ディクスン・カー(カーター・ディクスン) Part4
●重要なお知らせ
当スレにはネタバレを繰り返すコテハンが居ついています。
ネタバレの危険が高い彼のレスを目にしたくないという方には、
2ちゃんねる専用ブラウザの導入をオススメします。
そしてブラウザのあぼ〜ん機能・NGワード機能を使い、
書斎魔神
をNGワードに設定しましょう。
2ちゃんねる専用ブラウザに関するサイト monazilla.org(w
http://www.monazilla.org/
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
|| ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
|| ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
|| ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
|| 与えないで下さい。 Λ_Λ
|| ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて \ (゚ー゚*) キホン。
|| ゴミが溜まったら削除が一番です。 ⊂⊂ |
||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_ | ̄ ̄ ̄ ̄|
( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄
〜(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、先生。
〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,)
〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
「貴婦人として死す」読了。
あれでいいのか・・・?
ちょい古いデータだけど、全日本大学ミステリ連合とかいうところで
1982年に行なったアンケート集計結果の海外ミステリベスト200。
大学のミス研限定だから偏りはあるだろうけど、159人も参加してるから
それなりの結果ではないかと。
(8)『火刑法廷』
(17)『皇帝のかぎ煙草入れ』
(20)『三つの棺』
(27)『プレーグ・コートの殺人』
(53)『一角獣の怪』
(75)『読者よ欺かるるなかれ』
(78)『白い僧院の殺人』
(98)『緑のカプセルの謎』
(98)『曲った蝶番』
(106)『ビ□ードの悪魔』
(121)『連続殺人事件』
(121)『ユダの窓』
(141)『貴婦人として死す』
(147)『夜歩く』
(179)『帽子収集狂事件』
(179)『赤後家の殺人』
江戸川乱歩「カー問答」(1950)でのランキング
帽子収集狂事件
プレーグ・コートの殺人
皇帝のかぎ煙草入れ
死者はよみがえる
ユダの窓
赤後家の殺人
三つの棺
白い僧院の殺人
読者よ欺かるるなかれ
夜歩く
曲った蝶番
死時計
アラビアンナイトの殺人
※「火刑法廷」は「追記」で「帽子」〜「赤後家」の6作と
同水準に置いているが、正確な順位は不明。
松田道弘「新カー問答」のベスト(1977)
火刑法廷
緑のカプセルの謎
貴婦人として死す
爬虫類館の殺人
ビロードの悪魔
喉切り隊長
エドワード・D・ホック編「密室大集合」編纂の際(1981)に
フレデリック・ダネイなど英米等の作家・批評家・編集者等17名による
不可能犯罪ものランキングが集計された。
以下は15位内にランクインしたカー作品。()内は票数。
1(104) 三つの棺
4 (55) 曲った蝶番
5 (51) ユダの窓
10 (22) 孔雀の羽根
13 (18) 爬虫類館の殺人
「名探偵の肖像」(1999)で二階堂黎人が選出した
カーのS級およびA級作品
三つの棺
ユダの窓
プレーグ・コートの殺人
夜歩く
白い僧院の殺人
赤後家の殺人
火刑法廷
孔雀の羽根
曲った蝶番
連続殺人事件
緑のカプセルの謎
囁く影
『グラン・ギニョール』(翔泳社 1999)の解説「カーの門」に掲載された、
北村薫が、数十人の知人からアンケートを取って集計したカーのベスト30
1 三つの棺
2 火刑法廷
3 曲った蝶番
4 皇帝のかぎ煙草入れ
4 火よ燃えろ!
6 帽子収集狂事件
7 プレーグ・コートの殺人
8 ユダの窓
9 死者はよみがえる
9 読者よ欺かるるなかれ
11 夜歩く
11 赤後家の殺人
11 アラビアン・ナイトの殺人
11 爬虫類館の殺人
15 九つの答
16 ビロードの悪魔
17 緑のカプセルの謎
18 囁く影
19 ニューゲイトの花嫁
20 盲目の理髪師
20 一角獣殺人事件
20 恐怖は同じ
23 白い僧院の殺人
24 魔女が笑う夜
25 蝋人形館の殺人
26 死の時計
26 咽切り隊長
28 髑髏城
28 毒のたわむれ
海外ミステリのファンジン「ROM」で行われた
カー作品の人気投票の結果(国書刊行会『一角獣殺人事件』の解説より)
1 火刑法廷
2 ビロードの悪魔
〃 皇帝のかぎ煙草入れ
〃 囁く影
5 ユダの窓
〃 死者はよみがえる
〃 緑のカプセルの謎
〃 魔女の隠れ家
〃 一角獣殺人事件
>>6 良いか悪いかはともかく(というかさすがにやりすぎだが)、
物語としてはあのオチで良かったような。
綺麗にオチがついてたと思う。
犯罪物としてじゃなく、時代劇とかの人情物だけど…
物語としてはアリかと。
2chカースレ住人の投票によるランキング
58 曲がった蝶番
44 貴婦人として死す
43 三つの棺
36 ユダの窓
32 火刑法廷
29 緑のカプセルの謎
29 プレーグ・コートの殺人
20 読者よ欺かるるなかれ
20 ビロードの悪魔
19 アラビアン・ナイトの殺人
18 連続殺人事件
17 火よ燃えろ!
16 帽子収集狂事件
13 赤後家の殺人
12 夜歩く
11 死者はよみがえる
10 皇帝のかぎ煙草入れ
10 魔女の隠れ家
>>12 よっぽど悪人ならまだしもなんだが、、、
あれぐらいじゃなぁ・・・
カーってホント悩みとは無縁の作家だと感じたよw
>>14 あれは犯人のためにやったことじゃないからねー
何となく気持ちは理解できたよ。
9 盲目の理髪師
9 鑞人形館の殺人
9 髑髏城
8 魔女が笑う夜
7 九人と死人で十人だ
7 パンチとジュディー
6 囁く影
6 四つの凶器
5 爬虫類館の殺人
5 喉切り隊長
5 絞首台の謎
3 白い僧院の殺人
3 死時計
3 恐怖は同じ
3 猫と鼠の殺人
3 雷鳴の中でも
2 墓場貸します
2 九つの答え
1 青ひげの花嫁
1 騎士の盃
HMってヤードの顧問じゃなかったか?
なんか、今までも独善的な価値観で相当事件を隠蔽してそうで怖いんだがw
>>18 バンコランもフェル博士も同じ穴のむじな(w
つーかこの人たちの頭の中って近代人じゃないだろ。
20 :
名無しのオプ:04/05/01 06:26
バンコランに至ってはれっきとした警察官なのにな…
お!?ゆうべは盛り上がったんだなと思って前スレ見たら・・・何だよ!
だだこねてるオッサンをみんなであやしてるだけじゃんか
皆さんにお聞きしたいのですが、『一角獣殺人事件』の(メール欄)って何かの本又はサイトで見られないでしょうか?
どういうものかが本文読んでもよく分からないので・・・。ご存知の方がおりましたら教えて下さい。
>>21 そう一言で片付けるなよ。誰でも書き込める2chでいきなりお前馬だろ!sageろって言われても
納得できない人がいてもおかしくないんだから、あげさげで難癖つけるのはもうやめようよ。
24 :
名無しのオプ:04/05/01 08:25
>>21 きちんとレスを読んだうえでその程度の認識しか持ち得ないのだったら失礼ながら人格を疑います。
明確な根拠がないからそうやって頭ごなしに排斥することで
故意に議論の余地を作らないように仕向けている気がする…
長文失礼しました。
>>22 私ももちろん知りませんが、昔の道路工事でよく見たアレを小さくしたようなやつかな
と想像しながら読みました
また age てるし。意固地だねえ。せっかく
>>23 が仲裁してくれたのに。ここ
までくると荒らし認定だな
自分の気にくわないやつ=荒らし
短絡的。
30 :
名無しのオプ:04/05/01 09:17
>>28 23を認めているのにageを批判するのはおかしいよ。
>>26(=21?)
煽らないでレスするならきちんと反論してください。
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
|| ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
|| ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
|| ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
|| 与えないで下さい。 Λ_Λ
|| ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて \ (゚ー゚*) キホン。
|| ゴミが溜まったら削除が一番です。 ⊂⊂ |
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( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄
〜(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、先生。
〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,)
〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
age厨もせめて次スレ立てればただの荒らしじゃないって思ってもらえたのにね。
自分の問題でスレが埋まったにもかかわらずスレを立てる気も無く、次スレが
立つとすぐさま移動して粘着を続ける。なんだろねこの気違いは。
>>24 私もあなたの人格を疑っているので、お互い様ですね。よかったよかった
ねえ、みんな
カーの話をしようよ
「sage」で
35 :
名無しのオプ:04/05/01 13:05
ポカーン
sage厨さん方が煽ってばかりでちっとも納得のいく理由を
言ってくれなかったからあんだけ長引いたってのに全部こっちの責任にされてる…
客観的に見ておかしいとか思わないの?
マジで。
以後馬並みにスルーでよろ
38 :
名無しのオプ:04/05/01 13:40
>>37 わかりました。
そちらへ行きます。
誠実なレスを下さって感謝します。
うん。誰を、っていうより、その話題自体、スルーしたほうがいいのでは。
40 :
名無しのオプ:04/05/01 17:31
まあ、とりあえず猫と鼠の殺人を読んで面白かった人は、
麻耶雄嵩のあるシーンで大爆笑できるってことだ。
文庫版パンチ、4分の3くらいまで読み進んだが、相変わらず全然思い出さない。
まあ、新鮮に楽しめていいんだけど。しかし、犯人がわからないのは当たり前と
して、ここに至るまで「何が起こったのか」も判然としないなんて凄いなー。こっ
から合理的な解決にもっていくのは力業かも。って、1回読んでるのに思い出せ
ない俺って
42 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/01 19:52
前スレ終盤で話題に出ていた「プレーグコートの殺人」だが、
平井呈一訳で読んだせいもあり、自分は面白く読んだし、
「マッドハッター」と共にお薦めカー作品の一番手に挙げておいた。
ただし、昔ミステリ板にあったスレではないが、読む人によっては「投げ捨てたい本」
だと言われても、それはそれで納得してしまうのである。
カーらしさ、その面白さが良く出た作品なのだが、逆にそれゆえに緻密な論理の展開や
良く考え抜かれたトリック(心理的なものとか)等がある本格ミステリを好む者は、
その一発芸的アクロバティックなトリックには抵抗感を抱くかと思う。
自分は、本書のメーントリックは乱歩か中島河太郎の本で知っていたが、
カーのストーリーテリングと初期作ゆえまだドタバタには至らない抑え気味のユーモアを
堪能したクチである。
カーは個人的には好きな作家だが、クリスティ、否、クイーンと比較しても万人向きの作家
ではないように思う。これが絶版・品切も多い要因であろう。
嫌い、面白くないと言われても、「そうかな」と妙に納得出来てしまう不思議な作家でもある。
やっとコテ使う気になりましたか
いつの間にか新スレになってる・・・。しかも進行はやっ
今日で仕事がヒト段落。
昨日買った「殺人者と恐喝者」を本格的に読み始めました。
・・・って言っても書き物から逃避して、昨日の夜中には
事件発生のとこまで読んじゃったんですが。
ああ、早く読み切ってしまいたい。でももったいない。
45 :
名無しのオプ:04/05/01 21:17
>>41 前スレの851というか844です。
私「雷鳴」昔読んだと思ってたんっすが、
今回読んで全く何も思い出せなかった。
やっぱ読んでなかったのかな。
表紙だけは妙に頭に残ってるのに。
47 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/01 22:55
「雷鳴の中でも」は、原書はアンカット部分があり開封しなければ代金返還します
ということで売り出された作品だっけかな?
カースレでは読んでいる人が多いようだが、果してそれほどの面白さがある作か
否かは疑問。普通に売ることにした早川の判断は妥当かと思う。
翻訳版もアンカット部分付き・未開封代金返還保証付きでセールスされた作品では、
ビル・S・バリンジャー「歯と爪」(創元推理文庫)、
トマス・トライオン「悪魔の収穫際」(角川書店)が記憶に残るところだが、
早川がこういうあざとい商法を好まないということかもしれない。
>記憶に残るところだが
お前の記憶になんかのこってねーだろ。聞きかじり厨房が。
>>41 >>46 うちの妻、そんな感じ。
2年くらい前に観た映画なのに結末とか忘れてる。
ある意味幸せ。
漏れも人のこと言えないかもしれんけど。
白い僧院なんて15年以上前に読んだきりだから、
きっと何も覚えてない。
51 :
名無しのオプ:04/05/02 00:28
>>50 なんで仲間はずれにする?コテハンだから?
カーはトリックも犯人も割と覚えているなあ。
俺の場合クイーンのほうが忘れてる。
フランスだのシャムだのあのへんは犯人全く忘れた。
>>52 「赤後家」は覚えてた
「孔雀」は忘れてた
なんでだろ? まだらぼけかな
>>51 君はこの板の初心者かい?
荒らしだからに決まってるだろ
>>51 魔神さんは、
カー初心者で、
にわかド素人で
聞きかじり厨房で
知ったかぶりのネタバレ野郎ですから。
各位ご協力の程をお願い致します。
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
|| ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
|| ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
|| ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
|| 与えないで下さい。 Λ_Λ
|| ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて \ (゚ー゚*) キホン。
|| ゴミが溜まったら削除が一番です。 ⊂⊂ |
||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_ | ̄ ̄ ̄ ̄|
( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄
〜(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、先生。
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日記のようですいません。
「殺人者と恐喝者」結局昨晩のうちに読了しました。
いやー、そうなの? そう来ますか?
途中から犯人と動機と方法はこれ!と決め付けて読んでましたが、
全くはずれてました。
反則かなとも思いますが、ああ、おもしろかった。
わたくし的にはもう少しHM卿がはちゃめちゃであって欲しかったです。
自叙伝の部分がもっとあるもんだと思ってたものですから。
>>53 赤後家は、読んでてだいたい犯人の見当がついたというカー作品の中では珍しい
部類、俺にとって。あと、意外な真犯人でも「これは1回ポッキリしか使えんだろ」
というのも忘れない(メル欄)。
さて、今日からは唯一の未読作「殺人者と恐喝者」だ。馬鹿人にネタバレされたら
たまらんから、読み終わるまでここから去るわ。
>>59 「殺人者と恐喝者」をお供によい連休を。
「赤後家」は初めてのカーだったからか、印象強いです。
最近ペーパーバック(プレーグコートと合冊)を買って
読み返しましたが、はっきりくっきり覚えてました。
61 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/02 14:44
クイーン作品の方がよく記憶に残っている。
特に国名シリーズの中では、フランスは結末に不満が残り、シャムは後味の悪さで、
あの犯人を忘れたことはないな。
カー作品は犯人は忘れても、(バカ)トリックは、鮮明に記憶していたりする。
>>59 赤後家は犯人わからんかったなあ。
殺人者と恐喝者、感想期待。
私は前スレに刺激されて猫と鼠を再読中。
63 :
名無しのオプ:04/05/02 16:45
ロマンス度ベストとか教えて!
自分は「死者のノック」「連続殺人事件」が好き
ロマンスの話しって下手するとネタばれにならんかな?
成就する=そいつら犯人じゃない、ってことに。
気をつけて語ってねん。
「爬虫類館の殺人」とか、
ちょっと好きだったな>ロマンス
「魔女の隠れ家」なんか、ロマンスも含めて
バランスがとれてていいと思うんだが、
あまり話題にならないね。
フェル博士もすごく魅力的・印象的。
>>65 「爬虫類館」は未読ですが面白そうな取り合わせのようですね。
>>66 私はもっと騒々しいのが好みだったりw
68 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/02 22:13
「魔女の隠れ家」は、カーの実体験(カーの奥さんは英国人、ヒロイン=ドロシーのモデル
らしい)が投影された爽やかな青春小説のテーストも感じさせる作品。
まだ初期作(フェル博士のデビュー作)ということもあって、ドタバタに走らない
落ち着いた雰囲気がいい。
あまり話題に出ないのは、ミステリとしてのインパクトが今ひとつであるからかと思う。
前スレから比較的良く話題に出て来る「爬虫類館の殺人」は、恋愛話(まさに魔術師の恋)
に関しては、ストーリーの邪魔にならない程度に、あっさりめに巧く書き込まれているやに思う。
ロマンスなら青銅ランプとかいいと思った。
トリックはトホホだが。
>>67 「連続」あたりからすると「魔女の隠れ家」は地味だからね。
私は両方いけますよ。
「連続」はロマンスにプラスして酒と二日酔いの描写がイイ!
ロマンスならユニコーンにも一票。
ドタバタも入ってるよ。
>>66 「魔女の隠れ家」はけっこう作品としての評価も高い
佳作ですし、人気ありますよ〜。
何回かジュブナイル化されたせいもありますけど。
カー長編の中でベスト20に入るんじゃないですかね。
『魔女の隠れ家』って、犯人も覚えていないのに最後の一文ははっきり覚えているなあ(そのシーンがビジュアルとして浮かぶんですよね)。
『プレーグコートの殺人』や『絞首台の謎』も凄かったけど、自分が読んだ中では『魔女の隠れ家』の最後の一文のインパクトが一番でした。
皆さんは何の最後の一文が一番好きですか? ネタバレなしで教えて下さい。
74 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/03 11:21
舞台は英国に移るとはいえ、バンコランものにあった渋い雰囲気を残している
「魔女の隠れ家」は、俺も好きな作品ではあるが、
>「魔女の隠れ家」はけっこう作品としての評価も高い
>佳作ですし、人気ありますよ〜。
このスレに挙げられたデータを見る限りでは、2ちゃん人気に止まるように思う。
識者が指折りのカーの代表作に挙げているのを見たことは無い。
(アントニー・バウチャーは、カー作品中のベストの一つという微妙な評をしているが)
>何回かジュブナイル化されたせいもありますけど。
この点は同意、俺も最初はジュブナイル(あかね書房か?)で読んだ。
原作の雰囲気が良く再現された出来が良いものだったという記憶がある。
>カー長編の中でベスト20に入るんじゃないですかね。
この程度のランキングのものを佳作と言い得るかはおおいに疑問。
ラストは、長編では遵法精神を真っ向から否定したかのようなカーの俺様ルールが炸裂する
「マッドハッター」、短編では最後のH・Mの台詞でぞっとさせられる「妖魔の森の家」がいい。
>>72 >>73 魔女の隠れ家は色んな場面が丹念に描いてあって、
想像力を喚起しますね。凄く渋い色彩なんですが。
フェル博士が丘の稜線にシルエットで浮かぶ場面が
ありませんでしたっけ。
でもまあ
>>63氏の希望からは外れるかもしれません。
最後の一文ですか。。。
私は
>>73氏が挙げているプレーグコートで。
>>73 最後の一文、「スフィンクス」はいかが?
衝撃とか言うのではないし、少々紋切り型だけど、
フェル博士らしい。
ちなみに
>>63のロマンスという要素からも良いかも。
ただ、陰鬱な感じが支配的なのと、
謎の設定の仕方とその扱いのイマイチ感は
好みのわかれるところでしょう。
「魔女の隠れ家」は渋いなあ。でもいいね。
犯人の救いようのなさが最後の最後まで「物語の意味」を持続させてくれて。
76です。補足
>>63向け情報として、「スフィンクス」は陰鬱と書いたとおり、
騒々しい感じは全くないので、そういう意味ではおすすめできない。
ただ、ロマンスは(それがどういう結末になるにしろ)巧く謎と絡んでると思う。
ロマンスなら、「緑のカプセル〜」も捨てがたい。
でも、やっぱ「魔女が笑う夜」がベストだと思う
魔女藁はロマンスというよりHMと少女との会話の部分が
すごく印象に残ってる。
「魔女が笑う夜」はHMモノを何冊か読んでから、
HM活躍記として読むと面白さ倍増だと思う。
「魔女が笑う夜」は結構好きだったりします。
そんな駄作ってわけでもないと思うけどなあ…。
>>81 過去スレでもそんなに評判悪くないですよ。
私も好きなんですよね。
メインのトリックが物語全部を支えきれているかどうかが問題で、
そこが少し弱いのかもしれません。
雨だ。休みも終わっていく。
「連続」をまったりと読む。何度目だろ。でもおもしろい。
お供は海泡石のパイプとタリスカー。
嫁の視線が痛い(w
待ちに待った「騎士の盃」文庫版やっと入手。
これでカー人口が増えてくれるといいなぁ
でも、「おまいはあのラストがやりたいだけちゃうんか」というツッコミは勘弁なw
雨だ。嫁の鼻息が荒い(w
全く気分を変え「貴婦人」を読み始める。
数年ぶり。適度に中身を忘れてる。いい。
パイプと煙草も変えて、飲み物もコーヒーに。
カー読んでると
「おまいは○○がやりたいだけちゃうんか」
ってツッコミはしばしば。
それはね、愛情のこもったツッコミということで。
>>84 今頃、騎士の杯を手に入れただとーーーぉ!
罰の受け方は知っているのだろうな、そこの椅子におとなしく座れぇい!
んで椅子に縛り付けられた上で
HM卿の歌を小一時間聞かせられるわけですよ。
ボェ〜〜〜っと
違う? 違うよね・・・
「貴婦人」読み返してみて、改めて個人的にはベストかなと思いました。
カーのやりたいことは成功してるし、ストーリーに余韻はあるし。
切ない感じです。
90 :
名無しのオプ:04/05/05 00:52
「魔女が笑う夜」の脱力トリックを、
メール欄で教えて!
>>90 メル欄でネタばれが許されるのは、そうしないと話題が続かないなどやむを得ない場合のみ。
つまり自分で読めクズってことだ。
>90
トリックだけ聞いてどーすんだ?
>87
スマヌ。でかい本屋のない田舎に住んでるのよ
でも、じつわポケミス版は持ってるのよ。
で、これが読まれることで、新たなファンが増えてくれるのキボンヌ。
「復刊〜」にも投票させてもらったしね
「貴婦人として死す」復刊しねえかなぁ〜
質問なんですが、皆さんの中には
HM派、フェル派、バンコラン派、歴史派とかあるんでしょうか?
あるいはそいういうのはなくて皆さん作品重視?
私は最初HM卿の方が楽しく感じて他のには目を向けなかったんですが、
必要に迫られて(当時手に入るHM卿モノを読み尽くしてしまったので)
フェル博士モノに手を伸ばして面白さに気づき、というパターンでした。
もっとも、HM卿とフェル博士ではストーリーの中での機能の面で
ほとんど差がないといった見解もあるのでしょうが。
96 :
名無しのオプ:04/05/05 18:26
パット・ロシター派
>94
いいよね。とくにネロ皇帝のくだりなんかサイコーw
>95
少なくとも、フェル博士はドタバタの火元にはならないだろう。
で、私もHM派、だってお茶目じゃん。
おんなじに「ワシは全て見通しておったんじゃ」って言われても
HMの方には「ホンマかいっ!」ってつっこむ隙がありそうで、
その辺が魅力かもしれん。
初めて読んだのは「赤後家の殺人」。
犯人を考えるどころか、え?何!おいおい・・・
なーんて思って読んでるうちにあれよあれよで読了した。
もちろんトリックも分からなかった。確認するためにすぐに読み直しました。
カーの作品の場合、犯人の名前はよく覚えていない。
誰かというのはまあ覚えてるかな? トリックは覚えてるね。
あとはその情景とか、部屋とかを覚えてる。
カーの作品はありがちな見取り図ってのがなかったので、
読み始めの頃はちょっと苦労したけど、
頭の中でその雰囲気に合わせて情景を描くと
その中で登場人物たちが動き回る。こうなるともう忘れない。
荒涼としたスコットランドの大地とか、石室の中の死体とか、
黒い森の中の一軒の家とか、城から落ちていく死体とか・・・
他の作家ではここまで鮮明なほどは覚えていません。
ある1シーンとか、ちょっとしたセリフとかがいつまでも記憶に
残ったりするね。
映像に浮かびやすいというか・・・
なんか想像力を喚起するような書き方なのかも。
102 :
名無しのオプ:04/05/06 20:08
「殺人者と恐喝者」読了。オビに「論争を巻き起こした」とあるが、ホンマかいな!
こんなんで論争は起こらんだろう。この程度で怒っちゃうようじゃ本格探偵小説
を読めないよね。俺的にはメインのトリックの方が気になった。これ、違う意味
で「不可能」犯罪じゃねーの?
いいところで邪魔が入るという、毎度おなじみのパターンが頻出していた。カー
って、偽名で長編書いたとしても、この癖でバレるんじゃねーかな
103 :
名無しのオプ:04/05/06 20:09
スマン・・・アゲちゃった
謝りながらまたアゲちゃった・・・
>>102 俺は許容派だけど、
「これを許せるようでは「本格探偵小説」読みとは言えない!
という主張もありうるんだだろうな
「本格」とかいうくくりが好きなやつって、ヘンなこだわりのあるやつばっかだし…
(悪口のつもりではないので、念のため)
面白く仕上がっていれば、定義だのルーだの、どうでもいいだろうにな〜
ところで、「メインのトリック」ってどれのことさしてんの?
よく考えるとあれもこれも「不可能」っぽい気がしてきた……
>>102 感想どうもです。
私も楽しんだ派です。
「これやっちゃ『フェア』じゃない」っていう線引きの微妙なラインは
人によってたぶん違いますよね。
でカーはまさにこう際どいところを突きたかったと。
「俺はこうやってみたよ、どう」って感じで。
違う意味で「不可能」犯罪ってのは肯けますね。
その辺は(メール欄1)に付きまとう限界なのかな、と思ったり。
カーが示したかったのは(メール欄1)と(メール欄2)の融合なんだと
思うんですが、(メール欄1)が前提になっちゃってるから。
この週末もカー読むべか。。
読んでないのは・・・月明かりの闇、悪魔のひじ、夜歩く
どれにすんべ?
108 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/08 13:32
オカルティズムの印象が強いカーだが、チェックしてみると、
この傾向の作品(長編に限るが)は、思ったよりは少ない感がある。
カーの長編(合作等を除く)は全部で70作。
なんでも有りな感がある歴史ミステリ(14作)を控除して、現代ものに限ると56作になる。
このうち多少でもオカルティズムのテーストがあるのは、下記の21作ではないだろうか。
率に換算すると、56作中21作(37.5%)となる。
フェル博士もの 23作中10作
「魔女の隠れ家」「マッドハッター」「三つの棺」「曲った蝶番」「震えない男」「連続殺人事件」
「囁く影」「眠れるスフィンクス」「悪魔のひじの家」「月明かりの闇」
H・Mもの 22作中5作
「プレーグコートの殺人」「赤後家の殺人」「一角獣殺人事件」「読者よ欺かるるなかれ」
「青銅ランプの呪」
・ バンコランもの 5作中4作
「夜歩く」「絞首台の謎」「髑髏城」「蝋人形館の殺人」
・ ノンキャラ等 6作中2作
「火刑法廷」「弓弦城殺人事件」
見てわかるとおり、傑作と言われる作品が多い、これがカーにオカルティズムの作家という
イメージが強い所以だろうか。
>>102 カーのアイデアは、大抵は実現不可能なアイデアだと思うんだよねw
ヒント(伏線)が大量にバラまいてるという意味ではフェアだけど、
論理的でも現実的でもないという点ではアンフェア。
とにかく面白ければ何でもいいんじゃ!というところが凄く好きだ。
>>109 「大抵」実現不可能というのは言い過ぎかとも思うんだが。
フェア云々については『名探偵の世紀』の座談会で
手がかりというより仄めかしって書かれていたね。
論理より直感という感じ。
私はそれでも十分楽しい。
>とにかく面白ければ何でもいいんじゃ!というところが凄く好きだ。
正直これに尽きるのよねw
よく考えるとトリックに現実味がなさそうでも、
それを実現可能と読者に納得させてしまう
話術がイイんじゃないかと。
現実も非現実もない、
単純にお話として面白いんだよな。
>>113 そうなんだ。
私なんぞはやっぱ「ミステリー」という前提で読んじゃうから、
ある程度の整合性と説得力がないと萎えるんだよね。
カーでも「赤い鎧戸」とかは少々萎えた。
115 :
名無しのオプ:04/05/08 21:21
>よく考えるとトリックに現実味がなさそうでも、
>それを実現可能と読者に納得させてしまう
>話術がイイんじゃないかと。
同意。
もっともこれを推し進めると、京極の「ウブメの夏」みたいになるが。
スマソ、ageちゃった。
現実的な説得力と物語的な説得力を
上手くバランス取った作品こそ、
名作本格ミステリと言われるんだろうね。
118 :
名無しのオプ:04/05/08 21:32
カーのトリックの現実性の無さは、
探偵のキャラと喜劇的な雰囲気で得している気がする。
まじめな口調でかたられると、
多分、あのトリックは引く。
>>117 うん。落ち着くところはそこだと思う。
論理とか現実味というだけでは小説としておもしろくないし。
>>115 いやー、「ウブメ」はねぇ w ←スレ違い
カーを読んでて、現実性の無さとかあまり気になったことないなあ。
現実性ではノンフィクションにはかなわない。
フィクションならではの面白さを満喫させてくれる作家が好きだな。
特にカーとチェスタートンは、ストーリーの流れと雰囲気の中で
少々強引なトリックを納得させる技術に長けていると思う
チェスタトンはあの難解な文章と幻想的な雰囲気で、
カーは大仰な語り口と、ユーモアやオカルティズムで
完全に自分たちの世界を作り上げているよね。
この辺ではクイーンやクリスティより上だと思う。
123 :
名無しのオプ:04/05/08 22:08
>>108 俺も同じ意見。
足して、ほかの作家に比べて比率が高い、んだと思う。
プレーグコートでは交霊会、赤後家では呪いの部屋など、
ストレートにオカルトなネタつかってるし。
>>122 チェスタトンの影響ってやっぱ大きいのかな?
