日本は立憲君主国か

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182ぷもり
お前さんは法律の面からしか憲法を見ないのか?だから「正当」が「正統」にすぐ直結するんだよ。
俺は>>169-170において、>>167の「しょうがないから教えとく。」以下の内容に対する反論に混ぜて、
いくつかの角度から日本国憲法に正統性がない理由を自分なりに述べてみた。
>>178の最後の二行はまことに理解できぬ。短絡の仕方は見事だが。
細かい点はともかく措く。お前さんと俺の意見の相違はただひとつ、
日本国憲法は正統か正統でないかだ。
お前さんは、正統というのはこの場合、「最も正当な手続きを踏んでいる」という事ですよ
と言ってるが、疑問だ。それは以下に示す。
正統だということは、歴史的連続性があるということだ。法的には継続性があるということだね。
つまり、帝国憲法と日本国憲法の間には継続性があるということになる。お前さんは、日本国憲法
は大日本帝国憲法という遺産の上に成立したという解釈でよろしいのでしょうかという誰かの質問
に「ある意味正解」と言ってるね。
帝国憲法は正当な手続きによって改正された。これは事実だ。
しかし帝国憲法と日本国憲法は内容的にはまったく違うのだ。つまり実質的には一度破棄して制定
し直したのと同じことなのだ。基本的に二十五人の外国人が作ったのだからね。
内容は正統でなくても、正当な手続きをとりさえすれば正統だと言っていいのか?本末転倒だよ。
また帝国憲法は天皇主権である。そして天皇主権のもとで改正された。にもかかわらず、改正後は
国民主権になっている。つまりこの改正条項も、天皇主権という基本原理のもとで効力を発揮する
のに、どうしてその原理を変更できるのか?法的に説明ができないのだ。その非論理性はどこから
来るのか。それは憲法制定権力が敗戦の時点ですでに天皇にはなく、GHQにあったということだ。
そこで「法的に革命があった。だから説明できなくてもよい」とする法的革命説が宮沢俊義東大教授
によって唱えられた。宮沢教授は>>42にも登場しているが、この人の珍説が何と今の学会の通説
になっているというから驚くね。お前さんもこの説に従うのかい?