1 :
名無しのオプ:
2 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 10:28:01 ID:g8kOJU3o
忍法帖シリーズ簡易ガイド
◎入手容易 △厳しい ×不可能、図書館へどうぞ
◎甲賀忍法帖 講談社文庫 角川文庫
◎江戸忍法帖 講談社文庫
◎飛騨忍法帖(軍艦忍法帖) 文春ネスコ
◎くノ一忍法帖 講談社文庫、角川文庫
◎忍者月影抄 河出文庫
◎外道忍法帖 河出文庫
◎忍法忠臣蔵 講談社文庫
◎信玄忍法帖 河出文庫
◎風来忍法帖 講談社文庫
◎柳生忍法帖 講談社文庫 角川文庫
◎伊賀忍法帖 講談社文庫 角川文庫
◎忍法八犬伝 講談社文庫
×忍法相伝73 講談社(絶版)文庫未収録
◎自来也忍法帖 文春ネスコ
◎魔界転生 講談社文庫 角川文庫
◎魔天忍法帖 徳間文庫
△忍びの卍 講談社ノベルス(品切れ)
◎忍法剣士伝 角川文庫
△笑い陰陽師 講談社ノベルス(品切れ)
△銀河忍法帖 講談社ノベルス(品切れ)
×秘戯書争奪 角川文庫絶版
△忍法封印いま破る 講談社ノベルス(品切れ)
×忍者黒白草紙 角川文庫絶版
△海鳴り忍法帖 講談社ノベルス(品切れ)
×忍法双頭の鷲(妖の忍法帖) 角川文庫絶版
◎忍法創世記 出版芸術社
3 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 10:28:24 ID:g8kOJU3o
短篇集
◎かげろう忍法帖 講談社文庫
◎野ざらし忍法帖 講談社文庫
◎忍法関ヶ原 講談社文庫
×忍法関ヶ原 文春文庫(講談社文庫とは収録作品が違う)
◎剣鬼喇嘛仏 徳間文庫
◎秀吉妖話帖 集英社文庫
×忍法甲州路 講談社文庫大衆文学館
×忍者枯葉塔九郎 講談社文庫大衆文学館
△剣鬼喇嘛仏 講談社ノベルス(徳間文庫とは収録作品が違う)
△くノ一紅騎兵 講談社ノベルス
×くノ一紅騎兵 角川文庫(絶版 講談社ノベルスとは収録作品が違う)
×伊賀の聴恋器 角川文庫
◎かげろう忍法帖 ちくま文庫(講談社文庫とは収録作品が違う)
◎野ざらし忍法帖 ちくま文庫
◎忍法破倭兵状 ちくま文庫
◎くノ一死にに行く ちくま文庫
◎姦の忍法帖 ちくま文庫
◎忍法関ヶ原 ちくま文庫
◎武蔵忍法旅 ちくま文庫
◎忍法聖千姫 ちくま文庫
◎忍者六道銭 ちくま文庫
◎お庭番地球を回る ちくま文庫
◎剣鬼喇嘛仏 ちくま文庫
4 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 10:28:47 ID:g8kOJU3o
山風自己評価
忍法帖
A―甲賀、くノ一、月影抄、忠臣蔵、信玄、柳生、伊賀、魔界転生、卍、陰陽師
B―江戸、外道、風来、八犬伝、銀河、封印、海鳴り、柳生十兵衛死す
C―軍艦(飛騨)、自来也、魔天、剣士伝、秘戯書争奪、黒白草紙(天保)、
双頭の鷲(妖)、武蔵野水滸伝
P―相伝73
明治もの
地の果の獄のみB、あとはA
時代もの
A―妖異金瓶梅、妖説太閤記、魔群の通過、八犬伝、婆沙羅、室町お伽草紙
B―白波五人帖、叛旗兵、旅人国定龍次
C―妖説忠臣蔵、女人国伝奇、明治かげろう俥(運命の車)、おんな牢秘抄、
修羅維新牢(侍よさらば)
D―いだてん百里
E―御用侠
ミステリ
A―夜よりほかに、太陽黒点
B―十三角関係、誰にも出来る殺人、青春探偵団、棺の中の悦楽
C―厨子家の悪霊、落日殺人事件(短篇集、現在の表題は帰去来〜)、神曲崩壊
ノンフィクション
風眼抄、半身棺桶、死言状、臨終図巻あたりはA、日記と同日同刻は採点不能
5 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 10:29:08 ID:g8kOJU3o
※これから山風作品を読む方への注意
作品のカバー裏のあらすじ紹介には重大なネタバレを含んでいる場合があります
特に、廣済堂文庫ではこの傾向が顕著で、
代表的なものに「太陽黒点」「江戸にいる私」「切腹禁止令」があげられます
また、インターネット書店や個人サイトでのレビューにおいても
同様にネタバレの危険があるので注意をしてください
6 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 10:53:30 ID:g8kOJU3o
前スレ
>>7を見て、テンプレからこの部分を削除しておいた。
※河出文庫から現在絶版の長編忍法帖が続々復刊予定
あの幻の迷作「忍法相伝73」も売り上げ次第で刊行されるかも
7 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 11:46:44 ID:Wm576VT+
8 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 13:52:36 ID:38Cac6D8
9 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 13:58:36 ID:7Jgm/HEY
10 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 14:56:45 ID:4gH9r7N5
みんな風太郎好きなんだな・・・。
俺は金庸の小説から風太郎にはいったよ。
何気なく、古本の甲賀忍法帖を買って読んだら。
面白すぎて、興奮して本破って捨てたよ!!
チェケラッチョ。
みんなは何冊もってるの?
11 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 14:58:48 ID:38Cac6D8
>興奮して本破って捨てたよ!!
ちょwww
12 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 15:09:30 ID:38Cac6D8
あした10時からは時代劇専門チャンネルで特集がはじまるな
13 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 15:53:38 ID:EEyE9avy
14 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 16:21:07 ID:PQPEp2+z
15 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 16:52:44 ID:aFOOJS6Q
581 :名無しのオプ:2008/04/21(月) 14:48:23 ID:syd+rF7J
>>572 まさにその内容の単行本の企画を立てて、某社にプレゼンしているところです。
(「相伝」+光文社文庫以降に見つかった現代ものの短篇)
その中では「袈裟ぎり写真」のテキストだけ入手できずに困っていたのですが
572氏のレスを見て何となく検索したら古書サイトで掲載誌がヒットしました。
半信半疑で注文したけれど、ちゃんと発送メールが来たから大丈夫でしょう。
ありがとうございました!
企画は風太郎単体ではなく、文庫化できない怪作・珍作を小部数の単行本で
刊行するシリーズです。あまり期待しないで、気長にお待ちいただければ。
16 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 16:53:30 ID:aFOOJS6Q
583 :名無しのオプ:2008/04/21(月) 15:26:41 ID:4uESBl7h
>>581 お疲れ様です。
ところで河出文庫で出す予定だった
第一期(信玄・外道・月影抄)以降の長編忍法帖は
どうなるのでしょうか?
585 :名無しのオプ:2008/04/21(月) 16:04:42 ID:syd+rF7J
>>583 できれば講談社文庫と河出文庫で長篇作品をすべて揃えたいところでしたが
河出は期待していたほど売れなかったらしく、打ち止めの気配です。無念。
忍法帖にまだ10冊ほど品切れの長篇がある、といったら、何社かの編集さんが
興味を示してくれているので、なるべく早く、なるべくいい形で再刊に向けて
動きたいと思っています。
あと、筑摩の未刊行エッセイは全3巻の予定でしたが、予想外に原稿が多く
巻数が増えることになりました。
第3巻 わが鎖国論(歴史関連のエッセイ)
第4巻 風山房風呂焚き唄(旅・町・食べ物・本などについてのエッセイ)
ここまでは、ほぼ確定。秋頃刊行の予定で作業を進めています。
さらに身辺雑記に類する随筆がもう1冊分あるので、既刊の売れ行き次第では
第5巻も出せるかも。お買い上げ、宣伝、お近くの図書館へのリクエストなど
応援していただければ幸いです〜。
17 :
名無しのオプ:2008/06/08(日) 23:25:13 ID:QJWv3TBo
18 :
名無しのオプ:2008/06/09(月) 00:01:17 ID:1AgKvXBF
>>1 忍者帷子乙五郎
……忍法忠臣蔵の元ネタらしいが、読んだ人いるのか?
19 :
名無しのオプ:2008/06/09(月) 02:53:44 ID:qHE+TjJ+
ちくまの全集で読んだ
主人公が金太郎みたいな顔のやつになってて
ヒロインの性格がよくなってた
20 :
名無しのオプ:2008/06/11(水) 17:28:40 ID:ocGOXp8t
ネタがないな〜。
21 :
名無しのオプ:2008/06/11(水) 17:52:53 ID:Y56absbY
さいきん山田風太郎先生の著書を読んで
こんなに面白い小説があったのかというのと同時に
山田先生の研究なされた忍者の実態を知るにつけ
私自身忍者になりたいと思うようになったのですが
忍法帖にでてくるような立派な忍者になるためにはどうしたらいいでしょうか
アドバイスをお願いします
22 :
名無しのオプ:2008/06/11(水) 18:05:35 ID:mtZR0eEC
>>21 セックスの時、腰を「の」、「ぬ」、「ふ」を書くように動かしながら、「のぬふ!のぬふ!」
と叫ぶ
これで君も立派な忍者だ
23 :
名無しのオプ:2008/06/11(水) 18:21:40 ID:oosZdNwE
のぬふの文字が、ちくま文庫姦の忍法帖の帯に大きく書いてあったのはいい思い出
24 :
名無しのオプ:2008/06/11(水) 18:25:10 ID:WnjNbNj8
25 :
名無しのオプ:2008/06/11(水) 18:29:48 ID:ucM985YU
アレだ、「水面で右足を出して沈まないうちに左足を(ry」を
マジで実践できるようになったら改めて考えればいいんじゃないか?
山風に出てくる忍者連中は余裕でやるからなアレ…
26 :
名無しのオプ:2008/06/11(水) 19:06:02 ID:ocGOXp8t
バキの烈海王はできてたな。
27 :
名無しのオプ:2008/06/11(水) 20:51:22 ID:qsYWrbqC
まあ、今は片足ねえけどな。
28 :
名無しのオプ:2008/06/12(木) 12:07:11 ID:CJ7HM7MT
浮寝鳥
みんな使える
浮寝鳥
29 :
名無しのオプ:2008/06/13(金) 23:28:50 ID:jk49Edlt
室町少年倶楽部読了。大名作。
しかし絢爛たる山風作品群においては、
屈指の傑作と数えられないことに恐ろしさすら感じた。
30 :
名無しのオプ:2008/06/14(土) 08:24:01 ID:40RJ073i
まだ山風の作品で読んでいないものが何作かあるが、
新刊が出ない今、山風全作品を全て読了してしまってよいものか悩む。
31 :
名無しのオプ:2008/06/14(土) 08:58:40 ID:NqlHPB90
そうして最後の一冊に相伝を取っておくのですね、わかります。
32 :
名無しのオプ:2008/06/14(土) 18:31:50 ID:Bc2F4QvD
>>30 再読しても面白いから大丈夫だって
そんな俺は明治もののほとんどが未読だがw
33 :
名無しのオプ:2008/06/14(土) 22:41:39 ID:edjNBYu3
それはうらやましいな
俺は新鮮な気持ちで再読するためにしばらく山風断ちをしてるところだ
34 :
名無しのオプ:2008/06/14(土) 23:51:03 ID:utF/GObe
引き続いて、婆沙羅読了。大名作。以下省略。
明日は太陽黒点の予定だけど、予定は未定。
35 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 00:41:23 ID:drJF01hL
かなり綺麗な秘戯書争奪を入手した。
集めてばかりなので、未読がたまってきた。
そろそろ読まないとな。
さて、何から読もうかな・・・。(ちょっと嬉しい悩み。)
36 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 00:42:36 ID:e3yOhcEO
秘戯の内容がかなり奇麗なのかと一瞬おもった
37 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 00:57:18 ID:NGkzccEg
ああ、婆沙羅はいい。室町ものの中でも出色の作品だと思う。
38 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 01:15:35 ID:nIiJ8d0u
>>36 それはつまり「きれいなジャイアン」みたいなもんか?w
39 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 01:33:46 ID:DDtTMhhU
./'',! r‐i、 .l''',! .l''',!
.r‐" ¬‐、 | .| ┌'、| .| l゙''jl,,,,,,," ,,,,,,,,,,!
.| .lニニシ |.,,,,,,,,,,,,,! 〈,,,,、 │.|| |l゙ ,! r‐ー" ―‐,
.| .,,,,,,,,..|゙l,,,,,,,,,,,、.,,,,,,l゙ ゙‐'| .|くノ.,,二,,> .lニニ_ .
.| `''''''''゜.| : ,,、 .| | .l''''''゙ `''''''ン,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,丿
.| .广゙,゙l .ヽ'l゙.゙i、 | .| `''''',! l''''''゙.l''''''''''''''''''''i、
`|'" .゙,,,,,, ./ ゙l ゙l│.| 丿 `\│ ニニニフ |
: ゙'"゙゙゙_,i´,,| !-"| .| .丿.,,! .|ヽ,l゙.| .ィ,,,,,,,,,i、 .|
.,,/./.| .| | | ゙l.,/ | .| .| ,,,,,,,,,,,,、.|
..l,゙,,/: ,,,,l゙ | .,-ノ .| ` | | .| .| .,,l゙ .|
: ` .ヽ/ .ヽ-┘ しl゙ l゙,ノ
40 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 02:01:17 ID:TfhWDXWZ
一年くらい前に普通の古本屋で角川文庫の山風を何冊か買ったら
「山風集めてるんですか?面白いですよね」とバイト君に言われた
抱かれてもいいと思ったw
41 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 02:18:31 ID:e3yOhcEO
42 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 02:22:56 ID:NGkzccEg
やまふうと言ったのか、やまかぜと言ったのか。それが問題だ
43 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 06:42:47 ID:mNZNo79w
新版「魔界転生」が公開されている頃、立川の古本屋で山風作品を買ったところ
店員のにいちゃんが「山田風太郎って、魔界転生書いた人ですよね」と話しかけてきた
映画から興味を持ったご新規さんか、と会話に応じていると
「あれって麻生久美子さん、出てますよね」
「クララですね。好配役です」
「そうなんすか?いやぼく彼女のファンで、彼女の出身地の千葉まで行って
卒業アルバム探し出して見てきたんです。可愛かったですよー」
「……」
――おまえなど「時効警察」観てオナニーしてろッ!
44 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 07:50:49 ID:LdBqWmgK
山田プータロー
45 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 10:10:41 ID:gncVk8en
麻生久美子ならそうなるよね。
遠藤久美子なら許すけどね。
46 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 14:10:02 ID:QBM2yhnh
ちょっと俺の討論に答えてほしい、
甲賀忍法帖・・・かなりおもしろかった。
古本屋でたまたま100円で買った本、寝る前にパラパラと読んだ・・。
面白すぎて寝ないで読んだ。
すげーーおもしろいと感動した。そんでネットで山田風太郎のレビューを読み
次は柳生忍法帖を読むことにした。
すげーつまんねーよ。今、上が終りかけ・・・これってどこで面白くなるんだよ。
いい加減にしねーと、ファンやめるぜ!!
47 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 14:15:11 ID:6Z/J0OwC
初代ガンダム前半→司馬遼太郎
初代後半&Z以降→山田風太郎
48 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 14:16:18 ID:9+MHwowc
>>46 他スレならともかく、風太郎スレでそんなことしても、みんな苦笑してスルーするだけだよ
49 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 14:20:51 ID:e3yOhcEO
50 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 14:25:03 ID:CBXmB4Rv
>>46 ネタバレになるから詳しく話せないが、後半はマジで話動かないぜw
だから忍法忠臣蔵か忍者月影抄か忍法八犬伝を読むんだ。
51 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 14:27:35 ID:tqmoUaFn
>>46 いますぐファンをやめるんだ!
1冊面白くない作品読んだぐらいで
ファンをやめるのやめないの言うんだったらやめた方がいい
52 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 14:31:38 ID:e3yOhcEO
正直いうと柳生は後半のほうが見せ場はあるけどそれ以外でだらだらしている
おれもおれ以外に評判のいい銀河忍法帖を読むのが苦痛だったし合う合わないはあるからしかたがない
個人的には
忍法忠臣蔵→主人公が最初と最後いがい影薄い癖に強くてずるい
忍者月影抄→こいつら闘ってばっかじゃん!
でイマイチ
53 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 15:11:47 ID:p3Zu+uHi
柳生、俺もイマイチ乗り切れんかった…。
俺的には、妖説太閤記と妖異金瓶梅が山風真骨頂だったなぁ。
54 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 15:40:41 ID:NRZH1ZJU
忍法忠臣蔵は主人公がむかつく
結局嫉妬でしか動いてねーじゃねーかこいつ
55 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 16:03:08 ID:uF9rYFX7
無明が弓削道兵衛ぐらいの気合で頑張ったら、能登忍者が可哀想過ぎる上に
赤穂浪士全滅のおそれがあるだろ
56 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 16:46:22 ID:gncVk8en
つまんねえ選手権?
やっぱ軍艦と秘書でしょ。
57 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 17:21:27 ID:GHn+4okU
>>46 俺の討論
・・・新鮮な響きだ
横山光輝の「伊賀の影丸」読んでみないか?
いやマジでおすすめするよ
とりあえず、「若葉城」「闇一族」あたりから
58 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 19:44:38 ID:QBM2yhnh
46だ
みんな意見をありがとうございます。
俺はただ批判してるわけじゃないんだ。
甲賀忍法帖が凄すぎたので柳生を読んだ時の失望感が・・・。
なんでこの柳生がAランクなのかさっぱりわからんよ。
みんなのお勧め読んでみるよ。そして俺もりっぱな風太郎ファンになるつもりさ。
59 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 19:46:29 ID:QBM2yhnh
あ・・金庸っていう小説家の本読んでみな。
面白すぎるよ。俺は金庸の小説よんでて・・こいつの小説が日本では風太郎が一番似てるときいたから風太郎読むようになったんだよ。
60 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 21:58:42 ID:8GbXMSpb
来るたびに思うんだが、ここは2チャンとは思えんくらい初心者に優しいスレだなw
61 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 22:09:01 ID:9rdD2AZ6
>>59 やっぱり馳星周が巻末エッセイで、
「彼の小説は読み出すと止まらなくなる、
山田風太郎の小説と同じだ」
とか書いているのか!?
62 :
名無しのオプ:2008/06/15(日) 23:33:25 ID:7b95aRH3
支那では金庸ネタはお約束にすらなってるらしいね
まあ、山風作品は人によって好き嫌いの差があるからなあ
極論だが、それぞれの作品の完成度っていうより、自分に合うかどうか
63 :
名無しのオプ:2008/06/16(月) 00:12:00 ID:y05f70+H
>>60
おまえは死ね馬鹿
64 :
名無しのオプ:2008/06/16(月) 00:18:17 ID:CrCOXRfC
65 :
名無しのオプ:2008/06/16(月) 00:20:19 ID:hU+Jf3GC
そうしてくれるか
>>64。おぬしの死は無駄にはせん。志は我らが継ぐ
66 :
名無しのオプ:2008/06/16(月) 00:26:36 ID:4m3DI/Yq
67 :
名無しのオプ:2008/06/16(月) 00:36:57 ID:+6Dyh9iG
輪をかけて、
いやいや、ここはおれが死のう。
と言わないのがダチョウ倶楽部と山風の違い。
前日、明日は太陽黒点云々とか書きましたが、
結局婆沙羅を再読。これはもう、なんというか…
68 :
名無しのオプ:2008/06/16(月) 03:36:23 ID:XDyun909
>結局婆沙羅を再読。これはもう、なんというか…
気になるじゃないか
「クライマックスでの××シーンをあんなにエロ夢幻チックに描写できるのは山風だけ!」とか?
俺は隆慶先生作品における「かぶき者」や「いくさ人」「道々の者」についての
独特のロマン溢れる筆致には入り込めなかった(作品は好きだけど)が、
『婆沙羅』を読んだ時
中世とは本当にこんな「婆沙羅」や更に得体のしれない魔人どもがひしめきあってた時代なのかもとオモタよ
69 :
名無しのオプ:2008/06/16(月) 03:36:57 ID:CrCOXRfC
いつの間にかちくまの明治小説全集につづいて
広済堂の時代物まで絶版になっている件
メールで需要があると思われるので重版してくださいとかいうのは迷惑だろうか
以上、糸電話で千両箱より
70 :
名無しのオプ:2008/06/16(月) 06:17:23 ID:As0cp8YA
そのうち金ができたら
買おうと思ってたら
絶版だったときあった
あのときはムカついたな
71 :
名無しのオプ:2008/06/16(月) 07:38:48 ID:dgRvN8NA
>>46についたレスはほとんど自演じゃないのか?
普通こんな馬鹿げた書き込みに、いくら風太郎スレの住民といえどもまともに
レスしないだろ?
――とはいえ、ここ一年くらいかな、以前の落ち着いた雰囲気がなくなってきても
いるんだが
72 :
名無しのオプ:2008/06/16(月) 09:14:59 ID:EkVvFj0v
ずっと同じ雰囲気のスレがあったらその方が嫌じゃ
73 :
名無しのオプ:2008/06/16(月) 10:32:02 ID:oGNfVVhV
本は見たら買えが鉄則
「絶版になった=売れないと判断された」なんで
電話しても絶対に重版なんてされんよ
74 :
名無しのオプ:2008/06/16(月) 14:36:03 ID:avzi/XKT
ちくまの明治全集はブックオフとかでも割と
いい状態のがちらほらあるけどな。
75 :
名無しのオプ:2008/06/16(月) 15:57:40 ID:7BaUy0YS
>>69 近所の本屋から広済堂の山風作品が消えてたのに首を傾げてたが、
そんなことになってたのか
76 :
名無しのオプ:2008/06/16(月) 18:21:10 ID:LWHcC7bw
広済堂は、山風が亡くなったときに、近所の書店で平積みになってるのを見て
全巻まとめ買いしたなぁ…
当時は迷ったけど、今思うと正しい判断だったな
追悼フェアで買ったのは、後にも先にもこの1回だけだ
77 :
名無しのオプ:2008/06/16(月) 22:03:46 ID:CrCOXRfC
風太郎は買おうとおもったら書店から消えてるパターンが多い
78 :
名無しのオプ:2008/06/16(月) 22:13:23 ID:hU+Jf3GC
そして買えなかった事を忘れた頃に復刊される
79 :
名無しのオプ:2008/06/17(火) 00:47:20 ID:rtfC+OFd
徳間のな…妖説忠臣蔵を買い損ねてたんだ俺。ウウッ
80 :
名無しのオプ:2008/06/17(火) 08:56:21 ID:mGLAbjdb
>>75 広済堂のは近所の本屋に大量にあったが、楽しみのために少しずつ買っていた
ある日、何となく胸騒ぎがしてその本屋にあった持っていない山風作品をすべて
買い占めた
数日後、その本屋は閉店していた。あの時、オレは神の存在を信じたね
81 :
名無しのオプ:2008/06/17(火) 23:59:03 ID:qfEieTle
…その後晩酌を山風の倍ペースにしたら未だに死刑執行十ヵ月前…
82 :
名無しのオプ:2008/06/18(水) 04:31:27 ID:GnV/wC8D
酒は怖いよ
飲みすぎればな
83 :
名無しのオプ:2008/06/19(木) 12:20:36 ID:V05m9eDy
忍法八犬伝がエロすぎて困る。
通勤電車で読んでいたら勃起してしまった。
周りの人に本を覗き込まれてないか気になるし、
挙動不審で痴漢に間違われたらたまらん。
84 :
名無しのオプ:2008/06/19(木) 12:27:14 ID:EX8hKf4v
たしかに村雨さまのおっぱいシーンはえろい
そして信乃がかわいい
85 :
名無しのオプ:2008/06/19(木) 18:10:33 ID:zdksXwvg
86 :
名無しのオプ:2008/06/19(木) 22:06:36 ID:4EisHu6t
信乃が村雨さまよりも可愛くて困る。
87 :
名無しのオプ:2008/06/20(金) 14:53:19 ID:ILnwHxSe
文化庁の「現代日本文学の翻訳・普及事業」で翻訳される
第五回目の今年の十五冊の中に「八犬傳」がはいったらしい
88 :
名無しのオプ:2008/06/20(金) 15:55:29 ID:J2bcCoNL
おおー、観る目あるねー
俺の中では風太郎のベスト1ですよ
89 :
名無しのオプ:2008/06/20(金) 18:32:41 ID:i1qjLvq1
>>87 外国人が読んでわかるのだろうか?と思ったが、過去に「ドグラ・マグラ」も
対象になっているんだな
90 :
名無しのオプ:2008/06/20(金) 22:44:49 ID:yt93q7tr
今年の風々忌は先生の墓前で行うそうだけど
参加考えてる人いる?
自分は首都圏在住なんで興味しんしんなんだが
91 :
名無しのオプ:2008/06/20(金) 22:54:20 ID:4LU1FLaU
>89
日本人だがドグラマグラはさっぱりわからんしつまらんかった。
92 :
名無しのオプ:2008/06/20(金) 23:25:50 ID:7rtoB75G
CSで『姫君捕物控』を見たんだけど、けっこう良く出来ていて面白い
録画しとくべきだったなぁ
93 :
名無しのオプ:2008/06/20(金) 23:33:23 ID:ILnwHxSe
それにしても若い頃の加賀まり子のかわいさよ。
94 :
名無しのオプ:2008/06/20(金) 23:37:19 ID:pvvFFyid
95 :
名無しのオプ:2008/06/20(金) 23:53:00 ID:DcWNOE8e
>>90 うーん。行かないかもな。あまり騒がしくしてもアレだし。
てかあの人はこっちが一生懸命弔ってる時に、あの世で「バカ」の形に
撒いたパン屑に鳥が群がるのを双眼鏡で観察しそうなイメージがあるぜw
96 :
名無しのオプ:2008/06/21(土) 00:30:32 ID:xn4VMy0A
明治ものの中で、扱う時代が一番後期なのはどの作品?
97 :
名無しのオプ:2008/06/21(土) 01:54:56 ID:xn4VMy0A
大正を舞台にした作品はひとつもなかったんだっけ?
98 :
名無しのオプ:2008/06/21(土) 02:10:23 ID:VMy1yqp5
スマソ
わからん
風ちゃんが生まれた時代・・・
99 :
名無しのオプ:2008/06/21(土) 02:34:29 ID:RqBwQkmw
>>87 八犬伝は手際よくダイジェストされてるし、
化政期の主だった文化人は出てくるし、
北斎さんは海外でもまあ有名だし、
最後盛りあがるし、じつにお得というか、
よい選考だと思う。
100 :
名無しのオプ:2008/06/21(土) 06:30:45 ID:xd61FGug
>>94 あえて言おう
この世でもっともどうでもいいことの一つだ
101 :
名無しのオプ:2008/06/21(土) 07:29:25 ID:74T4KcJi
102 :
名無しのオプ:2008/06/21(土) 09:14:31 ID:bXr/+/ih
>>95 ありがとう。
こっちが勝手に弔いたいだけだから、先生にはパン屑撒いてようが
チーズ肉トロで一杯やってようが好きにしてもらって構わないんだがw
ただ墓前祭という行事が是か否かまだ自分でも判断がつかないんだ。
騒ぐつもりはもちろん無いけど墓の前に集まるだけでも迷惑かもしれんし、
かといって供養祭にあまり参加者少なくてもファンとしては寂しいし……
もう少し考えてみる。
103 :
名無しのオプ:2008/06/21(土) 10:18:14 ID:hgAU/jhZ
>>96 「幻妖 山田風太郎全仕事」に年表が載ってる
明治末期の大逆事件を扱った「四分割秋水伝」が最後
104 :
名無しのオプ:2008/06/21(土) 13:58:24 ID:9xwqL3pp
墓の前に椅子をバカの文字にならべておけばおk
105 :
名無しのオプ:2008/06/21(土) 14:59:22 ID:UnuOOxvm
>>104 そのアイディアなら風太郎も天の上から見てクスッとしてくれそうだw
106 :
名無しのオプ:2008/06/21(土) 17:40:45 ID:K7TO7Oyx
昔そういうニュース無かった?
学校の校庭に教室の椅子だったか机を並べて
9の形に…
107 :
名無しのオプ:2008/06/21(土) 18:12:19 ID:TYS7LtzB
>>106 ある新本格作家のデビュー作で、取り上げられた事件ですね。
108 :
名無しのオプ:2008/06/21(土) 22:59:01 ID:74T4KcJi
ジョン・スミスか
109 :
名無しのオプ:2008/06/22(日) 06:52:49 ID:UnYiTl5d
>>107 「密閉教室」のこと?
あれってその事件をヒントにしてたの?
なんか、違うって話をどっかで読んだけど
110 :
名無しのオプ:2008/06/22(日) 13:10:04 ID:rvLkUzOE
法月綸太郎って忍法帖に出てきそうな名前だな
111 :
名無しのオプ:2008/06/22(日) 13:59:19 ID:nUsaGOh8
法月綸太郎「みよ、出雲流忍法――雪密室!」
112 :
名無しのオプ:2008/06/22(日) 14:28:44 ID:ERZ/uUXL
我孫子武丸「見よ! 忍法かまいたち(御殿)!!」
113 :
名無しのオプ:2008/06/22(日) 19:44:40 ID:u2Uw4YcN
ひさしぶりにここが何板かおもいだした。
114 :
名無しのオプ:2008/06/22(日) 21:31:59 ID:nGg8lMvl
忍法帖の話ばっかだしな
115 :
名無しのオプ:2008/06/23(月) 16:48:23 ID:d4/shPpX
風太郎と言えば忍法帖というのは常識だからな
それに比べて十三角関係なんて読んだ人は限られてる
116 :
名無しのオプ:2008/06/23(月) 17:26:04 ID:5c5hNuHq
デビュー作の達磨峠の事件を最近やっと読んだんだが、確かに噂どおり、
風太郎とは思えないフツーの話だねこりゃ。
乱歩や正史が「あの風太郎が化けるとは」って驚いたのもわかる気がする。
でも、眼中の悪魔とか虚像淫楽とか厨子家の悪霊とか、1〜2年もしたら、
すぐに普通じゃなくなったんだよなw
その間、このままじゃダメだって試行錯誤してて、ある時「これだ!」って、
開眼した瞬間があったんだろうか?
117 :
名無しのオプ:2008/06/23(月) 17:32:23 ID:xjhQr2hr
ミステリーに行き詰まりを感じて、金瓶梅読んだのを
きっかけに「妖異金瓶梅」を書いて、そこから忍法帳に
つながったってのは有名だわな。ミステリーでは意外な
ラストを構築することに行き詰まりを感じてたらしいが。
118 :
名無しのオプ:2008/06/24(火) 03:38:33 ID:Fa4muLum
SMを動機に取り込むとか、人を操って自分では手をくださない悪人とか、
そういうネタを使っていこうと、ある日閃いたのかな?
