アガサ・クリスティー

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1トンヌラ
とりあえず定番ということで一番インパクトのあったもの、
のめり込んでしまったものをあげて下さい
2名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/06/23(金) 13:35
「予告殺人」
こっから、ミスマープルにはまりました
3名無しさん:2000/06/23(金) 18:19
一番マープルが好き。マープルものでは火曜クラブかなぁ、やっぱ。
短編もののがいいよね。
ポアロはすんごいありがちだけどでもやっぱりオリエンタル急行。
終わり方も好きです。
あとはそして誰もいなくなったかな。すごいおもしろかった。
定番ものばかりあげてもうしわけないですが、他の方はどれなんだろ。
4名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/06/24(土) 00:20
私もミス・マープルが一番好き。
まずマープルものを全部集めて、それからポワロに手を伸ばしました。
マープルものでは「スリーピングマーダー」が一番すき、かな。
他のクリスティ作品にも言えることだけど、妙〜にトリックに
凝ったりせずに人間模様に焦点が当たっているところが好きなんだ
と思う。
あとお茶やお菓子、食事が美味しそうなところ(笑)。
5名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/06/24(土) 01:40
私はポアロ派。ポアロから入ったから。
小学生のときの「ABC」が最初で、「そして誰も〜」「スタイルズ荘」
「オリエント」「アクロイド」「ナイル」など、聞いたことのあるタイトルを読み漁った。
本がこんなに面白いものだとその時初めて知りました。マジで恩人。

定番じゃなさそうなので好きなのは「メソポタミアの殺人」かなぁ。
ストーリーもキャラクタも舞台も面白かった。
6加護@あいぼん:2000/06/24(土) 02:15
アガサ・クリスティーは、いろいろ読みましたけど
「そして誰もいなくなった」が一番印象に残っています。
「そして誰もいなくなった」は亜流の小説を数多く生み出しま
したけど本作を超える小説は読んだ事がないですね。
解決部分に多少無理が有るのが難ですけど。
7>4:2000/06/24(土) 05:22
ああ〜、解る。特にマープルものは、時代の様相が
すごく見えてくる所がいいよね、
あと、マープルしかり、ポアロしかり、時代の移り変わりに
いつも嘆いている所が好き。
8名無しさん@1周年:2000/06/24(土) 05:28
前にも書いたけど食べ物とか服装の描写がうまいね。
9名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/06/24(土) 07:54
ちょっと推理ものっぽくないけど「春にして君と別れ」
筆力の高さを再認識。
10名無しさん:2000/06/24(土) 11:24
4です。
私はポアロさんのドラマ(NHK)ではまりました。
受験生で午前中で帰れるのをいいことに毎日見てたなぁ。
11ねつてつ:2000/06/24(土) 11:36
何を最初に読んだかなあ…
確か、小学校の図書館にあった「ABC」が最初のはず。
で、中学の時に、創元の短編集を読むようになって、TVの映画で
「そして誰も」「オリエント」と見たな。
でも、その頃にはもう、早川あたりに手を出して、貪るように読んでた
ような…
とりあえず、創元の短編集で、1・2巻あたりを挙げとこう。
赤信号の話とか、かなり印象深い。
12珍念:2000/06/24(土) 13:35
私は小学生の時に小学館の「小学?年生」で読んだ、「何とか屋
ケンちゃん」。
ケンちゃんが誘拐される話なんだけど、あとで思い出して「うー
んあのトリックは鋭いぜ!!」と感心していた頃に「うぐいす荘」
読んだら、トリックが同じ。
あれはとてつもないインパクトがあった。
今、金田一少年経由で同じような経験をしている中学生は多いと
思う!
そのまんまじゃねえか!この、げろの中の白滝!なんつって。
13>12:2000/06/24(土) 15:51
おいらの記憶だと、ケンちゃんの家に強盗が押し入って、ケンちゃんと
妹、弟の三人が人質になるって話だったと思うけど。で、外の誰も
気づいてなかったのを、ケンちゃんが強盗の目の前で「あのトリック」を
使って知らせたと。
あと「赤髪連盟」のマンガとかもあったなあ。
クリスティのミステリーって二種類あると思うんだけど。

