おにゃのことかその他もろもろの話を書く。

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
まぁ、女の子が出てれば割となんでもいいらしい。
俺個人としては女の子が出て無くてもいいけどな!!

書く人はコテかタイトルを名前欄につけるとわかりやすいです。
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 21:41:18 ID:7f591nLZ0
2げと?
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 21:42:28 ID:7SsVl5nn0
3を貰おうか
4AG ◆A7OPPAIecs :2005/08/18(木) 21:42:29 ID:C8kT61FS0
アーアーン
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 21:42:39 ID:wipEKhXE0
寒いねんほんまに寒いねん
6gr:2005/08/18(木) 21:43:12 ID:DCkYmCaS0
新スレ乙
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 21:43:43 ID:f95vrKAQO
新スレ乙!
8 ◆CZv8Jj5NKs :2005/08/18(木) 21:44:01 ID:v/VsVPdL0
手ス
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 21:44:23 ID:5qA4kdot0
御ツンデレ
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 21:46:30 ID:f95vrKAQO
ところで、だ



















いろいろ追加されてるのはれあたんの趣味?
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 21:48:35 ID:7f591nLZ0
趣味だよ!!
悪いか!!

風呂はいってくる。
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 21:54:13 ID:f95vrKAQO
結局趣味かよwwwwwwwノシ
しかしこれじゃあお話スレと変わらんなー
俺もそれが趣味だから問題ないけどw
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 22:09:32 ID:f95vrKAQO
忘れてたけどてんぷら

 ̄ ̄ ̄
・基本はおにゃのこが出てればどんな話でもおk
・またーり進行で
・投下が被っても泣かない
・書き手の人はコテ推奨
・↑コテにしなくても題名とか名前欄に入れたほうが被った時見やすいかも
・age、sageは各自自由に

それ以外は適当に臨機応変で
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 22:45:36 ID:3xlyF1Lc0
保守
15gr:2005/08/18(木) 22:46:59 ID:DCkYmCaS0
即死防止加速
16森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/18(木) 22:47:47 ID:z8iGJspAO
おざましまーす…
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 23:09:14 ID:3xlyF1Lc0
更に保守
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 23:12:26 ID:MZG2vlGB0
やぁ(´・ω・`)
きてしまったんだね
このスレは罠なんだ
君にもう一生SEXもオナニーもできない呪術をかけた
永遠に苦しむことになる
でも君は運がいい
特別に開放される方法を教えてあげよう
↓のスレに
「ちゃあてぃタソ中だしOK?」
と書き込むんだ
http://ex9.2ch.net/test/read.cgi/net/1123683401/l50
19森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/18(木) 23:19:53 ID:z8iGJspAO
れあ「星野タソ中だしおk?」
星野「いやいやいやいや(苦笑)」



一番のりで書いていーぃ?
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 23:21:50 ID:f95vrKAQO
つーかどっちが受け?
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 23:22:32 ID:3xlyF1Lc0
過疎ってるのぅ。
>19よろしく。
22森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/18(木) 23:24:26 ID:z8iGJspAO
いやいやいやいや(苦笑)
今適当に書いただけだから。
でも最近の力関係は
れあ>星野>深夜

だろうか。
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 23:26:51 ID:5IKOsgRLP
みんなの呪い・呪術を解くスレ
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/heaven4vip/1124375091/
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 23:28:12 ID:3xlyF1Lc0
ところで、おにゃのこが出てればカナリ長くてもええのん?
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 23:34:35 ID:f95vrKAQO
>>22
力関係ってなんだよwwwwwwww

>>24
新たな作家様キタコレ!?
問題ないので気が向いたら書いてやってください
26森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/18(木) 23:39:49 ID:z8iGJspAO
いままでのあらすじはその内晒される過去ログ参照

Pale Cubic〜そばにいること〜

冬になると、空は高くなり、電波も飛びやすい。
今、工場の中は僕1人だ。
倉から持ってきた石油ストーブに火を付けた。
なかなか炎が大きくならないストーブの前で、FMにした無線のダイアルを廻した。
先生が言った通り、ノイズはAMに比べてかなり少ない。
『……ちら…ファ…』
微かに聞こえた局の辺りでダイアルを注意深く調節する。

『…こち…α…こちら、α小隊。これより戦闘区域に入る』
ダイアルを固定すると僕はストーブに向き直った。
女の子の足が目に入る。

「……佐伯…」
佐伯は何かを見るように、上を見上げていた。
「こんにちは、崎坂君。…今日はたくさん電波が飛んでるね」
「あぁ」
僕も上を見る。2階の窓の外、遥上空で閃光が走った。
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 23:45:37 ID:f95vrKAQO
ワクテカ

















家に着いたのでレスを見直してみた
>>25ってID見てなかったとはいえ恥ずかしい発言をしたなぁと渋々思う
泣いていい?
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 23:48:33 ID:3xlyF1Lc0
作家様なんて大したモンじゃ無いけど、今メモ帳に書き出してるのでお待ち下さい。
29森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/18(木) 23:49:19 ID:z8iGJspAO
『野澤!?おい!野澤ァ!……糞ッ!』
どうやら一機、撃墜されたみたいだ。
「……今、色がひとつ、消えた…」
佐伯が呟く。
僕は無線の電源を切った。
今日はこれ以上、聞く必要が無い。

「崎坂…君?そこに、いる?」
無線を切ったから僕の居場所が急にわからなくなったんだろう。
僕は少し冷たい佐伯の手を握る。
「佐伯、僕はここにいるよ」
佐伯の手はしっかりと握り返してきた。
「今日は2人で、どこかに出かけようか」
「私なんか連れて行って…大変だよ?」
「…気にするな」
僕は佐伯の手を繋いだまま、駒舞山を下りた。
30森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/18(木) 23:51:03 ID:z8iGJspAO
>>27
僕の胸で泣けェ!


0時から嘘憑きはじめるよ
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/18(木) 23:59:51 ID:pBF7S8efO
モリゾ乙

てかなんなのその勢力図。
俺はそんなに強くない
おやすみみんな。俺は寝る。
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 00:04:49 ID:ZeFwb994O
いつも思うけどモリゾーは不思議話で本領発揮だなw
もちろん大好きだ!!

>>28
キタコレ!!!
期待加速!!

>>30
「森蔵…、私、私……。」
今にも泣き崩れそうな彼女を森蔵は優しく包み込む。そして
「そんなことはもういい。忘れていいんだ。だから……、










おっぱいうpしるwwww」
「おまwwwwwww空気嫁wwwwwwwwww」

なんだこれ
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 00:05:34 ID:ZeFwb994O
>>31
まぁゆっくり休んで次も頼むお ノシ
34森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 00:11:27 ID:aJXNdQKfO
おっぱいうp汁!



素な話バイな俺が来ましたよ。
…え?
聞いてないから早く書け?
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 00:18:56 ID:ZeFwb994O
それを素にできるおまいのク(ry の高さはよくわかった
だから書くんだ!!
36森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 00:29:11 ID:aJXNdQKfO
嘘憑き

7月が終わり、学校も夏休みに入った。
この家は風通しが良く、熱が籠もらないから一日中過ごしていたくなる。
事実、去年もその前も、僕の夏休みの活動場所はこの家だけで、休み明けもクラスで一人、肌が白かった。
蝉の声に混じって、微かに風鈴の音が聞こえる。
「まーがひーとくーん」
そう、鼎の声も――?
……鼎?

玄関先に出てみると、鼎ともう一人…
「あ、こっちは如月透子。私と同じクラスよ。」
「よろしくね、禍人君」
セミロングの髪。今時珍しく、染めていない。
「よろしく、如月先輩。…ところで二人して何の用?」
鼎が不服そうな顔をした。
「…透子は"如月先輩"なんだ」
「先輩だから"先輩"と呼んだんだ」
「あたしの事、"県先輩"って呼んだ事、無かったよね」
僕は応えない。
「…如月先輩、用件は何ですか?」
「ちょ!禍人君!?」

◆ 如月 透子

僕は例年通り暇で…何より鼎の水着姿が見られるということで、行くことにした。
…プールだ。
町民プールは、夏休みという事もあり、町の人口の割に賑わっていた。
37 ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 00:31:35 ID:JZk6QbO00
出来てきたので上げて行こうかな、と思うんですが大丈夫ですか?
コテはこれで。
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 00:34:37 ID:ZeFwb994O
>>37
おkです でもモリゾーが終わってからの方がいいかも
39 ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 00:37:09 ID:JZk6QbO00
んじゃ、モリゾーさん終了後にちょっとずつ行きます。
終了までに出来てるといいなー。
40森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 00:42:33 ID:aJXNdQKfO
「お待たせ〜♪」
一人着替え終わってプールを眺めていると二人がやってきた。
如月先輩はオレンジのビキニ、鼎は白地に青い花が散っているビキニだ。
僕は……自分のものを改めて見ても仕方ない。

「二人とも、よく似合ってるよ とかは無いワケ?」
如月先輩がにやつきながら言った。
「え、ああ、二人ともキレイですよ」
「具体的に、どこがキレイか言ってくれると嬉しいんだけど」
鼎が期待した眼で見つめる。ああもう、かわいいじゃないか。
「如月先輩、結構着ヤセするんですね。もっと鼎に近いかと思いましたよ」
「でしょー。でも肩凝るのよねー…」
「どういう意味だ」
声の主は、言うまでもない。
「鼎は前に見た時と変わってないね。あ、怒らないでよ。変わってたら逆に困る。短期間で大きくなってたら、他に男でも出来たんじゃないかと気が気じゃない」
「えー!?鼎って
禍人君と付き合ってるの!?」
「付き合ってないよ!!……もぅ!さっさと泳ぐよ」
顔を真っ赤にして走って行ってしまった。
いや全く、恥じらう姿も最高だ。
41森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 00:57:36 ID:aJXNdQKfO
『そこの女の子―、プールサイドは危険ですので走らないで―』
鼎がプールの縁に足をかけた時、
「あ」
「あ」
『あ』
鼎の体は結構な勢いで水中へと落ちた。
……2、3時間後、三人は帰路についた。
鼎は滑っただけで怪我は無く、マッチョな係員に30分程注意されていた。

「じゃぁ、私は彼氏と約束あるから、ここで」
如月先輩が立ち止まった。
「あ、うん。またね」
先輩が鼎に何か囁いている。
うまくやりなさいとか聞こえるが、何のことかわからない。
「じゃーね、鼎、
禍人君」
「さよなら、如月先輩」
「バイバイ、透子」
如月先輩の姿が見えなくなってからしばらくして鼎が口を開いた。
「禍人君、これから空いてる?」
「うん。何も予定は無いよ。帰って夕飯作るだけ」
「今日、お祭りあるの…覚えてた?」
そういえば今日は盆前の夏祭りの日だ。
「ああ、そっか。忘れてた」
去年もその前も行かなかったからな。
「一緒に行かない?」
「おぉ!鼎から誘ってくれるとはありがたい」
「あたし、着替えたいから…5時に雨恵寺の前でね」
「わかった。また後で」
42森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 01:04:46 ID:aJXNdQKfO
家に帰った僕は部屋に入り、明かりも付けずにベッドに倒れ込んだ。
個人的にプールに行ったのは6年振りだ。
…6年。
友達らしい付き合いをしたのも、6年振り。
今まではなんともなかったが、急に昔の、毎日が楽しかった頃の思い出が蘇って来た。
机の上の写真立てが目に入る。
僕だけが写っている写真。
これ以上ないくらいの幸せな笑顔。
「あの頃は、楽しかったなぁ……毎日が…」
窓の外を下駄は草履の音が過ぎて行く。

「素子……」
その声だけが、抜け殻みたいな家に寂しく響いた。



次回、◆ 夏響祭
43森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 01:06:11 ID:aJXNdQKfO
訂正
下駄は草履の音が〜

下駄や草履の音が〜
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 01:08:42 ID:bjB9yuEb0
いまコピー中のものを下記アドにペーストしてちょうだい♪
http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/download/1122004032/l50
45 ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 01:16:02 ID:JZk6QbO00
とりあえず保守…
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 01:22:10 ID:GrMYBCid0
保守する間に前スレをご覧になりませんか?
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1123296887/
このスレは少し早くたってしまったのでこちらでの埋めもしてくれるとありがたいです(´ω`)
47森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 01:22:17 ID:aJXNdQKfO
◆KUFさん書いちゃって下さいな。
僕はそろそろオナ(ry
481/1X ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 01:28:18 ID:JZk6QbO00
ほいじゃ、クフいきまーす。

タイトル:とある短い恋


初めて彼女と出会ったのは、俺がまだ高校生だった頃だ。
クラスも違う彼女と出会うきっかけになったのは、当時友人であり
彼女の恋人であった、Sとの付き合いを通してだった。

俺は当時、6〜8人程のグループでつるんでいた。
先生方の間では割と有名な、優秀且つ仲の良いグループで、
俺と彼女はそこで普段から、他の友人と一緒に騒いで居る様な、
そんな間柄だった。

上記にもある通り、彼女はSの恋人だった。
自分が彼女に恋をしてしまうとは、夢にも思って居なかったのだ。
492/1X ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 01:30:34 ID:JZk6QbO00
彼女は、『お転婆』と言う言葉が非常に良く似合う人だった。
いつもグループの中でわがままに、自由奔放に皆をからかった。
俺もその対象から漏れる事は無く、弱点の脇腹に指を差し
込まれ悶絶させられた事も多々あった。

その反面、責任感の強い人でもあった。
皆で何かを成そうとする時には皆を引っ張る方の立場に立ち、
自分のやるべき事は一つとして手を抜かなかった。
笑顔を絶やさず、疲れて居るであろう状況でも常に表情の片隅
には笑みをたたえていた。たまに笑顔でプチキレたが。
502/1X ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 01:31:19 ID:JZk6QbO00
俺は高校時代、柄にも無く生徒会役員等と言うモノに就いていた。
彼女との交流が増えたのはその頃だった。俺が生徒会役員として
活動している時期に、彼女も役員として参加してきたのだ。

始めは別に何の感情も無く、ただ単に普段仲良くしてるヤツが
同じ職場に来てくれたのが嬉しかった。しかし、俺は徐々に
彼女に惹かれていった。彼女が明るさを振りまく中や、
わがままに周りを振り回す中で時折見せる、寂しそうな表情に
惹かれていってしまった。


転機はその年の夏に訪れた。
514/1X ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 01:33:24 ID:JZk6QbO00
高校2年生の夏休み。うだる様な暑さの日、高校生とは言え
あまり外へ出る事を好まなかった俺は、その日も家で本を読んで
過ごしていた。その日は母親が用事で出かけており、家の中は
静まり返っていた。寂しさすら感じられる家。その静寂を破ったのは
電話の呼び出し音だった。

彼女からの唐突の電話。俺は心底驚いた。
電話の向こうからの彼女の声。喜び半分、戸惑い半分で
何とか搾り出したのは、『何か用』。そんな冷めた言葉だった。
彼女はそんな言葉は全く気にしていない様子で、『いやぁ、
暇だったから誰か話し相手いないかなって』と楽しげに言う。
『いい気なモンだ…』。そう思って構い始める。

10分後。俺と彼女はすっかり打ち解けた様子で話をしていた。
話していると、俺がいかに彼女の事を知らなかったのかを
思い知らされる。身長・好きな色・好きな食べ物・好きなアーティストや
その他諸々をお互いに質問しあう様な他愛も無い会話だった。

更に会話が続く。
その中で、俺にとってタブーとも言える質問をされた。
525/1X ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 01:34:14 ID:JZk6QbO00
『お前さ、好きな人って居るの?』

冗談抜きで、俺の脳は一瞬活動を止めた様に思えた。
少しだけ間をおいて、『…え?』と言う間抜けな声が出る。

『だから、お前好きな人居るの?』

全く同じ質問を繰り返される。質問を理解した俺の脳みそは
フル回転した結果、『ん、え、まぁ、うん、居るよ』と、勝手に
墓穴を掘ってくれた。

彼女がこんなに面白そうなネタを放っておく訳は無かった。
案の定、興味津々で誰なのか聞いてくる。勿論まともに
答えられる筈は無く、とりあえず秘密としてはぐらかした。
しかし、一旦興味を持ってしまってから引くような人では
なかった。自分が知っている人なのか?性格は?
体格は?クラスは?一つ一つ聞かれ、少しずつ聞き出してくる。
それでも彼女は誰だかわからない様子で、『誰だろう…
そんな条件に当てはまる子居たかなぁ…』と真剣に悩む。

それを聞いていて可笑しく思った俺は、軽く笑ってから言った。
536/1X ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 01:36:15 ID:JZk6QbO00
『Kさんだよ。』

言葉が口をつく。その瞬間、俺は頭が真っ白になると言うのを
生まれて初めて感じた。今度は彼女が間抜けな声を上げる。

『ん…俺が好きなのは君なんだ。』
『え、あの…え?』

どうにも理解出来ないのかしたくないのか、反応が悪い。
追い討ちをかける様に、彼女に伝える。

『俺は、Kさんが、好きなの。それなら、さっき言った条件、
 全部当てはまるでしょ?』
『うん、それはそうだけど…本気?何で?』

彼女の質問に少しだけ困る俺。

『んー、何でって言われても困るんだけどな。』

少し笑って答える。その後は何を話したかすら覚えていない。
二言三言言葉を交わし、その日の電話は終了した。
547/1X ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 01:39:12 ID:JZk6QbO00
数週間後。
俺は真夏の太陽の下、嬉々として自転車のペダルを
踏んでいた。目的地は彼女の家。

およそ1時間半の自転車の旅を終えると、彼女の家の前で
彼女と彼女の姉上が待っていた。腕相撲が下手な男より強く、
勉強が出来てドラムが出来るというなんだか凄そうな彼女の
姉上は、見た目至って普通の人だった。

なぜ姉上がついてきたのかは最後まで謎のままだったが、
とりあえず3人で街をぶらつく事にした。
駅ビルを散策し、近くのデパートを散策し、100円ショップで
適当にアイスやジュースを買って飲み食いし、古本屋で
好きなアーティストのCDや気になったマンガを探す。
本当になんでもなく、平和で楽しい時が過ぎた。
558/1X ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 01:39:44 ID:JZk6QbO00
近所のめぼしい場所は一通り回り終え、彼女の家の前まで
辿り着いた頃、彼女の姉上が居なくなった。どうやら彼氏の
所へ行くらしい。スイカを両手にぶら下げて去っていく姿は
非常に逞しく見えた。

俺は彼女と、彼女が古本屋で買ったマンガを読んだ。
都合で彼女の家には入れず、マンションの階段で二人並んで
読んでいた。ARMSと言うマンガで、それまで俺は
読んだ事は無かった。彼女は昔からその人の絵がお気に入り
なのだと言う。

購入したマンガを一通り読み終えた頃、辺りは既に薄暗く
なっていた。俺は立ち上がって背伸びをする。
彼女は俺に聞く。

『もう帰るのか?』
569/1X ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 01:41:51 ID:JZk6QbO00
『んー、もうちょっと一緒に居たいな。それとも、もう
 帰った方が良いかな?』

彼女の質問に対して、更に質問を投げかける。

『別に家帰っても詰まんないから、一緒に居てくれるなら
 その方が嬉しいけど。』

嬉しいのか嬉しくないのかよくわからない返事が返ってくる。
結局俺はそこに留まり、彼女と色々話をした。
グループの仲間の事や、学校の授業の事、生徒会活動の
事に、家の事…。

話し込んで居ると、辺りはすっかり暗くなっていた。
579/1X ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 01:43:37 ID:JZk6QbO00
彼女は少し疲れたのか、膝を抱えて顔を伏している。
『大丈夫か?』と声をかけると、顔を上げてこっちを見る。
じっと顔を見ていると、『恥ずかしいだろ』と言ってまた顔を
伏せる。俺はそのまま彼女の前に立ち、彼女を見守る。
しばらくそのままでいると、彼女が不意に顔を上げ、俺の
目をじっと見据えてくる。15秒程の沈黙があり、俺が
気恥ずかしさで目を逸らすと、

『アタシの勝ちィ!』

語尾に☆の一つも付いて居そうな声を上げて喜んだ。
俺はカチンと来て、まるで子供のように突っかかった。

『もう一回!今度は絶対負けないからな!!』
『良いよー。目ェ逸らした方が負けね!』

笑いながら彼女も乗ってくる。そしてまた、奇妙な
にらめっこが始まった。
5811/1X ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 01:44:23 ID:JZk6QbO00
俺も彼女も、お互いに目を逸らさなかった。
10秒…20秒と経過していく。ゲームと割り切ったせいか、
先程の様な気恥ずかしさは無かった。俺は作戦を思いついた。
人差し指を彼女の視界ギリギリへ持って行き、そこから
視界の外へ流す。本能的に指を目で追ってしまってから、
彼女が悔しそうに、楽しそうに騒ぎ出す。

『あ!お前ずるい!!』
『フフフ、頭脳の勝利さ』

俺も笑って返す。もう一回と言い張る彼女を何とか諌める。
二人してひとしきり笑い、

『お前さぁ、あたしのどこが好きなの?』

彼女が唐突に切り出してきた。
5912/1X ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 01:46:22 ID:JZk6QbO00
突然の質問に少し戸惑う。彼女は続ける。

『Sは元気なトコとか言うけどねー。』

俺は少し考えて、こう答えた。

『ん〜・・・そうだなぁ・・・、わがままなところ、かな?』

彼女は不思議そうな顔をする。

『ふ〜ん・・・お前、やっぱ変なヤツだな。』
『んー、まぁ、変なヤツだしな』

俺は笑って答えた。

『まぁ、なんと言われようと、俺はKさんが好きですから』

そういうと彼女は少し怒った様に言う。

『さん付けすんなよ。さん付けされるの、好きじゃない。』
『じゃあ、なんと言われようと、俺はKが好きだよ。』
『・・・!! 照れるだろ!バカ!』

恥ずかしさで顔を真っ赤にした彼女も可愛いな、等と
思っていると、突然彼女の顔に寂しさが走った。
6013/1X ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 01:48:57 ID:JZk6QbO00
彼女は何も言わず、マンションの駐車場側の手すりに上り、

『もしあたしが死んだらさ、誰か泣いてくれるかな?』

急に質問を投げかけてきた。

『当然だろ?少なくとも俺は泣くし、グループの
 奴らだって泣くだろ。バカな事言うなよ。』

俺が言えたのはそんなありきたりな言葉だった。
彼女はあまりに明るく、強く、そして脆いのだと感じた。

俺の返事に対して、『ふーん…』と言う気の無い返事を
すると、彼女は手すりから降り、壁を背にして
俺の方に顔を突き出して来た。俺が少し体を傾ければ、
互いの唇が触れる距離。俺は戸惑った。
薄暗い階段。月に照らされて見える彼女の顔は、
驚くほど綺麗だった。
6114/15 ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 01:54:15 ID:JZk6QbO00
俺は彼女の鼻の頭を人差し指で押し返した。

『あんまし悪戯するんじゃないの。変な気分になるだろ。』

冗談めかして言うと、彼女は優しく微笑んだ。
『ん』と短く返事をすると、彼女は目を逸らした。

『そろそろ帰らないと、親が心配するんじゃない?』

聞かれて初めて時間を意識した俺は、少しあわてた。
普通に考えれば、もう9時は過ぎている。
今すぐ帰っても、家に着く頃には10時半を回るだろう。

『そう・・・だね。もう少し一緒に居たいけど。』
『下まで送って行くよ。』

そんなやり取りの後、駐輪場まで送って貰った。
6215/15 ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 01:58:48 ID:JZk6QbO00
彼女は、思っていたより遠くまで俺を送りに出てくれた。
途中不思議に思い、『どこまで来るの?』と聞いてみた。

『もう帰って欲しい?』

そう聞かれた俺は、そんな事無いけど・・・と曖昧な返事を返した。
少し進むと、彼女は立ち止まり、言った

『じゃあ、ここまで!』

俺は少し寂しさを覚えながら、それを了承した。

『うん、じゃあ、またね。』

今思えば、彼女の言った『ここまで』と言ったのには、別の意味も
込められていたのかも知れない。俺がそれに気づくには、まだ
しばらく時間が必要だった。
63 ◆KUFjor9GHU :2005/08/19(金) 02:01:11 ID:JZk6QbO00
NAGEEEEEEEEEEEE!!
しかも最後の方日本語おかしいし!!
お目汚し失礼しましたorz
64森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 02:15:13 ID:aJXNdQKfO
書く人がいる。
読む人がいる。
長くたって関係ないさ。

乙。

したらば僕は寝ます故。
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 02:17:44 ID:GrMYBCid0
お二人とも乙でした(´ω`)
更なるご活躍を期待して保守ます
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 02:37:20 ID:ZeFwb994O
ちょいとお馬鹿さん二人に説教してたら投下が終わってた件orz
二人とも乙〜
お目汚しなんかじゃないお
やっぱみんな大好きだー!!!
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 03:32:23 ID:deVZkrua0
>>66
ちょいとお馬鹿さん二人に説教したに興味を魅かれた件
kwsk

二人とも乙!
もう出会いなんてないよ…。学校っていいよね。おにゃのこいっぱいおるもんね(´・ω・`)
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 04:00:13 ID:ZeFwb994O
ヒント:弟とその彼女
なんつーかあまりにも馬鹿だったから呼び出して説教しといた
二人ともよく似てることにわからずやの自己中だからつい、ね

学校はいいよね
おにゃのこのスク水に男の(ry
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 04:16:03 ID:deVZkrua0
スク水いいねぇ。最近モエスになってきた。
うちの彼女はTバックだよ!上も下も面積狭いし。
あんま人様に見せるなってのヽ(`Д´)ノ
まぁ、日焼けの跡がヤバ(・∀・)イイ!!んですがw
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 04:20:48 ID:ZeFwb994O
Tバックとはまたエロスなw
うちのねーちゃんは全くもって普通の水着しかつけなかったからウラヤマシス
スク水はモエスなんだけど日焼け跡がかなりエロスに変化するとこがまたいい
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 04:25:01 ID:71ie5lzM0
朝倉音夢「え?兄さん…?だ、だめっ…!こんなとこで」
音夢ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 04:27:08 ID:1xpxNN/y0
やあ(´・ω・`)
このスレは罠なんだ
君にもう一生SEXもオナニーもできない呪術をかけた
永遠に苦しむことになる
でも君は運がいい
特別に開放される方法を教えてあげよう
↓のスレに
>>435黒ハム乙」
と書き込むんだ
http://music4.2ch.net/test/read.cgi/suisou/1122543777/
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 04:43:50 ID:deVZkrua0
>>70
日焼け跡ってなんであんなにエロスになるのかね。
期間限定ってのがまたいいんだよねw
でもスク水の日焼け跡はほとんど覆ってるからどうなの?
見たことないかも。画像探してくるかぁぁぁぁ
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 05:03:48 ID:deVZkrua0
画像ミツカラナス(´・ω・`)
結局どんなんかわからなかった
それより>>68の説教した理由をもっと詳しく知りたかったのに
スク水に夢中になってた俺ガイルorz
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 06:41:55 ID:deVZkrua0
寝れNeeeeeeeee!!!!!!!!

それはつまり最後の保守マスってことね
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 08:27:12 ID:ZeFwb994O
おはようとりあえずほす
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 08:42:59 ID:ZeFwb994O
>>74
スク水焼けした子に脱いでもらえwwwwwwwww下着とかだけで肩とかお腹が白いのwwwwwエロスwwwwwwwww











説教した理由はなんか仲間内の揉め事で自分達にも非があるのに自分達は悪くないみたいなこと言ったから(´・ω・`)
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 10:02:06 ID:ZeFwb994O
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 11:02:09 ID:ZeFwb994O
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 11:44:19 ID:Fp4Xm9QFO
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 11:48:25 ID:ZeFwb994O
82森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 12:37:28 ID:aJXNdQKfO
オハヨー。
保守
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 12:44:27 ID:ZeFwb994O
モリゾーおはよう
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 12:46:22 ID:mZDu35M40
なんなのその微妙にぎこちないあいさつ。
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 13:23:38 ID:ZeFwb994O
いや、なんとなく
86結衣と慶介:2005/08/19(金) 14:03:34 ID:T+jBp1dA0
今夜書く。
前回までの内容は全スレのどこか。
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 14:16:11 ID:ZeFwb994O
エロ様キター!!
88森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 14:24:20 ID:aJXNdQKfO
休み明け早々に学校をサボって帰ってきちゃいました。
罰としておっぱいうpします
http://o.pic.to/sbhj
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 14:25:51 ID:mZDu35M40
胸デカ!!!!
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 14:26:27 ID:ZeFwb994O
それはどこから引っ張ってきた?
モリゾーたんのだったらねぇ…
まぁ保存した
91森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 14:35:13 ID:aJXNdQKfO
バレバレか…

ロボゲー板見てたらあった。
つか俺が女の子っつう考えは無いのな
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 14:38:18 ID:mZDu35M40
別に俺はせーべつどっちでもいいからな……。
おんにゃのこだとしたら胸でけーな、と思う。
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 14:41:21 ID:ZeFwb994O
同じくどっちでもいい。どっちでもネタに使えるしな。
94森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 15:07:23 ID:aJXNdQKfO
でもこのおにゃのこ、そんなに胸はでかくないよ。
下向いてるから。たらちね。
CかDくらいじゃない?


今は調子に乗りすぎた自分を落ち着かせるために太宰を読んでるよ。
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 15:12:52 ID:ZeFwb994O
そのままエロネタに走ってお話書くんじゃ?
96森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 15:18:52 ID:aJXNdQKfO
そんなことするわけないじゃないですか

と、僕は携帯から打っている。
もう片方の手は文祢(アヤネ。フミヤと読むなよ)の頭を押さえている。
文祢の口内の暖かさと、電車の揺れが心地よい刺激となって、今にも出してしまいそうだ。
97森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 15:21:03 ID:aJXNdQKfO
そんなことより明日彼女に会いに行くんだけどキスが出来る雰囲気ってのがイマイチわからないんだよね。
誰か教えてくれないかな?勿論小説にして。
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 15:30:51 ID:ZeFwb994O
ヒント:その場のノリ
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 15:52:28 ID:ZeFwb994O
>>97
日が暮れ行く中、公園に二人の男女の影が伸びる。少し背の高い少年と小柄な少女、二人を傾いたオレンジの光がライトアップしていた。
向かい合い、愛の言葉を告げる少年に頷く少女。目には光を受け、綺麗に輝く何かを溜めて…。
少年は静かに少女の頬に手を当て、唇を寄せる。それに答えるように少女が背伸びをする。
…交わる唇。長い口付け。二人が口付けを終える頃には日が暮れ切っていた。






なにこれ
まぁこんなのできるといいなーって話
100gr:2005/08/19(金) 16:03:04 ID:nzkLZFCC0
新スレ移行

>>前997
いや、ちょっと席立ってた
101gr:2005/08/19(金) 16:03:35 ID:nzkLZFCC0 BE:368189287-
「あうー……!」
あたしは、文芸部室の座卓の上にペンを投げ出すと、両手を大きく伸び上げながら
ばったりとカーペットの上に倒れた。

「どうした」
向かいで文庫本を読んでいた部長が、笑いながら声をかけてくれる。

「うー、部長ー、ねえこれ聞いてくださいよー。キッスシーンなんですけどー。
 えっと、――『そしてマリアの閉ざしたまぶたを透いて見える太陽の光の気配が
 ふっとかげり、次の瞬間、ロバルトの唇が、マリアのそれの上に感じられた。』」

あたしが読み上げる原稿を、部長ものぞきこんで見てくれる。
「ふむ。それで?」
「これ、なんか変じゃないですかー? なんか、何言ってるか分かんないですよねー?」

「うむ……、今見た感じ、確かに、この辺から進むにつれてどんどん文章が人真似臭く
 なっているな。端的に言えば、本で読んだ物をそのまま書いているっていう感じだ。
 比喩も描写も、どこかで聞いたようなものばかりで、リアリティなんてかけらも無い」

ズパリと言い切って、読書の続きに戻ってしまう部長。

「うー、だってキッスなんてしたことないんだもんー。」
うつむく振りをしながら、部長の顔を盗み見る。

「あー、あたしもキッスシーンが書けるようになれたら、いいかも、なあー、なんて……?」
何の反応もなく、文庫本のページをめくりつづける部長の横顔。
ううー、ねー部長ー、ねえったらー、本ばっか読んでないで、こっちも見てよー。
102(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/19(金) 16:04:04 ID:GrMYBCid0
IDXってなんでしょうか?一応前スレは保存できたのですがIDXがよくわかりませぬ
103gr:2005/08/19(金) 16:08:30 ID:nzkLZFCC0
ログを保存してるフォルダに、拡張子がDATのファイルとは別に
主ファイル名が同じで拡張子がIDXになってるファイルもあるはず
Janeとかでは無い場合自動的に補完されるけど、たしかギコナビ?
とかでは補完されないからDATを入れただけでは読めない、とか
だったような希が
104(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/19(金) 16:18:56 ID:GrMYBCid0
なるほど親切にありがとうございます
htm形式のものとdat+idxを入れたものをうpしました
ttp://www.uploda.org/file/uporg173172.lzh
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 16:19:00 ID:ZeFwb994O
>>101
不覚にもすげー萌えたw
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 16:25:16 ID:ZeFwb994O
携帯だとhtmlじゃないと見れない(´・ω・`)
誰かがまとめ作ってくれないかなぁ
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 17:14:36 ID:ZeFwb994O
ほす
108(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/19(金) 17:22:24 ID:GrMYBCid0
「黒花」続き書きながらほす
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 17:41:10 ID:ZeFwb994O
期待しながらほす
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 17:55:11 ID:Fp4Xm9QFO
宿題やらなきゃいけないんだ!急いでくれ
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 18:13:30 ID:96xEMn2A0
キスが出来そうな状況?
別に相手と付き合ってるならふつーにすればいいじゃん。
じゃなかったら
「キスしていいですか先生」
って聞けばいいじゃん。
112森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 18:22:40 ID:aJXNdQKfO
えーっと、
日が暮れた文芸部室の座卓の上でその場のノリで先生にkiss…と。
113(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/19(金) 18:29:49 ID:GrMYBCid0
若い女の先生モエス(´ω`)
114結衣と慶介:2005/08/19(金) 18:31:14 ID:T+jBp1dA0
結衣は慶介に対して45度くらい傾けた姿勢で座ったまま、ひたすら動かないことに努めた。
視線も真っ直ぐ。だから慶介の表情も窺えなくて、不安が拭えずに口を開いた。
「慶介くん、質問してもいい?」
やはり視線を変えず、グラウンドを見つめたまま問うてみる。
「ん」
慶介は手を止めずに返答した。喋るくらいならいいらしい。
「どうして絵を描こうとしたの?」
この17年間、何か一つのことに打ち込んだことのない結衣は、
慶介の美術に対する情熱が気になった。
「言ったろ? 俺は喋るの苦手なんだ。身体動かしたり勉強するのも好きじゃない」
結衣が何か相槌を打とうとすると、慶介が再び口を開いた。
「別に何でも良かった。ただ最初に触ったのが筆なだけ。鍵盤だったらまた違う自分になってたんじゃねえの?」
慶介の声が耳に入ってくるたび、結衣はうなじを触られるような感触を覚えた。
気持ちいいような。くすぐったいような。恥ずかしいような。嬉しいような――
不思議な感覚だった。

これは前スレ630〜635、652〜691辺りの続きです。
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 18:32:45 ID:7LCrzMrtO
>>112
えーとその場を彼女に見つかり修羅場ラバンバと…。
116結衣と慶介:2005/08/19(金) 18:40:38 ID:T+jBp1dA0
「私にはちょっと、わからない……」
将来の夢を訊かれたり、趣味特技を訊かれると困る。そんな結衣には理解しがたい
動機だった。
「そうゆうのって、どこで見つけられるの?」
結衣が訊くと、慶介は足を組むと同時に答えた。
「お前、初恋っていつだ?」
――っ!?
結衣は思わず慶介のほうを向いた。
117結衣と慶介:2005/08/19(金) 19:23:01 ID:T+jBp1dA0
「初恋って……えっと、あー」
「ポーズ、戻して」
「あ、ごめん……」
結衣が返答に窮して身体を崩すと、すかさず慶介は注意した。
「俺が6歳の頃にな」
結衣が再びグラウンドに目をやると、慶介は喋りだした。
「好きな子ができたんだ。俺その子のために似顔絵いっぱい描いた。
お袋にスケッチブック買って貰って、そのページ全部にその子描いた。
でな、全ページ埋まったところで見せたんだよ」
「すごいね……それで、その子は?」
慶介はふっ、と息を吐いた。
「へたくそ。それしか言ってくれなかった」
「そう、なんだ」
結衣は笑うべきか同情すべきかよくわからないまま、曖昧に返事をした。
「ガキの頃にしちゃ傷ついたな。でもお蔭で火ぃついたよ。その子とは
小学校も違って今じゃ顔すら覚えてねえけど、以来ずっと絵描いてる。
似顔絵ばっか。美術の先生に風景のお題出されようがシカトしてクラスメイト描いた。
描いても誰にも見せないでひたすら自己満でな」
「どうして? こんなに上手なのに、もったいないよ!」
結衣はまたしても慶介のほうを向こうとしたが、すんでのところで動かなかった。
そして、結衣は気付いた。
トラウマなのだ。慶介は絵を描くことに夢中でありつつ、見せる自信をなくしてしまったのだ。
「ごめん……」
結衣はとっさに謝った。
118結衣と慶介:2005/08/19(金) 19:54:26 ID:T+jBp1dA0
「いいよ。勝手に俺が臆病なだけだ」
「うん……。でも、本当に上手だと思う。私素人だし、専門的な見方とかできるわけ無いけど
きっと大丈夫だよ。ほら!自信持って私を描いて!」
結衣が必死に慰めようとすると、カンバスの向こうからクスクスと笑い声が聞こえてきた。
「え、何? 私何か、変だった!?」
堪らず結衣は慶介のほうを向く。
「っふふ、だってお前、最初あんだけモデル躊躇ってたくせに今じゃ描けとか言うから」
「あれはいきなりヌードとか言い出すからじゃん! ってゆーか早く描いてよ!
ちょっと寒くなってきたし」
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 20:50:41 ID:ZeFwb994O
えっ、終わり…じゃないよね?
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 20:55:10 ID:Fp4Xm9QFO
まさか…そんなはずないよ
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 20:57:20 ID:nX25sUqU0
え、終わり?

俺はガンダム見てた。
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 21:00:13 ID:ZeFwb994O
このガノヲタがw
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 21:01:23 ID:nX25sUqU0
兄の影響です。
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 21:04:40 ID:ZeFwb994O
素敵な兄上だよなー
つーかガンダムって今日やってたか?
125森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 21:04:52 ID:aJXNdQKfO
まだだ……まだ終わりじゃない…!

朦朧とした意識の中、もはや最低限の力しか込められていないパンチを送る。
ただの喧嘩じゃない。勝ち負けとか、そんな基準でまとめる事は出来ない。
どちらが先に闘えなくなるか。
奴の眼はまだ、光を失っていない。真っ直ぐ俺を見たままだ。
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 21:05:48 ID:nX25sUqU0
BSマンガ夜話で特集くんでるのさ。
127森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 21:07:12 ID:aJXNdQKfO
ガンダムはTVシリーズじゃ∀が一番だった気がする。
128gr:2005/08/19(金) 21:09:16 ID:kwVtG/vIO
え、似顔絵を書くのにヌードなの?
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 21:12:00 ID:ZeFwb994O
それは知らなかった
てかBS映らない(´・ω・`)

>>128
遅すぎw
130森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 21:13:09 ID:aJXNdQKfO
ヒマだから粘土でちんこ作ってみた。
http://n.pic.to/tfko
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 21:14:50 ID:nX25sUqU0
モリゾ……何やってんのお前…











で、その画像どこから拾ったの?
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 21:15:54 ID:ZeFwb994O
それって粘土スレから取ってきたのか?
133森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 21:21:07 ID:aJXNdQKfO
粘土スレなんてあるのか?wwwwww

バカヤロウ!紛うことなき俺のちんこだ!
なんなら今脱いでその完成度を以下略!
http://n.pic.to/th5c
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 21:25:46 ID:nX25sUqU0
おまいのちんこはどーでもいいよ……
お前が作ったのなら手先器用だな。
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 21:27:30 ID:ZeFwb994O
略さずにうpれ
今日のオカズにする
136森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 21:29:09 ID:aJXNdQKfO
紙粘土で作ってあるんだぁ。
今はまだ乾いてないからふにゅちんだけど、固まったら








昇降口の考える人の股間部につけるんだ
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 21:29:12 ID:Fp4Xm9QFO
リアルすぎてキ(ry
138gr:2005/08/19(金) 21:31:03 ID:nzkLZFCC0
あーこのコンクリート打ちっ放しの壁なつかしいなあ
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 21:31:30 ID:ZeFwb994O
つーかやったら写メ頼んだ
140森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 21:35:11 ID:aJXNdQKfO
>>138
京都の先輩様でつか?
ここは剣道部室ですよ
>>139
月曜日くらいになるかと。


しかし自分のちんこがモデルなのを晒すのか…
141深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/19(金) 21:36:44 ID:n3fxB0eM0
お久しぶりです。
142gr:2005/08/19(金) 21:39:05 ID:nzkLZFCC0
>>140
うん部室棟の壁なんてどこもいっしょだし
まあうちの壁は先輩達が卑猥な落書きをしたせいで
全面ペンキで塗らされたからちがうけどwww
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 21:41:31 ID:ZeFwb994O
>>140
じゃあ自分のちんこ晒してこいw
待ってるぜぇ!!

>>141
深夜たんおいすー^^
144森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 21:43:35 ID:aJXNdQKfO
部室によっちゃ全面ポスター張りとかありますけどねw

てか写真部入ったのにいまだに部室つかわせて貰えない……
いつも剣道部(おもちゃだらけ)か柔道部(ヱ口本だらけ)……
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 21:43:42 ID:hKe+Jp3mO
今日メルアド女の子に3:00頃に渡したのにまだメールこない(´・ω・`)ショボーン
146森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 21:45:53 ID:aJXNdQKfO
深夜さんちーっす。
将来は木彫りバイブ職人になろうかな…
147(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/19(金) 21:50:29 ID:GrMYBCid0
木彫りバイブ職人てw
148gr:2005/08/19(金) 21:51:54 ID:nzkLZFCC0
とりあえず紙粘土の使用感のレポ待ちだな
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 21:52:59 ID:ZeFwb994O
>>145
俺なんか今日、もっとショックな出来事があったから気にすんな!

