1 :
名無しのオプ:
3 :
名無しのオプ:2011/10/30(日) 17:22:26.35 ID:lh7s4TUe
「日曜日だからですよ」老人が言った。
「わしが出かけている間に980超えして、誰も新スレを立てなかったんですな、なにしろ日曜日だから」
4 :
名無しのオプ:2011/10/30(日) 19:03:37.08 ID:W/KW+WZZ
>>1乙
曽根の「藁にもすがる〜」が面白かったんで逆行して
「沈低魚」っての読んだけど面白かった。
麻生の書く外事ものよりずっとよかったよ。
5 :
名無しのオプ:2011/10/30(日) 19:27:02.34 ID:FXBtqJ2I
>>1 スレ立てありがとうございます。
気付いたら自分の誕生日だったので
さて記念すべき日に何を読もうかしら?
6 :
名無しのオプ:2011/11/01(火) 21:06:55.50 ID:07J/cYDx
ギャビン・ライアルの『死者を鞭打て』読了。
原題・邦題そのままの内容でございました。
7 :
名無しのオプ:2011/11/01(火) 23:56:07.12 ID:SBuOUyc/
「ジョージ、どうしてそんな低俗な事を言うんだ?アンを離婚するような人間なんていないよ。
スレでも立てて元気を出したまえ」
1乙!
8 :
名無しのオプ:2011/11/02(水) 01:41:25.80 ID:IOzrBUPD
9 :
名無しのオプ:2011/11/05(土) 22:50:51.88 ID:dATRB4JJ
リチャード・シャープシリーズの新装版は『秘められた黄金』で打ち止め?
10 :
名無しのオプ:2011/11/07(月) 19:08:20.19 ID:/4Ru8xXy
濱嘉之?このひとの小説はほんとつまんないけど、
最近また書き始めたね。
少しは文章上達した?
11 :
名無しのオプ:2011/11/13(日) 00:19:51.15 ID:ZefM2sgU
レッド・ドラゴン侵攻!第2部南シナ海封鎖 (ラリー・ボンド)
9月に第1部から購入して、やっとこさ第2部まで読み終わった。
非常に退屈な展開でよく最後まで読めたと自分をほめてるw
まだ、第3部へと続くストーリーみたいだけど、お勧めはしない。
これから前スレでお勧めだったシャドウ・ダイバーを読み始めるよ。
(メモ帳)
12 :
名無しのオプ:2011/11/13(日) 00:44:32.66 ID:jZWh2lpf
そういえば、いまだ後生大事にイマジニアのHARPOONUってwindows3.1で動くDOSゲーム持っているな
GUIKライン突破をめぐって戦術シンボルが入り乱れる画面は
初見興奮したわ
13 :
名無しのオプ:2011/11/15(火) 00:53:15.54 ID:la8Prrsw
「悪党パーカー」ばりの強奪のプロが主人公の時代活劇「勝負鷹 金座破り」
暇つぶしには面白いが、必要以上に文中に横文字が出てくるのが興を殺ぐ。
固有名詞として横文字が出てくるならともかく、「パフォーマンス」
「スタンドプレー」「ルール」なんて出す必要がどこに・・・
時代小説なんだからもう少しムードを大事にしてくれ。
せめて「ルール」は「掟」とか置き換えられたろ?
14 :
名無しのオプ:2011/11/18(金) 17:34:45.33 ID:VSFykaZU
>>9 バーナード・コーンウェルは良い作家だよなあ
でも海洋冒険小説の翻訳で現役なのって、テメレア戦記くらいなもんなのか
つかテメレアは海洋冒険なんだろうか
15 :
名無しのオプ:2011/11/22(火) 19:09:16.64 ID:zT9NyjEJ
やっとラーソンの「ミレニアム」が文庫本になった。
これで全巻揃えられる。
16 :
名無しのオプ:2011/11/22(火) 21:19:36.03 ID:PpnOLmf2
消されかけた男で画像検索したらホリエモンが出てきてワロタ
17 :
名無しのオプ:2011/11/23(水) 15:10:44.50 ID:MFtMlSyT
>>10 文庫でひとつ読んだ。
いま手元にないんで題名書かないけど、あいかわらず説明くさくて
読むの苦労した。
18 :
名無しのオプ:2011/11/23(水) 22:24:40.92 ID:NYA/kTuq
「砂漠の狐を狩れ」、「スエズ運河を消せ」、「リヴィエラを撃て」を
読んでみる。
19 :
名無しのオプ:2011/11/29(火) 20:20:32.80 ID:tVn2/EAa
トムクランシーの「ジャック・ライアン・シリーズ」最新作、
「デッド・オア・アライヴ」1〜2巻が、今日発売だったね。
20 :
名無しのオプ:2011/11/30(水) 09:45:29.24 ID:U/wANll9
ヘレン・マッキネスてどない?
21 :
名無しのオプ:2011/11/30(水) 21:55:25.07 ID:UqHumANn
マクナブの解放の日以降の作品はどうなってるんだろうか?
22 :
名無しのオプ:2011/12/02(金) 20:18:05.15 ID:7cH9DFF7
007アンソロジーを出して欲しい
メンバーはフォーサイス、フォレット、デイトン、ル・カレ、ビギンズ、
マッキャリー、フランシス(息子)、スタインハウアー、スミスetc.
23 :
名無しのオプ:2011/12/04(日) 12:09:16.50 ID:E9wm1Esm
フォーサイスはオワコン
でもThe Cobraは出してくださいお願いします、角川がんばれ超頑張れ
24 :
名無しのオプ:2011/12/10(土) 20:01:00.29 ID:O8SIm/Et
光文社文庫からル・カレの新作キター
25 :
名無しのオプ:2011/12/13(火) 16:45:30.44 ID:E4Kr2m/3
>>20 フレミング風の舞台でアンブラーをやってるという感じ。
あんまり印象に残らなかったな。
大戦中の作品のほうが評価が高いらしいけど、
ポケミスでの紹介がお流れになって邦訳がないんだよね。
26 :
名無しのオプ:2011/12/18(日) 09:00:10.64 ID:YL7n4qQh
そういや文春のジョン・ガードナーのボンドってなぜか途中で
邦訳は途切れちゃったんだよな。個人的には結構好きだったんだけど、
玄人筋の評価はあまり高くなかったのかなぁ?まぁ今更続き出して
もらっても時代的にはかなり違和感あって読むのは辛いだろうけど。
27 :
名無しのオプ:2011/12/19(月) 00:13:09.20 ID:zAlxLVil
なんじゃ「裏切りのサーカス」という邦題はなんとかならんのか
まるで色物ドラマだ
28 :
名無しのオプ:2011/12/19(月) 00:54:41.13 ID:2PUNJJ1h
「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」ですか
ほんとひどいね
無神経で頭の悪い仕事と言わざるをえない
29 :
名無しのオプ:2011/12/19(月) 06:07:10.46 ID:UuNSTT1/
ジョン・ル・カレフェアはしないのかな
30 :
名無しのオプ:2011/12/19(月) 22:35:00.02 ID:Z7tXhomV
>>29 「このミス」によると早川が「ティンカー」の新訳を出すとか
31 :
名無しのオプ:2011/12/19(月) 22:43:58.57 ID:J/+rWEAv
スマイリーと仲間たちも出して欲しい
32 :
名無しのオプ:2011/12/22(木) 15:48:37.08 ID:oUFmOEh/
え、そういう邦題なの! いきなりサーカスと言われても困るだろうに
原題のリズミカルな感じがいいのにね。
でも邦題があるということは日本で公開されるのですね
33 :
名無しのオプ:2011/12/30(金) 22:03:17.92 ID:PZdZhKSk
34 :
名無しのオプ:2011/12/30(金) 22:15:31.98 ID:+OE4LC+P
クリストファー・フィッツサイモンズなんて、
「読ま死ね」読まなければ一生読んでなかったと思う
「遥かなるセントラルパーク」とかも
ご冥福をお祈りします。 バグリィによろしく。
35 :
名無しのオプ:2011/12/31(土) 11:15:15.05 ID:P7T2T0p7
夕べ、11時近くのニュースで知った。
大きいニュースが他に無かったせいもあるだろうけど、今日の新聞も含めて、意外に大きい扱いで驚いた。
もっとアングラ枠の人だと思っていたので。
36 :
名無しのオプ:2011/12/31(土) 13:29:22.79 ID:HOeEzET9
西村健(特に「BINGO」「脱出」)は当たりだった。ありがとう。
この人が褒めてなかったら買ってなかったと思う。
37 :
名無しのオプ:2012/01/01(日) 16:39:20.51 ID:9Nm4OTaR
陳さんの影響はとっても大きかった。
彼の批評はかなりの入れ込みがあって、それが面白く多大な影響を残されました。
当時の日本には、本格的な冒険小説は殆ど無く海外翻訳物の衝撃は強烈でした。
あの世でマクリーンやライアルに新作を書いてもらい堪能してください。
ご冥福をお祈りいたします。
38 :
名無しのオプ:2012/01/01(日) 22:42:06.64 ID:s8F3/kyC
そういえば、船戸与一を知ったのは、
朝日新聞日曜版読書欄の内藤陳の書評でだった。
感謝してます。
39 :
名無しのオプ:2012/01/01(日) 23:29:29.64 ID:ZdLP40Ty
このミスで見た
「ナイチンゲールの死衣」ならぬ「ナイトーチンの死衣」を思い出した…
シャレじゃなくなっちゃったんだよね…
合掌。
40 :
名無しのオプ:2012/01/02(月) 20:28:44.37 ID:hY+/qAHn
正月休みをりようして、7年ぶりのトム・クランシーっ
デッド・オア・アライブイヤッホォゥ!!
なんかもう相変わらずのアレでナニぶりが懐かしくていいですなwシャベスのあのノリ
は元からなのかフリなのか・・・若作りが悦に入っていて吹いたw
そういえばミステリー板ってイヤッホゥスレないのな。単価安い分IYH報告もたくさんあって
盛り上がると思うんだが
41 :
名無しのオプ:2012/01/02(月) 21:23:06.05 ID:3pofk8c+
俺も内藤陳に感化された口だが、
しばらくすると文章の下手くそさについていけなくなったな。
42 :
名無しのオプ:2012/01/03(火) 01:45:39.52 ID:XaglyENn
下手くそっていうか、ちょっとクセがあるんだよね。
43 :
名無しのオプ:2012/01/03(火) 11:23:14.17 ID:3nnuVCgQ
2001年9月11日トム・クランシーに謝罪する会発起人のひとりだけど
正直、トムは日米開戦のオチについて
一言あってしかるべきだと
ポスト911捜査小説をみるたび思う
新潮文庫で延々新刊出ているの見るたび、なかなか手が伸びなくてナア
44 :
名無しのオプ:2012/01/04(水) 14:17:51.59 ID:l9IUpoRx
トムおじさんは恐怖の総和まででよいのです…
45 :
名無しのオプ:2012/01/06(金) 00:23:22.02 ID:HKAVnXEu
すっかり冒険小説から離れてるんだけど、
この2〜3年の超オススメって何なん?
46 :
名無しのオプ:2012/01/06(金) 22:52:16.11 ID:9MNwrC5N
俺も知りたい
スワガー・サーガもクリス・ライアンもマンネリ気味だしな
47 :
名無しのオプ:2012/01/07(土) 00:50:25.59 ID:6yXXwJ5+
超オススメかどうかはさておき、独断と偏見で「読んで損はしない!」と
感じたのを3本づつ挙げると
和モノだと
「暗殺者メギド」渡辺裕之
「アウト&アウト」木内一裕
「小太郎の左腕」和田竜
洋モノだと
「ノンストップ!」サイモン・カーニック
「解雇手当」ドゥエイン・スウィアジンスキー
「傭兵チーム 極北の地へ」ジェイムズ・スティール
辺りだな。
最近は「ワイルド7」観てからというもの、眠ったはずの望月三起也熱が
復活してしばらく活字とご無沙汰に。
48 :
名無しのオプ:2012/01/07(土) 02:43:22.61 ID:aWupcyOX
映画が酷かったから口直しと言うか、無性に原作読みたくなるw>ワイルド
49 :
名無しのオプ:2012/01/07(土) 17:54:29.46 ID:ZI2Vw1VW
原作に忠実にやるならVシネでやればよかったのに・・・
50 :
名無しのオプ:2012/01/08(日) 16:37:57.06 ID:+F7typrW
51 :
名無しのオプ:2012/01/08(日) 18:13:11.02 ID:hxnSIEzQ
>>50 見てないけど、キャスティングが糞だよな。
椎名桔平とかありえん。
52 :
名無しのオプ:2012/01/08(日) 18:58:01.81 ID:GiMvqfdI
期待値が低かったから評価としては「思ったより面白い」
そもそも漫画の完成度が圧倒的だから誰がどんな映画化しようが100%満足なんてない。
53 :
名無しのオプ:2012/01/09(月) 00:47:55.51 ID:7PcFe89x
クライマックス?の盛り上がりどころで誰も悪人を殺さないワイルド7という、
どうしようもない脚本がダメダメ。他にも邦画のダメな部分がありすぎる。
キャスティングに文句言う人が多いが、俺はそんなところよりも脚本・演出に不満。
54 :
名無しのオプ:2012/01/09(月) 18:18:13.01 ID:A/zEJSC9
55 :
名無しのオプ:2012/01/09(月) 21:12:23.17 ID:3y2qnVAr
トム・クランシーってもう引退したほうがお互いのためだよな
あの人は俺の中で航空団解剖で終わったw
56 :
名無しのオプ:2012/01/10(火) 15:45:17.27 ID:hswrsmzg
>>55 クランシーは過度な期待さえしなければ〈剣〉シリーズまでは面白い。
個人的に「お疲れ様でした」と云いたいのはカッスラーだな。
何か疲れたw
57 :
名無しのオプ:2012/01/10(火) 21:17:21.46 ID:LBQrRnVE
>>45 正直、正統派の冒険小説ってのはすっかり下火らしいのよ。
だから超お勧めって言われると、すぐには思いつかない。
好みで言えば、
須賀しのぶ『神の棘』
冒険小説じゃないけど平山夢明『DINER』
ホラーだけど飴村行『粘膜蜥蜴』
SFだけど三島浩司『ダイナミックフィギュア』
ハードボイルドだと木内一裕『水の中の犬』
翻訳物はほとんど読んでないや。
面白かったのは、『数学的にありえない』と『WORLD WAR Z』くらいかな
58 :
名無しのオプ:2012/01/10(火) 23:01:47.22 ID:X5i7f8wg
新しい本棚に入れ替え作業中気付いた事
所有してるハヤカワ文庫の表紙が8割方生頼範義
59 :
名無しのオプ:2012/01/10(火) 23:10:28.70 ID:GFBJRlcH
>>45 トム・ロブ・スミスのレオ・デミドフを主人公とした三部作
「チャイルド44」「グラーグ57」「エージェント6」はおすすめ。
60 :
名無しのオプ:2012/01/11(水) 00:22:56.98 ID:kRabhmEW
今月のハヤカワ文庫新刊で上下巻の大作っぽいスナイパーモノ。
ポスト・ハンターはまだまだ頑張ってるな。
ついでに「脱出山脈」の続編も出るようだ。
61 :
名無しのオプ:2012/01/11(水) 19:28:28.32 ID:6sVkdIZy
脱出山脈そんなに売れたのかよ!つまらんかったぞあれ
買ったんだけどさ
62 :
名無しのオプ:2012/01/11(水) 19:58:57.45 ID:lBr2mmEd
新刊と言えば来月マット・リンの3冊目が出るらしい
タイトルは「無法海域掃討作戦」
63 :
名無しのオプ:2012/01/11(水) 23:36:22.19 ID:z/lOz+Ql
>>61 正直新刊で買うのは躊躇したがブックオフの100円コーナーで見つけたんで
即買った。
個人的には久々の山岳ミリタリーモノって事で値段分は楽しめた気がする。
>>62 マット・リンも楽しみだ。
64 :
名無しのオプ:2012/01/12(木) 23:33:21.68 ID:E9Np1E0e
ミリタリー物は好きだがここまで連打されると正直飽きが・・・
65 :
名無しのオプ:2012/01/13(金) 23:46:37.71 ID:1RvAP4hA
ノンフィクションだが「シャドウ・ダイバー」お薦め
普通に冒険小説として読める。めちゃ面白かった。
66 :
名無しのオプ:2012/01/14(土) 02:13:34.45 ID:Sy24h3bc
>>65 一時期映画化の噂もあったが、結局その企画は中止になっちゃったみたいね。残念。
67 :
名無しのオプ:2012/01/14(土) 18:34:46.36 ID:Vd+w7iN6
>66
あれ、中止になっちゃったんだ。
とりあえず映画化の権利だけ押さえといて結局中止ってよくあるらしいけど、観てみたかったな。
68 :
名無しのオプ:2012/01/21(土) 17:55:31.23 ID:C1MqHdA+
「スエズ運河を消せ」デヴィッド・フィッシャーをやっと読んだ。
第二次大戦版ミッション・インポッシブル(TVドラマのほうね)といった趣のノンフィクション。
戦記ものにありがちな、ドイツ人が朗読しているのを聞くような堅苦しさはなく、
穏やかで上品な語り口。思い出したのは獣医ヘリオット先生の本。
太いひとつのストーリーではなく、エピソードの集積で出来ているので、
食い足りない感じがするかもしれませんが、
素朴な愛国心と義務感から戦地に赴いたひとりの男のドラマとして見ると、
最後は不思議と冒険物に似た感銘を与えてくれます。お薦め。
ちなみに著者は「ターゲットは大統領機」の共著者かと思ってましたが、どうやら別人のよう。
69 :
名無しのオプ:2012/01/22(日) 10:11:28.90 ID:p+hHI8/3
>>67 向こうは権利の保有や売却自体がビジネスになってるから塩漬けがザラだよね
マイクル・コナリーも権利売っちゃったせいでボッシュを映像化できなかったらしいし
ハンターの極大射程もキアヌ出演の話が立ち消えになって、忘れた頃に映画が実現してびっくりした
70 :
名無しのオプ:2012/01/22(日) 11:13:21.63 ID:ApeRaaM8
過去批判されたが冷戦スパイ小説を
未だに山のように買いこんでは読み散らしている
ようやっとBフリーマントル「消されかけた男」読了
・・・処女作だから仕方ないが酷い出来としかいいようがないな
後書き読むと、同じ英国記者仲間が処女作「ジャッカルの日」でブレイクしたからって
「おれならあれよりよほど面白いものを書けるぜ」って事らしいけど
71 :
名無しのオプ:2012/01/22(日) 21:26:26.13 ID:ZwZCveh1
あれが書かれた時代背景からすれば、超絶エンディングだったんだがな。
72 :
名無しのオプ:2012/01/22(日) 22:08:10.60 ID:tABV0cVi
ネヴィル・ヴァイパーの
「パイド・パイパー」
を読んでみた。爺ちゃんかっこいい!
73 :
名無しのオプ:2012/01/23(月) 01:14:06.36 ID:z98lx/CV
ネビル・シュートだね
これと「渚にて」が同じ作者ってんだから凄いよな
74 :
名無しのオプ:2012/01/26(木) 22:19:55.06 ID:5PqjkofT
パンジャンドラム∩(・ω・)∩ばんじゃーい
75 :
名無しのオプ:2012/01/29(日) 23:35:54.31 ID:cwlJUcX3
パーフェクト・ハンターが気になる
買っても読むのが2ヶ月くらい先になるだろうが
元軍人(それも歩兵系)かジャーナリストとかが書いていないと昨今はちょっと不安
目が肥えてしまったのかな
いや、偏見だと言うのは分かってるんだけどさ
76 :
名無しのオプ:2012/01/30(月) 01:03:09.36 ID:SgZhO5YZ
アンディ・マクナブとかクリス・ライアンとか
芸達者だったのが昨今の傾向に影響してるね(古くはポロックとか)
おれは逆に、イネスやバグリイみたいな味わいのものに飢えてきてるんだけど
もう望むべくもないのだろうか
77 :
名無しのオプ:2012/01/30(月) 03:15:59.83 ID:NLD4QVHT
わかる、分かるぞ…
78 :
名無しのオプ:2012/01/31(火) 03:52:59.89 ID:AAR7Nbjo
約10年ぶりにバグリィの「砂漠の略奪者」
やっぱり無茶苦茶面白い。
勿論「高い砦」もいいが、個人的にはこれがバグリィのベストだな。
79 :
名無しのオプ:2012/01/31(火) 11:46:43.46 ID:merMU3B2
バグリイは「黄金の手紙」も好きだな。
ラスト近くのあるシーンでは鳥肌が立った。
80 :
名無しのオプ:2012/01/31(火) 14:56:19.10 ID:6nxqTI3h
>>76 その2人のSAS上がりの作家は驚くほどエンターテインメントの骨法に通じているよね
知識や経験から語るより遥かに難しいことのはずなのに
どこで身に付けたんだか
81 :
名無しのオプ:2012/01/31(火) 21:01:43.44 ID:GFHVXAwU
取材されたり売り込みでマネージャーと話すうちに、一般人が面白がるツボを見出したのかも知れない
特殊部隊なら情報部門の人間とも触れて、あれこれ想像を巡らせて噂したりもあっただろう
変哲もないニュース見て、自分に出動や待機がかかるかも読むだろうし
そこら辺をチラッと垣間見ただけで堅気の自分はもうメロメロ
82 :
名無しのオプ:2012/01/31(火) 22:18:07.25 ID:XhqBFU+I
たぶん、読者をつかんで放さないストーリーテリングのことだよね
緩急というか呼吸というか
おれはディテールありきで特殊部隊上がりの作家ばかりがもてはやされるのは
正直好かんけど(面白いとは思うけどw)>76のふたりは感心するわ
でもやっぱイネスやバグリイが好きなんだなw
83 :
名無しのオプ:2012/02/01(水) 01:03:39.16 ID:nY1IKyFs
バグリイ、イネス、ヒギンズ、コーンウェル
繰り返し読みかえす海外冒険小説作家
静から動への展開が好き
ミリタリー系も好きなんだけれども、作家の人間的深みが違うと思う。
84 :
名無しのオプ:2012/02/01(水) 10:10:05.29 ID:ZJIBUByP
トム・ウッドという本邦初紹介作家の「パーフェクト・ハンター」
NV文庫40周年記念という触れ込みだけど、読まれた方、どうか
感想よろしく!!!!
85 :
名無しのオプ:2012/02/01(水) 11:10:52.13 ID:/KCn6LOJ
週末読むからちょっと待って。
あぼーん
87 :
名無しのオプ:2012/02/01(水) 16:04:38.23 ID:6kmAM9Uf
espionage
88 :
名無しのオプ:2012/02/01(水) 22:39:57.87 ID:PPeRu6T/
NV40周年記念作品第二弾が脱出山脈の人の2作目と知って、
なんだ大したもん揃えてないんだなーと思った
89 :
名無しのオプ:2012/02/02(木) 00:46:26.62 ID:Ude70Y+L
でも40周年てちょっと中途半端・・・
90 :
名無しのオプ:2012/02/03(金) 16:30:33.21 ID:eZtxjtpU
「ジョーカー・ゲーム」を今読んでるんだが、かなり良い。
この作者、筆力があるわ〜
91 :
名無しのオプ:2012/02/03(金) 20:52:49.88 ID:8p1VEM+v
誰とはいわんけど、もと公安だか警官だかって触れ込みの国産作家もいるけど、
ディティールばっかり細かくて肝心のおはなしがアレでナニなのもたまにいるよな
まずストーリーあって、ディテールはあくまで装飾だと思うんだけどな
92 :
名無しのオプ:2012/02/04(土) 08:58:57.45 ID:S8YTC2Zq
公安ものは荒唐無稽なものすぎて現実味がないし、
世界最弱のスパイ天国国家のくせに、公務員の自覚のない
ハニトラされまくりでまったくクビにならない世界描かれても
読んでる民間人は鼻白むことこの上なし、って作家ばっかだよね。
93 :
名無しのオプ:2012/02/04(土) 18:31:50.19 ID:FJ86G2Yy
柊治郎の悪口はそこまでだ。
94 :
名無しのオプ:2012/02/04(土) 20:02:22.40 ID:Sj/pGZQw
え?濱嘉之のことだとばかりw
95 :
名無しのオプ:2012/02/04(土) 20:27:04.41 ID:3uCtGYxZ
叩くときにその対象の名前を「忘れた」「覚えていない」と言う人は実は覚えている可能性が高い。
『名前も覚えていない』ことを表現して、なおかつ内容について批判をする。
自分が優位に立っていると思いたい心理的代償行為だ。
でもわかりにくいから名前出してね。
自分も濱に一票。
96 :
名無しのオプ:2012/02/04(土) 21:17:25.10 ID:bQlkTNpt
森村誠一の「炎の条件」
大沢の「闇先案内人」を森村風な味付けにしたらこんなの出来ました〜
みたいな出来だが、メンバーの一人の表の稼業が最初はトラック運転手
だった筈なのに、何故か数ページ後にはタクシーの運転手やってる事に。
(途中で転職した描写もなし)
どうしてこんなミスが?
97 :
45:2012/02/05(日) 23:43:28.28 ID:EhJaHQpl
>59
超遅レスでもうしわけないけどね、チャイルド44を今日ゲットしてきたよ
ブコフだけどな
ちょー楽しみw
98 :
名無しのオプ:2012/02/07(火) 03:03:45.03 ID:iFjx+IKI
「ジョーカー・ゲーム」読了。
文体・雰囲気・構成が高水準で、良い感じであるが、
傑作というほどじゃないかな。
結末にもうちょっとヒネリが欲しい。
99 :
名無しのオプ:2012/02/07(火) 11:01:25.74 ID:/oWAg4+M
自分も「ジョーカーゲーム」は悪くないが傑作とは思わない
なんであんなに評価が高いのか不思議
100 :
名無しのオプ:2012/02/07(火) 11:31:23.18 ID:ouegk5Al
101 :
名無しのオプ:2012/02/07(火) 21:08:29.55 ID:DZYcKI5s
文字通り「ジョーカー」だったよな。馬場引いたよ>ジョーカーゲーム
102 :
名無しのオプ:2012/02/08(水) 02:47:39.76 ID:9HP7xJ1o
>>98 俺も読み終わって半年経つが
全く続編に手が伸びない
103 :
名無しのオプ:2012/02/08(水) 10:50:22.44 ID:ZVRMIhh7
>>101 ホントに読んでんの?
そんなにヒドクない
104 :
名無しのオプ:2012/02/08(水) 15:11:01.42 ID:QC86ixg4
ジョーカー・ゲームは近年スパイ物が廃れてきたせいで
こういうの読むの初めて、という人が多いんじゃないかな
冒険小説好きからするといろいろ物足りないかもしれんが
文章もあっさりしていて、馴染みがない人でも読みやすい
105 :
名無しのオプ:2012/02/08(水) 19:55:44.28 ID:RblxAiNu
「パーフェクト・ハンター」読了
「とにかく盛り上げなきゃ!」と思って色々詰め込んでる感じが
しなくもないが、勢いで読ませてくれるので特に問題なし。
後はくれぐれも一発屋にはならないで欲しいと願うばかり。
106 :
名無しのオプ:2012/02/08(水) 21:54:05.36 ID:FJys/DLW
冒険小説の元祖として知られるジョン・バカンだが、
ドラえもん誕生のきっかけとを作ったことは意外に知られていない
107 :
名無しのオプ:2012/02/09(木) 07:52:53.07 ID:KxylV3W7
ジョーカー・ゲームは面白いけどどんなに頑張っても
戦争負けるし、2なんかちょっとひどいもんだった。
これで続編書くってどんなふうになるんだ?
戦後になるのかな?逃げ延びたあのひと?
108 :
名無しのオプ:2012/02/09(木) 09:03:17.73 ID:5PfC5bvO
>>107 ジョーカー・ゲーム面白かったけど、読み終わって結城中佐とD機関員の
浮世離れしたチートっぷりがなんか鼻についた。結局はどんなに優秀でも
大局は変えられないという齟齬に行き着く訳だから、もう少し人間臭い
隙があったほうが好感が持てたろうな。実際の中野学校の生徒って
超エリートだったんだろうが、あの小野田さんとか今から考えてみれば
情弱もいいところだからね。
109 :
名無しのオプ:2012/02/09(木) 10:01:48.55 ID:M09ae9Ji
ジョーカーシリーズはそれまでの作者の作風からするに
スパイ小説の文脈で語るべきものかどうか、とは思う
110 :
名無しのオプ:2012/02/09(木) 14:00:52.24 ID:uiOrGKVk
それはおかしいだろ
111 :
名無しのオプ:2012/02/09(木) 23:44:38.70 ID:AfWR5Xp7
柳って苗字だけど美里と違ってチョンじゃないんだよね。
他の作品も読んだことあるけど。
元女性SPのボディガードの話はつまんなかったな。
一見日本人のようだが、読んだら在日や北朝鮮の諜報員を褒めてる
公安小説びっくりしたものもあったな。
チョンが書いてるようだから宣伝したくない。
112 :
名無しのオプ:2012/02/10(金) 05:17:17.37 ID:VrcdFq4T
「在日は○○という名字が多い」≠「○○という名字は在日が多い」だからな
高一程度の数学知識もないバカをよく見かけるが
113 :
名無しのオプ:2012/02/10(金) 18:09:52.67 ID:v9QhcdNE
りゅうじゃなくて「やなぎ」と読む。
114 :
ラ ◆zjrwHxTgO. :2012/02/16(木) 00:14:05.57 ID:SBCPFY3/
115 :
名無しのオプ:2012/02/16(木) 23:23:47.28 ID:uUAx2OCQ
レベッカへの鍵、あれはあれで面白くって、俺は大好きなんだが、件・フォレットはこれと「針の目」で終わってるんだよね、俺
「大聖堂」とか、今度手を出してみよう
116 :
名無しのオプ:2012/02/17(金) 01:53:20.08 ID:3QjSROG4
「大聖堂」はめっちゃ面白かった
117 :
名無しのオプ:2012/02/17(金) 06:50:42.41 ID:xFnKkk05
大聖堂は抜ける小説ランキングに必ずあがるな。
針の目も。
冒険ってよりはそっちのほうが・・・
118 :
名無しのオプ:2012/02/17(金) 21:05:58.64 ID:xnh/+KJk
ブックオフでバグリィの「タイトロープ・マン」ゲット。
これにてようやくバグリィの文庫版がコンプリート。
売ってくれた人に感謝・・・
あぼーん
120 :
名無しのオプ:2012/02/17(金) 23:21:59.72 ID:K4PLGK4G
>>119 「思い出せないタイトルスレ」で聞いてくれ。
121 :
名無しのオプ:2012/02/18(土) 17:47:46.69 ID:CEePw99x
>>119 読みたいから思い出したらもっかい書きこんでおくれー
122 :
119:2012/02/18(土) 20:14:01.72 ID:E/Dy8nKM
>>121 スマン。ネットで調べたら微妙にストーリーと結末が違っていたのを思い出した。
でも読みたいと思っているなら、ネタバレにならないからその方がよかった。
タイトルはマイケル バー=ゾウハーの「パンドラ抹殺文書」。
詳しくはアマゾンとかのレビューを参考にしてね。
123 :
名無しのオプ:2012/02/19(日) 00:50:23.78 ID:ugPbZTu5
プライベートチャットじゃねぇんだぞ
ネタバレになるわこのバカ
124 :
名無しのオプ:2012/02/19(日) 19:46:26.37 ID:lhrbytDo
愚作はネタバレしてもOKだが、パンドラはいい作品なのに・・・
125 :
名無しのオプ:2012/02/19(日) 22:34:52.22 ID:DjgluzPh
パンドラは最初から裏の説明があるし、そこのところはストーリーの
背景というかどうでも良い気がした。
最後のあの対決と、結果があるべきところに収まるためには、
主人公がああいう立場にならないといけないわけだけど。
126 :
名無しのオプ:2012/02/24(金) 00:21:59.72 ID:7ryGG7S7
「エニグマ奇襲指令」
原作はナチに挑む英国情報部の工作員の話だったのに映画版は悪役が
KGB+シュタージ、主人公がCIAに変更されてた。
それなりに面白かったが、やっぱり原作どおりに作って欲しかったなぁ・・・
せっかくいい役者使ってるんだし。
127 :
名無しのオプ:2012/03/06(火) 18:08:07.43 ID:m5eC7iMU
>>76 >>80 そのどちらかの中の人がマット・リンじゃねぇかと睨んでる
リンの1作目の序文はライアン、3作目には本文中にマグナブの名前がでてくるんだよな
128 :
名無しのオプ:2012/03/18(日) 21:54:12.71 ID:odyqo9MZ
小説すばる 4月号に 追悼 日本冒険小説の父 内藤 陳 最後のロングインタビュー (西村健)が掲載されます
129 :
名無しのオプ:2012/03/19(月) 00:12:07.94 ID:iO/QuQZq
内藤陳が父なら北上次郎は叔父か?
130 :
名無しのオプ:2012/03/19(月) 12:49:23.52 ID:YDcOQ5Zj
わかんねえだろーなあ
131 :
名無しのオプ:2012/03/19(月) 13:02:41.88 ID:CJW9i/Tg
訳知り顔で奥に鎮座してる牢名主みたいなイメージだな。
「このミス」でも自分だけ野球に例えた番付で「何でこの人だけ
特別扱いなの?」と思ったっけ。
132 :
名無しのオプ:2012/03/19(月) 13:47:21.17 ID:6hPAjFCq
なぜなら彼もまた、特別な存在だからです
133 :
名無しのオプ:2012/03/19(月) 19:52:11.19 ID:7xNg9Qb0
若い人は知らないだろうけど、
内藤陳が冒険小説に限らず面白小説をいっぱいフューチャーした行為は、
あの頃にはとても喜ばしい出来事だったんだよ。
134 :
名無しのオプ:2012/03/19(月) 23:47:43.93 ID:68oFcvWY
>>133 ∧_∧ 三=
☆ (・∀・ )三= 「フィーチャー」だバカ!
∧__〃 _ノ つ ノつ 三=
(`Д´((⊂ _ _⊂) 三=
⊂ ⊂ \ ドガッ
ヽ つ
(ノ⌒´
135 :
名無しのオプ:2012/03/20(火) 00:42:35.20 ID:OCGbSRzP
スマソ
136 :
名無しのオプ:2012/03/20(火) 01:26:34.68 ID:V8qgkQVN
内藤陳といえば麻雀放浪記での
チンチロ村のオカマ
137 :
名無しのオプ:2012/03/20(火) 05:59:55.68 ID:2GlEz9T/
138 :
名無しのオプ:2012/03/20(火) 07:05:01.30 ID:87QvcD3U
俺は本の雑誌だな
139 :
名無しのオプ:2012/03/20(火) 09:07:53.91 ID:hdPXJvTA
殿山泰司も捨てがたい
140 :
名無しのオプ:2012/03/20(火) 11:43:12.41 ID:I6dvkKsL
それをいえば植草甚一とかって人に行き着くのかな。名前としてしか
認識してないけど。
141 :
名無しのオプ:2012/03/20(火) 12:29:32.68 ID:mERdsd+x
こうミステリを趣味人、粋人の嗜好みたいにひたすら紹介した人?
晶文社から本出ていて、ときおり手に取るけど読みとおした事がない
「寒い国から来たスパイ」再読
レン・デイトンばりのゲーム小説かと記憶していたけど
以外に60年代冷戦の道徳的側面を、こちらがはなじろむくらい
一章さいて批判しているなと感心した
「ハンス夫人、あなたは西側からドル紙幣入りの手紙をもらっているな?何のためか警察に来て話してもらおう」
「し、知りません!誰かが勝手に送ってきたのです!」
かくして西側はハンス夫人の知り合いの東独高官を、ハンス夫人を送金ルートにした西側スパイと東独に思わせる。
作者あとがきで、諜報戦に巻き込まれる市民の悲惨さについて胸を痛めて描いたとか何とかあるけど
たしかに対敵諜報戦で、東西が、たがいに「錯誤」に誘導するため
無辜の市民をだしにする残酷さは、批判されるべきだな
ただけしてジャーナリストでないルカレのモラリティが、
時代時代に応じてナチの戦争犯罪や、冷戦の道徳的側面や、カフカズの少数民族や、アフリカの被搾取部族民にとぶと
逆に果たしてこの人は、そこまで道徳家なのか、むしろ「道徳小説家」として、作品を量産しているだけなのではないか
ちらっと思う事がある
142 :
名無しのオプ:2012/03/20(火) 13:38:47.18 ID:81q1NSDg
誰かそのうち、売国奴朝鮮系議員に小指おくりつける
元公安刑事の話しとか書きそうだなw
今野とか佐々木とかw
143 :
名無しのオプ:2012/03/20(火) 13:45:47.68 ID:1pSqSOp+
植草甚一は「雨降りだから〜」が家のどっかにあると思うんだけど出てこない
ミステリー好きだけど埋没していないようなところが粋人なのかな
内藤陳のような「オススメ」を知ってから、一時そのたぐいの本を読み漁ったなあ
「地獄の読書録」とか「JAMJAM日記」みたいな肩の凝らないオススメ本は、
いまはちょっと当てはまるものが思いつかない
「100冊の徹夜本」は、ちくしょうw とか思うものもあったな
>>141 おれは船戸与一の「蝦夷地別件」を読んだときに、似たような印象を持った
マイノリティの輪郭や捉えかたが図式的に思えて、ちょっと冷めたのを覚えている
読みが浅いだけかもわからんけど
144 :
名無しのオプ:2012/03/20(火) 14:59:04.74 ID:knh6MNiL
>>137 内藤陳は週刊プレイボーイで本の紹介してたから
ミステリーファンじゃないじゃない一般読者の幅を拡げた
という意味で功績があったんじゃないかな。
北上次郎はどっちかというとマニア向けの理論派(?)