トリックよりも、異常な動機を考える方が好きなんだなってのは
なんとなくわかる(トリックもすげえのがあるけど)
119 :
名無しのオプ:2008/06/24(火) 14:22:58 ID:FeYP/ZZ6
>SMを動機に取り込むとか
半蔵な
>人を操って自分では手をくださない悪人
家康な
120 :
名無しのオプ:2008/06/24(火) 15:00:02 ID:Q8otTZE0
SMを動機にするのって阿部定とかにインスピレーションを得たんだろうか
121 :
名無しのオプ:2008/06/24(火) 19:55:49 ID:RmPlt2Um
どうなんだろうな。動機として現実的に多いのが金と情痴。
だけど普通の情痴じゃつまらんな…とかそういうパターンで考えていった可能性も
122 :
名無しのオプ:2008/06/24(火) 20:24:03 ID:2bAdsBWR
忍法帳シリーズの続いた長さ、そして、水を得た魚のような
忍法のわけわかんなさっぷりから類推するに、山風はミステリーの
「魅力的な謎→そしてそれの意外かつ整合性のある結末」ってもんが
嫌だったのかなと思うんだけど。現実世界のオカルトには興味がなくて、
空想世界の奇想の方に自分は興味があるってなことも言ってたし。
123 :
名無しのオプ:2008/06/24(火) 23:56:57 ID:Q8otTZE0
ミステリと伝奇は構造が似てるけどな
魅力的な謎とそれと対になる論理的解決、正史とそれと対になる稗史
ただミステリは論理的解決の創作からそれを
基にした魅力的な謎の提示まで
すべてを作者が「神」の立場で創作しているのに対して
伝奇は正史がそこにに厳然たる事実としてそびえたっていて
稗史がそれに挑むという「叛」の型の創作という違いがある
そこらへんが性質にあったのかもしれん
124 :
名無しのオプ:2008/06/25(水) 01:58:41 ID:l1cJpsPF
本格ミステリが嫌だと思ったと言うよりは、
自分に向いていないと自己分析したんだと思う。
もし、謎解きのロジックを構築する才能があると自分で思っていたら、
たぶんずっとミステリを書いていたんじゃないかな。
125 :
名無しのオプ:2008/06/25(水) 05:33:17 ID:w4+sE0E9
>>123 正史というから
横溝かとおもったw
乱歩と正史ぐらいしか
一般人は知らんしな
推理小説家を
126 :
名無しのオプ:2008/06/25(水) 12:22:00 ID:h7TS4tlv
>>125 清張、赤川、西村京太郎
いつの時代の話してんだよw
127 :
名無しのオプ:2008/06/25(水) 14:10:42 ID:XjdzIdot
変態趣味をミステリーに持ち込んだのは乱歩だけど、
山風は間違いなく意識してると思う。
「ダルマ峠のままの俺じゃいずれ消えてしまう。乱歩さんの変態趣味を受け継ぐのは
この俺だ」とか、決意したのかもしれんw
医学者としての目線もあるせいか、まったく別物になってるんだけど、
それが独自の山風節になってるよな。
虚像淫楽の時はまだ、ただ使ってみましたって感じだけど、
殺人喜劇S&Mくらいになってくると、冷静に計算して使いこなしてる。
128 :
名無しのオプ:2008/06/25(水) 16:38:16 ID:8IeMJnxT
冷静でいて、登場人物の心情を如実に語る御大の文は最大の魅力
129 :
名無しのオプ:2008/06/25(水) 23:54:33 ID:XU6dhcbf
どんな変態だらけの話でも
登場人物の心理描写がしっかりしてるのが凄いよ
130 :
名無しのオプ:2008/06/27(金) 08:50:02 ID:XyuNUAbi
>>117 >ミステリーに行き詰まりを感じて、金瓶梅読んだ
これって本当か?
山風によれば
「印税支払いを待って欲しい出版社が金瓶梅くれたから読んだ。
それでミステリにしてみた」
みたいな話だったが
131 :
名無しのオプ:2008/06/27(金) 13:10:29 ID:5hY3SbDP
>>130 それであってる
ただ自分は推理小説にあってないとおもいつつ
乱歩には恩があるから原稿を頼まれると断れずに困り期限ぎりぎりに
苦し紛れに推理小説でない時代物を送ったりしてたんじゃなかったっけ
132 :
名無しのオプ:2008/06/27(金) 17:21:13 ID:0DXnq1Wm
最後に意外なオチを入れねばならぬ、みたいな、ミステリーで培われた信念は、
忍法帖や明治ものになっても続けてたけどね。
133 :
名無しのオプ:2008/06/27(金) 17:45:00 ID:4s0/SX4k
初期のミステリばっか始めに読んでたら
たぶん風太郎ファンにはなってなかったと思う
134 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 01:16:45 ID:kjma3WTa
だが歓喜先生なら
135 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 07:35:47 ID:cmliKiRp
初期のミステリーから順序よく読んでくのも正しい読書法だ。
136 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 15:41:55 ID:arzOpea2
忍法相伝73の直筆原稿が発見されたらしい。
137 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 15:59:09 ID:29gD4guc
138 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 18:38:11 ID:va8DsUWQ
おおっすげえ!
記念館で原稿一枚ごとに展示してくれれば73を読むことが
できる・・・かな?
139 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 19:01:02 ID:zIKhuDfh
140 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 19:26:13 ID:O/ahQ37J
これは出版に向けてフラグが立ったと思っていいのか?
141 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 19:42:31 ID:0D9fVci6
人間臨終図鑑読んでると何人か追加したい人物が出てきた。
142 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 21:37:12 ID:e+drEkCv
正直そこまで手間かけて再販する価値があるかというと・・・だけどな
143 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 22:07:54 ID:PmPs+Mjd
>>142 既に読んでる人はそう思うかもしれないが、また読んでない人は
駄作でもいいから読みたい、とか、どんな駄作だか読んでみたい
と思うのが人情だろ。
144 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 22:33:44 ID:VnLqNoMy
145 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 22:58:04 ID:j+VZ3uJf
>>143 でも実際にハードカバー2800円とかで書店に並んでしまうと、なんとなく満足してみんな買わない気がする
146 :
名無しのオプ:2008/06/28(土) 23:49:16 ID:uVjwXWik
ああ…俺も買わないかも
147 :
名無しのオプ:2008/06/29(日) 01:16:09 ID:MhaOiEbu
俺は買うぜ
女房を質に入れてでも買う
あ、おれ独身だった
148 :
名無しのオプ:2008/06/29(日) 02:15:18 ID:7PlvA5f+
ABC評価でPに笑った
149 :
名無しのオプ:2008/06/29(日) 03:41:34 ID:ISFCThN1
風太郎の自己評価って信用できないからなあ。
まあ自分で傑作って言ってるのは、大体がホントに傑作だけど、
駄作扱いしてる中に、面白いものも過去に何作もあったし。
150 :
名無しのオプ:2008/06/29(日) 03:53:41 ID:+cx+N/6f
風来や八犬伝が信玄や忠臣蔵や月影抄に劣るのがわからない
151 :
名無しのオプ:2008/06/29(日) 06:16:36 ID:828ui1cu
>>149 相伝を読んだという人の感想をいくつか見たことがあるが、全員口をそろえて「これは(悪い意味で)ひどい」
と言ってるから、マジで駄作なんだろうな。
でも、そう言われれば言われるほど読んでみたくなるがw
152 :
名無しのオプ:2008/06/29(日) 06:47:14 ID:f9Nm2y2E
読んだことあるが、ほんとに駄作。
「単行本がレア」ということしか価値がない。
153 :
名無しのオプ:2008/06/29(日) 07:23:24 ID:8pPieh2u
「駄作」とか「ひどい」とかいうと、逆に興味をそそってしまうんだろうな
「つまんない凡作」です
154 :
名無しのオプ:2008/06/29(日) 09:24:34 ID:ryyj5hqL
漫画家の岡崎京子にも似たような扱い受けてる本って
あるなー。ごく平凡なバレンタインデーがらみのラブストーリーが
内容なんだけど、岡崎作品全体の中では確実にレベル下なのに、
その発行部数の少なさからコレクターズアイテム化してる。
そういうコレクターズアイテム化してる駄作、凡作ってけっこうあるかもね。
155 :
名無しのオプ:2008/06/29(日) 09:38:53 ID:IyA0Aptu
ミステリだと、鮎川哲也『白の恐怖』なんかはそれだな
156 :
名無しのオプ:2008/06/29(日) 11:27:44 ID:STLbZyFE
あれは書き直し予定作だった
157 :
名無しのオプ:2008/06/29(日) 13:02:29 ID:RuZs7qrT
【駄作】新聞の書評でこの言葉を見たらすぐ書店へとんでいけ。
(筒井康隆『乱調文学大辞典』より)
やっぱり「凡作」よりは「駄作」の方が輝いて見えるよねw
158 :
名無しのオプ:2008/06/29(日) 13:37:40 ID:xBKpB8jr
>>156 途中まで書き直しされてた
戸川氏がもう少し力を入れてくれていたらなぁ
159 :
名無しのオプ:2008/06/29(日) 14:19:36 ID:STLbZyFE
「白の恐怖」は何がこわいのか?
値段が高すぎることがこわいんだぜ
73と同等かそれ以上のレベル
160 :
名無しのオプ:2008/07/01(火) 21:45:10 ID:y/ASqt29
手に入りにくいのは忍法三羽烏だろう(´・ω・`)
161 :
名無しのオプ:2008/07/01(火) 21:58:54 ID:jUAwEBte
>>160 ちくま文庫の「くノ一死ににゆく」「姦の忍法帖」「くノ一忍法勝負」に分散収録されてるけど
162 :
名無しのオプ:2008/07/02(水) 19:25:18 ID:OCX7fJKX
忍法創世記読了。
柳生三兄弟と服部三姉妹(プラス牢姫)の造形、今でも十分通用しそうだw
駄作って聞いてたがなかなかどうして面白い。
163 :
名無しのオプ:2008/07/03(木) 03:07:42 ID:DGmsFIgP
サライ最新号
風太郎特集
ほとんど知ってるネタだが
164 :
名無しのオプ:2008/07/03(木) 03:13:36 ID:kW2bIMRb
ひさしぶりに剣士伝をよんだ。
名前だけで売れたんだろうといってたがいやはやこれは面白いな。
これをもっと剣士が入り乱れる感じにして漫画化でもすればシグルイみたいにヒットしそう
165 :
名無しのオプ:2008/07/03(木) 06:00:09 ID:dK0R/fxP
才能ある漫画家が「剣士伝シャッフル」描いたら面白いかも
166 :
名無しのオプ:2008/07/03(木) 15:10:42 ID:hZ2vh+ja
基本的に剣士の脱落方法は巧いので下手に変えないほうがいいから
既存の剣士同士の闘いに加えて
対戦しなかった剣士同士を、
脱落した弱体化後ならコンディションの差ということで
負けても言い訳がつくから闘わせてほしい
林崎甚助や片山伯耆や師岡一羽は殺してしまうと問題があるけど
魔界の関口や木村みたいにしてしまってもいいし
死んでもその後の経歴から逆算して問題のない富田勢源なら
師岡一羽戦は優劣をつけないため殺せなかったけど弱体後なら躊躇せず殺してしまえる
せっかく剣豪オールスター戦なんだからいろいろやってほしい
闘わなくてもいいから対戦しない剣豪同士の絡みもみたかったし
167 :
名無しのオプ:2008/07/03(木) 19:53:35 ID:z4wzcflu
諸岡一羽の弟子3人の仲たがいの理由とかもおもしろかったな、剣士伝。
一番おもしろいのは、まぁ、剣聖2人組だけど。
疋田文五郎の不参加の理由とか気になる。
168 :
名無しのオプ:2008/07/03(木) 21:00:55 ID:1xl0lDke
今の時代、剣豪自体を知らない人が多すぎだから。
こういう話を作ったり描いたりすんのは難しいと思うよ。
どの剣豪がどのくらいのスキルを持ってたとか訳ワカメだろうし。
169 :
名無しのオプ:2008/07/03(木) 22:28:19 ID:5RIv45WK
今の世代は新撰組とかは良く知ってるんだよな
170 :
名無しのオプ:2008/07/03(木) 22:36:01 ID:1bLtu8Md
まあ、幕末の方がよっぽど剣の時代だったし
171 :
名無しのオプ:2008/07/03(木) 22:49:30 ID:iBrvG+Ph
田宮坊太郎なんてのも、昔は講談などのヒーローとして常識レベルで有名だったんだろうけど
現在ググってもヒットするのはたった837件でその半分以上は「魔界転生」関係だ
172 :
名無しのオプ:2008/07/03(木) 23:10:33 ID:hZ2vh+ja
>どの剣豪がどのくらいのスキルを持ってたとか訳ワカメだろうし
読者が知らないってことは
それこそ物語中で剣士の経歴を虚実交えてつらつらと紹介するだけで
こんなやつがいたのかスゲー!ってなるから便利でもある、キャラも立つし
実際おれも剣士伝の剣豪群なんか名前知ってるだけのやつと
名前もしらないやつばっかだったけど読んだらおもしろかったし
173 :
名無しのオプ:2008/07/04(金) 01:16:05 ID:QcmH7zg0
武蔵野なんかほんと知らんのばっか
拳骨和尚とかあれで知った
174 :
名無しのオプ:2008/07/04(金) 01:34:59 ID:h94ZZGjj
室町ものって面白いの?読んだことないわ
175 :
名無しのオプ:2008/07/04(金) 01:42:18 ID:Ij3/gE3J
剣士伝の現代版が、グラップラー刃牙のトーナメント編だな.
176 :
名無しのオプ:2008/07/04(金) 20:09:33 ID:aYK94nVM
まあ日本の剣豪は「剣士伝」「魔界転生」「武蔵野」を
読めば大体出てくるから山田風太郎ファンはその手のことには
くわしいだろう。
177 :
名無しのオプ:2008/07/05(土) 16:51:06 ID:+fdBAXHU
>>172 だから君みたいな人が珍しいの。
今の時代、普通は剣豪なんかに興味が湧かないんだよ。
海鳴り忍法帖のごとく「忍法?何それ、バルカン砲の方が強えじゃん」
みたいなもんなのな。いくら最強とかうたわれても鉄砲撃たれたら
終わりだろ、って思うだけで妙につまらない存在になっちまうだろ?
178 :
名無しのオプ:2008/07/05(土) 22:22:54 ID:KTcKN76i
でもバガボンドやシグルイや修羅の刻はヒットしてるよ。
179 :
名無しのオプ:2008/07/05(土) 22:25:47 ID:1YUqyP+D
何か言ってることがズレてるな
180 :
名無しのオプ:2008/07/05(土) 22:26:28 ID:1YUqyP+D
181 :
名無しのオプ:2008/07/06(日) 00:40:09 ID:AgmDre83
>>174 個人的には
室町少年倶楽部がおすすめ
朝日文庫だったか
182 :
名無しのオプ:2008/07/06(日) 02:16:28 ID:pxxUgVB0
漫画で剣士の解説とか、戦いの後どうなったかを描かれてもかったるいんじゃないかな。
剣士伝は小説だから生きる題材だと思う。
183 :
名無しのオプ:2008/07/06(日) 09:01:17 ID:/94SOmdE
184 :
名無しのオプ:2008/07/06(日) 09:40:54 ID:tRh/uJFt
>177
「どんな剣豪でも忍者でも鉄砲にはかなわない」ってのは
山風が徹底した原則だと思ったがな
いまの読者が「所詮銃に負けるヘタレ乙w」みたいな読み方する
最強厨的な馬鹿ばかりとは思いたくないな
185 :
名無しのオプ:2008/07/06(日) 12:30:45 ID:Q39Hdv9u
186 :
名無しのオプ:2008/07/07(月) 09:04:01 ID:GIwVF+0p
>>178 それらはマンガであって小説じゃない。マンガってのは頭の弱い奴が読むものだ。
マンガがヒットしたからといって認知度が上がる訳じゃない。
187 :
名無しのオプ:2008/07/07(月) 09:23:33 ID:UerYVkBE
まあでも荒木又右衛門じゃあ萌ないだろう(´・ω・`)
188 :
名無しのオプ:2008/07/07(月) 12:28:34 ID:c5zDQ0FL
>>186 >マンガってのは頭の弱い奴が読むものだ
今時こんな認識って…
「八犬伝」読んでないのか
昔は「読本」(小説)は、女子供のものだったと、馬琴自身がいってるじゃないか
60近い初老の頑固者か、友達のまったくいない人間だろうな
189 :
名無しのオプ:2008/07/07(月) 13:30:06 ID:rBuPMLy8
小説は女子供のような頭の弱い奴の娯楽だ。←昔の日本
小説はくだらない、詩こそ高級なものだ。←昔の中国
190 :
名無しのオプ:2008/07/07(月) 13:57:23 ID:rBuPMLy8
最近は漫画の読み方のわからない、漫画の読めない子供が増えているらしい。
191 :
名無しのオプ:2008/07/07(月) 17:19:30 ID:8puClv+d
>>190 漫画の中に表記されてるものですら、「活字」を読まない
らしいからなあ……
大概の漫画は漢字にもルビふってあるし、小説にくらべりゃ
ずいぶん読みやすいと思うんだけど。
「甲賀」の漫画化「バジリスク」ですら、内容把握できずに「ここは
どういう意味?」とか訊いてる人がいて、ちょっと驚いたことがある。
192 :
名無しのオプ:2008/07/07(月) 18:15:03 ID:ubxUNqGi
原作知ってるにも関わらず
甲賀改はなかなか理解できなかった
193 :
名無しのオプ:2008/07/07(月) 18:20:10 ID:UerYVkBE
といいながら最近の漫画の登場人物の顔は見分けが付かない。
194 :
名無しのオプ:2008/07/07(月) 18:23:11 ID:0nL5u7HP
>>192 あれはそういうマンガだろうw
見分けつかなくていいから外道忍法帖をマンガで読みたいぜ。
ジャンプに連載したらきっと今の子たちの度肝を抜けると思う。
195 :
名無しのオプ:2008/07/07(月) 18:32:33 ID:rrjG/dO/
>>191 Y十Mとか注釈がウザいぐらいあったな
バジの時はあんまり無かったが、ヤンマガに移籍したとたんに注釈が増えまくって
驚いた
196 :
名無しのオプ:2008/07/07(月) 19:00:06 ID:moTnIT55
>マンガってのは頭の弱い奴が読むものだ。
未だに、こんな化石みたいな考えの人って居るのか…。
シーラカンスを目撃した気分だw
アンタはいくつか知らんがジジイか?
今や平成生まれが既に成人になる時代で
こんなコト言えるヤツってある意味スゲーよw
197 :
名無しのオプ:2008/07/07(月) 20:47:07 ID:EJyZHk+c
そういや、魔群の通過で“漫画よりもつじつまがあわない”て例えがあったな
出版年は五十年代だから、ジャンプ作品のことでも刺してるんだろうか?
198 :
名無しのオプ:2008/07/07(月) 23:29:13 ID:hPg33h+F
下から見るとひと括りで老人だけど大正生まれと昭和一桁生まれでは
漫画への印象がだいぶ違うらしいね。
199 :
名無しのオプ:2008/07/07(月) 23:58:18 ID:rBuPMLy8
>>191 漢字が読めない以前に
コマをどういう順番で読めばいいのか
絵と台詞どちらを読めばいいのかがわからないから
漫画を難しいと感じるらしい
200 :
名無しのオプ:2008/07/08(火) 00:57:43 ID:CQN9wrvX
>Y十Mとか注釈がウザいぐらいあったな
あれは凄かった。1、2巻をちょっとめくってみたら、こんなのまで注釈があった。
国家老 会津藩 豊臣秀頼 神君家康公 鎌倉 御側室 公卿 吉原 鵜
隻眼 法度 譜代 羞恥心
他もひどいが、羞恥心とか鎌倉とか、完全に読者を馬鹿にしてるな。
201 :
名無しのオプ:2008/07/08(火) 01:01:32 ID:m6hVbZ02
隻眼とか隻腕とかは使わないかラナ。
202 :
名無しのオプ:2008/07/08(火) 01:07:31 ID:pw/idaOL
歴史の勉強ができていいじゃん
十兵衛先生のプチ歴史講座とか毎週おまけにつければ
歴史好きが増えてよかったんだよ。
203 :
名無しのオプ:2008/07/08(火) 02:51:34 ID:dwQqsZtM
小説(明治)→活動写真(大正)→テレビ(昭和)→漫画・ゲーム・ネット・ケータイ(昭和〜平成)
というように、社会が悪くなった原因は移り変わっているようである。
背景には社会不安があったようだが、現代は昔と比べて青少年の犯罪は減少傾向にあると言うから、
今ある娯楽を憂える心配はないだろう。
ちなみに娯楽がすくない時代はむしろ流行の小説に影響を受けたと思しき殺人があったそうだ。
個人的には責任転嫁のために、流行してるものが祭り上げられてるだけだと思う・・・。
204 :
名無しのオプ:2008/07/08(火) 03:08:25 ID:pw/idaOL
娯楽作品に影響を受けて犯罪を犯すようなやつは
娯楽作品に影響を受けなくても性格的に犯罪を犯す可能性が高い
娯楽作品に影響を受けても犯罪を犯さないやつは
娯楽作品に影響を受けなくても性格的に犯罪を犯す可能性は低い
「誰にもできる殺人」じゃないけど犯罪を犯す可能性は誰にもあるけど
可能性の高さは遺伝など先天的なものが大きい
205 :
名無しのオプ:2008/07/08(火) 07:23:30 ID:Si2YAzaC
>>200 時代ものに馴染みのない読者を取り込むためにはいいことだと思うぞ。
まあ、そういう人がアレ読んでいたかどうかは微妙だが……
206 :
名無しのオプ:2008/07/08(火) 13:47:39 ID:oMkEjM4q
>現代は昔と比べて青少年の犯罪は減少傾向にあると言うから
どこからそんな与太話を仕入れて来たんだ?
207 :
名無しのオプ:2008/07/08(火) 13:52:21 ID:Si2YAzaC
208 :
名無しのオプ:2008/07/08(火) 13:57:50 ID:dg1vnbD4
少年犯罪データベースの人はこの前、本を出して話題になっていたな。
マスコミが大きく報道するから「少年犯罪の凶悪化」というイメージを
持つが、犯行の件数でも内容の残虐さでも、戦前〜戦後初期のほうが
ずっと酷かったって。
具体的な資料を開示してあるから説得力があった。
209 :
名無しのオプ:2008/07/08(火) 13:59:23 ID:m6hVbZ02
>>208
戦前、戦後と較べるのは無理があるだろう。
格差社会の極みなんだから。
ここ10年でどうなっているかってことが重要なんじゃないか?
210 :
名無しのオプ:2008/07/08(火) 14:14:56 ID:dg1vnbD4
>>203の「現代は昔と比べて青少年の犯罪は減少傾向にあると言うから」
に対して、
>>206が「どこからそんな与太話を仕入れて来たんだ?」と
突っ込んだから、別に与太話ではない、という話をしているんだろ?
「現代」に対する「昔」が10年前ってのはおかしくないか?
211 :
名無しのオプ:2008/07/08(火) 23:04:27 ID:Ydeec/Nk
まだレスないようだから一応。
今週のサライに山風の特集があったぞ
見開き6pぐらいあって写真も沢山で見ごたえあった
212 :
名無しのオプ:2008/07/09(水) 05:23:54 ID:Z3AK5axp
昔の小説読んでると、現在とのギャップに驚くことがあるよね
「人形はなぜ殺される」(1955)の冒頭に、今年の殺人事件は3000件、という
描写がある。現在は1000〜1200くらいだろうから、倍以上だったんだーと
今の方が全然治安いいやん
またこれは犯罪とは関係ないが、横溝正史通俗時代の作品の中に「変性男子」
なる言葉が出てくる。今でいうところの、ゲイボーイ、オカマちゃんのことだが、
ある意味ナイスなネーミング
213 :
名無しのオプ:2008/07/09(水) 13:01:35 ID:fXj+e5Pw
なんかかっこいいな。
『視覚障害者』や『発声障害者』も時代小説にでてくる『盲』や『唖』のほうがかっこいい。
214 :
名無しのオプ:2008/07/09(水) 17:00:34 ID:D1BDFWk6
>>207 206です。素直に謝ります。
それにしても恐ろしい数字だ。
平和だからちょっとした犯罪がヒステリックに報道されてしまうのか…。
戦後は今ほどマスコミも発達してはいないから、
こんなに犯罪が起きていたなんて国民の殆どは知らなかっただろうな。
いや。人が死ぬことは日常茶飯事だったろうから、案外みんな気付いていたのかも。
215 :
名無しのオプ:2008/07/09(水) 17:31:51 ID:fXj+e5Pw
江戸時代に武士が切腹してもたいして話題にならないけど
戦後に作家が切腹したら大事件になるようなものだな。
216 :
名無しのオプ:2008/07/09(水) 17:50:07 ID:pQmyqwi9
最近は「論理」「分析」よりも「感情」「イメージ」が優先というか、それしか見ない人が多いからな〜
凶悪犯罪だらけ、低年齢化、おそろしい時代だ、厳罰化も法改正も賛成!どんどん死刑執行しろ!みたいな。
217 :
名無しのオプ:2008/07/09(水) 18:16:42 ID:Cz17ix+R
忍者月影抄を読んだんだけど
p154の「むけおちた―」の文章は正規の文章?
数ページ後に同じ文章あるしこれはミスなのか?
218 :
名無しのオプ:2008/07/09(水) 19:22:00 ID:PNeAJW7a
誤植っつーか、乱丁っつーか、印刷ミスだろうね。
発売当時にもちょっと話題になってたはず
219 :
名無しのオプ:2008/07/09(水) 23:15:27 ID:uzSeRkcj
へえ、死後も相手を責め苛む埋葬虫の凄まじさと
肉体が生きながら腐れて死んでいくおぞましさを強調する文だと思ってた
220 :
名無しのオプ:2008/07/10(木) 01:32:45 ID:92TnCm2E
>>196 昭和41年生まれだよ。言っとくが、マンガは馬鹿でも読めるし、山田悠介の小説が売れたり恋空が売れたり
してんのは、お前さんのいう平成生まれの馬鹿が増えてきたってことじゃないのかねw
221 :
名無しのオプ:2008/07/10(木) 03:35:24 ID:O5qyjnCD
>>220 馬鹿でも読める小説もあれば、馬鹿じゃ読めない漫画もあるぜ。
ジャンル全体で強引に分ける君も、恋空読んでるスイーツたちと
別種の馬鹿だと思うがな。
それも自分は馬鹿じゃないと思ってる、一番厄介なタイプの馬鹿。
222 :
名無しのオプ:2008/07/10(木) 08:48:23 ID:muJZ1iEw
>>220 42歳にもなろうとしてる人が、すごい認識してんだな
分野全体否定のうえに世代否定なんて思考がお若いことで
223 :
飛輪海:2008/07/10(木) 09:49:18 ID:rAf4cRgW
自分も40代だが、この世代は漫画で育ってて、小説を凌駕する漫画は
いくらでもあるしジャンル分けは意味がないことは、よく知ってるはず
なんだけどな。
まあ最近の小説がつまらんのは事実だが
224 :
名無しのオプ:2008/07/10(木) 19:35:28 ID:t5Ita2yW
商業出版界において「バカでも読める」以上の賛辞があるだろうか
225 :
名無しのオプ:2008/07/10(木) 19:38:20 ID:B1+axJ6B
昔の「馬鹿でも読める」より今の「馬鹿でも読める」の質が下がっているなら
それは馬鹿の質がさがっているということで作品に非はない。
226 :
名無しのオプ:2008/07/10(木) 20:50:40 ID:/Li5MZcv
昔は馬鹿に本売らなくても良かったが
今は出版不況だから馬鹿でも読める本出して馬鹿にも売らなくてはならないわけだ
227 :
名無しのオプ:2008/07/10(木) 22:09:06 ID:nyN7vwGm
竹の中の忍者は馬鹿じゃない
228 :
名無しのオプ:2008/07/10(木) 23:20:25 ID:uZuhtCXt
それだと馬鹿じゃない人が本を読まなくなった、ということになるんだが
大丈夫?
229 :
名無しのオプ:2008/07/10(木) 23:35:33 ID:B1+axJ6B
「頭のいい人」の絶対数が少なくなって
「頭のいい人」向けの本だけ売ってたんじゃメシがくえないってことじゃね?
230 :
名無しのオプ:2008/07/11(金) 02:34:34 ID:yvX5BzAL
「頭のいい人」は年寄りばっかだったのか
231 :
名無しのオプ:2008/07/11(金) 03:05:08 ID:Q32kvicJ
昔の人は娯楽が少なかったから読書家が多かった。
だから読む本に求めるレベルも当然高くなる。
映画も似たようなもんかな。
いまは他にいくらでも手ごろな娯楽がある。
232 :
名無しのオプ:2008/07/11(金) 09:51:09 ID:nToMfQpI
すそ野が広いと頂点も高くなるということでいい?
233 :
名無しのオプ:2008/07/11(金) 11:49:29 ID:hMqWAusp
時間が経てば良い物しか残らないということでお願いします
234 :
名無しのオプ:2008/07/12(土) 08:19:07 ID:cmuhU0d9
マンガを読めない子供が増えてる「らしい」ってのもなんだか。
以前どこかのニュースで見た時はまさに印象論だった気もするんだが。
235 :
名無しのオプ:2008/07/12(土) 08:56:43 ID:e+Ju+JUw
所謂、馬鹿ミスのことだな。
236 :
名無しのオプ:2008/07/12(土) 13:18:28 ID:3ZvNdJbI
237 :
名無しのオプ:2008/07/12(土) 19:55:01 ID:p1+TwSUc
相伝73の入手前後のテンションの落差は笑いすら込み上げてくる
238 :
名無しのオプ:2008/07/12(土) 20:54:43 ID:kgWNLN0d
甲賀忍法帖のような、悲恋がテーマになっている作品って他に何かありますか?
239 :
名無しのオプ:2008/07/12(土) 20:57:10 ID:QouHO83W
>>237 こんな感じかね
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / 幻の相伝73発見だぜ イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 +
〈_} ) |
/ ! + 。 + + *
./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
――――――――――――
. .: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
さすがPランク認定はダテじゃないな……
240 :
名無しのオプ:2008/07/12(土) 22:08:30 ID:cZXW1MFC
>>239 俺、まさにそんな感じだった。
古本屋の店先で見つけた時にテンションが最高潮になり、
帰路でワクワクが止まらなくなり、
帰った着替えもせずに本を開き、
読み終わったときは……
241 :
名無しのオプ:2008/07/12(土) 23:04:51 ID:p1+TwSUc
>>239 うん、まさにそれ
嬉しさのあまり夜中までわくわくしながら読むのを待って
酒肴をととのえてから読みにかかったんだが、心底面白くなかった
相伝73こそ現代の大忍法だな
242 :
名無しのオプ:2008/07/12(土) 23:59:37 ID:b5RtN0Kg
243 :
名無しのオプ:2008/07/13(日) 00:04:44 ID:Fl/QVyfU
飛騨/軍艦は悲恋になるのだろうか?
244 :
名無しのオプ:2008/07/13(日) 00:21:18 ID:7KYVgfVx
飛騨は作品自体が駄作だから
忍法八犬伝の犬士たちの村雨姫への一途さのほうが
245 :
名無しのオプ:2008/07/13(日) 00:26:59 ID:TpwG6Bi9
伊賀忍法帖もそうじゃない?
