「おかしいよなこの暑さ」
雪「あぅ………」
銀「もうだめぇ」
薔「もう一枚脱ぐ…」
J「ああそうだな…って脱ぐな!下着になるな!!」
薔「下着履いてれば大丈夫…」
雪「そうですね…」
銀「私もぉ…」
J「脱ぐなああああ!」
薔「………悩殺」
J「で、大量の暖房装置はなんだい薔薇水晶」
薔「……さあ?」
J「…………………」
薔「ジュン」
J「ん?」
薔「私たちの下着みてしたくなった?」
J「ねーよ」
665 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 09:48:06.37 ID:SqSKQTMVO
またかwww
666 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 09:58:53.60 ID:c5HhkQ4cO
僕はしたくなります。
絶対です!!
667 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 10:24:43.57 ID:aIsO8JnxO
保守
668 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 10:29:16.30 ID:3cII7tObO
J「今日は寒いな…」
銀「ほんとねぇ」
雪「もう少し厚着にするべきでした…」
薔「……寒い」
J「あーストーブの設定温度上げるか…」
銀「賛成…」
十分後
J「更に寒くなって来たな」
雪「ストーブの石油が切れたようです」
銀「石油もうないわぁ」
三十分後
J「いくらなんでもこの寒さは」
雪「…………クシュン」
銀「も、も、も、も、も」
薔「銀ちゃんが壊れた」
J「毛布持って来い」
雪「ドアと窓が凍りました。開きません。」
J「…………」
薔「……寒けりゃ体で暖めろ」
雪「そうですね…ジュン君」
銀「ジュ、ジュ、ジュ、ジュ、ン」
J「な、なにする貴様らー」
669 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 10:30:57.34 ID:3cII7tObO
銀「はぁー、やっぱりおしくらまんじゅうすると暖かいわねぇ」
雪「そうですねぇ…ジュン君?顔真っ赤ですよ?」
J「い、いや、なんでもない」
薔「ひとまず…冷房止めようか」
J「……………」
薔「ところで……何想像したの?(ふふふ)」
雪「何をですか?(くすくす)」
銀「何をぉ?(にやにや)」
J「………!!(は、はめられた……!!)」
ちょwww冷房wwww
671 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 10:58:42.11 ID:9sBH164J0
保守 とうぁ
672 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 10:59:43.42 ID:kCQZDfmoO
暖房の次は冷房ですかwwwww
673 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 11:28:29.44 ID:kCQZDfmoO
保守
674 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 11:39:11.33 ID:3cII7tObO
金「ジュンに告白するかしらー!ラブレターで呼び出しかしらー!」
金「ジュンの下駄箱は…3508……ここかしら…どきどきするかしらー」
雛「3516に入れ替えするのー」
放課後
金「wktkかしらー」
ベ「ふ…手紙なんかより直接言ってくれればいい物を…」
金「かしらーー!!?」
J「ん?いまカナリアの声聞こえなかったか?」
雛「気のせいなのー、それより一緒に帰ろうなのー」
J「ん、じゃあ行くか」
675 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 11:41:20.18 ID:SqSKQTMVO
黒雛ktkr
676 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 11:41:21.41 ID:1FuI6MZ30
677 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 11:41:21.38 ID:nuVGgDrP0
ローゼンメイデンて誰?
普通の女の子なんだろ?
俺が知ってるわけねー
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 11:41:50.53 ID:Q3lgQZK50
黒い、黒いよ雛苺!!
679 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 11:43:47.68 ID:BIGI4yPM0
黒いwwww
680 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 12:01:22.43 ID:9sBH164J0
の「さ、おやつの時間ですよ〜。」
雛「わ〜いなの。うにゅ〜がたくさんあるの。」
J「僕たちの分もあるんだからな。」
翠「こら、ちびちびあんまがっつくなですぅ。」
雛「んっく、おいし〜の。」
の「あらあらヒナちゃん、あんこがついてるわよ。」
のりは雛苺の頬についたあんこを指ですくい取ると
その指をそのまま口に運んだ。
雛「えへへ、ありあと。」
翠(はっこれです!)
何を思ったか急に勢いよく食べはじめた翠星石。
雛苺が対抗しようとするが体躯の差もあって流石にかなわない。
雛「も〜っ、ヒナのぶんなくなっちゃうの〜。」
の「まだあるから大丈夫よ〜。」
翠(よし、準備万端ですぅ)
J・翠「おい・・・」
頬にうまくあんこをつけた翠星石はJUMに声をかけようとしたが
同じタイミングで声をかけられた。
見つめあう二人、その頬にはあんこがぺったリ付いていた。
681 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 12:12:32.47 ID:kCQZDfmoO
考えることはみな同じか
682 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 12:29:29.62 ID:MuN+E6pX0
683 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 12:36:46.27 ID:3cII7tObO
684 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 12:48:51.83 ID:kCQZDfmoO
子供は養子だったのか……。
685 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 12:58:21.15 ID:Q3lgQZK50
作品ちゃんと嫁
686 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 13:21:24.32 ID:bCvxzYnMO
ほしゅー
687 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 13:49:14.51 ID:9sBH164J0
>>680の続き書いてたら何かが降ってきたので
雛苺の続きにしてしまおう。
ちょっとだけあれなんで「biero」でNGにしてね。
>>680 翠(か、かぶったですぅ!?・・・ならこうです!)
同じことを考えてたかと一瞬たじろいだが
それならばと翠星石は出方を替えることにした。
翠「な、なにみっともねぇ食べ方してるですか。
ちびはほんとに世話の焼けるやつですぅ。」
JUMの右の頬に手を伸ばしてついてるあんこをすくい取り、
その指をそのままJUMの口に突っ込んだ。
J「な、むぐ・・・・・・ちう。」
予想外の行動だったのかJUMは驚いていたが
その意図を汲み取ると指についたあんこを丁寧に舐め取る。
JUMはその甘い指を味がなくなるまで吸った。
翠「・・・あぅ、もういいです。」
指の腹を舌で擦られる感覚に耐えられなくなった翠星石は
ゆっくりとJUMの口から指を引き抜いた。
名残惜しそうに糸を引く指を自らの口でくわえなおす。
>>688 J「そういうお前だってついてるぞ。」
翠「え、ど、どこですぅ?」
今度はJUMがあんこを取る番。
翠星石はわからないふりをしてそう促した。
J「ふう、しょうがないな。」
JUMは翠星石の右の頬についてるあんこを直接舌で舐め取った。
点々とついているあんこを丁寧にすくい取っていく。
翠「はぅ、それは翠星石のですぅ。ちゃんと返すですぅ。」
JUMの舌に集められたあんこをとりかえそうと肩を掴んで引き寄せる。
短く舌を垂らして受け取る準備を整えた。
雛「あー、翠星石ずるいの。雛もしたいの〜。」
翠「ちび苺!今いいとこだから邪魔すん(ry」
JUMは雛苺に向いている翠星石のあごに指を添え
向きなおさせるとそのままあんこを送り込んだ。
それに応えて翠星石も懸命に舌を動かして飲み下した。
あんこがなくなったところで崩れ落ちる翠星石を受け止め椅子に座らせる。
雛「おわった?次は雛のばん〜。」
J「ああ、こっちへおいで。」
終わる
690 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 14:11:52.82 ID:kCQZDfmoO
甘い!甘いぞ!
691 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 14:12:51.53 ID:1FuI6MZ30
692 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 14:13:27.71 ID:3cII7tObO
テラアマスwwwwww
693 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 14:24:46.31 ID:SqSKQTMVO
翠尿病になったw
694 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 14:25:43.54 ID:7xlUggE70
695 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 14:29:16.53 ID:2iohrMW60
696 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 14:42:26.04 ID:9sBH164J0
>>695 のりはどうしようかと思ったけど仕方ないので
>>680で大福を取りに行ったことにしちゃったw
まあいたらいたで
1:こういうときは→本で調べる→あんこ頬に塗る
2:じゃあヒナちゃんのは私が取ってあげる→巴が乱入
3:止める→布巾であんこふき取る→さあ続きをどうぞ
やっぱり困る。
697 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 15:08:16.01 ID:kCQZDfmoO
保守
698 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 15:12:48.44 ID:2iohrMW60
4:「思春期の男の子にはよくあること」と生暖かく見守るにイピョーウwww
699 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 15:37:34.99 ID:kCQZDfmoO
保守
700 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 15:41:51.28 ID:3cII7tObO
銀「私のボディの前ならジュンもイチコロよぉ」
金「けど今だ落とせないかしらー」
銀「私って結構家庭的だからジュンにお弁当作ったりして上げられるわぁ」
金「家庭的じゃなくて一般レベルかしらー」
銀「…私にかかればジュンとデートする中になるのも簡単よぉ」
金「今日ジュンは薔薇水晶と雪華綺晶と映画見に行ったかしらー」
銀「わ、私のフェロモンならジュンをメロメロにできるわぁ」
金「その割には告白されるのは女の子ばっかりかしらー」
蒼「え、お馬鹿さん相手に論破されたって?薔薇水晶も雪華綺晶もジュンと遊びに行ってて他に泣き付く人いないから僕の所きたって?そう言われてもなぁ…」
701 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 15:45:02.31 ID:ckdJB1QB0
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 15:47:22.77 ID:TxwjLurcO
水銀燈カワイソス(´・ω・`)
703 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 16:09:30.27 ID:kCQZDfmoO
保守
704 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 16:36:43.45 ID:kCQZDfmoO
保守
705 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 16:36:45.21 ID:ckdJB1QB0
保守
706 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 16:42:16.94 ID:3cII7tObO
J「ごめん、待った?」
雪「いいえ、私も今来たところです」
J「そっか、じゃあ行こうか?」
雪「はい♪」
薔(お姉ちゃん…私を差し置いてジュンとデートなんて…許さない…妨害)
生卵を投げる
薔(…………えい!)
雪「あ、落とし物が」
雪華綺晶屈む→卵は当たらず雪「交番に届けましょう」
J「偉いな雪華綺晶は」
薔「……………」
二人の進路、足下辺りにロープを張る
薔(………二人して転ぶ)
雪「あ、ジュン君。あちら側に何かお店があるみたいですよ?」
進路変更→引っ掛からない
J「お、本当だ…喫茶店か。入って見る?」
薔「……………」
直接体当たり
薔(…………えい!)
雪「きゃ……!」
雪華綺晶躓く→薔薇水晶の体当たり当たらず→雪華綺晶ジュンに抱き付く形→薔薇水晶何か違うものに激突
J「き、雪華綺晶…?」
雪「あ、ジュ、ジュン君…その…」
薔「…………………」
707 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 16:43:21.35 ID:3cII7tObO
雪「ただいま、ばらしーちゃん」
薔「………………」
雪「ば、ばらしーちゃん」
薔「……負けないもん」
雪「え?」
薔「……ふーんだ!」
雪「ば、ばらしーちゃん!?なんで不貞寝するんですか!?ばらしーちゃん!?」
J「お、ベジータ」
ベ「今日外歩いてたらいきなり生卵ぶつけられてその後ロープで転んで更に背後から体当たりされた」
J「ひどい話だな」
真紅→大人びてる生意気な糞ガキ
翠星石→器物損壊罪
蒼星石→おじーちゃん思いの良い子
水銀燈→危ない人
雛苺→そのまんま
薔薇水晶→ヨクワカンネ
709 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 16:59:32.38 ID:3cII7tObO
保守
710 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 17:19:55.57 ID:c5HhkQ4cO
711 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 17:49:23.70 ID:ckdJB1QB0
保守
712 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 18:17:00.58 ID:UkPRhpvY0
ほす
713 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 18:24:24.16 ID:9vpyq++WO
ほす?
714 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 18:32:56.75 ID:6pCb0NT10
JUNの部屋にて
JUNはお茶淹れに行ってます
蒼「JUN君まだかなー。」
コツン
蒼「あれ?ベットの下に何か?」
エロ本
蒼「……そうだよね。JUN君も男の子だもんね。エッチな本の一冊ぐらい。」
エロ本エロ本エロ本エロ本エロ本エロ本
蒼「……。」
蒼(……良く考えたら実物見るのって始めてかも。)
蒼(……ちょっとぐらい見ても良いよね。)
蒼(…へー。…わ!こんな格好したりするんだ。)
蒼(……縛られて痛くないのかな?……外で!)
715 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 18:33:30.46 ID:6pCb0NT10
J「お待たせ。って!何見てんだよ!」
蒼「え、えっと!その!」
J「とりあえず貸して!」
蒼「あ、ごめんなさい。」
J「……」
蒼「……」
J(…気まずい。)
蒼「…ねえ?JUN君。」
J「な、何?」
蒼「さっきの本に載ってた事してみたい?」
J「へ?」
蒼「JUN君がしてみたいなら僕……。」
J「それって……。」
続きは省略されました
見たい場合は各自脳内保管してください
716 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 18:35:39.73 ID:3cII7tObO
脳内保管しました
保管完了w
718 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 18:38:13.85 ID:kCQZDfmoO
ジュンって意外とマニアックwwwww
719 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 18:57:00.65 ID:kCQZDfmoO
保守
720 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 19:09:56.26 ID:7NpI8Agi0
保管したけど続きが見たいので補完して下さい><
721 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 19:33:52.87 ID:kCQZDfmoO
保守
722 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 19:46:42.89 ID:b3U6ms6y0
薔薇乙女達からお茶やデートのお誘いがありました。
1真紅とお茶会
2水銀燈とデート
3翠星石とご飯
4蒼星石とスポーツ
5金糸雀と勉強
6雛苺と遊ぶ
7雪華綺晶の家に
8薔薇水晶の家に
9梅岡の補習を受ける
選択肢
1
真紅「ジュン、紅茶よ、貴方も飲みなさい・・・決して睡眠薬なんて入ってないから安心なさい」
2
水銀燈「あらぁ、もうこんな時間ねぇ・・・ねえ、近くに良い場所があるのぉ・・・人が来ない、良い場所が」
3
翠星石「チビ人間さっさと食うです、別に何も盛ってないから安心するです」
4
蒼星石「もう疲れてきた?それじゃ少し休もうか、向こうに良い場所があるんだよ、誰もこない場所が」
5
金糸雀「ジュンー!お茶を入れたかしらー!ぐぐいと飲むかしらー!飲んだって死ぬわけじゃないかしらー!」
6
雛苺「うゆー?ジュンーこれなにー?マツタケさんー?」
7
雪華綺晶「こちらへどうぞ・・・大丈夫ですわ、別に入ったとたん扉が閉まって閉じ込められるなんて事ありませんわ」
8
薔薇水晶「このお香?これはね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エッチな気分になってきた?」
9
梅「桜田しかこないのか・・・」
723 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 19:47:09.52 ID:b3U6ms6y0
J「・・・・・・・・・・・・・」
→9
梅「実は先生桜田のことが」
梅岡フラグが立ちました。
J「絶望した」
絶望したw
725 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 19:57:22.58 ID:3cII7tObO
最後の絶望したに吹いたwww
726 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 19:58:40.29 ID:6pCb0NT10
蒼「JUN君、お夕飯何食べたい?」
J「蒼星石。」
蒼「もー、真面目に答えてよ。」
J「うーん、でも蒼星石の作る物は何でも美味いからなー。」
蒼「じゃあ、買い物しながらかんがえよ?」
J「そうだな。」
金「手を繋いで出て行ったかしら。相変わらずラブラブかしら。」
紅「……。」
翠「……。」
紅「翠星石合わせるのだわ。」
翠「1,2,3.」
金「あー!二人の間にチャクラが!」
薔「…・・・。」
金「あ、薔薇水晶!二人を止めるかしら!」
薔「8歳と9歳と10歳と、12歳と13歳のときも僕はずっと待っていた!」
金「な、なにを!?」
薔「クリスマスプレゼントだよ!カードもだ!」
金「意味が分かんないかしらーーー!」
727 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 19:59:53.99 ID:3cII7tObO
チャクラエクステンションwww
728 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:00:01.43 ID:1FuI6MZ30
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:04:37.48 ID:X987SL9l0
放課後、いつものように一緒に帰るJUMと蒼星石だが、今日の蒼星石は機嫌の悪そうな顔をしている。
学校を出て、人気のない所まで来ると蒼星石はJUMにくるりと向き直る。
蒼「ジュンくんっ!」
J「どうした?」
蒼星石はJUMをにらみつけたが、JUMの方はあっけらかんとしている。
蒼「どうした? じゃないよ! 人のいる所でああいうことしないでって言ってるでしょ!?」
J「ああいうことって?」
蒼「それは、その…… 抱きしめたりとか……」
蒼星石は俯いて顔を赤くしながら呟いた。
J「……蒼星石は僕に抱きしめられるのがイヤなのか?」
蒼「イヤじゃないよ。でも、人が見てると恥ずかしい……」
J「仕方ないじゃないか、僕の腕はいつだって蒼星石を抱きしめたいって言ってるんだから。
それに、恥ずかしがってる蒼星石も可愛いしね」
蒼「……やっぱりワザとだったんだ。……イジワル」
唇を尖らせる蒼星石。それを見てJUMはワザとらしく笑った。
蒼「もうっ! ジュンくんなんか大――!」
JUMは自分の口で蒼星石の口を塞いだ。
JUMの唇は啄ばむ様に蒼星石の唇を求める。
蒼「ん……んぁ…… あっ……」
JUMは蒼星石からスッと唇を離した。
J「……大、何だって?」
蒼「大……好き」
蒼星石は熱に浮かされたような顔をしている。
730 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:05:11.54 ID:X987SL9l0
>>729 蒼「ジュンくん……もっと……」
J「もっと、何……?」
蒼「キス……して……?」
それを聞いたJUMはニヤッと笑った。
J「いいのか? こんな所でしてると人に見られちゃうけど?」
蒼星石は眉根を寄せて頬を膨らませる。
蒼「またイジワルする……」
JUMはそんな蒼星石の様子を見てまた笑い、蒼星石の頭を撫でる。
J「ごめんごめん。それじゃ……いくよ」
蒼「うん……」
再び重なる二人の唇。今度は互いの舌を絡めあうキス。
幸い、誰も二人を見ている人は居なかった。
731 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:08:37.38 ID:3cII7tObO
テラアマスwwwwww蒼の子は良いな
732 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:13:24.00 ID:6pCb0NT10
アメエwww
733 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:27:40.13 ID:nyyIpMak0
ねえ・・・教えて。
愛って・・・なんなの?