と個人的には思っている。
145 :
名無しのオプ:2012/03/21(水) 19:29:00.95 ID:WdexmlvV
週刊プレイボーイといえば小峯隆生はもしかすると内藤陳の後釜を
狙ってたんじゃないかと思ってたがすっかり消えたな。
小峯の書いたアクション小説も色々粗はあったけど
「アクション映画、小説、銃が大好きなんで思い切って書いてみました」
って感じが溢れてて嫌いじゃなかった。
146 :
名無しのオプ:2012/03/21(水) 19:54:19.59 ID:gXEpytdF
このスレで語ってよいのかどうかわからないけど、谷恒生のバンコク楽宮ホテル凄い面白いね
語り口がとにかく上手い
147 :
名無しのオプ:2012/03/21(水) 20:20:40.94 ID:WdexmlvV
「バンコク楽宮ホテル」長い事積読だな。
今度読もう。
148 :
名無しのオプ:2012/03/21(水) 21:50:51.66 ID:OcWqd8Si
谷恒生の海洋冒険小説は面白かったなあ。
希望峰、ホーン岬、フンボルト海流etc‥‥黄金の80年代を代表する一人だね。
伝奇小説で人気出てからは、だんだん粗製濫造になっちゃって、読まなくなってしまったが‥‥
そういや谷恒生ももういないんだっけ。
あまりに生き急いだ感じだな。
149 :
名無しのオプ:2012/03/21(水) 22:41:30.82 ID:KkKRM5qe
谷恒生は「新宿鮫」に影響されたと思しき「ムラマサ」とか「架空戦記」の
辺りからつらくなってきた。
個人的には「架空戦記」書き出すと作家は終わると思う。
例外は「影の艦隊」「機神兵団」書いてたのに今でも第一線の山田正紀
くらいか。
150 :
名無しのオプ:2012/03/21(水) 23:36:06.08 ID:IN2Yl/iu
谷恒生といえば杉良太郎が主演した「大捜査線」というドラマの原作?を書いた人物だという印象が真っ先に浮かぶ・・・
151 :
名無しのオプ:2012/03/22(木) 01:15:14.61 ID:RqKPjOly
>>影の艦隊
ありゃ架空戦記じゃない、ちょっとハードなライトノベルだ。
>>架空戦記
つ谷甲州
152 :
名無しのオプ:2012/03/22(木) 22:19:00.61 ID:Fd6JQyOP
>ちょっとハードなライトノベルだ。
マジで吹いたw新ジャンル「ミドルノベル」制定か?
この勢いで
「重ノベル」「中ノベル」「軽ノベル」「仮装ノベル」
とか決めようかw
153 :
名無しのオプ:2012/03/23(金) 00:16:53.14 ID:RFGdbafD
今は若干落ち着いた様な気がするが、一時期はそれこそ猫も杓子も
「架空戦記」(しかも妙に長いシリーズ物ばっかり)だったな。
漫画家の菅谷充まで書いてたしw
一体どういう層に需要があったんだ・・・
154 :
名無しのオプ:2012/03/23(金) 00:26:20.98 ID:7SPN+UnC
>>152 朝日ソノラマから出てた小説版ガンダムとか、どこが子供向けかわからんかったよ。なんつーか、今のラノベとは違ったんだよな…
155 :
名無しのオプ:2012/03/23(金) 02:00:09.34 ID:XsULrLiI
今思えば朝日ソノラマは傑作揃いだったな。
特に「クラッシャージョウ」「ウェスタン武芸帖」「エイリアン」シリーズはハマった。
156 :
名無しのオプ:2012/03/23(金) 02:11:28.34 ID:o95GxarM
俺がこっちの世界に来たのは、
「ケインとアベル」を読んだのが大きかったな。
その後「読まずに死ねるか」を見つけてドハマリ。
157 :
名無しのオプ:2012/03/23(金) 20:44:35.13 ID:jxozsqRk
>>155 クラッシャージョウってそういやどうなったんだろ・・・
大昔に読んだけど。
安彦さんの絵がよかった頃に。
158 :
名無しのオプ:2012/03/23(金) 22:47:34.92 ID:WbMqiNse
>>157 少し前にハヤカワから復刊されてたと思う。
前日譚の「ダーティ・ペア」は最初からハヤカワだったから高千穂が
「一緒にしてまえ」って事で権利移動させたのかな。
159 :
名無しのオプ:2012/03/23(金) 23:48:40.12 ID:jTl+RFss
ダーティペアかぁ
ガキの頃、いろんな意味でお世話になりましたw
160 :
名無しのオプ:2012/03/24(土) 00:21:31.34 ID:N9aiqdNC
161 :
名無しのオプ:2012/03/24(土) 00:50:25.93 ID:NSoFFTzH
>>160 主人公の身長が178もあるとさすがに長身痩躯の美人刑事とはいえ
異物感が強過ぎるな。173、4あたりが現実と虚構が妥協出来る
境界線だろうな。
162 :
名無しのオプ:2012/03/24(土) 01:13:15.90 ID:oD2VGKp2
この際演技力には目を瞑って松下奈緒で実写化希望。
>>161
163 :
名無しのオプ:2012/03/24(土) 02:32:03.17 ID:eq0oecuf
キラーエリート面白かった!
深夜プラス1も好きな自分におすすめの作品って何がありますか?
164 :
名無しのオプ:2012/03/24(土) 02:46:45.57 ID:8rq8lcCx
>>163 「アバランチエクスプレス」「氷島基地脱出」「氷原の檻」
「A−10奪還チーム出動せよ」辺り
165 :
名無しのオプ:2012/03/24(土) 08:00:04.29 ID:GmusW4IU
>164
夜中に入手難のものばかり薦めるでないw
どうせなら からめ手で「タイ・ホース」「恐怖の関門」あたりも
それから部分的にA-10並みのカーチェイスがある「ロマノフ家の金塊」とか
その「キラーエリート」、原作本て翻訳されるのかな
166 :
名無しのオプ:2012/03/24(土) 12:25:01.57 ID:7Zu764jm
amazonのマケプレ使えば入手はしやすいよ
ライアルは深夜プラス1よりももっとも危険なゲームのほうが好みだったり
キラーエリートって5月にやる映画の?
167 :
名無しのオプ:2012/03/24(土) 13:50:14.79 ID:+VmYJR3T
「キラー・エリート」ってタイトルの本は複数あるからややこしいな
ロバート・ロスタンドのはサム・ペキンパーが映画化した奴で、
マイクル・スミスのはISAとかいう特殊部隊について書いた本、
ラヌルフ・ファインズのが今度映画化する奴で来月に原作刊行
例によって元SAS隊員、あとヴォルデモート卿やった俳優の親戚
168 :
名無しのオプ:2012/03/24(土) 15:03:37.68 ID:qzgUbjOi
>>160 深見の新作新刊?と焦ったら、過去作の文庫化ですね。
ラノベじゃない新作読みたいなー。
169 :
163:2012/03/24(土) 16:15:16.66 ID:IV14RTgt
ロバート・ロスタンドの小説です。
ちょっと股間を抑えたくなる入りの・・・
170 :
名無しのオプ:2012/03/24(土) 17:09:28.39 ID:iUG9/CLF
>>169 まさかとは思ったがw
それならラストベーダーの「ザ・ニンジャ」をおいて他にはあるまい
またはウィリアム・ディールの「カメレオン」
ああ、ニンジャが出てきたのはペキンパーの映画のほうだっけ
ウォルター・ウェイジャーなんかはB級まるだしで面白いかもね
171 :
名無しのオプ:2012/03/24(土) 18:14:05.95 ID:XFvS6Yqd
172 :
名無しのオプ:2012/03/24(土) 20:56:35.09 ID:QsVV/59X
「ニンジャ」モノならSFアクションになるがティモシー・ザーンの
「ブラックカラー」とそれに連なる「超戦士コブラ」も捨てがたい。
後、東洋趣味ドップリならポリスアクション「ローニン」もオススメ。
173 :
名無しのオプ:2012/03/24(土) 21:47:30.32 ID:6/hcA9pp
タイ・ホースなんて単語、何年ぶりに見たろうw
タイ・ホースが面白い人なら「27」ももっとおすすめw
174 :
名無しのオプ:2012/03/24(土) 22:48:58.85 ID:QsVV/59X
一時期の角川は国産・翻訳問わず面白い冒険小説連発してたのに、
今は見る影もないな。
やっぱり春樹が抜けた穴はでかかったのか。
175 :
名無しのオプ:2012/03/24(土) 23:04:44.45 ID:6/hcA9pp
そーいやニック・ストーンシリーズも角川だっけね
176 :
名無しのオプ:2012/03/25(日) 01:55:01.20 ID:mnLT54Ey
ウィリアム・ディールの未訳作品、読みたいわ。
177 :
名無しのオプ:2012/03/25(日) 02:00:21.67 ID:qx1JzMxL
角川はマルティン・ベックシリーズの表紙が渋かった
178 :
名無しのオプ:2012/03/25(日) 03:30:55.56 ID:yc5UisH/
何気なく入ったブックオフで「007 白紙委任状」そして「公園はおれのもの」ゲット。
実に幸せw
179 :
名無しのオプ:2012/03/25(日) 09:14:54.58 ID:YydtYawL
「公園はおれのもの」いいなー
探すとすればハードカバーのコーナーで良いの?
180 :
名無しのオプ:2012/03/25(日) 09:59:37.38 ID:mnLT54Ey
『公園はおれのもの』は図書館にも蔵書されてないので読めない。
181 :
178:2012/03/25(日) 11:03:26.48 ID:yc5UisH/
>>179 ハードカバーの特価(200円)コーナーだね。
レアだからって変にプレミア付いてないのが有難かった。
182 :
179:2012/03/25(日) 12:41:38.69 ID:YydtYawL
>>181 ありがとう。
これとディールの「カメレオン」を前から探してるんだけど
なかなか巡り会わない。
183 :
名無しのオプ:2012/03/25(日) 19:55:04.16 ID:XWjgNOGF
公園はおれのものっていいタイトルだなあ
ちょっとジャイアン入ってる
184 :
名無しのオプ:2012/03/25(日) 20:12:51.05 ID:wpFVmDjj
185 :
名無しのオプ:2012/03/25(日) 20:20:37.84 ID:yc5UisH/
「公園は〜」を元にしたTVM「ニューヨーク・コマンドー セントラルパーク市街戦」もなかなか面白かった。
主演はトミー・リー・ジョーンズ
186 :
名無しのオプ:2012/03/25(日) 22:46:54.27 ID:5VHQO5yv
ヘレン・シェイヴァーが脱いでたやつか
以前リサイクルショップで見かけたが買わなかった
187 :
名無しのオプ:2012/03/26(月) 01:33:11.77 ID:C2p9iClL
海外作家のフィクションで現代的なスナイパーものでいい作品はないでしょうか?
188 :
名無しのオプ:2012/03/26(月) 08:10:10.17 ID:rl4CyyCC
柳広司の新刊は「ジョーカー・ゲーム」の続編なの?
189 :
名無しのオプ:2012/03/26(月) 10:13:50.75 ID:QqMNMOQx
190 :
名無しのオプ:2012/03/26(月) 11:44:42.46 ID:pvcMnlX5
>>187 最近だと「不屈の弾道」「パーフェクト・スナイパー」辺り。
後はハンターのスナイパーモノなら間違いなし。
191 :
名無しのオプ:2012/03/26(月) 18:27:44.29 ID:0dGXVlQ/
『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』村上博基新訳版。
早川書房よくやった。二十年間新訳が出る日を夢に見ていたんだ。
192 :
名無しのオプ:2012/03/26(月) 21:13:47.35 ID:JMz1e75N
菊池光の翻訳は癖が有るからなぁ
どうせなら3部作の残り2作も新訳で出して欲しい
193 :
名無しのオプ:2012/03/26(月) 21:49:17.96 ID:rTsyBf8F
残り二作は最初から村上訳だしなあ。村上訳で改訳必須といえば女王陛下のユリシーズ号だろうな。
194 :
名無しのオプ:2012/03/26(月) 22:54:16.37 ID:F/w0Afwu
最近気付いたんだけど、ユリシーズ号の新版って微妙に訳が修正されてるのね
全部に目を通したわけじゃないんだけど
トール化前の新しい表紙の版くらいからかな
195 :
名無しのオプ:2012/03/27(火) 00:08:00.57 ID:WLlJInQS
HMSユリシーズは全過労サラリーマンの愛読書として指定すべきだな
196 :
名無しのオプ:2012/03/27(火) 19:27:48.13 ID:2cyjqOLa
197 :
179:2012/03/27(火) 21:05:56.51 ID:sttIGDen
198 :
名無しのオプ:2012/03/28(水) 01:18:58.13 ID:5xsNU4gf
>>196 帯みるといわゆるラドラム系の話か。面白そうだけど今読むと
いろんな意味で辛いんだろうな・・・・
199 :
名無しのオプ:2012/03/28(水) 12:25:12.32 ID:f8GYggnf
カメレオン
日本が舞台になったりもするんだけど、さすがに向うの作家の常で、
忍者の末裔のスパイとか障子張りの浴室(この辺はうろ覚え)とか、
どこの日本?と思うようなツッコミどこは満載。
そういうのに拒否反応を示す人には難しいかな。
俺は面白く読んだけど。
200 :
名無しのオプ:2012/03/28(水) 13:55:00.21 ID:oQNFLlzZ
201 :
名無しのオプ:2012/03/30(金) 19:12:53.82 ID:1uIMUDMM
「スマイリーと仲間たち」が復刊されてるな
202 :
名無しのオプ:2012/03/30(金) 21:07:48.37 ID:ALoBCEOr
小説家の田中氏が都内の墓地で自殺未遂。
1 :Ψ:2012/03/30(金) 21:02:18.00 ID:6vjyFV2A0
吉川英治文学新人賞などを受賞した小説家 田中光二さん(71)が 東京都港区の霊園にある家族の墓の前で自殺を図っていたことが
30日 警視庁への取材で分かった 田中さんは病院に搬送されたが 軽傷で命に別条はないという
同庁によると 田中さんは29日午前 港区の家族の墓の前で 首と手首を包丁で切りつけ
自殺を図った 田中さんは 個人的な悩みを抱えていたという。
203 :
名無しのオプ:2012/03/30(金) 21:28:08.01 ID:Ic4Y+wO0
昔、よく読んでたわ。「黄金の罠」とか「幻覚の地平線」とか。
確か田中光二って父親も自殺だったよね。
でも本人は自殺を図るような性格には思えなかったけどな‥‥
その頃の作風では。
架空戦記にいっちゃってからは全然読んでないが。
SFでも冒険小説でもない、モルディブだかニューカレドニアだか舞台の
普通小説みたいのが一番好きだった。
タイトル忘れたけど。
204 :
名無しのオプ:2012/03/30(金) 22:39:18.66 ID:4wCXnyCg
205 :
名無しのオプ:2012/03/30(金) 23:47:49.86 ID:dL4FagaR
>>203 「小さき神の島々」でしょうか
私は「沈黙の岬」がなぜか好きで…
悩みについてはわからないけど、気力を取り戻して欲しいと思う
206 :
203:2012/03/31(土) 10:47:00.95 ID:QieXgRou
>>205 ああそれ、それです。
ググったらモルディブじゃなくてサイパン、グアムだった‥‥
沈黙の岬ってUFOハンターシリーズだったっけ。
おれも読んでたなあ。
当時読んでた本の内容はほとんど忘れちゃってるから、
探してまた読んでみようか。
207 :
名無しのオプ:2012/03/31(土) 12:23:41.99 ID:7ks5tkij
ハヤカワのサイト見ると
確かにスマイリー三部作、新装表紙で再刊するみたいだね
4月の映画公開に合わせてだろうけど
最近、スマイリーと仲間たち、何回も読みなおしているな
カーラと同じ武器を使う事でスマイリーも道徳的にあやういラストになるとか何とか
いろいろ大きなテーマはあろうが
むしろ冷戦時代、亡命者たちの組織が、諜報活動といえば聞こえはいいが
ポン引き、ヤクザ、売春婦、詐欺師、泥棒商人の連環のなかで
モスクワセンター最深部まで目が届いている事にまず驚き、
そういう塵あくたな連中を、労働党政権後のエリートたち、あるいは政権以前のエリートたちのように
見下すことなく、そっと真偽を見極め、信義、信頼、誠実で重要情報を拾い上げるスマイリーはえらいなと感心してた。
類書としてカリエールの「外交談判法」とか、
吉村昭「落日の宴」(幕末の対露外交を担当した川路聖謨)とか
結局は、人と人が交渉するとき、
国威や地位、財産をつかうのは下策で
一人の人間として、自分自身の器量だけで相手に対する
その難しさと素晴らしさをうたった、人間賛歌の小説だと最近、つとに思う
BBCのアレックギネスのドラマ見ても、何かBGMに清澄な誇らしげなメロディを感じるし
いやまじで、CIAあたりは自分たちがアラブ浸透に失敗していると思うなら
もう一度、ヒューミントとは何か、「スマイリーと仲間たち」の読書講習会でも開くべきだな
208 :
名無しのオプ:2012/04/02(月) 11:36:02.27 ID:BjyYNWGi
マジメか!!
209 :
名無しのオプ:2012/04/02(月) 21:34:03.55 ID:aUte5hMC
なんだか菊池光の翻訳はどんどん新訳のかげで
消えていってる気がするな。
そのうち競馬シリーズとかスペンサーシリーズですらも
新訳で出てくるような気がする。
210 :
名無しのオプ:2012/04/06(金) 17:18:23.77 ID:AX+ZRRba
赤城毅は「なんかラノベ臭いな・・・」と敬遠してたが、読むと結構面白い。
中高生の頃なら間違いなく填まってた。
211 :
名無しのオプ:2012/04/07(土) 22:35:19.82 ID:1BAkzL+j
なんかまたジョーカー・ゲームの続編が出たんだってな
タイトル忘れたけど、王様のブランチで大絶賛だった。んなもんでまた内容を危惧してんだけど
どーだった?
212 :
名無しのオプ:2012/04/07(土) 23:59:08.51 ID:SgXJjJY0
>>207 読んだけど、前作前々作に比べて、ちょっと質が落ちたように感じた
オチがこじつけ臭いし
「初の中編」って言われた編も
正直、上下に分けるほどじゃない内容だったし
213 :
名無しのオプ:2012/04/08(日) 00:00:25.91 ID:WIHWAL1u
214 :
名無しのオプ:2012/04/08(日) 18:25:19.73 ID:JDX9ziX+
>212
てっきり、ル・カレに物申す書評子あらわると驚愕したわw
215 :
名無しのオプ:2012/04/08(日) 23:39:09.13 ID:tpR6q4FN
ル・カレのスマイリー3部作が一気に新訳or復刊したけど、
この勢いで『パーフェクトスパイ』も復刊してくれんかね。
内容的にはこれがル・カレ最高傑作だよね。
216 :
名無しのオプ:2012/04/09(月) 08:52:43.43 ID:pebwOrhL
最近復刊されたやつで
これ買っとけっていうのある?
217 :
名無しのオプ:2012/04/09(月) 11:08:33.54 ID:GeC9YOR6
ル・カレが懐かしくなっているところにスカパー!で
「寒い国から帰ってきたスパイ」(チチャード・バートン主演)をみた。
かなり原作に忠実なつくりで、当時のイギリス事情が分かって面白い。
リチャード・バートンのリーマスは力演で、酷薄なムント役もぴったり。
特にいいと思ったのが、フィードラー役のオスカー・ヴェルナー。
過酷な時代を息抜き、今は東ドイツの共産党員幹部になっているユダヤ人で、
強さと純粋な理想主義、一面の弱さを演じて見事だった。
ただ、スマイリー役の役者は、単なるデブインテリという感じでがっかり。
ここにはカメオ出演でも、重量級を使うべきだった。
全体としてル・カレ映画としては、良い作品だと思う。
218 :
名無しのオプ:2012/04/10(火) 06:19:38.82 ID:qc9UxRLv
暁に走れ良かった
くわしい感想はいずれ
219 :
名無しのオプ:2012/04/10(火) 10:18:24.05 ID:Xm2FaJ6e
今度の映画のスマイリーはゲイリー・オールドマンて、大分痩せ型だな。
220 :
名無しのオプ:2012/04/10(火) 12:22:03.04 ID:jLBB+Tt1
海外の評判はいいみたいだけど、何分2時間でまとまる内容じゃないからね>TTSS
アレックギネスだって、保温器におさまった卵みたいな短身肥満体とはいえないから、まあ
>217
>過酷な時代を息抜き、今は東ドイツの共産党員幹部になっているユダヤ人で、
>強さと純粋な理想主義、一面の弱さを演じて見事だった。
いわれてみれば、このあたりが「寒い国」の肝なんだろうね
善良や理想が、東西の思惑、あるいは西側の思惑によって潰される
手段が道義を潰してしまうあたり
・・・鏡の国、買いなおすかなあ
再読すればこれも新発見あるんだろうか
221 :
名無しのオプ:2012/04/10(火) 12:27:47.59 ID:jLBB+Tt1
>215
パーフェクトスパイが最高傑作なのは間違いないが
スマイリー3部作と方向性が違うから、なかなか読書人口に膾炙しないのが残念
ドイツの小さな町や、スクールボーイ閣下に紛れ込んでいた
「詐欺師の父親と、その精神的負債を返そうとスパイになる息子」というテーマが
やっとまとまったなという感じ
あれ読むと、トビー・エスタヘイスの造詣が、少年時代に垣間見た父親引き入る国際詐欺集団の
何人かなんだろうなと思う
222 :
>>217:2012/04/10(火) 18:20:27.02 ID:0C0ehCBY
>>219さん
をみて、ググったら、「ティンカー・テイラー……」に
ゲイリー・オールドマンがでるのか!こりゃ楽しみ。
>>220さん
「寒い国……」は、西側と東側、ナチスとユダヤ、愛と打算と、
何重にも入り組んだ対立軸が面白いですねえ。
個人的にル・カレで一番好きなのは「鏡の国……」だな。
スマイリーとアンの結婚話や、ナイーブな性格が謀略の世界で悩む所など、
ちょっとセンチメンタルすぎるところもあるが、よませる。
特に最後のスマイリーが飛行機に乗っているシーンがすき。
悩んでいるスマイリーを、別の青年の視点で客観化しているところが、
さすがはイギリス人作家だと思った。
スパイものだと「ヒューマン・ファクター」が圧巻だな。
223 :
名無しのオプ:2012/04/12(木) 21:39:11.49 ID:XI3OoAfj
鏡の国、高貴なる殺人・・・あと死者にかかってきた電話があったか
初期作品は引越しの時に処分してしまったから、再読もかないません。
ロディ・マーティンデールの噂話に出てくるスティード・アスプレイの弟が係っているのが
どの作品だったか
スパイ小説って私小説いうか文学臭いところが結構好きなのよね
組織に潰される個人とかなんとか
トニオ・クレーゲルは読めなかったけどパーフェクト・スパイは初版で買って
1行1行舐めるように読んだな、それこそ何十回も
ところがあれから四半世紀、読めなくなった
青年期の不安や迷いからスパイに取り込まれる人物像はもう目が文字を終えなくなったわい///orz
224 :
名無しのオプ:2012/04/12(木) 23:04:04.66 ID:XI3OoAfj
いまwikiのル・カレ、英日両方見たけど
「元MI6のスパイ小説家デビッド・コーンウェル」と
「Cornwell worked for the British intelligence services MI5 and MI6」(MI5とMI6の為に働いた)では
大分、ニュアンスが違うね
ぶっちゃけ、MI5の左翼学生監視の密告屋だったし、
兵役時代に語学の才能で情報部隊に所属、その後外務官僚になってMI6との連絡窓口になった
・・・パーフェクトスパイの小説内容からすると「元MI6のスパイ小説家デビッド・コーンウェル」には
違和感があったんだ
225 :
名無しのオプ:2012/04/14(土) 03:57:21.56 ID:fyhndLgq
暁に走る読んだけど5と6ってリアルでもあんなに仲悪いの?
以前に東京創元社からやたらと邦訳されてた様な
奇妙なテイストのアクション作品群は冒険小説のジャンルに入るんですか?
機会があったら一度読んでみたいんだが、近くの図書館や古本屋にもあまり無いんでな……
227 :
名無しのオプ:2012/04/18(水) 15:11:35.40 ID:1j48/dch
あれは書評家も全く無視だったな
228 :
名無しのオプ:2012/04/18(水) 15:14:51.42 ID:1j48/dch
あれは書評家も全く無視だったな
229 :
179:2012/04/18(水) 21:51:19.85 ID:q4VGL7Al
>>226 そう言えば「創元ノヴェルズ」ってカテゴリ無くなったね
230 :
名無しのオプ:2012/04/18(水) 22:20:06.48 ID:Y79Q7a3P
>>226 「デストロイヤー」とか「デス・マーチャント」とかは根気強くブックオフ巡りするしかないと思う。
個人的には「デス・マーチャント」が好きで「武術・銃器他あらゆる破壊工作のスペシャリスト」ってトコが漫画みたいで面白かった。
231 :
名無しのオプ:2012/04/18(水) 22:27:32.74 ID:q4VGL7Al
>>230 あ、そっちか。
「SAS」シリーズとか「マフィアへの挑戦」とか
昔は古本屋で良く見かけたけど最近は全然見ないな。
232 :
名無しのオプ:2012/04/18(水) 23:55:59.78 ID:OB+yEQoX
大阪圭吉探偵小説選
戦時下に書かれた防諜もの
愛国探偵が外国のスパイ網を暴く連作短編集
どのようにして情報を伝達しているかに工夫が凝らされている
>>230-231 そういやあの辺りの小説の邦訳基準ってどうなってんだろうね?
原書では何十冊となく出てるというのを知ると、邦訳選定理由(と除外した理由)が
妙に気になってくるんで。単につまんないからってワケばっかりでも無さそうだろうけど。
234 :
名無しのオプ:2012/04/19(木) 13:19:38.59 ID:gD7kPDvc
>>222 「ヒューマン・ファクター」名作だと思う。
でも、わたしがこれを読んだのが90年代だったので、あの絶望的な終わり方は
「東西の壁というのは文学者の想像力を持ってしても壊しえなかったのだな」と思った。
冷戦終結を予想したような作品を書いた人は、いたのでしょうか。
>>223 >スパイ小説って私小説いうか文学臭いところが結構好きなのよね
わたしもそうです。ル・カレは最初にうっかり「影の巡礼者」を読んでしまったのだけれど
しみじみとした味わいが気に入って、それより前のものは全部読みました。
…でも人間は成長するし、なにより世界が大きく変わってしまったので
「スパイ」という言葉がより無機質になったか。
今もスパイ小説好きですけどね。
235 :
名無しのオプ:2012/04/20(金) 16:03:22.46 ID:0jwz+zt/
伴野朗
この人の歴史冒険活劇は本当にハズレがない。
236 :
名無しのオプ:2012/04/20(金) 22:35:43.71 ID:xT7yoWNp
影の巡礼者って玉石混交なんだよね
後半のジョゼフ・コンラッドもどき(クメールルージュ篇)
ローレンス・ヴァン・デル・ポストもどき(テルアビブのホテルに女が来ない話。戦場のメリークリスマスのまんま第三部)
の文学趣味・・・の部分は、「もどき」としか言いようがなくて、不出来だと思うけど、
そのほかに小コント2つ「万引き」「老兵と勲章」にまじって
冷戦初期、中期、末期と新時代の内なる敵(武器商人や麻薬業者)の話がどれもいい
ポーランドのジェジ大佐のエピソード(オレグ・ペンコフスキーがモデルかもしれないし、そうじゃないかもしれない)が
結構、好きだけど、共産党の秘密警察のジェジ大佐と、連帯と、カソリック協会が
ついに和解だか告悔するエピソードが駆け足だけど、絵になってちょっと素敵だと思った
237 :
名無しのオプ:2012/04/22(日) 10:01:10.88 ID:feI0kqPy
>>235 「三十三時間」「九頭の龍」「必殺者」あたりが好きです
本当に面白いよね 読まずに敬遠している人には是非読んでほしい
ダンカン・カイルの「革命の夜に来た男」が好きな人には絶対オススメ
238 :
名無しのオプ:2012/04/23(月) 23:30:39.06 ID:veNv8fI5
吉田 修一待望の新作『太陽は動かない』が幻冬舎から発売になります
新油田開発利権争いの渦中で起きた射殺事件。AN通信の鷹野一彦は、部下の田岡と共に、その背後関係を探っていた。産業スパイ――
目的は、いち早く機密情報を手に入れ高値で売り飛ばすこと。商売敵のデイビッド・キムと、謎の美女AYAKOが暗躍し、ウイグルの反政府組織による爆破計画の噂もあるなか、
田岡が何者かに拉致された……。それぞれの思惑が水面下で絡み合う、目に見えない攻防戦。謀略、誘惑、疑念、野心、裏切り、
そして迫るタイムリミット――。いったい何が起きているのか。陰で糸引く黒幕の正体は? そして物語は、さらにノンストップ・アクション急展開!!
239 :
名無しのオプ:2012/04/26(木) 20:12:20.67 ID:yO6jd98U
>>238 吉田先生はそういう話書くのか……意外なところだ
240 :
名無しのオプ:2012/04/26(木) 23:10:01.52 ID:kxD7sbvI
この間サバゲに誘われて遊んできたんだけど思ったこと
JCポロックさすがだわ
なんつぅか本当、あの人の描写、特に樹海戦線とかミッションMIAとか、あんなふいんき
でしたよ>サバゲ
そんなに派手じゃない、てのがね。火力も大事だけど、隠れるのが上手くて連携がうまい奴ら
にはかなわんねw
アンディとかクリスとかの作品とかのかぶるような感じwさすがに特急のなかでダンビラ振り回
すよなことはないですがw
まぁサバゲと実戦てな違うだろうよとか言われるとまぁたしかにそうなんですが
241 :
名無しのオプ:2012/04/27(金) 07:25:15.51 ID:XDX5p4ww
ショーモネ
242 :
名無しのオプ:2012/04/27(金) 23:23:15.58 ID:58HCALS5
>>239 「そういう話」といえばまんま80年代のノベルスのあらすじを
コピペしたみたいだ。この手のベタなお話にどういう新機軸を
盛り込むつもりなんだろうかな?
243 :
名無しのオプ:2012/04/28(土) 13:56:53.64 ID:nfvF3x2D
>>238 さっそく図書館で借りてみたいと思ったよ。
244 :
名無しのオプ:2012/04/28(土) 21:50:03.54 ID:xefW1PAg
買ってやれよw
245 :
名無しのオプ:2012/04/30(月) 19:31:32.65 ID:GM0QPNaP
スパイ小説の大家ジョン・ル・カレの2008年の長編小説「A Most Wanted Man」(日本語版未訳)が映画化され、
オスカー俳優フィリップ・シーモア・ホフマンが出演することがわかった。
原作の舞台は独ハンブルク。半死の状態でドイツに密入国し、同市内のイスラム人コミュニティに現れたチェチェンとロシアのハーフの青年を主人公に、
人権派の女弁護士やドイツの諜報機関との関係、対テロ戦争の裏側などが描かれる。ホフマンは諜報機関のチーフを演じる。
映画版のメガホンをとるのは、オランダ出身のアントン・コービン監督
246 :
名無しのオプ:2012/05/01(火) 17:35:16.79 ID:h4iW6uCc
これで翻訳されるかな
光文社文庫になってから気を抜くと買いそびれる
ミッションリングも最近買った
247 :
名無しのオプ:2012/05/01(火) 21:05:47.24 ID:Yv0vw9w6
光文社ってあんまり翻訳物のイメージないからな
248 :
名無しのオプ:2012/05/01(火) 21:55:33.83 ID:xpBsymmm
なにをいうー、早見優
光人社は昔世界最長のスパイシリーズ、レン・デイトンのスパイ十部作
(ありとあらゆる敵味方の騙しの順列組み合わせ)を翻訳した大英断を
249 :
名無しのオプ:2012/05/02(水) 01:49:57.29 ID:+51rWJWc
十部作のうち一つは新潮社刊という、罠
250 :
名無しのオプ:2012/05/02(水) 09:34:14.93 ID:A42dB1Py
過去はどうあれ、昨今はどこの出版社も翻訳冒険物出さんからねぇ
251 :
名無しのオプ:2012/05/02(水) 11:16:32.27 ID:QjRKZvs3
この10年のベストテン決めようぜ!!
できれば文庫中心で。
252 :
名無しのオプ:2012/05/02(水) 15:17:35.26 ID:QztdDbBq
>>248 そこまで言って社名間違うとか有り得ない
今の光文社は時々ファルコに落ちぶれたからなぁ
253 :
名無しのオプ:2012/05/02(水) 19:42:13.87 ID:RUm0sbEm
俺は
>>248が本気で光人社に出して欲しがっているんじゃないかと思ったw
254 :
名無しのオプ:2012/05/05(土) 23:10:12.83 ID:bmWnu9IP
「ティンカーテイラー〜」新訳版いま途中
読みにくいという評判を聞いてたんでようやっと手をつけた
自分語りも脇のエピの唐突さも確かに読みにくい
しかし会計報告から動向を探ったり、書類に現れない感触を現場要員に聞きに行くなど、
古兵のプロっぽさが随所に出てきて面白いね
改行少なめで読みにくいし疲れるけど、さすが古典と呼ばれるだけあって、ドキドキしながら読まされている
255 :
名無しのオプ:2012/05/06(日) 01:05:40.90 ID:CYLfsTTA
ル・カレはスパイ小説じゃないと思って読むくらいがよい
256 :
名無しのオプ:2012/05/07(月) 18:48:35.31 ID:qWGnxOQc
新連載・アンダーカバー/目に見えぬ思惑が交錯する国際謀略ミステリー
◆ 真保裕一、画・ヤマモトマサアキ
週刊ポスト(2012/05/18), 頁:74
257 :
名無しのオプ:2012/05/11(金) 10:29:41.78 ID:iPWEVLrJ
クリスライアンの新刊キボンヌ
258 :
名無しのオプ:2012/05/11(金) 12:38:48.98 ID:CvL7Rdmj
ティンカー、映画の邦題ほんとマジでとんでもないな。
観に行かないでDVD借りよう。
259 :
名無しのオプ:2012/05/11(金) 23:46:14.02 ID:xWzcN4J4
邦題やらカバーデザインやらで見る見ない/買う買わない決めるやつは通気取りの浅い連中と相場が決まってましてね
「裏切りのサーカス」すげえ映像がかっこいいから映画館で見たほうがいいと思ったよ。
260 :
名無しのオプ:2012/05/12(土) 01:58:20.26 ID:apKtduy0
まあでも、センスがあるに越したことはない
261 :
名無しのオプ:2012/05/12(土) 09:53:40.26 ID:iws4pfqP
見たくても近くで上映してないっす
262 :
名無しのオプ:2012/05/12(土) 14:05:03.73 ID:7Kov4Zhc
ル・カレってなんかサブカル大好きのエセオシャレ系が
ファッションアイテムで読むような本でしょ?
なんか内容なさそうでさww
263 :
名無しのオプ:2012/05/12(土) 21:14:25.60 ID:OBpSrxHa
264 :
名無しのオプ:2012/05/12(土) 22:32:14.02 ID:uQhqdp4n
でた浅い深い対決
265 :
名無しのオプ:2012/05/13(日) 07:47:16.42 ID:O2yL1KVg
日本でハードボイルドを書けるのはアイヌの方しかいないだろうね
和人じゃ無理
266 :
名無しのオプ:2012/05/13(日) 11:42:22.07 ID:vMAHlQI4
何故?
267 :
名無しのオプ:2012/05/13(日) 14:46:37.62 ID:tKoTMiCi
アイヌなら熊アラシ(漢字が変換できん)みたいなので十分
面白いだろうな。
この前の事件の顛末は怖かった・・・
268 :
名無しのオプ:2012/05/13(日) 21:24:07.46 ID:vMAHlQI4
羆嵐ね
アイヌの猟師が羆と対決するエピソードは、
西村寿行が「君よ憤怒の河を渉れ」で書いてたなあ
269 :
名無しのオプ:2012/05/16(水) 20:42:35.85 ID:lAOGJ5s4
元ネタのWikiからしてスリル満点の出来だもんな
270 :
名無しのオプ:2012/05/20(日) 19:21:10.35 ID:+5WMBBOp
エージェント6をやっと読み終わった
時系列が遡行してるので、続編としての興味が湧いてくるまでちょっとかかる
まあライーサとの馴れ初めの部分だけなんだが
面白いんだけど読書の喜びはあまりない
ライター出身作家としては真面目な部類なので好感を持って読み続けているが
やはり自分はル・カレやライアルやクイネルの方がいいな
もう三人中二人死んでしまいル・カレも筆を折るとか言ってるが
おまけに本屋に売っていなくなってしまったが
271 :
名無しのオプ:2012/05/20(日) 20:11:58.20 ID:Hc92qcDB
売ってるけど
272 :
名無しのオプ:2012/05/21(月) 12:47:13.08 ID:n5ZxH56Q
273 :
名無しのオプ:2012/05/21(月) 19:15:30.52 ID:1mJEXL8r
早川のトールサイズ文庫で読みやすい版が欲しいんだよ
スマイリー三部作が出たのがせめてもの救いだ
巨匠たちの本はすべて再刊すべきだ
274 :
名無しのオプ:2012/05/22(火) 08:35:25.31 ID:Cyig0UlH
関係ないけど、ザ・ユニットのDVDBOXでるね
275 :
名無しのオプ:2012/05/22(火) 17:02:42.53 ID:C/QHNRU5
「マイアミの虐殺」
ブックオフで何気なく手にとったら何とあの「マック・ボラン」
一作のみとはいえハヤカワポケットミステリから出てたとは知らなかった。
276 :
名無しのオプ:2012/05/22(火) 22:01:42.09 ID:Ct85Jtx/
ゲイル・リバースの本ってどうなの?
落合訳のを積んでるけど
やっぱり笑わせてくれるの?
いや、やっぱり言わなくていいです
笑いはネタばれが致命的だから
277 :
名無しのオプ:2012/05/23(水) 04:06:25.73 ID:eC/SyK14
スカラムーシュが来週から青春アドベンチャーでやるね
再放送だけど
しかし磯山さやかってのが激しく不安……
278 :
名無しのオプ:2012/05/23(水) 15:30:13.21 ID:7sesfsFY
ミッションソングおもしろいぞ
改行少なっ!と思ったけどその分じっくりたっぷり楽しめる
279 :
名無しのオプ:2012/05/23(水) 16:18:42.37 ID:MsjEIrdk
ラリーボンドのレッドドラゴン侵攻 第3部でたね
280 :
名無しのオプ:2012/05/24(木) 10:16:40.62 ID:5Y+vFaLG
>>279 買ったよー。
読むのはだいぶ先になるけど。
281 :
名無しのオプ:2012/05/24(木) 13:16:59.02 ID:QIWHJpP1
乙〜!
