傀儡(・Д・)海綿王 参上

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1傀儡(・Д・)海綿王
(・Д・)< 独りよがりのジャンル論やカテゴリ論は聞く耳持たん!
      誰が何と言おうと己の好きな作家・作品をとことん愛せ!
      そして他人の愛している作家・作品を決してけなすな!
      お前に愛がある限り、お前の愛する作家や作品は生き続ける!
      お前一人に愛される為に生まれてくる作品だってきっとある!
      本は読むもの! しかし作品は愛するものだ!
2名無しのオプ:2001/06/22(金) 19:55
で?
3傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/22(金) 20:01
(・Д・)< >>2よ、おまえは誰の何という作品が好きなのだ?
4名無しのオプ:2001/06/22(金) 20:10
うーん、司馬遼太郎の「北斗の人」かな〜
5名無しのオプ:2001/06/22(金) 22:58
またややこしいのが出てきたな
6名無しのオプ:2001/06/22(金) 23:08
でも>>1の文章、わりと好きだな。
このスレがどう展開するのか興味でた。
海綿王、早く帰ってこないかな?
7傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/23(土) 09:52
(・Д・)< おはよう!
      >>4よ、生憎司馬遼太郎は『龍馬がゆく』や『燃えよ剣』しか読んだことがない!
      この二作品は好きだ!
      「北斗の人」とはどんな物語なのだ?
8名無しのオプ:2001/06/23(土) 09:58
>>傀儡(・Д・)海綿王

作品は愛せるけど作家はどうかな?
会ったことないじゃん。
それにせっかく作品気に入ったのに、その後の
作家のマスコミへの過剰露出などで
萎えてしまうときあるよ。

というわけで
俺の好きな作品は
「地獄の奇術師」あーあ
9名無しのオプ:2001/06/23(土) 10:18
>>傀儡(・Д・)海綿王

おはよう。
時を経て、未だに自分の中で生きてる作品ってのは、いいね!
でも、私は、それが小林信彦氏の「オヨヨ」や「神野推理」。
なんとなく恥ずかしくて、声を大にして言えなかったりもする。
つい同士が欲しくなっちゃうってのは、格好わるいけど真実なんだな。
102:2001/06/23(土) 10:29
>傀儡(・Д・)海綿王

おはよう。
「北斗の人」は千葉周作の一代記だ。北辰一刀流の。だから北斗の人。

海綿王は誰の何という作品が好きなんだ?
11名無しのオプ:2001/06/23(土) 19:23
>>傀儡(・Д・)海綿王

一瞬盛り上がりそうだったのに
どこに行ったのでしょうか?

私は「バイバイ、エンジェル」なんだけど。
12名無しのオプ:2001/06/23(土) 19:35
>>11
私も1の文章を読んでちょっと期待してました。

でも、傀儡(・Д・)海綿王、
「北斗の人」読みふけっていたりして?
だったら、すごい!尊敬しちゃうかも。

ちなみに私は「神曲法廷」です。
13名無しのオプ:2001/06/23(土) 20:21
>>9
同士よ。宇宙にいるのは君一人ではない。
149:2001/06/23(土) 20:49
>>13
まさか...同士か?!
159:2001/06/23(土) 20:50
すまん、うれしくてsage忘れた。
16書斎魔神:2001/06/23(土) 20:56
俺のライバルとしては、役不足だな(W
17密室博士:2001/06/23(土) 21:03
>>16
ぎゃははははははははは!
魔神よ、それを言うなら「役者不足」だ。
「役不足」なら「魔神のライバルという役は、海綿にとって物足りなさ
すぎる(=不足だ)」という意味になるぞ。まあこっちの方が真実だろ
うが(笑

これもネタだといって弁明するのか?
1813:2001/06/23(土) 21:10
>>14
まさか、と驚くほど、小林信彦のファンって少ないのかな?
確かに、一般書籍板での評判は芳しくないね。
現在の「お笑い評論家」兼「新潮社純文学特別書き下ろし作家」
状態はツライものがあるね。確かに「もう終わっている」作家
かもしれない。
でも、だからといって、「オヨヨ」「神野推理」「唐獅子」
といった名作の数々の輝きが失われるものでもないでしょう。
手軽に入手できない現在の状態はなんとかして欲しいね。
19書斎魔神:2001/06/23(土) 21:11
傀儡(・Д・)海綿王

たとえ、好きな作家であっても悪い作品は読んではだめだ
ここの各スレにある私のランキングを読んで、よく研究すべし。
次回は、ここに司馬遼太郎のランキングも上梓する予定である。
私のライバルになりたければ、よくよく学習すべし
209:2001/06/23(土) 21:29
>>14
少なくとも周囲にはいないよ、小林信彦のファン。
評判悪いのか?
「オヨヨ」は、欽ちゃんの時代だけれどもなぁー、やはりいいよ!
「唐獅子」もいま読み返してみても、ほんと面白いよ。
「神野推理」の旦那なんか、三谷幸喜も参考にしてないか?
「喜劇人」も好きで、あの当時のは宝物でとってある。
純文はちと頂けない気がして、まともに読んでない...
だが、私にとっては、思い出の名作だな。
ありがとう、>>18嬉しかったよ。
2113:2001/06/23(土) 21:53
>>20
どういたしまして。
おれも楽しかった。
22傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/24(日) 14:06
(・Д・)< おはよう! 今日は暑いな!
      >>2よ、「北斗の人」は読んでみる! 自分は本を読むのが
      遅いのでしばらくかかるかもしれんが、いずれ感想を聞いて
      もらいたい!

      >>8よ、おまえは二階堂黎人の作品は好きだが、人となりまで好きな
      わけではないといいたいのだな! それはわかる! だが逆に、作家の
      人となりが気になって、その作家の文章ならどんなものでも集めて
      読みたくなる心理、というのもあるからな! 線引きは難しいところだ!
      大声で「地獄の奇術師」のよいと思うところを語り続けるがいい!

      >>9そして>>13よ、小林信彦は『大統領の密使』『神野推理氏の華麗な冒険』を
      以前買ったが生憎まだ読んでなかった!
      しかし自分と話は合わなくても、このスレで二人が出逢えたことで
      このスレを立てた甲斐はあった! 二人ともこれからも小林を
      愛し続けるがいい! おまえ達が小林作品のもつ輝きを忘れてしまわない
      限り、小林作品のすばらしさは消えることがないのだ!

      >>12よ、おはよう! 本を読むのが遅いのが自分の弱点だ!
      山田正紀は伝奇ものから入ったが、探偵小説作家としてもいい作家だな!
      最新作も読まねばと思っているところだが、分量の多さにちょっと
      ひいている! あれでは読むのに何ヶ月もかかってしまうのでな!

      ちなみに自分は戦前の国内探偵小説が好きで、あまり守備範囲は広くない!
23名無しのオプ:2001/06/24(日) 14:08
海綿体がまた充血してやがる…
24上智kanagawa0102-108092.zero.ad.jp:2001/06/24(日) 14:18
面白そうなコテハンが出てきましたね。よろしくお願いします。

小林信彦といったら、やっぱり「紳士同盟」がスゴイと思います。
ちょっとありがちかなという気もしますが。
よかったら読んでみてください。
25名無しのオプ:2001/06/24(日) 14:18
傀儡(・Д・)海綿王さんよ。
力むのはよいが、「!」が多い文章は減点だぜ。
青いねえ。もっと、勉強してから出直しておいで。
26名無しのオプ:2001/06/24(日) 14:28
海綿体怒張せり!
27傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/24(日) 14:51
(・Д・)< >>24上智よ、おまえは作品紹介の第一声だけは
      いつもやさしいな!
      だが何故、ジャンル論やカテゴリ論に首を突っ込む時だけ
      独りよがりの厨房になるのだ! 不可解!
28名無しのオプ:2001/06/24(日) 15:18
久々に期待できそうなコテハンだ。
もう勝ったの負けたの逃げたの不毛な論争には飽きてるので
君の活躍を祈っている。
29名無しのオプ:2001/06/24(日) 19:22
海綿王期待age。
そのテンションを持続させてね〜
| >海綿王 山田正紀作品は全部読んでも損しないとうけあうから読んで
| ここでネタ振りしてくれや。あまりにも知名度が低いからな。
| おれが一番好きなミステリはジャプリゾ『シンデレラの罠』(創元推理文庫)。
| 奥泉光『「我輩は猫である」殺人事件』(新潮文庫)、
| セイヤーズ『殺人は広告する』(創元推理文庫)も捨てがたいがな。
\_______ ________________________
     V
   ∧ ∧  ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ミ,,゚Д゚彡<SF板が寂しいからってこっちに茶々いれてんじゃねえよ、
ヽ .ミ    ミ  | ということは自覚済みだから寛恕してくれ。
  ミ,,,,,,,,ミ   \_____________
31上智kanagawa0105-109096.zero.ad.jp:2001/06/24(日) 20:22
>>27
まあ、自分はそういう話に首を突っ込むときは、相手をぶっ倒そう
とか考えてるのではなく、一枚岩に意見をいうことで相手の反論を
引き出して、有益な情報を取り入れて自分の中で説を完成させるの
が目的だったりするので、あえて強硬に説を主張しているか、
単に引っ込みがつかなくなったのかのどちらかです(笑)。

