訳のうまいひと

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1名無しさん@かちゅ〜しゃ
外国の作家の作品も読んでみたいのですが
一度手にしたものの訳がとてつもなく下手だったので
いまいち手が出しにくいです、お薦めの訳者って誰ですか?
2名無しさん@かちゅ〜しゃ:2001/02/14(水) 10:26
・・・・・・・・・・・・だれかいじって
3密室博士:2001/02/14(水) 10:28
まずその「とてつもなく下手」な訳者の実名を挙げるべし
4名無しさん@かちゅ〜しゃ:2001/02/14(水) 10:45
大久保康雄
エラリークイーンの「Xの悲劇」でこんな訳ばっかだったもので
序盤で

「女たちは女優の左手に光っている大きなダイヤモンドをほめた。食器を抱えて何人かの給仕がはいってきた・・・・
  軽い食事が終わった。ポラックスがラジオのダイアルを廻した。
 音楽が聞え、形だけのダンスがはじまった。ロングストリートとチェリー・ブラウンだけが楽しんでいた。」

丸写しですが、これじゃ中学生が英語を訳してるのと変わらないと思うんですけど、ほとんど直訳な気が・・・
5名無しのオプ:2001/02/14(水) 11:36
うまいひと:田村義進
へたなひと:菊池光
6名無しのオプ:2001/02/14(水) 11:50
東江一紀。まじで上手いです。ミステリ専門の人ではないけど。
有名なとこでは、ドン・ウインズロウのニール・ケアリシリーズ
やってる人。
7名無しのオプ:2001/02/14(水) 12:59
あれだ、「超訳」シリーズだ。
最高だぜ
8名無しのオプ:2001/02/14(水) 16:04
>>6
たしかにうまい。が、遅い(藁
9名無しのオプ:2001/02/14(水) 16:19
アガサ・クリスティの「Three Act Tragedy」は色んな人が訳してる
んだけど、角川版の赤冬子さんの訳がダントツに上手かった。
読み比べて見ると、歴然。
これも、もう絶版だけど、クリスティの訳の中では、最優秀では?
でも、この人、あんまり、ミステリーの翻訳をやっていないんだよね。惜しい。
10名無しのオプ:2001/02/14(水) 16:46
>>6
原文をペーパーバックで読んだ知り合いによると、
『ボビーZ』の訳はイマイチだって。
原文は地の文が相当くだけた感じで書かれてるんだけど、
東江一紀訳は普通の文章にされちゃってるとか。
まあ、俺は英語わからないんであくまで受け売りだけど。
11名無しのオプ:2001/02/14(水) 17:05
浅羽蓉子さん
創元のセイラーズとかジルチャーチルとか。
軽やか。
ジイサンはダメ。とくに学者。
12名無しさん@かちゅ〜しゃ:2001/02/14(水) 20:38
>みなさん
ありがとうございます
参考にさせていただきます
ところで、たびたびすいませんが、下手な人についても教えていただけると嬉しいです

私が書き込んだように(>>4)例文も載せていただけるといいのですが、
よろしくお願いします
13Enigma:2001/02/14(水) 21:04
 大根訳者のチャンピオンは、井上勇に決定。
 とりあえず、創元の『フレンチ警部とチェインの謎』(クロフツ)
あたりを読んでみて。
 大久保康雄氏は、古いものには直訳調が多いが、その後よくなったはず。
創元の『アクロイド殺害事件』は問題なかったと記憶している。
14名無しのオプ:2001/02/16(金) 02:32
赤冬子さんは、やはり角川版のクリスティで、「The Man in the Brown Suit
(茶色の服を来た男)」も出してますね。
これも、多分絶版。そして、ハヤカワや創幻のものより格段に名訳。
15名無しのオプ:2001/02/16(金) 02:56
ハヤカワでクリスティーの訳をしてた
田村隆一さんがわかりやすくてよかった。
内容紹介よりも、彼の訳かどうかで買う本を決めてた。
16名無しのオプ:2001/02/16(金) 03:10
宮脇孝雄さんを忘れてはいけませんな。エッセイストとしても名高い腕利き
翻訳家。訳す作品にも一貫したポリシーが感じられてかっこいい。
17名無しのオプ:2001/02/16(金) 04:10
>>15
がいしゅつだが、赤冬子の訳を読むと田村隆一がいかに悪訳か
分かって、面白いぞ。入手は困難だと思うが、図書館や古本屋で
見つけたら読み比べを薦める
18ボブ・りー・スワガー:2001/02/16(金) 06:48
俺は田口俊樹が好きだね。とくにスカダーシリーズ。
自分が訳している本に愛情が感じられるよ。