エッセイを読んでも・・・辞書で調べても・・・わからないの。
両親だって・・・教えてくれなかった。
私を産んでからすぐ・・・死んじゃったもの。
友達だって・・・いないから。
好きになる人も・・・なってくれる人も・・・いない。
ねえ・・・もしかしたら私・・・助けを求めてるのかな。
孤独の世界から・・・救って欲しくて・・・手を差し出してるのかな。
心に空いた穴を埋めて欲しいって・・・叫んでいるのかな。
ねえ・・・誰か・・・教えて。
愛って・・・。
水銀燈の日記より抜粋。
BGM 『MOTHER3 愛のテーマ』
734 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:31:29.60 ID:3cII7tObO
哀しいなぁ…(つД`)
735 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:34:35.17 ID:6pCb0NT10
かなしか
736 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:37:11.26 ID:cLPL/HWW0
真「水銀燈、ちょっと来てちょうd薔「うにゃおん♪」」
真「ひぃぃ猫は嫌いなのだわー!」
銀「・・・あんた何やってるの?」
薔「浮気対策♪猫耳、尻尾、猫さんパンツで銀ちゃんのハートも同時にゲット」
737 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:41:16.20 ID:3cII7tObO
猫さんパンツ(*´Д`)
738 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:43:52.01 ID:6pCb0NT10
猫さんパンツ想像しておっきした
739 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:54:25.53 ID:Q3lgQZK50
今日は長編を投下する人が少ないなぁ。だが私は投下する!!
というわけで
>>425【愛の行く末】弟6話を投下します。ノシ
740 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:55:03.20 ID:Q3lgQZK50
+++桜田ジュン(6/19PM4:40水銀燈自室)+++
水銀燈の家を訪れた僕は彼女の部屋に案内された。別にリビングでもよかったんだけど
水銀燈に半ば押しきられる形で部屋へと向かった。正直同年代の女の子の部屋に入るのは少し気恥ずかしい。
部屋に入った僕は水銀燈が差し出したクッションの上に座った。
机の反対側に座った水銀燈とはちょうど向かい合う形になった。
銀「うふふ♪ジュンが私の部屋に来るのは何年ぶりかしらぁ♪」
J「たしか三年くらいじゃないか」
銀「ふぅん、もうそんなに経ってたのねぇ。それで今日はどうしたのぉ?」
J「え、それは……」
銀「あっわかったぁ。私の事が心配になって来てくれたんでしょ」
違う。今日はそんな事のために来たんじゃない。
僕は水銀燈との絆を完全に断ち切るためにここに来たんだ。
あの後、泣き止んだ薔薇水晶に水銀燈と今日の放課後に話をつけてくると宣言した。
薔薇水晶は『別に明日でもいい』と言ってくれたけど、こういう事は先送りにしたらかえって状況を悪化させるだけだ。
そうなるくらいだったら思い立ったその時に行動した方がいい。
あんなことがあったから、水銀燈と顔を合わせづらいとも思った……
でもお互い前に進むためにはここで話しをつけないといけない。
たとえそれが原因で彼女を傷つけることになったとしても、けじめをつけないといけない。そう思ったからだ。
ここにくるまでは、僕が薔薇水晶と付き合っていることを伝え水銀燈との関係を清算しようと意気込んでいた。
でも……
741 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:55:27.40 ID:Q3lgQZK50
J「ああそうだよ。みんなもお前のこと心配してたぞ」
言えなかった……
銀「ありがとぉ。やっぱりジュンは私の事を一番に思ってくれてるのねぇ♪」
言えなかった。話をつけようとした決心も、関係を清算する決意も、
彼女の顔を見た途端に何処かへ吹き飛んでしまいなにも言うことが出来ないでいた。
くそ、僕はなんて根性なしなんだ……
僕は水銀燈の顔を見ることが出来ずに視線を泳がせていた。
そのときふとある物が目に止まった。
勉強机の上、整頓された水銀燈の部屋には似合わない古くなった天使のぬいぐるみ。
天使なのに羽が黒いそれは、水銀燈が子供のころに大事にしていたものだ。
J「あれ、まだ持ってたんだな」
銀「え、ああアレねぇ。捨てるわけないじゃなぁい。だってアレは私にとってすごぉく大切な物なんだもの」
小学一年のとき、あのぬいぐるみが一度壊れてしまったことがあった。元々あれは水銀燈が祖母から譲り受けた
結構古い物だったので、きっと寿命だったんだろう。腕が取れてしまったぬいぐるみを抱えて、
『ジャンクになっちゃった』と大泣きする水銀燈を見た僕は家の物置にあった裁縫箱を引っ張り出してきて、それを治してあげた。
その頃の僕は裁縫なんてしたことがなく何度も針を指に突き刺してしまったが、それでもなんとか何とか腕を繋げることは出来た。
ぬいぐるみを抱えて喜ぶ水銀燈を見て”こんな僕でも水銀燈を笑わせることができる”と嬉しく思ったものだ。
あとでそのことが母親にばれて”子供が針を使っちゃいけない”とひどく怒られたけど……
742 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:56:31.70 ID:Q3lgQZK50
銀「私がジュンを好きになったのは、アレがきっかけかもしれないわぁ」
銀「ジュン、私は今でもあなたが大好きよぉ」
やめろよ水銀燈……余計に言いづらくなるじゃないか……
銀「ねえ、隣に行ってもいい?」
僕が答える前に水銀燈は隣に来て僕の体に寄りかかってきた。彼女の体の温もりが服ごしに伝わってくる。
銀「私はあなたが好きよぉ。大好きよぉ。あんなことがあったからあなたを諦めようとした
忘れようともした、でもダメなの、ジュンを諦めるなんて私には出来ないの」
水銀燈は僕の首に腕をまわし、顔を近づけてきた。頬は紅潮し、その目は熱っぽく潤んでいる。
今は互いの吐息がわかるくらいにまで近くなっている。
銀「ジュン、お願い私を……」
J「……ゴメン水銀燈」
僕は水銀燈を振り解くと、そのまま部屋を飛び出した
銀「え、ジュン待って!!」
後ろから聞こえる静止を振りきり、そのまま水銀燈の家を後にした。
もうそれ以上彼女の思いを聞くことに耐えられなかった。僕は水銀燈から逃げだしたんだ。
743 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:56:59.59 ID:Q3lgQZK50
それから僕は走った。水銀燈からできるだけ離れたかった。そのために僕は走った。息の続くかぎり走った。ただひたすらに、
自分がいったいどこを走っているのかもわからなくなっていた。
もうどれくらい走ったんだろうか。気がつくと僕は近所の公園の前にいた。公園の中にあるベンチに腰掛けてこれからのことについて考えた。
J(僕はどうしたらいいんだ……)
答えはとっくに出ている。水銀燈に一言「薔薇水晶と付き合ってるから僕にもう構わないでくれ」と言うだけだ。
でも、それが言えないでいた。どうして言えない?僕は水銀燈のことなんてなんとも思っちゃいないんだ。
僕が好きなのは薔薇水晶なんだ!!なのになぜ言えない!!それにあの日からずっと感じているこのモヤモヤした気持ちはなんだ?
なんで水銀燈の顔が頭から離れない!!なんでなんだ!!なんで!?なんで!?なんで!?
……そのときふとある考えが頭の中を横切った。確かにそう考えたら全てに説明がつく。でも今更それを認めるわけにはいかない。
認めてしまったら薔薇水晶を、一番大切な人を不幸にしてしまう。だから認めるわけにはいかない。
『僕は水銀燈が好きなんだ』なんてことは……。
僕は水銀燈と決別することが出来なかった。
続く
744 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:58:03.80 ID:Q3lgQZK50
ああ、優柔不断は修羅場の花よ……。
続きは明々後日までに投下する予定です。それでは。ノシ
745 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 20:58:37.39 ID:b3U6ms6y0
修羅場!修羅場!
746 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:00:15.82 ID:kCQZDfmoO
ジュンを恋敵の家に一人で行かせるなんて……。
ばらしー詰めが甘いよばらしー
747 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:00:26.49 ID:cLPL/HWW0
ジュンよ、素直になって認めるんだ。
それが幸せになれる方法だ・・・
748 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:01:58.62 ID:3cII7tObO
このドロドロ感が堪らない
749 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:12:19.25 ID:6OLSp5Xf0
この修羅場のあとに長編を投下しても良いですか?
750 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:16:48.18 ID:b3U6ms6y0
wktk
751 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:17:44.59 ID:6OLSp5Xf0
>>554 〜チビ蒼星石とチビ翠星石〜ところかまわず大暴れ・リターンズ・・・No3
〜ファミレス〜
店員「いらっしゃいませ、何名様ですか?」
翠星石「!・・・(ジュンの後ろに隠れる)」
ジュン「3人です。」
店員「3名様ですね。喫煙席と禁煙席、どちらがよろしいでしょうか?」
ジュン「・・・禁煙席で、」
店員「禁煙席で・・・ではこちらにどうぞ。」
店員に案内された席はソファーのように全部つながった感じの席だった。
時間的に込み合ってる時間帯なのだが、それほど込み合ってはなくすんなりと席にいけた。
店員「それではご注文が決まりましたら、そこにあるボタンをおしてください。」
ジュン「わかりました。」
店員は去っていく。
ジュン「んで、何食べたい?」
そういうとジュンは蒼星石と翠星石に備え付けてあったメニューを配る
〜続く〜
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:18:10.24 ID:6OLSp5Xf0
>>751 翠星石「ん〜と、・・・・はなまるハンナバーグがたべたいですぅ。」
蒼星石「ぼくは・・・・うん。ぼくもはなまるハンバーグがいいや。」
ジュン「そうか。ご飯とパン、どっちがいい?」
翠星石「ご飯がいいですぅ。」
蒼星石「ぼくもご飯のほうがいいよ」
ジュン「ジュースとかは飲まなくていいのか?」
翠星石「んじゃあ、オレンジジュースがいいですぅ」
蒼星石「ぼくは・・・レモンスカッシュで。」
ジュン「決まったな。んじゃあ」
ジュンはボタンを押そうとする
翠星石「まったぁですぅ。それはすいせいせきがおすです」
ジュン「ん?別にいいけど・・・。」
翠星石「スイッチオ〜ンですぅ。」
・・・・。
〜続く〜
753 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:18:44.17 ID:6OLSp5Xf0
>>752 すぐに店員が来た。
店員「ご注文はなんでしょう?」
ジュン「え〜と、花丸ハンバーグ2つにオレンジジュースとレモンスカッシュ、五目ピラフとアイスコーヒーで。」
店員「花丸ハンバーグにはライスですか?ブレッドですか?」
ジュン「2つともライスで」
店員「・・・ご注文は以上でよろしいですか?」
ジュン「はい。」
店員「ではご注文を確認させていただきます。花丸ハンバーグが2つ、ライスで、五目ピラフが1つ、オレンジジュース、レモンスカッシュ、アイスコーヒーがおひとつづつ」
店員「飲み物は今でよろしいでしょうか?」
ジュン「はい。」
店員「ではごゆっくりと・・・。」
店員は去っていった。
〜続く〜
754 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:19:28.28 ID:6OLSp5Xf0
>>753 ・・・・。
店員「オレンジジュースとレモンスカッシュとアイスコーヒーでございます。」
ジュン「ありがとう。」
翠星石「・・・。」
ジュン「翠星石?どうした?」
翠星石「い、いやなんでもねーですぅ。」
ジュン「(人見知りなのはやっぱり直らないんだな。)」
翠星石「(ぐびぐび)」
ジュン「あんまり飲みすぎんなよ。」
翠星石「べつにいーじゃないかですぅ。」
ジュン「酔っ払いか。おまえは。」
蒼星石「・・・。(酔っ払い・・・。嫌いなのかな。)」
店員「花丸ハンバーグでございます。・・・・五目ピラフでございます。」
料理が運ばれてきた。
翠星石「花丸ハンバーグですぅ。」
蒼星石「おいしそうだね。」
ジュン「そりゃよかった。いただきますっと」
蒼星石「いただきます。」
翠星石「いただきますですぅ。」
・・・・・。
〜続く〜
755 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:19:59.01 ID:6OLSp5Xf0
>>754 翠星石「おいしいですぅ。」
蒼星石「すいせいせき、たべてるとちゅうに、しゃべらないほうがいいんじゃない?」
ジュン「まぁ、もう手遅れなわけだが・・・・。おい、翠星石、ちょっと動くな。」
翠星石はハンバーグのソースなどですこし口元が汚れていた。
ジュンは手元にあったお手拭で翠星石の口元の汚れを拭いた。
翠星石「む〜。(ふきふき)」
ジュン「だからうごくなって。・・・・。よし」
蒼星石「(いいなぁ)」
ジュン「ん?蒼星石、お前も・・・。」
蒼星石「え?(ふきふき)・・・・・ありがとう(//////////)」
ジュン「どういたしまして・・・。」
・・・・。
翠星石「おなかいっぱいですぅ。」
蒼星石「うん。いっぱいたべたからね。」
ジュン「んじゃあ帰るか。買い物にも行かないといけないし。」
蒼星石「そうだね。帰ろうか。」
・・・・。
〜続く〜
756 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:20:20.13 ID:6OLSp5Xf0
>>755 その後、お金を払い外に出た。日が落ちるのは少し早いかもしれない。もう太陽は沈み、月がジュンたちを照らしている。
ジュン「月が・・・・綺麗だな。」
蒼星石「うん。ほしもかがやいてる。」
翠星石「きれぇ〜ですぅ。」
月と星の明るさをうけ、ジュンたちは近くにあるスーパーへと歩いていく。
ジュン「月とかは明るいけど・・・。結構暗いな。」
そういうとジュンは蒼星石と翠星石の手を握った。
翠星石「きゃっ・・・・なにを急になにをしやがるですぅ?(//////)」
蒼星石「え?・・・・・ジュンくん?(//////////)」
ジュン「ちょっと暗いからさ、見失ったりしないように・・・・。嫌なら離すけど・・・。」
翠星石「べつにいやじゃねーですから、ずっとにぎっていろですぅ(//////)」
蒼星石「ぼ、ぼくもいやじゃないよ。・・・・むしろ・・・・・・・(/////)」
こうして月と星に見守られながら歩くジュンと翠星石と蒼星石。二人の思いは月と星に見守られるのかな?
