ルール
1.お題に沿ったミステリのタイトルを挙げましょう。名作・駄作・未読既読関係なし。
2.なるべく入手しやすい本を選びましょう。指定は極力作者名も合わせて正確な題名を。
3.20の倍数の人は、前20レスの本のうち、好きなものを読んで感想を。ネタバレはメール欄に。
4.20の倍数の人は、次の20の倍数までのお題を指定。
5.次スレは960辺りの人が立てましょう。
6.踏んだ人は逃げないように。トリップ推奨。
7.長時間誰も20の倍数を踏まない場合はスルーも可。
<お題>
主人公が作中で恋をしてしまうミステリ
でどうぞ。
コナン・ドイル『四つの署名』
>>1、新スレ乙!!!!!
カー「皇帝の嗅ぎ煙草入れ」
>>1 乙カレー
森 博嗣『そして二人だけになった Until Death Do Us Part』
恋といえるかは・・・オチ(メール欄)
横溝正史「獄門島」
恋といえるかは(略
ワトスン役が恋をするパターンは比較的ありがちだが、一人称の小説で、探偵役が誰かに惚れるのはあまりないんじゃないだろうか。
江戸川乱歩『孤島の鬼』
>>1 新すれアリガd。
ていうか、『これより先怪物領域』を書いたのは俺なんですが、自分の
挙げた作品がチョイスされたのは初めてなんで、ちょっとドキドキ。
『これより先〜』はハラドキのジェットコースター系サスペンスではなく、
暗示・隠喩の多いゆったりした作品なので、思いっきり深読みしてみて
ください。最後の一文を推測できたら神。(サプライズエンドではないし、
道中しっかり読んでれば、このラストシーンは予測できるはず…なんですが、
俺は無理でした。トホホ(;´д⊂)
>お題
マイケル・ナーヴァ『ゴールデン・ボーイ』(創元推理文庫)
ジョシュタン(;´Д`)ハァハァ
トレヴェニアン『バスク、真夏の死』(角川文庫)
恋、というか、恋→愛をテーマにした作品だったらこれは外せない。
デクスター「ウッドストック行き最終バス」
探偵役であるモース警部の恋が描かれてます。
シリーズ1作目です。
麻耶雄嵩「遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる」
ワトソン役だけど
シャーロック・ホームズの愛弟子 ローリー・キング これの次の作品のほうがお題に忠実かもしれんがナー 追伸:スレ立て乙ー
16 :
名無しのオプ:03/06/08 22:13
宮部みゆき「龍は眠る」
17 :
名無しのオプ:03/06/08 22:17
綾辻行人『霧越邸殺人事件』
近藤史恵の「ガーデン」とか、新作の「桜姫」とかはどうよ?
山田風太郎「妖異金瓶梅」
恋するあまり……ハアハア
やーなこった♪
仕方ないな・・・奇跡的に未読の「霧越邸」読みます。
次のお題。
梅雨の季節なので
「雨の降るシーンがあるミステリ」
パトリシア・コーンウェル 「遺留品」
デイヴィッド・K.ハーフォード「ヴェトナム戦場の殺人」
ちょっと待て!
お題見てワロタのはじめてだぞ!!
むしろ雨の降ってないミステリのほうが少ないぐらいじゃないか!?
ヒラリー・ウォー『事件当夜は雨』
ハリイ・ケメルマン「九マイルは遠すぎる」
はダメ? 雨の日の出来事を晴れの日に語る話だったと記憶してるので…
ダメだったら、ディクスン・カーの短編集『不可能犯罪捜査課』から、
「銀色のカーテン」を。
25 :
名無しのオプ:03/06/09 23:37
じゃ、アンタが20作品挙げればいいじゃん♪>23
法月綸太郎『密閉教室』
ちょうどいま読んでるので。饒舌でおもしろい。
恩田陸「ドミノ」
京極夏彦「姑獲鳥の夏」
ブライアン・フリーマントル『砂漠のサバイバル・ゲーム』
全然梅雨ぽくなくてスマソ。
>>29 アホか俺は。天然で間違えてしまった。
ブライアンはブライアンでも、フリーマントルじゃなくてガーフィールドね。
… ギ ャ ー 恥 ず か し ー ! !
おわびにもう一つ、エラリー・クイーン『ガラスの村』。
僕はもっと悪い天気も知っている。
31 :
名無しのオプ:03/06/10 20:36
横溝正史「悪魔の寵児」
32 :
名無しのオプ:03/06/10 20:55
宮部みゆき「地下街の雨」
33 :
名無しのオプ:03/06/10 20:56
横山秀夫「半落ち」
35 :
名無しのオプ:03/06/10 20:57
乃南アサ「凍える牙」
36 :
名無しのオプ:03/06/10 20:59
森博嗣「有限と微小のパン」
37 :
名無しのオプ:03/06/10 21:00
西村京太郎「十津川警部の怒り」
38 :
名無しのオプ:03/06/10 21:01
乙一「夏と花火と私の死体」
39 :
名無しのオプ:03/06/10 21:03
東野圭吾「トキオ」
前から読もうと思って手を出していない
乃南アサに挑んでみようと思います
次のお題は『いい女が出てくるミステリ』ってことで。
41 :
名無しのオプ:03/06/10 21:30
いい女か・・・
クリスチアナ・ブランド『暗闇の薔薇』(創元推理文庫)
42 :
名無しのオプ:03/06/10 22:05
無理してこの企画スレを継続する必要ないんじゃないの?
ドナルド・E・ウェストレイク『強盗プロフェッショナル』(角川文庫)
メイタン萌え!
そうだね、無理が出てきたら先はやらなくていいね。
「OUT」
クレイグ・ライス 『死体は散歩する』ヘレンマンセー
46 :
名無しのオプ:03/06/10 22:33
乃南アサ「鍵」
モーリス・ルブラン「青い眼の女」
ボアロー&ナルスジャック「悪魔のような女」
山田風太郎『妖異金瓶梅』を忘れちゃいかん。
潘金蓮(*´д`*)ハァハァ
ドイル「ボヘミアの醜聞」とか、挙げたり。
50 :
名無しのオプ:03/06/14 12:00
江戸川乱歩『陰獣』
西澤保彦『彼女が死んだ夜』 タカチィィィ〜
52 :
名無しのオプ:03/06/14 17:37
高木彬光『成吉思汗の秘密』
鎮子タン(;´Д`)ハァハァ
53 :
名無しのオプ:03/06/14 18:07
北村薫『空飛ぶ馬』
藤原伊織『てのひらの闇』
・・・いい女とはチト違うかもしれんが。
ナミちゃん他良!
