横溝正史 其の二十

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66書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
「橘外男ワンダーランド 満州放浪篇」という本に収録された「麻袋の行列」という作品に
作者の見聞にもとづくと思われるロシア兵に暴行された日本人女子の様が描かれているが、
作者自身が男には内在するであろう女好き・レイプ願望は認めながらも、
「そこまでするか・・・」と唖然・呆然とするシーンがある。
なにしろ、立って歩けなくなる程に、○ま○こグジャグジャになるまで・・・
ある著名な作家の母親もロシア兵から暴行を受け死ぬまでその激しいトラウマに悩まされていた
とか。(今ではその作家自身が告白している)
とにかくロシア兵のレイプは凄まじいものがあるらしいのだ。

>本陣の価値観は当時の横溝正史の価値観であって
だろうね。金田一に動機面への批判はさせていないし、淡々と謎解きさせているのを見ても、
当時は十分に動機足り得ると作者が考えていたのがわかる。

ところで、読書仮面よ、
獄門島の見立て殺人の必然性に関してもコメントして欲しい。

>>61-62と大乱歩等も指摘している点なのだが、動機・犯行方法等に渡って全てを合理的に
説明出来ない点において、名作「獄門島」は「疵」が存する作品と言えなくもない。