552 :
名無しのオプ:
市川崑は「人間が必死になっている時っていうのは、本人には悲劇でも
周りからは喜劇にしか見えないことがある」っていうスタンスが基底にあって
死とか死体とかっていうものもその延長上で描くことがあるんじゃないか。
(ポーリン・ケイル女史の「細雪」評がいきなりそういう話から始まっていて
ビビったなあ。プロは凄いわ)
それと市川監督もミステリマニアだから、横溝を読んでいてその華やかな
死体とか首取りとかに、横溝氏が大好きだった歌舞伎の感覚を見つけたのかも
しれないななどとも思う。それを忠実に再現するとああいう描写になるとか。
歌舞伎って時代ものやある種の世話ものなんかに、殺しや死体などの扱いを
華やかかつ脳天気に「見せ物」にしちゃうっていう、突き抜けたところがある。
横溝正史の作風をやれ草双紙だのと言う人が多いけど、メインはやっぱり歌舞伎
じゃないかと思えてしまう。首を取って人を違えて見せるとか綺麗な着物を着た
娘の死体を派手に見せるとか、御本人の言葉でいえば 「ホーカス・ポーカス、
ハンキー・パンキーの大宝庫」 なのが歌舞伎ってものだから。
553 :
名無しのオプ:2012/07/07(土) 14:00:07.95 ID:+D0vqwNL
草双紙か歌舞伎かと明瞭に分ける必要もないんじゃないかな
草双紙も歌舞伎も浮世絵も(出版も演劇も美術も)現代より
もっとからみあって影響しあってたでしょうし
横溝正史はそのあたりの知識感覚をかなり取り入れてたってことで
554 :
名無しのオプ:2012/07/07(土) 15:10:16.53 ID:z5dtXNbn
ああ、それは間違いないと思う。横溝正史が幼少期以来草双紙の類を、
赤本黒本なんかで直接読んでいたのは間違いないし、人形浄瑠璃やら
歌舞伎やらといわばメディアミックスしていた部分もあったろうし。
ただ「生首」とか「美しい死体」なんかを一種突き放して見せてくれるのは
子供が感情移入して一代悲劇とか壮大なロマンとして読み込む青本とかより
大人が酒かっくらいながら見ていた歌舞伎じゃないかという気がするのと、
あとは中島河太郎の解説なんかで「草双紙の影響がそのままストレートに
戦後の諸作品のカラーに現れている」と思い込んでいる部分があるのかも
知れないけど、あの頃だとむしろ歌舞伎の方が直接影響を与えやすい位置に
あったんじゃないのかなという気がするので、ついつい強調してしまいました。
555 :
名無しのオプ:2012/07/07(土) 17:06:42.21 ID:hQY/vsve
首を斬るのが好きなのは、子どもの時に読んだホームズもの「六つのナポレオン」の翻案が、
首斬り死体に改変されていたことが尾を引いている。
死体のオブジェ化は、横溝正史が職業作家になる以前に乱歩がさんざんやっていて、
順序から言うと、まず乱歩の真似から入って、
クイーンやらカーやらクリスティやらを読んで、
そこに合理性を織り込んでいった、という流れ。
556 :
名無しのオプ:2012/07/07(土) 18:34:32.78 ID:a1Uz/ORh
滑稽な死体、異様な死体、華やかな死体、ありえない死体、奇想天外な死体などを、
読者の眼前に突き出して
読者を妖しい夢(悪夢だが)の世界へ誘い込んでおいて、
そのあとで論理によって夢をぶち壊し、読者の目を覚めさせる
そこが本格と新本格の魅力だと私は勝手に思ってます
横溝さんの「湖面に足が二本にょっきり逆さに生えている」なんて、
まさに悪夢以外のなにものでもなく、
読者はこの世ならぬ妖しい世界に迷い込んだ気分になるけど、、
なんで犯人はそんなことをしたのかを合理的に説明されると魔法は解ける
余談だけど
乱歩さんの探偵小説の場合、悪夢や魔法が解けないまま終わってるのが結構多い気がする
(初期の作品を除いで破たんしてるのが多い。
でも読者は乱歩さんの作り出す妖しい世界に浸れるだけで満足なんでしょうね。
推理好きな私は満足できないが)
557 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/07(土) 19:08:04.32 ID:KNIy5C7f
>読んでみたら文体は読みやすいし
>明るいカラーだし、
前半は成程感ありだが、後半は要説明だな。
本陣、獄門、手毬唄、笛等々の代表作だけ見ても、
とてもじゃないが、明るいカラーとは言い難い。
女王蜂なんかは少女漫画好きとかに受けそうではあるが。
歌舞伎ねただと、早期に文庫化されていた「幽霊座」の品切れ状態は
納得がゆかないところだ。
東京を舞台にした横溝流怪奇探偵小説の数少ない成功例。
558 :
名無しのオプ:2012/07/07(土) 19:14:47.47 ID:yXzrpSqp
見事な論考で締めくくったね。
559 :
名無しのオプ:2012/07/07(土) 21:10:22.28 ID:/hM3KLsY
和田辞めろ
560 :
名無しのオプ:2012/07/07(土) 22:33:01.47 ID:z/vjNbDd
この程度で論考かよw
561 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 06:51:50.20 ID:d1lLF8DU
他人の感想に対して、ちょっとばかり逆のことを言うのが、
「論」じたり「考」えたりしてるんだと思わなきゃ、生きていけない人なんだから仕方がない。
562 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 09:11:03.19 ID:RU7oumKf
しかも
>>546が「若い読者がブログでこうつぶやいている」というのにインネンつけて
どうしてそうなるのか説明しろ、だものな
>>546のレスさえまともに理解できないアホだと自己宣伝してどうするんだろう
563 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 09:34:51.12 ID:79xdqD8e
しかし市川崑の死体の描き方から始まって、死体のオブジェ化の歴史や草双紙と
歌舞伎や浮世絵の関わりまで論じられているのに、わざわさせ割り込んできて言うことが
>歌舞伎ねただと、早期に文庫化されていた「幽霊座」の品切れ状態は
>納得がゆかないところだ
だけなんだから、「僕は教養がないので話についていけませーん」と大声で騒いでいる
みたいなもんだ。「締めくくった」のは自分の首だろう。
だいたいついこのあいだ、同じこのスレで
>それに俺は、基本、「内容が面白いか否か」しか興味がない
と豪語して版や表紙について論じる人をバカにしていた人間の言うことかね。
ほんと一貫性のカケラもない行き当たりばったり人生しか送れないんだなww
564 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 10:35:17.56 ID:4bT51nuY
でも、死体損壊描写がエグイと、正直、今の時代では受け入れられない気がするな。最近の推理作品は、あまりその辺の描写はハードじゃないでしょう?
横溝ブームの時と、今とでは、残酷描写の許容が違っているのかな?
あぼーん
566 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 11:26:51.35 ID:79xdqD8e
567 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 11:35:51.00 ID:79xdqD8e
>>564 今でも歌舞伎なんかだと、いたいけな子供の首をすり替えて別人に見せるなんて話が
名作として毎月のように上演されているし、主役がエイッと刀を振るうと無頼漢たちの
足が取れたり腕がなくなったり、顔が取れて逃げて行くなんていう場面がバーバル・
ギャグみたいに描かれているものが少なくないんだよ。
ただ日常接するテレビが思いっきり軟弱なメディアになっちゃっていて、それを基本に
している世代が多くなってきているから。70年代頃はテレビはホームドラマから子供向け
番組まで、流血や死体損壊はかなり大っぴらだったものだけど、いまではPCゲームや
深夜アニメにまで規制がかかるご時世。
もっとも小説などではかつての「言葉狩り」も落ち着いてきて、旧作の「差別表現」と
されてきた言葉も平気で刊行されるようになったし、CSによる昔の作品の再放送に
触発されている若い世代も多い。昔の大河ドラマのハードさに目を開かされている
新規のファンも多いみたいで、メディアルネサンスがちょっとは期待できるかも。
568 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 11:54:39.29 ID:4bT51nuY
特に問題なのは、地上波放送ですよね。CSや歌舞伎の様な舞台では、残酷描写もOKでしょうが。
最近だと、ドラマの『ストロベリーナイト』で、電車横転人間半割れなんていうエグイ内容がありましたが直接描写を避け、上手く表現されていました。
569 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 13:14:37.84 ID:yVSQeq4Q
>>564 表向きというかテレビで、
ちょっとしたエロもグロも残酷なのも一切ダメ!ってなっちゃったから、
今の時代は残酷なのが苦手な人が多くなったように感じられるかもしれないけど、
実際は小説や映画やアニメや漫画やゲームでは残酷ものはのいくらでもあって、
そこそこ受けているので、
昔も今も残酷なものが平気な人・嫌う人の割合は変わりはないと思う
570 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 13:47:37.23 ID:PnfUUaKD
元禄御畳奉行の日記なんか読むと、小塚原刑場にさらし首見物に
行ったあとに蕎麦屋に入って雑談したりしている。
歌舞伎全盛期の庶民の死体に関する感覚は今と全然違うね。
メディアの描写限度と直接つながらないかもしれないけど、
現代人は大人も子供も現実世界ではめったに死体を(動物のでさえ)
見なくなっちゃった。ここ数十年のことだと思うけど。
571 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 13:54:47.83 ID:4bT51nuY
東日本大震災でも、海外メディアは遺体を放送したらしいですけど、日本の主要メディアは、それをしませんでしたね。
でも、欧米ではフィクションでも、横溝遺体展示は地上波放送は不可能かな?
572 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 17:20:07.51 ID:IbJVNZ5+
>>570 > 歌舞伎全盛期の庶民の死体に関する感覚は今と全然違うね。
武家と町人では感覚が違ったと思う。
573 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 17:35:47.24 ID:PnfUUaKD
武家は基本は戦士だから、当然意識的に死体を日常視してたろうね
それでも江戸初期はともかく、中期以降はほとんど町人と同じだったらしい
(ソースは大江戸死体考など)
その頃の感覚が歌舞伎の死体のオブジェ化のセンスの基になってるのだろうし
そのセンスは横溝正史の作品に取り入れられてるってのは間違いじゃないだろうね。
オブジェ化されてるからこそ、現実の死体がタブー視されてる現代人にも
あまり抵抗なく読めるんだと思う。
574 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 19:41:15.40 ID:VWvllQtZ
>>552 >>554 若くして亡くなったお兄さんに連れられて歌舞伎とかよく見てたらしいね。
そのお兄さんの死も横溝先生の死生観に大きく影響してるとか。
575 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 20:21:41.25 ID:d1lLF8DU
横溝正史本人は歌舞伎をトリックの宝庫として捉らえているね(『横溝正史読本』中の「忠臣蔵とカー」)。
576 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 22:28:57.55 ID:XrPjd0xc
こちらの皆様は、色々博識ですね。
横溝先生は、歌舞伎がお好きだったんですか。
今、少しずつ犬神家を読んでいます。一地方を支配する家って、凄いです。
金田一さんではありませんが、読む時に登場人物を書き出して読んでいます。
獄門島もでしたけれど、怖いだけでは無いですね。
577 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 23:54:40.81 ID:PnfUUaKD
>>574 早逝で博識で教養深い兄がメンターてのは黒澤明とおなじだね
578 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/09(月) 00:15:23.25 ID:EU4fw0Dr
テレビオタ乱入、荒らし中?
いつの間にか、横溝御大の話題とはかけ離れたものになっているぜよ。
しかも、とうに語り尽くされたような「テレビドラマの軟弱化」というた
問題が、今更、意気がって語られているような始末(w
俺は、久々に「白と黒」を再読中。
うーん、御大が長期に渡り筆をおいた時期があるのは、年齢の関係もある
だろうが、いわゆる社会派ミステリの隆盛とかでなく、
都市舞台の現代ミステリにアンマッチだったせいだと再確認できた。
ジョン好きな御大ゆえ、「笑う後家」(ただし舞台は田園)のネタを
あえて団地に持って来たりと、色々工夫はされているのだが、
結局、犯人既知だと、魅力に乏しいあざとさが目立つ作になっているという
感あり。
579 :
名無しのオプ:2012/07/09(月) 00:23:18.13 ID:vbawSK0w
580 :
名無しのオプ:2012/07/09(月) 00:28:04.20 ID:vbawSK0w
しかし、
>>549-575が「横溝御大の話題とはかけ離れたもの」というのも
物凄いアキメ○ラぶりだなww
ほんとに他人のスレは読める単語だけ拾って読んでるとしか思えないわ。
まあ他人の書き込みの三分の一も理解できない頭しかないのはここ数日の
各スレの現状だけでもハッキリわかってしまうことなんだけどw
581 :
名無しのオプ:2012/07/09(月) 02:08:11.68 ID:bxXXz3YF
>>577 横溝家は決してお金持ちではなかったので、博識で教養深い兄、とは言い難い。
歌舞伎も近所の芝居小屋で見た程度。
上京後は本式の歌舞伎も見ただろうけど。
『女王蜂』なんか歌舞伎座を事件の舞台にしてるしね。
582 :
名無しのオプ:2012/07/09(月) 08:59:25.17 ID:3a9+mWw0
>>580 うち551は前科を持つせいで就職できない愛知のぷららだから
「横溝御大の話題とはかけ離れたもの」だけどねw
583 :
名無しのオプ:2012/07/09(月) 09:58:46.94 ID:dEJ08jBp
>>581 なるほど
黒澤の兄貴も弁士ということで、別に金持ちじゃないしね
584 :
名無しのオプ:2012/07/09(月) 12:30:40.23 ID:Fr9o7byH
歌舞伎なんて庶民の娯楽以外の何物でもない
実際に観劇してみたら分かるよ
歌舞伎ってのはもともと低俗なものなんだよ
(決して悪口ではない)
それは近所の芝居小屋だろうが東京の歌舞伎座だろうが同じこと
585 :
名無しのオプ:2012/07/09(月) 13:54:10.51 ID:vTGO6kfg
書斎は自分が話題の中心になれないと嫌なんだろうな
586 :
名無しのオプ:2012/07/09(月) 13:58:57.70 ID:dEJ08jBp
馬鹿にされたりあきれられてるだけで中心になったことなど無いけどなw
全く話について来られないのはいつものことだが、
口を挟むことさえできないので、スレ違い!と発狂してるだけだよ
クリスティスレでグルメ話になった時もそうだった
あぼーん
588 :
名無しのオプ:2012/07/09(月) 16:14:20.89 ID:vbawSK0w
>>586 ああ、あったねえw
話のレベルにまったく付いていけないんで「このスレには食いしん坊万歳が多いのか」
なんていうつっまらない文句でせせら笑って必死に見下そうとしていたね。
それなのにグルメ話がさらに続くと我慢できなくなって参加しようとする。
一度虚勢を張ったなら最後まで張り通せばいいのに、書斎は絶対にそれが出来ない。
しかも言うことが「昔はプディングっていうのはプリンとは知らなかった」とかの
小学生みたいな話で、そんなみっともない見栄を張っているうちに、例の
「ポワロは健啖家だが美食家というほどではない。ステーキがあれば納得する」
なんてバカ発言かまして笑い物に拍車をかけるんだよな。
いまも全くおんなじことをして成長のなさというか進歩の無さを見せてるけど。
589 :
名無しのオプ:2012/07/09(月) 16:50:45.35 ID:hjYU2nFg
杉本氏の原画展が話題になっているときもそう。
「作品が面白いかつまらないかにしか興味がない」と言い放っていたくせに
話がずうっと続いたら口を挟みだした。
590 :
名無しのオプ:2012/07/09(月) 16:57:23.58 ID:vbawSK0w
話の流れを読んで気のきいた事をコソッと語ったりすれば
「おや、書斎も少しは分かってる部分もあるのかな?」
と思わせられるかもしれないのに、自分の「見識」を見せつけようと
ただただ焦りまくってあとさき顧みられないから、もうとっくに語られた
話題を、流れを無視してそれも
「全くお前らはダメだな」
という人を見下した態度を必死に取り繕って、ふんぞり返って書き込むから
笑い物に拍車がかかるんだよね。
先天的な巧まざるマゾ体質としか思えないわ。
591 :
名無しのオプ:2012/07/09(月) 20:25:41.17 ID:c+608e0c
悪魔の降誕祭も女怪も霧の山荘もおもしれえ
金田一へのスポットの当たり方が強いのも珍しいし
592 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/09(月) 23:17:40.96 ID:P3s68T/a
歌舞伎ネタで荒らせると見ているようだな(w
そして結論は、.
>>584というありふれたものとは・・・
こんな事は出雲阿国の時代から常識でしょ。
「白と黒」読了。
うーん、「その後」が気になるキャラが多いのだが、
(特に由起子ちゃん)、謎は全て解かれたし、
御大にとっては「それら」に一々言及するのは、正に蛇足に過ぎないの
でしょうな。
結局、人間ドラマには興が薄いプロ中のプロなミステリ作家という感あり。
593 :
名無しのオプ:2012/07/09(月) 23:43:37.65 ID:qWXQwwNN
横溝の歌舞伎からの影響をみなが論じて自分が着いて行けないから荒らしだって
みんなが言ってる通りの反応をして自分で証明してどうするww
さすがに日本人には観劇の習慣がないと言っただけのことはあるな
観劇の習慣がないのは、お前だけだっての
594 :
名無しのオプ:2012/07/09(月) 23:52:16.59 ID:RP0I77L/
神変稲妻車なんか歌舞伎にできそうだが、だれか新作歌舞伎としてやってもらえないものか
595 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 00:06:07.24 ID:bGvYqNXM
そうか、歌舞伎のケレンから来てるんだな、一連の横溝作品の芸術的な
死体展示はw
596 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 01:03:53.15 ID:JgZ3vgde
当然、歌舞伎の外連味とかを意識的に取り込んだ面はあるでしょうね
現在の現代人に見せる歌舞伎でもあれだから、
横溝のによく出てくる「旅回りの芝居一座」なんて泥絵の具の世界だろう。
草双紙趣味ってのは誰が最初に言ったかは知らないが、解説でよく使われるフレーズだけど、
>>554の言う通り、歌舞伎をキーワードにした方が現代人にはわかりやすいかもしれない。
597 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 03:22:06.40 ID:iAXK5gWN
>>596 「草双紙趣味」を最初に使ったのは横溝正史自身ね(『薔薇と鬱金香』の「解題」)。
今だと、ちくま文庫の「怪奇探偵小説傑作選」に入ってる。
598 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 07:00:32.29 ID:sHGneKuq
中島河太郎が文庫解説でこれでもかと使っていた気がしたなあ
草双紙なんていうと現代人は中身まで高尚なお芸術か何かかと
勘違いする人もいそうだけど、今ならマンガの単行本だものな。
今のマンガが映画化されてるみたいに、赤本青本で出版されてた
エンタメ作品が狂言にされて、そこでさらにケレンを増した部分が
横溝氏の世代の感覚の柱になったところは確実にあるだろう。
終戦直後に桜の村人の為に書いた狂言もベタベタのお涙劇だったと
言っておられたよね。
599 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 07:44:16.81 ID:+jMpH83Q
歌舞伎ネタはあまりに陳腐。
書斎のいうことが正しい。
600 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 11:01:05.91 ID:KS3RILYm
話についていけない哀れな書斎の名無し自演かw
601 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 11:13:24.50 ID:PjDlf4AV
602 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 14:24:30.33 ID:Vvk2/yRY
歌舞伎は今でいうとTV的なもんだよね
今でいうとTVドラマみたいなものであり、
今TVでお昼ごろにやってるワイドショー的なとこもあった
草双紙はマンガ本だね
歌舞伎も草双紙もそういうもの
戦後数十年たって、歌舞伎も草双紙もどういうものかよく解らないという人が増えた
それでなんとなく高尚なものなんじゃないかというイメージを抱いている人がいる
でも実際はTVやマンガみたいなもの
そんで横溝正史だけど……
横溝正史の小説を高尚と言う人はまずいないでしょう。今もご存命中も。
TVやマンガ、そういうものと同レベルの娯楽。そういう位置づけでしょう
小説というもの自体がまともなもんじゃないと言われ続けてきたもんだし。
その中でも探偵小説ってのは乱歩さんのおかげでw、エログロナンセンスで低俗のきわみ、
そんなものを読むなんてろくな人間じゃないと言われてたものなんだし
今では小説の地位も推理小説の地位もあがったけど
でも横溝さんはあの角川映画や角川文庫表紙イラストのイメージが強烈すぎたせいもあって、
やっぱり今でも夏の清涼お化け番組的な低俗イメージのままだと思う、一般的に
603 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 15:54:38.31 ID:WVTf5ZCc
>>598 > 中島河太郎が文庫解説で
横溝ブームの主役は角川書店だが、脇役は中島さんだな。
文庫の解説がわかりやすかったし、気合が入っていた。
604 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 15:56:35.13 ID:WVTf5ZCc
>>602 > その中でも探偵小説ってのは乱歩さんのおかげでw、エログロナンセンスで低俗のきわみ、
> そんなものを読むなんてろくな人間じゃないと言われてたものなんだし
浜尾四郎は検事で華族だけど堂々と探偵小説を書いていたぞ。
もっとも貴族院議員になる時に「書くのヤメレ」とやんわり圧力があったそうだが。
605 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 16:15:52.22 ID:BiyWMQZg
>>602 歌舞伎や草双紙が低俗かどうかはともかく、大衆的なものであるのはその通りでね
だからこそ一般庶民の美意識とか娯楽性とマッチして(ちょっとだけ先鋭で)
探偵小説と相性がよかったんだろう
ところが歌舞伎ときいただけで、自分には縁がない高等なものと思って(そいつにとってはその通りなんだが)
スレちがいとか喚きだすのがいるんだよw
わからなかったら、だまってりゃいいだけなんだがね
606 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 16:58:37.37 ID:WVTf5ZCc
そういえば能は高尚かもしれないが、その合間の狂言は高尚とはいいにくい。
607 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 19:04:42.49 ID:BiyWMQZg
能狂言や高尚か低俗かどうかはどうでもよいよ
要は、歌舞伎や草双紙と横溝正史作品との関連は語るに値するってこった
608 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 19:09:33.81 ID:+jMpH83Q
関連しないからスレ違いだと言っている。
609 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 19:22:33.23 ID:aaubcrQu
おまえは陳腐って言っただけじゃyないか
どう読めばそれがスレ違いってことになるんだか
頭おかしい人とは思うけど、さすがにひどい
610 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 20:05:45.57 ID:gB+QtQVF
無学無能無教養の書斎の泣き言はもう悲鳴の域だなw
理解できないなら黙って「白と黒」の理解できる部分だけでも
つまみ読みしていればいいだろw
漢字の大半は理解不能なんだろうけど
611 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/10(火) 20:59:45.58 ID:qa8mKbrp
そして、無知な
>>595乱入とか(w
横溝御大がコテコテな関西人という点が全く念頭に無し。
その御大が江戸歌舞伎に一番影響受けたとか(w
御大のエッセイにも、自作の歌舞伎からの影響に関して記したものは
皆無。
大坪直行氏は「幽霊座」解説で、本作が全集から外された因として、
(これは現在、文庫フェードアウトの因でもあるか)、
「正史は、あまりよく知らない歌舞伎の世界をバックにしただけに自信が
なかったのかも知れない・・・」記している。
白黒見ると、うーん、やっぱり関西では漫才>落語なのかと実感。
(作中のあの夫婦のやりとり参照)
612 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 21:14:52.97 ID:JgZ3vgde
だから、恥ずかしいから知らない奴は書くなって言ってるだろうがww
だれがどこに「江戸」歌舞伎って書いてるんだよ?
