皆が何故パクリにこだわるか?
コスはなぜパクリと言われないか?解説したいと思います。
小説家もよく、無断引用についてもめていますよね?
パクリ=無断引用です。小説家、作詞家、音楽家、企業の技術屋さん・・・
彼らは自分のアイディア、独創性を金に買えて生活しています。
我々受け手が金を払う対象は独創性、新しい提案です。
少なくとも元来の意味ではそうです。
彼らは独創性を自分の身から搾り出す為に、文字通り命を削っています。
アーティストに精神病者が多いのはその所為ですね。
パクリという行為は、その出典もとの作家さんを軽視しておとしめるばかりか、
産みの苦しみもなしに出典を知らない人にとっては「独創的な」提案をする事
=ひとの苦しみで金を得る行為です。
それにこれは、受け手をも侮辱した行為だと思いませんか?
どうせ知らないだろう→受け手の無知が前提です。
そういう点で、パクリは法的にも裁かれる立場にあるのです。
では何故、コスはパクリと言われないか?
コスはそれによって金を得ませんし、出典が明らかです。(正規な引用)
みんなファンです。
つまりこれは、オマージュと呼ばれる立場に取った行動と言えるでしょう。
オマージュは自分とその対象を別個の意味で昇華たらしめると考えています。
そしてファンがパクリを知りたがる理由は、上記に基づく理由と、
ファンゆえ何に影響受けてるのか知りたい、等だと思います。
私は竜太朗好きだし、引用以外のところで才能を感じるのでそこまで
気になりませんけど。
★ワタナベカズエ(『カノン』角川文庫)は出典が多いので
「w」と表示する事にした。
★ちょっと遠いかな、こじつけかもな、と思えるものには▼をつけます。
**奇妙な果実**
★タイトル
→ビリー・ホリデイ 「strange fruite」邦題「奇妙な果実」
★twice
・酸素の足らない僕はいつも喘いでいる
→酸素の足らない魚のように/私の少女が喘いでいる
(「w」P10 白昼夢)
・戸惑って繰り返す真昼の嫌な夢
→くりかえし/くりかえす/真夏の真昼▼
(「w」P6 カノン)
・青くて狭い部屋 →この青い部屋に▼
(「w」P14)
・夜が染み渡り またじわりと
→よるが しみる/じわり またじわり と
(「w」P47)
★rusty
・眩暈のような君の言葉が好き
→眩暈のような/彼女のことば すきよ
(「w」P39)
★銀ノ針
・耳の奥でネジは廻りだし 痛いから僕は泣き出した
→目の奥でぎりりとねじが回る/私は泣くのをこらえて居る
(「w」P45)
・僕は君を求めすぎるからもう何も感じない
→なんか読んだきがするんだけどなあ・・・探し出せない
・もううまく針が刺さらない
→And I can't put the needle in/can't put the needle in/I can't put the needle in
(針が刺せない)
(Radiohead 「FAITHLESS, THE WONDER BOY」)
・みんなと同じピアノとおもちゃ箱が欲しいの
→I want the toys of other boys(みんなと同じオモチャが欲しい)
(Radiohead 「FAITHLESS, THE WONDER BOY」)
★変化 これは正作詞だけど・・
・透明な血
→その温かくて赤黒い血は/だけど目には/見えなくて
とうめいで/びっくりするほどきれいだった▼
(「w」P53)
★割れた窓
・昨日夢を見た
→きのうゆめをみたよ
(「w」P21)
・泣いている様な 笑っている様な
→泣いているような、笑ってるような
(「w」P72)
★鳴り響く、鐘
・つぶれた目のネジが痛くて
→→目の奥でぎりりとねじが回る/私は泣くのをこらえて居る
(「w」P45) からのイメージか。A
★痛い青
・青いインクが飛び散るよ、胸のあたり
→胸に広がるインク、、、何でしたっけ
・ケラケラと笑う
→「カノン」でも2回登場のイメージです▼
(「w」P18、22)
★まひるの月
・ずっとくりかえす 脆弱なうたごえの 蝉の声でくるいそうだ
→くりかえし/くりかえす/真夏の真昼/脆弱なうた
(「w」P6)
・まひるにでる細く長い三日月の切っ先が
針のようにしずかにそっと僕に刺さってた
→昨日の宵の月は/細く細く細くて/その切っ先で鋭く/
胸をついて痛かった とても
→月がかけてる晩です。針の余にするどくとがる夜。▼
(「w」P20、52)
・酸素が足らない僕は泣きながらあえいで
→酸素の足らない魚のように/私の少女が喘いでいるA
(「w」P10)
・水槽でおよぐ金魚さっきから仰向けで
浮いてみたり沈んだりしてまるで僕のまね?