復讐モノでもあるけど。
246 :
名無しのオプ:2008/07/13(日) 00:59:21 ID:7KYVgfVx
あれは悲恋といえばそうだけど
ヒロインがキャラたつまえにほにゃららしちゃうからな・・・
247 :
名無しのオプ:2008/07/13(日) 01:40:10 ID:Ay/gnSVZ
忠臣蔵も…まあ悲恋っちゃ悲恋かなあ
248 :
名無しのオプ:2008/07/13(日) 06:30:54 ID:wdbfQV3q
風来ラスト
あれほど悲しい恋があるだろうか
249 :
名無しのオプ:2008/07/13(日) 09:02:15 ID:P8iHXIEk
銀河。甲賀に劣らずド悲恋物。
250 :
名無しのオプ:2008/07/13(日) 12:10:52 ID:leDRNs5N
海鳴りはどうなんだろう
あのラストは悲恋じゃないよなあ
251 :
名無しのオプ:2008/07/13(日) 14:11:22 ID:kCptqPLc
妖異金瓶梅はかなりの悲恋じゃないか
252 :
名無しのオプ:2008/07/13(日) 20:26:55 ID:NtTEXBtc
>>250 名前忘れたけど、厨子丸を一途に慕っていたあの娘に関しては、ハッピーエンドって感じかな。
秘戯書争奪は、自分たちのためにたくさんの血が流れたのに二人だけハッピーエンドなのがいやだ。
253 :
名無しのオプ:2008/07/13(日) 21:56:25 ID:JFzuK85n
丸太
254 :
名無しのオプ:2008/07/13(日) 23:20:46 ID:tTaDBqpW
忍法創世記はどう? あまり読んでる人いないと思うけど
柳生男三人と服部女三人は悲恋じゃないかな。それも持ち上げて落とすタイプの。
あと牢姫可愛いよ牢姫。
255 :
名無しのオプ:2008/07/14(月) 01:18:39 ID:7D+c1N0x
敵対者が二転三転する乱戦の中で環を守る為に
全てを投げうった七兵衛の格好よさは、個人的に風来の香具師を凌ぐと思う
256 :
名無しのオプ:2008/07/14(月) 01:54:39 ID:lFcZpBn3
>>252 同感。他の作品で結ばれないカップルばっかり見慣れたせいかなんか納得いかない
257 :
名無しのオプ:2008/07/14(月) 02:02:09 ID:wVTA5yct
結ばれるにしても最後でどんでん返しとかを期待してしまうなw
258 :
名無しのオプ:2008/07/14(月) 08:53:45 ID:z79JS54G
別にあの二人がハピエンにふさわしくないことをしたわけでもなし
259 :
名無しのオプ:2008/07/14(月) 16:30:29 ID:6IXNn8S3
「悲恋」というと、双方の想いが通じているのにいろんな事情があって
結ばれない結末、って感じがあるなあ。
典型的なのが甲賀か。
山風ものに多い、聖女的な女性を崇拝するように一方的に愛し続ける、って
パターンは、悲恋っつーより殉愛というか、そんな感じじゃないかな。
風来とか金瓶梅あたりはそっちっぽい。
260 :
名無しのオプ:2008/07/15(火) 01:09:39 ID:G5UvrV+o
まあ、応伯爵は十分楽しんだのだから良いじゃないかw
261 :
名無しのオプ:2008/07/15(火) 01:26:04 ID:Za+4AQrh
262 :
名無しのオプ:2008/07/15(火) 05:01:18 ID:UNx09mJa
じゃあ山風作品の中でもっとも幸せなカップルは誰だ?
おれは「御用侠」の屁のカッパと旗江
それに「地の果ての獄」――「煉獄脱管届」の綱木和三郎と尼僧イザベラ
…なんだそれ××ばっかりじゃねーか、といわれそうだが
なんか読んでて「よかったね」って思って…「煉獄〜」は、泣きました
(考えてみると、「地の果ての獄」って泣かせ話、というかメロドラマ多いね)
263 :
名無しのオプ:2008/07/15(火) 05:26:44 ID:cqJ+ZToH
脇役になるけど、「信玄」の真田源五郎と呉葉の夫婦とか。
メインの話に絡んで、夫婦で術の対象になったり子供が
人質に取られたり妻が囮になったりしてるのに、惨殺も
陵辱もなかったのは珍しいかな、と。
264 :
名無しのオプ:2008/07/15(火) 06:32:29 ID:E9brLArr
自来也とかもいいね
265 :
名無しのオプ:2008/07/15(火) 14:24:47 ID:hafPWHPC
作者夫妻に一票
266 :
名無しのオプ:2008/07/15(火) 18:30:49 ID:7781We7w
ラスプーチンから、明石と雪香嬢。
267 :
名無しのオプ:2008/07/15(火) 19:16:20 ID:CFjAejnF
>>262 「エドの舞踏会」の山本権兵衛夫婦かな。
268 :
名無しのオプ:2008/07/15(火) 20:01:23 ID:sFVtOTcZ
おんな牢秘抄かな
流石にやりすぎたと思ったのか自己評価は高くないけど
269 :
名無しのオプ:2008/07/15(火) 23:52:19 ID:C18HXRBy
270 :
名無しのオプ:2008/07/16(水) 01:25:29 ID:z3z27n0g
悪源太羨ましすぎる
271 :
名無しのオプ:2008/07/16(水) 04:55:22 ID:szeqqBfQ
>>267 あ、それですね
風太郎先生も、理想の夫婦的に描いてるし
272 :
名無しのオプ:2008/07/16(水) 07:24:07 ID:rTQUArVT
>>269 よく読んでなかったw
悲恋だ悲恋の方だw
273 :
名無しのオプ:2008/07/16(水) 07:29:16 ID:XPOEJN04
山田風太郎語録
「デビ夫人のことはよく知らないよ。うちのデブ夫人ならよく知ってるがね(笑)」
274 :
名無しのオプ:2008/07/17(木) 02:21:15 ID:dPZwSNjD
おいおい、「笑い陰陽師」の果心堂とお狛の
カップルはみんな忘れてるのかい?
あれほどのベストカップルもないだろうに。
275 :
名無しのオプ:2008/07/17(木) 10:41:26 ID:yPVDyfAU
276 :
名無しのオプ:2008/07/18(金) 00:10:07 ID:StOCwSGz
「笑い陰陽師」は相当自信作だよね。
277 :
名無しのオプ:2008/07/18(金) 01:35:17 ID:yGPzl729
あえて八犬傳の馬琴とお路を推してみる。
278 :
名無しのオプ:2008/07/18(金) 23:10:52 ID:fz1CacQ0
馬左衛門と石臼以上に幸せなカップルっているの?
279 :
名無しのオプ:2008/07/18(金) 23:11:37 ID:lIZSKewv
亀だが悲恋ネタ。自分は『戦艦陸奥』が割りと好き。
悲恋つうよりは、一方通行の思い込みが入り交じって、挙げ句あり得ない
自爆に至る、人の心のままならなさ話なんだけど、そこがなんか好き。
でも、悲恋どころか口止め・つまみ食い相手扱いしかされてないのに、
あのラストのセリフが叫べる応伯爵が、ベスト・オブ・山風作片想いキャラだ。
280 :
名無しのオプ:2008/07/18(金) 23:44:54 ID:iXbA8uj4
卍がいっちゃんきついNTRだった
281 :
名無しのオプ:2008/07/19(土) 02:07:47 ID:ggFIPoTo
282 :
名無しのオプ:2008/07/19(土) 02:45:39 ID:VAmhNsKq
確かに難しいとは思うが、このマンガ家にセンスがないのも大きいと思うw
283 :
名無しのオプ:2008/07/19(土) 02:50:50 ID:mpphYckD
うわあ〜!
284 :
名無しのオプ:2008/07/19(土) 04:13:00 ID:A1v5LMMU
山風とか水木しげるみたいな戦争経験のある人たちの共通点って
人は死ぬときは劇的にでも何でもなくあっさり死ぬっていう認識なのかなとふと思った
285 :
名無しのオプ:2008/07/19(土) 06:12:42 ID:+0Ts6/MY
「不戦日記」の山風と、戦場で実際に死線をさまよった水木先生とはなかなか
同列には論じられないと思うが――
水木先生はなんか生死の境界が曖昧な感じだし、風太郎先生は、死を、物語性も
なにもない、単なる「生の断絶」ととらえていそう
共通するのは「死」にまつわるフィクショナルでパーソナルな過剰な意味性から
自由、無縁、無関心であることかな
286 :
名無しのオプ:2008/07/19(土) 08:08:15 ID:d/TsL4kH
空襲などで大量死を体験しているっていうことなら、手塚治虫もそうなんだけど
(ついでに風太郎と同じく医学生として解剖実習もしてる)
あの人はドラマチックな死を描く第一人者だしな。
…資質による、としか。
287 :
名無しのオプ:2008/07/19(土) 22:50:54 ID:OUF8Xaqh
山風と手塚は人間のダークサイドを描くことに執着したことは
共通してると思う。ただ、山風は手塚の「火の鳥」や「ブラックジャック」のように
生命賛歌を描いてはいないような。そのかわり、山風の作品は
正義に比重がかかってるようにも思うけど。
288 :
名無しのオプ:2008/07/20(日) 14:20:48 ID:vFYmhLkR
手塚も正義に関しては結構テーマにしてると思う。
個人の正義も、社会の正義についても。
後者は大概はうさんくさい存在で、個人を平気で犠牲にするって結論で、
山風と被ることもあるんだが。
個人の正義の描写については、山風のそれとはアプローチが
かなり違うね。
289 :
名無しのオプ:2008/07/20(日) 14:29:18 ID:vFYmhLkR
あと、どうしようもない愚かな人間が愚かな事をして死んでゆくような、
最後まで救いようのない話を書くのは共通してるw
山風も人間のダークサイドをこれでもかとばかりに掘り下げるが、
手塚も人間賛歌モノとは裏腹に、やっちゃう時はトコトンえぐい。
水木しげるもそういうの描くけど、まだ表現が穏やかだと思う。
それは優しいからじゃなくて、諦観からきてるんだろうが。
290 :
名無しのオプ:2008/07/20(日) 15:56:17 ID:DQf7un1X
手塚のほうが創作にも人間への探究心にも貧欲だったイメージがある。
そこで手塚自身が振り回されていたような面もあるとおもうが。
感情が前面に出た波のある天才型というか、
人間のダークサイドを描くにしても「これでもか!」という感じで描いてくる
宝塚なんかの影響かはわからないけど演劇的というかなんというか。
山風はよくもわるくも老成しているというか、
理性で感情をおさえながら
たんたんと「人間ってこんなもんだよ」とうそぶきながら滑稽な人間劇を書いている
あるしゅ無慈悲な印象をうける。
仕事にもプロ意識はあるけどあくまで仕事と割り切っている。
手塚は一見ものすごい情熱の中に、サディスト的な冷酷さがみえ隠れし
山風は一見醒めきった中に、冷たさを突き詰めた結果のやさしさがふと見え隠れする感じかな。
291 :
名無しのオプ:2008/07/20(日) 19:19:20 ID:/BpcWns4
山風が「修羅維新牢」の中で「人間曼荼羅」って言葉を
言ってるんだが、人間曼荼羅を描いた上で価値判断を加えないのが
山風、加えるのが手塚って印象かな。大ざっぱだけど。
「不戦日記」の頃から、山風の、この世の観察者としての能力は優れたもんだし。
292 :
名無しのオプ:2008/07/20(日) 19:33:28 ID:PK0ZcHwE
この世の外からの目線で見てるからこの世の全てに対して淡々と観察できてるような気がする
293 :
名無しのオプ:2008/07/21(月) 05:22:11 ID:yD2z0LO4
戦争体験/人間の運命の客観視/ある種のユーモア
山田風太郎となぜか、その通低音を一にしている印象があるのが
カート・ヴォネガットだな(「スローターハウス5」において顕著)
読んだ感じは全然違うが、両方大好きな作家だ
294 :
名無しのオプ:2008/07/22(火) 01:30:37 ID:7IwTVDWk
斬顎寅宇土
295 :
名無しのオプ:2008/07/22(火) 10:10:26 ID:/daK16M7
キルアゴ?…キルゴアじゃなかったっけ。
296 :
名無しのオプ:2008/07/22(火) 21:54:19 ID:7IwTVDWk
ゴアまで普通に変換するとながったらしくなるから
タイタンの妖女だけピンとこなかったな
297 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 04:25:11 ID:qGfW5I6m
武蔵野水滸伝があの打ち切り漫画みたいな終わり方をした裏には
一体どんな事情があったんですか?
298 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 06:47:39 ID:XcILvBoK
腑に落ちない終わりと言えばまず
ラスプーチンが思い浮かぶ。
299 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 07:39:42 ID:dWwwGgX4
>>297 風太郎先生が飽きた
>>298 あれ、腑に落ちなかったか?
明石が「貴様のような化け物は、首と胴を切り離すしかない!」
と赤鰯を振るい、ラスプーチンにとどめをさし、奪還した恋人ユキーカを胸に
「日本はこれから坂の上の雲を目指して、どこまでも駆け上がっていくんじゃ!」
――というラストでもよかったとは、そりゃ思いますが…
300 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 09:31:57 ID:NkBnMBP2
ラスプーチンは連載中に登場人物の子孫からクレームがついて構想半ばで中絶、その後結末を書き足して本にしたはずだから、本来なら明石がロシアで活躍したんじゃないかな
301 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 09:40:33 ID:BfM9/u+v
ラスプーチンは「ラ、ラスプーチンは?いつになったらラスプーチンは来るの?」
と思いながら読んでいた
302 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 18:11:32 ID:3Jzu1z0P
>>300 >本来なら明石がロシアで活躍したんじゃ
うぁぁ読みたかったなぁ。雪香を追いつつ革命屋
工作しまくり、ロマノフ朝引っ掻き回しまくりw
303 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 21:08:25 ID:Cz08VYRr
熾烈さを増す暗闘、成就しそうにない恋愛とかが
からんだりな・・・。
山風の場合もしかしたら実在の小説家を作中に出してたかもな。
ほら、あの時代ってドストエフスキーはじめ、文豪多いし。
下手したら「罪と罰」のラスコーリニコフや「カラマーゾフの兄弟」の
三兄弟の誰かを出してたかもしれんw
304 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 21:10:18 ID:HFY1cpzh
原題が明治化物草紙だからラスプーチンがいつまで経っても来なかったんだろう。
305 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 23:23:07 ID:3tc51XeH
一夢庵風流記と叛旗兵はどっちが先にかかれたんだろう?
一夢庵読んでから叛旗兵読むと、「こ、こんなの前田慶次じゃない..」と思う人がいそうだが..
306 :
名無しのオプ:2008/07/27(日) 23:35:25 ID:etR91eqm
307 :
名無しのオプ:2008/07/28(月) 00:12:17 ID:x1wEJwcB
>>302 最後にアナスタシアをこっそり逃すとかしてそうw
308 :
名無しのオプ:2008/07/28(月) 02:27:57 ID:T7DYe2Ls
ああ、そしてあの日本の某城の某日本人の嫁に・・・
309 :
名無しのオプ:2008/07/28(月) 13:14:35 ID:A0xRhfZq
おもいっきりテレビの今日は何の日が風太郎の命日で驚いた。
それですごくよく調べていて驚いた。
スタッフに読者がいるのかな。
310 :
名無しのオプ:2008/07/28(月) 16:23:20 ID:EIYosP9m
今日は何の日もそろそろネタ切れなのかもしれんw
そういえば読売は新聞のコラムで風太郎を引き合いに出してくる事がたまにあるな。
内容はともあれ新聞の一面で「山田風太郎」の名を見るとなんだか嬉しい。
311 :
名無しのオプ:2008/07/28(月) 18:57:29 ID:ys2EfpQD
>>309 同じ日テレの知ってるつもりの風太郎の回の再利用じゃね?
312 :
名無しのオプ:2008/07/28(月) 20:35:06 ID:+kOZ7bNK
そうだった。今日は命日か。
亡くなられてから忍法帖読み始めたけど、どれも面白い。
本当に希代の人だったんだな……
313 :
名無しのオプ:2008/07/28(月) 21:37:56 ID:KviOdb8R
そうか。今日は乱歩の命日でもあるんだな。
314 :
名無しのオプ:2008/07/28(月) 23:07:07 ID:nx5udjXt
>>311 一部使い回しかもしれんけど、バジリスクとかもやってたおw
315 :
名無しのオプ:2008/07/28(月) 23:57:21 ID:A0xRhfZq
JJサニー千葉のインタビューやバジリスクのアニメが数秒流れたりしてたね。
316 :
名無しのオプ:2008/07/29(火) 07:52:07 ID:EfWb/Vwc
今月頭に古本屋で『柳生十兵衛死す』を読む。
先週、またなぜか唐突に山風の小説が読みたくなり、
一週間ほど古本屋を中心に探しては読み漁る日々。
今朝方『妖説太閤記』を読み終えて、手元の作品は全て読了
このスレを見て、はじめて昨日命日だったと知る
偶然だろうけど、何かのめぐり合わせのようなものを感じてしまった
317 :
名無しのオプ:2008/07/29(火) 11:39:16 ID:EaRXesPE
昨日の日経新聞夕刊の一面に
哲学者の木田元さんによる山風追悼コラムが載ってたよ
同世代で活躍を注目してたって
「人間臨終図巻」にも触れてた
318 :
名無しのオプ:2008/07/29(火) 12:58:54 ID:OaFGJaWr
木田さんは著書でもたびたび風太郎を取り上げてるよね。
319 :
名無しのオプ:2008/07/29(火) 13:42:52 ID:xVQ+a7Sy
プロ作家やインテリに風太郎ファンが多いよね。それもいい意味で一癖あるような。
320 :
名無しのオプ:2008/07/29(火) 19:08:31 ID:OUt0eXRB
同業者やインテリは、強烈な個性を持ったカルト作家は基本的に好きでしょう。
そもそも個性的な作家が好きじゃないやつはプロになれないと思う。
たとえそいつが普通の大衆文学作家を目指すとしても。
これは漫画業界や映像業界、芸人なんかでも同様のはず。音楽業界もそうかな。
321 :
名無しのオプ:2008/07/30(水) 01:53:40 ID:grFnFg17
作家は勉強の為に沢山読むし、基本的にオタクだからね
322 :
名無しのオプ:2008/07/30(水) 03:57:29 ID:8ukzQqy3
山風の場合、玄人受け作家とベストセラー作家を両立してるのがすごいね。
323 :
名無しのオプ:2008/07/30(水) 09:55:57 ID:YUp0TBK+
ただ単にアクの強いマニア向けでもなく…
ただ単に奇をてらった一発屋でもなく…
ただ単に大衆に受ける安定路線でもない。
「フォロワー」はいても、「似たスタイルの作家」が他にいないというところが貴重なのかな。
324 :
名無しのオプ:2008/07/30(水) 21:20:26 ID:X6BSQWE4
教訓や人生の意味ってもんが基本的に大好きな
日本の小説界にあって、虚無と人生の無意味を掲げて
あんだけの作品を作ったのは正直スゲエと思う。
異端性って意味じゃ山風に並ぶのは筒井康隆くらいしか
思い浮かばないな。だが、その異端性がまた正当性につながってるというか。
325 :
名無しのオプ:2008/07/31(木) 07:05:42 ID:RA1A8uHS
でも、筒井康隆を読んでいても、虚無と人生の無常、という香りはしないんだよな。
不思議な作家だよなあ。
内容は、馬鹿馬鹿しい忍術合戦でも、読み終わった後に、爽快な虚無感を漂わせる
作品って、やっぱり珍しいと思う。
326 :
名無しのオプ:2008/07/31(木) 08:35:17 ID:xaSBuzEn
まあ家庭環境とか戦争体験の差があるからだろうけど、筒井の方がディレッタントだよね。
虚無もあるんだけど、それ以外の要素もいっぱいある感じ。欲張りな印象がある。
山田風太郎は決して「狭い」わけではないんだけど、やはりどっかに淡々とした部分があるのが大きいような。
327 :
名無しのオプ:2008/07/31(木) 13:02:04 ID:WZL/06/w
>>324だが、俺はただ単に日本にはあまりいない
タイプの作家ってことで山風と筒井を言っただけなんだが・・・。
文が分かり辛かったな。すまん。筒井は虚は虚でも
虚構にこだわった作家だわな。
328 :
名無しのオプ:2008/07/31(木) 14:47:03 ID:V4r+awy0
筒井、山風をともに愛読してる読者って多いんだなあ
ちょっと前に、カート・ヴォネガットに関する書き込みでも反応あったし
なんつーか、反権威嗜好みたいなものが共通しているのかな
おれは3人とも、大好きな作家だ
とはいえおれはドストエフスキーも大好きで、大学時代にドストエフスキーと
山風に出会い
「ああ。これからは一生、山風とドストエフスキーだけ読んでりゃいいんだ」
と安心し、それまでの狂気のような乱読から離れられた
まあドストエフスキーは名前だけは大権威だけど、内容は娯楽大作なのだが
329 :
名無しのオプ:2008/07/31(木) 15:36:14 ID:gpeCLurM
おれは逆に筒井から、風太郎をはじめいろんな古典とか純文学とか海外SFにまで興味が広がった。
「なーんだ全部つながってるんだ」と体感できた。
330 :
名無しのオプ:2008/07/31(木) 17:27:22 ID:H+tDqedc
そろそろネット依存を断ち切って濫読しようとおもうので
このスレのみなさんの
山風好きならこれだけは読んどけという作家を
国内外問わずにいっぱいおしえてください、がんばって読みます。
331 :
名無しのオプ:2008/07/31(木) 17:51:29 ID:gpeCLurM
風太郎が評価し、また参考にした19世紀のフランス三文豪(デュマ、バルザック、ユゴー)なんてどうでしょう。
『三銃士』の原典があんなに面白いとは…
332 :
名無しのオプ:2008/07/31(木) 20:47:53 ID:W72yLsQJ
貴志祐介が「エンターテインメントは山田風太郎と筒井康隆の二人が作ったと思う」って言ってた。
筒井の風太郎評は「五山作家の一人」なんて言ってたこと以外知らないが
文壇上のつきあいはなかったんだろか?
風太郎のエッセイで筒井絶賛してたような気はするけど。
333 :
名無しのオプ:2008/07/31(木) 21:03:21 ID:zUjfwpKg
若い頃はともかく、年取ってからは家にいるばっかの
生活だったようだから、実際の面識はなかったんじゃない?
新宿駅で奥さんとはぐれて子供のように困惑する人だぞ。
334 :
名無しのオプ:2008/07/31(木) 22:30:40 ID:by3m3ZCr
柳広司かな?手法面だけだが
贋作坊ちゃん殺人事件(?)だけでも
あと山田正紀
弥勒戦争だけでも
335 :
名無しのオプ:2008/07/31(木) 22:53:40 ID:O4Ejt8+1
酒見賢一の『陋巷に在り』のバトル部分は結構忍法帖的魅力に富んでるように思う
というわけで
>>330読んでみて
336 :
名無しのオプ:2008/08/01(金) 00:25:26 ID:z+3F7kHz
>>332 筒井は風太郎の『幻燈辻馬車』を絶賛してた。
最後のシーンで「戦中派が連合赤軍派を見るうんぬん」は余計かな、とは言っていたが。
337 :
名無しのオプ:2008/08/01(金) 02:03:07 ID:OfxTKyeA
「剣鬼喇麻仏」「人間臨終図鑑」も絶賛していた
風太郎の方は筒井康隆の本に解説を書いてる
あの山田風太郎が解説を書くというのも珍しいのでは
338 :
名無しのオプ:2008/08/01(金) 02:28:18 ID:sbDgSqEG
繰り返し映像化される、時かけと魔界
なんだこの差は
339 :
名無しのオプ:2008/08/01(金) 02:46:55 ID:Q0h6l8cA
時かけ(06)と魔界(03)の脚本は奥寺佐渡子で同じ
340 :
名無しのオプ:2008/08/01(金) 04:01:16 ID:PaDEZahN
筒井は、いちびり小僧の悪ノリって感じがあるけど、風太郎はそういうのは無いな。
忍法帖でもガチっていうか、ふざけて悪ノリして書いてますよ〜的な雰囲気はない。
でも真剣だからって、そこになにか深〜いテーマだの人生訓だのがあるかというと、
そうでもない。
確かに不思議な人だ。
もっとも筒井も、ただふざけて悪ノリするだけじゃなくて、そこにまた独自の意味や
価値観を付加してくるんだけど。
341 :
名無しのオプ:2008/08/01(金) 05:49:48 ID:E54ON5ka
まあ、筒井の場合は感動や哄笑をもたらすような
普通の小説書くのに飽きて、メタフィクションの方向に向かうんだけどな。
山風にも「神曲崩壊」があるけど、あれはメタフィクション的と言えるのかどうか。
342 :
名無しのオプ:2008/08/01(金) 08:00:31 ID:XN3NBBws
>328
筒井、ヴォネガット、山風、俺も好きよ。でも、一番山田先生が好きだ。
>330には、アメリカの作家のパラニュークがオススメ。
映画にもなった「ファイト・クラブ」の原作者だ。
343 :
名無しのオプ:2008/08/01(金) 11:12:59 ID:EFVhYgob
>>328 私は、夏目漱石。
スレチだけど
ヘンリー・ジェイムズの「デイジー・ミラー」はなんか「三四郎」に似てる。
344 :
330:2008/08/01(金) 14:49:46 ID:8Mj9f4xb
皆さんありがとうございます、図書館にいくのでメモしときます!
345 :
名無しのオプ:2008/08/01(金) 19:42:23 ID:meuYhzYT
>>330 >>342 あ、自分もパラニューク大好きです。
短編の『はらわたー聖ガット・フリー語る』の破壊力はすごい!
あと単に自分の好みだけど、ロス・トーマスは面白いよ
筒井は強迫的なところが微妙だな・・・
346 :
名無しのオプ:2008/08/01(金) 21:19:23 ID:XN3NBBws
ここの住人とは、美味い酒が飲めそうだ、と読書話題で盛り上がっている
姿を見て思った。
347 :
名無しのオプ:2008/08/02(土) 00:52:34 ID:YLjgUWvy
ではウールリッチと山風に通じるものがあると思っている俺はどうかな?
348 :
名無しのオプ:2008/08/02(土) 02:50:17 ID:+QisAl/m
ウールリッチはもっとセンチメンタルかつロマンチストな気がする。
あともっと、技巧的かつエンタメ的なんで、山風みたくカルト作家的な
人気はないかも。
人間のダークサイド描写も、ウールリッチだと想像の範囲内なんだよね。
いや、悪い意味じゃなくて、よく描写できてるってことなんだけど。
349 :
名無しのオプ:2008/08/02(土) 02:52:03 ID:+QisAl/m
・・・ここまで書いて、俺が読んだのはほとんどアイリッシュ名義の作品であることに
気がついた。
まあ特に書き分けてるとも思わないけど。
350 :
名無しのオプ:2008/08/02(土) 04:58:03 ID:mJqmYRnf
アイリッシュは「幻の女」しか読んでないけど
「幻の女」の正体といい、真犯人といい、あの作品のある種の「救いのなさ」が
初期風太郎ミステリと通底するものがあるかなあ
誰かにいわれなければ考えもしないと思うけど
351 :
名無しのオプ:2008/08/02(土) 06:28:00 ID:rg10rO8X
海外ミステリで言えば、最近俺はエルロイの暗黒小説
読んでんだが、暗黒のLA4部作やアンダーグラウンドUSA3部作
読んでて、「実在の人物や事件を引き合いに、その時代にありえたかもしれない
虚構を作り出す・・・? 山風の忍法帳や明治ものと一緒じゃねーか!」と気づかされた。
光文社のミステリー全集でも誰かが山風をノワール作家と評していたけれども。
352 :
名無しのオプ:2008/08/02(土) 15:16:57 ID:m+DNLddg
なんか山田風太郎をカルト作家って呼ぶのには違和感があるなあ
353 :
名無しのオプ:2008/08/02(土) 20:40:43 ID:FQqtABIO
エルロイと山風は確かに何か似ているかもしれないな。
微妙にエルロイの方が説教臭いし、話がまともすぎる嫌いがあるけど。
354 :
名無しのオプ:2008/08/03(日) 01:09:42 ID:4TtsAsVo
>>348-350には機会があったら遺作の「夜の闇の中へ」を読んで欲しい。
幻の女だけってのは山風=忍法帖作家、で終わるくらい勿体無いと思う。
355 :
名無しのオプ:2008/08/03(日) 16:42:04 ID:NQx417DC
>なんか山田風太郎をカルト作家って呼ぶのには違和感があるなあ
間違いなく一流作家だろ。
大ヒット作無数。映画化作多数。
一大ブームも作って、同じ作家仲間からの絶大なるリスペクト。
大作家以外の何者でもない。
356 :
名無しのオプ:2008/08/03(日) 21:01:27 ID:t9BFABu4
貴志祐介って、嫌いな作家だったけど、山風を好きだと知って、
何故か、好きになってきた。
357 :
名無しのオプ:2008/08/03(日) 22:14:37 ID:ZGBfj7qH
作家への好悪や評価ってのはそういういい加減なもんだんだよな。
358 :
名無しのオプ:2008/08/04(月) 04:03:50 ID:q/rcWEpH
>>355 しかし、山風さんの小説、誰にでも薦められるかというと、違うんだよな。
やっぱり、ちょっと相手を選んでしまう。
決して万人受けする作品とは言いがたい。
俺自身、昔はあんまりうけつけなかった。
そこら辺が、偉大な作家であっても、カルト的人気の作家と言われてしまう理由だろう。
359 :
名無しのオプ:2008/08/04(月) 04:54:24 ID:zOflVxMu
カルトって言葉は似合わないな
360 :
名無しのオプ:2008/08/04(月) 07:18:47 ID:n0Yd5or0
自称読書家の人でも「山田風太郎って忍法帖だけの人でしょ」とか言っちゃう人はいるな。
361 :
名無しのオプ:2008/08/04(月) 09:26:51 ID:5EtrvvHC
そういう人は例えば、山風のノンフィクションにおける
業績を知らずに死ぬのか?
それは余りにもったいない。
362 :
名無しのオプ:2008/08/04(月) 14:12:19 ID:OaAh+YAg
一度貼られたレッテルというのは容易にははがれないので…
表面の「奇想天外なアイディア」でびっくりして、「ああ、こういう作家なのね」と了解して終わってしまう人も多いだろうしなあ。
確かにアイディアはすごいが、その先というか奥はもっとすごいのに。
363 :
名無しのオプ:2008/08/04(月) 15:37:46 ID:tLzlumxM
おれは一応、自称読書家だが、村上春樹を読んだことがない
村上に手を出す年代(中高の頃)、周囲にいた村上春樹ファン、ならびに村上を
おれに勧めてきた人間が、これがまた軒並み気に入らない奴らばかりだったのだ
「あんな連中と同じモン読んで感動してたまるか」
この恐ろしく理不尽かつ幼稚な理由で、いまだ未読
だから山田風太郎がどんなに好きでも、どんなに面白くても、おれはひとに勧めない
そいつがおれのこと嫌いだったら、きっと一生風太郎を読んでくれないだろうから
364 :
名無しのオプ:2008/08/04(月) 16:22:33 ID:q/rcWEpH
読書家だからって、幅広いジャンルを押さえる必要無いわな
山風興味の無い読書家がいても、なんら問題ないと思うが
365 :
名無しのオプ:2008/08/04(月) 18:58:55 ID:OaAh+YAg
そりゃ好きずきだから何を読もうが、何を読むまいが、その人の自由。
でも、幅広く読んだ方が面白いことは確かだと思う。
自分の例で言うと、いわゆる「古典」ってバカにして読まなかったんだけど、
読んでみると面白いことが多くて、もっと早く読めばよかったと思った。
366 :
名無しのオプ:2008/08/04(月) 22:00:44 ID:/dqNfANA
二十歳過ぎてから山風知って、もっと早く読めば良かったと思いつつも
下手に厨房の時とかに読まないでこの出会い方で良かったとも思うんだよな
367 :
名無しのオプ:2008/08/05(火) 01:31:38 ID:zFD4A21i
ある程度読んできてるからこそ、テクニックに慄然とする感じだから、それくらいが丁度いいんじゃね?
