1 :
ヤドナナ:
2 :
ヤドナナ:04/10/16 22:28:01
3 :
ヤドナナ:04/10/16 22:28:42
4 :
ヤドナナ:04/10/16 22:29:14
<お約束>
・sage推奨でお願いします(メール欄に半角文字で「sage」を入れる)。
・ここは社交場ですので特に形式は決めません。質問・雑談・作品発表ご自由に。
・作品にはΨ(`▼´)Ψ系もアリアリなので、気にいらないならスルー、煽りや荒らしは完全放置。
あとは常識的マナーの範囲で。
5 :
ヤドナナ:04/10/16 22:29:46
<作品掲載について>
・非公式ファン交流広場なので、原作者及び出版元とは一切関係ありません。
・王家を愛する作家さんたちの創作も大歓迎です。
・作家さんは名前欄に作品のタイトルをお願いします。
連載の場合は巻頭に通しb書き、「>○○」という形で前作へのリンクを
貼ってもらえると助かります。
・18禁作品にはタイトルにΨ(`▼´)Ψを記入して下さい。
_,,..i'"':,
|\`、: i'、
.\\`_',..-i
.\|_,..-┘
6 :
ヤドナナ:04/10/16 22:30:22
<創作読みの願い〜作家様へ>
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,__ | 投稿中断の際は 一言下さい、お願いします。
/ ./\ \__________________
/ ./( ・ ).\ o〇 ヾ!;;;::iii|//"
/_____/ .(´ー`) ,\ ∧∧ |;;;;::iii|/゙
 ̄|| || || ||. |っ¢..|| ̄ (,, ) ナモナモ |;;;;::iii|
|| || || ||./,,, |ゝ iii~ ⊂ ヾwwwjjrjww!;;;;::iii|jwjjrjww〃
| ̄ ̄ ̄|~~凸( ̄)凸 ( ,,)〜 wjwjjrj从jwwjwjjrj从jr
7 :
名無し草:04/10/16 22:51:02
エロい人、質問で〜す!
ヤドナナって誰ですかあ?
8 :
名無し草:04/10/16 23:10:33
うんこ新スレ
おめでとうございます。
9 :
名無し草:04/10/16 23:46:24
やどなな様乙華麗〜。
やどなし→名無しのミックスなの?
あ、なあんだ。
そんな脇キャラいたかな?てホンキで悩んだよ、わたし。
それだけのために49冊を読み返す気力も体力もないし。
2,3コマだけとか思わせぶりに名前だけ登場の人だったらどうしよう
ってちょっと怯えたのよ〜
立ち読みして来な、ヤドナナ出てるよ
51巻収録鴨
あっはは いぢわるなうんこだこと
j3、こんなうんこスレを勝手に立てた
>>1がうんこ
てことでFA?
929がリサイクルだか言い出したからかいね
どーせ自分で立てた糞スレでしょうに
次スレ急がずとも使いやせぬよ
ともあれ、乙
>>1
ちっちっちっ!ちゃうちゃう、糞スレじゃないよ
う ん こ ス レ
んもう、オゲフィンだなあ、
>>15は。
ヤドナナ様、スレ立て乙ですm(_ _)m
神様、おお、この通りでございまする
イズミルとキャロルのラブラブな新作を…どうか文才なきわたくしめにお与えくださいまし
もしもキャロルと未来の世界を語り合う2人の姿なぞ再び拝見できますれば、格別の幸せでございまする
なにとぞ…なにとぞ…!
馬鹿みたい
人
(__)
(____)
( *・∀・)
⊂ )つ
(_⌒ヽ
)ノ `J コソーリ
うんこ
和むね
流石うんこスレ(ほめてるのよ〜
∧_ 人
(;´Д(__)
( つ (__) ヨン様風に
) 「( ・∀・)
|/~~~~~~ヽ
惜しい、ずれてる
かわいいのにぃ
ざんねんっ!
ここは平均年齢50才以上のスレだったんだ・・・
ババアの巣窟と言われるワケだ・・
やっぱ、ババアが数人で粘着廻してるって噂は本当らしいね。
粘着オババに違和感を覚えていたところだし、もう離れる。
妄想ネンチャクの繰り返しは、もう飽きたし。
>23を勝手に訂正
∧_ 人
(;´Д(__)
( つ (__) ヨン様風に
) 「( ・∀・)
|/~~~~~~ヽ
GJ!
てぃむぽ大好きさ!
まむこペロペロされるの好き!
V|心底|V
αωαγе
顔文字の失敗?
さあね?
ここなんでもありだから
>>25 今度はどうしたの?
パオパオさんがここを離れるなんて誰も思ってないよ。
ずっとこのスレにいついてね。
タン壷だろうが肥溜めだろうが私はパオパオさんにどこまでもついて行くからね
ストーカー?
パオパオさんの在庫はイパーイあるから一人や二人減ってもなんとも思わないな。
実際のとこ、一日に何人の老パオパオが老衰で逝ってるやら。
/ ̄.....//.... θ ̄>
∠|::::::::::::::U:: τ ::::::<
⊂二|::::::::::::::::::::::::::θ_>
 ̄∠/ ̄ ̄ 何かないの?・・・・・・・
なにもないの
>37,38
人
(__)
(____)
うんこ、どうぞ。
かわいいのが見たい
前スレが熱い!
もうすぐパオパオ軍団が来るぞ。
間 違 い な い
↓パオパオから一言
あらぁ
ん?ここ番外編?
(´-`).。oO(117はなんとレスするんだろう
ひょえ〜〜〜?
50 :
名無し草:04/10/23 00:57:30
49は頭悪そう
50と51はおなじひとそう
パオタン
↓
ぴころ#あいうで誰でもぴころになれるのでしゅ(^▽^)
お久〜〜〜!
みんなちゃんとウンコ出てるかい?
未通娘はウンコの話がだーい好き。
だってウンコなら誰よりも経験豊富なんだもの。
パオパオの名前が出ると盛り上がる
なんだかんだ言ってみんなのアイドルなのよね
余震が続いててウンコの話どころじゃねーよ
無神経な
>>58は氏にさらせ
もし58が日本在住じゃなかったら地震なんて知らないんじゃないの?
てか、マジレスするなら
こんなところに書き込むのもどうかと・・・w
暇なら新しい話でも考えてくらさいな
地震に怯えてネットで情報収集してるかもしれない人に
暇なら、って
>>62も相当無神経だとオモ
パオパオ、今度はからみ上戸?
挑発したらレスもらえると期待してるんでしょ。
さびしがりやさんだから。
1
ヒッタイト王の娘・ミタムン王女が王の特使としてエジプトへ出発する日が近づいたある夜、
多忙な一日を終えたイズミル王子が書斎でいつものように資料に目を通しているとムーラが現れた。
「あのう…王子、お部屋の方にミタムン様がお見えです」
「なにミタムンが?」
「お仕事がお済みになるまでお待ちするとおっしゃっておられますが、どうなさいますか」
「いや、私もこれからすぐ部屋に戻ると伝えよ」
広げた資料を大ざっぱに片付け、急ぎ部屋に戻ると夜着の上に上衣を羽織っただけのミタムンが
いくぶん沈痛な面持ちで王子を待っていた。
「このような夜更けのご訪問とは!王女様は夜も眠れぬほど国を離れるのがさみしくておられるのか?」
いつも笑顔を絶やさぬ妹のただならぬ様子に驚きながらも王子はつとめて明るく尋ねた。
「お兄様…!!」ミタムンは眼に涙を一杯に溜めて王子にすがりついた。
「わたし…エジプトへ行ったらもう戻って来られないかもしれない…!
お父様がわたしをファラオの側室に召し出すとおっしゃっているのを聞いてしまったの」
王子は絶句した。「……ファラオの側室だと!?まこと父上がそう申されたのか!?」
ミタムンは力なくうなずいた。「和平のための使いというのは表向きで
私は人質も同然…お父様はひどいわ!!私の気持ちも聞かずに…!」
長年敵国だったエジプトになんか嫁ぐのは嫌!お願いお兄様、お父様を説得して!」
「わかった。だが今日はもう遅い。明日にも私が父上に確認してみよう」
王子は動揺を押し殺し、ミタムンをやさしく抱き寄せて落ち着かせてやるが
内心、王の決定を違えることは不可能であろうという絶望にも襲われていた。
>>63 地震についての情報収集してる人がこのスレを覗き
かつ書き込むなんて確立はかなり低いと思われ。
もう少しマシな書き方しないと釣れませんよ。
と私が釣られましたから満足してくだちぃ♪
前スレでおばさんにドリーム持ってる馬鹿がいたけど
おばはんなんて所詮ジコチュー無神経で人の神経逆撫でするだけの社会の害悪、
てことだな。
あ、得意げにドリーム語りしてるのが既にジコチュー、ジコマンてことだね。
とにかく30過ぎたら人に迷惑かけないように自発的に氏ねや。
60と69は台風や地震でシネバよかったのにね
これがこのスレの総意!
まずスレ最高齢のパオパオさんがお手本を見せてはいかがでしょうか。
>>69 ずいぶん周りの人間から邪険に扱われてるんだね。
誰だって自分が一番大事に決まってるけど、どんな心根の曲った奴でも
自分の得になると思えば相手にそれなりの敬意を示すものだよ。
60と69は台風や地震でシネバよかったのにね
パオパオさんを大事にしてあげてるのって
ここの住人ぐらいだよね。
ずっとここにいてよね、パオパオさん。
>>76 60も69も76さんのカキコだから誰も傷つけないってこと?
結構やさしい人なんだね。
そうじゃないでしょ(激藁
60と69はと書けば60と69を書いたことがバレないと信じてる
アタマの悪い人、が正解。
60と69は台風や地震でシネバよかったのにね
82 :
名無し草:04/10/24 01:04:00
みんな寝ちゃったの?
つまんないの
地震あった地区の人大変だろうけど
がんばってください。
体験したことあるから余震の恐怖も凄まじいものがあるんだ。
地震ネタで遊ぶのはせつねーーから止めてほすぃ。
つい2・3日前まで台風きてて大変だったのに
追い討ちかけるように地震だなんて・・・_| ̄|○
誰も地震ネタで遊んでなんかいないじゃん。
だいたい地震ネタ出したの83だし。
単に他人の態度にいちゃもんつけたいだけでしょ。
違うよ〜。地震ネタ出したのは
>>60のパオパオさん。
地震で遊んでるのも
>>81のパオパオさん。
パオパオさんが単に他人の態度にいちゃもんつけたいだけには胴衣。
>>83 義援金でも振り込みますか。
自己満足だけど少なくとも自分のためにはなるよね。
>>60さんや
>>63さんは今頃新潟で災害ボランティアに
参加してるかもしれないね。
89 :
名無し草:04/10/24 11:02:27
このスレの住人は台風や地震でシネバよかったのにね
あ〜、また萌え萌えなお話こないかな〜。
>89
韓国人みたいなこと言わないで。
パオパオさんはいちゃもんをつけたい訳ではありません。
さみしがりやのパオパオさんのやすらぎの場はここしかないのです。
住人のみなさん、パオパオさんに注目してあげましょう。
ageるのは注目して欲しいからか〜
95 :
名無し草:04/10/24 14:47:44
>>91 あらやだ、ALL北チョソですのよ
お間違いにならないで
ニダー
ウンコの次はチョソか。
次は何かな。
∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ +
+ 人 人 人 +
(__) (__) (__)
+ (__) (__) (__) +
. + ( __ ) ( __ ) ( __ ) +
( ´∀`∩ (´∀`∩) ( ´∀`)
+ (( (つ ノ (つ 丿 (つ つ )) +
ヽ ( ノ ( ヽノ ) ) )
(_)し' し(_) (_)_)
99 :
名無し草:04/10/25 00:53:54
おお、やっと帰ってきたか。
うんこスレからうんこがいなくなると天変地異がおこるから
黙って消えちゃダメだよ。
今夜はセクースしたい気分
>>99 確かに天変地異は始まったね。
でも、まだまだ、序の口の手前でしょうね。
本番前のリハーサルの前の練習段階でしょうね。
練習1、阪神大震災〜各地の地震。
練習2、2004年〜2013年。気象異変と各地の地震・台風
練習3、2013年〜2053年。
ゲネラルプローべ=ゲネプロ4、2053年〜2100年
本番、2100年〜2300年
ただし、練習3から、ゲネプロ、本番までは、
時間が早まる場合があります。
あ、なんかうんこ出そうな感じがする
さすがうんこスレ。便秘の時はよく効くわ〜
覗いてみてよかった。
んじゃ!トイレ行ってきま〜す。
>>100 できた?
作家様、淫靡にアンアンギシギシなやつ一つよろしくお願いします。
萌え濡れしたいよぅ。
>>66 ずいぶん周りの人間から邪険に扱われてるんだね。
誰だって自分が一番大事に決まってるけど、どんな心根の曲った奴でも
自分の得になると思えば相手にそれなりの敬意を示すものだよ。
>>106 なんなのその反応。
1話読んだだけで、誰が書いたかわかったとでも
言うのだろうか。
106はコピペですわよ。
新しい話作家様つづきプリーズ。
ゴメ。
まとまってないと、新作と気がつかなかったYO
ウンコまでこねー
前すれアマゾネス×キャロルきぼんぬの方、
その話もっと詳しく。
>>107 パオパオが書いたんじゃないことだけはたしかだ。
>>113 過疎化してるからってパオパオ呼ぶなよ〜
名前呼んでほしくてやってるんだから
呼んでやらないとますます暴れるでしょ。
パオパオさん、スレから離れるとか言ってなかった?
有言不実行だね。
アマゾネスきぼんぬの者です。
女王がメンヒス様からキャロルを横恋慕してアンアン言わすお話が読みたいのです。
媚薬とかレスボスの武器つかいまくって、キャロルを虜にしちゃってください。
1
「女王!ようこそお越しくださいました!私、ずうっと待っておりましたわ!」
エジプト王妃であるキャロルは、アマゾネスの女王が到着する姿を見るや否や、
王妃に相応しからぬ子供のような嬉々とした笑顔で宮殿から駆け下りた。
女王から託された妹姫のヒューリアの病状はキャロルの看護の甲斐あって、ぐんぐんと良くなってきており、
その様子をキャロルは女王への手紙に書き綴った。
それは細かな報告であり、実に親身になった思いやり深いもので、キャロルの優しい心根をうかがわせた。
そして寝台から起き上がられるようになったという報告を読んだ女王は、
優しい手紙を綴った愛らしいエジプト王妃にも逢いたいがために馬を飛ばしてやっていたのだ。
頬を紅潮させ黄金の髪を靡かせて駆けて来る愛らしいキャロルの姿に、その愛らしさに惹かれる気持ちを隠そうとした女王らしい気品のある笑みを、
女王はキャロルに返した。
「そなたからの知らせで、ヒューリアが順調に回復としたと知っては、どうしてもその姿を見ねばならぬと
つい馬を飛ばして参ったのです。ご迷惑でなければよいのだが。」
「何が迷惑なものですか、早くお出でくださるようにと、そればかりを思っておりましたわ。
早くヒューリアの姿を見て欲しいの!とてもここへ来た時とは同じ人とは思えないほどですわ!」
女王の言葉にも嬉しそうに微笑んで、早くこちらへと言うように自分の手を握るキャロルの白く柔らかな小さな手が周囲の者にも笑顔を呼ぶ。
キキキキター!!
つ、続き待ってます…!
゜゚・*:.。..。.:*・゜作家様お待ちしておりました〜〜〜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
☆゜・:*:・。,★゜・:*:・ヽ(*゜▽゜*)ノ。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆
117です。
作家様ありがとんーーー!!!
アマゾネスの女王のマル秘テクに期待しておりますーーー!!
ああ、嬉すぎる。
うー、先の展開が見えない
作家サマのいけずぅ〜〜。
メインキャラは誰かな?ありがd。
アマちゃんは、最近の王子よりずっと男らしいよね。
きゃーっ!作家様、ありがとう。
官能プレイのヨカーン!アマゾネスのΨ(`▼´)Ψどんなんだろう〜!
おおっ!楽しみです。続きキボンヌ
本家ですが、ヒューリアはなんでキャロルタンに冷たいの?
やっぱ、キャロルタンを愛している? まさか?メンフィスに横恋慕?
舞台はエジプトですね。アマちゃん女王は媚薬持参なのでしょうか(わくわく)
ところでアマちゃん女王の名前って本編にも出て来ないよね。名前ないのかな。
>>125 ヒューリアは姉に心酔してるからキャロルに冷たいのかと思った。
メンフィスよりはキャロルに横恋慕してるって設定の方が面白い。
せっかくアマゾネスなんだし>ヒューリアたん
ヒューリア、アマゾネス女王&キャロルの3Pでもいい
2
「キャロル、到着早々にそのように慌てずともよいではないか。
我らこそそなたの命を救った女王には返せぬほどの恩義あるのだ。
ゆるりと滞在なされよ、女王」
堂々とした物言いでメンフィスもマントを翻してキャロルの側へとやってきた。
艶やかな黒い髪、引き締まった褐色の肌のメンフィスの姿と、小柄で透けるような白い肌と黄金に輝く髪のキャロルは、
互いに引き立て合い、神々が祝福したような一対の姿の美しさを女王に改めて感じさせた。
「いたみいる、ファラオ。私もこの度の不躾な願いをこのように了承してくださった上に、
見事に神の御技を施してくださったナイルの姫にも、ファラオにも言葉に尽くせぬほどの感謝をしておるのです。
どうか、この機に今後の両国の未来についても、良き関係を保ちたいと、その件についても是非に話をまとめたいと願っておりまする。」
如何にも国を統べる者らしい口上と、凛々しく臆しない女王にメンフィスも頷いてみせる。
「ではしばらくはここに居て下さるのね?まぁ、嬉しい!ナフテラ、ナフテラ!
女王が滞在して下さるのよ、丁重におもてなしをして差し上げてね!」
するりとメンフィスの腕からすり抜けた、心から嬉しそうにキャロルは女官長のナフテラを呼び、自ら指示をする。
あまりにもキャロルが嬉しそうなので、いつの間にか女王の表情もほころび、メンフィスも半ば呆れたような、
けれでもそのキャロルが愛しくて仕方がないといった笑みを浮かべた。
「まずは旅の疲れを取られるがよい、ゆるゆる話は伺おう」
「かたじけない、ファラオ」
馬の世話をするように指示を出す為に女王はメンフィスから離れた。
自分が参っただけであのように喜ぶキャロルはなんて可愛らしいと思いながら。
そして回復したヒューリアに会う為に案内を請うた。
3
「姉上!姉上、よくここまで参られた!」
張りのある声が女王を迎えた。
そこには以前の妹姫の姿が、美貌を取り戻し、国元にいた時のように誇り高い後継ぎの姫としてのヒューリアの姿があった。
「おおっ、よくぞここまで回復してくれた!心配していたぞ、ヒューリア!」
気高き姉妹は抱き合い、互いの姿を確かめ共に歓んだ。
以前よりもまだ痩せぎすではあるが、共に親より引き継いだ美貌はくっきりとヒューリアの顔立ちに現れ、
肌の血色もよくなり、女王を抱きしめる腕も力強い。
「神の御業か、このように回復した姿を見ることができるとは。ああ、信じられぬ、ヒューリア」
以前と変わらぬ美しい妹の姿に女王の眼には涙が溢れた。
「もう帰国できまする、早く戻りたいのです、姉上。」
自分を見上げるヒューリアの目は生き生きとしている。
エジプト風の香料がふんわりとヒューリアの体から漂い、それが女王の鼻を擽る。
「まだ寝台から起き上がられるようになったばかりと聞いた、無理をしてはならぬ。
そなたが旅に耐えられる様になるまでエジプトに滞在する予定だ。
そなたを国に連れて帰る為にこちらへ参ったのだ。」
女王の言葉にヒューリアも頷く。
「それにこの機にエジプトと同盟を結ぼうと考えている、よい機会だ。
ナイルの姫もこちらに悪い印象を持っておらぬのだし、丁度よいのだよ。
ナイルの姫には返しても返せぬほどの恩義ができたな。」
キャロルの名を出す度に、ヒューリアの表情が曇るのに女王は気がついた。
「そなたからもナイルの姫に礼を申さねば。あのような愛らしい姿に神の英知のある姫とはなんと素晴らしい姫だろう。」
4
「何故に姉上はナイルの姫をお気に召されたのか、私にはわかりませぬ!」
明らかに機嫌を害したようなヒューリアの声と表情が、子供の頃のような拗ねた妹を思い出し、女王は小さく笑った。
「そうじゃ、ナイルの姫はそなたがあまり姫と口を聞いてくれないのが寂しいと言っておった。
大恩ある姫なのだ、そのような子供じみた態度を取るのはよくないぞ、ヒューリア」
子供の頃のようにちょっと膨れっ面になったヒューリアは、きっと女王に目線を合わせて言い切った。
「何故に姉上があの姫を気遣われるのか、私には納得いきませぬ!
姉上こそ誇りある我がアマゾネスの女王ではありませぬか、いつも凛々しく民を束ね戦に赴き国を守られるご立派な王の中の王。
男に決して引けを取らぬ我が誇り高い姉上が、あのような子供のような小さき姫を・・・!」
悔しそうに話す妹姫の心情が分って、女王は笑いながら妹を抱き寄せた。
「そなたのことを託した姫だからだ、そなたこそ我が無二の大切な妹。そのそなたを託すに相応しい英知と慈悲の心をナイルの姫はお持ちだ。
そなたが回復して私がどれほど喜んでおることか。」
女王の言葉にヒューリアの表情も和らぐ。
「・・・ナイルの姫が嫌いなわけではありませぬ、ただエジプトに参った時の私は、とても醜かった・・・。
そのような姿で誰にも会いとうなかった。それなのにあのように優美で美しいナイルの姫がこの私の看護をするとは・・・。
自分でも自分の姿が醜くて恐ろしくて、もう元の姿には戻れまいと諦めておったのです。」
絶望した妹の心地を思いやって女王は優しく妹を抱きしめた。
きたぁ〜〜〜〜!!!
女王×ヒューちゃん×キャロルもいいですねぇ。
しかし細川先生、王家にレズビアンキャラを登場させるとは・・・さすがとしか言い様がありません。
駄文にてすみません。
訂正をお願いします。
4の3行目、〜〜と申しておった、
15行目 自分でも自分の姿が→己の姿が になります。
ちゃんと完結目指してがんばります。
お目汚しすみません。
>完結目指してがんばります。
作家様、疲れたら休みながらも最後まで読ませてくれたら嬉しいんだゾ☆
女王さま、りりしくて素敵♪q(^-^*q)(p*^-^)pヒューリアたんもきゃわいい〜♪
レズキャラがいるのもホモキャラがいないのも
キャロルの友人がいないのも少しもおかしくない。
何しろ本編はキャロルのハーレムそのものだから。
ホモキャラじゃないけど、微妙にホモモードに入るキャラはいるよ。
それもこれもメンヒスの美しさのせい。
さそり男のズアトなんかそうだよね。
ぺこちゃん大王もその気ありと見た。
海賊の首領みたいなので、メンヒスラブな人いなかったっけ?
あいつもモーホーっぽいよ。
それもこれもメンヒスの美しさのせい←名言だ!!!
そうよね〜メン様が美しすぎるからいけないのよね〜
今度から都合の悪いことはすべてメン様の美しさのせいにしよう♪
あのぅ〜、イズミルタンに惚れてるモーホーはいないのでしょうか?
イズミルタンだって美しいはず・・・。
ヒッタイトには人材が少なすぎるのさ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・
>143
ホモじゃないけど、男が王子の美しさを認めたのでは、
ラバウル師の弟子が「うへー、綺麗な子だなぁ」とか言ってたね。
そんだけかな?
絵でみると王子は色っぽい美しさだけど、実物は割とゴッツイのかもしんない。
メン様はやや細身で女と見まごう美しさで、男にも女にも受けるとか。
そうなの?
なんかメンちゃんは男っぽそうだけど、王子は繊細で美しい感じなのに〜(泣
きっとメン様は派手系な美しさで、王子は地味ーなのかもしんないね。
ルカあたり、王子に惚れてやってくれ。
精神的には惚れぬいてる。
夜は王子を思い、眠れぬ夜を・・・・・・orz
王子にはもっと国と民のことも考えてほしい。
馬鹿娘とのエチイのことしか考えられないへたれ王子はやだ。
ルカの忠誠心は異常だよねん。
きっと、過去に王子のお手つきだったに違いないよ。
身も心も捧げてるってかんじだもん。
>>146さんの
>>絵でみると王子は色っぽい美しさだけど、実物は割とゴッツイのかもしんない
めちゃワロタ。
だって実物・・・王子の実物って・・・そんなのいたら会いたいでつ。
王子の実物って・・・そんなのいたらキモイでつ。
>>150 ヒッタイトに国民っているの(^^;)
兵士はよく見かけるけど国民の姿見たことがない。
実物のメン様のほうが恐そうだよ。
白目むいて、頭から湯気がでてる超絶美形ってどんなのよ?!
あ、でも一番恐いのは実物キャロルかもね。
実年齢46歳なのに永遠の16歳だなんて。
山岸凉子の子役出てくるホラー漫画を思い出した。
だけど実物でも「わー美人」と思わず言っちゃうような美人は
見た目はきつい印象の人が多くない?
(そんで中身と外見は全然違ったりもするんだけど)
それにしても不思議だと思うのは、主人公さえいなければ
その他大勢の人々は、本来あるべき場所、あるべき姿で
平穏に暮らしていたのではなかろうかとしみじみ思えること。
こんなお話って他にもあるのだろうか。
王子の顔がキャロルの2倍っていう2ショットあった。
王子デカっと思ったわ。
>>155 あるある!
きっとメンヒスはキツそうな美形で、王子は優しそうな美形・・・だから影が薄いのね、王子。
160 :
名無し草:04/10/28 20:46:06
モナコの王子様はイズミル様ばりの
美形だったかと・・・
怒りっぽいけど明るいメン様が夫、暗いけど優しい王子が恋人。
王室の慣習に縛られることもなく、外国旅行し放題。
限りなく理想的な人生だな〜ずるいぞキャロル。
>怒りっぽいけど明るいメン様
ワロタ
それってヴァカってことじゃん
夫も恋人もいないパオパオさんがひがんでます。
私は夫がいれば別に恋人はいらないと思うけど。
せっかく皆で楽しく雑談してたのに・・・
パオパオさんは中高年向けの結婚相談所とか行けばいいんじゃない?
顔には自信あるんでしょ?
脱いでもすごいんですのよ
163がパオパオの名前なんて出すから流れが変わっちまったじゃないかー。
いい加減、スルーを覚えろっつーの。このヴォゲがっ!
スルーを覚えろはパオパオさんの口癖だね。
ギャハハハハハ
やっぱパオパオの話題がなくちゃだよね!!
盛り上がるっちゃ盛り上がるけど、・・・なんか間違ってる希ガス
172 :
名無し草:04/10/29 22:21:50
なんだよ。週末だから寄ってみたけど
まーだこんなことやってんのか。
作家様のうpがないと、みんな待ちきれなくなるのでしょう・・・
アマゾネス女王の活躍をお待ちしておりまする〜
昨日「大奥」見てて思い出したんだけど
メンヒとイズミーのウホッな話って終わったんだっけ?
教えて、エロい人
月末だから寄ってみたけどパオパオはいつもいるね。
>>158 記憶の片隅のシーン(借物の単行本)なので、
詳しい事は分かりません、スミマセン。
でも確かアトラスとか出てくる内容で
王子に連れ去られるトコだった気がする??
たぶん王子の顔が大きすぎるのではなく、
キャロルの顔が小さくなりすぎるのだと思います。
先月号の女体盛りのところで、キャロル小さくなりすぎてましたしね。
あれはどうみても10歳ぐらいの子供の大きさですぜ。
身の危機を感じると小さくなるんですかね。
伸縮自在ですか。
さすがナイルの娘ですね。
ワラタ。細川センセはロリ好きなのかな
たまに覗いたとか、久しぶりに来たって人は間違いなく
粘着で毎日いる。間違いない。
そうなの?
あたしゃ、そう信じてるわさ。
山葵
山椒は小粒でピリリと辛い
NHK-BS2で午前1時30分から「ナイルの娘」があるよ。
教えてくれてありがと〜。
今日は見れないから予約しようっと。
今夜はお召しがあったから私も予約しなきゃ。
これから一緒にお風呂なのよん。
でも本音を言えば一人でゆっくり足伸ばして入る方が好きなんだけどね。
午前1時10分からでした。
不正確な情報スマソ
>>187 だよね〜
なんで男って一緒にお風呂入りたがるんだろ。
洗ってあげるとか言われてもうれしくないっつの。
そのうえ湯船でやりたがる時はもっと最悪な気持ちになる。
狭い家庭風呂でなんか腰振ってらんねーよ。
おフェラの次は一緒にお風呂ですか。
はぁ、皆さんお盛んねえ。
どうかその経験をSSに生かしてくださいな。
おーーほほほほほほほほほほほっっっっっっ!!!!!!!!!!!
192 :
名無し草:04/10/31 01:47:15
>>185 どうしよう。とてもつまらないんだけど・・・
時間を無駄にしちまった。レンタルビデオ見ればいかった。orz
説明をはぶいてタイトルで釣ったこと、予約録画した人にも謝ったほうがいいんじゃねーの
メンヒとイズミーのウホッな話は完結してますかあ?
数々の悪行を働いてきたパオパオさんさんがまずお手本を示したらどう?
パオパオ、今度は「謝る」って漢字ちゃんと書けたね、えらいぞ。
>>132 5
「何をなさっているの?!お願いです、やめて下さい!」
キャロルの悲鳴に近い声に、久しぶりに剣を握って鍛錬していたヒューリアは手を止め、
部屋の方へと振り返った。
以前に比べて体が重く身動きがままならないもどかしさで怒りにも似た我が身への不甲斐なさが胸中を駆け巡るのに、
そこへ割って入ったキャロルの声が一際癪に障った。
が、心配そうに自分を見上げる青ざめた白い顔や急いで駆け寄る様子がヒューリアの心を宥めた。
「どうして?まだやっと起き上がられるようになったばかりじゃありませんか。剣を持つだなんてまだ早いと思いますわ、ヒューリア」
今にも泣き出しそうな青い目、照りつける日差しに輝く目映い黄金の髪のキャロルを、こうして間近に見るのはヒューリアにも初めてのことであり、
自身が回復してきて持ち前の伸びやかだった性質も戻ってきたのか、改めてキャロルの美しさやその優しい心根に気付いたのだった。
「ナイルの姫、私は誉れあるアマゾネスの王族に連なる者。剣も握れずとしてはその誉れを傷つけるのみです。
回復もしてきたことゆえ、鍛錬を怠るのは由と致しませぬ。心配には及びませぬ。じき元通りに戻りましょう。」
ヒューリアがこのように穏やかに返事を交わしてきたのはこれが初めてのことで、キャロルも自分に向かって微笑む女王に似た顔にこっくりと頷いた。
「でも・・・あの、お願いだから無茶はしないで、ヒューリア。」
じっと自分を見つめる青い目にはなにか不思議な魔力があるようにさえヒューリアには感じられた。
6
「ナイルの姫にそのように申されたなら、ファラオでなくともみな篭絡されるであろうな。」
女王の笑いの含んだ声にヒューリアもキャロルもぎこちなかった動きが止まり、時間が流れ出した。
「まぁ、いやですわ、女王ったら」
キャロルの軽く拗ねた様子も可愛らしいと、女王は軽口を返していく。
キャロル、女王、ヒューリアの三人が揃ったことで、場は一層華やぎを増した。
女同士のおしゃべりが花開き、周りのものもつられて顔が綻んでいく。
「私、もっとお国のことを伺いたいわ。今まではヒューリアの治療の事ばかり専念していてそれどころではなかったけれど、
こうしてお話できるのは嬉しいわ、お二人が帰国なさったら寂しくなってしまうかもしれないわね。」
キャロルの無邪気な言葉は美しい姉妹を喜ばせた。
「では帰国するまで、もっと頻繁にお目にかかろう、そうじゃ、姫も私と一緒に鍛錬しては如何か?」
ヒューリアの言葉にキャロルが驚く。
「私剣なんて持てないわ!」
「何、剣術ばかりが鍛錬ではない、あちらに見える泉で泳ぐのも鍛錬のうちぞ。」
「泳ぐのはできるけれど、体を鍛えるだなんて・・・。」
「鍛錬しておくのはよいことぞ、姫よ。我が身くらいは守れるようにしておくのもな。」
「ヒューリア、姫はファラオが守っておられるのだ、我が国とはまた違うのだ。」
女王の言葉で会話が止まる。残念そうなヒューリアの表情にキャロルは思わず言ってしまった。
「私、剣のお稽古はできないけれど、泳ぐのなら少しはお付き合いできますわ、
あの泉なら人に目にもつきませんから。」
何時の間にやらキャロルは水泳の鍛錬とやらをヒューリアとすることになっていた。
テティが「メンフィス様がお待ちです」とキャロルを促すまで3人は楽しい一時を過ごし、
キャロルはルカやテティに守られ傅かれながらその場を去って行った。
7
エジプトの日中は暑さが厳しい。
その為午睡の慣習があり、その時間帯は余程の事がない限り静寂な時間である。
だがアマゾネスの女王はその習慣に不慣れな為、暇を持て余し窓辺からぼんやりと風景を見ていた。
少し離れた裏庭には人気がなかったが、そこに見慣れた黄金の髪を見つけ女王は凝視した。
暑いエジプトゆえの服装。すんなりとした少女らしい体つきに添った布地、白い肌。
背後からその小作りで優美な体を抱き寄せる褐色の力強い腕が回され、白と黄金の少女は口付けをファラオに返した。
耐え切れぬように白い首筋に唇を這わせる黒髪の少年王。
口付けになすがままに体を預ける様子が、小さいけれど柔らかな曲線が十分に女らしさを見せ付けている。
やがてファラオが軽々と愛しい王妃を抱き上げて宮殿の中へ戻っていくのを女王は眼で追った。
「・・・目映いほどの寵愛か、ナイルの姫は幸福だ。」
静かなヒューリアの声に女王も頷く。
自分の知るキャロルはどちらかというと子供っぽい印象が強く、無邪気で可愛らしい姫なのだが、
やはりファラオを虜にする何かがあるのだろう、と女王は思った。
先ほどのファラオに首筋に口付けされた時の背中のしなりが、耐え切れずに褐色の肌にしがみ付いていた白い腕が、
十分に性的にも熟しつつあるさまを窺わせた。
「愛らしい姫君だな。あのような女人ならば姉上のお気に召されたのも分ります。」
「・・・そなたも早く帰国したいだろう、リディアが首を長くして待ちかねておるわ。」
「姉上!」
妹が囚われるまでの側仕えの名を出すと、ヒューリアも照れがあるのだろう、頬を赤く染めている。
女王は妹の肩を抱いて窓辺から離れた。
一夜の夢作家様来た〜♪q(^-^*q)(p*^-^)p わくわく〜♪どきどき〜♪
r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ ⊂(。A。)「一夜の夢」作家様キタ━━━━━━━━!!!!!!
ファンサイトの話がしたいのですが、ここではダメ?
どこかにないですか?
ファンサイトの何を話したいわけ?
アマゾネスの女王きたっ!!!
作家様ありがとう。
ヒューちゃんも加わってくれて、すんごい嬉しいです。
続きが気になります。
どうかよろしくお願いしますね。
アマゾネス作家様、ありがとうございます。
キャロルが特に原作よりさらに一層愛らしくてとてもよいです。
水浴びのシーン(あるのかな?)も楽しみです。
女性器はイヤラシイ形をしているが、個人的にはもっともっとイヤラシイ形をしてい
てほしかったと思う。一例を挙げると性的に興奮したら女性器から最長3mぐらいま
で伸びるような触手を出して男性器に絡み付き、膣内に引き込むといった機能が備
わっていてもよかったのではなかろうか。
もし実際に女性器にそうした機能があったとしたら、私は小学6年生ぐらいの色白で
髪が長くて大人しい、赤いリボンとフリフリフリルの可愛い服がトレードマークの学
校一の人気者の美少女小学生に生まれ変わりたい。
そして学校で授業中エッチなことを考えたために、自分の意に反して膣内から触手が
うねうね出てきて、最初はスカートの上から膣口を手で押さえ込もうとするが、押さ
えつけようとしている手の脇から触手がはみ出してきて、ついにはスカートの裾まで
進出し恥ずかしい粘液まみれの触手が生々しい臭気を周囲に漂わせながら斜め前
の席に座っている好きな男子の股間に伸びてゆく場面をクラスメイト全員に見られて
しまい、赤面した顔を両手で押さえて泣きじゃくったあげく、遠い街の学校に転校したい。
しかし、この子に限らず初潮を迎えた女の子の誰もが一度は経験
する、触手の試練。母親は娘と風呂に入りながら、自らの少し色素
沈着のすすんだ触手を見せ、「みおちゃんももう直ぐこんな風に触
手が出てくるようになるけど、驚いちゃダメよ。」と、微笑ましい
家庭の性教育がなされたりするものなのである。
主だったサイトのスタッフにはパオパオさんすこぶる評判悪いよ。
そんなところに出入りするのはやめてここにいなさい。
パオパオさんの良さをわかってあげてるのは私たちだけなんだから。
見つけたぞ
何を?
188アフォだなw まんこ以外に価値ないわw
汚舞、パンツを脱いでみろ。
>>209 でも188のマムコには黴がびっしり生えてますよ
全然釣れないね。また真珠カキコでもしてみたら?
パオタン?やっと出て来たの?
一度も合コン行ったことない人が書いたような
不自然でぎこちない余興カキコがあるね。
どのカキコ?