「そして誰も…」「アクロイド殺し」「オリエント急行」
などの、あくどいトリックでびっくりさせることだけ考えてる小説。

「予告殺人」「白昼の悪魔」「ナイルに死す」「愛国殺人」
などの、正統派の犯人当ての佳作。

俺としては後者のほうが好きなんだけど。
15名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/06/24(土) 17:08
題、忘れちゃった。
「エヴァンスなんとか」か「なんとかエヴァンス」。
「謎のエヴァンス」だっけかな。
ストーリも忘れたけど「面白かった」という記憶は強烈に残ってる。
ミステリー仕立ての冒険活劇だったような・・・。


16名無しさん@1周年:2000/06/24(土) 17:42
「なぜエヴァンスに頼まなかったのか?」←ハヤカワミステリ文庫
創元推理文庫では
「なぞのエヴァンス」
17名無しさん@1周年:2000/06/24(土) 17:59
ポアロの灰色の脳細胞うんちくでページ数かせいでるにゃ。
18>17:2000/06/24(土) 18:02
それは言わない や・く・そ・く
1915>16:2000/06/24(土) 18:44
ありがとう、そうでした。
わたしが「なぞのエヴァンス」、
友人が「なぜエヴァンスに頼まなかったのか?」を読んだんだった。
ああ、懐かしい。
20名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/06/24(土) 23:49
前にも書いたけど
ポアロ物、特にヘイスティングズが出る物が
好きです。
21名無しさん@1周年:2000/06/25(日) 04:14
さいきん立て続けによんでいるので。

「杉の棺」が面白かった
マープルでもポアロでも好きだけど
会話が読ませる。噂ばなしのシーンなんか特に面白い

「春にして君を離れ」は傑作だとおもうよ
22珍念:2000/06/25(日) 12:05
>13

うわーその通りかも知れない。
さし絵をちょっと覚えているけど、妹・弟
が確かにいたと思います。
有り難うございました。
2313>22:2000/06/25(日) 14:34
では同年代ですな(笑)
まあケンちゃんシリーズだから妹・弟がいるのは当然なんですが。
ケンちゃんの家が何屋だったかは忘れたけど、注文のことで肉屋さんに
電話しとかないと怪しまれるから、って理屈で犯人を説得したんだった
かな。おっと、ネタバレ寸前だけど、あんな昔の「小学○年生」を今ごろ
読み返す人もいないだろうから、まあいいか(笑)
>14

前者から入って、後者でハマルっていうのがパターンかも。
私はそうだった。
25珍念:2000/06/25(日) 20:29
>23

あなたの記憶力には大変たまげました。
きっとあなたのような方ならば、「うぐいす荘」
のトリックをとっさに実行できるのではないで
しょうか。
26沈んじゃったので:2000/06/25(日) 23:51
age
27えりん:2000/06/26(月) 01:36
中学生の学習雑誌では、「そして誰も・・・」のパクリがあった。
しかも「顔のない死体」トリックを使ってて、ちょっと感心した覚えが・・・。
初めて読んだ文庫本が『晩餐会の十三人』
29うぐいす荘:2000/06/28(水) 13:07
はじめて読んだときは時代の流れがちょっとうらめしかった。
だってうちの電話でやろうとしたら切れちゃうんですもの。

それはそうとみなさんのをみてひさしぶりに本棚をあさったんだけど、
読んでるわりにはきちんとそろってないんです。
それでこれを機に集め直そうと思ってるんですが、どこかオススメの出版社や
この翻訳者がいいっていうものあります?
クリスティの作品っていろんなとこからでてるから迷っちゃいまして。
30名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/06/28(水) 14:28
>29
わからん。
ただ、早川ミステリ文庫は全作品そろってるので、本棚に並べると壮観かも。
文庫ですぞ。ポケミスは、訳が古すぎて話にならん。
3129です:2000/06/29(木) 04:31
>30
ありがとうございます。
早川ミステリ文庫、90冊をこえてるみたい・・・。
そんなにあったのか。借りて読んでるときにはそこまで多いとは気付かなかったよ。
32>30、31:2000/06/29(木) 09:19
細かい話だが、ハヤカワは作品によっては若干文が抜けてたりするらしい。
まあ本筋に関係ない個所だろうから、気にすることもないと思うけど。
33名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/06/30(金) 02:30
誤訳と割愛。
海外作品につきものと思ってあきらめるしかないのでは?
34名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/06/30(金) 06:17
ポアロがかぼちゃの栽培をはじめたときは、
ちょっとがっかりしたなぁ・・・。
35名無しさん:2000/07/01(土) 10:00
映画化もされた検察側の証人
大どんでん返し法廷物の元祖かな
36若葉マーク:2000/07/09(日) 00:54
ミス・マープルなら「カリブ海の秘密」「ポケットにライ麦を」
ポアロなら「ホロー荘の殺人」「マギンティ夫人は死んだ」なんかが好き。
主人公の"らしさ"が出ているような気がする。
あと、向こうでも書いたけど、「謎のクイン氏」が、結構お気に入り。
37タマ:2000/07/11(火) 17:42
「ゼロ時間へ」行き当たりばったりなストーリーをかいてる
ミステリー作家にぐりぐりとおしつけたい。
あとは「殺人は容易だ」とか。
「親指のうずき」もいい感じ。
トミーとタペンスものはふたりが中年以降のものが
面白いと思うんですけど、どうでしょう?
「動く指」も好き好き。
ミーガンがきれいになるところが、ちょっといいです。
38>36:2000/07/12(水) 10:19
「ホロー荘」「ポケットにライ麦を」は終わり方が好き。
ミス・マープルものでは「復讐の女神」が一番好きかな。