〜続く〜
757 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:21:39.30 ID:6OLSp5Xf0
今回の投下は以上です。
ファミレスの中でのことがとても不出来だったと思います。特に店員とか。
次回の投下は明日の夜にできたらと思っています。ではまた今度・・・。
ハウン(*´д`)
759 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:23:10.62 ID:b3U6ms6y0
和む
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:24:18.35 ID:Ni74ZAs+0
>>744 続きwktkなのですよー。水銀燈……
>>757 毎度和ませていただいています。心のオアシスww
761 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:24:40.43 ID:3cII7tObO
ちび双子は可愛いなぁ
762 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:25:15.88 ID:X987SL9l0
>>757 GJ! あ〜もう、ちび双子は可愛いなぁww
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:26:47.45 ID:9snmaQr00
>>757 和んだ。
ご飯のほう『が』って言うあたりも蒼星石らしいなww
764 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:31:34.32 ID:qYkSzCW/0
聞きたいことがあるんだがいいか?
765 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:33:05.34 ID:b3U6ms6y0
あんまり長くなる話だったらWikiか雑談所の雑談スレで聞くといいかも
766 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:33:41.85 ID:hZTJdWRJ0
ディスカウントショップを歩き回る蒼星石。
カートに入っているのは主に肥料や花、野菜の種である。
それらの並ぶ一角から出て歩き出すと、レジに向かう前にふと角を曲がって向かう場所。
そこには、小さなスペースに所狭しと並べられた如雨露の列が。
「うーん。やっぱり殆どプラスチック製だよなあ……」
難しい顔をして、何処にでもあるような青い如雨露を一つ取り上げた。
「これじゃあすぐ壊しちゃうし」
ため息をついて棚に戻す。今月に入って、壊れた如雨露はすでに3つ。
今手に持っているものと似たような、学校の備品であった如雨露である。
しかしそれらは、暴れる姉に振り回されてあっという間に壊れてしまったのだ。
それらの如雨露は以前と違って間違って殴られても痛くないという利点はあったのだけれど、
やはり学校の備品を壊したというのは問題なわけで…園芸部の顧問の先生にはずいぶんと怒られた。
とりあえず、壊した分だけ買ってくるように言われていたのを思い出し、
それらを3つカートに放り込む。少し考えて、いざという時のためにもうひとつ放り込んだ。
「やっぱり、専用のが必要だよね。学校の備品じゃダメだ。
前のくらい頑丈なのを見つけないと」
一月ほど前、ベジータの硬い頭を全力で殴りつけた挙句お亡くなりになった
姉のお気に入りの如雨露を思い出す。
思い返してみれば、アルミとはいえ金属製の頑丈なフレームだったからこそ、
それまでの姉の乱暴な扱いに耐えて頑張ってこれたのだろう。
「でもなあ。金属製でもこれとかはちょっと」
767 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:34:23.92 ID:hZTJdWRJ0
>>766 もちろんショップの棚にはスチール製などの小柄な如雨露も確かにあったが、
けれどそれはどちらかといえば装飾性を重視したもので、プラスチック製と同じく、
お世辞にも振り回したり殴ったりに耐えられるような物には見えなかった。
蒼星石は、諦めてレジへと歩きだす。
「ああいう頑丈なのは、一体何処で売っているのかなあ…」
帰り道、4つもの如雨露を無理やり自転車に載せた蒼星石は悩みながら家路へと向かう。
「あなた…悩んでいますね?」
片足をついて信号待ちをしていた所で唐突に、至近距離から声をかけられた。
「うわあ!?」
驚きのあまり、思わずバランスを崩して横倒しになる。
荷台の荷物が肥料やなんかで重かったのが災いしたようだ。
無理やり荷台に差してあった如雨露があたりに散乱する。
「ごめん…ちょっとやってみたかった。占い師風」
「いたた…薔薇水晶?」
起き上がった蒼星石を覗き込んでいたのは薔薇水晶。
ちょっとだけ申し訳なさげに顔をしかめた彼女と、蒼星石は散らばった荷物を拾い集める。
「…でね?何か悩んでたみたいだったから…」
768 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:35:06.82 ID:hZTJdWRJ0
>>767 全て拾い集めてカゴに載せなおした所で、改めて薔薇水晶が言う。
この少し…いや、とても変わったクラスメイトにこれを相談していいものか、蒼星石少々悩む。
けれど、折角の好意なのだから、と素直に受けて事情を話した。
「そう…頑丈な如雨露が欲しいとな!」
「うわ!?そ、そうだけど」
突然叫んだ薔薇水晶に気圧されながら頷くと、彼女も大きく頷いた。
「ならば、良いところを教えて進ぜよう…!」
おかしな口調で先を歩く薔薇水晶に、不安げな顔の蒼星石が続く。
導かれるままにつれてこられたのは、見覚えのある大きな屋敷。
「ここって、薔薇水晶の家だよね」
「そう。ここに…あなたの目指すものがある!」
「もしかして、丈夫な如雨露を持ってるの?」
「ううん。ないよ」
「じゃあどうして…」
「すぐにわかる」
言いながら、門を開いて歩き出す。
「をや、おかえりなさいませお嬢様。お友達連れですか?」
玄関までの道のりで、突然横から声をかけられた。
庭仕事でもしていたのだろう。何時もの執事装束の上にエプロンをつけて軍手をし、
泥で汚れた長靴を履いた珍しくも家庭的な衣装のラプラスであった。
769 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:35:41.25 ID:hZTJdWRJ0
>>768 「ラプラス…ただいま」
「お、お邪魔します。ラプラスさん」
このラプラスという名の執事に、蒼星石は何度も驚かされている。
何処からどう見ても首から上が白い兎のこの男、
そんな奇妙な、むしろファンタジックな風貌や服装であるにもかかわらず、
不思議とそこに存在する違和感が感じられないのである。
この前スーパーで挨拶された時など、周囲の買い物客にも特に注目される事なく、
レジ袋は無しでお願いします。などと店員に告げていた。
良く考えてみればとてもおかしな光景なのだけれど、しかしその時は何も感じなかった。
気がついたのは家に帰りついた辺りでやっと、である。
一体何なのか。この違和感の無さは魔法か何かなんだろうか。
「ほうほう、それで作って欲しい、ということなのですね」
「うん。とびっきり頑丈なのを…」
そんな事を考えているうちに、いつの間にやら会話が終わったらしい。
なにやらラプラスに告げていた薔薇水晶が振り返る。
「うん…大丈夫だって。作れるって」
「え?あ、うん。…作る?」
「うん。見てればわかる」
案内されたガレージで、ラプラスは物々しい格好に着替えてくる。
汚れた長靴はそのままに、エプロンを分厚いものに変えて、
軍手ももっと分厚く、肘まで覆う長いものに付け替えた。
左手には、顔をカバーする物々しいお面。右手には何か工作用の機械のようなものを持っている
770 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:36:30.10 ID:hZTJdWRJ0
>>769 「如雨露でよろしいのですね?」
「ああ、はい…って作るんですか?」
「ええ。幸い材料になりそうな物がいくらかありますので…」
指差す先には、一つの木箱。中には硬い輝きを放つ金属製の薄い板などが入っているようだ。
「大丈夫…ラプラスはなんでも出来る」
「いえいえ、さすがに何でもというわけには…」
驚く蒼星石に、自慢げな薔薇水晶。謙遜するラプラスは、しかし自信ありげににっこりと笑った。
「では、しばらくお待ちください。
その、軽くて武器にも使えるくらい頑丈な如雨露。何とかして見せましょう」
なにやら大きな音を立てて作業を始めるラプラスを他所に、
蒼星石は薔薇水晶に案内されて、一緒に庭を見て回った。
中々綺麗に手入れをされた庭であり、これはやはりラプラスがやっているのであろう。
「ラプラスさんすごいなあ…本当に何でも出来そうだね」
「うん。料理も洗濯も、家庭教師も何でも出来る」
「一体どういう人なの?」
「うーん…私が物心つく頃にはもう家にいた…後は、知らない」
「知らないって…」
薔薇水晶にはもはや、居る事自体が普通になってしまっているのだろう。
経歴から何から何まで、薔薇水晶すらまともに知らないとは。本当に不思議な兎である。
しばらくして、ガレージの方の音がやんで声がかかった。
771 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:37:04.93 ID:hZTJdWRJ0
>>770 「出来ましたよ!」
呼ばれていってみれば、そこには見事に頑丈そうな、黒く輝く如雨露の姿。
洒落た飾りまでついているあたりが芸が細かい。
「うわぁ、すごいですね!」
「ラプラス、良い出来…」
「お褒めに預かりまして光栄です。これならば、多少乱暴に扱っても壊れたりはしないと思いますよ。
多分鉄パイプと打ち合いをしても大丈夫かと」
それはいくらなんでも頑丈すぎじゃあないのか、と思わなくも無かったが。
蒼星石は、手渡されたその如雨露をありがたく頂いた。
これは、今度殴られたら命の危険かもしれない…と、一抹の不安を感じながら。
「ああ、水が入っていなければ殴られてもそこまで痛くは無いと思いますのでご安心を」
その心中を見越したかのような言葉に、蒼星石は思わず深く頭を下げる。
「本当に、ありがとうございます!」
「いえいえ、お嬢様のお友達のお願いですし。
大事に使っていただけるのなら作り手冥利に尽きますよ」
そうして、ラプラスと薔薇水晶に見送られて蒼星石は薔薇水晶宅を後にした。
家で待つ姉の喜ぶ笑顔を思い浮かべながら、自転車を加速させていく。
772 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:37:47.32 ID:hZTJdWRJ0
>>771 「良い事をした…ラプラス、ぐっじょぶ」
「良かったですね、お嬢様。
ああそうだ、今晩はカレーですので、宿題を早めに済ませて食堂へ来てください」
「ラプラスカレー…楽しみ…」
見送った二人も、彼女が見えなくなった辺りで門を閉めて奥へ戻っていく。
今日のご飯は二人とも美味しく感じられそうだった。
それから数日後。
「蒼星石の大事な枝切りバサミを壊しちゃったですぅ…」
「ラプラス…」
「おまかせください!」
<終>
773 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:39:08.73 ID:hZTJdWRJ0
保守短編のような何かを書くつもりだったんだ…
774 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:39:24.63 ID:b3U6ms6y0
ラプラス万能wwwwwww
このスレだと食われまくってるのが可哀想だ
775 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:40:21.46 ID:3cII7tObO
ラプラスカレーと聞いてラプラス肉のカレーを想像した
………違うよね?
777 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 21:55:34.96 ID:fUuviZ9d0
ラプラスって実は凄いやつなんだな
今なら・・・行っても平気かな?
容量的には心配ない筈だけど・・・ええい、行っちゃえ!
てなワケで、ささっと投下。
それでは次から、八犬伝モノ〜第三十四章〜行きます。
仮題 『退魔八紋乙女・狼漸命伝』〜悲劇は続く〜
紅「例によって、今回も死にネタが含まれているのだわ」
銀「微妙に、グロかもねぇ」
蒼「そりゃダメだ! と言う方は、NGワード『sinineta』でスルーしてね」
翠「それでも読む! という勇者様は、さくさく進んで後悔しやがれですぅ」
〜第三十四章〜
薔薇水晶の亡骸を腕に、雪華綺晶は号泣していた。
また、母との誓いを果たせなかった。余りにも無力だ、私は。
自分自身に憤りを感じて、どうしようもなく口惜しくて――
雪「薔薇しぃ……仇は、きっと討ちますわ」
雪華綺晶は、やり場のない黒々とした感情を、笹塚へと向けた。
八つ当たりと言われても良い。責任転嫁と蔑まれたって構わない。
今はただ、やるかたない憤懣の捌け口が欲しかった。
雪「貴様だけは、容赦しませんよ。笹塚」
笹「は! 笑わせてくれるねえ。赦しを請うのは君の方だよ、雪華綺晶」
雪「なんですって? 誰が、貴様なんかにっ!」
笹「僕に、じゃないさ。御前様に平身低頭した方がいいと、忠告しているんだ。
君だって、御前様の寛容さは知っているだろう?」
雪「そ……それは」
笹「衷心を示し、飼い犬としての分を弁えれば、また可愛がってもらえるさ。
それに、君の妹を生き返らせてくれるかも知れないよ?」
それは、悪魔の甘美な囁き。耳を貸せば、心の弱みに付け込んで、魂を穢れさせる。
当然、拒絶すべきだ。そんな事は理解している。
けれど……笹塚の言葉は、抗いがたい魔力を秘めていた。
雪「薔薇しぃが……生き返る?」
笹「その力を、御前様はお持ちだ。悩む必要なんか無いだろう?
御前様に帰順して、妹を取り戻しなよ。そして、君ら二人で、
四天王の一翼を担えばいいんだ。のりの代わりに……ね」
>>779 笹塚の言葉を聞いて、雪華綺晶は心に冷や水を浴びせられた思いだった。
のりを失脚させ、代わりに薔薇水晶を着任させるなど、とんでもない話だ。
幼少の頃から自分を育ててくれた、のり。
彼女を裏切るような真似は、絶対に出来なかった。
第一、薔薇水晶を復活させたいが為に、穢れの支配を受け入れるなんて以ての外だ。
それは、単なる自己満足に過ぎない。
母との約束は――薔薇水晶を護るという事は、そんな意味ではない。
雪「……決めましたわ」
笹「勿論、英断だよね?」
雪華綺晶は、今一度、薔薇水晶の髪を慈しんで、そっと亡骸を横たえた。
そして、神槍『澪浄』を握り、穂先を笹塚に向けた。
雪「いいえ。決心したのは……貴様を斬り、鈴鹿御前を斃すことよ」
笹「やれやれ。存外、愚か者なんだね」
嘲った笹塚もまた、雪華綺晶に屍銃『覇伝』の銃口を向けた。
二人の視線が交錯、衝突して、火花を散らす。
笹「御前様に取りなしてあげようって言ってる、僕に刃を向けるのかい?
姉妹の告別も、大人しく見守ってやったのにさ。ホント、万死に値するね」
雪「薔薇しぃを殺した元凶のクセに、いけしゃあしゃあとっ!」
鉄砲足軽の始末は獄狗に任せて、雪華綺晶が走り出す。
彼女に向けられていた笹塚の銃が、火を噴いた。
>>780 銃口の位置を辿れば、弾道は容易に推測できる。
雪華綺晶は僅かに身体を捩っただけで、凶弾を躱した。
だが、擦過熱と衝撃波は想像以上に凄まじく、足元がふらついた。
崩れそうになった体勢を立て直すため、雪華綺晶の脚が、止まる。
見れば、甲冑の表面は狐色に焦げ、端の方が破損していた。
雪華綺晶の背後で轟く、破砕音。それは、穢れの者が砕け散る音。
しかし、獄狗の仕業ではない。
笹塚の放った凶弾が、雪華綺晶の背後に居た鉄砲足軽を砕いたのだ。
僅かに顔を向けて状況を確かめると、鉄砲足軽の一団が、一直線に分断されていた。
雪「たった一発の銃弾で……なんて貫徹力なの」
笹「驚いたかい? ま、僕の明晰な頭脳を以てすれば、簡単な事だけどね」
確かに、威力は凄まじい。薔薇水晶の防御装甲精霊を撃ち抜いたほどだ。
だが所詮、基本構造は先込め式の火縄銃。当たれば威力絶大でも、外せば隙は大きい。
雪華綺晶は迷わず、笹塚に向かっていった。
次弾を装填する前に、ケリを着ける!
