ルガル、面白かったけど、
歩未の一人称が「僕」なのに生理的嫌悪。
あれさえなければもっと楽しめたのに。
生理的嫌悪を感じさせぬ京極本など何の価値も無いのだよ。
_、_V
( ,_ノ`)
.ノ^ yヽ、
ヽ,,ノ==l ノ
/ l |
""~""""""~"""""~""""""~"""~"""~"
内容的にうわ・・・って思ったのはあるけど
キャラ付けの段階で露骨な嫌悪感はルーガルーが初めてでした
キャラ設定とかは公募したものだから仕方ない部分もあるだろう。我慢したまえよ
それでも我慢出来なければ、そのキャラを存分に忌避すべきさ。
何の遠慮もいらない。
いいだろうが別に僕女の一人くらい。
決意表明みたいな物だって。ライノベ書こうっていう。
「〜りゅん」とか「うぐぅ」とか言わなかっただけマシだってえの。
>「〜りゅん」とか「うぐぅ」とか言わなかっただけマシだってえの。
うへぇ
818 :
810:04/12/01 19:27:07 ID:j9uZZOs9
>>816 いや、歩未というキャラが魅力的だったからこそ惜しく思ってるんだ。
それだけ。
でも実際にいるじゃない、自分が女ということがしっくりこなくて私って言えない娘。
オレ、僕、わし、オイラ、自分の名前、とかで折り合いをつけてる娘。
柚木加菜子。
加菜子は激しくブギーポップ臭のする娘だと思ったなぁ。
まぁ、「リアリティのない娘」って設定だからいい雰囲気だったけど。
>>819 局所的にはいるかもしれんけど、誰の身近にもいるようなもんかな?
最初読んだ時はちょっと・・・って思ったけど、
そのうち神埜には「僕」が一番合っていると思うようになった。
今では「僕」以外だと逆に違和感。
>>818 その魅力的という感情は、初見で生理的嫌悪を経たからこそ
得られたんだと思われ。妖怪の様に。
>>810以降を見れば判るように、たかが一人称、自分をどう呼ぼう
が誰にでもできるし個人の自由のはずなのに、
まるで「僕女」という妖怪扱いだw
京極堂その他の奴らも、初見じゃキモく思えるように構成されていなかったか?
歩未の場合それがジェンダーの呪、「僕」という一人称だっただけのこと。
女性の僕なる一人称がもたらすのは性差を超脱した俯瞰的視座であり、
それすなわち真実を見極める探偵的素養だろう。
僕女とは人の身でありながらも天道に通じているんだよ。
敦子が「僕」じゃないのは、何故か少し嬉しい。
塗仏読みましたが大島警部のモデルは大沢在昌ですかね?
>>823 どうでもいいがメル欄青くしてんのは何故だ?自己主張が激しいのか?
メル欄を青くするってなんだ
>>828 827が何で見てるか分からんが
>>823のメル欄、sageの後に半角スペース入ってるだけの話。
てっきり
>>827の目には俺たちには見えないものが見えているのかと思ったよ。
一人称が「僕様ちゃん」と比べれば何だってマシだ
あれはあれで至極自然な一人称ではあるがw
漫玉日記のヒロポンにしとけ。
うへえ
ル ガルがおもしろくなるのは何ページからなんだ。
とても読めたものじゃないな
>>839 終わり五分の一は完全に京極節で面白い。
そこまでは・・・まあ、頑張れ。俺は好きだが人には勧めづらいわアレ。
ルガルっていま出てる奴と前に出た奴って内容とか変わってくるの?
おまえら心せまいな。
ルガルは最初から最後までけっこう面白く読めた。歩未の一人称「僕」も全然オーケー。
美形女子高生が「僕」って言ってるところ想像してみたらかわいいじゃん。
ブスだったら許せんかったと思うが。
>>844 分かってないな。
844が「ブスだったら許せん」のと同じくらい
僕女を嫌がってる人間が居るって事だよ。
他人を心狭いというならお前が嫌いなデブスコニーを愛してから言え。
オバタリアンも一人称が「僕」とか いやだよ
ミオとエノが重なって、けっこう楽しく読めた。
>>846 それはそれでモノガタリの登場人物としてはキャラ立ってると思う。
「美少女+一人称僕」とかいう半端に生々しい「媚」のヌラつき具合が
生理的に受け付けない人って人は少なく無いだろうけど、
中年のスーパーの袋提げたオバさんが「僕」とか言い出した日には・・・
…ワクワクするミステリー感だと…
…思わんな。
849 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/08 23:07:00 ID:ZhKAfdBd
ラノベ批判的読解
>>844 別に呼び名なんかどうでもいいよ。
最初の世界観の描写と、少女の内面描写がどうにもいつも通りで。
話が動き出すまで辛かったの。
というかそんなに「僕」が嫌な奴っておるんか?