天藤真「大誘拐」
イイ老女
56 :
名無しのオプ:03/06/14 22:46
小栗「黒死館殺人事件」
イイ自動人形
57 :
名無しのオプ:03/06/15 03:27
横溝正史『病院坂の首縊りの家』
コユちゃん萌え
桜田順子萎え
58 :
名無しのオプ:03/06/15 07:45
ミネット・ウォルターズ「女彫刻家」
彫刻家萌え
59 :
名無しのオプ:03/06/15 10:05
ウォーレン・マーフィー「二日酔いのバラード」
ミチコ・マンジーニ、イイ女っす。
60 :
名無しのオプ:03/06/15 12:53
何も読まんぞ。
じゃ、「OUT」読みませう。
次のお題は、
「最近買って後悔したミステリ」
黒川博之「てとろどときしん 大阪府警・捜査一課事件報告書」
昨日買って読んだ、正味イマイチだった。
アイザック・アシモフ『鋼鉄都市』(ハヤカワSF文庫)
新品で買ったら既にブクオフで入手してた。
中身は文句なし。
最近、妙なヤツがいるみたいだね・・・
荒らしと言うには地味だが。
芦辺拓 「殺人喜劇の13人」
作品自体は最近のじゃないね、すんません。
内容と言うより、関西弁がウザかった。
>63、荒らしのつもりは無いけど。
ただこれは古本で買えばよかったなぁと思っただけで・・・・・・。
少しだけ後悔したというわけで。荒らしにとられたのなら申し訳ない。
氷川透「真っ暗な夜明け」
ビミョーだもん。古本屋に無いからって新刊で買うんじゃなかったなぁ・・・・・・。
小川勝己「葬列」
のハードカヴァー。文庫化されてるの気づかなかった・・・・・・。
66 :
名無しのオプ:03/06/15 18:57
泡坂妻夫『花火と銃声』
『曾我桂城全集』が出ちゃったYO………・゚・(ノД`)・゚・。
67 :
名無しのオプ:03/06/15 19:24
高里椎奈「銀の檻を溶かして」
まだ35ページしか読んでないけど、心底後悔中……。
そもそもミステリなのかも不明。
68 :
名無しのオプ:03/06/15 19:57
清涼院流水「カーニバル一輪の花」
カーニバルはノベルスを図書館で借りて読んで懲りたはずなのに、
なぜこれをしかも新刊で買ったのかがわからない。
てか3ページしか読めてない。
清涼院流水の呪縛か。
>>67 薬屋ものはミステリとは思わないで読むべし。
それでも合わんしつまらんっていうヤシ多いけどナー
69 :
名無しのオプ:03/06/15 21:36
…山田悠介「リアル鬼ごっこ」。
ごめん、被害者を増やしたいわ。
浦賀和宏『記号を食う魔女』
気取って難しい漢字・語句を並べる文章があまりにイタ過ぎ。
「安藤裕子は春を鬻いでいる。」
という中学生の噂話で止めをさされた。
「売春している」でいいじゃないか!
1〜3作目も稚拙ではあったが、まだあっちの文章の方が、気取ってなくて100倍よかった。
だからこの作者ともそれっきりおさらば。
>64
60とかの事でしょ。
楡周平「Cの福音」
主人公がカッコつけすぎで合わなかった。
こればっかりは好みの問題かね。
マーガレット・ミラー『これよりさき怪物領域』(ポケミス)読んだ。
素晴らしいね。
以前に『狙った獣』のみ既読だけど、こんなねっとりした話の書ける人だとは思わなかった。
ことし読んだ中では3本の指に入るくらいよかった。
>>72 お題理解してるかー?
それでおまいは買って後悔したのかどうかと、小一時間(略
朝倉卓哉「四日間の奇蹟」(宝島社)
そこそこ感動作ではあったけど、東野にネタは先取りされてるし、
ライノベみたいな展開だし、正直単行本で買うほどではなかった。
いくら「このミス」が広義のミステリーの範疇で扱うっつっても、
大賞作としては、あまりにも別路線だろこの本。
ニ階堂黎人「地獄の奇術師」
好きなヤシもいるだろうが、個人的にダメだた。
文章云々よりネタが。買ってスゲー後悔・・・。
つか今回のテーマすげぇのな。買って後悔した作品を買わそうってのか(W
>73
課題図書の読書感想文では、と推測。
舞城王太郎「九十九十九」
流水が苦手な人は止めとくが吉。流水が嫌いな人には向いてるかも。
好きな人は知らん。
>>75 男気溢れる書き方に、流水好きとして買ってみようかと思います(W
(女性だたらスマソ)
ウィリアム・アイリッシュ『アイリッシュ短編集5』(創元推理文庫)
俺が買ったのは昔のバージョンで、現行版では『わたしが死んだ夜』というタイトルに
なっています。
古本屋で100円だったから買ったんですけど、表紙が怖い。大人しく定価で
現行版を買っとけば良かったなあと、今にして思いまつ。6冊並べたときに、
この巻だけ浮くし…。
中身は文句なし、です。瀬戸川猛資は「わたしが死んだ夜」を、「どうせ、中身は
この題名よりすごくないに決まっているから読まない」なんて言ってますけど、
けっこう面白いですよ(笑
>>72 『これよりさき怪物領域』を挙げた者ですけど、推薦して良かったです。嬉しいっす。
『これよりさき〜』はストーリーの大半が裁判のシーンなんですけど、激しい討論なんかは
なくて、たんたんと事実を確認していくだけなんですよね。それでいて、実に読ませる作品に
なっている。すごい技術だと思います。
78 :
名無しのオプ:03/06/19 00:30
ぷりけつ
81 :
名無しのオプ:03/06/19 16:28
泡坂妻夫『花火と銃声』読みます。
次のお題は、
“あなたが読んだ現時点での今年(2003.1〜)の新刊のベスト”でお願いします。
北山猛邦 『「アリスミラー城」殺人事件』
↑そこらじゅうで「アリスミラーにやられた」と書いていた方ですか?
