1 :
名無しのオプ:
アクロイド殺人事件ばりの大どんでん返しを味あわせてくれるミステリはないですかね?
特に国産の驚き叙述トリックってどんなんあります?
自分が既読で凄いと思ったのは我孫子武丸の「殺戮に至る病」「0の殺人」
山田正紀の「ブラックスワン」など。
皆さんのお勧めを教えてください
2 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 17:10
自分はまだ未読だが小泉喜美子の「弁護側の証人」が凄いと聞いたことがある
もち叙述で。
3 :
kokoni:2001/06/27(水) 17:16
4 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 17:18
「百舌の叫ぶ夜」が秀逸だと思われ。
有名な「星降り山荘」は、面白いけど、ちょっと反則気味かな
5 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 17:23
アゴタクリフトスの「二人の秘密」
6 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 17:25
倉知淳の「日曜の夜は出たくない」って単行本丸ごとでトリックしかけてるよ。
オチ読めたけど(w
>>5 ア・ゴ・タ・ク・リ・ス・ト・フだよ。
『悪童日記』の人だろ。
自分はこんなの知ってるって自慢したいのかわからんが、
名前やタイトルは正確に引用しようや。検索ん時困るしな。
>3
まあ、「どんでん返し」もそうなんですけどそれで括ると
叙述関係ない作品とかも入っちゃうから・・・・
あくまでトリックの美しさが良いかなー、と。
間違えた。
でも別に自慢したわけでもなかったがそうとられちゃうと困るなあ(w)
普通に名の知れた作家だと思ってるんだが
あぼーん
11 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 17:33
綾辻の館シリーズは良くも悪くも
それ系のトリックが多いけど・・
やっぱりもう読んじゃいましたか?
12 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 17:34
「叙述トリックの名作は?」ってスレッドで、
作品名を書くと、
それ自体がネタバレになってしまいそうで怖い。
が、まあひとつあげとくと「血の季節」by小泉喜美子
ラストの一発だけだが、俺は好きだな。
13 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 17:34
ポートピア連続殺人事件
14 :
1:2001/06/27(水) 17:35
館はいいけど「殺人鬼」はややアンフェア気味に思えました。
15 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 17:37
>>12 ネタバレOKだったら色々あるんだけどね。
16 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 17:47
西澤の「実況中死」はどー?
17 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 17:50
アンフェアなんて次元じゃねーが
麻耶雄嵩の「夏と秋の間奏曲」なんてどうだ?
18 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 17:52
探偵映画どーよ?
19 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 17:53
殺戮にいたる病・・・・で決定だYO☆
20 :
執事バンター:2001/06/27(水) 17:57
中町信は叙述トリックの王様という評価です。
脱力して、笑えますよ。
(すみません、他のスレッドのネタです)
13さんのいうとおり、僕はクリスティ以前にあれを体験しました。
21 :
1:2001/06/27(水) 17:59
>20さん
詳しく教えてください。
今度読みます。
22 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 18:00
>21
すぐ近くにスレ来てるって
23 :
執事バンター:2001/06/27(水) 18:02
24 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 18:02
探偵映画は自分が映画用語さっぱりなのでトリックすら解らなかった
25 :
執事バンター:2001/06/27(水) 18:04
すいません連続して書きます。
叙述トリックでは、
服部まゆみ「この光と闇」がすごいと思いました。
26 :
名無しのオプ:2001/06/27(水) 18:05
シックスセンスはだめ?
オチばればれだったけど
27 :
名無しのオプ:2001/06/28(木) 17:39
たんに犯人がわからないように書いてあるのを
トリックと呼ぶのはいかがなもんか?
28 :
名無しのオプ:2001/06/29(金) 01:51
タイトル&作家名あやふやなんですが
『ロートレック荘事件』(だったと思う) 筒井康隆(だったと思う)
>>27の人の意見に近いトリックなんですが
読み終わって騙されたと思ったのは事実です
しかしながら爽快感はイマ一つ(苦笑)
29 :
雷昔:2001/06/29(金) 02:52
折原一ではダメなのか。
30 :
名無しのオプ:2001/06/29(金) 19:49
>>28 ロートレックの後味の悪さこそが最大の狙いなのです。
筒井氏のミステリの犯人に安易に同情しちゃう読者に対する痛烈な風刺と自分は読んだ。
でもロートレックのアレはトリックに入れていいんじゃない?
31 :
ixi:2001/06/29(金) 21:38
32 :
名無しのオプ:2001/06/29(金) 21:54
あぼーん
34 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 01:39
連城三紀彦作品は?
35 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 01:55
連城の「どこまでも殺されて」。
我孫子の某作品と同系等。(煽りじゃないです)
両方よんでるけど、連城の方がはるかにうまい。
要は、我孫子作品の中では、あれがトップクラスだが、
連城作品には「どこまでも殺されて」レベルの長篇が
ごろごろしている、というだけのこと。
37 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 02:10
『ロートレック荘事件』は、筒井のファンだったので発売後すぐ読んだ。
叙述トリックなんて、当時存在そのものを知らず、読後感は推理小説特有の
うまく騙されたという感覚ではなく誤魔化されたという印象が強い。
例え話だが小説中、読者の思い込みで男性と思われていた人物が実は女性で
「へっへっへっ、何処にも男と書いてないだろが」と作者にペテンにかけられた
ような気がするのは私だけだろうか。叙述トリック大嫌い。
38 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 12:31
それが見事で芸術的なペテンなら大好きさ。
マジシャンが最初からトリック仕掛けてると解ってても感動してしまうのと同じ。
39 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 14:36
叙述トリックは文章が巧くないと、
>>37さんのように感じてしまうのも判る。
つーことで、取り敢えず連城作品を一読なさるのをお勧めする。
>>38さんの気分が味わえることと思う。
40 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 21:00
叙述トリックは文章が巧くなくてもよい。
(例)
カゴの中にリンゴが5個あった。
5人の子供が来てリンゴを1個ずつ持って行った。
なのにカゴの中にはまだリンゴが1個入っていた
何故?
41 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 21:05
(模範解答)
リンゴ嫌いな子が一人いたから
リンゴを取ろうとしたら別人格に変わったから
リンゴを取ろうとしたら子供の一人に後ろから犯されたから
42 :
40:2001/06/30(土) 21:24
>>41 叙述トリックを理解してるか?
答えは11時に発表する。それまで考えとけや、叙述なみなさん。
43 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 21:37
1人は、カゴの外にあったリンゴを持って行ったからでしょう。
カゴの外の状況には一言も触れてないものね。
だけど、トリックは文章が上手くなくても可能だけど。
読者に満足感を与えるには文章がうまくなきゃね
って、小説全てにいえることか。ごめん。
>>42 1人の子供はカゴの外から持って行った。
(「カゴの中から持って行った」とはどこにも書いてない)
というのが正解だとしたら、そんなに勿体ぶらなくても…
45 :
44:2001/06/30(土) 21:41
46 :
40:2001/06/30(土) 21:54
>>43 あんた文章読んだか?
と、つっこもうとしたが確かにカゴの外に言及してないな。
だからもうちょいヒント。
【カゴの外にリンゴはなくカゴの中にリンゴが5個あった】
47 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 21:56
つーか40は叙述トリックを誤解してると思うぞ。
48 :
名無しのオプ :2001/06/30(土) 22:05
>>40 ガキのうちの一人が新しいリンゴをカゴの中に入れた
最後の一人がカゴごとリンゴを持って行ったからですか?
50 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 22:10
最初のカゴと、あとのカゴが同じカゴであると言う保証がない。
51 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 22:12
5人の子供が来てリンゴを(それぞれ)1個ずつ持って行った
なら成り立つが、文章に穴がありすぎて叙述トリックが成り立たないが正解か?
52 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 22:17
正解は49だと思うが、他のも不正解とは言えないような内容だな。
ということは、
>>40は自ら文章のつたなさ故に、失敗に終わった!
というわけで、文章が下手なやつはやっぱりダメということを、
自ら証明してしまったわけだ。
それにこれは、叙述トリックじゃなくてただのトンチだぞ、魔神よ。
マヂンダッタノカ
54 :
密室博士:2001/06/30(土) 22:26
なんか鯨統一郎の小説読んでるような感じだ…
55 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 22:30
>>40が何を言いたいのか知らないけど、こういうどうでもいい頓智と
本質的には同レベルのものを、うまくストーリーの雰囲気や流れの中に
織り込んで「そうだったのか!」といわせるのが作家の腕でしょ。
そこまでできて初めて「叙述トリック」(が成功してる)といえるんでしょ。
やっぱり文章力と不可分だと思う。けど読後の後味の悪さとも不可分だよね、
叙述トリックって。
56 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 22:43
我孫子のアレ読んでからは
ほとんどの叙述トリックはすぐ気づくようになった。
57 :
40:2001/06/30(土) 23:01
>>49さん、正解。
カゴの中にリンゴが5個あった。
5人の子供が来てリンゴを1個ずつ持って行った。
なのにカゴの中にはまだリンゴが1個入っていた
何故?
最後の一人にカゴごと渡した。
58 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 23:05
>>57 で、何が言いたかったの?
叙述トリックは文章が巧くなくてはならない、と言うこと?
59 :
40:2001/06/30(土) 23:08
ハァ?(゚Д゚)y─┛~~
しょせん、叙述トリックなんてせんじつめてみればこんなものということ。
60 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 23:11
ハァ?(゚Д゚)y─┛~~
>叙述トリックは文章が巧くなくてもよい。
で、
>しょせん、叙述トリックなんてせんじつめてみればこんなものということ。
ですか。話の流れがまったく意味不明なのは、私が馬鹿だからですか?
61 :
49:2001/06/30(土) 23:13
うーん、正解で嬉しいのだが、皆さんの反応を見てると何だか
複雑な気分…
全然違うな。
読む人間には、カゴはとても大きくて子供には持てないと、
錯覚させるように書く。
その上で、カゴは実は小さくて、子供が持っていったのだ、
と解き明かすのが叙述トリック。
勉強が足りんわ!
63 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 23:15
64 :
40:2001/06/30(土) 23:17
65 :
62:2001/06/30(土) 23:19
>>62 違うぞ(苦笑)、魔神が言われて嫌がるであろう事実を指摘してみただけだ。
66 :
62:2001/06/30(土) 23:21
八八ハハハ
俺は
>>52でもある
ちゃんと正解した上で書いてあるんだよ、小物君
ま、魔神はあいかわらずということで。
64 名前:40 投稿日:2001/06/30(土) 23:17
>>62 ぷ、わからなかかったくせに。
見破られていたことも知らずに、このイタすぎる煽り。
しょうがないねえ、本当に。
69 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 23:31
晒しage
70 :
40:2001/06/30(土) 23:34
なんだかニセモノはでてくるは、40は魔神だとか、ええかげんにせいや。
おれが書いたのは
>>37、
>>40>、>42、
>>57だ。(怒)
71 :
名無しのオプ:2001/06/30(土) 23:54
haihai
今さら言っても、もう誰も聞いちゃいないよ。
72 :
名無しのオプ:2001/07/07(土) 02:58
40さん、もっととんちクイズ出して下さい
73 :
名無しのオプ:2001/07/07(土) 03:51
>>70 あなたを魔人呼ばわり(笑)したのは私ではありませんが
あなたが魔人レベルだというのは私も思ったりします。
74 :
名無しのオプ:2001/07/07(土) 12:04
盛り上がるのはいいが激しくスレ違いなり
75 :
名無しのオプ:2001/07/07(土) 15:51
名作かどうかは別として
「コミケ殺人事件」はよく出来ている部類だと思う
76 :
名無しのオプ:2001/07/09(月) 12:52
このスレッドそのものが叙述トリック。
77 :
名無しのオプ:2001/07/09(月) 13:50
叙述トリックが好きなお馬鹿な皆さん(はたまた馬鹿だから叙述トリックが好きなのか?)、またまた挑戦だよ。
こんどは出典を明かにするから、調べられる人はやってみてチョ。イソップ寓話の作者イソップの、伝説のはじまりはじまり〜。
イソップが奴隷だったというのはシットルケ?そのイソップが奴隷から解放されるきっかけとなったエピソード。
イソップの主人は酒好きだった。毎晩飲み屋に出かけては酔っ払って酔客相手にクダを巻いていた。ある晩タチの悪い客相手に
俺に出来ないものはないと相変わらずホラを吹いてると、賭けをしないか?と持ちかけられる。当地にある湖の水を飲み干す
というものだ。(因みにこの湖は茨城にある涸沼型)飲み干してみせると大威張りの主人。当日イソップの助けを借りて見事
ピンチを切り抜けた。 どう言って相手をやり込めたのか? そして、けしかけた男の吐いたセリフは何と言ったのか?
答えは24時間以内(気が向い時)に。
>>77 「将軍様、虎の奴メを引っ捕らえますからどうぞ屏風より
追い出してください」(byとんち小坊主)みたいな屁理
屈を言った、というのが正解。これ以上は書きたくない。
79 :
名無しのオプ:2001/07/09(月) 15:45
80 :
名無しのオプ:2001/07/09(月) 15:51
>>77 つーか、叙述トリックと頓智とごっちゃにしてない?
81 :
密室博士:2001/07/09(月) 15:56
>>77 >>80に賛成。
これは「○○してくれたら○○してやろう」型のとんちだろ。
「ベニスの商人」型とも言うな。
地の分にトリックがなきゃ叙述トリックとは言わないヨ。
77は
>>55を精読されたし(藁
とか言いたくなる今日この頃、宇津田
83 :
名無しのオプ:2001/07/17(火) 22:18
ミステリーなんて「糸と針」か「時刻表」ぐらいだろうと思いこんでいたあの頃
たまたま「十角館」を読み、やられた
有る意味私の原体験だった(笑)
84 :
名無しのオプ:2001/07/17(火) 23:27
ミス板初の晒しageだ。
>叙述トリックが好きなお馬鹿な皆さん(はたまた馬鹿だから叙述トリックが好きなのか?)
ヴァカはお前だ(w
86 :
名無しのオプ:2001/07/18(水) 00:37
しまった!叙述トリックにやられた!(笑)
87 :
名無しのオプ:2001/07/18(水) 00:47
叙述トリック。けっ、つまらん。しょせんはレトリック。
こんなのを話題にするなよ恥ずかしい。
89 :
名無しのオプ:2001/07/18(水) 05:38
主人 「湖の水を飲み干すから、流れ込んでくる川をせき止めてくれ」
けしかけた男 「げ!叙述トリックだ」
90 :
執事バンター:2001/07/18(水) 11:09
91 :
名無しのオプ:2001/07/18(水) 11:53
タイトルはメアドに書き込んでくださいよ
あぼーん
あぼーん
94 :
名無しのオプ:2001/07/19(木) 15:39
ある人間を違う人間に思わせるのが、叙述トリックなら、
魔性の女を貞淑な女と思わせるのも叙述トリック?
あと、チェスタトンのブラウン神父もので、郵便配達人が
犯人だったのも叙述トリックになるの?
メール欄の作家は叙述トリック連発です
パズラーではないからアンフェアでもいいのに
結構きちんと伏線を張ってます
96 :
名無しのオプ:2001/07/21(土) 00:32
>あと、チェスタトンのブラウン神父もので、××××が
>犯人だったのも叙述トリックになるの?
それは違うだろ、作者が文章で仕掛けているわけではなく、
常識の盲点(とんち、ともいうかも)を指摘しているだけだから。
あと、ネタバレはやめてくれ
あぼーん
98 :
名無しのオプ:2001/07/29(日) 23:34
「浅見光彦殺人事件」とか、内田康夫も書いてる。
内田さんは、新しいことはとにかくチャレンジする。
筒井康隆は、文章いじくって遊んでる。
言葉あそびや、駄じゃれもよくやっている。
99 :
名無しのオプ:2001/07/29(日) 23:42
「ハサミ男」殊能将之がいい。
友人から借りるとき「(メール欄)だからおもしろいぞ」
といわれた俺は
逝ってよし
101 :
馬鹿、ミュンスターベルヒ:2001/08/01(水) 13:41
「冒険者カミカゼ」だったかな、最初いきなり真田広之が蜂の巣。
(死んだと見せかけてではなくマジに…っていうのも変だが…殺
される)主役が!っと思って見ていると…ってのは叙述トリック?
102 :
名無しのオプ:2001/08/01(水) 22:17
やれやれ、この板で一番レベルの低いスレになってしまいましたね
103 :
dd:2001/08/16(木) 21:55
「第二の銃声」バークリーの隠れた名作。
読む前に叙述物だとわかってても騙される作品ってある?
105 :
名無しのオプ:01/09/09 15:46
>>104 同意
叙述物といわれた瞬間にどんな最高傑作も
面白さは100分の1ぐらいになってしまう
106 :
名無しのオプ:01/09/09 16:08
「死のようにロマンチック」サイモン・ブレッド
全部わかったら、えらいと思う。
107 :
名無しのオプ:01/09/09 16:15
>>106 ごめん、アマゾンで検索したがわかんなかった。
出来れば出版社教えください。
お願いします。
108 :
名無しのオプ:01/09/09 16:19
早川ミステリです。
大きな書店なら、まだあるんじゃないのかな?
110 :
名無しのオプ:01/09/10 21:04
あげ
111 :
名無しのオプ:01/09/10 21:11
>>106 >「死のようにロマンチック」サイモン・ブレッド
>全部わかったら、えらいと思う。
うわっ、オールドミス・オ○ニー・ミステリ!
マイナーな作品だけど、滅法面白かった覚えがあります。
お勧め。
112 :
名無しのオプ:01/09/10 21:41
ブランドの「疑惑の霧」は叙述トリックに分類されるのかな?
113 :
東野圭吾「ある閉ざされた雪の山荘で」:01/09/30 22:03
叙述トリックで、どうしてコレが出ないんだ?
メール欄参照。
114 :
AKIHIKO41:01/09/30 22:13
泡坂妻夫の「湖底のまつり」なんていかがでしょうか?
あぼーん
116 :
円ショップ:01/10/31 01:20
叙述トリックと言えるか知らんが高木彬光「能面殺人事件」(第3回日本推理作家協会賞)
こそ一番のような気がする。あれから何十年も経ってるのに、「ロートレック」や
「殺戮病」じゃあまり進歩が感じられない。
117 :
名無しのオプ:01/10/31 01:35
>>116 「殺戮」はトリック以外にも見るべき点があろうかと
トリックというか、技術的には、進歩があまり・・・
といわれてしまっても仕方ないけど
ねつてつ 臭いよ放射能でも浴びたんだろ?
119 :
名無しのオプ:01/12/29 15:18
ミステリ以外で叙述ものってあるかなぁ?
120 :
名無しのオプ:01/12/29 16:36
>119
映画の「叙述トリック」に関しては我孫子「探偵映画」を見れ。
このスレは作品によってはネタばらしそのものになりかねないのでage進行はお勧めできない
ねつてつ 消えろ
123 :
名無しさん@:02/01/28 15:21
age
ミステリーは初心者ですが、
たまたま友人から「殺戮〜」を借りて読みました。
ミステリーとは思わず読んでいたので、最後でびっくり。
で、友人から
「これを、叙述トリックというのだ」
と教わりました。
「?」と思いましたが、
その友人にこれ以上聞くとバカにされるので、ここで質問させてください。
結局、叙述トリックの定義ってなんですか?
私なりに、
■文章そのものがトリック
■映像化不可能
というふうにまとめてみたんですが・・・。
125 :
名無しのオプ:02/02/03 21:57
十角館。途中ひっかかったとこがやっぱり伏線で、震えた。
126 :
名無しのオプ:02/02/03 22:33
>>124 あなたのまとめでほぼ正解。と思います。
けど、いろいろ情報仕入れるほど、
今後の楽しみが薄れることは間違いなしなんですよね、この分野。
まあ、初めてのドキドキ感は大切にしてください。
この手の作品は多いので、十分楽しめると思いますよ。
127 :
名無しのオプ:02/02/04 02:19
依井貴裕の「夜想曲」はよかった。
叙述トリックに騙された時、やられたって
いう爽快感の後に自分は馬鹿なのではと思
うのですが、こんな人誰かいませんか?
128 :
名無しのオプ:02/02/04 09:35
叙述トリック=映像不可能ってことはないと思う。実際映像化されたものも
あるし。どう考えても映像にはできそうもない作品が多いのは確かだけど。
ただ、映像にすると見た瞬間に即バレとか、アンフェア感が強くなって
しまったりするんだよね。
それとさんざんガイシュツだけど、叙述トリックは使われてることを
明らかにするだけでネタバレとなるものが多いから、純粋に驚きたい人は
こういうスレは見ない方がいいよ。
みなさんがあげられているので
今日学校が終わったら「殺戮に至る病」と「能面殺人事件」を買いにイクゾ!
あ、そうだ。ねえねえ
海外のでこういうのはどういうのがあるのでしょう?
実はこのスレはすべて俺の自作自演デシタ(・∀・)!!
どうよこの叙述トリック
>>126 >今後の楽しみが薄れることは間違いなしなんですよね、この分野。
なんの予備知識もなく、あの作品を読めてよかったと思います(笑)
>まあ、初めてのドキドキ感は大切にしてください。
はい!
あれから、殺人交叉点というものを読みました。この作品の場合、ちょっとだけ予備知識があったので、天地がひっくりかえるような衝撃はなかったのですが、でも、とてもおもしろかったし、「やられた!」感にも浸りました。
>>129 >実際映像化されたものもあるし。
映像化に成功している叙述トリック作品ってなんでしょうか?
もし、よかったら、お奨めをメール欄にでも書いていただくと、とても嬉しいです。
なんか、ずぼずぼとミステリーにハマりそうな気配なんです(笑)
このスレは作品によってはネタばらしそのものになりかねないのでage進行はお勧めできない
講談社文庫の「殺戮に至る病」を読んだのですが、
最後のシーンで吐きそうになった警察の人の気持ちがわかった。
トリックの意味は、メールのところに書いたのでいいですよね?
関係ないけど、ラーメンを牛乳で煮るのは嫌だな。
私、初心者だけど、こういうタイプのミステリーはおもしろいねぇ。
アリバイとか密室の謎よりも身近に感じました。
続けてみなさんおすすめ「能面殺人事件」を読みます。
推理作家協会賞受賞というのですごそうよね、楽しみ!
「能面」は「アクロイド」と「グリーン家」のネタバレがあるので注意
うひゃ〜
「アクロイド」はなんとなく、アレかな?と推測はしていたんだけど。
はっきり書かれるとショックだよねぇ。
親切な135さんごめんなさい!