無理は体に良くないよ
なんだよ。休前日だから寄ってみたけど
まーだこんなことやってんのか。
パペマペ
>>215 934 :花と名無しさん :04/11/02 16:38:08 ID:Rl+x0uub
余興かぁ・・また下ネタばっかなんだろうなぁ。もう飽きたゎ。
今年はいー男来るのかなぁ。一昨年声かけてきた人超ブサイクで
支店のコ全員で大爆笑だったなぁ。名前すら覚えてないけど。
はぁ・・もう時間か。なんかダルダルー
>>198 8
恐れ多くも王妃様が水遊びをなさる、となったことで、泉の周りをには厳重な警護を敷くことにはなったが
「やはり同じ同性の警護の方がよいでしょう」とアマゾネスの女王が己の兵を使うようにと段取りをつけた。
水練の稽古のみと言わず、水遊び程度のことなら誰も裸体をさらすことに抵抗はなかったが、
恥かしがりやのキャロルの為にはそうせざるを得なかったのである。
水着もないうえに、キャロルは自分の貧弱だと思う体つきをいくら同性であっても恥らって見せたくはなかったのだ。
水着代わりにきっちりと膝上まで布で体をくるんで出てみると、
そこにはまるで女神のように美しい体を誇示するかの如く、濡れた髪の雫を振り払うヒューリアがいた。
均整のとれた肉付き、肩や腕も鍛えられて無駄な肉などない逞しさがあり、豊満な胸もぴんと形よく突き出し、
括れた腹部からすらりと伸びた脚、鍛えているせいかなよやかといった形容詞からかけ離れた無駄のない腰つきには目を見張るものがある。
そこにはきりりとした威厳と自負を備えた野性のしなやかな虎のような美しさを見る者に感じさせる。
ヒューリアに自然と目が集まるようにキャロルの視線も吸い寄せられてしまう。
「おお、姫、気持ちがよいぞ、早く参られるがよい」
ヒューリアの声にキャロルが胸元の布を押えながら泉に入っていく。
「何じゃ、その布は、邪魔であろう。」
「だって恥かしいんですもの・・・。でも、ちゃんと泳げますから」
ヒューリアの不躾な視線がキャロルには恥かしかったのだが、自分が布を巻いているせいだとキャロルは思っていた。
9
ヒューリアがキャロルから視線を離せなかったのは、布のせいだけではなかった。
キャロルの白い肌が、いかにも子供っぽい体つきなのだが、薄い肩や折れそうな首筋に漂う清潔な色香が、
恥らって隠した胸元の慎ましやかな膨らみの初々しさがヒューリアの視線を釘付けにしたのだ。
だがヒューリアは何も言わず、キャロルを泳ぎに誘った。
「きれいな泳ぎだ、もっと鍛錬されたらよかろうに」とヒューリアが褒めるとキャロルは嬉しそうに微笑んだ。
「家のプールやバカンスで泳ぎに行くのは好きだったのよ、だけど日差しに弱くてすぐに赤くなってしまうの。
でもヒューリアが一緒に泳いでくださるなら、しばらく練習してもいいわ。」
「それは光栄だ、ほら、もっとしっかり泳がねば鍛錬にはならぬぞ。」
二人の笑い声が響き渡り、水の跳ねる音が続いた。
キャロルの息が切れたのを見計らい、ヒューリアは水練を切り上げた。
侍女に身仕舞を正させ、ヒューリアの部屋で一息つくとどちらともなく笑みが零れた。
「とても楽しかったわ、疲れたけれど、心地のよい疲れだわ。」
キャロルの言葉にくすりとヒューリアが微笑む。
「では明日はもっと厳しゅうせねばなりませぬな、私も練習を増やすつもりでおりますゆえ。」
「お手柔らかにして下さいな、ヒューリア。」
微笑み返すキャロルには邪気は全く感じられず、ヒューリアはそんなキャロルに色気を感じたことを恥じて視線を外した。
来ましたわ〜来ましたわ〜ヒューちゃん×キャロルの水遊びが来ましたわ〜
☆゜・:*:・。,★゜・:*:・ヽ(*゜▽゜*)ノ。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆
r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ ⊂(。A。)水浴びキタ━━━━━━━━!!!!!!
934 :花と名無しさん :04/11/02 16:38:08 ID:Rl+x0uub
余興かぁ・・また下ネタばっかなんだろうなぁ。もう飽きたゎ。
今年はいー男来るのかなぁ。一昨年声かけてきた人超ブサイクで
支店のコ全員で大爆笑だったなぁ。名前すら覚えてないけど。
はぁ・・もう時間か。なんかダルダルー
パオパオさん合コンに憧れてるの?夢を持つのは構わないけど
彼が欲しいなら趣味のサークルとかの方がいいんじゃない?
いやいや、今日は当直なんすよ。残念っ!
そっか、当直する人になりきってるんだね。
パオパオ、さっき休前日とか言ってなかった?
つづき来てる!!!
ありがとう作家様。
まずはキャロルとヒューリアの水浴びからですね。
女王も水浴びに参加してほしいなぁ。
いろんな人になりきって楽しませてくれてるんだよ。
真珠
おーーほほほほほほほほほほほっっっっっっ!!!!!!!!!!!
女同士ってドキドキするね〜。キャ(*_*;
作家様〜キャロルは布巻いてたせいでかえってヒューちゃんを
誘惑しちゃったんじゃないでしょうか〜
私もなぜかヒューリア視点になってしまってキャロルたんの即席水着姿が眩しいです・・・
さりげなく小出しにされる色気もイイ!!
アマちゃん女王にアンアンさせられるキャロルもすごく見たいけど
キャロルが受け入れるのかどうかは微妙な気がしますね。
クンニはまあどうでもいいんですよ。
そんなにたいした臭いしないですから。
問題は入れてるときですよ、入れたり出したり激しくしてるとき。
膣壁の奥の方についていた物がチンコについて外にでてくるのか、臭うんですよ。
正常位のときはまだいいんですよ。顔が離れているから。
バックの時が大変なんですよ。穴の真上に顔がきますからね。
もう、なんていうかね、天然温泉の硫黄、硫黄の臭いそっくりなんですよ。
そんなのね、する前に「ビデで洗っとけや」って言えばいいんでしょうけどね、なんかね
言うと全てが終わってしまうような気がするんですよ。だから言えないんですよ。
キャロルが受け入れなくても例の媚薬を使って強引に…というのでもいいな私は。
そりゃ媚薬は当然持参してるでしょう(キッパリ
でなければ随行の薬師に調合させるとか。
カレブが在庫持ってまつからw
エジプトの王宮にもあるじゃん、カレブから買ったやつが。
別の作家様のお話と混ざっていませんか?(いいのかな、どうでも)
いいんです。どうでも。
おもしろいほうがみんなもよろこびますしね。
>いいんです。どうでも。
それは作家様の人格否定になるのでは?
またパオパオさんのなりきりだね。
そういうあなたはどちらのパオパオさんなのかしら?
脳内当直は終わったんだね。
さぼってちゃダメじゃない
寒い〜
腹へった〜
コーヒー入れるの失敗したよ〜 まず〜
なんかないの〜
なんもなくて暇だああああ
なんかお腹痛くなってきた
>>239 それ萌え〜!!
キャロルたんは嫌がってるのに、カラダが勝手に反応しちゃって・・というのがイイ。
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
ギャハ
ニャハ
というわけでこっちが本スレになりました。どうよ?
>>222 10
ヒューリアは先ほど間近に見たキャロルの白い肌を忘れかねていた。
伽を申し付けた者が今までいなかったわけではない。
閨での秘め事もないわけではなかったのだ。アマゾネスの慣習に従っての女同士でのもの。
アマゾネスの女は皆身心を鍛え上げ、其々に自負を持っているせいなのか、庇護し庇護されるといった関係ではないことの方が多いのだ。
閨での中は対等で、互いに慈しみあい情愛を交わす。
戦ごとに向いていない者もいるのだが、やはり精神的に自立した者が多く、一方的に依存したりすることはあまりない。
召使に至るまで其々が己が意思を持ち役目を果たす。
そのような中にいたヒューリアにとって、見る者に保護させたい、守りたいという庇護欲を持たせたキャロルはまさに異色の存在であった。
か細い手足、武器などは不釣合いな物腰、無邪気な言動、柔和な笑顔。
それは今までヒューリアの経験したことのない混乱を胸のうちに引き起こした。
ふとヒューリアが振り返ってみると件の佳人はいつの間にか寝入っていた。
まだ湿った髪が細く白い首筋に張り付き、それがまた触れてはならない禁忌の官能を表しているように見えた。
心配事のなさそうなあどけない表情、うっすらと薔薇色に染まった頬に軽く開いた形のよい唇から寝息が聞こえる。
肩から剥き出しの腕はなんとすべすべしていることか、あの腕に唇を這わせてみたい。
そう思ったヒューリアは、大恩ある姫に何を思うかと己を恥じて頬を染めた。
11
「姫、起きよ」
ヒューリアはそっとキャロルの耳元で声をかけた。
ここがヒューリアの部屋でなければナフテラやテティがキャロルに声を掛け、休ませるなり次の用事をさせるべくするだろうが、
ヒューリアや女王の滞在する部屋周りは国元から連れてきた者に固められ、アマゾネスの国と同じである。
キャロルのおつきの者は部屋の入り口で待機しているのである。
「姫、共の者が待っておろう」
「う・・ん、待って、メンフィス・・・大好き・・・。」
身じろいでまだ眠そうに応えるキャロルの言葉に、我知らずヒューリアは頬が染まる。
ファラオと間違えたのだ、余程ファラオの寵を受けているのだろう・・・。
幼い印象が強いキャロルではあるが、このようにあどけない寝姿にはそこはかとない色っぽさが感じられるではないか。
胸元からちらりと零れる小振りだが盛り上がった胸の膨らみの抜けるような白さが、その白さを間近に見る者だけが許された親密さが、
余計にキャロルを保護し隠匿させたくなるような独占欲を呷るのだろう。
ファラオがこの小柄で優美な王妃をどれほど大切に扱っているか、ヒューリアには納得がいった。
「・・・あら、きゃっ!私ったら寝込んじゃなったのね!恥かしいわ。」
目覚めてキャロルが慌てている様子にヒューリアは笑みを返した。先ほどの自分の心は隠したままで。
「疲れたのであろう、明日はどうしたものかな?もう水練はやめておくか?」
「あら、明日もご一緒させてくださるのでしょう?あさたさえよろしければまた伺いますわ。
それから、メンフィスが一度あなたともゆっくりお会いしたいって。
まだ一度もまともにお目にかかっていないんですもの、如何かしら?」
キャロルを戸口に送りながらの誘いにヒ顔つきが少し厳しくなるヒューリアは落ち着いた物言いで答えた。
「ファラオには完全に回復してからお目にかかると言付けて欲しい、まだ体力が落ちているので、御前で恥はかきたくないゆえ。
ではまた明日、ナイルの姫よ。」
「ええ、また明日ね、楽しみにしているわ」と足取りも軽くキャロルは待っていたルカやテティのところへと去って行った。
華やいだ声が去っていくのをヒューリアは寂しく思いながら踵を返した。
260 :
名無し草:04/11/04 17:23:38
アヒャ?
一夜の夢作家様キタ━━━━━!!!!!!!!
やった♪ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪
>257
つか、ここしか無いじゃん。元祖本スレは潰れちゃったし。
ヒューたん、がんがれ〜!!!
早くキャロルを押し倒すのだ〜!!!!!
わたしもヒューリア応援してますぞ。
女王もがんがってね。
アマゾネスがキャロルに惚れる理由がもっともらしくて萌え!!
いけいけヒューたん!!!
メンヒスさまのご登場もお待ちしております。
○○○
○ ・ω・ ○ ガルルル
○○○ 百獣の王。。。
.c(,_uuノ
かわいー!!!!!
ミスドのポン・デ・ライオンみたい!!!!!
か・・かわいい・・・!!
作家様&AA職人さんありがとぉ。
そういえば、AA厨さんはどうしてるんだろ?お元気ですかぁ?
余興かぁ・・また下ネタばっかなんだろうなぁ。もう飽きたゎ。
今年はいー男来るのかなぁ。一昨年声かけてきた人超ブサイクで
支店のコ全員で大爆笑だったなぁ。名前すら覚えてないけど。
はぁ・・もう時間か。なんかダルダルー
またか
誰だよ↑を最初に(元祖プ)本スレから持ってきたの。
しつこいとうざっ!
○○○
○ ・ω・ ○ ガルルル
○○○ 百獣の王。。。
.c(,_uuノ
かわいー!!!!!
ミスドのポン・デ・ライオンみたい!!!!!
か・・かわいい・・・!!
作家様&AA職人さんありがとぉ。
そういえば、AA厨さんはどうしてるんだろ?お元気ですかぁ?
r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ ⊂(。A。)ヒューたんのイケナイ願望キタ━━━━━━━━!!!!!!
いつも自分が話題の中心にいないと気がすまないんですか?
浣腸プレイ、キボンヌ
>>259 12
それから数回の水練の時間をヒューリアとキャロルは一緒に過ごした。
キャロルが無邪気に微笑み、共に水と戯れる時間は楽しい時間でもあったが、
その一方でキャロルに惹かれた自分の心を意識したヒューリアは、その心を隠すのにも心を砕かねばならなかった。
意識すればする程に、あの細い腰を引き寄せて感じやすい白く小振りながらも盛り上がった膨らみを愛撫したいと想いを振り払うのに
なおもキャロルが自分に向かって微笑む顔が目の前にちらついて落ち着かない。
伽を申し付ける相手には事欠かないが、今はキャロル以外の相手を欲しいとは思えなかった。
「このところ物憂げな顔をしてばかりぞ、ヒューリア。ナイルの姫と楽しげに水練に興じていると聞いておるのに、
何事かそなたを悩ますことがあるのか?思うように体が動かなくとも、焦らずともよいのだよ。」
女王がメンフィスとの会見を終えたのか、妹姫の顔を見に入ってきて声を掛けた。
女王が自分の身を侍女に楽な服装にさせ、周りの者が下がってからヒューリアは答えた。
「焦っておるわけではありませぬ、毎日少しずつですが回復の手ごたえを感じておりまする。
姉上こそ、ファラオとの会見は如何したのです?同盟は?」
ゆっくりとヒューリアの横に腰を下ろしながら女王も答える。
「今、同盟の条約について最後の詰めの協議中じゃ、じき締結するだろう。
ファラオは若いが頭も切れるし行動力もある、見所のある傑出した人物ぞ、そなたも一度会えば分るだろう。
そなたが帰国する前には一度会って礼を申さねばな。」
「・・・ナイルの姫の夫君なのでしょう?姫から話だけは聞き及んでおります。よくメンフィスが、と姫が口にして・・・。」
拗ねたような妹の口振りに女王はこのような妹が可愛いとでも言うように、くすりと微笑んだ。
「なんじゃ、ファラオに嫉妬しておったのか、ヒューリア。」
その姉の言葉にヒューリアの顔は真っ赤に染まった。
13
「あのような愛らしい姫君ゆえ、仕方のないことぞ、私ですらそう思うのだ。
まして多くの時間を共に過ごしておるそなたがそう思うのも無理はない。」
姉の理解ある言葉はヒューリアを慰めた。
「このような想いをしたのは初めてで、己の心がこのように思うにままならぬなどとは・・・!」
ふわりと女王の腕が妹を抱きしめた。
幼い子供のように抱きしめてもらって慰めてもらうのは心地よかった。
そのままヒューリアは胸のうちを打ち明ける。
「・・・ファラオが恋敵ではのぅ、ファラオは今ですらそなたが姫との時間がすぎると立腹されておるそうだ。
今後のこともあるゆえ、表立ってはそうは見せられぬがな。顔も知らぬそなたが姫を独占しておると、ファラオの機嫌が悪いとも聞き及んではおるが、
姫が我に恩返しの為にと嬉々としてそなたの回復に手を貸すのには、ファラオも姫にはよう申されぬのだと。」
「分っておりまする!姫だって私には親切だが、何時だってファラオのことを口に出すのです!
姫がどれほどファラオを慕っておるか、それくらい私にだって・・・。せめて一度だけでもこの腕に抱けたらよいのに・・・!」
姉の膝にすがってままならぬ恋を嘆くヒューリアを女王は黙って慰めた。
「・・・一度くらいならば、そなたの望み叶うやもしれぬ・・・。」
その女王の言葉はヒューリアの耳には届かなかった。
14
いつものように水練を始めようとしたところ、少し遅れてキャロルがやってきたが、
身に纏っている布はいつものよりも大きく、胸元どころか首まで引張りあげようとしたように不恰好だった。
最近はヒューリアにも気楽に接していたキャロルだったが、この時の様子は妙におどおどしておかしかった。
「あの、私、今日はやっぱりやめておきますわ、その代わりヒューリアが泳ぐのを見せてもらいますから。」
「体調が悪いのなら無理せずともよい、それよりもそのように布を引張っておるのは見苦しいぞ、どうしたのだ?」
ヒューリアの手が布を引き下げると布がはだけ白い胸が露わになった。
「きゃっ!」キャロルが手で隠そうとするが、ヒューリアの目にはしっかりと入ったものがあった。
白い膨らみだけではなく、脇腹にも散らばる濃い薔薇色の痣のように見える口付けの痕。
恥かしがりやのキャロルならば、愛撫の痕があれば水練を断わるであろうと読んだメンフィスのヒューリアへの牽制。
慌てて布で隠そうとしたキャロルの背中にも、うっすらとメンフィスが愛した痕がよく見れば残っている。
「なんと寵の深いことぞ・・・。」感嘆したようなヒューリアの声と共に、指先が薔薇色の痕を辿る。
その度にびくりと白い肌が震えるのが、指先から伝ってくるのがわかる。白い肌にそこかしこに散らばる痕がヒューリアをもっと誘うのだ。
「や、やめてください、ヒューリア!」
キャロルの声にヒューリアがはっとして手を止め、さっと泉から上がって踵を返した。
「今日はやめておこう、誰ぞ剣の相手を!」そういうとヒューリアはもう後ろを振り返らなかった。
泉に一人だけキャロルは残され、キャロルも今一度布をきっちり巻きつけると急いで自分の宮殿のほうへと戻って行った。
゜゚・*:.。..。.:*・゜女王さまがヒューたんに協力的でうれし〜〜〜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
☆゜・:*:・。,★゜・:*:・ヽ(*゜▽゜*)ノ。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆
おう!作家たま、ありがd!
どんどん妖しげなムードが高まりますな〜もどかし〜っす!!
ヒューたんと女王と3Pなんてできれば・・・夢のようでつ。
ところで・・・誰か前スレ持ってる人いない?
保存してたはずができてなかった・・・
面ヒスの妄想の話、もう一遍読みたいじょ〜っ。
「メンフィス@一人寝」作家様のだったらあるよ。
>282
私も過去ログ読みたいために
壷使いになってしまったよ。
導入考えてみれ〜。
蜜壷?
み、蜜壷って、あーたどーゆー意味で言ってんの?w
私、live2使用だけど壷考えてみようかな〜。
倉庫探すの面倒だし・・・。
ギャッハッハッハッ オモシレーナ オマイラ
壷がないと見れない過去ログで面白いのってありますか?
ない
最近は不作続きだし
駄作続き
処女パオパオの真珠カキコ。
一見の価値ありでつ。
真珠カキココピペよろしく
私、妄想メン様大好きだったよ!
>>295 いいがかり付けたい奴らだからマジレスしないのよ。
ジエンしないで貼りたきゃ貼りなよ、真珠カキコでも何でも。
ヒューリアの続きまってますよぉ〜
女王さまも是非一緒になってキャロルを責めて頂きとうごじゃいまする。
メン様@妄想も良かったよね!
ザンネンながら過去ログは持ってないけど。
女王さま、実際「ラッキ〜\(^o^)/」とか思ってたりして。
メン様にバレたら大変だろうけど、
少なくともキャロルをどうこうすることで
妹に軽蔑される畏れはないんだもんね。
一夜の夢 の影響?なのか、ヒューちゃん&女王の出てくる巻を読み返してみました。
今まで女性だと思ってたから、そんなに萌え対象じゃなかったんだけど
その気になって読めば、メンフィスや王子に劣らないくらいカコイイじゃないですか。
御大は多少レズビアンの気があるんですかね?
楽しみにしてますね>作家様
アマゾネス姉妹にハマりそうな予感が・・・嗚呼。
別の作品連載中のところ失礼ですが、過去ログのメン様の話ってそんなに良かったんですか?
まとめサイト様にもないようで残念。壷というのを使わないと読めないかなあ?
メンフィスが格好よくてキャロルとラブラブな話だったら、ゼニ払ってでも読みたいかも。
メン様の妄想、ず〜〜〜っと見れないままですよね。
私も読みたいな〜持ってる人が再うPするのに何か問題あるの?
512 :Ψ(`▼´)Ψメンフィス@妄想中 :04/09/28 21:27:02
「メンフィス@一人寝」
>>325の後に予定していたΨ(`▼´)Ψを書いてみますた。( ´∀`)
王子@ひとり遊戯作家様には、重ね重ねスペシャルサンクスです。び、媚薬・・・ハァハァ
強烈な絶頂だった。
快感の余韻にひたりつつも、キャロルは力を失ったメンフィスのものを口に含み続けていた。
やがて彼は起き上がり、己の体の上にくったりと伏せる妃をやさしく抱き上げる。
金色の頭を褐色の胸にもたれかからせ、浅く呼吸する薔薇色の唇を指先でなぞった。
端から伝う白いものをぬぐい、口元に差し出してやると、
キャロルは乳首を突き出された赤ん坊のように、無意識に吸いついた。
「ん・・・ん・・・」
ぼんやりと無心に指をしゃぶる可愛らしさに、メンフィスは思わず微笑する。
ちゅうちゅうと吸われる先端から軽い痺れが生じ、一度は解放した滾りがじわじわと戻りはじめていた。
「キャロル・・・」
誘うようにその手をそっと下へおろすと、指をくわえるキャロルの顔も一緒に下を向く。
彼の下腹部が目に入ると、夢うつつだった青い瞳は、急にぱっちりと見開かれた。
「・・・メ、メンフィス・・・」
先程の、苦悶と紙一重の快感の記憶がよみがえり、狼狽するキャロル。
「あ、あ・・・もう・・・ゆるして・・・」
だがメンフィスはゆっくりと首を振り、蚊の鳴くような声で懇願する妃をいとおしげに抱きしめた。
「キャロルよ、拒むことはならぬ。わが情熱をその身で受け止めるは、王妃たるそなたの義務ぞ。
私は申したであろう?・・・わが妃の心得を一から教育する、と・・・」
甘く残酷な言葉とともに、メンフィスは力なく抵抗する白い体をそっと押し倒した。
うつ伏せにし、腰だけ高く持ち上げると、またしても、秘めた部分が余すところなく夫の目にさらけだされる。
キャロルは後ろに縛られたままの両手をぎゅっと握りしめ、恥ずかしさに震えていたが、
突然局部に走ったぬるりとした感覚に、びくりと肩を跳ね上げ、息を呑んだ。
「っ・・・な、何っ・・・!?」
自由のきかない身をひねり、何とか首だけふりむかせると、メンフィスがその部分を覗き込み、何かを塗っていた。
どこにしまってあったのか、彼の傍らには、手のひらに納まるほどの小さな壷があった。
2
あれは・・・先日ハサンたちが王宮に来たとき、メンフィスが買った異国の薬だわ。
カレブが熱心に売り込んで、メンフィスは渋い顔だったけれど、結局高値で買い取って・・・
ハサンは不機嫌そうで、何も言わなかった・・・な、何なのかしら、あれは・・・?
考えるキャロルをよそに、メンフィスは蜜のような液体を指ですくい、秘所全体にすり込んでいった。
「あっ・・・く、くくっ・・・あっ、あぁぁぁ・・・」
ぬるぬるした指が花芯をつまみ、指先をこすりあわせるようにその液を塗りこめる。キャロルは引き絞るような声をあげた。
肌の合わせ目がほころぶと、長い指は内側にも侵入し、
薬を奥まで行き渡らせるように、角度を変えて抜き差しを繰り返す。
塗布作業が終わったとき、一旦冷めたキャロルの体は、すっかり温まってしまっていた。
「あ・・・あん・・・」
股間がまるで虫に刺されたように腫れぼったく、じんじんと熱を帯びたように感じられる。
メンフィスにこね回されたせいか、それともあの塗り薬の・・・
「どうだ、キャロル。効き目はどうか?」
「き、効き目って・・・」
体が自由なら、もじもじと太腿をすりあわせたい感じだった。
「な、なんだか・・・か、かゆいわ・・・く、くすぐったいような・・・」
「ふうむ。一応の効果はあるようだな」
「こ、効果って・・・な、何なの?メンフィス・・・」
メンフィスはキャロルの秘所に息を吹きかけた。
「ひぁぁぁ・・・っっ!」
羽根か刷毛で撫でられたような感触に、キャロルは目を丸くした。
さわられてもいないのに・・・こんなに感じてしまうなんて・・・?
だが驚きと疑問は、続けて繰り出される刺激の前に、あえなく吹き飛んでしまった。
「ど、どうして・・・あっ・・・はっ、あぁぁぁっ!・・・あぁんっ!」
メンフィスにしては珍しい、触れるか否かの繊細な指使い。なのに大げさなほど体が跳ねる。
その部分が火のように熱くなり、猛烈なむずがゆさが襲ってくる。
キャロルは縛られた非力な体で、屈強な腕をもぎ離さんばかりに暴れた。
「おいキャロル、少し落ち着け」
メンフィスは苦笑して秘部をくすぐる手を止め、白い尻を軽く叩いた。
「キャロル、そなた少々感じすぎぞ。まだ大したことはしておらぬに。もう我慢できぬのか?」
3
あきれたようなメンフィスの声音に、キャロルはいたたまれず涙声になった。
「だ、だって・・・か、かゆいんだもの・・・む、むずむずして・・・」
「ほう。そうか、かゆいか。それはつらいであろう。では、こうされると少しは楽か?」
メンフィスはふくらんだ突起をつんつんと突いた。激しいかゆみを突き抜け、脳天まで響く快感が走った。
「あっ、あっ、あぁぁっ・・・!」
「それとも、こうされるほうが良いか?」
そこを軽くつまみあげ、きゅっきゅっとひねりつぶす。キャロルは悲鳴とも嬌声ともつかぬ声で鳴いた。
「あん、あんっ・・・あぁんっ!」
「もうこんなに濡らしておるし、少し中もかいてやったほうが良いかな」
指を差し込みクチュクチュとかき混ぜると、からみつく内襞から新たな蜜が湧き出てきた。
「ひぃっ、あふ・・・はぁっ、あぁぁっっ・・・!」
「どうだキャロル。気持ちよいであろう?ん?」
指の動きに、楽器のように反応するキャロルの後姿を、メンフィスは面白そうに見下ろした。
透明な液を太腿に伝わせ、キャロルは息も絶え絶えに夫に訴える。
「メ、メンフィス・・・あ・・・も、もっと・・・」
「もっと?もっと、何だと申すか?」
「あっ・・・つ、つづけて・・・も、もっと・・・して」
「もっとせよだと?キャロルよ、そなたがそのようなはしたないことをねだるとは」
からかわれ、上気した顔を耳たぶまで真っ赤にするキャロル。
だがすでに局部の疼きは、別の刺激で紛らわさねばどうしようもないほど彼女を追い詰めていた。
「か、かゆいの、おねがい・・・もっと・・・あぁぁぁ・・・もっと、さわってぇ・・・っ!!」
藁をつかむような叫びに、メンフィスは微笑し、鷹揚にうなずいた。
「よしよし、泣くでない。わが妃の要求を満たすは、夫たる私の義務ぞ。
愛しいそなたの頼みとあらば、いくらでもさわってやろう。遠慮なく申すが良い」
再びメンフィスの指が動く。かゆみがやわらぐ激しさにキャロルは恍惚とした。
だが、それが癒えれば癒えるほど、代わってあらわになるのは狂おしい女の快楽。
尤も、両者の区別はもうつかなかった。
耐えがたい熱さと疼き、それをメンフィスに慰めてもらう快感。
慰められるほど熱くなり、いっそう欲求が増すという点も同じであった。
4
束ねた指が体の奥底をかきまわすと、かきむしりたいようなこそばゆさが消えてゆく。
一瞬ほっとするものの、反動はすぐに襲ってくる。
更なる疼きを治めるためには、いっそう強い刺激を求めざるを得ない。
もう指では物足りなかった。
もっと熱いものがほしい。固くて大きいものがほしい・・・
普段は、何かの拍子にそのことを思うだけで顔から火が出そうになるのに、
いつしかキャロルの頭はそれしか考えられなくなっていた。
「あぁぁっ、メンフィスっ!・・・もう・・・き、きて・・・!」
「きて、だと?」
指をうごめかせ、前の尖りも撫でていたメンフィスは、そらとぼけて問い返した。
「どこにきてほしいのだ?」
「だ、だから、あの・・・その、もう・・・いっ・・・いれて・・・」
「いれて?何を?私の指はそなたの中に入っておるではないか」
「そ、そうじゃなくて・・・あっ、あの・・・いやぁっ、いじわる・・・っ!」
「そなたがはっきり申さぬから悪いのだ。頼めば何なりと叶えると申したに」
うそぶかれ、持ち前の勝気が一瞬キャロルの頭をよぎるが、暴れ馬のような欲求の前には何もかも無力だった。
必死で赤裸々でない表現を試みるも、メンフィスはことごとくしらを切る。
「そうか。なるほど」
ようやく聞きたかった言葉を聞き出すと、彼は白い腰を両手でつかみ、彼女の望むものを望む部分にあてがった。
「そなた、これをここにいれてほしかったのか。ならば最初からそう申せばよいのだ」
一番言いたくなかった言葉を言わされたキャロルは、短い悲鳴をあげて身構えた。
固く逞しいものが、狭い場所を割り、ゆっくりと埋められてゆく。
「あぅぅ・・・く、くくっ・・・あ、あぁぁぁ・・・っ!」
白い背中がのたうち跳ねる。やがてキャロルの脚の間には、男の欲望が深々と突き刺さっていた。
「キャロル、どうだ?そなたはこれがほしかったのであろう?満足か?」
はふはふと喘ぎ、全身に脂汗をにじませるキャロル。
だが、きつく栓をされた体に直接響く鼓動は、確かに浮き足立った精神を鎮める効果があった。
やっと深呼吸ができるほど落ち着いてみると、すぐに別の不満が鎌首をもたげる。
それも言わなければならないのだろうか?
・・・動いて・・・メンフィス・・・
5
「キャロル。何やらつらそうだが、どうかしたのか?」
腰を押さえた手を乳房に回し、小ぶりなふくらみを包みながら、メンフィスが問いかけた。
「そなたの望みどおり、私のものが根元までそなたの中に入ったぞ。
もっと私が欲しいであろう?激しく突かれたくてたまらぬであろう?ん、キャロルよ?」
「そ、そんな、ちが・・・わたし・・・んあぁぁぁ・・・・っ!」
尖った先端を小刻みにつままれると、びりびりとした快感が腰にまで届く。
思わず身をよじるはずみで、キャロルの秘部は自分を一杯に満たしたものを動かしてしまった。
「ああぁんっっ!!」
強烈な摩擦感と抵抗感。メンフィスは波打つ背中を見下ろし、笑いながら言った。
「なかなか良い味であろう?もっと自分から腰を動かして求めても良いぞ」
「あぁ、そんな・・・いやらしいこと・・・いやぁ・・・」
「何が嫌だ。体が震えておるぞ。我慢は毒であろう」
メンフィスは覆いかぶさるように、キャロルの耳元に顔を寄せた。
「ところでキャロル。先程から私のこれを、強くしめつけておるのは何故だ?
そなたが申すいやらしいことを、本当は望んでおる証拠ではないか?どうなのだ、ん?」
キャロルははっとした。同時にその部分が、堅い強張りをぎゅっとしめあげる。
「私のものが脈打っているのが、そなたにわかるか?突いてほしいであろう?
動かしてやろうか?このように・・・」
メンフィスはキャロルの体から怒張したものを引き出し、ゆっくりと突き入れた。
「んぅぅっ!く、くく・・・ぅっ・・・」
背中を弓なりに反らせながら、キャロルは何とか声を呑み込む。
「くっ・・・うっ、あぁぁっ・・・はっ、あぁっ・・・」
「我慢は良くないと、先程も申したはずだぞ・・・そら・・・」
形のよい胸を、感じやすい脇腹を、やわらかい腿の内側をさわさわと撫でながら、メンフィスは腰を入れた。
「やっ、やぁ・・・うぅっ・・・うごかないで・・・」
「この遅さでは生殺しであろう?欲しいと言うまで続くぞ。そらそら・・・」
「あぁぁっ、そ、それ以上・・・しっ、しないで・・・っ・・・」
じわじわと嬲るように繰り返される淫らな抽挿は、女の性感を強制的に昂ぶらせてゆく。
我慢することを片時も許さなければ、けっして満足させることもなかった。
6
「しないでだと?抜こうとすると、名残惜しげに私に絡み付いてきおるではないか」
「あっ・・・も、もぅ、あぁぁっ・・・あぁぁぁぁっ・・・!」
柔らかな秘部の狭間に、隆々とした男の太く長い茎が沈み込む。
白い喉がのけ反り、たまらず細い腰が悩ましく前後にくねる。
ゆるゆると入ってくるものを迎え、より深くつかまえようとする動きだった。
メンフィスは腰をキャロルに密着させ、ぐりぐりと円を描くように動かした。
「あぁぁ・・・あっ、あっ、はあぁぁっ・・・!」
「抜き差しだけでなく、こういう動きも良いであろう?キャロル、私の目を見て答えよ」
片腕でキャロルの体を支え、もう片手で彼女の顎をとらえ、強引に横向かせる。
金のまつげに縁取られた青い瞳が一瞬メンフィスを見上げた。
紅潮した頬、何かを訴えるような濡れたまなざしが、男の欲情を強くそそる。
メンフィスは引きつる白い首筋に顔を埋め、耳朶をくわえ、その内側まで舐め回した。
顎を離れた手を再び胸元にすべらせ、乳首をつまみ、なめらかな腹部や脇腹をもみ、太腿の内側をなでさする。
「あ、あっ・・・だめっ・・・あうぅぅっ・・・らめぇぇっ・・・」
感じすぎて呂律もまわらず、敷布に顔を押しつけてうめくキャロル。
「だっ、だめぇ・・・いやぁ、そ、そこは、そこは・・・っ!」
「何がだめだ。もしかして、ここか?いや・・・やはりここか?」
嘲笑うかのように動き回る指は、キャロルに一杯に広げて深々と刺さる欲望の周囲をさぐり、ついに小さな芽をつまみ出した。
「あっ!あっ!あぁんっっ!!」
縛られた上に這いつくばった姿勢で、後ろから強い腕に絡め取られた窮屈な格好では、
抵抗どころか身悶えすらままならない。
動けない体の中を、凶暴なまでの快感が駆け巡り、暴れまわる。
「キャロル。感じるであろう。もはや私のことしか考えられぬであろう。
私がここまで悦ばせてやるは、わが唯一の妃なるそなたのみぞ。
キャロルよ、正直に申せ。私が欲しいと。私だけを愛すると。私から離れては生きられぬと」
快楽という名の拷問で、甘美な自白を迫るメンフィス。
色気に満ち、どこかすがるような切なさも帯びた男のささやきは、耳から流し込まれる媚薬のようであった。
7
「あ・・・あいしてる・・・メンフィス・・・」
キャロルは虫の息で応えた。
「メ、メンフィス・・・わ、わたし、あなたを・・・」
「愛しているか?私だけを?」
「あ、愛してるわ・・・あっ、あなただけを・・・」
鎖につながれた悪人が鞭打たれ、罪を白状させられるように、
熱い杭に貫かれた体は、過敏な突起を濡れた指先にこすりあげられ、愛の告白を強いられてゆく。
「あぁっ・・・メ、メンフィス・・・す、好きっ・・・」
うわごとのような誓いに、メンフィスは歓喜と自嘲の入り交じる思いで聞き入った。
「だ、大好きよ、メンフィス・・・あなたなしでは、わたし・・・い、生きていけな・・・あ、ああぁぁっ!」
たまらずメンフィスは息も止まらんばかりにキャロルを抱き、数回激しく彼女の底を突いた。
・・・キャロルよ。そなたはまこと、神の娘ぞ。
上下エジプトのファラオたる私の意のままにならず、権力にも黄金にもなびきはせず・・・
王妃の栄誉も無二の富も、そなたをつなぎとめることはかなわぬのだ。
ならば私は何を与えればよい?いかにすれば、そなたを永遠にわが虜としておけるのだ?
許せ、キャロル。これ以外、私にはできぬ。
夫が妻に捧げうる限りの愛で、男が女に与えうる限りの悦びで、そなたを縛る以外には・・・
「この白い体に、私の指と唇が触れぬところはない」
「あっ・・・はぁっ、あぁっ・・・」
「そなたはもはや、他の男のものにはなれぬ。そうであろう、キャロルよ?」
「・・・は、はい・・・」
「私の傍を離れてはならぬ。二度と何処にも行ってはならぬ。ライアンなど金輪際思い出すことは許さぬぞ」
「に・・・兄さんは兄さんよ・・・あなたとは・・・あぁぁぁっ!」
メンフィスはキャロルの花芯をひねりつぶし、体をつないだまま身を起こすと、彼女を軽々と抱いて立ち上がった。
「まだ申すか?・・・ならば見よ、キャロル。そなたが私だけのものであることを、とくとその目で確かめるが良い」
言いながら、寝台の脇の鏡台に腰をおろし、白い背を己の胸にもたれさせ、
ばたつく両膝に両腕をかけて、左右に大きく開かせる。
キャロルが顔をあげると、そこには想像したことすらない己の淫らな姿があった。
8
「こっ、こんな・・・っ!」
鏡像の余りの露骨さに、キャロルは水をかけられたように我に返った。
用を足す幼児のような、見慣れぬ格好。
後ろ手に縛られているせいで、胸はふくらみを際立たせるかのように突き出され、
広げられた脚の奥には、逞しい異物を後ろから呑みこむ秘所が剥き出しであった。
「いや、いやぁ・・・あっ・・・あぁぁぁっ!」
拒んではみるものの、メンフィスが腰を突き上げるや、たちまち官能が火柱のように吹きあがる。
己の重みでより深くまで男のものをくわえこんだキャロルの体は、
下からの律動と共になすすべもなく跳ね上がった。
「ひぃぃぃっ!・・・メ、メンフィ・・・あぅ、ああぁぁっ!」
巨大な熱塊が焦らし抜かれた体内を行き来する感触は、
もどかしいかゆみや疼きが一切吹き飛ぶ、凄まじいものだった。
「なかなかの見物であるな。淫らな踊り子のようだ」
メンフィスは楚々たる妻の悶えぶりを鏡越しに見ながら言った。
「キャロル、そなた、嫌と申しながら、早くこうしてほしかったのだな?