アンハッピーエンドの耐性って意味でも
若いうちに司馬、ある程度いってから風太郎て感じ
368 :
名無しのオプ:2008/08/05(火) 10:52:35 ID:EzahQw/X
アンハッピーエンドって抵抗あるのか?
重度の厨二病だったせいか、ガキの頃から「主人公は、最後は死ぬか、独り血塗れで佇まんとダメだろw」
とか思っていた口なんだが
池波、藤沢、吉川、山本とかは読むんだが、司馬は最初に読んだ梟の城がつまらなくて、
それ以降手にとってない…珍しいかな、こういうの
369 :
名無しのオプ:2008/08/05(火) 11:32:32 ID:iK1F7gkd
いわゆる国民作家としての司馬遼太郎のパブリックイメージと「梟」「風神」は違うからなー
これは偏見かもしれんが、司馬読みには、偉人との自己同一化傾向があるように思える
その志向に顕著に答えるようになったのが「竜馬」以降だと思うが、おれ個人はあまり
よい司馬読者ではなく、竜馬が勝とつるみはじめたあたりで、「坂の上」は子規が死んだ
あたりで、投げ出した
それ以降は「小説」ではなく「文献」で追体験する世界に思えたからだ
多分司馬読みにとってはそこからが、自己肥大妄想を味わわせてくれる佳境なのだろうが――
風太郎は最後まで「小説」を読ませてくれるし、主人公に自己同一化するとろくな目にあわない
そのあたりの距離感こそ、余計な自己肥大傾向ばかり顕著な、昨今の若者に読んでもらいたい
…などといってはいるが、おれも秋葉原の加藤とみっつしか違わないのだが
370 :
名無しのオプ:2008/08/05(火) 15:43:27 ID:Ba8kozUq
>>369 そりゃ考え偏りすぎ。俺は司馬も風太郎もそれぞれの個性が好きだぜ。
漫画なら、手塚も水木も鳥山も漫☆画太郎も、それぞれの味があって好きなのと同じ。
ついでに司馬も中短編、もしくは単行本一冊くらいの本だと、
自己同一化なんぞ不可能な、とんでもねえ性格のキチガイ武士とか、
天井から忍法で下の部屋を透視できる忍者の話とか、
風太郎ほどじゃくとも、実はかなりケレンのある馬鹿話(誉めてる)も
書いてたりする。
371 :
名無しのオプ:2008/08/05(火) 15:46:30 ID:HNeLKMbw
風太郎ファンは一方的に司馬を敵視してるきらいがあるね。
マイケルを一方的に敵視するプリンスファンに似てる。
372 :
名無しのオプ:2008/08/05(火) 16:11:50 ID:c444z+TY
>>370 いやいや、おれは「国民作家としての司馬遼太郎のパブリックイメージを形成した
多数派の読者の一般的傾向」について、自分の感じたことをいったので、司馬批判を
したつもりはない(とはいえそうとられても仕方がない書き方をしてるけど…)
ただ(以前このスレでも話題になったけど)司馬読者があまり好きではないのは事実かも
「箱根の坂」で多く当時はやった歌謡が引用されているけど、あの中には司馬氏の
オリジナルも紛れ込ませてあるそうだ
そんな話を聞くと司馬氏も、自分に幻想を抱く、大多数の読者に対し、ちらりと皮肉を
込めたのかもしれないな、と思う
>>371のいうことには同意できない
373 :
名無しのオプ:2008/08/05(火) 16:17:05 ID:Ba8kozUq
>>371 この場合、ひねくれ者の不良が好きな奴が、そつのない人気者の優等生を、
「コイツ気取りやがって、点数稼ぎやがって」毛嫌いするようなものかw
俺は不良も優等生もそれぞれ個性があって面白いと思うけどな。
並の不良と優等生じゃ面白くないが、風太郎も司馬もそのレベルが尋常じゃないから。
SFだったら、星ファン(もしくは小松ファン)と、筒井ファンって別に敵対してないしなぁ。
374 :
名無しのオプ:2008/08/05(火) 16:24:18 ID:c444z+TY
SFって、内部で対立するほど、所帯が大きくないからでは?
375 :
名無しのオプ:2008/08/05(火) 16:31:20 ID:Ba8kozUq
>>372 あ、気づかずレスしちゃったwいやあ、その一般傾向も考えすぎだと思うよ。
そういう読者が皆無だとは言わんが、大多数が単なる娯楽作家だと思ってると思う。
それに自己同一化して酔えるような偉人を扱ったような司馬作品って、そんなに多いかな?
性格破綻者のような主人公も結構多いと思う(風太郎とは全然別の表現だけど)
「功名が辻」なんて、地道に頑張る人の良い主人公を微笑ましく思って読んでたら、
最終章で全部ひっくりかえされて、4巻も「いいひと」で引っ張っといて、
最後はこれかよ!司馬こえ〜って思ったな。
「燃えよ剣」も、土方のかっこいい部分も書きつつ、狂気や暗黒面も容赦なく書いてるし。
まあ、どうしても司馬の場合「竜馬がゆく」の存在がでかすぎるのかもしれない・・・。
でもそれこそ、風太郎を忍法帖だけで判断するのと同じような気がする。
376 :
名無しのオプ:2008/08/05(火) 16:38:42 ID:Ba8kozUq
詳しくは書かんが、功名が辻と、風太郎の(ネタバレになっちゃうから書かないが)
某明治モノを読み終わった時の、主人公に裏切られたようなショックは
まったく作風が違うのに、わりと似ていたw
どっちも冷徹にそれまで感情移入してきた読者を突き放す、作者の容赦の無さがこえーよと。
377 :
名無しのオプ:2008/08/05(火) 16:54:56 ID:blzZW5cK
げっぷ
378 :
名無しのオプ:2008/08/05(火) 20:44:53 ID:9Z8cHDAE
379 :
名無しのオプ:2008/08/05(火) 23:56:58 ID:vfaGHGII
>>369みたいなのがいるから、山風がカルト作家みたいに言われたりするんだろうなあ
大衆受けする司馬の読者を「自己肥大妄想」ばかりの、ろくでもない人間扱いし、
山風読んでる自分は、そんな大衆と一線を画してるんだ、という陶酔に浸ってる。
そういう大衆作家への対抗意識的なのが、カルト的と評される由縁じゃないかな。
380 :
名無しのオプ:2008/08/06(水) 00:26:43 ID:G5H9zqio
まあ歴史上の実在人物の全ての指を男根化させたりと
実際のところかなりキワモノではあるからな、
大衆性と両立させてはいるが。
山風を読んだことない読書家ならVシネとか魔界のイメージから
他の常識的な範囲内の歴史作家より山風を一段下にみていても仕方がない
実際俺も山風を読んでない頃は昔流行ったお色気時代小説家と馬鹿にしてたし。
381 :
名無しのオプ:2008/08/06(水) 00:29:53 ID:pgNiV+6g
異色の作家とか言われてるのはよく見るが
カルト作家と呼ばれているのはあまり見たことがないんだが
382 :
名無しのオプ:2008/08/06(水) 00:41:49 ID:A1D4YV/R
読み込んでないと「カルト」とは結びつかんような
一般的には「忍法帖の」だろ
383 :
名無しのオプ:2008/08/06(水) 00:43:31 ID:pgNiV+6g
いやファンの作家等が書いてる文章とかでも見ないような
384 :
名無しのオプ:2008/08/06(水) 03:56:49 ID:A1D4YV/R
カルトっぽい作品て外道と神曲くらいかねせいぜい
まあ各人の定義問題か
385 :
名無しのオプ:2008/08/06(水) 05:41:40 ID:Hmo+MgyB
なんか、山風読んでる自分は通、みたいなイタイ書き込みが多いな。
まさかこのスレにも夏休みの影響か?
そういうスノビズムや特権意識こそ風太郎先生ともっとも無縁なものだと思う。
各々が好きなもので優劣をつけるなんて無意味だよ。
食いものの好き嫌いと一緒。
386 :
名無しのオプ:2008/08/06(水) 07:17:47 ID:artcdmMJ
関係ないが、最近読み返してみて、やっぱり「外道」は面白いな。
フェレイラ神父の堕ちっぷりをあんなふうに書く人の脳味噌って、
どうなっているんだろうな。
山風、出来ることなら全三十巻ぐらいで「水滸伝」も書いて欲しかった。
387 :
名無しのオプ:2008/08/06(水) 07:25:49 ID:/uxbkDK0
>>386 山風は書くのに飽きると思う。
ふと思ったが、山風の小説で一番長いのって何だろうね?
やっぱ「魔界転生」とかあのへんか。
388 :
名無しのオプ:2008/08/06(水) 11:12:06 ID:UbSIcAuP
ああ〜なんかわかる。
>>386さんの「水滸伝書いてほしかった」にも同意だし
>>387さんの「飽きると思う」にも同意w
389 :
名無しのオプ:2008/08/06(水) 12:55:08 ID:cbT8FZ9Y
『「今昔物語集」の忍者』の中で、
水滸伝書くこと薦められたけど、百八人の書き分けに絶望してやめた
なんてことが書いてあったよ。
390 :
名無しのオプ:2008/08/06(水) 13:52:09 ID:uD5z7Sza
でも気がついたら108種類どころじゃない数の忍法を
考案してたわけで(重複もあるけど)
391 :
名無しのオプ:2008/08/06(水) 14:20:30 ID:G5H9zqio
いっぺんに考え付いてたら108つの忍法で書いてもよかったけど
さすがにいっぺんに思いついたわけじゃないからそれは無理がある
でも別作品同士の忍法の勝負やなんかをしてみてもおもしろいかも
誰か書かんかね(自分は書くきなし)
というようなことをなんかで言ってたような気がする
392 :
名無しのオプ:2008/08/06(水) 14:31:40 ID:G5H9zqio
たぶん外道が108の3分の1くらいだけど
「108の技で水滸伝をやる」という初期コンセプトの実験としてとりあえずやってみて
だから重複忍法もでる
それで書き分けに失敗したからその路線は捨てたんだと思う。
初期は試行錯誤のあとがみえるね。
プロットを練りに練った甲賀、剣士対忍者集団の江戸、ひとりで様々な技を使える忍者のでる飛騨
これも江戸初期、中期、後期と時期をずらしてどの時代と合うか試した感がある
これ以降一番合うとおもった江戸初期を中心に書いていくし
逆に幕末は忍法帖長編では書いてない(幕末ちょっと前くらいはあるけど)
その後は甲賀にあった戦略性よりも忍法という名の能力バトルそのものに興味が移って
出てくる忍者が軒並み性に関する忍法しか使わないくノ一
ほとんど超能力者かエイリアンだろうという次元の忍者たちののタイマンを書く月影抄
シリーズ史上最多の忍者が三つ巴で入り乱れる外道
と実験作を連発したあと忠臣蔵や信玄など
バトルよりも史実と密接に絡めた方向に移行することになる
そのあとは1対多、多対多、復讐もの、剣豪もの、女に殉ずるならず者、などの
組み合わせのバリエーションで毎回趣向を変えていった感じかな。
393 :
名無しのオプ:2008/08/06(水) 19:19:45 ID:Hsj5bwvW
忍法帖と一口にいってもお話の幅は広いな。
海鳴りとか銀河は忍術よりサイエンス重視なのがいい。
394 :
名無しのオプ:2008/08/06(水) 19:47:55 ID:G5H9zqio
合体忍法からカウンター忍法まで
甲賀で自身が作った能力バトルのパターンを大方やりつくして
アンチ能力バトルや自己作のパロディまでやってしまったからな。
魔界もはっきりいって一発ネタだけど、
史実を勝手に変えて実在人物を動かせられないという伝奇の縛りを
それなら一回史実どおりの殺した後で
生ける死人として復活させてしまえば好き勝手動かせるじゃんという
メタ伝奇的な発想を最初に考えたのが凄い
395 :
名無しのオプ:2008/08/06(水) 23:05:32 ID:A1D4YV/R
金瓶梅で多少書いたしなあ
396 :
名無しのオプ:2008/08/07(木) 02:20:04 ID:d8Csj4OJ
>>394 でも剣豪のうちの一部は没年をいじってたりするんだよね
397 :
名無しのオプ:2008/08/07(木) 10:53:53 ID:kyLUnNGM
御大自身も話を面白くするためなら、少々の改変も辞さないみたいなこと言ってるしな
398 :
名無しのオプ:2008/08/07(木) 11:12:15 ID:ieCgIcZH
399 :
名無しのオプ:2008/08/07(木) 14:35:03 ID:7iQ41p29
伊賀の大仏殿炎上も1年か2年ずれてるしな。
本当は三好長慶が死んでから燃えるけど、
伊賀では生きてるうちに燃えてる。
400 :
名無しのオプ:2008/08/08(金) 13:50:50 ID:KmGS1QYD
永禄7年(1564年)7月4日 三好長慶死す
永禄10年(1567年) 大仏炎上
三好長慶の喪は秘され、
葬儀は死から3年後というから
すなわち永禄10年(1567年)
ぎりぎりセーフ?
伊賀でどういう風に描かれていたか確認してないが
これ関係あるかな?
401 :
名無しのオプ:2008/08/08(金) 14:56:45 ID:RVFXaBCg
実際は長慶が死ぬまでは三好家内の権力掌握で協力していた松永と三好三人衆が
長慶死後に争い始めて戦火に巻き込まれたらしいけど
伊賀では違う理由で大仏殿が燃えてその後に長慶が死ぬ
402 :
名無しのオプ:2008/08/09(土) 01:05:55 ID:zUUzyN1P
風太郎は戦中戦後の自身の体験や
多くの日本人が軽薄にころころと権力や反権力にのっかった思想に転ぶのをみたせいか
特定のイデオロギーに傾倒することを避けてなるべく
傍観者たらんとしていたから
右左いろんな思想のひとに満遍なく好かれてるね。
もちろん物語としての面白さがあってこそだけど。
403 :
名無しのオプ:2008/08/11(月) 00:09:54 ID:2BIQifBa
もうすぐ、剣士伝の漫画がスタートですね。
時代劇漫画専門誌なんで、いきなり打ち切りとかはないだろうけど、
どんな出来になるのかかなり心配です。
404 :
名無しのオプ:2008/08/11(月) 00:50:48 ID:fq1xS54v
kwsk
405 :
名無しのオプ:2008/08/11(月) 13:25:05 ID:FhJosxkb
明日発売の「乱TWINS」にて 画・土山しげる で忍法剣士伝、連載開始です。
さいとうたかをの梅安が看板の時代劇専門誌ですが、どんな形になるか……
長期連載は比較的しやすいとは思いますが、途中で頓挫せぬと良いですね。
406 :
名無しのオプ:2008/08/12(火) 01:36:03 ID:PCIMQMb5
407 :
名無しのオプ:2008/08/12(火) 06:02:40 ID:gzaSIvro
明治の文豪の出てくる探偵物?
「幻談大名小路」みたいなもんか
姫君をともなった大名行列が、実は××娘と××たち(両方放送禁止用語)だった
という対照の鮮やかさ、残酷さ、哀しさは、確かに映像化してほしい作品のひとつだな
408 :
名無しのオプ:2008/08/12(火) 22:12:48 ID:ItCb4V3t
黄色い下宿人?!
409 :
名無しのオプ:2008/08/13(水) 00:49:02 ID:6GL7oZdI
ファミリー劇場でくノ一忍法帖やってるけど、見事な原作レイプっぷりで面白すぎ
410 :
名無しのオプ:2008/08/13(水) 03:47:15 ID:h/WGsMY0
摩天みたよ
うろたえる服部半蔵に萌えた
411 :
名無しのオプ:2008/08/13(水) 19:57:58 ID:cQXuq0Pr
412 :
名無しのオプ:2008/08/13(水) 20:26:26 ID:gBE7okzW
>>411 山風先生が見たら何と言うだろうなぁ・・・
呆れるか、「うふ」と苦笑されるか
413 :
名無しのオプ:2008/08/13(水) 23:30:40 ID:omMeNRBe
414 :
名無しのオプ:2008/08/14(木) 20:01:07 ID:HbuBEDBv
乱TWINSで始まった、土山しげる作画の忍法剣士伝ってどうなの?
415 :
名無しのオプ:2008/08/14(木) 22:42:44 ID:pwrmH7QI
本当に序盤だけだったが正直微妙。
他の作家を持ち出して批判するのは良くないと知りつつも言わせてもらうが、せがわまさきの方が良かった。
果心居士に魅力がない。
416 :
名無しのオプ:2008/08/14(木) 23:46:31 ID:Fg9DPs8N
土山しげるは良くも悪くも「通俗的」なものしか描けないからな。風太郎のテイストは出せないだろう。
417 :
名無しのオプ:2008/08/15(金) 01:10:46 ID:HAd61l1n
何かこう、妖気が感じられない。作者の画風だからしょうがないが。
剣豪相打つみたいな場面になれば少しは……いや、厳しいかなー……。まあ一応追っかけるけど。
418 :
名無しのオプ:2008/08/15(金) 02:24:09 ID:eRV7ZZ5M
メシを食えば……
419 :
名無しのオプ:2008/08/15(金) 07:54:20 ID:+LXLxXc4
極道めしはおもしろいんだけどなぁ。
420 :
名無しのオプ:2008/08/15(金) 17:35:30 ID:ZhYUAXRf
必殺の隙を窺い対峙する林崎甚助と片山伯耆守
時間が立てば腹が減る
そうだ、食べ物の話をして相手ののどが鳴った隙に斬ればいい
かくして美味いものバトルがはじまった
山風(チーズの肉トロ食べたい…)
421 :
名無しのオプ:2008/08/15(金) 18:58:09 ID:k1mVQ9YP
そういや、食事に関する描写って風太郎の作品にはほとんどなかったか、あっても事務的だった気がするな。
池波正太郎から一番遠いところにいたのか。
422 :
名無しのオプ:2008/08/15(金) 20:21:09 ID:gS4xLo/h
飛騨忍法帖初めて読みますた。
最初〜中盤辺りまではすごく面白くよんでたが
だんだん切なくなってきて…辛くなった。
いや山田風太郎だから最後はあんなもんだと判ってるんだけど、
新しい忍法帳読むたびについ期待しちゃうんだよな。
主人公は変なやつだけど徹底した純粋純情ぶりに感動した。
忍法帳の中でも純情なやつトベスト5の一人に入るのでは。
423 :
名無しのオプ:2008/08/15(金) 22:21:01 ID:HAd61l1n
>>421 池波みたく四季折々の……的な描写はあんまりないし、食事シーンもそう多くないと思うけど
食ってる描写自体はいかにも美味そうだっていう印象があるけどなぁ。
国定龍次の鰻丼に対する思いの丈とか、何かの短編で遊所帰りに寿司つまむ下りとか、
あ、後は「西門家の謝肉祭」とか
424 :
名無しのオプ:2008/08/16(土) 18:25:24 ID:i3Dgs61l
風太郎でグルメといえば短編の「慶長大食漢」が極めつけでしょう。
ま、だいたい昔の時代小説(柴田錬三郎とか)はあんまり食い物の描写はしてない気がする。
池波が例外的なんじゃない?
425 :
名無しのオプ:2008/08/16(土) 19:48:08 ID:b3lhbAH+
パッと思いついたのは「くノ一」ラストの、家康が食いすぎて腹壊した
鯛(アマダイだっけ)のテンプラにすったにんにくまぶしたやつだ…
確かに食べ物そのものの描写はあんまりない感じはするね。
まあ池波を基準にすると、あんまり匹敵する作家はいないわなあ
426 :
名無しのオプ:2008/08/17(日) 00:27:03 ID:I3CWwJcs
藤沢って食事描写はあったっけ?
労医者のは結構あった気がするんだけど
藤沢の影響強いっぽい佐伯の作品は食いもん描写整ってるが
427 :
名無しのオプ:2008/08/17(日) 16:02:57 ID:0QtaR4cd
西門家の謝肉祭なんかいいんじゃない。
428 :
名無しのオプ:2008/08/17(日) 16:23:49 ID:3TGlBKNt
人肉食の描写はえらくうまそうなんだよな山風
429 :
名無しのオプ:2008/08/17(日) 16:33:31 ID:a4CzZo11
うんこ食の描写も
430 :
名無しのオプ:2008/08/17(日) 21:00:59 ID:DOLHYulZ
食といえば、山風本人の「不戦日記」における
食い物への執着を忘れるわけにはいかない。
431 :
名無しのオプ:2008/08/18(月) 00:19:52 ID:Q3yE5dlC
汁粉をよく食べてたみたいだけど、その名の通り粉っぽくてまずいんだろうなあ
432 :
名無しのオプ:2008/08/18(月) 17:13:37 ID:m3ydCq+W
そういえば、食と言えば「妖異金瓶梅」で金蓮がドケチの男に
「これだけのおかずで一杯しかご飯を食べないのでしょう?」と
意地悪目的で言って、「いいえそんなもったいない。三杯は食べますよ」みたいに
しれっと返されてたシーンはちょっとウケたな。
433 :
名無しのオプ:2008/08/18(月) 20:13:21 ID:IfmPUSPl
太陽黒点方式を実際に実行した人っているのかな?
434 :
名無しのオプ:2008/08/18(月) 20:19:04 ID:evw56NGe
「八犬伝」の、「身体に節ができそう」なタケノコづくしの食卓とか。
ああいうのも馬琴の日記から拾ったのかしらん。
435 :
名無しのオプ:2008/08/18(月) 20:27:32 ID:9/kN3cZ1
食事シーンじゃないけど無明綱太郎(だっけ?)が
刺身を作る場面は覚えてるな
あと室町少年倶楽部の各池の鯉を食べ分けるシーン
436 :
名無しのオプ:2008/08/19(火) 02:00:01 ID:vofzbXQX
俺がいちばん美味そうにおもったのは国定龍次のうな丼だな。
まあ俺がうな丼自体が好きなだけだが
437 :
名無しのオプ:2008/08/20(水) 02:18:03 ID:Elea19N4
神曲崩壊の家康と佐藤栄作の食事シーンが好きかな
438 :
名無しのオプ:2008/08/20(水) 08:28:02 ID:dHqy5t0j
千姫の○んこでしょ
439 :
名無しのオプ:2008/08/20(水) 15:15:52 ID:Qy/te/yj
各地ブクオフめぐりしてるが卍や封印がぜーんぜん見当たらないんだぜ
やはりオクに頼る他ないのか
440 :
名無しのオプ:2008/08/20(水) 16:14:12 ID:PqMowhAw
そういえば今日は日テレで加護亜衣が千姫役やるみたいだな。
441 :
名無しのオプ:2008/08/20(水) 16:26:27 ID:wKMEcitn
千姫のうんこ食べる役はだれ?
442 :
名無しのオプ:2008/08/20(水) 18:19:49 ID:W8FPKQfs
>>439 古本検索サイトを使って探したほうが手っ取り早い
443 :
名無しのオプ:2008/08/20(水) 19:27:26 ID:8ASMLklg
>>438 間違ってるとわかっているのに「ち」を入れたい…w
444 :
名無しのオプ:2008/08/20(水) 20:01:44 ID:mCTdFBV2
>>439 経験上言わせてもらうなら、卍はたまーに古本屋で見たが、
封印はレアだったな。あ、講談社ノベルスでの話ね。
445 :
名無しのオプ:2008/08/20(水) 20:58:24 ID:GVDATHSD
地方の図書館に結構あるぜ。
446 :
名無しのオプ:2008/08/20(水) 21:24:16 ID:wKMEcitn
俺のいく図書館には相伝以外ぜんぶあったよ。
447 :
名無しのオプ:2008/08/21(木) 00:57:48 ID:uWBWTGgQ
広島は東区でほとんどあったような
忍者六道銭以外角川はほぼあったと思う
448 :
名無しのオプ:2008/08/21(木) 02:08:14 ID:JJNYo3Wk
449 :
名無しのオプ:2008/08/21(木) 07:48:37 ID:yO+l+KiB
>>440 坂崎出羽守さえスルーで、予想通りとはいえつまらん内容だった。
俺の中じゃ千姫は、山風作品の芯の強いあの千姫になってるし…
450 :
名無しのオプ:2008/08/21(木) 13:51:01 ID:5/AnIeXk
次週の日本史ミステリは信長編
「本能寺の変の真の黒幕は?」とかあおってたが
来るか妖説秀吉黒幕説
451 :
名無しのオプ:2008/08/21(木) 19:48:37 ID:SUxD4TgL
秀吉黒幕説もありがちだからな。なんか奇抜なヤツこないかな。
452 :
名無しのオプ:2008/08/21(木) 19:57:38 ID:O27fZW16
秀吉・家康・朝廷あたりをいろいろやるいつものパターンじゃね
453 :
名無しのオプ:2008/08/22(金) 02:59:18 ID:gKxPP1VA
昨今は利休が
まあ、暗殺は宇喜田さんのせいでいいよ
454 :
名無しのオプ:2008/08/22(金) 05:49:52 ID:8agOh/W3
「犯人は濃姫」とか「実は信長の自殺」とか、変な展開にならんものか
455 :
名無しのオプ:2008/08/22(金) 06:26:15 ID:8ub7CptT
蘭丸が信長を独り占めしたかった。
456 :
名無しのオプ:2008/08/24(日) 06:29:48 ID:jlybl914
閉店セールをやっていた神保町は中山書店にぶらりと寄ったら
「医心方房内篇」の読み下し本が900円で売って売っていたので購入。
てか、ほんとにあったんだな、この本w
457 :
名無しのオプ:2008/08/24(日) 21:52:05 ID:YdzhDSDn
>>454 メル欄の作品に、そういう内容の短編がある。
458 :
名無しのオプ:2008/08/24(日) 23:09:23 ID:6V33kEAS
本能寺の秀吉黒幕説ってどのぐらい信憑性のあるもんなんですか?
妖説読むと本当のような気がしてくるけど
真相が確定されてない以上当然ながら決定打弱い気がするし、
状況からの推測も偶然で片づけられるなのが多いと思うのですが。
459 :
名無しのオプ:2008/08/24(日) 23:13:24 ID:mASA0iQr
秀吉を黒幕にする証拠は無いけど、
大返しがぎりぎりの危ない橋を渡りながら
あまりにもうまくいきすぎてるから
光秀の謀反を事前に察知していた可能性も高い
というくらいじゃなかったっけ。
460 :
名無しのオプ:2008/08/24(日) 23:29:13 ID:6V33kEAS
確かそう。あと時系列考えると納得いく、って感じに書かれてた。
大返しは偶然別の戦のための準備が整ってたから、
みたいな反論があると歴史疎いからよく分からなくなる…
461 :
名無しのオプ:2008/08/24(日) 23:37:16 ID:mASA0iQr
光秀の軍が中国地方にむけて通る準備していた物資を
秀吉がそれを利用して中国地方から帰ってきたというのだっけ。
運がよかったともいえるし、それも秀吉の計画通りだったかもしれないともいえる。
462 :
名無しのオプ:2008/08/25(月) 15:51:49 ID:JbYBf9Cq
山風の若いころの読書感想ノートがあるらしいけど読んでみたいな
463 :
名無しのオプ:2008/08/29(金) 15:40:09 ID:3CdcsUFI
過疎ってるなー
ありきたりの俗っぽい話題でも振ってみましょうか
「ラスプーチンが来た」CX月曜9時ドラマ化決定!
キャスト
明石元二郎:速水もこみち
雪香:水川あさみ
稲城黄天:伊武雅刀
津田七蔵:田中卓志(アンガールズ)
二葉亭四迷:山根良顕(アンガールズ)
下山宇多子:川島なお美
ラスプーチン:阿部寛
主題歌:The Beatles「Sexy Seddie」
――ないこともない感じでまとめてみました
464 :
名無しのオプ:2008/08/29(金) 17:25:00 ID:r6cobfbW
「風来忍法帖」の麻也姫のモデルになった甲斐姫って
その後「柳生忍法帖」の天秀尼の教育係になってるんだね
戦国の世も意外と狭い
465 :
名無しのオプ:2008/08/29(金) 20:39:49 ID:SZFVzH+0
明治ものではキーパーソンは川路だな。
466 :
名無しのオプ:2008/08/29(金) 23:26:56 ID:r4xoEkT8
明治時代後半は原胤昭
467 :
名無しのオプ:2008/08/30(土) 00:11:51 ID:EJoWDcIP
作品によってキャラが違う人物も多いね
最近『室町御伽草子』読んだけど、妖説の秀吉と同一人物とは思えん
くノ一忍法帖の南竜公のかっこよさとか
468 :
名無しのオプ:2008/08/30(土) 00:17:58 ID:Y4uW4KW5
おっと武蔵の悪口はそこまでだ
469 :
名無しのオプ:2008/08/30(土) 17:54:08 ID:jJf3qcqD
まぁいつも同じキャラに見えるのは上泉伊勢守と十兵衛くらいなんだけど
470 :
名無しのオプ:2008/08/30(土) 18:11:29 ID:VIRhVx3L
果心と家康と本田親子って結構一貫性無い?
471 :
名無しのオプ:2008/08/31(日) 04:45:36 ID:wSL2Hnjx
果心は持ち前の悪戯心もあるだろうが、
伊賀忍法帖の冒頭で予知した、
故郷である明への遠征をとめるため、
歴史改変しようとときの権力者に取り入ろうとしてるのは一応一貫してる。
松永に恩を売ろうとしたり、
信長の上洛を助けたり、本能寺から助けようとしたり、
結局そんな余計なことしないほうが、
もしかしたら歴史が変わってたのにというところがある意味可哀相な人。
秀吉が明遠征をし始めてからは秀吉と仲直りしようとする秀次を
元のバッドボーイに戻して豊臣家に嫌がらせしたりしてるけどw
472 :
名無しのオプ:2008/08/31(日) 06:53:45 ID:vXncDTC0
果心は忍者の中じゃ最強クラスかな?
473 :
名無しのオプ:2008/08/31(日) 15:04:38 ID:UCKszAp2
果心を駄目忍者みたいに描いてる話はないもんね
474 :
名無しのオプ:2008/08/31(日) 22:26:17 ID:HQt8dLPZ
果心は忍者じゃねーだろ
475 :
名無しのオプ:2008/09/01(月) 00:15:13 ID:SHYgpvSR
荒れたら悪いので、先に謝っておくが
短編集のタイトルにまで使っていながら、パッとしない果心を書いたのは
司b……
476 :
名無しのオプ:2008/09/01(月) 03:02:33 ID:Z5vcLD4I
>>474 幻術師の類も広義の忍者でひっくるめることもあるし、
そうカリカリするほどのことでもあるまい。
逆に幻術も使う忍者なんてのもいるし。
山風作品でも、果心は忍者の師匠とかやってるしね
477 :
名無しのオプ:2008/09/01(月) 06:19:41 ID:HMFLBtkP
幻術の類の忍法でまず思い出すのは、月影抄に出てきた、
夢の中で殺され続けるってやつ。
あれだけはイヤだ。
478 :
名無しのオプ:2008/09/01(月) 07:29:54 ID:Zz3khaJM
河出からでた三冊は大好きだ
479 :
名無しのオプ:2008/09/01(月) 09:31:03 ID:Ywrgn26v
秀吉の被害を一番受けたのって朝鮮人だから果心が中国人てのは少し不思議
480 :
名無しのオプ:2008/09/01(月) 16:30:53 ID:fGrZEKv4
秀吉に処刑されるまえに鼠に化けて鷹に捕まれ飛び立った果心がその後、
朝鮮より先に秀吉軍が進まないように
裏でいろいろやってたりというのを想像するのもおもしろい。
481 :
名無しのオプ:2008/09/02(火) 11:32:44 ID:xC/zx3qx
コニタンとか沙也可はやられてるな
482 :
名無しのオプ:2008/09/03(水) 02:11:20 ID:GCAOFADB
9/25に筑摩書房から「秀吉はいつ知ったか 山田風太郎エッセイ集成」が発売になります。年始に日下さんがおっしゃった今年発売される三冊の本の第一弾がようやく登場ですね。
「一休は足利義満の孫だ」「大楠公とヒトラー」「絶世の大婆娑羅」「天狗党始末」など、著者本領全開の歴史エッセイ満載。 1995円です。
483 :
名無しのオプ:2008/09/03(水) 12:28:55 ID:5NHMb1CQ
>>482 情報ありがとうございます。
以前に同日同刻か何かの発売教えて下さった方かな? いつも早いですね。
室町ものの元ネタ的なのが読めそうですね。楽しみです。
484 :
名無しのオプ:2008/09/03(水) 19:39:30 ID:NmtH/lgq
GJ!