それとも歌舞伎ってのは江戸にしかないと思ってるのか
「西の藤十郎東の團十郎」って言葉も知らんのか
ほんとうにとことん底抜けの無知蒙昧なんだな
613 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 21:22:10.20 ID:+jMpH83Q
江戸歌舞伎の話ししかしてなかっただろうが。
上方限定の歌舞伎の話題でも出してから反論しろや。
614 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 21:36:37.52 ID:5s+iaAAe
>>602 ヘー、今のテレビゲームやったら頭がおかしくなるみたいなものですか(昨今は風当たりも少しは和らいでるようですが)
まぁ確かに探偵、推理小説だけ読んでたら頭おかしくなるでしょうね。
実際に本陣殺人事件にそういう人出ました。
615 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 21:54:13.11 ID:65Zz+dKz
616 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 22:07:40.14 ID:JgZ3vgde
>>613 お前は「江戸歌舞伎の話ししかしてない」レスへのリンクも貼らずに何を言ってるんだよw
みんな横溝「歌舞伎」の話をしてるのであって、「江戸」と限定したのは
>>611だけなのだよ
歌舞伎の話についていけないので、必死に横溝の出身地を思い出し
そだ歌舞伎と言えば江戸だから関西人は関係ないゾ
などと考えたのは、いかにも無知蒙昧らしいが、お生憎様でござんしたねえww
617 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 22:08:39.14 ID:JgZ3vgde
?横溝「歌舞伎」
○横溝と「歌舞伎」
618 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 22:33:23.09 ID:iAXK5gWN
横溝正史自身が語る草双紙趣味や歌舞伎趣味については、小中陽太郎や都筑道夫との対談を参照。
その中での発言。
「歌舞伎には、どんでん返しがあるでしょう。あの趣味ですよ」
『仮面舞踏会』の「あの結末は、あきらかに草双紙趣味ですよ」
「ぼくは子どものときには、小芝居しか見てませんもの」
619 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 22:35:17.77 ID:8SXhK29n
だいたい今まで住人たちの話のどこをどう読めば「江戸歌舞伎」限定の話に
思えるのか、読み返してもさっぱりわからんw
草双紙から浄瑠璃狂言・歌舞伎狂言、そして「泥絵の具」の地方歌舞伎に至る
エンタメとケレンの系譜が、横溝から市川崑に続く「死体のオブジェ化」にどう
影響してきたかを推察している話に、ケチをつけることでさえ
>>616で見抜かれた
無知蒙昧ぶりを丸出しにしてしかできない無知の哀れさw
「日本人に観劇の習慣はない」と言いきった書斎の馬鹿さ加減はみんな知ってるし
例によって「幽霊座」の話以外何もできないのもとっくに予想済み。
それにしても「コテコテの関西人」だから「江戸歌舞伎に影響受けた」はずがないって
横溝正史の経歴すら記憶にとどめられないんだな、このボケ老人は。
イチャモンつけるにしても、ここまで斜め下というか低レベルな思いつきは、真性の
馬鹿でなければ絶対思いつかないよ。
あるものは見えず見えないものが見える、書斎のスカスカ頭は教養ある人間には
全く想像できない構造になってるんだなww
620 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 22:59:46.58 ID:8SXhK29n
しかしかそうなんだよな。
ガキんちょの頃に横溝作品を読み始めた時、金田一耕助らの登場人物、
つまるところ作者横溝氏の歌舞伎に関する造詣の深さに何だこりゃ?と
驚いた。道成寺や義経千本桜について当たり前のように語るお志保や清公、
妹背山婦女庭訓お三輪の悲劇を軽く口にする典ちゃん、音羽屋の嘉言に
くわしい古舘弁護士、その音羽屋の芝居にうるさい菊江さん…
「忠臣蔵とカー」を読んでも、サッパリわからない歌舞伎狂言の筋立てや
趣向がポンポン話題に出てくる。鑑賞教室なんかで「お勉強」させられるだけの
身としては、「昔の人は教養があったんだなあ」と感心するしかなかった。
それが大人になってから、なんだ、横溝氏の世代にとっての歌舞伎ってのは
我々の世代にとっての少年誌の漫画やアニメ・特撮ヒーローもののような物で、
意識せずとも血肉になっている「基礎教養」だったんだと気付かされた。
幼いころから身に付いたものだからこそ、三つ子の魂百まで、人を面白がらせたい
作家魂が振りしぼられる時にこそその姿を現してしまうものなんだなと。
621 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 23:07:38.88 ID:iMIjRfcE
この間、初めて八つ墓村を読みました。
原作は映画と違って理路整然としたミステリーになっていて驚きました。
野村監督は大胆に脚色したものですね。
今までは映画やドラマでしか知らなかった横溝作品ですが、原作も面白いですね。
よければ次に読むべき作品でおすすめなのを教えてください。
お願い致します。
622 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 23:10:12.34 ID:aaubcrQu
いろいろネタバレされやすい獄門島は先読んじゃいなさい
623 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 23:14:50.02 ID:GjQPTWxB
横溝先生は、テレビや映画がない時代に幼少を過ごしていたから、1番の娯楽として、歌舞伎の様な芝居を楽しまれていたのでしょうね。
作家の様な表現者は、子供の頃の体験を、作品に反映させるのかな?
624 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 23:19:44.53 ID:bGvYqNXM
草双紙って今で言や漫画週刊誌みたいなもんだったのか、今は人気漫画はすぐドラマや
映画になるし、草双紙趣味の横溝作品が映像との親和性に富んでるのも納得だw
625 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 23:27:24.17 ID:iAXK5gWN
ヴァン・ダインの『僧正殺人事件』を読んで、「ああいうご趣向がわたしの好みにかなうのである」
あと、首切りはクイーンの『エジプト十字架』ね。
子どものころから慣れ親しんだものを、探偵小説の中に持ち込めることに気づいて、
創作意欲をかき立てられたってことでしょう。
626 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 23:32:20.55 ID:iAXK5gWN
小中 横溝さんの世代で、読本を愛読するというのは、どうなんですか。
横溝 特殊でしょうな。
627 :
名無しのオプ:2012/07/10(火) 23:41:19.01 ID:TVTRhmcZ
子供の頃から夏目漱石は落語、芥川は芝居をよく観に連れて行ってもらったというしね。
(「坊ちゃん」なんてほとんど落語だしw)
三島由紀夫は中学生の頃から歌舞伎狂いで、その思い出をよく語っているが、歌舞伎が
庶民の娯楽だったことがよく分かる。
628 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 06:06:55.23 ID:OZ13TnVB
三島は庶民じゃないだろ。
観劇は子供にとってハードルは高いよ。
テレビがある時代と取り違えてはいけない。
629 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 06:08:25.04 ID:uKso99Sq
「まぼろし館」の「作者のことば」では、
『獄門島』や『八つ墓村』を「草双紙趣味」と位置づけている。
630 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 07:22:54.46 ID:OZ13TnVB
>>629 観劇と言っている。
読書は敷居が低いが観劇は子供には敷居が高いってこった。
631 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 09:38:43.51 ID:Xm02bWZo
書斎には敷居が高いの間違いだろw
別に横溝正史が子供のときに歌舞伎を見たとはだれも言ってないしな
で、江戸歌舞伎というレスはどこなんだ?
632 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 09:50:17.43 ID:yCnzGaD6
テレビ時代以前の観劇は、少なくとも今と比較にならないくらい敷居は低いだろう。
若い人にはピンと来ないかもしれないけど、テレビもネットもなかった時代、動く
役者っていうのは演劇でしか見られなかった。 「悪魔の手毬歌」にあるように
トーキー映画が日本に来たのは横溝氏がとっくに「新青年」編集長を降り、
「探偵小説」をたたんでもう博文館を退社する頃だ。活動大写真はしょぼい
C級D級の娯楽で、「忠臣蔵」を尾上松之助が全役一人で演じていたなんて
わびしい代物でしかなかった。カラー映画なんか夢にも存在しなかった頃で、
「泥絵具」のように毒々しい色彩の立ち回りや派手な衣裳のヒロインなんかは
演劇でしか見られなかった時代なんだよ。
こうなれば演劇の需要は今と比較にならないほど多いわけで、明治期にはもう
京橋が「築地橋の角から桜橋の方へ行った四つ辻まで芝居(小屋)のならび、
向側に芝居茶屋が軒を並べて、…芝居小屋を中心にして、全く一廓別天地の
芝居町を形づくって、はなやかな雰囲気を生じていた」くらいで、ちょうど昭和の
映画館のような気軽さで芝居が見られていた時代が長く続いてる。
633 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 10:07:03.42 ID:yCnzGaD6
横溝少年が三津木春影に熱中して、西田政治の弟さんと読書仲間になっていた
時代は、まだ川上貞奴や松井須磨子が生きていた時代(!)で、神戸では宝塚が
ガンガン公演を行って、京都で新国劇も盛ん。この時代の演劇のキーワードは
「民衆演劇」「大劇場演劇」「児童劇」「新舞踊」といったもので、演劇が若者から
老人まで日本人のメインカルチャーだったわけだ。菊田一夫、田谷力三、徳川
無声といった横溝がらみでも名前が出てくる人たちが世に出てきて、横溝氏が
東京で編集者から作家に転身した昭和初期は大衆演劇の全盛期と言われてる。
当時は700を超える劇団が日本に存在し、「満員、すし詰め、長蛇の列」が当たり前
だったと言われているほどの盛況ぶり。この演劇が娯楽の王様から滑り落ちるのは
戦後になって映画がカラー化し、テレビが出てきた昭和30年代だって言われてる。
634 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 10:11:30.17 ID:yCnzGaD6
いっぽう江戸期の赤本青本なんかの草双紙の流れをくむ「読み本」は、もう大正期には
子供の読むものじゃなくなってた。べつに内容が高尚だとかということでは全然なく、
単純に「古臭くって子供が手に取らない過去のメディアになっていた」というだけのこと。
何しろ横溝氏が少年の頃にはもう「少年倶楽部」や「少年世界」といった少年雑誌が
人気だったんだから。博文館が出していた「少年世界」は、横溝氏が森下雨村と会った
大正の中頃が発行部数のピークだったはず。
けど読み本に描かれていた、チャンバラ、怪談、ヒーローもの、ロマンス、勧善懲悪
なんかはエンタメの定番としてそのまま演劇・映画の世界に移行してる。
横溝氏が「ぼくは草双紙で育った」と言うのは、他の人が当時のメインカルチャーだった
演劇や映画で身につけたエンタメ作法を、ちょっと古臭い紙媒体で一足先に体験していた、
ってことを言いたいだけで、そのまま青年期に歌舞伎や歌劇でメディアミックスされたものを
追体験したことと矛盾することを言ってるわけじゃないだろう。
今でいえばアニメで話題になったものをマイナーな雑誌に連載されていた頃から好きだった、
というようなものだと思ってもらえばいいのかも。
ここでもさんざん言われているけど、草双紙だとか歌舞伎だとかをなんか特殊な教養か
なにかと思うからつながりが分かりにくいかもしれないけれど、草双紙→演劇→映画、
っていうのはテレビやネットにつながる時代ごとのメインカルチャー、一番身近で隆盛を
誇っていた「基礎教養」だったんだから。
635 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 11:03:10.72 ID:FL3GlR9b
どっかからそのまんまコピペしたような感じだな
つーか鬱陶しい
636 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 11:06:30.19 ID:pnyDx49X
クリスティすれから。
>871 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 投稿日:2012/07/09(月) 23:38:17.21 ID:P3s68T/a
>892 名前:名無しのオプ 投稿日:2012/07/10(火) 19:12:14.05 ID:+jMpH83Q
>
>>871 >投稿するだけなら誰にだってできる、掲載されなきゃ何の意味もない。
>こんなこと自慢げに言い張っていったい何の意味があるんだろう。
>「いつまでたっても掲載される気配がありませんねw」と未来永劫バカにされるネタを撒いただけじゃないかw
書斎を擁護しているフリしても実際は書斎をバカにしているんだよね、 ID:+jMpH83Q= ID:OZ13TnVB
無理するなよw
637 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 11:31:42.54 ID:Xm02bWZo
>>635 ちょっと長いけど
>>632-634はわかりやすくてまとまってるよ
草双紙や歌舞伎が横溝正史にとって基礎教養だったってことはみんなわかってるけど
一人全く知らなくて否定しようと躍起になって荒らしてるのがいるから、
一度これくらい書いといてくれるといいんじゃないかね
638 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 12:41:12.83 ID:eeXJMqxP
>>621 私も、少し前から横溝先生の御作を読み始めています。
先に御提示なさった方がいらっしゃいますが、私も獄門島をお勧めします。
因に、今は犬神家を読んでいます。次は、八ツ墓にしようかな。
639 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 12:51:38.32 ID:eeXJMqxP
横溝先生、大分前の時代の方なのですね、でも御作凄く面白いです凄いです。
大衆演劇は、そんなに盛んだったんですね。獄門島の皆様も、お芝居がお好きのご様子で。
楽しい話題ですね。現在でも、気軽に古典的な演劇が見られたら、横溝先生世界の気分が味わえてよいのに。
640 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 12:58:12.83 ID:QNZcp+k/
スレの流れなんかまったく読まずに書き込みするけど、
某横溝作品でさ、
「なんで実の母親が、溺愛する我が子かニセモノかを見抜けないんだよ」って突っ込みあるけど、
あれはさ、溺愛してるがゆえなんだよ
我が子かニセモノか、見抜けないってところが、母親の盲目の愛なんだよ
周りの人たちはあの息子はもう死んじゃったに違いないと見なしてたわけでさ
でも母親だけは我が子が死んだなんて絶対に信じてなかった
いや、信じてないと言うより、信じたくなかったんだ
我が子は絶対に生きてる、その一心で母親は日々を過ごしてたんだよ
そんなとき、我が子だと名乗る男が帰ってきた
母親としては「こいつ、本当に私の息子かしら?」なんて疑うよりもまず、
「生きてた!やっぱり生きててくれた!!」っていう、その思いしかないわけ
「こいつ、もしかしたらニセモノ…?」という疑念を母親が抱くのは、やや冷静になってからだよね
実際、やや冷静になってから、母親はちゃんと疑念を抱きだしたわけで
で、疑念を抱いちゃったってこと自体を申し訳ないと思ってしまう
それほどの盲目的であり、純粋な母の愛なんだよ
だから、あの作品の母親の心情は、リアルだと思うよ
実の母親なのになんで最愛の我が子か否かがわからないんだよっていうツッコミは、
母心を理解してない人の言い草だよ
641 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 15:19:15.88 ID:ZW0ARKYi
642 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 15:22:47.92 ID:Xm02bWZo
スレの流れに合ってますよ
わが子かニセモノか見抜けないかはともかく、
メール欄は歌舞伎には安達ヶ原がありますからなあ(母ではなく乳母だけど)
643 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 16:51:33.00 ID:ma0u+dz4
犬神家の事件当時は、血液検査とかの捜査方法はなかったのかな?
今では当たり前の捜査方法が、いつ頃から実施されているか分からないから、過去が舞台の作品を読んでいると、不条理を感じたりする。 まあ、私の勝手な感情ですけどねw
644 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 17:01:04.42 ID:OZ13TnVB
また江戸歌舞伎。
上方歌舞伎の話しでも出してみてから歌舞伎の話題を持ち出せや。
645 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 17:11:26.02 ID:Xm02bWZo
646 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 17:12:41.63 ID:K0kWpXrm
>>644 ご自分で話題を変える努力をすればいいのでは?w
647 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 17:18:44.06 ID:+rRcg+pP
また「話し」www
歌舞伎狂言の話題を能の幕間の狂言のことと勘違いする文盲はしょうがないな
お前は公約したミステリマガジンの投稿が掲載されてから口を開けw
648 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 17:53:55.25 ID:yCnzGaD6
>>637 お言葉深謝であります。
「草双紙趣味」っていうのも時代によって使い方受け止め方は色々で、
たとえば私小説=純文学だっていう潮流が幅を利かせていた時代は
派手な活劇ふうの見せ場や因縁めいた筋立てがあるだけで、低級な
作り物扱いされていた。
だからそういう時代にある作品を読み手が「草双紙趣味だ」と言えば、
それは大時代な絵空事として軽んじた侮蔑の色彩が強かったかも
しれないし、逆に物語の復権が語られてきた頃に作り手が「草双紙だ」と
言ったなら、シンプルなドラマの伝統的な力強さっていうものを作者が
信頼している自信の表れかもしれない。
微妙な変わり目の時代に書かれた「仮面舞踏会」のラストシークエンスを
氏が「草双紙」とおっしゃったのも、いろいろな取り方が出来そうですね。
しかしたまたま「黒死荘の殺人」の改訳が出るから頭に浮かんだのだろうけど
あのラスト、ちょっとカーの「プレーグ・コートの殺人」のラストを思い出してしまう。
戦前に読んだカーを、それまでのコネクチャ推理物と違って「物語的だ」と
言った時の横溝氏の頭の中には、やっぱり草双紙→歌舞伎狂言の流れを持つ
因縁話、心中話、人情話…なんかが「物語」の基本軸として存在していたと
思ってしまうわけで。「帽子収集狂事件」なんかも、どんでん返しと人情噺で、
ラストなんかお白州ものみたいな味まである。
ヴァン・ダインやクイーンみたいなものはどうも書く気になれないけれど、こういう
行き方なら本格物が書けるかも、と思った時の氏が考えていたカーの「たんまり
した味」と歌舞伎狂言に至る物語性には、やっぱり一本筋が通ってるんでしょうね。
649 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 18:46:18.22 ID:y/+vz0KW
>>632-634 う〜ん、実に具体例を挙げての解説、ありがとうございます。
どこかの長いだけで無意味な悪文を投下するコテハンもどきとはえらい違いだ。
650 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 19:19:46.32 ID:OZ13TnVB
傍証しかない歌舞伎と横溝の関係性を論じるのはやめろや。
やりたければ演劇板行け。
651 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 19:22:50.45 ID:K0kWpXrm
652 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 19:46:31.93 ID:9w4rxPuA
一般的には傍証を挙げて関係性を論じることを「論考」というんだがなあ
傍証すらない独りよがりの思い付きを得意げに並べて「論考でござい」と
威張っているような馬鹿には、それが判らないんだろうね
653 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 20:07:38.56 ID:mR0JrSte
「黒子」も知らない無知な書斎は無視しましょうw
654 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/11(水) 21:05:40.68 ID:0dBaXUlC
おい、おい、
>>611には真っ向から反論して来れないって一体・・・(w
だから、御大の歌舞伎に関する知識ってのは
現代でいうネットに関する常識・興味って程度でしょ。
ゆえに、ネタとしてそこそこは作品中に取り入れて一般にアピールでけたわけ。
(読者、皆、知っているはず前提)。
まあ、そんな程度でしょ。
ゆえに、歌舞伎そのもの対する思い入れは、さほどのものではないはず。
そろそろ、御大が浮世絵の残酷絵とかにも興趣を持っていたのでは?
あたりにも言及せんといかんのでは?