翻訳コロンボ刑事の一人称が「あたしゃ」だったのと
似たような違和感がある
正直どうでも良いのだが、一つだけ気になる事が…
>846
オバタリアンなんて言う奴が、まだ存在してたんだ…
オバタリアン
年老いて醜く汚らしい。
その上節操なしの中年女性
+
エイリアン
語源は何だろう?
とりあえず醜悪な中年女性っぽさがよく伝わる
>>853 「バタリアン」という映画があったのを知らない?
かなり好評(?)を博した作品だったんだが。
>>854 ぎゃー
[バタリアン]
人間の脳ミソをエネルギー源にするゾンビ・バタリアンが、ひょんなことから復活してしまい…。
バタリアンと人間の壮絶かつユーモラスな戦いを描いたゾンビコメディ。“
battalion
【1】軍事 大隊:司令部と2個以上の中隊から成る.
【2】(戦闘隊形を整えた)軍隊.
【3】しばしば battalions大勢の人,多くの物,大群
デブでブスでコニー(犬)みたいな体型
× コニー(犬)みたいな体型
○ コニシキみたいな体型
オンモラキで分からない所があったんだけど
花嫁には情交の跡が無かったってのはどうしてでしょう
伯爵は死姦したんですよね?
・・私が何か勘違いしてるんでしょうか
死体でも跡は残ると思うんだけど(精液とか
してないんじゃ?愛撫しただけ
堅い本に囲まれて思春期があったのかすら定かではない伯爵には
「正しいセックス」の作法がわからなかったんだよ。
せいぜい文学作品の「男女が臥所を共にした」とかの表現から推測しただけで、
所謂警察が考えるような「情交の痕跡」というものが残るような行為ではなかった、と。
恐らく死姦はしていないんだろ。
あの屋敷の図書館に性行為に関する詳細な記述が載っているような
猥雑な文書が陳列されているとは思えん。
ならば伯爵は世間一般における情交の具体的手段を知らないはず。
伯爵は花嫁にクロロフォルムを嗅がせる事で家族の一員にしただけだよ。
公滋はあくまでも伯爵の初夜を樹上から遠巻きに覗いていただけなんだから、
はっきり情交と呼べるような瞬間を確認したわけではない。
多分口を塞がれてもがき苦しんでいる花嫁を力ずくで押さえ込んでいる姿を
公滋は情交の最中だと勘違いしただけだよ。
431ページの「そして薫子は幾度か悸き。私と一つになった」
っていう記述は薫子の自由意志が消失して、
家長である自分の意思の内部に取り込まれたと伯爵が勘違いした瞬間。
つまりは叙述トリック。
マスヤマなんだかつれづれに入ってからキャラ変わったな・・・
もっとまともな奴だと思っていたから正直引いた
ナチュラルハイな状態だったんだろう多分
特に外人の振りするときはエノさんに調子合わせないと
怪しまれちゃうし
「ワタシコメクイタイデス」
は京極作品屈指の名台詞認定だ(俺ん中だけ)
徒然は京極堂ですらどこかヘンだからな。
あれは京極堂シリーズではなく榎木津シリーズだから、
榎木津の変人振りが加速するのもそれに引っ張られて周りがヘンになるのも
まぁ、しょうがない。というか、それがテーマでもあるわけだし。
マスヤマは一番近くにいるから一番影響が強いし。
>>863 そういえばクロロホルムで眠らせるのは布に染み込ませたもの程度じゃ無理で
機械やなんかでかなり高濃度のモノを数分嗅がせる必要があるらしいんだけど、
公滋はそんな特殊な状況でも情交だって認識できたのかな。
868 :
867:04/12/11 05:17:08 ID:PNcyt9bS
抱き寄せて薬を嗅がせる(酒か何かと思わせていたような節がある)
→朦朧としたところをベッドに押し倒して押えつける
→昏倒した後絞殺、その後あれこれと…
花嫁が昏倒した後伯爵がイロイロしてのは確からしいから、それほど違和感はない。
距離もあったろうし、暗さもあるだろうし、精神的な高揚もあったろうし、
イレギュラーな状況であっても、結局彼の脳内では情交と認識されたんだろう。
覗きのキャリアも結構あったみたいだし。
>>868 読み返してみると「口をふさいだ」と記述されてるから、やっぱり布をつかってるのか。
ワインはメイドが持ってきたものらしいから関係ないや。
もう冒険小説の続きは出ないのかな?