クリスティーやドイルは、
ストーリーへの引き込み方が非常に上手いので
アンリアルであることがさほど気にならないから
極端な作風に走る必要はなかったというのがあると思われ
カーほどムチャなアイデアはあまり使ってないしね(そこがカーの魅力だけどw)
クリスティーはこれまたよくわからん。
人物像とかは霞がかかったような感じでリアリティーに欠けるけど、
ストーリーには入り込みやすい。
カーはどぎつい細部描写で視覚にうったえる面も大きいと思う。
127 :
名無しのオプ:04/05/08 22:22
クリスティに出てくる女の人はかわいやつおおいぞー。
牧師館にでてきた牧師の奥さん、かなり好き。
んでまたユーモアやら細部描写やら、
いろんな部分に手がかりを忍び込ませてあるのね。
それを「ヤラレタ」って楽しめるとカー・ファンになれる。
私は「見破ったる」と意気込んで読むけど、結構気が付かない。
「殺人者と恐喝者」は、考えたのと全然違ってたし。
カーとドイルってやっぱ謎の見せ方が上手いと思う。
謎の提示に関してはドイルは別格だろうなあ。
そういやカーのドイル伝と、エイドリアンと合作のやつ、どこ置いたかな。
HM卿モノの中に出てくる「カリオストロの箱」事件って、
エイドリアンのに入ってるよね?
ポケミスのドイル伝かあ。あれ持ってないんだよなあ。
エイドリアンとの共著は、『シャーロック・ホームズの功績』だよね?
「カリオストロの箱」事件ってタイトルの話は載ってないみたいだけど。
>>132 そう「功績」です。載ってませんか。そうしたら勘違いです。
ドイル伝はやはり読み物として面白かった記憶あり。
>>126 そうか?人物像とかこういう奴いるよなぁと思いつつ読むけど。
ある意味凄くリアルじゃないか?
>>115 スレ違いの話で恐縮だが、「ウブメ」のトリックはある病気をした俺にはものすごくリアルだった。
こればかりはどんなに説明しても皆は理解してくれないんだよね…。
137 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/09 12:59
J・Dの最終学歴
ハヴァーフォード・カレッジ中退
* USNEWS誌2004年大学ランキングによれば、
同大はリベラル・アーツ・カレッジ部門全米第9位にランクされている名門ではある。
フェル博士
イートン及びベイリオル校卒
ハーバード大文学士、オックスフォード大文学修士、ハーバード大哲学博士
エディンバラ大法学博士
王立歴史学会員、レジヨン・ドヌール勲章受勲
H・M卿
元英陸軍諜報部部長、内科医・弁護士
バンコラン
パリ予審判事
J・Dは、自作の探偵たちはその推理力のみならず、世間的に見てもいわゆる凄い人たち
なのだと設定したかったようだ。
この辺に微妙にカレッジ中退の書斎派(元祖書斎魔神か?)であるJ・Dの学歴コンプを
感じないでもない。
しかし、イートン、ハーバード、オックスフォード、医者、法律家(弁護士、判事)…
日本人にもわかりやす過ぎるぐらいのベタな凄い人たち設定だ(w
J・Dの子供っぽさも感じさせる。
>>134 ある意味ね。でも、なんか凄く抽象化されてて、
頭では理解できるけど実在感がないような気もする。
カーもデフォルメきいてるんだけど、
何と言うか、体温が感じられるような気がする。
私にとってそう感じられるというだけなので、
深くは追及しないでくらはい。
139 :
名無しのオプ:04/05/09 14:15
>>137 >J・Dは、自作の探偵たちはその推理力のみならず、世間的に見てもいわゆる凄い人たち
>なのだと設定したかったようだ。
あのさあ、当時の名探偵なんて大概、そんな設定だろ。
J・Dw)に限ったことじゃないじゃん。
思考機械やヴァンスの経歴知らないのかね。
>この辺に微妙にカレッジ中退の書斎派(元祖書斎魔神か?)であるJ・Dの学歴コンプを
>感じないでもない。
よくよく、オマエガナーって言われたい人なんですな。
>>137 >J・Dの最終学歴
レスの中身はさておき、英米ではファーストネームとセカンドネームの両方を一度に呼ぶ習慣はあったかな?
「J・D・カー」みたいに苗字込みで呼んだり書いたりするのは知っているのだけど。
浅学なもので詳しくは知らないのだが、「J・D」と呼ぶのが正しいのだろうか。
「カリオストロの箱」は『赤後家』で言及されてて、、、
何で『功績』に入ってると勘違いしたんだろ。
>>134 138を読み返してみて、あまりに内容のないレスだったので反省。
クリスティーの場合は会話主体で、そこから人物の心理を読み取る
必要があるから、私にとってはスッと入り難いのかもしれない。
カーの場合、外観の描写やト書の部分が結構あるから、
セリフと併せて人物像を形成しやすいのかもしれない。
結局、私自身の想像力のなさを露呈してますね。
>>142 自分は、クリスティは当たり外れが少ない、というイメージがあります。
カーは、名作・秀作・佳作・凡作・駄作
本当に当たり外れが多いかわり、
駄作でも駄作なみに楽しめてしまう(笑)
>>144 確かにクリスティーは安定してますね。これは魅力です。
テレビシリーズも原作から離れていることもありますが、
よく出来てると思います。映像にするとああなるんだ、と。
カーは、二階堂先生に言わせると傑作と駄作の差が
禿げしくはないそうですが、これは贔屓の引き倒し。
私も144さんと同様、当たり外れは多いと思います。
ただ、その基準が各人各様なんですよね。
それに、駄作でも娯楽小説として楽しめる。
世間では「クリスティーに駄作なし」と言うそうですね。そうかもしれないけど、
傑作もないだろうと思う。傑作をモノするためには必然、駄作も生まれてしまうの
だ
>>146 クリスティーに傑作がないというのには不同意。
この話はこれ以上やるとスレ違になりそうだーね。
カーは「これをやってみたい」という気持ちが先に立ってる部分があって、
それが傑作も生み出すけどイマイチ作も生み出すと。
でも上でも言われてるように、イマイチ作がまた良いんですよ。
いやいや、クリスティーには普通に傑作ありますよ。
「そして誰も〜」「アクロイド」「オリエント」「ナイル」・・・
ただ、カーのようにべらぼうな破壊力を狙ってないだけで。
クリスティーはオトナで、カーは良い意味で子供なんじゃないかな。
カーは転んでもタダではおきないというか、
失敗作でも無駄に破壊力のある作品多いですからね・・
「五つの箱の死」とか「魔女が笑う夜」とか他にもアレとかアレとかw
「そして誰も〜」「アクロイド」「オリエント」「ナイル」
このへんは十分突出してると言っていいのでは。
その他の作品も、常に一定のアベレージをキープしていたという印象。
後期もレベルが落ちなかったというところがスゴイよね。
クリスティって地味だけど佳作って作品が多いよ。
派手な作品が名前あがること多いけど、一度全作品読んでみると
ふだん名前があがらないような作品にずいぶん良いのが多いと気付いた。
カーの作品で言う「傑作」というのとはちょっと違うけどね。
>>148 優劣を語りだすとキリがないしね。
私はカーとクリスティーは優劣関係とかではなく、
どちらも特徴のある作家という認識をしてます。
クリスティーに関しては
>>149に同意。
「五つの箱の死」は確かにぶっ飛んだ。
152 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/09 20:17
フェル博士のプロファイルに「王立歴史学会会員」とあるのにも
J・Dのコンプと憧憬が見える。
(レジオン・ドヌール勲章には渡仏経験があるのが反映している)
学生時代からの大の歴史好きで英国贔屓、後期には歴史ミステリを多作する
J・Dにとって、王立歴史学会会員は憧れてやまない対象だったはずだ。
この点では、最終的にサーの称号まで受けた、先達である同じ歴史好きの作家アーサー
とは大きく異なる。
卓越したひとりの「読物作家」として生涯を終えたJ・D、しかし、だからこそいいのだ。
申し訳ない。
>>148も優劣なんて言ってないよね。誤読してました。
カーはつまんネー。
ゴミ。
>>154 お前よりつまらない奴もそうはいないがな。
面白くないと言うならそれでも別にいいけどわざわざゴミとまで
書き込みに来るとは…
『五つの箱』の犯人だけは忘れたくても忘れられないね。
158 :
名無しのオプ:04/05/09 23:59
>>155 いーんでねーの?
面白くなかったら、面白くない、というのが普通。
個人的には、そういう意見まで排除して、信者スレになるのはごめんだ。
>>158 まあまあまあ、
154にどの辺が面白くないのか訊いてあげればよろし。
>>158 煽りっぽいからうざがられてるんでは。
つまんねー、ゴミなんて書かれてもスルーするか
からまれるかしかないじゃん。
信者とか関係ないと思うよ。
161 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/10 22:16
「月明かりの闇 フェル博士最後の事件」を再読してみると、
最後までバカやり続けた人だったという感を受ける。
通俗読物作家の生き方としては、ある意味で立派の一言に尽きる。
クイーンのように、妙に「文学」対して色気を出したりしなかった点もよろし。
「月明かりの闇 フェル博士最後の事件」は67年発表。
作品世界では同時代人という設定のバンコランは、なんと30年前の「四つの凶器」(37年)でとうにリタイア、フェルとは一心同体とも言えるH・M卿は、長編数だけ見れば
フェル23編、H・M22編とほぼ互角だが、ディクスン名義作品での筆を絶ったことも
あって、14年前の「騎士の杯」(53年)でリタイアしている。
あぼーん
>>156 五つの箱のどこが意外なのか分からなかった。
>>163 わぁ、そうなんだ。
私こと156はマンマとはめられました。
「あ痛たたた、そうきたか」(額を手で打つ)って。
>>164 > 私こと156はマンマとはめられました。
マン○にはめられたのかと思ったよ。
>>164 どのへんではめられたのか教えていただけないだろうか。
>>166 トリック自体に驚きはなくて、ただ単に犯人、お前かよ、って。
説明されればそれなりに納得できるけど、
トリックというか謎の設定自体に犯人が何故・どう絡んでるのか
想像ができなかった。
ただそれだけなんですが(説明するのが恥ずかしい)。
168 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/11 20:32
当初はJ・D作品に怪奇性を期待してしまうことが多く、
「死者はよみがえる」(早川版では「死人を起す」)は、タイトルから勝手に想像して、
ゾンビ伝説絡みの謎解きを期待してしまった。
「舞台はゾンビ伝説が色濃く残るバハマ諸島、旅行中のフェル博士が巻き込こまれた不可思議な殺人事件、犯行状況から見て犯人は死人以外にあり得ない?」とか。
同書の実物は、ロンドンのホテルでの食い逃げ事件を発端とした都会的なミステリ。
バカミスとしての面白さもあるが、期待した内容とは異なり過ぎて、少しがっかりした記憶がある。
ちなみに何の関係もないけど、
今は『魔女の隠れ家』を再々読中です。
170 :
名無しのオプ:04/05/11 21:11
>>168 「死者はよみがえる」は意外すぎる犯人を狙った、チェスタトン風味の一作ですね
171 :
名無しのオプ:04/05/11 21:13
…と自演する前にお前らレスつけれ
>>163 163氏は犯人には意外性感じなかったですか?
>>172 いや、意外は意外だったんですけど
あの作品に関してよく言われてる(メール欄)という試みがよく理解
できなかったんですよね。
ちゃんと前の方から登場してたと思ったんですが…。
>>173 厳密に理解すると確かにそうかもしれないですね。
ただ(メール欄)の登場なので、実質は(173メール欄)と言っても
いいのかな、と思います。
>世間では「クリスティーに駄作なし」と言うそうですね。
おまえビッグ4読んだことあるのかよ。
>176
>146を嫁。「そうかもしれないけど、 傑作もないだろうと思う。
傑作をモノするためには必然、駄作も生まれてしまうのだ 」
と続けてる。
だからほんとは>146の論理に従えば傑作を書くための駄作がビッグ4だろ。
まぁそもそも
>>146の「傑作がない」というのが余りにもアレだからねえ。
というか
>>146の文章読んでるとクリスティ読んだことないのに
憶測で語っているような気もする。
レス伸びてると思ったらクリスティーの話題に
引っ張られてるじゃん。
「夜歩く」を読んだ。少し萎えた。
横正の「夜歩く」は面白いぞ
ID入るかな
>>181 信じていいの?
・・・でも、でもジョンを裏切れないわ
横溝のは別にカーのオマージュ的要素は全然無かった。
正直折れはそんな面白くなかった。
>>180 そうか〜 「夜歩く」で萎えましたか。参考までにどんなところか教えてもらえる?
ブクオフの105円コーナーでほとんどみかけたことがないのはなぜだ!
高いほうにはある・・・
186 :
180:04/05/13 19:34 ID:veZFDGpa
>>184 ネタバレしない範囲で。
(1)心理劇であってほしい(願望)のに、人物が十分描かれない。
(2)刃が研いであって、全体として重みがあるとしても、
スパッと切れるもんかな? スパッと切れないとエライことに。
(3)切れたとしても返り血は?
(4)手がかりは全体的に露骨なほどに示されすぎ。
最後の(4)以外は、んなこと言ってんならカー読むなって
言われそうなことは分かってるんだけど。
187 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/13 20:34 ID:AELH8Fkw
横溝版「夜歩く」は、カーと見せてクリスティしている一編。
横溝正史が、カーの方の「夜歩く」のネタで書いたら面白いものが出来たと思う。
デビュー作のせいかカーの「夜歩く」はプロットやストーリーテリングに
後年の彼ほどの巧みさが見られない。
(未完成の魅力とでも称すべきもの、初期作のみが持つ独自の妖気のようなものは
充満しているが)
おいおい、犯人の設定だけでクリスティしているなんてのたまってるんじゃないだろうな
189 :
名無しのオプ:04/05/13 20:56 ID:6/HzjtiR
比喩という表現技法を知らないヴァカの誹謗中傷は無視していきましょう。
191 :
180:04/05/14 00:33 ID:iJm6Ghq4
186を書いてから少し考えてみましたが、そんな変な作品じゃないですよね。
私、カーの作品の中でも『魔女の隠れ家』とか凄く好きな方なんですよね。
でこの『隠れ家』も『夜歩く』と同じような欠点抱えてる。でも大好き。
何なんでしょうか、自分でもよくわからなくなってきました。
>>180 サンクス
書いてもらうと、(3)なんて意外と気づかず読んでましたよ(w
「夜歩く」って、これほど濃く雰囲気を出してる作品も
カーの中でも少ないと思うんです。
その割りに内容自体がちょっと平板なのは残念ではありますが・・・
でも他の作家でも処女作はこんなもんでしょ?
書かれてる「魔女の隠れ家」とか、「髑髏城」とか、「プレーグコート」とか、
初期作品は内容よりも風景・情景が先に浮かんでくるほど、
雰囲気作りがうまいですね。
作り込み過ぎ、盛り上げ過ぎな所もカー魅力のひとつだと思います。
戦後の作品になるとこの雰囲気作りが希薄になってきてますよね。
>>192 (3)については微妙なんですよね。
浴びないような位置から、と説明されているようにも読めるし。
情景が浮かんでくるというのは、そのとおりだと思います。
現場だけではなくて、『隠れ家』のフェル博士の家の描写とか。
クレイ・パイプが床に落ちて砕け散るところなんかも、
波乱の幕開けの象徴的なシーンなんでしょうが、いい感じです。
後期の作品は細かいところよりも大まかな「感じ」を簡単な
言葉で提示してゆくという行き方なのかな、と。
194 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/14 21:42 ID:5DMKU1e6
「孔雀の羽根」があまり話題にならないのが残念。
オカルティズムのテーストは無いもののカーらしさが良く出た小品である。
「魔女」は「三つ棺」のプロトタイプ
と無理やりいってみる。メールのトリックが。
196 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/14 23:03 ID:5DMKU1e6
「孔雀の羽根」のメーントリックも晩年に使い回し。
J・D作品には、意外にトリックや犯人のパターンの使い回しが多い。
バリエーションの名手というと一番に名が挙って来るのはクリスティだが
J・Dもアガサも優れたストーリーテラーゆえに救われている感がある。
作家(特にエンタメ系の場合)に一番重要な資質はこれなのであろう。
稀代の語り部アガサ、稀代の講釈師J・Dという感あり。
>>195 でも魔女の方は、そこの部分に難ありという感が。
今日から『騎士の杯』を読み始めました。
HM卿の壊れっぷりがイイ感じです。
何故か昔観た舞台の「真夏の夜の夢」を思い出しました。
しまった、「真夏の」ではなくて「ウィンザーの陽気な女房達」でした。
途中まで読みましたが、ハチャメチャですね。
歌の先生が「ウィンザー」のキーズ医師とどうしても重なってしまいます。
「墓場貸します」って品切れなんだろうか。
店頭でもネット書店でも見つからん…
京都の丸善で見ましたが・・・といったローカルな情報では仕方ないですね。
他にも店頭では見かけるような気がします。
早川のHPで検索すると出てこないから、品切れですかね。
うっかりPart2よりPart3が先に埋まってしまったスレ
そんなのいくらでもありそうだけどね・・・
205 :
名無しのオプ:04/05/15 22:20 ID:B8cO//K9
うるせーばか
珍しいのかね?だったら埋めずにもう少し放置しとけばよかったか?
>>201 早川って創元みたいにレギュラーで揃えておいてくれないのね。
やっぱあんまり売れないのかなあ。
そういえば新樹社ってミステリーから撤退気味だって
二階堂スレで読んだけど、どうなんだろ。
208 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/15 22:50 ID:6WqbcSf3
今後は新樹社の分まで国書刊行会に頑張ってもらうしかないな。
まず日本におけるカーコンプリートを目指して欲しい。
無論他社刊行作品含めての完訳という意味で。
三つの柩や火刑法廷といった傑作を
新訳で読んでみたいもんだ。
漏れ、ここ数年で何回か引越したんだけど、
文庫本入れたダンボールが押入れの最深部に未整理で残ってる。
カーは全てキープしてあるはずだが、確認してない。できない。
で、ハヤカワの分は文庫も新書も、最近復刊されるたびに念のため
買うようにしてる。
ダンボール整理しろよ、漏れ。
そしてハヤカワさん、お願いですからすぐに品切れにしないでください。
カーって何から読んだらいいの。
教えてエロい人。
>>213 これまでミステリーはどんなの読んだことある?
ミステリーに限らず映画とか小説とか、どんなのが好み?
215 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/16 23:35 ID:4aRPsVwj
>>213 レスの応酬の中に埋もれてしまったが、議論の結果を見ると、
カーらしさが良く出ている作品という意味では
「プレーグコートの殺人」「マッド・ハッター」あたりが妥当かと思う。
何はさて置き、帽子収集狂事件から薦める奴は信じない方がいいよ
>>212
帽子をやたら推すなこいつは
ぬぬ
実際問題、帽子はカー初心者にお勧めするにはもっとも相応しくない。
>>213 鶴光でおま。エロエロ、っと。
手に入りやすいもの限定で。
『爬虫類館の殺人』:
オカルトの要素はないけど、バランス良好
『連続殺人事件』(又は『騎士の盃』):
ドタバタで賑やかだけどトリックは?かも
『プレーグコートの殺人』:
オカルト的だけどそれほど重くならない
『曲がった蝶番』:
複雑な謎解きを楽しめる・・・かも
『妖魔の森の家』:
短編集に入った中篇で、よく練られてる
お好みに合わせてどうそ。
カー初心者なら、「皇帝のかぎ煙草いれ」でない?
読みやすいし〜、トリックもそれなりに驚けるし。
バカバカしいのが好きなら、「魔女が笑う夜(笑う後家)」を勧めたい。
とりあえず読みやすいのはH・Mものだな・・・・
初心者なら無難に「ユダの窓」ですな。
223 :
名無しのオプ:04/05/17 00:06 ID:Mx0jqY6i
なに?
俺は毎回カーのお勧めの一つに、
帽子収集狂事件を入れてるが。。。
ちなみに、ベスト3で言うなら、
緑のカプセルの謎、皇帝の鍵煙草入れ。
>>213 私は「白い僧院」が最初で、落ち着いた雰囲気だったけど結構楽しめた。
「嗅煙草入れ」もカーとしてはアッサリ風味で読みやすいし、まとまってるけど、
名探偵が出てこない。
賑やかで楽しいのか、怪奇趣味のか、どっちかからの方が入りやすいかな。
「帽子収集狂」は何が起きていて何が問題なのか今ひとつ解り難いから、
初めての人は避けた方がいいかも。
あとは
>>213の好みだね。
私は「爬虫類館」「プレーグコート」「皇帝のかぎ煙草入れ」に各一票。
いろんな意見が出てきちゃうのがカーのいいところでもありますよね。
「何から読んだら」いいか、という問いなわけですから、
カーファンにとっての「ベスト」のものが必ずしもお奨めとは限らない
というのが悩ましいところです。
>>213の好みがわかった方が、みんなもっと過激なのを
奨めることができるかもしれません。
『九人と死で十人だ』『猫と鼠の殺人』『不可能犯罪捜査課』でどうだ!
こいつら頭悪い。
皆さんが最初に読んだカーって何なんでしょ?
このかんの話題の流れ見てて少し関心を持ちました。
>>228 テニスコートの謎
これ最初に読んでカーという作家を勘違いするところでした。
でもけっこう面白いと思った。トリックもある意味凄いし。
キャラものでないならともかくも、誰の小説であれ「初登場の事件」から読んで
いくのが常道だと思ったが、みんなけっこうそういうのって気にしないんだなあ
クリスティやヴァン・ダインは「初登場の事件」から読む意味が感じられるが、
カーの場合は特になさそうだしな。
作家によっては後の作品の中で前の作品のネタバレしやがる奴がいるし。
カーはそんなことないでしょ。
・・・ええ、ええ、デクスター「悔恨の日」を最初に読んだのは私ですよ。
>>213 「火刑法廷」「三つの棺」「曲った蝶番」が一番評価が高いんですけど、
他の作品のネタバレ満載だったり(三つ棺)、
トリックが極端だったり(蝶番)、
他のカー作品がオチの伏線になっていたり(火刑)するので、
どれも初心者にはオススメしづらいな〜
「ユダの窓」「皇帝のかぎ煙草入れ」「プレーグ・コートの殺人」
「緑のカプセルの謎」「ビロードの悪魔」「読者よ欺かるるなかれ」
も非常に評価が高く、内容も面白いので、この辺から選んでみてはどうでしょう。
(ただ「皇帝」と「カプセル」はカーの典型的な作風ではありませんが)
あえて一つ薦めるなら、やはり「ユダの窓」。短編なら「妖魔の森の家」。
234 :
213:04/05/17 21:50 ID:RXaCvrPP
エロい人々レスサンクス。カー読む人ってエロい人が多いんでつね。
ドエロの漏れとしては安心しまつた。
今のところの集計
皇帝のかぎ煙草いれ 5票
プレーグコートの殺人 4票
ユダの窓 3票
爬虫類館の殺人 2票
妖魔の森の家 2票
マッド・ハッター
連続殺人事件
騎士の盃
曲がった蝶番
魔女が笑う夜
帽子収集狂事件
緑のカプセルの謎
白い僧院
九人と死で十人だ
猫と鼠の殺人
不可能犯罪捜査課
緑のカプセルの謎
ビロードの悪魔
読者よ欺かるるなかれ
う〜ん、意見が分かれていますね。
漏れとしては、火刑法廷、三つの棺、皇帝のかぎ煙草いれ
のどれかにしようと思っていたんですが、皇帝にしておこうかな。
235 :
213:04/05/17 22:00 ID:RXaCvrPP
>>214 海外物ではクリスティの有名どころ、クイーンのY、クロフツの樽、
黄色い部屋の謎、赤毛のレドメイン家、等有名ところを読んでいまつ。
クリスティのオリエント急行が一番面白かったでつ。
これからカーにも挑戦しまつ。
>>235 クリスティーは「皇帝」がお気に入りだったようですよ。
でも、カーはホント、多彩多様な作家なんで、
もし「皇帝」を読んで気にくわなくても、
他にも何冊か読んだほうが、
自分に合う作品が見つかる可能性が高いかも。
237 :
214:04/05/17 22:13 ID:gI3zpPP+
>>235 =
>>213 どうもです。正統派って感じですね。
とすると、最初は「皇帝」がいいかもしれません。
でもちょっとカーらしさ(?)が足らないかも。
「皇帝」読んで気に入ったら「プレーグコート」「爬虫類館」
又は「妖魔の森の家」を試してみてはどうかと。
「皇帝」は探偵そのもののアクがないので一番カーらしくない気がします
HMやフェル博士の出演ものの方がいいんじゃないかな
「妖魔の森の家」が分量も内容もいいので、一番のお勧めはこれでしょうね
それ以外だったら「魔女の隠れ家」がお勧めかな
怪奇性を楽しみたかったら「曲がった蝶番」、怪奇性なしなら「緑のカプセル」
とまあ、人それぞれだろうと思うけど、最初に読まない方がいいのは、
「アラビアンナイト」「帽子収集狂」「死人を起す」「盲目の理髪師」かな
作品の賛否はさておき、意味が分かりづらい作品だと思っておりやす
>>238 最後の部分はそのとおりだと思います。
これらの作品はある程度カーを読んでからトライするのがよいかと。
「皇帝の〜」は非常に人気がある一方で、カーファンの間ではアンチも多い作品。
もし「ユダの窓」「プレーグ・コートの殺人」「妖魔の森の家」等を読んでつまらなかったら
「俺はカーに向いてないのかな」という感想もありだが、
もし「皇帝の〜」を読んでつまらくて「カーはダメだ」と言われると、
「あれは違うんだ!普段のカーは、ああじゃないんだ!」と言いたくなる。
>>234 火刑法廷はカーの読み始めに読むと「ハァ???」
ってなるかもしれないので、ある程度他のカー作品を
読んでからの方がいいと思います。
代表作ではあるんですが、人によっては全く良さが
理解できなかったりするので…
>>240 たしかに明確なカーっぽさには欠けるし、解り易すぎて私も好きではない。
でも恋愛の絡め方や全体の雰囲気づくりはやっぱりカー的だと思うので、
初めての人に勧めるにはいいんでないかと思う。
243 :
238:04/05/18 00:41 ID:bINeeupR
どこで読んだか忘れたが、カーで一般人になじみやすいのは歴史物という意見もある。
その人は「火よ燃えろ」「引き潮」「喉きり」を挙げていた記憶があるがどうだろう。
「連続」「貴婦人」を勧めていた人もいた。<新カー問答だっけ?
ここまで意見が分かれるというのも、切り口の多様さを持つ作家・カーの魅力なのだろうね。
貴婦人はいいオススメだと思う。
新本格系のファンには向いてるんじゃないかな。
>>244 『貴婦人』いいんだけど、現時点では手に入り難くなってるよね。
悩ましい。
何故か『貴婦人』ばかり、何度も拾ってしまう。
縁があるのかな。
「貴婦人として死す」は2chでは本当に評判がいいな
>>213もこのスレの住人となった以上、
カースレが認定する名作「貴婦人として死す」を
まず最初に読むべきだ!!
『貴婦人として死す』は早川の『ミステリ・ハンドブック』(1991)の
”鼎談「ベスト100にない作品も挙げてみる」”で長谷部史親と
瀬戸川猛資も推してたね。
ついでに、もっと古い1986年発刊の『東西ミステリーベスト100』
(文藝春秋)の海外篇で出てきたカーの作品を書いとく。
14位『火刑法廷』、26位『三つの棺』、35位『ユダの窓』、
69位『皇帝のかぎ煙草入れ』
ちなみに同書のベスト10は@Yの悲劇A幻の女B長いお別れ
Cそして誰もいなくなったD鷲は舞い降りたE深夜プラス1
F樽Gアクロイド殺しH僧正殺人事件Iシャーロックホームズの冒険
「貴婦人」は一見カーらしくないどんでん返しが
綺麗に決まってていい。
「本格ミステリこれがベストだ!2001」(東京創元社)
で有栖川有栖・笠井潔、北村薫が決める本格ミステリ・ベスト30には
「緑のカプセルの謎」がランクインしている。
EQ最終号の「21世紀に伝えるオールタイム・ベスト100」(1999年)
では6位火刑、14位三つ棺、39位皇帝、54位ユダ、78位ビロード、
86位帽子収集狂が入ってる。これは誰が選んだのかは分からないけど
ミステリハンドブックはもっとも大規模な投票の一つだったけど、
カー作品は票が割れて、火刑しか入ってなかった気がする・・・
なんでミステリーとかSFって作品を順位づけしたがるんだろ?
初めて読むには「赤後家の殺人」「夜歩く」なども薦めて良いと思う。
>>252 どっちも初めて読むには向いてなくないか?
赤後家は評価分かれるし、夜歩くはちょっとわかりにくいような…
>>251 「ミステリほどベストテンを決めたがる業界はない」
と戦前か戦後に江戸川乱歩が言ったことがある。
今だと音楽業界のほうが決めたがるけどw
SFも最近はそうなのか?
「夜歩く」は描き込みが足りなくて浅い印象が。
「夜歩く」よりかは「グラン・ギニョール」の方がまとまってていいな。
>>254 カーファンって結構ベストなんちゃらを気にする傾向ないですか?
気のせいかもしれんけど、
>>250みたいなレスを見るとそう思います。
資料として参考にはなるんですけどね。
何か「もっと評価してくれ」っていう欲求が強いんでしょうかね。
それと、順位づけに拘ると馬の人みたいに見えてしまうんですよね。
つーか、ランキングに関して言えば、「ユダ」「火刑」「ミツカン」は、誰某が薦めているから、ていう下駄を
はいた評価だろう。それこそユダはそのトリック、ミツカンは密室講義と知識だけが先行してるってのもあるかも。
259 :
248:04/05/19 23:48 ID:RkByr/PB
順位付けにこだわるっつーか、ネタを提供したかっただけなんだぞー。
てか、順位付けも単純に楽しめばいいんでないかい?
それが絶対的なものなんて思ってないよ。
>>250 のってくれてありがd
そうそう、単なるお遊びだよ。
「各作家のナンバー1を決めよう」なんてスレもあるじゃん。
最近になってカーを読み始めました。
つまらなくはないんだけど、のめりこむほどハマらないのが現状で、
単純に合わないのかぁと思っていたんですが……
作品選別にも問題あるのかなーと最近のレスの流れを見て思ったところ。
既読分が三段階評価で以下のとおり。ちなみに読んだ順。
・夜歩く ★
・不可能犯罪捜査課 ★
・皇帝のかぎ煙草入れ ★★★
・弓弦城 ★★
・プレーグ・コート ★★
・帽子収集狂 ★★
・ヴァンパイアの塔 ★★
最初のふたつはいま読み返すと評価が違うかも。
次は妖魔の森の家を読む予定。
皇帝のかぎ煙草入れってのは書く側は感心するのかも知れんが
読むほうにはそんなにアピールしないんじゃないか?
>>262 人によるだろうそれこそ。
うまくまとまってはいるので、ああいうタイプを好きな人には
高評価になると思うよ。
「皇帝」は笑えないからなあ。
…カーに何を求めてるんだ俺は。
>>261 読み始めだから合わないんじゃない?
