>>470 Floating Static Route という手段を使うことになります。
このためには、
・無線ブリッジにルータ機能があるか、無線ブリッジにルータが直接接続されていること
# とりあえずこれらをまとめて無線ルータと呼びます
・RIP(v2)/OSPF による経路交換機能があること
・経路に対して重み付け可能な機能があること
・オンデマンドダイアルのトリガーになるパケットと、ダイアル後に通過する
パケットを別々に定義できる機能があること
が必要になります。
方法としては以下のようになります。
・ISDN ルータで自動発呼(オンデマンドダイアル)の設定をします。
このときにルーティングアップデートで発呼しないようにフィルターを定義します。
・ISDN ルータと上記無線ルータで同じ経路を定義します。無線ルータが対抗
ルータから経路をもらえるなら、ISDN ルータだけでよいです。
# よくわからない場合、Default 経路でもよいでしょう。ただし、
・他のルータから Default 経路のアナウンスがなされるか、
・又は、他のルータから渡される特定の経路で解決できない Destination を
持つパケットが存在しない
という条件のいずれかを満たす必要があります。そうでないと無線ブリッジが
機能していても発呼してしまう可能性が出てきます。
・ISDN ルータの方では、上記経路に RIP/OSPF 等よりも大きなコストを定義します。
・それぞれのルータでこの経路を RIP/OSPF にてアナウンスします。
すると、
・無線ブリッジが有効な間は、RIP/OSPF にて無線ルータからコストが小さい経路が
アナウンスされる。
-> ISDN ルータは発呼せず、よりコストの小さい経路である無線ルータに
パケットを転送
・無線ルータがダウンすると、経路のアナウンスがこなくなる。
-> ISDN ルータはオンデマンドリンクの経路のコストが最小になったと判断し
(それ以外に経路がないから当然)、発呼する
という風になり、目的の挙動を実現できます。
なお、この辺は以下のページが参考になります。
http://www.cisco.com/warp/public/123/backup-main.html