三菱自動車は9日、保有するマレーシアの国民車メーカー「プロトン」の全株式(出資比率の
7・93%)を売却した、と発表した。
売却額は約110億円、売却益は約80億円で、売却先は現地の株主や投資ファンドなど。
三菱自は売却益を財務体質の改善に充てる。プロトンは会社設立から20年以上経過し、
技術ノウハウを蓄積したため、三菱自が資本を引き揚げても問題ないと判断した。
三菱商事も株式7・93を保有しているが、売却する見通し。
プロトンは1983年、当時のマハティール大統領の提唱でマレーシア重工業公社(当時)と
三菱自、三菱商事の3社合弁で事業をスタート。85年には三菱自の車をベースに乗用車
生産を開始した。現在、マレーシア乗用車市場でのシェア(占有率)は約50%。
ソース:共同通信
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