漏れも読み始めはそんなにハマらなかったけど、
1〜2年たってまた読み返したらすっかりハマってしまった。
今合わないと思ってても後で評価が変わることもあるから、
本は取っておいて再読すると良いです。
そういやメグレを数年前読み直したら面白かったもんなあ。
最初に読んだのが小学生。そりゃ面白く無かろうよ。
なんであれが少年向け文学の括りで売ってるんだ。
>>261 なんか初期の方から律儀に読んでらっしゃいますね。
飛び道具として有名なアレやアレを間に読まれると楽しいんじゃないかと。
気分転換に「魔女の笑う夜」とか……駄目かw
>>248と
>>250の投票って、評論家とか作家とかのアンケートだろう。
絶対、投票してる顔ぶれがかぶってると思う。
>>266 俺の場合チェスタトンがそうだった。
最初に読んだのは中学だったけど、もう読みにくいし
ちょっとぼけっとしてると今何処で何が起こっているのか
まるで分からなくなる始末。
けど大人になって読み直したら全然そんなことなかった
269 :
248:04/05/21 01:26 ID:ANVWOL9T
>>267 まあアンケート対象になる人とか、自分からアンケート投票するような
ミステリー通・ミステリー毒者は事実上かぶってるとこはあるだろうけどね。
『東西ミステリーベスト100』は1351人にアンケート送って508人の回答
(カッコ内が回答数)。
日本推理作家協会 315(123)
日本冒険小説協会 522(123)
各大学ミステリークラブ 95(56)
SRの会 250(142)
怪の会23(21)
各界ミステリー通 110(43)
『ミステリ・ハンドブック』は(ベストの内容ここに書いてないけど)、
ミステリマガジンで一般読者にアンケートしたものだよ。
271 :
名無しのオプ:04/05/21 22:34 ID:4mziu+De
赤後家は、引き込み方が最強。
それ以降は、ノーコメント。
>>271 私は結構楽しめました。『赤後家』。
未だすれてない頃に読んだからかもしれん。
評価の高い「妖魔の森の家」を読んでみた。
確かに凄い。一文一文に無駄が無い、ミステリーの見本みたいな作品だ。名人の技。
……でもあのトリック、ばれるんじゃね?(メール欄)とかで。
>>273 そこでアレですよ、嵐がやってきて慌てて退散という状況が意味を持つと。
275 :
名無しのオプ:04/05/22 00:12 ID:LFIZVIQl
「妖魔の森の家」は妖怪人間ベム的な映像を思い浮かべたよ。
276 :
名無しのオプ:04/05/22 04:06 ID:6uCnnBcN
個人的には、パリから来た紳士の方が好きかも。
作品のレベルよりも、ああ、好きだったんだなあ、と変に共感できるところで。
赤後家はやっぱあのセリフ
「いったい部屋が人間を殺せるものかね?」
あれでしびれました。
278 :
213:04/05/22 12:17 ID:MhsrI4rg
「皇帝のかぎ煙草いれ」ちょっくら買いに行ってきまつ。
I
εε=(┏^∀^)┛
280 :
名無しのオプ:04/05/23 18:31 ID:ul76HarD
中学の時、夜歩くで挫折。
再度、白い僧院に挑戦したが、再び挫折。
20年ぶりに、何気なく買った火刑法廷ではまりました。
第三の銃弾を熟読中。
今日は街に出て、『喉切り隊長』を買ってきました。
『ビロードの悪魔』が合わなかったので歴史モノは苦手なのですが・・・
赤川次郎が、エッセイのなかで、『喉切り隊長』読む前に
ツヴァイクの『ジョゼフ・フーシェ』を読んでおくと非常に楽しめると書いていた。
で。まず『フーシェ』を買ってきたんだけど、いまだに積読。
……そして15年の月日が過ぎた。
『喉切り隊長』の方は未だに買ってないし。
283 :
281:04/05/23 22:42 ID:IkfiNoJy
>>282 赤川次郎のことは知らんですけど、ツヴァイクは岩波で読みました。
と言っても随分前ですが。
『喉切り』は今週の通勤のお供になりそうです。
おお♪こんな所に同士が
ツヴァイクの『フーシェ』は、僕もいまだに積読中。
でも、倉多江美の漫画『静粛に、天才只今勉強中!』だけは読んでいる。
(そもそもこれが好きだから、わざわざ『フーシェ』を買ってみたんだけど)
で、『喉切り隊長』はというと…やっぱり積読中。
でも持っているのは、旧訳のポケミス・バージョンだけだからなぁ。
どうしよう、やっぱりHM文庫を買うべきなんだろうか。
>>284 取りあえず買っとかないとまた品切れ重版未定になりますぜ。
積ん読にしとくのがよいですよ。
カーは見つけたら買う、読まなくても買う、これ鉄則。
以前より少しましなものの、クリスティーみたく「カー文庫」が出来るほど
売れて常時書店にある状態なんて、夢のまた夢なんだから。
カー文庫つくろうにも、創元と早川が翻訳権を分けあってるしなあ
国書あたりがカーの全作品の翻訳権を買い取ってくれないかな
国書じゃ、全巻いいお値段のハードカバーになっちゃうぞ。
>>288 それでも全集が出るなら買っちゃいますよ
『喉切り隊長』読み終えました。
スールトとかウディノといった名前が出てくるので、
昔読んだ大陸軍の戦記モノを懐かしく思い出しました。
あ、もちろんツヴァイクのフーシェも。
壮大な歴史的背景のもとでの冒険活劇。
おもしろかったです。
ミステリーとしては「?」という感じでしょうか。
トリックは、先日フジTVで第二次大戦中の奇術的作戦の
話をやってましたが、それがゴニョゴニョ・・・。
それから、動機の説明が理解できませんでした。
それと、以前『雷鳴の中でも』を読んだ際に同じことを
感想として書いたんですが、登場人物がアツすぎて、
誰にも感情移入できないというのがちょっとした不満です。
長文失礼しました。
やっぱカーってクリスティほどは需要がないんですか?
>>291 マニアックな部類だからねー
ちょっと海外ミステリを読もうって時に
いきなりカーを読む人は少ないかも。
293 :
名無しのオプ:04/05/27 00:31 ID:SmlV4STc
でも、これだけカーを読めるのは幸せかも。
ちょっと前にはぜんぜん見つからなかったしな。
いいことだよ。
やっぱりマニア向けみたいに思われてるのかねえ。
トリック偏重のイメージが強いのかな。
でも物語性は豊かだし、クイーンなんかと比べたらよっぽど
間口は広いようにも思うんだけど。
>>294 ここのスレ見てもトリック重視な人多いし。
カーの物語性を評価してる人は意外に少数派じゃないか?
漏れはさりげないテクニックなんかがトリックそのものより好きだったりするんだけど。
>>295 うう・・・すまん、俺はお笑い重視だ。
始めはそんなこと無かったんだが・・・傑作男のせいでさ・・・。
そのせいか完成度の高い作品よりバカミス扱いの作品を偏愛することに。
困ったもんだ。
高房の頃「囁く影」を読んで最後の20ページぐらいでボロボロ泣いた記憶がある。
何が哀しかったのだろう?
今、読み返して確めたいのだが手元に本がない・・
298 :
名無しのオプ:04/05/27 15:07 ID:bULOsris
カーはロマンスに起伏がないのがつまらん。
ロマンス目当てにカーを読む人なんかいるのか。
ロマンスカー?
301 :
名無しのオプ:04/05/27 19:04 ID:E5pxj+n6
>>299 本格を求めて色々な本を読む人がいるのと一緒だろ。
>>295 物語性といっても、古色蒼然としている。
普通の読者にはつらいだろう。
私はむしろ1930年代から40年代の雰囲気(知らないけど)と
それを背景にした物語というのが好きですね。
怪奇趣味をからませたりドタバタやロマンスを入れてみたりと
とにかくカーは物語として読者を楽しませようとしてくれる。
どっちかというと俺はガチの本格が好みだが
そういう本格である以前の本来的な小説のありようを大事にしている
感じがしてカーが特に好きなんだよな。
>>297 たぶんそれはヒロインの哀れさと、事件の真相のせつなさが原因
じゃないかな…フェル博士までもらい泣きするシーンがあったのを
覚えてるよ。
しかもそれがただのお涙ちょうだいじゃなくて、密室トリックにも
深く関わってるのだからさすがカー。
>>297 文庫のは復刊したばかりだから、大きめの本屋ならまだあると思いますよ。
ぜひ、どーぞ
そういや浜林正夫「名誉革命」っていう本。歴史の研究書なんだけど、
これでカーの「ゴドフリ卿」ちょろっととりあげてたな。
赤後家 夜歩くを一気に読みました。おかげで朝から何も食べていない。
以前に買って挫折したのだが、何でこんなに面白いものを
読まずにいられたのか。
赤後家・・・読んでしまえばトリック自体はわりと平坦な気がした。
が、一族や部屋にまつわる謎が次々とでてきて、頭の中身が
左右に振られる感じで、トリックを解こうとするより、
先へ先へとページをめくりたくなって、最後までいってしまった。
夜歩く・・・無駄のない文体が好きだ。トリックも好きだ。
最初に殺人現場の図があったので、何度もそれと照らし合わせながら
読み進んだ。楽しい。
この犯人の殺人動機は本人の落ち度も多いが悲惨でもあり、
世間ではかなりセンセーショナルに取り上げられ、噂になったと思うのだが
作中で
『事件の真相を知る人間はごくわずかしかいなかった』との述懐がある。
バンコランはこの事件をお蔵入りにしたのか?
あとはメル欄
とりあえず、飯食ってきます。
>>308 それをさらに面白くさせたのが二階堂の傑作作品群!
まあ吸血の家は結構マシだったよ。
312 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/05/29 13:41 ID:x6h9wUt4
短編は「妖魔の森の家」で決まりであろうが、J・Dの長編の場合は、必読のこの1冊
という作品を挙げるのが難しい面はある。
「修道院殺人事件」「皇帝のかぎ煙草入れ」「貴婦人として死す」「緑のカプセルの謎」等は、
ばかばかしさやおどろおどろしい面が無くミステリとしては端正にまとまった佳作ではあるが、
本来カーはこういう生真面目な作家ではない。
とは言っても、「笑う後家」「墓場貸します」「騎士の杯」等といった典型的なバカミスは推し
かねるものがある。バカミス的な要素はカー作品の魅力のひとつに過ぎないからである。
カー作品の主要な魅力・特色を簡単に列挙してみると、
(1) オカルティズム(現代もの全長編中37.5%)
(2) バカミス度(トリック等)
(3) ユーモア(ドタバタ含む)
以上3点を考慮した結果、「プレーグコートの殺人」がこの1冊に推すには妥当かと思う。
「マッド・ハッター」は優れるがやや凝り過ぎの感があり、今回の審査でも世評が高い
「ユダの窓」「火刑法廷」は、過大評価気味という結論になった。
313 :
名無しのオプ:04/05/29 14:18 ID:QAFPT7QQ
「パンチとジュディ」読了。
もはや老害としかいいようがない
>>313 ?
えーと、「パンチとジュディ」は1936年ごろ、30歳ぐらいの時の作品なんですが?
315 :
名無しのオプ:04/05/29 20:30 ID:R63Bvb1A
>>298 なるへそですね。
こうしたデータベースを基準に語り合うのは生産的だと思います。
316 :
名無しのオプ:04/05/29 20:49 ID:Z1He9VB5
ドーモ ドーモ!!先生!トオルです!(はぁとはぁと)
待ちに待った復活!トオルは本気で死のうと思っておりました。
また生きる糧ができました!
317 :
名無しのオプ:04/05/29 20:54 ID:OHBl6Jbt
>>316 IDスレにいって、乙一で申請してこいしてこいしてこい
sage進行でお願いします
319 :
名無しのオプ:04/05/29 23:04 ID:QAFPT7QQ
agesageは各人の判断で
じゃあ、sage
>>319 30歳を老害とか言ってた馬鹿レスを自分で晒しあげたいのか?
露悪趣味だねえ。
322 :
名無しのオプ:04/05/30 00:11 ID:XNgfmR/Z
>>321 あげさげでそんなに気にするな。
ここに書き込んだ時点でかなりの人の目に触れる。
ほとんどの人が、お気に入りに入れるとか、2chブラウザつかうとかしてるんだからさ。。。
>>321みたいなレスを読むとsageの必要性を感じる。
ageで書いてるのって、鮎川スレあたりでフラフラしてた人でしょ?
相手にしないのが吉かと。
325 :
名無しのオプ:04/05/30 23:53 ID:zfHMahnw
カーの話題に戻したいのですが・・・
カーはオカルトやドタバタの中に手がかりを隠したかったんだと
説明されることもあると思うのですが、それが一番成功している
作品はどれなんでしょうか。
327 :
名無しのオプ:04/05/31 02:35 ID:yB6mdvzD
「連続殺人事件」とかそうじゃないか?
「盲目の理髪師」とか・・・
329 :
草間 滴:04/05/31 05:38 ID:x3mGuLgB
『一角獣殺人事件』の(メール欄)の伏線ってギャグとして用いられていたのでは?
同じ伏線を使った中篇の方はギャグとしてじゃなかったと思いますが。
ズバリ『妖魔の森』
>>330 不気味な雰囲気を醸し出す(メール欄)に深い意味が隠されているとかね
>>330 読んでないのにネタバレメル欄で笑っちまったよw
これから買ってこよ。2巻だったっけ。
曲がった蝶番読了。
>>233さんが「トリックが極端」と書いていたが確かにその通り。
でも面白い!自分でもそれなりに推理していったんだが、完全に
やられてしまいますた。
極端なトリックではあるけれど、何故か納得できてしまう。
自分の推理が外れても全然嫌じゃない。むしろブラボーな気分。
改めて読み直すと、あちこちにヒントは散りばめられているんだね。
フェル博士にはなれないな。
あえて言うなら、犯人の動機と内面の描写が今ひとつわかりにくかった。
動機はわからないでもないのだが、犯人の知能の高さ、
被害者への影響力が大きさを考えるとあんなふうに殺さなくても、
犯人の希望をかなえるやりようはいくつもあったのではないか。
殺人に至ったのは、犯人がそういう事を好む性質でもあったのだろうか。
どうも犯人が頭がよく、スマートな印象であるために、下手な殺人を犯すのが
そぐわない気がしたのだがどうだろう。
でも、犯人の心の襞の1つ1つ、過去に嘗めてきた辛酸だのを
ここで読まされるのも野暮というものか。
人間関係のドロドロが書かれていない為に、この小説が謎解きだけでなく、
爽快かつ洒脱な作品になっているのだろう。
「皇帝のかぎ煙草入れ」
冒頭が離婚裁判、その後メロドラマ風で読むのが辛い。
殺人事件はまだ始まってない。どうしよう。
334 :
名無しのオプ:04/06/04 12:27 ID:hyqsj0JY
「ニューゲートの花嫁」を読みました。
歴史物は最後にとっておこうと、ずっと積み置きしておいてのですが、
いやー、面白かった。まさに痛快活劇といった感じで楽しめました。
これから歴史物を刊行順に読んでいくのが楽しみです。
335 :
名無しのオプ:04/06/04 12:41 ID:hyqsj0JY
今、Yahoo オークションでカーの品切本が多数出てますよ。
336 :
名無しのオプ:04/06/04 13:24 ID:RDtCICkt
>>333 メロドラマが鼻につくのであれば我慢するしかないかと。
>>336 そうだな。自分が勝手にロマンスが前面に出ている小説が苦手なだけで
カーは悪くない。
我慢できなくなったら、一旦止めてほかのを読んでみるよ。
当たり前すぎる・・・
340 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/05 15:59 ID:MFYasw+F
以前にこのスレでも話題になった「貴婦人として死す」「雷鳴の中でも」を再読。
カーマニアしか読まないような作を再読してみようということで、
自前のカー袋から取り出した2作であり、事前に特に意図するところはなかったのだが、
初読の時(いずれもHM文庫、既に両作ともにポケミスは入手難であった)には、
時間を置いて読んだのでさほどに感じなかったものの連続して読むと、
「うーん、これは無いな」というのが正直な感想だ。
この2作を読んだ者は、皆、私と同感かと思う。
ちなみに「貴婦人として死す」は、カーター名義によるHM卿もの、43年発刊、
作家として最も油が乗り切った時期の作品である。
タイトル良し、トリック良し(特に足跡の謎がカーの特色であるややバカミステーストで論理的に解決されているの点が評価出来る)、
うっとおしくない程度のHMによるドタバタあり、ボリューム良しだが…
「雷鳴の中でも」は、J・D名義によるフェル博士もの後期の作、60年発刊、
アンカット部分あり・返金保証でセールされたらしいが、前述したとおり、
巧みな語りによりムードだけで読ませるが、たいした作品ではない。
共にカー作品の魅力のひとつであるオカルティズムの要素が皆無なのが残念。
(その分すっきりした仕上がりになってはいる)
特に「雷鳴の・・」の方は、オカルティズムの彩りを加えるには格好の舞台
(ジュネーブ郊外の山荘=ロザリンド荘)だったのだが。
「貴婦人として…」にも画家が自殺した曰く付きの空家が登場(ベル監禁の場)
この辺の設定からもっと書き込んで怪奇性を強調する手もあったかと思う。
両作の発刊の間には17年の時があるとはいえ、仮に私がJ・Dの担当編集者だった場合、
「雷鳴の中でも」の生原稿を見た時に、J・Dに対して投げかける言葉はひとつしかない
かと思う。「甘ったれるな!プロならプロらしい仕事をしろ!」と。
「雷鳴の中でも」は、カーファン(ヲタは除く)のみならず、広くミステリファンを愚弄するかのような作なのである。
>>338 我慢できないとこまでいくかな?
これは感じ方の問題だから仕方ないか。
ロマンスがプロットに関係してる場合もあるからご注意を。
嗅ぎタバコ入れって、そんなにロマンスロマンスかな。
いろんな面で物足りなかったけど。
>>342 昔から言われているが、探偵がなぜDr.フェルでなかったのだろうね
そうだったらカー作品の中でも常にベスト作の1つに選ばれていただろうに
344 :
名無しのオプ:04/06/05 18:56 ID:XyVBzU9D
>>340 ドーモ。先生、トオルです(はあと)。久々の長文講義を堪能いたしました。
ああ、やっぱり酔ってしまいそう。完全に尊敬を通り越して先生に恋しているかも(ウフ
>>343 常にじゃないけど、結構ベストに選ぶ人は多いと思ったけど。
>>343 心理の専門家じゃなきゃダメだったんだよ。たぶん。
(私はそうは思わんのだけどね)
347 :
名無しのオプ:04/06/05 19:31 ID:XyVBzU9D
先生。トオルは今幸せです。怖いくらい。
先生が現れて下さらなかったとき、早まったことをしなくて本当に良かった・・・
もう1日来てくださるのが遅ければトオルは絶望から命を絶っていたはずです。
2度とトオルから離れないで、お願い!
348 :
名無しのオプ:04/06/05 20:25 ID:yTPdqiS3
>>326 >自前のカー袋から取り出した2作であり、事前に特に意図するところはなかったのだが、
カー袋ですってよ、奥さんw
>両作の発刊の間には17年の時があるとはいえ、仮に私がJ・Dの担当編集者だった場合、
>「雷鳴の中でも」の生原稿を見た時に、J・Dに対して投げかける言葉はひとつしかない
>かと思う。「甘ったれるな!プロならプロらしい仕事をしろ!」と。
>「雷鳴の中でも」は、カーファン(ヲタは除く)のみならず、広くミステリファンを愚弄するかのような作なのである。
おまいこのフレーズ好きだねえ。
そんなに編集者になりたいのかねえ。
・・・誤字脱字まともに直せない奴が何を言うかと。
348は最悪板からのコピペのようです。
・・・ほんとにもう。
うまい具合にスルーしていたんだから、反応しないほうがいいのに。
まあ時折雑音が入るのは仕方ないでしょう。
>>342 >>343 >>345 「皇帝」でカーがしたかったことって、いつものように手がかりをドタバタやオカルトに
紛れこませるんでなくて、ある程度明確に提示した上で(といっても心理面で巧みに
隠蔽しようとはするわけですが)、それをクイーン流に組み立てていくことではないかと
考えたりします。
で、その組み立て方はクイーンではなくて、いかにもカー的だな、と。
言ってもしょうがないけど、カーに何を求めるか、カーをどう読むか、だわね。
例えば
>>333のように、動機や殺人の必然性に関して疑問に思うことは俺もある。
ゲームを楽しむための設定に過ぎないのかなって。
でもそれはカーの価値を低めるものでもないんだろうな。
353 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/06 15:40 ID:zrj/mkso
>>351-352は、今までにもカースレで繰り返し語られてきたことであり、
内容が平板に過ぎる。
カーは「面白いミステリ」ではなく「面白いミステリ小説」を意図していたこと、
この一点を見落すとカー作品の本質に関して何も見えては来ないかと思う。
>>352 それどころかトリックの必然性についても疑問大有り。
何でそんな殺し方したの?とか。
またバッカス親父の説明で「いやいやいや、んなアホな」と。
だが、そこがまた良しという気になるからカーですわ。
そう思うと皇帝ってほんと珍しいよな。
どんな気分で書いたんだろうか。
>>354 そうなんだよね。
意図せざる密室ってのはまだ理解可能なんだけど、
わざわざ複雑な状況を作り上げる場合にはちょっと・・・。
ただ、読み親しむと、カーは何がやりたかったかってのが
わかるような気がして、そこが愛着につながる。
皇帝がカーっぽいかどうかという議論はさておくとして、
この本が初心者にお勧めされやすい理由の外的要因の一つは、
「このトリックには私も脱帽する」という例のクリスティの言葉も
挙げられるんではなかろうか。
「皇帝」は確かに読みやすいし、理解しやすい。
でもそこがちょっと、と思う私のような輩はカーヲタと呼ばれても仕方が無い。
>「このトリックには私も脱帽する」という例のクリスティの言葉も
挙げられるんではなかろうか。
クリスティファンなんでこれにつられて皇帝読んだ。
クリスティの言葉って本当なのか?
>>359 取り敢えずページめくった最初のところに書いてあるから信じたけど・・・
出展が知りたい。
「さすがの私も」なんて思いあがったことを言うとは思えない
クイーンとカーが仲良しだったのは有名だけど。
クリスティってどうだったっけ?
知り合いならそんなことも書くかなあとは思うのだけれど。
意外と本当はセイヤーズが言ったのかもな。
カーはディテクションクラブの会員だったし、
ブランドの回想録などを読んでも非常に
茶目っ気のある楽しい人だったことがわかる。
クリスティは人見知りすることで有名だったらしいが、
カーとは上手くやっていたんじゃないかって気がするよ。
ちなみに、生真面目なセイヤーズはカーの
悪戯に時々腹を立てていたようなフシもあるな。
こういうことがわかるから、ブランドの回想録は非常に面白い。
365 :
名無しのオプ:04/06/07 13:39 ID:rYPIloNV
ブランドの回想録って、今でも入手できるんですか?
いろんなところで引き合いに出されるし、
面白そうなんで読んでみたいんですが・・・・
>>365 創元推理3 1993年秋号に掲載されているよ。
アマゾンで検索してみたら在庫切れのようだ。
俺は5年位前に、新宿紀伊国屋の推理コーナーで
バックナンバーを買ったんだが、もうさすがに置いてないだろうなあ。
367 :
名無しのオプ:04/06/07 16:19 ID:RMuHIZ9E
>>365 当時のディテクションクラブの内情についてだったら、ダグラス・G・グリーン
の評伝にも一章割いて書いてあるよ。
カーの奥さんの話が主。バークリーにサインを拒否されて皮肉ってやったこととか、
セイヤーズと反りが合わなかったこととか、A・A・ミルンが隅っこでボケっと
してたこととか、結構面白い。
>A・A・ミルンが隅っこでボケっと してたこととか、
なんかワロタw
369 :
名無しのオプ:04/06/07 17:47 ID:RMuHIZ9E
>>368 カーの奥さんが、「彼の相手をしてあげなくていいの?」と聞いたら、
ジョン・ロードが「彼はあの状態が一番なんだよ」とか言ったらしいですw
370 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/07 21:27 ID:gVdy5b/H
セイヤーズはオックスフォード大最古に近い女子の卒業生。
他のミステリ作家とソリが合わないのは致し方ないものがあるかもしれない。
「皇帝の…」のメーントリックを見ても、明かにドロシーではなくアガサ好み。
創元推理文庫に記載されたような趣旨の発言はあったのかと思う。
>創元推理文庫に記載されたような趣旨の発言はあったのかと思う。
初心者かよ
372 :
名無しのオプ:04/06/07 21:39 ID:+FiUhMnh
373 :
名無しのオプ:04/06/07 21:42 ID:QkgY9flr
相手は初学者なんだから。もっとこう優しくスルーできないものかねw
そうか、物を知らない人には優しく指導してあげないといけないんだな。
>セイヤーズはオックスフォード大最古に近い女子の卒業生。
半可通の癖に発言するのはやめておくこと。
セイヤーズは英国最初の、オックスフォード女性卒業生の一人なんだよ。
心しておいてね。何かわからないことがあったら、素直に僕たちスレ住人に質問するように。
コテハンで知ったかぶりってみっともないですね(w
>創元推理文庫に記載されたような趣旨の発言はあったのかと思う。
だいたいコレ文章下手すぎだろ
カーとセイヤーズは、性格的にはお互いにソリが合わなかったかもしれないけど、
作家としてはどちらもその実力を評価しあっていたのは確かなこと。
カーがアメリカ人ながらイギリスの作家として、ディテクションクラブへの
入会を認められるくらい受け入れられた原因の一つには、書評家としても
高名だったセイヤーズがカーの著作を高く評価したことが上げられる。
また、カーも「地上最高のゲーム」の中で、ドイルやクリスティ、
クイーンなどを評価しつつ、トリに据えたのはセイヤーズだった。
語り口も非常に熱っぽい。書き出しなんかこうだぞ。
「まぁ、その話題はこれくらいにしておこう。かくして、われわれは
ようやくピーター・ウィムジー卿とドロシー・L・セイヤーズに到達する」
(森英俊訳 『グラン・ギニョール』国書刊行会』
378 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/07 22:09 ID:aVTzaYVq
>セイヤーズはオックスフォード女性卒業生の一人なんだよ。
知ったかぶりに笑った。
「英国最初の」という確認は取れないそうだ。そのくらい古い話ということ。
ただしドロシーの通学・卒業の事実は間違い無いようだ。
>>378 必死にネット検索乙。
>>377にもレスよろ。レスしに来たのなら都合の悪い内容は黙殺しないように。
>>378 そういえばID変わってるね。一時間も経たないうちにつなぎ直したのかな。
>2参照
ああすまない
「そうだ」「ようだ」の人が「知ったかぶりに笑った」はないよな
>>374に補足。
セイヤーズがオックスフォード最初の女性卒業生であったということは、
創元推理文庫『ピーター卿の事件簿』の戸川安宣の解説や、
森英俊編『世界ミステリ作家辞典 本格派編』のセイヤーズの項目に
記載されているよ。
これらのソースが間違っている可能性もあるだろうが、それを裏付ける
記述を見たことはないなあ。
ま、これ以上はレスしない方がよさそうだね。
385 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/07 22:36 ID:aVTzaYVq
日下三蔵(クサカサンゾウ)
1968(昭和43)年、神奈川生まれ。専修大学文学部卒。出版社勤務を経て、現在、フリ−編集者、アンソロジスト
* なるほどという感がある。少しワロタ。
そんなことより、米国版司法試験崩れのJ・Dが「ユダの窓」「猫と鼠の殺人」等の
法律ネタにこだわるのか不可思議だ。
(ペンシルベニア大学のローに通学したという記述もあるが、これは誤報であろう)
コンプの顕れだろうか?
J・Dにドロシーのような教育と学歴があれば、また異なる展開があったかに思う。
記録で確認出来る範囲では、J・Dとドロシーはお互い「作家」として認めあっていたに
過ぎず、J・Dとロースン、クイーンのように肝胆相照らすような仲ではなかったのである。
清張と森村誠一のような関係か?
386 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/07 22:42 ID:aVTzaYVq
セイヤーズ関係の資料を見ていくと、セイヤーズ(及びその同期性)前に
オクスフォード大を卒業した女性の存在を否定しきれないようだ。
カーの各種プロファイルからもわかるとおり、文庫本等の解説には
適当に書かれているものも結構あるのだ。
以上馬による適当なレスでした
かたや筆者と書名を明記。
かたや「セイヤーズ関係の資料」としか書けず。
まあ比較するのもナンセンスやね(w
だいたいセイヤーズの「同期性」って何だよ。
ごめん。
別に馬の肩を持つわけじゃないけど、ちょっと事実関係がおかしいと思う。
Somerville CollegeのHPでその沿革を見ると、
Somerville was founded in 1879 to allow women to participate in university education at Oxford.
と書いてある。
またセイヤーズの資料には、
In 1915 she(*Sayers) graduated with first class honours in modern languages.