それにいつのまにか、歌舞伎と演劇が一緒くたに語られているのは痛過ぎる
ぜよ(w
655 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 21:07:20.99 ID:PXRMqi5g
書斎が「おいおい」で始めるときは負けましたのサイン
656 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 21:11:25.76 ID:pcJ4WTYs
書斎さんにとって、ID:OZ13TnVB氏の書き込みは迷惑千万だと思うのだが、
あなたはこの手の人は華麗にスルーするね。
657 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 21:15:32.69 ID:l44oZy/d
>>628 三島は庶民ですよ。
山の手育ちのお坊ちゃんであるけれど、皇族・華族でもない、庶民です。
三島は、当時それほど身なりが上等とはいえないお婆さんたちが孫連れて
弁当持参で歌舞伎観劇に来ている様子なんかを語っているんだよ。
歌舞伎観劇→富裕層、インテリ層のもの、そんな風に考える人っているんだね。
658 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 21:29:54.81 ID:nsQ/cqG2
659 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 21:33:40.76 ID:31guK4+C
書斎は、作中に登場する旅芸人を、何者だと思ってるんだろう?
論考とか研究とかじゃない、世間一般の常識が無いとしか思えない。
660 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 22:01:37.65 ID:l44oZy/d
>>658 平民と庶民、意味はほぼ同じではないですか。
格差の問題は別として。
(有産階級出の当時の正田美智子さんだって「庶民の出」にされるのだから。)
爵位のない家系=平民、庶民、という意味で、三島は庶民でしょう。
661 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 22:07:50.50 ID:nsQ/cqG2
>>660 はいその通りです。身分階級の話題はもうやめましょう。
662 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 23:06:29.92 ID:yCnzGaD6
>>649 またまた深謝。思いつきで書きなぐったものでまとまりが悪くてすみません。
このスレの常識ある方々は当時の演劇状況を御存じでしょうし、なぜ歌舞伎以降の
劇が「新劇」「新国劇」と「新」つきの名を名乗らざるを得なかったかということや、
赤本青本の草双紙の内容がどれだけ歌舞伎の狂言をフォローしたものだったか、
色々抵抗があったものの読み本だったものが歌舞伎狂言に取り入れられていったか
といった基本常識はご存じでしょうから説明の要はないでしょうし、明治末から大正、
昭和初期までの、横溝氏が上京して博文館で働き、東京の娯楽に親しんでいた時期と
どのようにリンクしていたかも、既成の知識として聞かされていなくても、容易に想像
できることと思います。
ただ横溝氏が大正15年に上京するまでの宝塚を中心とした演劇・歌劇界の動きを
まとめてくださっているありがたいサイトは面白いので、今まであまり関心がなかったと
いう方がいらっしゃったら「宝塚歌劇歴史年表」「新劇・新派」でググってみてください。
サンフランシスコ在住のフレデリック・ショットが描いたマンガ論で、「少女マンガの
全ての要素は『リボンの騎士』に収められている。これは手塚治虫が宝塚で育った
ことが大きく関係している」と述べていたものですが、時代と人の有機的なつながりと
いうものはいつ見ても面白いものです。
663 :
名無しのオプ:2012/07/11(水) 23:28:48.72 ID:n6eSosLf
なかなか面白いと思うよ
どうしても書斎の馬鹿ロンコウの否定か肯定かという見方をしがちだけど、
正直そんな基準に使うような価値はないんで
まともな話をするために書斎をNGワード登録するわ
664 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 08:29:01.01 ID:8Aa7BB6E
>>658 >あんたが古今東西のミステリに通じてても文壇を知らないっていうみたいにさ。
横溝の歌舞伎の知識を、書斎のミステリの知識と同列にするなよ。
それじゃ横溝が歌舞伎について「ネットに関する常識・興味って程度」ということになるじゃないかw
>横溝正史は歌舞伎の演目には詳しいわ。作品読んでてわからんか?
書斎は歌舞伎も知らないし、横溝も実際は読んでいないんだぞ。
わかるわけないだろ。
665 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 10:14:17.94 ID:mhvVniMm
>>658 証拠なき断言。アンチはこれしかできないんだよね。
666 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 10:20:01.45 ID:+i6GeCm0
論拠なき断言。書斎はそれしかできないんだよね。
667 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 10:49:43.18 ID:T1PHAuH9
横溝先生は若い頃から、海外の推理小説を読まれていたのは有名だけど、怪奇小説・ホラー小説は読んでなかったのかな?
草双紙には、そういう作風の作品も含まれていたはずだし。先生の作品にも、それらの影響は、あるはず。
668 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 10:55:29.75 ID:tUIBrNnW
本当かどうかはわからないけど、イギリスの作家ハーディの短編を読んで
鬼火や犬神家の顔面崩壊を思いついたという話を読んだことがある。
普通の海外文学の影響も大きい?
669 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 11:37:15.98 ID:dG8weXmB
670 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 12:00:15.72 ID:dG8weXmB
あぼーん
672 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 15:43:33.46 ID:mhvVniMm
>>670 牽強付会にもほどがある。
もう歌舞伎の話しは禁止にしよう。
673 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 15:45:57.53 ID:mhvVniMm
あと、横溝は御大な。
先生という雰囲気はないから。
674 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 15:56:27.18 ID:ARa3zmPW
低能の書斎の泣きが入ったので歌舞伎の話をつづけましょうか。
横溝先生の歌舞伎に関する知識がググった程度のものと同レベルではないことは
作品をきちんと読んでいればわかることだね。
675 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 16:29:32.84 ID:gCoCxSXN
江戸後期からの歌舞伎はまさに都会人の背骨に当たる中心文化。
ヘアスタイルや服の着こなし、装身具などのファッションから
男伊達のありよう、操や忠義の立て方、泣かせ方から笑わせ方まで
粋とエンタメの見本市だった。
歌舞伎自体が内外の歴史から三面記事的な時事ネタやゴシップまで
話のタネはガンガン取り入れ、流行りの草双紙があれば狂言化し、
センスのいいイラストがあればビジュアルに取り入れる。
もちろん草双紙は歌舞伎を文字に写しかえ、浮世絵は歌舞伎の
名場面をイラストにして売り出す。
象牙の塔に収まりかえっていない生きた文化ってのはそういうものだ。
だから庶民がマゲを切り洋服を着ても、写実主義が活歴を訴えても
歌舞伎の感覚は日本人の心意気でありエンタメの基本であり続けた。
これに影響を受けなかった作家がいたらそちらの方が稀少だろう。
676 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 16:31:34.24 ID:JcnbEeJH
売れない歌舞伎役者は売春してました。
677 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 16:32:45.64 ID:JcnbEeJH
お能は高尚
歌舞伎は低俗
678 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 16:38:26.91 ID:dG8weXmB
679 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 17:05:26.20 ID:JcnbEeJH
お能を持ち出したのは釣りなので気にしないでください
ま、歌舞伎役者ってのは河原乞食ですから
売れない役者は男娼やってたわけですから
売れてる役者もパトロンに体を売ったりしてたわけですから
河原乞食だの男娼だのと言われた存在ですから
それがいつの間にか名家みたいな扱いになってさぁ
歌舞伎も芸術みたいな扱いになってさぁ
歌舞伎を観たことない人ほどそういう扱いするんだよね
まあ、歌舞伎役者は身分は低いが(乞食ですから)、
江戸時代から庶民のスターだったわけだよね
士農工商で商人が一番下に置かれてるのに実際にはリッチな商人が多かったのと同じで。
それが封建的身分制が廃止されてから、
歌舞伎役者は名実ともにでかい顔をするようになり、セレブ顔するようになった
海老蔵なんかが解りやすい例
歌舞伎ってのは、今のジャニーズとかAKBみたいなもんでしょう
芝居や踊りはさすがにジャニやAKBよりは上手だけどw
似たようなもんだよ
ジャニーズ見てると昔の歌舞伎役者はあんなんだったんだろうなと思う時がある
ジャニーズなんかは歌や踊りやTVドラマだけじゃなく舞台やってるのも結構いるしね
だからなおさらそう思う
現代、かつての歌舞伎役者の地位にいるのがジャニーズあたりじゃないの
昔は若い娘さんやおばさんたちが歌舞伎役者に憧れてキャーキャーとミーハーに騒いでたんだしさぁ
で、なおかつエンタメとして優れてたから男たちも夢中になった
女形とか少年の役者にハァハァしてる男たちもたくさんいた
680 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 17:31:07.82 ID:mhvVniMm
江戸時代の話しはいいよ。
横溝の頃には歌舞伎は現代と同様のものであった。それだけのこと。
681 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 17:36:38.06 ID:dG8weXmB
682 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 17:40:31.14 ID:mhvVniMm
演劇板でやれや。横溝の話しができないなら出て行け。
683 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 18:28:31.94 ID:Iu3JBSLi
自分で話題を変える努力をすればいい。
興味あるものなら誰かしら食いつくものさ。
684 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 18:53:35.91 ID:mhvVniMm
明らかに板違いの話題は荒らしだろ。
685 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 18:56:53.05 ID:8nFd1YpT
今は横溝と歌舞伎の関係性の考察なんだから
別にいいんじゃねーの
話にのれないなら、黙って過ぎるの待てよななし書斎
686 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 19:03:37.51 ID:ARa3zmPW
まずは「黒子」から覚えようやw名無しの書斎
687 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 19:25:32.92 ID:RSyjypwj
>>682 ならお前が出ていけよ。IDで検索してみろ。
お前こそ歌舞伎関係以外のレスは全くないんだが。
>>681は歌舞伎と関係ない
>>668の質問にも
>>669でちゃんと答えてるじゃないか
>>670はそこから派生した谷崎・横溝に言及したレスだしな。
小説の話しかしてはいけないんだったら、書斎が映画話始めたらちゃんと噛み付きな。
噛み付こうにも自分のケツには口が届かないかw
688 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 19:32:11.25 ID:RSyjypwj
>>668も話を変えようとした書斎の自演くさいがな。
>>669のリンク先のブログとかいかにも書斎がパクリ用に見てそうなとこだし。
あっさり、答えられて谷崎から歌舞伎に言っちゃったからあてが外れて大発狂ってとこかな。
689 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 20:18:46.50 ID:Dqqz5jpP
>横溝の頃には歌舞伎は現代と同様のものであった。それだけのこと。
>>632-634を読んでも内容が全く読みとれなかったのか?
それとも書斎には荷が重かった?
横溝正史が作家に転向した昭和初期までは映画は白黒サイレント、
大衆演劇も田舎芝居も歌舞伎を小さいスケールで演じていたもの
ばかりだろ? 獄門島の登場人物たちの会話を見てみれば、あれが
横溝先生が理解していた当時の人間の感覚っていうものなんだろう
690 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 20:22:03.51 ID:Dqqz5jpP
まあ書斎は獄門島を読んで30年たっても、狐忠信だ道成寺だってセリフが
歌舞伎のことだということすら気付いてない可能性が高いけどw
なにせ「サー」をドイルの「名前」だと思っていたり、「そして誰もいなくなった」を
ポワロが解決した事件だと思っていたり、「頭巾」が重要なモチーフの作品を
読んでいながら「頭吊」だと思い込んだまま年を重ねていた御仁だ。
読めない単語は脳内でスルーして、ひらがなばかりを拾い集めた、普通の
横溝ファンとは全然異なる書斎独自の獄門島もどきやエセ八つ墓村を
「論考」している可能性は高いよなw
691 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 20:36:51.78 ID:Dqqz5jpP
「三つ首塔」はもともと「桜姫東文章」のミステリ化だっていう話が過去スレでも
何回かでているよ、 「おとねしゅんさく」の刺青も、元の南北歌舞伎にある釣鐘権助の
刺青がヒントになってるのだろうし、死んだはずの人間の亡霊が襲ってきたりもするし
横溝正史 〜十一月は季節外れの雪の密室〜
ttp://mimizun.com/log/2ch/mystery/1153933453/ 27 :名無しのオプ:2006/07/30(日) 00:05:19 ID:K+7NbKeu
「三つ首塔」は基本設定も歌舞伎の桜姫東文章をそのまんまトレースしたような作品だから。
家に押し込んだ盗賊に操を奪われた桜姫は、その男が忘れられずに自分自身も盗賊に
身をやつして男を探し求める。 男の手がかりは、腕に彫られた入れ墨だけ。
28 :名無しのオプ:2006/07/30(日) 01:06:01 ID:4dF/vfln
よかったなあ俊作君、寝首をかかれなくて…
39 :名無しのオプ:2006/07/31(月) 11:52:47 ID:jWI7x/cI
能楽(謡)、文楽からインスパイアされた作品はないのかな?
41 : ◆nzHkXvX.bA :2006/07/31(月) 23:32:36 ID:iVHSZq2+
厳密に能楽や謡曲から影響を受けたとは言いきれないけど、
「幽霊座」である人物が片袖を託すくだりは、謡曲「善知鳥(うとう)」に代表される
「片袖幽霊譚」を念頭に置いて書いているのだろうと思ってます。
もちろん歌舞伎にも「弁慶上使」や「十種香」など、片袖を今生の形見に託す芝居はあるけれど、
「幽霊座」では、歌舞伎では影をひそめている怪談じみた使い方を、あえてしている気がするわけで。
こればっかりは主観なので、やっぱり歌舞伎が元ネタだと言われればそれまでだけど。
692 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 20:50:21.05 ID:RSyjypwj
なるほど
歌舞伎化ということで「三つ首塔」を思いつくのは当たり前と言えば当たり前なのか。
勉強になって面白いなあ。
横溝正史の小説と歌舞伎は関係大有りじゃないか。
693 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 22:00:43.56 ID:E7extYby
書斎の今までの言動を集めたら、そっくりそのまま平成の「瘋癲老人日記」に
なるよ、よかったな、大谷崎の後継者になれて (^^;)
694 :
名無しのオプ:2012/07/12(木) 22:03:47.96 ID:IgG/exjr
695 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/13(金) 00:23:27.11 ID:dSWIVBoC
いまだに、歌舞伎と大衆演劇をごっちゃにして語っているのが、
議論の混乱の原因やね。
旧制中学・専門学校とある程度の教養人であった御大が大衆演劇や歌舞伎を
娯楽として楽しんでおり、ある程度の知識があったのは当然でしょ。
しかし、エッセイ等で全く言及していないことでわかるとおり、
さしたる思い入れは無いと見ておくのが妥当。
どう考えても、御大が心から愛したのは、やはり本格ミステリでしょ。
多少、作品の装飾的に使用したとしても、その程度のものなんである。
例えば、この板で「プレーグコートの殺人」を読んでいて当然の如く、
「安珍清姫」や「葛の葉」程度を知っているから歌舞伎・芝居に精通している
とかいうたら、当時はとんだ笑い者でしょ。
御大が歌舞伎等に関して記した文献は存在しないが、思い入れの問題の他にも
当時の一般教養レベルから見て、普通に知っている程度だし、
あえて語るほどのもので無しというたところか。
696 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 00:56:23.00 ID:wa2uZ/Z2
>いまだに、歌舞伎と大衆演劇をごっちゃにして語っているのが、
>議論の混乱の原因やね。
話にまるでついていけずに泣き喚いている馬鹿が笑いものになってる
というだけで、議論はまったく「混乱」なんてしていないんだが
697 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 01:56:53.34 ID:i7UJY6hJ
横溝正史は「普通に」歌舞伎に詳しかったし、当時の読者層もまた「普通に」詳しかった。
ブーム以降は読者層が様変わりしたんで、
インタビュアーが「歌舞伎(小芝居)趣味」の濃厚なことを聞いて、横溝正史もそうだと答えている
(小林信彦しかり、都筑道夫しかり、小中陽太郎しかり、栗本薫しかり)。
だから話の流れとしては、少しも間違っていない。
そりゃ作家・横溝正史個人を本気で論じるなら、
そのネタを芝居として見たのか、書き物として読んだのかは、
大きな分岐点になるだろうけど
(現代作家が「自分は乱歩や正史が好きだったから」の語るのを受けるのなら、
それが小説なのか、土曜ワイドや角川映画なのかの差が大きいのと同じ)。
例えば、(これは歌舞伎ではないけれど)正史少年は『金色夜叉』は活動で充分と考えていたのを、
次兄・五郎(この兄が芝居見物に連れ出してくれた)に促されて小説を読み、その本当の面白さを知った、とか、
谷崎の「恐怖時代」は戯曲でしか読んでいない、とか。
698 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 04:50:10.45 ID:3bLnMeO5
「アクロイド殺し」がゴチャゴチャして理解できなかったとのたもうた書斎だけのことはあるねw
699 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 06:20:04.01 ID:ohItzf1A
横溝氏に「なぜ先生の作品の映画はヒットするのでしょう」と失礼な
聞き方をしてしまったのに丁寧に
「ボクは歌舞伎が好きだから、あの美しくハデに見せるケレンが
場面を描くときに出てくるから、映像化しやすいんじゃないかな」
と答えてもらって感激したって書いていたのは誰だったっけ。
栗本薫じゃなかった気がするけど
700 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 06:52:14.51 ID:ohItzf1A
それにしても
「横溝はエッセイなどでも歌舞伎について書いたことなど無い」
って、笑うとこだよね?
さすが漢字の読めない書斎と笑うべきなのか、それともツッコミを
入れてもらいたがっている自虐プレイなのか?
みんなが「歌舞伎は大正昭和を生きた横溝氏にとって基礎的な
教養なのだから作品に影響しているのは当然」という話をしてるのに、
初めは例によって無教養に
「歌舞伎は敷居が高い、日本人に観劇の習慣はない、横溝も関心なんか
持っていたはずがない」
とバカ丸出し発言を続けて、完膚なきまでに叩き潰されたら今度は
「当時の人間が歌舞伎を常識にしていたのは当たり前。でも常識だから
作品には反映しない」
なんていう発狂発言をかましてきたよw
それなら自分がいい気になって持ち出した残酷絵なんて何の影響も
ないことになってしまうじゃないか。
それとも横溝氏が現に歌舞伎について書いたもの以上に、残酷絵について
山のようなエッセイとかを書いているのかね、書斎の脳内世界ではw
701 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 07:24:49.00 ID:VkniBkA5
>多少、作品の装飾的に使用したとしても、その程度のものなんである。
これが今回の逃亡ためのひとことなんでしょね
今後は全部「装飾的に過ぎないんだもん!!!」って言い続けるだけですな
やれやれ
702 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 09:44:26.98 ID:MxcknNot
馬鹿なのはみんな知ってるんだから、強がらずに黙ってりゃあいいのになあ
>どう考えても、御大が心から愛したのは、やはり本格ミステリでしょ。
こんなのは、手塚治虫における宝塚歌劇の影響について話してるとき
「どう考えても、手塚先生が心から愛したのは、やはり漫画でしょ」
と言うぐらい、スットコドッコイの知障丸出し発言
703 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 09:59:47.33 ID:MxcknNot
しかし、ここの住民は歌舞伎にも詳しいし、ハーディなんかも読んでるし
三つ首塔の設定が桜姫東文章だとか、面白くてたまんない
大学生サークルに参加させてもらってる高校生気分です
「ボクにわかんない話すんなー!」ってわめく、紛れ込んできた
ジジイ顔のガキがうるさいのが、ちょっとなんですが
704 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 19:00:33.07 ID:i7UJY6hJ
>>699 岡田鯱彦。「幻影城」増刊「横溝正史の世界」のエッセイ。
705 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 19:56:26.72 ID:jrqTw8Se
>>699 >>704 うおおおお
そうそうそう、あったあった!
私も本棚ひっくり返してみよう
ほんとこのスレの住人は凄いよ
706 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/13(金) 22:23:59.93 ID:GbAOhY3s
>「歌舞伎は敷居が高い、日本人に観劇の習慣はない、横溝も関心なんか
>持っていたはずがない」
>とバカ丸出し発言
>「当時の人間が歌舞伎を常識にしていたのは当たり前。でも常識だから
>作品には反映しない」
上記のような
>>700みたいな捏造しだしたらお終いですな。
「その趣旨が書いてあるレス要引用」と反論されて逃亡という
毎度お約束のパターン(w
(1)>御大が大衆演劇や歌舞伎を 娯楽として楽しんでおり、
>ある程度の知識があった
(2)>エッセイ等で全く言及していないことでわかるとおり、
>さしたる思い入れは無いと見ておくのが妥当。
このレスに対し、
>「ボクは歌舞伎が好きだから、あの美しくハデに見せるケレンが
>場面を描くときに出てくるから、映像化しやすいんじゃないかな」
この発言(御大自身が記したものではない)で反論になると思っている
のも、不可思議千万。
そりゃあ好きじゃなきゃ見ないでしょ(w
前記したとおり、創作の際、多少参考にしたり、影響を受けたかな程度
の感に過ぎぬのである。
707 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 22:29:53.65 ID:Wa74Rr+V
>>705は言い方変えているだけで結局
>>695そのまんま。
いつもの逃げパターン。
お前のそのアホ発言は
>>697-702で論破済み。
まともな論拠をひとつも上げずに「ボクチンここう思うんだい!」なんて駄々こねるだけじゃ誰も論破できないぜw
708 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 22:31:52.69 ID:TGcz9NcY
ミス住は具体例も挙げているが。
709 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 22:34:47.34 ID:Wa74Rr+V
ハッタリご苦労。
具体的にあげているというのが本当ならそれがどれなのか指摘できるはずだよな?