あんまりいじめないでね(笑)。ヨロピク。
32傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/24(日) 20:29
(・Д・)< 皆も遠慮なく自分の好きな作品の良さを熱く語れ!
      >>30よ、山田正紀はハルキ文庫の復刊の恩恵を受けて
      読みやすくなったので、これからがんばって読もうと
      思う!
      『シンデレラの罠』は厨房の時に読んだのだが、実は
      何がどうなったのかわからなくてな! どうやら自分は
      かなり物分かりの悪い方だったようだ!
      最近改めて読んでみて、やっとテクニカルな部分と、
      小説的な部分がよくわかった! フランスの作家の得意と
      するところだが、あの書いてあるようで書いてないようで……
      という文章のムードというか、サスペンス的な雰囲気はいいな!
33傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/24(日) 20:33
(・Д・)< >>31上智よ、そうか! わかった!
      だがあまり論だの説だのにこだわらず、「好きなモノはこれ!」と
      熱く語る姿勢、そしてそれを語る者に対する暖かいまなざしは
      忘れたくないものだな! お互いに!
34名無しのオプ:2001/06/24(日) 21:14
ところで海綿王のオススメは何なんだ?
熱く語ってくれ!
35傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/24(日) 21:26
(・Д・)< 自分はオススメをするつもりはない!
      ただ自分の好きな作家・作品への愛を語るのみ!

      >>34よ、よろしく!
      実は海外作家の作品で一つ大好きなものがある!
      ブライアン・ハーパーの『グリフォン』(創元ノヴェルス)!
      サイコサスペンス流行りに便乗しただけの二流三流作品に
      埋もれてしまったが、これは面白い! 何度読んでも飽きないのだ!
36傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/24(日) 21:30
(・Д・)< それから言い忘れたが、自分のルーツは東京創元社の
      日本探偵小説全集! あれが自分のバイブルみたいなものだ!
      書いているうちにまた読みたくなった! とりあえず
      第一巻から読み直すとするか!
37名無しのオプ:2001/06/24(日) 22:06
コノスレ、ナカナカ(・∀・)イイ!!
38名無しのオプ:2001/06/24(日) 22:23
>>傀儡(・Д・)海綿王
9だけど、ありがとう。
いや、ほんと、スレ立ててもらえて嬉しかったよ。
なにしろ子供のときに「ドジリーヌ姫の冒険」大好きで、
それでいまじゃー、コックになっちゃったくらいだから、
コッ恥ずかしくて、人に言えなかったんだよ。

それと>>30とそのレス読んでたら、山田正紀が読みたくなった。
なんか、面白そうだなー。読んでみる。
そうだ、それから「!」連発は、私は好きだな(笑)
39名無しのオプ:2001/06/24(日) 23:18
海綿王カワイイ!!age
40らいつびる:2001/06/24(日) 23:29
>海綿王

ミステリー全般に対する愛が感じられる
良いスレですね(^^)
41傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/25(月) 09:54
(・Д・)< おはよう!

      >なにしろ子供のときに「ドジリーヌ姫の冒険」大好きで、
      >それでいまじゃー、コックになっちゃったくらいだから、
      >コッ恥ずかしくて、人に言えなかったんだよ。

      >>38よ、自分はおまえを尊敬する!!
      実は昨夜小林信彦の『神野推理氏の華麗な冒険』を読んでみた!
      面白し! 全編くだけた調子だが探偵小説的なポイントは外していない!
      この作者があまり読まれなくなったとは淋しいかぎりだ!
      現代風俗を使ったコント風なので、今の読者の感性ではやはり古くさく
      感じられるのだろうか! しかし松鶴家千とせファンの自分としては、
      「さらば愛しきヒモよ」に出てくる「ヘヘイヘイ〜」だけでオールOK!
      まあ今読んだらたいていの読者はしらけるかもしれん! しかし自分の
      イマジネーションを駆使して当時のギャグセンスに浸ってみるのもまた楽し!
      その中から今も古びていないユーモアのセンスを発見するのもまた楽し!
      小林信彦と彼の作品を愛する読者たちに栄光あれ!

      ちなみに昨日近所の本屋を廻ったが『北斗の人』は置いていなかった!
      わが故郷には文化なし! なげかわし!
42名無しのオプ:2001/06/25(月) 15:56
フェアでもやってなきゃ
おいてないって・・・

>わが故郷には文化なし! なげかわし!

「北斗の人」ないのはそこだけじゃないから
安心してね。
43黒猫缶:2001/06/25(月) 17:03
>傀儡(・Д・)海綿王さん
ご挨拶に参りました。よろしくお願いします。

小林信彦はまだ未読なのですが、興味が湧いてきたので
読んでみようと思います。それでは。
44あぼーん:あぼーん
あぼーん
45あぼーん:あぼーん
あぼーん
46あぼーん:あぼーん
あぼーん
47あぼーん:あぼーん
あぼーん
48名無しのオプ:2001/06/25(月) 19:50
ところで、海綿王は冒険小説とか読むの?
船戸与一はかなり良いと思うので、機会があったら手にとってみて。
ただ、京極なみに厚いけど。
49あぼーん:あぼーん
あぼーん
5013:2001/06/25(月) 21:28
>>38
そこまで身も心ものめりこんでいる人に対して軽々しく「同士よ」などと呼びかけて
失礼しました。「志」は同じ、ということで勘弁してください。
でも、あの作品を読んで「マイトガイ」を目指さなかったのは賢明でしたね。
あれで食べてゆくのは、なかなか大変だと思います。
「大統領の晩餐」もそうだけど、小林信彦の作品で描かれるグルメの場面は
浅ましさが無くて好きですね。おそらく、小林が日本橋の老舗の和菓子屋の
ボンボンであったことが影響しているのでしょう。無理がありません。
その意味では、古典落語や浅草の軽喜劇、映画、ポップミュージックといった
「旦那趣味」からくるペダントリーが小林の作品の大きな魅力と言えるかも
知れません。ただし、最近のエッセイのように「それだけ」になってしまうと
嫌味なだけですが。
ちなみに、おれは中学時代に発売されたばかりの「唐獅子株式会社」を
読んで衝撃を受けて、慌てて「オヨヨ」を始めとする作品を買い揃えたのが
始まりでした。
51名無しのオプ:2001/06/25(月) 23:21
うおう!一般書籍板ではサンドバッグ状態の小林信彦が、
ここでは大人気じゃないか!
近作はあまり人気ないみたいだけど、「世界で一番熱い島」なんて、
ポリティカル・スリラーとしても面白かったな。
52あぼーん:あぼーん
あぼーん
53あぼーん:あぼーん
あぼーん
54名無しのオプ:2001/06/25(月) 23:29
コピペ荒らしをしてるバカさあ、それで面白いと思ってんの?
コテハン叩きしたいんなら、上智かねつてつあたりでも叩いてろよ。
せっかく面白いコテハンが出てきたんだからさ。
それともこれやってるのって、書斎魔神か?
55名無しのオプ:2001/06/25(月) 23:45
>>54そんなこと書く前に、削除依頼だろ。
構うから荒らすんだよ。
56あぼーん:あぼーん
あぼーん
57名無しのオプ:2001/06/26(火) 00:04
傀儡(・Д・)海綿王
ファイトー!一発!
58あぼーん:あぼーん
あぼーん
59名無しのオプ:2001/06/26(火) 00:24
――――――――――――――――――――――――――
今日は来てくれるのかな、海綿。
あの人のことを考えると胸が苦しい……これは…恋?
__  _______________________
    ∨
    ∧∧
   (  ;)
   /  |
 〜(,_,,ノ
60名無しのオプ:2001/06/26(火) 00:25
  ∧ ∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  (;゚Д゚) < なんつったりして
  ./  |    \_____________
 (___/
61名無しのオプ:2001/06/26(火) 00:26
        ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′  ̄ ̄( ゚Д゚)< 上のは冗談だが、オレは待ってるぜ!海綿王!
  UU ̄ ̄ U U  \_____________
62傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/26(火) 09:53
(・Д・)< おはよう!
      わが故郷に未だ『北斗の人』なし! 休日に都会へ赴くとするか!
      >>38にしても>>50にしても、小林信彦作品への愛は見ていて清々しいな!
      皆も自分の好きな作家の良いと思うところを大いに語れ!

