【韓国】金属労組、ソウル都心で“酒盛りデモ”　路上で焼酎を飲み、歌い踊ってシュプレヒコール！[03/24]

1 ：なつあかねφ ★：2012/03/24(土) 16:04:38.87 ID:???

夜間の集会を届け出、警察は取り締まらず

「昭陽江（江原道北部を流れる漢江の支流）に日が沈めば…」。ある人が立ち上がって歌い出す
と、周りにいた20人ほどの人たちが手をたたき、拍子を取った。歌い終わるとグラスを渡し、焼酎
をなみなみと注いだ。周りの人たちもグラスに焼酎を注ぎ「闘いに勝利するために」と言って乾杯
した。次に歌を歌う人が恥ずかしそうな様子を見せると「立て！　立て！」とはやし立てた。笑い
声や歓声が絶えない、楽しそうな雰囲気だった。このようなグループがいくつも陣取り、計150人
ほどが酒を飲み、歌い踊り、大声を張り上げた。

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これらのグループの周囲には、警察の4個中隊の約300人が背を向けたまま立っていた。歌って
いたある人が、警察官たちに向かって「こっちに来て1杯やろうよ」と叫ぶと、その場にいた人たち
はどっと笑った。それから間もなく、あちこちでシュプレヒコールが起こった。「MB（李明博〈イ・
ミョンバク〈）政権をぶち壊そう！　ぶち壊そう！」と。

これは今月22日午後10時、ソウル都心・世宗路の東和免税店前で繰り広げられた光景だ。中国
や日本、東南アジアなどから1日に1000人以上の観光客が訪れ、数千人の市民が行き来する、
ソウルのオフィス街の象徴とも言える場所だ。帰宅するサラリーマンや、外国人観光客たちは耳
をふさいで通り過ぎるしかなかった。帰宅が遅くなった市民たちは、歌い踊る人たちを避けるように、
バス停の横に長い列を作り、外国人たちは不思議そうな様子で写真を撮っていた。道を歩いて
いたチョン・ギュマンさん（66）は、金属労組のメンバーたちによる突発的な行動に備え、警戒を
続けていた警察官に近寄り「雨も降っているのにご苦労さん。あの人たちが早く帰れば休める
のにね」と言って肩をたたいた。

この日の集会は「金属労組3大闘争の勝利に向けた文化祭」という名目で行われた。金属労組
のメンバー約150人は、昼間にはソウル市内各地で宣伝を繰り広げ、夜になると酒を飲み、歌い
踊った。なお、夜間の集会の届け出はしていた。

メンバーたちは午後7時30分から、同じ場所でドラムやギターなどを持ち込み、バンドの演奏に
合わせてケンガリ（韓国伝統の打楽器の一種）をたたいて「文化祭」を行った。そして、9時ごろ
からご飯や汁を食べ、焼酎20本が入った箱を三つ開けた。

当初、メンバーたちはここに寝袋を敷いて野宿する予定だった。ところが10時30分を過ぎたころ、
雨が激しくなってきたため、荷物を持って労組の事務所に移動し始めた。移動する前、ゴミは
1カ所に集めて立ち去ったが、残った酒を路上に捨てたため、しばらくの間、酒のにおいが辺り
一面に漂った。

労組の幹部クラス6人は、11時過ぎまでこの場所に残って酒を飲み続けた。警察の幹部の一人
が近寄り「いつまでいらっしゃいますか」と丁重に尋ねたところ「これだけ片付けたら帰る」と
答えた。夜間の集会では、70デシベル以上（商業地域の場合）の騒音を立てるのは違法だ。
労組のメンバーたちは「文化祭」を行ったときからかなりの騒音を立てていたが、警察はこの日、
騒音を測ったり、取り締まったりすることはなかった。

この光景を見ていたある市民は「とてもうっとうしい。多くの人たちが行き来する通りで酒を飲み、
大声を張り上げてもいいのか。自分の子どもたちがあんなことをしたら、黙って見ていられる
だろうか」と話した。

パク・サンギ記者

朝鮮日報 2012/03/24
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/03/24/2012032400520.html