《《 熱く書け!架空の歴史。パート2 》》
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/whis/1034585045/ 146 名前:時空”管理”官 投稿日:03/09/13 11:18
終章 1.ロシア、その最期。
永きにわたる戦いの末、ユーラシア連合軍は多くの有為なる人材を失った。
ドリススターリンゴスター師団とても例外ではなく、リンゴスターが重傷を負って療養の為に
関東送りになってからは、いかりや長介防衛軍付軍楽大将、荒井防衛軍付軍楽中将、
高木ブー防衛軍付軍楽中将、加藤茶防衛軍付軍楽中将、そして、志村康徳防衛軍付軍楽少将が
主力となっていた。
1973年。この頃になると、出来得る限り日本への上陸を阻止しようとする動きに重点が置かれるようになり、
旧ソ連や旧ヨーロッパからの技術者は樺太経由で北海道に逃れ「きたかぜ」や「紅天」などの対中型幻獣決戦
兵器の開発に挑んでいた。
そんな状態が10年も続いた頃、ついに均衡が破られ、東シベリアに最期の時がやってこようとしていた。
「志村!後ろだ、後ろ!何度も言わせんじゃねーぞ!」この頃の記録に拠れば、志村康徳は撃墜数は
少ないものの有能な支援能力で善く部隊を支えた、とある。
「チョーさん、何やってんすか!幻獣来ますよ!このままじゃ助かりませんよ!」
「・・・・おめぇ、幻獣があそこからやってきた他の世界の人間だ、と言ったら信じるか?」
いかりやは天空の「黒い月」を指差して言った。
本来のつきに貼りついてもう50年は付かずはなれずである。