→金魚(生きてるの? 死んでるの?)▼
(「w」P38)
★本当の嘘
・赤い月
→カノンでも頻出のイ(ry
本人はカムイ伝(白土三平)・・・とか言ってるのを以前に読んだが
(「w」P30、71、80、90)
・痛いくらい綺麗だったけど
→おもいではいつも/いたいくらいきれいでA
(「w」P85)
・あの子と空の間には透明な何かがあるから
→あいだに透明な何かがあって けして触れることのできないものだった
(「君のそばで会おう」銀色夏生 P12)
こんなトコに引っ越してきたんだ。
ずっと検証してる人が移したのか?
でもさ。。名前まちがってるね。
そいで今日も眠れてない・・・・
・幻のベルが鳴り 景色が霞み出せば
→幻のベルがなる
(「w」P14)
→景色がかすむ細かい雨が降っている
(「w」P29 これだけだとパクリとは言えないがこの後の流れが酷似しているので)
・優しく銀色の雨が町の全てに降り注ぐ/道のはじで探していた僕をやっと見つけた
イスの上に花の上に 脚がないロバの背中に 細かい雨が降り注ぐ 僕の上にも
→雨はやさしい 僕たちの上にも 雨はちゃんと降る
(「w」4)
→景色がかすむ細かい雨が降っている
木の上に土の上に花の上に車の上に自転車の上に
〜中略(3行)〜
雨は分けへだてなく情け容赦なく/誰の上にもひとしく降っている
★絶望の丘
・きっと僕はあるのかわからない目に見えない力を信じてた
→私は/目にみえない確かにこれと説明できない/
何か神秘的で真面目な力を信じているけど
*スライド.
・ゆううつな僕の影を見つけた 追いかけないように釘づけにしたい
→私は私自身の陰鬱な影を、月夜の地上に釘づけにしてしまひたい。
★エーテルノート
・ぼやけてしまう陽だまりにねころがって希望的な言葉ノートに書きなぐる
かなしい僕はウソつきの詩人になる
→この草むらに横たわり、青い空に希望の詩をノート一面に
かきちらすボクはウソつきの詩人になる。
(銀色夏生「このワガママな僕たちを」P24)
影が、永久に私のあとを追つて来ないやうに。
(萩原朔太郎「月に吠える」序章)
(銀色夏生「散リユク夕べ」P61)
★クローゼットチャイルド
・あなたは私のとても大切な帽子をうばって笑って、かけていく
→あなたは私の赤い帽子をとって笑いながら駆けていった
(銀色夏生 「白い海 白い波」)
★エーテルノート
前に夏生の本を立ち読みしたとき、
エーテルノートっぽいやつがあった気がする。
・タイトルのエーテル
→くろぐろと光素(エーテル)を吸へば
(「宮沢賢治詩集」春と修羅 P19岩波文庫)
ここでいうエーテルってのはそのころ、光の伝道媒体として仮定されていた物質
・・・だったはず。詳しくは各自調べてくれ。
歌詞中にでてくる
・触れない光 反射して壊れて・・・
ってのも、そこらへんのイメージかな?もしくは
→陽といっても、まるで硅石か何かのやうで、/非常な固体の粉末のやうで、
さればこそ、さらさらと/かすかな音を立ててゐるのでした
(「中原中也詩集」 一つのメルヘンP184新潮文庫)
★痛い青
・痛いくらい綺麗だから 僕は泣いたんだ
→おもいではいつも/いたいくらいきれいで
(「w」P85)
だから泣いたの/余りきれいだったから泣いたのよ
(「w」P53)
エーテルノート
・ぼやけてしまう陽だまりにねころがって希望的な言葉ノートに書きなぐる
かなしい僕はウソつきの詩人になる
→この草むらに横たわり、青い空に希望の詩をノート一面に
かきちらすボクはウソつきの詩人になる。
(銀色夏生「このワガママな僕たちを」P24)
以下出典はすべて萩原朔太郎「月に吠える」
*十字路
・とおい空でピストルが鳴った
→とほい空でピストルが鳴る。(「殺人事件」)
(関係ないかもしれないけど、この詩の中に「十字巷路(よつつじ)を曲がった。」という箇所がある。
タイトルの十字路もここから取ったんだろうか。)
・兵隊さんの列は
→兵隊どもの列の中には(「贈物にそへて」)
*十字路
・こんなさびしい情景を
3月5日
・病んだ草のように ただビラビラ笑ったら、やだな。
→こんなさびしい風景の中に浮き上がつて、白つぽけた殺人者の顔が、草のようにびらびら笑つている