>>146
やるならひとつ送っておくれw








で、続きまだかな?
150深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/19(金) 21:53:09 ID:n3fxB0eM0
木彫りのバイブ痛そう…www

俺も9月の頭に妹が泊まりで遊びに来るから、素敵なDVDコレクションを片づけなくては…
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 21:53:59 ID:nX25sUqU0
それなんてエロゲ?
152森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 21:55:33 ID:aJXNdQKfO
木彫りバイブは僕の村の特産品なんだ。
国宝にも指定されかかった程だよ。
職人が一本一本手作業でつくるから、一つとして同じものは無いんだよ。
ただ、今は村も過疎化して跡継ぎがいないんだ。
みんな隣村の有田焼バイブの方に行っちゃった…
153深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/19(金) 22:00:46 ID:n3fxB0eM0
>>151
なんか買い物したいからそのついでだとさ。実家田舎ですから。
そして母親が来る可能性も否定できないんだよ…嗚呼恐ろしい。

>>152
有田焼も微妙wwwwwww
割れたら大変なことに…
154gr:2005/08/19(金) 22:03:06 ID:nzkLZFCC0
そこでうるし工芸ですよ
まだうるしの乾かないうちに使うのが通
155森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 22:06:33 ID:aJXNdQKfO
かぶれるかぶれるw



深夜…ガルマが戦死したそうだ…
156深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/19(金) 22:08:55 ID:n3fxB0eM0
ガルマ様…何故なの?ガルマ様…
157森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 22:10:37 ID:aJXNdQKfO
昔ガルマの真似で前髪いじってたら以来そこだけテンパ
158結衣と慶介:2005/08/19(金) 22:23:02 ID:T+jBp1dA0
「あー……実はもう、とっくに完成してる」
「え、ほんと? 見せて見せて!」
結衣は両手で要所を隠してカンバスを覗き込んだ。
そこには白と黒のみなのに妙な鮮やかさがある世界が出来上がっていた。
描く前にちらっと見たカンバスは真っ白だった。よくもこの短時間で
これほどまでに心奪われる作品を作り上げられるものだ。
ただ、どうしても引っ掛かることがある。
カンバスの中の自分が、もの凄く明るい表情で笑っているのだ。
「慶介くん、どうして? 私、こんな表情してないのに」
慶介は自分の描いた絵を見つめながら言う。
159結衣と慶介:2005/08/19(金) 23:04:44 ID:T+jBp1dA0
「7月の終わりに、みんなで縁日行ったろ? あん時男女ペアで
金魚すくい対決やったの覚えてるか?」
それは男4女4で行った夏休み最初のイベントだった。
男子の一人が企てた別に賞品も何もない対決だが、皆テンションが高かったせいか以上に盛り上がった。
そして結衣と慶介は引いた割り箸で偶然ペアになったのだった。
先に男子がやって、二回目を女子がやった合計で勝負する。
男子は全員5匹ずつ掬い、勝負は完全に女子に託された。
バトンタッチした結衣だが、金魚すくいは未経験だった。
しかし、慶介のアドバイスに助けられ、4匹掬って見事優勝したのだ。
「あん時のお前だよ。すげーいい顔してる」
結衣は責任を感じて夢中だった。もうあの頃から今年の夏は彼氏できるかなー
なんて考えながら生きていたけど、あの時は自然に、ただ純粋に楽しんだ。
「ずっと離れなかった。頭ん中ずっとあの時のお前で、ぐるぐる回ってた。今も、
ずっとだ」
「慶介くん……」
慶介は立ち上がり、結衣の座っていた椅子の下にあるタオルを拾い上げた。
そのタオルを、結衣の肩にかけてやる。
160(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/19(金) 23:17:20 ID:GrMYBCid0
            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_`  ) 兄者。指が止まっているぞ。
     (;´_ゝ`) /   ⌒i     早く続きを書くんだ
    /   \     | |
    /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
  __(__ニつ/  FMV  / .| .|____
      \/____/ (u ⊃

161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 23:21:30 ID:ZeFwb994O
+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +        
 と__)__) +
162結衣と慶介:2005/08/19(金) 23:28:05 ID:T+jBp1dA0
「好きなんだ。どこがって言われても説明できねえし、
どれくらいって言われても世界一としか表現できねえけど、本当に、
くそ、何かうまく喋れねえけど……」
慶介は自分の会話力のなさを恨み、こめかみを掻いた。
「いいよ、大丈夫。それだけ言ってくれれば、私はもう洗脳されるよ」
結衣はタオルを握り締めて言った。
「私忘れてた。周りの子に彼氏ができ始めて、どんどん作らなきゃって気持ちばっかりで、
好きになるって感情忘れちゃってた」
西日が完全に沈んだ。互いの表情を窺うにはもうだいぶ厳しい。
163森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/19(金) 23:35:36 ID:aJXNdQKfO
私忘れてた。
このスレが始まった頃の事。
みんなが互いにワクテカしてた時のこと。
焦る必要なんてない、書き手が主役だって事。
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/19(金) 23:40:49 ID:ZeFwb994O
何を言ってるんだよ。ここは書き手をけなすところでもなければ評価する場でもない。ただ、みんながワクテカできればいいんだよ。
6さんを始めとしたみんなが俺たちをワクテカさせてくれた。作家のみんながいないと何も始まらないんだ。
165結衣と慶介:2005/08/19(金) 23:45:04 ID:T+jBp1dA0
「こんな私を好きになってくれるなんて、嬉しすぎるよ……」
結衣は自分の言葉に頬を紅く染め、俯いた。
「結衣」
慶介は結衣に触れるぎりぎりまで近づいた。
「お前のこと、もっとよく知りたい。お前をこうやって見ながら描きたい。
俺にできることなんて少ねえけど、一緒にいて、護ってやりたいんだ」
結衣ははにかんだ表情で顔を上げた。
そして大きく、頷いた。
166乱書き ◆LsFjO0g2Dk :2005/08/19(金) 23:51:13 ID:AsSb6TGY0
お互いの家路へ向かうあぜ道の途中。一つ大きなブナの木がある。
その先は分かれ道になっており、ここが二人が並んで足跡を付ける最後の土になる。
少年はこの木陰が気に入っていた。別れるまえに少しだけ、従姉と話ができるからだ。
だけれど、声を出すのは決まって従姉が先だった。

「あしたも晴れるかなあ?」
「あったりまえだ。明日も晴れて、ここでまた姉ちゃんと遊んで、またこうして夕焼けを見るんだ。」
「そうだといいなあ。」
「おれが晴れるようにしてやるぞ!」
「出来るの?」
「うん、きょう帰ったらうちにいっぱいてるてる坊主をぶら下げてやる」
「私もそうするね。一つは私、一つはりょうくんの。」
「たりん。」
「でも、あと誰のをつくるの?」
「神様だ。晴れの神様をつくらないと。」
「ふふ。神様に祈るのに神様のをつくるの?」
「…でもつくる。」
「うん。じゃあ神様のは一番大きく作っておくね」
「いんや、一番大きいのは姉ちゃんのだ。その方が神様も喜ぶ。」
「そう?」
「神様はきれいな人が好きだから。姉ちゃんはきれいだから、一番おっきく作らないと。」
「あはは、ありがとう。」
「明日もまた遊ぼう。」
「うん。」
「指切り。」
「はい、指切りげんまん……−−−」

日は暮れて、少年と少女は分かれ道の片方ずつに足をのばしていった。
167結衣と慶介:2005/08/20(土) 00:12:10 ID:AN5fBQqj0
「いつか見せてやりたかったんだ」
結衣は服を着ると、慶介に手を引かれて普段立ち入り禁止の屋上に上った。
美術室在住だからできる職員室から鍵をくすねる技のおかげである。
「うわぁ……」
そこには自分たちの街が一望できる素晴らしい景色、大きな月、夏の大三角形が
待っていてくれた。
風も涼しく、空が飛べそうな気さえした。
168結衣と慶介:2005/08/20(土) 00:12:39 ID:AN5fBQqj0
「偶然ってすげえな。夏休み最後の日に会えるなんて」
「うん。ぎりぎりセーフ、だよね?」
慶介が給水タンクに腰掛けたので、結衣も倣った。
「まさかできるとは思わなかったな。告白なんて」
慶介の言葉に、くすりと結衣は笑う。
「じゃあさ、もう一個言ってほしいことがあるなあ」
「え?」
慶介は月を眺めていたのをやめ、必死に考えた。
「綺麗だ」
「違ーう」
結衣は頬を膨らませた。
「大好きだ」
「ん〜惜しいっ」
考える、考える。
「……愛してる、結衣」
結衣は微笑んだ。
「正解っ!」
言うなりしな垂れかかってきた結衣に動揺した慶介だが、そっと肩を抱いてやった。

そんな二人の会話は、秋の虫たちしか聞こえない。

夏ももう、終わりのようだ。

エンド。
169(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/20(土) 00:18:31 ID:G7//ifgD0
エロいENDじゃないのが残念だけど、幸せになれた二人に乾杯。
乙でした〜( ´ω`)
170深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/20(土) 00:19:25 ID:EJzi23q/0
よかった。すごくよかった。
なんかこういう気持ち、すっかり失っちゃったなぁ。
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 00:27:37 ID:AN5fBQqj0
エロ展開もありかと思ったけど、そっちのほうが無理矢理な気がして断念。
また何かネタできたらお邪魔するわ。
172(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/20(土) 01:02:20 ID:G7//ifgD0
では、「黒花」前スレ857からの続きを投下します
173「黒花」:2005/08/20(土) 01:03:52 ID:G7//ifgD0
透きとおるようにに青い空。
俺は草原に寝転び、所々に浮かぶ小さな雲を眺めていた。
風がふき、長く白い髪が浮き上がる。
手で押さえようと思ったが、やめた。
疲れていて、腕を動かす気が起きなかったのだ。
それに運動で疲れた体に、この風はとても心地よかった。
俺は風に身を任せつつ、目を閉じた。
まあ、そのすぐ後に、自分の小さな腹の音に起こされたのだが。


「体の調子はどうじゃの?」
皿に料理をつぎながらラフェスは言った。
「まだ時々、自分の思い通りに動かない時がある」
女として生まれ変わり、ラフェスの家で目覚めてから、三日の時が立っていた。
今までの男の体とは何もかも違う女の体。男の時にあった体重や筋力はない。
動き方一つをとっても、勝手が違うのだ。だから俺はまず体を慣らすことから始めた。
「ん、このスープは美味しいな。ラフェス」
「そうかそうか。そう言ってもらえるとわしも嬉しいのぅ」
一日のほぼ全てを柔軟や運動に費やし、俺は体を自由に動かすことはできるようになった。
だが、男の頃にできた事が今すぐできるようになったわけではない。
例えば、刀の振り方であったり、格闘の術であったり、時を重ね「体」に染みこませた物などだ。
その事をラフェスに話すと彼は笑った。
「それは仕方がない事じゃ。解決するには時間が必要じゃろう」
174「黒花」:2005/08/20(土) 01:05:01 ID:G7//ifgD0
昼食を済ませ、外に出ようとする俺に向かってラフェスは言った。
「イチヤ。そろそろお主に魔法について教えようと思う」
「魔法を?俺に…」
この世界に俺を連れてきたラフェスの魔法。そしてラフェスの話す魔法の数々。
それはどれもが俺にとって未知のもの。不安になるのも仕方がなかった。
「何、わしがお主に教えるのは基本じゃよ。前にも言ったとおり、この世界には魔法があふれておる。
少しは知っておらんと、この世界で生きていくには辛いじゃろう」
俺はこの世界に生まれてまだ三日しか立っていない。この世界がどんなものかわかっていないのだ。
世界をを知るために魔法から学んでいくのはいい方法なのかもしれない。
「わかった。教えてくれ、ラフェス」
「うむ」
ラフェスは昼食の時に座っていた席に再び座った。
それを見て俺も席につくことにした。
「よしよし。では、話を始める前にイチヤに頼みたいことがある」
「頼みたいこと?」
「名前じゃ。イチヤというのはどうも呼びづらくてな。イーチェ、とのばして呼んでもいいかの?」
「構わない。好きに呼んでくれ」
イチヤは、一夜は死んだのだ。ラフェスによって生まれ変わった俺には新しい名前が必要だろう。
この世界で、新しい自分として、これから生きていくために、ラフェスに名前をもらうのだ。
「随分あっさりしとるのぅ。では、これからはイーチェと呼ばしてもらおうかの」
あっさりとしているわけではない。ラフェスに付けられた名前だからこそ受け入れる。
イーチェ。
俺の新しい名前は、イーチェ。
175(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/20(土) 01:20:49 ID:G7//ifgD0
「魔法とは、何だと思うかの?」
ラフェスはまずそう言った。
「そうだな。人の手ではできない事をやるために、この世界の人が生み出したもの。そう、思う」
「うむ、大体その通りじゃ。この世界で、魔法は色々なことに使われておる。戦い、学問や、厳しい環境で
生活するために使われる場合もある」
ラフェスは本棚から地図を取り出して俺に見せた。
「例えば、この北の地では絶えず強く冷たい風が吹いておる地がある。そこでは魔法で風を操り、人の住め
るようにしているところもあるのじゃ」
「俺の世界では、そのような土地で生活する術などなかったな」
「うむ。他にも活火山によって年中暑い土地もある。そのような場所では水の魔法を使う者は重宝されるな」
俺はラフェスの出した地図を眺め、魔法に思いを馳せた。
風を止める魔法。水の魔法。一体どのような物なのだろう。
「さて、イーチェ。お主は魔法の属性について覚えておるかな?」
「確か…火、水、土、風、光、闇。だったか」
「そうじゃ。そして人の使える魔法の属性は、生まれた土地によって先天的に決まることが多い。活火山のあ
る土地のように水の少ない土地では、水の属性を持った人が生まれることが多いの」
「なるほど。その環境に打ち勝つために、属性が決まるということか」
俺の答えにラフェスは満足げに微笑んだ。
「そういえばラフェスは水、土、光の三つの属性が使えると言っていたな」
土地によって属性が決まりやすいとラフェスは言った。
しかし、ラフェスは三つの属性が使えるのだ。これはどういうことなのだろう。
「わしの最も得意な属性は光。他は学んだのじゃよ。多くの土地を渡り歩き、水と土の魔法について学んだのじゃ。
生まれ育った土地は自然の災がないところでな。水、土の魔法を学ぶためには苦労したものよ」
ラフェスは実際に他の属性を学ぶために、色々な天災にあったのだという。
「その土地に住むものの痛み、辛さ、を学ばなければ他の属性を使いこなすことは難しいのじゃよ」
176(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/20(土) 01:22:03 ID:G7//ifgD0
「火、水、土、風。これらの属性は土地に左右されることが多い。それに比べ光と闇は少し違っておってな。
わしのように気候の安定した土地に住む者は、火水土風の属性になる者は少なかった。そこで考えだされたのが
神の力を借りる魔法、つまり光の属性なのじゃ」
自然災害のない平和な土地で考え出された光の魔法。神の力を借りるという魔法。
まるで魔法のためだけに神が作り出されたとも俺には思えた。
「光の神の信仰は各地に広がっていき、やがて一つ国となった。名をローランドという。しかしその信仰に対する
ものも生まれたのじゃ。それが闇の魔法の一派であり、闇の属性なのじゃ」
光があれば陰は生まれる。そういうことなのだろう。
「闇の属性にも神はいるのか?」
「いや、闇にはいないのう。そもそもは光に対抗するべく生まれたものじゃからな」
闇に神はいないのか。
「だがの、神はいない代わりに一人の男が闇の魔術師達に崇拝されておった。その名はガザルド。恐るべき
闇の魔法の使い手だったらしいの。その名を元に国もできたぞい」
火、水、土、風。そして光と闇。ラフェスの魔法の話はとても興味深いものだった。
「少し休憩を入れるかの」
ラフェスは立ち上がり、部屋の扉を開けて出て行った。
おそらくお茶を入れに行ったのだろう。
俺はラフェスの出した地図を眺めることにした。
だが、問題があった。その地図は綺麗に色分けされていてとても見やすいのだが。
「文字が読めない」
困ったことだった。ラフェスに早く教えてもらわなければならないだろう。
177(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/20(土) 01:24:47 ID:G7//ifgD0
今日は4つほど投下させていただきました。
自分の言いたいこと、伝えたいことが上手くいっているのか心配です(;´ω`)
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 02:15:06 ID:xUVcfJOn0
ほっほしゅー
179(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/20(土) 03:01:15 ID:G7//ifgD0
誰もいない(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 04:06:23 ID:xUVcfJOn0
ほわーっ!! ほわーっ
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 05:02:27 ID:VamQJqIAO
ほっしゃん
182たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 05:13:03 ID:83bcmFPdO
ただいま〜新スレになったみたいですな
*´ω`)=3

実は今まで寺にこもってたのですよ^^;心は落ち着くけどニュースに疎くなる諸刃の剣でしたが^^;
183森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/20(土) 05:25:08 ID:HVNqIVyVO
寺籠もりするたわごと氏モエスw
とりあえず今日は東京行って古代エジプト展みてチューしてきます
184たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 05:32:55 ID:83bcmFPdO
ただ寺にこもっている間に脳内で瑠衣やローザの話が進んでたり塚本はるかや睦に関する話も浮かんで来たりしていたのはどうしたものかと(´・ω・`)書き込んでおけばよかったですね…書き込んだと思ってたスマソ_| ̄|●
185たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 06:19:16 ID:83bcmFPdO
寺に行ってた間にスレが進んだみたいだから今続き書いて大丈夫かなぁ…^^;
186森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/20(土) 06:45:13 ID:HVNqIVyVO
ご自由に書いちゃって下さいな。
いまここには僕とあなたしかいないんですよ。書くしかないじゃないですか。
187森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/20(土) 07:03:46 ID:HVNqIVyVO
太宰はどん暗くなったので途中放棄して西尾維新に変えたところ180°気分が変わりました。
188たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 07:16:40 ID:83bcmFPdO
かなーり前の話のあらすじ。
僕、平田祥一は体育祭で熱中症で倒れている。でもそんな体より、瑠衣とローザの二人から告白された事の方が大変だ…
189たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 07:47:52 ID:83bcmFPdO
坂本「そもそも平田よ、お前なんか元気ないではないか…なんかあったのか?ん?」
坂本さんは心配そうに僕を見る。
僕「うーむ…」
坂本「何か悩みが有るなら言うが良い。俺でよければ聞こう」
…確かに、坂本さんはすごく信頼出来る人だ。この人になら…話してもいいかなぁ…
僕「坂本さん」
坂本「ん?」
僕「僕、告白されたんですよ。瑠衣とローザに」

一瞬の沈黙。

坂本「な、なんですとおぉぉぉぉぉ!?」
190たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 07:57:30 ID:83bcmFPdO
坂本「それで、返事は?」
僕「してないから悩んでるんです」
坂本「すかたーん!」
突然坂本さんのハリセンで頭を叩かれる。…ていうかどこからハリセンが出てきたんだ?^^;
坂本「お前の中で答えは出ていないのか?」
僕「え…」
坂本「お前も二人が好きで、その中の片方は大好きなんだろう?」
僕「…はい」
坂本「なら、正直な気持ちを伝えろ!さもなくば二人とも傷つける事になるぞ!」
僕「坂本さん…」
坂本「分かったか?」
僕「はい…ありがとうございます!」
僕はベッドから起きて、グランドに向かった。
坂本「…ウラヤマシス」
191たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 08:20:58 ID:83bcmFPdO
夕日の当たるグランドには、もう誰もいなかった。

瑠衣を、除いては。

瑠衣はもう制服に着替えている。
瑠衣「兄さん…もう大丈夫?」
僕「ああ、なんとかな…ローザは?」
瑠衣「家でお粥作るって」
僕「そうか…」
好都合だ^^;
瑠衣「一緒に、帰ろ」
僕「そうだな」


思えば、瑠衣と二人で帰るのは久しぶりだった。だからか、瑠衣は僕の右腕にぴったりくっついている。
瑠衣「兄さん…」
僕「どうした?」
瑠衣「右、見てよ」
ん?と思って右を見ると、公園が見えた。
僕「公園、か?」
瑠衣「そうだよ、公園だよ」
192たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 08:29:24 ID:83bcmFPdO
瑠衣「幼稚園の頃からお世話になってた場所じゃない」
そう言うと瑠衣はとてとてと公園の中に向かった。

…やっぱり、言わなきゃ、だめだよな…

僕は覚悟を決めて、言った。
僕「瑠衣」
瑠衣「?」
その少しあどけない表情が愛しくて、強く、抱きしめる。
瑠衣「兄…さん?」
僕「瑠衣…僕は…」
瑠衣「…」
僕「僕は…やっぱり……ローザが、好きなんだ!」
一瞬、ビクッと瑠衣が震える。
瑠衣「…兄…さん…」
消えそうな声。そして彼女はその細い腕で、僕を抱きしめた。
瑠衣「ありがとう…」
193たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 08:43:44 ID:83bcmFPdO
瑠衣「兄さんには…本当の気持ちを話して欲しかったんだよ…私、空港でローザさんに会って、思ったの。兄さんなら、この人を好きになるって…でも、でもね…私…っ…だって、…兄さんの…事が…っ…好き…だったんだよ…」
瑠衣の声が涙声になっていく。
僕「瑠衣…っ」
瑠衣「兄さん…でも私、後悔は…してないよ…自分の気持ち、全部伝えたから…」
僕の肩に瑠衣が顔をうずめる。そのぬくもりは、かすかに瑠衣のいい香りがしていた…

どれくらい経ったろうか。もう太陽の半分が沈もうとしているまで、僕らは抱き合っていた。
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 08:50:29 ID:C16R58tcO
ぬぁー!!! たわごとさん、帰ってきてくれたんですね!!
おかえりなさいませー!
195たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 08:53:19 ID:83bcmFPdO
瑠衣「兄さん」
僕「どうした?」
瑠衣「帰ったら…ローザさんに告白するんでしょ?」
僕「そりゃ…なぁ^^;」
瑠衣「じゃあ…まだ兄さんがフリーであるうちに…」
瑠衣が上目使いで近寄る。
瑠衣「…私のファーストキス、受け取って下さい、兄さん」


(・∀・)

…瑠衣の背中に手を回し、抱き寄せる。瑠衣は頬をほのかにほてらせて、目を閉じる。
ゆっくり、まだ誰の唇とも触れ合った事のないそれに、唇を重ねる…
しばらくすると、瑠衣も僕を抱きしめてくる。
そのまま、二人寄り添いながら、互いの唇を求め会った…
196たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 09:06:38 ID:83bcmFPdO
もうじき日没だ。僕は瑠衣と家まで歩いている。
瑠衣「兄さん…今日はありがとう…」
僕「…瑠衣」
瑠衣「妹の私をさしおいてローザさんと付き合うんだから、絶対にローザさんを幸せにしなさいよ」
僕「わかってるさ」
瑠衣「そうじゃないと、(耳元で)寝取るよ」
僕「Σ(゜д゜;)」
…やっぱり怖い妹だねぇ^^;


ガチャ

ローザ「お帰りなさい」
二人「ただいまー」
さぁ飯だ!
僕「今日の夕飯は?」
ローザ「お粥ですよ」
…さーめしだー…_| ̄|●

ローザ「祥一さんはお部屋に戻っていて下さいね。お粥を持って行きますから」
197たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 09:09:20 ID:83bcmFPdO
ここで休憩します〜^^;瑠衣派の人すいません…_| ̄|●
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 09:18:14 ID:C16R58tcO
乙ー。最初は瑠衣派だったけどあとからローザ派だった俺がいるw

しばらくいなかったたわごとさんに軽く状況を
今は4スレ目です。6様達来ねー!! 作家様が増えたキタコレ!! ってとこかな?w
知ってるか…ごめんorz

>>166
なんて純粋なんだ。子供時代の純粋さが今の俺には眩しすぎる・・・

>>171
乙です! エロエンドに行くと思ってた俺は負け組・・・orz
凄く良かったですお。次も気が向いたらお願いします

>>177
難しいけどなんとかわかるかなw
まじで魔法とか好きな俺にはかなり興味を引かれます
199たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 09:30:09 ID:83bcmFPdO
>>198
dクス!もう4スレ目かぁ…
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 09:35:16 ID:C16R58tcO
ログは1スレ目はれあたん、2スレ目がgrたん、前スレが(´ω`)が持ってるお
テキストでうpってもらって直リンしてもらえば通勤ブラウザとかで見れたと思う
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 09:36:40 ID:C16R58tcO
あっ、ごめん。敬称が抜けてたorz
(´ω`)たんスマナス(´・ω・`)
202森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/20(土) 10:11:35 ID:HVNqIVyVO
まぁあとはまとめサイト作ってくれる神が現れるかどうかだね。
次からテンプラにまとめてくれる人募集!とか書いたらどうかななんて。
あ、僕はだめですよん
2031/4:2005/08/20(土) 10:16:29 ID:HuI6WVRJ0
「ねぇ、このままどこか行っちゃおうか?仕事のこととか、全部忘れてさ」
「・・・そうだね、それもいいかな」
またいつもの悪い癖だ。もう全部決まっているくせに。
「海の近くに行こうよ。波に心を洗ってもらえる」
「素敵ね」
「それで溜まってること全部吐き出すんだ。汚い声は海が飲み込んでくれる」
「そうね」
「嫌いな奴の名前とか叫んじゃってさ。すっきりするぜ」
「・・・じゃあ」
動かないはずの岩を必死で押す振りをしていた僕に、意外な結果が訪れた。
「今から連れてってくれる?」
2042/4:2005/08/20(土) 10:16:54 ID:HuI6WVRJ0
いつからこんなに疲れていたのだろうか。
誰にも、恋人にさえいつも気丈に振舞っていた彼女が今はこんなにも小さく見える。
僕にはこの娘を受け止めるだけの器があるのだろうか?
思えば出会った頃から彼女は眩しかった。それは直視できない程に。
付き合うことになってからもそれは変わらなかった。
彼女の心の奥底は彼女の魅力によって眩まされ、僕はただ彼女の影を追いかけるばかりであった。
そんな彼女が初めて見せた弱さ。
僕はそれを受け止めるに値する、と思ってもらえたのだろうか?
・・いや、今はそんなことはどうでもいい。
彼女のことだけを考えていられる時間。この時間を、大切にすればいい。
2053/4:2005/08/20(土) 10:17:22 ID:HuI6WVRJ0
彼女は僕の提案通り、溜まっていたことを吐き出しているようだった。
ただ僕の提案と違った点は、海に飲み込んでもらうためではなく、海に跳ね返してもらうため、のようだ。
そしてその跳ね返った先には僕がいる。砂浜に間抜けな顔で座っている。
彼女は叫ぶ。海に向かって、汚い言葉を。
僕は受け取る。海から、汚い言葉を。
彼女はずっと前から気付いていたのだろう。僕の中の彼女と、自分が重ならないことに。
それを僕に伝えるため、こんな方法をとった。普段とはまるで違う、不器用な彼女。
2064/4:2005/08/20(土) 10:17:46 ID:HuI6WVRJ0
一通り吐き出し尽くしたのか、彼女が砂浜に戻ってきた。
少し気まずさを感じているようで緊張の色が見え隠れしている。
微妙な、沈黙。しかしそれはすぐに彼女によって破られた。
「あの・・」
「すっきりした?」
「え?・・・うん」
彼女が喋りだしたのを、なんとなく遮ってみた。再び訪れる沈黙。
「・・・あのっ!」
「・・・」
今度は無言で応えてみる。それを確かめて彼女は続ける。
「あたし、こんなんで、全然、完璧な人とかじゃなくて。あなたが思ってるような人じゃなくて・・」
完璧な人、という形容は僕が最初に彼女を口説いたときに使ったものだ。
「いらいらしたりもするし、でも、思ったこと、うまく口に出せなかったり・・」
僕は黙って彼女の目を見続ける。何かに怯えているような、引きつった顔の彼女。
「こんなあたしでもよかったら、これからも、付き合っ・・」
「結婚しよう」
「えっ?」
三度訪れる沈黙。この沈黙を追い払うのは、僕の役目だ。
「結婚、しよう」
一呼吸おいてそう言った。彼女は動かない。怯えた顔のまま固まっている。
その顔がみるみるうちに溶けていく。怯えがどこか逃げていき、全身を安堵が包む。
心の底から嬉しそうな彼女の顔。僕は今までこの顔も見たことがなかった。恋人として失格だ。
彼女は泣いているのか笑っているのか、二度ほど嗚咽を漏らしたあと、眩しい笑顔でこう応えた。
「だが断る!」
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 10:22:18 ID:C16R58tcO
おまwwwwwwwwすげぇフェイントwwwwwwww全部台無しじゃねーか!wwwwwwwwwwwww
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 10:25:29 ID:C16R58tcO
テンプラこんな感じに追加?

・基本はおにゃのこが出てればどんな話でもおk
・またーり進行で
・投下が被っても泣かない
・書き手の人はコテ推奨
・↑コテにしなくても題名とか名前欄に入れたほうが被った時見やすいかも

・まとめサイトを作ってくれるネ申募集中
・age、sageは各自自由に

それ以外は適当に臨機応変で

209たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 10:46:10 ID:83bcmFPdO
>>208
それでいこう(´∀`)
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 10:49:48 ID:C16R58tcO
じゃあ終わる前ぐらいにまた貼りますお
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 12:02:16 ID:C16R58tcO
ほしゅ!
212結衣と慶介:2005/08/20(土) 12:14:14 ID:AN5fBQqj0
新作投下します
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 12:32:24 ID:C16R58tcO
ヤタ━━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━━!!!!
214千夏と常夏:2005/08/20(土) 12:36:55 ID:AN5fBQqj0
夏休みも佳境。だというのに兄・常夏(じょうか)ときたら部屋に籠もって勉強ばっか。
高三の身分からすればそれは素晴らしいことだろうが、千夏(ちなつ)は納得いかなかった。
背が高い。引退までサッカー部レギュラー。成績は上の中。
モテる条件をしっかりクリアしているはずの兄なのに、何故だろうか?
こんなにいい男、そこら辺にいないぞ? 学校でのお兄ちゃん、めちゃめちゃカッコいいぞ?
なのにどうして? なんでうちのお兄ちゃんはモテないんだろう?
千夏は考えた。高校最初の夏休みの宿題をどうするか考える前に、懸命に思考を巡らせた。
「よし!」
自分が一肌脱ごうじゃないか。イケメンの兄にぴったりの彼女を見つけてやろうじゃないか。
千夏はまだ一問も解いていない数学Tの問題集を閉じると、隣の兄の部屋に突入した。
215千夏と常夏:2005/08/20(土) 12:51:05 ID:AN5fBQqj0
「お兄ちゃん!」
千夏は開口一番叫んでドアを開けると、扇風機と対面しながら英語の勉強をしている常夏に近づいた。
「おー千夏。どうした? もうメシか?」
心なしか頬のこけた顔で、常夏は突然の来客を迎え入れた。
「何やってるの!」
「何って……勉強だけど。つか、何で怒ってんだよ?」
「今日は8月16日! 残りの15日間の予定は!」
「予定? いや特には……今月のいつかに予備校の皆とカラオケに行くけど」
「皆ってのは女?」
「いや、男6人だけど――」
「だーめーだ――――!!!」
千夏は叫んだ。窓が全開なのでご近所さんによく聞こえただろう。
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 13:06:47 ID:NUzC7pDe0
エロさま投下中ごめん。

あのさー、気になってしょうがないんだけどさー、
なんだっけ? ナナミのあの、微妙な友達の名前。
斉藤とか佐藤とか、鈴木の可能性も捨てがたいんだけど思い出せないんだけど。
217千夏と常夏:2005/08/20(土) 13:13:20 ID:AN5fBQqj0
「だめって言われても仕方ねえじゃん……もてないんだもん俺」
兄の言葉に、千夏は一先ず興奮を抑えた。
「そんなことないよお兄ちゃん。お兄ちゃんはカッコいいよ。彼女の十人や百人できるスペック持ってるよ」
千夏は常夏の肩をぺちぺちと叩いた。
「私、授業の合間にお兄ちゃんの教室行ってるじゃん? 皆お兄ちゃんのこと見てるよ。
皆お兄ちゃんのこと気になって仕方ないんだよ。でもきっとカッコよすぎて
皆近づいて来ないんだ」
「そう、なのか?」
「絶対そう!」
千夏は拳を作って震わせた。
「ま、でもクラスメイトなんて安っぽい女ばっかりだよ。気にすることはない」
「ああ。確かに千夏が俺の忘れ物や弁当を届けてくれたりするときもの凄い視線を感じる。
正直、もしかして?っていう期待もある。でも何でだろうな?そういう女子たちに
話しかけてもすんごい冷たいんだよ」
「大丈夫だよお兄ちゃん。きっとそいつらシャイで内気で恥ずかしがりやさんなんだって。
だからもう学園ラブは諦めて外で恋の花咲かせましょう」
千夏は立ち上がると、クローゼットから常夏の服を漁り始めた。
全部二人で買いに行ったものである。
「ちょ、千夏、何するつもりだよ?」
おろおろする兄を置いておき、千夏は目当ての服を見つけると振り返って答えた。
「海に行くの! こうなったら渚のヴィーナス捕まえるしかない!」
海水パンツも見つけて常夏に渡すと、千夏も自分の準備をした。
そんな様子を、母親はもの凄く心配そうに見ていた。
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 13:15:09 ID:AN5fBQqj0
続きはあとで。今日中には頑張る。
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 13:15:43 ID:NUzC7pDe0
>>218
おつー。
続き期待w
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 13:46:14 ID:NUzC7pDe0
ちぃ……人がいないか。
名前わかれば七海の続き書くかと思ったけどまぁ仕方ない。
なんか別の話を考える。
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 14:32:18 ID:C16R58tcO
エロ様おつ〜
なんか今回は兄弟物の予感w

>>220
VIPPERのアレ? 佐藤で合ってるんじゃなかったか?

↓ここでgrたんのログ貼りw
222gr:2005/08/20(土) 14:44:47 ID:c0NBOfWQ0
佐藤だお
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 14:48:33 ID:C16R58tcO
やっぱ合ってたな
ちゃんとあのシナリオ通りに劇を書いてくれおw














まぁV.Sのが読みたい気もするが・・・
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 14:49:56 ID:NUzC7pDe0
佐藤か。ありがっとう。

VSはちと書いた分がないと厳しいな。
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 15:08:24 ID:NUzC7pDe0
あ……今書いてたんだけど七海の両親の設定がおもいだせねー……。
多分両方生きてた。で、忙しくて留守にすることが多いとかそんな感じだっけ?
いや、間違ってたらゴメンネ?
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 15:10:48 ID:C16R58tcO
・・・両親のそんな話あったっけ? いや、忘れてるだけやもしれんが
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 15:12:49 ID:NUzC7pDe0
家での六花とのシーンで、
「2人で留守番していることが多い」みたいな文を書いたことがある。
そのときちょこっとだけ両親の話を出したような気がしなくもない。
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 15:25:50 ID:NUzC7pDe0
あ……ちなみにキャラのクラスもわかんねぇ・・・・・・。
多分ゆかりが3−Bで七海が3−E、六花が3−F……。
2年生2人が2−Cだったっけ? まぁ、とりあえずこれでいいか。
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 15:27:17 ID:C16R58tcO
どうだっただろ? そこの記憶薄くてワカラナス(´・ω・`)
230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 15:27:56 ID:C16R58tcO
そこはgrたんに聞いてくだせぇ
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 15:29:30 ID:NUzC7pDe0
キャラクター設定の一覧が出てくればクラスとか得意教科とか書いてあったハズなんだけど…。
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 15:35:50 ID:C16R58tcO
つーかしばらく放置してたからだwwwwwwwwwwwwww
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 15:38:42 ID:NUzC7pDe0
仕方ないんですよそれは。俺気が向かないと何もかけない人間なんですよ。
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 15:43:00 ID:C16R58tcO
それはわかる・・・が、読者を楽しませておくれ
235gr:2005/08/20(土) 16:29:52 ID:O7+Lb0qY0
つーか俺も前々スレからしかログ持ってないお^^
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 16:36:04 ID:C16R58tcO
そういや最初のログはれあたんだったな
乙!
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 17:09:30 ID:NUzC7pDe0
ふぅ、とりあえず学校祭午前中まで出来た。

これまでのアラスジ。

主人公、小村七海(ナナミ)は美形でかなりモテるが自分の恋愛感情には疎い男であった。
双子の妹、六花(リッカ)、学校1の美少女宮地ゆかり、腐れ縁のクラスメートのホモの野田弘樹、
そしてかつて演劇部だったころに後輩だった遠野翼などの間で色々揺れ動く。
いや、ヒロは関係無いや。

演劇部はつぶれてしまったが、有志として学校祭で演劇をすることになった七海。
そしていよいよ本番当日である。
238れあ:2005/08/20(土) 17:10:01 ID:NUzC7pDe0
学校祭、2日目。一般公開日がやってきた。
朝食もそこそこに急いで学校へと向かう六花を見送りながらパンを齧る。
生徒会長という役職も大変そうだ……。
牛乳を飲みながら今日の予定を確認する。
午前中はまず店の開店の準備。それからは自由時間。六花と一緒に校内を回る予定だ。
昼からしばらくはクラスの方で、それから………公演が行われる。
終わった後はフィナーレまで遠野、佐藤と一緒に校内巡りを行う、と……。
去年に比べれば随分と時間に余裕がある。
「じゃあ、後で見にいくから」
「はいはい。あんまり期待しないように」
わざわざ仕事先から学校祭のために来てくれた父がのんびりパンにハスカップジャムを塗っている。
こんなのんびりした人がよくもまぁ会社の重役など出来るものだ……。
裏表というか、ギャップみたいなものがあるのかもしれないな。憧れるね。
母は逆に普段きびきびしている人だ。今日は仕事の折り合いがつかなかったらしい。
「早めに終わらせられれば公演には間に合うかもしれない」
とは言ってたけど難しいだろうな。
「いってきます」
俺は薄っぺらい鞄を持って家を出た。
239れあ:2005/08/20(土) 17:10:27 ID:NUzC7pDe0
「さて、どこから行くべきか」
「とりあえず知り合いのクラスは回ってくんでしょ?」
俺と六花は混雑する廊下の端でパンフレットとにらめっこをする。
六花が自由になる時間はそう多くないだろうに、俺の行きたい場所に合わせてくれるらしい。
変なところで謙虚というか、なんというか。
「とりあえず宮路さんのクラスかな。是非来てくれって言われちまったし」
「お化け屋敷か。それは是非行こう!」
俺の行きたい場所に合わせてくれる割には、行き先が決まると引っ張るのは六花。
バランスがいいんだか悪いんだかわからない……。

案の定というかなんと言うか、お化け屋敷は混雑していた。
この行列の何割くらいが受付に座っている少女を目的としているのかは、分からない。
十数分並んだ後、ようやく受付嬢と向かい合う。
「七海くん、来てくれたんだ」
「まぁ、来てくれって言われたし……」
宮路ゆかりが表情を綻ばせた。
ちなみに、このお化け屋敷よくある和風のタイプじゃなくて、「洋館」をモチーフにしてるらしい。
ネズミーランドのアレみたいな感じ。
そこの受付嬢をしている宮路ゆかりの衣装は……このクソ暑いのにロングスカートメイド服。
こりゃ人が集まるハズだ。
「へー、可愛い!!」
六花が宮路ゆかりを見て声を上げる。
宮路ゆかりは困ったように眉を寄せながら笑って、何かを期待するように一瞬俺を見る。
いや、期待、されましても。
「六花、後ろが詰まる」
結局俺は宮路ゆかりに対してなんの誉め言葉も出さなかった。
なんていうか……そういうのを言う関係じゃないと、判断したからだ。
240れあ:2005/08/20(土) 17:10:52 ID:NUzC7pDe0
お化け屋敷……学校祭で学生がやるやつなんて、大抵ショボイ。
ちょっとビックリさせるような感じのトラップがいくつかある程度のものだ。
まぁ、確かに洋館に入り込んだかのような雰囲気は出ていたが、お化け屋敷としては並だろう。
怖がりの六花は始終俺の服の裾を握っていたが。
「大丈夫か?」
「……ゆっくり歩いてね? ね?」
暗くてよく見えないが、六花の声は少し楽しそうでもあり、怖そうでもある。
怖がりの怖いもの好き、というヤツだからなコイツは。
ホラー映画とか見た末に「お風呂入れない!!」とか悲鳴上げるんだ。
「ひぎゃあ!!!!」
壁から唐突に手が出てきて、六花の腕と掴む。
六花は悲鳴を上げて俺に飛びついた。青白い腕はしばらくジタバタしたあと壁の中へと消えていった。
「っっびっくしたー……」
俺だって別に怖いの得意なワケじゃねーからなぁ。
六花が悲鳴を上げるたびにぎょっとしてしまう。
正直さっさと立ち去ってしまいたいので、俺は六花を引き摺るような形で出口へ向かった。

「あー、面白かった」
「……普通の人は怖かった、って言うよなこの場面」
まだ受付嬢を続けている宮路ゆかりに軽く手を振りながら俺たちは廊下を進む。
「次はどこに行く?」
何度も時計を気にしながら、六花は言った。
彼女が自由に出来る時間は、もうそれほど多くない。あと1軒てとこか?
「お前が行きたいとこは無いのか?」
俺がそう言うと、六花は軽く笑った。
「七海に任せるよ。私はどうせ後々全部見て回らないといけないからね」
「あぁ、コンテスト審査か」
生徒会はつくづく大変そうだ……。
「……じゃあ、俺行きたいとこがあるんだけど」
241れあ:2005/08/20(土) 17:12:04 ID:NUzC7pDe0
2−Cクラスは異世界であった。
「小村様ご一行ごあーんなーい!!」
呼び込みをしていた魔法使いみたいな人に案内されて、教室の中へ。
なにここ。ファンタジー?
ちなみにこの喫茶店(?)の名前は「冒険者の館」という。
なんかファンタジーな衣装を着た人々がファンタジーなもてなしをしてくれるというよくわからん店。
「勇者様、こちらメニューになります!」
勇者様!?
あ、メニューの値段表示が全部「G(ゴールド)」だ!!
「……世界樹ドリンクって何だろう」
メニューを覗き込んで六花が呟く。
「青汁とかの予感がぷんぷんするよな……」
これは、やめとこう。薬草餅……草もちなんだろう。多分。
ポーション……って何だ!? わかんねぇ!! エリクサー!? わけわからねぇ!!
「勇者様、ご注文お決まりですか?」
と、顔を俺の顔を覗き込んだのは遠野だった。
オランダの民族衣装みたいなウェイトレス服を着ている。
一瞬、見惚れる。
「あ、遠野……」
「おー、七海に生徒会長」
胡散臭い占い師、といった感じのローブを来た佐藤も登場。背が高いだけに妙な圧迫感だ。
「佐藤。何そのカッコ」
六花が吹き出した。佐藤はローブの中はハーフパンツらしく、生の足首が裾から見えている。
「仕方ないだろ、暑いんだ」
とか言いながら生足こっちに突き出してくる。お前のスネゲは見たくない。
242れあ:2005/08/20(土) 17:12:30 ID:NUzC7pDe0
「この店は一体なんだ……」
俺が言うと、佐藤は自信満々に笑ってみせる。
「今の時代はメイド喫茶然り、『イメージ喫茶』の時代だ。
 これはRPGの世界をイメージしたいわば『RPG喫茶』。時代を先取りしてみた」
時代を先取りっつーか、いや、確かに受けそうだけどなんだ。
なんつーか、狙いがピンポイント過ぎやしないか。時代先取り過ぎてないか。
あぁ……如何にも「酒場のおやっさん」みたいなカッコした店員が目の前を通り過ぎていく。
「注文しようにも、メニューの内容わかんないんだけどー?」
六花はそう言いつつも少し楽しそうだ。何気にコイツゲームも好きだからな。
「あ、はい。説明しますね。まずポーションは林檎ジュース。エリクサーはアセロラドリンクで……」
アセロラドリンクて、マニアックな……。
遠野の説明の後、六花はポーションと「ツンドラの氷(カキ氷)」、
俺は「黒い水(コーラ)」と「内臓を茹でて生き血をかけたもの(ミートソーススパゲッティ)」を食べた。
………こんな名前にして誰が注文するんだ。いや、したんだけど。
ていうかこれのどこがRPGっぽいんだ。
そして、金を払って店を出る。
「お気をつけて、勇者様。どうか魔王を倒した暁には、またいらしてくださいね」
遠野がそう言って見送ってくれる。魔王って、誰だ……。
「うん、分かった。必ず魔王を倒してくる!」
あ、六花ノリノリだ……。
243れあ:2005/08/20(土) 17:12:52 ID:NUzC7pDe0
ここまでー。
次は公演本番に入る、ハズ。
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 17:19:42 ID:C16R58tcO
おつ〜
女装喫茶があるのに更に喫茶を出すれあたんに萌えたw
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 17:23:58 ID:NUzC7pDe0
うっせー畜生。
学校祭の出し物なんか大抵カブってるだろがよ。
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 17:27:25 ID:C16R58tcO
忘れてたのか思い付かなかったのかわからないけどもうちょい遠野を前に出してほしい俺がいるw
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 17:28:45 ID:NUzC7pDe0
わすれてねーよ。
学校祭の出し物で会ったときに長話なんか出来ないじゃん。忙しいから。
遠野はこれから舞台上で活躍するからいいんです。
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 17:29:05 ID:0nzPti+o0
ttp://usa.cha.to/chat/wai1.html

今宵もメイクラブ > くちゅくちゅいってる(8/20(土)17:24 )
--------------------------------------------------------------------------------
オン・ザ・べッド > ん〜!我慢できん!くわえろ!(8/20(土)17:24 )
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今宵もメイクラブ > おー(8/20(土)17:23 )
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*ミコ* > じゃぁ・・・ペロペロ・・チュ・・ペロ(8/20(土)17:23 )
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今宵もメイクラブ > しまりいいっていわるでしょw(8/20(土)17:23 )
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今宵もメイクラブ > すごい(8/20(土)17:23 )
--------------------------------------------------------------------------------
今宵もメイクラブ > あぁ きつい(8/20(土)17:23 )
--------------------------------------------------------------------------------
ゆぅ > はぁ…はぁ…はぁ…い・れ・て(8/20(土)17:22 )
--------------------------------------------------------------------------------
オン・ザ・べッド > やっぱり先っぽなめて(8/20(土)17:22 )
--------------------------------------------------------------------------------
オン・ザ・べッド > もう100回ぐらい出し入れしてる〜(8/20(土)17:22 )
--------------------------------------------------------------------------------
*ミコ* > どこが感じるゥ・・?(8/20(土)17:22 )
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今宵もメイクラブ > いれるよー(8/20(土)17:21 )
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今宵もメイクラブ > あぁーもうびちょびちょやん(8/20(土)17:21 )
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 17:32:30 ID:C16R58tcO
>>247
妙にリアルなとこに気が付くな・・・
まぁ公演の時の遠野の活躍に期待してるお
250千夏と常夏:2005/08/20(土) 17:44:08 ID:AN5fBQqj0
「海だー!! 海にきたぞー!!」
電車に揺られること三十分。着いた海岸には人、パラソル、海の家――
潮騒に太陽に灼熱の砂浜が待っていた。
そして、水着のねーちゃんもいっぱいいた。
「お兄ちゃんもほら、ちょいと叫んでみなって。必勝祈願と海への挨拶しないと」
大きなリュックを背負った千夏は、照りつける太陽の光を手の平で抑えながら言った。
「そうだな。何か俺もテンション上がってきた。よっしゃ、彼女作るぞー!! 頼むぞ海よー!!」
「がんばれお兄ちゃーん!!」
そんな危ない二人を、ライフセーバーは助けようか迷っていた。
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 18:35:45 ID:C16R58tcO
+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +        
 と__)__) +
ほす
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 19:22:10 ID:C16R58tcO
続き……は…?
253たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 19:43:31 ID:83bcmFPdO
ただいま帰りました〜(´∀`)


れあたん久しぶりです^^
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 19:51:40 ID:C16R58tcO
おかえり〜!
さて、告白編に期待!
255森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/20(土) 20:10:12 ID:HVNqIVyVO
チューできNEEEE!

へるぷみ
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 20:14:13 ID:GhM35W8uO
たわごとさんおひさ。
続き期待

ちゅーはがんがれ。
257gr:2005/08/20(土) 20:20:54 ID:W1+8QryU0
とりあいずぎゅーってだきしめあったりしようよ
そうすれば体をくっつけることになれるもん
だいじょぶになったらほっぺとほっぺでさわるとか
そしたらちゅーなんて延長上じゃね?
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 20:43:17 ID:C16R58tcO
ちゅー? もうだめかもわからんね
259森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/20(土) 20:48:22 ID:HVNqIVyVO
前回抱きしめた時にボタンが当たって痛かったとか。
いやはや、チュー出来ないまま別れてしまった。
次は1ヶ月後か…


でも二の腕をもみもみできた!
二の腕の柔らかさっておっぱいと同じじゃないですか。
って事はおっぱい触ったも同じだネ!
260たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 20:55:12 ID:83bcmFPdO
春だというのに、もう暑くなったものだ。
僕は団扇を片手にベッドの上でぼーっとしている。

ローザ「祥一さん、ご飯ですよ」
と声がして、ローザがお盆を持ってやって来た。
僕「あー……」
ローザ「…どうかしましたか?」
僕「いや…別に…」
実を言うと、ローザに見惚れていた。彼女は、赤いハイネックに黒い長いスカート…それはまぁさっきからだったのだが、それにエプロンなのだ!エプロン!

…話を戻します_| ̄|●

ローザはベッドのそばの小さな丸テーブルの脇に座って、食事の準備をする。
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 21:00:54 ID:C16R58tcO
>>259
初日でペッティングって普通じゃね?
そんなチャンスを逃すなんて・・・

>>260
+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +        
 と__)__) +
262森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/20(土) 21:05:22 ID:HVNqIVyVO
>>261
初日じゃないんだorz.
相手が年上だから切り出しにくいだけ。
本当は人前でやっちゃいたいな今すぐ。なにしろ「あ、あれ?なんですか止めて下さいようぎゃあ ふじこ


>>260
ギガワクテカ
263gr:2005/08/20(土) 21:08:25 ID:W1+8QryU0
あれ、よく読むと森蔵タン遠距離なんだな
しかも年上かwwがむばww
264たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 21:12:00 ID:83bcmFPdO
僕「いいよ、自分で準備くらい」
ローザ「遠慮しなくていいんですよ」
そう言ってニッコリされるとそれ以上なんにも言えないなぁ^^;

って、何しとんねん…しなきゃいけない事があるじゃないか^^;

僕「ローザ」
ローザ「はい?」
僕「こっちを、見て」
ローザが手を止めて、こっちに向き直る。
ローザ「なんですか?」
僕「あのさ…今日、好きって、言ってくれたよね」
ローザ「…はい」
僕の体が熱くなるのが分かる…
僕「僕も…ローザが…好きなんだ」
開け放った窓から、風がローザの金色の髪を揺らす。優しく、愛撫するように。
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 21:28:01 ID:GhM35W8uO
告白イイヨイイヨーw

今七海書こうとして演劇の手伝いしてくれる人の人数と名前がわからんことに気付いた。

…諦めるか。
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 21:37:54 ID:C16R58tcO
告白GJ!!!
ローザを他のやつに取られるなんて・・・orz

>>262
年上とか関係ない!!
おまいの意思の問題だ!!!

267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 21:39:10 ID:C16R58tcO
>>265
簡単に諦めんなよwwwwwwww
遠野たんの活躍が無いV.SなんてV.Sじゃないよ!!
268たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 21:41:57 ID:83bcmFPdO
静寂の中で、ただ夜風の木々を揺らす音が響く。


しばらくして、ローザがゆっくりと口を開いた。

ローザ「…本当…ですか?」
つつ…とローザの頬を伝う涙のすじ。
ローザ「本当に…私で…」
僕「もちろんだよ。ていうかローザじゃなきゃ嫌だ」
ローザ「祥一さん…」
突然、ローザが僕に抱きつく。

Σ(゜д゜;)

ローザの体はとても熱くて、柔らかくて…小刻みに震えていた。
ローザ「夢じゃ…ないですよね…祥一さんは、祥一さんは…本当の祥一さんですよね!」
僕もゆっくりと彼女の背中に手を回し、言う。
僕「夢じゃないよ」
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 21:42:41 ID:GhM35W8uO
だってー…設定わがんにゃーと書けないでぃすよ。
役者3人だったのしか覚えてない。

モリゾ、頑張って。
俺は自分からしたことないからわからん
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 21:54:02 ID:C16R58tcO
ローザァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!