やっぱり「読んでない人注意!」とか書いて欲しかったよー、欄外にでも。
それを超えるというのことは、どうなるの?
ということで読む続けます。
うわ〜、狼狽してるぞ↑の私
138 :
名無しのオプ:02/02/06 20:48
アヤツジは叙述じゃない方が珍しいよね。
139 :
名無しのオプ:02/02/06 20:56
もう既に騙されている1
「アクロイド殺害事件」である。
映画(メール欄1)は、叙述トリックでいいんだよね。
自分としては、核心部分だけ伏せておいて、最後でバラすってのが
叙述トリックなんだと思っています。
だから、「伏せてある部分」と、読者が注目している部分(核心部分)が、
最後でズレてしまっては、あまり驚きはしないんだと思います。
読み手の感覚によるところが大きいとは思うけど。
驚いたのは(メール欄2)
驚かなかったのは(メール欄3)
今140がいいこと言った。
映画だと、ロベルト・ヴィーネの(E-mail欄)も叙述トリックと言って
いいのだろーかね?
142 :
名無しのオプ:02/02/06 21:37
新潮文庫は「アクロイド殺人事件」だったはず
143 :
名無しのオプ:02/02/06 21:44
「アクロイド殺し」って題名も見た事あるよ。
144 :
名無しのオプ:02/02/06 22:25
99%の融解(藁
145 :
名無しのオプ:02/02/06 22:54
>自分としては、核心部分だけ伏せておいて、最後でバラすってのが
叙述トリックなんだと思っています。
うう、ますます分からなくなった、叙述トリック。
そもそも、核心部分が伏せられていないミステリーってあるのかしら?
核心部分(例えば犯人とか)が謎だからミステリーなんじゃ…と今まで思っていたのだけど。
ところで、映画「猿の惑星」は映像の叙述トリックだと思うのですが、いかがでしょうか?
(あの最後にものすごくびっくりしたので)
146 :
名無しのオプ:02/02/06 22:57
>>145 どんでん返しと叙述トリックは違うんじゃない?
147 :
名無しのオプ:02/02/06 22:58
猿の惑星…私もそう思います!!
148 :
名無しのオプ:02/02/06 23:02
っていうか、どうして「叙述」という言葉が使われたのか、その辺のことが知りたいっす。
誰が命名したのかな…。
>猿の惑星はどんでん返しではないと思うけど…。
>猿の惑星はどんでん返しではないと思うけど…。
言葉足らずでした。ただのどんでん返しではなく、
いわゆる「叙述トリック」なんでは?ということです。
>猿の惑星はどんでん返しではないと思うけど…。
言葉足らずでした。ただのどんでん返しではなく、
いわゆる「叙述トリック」なんでは?ということです。
>145
うまくいえないけど、>140の核心部分とは、
叙述トリックによって伏せられていて、さらに読み手が最後まで
興味を持ち続けている部分
ってところかな。
「殺戮」は、自分としては最後のオチの部分に、すでに興味を失っていました。
三人の視点がだんだんとラストの舞台に向かって一つになっていく、
その物語に引き込まれすぎて、(メール欄)はどうでもよくなってました。
だから、驚きはなかったけど、読み応えは十分ありました。
よって、原因は、(オチまでの)物語が(自分にとって)おもしろすぎたってところかな。
「当然**と思っていたら実は**だった」という意味では叙述トリックだね。<映画「猿の惑星」
しかし何か微妙に違っている感じがしないでもない。
153 :
名無しのオプ:02/02/06 23:22
「猿の惑星」は、タイトルそのものが叙述トリックなんでは?(笑)
>>153 ぽん!(膝を打つ音) そりゃそーだ!
実際に猿の惑星だからアンフェアじゃないし。
叙述トリックというのは、本来ならきっちりと書いておかなければ
ならない基本的な情報を、作者が叙述のテクニックを駆使することで
読者の目から巧く隠しておき、最後にそれを読者の眼前にさらけ出す
ことで驚きを演出する手法だと思う。
つまり登場人物の性別や年齢などは、通常の小説では明白にして
おくべきことだし、作中人物の視点からは明白なことだから、
これらを誤魔化した場合否応なしに叙述トリックに類別される。
だけど「猿の惑星」の場合は(メール欄)ってことは、映画の
ラストまでは観客だけでなく作中人物にも知りえなかった情報
だから、叙述トリックとは言えないと思う。
「猿の惑星」は、最近リメイクされた方は見てないんで、
古い方の話ね。もしもオチが変わっているとしたら。
156 :
名無しのオプ:02/02/06 23:34
>155
作中人物は知り得なかったけど、作中猿物は知っていたからいいのでは?
157 :
名無しのオプ:02/02/07 00:09
猿の惑星ネタが続いてごめんなさい。
ものすごく昔に見たのでうろ覚えなんですが、
「猿の惑星」って、
主人公(含む観客)が勝手に勘違い(というか思いこんでいたん)じゃないのかな?
で、最後にそれを知らされて、びっくり。
主人公以外の登場人物は、「え?知らなかったの?」ってな感じじゃないのかな…。
そういう意味では、やはり叙述トリックに分類されるのかな…と。
いずれにしても、
「猿の惑星」はあのラストがあるからこそ不朽の名作になったんだよね。
で、チャールトン・ヘストンのラストのせりふ。
「どうりで、猿どもが英語をしゃべってたわけだ!!
あれは伏線だったのか!!」
159 :
名無しのオプ:02/02/07 01:30
>>158 え?俺がテレビで見たときは日本語しゃべってたから
それが伏線だと思ってたよ。
160 :
叙述トリックっていえるかどうか・・・。:02/02/08 01:53
こんなのは?
小野不由美 講談社X文庫「華胥の幽夢(十二国記)」ISBN4-06-255573-5より
「華胥」
一応、作品名だけ(メール欄)に。
この映画の中で、洋服の仕立て屋の兄弟が、若者に自分たちの仕事を説明するシーンが、
ものすごい叙述トリックを使ってます。
若者以外は、(観客も含めて)ネタが解っているのですが、若者にとってはとてつもない
恐怖になっています。
叙述トリックを考える意味で、一度観てはいかがでしょうか。
162 :
羊バンター:02/02/08 12:51
>161 おもしろそうですね!早速今日借りに行きますね。
ミステリーでの謎解きを前提としたフェアなトリックと、
SFの例えばタイムパラドックステーマに見る
意外な落とし方とは、すごく近い興奮があるんですけど
根本的なはちがう、ということかねー??
僕は叙述?トリック映画だと「ワイルドシングズ」が好きでした。
あれはぎりぎりフェアかな?と思ってるんですけど。
163 :
名無しのオプ:02/02/08 14:04
どんなオチかもう忘れちゃったんだけど、ヒロインがナボコフ読んでんだよね。
そこらへんが「知能指数高い」ってオチの伏線かな。
映画の話になってるね。
『メール欄』なんてどうよ?
俺はかなり驚いたんだが。
165 :
羊バンター:02/02/08 18:04
>163さん、そうなんですよね!
どんでん返しのやりすぎで
最後はちょっと飽きるくらいでしたけど、
「これまでの真相ダイジェスト」が
エンドロール背景でされるのがおもしろかったです。
一応どのどんでんも、ぎりぎり伏線は張ってあったみたい。
>164
僕もおどろきました!おもしろかったです!
これも結構ちゃんと伏線張ってあるんですよね。
そもそも題名からすでに伏線が…(以下自粛しましゅ)
最初、テレビで見た「ナインハーフ」の監督のだと聞いて、
エッチっぽいと思ってたら、ぜんぜんちがいました。
こういうタイプの叙述系?どんでん映画もうひとつ、
「未来世紀ブラジル」。
詳しくかけないのが残念ですが、こっちは伏線らしい伏線がなくって
(僕がわからなかったのかな?)
例えば小林泰三さんの作品のようなシュールさでした。
166 :
羊バンター:02/02/08 18:07
>161さん、
会員になってる店になかったですー。とほほ。
>166
それは残念!
あと、(メール欄)も、前半は叙述トリックですよね。
前知識がまったく無い状態で観たから、最初は何が何だか解らなかった……。
タネ明かしされたあと、伏線を思い返して笑っちゃいました。
168 :
名無しのオプ:02/02/08 22:14
>>161 >若者以外は、(観客も含めて)ネタが解っているのですが
その映画は見ていないのですが、
いくら作中の若者がダマされていても、
それを観客(読者)が知っているんだったら、
叙述トリックとはいえないような気がするんですが…。
でも、せっかくなんで、機会があったら見てみよう。
>>162 >ワイルドシングズ
あれって、叙述トリックかな…
むむむむ。
おもしろかったですけれど。
169 :
名無しのオプ:02/02/08 22:16
シックスセンスは叙述ですよね。
公開中のバニラスカイはどうでしょう?
>羊バンターさん
もしかして、創作板にもカキコしてる?
夢オチスレッドに・・・。
関係ないのでsage。
僕も164は驚いたよ。
映画見て呆然自失したのは、あれだけかもしれない。
171 :
名無しのオプ:02/02/08 22:33
>170
あのスレの1?
172 :
らいつびる:02/02/08 22:35
うん・・・(恥
173 :
名無しのオプ:02/02/08 22:38
OH! おれ、あのスレの19だよ!
そうとは知らず、叙述トリックの講釈たれて、ごめんね。
一応、書いておきます。
おお!そうだったんだ、偶然だなあ(^−^)
創作してるんだね。
で、羊バンターさんを、「Pさんかも」って推理しているの?
いや、Pさんとは少し文体が似てるけど・・・違うっしょう(^^;
実は19=羊バンターさんかと思ったんよ。
違ったんだね。スマソ。
あ、ちなみに164の監督は「危険な情事」も撮ってるんだよね。
何気にスゴイ監督だと思う。
>177 失礼な質問をしてしまった。スマソ(羊バンターさんもスマソ)
以降、名無しに戻ります。雑談失礼しますた>all
180 :
羊バンター:02/02/09 10:48
僕には創作なんか無理ですよー。
書き込みもしてないです。
>168さん よく考えたら僕もそう思いました!
「ワイルドシングズ」は伏線付きどんでん返しが
たくさんあって楽しかっただけで、別に叙述トリック
(語り口それ自体で鑑賞者の間違った思い込みを誘発するという意味で)
ではなかったねえ…かんちがいしてました。とほほ。
ほえー
映画でもこういうトリックができるわけか!
知らなかったよー。
「能面殺人事件」にも驚きました。
ただ、「アクロイド殺人事件」もそうとうにすごいらしいのに残念。
あの〜、こういうのも一種のとりっくです、よね?
兄貴がはまっていたのでやったゲーム「俺の屍を超えていけ」でね、
「君たちと一緒に戦いたいよ」と応援してくれている男子がいたんですよ。
けど、実は〔メールのコーナーにネタバレ〕だったのです!
・・・・・・しょぼいかったかな?
どうでもいいけど、180と181と話し方ソクーリ、兄妹?(w
わわわ、ほんとだ。
なんか、知らないうちにコピーしたみたいです、自分。
(ごめんなさい180さん、悪気ないです)
って、まさかほんとに兄貴じゃないよな!?
184 :
名無しのオプ:02/02/09 21:19
もはや板ちがいか
映像における叙述トリックって、カメラアングルの工夫でやるヤツでは?
昔あった、ドラえもんを下から見た図のクイズみたいな。
確かにそれを映しているんだけど、それには見えないような。
映像における叙述トリックといえば!
綾辻・有栖川の「安楽椅子探偵(mail欄)」でしょう。
一応mail欄使ってみましたが、まだ3作目までしかやってないし
確率1/3のネタバレになっちゃってるか(w
ごめん失敗した。逝きます。さようなら。
187 :
名無しのオプ:02/02/09 22:33
スレの上の方で出てきた連城のどこまでも殺されて
を買いに行ったがどこにもなかった。絶版なんだね。
森博嗣の(メール欄)をお忘れでは?
つい最近公開されたメール欄の映画も叙述っぽい表現の演技があったYo!
190 :
名無しのオプ:02/02/10 15:53
TVだと「意外すぎる犯人」かな
191 :
名無しのオプ:02/02/10 23:29
鮎川哲也「達也が哄う」
(すれすれか)
192 :
名無しのオプ:02/02/12 18:57
「死の接吻」なんてどうでしょう?
これは、読者を騙すためではなく、サスペンスの効果を高めるために使われたので、ちょっと違うかもしれないですね。
でも感心したなぁ。
森博嗣は短編でもあったよな。
>193さん
森短編だと、あとメール欄の1もかわいかったですよね。
叙述トリックといえば、ものすごい作品を忘れてましたよ
メール欄の2番目です。
読み終わった後2週間くらい悩んでわからず、
こちらのミステリー板でようやく理解できたものです。
ありがとうミステリー板!
195 :
名無しのオプ:02/02/20 06:24
叙述トリックてのは、犯人の登場人物に対するトリックではなく、
作者の読者に対するトリックということでいいのかな?
紹介したい作品(っていうかゲーム)があるけど、
ネタバレになるから言えないのが悲しいなあ。
197 :
名無しのオプ:02/02/24 08:25
もしかしたらマリオの隣にもう一人マリオとよく似た奴が並んで歩いてるかもとか
よく考える。ちょっと叙述トリックとは違うか。スマソ。
(ご注意。メール欄はファミコンゲームです。ネタバレになります)
かなり昔ですが、姉と一緒にもりあがったことのある推理ゲーム、
(メール欄)でも、子供だったのにかなりびっくりしました。
クリスティ以前にあれを体験した人も多いのではないのでしょうか。
アクロイドは、クリスティがフーダニットを突き詰めていって、
「さて次の犯人は誰にしましょう?」と考えていって、
犯人は?にしようと出来たものだと思います。
いわゆる叙述トリックは、それを為すための手段として使ったのだと思います。
200 :
名無しのオプ:02/02/25 16:59
アクロイドは、クリステイが親戚だか友人だかに
「最近の探偵小説は色々な人が犯人になってるけど、
○○役が犯人ってのはまだないね」って言われて
書いた、とハヤカワ文庫の解説にあったなりよ。
つまり時代の要請と取ることも出来そうだ。
そうそう!彼女の自伝にも、お兄さんか誰かから
ヒントをもらったのだってありましたよね。
でも「スミルノ博士の日記」というのがもっと早く、
それを読んだにちがいない!と作家二階堂さんは
強く言ってましたが・・・ほんとのところ、どうなんでしょう?
最近、雑談所で教わったレオ・ペルッツという人が
それより早く書いていたとも聞きました。
読み比べてないわけですが、誰が最初でも、クリスティのがおもしろいことは一緒ですよね。
この板おもしろいですね。
尾も白い板!
叙述トリック発見!
板という名前の犬! 犬は真っ白!
>202さん すみません。
205 :
名無しのオプ:02/02/25 19:47
日本で一番有名な叙述トリック
恐怖の味噌汁
206 :
名無しのオプ:02/03/12 22:38
あげだ
207 :
こんなのも三国志板にあったよ:02/03/12 23:02
泣いて馬謖起きる
「おはよう」
「F」の世津子のセリフも叙述トリックになるのかな?
あの人自体がトリックか・・・?
209 :
名無しのオプ:02/03/13 04:29
>208
少女マンガ等で激しくガイシュツなネタだけどね。
210 :
名無しのオプ:02/03/29 18:35
良いスレじゃん。
age
綾辻の(メール欄)もそう?
東野圭吾の「名探偵の掟」の第(メール欄)章も叙述トリックだよね?
213 :
名無しのオプ:02/03/29 20:50
蘇部健一の短編集『六枚のとんかつ』に収録されている某作品
214 :
名無しのオプ:02/03/29 23:03
森の「今はもうない」は読み終わった後気持ちよかった
215 :
名無しのオプ:02/03/30 23:59
ポー「お前が犯人だ」
216 :
名無しのオプ:02/05/07 14:04
叙述トリックってさあ、列挙すること自体がネタバレだと思う。
と思いながら漏れもあげてみる。
・迷路館の殺人(綾辻行人)
・プラスティック(井上夢人)
男だと思ってたのが実は女だったとか、
その逆だとか、
さんっざん読んだけど、書き方が上手いと怒れない。
初心者のための、叙述トリック。
(叙述を「しゃじゅつ」と読んではいけません)
ミステリー自体が「文章自体に嘘はない」が前提になっているわけで
そうした縛りの中で、「嘘をつかないかわりに、本当のことも書かない」ようにして、
「読者に誤認」させることがメインになるのが叙述トリックです。
それは一人称で書かれた作品が多く、
二人称で書かれた作品は叙述トリックを使っているとみて、ますは間違いありません。
簡単な叙述トリックといえば、性別を誤認させるものがあります。
「私」というのは男性にも女性にも当てはまる主語ですので、
これを用いられていることが多いです。
(たまに「僕」と書いて女性に思わせるのもありますが、正直うまいとは思いません)
しかし、それだけでは「ただの説明不足」でしかありませんので、「騙すしていること」証明させなければいけません。
例えば、男性と誤認させる女性を書く場合、トイレに行くときは絶対に個室に入る描写をすることなど。
確かに、これ一つだけでは「いつも大をする野郎かもしれないじゃないか」
と反論されるでしょうが、この「かもしれない」が重ねていけば、
女性であることが証明できているのと同意です。
読み手は、「かもしれない」を勝手に男性とし、
全体的におかしいはずなのにそのまま読み進んで最後に騙された、となります。
小技を挙げるならば、「私」は男性とし、「わたし」は女性と区別しているものもあります。
以上、初心者に向けての簡単な叙述トリックのレクチャーでした。
――判りにくかったらゴメソ。
>217
男だと思わせておいて実は女、ってので
一番やられたのが実は森の(メール欄)だなー。
書き方、騙し方が上手いと思った。
220 :
名無しのオプ:02/05/17 17:24
叙述トリックは、本当に免疫ができる。
多分その人にとって最高の叙述トリック作品とは
いちばん最初に読んだ叙述トリック作品なのではないだろうか。
ところで、
・人物Aと人物Bがじつは同一
・人物Aと人物A’が実は違う
・人物Aがじつは異性
これ以外の叙述トリックってどんなのがありますか?
これらはいい加減にあきた。
連城の「親愛なるエス君へ」はどう? 読んだ?
あれは叙述トリックというより心理トリックになるのかなあ。
それとも、上の変形パターンかなあ。(メール欄)だからさ。
222 :
名無しのオプ:02/05/18 10:12
>219
同意。
(作者にとって)メインの謎以外で、魅力的な謎をもってきたら、
それが引っ掛けになるよなー。
引っ掛けの謎が、解きやすい叙述トリックだったから、
尚更、メインの謎に目が向きにくいというか。
223 :
名無しのオプ:02/05/18 11:16
>>220 後は事件の時間差かな。回想シーンと見せかけて、とか。
何を書いてもネタバレっぽくなってしまうが。
224 :
名無しのオプ:02/05/18 12:03
>>220 ・人物Aが実は人間ではなかった(2つ例が思い浮かぶ)
・人物Aと人物Bの立場が逆だった(「立場」を詳しく説明するとネタバレになる)
・現代の話だと思ったら、過去(数年程度から古代まで様々)の話だった
>>223 時間差があるやつは、時間を誤魔化すことで
>・人物Aと人物Bがじつは同一
>・人物Aと人物A’が実は違う
結局はこのどちらかに入るような気がする。そうでないのがあったら
教えてたもれ。
225 :
名無しのオプ:02/05/18 12:31
叙述トリックとはちょっと違うが、
我孫子武丸の「探偵映画」なんてどう?
けっこう凄いことやってると思うのだけど。
あ、あと
・普通の小説だと思ったら、実は作中作(演劇とか小説とか)だった
っていうのもあるか。
>>225 作中で製作されている映画がまったく面白そうじゃない、という点を除けば
よくできた作品だと思う。好き。
>>224 横レスだが、時間差がある奴はむしろ
・同一人物の過去の話と現在の話が錯綜
ってのが一般的だと思う。
ミステリかどうかわからんが、
<メール欄>も、叙述トリックだな。
ミステリじゃないからこそ、威力を発揮してるいい例かな。
>228
確かにそうですね。
何らかの叙述トリックがあるとわかっていて読むより驚きがある。
230 :
名無しのオプ:02/05/30 23:38
>>224 その「古代」というのを教えてホスイ。メール欄で。
ネタバレだろうけど、しょうがないじゃん。
他に探しようがないもの。
何か?
あれ?ageてやるぅ〜。
233 :
名無しのオプ:02/06/06 22:26
他には
視点外の人物が・・・
とか
Aが犯人だが読者が思ってた人物はA'だったとか
細かいやつまで入れると結構ありそうだね
234 :
名無しのオプ:02/06/06 22:48
"オレ"と書かれていたのが、一人称の「俺」ではなく
「オレさん」と個人名の三人称だった、みたいのあったな。
あほか、とおもったよ。
235 :
名無しのオプ:02/06/27 23:53
重複age
236 :
名無しのオプ:02/06/28 18:06
238 :
名無しのオプ:02/06/28 18:44
>>234 ワラタのでメール欄で作品名教えてください。
すっげー知りたいです。
239 :
名無しのオプ:02/06/28 22:54
小説の場合、「視点」が問題になる。
3人称で登場人物Aの視点で描写していく場合、
もしも真犯人ならら、「Aは目撃したことを素直に
証言した」という描写も、叙述トリックになるが、
かなり反則技になる。戦前の探偵小説にはよく見かけたが。
推理小説では、真犯人のこころの中まで描写できないので、
真犯人当てがわりとしやすい。ところで、普通の小説の
書き手も、視点がぶれてるときがある。
視点は要注意。
240 :
アリバイ爺:02/06/28 23:41
〉234
「オレ」というのは知らんが、他の人称代名詞をトリックに使った作品があったのう。
去年出版された物じゃが、あれは……
241 :
名無しのオプ:02/07/03 17:38
「アクロイド殺し」読み終わりました。
普通だった。さらにどんでん返しがあると思っていたのに。
242 :
名無しのオプ:02/07/03 20:38
横溝さんの某作には驚いた。
やっぱり叙述は「たま」にやるほうが効果でるよね。
243 :
名無しのオプ:02/07/03 20:41
野島のあれ
244 :
名無しのオプ:02/07/03 22:37
ひとつ屋根の下2の最終回?
245 :
名無しのオプ:02/07/03 23:09
ボクがボクじゃなくて個人名だったってのなかったっけ?