ポアロでもミス・マープルでもない作品なら、
「無実はさいなむ」「ねじれた家」。
39若葉マーク:2000/07/16(日) 13:32
>38
私も「ホロー」と「ライ麦」は終わり方が好きなの。

「終わりなき夜に生まれつく」(だよね?)は、ロマンス小説チックだな
って思うわ。
40ポアロVSマープル :2000/10/12(木) 02:38
クリスティー10冊目ぐらいの初心者です。

最初ポアロのトリックに魅せられ、それからマープルの人間模様にはまり、
今はマープルが好き。

皆さんはいかがですか?
41名無しさん@セント・メアリ・ミード :2000/10/12(木) 21:55
過去の事件をさかのぼって解決する奴が好きかな。
「象は忘れない」「復讐の女神」あたり。

他は、「エッジウエア卿の死」とか。ラストの、犯人の手紙がまた・・・。
42名無しさん@1周年 :2000/10/13(金) 15:27
クリスティーを読んでいると、イギリス人の生活習慣などがわかって
おもしろい
たとえば、正式な晩餐は夜の九時ごろ、とか
朝のお茶、昼のお茶、そして夕方にもお茶する、とか(晩餐がおそいからね)

しか〜し
「エッジウェア卿の死」(晩餐会の十三人)のなかに
「彼女はコーヒーといり卵を注文した」
というくだりがあるが、
「コーヒーにいりたまごぉ。げげ」
と感じたのは、おいらだけかな(笑)

パーカー・パインものも好きです
43名無しさん@バートラムホテル :2000/10/13(金) 15:51
私も40さんのように「ポアロのトリックもの」→「マープルもの」と読み進めて、
その次に41さんの挙げたような「ポアロ・過去の事件シリーズ」に行きました。
これって大体書かれた時代順だと思うんですけど、読む順序としてもなじみやすい
ですね。
『五匹の子豚』も過去の事件もの、『ハロウィーン・パーティ』はちょっと変則な
過去ものか。