エラリー・クイーンは早川の青田勝の方が、創元の
訳者よりもずっといい。でも、クイーンが「●●しなすって」とか
江戸っ子みたいな言い回しをするのはちょっとなあ・・
そろそろ、新しい翻訳家で新訳をキボンヌだ
19ねつてつ:2001/02/16(金) 09:25
海外ミステリにはよく出てくるマザーグースですが、谷川俊太郎や北原白秋が有名
どころ。でも、最近なら和田誠がベスト。
「オフ・オフ・マザーグース」
「またまたマザーグース」
図書館で見かけるとついつい手にとってしまう本です^^
20名無しのオプ:2001/02/16(金) 16:29
浅羽莢子さん好き〜!
マキャフリイの訳で知ったひとだけど、単語の翻案とか会話のニュアンスの
伝え方がイキだと思います。
あと、昔新潮でプロンジーニを訳してた高見浩さん。全体のトーンの整え方がうまかった。
徳間版になってから、文章がガチャガチャした気がする…
21名無しのオプ:2001/02/16(金) 16:43
浅羽莢子さんのスーザン・クーパの「光の6つのしるし」で意識したなあ。
マキャフリィの訳もよかったけど、キラシャンドラに辛口な解説書いていてガッカリした。
(別の意味で好きにはなったけど(w)
22名無しのオプ:2001/02/16(金) 17:46
浅羽莢子による訳者後書はいろいろと興味深い。
作品やキャラクターへの好悪や思い入れを非常にストレートに語るし。
マキャフリイはほんとは大嫌いなんだろうな〜
逆にゴーメンガーストやウィムジイ卿シリーズ辺りは
「この人は作者よりもこの作品を愛してるかもしれん」と感じた。
23名無しのオプ:2001/02/16(金) 19:49
20です。
>22
目眩がするほど激しく頷きつつ同感宣言!sageも追従してみたり…
24Enigma:2001/02/16(金) 21:09
>>18
 平井呈一の訳したドルリー・レーンは、モロ江戸っ子らしい。
25名無しのオプ:2001/02/16(金) 22:01
>>24
てやんでぇ、べらぼうな犯人め!みたいな?
2615:2001/02/16(金) 23:34
>>17
見つけたら読んでみるね。
27名無しのオプ:2001/02/17(土) 08:23
トマス・ハリスの「ブラック・サンデー」(新潮文庫)はどう?
宇野 利泰訳なんだがあまりに酷くて途中で挫折した。
28名無しのオプ:2001/02/17(土) 08:32
>>6
ニールケアリーシリーズの訳が最高ってのは同意。

他に東江一紀の訳でオススメがあったら、どなたか教えてください。
29名無しのオプ:2001/02/17(土) 09:30
セイヤーズは浅羽訳じゃないとやだい。
30名無しのオプ:2001/02/17(土) 13:11
決まり金玉!by東江一紀
31名無しのオプ:2001/02/17(土) 13:22
>>28
フィリップ・カー『偽りの街』とか。
32名無しのオプ:2001/02/18(日) 23:36
東江一紀さんは、比較的最近の作品だと、「子供の眼」By リチャード・ノース・パタースン
がいいですよ。
あと、多分絶版で、しかもミステリではないですが、ジュディス・クランツの
「ミストラルの娘」が最高にお薦め。
新潮文庫です。古本屋で見つけたら絶対に買い!
オークションとかに出てたなら、例え定価の3倍払っても損はしないことを保証いたします。
33パーカー信者:2001/02/19(月) 00:00
好きなのは浅羽莢子さんかな…意識するようになったのは
キャロル「死者の書」か、ベレアーズ「霜の中の顔」の
どっちかから。(どっちもミステリじゃないじゃん!)
あと信者を名乗っている以上菊池氏をあげておくべきなのか…
いやその、あれはあれで慣れるとクセになるんだよ… <お勧めではないが
34名無しのオプ:2001/02/19(月) 01:06
最近読んだ「殺人者の顔」の訳は良かった.....
柳沢由美子って人。本そのもが久しぶりに唸るほどの出来だが
やっぱり訳が相当上手いと感じた。
35名無しのオプ:2001/02/19(月) 02:43
アシモフの「黒後家蜘蛛の会」訳した池さんは
上手いと思うな。昔の人なんで古風な表現多いけど。
36名無しのオプ :2001/02/19(月) 10:23
チト主旨から外れるが、固有名詞はきちんと訳して欲しい。
「マンチェスターフラッシュバック」(文春文庫)は、何ケ所か
気になる所があった。
37名無しのオプ:2001/02/19(月) 10:36
A・A・くまのプーさん・ミルンの
「赤い家の秘密」を読んでます。
が、「木球」って、何…?
クリケット?
38名無しのオプ:2001/02/20(火) 01:44
>>35
同感。
あの人の訳は安心して読める。『黒後家〜』の初期の頃、
「諧謔五行詩(リメリック)」がよく出てきたんだけど、
ちゃんと韻を踏んで訳してあったんで感心した。
前にアシモフスレでも書いたんだけど、単行本未収録の『黒後家』もの、
訳して欲しいよぉ。