なんか嫌な記憶が蘇りそうな・・・・空席
>>234-238 それは>メール欄ではないかと・・・・・・
下手な文章が却って効果を上げていてワラタ。
似たようなのは光原百合の短編にもあったな。でもタイトル忘れた。
247 :
名無しのオプ:02/07/19 00:37
ageage
248 :
名無しのオプ:02/07/19 00:44
>>241 後から出たパロ作とか読んでたからとか(違う?
漏れも羊たちの沈黙見る前に踊る〜の映画版見ちゃってて
チョト鬱だったから(面白かったけどね)
249 :
名無しのオプ:02/07/19 07:22
>>241 そりゃ当たり前でしょ。なんせ昔の作品なんだしね。
叙述トリックの実質上の元祖とも言える作品だが、
逆に言うと元祖程度の仕掛けしかないわけだ。
あのトリック以上の事は何もしてない。さらにどんでん返しなんてのは後発の作品の工夫でしかない。
>>201 某サイトにも書いてあった通り「スミルノ博士の日記」は推理小説として、いや小説として最低の出来。
作中、矛盾だらけ、数ページどころかほんの数行、前に書かれていた事と違う事が書いてあったりする。
>>230 あ〜、すまん。最近来てなかったんで答えられなかった。
超亀だがまだ見てるかな?
私が意図してたのは>メール欄ね。某ムック本に収録されたんだが、
著者曰く短編集には絶対収録しないらしいんで、もうしばらく経ったら
コレクターズアイテムになっていたりして(w
有栖川の 「メール欄」は叙述トリックに入るの?
意外な犯人っていうのとは違うんだけど
252 :
名無しのオプ:02/07/19 20:08
いきなり
>>2で出てるが弁護側の証人は割りとよかった。
オレも免疫が出来てるせいで驚きはしなかったが。
ミステリ読み始めのころに出会っとくべきだった。
253 :
名無しのオプ:02/07/19 21:11
自ら叙述と銘打ってるものにかぎって駄作な罠
254 :
名無しのオプ:02/07/19 23:30
作品がアレなんで評価低いと思うけど、
金田一少年のノベルズ「電脳山荘殺人事件」
これは叙述トリックとしても一級だと思うけど。
255 :
名無しのオプ:02/07/20 00:02
電脳舘俺は普通の出来
あそこだけに命かけててはぁ?てな感じ
動機とかいつものやつだし
256 :
名無しのオプ:02/07/20 00:02
257 :
名無しのオプ:02/07/20 08:43
>>253 弁護側の証人はNHKの連続ドラマで放送されたことがある。
もう25年くらい前だったと思うが、例の叙述トリックはきちんと再現されていて
ビクーリした記憶がある。
259 :
名無しのオプ:02/07/20 08:57
>>257 ドラマで叙述トリック再現できたんですか。
見たいなあ
260 :
名無しのオプ:02/07/20 18:41
泡坂妻夫「しあわせの書」
そんな、まさか、あっ!
>>257 まじすか。う〜ん、それは見たかったなあ。割と映像にはしやすいトリックだとは
思うけど実際に見たいですね。そのころはまだ生まれてないし。
262 :
名無しのオプ:02/08/03 07:11
ところで「歯と爪」の袋綴じを破らずに
返品した人って実際いるの?
麻耶の「鴉」
264 :
名無しのオプ:02/08/04 19:44
265 :
名無しのオプ:02/08/04 22:41
>>263 叙述とは言わないのでは・・・
大仕掛けのドンデン返しという気がするなあ
266 :
名無しのオプ:02/08/04 23:51
10年ほど前、『世にも奇妙な物語』で観た『バーチャルリアリティ』という作品が、
叙述トリックの私的ベストです。
あのオチは強烈だった。
覚えてる人がいたらいいなー。
267 :
名無しのオプ:02/08/05 00:13
脳みそだけ生きてて、実験のために
何回も記憶消されて使われてるやつですか?
269 :
名無しのオプ:02/08/10 03:18
実は輸入牛肉だった。これ最強。
270 :
名無しのオプ:02/08/22 21:11
>>262 未開封のをブクオフでみかけたことがある
271 :
名無しのオプ:02/09/02 10:24
PS2、DCで出てる「EVER17」というゲーム。
ジャンルとしてはミステリーではないけど、恐ろしいまでに叙述トリックが使われ倒している。
272 :
名無しのオプ:02/09/06 21:23
ロートレック荘殺人事件
良スレなんだけど、未読の小説がカキコしてあると辛い。
>>273 ここでのお勧めを参考に
未読の優れた作品を探すためのスレなんじゃねーか?
淫らな相姦日記 妹の下着調べ
島田荘司の<メール欄1>
ただし、これを楽しむためには最低限<メール欄2>だけは先に読んでおいた方がいい。
綾辻の<メール欄>はミステリーオタクがテクニック見せたいが故に確信犯
的にやった感じがして、どんでん返しの連続は小手先の手品を見せられてい
るようだったよ。それが叙述トリックと言われたらそれまでだけど。
>>278 >ミステリーオタクがテクニック見せたいが故に確信犯的にやった感じ
つ〜か、本格(新があろうとなかろうと)ってそういうもんじゃない?
>>278 >ミステリーオタク
こういう言葉を使うヤツに限って、けっこう読んでんだよな(w
281 :
名無しのオプ:02/09/24 13:58
ageる
282 :
名無しのオプ:02/09/24 16:15
ハサミ男で、ここでネタバレしてて、分かってたにも係わらず、
文章の上手さに、2chのガセかと思っちゃって騙されますた。
283 :
名無しのオプ:02/10/24 22:04
age
映像化不可能と言われて、「叙述トリックか」とばれてしまったことが…
285 :
名無しのオプ:02/11/11 03:18
a
「シックスセンス」「ヴィドック」「ワイルドシングス」
これらの映画は叙述トリックかな?
287 :
名無しのオプ:02/11/12 14:15
ハサミ男は、ミステリへたれな私が唯一中盤まで読んで落ちがわかった
メモリアル小説だったなあ。
むしろ、落ちが明らかになってから、これからのハラハラ感が面白いと思う。
288 :
名無しのオプ:02/11/12 18:41
依井貴裕「歳時記」。
大爆発した。
まあ、少しひねっただけといわれればそれまでだが。
ゲームだが「FF7」も叙述トリックが使われてる
トリックがあると予想していなかったので見事にだまされた
ゲームのメトロイドも使われてるよね
ポートピア・・・
292 :
名無しのオプ:02/11/12 22:39
>>286 「ワイルドシングス」 はかなり驚いたような記憶があるんですけど、
どんなオチだったか全く覚えてないです。
どなたかメール欄で教えてくれませんか?
294 :
名無しのオプ:02/11/13 19:19
ユージュアルサスペクツはどう?
「殺人交叉点」
これほどバレバレな叙述トリックは無いっしょ。
>>289 それを言うならFF10もヘラクレスの栄光3も叙述トリックですな。
全部おなじ作家ですけど。
>>293 京極なら、メール欄の方が映像化不可では?
297 :
名無しのオプ:02/11/14 00:19
ロス・マクドナルドの「さむけ」「ウィチャリー家の女」
映画「ジャージーデビルプロジェクト」を忘れてた。
倒錯の300
301 :
名無しのオプ:02/11/14 12:40
漫画「カムイ伝」
序盤のアレ。斬首刑で死んだはずなのに・・・・
303 :
名無しのオプ:02/11/17 00:31
FF7は叙述云々以前の問題だろう。アンフェアだし。
RPGの文法で叙述は無理だろ。
意外な展開と叙述は違う。
ゲーム叙述…出来ないことはないと思う。
例えば、PS2の「花と太陽と雨と」というゲームは、主人公が謎のリゾート島で過ごす
10数日間(厳密には違うが)を章ごとに区切られて進行していくんだが、
実はメール蘭。
306 :
名無しのオプ:02/11/18 20:54
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで
二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.imperialcasino.com/~1h4n/japanese/
>>306 思いっ切り関係の無い話題スレに書き込んでいる時点で
激しく果てしなく怪しい
308 :
名無しのオプ:02/11/19 14:28
FF7、一応エンディングまでやったけど、オレがアホだから、
ほとんど覚えてない。そんなすごい叙述トリックやどんでん返しが
あったっけ? 詳細きぼー。
自分もうろ覚えだが、多分(一応メール蘭)の辺りだと思う。
SFC版スレイヤーズ(RPG)なんか凄かったぞ。
記憶をなくした主人公を操って、中間達とラストまで進めて行くと衝撃の事実が…
メール蘭が落ち(よくあるかな?)
311 :
名無しのオプ:02/11/19 19:12
依井貴裕=EQとは全然わかりませんでした
312 :
名無しのオプ:02/11/19 21:12
313 :
名無しのオプ:02/11/19 22:09
ゲームで言うならヘラクレスの栄光でしょ
3だったかな?既出なら申し訳
315 :
名無しのオプ:02/11/26 14:33
>>314 怖くて中々踏めなかったが、まあ、良かった。
316 :
名無しのオプ:02/12/06 21:52
こういうのはどうでしょう?漫画だけど。
登場人物が全身血まみれで倒れている。
↓
しばらく、苦しそうな登場人物の独白がとぎれとぎれに続く。
↓
が、実は血だと思わせといて墨汁を頭からかぶっただけだった(お習字の時間に)
どうだい、白黒の漫画ならではのトリック!
え?・・・・やっぱり漫画だけに「ベタ」だった?
お後がよろしいようで。
面白いかどうかは別として、
>>316のような努力は大事だと思う。
318 :
名無しのオプ:02/12/07 00:19
たがみよしひさが、な〜ばすでやったら・・
やっぱ、殺したくなるだろうな。
あれの最終回のオチもひどかったが・・
>>316 面白いじゃん! 唐沢なをきっぽくてオレは好きよん。
321 :
名無しのオプ:02/12/21 21:31
age
>319
私はあの最終回結構好きだが。
確かに呆れるけどね。
>>323 いや、折れも好きだけど、あれが小説だったら
ムカつくだろうな、と・・
叙述ものを読み慣れている身には
乙一の小説は短編ということもあって
簡単にトリックが読めてしまうのだが
みんなはどうですか?
326 :
名無しのオプ:03/01/04 16:17
乙一の(メール欄1)は傑作だと思う。
小説の内容だけでなく、(メール欄2)もトリックに貢献しているのが凄い。
うわわ、名前欄とメール欄間違えた。
許して下さい。
329 :
名無しのオプ:03/01/05 00:36
馬鹿だなてめえは。
乙一のは「叙述」と言った時点で終わりなんだよ。
別にミスヲタじゃねえし、凝った罠はってねぇんだから、てめえが叙述っつーだけでネタバレなんだよ。
死んで来い。花になって来い。
330 :
名無しのオプ:03/01/05 14:25
乙一に限らず叙述トリックはその存在を言うだけでネタバレ。
ただ折原一なんかは本の宣伝文なんかで叙述、って言ってるから
読者に叙述ものだと知らせた上で騙せる実力(自信)があるのだろう。
ところで乙一の本は殆ど読んでないからわからないけど
この板にスレがあるのにミステリじゃないの?
なんでもかんでも叙述って言ってねーか?
332 :
名無しのオプ:03/01/06 00:04
そーだな
>>329 作品名を挙げて叙述っていうのはともかく
作者名くらいなら別にいいんじゃないの?
>別にミスヲタじゃねえし
これはどういう意味だ?
作者が所謂ミスヲタか否かが関係あんのか?
335 :
名無しのオプ:03/01/07 00:02
映画の「追いつめられて」はドンデン返しがあると知っていてみたのだが、
完璧に騙されたよ。
この映画は叙述だよな?
原作はあるのか?
かなりオススメです。
叙述トリック使ってる小説って文章構成ですぐわかるよね。
乙一の作品って叙述トリックがどんでん返しを
盛り上げないで、逆に興ざめにしてしまってる
話がけっこうあると思う。
GOTHの後半はなんかそんな感じ。
あと単なる登場人物のカン違いというのは
叙述トリックに入るのか?
筒井康隆の「富豪刑事」
叙述物の短編が一つ入っている。
でも、事前に作者自身が予告してくれてるんで、
楽に見破られるようになってるが。
338 :
名無しのオプ:03/01/07 01:10
富豪刑事なつかしいなあ。
子供の頃に読んであまりの面白さに、一遍一遍大事に読んだ覚えがある。
残念ながら最後に行くほどにレベルが下がっていくような気がしたが…
>>335 >叙述トリック使ってる小説って文章構成ですぐわかるよね。
禿同。
>>336のメール欄は何?
沈黙の教室。
犯人の方じゃなくて、(メール欄)の方の叙述にころっと
だまされた。
341 :
名無しのオプ:03/01/07 23:51
>>340 「沈黙」はいいねえ。
あと折原だったら「冤罪者」と「誘拐者」がいいねえ
折原の「倒錯のロンド」にはほんとに感心した。
まだ叙述になれてない頃だったけど、ころっと騙された。
>>343 俺はぜんぜんダメですたコレ。
どんでん返しやりまくりで最後のほうはもうなんだか・・・・・
どんでん返しってあまりしつこくされるともうどうにでも
よくなってきて萎えるよ
345 :
名無しのオプ:03/01/08 23:14
私も折原の叙述はあまり好きじゃない・・・。
「冤罪者」と「誘拐者」、あと倒錯のどれかを読んだけど、ダメだった。
>>345 「倒錯」は代表作といわれてたから期待して読んだけど
わたくしにはダメダメですた。
347 :
名無しのオプ:03/01/08 23:44
映画で叙述、というより究極のミスディレクションだったのが「エグゼクティヴ・ディシジョン」。
この間TVでやってたから爆笑した人も多いのでは。
それから「函の中の失楽」は全編これ叙述っつう仕訳で良いのでしょうか?
「倒錯のロンド」は私もダメでした。
叙述トリックが自己目的化してるという感じ。
349 :
名無しのオプ:03/01/09 22:33
倒錯はオチがわかっても「ハァ?」って感じですたw
350 :
名無しのオプ:03/01/09 22:36
「沈黙」は確かに良かった。徹夜で読んでしまったよ。
351 :
名無しのオプ:03/01/09 22:46
353 :
名無しのオプ:03/01/11 23:17
乙一が日記で叙述トリックはもう使わないって言ってるよ。
まあ、乙一の文章は叙述バレバレだし、大したトリックでもないから
止めたほうが賢明かもしれない。
あっ、小説家の乙一でなく、トリックメーカーとしての乙一に
問題があるって意味なんで、乙一オタは文句言うなよ。
「叙述使わない」ってのは
それ自体が叙述トリックだと思うが。
日記の乙一と小説家の乙一は別人みたいな。
小説家→乙一
日記→Z一
ガイシュツだけど(メール欄1)が良かった。
ゲームのお約束を逆手に取ってて。
(メール欄2)と(メール欄3)の両方を複合させててなおかつ
(メール欄4)ってスペースが無いよ。
357 :
名無しのオプ:03/01/13 18:31
某エロゲの第二章なんか良かった。
えろげーですまんが水夏第三章はよかった。
A≠A’という古典的なネタだが最初にAとA’が別々に存在しているらしい事を
示唆し、さらに「夏への扉」を小道具として出す事で叙述物ではなくSFだと錯覚
させてしまった。
そしてそれらが明かされた最後の最後で更なるどんでん返し。
まさにえろげーのお約束を逆手にとった仕掛け。(メール欄)
>>358 それで「水夏」買う決心がついた。ありがとう。
(エロゲヲタでスマソ・・・)
>359
他の章もいろいろトリック使ってて良いよ。
第二章の画家の卵な主人公も良い。(メール欄)
GOTHもこうなってくれたらと思うがそれだとパクリになってしまふ。
361 :
名無しのオプ:03/01/15 12:35
泣けるエロゲーを教えてください
362 :
名無しのオプ:03/01/15 14:34
>361
EVEのバーストエラー
ラストのオチは強引すぎるけど、節々で見せる推理シーンがイイ。
泣けるストーリーではあるが、人を選ぶかも…
おいおい、いつのまにかエロゲのスレになってるぞ
ミスオタ=エロゲオタと思わせる叙述トリックなのか?
365 :
名無しのオプ:03/01/16 20:03
作者が日本語の不自由な人だったために、ミスディレクションされました。
全てのミスオタがエロゲオタじゃないだろうけど
エロゲオタはミステリーとか好きそう。
367 :
名無しのオプ:03/01/17 08:45
>>334 乙一はミステリといえば綾辻や我孫子あたりしか読んでないからね。
それで叙述を覚えたらしいが、叙述は初心者でも書けると明言してるし、
オチをつけやすい手段であるとも言っている。
つまり形式的な叙述なんだよ。
そもそもミステリに執着がない(ミステリ作家のつもりはない)から綾辻や折原みたいに
絶対に読者を騙してやろう(っていうか騙さないといけない)と思っていない。
んで、乙一は「興味のあるもの」と「書く」がカナーリリンクしてる作家だと思う。
せつない系を繰り返し書くのもそのせいかと。
そのあたりを「ミスヲタじゃないから凝ってない」と表現したんだが。不適切ならスマソ。
ま、GOTHではじめて騙す気で書いたらしいが。
当然テクニックは劣るわな。
368 :
名無しのオプ:03/01/17 21:50
今、シックスセンス見ているんだけど、これって叙述トリックですか?
369 :
名無しのオプ:03/01/17 23:16
>>368 そうです。
つ-か映画板にいくな
オチが書いてあるスレが立ってたぞw
370 :
名無しのオプ:03/01/17 23:38
>>369 思ったとおりのオチでした。
映像だと、やっぱりちょっと不自然な感じがするんですよね。
それで、「あ、もしかして」と思いました。
でも、素直な人は最後まで騙されるのかしら。
371 :
名無しのオプ:03/01/18 01:40
前にも誰か書いていたが叙述トリックは免疫が出来る。
「殺戮」は免疫が出来る前に読んでいたらもっと評価できたが、かなり早い段階で気付いてしまって、
それが叙述トリックであることを確認するために最後まで読んだって感じだった。
摩耶雄嵩の「あいにくの雨で」は良い感じだ。
こういう叙述トリックもありだな、と思ってしまった。
>>371 禿堂。
自分は「星降り山荘の殺人」がそうでした。
文章が、はっきり言ってド下手なので、読むのが辛かった。
>>370 わかったのかい、スゴイね。
オレはこの映画みたとき叙述の免疫なかったからビックラこいたw
>>371 その通り
368=370です
>>373 もう、すでに免疫ができてしまっていたんですね・・・
「パイを焼くから1時間待っていて」(ちょっとうろ覚え)という台詞で、分かりました。
私の叙述ロストバージンは、「殺戮にいたる病」だったので、あのときはかなりびっくりでしたよ。
でも、お陰で強力な免疫ができてしまって、文章とかでちょっとでもひっかかる箇所があったりすると、叙述を疑うようになりました。
最近では、<メール欄>を読んだのですが、あれも一応、叙述ですよね?
でも、あれは、叙述であることを分かって読んでも、他の部分でおもしろかったのですが。
>>374 メ−ル欄のやつはバリバリの叙述でしょ。
この作品でお気に入り作家になったよ。
わたしは免疫がまだできていないのに15分くらい読んで見破りましたw
というかアレはあのトリックに重点を置いてないと著者自身言ってます。
すぐにバレルだろうと承知で書いたらしい。
トリックがわかっても最後まで楽しめる数すくない叙述ものだと思う。
つづく・・・・・
つづき
そんなアナタに同じ作家の メ−ル欄 をお薦めです。
かなり読み応えありますよ。
私も「殺戮」で叙述免疫出来ちゃったせいかなあ。
折角おすすめされた メール欄 読んでもスグ文章の不自然さに気づいて
オチ読めちゃったし。
でも、その作品はオチよりもその過程が面白いと思うんで。
『刻Y卵』(こくあらん)
Yで代用。
これ、叙述トリックの範疇だと思う。しかも結構イイ。
絶版臭いから見つけたら即買え。
↑講談社ノベルスだ。
374です。
叙述にであうたびに、
「ああ、バージンだった自分に戻りたい」とオモウのです。
<メール欄>も、バージンのときに読んでいたら、もっと楽しめたのかな…と残念。
でも、<メール欄>は叙述そのものより、ラストがショックというか切なかったですね。
>>376 ご推薦、ありがとうございます。
今読んでいるのが終わったら、読んでみますね
自分も叙述バージンに戻りたいです…。
でも、
「やっぱりこのネタか…」と落胆しつつも予想通りで満足
というあの不思議な読後感も捨てがたい。
383 :
名無しのオプ:03/01/20 01:57
ところで、みなさんの叙述バージンを奪った作品はなんですか?
私のはじめての男は「殺戮」です。もう、レイプに近かった(笑)
384 :
名無しのオプ:03/01/20 02:05
レイプ級といえばやはり「アクロイド」ですな。
中学3年のときです。
385 :
名無しのオプ:03/01/20 02:20
漏れを男にしてくれたのは「ロートレック荘」かな。
あれは叙述界の中でも反則気味だと思ふ。
それ答えたらめっちゃネタバレになってしまうがな(藁
私は横溝正史の某作。中学生になりたての頃だったな。
レイプなのに気持ちよかった(と書くとポルノのようだ)
387 :
名無しのオプ:03/01/20 18:44
夜は千の鈴を鳴らす
388 :
名無しのオプ:03/01/20 18:52
私は「アルセーヌ・ルパンの逮捕」で男を知りました・・・ポッ
389 :
名無しのオプ:03/01/20 19:57
今からロートレック壮事件を読みます 絶対に見破ってやるぜええ
390 :
名無しのオプ:03/01/20 19:59
誰かスミルノ博士に襲われた猛者はおらんのか。
391 :
名無しのオプ:03/01/20 20:07
藤原宰太郎に・・・最低です。
先に勝手に逝っちゃったって感じ。
連城三紀彦「親愛なるエス君へ」
ミステリも叙述トリックも知らん子(小3くらい)だったのに。
通り魔に強姦されて呆然自失って感じだったよ。
393 :
名無しのオプ:03/01/20 20:15
折原で1番面白かったのは「異人たちの館」だな。
倒錯シリーズよりもこっちのほうが好き。
ルパン物の某短編が初体験。
ただ、あれは見破ることができました。
乱歩「メール欄」が初体験。
あれは時代的にも相当早い。
>>386 そういえば金田一は間違ってる。
三つ首の犯人は・・・・だ。
叙述なんだよ。
って言う 説を見たことがあるな。
>>381 そうなんだよねその作品はあのラストの数行で胸かきむしられるような
切ない気分になるんだよな。
ひどいよなアレ・・・・・
この人の作品ってオチがかなりキツイっす、痛いよ。
初体験はやっぱり高校生の時に読んだ「アクロイド」。
他に印象に残ってるのはやっぱり「殺戮」と「ロートレック」。
私の場合「星降り」は今イチだったな。
叙述はもう一回読み直したくなるけど、星降りはそう思わなかった。
399 :
名無しのオプ:03/01/23 15:20
「星降り」で騙される人がいるなんて……
あ り え な い 。
400 :
名無しのオプ:03/01/23 15:58
読んでません
401 :
名無しのオプ:03/01/23 16:27
俺も星振りはなんか違うと思った。あまり気持ち良くなかった。
402 :
名無しのオプ:03/01/23 16:30
しばらく見ない間に随分艶っぽいスレになっとるなあ。
(^^)
404 :
名無しのオプ:03/01/28 23:39
ハードボイルド小説で叙述されると
予測できない時が多い。
405 :
名無しのオプ:03/01/29 16:45
気になるage
ユージュアルサスペクツは凄いね。後味いいよ。
407 :
名無しのオプ:03/02/06 15:27
カーの「皇帝のかぎ煙草入れ」って叙述で有名くない?