>>269
そこは気合いで
271たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 21:54:24 ID:83bcmFPdO
ローザ「…嬉しいです」
そう言うローザがたまらなく好きで、僕は彼女にキス

しようとしたところで彼女の立てた人差し指が僕の唇に触れる。
僕「ん…?」
ローザ「まだ、ご飯食べてないですよ」
笑うローザ。
ローザ「ふふ…祥一さん、デザートは…最後までとっておくものですよ(顔真っ赤で微笑む)」
か…かわえぇ…^^;


で、食べてみる。
お粥は結構さらっとしていておいしかった。
僕「このお粥、料理の本でも読んだのか?」
ローザ「え?あ、祥一さんに借りた『中華一番!』のファンブックに載ってましたよ」

あら^^;
272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 22:00:38 ID:GhM35W8uO
ローザなんかエロスだよローザ。


気合いで書いて後で設定間違ってても文句なしだぞ。そして神奈川に帰った暁には訂正してもいいと許可しれ。
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 22:02:09 ID:Rx0MmtVw0
やあ(´・ω・`)また君か。このスレに来ると思っていたよ。
とりあえず君には呪いをかけておいたから、3年間以内に死ぬよ。
でも呪いを解く方法が一つだけあるんだよ。
↓↓のスレに「>>1きもいですぅ><」って書くんだよ
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/male/1123769871/
274たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 22:06:49 ID:83bcmFPdO
僕「*´ω`)=3ごちそうさまー」
結局僕はローザの作ったお粥をおかわりまでして完食したのだった。
と、
ローザ「祥一さん」
ローザが僕のすぐ目の前に寄ってくる。
僕「ん?…どした?」
ローザ「まだ…デザートが残ってますよ」
ローザはそう言って、静かに目を閉じる。

*´ω`)=3なーるほど

僕はローザをゆっくり抱き寄せて、その桃色の唇に自分のそれを重ねる。

瞬間、彼女のぬくもりが素早く伝わって来る。

しばらく――僕にとっては長い時間だったけど――して、唇を離して見つめ合う二人…
275たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 22:16:30 ID:83bcmFPdO
ローザ「…祥一さん…ありがとうございます」
部屋を出る時に、ローザがふかぶかと頭を下げる。
僕「こっちこそ、ありがとう」
そう言うと、ローザはニッコリ笑って部屋を出た。「お風呂の準備しておいて下さいね」と言って。


リビングに向かうと、瑠衣がスキマスイッチの全力少年のPVを見ていた。
瑠衣「あ、兄さん」
僕「ぃよう」
瑠衣「告白、うまくいった?」
僕「うむ」
瑠衣「おめでとう!」
瑠衣は、飾りのない笑顔で僕を迎えた…それが嬉しくて、嬉しくてたまらなかった。

と、
ローザ「瑠衣さん、お風呂入りませんか?」
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 22:16:37 ID:C16R58tcO
ローザがどんどんエロく感じる件w

>>272
おk 帰ってから訂正するぐらい気にすんな
277たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 22:17:51 ID:83bcmFPdO
今日はここまでにします。中途半端な切り方すいません_| ̄|●
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 22:26:33 ID:GhM35W8uO
おつー
続きが楽しみだおw
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 22:34:22 ID:C16R58tcO
おっつ〜!!
いや〜久々にたわごとさんの話を見ると落ち着くな〜
続きを期待してるお
280たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/20(土) 22:48:43 ID:83bcmFPdO
>>278>>279
dクス
これからも頑張ります。


それでは少し早いけどおやすみなさい(´ω`)ノシ
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 22:49:45 ID:C16R58tcO
おやすみ〜 ノシ
282 ◆KUFjor9GHU :2005/08/20(土) 22:50:27 ID:q6zPYs6b0
ファンタジー系ってアリです?
283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 22:55:18 ID:C16R58tcO
ファンタジーは全然おkです
284 ◆KUFjor9GHU :2005/08/20(土) 22:57:14 ID:q6zPYs6b0
じゃー今度はマシになるよう頑張ります、ハイ
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 23:06:57 ID:C16R58tcO
ワクテカしながらお酒飲みながら待ってるお
286沙羅:2005/08/20(土) 23:47:01 ID:80LdCbWk0
私も参加させてもらうお(^ω^)

=================================

空は青く 大きな雲がもくもくと膨らみ、私のテンションを上げていく。
・・・・なんだかとっても素敵な事が起こりそうな予感!
周りは元気良く咲き誇る向日葵達だ。
今日は日曜日。暇だから一人で映画にでも行くところ。
沙羅:『たまにはホラーにでも挑戦しちゃおっかなー♪
    あーでもやっぱり純愛メロメロ系かなー♪・・・ん?』
私は、ある方へ、踊っていた目を移しピタリと止まった。
男達:『うわーそいつまじうぜえなー』
   『だからよー今度ハメテやろうぜwwww』
   『まじかよwwwじゃあさーどうする?』
制服着姿で、目の前ではしゃぐ男達は私の同い年のようだ。
確か、あの征服は隣の男子校の・・・・
男達:『でっさーこの間K高の奴らがすっげーブスばっかでさー
    見てるのウザかったから蹴りいれてやったぞ!』
   『うわーwwwそりゃー見たかったなw』
   『K高はブスばっかかーじゃあやっぱ一番は2高じゃね?』

その男達の喋り声に怒りを覚えていった。
私の胸では底から、じわじわと押さえきれないものが大きくなっていた
男達:『んでよー!』
一人の男が仲間に話そうとするのを封じるように言う
沙羅:『あなたたち!!ブスブスって女のこのことはゆーけど
あなた達はどうなのよ!』
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/20(土) 23:52:08 ID:GhM35W8uO
新しい方キタコレ!!


ところで昔かいた漫画発掘しました。
今書いてるのと比べたけど大して進歩してなかたです
288沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/20(土) 23:52:31 ID:80LdCbWk0
男達は私の突然の登場、突然の侮辱に目を大きくした。
私は、フフン と優越感に浸る。
男達:『・・・・誰だお前・・・・』
   『はぁ?誰だよ』
   『何だコイツ』
男達の向けてくる怒り顔を笑うようにして言った
沙羅:『身の程が解ったのなら人のこと言うのはやめなさ〜い。』
手を軽く振って、眩しく光るブランド物のアクセサリーをちらつかせながら
男達の前を後にした。
男達:『はぁ?!』
   『何なんだよアレ・・・・ヤッテヤロウゼ!!』
   『おう!』『あぁ!』

私は言ってやった。とすっきりした気分で
モデル歩きをしながら映画館への足を動かしていると
後ろから手が伸び、私の腕を掴んできた。
沙羅:『え?!』
男達:『おめえよぉ!俺等に何て言ったかおぼえてんのかよ!』
   『殺すぞ』
沙羅:『・・・・まったく、うるさいわねぇ!』
289沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/20(土) 23:56:12 ID:80LdCbWk0
うーんなんか変だなぁ。orzスマソ

===============================

フッ と華麗に 高くジャンプをした。私の長いロールヘアが風になびく。
私はそのまま男達の上へ落ちた。

ドシャグシャ!
鈍い音がする
男達:『うぉおおお!いってえ!!』『ぐはぁ』『っうぇ;』
沙羅:『それじゃあね。もうそういう事はやめておきなさいよ。』

私は、これで男達は大人しくなったと思った。しかし・・・

男:『おぉおい!!俺をなめんなぁあぁ!!』

男達の一人は、狂ったように顔を醜くしながら言った。
次の瞬間、ズボンに手をかけたと思ったら、ナイフを出した・・・・!
心臓がドクンと飛び跳ねた。第六感が警告を出す。
男はキラッと恐ろしいように光るナイフをつきつけ、こっちへ走り出してきた。
沙羅:『キャア!』
290沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/20(土) 23:59:30 ID:80LdCbWk0
もう・・・・終わり・・・・だ・・・・


【 ズザザザザ・・・・!】

・・・・え?

気づいたら男の人が私を抱きかかえ一緒に道路の上に倒れていた
私はとっさに跳ね上がった。何が起こったのだろう。
男の人:『さ、早く!』
沙羅:『え、あう、うん!』
男の人は私の手を握って、走り出す。私も一緒に走り出す。
291沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/21(日) 00:00:28 ID:sxsF/GP90
男:『待てぇえぇえ!!!』

もう、今は恥ずかしいとか、ドキドキとかは無くって、
ただ、追ってくる後ろの男が怖くて、朦朧としている。
男:『こっちだ!』
私と男は人目のつかない家々の隙間に隠れた。
男:『・・・・もう、追ってこないようだな。』
今、やっと、今自分がどこに居るのか、何のために走っていたのか、
何が起こっていたのかはっきり理解した。
そして、この、目の前にいる、私を助けてくれた男の人・・・・
沙羅:『あ、あ、あの・・・・・!!!』
足ががくがくと震えながらも、一生懸命声を掛けた。
男:『はい』
沙羅:『あなたはだ、だれと、というか助けてくれてありがとうございま・・・・』
男:『どういたしまして///俺の名前は高橋 優斗です///』
何故かこの人は照れてている。その照れた顔に、
びっくりしながらも、可愛いなと思った。
沙羅:『・・・・あ、優斗って言うんだ!私は、沙羅です・・・////』
優斗:『そうか、沙羅・・・・沙羅さん。』
会話が続くうちに、私も照れてくる。
顔が真っ赤になっていて、変と思われて無いだろうか・・・・////
手に汗を握った。
沙羅:『はい・・・・////』
優斗:『そうだ、もうここから出ても大丈夫だね。』
私は優斗さん・・・と家々の狭い隙間から出て、数々のお店の大通りに出た。
太陽の眩しい光がなんとも懐かしいようで嬉しい。
あ、そういえば。と思い、優斗さんをまじまじと見る。
292沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/21(日) 00:01:34 ID:sxsF/GP90
・・・・・カッコイイ
顔はとっても整っている。着ている服も。
けれど、それは私のプライドを燃えさせるものとなった。
私だって美人だもん。おしゃれだってしてるもん!
優斗:『あ・・・!!』
優斗さんが、私を見て大声で言った。
驚き、とっさに着ているワンピースに目を移す。
沙羅:『えぇ!』
なんと、私のワンピースはビリっと長い縦線で切れていた。
もうちょっとで下着が見えてしまう!私は目を大きくしたまま、
手で下着を隠した。
優斗:『ごめん・・・俺がさっき、かばった時にやっちゃったんだ。
ごめんなさい。;』←ズササササ・・・・! のシーン
293沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/21(日) 00:02:39 ID:sxsF/GP90
優斗さんが頭を下げてきた。
いつもお嬢様の私にとっては頭を下げられることは当たり前だけれど、
今は違う。なんだか、下げてほしく無かった。
むしろ、私が下げたい気分だし・・・・
沙羅:『大丈夫ですよ!さ、さ、だから気にしないでくださいね』
私は、必死に、彼にもうこれ以上迷惑を掛けたくないので、
満面のつくったお得意の笑みでごまかした。
優斗:『・・・すみません、ちょっと隠れて待っててください!』
優斗さんはこちらを振り向きながら、そこらの店へ走り出す
沙羅:『ちょ、ちょっと!待ちなさいよ!』

私はとっさに理解した、
もしや、服を買ってくれるのかな・・・・////

その時どくどくと胸が燃えた。
なんだろう、この気持ち・・・・
そして、あの優斗さんの顔を思い出すと
胸はますます燃えた。
私は、燃えの正体について詳しく探ろうとしていた。
294沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/21(日) 00:03:56 ID:sxsF/GP90
すると・・・優斗さんは買い物袋を片手に家々の隙間に隠れる私を見つけ走りながら戻ってきた。
優斗:『ま、待ちましたか?;本当に、すみません・・・』
沙羅:『そんな・・・大丈夫よ!』
私は優斗さんが戻るなりとっさに、さっき感じた
気持ちを背中に思いっきり隠しながら、慌てて微笑んだ。
優斗:『それで、お詫びに服を買ってきました。好みにあうか解りませんが・・・』
沙羅:『えー!そんなの大丈夫ですよ!気にしないでくださいな』
優斗:『はい・・・///では、どうぞ。』
優斗さんは袋の中から、ワンピースを出した。

沙羅:『・・・・わぁ!!!!!』
そのワンピースは、とっても素敵なものだった。
上品なレースがついていて、実に私の好みに合っていた。
沙羅:『有難うございます////このワンピース、とっても私好みです!嬉しい!』
今度は、嘘じゃなく、本当に心の底から出た言葉を言った。
すると、優斗さんも、心の底から安心したように微笑んだ。
優斗:『あ、じゃあ、今から着替えたほうが良いですね・・・・』
沙羅:『え・・・・!!////』
優斗:『大丈夫です。俺、見ませんから。それに、見えないようにかばいますね』
沙羅:『は、はい/////ありがと・・・・』
295沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/21(日) 00:04:50 ID:sxsF/GP90
私はごそごそと、家々の暗い隙間で着替え始めた。
なんだか、とってもお互い、相手の事を気にしている。
この感覚はとってもくすぐったくって、快感だ。

沙羅:『・・・・着替え終わりました////有難うございます!』
優斗:『はは、そうですか。』
沙羅:『・・・・!あ、あと、いきなりですが、何歳ですか?』

きっと、私と同じくらいだ

優斗:『15です。あなたh・・・』
沙羅:『あ!私も!15!同い年だわ!だったら、敬語無しでいいわね*』
優斗:『そ、そうなんだ・・・・あ、敬語なし、そうだな^^』
お互い、微笑みあった。同い年と知っただけで、
急速にお互いの絆が深まったと感じた。
296沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/21(日) 00:06:55 ID:sxsF/GP90
う〜ん、やっぱり厨房の私じゃ駄目だなぁ。
でも、楽しく書けるから良いや(´・ω・`)

読んでくれた方有難うございました(`・ω・´)シャキーン
続きはまた明日です。
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 00:18:49 ID:JXY/P/tbO
厨房って自分で言うくせにクオリティ高い件
続きに期待してるお!!
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 00:19:14 ID:4OrR1Qf20
楽しく書けているならそれでいいけど、
正直ちょっと、厳しいね(´・ω・`)
続きがいくつか予想できるけど、気にせず楽しく書いてくれ。
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 00:25:57 ID:JXY/P/tbO
確かに続きは少しは予想できるけど、これから全部わかるだろ?
もしかしたらここから予想外の大逆転があるかも知れないしさ。
作家がいないと何もないこのスレは読み手も書き手も楽しくできればそれでいいと思うお。
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 00:32:48 ID:4OrR1Qf20
うん。別にけなしているつもりじゃないのはわかってほしい。
っていうのはね、沙羅さんがもしかしたら本気で作家になりたくて書いたかもしれないじゃん?
そういう必死さが伝わってきたから、あえて指摘してみたんだ。
もちろん色んな可能性を信じたいから続きを期待しているさ。
頑張ってほしいんだ。同じモノを書く人間としてな。
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 00:45:34 ID:wHfhA9710
風呂上がりの俺が空気を読まずに参上!!
何も書かないけど!!
302森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/21(日) 00:46:27 ID:Jf9BXWW/O
はーいはーいはーいはーい。
そーこーまーでーネ。
マターリ進行だね。
意見言っていいですか?
書いたモノへの評価はみんなが忘れつつある臨時スレに保守がてら書き込むのはどうかななんて。
思ったり。
思わなかったり?
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 00:49:22 ID:wHfhA9710
まぁ、俺は何でもいいお。
人の書いた文章には本人に頼まれない限り感想出さないしなー…。

ちなみに意見言われてもあんまり改善もしない!!
何故なら単なる趣味だから!!!!
そして貶されると表面上笑ってるが実はかなりの大打撃受けてるからよろしく!!
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 00:55:35 ID:JXY/P/tbO
俺も同じく!! 俺なんかクオリティ低すぎだからいつ指摘されても表面には出さないお
泣きそうになりながらだけど・・・

http://c-au.2ch.net/test/-3!mail=sage/bun/1122443033/i
携帯URLだけど臨時スレ
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 00:56:46 ID:JXY/P/tbO
>>303
つーかこの時間ならV.Sじゃね?w
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 00:57:51 ID:wHfhA9710
だーらVSは資料がないwwwwwwww
次回予告もしてないしwwwwwwwwwwwww
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:02:31 ID:JXY/P/tbO
途中の予告なら臨時スレに置いてるんだけどな
同盟組んで七海が覚醒しかけて、そこからどうだっけ?
308森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/21(日) 01:06:19 ID:Jf9BXWW/O
じゃあ皆様方僕は二の腕の感触に溺れて幸せの余韻に浸りながら寝ます
ゆえに今夜はオナニーしません。
毎日欠かさずしてきたものを、です。革命的ですよ。


西尾維新を読み終えてから饒舌になりつつありますが許して戴きたく。
309 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 01:06:38 ID:Jc7dyeKK0
長いよぅ・・・なかなかおにゃのこが出てこないよぅ・・・orz
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:07:26 ID:wHfhA9710
一応、微妙にログが残ってる。多分最後に書いたのが↓だと思うんだが。

遠野が不安そうに七海の服を握り締めながら呟いた。
「私、先輩に死んでほしくなくて……それで……」
彼女は半ば泣きそうになりながら、それでも涙を零しはしない。
ただ唇を噛み締める。
七海は遠野の頭を引き寄せ、抱きかかえ、くすりと笑った。
「最初から言ってるだろ。お前のことは信じてるんだって」
柔らかな髪を、撫でる。
「女王の因子とやらは、俺の力で抑えられるだろう。お前らが『ヒトである七海』を求めるなら、
 そいつはもう戻ってはこない。………どうするつもりだ?」
七海は2人の少女を睨み付けた。月明かりに照らされ、やけに儚げに見える。
「………ら…い………」
先に口を開いたのは、六花。
「……そんな七海……いらない………そんなの……おにーちゃんじゃ……ないもん……」
ぼろぼろと涙を零す。ぽたぽたと地面に落ちる。
コンクリートの地面に、染みを作る。花弁のように。
「同意、ね。女王以上に魔王は危険な存在。見過ごすわけには、いかない」
2人はまったく同時に武器を構える。
引く気配は、無い。
「殺したくないって、言ったのに」
諦めたように七海は胸の辺りに自分の手を寄せる。そして軽く、振り下ろす。
月明かりさえ吸い込んでしまいそうな虚無の剣が、まるで七海の身体から引き出されるように生まれた。
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:10:09 ID:JXY/P/tbO
あー、読んだなー。そういえばそうだった。
つーかどこからログを?
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:12:38 ID:wHfhA9710
ギコナビだからね、一応ログはあるのよ、一応。
ただね、このPCそれを保存できないわけですよ。
あと加工とか変換できないし。俺PC疎いから環境変わるとどーしよもないのね。おk?
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:13:06 ID:wHfhA9710
あ、追加すると「こっちのPCで見た分のログ」ね。
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:15:08 ID:JXY/P/tbO
>>309
がんがれ! 寝そうだけど
+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +        
 と__)__) +
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:17:05 ID:JXY/P/tbO
>>313
なんとか把握した
そういやギコナビだったな じゃあやっぱり帰ってからか・・・(´・ω・`)
316 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 01:28:59 ID:Jc7dyeKK0
>314
ワクテカして下さって嬉しいんですが、多分出来るのはもちょっと先なので…
明日改めてワクテカしていただけると宜しいかと…ッ!!
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:32:30 ID:JXY/P/tbO
明日ってかもう今日w
どっちにしろワクテカしながら待ってるお
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:33:23 ID:wHfhA9710
いつまででもワクテカするのがこのスレです。
長時間放置していても、いつまでもワクテカされるので困る。
もう忘れてくれればいのに。
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:43:22 ID:JXY/P/tbO
おまいは諦めてV.S書く作業に戻るんだ
320(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/21(日) 01:44:54 ID:D73z6s1p0
臨時スレなんてあったとは。次スレの時はテンプレに追加したいですね

321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:45:22 ID:wHfhA9710
とりあえず学校祭2日目終わったらVSの次回予告書くからさ……。
322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:48:41 ID:JXY/P/tbO
>>320
臨時っていうか2スレ目立てる時に●持ちがいなかったからスレ立て依頼したら文芸に飛ばされて、それから避難所になりました

>>321
おk もちろん遠野たんが大活躍だよな?w
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:51:06 ID:wHfhA9710
学校祭は活躍するだろうけど、
VSはどーかにゃー?
まぁ、書いてみないとわかんないや。
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:52:39 ID:JXY/P/tbO
おまwwwwwwww遠野たんが一番モエスなのにwwwwwwwww活躍しなかったらww泣くぞwwwwwwwwwwwwww
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:54:47 ID:wHfhA9710
泣くなよ……キャラにはそれぞれ役割ってもんがあるんだよ……。
まぁ、適当に頑張るけど本気で俺に遠野を活躍させたら遠野間違いなく死ぬよw
326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:57:45 ID:JXY/P/tbO
おにいちゃんどいて!そいつ殺せない。ってことでやめれ・・・
れあたんの脳内が俺に非常に近い件
でも、








殺したら 一生 恨む
327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 01:59:59 ID:wHfhA9710
あはははははははははははははははははは

活躍させようと思ったら遠野は間違いなく七海庇って死にます。
いや、それはしないよwwwww
328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 02:03:54 ID:JXY/P/tbO
まぁやったらウイルスかメルボムぐらいは覚悟してもらわないとなw
それは冗談だけど期待を大にして待ってる
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 03:01:15 ID:JXY/P/tbO
さて、冗談はさておき保守
330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 04:57:50 ID:JXY/P/tbO
ほしゅ
331たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/21(日) 07:16:21 ID:fvywHONbO
おはようございます保守
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 08:18:37 ID:JXY/P/tbO
おはよう保守
333たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/21(日) 09:44:13 ID:fvywHONbO
保守〜
334森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/21(日) 09:46:40 ID:Jf9BXWW/O
全裸保守。
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 10:54:08 ID:JXY/P/tbO
うー…気持ちわりぃ……保守
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 11:52:34 ID:JXY/P/tbO
ぎぶみーほす
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 12:19:08 ID:QFZLadrY0
ここは別のスレでいまいち評判が悪かったの投下してもいい場所ですか?

使いまわしはダメですかそうですか
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 12:25:03 ID:JXY/P/tbO
おにゃのこが出てたら多分いいんじゃないかな?
339無計画な人:2005/08/21(日) 12:42:12 ID:QFZLadrY0
んじゃ試しに投下

俺の名はタカシ。ある日俺は王様に呼ばれた。
なんでも一人娘の姫様がさらわれてしまったので、助けに言ってほしいとのことだった。
まぁ、それはいいんだが王様にくせに与えられる武器が竹やりって。かなりのDQNだな、あのじじい!
魔法の鍵ももらって速攻使うはめになったし。扉くらい開けとけ!!!
・・・でも姫様助けたらその後は・・・・・・グフッ。
助けた後の展開に期待しながら、町周辺でLV上げとするか。そう思い、町から近い平原でモンスターを探していた。

ちゃらららららら(エンカウントの音)が心の中で鳴った。
よし、記念すべきモンスター一匹目はなんだ?スライムか?それともおおなめくじか?

竜王があらわれた。


・・・・・・・・・・・ええええええええええええええええええええええ!!!!ラスボス!?
なにこの展開。強くてニューゲームじゃないんだから。と、とりあえずなんかの間違いだと思って敵に身構えてみる。
が、そこにいたのは女の子だった。

竜王ちゃうやん。急に脱力しちまったよ。
なんだ迷子の旅人か?フードをかぶってるが、顔は見えている。うーん、かなりかわいい。
「ねぇ、君。一人?なんでこんなとこにいるんだ?危ないから家に帰ったほうがいいぜ。」
いいながら数歩近づいた。その時急に
「それ以上近づかないでください!!」と女の子に叫ばれた。
「え、でも」「いいから近づかないでください!声は聞こえていますから、用件はそこで話してください。」
なんか怯えられてる?
「いやこの辺モンスターも出るし危ないから家まで送ろうと思ったんだが。あ、俺これでも勇者なんだ。」一刻も早くLV上げて姫様助けに行きたかったが、女の子をほおっておくわけにもいかないだろう。・・・下心はすこしあったが。
女の子は驚いた顔をして「あなたが勇者?!」と一言発した。・・・・・・どうせLV1だよ。
「まぁ、さっきなったばかりだけどな。信じられないなら王様に聞いてみろよ。」ショックだったので少し不機嫌にな言い方になった。
しかし、女の子は気にするそぶりもなくこちらに近づいてきた。って俺から近づくのは駄目で自分からはいいのか。
340無計画な人:2005/08/21(日) 12:43:41 ID:QFZLadrY0
女の子はすぐそばまで来て俺の目をじーっと見つめてきた。
・・・・・・やっぱかなりかわいい。肩までかかる金髪と何処までも落ちていきそうな青い瞳。透き通るなんてレベルじゃない白い肌。背は俺よりすこし低いくらいか。・・・・・・体のほうは・・・まだ発展途上中か。
「・・あなた何処見ているのですか!?」女の子が目を見てるのを忘れて観察してたから、あちらに何処見ているのが気づかれたようだ。
「変な目でわたくしを舐めるように見て!!この変態!」タカシは79の心理的ダメージを受けた。
「・・・・・・でも澄んだ目をしていますし、なにか雰囲気のようなものを微弱ながら感じました。・・・どうやら本当に勇者のようですね。」よくわからないが俺が勇者だと信じてくれたみたいだ。
なんとか立ち直ってもう一度聞いてみた。
「信じてくれてありがとう。で、君の家は?送るよ。」その後お礼なんかでデートしてくれると嬉しい。
「結構です。わたくし家出してきましたので。戻るつもりはありません。」
「・・・・行くあてはあるのか?」「そんなものなくても、わたくしは生きていけます。」
そうか家出少女だったのか。・・・・なら一層危険じゃないか!・・・ここはこの娘の安全を守るためにも、俺の家に泊めるべきだ!!・・なんか顔見つめられてから、理性が弱くなった気がする。まぁいいや。脳内会議は一瞬でこの案を可決した。
「行く当てがないなら俺の家に泊まりなよ。さぁさぁ!へ、変な事しないから!ハァハァ」
「め、目が怖いですよ。ですからわたくしは一人で生きていけますから!貴方なんかの世話にはなりません!」
ここで引いたら勇者じゃない!!いや、男じゃない!!泊めるのは安全のためなんだ!!
「こんな話を外でするのもおかしいだろう?だ、だからとりあえず俺の家に行こうぜ!!」女の子の腕をつかんで引っ張る。時には強引にいくことも大事だと本に載っていた。
「ちょ、離しなさい!無礼者!!」女の子も抵抗する。
そのとき、かぶっていたフードが脱げた。「あっ!!」

急いで隠すがもう遅い。俺はばっちり見てしまった。
女の子の頭に二本、小さな角が生えていたのを。
「・・・・見た?」「つむじまでばっちりと。・・・・今のなに?」なんか嫌な予感。
「見られたならしょうがないですね・・・。私は竜王の娘です。名をメルと申します。」
・・・・・・・まぢすか。
341無計画な人:2005/08/21(日) 12:44:33 ID:QFZLadrY0
「な、なんで竜王の娘がこんなとこに!ま、まさか、人間に紛れて俺の故郷を滅ぼす気か!!」
女の子、もといメルは微笑みながら「だったらどうします?」と聞いてきた。
っく、ここで止めないと!・・・だがあちらは竜王の娘。かたや俺はLV1なりたて勇者。戦えば結果なんて分かりきっている。
「ここで逃げ出せば見逃してあげますよ?・・・・どうします?」
だが、それでも
「自分の生まれた場所見捨てて逃げ出せるかよ!!かかって来い!!」逃げ出すなんてこと、俺にはできやしない。
急に空気がはりつめてきた。立ってるだけなのに息が出来ない。・・・・なんてプレッシャーだ!俺はここで死んでしまうのか?!誰も守れず、何もしないまま!
だが、そんな空気はすぐになくなった。
「・・・うん。期待通りのようですね。今のは試してみただけです。」・・・へ?試す?
「貴方が本当に勇者に足る器なのか試してみたんです。その結果、合格です。」
なんで敵の大将の娘に試されにゃならんのかわからんが、とりあえず俺の命と町の平和は安全らしい。
「・・・・もし逃げ出していたら八つ裂きにしていましたけどね。」・・・・・・まだ安心はできないみたいだ。

それなら、何の目的で来たんだ?・・・聞いてみるか。
「あ、あのー。お伺いしますが、それじゃ何の目的で来たんでいらっしゃいますでしょうか?」
「・・・・最初に申したとおり、わたくしは家出してきました。あそこから出てすぐ貴方に呼び止められたのですから、ここに来たのは偶然です。」あそこといいながら指差したのは、俺の故郷のすぐそばにある竜王の城だった。
「それと無茶苦茶な敬語使うのでしたら、先ほどまでと同じ話かたで結構です。どちらも聞き苦しいですが我慢しましょう。」
ってか、聞き苦しいですか。それはすいませんねぇ!・・・・・・毒舌だな。
でも、何の目的もないのなら、ここで戦わなくていいんじゃないか。そうと決まれば早々にどこかに行ってもらおう。
「そうか。・・・んじゃ、家出がんばってくれ。俺はこの辺で。」立ち去ろうとする俺の腕をメルは掴んだ。
「お待ちなさい!何故わたくしが貴方なんかを試したのか言ってませんでしたわね?」聞かなくていいッス。帰らせてください。
「わたくし、お父様に復讐したいのですが力が足りないのです。・・・そこで」う、腕を離せー!!俺は帰るんだー!!
342無計画な人:2005/08/21(日) 12:46:27 ID:QFZLadrY0
「勇者である貴方と協力しようと思いまして。まさかすぐに出会えるとは思いませんでした。わたくしはついていますね。」にっこりと、天使のような笑顔で魔王の娘は言い放った。
「い、いやだー!そんないつ殺されるか分からない仲間はいらない!!一人で旅を続ける!!」
「・・・・・・なら、ここで死にます?」・・・・・・・選択肢は一つしかないようだった。・・・・人生はとんでもない事がおきるのだと、その日私は知りました。いつか後ろからヤラレルんじゃないか。
「まったく!わたくしと対峙した時は格好良かったのに・・・」
「・・・・え?なんか言った?かっこいいとか聞こえた気が・・・」
「なんでもありません!!ほら、いきますわよ!」

こうして勇者と魔王の娘というパーティが誕生しました。
彼らがこの後、どうなるかは誰にもわかりません。作者にもwwwwwwwww


とりあえず何も変更しないで投下してみたわけだがwwwwwwww
アッチのスレだと酷評が出ないのでここではそれを求めてみたり
・・・・いやスルーでもかまわないんだが
343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 12:57:36 ID:1aurrvqx0
俺もツンデレじゃないのはこっちで落としてるから無問題
まだ1作しか書いてないけどなwwww
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 12:59:32 ID:JXY/P/tbO
・・・酷評とは難しい。結構いい感じの流れで軽くツンデレでこの先を読みたいと思ったんだけどなー。

ごめん、俺みたいな初心者には無理だorz
多分他の人が言ってくれるかな? どうか知らないけど
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 13:05:35 ID:QFZLadrY0
>>343
俺はツンデレじゃないのが最近メイン 昨日のスクライドネタとかwwww
俺だけオチ考えるのは非常に不条理を覚えたがwwwwwwwwwww

>>344
使いまわしなので続きはすぐ投下できる

酷評云々はスルーでいいよ どこが悪いのか自分で気づけないのが悪いんだし
ってことで2個目投下兼保守
346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 13:08:41 ID:JXY/P/tbO
ワクテカしてるお
まぁ何か気付いたら書き込むかも
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 13:09:23 ID:N14StRS+0
そういうセリフってアニメとかみて覚えるの?
どっちにしろリアルでは絶対口にしないほうがいいよw
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 13:10:50 ID:JXY/P/tbO
リアルでは絶対無いなw
349たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/21(日) 13:12:16 ID:fvywHONbO
ノリはいいと思いますがねぇ
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 13:14:20 ID:QFZLadrY0
クサイセリフは仕様です 全部創作です 影響は受けてるが


読み直したけどはずかしいorz

友達相手に「俺は一歩もひかねぇ!」とか「意地があんだよ!男の子にはぁぁ!」とか使ってますが何か?
351やめろといわれたら巣に戻る それが俺のポリシー:2005/08/21(日) 13:16:28 ID:QFZLadrY0
第2話


今、俺はローラ姫が捕まっている洞窟の最下層にいる。
・・・・いや俺たちは、の間違いだ。竜王の娘、メルは本当についてきた。
あのあと、「なんで寄り道が必要なのでしょう?さっさとお父様に復讐に行きますよ。」と一見笑顔だが有無を言わせぬ迫力を出していたメルに「そ、その前に俺、LV1なんだけど・・・。」となんとか声をひねり出せたのは、やはり勇気ある者だな!俺!はっはっは・・・・。
LV1なら強くなるために回り道もしょうがありませんか・・・。と本気で落胆されたのは傷ついたが。

ともあれ、ここまで来て多少なりとも強くなった。・・・・まぁメルが呪文でほとんど敵追っ払ったんだけど。
このままローラ姫を助けて、グフフな状況に持っていくためにどうするか、俺の全頭脳を駆使して妄想にふけっていると、
「では、ここはタカシさんにがんばっていただきましょう。門番のドラゴンはお一人で倒してくださいね。」

Ω<「な、なんだってーー!!」俺の叫びは反響してかなりの騒音になった。響く響く。メゴ!
・・・・・・メゴ!とはすなわち、メルの拳が俺の顔面を的確に打ち貫いた音だ。衝撃が脳を揺さぶるぶる。
「ベホイミ!・・・・大声なんて出したら敵に気づかれるのは理解できます?」(にっこり)「い、いえっさー!」こんなやり取りばっかでよく死ななかったものだ。迅速な回復呪文のおかげだな。
「ってか、ドラゴンを一人で倒すって。それ無茶っスよ、姐御。」「ドラゴンくらい一人で倒せないのなら、旅を続けてもいずれ死んでしまいます。わたくしだってやられることだってあるでしょう。その時は一人で旅をしなければ・・・」
「待ってくれ!!今の一言はたとえでも使わないで欲しい。」
急に話を遮られてメルは少し驚いている。今までこんなに強く反論した事はなかったからだろう。
「メルはやられたりなんかしない!!もしそんなことになりそうになったら俺が命がけで守る!!勇者の名に誓う!!女の子一人守れないのなら、世界なんか守れるはずはない!!」たとえ魔王の娘でも女の子は女の子だ。守ることに変わりはない。
「・・・・わたくしよりはるかに弱い人に守ると言われても説得力がありません。・・・・・・・それにさっき言ったばかりですよ。大声をだすなと!あと誰が姐御です!!」
352やめろといわれたら巣に戻る それが俺のポリシー:2005/08/21(日) 13:17:59 ID:QFZLadrY0
まだ、さっきの俺の発言が洞窟内に響いていたが、ごめん!!ゆるs メゴ!!という、新しい音にかき消されてしまった。
「・・・・でも少し、嬉しかったですよ。」そんな呟きも一緒に。

それでも、どうにかこうにか姫が捕まっているであろう場所の前に着いた。
ここまで来たら後には引けない!引いたら後ろの方で、壁によりかかって休んでる人に殴られる!
男は勇気!ドラゴンが何ぼのもんじゃい!行くぞー!!震える足で一歩目を踏み出す。

グギャーーーーーーーーーーー!!!

突然、洞窟内に響き渡る叫び。それがドラゴンの断末魔だと気づくのに時間がかかった。
叫び声のあがった部屋に入っても、なぜドラゴンやられているのか俺は分からなかった。
いや、理解したくなかった。倒れたドラゴンの傍に人が立っていた。恐らくこの人が倒したのだろう。
だが、カタナ持って、栗色の髪で、ドレス着てお姫様のような格好した、鬼人のオーラを纏ったこの女の子はいったい誰だ!?・・・答えは出ているが認めたくない。
「地上最強の生物といってもこんなものか・・・。ちょうどいい頃合だな。お主の名は?」気配だけで感知したのかこちらを振り向く前に尋ねてきた。
「・・・いや、尋ねる前にこちらから名乗るのが礼儀か。私の名はローラ。ラダトームを統べるラルス16世の娘だ。」
・・・・・・強い姫様が出てくるの3つくらいあとじゃないのか?!俺の中のおしとやかなローラ姫は、砕けて散って風に巻かれてどこまでもー。ひゅるるぅー。
「お、俺はタカシ。一応勇者です・・・・。あなたを助けに来ました。けど・・・・・。」姫の足元で屍になったドラゴンに目を向ける。
「大声がここまで聞こえたのでな。誰か助けに来たと思い、面倒を一つ省いてやったのだ。」
「・・・・・・そんなに強いのに、なんで今まで逃げなかったんですか。」そう聞くと、さっきまでの鬼人オーラが消えて、
「・・・・・・・・私は方向音痴なんだ。逃げ出してもまず、この洞窟から出られるとは思えない。」と俯きがちに顔を赤らめた。

        せいじゃくがまわりをつつんだ。

「そ、そんなことはどうでもいいだろう!?それより、お前は大して強くなさそうに見えるのにここまでよく来られたな。・・・・・実は強いのか?なら手合わせを・・・」
353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 13:18:57 ID:QFZLadrY0
「違います!!助けてくれる人がいたんです!!」手合わせなんかしたらコンマ1秒でやられるのが予知できたので力一杯否定。
「そういえば先程、メルはやられたりなんかしない、とかなんとか叫んでいたな。・・・・・守るとかいった女に守られてここまで来たのか。情けない奴だ。」・・・お姫様は毒舌がデフォですか?メルといい、貴方と言い。
「・・・・ふむ、あそこの壁のとこに隠れているのがそうだな?・・・・・・・・おい、聞くぞ。」緩んでいた空気が再び緊張に支配され、姫の体が臨戦体勢に入ったことを告げる。
「なぜあの女は魔の気配を漂わせている!!答えろ!!」答えたくても迫力に完璧に呑まれ、言葉を発することが出来ない。
「しかも、ただの魔物ではあるまい!・・・・・・答えぬのならそれでもいい。私のやる事は一つだ。正体などどうでもいい。」
姫がメルを退治しようとしているのだとすぐにわかった。
・・・・ここで止めなきゃさっきの誓いと反する事だ。たとえ一方的でも勇者の名にかけて誓った。それでメルを守るのには充分だった。
だから声がでないとか、実力がどうとか、そういう考えは一切排除して叫んだ。
「ま、待ってください。」自分では叫んだつもりだったが実際はかすれるような声だった。
「あの子を、メルを殺させはしません!竜王の娘でも守ると誓いました!だからメルを殺す気なら俺を先に倒していってください!」
しかし、俺の言葉は
「・・・・・竜王の娘だと?なるほどなるほど。ならばあの魔力も納得できる。相手にとって不足なしと言ったところか。面白い!!」
ローラ姫をやる気にしてしまっただけで。こうなりゃ実力行使!・・・・したら俺がやられるだけか。くそっ!どうする!?
メルとの距離を詰めるため、姫の足に力がはいった。どうするどうする!!時間はないぞ!どうする!このままではメルが・・・。
!そうだ。さっき姫は言っていた。一人ではここから出られないと。ならば!
「メ、メルを殺したら俺はここから動きません!そうなれば姫はここから出られませんよ!?だからやめてください!」俺の思いつきは姫の動きを止める事に成功した。だがそれは俺にこう聞く為だった。
「その提案は私が力ずくでお前を従わせれば成立しない。・・・・・わかっているのか?」姫は俺の首にカタナの切っ先を当てた。冷やりとした鉄の感触が、嫌でも死を予想させる。
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 13:19:35 ID:QFZLadrY0
それでも俺は
「力ずくでも何でもして下さい!俺は死んでも動きません!」そんなやり方には屈服したくなかった。
「・・・・・そうか、ならば死んでもらうぞ?」切っ先に力がこもる。そこから紅い珠が首に出来た。
「し、死んだって嫌だ!力で従わせるのは間違っているし、メルは悪い奴じゃない!」
カタナが振り上げられ、俺に致命傷を負わせるであろうその軌道は、姫の腰元に向かっていった。。
「そうか・・・。ならばお前の言い分を信じてやろう。」カチンッ!とカタナが鞘に収まった。
「それじゃメルを殺すのはやめてくれたんですね?」「お前があまりにも真っ直ぐな眼差しで身じろぎもしなかったからしょうがなくだ。ただし!」

「私も旅に連れて行け。お前の言い分は信じたがあの女自身は信用していない。一緒についていって監視する。」
・・・・・・マヂスカ。
「魔王の娘はよくて、人間の王の娘は駄目なことはないだろう。」
この有無を言わせない感じ、実はローラ姫とメルって似てるのかもしれない・・・・。2人目の仲間が出来た時そう思った・・・・・。

「あら?もうお話は終わったんですか?結論はどうなりました?わたくしを殺しますか?」表情一つ変えずにメルが尋ねる。
「いや、なんとか思いとどまってもらった。んで姫もついてくる事に・・・ってか聞こえてたのか。」「あんなに殺気ぶつけられたら誰でもそう思います。狙われる理由は充分ですし。」他人事のように言う。
「なら、なんで逃げなかったんだ?」姫が強いことくらい俺にだってわかる。
「だって貴方が守ってくれるんでしょ?なら逃げる必要なんてありません。それだけです。」
なにげに俺のことを信用してくれてたのか。うわっ!なんかめっちゃ嬉しい!!今日は赤飯だな!うん!
「仲良く談笑中に悪いが、何か不穏な動きがあれば即座に切り捨てるからな。」後ろからローラ姫が冷たく言い放つ。
「そんな気はありませんが、そう簡単にはいきませんよ?むしろ貴女の方が危ないのでは?」メルも負けずに返す。
・・・・・・寒い。急に温度が100℃は下がった気がする。なんかゴゴゴゴゴって聞こえるし。
「こ、これから旅をするんだから仲良くやっていこうよ。二人とも。」
二人はぴったり同じタイミングで
「絶対に無理だろう。」「絶対に無理でしょう。」と答え更に気温を低くした。
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 13:21:29 ID:QFZLadrY0
これからの旅はストレスとの戦いの方がメインになりそうだ。・・・・胃炎になるかも。


こうしてローラ姫が仲間になり、3人パーティーの完成だ。・・・・・もう原作なんかあってないようなものだがキニシナイ。
長いのに内容がつまらないのもキニシナイ。orz


最初の頃に書いたからクオリティが低いんだ!と言い訳する俺Mr・フジキ
356以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 13:26:43 ID:JXY/P/tbO
原作なんか気にしない!
ノリが良くておもすれーって思った
ノリの良さで『!』が多いのもそんなに気にならないのが不思議と魅力がw
357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 13:36:59 ID:QFZLadrY0
!マークが多いのは俺がスクライド大好きっ子だからです

俺に足りないものー!
それは!情熱、思想、理念、頭脳、気品、優雅さ、勤勉さ そして何よりもーーーー!面白さが足りない!!

調子に乗るのもアレなんでココでやめます
保守になれば幸いです




丁寧語疲れるwwwwwww
358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 13:40:28 ID:4Y1yeTv/0
女友人とうちで彫刻やる約束してた。
なんとなくギャグの通じる奴なので
件名「うわぁ…ベンゾウさんの中…すごくあったかいナリィ…」
本文「明日どーすん?」
と送った。30分後に
件名「Re:うわぁ…ベンゾウさんの中…すごくあったかいナリィ…」
本文「
「こ…ころつぁん…そこはダメだす…あっ…やめるだす…」
「口じゃそんなこと言っても…体は素直ナリね…」
「っあ…ころつぁん!だ っだめだす!!イクだす…っ!」

「イカせないナリ」
ベンゾウはその刹那、根本に強い衝撃を覚えた。息ができない。
快感で反れた首もとを恐る恐る下に向ける。
コロ助がじっとこちらを伺うように見上げる。
その口元は未だ見たこともないような不敵な笑みを浮かべている。
「!!?…」
359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 13:40:30 ID:JXY/P/tbO
いや、それはない


ってかもっと調子に乗ってくれw
360続き:2005/08/21(日) 13:41:29 ID:4Y1yeTv/0
苦しい…
ベンゾウはその笑みを遠くから見ているような感覚に陥った。
何が自分の体に起こったのか、しばらく理解できない。
放たれることの無かった熱が逆流し体中をかけめぐる。
制御の効かなくなった荒れ狂う熱の怪物が体内を支配し、
もう自分と外の境界線がひどく曖昧で、
だだ、自分の根本をキツく締めあげるあの独特の丸みを帯びた手だけが、
ひどく冷静にその存在を深く刻み込んできた。
今のベンゾウにとってコロ助がすべてなのだ。
イかすもコロスも。すべて…
ベンゾウは意識の端っこてで叫んだ。
「コロつぁん!!もっとワスをイヂメるダス…っ!!」

コロ助は一層笑みを深くした―――」

と来た。質問には答えてくれなかった……。
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 13:42:01 ID:JXY/P/tbO
>>358
なっ、なにそれ!?
362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 13:43:37 ID:4Y1yeTv/0
その後時間差で
「まずねコロ助はキテレツの開発したおもちゃなんて無粋なもんは使いません。
なぜなら彼は全身が兵器ならぬ性器だからです。
手なんか高性能の不規則バイブレーション付きです。
内蔵された疑似指は加藤タカなみのサスペンション。
ちなみに挿入用イチモツは脳天のあれです。ちょんまげです。
フサフサをかき分けニュっと先端を露出させます。
そう残念ながら彼はホーケーなのです。
しかしあのフサフサは女性から絶大な指示を得ています。
なぜかって?それを聞くのは野暮ってもんです。
しかしそんな彼はは残念ながら攻める姿が不格好です。
なぜならブリッジで挿入するからです。
その代わり、その動きと言ったら、軽くマッハです。
なんといいますか軟骨をフル活用?レーザーラモンを彷彿とさせます。
腰の動きなみに彫刻したいですフゥー―!!!!」

俺はこいつに惚れた。
363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 13:44:49 ID:QFZLadrY0
>>358
おまwwwwwその子VIPPERなんじゃねwwwwwwクオリティタカスwww
364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 13:49:23 ID:JXY/P/tbO
>>362
wwwwwwwwwwww

















俺も惚れたwwwwwww
365 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 14:04:40 ID:Jc7dyeKK0
>362
ありえんほどワロタwwwwwww
366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 15:06:39 ID:0GUAn3Am0
>>355
嫌いじゃないし、寧ろ面白いと思うけど読み辛い。
投下が長くなってもいいから、もっと改行を使って欲しい
367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 15:45:38 ID:JXY/P/tbO
ho
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 16:42:07 ID:JXY/P/tbO
shu
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 16:42:49 ID:JXY/P/tbO
あ、hとy間違えてるorz
370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 17:38:59 ID:JXY/P/tbO
ほす
371(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/21(日) 17:44:37 ID:D73z6s1p0
保守お疲れさぬ
372たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/21(日) 18:06:42 ID:fvywHONbO
ただいま帰りました(´∀`)

(´ω`)さんリアルタイムでははじめましてかな?^^;
373(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/21(日) 18:14:08 ID:D73z6s1p0
そうですな〜。こちらこそはじめまして。(´ω`)です
このスレの雰囲気が好きで保守や駄文を投下したりしております
374たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/21(日) 18:15:33 ID:fvywHONbO
と思ったら結構時間たってた件_| ̄|●
375たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/21(日) 18:18:22 ID:fvywHONbO
(´ω`)さんの作品読みましたが良いですねぇ(´∀`)

これからもよろしくお願いします^^
376たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/21(日) 18:24:23 ID:fvywHONbO
さて、続き行きます。



瑠衣「あ、はーい」
瑠衣が部屋に向かって走って行く。
僕「一緒に風呂なんて仲良しだなぁ」
…って、何か忘れてるような…

うーむ…

うーむ…

……Σ(゜д゜)

僕「あれ!?母さんは?」
そう言えば母さんが家にいないではないか^^;
ローザ「え?…祥一さん、知らないんですか?」
ローザが不思議そうにこっちを見る。
僕「知らない」
ローザ「パートの同僚の方達と慰安旅行に行きましたよ」

な、何だって?^^;
377以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 18:28:55 ID:qjV6j/71O
238:08/21(日) 17:31 3PfEB92H
何なの?VIPPERとか言ってるやつ。
只のいち掲示板利用者だろ?この板で言ってるだけならまだ良いけど、
他の板や、挙げ句の果てには現実でもVIPPERとか抜かしてやがる。
馴れ合いウザイとか言っておきながら、「俺もVIPPERだ」とか、
妙な仲間意識を持とうとしたのは自分だろ?見ててとても気持ち悪いです。
ちょっと前にあった王様ゲームスレとか最悪。コンビニに突撃とかやって
「うはwこのスレクオリティたけぇwww」とか言ってんの。
ネットでの妄想を現実に持ち込むなよ。他人に迷惑かけてんじゃねぇよ馬鹿。
そういうやつDQNって言うんですか?
いいかげん気づけよ、「VIP終わったな」じゃないということに。

「オ マ エ は 終 わ っ て る」
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anime/1124522953/
378たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/21(日) 18:32:27 ID:fvywHONbO
そんなこと聞いてないぞぃ^^;
ローザ「今朝、祥一さんが家を出た後に私達は聞いたんですけど…祥一さんは朝聞いてませんでしたか?」
僕「なーんにも^^;」
ローザ「^^;」

瑠衣「ローザさーん」
瑠衣の部屋から声がする
ローザ「どうしました?」
瑠衣「ちょっと兄さんに先にお風呂入ってもらって〜あと、ちょっと来て〜」
ローザ「あ、はい」
そう言って瑠衣の部屋に向き直る。
ローザ「祥一さん、先にお風呂に入ってもらえますか?」
僕「ああ、良いよ」
そう返事すると僕も自分の部屋に向かった。
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 18:46:24 ID:0GUAn3Am0
前スレで書いた「スーパー:女子高生異種格闘技路線」の第2弾に着手しますわ。
かなりふざけたタイトルも決まったんで、投下時に公開。
380たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/21(日) 19:07:21 ID:fvywHONbO
風呂とは心の洗濯とは良く言ったもので、一日の疲れが洗い流されて行く。じじくさいと言われても体育祭の後なので許してください^^;

僕「*´ω`)=3あ〜いい湯だった」
と、風呂から出て脱衣場で着替えていると、

瑠衣「あっ」
ローザ「あっ」

僕「…えっ?^^;」

突然来た二人にパンツ一丁の姿を見られてしまった_| ̄|●

瑠衣「ご、ごめん^^;」
ローザ「ごめんなさい^^;」
素早く扉が閉められる。

(つД`)・゜・。

まぁ全裸じゃなくてまだマシだったけど^^;

僕はションボリしながら部屋に戻ったλ…
381たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/21(日) 19:08:37 ID:fvywHONbO
>>379
前スレ知らないからどんなのか楽しみです
382たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/21(日) 20:08:20 ID:fvywHONbO
さて、明日は日曜日だし、もう寝るか…
僕はベッドに横になろうとする…と、

ガチャ

部屋の扉が開いた。誰だろう…って、

ローザ「祥一さん」
ローザじゃないか^^;
僕「ど、どうしたよ^^;」
彼女の青とベージュのチェック柄のパジャマに見とれている僕。
ローザ「実は…瑠衣さんに部屋を追い出されました」
僕「は?^^;」
ローザ「彼氏の部屋で寝て来なさいって…(赤面してうつむく)」
瑠衣のやつ……^^;
僕「で、僕の部屋に?」
ローザ「はい…嫌ですか?」
僕「いや…ただ寝るだけだぞ…それ以上も以下もしないからな^^;」
383たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/21(日) 20:09:00 ID:fvywHONbO
風呂入って来ます^^;
384星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/21(日) 20:34:21 ID:uXHxhMQS0
ネットトラブルで久しぶりにつないだ俺が何も書きませんよ
前の話忘れてしまったぜ
日本で初めての象使いだったかな
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 20:46:17 ID:JXY/P/tbO
>>383
これからどっちにいくのか期待w
ローザイイヨイイヨー

