ロス･トーマス

カート・ヴォネガットがミステリーを書いたらこうなるといった感じ。

人生ではじめての2get

　 著作リスト
　 冷戦交換ゲーム 1966 早川ポケミス
　 恐喝―シンガポールウインク 1967 立風書房
　 The Fools In Town Are On Our Side 1970 　
　 クラシックな殺し屋たち 1971 立風書房
　 強盗心理学 1971 　　々
　 ポークチョッパー 1972 　　々
　 可愛い娘 1973 　　々
　 悪魔の麦 1975 　　々
　 Yellow Dog Contract 1976 　
　 No Questions Asked 1976 　
　 大博奕 1978 立風書房
　 八番目の小人 1979 ハヤカワ文庫
　 モルディダ・マン 1981 　　　々
　 Missionary Stew 1983 　
女刑事の死 1984 ハヤカワ文庫
　 五百万ドルの迷宮 1987 　　　々
　 神が忘れた町 1989 　　　々
　 黄昏にマックの店で 1990 　　　々
　 獲物 1992 　　　々
　 欺かれた男 1984 早川書房

オリヴァー・ブリーク名義
The Brass Go-Between (1969)
Protocol for a Kidnapping (1971)
The Procane Chronicle (1971)『強盗心理学』 尾坂力　立風書房
　　　The Highbinders (1974)
No Questions Asked (1976)

Ross (Elmore) Thomas　［米　1926−1995］
　オクラホマ・シティ生れ。オクラホマ大卒。新聞記者などを経て、MWA新人賞を受賞した『冷戦交換ゲーム』(1966)［HPB］で作家デビュー。『女刑事の死』(1984)でMWA長篇賞を受賞。

即死防止かきこ
日本の作家で、ロス･トーマスに影響を受けている・作風が似ている人って
いますか？

以前雑談スレで質問したけど誰も知らないみたいだったんで。

この作家自体知りませんでした。
作風を説明してくださるとありがたいんですが。
タイトルからするとアクション・ハードボイルド系？

あえて名付けると謀略スリラー系かなあ。
ハヤカワミステリアスプレス文庫から結構でているので（絶版かも）
立ち読みしてみては？

>6
志水辰夫が「別冊宝島　ミステリーの友」（これ買ったの１６年前かよ）で
「ロス・トーマスは私の目標」という文章を寄せていて
かなりトーマスの作風を意識している様子だった。
そういえば微妙に変化球を狙ってくる作風はトーマスに似ていなくもない。
癖のあるキャラクターや会話の面白い「裂けて海峡」
展開が意表を突いてくる「オンリィ・イエスタディ」あたりはトーマスぽい、と思う。

一応自分の書き込みをコピペ。

なんというか作風を説明するのが難しい作家だな・・・。
オフビートな展開と会話が面白いというか。エルモア・レナードにもちょっと似ている。
原寮、大沢在昌、志水辰夫などトーマスを評価してる作家も多いんだけどね。

あと登場人物たちの思惑がてんで噛み合ってなくて、それぞれ勝手な行動をしているのが
物語全体からみると思いがけない展開になっていくのも魅力。
映画の「レサボア・ドッグス」なんかはニュアンスが近いかも。
大沢在昌「天使の牙」も意識したのかそんな面白さを出していた。

>>9
そう言えばエルモア・レナードも意外に読まれてないような。

児玉清氏（俳優、アタック25司会者、ミステリ読み巧者）は
ロス・トーマスのファンだと聞いたことがある。

矢作俊彦の文体はトーマス風だよね。

ヴォネガット好きだから１読んで興味津々。
>>12
矢作はむしろあからさまにヴォネガットじゃろ。

以前、だれかがトーマスに、「ノックスの探偵小説十戒」のことを教えたら、
それはおもしろいとわざわざ恋愛がらみのミステリを書いた。
ことほどさようにへそ曲がりだったトーマスだから、だれかが「死ね！」と言えば、まだ生きてたんじゃないか
─　ドナルド・Ｅ・ウェストレイク

「欺かれた男」の訳者あとがきより。
さすがウェストレイク、言い回しが粋ですな。

スレ立てたの、おれじゃないけど著作リスト貼ったりフォローしてみたんだが・・・伸びんな＿|￣|○
　　レナードといい、この手の曲者作家はあんまりミス板受けせんしなあ。