すました顔をして、私が欲しくてたまらなかったのであろう。その証拠に、そら、聞こえるか?」
メンフィスの上でキャロルが踊るたび、つながった部分から水音が響き渡る。
「あっ、あっ!もうっ・・・あっ、やぁ、ゆるしっ・・・くっ、あぁんっ!」
激しくかぶりを振るキャロル自身の目にも、己の抱かれようがちらちらと映っていた。
卑猥な体位。濡れ光り夫を出し入れする局部。こねまわされる乳房。
全てが猛烈に恥ずかしいのに、浅ましいほど感じてしまう現実を見せ付けられては、もう抵抗の余地もない。
「あぁぁ、メンフィス!・・・もぅ、い、いくっ・・・いっちゃ・・・ぅっ、あうぅぅっ!」
「いくのか?ほう、なるほど」
「も、も・・・すこしでっ・・・あっ、い、いきそ・・・なのっ・・・はんっ、ああぁんっ!」
「そうか。うんうん」
灼熱の欲望で内側を責められ、胸元を激しくもみたてられ、快感はこの上なく高まっていく。
絶頂はすぐそこだった。だがなかなか届かない。最後の一押しが足りなかった。
9
キャロルの意識は、己の下腹部の敏感な尖りに集中した。
体中の血が集まっているかのように脈打つそこ。快感を破裂させる起爆装置。
「メンフィスっ・・・お、おねがい、そこに・・・ふれて・・・!」
軽くいじられさえすれば、全てが終わることがわかっていた。
メンフィスはキャロルの肩越しに、つやつやとふくらみきったそれを見下ろした。
「・・・そうしてやりたいのは山々だが」
「あぁぁぁっ!どうして、どうしてっ!」
「生憎両手がふさがっておる」
メンフィスは腰を突き上げつつ、キャロルの乳房の先をつまみながら言った。
「そなたのここも可愛がってやらねばならぬ。腕が三本あればよいのだが」
「い、いやぁ、メンフィス!ちょ、ちょっとでいいのっ・・・あぁぁ、そこをさわって・・・!」
「うむ、どうしたものか。ならばその手をほどいてやろうぞ。そなたが自分で触ればよい」
「そ、そんなっ!・・・いやぁっ、もうだめぇ!はっ、はやく・・・いかせて、おねがい、いかせてぇ・・・!」
「自分ですれば良いと申すに、それも嫌なのか?仕方のない奴め」
メンフィスはキャロルの耳元に寄せていた顔を上げた。次の瞬間、威厳あるファラオの声音でこう呼ばわる。
「誰かある!テティ、いや、ミヌーエを呼べい!」
思わず目を点にするキャロル。それを尻目に、即座に扉の向こうから侍女が応じた。
「は、ファラオ、ミヌーエ将軍でございまするか?」
「そうだ、早くせい!わが妃が呼んでおると申せ!」
「メ、メンフィス!?ま、まさか・・・!?」
「人手が要るであろう。そなたが自分でせぬのであれば」
「なっ・・・!?」
朦朧とした頭に残ったひとかけらの理性を振り絞り、キャロルは悲鳴をあげた。
「だっ、だっ、だめよ、だめぇ!誰も来させないで!将軍に来ないように言って!」
「よい!即刻ミヌーエを寄越すがよい!これはファラオの命ぞ!」
「あぁ、やめて!この部屋に誰も入れないで!・・・お、王妃の命令よ!」
国王夫妻の押し問答に、侍従たちがしばし戸惑う気配が室外から届いた。
だがほどなく、この国でファラオに逆らえる者などいないのだということを、結局キャロルは思い知らされることとなる。
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「ファラオ、お召しと伺いましたが・・・」
百戦錬磨、冷静沈着、物に動じぬと評判の将軍も、
王の寝所に足を踏み入れたとたん、さすがに二の句をつげず棒立ちになった。
視界に飛び込んできたのは、薄闇に浮かび上がる、一糸まとわぬ白い裸体。
ファラオの上に座らされた王妃は、深々と貫かれた秘部をさらけだすよう大きく脚を開かれていた。
「あぁ・・・も、ゆるし・・・・ひぃぃっ・・・あぁぁぁ・・・!」
手を縛られ、下から腰を突き上げられ、双の胸をこね回されているナイルの姫。
自由のきかぬ身をよじり、かすれ声で途切れ途切れに救いを求めるさまは、
さながら責め具に拘束され、特殊な肉刑に処される美しい罪人のようであった。
「それも間違ってはおらぬぞ。この物分りの悪い妃に躾をつけてやっておるのだ。
二度と私の妃たる心得を忘れぬよう。この身が私以外の男を恋しがることのなきよう」
「は、さようでございまするか」
分をわきまえた将軍はあらぬ方向を向き、努めて平静に応じたが、
目の端で一瞬盗み見た王妃の表情や体の様子から、
これまでさぞじっくりといたぶられたのであろうことは見て取れた。
「しかし、これはさすがに・・・少々酷ななさりようではございませぬか?」
「ふん、かまわぬ。これでもまだ生ぬるい」
不敵に言い放つメンフィスに、ああ、この方は昔から大胆にして傍若無人、
大人の度肝を抜く悪戯もいろいろとやってのけられたものだ、とミヌーエは思った。
「明日は諸侯の居並ぶ宴席でこうしてやろうか。民の出入りする中庭も良いな。
このさまを目にすれば、なおもこの女をわが元から掠め取ろうなどと不埒な男も居なくなるであろうよ。
なればこれには未来永劫、私という男しかおらぬようになるというわけだ。
のう、キャロル。良い考えであろう?
私に貫かれ、身も世もなく悦び悶えるそなたの痴態を、天が下にあまねく知らしめてくれようぞ」
「メ、メンフィ・・・あうぅっ、やぁぁぁ・・・っ」
まともに答えられぬ王妃の首筋に、ファラオは愛おしげに唇を這わせる。
その美貌は、女ばかりか男をも篭絡せんばかりの色香をたたえていた。
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無遠慮にキャロルを穿ち、胸の先をつまみながらメンフィスは問いかける。
「どうだ、ミヌーエ。キャロルにこれほど卑猥な一面があるなどと、考えたことがあったか?」
将軍はちらりと王妃を見た。
責め立てられ、羞恥と随喜の涙を流し、あられもなく鳴き続ける王の囚われ人。
「意外でございました。王妃様は普段は少女のごときお方であられまするゆえ」
「そうであろう。昼間のキャロルはまるで子供ぞ。いまだ乙女と申しても通るであろう」
「王妃様がファラオの御寵愛を一身に集めておいでとは、皆存じておりまするが」
「無論だ。この身には夜毎女の悦びを味わわせてやっておる」
「まさかこれほどとは。昼のお姿とは似ても似つかぬ、まことに奔放なご様子でございまする」
「奔放か。品があってそなたらしいな。いっそ淫乱と申せばよい」
「はぁ、さようで・・・」
淫乱という言葉は思いつかなかったミヌーエ将軍は口ごもった。
なるほど確かに、頬をつねりたくなる光景である。
ここにおられるのは、まこと叡智あるわがエジプト王妃なのであろうか?
全身を上気させ、汗にまみれ、喘ぐ口の端から涎さえ伝わせて。
下の口は淫らに舌鼓を打ちながら、ファラオの一物を味わっている。
女神の聖なる御娘ともあろうお方が、かくも肉体の快楽に屈し、牝のごとく成り果てようとは・・・
だが将軍は失望を覚えなかった。むしろその逆であった。
「見よ。些細な愛撫にも手もなく反応しおる。実に良い感度であろう?」
白い体のあちこちを嬉々として、ただ一箇所だけは避けてまさぐるメンフィスに、
ああ、この方はかつては自ら女人に功徳を施すことなど皆無であった、とミヌーエは思った。
「私が一から教え込み、丹精した体だ。どう弄べばどのように感じるか、全て心得ておるぞ。
根が初心な妃ゆえ、まだ己から求めるまでにはなっておらぬがな。いずれ病みつきしてみせるぞ」
意気込み、得意げに言ってのける主君に、将軍はつい破顔した。
まるで好きな玩具を四六時中手放さぬ子供のような無邪気さだ。
ファラオは本当に王妃様に夢中でいらっしゃるのだ・・・
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王妃様は無垢なお方だが、またなんと素直なお体をお持ちなのであろう。
ファラオのご薫陶の賜物でもあろうが、一つ一つの愛撫に忠実に反応し、無心に快感を貪っておられる。
なんと純粋な快楽よ。まこと穢れの無い、清らかなお方よ。
昼の可憐も夜の淫蕩も、王妃様のありのままのお顔に相違ない。
これは、陰謀と隣り合わせの日々に身を置くわがファラオが熱愛なさるのも道理というものだ・・・
「や、し、将軍・・・み、みないで・・・あぁぁぁ・・・」
いつしか国王夫妻の交歓に見入っていた将軍は、弱弱しい王妃の哀願に我に返った。
「おお、これはご無礼を」
「ふん、ミヌーエ。そなたとしたことが、木偶のように呆けおって。だが、女の裸体に見とれるそなたも乙なものぞ。
どうだ、私に抱かれるキャロルは美しいであろう?これほど美しい女はこの世におらぬぞ」
「御意。まこと麗しいご風情、さすがは女神の愛娘であられまする。
ラーの御子の御妃として、これ以上の姫君はおられますまい。実にお似合いとお見受けしまする」
「聞いたか、キャロル?ミヌーエはそなたを麗しいと申したぞ。良かったな」
そういうファラオこそ、誰より嬉しそうなのであった。
「してファラオ、わたくしをお召しとは、いかなる御用で?」
「そうであった。見ての通り、キャロルはもう限界だが、絶頂までもう一押し足りぬ。そなた、いかせてやれ」
「わたくしがでございますか?ファラオが御自らあそばされては?」
「キャロルと同じことを申すな。私はこれの乳房を愛してやっておる。この乳首も大層感じるのだぞ。手が離せぬわ」
「では、王妃様がご自分でなされては」
「と、ミヌーエも申しておるが、どうする、キャロル。ん?」
「い、いやぁぁぁ・・・あ、あふ・・・」
「王妃様、不肖わたくしめが御身にふれて、本当によろしいのでございますか?」
「ら、らめぇっ・・・あぅっ、あぁぁっ・・・!」
「よい、ミヌーエ。私が許す。王に忠実なるそなたゆえ、わが王妃にふれることを許す。
ただし一箇所のみ、ただ一瞬のみに限る。どこをどうすればよいか、申すまでもあるまい」
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「は・・・心得ましてございまする」
将軍は一礼し、王妃に歩み寄った。
開かれた股間の前にひざまずくと、王を受け入れて形を歪め、蜜をあふれこぼす秘部の上に、
己の存在を主張するかのように、珊瑚玉がぷっくりとふくれあがっていた。
「さて、キャロル。待たせたな。止めを刺してやるぞ。覚悟は良いか?」
「あぁ・・・いやぁ、やめてえぇ・・・おね・・・おねがい・・・」
「王妃よ、お許しくださいませ。・・・失礼つかまつります」
ミヌーエがどくどくと脈打つその部分に二本の指を伸ばすと、
キャロルの背筋に心臓に刃を突きつけられたかのような戦慄が走った。
「ああぁぁ、そんな・・・だめ、だめぇ、将軍・・・たすけ・・・いやぁぁ・・・!」
「いくぞ、キャロル」
ファラオは将軍と目を合わせ、軽くうなずくと、次の瞬間、ぎりぎりまで強張った自身を力強く突き上げた。
「ああぁぁ!!・・・いっ、いやあぁぁぁ!!」
甲高い絶叫があがる。長い金髪が舞い散り、白い体が狂ったように踊りはねる。
メンフィスは立て続けに、先程までとは比べ物にならない勢いでキャロルの最奥を穿った。
細い脚を持ち上げた腕をもゆすり、妃の全身を容赦なく振動させつつ、
乳房を激しくもみしだき、感じやすい先端の尖りを小刻みに嬲る。
それらの愛撫を巧みに腰の律動と同調させると、爆発的な快感がキャロルの全身に襲いかかった。
「あうぅ、はあぁぁっ!・・・くはっ、あっ、あふっ、ああぁぁっ!」
灼熱の欲望を突き込まれ、淫らな刺激が体の芯に次々と注入される。
いまにも息の根が止まりそうだが、どこにも逃げられる場所はない。
頭のたががはじけ飛び、キャロルはもう何も考えられない。
残されたのはメンフィスに反応する体のみ。メンフィス以外何も感じられない。
「ひぁっ・・・あっ、あくっ!・・・くはっ、はぁぁんっ!・・・あぁっ、ひぃぃぃっ!」
メンフィスは獣のように唸りながら夢中でキャロルを責めたてた。
熱い昂ぶりを放つ最後の最後まで、とろけた甘美な体を味わおうと、愛する王妃の全てを貪ろうと。
14
キャロルの内部で猛々しく滾るものが、これまでになく大きく膨張する。
「くっ・・・いまぞ、ミヌーエ!」
キャロルが痺れた体内に痙攣するように動くものを感じ取ったのと、将軍が王妃の核をつまみあげたのは、ほぼ同時であった。
「あ・・・!!」
王妃の宙を泳ぐ美しい脚が硬直する。爪先が反り返る。
濡れ光る体がビクビクッと跳ね、細い首が折れんばかりにのけぞった。
「あ、あ、もっ!・・・んうぅぅ・・・!!」
身の内に放たれるものを、最後の一滴まで搾り取ろうとするかのように、キャロルはメンフィスを強く締め付けた。
「あああぁぁぁぁ―――っっ!!」
そして王妃は、王にしか見せたことのないその瞬間を、とうとう将軍に晒したのである。
[
>>371にもどる]
というわけで将軍プレイも終了です。( ´∀`)
この体位は
>>294-296のある風景作家様にハァハァして書きますた。ありが?ございます。
他の媚薬作品もどれもこれもマンセーでした。(*´д`*)っθ゙゙ ブイィィィンにも萌えますたが、古代に無いのが残念です。_| ̄|○
メンヒスネタはこのスレの隙間産業ですが、割と好きな人もいらして良かったです。
さ、再録キター!
っていうか〜あわわわわ、かなりエロいお話だったんですね。
しかもハードじゃないですか。18禁じゃなくて21禁ぐらいいってるかも。
でも単にエロいだけじゃなくて…、メン様のキャロル大好きオーラが一杯出てるのが胸キュンでイイ!
ミヌーエまで出てくるし、もうびっくり。しかもいい味出してるし。将軍プレイって…(w
これは一読の価値ありました。読めてほんとよかった。
うぷしてくれた方、ありがとうございました!
「メンフィス@一人寝」も禿げしく気になります。
[
>>371にもどる]って…戻ってどーすんだー!?
媚薬作品とかひとり遊戯とか前スレは色々と面白かったみたいですね。いいな〜いいな〜。
再うP♪ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノありがと〜♪
まとめて読むと萌え度も濃いよね。
「Ψ(`▼´)Ψメンフィス@妄想中」最高!!!!!
メン様がこんなにもいやらしい方だったなんて・・・萌え萌え&濡れ濡れでつ。
ヒューたん&女王もいやらしい人だといいなあ・・・
厳密にはオニマークは18禁描写を含むって注意書みたいなもので
タイトルには含まれないと思うけどね(笑
女王はかなりエロそうだ。ヒューちゃんはまだどこか純情っぽいよな。
ログ持ってる人結構居るんだね。
改めて読むとまたまた萌え〜だったよ。あり〜
「一人寝」のうpもきぼんぬ
ここには欲求不満の婆しかいねーのかよw
いんや、んなことないよぅ♪いいじゃん、オニマークな作品を楽しむ時があっても
どわ〜!こうして見るとメン様って結構Sだったのね。
昼間キャロルに手こずらされてる分、夜に仕返ししてるのかしら。
キャロルって、本編の中でも「メンフィスったら、いじわるなんだから」ってよく言ってません?
可愛いコはいじめたいタイプなんじゃない?>メン様
ところでさ、メン様っていう呼び方、なんとなくヨン様っぽいね(笑
チョソさま
管理人様のサイトも更新止まったままだわ。
この時期は、みな忙しいんですね。管理人様( ゚Д゚)⊃旦 < 茶どうぞ〜。
韓流に乗り遅れてしまった私は少しさみしい。
韓国ドラマは日本の古典的少女漫画のようだとも言われてるけど本当かな。
本当です
上原きみことか細川せんせの作品が好きならたまらないと感じる一人…
メンさま、イーさま、だいすき
4サマ・・・確かに優しい人って感じはするけどさ。
雄々しいのが好きだな。やっぱ。
韓流オススメです!どれも深くはまって泣けるの間違いなし!
イーさまって一瞬誰かと思った。ルーさまとかウーさまも好きだな〜
将軍プレイのかわりにウナちゃんプレイに脳内変換しようかとも思ったけど
ウナちゃんはキャロルたんのお付き武官だからダメ?
ぴんく色のおまんこなんてありえな〜い、ですわ。
私がすごく好きなのは、いきなり寝室に呼び出された上に過激なもの見せられて、
それでも何とか必死に平静を装いながらのミヌーエさんのセリフ↓
「しかし、これはさすがに・・・少々酷ななさりようではございませぬか?」とか
「わたくしがでございますか?ファラオが御自らあそばされては?」
さすがに「あわわわわ」とか「どわ〜」とは言えないだろうけど
その内心とのギャップがたまりません。
アマ様とヒュー様も大好きです。
はやく来て〜〜〜♪
ルカはどの程度寝室内の実情を把握してるんだろう。
もちろん現場にはいないだろうけど、キャロルたん情報は何であろうと
女官その他から聞き出そうと務めてるわけだし、結構いろいろ知ってそうだ。
メン様の妄想、素晴らしかった。
女王様とヒューたんもキャロルのことをたっぷりと
いじめてくれますように・・・
王子に脳内変換してみるがミヌーエにあたるキャラがおらんゾ。
やっぱりルカかなあ。ムーラもいいけどなんか別の話になりそう。
>>339 ルカは情報を探るために寝室に忍び込んでそう・・・んで、メン様がキャロルたんをアンアン言わせてるのを聞いて、
物陰でひっそり、王子の報われない恋をいつもの調子で哀れんでそうでつ。
>>341 王子版で脳内変換するなら、いるじゃないですか!あの将軍が!
老将軍だけどさ(笑)
老将軍の名前なんていったっけ?
最近、名前がついたんだよね。
王子に脳内変換・・・すごくイイ!!
いっそのことキャロルをアンアン言わせるのはルカにまかせて
キャロルの表情なんかをジッと観察しちゃうなんてのもイイかも。
>>344 ハザスじゃなかったっけ?私のうろおぼえでは。
>>347 ありがと〜。なかなか悪くない名前でうれしいな。
センセーたちはキャラの名前つけるのも上手いね。
老将軍プレイが見たいだす☆
過激なエロも萌えますが、エロ未満なエロもいいぞお〜〜〜
ヒューたんがキャロルのキスマークに触れてるあたりなんてゾクゾクしまつ。
大変失礼な言い方ですが、老将軍様にも心得がおありなのでしょうか。
「え〜と、どこをどうすればよいのじゃったかな…」とやってるうちに
キャロルがさっさと逝ってしまうのではないかと心配です。
それともこっそりムーラとできてて本当はテクニシャンだったり?
だってオージの筆おろしは・・・(ry ナンテネw
うん、アマゾネス軍団萌え〜!!
男もいいけど、女性との・・っていうのも禁断の世界でいいですなぁ〜
続き早くこないかなぁ。
>>351 老将軍様は「キャロルを逝かす」の意味をとりちがえて
「本当によろしいのですか?」と、プチュっとソーニューしちゃいそう(w
そして、王子、唖然・・・
王子の筆おろしはすでに済んでいるのかどうか。
それはかなり大きなテーマではなかろうか(阿呆)
最近初めて伯爵令嬢を見た(まだ途中見だけど)
どこかに最近の伯爵令嬢オニマークはないのかしら?
だいぶ前に伯爵令嬢ものを見たような気がするけど
舞踏会かパーティーのシーンで導入部じゃなかったかな。
伯爵令嬢ものは稀少なだけにやっぱり続きが気になるよね。
過去ログだけの置き場・・・誰か作ってくれ〜。
まとめ読みは管理人様達のおかげで助かるんだけど。
前スレ見たい〜〜。プリーズ
360 :
名無し草:04/11/10 15:13:55
>>812 ハゲワラ
みんな挟むものばっかりじゃないか
361 :
名無し草:04/11/10 15:47:58
ごめんなさい。
360は無視してください。
>356
すっごく昔の過去ログに
王子の初めて編が書いてあった・・・と思う。
探してみてくれ。
>>280 15
次の夜、アマゾネスの女王とその妹姫ヒューリアは
ファラオと王妃に正式な宴へと招待を受けた。
女王は幾度か今までの歓待にも預かってはいたのだが、
治療に専念していたヒューリアは回復が完全となるまでは見合わせていたので
これがファラオとの初の顔合わせとなる。
正式な衣装に身を包んだ美しい姉妹が姿を現せるだけで宴は更に盛り上がる。
「これほどまでに美しい姫君だとは・・・!」「なんと麗しい美貌だ!」と賛辞のある中、
ヒューリアは丁重にファラオへの深い感謝の意を述べ、ファラオとその王妃の広く寛大な懐やその英知を誉めそやした。
和やかに宴の時は過ぎていくのだが、ヒューリアはキャロルがさりげなくメンフィスが自分を抱き寄せようとするその腕を巧みに目立たないように交わしているのに気付いた。
メンフィスも時折それを面白く思っては居ないのを目つきや唇の端々に出してはいるのだが
傍目から見ていると小さなキャロルの方に分があり、優しいだけではなく、頑固な一面もあるのだと
ヒューリアも女王も口には出さないが感心しながら見ていた。
16
このエジプトには傾国の美女と謳われたメンフィスの姉であるアイシス、
また少女のような面を持つ少年王と言われるメンフィスと共に美貌を誇る者がいるのだが、
それにも関らずアマゾネスの姉妹も全く違った美しさ誇っているのをその場に居た者は思った。
男を誘うような妖しい誘惑を感じさせる、まるで媚薬のように艶やかに咲き誇る薔薇がアイシスであったとすれば、
その頭を誇り高く上げ、凛とした気品と何者にも屈しないであろう潔い清らかさとでもいうのであろうか、
そういった雰囲気を漂わせる姉妹は例えるならば気高く咲き誇る百合をキャロルは連想した。
「このように美しい妹姫がおわすなら、他国からの婚儀の申し込みも多ぅございましょうなあ。」
その場にいた誰かの一言に、メンフィスも同意だと頷いてみせる。
メンフイスは例えヒューリアが女であろうとキャロルをしばらく独占していたのが気に入らなかったので、
その思いもあったのかもしれない。
だが、女王はさもおかしそうに微笑んでそれを否定した。
「妹が望めば考えなくもありませぬが、我が国ではそもそも婚儀はありませぬゆえ。
いずれ私か妹に子ができれば、その子が跡を継ぐでしょう。我が国には夫婦というものは存在せぬのです。」
その言葉にエジプト側の者は皆思うように様々な反応を示した。
「我が王で何の不都合もございませぬ、ただ跡を継ぐ者が決まっておりさえすればよいのです。
だがこのナイルの姫のような麗しい方がおれば、私もファラオのように妻にしたいと願うでしょう。」
笑いながら女王が話すので、その場に居た者は皆笑いながらキャロルを誉めそやし、キャロルを妻にしたメンフィスを誉めそやした。
メンフィスも口の端を曲げて笑みらしきものを作ったが、その腕は我が物と言わんばかりにキャロルの細い腰に回されたのだった。
17
夜もふけ、アマゾネスの姉妹はメンフィスとキャロルに礼を述べ、暇を告げた。
自分たちの割り当てられた宮殿のほうへ足を向けようとすると、キャロルが小走りにヒューリアに駆け寄った。
宴の後だというのにキャロルの表情は辛く物悲しいもので、白い手はヒューリアの手を優しく掴んだ。
「あの、昨日はごめんなさい、ヒューリア。恥かしいところを見せてしまって・・・。
私メンフィスにも怒っておいたの、もうあんな真似しないでって。どうか忘れてくださらない?」
揺らぐ青い目が、ヒューリアをじっと見つめている。
「私は何も気にしておりませぬ、姫。」ヒューリアが微笑んで答えるとやっと白い顔に笑みが浮んだ。
「私を嫌いにならないでね、明日はちゃんと伺いますから。」
「お待ちしております、ではまた明日。」
ヒューリアが答えるとキャロルは背伸びしてヒューリアの頬に軽く口付けをした。
そして晴れやかに微笑むと、離れたところで待っていたメンフィスの下へと駆けていった。
ヒューリアの頬には先ほど触れたキャロルの唇の温かく柔らかい羽のような感触が残っている。
キャロルが近寄った時に薫った香料の残り香と共に、それがヒューリアの胸の鼓動を早め、頬を熱くさせている。
そしてそれがヒューリアには嬉しかった。
「愛らしい姫君だな。」と女王が話すのにヒューリアは無言で頷く。
自分がキャロルが嫌うなどとはあるまいに、と内心でくすくすと笑いながら。
それはイズミル王子が15歳にならんとしたある晩のことである。
まだまだ少年らしい若木のような体つきであっても、文武両道に優れ、皆からヒッタイトの世継ぎと
期待をかけられし日々を過ごしていた王子。
父王が踊り子や寵姫と戯れていたるすると、どうしても視線が女を追ってしまう、と王子も悶々と過ごしていた矢先。
寝台に横になっていると誰かが部屋に入ってきた気配がした。
「何者ぞ?」と問かけるとそこには薄絹だけを纏った妖艶な父王の寵姫であるデリアがいた。
豊満な体つき、濃厚な香り、魔物じみて見えるほど凄まじい色香の漂う女である。
「お休み中にお邪魔致しますわ、可愛い王子様・・。」
デリアが話す言葉には魔術でも掛けてあるのかと思えるほど男をそそらせるものがあって、
勉学熱心で賢き王子と称えられるイズミル王子でも,とても太刀打ち出来るものではなかった。
「私はもう15だ、可愛いなどと言われる年ではないぞ!」
「ほほほ、まだ私から見ればお可愛いうございますわ・・・」
デリアは寝台にそっと腰を降ろした。
近くに迫る豊満な胸や腰にどうしても視線が行ってしまうので王子はデリアから子を背けた。
「一体何用だ、この夜更けに。」
「・・・お話に参りましたのよ,男と女の、ね・・・」
デリアの艶めかしい手が王子の今はまだ細い身体に伸ばされる。
暗闇の中で王子の顔が紅潮し、心臓の高鳴る音が体中に響き渡っているようである。
「・・・そなたは父上の寵姫であろう、何故私の元へ来る?」
「その国王様のご命令ですわ、色事の手ほどきをこの私にと、御命じになられましたの。
なんて光栄なお話でしょう、貴方様のはじめての女にだなんて・・。」
身分の高い貴族や王家の若者なら誰でも通る慣わしである。
王子自身も頭ではわかっていた、だが父王の寵姫だとは、デリアだなんて思いがけなかったのである。
そしてデリアの言葉に我知らず怒りが何故か込み上げてきたのを王子は自覚した。
その怒りが少しのぼせ上がった王子の心をかえって冷静にさせてしまった。
「・・・ではどのようにするのだ、手ほどきしてみせよ、デリア。」
デリアは妖艶に微笑みながら王子の顔を両手ではさみねっとりとした口付けをした。
そして身に纏っていた薄絹を滑り落とし,王子の手を自分の豊満な胸に導いた。
「私で判る事なら何でもお教えいたしますわ、王子様。」
窓から差し込む月明かりはまだ明るかった。
デリアは自分の身体をさらけ出し、王子に女の抱き方を指南した。
何処をどう触れればよいのか、女がどうすれば悦ぶかを王子の手を取って自らの身体を実験台に
勿論自分も王子も楽しめるように教えていった。
いつしか王子の身体は燃え上がり、初めて体験する強烈な快感に包まれた。
デリア自身の花も充分濡れそぼち、年少の王子に手ほどきするということに官能をそそられている。
王子が横になっているところにデリアがのしかかりゆっくりと腰を動かしていく。
さすがの王子も何も考えられなくなり、身体が絶頂に向かって駆けだし、やがて爆発した。
「・・・いかがでございました?ふふ・・。」
少し息を弾ませている王子にデリアは妖艶に問い掛ける。
「・・もうおやめになります?」
その言葉に王子はまた怒りか意地か判らない感情におそわれ、負けずに言い返した。
「まだ夜は長いぞ、そうであろう?」
デリアは王子の身体に腕を絡ませる。
「・・さすがはイズミル王子様ですこと、ほほほ・・・。」
デリアは夜が明けるまで今まで知らなかった王子の奔放な面を見せられた。
そしてこれ以降王子の身体の上を幾人の女達が通り過ぎて行くことになる。
だが身体だけの付き合いで、王子はその心の内を女達に見せることはなかった。
356じゃないけど、優しいお姉さまだ。
r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ ⊂(。A。)「一夜の夢」作家様キタ━━━━━━━━!!!!!!
r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ ⊂(。A。)「うぶうぶ王子」もキタ━━━━━━━━!!!!!!
ウヒャー!!!!!
一夜の夢作家様、うぶうぶ王子作家様ありがと〜!!!!!
王子が童○でなくてよかったよ、ホントに!!!!!
「一夜の夢」読んでると、どうしてもアマちゃんズの応援したくなるね。
キャロルが自分のものなのは当然みたいに思ってるメン様よりも
ヒューたんの方がいじらしく思えてしまう(^^;)
>>329 いまさらですがありがd つ旦
後でまとめて更新しようと今までのログをとっておいたのですが、
HDDクラッシュキ、キター
。・゜・(ノД`)・゜・。 <バックアップナンテトッテナイヨ!
どなたか今までのログを送っていただけないでしょうかorz
375 :
名無し草:04/11/11 00:02:16
み
>>374 管理人サン、いつも乙です。愛してます。
クラッシュ・・・ご愁傷様です。
ゆっくりと無理しないで、サイトを続けていってくれると嬉しいです。
管理人様、いつもありがとうございますm(_ _)m
おかげさまで昔のお話も楽しませていただいています。
おーい、ログ餅(屮゚Д゚)屮 カモーン。
管理人さんの一大事じゃ、急げーーーーーー。
380 :
名無し草:04/11/11 14:16:30
age
「オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪オーレー オーレー♪マツケンサンバ♪」
∧_∧ ∧_∧
( ・∀・) ( ´∀`)
⊂ つ⊂ つ
.人 Y 人 Y
し'(_) し'(_)
「あぁ 恋せよ アミーゴ♪踊ろう セニョリータ♪」
∧_∧ ∧_∧
(・∀・ ) (´∀` )
⊂、 つ⊂、 つ
Y 人 Y 人
(_)'J (_)'J
「眠りさえ忘れて 踊り明かそう♪サーンバ ビバ サーンバ♪」
∧_∧ ∧_∧
( ・∀・ ) ( ´∀` )
( つ⊂ ) ( つ⊂ )
ヽ ( ノ ヽ ( ノ
(_)し' (_)し'
「マ・ツ・ケ・ン サーンバー♪オレ♪」
∧_∧ ∧_∧
∩ ・∀・)∩∩ ´∀`)∩
〉 _ノ 〉 _ノ
ノ ノ ノ ノ ノ ノ
し´(_) し´(_)
382 :
名無し草:04/11/12 00:08:09
(゚听)イラネ
あ〜あ
ぎゃふん!
>>365 18
ヒューリアの体調も回復しファラオへのお目見えも済ませた今となっては、
いつまでもエジプトに滞在しているのも奇妙に思われてしまうのもあり、アマゾネスの姉妹は明後日を帰国の日と決めた。
同盟は無事に締結され今後の両国の未来は明るい見通しもつき、それは今回の滞在の最大の利であろう。
いくらキャロルに恋心を募らせてはみても、恋敵はこの国を治めるファラオ。
しかも当の本人はヒューリアの心などいざしらず、ヒューリアや女王に対して無邪気な尊敬や憧憬の年を持って接してるよう。
なかなかどうして恋を告げるのにもヒューリアには難関が多すぎた。
キャロルは素直に二人の帰国はヒューリアの回復の証なので喜びはしたが、それと同時に寂しさも隠さなかった。
「今までこんなに長く滞在して下さったのですもの、お国の方もお二人の帰国を待ちわびているでしょうね。
でも私ったらこんなに仲良くしてくださったものだから、お二人がお帰りになるのが寂しいの。
またエジプトへもいらして下さるわね?ヒューリア」
ヒューリアの手を取りじっと下から見上げる青い目に見つめられてしまっては、
一体誰がこのような魅惑的な誘いを断わられようか?
「勿論、また伺いましょう、姫も我が国へ是非に参られよ。
我が命の恩人にて歓待するのは約束いたそう。」
ヒューリアの答えに心から嬉しそうにキャロルが微笑む。
「きっとよ、私もアマゾネスの国へ伺うわ!」
果たしてその日は叶うのか、と思いつつヒューリアは無理矢理笑みを浮かべた。
その二人の別れを惜しむ時間に突然割り込んだ声があった。
キャロルはメンフィスに呼び出され、ままならぬ恋に悩むヒューリアが後に残された。
19
ほどなくしてキャロルはまたヒューリアの前に姿を現したが、幾分機嫌を損ねたような表情をしていた。
「メンフィスが急にコプトスの宮殿に向かうことになったの。明後日の朝までには戻るらしいんだけど・・・。
明日があなた方がこちらで過ごす最後の夜でしょう?宴を開いて名残を惜しみたかったのに残念だわ。」
残念そうに呟くキャロルを身ながら、ヒューリアはにっこりと微笑んだ。
「では明日の晩はこちらの宮殿で、ささやかながらそなたへの礼として、姉上と私がそなたをもてなそうぞ。
国元ではないゆえたいしたことはできぬが、そなたが我らにして下さった礼に報いる為に。
何、女同士、気楽に寛げばよい。それでは姫のお気に召さぬか?」
「本当?嬉しいわ、ヒューリア!では、明日の夜が楽しみだわ!」
ヒューリアの言葉でキャロルは嬉しそうに微笑んだ。
「こんなこと思ってはいけないけど、メンフィスが出かけてよかったわ。」と茶目っ気たっぷりに笑うキャロルに、
内心を見せないように穏やかにヒューリアは微笑んだ。
「明日が楽しみだわ!」とその場を去るキャロルを見送ってから、ヒューリアは姉を探し用件を話した。
「ほほぅ、それは都合がよい。我らで姫をもてなそうぞ、忘れられぬようにな。」
女王はさも面白そうにくすくすと笑う。
「姫には我らが自らもてなそうぞ、大恩ある姫だ、のぅ、ヒューリア」
互いに交わす眼差しの中にある淫靡な光をキャロルはまだ知らない。
女王は女官を呼び明日の為の指示を出し始め、ヒューリアもそれに習った。
「一夜の夢」作家様キターキターキターキターキター!!!
うれしいな♪q(^-^*q)(p*^-^)pうれしいな♪
389 :
名無し草:04/11/15 18:38:23
獣姦、キボーン
ついにアマゾネスの秘儀がご披露されるのかしら?
女同士の宴には女王様も参加されるんでしょうか?!
めっちゃめちゃ楽しみなんですけれど・・・作家様!!!
うpありがとうございます。
うわーうわー、すでに何やら背徳の香りがしますね。
メン様のお留守中にどんなよからぬことが起きるのでしょうかー!!
うんうん、メン様がいなくなったスキにというのがイイ!
女二人に襲われるキャロルたん、なんかドキドキするねぇ。
またメン様がそれを知ったときの反応も楽しみなんだがw
4P
r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ ⊂(。A。)「一夜の夢」作家様キタ━━━━━━━━!!!!!!
1)アマゾネス女王・ヒュー・キャロル・メンフィス
2)アマゾネス女王・ヒュー・キャロル・ナフテラorティティ
3)アマゾネス女王・ヒュー・キャロル・ルカ、将軍orイムホテップ
お好きなverをドゾー
1だ!1がいいです。
イズミルたんも仲間に入れてよう
5Pですな
アヒャ!
>>396 M役1人:S役3人は、きつかろう?w
アマゾネスが2人入っている時点で、テティくらいしか候補がいないなぁ。。
でもテティじゃ萌えない罠w
テティは嫌やねぇ!
まだメクメクのほうがマシ!
キャロルマンセーが過ぎて魅力的な女性キャラが全然いないのな。
キャロル自身の魅力でなく他女性キャラを貶めることでしかキャロルを引き立てることが
できないってのは、やっぱりあのヒロインは問題があるとしか思えんよ。
実際ここでうPされるSSの方が原作よりおもしろいのはキャロルのキャラが原作と
変わってるからだし。あのヒロインが生きてる限りへたれ漫画のそしりがまぬがれない
なあ、と思う今日この頃。
魅力的な女性キャラか。やっぱりせいぜいがアイシスかな。
思えばメンヒスがダメダメだからイズミーは輪をかけて堕とされてるわけか。
つくづく不憫な当て馬キャラだorz
あたしはキャロル嫌いだな。あれを好きな人っている?
平和でまたーりな話の時のキャロルは好きじゃない。
騒動の元凶になってる時のキャロルは平和時以上にうざいぞ。
学習能力ないし、「メンヒー、メンヒー」ってキーキー騒がしい上に動き回って却ってジャマ。
人畜無害のはずなのに・・・・テティにイライラする時がある
つーかそもそもキャロルが騒動起こさないと
話が進まない、というか成り立たないのが王家だろw
>>408 「メンヒー、メンヒー」にワロタ。ほんとそんな感じよね。
最初のころはメンヒスとの感動の再会シーンもよかったけれど
後になるにつれ、再会の時のキャロルが騒がしすぎてウザ・・・メンヒスにまで「騒がしい奴」扱いされてるしさ。
こんなヒロインじゃ萌えね〜〜〜よッ!と思うのに、面様と伊豆様が好きなんだよなぁ。
一夜の夢さま、続き待ってますね。
メン様と王子がヘタってしまった今、王家の立役者はアマゾネス姉妹しかおりません。
キャロル好きな人、いないね。
>>410 パオパオどうした?今夜はとんがってるな。
本スレ逝けば慰めてもらえるよ。
キャロルを好きな人がいないわりには、
メン様または王子の相手にキャロルをあてる人が多いように思うんだけど。
誰か創作でいいからもっと素敵な女性出してキャロルを追っ払ってよ。
つーかあんな甘ったれバカ女はメンヒスにくれてやっていいよ。バカ同士お似合いだよ。
王子にはもっと凛とした女性が似合う。そういう人を得てキャロルをバッサリふる王子が見たい。
418 :
名無し草:04/11/17 07:27:18
つまんね
ほんとキャロル氏んでほしい。なんであんなのに王子がよろめくの?
主人公だから。
421 :
名無し草:04/11/17 21:52:28
キャロルは、萌えキャラ(メン様or王子)をひきたてるための小道具でつ。
>>421 ☆\( ^ ^)/〜〃。.:*:・'°☆パチパチ!
今日は一夜の夢作家さまキテナイのね・・・・・・・・・・・・・。
゚(゚´Д`゚)゜。新作も何もキテナイ・・・・・・・・。
>>421 言えてる!!
多分みんな、キャロルを自分に置きかえて読んでるだろうし、
結局はキャロルなんてどーでも良いのでわ?!
一夜の夢のつづき・・・わたしも読みたぁ〜い
>>424 同感です!キャロルになりきって妄想している私・・・
本誌のキャロルなんて何年も前に見限りました。
テティが出て来てから馬鹿さに拍車がかかって読んでいられなくなった。
一部のお子様読者にはウケているようですが、
ほとんどの読者は呆れているのでは・・・
でもここの創作の中のキャロルはなかなか素敵だったりするよね。
うん、だから創作はお話もおもしろいよね。
原作のへたれ化はやっぱりキャロルのせいなんだろうね。
センセは年をとり過ぎたせいかファンと時代が求めるヒロイン像を見誤ってるとオモ
連載当初はああいうのが受けたのかしらんけど、今あんな馬鹿女じゃ
誰の共感も呼べないでしょ。王も王子も同。
結局、本編のキャロル好きな人っていないのね
あれは年寄り受けするのかな?