>>384
そんなんあったっけ? しかも書かないのかよ!!!
386 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 21:16:28 ID:Jc7dyeKK0
無駄に長くなったのでちょっとずつ投下します。
なんちゃってファンタジー。個人的にかなりグダグダですが、お時間があればどうぞ。

------------------------------------------------------

ピオンの村から、そう遠くない場所にある洞窟。
最深部には村の守り神が祭られているという。
本来神聖な場所として扱われていたこの場所は、
ここ数年で禍々しい障気を放つ場所へと変貌していた。

数年前、新しく村長に就任した男の狂気じみた施政により、
この洞窟で頻繁に”儀式”が行われる様になっていた。
神の怒りを鎮めるという建前の元、自らの権力を脅かす
恐れのある人間を、生贄と称して葬ったのである。

それは、村の守り神の怒りを買うに足る行為だった。
387 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 21:16:54 ID:Jc7dyeKK0
私の名前はエア。
ウィザードと呼ばれる(基本的には)研究職に就いている。
いわゆる魔導師とか錬金術師とか言うヤツである。
ウィザードになる為には、一般的には30年近い修練が
必要と言われていて、修練中の人間は一般的にメイジと
呼ばれる。世間では大道芸人程度の扱いしか受ける事が
出来ないため、基本的には皆、血のにじむ様な努力を
重ね、早くウィザードの位を得ようとする。

稀に突出した才能を持った人材が10年程度で全ての
修練を終えてウィザードになるが、私がそれだった。
12歳からメイジの修練を始め、二十歳の頃には
全ての過程を修了し、ウィザードの位を得た。

普段はアカデミーで研究・実験に明け暮れているが、時折
アカデミー宛に寄せられた依頼をこなす為にご指名をいただく。
そうなった場合、依頼は最優先事項となり、研究をそのまま
続ける事は許されない。
388 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 21:17:54 ID:Jc7dyeKK0
『よぉ、エア。研究の進み具合はどうだ?』

研究の都合上常に薄暗くなっている部屋に、突然声が響く。
声の主に目をやると、そこには一人の青年が立っていた。
ご自慢の黒髪を逆立て、体全体を覆うようなマントを羽織っている。
とてもセンスが良いとは思えないが、彼はそれが気に入っているらしい。
彼の名はキース。私と同期でアカデミーに入学し、私より早くに
ウィザードの位を獲得した天才君だ。
ライバルとして競い合う内に情が芽生え、今ではいわゆる
恋人同士というヤツである。
『ちょっと行き詰ってるかな。どこが問題なのかもちょっと
 わからないくらい。困っちゃうよ、全く』
苦笑を浮かべつつ答える。
『はは、そりゃあ大変だな。良い息抜きを持ってきたんだが、
 どうだ、やらないか?』

私は反射的に眉間に皺を寄せた。こういう時は、大抵
アカデミーからの依頼なのだ。一つため息をついてから、私は答えた。

『ヤダって言ってもやるしか無いんでしょ。今回はどんな依頼なの?
 モンスター討伐? それとも要人の護衛?』
『どちらかと言うと前者が正解かな。ピヨン村からの依頼で、
 村の近くの洞窟から時折アンデッドモンスターが
 沸いて出る様になったんだと。』
『ふーん、ありがちな話ね。』
『まぁな。で、依頼ってのは、原因の調査及びその原因の駆除だと。』

聞いてからもう一つ大きくため息をつき、私はその仕事を引き受けた。

『まぁ、ちゃっちゃと終わらして、研究に戻るとしましょうか。』
389 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 21:18:35 ID:Jc7dyeKK0
薄暗い洞窟の中、私は周囲を警戒しながら慎重に進んでいた。
むせ返る様な腐臭の中、誰が管理しているかはわからないが、
所々かがり火が炊かれている。弱弱しい火に照らされて
かろうじて見える壁にはびっしりと苔が生えており、
壁に手を突くことすら躊躇われる。

調査を引き受けて洞窟まで来たまでは良かったが、まさか
ここまで悪辣な環境だとは予想だにしていなかった。
エナジーコートを展開し、周囲の空気をある程度隔離しても
不快な空気が全身に纏わりついてくる。

時折ゾンビやコウモリの襲撃があるが、ファイヤーフィールドを
周囲に展開しているので、半径5mに以内に侵入した時点で
全ての敵が瞬間的に炭へと変わる。
『この調子で行ければ楽勝だなぁ…』
そう呟いた矢先、私の耳に嫌な音が飛び込んできた。

『イヤアアアァァァァァァアァァアア!!』

悲鳴。恐らく女性のモノだろう。それは、本当に絶望した時にのみ
人が出す、聞いた者全てを震え上がらせるような、そんな悲鳴だった。
390 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 21:19:32 ID:Jc7dyeKK0
全身に鳥肌が立つのを覚え、ファイヤーフィールドが解けた
その場ですくみ上がりそうになるのを何とか堪え、簡略詠唱の後、再度
フィールドを展開する。後ろにジュっという音を聞き、すぐに
声の聞こえてきた方向へ向かって全力疾走する。
自らの魔力によって高められた脚力は尋常ならざるスピードを
生み出す。十数秒後には声の主と対面する事になった。
が、同時に私の脳裏に戦慄が走った。

『九尾・・・最悪ね・・・』

狐に似た姿のそれは、炎を扱う魔獣の中で、人前に現れる事が
ある物としては上位5指には入る力を持つモンスターである。
本来であれば人との共存を図る温厚で知能の高いモンスターだが、
怒りを買えば容赦ない報復が待ち受けていると言われる。
文献によれば、九尾によって滅ぼされた街というのもあったらしい。

声の主は今まさに、この怒りに打ち震える九尾と対峙していた。
九尾の尻尾の上で燃えたぎる炎にぼんやりと照らされた彼女の顔は、
恐怖に支配され、もはや逃げる気力すら失っている様に見えた。
正直、私の力では九尾を討伐する事は出来ない。
私が扱う魔法は基本的に炎に依存するのだ。絶対的に相性が悪い。
私が考えたのは、如何にしてここから離脱するか。
ただこの一点だった。
391 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 21:20:07 ID:Jc7dyeKK0
私がそこに着いた瞬間、九尾の注意はこちらへ向いた。
恐らく巨大な魔力に反応したのだろう。今まで以上に
炎を燃え盛らせて威嚇してくる。

『勘弁して貰えないかしらね』

苦笑と共に言ってみるが、通じる筈も無い。暫しの
睨み合いの後、一瞬炎が大きくなったと思うと、勢いよく
喉元目掛けて突っ込んでくる。
紙一重で突進をかわすが、尻尾の炎で若干のダメージを受ける。

『これくらい…!!』

炎に焼かれる痛みに耐え、彼女の方へ向けてスタートダッシュを
かける。彼女の傍へ駆け寄った時点で、九尾はまだこちらを
向いた所だった。自分でも驚く程の早さで詠唱を完了させる。

『アイシクルプリズン!!』

瞬間、自分の周りに分厚い氷の壁が生まれる。
本来は敵をその中に幽閉する為の魔法だ。一瞬の時間稼ぎにしか
ならないが、それで充分だった。緊急用に持っていたアウトドロップを
二つに割って、片方を放心した彼女に食べさせる。彼女が転送されたのを
確認した瞬間、氷の壁が水蒸気に変わり消滅した。
もう半分を口に入れ、炎が目の前に迫る。

そして辺りの景色が、テレビの砂嵐の様に乱れた。
392 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 21:20:28 ID:Jc7dyeKK0
私が目を覚ましたのは静かな森の中だった。
見慣れた風景。嗅ぎ慣れた匂い。
アカデミー近くの、お気に入りの森だった。
体に残る鋭い痛みに、頭の中が一気にクリアになる。

『・・・・・・あの子は!?』

一言呟いてから辺りを見回すと、自分から3メートル程離れた辺りに
彼女は倒れていた。あわてて近づき、無事を確認する。
見た所外傷は無かったが、強いショックを受けた為だろう、顔には
全く血の気が無く、蒼白という言葉がピッタリだった。
先程は暗くてわからなかったが、どうやら偶然にもアカデミーの
生徒だったようだ。

『なんで・・・?とにかく、急いでアカデミーに連れて帰らなくちゃ・・・』

極度の緊張で疲弊した体と精神に鞭打ち、彼女を背負って
私はアカデミーへの道を急いだ。

何とか研究室へ帰り着き、彼女をベッドに寝かせ、
その直後から私の記憶は途切れていた。
次に目が覚めたのは、それから二日後の事だった。
393 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 21:20:58 ID:Jc7dyeKK0
目が覚めたとき、横に居たのはキースだった。

『よう、おはよう。お前ちょっと寝すぎじゃねぇ?』

いつもの減らず口を叩きながら、心配そうに私を見ている。
目元を見るとクマが出来ている。恐らくずっと看病していて
くれたのだろう。

『心配かけちゃったみたいね。ごめんなさい。あと、ありがとう。』

起き上がって言うと、彼の顔に安堵の色が浮かんだ。
辺りを見ると彼女の姿が無かった。どうしたのかと聞くと、

『部屋の中があまりにも不気味だからってんで、
 ついさっき外に出てったよ。』

と笑いながら答える。

『不気味?失礼しちゃうわ。』

笑いと冗談交じりで話をしながら、彼女を探しに行く事にした。
30分以上探し回った結果、私達が転送されてきた場所で、
彼女を見つける事が出来た。
394 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 21:21:26 ID:Jc7dyeKK0
『もう大丈夫なの?』

少し離れた場所から声をかけると、怯えたように方を震わせ、
ゆっくりとこちらを見る。恐らく恐怖がまだ抜けきっていないのだろう。
こちらの姿を確認すると、少し硬さは残っているが、笑顔を見せる。

『はい、おかげさまで。』

少し小さいが、はっきりとした声で返事が返ってきた。
こうして明るい中で見ると、彼女はかなりの美人だった。
まだ所々残る幼さからして、恐らくまだ15,6だろう。
浅葱色の服の上を流れる腰程まである銀色の髪が、
風になびいて日の光を反射させる。

『あ、申し送れました。私、メイビスと言います。』
『私はエア。見ての通り、ウィザードやってる。』
『俺はキース。一応コイツの恋人って事になってる。』
『何よその言い方?別れても良いのよ?』
『ちょ、待ってくれよ。』

冗談交じりの自己紹介を終えて一段落つくと、メイビスから切り出した。

『エアさん、ですね。今回は本当にありがとうございました。』
『いえいえどういたしまして。
 それより、どうしてあんな所で一人でいたの?』

彼女はやや神妙な面持ちになって答えた。
恐怖が蘇って来たのか、顔からスッと血の気が引く。
395 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 21:22:23 ID:Jc7dyeKK0
『・・・私が・・・最後の一人・・・だったんです・・・。』

声のトーンが明らかに落ちる。

『アカデミーの生徒の中で少し能力が高めの人を集めて
 アンデッド討伐隊が編成されたんです。12人編成の
 一個中隊だったんですけど・・・。』

隊の中には氷の魔法を扱える者も居たが、メイジレベルの
魔法では全く九尾に歯が立たなかったのだという。
何とか陣形を組みつつ氷の魔法を撃ち込み続けたが、
わずかな時間稼ぎにしかならなかったのだそうだ。

一瞬のミスがそのまま死に直結したのだろう、12人居た
隊員は一人、また一人とその姿を灰に変えていった。
自分たちではどうにもならない事はわかっていた。
しかし、この魔物から背を向けて逃げる事は、そのまま
自分たちの死か、村の滅亡を意味していた。
深い絶望の中、最後の仲間が紅蓮の炎に包まれる。
神々しいまでの炎を目の当たりにし、全ての希望は
絶たれたと思った。
そこに私が現れたと、とこういう事だった。
『そっか・・・後ちょっと遅かったらあなたも・・・。』

こくりと頷いて、彼女は泣き出してしまった。
話を聞いて、私は眉間に皺を寄せた。
『・・・もう良いよ。怖かったね・・・。』

そう言って、彼女を抱きしめる。
396たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/21(日) 21:26:53 ID:fvywHONbO
ファンタジーいいですなぁ(´∀`)僕も書いてみたいものです

僕のの続きはまた明日で^^;
397沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/21(日) 21:27:12 ID:csbb8ahZ0
>>295 からの続きです。
前回よりも考えてやってみました(´・ω・`)

=============================

夜が明けた
昨日の出来事はまるで夢のようだった。
沙羅:『少女マンガみたい・・・・』
優斗とはその後、ちょっと喋って別れた。
その時は、あぁ、助けてもらって良かった と単純に思っていたが、
昨夜、優斗のことを思い出すと、また会いたくなってしまい
なかなか眠れなかった。
沙羅:『なんで会いたくなったんだろう・・・・』
あの、優斗の声、眼差し、腕、・・・・私の身体がしっかり覚えていた。
私は自分の身体をぎゅっと抱きしめていた。
398沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/21(日) 21:28:32 ID:csbb8ahZ0
今日は学校。
またいつもと変わらない、平凡な日々が始まる。
昨日とは違う、平凡で、つまらない毎日・・・・
沙羅:『はぁ〜・・・ここで優斗が転校してくれば良い展開なんだけどね〜。』
真由:『あ、沙羅だ!おっはよー』
後ろから胸の前で手をひらひら振りながら、親友真由がこちらへ走ってきた。
真由:『聞いて聞いて!ビックニュース!!』
沙羅:『え?なに?』
その、ビックニュースとやらに胸が高まることは無かった。
どうせ、昨日のように、素敵なことが起こるはずが無い。
真由:『あのね、あのね!今日カッコイイ人が3組に転校してきたんだって!』
沙羅:『ふぅ〜ん。』
カッコイイ・・・でも、どうせ優斗程じゃあないだろう・・・。
なんだかとてもマイナス思考になっていた。もう、何もどうだっていい。
真由:『え〜!沙羅ったらいつもは、ほんとぉ?!楽しみだわ〜!
なーんて目をこんなにしながら言うのに!』
沙羅:『そうかしら?』
まあとりえず後で、そのカッコイイという人を見に行くか。
もしかしたら新しい恋の発見かもしれないしね。

数時間が経った。
案外いつもより盛り上がって元気の出た給食の時間が終わった。
何かもっと面白いこと、ないかしら。と思いながら私は廊下へ出た。
399沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/21(日) 21:29:32 ID:csbb8ahZ0

沙羅:『・・・・ん?』
目の前に沢山の女子が、中心に誰かをはさみ、
ハイエナのように争いながら群がっていた。
真由:『あ、沙羅!あれよあれ!』
真由が私の肩にとびつき、ハイエナ達の方へ指を指した
沙羅:『ん?どれどれ☆』
私は冒険家のようにわくわくしながらハイエナ達を見た。
なぜか、とっても素敵なお宝を見つけそう!な気がしたからだ。
沙羅:『あー!!!』
その時、目が大きくひらいた。心臓が飛び跳ねる。だって、
ハイエナ達の真ん中に・・・
400沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/21(日) 21:30:13 ID:csbb8ahZ0

真由:『ほうら、あの人だよ!キャーwwww』
私は邪魔なハイエナ達を力づくでどかし、真ん中にいる人の元へ行った。
やめてよ!、なにすんだよ!あちらこちらから声が聞こえた気がした
沙羅:『優斗!』
優斗:『え、沙羅?』
お互いまた目を大きくした。足が震える、立っていられるだろうか。
優斗:『き、君!!!』
沙羅:『やっぱり優斗なのね!』
優斗:『沙羅・・・沙羅か!一緒の学校だったんだな!』
沙羅:『うん!』
まさか・・・こんな事があるはず無いじゃない。
これは夢なのかしら・・・・
私と優斗はハイエナ達から離れ、3組へと走った。
優斗:『ほんとに沙羅かぁ!昨日の・・・』
沙羅:『そう!そうよ!また会えてよかったわ!』
優斗を覚えている私の身体が未だに震えている。
二人の間へ、雲から差し込む太陽の光が輝いて放つ。
優斗:『俺も!』
沙羅:『そ、そういえば転校生が来たって噂があったの、
それって優斗の事なの?』
優斗:『うん、そうだよ。先週引っ越してきたんだここ、3組に。』
沙羅:『そう!じゃあ、これからは学校でもよろしくね!』
優斗:『おう!』
401沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/21(日) 21:31:15 ID:csbb8ahZ0

・・・・気づいたら、皆私たち二人を囲んで固まってじーっと見ている。
優斗:『沙羅・・?』
私は急に恥ずかしくなって廊下へ走り出し、自分の教室へ戻った。

沙羅:『はぁ・・・/////』
また、素敵な夢がおこりだした・・・!
いや、夢じゃない!夢じゃないんだ!こうして、ちゃんと
優斗と私、沙羅の絆ができている。本当のことなんだ。

私は手のひらをそっと胸に当てた。

402沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/21(日) 21:31:59 ID:csbb8ahZ0



数十分後・・・
今は掃除の時間だ。
いつもは面倒な掃除だけれど、今日は不思議なくらい楽しく取り組んでいる。
周りの全てが輝いて見える。
すると、突然後ろから声が聞こえた
真由:『凄いじゃん沙羅〜wあの人とワケアリwなんて〜』
沙羅:『ぇえ?!なによ!』
真由:『さっきのアレだよ!アレwwwッププw』
沙羅:『・・・・!!!/////』
真由:『もう、学年中で大きな噂になってるよぉ〜wwwあーりゃりゃw』
真由が私をいじるようにしてひやかす。
すると、今度は何人もの同級生達が私の前に集まってきた。
『えー!この人がぁ〜?』
『うっそぉ!マジ?』
『山梨とどんな関係なのー?』
一人のある言葉にひっかかった。
沙羅:『山梨・・・?って誰?』
真由:『はぁ?!』
『えー?!』『知らないのぉ?!』『何でぇ?!』
頭はもうパニック状態。何で皆そう驚くのかが解らない。
真由:『山梨って、優斗君の苗字だよぉ!』
沙羅:『そ、そうなんだ・・・・。』
そういえば、苗字なんて知らなかった。
なぜこんな当たり前の事を知らなかったんだろう。
皆が私よりも優斗の事を知っていることはとても嫌な気分だ。
真由:『その位普通知ってるでしょ?;』
『そうだよー』『うんうん』『へんだね』
403林蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/21(日) 21:33:11 ID:Jf9BXWW/O
今晩は。
今夜も書きたいんですが…いいですかね?
……いや、別に僕なんかより他の人の方が面白いのは知ってますけどね…
深夜の保守がてら…

あ、保守様がいるなら…いりません、よね?
404沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/21(日) 21:33:24 ID:csbb8ahZ0



気分は一直線に落ちた。掃除のときのアレだ。
私は子供部屋で勉強をしている。
けれど、アレ を思い出すと集中力が落ちてしまう。
沙羅:『はぁ・・・優斗・・・・』
私は時計を見て、8時と確認した。
405沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/21(日) 21:35:37 ID:csbb8ahZ0
>>403
やぁ。今晩は。
書いていいと思いますよ!!!!
というか、書いた方が良いと思います(`・ω・´)

うはwww楽しみwwwww
406沙羅の物語 ◆TJ9qoWuqvA :2005/08/21(日) 21:36:10 ID:csbb8ahZ0
あ、あと続きはまた明日です
407 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 21:37:22 ID:Jc7dyeKK0
>403 Not Found
そこに創作意欲があるのなら誰にもそれを止める権利はありませぬ。
書き始めましょう、ご自分の物語を。
408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 21:52:44 ID:KIRr0+Ze0
札幌芸術の森に行こうとしたら物凄い混雑で諦めました。
雨も酷いです。れあです。

住人が増えるのは何より!! 俺が書かなくてすむからな!!

ところで台詞の時みんな二重カッコ使うのは流行なんですか?
409 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 21:55:26 ID:Jc7dyeKK0
お疲れ様でした。
書かなくて済むとか言わずに書いてくださいよーw

二重カッコは何となく見やすいかなと思って使ってるだけです。
本来どういう時に使う物なんでしょうね?
410森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/21(日) 21:57:44 ID:Jf9BXWW/O
よ、読んだらわかるけど、僕の場合二重括弧は通信とか会話内の台詞の時に使ってるんだな。
け、結構便利なんだな。
411以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 21:57:46 ID:DWIDZZsM0
やあ(´・ω・`)
みんなに頼みがあるんだが↓に
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/netgame/1124593289/


( ゚∀゚)彡∩ おっぱい!おっぱい!
うぇうぇwwwwwwwwwwwwwwwwww 


と書き込んでくれないか
じゃ健闘を頼む。
412以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 21:59:19 ID:KIRr0+Ze0
通常はカッコの中で何かしら引用みたいな形……そうだな例えば

「だから、先輩が私に『デートしよう』って言ったんじゃないですかー!」
とか、
「で、その文献に『キユ・クーロの神々は全て創造主によって作られた神である』と書いてあった」

みたいな感じで使うかと思われます。
413たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/21(日) 22:01:11 ID:fvywHONbO
>>403
書いてください。それしか言えないけど、書いてください。

れあたんお疲れです^^;
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 22:01:50 ID:KIRr0+Ze0
ちなみに
「その童話にね、『ルーシーは「お兄ちゃん、助けて」と言いました』って書いてあったの……。
 つまり、私は『ルーシー』、勇気は『お兄ちゃん』に当てはまるのよ、今の状況は」
みたいな感じで「 『 「 」 』 」て交互に使うものらしい。
国語便覧とかで解説が載ってるかも。
415星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/21(日) 22:02:27 ID:uXHxhMQS0
括弧は基本的に「強調したいこと」に使われます←これみたいに
ただしこのままだと会話文と重なってしまうので『』で使い分けるわけです
つまり会話文を『』で表現するのも正解
まぁ、何でもアリなのが小説だから無問題
外国だとどっちがどっちだかあまり区別しないし
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 22:04:57 ID:dsjHk3wS0
『』の中のカッコは、なんつーのかな太いカッコで書いてることもあるよね
ちょうど、『』の白いとこをそのままぬりつぶしたみたいな感じの
417たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/21(日) 22:05:01 ID:fvywHONbO
まぁ自分の書きたいやうに…と?^^;

>モリゾ
ガンちゃん!僕だよ!
418以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 22:07:06 ID:KIRr0+Ze0
まぁ、書き方は人それぞれやね。
俺は>>412と、強調したい文のところに置くけど。
カッコの使い方にも色々違いがあるんだなー、とちょっと感心しただけですお
419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 22:10:36 ID:JXY/P/tbO
自宅なのに携帯の電波が悪くて挫折中の俺が来ましたよ

>>395
ファンタジーを文にできる人ってやっぱ凄いなー
俺なんか脳内が限界orz

>>403
書いてくれお! 期待してる!!
寝そうだけどw

>>406
おつー 明日もがんがれー

>>408
俺が待ってるってのにおまいってやつはwwwwwwwwwwww
420以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 22:14:47 ID:JXY/P/tbO
>>414-415
なんとなく『』は強調とか重要なとこに使うんだと思ってたけど普通にも使うもんなんだ・・・
勉強になったよ
「『「」』」は使ったことなかったから知らなかったし
421以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 22:24:11 ID:KIRr0+Ze0
ところで誰か自分の好きな歌モチーフにして文章書いてみてくれよ。
別に当てないけど。
あ、バンプは避ける方向で。分かり安すぎるから。
422(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/21(日) 22:34:18 ID:D73z6s1p0
ttp://mini.hokan.info/index.html
前にupしたものが流れているようなので前スレのログを再upしておきました。
まだ読んでない方。興味のある方はDLしてください。
423(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/21(日) 22:35:34 ID:D73z6s1p0
ファイルNo: 200 DLパス: vip です (;´ω`)
424以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 22:38:24 ID:KIRr0+Ze0
>>422
乙!!
ごくろうさまでつおー。
425森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/21(日) 22:46:18 ID:Jf9BXWW/O
>>たわごと
ガンちゃん…?
ラムちゃんのかたわれ?


例によって0時から。
426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/21(日) 22:59:15 ID:KIRr0+Ze0
さてと、俺はベッドの中で七海書きながら寝るとするか……。
427星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/21(日) 23:01:42 ID:uXHxhMQS0
おまえとぼく

 いつだって僕の隣には、雌の三毛猫が座っていました。
 僕の今までの人生の大半は、三毛猫と一緒でした。
 その三毛猫ですけれど、僕が河川敷に行って座っていると、決まって5分と12秒経ってから現れるんです。いつの間にか
僕の隣で、僕と同じように川を眺めながら、右の前足を舐めていました。僕は朝、学校を抜け出しては日の暮れるまで川の
そばで泣いていたので、一日に都合八時間ほど、その猫と過ごしていたことになります。雨の日でも風の日でも、酷いとき
には嵐の日、雷のごろごろ鳴っている中でも、僕も、猫も、一言も喋らずに、ずっと座っていました。三毛猫はどこに住んで
いるのか、時には灰に汚れた雑巾のように小汚い風貌で、時にはどこのモデルかと見紛うほど綺麗な毛並みをしていました。
僕は猫には触らず、また猫も僕には寄らず、ただただ、ひたすらに、僕は涙を流したまま、猫は右の前足を舐めながら、
座っていました。
 ある日のことですが、いつものように僕が河川敷で泣いているとき、ちょうどお昼頃、僕に声をかける人がいました。
 彼女は……そう、女性でした……『いつもそこで座っているね』と、僕に言いました。僕が黙って泣いていると、彼女は
笑顔で僕の横に座って、『なにがそんなに悲しいの?』と尋ねました。僕はそこで初めて、彼女の方を向きました。黒と
白と茶色の複雑に絡み合った不思議な服を着ていて、ちょっとつり上がった黄色い目で、まっすぐ、僕の方を見ていました。
 彼女は、いつも僕の隣にいる三毛猫に違いありませんでした。
 僕は生まれつき涙腺がとても弱く、なんにもなくったって涙が流れてしまう特殊な体質でした。それだから、学校で
泣き虫だといじめられ、学校に行くのがイヤになって、ここに逃げてきているのだ、と答えました。
『るいせんが弱いのね。だから、いつも泣いているのね』彼女は涙腺という言葉の意味をよくわかっていないようでしたが、
とにかく納得はしたようでした。『悲しくなくても泣いてしまうのね?』
 僕がうなずくと、彼女は顔をズイと近づけて、僕の頬に流れていた涙をぺろりと舐め上げました。僕ら二人がふれあった、
初めての瞬間でした。
428星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/21(日) 23:02:40 ID:uXHxhMQS0
『しょっぱい。涙って、しょっぱいのね』
 彼女は驚いたように呟くと、今度は右手の指で僕の涙をすくい上げました。それを口に含んで、長いこと味わっていた
ように思います。そしてふと僕をにらみつけると、
『でもこれは、ウソをついてる味だわ』
 そう言ったのです。『あなたは、なんにもないのに泣いてしまうんじゃなくて、いじめられるのが悲しいから泣くんじゃないの?』
 それじゃぁ、順序が違う、と僕は答えました。だって、なんにもないのに泣いてしまうから、いじめられるんだ。
『それがイヤだから、もともと涙腺が弱いあなたは、よけいに泣いてしまうんじゃないかしら』
 確かにそうだけれど、けれど、だからっていじめがなくなるってことにはならないんです。僕はただひとりの友達
の三毛猫にさえ裏切られた気持ちになって、最後には嗚咽まで始めてしまい、おろおろしている三毛猫をおいて、
一人で走って帰りました。

 次の日、三毛猫はいつもの河川敷に座っていました。今度は猫の姿でした。僕はランドセルをおろして草の途切れ
途切れに生えた土の上に座ると、流していた涙を拭きました。昨日みたいに、三毛猫に責められるのはイヤでした。
三毛猫が僕に話しかけたのはそのときだけで、以来、ずっとずっと、猫の姿で、僕の隣で、黙って右の前足を舐め続
けていました。
 そしてまたある日、僕は風邪を引いて、学校を休みました。行ってないから同じことなのですが、とりあえず学校に
連絡しました。その日は台風が上陸していたので、いつもは厳しい両親も、僕に家で寝てるようにと言っていました。
 窓を見ると、思った以上に強い台風で、今年最大級であると、ニュースで言っていたのを実感できました。
 僕はふと恐ろしくなって、気がつくと家を飛び出していました。いつもはダラダラと歩いていた道を、今は走りながら、
河川敷へと走ります。途中、近所のおばさんに見つかりましたが、適当に言いつくろって、逃げ出しました。
 河が増水していました。いつもの倍にふくれあがった水が、ごうごうと音を立てていました。座っていた土は川の水で
429星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/21(日) 23:03:26 ID:uXHxhMQS0
埋まってしまい、何も見えません。
 猫は、道路に立っていました。いつか見た、黒と、白と、茶色の服で、黄色の目を輝かせて僕を見つめていました。ただ、
体は土砂の中からはい出てきたように汚れていました。
『来てくれたのね』猫はほほえんで言いました。『今日は来ないかと思った』
 僕は、大丈夫かと言いました。この雨の中にずっといたら、病気にかかって大変だぞ、よかったらうちで雨宿りしないか、と。
彼女は笑顔のまま首を振って、『そういえば』と話題を変えました。
『あなた、今日は泣いてないのね』
 ただ、台風の雨で涙が隠れているだけだと言おうとしましたが、彼女は僕の口を手でふさぎました。
『あなたは、泣いてないわ』 彼女は僕を抱きしめました。大人の姿なので、小学生の僕を包み込むような形になりました。
『今度からは一緒にいられないから、最後にあえて良かった』
 僕は彼女の言っている意味がわかりませんでした。彼女は僕にキスをすると、僕を離して、後ろ向きに歩きながら
手を振りました。
『人間のやること、ちょっと覚えたから、あなたも猫のすること、覚えてね。猫は泣かないの。どんなに悲しくても、
涙は流さないのよ』
 僕は訪ねました。なら、悲しいときはどうするの。
『猫は悲しまないわ。猫の寿命は人間より短いから、悲しんでいてはすぐに死んでしまうもの。悲しいと思う暇があったら、
新しい、楽しいことを探すの。だからあなたも、ここにいるより、楽しいことを探しなさい』
 だって、ここに来なきゃ、お前に会えないじゃないか。
『どちらにせよ、もう会えないわ。でも、猫は忘れないのよ。一度知ったことは、決して』
 だからあなたも、私のこと、忘れないでね、そういって、彼女はふつりと消えてしまいました。

430星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/21(日) 23:04:13 ID:uXHxhMQS0
 その日のことが原因で、僕は風邪をこじらせて、親にさんざ叱られ、数日の間寝込んでいまいした。風邪がすっかり治って、
まず一番最初に猫に会いに河川敷に行きました。川はすっかり元通りでしたが、ずっと座っていても、猫は現れませんでした。
次の日も猫は現れませんでした。次の日も、その次の日も。僕はいつしか河川敷に行かなくなり、学校で涙を流さないよう、
努力することにしました。涙腺が鍛えられたのかどうかわかりませんが、だんだんと涙を流すことは無くなっていきました。
 そしてある女の子と親しくなって一緒に学校から帰る途中、河川敷の近くを通ったとき、僕は川の岸辺に浮かんでいる、
黒くてよくわからない塊を見つけました。そこは同じ川でしたけれど、いつもの場所よりずいぶんと下流です。
 僕は女の子をほっぽり出して、その塊に駆け寄りました。
 三毛猫でした。
 僕は全てを理解したんだと思います。あの日、台風の日、猫はいつもの河川敷に座っていたのです。そして、急に流れてきた
鉄砲水に飲み込まれてしまったのです。 
 その哀れでぼろぼろで、濁った黄色の目の、しかしとても綺麗な三毛猫を抱えて、僕は涙を流しました。大声を上げて
泣きました。女の子は気味悪がっていなくなっていたけれど、そんなことには気づかずに、僕は泣いていました。あの日、
猫の言ったことは僕には守れませんでした。僕は悲しくなくったって泣いていたけれど、人間は悲しいときには泣いてしまうのです。
 背後から僕を抱きしめる感触がして、僕は泣くのを止めました。
『見つけてくれてありがとう。でも、泣かないで』
 僕は首を振りました、お前のことが大好きだから、悲しいから、泣くんだと、そう叫んで、ずっと、ずっと泣いていました。


他の人の読んで来まっしゅ
あと別にジョジョをパロったつもりはないです
431 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 23:13:53 ID:Jc7dyeKK0
>430
最後の数行で不覚にも涙腺が緩みました。
432(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/21(日) 23:31:48 ID:D73z6s1p0
いい話です。猫の死を悲しみ、叫ぶ男の子。彼の最後の猫への言葉はきっと届いたにちがいない。・゚・(ノ∀`)・゚・。
43311-20 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 23:39:11 ID:Jc7dyeKK0
メイジだけでは不安が残るという事でウィザードにも出動
依頼が来たのだろう。結果的にアカデミーの判断は
正しかったと言えるが、あんなモンスターが居るような、
恐らく危険度Sクラスと思える依頼を、半人前のメイジ達に
やらせているのだろうかと一瞬疑う。が、題目としては
アンデッド討伐という事だから、きっと情報不足だったの
だろうと考える事にした。

後日、私はキースと二人でピヨン村の洞窟へ赴き、
入り口近辺に今自分たちで施せる最上級の結界を張った。
九尾といえど、この結界であればそうそう破る事は
出来ないはずだ。今回の事件の元凶である村長を
シバキ倒し、今後下らない儀式を行わない事と、
二度と洞窟へ近寄らない事を誓わせて帰路に着いた。

アカデミーでは、ウィザードが目をつけた生徒をそのまま
弟子にする事が出来るという制度がある。
今回、12人居たメイジの中で唯一生き残る事が出来たという
事実に興味を持ち、私とキースはメイビスを弟子に取った。

彼女は、私が1年かけて覚えたような事を、わずか半年で
完全に会得して行った。悔しいが、彼女こそを天才と呼ぶのだろう。
キースもそれに関しては全面的に同意した。
今までアカデミーに居るその他諸々に混じって、こんな
才能が埋もれていたのかと思うと勿体無くて仕方なかった。

2年後、メイビスはめでたくウィザードの位を得た。
43411-20 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 23:40:18 ID:Jc7dyeKK0
知識面で問題が無いと言っても、実戦となれば話は別である。
メイビスはこれまで実戦の経験がほとんど無かった。
アカデミーでこれから実戦に入るという所で、私たちが
引き抜いてしまった事が原因である。
更に言えば、初の実戦演習であった依頼でトラウマに
なるであろう経験をしてしまっているため、私たちが極力
それを避けていたというのもあった。

しかし、ウィザードの位を得た者が依頼を受けられないというのは
問題なので、私たちはメイビスに実戦訓練を開始させた。
基本的には私とキースの二人がついて行ったが、どちらかが
用事で抜けられない場合等には片方だけがついて行った。

メイビスは私とは対照的に、氷の魔法を得意とした。
炎の魔法が使えない訳では無いのだが、嫌な記憶が
脳裏をよぎるのだと言う。

炎が集団戦に特化していると言うならば、氷は1対1に
特化した魔法と言える。氷で相手を足止めし、強烈な雷で
止めを刺すと言うのがセオリーだ。

戦闘技術に関しても、彼女の上達には目覚しい物があった。
始めは手も足も出なかった様な相手も、驚異的な集中力と
それに基づく分析で、5回も対峙すれば危なげなく討伐
出来るようになっていった。
43511-20 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 23:40:45 ID:Jc7dyeKK0
『全く、あなたの成長には驚かされるわね。
 ウィザードなりたての頃はあんなに頼りなかったのに。』
『えへへ・・・。師匠の教え方が良いんです。
 アカデミーに居た頃は成績悪かったんですよ、私。』

実際、過去の成績を見てみると、これが本当にこの子の
成績なのかと疑うような物ばかりだった。ここ数年の成長は
彼女自身の才能によるものであると思われるが、
そう言われて悪い気はしなかった。

『フフ、ホントに可愛い娘ね。食べちゃいたい位。』
『や、止めてくださいよー。師匠が言うと
 ホントにやりそうに聞こえるんですからぁ。』
『止めてやれって、ほら、怯えてるだろ?』
『じゃあ、キースが代わりに食べられとく?』
『いんや、今は遠慮しとく。』

笑い声に乗って、いつもの和やかな空気が流れる。
師弟関係とはいえ、下らない冗談を飛ばしあえる程、互いに
信用し、信頼していた。この幸せが、いつまでも
続いてくれればと、心から願っていた。
43611-20 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 23:41:10 ID:Jc7dyeKK0
急な実験依頼が入り、長く研究室に篭る事になった。
分野が分野なので、キースやメイビスに手伝いを頼む事は
出来なかった。自然、メイビスの面倒はキースが一人で
見る事になった。

『ごめんね、キース。ちゃちゃっと終わらせて私もすぐ
 実習の方に戻るから。』
『ああ、頑張れよ。待ってるぜ。』

そんな会話を交わし、私は研究室に閉じ篭った。
実験は思いのほか難易度が高く、失敗を重ねるごとに
苛立ちが募った。

『あーもう!早くキース達に合流したいなぁ!!』

部屋中がビリビリ揺れる程の、魂の叫びだった。
実験が成功したのは、それから約1ヵ月後の事だった。
43711-20 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 23:41:48 ID:Jc7dyeKK0
『あ、師匠!やっと帰って来れたんですね!』

真昼の森の中に、メイビスの喜びの声が響く。

『えぇ、ホントにやっとよ。案外難しい依頼でね。
 割りに合わないったら無かったわ。』

私も愚痴をこぼしながらも自然と笑みがこぼれた。

『よっし、エアも帰ってきた事だし、メイビス、例のヤツ
 見せてやれよ。』
『え、例の?何それ?』
『いやな、こいつ氷特化だったじゃん?んでさ、俺ですら
 まだ上手く扱えないヤツをあっさり習得しちゃってさ。』
『えぇ!?』

これには心の底から驚いた。キースは何特化という物は
無く、全ての属性に関して一流に扱う。器用貧乏とも
言うかも知れないが、相手にしにくい事この上ない。
最上級まで使える属性は僅かしかないが、確か氷に
関しては氷特化ウィザードとほぼ同等の物が扱えた筈だ。

『まぁ、見てろよ。ほら、メイビス。』
『はい。結構集中しないと出来ないので
 静かにお願いしますね。』
43811-20 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 23:42:19 ID:Jc7dyeKK0
静寂が辺りを包み、木の葉が擦れ合う音が全てを
支配する中、メイビスの静かな詠唱が続く。
30秒程の詠唱の後、朗々とした声がひときわ高く響く。

『アブソリュートゼロ!!』

次の瞬間、辺りの光景が一瞬にして銀色の膜に包まれた。
時間にして1秒も無かっただろう。
周囲およそ100メートルの範囲にあった木々草花が、全て
氷漬けになっていた。メイビスが展開した守護結界のおかげで
私たちには全く影響がなかったが、これが無ければ私たちも
例外ではなかっただろう。
結界をといた瞬間、辺りの寒さに身震いをする。
が、体が震えたのは恐らく、寒さだけが原因では無かった。

『どうですか、師匠。氷魔法唯一にして最大の広範囲
 凍結魔法。覚えるの苦労したんですよ!』
『・・・えぇ、素晴らしいわ・・・。』

もはやそれ以外の言葉が出なかった。

『やった!これで私も一人前かな!』
『調子に乗らないで!』
43911-20 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 23:42:55 ID:Jc7dyeKK0
思わず叫んでからハッとしてメイビスを見る。
彼女の顔に浮かんだ驚きの表情に、少しずつ
不満の色が広がる。

『なんでですか?一人前と認めてもらうだけなら
 充分な成果だと思ったんですけど。』

確かに、彼女を一人前と認めないわけではなかった。
ただ、悔しかったのだ。師匠として喜ばしい事には
変わりなかった。だが、自分が苦労して会得したのと
同等の物を、ほんの少し目を放した隙に彼女が会得
してしまった事が、悔しくてならなかったのだ。

『・・・確かに、あなたの力量は素晴らしい物があるわ。
 でも、あなたなんてまだまだなのだから。
 もっと精進なさい。』

自分が言っている事が傲慢である事はわかっていた。
しかし、ここで彼女を認める事は今の私には
出来なかった。

『・・・わかりました。もっと・・・頑張ります・・・。』

他にも何か言いたそうだったが、寂しげな顔で、
彼女はそれだけ呟いた。
私は彼女の方を見ない様に、その場を離れた。
44011-20 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 23:43:24 ID:Jc7dyeKK0
部屋のベッドに突っ伏していると、ドアがノックされた。

『誰?』
『俺だ。』
『入って。』

短いやり取りの後、キースが部屋に入ってきた。
私が寝ている横に座り、こちらを見ないで言う。

『どうしたんだ?らしくもない。』

さっきの事を言っているのはわかっていた。

『何が?』

認めたくなかった。

『・・・あいつ、泣いてたぞ。行ってやらないのか?』

すぐにでも行って謝りたかった。

『勝手で悪いんだけど、キース、代わりにお願い。』
『・・・・・・わかった。早めに来いよ。』

キースは立ち上がり、そのまま部屋を出て行った。
私はそのまま、一人で泣いた。
44111-20 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 23:43:49 ID:Jc7dyeKK0
数日後、私はメイビスの部屋を訪れた。

『あ、師匠!いらっしゃい!』

彼女は笑顔で私を受け入れてくれた。
その笑顔が、私には痛かった。

『師匠が来るなんて珍しいですね? どうしたんですか?』
『うん、ちょっと謝りたくてね。この間はごめんなさい。
 あなたが折角頑張ったのに、ひどい事言っちゃったね。』
『あー、いえ、良いんです。確かにちょっと
 調子乗ってましたしね、私。』

ペロっと舌を出してから、また笑う。
その仕草を見て、私は少し安心し、その後久しぶりに
二人で楽しく雑談に花を咲かせた。
頃合を見計らって、今回するべき、もう一つの話題を投げかけた。

『メイビス、九尾の事って、まだ覚えてるかな?』

彼女が一瞬ビクっと震える。やはりトラウマになっているのだろう。

『えぇ、覚えています・・・。それが何か・・・?』
『私とキースとあなたの3人で、九尾討伐に行かない?』
44211-20 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 23:44:13 ID:Jc7dyeKK0
彼女が息を呑むのがわかる。
無理も無い。あれだけ恐ろしい目にあったのだ。
平然としていられる方がどうかしている。

『あの時は封印しか出来なかった。でも、今は私もキースも
 昔より力をつけた。あなたも、多分私達と同等か、それ以上の
 力を身に付けてる。』
『そんな・・・』

謙遜しようとする彼女を制して続ける。

『私達があそこに封印を施したのがもう3年前・・・。
 そろそろ破られてもおかしくない頃。』

彼女が黙り込む。

『あなたは偶然か必然かわからないけど、氷の魔法を
 扱えるようになったわ。これはチャンスなの。』

黙ったまま、小さく頷く。

『・・・嫌な思い出があるのはわかってるけど・・・あなたの
 協力が必要なの。手伝ってくれないかな?』
『少し・・・考えさせて貰えますか?』
『えぇ、良く考えて答えて頂戴。もし貴方が行かなくても、
 私とキースはもう行こうって決めてるから・・・。』

そう言い残し、私はメイビスの部屋を出た。
443 ◆KUFjor9GHU :2005/08/21(日) 23:56:22 ID:Jc7dyeKK0
保守がてら投下してみました。
読み直してみるとやっぱり荒い荒い・・・orz
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 00:00:35 ID:FSqvmcPAO
くふたん、割り込みごめんね?

あのさ保守様、マジあの無理。
舞台省略しないで全部書くととんでもない長さ。
長いよ。
いやマジ長いよ。
書き上がってないけど長いよ。
445木木木蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 00:02:17 ID:TIaKbNcmO
オッツー。

さて。
・どちらか一つを長く書く

のと

・2つ同時進行で少し短くなる

のはどっちがいい?
446星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/22(月) 00:03:49 ID:UuyhZBa40
どちらも長く書くの一択
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 00:09:30 ID:i2qzTkNF0
>>444
エディターに少し書いてみて、省略しないといけないところがないか、探すのオヌヌメ
448桔衣 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 00:10:55 ID:TIaKbNcmO
そんな……

もぉっ!星野さんの頼みだから聞いてあげるんだからねっ!
他の人だったら…ダメなんだから…
449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 00:17:32 ID:FSqvmcPAO
ファンタジーいいヨー
なんかRPGつかROぽいなw

PC使える時間少ないから紙におこしてるんですが、
七海という脚本家であり演出家であり照明である人の視点から演劇の舞台を書こうとすると
余計なものが入りまくりんぐwww
450森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 00:20:03 ID:TIaKbNcmO
>449
なら完全に七海視点で書くのも面白いかもよ
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 00:23:50 ID:FSqvmcPAO
だぁら、そーするとありえない長さになっちゃうんですよwww
下手すりゃ今まで書いたVS七海より長いよwww
452星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/22(月) 00:26:30 ID:UuyhZBa40
演出で照明って地獄のような環境だな
確かに長くなるかも
453星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/22(月) 00:27:53 ID:UuyhZBa40
>>448
正しいツンデレのあり方を講義してあげるから
後で部屋に来なさい。枕持って
454森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 00:33:53 ID:TIaKbNcmO
Pale Cubic-そばにいること-

駒舞山を下りると、彼女の手もだんだんと暖かみを帯びてきた。
「あったかいんだね。崎坂君」
「ストーブに当たってたからね」
「手、離さないでね。怖いから」
「一人の時はどうしてるの?」
「我慢してるよ。でもね、何も見えないって、本当は凄く怖いの」

僕等は街で評判の喫茶店に入った。
「2名様で宜しいですね?ではこちらのお席へどうぞ」
奥のボックス席だった。向かい合って座ろうと、僕は手を緩めた。
「崎坂君…」
佐伯は強く手を握ったままだ。
「隣にすわって、いい?」
仕方ない。
「いいよ。佐伯」
455千夏と常夏:2005/08/22(月) 00:36:39 ID:NOQTvSF80
>>250の続きを書こうと思う。
456森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 00:45:01 ID:TIaKbNcmO
周りから見たらかなり不自然だろう。
ボックス席の片側だけ埋まってるのは。
佐伯はミルクティー、僕はコーヒーを頼む。
座席が余り広くないから、佐伯とは密着している。左手は勿論繋いだまま。
「佐伯、眼が見えないって、どんな感じなんだ?」
佐伯がこっちを向く。整った顔立ち。眼はまるで見えてるかのように、僕の眼を見つめている。
が、焦点は合っていない。
「よく"まっくら"とか、"暗闇"とかって言われるけど、全然。逆なんだ。まっしろ」
「まっしろ?」
「うん。"暗い"って事は、まぶたの裏が見えてるって事。本当に見えないと、まっしろなんだ」
「じゃ、電波はどういう風に見えるんだ?」
「電波はね、……言いにくいなぁ…何て言うか…電気が走るみたいに見えるわ。でもそのあと、余韻みたいにそこに残滓が残ってるの」
457森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 00:48:31 ID:TIaKbNcmO
残滓…初めてあの廃工場に来た時も、彼女は残滓を追って来たんだろう。
「凄くきれいな電波もあれば、悲しみに満ちた電波もある」


例えば、さっきの電波の様に。



パレクビックは書き溜めしてないから一度に書けるのはこのくらいだよぅ
458森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 01:04:25 ID:TIaKbNcmO
嘘憑き

雨恵寺の門の前に行くと、既に鼎は来ていた。
禍人の横を子供達が駆けて行く。鼎は寺の方を見ていて、禍人には気付いていない様だ。
「僕は約束の10分前に来たつもりなんだけど。僕の時計がおかしいのかな?」
その声に、鼎が振り向く。
「あ、禍人君……えへへ。ちょっと早く来ちゃった」
鼎は恥ずかしそうに俯いた。少し間ができる。
「鼎」
「な、何?」
「キレイだよ、浴衣姿。とても」
流石の禍人も改まって言うと恥ずかしい様だ。鼎も顔が赤い。
「ぁ……アリガト」
禍人が目を逸らす。
「ま、まぁ、元々日本人は胸が小振りだから。浴衣もそういう風にできてるから」
「何よー。珍しく人の事褒めたと思ったら。もー…」
禍人が笑いながら鼎ね手を取る。
「行こうよ鼎。僕はもうずっと祭になんか来てないから、楽しみ方を忘れちゃったんだ。教えてよ」

2人が門をくぐる。
藤色の空の下、橙色や黄、青や緑の様々な光が体を包み込み、楽しげな、あたたかく、力強い音が耳から入ってくる。

ー今日くらい、いいんだ。6年振りなんだから。……なぁ、いいだろ、素子。今日くらいー
459桔衣 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 01:07:05 ID:TIaKbNcmO
星野さぁん…
もぉダメェ。書けないよぉ!
眠くて……ふぁ…
責任、取って、ベッドはあたしが使うから。

入ってきたら、ヒドい事しちゃうんだから…ね……ふぁあ
460桔衣 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 01:14:09 ID:TIaKbNcmO
ベッドに勝手に入ってしまった桔衣を目に、星野は溜め息をついた。
全く、こいつは…
おとなしく自分はソファで寝ようとした時、星野の目にとんでもないものが飛び込んできた。
http://o.pic.to/y971
461千夏と常夏:2005/08/22(月) 01:16:32 ID:NOQTvSF80
二人は海の家を借りると水着に着替え、太陽の下へ飛び出した。
「真っ赤なパンツ……やっぱりお兄ちゃんは紅が似合う男だね。
燃え滾る情熱が眩しいのなんのだよ」
「そうか? そう言ってくれると俺は嬉しい。でも気になることが一つ、
なんでお前、スクール水着なんだろう?」
3A小松と書かれたゼッケン。千夏は高一。つまり――
「高校じゃ水泳の授業ないから、中学の水着着る機会ないじゃん?
もったいないからこれにした。……何か、まずかったかな?」
千夏はリュックからビーチボールを取り出す手を止め、自分の姿を問うた。
「そりゃお前高校生なんだからまずいだろ? 高校生は高校生らしく、
高校指定のスクール水着買わなきゃだめだ」
常夏に注意され、千夏はやっと自分の過ちに気付いた。
「……そっか。失敗しちゃった。でもさっきも言ったけど、うちの高校
水泳の授業ないじゃん? どうしよう……」
しぼんだままのビーチボールを握り締め、千夏は右往左往と砂の上を歩き回った。
「心配すんな千夏。ちょっとサイズ小さいがそれはそれで似合ってる。
それに今度俺が水着買って来てやるよ。ちょうどそういうのが売ってる店に詳しい
友人がいるんだ。蛇足だが彼はメイド服や体操服も詳しい」
常夏の言葉に、千夏はヒマワリの如く笑顔を咲かせた。
「ありがとうお兄ちゃん! こんなに優しい兄を持てて妹は幸せだよ!」
小松兄妹はパラソルの下で兄弟愛を確かめ合った。

そんな様子を、バナナボート乗り場のおっちゃんが不思議そうに見ていた。
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 01:17:13 ID:FSqvmcPAO
だからお前は何がしたいんだキッコロよ
463桔衣 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 01:22:34 ID:TIaKbNcmO
むぅ…
ナニがしたいだなんて……女の子に聞いて

セクハラで訴えたゃうよ!
464星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/22(月) 01:23:28 ID:UuyhZBa40
悪いけど俺は俺のことをボウフラって呼んでくれない人には興味ないんだ
一人で寝なさい
465星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/22(月) 01:23:57 ID:UuyhZBa40
やべ、途中に割り込んでしまった
スンマセン
466森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 01:26:24 ID:TIaKbNcmO
このボウフラめ。
ボウフラはボウフラらしく泥水でも啜ってな。
キモいんだよッ!
…キモいから同じ布団に入れろッ!



