【人民網】東アジアサミット、最大の勝者は日本[11/22]

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1水道水φ ★
∞東アジアサミット、最大の勝者は日本

 東アジアサミット(EAS)が先週土曜日に閉幕した。しかし、中米両国は結局共通認識に達することが
できず、ASEANはいくつかの承諾を取り付けたが実施にはまだ時間がかかり、新たに参加したロシア
もCIS諸国とのFTA締結に忙しく、あまり熱心ではなかった。ところが驚くべきことに、これまでずっと
控えめな態度で各国の動きを静観してきた日本が今回、大きな利益を上げたのだ。第一財経日報
が伝えた。

 この状況に関し、中国現代国際関係研究院グローバル化研究センターの劉軍紅主任は、「現在、ア
ジア太平洋における主な矛盾は依然として日米間の矛盾だ。しかも日本はこれまでずっと、自国にと
って不利な戦略体制を瓦解させようと努めてきた。しかし中国はこれまで、当該地域における米国と
の潜在的な競争にばかり注目し、日本の役割を軽視していた。中米間が争うことで、最終的に日本が
利益を得た」と語る。

 ▽最大の勝者は日本

 記者:このほど閉幕したEASの成果について総合的に評価してください。

 劉軍紅:我々が想像したほど楽観的な状況ではない。米国・ロシアの参加による影響は多方面に及び、
長期化するだろう。今回のサミットの成果は主に3つある。1つ目は海上安全保障問題に関する共通認識。
2つ目は「ASEAN+3」から「ASEAN+6」へのFTA拡大。3つ目は中日韓FTA産官学共同研究を早期に
始める方針を確認したことだ。

 記者:日本は今回、東南アジアのインフラ建設だけでも250億ドルの援助を承諾するなど、大きな動き
を見せました。

 劉軍紅:日本は総事業費2兆円規模のインフラ整備に対し支援を表明した。これには建設、衛星提供、
防災・減災体系、予報などが含まれ、ASEANで日本モデルの普及を推進していく。日本は今回のEAS
における最大の勝者と言える。

 記者:それはなぜですか?

 劉軍紅:野田首相が帰国前に語ったように、今回日本の外交戦略は基本的に成功を収めた。ここ1年間
の外交努力、会議の議事日程と議題、各国の駆け引きなどから判断するに、日本は所定の目標を基本的
に実現したと言える。

 日本の目標は大きく分けて3つある。1つ目は、米ロのEAS参加後、多国間の安全保障問題に関する
議題の討論を促進し、中国の戦略的メリットを抑制すること。2つ目は、ASEAN+3からASEAN+6への
枠組み転換を図ること。3つ目は、ASEANのインフラ建設を効果的にコントロールすること。

 結果、中米両国がEASから得たものはほとんどなく、ASEANはいくつかの承諾を取り付けただけだっ
たが、日本は実益と戦略的メリットを獲得しただけでなく、米国の正面攻撃を回避し、矛先を中国に向け
させることに成功した。この点から見るに、日本の策略は成功したと言える。

>>2に続く

ソース:人民網日本語版 17:11 Nov 21 2011
http://j.people.com.cn/94476/7651734.html
http://j.people.com.cn/94476/7651735.html
http://j.people.com.cn/94476/7651736.html

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