それができないのは要するに存在しないからだw
710 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 23:05:11.81 ID:dDLW52kj
>>704 手元の現物で確認してみた。確かに幻影城1976年五月増刊の岡田鯱彦の文章だ。
質問はなぜヒットするかじゃなく、なぜ横溝作品ばかりが(戦後すぐの時期から)
映画化されるのか?というもので、横溝が、私は歌舞伎が好きなものでよく見る、
そのために自分の小説は場面の一つ一つが絵になっているらしく、映画化したく
なるのではないかと答え、岡田鯱彦がひどく感心したということを書いている。
この別冊冒頭の横溝正史本人のエッセイが、
「私が古い歌舞伎狂言を知っているのは五郎のおかげである」
と横溝自身が記した「書かでもの記」。次兄の五郎が歌舞伎に詳しくて、月に二回の
休暇帰宅の時には必ず正史を芝居小屋に連れて行ってくれたことなど、
>>697でも
紹介されているような内容が生々しく描かれているけど、この号のための書き下ろし
エッセイだったんだな。
711 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 23:16:04.77 ID:dDLW52kj
>>707 >>709 まあまあ、書斎がついこのあいだまで
「歌舞伎は敷居が高い」
「日本人に観劇の習慣はない」
と言ってたことはミス板の住人ならみんな知ってるし、書斎が三日前に自分が
書いたことも覚えていない老人なのもみんな分かっているから。
そもそもいきなり「ミス住は」なとどと言い出すあたり、書斎は本格的に
ボケてきたとしか思えない。もうほっておこうよw
712 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 23:17:42.71 ID:1L5dKpfV
>>706 もう、馬鹿なのはみんな知ってるからやめなよww
人間はとっくにやめてるみたいだけど
713 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 23:24:34.01 ID:1L5dKpfV
さすがに横溝が歌舞伎に興味がなかったとは言えなくなって
「多少」参考にしたに変えて、必死で負けてない風を装ってるのが笑わせるよなあ
多少なんて程度問題なんだから、大いに影響を受けてたと認めても何の痛痒も感じないはずなんだが
これだけ必死に否定するのは、要するに歌舞伎の話題が全くわからないからの拒否感なんだろうな
「観劇」そのものの否定してたしなあ
板違いだからというのは言い訳で、なぜならドリフを筆頭にTVの話題は大好きw
要するに本は105円のをたまに読むだけ、あとはTVとネットだけが毎日の人生なんだね
714 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 23:54:33.08 ID:xj1ZUtAr
>>713 誰も「横溝の歌舞伎に対する造詣の深さはいっぱしの研究者並みだ」
なんて言っているわけじゃないんだから
いちいち躍起になって噛みついてくる必要なんかない筈だものね。
書斎に歌舞伎の知識のかけらも持ち合わせていないのは
>>601でよくわかるけど
知らないこと、興味のないことならそれこそ完全スルーすればいいのにそれができない。
いちいち噛みついてきては無用の恥を晒して己の無知を露呈するのが書斎の頭の悪いところの一つ。
715 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 23:54:41.78 ID:1cg0qFCw
横溝作品の登場人物はよく「なんぼなんでも」と言うよね
東京出身という設定の登場人物も「なんぼなんでも」と言うよね
「なんぼなんでも」、これって関西弁だよね?
私は関東の人間だけど、「なんぼなんでも」なんてまったく使わない
横溝さんは関西で生まれ育って、成人後に東京に出てきた人だから(そうだよね?)、
「なんぼなんでも」は関西弁であって、標準語じゃないって知らなかったのかな?
716 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/14(土) 00:25:34.33 ID:SAritSOy
>誰も「横溝の歌舞伎に対する造詣の深さはいっぱしの研究者並みだ」
>なんて言っているわけじゃないんだから
遂にこういう形で逃げを打って来るしかないとか(w
まだ、歌舞伎そのものとおそらく歌舞伎演題ネタの大衆芝居を同一次元で
語り続けている連中、痛いわな(w
実は横溝作品に対する実際の影響度を考えれば、
>>667が問題提起している欧米怪奇小説や本邦の怪談からのそれを検討
する方が、はるかに重要なんである。
御大自身による詳しい読書記録等も残されていないため、
推測するしかないが、
時代的には、
岡本綺堂の創作やアンソロジー(翻訳)、大乱歩が紹介しているような欧米
の怪奇小説群は、全て目を通していたのではないかな。
ただし、俺は本格ミステリ作家という自負を持った御大は、
謎や怪奇がそのままエンディングしてもOKなスーパーナチュラルな
怪奇小説は決して好みではなかったように思う。(あくまで作家としてだが)
本陣でも元ネタとなった琴の怪談を強調していないし、
八つ墓でも落武者伝説による恐怖をことのほか煽ることはしていない。
確かに、ドラキュラネタの「髑髏検校」があるが、怪物の恐怖をコテコテに
描いた原作と異なり、主眼は謎の検校の正体如何というミステリ的ものに
あると考えられる。
短編では戦前の「かいやぐら物語」もあれど、これも殊更に恐怖を煽ると
いったものではなく、甘美な怪奇幻想譚、むしろ横溝流ファンタジーと言う
た方が適切な作であった。
すると、「三つ首塔」で金田一が「理外の理」をあっさりと是認してしまう展開
は、ちょい気にかかるものはあるが。
717 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 00:28:12.02 ID:gDWnqAtE
話をそらそうとに必死なことだけはわかったが、で?
718 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 01:01:21.92 ID:QO8Bar9z
719 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 03:38:02.54 ID:zmm7TU5e
要するに書斎は無知だから「手持ちの札」が極端に少なくて、他人の持ってる豊富な札を
絶対に認められないし理解もしたくないから、自分の持ってるしょぼい札を
「これだけが価値のあるものなんだい!」
と泣き喚き、それこそ無理なものをエイヤッとつなぐ牽強付会をほざくだけなんだな。
TV板のコロンボスレでも、ミステリ初心者向けの倒叙ミステリの解説だけにしがみつき、
「フリーマンのソーンダイクもの、ハルの伯母殺人事件などの倒叙ミステリだけがコロンボの
生みの親である!」と単純な起源論を後生大事にふりかざして、オリジナルのコロンボである
舞台版「殺人処方箋」が生まれるまでの具体的な経緯をスレ住人たちが語っていても
さっぱり理解できないから「そんなものに価値はない!」とヒステリックに喚き立てるだけで、
結局つっこまれると倒叙ミステリについても何も知らないことを露呈して、以後はこの話題に
触れられなくなってしまっていた。
>>716の泣き言なんか見ると、もうジャンルもまとまりも何もなく、知ってる単語を脈絡なく
並べただけで、自分で言ってることを自分で否定したりの酔っ払いのたわごとになってる。
「御大自身による詳しい読書記録等も残されていない」という無知と怠惰からスタートし、
「推測するしかないが」「〜ではないか」「〜ではなかったように思う」「〜と考えられる」と
根拠の全く無い妄想をダラダラ並べるだけ。もうバカの一つ覚えとして百遍くらい書いてる
「三つ首塔の理外の理」については、過去スレでも「桜姫東文章」に元ネタがあると指摘されて
いるのに、何を言われているのか十年近く理解できないままだったのだろう。
720 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 04:29:44.13 ID:qkmZ7uh+
>>誰も「横溝の歌舞伎に対する造詣の深さはいっぱしの研究者並みだ」
>>なんて言っているわけじゃないんだから
>遂にこういう形で逃げを打って来るしかないとか(w
これなんて書斎自身が他人のレスを全く読めていない証拠だな。
逃げだというならどのレスが
「横溝の歌舞伎に対する造詣の深さはいっぱしの研究者並みだ」
という要旨なのか指摘したらどうなんだろう。
逃げを打つというのは一字一句一致しない限り
「そんなことは言っていない」という言い逃れをしてばかりの書斎のいつもの所作のことを指すもんだぞw
721 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 05:01:51.03 ID:5WIraAPK
また改行する場所がおかしいぞ書斎
書斎がそういう時はパクリか悔しくて泣いているかのどちらかだけど
今回は間違いなく後者だなw
722 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 06:25:15.88 ID:InDuP7UQ
723 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 06:30:38.87 ID:2qyowxFt
ミス住の論考で決定版が出た。
これで歌舞伎の話しを持ち出すのは牽強付会だわな。
724 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 06:38:30.00 ID:InDuP7UQ
ミス住の論考なんてありもしないものが見えるなんて、何かの心の病ですか?
725 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 07:49:30.04 ID:IzAgk5qt
横溝先生は、渥美金田一を見て、原作イメージに最も近いと言っていたんだっけか?
石坂金田一は、イケメンすぎるのかな?
古谷金田一は、野性的な感じだし、ちょっと雰囲気が違うかな?
726 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 09:09:22.66 ID:6LyXuRc1
>>725 「渥美清が金田一耕助のイメージに近い」という発言は、松竹版『八つ墓村』ができる前だと思う。
確か、昔横溝原作の捕物帳(人形佐七だったか他のだったかは忘れた)がドラマ化された時に、渥美清が出てるのを見ての発言だったような。
あぼーん
728 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 12:45:46.23 ID:qoRclklf
松竹からの映画化申し込みに対して、
金田一耕助は二枚目ではなく汚れ役でと渥美清を推したのは、
横溝正史自身(小林信彦との対談・第二部)。
以下、新たに制作されるたび、古谷一行にも、西田敏行にも、雰囲気があると発言。
最晩年のエッセイでは、誰がいいかなんて私の口からは言えないよ、と前置きしながら、
一番最初に原作どおりにやってくれた石坂君には感謝している、と記している。
729 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 13:01:36.51 ID:b7avdFsX
新作が見たい!!
金田一がジャニでも甘受しよう、その代わりヒロインには旬の美人を一杯
使ってくれ、眼福としてw
730 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/14(土) 13:50:41.62 ID:/cJ18uH4
>「幽霊座」では、歌舞伎では影をひそめている怪談じみた使い方を、
>あえてしている気がするわけで。
とうにこの点に気付いていて、何で御大作品と怪奇小説の関連という
この板らしい話題に繋がらなかったのか、これも不思議でならないものがある。
コテコテな西洋怪談(=怪奇小説)の古典「幽霊屋敷」「猿の手」「上段寝台」
「泣き叫ぶどくろ」「信号手」・・・
この辺は、横溝御大なら巧みで合理的な解決を考え得たかもと思える作品群だ。
例えば、名作中の名作である「猿の手」終盤クライマックスのノックの音の謎とか。
731 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 13:53:24.94 ID:2cGuySAc
後出しじゃんけんw
732 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 14:14:17.14 ID:5L1392TU
というより上にも書かれていた通りの
「貧弱な手持ちの札に頼るしかない無知のあがき」
そのものじゃないかw
国内の怪談も何も知らず、ただ「西洋の怪奇小説」っていう中味ゼロの
一般名詞を振りかざすだけで具体的な論証も例示も何もできない。
海外文学に明るいこのスレの人達が具体的な作品名や傾向なんかに
ツッコミを入れたら、歌舞伎や倒叙ミステリwと同様にたちまち
遁走するのはいつものことだろ。
733 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 14:41:13.54 ID:QUj6XgOh
しかしこれだけ恥をかいて後出し(のつもり)と臆面もないパクリで
主張をコロッと変えても、老人性痴呆が進行する一方の書斎のこと、
どうせあと2ヶ月もするとまた
「日本人に観劇の習慣なんかなかった」
「横溝も歌舞伎は見ていない」
「三つ首塔の理外の理は」
と毎年書いてた何とかの一つ覚えのレベルに逆戻りしてしまい、
ここ数日痛い目を見て学習したことも忘れて、昔のボケ「ロンコウ」を
またオウムのように繰り返すんだろう。
自分が人並み未満の無知だっていう、スタートラインの現実を認め、
きちんと勉強してからものを言うっていう当たり前のことができないから
いつまでもおんなじ痴態の無限ループなんだよ。
ミステリマガジンの道ははるか彼方だぞw
734 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 15:08:42.00 ID:qoRclklf
編集者時代の横溝正史は、「文藝倶楽部」で「怪談号」の編集もしてるし、
「講談雑誌」に西洋怪談も書いてる。
怪談仕立てのトリックなら「貝殻館綺譚」がある。
何で、ありもしない妄想の世界へ行ってしまうのやら。
735 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 16:07:37.84 ID:idmrAYX8
無知だから仕方ないwww
736 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 17:15:29.96 ID:zmm7TU5e
リトルリーグの時代にちょっと勝った時の思い出に固執して、
その頃の戦法を高校生や大学生相手の試合になっても
いつまでも使い続けて連戦連敗しているみたいなものだねw
書斎は小学生の時に「すごーい!」と言われたっていうレベルから
一歩も出られないままでいるんだ。
そりゃ雑誌の読者欄に載るのが夢だっていうレベルのはずだ。
737 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 17:46:56.94 ID:hsXSfE4v
横溝先生の作品にビンに入れてある目玉をかざってある店、という話があったのですが、
あのお話の題名は何でしょうか?以前にNHKラジオの朗読で紹介されていました。
738 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 19:08:30.75 ID:53Fe/25f
>>737 ビンの中に舌なら『舌』ってお話だけど、目玉は知らないです
私も知りたい。どなたか教えて
739 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 19:20:16.67 ID:hsXSfE4v
>>738 あ、ごめんなさい、確かにおっしゃるように目ではなく舌でしたね。ありがとうございます。
この作品が載っている本を探してみます。
>>739 あぁ、『舌』でしたか。
『舌』なら、旧角川文庫の『誘蛾燈』に収録されていますが、これは古本屋か図書館を探すしかないでしょうね。
現行の文庫とかで収録した物ってありましたっけ?>>皆さん
741 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 22:01:13.40 ID:qoRclklf
>>740 ちくま文庫の『怪奇探偵小説傑作選』か出版芸術社の『鬼火』。
『誘蛾燈』も含めてAmazonなら500円くらい。
742 :
名無しのオプ:2012/07/14(土) 22:07:34.62 ID:53Fe/25f
>>739 『舌』ならね、740さんの挙げてるのの他に、
ちくま文庫の『怪奇探偵小説傑作選2 横溝正史集 面影双紙 日下三蔵・編』にも入ってるよ
ただ、これも絶版かなぁ?
ちなみに『舌』って物凄く短いよね。確か5〜6ページぐらい。ちょっと怪談みたいな……
743 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/15(日) 00:10:46.47 ID:FsUCSlmK
他人の褌で相撲を取る狙いの
>>732に失笑しながら、
さあ、きちんと反論しておきまっしょ(w
>>734 残念ながら反論として成立していない。
>あくまで作家としてだが
と書いているにもかかわらず、
>編集者時代の横溝正史は
これは無いっしょ(w
>怪談仕立てのトリックなら「貝殻館綺譚」がある。
苦しまぎれとはいえ、ミステリと怪談を同一視してはいかんだろうが(w
それに本作もコテコテ怪奇ちゅーよりは、
かいやぐら程ではない幻想ファンタジー色がある作である。
744 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 00:21:14.80 ID:TF/I0ND2
誰が見ても立論の薄っぺらさ、知識のなさ、カン違いっぷりが歴然としている
書斎の感想文をせせら笑ってる常識的な反応を、自意識肥大のバカはいつも
「反論になっていない」
と言うんだよなw
狂人がキィー!ヒィー!と金切り声をあげているだけの痴態に、なんで周りが
「反論」しなきゃいけないんだか、 思い上がるなよ池沼w
>>720でも指摘されてるように、スレの流れも今議論されている軸も読めなくて
スレの全てが自分を中心に書かれたことだと思い込んで、読める部分だけを
読むから、ますます発狂ぶりが際立っているんだよ
745 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 00:46:33.73 ID:TF/I0ND2
雪の上の足跡トリックを扱った名作「白い僧院の殺人」について
書斎はこんなことを書いてるよ
↓
>十八番のオカルティズム皆無ゆえ、エンタメ度ダウンという感あり。
>西洋では雪女ネタは無いだろうけどね。
雪が舞台のオカルトと言って「雪女」しか出てこないんだww
書斎の頭の中の「西洋怪談」「欧米怪奇小説」っていうものがどれだけ
薄っぺらなものか、こういうところで簡単に馬脚を現すんだよなあw
746 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 01:24:07.94 ID:wPGraMqu
ほんと本読んでないよな
ハーディぐらいで発狂するだけのことはあるわw
ここでぐうの音も出なかった腹いせにクイーンスレで
「英米文学専攻でもない限り、ホーソーンやハーディ読む者は希少」
なんて負け惜しみを言って、途端に瞬殺されてたがwww
747 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 03:14:28.30 ID:WQLoAGX0
「文藝倶楽部」の「怪談号」で、横溝正史は自分でネタを考えて若手に書かせ、
中には口述筆記させた一編すらあるんだが。
748 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 06:10:29.99 ID:fUhmLM4H
横溝に限らずミステリ一般、文学一般、社会常識一般についての書斎の知識の浅さは
歴然としているな。スレ住人たちの足元にも及ばぬ低レベル。
ミステリマガジンに「論考」を投稿する、などと妄想を垂れ流すのが精一杯か。
749 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 07:09:56.68 ID:pJlDX9f5
書斎はプロなんだが。
名前を明かせばひれ伏す権威主義者のスレ住人には呆れるわ。
750 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 07:16:34.46 ID:mRvlLTRW
妄想のプロw
751 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 08:10:00.37 ID:NE7ZibYJ
幼稚園児レベルの嘘w
752 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 09:36:31.26 ID:19lCFr5V
書斎のほうがよっぽどの権威主義者だろw
第一「書斎はプロだ」なんてことを何の証拠も示さずに言い出すことこそ権威主義そのものじゃないか。
プロだといえばそれだけで皆がひれ伏すと思っているんだろうw
753 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 09:42:49.73 ID:yCq/+YIo
まず書斎がプロとして依頼原稿を書いていることは絶対にありえない。
知識も文章もプロとしての最低レベルにもはるかに達していない。
「たかが2ちゃんねるだから手を抜いている」と言い訳するだろうが
プロは2ちゃんねるでも手を抜かないし、仮に抜いたとしてもあんなに
間違いだらけの書き込みをすることはない。知識の量がちがう。
書斎はプロだ、出版社のCEOだ、天皇のご落胤だと幼稚なウソをつけば
住人が恐れ入ってひれ伏すとでも思っているのだろうか?