小泉喜美子の短編集『時の過ぎゆくままに』(講談社文庫)
頭から順番に読んでいたら、(メール欄の作品)にやられた。
送りバントの後を受けてタイムリーヒットが出たような読後感。
俺が小学5年のとき、兄ちゃんは持田香織がめっちゃ可愛いといった。
俺は兄ちゃんの部屋に忍び込んでELTのCD全部にさりげなくキズをつけた。
俺が中学1年のとき、兄ちゃんの部屋でえっち本を見つけた。
俺は容赦なく母親にチクッた。母親は兄ちゃんの留守中に黙って本を捨てた。
俺が中学3年のとき、兄ちゃんが彼女を家に連れてきた。
俺は玄関にあった彼女の靴の底にロウを塗った。彼女は帰りがけに玄関で派手にコケた。
俺が高校3年のとき、兄ちゃんは親に内緒で彼女と旅行にいった。
俺は彼女の両親に匿名でチクッた。兄ちゃんは彼女と別れさせられた。
みんなほんとは俺のせいなんだ。いつもいつも嫉妬してごめんな兄ちゃん。
俺のマンコに免じて許せ。兄ちゃんの好きにしていいから。
>409
俺女は好みじゃありません……
>409
ラストで女だと判明させる叙述トリックですか?
女の一人称が俺なんてー。トリックうんぬんは別にして生理的に嫌だ。
413 :
名無しのオプ:03/02/09 00:34
漏れが一番騙された叙述トリックは
三人称だと思ったら実は一人称だったって言う叙述トリック
414 :
名無しのオプ:03/02/09 11:08
今「ロートレック荘」を2回目読んでます。
前に読んだのはもう数年前だけど、
どこでどう騙されたのか確かめるつもり。
反則だという意見もあるようですが、
当時自分はこれ読んで正直やられたと思った記憶があります。
逆に「星降り」はこれほどつまらない文章に長時間付き合わされたことに
泣きたくなりました。
迷路館とかはドウカナ。
416 :
名無しのオプ:03/02/09 17:46
417 :
名無しのオプ:03/02/09 18:24
島荘「夜は千の鈴を鳴らす」
418 :
名無しのオプ:03/02/09 22:14
「消失!」中西智明
419 :
名無しのオプ:03/02/09 22:30
ついでに言えば「六色金神殺人事件」藤岡真と「蜂工場」イアン・バンクスも。
420 :
名無しのオプ:03/02/11 15:07
つーかさー、普通のトリックなら探偵役が詳しく説明してくれるけど、
叙述のやつって自分で読み返して考えなきゃいけね―じゃん。
あれすごいめんどーなんだよね。
入れ子の小説にして少し解説してくれるのもあるけど、
もっと直接的に最後に作者が出てきて、全部の仕掛けと苦労した所とかを
書いてくれるミステリ出てこないかなー
よく嫁
>420
読むのやめたほうが良いと思うが。
>>422 そんなこといってもさー、読む前に叙述系かどうかわかんないじゃーん
まあ折原大先生のはもう読まないつもりだけど。
こんなのが読みたいなー。それともどっかにある?
編集者が作家に原稿を貰いに行ったところ、その場で読んで感想を言うことになった。
で、その小説の合間に編集者と作家のシーンが挟まって、最後に、編集者が矛盾に見える所とか
突っ込んで、作家がそれに全て答える。とかそういうの。
>420
なかなか良いアイディアだから君がそれを書いてみるのはどうか。
辻真先がそんな感じの作品を書いていたような気がするが
ちょっといま手元にない。
辻真先かぁー、一個も読んでない。ありがとね。
推理小説なんか読んでる奴はダメ。
殺人鬼・宮崎勤予備軍。
宮崎勤とは、これまた古いですね
429 :
名無しのオプ:03/02/17 23:24
「過ぎ行く風はみどり色」(倉知淳)は結構良いと思うのだが。
叙述トリックをいちいち説明されたら逆に興醒めするよ
それに、読み直して納得するのも叙述作品ならではの楽しみだしね
(メール欄)なんて、「あの台詞はこういう意味だ」なんて
ダラダラと説明されてうんざりしたよ。
431 :
名無しのオプ:03/02/22 01:36
叙述名作条件:なぜそういう文章になったか説得力がある
叙述駄作条件:不思議に思ってるの読者だけで作中人物は平然
432 :
名無しのオプ:03/02/24 16:34
叙述だとわかっているのに騙される。これが醍醐味。
腕のいいマジシャンを目の当たりにした時の恍惚感。それが叙述トリック。
マジックだって最初からタネがあると解って観るけど、素直に楽しめるでしょ?
433 :
名無しのオプ:03/02/25 09:29
アクロイドは「叙述トリックの名作」という事で
途中気がついたけど、ロートレックはやられたな。
>424
作中人物の自己突っ込みなら「名探偵の掟」なんかがあるが・・
>>413 西澤保彦の≪めるらん≫もそんな作品だったな。
かなりの力技だったが。
436 :
名無しのオプ:03/03/10 16:05
「殺戮にいたる病」ネタバレ質問
息子の信一の部屋に血の入ったビニール袋があったのはなぜですか?稔が台所
のごみ箱にいれたのを取り出し自分の部屋に?少なくとも中の液体ぐらい捨てる
と思うのだが、、、あと、43歳の既婚者を、25から30の独身男性と間違える
というのは、、、
映画ならスティングが出ないのはなぜ?
あと乱歩の黄金仮面は違う?
438 :
名無しのオプ:03/03/11 15:09
>>436 さすがに答えてやるわけにはいかない・・・。
ネタバレいいとこになっちまうよ
439 :
名無しのオプ:03/03/27 00:48
age
「ヘルハザード」っていう映画(ビデオ)観た人いない?
免疫ないころ、ホラーだと思って観てて最後に「そうだったのか!」って思った
441 :
名無しのオプ:03/04/01 01:33
渋谷シネクイントで今やってる「アイ」という香港・タイ合作映画は
中盤で叙述炸裂させてます。
騙されたよ。
ちなみにかな-り怖いので注意。
442 :
名無しのオプ:03/04/01 06:17
叙述トリックって何?
詳しく説明キボンヌ
>442
>218
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
447 :
名無しのオプ:03/04/20 19:59
前の方でも分析されているけれど叙述物はパターンが限られているので、叙述物
だと事前に分かっちゃうと驚きは半減するね。(そういう意味ではこのスレは
見ない方が良い)
全くのノーマークでやられるとガーンという衝撃を受けることもあるけれどそう
いうことはやっぱりまれ。
今日、図書館で借りた「弁護側の証人」を読んだけれどなかなか良かった。
前の方にある分類の一つに該当するんだけれど、このトリックは斬新。
新書で手に入り難いのは本当に残念。何処か復刊してくれないかな?
摩耶雄高の「あいにくの雨で」は凄いと思う。
ああ、この手があったかって感じで。
でも、高校の描写はいらんような。
あるはずのない事をやっている世界を書きたかったそうだけど・・・。
俺もクリークに入りたくなったよ。
森博嗣の<メール>はどうなんですかね?
451 :
名無しのオプ:03/04/30 17:46
>>450 あれのどこが叙述だよ!ああいうのをインチキミステリという。
森のは大体つまらないラノベ。
唯一短編の「石塔の屋根飾り」はやられた。あれは上手い。
漫画だが、(メール欄)は一応叙述(映像?)トリックだな。
自分はあまり成功しているとは思えないが。
453 :
スレを読まずにカキコ:03/05/01 03:03
俺は、叙述トリックではないミステリ、と云うモノはないと思う。
そもそもミステリの範疇に入る作品は、大きな視点で見れば
全て叙述トリックなのではないか・・・と。
所謂叙述トリックと云われている作品は、
読後直ぐに確認したくなり、その整合性に感心しながら
再読が出来れば名作だと思う。
けれど、この事自体、ミステリ全般にも適用出来るよね。
ある作品に於いて、犯人が行ったトリックが実現可能である条件を
漏らさず提示しつつも如何に読者に悟られないようにする、というその文章技術は、
トリックの種類に拘わらず、作品そのものが叙述トリックである、
と云えると思うんだけども。つまり、ミステリとは全て叙述トリックである、と。
・・・うーん、やっぱこの解釈は変かな・・・?
>>453 そういうのは叙述トリックというより、ミスディレクションと言った方
が近いと思う。
ミスディレクションは、それを行うことによって謎の真相を
読者の目から隠すために使われるものだけど、
叙述トリックていうのは、ミスディレクトの対象となる謎が存在せず、
ミスディレクションそのものがトリックとして機能する。
AとBが同一人物だった、男だと思ったら女だったというのは、
読者に謎として知覚されることはない。
つまり、叙述トリックには通常の
謎→思考→騙される
という流れの、謎→思考の過程が存在しない。
そのため、人によってはアンフェアと思われることもある
トリックなのである。
・・・というふうに、自分は考えているのだが。
>>424 今邑彩の短編にもそんなのあったよ。
つうか作中作ってそんなの多くね?
>>454 優れた叙述トリックには
・AとBは別人物だと思いこませるが、
よくよく読んだら同一人物だと解る記述がある。
・男だと思いこませるが、よくよく読めば女だと解る記述がある。
ってのが必須条件だと思うから、
それが出来てれば「アンフェア」って事はないんだろうけどね。
457 :
名無しのオプ:03/05/09 00:45
叙述トリックと微妙に違うかも知れないけど、
京極塗り仏始末の各章ラストに突然挿入される
「奴の視点」は、初めて読んだときギョッとしたな。
458 :
名無しのオプ:03/05/09 01:00
>>456 しかし、実際問題としてそんな細かい矛盾点まで注意して読むなんぞ
不可能だよね。原稿の誤字脱字矛盾をチェックしてる編集者みたいな
読み方だもの。「論理」や「謎解き」とは、意味が違う気がする。
現に名作と呼ばれる作品でも前後の叙述の矛盾(時間とか場所とか)が
指摘されることが往々にしてあるけど、それはトリックじゃなくて単に
作者のミス。
結局、叙述ミステリはフェアとかアンフェアとか言わずに、
「気持ち良く驚かしてくれればそれでいい」という読み方を
するのがよいのでは。
乙一氏、なんか評判悪いっスねー^^;
最近のアレ(メール欄1)では、結構見え見えでした。作者が意識的に使用し
たにしては、ちょっと工夫が足らなかったかも。
でも、スニーカー文庫のアレ(メール欄2)は、イイ!
僕は素直に騙されたクチです。
あの話自体は、ごくありきたりな叙述トリックを使っているだけです。目新
しさは正直ないです。
しかし、騙された後に再読すると、世界が正に180度ひっくり返ってしま
うのですねー^^;;
キャラクターたちの印象、感情移入度など、ここまでひっくり返されると、
もう、すっかり関心。関心の後「ヤラレタ」と笑うしかない^^
キャラクターの描写力の高さが、このベタなトリックを、先鋭化させている
のでしょう。
叙述モノとして、脳内ではベスト級に入れちゃいました(でも、ミステリと
いうべきかどうかというとこで、番外に落ちつく)。
素直に騙されなかった人には、きっとこの感動はない。ちょと可愛そう^^
460 :
名無しのオプ:03/05/09 18:46
さっき読み終わったんだが「(メール欄)殺人事件」。
久々にやられたよ。だまされちまった。
可愛そうてなんじゃ。
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
>>
>>461 あなたのカキコ見てその本読んだんですが、オチの意味がよくわかりませんでした。
メール欄てことでいいんですか?だったら、そいつが容疑者候補に上がらないのが
おかしいと思うんですが。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
467 :
名無しのオプ:03/05/29 15:55
実は作者はものすごい叙述を仕掛けてた(はず)のに
どっかにミスがあって失敗してる。。。ってのはあります?
469 :
名無しのオプ:03/06/06 04:09
映画のファイトクラブの叙述?トリックは
明らかに無理があるよ。おもしろいんだけどね。
470 :
名無しのオプ:03/06/06 04:22
471 :
名無しのオプ :03/06/11 18:38
てうかこのスレ事体がネタばれ
472 :
名無しのオプ:03/06/13 04:58
>471
いや、叙述だという事を念頭においても充分楽しめますよ。
というか自分がその口で、筒井の『ロートレック壮』を
最初から叙述目当てで読みますたけど、それはそれでスリリングです。
既出だけど、巧いマジシャンを相手にどこでどんなタネを仕掛けてくるか
あれこれ考えながら観賞する心理のようなもんでしょうか?
今このスレクリックしながら思ったんだけどさあ、
叙述トリックって事がわかっちゃったらもうそのミステリの半分以上
ネタばれした様なもんじゃない?
星降り山荘なんか叙述だって事前に知ってるだけでちっとも面白く無い作品になりさがるでしょ。
絶対驚かないでしょ。
そう思うとここで紹介されてる作品名知りたくないんだけど、
このまま読まずにログ捨てるべきだよね。
474 :
名無しのオプ:03/06/24 03:15
スレ立ての>1こそお勧めを乞うているが、
>473の言うとおり、このスレは、相当読み尽くした人たちが集って
名作を決めるというようなニュアンスの方向で進行する、
若しくはされるべき性質のスレだと思われ。
叙述トリックを読みたくて、お勧めの叙述トリックを知りたくて、
という人向けのスレではないね。
475 :
名無しのオプ:03/07/01 20:03
麻耶雄嵩の「鴉」は既出ですか
折原一は叙述トリックじゃないと思う...
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
478 :
名無しのオプ:03/07/15 20:45
折原一が叙述トリックでないとは、これいかに? そのココロは?
折原はつまらん!
つまらん!
おまえのいうことはつまらん!
481 :
名無しのオプ:03/07/17 23:39
折原一は読んだら本当にむかつく
質の良い他の作家の叙述作品読むともうこの人の作品は読めない
おまけにキャラに魅力なさすぎ。特に女が萎える。
奥さんとほんと似たもの夫婦。なんであんなに似てるんだろ?
そして実際の事件のパロディやりすぎ。
事件関係者が読むこと考えてるのかと思うととても悪趣味。
でも短編ならまだまだ読める。耳すます部屋は良かったんだけどな
483 :
名無しのオプ:03/07/17 23:53
>>482 いつもすばらしいページありがとうございます。
みんなもぜひ見てね。世界が変わるよ。
484 :
名無しのオプ:03/07/18 01:09
483は叙述トリック
(^^)
486 :
名無しのオプ:03/08/08 00:27
ちょっと聞いてください。
先週のことです。
私が車を止めると、突然三人組みの男が現れました。
一人が優しく声をかけた後、残る二人がかりで
私のボディーを撫で回してくるのです。
なすがままの私にもう一人の男が、両手に余る程の物を
握って突っ込んできました!!
どうすることも出来ない私は、ただ終わるのを待ちました。
そして男は私の中にたっぷり注ぎ込み、最後に穴の周りを拭
きながら言いました・・・・
||
|| ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||( ´∀`)< ガソリン満タン入りました〜
⊂ ) \_____
||| | |
>486
「私」が車なのなら、「車をとめると」はアンフェア。
「とめられると」にすればいいと思う。
この場合の車は車輪の意味ということで、
三人組に車をとめられたと思わせておいて実はドライバに車輪をブレーキでとめられたという意味。
がんがってください。
488 :
名無しのオプ:03/08/08 15:42
ちょっと聞いてください。
先週のことです。
私が車を止めると、突然三人組みの男が現れました。
一人が優しく声をかけた後、残る二人がかりで
私のボディーを撫で回してくるのです。
なすがままの私にもう一人の男が、両手に余る程の物を
握って突っ込んできました!!
どうすることも出来ない私は、ただ終わるのを待ちました。
そして男は私の中にたっぷり注ぎ込み、最後に穴の周りを拭
きながら言いました・・・・
||
|| ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||( ´∀`)< ちんこ入りました〜
⊂ ) \_____
||| | |
コピペにマジレスカコワルイ
ちょっと聞いてください。
先週のことです。
私が車を止めると、突然三人組みの男が現れました。
一人が優しく声をかけた後、残る二人がかりで
私のボディーを撫で回してくるのです。
なすがままの私にもう一人の男が、両手に余る程の物を
握って突っ込んできました!!
どうすることも出来ない私は、ただ終わるのを待ちました。
そして男は私の中にたっぷり注ぎ込み、最後に穴の周りを拭
きながら言いました・・・・
||
|| ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||( ´∀`)< こいつ男じゃん・・・・・・・・・・
⊂ ) \_____
||| | |
491 :
名無しのオプ:03/08/08 22:22
>>490 美少年なのか?
(事情により「やらないか」AA割愛)
492 :
名無しのオプ:03/08/08 23:49
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
森博嗣の<メール欄>ってのを
古本屋でみつけて読んだ
これは、著述トリックというのか?
漏れは「騙された」とおもったわけだが。。
×著述トリック
○叙述トリック
>>495 形式としては叙述トリックに適合するが、
その水準としては、あなたが感じたとおりで正解です。
近所の本屋だけど、
「この夏おすすめ! あっと驚く結末の小説特集」
とかいう感じの手書きPOPとともに、このスレでもさんざ出てるような小説が
ずらずらーと並んでいたんだけど……。
うわ、ここにある本、全部叙述か! と思ったら、なんか、
「この夏おすすめ! 犯人が実は被害者の配偶者小説特集!」
って感じで売られているのと、あんま変わらないような気になってしまった。
実は並んでいるうちの1冊、読もうと思ってチェックしていたものだったんだけど、
著述だって知らなかったから、なんか、激しくネタバレされた気分。
勘弁してよ、文○堂!
うちの近所の本屋でも同じような特集してる・・・。
どっかの取次が仕掛けてるのかな
500 :
名無しのオプ:03/09/06 13:41
折原一みたいに専門の叙述作家っていうわけでもないのに叙述トリックを使う作家って多いよね
浦賀和宏、乙一、貫井徳郎、森博嗣・・・etc.
叙述ものって作家にとって魅力的なのかなぁ
こんなことされちゃあ、折原がますます仕事やりにくくなっちゃうよ!
501 :
名無しのオプ:03/09/06 13:57
>>498 POP書いた店員もミスヲタなんだろうなw
近くの本屋は、あんまそういうPOPとか作ってない。
私としてはもっとどんどん推理小説POP作ってほしいけど。
とりあえず店に言ってみれ
>>448 あいにくの雨で読んだけどどこが叙述だったのか分からなかった。
(メール欄)でいいの?
「あっと驚く結末」のPOP
どこの文教堂でもやってるみたいですね。
おもわず「星を継ぐもの」買っちゃいました。
ああいうの好きですよ。
読むときになったらPOPにどんなこと
書いてあったかなんてほとんど覚えてないし。
殺戮に至る病は犯人も書いてあった。。
>>503 >殺戮に至る病は犯人も書いてあった。。
えっ、(メール欄)って書いてあったの!?
>>504 違います。
犯人の「名前」が書いてありました。
506 :
名無しのオプ:03/09/19 00:49
名前は、もともと出てくるしね<殺戮
508 :
名無しのオプ:03/09/19 20:57
>>503 >「あっと驚く結末」のPOP
他の作品も知りたいな・・・
509 :
名無しのオプ:03/09/19 21:28
>>508 綾辻の十角館は「『そして誰もいなくなった』への真っ向からの
挑戦状!圧勝です!!」殊能のハサミ男は「完成度No1!見破れる
ものなら見破ってください!!」みたいな感じ。あとは覚えてない
510 :
名無しのオプ:03/09/19 23:48
折原=叙述と言われて、構えて読むから
折原作品はいくつか読んだがどれも驚けなかった。
511 :
名無しのオプ:03/09/19 23:49
ワイルドアームズ2のアレは叙述トリックと呼んでも良いですか
ナニソレ?
推理ゲームみたいよ・・・
漏れも詳細きぼん!
514 :
名無しのオプ:03/09/20 23:13
>>511 あれはRPGだし、どうだろうね。
確かに、あのハデな演出はアレのためのものだろうね。
>>510一部同意。
驚けなくはないのだけど、読後感がどれも一緒だから
あとで本棚をみるとどれがどれやら…という事態におちいる。
516 :
名無しのオプ:03/09/22 00:11
小説ではないが、日本では尾崎紀世彦が歌った「思い出のグリーングラス」の原曲には一種の叙述トリックを使ったドンデン返しがある。
519 :
名無しのオプ:03/09/22 10:18
>>518 日本語版だと単なる故郷を偲ぶ明るい歌だが、原曲だと故郷の懐かしい家や家族・恋人のことを思い出すのどかなシーンの後、それは主人公の夢だったことがわかる。
目が覚めると周りは灰色の壁で囲まれ、看守がいる。そして神父が訪れる。
そう、彼は死刑囚で、今日処刑されるのだ。前半は彼が最後の夜に見た夢だったのだ。
520 :
名無しのオプ:03/09/22 10:59
迷路館の殺人 トリックじゃあないけど
521 :
名無しのオプ:03/09/22 13:48
俺も文教○のフェアのポップにつられ、乾くるみだかって作家の本かったのだか、いまいちだった。
一緒に買った西澤保彦の七回死んだ男は面白かった
522 :
名無しのオプ:03/09/23 18:23
中町信。
叙述トリックは叙述トリックと先に吹き込まれるだけでネタばれ。
喩えるなら密室殺人で部屋を密室にした方法をばらすのと同じ。
犯人をばらさなきゃ良いってもんじゃない。
このスレッドは消去すべき。
フレドリック・ブラウンの短編「うしろを見るな」。
短編集の巻末として収録されているのがミソ。
書かれている通り、本当に後ろにいるのかもとドギマギして読み終えた。
映画だと「スティング」。大それた仕掛けじゃないけど一転して大団円になるラストにはニヤッとさせられた。
見事なトランプさばきを見せていたのがポール・ニューマン本人だったというのも良かったんじゃない?