笹塚は、雪華綺晶が突進してきても、平然と薄ら笑っていた。
突如、連続して鳴り響く、鉄砲の発射音。
雪華綺晶は全身の至る所に激痛を覚えて、笹塚の手前で倒れてしまった。
雪「く……はぁ」
笹「馬鹿だなあ、君は。周りが鉄砲足軽だらけだって事、忘れてたのかい?
それとも、怒りに我を忘れて視野狭窄になってるのかな?」
笹塚は雪華綺晶に侮辱しつつ、悠然と次弾を込めていた。
>>781 装填が終わると、笹塚は屍銃『覇伝』を構えた。
狙いは雪華綺晶ではなく、主人を護るべく突進してくる獄狗の方だ。
冷笑を浮かべながら、撃鉄を落とす。
轟音と共に発射された銃弾は、狙い違わず獄狗の体躯を撃ち抜いた。
獄狗は絶叫を上げて跳ね飛んで、もんどり打ち、雪華綺晶の脇に落ちた。
弱々しい声で鳴いているが、消滅する気配は無い。
雪華綺晶は激痛に苛まれながらも、獄狗の生存を喜んだ。
笹「なぁるほどぉ……流石に、一撃じゃ仕留めきれなかったかあ。
対精霊用に開発したんだけど、もう少し、改良が必要らしいね」
賢明にも、笹塚は安易に近付くなんて真似はせず、次弾を込めながら言った。
笹「けど、次の一発を撃ち込めば、流石に消滅するよなあ。
実に嬉しいよ。こんなにも早く、実射試験が行えたんだから」
雪「くっ……笹……塚ぁ」
笹「良いねえ、その憎悪に満ちた眼。もっと憎むがいい。怨念に身を窶しなよ。
身を焼き尽くすほどの黒々とした激情の炎を、燃え立たせるんだ。
それこそ、今の鈴鹿御前様に、最も必要なモノなんだからねえ!」
言って、笹塚は――
雪「っ! や、止めて、笹塚っ!」
じっと横たわったままの獄狗に銃口を向けて、笹塚は口元を歪めた。
笹「イ・ヤ・だ・ね」
>>782 このままでは、獄狗が――
最愛の妹、薔薇水晶に続いて、親友の精霊までもが殺されてしまう。
理不尽な暴力によって、大切な物を奪われてしまう。
私の心の拠り所が……希望を抱かせてくれる人が、物が、また――消える。
それらを失ったら、もう生きてはいけない。
でも私は、生き続けなければならないのだ。今まで犯してきた罪を、償うために。
だったら、すべき事は……ひとつ。
雪「殺らせない。貴様なんかに……殺させはしないっ!」
雪華綺晶は叫んで、頭の中に、獄狗の立ち上がる映像を思い浮かべた。
自分にだって、翠星石が実演して見せたような事が、出来るはずだ。
いいえ……きっと、出来る!
僅かに残っていた迷いすら振り切って、瞼を閉じ、獄狗の雄々しい姿を想像する。
――立つのよ。そして、全ての穢れを討ち果たしなさい!
雪華綺晶の瞼の裏で、獄狗は身を起こし、その姿を激しく変貌させ始めた。
その姿は、子供の頃に村の神社で見た、神獣の絵そのものだった。
笹「う、うわわっ! な、なんだ、こりゃあっ?!」
笹塚の狼狽える声を聞いて、雪華綺晶は瞼を開いた。
視線の先には、筋骨隆々たる逞しい四肢。見上げると、嘗て見た麒麟の姿があった。
獄狗が、甲高い声で咆哮すると、周囲の鉄砲足軽どもはビリビリと微細震動して、
悉く砕け散ってしまった。
ジュンとベジータの二人で旅行に行く途中飛行機の金属チェックにて
J「あれ?翠星石と蒼星石なにしてるの?」
蒼「あ・・・実は翠星石が飛行機のチケット忘れたみたいで・・・」
J「それってもしかして沖縄トンファーツアーのやつ?」
翠「そうですぅ!せっかくの旅行楽しみにしてたのに・・・」
ベ「お〜いジュン早く来いよ」
J「まてって〜(そうだ)」
J「ベジータ先に金属検査にいっててくれ。俺トイレなんだ」
ベ「そうか、はやくしてこいよ〜」
そして金属検査のところへ
ベ「(スチュワーデステラモエスwwwww)」
ス「どうぞこちらへ」
赤く光るランプ
ス「ちょっと検査しますね。なにか金属類でもお持ちになっておられますか?」
ベ「あ〜スミマセン、股間に2個付いてるの忘れてました」
ス「ふっふっふ・・・」
ベ「スチュワーデスさん?は!その声は!!!」
梅「ども〜UGで〜す!オッケェ〜ぃ さぁ〜トイレで僕のジャンボジェットを着陸させてくださいふぉ〜〜〜」
ベ「これからがほんとの・・・らめぇ」
落ちるチケット
J「ふぅ、想定の範囲内」
J「お〜い翠星石、蒼星石〜」
翠「どうしたですぅ?あ、これは沖縄行きのチケット・・・」
蒼「どうしたの?これは?」
J「なんかベジータが着陸されるとかされないとか」
翠「よくわかんねぇですけど、ありがとうですぅ///」
J「どういたしまして。さてベジータはしょうがないから3人で沖縄へいくか!」
蒼・翠「おー!(ですぅ)」
蒼・翠「(ククク・・・これで同じホテルの泊まって・・・フヒヒヒヒwwww笑がトマンネェwwwww)」
>>783 たったの一声で、室内の鉄砲足軽が全滅したことに、笹塚は驚愕して、眼を見開いた。
こんな事は、想定していなかった。精霊が変身するなんて話は、聞いていない。
ひょっとして、鈴鹿御前様は意図的に、その情報を教えなかったのではないか?
笹(いや……まさか、そんな……)
疑心暗鬼に囚われる笹塚の元に、麒麟と化した獄狗が、足音を響かせて歩み寄ってくる。
退くべきか? だが、ここで退いても、御前様に消される。
笹「くそっ! 要は、こいつら殺して生き延びれば良いんだよっ!」
笹塚は破れかぶれになって、麒麟の眉間を狙って発砲した。
笹(この銃なら、精霊だって仕留められる。さっきだって、巧くいったじゃないか)
放たれた銃弾は、獄狗の眉間に命中する直前、無情にも見えない壁に遮られて、
あらぬ方向へと飛んでいった。
笹「なっ! なにぃ? そんな馬鹿な事が――ぎ、ぎゃああぁぁっ!」
浮き足立つ笹塚の右肩を、獄狗の強靭な顎が捉えた。
鋭い牙が深々と食い込んで、肉を断ち切り、骨を砕いていく。
獄狗は頭を振り回して、絶叫し続ける笹塚を翻弄した。
やがて、噛まれた部分が千切れ、笹塚は床に叩き付けられた。
笹「ぐはぁっ!」
傷口から墨汁の様にどす黒い血を垂れ流す笹塚の頭を、雪華綺晶の脚が踏み付けた。
>>785 雪「貴様も、とうとう年貢の納め時ですわね」
笹「ひっ! ま、待ってくれよ、雪華綺晶。僕たちは仲間だったじゃないか」
雪「お生憎ね。貴様を仲間と思ったことなど、只の一度も、ありませんわ」
雪華綺晶の冷淡な言葉に、笹塚は震え上がって、形振り構わず命乞いをした。
笹塚が見苦しい真似を繰り返すほど、雪華綺晶の憤りは募っていく。
こんな奴に……薔薇水晶は殺されたのだと思うと、無性に腹立たしかった。
雪「もう、何を言っても……私は、貴様を赦さない」
笹「ややや、止めろっ! 止めてくれえっ! まだ、死にたくないっ!」
雪華綺晶が、両手で握った神槍を、頭上に掲げる。
その表情は哀れみではなく、嘲笑でもなく、憎悪のそれでもなくて――
何もない、全くの無表情だった。
神槍が振り下ろされ、笹塚の左胸を一息に刺し貫いた。
笹塚は「ごふっ!」と血の混じった息を吐いて、絶命した。
一撃で急所を狙ったのは、せめてもの慈悲だ。
穢れの者の様に、苦痛を長引かせて苛むなんて真似は、しようとも思わなかった。
雪「……生まれ変われたなら、次は真っ当に暮らしなさい」
砂の山と化した笹塚から神槍を引き抜き、雪華綺晶は獄狗を元の大きさに戻した。
銃創の激痛を堪えながら、薔薇水晶の亡骸を抱き上げ、獄狗の背に載せる。
雪「もう独りになんて、しませんからね。一緒に、真紅たちを助けに行きましょう」
雪華綺晶は精霊の背に跨ると、薔薇水晶の身体を左腕で抱えて、獄狗を走らせた。
>>786 金糸雀は、真っ暗闇の中で、目を覚ました。吸い込む空気は、カビ臭い。
どうやら生きているらしいが、起き上がろうとして、身体中が悲鳴を上げた。
全身に、酷い打撲を負っているようだ。
金「痛たぁ。っと、そう言えば……雛苺は、どうしたかしら?」
雛「うゅ? 金糸雀、側に居るの?」
独り言を呟いた途端、近くで雛苺の返答があった。
彼女も、一応は無事だったらしい。金糸雀は、ホッ……と、胸を撫で下ろした。
金「ええ。ちょっと待って欲しいかしら。いま何か、灯りを……」
点けようとして、行李を背負っていない事に気付いた。
暫し回想して、穴に落ちる直前、縁に引っかかって置いてきた事を思い出した。
ならば、袖を破いて弾丸の火薬をまぶし、火打ち石で着火させるとしよう。
そう考えて、金糸雀が袖を引きちぎろうとした矢先に、周囲で火の手が上がった。
雛「うひゃっ! なな、何なの、金糸雀ぁ〜?!」
金「……落ち着いて、雛苺。柱に括り付けた松明が、灯っただけかしら」
雛「でもでもっ、誰が灯したって言うの?」
?「うふふっ。蛇の巣穴に、ようこそ」
揺らめく松明の灯りが届かぬ柱の陰から、眼鏡をかけた娘が、足音も立てずに姿を現した。
愛想のいい笑みを浮かべているが、金糸雀と雛苺を見詰める眼は、氷の様に冷たい。
金「あなたは……のり!!」
の「あらぁ、憶えててくれたのね。可愛いトコ有るじゃないの」
金「厭でも憶えるわよ。みっちゃんの仇、討たせてもらうかしらっ!」
>>787 袖の中から短筒を抜き出して、金糸雀は、のりの顔面に照準を合わせた。
だが、のりは雛苺ばかり眺めて、頻りに舌なめずりしている。
金糸雀の存在など、端から眼中にない様子だった。
の「悪いんだけど、お姉ちゃん……そっちの娘が食べたいの」
雛「ひぇっ! ひ、ひ、ヒナは美味しくなんてないのぉ」
?「そう言う事だから、貴女の相手は、私がしてあげるわ」
金「!? めぐ……あ、あなたまで――」
一陣の紅い風が吹いて、緋色の甲冑を纏った娘が、金糸雀の前に立ちはだかる。
めぐは、手にしていた龍剣『緋后』を抜き、冷ややかに金糸雀を見据えた。
め「貴女、医者なんですってね。のりさんに聞いたわ」
金「だったら、どうだと言うのかしら?」
め「……殺すわ。私はね、医者なんか大嫌いなのよ」
金「あなたの話は聞いているかしら。銀ちゃんの幼馴染みだそうね。
確か、子供の頃から病弱だったとか。医者嫌いの理由は、それかしら?」
め「ええ、そうよ。水銀燈も、言ってたでしょ?」
金「誰とは言わなかったかしら。彼女の様子から、容易に察せられたけれど」
「ふぅん?」と言い終えて同時に走り出す、めぐ。
金糸雀は、めぐに向けて三連射したが、全弾、めぐの背後を通過しただけだった。
金「は、早いっ?!」
め「貴女が遅すぎるのよ、お・医・者・さん」
そう告げた彼女の声は、金糸雀の背後……耳元で囁かれたものだった。
めぐの吐息が、耳の後ろと首筋をくすぐる。
押し寄せる死の恐怖と、背筋を駆け抜けるむず痒さで、金糸雀は背筋を震わせた。
>>788 金糸雀の震えを見て、めぐは微かに笑った。
め「怖いのね……死ぬのが。私には解るよ」
金「そそそ、そんな事は、ないかしら」
め「強がらなくたって良いのに。素直になるなら、すぐ楽にしてあげる。
頚を落とせば、苦しまずに済むわよ。どうする?」
どのみち、死ぬ事に変わりない。ならば、座して死を待つより、最後まで反抗してやる。
金糸雀は素早く前方に飛び込むと、くるりと前転して、片膝立ちの姿勢を取った。
そして、さっきまで自分が立っていた場所に、短筒を向けた。
……が、めぐの姿は既に無く――
ひゅっ!
空を斬り裂いて、前方から刃が襲いかかってきた。
めぐは、いつの間にか右真横に居て、金糸雀の頚を斬り落とすべく剣を振るったのだ。
慌てて上半身を仰け反らせる金糸雀。
そのお陰で、刃は躱せたものの、体勢を崩して仰向けに転倒してしまった。
後頭部を、石畳に強か打ち付けて、目の前が眩んだ。
無防備に晒された金糸雀の喉を目掛けて、めぐの剣が振り下ろされる。
もう、避けようがない。金糸雀は覚悟を決めて、ギュッ……と目を瞑った。
目を閉じても、迫り繰る白刃の気配が感じられる。
――もうすぐ、死ぬんだ。走馬灯の様に景色が浮かぶって、本当なのかしら?
そんな事を考えた折りも折、金糸雀の至近で、甲高い金属音が起こった。
戦々恐々としながら、瞼を上げて見ると……。
そこには、めぐの剣を、肉厚の太刀で受け止める彼女の姿が有った。
銀「この娘たちは、絶対に殺らせないわよ…………めぐ!」
790 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 22:09:31.45 ID:fUuviZ9d0
>>789 よしっと、第三十四章も投下完了です。
やっぱりと言うか、遂にと言うか・・・お約束の、この展開。
続きは、次スレになるでしょう。
《地獄温泉にて・・・》
元「お嬢、湯加減はどうかな?」
薔「バッチリだよ、おじじ。ふぅ〜、極楽極楽・・・♪」
元「それは良かった・・・長襦袢は、ここに置いておくからな」
薔「ありがとう、おじじ。あのね・・・」
元「ん? どうしたんじゃな、お嬢」
薔「・・・おじじも・・・一緒に入る?」
元「( ゚д゚)
(*゚д゚*) 」
薔「ここは混浴オッケーだし・・・・・・私は・・・構わないよ?」
元「おお、そうじゃな。出番の無くなった者同士、スキンシップを図るかのう」
薔「・・・早く・・・おいでよ」
元「うほほ〜い。地獄に仏・・・もとい、菩薩様じゃな。長生きはするもんじゃ」
?「お待ちなさいっ! 薔薇しぃちゃんは、私のモノよっ!」
元「ぬうっ?! 何奴っ!」
?「愛ある限り闘いましょう。私の名は美少――」
元「お主はっ! ミミミのみっちゃん!!」
み「そんなダサい名前じゃないわよっ! 喰らえ、リモコン下駄っ!」
元「なんの、これしきっ。薔薇しぃちゃんと混浴するのは儂じゃあっ!」
・・・ここで三十行規制と相成りました。orz
>>790よくチェックせず割り込んでスミマセン次からはメモ帳をつかって
だれも投下しないときに投下します
792 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 22:12:13.82 ID:b3U6ms6y0
おじじにみっちゃん自重しろwwwwwwww
笹塚が来世では幸せになれることを祈りますよっと
793 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 23:48:17.96 ID:xyGL0Mv20
緊急保守
794 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 23:48:59.15 ID:YkufmojWO
保守
795 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 23:49:32.55 ID:LlfZ4ido0
復活ktkrwwwwww
796 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 23:51:11.34 ID:YkufmojWO
微妙に巻き戻ってる?