これはwktk
485 :
名無しのオプ:2008/09/06(土) 23:28:04 ID:chQJVPB3
486 :
名無しのオプ:2008/09/09(火) 14:20:24 ID:N34VCXSx
風太郎が好んで使うような
独立した短編が最後で結びつくような話で
小説はいっぱいあるけど
小説以外のものでなにかある?
487 :
名無しのオプ:2008/09/09(火) 18:39:17 ID:W3wLZea2
こま切れの短編が最後で一本に繋がるってやつ?
少し前にやってたバッカーノってアニメは…独立した3つの話を細切れにして、時系列を
メチャクチャにしながら組み合わせただけだしな
それぞれのシーンがどう結びつくかを視聴者に創造させようとはしていたが
映画でないかね。羅生門とか、違うしなあ。
488 :
名無しのオプ:2008/09/09(火) 19:56:53 ID:7GSawpIa
意外と宮藤官九郎はそんな感じが得意だったりする
489 :
名無しのオプ:2008/09/10(水) 07:45:40 ID:pUwXVNE4
これはうろ覚えなので知ってる人に聞きたいのだが
ドラマ「ケイゾク」「沙粧妙子最後の事件」などはそのパターンではなかったかな
490 :
名無しのオプ:2008/09/13(土) 17:14:17 ID:YRt/vN2T
>>489 ケイゾクは違うんじゃね?
朝倉はずっと出てたけど、前半の事件の本筋には全く関わっていないし。
真山の伏線貼り程度の意味合いっていうか、本編とは別の物語みたいな色合いが強かったように思う。
後半の盛り上がりとラストには当時鳥肌立ったけどね。SPと映画は……
ゲームのサイレンは舞台も直面している問題も同じなんだけど、
それぞれのキャラクターの物語で終始しているという点では近いかな>独立短編
最終的にはそれぞれの行動が一本に繋がっていくし。
491 :
名無しのオプ:2008/09/13(土) 22:34:51 ID:mb1OPua4
>>487 映画ならタランティーノのパルプフィクションとか。
492 :
名無しのオプ:2008/09/14(日) 00:38:45 ID:iKndod0a
タランティーノはとにかく激烈な映画中毒だから、
スクリーンの中で見た忍者に何か思い入れはあるかも
しれないね。
493 :
名無しのオプ:2008/09/14(日) 08:11:13 ID:vfjPinHD
「運命じゃない人」は……ちょっと違うか?
494 :
名無しのオプ:2008/09/14(日) 08:51:23 ID:zyTN9k1H
テレビドラマの『古畑中学生』はそんな感じじゃなかった?
ただ、展開は見え見えだったけどw
495 :
名無しのオプ:2008/09/18(木) 01:13:54 ID:NCPlbKRY
「こぐまレンサ」というのがタイトルからしても
まさにそういう構成の漫画らしいけど
絶版で読めないからわからない
496 :
名無しのオプ:2008/09/18(木) 04:36:47 ID:NCPlbKRY
497 :
名無しのオプ:2008/09/19(金) 15:28:45 ID:HIuiTPLk
498 :
名無しのオプ:2008/09/19(金) 17:30:35 ID:6XaW8tWZ
チン・マンケイという名前も山田風太郎っぽいセンスw
499 :
名無しのオプ:2008/09/20(土) 22:39:18 ID:+fMgmSWR
荒山って読んだこと無いけど、山風ファン的にはどーなの?
500 :
名無しのオプ:2008/09/21(日) 07:01:06 ID:iOYPuUms
似てる似てるとはよく言われるが、そんなに共通点はないと思う。
山風とは別ベクトルでおもしろいが、人は選ぶな。
ただ、荒山作品には山風作品をリスペクトした作品が多い。
501 :
名無しのオプ:2008/09/21(日) 08:59:28 ID:0NsNrRva
現在の時代小説で忍法多目の忍者VS忍者書くのは荒山徹くらいだからなあ
でもサランは山風リスペクトになってません荒山先生…!
502 :
名無しのオプ:2008/09/21(日) 09:31:07 ID:8rWEBb+k
荒山作品は魔岩伝説くらいがピークでその後つまらなくなってる気がするな
やっぱ山風のようなポテンシャルを持ってる作家はめったにいないよ
503 :
名無しのオプ:2008/09/21(日) 12:01:50 ID:4NZGR2oH
いろんな意味で土台が全然違うと思う。格と言うとちょっとイヤミになるか。
504 :
名無しのオプ:2008/09/21(日) 13:54:47 ID:Tv3ni2ZT
山風が空前絶後の作家なのは疑いようがないからなあ。
505 :
名無しのオプ:2008/09/22(月) 10:52:04 ID:tDRYozFd
甲賀忍法帖面白かったなあ。
506 :
名無しのオプ:2008/09/22(月) 21:00:38 ID:HRgLGzmD
でも魔天忍法帖は「おい!」って突っ込み入れたくなっただろ?
507 :
名無しのオプ:2008/09/23(火) 00:19:42 ID:0AIjYW2E
魔天は、SFを読まない山風が並行宇宙とか歴史改変とかのパターンを知らずに、独自にあのアイデアを捻り出した筈なので、あれはあれですごいと思う。
読者の側もSF的発想には馴染みがなかったから、ああいうオチにしないと納得しなかったのでは。
…まあ、今読めば単なるバカヤロ本なのは否定しない。
508 :
名無しのオプ:2008/09/23(火) 05:34:01 ID:F4axyQ0W
山風作品のSF化と言えば石川賢の魔界転生が頂点だろうな。
509 :
名無しのオプ:2008/09/24(水) 08:28:27 ID:l2TKVycT
>>507 甲賀忍法帳でジャンプ系バトルマンガに多大な影響を与えた、と言われる
山風作品だが、伊賀、魔天、武蔵野水滸伝の強引に物語を終わらせる手法
はジャンプ系マンガの10週打ち切りパターンに影響を与えたんだよ!!(AA略)
510 :
名無しのオプ:2008/09/24(水) 08:51:55 ID:rjIuoCfL
な
511 :
名無しのオプ:2008/09/24(水) 13:46:55 ID:Jy23/iJG
512 :
名無しのオプ:2008/09/25(木) 08:17:15 ID:PxLwX3Q7
そういえばちくまから出る新刊、入手した人はいる?
513 :
名無しのオプ:2008/09/27(土) 01:34:37 ID:kso0Hb1z
まだ読んでないけど。
514 :
名無しのオプ:2008/09/28(日) 04:20:39 ID:4jJ5Keu2
海鳴り忍法帖、西部劇うまい人に漫画化して欲しいなあ
515 :
名無しのオプ:2008/09/28(日) 05:42:07 ID:5ibcHxvr
ようやく奈良にも入荷した。もちろん、買ったよ。
以前、「日本名城紀行4畿内@小学館文庫」所収の「安土城」を入れて欲しいなってスレで言ったら、本当に最後に収録してくれてた。
日下さんありがとうございます。
516 :
名無しのオプ:2008/09/28(日) 11:21:08 ID:PwC3+VWS
オレ、海鳴り好きなんだよな。
あのサクサクと凄い忍術を持った根来衆が殺されていく描写が面白い。
海鳴りは、意外と山風の中では異色の作品なのかな?
517 :
名無しのオプ:2008/09/28(日) 19:22:42 ID:9NsoQYls
忍者達が近代兵器の前に木っ端の如く倒される様は忍法帖シリーズからは異色だけど、
基本は山風らしい悲惨な諧謔味に満ちた作品だと思う
518 :
名無しのオプ:2008/09/28(日) 20:48:54 ID:P0MhKTZe
俺は「海鳴り」は「不戦日記」の一節を思い出しながら読んでいた。
それは、日米の飛行機の比較をしたとこなんだけど、コクピットが
誰にでも扱いやすいように作られてるB−29、熟練パイロットの超人的な
神業があって初めて真価を発揮する零戦と言う風なことを書いていた。
やっぱり虫けらのように死んでいく忍者の姿はどこか日本兵とダブるなあ。
519 :
名無しのオプ:2008/09/30(火) 02:06:25 ID:/mJtQKdf
まあ、爆撃機と戦闘機では比較してもどうかと思うが
520 :
名無しのオプ:2008/09/30(火) 03:50:19 ID:Tnqcj06A
某漫画でゼロ戦とP-51の操縦法を細かく描写してたけど、
起動から何からどっちも面倒そうだったよ。
521 :
名無しのオプ:2008/09/30(火) 14:57:18 ID:oswmc64z
山田風太郎と直接関係はないが
バジリスクとくノ一忍法帳がパチスロで出ると知って微妙な気分になった
522 :
名無しのオプ:2008/10/01(水) 16:01:05 ID:k5LThttu
存命だったらなんて言うのかな。
523 :
名無しのオプ:2008/10/01(水) 17:39:37 ID:yjOb3l10
「先生の忍法帖がパチスロになります!」
「ああ、そうですか」
524 :
名無しのオプ:2008/10/01(水) 18:42:59 ID:h+uydiPl
くのいちは別物だよ
525 :
名無しのオプ:2008/10/01(水) 23:46:54 ID:ZwX5YtDw
山風ってパチンコやったことあるのかな。
日記には一度も書いてなかったような気がする
526 :
名無しのオプ:2008/10/02(木) 01:10:49 ID:iahLWAwu
麻雀一筋な感じがする。
527 :
名無しのオプ:2008/10/02(木) 03:34:58 ID:MEQwdnI2
人類の三大発明は税と核爆弾と麻雀だとか言ってたもんなw
528 :
名無しのオプ:2008/10/02(木) 04:10:28 ID:XgcsaFG8
でも生きてたらやりに行きそうだよね
529 :
名無しのオプ:2008/10/02(木) 06:31:14 ID:HkepzKtx
麻雀は確か後に飽きたんだよな。
野外で麻雀打ってる写真とか見たことあるけど。
530 :
名無しのオプ:2008/10/02(木) 20:59:56 ID:RJ11HfCN
>税と核爆弾と麻雀
こういう山風の言葉選びに、痺れる憧れるゥ…!
531 :
名無しのオプ:2008/10/02(木) 21:19:05 ID:HkepzKtx
「臨終図巻」の武者小路実篤のとこで、たった一言
「脳髄崩壊」でバッサリ結論づけてるとことか、山風に
しかできない言い方だよなあ。
532 :
名無しのオプ:2008/10/05(日) 00:54:07 ID:coJ9PcoN
>>521 だいたいバジリスクはサンセイR&Dから既にパチンコが出てる。
くのいち忍法帳というのは昔、高尾というメーカーが出してた
くのいちが主人公ってだけのパチンコの続編でまったく関係無いよ。
533 :
名無しのオプ:2008/10/05(日) 07:21:26 ID:NxjrgZTe
>>531 俺はピタゴラスのところの「なんだかよくわからない」で笑った。
534 :
名無しのオプ:2008/10/05(日) 20:56:21 ID:D7/sdAdx
素直だよなぁw
535 :
名無しのオプ:2008/10/07(火) 06:04:10 ID:44k1CA2d
緒形拳さんがなくなったそうですね・・・
幻燈辻馬車の映画化がまた遠のいてしまった
536 :
名無しのオプ:2008/10/07(火) 07:29:28 ID:oPplOZZb
>>535 だよねえ。
風太郎さんはいい印象を持ってなかった深作版「魔界転生」だが、この方の武蔵はよかったなあ。
537 :
名無しのオプ:2008/10/07(火) 20:57:07 ID:KRhWU65m
>>536 若山先生とまたお話でもしているのでしょうかね・・・
538 :
名無しのオプ:2008/10/08(水) 07:59:32 ID:C7lqyn12
>>535 それがあったか。
もうできないんだろうなあ映画化。
というか緒形さん、最近は闘病しながら役者生活してたんだよな。
凄まじき役者根性。
539 :
名無しのオプ:2008/10/10(金) 22:26:18 ID:+vXwi9Dk
忍法剣士伝ちゃんと描けるのかな。剣士の対決シーン絵にして見せるのは相当難しいぞ。
この人以前にも短編漫画化してたけど、微妙であんまし忍法帖って感じなかったしなあ。
540 :
名無しのオプ:2008/10/11(土) 01:36:25 ID:YDtsKFKI
土山しげるは安定したB級の劇画職人だと思う。
せがわまさきや石川賢クラスの傑作を期待しなければ、そこそこ楽しめるのではないかと。
541 :
名無しのオプ:2008/10/11(土) 07:00:50 ID:mz/Ywkhu
とりあえず、なんか食わせとけ!
542 :
名無しのオプ:2008/10/13(月) 11:51:03 ID:QXGS1iDC
アイゼンファウスト、コミック出たんだな
原作読んでないから分からんのだが、あれ忠実なん?
543 :
名無しのオプ:2008/10/13(月) 23:55:50 ID:iLDnVcEC
主人公ふたりは原作では強力な忍法はとくにもってなくて
そこがシリーズ中でも地味といわれる所以のひとつだったけど
糸で縫い合わせる忍法や女体と一体化する忍法をつかえる
ようにうまくアレンジしてる
あとは主人公の性格も
潔癖ともいえる正義の信奉者対正義を信じない虚無主義者の原作ベースに
前者には童貞的純情派な面の強調、後者はジゴロな面の強調をしているけど
基本の展開はいまのところ大きく変えてはない
544 :
名無しのオプ:2008/10/14(火) 00:54:49 ID:3tjyqAfJ
545 :
名無しのオプ:2008/10/14(火) 08:26:42 ID:cCYWflID
自来也忍法帖つまんねぇぇぇぇぇ
546 :
名無しのオプ:2008/10/14(火) 08:47:22 ID:qdra0Khm
たぶん545が面白いと思ってる忍法帖作品でも、
同じ意見を持ってる人がいるから安心しなさい
547 :
名無しのオプ:2008/10/14(火) 12:42:20 ID:6jRHmaCw
>>542 >>543 ひえー全然知らなかった。こんなのあったんだね。情報ありがとう。
見つけたら読んでみる。
548 :
名無しのオプ:2008/10/14(火) 23:09:33 ID:1vDi6Gqo
面白いと思ったらナポレオンも読んでくれ
549 :
名無しのオプ:2008/10/15(水) 00:08:13 ID:pT6B4GxP
飛騨忍法帖つまんねぇぇぇぇぇ
550 :
名無しのオプ:2008/10/15(水) 13:41:08 ID:EYxyH0S6
スレ違いの戦中派不戦日記を読んだ
文章にやられた
他の物も読んでみたくなった
やっぱり忍法帳シリーズを順番に読むのが一番いいの?
スレの上のほうもざっと見てみたけど十三まで来てるから基本的な「読んどけリスト」とか無いんだよね
通りすがりの俺にも親切な人居たらよろしく
551 :
名無しのオプ:2008/10/15(水) 14:17:13 ID:n2H/sOMf
別にスレ違いってこともないだろ
それを言ったら忍法帖だってスレ違いだ
と初期ミステリ好きの俺は思ったりしなくもないぞ
>>4のA評価から読んでいけばまあハズレなしだ
552 :
名無しのオプ:2008/10/15(水) 14:38:40 ID:GhECeRCn
風太郎ってショートショートを書いたことある?
553 :
名無しのオプ:2008/10/15(水) 16:48:16 ID:6dfYJGFT
戦中派不戦日記、ってタイトルだけで格好良いよな。
554 :
名無しのオプ:2008/10/15(水) 17:35:07 ID:bJS4d9Fe
ショートショートはいくつかある
光文社の推理全集第10巻に収録
>>550 正直なとこ作者評価はあてにならないから
Aランク評価でもそこまでおもしろくないのはある
忍法帖なら甲賀、伊賀、風来、忍の卍(絶版)が誰が読んでもおもしろいとおもう
あと忍法帖シリーズは手を変え品を変え飽きさせないようにしてるといっても
ある程度パターンだからずっと読んでると飽きてくるから
忍法帖でない歴史ものの代表作の妖説太閤記や
ファンからの評価が高い警視庁草紙などの明治もの群、
ミステリなら妖異金瓶梅や太陽黒点、
日記が気にいったなら他の日記や
太平洋戦争の勃発と終結の資料をドキュメンタリー風に編纂した同日同刻
これらをじゅんぐりに読んでいくと好みに合わないものがあっても
いくつかは好みのものが見つかるとおもうよ
あと初期の筒井康隆っぽいスラップスティックSFの中短編も
そういうエロアホナンセンスでときどき真面目なのが好きなら気に入るとおもう。
555 :
名無しのオプ:2008/10/15(水) 18:19:02 ID:GhECeRCn
>>554 サンクス。
ああ、傑作選の補遺編に載ってるのかあ・・・あれ、図書館にもないんだよな。
あれを読めば、あのシリーズは制覇なんだが。
556 :
名無しのオプ:2008/10/15(水) 22:24:49 ID:3DWKI6jK
土山しげるの忍法剣士伝、林崎甚助の抜刀が全然迫力なくて萎えた...
あれならピザを月に飛ばすほうが迫力あるぞ
557 :
名無しのオプ:2008/10/17(金) 00:16:06 ID:yQHIUCyX
>>550 妖異金瓶梅
魔群の通過
八犬傳
これだけ読め
558 :
名無しのオプ:2008/10/18(土) 23:09:40 ID:gDTsfm5Z
>>556 長巻のイメージが全然違うんだが・・・あんな代物なのか?
というか、甚助自体イメージと違うw卜伝は狙いすぎだしw
まあ、次回どうやってアレを絵にするのか楽しみではある。
559 :
名無しのオプ:2008/10/19(日) 01:30:30 ID:HAIpbo5z
長巻って長刀の柄が短めの奴だろ?
戦国大合戦のラストバトルで出てきたような
560 :
名無しのオプ:2008/10/19(日) 02:24:31 ID:6yipRrCM
そういや覆面頭巾がいなかったから、諸岡一羽にらい病設定はなしか
まあ今やると流石に色々きついかな
561 :
名無しのオプ:2008/10/19(日) 02:24:51 ID:beRAsY/u
忍法八犬伝の村雨姫が嫌い
562 :
名無しのオプ:2008/10/19(日) 02:34:03 ID:0Tud4AHs
踏まれたいんですね。わかります。
つ 麻也姫
563 :
名無しのオプ:2008/10/19(日) 03:11:52 ID:opXuSYUV
分かる。でも信乃とセットだとむしろ好き
564 :
550:2008/10/21(火) 19:15:13 ID:gU03uPJv
550だが親切に教えてくれた人有難う
今有る海外物の積ん読5,6冊読み終わったら古本屋を漁ってみるつもり
565 :
名無しのオプ:2008/10/22(水) 20:49:12 ID:sVJhgwub
剣士伝はあのペースだと終了まで2年くらいかかるんじゃないか?
566 :
名無しのオプ:2008/10/22(水) 23:40:31 ID:GhnXgK8B
不知火軍記読了
元ネタは後から知ったのだが、わかった上で読んでたらもっと楽しめただろうな
567 :
名無しのオプ:2008/10/23(木) 18:43:53 ID:bEb/PAZ/
>>565 その前に打ち切られる可能性もあるんだぜ?
568 :
名無しのオプ:2008/10/24(金) 00:50:49 ID:6Go0L3fy
打ち切りより廃刊の方がはるかに可能性高い
あの辺の雑誌でベテラン切る可能性も低いだろ
569 :
名無しのオプ:2008/10/24(金) 05:53:11 ID:f16VNX/+
明治ものは、まだ明治断頭台しか読んでないんだけど、
ミステリー的な大仕掛けや、どんでん返しがあるのは、この作品だけ?
これから明治ものをどんどん読んでいきたいと思ってるんだが、
なるべくミステリーの要素がある作品を、優先的に読んでゆきたいんだけど・・・
570 :
名無しのオプ:2008/10/24(金) 06:52:38 ID:gZu2oHPl
ミステリー色が強いと言えば断頭台かなやっぱ。
警視庁草紙の中にもそういった犯人探しの話とかは
あったように思うけど。
571 :
名無しのオプ:2008/10/24(金) 08:25:34 ID:Z6hbPrjT
ある「謎」があって、最後の方でアッと驚く解決があるという意味では、明治ものはだいたいそうじゃないかな。
解決した方が重い気分になるようなものも多いけど。
572 :
名無しのオプ:2008/10/24(金) 12:28:48 ID:j4eLHImE
本格ミステリを期待するなら断頭台が別格だけど、あとはやっぱり「警視庁草紙」かな。密室殺人も出てくるし。
中編の「明治バベルの塔」は暗号ミステリの傑作。それから「明治波濤歌」。
つーか全部読みなさい。
573 :
名無しのオプ:2008/10/25(土) 00:13:52 ID:lzLFlkGV
>>569 「黄色い下宿人」これはミステリ全集の1冊目だったと思うけど
「明治波濤歌」下巻の「築地西洋軒」が名中篇
574 :
名無しのオプ:2008/10/25(土) 00:32:47 ID:hu+HVy7m
黄色い下宿人と太陽黒点は
肝心部分のネタバレがおおっぴらにされているから
ネタバレをみてしまうまえによんだほうがいい。
そしてもうすぐ忍法帖シリーズ執筆開始50周年です。
575 :
569:2008/10/25(土) 23:51:24 ID:mROzGGbL
みなさん色々教えていただいて、サンクスです。
断頭台を最初に読んで、うわ、すげえって思ったんだけど、
他の明治ものが、普通の歴史小説みたいだったら、ちょっと物足りないなって
思ってたんだけど、他の明治ものも、ちゃんと謎だの真相だのがあるみたいで
安心しました
(断頭台にあったような、本格的な物理トリックはさすがに期待してなかったし)
とりあえず断頭台の川路つながりで、警視庁草紙から読んでみようかなーと。
576 :
名無しのオプ:2008/10/26(日) 00:07:47 ID:wHgt+jqy
明治ものは連作短編なのに長編的なプロットをもっているという作品が多いけど
全篇をとおしての本格推理といえるのは断頭台だけじゃないかな
ミステリをよみたいなら明治ものに拘らず妖異金瓶梅とかを読んでもいいとおもうけど
577 :
569:2008/10/26(日) 00:20:19 ID:nSCtQvP0
妖異金瓶梅はもう読んでいて、光文社のミステリ全集も読んだので、
断頭台にいったって流れなんですよね。
でも別にガチガチのミステリーにこだわってるわけじゃないので、
話の中に謎だの秘密だのがあって、それを楽しめればいい感じです。
578 :
名無しのオプ:2008/10/26(日) 22:54:57 ID:sbcbOONl
時代ミステリーだと
「おんな牢秘抄」がある
579 :
名無しのオプ:2008/10/27(月) 14:53:40 ID:MI2NDWOt
来月、金曜ロードショーでSHINOBIやるみたいだな
見所は綺麗な日本の風景
580 :
名無しのオプ:2008/10/27(月) 21:30:10 ID:W+DykbAa
筑摩小四郎と夜叉丸の戦いだけは面白かった
581 :
名無しのオプ:2008/10/28(火) 01:48:55 ID:yzQYqmg1
何故SHINOBIはあんなに駄目だったんだろうか
一番の原因はお胡夷を出さなかった事だと思うけど
他は何だろう
582 :
名無しのオプ:2008/10/28(火) 02:27:33 ID:gpaKS6YD
そりゃ技量のない人が勘違いしちゃったからです。
ある人だったら……ケンイシカワみたいになってもそれはそれで困るか。
583 :
名無しのオプ:2008/10/28(火) 04:02:46 ID:7AqRsarJ
監督が無能だったってのもあるだろうが、
そもそも映画っていうメディアは、山風作品の魅力を
表現するのは難しい。おそらく漫画よりも数段難しい。
石川賢やせがわのように、魅力的に山風漫画を描けそうな作家は、
多いとは言わないが、他にもいると思う。
だが、魅力的な山風映画を撮れそうな監督は、たとえ
一人二人でもいるかどうか・・・
584 :
名無しのオプ:2008/10/28(火) 05:21:36 ID:pI11Kfoo
バトル自体はがんばってたと思うよ
忍者削って弦と朧に時間割きすぎたのが失敗
キャスティング的に割くしかないだろうが
585 :
名無しのオプ:2008/10/28(火) 06:30:30 ID:YiZDNryS
真正面から映画化しようとすると、途端に困難が
立ちはだかるのが山風作品なのかもな。
そういう意味じゃ漫画化やアニメ化の方が障害は
少ないのかもしれんね。
586 :
名無しのオプ:2008/10/28(火) 06:35:26 ID:X6zo2W9z
さんざんいわれ尽くしたことだが、忍法は実写にした途端、まるでチープな代物と化す。
文章と違ってデフォルメが効かないからね。悲しいかなギャグにしかならんのだよ。
587 :
名無しのオプ:2008/10/28(火) 09:48:43 ID:HcmmALOV
>>583 大島渚も昔、山風作品を映画化して山風本人からダメだしの手紙もらったんだっけ?
こーなると見たかったよな、岡本喜八監督の「幻灯辻馬車」
588 :
名無しのオプ:2008/10/28(火) 12:30:01 ID:YiZDNryS
「棺の中の悦楽」のことか。俺は未見だが。
山風って映像化に対してはドライな印象を持ってたが、
ダメ出しの手紙出すなんてことしてたのか。
589 :
名無しのオプ:2008/10/28(火) 12:59:52 ID:7AqRsarJ
>>587 ああ、それどっかで聞いたことあるなあ。全盛期の大島でも駄目じゃあ・・・
でも忍法帖の映像化は困難の極みだが、ミステリーか明治ものなら、
まだ成功の可能性が少しはあるかも。
590 :
名無しのオプ:2008/10/28(火) 13:06:23 ID:c+JZ7YRB
ハリウッドに権利を渡してバリバリのCG満載にすればチープにはならないだろうけど
その場合どの過ぎたエログロやバッドエンドは削除だろうな
591 :
名無しのオプ:2008/10/28(火) 17:25:40 ID:75gurEmJ
よくできた小説ほど映像化しにくいって言うしなあ。
風太郎の「視点」みたいなものを正確に汲んだ人が作ってくれるならいいけど、
いまの映画界じゃ無理じゃないかな。
592 :
名無しのオプ:2008/10/29(水) 00:05:12 ID:qjSpgQXG
十手架なら映像化できると思う
牢獄の劣悪さや苛烈な看守を描くのは、忍法よりはずっと現実的なはず
仇討ち要素で引っ張って、ラストもあんな感じだし
593 :
名無しのオプ:2008/10/29(水) 00:22:57 ID:KEKglQU9
妖異金瓶梅を中華に売り込む→日本小説ブームに乗りヒット→実写化→忍法帖も翻訳→ブームになる→海外の人気を受け日本でも再ブーム→絶版の復刊→俺ウマー(゚д゚)
という夢を見た
594 :
名無しのオプ:2008/10/29(水) 04:05:24 ID:GX4T/W+D
>>590 ハリウッドで作ろうがCG使おうがチープなもんはチープにしかならん。
忍法帖読み直してごらん。
で、実写化したところを想像してごらん。
なんぞこれといった馬鹿馬鹿しい画像しか浮かんでこないものが多いでしょ?
文章で読んでる限りはそうは思わないけどね。
595 :
名無しのオプ:2008/10/29(水) 05:46:22 ID:a0I/oCIY
明治断頭台で最後に主人公が、自ら(メ蘭)のシーンも、
映像化すると、ギャグ漫画みたくなるかもしれないな・・・。
596 :
名無しのオプ:2008/10/29(水) 05:46:53 ID:3o8ViNcT
実写化されたと同時に…と思う忍法は「魔界転生」の
ジュリー天草四郎の髪切丸かな。
597 :
名無しのオプ:2008/10/29(水) 13:25:28 ID:wxlu21US
髪切丸は小説の通りの描写を当時の映像技術で再現できなかったからああしたと思う。
今なら小説通りの髪切丸を映像化できるのでは。
598 :
名無しのオプ:2008/10/29(水) 13:55:37 ID:KEKglQU9
>>594 スパイダーマンやX-MEN、指輪物語を
あれだけ立派に原作どおりにつくる技術があるんだから
日本でつくるよりははるかにましだとおもう
まあそれらですら原作ファンからは非難ごうごうだったから
どのみち山風ファンからは叩かれるだろうけど
599 :
名無しのオプ:2008/10/29(水) 15:08:55 ID:wxlu21US
技術は確かに大事だけど、監督とか人的要素の方が大きいんじゃないかな。
600 :
名無しのオプ:2008/10/29(水) 16:51:54 ID:+Ixmvdgq
それこそ問題が大きそうだ、日本映画界。
601 :
名無しのオプ:2008/10/29(水) 22:28:53 ID:GX4T/W+D
>>598 原作どおり映像化すればチープにならないという訳じゃないよ。
例えば忍法羅生門なんて膣内にチ○コ引っ張ってるだけですよ?
忍法剣士伝の剣豪同士の戦いも林崎甚助と片山伯耆守なんて
居合いのかっこうで睨み合って相打ちですよ?これ、どう実写化
したら、かっこよくなりますか?忠実に実写化したら馬鹿馬鹿しい
忍法が8割はあると思いますが。なかには風閂みたいにカッコイイ
といえる忍法もありますが、そういうのはごく一部で人間の性器に
ひっかけた忍法はどれも冗談はよせ、みたいなのばっかですよ?
602 :
名無しのオプ:2008/10/29(水) 22:37:47 ID:wxlu21US
『忍法八犬伝』の「地屏風」は感心しつつ笑った。あれも映像化したら微妙というかアウトの部類か。
603 :
名無しのオプ:2008/10/29(水) 22:55:31 ID:qzV4VkCl
とりあえず、『風来忍法帖』を映像化しようとしたら、
馬さん絡みのかなりのシーンにモザイク必須ではあるまいか。
それもやたらデカいモザイクが。
604 :
名無しのオプ:2008/10/29(水) 23:24:59 ID:+asnl8FZ
映像化しても馬鹿馬鹿しいとか以前に、
そもそも女性器とか男根をすぐに晒す作品群を映像化してくれってのが自分にはわからん
小説読んで自分の頭の中で好きな風に描写するのが一番だろ
605 :
名無しのオプ:2008/10/29(水) 23:36:32 ID:wXTwRghV
映像化作品だと例のVシネマがけっこうおもしろかった
いかにも安っぽいからだろうか
606 :
名無しのオプ:2008/10/30(木) 00:46:16 ID:+wLrAlZn
昨日テレビでやってたジライヤ忍法帖
番組表を見た時に
山風忍法帖の映像化か?