トーマスとレナードは敬愛する作家は？という質問にどちらも互いの名前を挙げていたことがある。
親交があったかどうかはわからんが。

ヤフオクで「可愛い娘」初版帯が18,000円で出ているが適価？

立風から出てるトーマスの本って古本屋でもろくに見かけんからな・・・
おれも「悪魔の麦」しか手に入れてない。
かといって「可愛い娘」を18,000円出して手に入れる気にまでならんけど。
早川はもう無理としても創元あたりが復刊してくれたら嬉しいんだが。
ついでにタイトルも改題してくれたらなお良い。

同じ「ロス」つながりの
フィリップ・ロスの「素晴らしいアメリカ野球」にちなんで、
「素晴らしいアメリカ作家」みたいなスレがあるとすごく嬉しいんですけどね。

「女刑事の死」がメッチャ好き。
ロス・トーマス作品はすべてイイ！
でも、もう死んでしまったから新しい作品が読めないのがツライね。

日本題名がダメだよね。内容すきだけど。
「好きな小説は？」
「『女刑事の死』です」
などと答えづらい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

>20 日本題名がダメだよね。内容すきだけど。

確かに。
でも、デニス・レへイン作品の日本題名よりましな気がするけど。。。。

いいよね、マッチボックス20。

ロス・トーマス人気無いのかなぁ。
もりあがってないね。

ageとこう

いまさら>22に「それはロブ・トーマスだろ」とつっこんでみる

このままぢゃ、落ちちゃうよん。
ロス・トーマス好きはおらんのかえ？

「五百万ドルの迷宮」が良かったなあ。互いに騙し合っているようでいてそれなりに信頼関係のある
登場人物たちが最高だ。

あれなんだったけか？黄昏にマックの店でのハードカバー版の帯の文句。

あのイザベラが殺された　復讐に手を貸してくれるなら　いつもの店で待っている

だったかな？死ぬほどｶｺ（・∀・）ｲｲ!と思って買ったけどまーだ読んでいない＿|￣|○
マイク＆マッコークルと大博打って誰か再販してください。

パディロ＆マッコークルだな

＞28
逝け！
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=2493

ロス・トーマス好き
このスレが閑散としているようでは、
復刊も難しいのか？

打海　文三は間違いなく日本のロストーマスだよ

少数精鋭の読者しか要らないトコなんか

最近また読み返してるけど、面白いよ！
登場人物がとにかくカッコイイ。
自分は立風書房版も全部持ってる。
お金かかったけど、それだけの価値がある作家です。

知り合いに勧められて、「黄昏にマックの店で」読みました。
それ以来、ロス・トーマス作品集めに奔走しています。
パディロ＆マッコークルの２作目Cast A Yellow Shadowって翻訳されてないんですかね？
英語ダメだけど、原書ででも読みたい気分・・・

心の中でしか祝う余裕がなかったからね

松尾スズキのファンの辛口評論家？豊崎なんとかが

最後の作品を馬鹿にしてたな

女刑事の死には及ばないって

他人を見下すために本を読んだり、芝居を見たりするやつには

本物の粋ってやつがわからんのだろう

　　　　　　　金井美恵子の事かーーー！！！

民主党のアメリカ大統領候補　ケリー氏って
モルディダ　マン　の経歴とかぶってない？

>>37
いや　豊崎由美

「いつもほかの誰かがやったことになっているからだな」
こういうのがたまらないね。
「私は弁護士」
「弁護士でも刑事専門の弁護士とかいるだろ？だからさ、あんたはどういう弁護士なんだ？」
「弁護士資格を剥奪された弁護士だ」
（正確な引用ではない）
トーマスのようなクールで笑わせる小説はないかと探したら、ここに来ました。
打海文三？これから探してみよう。

