399 :
:01/12/28 13:46 ID:4UEVm13s
▽牛に肉骨粉「みんなの責任」 農水相が責任回避?発言 (朝日新聞)
http://www.asahi.com/politics/update/1228/003.html 武部勤農水相は28日の閣議後の記者会見で、96年に牛に対して肉骨粉を与えないことを
行政指導による「自粛」にとどめたため、一部の農家が牛に食べさせていたことについて、「
みんなの責任と思っている」と述べた。生産者や農業団体の自覚不足を指摘した内容といえる
が、禁止措置をとらなかった行政の「責任回避」ともとれる発言だ。
武部農水相は、「何もかも国に求め、国に頼み、国の指示に従うのではなく、自分たち(生
産者)自身が自立していくことが大事だ。情報も自身で集め、自立した生き方を持たないとい
けない」と、生産者側にも自立意識が必要であったことを強調した。「責任論の問題ではない
と思う」と、当時の行政の判断の是非には踏み込まなかった。
一方で、狂牛病(牛海綿状脳症、略称BSE)への対応全体については、「危機管理の意識、
検査体制の甘さがあった」と認め、「政府として深い反省点に立って、真剣に取り組んでまい
りたい」と述べた。
農水省は、狂牛病の汚染原因とされる肉骨粉を牛に与えることについて、96年4月に「自
粛」の行政指導をした。しかし、感染牛発生後の調査で、全国で約5200頭の牛に肉骨粉が
与えられていたことが明らかになった。(12:01)
400 :
2ゲット職人:01/12/28 14:20 ID:cmnNJxqi
400!
401 :
毎日新聞:01/12/28 14:37 ID:wdAYNabj
▽農相「狂牛病」発言 軽すぎる言葉、責任重く (毎日新聞)
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/disease/2001-6/1228-2.html 武部勤農相が26日に北海道で狂牛病(牛海綿状脳症、BSE)について「感染源の解明は
そんなに大きな問題なのか」などと述べたのを受け、27日、野党からは農相の辞任を求める
声が上がった。狂牛病のために経営難にあえぐ酪農家なども「農相としての資質」に疑問を投
げ掛ける。役人が失態を重ねた末の大臣の“失言”。狂牛病をめぐる国への不信感はいっそう
強まった。 【狂牛病取材班】
◆「感染源と安全性は別」改めて釈明
27日夕、北海道から農水省に戻った武部農相は記者団に対し「感染源の究明と安全性(の
問題)は分けて考えるべきだと話したのだ」と改めて釈明した。「感染源の究明は徹底して行
う」とも述べ、「私が生産者を逆なでするような話をするわけがない」と一部の発言内容を否
定した。
牛肉の安全性について「全頭検査が始まって食肉の安全性は確保された」と強調する農相と、
「消費者の不安解消には感染源の特定は不可欠」と考える酪農家の認識には大きなズレがみら
れる。
問題の発言は、北海道中標津町で開かれた酪農家との意見交換会の席で飛び出した。同町は
中選挙区時代は北海道5区で、農相の選挙区だった。これまでの選挙で地域の酪農家の多くは
農相を支援してきており、農相は支持者へのリップサービスとして「感染源はわからなくても
牛肉は安全」と強調しようとしたとみられる。
しかし、約100人が集まった会場からは「(農水省で)徹底究明してない。酪農が一夜に
して壊滅しようとしている」「(狂牛病が)いつわが身にふりかかるか、情けない立場で酪農
をしている」などの反発の声が相次いだ。中標津農協の高橋勝義組合長も「ある程度原因がは
っきりしない限り消費者は信用しない」と、農相の認識の甘さを指摘した。
農相は国内2頭目の感染牛が出た猿払村役場で27日に開かれた意見交換会の後も「感染源
が解明されなければ、牛肉が安全でないということはない」と繰り返した。“地元”の酪農家
らの指摘の「意味」をまだ、理解していない様子だった。
◆辞任を要求
野党各党からは27日、農相の辞任を求める声が相次いだ。野党4党は28日に国対委員長
レベルの会談を開き、対応を協議する。
民主党の菅直人幹事長は「危機管理的感覚がゼロの農相をこれ以上やらせたらきちんとした
処理ができない。代えるべきだ」と辞任要求を強める考えを示した。菅氏は「解任しない時は
不信任案も視野に入れて行動したい」と語る。
共産党の志位和夫委員長も「原因が分かって初めて国民は安心できる。そういうイロハが分
かっていない大臣は、辞任しないなら更迭すべきだ」と指摘。社民党の福島瑞穂幹事長も、同
日の記者会見で「信じられない暴言だ。当事者能力がない。謝罪と辞任を求める」と述べた。
福田康夫官房長官は「(食品の)安全性を強調するための工夫をしたんだと(受け止められ
る)。表現の仕方の問題だと思う」と農相を擁護しつつ、問題解決には感染源や感染ルートの
特定が重要という認識も示した。
狂牛病対応の不手際の責任をとる形で1月8日に退任する農水省の熊沢英昭・事務次官も2
7日、「全頭検査で10月18日以降は安全な牛肉しか出回らなくなったことを話されたので
はないか。感染源、感染ルートの解明では欧州連合(EU)も苦労をしているという状況を紹
介したのだろう」とかばった。
一方、狂牛病対策で農水省とタッグを組む厚生労働省の担当者は「消費者は、全頭検査開始
(10月18日)後に流通した牛肉は安全でも、それ以前に食べたものは安全かどうか分から
ないと思っている。感染ルートを調査し、『グレー』の部分をシロとクロに分けていくことは
消費者の不安解消につながり、生産者のプラスにもなるはずだ」と農相発言に首をかしげる。
年内は仕事納めの28日まで食肉処理場に牛が搬入され、検査結果の報告を受ける厚労省の
仕事も同夜まで続く。パートナーの農水省がトップの“失言”や事務次官の退職騒ぎで揺れる
事態に「年末ぐらいは静かに過ごしたいのに」とのぼやきも出た。
402 :
毎日新聞(続き1):01/12/28 14:38 ID:wdAYNabj
◆怒る農家
感染牛が出た地域などからは「大臣が言うことではない」「軽すぎる」との批判が出ている。
国内3頭目の感染牛が確認された群馬県宮城村でも28日、武部農相との意見交換会が予定
されている。村で乳牛40頭を飼育する酪農家の男性(53)は「(意見交換会には)農家側
から呼んだのではなく、あちらから来てくれることになって期待感があったが、あまりに不用
意な発言だ」と話し「(交換会では)きちんと現場の窮状を聞いてほしい」と述べた。
1頭目の感染牛が発見された千葉県の畜産団体は「感染源が確定しないと、酪農家はいつ自
分の家に狂牛病が出るかと不安で仕方がない。解明はきちんと進めてほしい」と求めた。
福島市議会は27日、国に狂牛病発生の行政責任を明らかにするよう求める意見書を全会一
致で可決した。意見書提案者の一人で元酪農家の石原信市郎市議は「農相の一連の発言は軽す
ぎる。仲間の畜産業者の状況は悲惨で、山形県では自殺者も出た。事務方だけ辞任させ、自ら
の責任を明らかにしてこなかった武部農相の対応は政治家といえない」と怒った。
■農相の26日の狂牛病関連発言要旨は次の通り。
◆北海道中標津町で
感染源、感染ルートが究明されなければ消費者に安心感を与えないと(新聞は)書いている
。だが、イギリスでは15年で18万頭、EUでは2200頭(の感染牛)が出ているが、こ
れまで感染源、ルートは特定されていない。
よくタウンミーティングで「(牛の肉骨粉を牛に与えてはいけないという)行政指導を知ら