とりあえず「スイス時計の謎」(有栖川有栖)
83 :
名無しのオプ:03/06/19 19:29
新刊で20もいくかい?
ってことで変化球
学研Mの「ドグラマグラ幻戯」
84 :
名無しのオプ:03/06/19 21:38
歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」かな。
「凍える牙」読了。
う〜ん、ミステリとしてはどうかな?という感じ。
少なくとも、トリックや犯人を必死に考えるようなのではないですね。
けど、小説として読めば、十分面白かったと思います。
主人公の女性に共感できる部分が多いし、犯人(メル欄)もかっこいい。
86 :
名無しのオプ:03/06/20 06:53
マイケル・ギルバート『捕虜収容所の死』
ジム・トンプスン『深夜のベルボーイ』
今年一番良かった新刊ってことだよね?
>>83じゃないけど、20もつかなぁ。
藤原伊織「蚊トンボ白鬚の冒険」
伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す」
やぱ無理ぽ・・・。
お題とは違うけど、在庫無し状態だったクリスチアナ・ブランド『ジェゼベルの死』、重版かかったそうです。
92 :
名無しのオプ:03/06/23 02:24
ジェフリー・ディーヴァー「ボーン・コレクター」祝文庫化あげ
アリスミラーの名を出したいがための、こじつけお題のせいで
スレが止まっちまった。
>>81はもう来るな。
送り
ホック『怪盗ニック』祝再登場あげ。といいつつsageで。
俺もそうだけど、新刊チェックしてない人が多いのかな?
(俺は、新刊は高くてそうそう買えないのと、古本の積読がたくさんあるから
新刊まで手がまわらないのと、なんだけど…)
あと、そもそもこのスレ、住人が少ない?
常時書き込んでるのは20人もいないような気がする。
96 :
名無しのオプ:03/06/24 19:22
「悪霊の館」読了。読んだ証拠は(メール欄)。
フランス革命だのを持ち出してくるのは大げさにしすぎか、とも思たし
密室トリックは何か拍子抜けっぽいが、
珍しく犯人指摘の場面で驚愕を味わえたので、まあ良し。
文庫でしか読まないから、富士見ミステリー文庫など挙げよう。
早見裕司「Mr.サイレント3、夢現世界の熱い予感」
一応、日常の謎系列としては、普通の出来かと。
篠田真由美「angels 天使たちの長い夜」
99 :
名無しのオプ:03/06/25 22:50
>>82の「スイス時計の謎」(有栖川有栖)読みます。
次のお題は・・・そうですね。
"読んでて食べたくなるような〜おいしそうな料理が出てくるミステリ"で(W
北森鴻『メインディッシュ』
ジョナサン・ラティマー『処刑六日前』いっとこう。
本格・ハードボイルド・サスペンスミステリとでも言うべき、色んなジャンルの
スピリットを兼ね備えた、通俗的でオイシイ古典作品。現代物読みまくって
すれっからしになった人に是非読んでホスイ、懐かしい魅力いっぱいの一品でつ。
で、この作品、ボカスカ殴ったり、ドンパチ銃撃やったり、けっこうドタバタしてるんだけど、
ところどころに皆で食事するカットが入って、これが実にマターリしてていいの。
ああ、食事って憩いなんだなあ、って思たーよ。ほろ酔い加減の描写とか上手いし、
料理も旨そう。ついでに死刑囚に差し入れられる果物も旨そう(w
103 :
名無しのオプ:03/06/27 02:42
>>102 板違いだからいいんじゃないの?
藤原伊織「ひまわりの祝祭」
ここで藤原伊織勧めるの二回目(藁
料理じゃないけど・・・
今までにも、既存スレとかぶってるお題は結構あったような。
朝からあれだけど、アイリッシュ「爪」(創元『世界短編傑作集5』収録)
はとりあえず入れとこう。シチュー美味そう、いや、美味そうなのか?
「六枚のとんかつ」
既存スレだけでなく、このスレ自体お題かぶりまくってるんだからあまり気にしない方がよいと思うな。
それよりなにより「買って後悔した」みたいな他人に自分がつまらないと思ったものを押しつけるような
お題が痙攣的に出てくることがなあ。そろそろこうしたネガティブなものをあげさせるお題はスルーする
ようなルールにした方がよかあないかい?
「六とん」あげておいていうのもなんだけどねw
108 :
名無しのオプ:03/06/27 22:56
恩田陸「木曜組曲」(徳間文庫)とかどうだろ。
食卓を囲みながら、親友女同士が、敬愛していた
死んだ女性作家に対する赤裸な感情を次々カミングアウト
していく、話題のおっかなさとは裏腹にどっか
和気藹々な雰囲気の漂うミステリ。小洒落た料理も
結構出てきた気がするけど、詳細は忘れた。
109 :
名無しのオプ:03/06/28 00:11
坂木司「青空の卵」はどうでせう?ヒキコモリ探偵の繰り出す料理は美味そうだ。
110 :
名無しのオプ:03/06/28 13:31
リリアン・J・ブラウン『猫は殺しをかぎつける』
料理とは反対に、安物のキャッツフードがいかにも不味そうに書かれていて藁う
111 :
名無しのオプ:03/07/02 09:19
ageとこう
かぶってるスレがあるくらいなのに、なんで作品が挙がらないんだ?