      >>48は船戸与一が好きなのか! 最近の作は生憎読んでいないのだが、
      厨房の頃『山猫の夏』を読んで心を震わせたものだ!
      今まで知らなかった世界がそこにあってな! わくわくしたぞ!
      もう一度読みたくなってきた!

      江戸川乱歩の『探偵小説四十年』は何度読んでも面白い!
      資料として優れているのはもちろん! 読み返すたびに
      前は知らなかった事がわかるようになっている自分に
      出会える本だ! 戦前探偵小説がずっと好きな自分に
      とっては、やはりバイブルといえる一冊だな! しかし
      江戸川乱歩推理文庫のやつは既に絶版! しかも索引がない!
      沖積舎から出た復刻版(在庫はあるのか?)は高い!
      安価な文庫でいつでも買える本であってほしいものだ!
      出来れば索引もちゃんとつけてな!
631:2001/06/26(火) 12:14
筆者は最近「ギリシャ棺の秘密」を再読し、あらためてクイーン が謎解きだけの作家であるとの感を強くした。
クリスティの英国の伝統的な家庭小説あるいは田園小説的 な趣、カーのオカルティズム、ファースの魅力、ヴァンダインの ペンダントリイあるいはドイルのホームズシリーズに見られる ロンドン風物詩等々 これらミステリに付随した小説としての 魅力がクイーンの全盛期の作品には欠如している。
所詮本格ミステリなのだから良質なパズルであればそれで 充分ではないのかという反論は当然ありえる。
しかし、この考え方によればパズル的興味を充足させる娯楽 は他にも多く存在するわけであり、はだってミステリを読む 意義をそこに見出すことは出来ない。
つまり、クイーンの作品はパズルに徹したため小説としては 貧弱なものにならざる得なかったという点は多くのクイーン のファン肯定せざるえない事実であろう。
ダネイ氏はこの点に気づいていたようで、後期はライツバルもの において社会性を持ったテ―マのなかで人間そのもの描く 方向性を試みたが不成功に終わった。
また「災厄の町」等のサスペンスミステリの試みも充分に成功 をみたとは言えない。このような社会派的作品、サスペンスミス テリは日本人の作家により優れた作品が書かれており、 あえてクイーンを読む必要性は感じられない。
いまだ、クイーンに名前負けというか「中途の家」等がベスト ミステリの選出において票を集めるのは不可解な現象と言わざるを得ない。
今後、レーン4部作、国名シリーズを除くクイーンの作品は 順次、絶版・品切れになることが予想される。
もし、クイーンの初期作品に例えばニューヨーク風物詩的 魅力のようなものがあれば、小説としての深みを増し、 クリスティのように世界的に愛読される作家になった可能性 もある。
64傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/26(火) 12:45
(・Д・)< >>63よ、誤爆したな! しかしなかなか難しい事を考えるツワモノだ!
      立派なり! クイーンへの愛が感じられる!
      クイーンの『生者と死者と』(今は『靴の中の老婆』か)は自分の
      大好きな作品だ!
      トリックどうのこうのは自分にはよくわからないが、あのキャラクタ達の
      活きの良さはちと真似出来ないものではないかな! 読んだやつは知って
      いるだろうが、結末も甘くてイイ! 自分は単細胞だからな! ああいう
      のに弱いのだ!
      小説としての魅力、小説の深みなどしょせん読む者が主観的に感じ取る
      ものでしかない! 好きで読むやつがいる限りその作品は死なない!
      おまえはクイーンのマイナス面を素直に見つめながら、しかしこれからも
      クイーンを読み続けるだろう! 大したやつだ!
| 中井英夫はどうよ? 『虚無への供物』ばかりが語られるけど
| 全集(創元ライブラリ)に収められてるフィクションは
| おもしろいのが多いと思ったよ。
| 特に『とらんぷ譚』は強烈だった。ラストの“ジョーカー”がすごい。
\_______ ________________________
     V
   ∧ ∧  ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ミ,,゚Д゚彡<すごいから流水のあれは不愉快。
ヽ .ミ    ミ  | なぜやつの大説が売れるんだ?
  ミ,,,,,,,,ミ   \_____________
66傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/26(火) 13:10
(・Д・)< >>65よ、今日もふさふさしているな!
      中井英夫はどうよ? と問われると、自分も『虚無への供物』しか
      読んでおらんのだ! よくわからなくてすまん!
      そういえば晩年はひどく不遇だったそうだな!
      れすと・いん・ぴーす!
67石岡:2001/06/26(火) 13:20
講談社の策略にはめられたんだよ、御……
じゃなく、( ´∀`)厨房代表@SF板( ゚Д゚,,)さん。
違う板からどうもです。。
68傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/26(火) 13:56
(・Д・)< >>67よ、書き込みの意図がどうもよくわからんな!
      出版戦略だろうと何だろうと、清涼院流水の作品のようなやつが
      好き! というやつがいたところで別に構うまい!
      自分がそれを読んで面白くなくて、はめられた! と思っても、
      他人が読もうとしているもの・読んでいるものを、はめられるぞ!
      と横から口出しするのはおせっかいだ! こと読書に関する限り、
      その程度のアップダウンはあって当然! 好きな作家だけを追いかけて
      いたって凡作、愚作と直面する事はある!
      自分が面白くないと思ったら口を噤めばよい! 面白いと思った
      作品の、どういうところをそう感じたのかを語ればそれで充分!
      自分が読書を楽しむということは、他人が楽しんでいる読書の
      邪魔をしない、という事でもあるだろう! 何度もいうが、
      その本がどんなに下らなく思えたとしても、その本を愛する読者が
      一人でもいる限り、その本は生き続けるのだ! 清涼院に限らず、
      特定作家を妙に貶めるような風潮はちと不愉快!

      >>65の発言は見逃しておいたが、そこに話題がこれ以上つながるのは
      本意ではないのでな! 石岡を名乗るなら、島田荘司の凄さの一端なり
      熱く語っていってくれ!
69あぼーん:あぼーん
あぼーん
| >>68 スレの趣旨から外れたことをうっかり
| 書いてしまったな、ごめんよ。
| よく「SF的なミステリ」とか「ミステリ的なSF」とか
| 語られることがあるが、どんなタイトルが思い浮かぶ?
| おれの場合、前者はピーター・ディキンスン『毒の神託』(原書房)、
| 後者はジョン・クロウリー『エンジン・サマー』(福武書店)だ。
| (↑異論が多いかも知れんがある意味(mail欄参照)と思う)
\_______ ________________________
     V
   ∧ ∧  ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ミ,,゚Д゚彡<とりあえず応援するからネタ師として
ヽ .ミ    ミ  | がんばってくれ。
  ミ,,,,,,,,ミ   \_____________
71傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/26(火) 17:37
(・Д・)< >>70よ、気にしなくてよい!
      ところで「SF的なミステリ」だが、南沢十七の「氷人」!
      「ミステリ的なSF」は久生十蘭の「地底獣国」が思い浮かんだ!
      どちらも並々ならぬイマジネーションが異世界をかいま見せて
      くれる痛快な作品だ!
      自分はジャンル定義というものにあたまを使うのが大嫌いなので、
      ジャンル的に全く関係のない作品に言及しているのだとしても
      気にしないでくれ!
      読んでもらえば一応イメージだけはわかってもらえると思う!
      わざとフィールドを外しているわけではないが、作品を読んだ事が
      ないので、話が続いてゆかなくてすまぬ!
72あぼーん:あぼーん
あぼーん
73石岡:2001/06/26(火) 18:06
すみません……。
74傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/26(火) 18:32
(・Д・)< >>73、潔し!
      こちらこそ偉ぶったレスですまぬ!
      どうもこの作家なら低く見て良い、という風潮が大嫌いでな!
      無意識にそうした態度をとらぬよう、お互いに気をつけたいものだ!
75石岡:2001/06/26(火) 18:46
はい。気をつけます。
76名無しのオプ:2001/06/26(火) 20:59
お、海綿王いいぞ。久しぶりに気が合いそうなコテハンだ。
現代の海外ミステリについておおいに語ろうではないか!
77名無しのオプ:2001/06/26(火) 21:40
過去の横溝についてじっくり語ろうではないか。
78名無しのオプ:2001/06/26(火) 22:38
まるでオアシスのようなスレだ・・・
79名無しのオプ:2001/06/27(水) 07:06
このスレは、(・∀・)イイ!
80傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/27(水) 09:27
(・Д・)< おはよう!
      >>76よ、はじめに謝っておく! 自分は海外物が物凄く弱い!
      『ハンニバル』くらいは人並みに読んでいるのだが、なんだか
      いわゆる海外ミステリの流れというのとは別物のような気がするしな!
      海外作品はやっと今古典作品の凄さに打たれているところだ!
      ミルンの『赤い館〜』などは凄くイイ! まあ自分ごときに構わず
      愛する作品を紹介していってくれ! 良いと思うポイントを
      簡単に説明しておいてくれると嬉しい!