Dは冒険小説のみ出てきて欲しい。最後センセイに踏みつぶされるとかで。
>>871 センセイの続百鬼シリーズ割と好きなんだけど、みんなセンセイ嫌いだよねw
続きは出るはず。ナッチは対称にこだわる人なので。
石燕の書いた百鬼夜行シリーズは4部作で、
画図百鬼夜行 前篇 陰(済)←京極堂
画図百鬼夜行 前篇 陽
画図百鬼夜行 前篇 風(済)←榎木津
今昔画図 続百鬼 巻之上 雨(済)←榎木津
今昔画図 続百鬼 巻之上 晦
今昔画図 続百鬼 巻之下 明
今昔 百鬼拾遺 上之巻 雲(済)←センセイ
今昔 百鬼拾遺 中之巻 霧
今昔 百鬼拾遺 下之巻 雨
画図百器徒然袋 巻之上
画図百器徒然袋 巻之中
画図百器徒然袋 巻之下
なので、京極堂の外伝「陰」の次は「陽」が、センセイの「雲」の次は「霧」
あたりがくると思われ。
長文スマソ。
>>864 中の人と親しくなった所為です。
正直もっとおちゃらけた方だと思われます>マスカマダの中の人
>>872 中に載ってる使えそうな妖怪から誰か推定してくれないかなあ。
センセイ話16本は予定してるとか京極言ってたぞ。
>センセイ話16本
そのうち二本は宴支度と宴始末だったりして。w
ジョロウグモ、昨日読み終わったけど、なんか煙に巻かれてる感じがしてしょうがない。
だれか分かりやすい様に解説頼む
「あなたが――蜘蛛だったのですね」
「はいそうです」
くるくる くるくる
>>875 どこがどう分からなかったのか、どの部分を解説してほしいのか、
それくらい自分の中でまとめてから人に聞こうよ。
1冊丸ごと解説できる訳ないんだし。
それとも1冊丸ごと解説してほしいのか?
だとしたらこう答えよう「もう1回読み直せ」
来年は何冊くらい出るのかな?
是非ともジャミは出して欲しいけど。
ジョロウグモ、茜一人に皆が振り回された話。
・茜は八千代たちど3人で暮らしていた
・茜は慰安婦だった
・学生時代、公務員の男でその後聖ベルナールの男教師になった
男に、どっかでレイプされてうらみに思ってた
・結局、実の姉も実の父親も殺したのは茜
・罪悪感よりも、悲哀を感じてる。
・「自分の居場所を見つけたかった」。社会的な意識の高かった茜は
自立を試みるも結局挫折。かつての慰安婦同居仲間が雑誌に相次いで
登場するのを見て危機感を抱いた。
慰安婦が自分の過去を隠したくて
自分の手を汚さずに周囲をブチ殺す話。>蜘蛛
女性性の怪談。
だからはっきりしないまま始まり、はっきりしないまま終わる。>蜘蛛
VS陰陽師 >蜘蛛
数日前「絡新婦の理」読了しました。
只今残業中ですが、急に気になりだした事があり、仕事になりません。
川島の黒眼鏡は何故アソコに落ちていたか、説明・記述は有りましたでしょうか?
木場やらいさま屋やらぐぶぐぶ魔神やらがあーだこーだ言ってた。
・・・違うか、こけしと一緒に現場検証やり直したときになんか言ってた。
たぶんどっちかに書いてある。
886 :
883:04/12/13 23:36:10 ID:XLvC3U2Q
>>884 レス感謝
>>885 有難う御座います。家人に確認いたしました。
書いてありましたね。お恥ずかしい。
なんか色々隙間に落ちてたんで、「マキ流掃除」の被害に遭ったのか?