北山猛邦の(メル欄)も叙述ですよね。
ちょっとアンフェアな気もするけど、面白かったです。
筒井康隆「ロートレック荘事件」
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」
「星降り山荘の殺人」読んだんだがどこが叙述トリックやの?
>>529 まず、あなたの叙述トリックの定義を述べてみてください。
何だろ、「文章の作り方で読者に勘違いを起こさせる」
かな?
>>381 > でも、<メール欄>は叙述そのものより、ラストがショックというか切なかったですね。
私はぜんぜん感情移入できませんでした。
着地点がアンフェアなので怒りがこみ上げてきました。
メル欄って既出ですか?
高校生ぐらいの頃読んでびっくりしました。
533 :
名無しのオプ:03/10/29 22:38
叙述トリックものならば「マーサ・ミーツ・ボーイズ」という映画がオススメです。
ほのぼのラブコメみたいな展開の中で、いきなり叙述トリックをやられたのでかなり驚いた。
それも時系列を入れ替えたかなりトリッキーなやつで、何でこんなトリックをラブコメに?
と思ってたら、その後もう一回ひっくり返されて今度は爆笑(←見れば分かります)。
534 :
名無しのオプ:03/10/29 22:50
アクロイド殺害事件だろ
叙述者=犯人だし
スミルノフ博士の日記でも可w
535 :
名無しのオプ:03/10/30 00:16
↑…
536 :
名無しのオプ:03/10/30 03:07
いくら周知の事実とはいえ、そこまであからさまに……
537 :
名無しのオプ:03/10/30 04:53
あぶねぇ、俺一週間くらい前に読んだばっかだよ。
真面目な話、こういうことを平気で書いちゃう人は脳に欠陥があるのではないかと疑ってしまう。
欠陥というのもどうかと思うが、おかしいのは確かだね。
でも、その後の人たちもなんでアゲレスなんだろう。
540 :
名無しのオプ:03/11/04 22:51
クリスティ『そして誰もいなくなった』
ただし余りに巧妙なので叙述トリックに気付かない読者も多いかと。因
に私も気付かなかった(鬱)。
詳しくは、若島正『乱視読者の帰還』(みすず書房)所収「明るい館の秘
密」を参照のこと。
>>540 ネット上でも読めますよ。興味のある方は
「TWICE TOLD TALES 明るい館の秘密」でググッて下され。
星新一は結構多い。
ちょっと題名が思い出せないんだけど叙述トリックとは微妙に
違うかも知れないがどこかの惑星で(メル欄)が
(メル欄)持たされてる話なんだけどあれのラスト良かった。
星新一が出たなら小松左京のこれ。
犯罪はおきないけど。
映像叙述と言えば、先日上演されていた「閉ざされた森」なんかも凄かったね。
でも漏れ、外人の顔が見分けられないので、ちょっと混乱
閉ざされた森はどっかのレビューサイトで
最初の30分でキャラの名前と特徴をきちんと覚えることってあったな。
できればもうちょっと覚えやすい俳優を使ってほしかったけど
ever17はガイシュツ?
547 :
名無しのオプ:03/11/30 17:52
>>456の意見に多いに賛成。私の叙述バージンは我孫子の殺戮だが、
以下ネタバレ注意↓
大学生に見せかけた人物がよくよく読めば教授だと分かるセリフ「サルトル(かな?)の権威」など
が各所に入れられていて、後から感心させられた。 ~~~~~
そういう何気ないヒントが多ければ多いほど、それでも騙しきれる作品がすごいと思う。
叙述トリック実はあんまし読んでないから「これは反則」って作品は特に思いつかない
私が中学三年のとき、弟は持田香織がすごく可愛いといった。
私は弟の部屋に忍び込んでELTのCD全部を全て処分した。
私が高校一年のとき、弟の部屋でエロ本を見つけた。
私は容赦なく母親にチクッた。母親は弟の留守中に黙って本を捨てた。
私が高校三年のとき、弟が彼女を家に連れてきた。
私は玄関にあった彼女の靴の底にロウを塗った。彼女は帰りがけに玄関で派手にコケた。
私が大学ニ年のとき、弟は親に内緒で彼女と旅行にいった。
私は彼女の両親に匿名でチクッた。弟は彼女と別れさせられた。
皆本当は私のせいなんだ。いつもいつも嫉妬してすまない、弟よ。
私の逸物に免じて許してくれ。 好きなだけ後ろに挿入てやるから。
12月のベロニカ
ever17クリアした。
こら確かに凄いわ。
553 :
名無しのオプ:03/12/27 12:48
年末暇なので
十角館の殺人
殺戮にいたる病
ハサミ男
夜想曲
あいにくの雨で
星降り山荘殺人事件
買ってきた
歌野晶午 葉桜の季節に君を想うということ
はどうでしょう
555 :
名無しのオプ:03/12/27 12:54
このスレ自体がネタばれ満載だな。
556 :
名無しのオプ:03/12/27 17:33
>>541 面白かった。クリスティーは綾辻や折原とは違うなあと感心した。
「そして誰もいなくなった」は、犯人知っているのに何度読んでも面白い。
こういうミステリーは珍しいよね。
557 :
名無しのオプ:03/12/27 17:59
>>556 ああああ綾辻をバカにするなよっ!
しかも折原みたいな手癖で書いている奴と一緒にしやがってええー!!
ちっきしょぉ〜!!グスン・・・
558 :
名無しのオプ:03/12/27 19:38
プロ野球板で「プロ野球ノベルツクール」というスレがありますので、よかったら参加して下さい。
559 :
名無しのオプ:03/12/28 08:36
すいません、「あいにくの雨で」を読んだんですけど、どこが叙述トリックなのか
さっぱりわからなかったのですが。
>>35-36 2年半のときを隔てた遅レス〜
私は連城の方を先に読んでいたので
我孫子のはすぐに分かっちゃってショボーンだった記憶が。
でも出来は連城の方がいいけどあの作品てキャラが全部嫌いだ。
ロートレックは叙述と聞いて読んでいたにもかかわらずがっつり騙された。
どんでん返しと言うより、
なんか自分自身のアレな部分を指摘された感じで冷や汗。
今年の最初の本として、
今さらながら「ハサミ男」を読了。
感想。
叙述トリックって言うこと自体が、
それだけでネタバレであることを再確認しますた。
562 :
名無しのオプ:04/01/04 23:17
映像叙述で最強は
「追いつめられて」 「愛している愛していない」
「プラスティックナイトメア」
これ始めから疑ってみてもひっか掛かる可能性大。
最近のRPG<<メール欄>>でもやられました。
ラストではなく物語中盤で起こるんだけど。
564 :
名無しのオプ:04/01/06 11:56
というか、このスレごと削除してくれ。頼むよ。
星降り読んだけど……別に騙されなかった。これって叙述ものなのか?
あ、こんなスレある。どれどれ俺の知ってるのはあるかな…。
アクロイド、殺戮、おーやっぱあるわあるわ。
あ、この作品は知らないなー。
……え、これって叙述物だったの??
クリックする前に気付くべきだった、ネタバレなスレって事に。
叙述トリックと分かって読んだらつまらない作品ってそもそも作品としてダメなのでは?
そうそう。手品やイリュージョンと同じで、アレにネタがある事は
みんな解っているにも関わらず驚かされるのと一緒ですよね。
本当に良く出来た作品は、例え仕組みが解った上で再読しても綿密に
張り巡らされた伏線に改めて気付き感心したり出来る、と。
「ロートレック」はメル欄で、「十角館」は序盤で、そのトリックを見破ってしまったオレはスゴイ。
でも、普通のミステリーさえ叙述暴きの姿勢で読むクセがあるオレは、不幸。
>叙述暴きの姿勢 がちょっとぐらいないと、叙述は見破れんて
なので、それでよろしいかと
読むまで「普通のミステリ」かどうかもわからんわけだしな
「弁護側の証人」は文章が下手すぎ。まるで海外ミステリの翻訳ものを読んでいる
ような気分になる。
572 :
名無しのオプ:04/01/14 04:12
>>569 俺もメル欄は不自然かと思ったけど、その疑念補う仕掛けが秀逸なんだよな。
いいかえれば、ヤラシイ。
最後のどんでん返しばっか重視してストーリー無視、内容ゼロの叙述小説が多い中
ロートレックは純文学的重厚さも兼ね備えているから他とは区別されるんだろうな。
つーか、小説界における叙述トリック小説の存在意義って何何打?
だから何?みたいな焚書だと思える
573 :
名無しのオプ:04/01/14 08:12
十角館の鮎川哲也の解説は叙述トリック(?)だと思うがどうよ。
解説をしている風で、実は辛口の素人評論家に対する批判って。
解説してないじゃん、と笑ってしまった
アクロイドについて聞きたいんだが、【メール欄】というは反則
ではないのか?
もともと叙述トリック自体が反則だと思う
「おまえが犯人だ」となんらかわらない
叙述トリックなんてもの知らずにアクロイド読んで見事に
真相がわかった。
>>574 反則ではない。確か(メール欄)と書いてあったかと。
まさにそこでオレは見破ったわけだが。
>>576 手記なのになぜそういう書き方をするのかが問題
ロートレックは明らかに不自然でしょ。
最初っから、どのセリフが誰のだか、いくら考えてもわからなかったもん。
考えてもわからないから、諦めて一番妥当な解釈しながら読んだら、
それが罠なんて。
筒井康隆が好きなだけに、あの文章はちょっとね。
俺は叙述トリックは、読者に、トリックを明かされたときに
「あー、まあそんな事だろうと思ったよ」 と思われたらダメと思うけど。
一例だけど三人称で本名が一切出ないなんて、明らかに不自然じゃん。
それで 「実はこの人がこの人で・・・」 何て言われても知るかよって感じ。
東野圭吾の悪意なんかは、かなり広い意味で叙述だど思うけど、必然性があるし
こうゆうのは好き。
>>562 その中で実際に見たのは「追いつめられて」だけなのですが、
あれは叙述では無く「意外などんでん返し」なのでは無いでしょうか。
実写で叙述トリックは難しいですよね…私は未見なのですが(メール欄)は
なかなか見事にソレらしいですが。
>>578 ロートレックは「たまたま貴方に合わなかった」だけでしょう。
それだけでそこまで吐き捨てる様な物言いはどうかと。実際に大いに
驚かれた方も、こちらにも沢山いらっしゃる訳ですし、その方々の感性も
否定されてしまうのですか?
星降り読了。
叙述じゃないよね、これ。
581 :
名無しのオプ:04/03/01 19:32
誰か「あいにくの雨で」のどこが叙述なのか解説しる!
582 :
名無しのオプ:04/03/01 22:12
>>562 「プラグマティック・ナイトメア」だろ。
副題は「仮面の情事」
「暗闇でささやく声」面白かったぁ〜。
久しぶりにやられたって感じ。
>>581 『あいにくの雨で』の軽い寝たバレが下にあるよ
単なる倒叙と思わせるから
星降りは、(メール欄)だけで、文章自体でだまされてる
わけじゃない気がするんだけどな。。
>>587 違ってたらごめんなさいね、でも、、、なんか、、、
「よくある勘違い」をしておられるような気がするんだが…
なぜそういう「思い込み」を抱くに至ったかが問題なわけで
その「思い込み」の元凶はある箇所の「叙述」であり
しかもよく読むと全然嘘はついてないからトリックたりうると
ざっと読み返したら、(メール欄)って記述が。。
納得。どうもありがとう。
590 :
名無しのオプ:04/03/04 06:51
星不利山荘は叙述っていうか
試験とかの”ひっかけ問題”という感じしかしない。
マジでこのスレ削除して、一生のお願い。それか絶対にageないで。
592 :
名無しのオプ:04/03/05 00:37
>>579 579のメ−ル欄は俺は見事騙されたね。
巻き戻してもう一回みればよかったかもw
ホラ−でありながら、ミステリ−の要素も充分に
備えた傑作だね!
続編なのにパ−ト1を超えた数少ない映画。
ただ監督がダリオアルジェントなので痛い描写がかな-り
きついのでホラ−駄目な人はきついかも・・・
ミステリー小説ではありませんが、昔のテレビアニメ…知ってる人
いますかね〜『超時空要塞マクロス』(笑うでない)。
誰もがヒロインだと信じて疑わなかった女の子が実はそうではなく、真の
ヒロインは別にいた(しかもちゃんと最初からメインとして登場していた)
という、ある意味での叙述トリックを計算ずくでやってのけた前代未聞の
SFアニメ。
>>590 それ言っちゃおしまいでは?そもそも叙述トリック自体が壮大な
「引っ掛け」なんですから。
594 :
名無しのオプ:04/03/05 05:11
>>593 マクロス面白そう。どうせ再放送もやらないだろうし、もう少し詳しくお願いします。
>>594 いきなり好意的なリアクションありがとうです。とにかくSFメカ
アクションでありながら戦闘シーンゼロの回が珍しく無かったと言う意味で
革新的な作品だったと思います(今見ればチャチな所も多いのでしょうが)。
序盤〜中盤まではとにかくリン・ミンメイという女の子が徹底的に
クローズアップされていて、主人公と2人で宇宙船(マクロス)の一角に
閉じ込められたり(主人公の少年はこれで彼女にハマります)、挙げ句
アイドル歌手としてデビューしたり…一方、事ある毎に主人公と対立する
軍の女性上官(主人公より年長)がいるのですが、次第に物語中に於て
彼女の比重が高くなって行き、最終的には主人公と結ばれる…
つまりは彼女こそがヒロインであった、と。
しかもこれは行き当たりばったりでは無く、最初から設定されていた事と後に
聞き及び、大いに驚いた次第です。で、物語の構造を把握した上で改めて
見てみると…なる程なる程、ちゃんと伏線はそちこちに打ってあったりするの
です。これって正に「叙述」と言えるのでは?などと。
596 :
名無しのオプ:04/03/05 10:29
「叙述トリック」の定義を教えて。
>>595 最初はリン・ミンメイで押すつもりだったが早瀬中尉の方が人気でちゃって、
ライターや原画連中も早瀬が気に入っちゃって、それでヒロイン交代になっただけ
計算づくでも何でもないし、あの作品は行き当たりばったりが多数あるよ
途中で延長された作品でもあるしね
ま、どーでもいいけどさ
マクロスは俺も嫌いじゃないし
>>593はいい香具師っぽいんだが
マクロスは「叙述」じゃないと思う
「内容」に意外性があるだけで
作中に「リンミンメイ(ヒロイン)」と
キャプが出たとかなら別だが
せいぜいクレジットの順番くらい?
それなら
「ああ、悲劇のヒロインだったのか、騙された」
とかになるかもしれないけどね
ついでだからキリ番600はもらっておくか
映像でいえば「メール欄」がやはり最強か
>>599 ちょっと反論させて下さいね。失礼ながら叙述トリックをやや
履き違えていらっしゃらないでしょうか?
言ってみれば「読者を勝手に事実誤認させる」のが叙述トリックだと
思うんですよ。良く話題に上る『星降り山荘』を例にとるならば、
本当は最初から(メル欄1)なのにも関わらず、文章の展開(叙述)によって
そうである、とは何処にも書いていないにも関わらず読者は(メル欄2)だと
勝手に思い込まされてしまう、と。マクロスの序盤の描写の中で「本当の
ヒロインは彼女では無い」と気付く人が果してどれだけいるでしょう。
そういう意味で貴方の仰られる様に「リン・ミンメイ ヒロイン」と
キャプションを出してしまったとしたら、それは叙述トリックとしては
明らかに「反則」だと思えてしまうのですが、如何でしょうか?
>>598 少なくとも「主人公と最終的に相思相愛となる相手」という点での
路線変更は無かった筈ですよ。
603 :
名無しのオプ:04/03/06 22:03
「マクロス」は全然、叙述ではない!
ちゃんと叙述の意味を理解しているのか?
もう「マクロス」の話はやめれ・・・・・
失敬失敬。確かにスレ違いもいい所ですね。もう止めにしますが…
>>603 少なくとも貴方よりは「叙述トリックの定義」に関しては
理解していると思っています。
>>604 ハイハイ
逆切れ勘違いさんお疲れね。
何故にわたしより叙述トリックの定義に関して理解
していると思うわけ?
どういう根拠で?
「マクロス」は叙述と言っている時点でアナタは○○な
わけなのだが・・・
606 :
名無しのオプ:04/03/07 01:31
うるさいなおまえは
607 :
名無しのオプ:04/03/07 02:04
マクロスはリンミンメイの乳首みえるからね。それだけで満足。
亀レスだけど、夢野久作の冗談に殺すは叙述トリックなんですか?
どこら辺が叙述なのか教えてほしい。
基本的に叙述トリックって、読者に犯人をわからせないように仕掛ける
文章上のトリックだと思っていたので、マクロスの話題は?って感じなんですけど。
だから映像で再現不可能とも思うし。
ドンデン返しと叙述トリックは別ものですよね。
>>602 >言ってみれば「読者を勝手に事実誤認させる」のが叙述トリックだと
>思うんですよ。
これだと、クリスティの『邪悪の家』なんかも叙述になってしまうのでは?
話題を変えるけど、叙述トリックで重要なポイントは、
一、文章が不自然ではない。
二、叙述以外の可能性も匂わせておく。
だと思うんだよね。
>>608 映像で叙述は無理って言う人よくいるけど、例えばシックスセンスの
ラストが(メール欄)で最後それが明かされるってオチだったら叙述以外の
何物でもないと思うけどなあ。文章化も可能だし。
612 :
名無しのオプ:04/03/08 11:56
>>611 シックスセンスは映像ならではの「叙述トリック」じゃないかな
画面に映されているものは(メル欄)なんだから、という仕掛け
ノベルスではどう処理してるのかな?
文章ではあまりおもしろくなさそうだけど
614 :
名無しのオプ:04/03/10 23:28
ようやくマクロス勘違い馬鹿が消えたなw
「星降り山荘の殺人」だけど、オレは最初の章で主人公が電話してた相手が
実は「メル欄」っていうオチだと思ってた。
616 :
名無しのオプ:04/03/11 00:13
>613
実は、小説の方がおもしろかった。
オチがちょっとわかりづらいが、映画見てから読んでも楽しめたよ。
>>616 そうなんだ・・・、
寝た知って読んでもしょうがないと思ってたけど
機会があったら手にとってみよう
>615
俺もそう思った……しかし結果は予想通りの犯人だったので、萎えた。
これ叙述じゃねーよ。
>>577 亀レスだが、最後の章でその理由が書いてある。
だから、「読者」を騙す必要があった。
>>619 全部読み返してないのでハッキリしたことは言えないが、
ポアロによる事件解明後に(619メル欄)みたいなこと書かれてもアンフェアだよね?
普通、手記の読者はそれを書いた本人なわけだし…。
ごめん訂正。
>>620の最後の1行は脳内削除しておいてください。
星降りが叙述じゃないと唱える方が全く理解出来ない。
あれがそうで無けりゃ何が叙述なんだか。
それに「犯人がすぐ判った」って…ホントかな?「何となくそう感じた」って
だけなんじゃないか?それは「解った」とは言わないよ。
>>622 まあ面白いつまらないは個人の感じ方の世界だから駄作か傑作かは
意見が割れて当然かと思うけど『星降り〜』が叙述じゃないってのは確かに
無理があるよな。
これ倉知淳スレでも話題になった事あるけど、星降りで「腹立った」とか
「どこが叙述かわからない」って言ってる様な人って結構騙されるポイント
(=面白がり所)を根本的に誤解してる人が多い様な気がした。
星降り〜って、犯人当てはむしろオマケじゃねえのかな?
>>624 叙述の定義と星振りのどこが叙述なのか教えてくれ。
だから「星振り」のどこが叙述か聞いてんだが。
>>628 メル欄
倉知スレで結構話されてるよ。いってみれば。
え……別に誤認されなかったけど……?最初からあいつが容疑者だろって思ってたし。
私は素直にだまされたよ>星振り
こーゆー単純な奴も結構多いんじゃないかな。
「俺は序盤で犯人がわかったよ」
ミステリ初心者に多いな。
こういう香具師は久しぶりに見た気がする。
あてずっぽうの範囲内で、
明確な根拠があるわけでもないのにな。
星振りの場合は「誰が(メル欄)か」というとこまで
序盤でハッキリわかっていたんなら
自慢したくなる気持ちもわからんではないが。
自己満足は一人でしてくれ。
635 :
名無しのオプ:04/03/19 09:35
『星降り〜』に関して言えば
>>625の言う通り「最終的な犯人が誰か」は作品の
プライオリティとしては二の次だと思う。最後に物語そのものの構造を
ひっくり返される快感が強力だからこれだけ認知されてるんだよ。
キャラも文体も解り易いしミステリー初心者に「叙述とはなんぞや」と
教えてあげる為に薦めるとしたら理想的な1冊なんじゃないかな。
決して普遍的な名作とは言えないだろうが・・・
叙述じゃないって言い張ってる人は、あの誘導文の存在を誤解してるのかも。
あれには本当に「見事に嘘は一切書いていない」。
『嘘を付かない代わりに本当の事も明確に述べず(文章で)読者を誤認させる』
んだから典型的な叙述トリックだろうが。
636 :
名無しのオプ:04/03/19 09:42
ただ倉知の長篇では『過ぎ行く風はみどり色』の方が内容の完成度、トリックの
鮮やかさ両面に於て格段に上だと思っている事を付け加えて置く。
>>628 ずいぶん偉そうに質問しているが、
まず作者の仕掛けた「メイントリック」を
君が理解しているがどうかがポイントだ
それを自分の言葉で説明できて、
その上で「あれは叙述じゃない」と
根拠を挙げて主張できるんなら
やっと話が始められるよ
ちなみに(メル欄)は間違い解答の典型
説明してあげようとしている親切な人も上手く説明できてない
(前投稿のメル欄)と大差ない説明になってるから
俺なりの模範解答は(本投稿のメル欄)
まあ、メル欄に書き込める短い言葉でまとめたから
模範解答といいつつ不十分なものなんだけど、
要は、次々に登場する「叙述じゃない」と言い張る奴は
自分の文章で作者の真意を説明してから文句を言えと
叙述じゃないとは言わないが、
誘導文なんてものが存在する分だけ、
見事じゃない、美しくないとは思う。
>640 それは君の主観に過ぎない。見事だと思った人、美しいと感じた人も
いる訳だから・・・自分が認められないからといって否定する様な言い方を
しちゃいかんよ。
>>638 なかなか模範解答かも。
補足すると(メール欄)ということか。
ちなみに俺は色々なのでことごとく騙されてるけど単純で何が悪いんだ?