とある。
つまり設立趣旨とそれぞれの年度から見て、セイヤーズが英国最初の女性卒業生だという主張には、ちょっと無理があるんじゃないだろうか。
おそらく日本では、Somerville Collegeの設立趣旨がセイヤーズへの修飾文と混同された原文を通して、語られて来た可能性が高いと思う。
馬、どうでもいいけどこれくらいで増長するんじゃねぇぞ。
お前だって
>「英国最初の」という確認は取れないそうだ。そのくらい古い話ということ。
なんて、適当なことを書いているわけだからな。
たいして古くもないし、この程度の確認は20分ぐらいですぐに取れるんだから。
391 :
374:04/06/08 16:20 ID:fM2aUdoW
>>389 おお、そうなのか、それは俺の知識不足でありました。
教えてくれてありがとう。
ネットではこんな記述も見つけました。
女性学徒誕生 1878年
キーブル・カレッジの初代学長エドワード・トルボットはオックスフォードの教育の自由化に取り組んだ。
トルボットはオックスフォードで女性の高等教育を促進するAWE協会の委員となり,
当時「ホーム・ステューデント」と呼ばれた女性達に講義を行った。
その後まもなくレディ・マーガレット・ホールとサマヴィル・カレッジが女子寮として新設された。
1894年に女子学生に大学試験が許され,1921年に学位が認められるようになった。
ようやく5つの男性専用カレッジへの女子学生入学が認められるようになったのは1974年に
なってからだった。その後他のカレッジも次々と受け入れが始まったが,今でもまだ男子学生の
ほうが多い。
女性のオックスフォード進学参加は、段階的に進んで行ったようですね。
いかにもイギリスらしい歩みだと思います。
てなわけで、こちらも半可通な発言をして申し訳ありませんでした。
謝罪いたします>書斎魔神殿
>>391殿
的確で理解しやすい文献を引用し、かつ自らの非を認め謝罪する態度は堂々たるの一言です。
過ちなど誰でもありますが、自ら認め訂正することこそ重要と思います。
その行為は恥でもなく、むしろ誉れ的行為です。
私も意見を言う時は幾つかの文献に当たって、できるだけ正確を期するように努力したいです。
393 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/08 21:15 ID:qNb8k7G4
1879年や1915年の事柄を「古い話」と思わない感覚は、
正直言って常識を疑う。
さて、セイヤーズが卒業したとされるオックスフォード大学サマヴィル・カレッジは、
女子専門部として創設(現在は共学)されたものである。
問題は、何をもって卒業と称するか、その立証は可能なのか、ということであるが、
歴史学を少しでもかじっことがある者であればわかるとおり、
セイヤーズ(及びその同期生)以前に女子の卒業生がいないという事が立証されない以上、
彼女(たち)をオックスフォード大の女子第一期生と断定するのは誤りである。
同大に関する資料として日本人の手になるものとしては、時代も立場もそれぞれに
異なる3人の女性による著書が参考になる。
小川百合 「オックスフォードで学ぶということ」講談社 2004年1月
中野葉子 「オックスフォードの贈り物」 広済堂出版 1995年2月
川上あかね「わたしのオックスフォード」 晶文社 1995年3月
>セイヤーズにいかに教養(教育ではなく)と学歴があろうと、
>断然カーのミステリの方が面白い。
実はこの点には同感である。
カレッジ中退のJ・Dは学校秀才ではないが、ストーリー・テラーとしての天分には恵まれて
いたかと思う。不思議なのは数学も法学も苦手だったらしいJ・Dは、本格ミステリに不可欠
な条件である「緻密な論理」には弱い面があり、プロットにも破綻を来たしている作品も多い。
これを補って余りあるのは、駄作さえ読破させてしまうところの超一流の講釈師まがいの語りの巧さである。私が前にカーの意図は「面白いミステリ」ではなく「面白いミステリ小説」
を書くことにあったのだ、と述べたのはこういった趣旨である。
カーを法学嫌いとする文献は多いが、評伝を見てもカーがカレッジでどの程度法学を勉強した
のかは判然としないものがある。
しかし、いずれにしてもアガサやクイーン片割れは、ロー・スクールに進学しても大丈夫
だったとは思うが、J・Dは無理に入学しても「?」だね。
>1879年や1915年の事柄を「古い話」と思わない感覚は、
>正直言って常識を疑う。
なんだこの日本語は。
「疑惑の影」を読みました。
何でそうなるの?
提示された事実だけからすれば、
別の犯人で別の組立も十分に可能ではないかと・・・
>>393 >1879年や1915年の事柄を「古い話」と思わない感覚は、
>正直言って常識を疑う。
389はちょっと調べれば分かるようなことを「古い話」で片付けるくせに
「講義」などと自称するお前の怠慢を非難してるわけで「古い・古くない」かの
議論などしていないのだが。
あなたはコンテクストの読めない人ですか?
つーか「常識を疑う」の使い方が間違ってるだろ。バカか。
皆様
>>1に記載のこの原則を思い出してください。
※煽りや荒らしは完全放置に徹しましょう。
某コテの他者を愚弄するのが目的の筋の通らないレスは、
まさに煽り・荒らしです。スルーをお願いいたします。
>>395 犯人の必然性というより、異端信仰と、それに関連するバトラーというキャラの心の揺れが
ポイントなんでしょうなあ。
401 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/09 19:59 ID:Vh0TtjgG
「疑惑の影」レベルの作品はどうでもいいが、
地味ながらカーの特色が良く出た佳作「囁く影」が
一般的には入手難なのは残念至極。
このスレを読み返して、
>>241-249に刺激されて「貴婦人」を読み返してます。
まだ途中ですが、他の作品とは違った意味での薄いベールのような陰鬱さ。
どことなく哀しい雰囲気。
どう展開していくのか楽しみです。
( ´_ゝ`)。o○(「囁く影」が復刊されたばかりってこと知らないのか・・・
>>403 みんなわかってて嘲笑ってるんだから、スルーしようよ。
誤解する人が出てきたらその時に正しい情報を我々が伝えればいいんだし。
時に早川の復刊って800円もするんだよね。高いよ高いよ。
175 名前:書斎魔神 ◆qGkOQLdVas [] 投稿日:04/06/09 20:20 ID:Vh0TtjgG
>>168 横溝作品における都会派ミステリを語るのであれば、
まず第一に傑作「蝶々殺人事件」の再評価並びにその入手難という
悲しむべき状況を問題にすべきである。
176 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:04/06/09 20:45 ID:7pDgJ60X
へぇー「蝶々殺人事件」って入手難だったんだ
ttp://bk1.jp/exec/search.cgi?q=%C4%B3%A1%B9%BB%A6%BF%CD%BB%F6%B7%EF&o=0&l=10 177 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:04/06/09 20:48 ID:gxfBIzFI
蝶々殺人事件
横溝正史著
出版:春陽堂書店 / 税込価格:630(本体:¥ 600) / 発行年月:1998.01
ふつーに売ってるじゃん。
なにを問題にしろって?
406 :
名無しのオプ:04/06/09 21:30 ID:MQmYl+JH
>>405 人の揚げ足取りしかできんのか?
何かを真摯に論考することは容易なことではないのだ!
407 :
名無しのオプ:04/06/09 21:31 ID:RTconsBY
>>371 >日下三蔵(クサカサンゾウ)
>1968(昭和43)年、神奈川生まれ。専修大学文学部卒。出版社勤務を経て、現在、フリ−編集者、アンソロジスト
>* なるほどという感がある。少しワロタ。
なんつーかもう丸出しですな。
みっともない感が漂っているね。
>>406 揚げ足とりでもなんでもなくて、事実の指摘でしょ。
ある本の入手難易度なんて「論考」以前の問題だし。
それとも君にとってはそんなんでも立派な「論考」なの?
>>408 書斎は頭が悪いからあの程度でも本人にとってはかなりの「論考」なんだよ、きっと。
あの程度の「論考」でさえも突っ込まれまくりの憐れな馬
入手難なんでしょ。
馬が630円出せるものかね。
だから時々ありふれた本をさも大事のように入手したなんて騒ぎ立てるんだな
少しくらい下調べしてから書き込めや、馬。
入手難といえば、「貴婦人として死す」は痛いね。
あと、個人的には「バトラー弁護に立つ」が未入手。
後悔の先に買え!が原則だよね。
「囁く影」より「疑惑の影」の方が好きだ。出来も良いと思う。
416 :
名無しのオプ:04/06/10 17:32 ID:+l0qYrtl
コテハン叩きはやめろよ。
417 :
名無しのオプ:04/06/10 17:50 ID:xI08vNbz
叩きたいが為に、本を読んでもないのに馬人のスレを追いかける人もいるんだろうから。
ほっといてやれ。
>417
「本を読んでもない」人につっこまれるほど馬人の「論考」は
間違いだらけってことだな。
うん、確かに馬人はほっといてやれ。
419 :
名無しのオプ:04/06/10 19:16 ID:fV2ewkYZ
このスレを見る度ミス板の人はスルーが苦手なんだと痛感するよ。
420 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/10 19:58 ID:remD7Zt8
初学者は下記の事実を肝に銘じておくこと。
>カーに関しては新刊の時だけ少部数入荷して消えて行くのが通例だ。
>クリスティのように早川の棚の定番化することは無い。
>「囁く影」「赤い鎧戸の影で」「騎士の杯」等のマイナーな作品は、
>どの本屋にも常備されているわけではなく事実上の入手難となっているのだ。
一昔前に比べて、カーは格段に入手しやすくなったよね。
特に最近はネット書店で簡単に新刊書籍が注文できる。
絶版か否かを調べるのも容易になったよなー。
早川文庫で今手に入らないのは、ハイチムニー荘くらいだっけ?
422 :
名無しのオプ:04/06/10 20:08 ID:rD88oWsC
>>419 ミス板の外から来てるのが荒らしているんだよ。
いい加減死んでほしいが。
423 :
名無しのオプ:04/06/10 20:11 ID:F0PTURRV
>>422 その断定もよくないぞー。
どこから来てるのなんてわからんのだし。
アホが叩かれるのはどこの板でも同じ。
叩かれるような発言をするアホが悪いのだと思われだよ。
425 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/10 20:23 ID:remD7Zt8
>早川文庫で今手に入らないのは、ハイチムニー荘くらいだっけ?
2ちゃんで人気がある地味ながら佳作の「貴婦人として死す」の品切れは確認済み。
なぜカーに関しては、引用したようないい加減な言説が流布するのであろうか?
しかも2ちゃんねらーレベルではなく、一線級の識者においてもである。
発言の一部を追々紹介したいかと思う。
ああ、そかそか、貴婦人も品切れだったね。
自分で持ってるんで気付かなかったよ、教えてくれてありがとう。
ハイチムニー荘欲しいよハイチムニー荘
427 :
名無しのオプ:04/06/10 20:28 ID:F0PTURRV
>>424 叩かれるアホとそれをからかうアホも2chの遊びの一つだしねえ。
ただ、叩かれるから悪い、という一方的なのはどうかと。
嫌いなら、スルーすれば良いだけの事なのに、とは思うよ。
遊びたいなら、延々かまえば良いけど。
>>425 同意。
なぜかこの板には、カーに限らず、いい加減な言説を流布させる人がいるんで困るんですよね。
「隅の老人」は 創 元 の 2 巻 版 の方がいい、とか。
藤本泉がパリから忽然と姿を消し、現在に至るまでその消息は不明、とか。
名作「蝶々殺人事件」は、横溝ブーム当初には 春陽文庫版しかなく、後に角川でも文庫化、 とか。
何とかなりませんかねぇ。
なんでお前らはスルーということができないのだ・・・
見事に釣られまくっとる・・・
>ミス板の外から来てるのが荒らしているんだよ。
その論法でいけば外からの荒らしにすら間違いを指摘されている馬人
の立場はどうよ?
ミステリ板住人>外からの荒らし>>>>馬人
ってことですか?w
最近はネットで簡単に本を手に入れられるので、
カーが本屋に並ばないような田舎でも便利になりました。
一部では入手難などと伝えられる「囁く影」も難なくゲット。
ちゅうかネットを探すまでもなく、近くの本屋にあったんだけどね。
おもしろい・・・でも私の好みじゃなかった。
何だろう?
謎の設定がストーリーの中にうまく溶け込んでないような気がする。
いや、そうでもないか。何かツカミドコロのないような感じ。
HMモノを出る端から読んで満足していた厨房の頃に戻りたい。
>一部では入手難などと伝えられる
一部っていうか、一匹なんだけどねw
厨房の頃、読んで一番面白かったのが「墓場貸します」。
まず表紙が下品なのに閉口。種明かしに仰天(メール欄)。
物語的には余韻があるわけじゃないけど、
結構カラッとした感じでよかった。
最近読み返したけど、やっぱおもろかった。
「墓場貸します」
文庫表紙はセイウチおじさんだったね。
あの作品、消失トリックより、改札口のトリックの方が面白かったな。
ヒゲ禿が目を剥いてる横に、小さくビキニのおねえちゃん。
作品の年代を考えるとエロすぎるビキニなのでは、と思った。
一番印象的なのは場外ホームランかな。
436 :
名無しのオプ:04/06/11 11:49 ID:t4Lk1EYG
最近東京から大阪に引っ越してきました。
梅田、なんば辺りの大きな書店でも、
ハードカバーの翻訳物が案外少ない。
国書の探偵小説全集はめったに見ません。
大阪市内でミステリの充実した書店があれば教えて下さい。
437 :
名無しのオプ:04/06/11 12:30 ID:aiznRXvV
禁止されているはずのコテハンたたきを正当化したくて必死なのが混じってるな(w
厨房工房の頃は今みたいに小難しいこと考えずにおおらかに読めた。
「騎士の盃」とか「魔女が笑う夜」とか、途中で止められずに徹夜して一気読み。
身体弱かったから、それが原因で風邪ひいて休んだりしてたな。
>>436 私は滋賀で大阪にはあまり行かないのでわからんのです。
申し訳ない。
大きい本屋っていうと紀伊国屋、旭屋、ジュンク堂でしょうか?
名古屋でもそんなにそろった店なんて無いしなあ。
地方都市は難しいか。
そういう点じゃ東京はいい町だなあ。
頑張って探してくださいな
>>438 「騎士」とか「骸骨」とかHMの後期物は最高だなあ。
「アイアンチェスト」はどうかと思ったがw
京都だと駅前のプラッツの旭屋が意外と充実してるかな。
国書が全部揃ってるとかいうわけじゃないけど。
ローカルでスマソ to all
>>439 同感同感。アレはないよな、アレは(w
441 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/11 20:05 ID:rMYWSpwH
>>426に微藁
さて、カーに関するいい加減な言説その1
ポケミス「蝋人形館の殺人」の解説「カー小伝」(江戸川乱歩)に
「ペンシルヴァニア大学では父の命令で法律をやったのだが、これも途中で投げてしまった
ようである。」という記述が見受けられる。
評伝等でも明らかなとおり、J・Dはペンシルヴァニア州ユニオンタウンの出身だが、
地元の名門ペンシルヴァニア大(アイビー・リーグの1校)に通学した事実は無い。
さらには、米国には学部段階で日本の法学部のようなものは存在しないのが通例である。
仮にも「カー小伝」と題しながら、大乱歩の手になるものとしてはお粗末と言わざるをえない
のである。
いつもいい加減な言説しか言えない厨房が何か言ってますね
そうか?
オレには何も見えないが。
あぼーんの字しか見えん
>>439 カーって後期になると背景が色彩的にドギツくなるような気がするんですよね。
キャバレーとか、ソーホーのいかがわしいクラブとか・・・
特にフェル博士モノの場合に顕著なような。
HMモノの場合には、活躍する舞台自体は地味目のところが多いように感じます。
HM自体のクセのある造形は、イギリスの一見静かな田舎とかを背景にした方が
際立つからでしょうか?
HMをどぎつい背景に置いちゃうと、「鎧戸」のような感じになってしまって・・・
カーに関するいい加減な言説の検証というのは、なかなか面白そうな試みなので、私も便乗。
さて、ポケミスで出たカーの4作品に乱歩は解説を寄せているわけですが、
その内容の大部分は、日本におけるカーの基本的文献のひとつである「J・D・カー問答」に
書かれていることと重複していますよね。
これは乱歩自身が他の評論でそう記しているし、熱心な皆さんならご承知のことだと思います。
どうして乱歩がカーの経歴を間違ってしまったのかということも、この「J・D・カー問答」の
冒頭の一部分を読めばすぐに分かることですから、ここには書く必要もないでしょう。
それよりも、後に「海外探偵小説作家と作品」の中で、乱歩自身が「ニューヨーカー」誌の
ロバート・ルイス・テイラーの書いた記事を読んで、
「従来の私のカー紹介に少し間違いがあったことが、この文章で分かった。」と記し、
ちゃんと「ハヴァフォード・カレッジ」関連等を訂正していることを指摘しておきます。
早川だけではなく、「J・D・カー問答」を収めた各社の出版物もなぜかそのことを
フォローしていないので、あたかも乱歩が「カーに関するいい加減な言説」を垂れ流したまま
であるかのようないい加減な言説を、シタリ顔で語る馬鹿が出てきたりするんでしょうね。
本当に困ったものです。
それにしても大乱歩、自分の間違いをきちんと訂正するんですから、流石です。
自分の間違いを絶対に認めようとしないどこかの阿呆も、少しは見習うべきでしょうね。
448 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/11 22:58 ID:i74agvgM
必死に検索してのスレ荒らし御苦労さん、としか言いようがないが(w
>あたかも乱歩が「カーに関するいい加減な言説」を垂れ流したまま
誰ひとりこういう趣旨の発言はしてないんだよね
断言出来るのは、大乱歩ともあろう者がウラを取らないでいい加減な事を
書いては駄目であるということ。
蝋人形館再刊時に早川が、「カー小伝」をそのまま残したのはそういう意味合い
もあるかと思う。
ん?
一般論を述べただけですが?
このスレにそういう人間がいるなんて一言も書いていないんですが、何か心当たりでも?
いきなり人のことを荒らし扱いですか?
>ウラを取らないでいい加減な事を書いては駄目であるということ。
そうそう、私もまさにそのことを強調しておきたいと思います。
いいこと言うじゃないですか。
ところで、この間違いに関しては乱歩の責任はじつは軽いということは、ご存知ですよね?
202 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:04/06/11 22:44 ID:i74agvgM
強制IDになってから「書斎に同意する時だけ書き込む住人」なる者の存在が
明らかになったのは興味深いね。
この人、自分に突っ込んでるんですがw
451 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/11 23:25 ID:i74agvgM
カーに関するいい加減な言説その2
創元推理文庫「髑髏城」訳者あとがき(宇野利泰)より
「…卒業すると、パリに遊学したが、…」
* 最終学歴も学校名も記載が無く、しかも卒業がカレッジの事であれば事実誤認。
これなら何もこの点について書かない方が無難である。
カーに限らず宇野先生の訳は好きなだけに残念至極だ。(クイーンも早川の宇野訳を愛読)
早川ミステリ文庫「三つの棺」訳者あとがき(三田村裕)より
「・・1928年郷里のぺンシルヴァニア州ハヴァフォード・カレッジを卒業後、…」
* 前述した宇野氏のあとがきよりは、具体的な学校名が記されているだけましと言えるが、
事実誤認による断定は痛過ぎるものがある。
何だ、いい加減な言説に関する検証を行うのかと思ったら、経歴間違いのことだけ?
もっと面白いネタが飛び出すかと思っていたのに。
だいたいさぁ、どうして揃いも揃って間違っているのか、それくらい見当はつくでしょう?
>>446と
>>449の中にもヒントを書いておいたんだけどなぁ。
453 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/11 23:44 ID:i74agvgM
>米国には学部段階で日本の法学部のようなものは存在しないのが通例である。
スレ荒らしが、この点をスルーしているのが面白いものがある。
米国の大学事情に関する常識を持ち合わせていれば、情報の検証は容易である。
自分は「J・Dは法律嫌い」という通説にもやや疑問を感じている次第だ。
は?
君さ、自分で
>ウラを取らないでいい加減な事を書いては駄目であるということ。
書いているでしょ?
日本の学部と同一視してどうするの。
ハヴァフォード・カレッジのコース構成、ちゃんと調べた?
つうかさ、人を荒らし呼ばわりして学歴話ばっかりしていないで、
カーの話に戻ったら?
高卒だから高学歴の相手は悔しいし
業界志望だから同じ高卒で業界にはいった人間は憎くてたまらん
まあそういうことだろうな
そうそう、ウラを取ると言えば、
>>446にちょっと不正確な部分があることがあったので、
ちゃんと訂正しておくね。
>「J・D・カー問答」を収めた各社の出版物もなぜかそのことをフォローしていないので
というのは違いました。
今のところ、一社だけ、「カー問答」関連の補遺の文章まで収めたものがあることを確認しました。
昔出てた「エラリイ・クイーンとそのライヴァルたち」買っとけばよかったな。
あれの頭のカラーページの意味の無いイメージ写真(風景写真に適当な
キャプションが付いてるやつ)が、結局のところ私の出発点。
HM卿の珍妙な似顔絵も今でも忘れられない。
(続き)
カー問答とか、たしか松田氏のとかも載ってて読んだけど、
正直なところ、そういう評論や順位づけにはあんまり惹かれなかった。
なんでだろ(苦笑)
それ以上になんでクイーンじゃなくてカーだったんだろ。
(続き=連投スマソ、もうやめます)
そういえばあの本をきっかけにドーヴァー警部も読んだな。
ネロ・ウルフのイラストも秀逸だった。
「名探偵の世紀」が「ライヴァルたち」の後継本なんだよね。
作品紹介とかに雰囲気が残ってるけど、中身は別の本。
そりゃま時代が違うんだから仕方ないけど。
イラストも妙に真面目だし。
その割に中身はバラバラだし。
やっぱり「ライヴァルたち」に郷愁を感じてしまう。
創元の地味な表紙や、早川でもタロットカードの表紙より
「墓場貸します」とか「雷鳴の中でも」とか「疑惑の影」とかの
下品な表紙の方がスキ。
タロットカードも「パンチとジュディ」の新装版の表紙よりマシ
俺は本格ミステリの表紙は抽象的なものの方がいいと思うんで
依光氏の怪奇風味イラストより山田氏の方が好きだな。
パンチとジュディはどっちつかずで最悪だが。
ネタバレまではいかないけど、読んだ後で見返してみると
「ああ、そういうことか」と思えるような表紙が一番かな。
って書いてて、そんなんあったかなと思い返してみる。
464 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/12 21:24 ID:IL6hn7gG
>日本の学部と同一視してどうするの。
>ハヴァフォード・カレッジのコース構成、ちゃんと調べた?
上記は、「リベラル・アーツ・カレッジ」という概念を知らない者の妄言と言えよう。
そして、このスレに誰ひとり、日本における大学の法学部と同一視したレスを書いた者
などいないのである。
評伝等によってもカレッジ時代のJ・Dの法学の履修状況は不明。
(数学や数学を分析ツールとすることが多い経済学の成績が悪かった旨の記述はある)
後年、得意のオカルティズムを排したリーガル・サスペンスと言っても差し支えない要素を
持つ「ユダの窓」などを書いている点を見ると、本格ミステリと共通する論理の整合性の
面白さを持つ学問である法学には多少の興味を抱いていたのではないかと思う。
「墓場貸します」は、「笑う後家」と並ぶJ・Dバカミスの傑作だと思うのだが、
品切れ・再版予定無し。
真相を知った後、プールサイドの連中に「喪前たちは全員明きメクラか!」と
突っ込みたくなるようでは、良きカーファンとは言えないのだろうな。
基本的に抽象的な方が好きなんですが、
「墓場」なんかはあの表紙の方が合ってる気がします。
>>463 ハヤカワじゃないけど、「皇帝の嗅ぎ煙草入れ」なんかは
そんな感じでいいかもしんない。
俺も抽象的な方が好きだなー
だからハヤカワのクリスティ文庫も前のが良かった
ぶらっと入った本屋で「メッキの神像」を見つけて即ゲット。
帰宅して読んでみると・・・ん?
あー、これ、「仮面荘の怪事件」と同じ本かあー。
うかつだった・・・。
他にも出版社が違うせいで同じ本がタイトル別で出てる作品ってあるのかな。
雲をつかむ死=大空の死、チャイナ橙の謎=中国切手殺人事件、とか…
「黒死荘の殺人」「黒死荘殺人事件」「プレーグ・コートの殺人」
「死人を起す」「死者はよみがえる」
「死の時計」「死時計」
「猫と鼠の殺人」「嘲るものの座」
「毒殺魔」「死が二人をわかつまで」
471 :
468:04/06/13 00:55 ID:jnDIhuXk
訳の違いを楽しむのも一つの楽しみ方なんだけどね。
とりあえず
「黒死荘の殺人」「黒死荘殺人事件」
「死の時計」「毒殺魔」
を見つけたときは、ダブるからいいやーとか思わずに買っておくことをお薦めする。
講談社の平井訳「黒死荘殺人事件」はいいねぇ。
書き出しからして、全然違うもの。
−−−−− 以下引用 −−−−−
口も八丁、手も八丁、それのまるでかたまりみたいな老メリヴェール卿が、先日来、
例のごとく陸軍省のデスクの上に、両足をでんとのせて納まりかえりながら、
−−−−−−−−−−−−−−−−
このリズム感、しびれるね。
あと、同じく講談社の「嗅ぎ煙草」は宇野利泰訳で、これもいーい仕事してますよ。
講談社って絶版になるのやたら早いよなあ。
ドルリー・レーンのシリーズもなんかオモロイ訳になってたとか聞いた。
・・・見つからないですけどねorz
また気合入れて探しに遠出しようかな。
EQMM復刻版を買いました。「魔の森の家」普通に読みやすい。本当に乱歩が訳したのか。ゴースト翻訳者がいたのか。
>>475 自分で訳したらしいよ。翻訳者である乱歩がカーより小さな文字で印刷されているのはケシカランと
編集者の都筑道夫に苦情を言ったらしい。
うーん、複数の翻訳読み比べるよりも、どれか翻訳一つと
原文を読み比べた方が得るものは大きいかもしれん。
けど、原書がまたあんまり手に入らないんだよね。
478 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/13 17:54 ID:IyGAF71+
同作品異題の例だと、カーではないが同じく本格のマエストロであるクイーンの
「靴に棲む老婆」(早川)=「生者と死者と」(東京創元社)
これにはマイッタ、この件に関する個人的エピソード(かなりの長文)は
また後日紹介しましょう。
「黒死荘殺人事件」(平井訳)が快作である点には同意。
講談社文庫からはドルリー・レーン・シリーズということではなく、
平井呈一訳による「Yの悲劇」のみ発刊されていた。
480 :
477:04/06/13 18:22 ID:7grEblIy
>>479 情報ありがとうです。
中身だけがみたいんでリプリントで十分。
古書の通販は正直知らん買った(恥)
「孔雀の羽根」は以前ペーパーバック買ったんだけど、
結局読み比べまではしていないのでした(こっちも恥)
481 :
479:04/06/13 19:00 ID:EHfo7JN3
あ、そうそう、送料の方が高いから、結局は1500〜2000円はかかっちゃうけどね。
482 :
名無しのオプ:04/06/13 19:20 ID:JLb6woiy
>>478 個人的なエピソードをぜひとも伺いたいものです。
483 :
477:04/06/13 19:51 ID:sEeX8yqf
>>481 その辺はある程度覚悟してます。
元々田舎住まいで、例えば近くの丸善行ったら
往復1000円かかるし、それと比べれば、ねえ。
>>457 もってるよー、その本。
厨房のときに買ったのが、この前実家に行ったらまだあった。
たしかに、あれ原点だよね。
あの本があったから、本格ミステリにはまったようなものだから。
>>478 >この件に関する個人的エピソード(かなりの長文)
なんか期待しちゃいます。
>>484 おお、持ってはりますか。いいなあ。
ちょうど厨房の頃、図書館で何度も借りなおして読みました。
その後本屋で見かけた時には金欠で買えず・・・。
一応大人になって、古本屋行く度に気にかけてるんですが、
なかなか見ませんね。
あの本で感化された人って結構いるんでしょうか?
しかもクイーンじゃなくてカーに。
487 :
名無しのオプ:04/06/13 23:48 ID:FPDnTHnR
>>486 オレなんてモロそう。創元で一通り読んでさ、いっちょまえになってたけど、
その本の巻末リストを見て唖然。田舎者だからポケミスなんて見たこともなかったよ。
新刊書店に「毒殺魔」とかポケミスとかカー選集とか別冊宝石とか注文出して、それ
がことごとく(当たり前だけど)品切れ。どうやったら入手できるのだろうと途方に
くれた。四半世紀前のなつかしい思い出っす。
>>487 確かに。ポケミスって何なのか知らずに、
題名だけ見て、どんなんだろうって悶えてた。
「エラリー・クイーンとそのライヴァルたち」は、
夏と冬に開催される百貨店などでの古本市でたまに見かけますね。
同じシリーズの「ポアロとクリスティ」とか、「ホームズ」とかも。
その本の巻末作品リストを見ると、
「妖女の隠れ家」(早川) 「魔女の隠れ家」(創元)
「震えない男」(早川) 「幽霊屋敷」(創元)
「殺人者と恐喝者」(創元) 「この目で見たんだ」(宝石)
も、重複組のようです。
そのリストに載ってる本も今では簡単に入手できますね。
いい時代になったもんだ。
・・・「殺人者と恐喝者」まだ読めてない・・・読まれた方どうでした?
>>490 個人的な感想ってことで。
自叙伝はそれこそ「ライヴァルたち」なんかでも紹介されちゃってるから、
中身もHM卿の壊れっぷりも、あんまりインパクトはなかったですね。
プロットについては、私は全く違った仮説をたてて読んでたので、
やられたっ!って感じで楽しめました。
ただ、トリック自体はゴニュゴニョで、手がかりも仄めかし程度なので、
その点はちょっと・・・。
いや、いいんですけどね。何がやりたかったかもよく解るし。
よく指摘される問題点は、私は気になりませんでした。
って、これから読む人への紹介になってませんね・・・すんません
492 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/14 21:13 ID:mF/HQ8er
>確かに。ポケミスって何なのか知らずに、
>題名だけ見て、どんなんだろうって悶えてた。
笑った。
確かにポケミスのカー作品は入手難多の時代あり。
「火刑法廷」などは、小宮山書店でも見かけた事がなかった。
>>489 そうか、古本市には出るんだ。
こまめに探してみよう。
しかもあれってシリーズだったんだ。
その辺の記憶は抜け落ちてる。やばい。
494 :
490:04/06/14 22:15 ID:I4AOz0N4
>>491 おお、どうもです。
レス読むかぎり、「いつもの感じ」ってことでよろしいでしょうかw
ちょっと頑張って時間作って読んでみます。
・・・買うだけ買って積んであるカーが多すぎるようorz
495 :
491:04/06/14 23:31 ID:GGRu4jlR
>>494 はい。私にとっては「いつもの感じ」でした(w
あ、あとクライマックスは嵐の中で、混迷の中に
緊迫感があって、わたくし的には盛上がりました。
この辺の「ノセられ感」がたまらんところです。
他の方の感想もききたいところです。
> ・・・買うだけ買って積んであるカーが多すぎるようorz
それは逆にうらやましい・・・
496 :
491:04/06/14 23:33 ID:GGRu4jlR
>>494 はい。私にとっては「いつもの感じ」でした(w
あ、あとクライマックスは嵐の中で、混迷の中に
緊迫感があって、わたくし的には盛上がりました。
この辺の「ノセられ感」がたまらんところです。
他の方の感想もききたいところです。
> ・・・買うだけ買って積んであるカーが多すぎるようorz
それは逆にうらやましい・・・
うわ、2重になってしまいました。申し訳ない。
考えたらフェル博士とHM卿のもの以外だと、
未だ買ってないのがあるなあ。
「九つの答え」ってどうなんですか?