>>42
食べ物はTVドラマ(デビッド・スーシェの)からの印象が強いですね。
『クリスマス・プディングの冒険』で、プディングの中から指輪が出てくるシーンや、
『24羽の黒つぐみ』のパイ。
あと何といっても、ポアロがチョコレート食べるときの嬉しそうな顔……。
44名無しのオプ :2000/10/17(火) 11:25
どこかのスレで話題が出ていたアクロイドを読みました。(中村能三訳、昭和55年版)
翻訳物に慣れていないので読了に3日もかかった、、、。
でも、最後の2、3ページでは不覚にもちょっと泣いてしまいました。
トリックも犯人も知っていたにも関わらず。さすがクリスティー!
45名無しのオプ :2000/10/17(火) 23:37
「パディントン発4時50分」
ルーシー・アイレスバロウが理想の女性、って応えた男を知ってるが
自分も同意じゃ。
46名無しのオプ :2000/10/18(水) 11:20
厳密にはミステリじゃない、というか
クリスティ本流じゃないと思いますが
「春にして君と別れ」にうなりました。
なんか、ああいう細かい心理描写のいやらしさが
いい意味ですごいですねえ。
トリックが有れば人間は要らない、というのも一つの立場ですが
人間だけを書き込めてこそのトリックってこともあるんですねえ。
ハハオヤにすすめたのはいやみだっただらうか。
47名無しのオプ :2000/10/20(金) 00:21
プロファンの間では評価低いそうだけど、「ABC」が好き。
ラストのポワロの人情味がホロリとさせていい感じ。
っていうか、「ABC」の構成って今の新本格って踏襲しまくりって思うけど。
48名無しさん@1周年 :2000/10/20(金) 01:07
ミス・マープルものが好きだな。
やっぱり揃えるにはハヤカワがいいのかなぁ。図書館で見ると一番ちゃんと
揃ってる感じがするけど。
私が好きなのは「バートラム・ホテルにて」
ミステリとしてはいまいちかもしれないけど、あの「古き良き英国」の雰囲
気が一番伝わってくる。
49名無しさん@1周年 :2000/10/20(金) 01:12
五匹の子豚…丁度昨日読んだところです。
ついつい
「子豚は『ウィーウィーウィー』と啼いた」
などとつぶやいてしまいます。
「ブーブーブー」じゃないのがいいな。
50名無しのオプ :2000/10/20(金) 01:26
>>47
「プロファン」てどういう読者層かよく分からんけど、ABCは相当
良い出来でしょう。
ミッシングリンクものの元祖であるのは当然だけど、その他にサイコっぽい
ダミー犯人が出てきたり叙述トリックぽい描写があったり、とにかく
アイディアてんこもり。現代本格と比べて遜色なし。
一ジャンルの元祖って偉大だなあ、と思います。
51かぷりこ :2000/10/20(金) 02:51
クリスティーの短編てどーよ?
どれも消化しきれてない感じするんだけど。
52名無しのオプ :2000/10/20(金) 05:13
>>51
クイン氏ものはいいよ。
短編ならではの味があって。
ポアロやマープルのは出来不出来の差があるけどね、
モノによっては長編の習作っぽかったりするし。
ただ、トミーとタペンスの連作とか
短編としてのコンセプトがしっかりしたものは確実にいい。
53もぐもぐ名無しさん :2000/10/20(金) 08:11
私もポアロとマープルは長編がいいな。
ポアロが出て来るまでに一応それなりの話の経過があって、
いよいよ登場、というかんじで出て来るほうがいい。
クイン氏のキャラクターは短編に向いてるよね。

ところでいちばん印象的なシーンは、たしか「五匹の子豚」で
ポアロが過去の事件について話を聞く際に、ふと花の香りの香水?
を使う。事件のとき咲いていたその花の香りを嗅いで、相手は
忘れていたことまで思い出すという場面。
過去の事件ものが好きだし、この話は良かった。
54名無しのオプ :2000/10/20(金) 08:43
うーん、マープルは中学生くらいのときに火曜クラブを読んだのが
ハマったきっかけだから、私にとっては短編抜きでは語れないなあ。
これもコンセプトがしっかりしているうちに入る?。
55名無しのオプ :2000/10/20(金) 12:23
ポワロとヘイスティングズの仲良しっぷりにドギマギしていた私は
ここでは「帰れ!」といわれてしまうのでしょうか。
56名無しのオプ :2000/10/20(金) 17:59
とりあえず「アクロイド」と「オリエント」は
なんの情報も持ってない、まっさらな状態で読んだら、もっと楽しめた気がする。
いまさらだけど、ちょっともったいなかった。

ちなみに「ビッグ4」はダメ?
自分的には、これのナンバー・フォーが一番のお気に入りなんだけど。
57私は、 :2000/10/20(金) 19:10
「アクロイド」は犯人とトリックを知っていたからこそ楽しめました。
何も知らずに読んでたら壁に投げつけスレ行きだったかもしれない。
○○トリックに訳もなく憤りを感じてしまう駄目読者なのです。
5856 :2000/10/20(金) 19:51
「アクロイド」のトリック自体は、読む前には全く知らなかったのだが、
数日前に読んだ、東野「名探偵の掟」が、最大の誤算だった。
5952 :2000/10/20(金) 23:59
>>53-54
つーか、ポアロやマープルの短編て、
あとで長編化されてるものがけっこうあるっしょ。
そういうのはやっぱ未消化な感じっスよ。
なんにしろクリスティの短編集は晩年や死後に出た
寄せ集め系のがけっこうあるからひどいヤツはひどい。
『火曜クラブ』は中味よく覚えてないや。
60名無しのオプ :2000/10/21(土) 00:10
>>58
あー、あれかー。
確か、あのトリックを酷評してたよね。
61かぷりこ :2000/10/21(土) 00:33
なるほど。たぶんわたしの言う短編は寄せ集めのやつなのかもー。
それこそ壁に投げつけたくなったもん。
そして〜とかの長編から読みはじめたせいもあるかと思ってたけど
良いのもあるのねー。52さんに感謝。
ついでにオススメの短編を教えてー。ください。

62名無しさん :2000/10/21(土) 02:36
>55
ホームズなんかだとそういう話はよく聞くよね・・
しかしポアロはなあ。(そんなに仲良かったっけ?)