4部作らしいけど、1部と2部の展開の遅さで読む気がうせてたから、
今回の3部は、自分も読めるのはだいぶ先そう。
282 :
名無しのオプ:2012/06/03(日) 22:45:33.95 ID:sXfbftX9
ハモンド・イネスの「報復の海」読み始めたんだがどうも読み進められない
一旦浮気しようかな……
283 :
名無しのオプ:2012/06/04(月) 17:36:52.96 ID:adGlqqJs
イネスは「海底のUボート基地」しか読んでないが、これはさくさく読めたな。
284 :
名無しのオプ:2012/06/06(水) 17:56:00.02 ID:81Gr6dFO
残る高橋の行方を求め一般人からヤクザまで右往左往してるらしいが・・・・
もしかすると木内一浩の「藁の盾」みたいな感じなのか。
285 :
名無しのオプ:2012/06/09(土) 21:31:36.38 ID:sqoo3z7J
クリスライアンの新作、まったく音沙汰なし?
286 :
名無しのオプ:2012/06/13(水) 22:52:31.15 ID:+msgC05D
最近「シャドー81」を夢中になって読んだ。
冒険小説というの?このジャンルでオススメ教えて欲しいです
287 :
名無しのオプ:2012/06/13(水) 23:26:40.25 ID:+J6u8u2o
ルシアンハイムのシャドー81って大昔、新潮文庫ででたの読んだな
再販されて驚いたわ
288 :
名無しのオプ:2012/06/13(水) 23:56:39.14 ID:9eyQnneT
>>286 つ摩天楼の身代金(犯罪モノつながり。冒険小説じゃねーけどw)
つファイアフォックス(飛行機つながり。ロシア語で考えろ)
つ超音速漂流(飛行機つながり。ジャンボジェット機が漂流するパニックもの)
つ高い砦(飛行機つながり。すぐ墜落もとい不時着しますが)
つA‐10奪還チーム 出動せよ(新潮文庫つながり。最近はあんまりないカーチェイスもの)
289 :
名無しのオプ:2012/06/14(木) 01:00:20.36 ID:JRi+evzP
サンクス。繋がりなくてもいいんだけど、いくつか取りかかってみるわ
290 :
名無しのオプ:2012/06/15(金) 02:22:42.85 ID:m38E9+vc
>>286 航空モノなら「脱出せよ、ダブ」「逃亡空路」「スカイジャック」「謀殺ポイントへ飛べ」もオススメ。
291 :
286:2012/06/15(金) 07:01:26.89 ID:PqJNSxtH
航空者に限定してるわけじゃないんだけど、冒険物で面白ければなんでも。
今までほとんどミステリとSFしか読んでないから
292 :
名無しのオプ:2012/06/15(金) 13:25:59.86 ID:m38E9+vc
>>286 冒険小説の傑作は数多あるけど、とりあえずギャビン・ライアルの初期作品は押さえよう。
293 :
名無しのオプ:2012/06/15(金) 16:27:55.95 ID:fZ8+AQzD
>>286 ジャック・ヒギンスだろ
『鷲は舞い降りた』は基本図書
294 :
名無しのオプ:2012/06/15(金) 21:33:48.56 ID:m7n8dD+U
ハイジャック小説いうと・・・ハヤカワ文庫でジェラルド・シーモアがデビューした
「イリューシン18の脱出」いうのは滅法面白かったな
ソ連からイスラエル亡命を目指し、旅客機をハイジャックするユダヤ人と
国際政治の動き、最終地ヒースロー空港での駆け引きとSASの突入という
ハイジャック全盛の70年代、その手の小説のなかでかなり出来はいいと思う
ハイジャック小説の嚆矢は何か知らぬが
おれの知るかぎり、トム・クランシーの日米開戦や、
リチャード・バックマン「バトルランナー」あたりが止めを刺したと思う
295 :
名無しのオプ:2012/06/16(土) 14:21:49.38 ID:EP1FG/C4
俺もシャドー81を読んで冒険小説にハマったな
海外だと狙撃物の「極大射程」、監獄物の「囚人同盟」、
逃亡物の「リモート・コントロール」あたりがオススメ
国内物では馳星周の「不夜城」、垣根涼介の「ワイルド・ソウル」、
福井晴敏の「亡国のイージス」らへんが手に入りやすいかな
296 :
名無しのオプ:2012/06/16(土) 19:41:39.79 ID:iHioqU9G
>>286 クイネルのクリーシイシリーズ
燃える男
パーフェクト・キル
ブルー・リング
ブラック・ホーン
地獄からのメッセージ
シリーズじゃないのでは
血の絆
イローナの四人の父親
新品入手難しいので
古本屋に転がっていたら読んでみたら幸せ
297 :
名無しのオプ:2012/06/17(日) 22:30:54.18 ID:hiCWBmzR
クイネルおすすめ
全部夢中になって読んだな
スレ見てたら、久しぶりに航空もの読みたくなって来た
読んでないのもいくつかあるんでブコフで探してみる
他にもおすすめあったら教えて
298 :
名無しのオプ:2012/06/17(日) 22:44:43.35 ID:mJVlAiQ5
最近出たデイルブラウンの、
アメリカ本土空爆指令なんてど〜なの
299 :
286:2012/06/17(日) 23:07:18.14 ID:uejljXHM
多すぎるわ!週に1冊ペースで教えてくれ
300 :
名無しのオプ:2012/06/18(月) 00:28:57.20 ID:R3Z3e7M4
国産の航空モノは森詠、鳴海辺りが安定してるな。
301 :
名無しのオプ:2012/06/18(月) 04:15:18.99 ID:ZLd8en2Z
>299
積めばいいじゃない
302 :
名無しのオプ:2012/06/18(月) 06:00:26.85 ID:NZwSIEnn
303 :
名無しのオプ:2012/06/18(月) 11:55:59.46 ID:ypSH2CwE
これから上で紹介されてるやつ全部読めるのか
いいなぁ
304 :
名無しのオプ:2012/06/18(月) 19:23:05.29 ID:607nPQFM
303は全部よんだのかい?
面白い本なんて限りないと思うけどなぁ
305 :
名無しのオプ:2012/06/18(月) 22:11:29.96 ID:JZd1rvGm
いやそれが読んでるのよ
学生の頃は冒険小説とスパイスリラーとすかしたハードボイルドばっか読んでたから
たまに「これ冒険小説として面白い」なんてのを教えてもらうとすごく嬉しい
306 :
名無しのオプ:2012/06/19(火) 18:46:50.63 ID:Hjxo61pF
このスレの住人の平均年齢はどれぐらいだろうか。
ついていけれない
307 :
名無しのオプ:2012/06/19(火) 19:24:44.63 ID:gi3ZqmV6
そう?ジャンルの中では真っ当と言うかスタンダードなのをみんなあげるから
若かろうが年くってようが、読んでる人は読んでると思う
308 :
名無しのオプ:2012/06/19(火) 21:26:01.88 ID:/hehAUw6
俺学生の時は時間あったから、文学とか読みまくってた。まあ、身に付いているかは別として
たくさん読んでりゃいいってもんじゃないよ。むしろ本は読みすぎないくらいがちょうどいい
309 :
名無しのオプ:2012/06/19(火) 21:44:00.34 ID:8J1N4geB
>>306 ついていけないのは年齢のせいじゃなくて読書の量と幅の問題でしょ
その気になればいくらでも追っかけていけるよ
無理せずマイペースで読んでいけばいい
310 :
名無しのオプ:2012/06/19(火) 22:46:33.77 ID:EDvYNwqL
数をこなすことが目的の読書だと、作品の良さをほとんど読み取れない
結局歳食ってから読み返すことになる
おっさんだからわかることかも知れないけど、
マイペースで読むのがいちばん本を楽しめることだと思うよ
311 :
名無しのオプ:2012/06/19(火) 23:07:23.80 ID:oFuZGcOj
>>310 まあ、それは読み方の問題であって
単純に量の話とはリンクしてないんでは。
人によって、読書に割いている時間は違うんだし。
確かに少ない時間で数をこなすことだけに
躍起になるのはどうかと思うけどね。
ただ、自分の場合、面白い作品にあたった時の方が
読むスピードは速くなっている気がするよ。
312 :
名無しのオプ:2012/06/19(火) 23:15:12.83 ID:8J1N4geB
でもある程度の数読んでないと話が合わなかったりするからねえ
若い頃は遮二無二読んでてもいいと思うけどなぁ
おっさんだのじじいだのになってから読み返して新たな発見をするのもいいと思うし
313 :
名無しのオプ:2012/06/20(水) 00:12:47.39 ID:GSpxKjE8
読む人の自由だしね
みなさんの話はそれぞれよくわかる
まだ読んでない本がいっぱいあるのに「シャドー81」を引っ張り出してきちゃったよ
この本のようにハマれる本が最近少ないのがちょっと悲しい
若い人には若い人のスタンダードってあるのだろうか
314 :
名無しのオプ:2012/06/20(水) 03:29:04.11 ID:fJoNn1v7
>>299 スティーヴン・ハンターの
極大射程
ダーティホワイトボーイズ
ブラックライト
狩りのとき
は死ぬ前に読んどけw
ただし、ちゃんと順番通りに読めよ。
315 :
名無しのオプ:2012/06/20(水) 08:19:52.70 ID:g6ndF3vf
自分は、極大射程を読んだ後、狩りのときに手を出したよw
順番どおりに読まなかったためか、積読だよ、そのダーティやらブラックライト。
316 :
名無しのオプ:2012/06/20(水) 11:08:40.00 ID:ZMi9H4sw
私はちゃんと刊行された通りに
ダーティ→ブラック→極大→狩りで読み、
ブラックはダーティがどんな話・人物が出てたかか忘れていて、ちんぷんかんぷんだった。
極大射程を読んだ後に読み返したら意味が通じたけど。
ダーティホワイトボーイズは当時ノンシリーズ作品だと思って読んだ。
317 :
名無しのオプ:2012/06/20(水) 11:13:15.70 ID:ZMi9H4sw
過去の名作は、確かに面白い作品ではあるけど、
描かれている事柄が「昔」になってしまっているので、小説の情報性みたいのは劣化していると思う。
当時はそこそこ同時代作品として楽しんだけど、今の人はそういう楽しみはちょっとムリかと思う。
でも古典として読めば、以降の作品のベースになっている感じとか分かると思うけど。
若い頃はとにかく、内藤陳が面白いと書いていたものをひたすら辿って読んでた。
で、推薦者との嗜好のズレとか自分の好みとか段々ハッキリわかってきた。
318 :
名無しのオプ:2012/06/20(水) 21:14:33.14 ID:DxMbvZaa
319 :
名無しのオプ:2012/06/20(水) 22:06:46.76 ID:ZMi9H4sw
>>318 トム・クランシーは単独名で作品を発表しなくなってからはもう…
320 :
名無しのオプ:2012/06/20(水) 22:39:30.05 ID:HQr55KwQ
名作は後発に換骨奪胎されまくるのが運命だしなぁ
フォロワー作品を山ほど読んだ後で原典として位置付けられる
オリジナルを読んでも今更感が漂うだけであまり感動しない、ということはある
321 :
名無しのオプ:2012/06/21(木) 00:24:05.11 ID:LJJW2H4r
トムおじさんは恐怖の総和まででいいんです…
322 :
名無しのオプ:2012/06/21(木) 00:41:50.37 ID:NfijN48A
トム・クランシーは、レッドオクトーバーから、愛国者、その次まで読んだのは覚えてる
323 :
名無しのオプ:2012/06/21(木) 02:26:45.48 ID:Z3W4xh4Q
レッドオクトーバーはつまんなくて読み終えるまで大変だった。
映画はかなり面白かったけど。
324 :
名無しのオプ:2012/06/21(木) 07:13:21.90 ID:6sknMwTw
あれはショーン・コネリーがかっこよすぎた
325 :
名無しのオプ:2012/06/21(木) 08:37:53.18 ID:Xu0iiOyY
コネリーといえば、ザ・ロックは禁じ手をつかったな
あれはあきらかにジェイムズ・ボンド海軍中佐だし
それをまんまピルグリム・ファーザースまで血筋を辿れそうな
米国海兵隊の愛国者とからませるなんて
映画2本を1本にしたような贅沢さだ
326 :
名無しのオプ:2012/06/21(木) 13:29:12.17 ID:6sknMwTw
あれはニコラス・ケイジの急成長がかっこよすぎた
327 :
名無しのオプ:2012/06/22(金) 00:59:01.06 ID:ssaZEJfE
年齢も年齢だけど
新しいのをあんまり実は読んでいないんで
おすすめ教えてって言われるとけっこう古典的なやつになってしまう
しかも最近手に入らなかったりする
ところで最近あまりに多作なので敬遠してきたカッスラーに手をつけようかと思ったりしてる
フランシスなんかもそうだけど読んでみたいが今はやめておこうと思って
それきりな作家もいたりするんできりがない
328 :
名無しのオプ:2012/06/22(金) 01:09:18.44 ID:0qg5dolG
クレイグ・トーマスが好きだったな
『DC-3の積荷』あたりまでだけど
329 :
名無しのオプ:2012/06/22(金) 06:07:39.57 ID:Mwey95nt
カッスラーはラドラム程度には面白い。
文章も同じレベル。
330 :
名無しのオプ:2012/06/22(金) 07:47:52.75 ID:QJb9avJl
>>327 好きな作品の傾向やそのときの気分にもよるから、押し付けがましいことは
申し上げられませんが、
フランシスに手を出したほうが豊かな時間を得られるような気がします。
もっと言えば、カッスラーよりトム・クランシーのほうが無駄話がうまいです。
両者とも冗長になるとどうしようもない作家ですが、カッスラーは退屈なときは
本当に退屈です。
331 :
名無しのオプ:2012/06/22(金) 14:04:29.85 ID:DeG1aZfF
332 :
名無しのオプ:2012/06/22(金) 21:24:26.03 ID:CY4S0z4x
スティーブンハンターの「デッド・ゼロ一撃必殺」は必読なんだろうか。
ずいぶん前から積んでるままなんだけど。
333 :
名無しのオプ:2012/06/23(土) 00:02:32.62 ID:cga2yp/c
カッスラーはだいぶマンネリ気味というか、クランシーと同じく共著者とのシリーズが
多くなってからはダメダメな感じだったけど…。久々に単独名義で出た「大追跡」は割と楽しめた。
レトロメカ好き作者の味が生かされた感じ。キャラの薄さは相変わらずだけどw
>>332 ハンター好きなら、普通に読めばいいと思うが。
積んでる理由が分からないから、これ以上言えないけど。
334 :
名無しのオプ:2012/06/23(土) 09:50:59.34 ID:7fT+FEIe
ボブさんの日本お散歩日記よりかはマシ
買ってあるんなら読めば?
335 :
名無しのオプ:2012/06/23(土) 14:15:53.10 ID:fCjnV2u+
>318
ネイビーシールズかw
またマイケル・ビーン出てるのか?
>319
あれ?生き別れの姉さんがこんなところに書き込んでる・・・
>321
今度はベトナムで別れた妹が・・・
>325
アレはいろんな映画のいいところをとったよーなもんだね
最後のプラトーンのポーズはかっこよかったな、弟者
>329
ほめ言葉になってネェよw
336 :
名無しのオプ:2012/06/23(土) 20:59:47.20 ID:82eEmriq
カッスラーのは南極が出てくるオカルトっぽい奴しか読んだことが無いんだが、
主人公がラッキーマンだった。
他のもこんなもん?
337 :
名無しのオプ:2012/06/23(土) 21:34:43.82 ID:gbAEeQws
レイプザ・タイタニックは名作だったけどな
338 :
名無しのオプ:2012/06/23(土) 23:04:03.18 ID:cga2yp/c
「レイズ・ザ・タイタニック」は面白かったけど、他作品と比べると
アクション少なめで、ダーク・ピットのヒーロー的活躍も控え目で、
シリーズの中では異色作という感じ。
映画化されたのはもうひとつ「サハラ」があるけど、
あっちの方が「いつものダーク・ピット」って感じのノリだw
339 :
名無しのオプ:2012/06/23(土) 23:18:01.81 ID:ea0wH+jW
カッスラーっていわば三大話だよな歴史ネタと現代の謀略を無理から
絡めるという。読みだして止まらなくなるぐらい面白かったんだけど
読んでるうちにピットのあまりの人間離れした無双振りが
突然嘘臭くなって読めなくなってしまったわ。
340 :
名無しのオプ:2012/06/24(日) 00:46:36.34 ID:/Tcoalyf
自分は冒険モノでも小じんまりしたのが好きだから
壮大な感のある作品は引いちゃうw
341 :
名無しのオプ:2012/06/24(日) 00:48:24.73 ID:uauYwRsN
そのこじんまりしたのをひとつ教えてくれw
342 :
名無しのオプ:2012/06/24(日) 01:18:30.43 ID:s74cP6+f
>>339 人間離れした無双ぶりと言うのがスーパーマン化という意味なら、
俺の読んだ奴だけがラッキーマンということか。
なんか、「強い主人公たちがもっと強い敵に決死の戦いを挑み、
運良く敵を倒した」×n といった話だった。運良すぎ。
343 :
名無しのオプ:2012/06/24(日) 01:29:07.35 ID:qBgKbH2k
>>341 340じゃないけど
いまさっきコリン・フォーブズの「氷雪のゼルヴォス」を読み終わったよ
こじんまりしていい感じよw
昔は「キャラに陰影がなくてつまらん」とか考えていたけど、
結構な迫力の冒険物に仕上がっていた
この作者はツィード&ニューマンものよりも初期の無骨な作風のほうが好みだな
344 :
名無しのオプ:2012/06/24(日) 02:59:30.45 ID:0LzwVbeB
>>342 無双というのにはラッキーマンってのも入ってるよ。自分があーもう読めないわと
突然思ったのは、何十人もの武装した敵の下っ端にピットはトンネルに
追い込まれるんだけど、運よく何らかの方法で洪水を起こして追手をあっけなく
全滅させて悠然と逃げ延びてしまうって場面だった(読んだのは随分前なので記憶違いがあるからもしれないが)。
違和感を抱いたのは殺すことが悪いというより、ピット(カッスラー)がこの
場面に限らず敵を殺すことに何ら躊躇もしてないってことなんだよね。
ピット(カッスラー)からすれば自分を殺そうとする悪党連中なんだから
殺して何が悪いってことなんだろうな。
345 :
名無しのオプ:2012/06/24(日) 08:57:52.35 ID:LlILMJK3
>>344 その辺は映画の007(ロジャー・ムーアあたりの)みたいなもので、良い悪いというより
「人を殺してる」とかを、あんまり真剣に考える作風じゃないってことだろうな。
それでもピット民間人にしては躊躇なく人殺しすぎだろ、とは思うがw
まあ、この手のアクションもので、シリーズ長期化したら殺害数を数えちゃダメだw
私立探偵スペンサー、ただの探偵なのに何人殺してるんだよ、とか
ジャック・バウアーが、のべ8日間の活動時間で200人ぐらい撃ち殺してるとか。
346 :
名無しのオプ:2012/06/26(火) 20:56:41.04 ID:VSXuN5Nm
映画のサハラは好きだなぁ
347 :
名無しのオプ:2012/06/26(火) 22:49:31.98 ID:CSd5R4/x
象印のサハラも好きだなぁ(ドヤァ
348 :
名無しのオプ:2012/06/27(水) 13:13:48.32 ID:3PU9/l/0
>>345 「殺し」に関する時代感情の変化みたいのはありますねえ。
イアン・フレミングあたりだと、敵役は単なる記号みたいで、
いくら殺しても、主人公の心には何の傷も残さない。
日本だと大藪春彦。
349 :
名無しのオプ:2012/06/27(水) 15:24:00.31 ID:YwmCelBm
最近のレス読んで、シリーズ途中で積んでいたダーク・ピットものを読み出したけど、
これ、デス・マーチャントやレモ・ウィリアムズの延長と考えたら、
主人公が殺しに懊悩しなくてもさして気にならんな
ペーパーバック・スリラーと「本格」小説に貴賎はないにせよ、
ペーパーバック・スリラーの娯楽に関する合理性が発露しているだけの話で
北上次郎が年度のベスト打線とか言って、ヒギンズやトーマスと並べて
カッスラーを「断じて活劇小説ではない」なんて書いていたので、
長いあいだ騙されていた感じがするわ
北上自身だってデス・マーチャントのたぐいを、
自分の活劇小説の評価軸に乗せる気はなかったっぽいし
楽しみ方のベクトルが違う種類の小説なんだな、きっと
350 :
名無しのオプ:2012/06/29(金) 23:51:09.42 ID:SV+PgZak
ダーク・ピットは主人公云々より悪役の突拍子の無さが肝だな。
それこそ007に出て来そうなスケールのデカイ基地外ばかりで、
少なくとも読んでる最中は飽きない。
351 :
名無しのオプ:2012/06/30(土) 07:43:24.40 ID:UhJDjbxa
背景のお宝とか、そのいわれとかだな、カッスラーの場合は。
上でも出てた「アトランティスを発見せよ」読み終わったけど、いやすげえよ。
ラッキーマンとか無双とか以前に、人類リセットを目論む悪役とその秘密基地の
間抜けっぷりが半端ない。ネタとして読んでもひどい。
デス・マーチャントどころではなくて黒豹シリーズだよ
昔からこんなだったかなぁ
「大統領誘拐の謎を追え」は傑作だと思ってるし、
「死のサハラを脱出せよ」も悪くなかったとは思うのだが
352 :
名無しのオプ:2012/06/30(土) 08:50:25.84 ID:Du4WWcee
カッスラーは昔一気読みして、途中から胸焼けした覚えがある
みんなおんなじような内容なんだもんw それがいいんだけれどもさ
それはそうと回天計画の話が好きな人はおらんのかね
353 :
名無しのオプ:2012/06/30(土) 10:19:33.57 ID:nbunGo0L
出口のない海はつらいお話じゃのう
でも真珠湾の9軍神をみるかぎり
日本海軍は開戦当初から自殺攻撃前提の側面があるのは否定できまい
354 :
名無しのオプ:2012/06/30(土) 10:35:59.10 ID:khCBnVuQ
>353
いやそれは日清日露それ以前のころから死んだら英雄って当たり前なので、
死ぬことを前提にしているのとはまた別。
355 :
名無しのオプ:2012/06/30(土) 11:49:56.24 ID:hpQUjAYI
「ドラゴンセンター〜」は突っ込んだら負けだ。
356 :
名無しのオプ:2012/06/30(土) 18:16:16.74 ID:nbunGo0L
いまをさること11年前・・・トム・クランシーに謝罪する会が発足したあの日の衝撃を忘れまい
357 :
名無しのオプ:2012/06/30(土) 18:56:22.04 ID:d4taIgPT
トムクランシー、もうお腹いっぱい。
358 :
名無しのオプ:2012/06/30(土) 20:14:30.58 ID:DPaqp1oX
「レインボーシックス」
多国籍特殊部隊ってネタは嫌いじゃないのに長い事積読なんで
早いトコ読もう。
359 :
名無しのオプ:2012/06/30(土) 21:01:00.25 ID:bBahNNgW
そういやボブ・リー・スワガーが作中で「近頃はハイテク知識だけで
テレビゲームみたいに戦争を描いて得意になってる作家がいる」って
軍事シュミレーション小説批判してたけど、あれってクランシーのことなんだろうな。
そりゃリベラルな民主党支持者ハンターはレーガンシンパの
クランシーなんて唾棄する対象でしかないわな。
360 :
名無しのオプ:2012/06/30(土) 21:05:47.31 ID:bBahNNgW
訂正
そりゃリベラルな民主党支持者ハンターからすればレーガンシンパの
クランシーなんて唾棄する対象でしかないわな。政治的には真逆の
水と油というべきか。
361 :
名無しのオプ:2012/06/30(土) 23:31:11.74 ID:DPaqp1oX
一時期、二見から大量に出てた「第三次世界大戦モノ」は
クランシーの亜流って解釈でいいんだろうか。
ハロルド・コイルとかリチャード・ヘンリックとか色々居たが。
362 :
名無しのオプ:2012/06/30(土) 23:48:57.35 ID:9bIw0yDO
近年のはしりはジョン・ハケットかな?
この前古本屋で「太平洋大海戦」っつー1925年作の架空戦記も見たけど
363 :
名無しのオプ:2012/07/01(日) 00:05:12.41 ID:Oavg2Dar
てぇかクランシーはゴースト離婚でもスプリンターセルでも、ゲームでやったるアレを小説にすればいいんじゃねぇのと
364 :
名無しのオプ:2012/07/01(日) 00:12:50.69 ID:XskYg42j
クランシーがハンターみたいな小説書いたらどうなるんだろう。
365 :
名無しのオプ:2012/07/01(日) 04:27:39.56 ID:I830SXdg
ゴーストリコン、スプリンターセル、レインボーシックス
どれもプレイしたゲームだw
366 :
名無しのオプ:2012/07/01(日) 05:06:37.74 ID:I830SXdg
>>359 小説家じゃないけど、コジマヒデオもどうなんだろうか
367 :
名無しのオプ:2012/07/01(日) 10:17:17.70 ID:RF4OeZQ6
そんなの関係ね(ry
368 :
名無しのオプ:2012/07/02(月) 21:08:38.33 ID:1UGLEvId
このスレで「デス・マーチャント」が出てきたので懐かしくなり
方々の古本屋回ってかき集めた。
回った甲斐もあってかほぼ集まったが、個人的に一連の創元アクションに
嵌まるキッカケにもなった「狂ったノアの方舟」だけ見つからん。
「表向きは篤志家、だが裏では悪魔を崇拝し人類絶滅を企む基地外大富豪を
倒すべくデス・マーチャントが工作員を率いて敵基地に攻撃を仕掛ける」
という内容で、それまで大藪一辺倒だった厨房の目を
「アメリカの痛快アクション小説」に向けさせてくれた記念碑的作品。
(ちょっと大げさだが)
369 :
名無しのオプ:2012/07/03(火) 20:55:51.60 ID:huf3osBz
デス・マーチャント最高だよな。
サンダーボルト作戦は何回も読み返してる。
ちなみに、憂国騎士団の何とかだけが見つからなくてずいぶん困っている。
370 :
368:2012/07/03(火) 21:46:00.06 ID:FYjsoNgk
>>369 「サンダーボルト作戦」は局地戦とはいえ「朝鮮戦争再び」って感じの
ドンパチ繰り広げてくれるしな。
ただ、全部で71作もあるんだしせめて「マック・ボラン」並みに20作位は
出して欲しかった所。
371 :
名無しのオプ:2012/07/04(水) 19:47:02.14 ID:/CWHya/E
出版社: 東京創元社 (1981/12)
俺生まれてないっす
372 :
名無しのオプ:2012/07/06(金) 20:09:42.14 ID:6sawivkd
>>371 出版当時に生まれてなくても今から読めるじゃねえか、何も問題ないべ
373 :
名無しのオプ:2012/07/07(土) 08:33:09.45 ID:s4A3N4Fw
最近ブックオフにいっても、新作の本しかないや
374 :
名無しのオプ:2012/07/07(土) 11:40:02.80 ID:Be2AiEl2
ディーヴァーの新作はマンハント物か。
女性主人公のマンハント物というと同じ文春から出てた「リトルクロウは舞い降りた」を思い出す。
375 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 01:56:53.87 ID:HYeLjO2S
>>373 どこに住んでるか知らないが古本組合が開く古本市を狙うと掘り出し物に
出会う事もある。
376 :
名無しのオプ:2012/07/08(日) 08:42:54.94 ID:Qqy0OgSy
送料がついてもいいから読みたいのはアマゾンのマーケットプレイスで買っちゃうなあ
377 :
名無しのオプ:2012/07/13(金) 23:43:36.40 ID:YQGnkVho
積読だった菊地秀行の「賞金荒らし」「テキサス包囲網」読了。
この人のエログロアクションホラーはどうも受け付けないがこれとか
「硝煙街道」みたいな「ノリが軽い割に壮絶な痛快アクション」は
本当に面白い。
後、個人的には「ウェスタン武芸帳」の続編というか完結編を書いて
欲しいんだが、本人曰く「蒸し返して欲しくない話」らしいからこの辺で。
378 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 00:25:47.54 ID:/mgp5SpH
スパイ物は興味ないんだけど、なんとなく気になってル・カレのティンカー〜買ってみた
読み始めたばかりだけど面白そう
379 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 08:39:06.92 ID:sJRyWtZP
レンタル屋で映画を提供し始める前に読み終わりたいね、てぃんか〜
380 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 08:41:37.85 ID:Lg15yCmY
ル・カレのティンカーをいきなり読んで面白そうとのたまうとは
大物現る
381 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 14:29:45.05 ID:/mgp5SpH
不評なの?
382 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 15:15:45.07 ID:sJRyWtZP
少し前のレス読んでみたら。
自分は、まだ読了してないけど、直訳が多すぎる希ガス
383 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 16:14:09.09 ID:/mgp5SpH
ああ、読みにくいということか
この程度ならぜんぜんOK
384 :
名無しのオプ:2012/07/21(土) 23:10:25.32 ID:a06uWrdq
ウェン・スペンサーのティンカーだったら…
385 :
名無しのオプ:2012/07/22(日) 21:26:52.80 ID:ZCBx/1NT
日米合作で福井晴敏原作
阪本監督
佐藤浩市、森山未來、オダギリジョー だって
386 :
名無しのオプ:2012/07/22(日) 22:19:23.90 ID:5jmB1P54
>>385 へえ
阪本順治、大出世だな
撮影期間たった二週間で大鹿村騒動記を撮って
各種映画賞をかっさらって原田芳雄の有終の美を飾り
次は吉永小百合主演作、そして日米合作か!
芳雄ちゃんも喜んでるよ、あの世でな
387 :
名無しのオプ:2012/07/22(日) 23:33:43.69 ID:m0QIfNzC
福井原作、阪本監督、佐藤出演というとどうしても「亡国のイージス」の
悪夢が蘇ってくる訳だが・・・
阪本+佐藤の「トカレフ」「KT」は凄く好きなんで少なくとも「亡国〜」
以上の出来にはしてほしい。
388 :
名無しのオプ:2012/07/23(月) 23:31:28.92 ID:oKjxy9e8
イージスはまぁアレはアレでよかったんじゃねと思うのはだな、むしろ小説版が残念すぎた反動だったのかもな
F-15Jのスパローでイージス艦を狙った下りでは腹抱えて笑った覚えがあるが、映画だとちゃんとF-2に直って
たしな
389 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 17:03:56.71 ID:+VwgY/Wh
>>388 福井の小説に対する突っ込みドコロはミリタリーな部分の細部描写じゃないだろ。
そもそも設定が滅茶苦茶なんだよ。防大生が痛い論文発表したところで現実に何の影響があるんだよ。
あいつが小説書いたあと、田母神さんって超弩級の逸材が自衛隊から出てきたが、みんな笑って
(防衛に関心がある人は自衛官の知的水準を心配したが)おしまいだよ。
ネタも映画やゲームのパクリが多いし、ほんとどうしようもねえな。
あ、あとミリタリーの部分がまともだと言ってるわけではない。そもそも普通の護衛艦にFCS-3乗っけても
ミサイル防衛に使えるイージス艦にはならねえよ、と設定に一言。
390 :
名無しのオプ:2012/07/24(火) 17:29:13.03 ID:H7GXHZ2V
個々の自衛官のディティールは杉山隆男の「○○に聞け」そのままだしな。
391 :
名無しのオプ:2012/07/25(水) 19:39:47.46 ID:oymqrK5x
自衛隊ものだと古処誠二のがそろそろ読みたいのですよ
392 :
名無しのオプ:2012/07/25(水) 21:34:41.32 ID:tjfxi8fq
>>388 石破茂も雑誌のインタビューでその件に軽くツッコミを入れてたな。
映画で直ってたのは案外石破の助言が有ったからだったりして。
393 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 13:56:23.32 ID:PTxkLdW2
福井の小説は結局「装丁が大袈裟なだけのライトノベル」だから萎える。
394 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 16:48:20.55 ID:hP6Y9Dpl
>>393 福井が自分のことを「日本のトム・クランシーだなんて言われてますが……」とかって何かの雑誌で映画のついての
インタビューで言ってたが、誰がいつそんなこと言ったんだよ?と突っ込みたくなる。
今のトムはつまんねーけど、初期はそれなりに見るべきところのあるテクノスリラー作家だったんだぞ、比べられる弾かと。
お前はいいとこ日本のシドニィ・シェルダンだろうが。
395 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 19:42:35.81 ID:KvJRSmtq
自衛隊モノなら大石英司の「サイレント・コア」はまあまあ面白い部類だと
思う。
翻訳者でもある鎌田三平の「スティール・ウルフ」は色々惜しかったけど。
>>394 福井が「日本のトム・クランシー」なら
鳴海章は「日本のスティーブン・ハンター」と多分呼ばれていい筈だ。
396 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 20:14:47.80 ID:oLstHjDN
トムクランシーはゲームが面白い
397 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 21:49:10.79 ID:W51JJwZr
航空団解剖とか原潜解剖とかは面白かったな。特殊部隊解剖とかやってくれないかね?
あの人はノンフィクション書いてたり監修やったりしてる方がいいかもしんないね
398 :
名無しのオプ:2012/07/26(木) 22:39:05.03 ID:BmFO/YEJ
「特殊部隊解剖」はクリス・ライアンかディック・カウチ辺りで
399 :
名無しのオプ:2012/07/27(金) 17:15:34.74 ID:+LFUg8B5
トム特殊部隊解剖みたいな本はだしてるぞ。出版社が新潮社から変わっただけで。
あと海兵隊解剖みたいなのも出てる。
400 :
名無しのオプ:2012/07/27(金) 23:09:47.32 ID:DsLL/URW
柘植センセとかJ.C.ポロックとかがそういう本書いてるとなんかトンデモ本見たく思えるなw>特殊部隊解剖
でも、ポロック俺は好きですよ。小説として。ミッションMIAは今でも映画化して欲しいと思うですもん
401 :
名無しのオプ:2012/07/27(金) 23:46:13.40 ID:FlsK4eAt
ポロック原作で映画化されたのは「終極の標的」だけだが、
「ENDGAME」ってタイトル同じなだけで全然違う映画になってた。
原作は緊迫感漂うミリタリー・サスペンス・アクションだったのに、
映画は一言でいうと
「ケネディ暗殺の首謀者はジャクリーン夫人でした」って内容の
どうでもいいサスペンス。
「射程圏」はタランティーノが映画化するとかいう話もあったが、
作っても「コブラ」や「フェアゲーム」再びと思われるのが
オチだからやめて正解。
ところでボブ・メイヤーの新作はもう読めないのか・・・
パッと見ロマンス小説みたいだなと思った「ふたりの逃亡者」が
えらく面白かったんでまだまだイケルはずだが。
402 :
名無しのオプ:2012/07/28(土) 10:22:23.92 ID:cuYFd20w
冒険小説とかが原作の映画で、よかったのってなんかあるっけ?
鷲は舞い降りた?荒鷲の要塞?
403 :
名無しのオプ:2012/07/28(土) 15:00:45.86 ID:URbpfMst
サハラ 死の砂漠を脱出せよ
404 :
名無しのオプ:2012/07/28(土) 15:09:12.41 ID:Ps149iqI
冒険小説は昔のほうが荒唐無稽でよかった。
405 :
名無しのオプ:2012/07/28(土) 15:44:04.17 ID:7iVqjPvM
>>402 特に個人的に良かったと思う作品
「ワイルド・ギース」「サンタマリア特命隊」「デンジャーポイント」
「組織」「マジェスティック」「ポップスコッチ」辺り。
嫌いになれない「レモ 第一の挑戦」
観た事自体後悔する出来
「デス・リバー」(死の激流)「デッドショット」(歪んだサーキット)
406 :
名無しのオプ:2012/07/28(土) 16:48:21.05 ID:oFRlvNdG
>>402 「ダイハード」
小説じゃないが
「大脱走」
すごく個人的だが
「マッキントッシュの男」
407 :
名無しのオプ:2012/07/28(土) 21:06:22.65 ID:Z6xcQD95
原作・映画共に微妙だったのが「狼たちの標的」
原作はジョバンニ初の傭兵アクションって事で期待し過ぎた。
映画は雰囲気は悪くないがパンチが足りん。
(だがビデオジャケは格好良いので手放さん)
408 :
名無しのオプ:2012/07/29(日) 03:04:23.19 ID:1gK1zciW
「高く危険な道」の映画化ハイロードが観たい
黄金のランデブーや八点鐘が鳴る時は原作も映画もみたい
409 :
名無しのオプ:2012/07/29(日) 03:36:53.42 ID:bi/fTZQq
>>408 「ハイロード」は秋にDVD出るはず。
「黄金〜」「八点鐘〜」はDVD出てる。
原作はブックオフで。
410 :
名無しのオプ:2012/07/29(日) 12:50:53.95 ID:1gK1zciW
マジすか!?
タイミングよいのう
411 :
名無しのオプ:2012/07/29(日) 17:37:52.35 ID:bi/fTZQq
「定吉七番の復活」はいつ出るんだ?