えーと、『しゃべくり探偵』を読むことになってた前スレの960(だったかな?)でつ。
読了いたしました。近所の本屋にはことごとく『しゃべくり探偵の四季』しかなかってんけど、
どうにかブックオフでGET。読んだ証拠は(メール欄)。
読む前は、謎を解く=知的なホームズがボケ役とはどういうことかいな、逆なんじゃ?とオモたけど、
読んでみて納得。小説というよりはミステリ仕立ての漫才をそのまま本に落としたような印象で、
これがすごい良く出来てる。会話形式、書簡形式なんかを混ぜたりしてて、ほとほと感心しますた。
まず事件の大筋を出し、会話の中で細部の穴を帰納的に埋めていくという構成。大トリックはないけど、
こういうのをクイーン風の謎解き、っていうのかな。キャラクターの整理も行き届いて、わかりやすい。
前のエピソードでの描写が後のほうで伏線として出てきたりする。
一つの長編なのか、連作中編集なのか分からなくなるくらい、凝ったつくりで、面白かった。
「ニュースでも見て、もうちょっと社会情勢を勉強せえ!」なんて台詞まで、後の展開のための
前振りになってる。
オレが和モノのミステリをほとんど読まないこともあるだろうけど、四つの事件(最後のは総括的な
イメージが強いけど)の中では「番犬騒動」が良かった。
犬の散歩、高校野球、学生のアルバイトとか、親しみやすい風俗がたくさん出てきていい。
ロンドン旅行の話は、ほんとに日本人旅行者の日記って感じで、異国の描写が最小限、二話目だからか
「煙草騒動」では皆無だし。それがちょい残念。
けど、全体的に大学の学生仲間の空気が出てて、それが一番いい感じだった。
そういえば、この『しゃべくり探偵』にも料理が結構出てくる。
「煙草騒動」ではパーティーの席で豪勢な料理が出て、でっかいローストビーフが
余って困った、みたいな自慢話(?)もあった。オレはむしろ、盗まれた洋書の値段よりも
高くついた、守屋亭のツケ料理のほうが気になるけど(笑
てなわけで、早速だけど今回のお題に『しゃべくり探偵』も推薦させていただきまつ。
ほな、さいなら〜。
113 :
名無しのオプ:03/07/05 00:04
柄刀一「逆密室の夕べ」
メインディッシュは、小鳩のロースト。
僕は、光文社文庫の『本格推理マガジン、孤島の殺人鬼』で読んだが、
新刊『OZの迷宮』(カッパノベルズ)にも収録されてまつ。
近藤史恵『凍える島』創元推理
無人島へ出かける八人のメンバーが
船内で食べてる料理が美味しそう。
近藤流に表記すると
グレエプフルウツ、チイズ、ビイルだけどね。
115 :
名無しのオプ:03/07/08 01:09
このスレ盛り上がんないね
勢いなくなったな。
今回のお題が食いつき悪いのか?
T・ハリス『ハンニバル』はどう?
機内食のまずさに辟易しているレクター博士が
持参した特注ランチ。
118 :
名無しのオプ:03/07/09 21:14
筒井康隆の『フェミニズム殺人事件』で。
別荘が舞台なんだけどさ、そこで出てくる料理が毎回美味そうで美味そうでたまらん。
口の中に唾が溜まってくるもん(W
大昔読んだ本だから、殺人の内容とかは全然覚えてないんだけど、料理の描写だけ鮮明に覚えてる。
スレが止っているのもなんだから、挙げておこう
嵯峨島昭の一連のシリーズ。ミステリーなんだか料理本なんだか区別がつかない
でもタイトルがべたすぎる……「ラーメン殺人事件」
120 :
名無しのオプ:03/07/10 01:37
また嫌らしい奴にパスされたら癪だし、
進んで踏んでおくことにします。で、お題本、
アイリッシュは読んだし、蘇部とハリスは持ってるけど、
まだちょっと読む気ないです、すいません。
「富豪刑事」「ロートレック荘」が好きだったので、
筒井の「フェミニズム殺人事件」を手に取る事にします。
では次のお題、
「『最後の一撃(フィニッシング・ストローク)』が決まってる作品」
でいきたいと思います。
Finishing Stroke ミステリファンにはたまらない瞬間。
最後の一行で明らかになる、
驚愕の真相に感じ入ったもの、短い一文に収斂した見事な
結末を見せる作品を一つ。
ウィリアム・L・デアンドリア「ホッグ連続殺人」
あげるものはもうなんにもないのだよ、○○○○○。
ロス・マクドナルド「さむけ」
「黄色い部屋の謎」ガストン・ルルー
ルール旅ー湯が「犯人はあいつだゴルァ!」って言った時はびびった。
123 :
名無しのオプ:03/07/10 15:17
エラリー・クイーン「最後の一撃」かな?
題名からしてそうだし。
クリスチアナ・ブランド『自宅にて急逝』
なぜその人物が犯人なのかを最後の一文で説明する。
かっちょええ!
地味なところで倉知淳「闇ニ笑フ」。
なんのアンソロだったか失念してしまったんだけれど、
ぐぁっと唸った最後の一行。
西澤保彦 『ストレート・チェイサー』
意外感以上に…こういう一行もいいね。
ウホッ イイお題
若竹七海「クール・キャンデー」
クイーン 「フランス白粉の秘密」
一応最後の1行で・・・
解説から先に読む傾向のある人は注意。
出しておかねばなるまい。
フィニッシング・ストロークの名作、
スタンリィ・エリン『鏡よ、鏡』。
ただし入手難だ!!
>>128 いぜん解説だけ読んで、犯人の名前を見てしまったので、ずいぶん時間をおいて読んだら、
別のやつを犯人だと錯覚してたため、結果的に助かった。
130 :
名無しのオプ:03/07/12 22:12
カッツ「恐怖の誕生パーティ」
リチャード・ニーリィ『心ひき裂かれて』
荻原浩「噂」
マーガレット・ミラー『まるで天使のような』
あまり似た型のない、変化球系の衝撃です。一拍おいて、背筋にぞぞぞときた。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
135 :
名無しのオプ:03/07/15 12:58
小林泰三「獣の記憶」(「肉食屋敷」収)
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
137 :
名無しのオプ:03/07/15 20:41
age
エルモア・レナード『野獣の街』(創元推理文庫)
ちょい微妙というか、ほとんど反則でごめんけど、
「『最後の一撃(フィニッシング・ストローク)』が決まってる作品」
というお題で真っ先に思い浮かんだのがこれ。
最後の一行から立ち昇る、異様な空気にゾクゾクした。
ガイ・バート『穴』(『体験のあと』改題)
フィニッシング・ストロークに分類されてるかどうかわかんないけど
エピローグで驚きの真相が待ち受ける。
短編なら、クリスチアナ・ブランド『ジェミニー・クリケット事件』だね。
英米どっちの型だったか忘れたけど、『招かざる客たちのビュッフェ』に入ってるほう。
>>139 「穴」読みます。
この前ビデオで観て、正直面白かったから。
次のお題ですが・・・
「今まで読んだ中で、一番賢いと思ったトリック」
複雑すぎて考えつかない・考えるのが面倒とかじゃかくて、
逆に誰もが理解できるようなトリックで、かつ「これは賢い!」と思った作品ね。
漏れ、まだそんなトリックにであったことないんだよな…。
連城三紀彦「私という名の変奏曲」
被害者が一人なのに、その一人を殺した犯人が
7人(だったか?)存在するという謎。
なんとなく仕掛けは想像できるようでいて、結構捻ってある。
明かされてみると、実に単純なんだよな。
異論はあるだろうが森博嗣「すべてがFになる」
理系云々はどうでもいいが、トリックはやられた。
山村美沙「花の棺」
変にマニア臭さのない、エレガントな密室トリック。
赤川次郎 「三毛猫ホームズの推理」
初期の彼はバカにできない。
密室だけど、ミスリーディングがうまいのかな?