ポアロには生涯の女性がいたよね。
えーと名前度忘れしたけど、ドラなんとか公爵夫人。
それが悪女なんだよねたしか。いい設定だ。

私は映画も好きです。犯人わかってるんだけど、豪華キャストで
エンターテイメントに徹してつくられたのが多いから、面白い。
63名無しのオプ :2000/10/21(土) 14:19
ヴェラ・ロサコフ公爵夫人ね。
登場作品は
  『二重の手がかり』(短編)
  『ビッグ4』
  『ケルベロスの捕獲』(短編)
他にありましたっけ?
64名無しのオプ :2000/10/21(土) 14:45
>>56
うわー、ビッグ4ネタはそのうち振ろうと思ってたのに先越されたー!。

56さんがネタでオススメしてるのか、マジなのかが分からないのですが、
私にとっては、これは別の意味で大ケッサク作品です!。
流水大説というのが一番近い表現か……。

「クリスティを読みたい」という友人に、ギャグでこれを勧めたところ、
読み終えた後に一言。

「……ポアロって電波?」
6555 :2000/10/21(土) 15:39
>>62
本物のホモって意味じゃないです。
君たち現代の日本だったら完全にホモ扱いだよ。というくらいは仲良しかな、と。
ビッグ4でも二人は電波で通じ合ってる。(笑)
66名無しさん :2000/10/22(日) 03:58
>>65
でもヘイスティングスは結婚したから未遂(!?)に終わるんだよね。「ゴルフ場殺
人事件」だったかな。BBC作成のドラマの中では結婚せず、しかもシンデレラが双
子じゃなくなってたのには「そりゃねーだろ」です。
67名無しのオプ :2000/10/22(日) 09:30
>>66
それを言うならワトソンだって結婚してるけど(説によっては二回も)、その手の
噂は尽きないよ。

ポワロはよくヘイスティングスに「君は女性に甘い」云々と皮肉を言ってるけど、
あれが実はヤキモチ焼いてるんだったとしたら……。
68名無しのオプ:2000/10/23(月) 20:46
前は、ポアロものが一番と思ってたけど、久しぶりにいろいろ読み返したら
マーブルものの方が面白かった。

ところで、ちょっと疑問があるんですけど、クリスティの作品には、
「グラディス(グラッディス)」っつー名前の人が良く出てきませんか。
主要登場人物でなくて、ほとんど小間使いとかで、しかもあまり
賢くない役だったりするんだけど・・・。
最近は、ついつい「グラディス探し」をしてしまいます。
69名無しのオプ:2000/10/24(火) 01:40
ハヤカワシリーズを頭から順に読んだ。
「ねじれた家」は、途中で犯人が判ったものの、動機だけが判らず、
ラストを読んでひっくり返った。
最近読み返して、タイムリーかも…と思った。
70名無しのオプ:2000/10/24(火) 04:10
>>61
お勧めの短編集。
『ヘラクレスの冒険』(エルキュール・ポアロ)
『おしどり探偵』(トミーとタペンス)
『謎のクイン氏』(クイン氏)
『火曜クラブ』(ミス・マープル)
ってトコで、どうスか?
コレは全部ハヤカワミステリ文庫。
久しぶりに読み返してみましたが、
『ヘラクレスの冒険』は若干訳がつらいかも。
『火曜クラブ』は完全に中味忘れてたから、
初読のように楽しかった(笑)。
この4冊は一冊の本として構成がしっかりしてて、
私は好きなのですが、いかがでしょう?
71かぷりこ:2000/10/24(火) 07:50
おおう。どうもありがとうございます。
ヘラクレスとおしどりは読んだことありますが(忘れてるけど)、
クイン氏とマープルのは手を付けたことないのでー。
短編でもシリーズ物のほうが良いみたいですね。
マープルは敬遠してたけど、ここ見てたら興味わいてきたです。
72名無しさん:2000/10/26(木) 06:36
>>70
ヘラクレスの冒険ってどんなお話です?
エルキュールってスペルはヘラクレスでしょ?
ポワロの冒険ってことですか?
どの短編集に入ってるのでしょうか?
73名無しさん@1周年:2000/10/26(木) 07:49
>72
70ではありませんが、ポアロが引退しようと決意したときに、ヘラクレス
の冒険にちなんだ事件をその数だけこなしそう、と決めたときから話が始ま
ります。
もっともポアロ自身はギリシャ神話の世界観はお気に召さなかったようです
が…
74名無しさん:2000/10/27(金) 04:59
>>73
そうなんですか。ありがとうございます。
ポワロが気に入るならストーリーから人物の性格描写まですべて統一されてないと
ダメなんでしょうね。少しでも不整合が出たらきっと憤慨するんでしょう。神話に
それを求めるのはムリでしょうから結果は見えてますね。
75名無しさん:2000/10/29(日) 02:21
さりげなく愛のキューピッドなポアロ
76名無しのオプ:2000/10/29(日) 03:04
「オリエント号〜」でポアロは犯人を架空の人物にしていたが果たしてそれでよかったのだろうか?
77名無しのオプ:2000/10/29(日) 05:02
>>76
自分的には「是」
杓子定規ではない正義(?)もいいと思う。

