郵政公社化・民営化問題統合スレッド

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>>171
ここにもまともでクールな人がいるのを見てほっとしています。
私が言いたかったことは、間を省略しているのでかなり短絡的に見えたのでは
ないかと思います。

世の民営化論者の理論の組み立ては先に書いた通り。
では、本当に民営化した場合、これまで誰も書いていなかったのですが、非常
に多くの問題点が存在するということを書きたかったわけです。
例えば特別送達郵便がその一つであります。
特別送達郵便が如何なる要件を満たさなければならないかは、郵便法だけでな
く民事訴訟法も関連することであって、単に保険や貯金に関わる民法上の自然
人の法律行為(総則)の上に則りという単純な問題ではないわけです。
民営化した場合、1企業に対してそこまで法律の拘束を求めて良いのかどうか
も非常に疑問であります。
つまり私企業でありながら、商法や民法の関連条項以外の特定の法律に依存す
る取り扱いを残しておけるかどうかが非常に大きな鍵になると思うわけです。
これは何もこうしたことに限った話ではないのですが、特に郵便業務に関して
はそうしたものが多いのはご承知の通りです。
印紙の販売もこうしたことのひとつです。
私から言わせれば、こうしたこと一つ一つを理解できず、具体的な代替案も出
せない者が民営化論を唱えることは、先にあげたバブル期に膨大な利潤を上げ
ておきながら不景気になった途端に小泉某という得体の知れぬ者の尻馬に乗り
騒ぎ立てるのと全く同じ次元にしか見えないです。
さらに申し上げるならば、よみうりTV系列の落語家を司会に仕立て上げたバ
ラエティ番組(敢えてこう表現します)で、自主運用すら許されていなかった
郵便貯金の預貯金を、意図的とも思える悪意で大蔵省の資金運用部の所業を棚
上げにして諸悪の根源であるかのように財政投融資問題として取り上げたこと
も同じ次元であると思います。
その意味では、正確な説明を怠った旧郵政省上層部も同罪ですが。