>「火刑法廷」などは、小宮山書店でも見かけた事がなかった。
嘘ではないが、イナカモノか、初心者な発言でつねw
「剣の八」 いつかな〜? まだかな〜?
501 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/16 20:48 ID:tKSBI0kb
仁賀氏の著書に紹介された「火刑法廷」のペーパー・バックの表紙はエロい。
内容とは無関係な表紙は、米ではおなじみのところだが、
ハードボイルドの場合はともかくとして、本格ミステリにまでこの手のものは
やめて欲しいものだ。カー作品はドタバタはあってもエロは無いのは御存知のとおり。
>>501 同意。
カバーは内容を反映させたものであるべきという主張は至極もっとも。
版元には強くお願いしたいところだね。
過去ログを読み返してみて気になるのは、
>>500 に書いた「剣の八」はいつ頃出るのか、
(ゴドフリー卿はどうでもいいや)
それと「死時計」ってポケミスの旧訳と比べてどうなのか。
まあ、「剣の八」は気長に待つとして、「死時計」の方はどうなんでしょ?
>>503 「死時計」の方が、言い回しが平明で、スッキリしている。
ポケミスは味があるっちゃあるんだけど、語の修飾関係が怪しかったりして、
ちょっと読みにくい。いかにも昔の訳だな、という感じ。
例:ポケミス
ドクター・オブ・フィロゾフィ、ウォルタ・S・メルスン編註、『バーネット師父の同時代史摘要』が、なかなかはかどらず手間どっていたし、
それにこのオシャベリじじいのバーネットとは、ことごとにまるで意見が喰いちがい、今では、嘘ッパチをとっちめるという、
もともと愉快でたまらぬはずの目にいくど会ってみても、それで情熱をかき立てられるというわけにも行かなくなっていた。
例:創元
哲学博士ウォールター・S・メルスン編註『バーネット師父の同時代史抄』にはひどく時間を食っており、
彼はこのゴシップ好きのバーネットじいさんとはことごとに意見が違っていたので、このじいさんの嘘を見破る楽しみにも、
もう情熱をそそられなくなっていたのである。
>>504 どうもです。
微妙っすね。好き嫌いの範囲とも言えますか。
ポケミスの方に誤訳や欠落があるってわけでもないんですね?
カーの作品がブクオフにて売られていたので購入
ページをめくった瞬間
>>473で紹介されている作品(黒死館)だということに気付きました。
かなり読むのが楽しみになってきそうです
帽子蒐集狂(新潮)も持っているのですが、「皇帝〜」の翻訳者と同じということは
期待できそうですね・・・
>>507 すいません・・・_| ̄|○
「黒死荘〜」でした。
創元の『死時計』は、読みにくかった。
たぶん翻訳ではなく、カーのせい。
510 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/19 06:39 ID:0X6mpOsp
「死時計」「テニスコートの謎」、創元のこの辺は出来も悪くヲタしか読まない代物かと思う。
しかし、同じく地味ではあるが「孔雀の羽根」は推せる。
最後にカー得意のバカミスモードが炸裂!
511 :
505:04/06/19 10:05 ID:+56icm91
うだうだ言っててもはじまらないので、結局創元の「死時計」買ってきました。
というか、ポケミスが家の中で行方不明・・・。
>>509 カーのせい・・・かもしれないですね。
結構ブクオフで売られていたりするのか・・・
しかもハヤカワと創元以外で・・・
気をつけて探そう。
513 :
名無しのオプ:04/06/20 22:42 ID:6Q5qHapu
おれはブクオフでみたことない・・・
「三つの棺」と「火刑法廷」はしょっちゅう見るなあ。
>>514 そんな古本屋が集っているところに行きたい(´・ω・`)
>>512みたいに決まった出版社しか探してなかった_| ̄|○
一般の文庫の推理小説っていうと、
新潮だっけ?の「Yの悲劇」の解説がトラウマになっていて手が伸んのよね。
でも、おもしろそうだから今度古本屋でながめてみます。
カー、あるかな。
今なら「囁く影」もたまに見かけるよ。>ブックオフ
高評価で復刊したんで、その人にとっては期待が大きすぎたんだろうね。
ハードの方もチェックしてみて。
この間は「一角獣」が2冊並んで置いてあったよ。
で、その横に「月明かり」が・・・
518 :
名無しのオプ:04/06/21 10:04 ID:Ah8Y2Cu7
横溝正史の『犬神家の一族』に出てくる絵馬の手形のエピソードは
『曲った蝶番』の換骨奪胎だと思う。
↑
これは放っておいてええのん?
俺は横溝読まないからわからないんだけど。
520 :
名無しのオプ:04/06/21 11:18 ID:Ah8Y2Cu7
大丈夫ですよ。
犯人の設定はまったく違うし、
それぞれの作品のメイントリックは作者のオリジナルですから
>>517 ハードカバーの方はよく見るんだけど、近所のブクオフではカーはないや。
ジャンルは違うけどデイトンの「SSGB」が転がってないかなと思って、
ハードカバーとハヤカワの文庫のとこは念入りにチェックしてまふ。
「月明かり」そろそろ買っとかんとなあ。
でも何となくハズレっぽいから定価で買うのはちょっとなあ。
明日はブクオフの近くを通るんで、寄ってみよ。
522 :
名無しのオプ:04/06/22 09:03 ID:uncoUGG6
>>521 『月明かりの闇』
近い将来、ハヤカワミステリ文庫に入るそうですよ。
二階堂禿人氏のホームページに載ってました。
それからでも充分じゃないかな、あまり出来が良いとはいえないから。
訳文はいいけど。
523 :
521:04/06/22 17:32 ID:NVKSe1BE
>>522 > 『月明かりの闇』 近い将来、ハヤカワミステリ文庫に入るそうですよ。
> 二階堂禿人氏のホームページに載ってました。
情報多謝です。
禿人先生のHPですか。チェックしてませんでした。
近所のブクオフには文庫もハードも含めてカーは一冊もなく・・・
やっぱ都会じゃないと駄目なのかな・・・
当然「月明かり」も買うことなく帰ってきて522氏のレスを読みました。
近い将来ですか。期待を(たぶん)裏切られつつ待つことにします。
>>522 まじですか。
でも「パンチ」もアナウンスがあってから結構待ったからなあ。
来年中に出れば良しくらいの気で待ちますか。
・・・こないだ古本で買ったけどねorz
525 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/06/22 20:40 ID:TZy2SbiB
文庫化もされた仮面劇場はともかく、悪魔のひじの家、月明かりの闇
この辺の晩年の糞作品は、ハードカバーで100円まで待つべし。
その程度の作である。
やれやれ、禿人氏のサイトを見てきたけど、
正直どこに何が書いてあるのかわからんかった。
やっと見つけた。企画進行中のとこにありました。
原書房のをそのまま使うんなら時間はそんなにかからんのかも。
(あの文章はそういう意味ではないのかも・・・)
しかし期待せずにのんびり待った方がいいですね。
>>527 あの人のサイトは見難いですよね。
画像の貼り付けセンスも皆無だし。
529 :
名無しのオプ:04/06/23 00:15 ID:y01mSdV2
二階堂先生、かわいそう...
禿人もイタイけどどっかの基地外より数倍マシだな。
禿人先生のスレは別にあるんで、そちらで・・・
にしても「増加博士と目減卿」最悪だったな・・・
いや、これも禿人先生のスレで・・・
532 :
名無しのオプ:04/06/23 14:27 ID:UY7oRFK3
『幻を追う男』
7年前に、EQ(光文社刊)に掲載されたままになっているラジオ・ドラマなんだけど
雑誌が安紙なもんで、かなり痛んできちゃってるんで
なんとか、書籍化してくれないかなー、東京創元社とかで。
光文社文庫だと、すぐ絶版されちゃうから。
創元でも変わらんような(w
禿で月明かりか・・・
535 :
名無しのオプ:04/06/24 09:09 ID:XaV4g/KC
『仮面劇場の殺人』
創元推理文庫になって、禿人の解説が省かれましたね。
『吸血の家』を酷評されたことを禿人は、まだ根に持ってるのかな?
>>533 創元だとすぐには絶版にならないし、こまめに再版されるんでない?
ハヤカワとか光文とかに比べたら。
「ビロードの悪魔」読了しました。
おもしろいことはおもしろいのですが、期待が大き過ぎたのか、少し期待外れ。
あれだけの大著でありながら、エンディングがはしょり過ぎのような気がします。
前作「ニューゲイトの花嫁」のような余韻の感じられる大団円が欲しいところです。
538 :
名無しのオプ:04/06/25 14:19 ID:WoLRkcM3
>>537 はしょりすぎっつーか途中で終わってるような・・・
>>538 途中で終わってるっつーか、編集でカットされたような・・・
あれは謎が解けたし本当の自分の気持ちがわかったから、
それ以上はストーリーを展開させる必要がなかったのでは。
脱出以後を書こうとすれば、三銃士シリーズのような、
「ニック卿の冒険」シリーズになると思う。
541 :
名無しのオプ:04/06/26 19:26 ID:CzD4fD3F
誰かが一気に放出したのか、近所の古本屋に品切れカー本が突然が並んだ。
HPBでは「バトラー・・」「震えない男」「死人を起こす」「パンチ・・」
「毒のたわむれ」「蝋人形・・」が250〜350円、
HM文庫では「引き潮の魔女」「ニューゲイト・・」「死者のノック」
が150円でした。ハードカバーの「コナンドイル」も750円でした。
こんなことってあるんですね。
カーって東洋人はあんま
好きじゃなさそうな感じだね。
「誰かが盗ったんだ。(略)不気味なつらがまえの中国人が、
二階で僕が風呂に入ってる間に忍び込んで盗んで行ったならともかく、」
火刑法廷 p.40 小倉多加志訳
歴史好きもヨーロッパ関係だけかな。
その時代のミステリは中国人or東洋人=不気味って感じのが多いと思う。
カーに限らず。
十戒にも書いたるがな。
東洋人への偏見が。
時代だよ。時代。
ペニイク氏なんて、東洋人との混血ってことで酷い書かれようだし。
・・・昔だけならいいけど、今でもね、黄禍論って残ってるんだよね。
お前らには人種的・民族的偏見が無いかのような言い草だな。
>>547 どこにもそのことでカー自身をを叩くレスは見当たりませんが
549 :
名無しのオプ:04/06/28 10:40 ID:yV4p0tZ8
ラジオドラマ、原語のCDか何かで出ないかな。出ないよな。
文字の状態でも十分おもろいけど、音にした方がより楽しめそう。
「騎士の盃」読んだ。
ミステリーっちゅうより楽し〜い感じのコメディー。
(解説にもそんな感じで書いてあったかな)
クレヨンしんちゃんの絵が年々崩れていくように、
特にマスターズの造形なんかメタメタな気がするけど、
全体の雰囲気が喜劇的だから違和感はなかった。
「騎士の杯」すごく好きだな。あの馬鹿馬鹿しさが。
>>550 ラジオドラマでは死者に電話がつながる奴が好きだな。
>>553 「死者の眠りは浅い」かな。
「音」が効果的に使われるから、ラジオドラマにはピッタリ。
私は「暗黒の一瞬」も好き。
555 :
名無しのオプ:04/07/02 11:22 ID:eczgYpcA
『騎士の盃』を再版するより
『蝋人形館の殺人』を改訳文庫化してくれ!
ポケミス版の妹尾アキオの訳では読みたくないです。
556 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/02 19:41 ID:gKTtosAt
「騎士の杯」、悪くないが「笑う後家」や「墓場貸します」等と比較すると
バカミス度が足らない感がある、地味だ。
>>555 >ポケミス版の妹尾アキオの訳では読みたくないです。
なぜだ?個人的な怨恨でもあるのか?
ラジオドラマっていえば、「B13号船室」だっけ
あれ映画化されてるようなことがどっかに書いてあったよね・・・
と探したら、創元の短編全集6にグリーン氏が書いた解説があって、その中でした。
どなたか観た方はいらしゃますか?
>>552 力の抜けた、ほのぼのした馬鹿馬鹿しさ、かな。
(いや、本人は力入れて書いてるんだろうな)
チーズマン女史が下着姿で走り回っても、
マスターズが階段から転がり落ちても、
不思議とどぎつい感じはしないんだよね。
「青銅ランプの呪」読了。
ラスト1ページの(メル欄)の行動に驚いた。
だが、悪くない。
560 :
名無しのオプ:04/07/06 10:22 ID:bN0r4r16
>>556 抄訳の上に悪訳だからね。
しかも、章見出しのタイトルまで勝手に変えてるし。
>>555 読んでみると結構おもしろい。
個人的にはバンコラン物では一番かな。
まあ、おもしろい分良い翻訳で読みたいってのもあるが。
562 :
名無しのオプ:04/07/06 14:33 ID:7PGh0EYv
小学校の図書館で、蝋人形館の殺人を読んだ事あった。
まだ幼かったから、怖かったな〜
挿絵も不気味だったし。
また読みたいな。
>>561 そうなんや。
そういうレスを読むとちょっと興味を持ってしまうな。
564 :
名無しのオプ:04/07/07 11:02 ID:pFRWgEzx
>>555 カーは翻訳者に恵まれていないからね。
妹尾アキオと西田政治(完訳が一冊もない)が特にひどい。
悪訳で有名な村崎敏郎の訳は硬くてギクシャクしてるし。完訳であることだけが救い。
この三人の訳したポケミス版がそのまま文庫落ちしないで改訳されてから刊行されるのもそのせい。
最近出た『パンチとジュディ』も村崎敏郎から白須清美の訳に変わってるしね。
仁賀たん、ダメ訳で有名なのに名前があがらなくて良かったね。
566 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/07 20:48 ID:XyNTm7y8
所詮エンタメに過ぎないし、ミステリの中でも特にJ・D作品は「文学」とは無縁な感がある。
ゆえに抄訳でも楽しく読めればOK牧場ではないか?
「髑髏城」や「蝋人形館の殺人」を抄訳ゆえに未読という者がいるなら、
現在の翻訳書を読んでみることを薦めたい。十分に楽しめるし、今後、完訳の出る可能性も
無いかと思うからである。
仁賀なんて西田政治や伴大矩と比べれば
神のようだ。
568 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/07 21:23 ID:XyNTm7y8
J・Dは宇野利泰氏の訳が一番いい。
宇野氏はクイーンもいいが、やはりJ・D作品が忘れ難いものがある。
抄訳「髑髏城」、大部で冗長な感がある「アラビアンナイトの殺人」、
不出来な歴史ミステリ「血に飢えた悪鬼」・・・
この辺を一応面白く読ませたのは、J・Dのハッタリの巧さもあるが、
宇野氏の語り=訳によるところが大かと思う。
俺にとってのワーストは小倉たかしだな。
よりによって火刑法廷なんて名作を訳してやがる。
>>567 伴大イン、読んだことあるんですか?
噂には聞くけどどんな感じなんでしょう?
571 :
名無しのオプ:04/07/07 21:59 ID:qzm0Ow8g
宇野氏がいいというのには同意。
だからレーン四部作は早川で読んだなぁ。
カー作品に挑戦してみようってことで本屋巡りしたところ
「皇帝のかぎ煙草入れ」だけが置いてあったので必然的にこれを入手。
で、さっき読み終わったところなんですが・・・かなり好きだな、これ。
初っ端から物語に引き込まれ、解説に「心理的盲点を衝いた作品」とあるように
ミスディディレクションにまんまと嵌り。
この機に他の作品も読んでみるつもりですが、このスレでも
感想サイトでも、特定の作品に人気が集中していないので、
どれを読むか迷うところだなー。
573 :
名無しのオプ:04/07/08 00:34 ID:RYbJP7hN
>>566 >ゆえに抄訳でも楽しく読めればOK牧場ではないか?
本気? 1冊の完成された本を、第三者(訳者とはいえ第三者ですよね)が勝手に
改ざんするのは失礼だと思うが。
半年以上ミステリから離れてたらカーの復刊かなり出てたんだね。
今日いっぺんに買ってきたよ。
カーも大分揃ってきたけど改訳して欲しいのや文庫で読みたいのやら、
まだまだかな。
「皇帝の・・」の現場検証のシーンは赤後家の怪奇描写よりよっぽど
嫌な空気が漂ってて印象深いです。
家族のギスギス感もしかり。
土曜ワイド劇場の「皇帝」は再放送しないね〜
いしだあゆみと中尾彬が出とったんだが・・・
577 :
名無しのオプ:04/07/08 11:53 ID:g+V0Vam9
>>566 あんた自分の書き込み(
>>208)責任持てよ。
>>569 西田政治の訳よりはマシ。
西田は最初あの有名なエピローグを削除しようとしたんだから
>>570 抄訳の上に密室講義が省かれています。
唐突にすみませんが松田道弘の著書の中で「新・カー問答」が
書かれていたのって何でしたっけ?教えてクンで失礼!
更にスレ違いすんまそんが書斎魔人て今でもはしのえみファン?
俺の知人が佐藤企画に出入りしてるもんで。
これに関しては続報を書斎魔人ファンクラブに書くからそっちに顔出してよ。
579 :
名無しのオプ:04/07/08 15:10 ID:blyLHfSm
創元のカー短編集6「ヴァンパイアの塔」に収録されてたはず>新・カー問答
>>578 ちくま文庫 「トリックものがたり」 松田道弘 著
1986年09月発行 出版社品切れ 重版未定
ISBN4-390-11178-7
でしょうか。
「終電車を気にする客とつむじまがりのカーファンの対談です。」の書き出しで
始まる論考ですよね?
581 :
草間 滴:04/07/08 19:44 ID:PwdeeYM7
「新・カー問答」は自分がカーファンになるきっかけになった文章で、先に読んでいた乱歩の「カー問答」よりもはるかに影響を受けました。おっしゃっていることも要点を突いていて(あとから実作を読むとよく分かる)、参考になりました。
二階堂黎人先生がなにかでカー作品の密室ものの作品名をずらっと並べていて、「新・カー問答」の中でカーの密室ものは二十作にも満たない旨のことを書いていたのを否定したかったのでしょうが、その通りであってもどこか毛を吹いて傷を求むようにみえてしまいましたね。
582 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/08 19:51 ID:b6YLxr/f
今後に刊行するのであれば、一応完訳で無いと意味無いでしょ。
今さら抄訳を刊行する必要性もあり得ない。
ただし、意訳ないしは超訳は許容されるべきである。
この点では、「郵便配達は2度ベルを鳴らす」に関する翻訳論争における
田中小実昌説(いわゆる翻訳不可能説)を支持したい。
そもそも「文学」はテーマ、エンタメは「面白さ」で評価すべきであり、
エンタメの場合には、抄訳だろうと超訳だろうと、面白ければ良しとすべきである。
「原書」は「翻訳書」の元ネタ程度の位置付けでいいかと思う。
従って作品の出来は、翻訳家の力量如何にかかるところ大である。
名訳で知られる清水俊二訳のチャンドラー作品もかなり省略(というか意訳)があるのだ。
578です。
579さま、580さまありがとうございました。ペコリ。
572ですが、蛇足っぽいけど読了報告にちと補足。
「皇帝〜」、犯人を暗示するヒントがそこここに撒かれているのに
・・・例えば(メル欄1)とか・・・読みながらなんとなく違和感を覚えつつも
伏線とは気付かんかった。OTZ
シリアスなんだけど微妙にスラップスティックな展開にがっつりつかまれて、
ある事を(メル欄2)一気に最後まで読み進んでしまったワケで。
この手のトリックは大好物です。
>>578 どうもです、密室講義が省かれている話はいろんなところで読むんですが、
実物を確かめてみたいなと思う今日このごろです。
ちなみに個人的には密室講義なんてイラネーやと不謹慎なことを思って
しまいます(あくまで個人的には、です)が、プロットの本質に関わる省略は
絶対に嫌ですね。
密室講義の挿入は、実はあの「三つの棺」という作品において
必然だったんじゃないかという気がするんだがな。
587 :
名無しのオプ:04/07/09 12:21 ID:8C4mWFHC
>>108 『疑惑の影』は
もろにオカルティズム丸出しだろう!
表紙を見たって黒魔術を扱ってるのは一目瞭然だろうが!
ちゃんと本を読んでいないくせに偉そうに講釈たれんな!
そんな事だから鮎スレで袋叩きにあうんだよ、貴様はよ!
)>587
2ヶ月も前の、しかもそんな中身のないレスを挙げなくても……
590 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/09 22:46 ID:LUU2PaZI
>>587-589でスレ荒らしが乱入しているようだが、
オカルティズムを包含した作は他にもあるやもしれぬ、
ポイントは、カーをオカルティズムの作家と言ってよいか、
作品(長編)におけるオカルティズム占有率35%程度、
この数字をいかに把握するかである。
木を見て森を見ず、というみっともない状態に陥らず、
こういった点を十二分に心しておけ!
>587
せっかくNGワードにして不愉快なレスを読まずにすんでいるのに、
キミが引用するからちょっとだけ読んじゃったじゃないか。
気持ちはわかるが、某本人でないのならヤメテ。
お茶でも飲んで一息ついてくれや ( ・∀・)旦
本読んでない奴相手にしてもしょうがないからやめなよ。
593 :
名無しのオプ:04/07/10 01:05 ID:/evyvC2G
>>590 あんたほんとにカー読んでる? いい加減黙りなよ。
))586
読者を惑わせるという意味ならそうかも。
んでも読んでてそんなにおもしろいもんでもないような。
>>590 書斎魔神さんへ。自信満々な貴君の態度に大いに興味を持つものです。
どうです?私とカーに関する質疑応答をしませんか?
差し支えなければ私からまずいくつかの初歩的質問を出させて頂きます。
今夜またお邪魔します。鮎川スレに引き続きお逃げになるならそれはどうぞご勝手に。
596 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/10 11:14 ID:LrdprRJQ
コンテクストが読めない
>>593のような者が、もしJ・Dのファンだとしたら残念だ。
(カーには無縁な他板の荒らしの可能性はある)
597 :
名無しのオプ:04/07/10 11:52 ID:NCuEyXtJ
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
|| ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
|| ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
|| ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
|| 与えないで下さい。 Λ_Λ
|| ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて \ (゚ー゚*) キホン。
|| ゴミが溜まったら削除が一番です。 ⊂⊂ |
||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_ | ̄ ̄ ̄ ̄|
( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄
〜(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、先生。
〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,)
〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
※煽りや荒らしは完全放置に徹しましょう。
我慢できないときはこちらの自治スレへ。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1087555861/l50
deeply sorry...
sage
>>597 そのテンプレ、
「クイズ出題者以外の方は、煽りや荒らしを完全放置でお願いします。」
にしてくれないかなぁー。
正直、カー・カルトクイズだったら、住民にとっても益はあるんじゃないの?
>>599 答えられない馬が悔し紛れに荒らしはじめるので不可
602 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/10 20:32 ID:dwZ9320X
S・Sスレ用の原稿作成のため全12作をチェックしているけど、
「ドラゴン殺人事件」は、J・Dが書いたなら許せるけど、
S・Sが書いたものだと腹が立つ気がするのはなぜだろうか?
ドラゴン伝説が残るプール、納骨堂、洞窟…といった道具立て、
メーンテーマも「密室」ネタと並ぶJ・D十八番の「人間消失」ネタ
まさにこれはカーの世界だ。
33年の作品だが、S・Sはバンコランものとか読んでいたのだろうか。
荒らし目的ではないスレを挙げてのクイズ・スレ化には僕も大賛成です。
次スレの
>>1に、こう書いときませんか?
「書斎魔神」というハンドルで自作自演やネタバレを
繰り返し、みんなに迷惑をかけている荒らしがいます。
NGワードに設定し、絶対にレスをしないようお願いします。
某コテハンのNGワード設定には僕も大賛成です。
606 :
名無しのオプ:04/07/10 22:11 ID:onkX2v5/
ドーモ。先生、トオルです。(はぁと)
ヴァン・ダインスレでの講義楽しみでなりません。
いつもご多忙の中、トオルたちのために時間を割いてのご活躍頭が下がります。
過去ログ読んで呆れているんだけど、馬はどうして
>>385で脈絡もなく
日下さんの名前を出しているんだ? 訳がわからん。
>>607 どうも自分を叩いているのは日下氏だと思いこんでおり、あれで煽ったつもりになっていたようです。
日下氏が相手してくれるかよ
まあ、一二度、相手にしたことはあるらしいが。
名探偵論争も知らなかったことを暴かれたのは、そのときじゃなかったか。
だから目の敵にしてるのか。納得。
書斎魔神さんへ。595です。
「私とカーに関する質疑応答をしませんか?」に対する返答が、
「スレを挙げてのクイズ・スレ化には僕も大賛成」ですか?
私と貴君の質疑応答をご提案し、スレを挙げてと方向を逸らされました事、
鮎川スレに続いて2回目の敗走と受け止めます。誠に残念です。
用意していた問題は10題。簡単な2題のみ書きとめておきます。
Q1:「魔棺殺人事件」の訳者は?
Q2:次の言葉は誰のものか?
「私は井上君に会って、カーの「帽子蒐集狂事件」と「黒死荘の殺人」を借りてきたんです。
ところが、ぼくの英語の知識は、中学の四年程度なんですが、それでも面白いんだな。」
以上スレ汚しスマソ。
うわー、答えたいw
書斎魔神さんには簡単な問題ばかりですね。
これはどうです?
Q3:「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」の中で、完全犯罪を狙った犯人が
失敗した理由をメール欄に書け。
答えはわかるがメール欄への書き方がわからんなんてことはまさか、ね。
俺も混ぜて!
Q4:カーがセイヤーズに献辞した作品は?
Q5:ではクイーンに捧げたのは?
割り込みスマソ
んむむぅ
なんかちょっと簡単過ぎないかな?
今頃、必死にググッてるんだろうな。
8時頃には起きてるはずだからね。
この程度の問題にググらないと答えられない時点でダメダメ君だ。
既に住人には判ってたことだけど、講義などと名乗る資格はないな。
へえ、無職のくせに意外と早起きなんだな
こりゃ面白そうだ。
さすがにこれをスルーしたら面目の保ちようがないな。
頼むから「コテハン叩きやめれ」なんて言わないようにね。
>>615 クイズを出すのは勝手だが、前の人が出したクイズの答えを書いてしまうのはマナー違反。
私めからも1題進ぜよう
Q6 カーは幼少時代、ある米国大統領に「おじさんの名前はなんて言うの」と
聞いたことがある。その大統領とは?
回答期限を設けておいた方がよかったのではと思ってみたり
馬がこのスレもしくはミス板のいずれかのスレにレスするまで
ということでどうだ?
>>619 いや、一晩中起きているらしいよ。
で、普段我々が職場で仕事をはじめる頃に寝るらしい。
昼ころに腹がへって目が覚めて、ママンが作った昼ご飯(オムライスが定番)をガツガツ喰ってまた寝るらしい。
>>614さんの問題と区別するために、他の出題者の方は別の通しナンバーにしようよ。
多分、
>>614さんは10問通しでの狙いがあると思うから、邪魔しちゃ悪いよ。
(ていうか、察してあげないと…w)
だから、
>>615は
Q11:カーがセイヤーズに献辞した作品は?
Q12:ではクイーンに捧げたのは?
>>622は
Q13:カーは幼少時代、ある米国大統領に「おじさんの名前はなんて言うの」と
聞いたことがある。その大統領とは?
ということで。以後はこれに続けて下さい。
みなさん、ご協力よろしく。
628 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 17:36 ID:V5W4DmA4
Q14:カーが登場する密室ものの短編がありますが、そのタイトルは何でしょう?
Q15:翻訳家田中潤司がMWAの例会でカーに会ったとき、もらった物は何でしょう?
こういう初心者向けクイズを某氏が講義とやらを垂れるスレ全部に普及させたいねw
もちろん答えられなかったら永久追放ww
630 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/11 20:55 ID:pODVKrZ2
ヴァン・ダイン「スケラブ殺人事件」。
これもJ・Dの方が面白く書いたであろうネタである。
クイーンに「エジプト十字架の秘密」があるが、テースト的には
博物館(規模の違いはあれど)繋がりで、J・Dの「アラビアンナイトの殺人」
に近いという感がある。
しかし、井上勇氏の訳の拙さにはうんざりする。宇野利泰氏の訳と比較すると、
学歴や語学力云々ではなく、根本的に翻訳家としてのタレントの差を感じてしまう。
悪いが、J・Dに井上訳が無い点を幸に思った次第。
書斎様
いつも書斎さんの講義を楽しみにしている者です。
通常はROMしているのですがアンチ書斎どもにあまりに腹が立ったので書き込みします。
アンチどもは書斎さんがあの程度の問題を答えられないとか逃げるとか言ってますが
まったくあいつらは書斎さんの知識量に嫉妬するあまり思考停止状態になっているようです。
書斎さんならあんな問題3秒で即答できるはずです。またあなたが逃げるなんて予想してる
バカもいますがとんでもない思い違いというものです。あなたのような正々堂々とした方が
逃げるなんて私には想像も出来ません。
敬愛する書斎さま、あいつらはムシすればつけあがるばかりです。完璧な回答を突きつけて
アンチどもをギャフンと言わせて下さい。知識の差を見せ付ければあいつらも黙るでしょう。
どうかアンチどもを素晴らしい論考で叩きのめして我々ファンの溜飲を下げてくださるよう期待
しております。
書斎さんファンより
他人のパクリの論考なんぞでは、住人に対して真の力は示せないよね。
>>631の言うように、やっぱクイズ。クイズですよ。
この程度のクイズに答えられないようじゃね、駄目ですよ。
それにしても答えを見つけるために何時間ググってるやら……
この時点でもう失格のような気がするが……
まあ馬人問題は抜きにしても、カークイズ、面白い企画だね。
好きな作家のスレを我が物顔で蹂躙されて、はらわたが煮え繰り返っても、
我々にできる対抗手段は、やつを「いないもの」と考えて無視することだけ。
たまに誰かが我慢できずに相手してしまうとすべてが水の泡で深い徒労感
に襲われたものだよ。
今度は、馬の方がクイズに関するすべてのレスを、「ないもの」として無視
しなくてはならない。ちょっとでも反応したら、たちまち自分の無知が露呈
するからな。
敗北感とストレスで顔を真っ赤にしながら、一生懸命「クイズと関係ない」
レスを書いているんだろうな。ざまを見ろ。
魔神さんをいじめてやるなよ・・・
魔神さんは、カーを最近読み始めた
ニワカ初心者であることがすでに明らかになってるんだからさ。
クイズなんか答えられるわけないよ。
やっぱ荒らしはスルーが一番だよ。
635 :
名無しのオプ:04/07/11 23:49 ID:IOxO3sfY
なんだよ…
結局クイズの答えがわからなかったから
泣きながら無視して論考ですか?