豊崎は生首に粘着してあちこちで同じ批判してるな。
今月のミステリマガジンでは編集長と他の執筆者を馬鹿にしまくり。
こいつが屑だってのがよくわかるよ。

職人あげ

「五百万ドル〜」は爽やかなようでそうでもないラストがいいよね。

読書通AGE

原りょうはトーマスのファンらしい。「愚死す」もなんかアイデアがトーマス風。

トマス・H・クック
ドン・ウィンズロウ
キース・ピータースン
テリー・ホワイト

登場人物に変な名前を付け、殺人事件のために殺人が起き
その殺人の理由も浅薄な、本格、ミステリなどと呼ばれる
犬の糞どもとは一線を画す、人間を書いた読み物

読書の精鋭としてあげ

かつて景山民夫は
「赤川次郎でも読んでろ！馬鹿野郎」とかいたが
このミステリ板で「森博嗣でも読んでろ、この厨房！」
と心の中で思ってる人はいるはずだ

原りょうのエッセイを読んで、ロス・トーマスに
興味を持ってくれる人が増えたらいいなあ。
原りょう、絶賛だもんね。

「女刑事の死」読みました。久々にみっちり詰まったものを読んだ感じ。満足。
ただ、「林家正蔵氏絶賛」の帯には萎えました。キング絶賛よりはいいけどw

神が忘れた街がいちばん好き
気に入った映画を見るみたいに何度も読んじゃうね
でもイメージが崩れるので絶対に映像化はして欲しくないけど

ヤフオクに大博奕出てるね！
しかし何で復刊されないのかな。
未訳のものも翻訳して出してくれないかなあ・・・。

「クラシックな殺し屋たち」ブックオフでゲットしたんだけど
「大博奕」（四〜五万円で落札！）くらい売れるものなんですかね？

ロス・トーマスのファンってトーマス以外どんな小説読んでるの？ハードボイルド？

>>52
トーマスを下世話にしたようなレナード
悪趣味と勧善懲悪を足したようなハイアセンなんかを読んでます。

マイナーなとこではロバート・リテル、スタン・リー、ジョン・R・マキシムなんかもトーマス臭が感じられる。
日本だと『溺れる魚』の戸梶圭太からトーマスっぽさを感じたけど、その後はむしろハイアセンの方に
いっちゃたみたいですねｗ好きだけど。

レナードはトーマスっぽいのかなと思って読んだけど、ひねくれ方が足りん感じでした。トーマスを期待するからいけないんだろうけど。

>>51
クラシック〜はわりと手に入りやすいので、高くて５〜６千円じゃない？

ロンリー・ノー・モア

本当に手に入れにくい作家だ。もっとも発刊当時に気がつかなかったのがバカなの。
大博打読みたい。

>>47
原りょうの『ハードボイルド』を読んで、
ロス･トーマスに興味を持ちました。

この作家、何から読むのがいいのだろうか？
全作が簡単に手に入るなら
最初から順順に読んでいくけど、
スレ読む限りじゃ、絶版も多いんでしょう？
とりあえず、ブクオフで探してみるか。

>>58
神が忘れた町

忘れられたスレ。あげてみる。

何から読むのが良いのか？
神が忘れた町ではない。

「冷戦交換ゲーム」「女刑事の死」のふたつ。立風の分については
原りょうと同意見で「悪魔の麦」がいいと思う。
しかし復刊されないなあ。旗振り役の最有力候補が死んでしまった
せいもあるのかな。
せめてイエロウ・ドッグ・コントラクトとか未訳の作品をだしてく
れ。

死んだのって誰？

オレも知りたい
＞旗振り役の最有力候補
って誰？

黄昏にマックの店でも復刊しないかな

立風以外の本は手に入る。

sage

ヤフオクの『可愛い娘』3000円だよ！
いくらまで上がるかな〜。
しかしこの出品者、貴重な本たくさん出してるね。

出品者さんこんな過疎スレで宣伝ですかｗ

>>70
言われそうな気はしてたけど、ベタですねｗ
自分は出品者じゃないよ。前に超高値で買ったことがあるので
時々チェックするだけ。
3000円でゲットなんて羨ましい・・・

各作家のナンバー１を決めよう！スレにてロス・トーマス作品投票中。

締切りは、平成18年9月26日(火)、〜12:00まで。１人１票でよろしくご参加を。

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1154275629/l50

投票したい作品を<<作品名>>のように<< >>括って投票するのがローカル・ルールになってます。