…と、妹が申しておりますが。
あと>>千夏常夏、
割り込み済まない。
467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 01:26:35 ID:NOQTvSF80
眠いから明日書くおやすみ。
468深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/22(月) 01:28:28 ID:L2I9Bcx40
こんばんは。来てみた。

>>467
おやすみなさいです(´∀`)
469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 01:30:58 ID:FSqvmcPAO
おやすみー
俺もネルポ。ネルポさん。馬鹿兄弟ハゲワロスwww
470森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 01:31:23 ID:TIaKbNcmO
>>467
実に済まない。明日も頑張って下さいね
471星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/22(月) 01:59:04 ID:UuyhZBa40
サクラサク寮歌

 酷いもので、大体三十分は正座をさせられた僕は、最後、立ち上がることができずに倒れこんでしまった。足がしびれて、
ぴくりとも動かせない状態に陥っていたのだ。
 堂島先輩がやっぱりねと僕の足をつついているのが、意識の向こう側で感じられる。
「こいつはアタシがやっとくから、みんな、気にしないで後片付けしといて」
 そういうと堂島先輩は僕の首根っこをひっつかんで、隣の部屋へと引きずっていったのだった。
「あんた、我慢しすぎだって。様式美っつったってね、それなりに妥協はできるから」
「いや、でもなんか、やっちゃいけないような気がして」
「気兼ねする気持ちはわかるけど」
 それじゃ迷惑だから、と、さらりと心に突き刺さる台詞を吐く。なんて人だ。
「ええと、僕は大丈夫なんで、堂島先輩」
「一応女の子ばっかりだから、あんたから目を離すわけにはいかないのよ」
「俺って信用無いですね」
「まぁね」
 うーん、受け流す人だ。
「で、どうだった?」
「はぁ」
「つまんなかったでしょ」
「お茶はおいしかったですよ」
「顔引きつってたけど」
「それはまぁ、足の痛みで」
 堂島先輩はフッと笑みを浮かべると、
「公式のは、もっと長いからね。無理なんじゃない?」
472星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/22(月) 01:59:50 ID:UuyhZBa40
 茶道部はイロイロ無理です。いくら和服美人が多いからって、あの激痛には耐えられないっす。そういうと彼女は
存外に優しい笑みを浮かべて、そう、と答えた。
「じゃ、帰ろうか。ちょっと待ってて」
 あれ。
 一緒に帰るんですか? そう思ってる間に堂島先輩は更に奥の部屋に引っ込み、ものの数分で制服に着替えて
でてきた。
「は、速いっすね」
「慣れ、慣れ」
 部室を出るときに何人かに冷やかされたが、彼女はそれも全て受け流して手を振っていた。かなりのツワモノだ。
二人で校門を出て、坂道を上る。目を光らせていたが、どうやらいつもの三人組につけられている気配は無いようだ。
「どうした?」
「いえ、別になんでもないんですけど」
「うおーい」
 振り返ると、敷島先輩が走ってくる。
「たっつぁん、軽音は?」
「今度の学際、俺でないから。バンド連中の邪魔になるけっね」
「じゃあ、夏が最後?」
「そうなるかな」
 あれ、夏にもなんかイベントがあるんですか?
「まぁ、でかいからこの学校」
 答えになってない。パンフには無かったけれど、学生が企画したりするんだろうか。そういえば、今度の学際の出し物
を考えてくるようにとか言ってた気がする。
「ゲイシは、そういえばバンドやらねぇの?」
「いえ、俺はまだ初めて二週間くらいしか」
「曲は?」
「ええと、エクスキューショナーとか諸口泰志とか」
「お、諸口泰志、きた」
473星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/22(月) 02:00:41 ID:UuyhZBa40
「え?」
「姐さん、大ファン」
 ビシッと指さして、敷島先輩。
「だよね?」
「大ファンってほどじゃ」
「またまた」
「好きだけど」
「な?」
 ちなみに練習してる曲は、緑の季節です。そういうと、彼女はぴくりと眉毛を動かす。それだけだったけれど。
「で、そういえばなんで二人で帰ってたの?」
「大槻に茶道部の苦行」
「ああ」
 敷島先輩は納得したようにうなずくと、
「去年、泣いてたもんなぁ」
「パシリはじっとしてろってのが無理だから」
 じゃあ、望田先輩もやられたのか。
「んー、それじゃぁ夏はゲイシにも参加してもらおうかなぁ。姐さんも見に来るだしょ?」
「え、あの、それは」
「諸口やるなら行ってもいいなぁ」
 ええと、
「じゃ決まり。ゆっとくから」
 あの
「八月の二十七日、頑張れゲイシ」
 勝手に決めないでください。
474星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/22(月) 02:01:49 ID:UuyhZBa40
ここまで
よく考えたら前スレに寮の話はかいてなかった
そして前スレの病院の話が俺だってことに誰も気づいて無くて泣

>>466
もうちょっと頑張れと妹によろしく
475深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/22(月) 02:18:03 ID:L2I9Bcx40
モノトーンの彼女は寂しそうに外を眺めていた。
彼女の向かい合わせで窓際の席に座る僕。

突然、彼女は鞄から取り出したピルケースを落としてしまった。
消音の為に青いタイルカーペットが敷き詰められた床に散らばる色とりどりの薬たち。
僕が拾い集めたそれを、彼女は白く透き通るような手で掴む。
彼女は錠剤やカプセルをピルケースにしまうと、どうも。と、ぼそっと言った。

赤、白、青、橙、緑
彼女が大切そうにしまったピルケースは、宝石箱の様だった。

参考書を読む僕の前に再び彼女が座る。
空調の音が喧しい割には空気の循環が悪く蒸し暑い。
彼女は本を伏せると、黒い上着を脱ぎ、椅子の背もたれに掛ける。
左の腕にある無数の線は、傷と言うにはあまりに浅いものだった。

モノトーンの彼女
腕に交差する赤い線と
色とりどりの宝石箱だけが
生きてる証

そっと本を閉じると、上着を左手に持った彼女は席を立ち、そして去っていく。

そうだった、早く問題を解かなくては。
476深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/22(月) 02:18:41 ID:L2I9Bcx40
これは此処で終わり。

なんか久々に即席で書いたけど微妙かも。
477森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 02:24:23 ID:TIaKbNcmO
ちょっと病んでるおにゃは大好きっす。
とくに腕に傷なんかあった日には…
普通のおにゃに戻したくなる欲がでちゃいますよー!



ねる。
478深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/22(月) 02:29:25 ID:L2I9Bcx40
ね、守ってあげたくなっちゃう。
泣いてる時なんか抱きしめてあげたくなる。

おやすみモリゾーたん。
俺も寝るかなぁ。
479(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/22(月) 03:37:36 ID:i2qzTkNF0
ビルの屋上から、私は身を投げた。
だが、死ななかった。奇跡的に街路樹に引っかかり、それがクッションとなって死には至らなかったのだ。
俺の胸にはどす黒いあざができていた。そこが木の枝に引っかかったのだろう。
病院で半月を過ごし、私は退院した。胸のあざはもう少ししか残っていなかった。
私は生きるのが嫌で、飛び降りた。いじめ、勉強、両親。全てが嫌だった。
学校に戻って数日間、それはなかった。彼等のせいで私が飛び降りた、と思っているのだろう。
その通りだ。遠くから探るように見る彼等を、私は笑ってやった。心の底から、だ。
「楽しいか?」
その時、声が聞こえた。自分自身の声だった。だが、私ではない。
「俺だよ。俺。自分の胸を見てみろよ」
黒いあざの残っていたところ。そこに、小さな顔があった。
醜い顔だった。見ただけで吐き気を催す、そんな顔だった。
「俺はお前の心さ。一体どんな顔をしているんだろうな。笑っているか?悲しんでいるか?喜んでいるか?」
顔の言った言葉はどれも当てはまらなかった。それは私の知らない顔をしていた。
「知らないだって?何を馬鹿なことを。これは今のお前自身だ。お前が最初に思ったとおり、『醜い』のさ」
醜い。醜い。この顔は醜い。この顔は……私の顔は、醜い?
「何故醜いのだろうな。親のせいか?勉強のせいか?それとも、いじめのせいか?」
酷く耳障りな声で顔は続ける。
「どれも確かに一因である。しかし、それだけではこうも醜くはならん」
嫌なの。もう生きるのは嫌なの。だから
「飛び降りて、己に立ち向かうことからも逃げるか」
黙れ!私の気持ちも知らずに!
家に帰れば、待っているのは両親の喧嘩。
学校に行けば、私に降りかかるのは暴力。
それに勉強も、できない私に、生きていて何の価値がある!
「価値は自分で見つけるもの。お前は、探そうとしたか?」
自分で、見つけるもの…
「そうだ。自ら動かなければ、何も起こらない」
私は、逃げてばかりだった。親の間に止めに入ったことはなかった。いじめを受け入れてばかりだった。
勉強も、自分で悩み続けて、人に頼ることもなかった。
480(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/22(月) 03:38:24 ID:i2qzTkNF0
私は立ち向かわなければならなかったのだ。現実に。自分自身に。
その事に気付いて、私は涙を流した。
「おお、変わっていくぞ。俺の顔が。お前の心が」
胸の顔が変わっていく。醜い顔から、笑顔に。
「今、俺の顔はどう見えているか?」
すごく、嬉しそうに、笑っています。
「その通り。お前の心も、顔も、笑っているぞ!」

目を覚ますと、赤い光が視界いっぱいに広がった。
そこは保健室だった。窓から差し込む夕日が、眩しい。
寝台から起き上がり、呆然とする私に
急に倒れて運ばれたのよ、校医はそう言った。
私は胸の顔を確認した。胸にはあざも顔も残っていなかった。
あれは夢だったのだろうか。
いや、夢であろうとなかろうと、あの顔は私に気付かせてくれた。
それだけは本当に違いない。
私は寝台から降り校医の机からペンを一本拝借した。
自分の胸に顔を書くためだ。
「何をやっているの?」
「おまじないです」
私の言葉に校医は首を傾げていた。
上手くは書けなかったが、私は満足してペンを返した。
この顔は私の戒めだ。
挫けても、あきらめない。自分自身への戒め。
さあ、立ち向かっていこう。
私の人生に!
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 03:38:35 ID:1G43HjAnO
おやすみ
482(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/22(月) 03:40:20 ID:i2qzTkNF0
今回は趣向を変えて、こんなものを書いてみました。タイトルは「心の顔」です
自分自身のレベルアップのため、色々と意見をいただきたいです。
コメントをお願いします( ; ゚Д゚)
483たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/22(月) 05:37:46 ID:xmwxS2IIO
ガンちゃん=芦屋のガンちゃん^^;


心の顔はかなり良さげかと…^^
484以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 06:28:18 ID:i1O1YBP60
ほしゅ
485以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 07:52:46 ID:4DPhX6ADO
保守
486桔衣 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 08:23:09 ID:TIaKbNcmO
おはやうみんな。
>>たわごと
元ネタがわからない…
これが年の差かぁ!
487たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/22(月) 08:51:04 ID:xmwxS2IIO
>>486
ドラマ版の裸の大将の清役が芦屋雁之介さんなのですよ^^;
488以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 09:58:42 ID:om4wRfEaO
みんな乙です!!
なんかここのお話読むだけが楽しみになりつつあるw

>>れあたん
遠野が活躍してるなら長くても気にしないお! がんがれ!

>>(´ω`)たん
最初の方の
>俺の胸にはどす黒いあざができていた。
って『私』の間違い?とふと思った。違ったらスマナス(´・ω・`)
あと、なんとなく『!』があんまり役に立ってないっていうか強く感じなかったかな。不意な感じ。
なんとなく思っただけだから伝えにくくてand意味不明でごめん
いい感じのお話だと思うんだけどね









で、なんかもう、俺っていらない気がしてくる・・・orz
何か書かないと・・・
489以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 10:19:00 ID:JEZ9BeGI0
おはようおまいら。
今更のように思うが俺すげー態度デカイよね。
490以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 10:19:58 ID:JEZ9BeGI0
あ、いや、微妙に違った。
俺はむしろフツーだ。VIPPERとしては謙虚なくらいだ。
おまいら謙虚過ぎなんだ。
491たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/22(月) 10:23:24 ID:xmwxS2IIO
>>488>>489
おはようございます^^

さっきパトカーがレッカー移動されててワロス^^;
492以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 10:26:39 ID:nfLxQ3hFO
ちょwwwwwwVIPPERあおられまくりwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anime/1124522953/
493以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 10:34:35 ID:JEZ9BeGI0
うい、おはようです。

七海の方はどーにかショートカットする方法を考案したから短くで済みそうだ。やれやれ。
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 10:40:22 ID:om4wRfEaO
>>491
そんなことってあるの?
事故ったとかならわかるんだけど

>>493
無理難題に必死になるれあたんがいいのにw
遠野の活躍に期待してる
495以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 10:44:11 ID:JEZ9BeGI0
俺もパトレッカーされてるの見たことあるよ。
色々あったんだろう。

>>493
いや舞台上では遠野っつか遠野演じる小鳥遊、なんだけどねぇ……。
終了後に活躍します。多分。
496以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 10:46:45 ID:om4wRfEaO
いや、意味はわかってるんだよ
でもさ、遠野たんだから良いんだ!!
ってかもう遠野たんエンドでいいやw
497以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 10:47:19 ID:JEZ9BeGI0
ぐあああああああっ!!!
気がついたら自分で昔作った曲を口ずさんでる俺がいる!!
作詞、作曲、俺!!!
こえー!! こえーよ!!!
498以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 10:51:16 ID:om4wRfEaO
あるあr・・・ねーよwwwwwwwwwwwwww
まぁ自分で脳内展開させてる曲とか詩を脳内BGMはあるけど・・・
499以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 10:53:40 ID:JEZ9BeGI0
いや、どっちにしろ遠野エンドの予定……

いやもう、昔自分の小説のキャラにキャラクターソングを作ったんですよ。
その曲をいつのまにか口ずさんでる俺。こえーよ!!
500以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 10:59:03 ID:om4wRfEaO
ヤタ━━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━━!!!!!
でも・・・予定なんだよな・・・・・

つーかキャラクターソングはねーよwwwwwwwwwwww
501以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 11:03:03 ID:JEZ9BeGI0
>>500
まぁ、それなりに期待してくれ……期待に沿える遠野を書けるかは不明だが。

キャラクターソングはアリだろ!!
昔は良く、俺作詞、兄上作曲・編曲で色んな曲作ったぞ!?
502以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 11:08:52 ID:om4wRfEaO
それなりどころか期待爆発脳汁爆発だからw

つーかすんげえ素敵な兄弟だな! ある意味ウラヤマシス(´・ω・`)
でもキャラクターソング作る人は大抵いねーよ!!!
503 ◆KUFjor9GHU :2005/08/22(月) 11:15:26 ID:JO8KMgLG0
おはようございます。
朝から活発ですね皆の衆。
504以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 11:19:06 ID:om4wRfEaO
くふたんおはよう!
れあたんいじりが異常なまでに面白いからついw
















昔、童話みたいなもんのつもりで書いてたのを掘り起こして書こうと昔の携帯を掘り出したはいいけど充電機がなくなってる件
505 ◆KUFjor9GHU :2005/08/22(月) 11:21:31 ID:JO8KMgLG0
どうやら今は保守不要の様ですので、深夜にまた来ますね。
今度は21-30です。
506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 11:22:41 ID:om4wRfEaO
むしろ俺のがいらないかと・・・
書いてくださいな
507以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 11:22:56 ID:dJrWRWHA0
おおー、たわごとが帰ってきてるwwwwww
帰ってこないかと思ってたからうれしー
508たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/22(月) 11:53:28 ID:xmwxS2IIO
科学部こぼれ話


ドカチンドカチン
睦「あれ?坂本先輩何してるんですか?」
坂本「*´ω`)=3ん?見ての通りアナログレコードプレーヤーを作ってるのだよ」
睦「アナログって、あの大きいやつですか?」
坂本「うむ。……よし、これで完成だ…予算ギリギリだな」
睦「スピーカーはどこにあるんですか?」
坂本「あ、忘れてた………もう金ないじゃん^^;」
509たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/22(月) 11:55:26 ID:xmwxS2IIO
スマソ
何も思いつかなかったんだ_| ̄|●
510以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 11:57:42 ID:om4wRfEaO
坂本さんは毎度おいしいとこをwwwwwwwww
511ひみつの検疫さん:2024/12/29(日) 16:50:34 ID:MarkedRes
汚染を除去しました。
512たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/22(月) 12:28:35 ID:xmwxS2IIO
科学部合宿にて


早河「よし、カレーを作ろう」
一同「おーっ」
坂本「ではそれぞれしっかり仕事するやうに」

祥一「じゃあ睦は玉ねぎを切ってもらえる?」
睦「いいですよ〜実はですね、私、玉ねぎ切っても目がしみないんですよ」
祥一「そりゃちょうどいい」
睦「よーし、それでは(メガネに手をかける)」
坂本「こぉるぁぁぁぁ!メガネは外すなぁ!」
睦「え?は、はい…」
早河、祥一「^^;」
513森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 12:38:11 ID:TIaKbNcmO
皆様楽しいお昼をお過ごしですか?
モリゾーです。
ちんこがようやく固まってきました。微妙に右曲がりでなんだかリアルで嫌です。
http://n.pic.to/11utk
514以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 12:38:59 ID:om4wRfEaO
メガネは絶対必須かよw
515以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 12:40:14 ID:om4wRfEaO
>>513
よく見たら凄く大きい件
516以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 12:44:05 ID:om4wRfEaO
前に書いてた話を思い付いたんだけど既に誰もわからない件
ってわけで別の何か書いてみようと思う。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
別れを告げる電話を終えた。思っていた通り、彼と私は見事に合わなかった。
わかっていた。最初から彼と私は違うって、、、でも、私は彼を受け入れられなかった。
「最初は遠距離恋愛でも、好きだったらいいと思ってたのにな…。」
そんなことを呟きながら、携帯を眺める。
彼との思い出が詰まった携帯…。どうして私は冷静なんだろう?
何気無しにメールを送る。
『今までありがとう。』
彼からの返信は無い。追い討ちをかけるような感覚に嫌気を感じながら、別の人にメールを送った。
『やっぱり駄目だったよ。彼の思いを受け入れてあげられなかった。遅くまでごめんね。』
私のことを心配してくれていたメル友。メールの内容に気を使ってくれているのがわかる。それでも、的確な返信が返ってくる。
『意見の相違なら仕方ないよ。本人同士が話し合って決めたんでしょ? 少し落ち着いて、寝て、起きた時に、もう一度ゆっくり考えてみて。』
『私は落ち着いてるよ? 信じられないぐらい冷静。』
『それは本当に冷静なの? 冷静じゃない人はみんなそう言うんだよ。本当に落ち着いたらわかるよ。』
517以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 13:18:55 ID:om4wRfEaO
返信する手が止まる。
「本当に冷静なのに…。」  本当に冷静なの?
「彼とことは全部終わったの。」  自分の中で整理はついた?
「彼を傷付けたのは私が悪い…。でも、私にも退けない線があるの。」  そうかもしれない。それでも、他に方法は無かった?
「………。」  今の自分は本当に冷静?

私の言葉に全て答える声が聞こえてくるようだった。声は私を否定した。私は冷静なの…?
ふと携帯に目をやる。真っ黒な液晶‥‥ボタンを押すと、液晶にメール画面が現れた。
返信の途中で止まっている。三十分程そんなことを考えていたみたい…。
急いで返信をする。
『返信遅れてごめん。もう寝てるかな? やっぱり冷静じゃないみたい。』
メル友からの返信はすぐに来た。
『遅れたのは気にしないで。私もよく遅れるもん(苦笑)。早く寝なくて大丈夫? 明日も早いんじゃないの?』
普通の内容に少し拍子抜けしながら、私も普通のメールを返した。
しばらくメールを続け、雑談を楽しむ。
今の私には、普通のやりとりが凄く楽しかった。
518以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 13:43:56 ID:i2qzTkNF0
>>488
3行目の俺、は間違いです。正しくは「私の胸には」です。直すのを忘れていました(;´ω`)
最後の『!』も不要ですね。静かに終わらせるべきでした。ご指摘ありがとうございます。
519以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 14:00:36 ID:om4wRfEaO
何通もメールをし、夜が深くなり、そろそろ眠たくなってきた。
『そろそろ寝るね。今日は本当にありがとう。少しは落ち着いたかも…。起きたらもう一度考えてみる。』
その一通を送り、携帯を閉じる。そして、深い眠りについた。


お昼前に目が覚める。
「冷静の意味、、、わかった‥‥かも。」
私は、昨日の電話の内容を思い出す。
彼の考えを否定……受け入れられなかったのは事実。それでも退けない線はあった……それも事実。でも、私だけに非があるわけじゃない。
私の悪い所、彼の悪い所、、、全部が落ち着いて考えられた。
納得して別れたわけじゃないんだ…。
それでも、、、前を見なきゃダメ。
携帯を開く。2通のメールが入っている。
一通はメル友、もう一通は……。
その内の一通を開く。
『そうしてみて。貴方がどんな考えを出しても私は友達でいるからね。』
会ったこともない、声すら聞いたことのない相手…。それでも、彼女(彼?)の言葉が嬉しかった。
もう一通を開く。
『昨日、良く考えてみた。君のことをちゃんと考えてあげられなかった。でも、前に進まないと駄目だよな。君も、俺も。今まで本当にありがとう。』
‥‥‥そうだよね。前に…進もう……。

窓の外を見る。一つの恋愛が終わって、新しい明日を見て、進んでいける。
錯覚かもしれない。でも、今は…この気持ちを大事にしよう。メル友のあの子にもお礼言わないとね。
『踏ん切りついたよ。本当にありがとう。私も友達だと思ってるよ』
520以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 14:03:05 ID:om4wRfEaO
と、中途に終わらせてみる。姉さん、ネタに使って本当にごめんよorz
内容はかなりフィクションだから許して・・・
521以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 14:14:54 ID:RMAwYHWWO
俺もファンタジーでネタ練ってる。

ただし、スクエニパロディものだけど。
522以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 14:21:25 ID:om4wRfEaO
携帯の充電機見付からなす(´・ω・`)
今の充電機を削りたくないのに…
523森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 14:36:39 ID:TIaKbNcmO
削らないと書けない!
がぜん強気な俺。
どうする俺。
どうするよ!?
524森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 15:46:03 ID:TIaKbNcmO
なんだよなんだよみんな居なくなっちゃってさ!
保守ぅ
525以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 15:46:11 ID:RMAwYHWWO
補習
526以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 15:46:53 ID:S4E4sSIj0
保守保守
527桔衣 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 16:37:45 ID:TIaKbNcmO
ほーしゅっ
528(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/22(月) 16:45:20 ID:i2qzTkNF0

   ○○○
  ○(・ω・)○ 保守の代わりにポンデラインおいときますね
   ○○○
  .c(,_uuノ



529以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 17:41:30 ID:om4wRfEaO
また寝てましたよ保守
530以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 18:33:09 ID:24jzEB6p0
531(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/22(月) 18:48:56 ID:i2qzTkNF0
もしまとめができるとするならば、みなさんはどのようなものを望むんでしょうか?
保守の間の暇つぶしとしてアンケートをとってみたいと思います。
1、作者別に小説がまとめられている。
2、短編のみまとめられている。
3、連絡。スレ誘導など。避難所としての役割を持つ
532以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 18:55:26 ID:om4wRfEaO
複数回答あり?
全部あると嬉しいけど、駄目なら1で
533たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/22(月) 18:56:01 ID:xmwxS2IIO
贅沢だろうけど1と3だなぁ…^^;
534以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 19:05:50 ID:om4wRfEaO
意味間違えてた
短編のみは困るから1と3で
535以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 19:10:37 ID:QBr7b/iY0
とりあえず3があればいい。したらば借りるのだけでいいから。

俺的には1は自分のブログで管理してるから無問題。
536たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/22(月) 19:30:37 ID:xmwxS2IIO
今日土岐麻子さんのジャズカヴァーアルバム「STANDARDS」買って来ましたよ。
うーむ、2000円6曲入りでハズレ無し!(´∀`)b

ローザが紅茶飲みながら聞いてそうですたい^^;
537以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 19:36:03 ID:om4wRfEaO
今日? まじで?
お金無いから来月に持ち越しか…
やっぱリトプレは無いんだろうけど欲しいなぁ
538たわごと ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/22(月) 19:52:52 ID:xmwxS2IIO
いや、大分前のCDだけどね^^;オリジナル曲のアルバムは9月上旬らしい…

ああ、セピア色のローザが浮かんで来る…^^;



えーと、続きは10時前後からスタートします…まぁおねんねシーンだし^^;
539以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 20:33:19 ID:om4wRfEaO
あぁ、良く考えたらジャズアルバムね^^;持ってないけど話題にはなってたね。
9月上旬なら買えそうってか買うお

つーか故にセピアに?w
続き、待ってますお
540森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 21:15:06 ID:TIaKbNcmO
1だなぁ…
短編のみは困るっつうか短編書いてないし3は避難所が文芸板にあるしな…
541以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 21:41:14 ID:i2qzTkNF0
1が多いようですね。といっても過疎のせいか人がいない感じがしますが
アンケートをとったのには理由がありまして
実は自分のHPを作ってみようかと思っているんです。
そのついでに、正式なまとめの人が来るまで、見やすいように保管庫でも作ってみようかと…
542以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 21:41:48 ID:1G43HjAnO
携帯でも見れる奴にしてくれ
543以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 21:50:31 ID:om4wRfEaO
>>541
作ってくれるの!?
だったら携帯でも見れるやつを作ってください
できれば作家さん別がいいけど、あとのことはどちらでも
544以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 22:22:59 ID:om4wRfEaO
+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +        
 と__)__) +
投下待ち
545以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 22:41:13 ID:QBr7b/iY0
現在>>521を書いてる途中。
ちょっと長くなりそう。
546以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 22:46:38 ID:om4wRfEaO
どんなに長くてもワクテカしながら待ってるお
547森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 22:46:51 ID:TIaKbNcmO
ならば僕は今回はお休みしておこうか。

青春サスペンスと言いながら未だに人が死ぬ場面が出てきていませんがまだ書かれていないだけです。
禍人達が夏祭りに行っている時点で既に2人、惨殺されてます。
548以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 22:52:43 ID:om4wRfEaO
おまいに休みはない!!
さぁ書く作業に戻るんだ!!
549 ◆JBL/J113zU :2005/08/22(月) 22:58:42 ID:QBr7b/iY0
とりあえず、プロローグだけでも投下しとく

「ふたりはスクエニ、ぶっちゃけパクリでござる」

ここではないどこか。
剣と魔法の世界。そして、光と闇がぶつかる世界。
この世界は今、闇の力の侵攻によって蝕まれていた。 

闇の女帝クローネが世界を支配しようと、魔界から攻めてきたのだ。
人々は何とか抵抗を続けているものの、闇の魔物の力は強大で、
徐々に抵抗する力を奪われつつあった。

しかし、そんな中、一筋の希望の光が見えた。
かつて、闇の力が世界を支配しようとした時、光の勇者が現れた。
光の勇者はたちまち闇を打ち払い、世界に光を灯した。

その伝説の勇者の血を引く、ショーンと言う若者が立ち上がったのだった。
新たなる勇者に歓喜の声を上げる人々。
勇者ショーンは、ザジ、マシュー、ちうの三人の仲間を連れて旅立った。

最初はたまねぎ剣士に過ぎなかった四人だったが、少しずつレベルアップ、
ジョブチェンジを繰り返し、成長していった。
そして、ナイトのショーン、魔剣士のザジ、空手家マシューに賢者ちうと、生まれ変わった。

世界を旅し、闇を払い、旅立ちの日から幾多の月日が経過。
冒険はクライマックス。とうとう、闇の女帝クローネがいる魔界の城に辿りついた。
さあ、最後の戦いが始まる。
550以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 23:02:56 ID:om4wRfEaO
す、すげえパクりだ!!!
是非読んでみたい!
551千夏と常夏:2005/08/22(月) 23:10:25 ID:U3C4nOcs0
>>461の続き書く
552星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/22(月) 23:11:40 ID:UuyhZBa40
元ネタがさっぱりわからないのですよ
553(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/22(月) 23:15:17 ID:i2qzTkNF0
同じく何のパクリだかわからないw
554以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 23:17:02 ID:om4wRfEaO
>>551
妹エロ展開に期待してますw

>>552
なんかもういろいろすぎるwwwwwwwwwwww
555 ◆JBL/J113zU :2005/08/22(月) 23:23:35 ID:QBr7b/iY0
元ネタというか、あちこちからちっちゃくネタ貰っただけ。
556以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/22(月) 23:24:08 ID:om4wRfEaO
わかるとこはプリキュア、FF3、DQ、ネギまだったか? そんなとこぐらいか…
557千夏と常夏:2005/08/22(月) 23:34:51 ID:U3C4nOcs0
テンションもなかなかに、二人は早速彼女候補を散策することにした。
有名な海岸であるだけに老若男女入り混じったすごい人の数である。
これだけいればどんなにストライクゾーン狭き人間でもど真ん中を見つけられるかもしれない。
「どうだ千夏。お前のマサイ族もびっくりの視力から渚のヴィーナスは見つけられたか?」
海岸の両サイドを一周してきた二人は自分たちのパラソルの下に戻ってきた。
「うん。なかなかいい娘キテるよ。まあ百点はあげられないけどお兄ちゃん相手にぎり合格くらい?」
「おーよくやった。流石は我が妹」
「ふふん、まあね。ところでお兄ちゃんのスカウターはどうなの? フリーザもびっくりなのいた?」
常夏は口の端を上げて親指を立てた。
「いくつか候補あったけど、とりあえず一人、お前にも見てもらおうと思う。……こっちだ」
千夏は歩き出す常夏にしっかり付いて行いていった。
558千夏と常夏:2005/08/22(月) 23:46:04 ID:U3C4nOcs0
着いた先は磯だった。たくさんの岩石が組んず解れつ重なり合って、一つ一つに
びっしりフジツボだのカメノテだのを飼いならしている。
「ほらあそこ。一人海を見つめる長い黒髪の人魚がいるだろ?
俺さっきまで様子窺ってたけど、どうやら友達と来ていて今シュノーケル取りに行ってるんだ。
だから一人で待ってる」
「さっすがお兄ちゃん! よっ、地獄耳!」
「ふふん、そうだろそうだろ? ……さて、じゃあ近づいてみるか」
「よしきた!」
二人はごつごつした岩に登り始めた。
559桔衣 ◆vt6tklwx1o :2005/08/22(月) 23:58:25 ID:TIaKbNcmO
>>548
もぉ!仕方ないなぁ!
じゃあ書いて差し上げますよっ!
さながら雌★奴隷の様にね☆
560以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 00:07:29 ID:Yc5rfpzTO
エロ様投下中にスマナス

>>559
中途半端なツンデレするならデレデレの方が幾分ましだぞキッコロよ
まぁがんがれー!
561森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/23(火) 00:13:24 ID:kKbOb6ndO
千夏常夏支援投石(石?
http://o.pic.to/1426x
562以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 00:19:07 ID:Yc5rfpzTO
こればかりはモリゾーGJ!!!
563(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/23(火) 00:29:10 ID:+mpIjwCo0
保守がわりに
一応作者別に長編をまとめようと思ったんですが、私は前スレのログしかないので
前スレからここまでを元にしようかと思うのですがどうでしょうか?
564森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/23(火) 00:32:57 ID:kKbOb6ndO
続いて黒髪の人魚
http://o.pic.to/145db

いやいや…明日はきちんと書くからさぁ…
スレ違いとか、言わないでくれよ?
565以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 00:34:28 ID:Yc5rfpzTO
とりあえずはそれでいいと思う
あとはgrたんから2スレめ貰って、れあたんが帰ってきたら1スレめも貰えばいいんじゃないかな?
566星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/23(火) 00:35:01 ID:/xEY+B/L0
俺ここに書いたのことごとく保存してないから
もはや自分が何を書いたのか思い出せない
567以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 00:37:55 ID:Yc5rfpzTO
>>564
おまwwwwwwwwww久々に凄いやつだと思ったのにwwwwwwwww

>>566
虫とか寮とか色々?
途中で止まってる人オオス
568星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/23(火) 00:45:36 ID:/xEY+B/L0
深夜を沈めた話は覚えてる
569以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 00:49:47 ID:Yc5rfpzTO
それは完結したじゃねーかwwwwwwwwww
570以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 00:52:51 ID:3rFpTet2O
なんとなく七海書いた。
おやすみ

http://n.pic.to/1464y
571以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 00:54:30 ID:Yc5rfpzTO
>>570
明日は遠野うp!
あ、いや、おやすみなさいませ。
572(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/23(火) 01:00:53 ID:+mpIjwCo0
リレーはどうするべきなんだろうorz
573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 01:04:24 ID:3rFpTet2O
ばーや
これで我慢

http://n.pic.to/1464y

ねむい
574以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 01:04:53 ID:Yc5rfpzTO
完結してないandみんなのやる気が無いならもういいんじゃね?
575(´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/23(火) 01:07:52 ID:+mpIjwCo0
>>574
そうですね。できるだけ拾い安い話を選んで抜き出してみます
576以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 01:08:51 ID:Yc5rfpzTO
>>573
ぬこはいいよなー
だがそれとこれは別だ!!
とりあえず寝れw
577以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 01:10:56 ID:Yc5rfpzTO
さっきから連続でスマナス(´・ω・`)

>>575
がんがってください。期待してますお。
578gr:2005/08/23(火) 01:11:15 ID:PCJdlpA60
とりあいず前々スレ
http://www.vipper.org/vip89100.lzh
579森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/23(火) 01:16:09 ID:kKbOb6ndO
エレクトしたしボクはもう寝るよ。
ノス
580以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 01:16:24 ID:Yc5rfpzTO
grたんは呼ぶとすぐに来てくれるよなw
うp乙!
581以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 01:31:14 ID:+mpIjwCo0
前々スレうp乙です。前々々スレはどなたかお持ちでしょうか?
582以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 01:44:56 ID:Yc5rfpzTO
モリゾーおやすみ

>>581
れあたんが持ってるんだけど、今は実家に帰ってるらしいので帰ってくるまで無理だね
583以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 02:31:55 ID:Yc5rfpzTO
>>557-558
投下の邪魔してスマナス
ほしゅ
584|;´ω`) ◆fuE4DxmNbc :2005/08/23(火) 03:00:13 ID:+mpIjwCo0
585gr:2005/08/23(火) 03:19:12 ID:XlIVc+ZD0
結局それなんだよなあ
しかも、たとえば今日「さあやるぞ!」って言ってやればすむんじゃなくて
今後もずっとコンスタントにその作業をつづけていかなきゃならないw
586以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 03:24:48 ID:Yc5rfpzTO
小さくて見えにくす(´・ω・`)
つまりは無理っぽいってか挫折中?
587gr:2005/08/23(火) 03:28:56 ID:XlIVc+ZD0
どんまい
588以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 03:32:54 ID:+mpIjwCo0
非常に申し訳ないのですが、まとめは無理そうです。
このスレに最初からいたのならできたのかもしれませんが、私では・・・力不足・・・

         ,.-'''"-─ `ー,--─'''''''''''i-、,,
      ,.-,/        /::::::::::::::::::::::!,,  \
     (  ,'          i:::::::::::::::::::::;ノ ヽ-、,,/''ー'''"7
      `''|          |:::::::::::::::::::::}     ``ー''"
        !       '、:::::::::::::::::::i
        '、 `-=''''フ'ー''ヽ、::::::::::/ヽ、-─-、,,-'''ヽ
         \_/     ヽ--く   _,,,..--┴-、 ヽ
                     ``"      \>

589以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 03:39:27 ID:Yc5rfpzTO
無理ですか・・・
れあたんからログ受け取っても?
590以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 04:00:46 ID:+mpIjwCo0
私も最初はログさえあればできると思っていたんですが

>しかも、たとえば今日「さあやるぞ!」って言ってやればすむんじゃなくて
>今後もずっとコンスタントにその作業をつづけていかなきゃならないw

要はこれなんですね。私は途中から参加したので前スレのログを抜き出しをするのに、辛いものがあったんです。
最初から参加していたのなら、まとめサイトの方向性がすぐ決まるんでしょうけど。
ある一定の条件に満たないものは載せない、とか。私ならかなり硬くやってしまいそうですし。
軽く適当に作ってしまえばいいじゃないか。という意見もあるのでしょうが、その「適当」がとても難しい。
話の抜き出し→取捨選択→HPとしてまとめる。最初はやれると思っていたのに、今はもう気持ちがマケボノです
591以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 04:07:32 ID:Yc5rfpzTO
なるほど・・・。できるなら作ってほしかったんですが・・・・仕方ないかな。
気が向いて、長く続けられそうならまたお願いします
592以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 06:27:27 ID:vdyzsPNY0
保守
593以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 07:21:59 ID:vdyzsPNY0
hosyu
594以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 07:51:00 ID:vdyzsPNY0
8時以降、投下予定
595 ◆JBL/J113zU :2005/08/23(火) 08:18:49 ID:vdyzsPNY0
それじゃあ、>>549の続きができたので、保守かねて投下。
あらかじめ言っておくと、ギャグ、パロディなので真面目に読むと損をしますwwwww
596 ◆JBL/J113zU :2005/08/23(火) 08:20:04 ID:vdyzsPNY0
とうとう最後まで来た。
魔界の城に辿りついた俺は、闇の魔物を蹴散らし、女帝の間までやって来た。
そして、ついに闇の女帝クローネと対峙した。

クローネは、牙や角の生えた恐ろしげ玉座に坐り、こっちを見ている。
闇の衣を纏い、手には死神の鎌。
長い銀髪に長く尖った耳、そして気の強そうな瞳。ぶっちゃけ美人で俺好み。

『私が闇の女帝クローネだ! よくぞ来た、勇者諸君……?』
ババンと名乗りを上げたクローネ。だが、言葉尻が小さくなる。 
『情報では四人と聞いていたが……、貴様一人か?』
「ああ、そうだ。他の連中は、ここまでは来れなかった…」
そう答える俺。理由は話せば長くなるかもしれん。 
『ふっ、そうか』
少し勝ち誇った顔のクローネ。おそらく途中で力尽きたと思ってるんだろう。
『私は待っていた。貴様のような若者が現れることを…』
話を続けるクローネ。 
『私は強い者が好きだ。もし、貴様が私の僕となるのなら、世界の半分をお前にくれてやろう…』
懐柔策か? まあ、確かにここまで来た実力があるなら、仲間にした方が得だろうな。
『どうだ? 私の僕になるか?』
「うん、いいよ」

『…………』
「…………」

静寂が女帝の間を支配した。
俺が即答したせいだろう。
597 ◆JBL/J113zU :2005/08/23(火) 08:22:12 ID:vdyzsPNY0
『ず、随分、あっさり答えたものだな……』
流石に呆気に取られるクローネ。まあ、普通「うん」とは言わないシーンだからな。
『まあ、いい……。それでは貴様は私の僕として…』
「まあ、待てって」
クローネの話を遮る俺。
「俺としては、別に世界の半分なんていらねーんだわ。今のままで十分だしな」 
『ほう…? 欲の無い男だな』
驚きの表情を顔に出すクローネに、俺は話を続ける。
「あと、お前と手を結ぶのは吝かでは無いんだが、僕となるとちょっとな……」
俺の言葉に眉を顰めるクローネ。それを気にせず、俺は提案した。

「寧ろ、お前が俺のモノになるってのは、どう?」

『貴様! 私を愚弄する気か!?』
クローネは怒りを顕わにする。怒った顔がちょっとグッときた。
『勇者の子孫ショーンよ! 貴様を八つ裂きにして、勇者の血を根絶やしにしてくれる!』
クローネは玉座から立ち上がり、巨大な死神の鎌を構えて、俺を睨みつけた。
「ええっと……。お怒りのところ悪いけど…………、俺はショーンじゃねーよ?」

『…………』
「…………」

再び静寂が女帝の間を支配した。
598 ◆JBL/J113zU :2005/08/23(火) 08:23:22 ID:vdyzsPNY0
『なっ、なんだと! それでは、貴様は一体誰だ!?』
「マシューだよ、マシュー。勇者ショーンの仲間の一人、空手家マシューだよ」
驚愕の顔をしているクローネに自己紹介する俺。
『マシューだと……? では、勇者ショーンはどこに!?』
「アイツは今、ラダ○ームの城で王様やってるよ」
『何故!?』
「あのバカさ。お姫様を助けてくれって、前の王様に頼まれたんだけど、助けたその日に宿屋で姫とネンゴロになりやがって。
 それで助けた半年後にお姫様訪ねにラ○トーム行ったら、子供が出来ててよ。そのまま、できちゃった結婚した」
『…………』
絶句するクローネ。そらそうだろうな。俺だってあの時は呆れて物も言えなかった。
「ラダトー○としては、伝説の勇者が自国に留まってくれるんだ。闇の勢力も来ないだろうから、願ったり適ったりだろ」
『……一応、聞いておこう。……他の二人はどうしたんだ?』
「ちうとザジか? ちうは超古代文明の遺跡を発見して、今頃はそれの研究に没頭してるだろうよ。 
 ザジはちうとデキてるから、そのまま寄り添うように遺跡にいるんだろうな」
肩を竦めながら仲間の近況を報告する俺。クローネは目眩がしているようだった。 
『貴様ら、世界を救う勇者一行じゃないのか……?』
「一応、世界のあちこちで闇を払ったけど、あんまりやってて、ありがたみが無いんだよね……」
『どういうことだ?』
「勇者だから助けてくれて当然みたいな空気あるし、どでかい報酬もないし、そのくせ宿代はキッチリ取り立てるし…」
『…………』
「段々、馬鹿馬鹿しくなってきてな、みんな。どいつもこいつも他力本願で自分の事しか考えてないしさ……」
『それで他の三人は投げ出した、と……』
「投げ出したというか、ここに来るよりも大事なモンがあるって事だろうな」
伝説の勇者の世界を救うよりも大事なことが、できちゃった結婚ていうのも激しく問題あるが。
『はぁ……。それで、貴様は何故、ノコノコとここまでやって来たんだ?』
クローネは大きくため息をついた後、俺に問いかけた。
599 ◆JBL/J113zU :2005/08/23(火) 08:25:25 ID:vdyzsPNY0
「とりあえず、世界を救うためにな」
これでも勇者一行の一人だし。ほとんど貧乏くじを押し付けられた様なモンだけど。
『それで、一人来たのか?』
「まあな、他の三人は事情があるし…。それに…」
『それに?』
「『クローネなら、お前一人でも倒せるだろ』ってな……」
『フフフ……。フハッハッハッハッハッハッハッハ!』
俺の答えに、笑い出すクローネ。
『貴様、正気か? 伝説の勇者でもない貴様が、一人で私を倒して世界を救うか……』
「結果的にそうなるかなって。さっきも言ったけど、手を結ぶのは吝かじゃない。
 結果として、世界の平和が守られれば、それでオールOKだからさ」
『フン…、笑えない冗談だ……』
散々笑ってたけど。
『では、まず貴様を血祭りに挙げて、私自ら赴いて世界を滅ぼしてくれるわ!』
なんかクローネがだんだんヤケクソになってる気がするのは、俺だけか?
「それじゃあ、俺が勝ったらお前は俺のモノになると言うことで。こっちも命懸けるんだからな」
『好きにしろ! では、いくぞ!』
クローネは死神の鎌を持って、向かってきた。それじゃあ、ラストバトルといくか。
600 ◆JBL/J113zU :2005/08/23(火) 08:27:00 ID:vdyzsPNY0
―――1ターン 
クローネよりも俺の方が反応が早かった。
俺は懐から、素早く光の玉を取り出す。そして。
「みなぎる勇気! あふれる希望! 美しく輝く光の力よ! 闇の力を打ち砕け!」
ちょっと恥ずかしい台詞と共に、光の玉を天に掲げた。
すると、光の玉は眩い光を放ち、辺り、そしてクローネを包み込んだ。
『う! うわぁぁぁぁぁ!』
クローネの動きが止まる。
そして、クローネが身に纏っていた闇の衣が、光の力によって剥ぎ取られた。

「…………ムフ」
『きゃあぁぁぁぁぁーーー!』

闇の衣が剥ぎ取られたクローネは、ボロボロになった下着のみという半裸状態。
その恰好に顔がデレる俺と、真っ赤になって俺を睨みつけるクローネ。

『殺す! 貴様だけは絶対に殺す!』
クローネは怒りの形相で向かってきた。そして、死神の鎌で俺を攻撃した。 

(スカスカスカスカスカ(中略)スカスカチクスカスカ!)
18回攻撃1回ヒット! 1ポイントのダメージを与えた!

『なっ! なんだと!?』
クローネは死神の鎌で俺を攻撃したが、全くと言っていいほど当たらない。
ちょこっと掠っただけだった。
601 ◆JBL/J113zU :2005/08/23(火) 08:28:19 ID:vdyzsPNY0
―――2ターン 
すばやさは俺の方が早いようだ。
「コォォォォォォ……」
俺は息吹を吐いて、気を溜めた。 

『そこだ! 死ねぇ!』
気を溜めてる俺に、再度攻撃を仕掛けるクローネ。

(スカ(中略)スカ!)
18回攻撃0回ヒット! ミス! ダメージを与えられない! 

『バ、バカな……』
死神の鎌は当たらない。信じられないといった顔をするクローネ。

―――3ターン 
俺が先手。
「おおぉぉぉぉぉぉ…!」
再度、気を溜める。8割方、気を練れたようだ。

『それならば、これでもくらえ! イオ○ズン!』
剣が通じないなら魔法で。そう考えたクローネはイ○ナズンを唱えた。

しかし、呪文はかき消された。
俺の身に付けている“漆黒の帯”が呪文を無効化する効果があるからだ(回復魔法含む)。

『…………』
半泣きになってるクローネ。もはや、言葉も出ないようだった。 
602 ◆JBL/J113zU :2005/08/23(火) 08:30:02 ID:vdyzsPNY0
―――4ターン 
俺が先手。 
「それじゃあ、悪いが攻撃させてもらうぜ…」
俺は溜めた気を解放し、クローネに向かって殴りかかった。

「オラオラオラオラオラオラ(中略)オラオラオラオラオラオラッ!」
36回攻撃36回ヒット! 8823ポイントのダメージを与えた!

