萩市のJA部会 タマネギ収穫 力仕事を委託 建設4社と契約 高齢化進み負担軽減
生産者の高齢化が進むJAあぶらんど萩玉葱(たまねぎ)部会(水津満潮部会長、97人)は、力仕事の
タマネギ収穫作業を地元の建設会社に委託することになり23日、萩市大井の大井公民館で請負契約の
調印式があった。運搬業に手慣れた建設会社による農作業支援は、産地維持と建設会社の異業種参入の
新しい取り組みとして注目される。
萩市のタマネギは甘みがあっておいしく、表面をきれいにした「みがきタマネギ」として人気が高い。
同玉葱部会は昨年、13.9ヘクタールで710トンのタマネギ(販売金額8600万円)を出荷したが、部会員の
高齢化が進み、栽培面積は年々減少。収穫後の運搬作業が大きな負担となっている。
このため、同部会が昨年9月、タマネギ運搬作業を請け負う地元の建設会社を募ったところ、萩市3社、
阿武町1社の応募があった。
調印式には、生産者や4社代表、県萩農林事務所の関係者らが出席。契約書に調印した。
今回、作業を委託するタマネギ畑は9戸と一法人分、計1.3ヘクタール。30日にスタートで6月10日ごろに
終わる予定。生産者が掘り起こしたタマネギをコンテナに積み込み、トラックで貯蔵庫に運び、入庫するまでを
手伝う。
JAあぶらんど萩の萩阿西営農指導センターの古谷晋悟さん(31)は「農家の生産基盤と建設会社の新事業を
両立させ、共存共栄を目指したい」と期待を込めた。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/yamaguchi/20070524/20070524_001.shtml 依頼:
http://news23.2ch.net/test/read.cgi/news/1179804034/308