韓米FTA、21日から追加交渉
JUNE 18, 2007 03:02
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2007061849378 韓米自由貿易協定(FTA)の追加交渉が、事実上21日から始まるもようだ。
米国側は、4月2日に妥結された韓米FTA協定文に、自国の新通商政策を反映した
修正協定文を16日に韓国に送り、追加交渉を公式に提案した。外交通商部
通商交渉本部は17日、米政府と議会が新通商政策に関する法条文化作業を終え、
米国貿易代表部(USTR)を通じて追加協議を公式に申し入れてきたことを
明らかにした。具体的な日程は決まっていないが、ウェンディ・カトラー米国側
首席代表が21日と22日、ソウルで修正協定文を説明し、金宗 (キム・ジョンフン)
韓国側首席代表らがこれに対する韓国政府の意見を伝える予定だ。政府は、米国側の
提案を検討し、交渉の均衡を崩さない範囲内で、追加交渉を実施するかどうか
意見を整理する計画だ。しかし、韓米FTAの妥結を強力に推進している政府が
米国の要求を全面的に拒否することは難しく、事実上、21日から追加交渉が
始まるものとみられる。米国側は労働と環境を含め、医薬品、必須的安保、政府調達、
港湾安全、投資の7分野で協定文の調整を提案した。特に、労働と環境分野で、
協定文に違反した国家に対して関税特恵をなくす貿易報復や、補償金を課することを
集中的に要求するものと予想される。これまで米国議会と業界が強い不満を提起
してきた自動車、農業分野は、今回の追加交渉の対象から除外された。いっぽう
政府は、今回の追加交渉提案にかかわらず、妥結された韓米FTA協定文に対して、
定められた期限である今月30日に署名する方針だ。必ずしもこの時までに追加
交渉を終える必要はないという意味だ。