798 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 23:57:19.67 ID:YkufmojWO
俺の八犬伝への感想レスとあと誰かのレスが消えてる既ガス
799 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/17(月) 23:59:03.42 ID:bgWNhPAUO
つか、なに起きたの?
blackgoatが重いです。。。って表示になってたけど
800 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 00:00:39.25 ID:b5TKLu1v0
801 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 00:06:54.60 ID:T/+2ttO5O
八犬伝キテタ━━━(゚∀゚)━━━!
めぐと水銀燈がどうなるか気になる
超wktk
802 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 00:10:16.61 ID:lBnYErePO
ささ
803 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 00:16:29.85 ID:mf+6/S/w0
時が吹っ飛んだなキングクリムゾンか薔薇しー
804 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 00:23:46.89 ID:UxcSGSsT0
>>790 今回もよかったですよ!次回もwktk!
でも、これからどんどん死んでいくのか…
805 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 00:36:56.72 ID:UxcSGSsT0
寝ほし
806 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 01:00:45.14 ID:5ioTF2130
保守
>>790 すみません、質問です。
笹塚は破れかぶれになって、麒麟の眉間を狙って発砲した…(中略)…放たれた銃弾は獄狗の眉間に命中する直前…(略)
とありますが、前後の文章で麒麟と獄狗がすりかわっています。
これは、笹塚が発砲した銃弾が飛んでくる間に、麒麟は獄狗に戻った…という解釈でいいのでしょうか?
ご回答お願いします。
808 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 01:23:14.74 ID:+Jlg6l+5O
保守
809 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 01:44:54.35 ID:UKqFdQJv0
ho
810 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 02:18:59.90 ID:5ioTF2130
保守
811 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 02:41:13.72 ID:LN5bFNy3O
保守
812 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 02:46:38.26 ID:4Vf5FU190
>>807 今更ながら(ちょっと眠ってました)返答を・・・
その場面では獄狗=麒麟(姿が変わっただけ)となっているので、
麒麟の動作を示す箇所でも、獄狗の呼称を用いています。
説明不足な点は、当方の力量の及ばぬところです。失礼しました。
最後に、今回も読んで頂き、ありがとうございました。
レスを下さった方々には感謝感激です。ではでは・・・・・・。
813 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 02:53:48.78 ID:tiIxBvngO
保守ついでにグチ
>>257を書いたせいでバイトに寝坊したorz
814 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 03:08:42.72 ID:Xz2eYV0+0
保守
815 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 03:48:52.02 ID:s41BSLgZ0
ほ
816 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 04:49:19.45 ID:akSTnt5P0
ほしゅー
817 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 05:20:18.38 ID:dwnbU/uYO
保守
818 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 05:39:25.90 ID:T/+2ttO5O
薔薇乙女達が現れた!
ジュンは囲まれてしまった!
戦闘コマンド
戦う
防御
道具
魔法
逃走
HP160MP520
→戦う
ジュンは立ち向かった!
しかし相手は八人でまったく敵わなかった。
ジュンは襲われた!20のダメージ!
HP140MP520
→防御
ジュンは防御を固めた!
しかし相手は八人であっさり背後に回られた!
ジュンは嬲られた!35のダメージ!
819 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 05:40:12.62 ID:T/+2ttO5O
HP105MP520
→道具
ジュンは回復薬を使った!
しかし薔薇水晶がこっそり媚薬に換えていた!
ジュンは押し倒された!45のダメージ!
HP60MP520
→魔法
ジュンは魔法を唱えた!
しかしジュンはまだ30歳になっていなかった!それ以前に童貞ではなかった!
ジュンはまわされた!55のダメージ!
HP5MP520
→逃走
ジュンは逃走をはかった!
しかし回り込まれた!あっさり捕縛された!
ジュンは犯された!152のダメージ!
残念ジュンの自由な人生はここで終わってしまった!
820 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 05:53:44.30 ID:akSTnt5P0
そんなwwwwwwひどいwwwwwww
あっさりってwwww
822 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 06:21:20.13 ID:DwhoLuoQO
アーッ!!
823 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 06:53:19.52 ID:dwnbU/uYO
保守
824 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 07:11:30.22 ID:dwnbU/uYO
保守
825 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 07:36:29.85 ID:HknMWrcX0
>>772 短編も大好きだぜ
>>790 いつも楽しみにしてる
雪華綺晶、仇をとれてよかった・・・薔薇水晶が生き返るわけじゃないけど。
めぐと水銀燈の戦いがすごい気になる
続きもwktk
826 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 07:58:16.35 ID:dwnbU/uYO
保守
827 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 08:29:19.11 ID:HknMWrcX0
保守
828 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 08:30:27.88 ID:T/+2ttO5O
薔(ジュンに…プレゼント)
雪「本当に大丈夫ですか?段ボールで自分を宅配便なんて」
薔「大丈夫…宅配ドライバーに賄賂は渡してある…酸素確保の手段もあるしもしもの時は段ボールが分解される仕組み」
雪「すごいですね…」
ピンポーン
宅配便「ちわー宅配便です。印鑑を…」
J「…僕なんか頼んだっけ」
薔(…どきどき)
J「まあいいや、後から開けるか…ここにおいておこう」ドン
薔(………)
J「掃除の続きでもするか、これはひとまずここにおいておこう」
ドサ
薔(ちょ、そこに物置かれたら酸素入らないよ)
J「これをあっちの部屋に…」
薔(く、苦しい…緊急脱出を………故障かな?)
病院
薔「…………………」
J「いや、その…ごめん」
薔「…………………」
J「ほ、ほら、りんご剥けたぞ」
薔「…………あーん」
J「……………ほい」
薔「はむ…………♪」
829 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 08:30:33.09 ID:VifHq4ib0
830 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 08:38:19.68 ID:UxcSGSsT0
生きててよかったwwwwww
831 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 09:15:05.96 ID:hoV+zXc8O
ほ
832 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 09:28:57.61 ID:T/+2ttO5O
薔「ペットを飼い始めたの」
J「…………」
薔「大丈夫…ジュンの事じゃない」
J「そ、そうか」
薔「犬…ジュン、お手」
犬「わん」
J「待て」
薔「今日のわんこに投稿しようと…」
J「やめてよね」
次の日
真「ペットのインコのジュンよ」
銀「ペットの猫のジュンよぉ」
翠「ペットのリスのジュンですぅ」
蒼「ペットのハムスターのジュンだよ」
金「ペットのウーパールーパーのジュンかしらー」
雛「ペットのワニのジュンなのー」
雪「ペットの兎のジュンですわ」
J「………………」
833 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 09:30:52.92 ID:4DA26lDh0
それは無い
そして断る
834 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 09:41:28.77 ID:2e0FLxQ/0
この薔薇ジュンの短編は本当に好きだwwwww
835 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 09:58:43.48 ID:Fn6DiNITO
ほす
836 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 10:43:19.77 ID:DwhoLuoQO
保守
837 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 11:04:40.90 ID:DwhoLuoQO
保守
838 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 11:30:31.12 ID:DwhoLuoQO
さらに保守
839 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 11:39:08.28 ID:T/+2ttO5O
もしも薔薇水晶の脳内に2chがあったら・・・・
1: ジュン薔薇らぶらぶスレ 愛の水晶115個 (546) 2: ジュンを襲いたい奴→
(471) 3: ジュン銀ちゃんお姉ちゃん全部モノにしたい (621) 4: ジュンと銀ちゃんとお姉ちゃんの
襲い方 (25) 5: アッガイ応援スレその15 (98) 6: 【ノーマル】ラブラブSSなんでもスレ
【百合】 (302) 7: ジュンが性器をぅpするのを待つスレpart4 (975)
8: 銀ちゃんパンツゲット━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!! (689) 9: 薔薇雪派85夜 (873)
10: 【バーガー】アッガイと私たちの関係【シウマイ】 (124) 11: ようやく薬が
効いてきたジュン1256 (632) 12: ★どうすればJ銀雪を寝取れるか★ (24)
13: IDに801を出したヤシは神24 (975) 14: 拉致監禁調教されたジュンですが、
何か? (752) 15: 他の薔薇乙女ついて語れ (301) 16: 【オッパイ】
銀ちゃん104人目【イパーイ】23 (128) 17: いいかげんジュンに襲って欲しいヤシの数→
(766)
18: お前等の日常について (456) 19: ベジータって誰だっけ(1)
840 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 11:41:07.12 ID:dY2XSBYcO
ベジータwwww
841 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 12:19:58.55 ID:T/+2ttO5O
J「ん…?誰かの話声が…」
金「ここで…翠星石と蒼星石が…」
蒼「こうかな」
翠「私はこっちですぅ」
J(………人形相手になにやってるんだ?)
雛「雛はここを舐めるのー」
薔「私は…顔に座る」
雪「そして…」
真「私と雪華綺晶と水銀燈が…」
銀「ここを責めるのねぇ」
金「完璧かしらー!この必殺体位でジュンを骨抜きかしらー!」
僕は男友達達に別れを告げ旅に出た
842 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 12:46:11.02 ID:RvOvOfNK0
ほす
843 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 12:57:04.99 ID:T/+2ttO5O
J「お、薔薇水晶」
薔「……ジュン」
J「なんだその紙袋」
薔「………(無言で中身を取り出す)」
J「………ひとつ聞くけどその首輪は何に使う気かな?」
薔「ジュン………前屈みになって」
J「 断 る 」
ガシ
雪「ばらしーちゃん今ですよ」
薔「…動いちゃダメだよ」
J「やめ……アッー」
の「ジュン君部屋に引きこもっちゃって…私これから合宿なのに…」
雪「私達が付いてますよ」
薔「……任せて」
の「薔薇水晶ちゃん、雪華綺晶ちゃん…うん、ジュン君をよろしくね」
雪「はい……………ピッキングツール」
薔「うん……………ロープ」
の「ジュン君…あんなに可愛くて優しい女の子二人に心配して貰えるなんて…幸せ者だね」
844 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 13:03:28.22 ID:DwhoLuoQO
ちょwwwwのりwwww
845 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 13:21:38.81 ID:T/+2ttO5O
保守
846 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 13:50:25.13 ID:J3wPr6UU0
hosyu
847 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 14:22:41.60 ID:c+sHvkzs0
のり姉wwwwwwwww
ちょwwww気づけのりwwwwwwwwww
849 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 14:57:54.18 ID:DwhoLuoQO
保守
850 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 15:26:21.59 ID:V9niBYsS0
保守
851 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 15:35:20.33 ID:T/+2ttO5O
薔(ジュンとぎゅってしたい…)
薔(バナナの皮を置いて…)
薔「ああ!バナナの皮で滑ってジュンの腕の中に」
J「バナナの皮撤去」
薔「………………」
薔「ああ!走ってジュンの場所まで来たら勢い余って躓いてジュンに抱き付いちゃった!」
J「回避」
ズシャー
薔「……………痛い」
J「…………………」
薔「私の事嫌いなんだね」
J「その露骨なところがな……ほら、絆創膏」
852 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 15:38:09.86 ID:+R8EWvNN0
853 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 15:44:23.55 ID:DwhoLuoQO
すばらしいヘッドスライディングです!!
854 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 15:59:04.57 ID:lLYabFTE0
ほんとに見事なスライディングを想像してふいた
保守
856 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 16:26:09.07 ID:lLYabFTE0
age
857 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 16:32:42.01 ID:TvcSpqxv0
>>851 結局優しいのか優しくないのかわからないJUMに萌えるべきか萌えないべきか
858 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 16:40:17.98 ID:150Nu9qi0
>>851 倦怠期を越えた「空気な存在」って感じでいいな。モエス
859 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 17:11:59.63 ID:DwhoLuoQO
保守
860 :
:2006/04/18(火) 17:37:48.81 ID:m22IHA0y0
861 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 17:37:49.07 ID:UxcSGSsT0
hoshu
862 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 17:54:29.61 ID:NTi32pTH0
J「いつもやられてばかりってのもなんだな。」
JUMは密かに音ゲーの練習をしていた。
レベル的には結構いい線いっている筈なのに、
対戦になるといつも薔薇水晶たちに負けてしまうのだ。
いい加減に何とかしないとまずい。
初めのうちは他愛ない罰ゲームだったのに
次第に過激なものに移行しつつある。
この前は歯の浮くような恥ずかしい台詞を言わされたっけ。
このままいくと本当に何とかされてしまいそうだ。
1度でも勝てればこの流れを断ち切ることができそうなんだが
まったく歯が立たない。
他にいい解決策は…。
J「あ、これなら・・・。よし、探しに行こう。」
863 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 17:54:53.72 ID:NTi32pTH0
>>862 そして勝負の日。
J「だー!また負けた…。」
薔「・・・さJUM、罰ゲームだよ♪」
雪「ふふ、今日こそ、ですわ♪」
J「その前にこれをお見舞いしてやる!」
JUMは鞄から電動ドリルのようなものを取り出して2人に向けて構えた。
雪「一体なんですの?おもちゃの銃?」
薔「・・・あれは、まさか!?」
J「くらえ、いいひと光線。」
説明せねばなるまい。
いいひと光線を受けると文字通り『いいひと』になってしまうのだ!
薔薇・雪「きゃー。」
J「よし、これでもう無茶な罰ゲームをしなくて済む。」
雪「今のはなんでしたの?」
薔「なんでもないよ。それよりJUM、今ので罰が重くなったよ。」
雪「でしたら、今日はお泊りですわね。」
J「な、効いてないのか?」
薔「今までのだってすべて私達とJUMのためだもの。」
雪「そうですわね、間違ってなんかいませんわ。」
薔「・・・世界で一番私が正義。」
J「か、確信犯か!?」
薔「それにもうすでに私達JUMの『いいひと』だし。」
雪「それでは、日が昇るまでしっかりお相手してくださいね。」
J「こ(ry」
終わり
JUM ッアー!