仕掛けがすぐ分かって読み終わって「やっぱりか」なんて思う奴よりずっといいと思うが。
叙述トリックの分類をしてみた。
1.人物の誤認
2.性別の誤認
3.時間の誤認
4.場所の誤認
5.身体的特徴などの隠匿・誤認
6.種類の誤認(人間と思わせて他の動物とか、非生物とか‥・)
7.立場の誤認(記述者、犯人、探偵、被害者など推理小説内での立場を誤認させる)
なんか漏れがありそうな気がするし叙述トリックの分類なんかするもんじゃないって
ことに今気付いた俺死ね
(メル欄)が「星振り」の叙述だっていうけど既に(メル欄)というのは
叙述トリックとしては使い古されすぎていて、今更使うには陳腐すぎると思う。
既に叙述トリックとして成り立たない時代遅れなもの。
>>644 その前に644のメール欄は叙述と言えるのか。
「『隠すこと』は事件の真相にはあまり関係がない」のが叙述のセオリーだから。
まぁ叙述かどうかはともかく、「星振り」は純粋に小説としてつまんないけどね。
647 :
名無しのオプ:04/03/24 00:33
>>644 君はホンの数レス前も目に入らないのか?
もうここまで来るとわざとわからない振りをしている様にさえ見える。
・・・あ。俺、ひょっとして釣られてる?
「星振り」は「十角館」や「殺戮」を読んだときに比べると全然衝撃受けなかったな。
>>647 釣り師か天然かは判断できないがもう放置でよいかと・・・
650 :
名無しのオプ:04/03/24 16:40
みなさんのお使いになられているメール欄というのはどういう意味でしょうか。
また使い方を教えてくださればこれ幸い。
651 :
名無しのオプ:04/03/24 21:17
ジョージ秋山の某短編で、塀の向こうから『XXXXXX…』という音が聴こえてきて
当然、読者はXXの音かな?と思う。
で、実はXXXの音だった!という驚愕の叙述トリックがある。
コレ、小説でも映画でも不可能な、
擬音が画面上に浮遊する、漫画というメディアにのみ許されるトリックなのですよ〜。
まぁそう冷たくせんでも。
>>650 例えばトリックやストーリーのネタバレとか、未読の人は見たく無い
でしょ?そういう場合、E-mailの欄に書けばそこにカーソル合わせればブラウザの
下の方とかに表示されるけど、本文みたいに「半強制的に目に入ってしまう」
事は無くなる(見たい人だけ見られる)訳。
はあ?
655 :
名無しのオプ:04/03/26 00:25
>>653 わかったようなわからないような。
でもサンクスコ
いまだに星振りごときの作品が話題にあがってる
ってのがすごい。
>655 説明下手で申し訳ない。↑の「653」のトコにカーソル当ててみて下さいな。
659 :
名無しのオプ:04/03/26 10:42
京極夏彦の「姑獲鳥の夏」「狂骨の夢」「陰魔羅鬼の瑕」は
傑作かどうかはともかく叙述トリックものに入れていいですよね?
今年の各賞では、綿矢りさの写真が一番の叙述トリックだと思った。
661 :
名無しのオプ:04/03/27 00:34
<<657
あなたを尊敬しまつ
662 :
名無しのオプ:04/03/27 04:24
叙述トリックというか、ミスリードというか、今日の深夜にやっていたフジテレビの「放送禁止3」ってやつには、かなりびっくりした。
久々に『騙されたー』と。
伏線とかオチとかも、みごと。
663 :
名無しのオプ:04/03/27 04:57
>>659 釣りか?
つーかどこが叙述なのか分からないんだが。
「陰魔羅鬼」未読だから(「狂骨」も忘れた)分からんが、「姑獲鳥」は確か(メール欄)って
オチだから叙述とは言わないような‥・
↑
とてつもない厨房ハケーン
「放送禁止3」は面白かったねー!!見れなかった人は残念でしたと言うしか
無いね。ここ2年くらいで最高の出来のミステリーだった(小説映画含めて)
最後のテロップ「(メール欄)」が要素としては叙述的かも。
>>666 ウケました(w
>667
いや、本編の方も立派に叙述トリックだったのでは。叙述の映像化って
難しいけど、一つの方向性を示したな、と思えた程。
ウラの裏、そのまた裏まで想像出来る構成が良かった。
すっきりした終わり方が好きな人は受け付けないだろうけど。
669 :
名無しのオプ:04/03/28 02:13
>ウラの裏、そのまた裏まで想像出来る構成が良かった。
実況しながら見てたけど、いかにも視聴者サービスだろうと思われるポイント(新幹線ネタ)さえ「?」という人が多かった。
おもしろかったけど、普通の時間枠では放送できないだろうな。
「分からない」と苦情が殺到しそうだ。
でも、深夜枠でひっそりとでいいから、せめて1ヶ月に1回はやってほしい。
過去の2作品も再放送してほしい。
670 :
名無しのオプ:04/03/28 02:19
っていうか、「放送禁止3」は、ホームページの案内文からして叙述だよw
もう、まったく、気持ちいいぐらい騙された。
あのシリーズってもともと、エイプリルフールネタとしてはじまったらしいが、なるほど。
ていうか「これ叙述だよ」と紹介されて読む叙述物が面白いと思えないんだが
>>671 そう、それがこのスレの抱える一番のジレンマなのだ…
この世で最も不幸な人間とは、
叙述トリックもので騙されるのが大好きで
夜な夜な必死にその情報を集めている人間である。
673
じゃあ折原の作品価値はどうなるんだ?
>>674 作品価値は知らんが、わざわざそれを捜し求めるのは
不幸な人間だって言いたいんじゃ?
全然誰も挙げないんだが、
殊能将之「鏡の中は日曜日」
歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」
はどうなんだ?
677 :
原作 竹内邦夫:04/04/04 17:32
探偵が犯人
678 :
名無しのオプ:04/04/05 11:55
伊坂幸太郎のラッシュライフを読んだのだけど、
これは…叙述には分類されないかな?
>>679 叙述として読めばメール欄が仕掛けということになるんだろうけどね‥・
ちょっと微妙なところかも。
でもボブ・ディランのくだりなんて最高に上手かったしな‥・
叙述トリックの分類
1.性別の誤認
2.人物の誤認
3.時間の誤認
4.場所の誤認
5.身体的特徴などの隠匿
6.テキストのレベルの誤認
「前章は作中作でした」ってのは「6.テキストのレベルの誤認」に入るのかな?
メル欄のようなやつね。
683 :
682:04/06/19 22:33 ID:UF8LC5oz
やっちまった・・・。orz
名前欄に堂々と書いちゃうミスって何度見ても笑っちゃうw
685 :
名無しのオプ:04/07/28 10:28 ID:8JhA2KmP
亀井静香って叙述トリックでしょ?
686 :
名無しのオプ:04/07/28 12:20 ID:8SyVimed
女と見せかけて、男と見せかけて、実はゲイ
687 :
名無しのオプ:04/07/30 19:50 ID:RJDQ56Rr
>>671 だいたいの叙述は文章構成とかで普通に、「ああ、コレは叙述だ」と
見破れると思いますけど・・・・・
まあ、例外もありますけど・・・・・
688 :
名無しのオプ:04/07/31 02:55 ID:S8o6w4qH
映画では『ファイト・クラブ』が叙述トリックを取り入れた良い見本だと思う。
あと、『羊たちの沈黙』も
>>681 その6項目、よくできてると思うけど……
3と4はあまりいい例が思いつかないなぁ。
なにかあります?
古式ゆかしい(メル欄1)で有名な(メル欄2)のパターンが、そうだといえばそうなのかもしれないけど……
この場合、「7.本来語るべきことの省略」とでもして別に分けた方がいいかもしれない。(いい項目名が思いつかないけど)
>>689 そのメル欄はもろに6じゃないのかな?
読者の情報源たる(前投稿メル欄2)が客観的真実ではないと
3の例 : 西澤の(メル欄1)
4の例 : 綾辻の(メル欄2)
はどうだろうか
あと、4の例として「六とん」の中のあれも含もうか
691 :
689:04/08/03 11:58 ID:OcsOztYr
>>690 あ〜、確かに(
>>690メル欄2)はそうですね。
メル欄1は今度読んでみます。ネタバレしてても、私自身はレベル高いものなら楽しめますし。
>>689で言いたかったのは、(
>>689メル欄2)のパターンのみでなく、
「重要な事実の記述を一部省略してるのにそれを誤魔化している」パターン全般を入れたいのです。
もっとも、これを最広義に取ると全叙述トリックが含まれるので、「事件・イベントの省略」とするべきかもしれませんが。
(
>>689メル欄1)の場合も、それが主観の混じった文章であることは一読してすぐ分かるわけで……(記述が一人称視点)
「テキストレベルの誤認」というのは
>>682のようなのが本筋だと思います。
6分類の中のサブカテゴリ扱いでも、少し分けておくべきかと。
いや、分類に拘ってもあまり意味ないんですがね。
分類「メル欄」は葉桜以外にありますか?
694 :
名無しのオプ:04/08/18 18:21 ID:19h+dqQ+
IDが微妙に「トリック」。
叙述トリックの名作、というか「迷作」って事で、
倉阪鬼一郎の「四重奏」
(メル欄1)はともかく、
(メル欄2)って・・・
確か依井貴裕の作品に(メル欄)てのがあったような気がするのだが、
それを上回る大馬鹿だな、鬼一郎は。
698 :
名無しのオプ:04/08/26 01:18 ID:l6oEoCtj
星降り読了
内容はつまらんが叙述は上手く効いてる。
しかしワンアイディアだけで長編一冊はどーよ
ロートレックも初読。
屋敷看取り図がやや反則と思った。
しかしラストでちょっとやるせなく
なってしまったので俺の負け。
699 :
名無しのオプ:04/08/27 22:10 ID:D3X4WcrG
以前やっていたベンツのCMが叙述トリック風味で
最初見たときびっくりした。
浮気中の妻とその夫がでてくるやつ。
700 :
名無しのオプ:04/08/27 23:24 ID:nGNTITyi
>>699 どういうCM?記憶にないな〜?知りたいです。
701 :
名無しのオプ:04/08/28 00:53 ID:FVIYdOZ4
迷路館、貴婦人として死す、ロートレック荘
>700
細かいところは忘れてしまいましたが、こんな感じ↓
吹雪の夜、夫が留守なのをいいことに妻は自宅で浮気中。
妻は、こんな悪天候では夫は帰宅できないだろうと安心している。
ところが夫はその頃、吹雪をものともせずベンツを飛ばしていた。
ベンツが明かりのついた家の前に止まる。
夫は車から降り、険しい表情で家に向かう。
妻の浮気現場に踏み込むのか?
…と思いきや、その家から出てきたのは妻ではない女。
実は、夫は夫で浮気していたのでした。
女が「家に帰らなくて平気なの?」と心配すると、夫は
「妻は僕が吹雪で足止めをくらっていると思っているさ」と。
悪天候に強いベンツ、というオチ。
703 :
名無しのオプ:04/08/28 08:06 ID:vysKXVtX
>>701 ありがとう、すげえなベンツ、そんなアピールか。
クレームなかったのかなw
704 :
名無しのオプ:04/08/28 20:34 ID:0iua7aMV
連城ミキヒコの短編でタイトルは忘れたが、内容もうる覚えでアレなんだが、
たしか正妻と愛人がいるんだがその二人が嫌がらせの応酬をしていくんだが
実はこの正妻と愛人は・・・・・という話があったのだが、コレは本当に
騙された、上手い!
既成概念というのは怖いね。
705 :
名無しのオプ:04/08/28 21:14 ID:0iua7aMV
706 :
名無しのオプ:04/08/30 11:13 ID:gKfXiyZB
>>705 終りの方であるよ。映画でも忠実に再現されていた。
貫井徳郎の慟哭は、叙述トリック???
最後に驚くけど、本来の事件の真相は闇の中????
そっとも書いてほしかった。
ロートレック荘読んでみた。
やってることは凄いのかもしれないけど
最後に延々と「実はこういうことだった」と書いてあって萎えた。
折原一の小説とかもそうだけど、最後にひたすら辻褄合わせ
だけに終始するような小説はエンターテイメントとして
間違っていると思う。
シックスセンスといえば筒井康隆の「階談」
>>709 あれだけ短いのに感心した覚えが
それより前に書いている人はいない?
筒井の「給水塔の幽霊」も叙述かな
712 :
名無しのオプ:04/09/09 02:43 ID:IlV3JTmB
作品ではないが津原泰水の少女小説家時代は叙述。
というより最終作「さよならは魔法」の後書き。
「僕は――初めて一人称を使いましたね。『僕』なんです」
たしかにそこまで30冊近い著作の後書きにひとつも一人称なかった。
713 :
名無しのオプ:04/09/10 11:58 ID:3syabRal
『星降り山荘の殺人』読了。
ほとんど予備知識なしで、ただ「傑作らしい」という話だけ聞いて
読んでみて見事に騙されました。
でもさ、俺がミステリ初心者だからっていうのもあるけどさ、
文庫版の背表紙のあらすじ紹介文、
>果たして犯人は誰なのか!?
>あくまでフェアに、読者に真っ向勝負を挑む本格長編推理。
この時点でもう叙述トリックの術中にはまったよ。
何だよフェアって?
ハァ、本格推理?この大嘘こきめ!
714 :
名無しのオプ:04/09/10 12:01 ID:IeOvQM2Y
『暗黒館』って叙述トリックなの?
716 :
名無しのオプ:04/09/11 03:00:40 ID:VCracswY
漏れは四重奏
>>713 フェアだよ、あれは。
地の文に嘘は一切書いてないから。
星降り山荘の殺人
誰かアホな私に教えて下さい!
「探偵役は犯人では有り得ない」と書いてあったのに
(メール欄)が真犯人だったって矛盾じゃないの??
おながいします!
それはメル欄だから…
改めてもっかい読み返すことをお勧めする。
星不利っていつも新しい奴が同じように言うね
作者の下にも相当不当な苦情が行ってそう
読んだ奴の何パーセントかは確実に間違えるようだ
>>720 サンクスです。
だけど、探偵役登場の場面で確かにメール欄1が出て来るけど
実際に事件が起こった時に探偵役をしたのはメール欄2ですよね?
だから矛盾じゃん?と思ったのです。
ミステリ初心者な者トンチンカンな事言ってすみません。
723 :
名無しのオプ:04/09/13 08:21:10 ID:GQ7xzo+P
>>721
そうだね。だが、同じものを見ても 正しく把握する人とできない人がいるのは世の常。それは本の発行側も予想すべきであったね。
文庫版でいえば、解説が「まだ全部読んでないけど、すばらしい」っていう調子だった。
解説の部分で、蛇足と言われようと「ここからはネタばれ」と断って作者の意図を解説すべきレベルの作品だったのに。
外人の顔の区別が苦手な私としては、スターウォーズエピソードI でびっくりしたんだけど、
あれも叙述トリックと言える?
725 :
ナタリー:04/09/13 21:29:22 ID:EV4ygmkJ
星降り程度だったら普通に読めば理解できると思うけどな。
特別な知識がいるわけでも、相当な読解力がいるわけでもなし
流石に解説者や出版社まで責めるのは酷でじゃない?
<解説が「まだ全部読んでないけど、すばらしい」っていう調子だった。
この書き方もちょっと誤解を招くんじゃない?
あれは「読む前から傑作と確信して読んで、読んだらやっぱり傑作だった」って調子だったよ。
720ですが、722にどう応えたらいいのか判らない。メル欄じゃ足りない。
試しに説明入れてみたら「メールアドレスが長すぎるぜハハン」エラーになった。鬱。
しかしちゃんと説明したらネタバレになるからここじゃ言えないよなあ。一体どうすれば…
やはり初めて見たスレで脊髄反射レスしちゃいかんという事なんですね。すみません。
723を読んで「え?そんな解説問題じゃ?!」と思ったが726見て納得。
全然意味が違うと思うが…まさに誤解しましたよw
>>722 作者の注意書きには経過の調査・推理をする人が(メル1)とは書いてない。
(メル1)が(メル2)であると作中定義されているだけ
逆に途中がどうあれ最後に(メル2)した人だけが(める1)であると。
つーか
>>719って十分ネタバレだよな・・・
メル欄に何が書いてあるか未読の人でも想像つく。
驚愕の事実に気が付いた。メール欄がもっとも有名な叙述トリックだ
733 :
720:04/09/14 04:39:57 ID:dboXz/kC
>728&729
御教示ありがとうございました!
実は728は見られなかったんですが(スイマセン)、ぐぐるを利用しろという
内容は理解しました。729のスレは知りませんでした…言われてみればこの板では
いかにもありそうなスレだった。
よしじゃあとりあえず729誘導のスレで719=722にレスを!と思ったら、
730がわたしの言いたいことを簡潔にまとめていらした…_| ̄|○
名無しに戻ってミス板半年ROMって来ます。
半年ロムるといいながらID変わったら普通に書き込む
叙述トリック・・・じゃなくてただの嘘かw
>>713 >果たして犯人は誰なのか!?
>あくまでフェアに、読者に真っ向勝負を挑む本格長編推理。
このあらすじ紹介が気に入らないようだけど、でもあれだ、
>果たして犯人は誰なのか!?
>きわどく反則寸前に、読者にあからさまにハメ技をかける本格長編推理。
なんて本当のこと書いたら誰も引っかからないだろw
映画しか観てないけど
「黄泉がえり」
は良い叙述だと思った。
メル欄よりもいいとおもう
738 :
名無しのオプ:04/09/26 11:32:11 ID:t3/j0UjJ
黄泉がえりって叙述なのか。
一回見てみよっかな。そのメル欄のやつも面白かったんで。
739 :
名無しのオプ:04/09/26 21:44:10 ID:V7mz7jOH
>>737 アレはバレバレなんでどうなんだろう・・・・・
展開も臭いしなあ・・・・・
740 :
名無しのオプ:04/09/26 21:48:20 ID:kxekAT7k
慟哭は?
既出?
スレ違いどころか板違いかもしれませんが映画の叙述トリックで何かないですか?
>>737さんのメール欄の映画はすごく衝撃的でした。
「黄泉がえり」も早速レンタルしてみようと思います。
>741
める欄。けっこうびっくりした。
>>741 「スティング」とか「テキサスの五人の仲間」は叙述トリックになるのかな?
>>741 賛否両論らしいけど、
「ユージュアルサスペクツ」好きだなぁ。
もう一回観直して確かめたくなる映画は初めてだったので。
あと、ミステリとは微妙に違うかも知れないけど、
「不滅の恋・ベートーベン」という映画はよく出来ています。
犯人ではないんだけど、ベートーベンの遺作を継承すべき
「生涯愛した人」を捜す話。伏線の張り方がうまい。
ベートーベン役のゲイリーオールドマンの演技も光る。
747 :
名無しのオプ:04/09/27 22:32:06 ID:LRoIgAdq
映画なら「追いつめられて」
ジ−ンハックマン、ケビンコスナ−、ショ−ンヤングが出ています。
俺は叙述と聞いていたんで、疑いながらみていたのに、騙された。
お見事!
最初のシ−ンに注目です。
「リアル鬼ごっこ」
カバーだけを見ると面白そうなのに、中身を読むと……
「ロートレック荘事件」読了
なんか叙述は結構やられた!って思ったんだが、(特にメル欄1)その解説の章が長すぎて萎えた。
もっと短くして欲しい。
というか説明(17、18章)無くしてもいいかも。
あとこの作品で少し気になったのがメル欄2。これには警察も気付くんじゃないだろうか?と思った。
長文スマソ
>>749 軽くネタばれかも
叙述の裏にある人間の悪意に「やられる」作品だと思う
読んでいて「あれ?」って思わなかったか?
トリックが明かされて「ああ、そうか」と思わなかった?
その納得には読み手である我々の悪意が潜んでいる
途中のあのシーンも含めて、本当に怖い作品だと思った
悪意のある(=偏見の有る)奴は見破れるトリックじゃないかな。
>>752 マジレスすると、君が悩んでいることとリンク先に書かれていることは
全然関係ないから、さっさと見ることをお勧めする。
>748
リア鬼は題と表紙が叙述だ罠
映画なら メメント もおすすめ〜
映画のアイデンティティって評判悪いの?
>>756 そんなことはない
映像でああいったことを行ったことに対して結構高評価を得ている
もし未見ならぜひ見てほしい。
>>757 うん、俺はおもしろいと思った
ただオチに不満をこぼしてる人が何人かいたから(目ラン)
かなりマイナーだけど、
「ノートゥモロー」っていうアクション映画が叙述トリックつかってた。
ふつーのB級アクションだと思ってたからビビったよ。
今やってるヒーローも叙述といえば叙述
オチの方が出来が悪いのが難点だが
ヒーローはアジアンビューチー(名前失念)以外観るとこない。
ストーリーはともかく、映像的には相当いいセンスしてると思ったがなぁ。
グリーン・ディスティニーで落胆して、
「どうせ中国映画だろ?」と思ってたから衝撃受けた。
そりゃあ、なんちゅうても 「歯と爪」でしょう
若竹七海の「僕のミステリな日常」と短編の「てるてる坊主」や「かさね言の葉」。
厳密な意味では、叙述トリックではないかも。
765 :
名無しのオプ:04/10/28 14:00:34 ID:pUxDS6NG
数十年間 入手不可能といわれていた伝説の叙述トリックの名作
「模倣の殺意」 中町信 (創元推理文庫 700円)が
文庫にて発売されたとの事。
誰か読んだ?