なかった」と言う農家がある。それは恥ずかしいと思わないのか。(行政指導を)知らなかっ
たのは事実でしょう。けど、行政指導じゃ駄目だから法律で3年以下の懲役、30万円以下の
罰金にした。全部法規制というと社会主義の国になってしまうじゃないですか。
感染源、感染ルートはそんなに大きな問題なのでしょうか。今にでも解明したい。明日にで
も犯人を特定したい。イギリスでは15年しても特定できない。3年も5年も特定しないと消
費が回復しないとでも言うのか。安全性と感染源の問題は別。今、全頭検査になって、直接関
係ないじゃありませんか。
◆同根室市で
どの新聞も、感染ルートを解明しなければ安全でないようなことを言っている。学校給食は
60%が牛肉をやめた。今も25〜26%は使っていない。でも牛乳はやめていない。牛乳は
よくて肉は駄目なのか。牛肉やめるなら牛乳はなぜやめられないのか。
403 :
毎日新聞(続き2):01/12/28 14:38 ID:wdAYNabj
■これまでの主な農相発言◎
◆残念極まりない。どうしてこういうことになったのかとの思いが強い(9月11日、千葉県
内で狂牛病に感染した疑いのある1頭目が確認されて)
◆肥料としての使用も禁止するので、規制は欧州より厳しくなる(10月2日、肉骨粉の使用
全面禁止を発表)
◆肉は大丈夫ですからね(10月3日、堂本暁子・千葉県知事と同県内の焼き肉レストランで
客に)
◆認識が甘かった。(狂牛病発生以後の)対応も甘かった(10月4日、衆院予算委で欧州連
合が狂牛病発生の可能性を指摘していたことについて)
◆全頭検査すれば国産牛は安心して食べられる。政府として安全宣言を出したい(10月7日、
北海道佐呂間町で同月18日からの全頭検査について)
◆私や厚生大臣が肉を食べている、あれもちょっとやらせみたいなものがありまして、呼ばれ
て行って、口を大きく開けて食べろ食べろと言われてやった、そればかり(テレビに)映され
るわけですね。ですから、私どもが食べているところはかえって不安を喚起するのではないか、
正直そう思いましたよ(11月16日、衆院連合審査会で)
◆私は、今辞める意思は毛頭ございません(同)
◆(千葉県の狂牛病の)牛は私の(北海道の)選挙区から出ているわけでございます。この対
応を間違えば次の選挙では出てこられないであろうというぐらいの、これはまじめな話そうい
う状況にあります(同)
◆おれがやらなきゃ誰がやる、今やらなきゃいつできるという、この私の座右の銘というもの
を大事にして今頑張っているということをご理解いただきたい(11月27日、衆院予算委で
)
◆農水省全体の危機管理意識が余りにも甘かった。(自分は)問題解決に当たるのが責務だ(
12月25日、熊沢英昭事務次官の退職など「人事刷新」を決めて)
[毎日新聞12月28日]
404 :
毎日新聞:01/12/28 14:39 ID:wdAYNabj
405 :
読売新聞:01/12/28 15:09 ID:yGyAfXxm
▽5年も前から専門家「肉骨粉」法規制求める声(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/04/20011228ic09.htm 狂牛病の感染源とされる肉骨粉の牛への使用を農水省が行政指導にとどめた問題で、行政指
導の通達直前に開かれた狂牛病専門家の検討会で、委員から「日本でも法的措置が必要」など
と徹底した措置を求める意見が出ていたことが28日、公表された議事録で明らかになった。
同省はこれまで、「専門家の意見も踏まえて決めた」と説明していただけに、改めて同省の対
応が問われそうだ。
検討会は、世界保健機関(WHO)が加盟国に肉骨粉の牛への供与禁止を勧告したのを受け、
1996年4月8日、開かれた。
会議では、農水省の熊沢英昭畜産局長(現次官)が「慎重に対処したい」とあいさつ。事務
局から「(肉骨粉規制の)指導通達を近々出すことにしている」などの説明がされた。
出席した7人の委員の一部からは、「日本でも英国と同様、禁止令を出したほうがよいので
はないか」「将来、責任問題に発展する。しっかりとした対策が必要」との意見が出た。
しかし、同省側は「検討したい」としただけで、審議は終了。その8日後の4月16日、同
省は牛への肉骨粉の使用を禁止する行政指導通達を出した。
この経緯について、農水省では「法規制を求める声は少数意見で、検討会終了後、委員全員
の了承を得た」と説明している。 (12月28日13:55)
406 :
読売新聞:01/12/28 15:12 ID:yGyAfXxm
▽武部農相の罷免、野党4党が申し入れ(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/01/20011228i304.htm 民主、自由、共産、社民の野党4党の幹事長・国会対策委員長は28日午後、首相官邸で上
野公成官房副長官に会い、狂牛病に関する問題発言などを理由に武部農相を罷免するよう小泉
首相に申し入れた。
これに先立ち、野党4党の国対委員長らは国会内で会談し、農相の罷免と、狂牛病問題に関
する衆院農水委員会の閉会中審査を政府・与党に求めることで一致した。
会談では、農相が「狂牛病感染源の特定はそんなに大きな問題なのか」などと発言したこと
について、「拙劣な発言と行動だ。消費者、農家にとって耐えることが出来ない」などの意見
が出た。 (12月28日13:05)
407 :
読売新聞:01/12/28 15:23 ID:yGyAfXxm
▽首相、副大臣・政務官人事に柔軟姿勢
http://www.yomiuri.co.jp/00/20011228i105.htm 小泉首相は28日午後、首相官邸で記者団の質問に答え、副大臣、政務官の人事について、
「大臣、3役は替えないが、その他の人事は今までの慣例があるので柔軟に考えてもいい。公
明、保守両党の党内事情もある。そういう面では、山崎幹事長に柔軟に対処してもらって結構
ですと言ってある」と述べ、柔軟に対応する意向を表明。
来月4日夜に自民党の山崎幹事長ら党5役とこの問題を最終協議する考えを明らかにした。
狂牛病への対応で野党側から罷免要求が出ている武部農相の責任問題については、「辞める
ことよりも、しっかりした責任体制をつくり、安全な食肉を国民に供給する、この方面で万全
の体制をとることが責任と(農相に)言ってある」と述べ、辞任する必要はないとの認識を示
した。 (以下略)
408 :
朝日新聞:01/12/28 15:26 ID:yGyAfXxm
▽4野党、武部農水相の罷免を要求
http://www.asahi.com/politics/update/1228/004.html 民主、自由、共産、社民の野党4党の国対委員長らが28日午前、国会内で会談し、「(狂
牛病の)感染源が解明されないことは大きな問題か」などと発言した武部勤農水相の罷免を求
めることで一致した。同日午後、菅直人民主党幹事長、福島瑞穂社民党幹事長らが首相官邸に
申し入れた。
野党側は、武部農水相が同時に「野党もばか。(農水省の責任問題は)もっと攻めどころが
ある」と発言したことにも強く反発している。(13:29)
409 :
産経新聞:01/12/28 15:34 ID:yGyAfXxm
410 :
:01/12/28 15:36 ID:X7u6buic
クールー病を発見したガジュセク博士が投獄された理由を知っているかたいますか?