と思ったら、全然関係なかった
でも面白かった
607 :
名無しのオプ:2008/10/30(木) 01:30:28 ID:E3tCT4kb
>>604 まあ、一種のステータスなんだろう。漫画のアニメ化やゲーム化のような。
そしてコントローラーを床にたたきつけ……ウッウッ
608 :
名無しのオプ:2008/10/30(木) 02:03:11 ID:kT133K1W
だいぶ前に、韓国か中国で作られたらしいの時代劇物の動画が
貼られてたけど、アレはすごかったっけな。
ワイヤーアクションでびょんびょん飛びながら、男剣士が女剣士を脱がしたり
何十メートルも先から突進して合体したり、そのまま足先をドリルみたいにして
土に潜ったり……エロいシーンのはずなのに、なんか乾いた笑いしか出てこなかったっけ
609 :
名無しのオプ:2008/10/30(木) 03:37:29 ID:k1LnAlnj
ああ、わかる。いくらすごい忍術を、CGなりワイヤーなりで映像化しても、
少林サッカーや、決戦紫禁城みたくなっちゃうのかなっていう
危惧がある。
610 :
名無しのオプ:2008/10/30(木) 03:39:03 ID:k1LnAlnj
あ、技術的に忍術を再現できないって意味じゃなくて、たとえ再現しても
>>608みたく乾いた笑いしか出てこないんじゃないかと・・・
611 :
名無しのオプ:2008/10/30(木) 03:39:49 ID:FCsJs+5u
血まみれでのんきな会話をする幽霊なんてギャグそのものじゃないか
612 :
名無しのオプ:2008/10/30(木) 10:47:06 ID:0vwkk91y
見栄え考えると、甲賀と江戸は異色だな
見栄えする忍法が多い
月影もかな
まあ、下山天(ry
613 :
名無しのオプ:2008/10/30(木) 17:10:29 ID:DC6NjNpD
どういう脚色をするつもりだったか解らないけど、
アクションと共に軽みも岡本喜八の持ち味。
とぼけたユーモアに溢れる作品は期待出来たかもしれない。
例えば原作と大きく変更された点も目立つが、明らかに傑作といっていい「殺人狂時代」
614 :
名無しのオプ:2008/10/30(木) 17:20:21 ID:Dha+Nz+c
見栄えが良くなきゃいけないのは映画の都合にすぎないけどね。
凄いものが必ず見栄えがいいってものじゃないし、むしろ逆のことが多い。
615 :
名無しのオプ:2008/10/30(木) 18:14:04 ID:4SY8w+bT
>>613 『幻燈辻馬車』の最大のバカバカしさは「幽霊が幽霊を呼び出す」という二段変身みたいなネタだと思う。
岡本喜八ならそのへんは期待できたなあ。
616 :
名無しのオプ:2008/10/30(木) 18:46:41 ID:oaLn2gcZ
ジャズ大名以降の岡本喜八監督には失望させられっぱなしだったけどね・・・。
観たかったなあ、幻燈辻馬車。良かれ悪かれいい味の映画にはなったと思う。
たった1年だけどその1年、逝くのを伸ばして欲しかったよ。
617 :
名無しのオプ:2008/10/30(木) 22:32:30 ID:grhm/92s
「精液を練って作った人形が番ってる内に巨大化して部屋にいる人間を圧殺」とか、映像がリアルであればあるほど
あほらしさが際立ちそうだな、確かにw
618 :
名無しのオプ:2008/10/30(木) 22:59:00 ID:oY/DlDAl
>>617 ……しかもその精液は、さんざんヤられまくった女人の股間から
術者が口で吸い出したもの、じゃなかったっけ。
人形が巨大化して人を圧殺、のくだりだけ抜き出せば結構なホラーなんだが……
人形制作の過程と、巨大化するまでのプロセスがアレだからなあ。
619 :
名無しのオプ:2008/10/31(金) 16:28:42 ID:ajUF+rkA
そういや橋之助版舞台魔界転生ってどうだったんだろう?
620 :
名無しのオプ:2008/10/31(金) 22:15:44 ID:1PoYZ2r2
あいかわらず天草が大ボス設定ではあるけど、
けっこう原作に近いらしく、評判のほうもよかったよ。
621 :
名無しのオプ:2008/10/31(金) 22:30:38 ID:Cybf3Z1G
新潮文庫『あの人に会いたい』に山風も取り上げられていた。
622 :
名無しのオプ:2008/10/31(金) 22:39:42 ID:jUt8jt/d
天草四郎の執念がよく描かれてると思うのは
やっぱ石川賢の魔界転生かなあ。
623 :
名無しのオプ:2008/11/01(土) 00:00:10 ID:iIrbZllH
石川ヴァージョンはなあ…
山風信者としては否定したいのに賢ちゃんフリークとしては大絶賛という、揺れ動く心の綱引き状態(「神州高血城」の完結編も同じだけど)。
624 :
名無しのオプ:2008/11/01(土) 01:06:48 ID:hZgTpwSi
忍者短編アンソロジーの中に山田風太郎作品があった(忍法幻羅吊り)
上の方に映像化するとギャグになるという感じの話があったけど
この話も映像化されたら絶対笑う
625 :
名無しのオプ:2008/11/01(土) 20:29:05 ID:C6476CB1
山風の小説の元ネタになったものとかぱくったものとか知りたいけど、今となっては知名度低い小説とかなのかなあ
甲賀でロミオとジュリエットくらいしかわからないな。しかも章に明記してるし、元ネタっていうほどじゃないし
あと水湖伝とか。これも違うな
626 :
名無しのオプ:2008/11/01(土) 20:32:58 ID:4vY4IEwo
『金瓶梅』や『南総里見八犬伝』が知名度低いとは思えない
と突っ込んでみる。
627 :
名無しのオプ:2008/11/01(土) 21:27:11 ID:1w8q9OvF
忠臣蔵もだな。
628 :
名無しのオプ:2008/11/01(土) 21:27:28 ID:YKOzUUis
他に知名度ありそうなモノといえば忍法帖だけでも
江戸川乱歩パロの伊賀の散歩者とか
ガリバー旅行記が元ネタのガリバー忍法島とか色々あるんだが。
というか知名度以前に
>>625が無知なだけ。
自分が物知らないことを棚に上げて知名度低いって…痛いなコイツ。
629 :
名無しのオプ:2008/11/01(土) 21:35:27 ID:wBuRbHoJ
あれだけ「常套」を嫌って「独創」に執念を燃やした作家に対して
「ぱくったものを知りたい」と言い放つ無神経さが堪らん。
630 :
名無しのオプ:2008/11/01(土) 22:18:46 ID:Bw7I1/rG
妖異金瓶梅の最終話の描写は「バルカン戦争」というエロ小説が元ネタになってると思う。
631 :
名無しのオプ:2008/11/01(土) 23:00:32 ID:C6476CB1
どうも書き方が癪に触ったようで、無知なのはたしかだけど
独創にこだわってたのはわかるけど、すべて自分だけで創造するのはいくら天才でも無理だと思うし。ゲーテだって他人に影響受けてるし、芥川なんてまんまぱくってる
少しくらいは展開を真似したりしたのかな、してたなら知りたいと思ったわけで
知名度低いっていうのは、当時出版されて今は絶版で、50年前にも生きてた小説好きの人しか今は知らないようなものを指したつもりだったんだけど
パロディーの元ネタとして、タイトルにも引用されてる、今でも普通に本屋で買えるものしかわからなくて、それらは除外したつもりなんだが
ことばが足りなすぎたな
632 :
名無しのオプ:2008/11/01(土) 23:24:17 ID:awFBRVY5
>>631 「水滸伝」くらい間違えずに変換しような。
つうか書き込む前にチェックくらいしたら?
633 :
名無しのオプ:2008/11/01(土) 23:41:49 ID:4vY4IEwo
“suikoden”で一発変換できると思うけどな。
634 :
名無しのオプ:2008/11/01(土) 23:43:04 ID:iIrbZllH
うーん
「影響を受ける」「リスペクトする」ってのと「パクる」ってのはニュアンスが全然違うから
たまたま自分が読んだ(観た)お話のネタがかぶっていると、幼稚園児が「うんこ〜」と叫ぶみたいに「パクりだ!」と言いたがるお子様にはみんなげんなりしてるんだと思うよ(まず芥川と今昔物語を読み比べてみなさい)
山風は自覚的にパロディの手法を(筒井康隆や都筑道夫や小林信彦や井上ひさし以前に)駆使した作家だから、それを「パクりだ〜!」とやられたら、愛読者としてはたまんないから
もちろんどんな物語も原型を突き詰めればいくつかのパターンに還元されるんだろうし、山風が、たとえば乱歩や吉川英治やドストエフスキーのこんな部分にこういう影響を受けてている、ということを論証するのは比較文学論の研究課題となりうると思う
とりあえず、「戦中派不戦日記」他を読んで山風がどんな本に感激してたのかチェックしてみてくださいな
635 :
名無しのオプ:2008/11/02(日) 00:13:32 ID:h/xOypso
>>625 元ネタって「八犬傳」の「根っこは変えずに枝葉を変える」の“根っこ”が正史に限らず、
稗史や民間伝承、大衆文学にあるって事だと思うんだけど。違うか?
“パクリ”をネガティブにとららえる人もいるから気をつけたほうが良いよ。
俺が知ってて期待に応えられそうなのは「不知火軍記」が「白縫譚」の翻案とかかな。
636 :
名無しのオプ:2008/11/02(日) 00:15:58 ID:J2DapELU
637 :
名無しのオプ:2008/11/02(日) 00:59:24 ID:vDA51OJb
>>625ってちゃんと言葉を選べば、同じような意図の質問をしても集中砲火を
浴びずに済んだ気がする。
それどころか、
>>635のようにヒントになったものを、楽しげに教えてくれた
人たちがたくさん出てきたと思う。
が、もう、諦めた方がいいな。多くの住人に「敵」と認識されちゃってるから。
どうしても聞きたいなら、徹頭徹尾下手に出て全面的に謝ることをお勧めする。
なあに、根は単純でお人好しばかりだから許してくれるさ。
638 :
名無しのオプ:2008/11/02(日) 01:09:17 ID:5gRN9OrA
別にそんなにまずい事言ってる様には見えないけどなあ
山風本人は吉川英治に影響を受けてるって言ってたね
魔界転生では明かに吉川版武蔵のパロをやってるし、文体もどことなく似てると思う
639 :
名無しのオプ:2008/11/02(日) 01:26:44 ID:vDA51OJb
実は俺もそう思うw
せいぜい黄色い下宿人のように、元ネタがあるとはっきり分かるものの、
マイナー版を知りたいとか、そんな風に悪意はまったくなかったのかもしれないが、
パクったって言い方が、住人の一部をハリネズミにしちゃったな。
640 :
名無しのオプ:2008/11/02(日) 01:42:27 ID:arQ3f0OJ
「パクる」という言葉をポジティブな意味で使う人はほとんどいないからな。
悪意はなかったのかも知れないが、言葉の選び方が無神経過ぎた。
641 :
名無しのオプ:2008/11/02(日) 02:14:57 ID:nqjYNgnK
>芥川なんてまんまぱくってる
なんて書く人間に悪意がないわけないだろ
「山風なんてまんま金瓶梅ぱくってる」などと書かれたら、冷静さを保つのに一苦労だ
ところで「司祭館の殺人」を読み終わるまでアレだと見抜けなかった俺は間抜け
642 :
名無しのオプ:2008/11/02(日) 03:03:09 ID:Fd5rd61E
忘れないよこの道を パスティーシュと歩いた〜
643 :
名無しのオプ:2008/11/02(日) 03:07:48 ID:Fd5rd61E
牢屋の坊ちゃんがあったな
644 :
名無しのオプ:2008/11/02(日) 03:12:09 ID:ssFkC/q8
歌っているうちに思い出したのかw
645 :
名無しのオプ:2008/11/02(日) 07:12:08 ID:jTlzXFAv
警視庁草紙の明治牡丹燈籠
山「たしか牡丹燈籠は読んだと思うけど」
森「これは読んでないと書けませんよw」
ていう森まゆみのインタビューは笑った。
646 :
名無しのオプ:2008/11/02(日) 12:59:33 ID:35B6nvD3
魔界が吉川の宮本武蔵
陰茎人が芥川の鼻
神曲崩壊がダンテの神曲
647 :
名無しのオプ:2008/11/02(日) 13:34:43 ID:RCst/zPB
花魁たちをテーマにした話で、ベニスの商人ネタもなかったっけ。
見世の主人の名前が「車井六」だかなんだかの…
648 :
名無しのオプ:2008/11/02(日) 17:11:44 ID:9YveGN5V
ガラシャの棺の鴫留肺堂はジキル博士とハイド氏だけど、
忍法は善悪の二重人格設定を拡大解釈しまくって原形をとどめてないな
649 :
名無しのオプ:2008/11/04(火) 16:24:02 ID:iDCvnCqr
「1999年」はどこまで本気で予想してたんだろうな。
筒井の2001年暗黒世界のオデッセイと同じく、
半分は悪ふざけだと思うが。
650 :
名無しのオプ:2008/11/05(水) 01:41:10 ID:b+dmRAVF
「俳句や短歌の文字列を全部解明」に実際にチャレンジしたやつはいるのかな。
651 :
名無しのオプ:2008/11/06(木) 04:30:38 ID:BKqMJltq
出版芸術社 山田風太郎初期作品集橘傳來記 2,100円 四六版 11月中旬発売
山田風太郎がデビューする以前に書いた小説を完全収録。
(単行本未収録7編)風太郎の原点であり、非凡な才能を感じさせる初期作品集。
今年二冊目の山風が来たぞ。naritaさんとこのリストにも載ってない作品って事なのか、今から楽しみです。
652 :
名無しのオプ:2008/11/06(木) 13:54:51 ID:gqrqLVsI
wktk
653 :
名無しのオプ:2008/11/06(木) 18:12:14 ID:kG+p6fGs
>>651 紀伊国屋とかデカい本屋いかないと売ってないから嫌なんだよ>出版芸術社の本
654 :
名無しのオプ:2008/11/09(日) 08:22:33 ID:Dv+U43PP
ちょっと前に発見された、国民徴用令とかかな。
655 :
名無しのオプ:2008/11/13(木) 08:38:40 ID:YCigL4Cr
山風作品じゃないけど、もろ影響下の獣兵衛忍風帳。
ディカプリオでハリウッドリメイクらしいね。
かなりの地雷になりそう。
656 :
名無しのオプ:2008/11/13(木) 12:01:15 ID:s/UhibtS
ブクオフで朝日文庫の八犬伝、下巻のみGETした
上巻手に入れられるんだろうか
657 :
名無しのオプ:2008/11/13(木) 12:17:37 ID:xQpi4/RX
ジンクス通りなら、いずれ上下巻そろって見つかるはず。
658 :
名無しのオプ:2008/11/13(木) 12:43:29 ID:M/TzSmO9
今月号は忍法剣士伝頑張ってるかも。
659 :
名無しのオプ:2008/11/13(木) 13:27:47 ID:FxmzJEFK
660 :
名無しのオプ:2008/11/13(木) 14:19:00 ID:O3an2Bzw
俺の古本ジンクス。
「これは…貴重かも!」と思って焦って買った本が割りと
時間を空けずにまた見つかる。しかもキレイなやつが。
661 :
名無しのオプ:2008/11/13(木) 19:16:00 ID:Jwesltn5
>>655 あれを実写化とか頭おかしいとしか思えん。てゆーか、パイレーツオブカリビアンみたいになる悪寒。
662 :
名無しのオプ:2008/11/14(金) 00:45:43 ID:fxeBlybl
明日のSHINOBIは見るべき?
663 :
名無しのオプ:2008/11/14(金) 00:46:55 ID:a6MHqg9A
ハリウッドって事は、時代劇じゃなくてアメコミヒーローみたいになるんじゃね。
664 :
名無しのオプ:2008/11/14(金) 01:27:20 ID:cWOtleCN
>>662 「怒り」とか「悲しみ」とか、いろいろとネガティブな感情を
自分の中に持ちたいなら。
もしくは、「甲賀忍法帖」っちゅー小説をまったく知らなくて、
仲間由紀江とかオダギリジョーのファンなら。
665 :
名無しのオプ:2008/11/14(金) 01:35:23 ID:7N1gacg3
信玄忍法帖の風陣篇だけ読んで観たらいいかもな<SHINOBI
666 :
名無しのオプ:2008/11/14(金) 01:45:43 ID:TRsCID7k
獣兵衛があたったらシリーズ化されるかもな
ninja assasinとかちょっとした忍者ブームだし
667 :
名無しのオプ:2008/11/14(金) 05:51:26 ID:qnSNKACF
656ですが、八犬伝、廣済堂のが入手可能だったので上下とも新品で買っちゃった
668 :
名無しのオプ:2008/11/14(金) 07:46:35 ID:Vg5MY9c3
え?アメリカってまたニンジャブームなの?流行が一巡りしたのか。
669 :
名無しのオプ:2008/11/14(金) 11:13:45 ID:3chVMtK0
忍者の実在検証とかテレビでやってた気がする<アメリカ
万川集海を本気で信じてたり忍術道場の師範とかが出てくる失笑ものだったが
670 :
名無しのオプ:2008/11/14(金) 21:13:25 ID:bubnSuqQ
SHINOBI観てるんすけど、糞っすねwww
原作も糞なんでしょwww
今、オダギリが仲間をうしろから抱き締めたとこ
671 :
名無しのオプ:2008/11/14(金) 21:18:36 ID:Jy3EkOEP
SHINOBI見てるけどいきなり弦之介が朧後ろ抱きにしてびびった
しかも朧が忍で弦之介がこれまで戦うことしか知らなかったと告白しだして三重にも四重にもびびった
672 :
名無しのオプ:2008/11/14(金) 21:26:41 ID:wIdLBGTp
口直しにアニメのバジリスクでも見たら?
673 :
名無しのオプ:2008/11/14(金) 21:28:59 ID:TRsCID7k
忍法帖シリーズ執筆開始50周年放送とは粋なことをするね
674 :
名無しのオプ:2008/11/14(金) 21:41:57 ID:gyVrM7TD
連続ですまんがいろんな意味で見ててむず痒くなってしまった
なんだこの情緒不安定な弦之介は…
気ぐるみ着たやつは蓑念鬼かな?
アニメ版で口直ししたいが今手元にないんだよな〜
まあせっかくの50周年記念だから終いまで見届けるか
675 :
名無しのオプ:2008/11/14(金) 22:58:58 ID:Eh4EkKAS
五十周年記念でSHINOBIを放送するあたりは、御大に合ってるとも言えるが
あと、誰か670に絡んでやれよ
676 :
名無しのオプ:2008/11/15(土) 02:10:00 ID:WYK9uOQJ
670はSHINOBIを皮肉って書いたんだろうから別におk
しかしもう50周年か…
最近山田作品読んでないなぁ。図書館に行ったが5冊くらいしか置いてなかった
677 :
名無しのオプ:2008/11/15(土) 17:05:51 ID:siKC7AWU
忍法相伝の映画化を
再放送したほうが良かった
678 :
名無しのオプ:2008/11/15(土) 18:20:07 ID:uSBuRf52
嬉しくて書き込むが、こないだ、ブクオフで
山風の短編集「怪異投込寺」と「不知火軍記」を購入した。
レアじゃないかもしれないが、スゲー嬉しい。
盆と正月が一度に来た並の嬉しさ。
679 :
名無しのオプ:2008/11/15(土) 21:59:34 ID:i+HfgWnV
幻妖桐の葉落としは他はハルキの表題文庫だけじゃないかな?
普通に貴重のような
680 :
名無しのオプ:2008/11/17(月) 09:46:16 ID:vDScV4e1 BE:868629964-2BP(0)
>>677 それ何って映画?
>>678 ブクオフにあるだけ裏山しい。
近所のブクオフなんか甲賀しか置いてねえ。
681 :
名無しのオプ:2008/11/17(月) 22:23:49 ID:xYSseFlT
682 :
名無しのオプ:2008/11/17(月) 23:58:00 ID:8eWxHcut
青春探偵団の設定だけ友達に聞いたんだけど、なぜか青い山脈を連想したw
でも風太郎がそんな爽やかな話書くはずないよな・・
683 :
名無しのオプ:2008/11/18(火) 07:49:13 ID:h6yGcJGL
バジリスク面白かったし、原作はもっと良いって話だから
忍法帖シリーズ何冊か買おうと思ったけど表紙見て噴いたw
買えんわこれはw
684 :
名無しのオプ:2008/11/18(火) 11:18:25 ID:0i2CZYgV
>>683 いくつかの出版社から同じタイトルの作品が出てるから、比較的まともっぽいのを探してみるといいよ
甲賀と柳生はせがわ(バジ作者)先生が表紙書いたヤツもあるし
ところで橘傳來記はまだかのう…
685 :
名無しのオプ:2008/11/18(火) 11:42:31 ID:dTCQ0ShV
女の店員さんでも、平気でエロビデオ借りられるのに、
本屋で忍法帖シリーズを買うのが妙に恥かしかったりするから不思議
686 :
名無しのオプ:2008/11/18(火) 13:58:04 ID:ICjOLCMW
講談社の天野義孝の表紙くらいなら別にいいんじゃないか
個人的には筑摩の忍法帳シリーズ表紙が一番好みだな
687 :
名無しのオプ:2008/11/18(火) 16:05:28 ID:YO1euI0u
>>686 「姦の忍法帳」は本屋に行って帯の「のぬふ!」で吹いた
688 :
名無しのオプ:2008/11/18(火) 19:02:25 ID:R0Nx9siE
>>651 初期作品集橘傳來記
これって旧制中学時代に、小づかい欲しさに
受験誌の懸賞に応募してたというやつだよね。
生前には絶対に本にならなかっただろうなw
689 :
名無しのオプ:2008/11/18(火) 20:26:09 ID:ebkDq+TQ
>>687 帯付きってことは筑摩じゃなくて講談社の?
講談社から姦の忍法帳が出てたのは知らなかったが
帯に堂々と「のぬふ」なんて書いてあるんじゃ恥ずかしくて買えないw
690 :
名無しのオプ:2008/11/18(火) 22:25:37 ID:f+6/lKjS
ちくま文庫だって普通に帯ついてますぜ?
691 :
名無しのオプ:2008/11/18(火) 22:29:48 ID:ebkDq+TQ
あら帯付きだったか。
新品で買ったのに何故か帯ついてなくてな…
692 :
名無しのオプ:2008/11/18(火) 22:32:49 ID:RFcRhez0
講談社ノベルスの横尾忠則も自分としては
好みだった。
693 :
名無しのオプ:2008/11/18(火) 22:33:24 ID:I6kb7g34
帯は破けやすいからね。
破けた帯は書店が外して捨てちゃうと聞いた。
694 :
名無しのオプ:2008/11/19(水) 00:30:32 ID:3e4WZVNY
帯とか邪魔なだけだから付いてないほうがいいがね
695 :
名無しのオプ:2008/11/19(水) 07:48:02 ID:r2zJysac
「のぬふ」は中身知らなきゃ問題ないだろwwww
696 :
名無しのオプ:2008/11/19(水) 09:49:42 ID:1XOM/0D1
Vシネくノ一忍法帳を借りるとか、佐伯画伯の「淫剣花」を買うとか。
697 :
名無しのオプ:2008/11/19(水) 16:05:16 ID:tKvYf2YX
帯はゆっくり解くのがよいのだ。
698 :
名無しのオプ:2008/11/19(水) 18:26:04 ID:d2AVlga5
えー、やっぱ
クルクル・・・「あーれー」 じゃない?
699 :
名無しのオプ:2008/11/19(水) 21:32:55 ID:nXvsY74x
伊賀忍法帖を読み終わったんだけど次は何よめばいいかな??
甲賀はバジリスクをみた。
700 :
名無しのオプ:2008/11/19(水) 22:01:04 ID:ogttIN79
701 :
名無しのオプ:2008/11/19(水) 23:42:26 ID:WmZLx+bI
>>699 手に入るものは片っぱしから読むべしと言いたいところだけど、年代と入手難易度から言って、柳生忍法帖あたりかな
甲賀に出てきたキャラも出てくることだし
702 :
名無しのオプ:2008/11/19(水) 23:58:34 ID:PbKK03Ix
甲賀がらみでいくなら忍法八犬伝とくノ一忍法帖
それか慶長大食漢か
703 :
名無しのオプ:2008/11/20(木) 01:42:09 ID:Wgjzezul
>>699~
>>702 ありがとう
柳生がお勧めみたいですね。
でも伊賀も正直良く理解できなかった。
とても楽しかったが。
704 :
名無しのオプ:2008/11/20(木) 05:13:05 ID:dUsPe5tx
>>703 理解できたが楽しくなかった、よりはるかにいいと思う。
それに、いい本は読んでから何年もたって、不意に「あ、あれはこういう意味だったのか」と理解できることがある。
705 :
名無しのオプ:2008/11/20(木) 05:41:51 ID:C8ilm3lB
>>699 つーか、ちょっと待て。先に甲賀の「原作を読め」
マンガやアニメで知った気になるなよ。細部が違うんだから。
706 :
名無しのオプ:2008/11/20(木) 11:44:30 ID:uQ6ZBTS0
死んで何年も経つというのに、これだけマンガになったり、アニメになったりして、
しかも、ファンから絶大な支持を得ている山風は幸せ者だなあ。
ご本人は、死んでいるから知らんかもしれんが。
707 :
名無しのオプ:2008/11/20(木) 22:38:54 ID:BiFePMws
弟に山田作品を何作か読ませたが(甲賀忍法帖、誰にでもできる殺人、太陽黒点)、
話は面白いけど文章が読みづらいそうだ。
昔の作家は読みづらいのかと思ったが、松本清張と水上勉は読みやすいって言ってた。
だが江戸川乱歩と横溝正史は読み辛いと。
なんて分かりやすい奴なんだ・・・。
708 :
名無しのオプ:2008/11/20(木) 23:06:39 ID:8yuHyjiJ
山風と乱歩の文章って読みにくいか?
俺は読みやすかったぞ。
夢野久作の、柔らかいけど丁寧語を多用した文章が
読みづらいとかならまだ話はわかるが。しかし、久作の
文章だって美しいのは言っておく必要がありそうだな。
709 :
名無しのオプ:2008/11/20(木) 23:39:45 ID:+SgqTY4I
乱歩は読みやすいと思うがなあ。
山田作品の文と乱歩のは少し似てると思ってたが、後で山田風太郎は乱歩の弟子?と知って驚いた記憶が。
710 :
名無しのオプ:2008/11/21(金) 06:12:49 ID:AnSWeCuG
過去の読書歴や好みによって、「読みやすい」の基準はだいぶ変わるだろうけど…
風太郎は今読んでも古い感じがしない。いわゆる生きた日本語ってイメージ。
711 :
名無しのオプ:2008/11/21(金) 08:11:30 ID:W+Id5Hov
横溝や山風は読みやすいと思うけどなぁ、と中学時代に横溝作品を読んで
小説の面白さに目覚めた30代が言ってみる
ちなみに夢野久作は「ドグラマグラ」を読んで途中で挫折した
712 :
名無しのオプ:2008/11/21(金) 09:18:40 ID:wMwVAQTo
>>710 時代小説なのに地の文でパトリオットミサイルとかスカッドミサイルとか出てくるもんなw
713 :
名無しのオプ:2008/11/21(金) 09:24:34 ID:mMea5P5O
初期の推理小説は少々、古い気がする。
内容や価値までむろん古びては無いが、今の基準だと、
なんかちょっと文体がゴツゴツしてるというか・・・
忍法帖からは、それがぴったり合ってて気にならなくなるが。
714 :
名無しのオプ:2008/11/21(金) 13:55:23 ID:eDIzbd6W
乱歩には芥川龍之介似の文章だって評されてなかったっけ。
初期の山風は。
715 :
名無しのオプ:2008/11/21(金) 18:05:09 ID:dbvIEc8g
すごいマヌケな質問なんだが…
公衆の前で平然と全裸になったり交合する人物がしょっちゅう出てくるが
昔の人は人前で平気でそういう事ができたの?
忍法創世記にも兄弟や姉妹同士でお互いの交合を眺めるシーンがあったりして不思議に思ったんだが
716 :
名無しのオプ:2008/11/21(金) 19:20:57 ID:ep6R0c7S
>>715の発想から、何か性的な忍法が生み出せそう
717 :
名無しのオプ:2008/11/21(金) 20:56:57 ID:dbvIEc8g
いや創作小説だという事はわかってるんだが
身内同士でも平気で○液飛ばしたり裸になってるからついw
よく見るとものすごいアホな質問だったな…
718 :
名無しのオプ:2008/11/22(土) 11:21:14 ID:gpDWbTIB
>>715は
「昔の忍者って手が伸びたり変身したり出来たの?」
って訊いてるようなもんだ
719 :
名無しのオプ:2008/11/22(土) 12:14:16 ID:GyIQ7j+0
よく見なくても、素広平太博士が出てくる短編の題材ぐらいアホな質問だ
720 :
名無しのオプ:2008/11/24(月) 23:43:19 ID:MFJrDlQ/
だよな
体操競技とか見てもわかるように、
現代に近づくほど技は進化するのにな
昔の忍者なら無理だって
721 :
名無しのオプ:2008/11/26(水) 18:33:34 ID:9orm+jjS
古武術>現代格闘技ってフィクションの中だけだろ
722 :
名無しのオプ:2008/11/27(木) 01:59:45 ID:uqX7C04n
それは分からん。人を殺すための技とスポーツじゃ比較できないよ
723 :
名無しのオプ:2008/11/27(木) 14:13:49 ID:FT2DXFaq
この人の忍法帖作品って、今の伝奇アクション系のラノベみたいなもんだったの?
いや作品のレベルではなく、ポジション的に。
当時の中高生がメインの読者層だったのかな、と。
明治モノは完全に大人相手だなと思うが(忍法帖読んでた世代がオッサンになって買った?)。
724 :
名無しのオプ:2008/11/27(木) 14:37:28 ID:f6Hs1njf
>>723 ポジションはそうかもしれんけど、ラノベと違って同じジャンルの書き手はほとんどいなかったんじゃないかな。
未成年相手の本なんて商売にならんと思われてたし、実際そうだった時代だし。
世間的には時代小説の変形として認識されてたんじゃないか。
725 :
名無しのオプ:2008/11/27(木) 15:03:17 ID:FT2DXFaq
当時の未成年相手の作品といえば、星、小松、筒井あたりのSF第一世代も
担当してたんじゃないの?
まあ、この人たちもラノベ作家みたいなものだった、って言っちゃうのは
あまりに強引か・・・。
726 :
名無しのオプ:2008/11/27(木) 18:06:27 ID:lWIWfbD2
なんつーか、対象年齢はもう少し上だけど、扱いとしてはラノベ的な立ち位置にある
小説のカテゴリがあった…というか、今でも一応あるんだよね。
大衆小説っつーか三文小説っつーか…(今はエロ方面に特化しちゃってるのかな)。
昭和の後半にかけて、「週刊読売」「週刊新潮」「サンデー毎日」とか、あのへんの
オジサン向け週刊誌がやたら元気な時代があって、連載されてる小説が妙に濃くて
面白かった。
ミステリ物も多かったんだよ。
今のラノベ系との明確な違いは、まあ主人公の年齢と…基本的に性描写必須、って
あたりじゃないかな
727 :
名無しのオプ:2008/11/27(木) 19:01:33 ID:f6Hs1njf
「オール讀物」とかあのへんか。なるほど。存命な作家で言うと阿部牧郎とかそのへんかな。
あの人も通俗に見せかけてけっこう深い野球ものの連作書いたりするなあ。
728 :
名無しのオプ:2008/11/27(木) 19:33:57 ID:3/YNbK0m
ポジション的にというと、最初にベストセラーになった頃はエログロナンセンスのキワモノ扱いだったらしいけど。
心ある読書人からは顰蹙をかっていたようだし、中学生が読むとすればまずエロ描写目的で、見つかれば没収もの。
みんな口では「くだらない」といいつつ、新刊が出れば飛びついていた、みたいなイメージがある。
風太郎が作家としてまともに評価されたのは、「戦中派不戦日記」を出して、明治ものを書き始めてからだと思う。
729 :
名無しのオプ:2008/11/27(木) 20:47:19 ID:6hBHPuQT
中島らもの著作の中では、小学生の頃に「甲賀」をハシリに
忍法帳を読み漁ったことが書かれてたな。
貸し本屋では忍法帳は人気の作品だったようだが。
バジリスク読んだから原作は読まない。
アニメ版バジリスク見たから漫画、原作は読まない。
原作読んだから漫画、アニメは見ない。
って人多いのかな?