2ちゃんねるでは書き込みがすべて。えらい人でもレス内容が馬鹿なら
馬鹿にされるし、誰とも知らぬ名無しでもいい書き込みなら感心される。
ミス板でも馬鹿にされてるプロ作家もいるよ。
書斎は書き込みの程度の低さ、自演で優位に立とうとする卑劣さ、満足に
その自演もできない頭の悪さと、褒める要素がどこにもない産廃級のクズ。
「書斎は自演していないよ」とか
「サイレントマジョリティは書斎を支持している」とか
発言内容自体が矛盾しているレスを平気でしてくる頭の悪さは異常だ。
754 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 09:46:04.10 ID:WQLoAGX0
おツムがプロレタリアートなんだよ。
最近覚えたての言葉で多分、
アートのようなレトリックを持ったプロ、
ぐらいの意味だと勘違いしてるんじゃないか。
755 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 09:46:52.63 ID:/Kj+LtHl
>>744 「論」に対してなら反論もしようがあるんですけど
書斎の場合は根拠もなにもない独りよがりの妄想ですからねw
>>745 書斎はカーをまともに読んでいないことが証明されましたね。
カーの“エンタメ度”が“オカルティズム”だけみたいなこと言い出すとはw
756 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 10:13:36.71 ID:TF/I0ND2
書斎のミステリの認識って、いつも中島河太郎の初心者向け解説のレベルで
止まっているから、カーと言えばオカルトとドタバタ、っていう (まだ世の中が
「純文学」≒自然主義・私小説の権威にとらわれていた時代である) 1960年代の
発想から全く進んでいないんだよな。
書斎が権威主義者なのと根っこが同じで、とにかく既成の、悪く言えば手垢のついた
レッテルが大好きで、俗論俗説にすぐ飛びついてそれを疑わない。何の証拠もない
権威にも、それが権威だというだけで簡単にひれ伏すのが書斎の根本的態度。
その原因は一にも二にも、自分で実際の作品を読んだり歴史を調べたりしすることで
事実を把握することが出来ないから。
>>753に書かれていることは2ちゃんに限らず世の中の基本。まず作品を実際に
味わって、事実を確認して、その上で既成の一般論や偏見に誤りや行き過ぎが
あったと感じたら黙って捨てるか実態を証拠に基づいて人に知らせる、それが
趣味人の快楽であり使命感でもあるのに、書斎はいつだってトンチンカンな
既成概念(=権威)に縛られて、それを振り回すだけしかできない。
角川映画がマスコミで騒がれれば「角川以前は横溝なんて誰も知らない」
子供の頃にカーはオカルトだと聞けば「オカルトのないカーは面白くない」
間違った初心者向けのガイドをうのみにして
ポワロの相棒はヘイスティングスだと聞かされたら「ヘイスのいない作品は淋しい」
自分の目と頭が実態を把握できないんだから
既成の権威に頼るしかないっていう絵にかいたような俗物、それが書斎。
757 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 10:24:21.34 ID:TF/I0ND2
途中で送信に飛んでしまった、失礼。
間違った初心者向けのガイドを鵜呑みにして「ポワロがハゲなのは世の常識」
ポワロの相棒はヘイスティングスだと聞かされたら「ヘイスのいない作品は淋しい」
横溝は草双紙趣味と解説に書いてあれば「歌舞伎なんて敷居の高いものは
横溝作品には影響していない」と、草双紙や歌舞伎の中身も知らずに早とちり。
草双紙の具体的な作品の系譜と歌舞伎狂言や大衆演劇のはっきりした繋がりを
把握している人たちが語っていることがまるで理解できないから「歌舞伎と大衆
演劇は違うのが分かっていない」「西洋怪奇小説の方が影響はでかい」などと
行き当たりばったりの聞きかじりハッタリを盲撃ちして、それで相手が恐れ入って
ひれ伏してくれるのを夢見る。
すべて「ド素人」の一言で片づけられる中二病的態度でしかない。
自分の目と頭が歴史にのっとって個々の現実を検証できないから、既成の権威に
頼って思考停止するしかないっていう絵にかいたような俗物、それが書斎。
松本清張スレでも、「清張はこういう作家や作品を意識ししていたに違いない」と
挙げた作家や作品の名前が、みんな当時の人気大衆作家やベストセラー
みたいなものばっかりだったのが悪いが笑えたなあ。ほんとにテレビの人気しか
知らない人間なんだよな。そりゃ今どき異常な「文学コンプレックス」に捕われた
ままのはずだわ。
ただ「映画と言えばキューブリック」という恥ずかしい俗物発言は最近しなくなったね。
笑われまくったからね。どうしてそうなのかはまだ解ってないだろうけどw
758 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 10:29:58.65 ID:NE7ZibYJ
>>745 万年無職の書斎と一緒にしたらプロレタリアートに失礼
759 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 16:35:24.45 ID:wPGraMqu
だいたい、頭巾もヰタ・セクスアリスも所以も読めないプロ物書きなんてありえん
というか、中学生以下
760 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 18:12:01.31 ID:XEEIKIGE
書斎の相手してる奴等が夏の盛りの銀蠅のごとくうざい。
そんなに書斎が好きか、お前ら。
761 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 18:37:46.69 ID:r5BKh/0T
>>756 >>(まだ世の中が「純文学」≒自然主義・私小説の権威にとらわれていた時代である)
山崎豊子と松本清張の対談でもこの事に言及していたな。
文壇とか芥川賞とかは嫌い、だから距離を置いているというお二人の話は大変興味深かった。
762 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/15(日) 19:13:02.88 ID:6lRcF5hX
御大が狂綺堂の愛読者だったのは周知なことだが、
その実作、捕物帳や「河獺」なんて作を見ると、
心底愛読したのは半七であり、「三浦老人昔話」に代表される巷談集かと思う。
怪談の方は「一本足の女」なんかはミステリ的処理するとしたら
困難至極なネタだし(w
763 :
名無しのオプ:2012/07/15(日) 21:20:14.44 ID:xcoVmDG9
またもや根拠もなく「かと思う」かよw
764 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 07:39:21.05 ID:IOvw9VJY
皆様、お早うございます。
大雨が酷かったり、大変蒸し暑くなっていますけど、お元気ですか。
横溝先生の犬神家、やっと読了です。この作品は確か、一度テレビで見た事がありました。
大分昔でしたけれど、原作を読んだ感想とイメージが違う気がします。
確かに、ただ恐いのではなくて、何故こうなって行ったのか?強い愛が絡んだから…。
と、感じます。単純な事しか書けず、すみません。では、お仕事に行ってまいります。
765 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 10:35:49.45 ID:a1TUpghl
766 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 10:41:33.97 ID:a1TUpghl
▼あと、例によって書斎のワンパターンが始まりそうだから確認しておきますね
92 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/23(水) 16:57:20.18 ID:HgHmcwu5
カースレで書斎が恥を晒したらいきなり現れて「初心者向けのオススメ」を
質問し、以後も書斎がやたらと馴れ馴れしく会話を続けていた相手は、
書斎がこてんぱんにされてコテハンを名乗れなくなった途端にスレから
消え失せてしまったなあ。
93 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/23(水) 17:37:43.41 ID:2T+Zc/ip
書斎が追いつめられて書き込みが出来なくなったスレには
かなりの確率で「初心者」を名乗るやつがやってきて
「この作家の本を初めて読むのですがオススメはなんですか?」
「皆さんが初めて読んだ(or一番好きな)作品はなんですか?」
と聞いてくるんだけど、書斎魔神が出入りしていないスレで
こんな「初心者」を見たことない。あまりにも不自然。
94 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/23(水) 20:44:55.49 ID:+P2mvPzA
「〇〇読んでこう思ったけど、他に読むなら何がいい?」
というレスならたまにあるけどね。
でもまっさらな状態で来るような人間は確かにいないな。
96 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/05/23(水) 23:01:06.45 ID:ZJgWanst
そして普段は誰彼かまわずに罵倒する狂犬のような書斎が、その「初心者」には
なぜか親切に話しかけるんだよね
自分が答えられなくなった話題は存在しないかのようにスルーしてwww
767 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 10:41:36.18 ID:vVFDsq+v
書斎は綺堂が数々の戯曲を書いていることなんか知らないだろうなw
768 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 11:09:11.44 ID:oVpCwXtn
>>767 正史が、『ランプの下にて』(岩波文庫)のように芝居に関する著書まである綺堂の愛読者である
といいながら、「芝居には思い入れはない」なんて妄想を得意げに吹聴してますね。
まあ、無知が露呈するのは毎度のことですが。
どうせなんの根拠もなく、「御大が一番愛読したのは、怪談ものだ」とか
「狂綺堂の本領は怪談物であり、芝居評や戯曲は余興(←w)にすぎない」
なんて、思いつき言い訳に終始するんでしょうけど。
769 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 14:57:12.01 ID:eCXpwK2u
770 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 16:54:45.00 ID:k0HR3On4
>>764 休日なのにお仕事ご苦労様であります!
犬神家は、愛、だよね、愛
いくつもの強い愛が絡んでるのが犬神家ってお話だよね
それから、静馬がテレビと違ってただの悪人じゃなかったでしょ
映画やテレビドラマだと、静馬はいつだって悪者として描かれてしまうんだよね
771 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 17:21:41.69 ID:2aKgCSXW
>749 :名無しのオプ:2012/07/15(日) 07:09:56.68 ID:pJlDX9f5
>書斎はプロなんだが。
>名前を明かせばひれ伏す権威主義者のスレ住人には呆れるわ。
どうも意味不明だと思ったら2行目はかつての都筑スレでの逆恨みなんだな。
書斎が都筑作品を、売れない、店頭から消えてる、二年以内に忘れ去られる
と好き放題に罵倒していたところ、あるコテが論拠を徹底的に問い質した。
その結果、書斎は何のデータも持たず勝手なイメージで「店頭から消えてる」
と繰り返していたことが暴露されてしまった。
書斎のデタラメぶり、虚言が完全に明らかになった後、件のコテは一言だけ
自分の正体をほのめかす発言をした。過去ログを見れば明らかだがあくまで
もしかして? という程度でハッキリと実名を名乗ったわけではない。
書斎はこれを恨んで、プロが名前を出して書き込んだから住人が媚び諂って
自分が論破された、という風に記憶を捏造してしまった。
プロが名乗ったからといってスレ住人が媚びる必要はないし、別に媚びようが
媚びまいが書斎が嘘をついていたという事実には何の関係もないんだけどね。
それ以来、書斎魔神はことあるごとにそのプロに当て擦りを言いつづけている。
知識も実績も比べるのも馬鹿馬鹿しいほど上の相手にみっともなさ過ぎるわ。
772 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 18:21:06.36 ID:QqWGJ0kZ
>>771 > 書斎が都筑作品を、売れない、店頭から消えてる、二年以内に忘れ去られる
関係ないが、地方の書店では高木彬光作品をあまり見かけなくなったような気がする。
773 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 18:50:06.81 ID:IOvw9VJY
>>770 労いの御言葉、有難うございます。蒸し暑いので、屋外はきついですね。
本当に愛が複雑に絡んだ、気の毒ささえ感じてしまう一族ですね。
娘さん三人は、母娘揃って愛されなかったから、ああなって。他の皆さんも色々…。
あ、あまり内容を書き込みしてはいけないのですよね。すみません。
イメージで覚えていた内容と良い意味で大分違っていて、良い読後感です。
あのお嬢さんが無事に赤ちゃんを産んだら、姉妹の御二人はもっと落ち着いて仲良くなれますでしょうかね?
楽観的ですか?
774 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 20:29:55.92 ID:dXvKSjK9
若き日の横溝正史が、半七捕物帳だけでなく、岡本綺堂の奇談物を愛読していた、
っていうのは、「田舎太平記」に書いてあるし、そのまま文庫本の解説にも引用されてるんだから、
そりゃ「衆知の事実」なんだろうけど、
じゃあ具体的にどの作品から、どう「その文体についていちばん大きな影響をうけた」のか、
って話になると、数が多すぎて、Amazonをクグったぐらいじゃ見当もつかない。
普通の人間は、発言するのは綺堂の作品を相当数読んでからにしようと考えるのに、
それをせずに、いきなりあらぬ妄想へ走るのが、書斎ならでは。
かくして、新たな「羞恥の事実」がまたひとつ増えていくのだった……。
775 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/16(月) 21:37:17.98 ID:567umF8J
「横溝御大は狂綺堂作品を愛読していたから、
狂綺堂と同じくらい芝居に思い入れがあるはず」
とか、何か滅茶苦茶な話になって来たな(w
まあ、狂綺堂のミステリに対する思い入れよりも、
御大の芝居に対するそれは更に低いと思われだ。
あくまで趣味、作品の中に装飾として使うこともあった程度でしょ。
776 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 21:41:16.05 ID:dKyBQY9V
>「横溝御大は狂綺堂作品を愛読していたから、
>狂綺堂と同じくらい芝居に思い入れがあるはず」
>とか、何か滅茶苦茶な話になって来たな(w
見えないものが見える、書斎の妄想がまたぞろ始まったなw
いったい誰がそんなこと言ってるんだか具体的に示してみろよ
777 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 23:23:44.22 ID:a1TUpghl
いやほんと、書斎の言動は普通の人から見ると発狂しているか薬物中毒か、
というレベル以外の何物でもないんだが、これでも本人としては頭を作って
論理的に発言しているつもりなんだろうな。
周りのスレ住人はごくごく真っ当に客観的な資料をあたり、綺堂や横溝の
来歴や、そこから生まれたであろう嗜好を物証に基づいてたどる努力を
しているだけ。ごく普通の趣味人の態度だ。
ところが、知識もなければ調査探索する努力も全く持ち合わせていない
書斎だけが、自分の知らない事実に基づいて確実な推論が積み重ねられて
いくのが口惜しくて仕方ないらしく、そうした地道な調査の積み重ねを一撃で
吹き飛ばす革命的超科学新兵器!みたいなノリで、自分の知ってるわずかな
知識の切れっぱし、たとえば「残酷絵」「西洋怪談」「巷談集」なんてものを
世紀の大発見みたいに持ち出してくる。
778 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 23:25:46.19 ID:a1TUpghl
けど所詮は書斎の貧弱なコレクションを思いつきでピックアップしただけの
その場しのぎのハッタリ知識でしかないから、敗戦寸前のナチスの珍兵器
みたいなもので、笑い物になるだけ。
そうしたら今度は自分の狂った牽強付会を他人のせいみたいに捏造して
「○○は△△△と言いたいらしいなww」
などとズレまくった発狂発言を繰り返す。
このスレだけでも一体いくつ、そういう暴投発言を繰り返したんだか。
いいから自分の思いつき暴論をちゃんと補強できるだけの具体的な証拠を
どんどん挙げてくればいいだけのことだろうに。
まあそれが出来ないことを自覚しているから、どのスレでもあっという間に
他人に対する的外れな罵倒・誹謗しか書き込めなくなっているわけだけど。
書斎の無知の逆恨みをされるまともな人たちは気の毒だわ。
まあ「虚心に」スレを読めばまともな人たちの理論に学ぶところが多くて
書斎は誰に対してもかすり傷一つ負わせられていないんだけどねw
書斎本人は深い致命傷を負って、十年間恨み言を書き続けるわけだがw
779 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 23:33:03.04 ID:zuk+mo7G
780 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 23:46:50.08 ID:a1TUpghl
まあそのあたりはご容赦いただければ…
書斎が勝利宣言付きの「上方歌舞伎論」「西洋怪談論」「綺堂の巷談論」などを
次々ぶち上げる図がなかったのを残念だと思われるのであれば、それはそれで
仕方ないことですが。
個人的にはこの一週間の住人の方の書き込みでとても勉強になりました。
書斎の放置プレイが淡々と並ぶだけのスレより得るところは大だったと思います。
あくまでワタシ個人の嗜好なので自重したいと思いますが。
781 :
名無しのオプ:2012/07/16(月) 23:57:50.52 ID:eCXpwK2u
>>780 たしかに歌舞伎関連のやり取りは、俺も実に面白かったけど
きっかけは別に書斎じゃないし、正直あの馬鹿がいないか、
いても、自分が皆目わからないことには黙っていれくれればもっと楽しかったと思うよ。
俺も書斎はとことん馬鹿なのはわかるけど、からかって面白いわけでもなく、
いなくなってくれるのが一番いい。
782 :
名無しのオプ:2012/07/17(火) 11:16:57.01 ID:W+8r93IJ
「横溝御大は狂綺堂作品を愛読していたから、
狂綺堂と同じくらい怪奇小説に思い入れがあるはず」
とか、何か滅茶苦茶な話になって来たな(w
まあ、狂綺堂のミステリに対する思い入れよりも、
御大の怪奇小説に対するそれは更に低いと思われだ。
あくまで趣味、作品の中に装飾として使うこともあった程度でしょ。
783 :
名無しのオプ:2012/07/17(火) 12:04:20.99 ID:INDZi50N
狂綺堂なんて別号でこれみよがしに呼ぶとこが書斎らしい半可通だよなあw
その号では主に劇評・歌舞伎評を書いてたんだがね
「横溝御大は狂綺堂作品を愛読していたから、
狂綺堂と同じくらい歌舞伎に思い入れがあるはず」
ということになるね
あぼーん
785 :
名無しのオプ:2012/07/17(火) 16:08:40.27 ID:gDX1eK8N
>>773 金田一ものは、どんなに凄惨な事件が起こっても、読後感が良いものが少なくない気がします。
私も「犬神家の一族」を読んだ後、彼らの未来にやや明るいものを感じました。
786 :
名無しのオプ:2012/07/17(火) 19:58:07.81 ID:iHd5bj6D
>>785 探偵の身体的特徴と期を一にしているね。
787 :
名無しのオプ:2012/07/17(火) 20:19:35.50 ID:sTvFX+7u
御大が薦めるからカーの本を買って読んだが
それほどおもしろくなかった記憶がある。
788 :
名無しのオプ:2012/07/17(火) 20:23:37.88 ID:DttR9nDy
石坂金田一をテレビドラマで見たかった。由利先生は確か、ドラマでやったんだよね?
789 :
名無しのオプ:2012/07/17(火) 21:11:17.38 ID:xmQPeoEv
>>788 土曜ワイドの「蝶々殺人事件」か。あれはちょっと・・・
原作をあそこまで改変するのであれば、犯人の名前も変えてほしかった。
790 :
名無しのオプ:2012/07/18(水) 06:50:08.84 ID:sRP+Tfgc
791 :
名無しのオプ:2012/07/18(水) 08:17:57.87 ID:nBo2d1CH
キちがいじゃから仕方あるまい
792 :
名無しのオプ:2012/07/18(水) 08:33:29.36 ID:nBo2d1CH
いや、まじめに786の書き込みは誤爆にしか思えん。
軌を一にする、でも意味不明だろ。
金田一耕助の「身体的特徴」・・・ぼさぼさの髪とか貧相な体格が、「犬神家」
の読後感の良さと、何の関係があるの?
793 :
名無しのオプ:2012/07/18(水) 08:34:41.38 ID:Szis1WTg
ID:iHd5bj6Dは「探偵の身体的特徴」について
クリスティスレで集中砲火浴びて逃げて来た未読魔神
794 :
名無しのオプ:2012/07/18(水) 09:10:21.87 ID:nBo2d1CH
>>793 サンクス。向こうを覗いて来た。
なにやら「ミステリマガジン」に論考を投稿予定w らしいから、そっちに
専念して、ここからは消えてほしい。
といっても、
>>787みたいな十年一日なことをしてるからなあ。
あぼーん
796 :
名無しのオプ:2012/07/18(水) 11:35:59.73 ID:+b7sA+U0
>>792 金田一のイメージと明智のイメージを比較すれば子供でもわかるはずだが。
797 :
名無しのオプ:2012/07/18(水) 12:06:12.87 ID:bcWsFamb
書斎がボコボコにされると定期的に現れて「季違い」とだけ
呟いているのがいるが、やっぱり書斎のひとりごとなの?
798 :
名無しのオプ:2012/07/18(水) 12:22:18.42 ID:0cMN8YLZ
>>797 頭のおかしな愛知の恥晒しことねたばれぷららだろ。
799 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/18(水) 21:10:18.62 ID:DBIdXVJ4
じゃあ、由利先生は誰が適役だったか?
という話題が随分前にあった。
一番賛同を得たレスは故岸田森氏。
これには俺も成程感あり。
800 :
名無しのオプ:2012/07/18(水) 23:11:05.71 ID:LeZ97p8/
役者じゃないけど、筑紫哲也かな?
白髪のイメージでw
801 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 00:33:41.70 ID:LAFmFVip
東野圭吾パート71
49 :名無しのオプ[]:2012/07/18(水) 15:57:57.85 ID:+b7sA+U0 ←←←
ぶたくん、えさの時間だ。人糞尿をあげよう。
東野圭吾パート71
55 :名無しのオプ[]:2012/07/18(水) 20:42:34.60 ID:+b7sA+U0
でつまつくんは生きている。
必ずリーダーとして復活するぞ。
ディクスン・カー(カーター・ディクスン)Part13
9 :名無しのオプ[]:2012/07/18(水) 11:34:59.59 ID:+b7sA+U0
一生懸命に書斎をばかにしていることにしたいらしいが、そんなことは全然ないよ(w
議論活性化のために、必要なレスをしているだけのこと。
ディクスン・カー(カーター・ディクスン)Part13
15 :名無しのオプ[]:2012/07/18(水) 21:46:33.17 ID:+b7sA+U0
アンチの弱弱しい反論が一刀両断されたね。
アガサ・クリスティ 23
971 :名無しのオプ[]:2012/07/18(水) 18:33:42.47 ID:+b7sA+U0
ミステリのカテゴリもわからずアガサについて妄言を撒き散らすアンチ。
みっともないからもうやめろや。
甦った! 横溝正史スレその2
796 :名無しのオプ[]:2012/07/18(水) 11:35:59.73 ID:+b7sA+U0
金田一のイメージと明智のイメージを比較すれば子供でもわかるはずだが。
802 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 00:40:01.21 ID:XxAGD2TJ
由利先生は、ああ見えてかなりの好き者なので、藤本義一。
803 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 00:51:48.82 ID:DVeVgAd9
キザなので、キザと言えば岡田英二だなw
804 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 02:25:15.70 ID:qi1N//g/
ミス住のリードでスレが活性化してきたね。
805 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 07:31:36.67 ID:h7y3rIWN
犯人役は鶴峰の林博が適役なんじゃないかな
806 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 07:38:12.01 ID:LAFmFVip
ボケ老人林、
>>708で名無しのフリをしていたのにうっかり書斎のことを
「ミス住」とやらかしてしまって、以後ムキになって関係ないスレでも
ミス住ミス住と連呼しているな
意地を張るべきことは別にあるのに、とことん人として壊れているんだな
あぼーん
あぼーん
809 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 11:19:20.99 ID:JsSIivnz
必死な愛知ねたばれぷららw
書斎の支持者ってこんなのしかいないのかよw
あぼーん
811 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 11:23:55.09 ID:JsSIivnz
愛知県ってこんなのしかいないのか?
自分を叩く奴はたったひとりだと思い込んでる。
なんて孤独なんだろうw
812 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 11:29:43.60 ID:zwSxJRj2
俺はそのぷらなんとかとかいう奴ちゃうのに
人違いで煽る奴って季違いなんやろか?
813 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 11:35:56.84 ID:JsSIivnz
愛知ぷららが必死。
書斎と同じ刑務所の同じ房だったというのは本当かい?
