ガンバリ顧問がスー・チー氏らと会談、政権側は面会予定なし
【バンコク=三河正久】ミャンマーを訪問している国連事務総長特使のガンバリ顧問は8日、
民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チー氏や同氏が率いる国民民主連盟(NLD)
幹部と会談した。NLDのアウン・シュエ議長はガンバリ氏に国内の政治対立の解消を
要請したが、軍事政権側はガンバリ氏と面会する予定がなく、現状打開は極めて困難な情勢だ。
日本経済新聞と会見したNLDのニュン・ワイ書記によると、NLDはガンバリ氏に対し、
軍事政権が対話のテーブルに着き、スー・チー氏を含む民主化活動家らの釈放がない限り
「NLDは政治的な立ち位置を変えない」と改めて強調した。
そのうえで、ガンバリ氏と国連に対して「対話の実現に向けて政治的膠着(こうちゃく)状
態の打開に最善を尽くしてほしい」と要請した。 (08日 23:25)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080309AT2M0802008032008.html