      >>77よ、おはよう! 横溝か! いい作家だ!
      角川文庫は軒並み揃えているのだが全部読んだわけではなく、
      申し訳ない所だ! 厨房の頃から読んでいる作家の一人だが、
      病的に再読した作品という事になると『八つ墓村』『獄門島』
      『本陣殺人事件』くらいだな! 全て戦後すぐに書かれた
      横溝の代表作だがやはり探偵小説への情熱が終戦で一気に
      迸ったのだろうか! 実に気合いの入ったいい作品ばかりだ!
      トリックの出来が、だの、動機が、だのいうやつも多いが
      自分にとっては非の打ち所のない名作だな!

      あまり話題にならないが大好き、というのであれば短編の「あ てる
      てえる ふぃるむ」だ! 江戸川乱歩名義で発表されて後に代筆で
      ある事が公表された作品だが、乱歩の「白昼夢」じみたモチーフには
      たまらんものがある! よし、今日は寝る前に横溝を読もう!

      横溝テーマのスレはちゃんとあるので、自分の事は気にせず、
      こっちで横溝作品への愛を語ってくるといい!
      「横溝正史どろどろりん」
      http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=mystery&key=951159342
81名無しのオプ:2001/06/27(水) 12:45
>>80
私の元彼も「あ てる てえる ふぃるむ」が好きだった。
(涙)
82名無しのオプ:2001/06/27(水) 16:57
さて、新本格についての、自分なりの考察。前もって長文失礼。
『新本格』という言葉自体は、講談社のブランド名+販売戦略では あるのだけれど、こうした作品群が登場する流れそのものは以前か ら出来ていたはず。
だって、新本格直前の日本ミステリって、社会派の流れをくむ通俗 小説的、あるいは情報小説的ミステリか、モロ土曜ワイド風のお手 軽サスペンス+お色気サービスシーン詰めこみ2時間ドラマの 原作みたいなのだったしね。松本清張と赤川次郎という言葉があれ ば、当時の日本ミステリの風潮は語りつくせる感があると
思うよ^^
尚、ちょっと前までの乱歩賞受賞作品が、大体この系統。そりゃ乱 歩賞、マンネリと言われても仕方ない。
そうした中でマニアから一般までミステリ好きの注目を広範囲に集 めていたのが、角川映画の『八つ墓村』で世間に大ブームを巻き起 こした横溝正史。TBSで放映された『金田一耕助シリーズ』は、 まだ記憶に残ってる人もいることでしょう。日本における本格ミス テリの代表が正史と金田一さんという意見は、この当時に確立され たのでは?
そう、当時の日本で誰もが認める凝りに凝った本格というのは、正 史くらいしかいなかったのですね。大乱歩は誰でも知ってるビッグ ネームでしたが、作品自体はそれほど読まれていなかった感があり
ます。乱歩という作家はある種の幼児性を色濃く残した作家で、猟 奇趣味に走る描写は結構読む人を選ぶのではないかな?乱歩をダー クサイドとするなら、正史はサニーサイドで、とっつきがよいので すね。角川が正史を前面に押し出したのは、その辺もあるのではな いかと思います^^
さて、正史ブームで当時本格ミステリにハマった人にとって残念な ことは、その頃は本格を書く作家が少なく、又、昔の探偵小説など も入手し辛かったこと。『幻影城』みたいなマニアックな雑誌は、 よほどの通でないと知らなかったしね。
そう、当時のファンは新しいミステリに飢えていたのです。
で、登場するのが島田荘司。後に新本格の仕掛け人となるこの作家 のデビューは、乱歩賞の落選という形で始まりました。
今更大時代な本格は受けないとか、新人が名探偵なぞ10年早いと かいった意見が当時の大家からは出たようですが、『占星術殺人事 件』は落選したにもかかわらず、ファンからは非常に好意的な目を もって迎えられたのですね。パチパチ^^
そう、停滞状況にあったのです。当時のミステリ界は。
で、島田荘司、確信したようです。「現在のミステリファンと作家 の間には、大きなギャップが存在する。新しい波が今こそ必要だ」
もちろん、新人の島田氏は影響力がまだ低かったため、新しい波を 呼び起こすためにはそれなりの実績を積まねばならなかったのです
けどね…
実際、島田氏はマーケティングの才がある人みたいで、「本格ミス テリー宣言」は、マーケティング論として読むと楽しいです。小室 とかつんくみたいなものかな、島田荘司?^^
『新本格』を語る上で、島田氏の名はは外せない印象があると思い
ます。もし僕が誰かに「新本格の作品を読もうと思うんだけど」と 相談されたとしたら、「『島田荘司』をまず読んでみては?」と薦 めますね。ダメ?
83名無しのオプ:2001/06/27(水) 17:02
さて、それから数年。その頃ミステリにハマっているファン層、そ れも自分で作品を書こうという所までいっちゃってる人はどの辺り にいたかといえば、多くは大学などのミステリ研究会。ただ、そう した場所は閉鎖的なオタク系の性格があるため、自然、同人の作品 などもマニアックになる傾向がありました。とはいえ、そうした場
所だからこそ本格への強烈な傾倒も存続していたわけですが。
で、島田氏推薦の新しい才能が、講談社デビューを果たすわけです。
ついたキャッチフレーズが『新本格』。現象を見る限り、この場合 の『新本格』とは、「新しい世代の本格ミステリ作家たち」と考え ていいかな。『本格』という意識そのものが変化したわけではない のでね。
実は講談社は以前にも『新本格』というフレーズを使ったことがあ るのです。すぐ風化しちゃいましたが…
その頃そう呼ばれた作家の一人が、都筑道夫。
僕的には、正にこの人こそ『新本格』だなー、とか思っちゃいます けどね^^;
個人的な意見ですが、『新本格』作家達には共通する部分というの があって、それが何かといえば『本格』=社会派以前の日本ミステ リ、もしくはクィーン、クリスティー、カーといった意識が強いと こではないかと…
「古き良きミステリの復活」というのが、共通見解っぽく見えるの ですね。ルネサンス^^; でも、クィーン以降にもいいミステリ 作家は出てると思うんだけどなー。ケメルマンやE・D・ホックは、 クィーンより好きだよ、俺。
実際、海外の黄金時代や探偵小説の時代というのは、まだトリック に新規の物が出る余地がたくさんあったのに対し、今は結構大変そ うだなー、とか思うのね。あまりトリック主導な形に頼ると、破綻 しそうな気がしてさ。新本格の3冊に1冊は叙述トリックを使って るんじゃないかと思っちゃうのは、俺だけ?
大乱歩の罪として、ミステリー=トリックっぽい考えを広めたとこ があるかな? なんてね。「類別トリック集成」なんて作ってる辺 り、かなりそうした考えを持っていたのではないかと思うのですが。
今もその呪縛は、結構強そうです^^;
でも、それから逃れ始めたニューウェイヴも登場し始めてきました。
元々、『本格』のありかたを問い直す方法論は以前からちゃんとあっ て、都筑道夫の『黄色い部屋はいかに改装されたか』なんて、自分 のバイブルっス^^
西澤保彦なんかは、ホント、ニューウェイブだなあと注目してたり します。この人をいわゆる『新本格』と呼ぶのは、抵抗あったり。
最近、なんだかなーって感じなので、頑張って欲しいなあ…
日本ミステリはまた新しいステージに以降していくのかも。 いかないのかも。
84傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/27(水) 17:35
(・Д・)< 権田萬治の『日本探偵作家論』はイイ!
      探偵小説というものの定義なんぞはすっとばして、それぞれの
      作家についての論を片端から読むのが好きだ! なにせ今では
      誰も読んでいないような作家・作品のオンパレードだからな!
      彼の紹介するあらすじでしか、作品のディテールはつかめない!
      これが大いに妄想を刺激する! どんなにか凄かろう? とか、
      これの評価は低いが自分には合いそうだ! とか考えながら、
      ある日その作品に出会えた時の喜びと衝撃! 結果は文字通り
      悲喜交々だが、それが醍醐味!
      最近の文庫化された版では、作品の初出がちゃんと出ているそうだ
      からな! 一番最初に出たやつなんか、作品名しか書いてないから、
      何という単行本に入っているのか、何の雑誌を探したらいいのか
      全然わからなかった! おかげでトレジャーハンティング気分で
      楽しめたのだがな!
85傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/27(水) 17:44
(・Д・)< >>82-83よ、折角の長文だが自分のあたまでは>>84程度の
      事しか考えていなくてな! もっとかいつまんで、自分が
      誰の何の作品が好きなのか、どこが好きなのかをいえ!
86名無しのオプ:2001/06/27(水) 18:06
>>82-83
なんか、口調がねってつさんみたいなんだけど?
この流れの中では、微妙に違和感があるよーな--
まさか、ねってつさんの文章のコピペ???
87名無しのオプ:2001/06/27(水) 19:58
>>86
うん、多分コピペ。
ところできみ、「ねってつ」氏だと思ってたの?
「ねつてつ」氏ですよ。
もしかして、俺がどこかでパロッて「にってつ」とか
書いてたから、間違えた?ソンナワケネー
88傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/27(水) 20:24
(・Д・)< なんだコピペか!
89名無しのオプ:2001/06/27(水) 20:53
>>87の「にってつ」さん、ありがとう。
いやん、ほんとに、あたし、「ねってつ」さんだと思いこんでました!
どこかのスレで、北斎の戴斗の時代が名の由来って読んだもんだから、
頭ン中で、みょーちくりんな漢字変換してたみたい(-o-; ---失礼しました!