それでも「カーテン」が衝撃的だった(笑)
78浅倉さん:2000/10/29(日) 13:37
>>76.>>77
でもさあ、「どんなことであれ、私は犯罪を是認することはできない」とか言って無かったけ?ポアロ
79>78:2000/10/29(日) 15:48
だから、死ななきゃならなかったんだろ。
彼の性格ゆえ、だね。
80浅倉さん:2000/10/29(日) 18:29
>>79
ちゃうちゃう、78は「オリエント」のこと
「カーテン」に関してはそのとおりだと思うけど、
西村京太郎のカーテン論が自分的にはおもしろかったよ
81奥さまは名無しさん:2000/10/30(月) 01:15
最近日本のミステリーがあまりにひどいので、
クリスティとかクィーンを読み返しています。
本当にいいですね。あの頃は。
82名無しさん:2000/10/31(火) 08:27
私は…現代の日本が舞台だと、動機やらなにやらに「こんなことってあるのか?」
といちいち思ってしまうから…あと、出てくる女の人がみんなオタクの理想形ぽく
て受け付けないんだなあ。だから、外国の、ひとむかし前のミステリがいちばん
読みやすいです。

西村京太郎の「カーテン論」てなにで読めるのですか?
昔「名探偵に〜」シリーズてあったよね。世界の名探偵が一堂に会して事件の
謎解きするやつ。今考えると意外なもん書いてるのね。
83かぷりこ:2000/11/02(木) 04:39
ああ、それはあるかもー>現代日本が舞台
非現実的な(昔とか洋館とか)ほうが受け入れやすい。
洋もの探偵でもハードボイルド苦手なわたしが好きなのは
食いしん坊の巨漢だし。。。ネロ・ウルフ知名度はどうなのかしら。
84名無しのオプ:2000/11/02(木) 13:20
『ポアロのクリスマス』が良い
クリスティらしからぬ血みどろの事件
だが、じつは・・・って奴
85名無しのオプ:2000/11/03(金) 14:42
ハヤカワミステリ文庫のクリスティーのカバーデザインを
すべて手がけられた真鍋博さん、亡くなられたそうですね。
86浅倉さん:2000/11/04(土) 01:13
>>82
書き方悪かったね、ごめん。
作品「名探偵に乾杯」の中で語られたカーテン論のことです
といっても、この本の三分の一がカーテン論なんだけどね
たしか中学生の頃読んだんだけど、いきなり「ポワロは実は
◯◯に殺されたんだ」とか出てきてショックだったね。
でもさ、「カーテン」が作中作で、その後ろに
この解釈の部分があったとしても十分通用するのがとても恐かった