と思ってました。
2つ疑問があります。
百鬼陰で父より受け継いだ袈裟を鼠の檻でも身に着けていたと思うのですが、
袈裟に様式?は全く無いのでしょうか?
それと、増岡弁護士なんですが蜘蛛にて骨の弁護が難解だと言ってます。
骨は彼には関係の無い事件ですが、骨の中で京極が腕のいい弁護士を紹介しますって
言ってるので彼のことなんでしょう。
もしかして増岡さんは箱以降の全ての事件の弁護を担当しているのではないかと。
京極が事件解きほぐすたびに腕のいい・・・って、京極の後の始末をつけているのは彼だった!
ってことはないでしょうか?
だといいね
>888
袈裟の様式はあるけど宗派は関係ないっぽい
仮に関係あったとしても、祖父の袈裟がたまたま
禅宗の袈裟に似たタイプだったのかもな
それと、京極堂がするのは人の内面を解決する憑き物落としであって
事件の社会的な解決のために裁判(&弁護士)は必要だと思うが
陰摩羅鬼の事件では弁護団が組まれたんだっけ?
柴田氏の要請でね。ってなんで要請したんだろうな
↑塗り仏だった
>>891 弁護団が組まれたんじゃなくて、柴田財閥顧問弁護団から数人の弁護士が派遣された。
でも、確かに何で勇治氏の要請なんだろうね。茜殺しの容疑者なのに。
仮にも一時期婚約者(?)だった茜を殺されたりしたら、勇治は怒り狂いそうなもんだけど。
京極堂の知人だってことを増岡が教えたのかな。
勇治は「いい人」だから京極堂には恩義を感じてそうだし。
関口側の弁護に回ると決めた以上は、
始めから勇治は事件の裏側にある不可解な事実関係を疑っていたんじゃないのかね。
当事者として事件の真相を調査していた羽田隆三側と密に連絡を取り合っていたのか、
柴田側による独自調査なのかはわからないが。
人一倍正義感が強い勇治の性格を考えると、仮に勇治が京極堂に恩義を感じていようが
情で道理を曲げるような真似は絶対にしないはず。
恩義や同情というよりは、あくまでも全容が明らかになるまでの間、
司直による拙速な事件処理を抑止する為の引き伸ばし工作なんじゃなかろうか。
目撃者の証言のみを盲信している警察側の調査では
東野鉄男や南雲正陽といった人物は全く俎上に上がっていなかったわけだし。
下手に関口の心神喪失状態による犯行という解決にされてしまって、
柴田及び羽田は背後関係を法的に糾弾する機会を永遠に失うのは
賢明でないと判断したんではなかろうか。
関口のためを思い熱くなる鳥口。
そして共に愚行をしたのに「友達は他人なんだ」と分った風な口を利くこけし。
この時の鳥口の気持ちを思うとなんか可哀相です。
うへぇなり
>>897 青木だって始末の冒頭時点では「木場のために」暴走し始めちゃったんだよ。
で、敦子の変節(つーか洗脳されていたわけだが)や
その敦子を助けようともしない(ように見える)中禅寺を見ていて
木場が自分に何も言わずに置き去りにした理由に思い至ったのではないかと。
その後、百器で木場アニキなしでもそこそこ頑張っているのも
塗仏でアニキから独り立ちできたためでは。
話の流れぶった切ってスマソだけど・・・
このスレの241にもある登場人物のモデルとなった話で
猫目洞主人・潤=竹宮恵子
ってあるけど、京極氏と竹宮氏って知り合いなの?
両御人のファンなので実は前から気になってて。
どなたか教えて下さい。
>>902 読み間違いはともかく
関口を京極と同一人物と勘違いする
おばあさんがちょっと心配。
ウチの冷蔵庫にはチルドレン室ない… ・゚・(つД`)・゚・
>>778 ずいぶん遅レスだが、マジネタだったのだな。乙。
行った奴居ないのだろうか。
本スレにちょっとだけレポあったよ
>>907 マジでか!スマソどれが本スレ?(´・ω・`)
「絡新婦の理」のラストの会話で、
京極「本田と云う人は―あなたにー」
茜「あまり聞きたい名ではありません」
というのがあるけど、
これは茜がベルナールの学生だった頃、本田に性的な乱暴を受けたと
受け取っていいんだろうか?