関係なくって、ごめんね、傀儡(・Д・)海綿王さん。
上の「あ てる てえる ふぃるむ」おもしろそうだから、探して読んでみます!
90名無しのオプ:2001/06/27(水) 21:26
チェスタトンの「ブラウン神父」シリーズは推薦しないことに
なっている(特に初心者)。
これを最初に読んで、ミステリ嫌いになる人も多い。
短編であり本来なら一気に読める面白さがないといけない
のだが、作者のストーリーテリングの欠如のためタルイ
展開に終始している。
かって、各務三郎氏が初心者には薦められない旨書いていた
が正に慧眼と言える。
このシリーズに批判的な意見が皆無のためあえて苦言を
呈した次第である。充分に熟慮願いたい。
「木曜日の男」「ポンド氏の逆説」の絶版は全面的に支持したい。
このような一部マニア向きの書籍は市場に不向きと言える。
最後に本稿ではチェスタトンの思想家として著作は論考の対象
とはしていない点をお断りてしておく。
このような好事家向きの書籍をミステリ板で取り上げるのは
不適切と判断したためである。
91名無しのオプ:2001/06/28(木) 00:24
>>90
コピペだな。
92名無しのオプ:2001/06/28(木) 00:48
総括して終了しょう。
ミステリ小説を読むことにより得るものは無いが、
失うもの(特に金と時間)は多いのはよく知られたところである。
実際、「ミステリ小説の類は読まない」という知識人は多いし、
「殺人事件を扱う類が多いミステリ小説は読者の精神を荒廃させる。」というある識者の意見に対しても、ネットのアンダー―グラ ウンドに出入りする者が多い(これすなわち精神的荒廃のあらわれである。)事実からわかるとおり有力な反論を見出せないのが現実である。
読書の究極の目的が人格の陶冶にあることを考えると、 ミステリなど読まずに次に紹介するような文学作品に親しむ ことがまず肝要といえる。
1 本格ミステリ、サスペンスミステリなど読まずに
「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」(共にドストエフスキー
新潮文庫刊)の読破をお薦めするする。
この2作の読了後は、古今のミステリの名作「Yの悲劇」、 「アクロイド殺し」等も随分貧弱な小説にみえる。
さしずめ、クリスティはパートのオバさん、クイーンは街角 の謎かけおじさん、いわんやカーにいたっては全てが余興 に見えてしまうほどである。
所詮彼らも文学界のミステリというマイナーリーグのエース に過ぎないことがよくわかる。
2 ハードボイルドミステリなど読まずに
まず、へミングウエイの「老人と海」、へミングウエイ短編集 (共に新潮文庫刊)を読むことである。 以降は、へミングウエイの他の長篇を順次読んでいくこと。このハードボイルドの元祖を読んだ後はハードボイルド ミステリはなんとも下品な代物に見えるから不思議だ。
これが審美眼の向上ということである。
3 短編ミステリなどは読まずに芥川龍之介、志賀直哉の 短編を読むべきである。(共に新潮文庫に短編集あり) 彼らの作品は正に国の宝である。
短編ミステリはいわば手品師の余興に過ぎない。
4 冒険小説は読むべきでない。
これは個人的お薦めだが吉村昭の「羆嵐」「高熱ずい道」 「長英逃亡」「破獄」「間宮林蔵」「北天の星」を読め冒険小説など束でぶっ飛ぶ。
筆者は「ホワイトアウト」という本を吉村作品の後に読んで 正に失笑を禁じえなかったことを告白しておこう。
5 ホラー
馬鹿馬鹿しい。読むな。もう21世紀であることを念頭
におけ!
6 SF
この分野は将来的に優れた文学性を持った作品が現れる
可能性を秘めたエンターティメントでは唯一の分野である。 現在は低迷。機会をあらためてまた話そう!
以上紹介した作品には新潮文庫が多い。
そう言えばまもなく「新潮文庫の100冊」のシーズンである。 そこで、筆者は次の一言でこの論考を締めくくろうと思う。
      ミステリ全て逝って良し!
                               以上
93上智kanagawa0104-108211.zero.ad.jp:2001/06/28(木) 02:37
海綿王さん、海外ミステリは苦手のようですが、
ウィングフィールドの「夜のフロスト」は読みました?

いやあ、オモロイ。どんでん返しにつぐどんでん返し、
名台詞につぐ名台詞。どうしたらこんなミステリが
書けるんでしょう。凄すぎです。

事件が同時多発的に起こる、いわゆるモジュラー型の
ミステリですが、そこにフロストという下品なユーモア
あふれる男を投入したことが見事に成功しています。
これは超オススメです。長いけど一気です。ぜひどうぞ!
94傀儡(・Д・)海綿王:2001/06/28(木) 09:21
(・Д・)< おはよう! 『北斗の人』発見せり!
      ただいま千葉周作、婚礼の後の一戦に及んだところ!
      これは凄い! 面白し! 期待大!
      というわけで書き込む暇も惜しいのでしばし沈黙する!