ああみっともない。これでただの荒らし確定だな。
いや、前から荒し確定だったし。
書斎魔神さんへ。
595=612=614=私です。まさかこんな簡単な問題が答えられないとは驚きです。
その理由をいくつか考えてみました。
1.わからないから答えられない
2.わかるが答えたくない
3.私の出題に気付かれていない
さて、可能性をひとつひとつ検証してみましょうか。
(637の続きです)
まず3.ですが、例えば石狩の花火大会に彼女と出かけたものの周囲にネットカフェがなく
私の書き込みに気付いていないといった事は充分考えられます。
しかしながらこの3.はありません。
貴君が630で書き込みをしている以上、20時55分にはこのスレにいた事実がありますので。
次に2.ですが、私の提案そのものを最初から否定していたのならこれも仮説として
成り立ちますが、貴君は602で「スレを挙げてのクイズ・スレ化には僕も大賛成」と勝手な解釈ながら
一旦は賛同されています。そして11日の書き込みを見る限りスレの皆さんはクイズに乗り気のように
思われます。住人の皆さんが12日以降どういう評価を下すかはわかりませんが、少なくとも11日に
限っては、当スレは貴君が言うようなクイズ・スレ化となりました。
このように自らが望む事態になったのに貴君が2.を選ぶ理由がありません。
よってこれも可能性は低い。
残るは1.です。
ここにひとつの事実が残りました。「書斎魔神はこの程度の問題にも答えられない。」
字数の関係もあるのですが、以上あえて穴だらけの論理を展開しました。
反論があればどうぞ。穴の中でお待ちしています。24時間後にまた来ます。
追伸:
スレ主として鮎川スレにもお出かけ下さい。逃げるばかりでは何も解決しないのは
実社会も2ちゃんねるも同じですよ。今歯止めをかけなくては貴君の行く先々のスレで
クイズ合戦が始まってしまいますよ。
639 :
名無しのオプ:04/07/12 09:19 ID:EuMc2jXu
,.ィ , - 、._ 、
. ,イ/ l/  ̄ ̄`ヽ!__
ト/ |' { `ヽ. ,ヘ
N│ ヽ. ` ヽ /ヽ / ∨
N.ヽ.ヽ、 , } l\/ `′
. ヽヽ.\ ,.ィイハ | _|
ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、 | \
.  ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ > つまり魔神さんは
. l  ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__
゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ トr‐' / 荒らしだったんだよ!!
l `___,.、 u ./│ /_
. ヽ. }z‐r--| / ト, | ,、
>、`ー-- ' ./ / |ヽ l/ ヽ ,ヘ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ ./ \、 \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._
/ !./l;';';';';';';\ ./ │ _
_,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\ ./|._ , --、 | i´!⌒!l r:,=i
. | |:.l. /';';';';';|= ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」 ))
l. |:.:.l./';';';';';';'! /:.:.| i´|.ー‐' | / | |. ! l
. l. |:.:.:.!';';';';';';';'| /:.:.:.:!.|"'|. l' │-==:|. ! ==l ,. -‐;
l |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l | l. | | / //
l |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l l、 :| | } _|,.{:: 7 ))
l |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ' ::::::|; 7
. l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ ::::::!′ :::| .:/
. l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! /ヽ::: `::: :::: ...
640 :
名無しのオプ:04/07/12 11:34 ID:lvBNCO25
>>590 >オカルティズムを包含した作品は他にもあるやもしれぬ
『毒のたわむれ』(カリグラの像)
『剣の八』(タロットカード)
『孔雀の羽根』(神秘宗教儀式)
『パンチとジュディ』(テレパシー)
『疑惑の影』(黒ミサ)
『死者のノック』(魔女信仰)
以上も追加すると占有率50%弱になりますね。
馬、逃げたか。
トオル君が泣いてるぞw
642 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/12 20:12 ID:h8OXm7S9
>>640には、「作品中へのオカルティズムの導入」と言い切るには、
かなり微妙な作品がある。
「毒のたわむれ」「剣の八」「孔雀の羽根」、「パンチとジュディ」も
微妙なところである。
オカルティズム抜きという方面の作品だと、「皇帝のかぎ煙草入れ」に対する
初学者による賛辞のレスを見かけるが、本作は丁寧に読めば絶対に犯人がわかる
ように書かれているフェアな本格ミステリの傑作であるのは間違い無い。
しばしば翻訳が問題視されるカー作品だが、井上一夫氏の訳もいい。
むしろ、洒落た007シリーズの翻訳で知られる井上氏は、オカルティズム皆無の
本作の訳者としては適任という感もある。
しかしながら、J・Dは本来こういうスマートな作風ではなく、逆に少し泥臭く
あざといくらいの作風を持ち味とする作家である。
ゆえに「皇帝の・・」でJ・Dにはまった者が、次に何を読めばいいかを薦めるのには
悩ましいものもあるが、「修道院殺人事件」を推しておきたい。
J・D十八番のオカルティズムと物理的トリック抜きのこれもまたスマートな作である。
得意手抜きでありながらも、物語作家としてのJ・Dの手腕の確かさも再確認させられる。
初学者だってよ(プ
Q101: 付け焼刃の受け売り薀蓄を垂れ流してクイズから必死に逃げ回ることしか
出来ない哀れな中年の初学者の固定ハンドルはなんでしょう?
もうなんですか書斎さん!
結局逃げちゃう気ですか!?
わたしはあなたに幻滅しました。もうファンやめます。さようなら。
これまでカーをほとんど読んだことなかったくせに、
今さら「奇蹟を解く男」を入手して
「これで俺もいっちょまえのカーマニアだ!」と
カースレに殴りこんできたのが、そもそも無謀だったんだよ・・・・。>魔神
レスでニワカなのがすぐわかってしまうんだよね・・・
たとえば古くからのカーヲタが文章で
カーを「ジョン」とか「J・D」と呼ぶことは滅多にないでしょ。
(昔のEQMMかなんかで「JDK」とは呼んでたような記憶があるが)
まあ、そんなことよりクイズに答えてください。
スレ読んでるんでしょ?
647 :
646:04/07/12 22:08 ID:JyCNNrxa
スマソ、「JDK」じゃなくて「JDC」ですな。
648 :
名無しのオプ:04/07/12 22:14 ID:cB5R8OSn
魔神さんてホントに自分に都合のいいレスしか返さないね。
というか基本的に一人でしゃべってるだけだよね。
ネカフェで書いてきた文章貼り付けて速攻50円で帰ってるのかな。
なんだ、ホントにもうこれで終わりなのか?
クイズの答えなんか誰一人期待しちゃいないが、
気の利いたレスの一つもひねり出せないのか?
山崎邦正並みにサムい奴だな。
都合の悪いレスを徹底的に無視するのは、馬が敗走するときのお決まりの
パターンだよ。今回なら「クイズに関するレス」はすべて見えないってことに
しておけば、自分の 脳 内 だ け では負けを認めなくて済むw
つまりは事実上の敗北宣言ということだ。
651 :
名無しのオプ:04/07/12 22:43 ID:rvlJV+zW
聞くは一時の恥
聞かぬは一生の恥
がこのスレの趣旨でしょうか
あとは
汝自身を知れ
かな
「皇帝の嗅煙草入れ」に対する見解
書斎魔神
>本作は丁寧に読めば絶対に犯人がわかるように書かれているフェアな
本格ミステリの傑作であるのは間違い無い。
松田道弘
>探偵役のキンロスも精彩がないし、よみものとしてはあまり魅力のない
作品だと思う。どういうわけかわが国では、カーの手すさびのようなこの
小品がカーの代表作のように思われ、あちこちの文庫にも入っている。
もし作者の名前を伏せて読ませたら、だれも作者がカーとは気づかないだろう。
・・・書斎魔神のひとりごと「松田道弘って誰?」
>>653 またググって見解をパクってしたり顔しそうだ
書斎魔神さんへ。
24時間経ちました。638です。
結局、私と貴君のカー問答は成立せずですね。残念です。
次は西岸問答を申し込もうかと思っているのですが、先々の住人の方々にとっては馬鹿二人(貴君と私)が
ドタバタしていても不快感が残るだけでしょうから、その意味で躊躇しています。
先刻、島崎藤村スレへもお邪魔しましたよ。スレの皆様にはご迷惑をおかけしましたが、
あまりに貴君の文章がわかり辛いもので添削させて頂きました。ご参考までに。
656 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/13 20:36 ID:G1hz/1Zf
>>653は、あまり意味が無いコピペである。
奇術師松ちゃんは、「皇帝の…」がフェアな本格ミステリであることを否定しておらず、
私のレスとの直接の対立点が明確になっていない。
松ちゃんが、
>よみものとしてはあまり魅力のない作品だと思う。
>カーの手すさびのようなこの小品
かように考えた理由も明示されておらず、引用するほどの評とは思えない。
また、
>探偵役のキンロスも精彩がないし
ノンキャラものゆえ、J・DがH・Mシリーズ等のようにキャラ立ちに重点を置かなかった
だけのことかと思う。そもそも本格ミステリはキャラで読むモノではない。
>もし作者の名前を伏せて読ませたら、だれも作者がカーとは気づかないだろう。
この点が、J・Dのミステリ作家としての多様性をあらわす凄いところだと思うのだが、
松ちゃんは、何か勘違いしているのではないか?
657 :
名無しのオプ:04/07/13 21:11 ID:WVn0oLoW
>>656 >>655は見ないふりですか?
あの程度のクイズにすら答えられない初読者が他人の批評に
難癖とは、何か勘違いしているのではないか?
しかも島崎藤村スレでは荒し扱いして自己正当化か。
書斎魔人、バカじゃねーーの?(大藁
>奇術師松ちゃん
そう書けば前から知っていたと思ってもらえるとでも錯覚してるのかな。
>>685 >書斎魔人、バカじゃねーーの?(大藁
ヴァカに決まってるだろ!
>>658 その島崎藤村スレ(文学板)の178を読んでみてよ。
誰が書いたレスにアンカーつけて荒らし呼ばわりしているか…
しかも誰に向かって「夜明け前」を読んだことがあるのか聞いているか…
>>660氏が言ったとおり、バカです。
>>612 >>614 >>626 >>628 >>644 ☆ チン
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< マダー? マチクタビレター
\_/⊂ ⊂_)_ \_____
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
| 解答キボンヌ .|/
もう許してやろうよ。
にわかカーファンの魔神はスルーってことで
664 :
名無しのオプ:04/07/14 01:13 ID:H8YVz3XE
書斎魔人タン、
「い」と「ま」の間に「ひ」を入れるの忘れてますよん☆
馬人氏が得意かもしれない「皇帝」に関する問題を出題してあげれば?
それでも逃げるようなら・・・
666 :
名無しのオプ:04/07/14 09:07 ID:EXE6RfKv
書斎魔神=山崎渉
>>665 いや、魔神は「皇帝」もそんな詳しくない。
基本的に彼はクイーンの読者なんだよ、きっと。
カーのことは殆ど知らない。
668 :
名無しのオプ:04/07/14 21:56 ID:CTnQJgqk
>>667 皇帝もクイーンも知ってはいない。
読んだというミステリもよく分かっていない。
分かっているのはネタ本を参考にした時のみ。
谷崎や藤村ももちろん分かってはいない。
それが証拠に…レスみれば分かるか……。
カーのことを少し。
カーで未訳の作品が、「悪魔の肘の家」等が一時期発売されたが、
今更なぜ出版?という思いもありつつ、それで儲けがでると出版社は踏んだのである。
カーファンの裾野は、ファンが思っている以上に広いのだね。
新本格の書き手にカーファンが多いが、それの影響もあるのかな。
魔神さんと住人の皆さんとの最近のやり取りからすると
やっぱ、カー通にはウケが悪いんかな?「皇帝」。
“反面、カー入門としてはおススメ”と過去ログにありましたが
多分にもれず一冊めのこれがかなり気に入って、いそいそと他の作品を
買い求めに。
過去ログを参考に、何冊かに当たりをつけて行ったんですが
今回はそれらがけっこう見つかったので嬉しい。
早速「火刑法廷」読んでます。
お、面白い・・・!
670 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/14 22:55 ID:ttekzI6H
松ちゃんはクレイトン・ロースンでも読んでなさいってことだな(w
あまり話題にならないが、「修道院殺人事件」は地味な優れもの。
最初はJ・D十八番のバカミスかと思わせておいて、論理的なトリックでの切り返しが
見事だ。雪中の僧院というシチュエーションは、ミステリの雰囲気としては悪くないが、
オカルティズムのスパイス(僧院にまつわる因縁話等)を効かせて、
もっと物語のムードを盛り上げても良かったかとも思う。
↑
負け犬がなにかほざいているな。
で、クイズの回答はどうした?
672 :
名無しのオプ:04/07/14 23:17 ID:Y5lNe8dw
荒らしは無視するに限ると言っておきながら、
その相手に無視されて興奮している人たちって、
どんなもんなんでしょ?
自分が荒らしだってことは認めてるんだったなw
この状態を「興奮している」と解釈する人って、どんなもんなんでしょ?
「眠れるスフィンクス」読了。
15年ほど前に読んだ時より面白かったような気がする。
あとは「五つの箱の死」が改訳されるのを待つだけか…。
改訳されても面白くなるとは思えんがw
同意
馬はバークリーだけは自信あるんでしょ?(w
678 :
名無しのオプ:04/07/15 11:11 ID:Ngd2fNZ+
>>677 根拠のない自信ほど厄介なものはないからw
「五つの箱の死」が面白くなかったのは、登場人物のセリフで彼らの性格というか
育ちというかそういうものが全く把握できなかったためかもしれない。
改訳してほしいなぁ。
「火刑法廷」読了。
や、やばい。最後の最後で頭がこんがらがってしまった。
1. エピローグの人物の(メル欄1)だとして
2. ある人物が(メル欄2)するに至ったのが解せないんだけど
3. 1の人物が(メル欄3)という読み方ができるように
2の件はぼかしてあるという解釈でいいのでしょうか?
ビギナー丸出しでスマソと云いつつ…よければメル欄で正解をコソッと教えて下さい。
おながいします。
>>680 私は昨日再読したとこでした。
2については(メル欄)と理解するんじゃないのかな?
不自然だけど。
682 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/15 22:12 ID:vysQ5PLS
個人的嗜好抜きの客観的な評価によりセレクトしたJ・D(=C・D)必読作。
一応順不同で。
1 夜歩く
2 マッドハッター
3 三つの棺
4 火刑法廷
5 曲った蝶番
6 皇帝のかぎ煙草入れ
7 プレーグコートの殺人
8 修道院殺人事件
9 ユダの窓
10 わらう後家
1〜9は文句が無いところかと思う。10を入れるのであれば、
「魔女の隠れ家」「緑のカプセルの謎」「貴婦人として死す」等、
セレクトすべき作は他にもあろうとの批判は出るだろうが、
J・Dの「優れたバカミスの書き手」という顔も見落すことができないゆえ、
この系統で最良の作(?)を選出した。
この10作を読んで、乗れなければ、J・Dには縁が無いものと思っていただきたい。
683 :
名無しのオプ:04/07/15 22:29 ID:XLmmo1li
逃げるなよw
個人的嗜好抜きの客観的な評価によりセレクトしたJ・D(=C・D)問題集。
Q1:「魔棺殺人事件」の訳者は?
Q2:次の言葉は誰のものか?
「私は井上君に会って、カーの「帽子蒐集狂事件」と「黒死荘の殺人」を借りてきたんです。
ところが、ぼくの英語の知識は、中学の四年程度なんですが、それでも面白いんだな。」
Q3:「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」の中で、完全犯罪を狙った犯人が
失敗した理由をメール欄に書け。
Q11:カーがセイヤーズに献辞した作品は?
Q12:ではクイーンに捧げたのは?
Q13:カーは幼少時代、ある米国大統領に「おじさんの名前はなんて言うの」と
聞いたことがある。その大統領とは?
Q14:カーが登場する密室ものの短編がありますが、そのタイトルは何でしょう?
Q15:翻訳家田中潤司がMWAの例会でカーに会ったとき、もらった物は何でしょう?
Q101: 付け焼刃の受け売り薀蓄を垂れ流してクイズから必死に逃げ回ることしか
出来ない哀れな中年の初学者の固定ハンドルはなんでしょう?
Q1〜Q15は文句が無いところかと思う。Q101を入れるのであれば、
セレクトすべき問いは他にもあろうとの批判は出るだろうが、
某コテハンの「優れたバカレスの書き手」という顔も見落すことができないゆえ、
この系統で最良の問い(?)を選出した。
この9問を読んで、答えられなければ、J・Dには縁が無いものと思っていただきたい。
ワロタ。コテンパンだな、馬人よw
>>681 サンクスコー
2についての最初のくだりを読み返したところ(メル欄1)を
臭わす記述がちゃんとありますね…シマッタ!
これについても(メル欄2)と解釈するのが妥当なのかな。
>>686 それはハッキリ示されてないんですよね。
でも何となくそうなんじゃないかと思えます。
それから(メル欄)も謎なんですよね。
カーはあのエピローグで正にこうした曖昧さを狙ったのかもしれません。
曖昧さが生み出す恐怖、みたいな。
>それから(メル欄)も謎なんですよね。
はい。その部分も気になりました。
(メル欄1)そうするように仕向けたってことなんだろうか。
てか他の人物についても(メル欄2)いたのかもと思えてきたりして…
そういう底知れない妖しい側面も探偵キャラによる推理部分も
どちらも楽しめました…大事な記述をさくっと見落としてたけど(アセッ
689 :
名無しのオプ:04/07/16 02:19 ID:KlT8O6+W
ついにコナン巻末紹介にフェル博士登場。
おススメはやっぱり「三つの棺」
つかこれしか読んでないんじゃないか?
>>688 たぶん一番最後の新聞記事の引用の中で弁護士が立てている説、
すなわち
>>688の(メル欄1)なんでしょうね。
でもこれもまた(メル欄)と考えると不自然なんですよね。
純粋のミステリーじゃないと評されることもあるみたいですけど、
私も再読してみて改めてよく出来てるなと思いました。
相変わらずトリック厨なコテハンの選んだセレクトなんて誰が信用する?
いつまでもそんなだから読んでいない!なんて言われるんだよ。
もう少し深く読み込んだらどうだ?
692 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/16 20:00 ID:TOk2PkjD
選者の責任として、
>>682のセレクションについて敷衍しておこう。
1 夜歩く
カーのプロデビュー作、バンコランもの第1作というモニュメントとしての意味合いだけで
はなく、ドタバタ色が色濃い後期作品からは想像出来ないような暗く重い怪奇なムードは
読者を魅了してやまない。ただしストーリーテリングはまだまだ発展途上という感があり、
文章に読みづらい面はある。
個人的にはバンコランものは、「髑髏城」「蝋人形館の殺人」の方が好みなのだが、
このデビュー作に初期カーの魅力の全てが凝縮されているのは事実である。
2 マッドハッター
名所ロンドン塔を舞台にしたカー十八番のオカルティズムが横溢する傑作。
犯人の意外性、トリックの面白さ等申し分が無い出来栄えだ。
一読、横溝御大を魅了したのもむべなるかなである。
3 三つの棺
有名な密室講義だけではなく、本筋の吸血鬼伝説と絡めた不可能犯罪の面白さも堪能出来る。
4 火刑法廷
自分としてはあざと過ぎて評価出来ない作。
文庫解説では、本作のラストとロジェ・ヴァディムの「血とバラ」のそれを比較しているが、
ミステリとホラーを混同した不適切な比較であるばかりではなく、クリエイターの作風を
無視した暴論と言えよう。J・Dはヴァディムほど洗練された作風ではないし、
ある意味その独自の泥臭さといったものが魅力なのだとも言える。
また受け売りかw
694 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/16 20:02 ID:TOk2PkjD
5 曲った蝶番
これも怪奇色溢れる館もの。田園を舞台にしたJ・Dの最高傑作であろう。
バカミスぎりぎりなアクロバティックな展開が魅力的だ。
6 皇帝のかぎ煙草入れ
J・Dらしからぬスマートでフェアな本格ミステリ。クリスティが誉めようがどうだろうが、
J・Dの作家としての多様性を知る意味でも必読の一冊。
7 プレーグコートの殺人
これぞ都会派怪奇探偵小説の典型。意外な犯人、奇抜なトリック等々、
ディクスン名義ながら、「J・D教科書」とでも称すべき作。
出来れば平井呈一訳で読んで欲しい。
8 修道院殺人事件
不可能犯罪というJ・Dらしい設定をオカルティズム抜きでスマートに描き切った佳作。
9 ユダの窓
著名なわりには、トリックは小粒。
J・Dらしくない法廷小説のスタイルもぎこちない感がある。
10 わらう後家
本作の謎解き部分で、笑うか、こけるか、はてまた怒るか。
しかし、これもまたJ・Dの作家としての顔のひとつである。
695 :
名無しのオプ:04/07/16 20:16 ID:io0qiNpv
歴史物を一冊も選んでいない時点でアウトだな。
………………………
東京湾に
698 :
697:04/07/16 22:44 ID:MVabRspN
俺もかよw
書斎魔神にマジ質問するけど、歴史モノの評価はどうなってるわけ?
あんた本当〜に、読んでる?
カーの事わかってんのかな?
まさか 「りきいち」 とか発音してないだろうね。
どうせ島崎藤村も島崎と藤村の合作だって思ってんだろ?
書斎魔神の中の人に言いたいのですが・・・
社内文章をその調子で書くと上司から
な に が い い た い の か ワ カ ラ ン
と突っ返されます。
先月うちの社長が社員Aの報告書に対して、
内容がなさすぎる。ダラダラと文字を埋めただけではないか。
と全社員に見せしめるが如く返信してましたが、世の中ってそういうふうに動いてるんですよ。
だからあなたの文章読んでるだけで、
ああ。この人は仕事出来ないや
ってわかります。断言できます。私だけでなくみんなそういう思いで
あなたのカキコミを読んでいます。みんな会社で鍛えられてますから。
自分が叩かれる訳をあなたはよく、 嫉妬して なんて分析してますけど、
ひとつには 「あまりに文章がおそまつ過ぎる」 からなのです。
だからハンドルネームをどう変えたってあなたってわかっちゃうんです。
見ず知らずの人に失礼とは思いましたが、あまりにも
世間知らずな言動が可哀想に思えてきて、カキコしました。
なんて親切な人だ・・・
わかってらい。そんな事言われなくったってわかってらい。(ヒック)
でも。
でも・・・。(グスン)
こうしなきゃ。こうやって威厳を付けてもったいぶった修飾をつけなきゃ、
みんながボクの事、馬鹿にするから。(ヒックヒック)
だから・・・。こうやって小難しい表現や難しい漢字を辞書で調べて(ヒック)。
ガンバッテルのに。ボク、ガンバッテルノニ・・・。
(うえ〜ん!!! ヒック、ヒック。うわ〜ん。うっ。うっ。うっ。)
しんみりしてるところ恐縮ですが、東京湾に
>703
悪いけど、全然面白くない
>>704 そうだよね。
書斎馬人とかいう人がクイズに答えようとしないから
全然面白くないよね。
706 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/17 14:51 ID:Z1ayH7gi
客観的に見た場合には、カーの歴史ものに必読と言えるようなものは存在しない。
>>701のようなマルチコピペ荒らしは論外としても、
内外問わず、マエストロのスレが伸び悩む中(公式ガイドブックも認めるほどの
過疎板という要因が大きいが)、
J・Dのスレのみ順調に伸びていることを嬉しく思います(昭和天皇風に読むこと)。
J・D作品全般に渡る論考、「火刑法廷」論争、
クイズと見せかけたスレ荒らし(排他的利用を意図)等々、
ロムのみの者も読んでいて退屈はしないかと思う。
しかし、
J・D作品をチェックしていて思うのは、彼は一冊はストレートな怪奇小説を書くべきだった
ということだな。資質から判断して良いものを書いたのではないかと思う。
英国かぶれのヤンキーJ・Dだが、歴史ものや短編まで含めれば、
本格ミステリは勿論のこと、歴史、冒険、スパイ、SFと英国のお家芸的エンタメは全て書いている。無いのは意外にもストレートな怪奇小説のみだ。
707 :
名無しのオプ:04/07/17 15:01 ID:RMlJm9AQ
>>706 ------------------------------------------------------
684 名前: 名無しのオプ [sage] 投稿日: 04/07/15 22:47 ID:TSgUkX+B
個人的嗜好抜きの客観的な評価によりセレクトしたJ・D(=C・D)問題集。
Q1:「魔棺殺人事件」の訳者は?
Q2:次の言葉は誰のものか?
「私は井上君に会って、カーの「帽子蒐集狂事件」と「黒死荘の殺人」を借りてきたんです。
ところが、ぼくの英語の知識は、中学の四年程度なんですが、それでも面白いんだな。」
Q3:「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」の中で、完全犯罪を狙った犯人が
失敗した理由をメール欄に書け。
Q11:カーがセイヤーズに献辞した作品は?
Q12:ではクイーンに捧げたのは?
Q13:カーは幼少時代、ある米国大統領に「おじさんの名前はなんて言うの」と
聞いたことがある。その大統領とは?
Q14:カーが登場する密室ものの短編がありますが、そのタイトルは何でしょう?
Q15:翻訳家田中潤司がMWAの例会でカーに会ったとき、もらった物は何でしょう?
Q101: 付け焼刃の受け売り薀蓄を垂れ流してクイズから必死に逃げ回ることしか
出来ない哀れな中年の初学者の固定ハンドルはなんでしょう?
Q1〜Q15は文句が無いところかと思う。Q101を入れるのであれば、
セレクトすべき問いは他にもあろうとの批判は出るだろうが、
某コテハンの「優れたバカレスの書き手」という顔も見落すことができないゆえ、
この系統で最良の問い(?)を選出した。
この9問を読んで、答えられなければ、J・Dには縁が無いものと思っていただきたい。
------------------------------------------------------
やっぱり読んでないものには答えられませんか?
クイズが何故排他的利用だの荒らしだのになるのか解りませんね。
カーに関するクイズであってスレ違いではないし、
答えられないとしても「出てけ!」と言うわけじゃなくて
カーに関する講義などする資格のない能無しであることが判るだけですから。
自分がカースレにおける荒らしだからといって、
他人が自分と同じであると思い込まないでいただきたい。
あと、スレの伸びは講義と称する無駄な文字列のおかげではないので、
思い上がらないように。
>>680 遅レスの感ありですが、更に読み返してみて補足を。
第4部、オグデンの証言で(メル欄1)ってことになりますよね。
それによって(メル欄2)が暗示されてるんじゃないかと。
しょうがねぇなぁ、お馬ちゃんよ。
お前さんのために、特別に超簡単な問題を出してあげるよ
Q16:ジョン・デ○クスン・カー
○の中に当てはまる1文字を、メール欄に書いて下さい。
この問題に答えられなかったら、お前このスレに来る資格0だよ。
初学者どころの話じゃないだろうが。
あと、なぜクイズが排他的利用なんだ?
説明してみろよ。
誰が出題しても構わないんだぜ。
現状、お前以外に挑戦しようという者が現れないだけだろうが。
お前も出題してみるか?
とにかく、クイズのどこが排他的利用なのか納得できる説明できなければ、
みんなでやっているイベントに難癖つけるお前こそ、スレ荒らし決定だな。
>>680 709に更に補足。しつこくスマソ。
何で
>>709で書いたことが重要かというと、
それによって(メル欄)の説明に綻びが生じると思うんですよね。
だからクロス氏もゴニョゴニョ誤魔化そうとしてるんじゃないかと。
さて、土曜なのにこれからお仕事行ってきます(泣
712 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/17 16:07 ID:Z1ayH7gi
ゴーダン・クロスの名が出て来たが、ダーレスのカーナッキーはやはりクロスが
ヒントなのか、とふと思った。
>>706 >クイズと見せかけたスレ荒らし(排他的利用を意図)
はいた-てき 【排他的】 (形動)
自分や仲間以外の者を排斥する傾向のあるさま。
特定のスレに居座って荒らし行為を繰り返し、(数少ない)仲間以外からの
問いかけは一切黙殺している、某コテハンを思い起こさせますなぁ。
>(数少ない)仲間以外からの問いかけは
つか、ぶっちゃけ自演だしw
>>714 なるほど、クイズ以降は無視するのが精一杯で自演する余裕なし、
必然的に「お仲間」の登場もなし、とこういうわけなんだね。
おいおい
>>712、
Q16みたいに簡単な問題にも答えられないの?
浅香王さんが、ショックで心臓麻痺を起こしちゃうぞ。
クイズのどこが排他的利用なのかも、ちゃんと説明しろよ。
あと、 ダーレスの カーナッキー についても激しく解説キボン(w
>>709>>711 あ、ありがとうございます。
確かにその通りだ…
元々(メル欄1)の人物が念頭にあったので
ついついそっち寄りの読み方をしてしまったようです。
>>686の件についても、普通に「(メル欄2)ー!」みたいな。
好みからいっても(メル欄3)よりメル欄1なんで。
好みは好みとして、読み方が浅すぎた…OTL
続き。(
>>709メル欄)てことはつまり、雲行きが怪しくなったら
(メル欄1)風を装って(メル欄2)だったんでしょうか?
馬、どうした?
早く
>>710に答えろよ。
俺、これからデートで出掛けなきゃならないからさ、
明日の正午ぐらいまでにはキチンと回答しとけよ。
そうそう、
ダーレスの カーナッキー
の件も忘れずに(w
720 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/17 20:08 ID:wQsCKD9H
幽霊探偵はホジスンやね。失礼した。
J・Dにストレートなホラーを書いて欲しかった気はするが、
ホジスンやラブクラフトヲタのダーレスのようなものを書いたとは
思えない。J・Dの良さであり弱点でもあるのは、怪奇好きなわりには、
優れたホラー作家足るに不可欠な条件である本質的な「暗さ」を欠く気が
するのだ。陽気なヤンキー体質なんだな。
またどこかで聞いたような言い回しだな。
>>717 >>718 仕事を終えて一杯やって帰ってきました。
「火刑法廷」はいろんな読み方ができて楽しいですよ。
別に読みが浅いとか深いとか気にする必要はないかと。
私が書いてるのも読み方の一つにすぎないと思います。
確かに
>>717(メル欄3)については納得いかない点が多いですし。
>>718に関してですが、(メル欄)は謎なんですよね。
エピローグを読む限りでは、指示はあったものの、少なくとも
毒の種類については不意打ちだったのだろうと。
723 :
名無しのオプ:04/07/18 02:54 ID:F1gK0G4t
>>706 客観的にだと?ただ単に自分の趣味に合わないだけなんじゃないのか?