知っていたら教えてください。
411 :
:01/12/28 15:50 ID:yGyAfXxm
▽ 「もう牛飼い続けられない」 BSE110番に悲痛な声続々(日本農業新聞)
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/back/news/flash/flash01122806.html 牛海綿状脳症(BSE)の国内発生で打撃を受けている農家の窮状を受けとめようと、農民
運動全国連合会(農民連)は「BSE110番」を開設して、毎日、電話で相談を受け付けて
いる。十日から始めて、すでに五十件の相談が来た。牛の値下がりで赤字続きの肥育農家や、
廃用牛を処分できない酪農家の嘆き、怒りの訴えが目立つ。集まった声は農相に届け、「損失
補償などの対策をとるよう申し入れをしたい」としている。
電話をかけた一人、愛知の肥育農家は、乳廃用牛専門のため、市場に拒否されて出荷できな
い状態が続いている。「借金を払うには田んぼを売るしかないが、税金で三分の一も取られる。
国の責任で起きたのに税金まで取られるのでは泣くに泣けない」と訴えた。
別の肥育農家は、電話をかけた後に上京、事務所を直接訪れた。肥育牛を月に二十頭以上出
荷していたが、値段が四分の一に下がったという。「えさ代はおろか、元の子牛代にもならず
完全に赤字だ。暴動を起こし政府になぐり込みをしたい気持ちです」
また、都内の焼き肉店主からも「このままでは店を閉めざるを得ない」と相談が来た。BS
E発生後は来客が八割減り、売り上げはそれ以下になったという。
電話を受ける石黒昌孝事務局次長は「営農をあきらめている人もいた。聞くのもつらい」と
語る。「後継者になる子どもたちのためにも、営農を続けられるような支援が必要だ」として、
国の責任で金銭面での対策を取るよう要望していく方針。BSE110番の電話は農民連事務
局、電話03(3590)6759。
412 :
:01/12/28 15:52 ID:yGyAfXxm
▽農相に不満集中 北海道猿払村の酪農家ら直談判(日本農業新聞)
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/back/news/flash/flash01122802.html 武部勤農相は二十七日、国内二頭目の牛海綿状脳症(BSE)感染牛が見つかった北海道
猿払村を訪れ、酪農家らと意見交換した。農相は前日の訪問地、中標津町で「感染源が解明
されないことは、そんなに大きな問題か」と発言し物議をかもしたことを、「感染ルートの特定に
は時間がかかるから、安全対策とは分けて考えるべきだという意味だ」と釈明。酪農家たちは
BSEを発生させた国の無責任さに怒りをぶつけた。
意見交換は、農相がBSE発生牧場の関係者を激励したあと、地元の行政、JA関係者を含め
約五十人が参加して猿払村役場で行われた。
酪農家たちは、「うちの牧場でも感染牛がいつ出てもおかしくない」と募るBSE発生不安を
農相に直訴。「国は肉骨粉を輸入してきた責任を認めるべきだ」「疑似患畜として殺処分される
牛の補償をきちんとしてほしい」などと求めた。
また、BSE発生牧場の同居牛の殺処分中止を求める嘆願書を首相、農相らに出していた
酪農家有志らは、「牛は家族と同じだ。同居牛を殺さないでほしい」などと迫った。
413 :
:01/12/28 16:46 ID:F/XRxeeb
▽ 農家や生産者団体も自立を 狂牛病問題で、武部農相
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=KMN&PG=STORY&NGID=AECM&NWID=A2282810 武部勤農相は28日の閣議後記者会見で、国内の狂牛病(牛海綿状脳症)問題に触れ「農家
や生産者団体にも自立と連帯が重要だ」と語り、行政に依存しすぎない姿勢が必要との見解を
示した。狂牛病の発生を防止できなかった農水省トップの発言だけに今後反発を招く可能性も
ありそうだ。
武部農相は、肉骨粉を牛に与えないよう求めた1996年の行政指導が個々の農家に行き渡
っていなかったと指摘されていることについて「みんなの責任」と発言。その上で「何もかも
国に求め、国の指示に従うのでなく、農業者も自立することが大切だとの意見をよく耳にする」
などと付け加えた。 (了)
414 :
:01/12/28 16:52 ID:6tgr9ZXj
▽農水相の不信任提出も検討=野党4党が罷免要求(時事通信)
民主党の菅直人幹事長ら野党4党の幹部は28日午後、首相官邸に上野公成官房副長官を訪
ね、武部勤農水相が狂牛病問題をめぐり「感染源が解明されないことはそんなに大きな問題か」
と発言した問題について、「責任を全く自覚していない」と小泉純一郎首相が農水相を罷免
するよう強く申し入れた。さらに罷免要求が受け入れられない場合、農水相の不信任案提出も
視野に、1月下旬召集の通常国会に厳しい姿勢で臨む考えを伝えた。 (時事通信)
415 :
:01/12/28 16:58 ID:6tgr9ZXj
416 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/29 00:17 ID:eHyAFF92
失言相次ぐ武部農相、野党から追及の声(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/01/20011228i214.htm 狂牛病に関する問題発言が続く武部農相に対し、農相としての資質を問う声
が与野党から出ている。民主、自由、共産、社民の野党4党は28日、小泉首
相あてに農相罷免を求めたが、食料の安全という国民生活の根幹に関わる問題
での失言の連続に、経営難にあえぐ酪農家や自民党内からも反発が強まってい
る。
武部農相は26日、北海道中標津町内での酪農関係者との懇談会で、「(狂
牛病の)感染源、感染ルート(の解明は)安全性の問題でそんなに大きな問題
なのか」などと発言した。
野党幹事長・国会対策委員長は28日、上野公成官房副長官に対し「農相と
しての責任を自覚していない」として罷免を要求した。民主党の菅幹事長は申
し入れ後、記者団に「武部氏が居直るならば、不信任案も検討しないといけな
い」と述べ、来年1月の通常国会での農相不信任決議案提出をちらつかせた。
農相発言については、政府内でも問題視する向きが多い。首相は28日の閣
僚懇談会で、「正月休みに入るが、各閣僚は気を緩めず、発言は慎重にするよ
うに」と注意した。福田官房長官は懇談会後の記者会見で、「(発言中の)首
相の視線は農相をチラリと見たかも」と異例の言及をした。
野党が不信任案提出の構えを見せている背景には、武部氏への強い不信感が