お婆ちゃま方〜、本編のキャロルってイイ女だと思いますか?
誰がどんなにひいき目に見てもいわゆるイイ女には見えなさそう(笑)
だけどもしキャロル文句なく素晴らしい女性だったら、素敵な男たちが
寄って来るのはキャロルがあんなに素晴らしい人だからよね〜って感じで
親近感がわかない人もいるんじゃないかな〜
たいしたことない女の子(裕福な実家は別として)が
好き勝手なことしてるだけなのに素敵な男に愛される、というところが
女の子の自分に都合の良い安直な夢を満たしてくれるってことはあるかも。
>>387 20
キャロルがアマゾネスの姉妹の居る宮殿を訪れると、キャロルが贈ったハスの花が所狭しと飾られ、
常とは違う華やかさをかもし出していた。
姉妹はキャロルにたくさんの花を贈られた事に丁重に礼を述べ、女王自らがキャロルの手を取って案内する。
「少しでもエジプトでの滞在の思い出を良くしていただきたかっただけなの。
またこの花を見ることがあれば、エジプトや私のことを思い出してくださいね。」と話す初々しさが一際今宵のキャロルに現れている。
姉妹はキャロルを笑わせ寛がせるのが上手かった。
まるで魔法のように取り出されるキャロルへの贈り物の装飾品に、キャロルは目を見張る。
「いけませんわ!先日もエジプトへの贈り物と称して、それこそ山のように頂きましたのに!」
王妃と言うよりも極普通の少女のような物言いに、女王もヒューリアも微笑むばかり。
「あれは国から国への贈り物じゃ、これはささやかだがそなたへの礼の一部に過ぎぬ。
我らがそなたに受けた恩はこの程度の物では返しきれぬのだ、どうか快く受け取って欲しい。」
女王やヒューリアにそう言われてしまってはキャロルも断われるはずもなく、受け取った衣等を嬉しそうに広げてみる。
アマゾネスの姉妹はその様子をクスクスと微笑みながら見ては楽しんでいた。
21
「私、お酒飲めないの。」と断わるキャロルにもヒューリアはやんわりと勧めた。
「これは果汁で割ってあるものだ、飲みやすいものだから心配要らぬ。」
恐る恐る口にしたキャロルは、甘く口当たりのよいのに驚いたのを表情に出した。
「何、最後の夜じゃ、少しくらいの酒なら許されようぞ。」
「おいしいわ!こんなの初めてだわ!」と喜ぶキャロルの杯には、キャロルが気付くことがないように、
さりげなく酒で満たされていく。
酒が入ったせいか、それとも寛いだ気分になったのか、ほんの少しキャロルはいつもより饒舌になった。
白い肌が上気して薔薇色に染まり、少し潤んだ青い目でアマゾネスの姉妹を見るその様子には、
己がいかに艶を纏っているのか、全く判ってはいないようだった。
無邪気にいかに自分にとってアマゾネスの姉妹が憧れなのか話すキャロルの呂律が少し回らなくなってくるのを
ヒューリアは少し胸の鼓動を早めながら見ていた。
「本当に・・・お二人・・・憧れていて想像していた・・・通りで・・・、」
キャロルの手から杯が離れて床に落ちた音が耳につく。
黄金の髪の佳人は幸福そうな表情のまま寝入ってしまっていた。全く警戒などしてない無防備な寝姿。
「ほんに酒に弱いのだな」と笑いながら女王はキャロルを抱き上げ寝台に運ぶ。
女王と目配せを交わしたヒューリアは宮殿の入り口でキャロルを待っているテティらに使いを出した。
「姫君はよくお休みで、起こすのに忍ぶないゆえ、明朝お送りする。」と。
22
「ヒューリア、そなたの願い、今こそ成就せよ。」
そう話す女王の目にも淫靡な光が見える。
ヒューリアはそっと手を伸ばしキャロルの滑らかな首筋を辿った。
黄金の髪のせいで一際その細さが強調されている、華奢な首。なのにこの初々しい色香はどうだろう?
指が触れる度、ぴくりと敏感な反応を示す白い肌。
「姉上、姫に何を飲ませられたのだ?」
首筋や浮き上がって見える鎖骨を辿りながら、ヒューリアは歓びに己を押えるのに必死だった。
「ああ、少しばかり媚薬を杯に垂らしておいた。体は応えるであろうが、朝には何があったか覚えておるまい。
その方がよいであろうよ、我らと同衾したことが分れば、ファラオを慕っておる姫には絶えられまい。」
「そうだな、我らが姫を愛したのは夢としておいた方がいい・・・。」
ヒューリアはそう言ってキャロルの薄く開いた薔薇色した唇に口付けをした。
なんとなめらかで柔らかな感触であろう。舌でまさぐるとおずおずと返すのがいじらしい。
潤んだ青い目がぼんやりと開く。
「メン・・・フィス・・・帰ってきたの?・・・愛して・・・。」
白い腕がヒューリアに伸ばされようとしてぱたりと寝台の上に落ちた。
「最高の夢をそなたに与えよう・・・。」
キャロルが纏っていた衣は床に投げ出された。
来ましたわ〜来ましたわ〜イケナイ女王様とヒューたんが来ましたわ〜
☆゜・:*:・。,★゜・:*:・ヽ(*゜▽゜*)ノ。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆
( ゚∀゚)
( ) キタ━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━ !!!!!
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し∪J
∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ +
+ 人 人 人 +
(__) (__) (__)
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( ´∀`∩ (´∀`∩) ( ´∀`)
+ (( (つ ノ (つ 丿 (つ つ )) +
ヽ ( ノ ( ヽノ ) ) )
(_)し' し(_) (_)_)
r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ ⊂(。A。)「一夜の夢」の続きキタ━━━━━━━━!!!!!!
作家様、ありがとうございます!!すばらしいです!!
こんな愛らしいキャロルによからぬことしちゃっていいなら
私もレズビアンになりたいぞ!!!
>一夜の夢作家サンありがとう。
萌え発電充電しました〜〜〜。
どうして、作家様達の作品の中にでてくるキャロルタンは可愛いんだろうね?!
とてもあの原作キャロルが元になっているとは思えないよん。
>>「メン・・・フィス・・・帰ってきたの?・・・愛して・・・。」
なんて、可愛いすぎるよね〜!!
乞ういうことをイヤらしさなく、サラっと言えちゃうあたりがイイなぁ。
アマゾネス姉妹、メンヒスや王子とは違う魅力があります。
一夜の夢というのなら、アマゾネス姉妹とラブラブというのもいいなぁ〜
>439
萌え発電ワロタです。
私も充電させて頂きました、ありがとうございます。
続きをすごく楽しみにしています・・・待ちきれない。
5.1ch サラウンド の臨場感!!!!!!!
/ \
ギシギシ ギシギシ ギシギシ
\アンアン \アンアン/ アンアン/
/ | \
ギシギシ | ('A`)ギシギシアンアン ギシギシ
\アンアン / ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄ アンアン/
アンアンギシギシ
( ̄○ ̄;)ライアンギシギシだと思った。
>>433 23
一糸纏わぬ姿になったキャロルの肢体を姉妹は感嘆の目で見ていた。
自分たちに比べれば肩幅も狭く薄く、全ての部分がまるで容易く壊れてしまいそうな脆さにも思える。
胸の骨が透けて見えそうなほどに肉付きの薄い脇腹や腹部。
自分たちほど張り詰めてはいない慎ましやかでなだらかな膨らみ。
だが手で包むと柔らかいがしっかりした充実した肉のまろやかさ。頂きに口付けすればむっくりと起き上がり次の愛撫を待っている。
「あん・・・。」と甘い吐息が愛撫に鳴らされた様子を物語る。
エジプト風に体毛を除かれた魅惑の白い亀裂からは、小さくひょっこりと快楽の芽が覗いている。
「・・・ファラオが姫を愛でているのだな・・・。」
女王がさもあらんと含み笑いをしながらその珊瑚色した芽をつつくと、「ああんっ!」という悲鳴と共にキャロルの体は大きくびくんと跳ね、
泉からは透明な蜜が滴った。
「どれ、私にも見せてほしい、姉上。」とヒューリアもキャロルの細い脚を開いて、薄薔薇色で覆われた秘密の場所を押し開いた。
「日毎夜毎に丹精してるのだろうな、幸福な姫だ」とヒューリアの指はするっと泉に入り込み探索を始める。
「いい感度だ、指を締め付ける・・・」「どれ、私も味わいたい。」
姉妹の指が泉に入り込み各々の意思を持って動くと、キャロルのあまやかな声が止まらない。
「はぁん・・・メンフィス・・・意地悪しちゃ・・・だめぇ・・・痛くなっちゃう・・・」
潤んだ青い目でキャロルは訴えるが、泉からは新たな蜜が後から後から湧き出しては、指のすべりを促してはもっとしてくれと強請っているよう。
24
なすがままとなったキャロルの白い体を、アマゾネスの姉妹は指や唇や舌で、キャロルの歓びの部分を探しては辿っていく。
女王が唇を合わせてもキャロルは懸命に返し、ヒューリアが快楽の芽を軽く噛めば、大きく体を撓らせては蜜を零す。
女王が背後からキャロルを抱き柔らかい耳朶を這わせながら、胸の膨らみを揉んでいると、
キャロルの息使いの変化に目を止めた。
ヒューリアは珊瑚色の芽を舌で転がしながら、蜜まみれになった指で亀裂を美しい薔薇のように広げては楽しんでいた。
「あん・・・メ・メンフィ・・・ああんっ!」キャロルの甘い声が切羽詰ったようになっている。
「ヒューリア、姫はもうじきぞ」と女王の声にヒューリアは身を起こした。
ヒューリアは官能的な眼差しを姉に向けると、キャロルの片足を持ち上げて、己の亀裂とキャロルの亀裂とを擦り合わせては動かした。
くちゃくちゃという粘着質な水の音に混じって弾む息の音が響く。
互いの快楽の芽が合わさる全身を駆け抜ける快感にヒューリアも目がくらみそうになる。
「ああんっ!」「おおっ!」と異なる悲鳴を上げて小さく白い体とそれに被さっていた褐色の肌はぶるぶると痙攣をした。
ぼんやりと青い目を開いて脱力しているキャロルに、女王は感極まったように口付けた。
「なんと愛らしいのだろうな、ナイルの姫よ。」と名残惜しげに白い胸の膨らみを悪戯しながら。
25
キャロルの体はだるそうに寝台の上に投げだされている。
白い肌は紅潮し胸の先端もつんと立ち上がり、うっすらと汗をかいたその様の色っぽさ。
何を見てるのか分らない薄く開いた青い目、弾む息が徐々に落ち着いていくのを見て、ヒューリアは満足げに微笑んだ。
「次は姉上の番ぞ、あれを使われるか?」
女王は小振りの壷を何処からか取り出し、キャロルの足元の方へ移動すると、ぷっくりと立ち上がった小さな快楽の芽に軽く口付けしてから、
壷の中に入っていた琥珀色の蜜のようなものを指にすくってからキャロルの亀裂へと手を伸ばした。
「姫に痛がられてはいかぬからな」とくすくす笑う女王の指は、キャロルの蜜とその練り薬のせいか、一際水音を響かせている。
「メンフィス・・・もう・・無理よ・・・。」
自分を抱くのはメンフィスしかいないと信じているキャロルからは、まさかアマゾネスの姉妹が我が身を抱き絶頂へと追いやられたとは思っては居ないらしい。
「可愛い姫だ、最高の夢をそなたにと申したからな、存分に味あわせてやろう。」
女王の指は遠慮なくキャロルの泉をかき混ぜては、その度にキャロルの唇から甘い呻き声が聞こえてくる。
頃合いを見て女王は指の動きを止めると、キャロルの息が弾んで瘧ででもあるようにふるふると震えている。
それを見て姉妹は意味ありげに微笑んだ。
「どうしたのだ?何が欲しいか申すがいい、そなたの望むままにしよう。」
女王の問に目を潤ませてはいるが、恥かしげに白い腰をもぞもぞとキャロルは動かしている。
ヒューリアが白い肌を弄りながら見ると、脚の間の亀裂からは蜜が滴って寝台に零れている。
「我慢はよくない、何が望みぞ?姫」との言葉にキャロルも真っ赤になって耐え切れずに叫んだ。
「お願い、触って、メンフィス!触って欲しいの!」
26
にやりと笑った女王の指がキャロルの蜜と薬に塗れた泉に差し込まれる。
「はぁ・・・ああ・・・!」あまやかな声は途切れることがない。
キャロルに覆い被さって口付けると互いの膨れ上がった胸の頂きが擦れては快感の雷が落ちる。
二人に愛撫されているキャロルの息がまた速くなる。
女王は用意していた表面になにやら凹凸のついてはいるが滑らかに磨き上げられた棒を取り出し、置いてあった琥珀色した練薬を少し塗ると、
キャロルと己の泉に其々の両端を差し込ませた。
指よりもずっと太いその棒がキャロルの泉に入ると一際甘い呻き声がもれ聞こえる。
腰を動かしててその内部を擦れる感触に女王も我慢していたはずの声が「くっ!」と迸る。
「ああんっ・・メンフィス!」とキャロルは高い悲鳴を上げ、一拍置いて女王も絶頂に達した。
黄金の髪を寝台にもつれたまま広げた佳人は、己の泉に異物を咥えたままがっくりと気を失っていた。
下半身はこれ以上にない程に淫らというのに、その表情は姉妹が見慣れた清純で可憐なままのキャロルである。
「・・・良い夢だったか?姫よ」「あどけない顔だ、秘密の夢にしておくがいい。」
アマゾネスの姉妹は互いに視線を合わせて微笑み、最後にキャロルにそっと口付けをした。
夜明け前、何事もなかったようにキャロルはアマゾネスの女王に抱きかかえられたまま寝入っており、
無事に自分の寝室へと戻っていった。
幸福そうに昏々とよく眠っているキャロルの肌からは、エジプトの香料ではない香りがしたが、
それを不自然に思う者は誰も居なかった。
27
アマゾネスの姉妹が帰国の準備をしていると、先ほど戻ったのかメンフィスがマントを翻して近寄ってきた。
自分の不在を詫び、キャロルが昨夜アマゾネスの姉妹の元で世話になったことに礼を述べたのだ。
実際のところ、メンフィスは自分の不在の折に、キャロルと過ごしたこの姉妹に不快感を持っていないわけではなかった。
しかも一晩泊まって来たのだという。
少し聞き込んでみれば、アマゾネス達は男と同じ様に女を愛し抱く種族だと言う。
メンフィスの心は穏やかというものではなかった。
そのメンフィスの不安を呼んだのか、女王もヒューリアもくすりと微笑んだ。
「実に愛らしい姫君だ、昨夜も早々に寝入って仕舞われたのです。可愛い寝顔で、ファラオをお呼びになっていた。」
苦虫を噛んだようなメンフィスの表情を見ては女王は微笑んだ。
「あのような愛らしい姫もよいが、私どもにはファラオのように精悍な殿方の子種も必要なのです。
我が国を存続する為に。こればかりはいつも苦労するのですよ。」
言葉を返そうとしたメンフィスにキャロルの声が割って入り、駆け寄ってきた優美な黄金の髪の少女が側へと佇んだ。
「もうお帰りなのに、寝入ってしまってごめんなさいね。またいつでもいらして下さいな。」
「姫も我が国に参られるがいい、いつでも歓迎しよう。」
アマゾネスの姉妹は颯爽と馬に飛び乗り、隊列を組んだ。
その凛々しく見事な様は人の目を惹きつけた。
「ではいずれまた会おうぞ、ファラオ、姫!」惚れ惚れと見とれるような清々しさを残してアマゾネスの姉妹はエジプトを去った。
馬上でヒューリアは明るくさっぱりとした表情をし、青く流れるナイルに目を向けた。
「夢のような一夜だったな、私は忘れまい、姫よ、そなたが忘れても・・・。」と一人呟き、
懐かしい我が国へと想いを馳せ、その妹を見る女王は優しい眼差しだった。
終り
これで完結です。
お気に召さない方もいらっしゃるとは思いますが
うpさせていただきましてありがとうございました。
読んでくださった方、レス下さった方、心から感謝します。
こういうのって初めてだったんで、描いてるほうもドギマギしました。
また作家様がご降臨するのを待っております。
キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
「一夜の夢」作家様、連載ありがとう。乙です!
ドキドキ、ワクワクして毎回読ませていただきました。
飽きることなく堪能したヨ。
是非、また機会があれば次のお話連載してくださいね。
「一夜の夢」作家様、ありがとおおお〜〜〜!!
萌えますた♪ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ濡れますた♪
>一夜の夢作家サンありがとうです〜
最近の「薬」を使ったシリーズ、楽しかったです。
次回も書いてくれると嬉しいです〜
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| 『プッ』詰め合わせ | /
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(お歳暮・暑中お見舞い・内祝・粗品←などから一つ選択)です。笑いものですがどうぞ
ありがとうございました、とってもとっても楽しかったです!!
いいな〜キャロルたん。
男にも女にも愛されてて!
/⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ /⌒ヽ
(⌒ノハヽ/ (⌒ノハヽ/ (⌒ノハヽ/ (⌒ノハヽ/
从^▽^)/) 川o・-・)/) ( ・e・)/) 川σ_σ)/)<うpありがとうございます♪
(⊃¶o*ノ (⊃¶o*o*ノ (⊃¶o*ノ (⊃¶o*oノ
) ( ) ( ) ( ) (
ノ.o*.o*ヽ ノ.o*.o*ヽ .ノ.o*.o*ヽ ノ.o*.o*ヽ
ノ.o*.o*.o*ヽ ノ.o*.o*.o*ヽノ.o*.o*.o*ヽ ノ.o*.o*.o*ヽ
∪∪ ∪∪ ∪∪ ∪∪
「一夜の夢」作家様、萌え萌えな連載ありがとうございました!!
☆゜・:*:・。,★゜・:*:・ヽ(*゜▽゜*)ノ。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆
媚薬イイです。
普段は楚々としたキャロルなだけに萌え・・・
「一夜の夢」作家様、おつかれさまでした。
メンフィス様が何かあやしいと思いつつ何も言えないところがまたいいですね。
ところでキャロルたんはホントに完全に眠ってしまってたんでしょーか?
「一夜の夢」萌えますた〜!!!!!
女同士のお話でこんなに萌えれるなんてビクーリでつ。
お話を書かれた方も夜毎ダンナ様に丹精されているのかすぃら?
それとももしや女同士で(以下略
アイシス様×キャロルなんてのも萌えそうでつね・・・
続きまだー ちんちん
パオパオさん、おげふぃんですわよん
アイちゃん×キャロルも美しそう(ヨダレ
その場合はやっぱりアイちゃん主導になるのかな。
キャロル主導でキャロル×ルカ、キャロル×ウナスなんてのも見たい気がする。
ただこのカップリングで妄想が成立するかどうかは謎だ・・・
続きというわけじゃないですが「一夜の夢」のメン様は
アマちゃんズを見送った夜もキャロルとスルんですよね。
その際、前夜に新妻の身に何事かあったと気がついたりしないんでしょうか。
>466
媚薬の効果とアマゾネス効果が残っていて
やたらエチになってそうです>キャロル
メン様は喜ぶんだろうね
ちょっとマテ
誰が新妻なんだw
ケコーンして何年か経ってるだろ?
でも考えようによっちゃ、メンヒスとキャロルは気の毒な夫婦だよね。
相思相愛で熱愛なのにさ、細川御大と秋田書店のおかげで
ラブラブ新婚期間をブチこわされたようなものじゃん。
結婚式までやりなおしになっちゃうし、子供は流れちゃうし・・・カワイソ。
それを言うなら他のキャラだってかわいそう。
男性キャラはキャロルを追いかけることが運命づけられていて
女性キャラは好きな男がキャロルを追いかけるのを見て
悔しがることを運命づけられている。
あれだけのエネルギーをもっと有意義なことに使えんのか(^^;)
ho
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
473 :
名無し草:04/11/25 10:34:33
保守
ハァ 保守ですか(´・ω・`)
保守した方がいいみたい。
難民板でもカキコないと落ちるんだね。
パオパオさんのヘンなスレいつのまにか落ちてたよ。
1
「モリオネー様。明日にはイズミル王子がお戻りになります。そのようにお支度を…」
「分かっています。先日誂えた衣裳と宝石を用意しておいて。それから明日は朝から湯を使うわ。ご帰国祝いの宴では誰よりも美しくあらねば」
菓子を摘みながらモリオネーはムーラにぞんざいな口調で言った。ムーラは感情を押し殺した表情で下がっていった。
(ムーラ様がひどくお怒り。おお、怖い。モリオネー様は本当に人もなげにお振るまいだから)
(まぁ、仕方ないわ。王子のただ一人のお妃として長くおいでの方だから)
(でもねぇ!あの方は本当に勝手で意地の悪いご性格で嫌になるわよ。王子の前では猫をかぶっておいでだけれど…ねえ!)
侍女達は辛辣な目でモリオネー妃を眺めながら囁き交わす。
「お前達っ!何をぼさっとしているのです。仕事をなさい。部屋を片付けておくれ」
ヒステリックに命じる女主人の声にげんなりした表情を浮かべながら侍女達は仕事をする。謹厳な若い王子イズミルが居ない間、気ままに暮らしていた若い女主人の部屋を。
モリオネーは衣裳の裾を翻して窓際に寄った。
(明日には王子様がお帰りになる。ああ、エジプトにおいでだった間、どんなに寂しかったか。お土産には何を下さるかしら?宝石?絹?
ああ、お帰りが待ち遠しいわ。本当にあの方が居ないと召使達は無礼で始末におえないし、私は退屈で死にそう…)
本当はイズミルの居ない間、遊びごとよ、買い物よと羽を伸ばしていたモリオネーだったけれど、アテネからこのヒッタイトに嫁いできた気位の高い我侭で孤独な彼女は心底、王子が恋しかった。
2
(アテネの都が恋しいわ。あの美しい洗練された都市!こんな野蛮で無骨なヒッタイトとは大違いの都。
そりゃ、イズミル王子様のお妃に決まった時は嬉しかったけれど…。あの方はやたらとお厳しくて、私のすることなすこと贅沢だの、我侭だのとお説教なさる。
私は寂しくて退屈なのに少しも気遣ってくださらないのだもの。私があの方をお慕いするほどには、あの方は私を愛してくださらないのかしら?)
アテネの都の華よと謳われた大貴族の娘は首を振って、嫌な考えを追い払った。
(いいえ、王子様はただお忙しいだけ。それにこんな国でお育ちになったから雅というのにも通じておられないだけ。
美しく着飾って、華やかに侍ればきっと王子様の氷のお心も解けるわ。そうすれば今度こそ外国に旅をなさる詰まらない生活もおよしになって私の側に居てくださる!)
モリオネーは明日着る予定の華やかで贅沢な衣裳を思い浮かべてにんまりした。東方渡りの深紅の絹に真珠を縫いつけた衣裳は豊満な彼女をより美しく華やかに見せるだろう。
「モリオネー様。お衣裳はこちらに…」
侍女がその衣裳をよく見えるように衣桁にかけた。
「そう。美しく出来あがったこと。明日はこれに黄金と紅玉の一揃いを合わせましょう。それに真珠の長紐で髪を結って。香油は…乳香と薔薇をあわせたのを」
「まぁ、いつにもまして熱心にご用意あそばしますのね」
モリオネーが、当たり前でしょうと言おうとするより前に別の侍女が言った。
「それはそうでございましょう?だって明日はイズミル王子様がエジプトの姫君をお連れになる日ですもの。先にお妃になられた方が常通りのお支度ではいけませんわ」
モリオネーの顔色がさっと変わった。
「あ、あの…モリオネー様…?ご存じなかったのございますか?
だ、だって、あの先日の国王様の謁見の折にお話がございましたし…王子からお文がございましたでしょう?ですから…きゃっ!」
モリオネーは侍女に杯を投げつけ追い払った。一人になった彼女は口惜しさに呆然と立ちすくんだ。
3
父国王の命を受け、長く諸国を旅してきたイズミル王子の帰国の日。
大広間には国王夫妻、王子の妃モリオネー、そして臣下百官が居並び王子を待ち構えている。
華やかに着飾り、玉座の脇に立つモリオネーは美しく化粧し、その身分に相応しい冷たい無表情を装ってはいたが心は激しく波立っていた。
昨夜、知らされた事実。
イズミル王子はエジプトから新しい妃を伴って帰国する。それを彼女に知らせた侍女の顔にはこう書いてあった。
(まぁ、モリオネー様はこんな大事なことをご存知なかったのですか?お文もろくろくお読みにならず仕舞いこんでおいでだったんですの?んまぁ…。
王子のご不在をいいことに気侭にしていらしたからですわね!)
モリオネーは思い出しては怒りに身悶えせんばかりだった。
(誰も彼もが私を馬鹿にして!ヒッタイトの田舎者の召使ども!そんな大事な事はお前達が気遣って私に知らせるのが筋ではないのっ!
王子も王子だわ…。私がヒッタイト語は苦手ですと幾度申し上げても文はあの難しいヒッタイトの文字でしかくださらぬ。読む気がしないのに)
モリオネーの耳に人々の姦しい声が聞こえてくる。
(エジプトから参られし姫君はナイルの女神の御娘らしい。叡智と予言の力をお持ちだとか…)
(黄金の髪と白皙の肌を持ったそれはお美しい方とも聞き申した。いやはや、モリオネー様と華やかに競われるのじゃろうなぁ)
(たいそう慈悲深くて、身分に関わらず皆に優しい気遣いをなさるとか。実際、エジプト人達は心酔していたというぞ)
(イズミル王子様が見初められて、ファラオの許から連れ帰られたのですって。ナイルの姫君はファラオの目の前で王子を選ばれたのですってさ)
モリオネーは激しい怒りと焦燥に目の前が赤く染まる心地がした。
4
大扉が開き、イズミル王子が小柄な少女の手を引いて現れると大広間はどよめきに包まれた。
黄金の髪も、透けるような白い肌も、深い光を湛えた青い瞳も、内側から光を放っているかのように美しい。ほっそりとたおやかで幼い子供のようにも見える愛らしさ。ヒッタイト風の衣裳が重たげに見えるほどだ。
誇らしげに少女の手を引いてイズミル王子は玉座の前に進んだ。
「父上、母上。イズミルはただ今戻りました。こちらは我が妃にと思い定めしエジプトのナイルの姫。どうか我が妻取りに祝福を頂きとうございます。
さぁ、姫。我が父母はそなたの父母にも同じぞ。挨拶を」
促されてナイルの姫、と呼ばれるキャロルは恥ずかしそうに前に進み出た。
「国王様、王妃様には初めておめもじいたします。私はエジプトより参りましたキャロルと申します。どうか末永く国王様、王妃様にお仕えいたします栄を賜りますよう…」
意匠を凝らした美しい装束に身を固め、立派な口上を口にしてはいても、その澄んだ優しい声は少女のそれ。国王夫妻は大層好ましく思った。
「ナイルの姫。よく参られた。我が世継ぎイズミルの妃となったからには御身は我が娘。モリオネー共々、末永く我が国で過ごされよ!」
「ナイルの姫。そなたのことはイズミルからの文でよう知っているせいか初めて会う気がいたしませぬ。どうか王子と睦まじく過ごすよう…」
キャロルを迎える事で如何に国益が増すかを先刻承知している国王夫妻は暖かく彼女を迎えた。頬を染め、会釈するキャロルを見守るイズミル王子の目には今まで誰も見たことのない暖かい光が宿っていた。
(イズミル王子様…っ!)
「…ご機嫌よう。‘側室の君’」
モリオネーの手が激しく震え、幾重にも重ねた腕輪が小さく音をたてる。人々はそんなモリオネーの狼狽振りを面白そうに盗み見ていた。
うぉぉぉーー
新作じゃ新作じゃ。
今後を期待させるような幕開けですね。
続きが楽しみだわ〜
481 :
名無し草:04/11/25 22:27:45
新作はボタバラでつかw
r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ ⊂(。A。)新作キタ━━━━━━━━!!!!!!
呼ばれて飛び出て
ジャジャジャジャーン!
どうせまた自分で呼び出したんダロ
パオパオさんの変なスレってどれ?
牡丹と薔薇みたいにドロドロするのかな?
作家様、ありがd。続き楽しみにしております〜
せっかく新作ウプして下さる作家様がいらっしゃったのに・・・
パオパオネタを話す人は荒しにしか見えないよ。もうやめましょう。
作家様お待ちしておりました〜!!!続きが楽しみです〜!!!!!
☆゜・:*:・。,★゜・:*:・ヽ(*゜▽゜*)ノ。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆
人
(__)
(__) ウホッ 新作キテター
(・∀・,,)
O┬O )
◎┴し'-◎ ≡
だけどパオパオの好みの作品じゃなければまた荒れるよ。
脇役の女が思いっきり意地悪を発揮する話って結構好きだな。
モリオ姐さんの活躍、楽しみにしてます。
と、パオパオ姐さんが申しております。
と、パオパオ婆さんが申しております。
と、パオパオ爺さんも申しております。
パオパオ婆さんは作家様を応援したりしないよ。
ひがみっぽい人だから。
モリオネが正妻?
敵キャラがモリオネなら容赦なく苛め抜くだろう。
思いっきりキャロルを苛め抜いてくれぃ。
アリがd作家サマ〜〜
新作うpありがd!作家様!
うんとモリオネーがいやみでタカビーな役で
キャロルと王子の愛が深くなる話、きぼん。
エチシーンもよろしくです・・・ポッ
無理にエチィシーンいれてつまらん展開にしないどくれ。
必要なら生姜ないけど。
と、パオパオさんが申しております。
パオパオ婆さんはエチィシーンに反対したりしないよ。
エチィシーン大好きだから。
と、パオパオ肉便器が申しております。
お願いだからやめて
ハウル観に行った。
つまらなかった。
パオパオ婆さんは肉便器じゃないよ。
彼氏いないもん。
ウヒャー!!パオパオさんたら、いつのまにロシアに!?
,、ァ
,、 '";ィ'
________ /::::::/l:l
─- 、::::;;;;;;;;;`゙゙''‐ 、 __,,,,......,,,,_/:::::::::/: !|
. : : : : : : `゙'ヽ、:::゙ヾ´::::::::::::::::::::::`゙゙゙'''‐'、. l| パオパオだけは勘弁して・・・
、、 . : : : : : : : : r'":::::::::::::::::::::::::,r':ぃ::::ヽ::::::::ヽ! ,、- 、
.ヽ:゙ヽ; : : : : : :ノ:::::::::::::::::::::;;、-、、゙::: rー-:'、 / }¬、
. \::゙、: : : :./::::::::::::::;、-''":::::::::: ,...,:::,::., :::':、 _,,/,, ,、.,/ }
ヽ:ヽ、 /::::::::::::::::::::::::: _ `゙''‐''" __,,',,,,___ /~ ヾ::::ツ,、-/
`ヽ、:::::::::;;;、、--‐‐'''''',,iニ- _| 、-l、,},,  ̄""'''¬-, ' ''‐-、 .,ノ'゙,i';;;;ツ
_,,,、-‐l'''"´:::::::' ,、-'" ,.X,_,,、-v'"''゙''yr-ヽ / ゙゙'ヽ、, ,.' j゙,,, ´ 7
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ネコちゃん、かわい〜!!
お手々が丸い〜!!!!!
イヒ!
肉球萌え〜
よく見ましたらば、ぬこたんではないですか。
耳もおヒゲも肉球もちゃんとついているではないですか。
だけどIEじゃアヤしいヒゲじいさんにしか見えなかったですわ。
ぼぼ?
パオパオさんとこは犬でよかったね。
猫の爪って凶器そのものだよ。
ブラジル
テスト
ニャニャッ
ゴロニャ~ン
A_A
=(..)=
( )〜
_________________________
<○√
‖
くく
ちくしょう!ここはもう駄目だ!
俺が止めているうちに他スレへ逃げろ!
早く!早く!俺に構わず逃げろ!
ハウル観に行った。
つまらなかった。
また糞スレ化してきた
保守おつかれさんでつ。お茶ドゾー((( ^_^)且~~
>>479 5
「姫。どうか私と共にヒッタイトに来て欲しい。私の妻としてずっと私の側に居て欲しいのだ」
「初めてなのだ…こんなにも誰かを愛しく思うのは。私は…誰も、何も愛さないのだと思って生きてきた、これまで。冷酷でなければ、他人など手駒に過ぎぬと思わねば生きてこれなかったのだ。
でも、今はそなたが私の心に焼き付いている。私はそなたに出会い、恋をして、そなたの心を請い…そなたも私を選んでくれた。
嬉しいのだよ、私は。おかしいか…?」
「私には妃が居る。アテネとの同盟のために娶ったのだ。もう2年以上一緒に過ごしている事になるかな…。
周囲から結婚を決められ、当然の様に娶った。まぁ…結婚とは、女と共に暮すとはこんなことかと思っていた。
だが、そなたは違う。私が心から欲しいと思い、やっと得た唯一人の妻だ。
私の心を信じて欲しいのだ。私が初めて愛したそなたに信じて欲しいのだ」
召使達から離れ、窓の外を眺めるキャロルの脳裏に王子の言葉が渦巻く。
キャロルを見つめて絡めとる茶色の瞳。優しく深い声音。逞しい体躯。精悍な顔に浮かぶ思慮深い表情…。
無骨さと、照れ隠しの皮肉っぽさの後ろに仄見える初恋に戸惑う不器用な少年のような心遣い。
(私は王子を愛している…。あんなにも私を求め慈しんでくれるあの人。
たとえ…私以外に妃が居てもよいと思うほどにあの人を愛したのだもの。
………でも、でもやっぱり…。あの人を誰かと分け合うのは辛い。知らなかったわ、こんな物思いもあるなんて)
お披露目の席でのモリオネーの激しい視線。覚悟していたとはいえ、やはり辛い。
王子は当然の様にキャロルを自室に伴ったけれど、その後、すぐに長い廊下の向こうにあるモリオネーの宮殿に行ってしまった。
許せよ、と切なさと押さえきれぬ欲望にぬめるように光る目でキャロルを見つめて。
6
「イズミル王子様、ようこそお帰りなさいませ。お帰りがどんなに待ち遠しく思えましたことか」
美しく豪華な宮殿の一室で、ヒッタイトの王族として最高の贅を尽した衣裳で着飾ったモリオネーが嫣然と微笑んだ。化粧も仕草も殊更に艶かしくあでやかに…。
イズミル王子が帰還した時は、このモリオネーの宮殿で小宴を催すのが慣例となっていた。
王子は淡々と酒をたしなみ、モリオネーの饒舌に付き合い、そして請われるままに男女のことをするのが常であったが今日は少し様子が違った。
「私が新しく妃を娶る話は先刻承知だと思っていたが」
王子は杯に軽く手をかざして酒を断るとモリオネーを見た。ヒッタイトの世継ぎの妃として、地中海の強国アテネから嫁いできた彼女はまたしても新調らしい衣裳に身を包んでいる。
「ああ…!‘側室’の御方のこと!」
モリオネーはイズミル王子にしなだれかかった。
「小さなお可愛らしい方。…今度はエジプトとの同盟ですの?あのような異国の方が参られて」
見え透いた囀りは空しく宙に浮いた。
「私はアテネから参った妃ですわ、ただ王子様お一人をお慕いして。お忘れにならないで。おいでにならない間、どんなに寂しかったか。
私、お留守の間にどれほど王子様をお慕いしているか骨身に染みましたの。
……ですから先ほどはつい…」
イズミルはなお不機嫌そうに、媚びるように自分の手を撫でるモリオネーを見ていたが言った。
「とにかく、臣下の噂になるような振る舞いはやめよ。そなたは私の許に最初に嫁いできた者として分を心得て振舞うように」
そう言いざま、王子はモリオネーを組み敷いた。モリオネーはその激しさに嬌声を上げ、男を迎え入れる姿勢を取った。
「イズミル様、王子様!あなた様を愛しております、お慕いしています。私にはあなた様しかいないのです…!
ああ…もっと、もっと私を愛してくださいませ!」
モリオネーは男の激しさに狂ったように腰を振った。
7
行為のあと、しどけなく眠ってしまったモリオネーに一瞥をくれると、イズミルは身じまいを整えて出ていった。
女との行為の後に感じる白けた気分が今日はいつもより強い気がした。肌に染みた匂いを消すために水を浴びながら彼は考える。
(あの女…取り乱して人目を忘れるほどに姫に嫉妬していた。もともと見境の無い自制心のない女だ、姫に何かいらぬことを仕掛けぬように気をつけねば。
母上なしでは後宮ひとつ捌ききれぬ父上の轍は踏みたくないからな)
政略で娶ったモリオネーに対して常日頃辛辣なイズミルだったが今夜は殊更、彼女を疎ましく思った。
(我ながら困ったことだ。いつもならモリオネーのことをもっと突き放して冷静に見ていられるのに今宵は…珍しく腹立たしい)
王子は自分を待っている金髪の少女を思って身を熱くした。
……ややあって。イズミルは自室に戻った。寛いだ衣裳を着せられたキャロルは控えめに微笑んで彼を迎えた。
「何だ、走って来て抱きついてくれると思ったが大人しいな?」
「…まぁ、子供扱いしないで。皆どう思うかしら?…王子様、ようこそお帰りなさいませ」
「こやつ…」
王子が掴んだキャロルの袖口がほのかに湿っていた。目の周りも赤い。
(初めての場所でさぞ、心細く思っていただろうに)
押さえきれない涙を必死に堪えて空元気を装う少女が愛しくてイズミルは人目も憚らず接吻した。
恥ずかしがって乱暴に暴れるキャロルの拳を笑って受けとめながら、王子は目顔でムーラ達、侍女に退出を命じた。
8
「寂しい思いをさせてすまなかった。許せよ」
今まで誰とも分け合った事の無い自室の寝台の上で小柄な身体を抱きしめながら、王子は囁く。
「…私のことなど嫌いになったか?……他の女の所から戻って来た男など汚らわしく疎ましいだけであろうな、乙女のそなたには。
嫌いだと面罵されても……仕方の無いことだ」
「違うわ!……嫌いになんかなれるはずもない、知っているくせに」
顔をあげたキャロルの瞳は涙に潤んではいたが、強い意思の光は消せなかった。
「私は…私は……たとえモリオネー様がいても…それでもあなたが…」
「……それ以上は申すな」
王子はキャロルを抱き寄せ,貪るような深い接吻を施した。
初めての深い男女の接吻に気圧されたように脱力した初心な身体を生まれたままの姿にしていく手馴れた指先。殊更明るくした常夜灯の光が揺れる。
「私の妻…私が心から求め愛する私の姫…ただ一人の私だけの愛しい…」
うわ言のように囁きながら王子はキャロルを愛していく。
小ぶりながら柔らかさと弾力を併せ持った形の良い乳房。王子に触れられるままに艶めかしく固く屹立していく乳嘴。
声をたてまいと必死に唇を噛み締め、初めて味わう快楽に戸惑い震えるキャロルの愛らしさに王子の中の獣はますます煽られた。
脚の間を探れば、そこはもう暖かく濡れ、甘く匂って男を誘う。
「ひっ…!そこは嫌。そこだけは…」
「こればかりはそなたの望みとは言え、聞けぬ。まさに‘ここ’が大切なのだから。……知っておろう?旅の間、私が幾度かそなたに触れさせた‘あれ’が入るのだ」
9
イズミルは指先でキャロルの恥ずかしい場所を揉みしだくように弄りながら濡らしていった。そして指戯だけであっさりと達して形ばかりの抵抗さえする力の失せた身体を大きく開く。
蜜を溢れさせ、甘く匂い立つ八重咲きの花が露わになる。無垢のそこを押し開き存分に眺め、王子はゆっくり剥きあげた真珠を舐めた。
「ああ…っ……う……やぁ………っ…!」
初めて味わう快感と、強烈な羞恥にキャロルの身体は激しく跳ねた。
「嫌だと言われても」
王子のしなやかな指が未だ異物を受け入れた事の無い泉に差し入れられる。生身を裂かれるような痛みにキャロルは悲鳴を上げ、腰を捻った。
「男の身には聞けぬ願いぞ…」
そのまま指で内部を擦るようにしながら、ますます激しく舌戯を仕掛ける。
「ああーっ!」
再び達してしまったキャロルを満足そうに見下ろすと、イズミル王子はいきり立つ己自身をキャロルの小さな手に握らせた。
「分かるか?これが…そなたの中に入り、そなたを妻と為す。痛むであろう…嫌ならば…恐ろしく思うなら…」
心にもないことを言う王子にキャロルは囁く。
「どうか…私を…あなたの………きゃあっ……!」
最後まで言わさずにイズミルはキャロルに押し入った。
狭くきついそこが己を握り締める感覚に、男は逆上したように激しく腰を動かした。
「…もう離さぬ。そなたは生涯私の…側に居よ」
幾度目かともう自分でも分かりかねるほどの激しさで処女の中に欲望を放った王子はキャロルに囁きかけた。
寝室に立ちこめる血と…男の欲望の匂い。イズミルは初めて誰かを愛しいと思った。
r'⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ⊂゙⌒゙、∩
ヽ__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__乂__ノ ⊂(。A。)「蓮と薔薇」作家様キタ━━━━━━━━!!!!!!