「曲がった蝶番」で登場人物の一人の台詞に託して、
カー自身が好きな作家や作品の名を上げていると思われる個所があるけど、
デュマ「モンテ・クリスト伯」やディケンズ「二都物語」の名前が上がってる。
ある意味、歴史物はカーが一番書きたかったジャンルだと思うね。
想像力のリミッターを解除して本当に楽しんで書いてるなぁと思う。
「ニューゲイトの花嫁」「ビロードの悪魔」「火よ燃えろ!」
↑カー好きで、この辺を駄作呼ばわりする人間はいないだろ。
あんまりみんながいじめるもんだから
クイーンスレにも顔を出し始めた。マターリしてたのに。
725 :
名無しのオプ:04/07/18 04:05 ID:akQgjLHz
>>720 じゃあ、ダーレスの創造した探偵は誰よ? 2名挙げてみ。
「カーの歴史ものに必読と言えるようなものは存在しない」とのご高説、
まったくうなずけないね。「ビロードの悪魔」とか「喉切り隊長」は必読だと思うけどねぇ。
>>722 昨夜は仕事帰りでお疲れのところレスどうもです(・∀・)
ある人物…第四部で、その場にいて矢面に立たされているAさん…が
(
>>709メル欄1)の人物に顕著なある性質をくすぐって(メル欄1)。
そしてアリバイ潰しに利用されたとも知らず、(709メル欄1)は自発的に
そうしたつもりでいる。これならぎりぎり(717メル欄1)が成立するかな?
か、かなり苦しいぞ…
警部が告発しているようにAさんが(メル欄2)のも
被害者が真相に到達するのを見越してそれを恐れてのことだったが(苦しい)
Aさんの目論見は外れ、すべては遅すぎて、かえって自分の首を絞めるハメに(苦しい)。
ていうかひとつの嫌疑をそらすために、違う嫌疑がふりかかるのじゃあ意味がない。
さすがにAさんもそれは気付くよなぁ。(メル欄3)を守るため…うーん。
じゃあ、仮に前の事件とは犯人が別、この一件だけは弁護士説だとすると…
往生際が悪いぞ。
>>717の時とはうって変わってついつい調子に乗ってしまいました。
727 :
名無しのオプ:04/07/18 12:28 ID:t1WV8eo3
ういーっす、719だ。今帰ったぞ。何だ何だお馬ちゃんよ、
Q16:ジョン・デ○クスン・カー
○の中に当てはまる1文字を、メール欄に書いて下さい。
も、「なぜクイズが排他的利用なのか」にも答えられねぇの?
だいたいホジスンとダーレスをどうやったら混同できるんだ?と
問い詰めたいところだが、珍しく素直に間違いを認めているし、
それは勘弁してやるよ。
でもなー。もうひとつのトンデモ主張の説明が皆無じゃねぇかよ!
>ダーレスのカーナッキーはやはりクロスがヒントなのか、とふと思った。
1937年に出た「火刑法廷」のゴーダン・クロスをヒントにして、
どうやったら1918年に死んだホジスンが「幽霊狩人カーナッキ」(1914)を
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
書くことができたのか、是非お聞かせねがえませんかね?
馬は2桁以上の数字は苦手なんだよ。
大目に見てやれよ。
729 :
726:04/07/18 13:08 ID:n3BAaJ5r
>>726の四行目以降、グダグダですね…軌道修正して補足。
(
>>717メル欄3)を選択した時のいくつかの疑問については
おかげ様で解消できました。
(
>>722メル欄)については、これまでにもらったヒントをふまえると
やはり弁護士説=不意打ちというのがしっくりきます。
で、敢えてもう一方のセンで考えた場合は
「(メール欄1)が相手の思惑に気付かないフリをして甘んじて(メール欄2)んじゃないか」
て感じかな?これじゃ、ものっそメロドラマになっちゃうか。
連投スマソ。そろそろ沈みます。
みんな、
カー初心者であることがバレた魔神のことは
もうそっとしていてやってくれ。
731 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/18 18:32 ID:Hl3ums3J
歴史ミステリはJ・Dが趣味的に書いている。これはまあいいとしても、
何でも有りになりかねない歴史ミステリを客観的に初学者に薦められるものではない。
ある程度の制約された状況下における謎(=ミステリ)の展開、これが本格ミステリ
の醍醐味なのである。こういった点で、本格ミステリはプロットそのものがストイック
であるべきだと言えよう。
さらに、歴史小説として見た場合にもJ・D作品は、いわゆる稗史に過ぎない。
フランスの国民作家足る大デュマを引き合いに出すのはおこがましい感がある。
幽霊探偵ものの件は、逆にJ・Dがパルプマガジン等に掲載された怪奇小説をどの程度読んで
いたかが気にかかるところだ。
優れた怪奇小説家(日本では江戸川乱歩)に共通する資質である「ある種病的な暗さ」、
オカルティズムへの飽くなき興味を抱きながらも、J・D自身が、この資質を欠くことに
自覚的であったような気がしてならないのだ。
これが彼がストレートな怪奇小説(長編)に手を染めなかった要因であろうかと思う。
>歴史ミステリを客観的に初学者に薦められるものではない。
なるほど。お馬ちゃんは、「自分は初学者だから俺に歴史ミステリを薦めるな!」
と言いたかったのか。それなら納得だよ。
「なぜクイズが排他的利用なのか」に答えられなかった以上、クイズをスルーすることに
大義名分は全くない。単に個人的理由で答えなかったということになる。
従って、「判らなかったから答えなかった」とみんなに決め付けられても文句は言えない
ということを、 心 し て お け !
それから、「逆に」もへったくれもないんだよ。
>ダーレスのカーナッキーはやはりクロスがヒントなのか
なんてトンデモ主張をしてしまったことを、素直に認めてちゃんと書けよな。
既に一度間違いを認めてしまったんだじゃないか、もう何てこと無いだろう?
カーナッキーはつむじ風・・・・・・・我ながら古いorz
俺もそれを考えて、書くのを踏みとどまったのにw
735 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/18 19:55 ID:++sXE6lp
怪奇大好きなJ・Dがなにゆえストレートな怪奇小説を書かなかったのか、
この基本命題から目を逸らそうとする奴がいるな。
カーの歴史ものを喜んで読んでいる者は、「柳生一族の陰謀」を「千葉ちゃん来た!」とか
絶叫しながら見ている連中と同レヴェルと断じて差し支えないかと思う。
まあ、いかにも2ちゃんねらー的ではあるが(w
まともな歴史家や歴史小説家にカーの歴史ものを読ませた感想は「プッ!」でしょうな。
また、「弓弦城殺人事件」に関して語れないのが、このスレの似非カーヲタの限界かと思う。
早川ミステリ文庫創刊初期のラインアップに加えられた作だが、現在は絶版。
クロスやキンロス、ロシター以上に話題にならない一発探偵キャラ、
ジョン・ゴーントが活躍する。
幽霊伝説が残る古城に発生した謎の殺人、最初期のように暗過ぎず後期のように
ドタバタ過ぎず、C・D名義の作ではあるが、J・Dの特色が良く出た初学者向きの作である。
自称カー通の馬がなにゆえに簡単なクイズに答えようとしないのか。
この基本命題から目を逸らさせようと必死な奴がいるな。
737 :
名無しのオプ:04/07/18 20:41 ID:4Ym5k/L1
>735
初心者なんですが読んでみていいですか?
739 :
名無しのオプ:04/07/18 20:58 ID:aWbfa9fZ
>>735 頭カチンコチンの爺さんはシュテファン・ツヴァイクでも読んでろよw
デュマ・ペールもウォルター・スコットも実際に読めば結構通俗的だぞ。
恋あり、冒険あり、チャンバラありで読者を楽しませてくれる。
それらは純文学ということで神格化されてるフシがあるが、
カーの「ビロードの悪魔」も全く足元にも届かないという訳ではないと思うね。
俺は歴史小説好きでいろいろと読んできたが、
(ディケンズ、サッカレイ、アナトール・フランス、メリメ、ユゴーetc.)
カーの「ビロードの悪魔」の完成度には素直に感嘆したよ。
嘘つきというか、たいして知識もないくせに思いつきと受け売りだけで
自信満々の断定口調。そのくせ基本データを確認する誠実さもない
から、間違いだらけでボロ出まくり、というところかと。
>>726 >>729 確かに(メル欄1)というのもありかもしれませんね。
クロス氏に関しても
>>729まで読み込むとおもしろいですね。
(メル欄2)にも関係してきそうです。
浜林正夫「イギリス名誉革命史」読んでみな
おもしろいこと書いてあるから
高卒の初学者でも読める本だ
講義だの論考だの自称するんだったら下調べくらいしろよなバカ馬
ひょっとして、下調べをしてこの程度なんじゃないか?
>>738 馬の場合、自分ちの近所の本屋の店頭にない本はすべて絶版扱いらしいよ。
「カーの最大の不幸は当代一流のストーリー・テラーであるにもかかわらず、
彼の職人芸として小説技巧がまったく認められず、一部のマニアの間で
密室パズルのトリック・メーカーとか、オカルティズムの作家という
ありがたくもない商品レベルを、まるで耳なし芳一の護符のように全身に
はりつけられてしまったことだろう。」
・・・ってのが一般的意見じゃないの?魔人さん
だから、カー初心者(クイーン・ファン)の魔神さんは
カーの何が絶版になって、何が再刊されてるか、
といった流れは、全然つかめてないわけ。
こればかりは、ニワカ素人だからしょうがないんですよ。
だから皆さん、魔神さんのカーについての事実判断の誤りや
知識の不足は、ニワカ素人ということで、大目に見てやってください。
>魔人さんへ
カー作品は個々人で好みが分かれるので、万人が納得する評価をつけるのは、
非常に難しいというのが、カーファンの常識なんですよ。
ただ多くの人の意見を集計すれば、一応
「火刑法廷」「ユダの窓」「曲った蝶番」などが人気が高く、
「夜歩く」や「帽子」を今どき最高傑作という人はあまりいません。
(ただし、私は個人的にその2つも好きですが)
あと、ごく初歩的なデータを、ひとつ。
英国推理作家協会の会員が選定した世界のミステリの
オールタイム・ベスト100に入ったカー作品は
「ビロードの悪魔」(50位)と「三つの棺」(40位)。
別にだからどうこう言うわけではないですが、
国際的なミステリ評価の一例として、参考にはなるかと。
それよりクイズ答えてみたら?間違っても、恥ずかしがることはない。
まず基本から順番に学んでいけばいいんですよ。
「スレに溶け込もうと必死」なの?
「講義」なの? ・・・どっちなの?
HMCにしても魔神キャラにしても設定が破綻しまくってるよ。
そこまで必死になって何がしたいの?瞬間瞬間の暇つぶしが出来ればいいの?
それともいつか文壇デビューを夢見てるわけ?
実際に読んでもいないくせに受け売りで知ったかして
むなしくならないもんかね?
馬の場合、ちゃんと自分で読んだものについては「お前らも読んでおけ」
と締めくくるのが常ですから(しかもその時点で未読だったのは馬一人というオチ)
それ以外は全部受け売りとみなすべきかと。
だいたい、カーなんて大御所もいいとこな作家について、いまさら何言ってるんだ、って思わないのかな。
自分が読むとか読まないとか言う前に、もう何十年も前から沢山の人に読まれてるっていうのに。
第一偉そうに評論するならせめて原書で読むくらいじゃないと。
馬大先生に初心者とは失礼にもほどがある!
キチンと『初学者』と命名してあげてください。
正しくは『未読者』ですが、それはスルーで(藁
753 :
名無しのオプ:04/07/19 03:16 ID:R2HvW4O3
次スレ辺りで「ビロードの悪魔」や「火よ燃えろ!」を試しに読んでみて掌を返す書き込みをしそうな気がして仕方ない
何事も無かったかのように
754 :
名無しのオプ:04/07/19 07:19 ID:CSeyOZMo
三つの棺の密室トリックはようわからへんかった。
755 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/19 09:12 ID:jLi0AYmd
J・Dが稀代のストーリーテラーであることを否定したことは無いし、
むしろオカルティズムの作家と称されることに統計的に疑問を呈したのは私である。
また、必読の10冊は順不同とあるように最高傑作を決める趣旨のものではない。
ただし「ユダの窓」「火刑法廷」は過大評価されているという感はある。
なお、カーの自身による評価は低いが、作家としての特色が良く発揮されており、
かつ、コンパクトにまとまっている「弓弦城殺人事件」の再刊は嬉しい限りである。
各人心して読め!
さて、J・Dの歴史ものだが、まともな歴史家や歴史小説家からは相手にされていないという
厳然たる事実がある。前述したとおり、いわゆる稗史に過ぎないのである。
この点につき、カーヲタは反論の余地は無かろうかと思う。
カーヲタ曰く、
>カーの「ビロードの悪魔」も全く足元にも届かないという訳ではないと思うね。
最大限でこの程度の評価ということである。
また、J・Dの歴史もの批判のひとつとして挙げた本格ミステリの設定はストイックで
あるべきであるという論点をスルーしているのも感心しないものがある。
英国かぶれのカーが、スコットではなく大デュマを好んでいる点は面白いものがある。
陽気なヤンキーであるジョンは、気質の違いはあれど、同じく陽気なラテン系の
チャンバラの方が肌に合ったということか。
>>755 相変わらずクズレスですね。
夜通し考えた長文にしては無駄だらけで、
・新規に見るべき主張がない
・都合の悪いところには触れない
・他人から得た情報に感謝しない
のないないない三重苦。
歴史家の評価を問題にしてるんじゃないのにそこにこだわるのは、
権威へのコンプレックスが見られて興味深いですね。
> オカルティズムの作家と称されることに統計的に疑問を呈したのは私である
そんなことは君以前にいろんな人が指摘してるんだよ。
「講義」がしたいんだったら下調べはちゃんとしようね。
『引き潮の魔女』
タイトルがなんとなくロマンチックで、数年来再版を待ち望んでいるのですが
ここの方々としてはどうなんでしょ?『引き潮の魔女』。
まあ、クズスレには違いないが、歴史家の評価云々というコンプレックス丸出しの
笑える個所を除いて特に大きな間違いはないから、カー初学者の馬人にしては、
よく頑張った方じゃないのかな?
いつもの有害なクズレスに比べると、まあ無害なクズレスというかw
ああ、休みなのに朝からご苦労さん。
> 必読の10冊は順不同とあるように最高傑作を決める趣旨のものではない。
理解力ないね。
>>747氏は順番云々じゃなくて、そもそも「必読の10冊」ってのにすら
疑問が出る余地があるって言ってるのに、この答えだもんな。
他の人のレスを読む力がこの程度じゃ、文学だのミステリーだのの
読解力も推して知るべしだわな。
>>758 「引き潮の魔女」
私も読んだことないなぁ。
他人を見下す初学者コテ以外の方の感想をききたいっす。
前スレでこんな発言したら、けっこう受けがよかったことがあったな。
「クイーンは本格に対し、常に真摯だった。
カーは本格に対し、天衣無縫だった」
カーという作家は、本格を窮屈なものと考えないで、
自分のやりたいようにやった幸せな作家だよね。
この辺はクリスティと似てる。
生真面目なクイーンは「探偵の悲劇」というテーマを
追求する形になってしまった。
バークリーも同様に、本格に対し真摯だったけど、
その方向性はクイーンとは逆の「探偵の喜劇」の追及だった。
要するに、本格へのアプローチは作家それぞれで異なる、ということ。
基本的な認識だと思うが、それもわからん初学者が混じりこんでいるのか。
>>762 あの辺の人たちは、方向性は違うけど
お互いを認め合って尊重していたんだよね。
本格の根本は「フェアプレイ」なんだろうけど、
これの解釈に幅があることも皆さん承知してる。
視野の狭いミスオタである書斎馬人氏は、
こういう基本認識が欠けているんだよね。
>>763 そうだね、才能がある人たちは、お互いを認め合うことに
躊躇しないんだよね。
得てして無能な人間が、意味もなく才能のある人間に嫉妬してしまうのは、
このスレとかあのスレ見てりゃ、よくわかるよな(w
「赤後家」4度目かな。
悪くないよな、と思う。
ヘイクラフト編の「ミステリの美学」を併読してて、
「赤後家」に関する記述にも納得。
そりゃ無理はあるよな。でもおもしろい。
766 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/19 12:25 ID:RMBDkgRR
歴史小説に関する主要なサイト、ブログを見て回ったが、J・D作品に関して論じている
ものは皆無であった。まあ、これが厳しい現実でしょ。
カーヲタは半狂乱になるかもしれないが、ミステリ作家としてもJ・Dの一般的知名度は
高くない。クリスティは別格としても、クイーンよりも低い。
一般人、否、読書家でもミステリに興味が無い人は名前も知らないという場合が多いのだ。
メジャーの中のマイナー、これがJ・Dの正しい位置付けであり、これこそJ・Dの魅力
とも言える。人により好き嫌いが激しく出る作家かと思う。
そんなことくらいで半狂乱になるのは、某コテハン(初学者)くらいだと思うが。
>>766 >歴史小説に関する主要なサイト、ブログを見て回ったが、J・D作品に関して論じている
>ものは皆無であった。まあ、これが厳しい現実でしょ。
ネットの評価がすべてですか。さすがネット中毒者。
だいたいお前
>>755では
>さて、J・Dの歴史ものだが、まともな歴史家や歴史小説家からは相手にされていないという
って書いたばかりじゃねえか。なんでいきなりサイトやブログになるんだよ?
それとも歴史家や歴史小説家のサイトを見て回ったとでも言うのか?
そうならURL書いてみろ。
カーの現代ものも、まともな犯罪学者や現代小説家から
相手にされていないので、価値がないですね。
嘘でしょ?嘘と言って!カーの歴史者が主要サイトに全然載ってないなんて!
ウワーーーーー!
ずいぶん他人の評価が気になる人なんですね、魔神って。
他人の評価+勘違い=馬
あああ、また嘘つきが何かほざいているな。
検索もろくにできないようなクズが何言っても説得力ゼロだろう。
ところで俺も主要なサイト、ブログを見て回ったが、
>ダーレスのカーナッキーはやはりクロスがヒントなのか
などという妄想を証明できるものは皆無であった。
まあ、これが厳しい現実でしょ。
で、この件に関する弁明はないのか?
日本語しか読めない人が見て回るサイトなのだからさあ要は司馬だ吉川だみたいなことが
書いてあるサイトなわけだろ?海外の作家の小説が紹介されてる可能性自体が小さい。
んなものカー以前の問題。
776 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/19 15:06 ID:7WsgHm/M
>カーの現代ものも、まともな犯罪学者や現代小説家から
>相手にされていないので、価値がないですね。
カーヲタ(というかカーキチ)語るに落ちたという感あり。
犯罪学者はともかく、小説家に相手にされていないのではしょうがないだろ(w
ミスヲタ御用達作家ってことか?
確かにE・Q、S・Sまでは「ファン」という感じだが、
J・Dまで来ると最早病膏肓に入るという感あり。
クロフツを読んだことがあるのに、J・Dは知らんという読書人もいたくらいだ。
以前、西洋の歴史小説の系譜に関して調べたことがあるが、入門書、研究書等で
J・D作品に関して触れた文献は皆無であった。
今回は歴史・歴史小説関係のサイトのチェックを続けているが、J・Dに触れたものは無いね。
やはり、J・Dの歴史ものを喜んで読んでいる者は、東映の稗史ドラマ
(柳生一族、影の軍団等)見て喜んでいる奴らと変らないレベルなのでは?
勿論、J・Dの歴史ものに関して論じている信頼が置ける文献、サイト、ブログ等が紹介
されれば、話は別かもしれないけどね。
逝っちゃてるカーヲタが薄ら笑いを浮かべながら書き流しているようなキモイブログは
駄目だぜ(w
777 :
名無しのオプ:04/07/19 15:07 ID:2qg6bN5e
>書斎さん
まさにヲタ逝ってよしですね。
>>776 >以前、西洋の歴史小説の系譜に関して調べたことがあるが、入門書、研究書等で
>J・D作品に関して触れた文献は皆無であった。
Q17:
サービス問題です。
あなたが参照した「文献」を列挙しなさい。
>今回は歴史・歴史小説関係のサイトのチェックを続けているが、J・Dに触れたものは無いね。
Q18:
サービス問題です。
あなたが参照した「サイト」を列挙しなさい。
>>779 嘘つきは放っておいて、クイズ再開ってことですね。
Q19:
以下のリストは、1946年にカーが選んだミステリーベスト10(ただし順不同)のうち、
5作品を並べたものですが、一カ所だけ間違いがあります。
それを訂正して下さい。(解答は日本語でもOK)
A. Berkeley: The poisoned chocolates case
E. Queen: The Chinese orange mystery
P. MacDonald: Murder gone mad
R. Stout: The league of frightened men
D. L. Sayers: The nine tailors
Q20:
では、上記のリストに載せなかった5作品の著者の頭の1文字を並べていくと、
その5作品のうちのひとつの著者である、某作家の名前のローマ字読みと同じ
文字列ができあがるのですが、カーはその作家の何と言う作品をベスト10に
あげたのでしょうか。
原題と邦訳の題名でお答え下さい。
Q19〜20だけは、どこかのデタラメばかり垂れ流している嘘つきには
到底答えられるわけがないので、誰が答えてもOKとします(w
某作家の名前のローマ字読み、というのは分かりにくいかも知れませんが、
ローマ字でその名前を書いた時(つまり原綴りではない)と同じ文字列、
ということです。
カーのミステリーは稗史だから面白いのではないか?
なぜ稗史ではいけないのかね。
カーの現代ものもダメで、
歴史ものもダメなら、
何がいいんだよ馬人は。
785 :
名無しのオプ:04/07/19 18:54 ID:8ppBGWxh
>776
文献がないからダメ、って論法は
頭の固い歴史学者みたいな言いぐさだな。
そもそも何の本読んで、カーが取り上げられてない、
って確認しているんですか?
言ってる意味、わかるかなあ。
786 :
名無しのオプ:04/07/19 21:12 ID:wdEmnyvS
どんな歴史学者だろうが、文献が無しに論じてる奴はいないと思うが。
推測と想像で話す学者なんて聞いたことが無い。
そんなのは小説家だけだろ。
上の方に転がってる
>セイヤーズ(及びその同期生)以前に女子の卒業生がいないという事が立証されない以上、
>彼女(たち)をオックスフォード大の女子第一期生と断定するのは誤りである。
このゴミ発言だけで、歴史学についてまったく無知であることがわかりますね。
書斎馬鹿神
「カーの歴史ものは歴史小説家から評価されてないからダメだ!
カーの現代ものは現代小説家から評価されてないからダメだ!」
・・・で、カースレに何をしに来てるんだ、アンタ。
789 :
名無しのオプ:04/07/19 22:26 ID:R2HvW4O3
「J・D 歴史小説」でググったなんてオチだったりしないかね。
「J・D」やら「鮎」やら通ぶりたいのかどうか知らないけれど通も一般もそんな略し方してないのでね。
通なら通らしく独自の見解で他者を唸らせて貰いたいし真に通なら自分の無知には謙虚なものだ。
ちなみに
カーの作品群における歴史物の位置を語るのが目的なのに一般の歴史小説と比較する事に意味があるとは思えない。
それに対する皮肉が
>>769の趣旨だろう。
それも理解出来ないのが笑える。
まあスレの流れを読めない人間に小説など読めないといういい見本なんだろうなあ。
カーの略はJ・DじゃなくJDCなのだが、
初心者の魔神がそんなことを知るはずもない
791 :
789:04/07/19 22:32 ID:R2HvW4O3
789に訂正
「それに対する」ではなく「それを意味する」だった。
スレ汚し失礼した。
でもクロフツはF・Wではないのがミソw
カーはドイルの怪奇小説は好きだったでしょうね。
>>776 >以前、西洋の歴史小説の系譜に関して調べたことがあるが、入門書、研究書等で
>J・D作品に関して触れた文献は皆無であった。
>今回は歴史・歴史小説関係のサイトのチェックを続けているが、J・Dに触れたものは無いね。
文献やサイトに無きゃそれだけでダメなのか?
自分の意見や感性ってものは無いのかよ?
お前の「講義」ってのは誰かの受け売りでしかないことを自ら露呈したわけだ。
「論考」って自称するんだったら少しは自分の頭で考えろっての!
正統派のツッコミ、ワロタ
>>794 加えて言うならどれほどのチェックしたかも疑問だよな。
もしかしてGoogleやYahooで有名なサイトをチェックしただけじゃねーよな。
馬よ、海外サイトはどう?検索エンジンでひっかからないサイトは調べたか?論文や専門誌は当たったのかよ。
797 :
名無しのオプ:04/07/20 20:25 ID:CQExors7
>>758 >>761 『火よ燃えろ!』『ハイチムニー荘の醜聞』に続く
首都警察三部作の完結編です。
内容は歴史物というより時代風俗小説という表現がしっくりくる作品です。
カー自身が『ハイチムニー荘』の後記に
「この小説は本格探偵小説の形を借りて、1865年のいくつかの社会層における人生の正確な光景を伝えようとするものである」
と書いていますから『引き潮の魔女』も同じ意図で執筆されたのでしょう。
事件は得意の足跡のない殺人を扱っていて、当時発表されたばかりだった
『黄色い部屋の謎』や『思考機械』を引き合いにした密室談義がでてきます。
解決でフロイトについて言及しているのは二十世紀初頭の時代色を出したかったのかもしれません。
晩年のカーの悪癖だった登場人物が重要な告白をしようとして意味もなく止めてしまう場面があって
多少、作品の迫力を弱めてしまってますが、オーソドックスな本格探偵小説として
楽しむ作品だと思います。
798 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/20 21:53 ID:9gQoDrOr
E・Qファンは、彼の作品が「凝った謎々に過ぎない」こと、
アガサファンは、彼女の作品が「殺人もあるメロドラマに過ぎない」ことを
それぞれ認めている。
カーヲタも、カー作品の本質はバカミスや稗史であることを認めたうえで、
その点こそ面白いのだと言い切ってしまえば良いのではないかな?
もっと素直になるべし。
799 :
名無しのオプ:04/07/20 23:08 ID:9oFsqfXH
同意!
>>798 いいから素直に「調べた」と称する文献だかサイトだかをさっさと列挙しろよ、おじちゃん(w
ホントは何にも調べてないんだろ?それどころか、調べ方すら分からないんだよな?
違うと言うなら、10でも20でも挙げてみろよ。
誰か隔離病棟スレをつくってやれよw
昔、「書斎魔神とミステリを議論するスレ」とかいうのなかったっけ?
「影が行く」を肴に馬がコテンパンにされたスレ。どっかにログ残ってないかな。
803 :
名無しのオプ:04/07/21 00:37 ID:W0bNj/VL
ああ、これこれ。ありがd。
>>798 >カー作品の本質はバカミスや稗史であることを認めたうえで、
>その点こそ面白いのだと言い切ってしまえば良いのではないかな?
ようやく、君も少しはカーがわかってきたようだね。
だったら、ミステリとしての完成度の高さで
国際的に評価されているカーの代表作「ビロードの悪魔」が
あなたの「客観的な」ランキングに
入ってないのはおかしいってこともわかってきたね?
いや、「主観的な」ランキングなら、別に何を選んでもいいんだけどね。
カーの「客観的な」評価なんて、多くの読者の意見を
総合・集計する以外の方法では、絶対に無理だと思うし。
各人の意見や好みが、あまりにも多種多様だから。
そこがカーの面白いところなんだけどね。
>>804と思ったけど、
>「影が行く」を肴に馬がコテンパンにされたスレ。
これじゃなかった・・・・・・orz
貼ってもらったスレ、久しぶりに読んだけど、馬のクネクネぶりが
まったく変わっていなくて苦笑。
808 :
名無しのオプ:04/07/21 09:16 ID:IdfoFg5D
>>807 見ました。
魔神はどこへ行っても馬鹿丸出しで笑ってしまいました。
>では、以後、魔神はいないものとして徹底放置。
>何をいっても絶対に反応しないということでよろしく
上記スレより。
カミオカンデの創作小説はもう書き上げたの?>馬
811 :
sage:04/07/21 10:13 ID:Za3e+3Rp
別に誰もカーのミステリが高尚だとかは言っていない気がするのだが。
論点ずらしに成功したとでも思っているのだろうか。
無知故に知らないのだろうが、カーのミステリを好む人間はカーの稚気を好む人間が殆どだと言うのはそれこそ通説。
今更そんなわかりきった事を新しい説のように展開するからこそ無知と言われる事にいい加減気付けば良いのだが。
知らない事は恥ずかしい事じゃない。
知らない事を恥ずかしいと思い必死に取り繕ってすぐに襤褸が出る事こそ恥だと考える。
そしてそれをも取り繕おうとして更に襤褸が出る様を醜態と言うのだろうね。
>>811 そうだよね。
一番恥ずかしいのは、恥知らずだってことに気が付いてないってことかも。
みんなが馬さんよりもずっとカーについては詳しいし、ちゃんと読んでもいるのに、
ろくに読みもしないで他人の意見を丸写し。バカみたい。
「論評」なんて偉そうなこと言う前に、古本屋巡りでも何でもして、とにかく手に入るだけのものは読めばいいのに。
813 :
名無しのオプ:04/07/21 17:50 ID:0ss73wUh
ここの人はなぜ荒らしをスルーできないんだろう・・・
厨房の集まりか?
>813
荒らし(※特定の人1名)をスルーしても自作自演して、結局同じように荒れるだけ。
有名広域荒らしは、他板に荒らし依頼などありとあらゆる手を使いスレッドを潰してきた。
スルーしても、しなくても、だ。
それに何度も言うが「嘘だらけ」という問題が存在する。
ミステリーは…だけではないとは思うが…嘘は致命的になる場合が多々ある。
つまり、それゆえにスルー不可の場合があることもまた事実。
815 :
名無しのオプ:04/07/21 18:43 ID:0ss73wUh
そうですか。
嬉々として揚げ足を取っている姿に厨臭さを感じたものでつい。
某コテハンをNGワード登録しているものだから
このスレ、ほとんど意味がわからなくて困る。
>>798 >E・Qファンは、彼の作品が「凝った謎々に過ぎない」こと、
>アガサファンは、彼女の作品が「殺人もあるメロドラマに過ぎない」ことを
>それぞれ認めている。
どこでそんな結論が出たのかリンクしてくれ。
「論考」なんだからちゃんと論拠はあるんだろ?
