朝日新聞[西部本社・14版]1面 2007年(平成19年)3月5日 月曜日 45030号
「まじうざい」「きもい」突然−こども孤の時代1
画面に、こんな文字が並んでいた。
<わかんないくせして話に入ってくんの、まじうざい>
<教室の前の水道の一番左側を使ってたから、使わないようにしよう>
<話し方きもい>
埼玉県の小学校教諭は以前担任した女子児童のブログのアドレスを偶然知り、のぞいた。同級生と思われる匿名の4、5人が、クラスの女子の悪口を書き連ねていた。
ブログを開いた女子に注意すると「ふざけてたの。心配しないで」。翌日にはブログは閉鎖されていた。だが、悪口を書かれた女子は、みてしまった。閉鎖より前に、ブログのアドレスがメールで送られてきたからだ。
教諭は誰からのメールか調べたが、わからなかった。メールアドレスを変え、発信者がわからないようにして送ったのではないかと疑っている。
なぜ、いじめられたのか。思い当たるところはない。「いまのいじめにさしたる理由はない。みんなで『うざい』『きもい』とラベルを張り、それを理由にしてしまう」
【31面に続く】
※31面=
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news2/1172613342/148-150