      >>93、上智よ! まだ読んだ事のない作家だ!
      今度読んでみる事にしよう! ウイングフィールドか、
      楽しみだな!
95名無しのオプ:2001/06/28(木) 20:01
探してまで読んでいるとは。やるねー海綿王。
96名無しのオプ:2001/06/29(金) 21:11
おいおい100落ちしそうじゃないか、ということでage
97馬鹿!ミュンスターベルヒ:2001/06/29(金) 21:27
>>92 新潮文庫の「カラマゾフ」はユーモアが表現
されてないため、誤訳が多いといわれる米川訳より
ダメだと思うが如何?
98名無しのオプ:2001/06/29(金) 21:33
>>92はコピペ
99馬鹿!ミュンスターベルヒ:2001/06/29(金) 21:40
しまった。
100名無しのオプ:2001/06/30(土) 22:54
海綿王はどこ行ったage
101名無しのオプ:2001/07/01(日) 22:39
海綿王待ちage
102名無しのオプ:2001/07/01(日) 23:06
>>92
力説なされてますが、ミステリーにはご縁がない方みたいですね。
ご同情申し上げます。私は、カラマゾフも芥川にも感動しますので
人生の愉しみが二倍です。いいでしょー。そもそもエンタテインメ
ントと文学を比べてどうすんのよ。こういう浅はかな比較論は、権威
主義的、かつ古くさい純文学至上者の意見みたいで、いやですねー。
相対性理論は分からないから、ダメだ、みたいに否定する輩のようで
かっこ悪いですぜ。厳然として存在するサブカルチャーを抹殺して
どうすんのよ。ノーベル賞作家のフォークナーなんて、生涯ミステリ
を偏愛して、バンバン読みまくっていたのだ。知ってる??
103名無しのオプ:2001/07/01(日) 23:18
92はコピペ
しかも書斎魔神
104オナキジジイ:2001/07/01(日) 23:19
フォークナーは自分でEQMMに書いてもいたな。
わしゃ読んどらんが。
105名無しのオプ:2001/07/01(日) 23:42
「エミリーに薔薇を」は(・∀・)イイ!
106傀儡(・Д・)海綿王:2001/07/02(月) 09:59
(・Д・)< おはよう!
      『北斗の人』いよいよクライマックス! 北辰一刀流対馬庭念流!
      流派のプライドをかけた戦いが上州を血に染める!
      もはやページを繰る手が止まらない! ではまた沈黙する!
      読了後にまた逢おう! ミステリ版と直接関係ない話題ですまんな!
107ixi:2001/07/02(月) 15:30
お帰りなさい。海線王。
age
108名無しのオプ:2001/07/02(月) 17:45
さきほど立花隆著「ぼくが読んだ面白い本・ダメな本そしてぼくの
大量読書術・驚異の速読術」(文春)を読了したところだ。
本分中にも書かれているがミステリのような暇人の読む本の
読書術等を説いたものではない。
同じ文筆家として参考になる部分(特に文体)も多く非常に
啓発された。
わたしが読む限り完全に知識人のみを対象に書かれてた本
であるが、ミステリは1冊も紹介されていない。
つまり本物の知識人はミステリなど読まない、読む暇も無い
ということであろうか。
この厳しい現実を前にもう一度諸君も各自の読書が自分に
とって真に有意義なものとなりえているかどうかを再考すべき
である。
とにかくドキュソ呼ばわりされぬためにも読んでおくべき本
である。
なお同じ著者の「ぼくはこんな本を読んできた」(文春文庫)も
あわせて読むこと。
| 海外どころで薄くておもしろい新刊だと、
| ジェイムズ・サリス『黒いスズメバチ』『コオロギの目』
| (ともにハヤカワミステリアスプレス文庫)が
| なかなか良かったと思う。特に後者の登場人物の姓名は
| 本編の内容とは別の意味でおもしろかった。
| ディレイニーとか。
\_______ ________________________
     V
   ∧ ∧  ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ミ,,゚Д゚彡<まあこの人は大昔のサンリオSF文庫で「蟋蟀の眼の不安」
ヽ .ミ    ミ  | という短篇が訳されてたんだけどね。
  ミ,,,,,,,,ミ   \_____________
110名無しのオプ:2001/07/03(火) 01:03
>>108
「同じ文筆家」ですか。そう言うには百年早いですよ。
まず、君の文章には切れがありません。
つまらない作文のような筆致ですね。
名文家のエッセイをたくさん読んで
リズミカルな文章が書けるように努力してください。
それから、書かれている内容が平板で、ありきたりです。
立花隆の読書論、書評が有益なのは、
今までさんざん言われてきたことです。
読んでおくべき、なんていう言い方も
上からモノを言っているようで
好ましい表現ではありませんね。
111あぼーん:あぼーん
あぼーん
112傀儡(・Д・)海綿王:2001/07/03(火) 17:42
(・Д・)< 感動! 『北斗の人』読了す! これ程面白いとは!
      さすが司馬遼太郎、月並みな表現だが作品の中に人物が生きている!
      これは決して千葉周作という人物の生涯が小説的だったから
      面白いというだけではない! 司馬遼太郎という才能によって、
      小説として生き返った千葉周作の魅力! それは一面
      現実の千葉周作を越えているといっても過言でない!
      小説を読む事が好きで良かった! >>2よ、改めて
      感謝する!!
      『竜馬がゆく』は時代の先頭を駆け抜けながら、志半ばに
      倒れた坂本龍馬! 『燃えよ剣』は旧き時代に殉じた土方
      歳三! 今回読んだ『北斗の人』は、剣に近代的な思想を
      持ち込んで一代の隆盛を成した千葉周作の物語! 三者三様
      なれど、全て面白し! これを実在の人物が主人公であるが
      ゆえのリアリティのおかげなどというのは、お門違いだな!
      作者司馬遼太郎によって書かれた小説であるがゆえに面白いのだ!

      自分はこの程度の浅い考えの人間だからな! ジャンル定義だの
      テーマによる作家の優劣だの作品の優劣だのの話題にはついてゆけん!
      面白い作家・面白い作品と出会えた時、その感動を口にする事にしか
      興味なし! 魔神のコピペで「書斎魔神全集」でも作ろうと
      思っているのか知らないが、あまり相手にしてやれなくてすまんな!
113名無しのオプ:2001/07/03(火) 18:18
傀儡(・Д・)海綿王のファンが集うスレッドなんだよ、
魔神は出て行け!!
114あぼーん:あぼーん
あぼーん
115傀儡(・Д・)海綿王:2001/07/04(水) 09:08
(・Д・)< おはよう! 少しミステリ板らしい話題にするか!
      江戸川乱歩作品の中で狂おしいばかりに愛しているのは、
      『盲獣』と『影男』だ! どちらも探偵小説としては物語が
      破綻しまくってるわ、意味なくグロテスクな殺人場面ばっかり
      描かれるわで、どっちかというと低い評価しか得ていないが、
      作者も認める程エログロ通俗に徹したがゆえのイカガワしさ
      満点の刺激的な作品だ!
116上智kanagawa0104-108249.zero.ad.jp :2001/07/04(水) 10:06
乱歩だったら「鏡地獄」かなあ。
あと、モチロン「孤島の鬼」。グロよりも、こういう
ちょっと幻想味の強い作品の方が好きなんだけど、
どうよ?
117傀儡(・Д・)海綿王:2001/07/04(水) 10:46
(・Д・)< 『孤島の鬼』もかなりグロではあるがな! イイ作品だ!
      どうも自分は幻想という言葉の持つパワーの中でも、妄執と
      呼ばれる部分、あるいはそれに近い部分に多くひかれて
      いるようでな! 耽美的な意味での幻想性はあまりよく
      わからない! その点でいうと『孤島の鬼』『白昼夢』
      『蟲』などはグロと妄念のカップリングがまさに幻想的で
      大好きだ! グロとは関係ないが『夢遊病者の死』の如き
      妄想ひた走る作品もまたよいな!
118名無しのオプ:2001/07/04(水) 20:36
「盲獣」と「影男」だと傀儡海綿王ちゃんしっかりしろよ
もうちょいマジに書けや
119あぼーん:あぼーん
あぼーん
120名無しのオプ:2001/07/04(水) 22:55
某スレで119の文を作ったものです
このようなできの悪い代物を、まさか本気でこぴぺする奴が出てくるなど、正直想像しませんでした
結果としてこのスレを荒らしてしまったことを深く反省しております
傀儡(・Д・)海綿王様、他のこのスレの住民様まことに申し訳ありませんでした
121傀儡(・Д・)海綿王:2001/07/05(木) 09:10
(・Д・)< おはよう!
      『影男』についてもう少し語ってみようか! 一番好きな場面は
      空き地に人工の底なし沼を作って女が沈んでゆく様子を望遠鏡で
      見物するシーンだ! 少しずつ、少しずつ、足がめり込み、腰が
      沈み、身動きがとれなくなる! 女の表情は恐怖に凍りつき、助けを
      求めて口が動くが、遙か彼方の望遠鏡のレンズにはもちろんその声は
      届かない! ただ静かに、女の恐怖に固まった顔が地面に埋もれてゆく!
      最後に手の指だけがうごめいていたが、それも見えなくなり、後には何も
      無かったかのように、ただの空き地があるばかり!

      乱歩はエッセイの中で底なし沼の恐怖について語り、これと同じ
      シチュエーションを語っている! グロは時代の、あるいは読者の
      要求だったといえるかもしれんが、この場面を描く乱歩の中には
      そうした通俗的な要求の為、という以外の黒々としたイマジネーションの
      奔流があった! と自分は妄想を逞しくしているのだがな!

