>>43 >>44 >>45 靖国問題や歴史認識問題での、中国に極端な頑なな態度から考えて、その政策が中国政権
の決めた「外交原則」に拠るものであるとすれば、以下のような仮説が成り立つのではな
いかと思ふ。
@中国の胡錦涛政権の外交政策にあっては、世界を二つに分けて、アメリカ、ロシア、EU
などの大国、強国は「中華秩序の外」の国として(対等に)つきあう。
Aその一方、アジアの国々は中華秩序に従うべきもので、中国との関係は対等ではなく華
夷秩序による上下関係がある。これは世界観や歴史観を含めて中国の覇権と超越を認め
なくてはならない(日本を含む、インド、オーストラリアは不明)
B上の原則からイタリーが中国の歴史を批判(子供を煮て肥料にする)しても適当にあし
らうし、アメリカ人の世界観(人権、民主主義)にも適当に付き合うのだけれど、日本
の歴史観(靖国)や韓国などのそれには(宗主国として)激しく干渉する。
簡単に言うと、胡錦涛のやっている外交は清朝とか、歴史的中国のやっていた中華秩序に
基づく19世紀以前の外交(ただし、この適用範囲はアジア内のみ)で、かっての中華帝国
を再現するというものに他ならない。