766 :
名無しのオプ:04/10/28 22:30:07 ID:ZmHxPoJO
>>765 面白かったよ。
乾の某作出版と同じ年に復刊したのも良かったかも。
「奇術探偵曾我佳城全集」の「花火と銃声」はよくできてると思う
769 :
名無しのオプ:04/11/06 21:45:51 ID:4A13mRCW
『暗黒館の殺人』は脱力した。
>>765 思わず買ってしまったが、既読の「新人文学賞殺人事件」と同じものだったとは・・・
題名に騙された。この調子で中町信初期のB級カルト的作品「心の旅路連続殺人事件」、
「高校野球殺人事件」、「自動車教習所殺人事件」なんかも復刊されるのだろうか・・・
(でもこの題名じゃまったく食指が動かないでしょ。やっぱり改題されると思われ。)
>>756 面白かったけど、叙述慣れしてる人ならオチは読めるんじゃないかな。
「亡国のイージス」にも微妙に叙述トリックが使われてないかね?
如月行の所属組織とか、ジャンボ機から墜落して助かったと思われた
女の正体とか。
模倣の殺意ここで知って買って読みました
面白かったです
でもここで知らなきゃ絶対買ってないもんなー
ミステリ板って宣伝効果あるよね
きっと業者がやるとわざとらしくてうざそうだけどね
内容が糞だったら同意レスつかないどころか叩かれるしね
ここで知った模倣とか双曲線とか
巷のベストミステリ系の本参考にするよりよっぽど打率高いよ
私も、模倣の殺意、本日読了しました。
丁寧に書いていて、好感が持てました。
30年以上前の作品ですよね。
あえて深読みしないで、素直に読みましたが、
良くできていると思いましたよ。
解説によると、ずいぶん大きな手直しをしていて驚き!
今では読者が慣れてしまってすぐに気が付いてしまう、
その頃はあんなことやこんなことが書かれていても、
ミステリとしてOKだったのですね。
よき時代でしたね。
それにしても・・・、
作中の小説家と、作者が何だか重なってしまって切ない(;;)。
作者の後書き読んで、誠実でいい人だなあって思いました。
「朝日新聞」の叙述トリックが最強!
たまに地の文に嘘がまじってるが、それもご愛嬌。
模倣の殺意は確かに良かったが、今まで散々叙述トリックものを
読みすぎたせいか、驚きはないな……これを出版されたときに
読んでたら(まだ生まれていないが)すごく驚いただろうけど。
777 :
名無しのオプ:05/01/16 14:55:59 ID:mWRruLHd
>>777 君の言うことはもっともだ
確かに人間じゃない
これは紹介文読んだだけでわかってしまう
レベルのトリックだな。
乾くるみの「イニシエーション・ラブ」
事前に叙述ものだと知らずに読んでたので、「かったりー恋愛小説だなぁー」と思ってたが
最後の最後で「アレ?アレ?」となってしまった。なるほどぉ。こういう叙述トリックか。
「ロートレック」単行本はオビに「映像化不可能」と書いてあったんで、
叙述ものを宣言してるも同然。フェアといえばフェア?
ロートレック・・・。
自分が読んだ叙述ミステリの中では最低の出来だった。
期待しすぎて読んだ自分も悪かったが、最初から
ネタがわかった叙述というのは始めてだった。
それにあの読みにくい文章。
自分にとって「金と時間を返せ」と言いたくなった1冊。
ロートレックは下手くそだったなぁ
だから最後でこのページの描写はこういうこと、という説明のウザイことときたら
叙述界ではよくあるトリックなのかもしれないが、森博嗣の「黒猫の三角」で
思いっきり騙された。やられた。
786 :
名無しのオプ:05/01/24 02:33:33 ID:+Jcn8/bn
age
ロートレック読んだけど何が意外だったのか分らない
犯人が○○○○者だったっていうのが意外って事だったの?
788 :
名無しのオプ:05/01/24 15:56:00 ID:IpL0zCbS BE:2706825-
ロートレックは
画家ロートレックのことを知っているからこそ騙される、
読者を選ぶ作品かもね。
普通の読者は画家のロートレックなんてしらねーだろ
ミステリー読者はそこまで興味持たなさそう。
三十代〜四十代以上の人は知っているとおもうけど
792 :
名無し物書き@推敲中?::05/02/06 22:53:49 ID:+rBMj0v+
htr
793 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/06 23:17:17 ID:7pC8zrPY
>>785 遅レス超ですまないが(あ、超の使い方まちがえました)
超遅レスですまないが、まったく同感だ。シリーズ第一作で
アレをやられるとは思わなかった。
で、本題は質問なんですが「死の接吻」って叙述ジャンルに
入れるんですか?
794 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/09 04:19:16 ID:wsHrGauO
入る
795 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/09 06:16:05 ID:MToq/EF7
今ハサミ男読み終わった
前情報無しで全く警戒してなかったから物凄く驚いたよ
と言うか主人公に感情移入しまくってたから包丁口に突っ込まれた時複雑な気分だった・・・
>>795 偉い。
こういう叙述は揚げ足とりしやすいから評価しないやつも多いのに。
俺もびっくりしたよ、ハサミ男は。
まさかメ欄がトリックとはさ。
大きすぎて見えない、ポーの『盗まれた手紙』みたいだ。
797 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/14 04:25:28 ID:d9daWT51
荒俣の叙述あるっけ?
実は父が兄だったとか?
799 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/14 17:32:47 ID:d9daWT51
逆殺戮にいたる病か
800 :
ルール変更議論中@ローカルルールスレ:05/02/19 10:01:38 ID:oYH9SZ0j
EVE burst errorってゲームは叙述トリックモノとしても秀逸だと思うよ
まんこうえ
>>800 身体乗っ取られて声が変わるとかクローン人間とか強引もいいところだろうがwwwwwwww
ラノベですまんが「悪霊シリーズ」小野不由美はシリーズ全体で叙述を
やってて凄かった。
女子高校生の一人称でカルい文体なのに、しっかり怖くてシリーズ最後に
意外な結末。
このひとの他の一般向けホラーとかミステリ(?)は読んでないけどね
>>801 >>800じゃないけど、あれは中々良く出来ていたと思うよ
まあSFオチは賛否両論分かれるのは分かるけどさ
804 :
名無しのオプ:05/03/18 17:03:51 ID:ZaMDAJeC
「慟哭」貫井徳郎 と同じトリックを使っている作品を教えてください。
マイナーなものでもいいです。
ちょっと研究目的で集めてるので。
水没ピアノは叙述として成立していると思いますか?
806 :
名無しのオプ:2005/04/03(日) 09:42:36 ID:NfMVvZjl
>>805 してない。少なくとも読み返して仕掛けが腑に落ちるような、完全にフェアな叙述ではないと思う。
そもそもあのシリーズ、ミステリじゃないし(←ケチをつけているわけではない)。
807 :
名無しのオプ:2005/04/04(月) 06:14:40 ID:yicILy/7
なんつうか
「視点が切り替わってたら別人だと思え」
的な叙述モノばかりを読んでたせいで最近何を読んでも面白くないです。
そんなオレでも楽しめそうな叙述モノを何か紹介して頂けませんでしょうか?
808 :
名無しのオプ:2005/04/04(月) 18:29:47 ID:WrDaFecj
ロートレックは途中の章でトリックというか仕掛けを全暴露している
構成に感心したな。「序・破・急」というのにもやられた!と思ったし。
しかしもっとすごいのはラスト二行目である意味壮大なギャグになって
しまうことだ。
「過ぎ行く風」の方が単純にアッと言った。
両方にというかこの手の作品に共通するのは、どうしてもキャラクターの
個性がぼんやりしがちなこと。「過ぎ行く」はその辺を全体のぼんやりした
質感で覆って、しかもきれいにまとめているのが素敵だ。
809 :
名無しのオプ:2005/04/04(月) 18:55:34 ID:M69CMlUI
>804
ever17とか
810 :
名無しのオプ:2005/04/05(火) 01:14:14 ID:JU1vgG6G
>>807 章ごとに視点が切り替わる名作といえば、
「永遠の仔」 著者:天童荒太
なんてのはどうだ?
811 :
名無しのオプ:2005/04/06(水) 07:23:18 ID:jhiy1wh8
永遠の仔を名作と言ってる時点でお前の意見は信用できない
812 :
名無しのオプ:2005/04/07(木) 02:54:17 ID:0ZkVGN1c
「名作でない」と言い切るからには読んだと思うのだが
他に突っ込むところはないのか?
813 :
名無しのオプ:2005/04/07(木) 12:39:04 ID:O9pBWpty
もう忘れたけど
母ちゃんが犯人だったんだろ
814 :
名無しのオプ:2005/04/14(木) 13:42:22 ID:BHlni58m
815 :
名無しのオプ:2005/04/23(土) 21:24:34 ID:NAsID2qE
「作者よ欺かるるなかれ」
まだトリック見破れない。ヒントを教えてほしいくらいだ。
動機編の叙述は見破れたけど、事件編が全く分からない。
イライラするけどかなり面白い作品だと思う。
816 :
名無しのオプ:2005/04/25(月) 17:27:32 ID:yC9RASEd
おいおまいら、我孫子の新作はどうでつか?
817 :
名無しのオプ:2005/04/25(月) 21:29:35 ID:VlW3VIu1
1ですが、まだ続いていたこのスレに感動
818 :
名無しのオプ:2005/04/25(月) 21:41:10 ID:PAv+NC5y
2ちゃんねる
819 :
名無しのオプ:2005/04/25(月) 23:39:40 ID:vdCxFdRH
俺の人生が叙述トリック
820 :
名無しのオプ:2005/04/27(水) 01:04:53 ID:Y9e2Juiu
逢坂剛はだめなんか?
燃える地の果てになんかはタメが長い分驚くぞ。
821 :
名無しのオプ:2005/04/27(水) 13:02:13 ID:YVEu1noH
>>815 私も知りたいです。だれか教えてください!
822 :
名無しのオプ:2005/04/27(水) 13:02:49 ID:YVEu1noH
ちなみに、犯人と動機はわかるけど、方法がわかりません。
823 :
名無しのオプ:2005/05/18(水) 23:29:18 ID:Q17dIhEI
824 :
名無しのオプ:2005/06/01(水) 05:19:08 ID:XIaOgT1s
我孫子の新作凄かった。
今年これ行くんじゃないかと。
825 :
名無しのオプ:2005/06/02(木) 22:51:01 ID:TFFjB3fP
826 :
名無しのオプ:2005/06/03(金) 13:35:01 ID:KL2ubbcw
ホモがカンガルーとボクシングする奴だっけ?
827 :
名無しのオプ:2005/06/06(月) 12:28:41 ID:mLgTgBRa
>>824 ブログとかHPとか見ると賛否両論だけど
そんなにすごいの?
828 :
名無しのオプ:2005/06/10(金) 23:03:58 ID:EVgKKbqp
今更で悪いが「Ever17」は叙述使われてるけど全然たいしたことねえ。
ネットでいろいろ調べたら「騙された!」とか絶賛されてたが、初めて叙述に出会って
叙述トリックそのものに感動したんだろうか。それならそれでいいけども。
829 :
名無しのオプ:2005/06/11(土) 11:02:30 ID:TpYiei4V
我孫子の新作は怒り心頭のくそ本
830 :
名無しのオプ:2005/06/11(土) 13:02:56 ID:ONXdPUTF
>>828 俺もネットでの絶賛の声聞いて最近やってみたのだが、全く同感。
ミステリなんか読んだ事無い輩が「叙述初体験」でアレならそりゃ驚くかも
知れんが、少なくともこのスレの住人なら「なーんだこんなもんか」というのが
大意になるんじゃ?途中で大体見えちゃうもんな〜。
まあ所謂「ギャルゲー」であれをやったというのは評価していいとは思うが。
831 :
名無しのオプ:2005/06/12(日) 00:27:30 ID:ZBxaUlen
みなさん、プロンジーニ&マルツバーグはお読みになってますか?
自分は「嘲笑う闇夜」→「裁くのは誰か」の順でこないだ読了したばかり。
「嘲笑う」は折原が解説で「ヘンな伏線のはり方」と書いてますが、どこが伏線だかわからんかった・・・・・トホホ
最後の1ページにはさすがにノケぞりましたが。
「裁く」はその点、単純明快すぎるオチの破壊力がすさまじくて唖然茫然・・・・・
壁に投げつけようかと思って、しばしフリーズ・・・・・の後はひたすら爆笑ですた。
すいません「殺人交叉点」のトリック、最後までわかりませんでした。
832 :
名無しのオプ:2005/06/12(日) 16:19:04 ID:16stJyp0
我孫子の新作「弥勒の掌」
ひどすぎ。トリックもちゃちいし、大体なんなんだあのオチは!
833 :
828:2005/06/12(日) 17:01:53 ID:O4SF5sYz
>>830 >途中で大体見えちゃうもんな〜。
だね。しかも叙述もSF的要素もそれ自体悪くないのに、後者を前者を成立させる
ためのネタにしてしまってはさらに前者の効果が死んでしまう。
絶賛してる奴らはなんも考えずにボタン押して読んでただけじゃないのか?
注意しなければ気づかないようなレベルでなくあからさまに矛盾が転がってるのに。
こんなんで「カタルシス」とか言うな、とw
834 :
名無しのオプ:2005/06/12(日) 22:17:24 ID:9ox7BVFV
どなたか教えて下さい
作者名は忘れたのですが、
海外物の「赤い右手」というのは凄いのですか?
835 :
名無しのオプ:2005/06/12(日) 22:33:06 ID:F+cWaImj
836 :
名無しのオプ:2005/06/12(日) 22:36:23 ID:3Vx4cn9n
赤い右手は叙述ゆーよりむしろミスディレクションだな。
「編集室の床に落ちた顔」はもっと凄いぞw
837 :
834:2005/06/12(日) 22:50:49 ID:9ox7BVFV
>>835>>836 サンクスです
今ちょっと「編集室の床に落ちた顔」をググってみたのですが、確かに凄杉w
というかこれって壁本では・・・
838 :
名無しのオプ:2005/06/14(火) 21:18:33 ID:m/WFsooz
>>831 >すいません「殺人交叉点」のトリック、最後までわかりませんでした。
それは謝ることではないし、むしろ羨ましい。
ちなみにオレは「殺人交差点」で読んでしまった・・・
839 :
831:2005/06/15(水) 18:36:55 ID:icxmobBP
>838
実は「殺人交差点」もとある古本屋でゲトしてましたが、
西上だかが「絶対に読むな」みたいなこと書いてましたんで
新訳までひたすら待ちました。
これから「交差点」確認してみまつ。
今は「交叉点」の方の「連鎖反応」の途中ですが、モノマネ得意の主人公いい味!
840 :
831:2005/06/27(月) 23:44:10 ID:lxkQAjOf
「交差点」読んでみた・・・・・ダメだーよ、ネタばらしちゃーというか
この訳者は正真正銘のヴァカですね。
前の訳を「連鎖反応」は参考にしてて、肝心のこっちでは参考にしませんでしたって・・・・・
当時の創元は原稿をチェックしてなかったのかな。
「殺戮」はやっぱり「交叉点」の変形ヴァージョンのような。
841 :
名無しのオプ:2005/06/28(火) 19:12:59 ID:2XbF1vvC
>>840「殺戮」はやっぱり「交叉点」の変形ヴァージョンのような。
ダメだーよ、ネタばらしちゃー
842 :
名無しのオプ:2005/06/30(木) 06:15:35 ID:u130G2N4
843 :
名無しのオプ:2005/06/30(木) 06:16:13 ID:u130G2N4
枕営業てのは生保レディだけじゃないよ。もちろん客とのパワーバランスだけどね。俺の場合は
営業のコと箱根に一泊旅行。大人しそうな子であんまり営業に向いてないタイプだったけど、
けっこうイイ体してたのでおれも下心あってかなり注文だしてやってたのよ。つうか営業成績の半分くらいは
俺の注文だったと思う。だから誘ったら断れないだろうと自信があったw。旅館にチェックインして、
「とうぜん分かってるよね?」と聞いたら、うつむいて「はい」と答えたので、とりあえず一緒に風呂に入ることにした。
脱衣場ですでにビンビンに勃起してもうた。だって服ぬいだら想像してた以上にナイスボディだったし、緊張してる顔が妙に色っぽいんだもんw
でフェラしてもらったのだが、あんまり男に慣れてなかったんだろうな。すげー下手くそで全然気持ちよくない。一生懸命さは伝わってきたんだけどね。
で、「もういいよ」て言ったら、「すみません」てちょっと涙目になってて、なんだか可哀想になったから、交代して今度は俺がフェラしてやった。
そしたらプルプル体を震わせてすぐにイっちゃったよ。マッチョのくせに。すげー勃起した。
844 :
名無しのオプ:2005/06/30(木) 07:55:22 ID:rO8HItA2
↑つまらん・・・
845 :
名無しのオプ:2005/06/30(木) 10:03:50 ID:ylkA3Ymo
いや、おもしろい
惜しむらくは叙述トリック考えたスレに貼るべきだったって琴田
846 :
名無しのオプ:2005/06/30(木) 10:06:24 ID:tJHvaA9D
847 :
名無しのオプ:2005/06/30(木) 23:50:14 ID:w74IUqVj
乙一のGOTHこそ叙述の名作
アレ以外のは全部糞
848 :
名無しのオプ:2005/07/12(火) 16:22:36 ID:TCoW0SZn
芥川龍之介「影」
太宰治「猿ヶ島」
・・・前者は、現代のミステリ作家がコレをやったら追放ものの結末。
後者は、題名で既にバレているが、小学生の時に読んで、結末に至って
驚愕した。
849 :
名無しのオプ:2005/07/15(金) 19:50:42 ID:OCbX+yKM
Yの悲劇もそうだよね。
Yの叙述が出てくる。
850 :
名無しのオプ:2005/07/28(木) 22:00:11 ID:Z+gj4wNY
芥川は「奉教人の死」がもろ叙述
読者が予想できるくらいの前振りの落ちがあって
そのあと意図的に誤認させていた事実を明かした大落ち
ミステリの基本 まさに典型的な叙述トリック
851 :
名無しのオプ:2005/08/06(土) 11:15:20 ID:lTlEsIaF
>>847 「犬」以外に叙述あったっけ?
GOTHの中では森野夕の話が一番好きなわけだが
852 :
名無しのオプ:2005/08/12(金) 03:52:26 ID:poMtmBz1
とライトノベルオタが力説しております
853 :
名無しのオプ:2005/08/22(月) 04:40:20 ID:mG3QOJdj
854 :
名無しのオプ:2005/09/04(日) 01:13:52 ID:ZpPW99T0
アクロイド殺し、ネタバレを見てしまったが名作ならば読まねば!と思い読んだ。
が、(メール欄)と勘違いしていたため、最後普通に(ある意味普通以上に)驚いた。
ネタバレされたのが結構前だったので記憶が曖昧だったらしい。
これってラッキーだったかな。
855 :
名無しのオプ:2005/09/06(火) 02:11:14 ID:Y+SdpPTs
>>854 なんつーか君に言いたいことがあるんだけど
言ったらアレだし・・・やめとくわ
856 :
名無しのオプ:2005/09/09(金) 21:13:16 ID:nzPcCUO0
>>855 言いたいことは分かるぞ。
やめとくことは賢明だ。
857 :
名無しのオプ:2005/09/15(木) 16:16:34 ID:e+VG7SZq
ほしゅっとく
858 :
名無しのオプ:2005/09/17(土) 17:01:33 ID:ETrvvrr+
最近のミステリーは叙述トリックが増えすぎなんじゃ
あれはたまに読むからいいのに
859 :
名無しのオプ:2005/09/17(土) 21:34:28 ID:cxa2MHTi
物理トリックが頭打ちだから仕方ないんじゃね?
860 :
名無しのオプ:2005/09/18(日) 00:32:27 ID:p+bE2Ukf
たまには時刻表ミステリーも読みたいよね
途中の駅で降りて平行して引いてある線路まで走って
そこで乗り換えて混乱させるような
861 :
名無しのオプ:2005/10/18(火) 11:52:00 ID:iPSLCKW9
筒井の短編の廃墟ってのが叙述っぽい…かな
862 :
名無しのオプ:2005/10/26(水) 13:21:28 ID:M65v2zFw
アリスミラー城殺人事件は読んだか?
863 :
名無しのオプ:2005/11/03(木) 22:22:50 ID:wCybt+yD
>>849 っていうか、むしろZの悲劇と最後の悲劇。
Zが警視の娘の語りですすむのがよくないといっている馬鹿
がクイーン板にいたけど、これも解決のための叙述トリックだよね。
864 :
名無しのオプ:2005/11/08(火) 11:33:09 ID:cfskHX5K
小林泰三『玩具修理者』
これも一種の叙述トリックだよなあ
865 :
名無しのオプ:2005/11/08(火) 18:05:18 ID:TIib1aHP
殊能将之『黒い仏』
目欄
866 :
名無しのオプ:2005/11/10(木) 08:34:37 ID:X3O5HsGM
乾くるみ『Jの神話』
だけじゃないが。
867 :
名無しのオプ:2005/11/18(金) 14:05:50 ID:OEjJas8u
最近はヤラレターって思うのが叙述トリックばっかりだ
というかみんな使いすぎのような気がする
868 :
名無しのオプ:2005/11/19(土) 05:43:38 ID:IT7f53nT
たしかに「またか」って思う。
中盤までたいした事件が起きなかったり、
2つの話が同時進行してたりするのはほとんどそうだし。
869 :
名無しのオプ:2005/12/06(火) 00:58:24 ID:M5vUGAMD
角川ホラーアンソロジの『ゆがんだ闇』所収『生きがい』(小池真理子)
870 :
名無しのオプ:2005/12/07(水) 16:52:59 ID:muMm9Ptc
><
871 :
名無しのオプ:2005/12/10(土) 20:49:16 ID:B3XO+yNV
篠田真由美『魔女の死んだ家』
でもあんまりヤラレタ感が無かった
872 :
名無しのオプ:2005/12/11(日) 01:22:04 ID:oSk5rIat
>>543のは傑作だよね。何で目欄で伏せたのかわからんけど。
オチとしての叙述トリックのインパクトはないけど、同じ小松左京の「知恵の木の実」なんかも
なかなかよかった。あまりによかったので、のちに読んだアシモフの「プロフェッション」まで
同じオチじゃないかと勘繰りすぎてしまった。
アシモフのSFなら【目欄】なんかが。(けっこう基本的で、叙述と知ってるとわかっちゃうのでふせます)
黒後家蜘蛛の会でも、ゲストの語りによる間接話法による説明なので、いくつかの話は叙述トリックと
いえそうな気もする。
叙述トリックはSFが初見だったから、ミステリでも出来るんだという驚きのほうが大きかった。
873 :
名無しのオプ:2005/12/12(月) 11:35:31 ID:Z1d+/XOL
↑最後の1行・・・はぁ?