全部比べてみると面白いのになぁ。
「ここは原作の方がいいな」「この部分はせがわまさきのほうがうまいなぁ」
みたいな感じで
731 :
名無しのオプ:2008/11/28(金) 01:12:45 ID:VSdQLJEe
途中間延びしたけどアニメだって結構良くできてたんだぜ。
唯一のオリジナル部分で銃弾を刀で弾く大ポカをやっちゃったけど。
732 :
名無しのオプ:2008/11/28(金) 01:34:40 ID:xhOdCuPC
原作・マンガ・アニメ、どれもほとんど差がないという珍しい例になったね。<甲賀(バジ)
自分は三つとも鑑賞したけど、それぞれに良かったと思う。(あえて言うなら原作が最もハードボイルドでシンプル、アニメが最もキャラをふくらませていた)
>>731 それを大ポカと言うのは酷だw むちゃくちゃな忍法がぞろぞろ出る作品なんだから、刀で弾をはじくくらいはむしろリアルと思おう。
733 :
名無しのオプ:2008/11/28(金) 05:27:57 ID:u8/mR/WH
12月9日に、今年3冊目の山田風太郎著作が筑摩書房から発売。年頭に日下さんが仰っていた三冊の予定は見事実現しましたね。
「山田風太郎エッセイ集成 風山房風呂焚き唄」2,100円
山荘の風呂釜の前で妄想は妄想を呼び145枚。他に旅、本、食べ物についてのエッセイを纏める。単行本未収録エッセイ集。
734 :
名無しのオプ:2008/11/28(金) 12:33:16 ID:QkXXTUFg
>>732 銃の性能差はあれど、堺で散った根来忍者に謝ってもらおうか
発射された弾丸に対抗できる忍者って全忍法帖探しても竜斎か銅斎ぐらいだろ
735 :
名無しのオプ:2008/11/28(金) 14:21:50 ID:gnjCPYcT
忍者はともかく、剣豪連中にはゴロゴロいそうだな>刀で弾はじく奴。
とりあえず上泉とか卜伝あたりは平気でやりそうだ。
736 :
名無しのオプ:2008/11/28(金) 16:02:56 ID:AR9VgDsK
武蔵に勝った安馬谷刀印なら、安馬谷刀印なら銃弾を弾ける筈!
737 :
名無しのオプ:2008/11/28(金) 18:29:20 ID:ZzNjATIN
信玄忍法帖の猿飛と霧隠は銃弾かわしてたぜ?
738 :
名無しのオプ:2008/11/28(金) 18:30:25 ID:hb1j+mWh
刀印が武蔵に勝った理由は自在攻めのテクニシャンってだけだろ
しかも本作の人物解説で、それぞれの武器の腕前はそこまで高くないみたいな書かれ方してるから
筏織右衛門みたいな妙技を出せるべくもない
739 :
名無しのオプ:2008/11/28(金) 21:32:28 ID:aHIIhJpS
伊賀の影丸の実写映画見たけど、邪鬼は山城新伍なんだな。
俺の中で薬師寺天膳=チョメチョメにキャスティング完了。
740 :
名無しのオプ:2008/11/28(金) 21:52:20 ID:CLWjfR2I
妖説太閤記読んでるけど、面白いですねー
やっぱり山風最高
741 :
名無しのオプ:2008/11/28(金) 23:55:52 ID:E4pqnIQ1
W剣聖なら爪で弾くね
742 :
名無しのオプ:2008/11/29(土) 10:26:56 ID:LX4W5S03
俺、妖説太閤記が一番好きかもしんね。
甲冑付けて、おまあを犯すシーンとか、
色々読んでいて、ぞっとすることが多い小説だよなあ。
743 :
名無しのオプ:2008/11/29(土) 13:13:39 ID:H6lovm3S
明らかな異常者が出てくるサイコものやグチャドロなホラーより、
わりと普通のキャラクターのちょっとした欲望(もしくはその一歩先くらい)の描写の方がおそろしい。
風太郎はそのあたりの機微をよくわかっていた人だと思う。
744 :
名無しのオプ:2008/11/29(土) 13:23:29 ID:PnLhXFYN
ああ、わかる。短編の「吹雪心中」とか、普通の人がどんどん
おかしくなってゆく話は怖くて好きだなあ。
しかも、おかしくなってゆく過程が、地に足がついてんだわ。
これなら、確かにこうなっていっちゃうよな・・・って、その心情の変化の過程が、
自分にも身につまされるように理解出来てしまうのが恐ろしい。
そのへんの心理描写がいい加減だったり、リアリティない作家もたくさんいるのに、
風太郎の描写力と人間観察力は抜群。
745 :
名無しのオプ:2008/11/29(土) 15:06:16 ID:H6lovm3S
論理的に最善、もしくは手堅いことを積み重ねているのに、なぜか結果が破滅ということはわりと現実にもあるしね。
そこを自覚的に見られる人だったと思う。
『妖説』のすごさは、「秀吉って煩悩だけで行動してたんじゃないか?」という極端な設定をやり通した上に、
ラストシーンの○○の独白でああいうことを言わせた懐の深さもあると思う。
746 :
名無しのオプ:2008/11/29(土) 15:52:49 ID:GhndOaNK
「妖説」自体が「太閤記」の伝奇化だからね
「太閤記」を成立せしめた日本人の心性を分析して
フィクションを伝奇化するというメタ手法(外部からの対象言及)に
落とし前をつけた、というところかな
747 :
名無しのオプ:2008/11/29(土) 16:20:18 ID:hwFj57xq
「へうげもの」の作者も参考にしてたようだね>妖説太閤記
748 :
名無しのオプ:2008/11/29(土) 19:25:49 ID:H6lovm3S
『へうげもの』の作者の歴史のとらえ方は、ちょっと風太郎っぽいような。<史実で不明な点は誇張・飛躍するが、結論がブレない
本能寺をはっきり「秀吉の策謀の結果」と描写したフィクションって、どのくらいあるのかな。
自分は『妖説』と『へうげもの』くらいしか知らない。
749 :
名無しのオプ:2008/11/29(土) 20:25:32 ID:YaJ4KXPU
ドス黒いけど物凄い魅力的なのが一番怖いよ妖説の秀吉は
邪悪で醜怪で哀れで救いようが無いのに輝いてる
へうげの秀吉はあれに比べると黒いけどまだ常識があるというか
冷酷で野心家ではあるけど別に残酷な事が好きってわけじゃないよね
750 :
名無しのオプ:2008/11/29(土) 22:00:04 ID:NuNVZgg5
へうげの秀吉は、まだ共感できるからなあ。
妖説の秀吉は、愛しているお市様を恫喝するような外道だし。
しかも、本人が恫喝だと思っていないところが恐ろしい。
ちなみに、妖説で一番泣けたシーンは、
「仕事が出来なくてもいいから、顔が綺麗な男に生まれて、女にモテたかった」
と叫ぶシーン。
あのシーンを読んで、山風の人間観察眼って、凄いなと思った。
751 :
名無しのオプ:2008/11/30(日) 17:12:12 ID:Irj6+RDO
そのセリフとか、妖説太閤記はジョージ秋山の「銭ゲバ」を思い出すな・・・
でも太閤記の方が3年早い。
752 :
名無しのオプ:2008/11/30(日) 20:58:31 ID:Soqa6GHa
>>157 本当に「駄作」なのか
ずっと気になってて、今日見かけたから立ち読みしたが、なかった
753 :
名無しのオプ:2008/12/01(月) 00:13:04 ID:ktfVEdht
>>752 それを書いた者ですが、「愚作」だったかもしれません。「凡作」ではなかったはず。
754 :
名無しのオプ:2008/12/01(月) 07:09:06 ID:65A44fnH
>>753 どうも
自分で探そうとめくったりしてたんだけど、その店、自分しか客がいないような古本屋で、筒井の本取る前にもけっこう滞在したから
どうも、これ以上は長居したくないと見つける前に出てしまった
755 :
名無しのオプ:2008/12/03(水) 01:54:22 ID:K0RZiTFN
菊地秀行のファンサイトにこないだあった公演のレポがのってました
756 :
名無しのオプ:2008/12/05(金) 10:34:08 ID:2nD5NMpk
Vシネの『自来也秘抄』観ました。
製作費15億円の某忍者映画よりは遥かに面白いし良く出来てると思いました。
ただ、自来也と蛇丸の対決を追加するならもう少し格好良く撮ってほしかったです。
757 :
名無しのオプ:2008/12/05(金) 19:59:02 ID:Vg+M94WY
>>756 個人的にVシネ忍法帖の中ではベストな作品だと思っている。
というか、よくあの原作を映像化したよ。エログロは流石に描け
てないけど、空気は伝わってくるんだよなあ。題材が良かった。
758 :
名無しのオプ:2008/12/06(土) 12:16:05 ID:4S8jgy/W
759 :
名無しのオプ:2008/12/09(火) 23:13:25 ID:dDggjmH3
>>750 おれはあの部分があるから太閤記の秀吉が嫌いになれない
760 :
名無しのオプ:2008/12/10(水) 13:42:38 ID:YC1R9Qoe
761 :
名無しのオプ:2008/12/10(水) 19:02:09 ID:p6cqMKPx
>>760 別スレでも見たのだが、どうしてチューブワームが忍者ネタと絡まされているんだ?
画像が違ってたとかそういうの?
ところで漫画サロン板の忍法帖スレが圧縮に巻き込まれて落ちたようだ。
需要があったら立ててみるけど、どうだろ。
762 :
名無しのオプ:2008/12/11(木) 01:28:53 ID:rfzp4Voo
エッセイ集が発売されたので買ってきたよ。
ウニ食べたいなあ。ウニウニ。
763 :
名無しのオプ:2008/12/13(土) 00:45:55 ID:4vnzohIU
エッセイもいいけど、絶版になってる明治ものや時代もの復刊してほしいな…
764 :
名無しのオプ:2008/12/13(土) 00:52:04 ID:qZvAfhB1
需要が満たされる→絶版→時間経過で新規ファン増える→需要が増える→復刊→最初に戻る
765 :
名無しのオプ:2008/12/13(土) 00:59:30 ID:wT5Ev8OF
とりあえず橘傳來記を買おうじゃないか。
そして来年こそ忍法相伝を……うーん
766 :
名無しのオプ:2008/12/13(土) 01:30:48 ID:R+tpWo7i
奈良でようやく「風山房風呂焚き唄」手に入ったよ。
>>765 もちろん、「橘傳來記」も買ったよ。今年出た三冊は全部ゲットだぜ。
767 :
名無しのオプ:2008/12/14(日) 04:31:18 ID:Z03fNhNu
768 :
名無しのオプ:2008/12/14(日) 18:31:54 ID:ti9NWobj
>>765 年が明けたら国立図書館まで『忍法相伝』読みに行くつもりです
期待しちゃだめって言われても期待しちゃいます(*゚▽゚*)ワクワク
769 :
名無しのオプ:2008/12/14(日) 21:00:27 ID:WfX9fCDJ
>>768 そこまでして読むものではないです。マジで。
「どうせあれでしょ、駄作駄作いうても、本当はそこそこおもしろいんでしょ?」とよく言われるけどガチで駄作だっ
770 :
名無しのオプ:2008/12/14(日) 21:42:28 ID:KsOqn8Ub
いやまあ「橘傳来記」よりは面白いんじゃね?
(あれが一般の書店で買えるのは奇跡みたいなもんだし、出版に尽力した人たちにはいくら感謝しても足りないけど…所詮は早熟少年の作文集だからな)
「相伝」についてはWKTKして読むと必然的にoTLするから、一切の期待を捨てて読むべし。
ふつうにつまんないから。
771 :
名無しのオプ:2008/12/14(日) 23:21:59 ID:ti9NWobj
つまらないことを楽しむスキルは2ちゃんで身につけたつもりなので大丈夫です(*^ー゚)b
それに、ネットであらすじを読んでみたら結構自分好みのストーリーでもあるし
772 :
名無しのオプ:2008/12/14(日) 23:26:59 ID:Fs/XeX6/
くだらないことを楽しめるのと
つまらないことを楽しめるのは違うぞ
くだらないものにも
くだらないけど面白いものと
くだらなくて面白くもないものがある
773 :
名無しのオプ:2008/12/14(日) 23:52:25 ID:9FW9kC6e
774 :
名無しのオプ:2008/12/15(月) 08:39:40 ID:i6wHtF0Y
忍法相伝は読んだ事ないので語れないが、御用侠を読んだ時に結構ゲンナリ
したなぁ
当時は山風にハマった時期で、本屋で見かけた小説を片っ端から読み漁って
て、どれも面白かったので特に
>>770 「橘傳来記」は買ったけど、コレクターズアイテム的な要素が強いかな
775 :
名無しのオプ:2008/12/15(月) 19:13:24 ID:ygZEeJpx
外道なんて参戦したら収集つかんだろw
776 :
名無しのオプ:2008/12/15(月) 20:48:38 ID:PNVb6Vko
777 :
名無しのオプ:2008/12/15(月) 21:03:55 ID:N7XOE/kA
天草しか覚えてねえ
甲賀忍法帖と、第二次甲賀忍法帖とも言える(独断)忍者月影抄の面々が
顔を合わせるのは面白いな
778 :
名無しのオプ:2008/12/15(月) 21:49:38 ID:uzB14MD9
外道と言えば、くノ一出演の丸橋の息子が出てたが、
いつの間にかフェードアウトしてた覚えがあるな。
779 :
名無しのオプ:2008/12/16(火) 11:32:50 ID:AuY/U3+l
フェレイラの指って日常生活に不便すぎだよね
780 :
名無しのオプ:2008/12/16(火) 11:49:17 ID:KqXj9qOV
遠藤周作の感想を聞きたいと思ったw
781 :
名無しのオプ:2008/12/16(火) 19:21:56 ID:qsxEbD4T
>>773 甲賀チームに刑部が入っていないなんて・・・
782 :
名無しのオプ:2008/12/16(火) 21:34:34 ID:SVUOJl75
>>780 感想? やっぱこれじゃないの?
「沈黙」
783 :
名無しのオプ:2008/12/16(火) 22:49:29 ID:PFzF4qRN
フェレイラ神父があんなことになっちゃって…
784 :
名無しのオプ:2008/12/18(木) 22:46:13 ID:/5IeBJ7O
フェライレ
785 :
名無しのオプ:2008/12/19(金) 01:27:10 ID:Vy1Lft6K
笑い陰陽師初めて見たけど面白すぎ
786 :
名無しのオプ:2008/12/19(金) 01:32:22 ID:Ex1A5iVc
「徹頭徹尾無意味な小説を書く」って山風が忍法帳で
志した目的の点からは山風自身に「最高傑作」と言わしめた
作品だからなあ。
787 :
名無しのオプ:2008/12/19(金) 11:55:49 ID:ENty+K99
武蔵守さまの変わりようが好き
788 :
名無しのオプ:2008/12/19(金) 13:45:43 ID:S9txiP9H
あんな奥さんほしい
789 :
名無しのオプ:2008/12/19(金) 14:39:22 ID:ENty+K99
結局、どの話も落着させるのはお狛だよね
果心堂は却って問題をややこしくしてるような……
790 :
名無しのオプ:2008/12/19(金) 16:20:50 ID:rzsm1fIl
>>787 あの時代に賢者タイムを描写してたってのはマジ半端ないよなw
つか呆伝ってw あの人の周りは魔界転生と忍法剣士伝で見たような名前がありまくりだ。
ところで果心堂は素顔晒したことないよね? 最後に編笠取るとは言ってたけど。
791 :
名無しのオプ:2008/12/19(金) 17:31:02 ID:bS818jbr
忍法爪紅は女がイった回数が出るもんなん?それとも男が女の中でイった回数?
792 :
名無しのオプ:2008/12/19(金) 17:56:44 ID:ENty+K99
>>790 果心堂が弦ノ介のパロディだとしたら、
危険な瞳の忍法をうっかり使わないように深編笠で拘束してたとかじゃない?
793 :
名無しのオプ:2008/12/19(金) 21:05:16 ID:uNHnNVvm
>>791 どう考えても爪紅を付加された対象である女の方だろ
794 :
名無しのオプ:2008/12/21(日) 07:43:55 ID:UcBp9cjP
果心堂は天膳の肉を食べて不死になった弦之介
795 :
名無しのオプ:2008/12/21(日) 08:24:38 ID:jrS2J0V9
果心堂とお狛の会話が、面白すぎる。
よくこんだけリアルな女が描写できるな、と山風には改めて感心するぜ。
…奥さんに自分の書いた小説を読ませなかったわけがわかるような…
796 :
名無しのオプ:2008/12/21(日) 10:26:01 ID:+J174Cd+
冒頭の会話からしてこれまでの忍法帖とは違うと思わせる何かがあるものな。
797 :
名無しのオプ:2008/12/21(日) 10:46:32 ID:OKf8uSMe
お狛が最初から衣の館を使用していれば、みんな第二次睾丸降下で苦しまずにすんだのにね
798 :
名無しのオプ:2008/12/21(日) 17:17:28 ID:EbBxRvtF
>>792 あの果心堂が“うっかり”忍法を使うような低レベル忍者なわけないだろ
799 :
名無しのオプ:2008/12/21(日) 19:42:07 ID:OKf8uSMe
>>798 破幻の瞳のように見るだけで発動してしまうとかは?
まあ、朧のは忍法ではないけど……
800 :
名無しのオプ:2008/12/22(月) 19:03:57 ID:wzjM1UxL
本をあさってたら
たまたまオノレ・シュブラックの失踪を見つけて
なるほどこれが霞刑部の元ネタかと納得させられた
こんな幻想小説のネタを
ああいう超人バトルの能力の一つとして使うっていう発想がすげえよ山風
普通思いつかないだろ
801 :
名無しのオプ:2008/12/22(月) 23:04:48 ID:pl7PQSLP
忍法爪紅は女にオナニーさせれば男は楽できるのに
802 :
名無しのオプ:2008/12/22(月) 23:45:36 ID:F9tYnhAc
>>801 あまり見栄をはると後々苦しむことに……
803 :
名無しのオプ:2008/12/23(火) 00:17:11 ID:gt7r1tfZ
でもあそこでオナニーという発想が出ないってことはあの時代は女のオナニーはタブーだったんかね
804 :
名無しのオプ:2008/12/23(火) 01:01:28 ID:rEmpiQqJ
張形なんて大昔からあるぞ
805 :
名無しのオプ:2008/12/24(水) 18:09:30 ID:dqsd1KQV
恐怖劇場アンバランスの「黒幕」で風太郎に興味を持って
ミステリー→忍法帖→明治ものという順に読んでる。
みんなが最初に読んだ作品って何?
806 :
名無しのオプ:2008/12/24(水) 21:20:03 ID:/NmmU/Ma
高校の頃に月影抄読んだのが最初だったかな。
807 :
名無しのオプ:2008/12/25(木) 01:39:55 ID:S4u4cR1j
小五の頃にテレビで放映した深作版の魔界転生(親が観させてくれなかったが)に興味を引かれ、
「柳生って何て読むんだろう?」レベルながらチャレンジし、その後忍法帖を総ざらえして今に至る。
あの頃は角川文庫の山風作品が沢山図書館においてあったっけ。
808 :
名無しのオプ:2008/12/25(木) 10:27:42 ID:kobwTM9A
俺は最初陰陽座にはまって、陰陽座がリスペクトする忍法帖(山風)ってどんな小説なんだろうって読み始めたよ
今じゃ山風以外の文体には抵抗感さえ感じるくらい生粋の山風信者ですw
809 :
名無しのオプ:2008/12/25(木) 11:14:20 ID:lHkB1v2B
最初に触れた作品がSHINOBIの人に
山風は面白いといっても信じないだろうね。
810 :
名無しのオプ:2008/12/25(木) 13:24:25 ID:FY1XmXN9
そんなに酷かったのかw<SHINOBI
おれはなぜか小学校の図書館に入ってた「外道忍法帖」が最初だった
あれほどスピード感のある小説は読んだことがなかったのですごく面食らったな
今に至るもあれほどのスピード感ある小説にはついぞお目にかからんがw
811 :
名無しのオプ:2008/12/25(木) 18:59:24 ID:8Kvo83Cu
小学校の頃読んだ短編に出てきた
「世間様にもうしわけございません」という台詞がどうしても頭に張り付いて忘れられず
題名すら忘れてたのに大学に入ってから山風を知って貪るように山風の本を読んでたら
その短編が山風のでビックリした
812 :
名無しのオプ:2008/12/25(木) 19:42:13 ID:uFYIYqRd
足音(←漢字でない)だっけ
813 :
名無しのオプ:2008/12/25(木) 23:44:44 ID:VXCoetf5
中学校の文化祭の古本交換市に出てた忍法剣士伝が初。
はまったのはバジリスク。でも甲賀より先に伊賀読んだ。
今ではすっかり忍法帖好き。木ノ目軍記と果心堂と銀河の大久保長安萌えさ。
今年は短編集色々と銀河と封印いま破ると秘戯書と笑い陰陽師を読めたいい年だった。
814 :
名無しのオプ:2008/12/25(木) 23:45:48 ID:tp2zD8w3
>>810 >小学校の図書館に入ってた「外道忍法帖」
ちょっと待てw
815 :
名無しのオプ:2008/12/25(木) 23:47:47 ID:nel4SknN
816 :
名無しのオプ:2008/12/26(金) 06:11:17 ID:/10cGuwq
1巻から読むクチなので、甲賀(角川赤紫)から
それまではとにかく海外ものばっか読んでて、ひととおり読みつくしたから仕方なく
いつのまにか日本のしか読まなくなった原因が風太郎だな
817 :
名無しのオプ:2008/12/26(金) 17:27:14 ID:r5r2yPcm
山風は東京の季節では冬が好きだって書いてたが、
今日の東京は寒すぎるぜ…。
「虫けら日記」の頃の山風もこんな寒さを味わってたのか。
818 :
名無しのオプ:2008/12/27(土) 10:28:12 ID:/cuulNN2
俺は、果心堂と天膳に萌えるなあ。
ドジっ子が好きなのかもしれない。
819 :
名無しのオプ:2008/12/27(土) 22:19:19 ID:fDg4yEGk
作家の早乙女貢が亡くなったが、山風と何かあったの?
芸スポ+にあったスレにそれっぽい書き込みあったけど
820 :
名無しのオプ:2008/12/28(日) 08:01:02 ID:ZIsOECwK
永井豪が好きになる→石川賢が好きになる→「魔界転生」のあとがきに「原作はおもしろすぎる〜」云々書いていて興味を持つ→原作「魔界転生」に手を出す→そのままずるずると
821 :
名無しのオプ:2008/12/28(日) 13:05:22 ID:cKAZiMfS
>>819 確か、この人の作品のあとがきで、
露骨に風太郎作品への当てこすりを書いていた、と過去スレにあったような。
読んでないんで、詳しい方ヨロ。
822 :
名無しのオプ:2008/12/28(日) 13:09:47 ID:XSECwt9v
俺もそういう話をきいたことあうだけで具体的にどういう風に貶されていたのかはしらないわ
詳しい方ヨロ。
823 :
名無しのオプ:2008/12/28(日) 13:19:11 ID:H4J9rYtI
柴田練三郎にもなんか言われてたっけ。
824 :
名無しのオプ:2008/12/28(日) 14:14:14 ID:XSECwt9v
忍法帖ブームで「忍術」から「忍法」に主流がかわっていった頃に
「忍法という言葉は自分が先に使っていた」といわれて
「吉川英治の宮本武蔵が最初じゃないですか」ってかえしたんだっけ
825 :
名無しのオプ:2008/12/28(日) 14:20:33 ID:m8qCQ2Cl
山風は忍術帳と忍法帳どっちの名前を
採用するか相当悩んで、語呂の良さで忍法帳に
したんだよな。
826 :
名無しのオプ:2008/12/29(月) 00:17:22 ID:vt4AXygO
風魔忍法帖じゃなかったかな?
827 :
名無しのオプ:2008/12/29(月) 01:24:55 ID:IrGTwk37
文庫版の「風魔忍法帖」のあとがきで、(暗に「風来忍法帖」を指して)タイトルをパクって云々と非難してたんだっけか?
もともと早乙女って人は昭和30年代の忍者ブームの時に「なんとか忍法帖」を量産して、その後歴史小説の大家に成り上がったらしいので、いろいろ屈折した思いがあったのかな
828 :
名無しのオプ:2008/12/29(月) 16:30:45 ID:vt4AXygO
829 :
名無しのオプ:2008/12/29(月) 20:55:33 ID:RX9p56ms
速報スレによると、早乙女氏は、山本周五郎に師事したとあるな。
周五郎は、確か吉川英治の伝奇ものには批判的だったと聞いた事がある。荒唐無稽というのは、想像力の貧困のなせる技だとか。
周五郎の弟子筋の早乙女氏が、吉川英治を敬愛する事大な風太郎さんに、非友好的なのはある意味当然かな。
まあ、いい気持ちはしないが。
830 :
名無しのオプ:2008/12/29(月) 21:41:13 ID:rA3YeDvZ
個人の性格ならともかく「師匠が誰だから」というのまで絡めるのは強引すぎる
831 :
名無しのオプ:2008/12/29(月) 21:50:43 ID:iI8wHKb0
吉川英治、夏目漱石、そして江戸川乱歩。
山風に影響を与えた作家ってこのあたりかな?
832 :
829:2008/12/29(月) 22:47:53 ID:RX9p56ms
>>830 ごめん、言葉が足りなかったか表現が悪かったようだな。
誰かに師事する場合って、自分とかけ離れた人のところにはいかない事が多いんじゃないかと思うんだ。
小説観とかに相通じる所のある師匠につくだろうな、と。
周五郎の弟子筋の早乙女氏が……って書いたのは、そういう考えだった。
833 :
名無しのオプ:2008/12/30(火) 00:59:36 ID:Tox6RRKQ
>>831 引っ張ってくれたのは乱歩だけど直接的な小説技法という点では横溝正史なんでは?
素人時代に本陣殺人事件に物凄い感銘を受けて編集部に手紙出したってどっかで読んだし。
834 :
名無しのオプ:2008/12/30(火) 01:39:55 ID:j2SjFDup
>>831 エッセイか何かで、19世紀フランスの文豪たち(バルザック、デュマ、ユゴー)の作品を激賞してた。
「完璧で、面白くて」みたいな表現だったはず。学生時代とかに愛読したんだろうね。
835 :
名無しのオプ:2008/12/30(火) 06:19:13 ID:8+CLkBYP
「不戦日記」は山風の読書日記でもあるけど、とにかく
尋常なペースじゃないよな。NHKの番組で戦後に山風が
読んでた戦争ノンフィクションの本棚も出てたが半端じゃない量だった。
836 :
名無しのオプ:2008/12/30(火) 13:14:41 ID:j2SjFDup
作家は資料を集めるもんだけど、確か戦後作家の「本買いまくりベスト3」は
司馬遼太郎
井上ひさし
山田風太郎
らしい。古本屋から「トラック単位」で買ったという司馬は言わずもがな、井上も13万冊収蔵の図書館を作ったほどだからナットク。
その二人と同列とは、我らが風太郎はそっちでもすごかったんだな。
837 :
名無しのオプ:2008/12/30(火) 14:13:12 ID:MfP2p53l
838 :
名無しのオプ:2008/12/30(火) 23:41:39 ID:39qcG+7/
山風、多摩に引っ越したのは「書庫が手狭になり、本で床が抜けそうになったから」
だよね、確か
そんな理由で引っ越して、家を新築するだけでもすごいと思う
839 :
名無しのオプ:2008/12/31(水) 05:23:50 ID:wpmZ8404
天才って言われがちだが、その実、古今東西の本を読んで
必死に吸収しようとする努力家だったのかもね。
いや、凡人がいくら数読んだってダメだろうから、
やっぱり天才なんだと思うけど。
840 :
名無しのオプ:2008/12/31(水) 05:49:29 ID:Diot7wCU
それに山風の場合、医家に生まれたおかげで
幼少期から本をたくさん読める環境にあったってのもあるな。
「不戦日記」読むと、戦時下で読書と食事にしか楽しみを
見出すことができなかった山風の心情が切々と伝わってくるけど。
841 :
名無しのオプ:2008/12/31(水) 05:51:05 ID:AMGXxssi
凡人でもそこまでやれば、一つや二つくらいは何か残せそうだけどな
たいてい口だけ達者で投稿して落選して終わりなんだろうな
842 :
名無しのオプ:2008/12/31(水) 12:06:12 ID:SPkVRSHL
なにがすごいかというと
文筆業を志して必死に切磋琢磨していたわけでもなく
元々医者になるつもりだったのに
膨大な読書の余技の投稿で小遣い稼ぎをしていたら
あれよあれよと作家になれてしまったのがすごい
843 :
名無しのオプ:2008/12/31(水) 19:27:16 ID:AMGXxssi
出版関係につきたいとも思ってたけどな
844 :
名無しのオプ:2009/01/01(木) 22:17:46 ID:FXgiMGua
あけおめ
なんとか本の雑誌社の経営が持ち直して、今年こそ山風の少年小説が読めますように
「緑の髑髏紳士」の第二回と「虹の短剣」と「天使の復讐」と「窓の紅文字」が読めたら、俺はもう思い残すことはない
845 :
名無しのオプ:2009/01/02(金) 17:18:22 ID:tN/cXNaZ
たまに辛いことがあると、山風先生の妖説太閤記を読み返す。
なんだか忌々しいほどの生命力に溢れた秀吉に元気を貰うためだ。
だが、あまりにも辛いと、「彼岸に行けば、山風先生の新作が読めっかなあ」
と思って、死んでもいいや、って気持ちになるので、匙加減を注意しなければならん。
846 :
名無しのオプ:2009/01/02(金) 18:04:41 ID:3WuqIi7Q
ヘコんでる時に「我が愛しの妻よ」とかは
読みたくないなあ。絶対に。
847 :
名無しのオプ:2009/01/02(金) 22:45:55 ID:HBcHChQV
どん底の時に風太郎エッセイを読んで救われた。
ヘタに前向きな考えとか書いてないし
先生の天然ぶりに笑わせてもらった。
848 :
名無しのオプ:2009/01/03(土) 04:24:16 ID:4kKu0I4a
書簡集を読んでる。これが意外に面白い、というか山風やんちゃすぎ。
849 :
名無しのオプ:2009/01/03(土) 22:03:43 ID:LuFYJ9PV
くのいち忍法長と野牛上下ぽちった
今度甲賀かうわ
てかせがわさん忍法帖の表紙全部書いてくれよ
くのいちだけイヤンえっちだぜぇ
850 :
名無しのオプ:2009/01/03(土) 22:20:21 ID:eE/SRoiW
ついでがあったらうらにわのあるじゃーのんのおはかに省略されました
851 :
名無しのオプ:2009/01/04(日) 04:05:59 ID:T4Ydb8Pc
せがわの絵はあまり好きじゃない。漫画漫画しすぎてる。悪く言えばミーハー。ラノベかと思う。
852 :
名無しのオプ:2009/01/04(日) 06:44:48 ID:mwUq+8Yd
漫画家だしな
今ある表紙だと他メディアから入ってきた人は買い辛いのは確か、というか置いとき辛い
それで手に取る人増えるならそれもありだ
853 :
名無しのオプ:2009/01/04(日) 07:00:46 ID:+erssy4p
せがわは女キャラをみんな巨乳にし過ぎでお腹いっぱい。
巨乳は並乳や貧乳がいるからこそ引き立つのに。
あとCGの使い方が過剰すぎて、あまり上手くないと思う。
854 :
名無しのオプ:2009/01/04(日) 10:16:45 ID:yEHm1f33
もともとイラストレイターらしいから画力はあるけど
好き嫌いを別とすると
総合的な漫画での表現力は山風の小説での表現力に及んでいないとおもう
855 :
名無しのオプ:2009/01/04(日) 11:55:24 ID:DPGLwBqp
イラストレーター出身のマンガ家はもっとひどい人も多いしなあ。
せがわ氏はマンガ家としてもかなり上等な部類だと思う。
乳の大きさについては、貧乳にこだわりでもないかぎり、描き慣れると自然に大きくなってしまうものらしい。
あしたのジョーの前髪が、後半どんどん長くなったのと似た現象。
856 :
名無しのオプ:2009/01/04(日) 12:59:10 ID:l2sFEk6V
せがわ氏のおかげで、新規参入組みが増えてくれるなら、何でもいいよ。
せがわ氏、外道忍法帖あたりを描いてくれない…さすがにアレは無いか…。
857 :
名無しのオプ:2009/01/04(日) 14:01:28 ID:msX/3zis
今日は山風先生の誕生日だぜ!