「蓮と薔薇」作家様キタワァ~!!!キタワァ~!!!!!キタワァ~!!!!!!!
☆゜・:*:・。,★゜・:*:・ヽ(*゜▽゜*)ノ。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆
「蓮と薔薇」作家様うPありがとうございます。
王子はモリオネーにはすごーく冷たいですね。
何かが起こりそ〜〜〜な予感で満ち満ちてます。
初夜にイキナリ握らせちゃうなんて王子ったらキャッ
マラマラマラマラマラマラマラ・・・・・・・・ これだよ これ!
/⌒\ /⌒\
(( ; 三 ,,))
ヽ ( / ミ
キ .メ ./
乂 ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
立て続けに二人を相手に出来る王子は
やはり・・・「凄い」のです(*´ェ`*)ポッ
え〜、他の女抱いた直後なんてやだよ。
いや、溜まっていたから、モリオネーで取りあえず満たしたんだよ、で
キャロルには時間をかけてやさしく…
のつもりだったと思うが、ハヤカッタネ。
100人切りだろうが、スワッ○だろうが、許される
それが王子!
あううーー!!!
メン様もいいけど、王子もいいわねー。
久々に王子×キャロルの初夜を堪能いたしました。
まだ続きあるよね?!>作家さま
やっぱ王子だね!
モリオネなんて無視したらええのに。
王子って律儀なんだね。
まー、他の女にちょい嫉妬(?)しながらのエチというのもオツですな。
なぜか邪魔者がいたほうが恋は燃えるんだよね〜
>>528 10
二人目の妃キャロルを迎えたとはいえ、イズミルの日常は淡々と過ぎていくように見えた。
モリオネーは相変わらずイズミルに一定の敬意を以って遇せられる。週に幾度かはモリオネーの部屋を訪れ、床を共にする。
そして行為を終えれば王子は自室に帰る。朝まで閨房で過ごす趣味は無いといつも言っている通りに。モリオネーはけだるい身体を持て余しながらそれを見送る。
以前はそんな王子のやり方をモリオネーは何とも思わなかった。だが今は違う。
王子が戻っていく自室には、モリオネーすら入った事の無い王子の寝室には、キャロルが居る。王子はキャロルの許に帰っていくのだ。
(あの女…!聞けば宮殿もお部屋も賜らずに、王子のお部屋で共に暮らしているという!市井の女房のように、慰み者のように!ああ、口惜しい…。)
モリオネーはぎりぎりと歯噛みをした。どんな贅沢も遊び事も美味も、もう何の慰めにもならなかった。
侍女達の噂話もモリオネーの神経を逆撫でした。
─今度参られた姫君はそれはお優しくて穏やかなご気性で、お仕えしやすい方ですって。ムーラ様も素直な方っておっしゃっていたそうよ。
─本当に大人しげな方で、召使に声を荒げたこともないとか。
それだけならば、身一つでヒッタイトに嫁いできた女が、召使風情にも歓心を買うべく媚びている、と見下す事もできただろう。
でも。召使達はこうも言う。
─ナイルの姫君の身につけられるものは衣裳装身具から香油まで全て王子がお選びに。あの王子が!
─王子は姫君とご一緒の時は声をたててお笑いになるわ。本当に楽しそうに。あんな笑い方もおできになるのねぇ!
さらに。
─王子は毎朝、薬湯をお手ずから姫君にお飲ませに。何のって…つまりは滋養強壮の、よ。早く殿方を受けとめられる大人の女の躯になるためのよ…。
11
耳障りな召使達の噂話から逃れるように、モリオネーは庭に出た。すると回廊の向こうに出入りの女商人の姿が見えた。大きな浅箱を持った下働きを何人も従えている。
「おや、今日は朝早くに。何を仕上げて来たの?」
モリオネーは、つかつかと商人に近づき、覆いをかけた箱を覗きこんだ。いつも色々と買いこんで、何が仕上がって来ているのか自分でも分からないのだ。
「あ、これはモリオネー様!あの、こちらは…どうかご勘弁を!」
太った商人はひどく慌てて逃げるような素振りさえ見せた。
「何を言うのです。私が注文していた品が何か出来てきたのでしょ?ここで見ても構わないじゃないの」
モリオネーが覆いの布を取り去ると、そこにあったのは様々な美しい衣裳、繊細な細工の装身具、化粧品に文房具、小間物類。
どれもいかにも女性好みの見事な品々で高価そうであったが、モリオネーの趣味とは全く違うものばかりだった。
「これは…誰の…」
商人は困惑しきって、ひたすら頭を下げた。
「どうかお許しを。これ以上はどうか。こちらは王子様よりじきじきのご注文の品。い、急ぎますので、本日はこれで…っ!」
商人の一行はあたふたと荷を包みなおし、回廊の向こうに走るようにして行ってしまった。回廊の向こうには、王子の宮殿がある。
そして王子の宮殿には。
(ナイルの姫とかいう女のための品だわ。王子が…あの王子があの女のために買い求められた…!)
あの王子が、自分ではない女のために贅沢で美しい品々を揃えてやっているのだと思うとモリオネーの頭は真っ白になった。
12
目の前に次々と広げられる美しい衣裳や装身具に、キャロルは呆然と目を見張っていた。
「どうした、気に入らぬか?」
王子が問えば,商人は王子ご寵愛の佳人にここぞとばかりにまくし立てた。
「こちらは東方渡りの絹でございます。王子のご注文どおりに染めには心砕きました。ご覧下さいませ!
御方様は、ほっそりとしてお色が白くていらっしゃいますから、淡い色も深い色も良くお似合いでしょう。こちらの真珠の冠も素晴らしい出来映え…」
「…あ、でもこんな…贅沢ではない?何だか申し訳なくて…こんなに沢山」
「何をおっしゃいます、御方様!これでも、まだ最低限でございますよ。モリオネー様などは…」
王子は商人の言葉を手で制した。
「まぁ、よい。まだ子供なのだ。だが、姫。これは皆、妻であるそなたに似合いまた相応しいものだと思い、私が注文した品々だ。遠慮は無用!」
キャロルは真っ赤になった。王子が自分を大切にしてくれるのはとても嬉しい事だけれど、分不相応に思える贅沢品は面映く居心地が悪い。
「男はいつでも惚れた相手に貢いで歓心を買いたいものだ。喜んで欲しいのだがな」
桜貝の耳朶に、キャロルにだけ聞こえる声で王子が言うとキャロルは指先まで茹でられたように真っ赤になった。
(何とも初心なお妃様もあったこと。でも王子様御自らご注文、納品にまでお立会いとは初めて。本当に眩しいばかりのご寵愛というやつね)
睦まじい恋人達の姿に、気恥ずかしさのようなものさえ覚えて、海千山千の商人達は退出していった。そして今見てきたことを街中に広めるのだ。
13
「ほう…。そなたはもう知っておるのか。随分と耳ざとい事だ」
夜。訪れたモリオネーの宮殿で、キャロルのための買い物の事を仄めかしたモリオネーに、イズミル王子は感情の全く窺がえない淡々とした調子で言った。
「あれほどの量のお支度品ですもの、目にもつきますわ」
モリオネーは用心深く答える。内心は嫉妬と僻みで燃え立っているのだけれどさすがにそれを剥き出しにするのは憚られる。
嫣然と笑って、「身一つでおいでになった方には細々とお入用のものがございましょう。本当なら実家筋が用意するものまでお買い求めとか」と意地悪く言うより前に王子が言った。
「だが私は不公平なことは好まぬ。そなたにも何か贈ろうほどに…」
嬉しい驚きで目を見張るモリオネーをイズミルは押し倒し、求めた。
「ああ…王子。嬉しゅうございます、嬉しゅうございます。私のことなどお忘れになるのではないかと恐ろしくて…」
「…馬鹿な。誰がそなたを忘れようか」
「本当に…?」
「モリオネー、そなたは必要だ」
「ああ…!」
モリオネーはまろやかな腕を王子の首に回し、陶然と目を閉じた。
(そうよ、私はアテネから莫大な権益と財産を持って嫁いできた晴れがましい身。最初に王子のお側に上がった妃、誰よりも王子を愛している女。
王子も私を‘必要’だとおっしゃって下さったわ。そう、私はナイルの姫とかいう慰み者とは違うのよ!)
モリオネーには見えなかった。国益に関する政治の道具としてのモリオネーを必要不可欠のものとする、男の醒めた冷たい表情は。
キャロルが誰よりも愛し、尊敬する男性は同時にこの上なく冷酷な人間であった。彼はもはや伴侶キャロルとそれ以外の人間を峻別するようになっている。
(同盟国アテネとの関係もある。上手く手綱を捌かねば…。油断ならぬな)
王子はやがて女の中に滾りを放つと、キャロルの待つ自分の宮殿へと帰って行った。利害や陰謀から最も遠い場所に居る最愛の少女の許へ。
オニマーク消し忘れました。ごめんなさい。
商人が例の塗り薬を持ってきてまた大変なことになるのかと
期待してしまいましたわ。
/⌒\
(;;;______,,,)
キノ━━━━━ 丿 !━━━━━コ!!!
(__,,丿
「蓮と薔薇」作家様♪ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノキタ━━♪♪♪♪♪♪
>>548 太った商人ってあるから思わずカレブを連想しちゃったよ。
「大人の女になるための滋養強壮の薬湯」も彼が納めてるのかもね。
┌──────────────────┐
│ │
│ しばらく空腹のまま お待ち下さい。 .... │
│ ノ⌒ヽ │
│ (( ( ○ ), )) │
│ (⌒⌒) ヽ__メ´ │
│ |__| _____ 彡" │
│ (・ω・)ノ━ヽ___ノ'''゙ ッパ │
│ ノ/ :/ │
│ ノ ̄ゝ │
│ Now Cooking ... │
└──────────────────┘
↑なんすか?
踏んでも大丈夫?
作家サン、メンフィスの└(゚∀゚└)ハッスル!ハッスル!!
お願いできませんか・・・サミシィよう。
メンフィス4年後、いいところだったね。読みたいなぁ。
また移転だよ
559 :
名無し草:04/12/08 08:38:41
はやく次が読みたいよ〜
賛成〜本編より面白い!
ナフテラを、しばらく見てない希ガス。
∧,,∧
(;`・ω・) 。・゚・⌒) チャーハン作るよ!!
/ o━ヽニニフ))
しー-J
∧,,∧ 豚肉も入れるよ!
(;`・ω・) ヘ⌒ヽフ⌒γ
/ o━ヽニニフ (・ω・ ) )
しー-J しー し─J
∧,,∧ ・・・
( ´・ω・) ヘ⌒ヽフ⌒γ
/ o━ヽニニフ (・ω・ ) )
しー-J しー し─J
∧,,∧ 野菜だけでもおいしいね
(・ω・ )
/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ・゚・ 。・゚/(_, )
/  ̄ ̄ ̄ \、_)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄
ε ⌒ヘ⌒ヽフ ブヒ♪
( ( ・ω・)
しー し─J ヽ・゚・ 。・゚/
かわい〜
なごむわぁ
565 :
名無し草:04/12/11 21:05:26
こういうストーリー性のあるAAが好き♪
以前居酒屋で大学生っぽい連中が飲んでて「傘忘れて雨に濡れて帰った、、」って話しになると
関西弁の香具師が「アッホやな〜、んなのコンビニの傘立てのを‥‥」って説教ぶりだし
周りの連中が反論。
しかし関西弁男は「んなの取られるほうが悪い」「世の中楽して得した者の勝ち」などムチャクチャ論続出。
しまいにゃそいつキレて「オレはオマエラみたいな低能とは違うんや!不愉快だ、帰る!」
ってイスひっくり返して出ていった。
「なんだよアイツ‥‥」といった所で香具師が飲み代払ってない事を他の連中思い出す。
「‥‥もしかして、、、これもワザとか?」て〜な話題でしばらくその場は関西人タタキで盛り上がっていた。
まぁ、、、しょうがないよな。何言われても。
思考が根本的に『あの国の人』なんだもん。連中は。
もし2ちゃんねるにじじい専門板があったら
1:そろそろ寿命がきそうな香具師(5) 2;どうせ爺だし盆栽でもやらんかpart24(646)
3:【マジで】茶のみ友達募集スレpart5【寂しい】(354)4:吉永小百合タンpart102(325)
5:加齢臭対策スレ(242) 6:そろそろボケた振りでもして鬼嫁困らせようぜ(982)
7:どうせ爺だし嫁でもいじめようぜ(456)8:IDに爺を出した香具師は紙(24)
9:若い頃に悪さしてた香具師(534)10:EDについて禿げ上がるほど話すスレ(192)
11:いかんもうだめかもしんね(42)12:どうせ爺だし畑でも耕そうぜpart10(571)
13:成人病キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! (689)14不整脈キタ━━━
━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!(799)15:爺>>>>>>>>>>婆とおもってる香具師(217)
16:【あの頃は】戦時中の教育について語るスレ【良かった】(72)17:いい加減まじで
ぼけてきた香具師(10) 18;配給で食った(゚д゚)ウマ-なもの(195)19:若い子に萌える
スレ(483)20:婆板ってなんのためアルの?(291
キタージャナイノカ(´・ω・`)ショボボボボーン
(´-`).。oO(チンコってどんな味するのかなぁ)
(´-`).。oO(鳥だから鶏肉の味じゃねーの?)
(´-`).。oO(亀頭だから亀肉の味じゃねーの?)
マタワイタノカ(´・ω・`)ショボボボボーン
保守ご苦労様!!
>>546 14
メディア国からの使者への謁見が行われたのは秋口の頃のことだった。使者は流麗な言辞と共にヒッタイト王に名馬と、美しい首飾り、黄金を贈った。
使者は平伏し,イズミル王子に向き直った。
「偉大なる王の地位を継ぎたもう御方よ、どうか捧げ物をお納めくださいませ」
王子にも見事な鹿毛の馬と、銀の台座に宝石を嵌めこんだ腕輪、それに未加工の宝石を幾つか贈った。だが、ここで使者は困ってしまった。
王子の傍らにはモリオネーとキャロルが侍立している。どちらの女性の地位が上か分からないので腕輪をどうしたら良いのか分からないのだ。
使者の困惑振りに国王も気づいたのだろう。面白そうに言う。
「使者殿、我が王子の傍らには二人の妃があってのう。未だ正妃の座は空いているので華やかに競い合っておるのじゃ」
それを聞いてキャロルは恥ずかしそうに赤くなり目を伏せた。傲然と頭を上げているモリオネーの側にあっては何とも初々しく見える。
(王子は腕輪をどうなさるのかしら?あの美しい腕輪、私が欲しい!ああ、満座の中で恥をかかされたくない。もし王子がナイルの姫に…)
「この腕輪はモリオネーに」
王子の声がして、モリオネーは驚いた。広間もざわめきに包まれる。
「先に我が許に参ったがゆえに。さぁ、モリオネー」
微笑めいた穏やかな顔の王子は、真っ赤に上気しているモリオネーに腕輪を差し出した。モリオネーは受けとって重いそれを自分の右腕に嵌めた。
「光栄でございますわぁ、王子様…!」(私はナイルの姫に勝ったのよ!)
勝ち誇ったモリオネーはキャロルの方を窺ったが小柄な姫の穏やかな顔からは何の表情も読み取れなかった。
15
─王子はモリオネー妃へのお心遣いを優先されたか!
声にならない人々のざわめき。同盟国アテネの大貴族の娘と、ヒッタイトに匹敵する国力を持つエジプトの神の娘のどちらが王子の正妃となるのかは皆の興味の的。
─ではモリオネー様側につくのが得策かの。
─でもナイルの姫へのご寵愛ぶりはそれは深いとか…。
そのざわめきを突き破るように王子の声が響く。
「姫はこの中から好みの宝石を選ぶが良い。そして何か作らせよう」
(何ですって!)
モリオネーが見上げた王子の顔は、キャロルの方を向いていた。先ほどとはまた違う穏やかな慈しみの表情を浮かべて。
「それはようございます!こちらの宝石はいずれ劣らぬ逸品揃い。下手に加工するよりはと国許の宝飾職人達が敢えて石のままにいたしました」
ほっとしたような使者の声。
やがて謁見は終わり、王妃と二人の王子妃は退出していった。
─王子のなさりようは賢明であられた。あれならばお妃方の、アテネとエジプトの両国の面子を潰さぬやり方よ。
─だがモリオネー様のお顔つきは…!王子のご寵愛はやはりナイルの姫の方に傾いているのか?
銀の台座に嵌めこまれた色とりどりの宝石が夕方の光の中で煌いた。
「王子様のおいではまだなの?」
「はい。本日はモリオネー様もお疲れであろうから、先に休むようにとのご伝言。おいでは明日にございましょう」
(姫の許で一夜を過ごされるのだわ…っ!)
モリオネーは口惜しげに腕輪を睨みつけた。
16
その頃、王子の居間には王家御用達の宝石職人が参上して、キャロルのための腕輪作りの意匠を描いた粘土板を賑やかに取り散らかせていた。
「こちらの意匠は草花が絡み合った風なもの。草花は金と銀で作って、実と露をこちらの宝石の中から作ってはいかがでしょう?
それにこちらは簡素な形の腕輪に象嵌と宝石の装飾で伝統模様を描き出すもの。台となる腕輪は艶消し地にいたします。それに…」
「この一番見事な青石と紅玉髄を使いたいのだが」
「王子様、これほどの石は小さくしてしまっては勿体のうございます。この大きさと品質ならば冠などにこそ相応しゅうございます」
「冠か…。そうだな…。紅玉髄は王家の者のみが許されたる石であるしな」
「小さ目の石を繊細な意匠で生かしてこそ…こちらの御方様のような若く美しい方には相応しいかと存じます。あまり重厚なものでは年よりくさく見えます」
「そうだな。大きな宝石を用いたものは、こちらの姫がいま少し年を重ねてからといたそうか」
王子は頷くと、頬を染めて粘土板に見入るキャロルに言った。
「さて、姫。好みの意匠はあったか?この草花が絡み合ったものなど良いな」
「ええ、とても綺麗」
「気に入ったのならばこれにしよう!贅沢過ぎるだの何のと言うことは許さぬ。モリオネーに引けを取らすような事はしたくないのだ、私は」
王子はそう言うと、商人に細々と注文をつけ、宝石も自分で選んでしまった。キャロルの瞳と同じ青い宝石を主に、とりどりの石を組み合わせて。
(王子は誰にでもこんなふうにする人ではないわ。私だけを特別扱いしてくれる…。嬉しいけれど他の人はどんなふうに思うでしょう?モリオネーは…何と思うでしょう)
キャロルは空恐ろしさを感じて小さく身震いした。
王子はそんなキャロルの不安など全く気付かぬふうであった。
17
奥宮殿の庭に侍女たちに守られるように囲まれて散歩に出たキャロルの手首には王子から贈られた腕輪が輝いていた。
繊細な銀の草花が絡み合い、宝石で出来た花の間に水晶の露が光る。簡素な形ながら染めに心砕いた衣裳はキャロルのほっそりとした姿を際立たせ、誰もが見蕩れてしまう。
(ナイルの姫だわ…!)
自室の窓からその姿を見たモリオネーはぎりりと歯噛みした。
輝く金髪、透き通るような肌の色合いが何よりの飾りとばかりに殊更、あっさりとした装いのキャロルは頬を染めて未だ露を宿す庭の花々を摘んでいく。
そのキャロルに穏やかに優しい顔で何事かを話しかけるムーラ。
モリオネーにはいつも慇懃で冷たいかんじの顔しか見せない王子の乳母のそんな表情にもモリオネーは心乱された。
「私も庭に出ます。支度を!」
モリオネーは朝食の用意を整えていた侍女にそう命じると衣裳箱のほうに歩み寄った。
「ごきげんよう、側室の君」
豊満な身体を豪華な衣裳に包んだモリオネーは沢山の侍女を従え、まるでキャロルを威圧しようかというようなかんじで挨拶をした。
「朝から花の手入れを?ご精が出ます事ね。
…あなたがこちらにおいでになってからろくにお話をする機会もございませんでしたわね。まぁ、宮廷では身分の低い者から目上の者に声をかけにくいものですから、ご遠慮されたのでしょうけれど」
モリオネーはじろじろと無遠慮な視線をキャロルに呉れた。この少女を値踏みしているのだ。ムーラが冷たい責めるような視線でモリオネーを睨むが、モリオネーはそれしきではびくともしない。
「…せっかくですからお近づきになりましょう。後で私の宮殿においでないさいな。旅芸人が参りますから、あなたもご一緒に見ましょう。
では、お待ちしていますよ。ムーラ、王子よりそなたが預かっているその側室の君のお支度をちゃんと整えて差し上げておくれね」
そう言うとモリオネーは意気揚揚と戻って行った。
うpありがとん!
面白くなってきたわぁ。
ミラタンは個人的に好きなので、モリオネが敵役になってくれたら心置きなくコノヤロと思えます。
ミラタソが付いてると心強いよね。
うpありがd!
ここまでモリオネーが嫌な女だと
安心してキャロルに感情移入して読めて嬉しいです!
続き待ってますね!
結局キョロルを良く見せるためには周りを堕とすしかないんだんね。
>キョロル
ワロタ
そりゃ、主役を盛り上げる為に脇役がいるんだもの。
クネクネ女やモリオネが、敵ならば容赦なくどんどんいって帆水。
待ってるよん。作家様
そういえば細川センセの作品ってヒロインのライバルって酷い女が多いよね
ヒロインが救いようがない程ダメダメだから、脇役をそれ以上に酷い(ry
カーフリャなんて、最初の登場ん時は顔はマトモだった
のに……あんだけブ(ryにされ…ゴホゴホ、なっちまったからねえ。
4〜5巻位の、メンヒスの役に立とうとするキャロル(今じゃキョロルだし)
に戻ってほしいもんだよ……無理か
,:::-、 __
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〃::::::::::::;r‐''´:::::::::::::::::::::ヽ::ノ
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【ラッキーレス】
このレスを見た人はコピペでもいいので
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そうすれば14年後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事で
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| ヽ / ヽノ ,ノ::::::
hj
>584
最近のライバル女の中では、モリオネーはわりとイイ女かも。
容姿もまぁまぁだし、最後の逆恨みはマズかったが、
女のコらしいところもあったしね。
あと、好きなのは、アルゴンのところのジャマリだな。
あの頃の絵は綺麗だったからなぁ…
ジャマリ・・居たね。そんなキャラ
にげろ!危険!投げろ!どん底!
ドンキ、ドンドン、ドンドン、ドーンキー投げろ!
こんなスレあったんだね!
二次創作スレって有閑しか知らなかった。
ちょっと荒れてるときもあるようだけど良スレだね
>二次創作スレ
エロパロ板にいったら、たくさんあるよ。
有閑スレは自分も好き。
自治もしっかりしてるし。(しすぎなところもあるが)
1巻を久しぶりに読んだら、サングラスにショートカットのキャロルが可愛かった。
今はとにかく女の子らしさばっかりがクローズアップされてるけど、
ああいうちょっと悪がき風な昔もいいね。
確かに1巻のキャロルは可愛かったなぁ。
今のキャロルもいいんだけど。
私は本編よりこちらの方が好きです。
作家様方スバラシィ〜♪
まとめサイトで通して読むと、本当に素晴らしい作品が多いと感心します。
エチなのから感動ものまで色々あるものね
>>577 18
─モリオネー様は何て失礼な方なんでしょう?姫君にあのようなこと。まるで見下しておられる!
─うちの姫君のほうがご寵愛が勝っているから僻んでおいでなのよ。
侍女たちが囁き交わす。ムーラはてきぱきとキャロルの身支度をしていく。
「そなた達、姫君のお耳障りになるような浅ましいお喋りは慎みなさい。
モリオネー様のことは抛っておおきなさい。捨て置くのが一番なのです!」
ムーラも先ほどのモリオネーのやり口には大層腹を立てていた。自分が仕えるキャロルが賢明にも鷹揚なふうでいてくれるのが有り難かった。
(見苦しく腹を立てたり、情けない泣き言や繰言をおっしゃるわけでもない。さすがは王子が大切になさる方。美しくお支度を整えて差し上げて、モリオネーの高慢の鼻をへし折ってやらなくては!)
だがキャロルの胸中は複雑だった。
(私が居るのはそういう世界なのだわ。妬みややっかみが渦巻く世界。ただ一人の王子を巡って…。私は王子を愛している。そして王子もまた…。
好きになった人と愛し合って結ばれて…でも美しい幸せなだけではいられない醜い複雑な世界。私が…望んで選んだ王子との生活。)
キャロルは小さく息を吐くと鏡の中の自分を見た。ムーラの手で美しく装われた自分。
(私は嫉妬や権謀には関わるまい。私を信じてくれる王子を愛しているから。
でも、見下され嘲りを受けて惨めに身を落とすこともしない。王子に相応しい人間で居たいから)
キャロルは差し出された紅で唇を淡く薔薇色に染めると、凛とした声で言った。
「参ります」
キャロルは侍女たちに守られてモリオネーの宮殿へと渡っていった。
19
(これは…っ!)
モリオネーの居間に通されたキャロルは顔色を失った。付き従うムーラや侍女たちも驚きと口惜しさで歯噛みする思いだった。
キャロルは夏の空の色を映したような青の衣裳を着けていた。濃い紺碧の色の生地にけぶる夏雲のような紗を重ねた衣裳。キャロルの瞳の色によく映えると王子が誉めた衣裳。
そしてモリオネー付きの召使達も色合いは様々だけれども全員が青を着ていた。
(召使に姫君と同じ色を着せて愚弄なさるとは!きっとモリオネー様が探らせてこのようになされたのだ)
ムーラの手が震えた。ちらとキャロルを見るが、その端正な顔は何の表情も無い。
モリオネーは意地の悪い笑みを浮かべた。彼女はアテネから取り寄せた緋色の衣裳の上に高価な貝紫染めのショールを纏っていた。
「待っていましたよ、ナイルの…御方。まぁまぁ、美しいお衣裳ですこと!青がお好みですの?」
露骨な意地悪く、取って付けたようなモリオネーの言葉に、ヒッタイト人の召使達だけでなくアテネから来た召使達も居心地の悪そうな様子を見せた。
女主人から急に青を着るようにと言われたときは何かと思ったのだが…。王子の寵愛を一身に集めている姫相手にこのようなことをしたらどうなるだろう?
「さぁ、こちらにおいでなさい。じきに旅芸人達が参りますよ。あなたは一日中、ご自分のではない王子のお部屋に…居候なさっているそうね。たまにはこういうことで気晴らしなさいませ」
「お招きありがとう」
キャロルは昂然と頭を上げてそう言うとモリオネーが指し示した席─モリオネーの下座─に落ち着き払って座った。
20
賑やかな音楽が始まって旅芸人の一座が面白おかしく芸を披露する。軽やかに舞い踊り、おどけた表情で無言の寸劇を演じる彼らに、モリオネー付きの召使達はやんやの喝采を送った。
(ふん、すっかり気圧されて身動きもできないということかしら?私に無礼が出来ぬよう、しっかり教え込まなくては)
「さて、では褒美の品など与えましょう。…あなたもこのように手近にあるものや身につけたものなど投げ与えておやりなさい。ほら…っ!」
モリオネーはそういうとキャロルの顔ぎりぎりの所を通るように菓子や腕輪を芸人達に投げた。芸人達は我先にとモリオネーの投げた品物に群がる。アテネ人の召使達も女主に習う。
「これ、ナイルの御方。早うモリオネー様のおっしゃるようになさいませな。物慣れぬこと!」
モリオネーの乳母が呆れ果てたような声。
だがキャロルは犬にでもするように、人間にものを投げ与えることが出来ずにいた。そこでキャロル付きの侍女たちがまず、何がしかを投げた。
だが。
乾いた音を立てて床に落ちたそれを誰も拾おうとはしない。芸人達は居心地悪そうに目を伏せたままだ。
衆人環視のもとで嬲られるように愚弄された屈辱に強張るキャロル。ムーラはそんな女主人の細い手首から金鎖の細い腕輪を外すと無礼な芸人に投げ与えた。女主人を侮辱された他の侍女達も自分の腕輪を投げた。
だが受け取る手はない。沈黙。冷笑。
19.5
(ふふん。私を怒らせるとどうなるか分かったでしょう,小娘が!)
「まぁまぁ、ナイルの御方。そのようなつまらないモノではいかに芸人とはいえ欲しがりませんでしょうよ」
モリオネーの言葉に、彼女の乳母が馬鹿にしきった声で聞こえよがしに言った。
「ほんに…。下々の者のねぎらい方一つ知らぬとは。上つ方とも思えませぬ!」
「ほほ。では私が御方に教えて差し上げましょうか…。よろしいですか、恥をかきたくなくば、これくらいのことはしておやりなさい!」
モリオネーはキャロルの腕から、あの王子に贈られた腕輪を毟り取り、芸人の真中に放った。腕輪は煌きながら金属音を響かせて床に落ちた。
「さぁ、取りや!側室の君からのご褒美です。…早う取りやと申すのに!」
無造作に抛られた高価過ぎる品に固まっていた芸人達はモリオネーの癇走った声に気圧されて、ぎこちなく腕輪を拾うと逃げるように下がっていった。
モリオネーの居間に気味の悪い沈黙が広がった。
21
─王子がくだされた腕輪を…あのように奪いとって芸人風情に投げ与えてしまわれるとは…
─あそこまで新参の御方を愚弄されるとは!
─やりすぎではありませんこと…?
モリオネーとその乳母だけが意地の悪い笑みを浮かべている。モリオネー付きの侍女たちは恐ろしそうにキャロルのほうを窺がっている。
キャロル付きの侍女たちはあまりの侮辱に耐えがたい思いをしていた。
「ほほ…。何と面白い見物でありましたか!ほんに面白かったこと…」
モリオネーは自分の腕輪を弄びながらキャロルを見下した。
(この女っ…!)
ムーラが口を開くより早くキャロルの声が響いた。
「お気晴らしができたのでしたら何よりでしたわ、モリオネー。退屈と鬱屈はよくありませんものね。
私は動物に何かをやるように、人にものを投げ与える習慣は初めてでしたから戸惑いましたの。あなたがご親切に教えてくださったこと、王子にもお話しますわね。
……では、私はこれで失礼いたしますわ。今日はありがとう」
キャロルは好奇と驚きの表情で自分を見る人々を見まわすと、頭をしっかり上げて出ていった。威厳溢れるその様子にモリオネー以外の人々は自ずと頭を垂れたのである。
(さすがは姫君!モリオネーなどに負ける御方ではありませぬ!)
ムーラ達、キャロル付きの侍女もモリオネー付きの侍女達の視線など歯牙にもかけぬ様子で女主人に従った。
きゃ〜!
うpありがd!
芯が強くて誇り高いキャロルってすきだ!
対照的にモリオネーがこれでもかって嫌味なキャラでよかったあw
続きを待ってますね!
モリオネー・・・これでもかって位の成敗を楽しみにしてます。
にしても、王子がモリオネーを利用する為なのはわかるけど。
モリオネーとのΨ(`▼´)Ψは、痛めつけて気晴らししてみたい・・・・・・・。
( ゚д゚)ハッ!モリオネー、喜ぶか?
作家サマありがとう〜〜
モリもっと派手に暴れてほしいな。
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気にしないでくださいですー
>>606はまともな人間じゃないと思いますし
こんなクズは2CHのどこにでも居てますからー
――――v―――――――――――――――――――――――
∧,,∧
ミ,,゚Д゚彡
(ミ ミ⊃
ミ ミ
∪ ∪
キタージャナイノカ(´・ω・`)ショボボボボーン
スターバックスは最低!始めて行ったのだが
店に入っても、「いらっしぃませ!」の一言もない!!!
席に座って、30分も待ったんだが、オーダーを聞きに来ない!!!
しまいには店員が「お客様、ご注文はなさらないんですか?」
(゜д゜)ハァ? おめぇーーーが、俺様にオーダー聞きにこねぇーんだろ!
即効で帰りました。 気分悪い!プンスカプンスカ。
保守がわりのコピペは良いがのぉ
>>609 あの、「始めて行った」は間違いですよ。「初めて」です。
こんなんもわからんとは小学生以下だね。
>>602 22
「ムーラ様!でも今日のモリオネー様のご無礼は王子様にお知らせしなければ!だって姫君の腕輪…」
「そうですわ。他のことならいざ知らず、あの腕輪は…」
ムーラの顔が強張った。あの腕輪は王子がキャロルにと手ずから選び贈った逸品。
「…腕輪は…私の不注意でなくしたと…王子に言います。皆は今日のことは黙っていてくださいね」
「でも、姫君っ!モリオネー様なんぞにご遠慮なさいますの?私達、もう口惜しくて!」
半泣きで取り乱す侍女達をムーラも窘めはしない。
(何故?姫君が王子に申し上げても、王子は姫君がお困りになるようなやり方でモリオネー様を罰したりはなさらないだろうに?)
「遠慮などではないわ」
キャロルの声はもう震えてはいなかった。
「私のせいで王子の心を煩わせたくはありません。
それに今日の騒ぎは表沙汰にするにはあまりに恥ずかしい事です。私達があちらの方と同じように騒ぎ立ててはいけないわ。ですから…王子には私からだけお話します。
私が至らないばかりに…。でも、皆もどうか…分かってください」
きっぱりとモリオネーと同じ所まで身を落とすことはしないと言いきった少女に皆は心から頭を下げた。
「…姫君。お疲れでございましょう。少し横におなりあそばして」
促すムーラにキャロルは黙って従った。
(疲れた…。王子の側に居たいと思うだけなのにこの煩わしさは何?
どうしてモリオネーは私のことを抛っておいてくれないの
23
「姫…。疲れは取れたか」
キャロルが起き上がったのはもう夕刻で王子も戻って来ていた。
「あの…王子…」
「うん?」
優しく包み込むような眼差しを、キャロルはいつものように見返す事ができない。
「あの…あのね…」
王子は静かにキャロルの言葉を待っている。
「ごめんなさい、私、王子から贈ってもらったあの腕輪を、うっかりなくしてしまったの。ごめんなさい、ごめんなさい…」
ムーラからあらましを聞かされていた王子は涙を堪えて必死に言うキャロルの頭をそっと撫でた。
「…これのことか?」
「…!どうして…? 私、私…」
驚いて腕輪に触れる事も出来ないキャロルを見下ろす王子の瞳に厳しい光が宿っている。
腕輪のあまりの高価さに恐れをなした芸人一座が、市場でさっさと腕輪を売り飛ばそうとしたところを、王子の腹心ルカが発見してしまった事をキャロルは知らない。
(モリオネー…。今日、芸人を召しだしたというそなた。
だが今は…地中海方面を攻略する今は姫がいみじくも申した通り、騒ぎを表沙汰にしてはできぬ…)
王子はふっと表情を和らげた。
「……全くうっかり者の妻を持ってしまったものだ。もうよい。これからは…私の居る所でだけつける様に」
王子は何も気がついていないふりをし、やがてモリオネーの宮殿に向かった。
嫣然と微笑みながら、でも緊張した様子を隠しきれずに自分を迎えたモリオネーに王子は薄く笑みを向けた。
「そなた、今日は随分と楽しい事があったらしいが」
「…」
「姫に何やらを教えてくれたらしいな…これからは姫の振る舞いに口出しすることはまかりならぬ。ヒッタイトの風儀は全てこの私が教える。よいな」
「…」
「そなたはアテネの姫。その身に負う母国の威信を…損なう事があってはならぬ。詰まらぬ者どもを側近くに召すのも…そなたの威信にかかわろう」
王子の表情と声音はあくまで静かであった。
24
(王子はアテネの威勢を恐れて表立っては私を叱りはなさらぬ。ただ冷たいやり方で私を辱めるだけ。ああ、情けない!
これほどまでに王子をお慕いしている私なのに…ああ…!)
「モリオネー?」
「…ああっ!口惜しゅうございます!」
顔を伏せ、嗚咽するモリオネーをイズミル王子は呆気に取られたように見ていたが。
「何を申すか…。私はそなたを思っている。そなたが私に相応しい妃たれといつも思っている。そなたを大切に思い、扱っているつもりだが…不満か」
だがイズミルの声には愛しい者にだけ向けられる熱が無かった。
(口惜しい…。あの姫が来てからというもの王子のお心は私には向けられない。いっそ…いっそ姫など死ねばよいのに!)
