33回目の七夕に再会の祈り託し 特定失踪者・古川さん家族
北朝鮮に拉致された疑いが濃厚な特定失踪(しっそう)者で市原市出身の古川了子(のりこ)さん=
当時(18)=が行方不明になったのは昭和48年の7月7日。母、古川朗子(さえこ)さん(89)と姉の
竹下珠路さん(62)は「もし生きて北朝鮮にいるなら、それだけでもうれしい」と話す。娘と妹への思い
を胸に抱き続けた2人は、きょう33年目の七夕の日を迎える。(西岡瑞穂)
「織姫と彦星が出合う七夕。私たちは今年、のりちゃんに会えるでしょうか」−。6月30日に千葉市
民会館で開催された「古川了子さんを救出する千葉集会」で、竹下さんは妹と33年も引き裂かれた
つらさを、会場を訪れた人に語りかけた。
古川さんは失踪当日の昼前、「いま千葉駅にいる」という電話を最後に消息を絶った。平成9年に
北朝鮮の元工作員、安明進氏が「(3年に)北朝鮮の病院で古川さんによく似た人を見た」と証言した
ことから、拉致の疑いが強まり、それ以降、竹下さんは古川さん救出のためにさまざまな活動を行っ
てきた。
しかし政府に認定された「拉致被害者」と、古川さんら「特定失踪者」には解決に向けた立場に大き
な差がある。竹下さんは、交渉のテーブルで妹の名前さえ出ないことにもどかしさを覚え、「もっと早く
拉致の可能性を疑い、もっと早くほかの家族と連携する勇気と行動力があれば」と自分を責めること
もあるという。
(下記ソースより一部引用)
http://www.sankei.co.jp/edit/kenban/chiba/060707/kiji01.html http://www.sankei.co.jp/
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