山風先生の生誕100周年になんかイベントやって欲しいな
858 :
名無しのオプ:2009/01/04(日) 19:35:00 ID:ypKHpJFY
>>857 何かは行われるだろうけど、それまで本の復刊が抑えられるのはいやだな。
859 :
名無しのオプ:2009/01/05(月) 19:05:17 ID:uxlXspQh
角川旧表紙の「忍びの卍」購入。
表表紙が似てたので二種類あるとは知らず帰宅後スッポンポンにびっくりw
860 :
名無しのオプ:2009/01/05(月) 19:19:38 ID:cqgZ6wdk
え!?
スッポンポンじゃないやつってあるのか?
861 :
名無しのオプ:2009/01/05(月) 20:48:21 ID:uxlXspQh
初版から何版目かまではスッポンポン。
十版ぐらいのは着物着てるから途中で着せたんじゃない?w
862 :
名無しのオプ:2009/01/05(月) 20:48:40 ID:uxlXspQh
またアゲてしもた…
863 :
名無しのオプ:2009/01/06(火) 00:57:53 ID:5WyrddIz
今日初めて知ったけど昔ラジオで山風の作品がやってたんだ…
864 :
名無しのオプ:2009/01/06(火) 01:03:37 ID:Tk/rzt8z
ニコ動のやつか
865 :
名無しのオプ:2009/01/06(火) 07:04:26 ID:DRwvyBgu
妖異金瓶梅がラジオ化していたらしいな。あと、幻燈辻馬車。
幻燈辻馬車は、あまり話題に出ないけど、名作だと思っている。
そして、金蓮萌え。
866 :
名無しのオプ:2009/01/06(火) 07:27:32 ID:V8itL8AO
風来読了
867 :
名無しのオプ:2009/01/06(火) 08:26:36 ID:jK2rpPDw
>>865 幻燈辻馬車は岡本喜八監督が亡くならなきゃ映画化されるはずだったんだけどなぁ
キャスト予定の一人だった緒形拳も亡くなってしまった
868 :
名無しのオプ:2009/01/06(火) 08:36:51 ID:hFinatjQ
幻燈辻馬車は明治ものの中でもベスト3に入る作品だと思う。
869 :
名無しのオプ:2009/01/06(火) 19:49:06 ID:DxdxhK4F
870 :
名無しのオプ:2009/01/06(火) 21:02:26 ID:mwC3ir/G
幻燈辻馬車復刊してくれよ
871 :
名無しのオプ:2009/01/06(火) 21:59:35 ID:FFYab8nZ
柿ノ木義康は山風作品のたくさんいる悪役の中でも
かなり上位にくるよな。
872 :
名無しのオプ:2009/01/06(火) 23:22:05 ID:U44QPWGe
今まさに地元の図書館で見つけた幻燈辻馬車を読んでいる途中
昭和52年の発行のやつで、日焼けしまくり
873 :
名無しのオプ:2009/01/07(水) 02:22:41 ID:Auw8dVkA
>>846 「御玄関拝借」とか、「俺も四十七士」も弱ってる時は辛いなあ。
あとタイトル忘れたけど、人質にされた子供が殺されて、
母親は死んで、妻は拷問された上で殺されて、本人は逆賊になってしまう
真面目な下級武士の話。
874 :
名無しのオプ:2009/01/07(水) 08:39:43 ID:07PT0/N6
875 :
名無しのオプ:2009/01/07(水) 23:26:09 ID:oTHh8b15
「笊の目万兵衛門外へ」大好きだなあ。
どん底の時に読んで安らいだ。
876 :
名無しのオプ:2009/01/08(木) 11:42:28 ID:qP1Dtlfd
>>875 あれを読むと、「本当に優しい人間」でないと「本当に残酷な話」は書けないなと思う。
877 :
名無しのオプ:2009/01/08(木) 16:49:04 ID:OVcIkT6c
マルキ・ド・サドは「本当に優しい人間」とは思えないが。
878 :
名無しのオプ:2009/01/09(金) 01:21:57 ID:PZzH5uEB
879 :
名無しのオプ:2009/01/09(金) 01:27:37 ID:bDhggwM0
侯爵だからジェントルな人だろう
880 :
名無しのオプ:2009/01/10(土) 21:26:12 ID:9XquI3+c
皆の好きなセリフを教えてくれないか?
自分は外道(だったかな)の
「冥土の後学にきいてゆけ」ってセリフ
痺れた
881 :
名無しのオプ:2009/01/10(土) 21:36:04 ID:ngpdta0s
月影抄の「俺が死のう」
882 :
名無しのオプ:2009/01/11(日) 00:31:04 ID:0NMN97+R
信玄忍法帖の「又太郎、うぬはもはや死んでおるわ」
剣聖級にはどうやっても勝てねえ、と思い知らされた瞬間(聖なる姫を除く)
883 :
名無しのオプ:2009/01/11(日) 13:17:12 ID:xrh1bt8I
十兵衛たんの「徳川家も滅んで結構ッ!」
884 :
名無しのオプ:2009/01/11(日) 14:52:29 ID:gqKVsOYV
『くノ一忍法帖』の千姫の
「豊臣家はやぶれました。しかし、お千はまだやぶれておりません。おそれながら、おじいさまにお手向かいつかまつります」
は惚れた。
885 :
名無しのオプ:2009/01/11(日) 15:34:48 ID:ForUT5N7
柳生忍法帖から、同じく千姫のセリフ
「会津四十万石をかける? おもしろい。かけるがよい。
お千はこのいのちをかけて、この尼寺を護る」
886 :
名無しのオプ:2009/01/11(日) 16:59:57 ID:LC7j1qJF
「ロシアで会おう、ラスプーチン」
887 :
名無しのオプ:2009/01/11(日) 19:02:19 ID:KjwuDMgd
ここで文庫本の表紙をうpしたらダメですよね?
888 :
名無しのオプ:2009/01/11(日) 23:05:48 ID:+k5foVv1
889 :
名無しのオプ:2009/01/12(月) 19:00:38 ID:hD58s8WL
〆の忍法帖の伊賀忍者の
「果無、手無し」「術も無し」
うまいこと言うもんだ
890 :
名無しのオプ:2009/01/12(月) 21:44:38 ID:tQGO6/ra
妖説太閤記の秀吉。
「俺が死んだあとの天下なんぞ、徳川でも犬でもくれてやるわ。
だが、生きているうちは女をよこせ」
痺れた。
891 :
名無しのオプ:2009/01/12(月) 22:44:33 ID:2mm8kORD
892 :
名無しのオプ:2009/01/12(月) 22:50:02 ID:XEZyw7vR
やる夫で星新一とかさいきんよくみるけど
AAで山風の短編だれかやらないかな
893 :
名無しのオプ:2009/01/13(火) 00:30:52 ID:jmlscC6Z
>>891 地屏風はあまりのヒキョウさに吹いた。風太郎が天才だと確信した瞬間のひとつ。
894 :
名無しのオプ:2009/01/13(火) 15:09:58 ID:1WBltUwu
895 :
名無しのオプ:2009/01/13(火) 16:10:55 ID:yCaIqceq
妖説太閤記かあ…完結したらすごいけど、ちょっと無理じゃないかな。
896 :
名無しのオプ:2009/01/14(水) 00:46:18 ID:xaq6DoMu
妖説太閤記、藤田和日郎あたりが漫画化したら面白いとおもう
897 :
名無しのオプ:2009/01/14(水) 01:07:21 ID:LkTR/2Wh
龍次の最後のゆうどうからく
898 :
名無しのオプ:2009/01/14(水) 05:37:38 ID:cP+EZ7ak
風来の睾丸斎の最期は、(メル)のインパクトの強さに忘れられがちかもしれないが、実はかなり壮絶だと思う。
大河効果で、『叛旗兵』をどこぞが出してくれんものだろうか。
899 :
名無しのオプ:2009/01/14(水) 12:01:23 ID:tYcALARN
叛旗兵いいよねえ、500ページかけてあのラストへ至るという…
あの前田慶次と直江兼継は、フィクションの中では一番好みかもしれん。
900 :
名無しのオプ:2009/01/14(水) 17:23:32 ID:KVuMuZJu
妖説太閤記にも前田慶次出てるけど、ヒーローとして
描いて鉱脈を掘り当てたのは隆慶一郎だったな。
十兵衛を描いた山風だったら食指を伸ばしても良さそうな
人物だと思うんだけど。
901 :
名無しのオプ:2009/01/14(水) 17:40:50 ID:tYcALARN
風太郎が好んで登場させた人物…
忍法帖なら千姫、幕末明治なら川路利良あたりか?
十兵衛は風太郎の作品世界では例外的なキャラクターだと思う。
902 :
名無しのオプ:2009/01/14(水) 19:09:01 ID:YLddv/QJ
張孔堂もそれなりの回数出てるね。
忍法盥では宋意軒とセットだったけど。
山風的には天草四郎より正雪や森なんだろうな。
903 :
名無しのオプ:2009/01/14(水) 20:42:06 ID:oBCeo4xV
長編短編問わずやたら出てくる人の代表格といえば
由比正雪と明智光秀が印象深いな
904 :
名無しのオプ:2009/01/14(水) 21:09:32 ID:mDoZ+uLj
よく、って程ではないが本田佐渡守もちょくちょく見かける気がする。
家康との関係を「妖琴の糸と撥を見るような凄味」と表現されるのとセットでw
905 :
名無しのオプ:2009/01/15(木) 07:57:22 ID:h+HJWWp6
>>900 「叛旗兵」で主役ではないにせよ大々的にピックアップされてるではないですか。
「天地人」フェアとかでこれもメジャーに…はならんかw
>>902 というか江戸の反乱者といえば由比正雪だったわけで、天草四郎が
ヒールでメジャーになったのは山風(というか深作のジュリー天草)
によるところが大きいのではなかろか。
906 :
名無しのオプ:2009/01/15(木) 08:31:40 ID:/I9INuHe
「美少年悪役」の系譜(そんなのがあるとして)って、やっぱ『魔界』の天草が最初なのかな?
907 :
名無しのオプ:2009/01/15(木) 11:21:30 ID:YIiWqQBy
山風以前の天草ネタには、横溝のメ欄が有るよね。
908 :
名無しのオプ:2009/01/15(木) 13:44:28 ID:W2OtEWQK
>900
隆慶一郎はああいう「屈託のない大人物」が主役の話が多いね。
ただ慶次郎は性質的に「完結してる」人だから、そこらへんで山風好みとは違う気も。
むしろ忠輝の方が似合いそうな感じ。
909 :
名無しのオプ:2009/01/15(木) 15:06:21 ID:kNAArr5K
>>905 書店で直江フェアと称して「藤沢周平の直江兼継」として「密謀」が大々的に
押し出されていたりするけど、叛旗兵は影も形もないからな
そもそも在庫にある書店が少ないし
書店によっては大きい所でも山風なかったりするし
910 :
名無しのオプ:2009/01/15(木) 16:43:42 ID:L41oT6ka
天一坊アワレ
911 :
名無しのオプ:2009/01/15(木) 18:50:41 ID:zHYGPAk5
叛旗兵は一時期入手不可だったけど
また買えるようになってるね
大河効果?
この調子でちくまも明治ものの絶版のやつを復刊してほしい
912 :
名無しのオプ:2009/01/16(金) 00:18:21 ID:2trw3XQP
あと何冊買えばいいんだろー。
まだ36冊しか持ってない…
913 :
名無しのオプ:2009/01/16(金) 03:00:58 ID:d99G0w/r
角川だけでそんくらいあるから、文庫のみでもあと30は必要じゃね?
914 :
名無しのオプ:2009/01/16(金) 14:20:05 ID:hof/Dyj5
915 :
名無しのオプ:2009/01/16(金) 18:33:49 ID:4S1toWeR
916 :
名無しのオプ:2009/01/16(金) 20:14:30 ID:/wqdPOrH
教科書といえば人物にチョビヒゲ。描いてたら素敵
917 :
名無しのオプ:2009/01/16(金) 23:08:22 ID:tVMvktWK
「おお、半蔵か。夜分、大儀じゃ」
「大殿の御諚により、服部党でも音に聞こえたものども数名を召しつれましたなれど、いかな
る御用にござる?」
「それ、例の一件よ。――第一は、儂が若気の至りで描き散らした絵図の始末、第二はこの
ことを知るもの全ての始末」
この時、ゆらめく灯影が照らし出すその人物の横顔は、さながら魔天に君臨する大魔王の
ごとく見え、服部半蔵はわれ知らずがばとひれ伏してしまった。
ややあって、彼≠ヘ妖々と告げた。
「死ね」
「はっ」
「うぬらことごとく死すとも、秘命を果たせ」
「――承ってござる、服部一党の名にかけて!」
「よし、その方らの名をきいておこう」
「(※以下、好きな忍者の名乗りを好きな人数分お入れください)」
918 :
名無しのオプ:2009/01/17(土) 00:30:45 ID:T7czxX9C
ぎょうにんべんてどう出すの?
919 :
名無しのオプ:2009/01/17(土) 01:19:21 ID:YZs7D+J4
>>918 彳
IMEの画数とか部首変換で出ると思う
920 :
名無しのオプ:2009/01/17(土) 22:23:02 ID:YFCP2KwH
今日の読売夕刊の、国内外のファンタジー小説やジュブナイルを
紹介してるコーナーで八犬傳が取り上げられてた。
いいことだ。書いた人も良く分かってらっしゃる。
921 :
名無しのオプ:2009/01/17(土) 22:36:02 ID:THgXKyLO
ほう! そいつはセンスあるな。
922 :
名無しのオプ:2009/01/17(土) 23:27:33 ID:8y7HnLwK
八犬傳って見つけたら買っておいたほうがいいですか?
いつも迷うんです。
923 :
名無しのオプ:2009/01/18(日) 00:57:56 ID:T4CWRasS
いや、まあ、
「高橋彳!」
て名乗ろうとしただけだが
>>919 どうも
>>922 明日買いに行くべし
個人的には妖異金瓶梅、魔群の通過と並んでベスト3
基本的に評価高い、特に最終章は例によって怒涛
924 :
名無しのオプ:2009/01/18(日) 00:57:59 ID:c8BtmYYS
池袋のジュンク堂で普通に打ってるよ
925 :
名無しのオプ:2009/01/18(日) 00:59:59 ID:Hk2UNMCx
昔の切り絵の表紙のほうがよかったとおもうんだが
926 :
名無しのオプ:2009/01/18(日) 01:10:54 ID:NPkWUg85
922です。
>>923-925 ありがとうございます。
普通に売ってるんですね。
いつも古本屋で切り絵っぽいやつを買おうか迷ってたんです。
明日、もう一度古本のコンディションとかみて良さそうな方を買ってきます。
927 :
名無しのオプ:2009/01/18(日) 01:35:29 ID:spraCXS3
質問のみですみません。
これから山風先生の作品を読んでみようと思っているんですが
これは読んでおけっていうのがあったら教えてください。
928 :
名無しのオプ:2009/01/18(日) 01:53:47 ID:Hk2UNMCx
忍法帖:甲賀忍法帖、くノ一忍法帖、風来忍法帖、忍びの卍、柳生忍法帖、魔界転生
その他の歴史・時代小説:妖説太閤記、魔群の通過、八犬伝
明治もの:警視庁草紙、幻燈辻馬車
ミステリ:妖異金瓶梅、明治断頭台(明治ものでもある)
このあたりが読者の評価が高かったり代表作といわれる作品だから
はずれはないとおもう
あとは好き嫌いが別れるとおもうけど個人的には
忍法帖だと伊賀忍法帖、忍法八犬伝もすき
歴史ものだと叛旗兵もおもしろいし
幕末が舞台の旅人国定龍次も地味に良作だし明治ものの番外としても読める
明治ものは全体的にレベルが高いから他のものも読んで損はない
ミステリも中短編だと厨子家の悪霊、黄色い下宿人、誰にも出来る殺人あたりも良作
とくに黄色い下宿人、あとは長編の太陽黒点のふたつは
重大なネタバレがネットや解説に氾濫しているから情報をみてしまう前に読んでおくといい
929 :
名無しのオプ:2009/01/18(日) 01:57:17 ID:k6GZu+Oy
>>923 まさかと思ったらほんとにアレを挙げようとしてたんかw
まああの人も山風好きそうだしなー(兄貴の方はかなりマニアだし)
930 :
名無しのオプ:2009/01/19(月) 14:51:29 ID:5sU2zM9R
>>928 927です。レスありがとうございます。
今日、眼中の悪魔を買ったのでさっそく読んでみます。
931 :
名無しのオプ:2009/01/20(火) 00:43:26 ID:zk/50iLp
ミステリー傑作選で一番いいやつだと思う
誰にでも〜は連鎖式短編集では最初になるのか?
932 :
名無しのオプ:2009/01/22(木) 14:30:37 ID:j7kwZPXb
ラブシャッフルを見ていたら誰も私を愛さないを思い出した。
恋人を交換していくところとか、なんとなく。
933 :
名無しのオプ:2009/01/22(木) 20:20:35 ID:1/RWL2yO
誰も私を愛さない、っていうタイトルだったら、ラブシャッフルを見たのになあ。
934 :
名無しのオプ:2009/01/22(木) 21:25:17 ID:VFNL779B
風太郎さんのホラーってどんな感じですか?心霊系?
935 :
名無しのオプ:2009/01/23(金) 00:09:13 ID:hv4EEp2L
奇形系と人の闇系じゃね?
936 :
名無しのオプ:2009/01/23(金) 00:11:15 ID:lfftIx2w
心霊系じゃなく人間心理の恐ろしさ
だからホラー的な怖さという点で期待していると肩透かしを食らうとおもう
時代を感じるものも多い
分類としてはホラーというより奇妙な味かな
937 :
名無しのオプ:2009/01/23(金) 07:24:46 ID:uc+WSSUy
角川ホラー文庫の「足音」(難しい方の漢字探すのめんどくせ)は
目配り良く収録されてんな。
938 :
名無しのオプ:2009/01/23(金) 14:42:53 ID:4OBa/cA5
934です。回答ありがとうございます。
心霊系は苦手で、人間心理の恐さを描いた物は好きなので読んでみようと思います。
939 :
名無しのオプ:2009/01/23(金) 18:28:36 ID:lPfGitSz
人間のおぞましさと美しさを等価値で書ける貴重な作家だからな
940 :
名無しのオプ:2009/01/24(土) 13:14:27 ID:k5Nt2cWD
>939
お前、いいこと言った。山風先生にとって最大の賛辞のような気がする。
941 :
名無しのオプ:2009/01/24(土) 15:21:05 ID:I6jyRGxK
ちくまの明治物がとっくの昔に絶版になってたとは…
ゆっくり買い集めて行こうと思ってたのに出遅れすぎた。
笑い陰陽師も本の形で欲しいんだが古本でしか手に入らないんだっけ。
電子書庫で読めるけど目が疲れるから、復刊してくれないかなぁ…
942 :
名無しのオプ:2009/01/25(日) 08:30:12 ID:icfsF+66
ここ10年?くらい、新刊書がさっさと店頭から消え、問い合わせても「在庫なし」ってケースが多すぎる。
943 :
名無しのオプ:2009/01/25(日) 09:30:38 ID:YHdw/08S
十年以上そんな状態が続いてんだから、頭を切り替えるべきじゃね?
いまどきの文庫本は雑誌と同じだから「そのうち揃えよう」はアウトだよ
944 :
名無しのオプ:2009/01/25(日) 11:16:44 ID:AF41i+8X
最近からファンになった俺はどうすればいいんだ。
945 :
名無しのオプ:2009/01/25(日) 11:25:39 ID:LymgL+Gg
見つけたときに買ったほうがいいよ
オレは学生時代、ある本屋にあった廣済堂文庫の山風作品を1冊ずつ買ってたんだ
ところがある日、本屋の前を通りかかった時に妙な胸騒ぎがして財布にあった有り金
全部はたいて未読の文庫をすべて買ったんだ(確か10数冊一気に買った)
その1週間後、その本屋は潰れていた。今から10年ぐらい前の話だ
946 :
名無しのオプ:2009/01/25(日) 13:02:42 ID:ylS5EIIY
>>942 最近の出版界は、文庫などに関しては、流通量を
増すことで出版不況に立ち向かう気らしい。一月で
発売される新書や文庫の量ってすごいでしょ? それに
加えて、昔の作品をカバー絵変えたりして復刊してるのもその一環。
947 :
名無しのオプ:2009/01/25(日) 15:17:06 ID:7vkdUleY
中井英夫の虚無への供物のカバー絵なんかは昔のままがよかった
948 :
名無しのオプ:2009/01/25(日) 17:50:39 ID:ZjipaNC4
949 :
名無しのオプ:2009/01/26(月) 00:34:45 ID:2OMOhIfw
秀吉はいつ知ったかが在庫切れになってるんだけど予想以上に売れたのかな
1年くらいたっても初版が残ってるくらいの売れ行きだろうと思って買ってなかったんだが
二版はまだですか?
950 :
名無しのオプ:2009/01/26(月) 03:47:52 ID:2OMOhIfw
951 :
名無しのオプ:2009/01/26(月) 15:58:34 ID:nPrD3T65
>>942-943 なるほど、ここ10年間日本にいなかったから知らなかったよ…
言われてみれば本屋にいつも並んでた講談社の忍法帖シリーズが消えたまま補充されない
魔界転生や甲賀は常に置いてあるけれど
952 :
名無しのオプ:2009/01/26(月) 19:14:57 ID:n4LSumRc
953 :
名無しのオプ:2009/01/26(月) 19:41:56 ID:S77cY75B
神保町にべらぼうに高値つけてる店があるよね。
この前、しっかり化粧してオサレして出かけてったけど
あの値段見た瞬間心の中で「客の足元見てんじゃねーぞ。ゴラァ」と叫んだよ。
佐伯センセの表紙だけ眺めて帰ったよ。
954 :
名無しのオプ:2009/01/26(月) 23:55:41 ID:2OMOhIfw
>>952 僻地四国住みなので東京まで10時間かかります
そしてまともな古本屋もないのです
955 :
名無しのオプ:2009/01/27(火) 00:03:38 ID:qVCsgPs8
辻馬車読みたいな〜
警視庁とか断頭台とかは在庫あるのにな〜
956 :
名無しのオプ:2009/01/27(火) 00:08:51 ID:HRylOenw
需要があるのに絶版なんてちくまさんも殺生な
957 :
名無しのオプ:2009/01/27(火) 00:37:23 ID:4Jm+5+2l
わしゃ「地の果ての獄(上下)」だけ買いそびれた。
ちょいちょい探しとるんだが…。油断しとったなあ。
958 :
名無しのオプ:2009/01/27(火) 06:34:21 ID:RIsuFTNM
古本屋にある明治もので一番多いって
言ったらやっぱ警視庁だよな。
ドラマ化してたからか。
959 :
名無しのオプ:2009/01/27(火) 10:45:44 ID:4FiXuDOn
辻馬車はバランスもいいし、つかみもいいし、一般的にウケそうな気がするのに絶版なのか…
960 :
名無しのオプ:2009/01/27(火) 10:59:05 ID:HRylOenw
岡本喜八が映画化できていたら明治ものの絶版も遅まったかもしれないのに
961 :
名無しのオプ:2009/01/27(火) 11:28:46 ID:XBjjy7Bq
>>954 そっか、いつか機会があったら行ってみてくれ。
でも神保町は品数多いけど値段は高い。
962 :
名無しのオプ:2009/01/27(火) 11:29:43 ID:24VzzedX
女性ファンって何割ぐらいだろね?
963 :
名無しのオプ:2009/01/27(火) 12:44:35 ID:4FiXuDOn
2割から3割くらいはいるのでは…とフィーリングだけで言ってみる。
964 :
名無しのオプ:2009/01/27(火) 12:56:24 ID:o4hEwwMZ
4割くらいはいるんじゃないかなあ
965 :
名無しのオプ:2009/01/27(火) 13:10:30 ID:eiYsEs/W
おととい古本屋で忍法帖買ってる女性がいたよ。美人だった。
966 :
名無しのオプ:2009/01/27(火) 13:36:32 ID:jJ07kPXS
>>957 そういうことになるのが怖くて、
バラでいくつか持ってたけど
ちくまの明治小説全集をセットで買っちゃいました。
967 :
名無しのオプ:2009/01/27(火) 13:53:33 ID:PhoaCTvC
968 :
名無しのオプ:2009/01/28(水) 04:53:33 ID:H+TQI+pN
この二人ほんとに仲が良かったんだなあ
969 :
名無しのオプ:2009/01/28(水) 12:32:21 ID:d648AAPc
ほんと、ほのぼのするね。
970 :
名無しのオプ:2009/01/28(水) 13:05:24 ID:3StTshY5
ちくまの明治小説全集はamazonでは既に売り切れてた。
再版は…ないんだろうなぁ。
>>962 作品にもよるが女性でも読める安定感が山田風太郎作品にはある。と思う。
971 :
名無しのオプ:2009/01/28(水) 13:17:45 ID:N5fCDU2F
エロ忍法だけど、単に扇情目的とか女性蔑視とかではないからね。
本当の意味の「ナンセンス」と、「人間ってバカだ〜でも面白いしかわいいな〜」という部分が表現されてるから、
男女関係なく読めるんだろう。
972 :
名無しのオプ:2009/01/28(水) 20:55:29 ID:dZKBnU7K
スレのたてかたわかんねー
973 :
名無しのオプ:2009/01/29(木) 08:02:44 ID:cjZki170
俺がたてよう
974 :
名無しのオプ:2009/01/29(木) 14:10:53 ID:y41TFlA8
自分の命を犠牲にしてスレたてか
975 :
名無しのオプ:2009/01/29(木) 14:13:38 ID:xDPKcdNN
976 :
名無しのオプ:2009/01/29(木) 15:37:02 ID:ycyz/SM6
か…漢だ…
977 :
埋め:2009/01/29(木) 17:29:50 ID:+7cPjhxV
埋め
978 :
名無しのオプ:2009/01/29(木) 17:34:08 ID:cjZki170
忍法スレ埋葬虫
979 :
名無しのオプ:2009/01/29(木) 17:53:41 ID:AAmZucko
105円コーナーにて四冊購入ー
家にこもるぞー
980 :
名無しのオプ:2009/01/29(木) 17:54:01 ID:AAmZucko
ブクオフ105円コーナーにて四冊購入ー
家にこもるぞー
981 :
名無しのオプ:2009/01/29(木) 20:58:51 ID:NygMWl5I
982 :
名無しのオプ:2009/01/29(木) 23:52:47 ID:cjZki170
983 :
名無しのオプ:2009/01/29(木) 23:57:02 ID:cjZki170
984 :
名無しのオプ:2009/01/30(金) 00:33:01 ID:jT2yzdkv
紀伊国屋で臨終図鑑が平積みになってたけど、何が?
985 :
名無しのオプ:2009/01/30(金) 00:40:37 ID:FxzdZe5k
いよいよ何回目かのブームが始まるのか?
986 :
名無しのオプ:2009/01/30(金) 00:58:42 ID:bGZ+S845
誰だ、古本屋で人間臨終図巻そろったの買ったのは
立ち読みしようと思った日になくなった
甲賀では若者に合わせてメートルをあえて使ってるって、浅田次郎が解説してたが、風来では間を使ってたような。なんか心境の変化があったのかな
987 :
名無しのオプ:2009/01/30(金) 01:01:17 ID:ybwjIHuX
文章全体のバランスの問題じゃない?
ここでメートル使ったら浮くなっておもって間を使った
やっぱり時代小説でカタカナ語は使いどころが難しいから
988 :
名無しのオプ:2009/01/30(金) 06:56:04 ID:kqZnl206
989
989 :
名無しのオプ:2009/01/30(金) 12:23:33 ID:X3YZwSBV
出版芸術社の未発表小説集、全然話題に出てないけど、やっぱりだめですか?
990 :
名無しのオプ:2009/01/30(金) 12:32:33 ID:D1JmRzMe
品切れになってから探しまわるより、買えるときに買っておきなされ
読んでおもしろいかというと…
…山風で卒論を書こうって人は必読だね、たぶん
991 :
名無しのオプ:2009/01/30(金) 15:05:45 ID:3yNDGKIG
>>989 表題作は良かったよ。山風らしいオチや話の運び方の萌芽が見られた佳作だと思う。
992 :
名無しのオプ:2009/01/30(金) 19:59:51 ID:g/MKcT81
「眼中の悪魔」の奥さんが印象的でした
993 :
名無しのオプ:2009/01/30(金) 21:23:42 ID:tBPQDqgg
あと993回の晩餐
994 :
名無しのオプ:2009/01/31(土) 00:05:59 ID:unOkpbML
未発表小説集なんてものが出てたのか
知らなかったわ
995 :
名無しのオプ:2009/01/31(土) 08:55:42 ID:Xbu1uCd/
埋田梅太郎
996 :
名無しのオプ:2009/01/31(土) 13:45:51 ID:eDIMYbRF
最近、古本屋で風太郎先生の本をよく見かけるようになったと思ったら
997 :
名無しのオプ:2009/01/31(土) 18:08:55 ID:6Ymmux/N
ら?
998 :
名無しのオプ:2009/01/31(土) 22:36:12 ID:AEj8iUIm
河出の忍法帖って思ったより売れなかったみたいだけど
在庫ある限り他は出さないのかな?
999 :
名無しのオプ:2009/01/31(土) 22:53:37 ID:jNHFRD+h
1000取った人が千姫ゲット
1001 :
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