で、そこから考証学的ミステリー読者になっちゃった
87名無し@ぶりゅえ:2000/11/04(土) 21:23
結構「春にして君を離れ」好きな人いるなー。
後味悪いんだけどね。でも面白いよね。推理小説じゃないんだけどさ。
栗本薫=中島梓が絶賛とかいう帯は余計だよ・・・と思うけど。
88塾長:2000/11/05(日) 22:48
「葬儀を終えて」以降のポアロものっていまいちだと思いませんか?
特に「複数の時計」は人物関係が難解な上に、目玉である時計のトリックも
大したことがなかったように思えるのですが。
89名無しのオプ:2000/11/05(日) 23:17
>88
同意しかねます
90名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/07(火) 11:26
「ゴルフ場」「スタイルズ荘」「カーテン」が好きなおいらにおすすめのポワロ作品を紹介してください。
でびっどすーしえとかるろすごーん似すぎ
91名無しのオプ:2000/11/08(水) 13:52
少女趣味といわれるかもしれませんが「茶色の服の男」「死への旅」など
若い女性が活躍する本が好きです。トミーとタッペンスも若い時の方が…。
92名無しのオプ:2000/11/08(水) 14:54
ここでの話題に触発され、いまクリスティーの短編を
片っ端から読んでいるところなのだが、
読み返すのが5度目か6度目のはずの『謎のクイン氏』
中の一編でポアロがカメオ出演しているのを発見、
ショックを受ける。こ、これはひょっとしてポアロの
ほうでもこのシーンを描いた短編があるのか?
っつーか、なんでいままで気付かなかったんだ>オレ
93塾長:2000/11/12(日) 01:36
>89
私が期待し過ぎてたんでしょうかね。
94名無しのオプ:2000/11/12(日) 02:11
93さん
私は後期はマープル物の方が面白い様な気がします
本格トリックよりも人間心理トリックになっていって
ポアロ物よりマープル物の方が向いて来たのかも

「複数の時計」すきですが
&「杉の棺」の心理トリックはポアロ物でも秀逸だと
思いますが
95塾長:2000/11/12(日) 21:36
>94
そうですか。実は私マープルもの全然読んでないんですよね。
やっとポアロものを読み終えたところで。
「杉の柩」はポアロもので一番好きです。
作品の構成といい登場人物の心理描写といい素晴らしいの一言ですね。
「複数の時計」に関しては私の読みが浅いのかもしれません。
マープルものを読破したらまた読み返してみます。
96名無しのオプ:2000/11/12(日) 21:58
>95
横レスですけど、いや、読み方が浅いなんてことはないと思いますよ。
けっして傑作ではないですし(笑)でも、クリスティファンって、ポア
ロ物から入ったけどマープルのほうが好きになった、っていう人多いで
すよね。自分もそう。あの、会話会話で一見だらだら淡々と書いていっ
て、だけど最後まで読んだら面白い、っていう行き方では、マープルの
ほうが本領発揮できますもんね。
97名無しのオプ:2000/11/13(月) 06:49
私は若い(小学生〜高校生)頃に 一度全部読んだのですが
若い頃はマープル物って ピンとこなくて
熱血ポアロ物 FANだったのですが
有る程度大人になって 読み返したら マープル物の方がが好きになった
女になったんだなあ〜と 思ったモノです(笑)
98マジレス#11th:2000/11/13(月) 14:25
藤原宰太郎だったっけ??
中学生の頃、彼の本で「オリエント」と「アクロイド」のネタ晴らしをやってるのを
読んじゃった。他のミステリーについても、ネタバラシまくり。
あれ以来、ミステリー関係のガイド本には絶対手が出せなくなった…。