あと、ディック・フランシス読みなんで、菊池光氏の文もクセに
なっちゃいました。…コンピューターネタの話のとき、ベーシック・
プログラムを直訳してたのは…ちょっと…ナニだったけど…
(もし番号が○○なら××へ行け、とか)。

あのー、扶桑社ミステリーの翻訳ものにアレなものが多いような
気がするのは、私だけですか?
39名無しのオプ:2001/02/24(土) 04:40
age
40名無しのオプ:2001/02/26(月) 04:23
なんか、こう、訳モノって基本的に文章があまり面白くないんで
苦手なんですよ。例外はあるでしょうけど。

ミュージシャンで洋楽をカバーするみたいに、著名な小説家が
海外の有名な小説を翻訳、とかってないんですかね〜。
41名無しのオプ:2001/02/26(月) 09:11
>40
都筑道夫がほんやくしたナントカが
さすが都筑さんと評判だったそうだけれど
肝心の書名を失念。うーん、ごめん。
ねつてつ氏あたりにバトンタッチか?
42名無しのオプ:2001/02/26(月) 10:40
>都筑道夫がほんやくしたナントカが
「酔いどれ探偵街を行く」カート・キャノン著/都筑道夫訳(ハヤカワ・ミステリ)
ですね。
都筑氏はこれのパスティーシュも書いている。
「酔いどれ探偵」(新潮文庫・絶版)
よほど気に入った作品だったのだろうか?
43ねつてつ:2001/02/26(月) 10:53
↑ちぃっ、先を越された。
実は、連載でのっけてたらしいです、「酔いどれ探偵街を行く」。
で、連載が終わった後も、ニセモノ書いて続けてた模様^^
44あみん:2001/02/26(月) 13:58
>>42 あの冒頭の文章って、原書にもあるんですかね?
やけに印象深い文章ですけど・・・。
45温室博士:2001/02/26(月) 14:18
>>44
「…失うものは、もう命しか残ってない。」って奴?
それとも「酒は食道を通って胃に穴をあけるが…」って奴?
両方ともあるよ。ただし後者は原文の直訳ではない。小鷹信光が
「この部分は正確ではない」って指摘していた。
46温室博士:2001/02/26(月) 14:28
あっすまん。
「…食道を通って胃をふさぐが、心の傷までふさいでくれない。」
だったかな(あやふや)。ま、どっちにしろ意訳だ。
4740:2001/02/26(月) 19:17
レスありがとうございます。そういうのもあるんですね。
長い間、訳ものは避けてたんですが、ちょっと手を出してみようかな。
48名無しのオプ:2001/02/26(月) 23:14
佐々田雅子さんはいかがですか?
49名無しのオプ:2001/03/02(金) 02:57
いま「囮弁護士」スコット・トゥローを読んでるんですが
この訳者ひどくない?二宮馨っての。
英語の語順のまんま訳してる感じ。
トゥロー好きなのに、イライラして読み進めないよ〜!
「テスタメント」グリシャムの白石朗さんと取り替えて欲しかったよ〜!
50名無しのオプ:2001/03/02(金) 06:53
>>49
二宮馨はこれまでそんなに悪かった記憶はないんだけど
(『少年時代』とか)
『囮弁護士』の翻訳はたしかに読みにくかったね。
おれも白石朗か上田公子あたりで読みたかったかも。
51名無しのオプ:2001/03/02(金) 09:03
思うんだけど法月りんちゃんは自作書かないんだったら
翻訳やるっちゅーのどうかなあ。
文体的にイイカンジだとおもうんだけど。
英語もまあ読める見たいだし、評論よりは読みたいぞう。

