>>339 ttp://www.startingweb.com/bbs.cgi?job=view&bbsid=3842&mid=6705 235 名前:167=169=229[sage] 投稿日:04/08/14 22:17 ID:IKaDvG15
あとは中国韓国あたりのP&I Clubが恫喝等で恣意的に保険をつけてしまう
可能性があるかないかというのがポイントになるのかな?
236 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:04/08/14 22:20 ID:seEO3jR3
>>235 韓国のP&I Clubは、確か、外交船舶のP&I 保険は扱っていなかったと思うが?
237 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:04/08/14 22:25 ID:seEO3jR3
>>235 まぁ、もし中国のP&I Clubがそれをやったら、
再保険を受けるところが無くなるでしょうね。
最悪、国際油濁補償基金から叩き出されるかも知れない。
241 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:04/08/14 22:51 ID:seEO3jR3
>>240 そういう心配をしなくていいかどうかは、まだわからないです。
国際油濁補償基金(
http://www.iopcfund-docs.org/ )には国家が加盟します。
中国のP&I Clubがそれをやったら、不適切なP&I Clubを承認しているとして
中国が国際会議で叩かれる公算が大です。
ここらへんは、英国的な慣習法による国際慣習と
中国の国際社会での発言力との力比べでしょう。
米国はこういった慣習による制限を嫌って、国際油濁補償基金には加盟していませんが、
国際基金に加盟せずにやっていける国は全世界でも米国一国だけです。
国際P&Iクラブグループ・プール再保険機構というのがあります。
こちらは個々のP&I Clubが加盟する再保険機構です。
中国のP&I Clubがそれをやったら、ここが再保険を断るでしょう。
米国のP&I Clubも、さすがにここには加盟しています。
(あと1レスだけ続く)
(他はリンク先へどうぞ。長くて分からん、って人は、
>>226にまとめられています)
301 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:04/08/15 17:56 ID:AtCs2yZY
>>252 ttp://syobon.zive.net:85/src/syobon5251.txt > ・船級を与えられるのは英国法に基づいて認定された会員国準会員国のみ
全世界には50以上の船級協会があると言われています。その内、
IACSに加盟している船級協会の船級だけが「慣習として」
外航船舶保険に有効な船級だとして認められています。
この仕組みはロイズが船級協会を発足させた時代にまで遡る「慣習」です。
> ・船級を与えられるのは英国法に基づいて認定された会員国準会員国のみ
この文章は、この辺の事情を要約していったものだと思います。
英国の法律は成文法もありますが、民事では慣習法が幅を利かせています。
海事保険業界の「慣習」は、ロイズが打ち立てた英国の「慣習」であり、
ちょっと前までは、ロイズこそが「法律」でありました。その意味に於いて、
英国の「慣習法」に基づいてできあがった国際秩序である、という事が言えます。
なお海事保険業界では国際保険引受協会が大きな勢力を持っていますが、
この前身がまさにロンドン保険協会です。
この協会は独自に有効な船級協会を認定しますが、今でもこの協会の認定は、
各船級協会にとって、非常に大きな意味を持っています。
302 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:04/08/15 17:57 ID:AtCs2yZY
>>252 > ・韓国や中国も与えられる事は与えられるのだが、恣意的に与えると、船級与える協会から
即日追放に。最低でも50年は復帰できない。
恣意的な船級認定についてですが、
中国船級協会が1956年設立、韓国船級協会は1960年設立です。
IACSに加盟を許されたのが1988年で、国際保険引受協会の前身である
ロンドン保険協会に認められたのが中国は1994年、韓国は1990年です。
国際的に認められるのに、中国は設立から38年、韓国でも30年も掛かっています。
船級協会の信用というのは、そうした実績に基ずくものだのです。
IACSの準会員だったポーランド船級協会が、リーダーエル号海難事故に際して
即日除名を食らった事件は有名です。
実は、政治的理由で恣意的に船級を発行する船級協会は世界に数多くあります。
外航船舶の保険に有効な船級をIACSや国際保険引受協会の認定する船級協会が
発行した船級に限るのは、そうした低質な船級協会の船級から業界が身を守る為であります。
ロンドン保険協会の船級協会の認定が、まさにそうした目的でした。
IACS加盟船級協会が政治的理由で恣意的に船級を発行した例はありませんが、
こうした経緯から考えれば、最低でも30年以上は復帰を許されないでしょう。
> ・韓国や中国も与えられる事は与えられるのだが、恣意的に与えると、船級与える協会から
即日追放に。最低でも50年は復帰できない。
50年という数字は結構いい推測だと思います。