      週末はまた読書にいそしむのでしばし沈黙する! 
122あぼーん:あぼーん
あぼーん
123名無しのオプ:2001/07/06(金) 04:09
海綿王待ちage
124名無しのオプ:2001/07/06(金) 22:16
>傀儡(・Д・)海綿王
週末は何を読むの?
125あぼーん:あぼーん
あぼーん
126名無しのオプ:2001/07/09(月) 00:38
age
127名無しのオプ:2001/07/11(水) 22:18
海綿王、どこ行ったぁー?
128傀儡(・Д・)海綿王:2001/07/12(木) 10:29
(・Д・)< おはよう!

      香山滋『魔婦の足跡』(扶桑社文庫)読了!
      自分は本編以上に併録の「ペット・ショップ・R」が好きだ!
      滾る香山的エロス! 両生類的、魚類的なぬるぬるねばねばした愛、
      という印象だな!
129名無しのオプ:2001/07/12(木) 11:14
〜          ∧_∧____   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ___  (´∀` ,) //| < ファイナルアンサー?
    <──<\⊂ へ ∩)//|||   \__________________
    \.  \,>'(_)i'''i~~,,,,/
──┐  ̄|| ̄(_) ̄~||~ ̄
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
━━< 問題:   このスレの1の正体は?                                >━━
    \___________________________________/
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
━━< A: ヒッキー                     B:ドキュソフリーター             >━━
     \________________/  \________________/
    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
━━< C:中卒塗装工                   D:リアル厨房                 >━━
    \________________/  \________________/
130名無しのオプ:2001/07/13(金) 12:32
海線王帰還記念上げ
131名無しのオプ:2001/07/15(日) 00:55
どうした海綿王?
熱さでバテたか?
132名無しのオプ:2001/07/15(日) 17:37
おーい、早く帰ってこい。
133名無しのオプ:2001/07/15(日) 20:49
海綿王=魔神だとさ
134名無しのオプ:2001/07/17(火) 03:05
まだか、海綿王?
135傀儡(・Д・)海綿王:2001/07/30(月) 16:54
(・Д・)< これだけほっといても、まだdat落ちしてなかったのか!
      そろそろコピペ猿の阿呆も興味を失ったようだし、マターリ
      書き込んでゆこうかな!
136名無しのオプ:2001/08/01(水) 10:00
総括して終了しょう。
ミステリ小説を読むことにより得るものは無いが、
失うもの(特に金と時間)は多いのはよく知られたところである。
実際、「ミステリ小説の類は読まない」という知識人は多いし、
「殺人事件を扱う類が多いミステリ小説は読者の精神を荒廃させる。」というある識者の意見に対しても、ネットのアンダー―グラ ウンドに出入りする者が多い(これすなわち精神的荒廃のあらわれである。)事実からわかるとおり有力な反論を見出せないのが現実である。
読書の究極の目的が人格の陶冶にあることを考えると、 ミステリなど読まずに次に紹介するような文学作品に親しむ ことがまず肝要といえる。
1 本格ミステリ、サスペンスミステリなど読まずに
「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」(共にドストエフスキー
新潮文庫刊)の読破をお薦めするする。
この2作の読了後は、古今のミステリの名作「Yの悲劇」、 「アクロイド殺し」等も随分貧弱な小説にみえる。
さしずめ、クリスティはパートのオバさん、クイーンは街角 の謎かけおじさん、いわんやカーにいたっては全てが余興 に見えてしまうほどである。
所詮彼らも文学界のミステリというマイナーリーグのエース に過ぎないことがよくわかる。
2 ハードボイルドミステリなど読まずに
まず、へミングウエイの「老人と海」、へミングウエイ短編集 (共に新潮文庫刊)を読むことである。 以降は、へミングウエイの他の長篇を順次読んでいくこと。このハードボイルドの元祖を読んだ後はハードボイルド ミステリはなんとも下品な代物に見えるから不思議だ。
これが審美眼の向上ということである。
3 短編ミステリなどは読まずに芥川龍之介、志賀直哉の 短編を読むべきである。(共に新潮文庫に短編集あり) 彼らの作品は正に国の宝である。
短編ミステリはいわば手品師の余興に過ぎない。
4 冒険小説は読むべきでない。
これは個人的お薦めだが吉村昭の「羆嵐」「高熱ずい道」 「長英逃亡」「破獄」「間宮林蔵」「北天の星」を読め冒険小説など束でぶっ飛ぶ。
筆者は「ホワイトアウト」という本を吉村作品の後に読んで 正に失笑を禁じえなかったことを告白しておこう。
5 ホラー
馬鹿馬鹿しい。読むな。もう21世紀であることを念頭
におけ!
6 SF
この分野は将来的に優れた文学性を持った作品が現れる
可能性を秘めたエンターティメントでは唯一の分野である。 現在は低迷。機会をあらためてまた話そう!
以上紹介した作品には新潮文庫が多い。
そう言えばまもなく「新潮文庫の100冊」のシーズンである。 そこで、筆者は次の一言でこの論考を締めくくろうと思う。
      ミステリ全て逝って良し!
                               以上
137傀儡(・Д・)海綿王:2001/08/01(水) 12:36
(・Д・)< なんだヒキコモリ馬人、まだ見てたのか。
      佐野洋スレでのしったか厨房ぶりは良かったぞ!
      つーか「読んでないのに定義」「3冊読んでベスト3決定みたいなランキング」
      「馬人が困るとどこからともなく謎のAA」って展開はもう定番ギャグだな。

      純文学にやたらコンプレックス感じている癖にミステリを
      読みまくっているのは、結局純文を語る能力が無い自分でも
      ミステリなら偉そうに論じられると勝手に思っているからだろう。
      単純だな。弱い者イジメするのと同レベルの思考だよ。坊や。
      自分ではかなりの蔵書を持ってて、多読のつもりでいたんだろ。
      そりゃきっかり純文学とそれ以外で線を引くような、お前の想定する
      偉〜い「ちしきじん」よりお前はミステリを読みこんでる事になるだろうよ。
      そういうの(ホントにいるのかどうか知らないが)はミステリなんて
      読まないんだろうからな。
      でも結局お前のやってる事は「自分はそういう偉いヒト達のように
      難しい事は考えられないし太刀打ち出来ないから、もっと簡単そうな
      ジャンルのミステリを読んで周りのヤツらから凄いと思われよう」、
      というだけの事だわな。みっともないねえ。ちっちゃい子どもとかが相手だと
      いきなり強気になるタイプだな。
      まあオレから言わせたら、お前程度の読書量(ついでに読解力も低レベル)で
      ミステリを「定義」だの作家や作品を「ランキング」なんてちゃんちゃらおかしい。
      「井の中の蛙大海を知らず」って何の事を言うか知ってるか? こっちから見れば
      お前自身が(こっちが強く物を言うのに罪悪感を持っちゃうくらい)
      レベルの低い阿呆な餓鬼なんだなあ。

      自分よりレベルが低いと信じてミステリ読者に自分の「高尚な」思想を
      語ってみたら意外にもバカにされてキレる。みっともないな。お前。
      自分が小物だって事、自覚してないのか。しょうもないね。
      ヲタだのキャラ萌えだのミステリ読者を低く見る時にはありきたりな
      他人が作ったフレーズしか使えない。しまいには「他の板の先生方は怖いんだぞ!」と
      きた。自分で何も出来ないんだったら意味ねえだろ。チンピラは淋しいねえ。

      お前の実体が「知識人」に凄〜く憧れてるチンピラ厨房なのはよくわかったから、
      さっさとミステリ読むのなんて止めて、「知識人」らしく純文学小説や学術書でも
      読んでろや。ま、そうなるとそういう本を読んでお前が下らない理屈をこねても
      お前みたいなバカを相手にしてくれる読者はいないわけで、「実は他人を低く見て
      大威張りしたい為に読書をしている」チンケな人格者であるお前にとっては苦痛だろう
      けどね。
      でもお前確か「人格を陶冶する為に読書がある」とか言ってたな。だったら目的は
      どうあれめげないで読書を続けな。他人に「陶冶せよ」とかいう暇あったら自分を
      陶冶してね。
      何度も言うが純文学では何も言えないがミステリなら、なんて甘い甘い。バカは
      どこにツラ出してもバカのままだよ。

      オレがミステリ(つーかジャンルとして読んでるつもりはなく、好きな作家や
      作品がそこに属するというだけ)を読むのは、自分の求める「面白さ」がそこに
      あるからでね。その面白さを自分と同じようにわかっててここに来ている人達と
      話がしたいからここに書き込んでいるわけだ。自分にゃわからない「面白さ」が
      うらやましいか? ま、どうせお前みたいな頭悪い人にはわかんないから。