874 :
名無しのオプ:2005/12/14(水) 15:33:58 ID:UfjSjAwO
叙述トリックて英語でなんていうのでしょうか
875 :
名無しのオプ:2005/12/15(木) 00:43:21 ID:vruGKgnV
>>873 うーん、たしかに自分でも説明しづらいんではぁなんかもしれないけど・・・
例えばSFで叙述トリックというと、
「人間だと(読者に)思わせておいて」 → 「実は宇宙人だった/ロボットだった/未来人だったetc・・・」
というふうに真相の部分にSFのガジェットが来ることが多いので(それでいうと先に挙げた
>>543は
SFじゃないかもしれないけど・・・)、SFの道具立てを用いないでも意外な真相をもたらすことが出来るという
発想がなかった。
ミステリの叙述トリックで常道の「男→女」トリックなんかだと、話としてはSF的に飛躍せずに、
現実世界内で収まる真相になるので、意外性がある話になるとは考えつきもしなかった。
叙述トリックとはちょっと違うかもしれないけど、ハインラインの「光あれ」だったか、
主人公が○○博士に会いに行くとその博士は実は女性だったという、ありがちな冒頭のつかみがあるんだけど、
その程度の認識。
だからSFのように「もの」的な飛躍で意外性を演出しないでも、ミステリの場合は「ストリー」「プロット」で、
現実のものに意外性を与えることが出来るんだなあと感心したわけです。
876 :
名無しのオプ:2005/12/15(木) 04:03:36 ID:QH4XEFd6
意外性にはフェアとかアンフェアとかもあるし、
錯誤を一掃したあとにどう感じるかってのも大事だが
SFの場合は、真相がわかったときの気持ち良さ・
満足感・美しさみたいな部分がしっかりしてるのが多いと思う。
叙述に特化して頭でっかちになってないというか、
あくまでセンスオブワンダーありきで、
その効果的描写ために使われてる叙述が多いからか。
877 :
名無しのオプ:2005/12/23(金) 08:39:25 ID:2YmshESZ
筒井のロートレック・・・わざわざ一冊読破するのと
火曜深夜のテレビ朝日の番組「やぐちひとり」を1分間だけでも観るのと
同じレベルの叙述を味わえると思う。
878 :
名無しのオプ:2005/12/23(金) 17:34:48 ID:P/kq/7Gj
「やぐちひとり」検索したら叙述入っててびっくりした
879 :
名無しのオプ:2005/12/23(金) 18:22:25 ID:vdxYLdDO
「やくちひとり」って深夜やってる元モームスの矢口がMCやってる番組か。
俺が見た時はゲストでなんかお笑いの奴が出てたけど至って普通の番組だったぞ。
どこが叙述になってたんだ?
880 :
名無しのオプ:2005/12/24(土) 00:31:46 ID:G2cnlueg
881 :
名無しのオプ:2005/12/24(土) 13:42:22 ID:2O74ogX/
みんな教えてくれ!長年気になってたんだが…映画「ユージュアルサスペクツ」のどこがすごいんだ?あれはアンフェアって言わないのか?
882 :
名無しのオプ:2005/12/24(土) 14:06:20 ID:u3bE/xsn
アンフェアっつーか、ミステリとしては成立してないよね、多分。面白いけど。
全然叙述と関係無いけど、
「マグノリア」とか「デッドオアアライブ」とか「フロムタスクティルドーン」とかも好きだ。
883 :
名無しのオプ:2005/12/24(土) 15:00:06 ID:2O74ogX/
>>882 ご意見感謝します。クライマックスの登場人物が散り散りになるシーンで《黒幕》が“周囲に誰もいないにも関わらず、普段と同様にビクビクしていた”描写で「あ、コイツが怪しいと思ったけど違うのか…」って選択肢から外したので。
884 :
名無しのオプ:2005/12/24(土) 15:11:18 ID:2O74ogX/
↑連投スマン
小説なら地の文で多少なりとも人物の心理を表現する必要があるから、あんな“ビクビクしていたのではなく、実は小便を我慢していた”的な逃げ道はなくなるんだが…やはり叙述の映像化は難しいのかな?昔、深夜のフジで放送していたTrap-TVくらいしか成功例が思い浮かばない。
885 :
名無しのオプ:2005/12/24(土) 15:45:40 ID:Fvau0Hmf
映画だったら、「ユージュアルサスペクツ」より、「アイデンティティー」の方が面白い。
886 :
名無しのオプ:2005/12/25(日) 16:48:59 ID:0TzDpXmX
フジテレビでやってた放送禁止4もなかなかオモロかったよ
887 :
名無しのオプ:2005/12/25(日) 17:59:05 ID:kgUFFS7q
>886 詳しくm(_ _)m
888 :
名無しのオプ:2005/12/26(月) 23:54:02 ID:xHAi5CCo
>>887 隣人トラブルに悩む夫婦に密着っていうドキュメント(風)映像。内容は↓
889 :
名無しのオプ:2005/12/31(土) 20:14:24 ID:Yb8xeCfx
それ系のドキュメントだったら夏にフジでやってた
「日本の怖い夜」も叙述だな。
一番最初に「スペシャルドラマ」って銘打ってるからアンフェアじゃない、と言う。
890 :
名無しのオプ:2006/01/21(土) 23:39:25 ID:62HaaitE
ロートレック荘読みました
オチというか叙述トリックに第1の殺人が起こる前に気づいてしまった
というかもうほぼ序盤で気づいてしまったorz
叙述トリック物が好きでそればかり読んでたから
耐性がついてたんだな
もっと初期に読みたかった…
891 :
名無しのオプ:2006/01/22(日) 10:48:48 ID:94JyIYRY
ロートレックは騙し方が下手糞だから、ミステリに馴染んでいなかったら
それはそれでむかつきそうだけど。
892 :
名無しのオプ:2006/01/22(日) 23:23:49 ID:95fcf2+u
メール欄の作品、叙述トリック作品だとすすめられたのですが、
どこが叙述トリックだったのかわかりません
別にあっと驚くようなこともなかったと思うのですが
自分が何か読み落としたんでしょうか?
893 :
名無しのオプ:2006/01/22(日) 23:35:41 ID:y4VT4jzf
だからそういうメル欄の使い方は意味ないって
894 :
名無しのオプ:2006/01/23(月) 12:46:37 ID:XnxPzVk2
895 :
名無しのオプ:2006/01/23(月) 21:32:34 ID:GLTbC5k9
「星降り山荘」読み終わったのだが
叙述って評判を知ったあと読んだからまあネタはわかったんだけど
あの各章毎の断り書きみたいのは無い方が良い気がする
いかにも叙述だよって書いた上で読み手に挑戦してんのかなあ
896 :
名無しのオプ:2006/01/23(月) 21:37:27 ID:CdGIHHe5
>>895 あの断り書きがなかったら叙述じゃないじゃん?
897 :
名無しのオプ:2006/01/23(月) 21:47:55 ID:GLTbC5k9
作中にもいかにもな描写があるし
それが無くても充分誤認させられると思うんですが
898 :
名無しのオプ:2006/01/23(月) 22:32:44 ID:CdGIHHe5
>>897 はっきり書くのと書かないのとでは効果が全然違うと思う
899 :
名無しのオプ:2006/01/23(月) 22:38:28 ID:/PLT0fmF
>>681 あと、書かれているテキストの意図に対する誤認。例として、
アンブラー「薔薇はもう送るな」
ディブティン「ダーティー・ストーリー」
900 :
名無しのオプ:2006/01/23(月) 22:43:21 ID:GLTbC5k9
>>898 うーん、それはその通りかもしれませんが
このスレでも何度も言われてるように
叙述と知った上で読む叙述物って魅力半減ですし
仮に私が「星降り」を予備知識無しで読んだとしても
あそこまであからさまに匂わすような断り書きがあると
「ああ、これは叙述物かな」と思って読んじゃうと思うんですよね
で、そう思って読むと、「星降り」は比較的見破り易いかなと、
勿論トリックが判っちゃうからツマラナイとかそういうことではないんですけど
叙述物はやっぱ騙されてなんぼみたいなとこありませんかね?
901 :
名無しのオプ:2006/01/23(月) 23:06:45 ID:CdGIHHe5
>>900 星降りの話はこの板の色んなスレで見てきたけど
みんな大体騙されたって言ってたと思うな
君ももっと初心者のうちに読むべきだったのでは
あと、叙述っていう前情報がなかったらオレは星降りは一生読まなかったと思う
902 :
名無しのオプ:2006/01/23(月) 23:13:20 ID:31B1SFv+
殺戮・・・叙述と知らずに読んだ。結果、驚いた。
星降り・・・薦められたが叙述と知らずに読んだ。結果、驚いた。
ハサミ男・・・「驚くよ」といわれて読んだ(・・・叙述か?)。結果、途中で分かってしまった。
折原作品・・・(叙述前提)途中でトリックが分かることはあまりないが、結果として「へぇ〜」とか「はぁ・・・」。
弥勒・・・(叙述ではないかも知れんが)なかなか驚いた。
叙述耐性云々の話が以前あったような気がするけど
耐性がついてしまった今でも驚く作品に出合いたいと思っている。
903 :
名無しのオプ:2006/01/23(月) 23:20:50 ID:/+nk3d3m
つーか、ハサミ男は面白いけど、叙述トリックはバレバレだろ
ストーリーと設定を楽しむ作品
904 :
名無しのオプ:2006/01/23(月) 23:22:41 ID:GLTbC5k9
「叙述の予備知識有で読んだから、過剰に匂わせてるように思うんだよボケ」
と言われそうだ、てかそうなのか、あー予備知識無しで読みたかったお
905 :
名無しのオプ:2006/01/24(火) 00:22:08 ID:pt0I14Ko
このスレも極力タイトルバレ無いように出来ないかな?
906 :
名無しのオプ:2006/01/24(火) 01:04:34 ID:KKJam057
今邑 彩 七人の中にいる
907 :
名無しのオプ:2006/01/28(土) 02:25:27 ID:8nCCNQKo
以前、「どんでん返しのすごいミステリー(だったかな?)」というスレがあって、
そこであがっていた本(ほとんどが叙述トリック)を片っ端から読んでいったのですが、
どんでん返しがあるとわかっていても、
今まで途中で見破れたことがありません。。。
908 :
名無しのオプ:2006/01/28(土) 08:11:15 ID:gDsihOSq
そのほうがカタルシスを味わえて、幸せなんじゃないの
909 :
名無しのオプ:2006/01/30(月) 23:44:11 ID:bdO17dZK
>>894 逆じゃないですか?それ
実際はメル欄でしょう
910 :
名無しのオプ:2006/01/31(火) 10:25:14 ID:VamynpYL
>909
894の勝ち
911 :
名無しのオプ:2006/01/31(火) 19:44:03 ID:j+PIbVHZ
折原一、代表作とされるロンドシリーズ読んだがどこが叙述なんだ?
糞つまらなくは無かったけど、叙述的要素なんて全然無いじゃん。
912 :
名無しのオプ:2006/02/05(日) 03:12:01 ID:r/+oYqfU
かなり昔の深夜番組(しかも関東ローカル)なんだが、
Trap-TVは回によっては叙述だったんじゃないかと思う。
男女の誤認はまあともかくとして、
人数の誤認、時間の誤認辺りはなかなか凝っていたと思う。
それも映像ならではの伏線有りで。
913 :
名無しのオプ:2006/02/05(日) 15:58:35 ID:LqD24gur
914 :
名無しのオプ:2006/02/05(日) 22:26:10 ID:20U+PKqw
915 :
名無しのオプ:2006/02/05(日) 23:46:19 ID:xaSC1CTe
Trap-TVとはナツカスイ
年齢がわかるな
916 :
名無しのオプ:2006/02/12(日) 18:11:00 ID:MDIHddLG
Ever17とスレ違いな事を言ってみる
917 :
名無しのオプ:2006/02/12(日) 20:44:04 ID:TF+GieqS
急に思い出したんだが
ドクタースランプの「さようならガッちゃん」って、叙述トリックの名作だよなぁ…。
しかも、文字だけでなく絵までシッカリ描いた上でやってのけてるし。
918 :
名無しのオプ:2006/02/12(日) 22:24:17 ID:UvwEMaXu
>>917 よくぞ思い出させてくれた。
感動がひしひしと蘇ってきた。
ウンチ・・・
919 :
名無しのオプ:2006/02/12(日) 22:51:48 ID:mivVtGIz
>>916 このスレで既出だが。
Ever17 のみそはあの動機にあるのであって、叙述部はたいしたことがない
とは思う。
920 :
名無しのオプ:2006/02/22(水) 20:26:19 ID:LZ/XF4IP
動機もそうだけど、何よりも「SF風味の恋愛アドヴェンチャーゲーム」だと思って
やってみたら、あのオチだった‥って意外性の部分じゃないかな。
>>911 折原は俺も実は良く判らん。「意外なオチ」と叙述はイコールじゃ無いよね。
ネタが明かされて「ちっきしょ〜騙された!」って感じが無いと言うか。
921 :
名無しのオプ:2006/02/27(月) 21:56:18 ID:oBs3jywf
>>920 >>何よりも「SF風味の恋愛アドヴェンチャーゲーム」だと思ってやってみたら、
あー、確かにそれは楽しめるだろうなぁ。実は Never7 という先行
作があるので、そこ承知の人は「SF風味の恋愛アドヴェンチャーゲ
ーム」とは思っていなかったわけで、ずいぶん損だったと思う。
ミステリ、特に大仕掛けのあるものは白紙で読むのが最高なので、
このネタは此処までにしましょうか。
922 :
名無しのオプ:2006/03/04(土) 00:55:28 ID:YpQTbnPo
おまいらおすすめのまとめみたいなのないかな?
923 :
名無しのオプ:2006/03/04(土) 04:32:37 ID:ySmqWkao
924 :
名無しのオプ:2006/03/04(土) 22:34:07 ID:YpQTbnPo
つまんねーよカス
925 :
名無しのオプ:2006/03/05(日) 00:08:38 ID:D+lCSTtI
924 :名無しのオプ :2006/03/04(土) 22:34:07 ID:YpQTbnPo
つまんねーよカス
926 :
名無しのオプ:2006/03/05(日) 23:26:54 ID:erGpu5K8
927 :
名無しのオプ:2006/03/06(月) 01:12:31 ID:tOhZkRKr
926 :名無しのオプ :2006/03/05(日) 23:26:54 ID:erGpu5K8
>>925 かわいそうな餓鬼だな君は
928 :
名無しのオプ:2006/03/06(月) 10:00:04 ID:OS2Rw7/o
>>927 もうやめなよそんなこと
自分の言葉で何か言ってみてよ
今は無理かもしれないけど
いつか君にも出来るようになるといいね
929 :
名無しのオプ:2006/03/07(火) 00:34:09 ID:uSOCQ99g
928 :名無しのオプ :2006/03/06(月) 10:00:04 ID:OS2Rw7/o
>>927 もうやめなよそんなこと
自分の言葉で何か言ってみてよ
今は無理かもしれないけど
いつか君にも出来るようになるといいね
930 :
名無しのオプ:2006/03/07(火) 00:55:53 ID:t5lidJvD
もめ事はよそでやってくれんかのう
931 :
名無しのオプ:2006/03/07(火) 08:57:08 ID:fHoSvFoo
ひっそりとレス伸びてると思ったら何じゃこりゃ
932 :
名無しのオプ:2006/03/07(火) 17:01:35 ID:G9Zyjldx
933 :
名無しのオプ:2006/03/07(火) 18:22:46 ID:t5lidJvD
自分のレスで終わらないと気が済まない君もうざいけどな
スルースキル身につけてくれ
934 :
名無しのオプ:2006/03/10(金) 19:34:56 ID:VZughjyZ
クロノトリガーのカエルとグレンも叙述トリック
935 :
名無しのオプ:2006/03/15(水) 18:19:15 ID:whY0pjYf
>12
「血の季節」読んだけどああいうのはどんでん返しって言うんじゃないのか
936 :
名無しのオプ:2006/03/29(水) 22:39:00 ID:QmZ+MofJ
折原サイコー!
937 :
名無しのオプ:2006/05/05(金) 15:44:18 ID:EUinvcuP
>>866 乾くるみ『Jの神話』
ってどんな話だっけ?
一時ミス板で盛り上がってた記憶があるんだけど
詳細が思い出せない・・・
938 :
名無しのオプ:2006/05/05(金) 22:15:03 ID:FKeSlgku
>>937 バレは避けておおざっぱに
・全寮制の女子校で事件
・黒猫という異名をもつ女探偵が別の事件を調査
の2つのストーリーが合流するような話
939 :
名無しのオプ:2006/05/06(土) 20:43:02 ID:CsSURahl
940 :
名無しのオプ:2006/05/10(水) 16:49:38 ID:MsvboGI2
941 :
名無しのオプ:2006/05/14(日) 22:02:41 ID:TgShFlkr
叙述トリックってさ、物語の大部分が読者を騙すことに終始してて、
結末が作中では救われない、謎は謎のままって感じのが多いよな。
942 :
名無しのオプ:2006/05/14(日) 22:51:22 ID:iFZ5M9Lv
このスレで見て、東野の「仮面山荘」「ある閉ざされた」を読んだ。
なんか、アレネタ好きだねこの人。
943 :
名無しのオプ:2006/05/15(月) 01:05:42 ID:MYBziy6W
>>942 俺はそのネタが大嫌いだ。何でもありになっちまうじゃねーかって思う。
だから昔その2冊を続けて読んだ後、東野が大嫌いになっちゃって、
8年くらい敬遠してた。名探偵の掟を読んで見直して、また少し読むようになったが。
944 :
名無しのオプ:2006/05/15(月) 01:08:18 ID:1IC6hza+
>943
あ、スマソ、アレってアレ女性のアレ。
945 :
名無しのオプ:2006/05/15(月) 01:53:11 ID:/kvyeDGU
>>941 でも、新本格って本のほとんどを言い訳に使ってないか?
946 :
名無しのオプ:2006/05/15(月) 22:32:54 ID:6mKwfEMe
>>943 でも、東野は折原一みたいにワンパターンじゃなくて
手の内いろいろ持ってるから嫌いになったら勿体ないよ
いろいろ読んでから判断しても遅くない
947 :
名無しのオプ:2006/05/15(月) 22:55:27 ID:oWUhJyfz
何故麻耶の蛍が出てないのだ?
948 :
名無しのオプ:2006/05/17(水) 23:05:37 ID:U0TTncHX
螢は、ある程度叙述読んだ上で読むと、!!!だな
949 :
名無しのオプ:2006/05/18(木) 01:35:30 ID:jMvUbIFc
それはいいこときいた
950 :
名無しのオプ:2006/05/18(木) 04:11:40 ID:HKPwoXmA
「メドゥサ、鏡をごらん」
「もつれっぱなし」の「嘘の証明」
井上夢人って多いよね
951 :
名無しのオプ:2006/05/18(木) 20:17:20 ID:sbj30839
>>942 “仮面山荘”を読んで、それまでファンだった東野をちょっと嫌いになったよ。
なんつーか…よってたかって・暗い・理不尽…どうも動機がしっくりこない。
952 :
名無しのオプ:2006/05/18(木) 21:43:46 ID:0bM9vaqx
>>951 東野って、もともと動機は???のものが多い。
でビュー作の放課後からしてそうだし、悪意だってそうだ。
それでも読ませる力があるから、俺は好きだけどね。
953 :
名無しのオプ:2006/05/18(木) 22:31:32 ID:wsOq3bA2
つーか生理生理うるさいんだよ
954 :
名無しのオプ:2006/05/19(金) 00:27:21 ID:pioXeC2v
「アンネの日記」のアンネ・フランクが逃亡生活中に書いた短編って結構叙述使われてるのな。
正直14歳の少女が書いたことに驚かされた…作家志望だったアンネがもし生き延びていたら…と、ふと考えたことがある。
955 :
名無しのオプ:2006/05/19(金) 04:40:15 ID:8KFZeuCq
956 :
名無しのオプ:2006/05/19(金) 22:11:18 ID:lNbJQ8O8
正直30以下の人間には笑いどころが分らんのでは
957 :
名無しのオプ:2006/05/22(月) 00:17:37 ID:xZcK9sXI
水車館でも読め
958 :
名無しのオプ:2006/05/22(月) 00:20:58 ID:xZcK9sXI
間違えた、迷路館だ
959 :
名無しのオプ:2006/05/31(水) 20:59:17 ID:IIPMGY93
s
960 :
名無しのオプ:2006/06/05(月) 00:27:52 ID:UOaPm7PZ
f
961 :
名無しのオプ:2006/06/05(月) 19:21:44 ID:GXwmKHPu
ライトノベルで「十二月のベロニカ」かな。
文体はラノベより一般小説に近いし、叙述トリックもそこまで有り触れていない……と思う。
富士見ファンタジア文庫だ。乙一みたいな感じだよ。
962 :
名無しのオプ:2006/06/08(木) 22:29:03 ID:abgM4qHh
963 :
名無しのオプ:2006/06/10(土) 00:17:27 ID:0S7hvs/f
q
964 :
名無しのオプ:2006/06/10(土) 00:46:38 ID:0S7hvs/f
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965 :
名無しのオプ:2006/06/19(月) 21:05:08 ID:23YQUg8R
c
966 :
名無しのオプ:2006/06/20(火) 01:13:51 ID:V4E18uWZ
967 :
名無しのオプ:2006/06/20(火) 18:08:31 ID:V4E18uWZ
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名無しのオプ:2006/06/21(水) 23:13:40 ID:FoiZ9EfC
h
969 :
名無しのオプ:2006/06/22(木) 23:40:15 ID:BsX14A/3
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970 :
カカー:2006/06/23(金) 00:53:41 ID:J7m5a/ye
カカー
971 :
名無しのオプ:2006/06/23(金) 22:52:23 ID:XQP9aDXy
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972 :
名無しのオプ:2006/06/23(金) 23:57:36 ID:4gecn0/H
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名無しのオプ:2006/06/25(日) 11:41:18 ID:94GG4ZsD
俺は、今「歯と爪」を読んでいる。あの袋とじを見て、即効、購入を決めた。
さて、どんな驚きが待っていることやら楽しみだ。
974 :
名無しのオプ:
ご愁傷様です!
ご愁傷様です!
ご愁傷様です!