(と、本人もエッセイに書いてた)
わかってみれば単純なんだけどね。
クリスチアナ・ブランド『ジェゼベルの死』じゃないですかね。
どこが凄いか下手に説明するといかんのよね。
大体気づかれちゃう。
それだけ単純極まりないけれど騙されてしまう。
アガサ・クリスティー『邪悪の家』
読者が「それ」に気づくかどうか・・・にすべてがかかっている。
大阪圭吉『坑鬼』(『とむらい機関車』に収録)
ど本格です。フェアです。
赤川次郎の「巨人の家」←「冬の旅人」に入ってる
読者への挑戦つきだ。
鮎川哲也『赤い密室』
不可能を可能にするこの細かい気配り。
困難は分割せよを見事に体現した傑作。
ageるぞ!
ジョン・スラデック「見えないグリーン」
前スレの何番かです。
「顎十郎捕物帳」読みました。感想はメル欄に。
それにしても短編集は感想が書きにくい・・・
小栗虫太郎「黒死館殺人事件」
トリックはともかく・・・
う〜ん、色々考えてみたんだけど、結局たどりついたのは
島田荘司の『占星術殺人事件』だった……
タネあかし部分を読んだ瞬間から「ってか、なんで俺気付けなかったわけ!?」と、
自分に腹が立って仕方なかった。
(一応ネタバレかもしれないのでメール欄)っていう明快さが好きさ。
アイザック・アシモフ『鋼鉄都市』
ageるぽ
156 :
名無しのオプ:03/07/28 17:58
高木彬光『呪縛の家』なんてどうですか。
このトリックをすげーーと思って友人にクイズ形式で話したら一発でばれてしまった。
むろん自分にミスディレクションの才能がないからだろうけど、それだけ目から鱗の単純な仕掛けであります。
157 :
名無しのオプ:03/07/28 17:58
腿 \_ | _/
彡彡彡
ミミミミ クリトリス ★オナニー共和国です★
ミミミミ / ̄ ̄ ̄ ̄
ノ σ ヽ 尿道 ★貴方の見たい娘がイッパイ(^0^)★無修正★
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\_____/\_____/
158 :
名無しのオプ:03/07/28 18:44
泡坂妻夫『11枚のとらんぷ』
作中作に出てくる、奇術のタネをすべて見破ってみせると豪語するオヤジをへこませるトリック。
たった1行でタネが説明できてしまう。
145の『ジェゼベルの死』を読みましょう。
次回のお題は、「作中作のあるミステリ」。
(1)作品の中で、その世界に存在する別の作品の本文が披露される。
(2)本文までは披露されないが、特定の作品(架空タイトル)が物語上重要な役割を果たす。
以上2点のどちらかに当てはまるミステリを挙げて下さい。
自分が挙げるのを忘れていた。
恩田陸『三月は深き紅の淵を』
谺健二「赫い月照」
作中作が上手く機能してるとは言いづらいが。
清涼院流水 「ジョーカー」
なんと作中作中作まであるのだ。
歌野晶午『死体を買う男』
作中作は乱歩の遺作原稿『白骨鬼』。
アンドリュウ・ガーヴ『ギャラウェイ事件』(ポケミス)いっとけ。
ベストセラーの盗作事件を扱った話っす。
脂の乗ったベテラン作家の最新作と、アマチュア作家がデビュー目指して書いた
下手くそな処女作が、粗筋だけはぴたりと一致。どちらがどちらをパクったのか?