延期につぐ延期みたいだが・・・・
412 :
名無しのオプ:2012/07/29(日) 21:44:10.39 ID:koRFl0dZ
>>411 今「白紙委任状」を読んでるんだけど、偶然そんなパロディがあることを知ったとこ。
面白い? パロディものはわりと好きなので読んでみようかな
413 :
名無しのオプ:2012/07/30(月) 14:58:17.71 ID:cBMkw+gB
>>412 一見馬鹿馬鹿しいアクションと思いきや細部まできちんと設定されてるし
何よりテンポがいいので読み飽きない。
数ある007パロディの中でも屈指だと思う。
シリーズ全部面白いが特にお奨めしたいのは
「ロッポンギから愛をこめて」「ゴールドういろう」の二作
作者の東郷隆は最近こそ時代小説専業になってるが、かつては
軍事ジャーナリストとして活躍した過去を生かした「戦車」冒険小説
なんかも書いてたんで「ほんの寄り道」かもしれないが「こちら側」に
戻って来たのかと思うと少し嬉しい。
414 :
名無しのオプ:2012/07/30(月) 22:39:17.25 ID:IoQlswOU
>>413 定吉七番はディテール、薀蓄、小ネタがとにかく凄いんだよね。
これって誰かに似てるなと思ったらスティーブン・ハンターの
それと同じなんだね。考えてみれば両者とも軍事武器全般、戦史の
造詣の深さということでは守備範囲がかなり被ってる。
東郷隆はもっと評価されるべき作家なのに、その実力に比して
売れていないというのが本当に残念だわ(作品のレビューをググっても
殆ど見つからなかったぐらいだもん)。正直、時代小説はそんなに
好きじゃない、どうせなら昔話より現代劇「こちら側」を書いて欲しいね。
「鎌倉ふしぎ話」みたいな現代を舞台にした怪異譚があるけど、
ストレートな現代劇を書かせても絶対面白いだろうな。
415 :
名無しのオプ:2012/07/31(火) 00:11:35.27 ID:RvufLmEj
個人的に「東郷隆は語り口の多彩(多才)な部分が都筑道夫と似てる」と
思ってるが、都筑のSF・アクション・ミステリーといった守備範囲の広さは
山田正紀や今野敏に受け継がれてるな。
416 :
名無しのオプ:2012/07/31(火) 14:07:32.18 ID:40RSCqRe
>>413 >>414 >>415 教えて下さってありがとう。なんとなくパタリロっぽいものをイメージしてたけど
全然違うんですね。読んでみます。
やっぱり事前に映画なり原作なりに目を通しておいた方がいいですよね?
ところで、007のルックスってどんな感じでしょうか?
自分は女ので、めまいがするほどかっこいい男であって欲しいと思ってるけど
「183p、78キロ、黒髪、右頬に傷」という描写(白紙委任状)があるけど
いかついのか、精悍なのか、端正なのか、美青年なのか、ちょっと気になる。
417 :
名無しのオプ:2012/07/31(火) 19:27:33.83 ID:K9qfhlHs
>>416 どれも007の映画・原作が下敷きになってるんで読む前に予習代わりで
観るなり読むなりした方が良いかも。(巧い事換骨奪胎してるから)
MI6=大阪商工会議所(定吉はそこの情報部員兼殺人丁稚)
スペクター=NATTO(関西文化殲滅を企む関東人で組織された秘密結社。
朝廷に対し謀反起こした平将門を崇拝)って感じで。
007の外見は大体ショーン・コネリーのイメージで合ってると思う。
自分が原作読んだときもやっぱりコネリーイメージしたし。
418 :
名無しのオプ:2012/07/31(火) 21:16:07.61 ID:nUUT3aBc
尋問請負人読了
主人公がタイトル通りの職業である必然性は無いが、
抑制のきいたプロらしいキャラクターはまあまあかっこいい
展開はまんまハリウッド映画
ただしヒロインは不在
作中の電話番号も555が何度も出てきてちょっと鼻につく
映画化してほしい色気が透けて見えてね
あとがきに依ると作者は本当に映画関係者らしいけど
もうちょっとで佳作になるかな、おしいなというのが読後の感想
419 :
名無しのオプ:2012/08/02(木) 21:17:31.94 ID:/z2q25+2
鷲たちの盟約面白そうだな
420 :
名無しのオプ:2012/08/03(金) 20:12:58.04 ID:alQwXamB
マットリンのほうが面白い
421 :
名無しのオプ:2012/08/04(土) 01:28:08.85 ID:6/RW5V8J
422 :
名無しのオプ:2012/08/04(土) 09:21:55.74 ID:tIJ4ubk0
不屈の弾道やら脱出山脈って2作目まで出てるけどおもろい?
423 :
名無しのオプ:2012/08/04(土) 10:17:41.51 ID:IQW2CyeO
「自分で読んで判断してくれ」としか言えない。
424 :
名無しのオプ:2012/08/04(土) 15:42:19.72 ID:RNIft0TC
不屈の弾道のが読みやすかった覚えがあるから次回作に期待。
425 :
名無しのオプ:2012/08/04(土) 21:22:18.08 ID:ZNuJvm8m
今映画でやってるネイビーシールズの原作買ってみた
原作みてから小説買おうと思ったけど、うちの近所じゃ映画やってねぇよorz
3ページで挫折した。相変わらずクランシー節。みんながみんなパーフェクト
超人なのかSEALSって?
比べちゃいけないんだけど、SASのほうが悪い意味で多士済々だよなw
426 :
名無しのオプ:2012/08/04(土) 23:27:48.39 ID:YVRU9yhH
>>425 本物のシールズに協力してもらってる手前、出来るだけ褒めなきゃ
ならないんだろ。
427 :
名無しのオプ:2012/08/05(日) 19:12:07.90 ID:2tIpuAym
ほとんど本物のSEALsだしイインジャネ?
自分はFC2動画で見たよ、ネイビーシールズ
428 :
名無しのオプ:2012/08/06(月) 08:15:20.12 ID:hfItpLFo
裂けて海峡を読んだ0点
前作の国後島を脱出する本は面白かったんで期待したのにこれだよ
429 :
名無しのオプ:2012/08/09(木) 22:52:06.11 ID:aqHOw9W0
トムロブスミスの新作が読みたい
430 :
名無しのオプ:2012/08/09(木) 23:55:00.15 ID:CGRcXbDL
俺はロビン・ホワイトの新作が読みたい。
431 :
名無しのオプ:2012/08/10(金) 10:00:30.24 ID:FWhVFMuX
クリスライアンの新作読みたい
432 :
名無しのオプ:2012/08/10(金) 19:29:59.48 ID:btnDMpBW
マクナブの新作読みたい
433 :
名無しのオプ:2012/08/10(金) 19:42:20.66 ID:0bXeOkkk
ネイビーシールズ読み終わった。
映画じゃわからなかった場面場面の移動シーンの詳細がわかったぐらいで、
ただのノベライズなだけだった。
434 :
名無しのオプ:2012/08/11(土) 16:27:54.02 ID:vtFXoJHk
トムクランシーのデッド・オア・アライヴなんだけど、、、。
これ、四巻全部読んだ猛者いる?三巻までで断念してるよ・・・Orz
435 :
名無しのオプ:2012/08/11(土) 20:36:03.44 ID:7aCEnlP/
テット・オールビュリー「ランターン組織網」(創元推理文庫)
舞台は1944年ノルマンデー上陸前夜のフランス
パラシュート降下した英国SOE指揮官による対独レジスタンス作戦の実態とその悲劇だけど
公文書みたいな淡々とした著述で拷問と諜報の現場がすごいリアルだった
作り話じゃなく、作者が元SOEで、戦後はMI5お抱えの史家(※)だから、
実際にそういう悲しい話がいっぱい当時あったんだろうな
ラストの悲痛さはうわーって胸に迫った
(※ フィルビーがまだモスクワで生きていた頃、フィルビーは実は対ソ潜入の為の
三重スパイという嫌がらせ小説を書いた。作中、同じ論理でソ連に亡命したジョージ・ブレイクも
じつは英国情報部の犬だという、今となっては完全な誤りを記載しているから、
まあ偽情報作戦の一環としての小説なんだろうな)
436 :
名無しのオプ:2012/08/11(土) 23:09:58.15 ID:irHoWmCl
これは面白そうな本を紹介してくれて、本当にあリがとう>435
最近書評なんかもあてにならんしな。実際に読んだことある人におすすめ聞くのが一番だw
437 :
名無しのオプ:2012/08/12(日) 00:08:41.60 ID:ZWVJW7ci
>>435のレビューを読んで、何だか無性に『狼殺し』を読みたくなった夏休み初日の夜。
438 :
名無しのオプ:2012/08/12(日) 07:11:49.24 ID:Akse3J1Y
今日明日、まだ仕事で、そのかわり月曜夜から、(金曜日ばッくれて)日曜まで
東北ツーリングでも行ってみようと思う
高村薫の「神の火」でも、冷戦末期の原子力スパイたちが
ザックや鞄に最後の5冊を詰め込んで、人生最後の旅に出かけるリリシズムがあるがなにを読もう
去年は吉村昭「高熱隧道」や「天狗党」片手に信州の史跡めぐりをしたが
439 :
名無しのオプ:2012/08/12(日) 07:55:26.63 ID:9PofA8ht
俺はこれから、前に誰かがおすすめしてた
ネヴィル・シュートのパイド・パイパー持って新潟に行きます。
440 :
名無しのオプ:2012/08/12(日) 07:55:49.80 ID:jHIC5ID8
夏の東北はいいよなあ おれはオートバイだったけど
宮城から三陸、晴れてたらほんとうに気持ちが良い
ずっと昔、サム・ルウェリンのヨット冒険小説をテントで読んだりしてた
「男たちは北へ」とか稲見一良、新田次郎あたりが浮かぶなぁ
行くなら気をつけて、楽しい旅を。
441 :
名無しのオプ:2012/08/12(日) 23:14:22.51 ID:QhJBqZ0c
>>438 >ザックや鞄に最後の5冊を詰め込んで、人生最後の旅に出かける
本当に人生最後の旅なら、本なんか読まんかもしれんなあ
見るものすべて末期の眼、ひたすら見ることに徹するような気も
こころの拠り所になるものが必要なら、死んだ親父の日記でも持って行くかねえ
などと、ふと考え込んでしまった
軽く流してくれ
442 :
名無しのオプ:2012/08/14(火) 03:39:26.47 ID:gL7B78PU
いいんだ 昔、神の火読んだ時、ちょうどオレも親父が末期がんでさ
作中のチェルノブイリで被曝したロシア人工作員の若者が病死する様に重ねて
忘れられない小説になった
作中、彼はザックの中にカロッサ「ルーマニア日記」やヘミングウェイ「移動祝祭日」をいれていたが
オレは塩野七生や「冒険投資家ジム・ロジャーズのバイク世界紀行」をいれて
いざETC深夜割引の始まるAM0:00に出発しようとして・・・自宅前で立ちごけ
CB1300sfのクラッチレバーを折ってしまった
おかげで出発は見合わせ
家にビニールテープもないし・・・
AM10:00にパーツ屋があくまで待機だな糞
443 :
名無しのオプ:2012/08/14(火) 08:43:21.74 ID:nyi6vvH8
ものは考えようだ
もし予定通り出発していたらもっと手ひどいトラブルに見舞われていたかもしれない
折れたクラッチレバーが四つ葉のクローバーってこともある
いずれにしろいい旅を
444 :
名無しのオプ:2012/08/14(火) 15:09:32.52 ID:5lO0jQfx
>>417 遅くなりましたが「ゴールドフィンガー」及び「ゴールドういろう」読みました。
本格的に馬鹿馬鹿しくてステキに面白い一冊でした。
車や兵器のことはよく分からないけど、いろんな知識が山ほど詰め込まれてるし、
江戸時代の丁稚そのものの主人公が、現代日本でガンガンにトンチンカンな活躍をするのがすごくいい。
「殺人」と「丁稚」が結びつく、絶妙なバランスと言うかアンバランスと言うか。
わたしは岐阜県出身で、ういろう好きで納豆がダメなんだけど、…たしかに納豆に襲われたくないです。
445 :
417:2012/08/14(火) 22:13:45.05 ID:7kW6ohF9
>>444 楽しんでもらえた様で紹介した甲斐がありました。他の作品も面白いので是非。
ちなみに「ロッポンギから愛をこめて」には「NATTO」配下の暗殺組織
「KIOSK」が出てきます。
446 :
名無しのオプ:2012/08/20(月) 17:51:38.44 ID:migkZepM
来月東京に行くんで神田の古本街に行ってみようかと思うんだが、
マクリーンやバグリイは高いかな?
100円〜150円ぐらいで集めようと思ってるんだけど。
447 :
名無しのオプ:2012/08/20(月) 19:13:56.70 ID:QaduT6Kw
新古書店系列の店のほうが置いてありそう
神保町界隈でマクリーン、バグリイを置いてある店はお値段も絶版価格だと思うし、
普通の古書店店頭の100均箱で見かければラッキーかな、といったところ
あとは都心の古書市開催時期をしらべて、都合がつけば足をのばして文庫棚を覗いてみるとか。
手にとって購入するというこだわりがなければネット通販が一番確実。寂しいご時世なんだな
448 :
446:2012/08/20(月) 22:29:34.97 ID:migkZepM
新古書店系列の店というのは、ブコフのこと?
449 :
名無しのオプ:2012/08/20(月) 23:10:13.25 ID:eLGD4GQH
神保町もミステリ専門は3軒ぐらいしかないはずだべ
確かにいまはネットの方が確実
450 :
名無しのオプ:2012/08/21(火) 00:09:12.48 ID:kbbVZJ5L
>>449 @ワンダーと羊頭書房は知ってるけど、もう一軒ってどこ?
この二軒とも価格的には高くもなく安くもなくってとこか。
451 :
名無しのオプ:2012/08/21(火) 00:09:46.47 ID:jokurxfJ
>>448 そだね。
あと、多摩地区中心にブックセンターいとう というのもある。
ブコフの狙い目は交通の便の悪い住宅密集地にある店舗w
100均に古い本が沈殿したままになっている場合がある。ただし店舗によって当たり外れ多し。
最近はマクリーンやバグリイ、見なくなったな……
神保町は「BOOK TOWN じんぼう」というサイトであたりをつけてみるよろし。
でも店内にある本はたいてい絶版を加味した価格だから、お値段はそれなりかな。
まあ、限られた時間を使うなら神保町ぶらぶらするのも楽しいと思うので、
あまり気負わずに見て回ってはいかがでしょうか。
452 :
名無しのオプ:2012/08/21(火) 00:24:20.58 ID:ZLhDnvyM
住宅街のブコフは古書だけでなく思いがけず新刊が
850円で手に入ったりする。
都会のブコフだとその値段は無理。
453 :
名無しのオプ:2012/08/21(火) 06:17:47.81 ID:E1B/bVYz
マクリーンとバグリイは去年震災があった時に諦めない男たちの物語が読みたくて漁った覚えがある。バグリイはまだブックオフにあった。マクリーンはもうユリシーズ号とアヴァロンぐらいと後期作品ぐらいか。
454 :
名無しのオプ:2012/08/22(水) 23:40:36.89 ID:/21x/vNk
冒険小説を読んでなかったら、震災直後の福島にガレキ拾いに行くなんて真似、俺にはできなかったと思う。
ナルシストと笑われたとしても、俺は誰のためでもなく、俺のために行ったのだ
でも今年になってからは行ってないんですよ、俺、福島にorz
魂を再起動させるような活きのいい冒険小説、何かありますかね?
455 :
名無しのオプ:2012/08/23(木) 12:38:28.46 ID:VYO1oqL5
>>454 森村誠一の「星の陣」
樋口明雄「ミッドナイトラン」
456 :
名無しのオプ:2012/08/23(木) 23:39:09.32 ID:ZU8WxvsR
>>454 好評絶版中だが、ヒギンスの『脱出航路』
熱くなれるぞ
457 :
名無しのオプ:2012/08/24(金) 07:28:07.19 ID:QRBpsubC
アメリカの法執行やスパイドラマとかみると(それが偽善でも大国の一方的な正義であれ)
社会共同体に対する奉仕や義務の観念があって、
ウォール街の高給取りや金銭以外の<価値観>として、なかなか気分がいいものだと思う
彼らはたぶん自らをローマ帝国の末裔と準えているから、護民官、あるいはローマ市民=奉仕者であること、
それだけでも勤労のモチベーションとしていいのではないか?
スタッズ・ターケル「希望する人々」(自らの職域で無料医療奉仕から、学術ボランティアまでの奉仕者のインタビュー集)
あるいは無法者の武器商人たちが、羨望の眼差しで国境なき医師団の「情熱」をながめる「ヨルムンガンド」の何巻目でも
いいんじゃないかな?
458 :
名無しのオプ:2012/08/24(金) 07:48:07.25 ID:QRBpsubC
冒険小説もそうだけど、日本のコミックやアニメのジャンク文化にも中々いい覆水流があって
単なるロリータ漫画だと思った「ガンスリンガーガール」が途中から
(おそらく取材の過程で得た現代イタリアの格差や犯罪といった社会悪の重さを不器用に直視はじめ)
「いい兵士は沢山本を読むんだ」とか「(諜報員が)人に会ったら、その人の職業に関する本を一冊読むんだ」とか
ところどころ、センスがいいなぁと思う瞬間がある
菅野ようこは音楽的にエッセンスの盗作者だろうが、攻殻機動隊2ndGIGの主題歌riseは
その内容がファナチックで、まるで東欧かどこかの国境警備隊、あるいは秘密警察の自画像、
隊歌みたいで結構気に入っている
歌詞は検索すればどこかで和訳が出るが、同様、貧困や災害も含めた社会悪と戦う戦争の中で
自身は兵士(i'm a soldier)と規定しているところがカッコイイナと思うけどね
459 :
名無しのオプ:2012/08/24(金) 09:57:57.41 ID:YWJ8evjU
ヒギンズ大好き。
皮肉屋だけど、気高く優しく、ひたむきに生きる男達のドラマが大好きだった。
尼のマケプレで「脱出航路」がすごい値段になってて驚いた。
大事に取っておこう。
460 :
名無しのオプ:2012/08/24(金) 10:15:04.99 ID:R/WvaINJ
>>459 よく分からん値段だな
同じ文庫版でも古書扱いになっている方は400円台
1978年のノヴェルズ版の方はもっと安い
こっちが初版なのに
461 :
名無しのオプ:2012/08/25(土) 17:00:24.63 ID:vQmqXAN9
ラヌルフ・ファインズ「キラー・エリート」読了。
痛快なアクションものではない。息詰まるシーンも出てくるが淡々としている。
本筋とは関係ないとこまで、描写がくどいと言いたい人の気持ちもわかる。
でもこれはそういう本。
ナチ戦犯を数十年かけて追い詰める、といったノンフィクションが好きな人ならすこぶる面白く読めると思う。
それに、幕切れにかけては思わずニヤリとするような展開が待っている。
派手な映画の原作本という位置づけがかえって不幸だったかも。
でも、映画化されなければ読めなかっただろうしなぁ。
462 :
名無しのオプ:2012/08/26(日) 09:39:59.11 ID:5bqLbqaU
ラヌルフ・ファインズはサハラマラソンの本を出してるっぽいのでそっちを読んでみたい
何その現代版遙かなるセントラルパーク
463 :
名無しのオプ:2012/08/29(水) 08:30:23.18 ID:LWKBl9O0
東郷隆の定吉七番「ロッポンギより愛をこめて」読了
「ロシアから愛をこめて」を忠実になぞりながら、馬鹿馬鹿しさ満載で一気に読んだ。
ソ連の暗号解読機じゃなくて駅弁の保温容器って…w
いろんなウンチクもいっぱい。自分は古典芸能ファンなんだけど
「玉三郎じゃなくて梅幸の方の絶間姫の振り」というあたりに感心した。
康夫ちゃんとかホイチョイプロとかの、80年代半ばのミーハー気分もたっぷりで懐かしい。
(まさか後に県知事になるとは、作者もびっくりでしょうけど)
スパイ小説を読むには軍事関係のことも少しは知ってた方がいいかと思って
目下、ディスカバリーチャンネルなどを見て勉強中です、はい。
464 :
名無しのオプ:2012/08/30(木) 22:55:39.11 ID:O1X/Lr0O
東郷隆いいよなあ
確か「戦場はぼくらの玩具箱」とかいうドキュメンタリがあってさ
ソ連侵攻直後のアフガンに1980年ごろ、個人の資格で潜入取材
当時まだ珍しかったAK74か何かをスクープしたんじゃなかったっけ
資質的に英国冒険小説を読み込んで、アニメやゲームに基礎教養が向かわなかった
佐藤大輔という感じ
007のパステーシュ小説として、北杜夫「怪盗ジバコ/007出撃す」以来の出来だな
465 :
名無しのオプ:2012/09/01(土) 09:42:33.45 ID:nAPg7LNX
>>464 >資質的に英国冒険小説を読み込んで
それをいえばインドの殺人集団タグを描いた伝奇小説
「蛇の王 ナーガラージ」なんて作者名隠して読ませたら
普通に欧米人作家の作品なんだと思うくらいディテールびっしりな
博覧強記ぶりだからね。日本人が一人も出てこない海外を舞台にした
小説を書く日本人作家は結構いるけど、ここまで現代日本人が窺い知る
ことが出来ないその土地その時代の世界観を精緻に再現した作家はいないだろうな。
と書いたけどむこうの作家のドライなソレとは明らかに異なる落語っぽい軽妙洒脱な
ウエットな語りが所々にみられるからやっぱ日本人作家とバレるかも。
このスレで取り上げられてもいいような痛快冒険活劇なのに、ネットでも
殆ど話題になってないんだよな。そりゃ首絞めて人殺すことが
教義なんてカルト集団のお話だからそりゃ世間受けは良くないわな。
466 :
名無しのオプ:2012/09/05(水) 03:56:56.72 ID:mc50l18O
「定吉七番の復活」
Amazonによれば刊行は年末との事。
今月か来月には出ると思ってたんだが見通し甘かったな・・・・
まさかこのまま刊行自体無かった事にされたりして。
467 :
名無しのオプ:2012/09/06(木) 08:13:41.65 ID:7x2n3VhR
東郷隆は「大砲松」(上野寛永寺戦争で彰義隊に参加した幕府の仏式4ポンド砲砲兵の顛末記)を最後に
しばらく読んでないな。読めば面白いのは判っていて、講談社文庫におちていた戦国考証モノとかみても
やっぱ人生の振出が國學院大學博物館助手だけあって、考証、博物学関係の人なんだよね
定吉セブンは日本古来の伝統文化なりWW2の生き残りライフル兵が
(バブル時代の)六本木や軽井沢や小口径SMG装備の特殊部隊に勝ついう浪花節が
結構、楽しいわ
なお表紙絵泉晴紀の角川文庫版と、写真表紙の講談社文庫では
細部のギャグが何箇所か書き換えられているから注意
両方読み比べるといいよ
468 :
名無しのオプ:2012/09/07(金) 03:05:13.54 ID:TWZ6Btx6
久々にボストン・テランの新作が読める。
喜ばしい事だ。
あぼーん
470 :
名無しのオプ:2012/09/08(土) 07:14:01.81 ID:FypwuK80
女性情報部員ダビナ って読んだことある人いる?
471 :
名無しのオプ:2012/09/10(月) 11:41:10.48 ID:oZde8qKq
レン・デイトン「最後のスパイ」各巻のタイトル「信義」「希望」「慈愛」は、
「コリント人への第一の手紙 第13章」から取られているのだろうか?
472 :
ラ ◆zjrwHxTgO. :2012/09/16(日) 20:14:14.63 ID:FpsSPkJ+
最近、フリーマントルの
『亡命者はモスクワをめざす』を読んだんですが
チャーリーが講義するとこが面白かったです。
スパイの養成、訓練とかが書いてるのや
スパイの豆知識(?)が多い小説知りませんかね?
小説以外でもノンフィクションとかでも面白いのあったら教えてください。
ネットでスパイのためのハンドブックと
中薗英助のスパイの世界を注文する予定です。
473 :
名無しのオプ:2012/09/17(月) 02:01:36.94 ID:khIH6/VG
>>472 世界最強の諜報機関のはずのCIAがイザって時には大して役に立たないと
告発?したノンフィクション「CIAは何をしていた?」も是非。
474 :
名無しのオプ:2012/09/17(月) 08:20:24.74 ID:Wfs+hEXf
うろ覚えだけどノエル・ベーン?「クレムリンの密書」とか
ル・カレ「鏡の国の戦争」とか
わりと敵国潜入工作員の訓練シーンが詳細だったような気がする
ロバート・ベア「CIAは何をしていた」もリクルートから現地配備まで
結構章を割いていたよね
映画シリアナにも一部原作を提供していたけど
肥大化した官僚組織が個人の情熱(ヒューミント)をスポイルするってテーマ
誰かamazonでも指摘しているけど諜報活動の根幹にかかわる重大な批判だと思う
マット・ディモン主演の映画見てすごい良かったのでラジブ・チャンドラセカラン「グリーンゾーン」
読もうと思っているんだけどイラクがらみは当時進行中で
CIAやら国務省やら大統領直属やら準軍事組織が暗視スコープと小口径高速セミオートなんちゃら
もって撃ち合う話がもう複雑すぎて何がなにやら・・・
475 :
名無しのオプ:2012/09/17(月) 08:36:30.80 ID:Wfs+hEXf
クリス・マッケイ&グレッグミラー「陸軍尋問官―テロリストとの心理戦争」
>捕虜への尋問に、肉体への拷問は禁物。
>拷問を受けた捕虜は、苦痛から逃れるために、積極的に嘘をつく。
>虚偽の情報にもとづいて行動すれば、大勢の味方の命が奪われかねません。
著者は大卒?の尋問官で「24」のジャック・バウアーの影響を受けた
バカな素人曹長が拳銃を頭につきつけ、それが国益の為のリアルと思い込んでいる
アブグレイブその他の捕虜尋問手法を鋭く批判している
「諜報活動は漸進的なものでかつ優雅でなければならない」
というのはコントロール(ルカレの小説に出てくるスパイマスター)の持論だけど
これが一番難しい
難しいけど、結局は最上の道だと思う
476 :
名無しのオプ:2012/09/17(月) 09:11:36.30 ID:rF1FwZYa
>>475 興味深い
土方歳三が池田屋のときにやったように
土蔵の2階から逆さ吊りにして足に五寸釘を打って百目蝋燭を立てるなんて絶対やっちゃいけないことだったんだな
結果、古高俊太郎はゲロッたが、その自白内容の信憑性には疑問が持たれているらしい
むしろ苦痛から逃れようとした古高が土方に迎合するような虚偽の自白をし、新撰組が池田屋事件正当化のために吹聴した、という可能性も考えられる
ただし池田屋事件は古高の拷問を受けての発言以外の客観的な証拠が乏しく、捏造もしくは誇張の可能性がある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/古高俊太郎
478 :
名無しのオプ:2012/09/18(火) 21:49:34.44 ID:wOIzg2C4
>>470 読んだよ
4部作のシリーズね
女性が書いた女性の話にしちゃ甘過ぎず厳しすぎずよく出来てて好きだな
479 :
名無しのオプ:2012/09/23(日) 19:46:13.62 ID:tmMMohpF
裏切りのサーカスは傑作映画だったな
480 :
名無しのオプ:2012/09/24(月) 09:57:56.74 ID:xwGcoUkk
東郷さんは凄い知識量だよね
何でああいう人を直木賞に選ばないのか疑問
東郷さんの作品は安定感バツグンだから読んでいて愉しい
481 :
名無しのオプ:2012/09/24(月) 23:07:29.16 ID:n/ASTxph
>>480 凄すぎて選者が劣等感感じてしまうから。
482 :
名無しのオプ:2012/09/25(火) 01:28:56.01 ID:6cOvtGRH
ホント、そう思うわw
483 :
名無しのオプ:2012/09/26(水) 18:52:59.47 ID:pPWBQWqf
484 :
名無しのオプ:2012/09/26(水) 19:45:06.53 ID:PhFqF65/
>>483 何でもいいから著作を読めば凄さがある程度分かる。
485 :
名無しのオプ:2012/09/26(水) 20:35:15.64 ID:CFFRPrAZ
>>483 つい最近文庫化された「そは何者」、森鴎外、川端康成、
芥川龍之介といった実在の作家を主人公にした文学パスティーシュだけど
古典文学の素養の全く欠如した自分が読んでも凄い面白い。
今更だけどネタ元の作家の作品まで読みたくなってしまった。
486 :
名無しのオプ:2012/09/26(水) 21:39:43.27 ID:9SyP7pyY
矢作俊彦が暗闇ニノーサイドとかマンハッタンの戦車とか書いたころ
東郷隆は彼の個人的な軍事アドバイザーじゃなかっけ?
その縁で定吉7の何巻目か、御大が後書き書いているし、うそかまことか
東郷隆の爆笑ミュージカルねたも併記してあtったな
御大も最近・・・たぶん堀口大学だったと思うけど文豪を主人公にした
メキシコ舞台の冒険小説書いていたな なんとうタイトルだった?
(誤字脱字はダイハード4のシリコンキーボードをためしにつかっていrから。
これ、だめだ)
487 :
名無しのオプ:2012/09/26(水) 21:45:04.26 ID:PhFqF65/
488 :
名無しのオプ:2012/09/27(木) 11:15:25.67 ID:UDs+btus
マンハッタンでなく「ブロードウェイの戦車」ね、一応
489 :
名無しのオプ:2012/10/05(金) 14:30:33.92 ID:JWxT3DaA
生田直親の災害パニック小説がここへきて再評価されてるって話聞かないな
20年以上も前から原発事故だの地震大津波だの扱った小説出してたのに
490 :
名無しのオプ:2012/10/05(金) 15:36:35.46 ID:kG3TvNY7
それを言うなら、東北があんなことになった時、
西村寿行の「蒼茫の大地滅ぶ」が話題になるかと思ったが、そんなこともなかった。
491 :
名無しのオプ:2012/10/05(金) 21:10:53.46 ID:dRaWZAD9
>>489 生田直親は「昭和新撰組」のイメージしかないな。
492 :
名無しのオプ:2012/10/06(土) 03:31:06.19 ID:XsQVzG3q
>>490 東北が舞台ってだけで危機の内容は全然違うじゃねーか
それはお前がおかしい
493 :
名無しのオプ:2012/10/07(日) 09:23:25.63 ID:APYQBDKw
ハンドブック片手にこの分野を渉猟してる初心者だけど、
「虹の罠」が面白かったから著書の赤松光夫の作品をWikiったら
少女小説と尼僧小説と官能小説ばかりで…
494 :
名無しのオプ:2012/10/07(日) 09:59:12.89 ID:jOlCdyRq
何自慢なんだよw
495 :
名無しのオプ:2012/10/07(日) 14:30:16.05 ID:PVhm+wqa
赤松は官能小説書いてるイメージしかない。
496 :
名無しのオプ:2012/10/07(日) 17:55:12.17 ID:APYQBDKw
「虹の罠」は返還前の沖縄が舞台で
基地内務監査官みたいな主人公が、実は共産党員でもあり
いってみれば二重スパイ活動をしている。
機密書類の盗難をめぐって、中共工作員、CIAらがひたひた忍び寄る、そんな感じ
沖縄って謀略小説にもってこいだったんじゃない?
社会的、戦争的なのはあるけど、エスピオ系は少ない気がする
497 :
名無しのオプ:2012/10/08(月) 01:22:18.62 ID:CCPA5dQW
>>496 沖縄が舞台の謀略モノは今野敏の「熱波」か司城・矢作の「犬なら普通のこと」位しか読んでない。
498 :
名無しのオプ:2012/10/08(月) 10:03:12.89 ID:8TdxNPo9
>>496 凄く面白そう。でも実際の現代の日本共産党のどうしょうもない
グダグダっぷりとかみるとギャップで興醒めしてしまいそうだな。
フィクションと現実を混同するのは野暮なのは百も承知とはいえ・・・
499 :
名無しのオプ:2012/10/08(月) 10:38:34.45 ID:wrNjQtC9
馳の弥勒世とか
500 :
名無しのオプ:2012/10/08(月) 21:22:58.17 ID:gZNfnpNK
沖縄が舞台といえば中島渉のバイオレンスモノ「邪悪の花」「炎熱鬼」は
割と面白かったな。
501 :
名無しのオプ:2012/10/13(土) 23:52:22.05 ID:5MbE3bIG
クリストファー・ランドン「日時計」の翻訳をなさったミステリー通の丸谷才一さんがお亡くなりになりました。
502 :
名無しのオプ:2012/10/16(火) 14:16:37.66 ID:nBzq0L8m
丸谷先生、新装丁になったポケミスとその第一弾「卵をめぐる祖父たちの戦争」
誉めておられたな(「人魚はア・カペラで歌ふ」文藝春秋社)。合掌。
クリストファー・ランドンというと「Icecold in Alex」戦争物が面白い
らしいんだが。あと「週刊文春」で★4+1/2という好評価だった「暗殺者グレイマン」
って買う価値あるかないか(私はキャラクターよりも、プロット・アイデア重視派)
読まれた方どうか解説よろしくお願いします。
503 :
名無しのオプ:2012/10/16(火) 16:46:17.72 ID:pwYSJT/z
文春はどっちも甘いから評価で判断するなら満点大笑いじゃないと読み気しない
504 :
名無しのオプ:2012/10/16(火) 19:30:43.10 ID:eqVtGnTX
「暗殺者グレイマン」はブックオフ待ち。
505 :
名無しのオプ:2012/10/18(木) 07:33:55.19 ID:O2GW2zol
今、一番頼りになる書評ってどこの?
506 :
名無しのオプ:2012/10/18(木) 09:15:11.52 ID:4PWLMpxR
>ナイジェリアの大臣を暗殺したため、兄の大統領が復讐を決意、
>やがて様々な国の暗殺チームがグレイマンを標的とする死のレースを開始した!
>激烈な戦闘が連続する冒険アクション
それにしてもグレイマン、実在する国の大統領に命狙われるって
凄い大味なストーリーだな。読めばそれなりの必然性を感じさせるのかな?
それともリアリティ無視で力技で押し切ってるのかな?
507 :
名無しのオプ:2012/10/22(月) 20:02:05.76 ID:svsZjBoU
「エクスペンダブルズ2」観に行ったら
リー・チャイルドの「ジャック・リーチャー」シリーズの映画化作品
「アウトロー」の予告が流れてた。
好きな作家の作品が映画化されるのは嬉しいが主役がトム・クルーズってのが
若干不安。
まあとりあえず講談社はこれをきっかけに中断したままのリーチャーシリーズ
出してくれ。
508 :
名無しのオプ:2012/11/11(日) 19:51:53.22 ID:a7G2z6Zx
東郷隆の最後の幻術を買ってきた。
これが東郷、、、。
509 :
名無しのオプ:2012/11/14(水) 16:39:03.96 ID:stnMBaxF
遅ればせながら、DVD借りて「裏切りのサーカス」をみた。
原作のタッチをうまく生かした、重厚、緻密、沈鬱な映像作り。
演技力のある俳優ばかりでどのシーンも堪能できた。
小説と映画の印象の違いだと、
○ピーター・ギラムって、こんな若造なの?
○リッキー・ターがキャンピングトレーラーに住んでいるのは、違和感有り。
(常にガソリンを満タン、の方がふさわしい)
○トビー・エスタヘイスは、もっと大柄のがっしりタイプを想像していた。
とかいろいろあるけど、映画的にはうまくキャスティングされていた。
ゲイリー・オールドマンはもう少し太った方がいいと思ったが、これはこれでよし。
アンは顔を写さない?主義なのか、スマイリーの一人称的な思い入れがあって成功だろう。
何度も見たくなる作品だ。
それにしても、複雑な原作をよくこの時間に納めたもんだと感心した。
510 :
名無しのオプ:2012/11/17(土) 00:49:07.57 ID:FPLB31jx
デニス・ジョーンズ著「ヴァチカンへの密使」読了っ
511 :
名無しのオプ:2012/11/17(土) 00:50:28.15 ID:FPLB31jx
どんな作者さんかも知らないで、ていうかブコフでジャケ買いw
久しぶりの大ヒットw
512 :
名無しのオプ:2012/11/18(日) 03:25:19.79 ID:BIzw/W1G
スティーヴン・ハンター「極大射程」よむ
たしかに面白い、評価が高いのもよくわかる。男くさい、かっこいい
矜持のある人間が書かれたものっていいですね。
女性たちがステキに描かれていてちょっとうれしい。
シリーズを順に読んでいこうと思う。
「読みました」海外編スレが、意味をなさなくなっちゃっている…
作者個人スレも該当ジャンルのスレもなく、新刊でもなく後悔もしなかったものは
どこに書き込んだらいいんだ…
513 :
名無しのオプ:2012/11/18(日) 10:07:26.30 ID:tGwPdC2/
ル・カレの新作、こんど岩波で出るんだね 新聞広告見てびっくりしたわ
>>510「ルビコン1」「バルバロッサ・レッド」なども読むよろし
>>512 冒険・スパイものはここでもいいんじゃないかな
514 :
名無しのオプ:2012/11/18(日) 12:29:02.05 ID:K43jAgj+
>>513 『バルバロッサ・レッド』は“防衛機動師団”という訳語にイライラしちまって、
肝心のどんな話だったかを忘れちまったな。
515 :
名無しのオプ:2012/11/28(水) 04:22:31.78 ID:a75elpLy
>>512 都筑ファンてイタい奴が多いのかなと思う
516 :
名無しのオプ:2012/11/28(水) 17:40:24.05 ID:y8u1RYnt
海洋小説はここでおk?
ホーンブロワーや血の絆が好きで、
児童書のアーサー・ランサムとかニワトリ号一番のりも読んだ。
現代物でもいいけど、スレを見た限りでは
ダーク・ピットシリーズとかはちょっと違うなと思う。
こんな自分におすすめがあったら教えてください。
517 :
名無しのオプ:2012/11/29(木) 00:01:22.43 ID:S3VUfjhr
ホーンブロワーや血の絆を読んでいるということは、ほかの帆船シリーズや
イネスやヒギンズ、マクリーン、バグリイあたりは
まあ視野にあるものと考えて、さてほかに何があるだろうか
ジョン・J・ゴッペル「急速潜行! ブルータス」
ウィルバー・スミス「虎の眼」「飢えた海」
ジェフリィ・ジェンキンズ「電子帆船ジェットウィンド」「吼える氷海」
ロバート・ルイス・スティーヴンソン&ロイド・オズボーン「難破船」(部分的に海洋物)
ピーター・ベンチリー「ザ・ディープ」「アイランド」
バーナード・コーンウェルの現代物数作は傑作ですが、「嵐の絆」は唾棄すべき脳筋小説
あとはヘイエルダールのコン・ティキ号とか「シャドウ・ダイバー」とかでしょうか
おおそうだ、アレグサンダー・フラートンの海の異端児エバラードシリーズは意外にお薦め
518 :
名無しのオプ:2012/11/29(木) 00:50:43.51 ID:81lndpC9
グレイマン、ストーリーはひねりがないけど
描写が凄い部分があるな
519 :
名無しのオプ:2012/11/29(木) 00:59:21.32 ID:b49guy0j
>>516>>517 「飢えた海」は俺も好きだな
コーンウェルだと「殺意の海へ」「ロセンデール家の嵐」がおすすめ
最近のだとポール・ギャリスン「死の航海」は良かった
520 :
名無しのオプ:2012/11/29(木) 01:03:08.97 ID:k65oISLh
海洋物に入れていいのかわからないけど、無頼船長トラップはどう?