ある。9月に千葉県内で狂牛病に感染した疑いのある1頭目の牛が見つかって
以降、農水省はじめ政府の対応のまずさに加え、武部農相の言動が、牛肉の安
全性への国民の不安感を一層増幅させたと見ているからだ。
与党内にも反発は強い。自民党の鈴木宗男・元党総務局長は27日、地元の
北海道で酪農家らから、「農相は余計なことを言わないでもらいたい」と訴え
られた。自民党内からは、「懲らしめるためにも、国会で追及されればいいん
だ」(中堅議員)との厳しい声も出ている。
こうした動きを受け、与党3党は28日の国会対策委員長会談で、野党が求
めていた狂牛病対策についての衆院農水委員会の閉会中審査に応じることを決
めた。自民党の大島理森国会対策委員長はこの後、武部氏に電話し、「国民に
誤解を与えらないように気を付けて発言するように」と要請した。
ただ、首相は28日、記者団に対し、「農相には辞めることよりも、安全な
食品を国民に供給するよう万全の体制を取ることが責任だと言ってある」と述
べ、罷免する考えがないことを強調した。
武部氏は28日、国内3頭目の狂牛病感染牛が見つかった群馬県宮城村を視
察。畜産農家との意見交換会で自らの進退問題について触れ、「(千葉県内で
確認された1頭目の感染牛が出た)北海道佐呂間町が自分の選挙区だから、仮
に辞めたいと思っても辞められない」と強調した。帰京後も記者団から、「野
党の(罷免要求の)動きをどう見るか」と聞かれ、「野党の動きって何だ?」
ととぼけて見せた。(12月28日23:25)
417 :
野良牛:01/12/29 01:03 ID:PryaJkKg
▽牛保護:町道を3頭歩く 酪農家が捨てた可能性も 埼玉
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20011229k0000m040118000c.html 28日午前1時ごろ、埼玉県妻沼町大野の町道で牛3頭が並んで歩いているのを住民が発見、
さらに1時間半後にも約1キロ離れた同町葛和田の民家の庭でも牛を目撃したと110番通報
があった。熊谷署員約10人が付近を約6時間捜索し、同7時ごろ、民家近くの畑で2頭を保
護した。
調べでは、2頭は体重約600キロの雌で、4〜5歳の高齢のホルスタイン。耳のタグが外
された跡があり、首輪や鼻輪もなかった。高齢の乳牛は廃用牛として食用にされるが、今秋か
らの狂牛病問題で牛肉の価格が低下したことから、同署は処分に困った酪農家が捨てた可能性
があるとみている。国内で見つかった感染牛3頭は、いずれも高齢の乳牛だった。
同署は2頭を拾得物として扱い、県農林総合研究センター畜産支所(江南町)に一時保管を
依頼した。同署は引き続き残る1頭を探している。酪農家から牛が逃げたとの通報はないという。
地元酪農家によると、狂牛病問題の発覚以降、廃用乳牛は値が付かず、市場に出せないこと
もあるという。このため、酪農家は乳が出なくなった乳牛を飼い続けざるを得ない状態になっ
ている。
同県北部を中心に酪農家約90人が加盟する「けやき酪農業協同組合」(同県熊谷市)の清
水満雄組合長は「牛を処分する場合、運賃や焼却代金など5000円〜1万円の費用がかかる。
処分法の確立や費用の負担などを政府に要望している」と話している。
[毎日新聞12月28日] ( 2001-12-28-23:01 )
418 :
:01/12/29 01:21 ID:PryaJkKg
419 :
:01/12/29 01:24 ID:PryaJkKg
▽狂牛病、嘆くだけじゃだめ 焼き肉店が新メニューなどで勝負
2001/12/28 18:30 (北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20011228&j=0044&k=200112286719 狂牛病(牛海綿状脳症)による痛手が続いている焼き肉店の中で、居酒屋として再出発した
り、なべ物や魚介類、韓国料理をメニューに大幅に取り入れ、リニューアルオープンする店が
目立っている。家族連れの客が増える年末年始が勝負といい、店側は「嘆くだけでは仕方ない。
攻めの経営が大事」と集客に懸命だ。
札幌・ススキノの焼き肉店「えんや」(中央区南五西二)は今月初め、新規開店した。店内
を改装したわけではないが、店に対するイメージを変えてもらおうとメニューを大胆に入れ替
えた。
狂牛病で店の売り上げは半減。常連客を手放したくないため今後も焼き肉を続けるが、カレ
イやエビなどの魚介類を数多く取り入れたほか、魚介類をたっぷり入れた韓国風のチゲ(なべ)
料理を充実させた。
高橋孝司店主は「客がいつ戻って来るのかは分からない。焼き肉店ではなく、魚介類の焼き
物やなべ料理の店として客を集めたい」と言う。
「焼き肉店として生き残れないわけではないんですが…」。十一月下旬、居酒屋として再出
発したススキノの四十歳代の経営者は話し始めた。
直前まで経営していた焼き肉店は飲食店ビルの一階にあった。不況が続いたうえ、狂牛病が
追い打ちをかけた。一カ月間以上も同じ状況が続き、業態転換を決めた。
経営者は「いつ戻って来るか分からない客を待ち続ける余力がもうなかった。狂牛病の風評
被害を嘆くばかりではだめだ。居酒屋として一から出直すほかない」と、さばさばした表情だ。
旭川市旭神三の焼き肉店「うしのや」。魚介類の刺し身を韓国風のたれで味わう新メニュー
を開発中だ。
同店は以前から、チゲなべ、石焼きビビンバ、冷めんなど韓国式のサイドメニューを豊富に
そろえていたが、狂牛病以降、焼き肉店と聞いただけで敬遠する客も多いことから、年明けか
ら「コリアン料理」を前面に出す。刺し身のたれも固まりつつあり、近々メニューに載せる。
渡辺八郎社長は「他店にない珍しい料理を出して客足を取り戻したい」。
釧路市愛国地区のある焼き肉店。年明けから魚介類や豚肉などのメニューを追加するほか、
野菜を使った韓国家庭料理やキムチの種類も増やし、「脱牛肉」を進める。
函館市本町の焼き肉店「青山邸」は韓国料理・サムギョプサル(豚のバラ肉で、サンチュに
巻いて薬味や辛みをつけて食べる)を追加した。新メニューなので、喜ぶ客も多いという。忘
年会はそこそこ入ったので、年明けに一層期待する。
420 :
ひとし:01/12/29 01:31 ID:O/L2iICW
馬鹿だなぁ、たけべーは。
官僚に逆らって、「牛は全て焼却します。」なんて発言すれば官僚ににらまれるだろう?
政治家は国民のためよりも官僚のために働けばいい。
国民のために働こうとするなど、正義感ぶりやがって、国民主権でなく官僚中心で国は動いている事に気付や。
昔は橋龍、今は田中だが、愚民どものため官僚にさからう政治家は皆殺し。
今回は、田中も武部も官僚の思惑通り肉骨粉にしますか?