小森健太朗「コミケ殺人事件」
タイトルから察せられるとおり、作中作は同人誌に書かれた作品です。
何編かの作中作本文が披露され、
物語上(一応)重要な役割を果たしています。
D・E・ウェストレイク『ジミー・ザ・キッド』(角川文庫)。
ウェストレイクが別名義で書いてる「悪党パーカー」シリーズの作品が
作中作として登場。いつもヘタうってるコミカルな泥棒ドートマンダー
一家が、シリアスな悪党パーカーを参考にしようと本を回し読みすんのが
微笑ましすぎ。
若竹七海『ぼくのミステリな日常』(創元推理文庫)
月間の社内報に掲載される短編小説。
書いているのは匿名のアマチュア作家らしいのだが・・・その内容は・・・
ディクスン・カー『帽子収集狂事件』
世界初の名探偵、オーギュスト・デュパンものの幻の作品が登場。
(しかもとんでもない使われ方をする)
「カー氏の手になるエドガー・アラン・ポオの失われた作品の一節は
まるで本物のようだ」とセイヤーズも絶賛。
(^^)
土屋隆夫「危険な童話」
発狂して自殺してしまった青年が同人誌『信州文芸』に発表した未完の長編『月女抄』
の冒頭が冒頭に。事件との絡みはシンプル。
北村薫「走り来るもの」(『朝霧』所収)
作中作は、素人の書いたリドルストーリーもどき。
探偵たちがその結末を推理する、という内容の短編です。
スティーブン・グリーンリーフ「匿名原稿」ハヤカワミステリ
ネオハードボイルドとして知られているシリーズの1篇ですけどね。
ま、こういうの紹介しても誰も読まないだろうけど。
マーガレット・アトウッド『昏き目の暗殺者』
若くして事故死した「わたし」の妹ローラ。
SF小説『昏き目の暗殺者』を遺したことによって、
死後もカルト的な人気を持つ作家であるが、
作中で逢瀬を重ねて不気味な物語を語り合う男女には
どうもモデルがいるらしい・・・
20世紀文学の総決算。ブッカー賞受賞。
微妙かもしれんが、『匣の中の失楽』竹本健治。
ビル・プロンジーニ『殺意』(新潮文庫)。
殺人事件の被害者の傍らに、ミステリーのペイパーバック本が、手掛かりとして残されていた。
その本の作者が現場の近くに住んでることを知ったミステリマニアの探偵、名無しのオプは
「もし事件と関係なくても、ミステリ談義が出来るかも」と、ミーハー気分で会いに行く。
その作家が、名無しのオプを見て一言、「あんた、集金人か何かかい?」
全然私立探偵らしく見えない、と私立探偵小説作家に太鼓判を押される名無しのオプw
自身ミステリマニアであるプロンジーニならではの、愛ある作品です。
「変調二人羽織」連城三紀彦
作中作は創作落語。その噺を口演中に噺家さんが変死します。
半村良「妖星伝」
作中で創作詰め将棋が登場します
綾辻行人『迷路館の殺人』も、「作中作」と言えるだろうね。
>>177の
連城三紀彦『変調二人羽織』読みます。
次のお題は、作中に音楽が出てくるミステリで。
我孫子武丸『殺戮にいたる病』
岡村孝子の“夢をあきらめないで”
森雅裕「モーツァルトは子守歌を歌わない」
モーツァルト”魔笛”
ロバート・R・マキャモン『少年時代』(文春文庫)
ビーチボーイズが出てくるっす。今、手元に本が無いんで、うろ覚えで
御免ですけど、確か”around〜”なんちゃら、という曲だったと思う。
根性の曲がった牧師が臨時で集会を開いて、「こんな邪悪な歌が、若者を
蝕んでるのです!」とかいって、歌詞の意味をことごとく曲解して解説して
いくシーン。笑えます。
ところで、
>>173さんに釣られてみる。
別に20番目踏んでないけど、オレ『匿名原稿』読みますよ。
ちょうどグリーンリーフ読んでみようと思ってたとこなんで。
読んだらここに感想書いてもいいですか?>ALL
鯨統一郎『「神田川」見立て殺人』
昭和の歌謡曲がいぱーい
連城三紀彦「黄昏のベルリン」
ワーグナー“ニーベルングの指環”
宇神幸男「消えたオーケストラ」
ハイドンの「告別」の扱い方がいい
高村薫「リヴィエラを撃て」
ブラームスのピアノ協奏曲第2番を弾くシーンは圧巻。
187 :
名無しのオプ:03/08/10 21:01
「異邦の騎士」島荘
色々と出てきてたよな
188 :
名無しのオプ:03/08/10 21:03
由良三郎の「運命交響曲殺人事件」
文字通りベートーベンの「運命」がきっかけで事件がおきる。
ただあのトリック、実際には大変間抜けだと思うが。
>>182 どうぞどうぞ。
川端裕人『夏のロケット』
高校生の悪童仲間が集まって、火星に有人ロケットを打ち上げようとする話。
「私を火星に連れてって」というヒット曲が出てくる。
サントリーミステリー大賞受賞作(なぜか)。
横溝正史『悪魔が来りて笛を吹く』
悪魔の吹く嫋々たるフルートの音色が事件を妖しく彩ります。
鮎川哲也「死びとの座」
シューベルトの「冬の旅」を使うなど雰囲気は良いが、ミステリとしては凡作。
太田忠司『美奈の殺人』
サザンの「メロディ」、読んでて聴きたくなった。
194 :
名無しのオプ:03/08/15 07:02
「ハサミ男」
冒頭で出てきたな。
195 :
名無しのオプ:03/08/15 07:04
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
197 :
名無しのオプ:03/08/15 17:01
皆川博子「死の泉」
詩的私的ジャック/森博嗣
これもありだよね?
宿題の連城三紀彦『変調二人羽織』読みますた。
これ結局、真相は(メール欄1)ってことですが、実際はどうだったのか疑問が残りますなぁ・・・
(メール欄1)に至った経緯も詳しく説明してないし、実際は(メール欄2)だったのでは?
とも思われます。
この短篇集はスゲー面白かった!!
個人的には表題作より「六花の印」「依子の日記」が面白かった!!
まだ漏れが揚げたお題だったのね。
せっかくなんでひとつ挙げておきます。
高木彬光『魔弾の射手』
ウエーバーの“魔弾の射手”がちょこっと出てくる。
↑メール欄入れ忘れた・゚・(ノД`)・゚・。
こっちに入れときます。
また漏れが踏んでしまうハメに・・・
宇神幸男『消えたオーケストラ』を読みます。
次のお題は‘笑えるミステリ’で。
我孫子武丸『0の殺人』
爆弾魔の脅迫状は涙ながして笑いますた。
井上夢人『風が吹けば桶屋がもうかる』
話がワンパターンで楽しい
筒井康隆「富豪刑事」
最後の「ホテルの富豪刑事」なんざゲラゲラ笑いながら詠みました。
なにもやらない署長さんにモエ〜
トニー・ケンリック「スカイジャック」(角川文庫)
ジャンボジェットが乗員ごと誘拐!?消えた
飛行機は何処へ・・・という不可能興味の謎が
面白い一方で、ヒロインの偽スチュワーデスぶり等、
コメディタッチも冴えた傑作。
アントニイ・バークリー「ジャンピング・ジェニイ」
“迷探偵もの”は数あれど、ロジャー・シェリンガムの右に出るものはそういない。
本格としてもいたって右派だしね。
205 :
名無しのオプ:03/08/18 19:57
小川勝己「まどろむベイビーキッス」
デムパ女、ホムペ、某巨大掲示板・・・やはり【ホンモノ】には到底及ばないが、
ここまで書いてある作品も珍しいのでは。
鯨統一郎「九つの殺人メルヘン」
「菊川怜も原点を忠実に再現してほしかったね」に吹き出しました。
やっぱり「六枚のとんかつ」蘇部健一。
笑えるというよりは失笑モノなんだけど。
栗本薫『エイリアン殺人事件』
なんてのはどうかな。
鯨統一郎『CANDY』『文章魔界道』
評判悪いみたいだけど、俺は楽しめた♪
東野圭吾『名探偵の掟』『超殺人事件』
マジで笑える
ageよう!