あと、茜の父が結局誰だったのか、本作をちゃんと読めばある程度
推測できるようになってる?
(もしかしたら塗仏で明かされるのかもしれないけど)
今更な質問だったらごめん・・・
>>910 問1、そう読むのが妥当
問2、推定まで。確定は無理
912 :
908:04/12/23 00:02:57 ID:hhkyukYx
>>909 なぜかスルーしてた、サンクス
もうちょっと詳しく聞きたいが
あ〜裏山〜
913 :
910:04/12/23 00:28:37 ID:fdAAx0zF
>911
即レスどうも。
茜の父を確定するのは無理か・・・
柴田勇治との結婚を破棄したあたりになんか
ヒントがあるのかと勝手に思ってた。
ラストの章(文庫だと11)にいきなり関口がでてくるのが
なんだかなあと発売当初は思ったけど
(関口をわざわざ無理矢理出して、京極堂が間接的に読者に事件の真相を
はぐらかしつつ説明するやり方が気になった。はっきり説明しろと。)
けど、今になって読めば「塗仏〜」に繋がる重要な章で、読者だけでなく
関口に事件全体を理解させる必要があったんだと
京極氏の上手さを改めて感じた。
・・・これまた今更なことだが。
結婚を破棄したのは、結婚したところで自分の居場所が得られるわけではなく(というか
それに満足できずに?)、結局また同じことを繰り返すだろうということに
気づかされたからだと思ったな。(今本が手元にないから確認できないんだが)
質問。
小夜子や夕子はなんで殺されたんだろう?
大人女性人はそれぞれ理由があったけど、あの少女二人は単に巻き込まれただけ?
でも死んでる人間は基本的に殺したかった相手(生きてられると不都合な?)だし、
あの二人にも何か理由があるのかな?
それとも単に碧を追い込むための駒だったんだろうか。
>>915 小夜子&夕子が死んだ時点では、まだ彼女らの父親が茜の父親ではないと
茜は知らなかったものと思われ。
一族皆殺し計画を立てたからには、自分と同じ血を引く可能性のある人間は
徹底的に排除する方針だったのかと。
>916
つまり彼女らの父が茜の父である可能性があったからシナリオに組み込まれたわけかー。
京極堂が言ったあの台詞は単に彼女らが殺されたのはもしやと思い調べてみたけど
違ったってことを言っただけだと思ってた。
五百子刀自の曾孫=柴田勇治だってことを
物語ラスト部分で刀自が言うまで知らなかったとしても
茜が一族皆殺し計画を成功させるには、
茜はいずれは勇治を殺さなきゃダメだから、結婚を破棄したんじゃないのか?
と思うのと同時に、
勇治が刀自の曾孫だと知ってたからこそ、
一族の最後の末裔である勇治と自分が結婚することによって
織作家の血を汚すというか、絶やすことが茜の目的だったんだったら
京極の言葉を鵜呑みにして茜が婚約破棄するのも何か変だな・・・とも思う。
919 :
名無しのオプ:04/12/24 23:48:21 ID:0Qp4buUV
質問です。
茜が計画を発動したのはいつ?
紫を毒殺した時からなのかそれよりずっと前からなのか。
茜「が」「発」動したっていう質問だと回答が難しいかもしれない。
>>918 茜は刀自の世話をずっとしていて、彼女の話をくどいぐらいに聞かされていたから、
五百子刀自の曾孫=柴田勇治というのは知っていたと思う。
彼女は何も知らない振りをしていただけで。
確か京極堂が関口に説明していたけど、痴呆症だった刀自は
何をどれだけ他人に話したかは覚えていないはず。
しかも茜から逆に吹き込まれたでたらめな話を碧たちにしてしまったし。
だからこそややこしくなったんだが。
922 :
918:04/12/25 00:43:32 ID:7J5vlwSq
>921
そうだ、あのばあさん呆けてたんだよな。
でもいくら呆けていても、女中だと思ってた茜に
自分の曾孫=柴田勇治だなんて一族の重大秘密をホイホイいうのかね?