814 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 11:43:15.58 ID:zwSxJRj2
ちゃう言うてるやん
謝れや
815 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 12:06:28.71 ID:zwSxJRj2
謝らずに逃げたか
親が季違いやからこーゆー蛆虫が育つんやろな
816 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 12:12:26.85 ID:LAFmFVip
はいはい箸休めに置いておきますよ
ttp://toro.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1334595136/ 652 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 20:47:31.74 ID:fV4BJRIS
カチカチのフランスパンを凶器にする話があったけど
いくら固くてもパンでは質量に欠けるので、人を殺すほどの打撃は
与えられないと思う。
653 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 投稿日:2012/07/18(水) 21:14:48.19 ID:DBIdXVJ4
清張作品なら、それは「ブツ」が違う「和風もの」だね。
655 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/07/18(水) 22:08:40.44 ID:mjAuw5Z9
何言ってるんだ、両方あるだろがw
フランスパンが凶器の作品と和風のブツの作品は別(もちろん両方清張)
本当に、書斎は何も読んどらんね
もう、何も書き込まないで引っ込んでろよ
656 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/07/19(木) 08:53:36.64 ID:JsSIivnz
たとえ知らなかったにしても652がどうしてここに書きこまれたのかを考えれば
そういう作品を清張が書いているという見当くらいつけられると思うけどね。
語るに落ちた書斎くんw
657 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/07/19(木) 10:05:33.91 ID:aQ/59fSw
たぶん該博wなる書斎クンは、類似ネタの先達であるダールの作品と
652が勘違いしてると思ったんだろうな
勘違いは書斎の専売特許だっての
ダールを読んでれば間違うはずはないんだがねw
817 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 12:16:12.30 ID:zwSxJRj2
勝手に貼るなよ
著作権の侵害やろ
書斎に金払えや
818 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 12:20:39.90 ID:1zv7VtGN
松本清張すら読んでいない頭の悪い死斎君w
819 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 12:22:30.24 ID:aQ/59fSw
俺はかまわないよ
どんどん貼っとくれ
820 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 12:25:54.76 ID:zwSxJRj2
あかんいうてるやろ
貼るならしばくぞ蛆虫どもが
821 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 13:28:00.99 ID:h7y3rIWN
林の独り芝居が酷すぎるw
822 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 14:51:47.89 ID:LAFmFVip
これらの落書きにも書斎の著作権があるのかな?ww
東野圭吾パート71
49 :名無しのオプ[]:2012/07/18(水) 15:57:57.85 ID:+b7sA+U0
ぶたくん、えさの時間だ。人糞尿をあげよう。
東野圭吾パート71
55 :名無しのオプ[]:2012/07/18(水) 20:42:34.60 ID:+b7sA+U0
でつまつくんは生きている。
必ずリーダーとして復活するぞ。
ディクスン・カー(カーター・ディクスン)Part13
9 :名無しのオプ[]:2012/07/18(水) 11:34:59.59 ID:+b7sA+U0
一生懸命に書斎をばかにしていることにしたいらしいが、そんなことは全然ないよ(w
議論活性化のために、必要なレスをしているだけのこと。
ディクスン・カー(カーター・ディクスン)Part13
15 :名無しのオプ[]:2012/07/18(水) 21:46:33.17 ID:+b7sA+U0
アンチの弱弱しい反論が一刀両断されたね。
アガサ・クリスティ 23
971 :名無しのオプ[]:2012/07/18(水) 18:33:42.47 ID:+b7sA+U0
ミステリのカテゴリもわからずアガサについて妄言を撒き散らすアンチ。
みっともないからもうやめろや。
甦った! 横溝正史スレその2
796 :名無しのオプ[]:2012/07/18(水) 11:35:59.73 ID:+b7sA+U0
金田一のイメージと明智のイメージを比較すれば子供でもわかるはずだが。
823 :
”削除”依頼:2012/07/19(木) 16:41:32.09 ID:JsSIivnz
824 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 16:42:45.73 ID:JsSIivnz
誤爆失礼w
825 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 19:26:22.69 ID:WliE6KrO
久しぶりに犬神家の一族を読んでみると佐兵衛翁の身勝手な糞ジジイっぷりに驚くな。
何故、松竹梅の娘に冷たく当たったのか、それは東代と祝子への愛を忘れないため・・・
何か、感覚が一般庶民の全てを超越している。まるで意味不明、理解不能としか言いようがない。
自分の業で娘らの性格を陰険にしておいて、その業を娘らの息子に精算させるとか。三界に渡る気違いだわ・・・
826 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 20:09:49.25 ID:qXimryRw
まあ悪魔の手鞠歌に歌われている殿様よりはマシだw
827 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 20:16:31.54 ID:YyrASlyx
>>825 あんたはよほど人間関係に恵まれてるらしいな
佐兵衛ぐらい身勝手なおっさんは、世の中にいくらでもいるよ
828 :
名無しのオプ:2012/07/19(木) 21:38:19.01 ID:h7y3rIWN
>>825 東代?晴世だろ。どうやったら間違えるんだよ
829 :
名無しのオプ:2012/07/20(金) 01:33:15.11 ID:EuZeZkyy
横溝正史さんのお父様とお母様は、
お互いに家庭のある身でありながら、恋に落ち、
それまで住んでいた岡山から神戸へと駆け落ちしました。
その神戸で、正史さんや幾人かの子供たちが誕生しました。
捨てられた正史さんのお父様の正妻は、首をくくって自殺しました。
息子の歌名雄くんは、早死にしました。
異母兄である歌名雄くんの死因ついて、正史さんは「語りたくない」と言っており、
あるいは彼もまた自殺だったのかもしれません。
正史さんのお母様の夫君だった人の家も、その後、いろいろとご不幸があり、
ついには断絶してしまったそうです。
ちなみにこのお母様の夫だった人は、「悪魔の手毬唄」のお庄屋さんのモデルだそうです。
首をくくって自殺したお父様の正妻が「手毬唄」のリカのモデルであること、
また、歌名雄さんが「手毬唄」の歌名雄のモデルであることは、言うまでもありません。
道ならぬ男女の恋・愛欲が、周りの人々に不幸をもたらす。
周りの人間……特に子供や孫といった世代に不幸をもたらす。
親の因果が子に報い。
これが多くの横溝作品のテーマとなっています。
「犬神家の一族」しかり、「悪魔の手毬唄」しかり、「悪魔が来りて笛を吹く」しかり……
数え上げたらきりがない程です。
正史さん自身、常に罪悪感を抱いて生きてきたと言っています。
もちろん正史さんにはなんの罪もないのですが……
ご自分のご両親の不倫の恋が多くの人々を不幸にしたことを知れば、
その恋の結果として生まれた正史さんが罪の意識を感じてしまうのも、
あるいは無理はないのかもしれません。
軽々しく不倫をしている男女が、今も昔もたくさんいますが……
彼ら・彼女らには横溝正史の小説を読んでみることをお勧めします。
830 :
名無しのオプ:2012/07/20(金) 10:14:20.56 ID:qXcPjOtu
「私生児」を描き続けた作家だと思う。
そして、当時のミステリー(特に、海外の古典ミステリー)では悪役に
描かれがちだった私生児を優しい目で好意的に描いた。
たとえば、犬神家は、グリーン家殺人事件の影響を受けていると思うけど
タマヨは、グリーン家で言えば誰のポジションに当たるか。
もし純文学の作家だったら、その面が研究対象になってもっと評価されたと思うけど。
831 :
名無しのオプ:2012/07/20(金) 10:34:49.67 ID:F7nh2xQP
少なくとも珠世の漢字がわからなかったことだけはわかったw
832 :
名無しのオプ:2012/07/20(金) 16:58:52.24 ID:40A9PWqy
八つ墓村の多治見家の財産が昭和23年で1億2千万円とあるが、現在に換算すると幾らになるの?
833 :
名無しのオプ:2012/07/20(金) 20:11:23.75 ID:8cVgKmRY
>>829 真実のお話なのですか。
だとすれば金田一作品に共通する血の因縁とは全く空想のお話という訳ではないのですね。
834 :
名無しのオプ:2012/07/20(金) 20:59:47.45 ID:mdkpCLfA
>>829 悪魔の手毬歌ってそこまでの思いを込めた作品だったのですか・・・。
読んだときには、耕助はなんで手をこまねいてみていたんだ?との疑問が強かったけど、
横溝先生自身に復讐を遂げさせたいという思いがあったからかもしれないのですね。
また、その事情を知ると最後の歌名雄に生きて下さいというくだりの重みははかりしれないです。
835 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 00:26:47.73 ID:xaZq2Jry
>>832 えーと、良く判らないのですが。戦前の1円は今の=3,000〜4,000円ぐらいだそうです
なので戦前だと多治見家財産は3,600億円〜4,800億円かしらん?
でも戦後は価格が暴落したらしくタンス貯金などは紙屑同然だったとか(一応クグッた)
多治見家が、どこに貯金していたかで財産額が変動するかも
尼子の落ち武者の大判小判の方が、安定していて良さそうですね。
・・と、占い師のような発言。
836 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 05:58:04.12 ID:d6YhxbXO
手毬唄○
手毬歌×
手鞠歌×
837 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 06:44:38.21 ID:ffhxAJKH
>>835 ありがとうございます!
今、BSで八つ墓村やってますが番組情報で多治見家の土地山林を含めた総資産がそれくらいだと解説に出てました。
換算して数千億、結局は慎太郎さんが継いだんですよね多治見家。
辰弥も3000両の金塊を手にし幸せを掴んだ。それ以上に可愛い嫁さんも(笑)
鶴子さん始め、不幸に逢われた方々も多々いるけれども最後は報われて本当に良かったと思います。
838 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 07:16:48.14 ID:zk5DrKhO
>>834 あれって犯人が仁礼と由良の娘当人に不快な感情を抱いてないと殺人もできないよね。
殺しておかないといずれ近親相姦が起こることは火を見るより明らかだから、殺人の大義はあるが。
839 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 07:22:12.68 ID:zk5DrKhO
>>832 >>835 >>837 しかし、横溝正史読本によると横溝先生は「その後、八つ墓村はあの石灰工場によって公害に悩まされることになる」
と語っていられるから・・・あんまり救いがないな。
八つ墓村を書いた当時は公害は周知されてないから、将来こういうことをが起こると予測出来なかったかと。
840 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 08:34:19.40 ID:siAcQ0rI
>>838 犯人の心理にはさらっとしか触れてないところがまた恐ろしい。
四人(五人)目の殺害はありったけの憎悪をこめて行ったのだろうが、
その結果を知ったときの心裏とか、その後も復讐続行の為に隠蔽工作をし、
平然と葬儀を取り仕切る精神力とか、少し想像しただけで恐ろしすぎるよ。
841 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 09:32:40.08 ID:Bn5vBrQb
裏を返せば、それほどの愛情があったともいえる
842 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 09:39:28.66 ID:jUqWWTOg
あんたらの平然とネタバレする姿のがおそろしい
843 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 09:55:03.45 ID:E9FnbVdB
論考バカと「○違い」連呼するバカが
「やっぱりスレ住人もネタバレ解禁を希望してるんだね」とか言い出して
調子に乗ってネタバレ荒らしに励みだすといけないから
思い当たる人は自分で削除依頼出した方がいい
844 :
K.DATE:2012/07/21(土) 11:27:22.28 ID:WnH2Dpcz
お初です。
月並みですが、ベストは「獄門島」「八つ墓村」「本陣殺人事件」「蝶々殺人事件」、
そして「悪魔の手毬唄」。
「〜手毬唄」は快楽殺人だと思いませんか?
止むに止まれぬ事情が動機だとしても、
ひとりの男をどこか遠方に放逐すれば、
とりあえずは難を回避できますよね。
しかも、わざわざ老婆のコスプレって…
なんてことを思いながら楽しく読んでいます。
845 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 12:09:24.52 ID:PkKIJoqo
夏休みだなぁ
あぼーん
847 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 14:46:29.92 ID:KyUHrBy8
関西は、午後に短時間に激しい雷雨がありました。
長編の八墓村の前に、表紙絵が綺麗な鬼火・蔵の中を読み初めています。
お天気がこんなのですから、怖さが増幅されてしまいます。
848 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 16:03:43.77 ID:EJt3beJf
>>838 横溝正史の父親には三人の妻がいて、
ひとりめが歌名雄の母、
ふたりめが正史の実母で、姉がひとり兄がひとりいた(この兄が「五郎」)。
三人めの妻との間には、男の子がふたり(女の子も生まれたが生後まもなく死亡)。
つまり、歌名雄の異母妹というのは、正史の実姉に当たっていて……。
849 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/21(土) 20:00:04.70 ID:4TRcipu7
本陣、蝶々等と共に第一回探偵作家クラブ賞長編にノミネートされた
「幻想殺人事件」というのを読んでいるが、あらためて御大の力量を
実感。トリック、ストーリーテリング、描写力等々、どの点を見ても
御大に遠く及ばないのがわかる。
とても同じ賞のノミネート作品とは思えぬ。
まあ、これだけ卓越した作家と比較しては気の毒なのかもしれぬが。
850 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 21:25:36.16 ID:VPihpzAY
読んでません
851 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 22:11:57.92 ID:ndQSCz77
相変わらずあらゆることから目をそらす性犯罪者・林の現実逃避www
852 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 22:24:45.79 ID:1j+N17sV
>>849 「幻想殺人事件」は初刊の仙花紙本か、最近になって出た論創社の
守友恒の傑作選しかテキストがないが、どっちで読んでるんだ?
853 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 23:22:40.38 ID:a06uWrdq
>>852 ヒント:書斎は読めなくても言えるようなことしか言ってない
854 :
K.DATE:2012/07/22(日) 00:21:14.84 ID:97YthXF5
こんばんは。
御手洗潔。
若い頃は鼻持ちならない皮肉屋で反体制の極み、
みたいなキャラでしたね。
それがいまではストックホルム大学の先生で、
あまりメチャクチャも言わなくなりました。
少なくとも「暑いから冷房の効いた銀行でボケ〜としていよう」
なんてコトはしていないと思われます。
島田さんもそんな権威の高みに達してしまった御手洗はいささか手に余るようでして、
近作は石岡と出会う前の、過去のお話がメインです。
「摩天楼の怪人」もそうですね。
…なのですが、ここでの御手洗、妙に好青年なのですよ。
時系列的にも「占星術」の前の話ですので、
もっとギザギザハートの持ち主であってもいいと思うのですが。
このあたり、ちと違和感。
ここって島田荘司さんの著作についてああだこうだと語るスレですよね。
島田さん本人のことは二の次だと思うのですが。
エラリー・クイーンも言っていますね。
「書いた人のことなどどうでもいいでしょう?」
855 :
K.DATE:2012/07/22(日) 00:22:52.87 ID:97YthXF5
↑スレを間違えました。
申し訳ございません。
856 :
名無しのオプ:2012/07/22(日) 01:42:13.47 ID:e+IHSVtm
書斎の発狂ぶりがますます顕著になってきたなあ
857 :
名無しのオプ:2012/07/22(日) 06:48:25.99 ID:2A/BIJNn
>>449 犯人が[メル欄1]に手がかりがあることを知りながら、
事件のたびに必ずそれを使い続けるのも、自分で自分の首を絞める行為でしかないし、
そもそも自分が[メル欄2]なんだから、[メル欄3]で家族を怯えさせるというのも方向違い。
[メル欄2]への復讐という図式ならすっきりするところが、
ことごとく犯人自身を指していた……というのが、読み返してみての実感。
858 :
名無しのオプ:2012/07/22(日) 07:44:43.14 ID:g4vDObgm
笛を吹くの犯人って本編ではセリフは無いも同然だし確かにあとで取って付けた感が強いな。
獄門島も島の登場人物全員ひとりひとりが犯人になる可能性もあったと言われているね。
http://www.yokomizo.to/999mystery/110-119.htm >>後に、横溝夫人がインタビューで語ったことには、当時、家事や疎開先での慣れない農作業で疲れて眠いところに、
>>先生が得意になって登場人物を話すものだから、話を終わらせたいのも手伝って、
>>「それ、みんな犯人ですか」と半ば適当に口をついて出たものだそうです。
>>先生にもそれがわかったのか、ブ然として「犯人がそんなにいるか」とぶつくさ言っていたのが、
>>いつの間にやら夫人が言ったとおりの犯人になっていたので、あきれたと言うことでした。
859 :
名無しのオプ:2012/07/22(日) 10:34:37.60 ID:I9y67HYn
A は、花子との関係を隠すために花子を殺した。
B は、雪枝との関係を隠すために雪枝を殺した。
C は、月代との関係を隠すために月代を殺した。
元々殺したいと思っていた人間がいた時に、たまたま起きた殺人に便乗しその人を殺害する。
犯人は同一人物という先入観から動機が分からない不連続殺人というのも面白い。
860 :
名無しのオプ:2012/07/22(日) 10:37:46.65 ID:sx/W9zE+
もうすっかりネタバレをするスレになってしまったな
861 :
名無しのオプ:2012/07/22(日) 10:54:40.71 ID:5x+ZQ1vZ
>>847 蔵の中(エロくない方)の表紙はいいよね。
幻想的で退廃的、表題の魅力が引き立っている。
862 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/22(日) 19:26:43.67 ID:xYxc5Qy0
実は「蔵の中」の映像化には期待していた。
だが、いくら美形でもカマーってのは・・・
勿論、オチも原作どおりを期待していたが、
大乱歩の人間椅子にしても、この手のものは読んでる分には短編だし、
面白いのだが、映像化された場合には脚色されてしまうのが宿命のようだ。
863 :
名無しのオプ:2012/07/22(日) 19:28:18.41 ID:Yk+Wh5bc
ドラマや映画の話ばっかだねこの人
864 :
名無しのオプ:2012/07/22(日) 20:05:27.67 ID:e+IHSVtm
そりゃあ「頭巾」「所以」「宍戸」「日下」が読めない未就学児童なみの文盲なんだから
小説なんて読んだって理解できるはずがないよ。
ここ一時間必死になって書き込んでるのがこんな話ばかりwww
66 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 投稿日:2012/07/22(日) 19:35:27.18 ID:xYxc5Qy0
ファミ劇は8月には、えみりパパこと西郷版、ソフバンの犬こと北大路版の
明智シリーズも全話オンエアとのこと。
うーん、原作も把握したうえで、割り切って楽しむ分にはオールOKでは
あるが、あの多羅尾伴内みたいな世界を乱歩ワールドと思うて欲しくはない
という気もする。
676 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 投稿日:2012/07/22(日) 19:40:26.83 ID:xYxc5Qy0
「遠い接近」は近年の再放送はあった。
実況でも「刑事コロンボ」みたいで面白いとの声もあり。
(遺書に関する工作など)
少年向きドラマ「赤い月」は、もうフィルムが現存していないのでは?
409 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 投稿日:2012/07/22(日) 19:51:45.77 ID:xYxc5Qy0
エルって言えば、Yは例外的に横溝御大への影響度大かな。
「白と黒」「仮面舞踏会」といずれも力作だったのであろうが、
凡庸な出来に終わっており、
この犯人設定は御大の作風にはミスマッチだったのかもしれぬ。
やはり、横溝作品は薄幸な美少女キャラに限る?
865 :
名無しのオプ:2012/07/22(日) 21:47:59.86 ID:GVaYXnOT
>>849 ↓
「幻想殺人事件」みたいなマイナー作品を読んでるといえばみんな驚くぞ。
こんなの読んでるやついないだろうからテキトーに叩いてもバレないな。
↓
>>852 ↓
あれあれ、どの版で読んでるのか訊かれちゃったよ。これはまずいなあ。
どう答えても次に質問されたら嘘がバレそうだから答えずに誤魔化そう。
↓
>>862 「いま読んでる」といった本の出版社名を答えられない
イコール「読んでる」なんて真っ赤なウソ
誰でも分ることだけどねw
866 :
名無しのオプ:2012/07/22(日) 21:56:02.79 ID:ulcdsxVe
>>858 いいえ、横溝先生は最初から「笛」の犯人を決めてましたよ
「笛」については、誰が犯人でどういう物語にするのか、
細かいところまで練り終えたのに、
トリックが思いつかないので書きはじめることが出来ず、
何年も寝かしておいたんです
867 :
名無しのオプ:2012/07/22(日) 23:12:13.90 ID:THFKS/f2
>>866 最初からあったのは、正しくは「犯人」ではなく、
斜陽族の「世界」を舞台にするという「シチュエーション」と、
[メル欄1]を介して[メル欄2]の人物がいるという中心テーマね。
逆に、おどろおどろを排した「本格」という当初の予告からは、あの犯人、あの動機だったはずはないし、
細部まで出来上がったものにトリックを当てはめただけならば、
プロットづくりが「サボタージュ」状態に陥ったり、
完成後の「大手術」を考えたりしなくともよさそうなもの。
そもそも全編を貫くフルートの音は、執筆直前に聴いたものだし、
そのフルートを聴かなければ、[メル欄3]のトリックも[メル欄4]の手がかりもあり得なかったわけだから。
それと同時に、フルートの音の陰欝さに引きづられて、忌まわしい動機が割り込んできたんじゃないの。
868 :
名無しのオプ:2012/07/22(日) 23:36:28.50 ID:VECSsiw1
>>863 ところが歌舞伎の話になると板違いだといって発狂するのだよww
869 :
名無しのオプ:2012/07/23(月) 06:26:20.67 ID:2nKV9+zA
横溝作品はカドカワ映画を筆頭に何度も映像化されている。
歌舞伎とは全く無関係。この差がわからないとは横溝読者ではないと言いうる。
870 :
名無しのオプ:2012/07/23(月) 07:00:09.66 ID:Q0jKbOOd
文体が書斎と一緒になってますよ、名無しの書斎さんw
871 :
名無しのオプ:2012/07/23(月) 11:01:15.33 ID:oma69fI6
この名無しの書斎、筋が通っていない意味不明の妄言吐いているよ。
いつものことだけどw
872 :
名無しのオプ:2012/07/23(月) 12:08:46.04 ID:mKkxUd/c
名無しの書斎は、自分に理解できないものを
理解できているふりっていうものが全くできない
社会性皆無のアホだから実に分かりやすいw
873 :
名無しのオプ:2012/07/23(月) 12:15:22.93 ID:9T2ER3d5
でも「書斎魔神」や「ミステリ板住人」を名乗るときは
自分に理解できないものを理解できているふりばかり。
例:ボクタン文学を理解しているゾ
だから文学読んだフリしたときは「人間が描けている」と通り一遍のロンコーしているゾ
874 :
名無しのオプ:2012/07/23(月) 13:24:32.59 ID:DMkg8opA
書斎の論考はいつも「当を射てる」ね
875 :
名無しのオプ:2012/07/23(月) 16:36:05.38 ID:uATRxpOQ
希違い
876 :
名無しのオプ:2012/07/23(月) 18:21:44.50 ID:mKkxUd/c
2か月どころか十日も持ちませんでしたwww >書斎の鳥頭
733 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2012/07/14(土) 14:41:13.54 ID:QUj6XgOh
しかしこれだけ恥をかいて後出し(のつもり)と臆面もないパクリで
主張をコロッと変えても、老人性痴呆が進行する一方の書斎のこと、
どうせあと2ヶ月もするとまた
「日本人に観劇の習慣なんかなかった」
「横溝も歌舞伎は見ていない」
「三つ首塔の理外の理は」
と毎年書いてた何とかの一つ覚えのレベルに逆戻りしてしまい、
ここ数日痛い目を見て学習したことも忘れて、昔のボケ「ロンコウ」を
またオウムのように繰り返すんだろう。
877 :
名無しのオプ:2012/07/23(月) 19:47:57.15 ID:mghZgDZT
そんなことより横溝作品の話をしようぜ!