『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!』
俺の気を込めた連打を食らったクローネはその場に力尽き、倒れた。
闇の女帝クローネをやっつけた!(タタタターン♪ タンタンタッタッターン♪)

―――戦闘終了
「おい、大丈夫か? しこたまブン殴っといて言うセリフじゃないだろうけど……」
俺は気絶しているクローネを介抱していた。
死んではいない。手加減はした。気を3回溜めるところを2回で抑えたしな。
いや、待てよ。気は2回までしか溜めれないんだったっけ?
『う……、ううん……』
俺が考え事としていると、クローネは呻く声を出しながら、目を覚ました。
「おお。起きたか。動けるか?」
『わ、私はいったい……』
「お前は俺にボコボコにされたんだよ。傷の方は世界樹のしずくで治しておいたけど」 
状況を把握してないクローネに説明する。
『くっ……、この私が後れを取るとは……』
歯を食いしばって、悔しさを出すクローネ。 
603 ◆JBL/J113zU :2005/08/23(火) 08:31:51 ID:vdyzsPNY0
「まあ、しょうがないだろ。俺、99レベルだからね」
慰めになるかどうかはわからないけど、とりあえずクローネに言ってみた。
『何ィ!』
驚きの声を上げるクローネ。 【注:ラスボス、闇の女帝クローネの攻略可能レベルは45前後】
『貴様! それではいままで何をしてたんだ!?』
「いや、まあ、色々と修行を……。とりあえず、気がついたらこんなレベルだった」
『クッ……』
問い詰めるクローネに、弁解する俺。そしてさらに落ち込むクローネ。
「まあ、それはそれとして…。では、早速頂くことにしようか」
俺はクローネの両肩をガシッと捕まえる。それに反応し、身を硬くするクローネ。
『なっ、何をする!』
「だから、言っただろう? 俺が勝ったらお前は俺のモノにするって…」
『やっ、止めろ! 離せぇ……んむぅぅぅ…………』
抵抗するクローネを無理矢理抑えつけ、強引に唇を奪った。
クローネのもがく力がするすると抜けていく。俺はゆっくりと唇を離す。 
「俺じゃ不満か? 強い者が好きなんだろ?」
『不満だ…。貴様のような男にこの私が……』
俺の問いかけに悪態をつきながら、腕を伸ばして抱きついてくるクローネ。
『だが……、私はお前に抵抗できない。もう、身も心もお前のモノだ…』
今度はクローネが唇を合わせてくる。そしてそのまま俺を押し倒した。


『もし、浮気したら……、貴様を八つ裂きにして、地獄の業火で消し炭に変えるからな…』
604 ◆JBL/J113zU :2005/08/23(火) 08:32:40 ID:vdyzsPNY0
こうして俺の冒険の旅は終わりを告げた。
思えば、グレーダーデーモン稼ぎばかりしてたように思える。 
ま、そのおかげでレベル99になり、史上最強の男になったんだから良しとするか。

あれ以降、闇の力が世界を蝕むことは無くなった。
闇の女帝クローネが世界を滅ぼそうとするのを止めたからだ。 
とりあえず、世界の平和も守られたってわけだ。

そうそう、あの日以来クローネは俺にベッタリくっついている。
いつ、いかなる時、いかなる場所でも二人一緒だ。
最近では、俺のために手料理を振舞ってくれる。

また闇の禁呪を使って、俺に永遠の若さをくれた。
そのおかげで人間ではなくなってしまったが、そんなことは問題じゃない。
永遠の命がある限り、俺とクローネの愛も永遠に続くのだから……。

 ―― Fin ――

【メンバーのその後】
・勇者ショーン(たまねぎ剣士→戦士→ナイト) 
ラダ○ームで王として国政に携わっている。姫のお腹の中の子供も、そろそろ出産間近。 

・ちう(たまねぎ剣士→白魔道士→導師→賢者)
超古代文明の遺跡発掘、研究に勤しんでいる。魔導アーマーの復元を目指しているらしい。

・ザジ(たまねぎ剣士→赤魔道士→魔剣士)
ちうにくっついて、超古代文明の遺跡にいる。遺跡に潜む魔物を暗黒剣で斬っているらしい。

・マシュー(たまねぎ剣士→モンク→空手家)
闇の帝王として、闇の女帝クローネと共に魔界で暮らしている。時折喧嘩しながら、仲睦まじく。
605 ◆JBL/J113zU :2005/08/23(火) 08:34:35 ID:vdyzsPNY0
以上です。
書きたかったから書いた。反省はしていない。

とりあえず、何が言いたいのかと言うと……。



怒んないでね(´・ω・`)
606以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 09:31:32 ID:Yc5rfpzTO
怒るどころかワロスwwwwwwwwww
こういうお馬鹿なノリはいいねぇ
607たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/23(火) 09:44:51 ID:nPMSd9zG0
昨日の夜に携帯が使えなくなるというハプニングが起き今PCから書いていますorz

それでは続きをば…


恐る恐る、ベッドの中にローザが入ってくる。
僕は手を伸ばして、電灯のつまみを引き、明かりを消す。

少しずつ、ベッドの中が暖かく感じる。しかし、開きっぱなしの窓から入ってくる風が目を覚まして眠れない。
ローザ「…あんまり…眠くならないですね…」
僕「やっぱりか?」
ローザ「はい…でも…」
彼女が僕に近寄り、互いの肩が密着する。
ローザ「祥一さんと一緒だから…すぐ寝ちゃうのも、嫌です」
横を見ると、ローザは顔を真っ赤にしてこっちを見ている。
今夜の月は真っ白だった。そのかすかな月明かりが、彼女のベッドに乱れる金色の髪に反射して光る様はまるで、

そう、天使のよう。

ベッドの中で、ローザの細い指がやさしく僕の指を握る。
608たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/23(火) 09:46:13 ID:nPMSd9zG0
ローザ「本当に…夢のようです」
僕「夢?」
ローザ「日本にくる前は、こんな・・・幸せな夜はありませんでした」
僕「…」
ローザ「ただ、疲れを取るために寝るだけか、それとも、父さんにぶたれるか…」
彼女の目から、涙の筋が頬を伝う。
ローザ「でも、祥一さんや、瑠衣さんたちに会えて、すごく今は幸せなんですよ…」
僕「幸せそうにしてるもんな」
ローザ「…このまま、時を止めて…永遠の中で眠っていたい…」
そう言ってこっちに腕を伸ばしたところで、「ご、ごめんなさい」と、引っ込めようとする。
その両手を、僕の両手で掴む。
僕「仕方ないな…」
そういうと、ローザの表情がとたんに明るくなって、僕は彼女に優しく抱きしめられた。
互いにパジャマで薄着なだけに、ローザのやわらかくて暖かい身体が結構直に感じられる。
ローザ「祥一さん…」
彼女のぬくもりに抱かれて、僕はゆっくりと意識が落ちていくのを感じた。
609以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 10:39:29 ID:Yc5rfpzTO
ウラヤマシス(´・ω・`)
そしてローザたんモエスwwwwwwww
祥一君、ローザたんを幸せにしてやってくださいな・・・
610以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 11:28:10 ID:v6NPvajxO
保守
61121-30 ◆KUFjor9GHU :2005/08/23(火) 11:41:50 ID:wjQIt19S0
深夜に投下とか言っといて爆睡してましたスイマセンゴメンナサイ
って事で、お昼の保守がてら21-30投下します。

---------------------------------------------------

数日後、私は3人グループでピオン村の洞窟前に居た。
各々が自分の戦闘用ローブを着用している。
封印はまだ機能しているが、禍々しい障気が中から溢れ出てくる。

『用意は良い?二人とも。』

メイビスは小さく頷いて、キースは軽く親指を立てるモーションで
それぞれOKのサインを出す。
封印を解除し、洞窟に一歩足を踏み込んだ瞬間、
全身に纏わりつくような突風が3人の間を吹き抜ける。

『いやぁ、ボスって感じだなぁ。ゾクゾクするぜ。』

キースのおどけた一言が、過度の緊張をほぐした。

『行くわよ。メイビス、大変だと思うけどあなたが要なんだから、頑張ってね。』
『はい、頑張ります。』

やや緊張した声で、メイビスは答えた。
そう、九尾に火の魔法はほぼ効果が無い。すなわち、私では
九尾に決定打を与える事は出来ないのだ。
612森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/23(火) 11:42:10 ID:kKbOb6ndO
おはよー。
>>607
ローザがベッドに入ってきたシーン、最初からローザが全裸だと思ってしまった私を許しておくれ
61321-30 ◆KUFjor9GHU :2005/08/23(火) 11:42:20 ID:wjQIt19S0
洞窟を奥へ進むめば進むほど、九尾の放つ禍々しい気配が
強くなる。否応無く、九尾がどこに居るのかがわかってしまう。
誘われているのではないかと思える程だ。

障気に呼び覚まされたゾンビの類が無数にうごめく洞窟を
しばらく進み、3人が同時に足を止める。

『・・・・・・この先に・・・』
『あぁ、多分、居るんだろうな。』

暗くて先は見えないが、恐らく一直線に続いていると思われる
回廊の奥から、一際強い障気が流れてくる。

『行くよ!』

私の声に合わせて、同時に疾走を始める。
回廊を抜けると開けた空間があった。その空間のほぼ中心に、
九尾は居た。無数に灯された燭蝋が、九尾の姿を一層不気味に見せる。

『アースクエイク!』

キースの呪文開放の声が聞こえる。地属性上級魔法だ。
局地的に強烈な地震を発生させる。周辺の壁が崩れ、この広場から
外へとつながる道は全て瓦礫でふさがれた。後はこちらのパーティか
九尾のどちらかが息絶えるまで、外に出る事はかなわない。
61421-30 ◆KUFjor9GHU :2005/08/23(火) 11:43:24 ID:wjQIt19S0
洞窟へ入る約1時間前。
私達は最後の作戦会議を開いた。
と言っても、既に何度も確認した作戦の最終確認を
しただけだったが。

『メイビス、良い?現時点で九尾に致命傷を与えられそうなのは
 あなただけ。まず、九尾が居る周辺の退路を全て断つわ。
 その後、私とキースで出来る限り注意をひきつけるから、
 その隙にあなたはアブソリュートゼロの詠唱をしておいて。』
『はい。』
『時間は30秒。それで足りるわね?』
『はい・・・でも・・・上手くいくでしょうか・・・?』
『大丈夫。あなたは私が・・・命をかけてでも守るから。』
『ん、俺も居るんだ、そんなに心配すんな。』

二人の顔を交互に見てから、彼女は黙って頷いた。
615以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 11:43:52 ID:Wi1z1grk0
>>614
あながちウソではない
61621-30 ◆KUFjor9GHU :2005/08/23(火) 11:44:06 ID:wjQIt19S0
『アイシクルバレット』

氷属性中級魔法。私が使いこなせる氷属性の魔法では
最高位の物だ。1メートル程の氷の刃を敵に向けて
飛ばす魔法だが、速度も威力も全く足りない。
かすりもしなければ、怯ませる事すら出来ない。
軽い身のこなしであっさり氷の柱をかわした九尾は、
開放後の硬直を狙って飛び掛ってくる。
巨大な火の玉が超高速で向かってくる様な感覚だ。
コンマ2秒遅ければ恐らく致命傷を受けたであろうタイミングで
束になった雷が九尾を弾き飛ばす。が、ダメージは殆ど無く、
九尾の怒りを掻き立てただけだったようだ。
血走った目をキースに向ける。が、その瞬間九尾の耳が
ピクリと動いた。

『マズイ・・・ッ』

キースがその動きに気づき、詠唱を始める。私もそれに続く。

『ライジングフロア』

地属性初級魔法。ターゲットから半径約5メートルの範囲にある
床を1メートル程度急激に跳ね上げる。天井に激突する高さならば
ダメージが狙えるが、専ら足止めに使われるような魔法だ。
九尾の足元にある地盤が跳ね上がり、九尾が僅かに
バランスを崩した。速度が落ちた所を見計らって
私も魔法を開放する。
61721-30 ◆KUFjor9GHU :2005/08/23(火) 11:44:40 ID:wjQIt19S0
『フレアレーザー』

火属性上級魔法。火属性魔法では最速を誇る。
普通であれば拡散してしまう炎のエネルギーを全て
前面に収束し、筒状にして放出する。
が、私の狙いは九尾ではない。
九尾に背を向けると、そのまま洞窟の壁に向けて
魔力を開放する。甲高い音と共に超高密度のエネルギーが
壁に当たって跳ね返り、九尾の方向へ向けて急激に加速させる。
狙い通り、私は九尾とメイビスの間に着地した。
九尾は全く意に介さぬ様子で突っ込んでくる。
九尾に向き直り仁王立ちで叫ぶ。

『させない!』

直後、全身に炎をまとった九尾が体の中央へ激突した。
激しい衝撃に耐え、何とか倒れずに踏ん張った直後、
全身に九尾の業火が燃え移る。

前からキースの叫びが聞こえる。そしてそのまま
私の意識は途切れた。
618たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/23(火) 11:44:46 ID:nPMSd9zG0
>>612
ローザはそこまで大胆ではないぞぃ^^;

くふたん期待〜
61921-30 ◆KUFjor9GHU :2005/08/23(火) 11:45:32 ID:wjQIt19S0
目が覚めたのは自室のベッドの上だった。
ベッドの横ではキースとメイビスの二人が泣きそうな
顔をして座っていた。

『・・・何深刻な顔してるのよ・・・二人とも。』

何とか二人に声をかける。
その瞬間、メイビスが泣きながら飛びついてくる。全身に
強烈な痛みが走り、声にならない悲鳴が上がる。

『あ、うわ!ごめんなさい!』

慌てて謝るメイビスに苦笑いを送る。

・・・・・・私が気を失った直後、メイビスの魔法が発動し、
至近距離に居た九尾は一瞬で氷漬けになり、その後すぐに
私の体に燃え移った火を消し止めたのだそうだ。
が、その後アカデミーへ連れ帰っても私が目を覚まさず、
このまま死んでしまうのではないかと思われていたらしい。

『や、なんだか毎度心配かけて悪いわね。』
『全くだ。ったく、この女は加減って物を知らない。
 お前が火に特化してたからまだ助かったものの・・・』
『そっか・・・そんなに酷かったんだ。』

どうやら、私が無意識で常時展開しているらしい耐火
フィールドのおかげで奇跡的に助かったらしい。
そこまでの打算があったわけではない。
運が良かったのだ。
62021-30 ◆KUFjor9GHU :2005/08/23(火) 11:46:15 ID:wjQIt19S0
『まぁ、何はともあれ、九尾も倒せたし、生きてて良かったな。』

キースがいつもの調子で言う。が、その顔には
いつもとは違う、安堵の表情が浮かんでいた。

『えぇ、これでまた二人で居られるわね。』

そういった瞬間、メイビスの顔に、一瞬だが曇りの色が浮かんだ。

『あ・・・っと、ごめんなさい、三人だったわね。』

私は笑いながら言った。
メイビスも笑い返してきたが、その表情にはどこか
複雑そうな気持ちがうかがえた。

『メイビス・・・どうかしたの?疲れた?』
『あ、いえ、ちょっと研究課題の事が気になって。それじゃあ、
 私そろそろ部屋に戻りますね。お大事に。』

優しく微笑んでそういうと、メイビスは部屋に帰って行った。
621以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 11:46:29 ID:H8d8xDYI0
受験板で書籍化狙った奴登場wwwwwwwwww     
中3で今年受験らしい
自作自演まで行い、「名無し女。」と語る始末。。。
しかしそれに気付かず釣られる「自称大人のスレ住人達」
       
557 実名攻撃大好きKITTY 2005/08/23(火) 04:55:05 ID:4kfmWLJ/
名無し女さんよ、いくら自演だからってここまで荒されて
くやしいと思わないか、
こんな低脳な奴等に何か言いたくないか。こういう奴らは世の中にわずかしかいない。
奴等はかまってもらいたいから2ちゃんねるに来るんだ。   
こいつらが世の中の全てだなんて思うな。

http://school5.2ch.net/test/read.cgi/ojyuken/1120908324/

お望みどおりかまってもらいに突撃しようぜwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww   
62221-30 ◆KUFjor9GHU :2005/08/23(火) 11:46:44 ID:wjQIt19S0
翌日。メイビスから一通の簡単な手紙が届いた。
いつもであれば、何か用事があるなら直接部屋へ来て
話していたのに、なぜ今日に限って手紙なのか。
疑問に思いながら手紙の文字に目を通していく。

------------------------------------------------

前略

 お体の方はいかがでしょうか? 私の為に怪我を負わせて
しまい、心から申し訳なく思います。 そして、重ねて我侭を
言う事をお許し下さい。
 私は今日より旅に出ます。決して師匠達と過ごす事が嫌な
訳では決してありません。今回の件を通し、自分の未熟さを
痛感しました。
 正直、私は師匠から、『あなたはまだ未熟なのだから』と言
われた時、高慢にも師匠の人を見る目を疑いました。しかし、
実戦に出てみれば私の力量が不足である事は明らかでした。
 これ以上ご迷惑をおかけする事は忍ぶに耐えません。どうか
私の我侭をお許し下さい。

後略

P.S
 いつかご恩はお返しに参ります。
 何卒心配なさらぬようお願いします。
------------------------------------------------

読み終えた瞬間、私はキースの部屋へ向かった。
62321-30 ◆KUFjor9GHU :2005/08/23(火) 11:47:22 ID:wjQIt19S0
ノックもせずにいきなりキースの部屋に押し入る。

『あなた、この事知ってたんでしょ。何で教えてくれなかったの?』
『何の事だ。』

こうやってとぼける時、彼は必ず何かを隠している。

『何年の付き合いだと思ってるの?隠し通せるとでも思ってる?』

彼はやれやれ、といった様子でため息を吐き、
私に紙切れを差し出した。

『最初の目的地はそこだと言ってた。まだ追いつけるかもな。』

彼の、『それより体は・・・』という言葉を言い切らせぬ内に、
私は外へ飛び出していた。

『何で・・・?何で居なくなるの・・・?』

一人呟きながら、紙に書かれた街目掛けて
全力疾走する。治りきらない全身の傷が痛む。
それでも、足を止める気には全くなれなかった。

『恩返し・・・? そんなの・・・要らない・・・!』

息を切らせて、涙を流しながら、私は走った。
62421-30 ◆KUFjor9GHU :2005/08/23(火) 11:47:42 ID:wjQIt19S0
私がメイビスに追いついたのはおよそ3時間後だった。
街道を進む荷馬車の上に彼女の姿を見つけ、
問答無用で飛び乗った。

『メイビス!あなたこんな事して・・・こんな事して!!』

怒りと悲しみで言葉にならない。
メイビスはそんな私を見て、顔を伏せた。
少し息と頭を落ち着かせてから言った。

『次の街に着いたら、しっかり話し合うからね。』
『・・・はい・・・。』

その後しばらくして、キースもゆっくりと追いついてきた。
625 ◆KUFjor9GHU :2005/08/23(火) 11:57:59 ID:wjQIt19S0
たわごと氏の作品は面白いですねぇ。
直後に投下するのが躊躇われますよ、まったく・・・。
626桔衣 ◆vt6tklwx1o :2005/08/23(火) 11:58:35 ID:kKbOb6ndO
まったく……
627以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 11:59:01 ID:t+6gM7gL0
>>1
あながちウソではない
628たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/23(火) 12:03:47 ID:nPMSd9zG0
くふたんやモリゾのを読むのがすごく楽しみになっているのですが|||OTL|||
629くふ ◆KUFjor9GHU :2005/08/23(火) 12:12:46 ID:wjQIt19S0
名前にしてみた。
なんともありがたいお言葉を頂いて恐縮であります大佐。
それにしてもドえらい馴れ合いスレっていう噂が。 いや良いんですけどね。
630森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/23(火) 12:47:32 ID:kKbOb6ndO
VIPに存在しつる事がおかしいからね。
今までたたく人が余りいなくて助かったけど。
でも避難所然りVIP以外の板に立てると人が来ないし…
631桔衣 ◆vt6tklwx1o :2005/08/23(火) 13:16:26 ID:kKbOb6ndO
保☆守
632以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 13:27:33 ID:Yc5rfpzTO
くふたんおつ〜 本当に面白いお
633たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/23(火) 13:54:43 ID:nPMSd9zG0
気合保守
634星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/23(火) 14:56:13 ID:/xEY+B/L0
そもそもVIPでこのスレしか見てない
635たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/23(火) 14:59:48 ID:nPMSd9zG0
星野たん=寮の人だっけ?どもです^^;

今部屋の中ではジャズが響いております。これから続きを書いてみようと思います。
636たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/23(火) 15:40:32 ID:nPMSd9zG0
僕「ん……」
もう朝か。僕はうっすらと目を開け、窓の方を見て光を確認する。…と、
僕「わ」
小さく驚いた。僕の目の前に、ローザの安らかな寝顔があったから。
僕と一緒に寝ることがとても嬉しかったのか、彼女は微笑みながら眠っている。そんな風に思ってくれることはとてもありがたいものだ。
ふと、時計を見る。8時30分。

…え?
僕は普段なら遅くても7時台に起きるはずなのに…寝坊したなぁ^^;
僕「ローザ、朝だぞ」
ローザの金色の髪をなでながら、彼女の耳元で囁く。
ローザ「ん…んぁ」
うっすらと目を開けるローザ。
ローザ「ぁ…ぉはよう…ございます…」
いかにも眠そうである。
僕「ローザ、もう8時半だぞ^^;」
ローザ「ぇ………えっ!!??」
急にぱっちりと目を開けて驚き、時計を見る。
ローザ「あ…いつもは6時台に目が覚めるはずなのに…」
ぼ、僕より早いんだな|||OTL|||
637たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/23(火) 16:26:39 ID:nPMSd9zG0
瑠衣「二人とも遅いっ!!」
キッチンに着くといきなり瑠衣の声が響く。瑠衣はベージュ色の平凡なエプロン(台所用で母、ローザと共用)に緑色のバンダナを巻いている。
僕「すまん^^;」
ローザ「すいません^^;」
瑠衣は不機嫌そうに頬を膨らましていたが、一息つくと、
瑠衣「はい、じゃあご飯用意するから座ってて」
そう言ってキッチンに向かう。
瑠衣「しかし珍しいわね、兄さんもローザさんも、普段はもっと早くに起きるのに」
僕「うむ、それは僕も思った^^;」
瑠衣「なぁに?そんなに疲れることでもしてたのかな?(・∀・)ニヤニヤ」
いきなりそういう話題に振るなよと思ったとき、ローザが言った。
ローザ「ただベッドの中で手をつないだりしただけですよ」
瑠衣「なーんだぁ、つまんないの…」
そう言って瑠衣は味噌汁をおわんに注ぐ。つまんないって、どんな展開を期待していたんだおまへは^^;
638たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/23(火) 16:27:53 ID:nPMSd9zG0
瑠衣「でも、兄さんの寝顔、ちょっとは見てみたかったかな」
そう言って味噌汁が机に届けられる。
瑠衣「まぁそれよりも、早く私も…」
ローザ「瑠衣さんなら…すぐに見つかりますよ」
瑠衣「え…」
出番だ^^
僕「うむ、すぐに見つかるであろう!」
瑠衣「何で?」
僕「なぜなら、我らが橘高校には瑠衣のファンクラブがあるからだ!」

瑠衣「え」

瑠衣の顔が驚きのまま固まる。
ローザ「全校生徒の半分近くが瑠衣さんのこと好きなんですよ。モテモテですよ」
瑠衣はしばらく苦笑していたが、突然とんでもないことを言った。

瑠衣「いや…実は私、坂本さんのことが…好きなの」

(Д)  ゜゜

突然のキラーパスに呆然としている僕の横で、ローザが微笑みながら言う。
ローザ「あの人もいい人ですからね」

う〜ぬ、坂本さんにもついに念願の彼女が…瑠衣もいい人を選んだなぁと思ったりするのは瑠衣には秘密。
639以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 17:02:12 ID:UJfkN4iU0
そしてまた流れを読まずに俺参上!!

そして去る!!
640たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/23(火) 17:10:31 ID:nPMSd9zG0
去らないでくれ〜^^;

あ、忘れてた、一旦ここで中断です。
641以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 17:15:37 ID:UJfkN4iU0
>>640
実はまだ去ってないぜ。
おつかれーw
レンアイモノは付き合うようになってからがある種重要だぜ。
642以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 17:25:07 ID:Yc5rfpzTO
おつかれ〜
これから他のキャラをどう進めていくのか・・・
643以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 18:17:57 ID:Yc5rfpzTO
ほしゅ
644以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 19:14:03 ID:Yc5rfpzTO
hosyu
645星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/23(火) 19:47:33 ID:/xEY+B/L0
>>635
遅レスだけどおっす
ちょっと聞いてほしいんだけど
親知らず抜いた後ってタバコ吸わない方がいいのかな
646以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 19:50:14 ID:Yc5rfpzTO
俺は歯医者で治療とかしたあとでも普通に吸ってたけど、麻酔やら血やらであんまり美味しくないから控えた方がいいかもしれんね

健康面は知らん
647以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 19:50:31 ID:UfLfH6tP0
ー-、,ゝ   _,.,ェ-ー''-‐z、、  ヾ、
  ヽ`'i‐'"゙       ヽ,   ゝ
    |`    ‐--、、_ `i   f
    l,‐'''  _,.-‐''"~./ヽl,-、. /
   ( ̄ ̄〕~ ヽ、_,/   |ヘ、V
   li''ー'i゙        |)ノ /
   l|  ゙' `       ト-イ  http://music5.2ch.net/test/read.cgi/musicjg/1123869914/l50
   {,   r_;:=-     ! |   おい、普段社会で煙たがられてるテメーらカスに一つ
    ヽ,  -‐     /  |   仕事を与えてやるよ。1レスでいいから、このスレを荒らしてくれ。
     ヽ     /    i,   __,,.. 存在意義の無いテメーらにたった一つの意義を与えてやったんだ。
      |    /   /  ヽ/  ヽ--; 感謝しろ(ゲラゲラ♪
.     l,__,,.ノ  
648森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/23(火) 20:07:10 ID:kKbOb6ndO
さ、ささささ、坂本ーっ!
ほぁーーっ!ほあぁぁーっ!
649星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/23(火) 20:14:31 ID:/xEY+B/L0
>>646
おまいが生きてるんだから死ぬことはないな
吸おう
650gr:2005/08/23(火) 20:36:25 ID:aA2zCHc80
てす
651以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 20:53:24 ID:Yc5rfpzTO
プロクシ繋がんない。。。
ってどうよ?
652森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/23(火) 20:59:49 ID:kKbOb6ndO
直ったのか?
653以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 21:13:43 ID:Yc5rfpzTO
どうだろう? 重たいけどましになったかな
654以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 21:52:19 ID:Yc5rfpzTO
軽くなったな
655以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 21:53:02 ID:3rFpTet2O
このスレのコテの最近の人物相関図書いた

http://n.pic.to/16w56
656以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 21:55:53 ID:3rFpTet2O
て、ブレてて読めないか
657以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 22:10:53 ID:Yc5rfpzTO
何が何だかわからないから再うp頼む
658たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/23(火) 22:29:27 ID:X5u7D8hB0
今日最後にこれだけ投下して寝ます。
次回ちょっとなんかありそうな予感な感じで明日に続く^^;

僕「そうか、坂本さんがねぇ…」
そう言った時、瑠衣の目が一瞬曇ったのが、見えた。

朝食を終え、自分の部屋に入ろうとした時、
ローザ「あの…」
ローザに声をかけられる。
僕「どうした?」
ローザ「瑠衣さんの・・・事なんですけど」
ふむ、ローザも感づいていたか…
僕「だよな、やっぱり変だよな」
ローザ「はい…」
僕「そのことについては、ちょっと考えることにするよ」
そう言って部屋に入ろうとすると、またローザの声がした。
ローザ「多分・・・瑠衣さんは今でも祥一さんの事が好きだと思います。…一度でいいから、瑠衣さんが本当の気持ちを話せる機会を…作ってあげてくださいね」
僕は答えた。
僕「ああ」

部屋に戻り、考える。
瑠衣は昨日僕に告白したばかりなのに、坂本さんが好きになるなんて、今まで瑠衣と10年以上一緒にいた僕からすれば信じられないことなのだ。
やはり、彼女は彼女なりに僕を気遣っているのだろうか…

それならば。
659以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 22:37:52 ID:Yc5rfpzTO
ここで止めるなんて生殺しじゃねーかwwwwwwwwww
あー、早く明日になってくれw
660森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/23(火) 22:39:25 ID:kKbOb6ndO
坂本さんカワイソス
661森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/23(火) 22:40:56 ID:kKbOb6ndO
>>655
済まん。ぶれてて始め深夜が精液に見えた。
…病んでるな
662以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 22:41:28 ID:3rFpTet2O
祥一も大変だな

とりなおし
http://n.pic.to/16w56
663森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/23(火) 22:46:05 ID:kKbOb6ndO
>>622
変わってない変わってないw
664以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 22:49:24 ID:3rFpTet2O
ち、じゃあ諦める。
遠野うまくかけないのも諦める。
665以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 22:50:06 ID:+JXHherP0
〜広告〜

VIPでリヴリーアイランド
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1124762103/

リヴリーという不思議なペットを飼うゲーム
沢山の種類のリヴリーがいて、育てる人によって性格が変わったりする。
また、リヴリーを通じてチャットをしたり、お出かけやお買い物をしたり等沢山の遊び方がある。
面白いからみんなも自分だけのリヴリー愛そうぜ!

〜広告〜
666以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 22:50:29 ID:Yc5rfpzTO
いや、遠野たんは諦めるんじゃねぇ!!!
667以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 22:58:26 ID:3rFpTet2O
どゆカッコさせたらいいのかわからん
こまる。制服つまらん
めいど前やたし。
668桔衣 ◆vt6tklwx1o :2005/08/23(火) 22:59:19 ID:kKbOb6ndO
あきらめるんじゃないわよこのバカっ!
669以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 23:00:15 ID:Yc5rfpzTO
じゃあ残暑ってことで水着とかw
ポーズはアレ。グラビアアイドルとかがやってそうな感じ
670以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 23:06:03 ID:3rFpTet2O
グラビアとか
見ないからわかんね。
むずいポーズかけね。適当する。

あとこのケータイカメラのレンズの位置よろしくない
撮影しにくい
671以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 23:08:15 ID:Yc5rfpzTO
撮影モード変えるとかレンズ拭くとかやってくれ
672森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/23(火) 23:15:12 ID:kKbOb6ndO
写真を撮るためにカメラ機能が付いてるんだぞっ!
673以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 23:25:27 ID:3rFpTet2O
ついかした
ペンいれしたから輪郭はみやすいはず
消しゴムかけてないが
http://n.pic.to/16w56
674以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 23:34:59 ID:Yc5rfpzTO
ヤタ━━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━━!!!!!
今日ほどおまいを神に思えた日は無い!!
675以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 23:47:42 ID:3rFpTet2O
おまけもいれてみた。
676くふ ◆KUFjor9GHU :2005/08/23(火) 23:50:36 ID:wjQIt19S0
おまけ絵がウマー
677以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/23(火) 23:57:33 ID:Yc5rfpzTO
おまけGJ!!!
俺はやっぱりおまいが大好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
678くふ ◆KUFjor9GHU :2005/08/24(水) 00:02:38 ID:W22TTWsH0
そろそろ31〜ラスト行きます。
679くふ 31-37 ◆KUFjor9GHU :2005/08/24(水) 00:03:51 ID:W22TTWsH0
到着した街で、私達はひとまず教会を探して中に入った。
今の時間であれば人は滅多に居ないし、教会という雰囲気であれば
話しにくい事も多少は話しやすいだろうと思えたからだ。
三人で座れる場所を見つけ、腰を下ろしてから
ややキツめの声で問いかけた。

『メイビス・・・何でこんな事したの?』
『それは・・・』

私の問いに、メイビスが口ごもる。

『手紙に書いてあった事が本当だと、私が信じるとでも思ったの?』
『・・・いえ・・・。』
『じゃあ、何で急に居なくなったりするの!?何で!?』
『おい、落ち着けよ。』

取り乱していた。半分叫んでいるような声で問い詰めるのを
キースが優しく制してくれる。

『・・・私自身の問題ですから・・・。』
『私の問題って・・・何よその言い方。あなたが居なくなるのが、
 私達には全く関係ないとでも言うの?』
『・・・そんな事思ってません・・・ただ・・・』

その先を言う事を、メイビスはしぶった。
680以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 00:04:30 ID:6U5YkwkmO
ちなみにおまけは
ゆかりとりっかだから。
女装しななみじゃないから。

くふたんへいかもん
681くふ 31-37 ◆KUFjor9GHU :2005/08/24(水) 00:04:48 ID:W22TTWsH0
『ただ・・・何?』

長い沈黙に痺れを切らし、再び質問した。

『本当のことを言ったら・・・嫌われてしまうと思ったんです・・・。』

解答の意味が理解できず、更に聞く。

『どういうこと?そんなに酷い理由なの?』
『酷い・・・そうとも言えるかも知れません。理由を聞いたら、
 きっとエアさんとキースさんは私を嫌いになります。
 私は・・・二人に嫌われたくなくて、二人から離れる事を選んだんです。』

疑問に思うところもあったが、どちらかと言うと
悲しさが湧き上がってきた。

『理由を聞いた上であなたを嫌いになるかどうかは私が
 決める事だよ。あなたが勝手にそう思い込んで、勝手に
 私達の前から居なくなっちゃった方が、100倍嫌いになるから。』

彼女が困ったような顔をする。

『どんな理由でも、私はあなたを嫌いになったりなんかしないよ。』

その言葉を聴き、彼女はようやく話し始めた。
682くふ 31-37 ◆KUFjor9GHU :2005/08/24(水) 00:05:19 ID:W22TTWsH0
『私・・・辛かったんです、エアさんとキースさんと一緒にいるのが。』

意外な一言だった。

『・・・私たちの事、嫌いだったの?』
『いえ、二人とも大好きです。大好きだからこそ、辛かった・・・。』

短い静寂が場を包む。

『エアさんもキースさんも大好きだし、二人と過ごしているのは
 凄く幸せです。でも・・・どうしても心がむずむずしてしまうんです。』
『むずむず・・・?』
『はい・・・何だか、子供がおもちゃを取り上げられたような、
 そんな感じがするんです。だから、逃げたかった。私は二人と
 一緒に居ない方が良いんだって、思うようにしたんです。』

それを聞いて、私は切ない気持ちになった。

『そっか・・・。ねぇ、キース、あなたはどう思ってるの?』
『・・・いや、いきなりそんな事言われてもな・・・。』

困ったような顔のキースを見て、私は少しだけ笑い、言った。

『なーんだ、そんな事だったのね。』
683くふ 31-37 ◆KUFjor9GHU :2005/08/24(水) 00:06:06 ID:W22TTWsH0
私の明るい声を聞いて、メイビスが驚いた顔をした。

『メイビス、とりあえず今日は戻ってきなさい。
 で、研究室で研究を続けてなさい。自分が未熟なのはわかってるんでしょ?
 だったらとりあえず最低限の力はそこで身に付けないと!』
『え、でも・・・』
『いいから!戻ってくるの!じゃないと、この場で食べるわよ?』
『まて、それは間違ってるぞお前。』
『ホントですよ!止めてくださいよ師匠!』

理不尽かつ100%場違いな発言に、二人とも思わず笑う。

『ね、嫌だったら今日は戻ってくる事。じゃ、そういう事で。
『お前ちょっと強引過ぎだろう・・・』
『じゃあキース何か良い案でもあるの?』
『それは・・・』
『無いね、じゃあ決定!』

理不尽とも思えるやり取りを見て、メイビスが噴出す。

『・・・はぁ・・・やっぱりこの楽しい雰囲気が無いと、私ダメみたいです。』
684くふ 31-37 ◆KUFjor9GHU :2005/08/24(水) 00:06:42 ID:W22TTWsH0
その後アカデミーに戻った私は、
キースを部屋に呼び出した。

『ねぇ、あなたメイビスに気があるんじゃないの?』

突然の問いかけに、キースは盛大に咳き込む。
根拠の無い質問ではなかった。恐らくそうなのだろうと
踏んだ上での質問だったので、このリアクションは
私としてはなかなか面白かった。

『何言ってんだよエア。俺にはお前が居るだろ。』
『でも、さっきは否定しなかったわよね。彼女が気になってるから
 堂々と否定できなかったんじゃないの?』
『いや・・・それは・・・』

どうやら全く気が無い訳では無いらしい。
胸が痛む。が、表に出せない。出してはいけない。

『ほら、図星じゃない。じゃあ、三日だけ時間あげる。
 ゆっくり考えて、自分の気持ち整理してから結果教えて。』

それから三日。私は永遠とも思える時間を過ごした。
685くふ 31-37 ◆KUFjor9GHU :2005/08/24(水) 00:07:27 ID:W22TTWsH0
三日後、部屋のドアがノックされる。

『入って』

来客が誰かはわかりきっている。

『ずいぶん疲れた様子ね。』
『この三日間ロクに眠れなかったからな。』
『はは、それもそうね。で・・・どう?結論は出た?』
『あぁ、自分なりに結論を出したつもりだ。俺は・・・』

一瞬の躊躇い。キースが何を言おうとしているかは
わかりきっていた。その一瞬が、数分にも数時間にも感じられた。

『俺はやっぱり、メイビスが好きだ・・・。』

そうはっきりと口にしたキースを見て、私は微笑んだ。
いや、正確にはそうしたつもりだった。実際どんな顔を
していたかはわからないが、私は精一杯の笑顔で言った。

『そっか・・・。うん、じゃあ、しょうがないね。』
686くふ 31-37 ◆KUFjor9GHU :2005/08/24(水) 00:08:06 ID:W22TTWsH0
それから1年後。
私は二人の結婚式に呼ばれていた。

『あ、師匠!』

昔と殆ど変わらないメイビスの声が聞こえる。
ウェディングドレスを着たメイビスはこの世の物とは
思えないほどに美しかった。まじまじと見つめていると、
彼女は訝しげに聞いてきた。

『何見てるんですか?何か変ですか?』

慌ててドレスをチェックする様は可愛らしい事この上ない。

『・・・はぁ、最初から勝ち目なんて無かったのね〜、全く。』
『ぇ?何の事ですか?』
『ううん、なんでもない!ほら、あなたに先を越された
 人達がその手に持ってる花束待ってるわよ。』
『あぁ、はい。』

笑って答え、メイビスは手に持った花束を高々と投げ上げた。
その花束は驚くほどぴたりと私の手の中に納まった。


私が新しい幸せを見つけるのは、その僅か半年後の事だった。
687くふ ◆KUFjor9GHU :2005/08/24(水) 00:11:00 ID:W22TTWsH0
以上で終了です。
長々とした拙作でしたが、読んでくださった方々、ありがとうございました。
688以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 00:15:17 ID:6U5YkwkmO
はっぴえんどてなによりだおw
おつかり
次回作にもきたい
689以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 00:16:11 ID:1vVJ7m0YO
どういw
くふたん! じかいもきたいしてるお!!
690以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 00:28:28 ID:wRI83Qak0
http://www.collepic.com/cm.php?id=saga
これはなにか分かるよなwww
691以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 00:28:49 ID:wRI83Qak0
うはwwwwww誤爆wwwwwww
692以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 00:32:32 ID:6U5YkwkmO
ゴバクおつ
693以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 00:33:22 ID:1vVJ7m0YO
誤爆乙
694森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 00:33:53 ID:WvT81hQlO
クフ!乙!
そろそろソレガシが書いてもいいかえ?
695以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 00:39:11 ID:6U5YkwkmO
かけかけ
おれは寝るがな!
696くふ ◆KUFjor9GHU :2005/08/24(水) 00:39:44 ID:W22TTWsH0
どうぞどうぞ。さぁ、お書き下され、もりぞー殿。
697以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 00:41:45 ID:1vVJ7m0YO
モリゾーがんがれw

>>695
そろそろ書いてくれよ!!
698森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 00:59:23 ID:WvT81hQlO
嘘憑き

◆ 夏響祭

一通り屋台を巡ったので、2人は寺の裏の静かな所に来て石段に腰掛けていた。
「面白かったでしょ?久しぶりのお祭りは」
「ああ。鼎と来れて良かった。誰かと祭りに来るなんて、6年振りだ」
「6年……?」
鼎が何の事か聞こうとした時、茂みの奥から柄の悪い3人組がやってきた。
「そこのおねーさぁん、一緒にイイ事しない?」
「うわ、保っさん、それマジで引きますって」
3人組は酔っているらしく、明らかにフラついている。
「……鼎の知り合い?」
禍人が小声で鼎に聞く。
「いや、知り合いってわけじゃないけど……南野保っていうこの辺じゃ有名な不良」
「…知らなかったな」
「シカトこいてんじゃねーぞコラァ!」
3人が詰め寄って来た。
「いいからこっち来い!」
「やっ!離してよ!」
保が鼎の腕を掴んで引っ張り、禍人は保の腕を掴んだ。
「ンだ手前ェ」
「離せ。」
「うるせーなぁ!痛い目に会いたくなかったらこの手を離せよ!」
「お前が離せよクズ。」
保は鼎から離したその手でそのまま禍人を殴ろうとした。
699森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 01:12:32 ID:WvT81hQlO
禍人はしゃがんでそれを避け、一歩後ろに下がって言った。
「お前が南野保か」
「だったら何だよ!調子こいてると殺っぞオラァ!」

フッ と、禍人は笑った。
「やんのか?あぁ?」
「"南野保は、子供の時から、由来禍人が恐ろしくて、近づきたくもなかった"」

保はその場に立ちすくんで、目はどこか中空を見ていた。
そして我に返ったように禍人を見ると、
「ひゃ、うわあぁ!」
叫びながら雑踏の中へ走っていった。
「ちょ!アニキィ!」
「保っさん、待って下さいよ!」
当然2人の舎弟もそれに続くように、未だ騒がしい祭りの会場へ走っていった。

「大丈夫かい?鼎」
「え……あ、うん。ありがとう…」
「さて、何の話をしてたんだっけ……」
2人は再び腰を下ろした。
「あぁ、そうそう。6年前の事を、鼎は聞きたかったんじゃないかな?」
「あ、そうだけど…」
「じゃぁ、先ずはこの町で僕に初めての友達が出来た時の話をしようか」

――6年前の夏、僕はこの町で1人の女の子に出会った。木乃素子。それが彼女の名前だ。
700森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 01:27:33 ID:WvT81hQlO
◆ 過 去

素子は6年前に東京からこっちに引っ越して来たんだ。
体が――肺が弱くてね。
空気がきれいな空音町に引っ越して来たんだ。
その日、僕はこの寺で遊んでた。いつも通り、1人で。
その時もやっぱり友達がいなくてね。毎日朝から晩まで1人ぼっちだった。
素子は雨恵寺の近くに引っ越して来ていて、その日は探索のつもりだったんだろうね。
たまたま、僕と会ったんだ。
それから毎日、僕と素子はここで遊んだ。能力のことを話しても普通に接してくれて……嬉しかったなぁ。

――クリスマス、までは。

クリスマスの日も、雪が降るなか2人で遊んでた。でも、素子が風邪をひいちゃったらしくてね。
喘息が再発したんだ。
苦しそうに雪の上にうずくまった彼女を前に、まだ小さかった僕は何をしていいかわからなくて、ただ焦っていた。
正直、パニクっていたんだ。
そんな中、素子が途切れ途切れにこう言ったんだ。
――自分を楽にして欲しい。これからもずっと続くなら……こんな体、要らない――って。
701森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 01:37:49 ID:WvT81hQlO
僕がその時何を考えていたかはわからない。もしかしたら、何も考えていなかったかもしれない。
気が付いたら彼女はいなくなっていた。
降り積もった雪に、その跡だけ残して。

走った。
泣きながら走った。
泣きながら走って、家に帰った。
父さんだけが頼りだった。
僕は父さんと2人暮らしだった。母さんは僕を産んですぐに死んだから。
玄関の戸を開けた。
父さんの靴があった。帰って来てる!
真っ直ぐ居間に向かう。……いない。
書斎へ。……いない。
寝室。……いない。
仏間。……いない。
トイレ。風呂。台所。僕の部屋。
……いない。いないいないいないいない。いない。
家中を探した。……どこにも、いなかった。

食卓の上に、一枚の紙が置かれていた。

『自分の能力が怖いから、父さんはこの能力と一緒に生きていけない。禍人、父さんみたいに弱くなるなよ。これからの人生は自分で決めて、それから――

家の鍵、預金通帳、印鑑、逸美さんの連絡先と一緒に、その紙が置かれていた。
702森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 01:49:48 ID:WvT81hQlO
体中から力が抜けた。
何が何だかわからなかった。
もっとよく考えていれば、2人とも失わずに済んだのに。
僕がずっと家にいれば、2人とも失わずに済んだのに。
そんな事、今更考えたって、2人はもういないのに。

後は、もう。

世の中ハリボテみたいにしか見えなくて、
自分の能力なんかたいして強くないと思えて。
味気のない食事。
感動のない生活。
今自分が生きている人生が実は自分の妄想なんじゃないかと、悪夢を見ているだけで、自分はただ布団の中でうなされているだけじゃないかって、時々思って。
空疎な考えしか出来なくなって、感情は皆無。
自分は苦しくないんだと思い込んだ偽りの生活を、本当は凄く寂しい事を誰にも悟られないように、誰とも関わりを持たずに送った。
…苦しかった。寂しかった。悲しかった。冷たくて、暗かった。悔しかった、生活の中で、
おぞましく、恐ろしく、汚れていて、憎らしかった、この能力を、
そんな事出来る筈ないのに、無理やり全部、"嘘"だと思い込んだ――
703森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 01:58:55 ID:WvT81hQlO
…鼎と話している時は、僕が"そうなる"前の僕にもどれた。
苦しくない。寂しくも、悲しくもない。
鼎といる時だけ、世界を憎まずに済んだんだ。
だから鼎は、鼎だけは失いたくない。
失わせない。
二度と、二度とあんな失敗は繰り返さない。


禍人は言い終えると一言、
「鼎、好きだよ」
と言った。
今まで何度も軽く口にしてきた言葉とは違う。
「禍人君……えーっと、うーん……あの。――ああっ、もうっ!」
禍人の唇は鼎の唇と重なっていた。
「私も…、私もね、5年前にお父さんとお母さんが死んで、おばあちゃんに引き取られて…だから、惹かれたのかな。……その………好きかな、なんて。ね」


もう一度、今度は僕からキスをした。

そして

寂しく、なくなった。
704森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 02:01:33 ID:WvT81hQlO
次回は遂に、5人目の殺人が起こる!
被害者に共通するものとは!?
急にいなくなった鼎の行方は!?

次回、
◆ 煉 獄 殺 人
705森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 02:27:30 ID:WvT81hQlO
みんな寝ちゃったのか?
ソレガシも寝たいんだよね!
706森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 02:36:49 ID:WvT81hQlO
寝ちゃうからね!
いいね!?
本当に寝ちゃうからね!