421 :
:01/12/29 08:12 ID:PryaJkKg
◆激動、心労に暮れ仕事納め (読売新聞・関西版)
http://osaka.yomiuri.co.jp/main/news.html#01 ■不手際 狂牛病
九月に国内で初めて発生した狂牛病の影響は、国の対応の不手際も重なって、食肉関連業界
を直撃した。 十月の処理数が前年に比べて六割減った大阪府管轄の松原食肉地方卸売市場
(松原市)は、経営状況の悪化で、例年より二日早く二十六日に仕事納め。出入りの食肉処理
会社社長、村上幸春さん(54)は「こんなに惨めで不安な気持ちで正月を迎えるのは初めて」
と怒りをぶつけた。
一方、府環境農林水産部ではこの日、松原市場の運営などについて会議を重ねた。担当者は
「国が安全と言えば言うほど消費者は疑心暗鬼になる。国の失策に振り回された」。
422 :
:01/12/29 08:15 ID:PryaJkKg
▽12月29日 廃用牛一時預かりへ (読売新聞・盛岡支局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news001.htm ・農水省が助成検討 酪農家に配慮
狂牛病の影響で乳用種廃用牛のと畜場への出荷が滞っている問題で、県は二十八日、廃用牛
を一時的に預かる施設の設置に向けた調査を始めた。
これまでに狂牛病と確認された三頭はいずれも乳用種廃用牛だったため、廃用牛が敬遠され
て価格が低下、と畜場へ出荷が難しい状況が続いている。農林水産省によると、このような廃
用牛は全国で四万頭近くに達するという。
県内でも状況は同じで、「(自分の所から狂牛病を)出したくないという心理もあるのでは」
(県畜産課)と分析する。
酪農家は、乳の出が悪い年老いた廃用牛の飼育を続けざるをえず、若い牛への更新が出来な
いために生産乳量が減少、経営を圧迫する恐れがある。このため、同省は、出荷まで一時的に
預かる施設の設置を進めることにした。同省では「運営に必要な経費について、何らかの助成
を検討している」としている。
これを受けて県は、酪農家の需要や、利用できる施設の有無の調査を開始。県畜産課は、「
冬季は室内で預かる必要があり、空いている牛舎の有無などを出来るだけ早く調べたい」とし
ている。
423 :
:01/12/29 08:17 ID:PryaJkKg
▽12月29日 農相、宮城村を視察 農家と直接対話 窮状訴え相次ぐ(読売新聞・前橋支局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news002.htm 武部農相は二十八日、国内三頭目の狂牛病感染牛が見つかった宮城村を訪れ、畜産農家と直
接対話した。「狂牛病は時限爆弾」と窮状を訴える声が相次いだのに対し、農相は「万が一、
発生農家になっても再建できるよう万全を期す」と強調した。農水省は年明け早々にも具体的
な支援策をまとめる予定だという。
農相はまず、感染牛を飼育していた酪農家宅を訪れた。面談後、酪農家は「農相は、国の危
機管理が甘かったと認め、経営を再建できるよう対応すると約束してくれた。この言葉を信じ
て頑張りたい」と話した。
続いて村の農村環境改善センターで開かれた意見交換会には、村内の農家約二百人が集まっ
た。
参加者は口々に「安心して農業ができる保証や対策を」と求めた。「酪農家の老廃牛が肉牛
市場に出ないルールづくりを」との意見には、農水省の梅津準士審議官が「特定の食肉センタ
ーに引き受けてもらうことを検討中」と述べた。感染牛と同居したり同じえさを食べたりして
殺処分になる「疑似患畜」の範囲が広すぎるとの声に、農相は「国際基準」として、対象の絞
り込みは難しいと答えた。
参加者の感想は「危機感を農相に直接伝えられた」とおおむね好評だったが、「国の情報を
事細かに消費者にも提供するのが今は一番」と話す農家もいた。
424 :
:01/12/29 08:18 ID:PryaJkKg
▽12月29日 狂牛病余波か 捨てられた?牛 (読売新聞・さいたま支局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news002.htm “はいかい”通報、2頭捕獲
二十八日午前一時ごろ、妻沼町大野、葛和田両地区で牛三頭が、“はいかい”していると
の110番通報があった。熊谷署で捜したところ、同七時ごろ、二頭の乳牛が葛和田地区の畑
の中で見つかった。
同署では、「遺失物」として捕獲、県農林総合研究センター畜産支所に一時保護を依頼する
一方、残る一頭と、所有者を捜している。捕獲を手伝った家畜業者は、狂牛病問題の影響で、
処理に困って捨てられたのではないかと話している。
家畜業者の話では、二頭とも生乳が出ず、搾乳牛としては使えない乳牛で、「廃用牛」とし
て食肉用となるという。しかし、狂牛病問題で、出荷が思うように出来ないことに加え、食肉
処理場が廃用牛の受け入れを渋っていることもあり、酪農家が飼育しきれなくなったか、家畜
業者が市場に出せなくなり、捨てたのではないかという。
425 :
:01/12/29 08:22 ID:PryaJkKg
▽12月29日 牛に耳標取り付けスタート―狂牛病対策で(読売新聞・富山支局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news005.htm 狂牛病対策の一つとして、牛の両耳に産地や移動歴などを記した耳標を取り付ける作業が二
十八日、県内トップを切って氷見市熊無、畜産業四辻豊さん(68)の牛舎で始まった。来年
三月までに、県内すべての肉牛と乳牛計約九千三百頭に取り付ける。
農水省が今月から導入を進めている「個体識別システム」事業の一環で、全国の牛に“総背
番号制度”を適用し、流通ルートなどがすぐ分かるようにし、消費者の不安を取り除くのが狙
い。牛の個体情報は、国の家畜個体識別センターが管理し、畜産農家は牛の出生や出荷の際に、
同センターへ報告する。
この日は、県や市の担当職員らが、牛が暴れないように押さえ、パンチのような専用の装着
器で耳に穴を空けて、バーコードと十けたの識別番号が付いた黄色の耳標を、計二十一頭の肉
用牛に取り付けた。
田中賢治・同市畜産組合肉牛部会長(53)は、「地道に安全でおいしい牛を作ることが
我々の義務」と静かに話していた。
426 :
:01/12/29 08:28 ID:PryaJkKg
■老廃牛の買入れ要請 狂牛病で県内畜産農家(下野新聞)
http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/syakai.html#news4 県内の畜産農家と自民党畜産酪農対策委員長の西川公也衆院議員の意見交換会が二十七日夜、
宇都宮市内であり、狂牛病牛発生で市場価格の大暴落などの打撃を受けている畜産農家から
(1)制度資金の償還期間延長(2)老廃牛の全頭買い入れ−などを求める悲痛な訴えが相次
いだ。
意見交換会には県央、県北の畜産農家約百三十人、県農務部の関係者が出席。畜産農家から
は「出荷しようと思っても消費がなく出荷できない」「市場価格の大暴落で、投げ売りの状況
になっている」「経営が非常に苦しく制度資金の償還期間内に返すのは厳しい」など苦境、不
安を訴える声が次々に上がった。
この中で、償還期間が一年の大家畜経営維持資金制度について「三−五年に延長してほしい」
と要望があり、乳用と肥育老廃牛についても「国が全頭買い入れをし、適正な処分をして消費
者の不安を取り除くよう」求めた。
また補助金が雑所得になるため税制面での緊急措置を求める声もあった。
427 :
:01/12/29 08:34 ID:PryaJkKg
▽武部農相が宮城村入り 生産者と意見交換 (上毛新聞)
http://www.raijin.com/news/sat/news01.htm 武部勤農相は二十八日、国内三頭目の牛海綿状脳症(狂牛病)の牛が確認された宮城村を視
察し、感染牛が見つかった酪農家や村内の生産者らから意見を聞いた。武部農相は酪農家に対
し、国の危機管理の甘さを認め、「発生農家再建に全力を期す」と、支援策を充実する考えを
示した。また、食肉処理の際の全頭検査で流通する牛肉の安全性が確保されていることを強調。
感染原因の究明についても「農水省として一番エネルギーをさいている」と語った。
武部農相は午後一時半、梅津準士大臣官房審議官らと発生農家宅を訪問。予定を四十分近く