「首」を読んだが短い中に横溝テイストが溢れていて楽しいな。
怪しい昔話から始まり、過去の殺人事件、そして新たに起こる惨劇、と、
シンプルだが贅沢に仕上がっている。
最後の金田一、磯川両者の粋なはからいもいいね。
878 :
名無しのオプ:2012/07/23(月) 20:01:57.88 ID:fo01zZbd
何年ぶりかに来たけど相変わらずだなあ
でもこんだけ釣れれば書斎魔神さんも楽しいだろうね
879 :
名無しのオプ:2012/07/23(月) 20:31:48.27 ID:2nKV9+zA
880 :
名無しのオプ:2012/07/23(月) 21:15:21.85 ID:VtRK/W/n
歌舞伎は歌舞伎座でやってるのばかりじゃないものな
横溝作品にはよく旅役者の一座が出てきてこれが曰く因縁になってるよね
俺の地元みたいなちっぽけなとこでも、昔は芝居小屋があって
よく旅一座が歌舞伎の演目をやってたらしい。
しかも、地元の女子衆が役者と駆け落ちっぽいとこがあったりして
まさしく横溝の世界だと、話を聞いたときは感慨深いものがあったな。
881 :
名無しのオプ:2012/07/23(月) 21:22:23.66 ID:/eZS+Y8w
>>866 >>867 笛といえば天銀堂事件とか何だったんだろうな。物語の核に特に絡まないじゃん。
悪魔が来たりて笛を吹く、はあの帝銀事件をモデルにした作品と聞いて事件の扱いには期待したのになぁ。
882 :
名無しのオプ:2012/07/23(月) 22:03:00.95 ID:Jxgael1n
>>839 それで起こる事件には、金田一の孫に解いてもらいましょう。
883 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/23(月) 23:56:35.58 ID:pZDmBTQG
>帝銀事件をモデルにした作品と聞いて事件の扱いには期待したのになぁ。
俺もこの点を期待して読んだのだが、東京がメーンな舞台なだけで、
通常運転のドロドロ展開(w
戦後の大事件も本格ミステリ作家横溝御大にとっては作品の装飾の
ひとつに過ぎないということでしょ。
まあ、それはそれでOKかと思う。
884 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 00:22:03.98 ID:w0OwOPZx
またバカの逃げ口上の「作品の装飾の一つ」かw
他人が話題にしたものは何でもかんでもそうやって話を打ち切りたがるよな
それでいて自分が持ち出してくるのは、ゴミみたいな「残酷絵」「美少女」「ドラマ」ww
885 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 04:45:35.66 ID:BHMXs2+m
>>881 発想の核は[メル欄1]から容疑者とされた者同士は[メル欄2]している、だったわけだから、
[メル欄3]への復讐のため子爵の[メル欄4]をそこから探したところが、
なんと[メル欄5]の真犯人だった、と話を繋げるはずだった。
だけど、忌まわしい[メル欄6]に動機を変更したために、そこらへんも消し飛んでしまったのではないかと推察。
886 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 07:56:52.33 ID:8nSmDezL
887 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 08:36:41.35 ID:1AHoOUnP
>>885 いやいや、最初から動機は885の[メル欄6]でしたよ
横溝先生が千葉の海辺の町で療養していたころ、
時折とても綺麗なお嬢さんを見かけた。
そのお嬢さんは華族の令嬢なのだが、なぜかいつも憂い顔をしていて、
横溝先生は気にかかっていた。
そしてあるとき、知人からそのお嬢さんの忌まわしい出生の秘密を聞いたんです。
戦後、横溝先生は、このお嬢さんの呪われた出生をテーマにして、
「落陽殺人事件」という話を書こうと決めた。
そして何年もこのテーマを温め続けていたんです。
そんなある時期、夜ごとお隣りさんの家からフルートの音色が聞こえてくるようになって、
そしてトリックを思いつき、タイトルも「悪魔が来りて笛を吹く」と変えました。
つまり、最初の段階から犯人の動機は決まっていたんです。
888 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 08:41:55.69 ID:1AHoOUnP
・千葉の海辺の町で見かけた、忌まわしい出生の秘密を持つ華族の令嬢。
・帝銀事件のモンタージュ写真に似ているということで警察の事情聴衆を受け、
後に自殺した元子爵。
現実にこういう二人の人物が存在したわけです。
彼らを元ネタにして「落陽殺人事件」という、
華族の世界を舞台にした話を書こうとしていたわけです。
動機は最初から決まってたわけです。
889 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 08:42:38.16 ID:1AHoOUnP
○事情聴取
×事情聴衆
890 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 10:30:51.00 ID:pVY2RSmt
>>887 彼女がメインの洛陽殺人事件の方がよかったのに。
私見だけど、彼女の暗さは、美禰子のキャラにつながっていったと思う。
あと、その人の出生の秘密は、ただの噂で、横溝正史が真に受けたかもしれないよ。
ただの非嫡出子だけど、本当の親の名前を公表できないから、どんどん話が
膨らんだだけで。
891 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 10:37:51.26 ID:EXdL+YYt
横溝先生は、「帝銀事件」「津山大量殺人」なんかを作品のモチーフにしているけど、ほかの有名な事件を題材にしているのは、あるのかしら?
「三億強盗事件」や「吉展ちゃん誘拐殺人事件」を扱って欲しかったな。
892 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 10:56:57.50 ID:w0OwOPZx
吉展ちゃん事件は63年、三億円事件に至っては68年。
もう横溝氏が完全に絶筆状態の時だし、なによりルポルタージュ
ブームで腐るほど関連作品が書かれていた時代だから、かりに
横溝氏が元気でもこれを扱った作品はまず書かなかったのじゃないか。
後期の作品で社会派チックな取り上げ方を試みているけど、どう見ても
載っている雰囲気が感じられないのは仕方ないし。
もともと歌舞伎狂言やらの人工的に構築された物語を、カーの骨法で
ロマンチックなミステリーに作り変えた横溝氏だから、有名な事件は
ミスリードするための入り口みたいな扱い以上のことはできなかったと
いう気がする。
よく言われる「横溝作品によく出没する謎の怪人物はたいてい冒頭の
段階で既に○○している」というパターンも、そういう構造なのだろうし。
「びっくり箱殺人事件」の璽光尊事件の話題は笑えたけど。
いまだに双葉山って言うと人格高潔、力氏の鑑みたいに言われるけど、
あの事件との関連も語り継いであげた方がいいと思うんだけどなw
893 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 11:02:56.86 ID:xKnaTqUy
三億円事件については、時効になったことには興味あると言っていたな。
894 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 12:15:11.43 ID:UZPugSBR
あのさ、書斎やでつまやぷららに粘着してるお前等の方が余程異常だよ
自分でおかしいと思わないの?
何でスルーできないの?
あっ構ってちゃん馬鹿だからか(超新星爆笑)wwwwww
895 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 12:56:18.89 ID:Efb0XCCl
ここ何スレも書斎相手のレスなんてないのに、突然どうした?
構ってほしい自演かw
896 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 12:57:03.03 ID:Efb0XCCl
○何レス
×何スレ
897 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 13:12:02.43 ID:8nSmDezL
歌舞伎の話しなどは明らかに書斎を意識したものだったわな。
898 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 14:08:05.27 ID:Efb0XCCl
899 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 20:48:52.50 ID:BHMXs2+m
>>888 前者は「淋しさの極みに立ちて」だけれど、
「当時はまだそれをテーマにして、後年長篇探偵小説を書くにいたるであろうとは夢にも思っていなかった」
とあるのは、完成した『悪魔が来りて笛を吹く』のことであって、
最初からの構想だったなどとはどこにも書いていないよね。
出来上がった『悪魔が来りて笛を吹く』での浮き具合いからして、
その動機から発想したストーリーとは思えない。って話をしてきたんだが。
一度読み返してみたら?
900 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 20:50:51.32 ID:zj95pEeL
>>892 > 有名な事件はミスリードするための入り口みたいな扱い以上のことはできなかったと
> いう気がする。
自分もそう思う。
あくまで作品に対するスパイス程度に留まっているよね。
現実の事件に深く突っ込むのを無意識に忌避したのかな。
901 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/24(火) 23:55:13.44 ID:X38hC2Dl
結局、巡り巡って結論は、
>あくまで作品に対するスパイス程度に留まっているよね。
でしょ(w
まあ、同意はする。
純文学ではあるが、
太宰の「斜陽」(戦後の大ベストセラー)には興を惹かれたらしい横溝御大、
米なので貴族ではないが、本格ミステリとして高く評価したエルのYも
呪われた血の一家のお話だし、この辺を自分流に書きたかったという
ことでしょ。
902 :
名無しのオプ:2012/07/25(水) 01:40:08.20 ID:j07oj2pv
>>899 俺は888さんじゃないけどさ、
どのへんが浮いてるのか分かんないな
あの人が犯人で、動機はあれってのは、ごく自然だと思うけどな
最初から伏線めいたものがしっかり張られてると思うけどな
たとえば、
犯人がアキ子さんと目賀博士の関係について、
顔を真っ赤にして恥ずかしがってる描写が序盤にあるしさ
903 :
名無しのオプ:2012/07/25(水) 11:00:35.32 ID:paB5XHf7
>>874 的を射てるの似た意味で”肯綮をつく”という言葉を、悪魔の寵児で発見したのは知見だったな。
調べてみるとこの言葉の由来は実にカッコイイ。
横溝先生は他にも犬神家の一族の"卓抜不羈”とか古語のセンスが抜群だと思う。
とにかく先生の小説を読んで、分からない、見たこともない言葉があったらすぐさま辞書でその意味を調べる。
そうしたら、横溝先生は言葉一つ一つの意味、成り立ちをちゃんと理解して咀嚼して、
話し作りのエッセンスにしてることが分かるんだな。
904 :
名無しのオプ:2012/07/25(水) 11:04:45.34 ID:paB5XHf7
>>903 あ、ごめん。自分で
>>903みたいなレスを書いてて何だけど
肯綮をつく、は正しくは肯綮に中る(あたる)ね。すみません。
905 :
名無しのオプ:2012/07/25(水) 11:26:12.13 ID:Y47mVcUu
卓抜不羈は京極なんかも使ってるね
漱石や芥川だと造語も含めて漢語の使い方を読んでるだけで面白い
石川淳だの谷崎だのの世代の文学者は四書五経を自家薬籠中のものとしてるんだろうな
横溝正史や山田風太郎辺りがミステリや時代小説の中ですらりと使ってるのは、
たしかにかっこいい
906 :
名無しのオプ:2012/07/25(水) 17:24:47.65 ID:TZshjfah
無理に難解な語句を使うでなく、自然にものにしているのは凄いよな。
横溝も山田風太郎もむしろ読みやすい文章を書くし。
907 :
名無しのオプ:2012/07/25(水) 17:40:51.20 ID:p31dLfdV
今時の作家が難しい単語を使うと、只の知識自慢に思えるけど、当時のリアルタイムの読者は、作中の言葉の意味が簡単に理解出来る程の知識の持ち主が多かったのかしら?
908 :
名無しのオプ:2012/07/25(水) 18:16:25.25 ID:Y47mVcUu
知らなくても、色々読んでる間に、そういう言葉が頻繁に出てくれば覚えたんじゃないかな。
聞けば教えてくれる知識のある人は今より多かっただろうし。
今は代わりにネットで検索ということかな。
909 :
名無しのオプ:2012/07/25(水) 18:25:57.41 ID:+JdhH8Yn
漸くとか、慥かに、なんかも小説でしかみない。
普通は、平仮名でようやくだったり、確かにだったり
することのほうが多いし。
910 :
名無しのオプ:2012/07/25(水) 18:27:32.20 ID:Y47mVcUu
現代より進学率は低くて、トータルでの学力はわからないけど、
高校生大学生以上に限れば読書量は今よりずっと高いでしょ。
10年位前にTVで「戦争と平和」「罪と罰」「赤と黒」「老人と海」「異邦人」
の5冊のうち一冊でも読んだことがあるかというアンケートをやってた。
渋谷の若者:50人中ゼロ
東大赤門前:50人中9人 ただし「老人の海」の作者を遠藤周作と答えてるのがいたw
銀座で50代以上:50人中27人
銀座の27人は見栄を張ったという可能性もあるけど、本を読んでないのが恥ずかしいという感覚があるのが大きい。
戦前ならさらに読書量は多いだろうね。
911 :
名無しのオプ:2012/07/25(水) 18:37:02.82 ID:paB5XHf7
>>905-908 先生は結核の闘病時代は小説を書く量も医者から制限され、
余った時間では「辞書を引いて書いた原稿の誤字などを訂正する味気ない日々を送っていた」
ようです。探偵小説五十年に記してあったかと。
やっぱり物書きではない普通の人は、言葉のイントネーションなどでその意味も理解したという気になります。
例えば”憮然とした面持ち、態度”という言葉の使われ方、語感から
ぶっとした様子、面白くもない態度を連想しそれを本来の意味だと受け取り日常語とするでしょう。
しかし実際には"憮然”という言葉は、『失望してぼんやりする様子』を意味するのです。
語感やメディアでの使われ方とは真逆です。
言葉の意味を正しく理解し、しかし漢字ばかりを多用せず、平易な言葉も入れて読みやすい文章を作る。
その作業の連なりで初めて一遍の話が作られる。
この国に生きるものとして、小説家の仕事は本当に偉いと思います。
912 :
名無しのオプ:2012/07/25(水) 18:52:46.19 ID:TzvNo93r
昔の方が学力高かったかも、中学校中退の俺の親父ですら谷崎やら有島武男やらの
全集読んでたし、何故か経済原論の英書を読んでたりしてたぞ、別にインテリでも
何でも無かったんだが、やっぱ昔の人の向学心は半端無かったんだよなw
913 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/25(水) 21:08:19.65 ID:lrQHAWBV
>「老人の海」の作者を遠藤周作
これは「海と毒薬」との勘違いと思われだな(w
>有島武男
有島武郎やね。
うーん、向学心が高いというよりは、娯楽が読書ぐらいしかないし、
その上に出版点数が現在とは比べものにならないぐらい少ない時代
もあった。現代のようにミステリばかり耽読するってのが困難で、
自然に純文学まで手を伸ばしたりするという好結果を招くこともあったのだ。
横溝御大は正確には大卒ではないのだが、
旧制中学→薬学専門学校卒(阪大薬学部の前身)だから、
その読書量、教養は推して知るべしだな。
914 :
名無しのオプ:2012/07/25(水) 22:11:53.47 ID:TZshjfah
>>912 学歴などは関係なしに、一冊の本に対して本当に真摯に向き合っていた、という気はするな。
その姿勢が多くの作家を生み、真剣な読者の後押しが、偉大な作家を育てた、と言えるかも。
915 :
名無しのオプ:2012/07/25(水) 23:17:09.91 ID:9XnY7HVd
なんか気持ち悪いなこのスレ
916 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 00:30:42.58 ID:ADG6gd1o
コテハン叩きばかりやっているからね・・・・。
917 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 00:33:08.95 ID:5p6oDdTH
コテハンが相手にされないとおかしな名無し(正体はわかってるんだがw)が湧いてくるな
918 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 00:43:22.03 ID:ZuZAwk47
まあ文字通り十年一日だし
当時アマチュアだった人がプロ作家になっているというのに
書斎だけはものの見事に何の進歩もない
あ、恨みと歪みだけは着々と積み重ねているのかw
919 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 04:12:37.33 ID:1Lc2lK0H
>>902 「物語的、伝奇的、草双紙的探偵小説」ではない「組立てのガッチリとした、本格的な探偵小説」を、
と書いた翌月の冒頭が、
「これはあまりにも陰惨な事件であり、あまりにも呪いと憎しみにみちみちていて、読むひとの心を明かるくところが、微塵もない」
「この事件はあまりにも後味の悪さにおいて、極端であろう」
とあるわけだから、書き出す時点で動機が現行のものであったのは明らかで、
その伏線があるのは当然のこと
(ついでに言えば、この時点で腹案どおりのものでなくなっていることも)。
それでも、その動機の組み込みが上手くいっていないのは、
[メル欄1]を示す[メル欄2]の手がかりが宙に浮いちゃうくだり。
この動機だと、子爵の「メル欄3」で家族を怯えさせるのが無意味(なにしろ、自殺の表面的な理由とされていた[メル欄1]が犯人自身なんだから)。
天銀堂事件を蒸し返せば、そこから子爵の当日の行動、ひいては犯人の[メル欄4]に捜査の手が伸びるのは明らかなのに、
そうなってから慌てて[メル欄5]の始末に走る。
さらには発想の核であったはずの[メル欄6]にいたっては、単に両方の[メル欄7]だった、などなど、いくらでも目につくはずなんだけど。
920 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 05:58:22.55 ID:zPikWfzg
>>919 >>「これはあまりにも陰惨な事件であり、あまりにも呪いと憎しみにみちみちていて、読むひとの心を明かるくところが、微塵もない」
>>「この事件はあまりにも後味の悪さにおいて、極端であろう」
むしろ夜歩くの冒頭に適切な一文だな。
あれ程、読んでてストレスが溜りラストで胸糞悪い気分にさせられる小説も珍しい。
921 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 06:36:49.57 ID:b/m1Sexq
>>912 昔のオタってネット無いから知識面じゃ今のオタの1割も無いし、昔に夢見すぎ
そもそも当時は娯楽小説なんてバカの読み物なんだし
冷蔵冷凍車や真空パック無くて公害まみれの1950〜1990年の飯が
旨かったって言ってるアホな老人と変わらんぞ
922 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 09:47:19.74 ID:mdPbZfUQ
あまりにひどくて反論する気もおきないが、やはり書斎は
無視されて自分が口を挟むことができない会話が続くのが
一番こたえるのがわかった。この調子で無視していきましょう。
923 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 10:17:14.95 ID:3/G+vEjU
>>921 アホかw
ネットで得られる知識なんて表層的な物だろ
学術専門用語をググると該当サイトが一桁あるいはゼロなんて事がザラだぞ
そもそもなんでオタ限定・娯楽小説限定の話になってんだよ
924 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 11:53:28.44 ID:0szkuMgL
『笛』は、犯人も、動機も、全然とってつけた感はないよね
だってあき子夫人っていうキャラが最初から妙に目立ってたもの
あき子夫人は、登場する前から美禰子さんの口から思い入れたっぷりに語られて、
ヒロインである美禰子さんのコンプレックスの源なんだなって感じだったし。
んで、出てきたとたん、その特殊な魅力というか、特殊なお色気で金田一さんを圧倒する。
会ったばかりの金田一さんに抱き付いたりしちゃって、
男性に対して危うい女性なんだなって印象付ける。
このあき子夫人の特殊なお色気というか、あの一族の澱んで狂った血というか、
それが最初から色濃く出てるから、
それが事件の根本だって判明しても、全然とってつけた感はないよ。
あき子夫人が性的に狂ってるってことに対して、
犯人が、世にも切なげな表情をして苦しむシーンが、ちゃんと前半にあるし。
ラストも、ヒロイン美禰子にとってコンプレックスの源だったあき子夫人が、ああいうふうになって、
んで、ヒロインから影が消える。
最初から最後まで綺麗に筋が通ってる。全然とってつけた感はないよ。
横溝先生も、
>いま、私が『宝石』で書こうとしているつぎの小説の場合(注:『笛』のこと)、
>世界もきまっているし、人物配置も出来ている。
>殺されるべき人物もあるし、犯人も出来ている。むろん、動機も出来ているのである。
>つまり、シチュエーションはあらかた出来あがっているといってもよい。
>それからトリックのほうも、一番大きなやつだけはあるのだが、
>このトリックとシチュエーションを無図び付ける段になって、
>私の貧弱な灰色の脳細胞が、サボタージュを起こしてしまったのである。
って言ってるし。(『宝石』昭和26年10月号)
925 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 15:29:21.56 ID:aa2uKgAn
人形佐七は、かって頻繁にドラマ化されていたみたいだけど、ここ二十年ぐらいは新作が作られていないよね?