話し違ったのでさげとく。
52名無しのオプ:2001/03/04(日) 23:31
>>13
>大根訳者のチャンピオンは、井上勇に決定。
激しく同意。
ひょっとしたら今はもっとずっと
上手くなってるのかもしれないけど
私ゃ昔この人の訳のおかげで一度
エラリークイーン挫折した。
どーにも読みにくくて。
その後ハヤカワの宇野氏訳のを読んで
あまりにスラスラと読めるので
びっくりした記憶有り。
53名称未設定:2001/03/05(月) 01:35
>>48
『ブルー・ベル』が出たとき、佐々田訳で『フラッド』を出版しろって声が
あちこちであったのを思い出した。
徳間の『フラッド』が絶版だったせいもあるけど、やはり佐々田訳がよかったって
ことかな。

ちなみに俺は本格ドキュンなんでヴァクスは『ストレーガ』しか
読んでないけど。

関係ないのでsage。
54考える名無しさん:2001/03/06(火) 02:13
ポジオリ教授が好きなんだけど、倉坂鬼一郎訳は植民地訛りを訳すのに
わけのわからん方言を使っているのが気に障る。
55名無しのオプ:2001/03/06(火) 13:49
ポワロに自分のことを「ポワロおやじ」と呼ばせたのは誰でしょうか?
文庫本読んでて微妙に驚いた覚えがあります。
おやじ・・・って?
56名無しのオプ:2001/03/07(水) 04:02
あ、翻訳書の方言って違和感ありますねえ!
よくアメリカの原作で「南部方言」って出てくるけど、あれを
訳分からん東北弁?とか大阪弁?で訳されたりすると胸がもにょ〜る
57清涼飲尿水:2001/03/07(水) 08:39
>>56
激すく同感だべだなや。
58ねつてつ:2001/03/07(水) 11:56
昔、二見から出たスペンサー物の「誘拐」を訳した人を知りたいな。
あれはダメだろう^^
59名無しのオプ:2001/03/07(水) 12:11
「静かなるドン(漫画にアラズ)」ショーロホフ・江川卓(野球評論家にアラズ)訳
ロシアの農民の方言。
「ごきげんようごわす」
あ、ミステリーじゃないか…
60清涼飲尿水 :2001/03/07(水) 12:16
>>59
「ごきげんよう」ってのが上流階級みたいで笑える。
どうせなら
「やっとかめだなも」位にしてほしいぞ。
61考える名無しさん:2001/03/11(日) 19:22
最近は中村有希さんなんかどう?
けっこう日本語としてこなれていると思うけど。
62ボブ・りー・スワガ−:2001/03/11(日) 20:32
中村有希さんは、ホームページを開いていて、
よく研究しているのがわかるよ。
63名無しのオプ:2001/04/20(金) 14:51
あげ
64名無しのオプ:2001/04/20(金) 16:29
セイヤーズの翻訳者が変わった。
宮脇孝雄だから、大丈夫だと思うけど。
65名無しのオプ:2001/04/20(金) 16:46
それは短編集だけで長編は今までどおり浅羽さんのはずですよ。

浅羽さんのHPの掲示板
http://www66.tcup.com/6626/tenpika.html

66スレ違うかもしれないけど:2001/04/20(金) 17:16
セイヤーズってまだ長編残ってるんですか?
忙しい蜜月旅行はまだポケミスですよね?
67名無しのオプ:2001/04/20(金) 17:22
7月に出るというのが「大学祭の夜」で、「忙しい蜜月旅行」も訳すみたい。あといくつ残っているんだろう。
68名無しのオプ:2001/04/20(金) 19:24
>>49-50
「囮弁護士」って上田公子じゃないんだ?
しかも下手なのか・・・。
がっかりだな。