521 :
名無しのオプ:2012/11/29(木) 12:50:44.07 ID:c9tHOpQ8
>>520 ど真ん中。
海洋アクションなら二見から出てた「チャイナディスクの陰謀」も拾い物。
522 :
名無しのオプ:2012/11/29(木) 22:07:11.73 ID:35YK7niA
ウィルバー・スミスは全然出なくなっちゃったねぇ。
どれも好きだったのにな。
523 :
名無しのオプ:2012/11/29(木) 23:47:20.35 ID:c9tHOpQ8
「定吉七番の復活」
来年4月までの刊行予定にも入ってない・・・
もしかして永久に出ないんじゃないかって気がしてきた。
524 :
名無しのオプ:2012/12/02(日) 23:34:10.90 ID:JJ0xjtBP
>>517-
>>521 遅くなったけどありがとう。
尼とかで少しずつ探してみるよ。
海洋物じゃないけど、バグリイの「高い砦」を入手したので
これから読んでみる。
525 :
名無しのオプ:2012/12/03(月) 23:21:07.42 ID:6CK32d/B
トム・クランシーの新作IYHっ
したんだけどまた積んじまってる。もうだいたいこんな感じなのね的なのがわかってる
から読むのが辛い・・・
アメ人の人気作家ってさ、悲しいくらいマンネリだよねぇ
526 :
名無しのオプ:2012/12/03(月) 23:24:45.09 ID:fw+3KhAA
トムおじさんは今でも人気作家に入れていいのか?
527 :
名無しのオプ:2012/12/03(月) 23:43:30.33 ID:WZInxvkw
クランシーは『日米開戦』の後くらいからライアンシリーズ追ってない
剣やらネットフォースは何作かみたが、ライアンJrは未見
書店で新作のあらすじみたけど、あの世界でも9・11あったんだね
ぜったいに作中での旅客機特攻で政府崩壊のほうが歴史的惨事だと思うけど
あの世界での9・11って現実ほど歴史的な事件扱いなの?
ひさびさに追いかけてみようかしらん
528 :
名無しのオプ:2012/12/03(月) 23:44:18.48 ID:WZInxvkw
ageたことを謝罪する
529 :
名無しのオプ:2012/12/04(火) 03:05:52.21 ID:xq8qsekA
「密命」高橋義夫
関ヶ原後、海外勢力と組み幕府転覆を謀る豊臣残党vs陰謀阻止に立ち上がる武芸の達人。
少し「風呂敷拡げすぎ」な気もするが、こういう時代活劇は大好物だ。
530 :
名無しのオプ:2012/12/04(火) 17:27:32.79 ID:/HeP53C8
>>527 というか、旅客機突入の前に米本土で核テロが、後にはエボラ生物テロが起きてるのに、911で騒ぐなよって気が濃厚に……
531 :
名無しのオプ:2012/12/04(火) 20:45:36.33 ID:NrsIymsg
>>530 やっぱりそうだよね?
たしかに作中であろうが大事件には違いないんだけどさ
もっと市民には衝撃の攻撃が既にされているよね?
ライアンシリーズとは別にやればいいのに
どういう位置づけで、どうやって落とし込んだのかちょっと興味がある
あの長い文冊を追うほどであるかは微妙だけど
532 :
名無しのオプ:2012/12/04(火) 21:52:44.24 ID:H0soISyE
いや当時トム・クランシーに謝罪する会というのが発足してさ>911当時
実行犯たちもインスパイアされた部分が絶対あると思うんだ
533 :
名無しのオプ:2012/12/04(火) 23:13:25.35 ID:OEXU9cyb
虹6あたりから、べつにジャック・ライアンシリーズじゃなくてもいいような気がするよな
534 :
名無しのオプ:2012/12/05(水) 06:35:24.96 ID:zA6mSwTO
>>533 そうだな
ファンのために、ビジネスのために、という感じか
535 :
にゃいすらいふ:2012/12/05(水) 15:09:26.90 ID:zTPqQWna
>516
ジャック・ヒギンズ「脱出航路」
アリステア・マクリーン「女王陛下のユリシーズ号」「黄金のランデブー」
特に「脱出航路」は男のロマンあふれる作品で超お勧めです。
ブコフの100円コーナーにてあると思うので探してみてください。
さて、私、ホーンブロアーのスレッドをみてブコフの100円で「海軍士官候補生」
(セシル・スコットフォレスター)ホーンブロアー・シリーズ第一作を購入してしまいました。
他に自宅に積ん読されている本もたくさんありますから読むのはだいぶ先になるとは思いますが…
セシル・スコットフォレスターと言えば映画「アフリカの女王」(主演 ハンフリー・ボガード キャサリン・へプバーン)
を書店でDVDを100円にて購入して見てみたぐらいでなじみはないのですが
536 :
名無しのオプ:2012/12/05(水) 21:11:32.58 ID:d3VoHcJX
トムクランシー、なぜ4巻セットなんだ!
まだ前作のは3巻までしか読んでねーぞ!
出しすぎだ!
537 :
名無しのオプ:2012/12/05(水) 21:41:48.73 ID:tvyenY0J
>>536 ヒギンズは「鷲は舞い降りた」や「死にゆく者への祈り」とか大好きなんだけど
「脱出航路」はいま一つ入り込めなかった記憶があるなあ。
内藤陳さんとか確か絶賛してたけどね。
ホーンブロワーシリーズお薦めです。
帆船ものなんて面白いのかよ〜と懐疑的だったけど
評判良いので試しに1冊読んでみたら面白くて
シリーズ10冊一気読みだった。
でも調子にのって他の帆船シリーズにも手を出したら
結構読みづらかったりして
ホーンブロワーシリーズは別格かもしれない。
538 :
にゃいすらいふ:2012/12/05(水) 22:02:05.17 ID:Ek24k3+c
ヒギンズは「鷲は舞い降りた」シュナイダー大佐やリーアムデブリン、そして、「死にゆく者の祈り」の
のマーチン・ファロンやダゴスタ神父などのキャラクター造形がとてもうまいです。
ほんとに懐かしいなあ。
ところでホーンブロアーシリーズは順番どおりに読んだほうがいいのでしょうか
ブコフにはホーンブロアーシリーズ「セーヌ湾の反乱?」(シリーズ第八巻?)が100円で売っていたので
購入しようかと思っていましたけど、どうなんでしょうか。
539 :
537:2012/12/05(水) 22:26:46.19 ID:tvyenY0J
>>538 実際の刊行順はシリーズの5〜9巻が出されて
その後に1〜4巻が出されたようだけど
一応、時代的なエピソードが順を追っていることと
ホーンブロワーの成長物語として楽しめるという点から
シリーズ1巻の「海軍士官候補生」から順番に読むべきかと。
540 :
名無しのオプ:2012/12/05(水) 23:06:17.69 ID:n+KM+KUR
そういえば俺、海洋冒険モノってよんだことないのですが、
ライアルなら+1読んどけ的な、初心者向け海洋冒険ってどんなのあるでしょうか?
541 :
名無しのオプ:2012/12/05(水) 23:20:50.37 ID:P9QTSKMu
バーナード・コーンウェル
ウィルバー・スミス
542 :
名無しのオプ:2012/12/06(木) 03:42:05.31 ID:IeMBXHZi
>>540 ハモンド・イネス
ブライアン・キャリスン
ジェフリー・ジェンキンス 辺りを押さえとくと間違いなし。
543 :
にゃいすらいふ:2012/12/06(木) 04:37:22.63 ID:kjLWzJRM
>>541 バーナード・コーンウェルは「ロゼンデール家の嵐」しか読んだことないけど
ヨット用語の連発で少し辟易した覚えがあります。
ヨット乗りなら最高の海洋冒険小説かも
あの大沢在冒氏もあとがきで絶賛しておりました。
ウィルパー・スミス「虎の眼」はとても読みやすい良質の冒険小説でした。
海底にある見つかりそうもないお宝を探すという古典的なテーマにて見事に
活動アクションとして成立させたものです。
544 :
名無しのオプ:2012/12/07(金) 10:16:06.21 ID:s3+m7D6O
545 :
名無しのオプ:2012/12/11(火) 21:44:51.25 ID:7HNbbPtm
以前誰かが挙げていた暗殺者グレイマンを読了
そこそこ、まあ普通
最初の方で傭兵のリーダーが
「誰でも探し出して確保して見せる。ただしグレイマンは別だ」とかいい雰囲気はあった
が、ヤバくなると三つ巴のどっちかが割って入ってどさくさにまぎれて逃げるという展開の繰り返しで飽きる
本人も特殊訓練は警察周辺の親族繋がりで受けたのみで、CIAの伝説になったというのが解せん
けど著者が取材で軍事関連の訓練を受けたとあり、銃撃戦描写は読める方
格闘はなにやってるか分からんけど
546 :
名無しのオプ:2012/12/11(火) 22:11:52.15 ID:ugakJbrA
おれはグレイマン途中下車しちゃった
3ゲットロボットみたいな主人公の紹介に耐えられなくて
微妙に普通のアクションスリラーみたいな体裁なのがまた嫌味でw
ジャック・リーチャーとかは平気なんだがなぁ
547 :
名無しのオプ:2012/12/11(火) 23:06:36.04 ID:7HNbbPtm
グレイマンで一番よかったキャラは
観察者(捜索者)として街中にいた名もなきおっさん
変装見破って、ばれないように間をとって知らせる奴
あれこそプロっぽくて、そういうテイストで行けばいいのにと思ってしまった
どこに行っても見つかる”目立たない男”ってのが評判倒れだよね
あと何度も言うけど、格闘戦の描写がどっちがどうなってるのか全く分からん
548 :
名無しのオプ:2012/12/11(火) 23:18:34.16 ID:9K2weIjQ
チョンに切りつけられるくだりからして分かり難かったな
549 :
名無しのオプ:2012/12/12(水) 00:27:35.48 ID:+GLm+A4n
アンソニー・グレイ「毛沢東の刺客」(1980)読了
はっきりいって今読んでも誰も面白くないんじゃないか
かつて中国は一時的に共産主義に支配され、
みな背広でなく人民服を着用していた文革末期、
西側と断絶した別世界を舞台に
1972年、モンゴルでの林彪の謎の墜死(クーデター未遂)と
1976年の毛沢東の死(林彪派による報復暗殺説)をからめたミステリー
緻密、正確、ディテールは第一級だけど、まああえてお勧めはしない
ただ作者がロイター通信の北京駐在員でスパイ容疑で2年拘留されただけあって
イギリスの東洋研究の造詣の深さに打ちのめされるわ
550 :
名無しのオプ:2012/12/12(水) 00:43:12.18 ID:+GLm+A4n
デレック・ランバート 「ダイヤに最後の挨拶を 」(1979年) (文春文庫)
肩の凝らない70年代泥棒サスペンス
スチュワーデス美人嬢を彼女に持つ美男のダイヤ泥棒が
ブリュッセルの宝石強盗をクライマックスにもってくる大人の御伽噺だけど
同系おしゃれ泥棒やシャレードと違って、ともかくディテールがフォーサイスなみに凝っている
ダイヤの研磨職人の強制収容所時代からの履歴や、保険市場、故売市場、
当時の平均的な宝石強盗犯の手口、高級リゾートライフ、
しまいには中東戦争における武器のブラックマーケットへの流用まで言及し
新聞記者である作者が、全頁を、読者を飽きさせないようサービスしているのがよく判る
イアン・フレミングも同じ精神で007本を全頁、銃や賭博や美酒美食、故事来歴で埋め尽くしたけど
何も残らない、ただ読むのが楽しいという点は大いに評価すべき
551 :
名無しのオプ:2012/12/12(水) 21:07:32.14 ID:UHeVjRxX
>>550 それ面白そうだから読んでみる、情報あんがと
552 :
名無しのオプ:2012/12/20(木) 09:07:21.97 ID:y/BlrO2W
>>525 一般大衆受けする人気作家なんてどの国でもそんなもんよ
553 :
名無しのオプ:2012/12/29(土) 12:11:08.32 ID:B/+VBdUL
パーフェクト・ハンターの続編まだかなあ
楽しみに待ってるんだが
554 :
名無しのオプ:2012/12/29(土) 18:36:59.13 ID:AjnmrKcM
「パーフェクトハンター」と
「暗殺者グレイマン」は似たような設定だったけど
どちらも読み応えがあったなあ。
555 :
名無しのオプ:2012/12/29(土) 23:08:23.95 ID:kz3yx1bK
556 :
名無しのオプ:2012/12/30(日) 05:44:06.04 ID:cK89Giki
↑糞ツッコミ
557 :
名無しのオプ:2013/01/03(木) 17:59:38.20 ID:0fr0hQas
スパイ小説が読みたいのだけどいいのないかな?
007みたいなのの方がいい。
リアル志向と言われるル・カレはあまり合わなかったから。
(『寒い国から帰ってきたスパイ』は良かったけど『ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ』は途中で挫折した)
できるだけ最近の、まだシリーズが進んでない奴がいい。長いシリーズを読むのは難しいし。
よろしくお願いします。
558 :
名無しのオプ:2013/01/03(木) 20:39:16.32 ID:E+1G3Ppy
ロバート・リテル「スリーパーにシグナルを送れ」
559 :
名無しのオプ:2013/01/04(金) 00:24:51.08 ID:dE9QY6Ni
560 :
名無しのオプ:2013/01/04(金) 01:35:27.81 ID:hWGJRjZP
>>557 いやシリーズの長さは関係ないだろう
読むかどうかはお前次第なんだから
つまらなきゃ読まなきゃいいだけなんだし
逆に面白いならシリーズ読み続けられるだろ
561 :
名無しのオプ:2013/01/04(金) 01:57:28.73 ID:JLSn1b7t
>>557 ジェフリー・ディーヴァー「007 白紙委任状」
562 :
名無しのオプ:2013/01/04(金) 11:13:24.11 ID:5gJGwd1x
大昔ル・カレやレン・デイトンに比べ ジョン・ガードナーは一段落ちると何かの後書きで読んで
(おそらく村上博基か、生井なんとか)何となく刷り込まれ遠慮していたけど
ジョン・ガードナーの三部作「裏切りのノストラダムス」「ベルリン二つの貌」「沈黙の犬たち」(創元推理文庫)
・・・こりゃあ少なくとも大傑作じゃないか
正月、ノストラダムスから読み始めて・・・これはオカルトでも何でもなくWW2ドイツ宣伝省が現実に「ヒトラーの勝利は予言されていた」と
大衆プロパガンダを開始した以上、英国心理作戦部門もフランスに諜報員を潜入させ逆プロパガンダの道筋を立てる話だけど
「ドイツ占領下のフランス潜入」という時点で、「仏人協力者がじつはドイツに取り込まれているんじゃないか」という疑心暗鬼の元
つねにあらゆる選択肢を想定して、潜入作戦を行う英国諜報部のパラノイアな思考がリアルで面白かった
こりゃあ確かに日本海軍がたかだか10万の有限乱数表、ドイツ軍が一億程度の機械式暗号を
「擬似無限乱数だから有限時間で解けない」とたかをくくったところ、機械の力かマンパワーで短期間で解いてしまった
アングロサクソンの思考とはこういうものだなーというのが冷戦スパイ小説の醍醐味
かつ二重スパイ、三重スパイ、四重スパイという被害妄想からありもしないスパイの幻影をみてしまうのも英米諜報機関ならでは
563 :
名無しのオプ:2013/01/04(金) 11:18:23.12 ID:5gJGwd1x
>557
というわけで、ジョン・ガードナーの新ジェイムズボンドシリーズ「スペクターの逆襲」以降
実力作家の手遊びを推薦する
ブロスナンの007映画、消されたライセンスと、ゴールデンアイのノベライズも担当しているからまあ
これがダメなら北杜夫「怪盗ジバコ/007出撃す」あたりから
564 :
名無しのオプ:2013/01/04(金) 12:40:03.53 ID:/9Vwepmk
>>558 太陽が沈む時の音ってのが未だに気になるんすよ
565 :
名無しのオプ:2013/01/04(金) 12:58:05.02 ID:Ab+BFon4
>>557 「アバランチエクスプレス」コリン・フォーブス
小難しさは皆無でただひたすら豪快なスパイアクション。
566 :
名無しのオプ:2013/01/05(土) 16:37:52.13 ID:D5shdM3v
志水辰夫の話題ってここでいいのかな
567 :
名無しのオプ:2013/01/05(土) 21:10:32.30 ID:yPGuRiqF
いいんじゃないかしら
色々書いてらっしゃるけども
568 :
名無しのオプ:2013/01/06(日) 00:06:04.61 ID:z/5lNfhZ
パーフェクト・ハンター読了
よかった
評判いいのもわかる
グレイマンは単独行動で見つかっちゃう間抜け展開で興ざめする部分があったけど、
これはその辺がうまく消化されている
ヒロインの扱いと、居合わせちゃうご都合展開も個人的には許せる
569 :
名無しのオプ:2013/01/06(日) 16:24:49.20 ID:Yixr4XUj
「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」読みにくくて苦労したんだけど
三部作の残り二作は読みやすいの?
570 :
名無しのオプ:2013/01/06(日) 16:38:28.12 ID:Xhn41har
ルカレはあんな感じよ?
571 :
名無しのオプ:2013/01/06(日) 18:39:43.22 ID:mBunWRDL
ルカレは文学だと思って読んでいる
572 :
名無しのオプ:2013/01/06(日) 20:26:10.07 ID:PqTqt4tw
「パーフェクト・ハンター」買おうかと思ったが、
尼のレビュー読むと微妙だな
573 :
名無しのオプ:2013/01/06(日) 20:30:56.45 ID:UIFwvI31
寒い国から来たスパイは比較的読みやすいと思う
あとスクールボーイ閣下の冒頭
574 :
名無しのオプ:2013/01/06(日) 22:20:55.29 ID:BZ+IZPVm
パーフェクトハンター購入者が尼で他に買ったとでる
キラー・エリート (ハヤカワ文庫 NV) ラヌルフ・ファインズ
書評読むと実話の組み合わせで、こっちも面白そう
575 :
名無しのオプ:2013/01/06(日) 23:19:57.05 ID:iomEmo8a
キラー・エリートは最初の方だけで積んでるなあ
文がちょっと苦手
576 :
名無しのオプ:2013/01/06(日) 23:43:27.54 ID:iomEmo8a
クリス・ライアンの新しいのが今月に出るのね
ちょっと楽しみ
577 :
名無しのオプ:2013/01/07(月) 00:20:08.49 ID:1E24Jgkg
ハヤカワ文庫は読んでないが、新潮文庫の『キラー・エリート』は面白かった。
小説じゃないけど。
578 :
名無しのオプ:2013/01/07(月) 00:49:16.12 ID:BCagoLuG
>>577 ISAのやつはよかった
「パブロを殺せ」でも出てきて、こいつらがんばってるなと思ったよ
579 :
577:2013/01/07(月) 01:06:30.81 ID:8SqW9kDw
新潮じゃなくて集英社文庫だった。
580 :
名無しのオプ:2013/01/07(月) 17:46:53.47 ID:7d5CN01L
>>570-571,573
レスサンクス。
どれも読みにくいのか…。カーラとの決着が気になるからがんばって読むことにするよ。
581 :
名無しのオプ:2013/01/07(月) 20:30:17.66 ID:b9xflpmy
>>580 「スマイリー、ふふふ、よくぞここまでたどり着いた」
「きさまはもう終わりだ、カーラ」
的な展開にはならないから、ティンカー、テイラー〜が合わなかったのなら、
別の本を読むのがいいかも知れんよ
ガードナーのハービー・クルーガーものの方が、
同じように重厚だけど、まだストーリーの輪郭が鮮明で楽しめるかも
……でも、おれも頑張って読んだくちだし、得るものはあると思うから、
できれば楽しんで読みきってほしいとは思う
582 :
名無しのオプ:2013/01/08(火) 13:09:21.34 ID:wHRzw/l9
>>580 「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の映画版(邦題「裏切りのサーカス」)が
かなりイイ感じの出来。読書時の脳内イメージ補助、モチベーション補強に
レンタルしてみるのもいいかもしれない。
583 :
名無しのオプ:2013/01/08(火) 13:15:52.80 ID:k0zmFM5K
>>580 571です。読みにくい、というのとはちょっと違うけどね、しみじみとした味わいが好き。
スパイ小説らしさと言うなら、573氏のおすすめ通り「寒い国から来たスパイ」かな。
>>581 >「スマイリー、ふふふ、よくぞここまでたどり着いた」
>「きさまはもう終わりだ、カーラ」
…可笑しいww。つまり、インテリのルカレは、こういうものを書きたくなかったんでしょうね
584 :
名無しのオプ:2013/01/08(火) 17:45:31.27 ID:onLer6h8
>>581-583 たくさんのレスサンクス。
>>581 読みにくかっただけで面白かったよ。
三部作のラストがそんな展開にならないだけでも読む価値がありそうw
>>582 今度借りてみる。
>>583 「寒い国から来たスパイ」は読んだことあって、こっちも面白かった。
585 :
名無しのオプ:2013/01/10(木) 19:35:30.01 ID:jbqgxwxC
ケンブリッジ・シックスはどうなんだろうね。
586 :
名無しのオプ:2013/01/11(金) 00:28:30.14 ID:CO5foIl3
「ジョン・ケアンクロスなど小物」
「さようわれらの中で第六の男の就職先に比べれば」
こんな感じ?
それはともかく素敵な本の情報をありがとう
本屋めぐりをしないとこういう本をするっと見落としてしまう
587 :
名無しのオプ:2013/01/11(金) 22:27:21.22 ID:vxJqdy+G
>>581 ワロタw
でもそれはそれで見たいかも
俺はル・カレの作品では『ロシア・ハウス』が一番好きかな
ル・カレ作品で初めて読んだタイトルという事での思い入れもあるが
あの何とも言えない哀しさ、しんどさがすごい印象に残ってる
588 :
名無しのオプ:2013/01/11(金) 22:55:58.67 ID:mYXXQXDz
>>585 久しぶりのスパイものだから楽しみにしてるけど、kindleで出るまで待つ
589 :
名無しのオプ:2013/01/13(日) 18:52:28.12 ID:tZWzrsEz
ニュー速で三好徹のスレが立っていた
幾分不名誉な形でだが
590 :
名無しのオプ:2013/01/14(月) 15:35:56.14 ID:l4vd4mLs
591 :
名無しのオプ:2013/01/14(月) 17:54:31.97 ID:AU490Ggi
「自衛隊は名称変更すんな」とかいうニュースだろ。
個人的にこのスレで徹と云えば矢野徹しか浮かばない。
592 :
名無しのオプ:2013/01/14(月) 23:01:19.26 ID:0OZOewru
SFだろバカ
593 :
名無しのオプ:2013/01/15(火) 02:00:35.03 ID:qQJq9l29
マクリーンやバグリイの翻訳してるだろバカ。
香典やるから直ぐ死ねよ。
>>592
594 :
名無しのオプ:2013/01/15(火) 12:45:04.76 ID:VnLX/Fth
俺ルール乙
595 :
名無しのオプ:2013/01/16(水) 19:03:12.13 ID:gVPycHs8
ル・カレのスマイリーシリーズで映画化になってるのは、
ティンカーだけ?
596 :
名無しのオプ:2013/01/16(水) 19:55:36.86 ID:sLGHcb6Y
鏡の国の戦争は映画化されてる
映画でスマイリー出てたかは忘れたが
597 :
名無しのオプ:2013/01/16(水) 20:29:22.35 ID:65cSjrSS
テレビドラマだけど「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」が映像化されてる
スマイリーがアレック・ギネス、カーラがパトリック・(ピカード艦長)スチュワート、
イアン・(シャーロック・ホームズ)リチャードソンなんかも出てる
いまさらだけど……あれ……ちょっと見てみたいぞ……
598 :
名無しのオプ:2013/01/16(水) 21:51:32.52 ID:bdUzrYoA
BBCは原作をよく読み込んで映像化していると思うよ
だから終盤、むりやり出てくるビル少年や
ほとんど物語の女神として表れスマイリーに慰労を与えるレディアンもわずか数カットで重みがある
youtubeに全話あがっているし、英文字幕付でDVDも廉価で出ている
・・・先日、BBC?の21世紀版シャーロック・ホームズみたけど
日本の同人誌文化と同じで、あちらも古典の再解釈というかよく理解したうえでの
物語の組み換えや、原作の論理の拡大敷衍を行っている
何がいいたいかというと、原作≒BBCのTTSS≠映画TTSS
原作者が論理AをA1,A2・・・で展開をやめたところを
映画はA26まで突き詰め、「ゆえに論理AはBとして展開すべき」と新事実を挙げたところ
599 :
名無しのオプ:2013/01/16(水) 21:56:02.11 ID:dCK7/qyb
ぶった切りで悪い
フォーサイスの『売国奴の持参金』もドラマになってたよね
あれもBBCだっけか
VHSで流し見したきりで出来についての記憶が全くないけど
600 :
名無しのオプ:2013/01/16(水) 21:59:22.25 ID:dCK7/qyb
すまん
自己解決
米のTVムービーだった
601 :
名無しのオプ:2013/01/16(水) 22:54:52.88 ID:HlEZADj8
>>595 高貴なる殺人も映像化されてる
日本版ビデオも出てる
602 :
名無しのオプ:2013/01/16(水) 22:57:39.51 ID:rVLs8BwH
関係ないが「ケインとアベル」をもう一回見たい
603 :
40:2013/01/16(水) 23:13:04.82 ID:/Krl97M0
規制かかってたんでI報告できなかったけど、今年の正月も
トム・クランシーの「ライアンの代価」イヤッッホォォォオオォオウ!
そういうスレじゃないんでAA略ぅっ!!
.. .: ∬∬: ::: :::::: :::::::::::: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::ごめん・・・あんまりアレでナニだったのでやっぱりAA込みで報告させて・・・
.. .::∬∬;;!!!!∧_∧;;!!!;..: : : ::: : :: ::::::::: ::::::::::::::::
.. .:: ∬ ;;iiiiii∧_∧;iiiii;;;::::: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::いやさ・・・面白いんだけどさ、面白かったんだけどさ、ほとんど虹6じゃねぇか:
.. .:: iii|||iii∧_∧ii||||ii: : ::: : :: ::::::::: よこの小説・・・核サイロに突入すんの何回目だよおまえら・・・
光速 iiii|||/:彡ミ゛ヽ;)ー、ii . . .: : : :::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::: ぶっちゃけもうこの人、ジャック・ライアンサーガいっぺん打ち切ったほうが
ストンiiiiii/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::ii . .:: :.: ::: . ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: いいんじゃねぇのかな・・・
ii./ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
604 :
名無しのオプ:2013/01/16(水) 23:58:50.27 ID:A+VJuE5H
>>598 原作の論理展開を分析的に読めてはいないのであれだが、
映画のすごそうな雰囲気は伝わってくるw
>>603 とりあえず名義貸しでライアンものを出すのはやめてほしかったな
まあ、いまや思い入れもそれほどないんだけど
605 :
名無しのオプ:2013/01/17(木) 17:36:00.41 ID:dCRt63SZ
>>603 ライアンの代価が全巻そろったんで積んであった『デッド・オア・アライヴ』から読み始めたんだが、
911はともかくとして、イラク戦争とかサブプライム危機とか、歴史が変わってるんだから起きてたらおかしい
(前者は前にイランと一緒にまとめて叩き潰したはずだし、サブプラは再分配の失敗が原因なんで、起きてたとしたら
ライアン政権の経済運営って大失敗だったって事じゃねーかw)事が何食わぬ顔で史実通りになってるので
腹抱えて笑った。戦争三部作でライアンシリーズは打ち切るべきだったな。もう無茶苦茶だ。
606 :
名無しのオプ:2013/01/17(木) 20:21:59.45 ID:smbrgMUx
リトル・ドラマー・ガールも映画化されてる。
DVDになってないんだよね。
607 :
名無しのオプ:2013/01/17(木) 21:44:28.72 ID:5TF5BlH5
トムおじさんは恐怖の総和まででいいんだって。
608 :
名無しのオプ:2013/01/17(木) 21:49:06.13 ID:tQeKP5/J
ジョージ・ロイヒル監督、代案・キートン主演
クラウスキンスキー共演は
結構期待して封切り見たけど、まあ、うん・・・
90年代00年代の対テロ諜報映画に比べると牧歌的としか
609 :
名無しのオプ:2013/01/17(木) 22:58:03.26 ID:8nucVkK3
いまテレビみてるんだけど、こういう事件のときこそ、レインボーみたいな多国籍特殊部隊の出番だと思うんだよなぁ
610 :
名無しのオプ:2013/01/18(金) 20:07:57.06 ID:wt1cPQ1i
クリス・ライアンの新作が出たけど、ハヤカワじゃなくソフトバンク文庫だった。
611 :
名無しのオプ:2013/01/19(土) 17:17:09.59 ID:Qj+NYSP2
クリス・ライアンはマット・ブラウニングシリーズが好きだったのになぁ
612 :
名無しのオプ:2013/01/19(土) 20:29:40.05 ID:xF6BZ3Hv
613 :
名無しのオプ:2013/01/22(火) 03:34:52.66 ID:L1CiYXY7
ようやく1/30に「定吉七番の復活」刊行!らしいが・・・
9ヶ月待たされたが今度は信じていいのか?
614 :
名無しのオプ:2013/01/22(火) 22:45:07.41 ID:MZ+k7Gca
>二十数年前、スイスアルプスのクレバスに消えた「定吉七番」。最大の敵「NATTO」と戦うため、氷の中から、いま蘇る!
そんな話知らんなー
ライヘンバッハの滝?
615 :
名無しのオプ:2013/01/24(木) 10:52:40.77 ID:4Q/GZFaX
「第二次大戦中のヨーロッパが舞台でドイツの秘密情報を
ある少年が偶然知り、連合国に知らせるため活躍する」
というような話の小説のタイトルが分かりません。
ご存知の方いれば教えてください。よろしくお願いします。
616 :
名無しのオプ:2013/01/24(木) 15:22:43.52 ID:XYRFuL+e
617 :
名無しのオプ:2013/01/24(木) 17:57:19.79 ID:7KfEhc3S
ジュブナイルっぽいな。
似た様な話なら「海底のUボート基地」もそうか。
618 :
名無しのオプ:2013/01/24(木) 20:23:59.11 ID:R/Rdem+b
『ビクター少年の海』が似ているが、
あれはアメリカが舞台だったかな?
619 :
名無しのオプ:2013/01/27(日) 09:55:26.78 ID:khFBj4r3
ル・カレの「死者にかかってきた電話」「高貴なる殺人」再入手
処女作の「電話」読み始めたけど、地の文章が多いせいか
後年のスマイリー三部作の雰囲気の萌芽があって
「寒い国からあってきたスパイ」よりよほどル・カレらしいと思った
というか「寒い国」のほうが、ル・カレの才能に目を付けた出版社が
CWA賞とかゴールデンダガー賞とらせてメジャーデビューさせるために書かせた
イレギュラーなんだろうな
まだ壮健のころのメンデルの養蜂趣味、ギラムに敬語を使うスマイリー(これはまあ翻訳者の問題だが)
スティード・アスプレイやジュベリイといった誰も知らぬ懐かしき人々がいとおかし
620 :
名無しのオプ:2013/01/28(月) 14:35:52.24 ID:jaQ+JUKi
「寒い国」は、確か何十もの出版社に持ち込んで断られ続けたあげくに、ようやく出版されてみたらベストセラーになったって経緯だったと思う。
海外の「ベストセラーの作り方」みたいな本に書いてあった。タイトルうるおぼえですまんが。
621 :
名無しのオプ:2013/01/29(火) 00:11:34.07 ID:N16/NuRE
>>620 へー
その経緯、詳しく読んでみたいな
ところで、ボーンシリーズや裏切りのサーカス、あるいはクレイグボンドを見ると
ついつい深夜プラス1の映画化を夢想してしまうんだが…
ヨーロッパ横断だし、カーアクション、銃撃戦と画面映えすると思うんだがなあ
622 :
名無しのオプ:2013/01/29(火) 21:20:00.72 ID:BgFQRHSK
>>621 ロバートデニーロが出ているRONIN(ローニン)という映画が
主人公が元諜報員、ヨーロッパ舞台のカーアクションと
かなり「深夜プラス1」テイストの映画だった。
これを見て「深夜プラス1」を映画化するなら
監督はフランケンハイマーだろと思った覚えがある。
残念ながらもうお亡くなりになってしまったが。
623 :
名無しのオプ:2013/01/29(火) 21:20:12.72 ID:NBc+WdND
企画はあったらしいんだよな>+1映画化
それならそれで、マクシム少佐シリーズを当初の予定通りTVシリーズにして欲しいとも思う。
624 :
名無しのオプ:2013/01/30(水) 19:54:05.58 ID:fboAXFt3
特攻野郎Aチームの小説ねーのかな
625 :
名無しのオプ:2013/01/30(水) 22:04:32.04 ID:1rFvyocS
スイスと隣のリヒテンシュタイン
ってニュースから流れると、やっぱり思い出すなあ
626 :
名無しのオプ:2013/01/31(木) 00:38:47.00 ID:w+kVsO0F
627 :
名無しのオプ:2013/01/31(木) 00:50:59.94 ID:wp68/fDn
>>621 売れた本て大抵そんな感じだよな
ハリーポッターも送られた出版社はスルーする気だったが社長の娘が気に入ったから出したらしいし
欧米の出版業界の奴らってあんまり見る目ないのかも
>>622 以前懐かし洋画板で「ラスト・ラン/殺しの一匹狼」が深夜プラス1を映画化だったって言ってる人がいたが……
確かにあらすじは似てるけど
628 :
名無しのオプ:2013/01/31(木) 01:04:45.54 ID:8ir6n/su
そういや、かなり前だけど
出版社からの断りの手紙を集めた本あったな
629 :
名無しのオプ:2013/01/31(木) 17:54:16.72 ID:/oQTlSOX
待ちに待った「定吉七番の復活」
嬉しさと懐かしさで堪らん。
何より作者自身が楽しんでるのが伝わってくる。
630 :
名無しのオプ:2013/01/31(木) 18:26:38.20 ID:3TEIS9tK
>>627 ラスト・ラン、見てみたいんだけどなー。
DVD発売なんて無理だろうし
最近はビデオ見つけてきても
テレビが高解像度すぎて見られたもんじゃない。
どうしたらいいんだ。
631 :
名無しのオプ:2013/01/31(木) 18:28:52.16 ID:1F+c5sl+
>>629 定吉の新作、読む前になにか予習しといた方がいいですか?
632 :
名無しのオプ:2013/01/31(木) 19:22:16.33 ID:/oQTlSOX
633 :
名無しのオプ:2013/02/01(金) 18:03:01.95 ID:gS/1z2jS
>>630 画質ってそんなに大事か?
今でも普通にVHS観てる自分からしたら、画質の良し悪しが観るかどうかの基準になるなんて信じられん話だ
値段同じで両方あってどちらを選ぶかってんなら画質良い方が良いけどさ
634 :
620です:2013/02/01(金) 18:43:23.40 ID:8oeKVG2F
>>628 「まことに残念ですが…―不朽の名作への「不採用通知」160選」 (徳間文庫)
まさにこの本だわ、ル・カレの「寒い国〜」の御断りの文章が載ってたの。
思い出させてくれてありがとう。
635 :
名無しのオプ:2013/02/02(土) 01:40:27.67 ID:GB9P5Yth
>>634 いやいや、タイトル知らなかったんで逆にありがとう。
図書館の蔵書調べたらあった!今度借りるわw
636 :
名無しのオプ:2013/02/04(月) 04:34:11.68 ID:UdjeG7eH
>>631 物の例えも解からねえのか
形容詞的に朝鮮人って言ってんだろうが
637 :
名無しのオプ:2013/02/04(月) 14:36:38.49 ID:cxYh/tEV
クリスライアンは日本ではもう落ち目なの?
書店においてないよ、新作。
638 :
名無しのオプ:2013/02/05(火) 23:15:55.73 ID:yWtha87d
取材先でなにかに巻き込まれたとか、クソッタレな任務のために一時的に現役復帰したとかを妄想w
639 :
名無しのオプ:2013/02/06(水) 02:20:12.00 ID:/6Wn3Fu0
最強のスナイパーを射殺した新スナイパーに感動w
640 :
名無しのオプ:2013/02/06(水) 12:01:35.00 ID:FsKKRZgt
神経症とか言われているが、おそらく俺もこれで世界一だぜという妄想が高じて
641 :
名無しのオプ:2013/02/06(水) 15:31:33.28 ID:OLdCVRwO
ファンは多いよね、クリスライアン。
642 :
名無しのオプ:2013/02/06(水) 17:05:02.00 ID:5plXkw7V
クリス・ライアンて読んだことないけどおもしろい?
ポロックの「樹海戦線」やマクナブの「リモートコントロール」は面白かったけど
同じ作者でも、その他の作品はいま一つという感じで
なんだか元軍人さんの作家には食指が動かないだよね。
クリス・ライアンならこれがお薦めという作品ある?