モリオネーの唇の端が微笑むように上向いた。モリオネーは王子を見上げた。
「本当にそう思ってくださるのならば嬉しゅうございますわ。私は誰よりも王子様を愛しております。
ですから…ですから…どうか私の心を忘れないでくださいませ。ね?」
「あるいは…私のせいか…」
王子は嫉妬に焦り、過ちを犯したのは自分を見てくれないからだと責めながら媚びるモリオネーの冥い情熱が疎ましかった。王子は冷たい表情のまま、モリオネーが気を失うまで抱いた。
>蓮と薔薇
乙です。ベタな展開が堪りません(誉めてるつもり)。
キャロルより先に、モリオネーに子どもが出来たら
面白いのにと言ってみるテスト。
お馬鹿な女だけど、なんか可哀相で・・・
先々スレあたりからこっそり覗いていたのですが、
作家さまの書かれるお話を、いつも楽しく読んでいます。
>蓮と薔薇
自分もこういう話大好きなんで、うpをいつも心待ちにしてます。
キャロルの一途なかわいさと、誇り高い言動が好き。
モリオネー、する事は憎らしいし、考え方はどうかと思うんだけど、
なんか可哀相な気もするし…。今後の展開が、楽しみです。
わたしもこのお話大好きです。
ベタというのではなく、女の子の大好きな王道的展開だと思うんだ〜!
名悪役がいてこそ、主役って引き立つのよね・・・。
キャロルも王子も本編のより、ずっと王族っぽくて良いじゃないですか。
バキャロルに爪の垢でも飲ませてやりたいです。
中2のときに新任の女先生にいたずらしようってことになって、
先生が体育館に一人でいたときに5人くらいで襲いかかった。
プロレスの、足を持ち上げて宙でグルグル回すジャイアントスイングをしようとしてたんだけど、
羽交い締めにしたときにキャァァァァァーって先生が悲鳴を上げて、
バンッ!バンッ!バンッ!って感じで周囲の準備室の扉が開いて昼休み中の
男の先生たちが飛び出してきた。「お、お前らぁ!」ってもう生徒じゃなくて
不審者を恫喝するときの表情だった。「こ、この子たちがぁぁぁ」って羽交い
締めにされていた先生も顔をグシャグシャにして叫んだ。「僕達だけでは
処理できない、校長を呼ばなければ」みたいなことを言って男の先生達が
集まってくる。なにか勘違いされてるのではと激しく感じていた。ここは毅然
とした言い訳をしなければならないと思った。そして僕はグイッと一歩前に
出てよく通る声で言った。
「僕たちはただ、先生を回そうとしていただけです」
10年前の思い出だ。この後の怒号は今でも夢に見る。
>>619 あの、「回そう」は間違いですよ。「輪姦(まわ)そう」です。
こんなんもわからんとは小学生以下だね。
>>620 619は先生を輪姦そうとしていたんではなく、実際に体を回そうとして
いたんだから、正しいんじゃあないの?
作家様、アップ楽しみにしています。蓮と薔薇はすてき、ウブなキャロルが
たまらんです。
しかし、他の作家様達はいずこへ? お待ちしておりやす。
こんなんもわからん
>>619の読解力は小学生以下だね(プ
625 :
名無し草:04/12/22 17:29:29
今年のクリスマスは、王子&キャロルの作品が登場するかな〜
作者さま!宜しくおねがいします〜〜〜
>>624 あの、「ヴォゲ」は間違いですよ。「ヴォケ」です。
こんなんもわからんとは小学生以下だね。
あの・・・お願いだから
王家に関係ないことでレスを付けるのはやめてください。
シカラレチャッタ(´・ω・`)ショボボボボーン
これからは精進してガンガりますわ。
付き合って1ヶ月の彼女に「午後は親がいないから」って家に呼ばれた。
まだ交わりをかわしてなかった俺は今日がその日だと思った。
彼女の家のあるマンションに着いて、大事なものを用意していないのに気付いた。
運よくマンション近くにドラツクストアがあった。
レジがおっさんだったので気楽にゴムを買えた。
レジでそのおっさんがニヤニヤしながら「がんばれよ」と小声で言ってきた。
俺もにやつきながら「今日初H」と答えた。
おっさんは「フフ、男になれ」とか言って送り出してくれた。
彼女の家に着くなり「ごめん、さっきお父さんから早く帰ると電話が来た」と言われた。
今日はダメか・・と思ったが「とりあえず挨拶だけしていって」ということだったので彼女の親の帰宅を待った。
5分ほどで彼女の父親が帰ってきた。
ドラックストアのおやじだった。
どう?
フフフフフ
は・・・う
>629
ハゲワロス
地味ーとはう、似てるような気がするこの頃…w
コピペ厨、氏ね
>>268 あの、「ドラツクストア」は間違いですよ。「ドラッグ」です。
こんなんもわからんとは小学生以下だね。
もう、しょうもないコピペいらね。
それよか、作家様の作品の続き&新作が読みたいです
>>633 クレクレ婆 おまいが一番ウザッ!
王家スレの害虫 氏ねや
>>634 テメェも大概ウゼェよ。
633と一緒に市ね、二度と帰ってくんな。ヴォケが。
キャハハハハハハハハハハハ
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>>637 もしや…中の人はナフテラとミヌーエ…だったりして
換気のかわりにくま?w
1
「さぁ、これでようございます…」
怒りに我を忘れたメンフィスが締め上げた両の手首は痛々しく腫れ上がっていた。
ナフテラはキャロルをそっと宴の間から連れ出すと、手首を丁寧に手当てしてくれた。
「あ…ありがとう。本当に…ありがとう。あなたが連れ出してくれたから私…は…。
でも、このことで後で、あの…あの人から、メンフィス…から責められるようなことがあったら…」
いかに記憶を失って再誕したとはいえ、自分にカーフラ王女との婚姻を勧めてみせたキャロルの言葉に、メンフィスは激怒した。
「なっ、なにーっ!そなた、言うに事欠いて何たる言いざまぞっ!
この、この私に…そなたを待ちわびて虚しく日々を過ごしたそなたの夫たるこの私に、よりにもよってあの女との縁組などっ…!」
杯を投げ捨てたメンフィスは人目も憚らず、キャロルの両手首を押さえつけ、その細い身体に圧し掛かるようにして怒りをぶつけた。
「おのれ…おのれ、そなたは私の妻ぞ。妻ともあろう身が…よくも…裏切りおって!」
互いに愛し合い、ただ一人の伴侶と思いあっていたキャロル。
メンフィスはキャロルがただ自分を忘れていただけでなく、他の女との縁談を何とも思わぬほどに自分に無関心であるのが何よりも口惜しく情けなくやるせない。
「ファラオ、姫君はお疲れのようでございます。どうか姫君の退出をお許しくださいませ。
…さぁ、誰か。ファラオに御酒をお勧めせよ。楽師、音楽を」
ナフテラは巧みにキャロルを連れ出した。
不貞腐れたように席を蹴ったファラオを人々は不安そうに見送る。
─我らが守り神はファラオのことを見放したもうたのか?
─ファラオとナイルの姫君が再び並び立たれるその日がまた来ると思っていたのに…。
─姫君がご記憶を失われたことにつけこんで、よからぬ動きが出るのでは?
2
ナフテラは先ほどのメンフィスの怒りの激しさにいまだ震え、涙ぐむキャロルに優しく言った。
「ご安心なさいませ、姫君。何のご心配もあそばしますな。ファラオは…あなた様を愛するあまり、あのようなことをなさいましただけ。
さぁ、今はお休みなさいませ…」
ナフテラは優しくキャロルを寝台に横たえ、幼子を寝かしつける母のようにその背中を摩った。
「もう何のご心配もありませぬ…」
初めてのはずなのに何か懐かしい豪華な部屋の中で、キャロルはいつしか眠りに落ちた。
(あ…一体何がどうなっているの?メンフィス…カーフラ王女…。
これはきっと夢よ。早く朝になればいい。そうしたら私は兄さんに言うの。変な夢を見たのよって…)
それでも手首に残る痛みがキャロルに告げる。これは夢などではないのだよ、と。
「ナフテラ様、キャロル様は本当に何も覚えてはいらっしゃらないのですね」
廊下を歩きながらテティは涙をこらえ呟くように言った。
「何もかも…初めてメンフィス様とお逢いになった頃のままでいらっしゃるのに…ちょっとした仕草もクセも全て間違いなく私たちのキャロル様でいらっしゃるのに…覚えてはいらっしゃらないのですね」
「…」
「姫君は神々のお力で再誕なさいましたわ。でも何も覚えてはいらっしゃらない。やはり…一度亡くなってしまった方は…もう…」
「テティ。何をめそめそと繰言を!大丈夫、姫君はきっと思い出されます。
そなただって見たでしょう?ファラオをご覧になるあのご様子を…」
頬を染めて。羞恥のあまりろくに見上げることもできなくて。近すぎる気配に息をすることすらままならないうぶな様子。
「私たちにできるのは、姫君が再び記憶を取り戻されるまでお守りすることだけ。今度こそ、今度こそメンフィス様のお側でお幸せなご生涯を、長く幸せなご生涯を送っていただかなくては」
ナフテラの言葉に付き従う侍女たちは深く頷いた
3
「メンフィス様…」
ナフテラは寝台の上で所在無げに杯を舐めていたメンフィスにそっと声をかけた。
「おお…」
メンフィスの未だ酔いの醒めきらぬ顔は、大きな喜びの後に味わった深い哀しみと怒りに凄絶なまでの美しさを宿している。
「キャロルは…どうした…?」
「はい…先ほどお休みになりました。よほどお疲れでございましたのでしょう、本当に引き込まれるように…」
「キャロルはいつもそうだった…。つい先ほどまで何やかにやと話していたなと思ったら、もう寝入っているのだ。まるで気絶でもしたように。そしてそうなるともう朝まで起きぬ」
「ほんに…」
ナフテラは柔らかく微笑みながら、メンフィスが脱ぎ捨てた衣装を片付けていく。
(驚いた…。メンフィス様はお酒をお召しなのではない。お水をお飲みなのだわ。キャロル様が逝かれてからというもの夜毎に御酒をお召しであったのに…)
メンフィスはナフテラの心を読んだように言う。
「今宵の酒はひどく悪酔いするようだ。水でも飲めば少しは紛れるかと思ってな…」
「さようでございますか…」
沈黙。
「キャロルの…腕の具合はどうか」
照れ隠しのように顔を暗いほうへと背けて杯を一気に干す。
「はい、明日になれば腫れも引きましょう」
「そうか…。だが痣が残るであろうな。つい力加減を忘れて…怯えさせた」
4
(メンフィス様…。どれほどにがっかりなさっておいでであろう。
キャロル様のご逝去以来、ご自身のお心まで凍りつかせて…絶望に死んだようなお心もちでただファラオとしての義務を果たすためにだけ生きてこられた方なのに。
キャロル様はメンフィス様を憶えてはおられなかった…)
ナフテラは、その心の内で幼子のように涙を流しているであろうメンフィスに優しく言った。
「大丈夫でございます。キャロル様はあの王妃のお部屋で安らかにお休みあそばしました…。本当に…何気ない仕草や、お言葉は昔のままであられました」
「だが、憶えてはおらぬ。私のことも何もかも!」
メンフィスは吼えるようにナフテラの言葉を遮った。
「…憶えておらぬのだ。あれほど未来を誓ったのに。あれほど側近く寄り添って過ごしたというのに。
キャロルは神々の恩寵で再び私の許に戻って来てくれた。だが憶えておらぬ、何もかも!私に向かってカーフラ王女との再婚を勧めた!
…やはり一度死んだ者は生き返らぬのか…?」
「メンフィス様っ!」
ナフテラが厳しく言った。
「それ以上、お心にもないことをおっしゃいますな。
…大丈夫でございます。姫君は長い夢から覚められたばかりなのでございます。あの方は間違い無く私達のキャロル様。キャロル様は他の何を忘れられてもメンフィス様をお忘れになることはありませぬ。
今しばらくお見守りなされませ。今度こそ姫君はメンフィス様のお側で長く幸せに生きられるのです」
それは二人を思うナフテラの心からの願いだった。
5
一人寝の床でメンフィスはずっと目を開けて薄闇を見つめていた。
(キャロル…)
体が切なく火照る。うつぶせれば、感情を偽ることなどできぬもう一人の己が痛いほどにメンフィスを責め立てる。
何故、望むままに愛しい妻を抱かぬのか、と。抱いて直接に思いをぶつければどんな頑なな心も解けるだろうに、と。
王と王妃の部屋は一続き。境の扉を開ければそこにはキャロルがいる。一度眠れば滅多なことでは起きぬほどに眠りの深いキャロルが。
(せめて…寝顔なりとも…)
ナフテラはメンフィスの命令どおり、キャロルに鎮静効果のあるお茶を飲ませて寝かせつけただろう。
メンフィスはそっと垂れ幕を上げ、この4年間決して開かれなかった王妃の部屋への扉を開けた…。
常夜灯に照らされた寝台の上に愛しい佳人は眠っていた。初めて出逢った時そのままの幼い顔は、眠りのせいでより幼くあどけなく見える。
でもその顔は眠ってはいてもどこか不安そうで悲しそうで。
(白い肌、輝く髪…幼く清らかなのに、無意識に男を誘う危い魅力を湛えて)
跪いてそっとその頬に触れる。懐かしい吐息が男の手をくすぐる。
「私を…思い出せぬと申すか…?」
キャロルは深く眠ったまま。
「ならば…思い出してくれ。私はずっとそなたを待っていたのだ」
メンフィスはキャロルの白い手を押し頂き、祈るように頭を垂れた。
名作「メンフィス4年後」作家様が休筆されてからずっと続きが気になっていました。
メンフィスはあのあとどうしたの?と妄想もくもくで書いてみました。
メンフィス4年後作家様、作家様の作品を好きな方、すみません。
まったく別の話として読んでいただけたら嬉しいです。
まだ続きます。
ありがとう〜〜〜。
続きを楽しみにしていたのに、書かれなくなってモンモンしてました。
「戯作 メンフィス4年後」の続きを楽しみにしております。
/ , .|`ー‐'"´ ,/'´ ヽ、 \\
,' l i,r'' 冫, ,. ;::、、 ヽヽ、
, ./ヽ ヽ,,r" ヽ ,-,.、 . ;'''ヽヽ、 ヽ.、
,' ,' ヽヽ;:: レ'´,, ヽヽ ヽ、\
, ,' `iヽ ´ .,;; ヾ、ヽ ` 、ヽ、
,, l i i,,..:::::ヽ,、 ,,;;;;、 、 ヾ、、ヽ、`ヽ、ヽ 、
,'' ;; , ' `r=ヽ=-'''''''''''‐- 、 ヽ ヽ:::::....ヽ __.ニニニ_ヽ 、
,'' レ イ:",; '' ヽ、´´ ,r '´ `;‐r:::.,
'' i , ' " ヽ ' ヾ;:::}
,' | , 、.l ;! 、 r ヽ
, l u ヽi u ノ ヽ ゜ |ヽ、
, | ヽ u '" ヽ、 ιノ、、ヽ
,' , 、 ;;:ヽ、、__ ` ,,ノ `ヽヽ
NHK=日本ハングル協会
「戯作 メンフィス4年後」作家様、応援してます。ガンガレ!
>647
アイシスタンに見える。セクスィー
きゃはは、ティクビだ〜
>>647 この娘の乳首を吸ってみたくなりました。
勃起してて美味しそう・・・ああん。
「戯作 メンフィス4年後」作家サマ
早く続きが読みた〜いです♪
キャー アマゾネスタンたら
勃 起
だって〜 キャーキャー
あげ
しまった、間違った。
あげます。
657 :
名無し草:04/12/26 23:14:44
ナンジャラホイ
ほいほいさー
659 :
名無し草:04/12/27 22:08:46
はいっ!
?
?
?
☆ノハヽ
ノノ*^ー^)
>>614 25
王妃が息子の二人の妃を午餐の席に招こうと思ったのは、ちょうど王子が留守の時だった。
「王子が不在では退屈でもありましょう。私の部屋に招いてちょっとした午餐の席など設けましょう…」
二人の義理の娘と気の置けないお喋りなど楽しみたいと思った王妃は、侍女に伝言を頼んだ。
「まぁ、王妃様よりのご招待とは光栄でございますわ」
伝言を聞いたモリオネーは嬉しそうに言った。
「喜んでお伺い致しますとお伝えしておくれ。
…おや、ナイルの姫のところにも行くのですか?あの方へのご伝言は、ちょうどついでがありますから私のほうからいたしましょう。そなたはもうお戻り」
戻っていく侍女を見送りながらモリオネーは乳母に言った。
「ナイルの姫に伝えや。……今日、‘奥宮殿の中庭’で王妃様が午餐を賜る、と」
外の空は暗く曇っていた。
モリオネーの忠実な乳母は万事心得て、伝言を伝えるために出ていった。
王妃からの午餐の誘いとて、ムーラは精一杯キャロルを美しく装わせた。
「姫君は、王子の一の御方様なのですから」
言いながら、ムーラは暗い曇り空を見やり不思議に思った。何故、このような天気の日に外で食事など、と。
キャロルを守るように取り囲んだ華やかな女性の集団は無人の中庭を見て、不思議そうに立ち止まった。
「ムーラ様、これは…」
不安そうな侍女の声にキャロルの少し強張り震える声が重なった。
「何か間違いがあったようね…。戻りましょう」
だが。ついさっき入ってきた中庭への扉はすでに閉ざされ、高い石塀に囲まれた中庭で戸惑う彼女たちの上に無慈悲に雨が降りかかった。
「おや、雨が降り出した…。ずいぶん激しいのう。
…それにしても姫は遅いこと。どうしたのであろう?」
窓の外を見ながら王妃は怪訝そうに呟いた。モリオネーの整った顔は冷たく冥い微笑が刻まれていた。
26
「誰か!誰かここを開けておくれ!」
「誰か居ないのですか?閉じ込められてしまったのです!」
口々に侍女たちが叫ぶ。
高い塀に囲まれた中庭。激しい雨のせいでみるみる地面は水浸しになり、華やかに着飾った主従は井戸の底に閉じ込められたようなもの。
(きっとモリオネー様の企み!何ということを仕掛けなさるのか)
ムーラは悔しさに涙しそうになりながら必死に中にいる誰かに呼ばわった。キャロルは自分より幼い年の侍女を激しい雨からかばう様にマントを着せ掛けてやる。
冷たい雨。キャロルの頬にも堪えきれない涙が伝う。
(偶然、こんな目に遭うはずはないわ。王妃様からのお誘い自体が罠だったというの?ひどい、ひどすぎるわ。私だけならばまだしも他の侍女たちも巻き込んで…!)
女たちがすっかり冷え切り濡れ鼠になった頃合を見計らったように扉が開けられた。
「まぁまぁ、どうなさったのですの?こんな所においでだったなんて!
王妃様が先ほどからお待ちです。お早くおいでになって」
扉を開けてくれたのは年端もいかぬ召使だった。モリオネーの宮殿の下仕えである彼女は、有無を言わせずキャロルたちを王妃の部屋へと押しやっていった。
「待ってちょうだい、こんななりでは王妃様の所へ参れません。
雨にあたって体調を崩した侍女がいるのです。皆、冷え切っているわ。まず着替えさせてください!」
「だめだめ!王妃様をお待たせしてはいけません。お連れしないと私が叱られます」
下仕えの童女は疲れきったキャロルたちをひき潰さんばかりの勢いで王妃の部屋へと追い立てていく。
27
「ほんに…姫はどうしたのであろう?伝言は伝わったであろうに」
王妃とモリオネーはもう食事をあらかた済ませてしまっていて、今は甘い小菓子を摘んでいる。
「そうですわねぇ…。気後れなさっておいでなのかもしれませんわ。あの方、人交わりがひどく苦手のようですから」
モリオネーは指先についた蜂蜜を舐めながら言った。
「お誘いを受けたものの、どうしてよいやら分からずにぐずぐずと迷っているうちに時間が過ぎて、もっと行きづらくなった…というところではないかしら…」
怪訝そうな顔の王妃にモリオネーはまくし立てた。
「居ない人の悪口は良くないかもしれませんけれど実際そうなのですわ。
あの方は気位が高すぎるのか、極端な恥ずかしがりやなのかとにかくお付き合いをいうものをしないのです。
いつも王子様のお部屋に篭りきりで…。私が色々とお付き合いをしたり、教えて差し上げようとしても、まるで相手にしてくださいませんの。
…王子様のお伽のお相手だけが側室のお勤めというわけではありませんのにねぇ」
意地悪く語るモリオネーの言葉に聞き入る王妃の表情からは何の感情も読み取れない。
(王妃様は、王子様に似ているわ。人の言葉を聞いているのやらおられないのやら。でも人の失策には厳しいお方。きっとナイルの姫だって…)
そこにキャロルの主従が押し立てられるように入ってきた。
28
「まぁまぁ、何とひどい有様でしょう?すっかりずぶ濡れで!
どうなさったのかは知らないけれど、遅刻した上にその格好では無礼が過ぎませぬか?せめて衣服を改めてから参上すべきですよ!」
モリオネーが聞こえよがしに言った。
「この者の無礼、私からもお詫びいたしますわ。本当にしょうがない者ですこと!まったく衣装を替えるくらいの機転もないとはねぇ…!」
口惜しさに声も出ないキャロル主従の傍に突っ立っていた下仕えの童女が頓狂な声をあげた。
「だってモリオネー様は、そのまますぐにここに引き立てて来いと命じられたじゃありませんかぁ。
この人たちがひどい格好だからって私の咎じゃありません」
焼き菓子でモリオネーに買収された、この少し足りない小娘は手ひどく怒鳴られた。
「なっ!何を訳のわからぬことを申すのです。早うお下がり!
…ナイルの御方。王妃様のお誘いを無下にするとは一体どういうおつもり?」
ムーラがたまりかねて言った。
「恐れながら王妃様!お誘いのお使いの方は中庭にてとおっしゃいました。
姫君は王妃様のお誘いをそれはお喜びで…!」
「……それは妙なこと。私はこの部屋で午餐を共にしたいと思ったのじゃ。空模様も怪しかったし…。はて、どうしたことか?」
「まぁ、お詫びどころか逆恨みですか?」
モリオネーの声にキャロルの震え声が重なった。
「…何か行き違いがあったようでございます。ご無礼は幾重にもお詫び申し上げます。どうかどうかお許しくださいませ…!」
何も言い訳せず、召使たちをかばう様に前に進み出て頭をたれる少女を、王妃は静かに見つめた。
「…よい。冷えるであろう?早く衣装を改めて来られよ、ナイルの姫」
蓮と薔薇作家様キターーーーーーーー!
ヒッタイト王妃、凛としてて素敵。
年末なのにうpありがとうございます、続きが楽しみです。
>>644 6
「う…ん…」
キャロルは眉をひそめて吐息をついた。不安の影が濃い。
「怖い…」
寝言なのだろう。
だが、最愛の少女が眠りの中ですら安寧を得られていないらしいことがメンフィスには辛い。
「………」
メンフィスは暫く考えていたが、やがてそっとキャロルの横にその身を横たえた。
久しく使われたことの無かった寝台が、大きな音をたてて軋んだ。
「怖くは無い…何も怖くは無いぞ。私がいる。そなたには私が…いる…」
キャロルの寝息がかかるほどに真近く顔を寄せ、低く囁く。
「私がそなたを守ってやる…」
無骨な指先で頬を撫でながら。
武具を扱いなれた無骨で節くれだった指が、キャロルの白いふっくらした頬にはいかにも不似合いだ。
指先は、そのうちに薔薇の唇へとそっと移動していった。柔らかく暖かなそこに触れた指先を、狂おしく切なく自分の唇に持っていくメンフィス。
「何もかも初めて出会った頃のそなただ。この吐息も、固い身体つきの線も。
不思議だな…」
4年前よりもさらに成熟し、男盛りの力を湛えたメンフィスの体の側にあって、キャロルはますます小柄に見えた。
「愛しい…」
メンフィスはそっとキャロルの唇に接吻した。その甘美さに、その切なさに、メンフィスはわずかに涙ぐむ。
「思い出させてみせようぞ…」
7
メンフィスはキャロルの傍らに横たわり、飽かずその顔を眺めていた。
(頬がふっくらとしている。本当にそなたは幼い顔立ちであったからな。立居振る舞いも子供っぽく、何の色気もない。本当に初めて出逢った頃の…16歳のキャロルだ)
キャロルを眺めていたメンフィスはさらに大胆になって、眠る少女をそっと腕の中に抱き寄せた。
キャロルはびくっと身を震わせたが、目覚めなかった。
それどころか、ようやく安心できる寝床を見つけた猫のようにメンフィスの固い筋肉質の胸に身を寄せた。
(キャロル!おお、キャロルよ!)
だが。
不意にメンフィスは緊張して、周囲の気配を窺った。
(来る…!ナイルからか…単身だな)
メンフィスは野生のライオンのように完全に気配を消して、寝台から滑り降りた。
(キャロルの再誕を聞き、早速に首実験に来たのか?いや、おそらくは刺客…)
ファラオの短剣を抜き放ち、比較的警備の手薄なナイル河からキャロルの部屋に忍び込む賊を待つ。
水の中から現れた賊は、あたりの気配を窺うこともせず、いきなりキャロルの寝台に近づいた。賊の発散する殺気で部屋中が炙られるようだ。
「死ねっ、ナイルの姫!死者は黄泉へ帰るがよい!」
キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
おお、2作ともうpされてるラッキー♪
∧,,,,∧
ミ` ∀ '彡 ニャ♪
@(_u,,,,uノ
ara
mitetanone!
両作家様、年末の忙しい時期だというのにありがとう。
この時期なのでうpは無いだろうと、暫くチェックし忘れてたら
うpされていて感激でした。
来年もひきつづき、お話を楽しませてくださいませ。
私も年末だから・・・とスルーしていたよ。
「蓮と薔薇」は相変わらずの王道っぷりが読んでて楽しいし、
「戯作 メンフィス4年後」はメンフィスの苦悩する姿に切なくなります。
作者様方も読者の皆様も、あけましておめでとうございます。
↑これ、おもしろいですね。
あけましておめでとう存じますw
夫の実家に行っていたので、やっと新作が読めました。
さて、おみくじは何がでるやら・・・運試しですわ。
ぶっ、豚かよ?orz
の、ののの〜
加齢臭・・・・
やだやだ
********************私達にもできる経済制裁!!*******************
先日、DNA判定による遺骨の鑑定結果により横田めぐみさんの遺骨が別人のものであると
されました。それ以来、日本国内には経済制裁の発動を求める声が高まっています。
ところで、政府ではなく私たちが今日からでも実行できる経済制裁があるのをご存知ですか?
それは、パチンコに行かないことです。
金王朝の生命線となっているのが日本のパチンコマネーです。パチンコ業の80〜90%は在日朝鮮・
韓国人が握っておりその収益がさまざまな形で北朝鮮に送金され、金王朝を存続させているのです。
日本人拉致費用も、核開発費用も、パチンコによって日本人から巻き上げたお金でまかなわれました。
私たち日本人の安全と平和のために、パチンコをやめましょう!
もし、あなたの近くにパチンコやパチスロに行く人がいたら、すぐに止めさせてください。
それこそが北朝鮮にとって何よりもダメージの大きい経済制裁となります。
***************************コピペ推奨****************************
前に住んでた所は両隣男だった。
片方は学生(おそらく夜間の)で、もう片方は社会人ぽかった。
今現在住んでる所は、角部屋で隣は女。
で、1年ほどたったある時に部屋の中静かにしていたら
となりの部屋からエッチしてる声が聞こえて北。
そんで男は
「ねえ、これ平気?うん?ほらぁぁぁ」
「はぁぁぁあぁっ・・・・」
こんなあえぎ声で
女(20代半ば)は
「あっ・・・アン♪アン♪アン♪」
「はぁはぁ・・・っうわぁ・・・凄い・・・・」
って聞こえた。まさにAVだった。隣の部屋で一体何が起こってるのか凄い妄想した。
その後不覚にもひとりエッチしてしまったが、仕方がない事だった。
まぁ漏れも連れ込んでする事があるから、まぁアレだけど。
アレってなによ、アレって。
はっきりしろ。
コピペにマジレス…プ
続きまだかな〜
>>665 29
「…呆れた人達!」
退出していくキャロルに、聞こえよがしに言うモリオネーを、王妃は一瞥したが無言であった。
「本当に呆れかえった無礼者たちでございますわ、王妃様。
あの者達の無礼は、王子様の一の妃である私の監督不充分のせいですわ。いくら教え甲斐のない不調法者であるにしても!
…王妃様、どうかお許しくださいませ。あの側室には私がきつく叱りおきますゆえ!」
「伝言がきちんと伝わらなかったのであろうか?このようなことは無かったのに…?伝言を命じた侍女は…誰であったか…?」
「! 王妃様!そこまであそばす必要はございませんわ。不愉快なことで長くお心を煩わす必要はございません。ねぇ…ほほほ」
ことさらに明るい声をたてて、わざとらしく話題を変えるモリオネー。
だが伝言を命じた侍女を忘れるような王妃ではなかった。
王妃の部屋から一度下がったモリオネーは、それからすぐに乳母と共に美しい櫃を携えて王妃の許にやって来た。
「先ほどは午餐をありがとうございました。本当に楽しゅうございましたわ。
こちらは心ばかりのお礼の品でございます。アテネから届きましたの。
アテネにおりました頃は特に珍しいとも思いませんでしたが、ヒッタイトに参りましてからは、やはり…。
お気に召せばよろしゅうございますわ、どうか気の張らない常使いになさってくださいませ」
「そのような気遣いは無用に願いますよ、モリオネー。
おや、これは…。何と色濃く深い色に染まっていること。この紫の絹を常使いにとは、まぁ…」
「つまらぬ品でございますわ。恥ずかしいほどでございます」
「モリオネー様は王妃様にもアテネの雅をお知りいただきたいと、お国許にお手紙を出されたのです」
見え透いた謙遜をしながらモリオネーは微笑んだ。
その時、侍女が告げた。
「王妃様、ナイルの姫君がおめもじを願って参上なされました」
30
「モリオネー様は、あなたの無礼のお詫びに参られていたのです。ほんにどこまで迷惑な!」
王妃の部屋を出て行く乳母はキャロルを面罵した。
薄笑いを浮かべたモリオネーはすれ違いざまに囁く。
「余計なことを喋ったら後悔させますよ、あなたもあなたの侍女も」
そして足早に去っていく。
ムーラはあまりのことに腹が立つやら情けないやらで蒼白になった。日ごろの冷静さもかなぐり捨てて、いつの間にやらすっかり贔屓になった金髪の女主のために弁護しようとした時。
「王妃様、お目通りをお許しくださりありがとうございます。
せっかく午餐にお招きいただきましたのに、参上できませんでした失礼のお詫びを…」
王妃は目の前の少女を静かに見つめた。
「何ゆえ、中庭になど行かれたのじゃ、姫。私からの伝言とは違うようだが。
伝言を伝えた侍女は何と申した?」
「はい、王妃様より午餐を賜るから中庭に参上せよ、と…」
キャロルはまっすぐに王妃を見つめた。少しの迷いも卑屈さもない誠実な瞳。
「そなたも聞いたのですね、ムーラ?」
「は、はいっ!姫君のお世話をいたしますのは私の務め。どうして間違いなど…」
王妃の張り詰めた厳しい顔がふっと緩んだ。
「…では姫。行き違いがあったのは確かのよう。そなたに咎はありますまい。
でもたびたび、このような間違いがあっては不愉快です。これから私からそなたに伝言をするときは、そう、セネスに頼もう。よいな、ムーラ?」
それはムーラもよく知った信頼できる侍女だった。
31
「姫もよくよく気をつけられよ。今回のことで分かったと思うが…そなたの生きる場所はなかなかに複雑での」
王妃は最前、モリオネーから贈られた絹を摘み上げた。
「まぁ、この話はもうよい。長く続けて楽しい話ではないし。
ところで姫、そなた、この布が何かわかりますか?」
「? はい…。貝紫染めの絹かと存じます」
「どのような品かおわかりか?どのようにして作られるか、値はどれほどか…教えておくれ」
王妃の問いにキャロルは淀みなく答えた。
珍しい貝からごく少量取れる高価な染料。外国渡りの贅沢な布。それだけの品を作るのには一年以上の時間と、庶民の年収の何倍もの費用がかかるだろう…。
「これをどうしたらよかろうか?」
「それだけの見事なお品です。国王様や王妃様のご盛装にふさわしい装束が整いましょう」
「ふふ。常使いにするのはどう思う?」
「まぁ、何て贅沢な!それを普段使いだなんて…あ!すみません、もちろん王妃様がそのようになさいたいならもちろん…」
年相応の少女の顔に戻ってあたふたと言葉を紡ぐキャロルを見て、王妃は晴れやかに笑った。
「ほほほ。やはり贅沢と思われるか、姫!ほほほ、そのようにうろたえなくてもよい。私とてこのように気の張る普段着は困る。
……そうじゃ、姫。この絹を使って、そなた私に装束を縫っておくれ。そなたが今回の粗相を詫びたいのなら、どうかそのしるしに、ね」
王妃はいたずらっぽく微笑んで言った。キャロルがどうして断れよう。
王妃が素敵だー
蓮と薔薇作家様キターーーー!!
ヒッタイト王妃カコイイ!
モリオネータンもあからさまな感じがいいw
続き楽しみにしてます。
王妃様が頭が切れていいな〜。
うpありがとうございます、作家様。
続きをお待ちしておりますが
どうぞご無理などなさらぬようご自愛ください。
年明一発目キタ━━o・-・)o・∀・)*・-・)o・ω・)o・Д・)o・ー・)o゜∀゜)o・_ゝ・)o・д・)o・3・)━!!!
ついに事務員のおばさん貴子さんを物にしました
年齢はは46歳で見るからに真面目で堅物
半年間必死で誘いデートに持ち込み
そのまま酔わせてホテルに直行
部屋に入るまで抵抗してたけど
抱き付き激しくキスすると彼女も舌を絡めてきて
俺も胸を揉みながら彼女の手を俺の股間に
すると彼女は手の平で俺のチンポを摩っていた
そして俺は彼女のスカートをたくし上げて
パンツの中に手を入れて指でオメコを触ると
既にヌルヌルで指が簡単に中に入った
掻き回す様に攻め立てズボンを脱いでチンポを出すと
彼女は俺のチンポを口に咥え人が変わったように
激しいバキュームフェラ
彼女のFカップの胸を揉みオメコを攻め
興奮のあまり彼女のフェラに負けて口に中に
射精してしまった
しかし彼女はチンポを扱き捲くり俺の精液を飲み込んで
それでも離そうとしない
俺はそのまま彼女をベッドに押し倒し挿入すると
2時間以上彼女を攻め立て中に射精
汚れたチンポを彼女は口で綺麗にしてくれた
結局また勃起したからそのままフェラしてもらった
最高の女だよ。
見かけでは判断できないね
言い思いが出来て良かったね♥
えへ〜
696 :
名無し草:05/01/11 18:56:19
「ホルスの翼」の続きが読みたい〜〜
作者さんが放棄したなら、誰か続きを書いてください〜〜
ぬぬぬ〜
んんん?
投稿作品・・・減りましたよね。
今連載して下さっている作家様たち本当にありがとう。
このスレが存続しているのも、あなた達のお陰です。
ζ ,
_ ノ
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とりあえずおにぎり置いときますよ
>>667 32
その夜。
「おや、ムーラ。このような時間にそなたから目通りを願い出るとは珍しい。
どうしたのです?そなたの大事な主人は慣れぬ裁縫に四苦八苦ではないの?側にいて手伝わなくてよいのですか?」
「王妃様、お話しておかねばならぬことがございます。今日の姫君の午餐欠席、あれはモリオネー様の…」
「ほほほ。ムーラ、そのような悲壮な声を出すでない。そなたらしくもない!
皆まで申す必要はない。そなた、私が国王様のお側で何年、後宮の束ねをやっていると思っているのです?」
華やいだ声で笑う王妃の顔を見上げたムーラは、ばつの悪そうな顔をした。世継の王子の乳母として常に冷静謹厳な彼女には珍しいことである。
「全く…。王子の後宮のことではいつも客観的で公正中立なはずのそなたがねぇ!いつの間にやら、ナイルの姫に肩入れなどして熱くなっている。
…王子といい、そなたといい、よほどあの姫が気に入ったとみえまする。分からぬではないけれど、自重せねば皆が火傷をしますよ?」
「…恐れ入りましてございます。ほんに私といたしましたことが…」
赤面したムーラは恐縮して身の置き所もないような有様である。
「私とて目は曇っておらぬ。かの姫はまこと大器である。
…ふふ、人形のような容姿をしていながら、なかなかどうして負けず嫌いの気性のようよな?噂は入ってきますよ」
(王妃様は、私の姫君のほうをより好ましく思っておられる。良かった!)
「…とはいえ、ムーラ。優れた器量の持ち主が晴れがましい位に上りうるかというとまた別の話。
モリオネーの背後には地中海の大国アテネが控えています。国王様がトロイを攻略されるのにアテネの助力が不可欠なのです。分かりますね?」
33
(王族であられる王子と姫君の上に、市井の睦まじい夫婦のような幸せを願うのは筋違いということを王妃様はお諭しくださったのだ。でも私は…)
部屋に戻ったムーラの心は晴れなかった。
(姫君はエジプトの王女格で参られたとはいえ、今はただ王子のご愛情と庇護に縋られるだけの、モリオネー様に比べれば心細いお身の上。いくら賢く、お心ばえが美しくても…。おいたわしいこと)
「ムーラ?どうしたの?大丈夫?疲れているようだわ、今日はもうおさがりなさいな。他の侍女たちも休んでいるわ。あなたに何かあったら私、王子に申し訳がたたないもの」
灯火のもとで、王妃に言い付かった裁縫に精出していたキャロルの声にムーラは我に返った。
「いいえ、姫君。大丈夫でございます。姫君が夜なべをされるのに私が休んでは本末転倒でございますからね」
「…そう…。ではキリの良いところまでして今日は終わりにするわ」
キャロルはしるしをつけた高価な生地を手際良く裁っていく。
縫い物に堪能な侍女に教わりながら作業を進めたとはいえ、キャロルは驚くほど器用で作業も素早かった。
「………これでいいわ」
裁った生地をまとめて皺にならないように丁寧に浅櫃に納めたキャロルは、ほっと吐息をついた。
「続きは明日。ヒッタイト風の盛装装束を縫うのは初めてよ。失敗できないから緊張するわ。ごめんなさいね、ムーラ。付き合わせてしまって」
「そのように召使に謝ったりなさらなくてよろしいのです。‘お妃様’の威厳が損なわれます。王子に恥をおかかせすることにもなりますよ」
「…そう。……じゃあ、ムーラ、側に居てくれて本当にありがとう。嬉しかったわ」
天真爛漫なキャロルの言葉にムーラは頬が染まるのを感じた。彼女はこんな素朴な愛情表現に不慣れだ。
「いえ…至りませず…。さぁ、御寝のお支度をいたしましょう」
34
次の日も、その次の日もキャロルは裁縫に精を出した。
女ならば誰でもうっとりする美しい布地を扱うキャロルは久しぶりに心が弾むのを感じた。
もともと裁縫は得手のこと、裁ってしまえば後は早いものだった。縫いながら細かな意匠についてああしようか、こうしようかと侍女達と相談するのも楽しい。
贔屓の姫が思いもかけず、手芸裁縫という女の手仕事に玄人裸足の腕前を見せたのがムーラには我がことのように嬉しい。娘を自慢する母の心境である。
キャロルが意匠に迷ったときは、そそくさと─でもモリオネーが午睡か何かしているときを見計らって─王妃の許に相談に連れ出す。
「かの姫はなかなか手先が器用でまめなたちと見えますね」
「はい、本当に。出入りの職人達が姫君のなさる刺繍を習いたいなどと申しておりますのよ!姫君も恥ずかしがりながらも気さくに応じられます。何ですか、染色にも興味を持たれたようで…。
王子様の書物ばかり読まれるようでは困ったものと思っておりましたけれど手先もまめで一安心…」
「そう…。まぁ、楽しみですよ」
王妃とムーラが気心の知れた者同士で寛いでいると、モリオネーの来訪が告げられた。ムーラは入れ違いに退出する。
「ごきげんよう、王妃様。…ムーラが参っていたのですね…」
「今日は何用であろう、モリオネー?」
「は、はい。あの、これを。国許から参った書状ですわ。こたびの国王様のトロイ征伐の件、約定よりさらに三千多い兵力を提供しても良いと、父から」
王妃が片方の眉を上げた。王子によく似た油断ならない表情。
「…私、父に手紙を書きましたの。こたびのトロイ征伐により一層の助力をと。私からのささやかな贈り物でございます」
アテネ共和国元首の娘は、彼女が無骨で粗野な辺境国と考えているヒッタイトの王妃に優越感を隠し切れぬ笑みを向けた。
んまそうなおにぎりだな
腹へったー
あっつい茶ーもええわあ
蓮と薔薇の作者さま
うp有難うございます!!!