上の方に出てたけど、菊地光は確かに下手だと思う。
会話が絶望的に下手。
69名無しのオプ:2001/04/20(金) 20:21
>>52

同意
「君の若々しい筋肉を働かせ、手と膝を突いて四つんばいになり、シルクハットを〜」

ごめんなさい、これ以上読む気しません
私もハヤカワで探してみます
70Enigma:2001/04/20(金) 20:53
 以前ここでクリスティの『三幕の殺人』が話題になっていましたが、
ブック・オフでおすすめだという角川文庫(赤冬子訳)を見つけました。
 同じ店に創元と早川の文庫があったので最初の方を比べてみたのですが、
たしかに早川の田村隆一訳は、荒削りいうか雑な印象です。おまけに
チャールズ・カートライト卿が「チャールズ」になってるし。
 角川を探す価値は十分あるでしょう。
71名無しのオプ:2001/04/20(金) 23:28
東江一紀さんはフィリップ・カーの新潮文庫のは全部手がけてらっしゃった
と記憶してます。ベルリン三部作が読みたくて買ったんだけど、まだ積ん読
です。ソ連が舞台の屍肉はよかったです。
あと名前忘れたけど、ジェイムズ・エルロイ「キラー・オン・ザ・ロード」の
訳者さん。超かっこいい、とかの超をすっと使ってる文があって、うまいと
思った。主人公がムショにいる場面ですが、超がつくほど重い荷物をどうたら
って、まじめな本に超という言葉がこういう風にうまくつかわれてる本が
ほかにあるかな。田村隆一さんは早川文庫の夜明けのバンパイヤ、でした?
むかしマリ・クレールが読書特集をしたときに、若松シズコと云う人の
「小公女」岩波文庫が激賞されていました。いかがなものなのか興味大有り
です。
72名無しのオプ:2001/04/22(日) 03:09
小泉喜美子さんどうですか?
クレイグ・ライスの。
作品への愛を感じます。
73ドレミファ名無シド:2001/04/22(日) 10:37
>>66
浅羽のあとだったから
ポケミスはなんかがっかりだったな
74名無しのオプ:2001/05/02(水) 02:28
やっぱ超訳でしょ。
原書面白いと評判なんだから。
7574:2001/05/02(水) 02:31
原書より面白いと評判なんだから。
の、間違いでした。

76名無しのオプ:2001/05/02(水) 08:51
ええっと、田中のコミさんが好きでした。
77食いだおれさん:2001/05/02(水) 11:08
>>70
うんうん。赤さん、うまいよね。
少ししか訳なさってないのが残念。
クリスティは全作、赤さんで読みたいと思ったくらい。
78名無しのオプ:2001/05/04(金) 22:01
最近ミステリーに目覚めつつあるんですが、皆さんは
「グリーン家殺人事件」はどうしました?
今日は本屋でチェックしたんだけど、皆さんがおっしゃるように
井上勇氏の訳は受け入れられそうにない。。。
「僧正殺人事件」の方は集英社が出した最近のを買いました。
「グリーン・・」は我慢して読むか、やめておくべきか、それが問題だ。
79名無しのオプ:2001/05/04(金) 23:56
ロバート・クレイスをこの連休に読んだんだけど
高橋恭美子さんの訳がなかなか、小気味良くて良かったよ。
80背イヤー図:2001/05/05(土) 03:18
セイヤーズの「ピーター・ウィムジイ卿」シリーズ、残りは……

”Gaudy Night”大学祭の夜
   原書ではラテン語でプロポーズの応答がなされます。
   その昔、日本の高名な西洋古典学者であった高津春繁
   (こうずはるしげ)氏が
   「オックスフォード留学時代を彷彿とさせる」と愛読していた
   作品ですが、長らく未訳のまま。

”Busman's Honeymoon”ポケミスでのタイトル:忙しい蜜月旅行
   busman's holyday(バスの運転手の休暇、転じていつもやっていること
   と変わらない休暇のことを指す)に引っ掛けたタイトル。
   書誌的には、戯曲版が先に発表されていますが、、、

”Thrones, Dominations”座天使、主天使
   天使の位階では3番手・4番手。
    これが、書きかけのまま放置されており、後にジル・ペイトン・
   ウォルシュによって補筆され、完成したものです。
   ルース・レンデルがこの作品について「どこでセイヤーズが執筆を
   やめ、ウォルシュがどこから書き始めたのか、わからない」と
   言っています。合作そのものはうまくいったようですね。

