ジャカルタ市内に拘置中の東南アジアの地下組織ジェマ・イスラミア(JI)の精神的
指導者とされるアブ・バカル・バシル受刑者が11日、共同通信と会見し、来月にも
予定される釈放後も「イスラム教徒を攻撃する勢力に対するジハード(聖戦)の教え
を広める」と述べ、米国などに対する武装闘争の必要性を訴えていく意向を明らか
にした。
同受刑者はJI指導者との指摘をあらためて否定。ジハードの教えを説いた教え子
らが1980年代にアフガニスタンに渡り、バリ島爆弾テロなどに関与したことは認め
たが「彼ら自身の意思で私が指示したことはない。(テロについては国際テロ組織
アルカイダの)ウサマ・ビンラディン氏の影響だ」と述べた。
さらに米国を「敵」と呼び、イラクやフィリピン南部、アフガニスタンなど「イスラム
教徒が攻撃されている紛争地」でのジハードとしての武力闘争の必要性をあらた
めて主張した。
ソース:共同通信
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