毎回楽しみです!
わははは
なんで急に必死になってお礼レスいれてんの?
おもしれー
いいじゃん
別にいつお礼レスしたって
711 :
名無し草:05/01/13 16:26:52
15日土曜10時半、北階段下の母子像前
メモ?
やっと読めた〜
続き楽しみにしております。
>>668 8
「そこまでっ!」
闇の中からいきなり剣を握った逞しい腕が飛び出してきて、賊の短剣を叩き落した。
「ぎゃあっ!」
(女の声?!)
メンフィスは賊の手を掴むと常夜灯のほうへ力任せに引っ張った。キャロルの眠りを妨げぬように小さくしていた灯りだが、それでも刺客の漆黒の巻き毛をむっちりとした手を確かめるのは充分だった。
「ファラオっ?!」
王妃の部屋の扉の外から警備兵達の声が聞こえる。
(くそっ、ここで騒ぎを大きくしてはまずい)
メンフィスは短剣で賊の右腕に傷をつけると、そのまま相手をナイルに蹴りこんだ。
(溺死するならばそれもよし、いずれにせよ腕の傷は逃れられぬ証拠よ…)
「ファラオ!何かございましたかっ?」
メンフィスは扉に取って返すと、青ざめているウナスに短く命じた。
「客人の宮殿を見張れ。何人たりとも外に出してはならぬ。よいな」
ウナスも何か察するところがあったのだろう。緊張した顔で部下達に命令を伝えに走る。
「う…ん…。何か…あったの…」
くぐもったキャロルの声にメンフィスは寝台に取って返した。
キャロルは鎮静剤が効いているのだろう。薄く開けた瞳は霧にけぶる水の色を宿していた。
「怖い…」
「何でもない…。何も怖いことはないぞ」
メンフィスの逞しい腕がキャロルに回される。半分眠りの中にいるキャロルはされるままに暖かく広い胸の中に抱き取られる。
「何でも無い。何も心配せずにそなたは眠れ。大丈夫だ、何も怖くない。私が居てやる…守ってやろう…」
(暖かくて…安心できる…。誰?こんなにも優しく切なそうに私に…話し掛けるのは…?兄さん…?)
キャロルは再び眠りの中に戻っていった。
9
(夜明け…か)
メンフィスは少し緊張を解き、添い寝のキャロルを見やった。
深夜の暗殺未遂事件からずっと、メンフィスは油断なくキャロルの宿直を務めていた。
(昨夜の賊は…どうしているか。あれだけの傷を負わせたのだ。血が多く流れ、昨夜のうちに死んだか…生きていたとしても相当弱っているはず。
だが…どうしたものかな。素直に引き下がるとも思えぬし、私とて表沙汰にはしたくない。
今のキャロルの状態では、自身の暗殺未遂があったなど受け入れられぬであろうし…)
「う…ん…」
キャロルが身じろぎする。じきに目覚めるのだろう。
(今は退散したほうがよいだろうな。朝から怯えて囀らせるもの考え物だ)
メンフィスはそっとキャロルの頬に接吻した。
「…早く私を思い出せ。私は…あまり我慢強いほうではないゆえ…」
メンフィスはマントを羽織ると境の扉を開け、自室へと戻っていった。
自室に戻るとメンフィスは厳しい為政者の貌となった。
「ウナス、賊は捕まったか?」
「は、申し訳ございませぬ、ファラオ。全力をあげておりますが未だ…。
お許しくださいませ、キャロル様にそのような者が近づくのを許したばかりか、取り逃がしさえして…」
辣腕で鳴る警備隊長ウナスは力なく項垂れた。
(何ということだ、キャロル様がお戻りになったその日のうちにこのような失態…!)
「よい。気に病むな。そなたの咎ではない。
……捕まってもらっても厄介なのだ」
「は?」
そこにミヌーエ将軍がやって来た。
「おお、ミヌーエ。待っていたぞ。そなたとウナスに頼みたいことがある…」
メンフィスの言葉に、忠実な二人はひたすら聞き入った。
10
「キャロル様、お目覚めでございますか?」
キャロルが目覚めたのは、もう日もすっかり高くなった時間だった。
「いやだ、私ったらすっかり寝坊を…ごめんなさい」
(やっぱり夢じゃないんだわ、これは。私は古代に居る…!)
だがキャロルが沈み込んでいるひまはなかった。ナフテラや他の手馴れた侍女たちがキャロルに朝風呂を使わせ、朝食を給仕し、身じまいを整えていく。
「あっ、あの、お風呂くらい一人で入れるし、食事だって朝からこんなには…」
「いいえ、今朝はお許しできませぬよ、キャロル様。
さぁ、もう少しお召し上がりあそばせ。昨夜はろくに召し上がらなかったのですからお腹もおすきでしょう?」
蜂蜜と焼きたてのパン、果物に新鮮な果汁。どれもこれも心のこもった料理だということはすぐに知れた。それに昨夜同様、どれもこれもキャロルが好むものばかり。
侍女たちに見守られているのを面映そうにしながら、それでも用意してくれた人々への礼を失せぬように口を動かすキャロルを見る人々の目は温かかった。
「ではお召しかえとお化粧を…」
キャロルは薄紅色の薄絹の衣装を着せ付けられ、蓮の花をモチーフにした装身具を着けられた。
(何て繊細で贅沢な品なのかしら…?それにまるで誂えたように私にぴったり。…亡くなった方はよほど私に似ていたのかしら?)
キャロルの物思いはナフテラの声に破られた。
「キャロル様、お化粧はどのようにいたしましょう?ご自分でなさいますか?」
「え?ええ、そうね。そうします。でも私、あまりお化粧はしないのよ…」
キャロルは軽く眉を整え、一番淡い紅で唇を彩ると化粧道具を押しやった。何か言われるかとも思ったが、人々は暖かく嬉しそうな微笑を浮かべただけだった。
(やはり、この方は私達のキャロル様。色々なお好みも仕草も少しもお変わりでない)
「さぁ、御支度も整いましたゆえ、お庭にお連れいたしましょう。ファラオがお待ちです」
戸惑いながら半ば引き立てられるように連れて行かれた美しい朝の庭には、エジプト王メンフィスその人が待っていた。
キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!ww
うpありがとうございます、作家様たち!!!
じっくり読ませていただいてますよ〜!!!
メン様素敵です、本作のメンフィス4年後も再開なるといいですね。
蓮薔薇はキャロルが素敵・・・。本編王家のキャロルに見習って頂きたい。
イイ!!
4年後作者様、うp有難うございます〜
蓮薔薇の作者さま!ステキな王子もお願いします!!!
720 :
名無し草:05/01/15 11:26:11
4年後作者様
すごくステキな作品で、胸がキュンとします。
続きを楽しみにしています。
大人のメン様と16歳のままのキャロルって、すごい萌え!!!
蓮薔薇の凛々しいキャロルも萌え!!!
作家様達今後ともよろしくお願いします。
早く王子が登場しますように♪
4年後作家様 作品うp有難う御座います
次の展開にドキドキですぅ
/⌒|___/⌒ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
○。 | .| ヽ /。/ < 立たない!
<| .| |ノ/ / ・\_____
。・ | 丶 ヽ./
ヽ ヽ
\ \ 【注意】
\ \ このAAを見た人は肝心なとき
/ つ \ ち○こが立たなくなります。
/ /\ \
/ / \ .\
/ / \ ヽ
丿⌒ ̄ ̄ ̄⌒ / ノ⌒ ̄ ̄ ̄ 丿
|_つ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |_つ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
4年後の作者さま
切なくてドキドキしました。
良い作品を有難うございます!
あげ
あの奥さんも、この奥さんも、家庭を持っている奥さん達って、何回?腟内射精をされてい
るのだろう??今日、町を歩いていて目の前を歩いている40才代の奥さん達の顔やスカ−ト
を着た腰と尻の線、そして身体全体から放つ人妻熟女特有のムッチリとした身体付きを見て
いると、『この奥さん、この旦那の射精した精子を、今まで何回?何回?腟で受け止めてあ
げているんだろう。こんな気取った顔しているけど、夜ともなれば気持ちよさそうな表情し
て、貴方〜〜そこよそこ!!貴方〜〜きて!!!何んてヨガリ声を上げて喜んでいるのかな
?
お前らさあ、無理やりザーメン飲まされるのって好きだろ?
729 :
名無し草:05/01/18 15:08:41
>>728 ?????
どゆ意味?
てか、ザーメンてなに?
www
ゃ こ
じ の
ん ス
な ぁ っ レ
ぁ !
は
ぁ ! !
あ
ぁ
あ
ぁ あ
ぁ
まぁ仕方ないでしょ。
いつもすさんでるよね
これが普通なんだもん。
どうしようもない。
エロがないと荒んでくるのかね?
粘着がいるからなあ、ここ。
嫌ならこなきゃいいのに
もういい加減にしてほしいよ。
荒らし・気に入らないネタはスルーしましょう。反応するあなたも荒らしです。
だよね〜
チャハッ!
35
「モリオネー殿、そなた、いつから表向きのことに参画されるようになられた?国王様は、そなたが書いた書状のことは何もご存じないはず。そなたの独断ですね?」
見たことも無いほど厳しい顔つきの義母に、さすがのモリオネーも怯んだ。感謝され、誉めそやされると思っていたのだ。
「独断だなんて、そんな…。わ、私もヒッタイトの手助けをしたいと思っただけですわ。アテネとヒッタイトは私のおかげで同盟国ですし。王子様の妃として当然の…」
「そなた、その三千の兵力とやらがどこから出るかおわかりか?その者達のためにかかる諸々の費用の出所はご存知か?
アテネはすでに五千の兵力を約束してくれているはず。それだけでも莫大な費用と動員される民への負担を強いるのにさらに三千とは…」
言いながら王妃は考える。おそらくこの娘は自分の軽挙がヒッタイトの足を引っ張っているとは思いもかけまい、と。
(これでアテネはヒッタイトに大きな恩を売ったつもりになって先々、どのような干渉をしてくるやら…)
「それは…アテネ側が負担いたしますからヒッタイトの国庫は安泰ですわ。
それに私はヒッタイトの‘王子妃’でございますもの。
女が政治に関わるなとおっしゃっても…私は王妃様を見習って少しでもお役に立とうといたしたのです。どうかご寛恕あそばして」
結局、モリオネーの‘助力’をヒッタイトは受け入れざるをえなかった。
王妃が書状に仰天していた頃にはもう、兵士は海の上だったからだ
36
「我が妃の独断、まことに申し訳なく…」
帰城したイズミル王子は国王夫妻の前で項垂れた。
母王妃の知らせでモリオネーの独断を知り、調査を切り上げて帰還してみればトロイ攻略はヒッタイト側の勝利が確定していた。
「勝利は重畳、というところなのであろうがなぁ…」
国王は重い吐息をついた。
「アテネよりの助力は兵8千、うちほぼ半数が慣れぬ戦で死亡。急に駆り出された農民が大半であったという。我が軍の損害に比べあまりに大きい。
後味の悪いことぞ」
「イズミル王子、国王様はモリオネーが知られることなしにやすやすとアテネーと書状を交わしたことを重く見ておいでです。今回のこと、奥向きを司る私の責任です」
人払いをした国王の部屋は重苦しい沈黙に支配された。今回の勝利でヒッタイトは多くの権益を得た。しかし同時にアテネに内政を干渉させるスキも作ってしまった。
現に今、アテネの使者達が今回の戦の勝利を祝うために地中海を渡ってきている。明日あさってにはヒッタイトの岸辺に着くだろう。
「いずれにせよ、アテネにはそれなりの礼を尽くさねばなるまい。
ふん、たかが女の横専よ。イズミル、宝石か何かを与えてから、二度と同じことをせぬよう釘を刺すがいい。
あの女はそなたの気を引きたいのだ。もっと可愛がっておとなしくするように言い含めてやるのだな」
意味ありげに言い、席を立った国王を見送る母子。
「王子よ、そなたも父上の子じゃ。後宮ひとつ捌ききれぬとは!」
王妃は辛らつに言った。
「今回のこと、取り返しがつかぬ失敗ではありませぬ。しかし高くつきましょう」
すみませぬ、タイトル間違いました。
ケーブル縛りでナイルに飛び込みまつ。
もしや、4年後作家様と蓮と薔薇作家様は同じ方?
そうだとしたら凄すぎる!!
うわ〜! 逝かないで下さい〜〜!>蓮と薔薇作者さま
ヨイショっと。(←別ケーブルで引っ張り上げる)
両作とも、毎回楽しみに読んでます。
メンフィス4年後、キャロルを守る凛々しいメン様がカッコイイです。
蓮と薔薇も、王妃とモリオネーの政治的な駆け引きにドキドキ。
今後の展開、楽しみにしてます〜。
蓮薔薇の作者さま!うp有難うございます。
毎回ホント楽しみです!!
特に王妃さまが、カッコイイ!
個人的に萌えです!!
大変だと思いますが
今後とも宜しくお願いします♪
ステキ ステキ ステキ
作家様有難う御座います
作家様、いつもありがとうございます!!
並行して書くのは大変でしょうが、
頑張って下さい!!
王子ものもメンフィスものも、両方書けるなんて尊敬。
おどろいた。
ほんと尊敬、素晴らしい!
これからもどんどん書いてくださると嬉しいです。
>>716 11
「よく眠れたか?」
恥ずかしさと戸惑いで顔を上げることもできないでいるキャロルの頭上に、低音の大人の男性の声が聞こえた。
キャロルの目の前にあるのはメンフィスの肌。逞しく鍛え上げられた体を包む肌は彼の体をまるで金属か石の彫刻のように見せた。剥き出しの上半身に短い腰布から伸びる長い脚。
目のやり場に困ったキャロルがようやく顔を上げるとメンフィス王と目が合った。
「ようやく顔が見えた。ふむ、顔色は良いな。よく眠れたと見える。安堵したぞ」
キャロルは茹でられたように真っ赤になった。
(私ったらどうしたの?何故、こんなにどきどきするの?男の人と話したこともないというわけでもないのに!
ああ、この人がこんなに私を見つめないでいてくれたらいいのに!もう少し離れてくれたらいいのに!)
明るい朝日のもとで見る王は昨夜よりももっと魅力的に─危険に─見えた。
少し癇ばしったところもあるようにも見えるが、知的で整った秀麗な容貌。21世紀の人間と比べても勝るであろう立派な体格。
誰もがうっとりと見惚れるであろう人間が、今はキャロルだけを視線で絡めとり捕らえてしまおうとでもいうように熱っぽく見つめている。
(何て切なそうに私を見るの…。お妃を亡くしたと聞いたわ。私に良く似たお妃を…)
キャロルは自分を通して誰か他の人を見ているに違いない(と彼女は思っている)ファラオに少し切ないような哀しいような感情を抱いた。
「そのように見つめてくれるな。…その様子ではまだ私は‘他人’なのだな。
まぁよい。それよりも、そなたを連れて行きたいところがあるのだ」
メンフィスはキャロルの手をしっかり握って大股に朝の庭を歩き出した。
12
「ここは…?」
キャロルの目の前には白い塀と扉。さほど高い塀ではないが中は見えない。
塀と同じよく磨かれた白い石で作られた扉は、縄で幾重にも封印され長く開かれたことがないのが見て取れた。
「…固いな。4年間、ずっとほうっておいたから…」
メンフィスは固く幾重にも作られた結び目に悪戦苦闘して答えてくれない。長い指が苛立たしげに結び目と格闘する。
「くそっ!」
メンフィスは短剣で結び目を断ち切ると、扉の取っ手に手をかけた。
「ふうっ!なかなか開かぬ。
ふふ、キャロル、そなたも少しは力を貸せい。ここはもともと、そなたの庭ぞ」
やがて長く開かれることもなかった扉は、きしりながら開いた。
「さぁ、参れ、キャロル!そなたの庭だ!」
塀の中に隠されていたのは庭園だった。長く忘れられていたらしく荒れてはいるが、それでも充分に美しい緑の楽園。
石を敷き詰めた池に流れ込む小川。蓮の花が揺れる池に影を落とす潅木。生い茂る草の間には花々が咲き、不意の闖入者に小鳥が驚いて飛び回る。東屋は絡まる草や花に埋もれるように。
そして。
庭の隅に立つ彫像。ファラオと金髪の妃の。睦まじく寄り添う生彩に満ちたそれ。
(これは…私だわ!他人の空似なんてものじゃないわ。これは…私じゃないの!)
「キャロル、ここは私がそなたに贈った庭園だ。私の最愛の王妃のための庭園。そなたはこの上なくこの庭園を愛した。
思い出せぬか?そなたの好きな花、そなたの好きな木々。緑の木陰で我らはどれほど睦まじかったか」
キャロルはメンフィスに引き寄せられ、抗うこともできぬまま接吻を受け入れた。
わぁ〜ホントステキ!
作家さま!有難うございます!
萌えですぅ〜
1
古代エジプトの絢爛豪華な宮殿の、そのまた奥深くにたたずむ奥宮殿に、
一際目立つ黄金の髪にナイルの様な蒼い瞳、エジプト人には無い
白いハスの花の様な肌の少女はいた。名はキャロル。
三千年の未来より女王アイシスの呪術により引き込まれた少女だった。
愛しい弟メンフィスの命を助ける為に・・・。
「アイシスはこの頃ちっとも私の元に遊びに来てはくれないわね・・・」
淋しげにキャロルは女官長のナフテラに云った。
「まあまあ。キャロル様 アイシス様はファラオのご看護と神殿の司祭ゆえに
お忙しいので御座いましょう。キャロル様をお忘れな訳では御座いませんとも」
古代における母の様な存在のナフテラの声に、明るい微笑みを取り戻すキャロル。
「そうだったわね。メンフィスの看護がまだ必要だったわね。あの・・・ぅ
メンフスは?容態はどうなの?」
「メンフィス様は、今ではお庭を散歩出来るまでにご回復され、アイシス様の
お手によりお食事も少しづつ召し上がれます様におなりで御座います。
民や家臣はアイシス様とキャロル様を神の娘と口々に申しておりますわ」
キャロルは、すっかり自分が救った若く美しいファラオの存在を忘れていた事に、
自己嫌悪を感じていたが、若きファラオが快方に向かっている事を無邪気に喜んだ。
神の娘と呼ばれる事に戸惑いを覚えつつも。
彼女の持つ現代の英知と、コブラに噛まれた毒に効く薬が若きファラオの命を
救ったのだが、役目を終えた後に、現代へ再び戻すべく、女王アイシスが神に祈りを
捧げてはいたが、 いまだ叶わなかったのである。
1
灼熱の太陽の陽を浴びた漆黒の色、黒曜石の様な黒い瞳の麗しい女王アイシスは、
キャロルを、弟メンフィスの命を助ける為にキャロルのいた現代世界や家族の元から
彼女を引き離してしまった事、もう二度と元居た世界へは返してあげられぬかも
知れない事に酷く心を痛めていた。
「おおっ・・・神よ!どうか今一度わたくしに力をお与え下さい。
キャロルを・・・心優しく美しい娘を元居た世界へ。
わたくしの命を掛けても構いませぬ。我が願いを聞き届けたまえ・・・」
麗しき女王は、自分の命と引き換えてでも、弟メンフィスの命を救った娘
キャロルを現代へ戻そうと寝る間も惜しんで、祈り続けていた。
合間には、メンフィスの看護ですっかり彼女の美しかった瞳の色は褪せてきていた。
「ねえ・・ナフテラ?ヒエログリフで綴った石版を作って欲しいの・・・
良いかしら?」
キャロルは現代世界のママやライアン達に、自分が元気に古代の王宮で
暮らしている事を知らせたかったのである。
もしかしたら、二度と現代には帰れないのかもと彼女は薄々気付いていたのかも
しれない・・・。
「石版?ええ。キャロル様のお頼みでしたら」とナフテラは二つ返事で
引き受けて、早速書記の元へと向かった。
この所、ちっとも姿を見せないアイシスの事を気にしながらも考古学の好きだった
この少女の寂しさを埋めるには、十分過ぎる古代の遺物が目の前に広がっている。
帰れないかもとくよくよ悩むよりは、古代の遺跡に触れていたいと思ったのかも
知れない。
ナフテラの留守の間、キャロルは宮殿内を散歩する事にした。
アイシスのはからいで、キャロルは宮殿内の何処へでも出入りは自由だったので
供を付けずに出歩いていた。
そんなある日、見付けたのが若きファラオメンフィスの寝所であった。
「おおっ。神の娘よ!どうか我がファラオのお側へ」エジプトの英知
宰相イムホテップが満面の笑みを浮かべながら美しい少年王の寝台の横で
キャロルを手招きしている。キャロルは、おずおずと少年王の側へと近づいていった・・・。
(古代に引き込まれた日以来メンフィスの姿を見るのは初めてだわ。
あの時は、ライアン兄さんが持たせてくれた予備のコブラの毒に効く薬を、
苦しんでるメンフィスに呑ませるので必死だったから、よく顔を見れなかったけど・・・。
あっ・・・なっ・・・なんて美しい少年王なの)
初めてじっくり見た美しいファラオの姿に、キャロルの頬は薔薇の様に
仄かに紅く染まった。
「まだ、息が苦しそう・・・熱も高いみたい」キャロルはそう云うと、
現代から持ってきていた解熱作用の有る貴重な薬を侍医に差し出した。
「そなたが・・・そなたが私を救った神の娘か?そなたが呑ませよ」
苦しそうな息使いで云いながら、メンフィスはキャロルの白く細い腕を掴んだ。
「あっ・・・解ったわ。お薬の事ね このお薬はママが、私の熱が出た時に
いつも呑ませてくれてたお薬なの。すっごーく良く利くのよ」
キャロルは、突然腕を掴まれた事に胸の高鳴りを覚えながら、そっと美しい少年王の
唇に薬を運んだ。
するとどうだろう少年王の苦しそうだった息使いが、ゆっくりと治まってきた。
1
エジプト王妃となって、メンフィス王と仲睦まじく暮らすキャロルには、
誰にも言えない苦しみがある。
自分はメンフィスを愛し、メンフィスに愛されているという至福の時でさえも、
それはキャロルの心の片隅に小さな棘となって突き刺さっている。
21世紀でブラウン教授たちと見た美しいファラオの棺桶。
ブラウン教授の話した、「このファラオは18歳で亡くなったようだ」との言葉。
生前の顔に似せられて作られた黄金のマスクはまさに自分の愛しているメンフィスに酷似していた。
信じたくない!メンフィスがたった18歳の若さで死ぬだなんて!
私が守ってみせる!メンフィスを守るわ!
生命力に溢れたメンフィスを見る度に、そんなはずはないと打ち消すキャロルの心の片隅で、
ちくりと刺さった棘の部分が疼く。
キャロルの脳裏に響く言葉にぞくりと背筋を走る悪寒。
「歴史は変えられないのだ」と・・・。
2
エジプト王宮で賑やかな宴から退出した矢先のキャロルは、突然に数名の男達に侍女達を倒した後、
「王子妃よ!」と傅かれたのだった。
「私はエジプトの王妃です!そのような者ではありません!」
いくらキャロルが否定しようにも男達は譲らない。
よくよく見ればそのもの達がヒッタイト風な衣を纏っていることが、キャロルの不安を更に呷る。
「いいえ!あなた様は我がヒッタイトのイズミル王子の妃と相成られました!お迎えに参ったのでございます!」
「嘘よ!確かに私は王子に囚われはしたけれど、私は王子と結婚してなんていないわ!」
キャロルが否定しようにも誰もその言葉を信用する気配はなかった。
「急がねば!失礼仕る!」
リーダー格の男が急に嫌がるキャロルの口を塞ぎ、キャロルを首筋を一太刀手刀を当てるや否や
キャロルの体はぐにゃりと脱力してそれきりの記憶を失ってしまった。
「急げ!急ぎハットウシャにお連れするのだ!王子がお待ちだ!」
エジプトの宮殿の中で騒ぎがあるのを隠れ蓑として、ヒッタイトの者達は無事目的を果たし、
キャロルを秘密裏にヒッタイトへと連れ去ったのである。
新作ラッシュでうれしい〜!!
けど頭の切り替えがチョト大変だ〜w
新作!キター*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!ww
王子はイズコニ?
4
「やはりそなたは神のお使い下さった神の娘だ」
「瞳は母なるナイルの如く蒼く煌いている」「ナイルの女神の娘では!」
ファラオの廻りを取り囲んでいた、臣下や侍女達はざわめき出した。
イムフォテップはキャロルの衣装の裾にそっと口付けし、やはり貴女は神の導きし
娘とかしづいた。
(困ったわ・・・益々誤解されたみたい。私は神の娘じゃないのに。
ただ、現代のお薬を持っていただけなのに・・・)キャロルは戸惑っていた。
「神の娘よ。どうか我がファラオの看護をアイシス様とご一緒に
お頼み出来ぬものか」イムホテップは、キャロルに頼んだ。
元々面倒見の良かったキャロルであったし、アイシスといつも一緒に居られる
安堵感からキャロルは二つ返事で承諾した。
寝台の中のメンフィスも、家臣や侍女達もキャロルをすっかり信頼しきった目で見つめている。
煌びやかなエジプト王宮から離れたひっそりとしたオアシスに、数名の供を連れて
エジプトへ調査旅行にやってきたヒッタイトからの美しく令名高い王子はいた。
明るい髪の色にオリーブ色の肌をもつ王子イズミル。
賢く争い事を好まない穏やかな性質であったが、一度剣を握れば右に出るものは
無しと言われる程の武人であった。
「エジプトのファラオはコブラの毒より生還したか・・・。
なんと神の娘の成せる業とか。一度この目でその娘を見てみたいものだ。
ようし何とかその娘に近づいてみるか」
イズミルは思ったら即実行しないと気が済まない質らしく、一気にエジプト王宮
目指し駆け抜けて行った。
バザールに着けば、民が口々に神の娘の噂をしているので情報には事欠かない。
(神の娘は見た事も無い黄金の髪に白い肌蒼い瞳の小さな少女らしいな。
今は女王アイシスと共にメンフィス王の看護に励んでいるとか・・・。
我が妹ミタムン王女の未来の義姉になるやもしれぬ女王アイシスのお気に入りの
娘とか・・・これは面白い是が非にでも、その神の娘を近づきじっくりと
見てみたいものよ)イズミルは小さな笑みを漏らした。
ひーーーーーーいっ!!
新作ラッシュ、キテター*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・*
5
(旅の途中で商人から買い受けた、珍しく貴重にして高価な布を神の娘へ献上する
名目で王宮に乗り込むか・・・。妹ミタムン王女へのみやげではあったが・・・
神の娘を見る為なら。許せ王女よ)
「王子。あれに見えるは噂の神の娘では?」
妹思いのイズミル王子は、遠く離れたヒッタイト王宮に残された妹王女を
思い浮かべていたが腹心ともいえるルカの声に我に返った。
(なんと好機な。娘に近づく機会を我が女神イシュタルが与えたもうたか)
王子は妹王女の為に買い受けた高価な布をキャロルに向けてわざと転がそうと
していた時だった。急に苦しみだした老婆がキャロルの前で倒れ込んだのである。
食中りか単なる差込か、一生懸命に様子を聞こうとキャロルは老婆の
背中を摩っていた。
「御婆さん 何処が痛むの?」キャロルの優しい口調に安心したのか
老婆は云った。自分の住む村には綺麗な清水が少なく、飲み水に困っている事を。
生活の何もかもをその汚水で賄っている事を。
キャロルは供をしていたウナスに、老婆を丁重に運ぶ事を頼むと自らも村へと
赴いたのだ。
「少し朽ちてるけど大きなこの樽を使いましょう!皆も色々な大きさの石や砂利を集めて下さい」
そう村人に頼むと、集った小石や砂利を手際良く樽に入れていった。
そこから汚水を流し込むと不思議な事に汚水は綺麗な清水へと変わったのである。
この様子を見つめていたヒッタイトのイズミル王子は、目の前で汚水を清水に
変えていく神の娘の成せる業を目の当たりにし、高鳴る胸の鼓動を押さえる事は
もはや出来なかった。
「もし・・・神の元より使われし世にも得がたき姫よ!どうかこの布を今日の日の記念にお納めくださらぬか」
イズミルは薔薇色に上気した頬と熱に潤んだ瞳でキャロルを見つめていた。
キャロルともっと話してみたいという衝動にかられていたのだ・・・。
商人とは思えぬ力強く甘い声の響きに、キャロルは引き寄せられる感覚を
覚えながら見つめ返した・・・。
キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
どれもこれも素敵♪
ここを覘くのがますます楽しみに〜
キター━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!!
どれもすてきです〜!!
作家の皆様。読むのを楽しみにしてます
ホントステキ!!
本編ではありえない
王子×キャロが読めて嬉しいです!!
萌え!でございます。
ステキ文章を書かれる作家様方の才能を尊敬しつつ…
次回の、うpを楽しみにしています!!!
>戯作 メンフィス4年後
キャロルがメンヒのことを、お妃を失くした可哀想な王と思ってるところが切なくていいです。
王家とはまた違う関係の二人がとても新鮮・・・。
新作もいっぱいうpされて嬉しい悲鳴です。
これからの展開が楽しみです、また見に来ますね。
769 :
名無し草:05/01/22 12:48:15
戯作メンフィス4年後様ありがとうございます。
読んでいてとても切ないです。
次回の転回が楽しみです。宜しくお願いします。
770 :
名無し草:05/01/22 14:01:04
何といっても注目度No.1は抜けない棘です。
伏線も何もない唐突さ、本編にも見習ってほしいです。
771 :
名無し草:05/01/22 14:01:56
何といっても注目度No.1は抜けない棘です。
伏線も何もない唐突さ、本編にも見習ってほしいです。
6
互いに引き寄せられるように見つめ合う二人・・・
絡み合う視線の先の光の中に何を見たのか。―しばしの沈黙が二人を包む―
―沈黙を破ったのはキャロルであった―
「この布は絹ね!貴方は何処の国のお方?商人の方なの?
古代のキャラバンの様子を教えて下さらない?古代の商人は皆貴方の様に
逞しく鍛えられてるの?」
献上された布の高価さに、やんわりと受け取りを拒否するキャロルだが
本来の好奇心からも無邪気にその布の由来や質問を語り始めた。
(神の娘と云われておるに・・・なんと幼き少女の様な無邪気な振る舞い。
何の気取りもない愛らしく素直な姫よ。それに珍しいこの布が何であるか
この姫は知っている様子)不思議な容貌と英知を持つキャロルに
イズミルの心は強く刺激される。
「商人ともなれば国々を渡り、貴重な品々を守りながら旅を続けねばなりません。
時には、襲ってくる野党をも相手にしなければ商人は勤まりませぬゆえ・・・」
微笑みながら問い掛けに答える、イズミルの瞳の中には美しい黄金の姫の
姿だけが映っていた。
「さあ!キャロル様、王宮に戻りませぬと!ファラオのお薬湯のお時間です。
アイシス様も心配されておられましょう」低い声色でキャロルに悟すのは
ウナスであった。外国人と神の娘の接触を嫌ったのであろう。
「姫よ 私の名はイミル・・・商人のイミルで御座います。
また近い内にお逢いいたそうぞ」キャロルの白い手に遠慮なくイズミルは接吻した。
横ではウナスが、怒り心頭という目付きで商人を睨み付けていたが
キャロルはこういった事が苦手なのか、顔中を真っ赤に染めてコクリと小さく頷いただけだった。
7
王宮に帰るとアイシスが心配した面持ちで飛んできた。
「キャロル。そなたウナスとたった二人だけで都に下りたとか・・・
エジプトは富める国ゆえ諸外国からも大勢の間者が潜んでいるやもしれぬゆえ
都に下りる時は注意せねばいけませぬ」
女の身で床に伏せったままのファラオの変わりに、政務の全てや神殿行事に
看護の日々寝る間もない程に動き回るアイシスに、必要以上の心配を掛けた
キャロルは、アイシスのしっとりとたわわに実った果実の様な胸に白い小さな顔を埋めた。
とてもじゃないが、今日出逢った美しい商人の事などアイシスやメンフィスには 話せない。
(もう一度イミルに会って色々話たいけど・・・黙って王宮を抜け出すなんてもう出来ないし・・・
ああっ それにしても一体どうしてしまったの私・・・? イミルを思い出しただけで、胸がドキドキして熱い。
手にキスされただけなのに・・・メンフィスに頬にキスされた時だって 恥ずかしくて真っ赤になって
ドキドキしたけどこんな風じゃなかったわ・・・ ほんの少しお話しただけなのに)
キャロルは昼間出逢った商人イミルを思いながら、メンフィスに午後の薬湯を 差し出した。
「何を考えておる?!ええい 私を前にして、私以外のものの事など
考えてはならぬ!」そう怒鳴ると強引にキャロルの細い腕を掴み寝台の中へ 引き込んだ。
「姉上と共に私の妃になれい!そなたの望む物を何でも取らせようぞ」
「私が、古代のファラオの妃に?アイシスと?むっ無理よそんな・・・」
唐突なメンフィスの言葉に驚き口篭るキャロルの唇を塞ぐ様にメンフィスは接吻した・・・。
(アイシスという人がいるのにキスなんてメンフィスはどういうつもり? ああっでも何にも考えられなく・・・)
メンフィスの巧みな舌技にキャロルの思考の自由は、体の自由は奪われていく・・・。
蒼の光 黒曜石のしずくの作家様
イミル!
キター!!!━(∀゚)≡(゚∀)≡(゚∀゚)≡(∀゚)≡(゚∀)━!!!!
作家様、有難うございます!
これまた新鮮な設定(・∀・)イイ!
どんな展開になるのか楽しみ
☆ チン マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) < 続きまだ〜?
\_/⊂ ⊂_ ) \_____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 愛媛みかん |/
お行儀が悪いですよ
8
・・・・・ 姫よ ・・・・・
(・・・ぁぁっ・・・だ・・れ・・・かが・・・・呼んでる・・・
あ なたは・・・だれ・・?)
(はっ!メンフィス!!)
「こっ婚約者がっ・・アイシスがいるのに私にキスなんて変よ。や・・やめて」
― バシーン ― キャロルの平手打ちだった!
「こっこの・・うっ。私は王ぞ!王たる私に手を挙げるとは無礼千万!
神の娘であろうと許せぬ!くっ・・・」
(あぁ 恐い誰かたすけ・・て・・・)
「助けてイミル!」無意識に呼んだ名は、昼間逢った商人イミル―イズミル王子―だった。
「イミル?!イミルとは何者ぞ?!私の前で、他の男の名など
呼ぶとは、どういう事ぞ!その男、直ちに捕らえて成敗してやろうぞ!!!」
劣化の如く怒るメンフィスに、恐ろしさに身を震わせるキャロル・・・。
「やめーーーて!イミルを殺すなんて!駄目よ」恐ろしさに震えながらも
訴えるキャロル。
「ええい 忌々しい娘!まだ、他の男の名を口に出すか!!
私の言う事を聞かぬ娘など砂漠の苦役でも牢にでもぶち込んでやる!」
王となるべくして誕生して以来メンフィスには思い通りにならぬ事などは無かった。
生まれて初めての拒絶に、怒りに身を任せたメンフィスは意のままにならぬ
キャロルを、辛い砂漠の苦役に付かせよと命令する・・・。
騒ぎを聞き付け飛んできたアイシスが必死に止めるのも聞かずに・・・。
「わたくしの力が及ばぬ為にそなたを辛い目に合わせる・・・
きっとそなたを自由にしてやるゆえ・・・その日まで辛いであろうが耐えておくれ・・・」
連れ出されるキャロルの背中を見つめる黒曜石の瞳が決意に煌いた。
―ナイルの女神の使わせし黄金の姫君を、砂漠の苦役に付かせるとは・・・
―ファラオは何をお考えか?エジプトに不吉な事が起こらねばよいが・・・。
臣下達は不安を募らせたが、ファラオの言葉は絶対であった。
9
その夜、初めての砂漠の苦役に携わる物の為の宿舎で、キャロルはなかなか
寝付く事が出来なかった。
昼間逢った商人イミルの熱い口付けとメンフィスの強引な口付け。
(今日は色んな事が有ったわ。御婆さんの村のお水を綺麗にしてあげれて良かった!
村の人達も喜んでいてくれたし・・・
それにしてもメンフィスったら酷いわ!アイシスという人がいながら私にあんな事するなんて・・・
アイシスはお姉さんみたいで大好きだけどメンフィスは大嫌いよ!
でもどうして、あの時イミルの名を呼んだのかしら私?彼は本当に商人なの?
古代の商人は皆あんなに逞しのかしら・・・)
「とにかく眠ろう・・・明日からは砂漠の苦役が始まるんだ」呟くと、深い眠りに付いた。
オアシスに野営するイズミルの元にも午後の王宮内の騒ぎは知らされていた。
「何と・・・あの愛らしい姫が砂漠の苦役に付かされるとは!