ところで、先月出たセイヤーズの短編集の通しナンバー、
14番でしたね。10番が「ナイン・テイラーズ」ですので、
この長編3作がすべて文庫で読める日が来るという
メッセージでしょう。
81背イヤー図:2001/05/06(日) 00:21
80の訂正。
"Gaudy Night"中
(誤)長らく未訳のまま
(正)長らく絶版のまま
でした。初訳が戦前ですね。失礼しました。
82ミステリじゃないけど・・・:2001/05/06(日) 13:42
ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』はどうでしょ?
(翻訳どうこうではなく、名作ですが・・・)
83名無しのHM卿:2001/05/06(日) 13:45
丸谷才一さんの訳はどうですか?
創元推理文庫のポー全集とか。
(読んだことないけど・・・)

ところで、丸谷さんが旧かなを遣い始めたのは
いつからなのでしょうか?(最初から?)
84名無しのオプ:2001/05/06(日) 17:33
翻訳者さんにお願いしたい。
重さはポンドとかじゃなく、グラムにして。
長さはインチじゃなく、メートルにして。
無理な注文なのかな?雰囲気がこわれるとか。
85名無しのオプ:2001/05/06(日) 20:43
アルジャーノンは、翻訳のうまさも日本でも名作になれた原因だと思う。
86名無しのオプ:2001/05/07(月) 19:39
クラニーは翻訳だけはうまいと思う。
87名無しのオプ:2001/05/07(月) 21:54
翻訳者さんにお願いしたい。
通貨はドルとかじゃなく、円にして。
苗字はスミスじゃなく、山田にして。
無理な注文なのかな?雰囲気がこわれるとか。
88名無しのオプ:2001/05/07(月) 22:34
>85
感じ方は人それぞれなんですね。
個人的にはあまり日本語に馴染ませすぎるのは好きではないようです。
ポンドとかインチとかも、慣れてしまうと何となく分かるし。
子供の頃から翻訳物ばかり読んでいるせいかもしれないです。
私の方が少数派なのかなとも思った次第です。
89名無しのオプ:2001/05/08(火) 23:04
87さんの意見おもしろい。
むかし黒岩涙香が、ああ無情で、イヴォンヌを疣子(いぼこ)に
したみたいのですね。ふふ。
90名無しさん:2001/05/08(火) 23:08
ポンドインチ表示でもかまわないですから、
メートル法などに換算した注意書きをお願いしたい
91asahi:2001/05/10(木) 20:52
>18
自分も田口俊樹氏はうまいとおもうな。

徳間の方でS.ハンター訳しているひとはあんまし好きでないです。
誤字・脱字も多いし…。(オペレーターの問題?)
92ボブ・りー・スワガー:2001/05/10(木) 21:08
え?徳間でハンターが出てるの?詳しい情報キボンヌ
9391:2001/05/11(金) 21:28
ごめんなさい。徳間→扶桑社ミステリーのまちがいでっす。
94名無しのオプ:2001/05/31(木) 14:17
あげる
95名無しのオプ:2001/06/12(火) 12:27
age
96名無しのオプ:2001/06/24(日) 10:13
dat落ち防止age
| >>40 いまさらだが翻訳者としての星新一や菊地秀行については
| 誰も語らないのかい。
| いい訳者を挙げるのもいいが無自覚腐敗害毒翻訳者を挙げれば
| 地雷を踏みにくくなっていいと思うぜ。
| とりあえず飯田隆昭と富士川義之と志村正雄と河野一郎と
| 仁賀克雄と小倉多加志は誰か埋葬してくれないかね。
\_______ ________________________
     V
   ∧ ∧  ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ミ,,゚Д゚彡<サンリオのキリル・ボンフィリオリとピーター・ディキンスンのあれも腐臭が
ヽ .ミ    ミ  | してたな。これ書いたから板違いではないわな。
  ミ,,,,,,,,ミ   \_____________
98清涼飲尿水:2001/06/24(日) 11:11
>>97
富士川のダレル「トゥンク」「ヌンクァム」は文体がダルくてまいった。
誤訳もけっこうあったしな。