643 :
名無しのオプ:2013/02/06(水) 19:15:46.79 ID:eTShARYa
スティーブンハンターの作品のほうが面白いかもしれん・・・
644 :
642:2013/02/06(水) 19:37:41.97 ID:5plXkw7V
645 :
名無しのオプ:2013/02/06(水) 22:21:19.66 ID:PjOkJBIi
昔DRクーンツだったか
大包囲網というのが滅法面白かったな
コロンビアの麻薬戦争全盛期、大ブッシュに復讐しようと
カルテルがワシントンに狙撃兵1名と特攻隊を大量に送り込んで
ブッシュ狙撃と、首都大テロを行う話
646 :
名無しのオプ:2013/02/07(木) 02:45:57.08 ID:3bXg2vtP
読んでないけどスティーブン・クーンツだなw
647 :
名無しのオプ:2013/02/07(木) 16:37:14.83 ID:GDN/C1SB
そういう呼び方もあるな
648 :
名無しのオプ:2013/02/08(金) 21:53:26.80 ID:10Fm0iDj
リーアム・ニーソンにはそのままリーアム・デヴリンをやって欲しいな
「テロリストに薔薇を」とか「黒の狙撃者」の
(現在「96時間」視聴中)
649 :
名無しのオプ:2013/02/09(土) 03:25:01.74 ID:B/ls1+fC
マキャモンの「狼の時」
映画化向きの題材だと思うけどな・・・・
650 :
名無しのオプ:2013/02/09(土) 10:10:34.96 ID:dB0ZaqP/
リーアム・ニーソンはシェレンベルク大佐のような気がする
リーアム・デブリンは、なぜかマックィーンの顔が浮かぶ
「狼の時」はマキャモンのホラーエンタメでは唯一面白いと思った作品だったな
それにどことなく感性が日本人に通じる感じがした
651 :
名無しのオプ:2013/02/09(土) 11:39:03.12 ID:7xPVbCwi
ジョン・スタージェスの「鷲は舞い降りた」で
マイケル・ケイン(シュタイナー大尉)と
ドナルド・サザーランド(リーアムデブリン)を配役に得られたことは果報だて
652 :
名無しのオプ:2013/02/20(水) 22:54:14.74 ID:OA+gAYZm
ギャヴィン・ライアルの中期〜後期作品はすごい、改めてすごいと感心しきり
653 :
にゃいすらいふ:2013/02/21(木) 21:57:51.37 ID:m0cE8E/v
映画「鷲は舞い降りた」は駄作でした。
原作の方がはるかに面白いです。
654 :
名無しのオプ:2013/02/22(金) 04:10:19.87 ID:ywN0XCMf
ライアルって初期作ばっかとりあげられがちだけど、シリーズものもおもしろいってこと?
655 :
名無しのオプ:2013/02/22(金) 22:22:37.85 ID:bU0PRtp8
三人称を採用してからの、マクシム少佐以降もすごい面白い。
小説として奥行きがある。
故内藤陳は「深夜プラス1」をお題目のように繰り返したけど
(「影の護衛」を衰えと評したのもいただけない)
あれは今になってみるとライアル作品の受容という点でプラスじゃなかった面があると思う
656 :
名無しのオプ:2013/02/22(金) 22:45:40.43 ID:I3zzdTCE
鷲は舞い降りた、再読してみるとイギリスのラノベだよな
こう書くとカッコイイだろう!って台詞の連続で
まあ好き好きだな
657 :
名無しのオプ:2013/02/23(土) 04:21:50.85 ID:QrCHJAgH
>>655 アドバイス感謝。大佐モノ読んでみる。あと、内藤さんの影響力ってすごかったんだな、ってことは文春のベストを前回のベストと比べるとすごくよく分かりますね。
読まなきゃ、は古本で読んだけどやっぱ希代のプッシャーだったな、と。
いまだと、蒼月て批評家が面白いと思う。
658 :
名無しのオプ:2013/02/23(土) 04:26:56.33 ID:F7HJU9DX
しかし何で続編なんて書いたんだろう。
659 :
名無しのオプ:2013/02/23(土) 09:39:35.89 ID:STjS7W92
>>658 飛び立ったの話題はそこまでだ!
いやほんと、何で書いたんだろね。
660 :
名無しのオプ:2013/02/23(土) 10:30:39.09 ID:RV6cxkBF
ナヴァロンの嵐、総統奪取、飛び立ったは冒険小説三大やっちまった続編だ。
こいつらを思うと、トーマスの「ファイアフォックス•ダウン」はすごい続編だよな。
661 :
名無しのオプ:2013/02/23(土) 13:06:54.23 ID:IOnYnSxu
陳さんの「オススメ」は、誰にでもわかりやすい、目に見える要素を強調して推す点が画期的だった
そのぶん、ほんとうの読みどころからは距離があって、それが「オススメ」の限界なのかもなと、今にして思う
陳さん自身は充分理解したうえでのことなのかもしれないけど
深プラがいつもオールタイムベストに上がるのはなんでだろう?
ハーヴェイ・ロヴェル? 銃? 車? プロット? 女?
自分はラストシーンだと思う。あれがなければ今の評価もだいぶ違うと思う。
まあ「オススメ」でネタを割るわけにはいかないから仕方ないけど。
662 :
名無しのオプ:2013/02/23(土) 19:02:07.87 ID:I+527AYl
>>657 ランクリン大尉ものも面白いよ
1912年という実に興味深い時代背景のスパイ物語
俺には深夜プラス1の魅力は異国情緒と旅の緊迫感
初めて読んだ時はあの車内の雰囲気とか、立ち寄る先々のヨーロッパの情景・事件にワクワクした
663 :
名無しのオプ:2013/02/23(土) 19:10:40.38 ID:iV/RrWCg
>>660 ガントものは3作目の「ウィンターホーク」も結構好き。
4作目の「ディファレント・ウォー」は駄目だったが。
そんな俺はサム・ルウェリンの「ナヴァロンの風雲」「ナヴァロンの雷鳴」も、楽しんで読んだけどw
御大の作品の特徴を上手く真似てたよ。
まあ、特攻野郎Aチーム的なパターンものになりかけてたから、
あれ以上続きを書かなくて正解だったと思うけど。
664 :
名無しのオプ:2013/02/23(土) 21:00:36.83 ID:rryRaENW
>>657 霜月蒼ね
蒼月だとうしおになっちゃうよw
665 :
名無しのオプ:2013/02/23(土) 23:30:39.71 ID:STjS7W92
深夜プラス1は、良いって言われてるけれどもなんか苦手
あっちよりもマクシム少佐とか最も危険なゲームのほうが好みだったりする
666 :
名無しのオプ:2013/02/24(日) 00:16:15.17 ID:zzAyIYwk
667 :
名無しのオプ:2013/02/24(日) 00:27:32.35 ID:LVZ4CzEA
668 :
名無しのオプ:2013/02/24(日) 01:54:30.28 ID:llgEm1ao
クラバート・・・
669 :
名無しのオプ:2013/02/24(日) 12:40:00.14 ID:oYFgrvCD
「影の護衛」は、マクシムのオフィスを気に入ってしまう猫の
短いシーンがなぜか忘れられない
ライアルが思わず素の顔を出してしまったようなところもあって
670 :
名無し募集中。。。:2013/03/02(土) 19:45:29.59 ID:k8dD9/6O
やっと『パーフェクト・ハンター』の続編が出る
嬉しいわ〜
671 :
名無しのオプ:2013/03/02(土) 20:37:40.92 ID:zjof2vOA
ナバロンの要塞は、本で読むのと映画でみるのとどっちがいい?
672 :
名無しのオプ:2013/03/03(日) 11:14:21.66 ID:xudqlF77
>>671 マジレスすると、小説「ナヴァロンの要塞」を読んでから映画「ナバロンの要塞」観て、
気が向いたらその後小説「ナヴァロンの嵐」を読め。
673 :
名無しのオプ:2013/03/03(日) 17:04:21.04 ID:8rwsUi3G
ナバロンの要塞と深夜プラス湾は何回も買っては
冒頭数章で読破に失敗するの繰り返しだな
674 :
642:2013/03/03(日) 18:09:13.23 ID:ILM3ycTr
675 :
名無しのオプ:2013/03/03(日) 23:35:18.01 ID:ZPb5scNh
ライアルの作品をもっと再版してくれんかのー
シリーズ物以外でだいたい並んでるのは深夜プラス1
どうにか最も危険なゲームは買えたが…拳銃を持つヴィーナスとか読みたいわ〜
676 :
名無しのオプ:2013/03/03(日) 23:50:23.44 ID:aIxuAEGM
読むだけなら図書館にあるんじゃね
677 :
名無しのオプ:2013/03/04(月) 02:03:15.72 ID:yQm5xvf9
ライアル作品はヒロインも魅力的だなあ
やはりヘレン・ジャーマンとジネットが有名なんだろうか
「最も危険なゲーム」の、主人公のライバルの妹のアメリカ娘も、
アメリカ娘といえば「拳銃を持つヴィーナス」のヒロインもいい
で目下一番好きなのは「スパイの誇り」のコリナ嬢(あ、このかたもアメリカ女性ですね)
快活で粋で機転の利く、しかし頑固な、ほんとイイ女やわ
678 :
名無しのオプ:2013/03/04(月) 09:05:26.82 ID:ct2Mns2B
>>588 「ケンブリッジ・シックス」kindleにきてるぞ。
Kindleでなかなか増えない海外作家の邦訳だけど、
そんな中、新しい作品を少しずつ追加してくる早川はありがたい。
679 :
名無しのオプ:2013/03/06(水) 01:23:14.60 ID:iLlUebDL
ストーリー重視派の俺から言わしたら
深夜プラス1はつまんねーよ
680 :
名無しのオプ:2013/03/06(水) 06:28:13.02 ID:3/M1A90f
知らねーよ。
本格重視派の俺からすればチャンドラーはクソとか。SF重視派の俺からすればミステリはクソとか。文学派の俺からすれば、ミステリもSFもクソとか。トートロジカルなんだよ。
681 :
名無しのオプ:2013/03/07(木) 01:13:48.59 ID:3SlCLpq5
ふ・・・糞尿趣味!
682 :
名無しのオプ:2013/03/10(日) 11:27:57.00 ID:tuJ3oyyB
ケンブリッジ・シックスなー
ファイブのあの小物ぶりの後に
どんなシックスがいるというんだ
ダブルクロス作戦で1941年以降、イギリス国内のドイツスパイはすべて把握したと豪語する英国に
683 :
名無しのオプ:2013/03/10(日) 17:33:35.02 ID:K6amY4PW
ファイブが小物か?
あれが小物なら近代史上に大物スパイなんてそういないような……
あれより上だと原爆の情報をソ連に流していた連中とかしかいないだろう。
684 :
名無しのオプ:2013/03/10(日) 20:14:39.42 ID:vXPdWQ8l
キム・フィルビーがいなかったらあの名作群は書かれなかったんだろうか
685 :
名無しのオプ:2013/03/10(日) 22:19:18.96 ID:tuJ3oyyB
ファイブでなく5thといえば良かったかな?
第五の男はGCHQにいたジョン・ケアンクロスですよ
バージェスやアンソニーブラントみたいな貴族でも
フィルビーみたいな冒険家の家系でもなく
どちらかといえば国教会牧師のせがれ(だったかな)マクリーンみたいに
操られる側だったから
このあとにどんな大物の元寮監コントローラー(6th)が潜んでいたか
大物なら7thの操られる側の後輩学生もいるわけで
686 :
名無しのオプ:2013/03/23(土) 10:52:36.37 ID:YrqGSNLN
ケンブリッジシックス読みにくいよ
687 :
名無しのオプ:2013/03/23(土) 16:44:17.20 ID:QrEAXwUT
そうか?ごく普通だったけど。
盛り上がりに欠けるとかだったら同意するw
688 :
名無しのオプ:2013/03/23(土) 23:19:24.49 ID:USrmL/Sk
ハービー・クルーガーシリーズを読み始めたが面白いなこれ
でも長え
マエストロを読み終わるのはいつになることやら、次沈黙の犬たち
689 :
名無しのオプ:2013/03/23(土) 23:33:40.97 ID:XnwfMQvV
『ファイナル・ターゲット』読み終えた
面白いんだけど強引なところも目立ってきたなあ
ますますボーン・シリーズみたいな感じ
690 :
名無しのオプ:2013/03/29(金) 09:42:24.78 ID:YVgdI3w3
『ライアンの代価』ってマーク・グリーニーなんですね。
クランシーはもう手に取らなくなってしまったんですが、この作品はどうでしょう?
691 :
642:2013/03/30(土) 18:06:42.59 ID:pxwP9Pu1
>>690 翻訳ミステリー大賞シンジケートのHPで北上次郎氏が
二月のベストに推している。
グリーニー担当であろうアクション部分を絶賛、
クランシー担当部分は邪魔、
印税の7割はグリーニーにやってくれとバッサリw
692 :
名無しのオプ:2013/03/30(土) 18:20:41.68 ID:GLmXYe68
まあクランシーって冠は必要だな。
そういや(共著と言う名の名義貸しは)ラドラムもしばらくやってたな。
693 :
名無しのオプ:2013/03/30(土) 19:03:17.23 ID:PgshGP0e
北上次郎のあのグリーニー押しはなんだろうなw
ちょっと薄気味悪いんだが
そりゃマック・ボラン的な文脈でみれば、ネタ作家としては面白いのかもしれないけど
そういうシャレが通じないところで絶賛してる空気感があって、すげえ違和感を感じる
グリーニーはいいけど、リー・チャイルドは主人公無双だからダメとか言うんだぜ
たいして変わんねえじゃねえか むしろ読ませる点ではチャイルドのほうがましじゃねえかw
694 :
名無しのオプ:2013/03/30(土) 20:29:11.18 ID:uOY0wYRK
>>691 そうなんだ、結構楽しめる作品ってことですね。
教えてくださってありがとうございます。
年末にクランシー本が出ても、手に取らなくなって随分経ちますが、
マーク・グリーニーの新刊が出るので、既刊をググッたら引っかかってきたので、
あ、こういう仕事もしてるのか、と。
積み本が多くてすぐに手を出せないんですが、読む本リストに載せておくことにします。
695 :
名無しのオプ:2013/04/15(月) 22:28:39.74 ID:cM927OhU
>>693 俺もあの持ち上げっぷりは不思議。そこまで絶賛するほどのもんか?
先日の翻訳関係のイベントでもベタ褒めだったみたいだけど。
696 :
名無しのオプ:2013/04/16(火) 17:27:02.82 ID:I4Nvm/ND
アンディ・マクナブの翻訳が止まっているのが解せない
角川は何考えてけつかるのだ
697 :
名無しのオプ:2013/04/17(水) 10:24:18.60 ID:LJ4tAuVJ
何考えてるって、売れなくなったから続巻出せなくなった、以外の理由はないだろう。
698 :
名無しのオプ:2013/04/17(水) 18:34:30.89 ID:W5sVIB8M
つまりお前らのせいか
699 :
名無しのオプ:2013/04/17(水) 18:47:48.97 ID:+Su6Ls9t
愛読者激怒な展開が待っているらしいからのう…
700 :
名無しのオプ:2013/04/18(木) 18:26:08.57 ID:PXlTnAfu
アンディ・マクナブ、クリス・ライアン共著でアクション物出してくれないかな。
701 :
名無しのオプ:2013/04/18(木) 18:36:15.95 ID:g7nVqXCv
>>700 2人ともSAS出身だけど
その時の確執がいろいろあって
非常に仲が悪いというのを
どこかで読んだことがある。
702 :
名無しのオプ:2013/04/18(木) 21:23:14.91 ID:1xUCrJUI
ブラヴォー・ツー・ゼロでチームメイトだったんだよね
アンディはクリスを能力は認めてはいるが鼻持ちならない奴って醸し出してたし、
クリスはアンディを鈍いやつでリーダーシップに欠けると評していた記憶がある
どこで読んだんだっっけかな
その後両者の仲が険悪だってのを聞いて納得した
クリスは単独脱出行のあと過敏になって、危機的状況のストレス下でバランスを欠いていたと上官の本で書かれてたね
703 :
名無しのオプ:2013/04/23(火) 08:45:54.02 ID:XkbNTqFr
冒険小説とエスピオナージがスレ統合されてんなら、ジェームス・ボンドでも語るしかあんめ。
彼の「サラマンダーなんちゃら」を読んだが、マン・ツー・マンの心理(真理)の探り合いを底辺とする情報戦なんて、
人工衛星やネット上の監視、はたまたいきなり爆弾テロ横行のこの時代じゃやっぱ流行らんのかな〜などと思いますた。
704 :
名無しのオプ:2013/04/23(火) 13:09:58.04 ID:CVgHTFQv
>703
海外ドラマの「HOMELAND」が、めちゃめちゃ評価されているのを知らんのか?
705 :
名無しのオプ:2013/04/23(火) 14:24:41.16 ID:0dxRNDGf
>>704 HOMELAND見たいけどDVDはまだ売ってないし
TSUTAYA TVはちょっと高いし
ううむ
706 :
名無しのオプ:2013/04/25(木) 14:20:43.15 ID:q6XrSgBH
誰がどのように「めちゃめちゃ評価」しているのかは興味深いところだが、
タイトルの『HOMELAND』てのは、
>>703の『サラマンダー』におけるスパイ達の
デラシネ的なものに拮抗あるいは通底するものとして捉えて良いのだらうか?
707 :
名無しのオプ:2013/04/28(日) 12:39:09.34 ID:CmKxgQbX
ファイナル・ターゲット読了
相変わらずプロっぽいけど、人間味だそうとして違和感あるな
待ち伏せ察知とか護衛誘導でボスに近づくとかはとてもいい
拉致られて反撃がワンパターンすぎるが、見せ場にしていないから肩すかしにならないのが上手い
708 :
名無しのオプ:2013/04/28(日) 13:49:41.09 ID:cuQyM9yq
パーフェクトハンターは読んだけれども、
振り返って話思い出せんし主人公も印象に残らなかったからファイナルターゲットは見送ったわ
709 :
名無しのオプ:2013/04/28(日) 14:37:17.69 ID:CmKxgQbX
俺もストーリーはいまいち思い出せん
フラッシュメモリ奪取後に襲撃されて、その情報漏れ関連の追跡劇だったとしか
この手のアクション小説は、スマートな所作とアクションをテンポよくつないでなんぼだからね
特に映画版ジェイソン・ボーン以降は
同時期に翻訳出版されたグレイマンも個人的には見れるレベルだけど、こっちの方がドライでスマートだと感じる
710 :
名無しのオプ:2013/04/28(日) 15:39:16.70 ID:ZJ4kCJGm
そのグレイマンも新作出たけど誰も読んでないのかな
711 :
名無しのオプ:2013/04/28(日) 18:00:36.53 ID:cuQyM9yq
>>709 確かに近年のアクションものはテンポよくなったなーとは思う
でもおいらが読みたいのとなんか違ってて
ここ最近(?)で出たのだと砂漠の狐を狩れみたいなやつもっとよこせ!と
だもんで新刊買うより古書漁ったほうがいいんだよなあ
あ、スパイものだとチャールズ・カミングには期待してます
712 :
名無しのオプ:2013/05/17(金) 21:19:08.61 ID:gogPBNv/
まだ生き残ってんのネ。うれしー
トムソーヤやハック、シャーロックホームズのことレスした思い出
713 :
名無しのオプ:2013/05/26(日) 08:42:42.57 ID:+Ajzx0P1
グレイマン続編『暗殺者の正義』まだ冒頭
格闘描写は大分マシになった
普通のアクション小説くらいに
が、相変わらず見破られているな
目立たず悟られずひそやかに、という渋い展開が見たいんだがな
意味のない箔付け設定であって、普通のアクション小説だと割り切らないとだめらしい
714 :
名無しのオプ:2013/05/26(日) 12:31:54.13 ID:3CMVVhLM
>>713 未だに北上があれを大プッシュする理由がわからない
715 :
名無しのオプ:2013/05/27(月) 09:22:49.15 ID:PVmeu7+K
>>713 渋い展開が見たいなら、トム・ウッド『ファイナル・ターゲット』の方がいいよ。
こっちも見えない上層部に翻弄される展開だけど、最後に息抜きって思ったとこで、
思わぬ展開にちょっとウルっとした。
716 :
名無しのオプ:2013/05/28(火) 00:02:37.52 ID:utMTmjnt
>>715 グレイマンとファイナルターゲット引き合いに出して、グレイマンが劣るって言ってたの俺なんだ
格闘描写に駄目だししたのも
お気遣いありがとう
一番好きなのはトレヴェニアンの『シブミ』
717 :
名無しのオプ:2013/05/28(火) 02:11:29.60 ID:wUISfVRn
名高いル・カレを読んでみたいと思い、その中でも
「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」に手を出そうと思ったのですが、
amazonレビューを見ると翻訳が酷評されていて躊躇しています。
修正されてるとの評もあるのですが、読まれた方いかがでした?
旧版にすべきか、新訳も修正されて良くなっているのか、保留すべきか、、、
ちなみに冒険小説はぼちぼち読んでますが、スパイ小説は多分初です。
718 :
名無しのオプ:2013/05/28(火) 18:36:45.29 ID:tlSgziMm
amazon評なんて、気にしなくていい。自分で決めろ。
自分の読書だろうが。
719 :
名無しのオプ:2013/05/28(火) 21:12:39.37 ID:w/xh5BQk
>>716 もしかして:このスレの住人って3〜4名しかいないんでは……
720 :
名無しのオプ:2013/05/30(木) 16:55:09.25 ID:Uyauwk91
今頃気づいたのか
721 :
名無しのオプ:2013/05/31(金) 01:00:04.18 ID:9dHSNcU1
>>718 せっかくの傑作なら良い翻訳で読みたいなと思う口なもんで、
翻訳のせいで作品楽しめなかったら勿体ないなと思って質問したんですが
どうしたものか
722 :
名無しのオプ:2013/06/01(土) 08:09:24.50 ID:gAsCder/
>>721 ル・カレってどれも小難しい訳文になるから、気にしたところでどうにもならんと思う
あと翻訳が酷いってんなら原文で読めばいいじゃないと思わなくもない
要するに興味持ったのなら尼のレビューなんか気にせずにとりあえず読めってこった
723 :
名無しのオプ:2013/06/01(土) 18:15:49.90 ID:AJrBFqjV
さんざん菊池光訳時代は思い込みとしか言いようがない
翻訳の悪口いわれて
映画公開になったとたん 村上博基名義の訳に
amazonで誰かが長文でこれこれの差異がある だから悪いと書いたとたん
なんかそれが評価の根拠になるってのもなー
おれは菊池光訳で慣れているけど べつに翻訳でどうとかなー
724 :
名無しのオプ:2013/06/01(土) 21:42:40.61 ID:JejAjXDJ
おれも菊池光さんの訳で読んだけど面白かったよ
ほのめかし、思わせぶり、まわりくどい表現、
嫌いな要素てんこ盛りの小説だったけど、のめりこんで読んだ
小説ってすげえと思わせられた本です
訳が正確だったとしても「んん?」て考え込むところもあるはずで……w
興味があったらぜひご一読を
725 :
名無しのオプ:2013/06/05(水) 21:25:24.57 ID:bvFJdcGb
「定吉七番の復活」を読む
スイスで復活と言えば何と言ってもホームズだが
そういえばジェイムズ・ボンドの両親はアルプスで遭難しているんだったなと思い出す
因縁話の舞台にぴったり
まあなんというか、定吉らしいナンセンスで突拍子もなくて、ストーリー進行はグタグタで面白かったです、はい。
それより何より、定吉が復活するまでの間にずいぶん変わってしまいましたね、日本も大阪も。
相変わらずウンチクたっぷりで、「ヒトラーの春」の由来も知ったし、
次回作もはよ出してくれ
726 :
名無しのオプ:2013/06/07(金) 21:31:08.59 ID:LNTzUf8+
>>722-724 すっかり遅くなってしまいましたが、
読んでみたかったのは確かなので書店にあった新訳の方買ってきました
とりあえず尼で指摘されてた部分は修正されてたし
小難しい文体なら原書も大変だし翻訳で読めるだけ有り難いって事ですね
727 :
名無しのオプ:2013/06/08(土) 10:18:41.43 ID:8snS1aGb
おれの書棚にはブクオフで見かけるたびに買い込んだ
菊池光訳のTTSSが5冊、スクールボーイ閣下が上下3組、スマイリーと仲間たちが3冊あるわ
どの本、どの行にも含蓄があって家中において
トイレなんかの長丁場でよく読んでるよ
728 :
名無しのオプ:2013/06/08(土) 11:10:33.62 ID:RUBPbHLG
729 :
名無しのオプ:2013/06/12(水) 13:46:44.41 ID:zMHksz+n
ヤマト2199見てたらガミラス軍人がもろに懐かしい 英米冒険小説に出てくるドイツ軍でさ
老兵と子供でヤマト迎撃に七色星団に向かう回のタイトルが彼らは来た、とパウル・カレルされるともうおっちゃんは、涙ぐんでしまったよ
730 :
名無しのオプ:2013/06/12(水) 14:02:20.69 ID:em8VjrQj
>>729 2199のガミラスは「ここまでやっていいの?」ってぐらい原作よりドイツっぽくなってるよな
逆に地球側は日本海軍意識してるみたいだし
731 :
名無しのオプ:2013/06/12(水) 15:10:17.79 ID:85diKeXV
>>727 つまりお前は他人がルカレに出会う機会を何度も奪ってきている訳だな?
その口振りじゃ貸したりとかもしてなさそうだし
732 :
名無しのオプ:2013/06/14(金) 00:57:09.73 ID:LxDKGyjs
すまんな 「ル・カレ?借りる借りる!」
「ル・カレを読んで泣いちゃいました!」
「(声を合わせて)ル・カレ可愛い!」とかいう
公開初日の映画のCMみたいな友達がさすがいなくてなー
文庫初版昭和61年ぐらいだから
平成24年の映画公開直後みたいに猫も杓子も
書店でル・カレの新刊奪い合うみたいなブームでもなかったから
売れ残った本を供養だと思って買いあさり・・・
733 :
名無しのオプ:2013/06/14(金) 16:15:44.63 ID:cGpmmWug
>>732 わたしがお友達だったらよかったなーw
実際友人知人は少ないが、それでもかなりのSF好きは二人知っているが
スパイ小説ファンの知り合いが全然いない
姪にでもすすめてみるか
734 :
名無しのオプ:2013/06/15(土) 03:29:28.24 ID:KO3a5MPu
アラフォー世代だけど、好きなミュージシャンの曲名になってて
ル・カレを知ったって友達がいたな。
面白いよと薦めてみたけど読んではくれなかったらしいw
735 :
名無しのオプ:2013/06/15(土) 08:03:50.51 ID:HEP/x/us
ほんとは軍板の諜報スレとかで広田厚志系列の
WW2〜冷戦諜報史とか語りたいんだけど
あそこはいつみても国際ユダヤの陰謀とNSAとエシュロンと公安情報を
ダイレクトに受信している人が日々 関係妄想に駆られて
重要に見えるらしいニュースリンクをこぴぺし続けているだけなので
736 :
名無しのオプ:2013/06/15(土) 08:20:32.88 ID:8E6+cMHd
そういや筑摩からMI6秘録出てたなあ、買わなきゃ
737 :
名無しのオプ:2013/06/15(土) 12:28:01.16 ID:DtDH+P91
分厚い本だからしかたないけど、上下計7000円超えの本は、
買うまでうじうじうじうじ悩んでしまうなあw
アントニー・ビーヴァーのノルマンディー上陸作戦なんかも欲しいし
738 :
名無しのオプ:2013/06/15(土) 23:00:00.02 ID:kEEW4OZW
図書館で借りて読めば?
それでもなお欲しいなら買えば良いかと
739 :
名無しのオプ:2013/06/16(日) 12:21:55.82 ID:diH9tG8B
>>738 図書館に蔵書されてたけど、ページ数見て貸し出し期間に読みきれる気がしなかったよ。
他に借りてるものがないなら読めるだろうけど。
740 :
名無しのオプ:2013/06/16(日) 13:57:37.63 ID:xRb0Er9T
なんだそりゃw
741 :
名無しのオプ:2013/06/29(土) 03:05:24.44 ID:XM6RTISV
既出かもしらんがオレスタの「ツーリスト」読んだ。ひさびさにエスピオものをあさってみるか。
ところでミロ・ウィーバーSr. の2巻以降はどうなっとるんかなあ。
742 :
名無しのオプ:2013/06/29(土) 08:03:19.94 ID:0gbqtTDj
>>741 The Nearest ExitとAn American Spy読みたいよねえ、噂聞かないけど
ちなみに文春から出てた嘆きの橋、極限捜査に続くシリーズの和訳はもう無理そう、残念
スパイものだとケンブリッジ・シックスの人の次のやつは出るはず
原題がA Foreign Countryっての、いつかは知らない
743 :
名無しのオプ:2013/06/30(日) 18:04:00.26 ID:MpK9Pu+t
>>742 無理そうてのは推測?情報?
極限捜査面白かったのになあ
文春はディーヴァーだけ出してりゃいいと思ってんじゃねぇぞゴルァ
スレイドもカーリイも出さんかいや
744 :
名無しのオプ:2013/06/30(日) 19:01:38.25 ID:IBZfMYS4
「ナヴァロンの嵐」
結構面白かったよ
やっぱり映画の続編ってことで評価が低いのだろうか
サクサク読めるB級ってことでは良品だと思うけど
745 :
名無しのオプ:2013/06/30(日) 19:21:57.83 ID:PNFdBM/0
>>743 機会があったので中の方にお伺いしたよー
スタインハウアーの続刊なんて質問する奴いないだろうから、誰だかバレバレだね!
カーリィはなんか出るっぽい
話は変わるけどKGBから来た男が面白かった
アルカージ・レンコシリーズも続き出ねぇかなあ、無理か
746 :
名無しのオプ:2013/07/02(火) 08:32:35.39 ID:9NimZP4y
747 :
名無しのオプ:2013/07/02(火) 08:40:03.54 ID:AafbRg1V
>>744 ナヴァロンの要塞と比べると、落ちるからなぁ。
まあ嵐も1か所驚く所があって、そこだけ記憶に残ってるが。
748 :
名無しのオプ:2013/07/02(火) 08:59:48.30 ID:8o2pbF3M
ナヴァロンの嵐の映画はずごかったな
あれダムの崩壊を見せたかっただけ
あれ観るとマロリー=G・ペックがいかに適役だったかがわかる
原作ではアンドレアいかに頑張ったことか
映画じゃ登場もしないし
749 :
名無しのオプ:2013/07/02(火) 23:12:09.77 ID:08jUQF04
マクリーン作品の映画化といえば「デス・リバー」(死の激流)と
「デッドショット」(歪んだサーキット)があまりに酷過ぎて
「嵐」が傑作に見える。
750 :
名無しのオプ:2013/07/04(木) 19:28:49.32 ID:bqunwfBb
751 :
名無しのオプ:2013/07/09(火) 06:43:04.30 ID:pt1h5Bew
アガサ・クリスティーの「ビッグ4」
まだポワロに愛着がなかったのかよく発表したなとうい感じ
最近ホームズが原作無視で映画化されているけど
これも映画にした方が面白いかも
752 :
名無しのオプ:2013/07/18(木) 19:01:31.14 ID:AL1lqqs2
マーティン・ケイディン「宇宙からの脱出」
抄訳にもかかわらず冗長に感じるところがあったり、テクニカルな描写が浮き上がっていたり、
こういう展開にするならもっと都合よく進んでもよかったのに、といった不満もあるんだけど、
力強い感動的な宇宙ドラマ。「宇宙兄弟」好きにもお薦め。
初版執筆時がキューバ危機直後の1964年、映画化に際しアップデートしたらしいのが、
デタント推進機運の高まる1969年。いずれにしろ、ソビエトの宇宙船が重要な役割を果たすという内容を、
よくまああんな時代に書いたものだなと面白く思う。
このマーティン・ケイディン、いっぽうでは「悪魔の分け前」みたいなぶっとんだものを
書いたりするからよくわからない。昔訳された「シャトル防衛飛行隊」も面白かった記憶がある。
次はジョン・J・ナンスの「軌道離脱」でも読むかなw
753 :
名無しのオプ:2013/07/18(木) 22:55:21.15 ID:RLPx9fWC
マーティン・ケイディンというとNASAの報道官上がりか何かだっけ?
野田昌弘宇宙大元帥欽訳のシャトル防衛隊は
ケープカナベラル+アメリカ南部空軍のWW2機大暴れで
実に楽しい小説だったな
グレゴリーペックが発射担当管理官をつとめる
ジョン・スタージェスの映画「宇宙からの脱出」も
絶妙の映画化だったな X20ダイナソアなんかも出ていた記憶がある
754 :
名無しのオプ:2013/07/18(木) 23:32:48.65 ID:AL1lqqs2
>野田昌弘宇宙大元帥欽訳の
おれもそう勘違いしていたんだが、「シャトル〜」の翻訳は冬川亘氏でした。
野田宇宙大元帥は趣味まるだしの熱い解説のほうw
ちなみに、ナンスの「スコーピオン1の急襲」を野田さんは翻訳していて、
突然どうしたとびっくりした思い出がある。こちらもお薦めです。
ハヤカワも、安易なシリーズアクションものなんかどうでもいいから、
もっと歯ごたえのある冒険ものを見つけてきてはくれんかのう。
底の浅いジェットコースターノベルは飽き飽きしとるんよ
ああ、最近出た洞窟ものは漬け込んでいますがw
755 :
名無しのオプ:2013/07/19(金) 03:50:16.21 ID:0mnNzAQc
マーティン・ケイディンは「メサイアの宝石」がイマイチだった。
壮大な冒険伝奇アクション書きたかったのは分かるんだけど・・・・
やっぱりこの人は「悪魔の分け前」かな。
756 :
名無しのオプ:2013/07/21(日) 07:55:39.95 ID:Z2OU9lNd
金曜に出張で東北でかけて待ち時間が出来たので
ブックオフめぐりしたら一店 早川ノベルズ 大量にそろえているところがあってさ
宇宙からの脱出や アスワンハイダムとか 60〜70年代のメガ技術小説並んでいて
思わず立ち読みしちまった
値段が安いから大人がいしようかと思ったけど
最近は結局読まない小説は買わない習慣で流したけど帰宅して早速後悔しているw
本が1t近くあるからなー
757 :
名無しのオプ:2013/07/21(日) 10:49:41.45 ID:8SUOaV6G
チキンウゼッッッ
758 :
名無しのオプ:2013/07/21(日) 20:33:56.44 ID:+tOBs7/g
アガサ・クリスティとかキャプテンフューチャーばかり読んで、
「本はSFとミステリーしか読まないぜ」と調子こいていた俺に、
今は亡き親父が勧めてくれたのがC・S・フォレスターの「スペイン要塞を撃滅せよ」だった。
それ以来、他の作家の作品の多くがわざとらしく、演出過剰でクサいものに感じてしまう。
(完全に個人的意見です)
まあ、「ユリシーズ」を絶賛するなら、「キーリング」も読んでみてください!と言うことだ。
759 :
名無しのオプ:2013/07/22(月) 08:20:02.51 ID:buDPkvbJ
ハードボイルドスレに行ったらこちらに誘導されたので質問させて下さい
マフィア、カジノ、スパイ物で何かお勧めがあれば教えて頂きたいです
あと宝石や高価な物(美術品)を題材にした作品もあれば読んでみたく思います
どうぞ宜しくお願いします
760 :
名無しのオプ:2013/07/22(月) 18:41:49.21 ID:ZvLU4OoF
>759
マフィアはやはりマリオ・プーヅォ。「シシリアン」が引き締まってて面白かった。
ズタボロになるヤクザものの肖像、で言えばジョゼ・ジョバンニでしょうか。
カジノは、カードゲームということで言うと
レナード・ワイズの「ギャンブラー」「ビッグ・ゲーム」上下がイチ推し。
リチャード・ジェサップの「シンシナティ・キッド」というのもある。
美術品は絵画が題材のピーター・ワトスン「まやかしの風景画」が面白いです。
ヨルムンガンドはよう知らんがブラクラとか、スタイリッシュなのがお好みでしょうか。
銃撃戦はさほど出てこないけど、リチャード・スタークの「悪党パーカー」、
エルモア・レナードの「野獣の街」、ロス・トーマスの「女刑事の死」なんかも
お薦めしてみましょうか。ほとんど古書店にしかない本だけど。ごめんね。
761 :
名無しのオプ:2013/07/22(月) 19:21:55.84 ID:JeAVbBae
>>760 私は759さんではないけど、(勝手に)ありがとうございます!
ここすごい人も住んでそうな所ですね
便乗質問です。ずっしり重くて、なお且つワクワクドキドキするものがあったら、お教えください。
762 :
名無しのオプ:2013/07/22(月) 22:29:37.78 ID:buDPkvbJ
>>760 すごい!沢山教えて頂きありがとうございます!!
頑張って古書店や図書館など利用して読んでいきたいと思います!
本当にありがとうございました…!!
763 :
名無しのオプ:2013/07/22(月) 22:59:17.11 ID:ZvLU4OoF
>>762 お役に立てれば幸いです。これらの本はわたしにとっても、大切な思い出として残っています。
>>761 ☆分厚くてじっくり読めて、重い雰囲気で面白いものは
スチュアート・ウッズ「警察署長」
ジョン・ル=カレ「リトル・ドラマー・ガール」
☆分厚くてテンション上がるぜベイベなのは
クレイグ・トーマス「闇の奥へ」「ウィンターホーク」
シドニイ・シェルドン「天使の怒り」(早川書房版)
☆分厚くて、ああ面白かったなあとしみじみ思えるのは
スティーブン・キング&ピーター・ストロウブ「タリスマン」
アーサー・ヘイリー「マネーチェンジャーズ」
アーヴィング・ウォーレス「七分間」(超お薦めの裁判小説)
もっと有名じゃないやつがいい! ということであれば、また探しますw
764 :
名無しのオプ:2013/07/23(火) 17:41:56.29 ID:yoLBMIay
空からガソリン降り撒かれて火をつけられるのって怖い、ってのを思い出しました。>闇奥
765 :
名無しのオプ:2013/07/23(火) 19:58:05.42 ID:ZPwlFktn
>>760 繰り返しですが、ありがとうございます!
読むべき本はまだまだ沢山あるんですね〜
766 :
名無しのオプ:2013/07/23(火) 20:43:04.84 ID:K53FlonP
>>764 ガソリンが霧状になるんだったけか?
闇奥ってクライマックスばっかでやたら疲れた記憶がw
>>765 宝石泥棒ならドナルド・E・ウェストレイクの「ホットロック」が良いよ
一気読み保証します
767 :
名無しのオプ:2013/07/23(火) 20:52:42.14 ID:ZPwlFktn
768 :
名無しのオプ:2013/07/24(水) 00:41:05.61 ID:s4gk4poK
暑いなか、熱々の激辛ラーメン喰いたいタイプなら
ロジャー・スミスやジェイムズ・カルロス ブレイクなんかいいかもね。
冷麺派ならスティーヴ・ハミルトン の「解錠師 」や
ケム・ナンの「源にふれろ」(超オススメw)あたりかな
769 :
名無しのオプ:2013/07/24(水) 00:55:36.00 ID:nqdObHN9
770 :
名無しのオプ:2013/07/29(月) 21:16:27.18 ID:45clLRZM
グレイマン続編『暗殺者の正義』読了
長いこと中断してようやく読んだが、凡作
ただし銃撃戦描写はいい
ここで触れられていた北上氏の不自然な推しが、巻末の解説にあった
SASやグリーンベレーとかのような、特殊部隊の人が主人公で
2、3人とかの少数の特殊部隊の仲間と一緒に色々な任務を行うような小説を書く作家を知りませんか?