呆けてはいてもその辺はしっかりしてそうなばあさんだけど。
でも、刀自の曾孫=勇治ってことを知っていたとしたら
やっぱり、一族の血を絶とうと思ってたんだから
勇治は最重要アボーンなわけだよね。殺すつもりがあったとしか思えない。
茜は血から逃れたくて、自由になりたくて、個として生きたくて
血を絶やすことを目的として複雑な仕掛けをしたけど、
逆説的にそれは、茜が誰よりも血に縛られてるっていうことを証明して
しまい、それを京極堂によって
そこに「あなたという個はいないんだ。だからあなたは潰れる」と
矛盾を指摘され、婚約破棄したってことでいいんだろうか?
さすが京極スレッドって、どこもかしこも長文ばっかだね。
感服。
>>922 茜を女中だと思っていたっていうのもなぁ…。
逆に茜が自分は女中だと言った可能性もないわけではない。
刀自の発言のうち、どれだけが真実なのかもはやわからん
鳥口って俺の脳内では原田タイゾーの顔に変換されてしまう
俺は佐藤隆太に変換
にゃにゃにゃにゃい。
塗仏は駄作だと思うんだがどうですかね?
支度はいいんだけど始末が…
俺は支度は一番面白いと思うが、始末は陰摩羅鬼の次につまらないと思う。
支度でネタを使いすぎ、話を広げ過ぎたんではなかろうか。
支度が良かっただけに始末での落胆が大きかったということもある。
俺的ランキング
支度 > 匣 > 檻 > 理 > 姑獲鳥 > 狂骨 > 始末 > 陰摩羅鬼
期待してた方向性は違うが面白い事は面白い。
最高と最低の2ランクしか評価ランクがないってのは
君たちの悪い癖ですよ。
百鬼夜行のお祭り騒ぎを書こうとしたわけで、話広げすぎは仕様かとw
催眠術は無敵ですー!!
って話だからな、締め方に問題があった
催眠術になってしまうともう何でもありな感じだよ
無駄に長いし人多すぎるし
みなさんいつもの「京極の面白さはトリックじゃない」って論調はどうしたの?
確かにDの設定はアレだけど、支度での「視てる」描写は
京極得意の文章テクニック炸裂って感じで俺は凄く好き。
そもそもミステリだとか期待してなかったんで、とても楽しく読んでしまった>支度
もう妖怪が出てくるだけで満足だし、伝奇小説なんだと思えば何の問題もない。
一番面白くないかなあと思ったのは狂骨だったけど、文庫版で印象が変わったからなあ。
今のところ個人的に外れは無いなあ。
・・・俺は甘いのか?
いや、俺もそう思う。支度はすごく静かで不気味な感じでそこがいい。
始末は何か評価低いけど、支度とはうってかわって大味なところがいい。
終盤に向けて物語が収束していくスピード感もたまらない。
>>930 漏れ的ランキングとしては
鉄鼠>魍魎>絡新婦>>>>狂骨>姑獲鳥>>>>>>>>>>>>陰摩羅鬼
939 :
名無しのオプ:04/12/28 12:06:41 ID:0Jx8JYQC
俺的ランキング
巷説シリーズ>ルー=ガルー>京極堂シリーズ>豆腐>どすこい
陰摩羅鬼 は探偵小説やセンセイの冒険小説で取り扱ったら面白かったと思う。
以前、陰摩羅鬼を皆が読み終わって、前の話を再読しまくって
「みんなの<オレサマ的ランキング>」をやったね。
その時の人気は姑獲鳥か匣か蜘蛛か?て感じだったけど、
狂骨の面白さに再読して気付いた人が多く、骨の評価が急上昇だった記憶がある。
そう、狂骨は最初読んだ時は前二作のインパクトの影に隠れてしまった感があったけど、
改めて読んでみると面白いんだこれも。
逆説的に言うと、それほど前2作(姑獲鳥・魍魎)の雰囲気作りが
それ以後の作品に比して際立って成功していた、とも取れるんじゃないかな。
狂骨の雰囲気は、それ以後の京極堂シリーズのある意味原典だと思う。
リアルタイムで読むと違和感があるけど、遡って読むと、それが無くなって良い骨格だけが残る。
狂骨は上の方で誰かも書いてた通り文庫版で改良されてる。
俺が再読で評価を上げたのは姑獲鳥だね。
蘊蓄の面白さとか、このシリーズの雰囲気を作ったのは姑獲鳥だからね。
再読して評価が上がるのって初読の作品になるんじゃないの。
ほれ、シリーズになれて、世界観だの設定だの飲み込んでもう一回読むとあら素敵気付かなかった伏線がみたいな。
陰摩羅鬼はこのスレでは評判悪いし自分も最初読んだ時はつまらないと思ったけど、
再読したら評価が一気に変わったな。
>238
全く一緒。今の所、鉄鼠越える作品はないな・・・
あれだけは忘れた頃によく読み返してる
鉄鼠を上位にあげる奴は、犯人探しを期待してる
に100ペリカ
>>918=
>>922 が何か勘違いしたままだと可哀想だから、遅レス。
普通に蜘蛛は、結婚した上で勇治を殺そうとしてましたよ?