サンリオのキリル・ボンフィリオリは結構名訳と思ったぞ。難解なスインバーンの詩も
ちゃんとサマになってたし、アクロスティックもちゃんとこなしてたしな。
なぜ腐臭?
| >>98 なぜかいま『深き森は悪魔のにおい』が手元にあるから(笑)、
| ちょっと引用してみるね。26ページ。
| >セント・ヘリヤでは、ぼくの胃が消化液を準備していた
| >レストランは、やっぱり休みだった。
| これはちょっとなあ。でもまあいま読み返してみたらこの藤真沙さんの
| 翻訳は酷いレベルではないね。素直に訂正する。
| でもディキンスン『キングとジョーカー』は…130ページ。
| >だが、現実の人たちが現実の生活を営んでいる家庭というよりは、
| >むしろ取りすまして気取ったホテルに近い感じと、匂いのする
| >長い廊下を歩いて行きながら、彼女はすでに自分の身の上に
| >起こりつつある変化に気づきはじめていた。
| これは勘弁。
\_______ ________________________
     V
   ∧ ∧  ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ミ,,゚Д゚彡<ふと思ったんだけどこの二人の作家ってこの板でも
ヽ .ミ    ミ  | マイナー扱いなのかな?
  ミ,,,,,,,,ミ   \_____________
100名無しのオプ:2001/06/24(日) 16:00
昨日古本屋で買ったクリスティの牧師館殺人事件をよんでいたら
(訳注;**頁の記述と矛盾する)
とかいうのが所々に挿入されていて
ひどく萎えた。
昔はああいうのふつうだったの?
101名無しのオプ :2001/06/24(日) 16:52
>>100
原作の誤りに困惑した訳者の退避手段と思われ。
間違いをを見過ごしに出来ない几帳面さと矛盾の無いよう
改作することができない小心さのあらわれ。
102名無しのオプ:2001/06/24(日) 17:26
>>101
翻訳は改作しちゃいけないんだよ。
103Q:2001/06/24(日) 17:48
うまい人ではなく、まずいひと。
「ハンニバル」を読んだが、高見浩の訳文がどうにもまずい。
シュヴァールやプロンジーニを訳していた時はこんな事はなかった。
世の流れなのかもしれないが、やはり「キラキラ(それもカタカナで!)と輝く」や、
「ガシャンと大きな音をたてる」「ヤワではなかった」などと云う表現を、
文章を書くことで糧を得ているものが使うべきではないだろう。
例え半年世に出ることが遅くなっても、前回と同じく、
菊池光の訳文で読みたかった。
それとも通俗スリラーである内容と訳文のスタイルをあわせたのか?
せっかく待ちわびた小説が(期待はずれだったが)、
訳文のために門田泰明や西村寿行のテイストになってしまっては
仕方がない。

原書で本を読む時間と根気がほしい!
104名無しのオプ:2001/06/24(日) 17:57
>>102
でも、「明らかに著者のミスと思われる矛盾については訂正した」って
断り書きを何度か見たことあるけど。
105名無しのオプ:2001/06/24(日) 18:27
>>104
人名や地名、時間、距離くらいは直すらしいけど、
描写までには手を入れられないのですよ。
単語は直せても、文は直せないんです。
改作っていうと、作り替えちゃうように思えちゃうんで、
それは翻訳家はやってはいけないこと何で、ああ書きました
106Enigma:2001/06/24(日) 21:13
>>100
 「間違っているのは誤訳ではなく、原文の方」ってことでしょう。
 クロフツの『黄金の灰』には、3〜4ヶ所出てきた。
107名無しのオプ:2001/06/24(日) 22:26
>>105
ああ、確かにおいらの記憶にあるのは日付とかだったな。
レス、サンクス。
108名無しのオプ:2001/06/25(月) 11:30
>>105
大昔の人はものごっついデタラメをやっていたと
聞いたことがあります。改作どころか、創作。

にしても、単語を置き換えただけで翻訳ができるわけではなく。
109名無しのオプ
>>108
昔はすごかったらしいね(笑

最近柴田元幸や宮脇孝雄の翻訳に関する本読んだんだけど、
どっちも「基本は直訳」ってかいてあるんだよね。
ただ、この人たちの直訳はレベルが違った。
語順や文のリズムそのままで見事に日本語になっていた。
言葉の選び方というかセンスなんだろうなぁ。