上回り、約五十分にわたって意見を聞いた。この後、村農村環境改善センターに移り、約百二
十人の生産者、村民らと約一時間、意見交換した。
意見交換の中で桜井敏道村長は、(1)発生農家への支援(2)流通停止状態にある村の生
産者に対する支援(3)牛肉消費回復策の徹底―を強く要請。生産者らは「今のままでは再生
産をしていけない。農民が安心して農業ができるような支援を」、「廃用牛が処分できる仕組
みをつくってほしい」、「(感染の疑いのある)擬似患畜の範囲が広すぎる」などと訴えた。
武部農相は発生農家支援策について、「万が一(新たな感染牛が見つかる)次の対象になっ
ても、あれだけのことをしてくれるんだということをしたい」と述べた。地域対策としては特
別交付税の措置に触れたが、具体的な言及は避けた。
北海道中標津町で「原因解明が酪農家にとってそんなに大きな問題か」と発言したことにつ
いて、「感染源の究明は迷宮入りさせない。だが、それと牛肉の安全性は分けて考えてほしい。
(新たな感染牛が)出る可能性はあるが、出たとしても市場に出回るものは全頭検査で安全
なものしか出ない」と、あらためて釈明した。
意見交換に出席した肉牛生産農家の男性(48)は「時間が短すぎた。これでは生の声を聞
いてもらえていない。具体的なことには触れていなくて残念だ」と不満をのぞかせた。桜井村
長は「国が真剣に対応策を考えてくれていることは理解できた。着実に、具体的に、早急に実
行してほしい」と話した。
○検査済みの擬似患畜35頭は陰性
県牛海綿状脳症対策本部は二十八日、感染の疑いのある擬似患畜に決定した七十九頭のうち、
検査を終えた三十五頭はいずれも陰性で牛海綿状脳症(狂牛病)に感染していなかった、と発
表した。
擬似患畜は、宮城村で飼育されていた国内三頭目の感染牛との同居歴などから決定。隔離飼
育されて順次、殺処分されている。殺処分後、つくば市の動物衛生検査所に延髄を送り、感染
の有無を確認している。
○「国の約束信じるしか…」酪農家
「国は危機管理に甘さがあったことを認めた。今後、経営を再建するために一刻も早く具体
的な支援策を出してほしい」。飼育していた牛が国内三頭目の牛海綿状脳症(狂牛病)と確認
された宮城村の酪農家は二十八日、武部勤農相の訪問後、報道各社に語った。
酪農家によると、武部農相は一連の問題の経緯について説明した後、「(支援を含めた)諸
対策をきちんとやる」と約束。苦しい経営状況などを訴えると、深くうなずいていたという。
原因究明については、具体的な内容に触れず、「感染ルートは調べるが、その問題と消費や
支援対策の問題は別に考えてほしい」と説明。これに対し、酪農家側は調査を積極的に行い、
日本が正常な畜産国に早く戻れるよう求めたという。
酪農家は「同席した県側も酪農家の気持ちを積極的に国に言ってくれた。大臣には自分たち
の不満がよく伝わったと思う。もう後は国の約束を信じて経営を再建していくしかない」と話
した。
武部農相は県の高山昇副知事や宮城村の桜井敏道村長らとともに酪農家宅を訪問した。
428 :
:01/12/29 08:35 ID:PryaJkKg
▽牛の一生耳標で管理 狂牛病対策、取り付け始まる (北日本新聞)
http://www.kitanippon.co.jp/cgi-bin/news.cgi?id=A100#0001 狂牛病(牛海綿状脳症)問題で、牛を識別、管理する耳標(じひょう)装置の取り付け
作業が二十八日、県内で初めて氷見市の畜産農家で始まった。本年度内に高岡地区で約二
千七百頭、県内で約九千三百頭の乳牛、肉牛に取り付ける。
県畜産課や県西部家畜保健衛生所、同市農政課の職員ら八人が氷見市熊無、畜産業、四
辻豊さん(68)の牛舎で、二十一頭の肉牛の両耳に、十けたの番号を記した全国統一の
耳標を取り付けた。
作業は国や県が進めている家畜個体情報管理システム事業の一環。牛が生まれてから死
亡するまでの移動歴など基礎データを、国の家畜個体識別センターで管理、伝染病発生時
などの迅速な防疫対策に役立てる。
耳標による管理システムは、県が十五年度、国が十六年度から始める予定だった。国内
で狂牛病感染が確認され、畜産物の安全性確立が急務となったことから、繰り上げて実施
が決まった。
429 :
:01/12/29 08:38 ID:PryaJkKg
▽味の素など冷食各社、鶏肉加工品を一斉値上げ(日経新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20011229CAHI413828.html 味の素やニチレイなど冷凍食品大手は、1月から空揚げなど鶏肉加工冷凍食品のメーカー出
荷価格を1割程度引き上げる。国内外で狂牛病が発生したため鶏肉需要が世界的に高まる一方、
主要調達先である中国からの出荷が落ち込み、鶏肉価格が高騰しているため。急激な円安も
加わり原料高が長期化すると判断、各社は価格に転嫁する。
冷凍食品市場ではバブル崩壊以降、4-5割の値引きが広がるなど価格競争が激化してきた。
各社が一斉に有力商品を値上げするのは初めて。冷食最大手のニチレイは1月出荷分から、家
庭用の空揚げなど四品目の出荷価格を7.4-12.2%引き上げる。外食向けなど業務用は平均8%
程度の値上げ交渉に入った。
味の素冷凍食品(東京・中央)は1月から家庭用の三品目を平均13%、日本水産も3月から二
品目を11-12%値上げする。ニチロ、加ト吉なども追随する方向。出荷価格の引き上げ分が小
売店での価格におおむね転嫁される公算が大きい。
430 :
:01/12/29 08:39 ID:PryaJkKg
431 :
:01/12/29 08:41 ID:PryaJkKg
432 :
:01/12/29 08:42 ID:PryaJkKg
433 :
日経新聞:01/12/29 10:25 ID:jd4VDUG3
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20011229CAHI413828.html 味の素など冷食各社、鶏肉加工品を一斉値上げ
味の素やニチレイなど冷凍食品大手は、1月から空揚げなど
鶏肉加工冷凍食品のメーカー出荷価格を1割程度引き上げる。
国内外で狂牛病が発生したため鶏肉需要が世界的に高まる一方、
主要調達先である中国からの出荷が落ち込み、鶏肉価格が高騰
しているため。急激な円安も加わり原料高が長期化すると判断、
各社は価格に転嫁する。
冷凍食品市場ではバブル崩壊以降、4-5割の値引きが広がる
など価格競争が激化してきた。各社が一斉に有力商品を値上げ
するのは初めて。冷食最大手のニチレイは1月出荷分から、家庭用
の空揚げなど四品目の出荷価格を7.4-12.2%引き上げる。外食
向けなど業務用は平均8%程度の値上げ交渉に入った。
味の素冷凍食品(東京・中央)は1月から家庭用の三品目を平均
13%、日本水産も3月から二品目を11-12%値上げする。ニチロ、
加ト吉なども追随する方向。出荷価格の引き上げ分が小売店での
価格におおむね転嫁される公算が大きい。
434 :
日経新聞:01/12/29 10:38 ID:jd4VDUG3
狂牛病問題「危機管理意識に甘さ」・農相
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20011229CIMI094828.html 武部勤農相は28日、国内3頭目の狂牛病(牛海綿状脳症)に感染
した乳牛が飼育されていた群馬県宮城村を視察、感染した牛を飼って
いた酪農家を訪ね「農水省の危機管理意識の甘さが、こうした事態を
招いてしまった」と述べたという。酪農家によると、武部農相が「だれが
悪いということではなく、農水省全体が責任を感じ、二度とこういうこと
が起こらないようにしたい」と話すと、酪農家は「(狂牛病の)発生農家
への対応が全く見えてこない」と指摘、支援策を強く求めたという。
地元の酪農家や村関係者らとの意見交換会で、武部農相は「原因
解明が酪農家にとってそんなに大きな問題か」と北海道中標津町で
自らが発言した内容について、「感染源の特定は大きな問題だ。だが、
それと牛肉の安全性とは分けて考えてほしい」とあらためて釈明した。
さらに感染牛を飼育した酪農家の再建支援策を充実させる考えを示し
た上で「万が一(新たな感染牛が見つかる)次の対象になっても、あれ
だけのことをしてくれるんだということをしたい」と述べた。〔共同〕
危機管理意識の甘さ?