海外の作家で、こういう特殊部隊が出てくる作品をたくさん書いてる人のがいいです
僕はスパイ小説を読むのでこのスレを見てますが特殊部隊が主人公なのは読んだことないので
お願いします
連投失礼します
>特殊部隊が出てくる作品をたくさん書いてる人
この部分は無視してください
773 :
名無しのオプ:2013/07/31(水) 22:27:07.76 ID:2Lgc3Py+
いわゆる特殊部隊出身のクリス・ライアン、アンディ・マクナブなどを除くと、
アレクサンダー・フラートンのSBSシリーズ(特殊舟艇部隊というんだそうです)、
リチャード・コックスの「アイス・レイド」(デルタフォースvsスペツナズ)、
それからゴードン・スティーブンスの「カーラのゲーム」が面白いですね。
「カーラのゲーム」はものすごくエモーショナルな瞬間があって、そこがたまらなくいいのですが、
なぜかあまり評判になっておらず不思議に思います。中東や東欧諸国のテロ周辺のことを
中心に書いている作家らしいので、題材的に敬遠されるのかしら。
ここ数年のものだと(いやもう10年前になるのか)ビング・ウェスト「猟犬たちの山脈」が
個性があって面白かった。
ごく最近の本のオススメは読んだ方よろしく。さすがに追いきれていないので…
774 :
名無しのオプ:2013/08/01(木) 21:43:05.27 ID:NQ+341xC
『暗殺者の正義』のよかったところ、イマイチだったところ
以下ネタばれ注意
よかったところ
元同僚とそのチームのプロっぽさと戦闘描写
軽口ばかりの会話もいい
イマイチだったところ
冒頭でいきなり素性ばれて三下けしかけられる(“目立たない男”だったのでは?)
女性捜査官を遠ざけようとしてやり過ぎ、結果、任務そっちのけで救出する自業自得
その女性捜査官も間抜けすぎてしょうもない危機を呼び込み、いいキャラしてた脇役死亡
女性捜査官との逃亡からなんとかスーダン入りして任務続行、かと思いきやあっさり飛行機で帰って仕切り直し(無駄なシーンだったのか?)
弓矢の少女の背景説明が全くの無駄(雑菌の感染症とか伏線まるごと放棄)
主人公が薬中になっていて、こともあろうに人質の前でキメて作戦全体を危機に
小型潜水艇の操作でモタつく描写が謎の大ボリューム
前作で決別した卿にあっさりと助けを求める(その衛星電話、軽々に使っていいの?)
775 :
名無しのオプ:2013/08/01(木) 23:59:06.11 ID:2V0hUj/6
『暗殺者グレイマン』のよかったところ、悪かったところ
以下ネタばれ注意
よかったところ
集中しないで読んでも読み進めることができる
悪かったところ
右腕と頼る部下を騙してまで守ろうとした家族(孫娘)に、悪いおじちゃんの携帯をちょろまかしてこいと唆す卿
偶然迷い込んだ民家で衣服を拝借した主人公、カッコよくユーロ札を残すが、酔った女学生の携帯をちょろまかしてそのまんま
太腿の貫通銃創に苦しむ主人公、好きなバイクに乗ったとたんホッとひと息(すげえ振動のはずだが)
女や幼女の前で殺しをするごとに、「あれは悪い奴なのよね?」といちいち確かめてくれる
とある国を代表する暗殺者集団、主人公の目の前で点灯するヘッドライトの前に勢ぞろいしてあえなく全滅、主人公危機脱出
主人公ともっとも精神的に対立していた悪役、「まだ生きていた」主人公の好敵手に殺られて一件落着
殺されて当然の奴しか殺さない正義の主人公 座右の銘は「頑張ってる自分にご褒美」
777 :
名無しのオプ:2013/08/03(土) 12:27:45.62 ID:ht8t0ZfU
>>759で質問した者です
勧められた本を少しずつ読んでいます
「ホット・ロック」はキャラが面白くて読みやすく一気読みしました!
次は「シシリアン」読みます!
778 :
名無しのオプ:2013/08/03(土) 13:08:07.21 ID:fl2ayE0/
>>777 最初に読むのはスワガー・サーガだろ。
あれを読む前に死んだらどうするw
779 :
名無しのオプ:2013/08/03(土) 13:13:40.63 ID:JKx+htkz
いや「ホットロック」が美味しかったんだ
当然ドート・マンダー食べ続けるべきだろ
どれも皆、んまいぞ〜♪
780 :
名無しのオプ:2013/08/04(日) 01:46:24.69 ID:48k0rEnV
近所の図書館に「ホット・ロック」と「シシリアン」しか無かったもので…
他の気になる本も順に読みたいです!
「ホット・ロック」はテンポが良くて次の作戦はどうなる?とハラハラして楽しかったです
映画化もされてるみたいなのでいつかチェックしたいです!
781 :
名無しのオプ:2013/08/05(月) 00:14:08.86 ID:IKdepQdF
ウェストレイクのホット・ロックが面白かったというあなたにおせっかいを
「ホット・ロック」
「強盗プロフェッショナル」
「ジミー・ザ・キッド」
「悪党たちのジャムセッション」(以上角川文庫)
「天から降ってきた泥棒」
「逃げ出した秘宝」
「最高の悪運」(以上ハヤカワ・ミステリアス・プレス文庫)
「骨まで盗んで」
「バッド・ニュース」(以上ハヤカワ・ミステリ文庫)
訳出されているドートマンダー・シリーズでした。あと「泥棒が1ダース」という短編集がある
トニー・ケンリックも読んでみてほしいですな
「リリアンと悪党ども」「バーニーよ銃を取れ」「三人のイカれる男」あたりがオススメ
782 :
名無しのオプ:2013/08/05(月) 21:51:59.69 ID:6yF4DDdX
ウェストレイク先生はドートマンダーのほかにも「踊る黄金像」や「我輩はカモである」なんかも
めっちゃ面白いんだなこれが
ドートマンダーは未訳がまだあると聞いたけど、早く出してくれないかなぁ、どこでもいいから
「バーニーよ銃を取れ」はなかなか手に入らなんだが、最近図書館の相互貸出でやっと
読むことができた
「スカイジャック」よりもおもしろかったわw
783 :
名無しのオプ:2013/08/06(火) 13:35:57.40 ID:ZG9MJVwN
まず
>>759にあるようにマフィア、カジノ、スパイ
宝石や高価な物(美術品)を題材にした小説が読みたいんだろう
スパイ物も沢山良いの有るからな〜
784 :
名無しのオプ:2013/08/06(火) 15:54:12.56 ID:CvaQxID7
> 一気読みしました!
とか
> ハラハラして楽しかったです
ってこのスレでは最高級の褒め言葉だよな
最近そんな感情とんと忘れてた
俺も上に挙がっている未読の本読んでみるよ
夏だしな
785 :
名無しのオプ:2013/08/09(金) 15:30:40.74 ID:BVlYjLa6
ページ・ターナーてやつか。
書き手の技巧によるのは勿論だが、そん時の読み手の感性てのもあるな。
むかしドキドキしながら読んだのも、ある歳を経て「ナニコレ」ちぅのもある。
786 :
名無しのオプ:2013/08/12(月) 12:22:13.59 ID:mUkpZ1GV
トマス・W・ヤング『脱出連峰』
毎回、読むの辛いわーってエピが入るけど、今作も終盤にちょっと哀しいシーンが。
犬、死ななくて良かった。
ヘリが毎回活躍する作品だけど、今作はオスプレイがフィーチャーされてた。
結構交戦能力あるんだな、ということが分かりました。
787 :
名無しのオプ:2013/08/15(木) 21:46:25.18 ID:7jZpaNhI
もう誰も騒がなくなったので「深海のYrr」フランク・シェッツィンクを読んでみた。
面白くて一気に読んだ、とはよく聞く言葉ですが、面白くて二週間くらいかけてちまちま読んだ。
だって100ページくらい読んだら飽きちゃうんだもん。調べたことを全部書くなよw
そういう意味では、通勤読書に向いているかもしれません。
スペクタクルシーン、そしてラスト150ページのド迫力はさすが。(まあ1600ページのうちの150ページなんだけどね)
頭の良い作者で、サービス精神おう盛で、筆も立つ。でも、無理にブロックバスターふうの
展開を取り入れないで、この人本来の感性で書いたほうが、いい小説を書いてくれそうな気がする。
ほかに読みたい本があるんだけど、読もうかなどうしようかなという人にはお薦めしません。
でも「この夏は『深海のYrr』を読む!」という人は、止めません。きっと面白いと思います。
残念な点が三つ。うさんくさい結婚詐欺師みたいな著者近影。セクシーでイケメンだけど、正直いらなかったw
それから、なんでも映画になぞらえるところ(それもちょっと古めのハリウッド大作)。「『コンタクト』の
ジョディ・フォスター」だの「インデペンデンス・デイ」だの出てくるたびに萎えます。ほどほどが一番です。
それから、国を代表するエリートである悪役の、想像力の欠如。ハイテク軍事スリラーの
ソビエト軍なみのアホさ加減。これで物語の緊張感ガタ落ち。これがブロックバスターふうつくりの弊害。
マイクル・クライトンは、人物描写に可も不可もなくとか馬鹿にされているけど、
なにを物語に取捨選択するかで、おそろしく偉大な才能を持っていたのだな、と教えてくれる本でもある。
788 :
名無しのオプ:2013/08/16(金) 01:21:40.01 ID:SxhBXS8Q
ショ-モナ
789 :
名無しのオプ:2013/08/17(土) 09:04:16.91 ID:wYvveb2+
『ぼくを忘れたスパイ』まだ上巻
自分的にはかなり面白い
スーパースパイが抜けてるところもあって窮地に陥るギミックとしてはかなり優秀
会話の中のユーモアも好き
息子が落ちこぼれなのにかなり機転がきく場面や、その割に世間ずれしてないところ、周辺の人物がすぐ死ぬ割に扱いにボリューム割いてたりなどもあるけど
あと主人公にすべてを託す組織の間抜けさとその後のトラブルを見越した扱いが甘いとは思うけど、気にならず楽しめる
頭の中でかなり面白い映画として浮かんで楽しんでる
790 :
名無しのオプ:2013/08/17(土) 10:13:59.41 ID:p1WcR7S0
ドラモンドとーちゃんかっこいいよな
続編も訳してほしいよな
791 :
名無しのオプ:2013/09/08(日) 20:20:46.65 ID:QUZpePpA
>>771 まだこのスレみてるかしらんけど、J.C.ポロックも面白いぞ
緻密な描写とストーリーの丁寧さは今でも色あせない
冷戦時代の特殊部隊ってこんなだったんだ的なこと知りた
いならぜひ
一部ではアメリカの柘植センセ呼ばわりだが、ポロックが
ぺぺローションを愛用してるかどうかは俺は知らん
792 :
名無しのオプ:2013/09/15(日) 18:18:11.53 ID:IL3b24j0
北上次郎「極私的ミステリー年代記」上下(論創社)に目を通す。
北上次郎がマーク・グリーニーを不自然に称揚した理由は、好意的に解釈すると、
@テキストが普段本を読まない層にも読了できるくらい容易(瑕はともかく、波乱万丈で平明な内容)
A活劇小説の愉しみを知らない若い世代の発掘と育成
B翻訳ミステリーシンジケート「北上次郎の質問箱」第ニ・三回の内容に関連した私的試み
として行っているものではないかと考えていた。
結論としては、「それならテキストは吟味しろよ」ということになるわけだが、
いずれにしろいち読者として、昨年来寂しい思いをずっと抱え持っているのもまた事実である。
本書下巻の438ページで「脱出空域」に触れたあと、「デビュー作『脱出山脈』も訳出されているが、未読。
急いで読まなければならない」とあるが、実はおなじ連載ですでに書評している(下巻384ページ)。
同じような例があった場合、単行本化の際、年度ごとの総括的な文章で自虐的な訂正が入るのだが、それすらない。
「脱出〜」がそれほど印象に残らない作品とかそういうことではなく、
この人はもう、本好きのご隠居的なお薦め屋さんとして言動をシフトさせていくのかも知れんな、という感想を強く抱く。
「読むのが怖い!」のキャラを強調したような。
それでも、にもかかわらず、同時代の広義のミステリをここまで詳細に語りつくした類書は存在しない。
私はもう、北上次郎を一片も信頼はしていないが、それでもこの本を過去の著作とともに、
手垢で真っ黒になるまで繰り返し読むだろうと思う。
上下巻、お値段も張るが、入手して損がないものだと、強く書いておきたい。
793 :
名無しのオプ:2013/09/15(日) 22:22:40.06 ID:WFVZHdi/
>>792 図書館で借りてきたとこ。
色々考えずに、ただボーっと昔の読書歴を振り返る感じで読んでる。
そういやこんな本もあったな、とか、最近この訳者さんの名前は見ないな、とか。
794 :
名無しのオプ:2013/09/16(月) 20:50:20.15 ID:jj3tX7rY
「数学的にありえない」
こんなタイトルで中身がスパイアクションとは・・分からんもんだ。
しかし滅茶苦茶面白かった。
796 :
名無しのオプ:2013/09/17(火) 22:06:52.53 ID:S4DZOqIb
>>792 北上次郎が小説推理の海外ミステリー書評欄で
「暗殺者の正義」の論評をした時に
グリーニーを推す理由を書いてたよ。
手元に原本がないので正確ではないが
アクション描写、特にアクションが連続する場面で
ダレることなく描写できていることを褒めていたと思う。
797 :
名無しのオプ:2013/09/17(火) 23:02:14.36 ID:N/L5djYv
「暗殺者グレイマン」がアクション満載なのは事実。
でも、たとえば隠れ家の隠し装備をダッフルバッグにまとめたのはいいけど、
すぐに襲撃されてドタバタして、重要な装備をまるまる手放してしまった! たくさんの暗殺者に狙われてピィンチ!
などと書かれても、せめて拳銃くらい背負子で身体から離れないようにしとけよ、みたいな要素がほうぼうにある。
昔の北上次郎なら、「ちょいと荒っぽいけどイキの良いアクションノベル」程度に評していたはずなんだ。
たとえばクレイグ・トーマスの「闇の奥へ」だって、詳細に読めば突っ込みどころはほうぼうにあるかもしれない。
しかし「暗殺者グレイマン」は、先に書いたように小説の都合上主人公を危機に陥れるために、プロにあるまじき対応で装備を手放させてみたり、
主人公が危機に陥っても敵が間抜けな行動をして危機を逃れるとか、真の敵に対して主人公が手を下せずに終わるとか、
およそ緊度を保ったアクション小説とは言い難く、カタルシスの機会さえ読者から奪ってしまっている。
好みの問題ではなく、欠陥をいくつも指摘できてしまう小説なんです。
それに、少女との交流の上滑り感に表されるように、欠陥があってなお愛せる作品とも言い難い。
これまで、北上次郎はいわゆる「狼殺し」「一人だけの軍隊」的なものと、マック・ボランをはじめとするペーパーバックスリラーを区別して評してきた。
でもマーク・グリーニーについては、コクをあわせもった、総合的に良質な小説(家)として評している。
それが不自然だ、と感じているんです。
アクションを支える人物描写やディテールが確かでなければ、連続するアクションも空疎なものになるばかり。
そんな論調で過去の数多の作品を評してきた北上次郎が、なぜ?
せめて業界の活性化のためにひと肌脱いでいると考えなければ慰められません。
798 :
名無しのオプ:2013/09/18(水) 00:11:52.99 ID:55Q0HRMy
>>797 北上さんは昔から
自分の好みにあった話は
バランス悪くてもすごく推す傾向があるからね。
(動物モノとか、ダメ中年男モノとかは特に。
本人も自覚しているようだし。)
後で期待外れだったみたいなこともあるし。
個人的には今後のグリーニーに期待している
799 :
名無しのオプ:2013/09/18(水) 00:18:07.08 ID:THplLsni
小説にかぎらず映画でもなんでもそうだけど
バランスどころか破綻させてでも
「ワイはこれが描きたかったんや!」って
伝わってくる作品は好きだなw
800 :
797:2013/09/18(水) 00:39:15.15 ID:Z4igdinf
>>799 それは否定しないw
正直、伏見威蕃センセは不遇だと思っているし、
だからいままで我慢してきたんだけど、我慢しきれなくなってw
まあいまのところ、グリーニーはミリオタ坊やくらいにしか感じない。
読者の気を引く要素がなにかを知っている作家だとは思う(少女とか、孤高のナルシシズムとか)。
問題は表現力の無さで……そこは数をこなしたらうまくなるのかも知れないね。
ただ個人の意見としては、今の彼を褒めてはいけない、と思います。
801 :
名無しのオプ:2013/09/21(土) 23:41:48.50 ID:IHSyEjpy
連休はグリーニーに浸ろうかとおもってたけど、おまいらがとめるから
いまジャック・コグリン読んでる
微妙っちゃ微妙だ。中二病全開スナイパー妄想物語つのか
空母からF-16を飛ばそうとするあたり、実は細部はけっこう
ぼかしてるのかなぁとおもう
正直、ブコフで漁ったほうがお互いのためにもよかったかも試練
802 :
名無しのオプ:2013/09/22(日) 08:58:30.39 ID:81oXWn36
自分も『不屈の弾道』『運命の強敵』ともに微妙だと思う
元スナイパーということで期待したんだが
潜伏、潜入は例え都市であろうともスナイパーのノウハウを利かせて欲しかったし、
狙撃は遠距離についての蘊蓄も欲しかったけどハイテク銃でお手軽にスルー
その点では俺がたびたび触れている『地上50m/mの迎撃』がスナイパー物語らしいとは思う
こっちもトンデモだし、作者の他の作品見ても引き出しが少ないのは分かるけど
スワガーサーガとはまた違う味わいのスナイパー物
803 :
名無しのオプ:2013/09/22(日) 09:13:17.61 ID:uAAehk1O
地上50m/mの迎撃かぁ
あれも微妙に面白かったな
ロシア人スナイパーとの一騎打ちってスワガーサーガにもあったけど、、やっぱりモデルになるような
奴がいたのかな?
804 :
名無しのオプ:2013/09/22(日) 10:50:16.23 ID:81oXWn36
カルロス・ハスコックだっけ?
当時の確認殺害戦果ナンバーワンの海兵隊スナイパー
彼がモデルだったと聞いた事がある
象の谷とか呼ばれるエリアで敵スナイパーと対決したって逸話があったような
映画『山猫は眠らない』も彼がモデルだったみたい
805 :
名無しのオプ:2013/09/22(日) 22:48:52.94 ID:uAAehk1O
ロシア人スナイパーもベトナムにいたのかしら?
806 :
名無しのオプ:2013/09/22(日) 23:44:47.27 ID:MGmEsFQg
>>805 そこは脚色だろうね
ベトナム兵か、あっても中国の顧問団にいたスナイパーだろう
死体を確認したということになっているし、東洋人だったのだろうと思う
冒険小説的にはなんとか冷戦に絡めた理由を付けてロシア人にしたがるけど
ウィキペディアだが見直して、ハスコックは確認戦果ナンバーワンではないことを知ったので訂正しておく
あと象の谷での戦闘は大部隊を狙撃で進軍阻止した戦闘であって、スナイパー対決の舞台ではなかったことも訂正
807 :
名無しのオプ:2013/09/23(月) 04:24:13.03 ID:Ygiwe7jz
スワガーシリーズにもナム戦で戦果数トップの伍長が助っ人で出て来たね。
808 :
名無しのオプ:2013/09/23(月) 09:48:22.69 ID:3jTkEGu2
質問なんだけど、自分は「マラソン・マン」という冒険小説が大好きなのだが、これを本が好きだけど冒険小説を読んだことのない友達に薦めようか迷っている。
念のためだが、友達が「冒険小説でいいのを貸して」と言ってきただけで自分が強要させる訳じゃない。
・マラソンマンは良い冒険小説なのか?
・他にお勧めはないか?
どうかお願いします。
809 :
名無しのオプ:2013/09/23(月) 09:51:50.82 ID:3jTkEGu2
ちなみに友達は映画は極大射程、007、プライベート・ライアン、コマンドーなど幅広く見て好き嫌いはない。
また自分の好きな小説は「超音速漂流」「完全脱獄」「五人対賭博場」です。
810 :
名無しのオプ:2013/09/23(月) 10:32:20.80 ID:uRtuZDPs
>>808 「マラソン・マン」はいい小説だと思う。
ちょっとナイーブな主人公、シラとの不思議な関係、恋人との独特の会話、雰囲気(もううろ覚えですまんが)
拷問の迫力、逃走劇のサスペンス、冒険ものとしても迫力がある
あとは、友達が読んでみたい冒険小説がどんなものか確かめてはどうかな
おなじ冒険小説でもバグリイとスティーヴン・ハンターではだいぶ印象が異なるし
おれはジャック・フィニイもなかなかいい選択だと思うけどw
811 :
名無しのオプ:2013/09/23(月) 12:07:43.96 ID:+HrT0SZf
私は同様のリクエストにはクィネルの「燃える男」を薦めています。
読み易くカタルシスがあるので、冒険小説入門にいいかなと思って。
受けはかなりいいですw
812 :
名無しのオプ:2013/09/23(月) 12:42:07.53 ID:4UAdhvt9
シンプルでわかりやすく骨太でカタルシスかぁ
深夜+1か?
813 :
名無しのオプ:2013/09/23(月) 14:18:51.15 ID:IoT+T2vL
>>812 深夜+1は自分は面白さが分からなかったな・・・
友達は、難航不落の要塞などを攻略する緻密な不可能犯罪や大トリックを成し遂げる者の話がいいみたい。オーシャンズ11やアルカトラズからの脱出みたいな話が好みだそうだ。
「五人対賭博場」か「シャドー81」かなあ・・・「ナヴァロンの要塞」は自然との対決の方がメインな気もするし。
814 :
名無しのオプ:2013/09/23(月) 14:20:36.15 ID:IoT+T2vL
815 :
名無しのオプ:2013/09/23(月) 16:29:20.34 ID:uRtuZDPs
>>813 ぱっと思いついたのはマクリーンの「恐怖の関門」。びっくりしてどきどきできる。
よりご要望に沿うなら「荒鷲の要塞」は自然よりも対人・対要塞メインだった気がする。
そしてヒギンズの「鷲は舞い降りた」(定番過ぎてお薦めするのがちょっと恥ずかしい)。
ディテールで言えば「ジャッカルの日」。フランシスの「興奮」も一種の潜入もの。
「A-10奪還チーム」もそうかな。バグリイの「砂漠の略奪者」は能動的な復讐劇。
そして山田正紀の「火神を盗め」。
……まだまだいっぱいあるけど、やっぱ薦める人が「良いよ」と思うものが一番かもね
816 :
名無しのオプ:2013/09/23(月) 17:20:07.08 ID:IoT+T2vL
「火神を盗め」は面白そうですね。初めて聞きました。今度図書館で読んでみます。
817 :
名無しのオプ:2013/09/23(月) 20:47:31.90 ID:dr8ngLQA
>>813 その手の話なら
マーティン・ケイディン「悪魔の分け前」(大金強奪)
ジャック・ヒギンズ「地獄島の要塞」(刑務所攻略)
バー・ゾウバー「エニグマ奇襲指令」(暗号機奪取)辺りもハズレなし。
818 :
808:2013/09/23(月) 21:17:01.72 ID:IoT+T2vL
エニグマ奇襲指令は読んだ。最後のトリックと落ちが好印象だなあ。
脱獄物はノンフィクションも結構好き。一応自分からお勧めを2つほど・・・
・「脱獄」ティム・ジェンキン著
著者が政治犯とされて入獄された刑務所からの脱獄を描くノンフィクション。政治犯なので同じ主張の仲間と一致団結して脱獄を進めるのはなかなか燃える。
刑務所側も9枚もの頑丈な扉や音に反応する警報装置、巨大な外壁など警戒が厳重で、それぞれの扉や警報装置をどう破っていくのかが淡々と書かれている。
また脱出してからの潜伏、他国への密入国の方法なども記述されてて非常に堅実、またスリルも感じる1冊。
819 :
名無しのオプ:2013/09/23(月) 21:24:27.91 ID:InZ0A1xe
ファイアフォックスもお薦めかな
ただ原作は展開がシビアすぎるきらいがあるのでカタルシスって点では映画の方がいいかもしれん
820 :
808:2013/09/23(月) 21:38:27.01 ID:IoT+T2vL
「脱獄王・白鳥由栄の証言」 斎藤充攻著
実在した刑務所を4回脱獄した男、白鳥由栄が語った内容が纏められたノンフィクション。
全ての脱獄を1人で成し遂げ決して諦めないという根性や機転には舌を巻く他ない。
刑務所側の警備もどんどん厳重に。
・窓が一切なく鋼鉄で囲まれ、中には何一つない鎮静房。通風口が高さ8mのところにあるのみ(2回目)
・重さ30kgの手錠足錠を常時つけられ牢屋に放り込まれる、毎日看守に身体検査&風呂などにも同行(3回目)
・全てを鉄で囲まれた特注の部屋に閉じ込められ毎日部屋の検査、十五分ごとの巡回、ほぼ常時の監視体制(4回目)
これらからいかにして脱出したかが書かれている。
「脱獄」は超マイナーだけど読んでほしい、「脱獄王」は割りと有名だと思う。
「脱獄王」の方が警備の厳重度やトリックは面白い。「脱獄」は小ネタやスリルがいい。
821 :
名無しのオプ:2013/09/23(月) 21:49:00.85 ID:IoT+T2vL
まだまだ自分の知らないのが多いな・・・精進します。
最近だと潜入ものは「黄金を抱いて飛べ」とかが有名だなあ。まだ読んでないけど・・・
822 :
名無しのオプ:2013/09/23(月) 22:44:48.32 ID:N97l1g8b
ローレンス・サンダースの処女作「盗聴」とか
マイケルくらいトンの処女作「アンドロメダ病原体」とか
823 :
名無しのオプ:2013/09/24(火) 14:45:13.73 ID:xoZmi11Z
マクリーンの「地獄の綱渡り」も潜入モノだな。
それなりに面白かったが、何だかTMVのノベライズみたいな出来だった。
824 :
名無しのオプ:2013/09/25(水) 23:11:25.53 ID:WOSYHEMy
∧_∧
( ´・ω(ニ0=ニ(()____.
( 、つヮっ―'''''''''' ̄ ̄ ̄
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825 :
名無しのオプ:2013/09/30(月) 16:37:25.20 ID:obUQaGuo
クィネル『燃える男』かぁ
オレは『パーフェクトキル』と『イローナの4人の父親』が好きだ
短編の『手錠』も良かった
826 :
名無しのオプ:2013/09/30(月) 20:05:55.06 ID:a2H4xPqY
>>825 クィネル、短編集出てたっけ?
「手錠」読みたいが、未読だ。
何に収録されているか、教えてください。
827 :
名無しのオプ:2013/09/30(月) 21:31:16.22 ID:UJKuZ3hL
クィネルは単発モノも面白いよな
828 :
名無しのオプ:2013/09/30(月) 22:10:44.87 ID:NaFE3ADK
明日がその日なので取り合えず、
「摩天楼の身代金」にしようかと思います。
五人対賭博場は「オーシャンズ11」に似てる気がするので・・・
829 :
名無しのオプ:2013/10/01(火) 00:23:45.50 ID:Hfr0xJkj
このスレ的に「卵をめぐる祖父の戦争」はどうなんかな?w
情景描写が上手いんか、印象に残るかっこいいシーンが
多いんだよね。
830 :
名無しのオプ:2013/10/01(火) 01:15:36.62 ID:Pr0pnvTS
831 :
名無しのオプ:2013/10/02(水) 17:00:35.14 ID:mPGa9vqP
「グレイマン」三作目が刊行。
ここまで続くとは思わなかったな。
832 :
名無しのオプ:2013/10/02(水) 17:39:33.93 ID:I7ULp7cI
学生の頃、フォーサイスの『戦争の犬たち』を原書で挑戦したことがあった。
半分も進まないうちに挫折したがwww
833 :
名無しのオプ:2013/10/02(水) 19:41:23.13 ID:2ItNVqLA
>>831 10/29『暗殺者の鎮魂』
今年は2冊も刊行されるのか、ハイペースですね。
前巻終盤、彼女とのやり取りが印象的だった。
834 :
名無しのオプ:2013/10/02(水) 21:01:02.80 ID:V/5u4O+Q
>>832 kindle買って邦訳されてないリテルのLegendsを頑張って読んでる
けど挫折しそうw
835 :
名無しのオプ:2013/10/02(水) 21:57:45.33 ID://J2RHGM
>>834 kindleって、カーソル合わせると単語訳が表示される機能があるんだっけ?
便利ですか?
836 :
名無しのオプ:2013/10/02(水) 22:37:11.04 ID:CaVFfquc
>>835 便利。特に「難しい単語を辞書で引けばなんとか読める」レベルの人には超便利。
「辞書を引く」という煩わしさが減るだけで、洋書読む際の敷居がぐっと下がる。
それ以上については、自分の勉強次第だけど。
837 :
名無しのオプ:2013/10/02(水) 22:46:37.23 ID://J2RHGM
>>836 そおかー、ゆらぐなーw
前は「今あるプラットフォームで我慢しとけや消費畜ども」
みたいな電子書籍商法に腹が立って見向きもしなかったんだけど、便利そうだなー
イギリスの伝統的な冒険スリラーの未訳本とか、レイモンド・フィーストの
大河ファンタジィとか、原書読みたいのがいっぱいあるんだよなあ
これで文節訳とか、現代スラングのアップデイトとか、大河シリーズの固有名詞訳とか
つけばなあw やり方によっちゃ商売になるだろうし(チラッ
838 :
名無しのオプ:2013/10/02(水) 23:27:31.87 ID:uq7MpfoC
839 :
名無しのオプ:2013/10/03(木) 00:01:44.81 ID:gl6CTbZ4
うわ、まだ若いのに。
840 :
名無しのオプ:2013/10/03(木) 00:08:08.12 ID:4Gevdp3d
トム・クランシー死去か
ライアンシリーズ続き過ぎとか叩いちゃったけど、初期作品は読んでいたよ
ハイテクスリラーの嚆矢として評価されるべき人だった
レッドオクトーバーを追えは映画も面白かったよ
R.I.P
841 :
名無しのオプ:2013/10/03(木) 00:11:31.30 ID:uRrXgkUT
トム・クランシーに謝罪する会が発足して12年か
正直すまなかった トム
842 :
名無しのオプ:2013/10/03(木) 00:30:59.91 ID:LElP5Zxr
小説レッドオクトーバーは潜水艦の駆け引きがおもしろかった
843 :
名無しのオプ:2013/10/03(木) 01:03:51.95 ID:msqbb8kW
ホバークラフトでアイスランド制圧するのにワラタw
844 :
名無しのオプ:2013/10/03(木) 01:36:33.77 ID:LElP5Zxr
非武装国家アイスランドのリーサルウェポンはゴルゴ13
845 :
名無しのオプ:2013/10/03(木) 11:26:49.43 ID:Q9tTn8HO
ホバークラフトと言えばアマンダ・ギャレット。
846 :
名無しのオプ:2013/10/03(木) 23:20:27.38 ID:J1h6LGQZ
トムおじさん死んじゃったなぁ
今までありがとう、ご冥福をお祈りします
ところで死因はなんだ?自宅をリアルIRAに襲撃されて反撃しようとしたら、ショットガンがジャムったか?
847 :
名無しのオプ:2013/10/04(金) 23:18:29.63 ID:UzSAjpPk
>>815 「火神を盗め」読了。
滅茶苦茶面白かったー!読んでてハラハラドキドキ、最後もスッキリできる。要塞の攻略法も意外性あり。
これを友達に薦めればよかったなあ・・・
848 :
名無しのオプ:2013/10/05(土) 00:31:49.97 ID:ETZ+QmBT
>>847 別に今からでも遅くはないと思いますw
「火神を盗め」やっぱり名作なんだなあと、あらためて認識しました
それに「摩天楼の身代金」はナイスなセレクトだよ
こういうのは品切れにせず、在庫保っててほしいものなんだけどなぁ
849 :
名無しのオプ:2013/10/05(土) 10:20:22.11 ID:1jbKPjY3
>>835 kindle pwで読んでるからサクサクとは動かないけど、
単語のポップアップ機能は超便利ですよ
紙で辞書引きながら読めって言われると読まないと思うけど、電子なら頑張れる
ここにいる人たちは電子書籍とか手を出してるのかな?
私はkindle買ってからけっこうポチってるんだけれども
850 :
名無しのオプ:2013/10/05(土) 12:22:52.85 ID:iH98eMKw
正直、どうしようかなとか思ってる
ほしいっちゃ欲しいんですがね、
851 :
名無しのオプ:2013/10/05(土) 12:33:59.54 ID:SvThUAGm
自分も去年出たkindle持ってるけど便利ですよ.
特に洋書は便利ですね.
>>849 セールの時なんかは結構ポチってます.
852 :
名無しのオプ:2013/10/05(土) 14:32:32.94 ID:Qwskb7wr
ついつい買いすぎてしまうのが玉に瑕
853 :
名無しのオプ:2013/10/06(日) 00:59:58.06 ID:gJbBPAqi
こっちゃ金ドルどころかやっと買い置きのナバロンの要塞 読みきったよ
何回も買っては読まずに手放すの繰り返し
HMSユリシーズと違って崖を上って洞窟に隠れて要塞に入ってドカンまでの話だから
面白いんだか面白くないんだか ともかく最後まで読んだ
854 :
にゃいすらいふ:2013/10/10(木) 19:14:04.94 ID:oE6TWrbQ
わたしもナヴァロンの要塞を読了しました。
むちゃくちゃ面白いじゃありませんか。海に陸にあるいは空から
の敵をはねのけて不屈の精神にて前進する男たちの物語。
わたしはとても面白かったです。
855 :
名無しのオプ:2013/10/12(土) 11:40:00.54 ID:i+w4xK8X
昨日バスの中でドートマンダーシリーズの「ジミー・ザ・キッド」を読んでいて
うっかり終点まで行ってしまった。
誘拐を実行し始めるとこ。
しかし、ほんとうに彼に犯罪プランナーの才能があるんだろうかと、
そろそろ疑いを持つようになった、三作目。
856 :
名無しのオプ:2013/10/12(土) 17:03:21.89 ID:3lHVo5Tw
ジミー・ザ・キッドは好きだなあ。
シリーズでも一番の出来だと思う。
コメディは、主人公が真剣でシリアスなほど、
滑稽で面白くなるんだなあと実感した覚えがある。
857 :
名無しのオプ:2013/10/25(金) 21:43:18.42 ID:3wSglQQr
マフィアへの挑戦
やっと全巻揃った!
さあ一巻から読み直そう。
858 :
名無しのオプ:2013/10/25(金) 21:47:48.74 ID:revLO/Ms
>マフィアへの挑戦
うん
>やっと全巻揃った!
うん?
>さあ一巻から読み直そう。
なんと!
859 :
名無しのオプ:2013/10/25(金) 22:04:41.68 ID:6LyfU7nm
駐車場料金をただにするために、グレイマンをIYHしてきた
素直に駐車場料金はらっとけばよかったのかどうか、今夜
確かめる
860 :
名無しのオプ:2013/10/26(土) 09:32:31.40 ID:cQE9DAZu
あれ北上が大プッシュする理由がイマイチ分からん
861 :
名無しのオプ:2013/10/29(火) 17:50:48.31 ID:IoRVCof2
グレイマンは登場人物が記号的過ぎて全然ダメだった。
悪人を描くのにベタな悪人的記号をそのまま羅列すれば
いいってもんじゃないんだよな。
862 :
名無しのオプ:2013/10/29(火) 21:31:03.61 ID:bFmSziPr
クリス・ライアン『孤高のSAS戦士』まだ途中
なんと言うか…
半分あたりまで来てやっと本筋の主人公登場って感じ
本格的に筋が動くのはこれからで、きっと微妙だろうという予感
しかし警戒・移動中の描写で危機感煽るのは、さすが現場経験者
戦闘開始後よりもドキドキする
この辺はマクナブもそうだけど
863 :
808:2013/10/31(木) 22:26:12.07 ID:gDW7jlqg
ここで今まで読んできた冒険小説の面白さを点数化して、それぞれコメントしていきたいんだけどいいかな?
あくまで自分の評価なので、皆には合わないかもしれないけど
あと1月に1度は図書館に行くんで、それまでに読んでほしい本があれば教えてくれると有難い。できる限り読みコメントします
864 :
名無しのオプ:2013/11/01(金) 22:09:55.88 ID:5MEnrHTZ
グレイマン、私も読みました。アクションシーンは前評判通り面白く読めましたが、主人公の性格設定が単純化され過ぎて、感情移入できず、最後のバトルも?という感じ。FPSゲームを小説で読んだ印象です。でも続編も読む。
865 :
名無しのオプ:2013/11/02(土) 12:01:52.16 ID:/KyYzcj0
逢坂剛の百舌シリーズがドラマ化するね
「百舌の叫ぶ夜」をTBSで「幻の翼」をWOWOWでそれぞれ連ドラをやると
倉木は西島
大杉は香川
美希は真木
866 :
名無しのオプ:2013/11/02(土) 12:05:59.33 ID:K5bTNBqn
マイケルバーゾウハーでお勧め教えて
「ミュンヘン」「ベルリンコンスピラシー」
当たりは読んだんだけど
867 :
名無しのオプ:2013/11/02(土) 12:17:20.50 ID:DtViPkLi
代表作ってやっぱりエニグマ奇襲司令じゃね?
868 :
名無しのオプ:2013/11/02(土) 13:36:30.95 ID:26xbXJ4a
いやー、「パンドラ抹殺文書」だろう
百舌のほうは目盛りふたつ分くらいハズれた配役ですね
西島は甘すぎ、香川は印象が神経質すぎ、真木はちょっとヨゴれすぎ
中井貴一、布施博、水野美紀のほうがまだ納得できる
ミキ○ルーンには異論もあろうが
869 :
名無しのオプ:2013/11/02(土) 14:47:05.42 ID:de0YBxgc
ジェームズ・ロリンズってどう?