お休みぃ
707以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 02:42:03 ID:1vVJ7m0YO
寝てないけど繋がらなかった件
モリゾーのお話は毎回不思議なふいんきが漂ってるってかいい感じだよなー。黒くてもw
これからもワクテカしてるお
708以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 02:42:40 ID:1vVJ7m0YO
>>706
ノシ
709千夏と常夏:2005/08/24(水) 02:52:16 ID:dHbqVtgV0
>>558の続きを誰も居ないだろう時間に書く。
710以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 03:01:55 ID:1vVJ7m0YO
+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +        
 と__)__) +
711千夏と常夏:2005/08/24(水) 03:26:41 ID:dHbqVtgV0
マーメイドまでは距離にして25mプールくらい。あっという間に着く距離ではあるが――
「見えるか千夏おおっと! なかなかあーやばいやばい小石! 小石痛いってっ!」
じゃりじゃりごつごつした磯を素足で進むのは拷問に近かった。
「ちょと待ててお兄ちゃん今話しかけるとバランスがっ! がぁっ! ふぅ……崩れる、から」
二人は慎重に足場を選び、さながら生まれたての小鹿のごとく小刻みに震えながら進んだ。
「……どうだ、千夏?」
残り10メートルを切った所で再度常夏は訊く。
「待って……ほあっ!」
千夏は顔をあげるべく岩から両手を突き離した。既に二人の存在はマーメイド氏に
充分知れており、彼女はそれを危なげに見ていた。
「ふう……なるほど確かに悪くないかも。でも一つ、さっきから薄々感じていることがあって――」
常夏が何だ? と訊き返そうとする前に、高く激しい波が千夏を拉致しようとしてきた。
「千夏−!!」
常夏の叫びも虚しく、千夏はうつ伏せ状態で海に吸い込まれていった。
まずい。このままではどざえもんになってしまう事受けあいだ。
常夏は走った。そして水深50センチの海へダイブを試みた。

712以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 04:19:08 ID:1vVJ7m0YO
えっ、終わりじゃ…ないよね…?
713以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 05:27:06 ID:1vVJ7m0YO
まだ…かな?
714以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 06:42:03 ID:OLlRrXfR0
ほしゅ
715森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 07:21:39 ID:WvT81hQlO
保守
716以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 07:52:25 ID:EFWCHM+j0
う…ううううんち!出るぅぅぅぅぅっ…!!
ぶっ!ぶぶっ…ぶりぶりぶりぶりぶばぶりゅむりゅぶぼぼぼぷしゃああああああああ!!!!!!
717桔衣 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 08:53:51 ID:WvT81hQlO
ほしゅうぅ
718以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 09:54:39 ID:lbQQIlm40
保守
719以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 10:53:26 ID:lbQQIlm40
保守
720たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/24(水) 11:03:12 ID:KBNwAUai0
おはやうございます保守〜m(_)m
721たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/24(水) 11:30:02 ID:KBNwAUai0
瑠衣は、リビングで面白くもないワイドショーをただ見ていた。
僕「瑠衣」
後ろから声をかけられて驚いたのか、瑠衣はこっちを振り返る。
瑠衣「兄さん?どうしたの?」
僕「瑠衣、お前は本当に坂本さんが好きなのか?」
一瞬、瑠衣の顔がこわばる。
瑠衣「好きだよ」
僕「そうか…じゃあ」
僕は覚悟を決めて、彼女を睨んで言った。
僕「僕は軽い男だったんだな」
瑠衣「え?」
瑠衣は突然の発言に何がなんだかわからなくなっている。
僕「昨日僕に告白して、今日は坂本さんが好きって言われちゃ、僕の立場がない」
瑠衣「え…ぁ…」
瑠衣の身体が震えているのが分かる。僕の目を見て、恐怖を感じているのが。
僕「それともお前が、恋愛を軽く考えている女だったのか」
瑠衣「…」
僕「黙ってたら分からないだろ?」
重い沈黙。瑠衣の目には、涙が浮かんでいる。
722たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/24(水) 11:30:27 ID:KBNwAUai0
瑠衣「違う…の…」
ようやく、彼女は話し出す。
瑠衣「兄さんへの気持ちは…変わってないよ…でも、でも、もう、兄さんに余計な心配、かけたくなかった…」
うつむいたまま続ける。
瑠衣「私だって、ホントは兄さんが大好きなんだよ」
僕「で?それで僕に心配をかけなかったとしても、坂本さんには迷惑がかかるだろう?」
瑠衣はもう追い詰められたように、無言で僕を見ていた。
僕は、自分が悔しくて、気がつくと、泣いていた。
僕「何で、僕に本当のことを言わなかった?今まで一緒にいた兄にさえ、本当のことを言えないのか?」
瑠衣「…兄…さん…っ」
瑠衣は力なく、僕にもたれかかった。
瑠衣「ごめんなさい………ごめんなさいっ!!…」
僕は彼女の背中に手を回して、呟いた。
僕「今でも…お前は大切な妹なんだから…だから…」
瑠衣はただ、何度も頷くだけだった…そして最後に、僕を強く抱きしめて、言った。
瑠衣「私も…兄さんは、とっても大切な兄さんだよ……大好きだよ…」

今までどおりの兄妹としての生活は、当たり前のようで実はとても幸せなことだったんだと、その時僕らは気づいたのだった。
その日のことで瑠衣は吹っ切れたようだ…僕らの幸せな日々がまた始まろうとしている…

ローザ「って、祥一さん、何か忘れてませんか?」
僕「え?」
ローザ「もうじき期末テストですよ」

あ…^^;


さて、これで告白編が終わったわけですが、ここで重要な設定、「ローザは一学期しか日本にいない予定」というものがひょっこり顔を出します…
次回から、テスト〜帰国編に突入します。
723たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/24(水) 11:31:54 ID:KBNwAUai0
あ、一応誤解のないように「僕ら三人の幸せな日々が」に脳内修正よろです^^;
724森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 12:58:19 ID:WvT81hQlO
乙〜
いいよいいよー
最高だよー
725以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 13:47:30 ID:1vVJ7m0YO
もうちょっとでローザ帰っちゃうのか・・・
早く続き読みてー。イイヨイイヨー
726たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/24(水) 14:13:12 ID:KBNwAUai0
ではテスト編の序盤を…


テスト週間とは、学生が学生たることを苦しむ期間だとどっかの誰かが言っていたような気がする。
で、今僕ら5人は旧科学部室で勉強しているわけである。僕、瑠衣、ローザ、睦、そして
坂本「この俺だ」
僕「誰に言ってるんですか^^;」

ローザ「えーと、この公式は…」
僕「そこはこっちの解き方の方が楽だ」
睦「あ、本当です」
最上級生だけに下級生の質問には答えねばならない。と、
瑠衣「ちょっと、私だってわかんない問題あるんだから!」
坂本「ダイジョーブッ!お嬢さん、この俺がいる限りは」
瑠衣「(無視)ねえ、兄さんってばぁ」
坂本「…OTL」

テスト中の学生の集まりではこーゆーこともあるものだ^^;
727以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 14:25:40 ID:Oqm0LR1x0
第二の電車男が誕生しそうです。
VIPPERのみんなで恋愛のアドバイスをしましょう
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/bobby/1124283554
728たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/24(水) 14:41:01 ID:KBNwAUai0
続きはまた後で…
729くふ 1/4 ◆KUFjor9GHU :2005/08/24(水) 14:42:49 ID:W22TTWsH0
冬の寒さが和らぎ、だんだんと外へ出るのが楽しみになって来た。
景色一面を覆っていた白雪は少しずつ水に変わり、その下からは
春を告げる足音が聞こえてくる。

「大分暖かくなってきましたね、師匠。」
「そうね。そろそろ冬も終わりかしら。」

私とメイビスはいつもの森へ向かっていた。
修行と言う名目ではあるが、実際は二人でじゃれているだけのような物だった。
彼女は既に、各種技能の面において私を超越していた。それでも彼女は私の事を
師匠と呼ぶのを止めなかった。照れ臭い様な嬉しい様な、複雑な感じがする。

「正直、私があなたに稽古をつけてもらいたい位なんだけどね。
 ちょっと検討してみる気、無い?」

冗談めかして問いかけてみた事は何度かあったが、毎度回答は同じだった。

「何言ってるんですか、師匠。私が師匠に教えられる事なんてありませんよー。」

謙虚なのか自分の能力を把握していないのか。何にせよ、彼女は未だに私の
可愛い弟子だった。

陽だまりに二人で座り込み話をするというのは、ここ最近の私の楽しみでもあった。
彼女と話をしていると本当に楽しい。
私が興味を持たなかったものに彼女は興味を持ち、それについて学んだ事を
事細かに話してくれる。私が見過ごしていた事を、彼女は的確に見つけ、教えてくれる。

彼女との会話は、私にとって新しい発見の宝庫だった。
730くふ 2/4 ◆KUFjor9GHU :2005/08/24(水) 14:43:19 ID:W22TTWsH0
彼女の話を聞いているとき、私はふと彼女の顔を見る事がある。
そして、そういう時には必ず彼女に同じ事を言われる。

「師匠、聞いてますか?師匠?」

いつもその声でハッとして我に返る。女の私ですら見とれてしまうほどに、
彼女の容貌は美しい物だった。人形の様だという言葉は、彼女の様な人を
形容する為にあるのだろう。その造詣には一点の狂いも無かった。
剥いた卵を逆さまにした様な輪郭と肌、パッチリとした透き通るような瞳、
スッと通った鼻筋、美しく引かれた線のような口元・・・。

「キースは幸せ者ねぇ。こんな子がお嫁さんなんだもんねぇ・・・。
こんな子と毎日あんな事やらこんな事やら・・・」

私の言葉に、顔を真っ赤にして慌てふためくメイビス。

「い、イヤですよ師匠!そんな・・・あんな事やこんな事なんて・・・」

自分で言っておいて耳まで赤くする。混乱したのか、真っ赤になって俯き
ながら、ブツブツと何かを言っている。

善からぬ考えが頭に浮かび、私はニヤリと笑みをこぼした。
731くふ 2/4 ◆KUFjor9GHU :2005/08/24(水) 14:43:46 ID:W22TTWsH0
「ねぇ、メイビス?」

言いながら、私は彼女の頬に手を伸ばした。掌で頬に触れると、絹のような
手触りと、紅潮した顔の熱が伝わってくる。ビクっと体を震わせてから、

「な、なんですか、師匠?」

と返事を返してくる。

「私も、あなたが大好き・・・ホントよ?」

更に顔が真っ赤になり、全身を硬直させる。
緊張と恥ずかしさのあまり動けない彼女に私は顔を近づけ、耳元で囁く。

「ねぇ・・・食べちゃって良いかな?」

悪戯っぽく言う。更に硬くなる彼女の横から、そっと唇を舐めてみた。

「ひゃあ!!」

甲高い声を上げ彼女は身を引いた。後ろで手を突いて、私を見ている。
戸惑ったような彼女の表情が、善からぬ考えを更に増長させる。
頬が熱を持ち、少しずつ頭の中が白くなってくる。

「ねぇ、メイビス・・・嫌・・・?」

問いかけると、彼女はほんの僅か、首を横に振った。
私は微笑んで、彼女に身を寄せた。
732以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 14:44:13 ID:VuTNdfsK0
  【    電    車    男    2    発    生    】
 

1 名前:弱い犬[] 投稿日:2005/08/17(水) 21:59:14 ID:Bs5AhwBN
これからも僕の恋愛についてのレスよろしくです。
僕の好きな人のことをここでは天使と呼んでいます。


2 名前:弱い犬[] 投稿日:2005/08/17(水) 22:00:40 ID:Bs5AhwBN
これからもみなさんのレスよろしくおねがいします。
天使は必ず僕の彼女にしてみせます。
みなさん応援よろしくです。


286 名前:弱い犬[] 投稿日:2005/08/24(水) 11:32:56 ID:sXp166RJ

きみらがね。それと消えてくれ。

ここは僕の相談を受けてくれる人しかこないでほしいね。
荒らし掲示版にでもいってくれば。きみらのくるところじゃないよ。

---------------------------------------------------------------------
何こいつ態度デカスwwwwwww
電車男に影響されすぎてキモスgwwwwwwwwwwww
このスレ荒らしまくろうぜwwwww
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/bobby/1124283554/
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/bobby/1124283554/
http://etc3.2ch.net/test/read.cgi/bobby/1124283554/
733くふ 4/4 ◆KUFjor9GHU :2005/08/24(水) 14:44:13 ID:W22TTWsH0
顔を寄せると、彼女は目をぎゅっと瞑った。
私は彼女のうなじに片手を添え、そのまま彼女の唇に、自分のそれを重ねた。
思っていた以上に彼女の唇は柔らかかった。

「ん・・・」

しばらくそうしていると、彼女が息を漏らす。私が唇を離すと、彼女は顔を
背け、目を逸らした。

「今日はそろそろ帰ろうか?」

聞くと、彼女は小さく頷いた。
アカデミーに到着するまで、彼女は殆ど口を開かなかず、ずっと軽く俯き、
眉間に皺を寄せていた。
(嫌われちゃったかな・・・?)
そんな事を考えていると、そろそろアカデミーに到着する辺りで、彼女が
口を開いた。

「あの・・・師匠・・・」
「なぁに?」
「今日の事は・・・彼には秘密に・・・」
「あぁ、うん、わかってるよ。」

笑いながら言うと、彼女は更に付け加えた。

「あと・・・たまーに、今日みたいな事、してくれますか?」

思わぬ言葉に驚いたが、私はすぐに微笑んで頷いた。
どうやら私の楽しみが、一つ増えたようだ。
734くふ ◆KUFjor9GHU :2005/08/24(水) 14:45:01 ID:W22TTWsH0
暇つぶしで後日談。
名前欄のミスはもはやデフォルトです。ご了承下さい。
735以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 14:49:41 ID:1vVJ7m0YO
ちょwwwwwwwww百合wwwwwwwwwモエスwwwwww
736以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 14:55:07 ID:+3JUIATBO
みwなwぎwっwてwきwたwwww
737以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 15:00:53 ID:1vVJ7m0YO
たわごとさんの続きを期待しつつ
+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +        
 と__)__) +
738たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/24(水) 15:37:54 ID:KBNwAUai0
そんなこんなでテスト前夜。
僕「よーし!これで範囲4周全部終わったぞ!」
瑠衣「お疲れ〜」
ローザ「お疲れ様です」
この2週間、瑠衣やローザ、睦の質問に答えるために勉強時間のほとんどを費やしてしまい、僕はやっと自分の目標にしていた分を終わらせることが出来た。もう深夜11時40分である。
僕も瑠衣もローザも、パジャマ姿で眠そうにしている。
瑠衣「じゃあ私寝るね〜おやすみ」
ローザ「おやすみなさい」
ローザが瑠衣を見送る。
僕「って、今日は僕の部屋で寝るの?」
ローザ「だって、勉強終わったんでしょう?」
母さんは旅行から帰ってきて僕らが付き合ってることを知ったが、「若いわねぇ、子供はできないようにね」とか言いおった^^;
だから、ローザと一緒に寝てもOKって訳だが…
ローザ「もう、あんまり時間無いんですし…ね?」

僕「あ、」

そういえば、そうだった。
ローザは、一学期の間しか日本にはいないのだ。
739たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/24(水) 15:38:19 ID:KBNwAUai0
僕「そっか…いつだっけ?」
ローザ「終業式の次の日ですよ」
そうか…もう、別れの時は近いのだ。それなら、精一杯彼女のしたいことをさせてあげよう、そう思った。
僕「ああ、じゃあ寝るか…一緒に」
ローザ「はい」
嬉しそうに微笑む彼女を見て、僕も嬉しくなる。

彼女と、ずっと一緒にいたい。
そう、ベッドの中で彼女を抱きしめながら思っていた…
740以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 16:00:27 ID:1vVJ7m0YO
これは・・・







もしかして祥一って頭いい?
これからの恋愛模様に期待
741たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/24(水) 16:07:04 ID:KBNwAUai0
祥一は一応頭いいほうと設定してます^^;

次回はテスト編ですね…どんどん短くなっていくローザと一緒にいられる時間。
祥一はそれが苦しくてたまらない。でも、その気持ちはローザも同じ。
そしてある日…


一応予告してみた。ではまた後で。
742以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 16:17:29 ID:1vVJ7m0YO
頭いいのか・・・

予告乙です! かなり期待なとこだお
祥一、ローザはどんな結末を迎えるのか!!
7431Kアパートの生活。:2005/08/24(水) 16:21:00 ID:5XLOdlOz0
俺と彼女が暮らし始めてもう半年にもなる。
彼女は俺の姉の娘であり、裁判の結果俺が引き取ることになった。
所謂、虐待というヤツ。正しくは育児放棄。
妻を早々に亡くしてしまった義兄が育児をする気を失ってしまったのは分からなくもない。
彼女は7才。俺は25才。1Kのアパートに2人暮らし。
大分離れた土地でそれぞれ暮らしていたので俺と彼女の面識は殆どなく、
オマケに彼女は遠く俺の住むこの街までやってきて孤独も同然だった。
教育費は義兄から送られてくるとは言え子ども1人育てるのは安くない。そして易くない。
仕事は辞められないが彼女を放っておくことも出来なかった。
忙しい日々が、続く。

「じゃあ行って来るから、イイコにしてろよ?」
日曜日。彼女の学校は休みだが俺の仕事は休みではなかった。
彼女はあまり喋らない。学校でも大人しいのだと、家庭訪問の時に教師が言っていた。
わがままも言わず、友達もいないのか休日も家で1人で遊んでいるらしかった。
本当のではないとはいっても、親として喜ばしいことではない。
彼女は俺の留守中イイコにしてるだろう。1人、部屋の中で閉じこもって。
こくりと頷いた彼女の頭に掌を置く。そっと、撫でる。
「お昼御飯は用意してあるから、電子レンジでチンしてな?」
こくん。
「晩御飯の時間になっても帰ってこなかったら、大家さんに言えばいいからな?」
こくん。
7441Kアパートの生活:2005/08/24(水) 16:21:36 ID:5XLOdlOz0
「…………何か、欲しいものは?」
俺は毎日こう尋ねるが、彼女が何かを求めたことは無い。
絵本でも、玩具でも、望むのなら有り金をはたくのに。
「……ない?」
それでも、ほんの少しの期待を込めて俺は尋ねる。
なんだっていい。何か、望んでくれないか?
じっと、彼女の口元を見つめ、俺は待つ。
家を出なければいけないギリギリの時間まで、じっと。

すぅ、と彼女が小さく息を吸い込む。
俺はじっとその仕種を見つめる。
唇が少しだけ、開かれる。
「……はやく、かえってきて」

俺は彼女を抱き寄せて、思わず泣き出しそうになっていた。
「晩御飯、ハンバーグ作ろう」
こくん。
「一緒に食べよう」
こくん。
「来週の日曜は、一緒に遊べるから……」
……こくん。
寂しい思いなどさせてたまるものか。
彼女を幸せにするために引き取ったのだから。
「いってきます」
「……いってらっしゃい」
俺には帰る場所と守るべきものがある。
745以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 16:22:02 ID:5XLOdlOz0
お目汚し。
746たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/24(水) 16:24:42 ID:KBNwAUai0
>>745
ちょっとホロッと来ましたよ(ノ∀`;)
747以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 16:27:17 ID:1vVJ7m0YO
不意に泣きそうになった
いい話だなぁ・・・・
748以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 16:28:51 ID:5XLOdlOz0
そう、れあたんいつも黒い話とか学園モノばっかり書いてるわけじゃないんです。
749以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 16:43:42 ID:5XLOdlOz0
そして七海の続きは書いてない俺。
750以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 16:46:59 ID:1vVJ7m0YO
いや、イメージ的には黒い話が強いけどね
とりあえず早くV.Sをうpするんだ
751以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 16:50:17 ID:5XLOdlOz0
いやまぁ、黒い話が大半なんだけどな。

VSは待てって。マジマテって。かけないから。
752たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/24(水) 17:07:08 ID:KBNwAUai0
テストが始まった。
昼までで学校が終わっても、残りは飯とトイレと睡眠を除いて机に向かわなければいけない。
でも、ローザは終業式の翌日、テストが終わって4日後にはイギリスに帰ってしまう…
僕は、できるだけローザのそばにいた。
テストが終わったらローザを待って一緒に帰ったり、勉強した後は一緒に寝たり。
でも、どうしても苦しくて。


テスト最終日の帰り。
僕「あ〜!終わった!」
ローザ「終わりましたね」
僕らは家に向かって歩いていた。
で、家到着。
僕「ただいま〜」
1年生だから早く終わった瑠衣が迎える。
瑠衣「お帰り」
僕らがかばんを置いていると瑠衣が言った。
瑠衣「あのね、今日テストの打ち上げに行って来るから、友達の家に泊まってくるからね」
僕「え?」
ローザ「は…はぁ」
瑠衣「じゃ、行って来るから」
呆気にとられている僕とローザを置いて、瑠衣はもう出ていってしまった。
753たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/24(水) 17:40:32 ID:KBNwAUai0
しばらく呆然とする二人。
ローザ「どうしましょう…」
僕「う〜む」
ローザ「あ、とりあえずお昼ご飯作りますね」
そう言って、ローザは小走りでキッチンに向かった。
754以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 18:10:06 ID:1vVJ7m0YO
もしやエロルート!?
wktk

>>751
じゃあ外伝をうp!










つーかVIP重くね? チョンがF5アタックでもしてんのか?
755以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 18:15:00 ID:5XLOdlOz0
外伝ってなんだ…どんなんだ…
佐藤の生活とか?
756森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 18:24:07 ID:WvT81hQlO
>>753
これはもしかするともしかするのかい?

おっと、「だが断る」はナシだぜ?
757たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/24(水) 18:27:48 ID:TLdCZmpS0


もう、夕方になろうとしている。
昼食を済ませた後、僕とローザは二人寄り添ったまま、何もしないでいる。
僕は自分の胸にもたれているローザの金髪を撫で、ローザは僕に身体を任せ、もたれかかったまま。
ローザ「もう…夕方ですか」
僕「あぁ…」
ローザ「ご飯、作らなきゃ」
そう言って、ローザが立ち上がる。
彼女の白いワンピースが、やさしい風になびいている。

夕飯は、カレーであった。
ローザ特製のカレーは、彼女が辛いものがダメだという理由で甘口だった。


もしかしちゃっても良いのかい?^^;
758以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 18:28:06 ID:1vVJ7m0YO
あれ?

124:れあ 07/28(木) 01:50 [sage]
・ヴァンパイアスチューデント七海とは?

ごくフツーというか、まぁ、普通より結構優秀な高校生小村七海が、ある日突然吸血鬼になる。
七海に「好きだ」と告白した宮路ゆかりという少女は、実は教会から派遣された悪魔退治のスペシャリスト。
吸血鬼であることを知られ、吸血衝動を抑えながらなんとか逃げていた七海の前に、
演劇部時代の後輩、遠野翼が現れる。七海は吸血衝動を抑えきれず、彼女の血を吸う。
一方七海の双子の妹六花は、半身を失ってしまって狂喜乱舞。悪魔に取り付かれる。
その取り付いた悪魔というのは実は七海のクラスメートの野田弘樹だった。
戦いの中で、実は七海の中に『吸血女王の因子』なるものが入れられてしまっていたこと、
それを入れたのが遠野翼であったことが発覚。
そして、遠野の後ろで糸を引く人物とは誰なのか!?
たまにエロかったり、ややグロかったりする。


・ついでに、VS七海外伝〜Your voice only〜とは?

ていうか、こっちが本編だから。
こっちは割とフツーの学園モノ。主人公小村七海が可愛いおにゃのこに囲まれて困る話。
エログロは無いが、サービスカットはある。
759以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 18:29:48 ID:5XLOdlOz0
あ、そゆ意味ね……。







まだムリ。
760以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 18:36:52 ID:1vVJ7m0YO
たわごとさん、投下中に本当にスマナス(´・ω・`)

>>759
じゃあさっき言った佐藤の生活とかサイドストーリーも読んでみたい




まぁ遠野たんの生活が一番興味をひかれるわけだが
761たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/24(水) 18:38:40 ID:TLdCZmpS0
>>760
すまぬ、さっきので一旦中断するつもりだったのだ…書き込んでなくてスマソOTL

遠野たんにいまだ萌えている僕は一体…
762以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 18:41:22 ID:5XLOdlOz0
佐藤家フツーだよ?
遠野んちもフツーだし。
763以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 18:47:28 ID:1vVJ7m0YO
>>761
遠野たんモエスなのは俺もだぜ!! 大好きだ!!

>>762
そんな私生活がまたいい
佐藤のVIPPERっぷりと遠野たんのモエスに期待している
764たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/24(水) 18:47:41 ID:TLdCZmpS0
ここでちょっと相談したい


ぶっちゃけ、エロルートにしようか迷ってる。
765以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 18:49:22 ID:5XLOdlOz0
思い切ってエロルートもよし。

まぁ、ムリに書く必要もなし。
766以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 18:50:14 ID:1vVJ7m0YO
俺は萌えられればどっちでもいいですお
エロだと最後を綺麗に終わらせるのが大変じゃないかな? と思うだけ












まぁぶっちゃけエロルートは見てみたいけどw
767以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 18:51:58 ID:5XLOdlOz0
よし、俺はメシを食うぜ。



まぁ、私生活は気が向いたらな…
768以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 18:53:44 ID:1vVJ7m0YO
気が向いたらな・・・ と言いつつ、読者の期待を裏切れないれあたんモエスwwwwwwwwww
769たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/24(水) 19:10:14 ID:TLdCZmpS0
…OK、腹は決まった。
僕自身も自分の書いたキャラクターたちは気に入っているのできれいに終わらせたい。

今日中に続きは無理かもしれないががんばってみます。
770以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 19:25:40 ID:1vVJ7m0YO
俺もローザたん好きだから綺麗に終わらせてほしいお
Little Prayer聴いてる時に生まれたキャラと聞いてから俺の中ではローザたんが特別な人になりました
771以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 20:18:54 ID:1vVJ7m0YO
さて、と、ほしゅタイム
772以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 20:35:26 ID:6U5YkwkmO
書こうとしたけど無理だったからこれで勘弁

佐藤と遠野学祭仕様
http://n.pic.to/1a1io
773森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 20:47:05 ID:WvT81hQlO
エロス!
エロス!
いかなる文学にもエロスは含まれている!
たわごとも含むべきだと脳が囁く!


この前の白ちんこに「マツタケマン参上」とマジックで書かれていた……
774星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/24(水) 20:52:00 ID:vc1YBNp40
ネタが浮かばないから最近は俺ガンばっか考えてますよ
775以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 20:55:03 ID:6U5YkwkmO
マツタケマンうp
776以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 21:37:04 ID:1vVJ7m0YO
>>772
それだけで許すわけがなかろう
しかしGJ!!!

>>773
綺麗に終わらせてやろうぜエロマスター

>>774
ガンって癌? 闘病中のおにゃのこ?
まさか鳥では無いだろ・・・




やっと繋がったひゃっほぉう!!
777以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 21:45:23 ID:1vVJ7m0YO
そういやマツタケマンってか陳歩つけた考える人うp
778星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/24(水) 21:54:05 ID:vc1YBNp40
対虫機動隊夜想曲

 鬼隊はさすがに強かった。噂に違わない戦闘力だ。
 他の分隊と分かれて進んだすぐ先の細い通路に虫が密集していたが、なんの苦労もなく破壊していく。
 戦法はだいたい決まっていて、先頭の虫の駆動系統と頭部のレーザーを破壊したあと、後ろにつまっている虫に対して
手持ちの手榴弾をありったけ投げる、という感じだ。サティさんが言うに、狭い場所で、虫が多くて二匹までしか一度に襲って
来ないからこそ出来る方法だ。虫の遠距離攻撃はレーザーしかないことも大きい。そもそも実弾の効かない宇宙人のための
大型兵器なので、それさえ使えないようにすれば、後は前足に気をつけるだけだ。
 少しずつ前進していく。その鬼隊の後ろには、次々と虫の屍が築かれていく。緊迫した戦闘だったが、後方に控えている
僕に命の危険はさほど無かった。常に後ろに気を配っているサティさんと右翼後方突撃官のおかげで、前方に集中して
戦えるのはありがたかった。
 エレベーターは使えなくなっていたので、階段で下りる。マチドナは上中下甲板で成り立っていて、練習場はさほど遠くない、
中甲板左翼中腹にある。虫たちは相変わらず多勢で攻め寄せてきていたが、そもそも虫の武器は船内では使いにくいため、
あまり苦労はなく進めた。
 そして、練習場。
 練習場は地球で見た射撃訓練場と比べると、とても小さな物だった。僕が体験した特別訓練場など欠片も無く、十二人が
同時に使用できる立射場、同じく屈射場、伏射場。後は別の部屋に分かれたトレーニングルームがあるだけだ。
 そこに、数えて五十人ほどがいた。
「カラトシ、負傷者の数を数えろ」
 分隊長にとりあえず返事を返す。が、無事な人間を数えた方が速いのじゃないだろうか。軍人と言うだけあって、簡易的な
手当は誰もが施されているものの、人によっては右足がなかったり、レーザーで腰を貫かれていたりする。今にも出血で
死にそうな兵士もいた。
 問題は、兵士でない人間が混じっていたことだ。
 一人、女の子が部屋の隅でふるえていた。
779星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/24(水) 21:55:14 ID:vc1YBNp40
「第八分隊、第一分隊、そこの人間は練習場にいる。直ちに急行されたし」
 通信官の声が響く。僕はそれにかまわず、少女に近寄っていく。
 少女はまだ年端もいっていなかった。よくて十歳。なぜこんな所に? 少女は女性の兵士のそばで小さくなっている。
「彼女は?」
 女性に尋ねる。彼女は首を振って、
「答えられない」
 といった。ええと、それはまずくないか? この船に乗っているのは軍人だけで、一般人は乗艦禁止だったはずだ。
そんでもってなにか異変があれば、本部に報告せねばならない、はずだ。たしか。
「サティさん」
 分隊長と話していたサティさんが振り向く。女性の兵士が、体をこわばらせるのがわかった。
「どうしたの?」
「えと、乗艦している一般人を発見しました」
「一般人?」
 眉をひそめて、近づいてくるサティさん。やっぱ一般人は異常なんだ。よし。
 サティさんがのぞき込むと、やはり女の子はふるえっぱなしだった。顔を向けようとすらしない。実のところ、僕が女の子だと
判断したのははいているスカートからだった。
「この子は?」
 サティさんの質問に、女性兵士はやはり首を振る。
 サティさんは一瞬困ったような表情をしたけれど、すぐに僕に向かって、
「とりあえず、見といて」
 と言った。
「あと、ここね、ここ」
 頭をトントンと指で示す。頭を使え? じゃなくて、ああ、通信チップね。
 使ってみた。分隊長に向かって、負傷者四十一名。
『了解』
 分隊長の声は通信チップでも怖い。
780星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/24(水) 21:56:18 ID:vc1YBNp40
ここまで考えるのが精一杯でした。ゴメンナサイ

>>776
俺の考えたがんもどき
中にチーズとかラムネとか入ってる
ウソだけど
781以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 22:18:00 ID:1vVJ7m0YO
>>780
おつ〜
まぁ気にせずまたーりがんがってください

つーかガンモの話かよwwwwwwwwwwww前の毒気に侵されすぎwwwwwwwwwwwwwwwwwww
782以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 22:39:29 ID:T1Mz9nWaO
ねぇねぇ、何考えればいいいいいいいん?
783森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 22:40:49 ID:WvT81hQlO
色々忙しくてちんこを考える人色に塗らなかったからあんな事に…
ちんこは今学校に厳重にほったらかしなので手元に無いぬ!


俺ガン
砕いた軟骨が入ってる。絶対美味いって!
784以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 22:51:52 ID:1vVJ7m0YO
>>782
おにゃのこの話ならなんでもおおおおおおおおおおおk

>>783
ちゃんと写メ撮れよwwwwwww

ガンに軟骨って意外に普通じゃね?
785以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 22:53:35 ID:BWrlX8Ux0
無意味に>>743-744の続きを考えようとする俺。
786以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 23:32:56 ID:1vVJ7m0YO
>>785
wktk
787以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 23:36:00 ID:BWrlX8Ux0
まぁ、つながんないのはしゃあねぇ。がんがれ。

まぁ、続きみたいなものは気が向いたら。
彼女の名前が浮かばない。誰か考えれ。
788森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 23:45:30 ID:WvT81hQlO
琴子 コトコ
美咲 ミサキ
紅音 アカネ
杏子 キョウコ
鹿子 カノコ
ほのか
ちゆみ
みんみ
眞菜香 マナカ
衣 キヌ
一二美 ヒフミ
789森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 23:51:27 ID:WvT81hQlO
杏 アンズ
香音 カノン
汐美 シオミ
奈々菜 ナナナ
森蔵 モリゾウ
雪 ユキ
幸衣 サチエ
縷々 ルル
阿姫 アキ
奈津夏 ナツカ
芙由 フユ
春樺 ハルカ
790以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/24(水) 23:52:55 ID:BWrlX8Ux0
なにそのどっかで聞いたような名前。

あと
「ちゆみ」と「みんみ」が並んでて「ちんみ」って読んだ。
あと「森蔵」はない。
791森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/24(水) 23:58:50 ID:WvT81hQlO
じゃあ
つ桔衣 キッコロ
792以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 00:00:34 ID:IcGyjzHl0
だが断る!!!!!!


いいや、(俺的に)定番で蝶子にしよう。
793以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 00:06:49 ID:pC56sLP+O
チョウシ?
794以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 00:07:49 ID:IcGyjzHl0
「ちょうこ」です。
795深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/25(木) 00:11:31 ID:SxG9sNWr0
熱が39℃あります
796森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 00:13:37 ID:pC56sLP+O
定番か。ヒネリのない奴だ。

とは言え実は琴子と美咲は脳内姉妹。
797以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 00:14:34 ID:IcGyjzHl0
>>795
寝てください。
798深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/25(木) 00:15:03 ID:SxG9sNWr0
名前は美保がいい。響きが
799くふ ◆KUFjor9GHU :2005/08/25(木) 00:15:13 ID:hlWT2hRi0
・・・・・・KOTOKO?
800くふ ◆KUFjor9GHU :2005/08/25(木) 00:16:03 ID:hlWT2hRi0
39度の熱がある人は早めに寝るのが吉だと思います、はい。
801星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/25(木) 00:16:28 ID:ILgmLMiT0
>>795
熱を冷やすために外で寝るといいよ
802以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 00:16:59 ID:IcGyjzHl0
いや、俺自分の娘にはどーしても「子」がつく名前をつけたいんだ。
いや深夜寝ろって、まじ寝ろって。
803森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 00:18:29 ID:pC56sLP+O
早く寝なさい!
ケツにネギ刺すと熱が下がるんだっけ?
804深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/25(木) 00:18:43 ID:SxG9sNWr0
最近顔出してなかったから寂しくなった。
心細いからメールしても誰も返してくれないし(´・ω・`)

またくるね
805以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 00:19:43 ID:qRw7gdAVO
深夜たん大丈夫かよ・・・













俺的には更紗(さらさ)とか紅葉(くれは)とかがいいと
806深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/25(木) 00:20:03 ID:SxG9sNWr0
>>801
ありがとう(´・ω・`)
たぶんどんどん熱が上がるけどw

>>803
痛そう(´・ω・`)
実は俺痔持ちなんだ。

では ノシ
807以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 00:20:38 ID:IcGyjzHl0
>>804
おう、お大事に。モリゾーにでもメールしたら多分妹が返事してくれるんじゃね?
治ったらまた来いよ。
お前も俺ガン考えればいいよ!
808以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 00:25:08 ID:qRw7gdAVO
深夜たんのために何か書くってのは?
809桔衣 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 00:34:06 ID:pC56sLP+O
いまゎパソコンできない時間だからぉ返事ゎ明日になるかもですぅ
810以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 00:35:24 ID:IcGyjzHl0
深夜のために書く文章か。おもいうかばねぇ。
そもそも誰かのために文章書く人間じゃねぇんだ、俺。
811星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/25(木) 00:36:52 ID:ILgmLMiT0
俺は数スレ前に書いたはず
812以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 00:39:49 ID:qRw7gdAVO
言っておきながら俺も思い浮かばねー・・・。むしろリレーか?
俺は寝るけど

>>809
全てが中途だな
無理なら普通のデレでいいだろw

813以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 00:40:44 ID:qRw7gdAVO
>>811
深夜たんのためってか沈めてた記憶が・・・
814桔衣 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 00:46:22 ID:pC56sLP+O
>>812
うわーん!
中途って言うなー!
大体誰がツンデレなんていったのよ!
こりゃあたしの個性じゃ阿呆!馬鹿!まんこ!
815以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 00:48:40 ID:IcGyjzHl0
キッコロ、馬鹿は2回言おうぜ。


どーでもいいけどツンデレ別に好きじゃない俺なので話の中にもツンデレ出てこない。
816以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 00:55:24 ID:qRw7gdAVO
既に全てが中途なキッコロ
中の人がおにゃのこになりきれないからだろうけど

>>815
ツンデレも好きだけどただのデレも好きな俺がいる
だからツンデレ書いてw
817以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 01:01:56 ID:IcGyjzHl0
ツンデレの良さがあんまりよくわからない俺。
ちなみに俺の萌えタイプは「鈍い」そして「従順」です。
818以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 01:09:22 ID:qRw7gdAVO
そこは人それぞれだけどさー。
まぁ、鈍い子も従順な子も良いけど刺激が…じゃね?
819桔衣 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 01:30:16 ID:pC56sLP+O
当方初ネカマ故。
至らない箇所が御座ったら暖かい目で見守っていただき存ずる。
それでは自慰もまだ済んでいませんので、私はこれで。
深夜様には宜しくお伝え申し上げます。
820以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 01:33:32 ID:IcGyjzHl0
>>818
刺激?
そこは、アレです。男の方に求めればいいんです。
傲慢なS男と従順なM。コレ最強。個人的に。

>>819
生暖かく見守るよ。
がんばれよ。
821以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 01:34:24 ID:qRw7gdAVO
ネカマすらできてないネカマってのも微妙だ・・・。
しかしやっぱ中途だよ。もうちょいおにゃのこ感を出して行こーぜぇ。
822以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 01:39:39 ID:IcGyjzHl0
もう、中途半端にネカマするぐらいなら、ネナベやりつつそこはかとなく女性であることを匂わせた方がいいと思うね。
823以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 01:45:18 ID:qRw7gdAVO
ネナベすらできないモリゾーたん。ちっとはれあたんを見習えと思う。

>>820
つまりSのつもりのやつが多いんじゃね?
ツンデレな子を飴と鞭でツンさせたりデレらせたりが云々・・・
824以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 01:48:47 ID:IcGyjzHl0
>>823
まあ、ここじゃ実際のとこリアルの性別割れてると思うけど、
電話するまでずっと性別隠し通して電話するときにびっくりさせたことがある。


…なるほど。
男の方が若干立場が弱い感じなのがリアリティなのかね?
いや、ファンタジーでいいよ。
俺ファンタジーがいいな。
ヴァンパイア七海みたいに傲慢で冷酷な男とソレに付き従う女の図がいい。
825以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 01:54:34 ID:qRw7gdAVO
それは同じくある。いえ、電話したいとは思ってませんが。
この場合、ねらー同士ってかもうちょい違う感じに派生しそうだけどな。

ふぁんたじーの方がやっぱ好きだけどりありてぃーな感じも好き。つーか俺の常に脳内展開させてる話が現実世界なんだけど魔法とかあってふぁんたじーだ。
826森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 02:03:56 ID:pC56sLP+O
まぁネタも上手くできない俺だが…
女の気持ちにはなれねーな。
やらないかされたことはあるけど
827以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 02:04:35 ID:IcGyjzHl0
もうなんでもいいや……。
まぁ、とにかく俺の書く話にはS男とM女ばっかりでてきますよって話だ。
828以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 02:07:05 ID:qRw7gdAVO
>>826
kwsk
どっちにしろ気持ちってか理想になりきるって感じが一番釣れると思う
829森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 02:08:56 ID:pC56sLP+O
とにかく俺は寝る。
みんなも尻の穴だこには気を付けろよ。
830以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 02:17:45 ID:qRw7gdAVO
>>827
兄上がSだったからに一票。
俺も好きだから問題はないけど。

>>829
寝るなら気になること言わずに早く寝ろwwwwwww
831以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 02:20:15 ID:IcGyjzHl0
モリゾーおやすみ。
穴は大事にな。

>>830
……いや、そーでもないよ。別にSじゃねぇよあのヒト。
基本的にめんどくさがりだし。
832以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 02:25:27 ID:qRw7gdAVO
つまりれあたんがMだからか。つーかそろそろ書いてくれないか?
833以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 02:27:18 ID:IcGyjzHl0
>>832
え”ー……
834以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 02:34:44 ID:qRw7gdAVO
いやいやいや、がんがろうぜ!!
俺、れあたんの話、読みたいな
835以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 02:36:19 ID:IcGyjzHl0
>>743-744の続きなら書くよ。
てか微妙に眠いわけだが。
836以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 02:39:29 ID:qRw7gdAVO
微妙に眠いのは俺もだけどな!!
(´ω`)たん来ないしエロ様降臨しないからほすし続けなきゃだめな俺に気力を与えてくれ。
ってわけで期待してるお
8371Kアパートの生活:2005/08/25(木) 02:59:25 ID:IcGyjzHl0
「……は? 蝶子がですか?」
突然の電話に俺は首を傾げる。学校の、蝶の担任の教師だ。
「それで、蝶子は……はい、はい……えーと……」
困って周りを見回すと、直属の上司が手で俺を追い払うような仕種をした。
何となく事情を察してくれたのだろう。俺は頭を下げて電話を切る。
「すみません……」
「蝶子ちゃんのことじゃ、しょうがねぇな」
上司はからから笑って俺の肩を叩いた。仕事はキツいが人間には恵まれている。これほど幸いなことはない。

しばらく教師に説明を受けてから、俺は蝶と一緒に家へと向かった。
酷く入り組んだ坂道と階段だらけのこの街。
夕暮れ、細い路地を上へ上へと歩いていく。
なんでも、蝶はクラスの男の子に殴りかかったらしい。
手で殴るくらいなら小学校低学年の間、大きな問題にもならないかもしれないが、
蝶が相手の少年を殴るために手に持ったのは椅子だった。
普段は大人しい子なのに、と教師も首を傾げる程、彼女にしては大胆な行動だ。
その大胆な行動は……結局非力な腕のおかげで誰かを傷つけることは無かった。
それに友人の1人も作れないほど引っ込み思案な彼女が椅子を振り回すなんて……
俺としては、少し喜ばしいくらいだ。
いや、勿論喜ぶべきことではない。叱ってやらないといけない場面だ。
しかし、この少女が今まで悪事を働いたことは一度も無く、
彼女を叱ったことの無い俺はどうしていいのか途方に暮れながらこうして坂道を登っている。
8381Kアパートの生活。:2005/08/25(木) 03:24:25 ID:IcGyjzHl0
このまま家に帰ってしまうと、何か言う機会を逃してしまいそうだ。
「寄り道、してくか」
俺のほんの少しだけ後ろを歩いている少女に振り返り、声をかける。
蝶はこくん、と小さく頷いた。

この街には、斜面を登る人々のために小さな広場や休憩場所が点在している。
それほどまでに、坂が多い。
街が一望できる高台の広場のベンチに、俺と彼女は腰を下ろした。
視界には海。
古い町並みが港で途切れ、今は夕日で真紅に染まる海が広がる。
息を、吐く。
彼女と生活し始めて、煙草も止めてしまった。
蝶に害がある、というのは勿論だが、何より金がかかる。
「今日、椅子振り回したんだって?」
俺はとりあえずそんな切り出し方をした。
その後に続ける言葉は考えていなかった。
彼女はこちらを見ずにこくん、といつもと同じ仕種をして見せる。
……明らかな、怯えた表情。

蝶は自立心が強いというか、育児放棄という目にあったからだろう。
医者の話では「自分が弱いから父親に捨てられたのだ」と思っているフシがあるらしく、
人に弱みを見せたがらない。弱音を吐かない。泣かない。
それでも半年一緒に生活すれば、多少は彼女の小さな意思表示も読み取れるようになるものだ。
勿論、全てではないが、このくらい明らかにしてくれればすぐわかる。
ぎゅっと、下唇を噛んでいる。
839以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 03:42:05 ID:IcGyjzHl0
決意は、固まる。
この幼い少女には悪い事をすれば叱ってやる必要がある。
それは育てるものの義務だ。
今までその義務が放棄されてきた。それを俺はしなければならない。
俺は彼女の方へと身体を近づけ、肩を掴んで引き寄せる。
「……よくやった!」
はっきりと、よく聞こえるように俺は蝶へそう言ってやった。
彼女はきょとん、と俺の顔を見上げる。
あぁ、姉の目にそっくりだ。でも表情はなんとなく義兄に似ている。
「何をやったか知らないが、その相手の子はなんか相当悪いことをしたんだろう?
 蝶はちょっとのコトじゃ怒ったりしないもんな? 
 相手の子もきっとびっくりして、反省して、二度と悪い事しなくなるだろう」
これは俺の正直な感想だった。
理由は聞かずとも、蝶が椅子を振り回すようなマネをするのなら、相当な理由があるハズだ。
「でも、椅子はよくない。当たらなかったから良かったけど、当たったら大怪我だ」
下手をすれば死んでもおかしくは無い。
「今度からは道具を使うのはナシだ。殴ったり蹴ったりは蝶には似合わないよ」

蝶は、賢い。
それだけで俺の言いたいことは充分伝わったようだった。
ぎゅっと俺の腕にしがみついて、胸に顔を埋めている。
泣いているのかもしれない。声を押し殺して。
……隠す必要など無いのに。
俺は蝶の頭を撫でながら、ぎゅっと小さな身体を抱き寄せた。
8401Kアパートの生活。:2005/08/25(木) 04:00:57 ID:IcGyjzHl0
厳しく叱り付ける必要は無かった。
蝶だって自分が悪い事をしたのだと分かってるのだ。俺は諭してやるだけでいい。
手間のかからない子だ……親としては寂しいというか、なんというか。
「……ところで蝶、どうして椅子なんて振り回したんだ?」
教師が尋ねても蝶は頑として口を割らず、
殴られかけた少年の方も泣きじゃくるばかりでさっぱり聞けなかったのだとか。
少年の方はクラスでいつも蝶をいじめている、というか……
蝶は大して反応しないのだが一方的にからかっている、らしいのでその関連だろうとは言っていた。

しばらく蝶は俺の腕の中でじっとしていたが、しばらくしてもぞ、と身体を動かした。
俺の顔をじっと見上げて、か細い声でこう言うのだ。
「……悪口をいったの」
「悪口? 誰の?」
「タテハの」
タテハ。俺の名前だ。
思わず首を傾げてしまった俺に彼女は珍しく饒舌に言葉を続ける。
「さいしょは私の悪口だったの。そのあと、お父さんの悪口をいったの。
 お父さんははんざいしゃだって。私はらが立ったけどがまんした」
彼女は決して父親を嫌っていない。むしろ、愛しているからこそ捨てられたことを悲しむのだろう。
「それから、タテハの悪口を言ったの。タテハはイヤイヤ私のことひきとってる、かわいそうだって」
タテハはそんな人じゃないのに、と彼女は俯いて小さく呟いた。

……俺のことを、庇ってくれた。
その蝶の感情の中には「本当に俺がイヤイヤ引き取っているのかもしれない」という恐れもあったのかもしれない。
それでも、俺がそんなことをする人間じゃないと信じて、彼女はやってくれた。望みをかけて。
8411Kアパートの生活。:2005/08/25(木) 04:15:02 ID:IcGyjzHl0
俺は彼女を抱き上げて、思わず踊りだしたくなったが一回転するだけで我慢した。
「何いってんだ。俺は蝶を幸せにするために引き取ったんだからな」
彼女は泣きそうな顔でこくんと、頷く。
「よし、よくやった。蝶、頑張ったな」
抱き上げたまま、街を見下ろす。
真紅から世界はいつのまにか金色へ。
全てが光で、満ち溢れているかのように。

「よし、帰って晩御飯作らないとな!」
腕の中の少女は軽いけれど、確かな重みを持っている。
「今日はスパゲッティにするぞ!」
こくん。

この先彼女は成長して、大人になっていくだろう。

彼女の幸せの分だけ、この手の温もりが重くなってくれればいい。

俺たちは夕日で金色に染まる坂道をゆっくりと登って行った。
842以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 04:15:44 ID:IcGyjzHl0
以上。とりあえず終わり。
843以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 04:21:26 ID:7TNcLqUBO
最後のほう眠くて雑
ゴメス
じゃネルポさん
844以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 05:05:32 ID:hWJ3EM9AO
>842
ええ話や(;_;) 映画で観たいな…。
845以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 05:22:18 ID:hWJ3EM9AO
>843
乙でした!


さて、ROM専なんだが作家さんがいない件 (´・ω・`)
846以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 06:04:06 ID:qRw7gdAVO
ぬおっ!! とこぷよしてるうちにこんな時間か!!
しかも投下終わってると・・・orz

>>843
おつー
しかし黒い話じゃなくても素敵な話書くよなー
847以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 06:06:19 ID:hWJ3EM9AO
保守の人もいないようだし、たまには協力
848以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 06:07:48 ID:lkgJXZmsO
ボブ子は曙子の胸に手をやった

曙子って胸大きいんだね


ボブ子っ…君こそ…その黒い肌が魅力的だよ…
849以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 06:25:32 ID:qRw7gdAVO
毎度だけど見たことあるような気もする


つーか次スレは950ぐらいに立てるのか?

テンプラ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・基本はおにゃのこが出てればどんな話でもおk
・またーり進行で
・投下が被っても泣かない
・書き手の人はコテ推奨
・↑コテにしなくても題名とか名前欄に入れたほうが被った時見やすいかも

・まとめサイトを作ってくれるネ申募集中
・age、sageは各自自由に

それ以外は適当に臨機応変で
850以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 07:19:32 ID:i7uRoFOw0
ほしゅ
851以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 07:26:27 ID:qRw7gdAVO
d
852gr:2005/08/25(木) 09:06:33 ID:AgQFyKxmO
保守
853森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 09:44:53 ID:pC56sLP+O
御早よう。
854以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 11:43:50 ID:RtaDZ0BZ0
もりぞーたんおはよ
ところでなんでキッコロなの?
たしかれあたんが言い始めたと記憶してるが…
森は緑。緑と言えば「ピッコロ」。森は「木」からなっている。
合体してキッコロ?

