>>259 すみません、訂正しておきます。
「インド組合、Hebei号事件への抗議運動を再開」
Keith Wallis、香港 - 2009年2月16日
インド船員組合によるHebei号の両名を救う運動の再開を受け、インド国内の港湾における韓国船籍の船舶は、
外国船舶監督およびITFによるより厳重な検査に直面している。
インド船員組合のAbdulgani Serang理事は本紙に対し、運動の詳細はインド海運組合とITFの
両方の承認を受けたと話している。さらに氏は、検査が外国船舶監督の問題に焦点が当てられ、
(韓国籍の)船舶の運行は遅延を余儀なくされるだろうと警告した。
インド船員組合およびITFを核としたインドの諸組合は、韓国に対しJasrit Chawla船長とSyam Chetan一等航海士の
釈放を求めている。この2人の高級船員たちは、2007年12月7日に漂流するクレーン艀に衝突されたタンカー
「Hebei Spirit」号から原油が流出したことによる、韓国史上最悪の原油流出事故の責任を問われ、昨年12月10日に
有罪判決を受けた後、収監されていた。
彼らは1月15日に保釈され、今年中頃に行われる予定の上告審を控えている。
2人への待遇は国際的な非難を呼び、韓国に対する抗議運動に広がったものの、彼らが保釈されて以降、
さらなる抗議活動へは波及していなかった。
しかし、二つの船員組合は船長らを支援する運動の再開を決定した。
運動の再開に関して組合は、両名が保釈されたのは喜ぶべき事だが、それ以降事態が進展していないと述べた。
「我々の最終目的は、この二人のインド人船員の無罪を証明し、彼らをインドに帰国させる事です」
チェンナイ、ムンバイの2箇所の主要港を含む、コルカタ、コチン、Kandla、Mangalore、Mormugao,、
Paradip、Tuticorin、Vishakapatnamの港において、出入りする韓国籍船舶が「標的」となるだろうとSerang氏は語る。
「ITFの検査官はすでに韓国籍の船舶を監視し、目標とするよう指示を受けている」と組合は述べる。
Serang氏は、どれだけの船舶がこの行動によって影響を受けるかに関しては言及しなかったものの、
インドの5港湾で運行する現代商船や韓進海運をはじめとするコンテナ輸送業者、またKorea Lineを含む
乾貨物輸送業者にも影響を及ぼすものと思われる。
もしChawla船長とChetan航海士が最初の機会で無罪を証明され、帰国を許されない場合は、
韓国籍船舶に対するこの行動は国際的に拡大するだろうとSerang氏は言う。
しかしながら氏は、両名が収監された後に起きたような、韓国籍船舶や韓国製品に対する
即時のボイコットが起きる事に関しては否定した。