      なんか蠅にたかられたみたいでうざいんで、このスレはもう捨てるよ。
      じゃあね。
138執事バンター:2001/08/01(水) 18:28
わーん、楽しみにしていたのに!
誰だ馬人のコピペしたの!
139名無しのオプ:2001/08/01(水) 22:20
つーか>>137は本当に海綿王? 
140名無しのオプ:2001/08/01(水) 23:56
>>139
俺も本物の海綿王とは思えないな
137のレスを読む限り、コピペが魔人の仕業としても無駄に
刺激するようなことを書いてるし
コピペも含めて、厨房のいたずらと違うんかい
141名無しのオプ:2001/08/02(木) 00:41
海綿王、戻ってくるよねえ?戻ってきてね。

 私は乱歩では『白髪鬼』と『孤島の鬼』が好き。
 『白髪鬼』のあの異常な執念深さ。その昔若かりし頃、夜中に読んではぞくぞくして
 ていたものです。あとなんでしたっけ、目の見えない男が自分にとっての最高の芸術
 作品を作り上げる話。それを読んでから、かるーく触覚フェチ・・・。
142名無しのオプ:2001/08/02(木) 02:09
>>141
>目の見えない男が自分にとっての最高の芸術
>作品を作り上げる話。

それは、「盲獣」でっしゃろ
本物の海綿王はもう来そうにないし、やめようや
143名無しのオプ:2001/08/02(木) 11:54
良スレだったのに・・・
さようなら海面王!ありがとう海面王!
144名無しのオプ:2001/08/24(金) 02:05
海綿王、戻ってきてよ。。。
145名無しのオプ:2001/08/24(金) 10:49
>>144
激しく同意。
すごくいいスレだったのにね……。
146名無しのオプ:01/09/02 12:19 ID:ROdTlm6Q
age
147名無しのオプ:01/09/02 14:04 ID:1fyioLlI
アゲ!

      ゴルァ!  ∧∧   ∩
    +    ⊂(゚Д゚ ;) ̄ ̄`つ         +
.  +        彡∪ ̄ ̄   ∧_∧      +
       ∧_∧   ∧_∧∩´∀` ) +
     (( (∩´∀`)∩∩・∀・∩ヽ   つ      +
    +  ( ノ   )ノ ヽ    ノ / /(_)   ))
 +      ) ) )   |  |  | (_)彡
        (_)_).  (_(_)    |l|  ピョン
148名無しのオプ:01/09/13 06:03
アゲ!

      ゴルァ!  ∧∧   ∩
    +    ⊂(゚Д゚ ;) ̄ ̄`つ         +
.  +        彡∪ ̄ ̄   ∧_∧      +
       ∧_∧   ∧_∧∩´∀` ) +
     (( (∩´∀`)∩∩・∀・∩ヽ   つ      +
    +  ( ノ   )ノ ヽ    ノ / /(_)   ))
 +      ) ) )   |  |  | (_)彡
        (_)_).  (_(_)    |l|  ピョン
149名無しのオプ:01/09/13 08:16
>何度も言うが純文学では何も言えないがミステリなら、なんて甘い甘い。バカは
>どこにツラ出してもバカのままだよ。
魔神は、現在、アニメ板で「ミステリ板住人」なるコテハンで活躍中。
例によってあの調子なので、たちまち疎まれ、専用のウオッチスレまで
出来ている始末。
http://salad.2ch.net/test/read.cgi?bbs=anime&key=1000036829&ls=50

      
150名無しのオプ:01/10/19 19:51
海面上げ
151傀儡(・Д・)海綿王:01/11/02 20:15
(・Д・)< おひさ!
152名無しのオプ:01/11/03 16:25
本物ですか?
153名無しのオプ:01/11/04 01:16
>151
本物かな?とりあえず...

おかえり!
154名無しのオプ:01/11/06 22:05
本物だといいな。
あんたの切り口おもしれーから、また読みたい。
155傀儡(・Д・)海綿王:01/11/07 19:52
(・Д・)< 岡田鯱彦の「艶説清少納言」はイイぞ!
      中身はいってみれば清少納言と橘則光のラブストーリーなんだが、
      歴史上の人物である清少納言の精神性を深いところまで創造して、
      平安時代に知識人として生きる女の猛々しさとその隠された生理的・
      感情的な弱さを描いた悲しい結末の物語だ!
      稀代の才女清少納言と、無骨でどこまでもまっすぐな則光、ラストシーンでの
      女と男の見事なまでのすれ違い! まさに平安文学でなくてはあり得ない
      シチュエーションに感動すら覚えた!
      則光を想う清少納言の吐息の熱ささえ感じ取ることが出来る、非常に
      エロティックかつ知的な短篇だと思う!
      扶桑社文庫の昭和ミステリ秘宝『薫大将と匂宮』に収録されているので
      読んでみるべし! 歴史ミステリ、とかカテゴライズすると、「謎解き」は
      どうなっているのか、なんてところにばかり眼がいってしまうかもしれんが、
      『枕草子』やその周辺の書物に残る痕跡だけからその人物の有り様、ドラマを
      紡ぎ出す岡田鯱彦の腕の冴えはまさに探偵作家! 「謎」の出来映え云々なんて
      問題にしなくても十分面白いぞ!
156名無しのオプ:01/11/08 20:46
よ、お帰り、海綿王!
またなんか、面白いもん読んでんのな。
平安時代の「君の名は」か?
知的なエロってのには惹かれるね。
ちょいと、仕入れて読んでみる。
157名無しのオプ:01/11/09 21:37
海面上げ!
158名無しのオプ:01/11/09 21:48
155と156は海面王の自作自演、157は自力上げ、
哀れなり海面王・・・
159名無しのオプ:01/11/09 23:57
わーい、海綿王だー!
お帰りage
160名無しのオプ:01/11/13 00:16
おかえり〜。
161名無しのオプ:01/11/14 00:30
海面上げ
162傀儡(・Д・)海綿王 :01/11/22 19:54
これ以上偽物の跋扈は許せん。みずから語るぞ。
163名無しのオプ:01/11/23 20:56
海面上げ
164名無しのオプ:01/12/15 18:51
こんな名スレを沈めさせたままでいいのか?
165傀儡(・Д・)海綿王 :01/12/15 19:35
吉牛コピペ準備中。
166傀儡(・Д・)海綿王 :01/12/22 01:52
語るぞ
167名無しのオプ:01/12/23 01:30
語ってくれ。
168傀儡(・Д・)海綿王:01/12/25 11:25
(・Д・)< メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!
       今年は山田風太郎に尽きる一年だったな!
       さらば二十世紀最高の天才よ! レスト、イン、ピース!

       ところで最近光文社文庫で出ていた『十三角関係(山田風太郎ミステリー傑作選第2巻)』から
       「帰去来殺人事件」が削除されたのを知っているだろう! 情報によれば三刷からは再び収録
       し直されるとの事だがな! 光文社の社内チェックとやらもとんだフシアナがやっているようだ!
       「帰去来殺人事件」が差別的な意図を含んだ小説なわけがないだろう!

       風太郎作品の中で「帰去来殺人事件」ほど差別用語が頻出する作品もない! しかし、まこと
       その作品世界を読み解くならば、人の生と死をめぐる真摯な哲学、犯罪とその解明をめぐる
       真摯な哲学に触れる事になる! これ程までに「人のたましい」に肉迫した文学作品は少ない!
       読書などというもの、創作などというものは突き詰めてしまえば個人の趣味嗜好の充足に過ぎぬ
       かもしれん! しかし! しかし! もしこの世に“読まれるべき”小説などというものが
       存在するとしたなら、まさに「帰去来殺人事件」こそは、その一編として推すに恥じる処のない
       作品だ!
       「白痴」の藤江に山田風太郎がまとわせた神聖なるもの、そして何故人は人を殺すのか、
       その意味を考えさせられた時、自分は滂沱の涙を流さずにはいられなかった!
       ミステリ好きか否か、文学好きか否かなどは問わぬ! もし、何故、自分は本を読むのだろう、と
       自問する事があるならば、その時は「帰去来殺人事件」を読むがいい! 答えは間違いなくそこに
       ある!

       それでは皆、来年も素晴らしい作家、素晴らしい作品との出会いがあるよう祈ろうではないか!

       >>162以降一連のわが分身よ! 遠慮する事はない、オマエもオマエの熱い想いを語れ!
169名無しのオプ:01/12/27 11:52
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ねつてつ
170名無しのオプ
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね ねつてつ