返本の山が築かれる仕組み
日販の総量規制で、出版社がガチ倒産の嵐へ
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1264949635/ 【佐々木俊尚】
取次が総量規制をはじめると何がたいへんなのか、出版業海外の人にもわかるように説明します。
書籍は委託制で販売されています。つまり出版社は本を取次に委託し、取次は書店に委託する。
たとえば卸値500円の本を1万部刷って、出版社が取次に卸します。この際重要なのは、売れた分
だけ取次からお金をもらうのではなく、取次に委託した分すべての金額をいったん取次から受け
取れること。つまりこのケースでは500万円収入。
でも仮に1万部のうち書店で5000部しか売れず、残り5000部は返本されたとします。そうすると
出版社はこの5000部分の代金250万円を、取次に返さないといけない。これはたいへん!
そこで出版社はあわてて別の本を1万部刷って、これをまた取次に卸値500円で委託します。そう
するといったん500万円の収入になるので、返本分250万円を差し引いても、250万円が相殺されて
入ってくる。
これこそが永江朗さんが言っている「本の金融化」といわれる恐ろしい状態。出版社は返本分の
返金を相殺するためだけに本を刷りまくるという悪のスパイラルへと陥っていくのです。
新着レス 2010/02/09(火) 02:53
844 名前: コンニャク(大阪府) 投稿日: 2010/02/09(火) 02:53:47.79 ID:MnG7yztB
でも仮に1万部のうち書店で5000部しか売れず、残り5000部は返本されたとします。そうすると
出版社はこの5000部分の代金250万円を、取次に返さないといけない。これはたいへん!
そこで出版社はあわてて別の本を1万部刷って、これをまた取次に卸値500円で委託します。そう
するといったん500万円の収入になるので、返本分250万円を差し引いても、250万円が相殺されて
入ってくる。
↑やっと本屋に、なんでこんなクソみたい本ばかり(店内の9割ね)、たえることなく
つぎつぎに並びつづけて、尽きないんだ? って思ってた
その理由がやっとわかったわw