ベトナム書記長が留任、“選挙”腰砕け…対抗馬が辞退
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ベトナム共産党中央委員会は24日、ノン・ドク・マイン現書記長(65)の留任を決めた。
同委員会筋が明らかにした。
書記長選はグエン・ミン・チェット・ホーチミン市党書記(63)との間の
争いになると見られていたが、チェット氏が辞退したために、
マイン書記長が信任される形となった。
開会中の第10回党大会は、
代議員に国家最高指導者を選ばせるという初の試みで注目されたが、
「競争」を避ける腰砕けの結果に終わった。
大会では、マイン書記長の続投を望む勢力が激しい根回しを行った。
二者択一で書記長を選ぶという前例のない手段が最後は敬遠され、
調整型の決着を招いた模様だ。 党書記長は1976年の南北統一以来、
一貫して、ベトナム戦争に勝利した北部の出身者が占めて来ており、
「南部出身のチェット氏を選ぶことには抵抗が強い」との観測も流れていた。
23日に行われた新中央委員の選挙では、
1,176人の代議員のうち、チェット氏が95%の信任を得たのに対し、マイン書記長は88%だった。
運輸省を舞台にした一大汚職事件の責任を問われたマイン氏は、辛くも窮地を逃れた格好だった。
今大会の書記長人事で代議員に投票させる動きが出たのは、
汚職事件が書記長の責任問題に発展したからだが、
党指導部の「民主化」への意識が多分に作用したからでもある。
「汚職事件を奇貨として、この際、書記長人事を大会での投票に委ねれば
時流に乗ると見る勢力があった」と消息筋は指摘する。
党の幹部が定期的に記者会見し、地元の報道陣も率直な質問をぶつける光景は、
一昔前はなかったことだ。
一方で、政治の性急な「開放」を封じようとする力が働いたのも間違いない。
★ ソースは、読売新聞 [日本] とか。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060424id24.htm ★ 関連スレ。
【ベトナム】書記長候補に異例の2人 共産党中央委が推薦[060416]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1145161769/ 【ベトナム】 ベトナム、共産党書記長人事で初の投票へ [04/23]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1145726611/ ほか