自分の発言の影響を考えず軽率な発言するのは危機意識の無さだと思うが。
こんなのが上司じゃ農水省の役人に同情したくなる(嘘)
お前がいちばん、“甘い”んだよおおお!
・・・蓄積スレだったね。スマソ
436 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/29 12:12 ID:08/kmACn
肉業界とテレビ業界は、部落と在日の人の仕事でしょう。
彼らに日本は滅ぼされるぞ。
437 :
読売新聞:01/12/29 14:02 ID:jd4VDUG3
社会ニュース - 12月29日(土)12時31分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011229-00000103-yom-soci 牛の「戸籍」HPに公開、狂牛病対策で岐阜県
岐阜県は、狂牛病対策の一環として、県内の牛約5万2000頭の
生産者や飼料内容などの情報を記載した牛の”戸籍“を、1月末までに
県のホームページで公開する。消費者が生産者を知り、安心して牛肉を
購入してもらうためで、インターネットによる「牛の戸籍情報」の公開は
全国で初めての試み。
”戸籍“内容は、飼育農家の名前、牛の品種、性別、生産地、導入
経路、飼料内容など9項目。現在、国が全国の牛を対象に行っている
個体識別調査の項目に、県独自で「飼料内容」の項目を加え、飼料名、
メーカー名、購入先、原材料名を明らかにする。
「飼料内容」を付け加えたのは、肉骨粉使用の有無などが狂牛病との
関係で問題になったことから、岐阜県のブランド牛「飛騨牛」の安全性を
強くアピールするのが狙いだ。(読売新聞)
[12月29日12時31分更新]
438 :
読売新聞 |自分の選挙区だから辞められない?:01/12/29 14:11 ID:jd4VDUG3
政治ニュース - 12月29日(土)1時4分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011228-00000214-yom-pol 失言相次ぐ武部農相、野党から追及の声
狂牛病に関する問題発言が続く武部農相に対し、農相としての資質を
問う声が与野党から出ている。民主、自由、共産、社民の野党4党は
28日、小泉首相あてに農相罷免を求めたが、食料の安全という国民
生活の根幹にかかわる問題での失言の連続に、経営難にあえぐ酪農家や
自民党内からも反発が強まっている。
武部農相は26日、北海道中標津町内での酪農関係者との懇談会で、
「(狂牛病の)感染源、感染ルート(の解明)は安全性の問題でそんなに
大きな問題なのか」などと発言した。
野党幹事長・国会対策委員長は28日、上野公成官房副長官に対し「
農相としての責任を自覚していない」として罷免を要求した。民主党の
菅幹事長は申し入れ後、記者団に「武部氏が居直るならば、不信任案も
検討しないといけない」と述べ、来年1月の通常国会での農相不信任決議
案提出をちらつかせた。
農相発言については、政府内でも問題視する向きが多い。首相は28日の
閣僚懇談会で、「各閣僚は気を緩めず、発言は慎重にするように」と注意した。
野党が不信任案提出の構えを見せている背景には、武部氏への強い
不信感がある。9月に千葉県内で狂牛病に感染した疑いのある1頭目の牛が
見つかって以降、農水省はじめ政府の対応のまずさに加え、武部農相の
言動が、牛肉の安全性への国民の不安感を増幅させたと見ているからだ。
与党内にも反発は強い。自民党の鈴木宗男・元党総務局長は27日、地元
の北海道で酪農家らから、「農相は余計なことを言わないでもらいたい」と
訴えられた。自民党内からは、「懲らしめるためにも、国会で追及されれば
いいんだ」(中堅議員)との声も出ている。
武部氏は28日、国内3頭目の狂牛病感染牛が見つかった群馬県宮城村を
視察。畜産農家との意見交換会で自らの進退問題について触れ、「(千葉
県内で確認された1頭目の感染牛が出た)北海道佐呂間町が自分の選挙区
だから、仮に辞めたいと思っても辞められない」と強調した。(読売新聞)
[12月29日1時4分更新]
439 :
捨て牛発見:01/12/29 20:37 ID:1EXs11Wu
440 :
モーやだ:01/12/29 21:31 ID:FyNCO6a0
モーやだー
441 :
:01/12/29 23:12 ID:PryaJkKg
▽「感染ルート解明まで牛肉食べぬ」が5割 道新情報研調査
2001/12/29 07:30 (北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20011229&j=0044&k=200112297064 北海道新聞情報研究所は二十八日、狂牛病(牛海綿状脳症)発生後の道民の牛肉消費動向に
関するインターネットモニター調査結果をまとめた。「消費量が減った」「食べなくなった」
が五割超を占め、依然、消費が回復していない実態が明らかになった。また消費回復のきっか
けとして55%が「感染ルートの解明」を上げ、「(ルート解明は)そんなに大きな問題なのか」
と発言した武部勤農水相との認識のずれを際立たせる形となった。
調査は、同研究所が選んだ道民モニター五百人を対象に、十九日から二十五日までの七日間、
インターネットを活用したアンケート方式で実施。回収率は84%。
牛肉消費量は「ほとんど食べなくなった」が20%、「半分以上減った」が14%、「少し
減った」が23%。男女比では、女性の方が食べなくなった割合が高かった。
一方、「変わらない」と答えた人は33%、「もともと食べない」は8%だった。
消費減の理由は「国の対応が信用できない」が38%でトップ。「感染ルートが解明されてい
ない」(32%)が続き、全頭検査が定着した今も、消費不安が解消し切れていない実態を示した。
牛肉を元通り食べられるようになるきっかけとしては、「感染ルート解明」に次いで、「一連
の狂牛病騒動が落ち着く」(20%)「感染牛が国内にいなくなる」(15%)などの順だった。
442 :
:01/12/30 16:29 ID:imsCksdw
▽12月29日 狂牛病関連で前橋市新たに利子補給制度(読売新聞・前橋支局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news005.htm 狂牛病問題で、食肉卸小売業者や焼き肉店などの経営状況が厳しさを増している中で、前橋
市は国の融資制度に対して利子1・6%のうち半分を負担する新たな利子補給制度を始めた。
今年六―八月の月平均売り上げと比べて、国内での狂牛病確認後の九月十七日以降の月平均
売り上げが20%以上落ち込んでいる食肉関連業者に対し、事業に応じて運転資金として一千
万―四千万円を一年間融資する。同市は十月以降、生産者に対する県の緊急融資に対する利子
補給を行っているが、食肉業者への支援は「中小企業経営振興資金」の融資条件の緩和措置だ
けだった。
443 :
:01/12/30 16:32 ID:imsCksdw