870 :
名無しのオプ:2013/11/02(土) 15:06:43.21 ID:/KyYzcj0
真木のエロシーンには期待している
871 :
名無しのオプ:2013/11/03(日) 13:45:52.07 ID:Mz88ZxZj
「百舌〜」はそもそも監督が海猿の時点でアウト。
872 :
名無しのオプ:2013/11/03(日) 14:24:08.83 ID:wKNzNjeW
ドラマ撮る日本の監督でセーフの人がほとんど思いつかない
堤幸彦が別物に仕上げたら楽しそうってくらいだ
873 :
名無しのオプ:2013/11/05(火) 19:40:10.93 ID:nBYlk7WL
>>857 ついでにハーレクインから出てた続編(敵がテロ組織)や
派生シリーズ(「抹殺部隊」の生き残りがテロリストハンターになるヤツ)にも
手出してくれ。
874 :
名無しのオプ:2013/11/05(火) 20:41:26.48 ID:MYPJzbru
「笑う警官」の新訳が出てるぞ。
以前のは紛い物だったらしい。
875 :
874:2013/11/05(火) 22:56:51.23 ID:MYPJzbru
876 :
名無しのオプ:2013/11/05(火) 23:09:12.18 ID:NceBf50F
黒岩涙香みたいに勝手に自分でお話を入れてしまう翻訳者問題か!
877 :
名無しのオプ:2013/11/06(水) 00:30:52.07 ID:Ol6XQDxG
878 :
名無しのオプ:2013/11/06(水) 02:23:57.44 ID:2K4+ZCQK
ベックシリーズが大好きで、なかでも「笑う警官」は3〜4年おきに読み返すぐらいの俺にとっては
至高の警察小説であって、書店で新訳版を見かけても鼻で笑っていたのだが・・・・
そういうことだったのね。
新訳版順次刊行予定ってあるけど全部出してくれるのかな?
とりあえず明日書店に行ってくる!
・・・でもオレ、どうしても高見浩版を超える訳があるとは思えないんだ・・・・
879 :
名無しのオプ:2013/11/06(水) 03:18:10.68 ID:9vAcER5D
だから、元の本がおかしなものだったんだよw
880 :
名無しのオプ:2013/11/06(水) 05:44:22.43 ID:/WIw2xdu
>>875 どういう理由でプティングのくだりを省いたんだろうw
881 :
名無しのオプ:2013/11/06(水) 07:30:14.41 ID:ylJfWgk8
アメリカにブラックプディングなんかないのさ
豚の血を固めたゼラチンだよ
882 :
名無しのオプ:2013/11/06(水) 22:18:55.13 ID:0QLVoJch
スウェーデンでは、普通のライスプディングが「リーサラマルタ」で
アーモンド入りが「リーサラマン」というらしい
アメリカにはないのから削ったかと思いきや、アメリカ人も普通にライスプディング食うみたいだな
883 :
名無しのオプ:2013/11/06(水) 22:35:07.06 ID:9vAcER5D
しかし、角川は全く宣伝してないな。
続刊とか怪しいもんだw
884 :
名無しのオプ:2013/11/06(水) 23:30:49.50 ID:ui8yIm8Q
885 :
名無しのオプ:2013/11/08(金) 03:23:32.34 ID:jYV7Zxk3
角川は「悪党パーカー」きちんと復刊しろよ・・・
886 :
名無しのオプ:2013/11/08(金) 03:32:51.98 ID:jYV7Zxk3
>>884 後、何故かハヤカワポケミスから一作だけ出てる
「死刑執行人 マイアミの虐殺」もお忘れなく。
887 :
名無しのオプ:2013/11/09(土) 01:40:04.48 ID:Ja4lqQdc
ジェラルド・シーモア初めて読んだ
なかなかサラリと読めて良かったぜ
888 :
名無しのオプ:2013/11/10(日) 09:02:28.41 ID:Vd4Lyyw/
おお シーモアいいよな
TV報道記者だから文章は必要にして簡潔
IRA(暗殺者のゲーム テロリストの荒野)やマフィア(囮)といった
非対称側の諜報活動もちゃんとおさえて描写している
スティンガーを撃てば赤外線追尾で跡は自動的に撃墜してくれると思っていた
アフガン戦争のヘリコプター狩りも
「攻撃ヘリ・ハインドを撃て」(1987)では一世代前の携帯ミサイルをもつゲリラの小隊と
ハインドの小隊が索敵 囮 上空警戒 側面の不意打ちのさまざまな組み合わせで
戦うさまが面白かったわ
889 :
名無しのオプ:2013/11/10(日) 14:47:07.12 ID:8PhKsSAj
「一弾で倒せ!」
然程期待してなかったが面白かった。
素人復讐モノだから
リテルの「ザ・アマチュア」と少しダブったけど。
890 :
名無しのオプ:2013/11/10(日) 20:22:59.54 ID:j//hiWuD
シーモア好きな人がいて嬉しい
未訳の本がいっぱいあるんだよなあ どこか訳してくんないかなあ
891 :
名無しのオプ:2013/11/20(水) 20:44:57.12 ID:X7UYo+24
『KGBから来た男』まだ途中
アクションでもエスピオナージュでもなく、ハードボイルドな探偵ものだったぜ
892 :
名無しのオプ:2013/11/20(水) 21:13:13.26 ID:X7UYo+24
またageてしまった…
ごめんなさい
893 :
名無しのオプ:2013/11/22(金) 19:28:28.70 ID:Hh9kSoM3
今年でたスパイものだとレッド・スパローがよかったよ
次点で甦るスパイかな?
あと今月末にコードネームを忘れた男(僕を忘れたスパイの二作目)が出るから楽しみ
ドラモンド父ちゃんかっこいいよ
894 :
名無しのオプ:2013/11/23(土) 00:09:01.36 ID:KLR1Zn7t
>>893 おすすめうれしい
どっちも積んでるから期待が膨らむよ
895 :
名無しのオプ:2013/11/23(土) 09:29:04.24 ID:GGHkDSvt
あと今年あったのだとツーリストの2作目?
スタインハウアーは東欧の警察のやつのほうが好みだなー
896 :
名無しのオプ:2013/11/23(土) 20:22:06.38 ID:IDIPHlU7
本当何で続きが出ないのかわからん>極限捜査
そんなにまで売れなかったのか?
カーリイより売れただろう?
897 :
名無しのオプ:2013/11/24(日) 07:53:01.30 ID:XX7uTMYE
>>896 文春の中の方いわく、売れてなかったわけではないんだけど無茶苦茶売れたわけでもないらしい
個人的にはキングやらディーヴァーなんぞよりスタインハウアーとかブレイクの続き読みたい
898 :
名無しのオプ:2013/11/24(日) 15:17:46.60 ID:E6lc9TFJ
>>897 文春はもういいわ。続きはスタインハウアー絡みで早川が
出してくれればいいんだけど、他社の食い散らしを引き継ぐのは
プライドが許さないんだろうか?こうなったら一作目の「嘆きの橋」の
早川版での仕切り直しからでもいいからとにかく出して欲しいね。
899 :
名無しのオプ:2013/11/24(日) 17:09:57.56 ID:HqrLDavK
文春はスレイドも切ったしな
キングとディーヴァーだけ出してりゃ斯界でデカい面出来ると思ってんじゃねーぞ
900 :
名無しのオプ:2013/11/24(日) 18:39:27.20 ID:/TDR41N0
まーそうは言うけど、出版不況の時代にチョンクォ風雲録最後まで出した版元だぜ?
誰が喜んだのかって聞かれるとちょっと困るけどw
スタインハウアーは腰をすえて紹介してほしいとは思うけどね
901 :
名無しのオプ:2013/11/25(月) 23:09:50.52 ID:hp0/5x7g
東欧で謎の殺人をきっかけに国家の暗部に切り込む民警とか
ダブリンで女房と不仲 同僚の嫉妬その他部内陰謀+
SASやらMI5の介入をかわしつつカソリックとプロテスタントの暗闘を
なんとか和解させようとする市警警部とか好きだわー
902 :
名無しのオプ:2013/11/28(木) 17:13:40.48 ID:Rzr5udlO
カーニックは「ノンストップ!」でストップしてしまった・・・・
面白かったのに。
903 :
名無しのオプ:2013/12/01(日) 15:33:40.25 ID:3LixW/y1
『パーフェクト・ハンター』『ファイナル・ターゲット』の続きはまだかな
楽しみにしてるんだけど
904 :
40:2013/12/01(日) 22:57:13.19 ID:lsYr/qOJ
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | | トム・クランシーの「テロリストの回廊」
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / / 今年は早いぜトムおじさん!毎年ありがとう!
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 +
〈_} ) |
/ ! + 。 + + *
./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
――――――――――――
.: ∬ ::::: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
∧_∧ . |||.: : : ::: : :: ::::::::: ::::::::::::::::ここ数年、年末年始のお楽しみだったトムおじさん、今年で最後なんだよね・・・
ストン /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::せっかく俺のリクエスト通りライアンモノからずれてくれたってのに
||| / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::これが最後だなんて・・・
/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::ウソだといってよ、クランシー・・・
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ
905 :
名無しのオプ:2013/12/02(月) 17:35:51.74 ID:M9tuB/pZ
アメリカで遺作が年末に出るそうだから、ライアンシリーズならもう一作読めるぞ。>クランシー
906 :
名無しのオプ:2013/12/02(月) 20:54:56.21 ID:0GBVn9ln
トム・クランシーに謝罪する会発足(11 Sep. 2001)から・・・14年か?
正直トム すまなかった
907 :
名無しのオプ:2013/12/03(火) 01:47:48.46 ID:HqmRgPV3
トム・クランシーは最初のやつがつまんなくて萎えた。
映画は面白かったが。
908 :
名無しのオプ:2013/12/05(木) 16:57:32.20 ID:kS8ONqqF
『このミス2014』にノーマーク(少なくとも当方的には)の
『レッド・スパロー』(ハヤカワ文庫)が入選したみたいだけど
このスレで読んだ人います?
大どんでん返しがあって、先の読めない展開・構成の
スパイ小説だと即買いなんだが…。
909 :
名無しのオプ:2013/12/05(木) 19:47:46.89 ID:d9REzEPd
今年の早川はスパイものに力を入れていた印象ガール
910 :
名無しのオプ:2013/12/08(日) 13:30:46.10 ID:9mCnvP07
おすすめ教えてください。
・スパイ小説、または冒険小説
・ワクワク・手に汗握る
・適度なメロドラマ(性的なもの限定ではなく男同士の友情描写など)
・考証がおかしい(そんな兵器は存在しない、片手でショットガンぶっ放す)などは気にしないけど物語の細部を飾る何らかの細かい描写があると良い
たとえばクランシーの数ページにわたる武器や兵器の説明などや、物語の舞台の情景描写など。
逆に「現在ターゲットを追ってミランまでたどりついた。」←この一文以降ミランを感じさせる描写は一言もなしみたいなのは×。
911 :
名無しのオプ:2013/12/08(日) 13:31:52.89 ID:9mCnvP07
それとスマイリーのと寒い国からを読んでルカレの他の作品も読みたくなったんだけど現在日本語版で簡単に手に入るのはこの4つだけ?
912 :
名無しのオプ:2013/12/08(日) 17:44:44.77 ID:DK6J0W1x
ル・カレ新刊出してるからその辺は書店にあるだろ(ハードカヴァーだけど)。集英社文庫のナイロビの蜂もまだ手に入るだろ、たぶん
913 :
名無しのオプ:2013/12/09(月) 23:41:41.41 ID:ZUsRRjK+
914 :
名無しのオプ:2013/12/10(火) 00:17:04.74 ID:LpXONNHQ
915 :
名無しのオプ:2013/12/10(火) 00:27:16.33 ID:NKBOjc8y
>>910 『影の護衛』
『マキシム少佐の指揮』
『クロッカスの反乱』
『砂漠の標的』
以上、何とか入手して読んでみてくれ
>>913 貴公とは旨い酒が呑めそうだ(俺が下戸じゃなければ)
916 :
名無しのオプ:2013/12/10(火) 01:49:15.88 ID:o2knVY22
もしライアル未読の人だと、マキシム少佐シリーズは酷だろ…
せめて『本番台本』はどうか。
>>910の求めにはすんなり当てはまる気がする。
917 :
名無しのオプ:2013/12/10(火) 11:01:31.53 ID:B7VUKSIK
>>910 デズモンド・バグリイは、武器や道具が関わるシーンに抜群の筆の冴えを見せる作家です。
「高い砦」の廃材から作り出す武器、「マッキントッシュの男」の手を加えたヨット、
「タイトロープ・マン」の泥濘の上を移動するミニ迫撃砲……
「原生林の追撃」の地すべりや、「ハリケーン」の大嵐、「スノータイガー」の雪崩のように、
自然の猛威に描写力が発揮されることもあります。
「ヘンドリックスの遺産」では、私企業の防衛システム攻略といった場面で
臨場感のある活劇が展開します。ワクワク感は戦後の小説ではやはりピカ一。
もう古書店でしか探せない本が多いですが、ぜひご一読を。
918 :
名無しのオプ:2013/12/10(火) 17:42:58.95 ID:RILg1cxm
>>910 スティーヴン・ハンターの作品は大体希望通りだぞ
スパイ・冒険って条件なら『真夜中のデッドリミット』がいいか
919 :
名無しのオプ:2013/12/12(木) 16:19:41.49 ID:4tDT2Cy8
あまり話題に上らない作家なんだが、福田和代の(迎撃せよ)最近文庫化、
(潜航せよ)が面白い、簡単に自衛隊の最新戦闘機が盗まれるなどの
首を傾げる部分があるにせよ、女性とは思われぬ骨太の冒険小説を書く
作家だ。
920 :
名無しのオプ:2013/12/12(木) 22:06:02.51 ID:wo76tNd9
>>916 横だが他人のオススメにケチ付けるのはマナー違反だと思う
過去作のネタバレがあるとかなら別だけどこの場合そういうこともないし
921 :
名無しのオプ:2013/12/12(木) 23:47:35.50 ID:KzAShHxi
別にマナー違反とは思わないなぁ
そのマキシムなんとかは知らないし
何が酷なのかもわからないが
922 :
名無しのオプ:2013/12/13(金) 01:00:43.59 ID:DqDjXVUo
ギャビン・ライアルが出たのに免じて言わせて貰えば
結局 何十回も読み直すのは
「HMSユリシーズ」に「鷲は舞い降りた」だな
またかよ!古典十選はもういいよと言われそうだが
・・・この2冊だけは手放せない
923 :
名無しのオプ:2013/12/13(金) 08:23:07.82 ID:xrF3ZEam
怪我で入院中、鷲は舞い降りたを読んだんだけど、これの何処が面白いのか
さっぱり分からない、読む本が不足していたので、最後まで読む事は読んだんだが
924 :
名無しのオプ:2013/12/13(金) 09:26:10.31 ID:/9zEYDui
>>923 普段から冒険小説が好きなの?
そうじゃないなら
2013年の人が読むならちょっと古い作品を振り返るくらいの感覚が必要かも。
絶賛されてる作品だって、楽しめない人がいるのは普通のことだし。
925 :
923:2013/12/13(金) 15:55:53.39 ID:xrF3ZEam
>>924好きです、高い砦、A10奪還チーム・・、超音速漂流、ボブ・リー・スワガー
物とか、919書いたのも俺ですし。
926 :
名無しのオプ:2013/12/13(金) 16:26:33.30 ID:t6kXCcxY
入院という環境が良くないんじゃないか?
俺もかつてドッサリ古今東西の名作を持ちこんでwktkで入院生活に臨んだけど、
どれもこれもイマイチだった。
そこかしこで「ううぅぅ・・・」「はぁはぁ・・・」言ってたり、看護士や見舞客が始終出入りしている
とこなんかで読書に専念なんかできんわな。
う○この臭いもしてきたりするんだぜw
まぁ個室だったら違ったのかもしれんけど。
927 :
名無しのオプ:2013/12/13(金) 16:57:08.96 ID:TSMrQll7
話は飛ぶがpixvで小説検索すると裏切りのサーカスの801小説がでるわでるわ
コントロールとスマイリーなんて組み合わせ誰得
928 :
923:2013/12/13(金) 18:05:21.21 ID:xrF3ZEam
蛇足ですが、冒険小説ベスト10みたいな企画があると、高い砦を
10位どころか20位内にも入れていない評論家連中が多い、これって
左翼思想の評論家が多く、共産国家が敵役の高い砦がお気に召さない
のでは?と勘ぐっている。
929 :
名無しのオプ:2013/12/13(金) 19:22:35.06 ID:dGfxnAQQ
>>928 「高い砦」は早川の『冒険・スパイ小説ハンドブック』で、
「冒険小説ジャンル」第4位。万人から十分高評価だろ。
それにバグリイは名作が多いから、自分もベストを選ぶのを迷う。
ヒギンズはストーリーより人物造形で読ませる作家だから
登場人物に共感できなければ面白くないのかも。
930 :
名無しのオプ:2013/12/13(金) 20:44:31.24 ID:/9zEYDui
入院中ということであれば、
優しい看護師さんに……って読み物が楽しめるんじゃないかw。
作品の中でボコボコにされてる登場人物を前に、
「わし、いま大事にされとるのぅ」ってのはどうなのかしら、なーんてね。
931 :
名無しのオプ:2013/12/13(金) 21:19:00.17 ID:K9vz3w1w
うわぁ、童貞ウゼッ
932 :
名無しのオプ:2013/12/13(金) 22:49:36.75 ID:qr+/89wO
『レッドスパロー』やっと下巻
最初は嫌な予感がしてた
スパイ版ロミオとジュリエットになりそうで
今のところ、さりげないトレードクラフト描写や、現場で荒事バッチコイなスーパースパイではないケースオフィサーぶりに満足
最上級モールをあぶり出すための欺瞞がどこかにあるはずだと、予想しながらじっくり読んでる
あとレッドスパローは『このミス』海外部門にランクインしていなかった気がする
>>908が正しくて、おれが見落としたのかな
933 :
名無しのオプ:2013/12/14(土) 15:43:28.44 ID:svd4xqyO
マーク・グリーニー『暗殺者の鎮魂』
南米麻薬ネタが好きな人なら楽しめるだろうけど、『犬の力』の世界観が苦手な人にはちょっとダメかも。
もう死ね死ね団大活躍って感じ。
印象的なヒロインが毎回登場するけど、今回のヒロインの選択にはちょっと驚いた。
現代女性なのになぁ、って感じで。
934 :
名無しのオプ:2013/12/14(土) 16:32:32.12 ID:sX77dHW0
暗殺者の鎮魂は、前作前々作に比べると面白さが落ちる。
935 :
910911:2013/12/14(土) 20:54:39.17 ID:tgl0hlkg
たくさん挙げていただきどうもです。ほとんど古本屋めぐりしないと見つからないのっぽいですね?
ライアルって深夜プラスの作者ですよね。それは読んだことある。マキシム少佐云々はシリーズもので最初から読まないと楽しめない系ってことかしら?
タイトルから拳銃を持つヴィーナスにすごい惹かれます。
936 :
名無しのオプ:2013/12/14(土) 22:55:08.58 ID:tRSeKC+/
拳銃を持つヴィーナスはライアル物としては隠れた傑作だと思う。いや、隠してるつもりはないんだろうけど
ライアルっつぅととかく+1だのゲームだのを神聖視する向きが多いけど、ほかにも面白いものがイクラもあ
るんだぞと思う
ただ個人的には、マクシム少佐物は別名義で出したほうが、原理主義者どもが騒がなくてよかったのかな
ぁとおもうんだ
937 :
名無しのオプ:2013/12/14(土) 23:58:39.03 ID:IhA4fIyd
>>933 >『犬の力』の世界観が苦手な人にはちょっとダメかも。
いや単に「犬」と世界観は一緒でもグレイマンは血肉が通っていないからダメなんだよ。
「犬」はウインズロウというフィルターを通した虚実のディテールを積み重ねて世界観が
構築されているのに対し、グレイマンは単に資料からのコピペを張り付けただけって
かんじ。カルテルボスのキャラでも「犬」のアダンが極悪人でありながら
喜怒哀楽を備えた等身大の人間の厚みを持ってるのに、グレイマンのボスは単に
悪党としての記号を羅列した集合体に過ぎないんだよな。
938 :
名無しのオプ:2013/12/15(日) 02:13:43.94 ID:b2UmpZXx
ハンターの新作、なかなかよい評判を耳にするがどうよ?
939 :
名無しのオプ:2013/12/15(日) 09:59:50.79 ID:rXNMoO7z
>>938 うちの近所、ちょい田舎なので新刊の入荷もワンセットだけなんだ
このまえハンターの新刊買いに行ったら、上巻だけ売れてて、
「上下巻の上巻だけ買う奴なんなの? ハゲればいいのに」って思ってたら、
四日後くらいに下巻も売れてた 面白かったんじゃないかなw
940 :
名無しのオプ:2013/12/15(日) 11:40:10.42 ID:b2UmpZXx
リアルな話ありがとう。
俺も似た経験あるわー。
近所の小さな書店だけど、中学の頃、
店長のオススメとあった、
ウッズの警察署長の上巻のみ買ったんよ。
そしたら、アホみたいに面白くて、
翌日下巻買いに行ったら、
無口な店長がすごくニコニコしてた。
941 :
名無しのオプ:2013/12/15(日) 11:53:21.76 ID:k13y6fDB
942 :
名無しのオプ:2013/12/15(日) 14:23:58.83 ID:rXNMoO7z
そうか? おれ警察署長読んだことあるから気持ちわかる
それに店長萌えw
943 :
名無しのオプ:2013/12/15(日) 14:33:17.40 ID:z6g+BkyH
>>935 残念名がら、ハヤカワのライアル文庫は深夜プラス1を除いて絶版。
拳銃を持つビーナスは、
>>936の言う通り、探してでも読む価値があると思う。幸運を。
マクシム少佐シリーズは、以前の作品を読んでからの方が、より楽しめると思う。
どうもあれは、直球の冒険小説じゃないような気がするんでね。
944 :
名無しのオプ:2013/12/15(日) 20:06:37.41 ID:k13y6fDB
945 :
名無しのオプ:2013/12/15(日) 20:45:55.18 ID:6ct3mutB
チャールズ・カミング「ケンブリッジ・シックス」(2011)やっと読み始めたよ
紅茶でなく珈琲やマクドナルド、i−podと有色人種に溢れた現代のロンドンなんて
馴染めぬかな思ったけど出だしはなかなか面白そう
ロバート・ハリス「ゴーストライター」もそうだけど
焦って筋だけ追いかけても仕方ない
雰囲気を楽しんでいる
946 :
名無しのオプ:2013/12/18(水) 00:16:03.34 ID:+xjWBgsC
ケンブリッジ・シックス読了 図らずもRハリス(ネタばれ)の名前を挙げたのは何たる偶然かというのが感想
1930年代ケンブリッジでロシアにリクルートされた英国上流階級子弟3人が
50年代いくつかの売国事件を引き起こし
1979年には第四の男がいたというアンドリュー・ボイル「裏切りの季節」がサッチャー首相のD通告を受けて一時封印
その後5人目の男がGCHQにいたと世間に知れて じゃあ6人目がいてもおかしくないというのが本書
ロシア崩壊後の情報公開と それなしでもかなりの深層にたどり着いた丹念な英国情報部史家の研究を元に
6人目の男がどんなやつかを想像を交えて まあアリなんじゃね?と中盤まで読書を納得させる佳作
中盤以降は・・・ナチの残党と同年輩のケンブリッジファイブ残党が ポスト911後の世界にどのようにかかわるか?
を敷衍すると(正直 世代交代で関るわけがない)、小説ラストで提示される<第二のラスト>が
面白いけどまあナシだろうなってのが本書
作中ロバートハリス唯一のトンでもスリラー小説「アルハンゲリスクの亡霊」が1行出てくるけど
作者自身 出版エージェントあたりから示唆された無理な売れ線ストーリーに照れがあり
その名を出したのかと勘ぐる位 実力あるのに中盤で切れば傑作のスパイ小説
ただTVドラマMI5でも提示される21世紀の諜報技術描写は地味によかった
947 :
名無しのオプ:2013/12/18(水) 00:44:56.87 ID:+xjWBgsC
ちなみにロバート・ハリスはクリス・ペプラーとかモーリー・ロバートソンとかとならぶ
ラジオDJじゃなくケンブリッジ〜BBC出身の英国報道記者
1981年に西独シュテルン誌に持ち込まれた「ヒトラー日記」の真偽をめぐる騒動を描いたノンフィクション
「ヒトラー日記に踊らされた人々」(朝日新聞社)
ナチス勝利から19年目 ヒトラー生誕75周年を祝う大ゲルマニアを舞台に謎の殺人事件を追うIFノベル
「ファーザーランド」(文芸春秋)
ブレッチリーパークでの暗号解読者たちの生活描写を軸に1943年対Uボート暗号戦を描く
「暗号機エニグマの謎を追え」(新潮文庫)
ブレアをモデルに前英国首相の自伝を書くゴーストライターの周辺に起こる不気味な死の連続
「ゴーストライター」(文芸春秋)
いずれも映像化 映画化されているからケンブリッジ〜BBCのコネにも見合う傑作群
映画化や広告料ほしさにガソリンSS経営者や永遠の零戦戦記寄せ集めを書かせる
広告代理店仕込みの放送作家とはレベルが違う
948 :
名無しのオプ:2013/12/19(木) 14:32:10.14 ID:NZPQMT3Y
とりあえず読みもせず百田叩いとけみたいな風潮に安易に乗っかるような奴の言うことなど聞く価値はない
949 :
名無しのオプ:2013/12/19(木) 18:02:55.39 ID:HRZsP2Ao
>>932 『レッド・スパロー』ランクインの件ですが
『このミス2014』スレのガセネタに乗じてしまいました。スミマセン。
(なんだかんだ言って米版Amazonでも好評価なので結局購入しましたが。)
『このミス2014』では法月綸太郎先生が「復刊希望ミステリー」の第一位に
リテルの『ルウィンターの亡命』を挙げていたのに「おッ」と思いましたが。
(新本格派でありながら、デイトンとかが好きな人なので当然と言えば当然
とは言え、何か嬉しい。)
950 :
名無しのオプ:2013/12/19(木) 19:51:11.01 ID:mZ+pyuVO
ルウィンターの亡命つまらなかった
リテルならスリーパーにシグナルをおくれが面白かった
951 :
名無しのオプ:2013/12/19(木) 22:01:18.97 ID:X7ihM80h
迷い込んだスパイに一票
952 :
名無しのオプ:2013/12/19(木) 22:21:48.23 ID:vAUyC66E
>とりあえず読みもせず百田叩いとけみたいな風潮に安易に乗っかるような奴の言うことなど聞く価値はない
エンリコ・マッティやポール・ゲッティの台頭をひたすら黙殺してシェル石油とOPECの死闘を描い「オイルパワー」や
「ザナック伝」や「LIFE社版英国本土防空戦」で永遠の名機ゼロ戦の驚異的な航続距離に言及したレナード・モズレーのことを
いっている場合もあるんじゃね?
つうか百田さんとやらに失礼だなきみはw
953 :
名無しのオプ:2013/12/20(金) 02:56:16.71 ID:LWN+RopT
954 :
名無しのオプ:2013/12/20(金) 10:02:01.54 ID:+4h+3bwc
>>948 読んでないから叩こうにも叩けないんだけど、百田って面白いの?
本屋行くと売れてるというのは分かるけど、敢えて手を出そうと
思うわせるほどにはそそられないんだよな。
955 :
名無しのオプ:2013/12/20(金) 10:15:39.19 ID:LWN+RopT
>>954 「海賊とよばれた男」はまあまあ面白かった。
文章が平易で読みやすい。
ただ悪く言えば奥行きがなく薄っぺらいとも。
無理して手を伸ばすほどではないよ。
956 :
名無しのオプ:2013/12/20(金) 17:41:58.00 ID:YObARjb6
ミリタリーに多少なりとも知識があるなら『永遠の0』は読まんほうがいいな。
古臭くて浅い内容の太平洋戦争の戦史に、安っぽい搭乗員のお話をくっつけただけだから。
零戦が出てくる冒険小説なら『ベルリン飛行指令』でも読んだほうがいい。
957 :
名無しのオプ:2013/12/20(金) 21:24:12.16 ID:IgKK55IP
戦時中 零戦45型に乗ってマリアナレイテ沖海戦で戦った
撃墜王の爺さんの話では永遠のゼロはすごい
リアリティのある奥行きの深い話で
信頼に値すると
泣きながら説教食らったよ
女子高生とドラッカーのときも喚いていたな
958 :
名無しのオプ:2013/12/20(金) 22:23:21.14 ID:YObARjb6
ああ、栄99型エンジンを積んで時速700kmを出して米軍に恐れられた零戦45型ね。
爺さん、70代だろ
959 :
名無しのオプ:2013/12/20(金) 23:09:31.46 ID:l2kD8sgR
960 :
名無しのオプ:2013/12/21(土) 01:08:25.15 ID:4Wkh5QxM
その人逃げたよ
961 :
名無しのオプ:2013/12/21(土) 11:00:23.53 ID:Mv983Ukb
永遠のゼロは知人が貸してきたので読んでみたが、まるで期待してなかったせいか意外と楽しめた。
期待して読むと結構がっかりかもしれんが。
キャラクター造形は確かに薄っぺらい感じはしたなあ。現代編(?)の新聞記者とかあんまりな感じ。
962 :
名無しのオプ:2013/12/21(土) 12:46:20.20 ID:TGrfX8KZ
まあ百田の名前だして叩くないい出した人の意見も欲しいね
誰彼構わず噛みつきたい鬱屈ぶりがすこしいいねW
963 :
名無しのオプ:2013/12/21(土) 13:20:36.59 ID:bhbNpxNq
ツーリスト読み始めたが、ド三流の老害カス訳者のせいで苦痛だ
964 :
名無しのオプ:2013/12/21(土) 17:00:30.34 ID:e80b17Nd
ソ連側から書かれた軍事小説ってある?
965 :
名無しのオプ:2013/12/21(土) 18:33:57.31 ID:o7OlDd21
共産圏の人が書いた007が敵役の小説ならあったな、と調べたら、
ありました「007は三度死ぬ」アンドレイ・グシャリキ。
ただし固有名詞は出てこなくて、コードナンバーも07だったもよう。
「ソ連側の人が書いた軍事もの」であることがご質問の最大の眼目だと思うので、
あまり意味はないのですが、フォーサイスの「悪魔の選択」って「ソ連が仕掛ける」動きを
描いているから、そういう気分は味わえるかも。
あと、これまた関係ないけど、検索してるときに「伊藤計劃:第弐位相」の「敵はいつだっている」
の文章を見つけて、感慨に浸ってしまった。この人の本は世間での評判ほど自分は入れこめなかったんだけど、
「冷戦が崩壊して敵が作りにくくなった」論調に疑問を呈する実作者の思考が失われたことは、
たしかに大きな喪失といっていいような気がする。
966 :
名無しのオプ:2013/12/21(土) 20:07:58.48 ID:e80b17Nd
「悪魔の選択」おもしろそうですね
読むリストに入れておきます
967 :
名無しのオプ:2013/12/21(土) 23:15:13.99 ID:mex94cTl
>>961 あの新聞記者はテンプレというかハンコ絵というか、ずいぶんな描写だったよな。
968 :
名無しのオプ:2013/12/22(日) 20:59:35.27 ID:k+r2somj
『悪魔の選択』読んだ時「これって田中光二の『爆発の臨界』が
元ネタでは?」(『東京湾炎上』のタイトルで映画化された)と
思ったのもいまは懐かしい…。
ラストは主人公だけでなく私も笑ったなぁw
これから読む人が羨ましい。
969 :
名無しのオプ:2013/12/22(日) 21:41:40.91 ID:s6SrcGEP
爆発の臨界の劇画化で
円谷プロ勤務の叔父さんが60年代末
渡米して砂漠のスタジオで何か撮影していたけど
アポロ計画終了後 薬物で記憶消されて廃人同様で帰国
ニクソン退陣の頃ひき逃げにあって死んじゃったってエピソード(元ネタ)が好きで
まんまSF板で昔書き込んだら副島隆彦先生にですね・・・
970 :
名無しのオプ:2013/12/22(日) 23:49:26.92 ID:6R/oHCPQ
ナチの特殊部隊がムッソリーニを山荘から救出したエピソードをテーマにした冒険小説てないの?
971 :
名無しのオプ:2013/12/23(月) 00:43:06.31 ID:3RwKPgWc
北壁の死闘がチョットかする
972 :
名無しのオプ:2013/12/23(月) 22:25:04.46 ID:8wkgYNlB
そろそろ次スレの季節ですね
973 :
名無しのオプ:2013/12/24(火) 21:14:52.50 ID:4TSSeNon
カラシニコフさんがお亡くなりになったそうです。
94歳。
合掌。
974 :
名無しのオプ:2013/12/28(土) 22:22:33.57 ID:OqXNHv2+
久々に納屋にしまってあるAKでも手入れしてやるか。
975 :
名無しのオプ:2013/12/30(月) 17:57:20.73 ID:Luw9qDLf
お巡りさんこの人です
976 :
名無しのオプ:2013/12/31(火) 02:50:56.88 ID:jCxSihED
977 :
名無しのオプ:2013/12/31(火) 20:41:32.15 ID:3XX+v7/D
・・・すまん、AKBの間違いだった。今年最後の夜はどの娘を手入れしてやっかな。
978 :
名無しのオプ:2013/12/31(火) 21:10:21.76 ID:rJq/0nf2
まさかそんなベタなオチだったとは・・・
979 :
名無しのオプ:2014/01/01(水) 12:09:43.88 ID:5dXYghH8
プリンス・マルコシリーズの作者ジェラール・ド・ヴィリエが膵臓癌で死去
83歳
ソースはHHM
980 :
名無しのオプ:2014/01/01(水) 21:58:25.06 ID:HxPYhFt+
981 :
名無しのオプ:2014/01/02(木) 23:15:21.22 ID:Sc5FBudR
落ちる
982 :
名無しのオプ:2014/01/03(金) 18:51:20.82 ID:3Fs9bhlP
誰よりも狙われた男
ジョン・ル・カレ(著)
2,310円 刊行日2013/12/06
大型映画化。スパイ小説の巨匠が描くテロとの戦いの苛烈な諜報戦。一人の若者がドイツに密入国した時、女性弁護士、銀行経営者、そして諜報員たちの運命が大きく変わる!
983 :
名無しのオプ:2014/01/03(金) 18:55:59.26 ID:3Fs9bhlP
ミステリマガジン2014年2月号 刊行日:2013/12/25
〇作家特集ジョン・ル・カレ
短篇
「誰よりも狙われた男(一部抜粋)」ジョン・ル・カレ 加賀山卓朗訳
一人の若者の密入国により苛烈な諜報戦が幕を開ける。最新刊を一部掲載。
「ジョージ・スマイリーの帰宅」ジョン・ル・カレ 村上博基訳
初老の英国秘密情報部員スマイリーの活躍を描いたドラマ脚本登場!
「ものいわぬ王」ジョン・ル・カレ 村上博基訳
幼くして王位について無口な少年王を描いた戦争と平和の寓話。
資料と研究
エッセイ 加賀山卓朗、月村了衛、黒原敏行
『誰よりも狙われた男』レビュー 古山裕樹、宇田川拓也
ル・カレ、畏れるなかれ 吉野仁
ジョン・ル・カレに関するマニアック読本 小山正、松坂健
984 :
名無しのオプ:2014/01/03(金) 20:31:46.06 ID:DqB5jUXe
あらら 買うしかないな
Mマガジンなんて大昔 ル・カレ自身がフィルビーついて断罪したエッセイが載ったとき
買ったきりだ
985 :
名無しのオプ:2014/01/04(土) 15:41:54.13 ID:+3TKgYOL
俺も最後にミステリマガジン買ったのいつだったか忘れたわ
昔は毎月楽しみだったけど・・・
近所の図書館に置いてるからちょくちょく読んではいるが
986 :
名無しのオプ:2014/01/05(日) 22:37:20.73 ID:1bXunOUI
忍者活劇の「咎忍」
山田風太郎+Xメンみたいなノリだが、
全編アクションで飽きさせないのはなかなか。
987 :
名無しのオプ:2014/01/07(火) 00:14:10.92 ID:w3jKjXTS
次スレ立てに行ってきます。
988 :
名無しのオプ:2014/01/07(火) 00:17:41.54 ID:w3jKjXTS
989 :
名無しのオプ:2014/01/07(火) 17:23:17.19 ID:sMqy9ElV
スレ立て乙です。
990 :
名無しのオプ:2014/01/22(水) 21:40:48.47 ID:HCbmX663
埋めついでに
『サトリ』まだ上巻
シブミがマイベスト・スリラー小説のおれがようやく手を出した
悪くない、ウィンズロウのシブミへの愛を感じる
しかし裸-殺が空手っぽい武術なのが残念
話の展開はいいけど、やっぱり詩情と言うか間が現代的なテンポで別物感がある
991 :
名無しのオプ:2014/01/23(木) 01:19:53.68 ID:YHiFQqHq
サトリはちょっと小さく収まりすぎたかな
992 :
名無しのオプ:2014/01/23(木) 11:23:12.64 ID:LkfobXSO
自作はユトリか
993 :
名無しのオプ:2014/01/23(木) 22:19:25.95 ID:OBX0iYpG
『サトリ』は笑いどころが分からなかった
994 :
名無しのオプ:2014/01/28(火) 14:50:22.23 ID:uuAzTvDV
埋め
995 :
名無しのオプ:2014/01/30(木) 11:27:11.92 ID:mbz5c8FJ
埋め
996 :
名無しのオプ:2014/02/01(土) 16:47:34.15 ID:tlZ2rXDU
埋め
997 :
名無しのオプ:2014/02/01(土) 20:37:14.07 ID:VjBbaewN
うめぇ
998 :
名無しのオプ:2014/02/02(日) 02:48:46.25 ID:KplJ4fZM
うめ
999 :
名無しのオプ:2014/02/03(月) 00:44:57.19 ID:6R5s+KM5
うめ
1000 :
名無しのオプ:2014/02/03(月) 00:52:12.66 ID:6R5s+KM5
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