818 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/21 21:37 ID:E55hOcJs
いまだにカーヲタから、J・Dの歴史ものを論じた歴史小説関係のサイト等のリンクが
なされないのは情無い感もある。
御存知のとおり、J・Dはカレッジ中退の単なる歴史好き、大学院等で歴史を体系的に
勉強したわけではなく、著名な学会のメンバーだったわけでもない。
(同じ歴史好きでも一流大学出の開業医だったサー・アーサーともスタンスは異なる)
先行して37年に「エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件」があるとはいえ、
J・Dが歴史ミステリを書きまくっていくのは50年の「ニューゲイトの花嫁」以降だ。
30年に「夜歩く」で長編デビューして以来20年、現代もののミステリで培った実績の
おかげで、遂に好きなものを書けるようになったJ・Dは、ある意味で幸せな作家だった
と言えよう。
サーの称号をいつもらったのかも知らないんでしょうな。
S・Sが何の略で、そしてあのペンネームの逸話が実はどうだったかも知らないんでしょうな。
歴史小説家が大学で歴史を学んでいなきゃならない理由なんてないって常識も
知らないんでしょうな。
>歴史ものを論じた歴史小説関係のサイト等のリンクがなされない情無い感もある。
人にものを頼むときは「お願いします」でしょ?
ママに教わらなかったの?
821 :
名無しのオプ:04/07/21 23:05 ID:r122YL+S
>>818 カーの歴史ものが現代ものと同様
ミステリとして秀逸であることは認めろよ。
現代小説家や歴史小説家から評価されてなくてもいい、
ミステリとして開き直って楽しめばいい
と発言したばかりだろが、お前は。
自分で言ったことを一瞬で忘れるな。
馬をスルーできない未熟者がいるスレはここですか?
EQスレでもデイムスレでも
>>198みたいな発言は軽くスルーですよ。
馬みたいな低学歴には勝手にチンコしごかせとけばいいのよ。
馬鹿に荒らされるより万倍マシだろっての。
あのー、
>>198書いたのは私なんですが、
何か気に障ったかな?
もしかして
>>798と書きたかったのかな?
馬自身の自虐的な自演か、そうでなければ馬に付随する電波荒らしだなー。
どっちにしても、ろくなもんじゃないわ。
826 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/22 19:45 ID:qkkV9cKv
歴史小説として見た場合のJ・D作品は稗史に過ぎないという共通の理解が出来た
ものとして差し支えないかと思う。
日本の作品で言えば、山田風太郎の忍法帳シリーズであろうか。
本シリーズを取り上げた歴史小説に関する文献等は皆無である。
(時代小説に関する文献は存する)
さて、ではミステリとして見た場合だが、
>>731より
>何でも有りになりかねない歴史ミステリを客観的に初学者に薦められるものではない。
>ある程度の制約された状況下における謎(=ミステリ)の展開、これが本格ミステリ
>の醍醐味なのである。こういった点で、本格ミステリはプロットそのものがストイック
>であるべきだと言えよう。
>>755より
>また、J・Dの歴史もの批判のひとつとして挙げた本格ミステリの設定はストイックで
>あるべきであるという論点をスルーしているのも感心しないものがある。
上記の点は、カーの歴史ものの代表作である「ビロードの悪魔」の基本設定を思い浮べて
みれば、良く理解出来るところかと思う。
科学的な捜査が存在せず、人々の合理的な精神の発達が不十分であった現代史以前においては、
本格ミステリ存在の余地は無いのである。
そもそも、本来の「歴史ミステリ」という用語は、ジョゼフィン・ティの「時の娘」、
木彬光の3部作等の作品に対して用いられていたものである。
現代人(執筆当時)の眼で過去の歴史における謎を検証する。これが本来のあり方なのである。
(従って、時間設定は現代である)
初学者に限定せずとも、ミステリとしてJ・Dの歴史ものを他者に推すのは、はなはだ不適切な行為と言えよう。
(歴史小説やミステリという概念に拘泥せずに、「漏れが好きなエンタメ」という認識で
推すのであれば別)
はたして、このように考えるのは私ひとりのみと言えるであろうか。
827 :
↑:04/07/22 19:52 ID:tUPowxm5
つぎはぎだらけで論理的に一貫していません。
24点。再試験はありません。
赤点ですねw
留年ケテーイ
829 :
名無しのオプ:04/07/22 20:36 ID:b9/a60u/
(-人-)ナムナム
デラ弁社長さんよ。
「何でも有りになりかねない」なんて、ずいぶん難しい言い回し知ってるじゃないか。
じゃ次のステップとして、その言葉を用いて自問自答すべきだな。
スレの流れを読み取れず、自分勝手に論点をずらし、自分勝手に解釈し、
自分勝手な結論を出し続けるアンタの態度こそ、何でもありになってるからな。
心 し て 自 問 自 答 せ よ !
また自演か
また自演か
また自演か
また自演か
また自演か
また自演か
また自演か
また自演か
また自演か
そのうち治まると思ってたのに今回は長いなあ。
そろそろ普通にスルーしてほしいんだけど。
>>832 >>822-823を書いたのは君か?
あれじゃホントに収める気持ちがあるのか疑問だよ。
自治スレに戻って少し揉まれてきた方がいい。
これで
>>822=823=832=834ということが判明したわけだが
ハァ?
>>832ってまともかね?
説得する気もなく止めろのなんの言っても火に油注ぐだけでしょ。
それこそ皆さんが飽きるまで見ている方がマシですよ。
しかしまあ皆さん、
馬鹿に「お前は馬鹿だ」って納得させようとしても無理ですよ。
>>1-3に立ち返って、スルーの方に戻りませんか?
馬鹿もネタ切れで壊れてきてますし、やがて飽きるでしょう。
>>838 飽きてくれればいいんだがもう3年以上も荒らしてるし。
マジでアク禁になって欲しいな。なんとか方法はないものか?
841 :
名無しのオプ:04/07/23 11:40 ID:vVy3EoRx
スルーできないのかねぇ〜? 無駄に消費してるよ。
843 :
名無しのオプ:04/07/23 17:40 ID:+BM3okpn
ぬるぽ
844 :
名無しのオプ:04/07/23 20:16 ID:pdX/RMNJ
845 :
名無しのオプ:04/07/23 20:39 ID:dbDkKB3H
スルー出来ない奴は馬と同類。
マトモに返事しないの分かった上でやってるんだから性質が悪いね。
↑のようなレスをageで書き込む奴は馬本人。
そのやり取りを無視できないで偉そうに説教垂れてる奴も、結局同類だろ。
848 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/23 21:34 ID:mtyjVgMh
クリスティには遠く及ばず、クイーンにも及ばないとは言え、
J・D作品は、生真面目な日本人読者によく受け入れられた方ではないかと思う。
現代もの・歴史ものを問わず、破天荒な作風は、むしろ白髪三千丈な国、中国の方
がウケるような気もする。
華麗にスルー ((((((〃 ̄З ̄)
華麗にスルー ((((((〃 ̄З ̄)
華麗にスルー ((((((〃 ̄З ̄)
華麗にスルー ((((((〃 ̄З ̄)
華麗にスルー ((((((〃 ̄З ̄)
華麗にスルー ((((((〃 ̄З ̄)
華麗にスルー ((((((〃 ̄З ̄)
「九人と死で」を読みました。
納得いかんぞ〜w
(メル欄1)という疑問はどっかで読んだ記憶があるけど、
何より気になったのは(メル欄2)の描写がほとんど無いのに
結末に来ていきなり説明されることでしょうか。
叙述上の怪しい罠が2〜3箇所あるし・・・
HMにはキレがないし・・・
いや、面白かったんですけどね。
******* 緊急勧告 *******
ミステリ板住人こと書斎魔神は、度重なる暴言、虚言につき、
現在その全ての言動が、照合・検査・確認対象となっております。
良識ある一般市民の皆様につきましては、一切の係わり合いを持たぬよう
ご注意下さい。レスを返す事は絶対に避けて下さい。
>>848 クイーンは国際的な評価で
全然カーに及ばないのだが。
今はまったく読まれてないし。
おっと、いかんいかん、スルースルー。
>>726>>741 「火刑法廷」読了。亀杉だけど混ぜてくれー…下さい。
「火刑法廷」解説の“読者の好みに任せる云々”のニュアンスだと、
どちらの読み方でも辻褄が合うようになってるリバーシブルな作品?
だとすると第四部での某キャラの発言の真意は
追い詰められたAが容疑を認め、その口から(メール欄1)で一枚かんでいた人物として
名前があがったら(バラされたら)えらい事なので、「単なる好奇心から(メール欄2)だけ。
計画については何も知らなかった」と(メール欄3)って解釈が出来そうだと思ったな。
854 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/24 16:13 ID:lSI6/mv7
日本においては、刊行点数、売れ行き等から見ても、
クリスティ>超えられない壁>クイーン>カー、でしょうな。
>>853 本を仕事場においてきちゃったんでよくわからんのですが、
その(メル欄1)で一枚噛んでたみたいなことって、
どっかに書いてありましたっけ?
>>853 う〜ん、さすがにそれは、書かれてる範囲のことから導けるか疑問だわ。
確かにいろんな読み方していいかもしれんけど、書いてあることから
論理的に導けないと、推理小説としての意味がなくなってしまう。
>>855 >どっかに書いてありましたっけ?
否。
仮にこの人物BがAの方の計画に一枚噛んでいたという要素を加えると
“A犯人説”のほころびを繕えるかなー、思って。
(メール欄1)Bの行為ともうまい具合につながるし。
>>856 >書いてあることから 論理的に導けないと、推理小説としての意味がなくなってしまう。
ごもっとも。
トリックの辻褄合わせに明白な根拠のない脳内補完は禁物だったな。
これとコントラストを成すのが(メール欄2)なもんで思考もアバウトになっちまった…
ちょっと反省。
あぼーん
ミステリー板のローカル・ルール
■メール欄以外でのネタバレは禁止です。
目に付くところにネタバレを書き込むのは止めましょう。
ネタバレを予告する書き込みも止めましょう。
>>855 その(メル欄1)とつながるという点について
もう少し詳しく説明して欲しいんですが。
ちなみに、
>>853=855氏のように最近読んだという人もいるし、
これから読もうという人もいるかもしれないのに、
> さすがにこの作品未読という者は、このスレには皆無だろうし
などと書ける人の神経を疑います。
863 :
名無しのオプ:04/07/25 21:41 ID:y028LIb9
ネタバレで議論したいなら禁止されているここじゃなく自前のサイトでやってください。
あ、無いんですか。
そうですか。
書斎さんに一理あるね。「火刑」を読んでいない者がカースレに参加
などあってはならないことだ。
>「火刑法廷」論争読んでいるけど、いちいちのメル欄参照、うっとおしくてかなわない。
不勉強な、あるコテハンの存在とその書き込みの方が百万倍うっとおしいことに早く気づいてくれw
ネタバレ云々について議論したい方は自治スレへお願いします。
>本作限定でネタばれフリーで語り合わない?
馴れ馴れしいな。氏ね。
>>864 名探偵論争を知らずに佐野洋スレに参加したり、「天狗の面」を読まずに(読んだ
のかも知れんが内容はきれいサッパリ忘れて)土屋隆夫スレに参加していた人が
何をおっしゃいますやら。ハハハ。
もう十分釣られすぎ。
これだけレスがつけば書斎も満足だろう。
あとは粛々と削除依頼を。
とまぁ、誤爆する香具師wもいるので、ネタバレは止めた方がよいな
>>862 自分は目立たずに(メール欄1)だった事を(メール欄2)にしたいAの目的に適っている。
(メール欄2)の重要性を最大限にアピールしているし。
第四部で言及のある“いちばん安全な方法”よりは性急なのも
(メール欄1)為に人物Cによる(メール欄2)しているのも
Cに後れを取らない為には止むを得なかったと考えられる。
(メール欄3)、と念を押しているしな。
しかしこの辺(873)になると、
>>858のメール欄1、その行為と内容に
無理やりAの意図を読み取ろうとしている、とつっこまれてもしゃーない。
ABつるんでる説に何故か愛着が沸いてしまった。中盤、(メール欄1)に
俺はミッシングリンクの尻尾を感じ取ることが出来る!…必死だなw
反面、「最初に犯人は誰某ありきで、本文から提示された情報から逸脱して
拡大解釈しはじめたらキリが無い」を
>>856氏の指摘で改めて気付かされたワケで。
ついでに言っとくと、Bが警部のいる前で(メール欄2)のも、迂闊だしな。
三連投スマソ。
>>872-874 しかし(メル欄)が判った時点で
Bが積極的に動く意味がなくなってないかい?
>>875 Aにはそのメル欄は不本意だが、いかにも(メール欄1)、
一か八か計画を推し進めようとした。Bもそれに乗った。乗るか?
ありえねー…気がしてきたぞ。
>>853でBは(メール欄2)て書いてるじゃん、俺。
Bにとっては、Cがやりたいようにやらせとけばさくっとそれを(ry
ずさんに傾いてきたAの計画につきあうよりよっぽど(ry
ずさんなのは俺かー。この辺でギブアップしといた方がよさそうだw
スレ汚し大変スマソ。
878 :
名無しのオプ:04/07/27 11:55 ID:4/2nZY3Q
>>758 >>761 『引き潮の魔女』
再版するのはいいけど『喉切り隊長』みたいに
改版して文字を大きくするかもしれないな。
初版本を持っているけど現在の新刊文庫では考えられない20行立てです。
消費税導入以前の物で値段は400円でした。
再版されるときは800円(税抜き)オーバーは間違いないと思う。
改版して文字を大きくすればさらにアップするでしょうね。
上のほうで出てましたけど、「月明かりの闇」は9月にハヤカワ文庫らしいですね。
880 :
名無しのオプ:04/07/27 14:31 ID:4/2nZY3Q
早川書房のHPに出ていますね。
発売は9月上旬になってました。
予定のとおり出るかな? 期待せずに待つか。。。
882 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/27 22:18 ID:IDLiguaB
メル欄濫用の連続投稿ウザ過ぎ。
あらためて、一応、「火刑法廷」に限定したネタばれフリーの議論解禁を提案します。
回答期限 7月30日(金)午前0時まで。
回答には必ず詳細な理由を付すこと。
ウザいという概念を持ってるとは、驚いたな。
勝手にネタばれしてくれればいよいよアク禁に近づくだけだからそれでもいいか。
つーか、すでにネタばれ予告ってことで通報してもいいのかな。
886 :
名無しのオプ:04/07/27 22:34 ID:OUhNSDxt
>882
待ってました、書斎さん。あなたの出番ですよ!
>887
続きは自治スレでよろしく。
>
>>885が「なる」「ならない」の返事をすれば
それを「続き」という。
>俺(
>>887)に言ったんだろ?
見りゃ分かるだろ。
>>891 多分そうやってゴネるだろうと思っていたよ。
別スレの話題のレスを求める時点でスレ違いが成立してるんだよ。
こういう場合は自治スレにレスするよう促すのが筋。
895 :
名無しのオプ:04/07/27 23:04 ID:zky46M/Q
>>894 何を言ってるのかが判らないね。
俺がレスを求めたのは
>>885 よって「自治スレにレスするよう促す」とすれば
>>885に対してであって
俺にではない。判った?
そもそも「なる」「ならない」で終わる話題を君みたいなのが「ゴネる」から
こうしてスレ違いレスが続いてることに気付かないか?君も含めてね。
897 :
895:04/07/27 23:06 ID:zky46M/Q
すいません。誤爆失礼しました。
>君も含めてね。
つまり君モナー。
では改めて、885さんのレス(あればの話だけど)は自治スレに書いてもらうよう
お願いするということでいいよね?
君もろともスレ違い荒らしに認定されるのは嫌なので、この話題からは落ちます。
では、今後この人がこのスレでこの話題を引っ張っても放置しますので。
>>898 残念ながらもう認定ですよ。ああ、荒らしだと思ったら削除依頼するのはご自由に。
その際はご自分のレスも一緒に報告してくださいね。
開き直りかよw
>ID:AnBSw3OU
>では、今後この人がこのスレでこの話題を引っ張っても放置しますので。
お前のせいで続いたんだろw 最初っから放置しとけやwww
馬人のせいかみんなピリピリしすぎ。
さて、誰が馬人だったでしょう。
釣られたヤシもたいがいアフォだが、
>>887も馬の尻馬に乗った半荒らしと言うべきか。
議論を相対化して論点をぼかすのは馬がよくやる手口だしな。
まだ続けるのか
>>906 普通に考えたらそうなんだけどね。
言われっぱなしでは終わりたくない性格も書斎っぽい。
>>908 >言われっぱなしでは終わりたくない性格
これそのまんまお前っぽい。とにかくこれ以上スレ違いの話題は辞めろ。
それこそ馬の思う壺だと。
書斎魔神さんへ。
882における貴殿の提案を拝読致しました。
「回答」を誰に対して求めているのか、いまひとつわかりませんが、
もし、このスレ住人を対象に、広く不特定に呼びかけているのならば、
私も一票持っている事になるでしょうか?
私は貴殿の提案に対して 反対 します。
ネタバレ禁止を前提にこのスレが始まっている以上、それに従うという事が
理由のひとつ。
もうひとつは未読者に対するマナー。
最後の理由として、では既読者においてはどうかを考えると、
本当に作品を読んでいるのなら、メール欄がいくら文中に混在していても
隠されている部分を脳内で保管してすらすら読めるはずですからこれも解禁する
理由はない、という点があげられます。
(連続書き込みならびにスレ違いをお許し下さい)
如何でしょうか。貴殿のお考えの参考になれば幸いです。
ところで書斎魔神さん。
私は貴殿がスレ主を名乗る鮎川スレで貴殿の挑戦をずっと待ち続けている者です。
今回、貴殿の提案方法を拝読し、なるほど貴君はこのような方法がお望みなのだな
と、勉強させて頂きました。
書斎魔神さん。
改めて仕切りなおしです。鮎川哲也に関するいかなる問題でもお待ちしていますよ。
出題期限 7月30日(金) 午前0時まで。
出題拒否の場合はその旨、詳細な詳細な理由を付す事。
912 :
誘導:04/07/28 03:24 ID:gbIsTzEu
913 :
名無しのオプ:04/07/28 10:56 ID:RT0/sgZF
>>560 たしか登場人物の名前まで変えているよ。
登場人物の名前を羅列して埋めちゃっていいよ、このスレ。
>>914 そして馬珍が「ネタバレOK」とテンプレ改悪した次スレ立てると。
もし魔神がネタバレしたら、
アクセス規制をかけれるのだろうか?
>916
書斎さんの講義をロハで受講できる僥倖をなぜ感じない?
918 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/28 20:55 ID:F0ZMa71u
俺がミステリ板にデビューした時は、タイトルにネタバレを示唆したスレッドは
速攻で削除されていた。(当時から森スレの乱立・ネタバレ等は横行していた)
今は、管理側も「様子見」ということで速攻で削除するような事はしていないようだ。
大勢としては、将来的にはネタバレ禁止のローカルルール撤廃という方向にあるやに思う。
前々から指摘しているが、ネタバレ禁止というローカルルールの定義、成立の経緯等、
一番肝心な部分が不明瞭であり、削除人の恣意的な判断を広く許す結果になっている。
さらに、削除人の力量不足も問題(古典に詳しい者がいない)だ。
ネタばれ禁止は、ミステリ板のみのマイナーなローカルルールに過ぎず、板の発展を阻害
している面もあるし、ミステリ作品を対象とすることがあるSF・ファンタジー・ホラー板、映画作品板、
テレビ番組板等では適用されない、というのもおかしなものがある。
誰か削除依頼よろ
>前々から指摘しているが、ネタバレ禁止というローカルルールの定義、成立の経緯等、
>一番肝心な部分が不明瞭であり、削除人の恣意的な判断を広く許す結果になっている。
前々から指摘? 自治スレでそういう駄々をこねていた名無しが一人だけ
いたが、お前はそんなこと言ってないだろ。
それとも、あの名無しがお前だったのか?
板自治に関する議論は自治スレで行なってください。
スレ違いの誰かさんの議論は、転載しておきました。
ドーモ、先生。トオルです。
トオルはいつも先生の味方です。
923 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :04/07/28 21:34 ID:F0ZMa71u
>>918の内容はローカル・ルール・スレ・パート1に明記(コテハン)した
ことがある。
ということで、カーの話題を続けましょう。
あらたに「夜歩く」のネタばれフリーによる論議解禁を提案したい。
回答期限は、「火刑法廷」と同日ということでよろしく。
>>923 君の場合、ネタばれするにしても、板に来た人が目に付くようにageて書き込むことが
まず問題だと思うんだ。
とりあえずはsageで書き込むクセをつけてみてはどうだろう。
>>923 本気で話し合うつもりがあるなら、ここでなく自治スレにコテハンで現われろ。
その度胸もなく、ロカルー違反のネタバレ脅しで住人に嫌がらせするしか能の
無いくせに、偉そうなことを言うな。
>俺がミステリ板にデビューした時は、タイトルにネタバレを示唆したスレッドは
>速攻で削除されていた。(当時から森スレの乱立・ネタバレ等は横行していた)
>今は、管理側も「様子見」ということで速攻で削除するような事はしていないようだ。
ただ速攻で削除依頼が提出され、速攻で対応されただけのことでしょう。
「様子見」でスレ削除をしていないという根拠を示しなさい。(宿題その1)
>大勢としては、将来的にはネタバレ禁止のローカルルール撤廃という方向にあるやに思う。
メール欄でのネタバレで充分という意見が大勢だということは、自治スレやローカルルールスレを見ればわかる。
そうでないというのなら、その根拠を示しなさい。(宿題その2)
>前々から指摘しているが、ネタバレ禁止というローカルルールの定義、成立の経緯等、一番肝心な部分が不明瞭であり、
あんたの好きな言葉を使えば「甘ったれるな!不明瞭だと思うなら、自分で調べろ!」
更に言うなら、自分が不明瞭なルールは無視してよい、ということにはなりませんよ。
誤爆失礼しました。
最近自治スレと区別つかない人が多いみたいねw
某コテハンへ
ネタバレについて何か提案したけりゃ、自治スレかローカルルールスレへ行きなさい。
きちんとコテハン名乗ってね。
それができないなら、初めから議論する気はないものとみなされることを心しておけ!
>書斎魔神へ
ネタバレについて思うところある人々は、コテハンを名乗り自治スレかローカルルールスレで語っているのである。
特定のスレッドでしか吠えることも出来ない書斎魔人とは根本的に違う。
この点、十分に心しておけ!
こんな中すいませんが、質問を。
HMモノだと思うんですが、これってどの作品でしょう?
・田舎が舞台(だったと思う)
・軍の演習場の廃墟だか屠殺場の跡だがが出てくる
何か大きな勘違いをしてるような気もするんですが、
もしお判りの方がいたら教えてください。
アク禁への加速がつくという意味で
例の問題カキコ同様に取り返しのつかない事をしたな。
月末以降祭りが大きくなり、8月中にアク禁処分が決定・執行されるよ。
でもこれはネット上だけの抹殺に過ぎないだけまだまし。
問題発言から数日経過したが、政治思想板住人にも目をつけられた。
任意にいくつか選択してスレを見てみろ。あそこの住人は本当に危険だぞ。
無駄な抵抗かもしれぬが、ほとぼり冷めるまでご両親とホテル暮らししろ。
何よりもまず問題発言の削除依頼を出して、誠心誠意謝罪しろ。
命あってこその2ちゃんねるだ。
自分の犯した事柄の重大さを真剣に良く考えろ。そしてご両親にも相談しろ。
一人で判断して一人で行動していては危険だ。
カーの哲学が嫌い。読むけどw
>>932 「青ひげの花嫁」かな。
メインの舞台は田舎。最後の対決場面で軍の演習場が出てくる。
ドイツ兵を模した射的人形の中に本物の死体があったりとか。
これ、冒頭のHM登場場面がいいよね。
今でいうゲーセンみたいなところで帰還兵たちと大乱闘。
騒動の張本人HM達をかばって必死で逃げるマスターズがいい。
937 :
932:04/07/30 05:55 ID:XytuycmI
>>936 どうもありがとうございます。
そんな場面だったような気がします。
938 :
932:04/07/30 06:24 ID:XytuycmI
そういえばスコットランド人の変なオヤジが出てくるんですよね。
乱闘という言葉でだんだん思い出してきました。
941 :
936:04/07/30 12:19 ID:eP78UjQe
そうそう、スコットランド人のゴルフ教師もでてきます。
「騎士の杯」のイタリア人もそうだけど、HMと一緒になって
大騒ぎするヘンな親父です。推理小説としては不用な人物ともいえるけど、
とてもいい味を出していて、小説としての面白さを倍増させてると思う。
>>939 スロットがあったり、マスターズがピンボールをしていたり、
パンチングボールがあったり。ゲーセンみたいなもんだと思ったんだけど。
本文では遊技場とかなってたっけ?
>>941 その「騎士の盃」でマスターズが
「すんでのところで刑務所に入れられかけた
スコットランド人のゴルフ教師」って感じで
しきりに罵ってたよね。
某コテがいないとこんなにも平和なんだ・・・
スコットランドと言えば「連続殺人事件」もそうだけど、
スコットランド人に対するイメージって一般的に
あんななのかね。
過疎?
新スレでは結構アボンヌされてるな。
>>935 カーの哲学って何だろ?
テレビで言うとCX系みたいなもんかな。
俺、初めてこのスレ最後まで読んだけど
クイズの答えが全くわからない。誰か教えて。
>>946 調べるのもおもしろいよ。
ダグラス・グリーン「奇蹟を解く男」(国書刊行会)は高いかな。
それと、創元の文庫に短編集あるでしょ、あれにくっついてる
解説とか評論が参考になる。
どうしてもなら、最悪板にミステリ板住人云々ってスレがあるから、
そこで書斎馬人に訊いてみるのがいいかもしれない。
948 :
936:04/08/01 08:55 ID:qFYnhkwl
>>942 そんな描写あったっけと思って探して読み返してみたよ。
「あのじいさんが昔、チャーリング・クロス通りの盛り場の
アーケードをぶちこわしたことや、のちに精神病院に入れられそうに
なったスコットランド人のゴルフ教師と一緒にほっつきまわったり
していた」とかいってるね、確かに。
…次スレでマスターズが出世しないとか出てるけど、
思わず要人の悪口が口を付いて出ちゃうようでは出世など
できそうにないと思った。ハドリーなんかと違って
やっぱり喜劇中の人物なんだよね。
949 :
936:04/08/01 09:06 ID:qFYnhkwl
>>946 クイズなんてあったっけか?めんどくさいから遡ってみてはいないんだけど。
>>947 馬に訊くのも面白いだろうけど、答えが出るとは限らないよね。
>馬に訊くのも面白いだろうけど、答えが出るとは限らないよね。
ていうかクイズってそもそも馬に対して出題されて、奴が全く答えられずに逃げたんでしょ。
せっかく馬人がいないんだから、馬人の話はいいじゃん。
>>948 確かに刑務所じゃなくて精神病院でした。33頁ですね。
これが歌の先生出現の前フリになってるんでしょうね。
「騎士の盃」のマスターズは、明らかに歌の先生とスコットランド人を
重ね合わせてて、さらに執事のベンスンの登場に錯乱状態・・・。
長年HMにつき合わせられて神経が参ってるのかな。
この辺も出世できなかった原因なのかもしれません。
ジャイアンvsHMの歌の戦いを見てみたい。
953 :
名無しのオプ:04/08/01 13:19 ID:1J0alkgo
いや、戦いじゃなくて、
バリトンのジャイアンとテナーのHMのコラボ希望。
しまった。あげてしまった。
取り返しのつかないことを・・・
皆さん、申し訳ない。。。
955 :
936:04/08/02 14:30 ID:k9AxyXfH
>>951 おまけにトリックをといてハイになったあまり
階段落ちして脳震盪という…
初期の作ではいかにもキレ者っていう感じの演出だったのになあ。
でもちょっと萌える。
そうだよね。
マスターズって初期作ではきっちりしてる感じだし、
少なくとも戦争中くらいまではまともだよね。
何が彼を変えてしまったんだ?
マスターズ、私のイメージはエドワード・フォックス。
クリスティーものだけど、「クリスタル殺人事件」で
クラドック警部役やってたのがそのまま頭に。
エドワード・フォックス=「イタチ顔」
HMは・・・・・・金田龍之介? 小林亜星?
フェル博士はピーター・ユスチノフにやらせたら
面白かったんじゃないかな。
殊能将之の新刊、『キマイラの新しい城』。
カー好き、とりわけ某歴史ものファンはニヤニヤしながら読めるかも。
「かも」だけど。
新スレ、レスついてると思ったらやっぱり奴だった
某馬鹿コテが湧かないとレスがつかなくなってしまった=新スレ
・・・廃墟のようだ
963 :
名無しのオプ:04/08/12 17:35 ID:zhFGhZlj
こっち使いきるの先にしてるだけだろ
こっちも最近まばらなんだよん
>>963 馬の目につかないようにageてなかったのに
ageちゃったのね
「月明かりの闇」(早川書房)ゲト
967 :
名無しのオプ:04/10/05 14:46:03 ID:CsGjUDg3
揚げ
このスレまだ残ってたんだ。
何か他所で火刑法廷の話してるけど、
やっぱ馬ってちゃんと読んでないんじゃないの?
969 :
名無しのオプ:04/10/13 00:23:57 ID:Zuw5e4bN
旧スレage
よそでネタばれ容認で議論が続いているが、ここよりもずっと実のあるスレになってるよな…。
971 :
名無しのオプ:04/10/13 23:02:39 ID:p2ucfO44
フェル博士最後の事件、店頭で見かけたのですが、
おもしろいですか?
以前、迷ったあげく買った「皇帝の嗅ぎタバコ入れ」
がもうひとつだったので。
「曲がった蝶番」なんかは好きなんですが。
>>969 「月明かりの闇」は、トリック期待して読むもんじゃないと思った。
いつもの如く寸止めの連続・恋愛物を楽しめれば読んでもいいのでは?
フェル博士最後だけあってずいぶん丸くなったように感じました。