▽12月30日 肉骨粉 県外焼却へ (読売新聞・徳島支局)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news003.htm 県畜産課は二十九日、県内で大量に保管されている肉骨粉の一部を、県外の民間産業廃棄物
処理施設で焼却することになったことを明らかにした。同課は、現在の保管量約五千六百トン
の八割近くを処分できると見込んでいる。
同課によると、徳島市内の飼料加工会社が、県外で一般廃棄物処理業の許可を持つ民間施設
との間で、「焼却量は一日約六十トンで、月ごとに焼却量を協議する」ことなどを骨子とした
契約を締結。肉骨粉はすでに県外の施設まで陸路で輸送を始めているという。
運送や処理にかかる費用は、今年度内は国の狂牛病対策事業費を充て、県や業者の負担はな
いという。
県内で保管されている肉骨粉は五千六百トン余り(二十九日現在)。うち約四千五百トンを
処分できるとみているが、一日に八十五―百トンずつ増え続ける現状は変わらないという。
野崎国勝・農林水産部次長は「保管量と処分量を差し引いても、肉骨粉が増え続ける現状は
変わらない。県内の施設や県外にも働きかけ、畜産の循環型社会をを守るために努力したい」
としている。
444 :
:01/12/30 16:34 ID:imsCksdw
445 :
:01/12/30 16:37 ID:imsCksdw
<狂牛病>農水省、検査漏れ認める 肉骨粉の含有調査
http://news.lycos.co.jp/topics/science/epidemic.html?d=30mainichiF1230m106 狂牛病対策の一環として農水省は昨年12月、全国の飼料工場を対象に牛用飼料に肉骨粉が
含まれていないかどうか精密検査を実施することを決めたが、今年1〜4月の間だけでも全国
7工場10種類の牛用飼料について検査漏れのあったことが29日、分かった。
飼料工場への立ち入り検査は、同省所管の公益法人で今年4月に独立行政法人となった「肥
飼料検査所」が実施する。1工場当たり年2回をめどに、事前通告をせずに行い、肉骨粉の牛
用飼料への使用のほか、飼料への含有量が規制されている農薬などの調査が行われる。その結
果は毎月発行される「飼料検査」で報告される。
これまでに1〜4月の検査結果が報告書で公表されており、全国7工場の10種類の牛用飼
料について肉骨粉の調査が行われていなかったことが明らかになった。1月に立ち入り検査が
行われた関東地方の工場では、農薬の含有量の分析試験は通常通り実施されたが、肉骨粉につ
いては製造記録の書面を見ただけで、飼料の成分を顕微鏡などで調べる精密検査は行われなか
った。また、同月の九州地方の工場の検査でも、抗生物質と重金属の試験だけが行われ、肉骨
粉は検査されなかった。
同省は96年4月、世界保健機関(WHO)から肉骨粉の牛用飼料への使用禁止の勧告を受
けたが、行政指導で十分として法制化を見送った。その代わりに検査の徹底を図ることにし、
全国約140の飼料工場を対象に年2回の立ち入り検査を実施し、製造記録のチェックのほか、
飼料を触るなどして肉骨粉の有無を調べることにした。さらに昨年12月以降は、肉骨粉につ
いての調査を厳密に行うことを決め、顕微鏡での鑑定を取り入れた。
同省飼料課は一部に検査漏れがあったことを認めたが、「具体的な検査方法については肥飼
料検査所に任せており、現在の検査体制には問題がない」と釈明している。一方、同検査所幹
部は「すべて農水省の指示でやっているので詳しいことは答えられない」と話している。
【狂牛病取材班】[毎日新聞12月30日] ( 2001-12-30-03:01 )
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:01/12/30 19:57 ID:imsCksdw
【社説】問われる食の安全性 '01/12/30 (中国新聞)
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh01123001.html 日本での狂牛病(牛海綿状脳症)感染はありえないとしていた農水省への信頼感が一頭の感
染乳牛の出現で地に落ちた。英国、ドイツなどでの失敗が絵に描いたように日本でも繰り返さ
れた。農水省の対応が後手に回り、情報公開も徹底しなかった根底には経営効率優先による食
の安全性に対する慣れ、軽視があったのではなかろうか。酪農、畜産のあり方について消費者
も含めて論議を深める必要がある。
今月中旬、広島市西区の広島食肉市場が開いた「ひろしま食肉市場まつり」に親子づれ約四
千五百人が訪れた。同市場は食肉アンケートを実施。狂牛病について「全頭検査が実施され、
国による安全宣言も出された」と前置きして、今後の牛肉消費意向を尋ねた。回答は七百二十
人。集計によると「増える」9%、「変わらない」80 %、「減る」11%だった。担当者は「
予想以上に『変わらない』とする人が多く、少しほっとした。しかし価格の方が戻っていない
ので」とまだ安心はしていない。
狂牛病は九月、千葉県内で処理された北海道産乳牛で確認された。さらに十一月と今月に各
一頭の感染乳牛が発見された。今後、さらに感染牛がみつかるようなことはないのか、と生産
者は不安な気持ちで状況を見守っている。
生産、流通の当面の対策として全国農業協同組合連合会(全農)広島県本部が始めた「牛の
パスポート」の普及に期待したい。消費者は店頭で牛の来歴や検査結果などを知ることができ
る。消費者に一定の安心感を与えるだろう。
一方で急がれるのが感染原因の解明である。広島市議会も国会、政府あてに決議した意見書
の中で、感染源・感染ルートの解明に全力を挙げるよう要請している。
感染源として可能性が高いと言われる輸入肉骨粉を配合した飼料は感染牛に与えられていな
いという。それでは何が原因だろうか。だれもが疑問を感じるはずである。感染源の解明なく
して、狂牛病の国内絶滅を確信することはおよそ不可能である。欧州産肉骨粉にかかわる綿密
な調査と併せて、狂牛病と同じような症状をみせた北海道の羊の追跡や国際的な共同研究など
困難だが徹底した取り組みが必要である。
原因究明や出荷が凍結されている牛肉の買い上げ、その焼却処分などには、多額の税金が使
われる。今となっては、この公費投入は単に生産者たちのために使われるとみなすのではなく、
国民全体の将来の食の安全を確保するための必要経費と受けとめる以外にない。一九六六年、
牛への肉骨粉の使用禁止を行政指導にとどめて、そのまま事態を「放置」していた農水省の
「責任と罪」は極めて重い。
教訓としてすくいとれるのは何だろうか。生産者団体幹部から「英国と日本の生産形態は類
似している面がある。その点からも農水省はもちろん、生産側ももっと警戒が必要だった」と
いった声も聞かれる。海外畜産物の価格攻勢に押される中、食の大前提である安全性への関心
が薄れがちだったとの反省がこめられているように思う。消費者も同じ土俵にあがって考えて
ほしい。
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:01/12/30 20:06 ID:imsCksdw
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