865 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 18:02:43.81 ID:T/+2ttO5O
その いいひと かwwwwww
866 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 18:17:02.18 ID:lLYabFTE0
また搾られたのかwww
867 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 18:43:40.20 ID:T/+2ttO5O
保守
868 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 18:45:32.71 ID:4kuEIqfPO
>>812 返信ありがとうございます。
おk、把握しました。
これからも頑張って下さい。
次回も期待してます。
「JUM」
「なんだ薔薇水晶」
「……プレゼントがあります」
「また何か考えてるんじゃないだろうな」
「……この4つの小箱から……好きなものを…ひとつだけ」
「聞いてないし。じゃあ右から二番目のこれだ」
「はい…じゃあ、開けて…」
「ぱかっとな」
「……おおっと……テレポーター」
「な、なんd」
「……お姉ちゃん、いったよ」
「ウーンムニャムニャ。ここはどこだ…」
「いらっしゃいませ、JUM様」
「……いらっしゃいませっつーか、これ拉致だろ。手足縛り上げて…」
「細かいことを気にしてはいけませんわ」
「いや気にするから」
「ともあれ、ばらしーちゃんの小箱によって貴方はここに辿り着きました」
「こいつも聞いてないし…」
「全ては運命。貴方が私とばらしーちゃんのものになるのも」
「待てコラその手にもったドリルはなんだ!」
「こうしてあなたが私によって改造されるのも」
「やめろー!ショッカー!!!」
…
……
「お姉ちゃん…上手くいった?」
「成功ですわ」
「ババババラシーチャンキラキーチャンヤラナイカ」
「お姉ちゃん…グッジョブ…」
「さあ、楽しみましょう…」
870 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 18:55:28.66 ID:T/+2ttO5O
ついに改造されたかwwwwww
871 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 19:10:18.81 ID:GotFndTg0
改造w
872 :
:2006/04/18(火) 19:20:30.52 ID:m22IHA0y0
JUM・・・(´・ω・`)
874 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 19:24:31.54 ID:tRreEJOO0
さいきんヒナを見かけなくてさみしいのー
875 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 19:26:07.93 ID:fiLxmX+T0
876 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 19:27:57.35 ID:lLYabFTE0
877 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 19:35:25.12 ID:L78c6jil0
薔「ジューン、や ら な い か ? はぁと」
J「ふっふっふ・・・今日は一味違うぞ」
薔「もしかして・・・ローション?」
J「違〜〜う!ベジータに気の打ち方を教えてくれたんだ!」
薔「ほうほう、それでそれで?」
J「くらえ!操気弾!」
気を貯めてるうちに薔薇水晶が口の辺りをわしづかみした
J「な!力が・・・・抜けて・・・」
薔「私を傷つけようとしたお仕置きしてあげるね・・・」
J「(ふぁん・・・らめぇ・・・)」
次の日に薔薇水晶の奴隷になったとかならなかったとか
878 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 19:37:32.51 ID:T/+2ttO5O
879 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 19:50:35.80 ID:lLYabFTE0
J「なあ薔薇水晶」
薔「なに?」
J「前々から思ってたんだけどさ、お前は僕を彼氏にしたいのか奴隷にしたいのかどっちなんだ?」
薔「欲しいだけ」
J「は?」
薔「ジュンが欲しい。ジュンであればいい。どういうジュンかは気にしない。どんなジュンでも愛してる」
J「…………」(なんかそれ、僕の人格とかそういったものに価値を感じてないってことなんじゃ……いや待てよ?)
薔「どうしたの?」
J「いや、よしわかった薔薇水晶」
薔「?」
J「どんな僕でもいいんだな?」
薔(コクン)
J「わかった。なら僕もそれで納得しようじゃないか」
薔「本当?」
J「本当だ。よって、今こうしてここにいる僕のままでもいいわけだから、これ以降過激な真似はしないという方向で……」
薔「却下」
J「手を打とうじゃないか……ってええっ!?」
薔「だって……」
薔「それじゃ私のものになってないもの」
薔「ジュンが私のものになってくれないんなら調教しかないよね」
J「キャーーッッ!」
薔「大丈夫……愛してるよジュン。早く心を開いてね?」
J「アッ――!!」
881 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 19:58:35.45 ID:lLYabFTE0
今日は薔×J祭りかよwww
882 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 20:05:38.28 ID:T/+2ttO5O
結局かwwwwww
883 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 20:11:58.43 ID:cTj6Xixp0
保守乙女
884 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 20:16:23.38 ID:TvcSpqxv0
885 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 20:36:43.09 ID:kA7AMqXx0
保守がてら長編の続きを投下します。
886 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 20:38:07.32 ID:kA7AMqXx0
>>756 〜チビ蒼星石とチビ翠星石〜やさしさと怒り・・・No4
〜スーパー〜
翠星石「けっこうひろいですぅ」
ジュン「そうだな。ここは結構色んな物があるから一度にいろいろなものを買うときには楽なんだ。」
蒼星石「それで、なにをかうの?」
ジュンはメモ用紙を取り出し、蒼星石に見せた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜必要なもの。〜
インスタント味噌汁
ご飯
冷凍食品
シリアル
牛乳
お菓子
ジュース
あとなんか
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ジュン「これにかいてあるもの。ほかに何か必要なものでもあるか?」
翠星石「どれどれ」
蒼星石「・・・・よくわからないけど・・いいんじゃない?」
ジュン「そうか。ならまずは・・・っと。あと離れんなよ。」
ジュンはそういうとインスタント食品の欄へ歩いていった。上から順番に買っていくつもりである。
ジュン「あった、あった。味噌汁・・・。2つあれば大丈夫かな?」
ジュンは入り口にあったかごにインスタント味噌汁を入れる。
ジュン「次は・・・・。ご飯か。」
ジュンに家事能力はないのでレンジでチンするだけ!みたいなやつを買おうと思った。
〜続く〜
887 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 20:39:05.73 ID:kA7AMqXx0
>>886 ジュン「え〜っと・・・どこだ?」
翠星石「ここじゃないかですぅ?」
翠星石が指差したところにそれはあった。
ジュン「お。あった。ありがとな。(なでなで)」
翠星石「べ、べつにたいしたことじゃねーですぅ。(////)」
蒼星石「(いいなぁ・・・。!。つぎはぼくがみつけたら、あたまなでられるかも。よし。)」
ジュン「次は・・・・・。冷凍食品。っと・・あった。」
ジュンはかごに冷凍食品をいれていく
蒼星石「(みつけれなかった・・・・。ん?)」
蒼星石は何かを見つけ、少しジュンたちから離れた。
ジュン「えーと、つぎは・・・・・。ん?蒼星石は?」
翠星石「さっきあっちのほうにはしっていったですぅ。」
翠星石が指差した方向から蒼星石がはしってくる。
蒼星石「ジュ、ジュンくん。ほら(ぜいぜい)・・・・シリアル。みつけてきたよ。」
ジュン「・・・・なんで離れたんだ?」
ジュンは少しきつめの口調になった。
蒼星石「(え?ジュンくんおこってる?)さっきみつけたから・・・。ジュンくんのやくにたちたかったから・・・。」
蒼星石はすこし涙ぐんだ。良いことをしたと思っていたのに怒られたこられたからだ。
ジュン「・・・そうか。・・・・でも、離れちゃ駄目だ」
蒼星石「う、うん。(ぐすっ)ご、ごめんなさい」
翠星石「ジュン、そうせいせきはジュンのことをおもってとりにいったですぅ」
ジュン「そんなこと分かってるけど、離れて見てない所で蒼星石に何かがあってからじゃおそいんだ。」
そういうとジュンは蒼星石の頭をなでた。
ジュン「怒ってゴメンな。あと、ありがとう。」
蒼星石「う、ううん。ぼくのほうも・・・・ゴメン」
蒼星石は自分が怒られたのは優しさであることに気づいた。だが、一度泣き始めたらその勢いはそう簡単には衰えない。
蒼星石「ぐすっ・・・」
ジュンは怒ったことに心痛めながら蒼星石を抱いた。
〜続く〜
888 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 20:43:31.52 ID:HVHAlMzL0
>>887 蒼星石「・・・ぐすっ・・・え!?ジュン・・くん?」
ジュンは左手に蒼星石を抱っこし、右手にかごを持っている状態でいた。
ジュン「翠星石、かごに物を入れてくれないか。」
翠星石「お、おやすいごよーです(そうせいせきがちょっとうらやましいです)」
ジュンは翠星石にニコッと微笑むと牛乳のコーナーへ向かった。
ジュン「翠星石、牛乳を3つほどかごに入れてくれないか?」
翠星石「わかったですぅ。・・・よいしょっと」
ジュン「重いから気をつけてな・・・。ありがと。」
翠星石「すいせいせきはちからもちだから、これぐらいどーってことねーです」
ジュン「ふふっありがとな。・・・次はお菓子とジュースだな。ジュースのほうが近いし、ジュースのところにいくか。」
・・・・。
〜続く〜
889 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 20:44:41.43 ID:HVHAlMzL0
>>888 ジュン「んで、ジュースは何のみたい?」
翠星石「えーっとですねぇ。これ。」
翠星石が指差したのは、コーラだった。
ジュン「コーラか・・・。蒼星石は何飲みたい?」
ジュンは自分の左肩辺りにいる蒼星石に声をかけた。
蒼星石「ぼ、ぼくは・・・。ジュンくん。ぼくはもうだいじょうぶだから、おろしてくれない?」
ジュン「うん。わかった。」
そういうとジュンは蒼星石を下ろした。
蒼星石「ぼくは・・・・これがいいな。」
指差したのは午後の紅茶だった。
ジュン「わかった。」
そういうとジュンはコーラと午後の紅茶、そしてフルーツ系のジュースとカルピスをかごに入れた。
ジュン「(午後の紅茶・・・そういえば紅茶買っておかないと真紅が来たときギャーギャーいわれそうだ。その前にこの双子をどう説明しようか?)」
ジュンは思った。また問題が増えた・・・と。
ジュン「(紅茶は後回しでいいか。)じゃあ次はお菓子だな。いくぞ。」
翠星石「わーい。いっぱいかってやるですぅ。」
蒼星石「げんどってものをかんがえようね。すいせいせき。」
そんなやりとりをわき目で見ながらジュンたちは歩いていく。
・・・・。
〜続く〜
890 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 20:45:16.01 ID:HVHAlMzL0
>>889 翠星石「えーと、マポロと・・・これ・・・」
蒼星石「ジュンくん?いっぱいかってもいいの?」
ジュン「別にいいよ・・・。あ、でも翠星石にはいうなよ。全部買われそうだから。」
蒼星石「ふふっ。うん。わかった。」
蒼星石は翠星石のほうへと走っていった。入れ替わりに翠星石が戻ってきた。
翠星石「ジュン、これ。」
そういうとかごに大量のお菓子を入れていった。が、蒼星石のほうに走っていった。
ジュン「まだ買う気なのか・・・。」
かごを見てみると今まで入れたものをほとんどが見えなくなるほどお菓子が入っていた。
その後、翠星石は2往復ぐらいしてかごの半分をお菓子で覆い尽くした。
ジュン「気が済むまで買ったか?」
翠星石「まだもう少しほしかったですけどそうせいせきがとめるからやめたですぅ」
蒼星石「あれでまだたりないの?すいせいせき・・・。」
ジュン「・・・あと、ちょっとこっちにこい」
蒼星石「まだなにかかうの?」
翠星石「あたらしいおかし!?」
ジュン「いや、おかしはない。」
ジュンは紅茶コーナーから真紅が好きそうなのを選んだ。
ジュン「まぁ、こんなものかな?」
ジュンはお金を払い、スーパーを出た。
〜続く〜
891 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 20:45:46.32 ID:HVHAlMzL0
>>980 外はさっきよりも暗く、そして月はより輝いていた。
右手には比較的重いものが入った買い物袋。左手には比較的軽いものが入った買い物袋。
翠星石「(てがにぎれないですぅ。こうなったら・・・・)」
蒼星石「(ジュンくんのてがふさがってるよ。・・・・でも・・・)」
蒼星石は右手首を、翠星石は左手首を握った。
ジュン「ん?・・・・」
翠星石「(/////////////)」
蒼星石「(//////////////)」
ジュン「・・・。ふふっ。ありがとう・・・。」
月と星の加護はかどうかは分からないが、二人の思いはジュンにしっかりと伝わったかも。
〜続く〜
892 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 20:47:31.28 ID:HVHAlMzL0
今回の投下は以上です。
投下中にIDが変わった理由はPCの調子が悪く、再起動したためです。
次回の投下は明日の夜にしたいと思います。ではまた。
893 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 20:48:21.94 ID:T/+2ttO5O
ちび双子ktkrwwwwww
ちび双子をみた真紅の反応が気になるwwwwww
894 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 20:48:50.22 ID:lLYabFTE0
ちびは和んでしょうがない
895 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 20:50:59.30 ID:GotFndTg0
激しく和んだ
896 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 20:53:23.43 ID:UxcSGSsT0
甘い。優しい甘さだ。わんだwwww
わんだ
898 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 21:14:53.07 ID:aKJOOdSI0
ちびシリーズは毎回wktkさせられて困る
薔薇水晶とジュンが、川原で腰を下ろしていた。
J「なぁ?話って何だ?」
薔(無言でSMグッツを取り出す)
J「・・・桜田は逃げ出した!」
薔「ばらしーは回り込んだ。」
J「ジュンは、蒼星石ラジヲのイヤホンを、ばらしーにとり付けた!」
J(頼むぜ!笹塚!)
薔「何だろう・・・」
薔薇水晶は、ワクワクしながら聞いていると、カオスが流れ始めた!!
薔「・・・・キャアアア!?」
J「逃げる・・・。」
ジュンは逃走を謀った・・・
J「ふう、何とか逃げ切った・・・」
蒼「やぁ。」
J「・・・その手に持っている、禍々しいグッツは何ですか?」
蒼「SMグッツ・・・」
J「素で言うな!」
J「ジュンは逃げ出した!」
蒼「蒼星石はまわりこんだ。」
J(!薔薇水晶以上か!)
J「ジュンは、蒼星石ラジヲのイヤホンを、蒼星石にとり付けた!」
>>899 蒼星石は聞いていると、カオスが流れ始めた。
J「決まった!!」
蒼「・・・やれやれ、この程度で僕を倒せるとも?」
蒼「全く、何時も流しているのは僕なのに・・・」
J「な,何だってー!?」
蒼「さぁ早く立ち上がれ、脚を奮い立たせろ!早く逃げ出せ!!」
蒼「2人の時間はまだまだ長いよ?」(クスクス)
J「・・・その鞭はかんべ・・・(びしぃ!!)うぎゃあ!!痛い!!」
蒼「あはははは!!二度と刃向わない様に!!!調教してあげるよ!!!!」
J「ウギャアアアアアアアアアア!!!・・・・・アーッ!!」
J「・・・いたひ・・・」
蒼「何か僕に付いてる?」
J「!・・・な,何でもないです・・・」
蒼「宜しい」(クスクス)
蒼「ジュン君は何だい?」
J「蒼星石の下僕です・・・」(シクシク)
蒼「何?その目は?」
J「な!何でも有りません!!」
蒼「ふふっ、宜しい・・・」(クスクスクスクス・・・)
901 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 21:23:11.24 ID:lLYabFTE0
JUM・・・・君はもう完全に・・・
902 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 21:31:24.56 ID:tRreEJOO0
外は良い天気、よし。
時間は午後10時半。歩いていっても間に合う。よし。
持ち物はない。飯は食べた。服は着た。よし。
発車前の車掌のごとく指さし確認をしていく。
会う相手を考えればそこまでする必要もないのだが、何となく雰囲気でやっている。
夜に会うことなんか滅多にないから、多少緊張しているのかもしれない。
「こんな時間にデートなんて、ジュン君も大人になっちゃったのねぇ」
後ろで姉が今日何回目かになる台詞を言う。
「だから、練習に付き合いに行くだけだって」
「うふふ、今度私にも紹介してね。ジュン君の彼女なんだから、可愛いんでしょ?」
「違うって…」
「いいのよぉ、お姉ちゃんは夜遊びで怒ったりなんかしないから♪」
「あの…」
「でも、夜だからって外で変なコトしちゃダメよ?」
これは何を言っても無駄だな。そう判断にしてさっさと出かけることにした。
いつもの靴の紐を少し強めに縛って、外の温度に少し躊躇しながらドアを開ける。
「やっぱりお姉ちゃんも一緒n」
…何か聞こえたが気にせずドア閉め、重石を大勢立てかけておいた。
予想通り夜の空気は冷たく、思わず身をこわばらせる。
腕時計に目を落としてみれば、…姉さんと戯れすぎた。長針と短針が今にも重なりそうだ。
約束の場所まで20分弱。歩きではとうてい間に合わない。
走ればぎりぎりかほんの少しの遅刻ですむだろう…が、
「……まぁ、いいか」
時間との葛藤を放棄して、のそのそと歩く。
あいつは多分怒るだろうけど、謝って許してくれないヤツではない。
「普段よく待ってやってるんだ。たまには待たせるのもOKだろう。うん。」
そんなことを言いながらの道のりは、なぜか少しづつ早足になるのだった。
903 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 21:31:49.84 ID:tRreEJOO0
もう何十回目か、時計に目をやる。時計の針は不機嫌につり上がっている。
辺りを見渡してみても誰も近づいてくる様子はない。
もしかして、待ち合わせの場所を教え間違えたかな。それとも時間かな。
そんなことを頭のなかでぐるぐると考えあぐねてみるが、思い当たる節はない。ただ遅刻してるだけ、多分そう。
「おーい…!」
遠くから声がする。そっちを向いてみれば、待ちわびた人が転がるように駆けてくる。
「…やっぱり、ただの遅刻だったかしら」
「はぁ…はぁ…すまんすまん…のんびりしてたら…はぁ…遅れた…はぁ…」
「そんなに全速力で走ってきておいてのんびりもなにもないかしらー」
「はぁ…え?俺走ってた…?」
「漫画ならぐるぐる足になるぐらい走ってたかしら」
「うーむ…歩いてたはずなんだか…」
どうやらこの人は無意識に走っていたらしい。何をやってるんだろう。でも、すごく嬉しく感じてしまう。
でも、ここでそんなそぶりを見せてしまえば私はまたイジり尽くされてしまう。
ここは強気に出て飲み物の一つぐらい奢ってもらおうかしら。
彼を操るなんてわけない。そう、私は策士なんだから!