今まで出てない作品で気に入ってるのは「鏡は横にひびわれて」。
女じゃないと書けないと思った。
99名無しさん@田舎おっぱい。:2000/11/13(月) 20:42
>>98
同じのを読んだかも知れん。
最悪だったのは“意外な犯人ベスト10”と題して
『黄色い部屋の謎』や『モルグ街の殺人』をはじめ
歴史的名作の犯人を片っ端から…
100名無しのオプ:2000/11/13(月) 21:38
「アクロイド」なんて、ネタバレ無しで読む人の方が少ない
ような気がする。
オレはもちろんネタバレ組。
101名無しのオプ:2000/11/13(月) 21:41
>100
俺、中学のとき何も知らないで読んで「あっ!」って
声出して驚いた。なんて幸せ者なんだ〜。
102名無しさん@田舎おっぱい。:2000/11/13(月) 21:42
>>100
“フェアかアンフェアか?”という煽り文句で…
103名無しのオプ:2000/11/13(月) 21:44
>102
そのHNは・・・
104考える名無しさん:2000/11/15(水) 17:40
クリスティーはほぼ全部よんでるけど、長編は結構ワンパターンやなー、5匹の子豚が一番クリスティーの良さが出てるんちゃうか、無実はさいなむもええなー、短編だとルーレット係の魂がええなー、そして誰もいなくなったは映画のほうがおもろいなー。
105名無しのオプ:2000/11/15(水) 19:01
「アクロイド」は私も藤原宰太郎大先生のお蔭で知ってしまってから
読んだ。でも最後のポアロが犯人を問い詰める時体中が震えたよ。
106名無しのオプ:2000/11/15(水) 20:48
>104
『五匹の子豚』がええって人、けっこうおるで。
どっちかというと玄人受けする作品やな。(←エセ関西弁)
107名無しさん@田舎おっぱい。:2000/11/16(木) 03:13
思えばこのクリスティースレッドって、立っては消え立っては消え…。
そのたんびに書いているのだが、『ねじれた家』は泣ける。
108名無しのオプ:2000/11/17(金) 22:21
今何気なく過去ログ見てたらメニューの一番下のとこに前スレ残ってました。
まあ別にかまわないですけどね。
109名無しさん@1周年:2000/11/25(土) 23:35
age
110名無しさん@田舎おっぱい。:2000/11/26(日) 00:00
ポアロものを読む時、
昔はピーター・ユスチノフの顔を思い浮かべながら読んでたけど、
最近ではすっかりデビッド・スーシェに替わりました。
111名無しのオプ:2000/11/27(月) 16:43
今日「アクロイド殺し」を読みました。
私もネタバレ派でしたが。でもやっぱり面白
かったです。
112名無しのオプ:2000/11/27(月) 17:42
>>107
『ねじれた家』は泣ける発言、過去に何度も見た気がするよ。
113名無しのオプ:2000/11/28(火) 21:08
最初に読んだアガサが「ナイルに死す」
読んだ後、今まで読んだ推理小説は何だったんだって思った。
アガサに見事に弄ばれたって感じた。
最初がこの作品じゃなかったら、他のアガサ作品を読むことも無かったかもしれない。
114名無しのオプ:2000/11/28(火) 22:19
聞いた話なんですが、とあるマンガ家が子供の頃、
予備知識皆無でアクロイド読んだら、ラストで恐くて震えが来たそうです。
羨ましい。
115ぽぽろん:2000/11/30(木) 01:15
ミス・マープルシリーズが好きです。
全然関係ないように思えるセントメアリーミードの小さな出来事の話を
延々としながら(保健婦がどうした、お手伝いがこうした、等)
編物をほどく様に事件を解決してしまう所が良いですね。
ちょっととぼけた感じの甥っこレイモンドもいい味出してます。
ポアロはちょっと苦手。うんちくがちょっと…。
推理ものとして、というよりも設定が変わっていて面白いと思うのは
パーカー・パイン。今でいうと便利屋みたいなものなのかな。
1時間の連続ドラマにしやすそうな設定。
クリスティの作品で一番好きなのは「ナイルに死す」面白い!
エジプトが大好きっていうのもありますけどね。
116名無しのオプ:2000/12/03(日) 05:04
私は好きなモノがクリスティに多いので1本には絞れないんですけど
「バートラム・ホテルにて」のホテルの雰囲気がすごく好きで
何度も読み返してしまいました クリスティ物によく出てくる
「お金があるウチはよくしてくれる男がいる」っていう
男性観って凄まじいなあ〜と思ってしまう。
117名無しのオプ:2000/12/06(水) 01:18
クリスティーの美しい文体にほれぼれしてしまいます。
一冊自分で訳してみようと思うのですが、何かおすすめのものはありませんか?
118名無しのオプ:2001/02/02(金) 13:29
救出age
119名無しのオプ:2001/02/02(金) 14:33
救出ageに便乗。
>>117
中学の頃、「バートラム・ホテル」のペーパーバックの翻訳に挑んで
砕け散ったのを思い出した。いや、今でも無理なんだけどね・・・。
120名無しのオプ
あ、ここにもアガサスレあるのね。
俺もマープルシリーズ大好きです。まだ、アガサ歴1年も立ってないけど。
今は、マープルを読破してしまうのがあまりに惜しいので先にポアロやその他の話を読んでます(^^;。

で、今年の正月にネタバレなしでアクロイド読みました。
でも、実はそんなに「あっ!」って感じじゃなかったんですよね。
ポアロが毎度のように関係者を集めて講釈垂れる場面で大体の推測が着いちゃって。
それよりも、後で復読する方が楽しみが多かった。
なんか、「もう一回最初から読もう」ってすんなり思わせてくれるような本ですよね。

もう一個のスレをageてしまったので、こちらはsageで。