女王アイシスは何とするつもりぞ・・・
しかし、あの手の早いメンフィス王の事ゆえ、あの姫も例外無く奪われていると思うたが・・・」
メンフィスを拒み怒りを買ってしまったゆえの事と知ると不思議な安堵感が広がったが、
『気になる姫』を奴隷の様に扱った王への強い怒りも顕にした。
「ルカよ!そなた明日から砂漠の苦役に潜り込み姫を助けよ!」
「御意に」
>>742 37
国王夫妻が王子と会っていたちょうどその頃。
モリオネーがキャロルの許を訪れていた。
「ご機嫌よう、ナイルの御方。久しいこと」
モリオネーはじろじろとキャロルと侍女達、そして部屋の中を見ながら甘ったるい声で言う。迎える側は警戒心も露だ。
「これを仕立てていただきたいのですよ。あなたは裁縫がお上手なのですってね。これを今度の祝勝の宴のために縫ってほしいの。急ぎでね」
モリオネーは貝紫染めの絹地や金糸銀糸の刺繍布、薄絹といった贅沢な布地をキャロルの目の前に抛るようにした。
女主に加えられた屈辱に蒼白になる侍女達を、モリオネーと乳母は意地悪く見つめている。
「そうね、形はアテネ風にしておくれ。ヒッタイト風はどうも野暮で…。
ナイルの御方、聞いているの?返事をしなさい。一体、何様のつもりなの?」
「モリオネー」
凛としたキャロルの声にモリオネーは思わず怯む。
「この生地はどうかお持ち帰りください。あなた付きの衣装係の侍女のほうがあなたの好みや寸法については詳しいでしょうに。そうなさったほうが良いものができますよ?」
「…口答えとは笑止な。私はあなたに頼んでいるのではありません。そうしなさいと言っているのです。それとも何ですの、王妃様のお衣裳は縫えても私のはできぬと言うの?
……私はあなたがこの後宮の新しい衣裳係に任じられたと聞きましたよ?」
モリオネーに付き従う召使達のどこか居心地の悪そうな冷笑。キャロルはきっと唇を引き結び、そんな女達を見返す。
「私の国、アテネがこたびのトロイ遠征で大きな働きをしたのはご存知のはず。その私の頼みは聞いておいたほうがよいでしょうに。
何故、王妃様のご用を聞くように私のも聞けないのかしら?」
「…私は王子に嫁いだことで国王様と王妃様の娘となりました。娘が母に仕えるのは当然ですもの」
キャロルは思わずモリオネーが怯むような調子で言い放った。
38
祖国アテネの威光を振りかざすばかりで未だにヒッタイトに馴染まぬままでいるモリオネーは、強い言葉で自分はイズミル王子の妻であり、ヒッタイト国王夫妻の娘なのだと言いきったキャロルに気おされ絶句してしまう。
モリオネーはヒッタイトにありながら、この国を未開国野蛮国と蔑む異邦人のままであったのだから。
キャロルは優雅にモリオネーが抛ってよこした布地を拾い集め、モリオネーの乳母に手渡した。乳母は押し付けられた高価な品をただ抱え込むだけだ。
「さぁ、モリオネー。お衣裳は早くお仕立てになったほうがよろしいわね。こんなところで時間を無駄になさるものではありませんわ。
ではご機嫌よう…」
その言葉を汐に、ムーラが招かれざる客人の一団を追い立てて扉を閉めた。
閉まった扉の向こう側では、日ごろの淑やかさも忘れ、キャロル付きの侍女たちが女主を囲み快哉の声をあげたのである。
(なかなか、やる…)
柱の影で一部始終を覗き見する羽目になったイズミル王子は会心の笑みを浮かべた。
モリオネーがキャロルを侮辱するところを見てしまった王子は怒りに我を忘れ、諍いの場に出て行こうとしていた。
だがキャロルは見事にモリオネーを追い払ってしまった。
(優しくたおやかなばかりの子供であると思っていたのがとんだ見当違いであったわけだ。あれならば大丈夫だ)
王子は、彼女が見せた矜持─私は王子に嫁いだのです─に深い満足と喜びを感じて微笑した。
一目で深く惹かれ、うぶな相手の心などお構いなしで強引に求愛して性急に妻にした少女が、自分を真実愛してくれているのかと時々王子は不安になる。
39
「皆、何やらずいぶんと浮かれているようだな。いかがいたした?」
少し時間を置いて何食わぬ顔で部屋に戻ってきた王子は言った。彼を迎えた侍女たちは、ムーラも含めて皆、キャロルの勝利に興奮している。
「…何でもないわ、王子。ただ王子が戻って来てくれたのが嬉しいだけ」
王子に抱き寄せられて真っ赤になったキャロルは言う。だがその口調にも顔にも何か鬱屈した影がある。
聡い彼女は、今回の対トロイ戦でアテネが果たした役割を熟知している。きっとこれからの自分の立場も変わってくるだろうと醒めたことをどこかで考えている。
(見え透いた強がりだな。やはり先ほどの諍いが堪えたか…。嫉妬や権謀術策を下らぬことと考える聡明な姫でも、否応無しに巻き込まれるのは避けがたい)
「先ほどのことなど気にするな。モリオネーには後で私が仕置きをしておいてやる」
王子は久しく会わなかった恋しい少女を腕の中に抱き寄せた。
「! 王子ったらさっきのこと見ていたの?それなのに今まで知らん顔をしていたの?ひどいっ!」
「ひ、姫、何故に泣く?よほど口惜しかったのか?モリオネーはきつく叱りおくゆえ泣くな」
珍しく王子はうろたえた。侍女たちがここぞとばかりに王子不在中のモリオネーのひどい仕打ちを訴えると…。
「もうその話はやめて!わ、私はモリオネーなんかに泣かされたりしません!
私は王子にあんな、あんなみっともない喧嘩をしているところを覗き見られたのがイヤなの!
あんなくだらない喧嘩をするような子供だと思われたくないのっ!」
40
「姫?何故に泣く?何故に怒る?私は…そなたに泣かれたくないのだ」
「何が仕置きをしてやる、よ。私を子供扱いして!私にだって誇りはあるのっ!」
キャロルはそういうと寝室に走りこみ、扉を乱暴に閉めた。
「…何だと言うのだ…?」
「恐れながら王子」
「何だ、ムーラ」
「姫君はこれまでモリオネー様から受けられた侮辱をひとつも王子に訴えるということはなさいませんでした。勿論、私からはご報告いたしておりますが。
姫君は王子を真実お慕いし信じておられるからこそ何事にも動じられなかったのだとムーラは推察いたします」
「だから…?」
「浅薄な者の言葉など取り合わぬのが姫君の矜持なのです。姫君は王子にあのような諍いの場を見られたことを恥辱とお感じなのではないでしょうか?」
「馬鹿な…そんなことで私は姫を見下したりはせぬぞ。そんな意地を張ってもし何かあったら何とする?傷つけられたら何とする?恐ろしくはないのか?」
まるで全てはムーラの責任だと言わんばかりに睨み付ける王子に乳母は言った。
「姫君は大丈夫でございます。あの方は王妃様と同じ、お優しいだけでなく強い方でございます。あの方には王子を夫君とされた覚悟がおありです」
「…ふ。余計な口出しはとりあえず無用ということか。
しかしムーラ、そなたはすっかり姫贔屓になってくれたな。…礼を申す」
王子はそう言うとキャロルの後を追った。侍女たちは下がっていく。
>蒼の光黒曜石のしずくの作家様
今までに無い展開にワクワクドキドキです。
ハァ〜イイですネ!
毎回楽しみです。
>蓮と薔薇の作家様
女達が強くてカッコイイ!!
これからどうなるか楽しみです!
作家様方、うp有難うございます。
785 :
名無し草:05/01/24 19:27:23
長文うざっ
おならくさっ
10
―アイシスの使いの鳩が降立つ
「アイシス様 鳩に御座います!
アイシス様、お待ちかねのお方よりの密書に御座います!」
「おおっ アリ。嬉や早速に返事が来たとな・・・」度重なる心労に曇っていたアイシスの顔に
明るい笑顔が戻る。
(おおっ嬉や。久方振りの明るい微笑み。やはりアイシス様は、あのお方を愛されておいでなのだ)
密書の返事には、我国で一時的にナイルの娘を密かに匿う手はずは整えた
何時でも出迎える準備は出来ているとの内容だった。
最後の一行には愛しい女王を労う愛の言葉が加えられていた。
その言葉は女王の心に深く染込み潤したのは言うまでも無い。
「ふうーっ。砂漠のお仕事は熱くて辛いけど、考古学が好きな私には
目の前でオべリクスが完成されていくのが見れて幸せ。
メンフィスに感謝しないといけないかしらね。うふふ」
「姫様は、何でも楽しそうに辛い苦役をなさるのですね。
普通の娘なら一日も持たずに駄々を捏ねましょうに・・・」
(この姫君が、我が王子のお側に来て頂けたらどんなにか素晴らしいであろう。
英知有る姫君ならば、我がヒッタイトの大地に神から授けられた特殊な石が
何で有るか知っているかも・・・)
イズミル王子の命によりキャロルの側に潜り込んだルカは、不思議な可愛らしい
王子の『気になる姫』に特別な光の様なものを感じていた。
はぅ・・・・続きをお待ちしておりまつ・・・
ステキ!ステキ!
続きをお待ちしています!
11
愛しい人からの手紙を胸に黒曜石の瞳を持つ類稀な美女は安らかに眠っている・・・。
瑞々しい果実の様な唇には笑みが毀れる。
遠い日の楽しかった夢を見ているのであろうか・・・
「まあ。素敵な小刀の細工ですわね!ええ?ご自分で細工されたのですか?
王子様は何でもお出来になるのね!
わたくしは、お花でステキな冠が作れますのよ!でも、弟のメンフィスは
実用的じゃないって、わたくしをからかうのです」黒い大きな瞳から薄っすらと涙が浮ぶ。
「姫は起用であられるな。なになに、弟王子の言う事などお気にめされるな。
姫の作られし花冠は、どんな煌びやかな王冠よりも見事であられるぞ。
いつの日か、私と結婚式を挙げる時には姫に花冠を編んでもらをうぞ」アイシスよりも五つ年上の
異国の王子は幼いながらも美姫アイシスを優しく抱きしめる。
(ああっ 夢であったのか・・・なんと懐かしき良き夢であったか・・・
初めてあの方にお逢いしたあの日の夢・・・)女王は懐かしさと切なさが入り混じった様な涙を流す。
女王アイシスには、弟王のメンフィスと共に富国エジプトを守り繁栄させる
事を亡き父王の最期の時に誓った。
それは若きファラオメンフィスの身を案じる父王の最期の頼みでもあったのだ。
アイシスには大人になったら結婚したいと願う相手がいたが、エジプトの為、弟王の為に
自分の心を犠牲にしてエジプトに残る決意をしていた。
父王ネフェルマアトが、アイシスの恋心に気付いていたら、この様な事態は
起こってはいなかったのかも知れない・・・。
今回のアイシスは好きな人が他にいる???誰だ!!?
なんか新しい設定ですね。作家さまがんばって!!!
蓮と薔薇の芯の強いキャロル素敵です〜
4年後との同時連載大変でしょうけれど、がんがってくださいね。
4年後も大ファンです。
抜けない棘作家様もご降臨お待ちしてます!!!
何といっても注目度No.1は抜けない棘です。
伏線も何もない唐突さ、本編にも見習ってほしいです。
何といっても注目度No.1は抜けない棘です。
伏線も何もない唐突さ、本編にも見習ってほしいです。
何でいつも繰り返すのさ
スルーしろ
798 :
名無し草:05/01/25 17:34:30
何といっても注目度No.1は抜けない棘です。
伏線も何もない唐突さ、本編にも見習ってほしいです。
何といっても注目度No.1は抜けない棘です。
伏線も何もない唐突さ、本編にも見習ってほしいです。
何といっても注目度No.1は抜けない棘です。
伏線も何もない唐突さ、本編にも見習ってほしいです。
ワ〜イ!!
ヤッパリ!イイネ!
粘着サイテー
抜けない棘作家さま、気になさらないでくださいまし。
ご降臨をお待ちしているO族乙女も大勢いますからどうか嵐には負けないで〜。
何といっても注目度No.1は抜けない棘です。
伏線も何もない唐突さ、本編にも見習ってほしいです。
まあまあ!
スルーして作家様方のご降臨を待ちましょう!
作家様方、変なのはスルーして気にしないで下さいね!
お待ちしてます
メン4の続きが読みたい!!!
戯作作家様大変でしょうがひとつよろすこですm(__)m
ラブラブラブなラブシーンをどうか・・・
わからないから聞いたのに変なのって、変なお婆さんに言われちゃった。
>>809 >変なお婆さんに言われちゃった。
そういうことは言わない方がいいよ。
「O族=王家の紋章が好きな種族」
だとでも思っておけ。違うかもしれんが。
>>812 ∧__∧
(`・ω・´) 生きろ!
.ノ^ yヽ、
ヽ,,ノ==l ノ
/ l |
"""~""""""~"""~"""~"
O族=血液型がO型の種族とちゃう?
王子ものも、ドッカーンとラブラブラブシーンをよろしくっす!
>>809 流れからすると809のことを言ったのではないと思われ。
本編に無い!
王子ラブラブラブをお待ちしています♪
木漏れ日の中、キャロの膝枕で幸せな王子!!
・・・ええなぁ〜・・・
スマソ・・・
821 :
名無し草:05/01/26 13:50:06
本編のスローさにしびれを切らして、やっとここにたどり着きました!今後の展開も気になりますが、前スレは過去ログに入ってるし、今までのお話をまとめて読めるリンクとかあったら、どなたか教えてください!!お願いします・・・
823 :
名無し草:05/01/26 15:32:21
>822様 レスありがとうございました。そこはすでに制覇しました!
とても楽しませていただきました。王子ファンは本当に萌えですね。
現在連載中のお話の1話から・・・が気になってしょうがないんです!!
ァ ∧_∧ ァ,、
,、'` ( ´∀`) ,、'`
'` ( ⊃ ⊂) '`
825 :
名無し草:05/01/26 16:26:16
823です!気持ちがはやるあまり、ハズカシイことをお聞きしてしまいました。
「最新50」で見ていました。今気づいたので、ごめんなさい・・・
『蓮と薔薇』も『メンフィス4年後』も、ちゃんと一話から発見しました。
もちろんそれ以外のお話も、全部。続きを楽しみにしながら、落ちます!
>>759 3
キャロルは夢を見ていた。
ブラウン教授やジミー達と見た古代のファラオが眠る黄金の棺桶。
カラカラに乾いて触れれば今にも壊れてしまそうな小さな矢車草の花束が乗っていた。
聞きなれた教授の詳しく説明する声音。
「このファラオは若くして亡くなったらしい、それも急死だ、病気にかかったというより、
頭部に外部から受けた傷らしいものが見える・・・」
メンフィスは死なせない、私が守ると決めたのに!そんな絶望的なことを言わないで、教授!
アイシスの呪いで私は古代エジプトに流されたわ、でもメンフィスを愛して、メンフィスからも愛されて
私は古代に残る決意をしたのよ!
ミノアでヒッタイトのイズミル王子につかまって、やっとのことでメンフィスの腕の中に帰ってきたのに。
私達、一緒にいれればそれでよかったのに・・・。
お願い、ブラウン教授!そんな絶望的なことを言わないで!
キャロルがいくら叫ぼうとしても声が出ず、後に残るは無限の暗闇がキャロルを包んでいく。
昏々と眠っているはずのキャロルの薄く開いた薔薇色の唇からはなにやら言葉が漏れ、
長い睫毛に縁取られた閉じた瞼からは真珠色の肌を伝う涙がはらはらと流れていく。
寝台に広がり波打つ黄金の髪、花の顔の眠る佳人をヒッタイトのイズミル王子は
薄く微笑みながら寝台の側から離れようとはしなかった。
過日妖しの力を借りたとはいえ、我妻となるを承諾した愛しい少女がやっと本来いるべき場所に落ち着いたのだ。
自らも体調が未だ優れないままであったのだが、久々に王子は晴れ晴れとした気分の良さを感じていた。
「姫よ、我が妃よ、今後は我と共に在れ、もう二度と離さぬ。」
王子はそう呟いて静かに唇を重ねた。
4
眠り姫の目を覚ましたのは王子様のキスだった。
ゆっくりとナイルより青く美しい目が開く。まだ夢の中を漂っているような焦点の合わぬ眼差し。
「メンフィス・・・嫌な夢を見たわ、お願い側に・・・。」
キャロルの言葉が王子に激しい嫉妬を燃え上がらせる、先ほどまでの甘やかな気分は吹き飛び、
右手はキャロルの小さな手を力任せに掴んだ。
「イ、イズミル王子!何故?どうして王子が?」
眠気も吹き飛び驚愕したキャロルの口から出た悲鳴のような声がイズミズ王子の耳を打つ。
「どうして私がここにだと?当然だ、ここは私の宮殿だ、妃となったそなたといるのはおかしくあるまい。」
落ち着き払った王子の声音が、キャロルは王子が怒鳴るよりも恐ろしく思われる。
握られた手の力強さがまるで手に鎖を巻かれたように重く圧倒されてしまう。
それでもキャロルは必死で王子に抗った。
「私はエジプトのメンフィス王の妃です!あなたの妃じゃないわ!」
その言葉が更に王子の嫉妬心を呷ったのか、王子はキャロルを抱き寄せ無理矢理にその白い小さな頤を持ち上げて
自分を見上げさせた。
「そなたと私は神に誓って婚儀を挙げたのだ、そなたはこの私の妻となるのを確かにその唇で承諾した。
嘘ではない、足に火傷を負った歩くのもままならぬそなたを抱き上げて婚儀を行ったのだ。」
王子の口調には素っ気ないほどに淡々と事実のみを伝える真摯さがあり、嘘だと信じたいキャロルの望みを粉々に打ち壊した。
上からキャロルを見下ろすイズミル王子の表情には満足げな笑みが浮んでいる。
がくがくと震えるキャロルが「メンフィス・・・メンフィス、助けて・・・。」と呟くのを横目に
「・・もう二度と離さぬ・・・。」そう言うと我が物顔に王子はキャロルの蒼白の顔に口付けの雨を降らせた。
はぅ〜
>抜けない棘の作家様
お待ちしていました!!!
うp本当に有難うございます!
829 :
名無し草:05/01/26 22:38:25
抜けない棘作家様の作品、全く新しい視点で本当にすばらしいですねえ、!!
830 :
名無し草:05/01/27 00:48:34
さすがですよね〜抜けない棘!!
もうこれさえあれば他の作品いらないわ〜
831 :
名無し草:05/01/27 09:56:22
でも、やっぱり他のお話も読みたいです!
同時並行で、色々なお話の世界にどっぷりハマリたい〜
832 :
名無し草:05/01/27 10:01:16
>抜けない棘の作家様
王子ファンとしては、この展開はミノア編のやり直しみたいでとても嬉しいです。
鼻斜線ばっかりでヘタレ!とか昔に戻って!とか言われても、ミノア編の王子は
これまでで一番、満ち足りたって顔していましたよねぇ?
ミノア編って長くて、ミノスも母親も自己中心的で嫌いでしたが、王子の幸せそうな
顔を見ているだけで嬉しくて、何度も読んだものです。なのに、アマゾネスのせいでまたって
思うと、もう腹立たしくて、悲しくてしようがありません(T_T)
今度こそ、王子は思いを遂げるのでしょうか?いや、せめて今度こそ!!
初期のキビシい一面=愛情の裏返し?をちらつかせつつ、強く、熱くキャロルに
迫ってくる展開だとさらに萌えます!
(あぁ、興奮して長文・・・)
>>828-832 みなさん、応援ありがとうございます。
他の作家様方のお邪魔にならないように、これからもコソコソ更新します。
>>783 41
王子が入ってきても、キャロルは窓際で顔を背けたままだった。王子はお構いなしにキャロルの後ろに立ち、そっと抱きしめた。
「すまなかったな、姫」
「な、何を謝ってくださっているのか分からないわ」
王子相手にいつまでも頑なに拗ねていられるキャロルではなかった。恥ずかしそうに呟く。
「私はそなたが愛しくてたまらぬ。だからそなたを傷つける全てのものを罰してやりたい。だがそれは私の勝手だったようだ。ムーラに叱られた」
「…」
「そなたが泣いて私に縋りついて来てほしい、などと考えていたのだ。自分の女を大事に囲い込んで護るのが男の喜びでもあるのでな。
ところがどうだ、私の雛鳥は雌獅子のような強さを持っていて、愚かな私の高慢の鼻をへし折った」
「いやだ、王子。私はただ…」
王子は軽々とキャロルを抱き上げた。
「姫、優しくたおやかで、それでいて強い、誇り高い私の姫。私はそなたの強さを信じる。私を信じ選んでくれたそなたの心の強さを信じる。
だが姫。敵は時としてそなたの手におえぬほど狡猾で陰険だ。姫、私は決めていたのだ、そなたを妻にした時から。生涯かけて守り幸せにすると。
それだけは忘れてくれるな。助けを求めることは決して恥ではないぞ」
キャロルは、自分を見つめる真摯な瞳に頬を染め、男の頬に接吻で答えた。
42
「ずいぶん長く隔たっていた…」
夕暮れの光射す寝室でイズミルは掠れた声で桜貝の耳朶に囁きかける。
「どれほどそなたが欲しかったか」
重い筋肉質の体躯でキャロルの抗いを封じながら、そっと片手を女の器官に伸ばしていく。
「あ…痛い…っ」
まだまだ未熟なそこを指先で弄るうちにひそやかな水音が聞こえてくる。
「大丈夫だ。ほら触っているうちにそなたも…濡れてねだる。何と正直で愛らしい…」
王子がキャロルにかざした指先はぬめる様な淫猥な光沢を帯びている。その指先が薔薇の唇に差し入れられる。
キャロルは自分の味を初めて知った。甘く酸味もあるそれを吸い舐める倒錯した行為が不思議な興奮を誘う。
「喉が乾いていた、ずっと」
王子はキャロルの身体を大きく割り開くと甘い蜜を湛える八重咲きの花に舌を這わせた。水を啜る音が響き、キャロルが抗うように身をよじった。
「逃げてくれるな。ずっとずっと…欲しかったのだ。思う存分に…。そなたも私を待っていたはずであろう?」
花弁を指でめくり返すように広げて、荒々しく女を貪る。やがて喘ぐキャロルの声が高くなり…。
「そなたも…喉が乾いたか…?」
不意に王子はキャロルを抱き起こし、体の向きを入れ替えた。王子に跨る形になったキャロルの目の前には屹立する欲望が剥き出しになる。
「あ…うっ…!」
戸惑うキャロルの腰を引きおろすと再び王子は蜜を啜り始める…。
43
(こんなの…初めて…)
キャロルは露を宿して脈打つ雄を初めてまともに見た。強烈な羞恥心と押さえがたい好奇心。どうしてよいのか分からない。
男の口と舌に巧みに嬲られる自分の器官が熱く燃え、息苦しいほど。
王子はキャロルの一番敏感な箇所を舐め、吸いながらしなやかな指を蜜壷に吸わせた。二本に増やされた指が、狭い泉の中で大きく開かれて自分の内部がかつてないほど押し広げられる。
「んんっ…」
キャロルはいきりたって待つ屹立に初めて舌を這わせた。
「う…」
そのとたん、王子が低いうめき声をあげ少し腰を持ち上げてさらに強いた。
(王子が…私を待っている…)
キャロルは問わず語りに教えられるままに王子を愛した。舌を這わせ、口に含み、時に甘く噛み、時に強く吸う。
恥ずかしいことをしているのに心は不思議に熱く燃えた。
(王子、王子。あなたを愛しています。あなたが望むのなら何でもしましょう。どうとでも振舞いましょう。貞淑に、淫らに…!
王子、どうか私を忘れないで!あなたが私を決して忘れられないように、私に溺れるように、私は…私は…)
もう力の入らない身体を下から支えられ、男に秘所を弄ぶように愛されながら、キャロルは男の欲望に奉仕し愛した。
「くっ…!」
王子は低く呻くと再びキャロルを組み敷き、激しく貫いた。
はぅ〜w
抜けない棘
本当にすばらしいですねえ、!!
さすがですよね〜
もうこれさえあれば他の作品いらないわ〜
いらないわ〜
いらないわ〜
いらないわ〜
838 :
名無し草:05/01/27 16:50:01
>蓮と薔薇
オニマークキタ━━(゚∀゚)━━ !!!!!
いつも楽しみにしています
>>833 代わりにレスしてくださってありがとう。
でもお礼のレスは自分でしたいので
今後はご遠慮願います。
レス下さった方へ
拙い文章で読みにくいでしょうけど、
最後まで書ききります。
ありがとうございます。
>>蓮と薔薇作家様
いつもドキドキしながら読ませて頂いています。
続きがいつも待ち遠しいです。
はぅ〜w そうだたのかぁ〜ww
ここっていろんな楽しみ方のある素敵なスレですよね
>>833 >>839 もしかして同じ方でしょうか。
私の気持ちを変わりに書いてくれて取りあえず感謝しておきます。
たしかに私はこれまでいろいろありましたが、今は本当に反省して
これからは心を入れかえていこうと思ってがんばっています。
だからもう変なことしないでください。お願いします。
今度は抜けない棘作家様のなりきり?
初代だかなんだかしらんが
いい加減にしとけ。
>これからは心を入れかえていこうと思ってがんばっています
初代、語るに落ちたなw
他作家をこき下ろす=初代と認定されても仕方がないやね。
もちっと学習しろよ初代。
え?誰がこき下ろされてるの?
>蓮薔薇の作家様
イヤ〜ン
スゴクイイ〜ですネ!
ホント毎回楽しみにしています。
842さんが抜けない棘作家様なの?
純粋に作家様方の作品を楽しめればイイのにね。。。
投下してくれるだけいいじゃん。
ウダウダ言わずに楽しめよ。
蓮と薔薇の続きうpありがとうございます。
以前に王子とキャロルの69が読みたいとカキコした者です。
夢が叶って感涙です!!!
まためくるめくオニシーンよろしくお願いしますね!
あんた、馬鹿じゃないの?
>抜けない棘の作者さん
粘着が沸いてるようだから、次の作品投下からは
トリップを付けた方がいいと思うよ。
まあ全部スルーして、投下だけしていくのも手だけど。
粘着ってさ、このスレを潰したいのかね。
よくここまでしつこくできると思うよ。
作家様には負けないで欲しい。
>>846 煽るのはやめてね。それとも粘着本人?
ようするに人の名前かたってつたないだの
反省だの言ってる奴が糞なんだよ。
おまいらみんな氏ねや
荒らしてるのは多分1人か2人。
どれくらいの人がこのスレ見ているのわからないけど(数十人、数百人?)
そのほとんどが投下してくれる作家様を応援してると思ってる。
負けないで欲しい。
荒らしてる人なんているの?
いるんだよ。
ずっと昔から。
嫌いなら嫌いで読まなきゃいいのに
いちいち粘着に絡んでる。
ず〜っと同じ人が荒らしてるのかね?
凄い根性だ
ちょっと被害妄想がすぎるんじゃないの?
荒らしなんて全然たいしたことないじゃん。
読者としては心配なんだよ
作家様たちが投下してくれなくなったら嫌だから。
たいした事ないと感じてくれてればいいけどさ
抜けない棘作家様が話題づくりのために騒いでるだけと思われ。
またそうやって呷る。
盛り上げるために自分の作品の話題作りをするのは
別に悪いことじゃないよ。
ただしやりすぎるとうざい。
いっつも作家のせいにする奴がいるんだよね。
作家様は良識があるから
わざわざそんなことしないだろうけど。
ここはやめてエロパロ板に移動したらいいと思うけど。
はあ?
スルーしちゃえばいいのに
いちいち反応して騒ぎ立てる人のがウザッ!!
屑共が集まってきた
エロパロはともかく、ID出る板に移動したら
少しはよくなるかな
逝きたい人たちが逝くのはかまわないんじゃない?
私は865じゃないけど、
こう何度も同じような展開になると、
IDが表示される方が少しはいいのかと思うこともあるよ。
まあ、やる気になればどこでも荒らすんだろうけどさ。
もし作家様たちが板移動したら
読者はついていくのみだよ。
ぜひ書きやすい所でおながいします。
どこ行ったってよくなるわけないじゃん
そもそも住人の性質が悪杉
で、夜飯の支度は済んだのか?
今話題の作家様が過剰に反応し始めるまでは
結構うまくいってた気もする。
>868
ハゲドー
>>876 作家様だという証拠はどこにもないと思う
第一、一番悪いのは荒らしじゃん?
それはそうだ。
毎度毎度こんな事ばっかり・・・うんざりする
ステキな作品読みたいだけなんだけどな。
荒らしはメンヘル板にでも遊んでもらってくれ。
>>830みたいなカキコが荒らしを呼ぶんじゃないの?
作家様が可哀想でならないよ
どれだけ傷ついているかと思うと。
そりゃーここは2ちゃんだけど、それにしても酷いと思う。
ホントにそう。
いくら2ちゃんでもさ、
もう何年越しの粘着振りだもん。
書く気が失せてしまっても仕方ないのかも。
ステキな作品多いのに・・・ネ。
残念。
抜けない棘作家様は少しは反省したのかな。
ばっかじゃね?
作家のせいすりゃそれでおさまると考えてんの?
ほら、ここは板違いだよ。
抜けない棘作家様、荒らしの相手する暇があったら
創作に専念したらどう?
>890
そういうレスでいったい何人の作家様を潰せば気が済むの?
たしかに多数の作家様を潰した方がいましたね。
いたね。というか、今もいるんだよ。
888とか890とか、何が楽しいんだか。
まぁまぁ
作家様方の降臨を待ちつつ。。
マタ〜リ逝きましょう!!
ずっと購入を迷っていたO家のCD-1を購入。
早速聞いたら・・鬱。。。w
塩様のお声が良かったのが救い。
CD-2はどうなの?
王子キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
蓮と薔薇作家様、抜けない棘作家様、ありがとうございます。
続きを激しく期待してお待ちしております。
896 :
名無し草:05/01/28 21:11:06
戯作メンフィス4年後様。素敵な作品ありがとうございます。
続きが楽しみです。
897 :
名無し草:05/01/28 23:11:55
ひどいわっ!
私がいない時にみんなで楽しくお話するなんて
お前らみんな呪われろ
ここの住人が、こんなに残ってたのに驚いたよ。
頑張って書いてくれる作家サンがいるだけでも有り難いこっちゃ。
粘着ウザイけど、それが2ちゃんだしなぁ。
だけど抜けない棘作家様はちょっとずうずうしすぎですよ。
この件に関しては私は荒らしを応援したいです。
だよねえ(呆
901 :
名無し草:05/01/29 00:02:49
>>899 またそういうこと言う・・・
あんたが嵐なんじゃね?
そういうあなたは抜けない棘作家様?
2人でいつまででもやってろ
荒らしはこのスレに良作が生まれるのが嫌なんだろ?
いつも荒れていて欲しいんじゃないの?
もう日付も変わったんだし
マターリと作家さまのご降臨をお待ちしましょうよ。
はぅ〜w
抜けない棘
本当にすばらしいですねえ、!!
さすがですよね〜
もうこれさえあれば他の作品いらないわ〜
いらないわ〜
いらないわ〜
いらないわ〜
昔自分が何をしたかもう忘れたの?
抜けない棘作家様は早くもボケが進んでるんですか?
あ〜あ
ダミダこりゃ!
抜けない棘作家様、これからも
忘却力でがんばってください。
応援してます!!
とことん取り憑かれてるよ、このスレ・・・
つーか打たれ弱すぎない?
自分のしてたこと考えてみろよ。
誰に言ってるかわからんのだがw
つーか独り言?
マジレスさせてくれ。
投下するのにここまで粘着されるのを覚悟しないといけないのか?
それはあまりにも作家に酷じゃないか?
打たれ弱いって・・・なんだよそれ・・・。
抜けない棘作家様は判断力まで衰えてきましたか。
ところで
こっちの荒氏とあっちの荒氏は同一なのかにゃ?
当分は覚悟が必要じゃないの?
サイト荒らしから始まってあなたが長年してきたことは
世間はなかなか忘れてくれないものですよ。
>>918 あなたって誰のことにゃにょよ?
自己レスばかりしてんじゃにゃーよ
にゃーにゃー言ってる香具師もうざっ
再び現れたか・・初代
・・って召喚するな!
∧,,,,∧
ミ` ∀ '彡 ♪
@(_u,,,,uノ
928 :
名無し草:05/01/29 08:51:21
>894様
O家のCD・Part1、鬱でしたか…
私は結構好きなんですが、その感性で言えばPart2はもっといいですよ。
ドラマはないけど、音楽的にとても。王家から離れてもちゃんと聞ける。
あー、もう何でもいいから、早く作品の続きが読みたい…
。 ∧_∧。゚
゚ (゚ ´Д`゚ )っ ゚
(つ / 作家さま〜早く〜
| (⌒) 待ちきれないよォ
し⌒
...ウワァァァァン
をーホホホホホホホホ
エロパロ板に共に行くものはついてくるがいい。
>>931 "(,,゚Д゚)∩"ハイ!
付いていきます
行くならついていくよ。
行ってらっさい。元気でね。
それがいいのかもしれないね。
さよーならーーー☆\( ^ ^)/〜〃。.:*:・'°☆バイバイ!
私も行く〜!
行くの?
わーい、行く行く!
931タン、立てて〜
作家様方はどうされるのかしら?
一緒に移動なの?
何の話し合いもなく板移動って・・・ポカーン
というレスを期待していたのだろうけど、
こんなネット人口が少ない時間に賛同レスが山ほど
付くなんてアヤしすぎ(藁
煽るのが好きだねえ。
賛同する人はみんなそれだけ、今のこのスレの現状に
うんざりしてたってことでないの?
そしてエロパロ厨は、難民からの追い出しに成功したのであった。(完)
ぎゃっはははははははははははははははは
ははははははははははははははははははは
ははははははははははははははははははは
はははははははははははははははははははあぁ〜ぁ
わたしゃ、板なんかどこでもいいよ。
パロが読めるんならどっちでも行く。
私もどこでもいい。
作家様が好きなところについていく。
てか、なんで少女漫画版に立てないの?
あそこならもっと大勢来てくれるんじゃないかなあ。
他に王家スレもあることだしさ。
うん、あそこが一番ふさわしいよ。誰も言わないなら私が言う。
私は少女漫画版に一票!!!でっす。
流れ流れてここに落ち着いたんじゃなかったの?
もとからの住人じゃないから詳しくは知らないけど。
第一、少女漫画版じゃエロは書けないんじゃ?
もともと少女マンガスレから
「スレに合ってない」ってことで創作板に流れたんだよ。
そこでも暴れられて難民に流れてきたのに。
荒しさえいなくなれば問題ないのに。
>>949 えええええーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
少女漫画版てエロだめなの〜?
王家エロパロスレ立ててもエロなしじゃ意味ないじゃん
な〜んだ〜。つまらん。
>>951 をい、ちょっと待て。
王家エロパロスレって何だよw
www
あっはは
冬厨か・・・アホらし
抜けない棘作家様がエロバロに行けば
少なくとも昨日荒してた人は来なくなるんじゃない?
うきゃっっ!エロバロだってさ〜
すでにモウロクしてるよ、自分。
そだね<モウロク
>>956 何でそーやってすぐ特定の作家様を追い出そうとするんだ?
荒らしの目的は別に誰でもいいんだと思うよ。
昨日のログ読んでみなよ。
>856
いや、そういう個人攻撃が荒しなんだよ。
もうやめようぜ。もっと温かい心でサヽ(´ー`)ノ
>>960 つまり、959が言ってるのは
「その作家様がいなくなっても荒らしは次の標的を見つけるんじゃないか」
ってことなんじゃないのか?
いま、ごくせん見てるから後でね
うん。
ごくせん終わったらね
みんな ごくせんみてるんだぁ〜
ごくせん終わったよ。さあ、再開。
ごめ、今日エンタもあった
しょんなあ・・・
にゃっ!
みんな、もっと王家に萌えようぜ
にゃっはぁ
なんか本スレみたいだな〜
本スレっていつ見てもおもしろくないよね
だから分家(ここ)ができたんじゃない?
みんな エンタみてるんだぁ〜
エンタ終わったよ。さあ、再開。
ごくせん&エンタ面白かったネ!
このまま?移動なの?
向こうに移っても、変わりはないと思うけどね。
嵐は、荒すよ。
エロパロだと、エロ無し作品もオケのスレは荒らされやすいからなあ。
今まで以上に荒らされたら、もうスレとして続かないでしょ。
>>978 荒らしの経験が長いだけあって荒らしの心理には詳しいね。
981 :
名無し草:05/01/30 00:03:25
王家はココが一番しっくりくると思うの。
>>979 そなんだ。。
でも、良かったヨ!
最近、ROMしているヒト居るのかな?
なんて、ちょっと心配でちたw
レス延びてるから新作うぷされたのかと思ったら…
昔のことなんて知らねーよ、萌える作品が読めればなんでもいいよ。
2chで2次創作スレをまったりと続けようってのがそもそも甘いのかも。
無理にスレを続けるより、いっそ発想を変えてみたらどうかな。
つまり、荒らしをスルーできないとか自分と意見の違うレスは堪忍ならんて人は
好みのファンサイトを探して移った方がいいんじゃない?
そして2次創作スレは今スレで打ち切り。
最近はもうグダグダいいながら続ける価値を感じない。
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
新スレ立てようかと思うんだけど。
個人的にはエロパロでも構わないんだけどね。
IDの出る板ってことで試しに立ててみるのもいいかもよ。
無理に難民にこだわる事もないと思うけど、エロパロ移行に
好意的でない人がいるのも事実だし
エロパロスレでもいいと思う(;´Д`)ノシ
ID出る板の方が、発言に刃止めがかかるんじゃない?
私もID出る板で立ててみるのに賛成です。
それがいいかもね。
エロパロ行ってみたらさ、見れないよ?
鯖移転中なのか?
エロパレスレはエロ無しの作でも大丈夫なの?
個人的にはエロばかりだとちょっと・・・
って、エロパロ板にもう立ってたよ
>>993 乙でした。
ID出る板でどうなるか、嵐の出方が楽しみですね。
ROMの皆様、しばらくは今までどおり作家様を待ちながら
まったりと様子見しましょうよ。
995 :
名無し草:05/01/30 01:10:00
К
\∧_ヘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < 1000取り合戦、いくぞゴルァ!! ,,、,、,,,
/三√ ゚Д゚) / \____________ ,,、,、,,,
/三/| ゚U゚|\ ,,、,、,,, ,,、,、,,,
,,、,、,,, U (:::::::::::) ,,、,、,,, \オーーーーーーーッ!!/
//三/|三|\ ∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
∪ ∪ ( ) ( ) ( ) )
,,、,、,,, ,,、,、,,, ∧_∧∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
,,、,、,,, ( ) ( ) ( ) ( )
997 :
名無し草:05/01/30 01:11:49
Χ
>>993 乙でした。
荒しは、どうでますかね?
作家様方!
ご降臨を心からお待ちしています!
1000
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。