「カナは、すごく怒っているのかしら」
「ほう、そうか」
「この怒りはそう簡単にはおさまらないかしら。謝罪の言葉だけじゃどうにもならないかしら」
「…にやけた顔で言われても全く説得力がないんだが」
「か、かしらっ!?と、とにかく、謝罪の気持ちをモノで表すのかしらー!」
「…帰ろうかな…」
「かしらっ!?ご、ごめんかしら!謝るから帰らないでジュース買って欲しいかしらー!」
「本音出まくってるぞ…まぁいいや。遅れたのは悪かったしな、なにがいい?」
「暖かいミルクティーよろしくかしらー」
「うーす」
結果オーライとはいえ作戦は大失敗…これからはポーカーフェイスの練習もしないといけないかな。
904 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 21:33:11.39 ID:tRreEJOO0
>>902>>903 ここで脳汁が打ち止めになったのでオハリと言うことにさせてくださいorz
カナ難しいよカナ
905 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 21:34:59.72 ID:lLYabFTE0
金糸雀可愛いよ金糸雀
>>904の脳汁が再び沸きますように
906 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 21:37:03.95 ID:T/+2ttO5O
カナリアテラカワイス
907 :
:2006/04/18(火) 21:42:55.79 ID:FUrfNzde0
910 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 21:45:59.28 ID:UxcSGSsT0
金糸雀金糸雀!
911 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 21:46:09.99 ID:GotFndTg0
亀レスだが、
>>863とは気が合いそうだ。
俺も音ゲー大好き。弐寺とかドラムとかポップとか・・・
そんな馴れ合いは置いといて、
いい人光線で吹いたwww
>>904 カナリーがかなりーかわいい。
913 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 21:52:46.83 ID:lLYabFTE0
俺はベジータ。あれはバイクを買った二ヵ月後のことだった。
バイクで交差点に進入した際、無理な右折をしてきた軽自動車と接触・転倒
路面をゴロゴロと転がってガードレールに思いっきり体を叩き付けられた
激痛と意識の混濁の中で俺はこのまま死ぬんだと朧気ながらに思った
身を横たえたままピクリとも動かない というか動けない俺
そんな俺の様子に軽の運転手の女性が駆け寄ってきて必死で声をかけてくる
「大丈夫ですか!?大丈夫ですか!?」
(うるせぇ 大丈夫もクソもねぇよ おまえのせいで俺は死ぬんだよ)
(そうだ 死ぬ前に顔を見てやろう 死んでから化けて出てやる)
そんななんともネガティブな思いから苦労して瞼を持ち上げると・・・
最初はなんだかわからなかった ぼやけた視界の中にただ白っぽいものが見えた
だんだん視点が定まって映像がクリアになってきて・・・その瞬間、俺の心臓は大きく脈動した
(おいおいオネーチャン!あんたパンツ丸見えですがな!!!)
よっぽど気が動転していたのだろう
オネーチャンは俺の顔の真ん前で屈み込んで声をかけているのだ
そっと眼球だけ動かして彼女の顔を確認する
なんとぉー!!蒼嬢じゃないか!!
死を覚悟していた体に 正確には体の《一部》にグングン活力がみなぎる
(死んでなるものか・・・死んでなぁるぅもぉのぉかぁぁぁぁ!!!!)
眼前の桃源郷を目に焼き付けんと、体から半分出かかった魂を必死で押さえつけ
意識の無いフリをして思う存分蒼嬢の純白のデルタ地帯を鑑賞しつづけた俺
そのおかげで、どうにか病院に担ぎ込まれるまで命を繋ぎ止めることができたのだった
後に治療にあたった医師は語る
「こんだけボロボロになったのに病院来るまで意識がハッキリしてたのはスゴイ
普通は痛みやショックで気絶してるもんだよ」
俺が何故にそれが可能だったかを自分の口から語ることはないだろう・・・
ありがとう蒼嬢 ありがとう白パンツ あなた達は俺の命の恩人です
915 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 21:57:05.78 ID:T/+2ttO5O
蒼の子の純白デルタ地帯(*´Д`)
916 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 22:00:27.97 ID:GotFndTg0
>>913 蒼のデルタ地帯を・・・
ベジータぬっ殺してやろうかwww
919 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 22:11:13.33 ID:GotFndTg0
922 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 22:27:05.04 ID:60GqSCPS0
保守
923 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 22:28:58.67 ID:60GqSCPS0
おちるよ保守
924 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 22:41:46.28 ID:T/+2ttO5O
ジュン料理中
J「あと…小麦粉と…」
薔「ジュン…料理上手…」
J「これくらい普通だよ…」
薔「………私も普」
J「普通じゃないぞ」
薔「…………むぅ」
J「で…ここで卵を」
薔「!!…………ダメ!」
J「な、ば、薔薇水晶?どうした?」
薔「それはダメ!」
J「ダメって…卵がか?もしかしてアレルギー?」
薔「それはこの前レンジに入れたら爆発した、危険だからダメ」
J「薔薇水晶の家にレンジが無かったのは君の仕業か」
ばらしー間抜け・・・w
926 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 22:52:59.59 ID:60GqSCPS0
保守
927 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:03:08.87 ID:mf+6/S/w0
ばらしーバカ
928 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:04:59.86 ID:150Nu9qi0
ちび双子とばらしーで和んでいる最中に、
>>332の続きを投下しますよ。
<30秒で解る簡単なあらすじ>
夜空に現れたオーロラは、「時限爆弾」のスイッチだった。
呼吸をしている間にも、何者にも代え難い時間は出血し続ける。
残り80時間、彼女達はただ生きてゆく。
929 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:05:28.16 ID:150Nu9qi0
気付けば1日が過ぎていた。
残された時間の砂はただ無情に流出してゆく。
少しづつ、少しづつ───
-Hands of doom〜運命は手の中に〜 第03話-
20XX年4月11日 15時
うーんと伸びをして、僕は机の上の書類を見た。
最早こうなった以上必要も無いのだが、それでも書いてしまうのは社会人一年生としての哀しさだろう。
『休暇届 4月12日より14日まで 私用の為』
書類にはそう書かれている。
昨夜発表されたという、にわかには信じがたい事実。
どうせそうなるのであれば、いっそ時間を全て有効に使ってしまおう…というのは誰しも考えることらしい。
僕のいる会社でもそれは例外ではなく、出社しているのは上層部を含めて1/5程度。
残りは全て「サボリ」だ。
フロアを見渡すと、見事なまでにガランとしている。
僕の所属する部署は、課長と係長、主任に僕、同僚の女の子だけしか来ていないのだから当然といえば当然だ。
…そういえば、一人足りない。同僚の──僕が最近気になっているあの子の姿が、無い。
930 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:05:51.66 ID:150Nu9qi0
>>929 20XX年4月11日 16時
急須を傾けると、日本茶の優しい香りが私の鼻腔を擽った。
くるくると急須を回して、二杯目。
大きな急須でもないので、これで終わり。
係長と課長の分は…あいつらは嫌な奴だから、出涸らしでいいや。
急須にそのままお湯を注ぎ、くるくる。
二つの湯呑みに少し薄いお茶を注いで、合計四杯。
四つの湯呑みをお盆に載せて、フロアへと戻る。
まずは課長に。お尻を触ろうとしたその手を華麗にかわし、湯呑みを置く。
続いて係長。いやらしい目で私の胸元を見てくるけれど、これはどうしようもない。
主任はいい人なんだけど、上からの圧力に弱いのが玉に瑕。
でも嫌じゃないから、ちゃんと淹れたお茶をどうぞ。
最後に──一年目、私と同期の男の子。
眼帯をしている私に差別的な目を向けず、それどころかとても親切にしてくれる。
実は少しだけ私は彼に惹かれている。だから、お茶は一番茶。
「……お茶、入りました。どうぞ」
小さな声で言うと、彼は笑顔でありがとうと言ってくれた。
なんだかとても恥ずかしい。そして、少し嬉しい。
思えば、こんな感情は持ったことが無い。
これが惹かれるって事なんだろうな…そう思いながらも、じっと彼の挙動を見詰めていると。
「あのさ。こんなこと言われたら迷惑かもしれないけど…明日から三日間、僕と一緒に休みを取らないかい」
唐突にそう言われ、私はびっくりして声を上げてしまった。
…小さな声だけど。
931 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:06:15.33 ID:150Nu9qi0
>>930 20XX年4月11日 18時
学校が終わり、放課後。
私と水銀燈は、行きつけの喫茶店で少し遅いアフタヌーンティを楽しんでいる。
いつもはここもそれなりに混んでいるのだけど、今日は人があまり入っていない。
きっと、昨日の発表の影響だろう。
「静かね」
私が呟くと、水銀燈も「そうねぇ」と短く返した。そしてまた、沈黙。
決して嫌な沈黙ではないので、自然私も彼女も言葉を発さなくなる。
考えることはきっと同じ。残り三日強の時間をどう過ごすか。
「ねぇ」
「ねえ」
言葉が重なった。なんだかおかしくなって、一緒に吹き出してしまう。
「なんだか私達、付き合い始めの恋人みたいねぇ」
「本当。一体どうしたというのかしら…先にいいわよ」
自然と緩んでしまう頬をそのままに、同じく笑みを浮かべている水銀燈の言葉を待った。
932 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:06:46.78 ID:150Nu9qi0
>>931 20XX年4月11日 20時
「どうにもならないでしょう。ただこのまま時が来るのを待つだけ」
私が発した疑問に、冷静に答える目の前の女の子。
私は黒、彼女は赤。
並んで歩けば嫌でも目立つ、主張の強い服の色。
目立つのは私だけでいい、というのは私の座右の銘。
けれど私は、彼女の赤い服が良く似合っていると思うから、その座右の銘を曲げてもいいなと思う。
…他の人だと、こんなに自然に受け入れられないかもしれないけれど。
「そうねぇ…時が来て、儚い私達の人生は終わるんだわぁ」
「あら、何か未練でもあって?」
私の言葉にさらっと返す彼女の言葉には嫌味はない。
未練は無いといえば嘘になるけれど、それでもどうしようもないものはどうしようもないのだ。
「無いこともないけどぉ……どうしようもないもの」
「どうしようもないわね。私達はただ座して時が訪れるのを待つのみ、よ」
白いティーカップに口をつけ、紅茶を一口。
その態度は、いつもならばそう気になるものではないのだけど、何故だかその時は心に引っ掛かった。
「貴女…怖くないのぉ?」
そんな質問をしてしまったのは、きっと「どこまでも日常を演じようとする周囲」にあてられたからだろう。
933 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:07:25.33 ID:150Nu9qi0
>>932 20XX年4月11日 16時
放課後の教室に私は残っていた。
もうすぐ夕焼けの時間。夕日に染まる教室の光景が、私は大好きだった。
「金糸雀、なんだか黄昏れてるのよ」
窓の外、中庭を見ていた私はその声に少しだけ驚いた。
誰も教室には居なかったはずだ。しかもこの声は──
「雛苺?なんで残っているのかしら?」
私は視線を中庭に向けたまま、言葉だけで返事をする。
今日は委員会は無かった筈だが……。
「巴先生に呼ばれてたの。今朝ヒナもカナも遅刻したから」
ああ、そういえば。
結局間に合わず、担任の柏葉先生に注意されたのだっけ。
でも、あの人は放課後に残してまでお説教をする人だったのだろうか。
「柏葉先生が居残りさせるなんて珍しいかしら。何かあるに違いないかしら」
「今朝のホームルームで決まった事を伝え忘れたって言ってたのよ」
なるほど、そういう事か。
雛苺に視線を向けると、にこにこ笑顔で彼女は私に言った。
「巴先生の話は、帰りながらするのよー」
934 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:07:47.69 ID:150Nu9qi0
>>933 20XX年4月11日 17時
金糸雀を見つけてから、たっぷり1時間は教室で時間を潰してしまった。
お陰ですっかり夕焼けの時間。もうすぐ夜になってしまう。
金糸雀に早く早くとせがんでも、「もうちょっとかしら」と粘るだけ。
教室が橙色に染まってからようやく私達は帰途についたのだ。
「で、柏葉先生は何て言っていたのかしら」
隣を歩く金糸雀が、私を見た。
綺麗に纏められた髪と、チャームポイントのおでこがちょっとだけ可愛いと思う。
…ヒナのリボンも負けないくらい可愛いけれど。
「うーとね…明日から暫くの間学校は自由登校、休みたければ休めばいいし来るなら来てもいい…って言ってたの」
良く考えるとおかしいのだけど、私は難しく考えるのが苦手だ。
だから、気分と金糸雀の予定を聞いて決めることにした。
「変な話かしら…ヒナはどうするかしら?」
「ヒナはー…あんまり考えてないのよ。カナが何かやるならつきあうの」
「うー、でもカナ何も予定がないかしら」
「みっちゃんとお出かけはー?」
「みっちゃんはお仕事があるかしら」
結局帰り道では何も決まらなかったので、また明日の朝電話で決める事になった。
935 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:08:08.54 ID:150Nu9qi0
>>934 20XX年4月11日 21時
どうにか一日を終えることが出来た。
テレビは相変わらず役に立たない現状報告しか放送していない。
しかし、それでも無いよりはマシだろう。
耳をそちらに向けながら、今日一日を振り返る。
自分で決めた事とはいえ、事実を隠しとおすことがこれほど辛いとは。
このままでは、きっといつかばれてしまう。
その時、翠星石はどんな顔をするだろう?