保守がてらの質問です
855星野 ◆t4u50oq2Wo :2005/08/25(木) 12:10:00 ID:ILgmLMiT0
愛知万博だしょ?
856以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 12:13:46 ID:O4u7Ug3d0
女の話を書くって具体的にどういうのなんだ?
今 北 産 業
857森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 12:48:08 ID:pC56sLP+O
モリゾーの片割れのムックみたいじゃない方がキッコロ。
それはそうと俺のちんこ、無惨な姿に…
今日こそ考える人につけてやる
858森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 12:48:56 ID:pC56sLP+O
ちんこー
http://o.pic.to/1c495
859桔衣 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 12:50:28 ID:pC56sLP+O
>>856
詳しくはいままでのお話しを読むといいよ。
女の子が出てればいいのだ。
860以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 12:55:00 ID:RtaDZ0BZ0
>>855
今ググって参りますた。そーゆー事なのね。みんな気付いてたのかな?
てか「性別:男の子、女の子。どちらでもなくて、どちらでもある。」って意味ワカラナスwwwwww
要は両刀使いってことなのか…。

>>856
とりあえずおんなのこが登場すれば、なんでもおkだお
861以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 12:58:06 ID:RtaDZ0BZ0
>>858
顔が描いてあるとわりとちんこに見えない件
ちょっとねずみ男っぽくね?
862以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:00:33 ID:O4u7Ug3d0
昔書いたのを貼ってもいいけど・・・・・うーん
863以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:02:48 ID:RtaDZ0BZ0
なにか訳あり?
どんなジャンルでもいいんだよ
864以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:03:33 ID:O4u7Ug3d0
未だに会えない人の・・・・・
865以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:05:03 ID:RtaDZ0BZ0
ノンフィクション?
866以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:05:35 ID:O4u7Ug3d0
まあ
867森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 13:05:43 ID:pC56sLP+O
>>860
そんな設定あったなんて知らなんだ…
868以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:07:40 ID:i7uRoFOw0
躊躇するなら投下するな。
そして、新作を書いて投下しる
869以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:08:25 ID:O4u7Ug3d0
前はチラっと叩かれたからな・・・

俺は小説家じゃないからそんな簡単にかけねーよwwwwwww
870森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 13:08:36 ID:pC56sLP+O
誰かのお姉さんの話然りノンフィクションでも桶なんじゃないかと
871以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:09:35 ID:RtaDZ0BZ0
>>866
差し支えなければお願いしますお
872以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:14:44 ID:O4u7Ug3d0
じゃあ眠気+緊張でおかしくなってる日本語を是正してきます
873たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/25(木) 13:15:07 ID:pIcq+Vn10
ども、おはやうございます(遅ッ)

早速ですが続き投下しますべさ
874以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:15:59 ID:kRodvCkyO
やあ(´・ω・`)
きてしまったんだね
このスレは罠なんだ
あなたにもう一生セックスもオナニーもできない呪術をかけた
しばらく苦しむことになる
でも君は運がいい
特別に開放されてオマケに幼女と毎晩ヤれる方法を教えてあげよう
↓のスレに
「青森♀ですが、ねこたまさんのウンコ食べさせてください(>_<)」
と書き込みするんだ
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1124895111/
875たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/25(木) 13:20:06 ID:pIcq+Vn10
風呂の中で考える。
僕「どうしよう…」
今日というチャンスはおそらく無いであろう。先ほど母さんからも今日中に帰れるか分からないとメールがきたし。
今ならローザといろんなことが出来る。
でも、もし彼女がそれを望んでなかったら…それを考えると、あんまり強く彼女に迫れない。
それに、僕は、ローザには綺麗でいてほしかった。
彼女には、汚れてほしくなかったという、そんな気持ちがあった。
僕「う〜む…う〜む…」
悩みながら湯船を出て、身体を拭いていると、
876たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/25(木) 13:20:30 ID:pIcq+Vn10
ガラガラ

誰かが脱衣室に入ってきた。
僕「ローザか?」
ローザ「はい…」
え…間違って入ったんじゃ、無いのか?
僕「今、僕が風呂入ってるんだけど…」
しばらくの沈黙。
そして、

ローザ「あの、私…一緒に、お風呂入っても…良いですか?」

E?

E?

EEEEEEEEEEEEEEEE??????????

ローザ「い、いえ、その、タオルは、巻きますけど」


僕は、今自分にとんでもない事が起ころうとしていることが分かった。
僕「…分かった。一緒に入ろうか」
僕も腰にタオルを巻いた。
877以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:20:47 ID:RtaDZ0BZ0
>>872
がんばれ〜p(´∇`)q

>>873
おそようございますw
早速お願いしますべさ
878たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/25(木) 13:20:53 ID:pIcq+Vn10
ガラガラと戸が開いて、白いバスタオルをまとったローザが入ってくる。
僕「……」
いや、見とれてしまったよ。
ローザ「……」
ローザもまた、顔を赤くして黙っている。

とりあえず、湯船に入る。
狭い湯船の中、二人の肩が密着している。
ローザ「わがまま言って、ごめんなさい」
僕「いいよ、まんざらでもないし^^;」
そういうと、ローザは顔を赤くしてくすっと笑う。
ローザ「男の人とこんなことするなんて、今でも信じられないですよ」
僕「ま、日本に着たばかりのローザの性格なら、そうだろうな」
ローザ「恋ってすごいですね」
そう言って、ローザは笑う。
僕「違いない」
そう言って、僕も笑う。
僕「そろそろのぼせそうだから出るね」
ローザ「はい…」
ローザは僕をまっすぐな目で見ながら返事をした。
879たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/25(木) 13:21:19 ID:pIcq+Vn10
自分の部屋で僕は、ローザに言うことを考えていた。
もうじきいなくなってしまうローザに、どうやって、僕の気持ちを全て話そうか…
と、

ギィッ

部屋のドアがゆっくり開いて、パジャマ姿のローザが入ってくる。
そして突然、僕はローザに抱きしめられた。
ローザ「突然…こんな事して、ごめんなさい。…でも…でも、私、言わなきゃ…いけないことが…あって」
彼女の熱い体が震えている。
ローザはしばらくの沈黙の後、思い切ったように、言った。

ローザ「祥一さん、私を、抱いてください」
880たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/25(木) 13:22:06 ID:pIcq+Vn10
この続きを昼間に書いてもつまらんだろうと思うので中断〜^^;
881以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:23:37 ID:i7uRoFOw0
うほっ、いい大人の世界キタコレ
882以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:26:10 ID:RtaDZ0BZ0
>>880
割り込みスマソ(´・ω・`)
こっ、これは!マジカルエロルートくん!!!
883以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:29:53 ID:O4u7Ug3d0
めんどくさいんで変な文章のまま貼っていい?
884森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 13:31:28 ID:pC56sLP+O
くはぁ。
ローザ萌とか以前に2人には幸せになって欲しいなぁ
885以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:36:00 ID:RtaDZ0BZ0
>>883
なんでやる気なくなるんよorz
まぁ、自分がよければそれでいいのでは
886以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:36:21 ID:O4u7Ug3d0
>>885
長いんだw
887以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:38:44 ID:RtaDZ0BZ0
>>886
修正しながらチョコチョコ投下って手もありますよん
888以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:39:06 ID:O4u7Ug3d0
なんかめんどくさいんでそのまま投下

とりあえず一番最初の出会いから話そうか。

俺が中学校のとき仲良かった女子が引っ越したのが
ことの始まりってやつだな。

それからその女子と手紙のやり取りしてたんだな。
そのうち好意を持っていったんだ。

そして時間は流れて・・・・

高校に入学。入って俺は驚いた。
同じクラスにそっくりさんがいた。本気でビビッタ。
まぁ名前違ったからすぐに違うのは分かったけどね。
889以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:42:20 ID:O4u7Ug3d0
そして、まぁなんてこともなく

1週間ぐらい過ぎたんだな。
そのころには単なるそっくりさんとして見てたんだな。
まあなんというか身代わりというかそういう感じで

気にはなってたんだが・・・・。

ある日、掃除かなんか(?確か席移動したときだった気がするが
代わりに持ってあげたんだな。

だけどその前にどうやら筆箱を落としてしまったみたいなんだな。
クラスの前のほうの落し物コーナーみたいなところで
その子のペンを見つけて持っていってあげたら

「ありがとう」って言われたんで

ちょwwwこれwwwww

ほれちまったんだな。 (←ここがすごく恥ずかしい。何やってたんだろ・・・・俺)
890以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:44:21 ID:O4u7Ug3d0
あ、スペック晒すの忘れてたな。


俺 当時高1

はっきりいってイケメンではない。
というかいつも子ども扱いされて・・・・って今もかw
結構おいしかったりするが

相手 もちろん高1

前好意を寄せていた人になんか似てる。
ただ前の人の方がテンションは高かったな。
こっちの方はえらくテンションは低いんだな。
891以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:45:20 ID:O4u7Ug3d0
まぁこっからしばらく接点らしき接点は
あんまりないと思う。あったとしても覚えてナサスwww

ここで違う子がでてくるんだな。

ここで新しい登場人物友達A

A「ちょっとお前のクラスにいる○○って子めっちゃかわいいから
 今彼氏いるか聞いてくれないか?」

俺「いや・・・・多分ムリwwwwwまあ一応やってみる」

ってことでその子になんとか聞こうとするが
かなりかわいい為+ちょっと正確がアワネー為

直接はムリだった(その時点では)
そこでちょっとした縁(っていうかイキナリ話しかけられた)で知り合った
他のクラスの子を通して聞いてもらうことにしたんだ。

そのためにその子とよく話すようになったんだな。
892以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:46:19 ID:O4u7Ug3d0
その子はBとしますね。(結構かわいいんだコレが。でも好きになることはできない)

まあBと結構仲良くなってしまって
ちょっと広まっちゃったんだな。

まあ相手はそういう情報あんまり入らない人だから
大丈夫だったけど。

この時点で2学期ぐらいなんだな。
そのころには相手(俺が今でも好きな人のこと)とも仲良くなって
友達とかとグループみたいなものになってたんだな。
そのグループの中には男友達数人と俺と相手ともう一人女子がいた(はっきりいってこやつとはフラグなんて立てねぇ。以下C)

んである日の放課後
相手とCと3人で話ししてたんだな

そこへBが。
俺はちょっとBと2人で話す羽目になっちまったんだな。

しばらく話してたらBと相手はいつのまにかどっかに行ってしまって。
しまったな〜と思いつつ帰ろうとすると
相手とバッタリ。

「さっきの人彼女?」

いやいや違いますよwwww・・・・・・orz
担任の先生にまでそういうこと言われてたから慣れてはいたけど
相手に言われるのテラツラス・・・・・。
893以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:46:56 ID:O4u7Ug3d0
しばらく疎遠がちになってしまったんだな。

なんとか話術で元に戻しはしたがね。
だが・・この辺りから相手の出席率が徐々に悪くなっていったんだ。

多分俺の件は関係ないんだろうがwwww

そしてこの辺で俺が実力テストでありえんぐらいの好成績を取り
携帯を遂に手に入れる。

そして相手も携帯手に入れたらメルアド交換を取り付けた。
ついでにこの辺りで

「みんなで卒業しようね」っていうイベントが発生している。

で、俺たちのグループは成績が高いやつが多く
相手も含めトップクラスに入ることに。俺は入れなかったwwww

それが分かってからさらに相手の出席率が悪くなった。
多分それも俺は関係ない
894以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:48:36 ID:O4u7Ug3d0
進級まで大したイベントもなかったので割愛

まあ2年になったわけだ。

学校についたとき俺は違和感に気がついた。

「いつもする(相手の)においがしない・・・・・・。初日から休みかな。」

そしてずっと学校に来なくなった。
いつも・・・俺が○○すれば相手は来るっと願掛けしてたんだが


全然ダメだった・・・・・・orz


しばらくマンネリな日々が続く。

ところが・・・・・・
895以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:49:28 ID:w4kq//rm0
そしたらいきなりカミングアウトされたんだよ…

「私、貴方の子供だよ」

って…。
896以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:49:40 ID:O4u7Ug3d0
2学期になってしまった。

そこで俺はまた違和感に気が着いた。

「ん・・・・・・?匂いが・・・・する?まさか・・・・・」

窓から相手の頭が見えたときはマジでうれしかった。
もう朝礼の先生の話なんか頭に入らなかった。
相手と何はなそうかとずっと考えてた。もうかなり放心状態だった。

そして朝礼終了。

もちろん俺はそのクラスへ飛んでいった。
ヒサビサの再開を二人でかなり喜んだよ。

そして携帯を買ったことを知った。
でも・・・・・なぜだろう・・・・聞けなかった。

まぁ番号しか持ってないってこともあったんだけどな。
897以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:50:24 ID:O4u7Ug3d0
いくらトップクラスとはいえ・・・・・
1学期0勉はきつかったらしく、放課後先生のところにいって
勉強を教えてもらってた。

もちろん俺も一緒についていったよw
その際相手のクラスの担任と仲良くなってった。

しばらくは学校→放課後→一緒に勉強→Cと相手と3人で一緒に帰る

っていうループを続けてた。
一緒に帰るってところはさらに深く語れたりするが

この際は割愛。(ちなみに1年の時もCと相手と3人で帰ることはけっこうあったが)
そして遂に中間テストの日がやってきた。

負けたよ。俺マジバカスwwwwwww
教えてたほうが負けるなってのwwwwww

そして運命の日がやってくる。
898以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:50:34 ID:5AvkC/i70
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/mental/1124667579/
このスレに
    / ̄ ̄ ̄ ̄\
   (  人____)
   |./  ー◎-◎-)
   (6     (_ _) )    カタカタカタ
   | .∴ ノ  3 ノ  ______
    ゝ       ノ  .|  | ̄ ̄\ \
   /       \__|  |    | ̄ ̄|
  /  \___      |  |    |__|
  | \      |つ    |__|__/ /
  /     ̄ ̄  | ̄ ̄ ̄ ̄|  〔 ̄ ̄〕
これで記念カキコよろ
899以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:50:56 ID:O4u7Ug3d0
そして徐々に中間の結果が返ってきた。
で、俺はもう全部帰ってきたんだが

相手のほうは1学期いなかったこともあって
なかなか帰ってこなかったんだな。

そしてしばらく過ぎて

明後日修学旅行って時に
相手の最後の英語が帰ってくることに

俺が廊下にいるとき相手が後ろからパンパンって背中叩いてきて

「今から英語取ってくる」って言って来たんだ。

俺「うん、わかった。じゃあさ、教室にいるから見せに来てw」

相手「わかった。」

ちょっといろんな意味でわくわくしながら待ってた。
900以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:51:43 ID:O4u7Ug3d0
しばらく待っていると・・・・。

後ろからパンパン叩かれた(キター!!って感じで。というか背中を無言でパンパンされるのはもう俺にとってはツボだった)
(かなりの至近距離にいる時にやられるともっとツボだったけどw)

まあ当然のごとく負けてるわけですが。

しばらく雑談したあと
またアトでねってことで別れた。

そしたら同じクラスのやつが

「おい!なんか○○(俺のあだ名)が女の子と楽しそうに話してたぞ!!彼女か!?」

キタコレwwはっきりいって、そう言われることもかなりうれしかった俺。
(ちなみに2学期はじめてきた時も言われた。匂いだけで判断した→情報が早い→彼女だから、と思われたため。)

そしていつものように一緒に帰宅。
次の日は修学旅行の振り替えのため休日。
901以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:52:15 ID:O4u7Ug3d0
そして俺らは修学旅行に行った。

相手は金を振り込んでいなかったため行けなかった。一緒に行きたかったよ。
相手は無類のチョコレート好きでありスウィーティーガム好きでもあった(俺は今でもたまに買ってるw)

だから高ーいのを買って喜ばせようと
高いのを買った。

だが・・・・・・・

帰ってきてみたが、相手はこなかった。
まあ相手のことだからしばらく休むだけだろうと俺は思っていたんだがな。

しばらく来なかったんで
おみやげは相手の担任の先生に渡したよ。
「相手へ」って書かされて恥ずかしかったけどなw

結局

英語が帰ってきた日(以下運命の日)以来俺は彼女に会っていない。
おみやげは彼女の親を通じて渡されたんだ。とても喜んだと聞いている。
結局彼女は3年に進級することはなかった。
みんなで卒業することは出来なかった。
902以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:53:07 ID:O4u7Ug3d0

正直・・・・・相手の担任から退学を聞かされたときは

本気でショックだった・・・。もうイヤだと思った。かなり落ち込んだ。
だが、卒業しないわけにはいかない。みんなとの、そして彼女との約束のために。

3年のときの文化祭で俺はピアノを弾こうってことで彼女を招待しようと思った。
だけど・・・・俺のピアノは完成しなかった。ちなみに曲目はバラード1番。

まぁそのあとCに好きだってことをばらされたりしたけどなw

そして卒業した。

もう忘れてると思ってた。でも・・・・ダメだった。忘れられなかった。あの匂いと
背中を叩かれる感触だけは。未だに忘れてない。

この前・・・その担任のところに行って番号を調べてもらった。
返答は・・・・「わからない」だった。本気でショックだった。
俺と彼女のつながりを絶たれてしまったと思った。

だけど俺はあきらめない。いつか一緒にこの俺の悲しみを卒業するために。

↑ウワwwテラクサスwwwww
903以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:54:46 ID:O4u7Ug3d0
登場人物スペック
友人A:小学校からの友達はっきりいってイケメン。でも高校はいる前は性格がそんな感じじゃなったw

女友達B:Bに言わせればひょんな理由から話しかけたらしい。結構かわいい。思えばBのおかげで
       高校時代は女の子の知り合いが多かった気がする。そこは感謝してる

女友達C:相手と俺と3人で結構一緒にいる。ただうわさ好きで口が軽く・・・・困ることも。悪いやつじゃないがな


これで終了なwwwwwすげー長いだろwwwww
904以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 13:57:56 ID:mdeV+I1a0
905たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/25(木) 14:20:48 ID:pIcq+Vn10
そろそろ次スレの準備しなきゃね
906以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 14:30:48 ID:uYwbYUZ10
>>903
甘酸っぱくなった。
出席率が悪くなった理由もわからず終いか。

んと、別に長くはないさ。このくらいはさらっと読めるぜ。
907以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 14:31:56 ID:O4u7Ug3d0
>>906
そうなのかwwww前張ったときは長い言われたからwwww
908以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 14:32:57 ID:qRw7gdAVO
>>880
エロルートキタコレ!!!!
夜までワクテカだw

>>903
長くはないんじゃね? VIPPERっぽく書いていくなら、もうちょい徹底的にやるか抑えるかした方が良いかもしれないけど、お話はかなりいいと思う。
909たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/25(木) 14:33:10 ID:pIcq+Vn10
>>903
まさに学校での恋っぽくて甘酸っぱくてちょっと苦かった。
910以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 14:33:54 ID:O4u7Ug3d0
>>909
ッぽくても何も事実なんだけどなwwwww俺の高校時代www
911たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/25(木) 14:38:40 ID:pIcq+Vn10
>>910
いや、書き方がさw
912以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 14:39:53 ID:O4u7Ug3d0
>>911
なるほどwwwwwww寝ぼけてたからなそのときwwww
913以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 15:11:27 ID:qRw7gdAVO
ほしゅ
914以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 15:56:41 ID:qRw7gdAVO
ところで次スレは誰か立てられる?
無理なら頼まないと
915以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 15:57:32 ID:nC1Tekry0
うーん、何回か試すと立てられるときもあるし、立てられないときもある。
916以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 16:06:53 ID:qRw7gdAVO
まぁ試してみたけど無理だった。ってわけでお願いします
スレ立て依頼は2スレめの時以来怖いし
917gr:2005/08/25(木) 16:34:29 ID:nbclr+PM0
918以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 16:39:38 ID:qRw7gdAVO
>>917
乙!!
じゃあまた保守しながら埋めますか
誰がログ取ってくれるかも決まってないけど
919以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 16:40:17 ID:nC1Tekry0
よし、乙!!
920森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 16:44:35 ID:pC56sLP+O
考える人色に!
http://o.pic.to/1cq1v
921以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 16:47:53 ID:qRw7gdAVO
↑グロ
922MTLK ◆LXJspJPFa6 :2005/08/25(木) 17:12:02 ID:l+sc+rLi0
おにゃのこのお話書く
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1124955175/l50 から誘導されてきました。

(↑のスレからの続き)
ママからお使いを頼まれたエミリちゃん。ママからメモを貰い、近所のスーパーまで
一人でお使いに行きました。前に住んでた町でお使いは何度か経験済みなので、楽チンです。

それから数十分後、なんとか無事にスーパーで買い物を済ませる事が出来ました。
スーパーのレジでお店のおばさんに「お使いに来たの?えらいねぇ」とほめられ、エミリちゃんは
上機嫌です。

「がくらん くされやんきぃー えりあしもやせェー」と、ママが家でよく聴いている歌を
口ずさみながら家へ帰っていると、家のすぐ近くにある公園の草むらで、少し錆びかかった
金色のランプを見つけました。(続く)
923以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 17:14:21 ID:qRw7gdAVO
+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +        
 と__)__) +
924以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 17:19:30 ID:73IZM7c4O
女子高生をなんぱする方法発見した!
ちらちら目をみつめるだけ。
ちらちら見返してきたら成功まちがいない!
925gr:2005/08/25(木) 17:22:37 ID:nbclr+PM0
キモがられている時と気にされてる時を判断できる人でないと(ry)難しい
926MTLK ◆LXJspJPFa6 :2005/08/25(木) 17:29:55 ID:l+sc+rLi0
独りよがりのお話になる前に、脳内設定をひとつ。

エミリちゃん(6歳)
遠くの町から引っ越してきた女の子。前に住んでた町のお友達と
会えなくなって寂しがっている。性格は好奇心旺盛で少し寂しがり屋さん。
大切なもの(人):ママ、パパ、クマーのぬいぐるみ。前に住んでた町で一番仲良しだった
          さつきちゃんの写真。

ママ(24歳)
エミリちゃんの母親。フルネームは大鳥居なつき。
とっても優しい、けど怒る時はしっかり怒るママさん。
ハードロックと一昔前のGM(ゲーム・ミュージック)をこよなく愛する意外な一面もある。
大切なもの(人):パパ、エミリ、パパからプロポーズの時に貰ったエプロン。


こんなのいらねぇよ!ってお方はスルーお願いします。
927以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 17:31:24 ID:nC1Tekry0
ママ萌えwwwwwwwwwwww
そしてプロポーズにエプロン渡すパパ萌えwwwwwwwwwwww
928たわごと@PC ◆D3gHWrXzZ6 :2005/08/25(木) 17:34:03 ID:pIcq+Vn10
萌えだ^^;
何か自分の書いてるのがしょぼく見えるなり|||OTL|||
929以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 17:36:10 ID:6bC0T0Nq0
〜〜ここからザ・ワールド〜〜

VIPでリヴリーやろうぜ
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1124932163/
インターネット上の電子ペットを飼うゲーム
満月頭のペットやくらげなど様々な種類のペットを飼えたり
部屋を改装できたりするぜww
皆でや ら な い か?

〜〜そして時が動き出す〜〜
930MTLK ◆LXJspJPFa6 :2005/08/25(木) 17:50:27 ID:l+sc+rLi0
少し錆びかかったランプを見つけたエミリちゃん。
そのランプの形は、前にママと一緒に絵本で見たランプによく似ていました。

「絵本ではランプをこするとマジンさんが出てきたけど、これも出てくるのかなぁ・・・?」

そう思ったエミリちゃんは早速ランプを手に取り、丁寧にこすり始めました。
するとどうでしょう。錆びたランプは次第に金色の輝きを取り戻し、こすればこするほど
光り輝いていきました。そしてこすりだしてから1分ほど経った、その時です!!

モワモワモワモワ・・・・・・

ランプは白い煙を上げ、エミリちゃんを包み込みました!エミリちゃんは驚き、周りを
見回してみましたが、何も見えません。
怖さのあまり、エミリちゃんは泣き出しそうになりました。しかしその瞬間、だんだんと煙が薄くなり、
目の前に人影が見えたのです。

エミリちゃんはあわてて人影の前に走っていきましたが、煙がほとんど消えた時
その人影が人じゃないことに気づきました。


これが、マジンさんとの最初の出会いでした。(つづく)
931以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 17:50:32 ID:qRw7gdAVO
エミリちゃんよりママさんがモエスな件
932以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 17:50:57 ID:JVPu6DRX0
年齢詐称中房が現れた('A`)  本 人 光 臨 中 

http://love3.2ch.net/test/read.cgi/pure/1124908396/ あなたの顔面偏差値教えます

>>491 >>520  >>486 コテ名 まっさー  18歳と名乗ってるが

   ↓ 実は厨房だった、そしてコテ名乗って人に中傷

http://221.251.198.76/puri/p07/log/128009.html
 
プロフ

http://pr1.cgiboy.com/S/1008401


>>480

で自演失敗wwww

933森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 17:53:52 ID:pC56sLP+O
グロとか言うなよー

傷つくじゃないさ
934MTLK ◆LXJspJPFa6 :2005/08/25(木) 18:19:46 ID:l+sc+rLi0
煙がほとんど消えかかった時、エミリちゃんはその人影の正体を確かめる事が出来ました。
その人影は、ゴツゴツした顔つきで、髪の色は黒く、鼻の下からアゴにかけて立派なヒゲを
たくわえ、肌の色は水色、腰から下はヘビのような姿で、おばけの様に宙を浮いていたのです。

「・・・おじさん、だぁれ?」エミリちゃんは恐る恐る話しかけました。
「・・・私の名は、レイモンドと申します。前のご主人様が付けた名前です」と、レイモンドは答えました。

エミリ「じゃあ、レイモンドさん。レイモンドさんはどうしてそんな格好をしてるの?」
レイモンド「それは、私がこの世で言う所の『魔人』にあたる存在だからです」
エミリ「えーっ!?ほんと!?レイモンドさんはホントに『マジンさん』なのっ!?」
レイモンド「そうでありますが・・・早速貴女に数百年の封印を解いてもらったお礼をしなければ・・・」
エミリ「お礼?いいの?わたし、ランプをこすっただけだよ?」
レイモンドは困った顔をして話を続けました。
「ですが・・・封印を解いてもらった以上、貴女に仕える覚悟は出来ておりますッ!!
さぁ、貴女の望みをお教えください!!」

エミリちゃんは少し考え、レイモンドにこう言いました。
「レイモンドさん、わたしね、つい最近ここに来たばっかりだからお友達がいないの・・・
だからね、レイモンドさん・・・エミリのお友達になって欲しいのっ!!」

つづく
935以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 18:30:44 ID:nC1Tekry0
えみりたん……イイコじゃあないかwww
936以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 18:45:05 ID:l+sc+rLi0
レイモンドはとても驚いたような顔をして、エミリちゃんに答えます。
「・・・!?いいのですか、そんな望みで!?もっと、お金持ちになりたいとか
国を手に入れるほどの権力が欲しいとか、そういう使い道もあるのですよっ!?」

エミリ「エミリ、そんな難しいこと分からないよー。それに、エミリはパパとママさえ
いれば、なんにもいらないよっ!でも・・・今は友達が欲しいかなって思うの・・・
それとも、マジンさんにはこういう事は頼んじゃダメ?」

レイモンドはエミリちゃんの言葉を聞いて、涙を流しながらこう答えました。
「エミリ様・・・私はここ数千年、貴女のような無欲で優しい女性には出逢った事がありません
・・・分かりました!このレイモンド、命にかけて貴女にご奉仕させていただきますっ!
あ、そういえば・・・私からひとつお願いが」

エミリ「なーに?」
レイモンド「私の封印を解いた方には、いつも私の呼び名を考えてもらっているのですが・・・
エミリ様、私の名前を考えてください」
エミリ「うーん、付けるなら前の名前と違うほうがいいよね・・・?
    じゃあ・・・『マジンさん』でどうかな?」
レイモンド「マジンさん・・・ですか?」
エミリ「うん!私も呼びやすいし、これ以外思いつかないの・・・単純な名前でゴメンネ」
レイモンド「いえ、そんなことありません!私、大変気に入りましたッ!!これからはマジンと
       名乗らせていただきますっ!」その一言を聞いたとき、エミリちゃんはこう言いました。

エミリ「あ、そーだ。マジンさん、ひとつ聞きたいことがあるの」
つづく
937MTLK ◆LXJspJPFa6 :2005/08/25(木) 18:47:37 ID:l+sc+rLi0
ゲッ、コテ入れ忘れた・・・orz
>>936>>934の続きです。あとちょっとで終わりますんで今しばらくお待ちを。
938以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 18:49:31 ID:nC1Tekry0
がんばーれーw
いや、かわゆいじゃないかえみりたんw
939以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 18:49:48 ID:qRw7gdAVO
>>937
むしろ長く続けてくださるとアリガタス
貴方様のお話に惚れました
940以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 18:52:41 ID:0AimaM4e0
★電車男に影響された香具師が集まる糞スレ発見★

大変です!夏厨が増殖しています!VIPPERは直ちに鎮火に向かってください!

ttp://etc3.2ch.net/test/read.cgi/bobby/1124869706/l50
941MTLK ◆LXJspJPFa6 :2005/08/25(木) 19:26:36 ID:l+sc+rLi0
改行が多いってつっこまれた・・・orz
ですので2分割で書き込みます。ご了承ください。

マジン「はい、何でしょうか?」
エミリ「えっとね、マジンさんって姿を変えたりとかできるの?」
マジンさんは胸を張って答えました。
「もちろんですよ!何にでも変身できますよ。」エミリちゃんはそれを聞いてこう言いました。
「じゃあね、私とそんなに年の離れてない男の子の姿に変身してみてっ!」

マジン「かしこまりました、ではっ!!」そういうとマジンさんは煙で身を包み一瞬で男の子の
姿になりました。その姿は今時っぽい金髪の男の子に変わりました。

エミリ「わー、すごーい!!でも・・・わたし、6歳だよ?マジンさん、どーみても6歳には
みえないよー。どこからどうみても、小学6年生ぐらいのお兄ちゃんだよー。」
「えっ!?・・・しっ、失礼しましたァーッ!!」と言って精一杯あやまるマジンさんの姿を見て、
エミリちゃんはこう答えました。
「でも、マジンさんカッコいいよ!だから許しちゃう!」

マジン「いいのですか・・・?」
エミリ「ウン、かっこいいもん!!」
マジンさんは少し照れながら、「お恥ずかしいです・・・」と答えました。
942MTLK ◆LXJspJPFa6 :2005/08/25(木) 19:30:32 ID:l+sc+rLi0
>>941の続きです。

エミリちゃんは公園の時計をふと見て、驚きながら言いました。
「あっ、もうこんな時間!お家に早く帰らなきゃ、ママに怒られちゃう!
・・・っていっても、家はすぐそこだけどね。マジンさんはどうするの?」

マジン「私はランプの中が住まいです。エミリ様がランプをお持ち帰りしていただければ、
いつでも会うことが出来ますよ」
エミリ「じゃあ、そうするね!晩ご飯食べたら、またお話しようね!」
その一言を聞くと、マジンさんはランプの中に戻っていきました。

夕焼けが暮れて行く中、エミリちゃんはマジンさんのランプを手に取り、公園を後にしました。
エミリちゃんの足取りはとても軽やかです。何故なら新しい場所で、初めての友達が
出来たのですから―。

第一話 おわり


最後までご読了ありがとうございました。昨年思いついた物語を必死こいて思い出して
書き上げました。次回があれば、夏休みが終わった頃にでも書かせていただきますね。
943以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 19:35:56 ID:qRw7gdAVO
いい話だなー・・・。おつです!
続きを期待してますお
944以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 20:04:27 ID:l+sc+rLi0
そして先程書ききれなかった脳内設定、その2

マジンさん(?歳)
ランプの魔人。変身する前の姿はどことなくプロレスラーの蝶野正洋っぽかったとか
(エミリ談)
大切なもの(人):エミリ、自分の住居であるランプ、ママさんお手製のエビフライ


パパ(24歳)
フルネームは大鳥居シュウ。
一家の大黒柱・・・のはずなんだけど、ママさんにはあまり頭が上がらない様子。
子煩悩で、ねっからのレトロゲーマー。愛するゲームは「バトルマニア大吟醸」
大切なもの(人):ママ、エミリ、ママから貰ったGM(ゲーム・ミュージック)CD「悪魔城ドラキュラベスト2」


例により、こんなのいらねぇよ!ってお方はスルーお願いします。
あと作品を書いてる途中で感想をくれた皆様、ありがとうございましたっ!!
おかげで無事に第一話を書き上げることができました。
これも皆さんのおかげですm(_ _)m
945MTLK ◆LXJspJPFa6 :2005/08/25(木) 20:06:26 ID:l+sc+rLi0
またコテ入れ忘れた・・・orz >>944
946以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 20:06:57 ID:nC1Tekry0
どーもこのスレに来る人は謙虚な人が多いやねぇ。
どーせ2chなんだし気にしないでいいと思うんだが。
もう、俺くらい態度デカくすればいいんだよ。
お前らのために書いてやってんだぜ、の勢いでかきゃいいんだよ。











いや、ゴメン。
947以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 20:13:26 ID:fUVTPaDs0
何このスレ。板違いだなんてことは言いたくないがクオリティが低すぎるな。オナニーが多すぎ。
文章を書く基本的なところから学んできたほうがいいんじゃね(^ω^;)
948以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 20:14:08 ID:i7uRoFOw0
それなんてツンデレ?
949以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 20:16:19 ID:nC1Tekry0
わざわざ読んでくれてそう言ってるんだよな。ありがたいことだ。
950森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 20:35:28 ID:pC56sLP+O
有難い事よの。
いいじゃないか。オナニーが好きなんだから。
板違いだろうけど一番人が集まるのがここなだけで
人が来るなら違う板でもいいし。
951以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 20:52:55 ID:qRw7gdAVO
そう思う文をわざわざ読んで感想書くってことは何か感じることがあったでいいんだよね?
952千夏と常夏:2005/08/25(木) 21:01:13 ID:s053UINh0
>>711の続き書く。
953以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 21:05:09 ID:qRw7gdAVO
エロ様キタコレ!!
お願いしますお





で、誰がログ取っておくの?
954森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 21:06:23 ID:pC56sLP+O
こんなチラシ裏に書いたような文から何かを感じて貰えるなんざ、本望じゃないかね。
955森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 21:11:32 ID:pC56sLP+O
深夜さんがダウンしてるからたわごとさんかれあたん、だろうか。
星野さんは?
956千夏と常夏:2005/08/25(木) 21:34:31 ID:s053UINh0
「千夏! 大丈夫か千夏!」
常夏は救い上げた妹を大きな岩の上に寝かせ、腹を押してピュッと海水を吐かせた。
「お兄ちゃん……」
千夏はそれで数秒失った意識を取り戻すと、常夏の横に立って心配そうに見ている美女に目を瞬かせた。
――さっきちらっと視界に入れた、兄お気に入りのマーメイドだ。
「無事で良かったわ。ふふ、いいお兄さんね」
話しかけてくる美女。しかし千夏はそれに対して応じることをせず、身を起こして常夏の海水パンツを掴んだ。
「どうした千夏? ま、いいか。それよりこの方が例のアレだ。お前が落ちたの見て駆けつけてくれた」
兄の説明は必要なかった。
ダメだ。兄は全然わかっていない。
この女の恐ろしい策略を見抜けていない。微笑んでいるように見えて嘲笑している面を見抜けていないのだ。
「おーい千夏?」
常夏に呼ばれ、千夏は立ち上がって美女を力強く指差した。
957千夏と常夏:2005/08/25(木) 22:06:42 ID:s053UINh0
「よくも……」
千夏の指鉄砲を喰らい、美女は目を見開いて驚いた。
「よくもお兄ちゃんを陥れようとしたわね!」
「え?」
常夏は訳がわからず頭のてっぺんから声を出した。美女もきょとんとするばかりだ。
「こちらが裸足であるのをいいことにこんな危険な磯におびき寄せて、うちのお兄ちゃん
食べる気だったんでしょ! 自分はサンダル履いてるからってなんて嫌らしい作戦っ?
身動きできなくなったところをテイクアウトしようとしたんでしょ!?」
「何言って……私はただ友達待っていただけ――」
「問答無用! このフナムシ!」
千夏は美女を黙らせた。目覚めるなりフナムシ呼ばわり千夏に、美女は怒りより哀れみが勝った。
「千夏、さっきの「薄々感じている」って、この事か……?」
「うん。ごめんねお兄ちゃん。もっと早く気付いてあげられれば良かったのに……」
勝手に悪役にされた美女は、流石に誤解を解こうと常夏に話しかけることにした。
「あの、よくわからないけど、私は――」
「黙れフナムシ」
常夏は千夏の肩を抱いて立ち去った。

958森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/25(木) 22:37:17 ID:pC56sLP+O
早とちりな妹モエスw
しかし実際にいたら引くなwww
959千夏と常夏:2005/08/25(木) 23:02:29 ID:s053UINh0
二人はひとまず自分たちのパラソルへ戻った。
「千夏、お前は凄い。俺には全く見抜けなかった」
海の家で買ったラムネを一口。常夏は妹の観察力、否、妄想力に感心した。
「私もなかなか役に立つでしょ? でもだいぶ時間取っちゃったね」
早く渚のヴィーナスを見つけ出し虜にさせなければならないのだが、安い女で妥協するわけにもいかない。
「とにかく次行こうよ。今度は私セレクトでね」
「おう。きっとお前の見込んだ相手なら間違いないかもな」
二人はラムネを飲み干すと、再び歩き出した。
960千夏と常夏:2005/08/25(木) 23:32:49 ID:s053UINh0
一分ほど歩いたところに、パラソルの下で談笑に勤しむ美女二人組はいた。
「どう、お兄ちゃん?」
砂のお城を作る振りをしながら表情が読み取れるまで近づく。
「二人いるけど、お勧めは――」
「ショートヘアーのほうか?」
「やるねお兄ちゃん」
千夏と常夏の美的感覚は似ていたらしく、常夏にとってショートヘアーの子はど真ん中だった。
「でもでかいピアスのほうはどうするんだ? 二兎を追うものは一兎をも得ずだぞ?」
「もちろん狙いは片方だけ。とりあえず二人と仲良くなっていい感じになったら
狙いのほうを持ち逃げっていう形で行こう」
「いいなそれ。さて、じゃあ早速――」
「待ってお兄ちゃん」
話しかけようとした常夏を制すと、千夏は持ってきたリュックを漁り出した。
「話のネタに詰まったら困るでしょ? だからこれを使えばいいと思う」
取り出したのは、自宅からくすねてきたやちまたのスイカである。
961以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/25(木) 23:42:28 ID:s053UINh0
風呂入ってくる
962森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/26(金) 00:18:10 ID:Kg8wzgjbO
ほしゅうぅ
963森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/26(金) 00:43:26 ID:Kg8wzgjbO
保守…………

今日はみんななんかあったのか?
台風のせいか?人がいないのは
964以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 00:55:07 ID:hyFKsZYQO
>>960
ちょwwwwwwwwwwww二人ともww電波wwwwww
やべー、まじで面白いw

>>963
いや、俺はc-auが不調なだけ
965千夏と常夏:2005/08/26(金) 00:59:52 ID:2erCdvOn0
「あの」
「あら、お姉さんたちをナンパ?」
近づくとピアスがまず喋り出した。
「へへっ、そのとおりです」
自分のことをお姉さんと呼ぶなら弟くんキャラで行け――さっき千夏言われたことを思い出す。
「あっ! こんなところにおいしいスイカが! 誰か僕と一緒にスイカ割りしてくれる人いないかなあ」
常夏も結構必死である。
「ん、いいわよ。ねー仁美。仁美はこーゆー子好きだもんねー」
「ふふふ、そうね」
ショートヘアーのお姉さんは仁美というらしい。
「じゃ、早速やろっか? 僕、お名前は?」
「あ、ジョーカっていいます。よろしくお願いしまっす☆」

そんなやり取りを、つまらなそうに千夏は見ていた。
966千夏と常夏:2005/08/26(金) 01:24:20 ID:2erCdvOn0
借りたビニールシートとタオル、そして拾った堅い木の棒が揃ったところで
楽しいスイカ割りが始まった。
「あっあっ、違う! そこじゃなくてもっと……そう、あぁんだめっ!
まだ振っちゃダメよ! そんな急がないで……あっいい! いいわ、思いっきり!」
仁美の応援虚しく、ピアスは皮の部分を掠っただけで失敗に終わった。
常夏にとってはスイカの運命どうこうより仁美の応援の仕方に興奮した。録音しておけば良……いや、何でもない。
「あーん惜しかったなあ。じゃあ次仁美ね」
常夏は仁美の目を隠してやり、砂の上を五周回してスタートさせた。
「仁美さんもっと前です! 前お願いしますっ! あ、もっと右……違っ、回転です!
回ってください! あぁ……そこです振って! もっと上から強く! あっあっ、
ああ――――!! あぁ……」
常夏の応援どおり進んでスイカにも当たったのだが、力が足りずに割れなかった。

そんな常夏の応援に、ピアスは興奮していた。
967以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 01:32:47 ID:2erCdvOn0
ちょっと休憩。怖いね台風。
968以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 01:40:27 ID:hyFKsZYQO
お馬鹿あり、お色気ありでイイヨイイヨー
ワクテカ待ちw
969以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 02:29:21 ID:CfcjBfFb0
(´・ω・`)
970以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 02:46:32 ID:hyFKsZYQO
あ、あれ? 続き…あるよね? 待ってていいんだよね?
971千夏と常夏:2005/08/26(金) 03:05:14 ID:2erCdvOn0
常夏の番である。
「頑張ってねジョーカくん。今度こそ割って!」
仁美に目隠しされて回される常夏。念のため言っておくが、回すといっても輪姦じゃないのでそこだけは勘違いの無いようにお願いしたい。
ぐるぐるぐる……。
「うあーやめてーはうー」
そろそろこのキャラ疲れたなと思う常夏だが、ここまで来たらこれで通そうとも思う。
頑張ろう。
「さあスタート!」
ピアスに背中を押され、よろけて一歩前進。作戦としては常夏が綺麗にスイカを割って
カッコいいところを見せるというかなり単純なものなのだが、思ったよりぐるぐるバットはきつかった。
「ジョートくん逆! もっと右右!」
仁美の声もあやふやにしか耳に入ってこない。完璧に三半規管がショートしてしまったようだ。
まずい。このままではただ情けないところを見せるだけになってしまう。
どっちだ? スイカはどっちなんだ?
焦る常夏。それを見ていた千夏はもう限界だった。
972千夏と常夏:2005/08/26(金) 03:32:08 ID:2erCdvOn0
「お兄ちゃん!!」
その声に常夏はふらふらしていた足を止めた。
「千夏? 千夏か!?」
声でわかったが、視覚を封じられていると確認せずにはいられなかった。
「千夏だよ! お兄ちゃん頑張って! こっちだよこっち!」
千夏はスイカの真後ろに立って盛大に手を叩いた。
仁美とピアスにとっては突如乱入してきたスクール水着の少女が謎で仕方がない。
お兄ちゃんと呼んでいるくらいだから兄妹だろう。その唯一の情報を頼りにことが進んでゆく。
「お兄ちゃんもっとこっち! そうそう! あ、もっと左!」
千夏が懸命に指示を出してくれている。
こんなダメな兄貴のために精一杯誘導に努めてくれている。
千夏……お前はなんていい奴なんだ!
「こっちか? こっちなんだな?」
「もうちょっと! ……はい! そこ! 真っ直ぐ振り下ろして!」
「っしゃ行くぞ! 離れてろ千夏、飛び散るぞ!」
ぱーんっ。
割れた。見事に割れた。そりゃもう芸術的に素晴らしく。
973千夏と常夏:2005/08/26(金) 03:32:47 ID:2erCdvOn0
「……やったか?」
常夏が恐る恐る目隠しタオルを取ると、そこには割れたスイカと眩しくも可愛い笑顔で迎える妹千夏がいた。
「完璧だよお兄ちゃん! こんなに巧く割っちゃうんだもん、感動したよ!」
「まじかっ! ……いや、でもお前のお蔭だ。千夏の声が聞こえなかったらきっと俺はスイカに当てることも不可能だった。
お前の存在あっての結果だよ」
「そんな……てっ、照れちゃうなぁ。私はただお兄ちゃんに割ってもらいたくてやったのに」
「ありがとな、千夏。さあ食うか! お前こっちの種少ないほうでいいぞ」
「ほんとっ!? じゃあいただきますっ!」
スイカは冷えていなかった。とても温かくて、まるで兄妹の絆のような甘みがあった。
「うめぇーな千夏!」
「うん! うめー!」

言うまでもなく、仁美とピアスは持ち場に帰っていた。
ビニールシートとタオルは新しいものを買うことにした。
974以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 03:40:34 ID:2erCdvOn0
>>971の訂正
ジョートじゃなくてジョーカね。

あと今さらだけど>>561の絵ありがとう。

で、待ってくれてた方、いつも不定期にしかも遅い投下でごめん。

うはwwwwwwwwおれ非vipperチックwwwwwwww書いてて違和感www
975以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 03:43:15 ID:2erCdvOn0
続きは次スレ。もうちょっとで終わらす。
976以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 03:45:19 ID:hyFKsZYQO
投下が遅いなんて気にならないお。だからこそワクテカがそこにあるんだw
ワクテカさせてくれてありがとう!!
977以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 03:46:49 ID:hyFKsZYQO
では埋め?
978以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 03:55:32 ID:2erCdvOn0
だね。埋めっか。

まとめサイト誰か作ってくんないかなー。
そうすりゃ今より人増えそうじゃん?書き手も読み手も。
979以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 04:04:24 ID:hyFKsZYQO
まとめサイトは最初の時から言ってるんだけど無いなー。誰かまじで作ってくれないかな?
(´ω`)たんもどうしてるのかわからないし
980以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 04:32:09 ID:hyFKsZYQO
埋め
981以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 04:35:00 ID:hyFKsZYQO
grたん、埋めても大丈夫?
982以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 05:45:37 ID:GtlXOZhl0
埋め保守?
983以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 07:02:01 ID:hyFKsZYQO
ほしゅ・・・。大丈夫なのか?
984以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 08:18:36 ID:hyFKsZYQO
ほしゅ
985森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/26(金) 08:43:19 ID:Kg8wzgjbO
(ノ`Д)ノミ品品ぅ埋めれ!
986森蔵 ◆vt6tklwx1o :2005/08/26(金) 11:47:49 ID:Kg8wzgjbO
1000なら深夜さんの具合がよくなる
987深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/26(金) 13:08:40 ID:jw5Eg8C70
ω・`)
988以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 13:10:05 ID:/5sMhUio0
おめでとう!



しかしこのスレまだ埋まってなかったのか……。
うめうめ。
989深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/26(金) 13:11:34 ID:jw5Eg8C70
埋めるのね。
うめうめうめうめ
990以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 13:21:15 ID:/5sMhUio0
「ここも、埋められるのね……」
と、少女は言った。
991以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 13:39:58 ID:/5sMhUio0
あと10なのにみんな埋めようよー。
992深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/26(金) 13:41:59 ID:jw5Eg8C70
>>990
「そう、僕らの生まれた街も、ついに埋められてしまうんだ」
僕は、都市化によってダムになってしまう故郷を眺めながらつぶやいた。
993以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 13:45:38 ID:rEvMugYZ0
>>992
「でもね、新しい世界、見つけたから」
少女は僕の手を取って駆け出そうとした。が――
994gr:2005/08/26(金) 13:49:44 ID:kV7puPhE0
その手がするりとほどけて――
995以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 13:51:02 ID:/5sMhUio0
彼女はふわりと、崖から……
996以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 13:56:08 ID:rEvMugYZ0
翔んだ。
真っ白い翼を背から広げて。
997深夜 ◆1DDfcqXjoo :2005/08/26(金) 14:00:09 ID:jw5Eg8C70
「あなたは…翔ばないの?」

「翔べない」

「どうして?」

「僕には、初めから翼なんてなかったんだ」
998以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 14:02:43 ID:4KLu89GH0
999以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2005/08/26(金) 14:03:34 ID:/5sMhUio0
僕の言葉に、彼女はくすりと笑った。

「違うわ。貴方は翼の使い方を忘れてしまっているだけよ」
1000888-903:2005/08/26(金) 14:03:41 ID:n/ZN0fQi0
1000ならまた出会う。そして付き合え・・・・たらいいんだが・・・。
10011001
 *     +    巛 ヽ
            〒 !   +    。     +    。     *     。
      +    。  |  |
   *     +   / /   イヤッッホォォォオオォオウ!
       ∧_∧ / /
      (´∀` / / +    。     +    。   *     。
      ,-     f
      / ュヘ    | *     +    。     +   。 +        このスレッドは1000を超えました。
     〈_} )   |                                次スレも…VIPクオリティ!!
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       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||
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