sagette
ヘンリー・デンカー『判事スペンサー異議あり』(文春文庫)
石が浮き、木の葉が沈む裁判の世界。
その中にあって、頑固で老獪な判事さんが、何かにつけて権利権利と理屈を
捏ね回す世間を相手に、自分の信じる、まっとうな正義を貫いていく話です。
ぶっきらぼうながら正論を鋭く告げる判事に思わずニヤニヤさせられる場面は数知れず。
「トムリンソンの公式」は笑いすぎて顎が外れるかと思ったw
更に、時には、変りゆく世間を見守る老判事の姿に、ほろりとさせられたりもするのです。
カーのHM卿や、リューインのパウダー警部補みたいなキャラが好きな方に激しくお薦め。
笑えるミステリーなら黒崎緑の『しゃべくり探偵』を
挙げさせていただきましょう。
ボケ・ホームズ役の保住とツッコミ・ワトスンの和戸の
軽妙な会話が笑わせてくれますが、作品はきっちりと
安楽椅子探偵ものに仕上げられています。
さげ
何でこのスレ最近勢いがないんだろう?
218 :
名無しのオプ:03/09/01 22:48
あげ
219 :
名無しのオプ:03/09/01 22:56
お題が煮詰まってるからだよ
221 :
名無しのオプ:03/09/01 23:50
前に出たお題だとダメなの?
人も変わってるかもしんないし・・・
222 :
名無しのオプ:03/09/03 00:32
。・゚・(ノД`)・゚・。 このスレもうだめぽ…
他人につまらないと思ったものを押しつけるようなお題なんかが出始めた頃から今の事態は予想できたよ
224 :
名無しのオプ:03/09/03 02:05
(・∀・)ニヤニヤ
225 :
名無しのオプ:03/09/07 15:38
漏れら極悪非道のageブラザーズ!
ネタもないのにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ ∧_∧ age
(・∀・∩)(∩・∀・) age
(つ 丿 ( ⊂) age
( ヽノ ヽ/ ) age
し(_) (_)J
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228 :
名無しのオプ:03/10/05 13:43
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229 :
名無しのオプ:03/10/05 20:47
。:oο○.。
スレ復活おめでとう 。◆◎。o.:O☆ο
ございます ./。:゜◎::Oσ★。∂:o゜
.  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ./ 。○。∂γ:☆O◇。σ
. ∧∧ / ◎:.♭★:ο。:iσ:★:◎:
(,,゚Д゚)´ ☆。σ:。: o α:θi:ρ☆
|,つ´ 。●..io.。◇.: ★ 。.:
. ___ ☆―――――――σ :∂io☆ ゜
. \ し`J ̄ ̄ ̄\
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.|| ||
「六枚のとんかつ」読んできます。
231 :
名無しのオプ:03/10/07 17:52
じゃあ出題しちゃうよ?
次は「途中でネタが分かった作品」
鮎川哲也『黒い白鳥』
1つ目はすぐ分かった・・・・・・・
232 :
名無しのオプ:03/10/07 21:11
森博嗣『笑わない数学者』
銅像の消失トリックは普通分かる罠
それが分かると犯人も分かってしまう罠
だから最後まで読まなくても途中で完璧に犯人分かっちゃうよ
233 :
名無しのオプ:03/10/07 21:32
234 :
名無しのオプ:03/10/10 00:20
☆ チン マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) < レスまだ〜?
\_/⊂ ⊂_) \_____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 愛媛みかん |/
このスレは20の倍数を踏んだヤシがその中から1つ選んで読むんだろ。
以前もお題に“ガッカリしたミステリ”みたいのがあって、その頃から
今の事態を招いたわけだ。
「途中でネタが分かった作品」て・・・
そんなもん人に読ませるのか?
236 :
名無しのオプ:03/10/14 22:46
彡 ビュウウウ…
彡
彡
.∧ ∧ 寒いスレだなオイ…
ヾ(,,゚Д゚),)
人つゝ 人,,
Yノ人 ノ ノノゞ⌒〜ゞ
. ノ /ミ|\、 ノノ ( 彡
`⌒ .U~U`ヾ 丿
⌒〜⌒
237 :
名無しのオプ:03/10/15 15:03
ジェームズ・ヤッフェ
神納照子/訳
創元推理文庫
「ママ、嘘を見抜く」
表紙裏に登場人物の名前が書いてある。
そこを見ると5●ページで犯人がわかる。
後はグズグズ進むストーリを読み進めていくだけで
特に面白くは無い。
>235
ネタがわかった=つまらない作品、て訳でもないっしょ。
泡坂妻夫
「乱れからくり」
239 :
名無しのオプ:03/10/19 03:44
「ピカデリーの殺人」アントニイ・バークリー
犯人はすぐ検討つくけど面白かったです
240 :
名無しのオプ:03/10/23 02:22
では、乱れからくりを読みます。
お題は食欲の秋と言うことで
「『珍しい食べ物』が出てくるミステリー」
ではいかがでしょうか。
鮎川哲也「ブロンズの使者」
「ピンタンフールー」が食べたくて、中華街で探し回ったことがあります。
T・ハリス「ハンニバル」
人脳をスプーンですくって食べるクラリス。
J・フォスターが映画出演キャンセルしたのはこのシーンが原因かと。
結局映画では割愛されていたが。
池波正太郎「剣客商売」
第一話にでてくる”タニシの味噌汁”。
結構うまいらしい。さすがは食通、池波御大といったところか。
>>241いきなり凄いモノを出しましたなw
バークリー「毒入りチョコレート事件」
最近読んだらむちゃくちゃおもしろかった。
いちおうめずらしい食べ物だと思う
244 :
名無しのオプ:03/11/21 17:32
じゃあ泡坂妻夫「煙の殺意」収録の『紳士の園』
スワン鍋がおいしそうだった。ミミズマズー
245 :
名無しのオプ:03/11/21 17:36
西尾維新の「クビキリサイクル」サイコ‐
乱歩の本名って、平井太郎ってゆうんだ
247 :
名無しのオプ:04/02/12 22:09
岡嶋二人「チョコレートゲーム」
これ以来チョコレートが特別な存在になった
というかこのスレまだ生きてたんだage
またみんなでもりあげようぜ
芦原すなお「みみずくとオリーブ」
奥さんの料理食いてぇ(;´Д`)
なんか復活してきてる?