絶望に歪むのか、それとも真実を隠していた事に対して怒りを見せるだろうか。
僕はどちらも望まない。
翠星石には、いつも笑っていて欲しいから。
「蒼星石、入るですよ」
ノックされた扉の向こうから、僕の双子の姉の声が響く。
僕は慌ててテレビを消し、応えた。
936 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:08:30.77 ID:150Nu9qi0
>>935 20XX年4月11日 22時
蒼星石の隠し事。その理由は私も良く知っている。
だから私は敢えてそれには触れず、近所の子達─真紅、水銀燈、雛苺、金糸雀の話をする事にした。
「あの子達も、気付けばもう高校生ですね」
「そうだね…まあ、僕らもとっくに成人してしまっているし当たり前なんだけど」
どうという事のない、普通の会話。いつも通りの、いつもの空気。
「そろそろお酒を飲ませてもいい頃合かもしれませんね」
「翠星石…もう、君はそのあたりの倫理観が薄すぎるよ」
困った顔をしながらも笑う妹。わが妹ながら、綺麗な笑顔だと思う。
「でも、あの子達ももうオトナです。そりゃー、成人式は迎えてませんけど」
「戦国時代なら、ね。ま、でも……うん。面白そう」
文句を言ったり困った様子を見せながらも、最後には妹は私に同調するのだ。
双子ゆえに良く似た価値観。気を許せる双子ゆえの──油断。
「それはおいといても…将来どうなるか楽しみです、本当に。」
言ってから、しくじったと思った。表情こそ変えていないが、妹の心中は穏やかではないだろう。
私は上手く笑えているだろうか。
-タイムリミットまで、残り約72時間-
937 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:09:33.97 ID:150Nu9qi0
本日の投下はここまで。
2日に1回は投下することを目標にしたいなあ…とか。
938 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:12:35.61 ID:UxcSGSsT0
なんとも言えん気持ちになった…
939 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:12:53.43 ID:T/+2ttO5O
地震物ktkr
すごい続きが気になるwwwwww
940 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:17:01.33 ID:HknMWrcX0
皆の心情を察するとなんとも言えない気持ちになる
続きwktk
941 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:33:13.40 ID:UxcSGSsT0
保守
942 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:33:40.95 ID:T/+2ttO5O
保守
943 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:42:03.28 ID:T/+2ttO5O
銀「ジュン…………」
蒼「あれ?水銀燈?」
翠「今日はジュンと一緒じゃねぇですか?」
銀「それが…ジュンが病気になっちゃって…」
蒼「ジュン君が病気だって!?」
翠「本当ですか!?」
銀「ええ…」
蒼「そんな…一体君は何を食べさせたんだい!?」
翠「だからあれ程料理の勉強しろと!?」
銀「決め付けて来たわね」
944 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:48:21.42 ID:4Vf5FU190
東北自動車道を、北に向かって、ひた走るバイクが一台。
運転するのは、ジュン。
そして、彼の後ろに乗っているのは、翠星石。
栗色の長い髪を肩の前に回し、両腕で、しっかりとジュンにしがみついている。
時速百キロ以上の速度で疾駆する単車に乗っているのは、慣れない者にとって、
想像以上に恐ろしい事だ。翠星石も、御多分に漏れず、緊張に身を強張らせていた。
二人を乗せた単車は、安積P.A(パーキング・エリア)へと滑り込んでいく。
朝早く家を出てから、何度目かの休憩である。高速に乗ってからは三度目になる。
翠星石もホッとしたのか、彼女の腕から力が抜けるのを、ジュンは感じた。
駐車場の隅に単車を停めて、二人は窮屈なヘルメットを脱ぎ、吐息した。
「疲れただろ、翠星石?」
頭を掻いて髪の乱れを直しながら、ジュンは朗らかに笑った。
翠星石が、ちょっと唇を突き出しながら、拗ねたように応じる。
「解ってるなら、も少し小刻みに休憩しやがれですぅ」
「ははっ……悪い。でも、目的地まで、まだ遠いからさぁ。それに、新幹線じゃなく
バイクで行きたいって言い出したのは、翠星石だろう?」
「う……でも、それは……ジュンに……ですぅ」
抱き付いていたかったから――なんてコトは、口が裂けても言えない。
頬を染め、俯く彼女の頭を、ジュンは優しく叩いた。
「ゴメンな。次は、そうするよ。さあ、冷たい物でも飲んでこようぜ」
二人が目指しているのは、岩手。宮沢賢治と理想郷イーハトーブ(花巻市)が有名だ。
或いは、柳田国男と遠野物語の世界か。目的地までは、まだ遠い。
945 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:48:54.00 ID:4Vf5FU190
>>944 やっとの思いで、予約を入れていた宿に着いた頃には、すっかり日が傾いていた。
腰を伸ばして、深呼吸をする二人。
「んん〜。やっぱり、空気が澄んでるですぅ」
「そうだなあ。思えば遠くへきたものだ……って、つくづく感じるよ」
「それにしても、雰囲気の良い宿ですぅ。鄙びた感じが、特に郷愁を誘うですぅ」
「歴史の長い宿だからな。一年前から予約してる客も居るそうだ」
「ほへ〜」と、感心半分、呆れ半分な声を出して、翠星石は再び、
今夜、宿泊する宿を見上げた。ちょっと、おどろおどろしい気配がする。
いかにも、民話の郷と言った趣だ。来て良かった……心から、そう思った。
「早いとこ記帳を済ませちゃおう。行こうぜ、翠星石」
記帳を済ませ、美味しい料理に舌鼓を打ち、ゆったりとした温泉で旅疲れを癒す。
たったそれだけの事なのだが、ジュンも、翠星石も、非常に満ち足りた気分になった。
こんなに優雅な気持ちに成れたのは、久しぶりだった。
二人が通されたのは、離れの部屋。母屋で行われている宴会の喧噪も、殆ど届かない。
浴衣姿の二人は、肩を寄せ合って、満天の星空を見上げていた。
ロマンチックな語らいを愉しんでいた時、急に、翠星石が驚いた様な声を上げた。
「翠星石? どうかしたのか?」
「んん? 今……誰かが、私の髪を引っ張ったです」
「あ、そういや言い忘れてたっけ。あのな、翠星石。実はなあ――」
「なな、なんで……そんな怖い声で話しやがるですか」
「この部屋って、座敷ワラシが出るという部屋なんだ」
遠野の夜空に「なんですとぉー?!」という絶叫が木霊していた。
946 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:49:40.55 ID:4Vf5FU190
>>945 ――その夜。
並んで敷かれた二組の布団で、ジュンと翠星石は就寝していた。
正確には、ジュンだけが、健やかな寝息を立てている。
翠星石はと言えば、座敷ワラシの話を聞いてから、すっかり目が冴えていた。
真っ暗な部屋の中で、まんじりともせず、遠い遠い夜明けを待っていた。
ふと、物音がして、翠星石はビクリと肩を震わせた。
耳を澄ますと……何かが……畳の上を這う音がする。徐々に、近付いてくる。
(!! いひぃいぃ――――っ!!)
声にならない悲鳴を上げて、翠星石は隣の布団に潜り込み、ジュンにしがみついた。
「んあ? な、なにすんだよ……翠星石?」
「でででで、出たですっ! 座敷ワラシですうっ!」
「ホントかよ? 落ち着けって、翠星石。それって、凄くラッキーな事なんだぞ」
「え? そ、そうなのですか?」
「うん。出会えない人は、何泊しても出会えないんだって。とにかく――」
潜り込んでいた布団から、そぉ〜っと顔を出すジュンと、翠星石。
すると、目の前に小さな子供が立っていて、二人は思いっ切りビクッ! としてしまった。
が、それも最初だけのこと。よくよく見ると、その子は二人の良く知る人物に似ていた。
「……なんだか……蒼星石の小さい頃に、似てるですぅ」
「翠星石も、そう思った? 実は、俺も……」
そう思ったら、ちっとも怖くなくなってしまった。
座敷ワラシは黙ったまま、お手玉や、あやとりの紐を差し出してくる。
一緒に遊ぼ? という事なのだろう。ジュンと翠星石は小さく微笑むと、一晩中、座敷ワラシと戯れていた。
947 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:51:10.07 ID:4Vf5FU190
>>946 翌朝、目が覚めると、二人は別々の布団に、きちんと収まっていた。
夜明けまで、座敷ワラシと遊んでいて……それから雑魚寝した筈だが、
詳しいことは何一つ、憶えていなかった。
朝食の席で、翠星石は思い切って、ジュンに話を切りだした。
「ねえ、ジュン。昨夜のこと……憶えてるですか?」
「昨夜の? ああ、座敷ワラシと遊んだことか?」
事も無げに、さらりと言ってのけるジュン。
あまりに浮き世離れした事なので、夢と現実の区別がつかなくなっているのだろうか?
いや、そうではない。ジュンの眼差しは、正気を保っている者の眼だった。
徐に、ジュンが口を開く。
「あの部屋で座敷ワラシに出会うと、幸福になれるって言い伝えがあるんだ」
「幸福ですか? 例えば、どんなです?」
「宿の案内では、ある男性は一人で宿泊中にワラシ様と出会って、
総理大臣になったそうだぜ。どうやら社会的な成功を、収めるみたいだな」
「ふぅん? じゃあ、男女二人の場合は、どうなるです?」
「さあ? どうなるんだろうな? 案内には書いてないけど――」
「もしかしたら…………幸せな家庭を……」
ごにょごにょと呟く翠星石に、ジュンが「ん?」と訊き返すと、
彼女は真っ赤な顔をして「なんでもねぇですぅ!」と、ムキになって否定した。
なんで翠星石が怒っているのか訳が解らず、ジュンは頚を傾げ、頭を掻いていた。
――それから数日間、二人は単車に乗って、遠野の旅を満喫するのだった。
948 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:51:41.89 ID:4Vf5FU190
>>947 そして、帰宅。
旅の疲れがドッと出て、翠星石は着替えなどを詰めたナップザックを降ろすなり、
玄関先で、靴も脱がずに寝転がってしまった。
「姉さんってば、行儀が悪いよ?」
出迎えにきた蒼星石が、腰に両手を当てて、だらしない姉の態度を、呆れ顔で見下ろしている。
その光景が、あの宿での出来事と重なる。
布団から顔を覗かせた時、翠星石とジュンを見下ろしていた、座敷ワラシと。
「そう言えば……蒼星石に、お土産があるですぅ」
「え? ホントに? なになに?」
嬉々として翠星石の脇に両膝を着いた蒼星石に、ザックの中から取り出した人形を差し出す。
それは、ジュンと翠星石が、遠野で材料を調達して創った、手作りのぬいぐるみだった。
「? この、ぬいぐるみ……ボクに似てなぁい?」
「気のせいです。それは、座敷ワラシを模した、ぬいぐるみですぅ」
「そうなんだ? でも、ありがとう。二人の手作りなんでしょ?」
「……見た目で分かるですか?」
「そりゃあ解るよ。ボクは、姉さん達のこと、応援してるんだからね。
いつも見守ってるから、かな? 二人の考えとか、仕種が、なんとなく解るんだよ」
二人には、幸せになって欲しいから――
そう言って、蒼星石は気恥ずかしそうに、階段を駆け上っていった。
(ジュンと、二人で……幸せな家庭を築けたら……)
幸福な未来に想いを馳せながら、翠星石は微睡みの中へと落ちていった。
949 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:52:54.02 ID:4Vf5FU190
>>948 保守がてら、旅行ネタ5スレ縛りに挑戦してみたり・・・
難しいですね、やっぱり。
950 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:57:51.73 ID:T/+2ttO5O
テラアマス
951 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/18(火) 23:59:04.01 ID:Fn6DiNITO
>>949 おいおい5スレも使われちゃたまらねーぜw
それはそうと乙。良いよー。
952 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 00:03:29.76 ID:36Y+pCsQ0
953 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 00:04:18.27 ID:seSjfZZzO
5"スレ"とはまた超大作ですねw
954 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 00:06:54.89 ID:TUIxPMeT0
ごめん。『レス』の間違い。orz
なにをやってるんだか・・・
955 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 00:07:19.42 ID:B9VSeT+aO
合計5000レス!こそれは超大作だぁ!!
956 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 00:19:54.45 ID:evFiRqepO
保守なのかしらだわですぅ
957 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 00:38:42.25 ID:qqBy34980
落ちる前に保守
958 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 00:46:22.19 ID:h5xU8/040
寝☆
959 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 01:02:35.20 ID:B9VSeT+aO
保守
960 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 01:18:40.92 ID:goJvhrGE0
ho
961 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 01:32:55.80 ID:B9VSeT+aO
ほ
962 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 01:33:31.61 ID:DjogkSVA0
保守 へやー
薔「がおー♪」
真「きゃああああ虎も猫科で怖いのだわー!」
銀「あんたまたやってんのぉ・・・?」
薔「耳と尻尾は虎だけどパンツは銀ちゃんの趣味に合わせて黄色と白の横ストライプに・・・」
銀「いや・・・うん、まぁいっか・・・。でも何つけてても変わんないわよぉ?」
薔「え?」
銀「あとで全部私が脱がすんだからぁ」
薔「いやーんえっちー♪」
964 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 01:50:21.36 ID:RKxllxr+0
脱がwwwwwwwwGJwww
965 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 01:52:48.80 ID:HW88tDQ/0
銀ちゃんwwwwwww
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 02:22:14.32 ID:/3phyjSd0
967 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 02:25:05.35 ID:36Y+pCsQ0
968 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 02:54:05.33 ID:642Oby0x0
「・・・・・ほ、保守なんてしてあげないですぅ!
・・・・・・・ッ・・・・・・・・保守・・・・。
お、お前の為なんかじゃないですぅ!翠星石が保守したくなったからしただけですぅ!」
ッて事で保守を宣言。
969 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 03:04:45.17 ID:c9OmAOTGO
970 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 03:56:55.40 ID:fQ9cBfnAO
保守
971 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 04:24:11.73 ID:fQ9cBfnAO
保守
972 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 04:51:01.79 ID:fQ9cBfnAO
保守
973 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 04:52:42.76 ID:ykGHGaZj0
捕手
974 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 05:20:41.45 ID:3AecUaQG0
ほしゅー
975 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 05:43:34.45 ID:seSjfZZzO
976 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 05:55:48.29 ID:TUIxPMeT0
もう1000が近いのか・・・
979 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 06:18:19.11 ID:TUIxPMeT0
>>978 目が覚めた・・・ありがとう! そしてGJ!
と 980踏んだ スレ立ててきます
このホストでは新スレが立てられないようです・・orz
どなたか代理願います。
983 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 06:28:49.86 ID:RKxllxr+0
じゃあ立ててくる
984 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 06:38:13.84 ID:ZYOtaOaF0
一度繋ぎなおしでID変わったが、俺もダメだった…他の誰か頼むorz
おk。
987 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 06:47:07.91 ID:wyz4fA/s0
梅∩゚∀゚∩age
ぺたぺたと梅。
989 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 06:47:54.14 ID:ooibNcd90
産め
990 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 06:48:32.51 ID:QprFuPb20
ume
1000はパターンを一寸変えてみようかな・・
梅
992 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 06:49:00.90 ID:9We5fc1Z0
埋めを手伝わせてもらいますよ
993 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 06:49:21.21 ID:ooibNcd90
ラプラス来るか?
994 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 06:49:34.47 ID:QprFuPb20
うめ
995 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 06:49:35.22 ID:TUIxPMeT0
出かける前に埋め
996 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 06:49:43.77 ID:9We5fc1Z0
埋め
997 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 06:49:50.80 ID:c9OmAOTGO
埋もれた
998 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 06:49:56.76 ID:QprFuPb20
うめ
999 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/04/19(水) 06:50:17.58 ID:TUIxPMeT0
1000なら百合祭り
紡いだ糸は解れ、回らぬ時計は逆さに回る。
思いを全て消し去ろうとする運命は、避けることすら許さないでしょう。
…闇の中で仄かに香る甘い匂いは
全てを忘れる為の最終列車の切符。
―汽車が来たようです。
ttp://sky.geocities.jp/paniusax/Le_train_de_depart.jpg さぁ乗りなさい…その列車に…
無になり…再び会うために…
初めて出会ったあの気持ちを忘れないために…
―出発のベルがなりました。
……お行きなさい…再び何処かでお会いできるでしょうから……。
ローゼンメイデンが普通の女の子だったら〜悲劇は繰り返される〜
―終幕―
―次幕―
ローゼンメイデンが普通の女の子だったら〜春の陽気に誘われて〜
1001 :
1001:
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 + このスレッドは1000を超えました。
〈_} ) | 次スレも…VIPクオリティ!!
/ ! + 。 + + *
http://ex14.2ch.net/news4vip/ ./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
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