だから、それは推論じゃなくて本に書いてあるね。
なんか、シリーズが進むにつれてウブメの時のような昭和感というか、
怪しい感じが薄れていった気がする。それが少し残念だ。
昭和世界から、京極ワールド、になってしまった感は確かに。
善し悪しだろうけど、確かに昭和の匂いはちょっと惜しいな。
最近はすっかりパラレル日本京極世界になっている気がする。
刀自が茜を女中だと思い込んでいたのは、刀自から一通りの情報を引き出した後に
茜自身が自分をそう思うように仕込んだんじゃないのか?
ある情報を何度も反復再生させた後に入力元を隠蔽していくとかいう記憶操作で。
事件への自分の関与をカモフラージュするにはその方が都合がいいはず。
織作一族だけではなくて、本田や娼婦時代の同僚まで始末している所を見ると、
茜の犯行動機は単なる血縁の根絶ではないだろう。
忌まわしい血縁の清算もそうだろうけれども、それに加えて後ろ暗い過去の抹消と、
柴田財閥の総帥という誰にも揺るがせようが無い絶対的な地位の獲得、
それが自分の居場所を手に入れるという茜の計画における目的の具体的全容ではないのか?
茜が規定したシステムに茜という個が存在しないなる京極堂の指摘とは、
あのシステムを茜が自立的にコントロールしきれていないという意味の暗示だと
自分は解釈したんだが。
当初、茜は漠然と目先の障害を排除して居場所を獲得すべく計画を立案発動したのだろうが、
ひたすらに自分に累が及ばないよう事実関係の隠蔽に追われ続ける内に、
計画は茜の手の内から離れ、茜自身もその因子の一つとして取り込まれてしまったのだろう。
気が付けば計画は前述したような織作家の抹消や柴田財閥の掌握諸々という形に具体化され、
それは茜が真に望む結末とはいくらか異なっていたのだろう。
だからこそ茜は望みを叶えると同時に多くの物を失った、そして悲しんだ、という話ではないのか?
どこを縦読み?
京極の長文は読めるが、2ちゃんねらの長文は読めたもんじゃないな
特にここはこういうかぶれたやつがよく出るのよね
>>952 ほぼ同意。
微妙に俺とは違う見方の部分もあるような気もしないでもないけど。
ご苦労様ですね
自分解釈披露の長文を読む奴は尊敬に値するね。
読んでみた。
うん、そうですねとしか。解釈だし。
あと長い。簡潔にまとめないと小論文で落ちるよ。
何でこんなレスがたくさんついてるか分からん。
長文ウザいならスルーすればよし。
長文の応酬がウザいなら自分が新しい話題を出すか、さもなきゃ見なけりゃよし。
気に入らないものは叩かずにはいられないっていう、これはもしや冬厨ってやつですか?
