6カ国協議:次回開催、米も年内困難視
【ワシントン中島哲夫】米政府筋は2日、北朝鮮の核問題をめぐる6カ
国協議の次回開催問題について、北朝鮮が核開発計画を完全廃棄する
意思を明示することに抵抗しており、このままでは12月中の次回開催は
困難視されると述べた。AP通信やロイター通信も米政府当局者の証言を
引用して同様の見通しを伝えた。
一方、米国務省は同日、薮中三十二外務省アジア大洋州局長が4〜6
日、韓国の李秀赫(イスヒョク)・外交通商次官補が3〜5日にそれぞれ訪
米し、ケリー国務次官補(東アジア・太平洋担当)らと個別協議を行うほ
か、4日には日米韓3カ国による政策調整会合を開くと発表した。
米政府は北朝鮮がまず核計画の完全放棄方針を明示しないなら交渉は
決裂するしかないと判断し、この意思表示を盛り込んだ共同文書を次回6
カ国協議で採択したい意向だが、中国を介した要求に北朝鮮が別の注文
をつけるなど非妥協的な姿勢を示しているという。日韓との協議では、こう
した現状の分析や、将来、北朝鮮への提供を想定する「安全の保証」の文
書化についても話し合う。
(下記ソースより一部引用)
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20031203k0000e030023000c.html http://www.mainichi.co.jp/