(「酒精中毒者の死」)
*クリーム
・倒れた椅子
→ここに倒れた椅子がある(「干からびた犯罪」)
*存在理由
・こうしてうすいカーテンのうしろに立って居るんです
それが僕の顔がぼんやり見えてる理由です
→わたしは窓かけのれいすのかげに立つて居ります、
それがわたくしの顔をうすぼんやりと見せる理由です。
(「内部に居る人が畸形な病人に見える理由」)
*ペットショップ
・全部、バクテリアの世界。
→「ばくてりやの世界」という詩のタイトル
・いっぱいの虫の卵でこんなに頭がふくれるんだ、
→かずかぎりもしれぬ虫けらの卵にて、
春がみっちりとふくれてしまつた、
(「春の実体」)
*睡眠薬
・黒い夜草深い野の中へふたりで
→女よ、(中略)しげる草むらでこつそりあそぼう
→さうしてこの人気のない野原の中で、
わたしたちは蛇のやうな遊びをしよう、
・草はしなしなとゆれ
→あそこではりんだう(りんどう)の手がしなしなと動いてゐる
(以上二ヵ所 「愛憐」)
*睡眠薬
・黒い夜草深い野の中へふたりで
→黒い夜草深い野の中で
(中原中也 幼獣の歌)
ってのもあるよ。
これは普通に結構有名かもしれないけど。
他、前に気付いたので
*3月5日。
・例えば空に浮かぶ鳥にもその重さだけ
幸せはきっと在るのに。
→たとえ二羽の小鳥ぐらいの
ささやかな幸福にでも
それなりの重さがあるのだということを
(寺山修司 幸福についての七つの詩)
*冬の海は遊泳禁止で
・きっといつか流した涙もこの海に帰っているんだね
→なみだは
にんげんのつくることのできる
一番小さな
海です
(寺山修司 一ばんみじかい抒情詩)
理科室
・わかりあう事が愛だって聞いた。それが本当ならみんなひとりぼっち。
→わかり合うことが愛なら ひとりぼっちの人たちが多すぎる
(山田かまち「17歳のポケット」)
水色元詩
その時見た空の、夏にしか見られないかんじがなんとも
たまらなくすばらしかったので、
ほんとはあの人にも見てほしかったけど
今、となりにいないからしょうがない。
夕方(ひぐらしのなく頃)、
=中略=
さっきの空は、ふしぎな色にかわっていて
また たまらなくなったけど、
あの人も、あの人ならきっとちゃんとどこかで
見てるんだろうから
それでいいや と思ったんだ。
(「w」P62「今日のこと」)
ちゃんとひぐらしまで入ってるのが微笑ましいです。
パノラマ
・鈍い日が照らす家を僕は出て 13階のビルの屋上で目をつむって 神様に話かけた
→朝、鈍い日が照つてて風がある。 千の天使がバスケットボールする。 私は目をつむる、かなしい酔ひだ。
(中也「宿酔」)
千葉市〜
・びっこの犬
→後足でびつこをひいている不具(かたわ)の犬のかげだ。
(朔太郎「見しらぬ犬」)
トレモロ
・胸のピアノは高い音で 鳴り響いて君が居なくなる
→かびろき胸のピアノ鳴り 祖先はあらず、親も消(け)ぬ。
(中也「春の夜」)
ミ ┯
ヽ( 'A`)ノ
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○○
The poisonous doll appeared smartly.
難民で懐かしい名前を見つけたのでレスする。
前後を読まずにレスする。
竜太郎って銀色夏生好きだよね?タイトルも歌詞も
そのままなのが沢山ある。今時の子は銀色なんて知らんかな。
銀色知ってるよん!
ちなみに、太郎さん(現:太朗さん?)のシガレットは
今でもsalem PIANISSIMO 1mgなんでしょうか。
廃盤になり心配で固いガラス瓶の中に閉じこめられそうです。
本人、ブーツと朔太郎全集どっち買おうか迷ったとかいってたよね昔。
結局全集買ったって
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>>1検証厨氏ね
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え、これほんと?
プラスティックツリー好きなんだけど・
でもワタナベカズエ(『カノン』角川文庫)に興味を持った