>>960 全く同意だ。京極スレで長文叩きって冷ややかに苦笑。
説明不足すぎて誤解を多々まねく様な、ゴミ短文よりもずっと「読める」。
長い短いと思う、面白い詰まらないと感じる。そのどちらも主観。
文句つける「だけ」の奴は、冬房というよりも単なる能無し。
まあ、これを書いたので俺も同類。・・・そういう場所か。
ああそうか。冬なんだな。
鉄鼠でも読もうか。ほら、雪も降ったことだし。
長文は無条件で叩かれる
有史以前からの風習です
この時期になると無条件で冬厨冬厨騒ぐ奴が出てウザイな
つーか長文一切無しの気楽な喋りがやりたいのなら総合スレにいけばいいと思うんだが。
作品内容についてネタバレありの込み入った議論をすれば
ある程度文章長くなるのは仕方が無いんじゃ。
930から950あたりの話題は別にネタバレスレじゃなくても出来るやん。
ここでやるなとは言わんが、長文禁止すなわち細かく語れないとなると、
わざわざ棲み分けしている意味がわからん。
別に禁止じゃないよ?
長文はほとんどの人は読まないし、無条件にうざがられる。
それでもよければ、どんどん書いて良いさ。
>>967 長文が出るたびにいちいちクレーム発生する状況を
容認するのでは実質的に禁止されているのと同じですが。
場の秩序を不必要に乱す行為は常識人なら避けます。
つまり禁止だと?
だからさぁ、書きたきゃ書けばいいじゃんw
長文→ウザイなんてほとんど定型レスだもの。
煽り叩きが嫌なら2ちゃんじゃなくてファンサイトにでも行きなさいって。
>>969 あなたは場の秩序を乱す書き込みを一切厭わないと。
それじゃ荒らしも容認されますよ。
いくら2ちゃんとはいえ、この場にとって好ましい状況とは
私にはとても思えませんが、あなたはそのようにお考えで?
それではまずいというのであれば、一定の秩序は保つように努力すべきでは。
誰か「一切厭わない」なんて話したかなぁ。
2ちゃんねるで長文は嫌われるという事実は変わらんわけで
それでもあえて書きたければご自由にどうぞ、って言ってるだけじゃん。
誰も書くなとも何とも言ってないのに、
詭弁を弄して相手を屈服させようとしても無駄よん。
長文を反射的に嫌う奴が京極の作品を読んでるとは信じられん。
>>971 場の秩序が乱される状況を一切厭わないわけではないと?
しかし嫌だけれどもそれも仕方無しというのでは
容認しているのと大して変わりありませんが。
それとも秩序を保つ努力の必要性は一応認めると?
だったら争いの種はどんなものであってもきちんと解決するべきですよ。
荒らしは駄目だが長文へのクレームは許容範囲だの、
あなたの個人的な感覚をこの場のルールとして適用するわけにはいきますまい。
それではあまりにも自分勝手ですし、尺度として曖昧すぎます。
誰にでもわかるような公明正大な基準が必要です。
想定されうるあらゆる騒動のケースについて逐一多数決をとりますか?
そんな暇はありませんよね。ならば考えうる基準は二つ。
秩序を無視して全ての発言を許容するか、
若しくは騒動の元が何であれ全てにおいて対処するかですよ。
というか、今まで散々長文で議論あったけど一度も文句なんかでてなかったしな。
しかも今回の長文も長いけど日本語はしっかりしてて理解できるし。
でもまぁ、/EG8ftA5もあまりカリカリしないほうがいいよ。
適当にスルーしておけば半月でおちつくでしょ。
/EG8ftA5は、結局どうしたいのかなぁ。
「長文ウザイ」レスを禁止したいの?
>>976 俺が異を唱えているのは長文批判についてじゃなくて、
ここが荒れても構わないという意味にしか取りようがない
お前の無責任な発言についてなんだが。
でも俺もつまらない発言を重ねすぎた。もう止めるよ。さようなら。
なんだ、俺が気に食わなかっただけかい。
じゃあ最初からそう言えよw
はい終了。
バイト行ってる間になんだかスレが進んでたヽ(゚∀゚)ノ
大体読んだけどさ、どちらの言い分も分かるよ。
ただココがバレOKスレである以上、物語の謎解きで長文になることが多いし、
それを嫌いな人が叩いたり、拒否反応を示したりすることもある。
逆に長文でも首尾一貫しているのであれば熱いレスを返してくれる人もいるから、
マターリ共存していくのがいいと思うんだけどなぁ。
あ、そろそろ次スレも迫ってまいりましたね(`・ω・´)
揉めるのはこのスレ内で終わってくれよ。
981 :
名無しのオプ:04/12/31 01:52:23 ID:5gAj7gs7
立てたはイイが誰もおらんな。