一番新しい作品は、何年前まで遡る?
926 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 17:16:49.80 ID:Au4Sf/pk
>>925 平成四年(1992)の、テレビ東京の時代劇スペシャル・人形佐七捕物帳
「江戸の華・美人役者に迫る魔手! 凶悪のけものを追え!!」じゃないかな。
堤大二郎主演のやつね。
927 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 19:43:02.58 ID:aa2uKgAn
ありがとうございます。
今から丁度、二十年前に制作されたきりなんですね。これから先も作られる可能性は低いのでしょうね。
928 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/07/26(木) 19:45:49.90 ID:1QBWsXST
遠藤周作「沈黙」がベストセラーって時代もあったし、
思えば、今は文豪扱いの太宰、三島は戦後のベストセラー作家なんだよね。
現代では考えられないほどに、大衆の読書浴が高かった時代が存した
わけである。
確かに、その頃に横溝御大や大乱歩の読者ってのは、今のマンキチ、アニオタ
のレベルで見られて当然か。
人形のような美形の目明かし役に、今、フィットする役者って果たして
いるだろうか?
林与一版を時専がオンエアしてくれることを期待。
シバレンの岡っ引きどぶなら、阿部ちゃんで見てみたい気はするが。
929 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 20:24:11.44 ID:KFHyKKVH
目欄で最後の目撃しなかったから殺されたってどういう意味?
930 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 20:27:14.86 ID:KFHyKKVH
スマン、自決したかも目欄でOK?
931 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 22:03:07.29 ID:H2Vs0/cc
932 :
名無しのオプ:2012/07/27(金) 00:08:25.61 ID:QgrLRTjX
読書浴って、面白いな
確かにPCで打ったら、そう変換したわ
933 :
名無しのオプ:2012/07/27(金) 01:18:02.49 ID:VeCAF0jt
ミス住は早く必殺仕事人2009の感想教えろよ。
渡し人の全話感想と巨大AAもまだ作ってねえだろ?
言ったことは責任もってちゃんとやれや。
934 :
名無しのオプ:2012/07/27(金) 02:26:03.23 ID:BZ7UO51/
書斎魔神のよく言うセリフ「後ほど○○をお目にかけるが――」は
「そんなもの出せっこない」「このままばっくれるよ」と同義
935 :
名無しのオプ:2012/07/28(土) 01:23:03.45 ID:5FrEdNED
石坂金田一は病院坂でシリーズが終了したけど、映像化して欲しかった作品はありますか?
私は「八つ墓」かな。
原作に忠実な中身で。
936 :
名無しのオプ:2012/07/28(土) 07:55:01.31 ID:nnBnYjgK
長編・短編とあれだけの数を、あいだに空白期間はあるにしろ、
一定水準の品質をを保ちつつ発表し続けたのは凄い
>>935 迷路荘の惨劇
937 :
名無しのオプ:2012/07/29(日) 02:09:40.04 ID:ymIvI0U6
>>935 典子役は、無難な所で加藤夏希、佐藤藍子?きわどいけど、華原朋美。
架空の人物を含めれば、いたずらなキスの琴子、ジュエルペットの
有栖川あおい、プリキュアの夢原のぞみ、キュアハッピー。
>>928 今でもドストエフスキーの新訳や村上春樹の小説が話題になるし、
読書浴の点では当時と変わらない。むしろ、進学率や識字率が昔より高いから
知識の量、参加する大衆の数の点では昔より増えている。
>>935 シナ扇の女の短編バージョン、知られざる傑作バラの呪い、三姉妹から見た
獄門島異聞。
938 :
名無しのオプ:2012/07/29(日) 04:32:07.63 ID:NR75EajB
>>924 ん? だから[メル欄1]への復讐として出来つつあったのを、
[メル欄2]に変更して書き出し、犯人=[メル欄1]にして乗り切ろうとしたところが上手くいっていない。
そこらへんが「サボタージュ」だの「大手術」だのに繋がってるんだろうと書いてるんだが。
939 :
名無しのオプ:2012/07/29(日) 07:44:32.06 ID:kKqIgKwe
>>937 > 典子役は、無難な所で加藤夏希、佐藤藍子?きわどいけど、華原朋美。
朋ちゃんはガチなので、ちょっとやばい。
940 :
名無しのオプ:2012/07/29(日) 19:12:18.02 ID:JimJOjmC
豊川版金田一の八つ墓は、出来が酷かったけど、あれを石坂浩二が演じていたら、評価は変わっていたかな?
941 :
名無しのオプ:2012/07/29(日) 19:16:10.51 ID:GQaRcX+4
閉ざされた世界、そこでだけ通用する論理
ミステリーを作る上でこういった装置は便利だよな
(限られた容疑者、意外な動機など)
横溝正史は地方の村、梨園、没落貴族を選んだが、
舞台が現代の場合は安易に使えないから大変だな
有栖川の某作品のように、新興宗教団体の施設の中など、
作家は舞台にいろいろ工夫を凝らさねばならない
942 :
名無しのオプ:2012/07/29(日) 20:21:19.08 ID:U7/WdIR/
物語を読ませるって点ではマジで文章うめえよなぁ
943 :
名無しのオプ:2012/07/30(月) 12:48:39.84 ID:IP36w+Lj
横溝ってどんな金田一でも褒めるよなw
渥美とか西田はイメージ通りって褒めるし、石坂はイメージとは違うけど実際に見たらよかったって言ってるし
944 :
名無しのオプ:2012/07/30(月) 15:45:50.56 ID:YzoSsFAH
>>940 役者というより、脚本に問題があったと思う。
945 :
名無しのオプ:2012/07/30(月) 16:30:14.44 ID:54Qa6i/W
豊悦金田一は未見なので再放送楽しみにしてるんだけど
なかなかやらないね
豊悦だとシリアスすぎる気もするな
946 :
名無しのオプ:2012/07/30(月) 18:46:16.68 ID:Yx62rdZy
豊悦はじめっとした演技で人物像が妙に生生しいんだよな
あれはあれで好きだけど、演じるのが金田一となるとちょっと違和感ががが
947 :
名無しのオプ:2012/07/30(月) 22:09:40.02 ID:Aa24N+/H
周りの俳優陣もモロ90年代のトレンディ俳優って感じで軽いよね
948 :
名無しのオプ:2012/07/31(火) 06:35:45.38 ID:/BqcrduE
949 :
名無しのオプ:2012/07/31(火) 10:57:14.25 ID:MaHJKEXA
影丸譲也版の八つ墓村がやっと届いた。
まだ少ししか読んでないけど、この劇画は画力よりも
作者独自のセリフの豊富さが魅力的だね。
弟子の長尾文子が描いた原作に忠実と言われる八つ墓村も買ったけど、
こちらは小説の文とセリフをトレースしてる感じで微妙。
完読するなら影丸譲也版が先かな。
950 :
名無しのオプ:2012/07/31(火) 17:52:18.43 ID:HZIigB7M
耕輔が出向く行楽地って山と海ばっかだよねw
951 :
名無しのオプ:2012/07/31(火) 17:55:08.11 ID:q71D/QhK
影丸版の功罪。
横溝の再評価をもたらした反面、落ち武者の呪いを強調して
典子の冷遇を招いた。
それは、渥美版の映画にも言えるけど。
でも、典子冷遇(抹殺)の遠因は、主人公と探偵役を切り離した原作にも
あるんだよね。金田一が登場しない(辰也が探偵役の)設定だったら
典子ももっと有名になったのに。
952 :
名無しのオプ:2012/07/31(火) 18:01:41.83 ID:C7w54emF
漫画にまで手を出すってスゴイな、原作→映画→TVドラマまでだわ
劇画だとすると、落武者惨殺がどう描かれている気になる
渥美清さんの八つ墓村は、日本独特のじめ〜とした暑さが印象的だった
黒沢監督の「野良犬」みたいな湿度感
今年の夏も暑いけどね
953 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 04:48:39.67 ID:aicJTwNU
漫画はスレ違い。漫画板行けや。
954 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 09:40:47.05 ID:0n61n5mI
横溝作品の場合、死体展示が謎解きの鍵や作品の見せ所だから、文章で説明するよりも、画や映像で見せた方が、ユーザーは作品に入りやすいのかも。
また、乱歩等に比べると、映像化しやすいのも、映画や漫画が一大ブームになった要因なんじゃないかな?
955 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 11:56:12.29 ID:aicJTwNU
カドカワ映画はブームを作ったが、漫画はなんのブームも作っていないよ。
956 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 12:31:14.44 ID:jsvdUyKB
講談社の少年マガジンは当時漫画雑誌としては先進的だったからね。
(ガロやCOMと違って娯楽、商業ベースとしての先進性だけど)
貸本劇画作家や少女漫画家を登用したり、原作付きで編集部主導の企画を推進したり
一部、ゲゲゲの女房で再現してたけど、あんな感じ
横溝正史の劇画化もその路線だけど、さすがに「そうきたか!」と思った
俺は父親が探偵小説好きなんで、たまたま知ってたけど、
同級生で知ってる奴なんていないから、新鮮なショックという感じで話題になったよ
角川春樹はその頃角川書店入って数年だったけど、影響を受けたのは間違いないと思う。
影響を受けたというよりマガジンの反響を見て「これはいける」と思ったんだろうね。
当時だと全く文庫らしからぬ洋画のノベライズを文庫にして当てるような男だから。
957 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 13:20:07.03 ID:xIOz2U5r
>影響を受けたというよりマガジンの反響を見て「これはいける」と思ったんだろうね。
まさに角川春樹自身がインタビューでそう証言しているよ。
マガジンの「八つ墓村」を読んでこれは売れると思い横溝家を訪ねた。
ただしミステリではなくオカルトブームだから怖い本として売れると
思ったらしい。
作者はとっくに死んでると思い込んでたから本人が出てきて驚いたとか。
そこで「先生の作品をぜんぶ文庫にするからください」といって横溝を
口説いた。
角川文庫の連続刊行によって横溝ブームが起こったことは数々の資料や
データから明らか。その直接の原因はマガジン「八つ墓村」だった。
各社で映画化されたのは発生したブームを受けてのことだし、ブームを
拡大させた功績はあっても「映画がブームを作った」というのは誤り。
958 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 14:06:37.81 ID:aicJTwNU
漫画ではブームは来なかったことをまさに証明しているね。
その後のカドカワ映画でこそブームは到来した。
認めざるを得ない証言が出たねえ。
959 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 14:30:19.82 ID:jsvdUyKB
>>958 956は、そうは読めないはずだけどね。
リアルタイムで読んでた実感だと、久々に横溝正史の名前が話題に!ってのが劇画
それをきっかけに角川が横溝作品を怒涛の復刊、と言っても最初の復刊が当たったから
角川も続々と復刊できたんで、ブームというなら文庫連続復刊時にブームは来てる。
ATG映画も角川の第一作も映画館で見てるけど、これらはブームの起こったずっと後ね。
どうしてもブームに位置づけるんだったら、ブームのクライマックスが映画化。
当時、映画ではじめて横溝を知ったなんて人がいたら、本はおろか新聞も雑誌も読まない人ぐらいですよ。
960 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 14:37:53.26 ID:aicJTwNU
原典を読めない子供にまて浸透してこそブーム。
その意味ではやはり映画なんだな。
961 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 14:50:39.13 ID:7rRgtxOE
もう地べたに大の字になって駄々をこねてる子供といっしょだな
これで還暦過ぎのジジイというから呆れるわ
962 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 17:05:48.35 ID:aicJTwNU
ドリフのコントにまでなった文芸作品が過去あったかということを考えれば、アンチのいうことのおかしさなど一発で見抜ける。
963 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 18:39:59.73 ID:MaK6DkGE
なんだか書斎認定してもらおうと必死だな
964 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 19:00:40.38 ID:ya2YDoZp
965 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 21:20:37.01 ID:BPhWaVdX
皆様今晩は、暑いですね。
私も漫画の金田一さんから、改めて横溝先生作品に入りました。
怖くて綺麗、綺麗で怖い。推理物の中でも、本当に独特だと感じています。
怖くて綺麗と言いますと、この度読了致しました鬼火・蔵の中の表紙絵も。
バリエーション豊富な中短編集で、色んな感想が生まれました。
横溝先生、凄いですね。学生時代に、怖くて読まなかったのを後悔中です。
図書館にかなり揃っていたのに、勿体無かった。
966 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/08/01(水) 21:32:25.13 ID:MTuMGg4V
気になったことを2点ほど。
まず、
>>937の
>今でもドストエフスキーの新訳や村上春樹の小説が話題になるし、
>読書浴の点では当時と変わらない。むしろ、進学率や識字率が昔より
>高いから 知識の量、参加する大衆の数の点では昔より増えている。
この点は完全に外している。
まず、娯楽の多様化、ネット隆盛の時代において、
書籍に対する読書欲と進学率・識字率・知識量にはダイレクトな関連性はない。
売れている書籍はほんの一部だし、内外の古典(エンタメのそれも含む)を
読んでいる者は昔日(70年代前半ぐらいまで)と比較すれば、
格段に減少しているという
事実をしっかりと押えておくべきである。
>>952の
>渥美清さんの八つ墓村は、日本独特のじめ〜とした暑さが印象的だった
>黒沢監督の「野良犬」みたいな湿度感
これは感覚的に「?」。
確かに湿度が高い日本のむし暑さが描かれているという点だけは
共通するのだが、八つ墓は土の匂いがまじる田舎の暑さ、
野良犬のそれは人いきれでむんむんとした都会の暑さ、
正に「テースト」が異質という感あり。
967 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 22:04:50.49 ID:2eicPsDF
真夏に真冬の舞台の作品を読むもまたよし
自分は横溝作品は基本、秋から冬のイメージだなぁ
本屋でいま並んでいる旧角川表紙で、
読書感想文を書く見所ある小学生などはいないものか
例えば仮面舞踏会とか・・・
968 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 22:20:40.83 ID:GItyncrp
[メ欄]の人を相手に、赤と緑のマッチを使うなんて酷いと思いました。
こんな人は殺されて当然です。
969 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 22:29:39.92 ID:MVH8Qsmi
>>964 自分で何かを語ることができず
他人のレスにインネンふっかけることしかできないからね、その構ってちゃんは。
>>967 自分は夏休みに集中して読んだという体験からして、横溝は夏だというイメージが染みついている。
本陣殺人事件ですら。
970 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 22:36:02.22 ID:XL9H4GcP
>>968 色盲(変換できないじゃないか、どうなっておるのだ?)の奴って色盲指摘されるのすごく嫌がるよな。
971 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 22:41:39.51 ID:0n61n5mI
横溝作品は優れた映画が沢山あるけど、ライバルの乱歩は少ないよね?
一番の名作は「恐怖奇形人間」かな?
972 :
名無しのオプ:2012/08/01(水) 23:38:12.95 ID:vxQrYdPv
>>969 その作品を読んだときの季節や天気がそのまんまその作品のイメージになることってありますね。
俺の場合は「幽霊座」はどんよりと曇った秋の日の午後のイメージ。
>>971 松竹の「江戸川乱歩の陰獣」は横溝先生も褒めていましたよ。
「真説金田一耕助」中の「『陰獣』の試写を見る」でしたっけ。
973 :
名無しのオプ:2012/08/02(木) 03:07:44.07 ID:B17OQBPM
>>972 創元の日本探偵小説全集・乱歩集に中井英夫が書いたものによると、
実際には否定的なことも言ったみたいだけどね。
晩年の横溝正史は、結構リップサービスをしてるので、
>>943 本音は分からない。
974 :
名無しのオプ:2012/08/02(木) 19:23:46.77 ID:yjhF2rwi
>>969 真夏で本陣のあの舞台は面白いなw
動機は暑さのせいにするわw
975 :
名無しのオプ:2012/08/02(木) 22:03:28.92 ID:YSf2geL5
三本指の男の死因は熱中症。
976 :
名無しのオプ:2012/08/02(木) 22:45:46.62 ID:0YvdBkcr
中尾彬のATG版では、三本指はリアルに再現されていたの?
977 :
名無しのオプ:2012/08/02(木) 22:55:18.05 ID:Q0hAyWBd
三本指って吸血蛾だっけ?
978 :
名無しのオプ:2012/08/03(金) 06:38:37.21 ID:Xy082sMN
979 :
名無しのオプ:2012/08/03(金) 14:36:36.48 ID:HOz31nXQ
BSでこの前、古谷一行の金田一で「白蝋の死美人」が放送しててさ
今日古本屋で「蔵の中・鬼火」という短編集を見つけ
その中に「蝋人」ってのが入っている
これ原作かなと思って買ったら違うみたいだね
まあ105円だからいいけど
980 :
名無しのオプ:2012/08/03(金) 18:24:05.82 ID:YiCvfnb+
ふおお、犬神家読んでて謎があるんだけど
佐清って横溝作品でも一、ニを争うほどの好青年として描かれてるのに
なんで佐兵衛翁は佐清まで殺されるように遺言状で仕向けたの?
981 :
名無しのオプ:2012/08/03(金) 19:04:21.43 ID:pg+O0hPx
>>980 そのへんは著者も「推理小説はパズル」「登場人物は駒にすぎない」と常に言い逃れをしている。
982 :
名無しのオプ:2012/08/03(金) 21:02:45.64 ID:tdY5V77U
>>979 『白蝋の死美人』の原作は、『蝋美人』と『雌蛭』(どっちも金田一物)だよ。
少しだけ細かく言うと、全体のドラマは『蝋美人』で、一部分だけ『雌蛭』らしいところがある。
現行の角川文庫では『蝋美人』は『首』に、『雌蛭』は『七つの仮面』に入っているよ。
983 :
名無しのオプ:2012/08/03(金) 21:33:39.02 ID:SdFcdx7R
>>979 あ、鬼火・蔵の中購入なさったんですね。私も先日、読了致しました所です。
表紙絵は蔵の中でしたが、一作目の鬼火がずっしりした怖さを感じました。なんて人生。
蝋人も不思議な退廃感、背徳感の短編ですね。つらつらと、失礼しました。
金田一さんの作品、沢山映像化されているんですね。知らなかったです。
984 :
名無しのオプ:2012/08/03(金) 22:52:30.38 ID:HOz31nXQ
>>982 どうも、2冊も読まなきゃならんですか
今さわりの10分位観てみたけど、オープンロールで原作本が出てた
とりあえずブックオフでは見かけたことはなかったね
>>983 初めの10分で、かなり安っぽい臭いがプンプンしてる期待は出来そうにない
杉本彩らしき人が出てた気がする
985 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/08/04(土) 07:22:06.09 ID:g37CIXJ7
>>971 実相寺版「屋根裏の散歩者」は、原作の雰囲気が上手く活かされていた
佳作かと思う。
主人公郷田役の三上博史は予想外の好演(個人的には
大乱歩作品愛読者でもある佐野史郎にやって欲しかった)ながら、
惜しむらくは、明智役のビジュアルがちょっと・・・かな。
「恐怖奇形人間」は海外版DVDを見たが、期待が大き過ぎたせいか、
今ひとつという感あり。
石井輝男監督も成人向きB級東映時代劇ほどのはじけぶりが無く、
ややおとなしめ。
986 :
名無しのオプ:2012/08/04(土) 09:08:20.61 ID:E/fAq0xp
金田一に比べ、明智・二十面相・少年探偵団などの乱歩映画がイマイチなのは、やはり原作の質が劣るからでしょうか?(後はスケール感と、話のリアリティーの欠如も?)
ドラマ化された作品も、乱歩より横溝作品の方が多そうだし…。あと、乱歩作品には横溝作品にある、人情的な物が少なく、怪奇性が先行しているのも原因?
987 :
名無しのオプ:2012/08/04(土) 17:20:02.88 ID:x3Nf0GfT
>>983 上のレスでも言われていたことで、角川春樹さんと作家の真山仁さんの対談でも仰られていたことだけれど
横溝先生の文章は非常に映像的。文を読んでていて容易に絵を推察できる。
だから角川さんも題材が映画化しやすいと語っていた。
988 :
書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2012/08/04(土) 23:50:57.34 ID:O67nRWI1
>>986 並び称されることが多い2大マエストロだが、
横溝御大→基本は長編作家、本格ミステリ作家。
大乱歩 →短編の名手、変格(サスペンス、怪奇、冒険等)。
意外や、作家としての特質は異なる。
ミステリとしてのストーリーが丁寧に創り込まれたもの(長編)が多い
横溝作品に対して、大乱歩の傑作は短編に集中していること、
(映像化にボリューム不足)
通俗長編は読んでいる分には良しなのだが、映像化すると奇抜過ぎて
漫画ちっくになってしまうこと等が、映像化の成功例・人気度では横溝作品に
軍配があがる結果となっているのかと思う。
989 :
名無しのオプ:2012/08/05(日) 04:10:33.91 ID:yb0ftZws
決定版の論考がまた出たね。
990 :
名無しのオプ:2012/08/05(日) 09:53:56.78 ID:+r4/1yI3
そろそろ次スレの季節
>>984 確かに杉本彩出てたね
自分はわりと楽しめたな
991 :
名無しのオプ:
自分に安価打ってる