じゃあ貴志祐介「クリムゾンの迷宮」
山口雅也の「キッド・ピストルズの冒涜」。
「むしゃむしゃ、ごくごく」殺人事件がお題に当てはまるかな。
251 :
名無しのオプ:04/09/04 18:49 ID:lkk8YRYZ
半年近くも残ってたのか・・・恐るべしミス板。
食べ物ではないんだけど、
パトリシア・コーンウェル「証拠死体」に出てくる、ハイチ産のラム、バーバンクール。
ラム好きの自分には激しくそそられる描写だった。
浦賀和宏「彼女は存在しない」
253 :
板ルール変更投票は4〜11日@自治スレ:04/12/15 19:40:34 ID:wlH38VAn
吉田音「Think」
9月から途切れてるってひどくね?
ジャンル的には多少スレ違いだけど無理やり書き込んでみる。
(ミステリではないんだよなあ……幻想小説っぽくはあるんだけど)
出てくるのはミルリトンという洋菓子。
254 :
名無しのオプ:04/12/20 00:49:23 ID:pq7AAMZ+
京極夏彦「百器徒然袋 雨」
のヤマアラシ料理
255 :
名無しのオプ:04/12/27 22:42:25 ID:Raak0slb
ミステリではないけど
村上春樹の「羊をめぐる冒険」
にでてくる料理はみんなうまそう
>>241がいいのなら・・・
連城三紀彦「親愛なるエス君へ」
「瓦斯灯(講談社文庫・古本屋で探せばあるかと)」収録。
詳しくは言えません。が、ラスト本当に鳥肌立ちました
隠れた名作
ちなみに全然関係ないけど同短編集収録の「花衣の客」もファンの間で人気あり
20 :名無しのオプ :03/06/09 13:28
やーなこった♪
このレスの時点でこのスレは終わってる木が・・・
258 :
名無しのオプ:2005/05/22(日) 16:31:23 ID:vodLN17A
貴志祐介「天使の囀り」
では猿食べる
259 :
名無しのオプ:2005/05/24(火) 17:41:23 ID:S0iMNjpQ
泡坂「しあわせの書」
260 :
名無しのオプ:2005/05/24(火) 18:02:46 ID:cYRrmoD4
>>258 読んだ時ほんのり旨そうだと思ったorz
261 :
名無しのオプ:2006/05/17(水) 23:08:08 ID:aVNRb6+x
地味に再開
ハンニバル読むよ。
羊は読んだんだけどね。ハンニバルは映画どまりだった。
ありがちだけど、ほろっとくるもの。
自分は北村薫の覆面作家3部作の最後でほろっときました。
262 :
名無しのオプ:2006/05/21(日) 00:04:38 ID:8RSg8WRz
仁木悦子「枯葉色の街で」
ラストの別れの場面は、ほろっとくる。
263 :
名無しのオプ:2006/05/21(日) 01:26:36 ID:3P4IZXim
「ぼくと、ぼくらの夏」樋口有介
ほろっとというかじんわりという感じだが、
恐らく20番目のヤツが出てくる頃には夏になってると予想してこれを。
264 :
261:2006/06/07(水) 01:06:26 ID:ndjTeXxs
今回はあげてみよう。
ハンニバル読んだ。
>人脳をスプーンですくって食べるクラリス。
これは微妙に正しくないね。正確にはメル←にする意味はあるか?
でも、かなり美味そうな描写だった。じゅる。
某南の大陸に住んでたころ、羊の脳って普通にスーパーに売ってたんだよな。
ちょっと敬遠したけど、試してみたくなった。
ちなみに、内容自体はうーんって感じ。
解説にも、羊とは違う方向性でって感じで書いてたけど
なんかちょっと冗長なキライがあった。
で、ほろっとしたの、引き続き募集中。ポイントは号泣じゃないことかな。
再びあげると、荻原浩の「ハードボイルドエッグ」
265 :
名無しのオプ:2006/07/02(日) 14:35:08 ID:GrLMNPZb
短編だけど「多すぎる証人」(創元推理文庫「遠きに目ありて」収録)天藤真
ラストのタイプライターの文章。
内容にも、信一君があの文章を打ったということにも目頭熱くなります
266 :
名無しのオプ:2006/07/04(火) 10:04:37 ID:9bIEYM2E
光原百合「十八の夏」(『十八の夏』所収)
ラストシーンの切なさと季節感がマッチして、何とも言えない気持ちになる。
267 :
名無しのオプ:2006/09/01(金) 21:36:48 ID:NU9sYZ2i
山田宗樹「黒い春」
ラストで主人公に妻が部屋を出て行くように言ったところ。
私が同じ立場だったらそう言うだろうなと考えて涙が出ました。
268 :
名無しのオプ:2006/09/10(日) 15:20:32 ID:yw7RkdEv
加納朋子「コッペリア」
人形に恋する男どもの話
269 :
名無しのオプ:2006/10/15(日) 00:40:32 ID:KFERk+9l
澤木喬「いざ言問わん都鳥」
日常の謎派の最高傑作は、北村薫でも加納朋子でもなく、この連作だと思う。
270 :
名無しのオプ:
のりりんの「二の悲劇」
最後の最後で。最初との対比とか。
そういえば、10年ほど前、主人公と同じ年代の頃読んだときは、メ欄がわかったとき
すっげーやるせない思いになったけど、この前再読したときには
「ま、そういうこともあるよね」と思えるようになっていた。
よ。。。汚れちまったよ;-;